息子が転園したため、新しいママ友ができました。中でもAさんは人見知りの私に気さくに話しかけてくれたうえ、家が近いこともあり、徐々に仲良しに。しかし、話していくうちに驚きの事実が判明!私は次第にモヤモヤしていきました。新たなママ友との出会い年少の2学期に、保育園から認定こども園に転園した息子。新しい環境に馴染めるか、息子以上に緊張していた私ですが、そこでできた新しいママ友はみんなとても気さくでやさしい方ばかりでした。 特に最初に話しかけてくれたAさんは、家が近いため登園ルートがまったく同じ。家を出る時間もほとんど一緒だったので、自然と毎朝子どもたちを送りながら仕事やプライベートの話をするのが日課になっていました。 大量に飛び出すほかのママさん情報そんなある日、私が園の近くに新しくできるマンションを買おうとしている話に。地域情報に詳しいAさんに、小学校情報や学区のことなどを教えてもらったのですが……。 「〇〇さんはあそこの一軒家に住んでいるから子どもは××小学校」「〇〇さんはあそこのマンションの手付金を払ったものの、やっぱりやめて別の家を買うか悩んでいるらしい」などの情報や、さらには、「〇〇さんはコロナ禍で正社員ではなくなってしまいローン返済に困っている」など、次々に園児の家族情報が飛び出してきてびっくり。「これは聞いていいのか……?」と、プライベートな内容にこちらが慌ててしまいました。 私の情報もほかのママ友に筒抜けだった!そして案の定、次の日にお迎えが重なった他のママ友に「新しくできるマンション買うんだって?」と話しかけられた私。Aさんに相談したのは前日の朝だったのに、すでに周りのママ友にも伝わっていたのでした。 家を買うことは隠しているわけではないのでその場は笑ってやり過ごしましたが、ちょっとモヤモヤしたのも本音。悪気はないにせよ、なんでもかんでも勝手に話してしまうのは考えものだなと感じた出来事でした。 自分の口から伝えたかったことも先に言われてしまいしばらくモヤモヤしましたが、Aさん自身に悪気は一切ありません。教えてくれる情報に助かっていたのも事実なので、それからは広められたくないことは話さないことにしました。来年には新しいマンションに引っ越すので、今後は少し疎遠になるのが残念なようなほっとするような、複雑な気持ちです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ねね著者:大瀬木あさみ
2024年02月08日現在2歳5カ月の次男は2歳を過ぎたころからイヤイヤ期が激しくなり、気持ちとは反対のことを言う「あまのじゃく」になってしまいました。本当は遊びたいのに「やりたくない」、本当は食べたいのに「食べたくない」。言葉通りに受け取ると泣いて怒り出す次男に手を焼く毎日だったのですが、私が対応をすると変化が見られるようになったのです。 あまのじゃくは構ってほしい次男のサイン次男のイヤイヤ期に疲れていた私は、あまのじゃくが始まると「じゃあ、もういいよ」と投げやりに対応してしまうことが増えていました。しかしあるとき、次男のあまのじゃくは次男が自分に構ってほしいと思っているときに出てくると気付いたのです。その証拠に、長男が幼稚園に行って家に次男がひとりのときにはあまりあまのじゃくになっていませんでした。 根気よく対応すると次男が素直に根気よく次男のあまのじゃくに付き合う覚悟をした私。次男が「ごはんを食べたくない!」と言うときには、「おいしいよ。本当は食べたいんじゃない? 好きなおかずひとつだけ食べてみる?」と返し、「お風呂入らない!」と言うときには「お風呂楽しいよ。少しだけでいいから入ろうよ」と返し、とにかく投げやりな返事にならないよう、笑顔で接するようにしました。すると、次男が素直に私の言う通りにしてくれることが増えたのです。聞いてくれないときもありますが、そういうときは少し時間を置き、急かしたり強引にならないようにするとうまくいくことが多いです。今でも次男のイヤイヤ期は続いていますが、あまのじゃくになる回数が減りました。 私の投げやりにならない前向きな声掛けに、次男も素直になってくれているのかもしれません。長男のイヤイヤ期を経験している私は、次男に対し「イヤイヤ期はこんなもの」と軽く考えていましたが、今回のことを通して、きちんと次男に寄り添った対応をしてあげることが大切だと反省しました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:香川えりか
2024年02月08日私の出産は安産で、5時間くらいで無事に生まれました。出産後はすぐにおなかがへこむと思っていたのですが、おなかは出たまま! そして、腰も足の付け根も痛いことに驚きました。看護学生の言葉に驚き!初めての授乳のとき、助産師さんや看護師さんの中には「お母さんだから」「この子のために」と厳しいことを言う人もいました。その言葉を聞き私は「体調がすぐれない病人みたいなのに」とつらかったです。そして、元気に授乳できる他のお母さんたちと自分を比べては涙ぐみ、「自分は情けない母親なんだ」と思う入院生活でした。 そんなとき実習に来ていた20歳の看護学生さんが「いいんですよ。いろんなお母さんがいて! そんなにみんな最初からうまくできるわけないですよ」とやさしい言葉をかけてくれました。「まだ20歳なのに。なんで私の気持ちがわかるのかしら?」と驚きました。彼女の言葉で少しづつ自信を取り戻しました。 ◇ ◇ ◇ 体調が万全ではない中、赤ちゃんのお世話が始まり焦ってしまうこともあると思います。そして、周りのママたちがじょうずにお世話しているように見え落ち込んでしまうこともあるかもしれません。ママも初めて、赤ちゃんも初めて、経産婦さんであっても今生まれた赤ちゃんのお世話は初めてで手探り状態で頑張っているのです。自分の体調と相談しながら、ゆっくりと赤ちゃんのお世話に慣れていけると良いですね。 監修/助産師 松田玲子作画/いずのすずみ著者:美咲一花
2024年02月07日私は息子が通う中学校のPTA会長に選ばれました。最初はお断りしていたのですが、多くの親御さんから信頼出来るし子どもたちからも人気があるからと言われ、結局PTA会長を勤める事にしました。それって関係ある?しかし、私がPTA会長になる事を面白くないと思った人が突然私に向かって「あなた、持ち家ではなく賃貸住宅ですよね?家も買えないような人にPTAの会長なんて勤まるとは到底思えません!」と言うのです。周りにいた親御さん達はあ然としていましたが私は「PTAの会長を勤めるのに持ち家とか賃貸など関係ありますか?子どもたちの事を優先に考えられるか考えられないかのほうが重要だと思うのですが?」と反論しました。すると周りにいた親御さん達はそうだ!と拍手が起こりました。私に突っ掛かってきた親御さんは悔しかったのか、「これだから家も持てないような人は困るんだよ。話にならない。私は今後PTAには一切関わらないので失礼します! 」と言い会議室を後にしました。本当に驚きました。 私を否定した人は自身が会長になりたかったのでしょう。しかし、持ち家ではなく賃貸住宅に住んでいるからPTA会長には相応しくないというような発言をする人がPTA会長になってしまったほうが不安だと思いました。 作画/まげよ著者:ヤス
2024年02月07日2歳ごろから偏食が始まったわが家の男女の双子。現在4歳になり、少しずつではありますが食べられる物も増えてきました。特に息子は食欲旺盛。大嫌いな野菜も小さく切れば食べてくれるように。私としてはたくさん息子を褒めてあげたいのですが、相変わらず偏食で変化のない娘にとっては、息子ばかり褒められるのがおもしろくない様子。成長のスピードがそれぞれ異なり、双子だからこそ褒め方も難しいと感じた体験談です。双子それぞれの成長息子は小さいころから食欲旺盛で、偏食ではありますが好きな食べ物はよく食べる子です。一方娘は小食で偏食。双子はそれぞれ食べられる物が異なり、これまでも得意・不得意の品目がありました。そんな2人は幼稚園入園をきっかけに、徐々にではありますが食の幅が広がってきています。 特に息子は偏食よりも食欲が勝るようになり、給食でいろいろな野菜にトライして完食することも。一方、娘は相変わらずの小食で、苦手な野菜があると手をつけずに終わらせてしまうこともしばしばあります。 悔しくてへそを曲げてしまう娘次第に2人は、成長とともに偏食の克服度合いに開きが出始めました。これまで娘だけが食べられていた物を息子も食べられるようになり、娘としてはおもしろくないようです。 プライドの高い娘にとっては、息子も食べられるようになることで追い抜かれていく感覚なのだと思います。そんな娘は、息子と競い合って食べるのではなく、逆に「自分は食べない」とへそを曲げるようになりました。 気を付けている声かけの仕方息子は苦手なものを克服できたことが自信になっているようで、次にチャレンジするエネルギーに繋がっています。親としては頑張っている息子がうれしく、褒めないわけにはいきません。しかし大げさに褒めれば褒めるほど、娘にとっては「自分はできない」という劣等感がのしかかるようです。 娘が「食べたくない」と言ったときは、「1回食べてみて。挑戦してそれでも食べられなかったら、それでいいよ」と声かけするようにしています。そこで克服できれば思いっきり褒めてあげますし、食べられなくても「挑戦してえらかったね!」と娘も褒めるようにしています。 親からしたらそんなつもりはなくとも、比べられていると感じるのは双子の常。平等に接するようにはしていますが、成長の度合いが異なるのが双子育児の難しいところだなと感じています。今回のようなケースの場合、偏食を克服できたかどうかが大切なのではなく、苦手なものに挑戦できたかどうかを褒める基準にするようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!著者:村上 素子
2024年02月07日生後10日ほどで高熱を出してしまった息子。念のため総合病院で検査をすることになり、近くに住んでいる義母が付き添ってくれました。付き添ってくれたのはうれしかったのですが、そこで耳を疑うひと言を聞いたのです……。生後10日で高熱!第三子となる息子が生まれ、無事退院したのも束の間。39度近い高熱が出て、口内炎のようなものがたくさんできてしまい、哺乳もままならない状態に。かかりつけの小児科に行ったものの、まだ生まれて10日ほどしか経っていなかったため、念のため総合病院で検査してもらうよう言われました。3人目の子どもとはいえ、生後10日で高熱を出すことは初めてだったので、さすがに不安になりました。 義母が付き添ってくれることに……そのことを義母に話すと、心配だからと付き添ってくれることに。不安も募っていたため、付き添ってくれるのはとてもありがたいし、心強く感じました。そして総合病院の小児科で検査をするべく待合室に座って待っていると、診察の順番がきたことを知らせる画面に息子の名前が表示されました。 そのとき、義母が信じられないひと言を放ったのです。 それ、今言う必要ある!?画面に表示された息子の名前を見て義母が言い放ったのは、 「やっぱり、なんか格好悪い名前よね〜」 ……一瞬、何を言っているのか理解できないほど衝撃的なひと言でした。 診察を受けながら少しずつ怒りが込み上げてきて、「そう思っていたとしても、今この状況で言う必要ある!?」と、心のなかでイライラが募りました。 検査は無事終わりましたがその日に結果は出ず、なんだかモヤモヤした1日でした。 その後、検査結果をひとりで聞きに行き、その後、息子の体調もよくなりました。 病院での一件以来も、義母はまったく悪びれた様子もなく接してきますし、孫のこともかわいがってくれています。義母の好みの名前ではないという本音が、とっさにポロっと出てしまったのでしょう。名づけたばかりでその名前を否定されるのは正直悲しいものがありましたが、状況的に私も少し気にしすぎてしまった部分があったと思います。今後はあまり細かい発言は気にせず、義母とは良い関係を保ちたいと思います。 著者:松本寛子結婚を機に地方へ引っ越し出産。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2024年02月07日私の初めての妊娠判明とほぼ同時に、夫の仕事の都合で転居が決まりました。季節は冬で転居先は豪雪地帯。夫と私は話し合い、私と子どもは雪が溶けてから移動することにしました。そして夫だけが先に転居し、私と子どもは実家で過ごすことに。いざ一緒に暮らし始めると、夫とうまくいかないことが出てきて……。はじめから家族一緒に生活していればと後悔しています。家族より仕事優先な夫夫は結婚前から早出、残業が当たり前。業務を完遂することが最重要事項という働き方で、それは私が妊娠しても変わりませんでした。転居後も夫の仕事に対するスタンスは変わりません。 子どもが生まれたからには、なるべく家にいて私のサポートや子どもの世話をしてもらいたいという私の思いはなかなか理解してもらえませんでした。結果として家事も育児も私が負うところが多く、夫に対する不満がつのりました。 夜更かして朝、起きられない夫は仕事で遅くなると就寝時間を遅らせて、ゲームをしたりテレビを観たり、晩酌をしたりしていました。そうすると起床時間が遅くなります。必然的に朝の家事と子どもの面倒を私がひとりでみることに。 当時はまだ私は仕事をしておらず、「とりあえず夫を送り出せばいい」とがむしゃらになっていました。しかし夫がきちんと朝起きて、私が家事をしている間に子どもをみていてくれたらいいのにと不満を抱えていました。 休日もないがしろにされて夫は週末の休暇はきちんと取れていました。しかし自分の用事や友人との付き合いといって家をあけることが度々。家にいるときに子どもの面倒を頼むと「今やることがある」、一緒に散歩に行こうと誘えば「俺は行かない」と、私や子どものことは頭にないような対応。 環境が変わり、夫は慣れない仕事にストレスも多かったと思います。けれど私は夫に休みの日くらい子どもと関わったり、私のサポートをしたりしてほしいと考えていたので夫の行動は不愉快なものでした。 2人で話し合うことに同居して2カ月もすると私は夫の態度に耐えられなくなり、2人で話し合う機会を持つことに。私ひとりで子育てと家事のすべてはできないこと、夫が家にいてくれると心強く感じること、子どもと関わる時間を増やして仲良くなってほしいことを夫に伝えました。 夫は新しい職場で立場を確立し、安定した収入を確保することが責務であり、家族のためになると考えていた様子。お互いに家族を大切にしたいという考えは共通していたので、これからも話し合いながら一緒にやっていこうということに落ち着きました。 それ以降は夫も少しずつ態度を変えてくれ、今では私にとって頼もしい夫であり、子どもも大好きなお父さんです。ただ、はじめから一緒に転居、子育ての新生活をしていたらお互いに不満を抱える期間が短くて済んだのではないかと後悔しています。これからはその結果どうなるかまでイメージしてジャッジをしたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2024年02月06日出産予定日より2週間以上早く息子を出産しました。しかし、なかなか母乳が出ず……。さらにおっぱいがくわえづらいのか、直接授乳もできませんでした。産後ひと月弱は搾乳した母乳をあげていました。貴重な母乳を残されることがつらかったとき、子どもが3人いる姉からまさかの言葉が!?できるだけ母乳育児を希望していたけど…私は出産予定日より2週間以上早く出産し、小柄で生まれた息子には、極力母乳をあげることを考えていました。 退院後、「欲しがるときに欲しがる分」を実践していたものの、おっぱいをうまくくわえることができず、授乳のたびに泣いてしまう息子。泣かれるくらいならと、搾乳した母乳を哺乳びんであげるようにしていました。 1回の飲む量がわからず、残される母乳最初の2〜3週間、息子が飲める量は、日齢の哺乳量の目安には満たない量でした。60ml飲んだかと思えば、40mlしか飲まないなど、飲みムラが多かったと思います。 赤ちゃんあるあるとは言いますが、産後の精神状態では「搾乳した母乳が残されて、捨てるなんてもったいない」という思考になっていて、気づくと涙が出ていました。 育児の先輩である姉に相談すると…ある日、3児の母である姉に相談すると、「残された母乳は捨てないで飲んじゃえ! 次の母乳の栄養にって思えばいいんだよ」と言ってくれました。その言葉を聞いて、「無駄にならない!」と考えることができるように。 その日から私は、搾乳した母乳を息子に与えた際に残されても「母乳の味を確認しよう」と、ポジティブな気持ちでいられるようになったので、とても救われました。 もともと私は、育児用ミルクをあげることに抵抗はありませんでしたが、いつの間にか母乳信仰の思考に陥っていました。しかし、赤ちゃんからすればおなかが満たされるかが大事だと思いますし、くよくよ悩みすぎても母乳は出づらくなってしまうと聞きます。 お世話をしていても、私の不安が赤ちゃんにも伝わってしまい、良いことはないのではないかと思いました。今は「夫にもお世話を任せるなら、育児用ミルクも飲めないとね!」と気楽なスタンスで過ごしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:たなか かな
2024年02月05日保育士の中田馨さんが、いつも保育園で最後のお迎えになってしまうママに向けて、お話ししてくれました。なぜママが罪悪感を持ってしまうのか、お迎えが最後なのは本当にかわいそうなのかなどをまとめて解説!こんにちは、保育士の中田馨です。仕事をしているママにとって必要不可欠なのが保育園や保育所。閉園時間ギリギリになってしまうママは、特にお迎えのときにとても申し訳ない表情でこられる方もいます。 今回はそんなママへ向けて、実際に保育士の私が現場で感じていることを書きます。 ママが抱える罪悪感とはお迎えの時間に申し訳ないと思うママの気持ちの中には、保育士への申し訳なさもあるでしょうが、何よりも最後のひとりになってしまった自分の子どもに対しての「罪悪感」であることも多いです。他のお家と比べて、子どもを長時間預けている今の自分の職場環境に子どもを付き合わせてしまっていると感じているのかもしれません。 そんな気持ちのときに保育士から「いい子でしたよ」と言われると、さらに子どもへの申し訳なさは大きくなってしまいます。だからこそ「いつも最後ですみません」と言ったり、子どもに対しても「待たせてごめんね」といった言葉が出てきます。 こんな気持ちを持ってしまっているママに言いたいことは、「罪悪感」は持たないでくださいということ。まずは、保育士には「いつも最後までありがとうございます」、子どもには「待ってくれてありがとう」という言葉に言い換えることからスタートしてみましょう。 お迎えが最後なのは本当にかわいそう?さて、お迎えが最後なのはかわいそうなことなのでしょうか? 子どもはママのお迎えが遅いと悲しい気持ちになってばかりなのでしょうか? もちろん、夕方になると次々と友だちがママと帰っていく姿を見ますので、悲しくなって泣いてしまう場面もあります。でもそれは、最初に帰る子ども以外はみんな感じること。子どもは1歳ごろになると、何となく自分が帰る順番がわかり始めます。「あ、〇〇ちゃんの次は自分だ!」とそわそわし始めたりもします。自分のお迎えがまだだとわかっているときには、遊びに集中している子もいます。 子どもは子どもで、時間の流れを感じながら夕方のお迎えの時間を過ごしています。そこで本題です。「お迎えが最後なのはかわいそうなのか?」ということ。これは保育士の立場から言いますと「NO!」です。その理由は、次の項目で書かせてもらいますね。 保育士さんに任せて大丈夫!私が感じることは3つ。1つ目は、最後の子どもは先生を独り占めできるからです。なんなら、保育園に残っている先生全員を独り占めにできます。先生の注目が、すべてあなたの子どもに集中します。2つ目は、自分が好きな遊びに熱中できます。普段、順番が回ってくるまで待たなくてはいけない人気のあるおもちゃも、ゆっくりじっくり遊ぶことができます。3つ目は少人数だからこその遊びができます。 例えばうちの保育所の場合、0・1・2歳が同じ部屋、同じ空間で過ごしています。0歳児がいるときは、口に入れて困るような小さいおもちゃは出しません。逆に、動きが活発な2歳児がいるときに、0歳児用のベビージムを出したり、床でゴロゴロするなどスペースが必要なことはできません。 普段できない遊びをママが帰ってくるまでの間、じっくりできるのはお迎えが最後の子だからこそできることだと思います。なのでママは保育所に預けている間は「罪悪感」を持つ必要はありません。子どものことは保育士に任せて大丈夫です。 休みの日に親子の時間をたっぷりと「罪悪感を持つ必要はありません」と言われても、やっぱり何だかスッキリしないときは、親子で過ごす時間を今より意識してみてください。お迎えのあと、家まで帰る道での会話でもOK。「今日はどんなことしたの?」「△△ちゃんのおかげでママ仕事がたくさんできたよ!」「今日のごはんはカレーだよ!」などどんなことでも構いません。 家に帰ってから寝るまでの時間も意識してみましょう。簡単なお手伝いを頼んでみるのもいいですね。お話しして、食事して、お風呂に入って、一緒に寝て、そしていっぱい抱きしめてあげてください。 休みの日には、親子で過ごす時間が長くなります。どこかに出かけるだけでなく、家の中で過ごすことも親子の時間です。親子でゆっくりとゴロゴロしてもいいですね。休日は意識的に子どもがママやパパに甘える時間をたっぷりと取るようにしてみましょう。 ママは、家事や仕事、子育てと毎日頑張っています。頑張っている自分をまずは認めてみてください。勤務時間などの環境を変えることは難しいと思いますので、今ママができることからチャレンジしてくださいね。 イラスト/おんたま著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2024年02月04日子どもの友だちの前で、自分のことを主に何と呼んでいますか?子どもの友だちの前で使う一人称は、主に3種類に分かれる結果となりました。「○○(子どもの名前)のママ・お母さん」が約34%と、僅差でトップ。ついで「おばちゃん・おばさん」が約31%、同じく約31%で「私」が並んでいます。なかなか難しい自分の呼び方。子どもの友だちとの関係性によっても、呼び方は異なっているようです。詳しいエピソードをご紹介します。おばちゃんってだれ?●「おばさん」と自分のことを言ったら、「〇〇のママでしょ」と訂正された。(39歳/運輸・倉庫/事務系専門職)●「おばちゃん」と呼んでいますが、息子が「僕のお母さん」と、言い直します。「おばちゃんじゃない!」と言ってくれます。(44歳/小売店/販売職・サービス系)●自分の子どもも一緒の場で「おばちゃんはねー」と言ったら、子どもがとても不思議そうにしていました。(32歳/マスコミ・広告/事務系専門職)「おばちゃん・おばさん」は、一定の年齢の女性を示す一般的な呼び方です。子どもの方からも、個人名を知らない女性に対しては「おばちゃん・おばさん」と呼びかけるのが普通でしょう。無難なところで「おばちゃん・おばさん」と名乗っていれば、まず間違いはありません。でも、自分の子どもはちょっと不思議に感じるようですね。自分にとっては「ママ・お母さん」なので、急に「おばちゃん・おばさん」と名乗られると、「誰のことを言っているのだろう?」と感じるようです。おばちゃんはNG?●20代中頃、年上のママ友と子どもを連れて話をしていたとき。「おばちゃんはこう思うよー」と話したら、子どもに「おばちゃんっていうのは30越えた人が言うんだよー」と言われてその場の雰囲気がビリついた。(38歳/医療・福祉/専門職)「おばちゃん・おばさん」という呼び方には、「年をとった人」という印象がある子もいるようです。若い女性に向かって「おばさん」という人はいませんから、「おばさん」と呼ぶと「相手には老けて見えている」と感じる人も。20代、30代で「おばさん」と呼ばれるのは抵抗がある、という人もいるでしょう。また、「おばさん=ちょっと図々しい人」という世間的なイメージがあることも否めません。自分はよくても、周囲に気を使って「おばちゃん・おばさん」呼びを避けているという人もいました。「おばさん」と「おばちゃん」を比べると、後者のほうがちょっとかわいい響きですね。でもおばちゃんだから……●子どもの友だちが遊びに来て何か預かろうとしたときに、ほかに言い方が思い浮かばなかったので「おばちゃんにちょうだい」と言いました。おばちゃんは事実なのですが、自分で言ったにもかかわらず少し凹みました。(35歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)●公園で子どもの友だちと一緒に遊ぶとき「おばちゃんは〜」と言いますが、特に何も言われることなくそのままの流れで会話が進んでいきます……。(31歳/医療・福祉/専門職)●友だちが、私の子どもに「おばちゃんね」と話しかけてくれていた。心の中では自分のことをおばちゃんと言うことに抵抗があったが、友人の子どもにもそう言ってみた。(35歳/税理士法人/事務系専門職)“おばさん呼び”に抵抗があるとはいえ、すでに子どもを持っている女性が自分のことを「お姉さん」と呼ぶのは、かえって痛々しい感じがします。「世間一般から見れば、自分は十分におばちゃんだから……」と覚悟して自ら名乗っている人も多いのではないでしょうか。抵抗を感じつつ名乗ったのに、なにごともなくスルーされるのはすこし寂しいですが、仕方がありません。ただ、「おばちゃん・おばさん」と呼ばれることに抵抗がない人もいます。「おばちゃん・おばさん」は、親しみを込めた呼びかけの言葉でもあることも忘れないでくださいね。定番は「○○のママ」●おばさんだけど、なんとなく自分のことをおばさんと言いたくない意地があり、「○○のママはねー」という言い方をしてしまう。(43歳/フリーランス/ライター)●自分のことを「○○ちゃんのお母さんは〜、」と呼んでいたら、お友だちに「おかあさんはどうする?」みたいに話しかけられた。周囲にいた人は「お母さんではないけどね! 自分のお母さんのことは『ママ』って言ってるもんね……」と笑っていた。(31歳/筆耕・代筆業/クリエイティブ職)●娘のお友だちから「〇〇ちゃんママ」と呼ばれています。なのでそのお友だちの前では自分のことをそう呼んでいます。(29歳/保育/保育士)「おばちゃん・おばさん」がさまざまな概念を含んでいる言葉なのに対し、「○○(子どもの名前)のママ」は、なんの要素も入り込まない事実だけを述べた言葉です。ほかを押さえてトップになっているのもうなずけます。普段、あまりつき合いのない子どもたちの前で自分を呼ぶときは「○○のママ」が一番わかりやすいでしょう。自分の立場をはっきりさせることで、安心させてあげられます。お母さん同士でも「○○ちゃんママ」という呼び方はよく使われます。「自分がなくなったようで寂しい」という人もいますが、もともと人間はさまざまな側面をあわせもつ存在です。子どもの友だちが呼びやすい言葉を使ってあげるのも優しさではないでしょうか。私はわたし!●私は自分で「おばちゃん」と子どもの友だちの前では言いません。いつも「私はね」というのですが、この言い方が子どもたちにとって高圧的に感じているらしく、我が子から「ママ、その言い方が怖がられているよ」と注意を受けました。(36歳/金融・証券/事務系専門職)●先生業をしていたときがあり、昔から子どもたちの前で『○○さん』と「自分の名前+さん」をつけて自分のことを呼んでいました。そのときの癖というか、習慣でそのまま自分のことをさんづけで呼んでます。(41歳/飲食/専門職)●息子の友だちに、私のことを「〇〇さん(苗字)」と呼ぶように教えた。(42歳/学校・教育関連/事務系専門職)一方、自分の属性とは無縁に、個人を大事にする呼び方をしている人もいます。「私」という人が約31%、そのほかの呼び方をしている人が約4%です。低年齢の子どもたちには不思議に感じるかもしれませんが、思春期の入り口に立った年代の子どもたちには、自然に受け入れられやすい呼び方です。子どもにとって、親は「縦の関係」、友だちは「横の関係」、友だちの親は「斜めの関係」にあたります。直接の利害関係はないけれど、地域の大人としてかかわりを持つ存在になります。「私」や「○○さん」という呼び方は、豊かな人間関係の体験や、新たな視点を生むきっかけになるかもしれませんね。まとめ子どもの友だちに話しかけるとき、自分のことをどう言うべきか悩んでしまったら、自分の感覚を大事にしたり、ママ友グループ内の呼び名に倣ってもよいのではないでしょうか。いろいろなタイプの大人とかかわることは、子どもの感覚を広げてくれます。一番は、自分らしい呼び方で話しかけてあげられるといいですね。子どもたちが言う「おばちゃん・おばさん」にはネガティブな意味はありませんから、あまり気にしないで。呼ばれたら笑顔でお返事しましょう!マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月8日調査人数:111人(22歳~40代までのママ)(マイナビ子育て編集部)
2024年02月03日長男が1歳3カ月のころ、わが家は私の実家から電車で3時間ほどの場所に住んでいました。あるとき、私と長男の2人で電車に乗って帰省しなければならない用事ができました。長時間電車に乗るにあたって、私は長男が騒がないように配慮をしたつもりだったのですが、乗車中に長男は騒ぎだしたのです。そのとき、あるサラリーマンから言われたひと言でとても悲しい思いをした出来事です。電車で実家へ帰省わが家は車を所有していなかったので、実家へ帰省するには3時間かけて在来線と特急電車を乗り継がなければなりませんでした。長男と私は20分ぐらいの短い時間であれば普段から電車に乗っていました。 しかし、3時間という長時間、電車に乗った経験はありません。まだ言葉を話せず、そこら中歩き回り、じっとしていることができない宇宙人のような長男を連れて私ひとりで電車に乗ることができるのか、不安がつのりました。 電車に長時間乗るための対策長男が電車内で騒がないように、退屈させないための対策を考えました。まずは音の出ないおもちゃや本を持っていくこと。その中でも友人がすすめてくれたのがシールブックです。できるだけ時間を稼ぐためにシールブックは新しく購入して、電車に乗ったときに初めて見せたほうが良いと教えてもらいました。 あとはお菓子を与えることと、昼寝で過ごすことです。長男は電車が好きで、短い乗車であれば外の景色を見たり踏み切りを見たりして過ごせていたので、私はこれだけ準備をすれば乗り切れるはずだと思いました。 時間が経つにつれてグズりだす長男帰省当日、まずは通勤電車に1時間乗りました。早朝のため電車は満員でしたが、長男は抱っこひもの中で大人しくしてくれました。朝早かったためか抱っこひもの中で寝てしまったようです。 次は特急電車に乗り、私は長男を飽きさせないように持参したおもちゃや本などで遊んで相手をしました。しかし、1時間ほど過ぎると長男がグズりだしたのです。私は抱っこをしてデッキに出たり別の車両に移動したりして、なんとか長男の気を紛らわそうとしました。 サラリーマンが私に放ったひと言さらに時間が経つと、長男はいよいよ泣いて騒ぎ出す事態に。何をしても泣き止む様子はなく、私はとても焦りました。そのころ電車は実家のある県に入っていたので、私は停車駅で降りてしまおうかとも思いましたが、車で1時間かかる場所だったので降りるのをためらいました。 そしてある駅に着いたとき、サラリーマンの男性が降り際に私に向かって「迷惑だよ」と言い放ち、そのまま降りて行ったのです。私は謝ることも何か言うこともできず、長男を抱っこしたままただ呆然と立ち尽くすしかありませんでした。 他人から面と向かって「迷惑」と言われたことは本当にショックで、私はしばらく立ち直れませんでした。この経験から、長時間の電車移動は長男にはまだ無理だと思い、長距離の移動にはレンタカーを使い、電車の利用を避けるようにしました。もし自分と同じような立場の人を見かけたら、その人の助けになるような声かけをしたいと思っています。 著者:小林 睦9歳と6歳の息子、4歳の娘の母。わんぱくな3兄妹の育児体験を元に記事を執筆中。
2024年02月02日長男が2歳のとき長女を妊娠、そのくらいから長男はイヤイヤ期に突入し、なぜかお風呂に入るのが嫌いな時期がありました。そのとき夫は不規則な勤務シフトだったため、私のワンオペ育児。お風呂で長男を洗い始めると大きな声で泣くので、近所に聞こえているだろうなと思いながらも長男に泣き止むように話しかけました。ようやくお風呂から上がり泣き止んで寝付くまで、毎日疲れ果ててしまっていたときのことをお話しします。 ワンオペ育児に奮闘する毎日長男が2歳のころのお話です。わが家は夫のシフトが不定休で勤務時間も不規則だったため、ほぼワンオペ育児をしていました。私もフルで正社員として働いていたので、長男を保育園に迎えに行って寝かせるまではバタバタです。 家に着くと「おなかすいた!」とぐずり始めるので、晩ごはんを作りながらも先に長男におにぎりを食べさせつつ、できあがっていくおかずを順番に食べさせていました。ごはんが終わると、すぐお風呂です。その時間が私にとっては一番エネルギーのいる時間でした。 お風呂で大声で泣く長男イヤイヤ期に突入した長男は、お風呂が嫌いなのか大声で泣き嫌がりました。狭いアパートで、泣き声は外に聞こえます。お風呂が楽しくなるようにお風呂で遊べるおもちゃを用意したり、絵を貼ってみたりしましたが、ただただ大泣き。ご近所へ迷惑にならないか心配になり、早く泣き止ませようとすればするほど私もイライラしてしまっていました。 「そこまで泣かなくても……」と思えるほど泣き、お風呂から上がるとケロッとする長男。そんな状況で私もゆっくりお風呂に入れるわけもなく、さっと洗う程度で疲れもとれず、長男が寝付くときに一緒になって寝落ちしてしまっていました。 長女の出産を機に長女の出産のために実家に帰ると、母や実家に同居していた兄が長男をお風呂に入れてくれるようになり、長男はお風呂で泣かなくなりました。 私ひとりで抱え込んでいたあの大泣きは何だったのかと思いましたが、長女が生まれたことでお兄ちゃんの自覚もめばえ、大声で泣くこともなくなった長男。そして、長男のイヤイヤ期は3歳でおむつからお兄ちゃんパンツに変わるとともに落ち着いてきました。 長男に泣かれると私もイライラして大きな声で怒ってしまい、長男が眠ったあとに疲労と罪悪感しかありませんでした。長女の出産を機に環境を変えることができ、長男も落ち着いてくれ、家族の協力があって本当によかったです。家に戻ってからは、またバタバタの毎日ではありますが、お兄ちゃんになった長男が頼もしく見えるようになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ちひろ著者:松田みさと
2024年02月01日私は、フランスで3歳半と1歳半の男の子2人を育てています。毎朝起きるとかんしゃくを起こす長男と自我が芽生え始めた次男の相手に追われ、就寝時間にはどっぷり疲れ果てています。そんな中、夫は夫婦の時間も欲しいようで、子どもがいない瞬間を見つけては、私のそばにくっついてくるのです。子どもの世話で手がいっぱいで、まったく自分の時間がない私は夫に大激怒! 夫は私の怒りに驚いて……。 毎日精一杯の私長男が幼稚園に通い始めて、「少し自分の時間ができる!」と期待していた私。しかし、今度は次男がおしり歩きをし始めて家の中の物を触りまくり、自我も出てきて私は次男から目が離せません。 また、幼稚園で頑張っている長男は、幼稚園から帰宅すると疲れているせいかかんしゃくを起こし、1時間大泣きの毎日。結局、長男がいない間も家事と育児に追われ、バタバタ時間が過ぎていき、子どもを寝かせるとともに私も寝落ちしてしまいます。 夫の行動にキレる私フランス人の夫は仕事から帰宅すればキス、起床すればキス、テレビを観てリラックスしている間も私の手をつなぎたがります。私の周りに子どもがいない瞬間を狙ってくっついてくることも多々。夫にとっては、私とのスキンシップは夫婦間のごく当たり前の行動なのです。 しかし、まったくひとりでゆっくりできる時間がない私は、夫の行動が身勝手に感じられました。ある日、私に近づいてくる夫に「いい加減にして! もう誰も近づかないでよ!」 と叫んでしまったのです。 変わる夫夫はそんな私の叫びに驚き、「あ、ごめん。どうしたの?」と。私は「みんな自分勝手で疲れる! 私は1人しかいないし、静かな時間がほしい。私を大事に想うなら子どもの面倒をみて!」。ここぞとばかりに毎日の育児のストレスと、夫の行動への不満をぶちまけたのです。 夫は「ごめんね。少しでも君の時間ができるように努力するから」と言って、その日から家にいる間は子どもとよく遊んでくれるようになりました。 子どもが生まれる前は、フランス人の夫の行動に違和感は覚えず、ただの愛情表現の1つだと思っていました。しかし、子どもが生まれて生活ががらりと変わってしまい、自分の時間がまったく持てない私は夫の行動が苦痛でしかありませんでした。不満をぶつけたことで、夫も私を理解してくれ、今では子育てを積極的に手伝ってくれるので感謝しています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:岩見 エリ
2024年02月01日子どもが幼稚園のときのこと。先生とお話しするのが大好きな娘はよく幼稚園で色んなことを話していたらしいのです。 そんなこと言ったの!?ある日、娘が「あんまりママにきつく言ったらダメなの。えーんえーんって泣いちゃうからって先生言ったの」と言い出し、びっくり。そのころ私は夫婦喧嘩をして、よく陰で泣いており、そのことを娘は知っていたようです。先生に「怒られてよく泣いてる人」と思われたかなと思い、とても恥ずかしかったです。 その後「ママやパパのことは恥ずかしいから幼稚園で言わないでね」と娘に話しました。子どもは家で起きた事をよく理解しており、よく見ているので気をつけなければと反省しました。 作画/きょこ著者:竹之内蘭子1児の母。家事と育児をしながら記事執筆を行う。
2024年01月31日息子が3歳になり、幼稚園に入園。息子は言葉が遅く、私は発達について心配だったので担任の先生に相談しました。すると返ってきた先生のなにげない言葉に私は傷ついてしまったのです――。 言葉が遅め? 先生に相談すると…息子は1歳半ごろから車が大好きです。そんな車好きな息子のために、ショッピングモールに併設されているディーラーによく通っていました。また、すぐに車種を覚える息子を、私たち夫婦はなんとなく誇らしく思っていました。 幼稚園に入園して数カ月、息子は集団行動が苦手で、コミュニケーション力もまだ乏しかったため、自分の要求だけを伝えていた様子。ある日、息子を迎えに行ったとき担任の先生が様子を伝えてくれたので、家ではたくさん話すけれど、人より遅い気がして発達面で心配だと打ち明けました。 すると、先生は……。 「車に詳しくて変わったお子さんですよね。うちの息子も変わってて……」と言ったのです。集団行動がなかなか身についていないことについては悩んでいたのですが、車に詳しいことを「変わっている」と言われてしまい、なにげないひと言に傷つきました。 半年後息子が入園して半年後。人見知りも少なくなり、会話を楽しめるようになりました。幼稚園での様子に変化があったのか気になり、担任の先生に聞くと、「車に詳しくて本当に賢いですね」と言われました。 詳しく聞いてみると、集団行動が身につき手のかからない子になっていたとのこと。息子の成長はうれしかったですが、“手のかからない子”になると、車に詳しいことが「変わっている」から「賢い」になることに疑問を感じました。 何気ないひと言で先生に悪気はないと思いますが、息子の発達に悩む私にとって、「変わっている」という言葉は傷つくものでした。先生から見て集団行動が苦手だったところも含め、「変わっている」という判断であったとしても、言葉選びに気をつけてほしかったなと思います。私自身、ママ友と話したりするときは、なにげないひと言で相手を傷つけたりしなよう言葉に気を付けようと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:宮﨑るか
2024年01月31日3人の女の子を育てるシングルマザーのあんみさんは、YouTubeチャンネル「あんみ【ADHD持ち3姉妹ママ】」を運営しています。今回は、幼馴染である彼と結婚して3人の子どもを授かったあんみさんが、三女を妊娠中に離婚を決意し、離婚が成立するまでの体験談を紹介します。 幼馴染の元夫は難しい性格 あんみさんは年子の小学生姉妹と4歳の女の子、3姉妹を育てるママ。三女を妊娠中に離婚を決めて、現在はシングルマザーです。離婚して約3カ月後に、ADHD(中等度)と躁うつ病と診断されています。※現在は、躁うつは治っています 元夫とあんみさんは幼馴染。元夫は継母と仲が悪く、母性に飢えている反面、愛情表現が下手なひねくれ者で難しい性格でした。あんみさんは「そんな元夫を幸せにする!」と心に誓って結婚したのですが、子どもが生まれてから状況が変わってしまったそう。 ADHDと診断される前のもどかしい時期に、ワンオペ育児で…あんみさんのADHDの症状 は「今やるべきではないことが気になる・先延ばしにしてしまう」「寝付きが悪い」など、他の人からは理解されにくい特性があります。 離婚するときは、あんみさんがADHDと躁うつと診断される前。ワンオペ育児だったあんみさんは、自分のADHDと上手く付き合えずに、子育てと家事を上手に両立できませんでした。 そんな自分と、協力してくれない夫にイライラする日々。あんみさんから喧嘩をふっかけてしまうことも多々あったそうです。 「助けてほしい」訴えが伝わらない あんみさんは夫へ何度か「手伝って欲しい。助けて欲しい」と訴えましたが、伝わりませんでした。 仕事で余裕がなかったのかもしれませんが、夫は「家のことは嫁の仕事」という考えを持つ亭主関白寄りの人でした。 「今振り返ってみると、『今やるべきではないことが気になる・先延ばしにしてしまう』などADHDの特性とは知らずに、そういった姿を見ている夫からすれば手伝って欲しいと言われても、理解しがたい気持ちになることも分かる気がする」とあんみさんは語ります。 夫婦喧嘩を心配したあんみさんの兄から病院へ行くように勧められても、夫は行かなくても良いと言っていたのだそう。 「こんな生活でもいいよ」と言ってくれることは嬉しい反面、家のことを手伝ってくれるわけでもなく、自分1人で抱えてつらいと訴えているこの状況でも問題ないの?と疑問が、頭の中で浮かんだといいます。 「ママが死んじゃう」次女の言葉にハッとして…そんな喧嘩ばかりの日々が続く中、夜中に次女が泣きながら起きてきて「ママが死んじゃう」と言います。 話を聞くと、パパがママを手にかける夢を見たと……。 子どもたちが寝たあとに繰り広げられる毎晩の夫婦喧嘩が原因だと考え、「このままでは子どもたちの心に傷を作ってしまう」とこの時に離婚を決意! 当時、三女は妊娠7カ月でした。 1年後に離婚が成立それから1年後に離婚が成立。離婚したくない夫と揉めて、離婚するのに時間がかかったそう。 「喧嘩をするたびに離婚話を持ち出していたので、最初は本気にされていなかったのかも」と言う、あんみさん。 しかし大喧嘩をした際に、あんみさんが離婚届を置いて実家へ帰ったことが、最終的に離婚につながりました。 離婚して、今思うことは…あんみさんは離婚を振り返ってこう述べています。 「離婚はとてもつらい決断でした。自分がもっとしっかりしていたら離婚していなかったのではないか。でも、私には離婚するという選択肢しかありませんでした。結婚する前は『いつ死んでもいい』と生きることに希望を持っていなかった夫が、結婚して子どもが生まれたあと『俺は幸せだ』と言っていました。そんなことを思い出しては、元夫への申し訳なさと色々な感情で涙が出てきます」この動画には、あんみさんへの共感や励ましのコメントが多数寄せられていました。 「共感できすぎて一語一句に頷きながら涙出ました」「距離を置いてから分かることってたくさんありますよね。相手の存在の大きさも、自分のダメだったなぁってところも。でもそれでいいんだと思います。そうやってみんなステップアップしています、きっと」「私は複雑な家庭環境で育ったので、人との接し方や愛し方が分からず、今も分からないなりに一生懸命彼と向き合っています。私の非で度々喧嘩することもありますが、この動画を見て、相手を思いやる気持ちを忘れないようにしようと思いました」 離婚までたくさんの苦労があったあんみさんですが、今は三姉妹と楽しく穏やかに生活しています。これからも自身の特性とうまく付き合って、笑顔で生活していけるといいですね! 著者:ライター 廣瀬尚子
2024年01月30日娘が1歳半くらいのころ、バスで移動していた時の話です。私が静止しても娘の動きたい欲が強く、信号待ちで停車するわずかな時間もじっとできず手を焼いていたら、隣に座っていた高齢の女性が声をかけきたのです―。 グズグズの娘に焦る私座るように注意してもすぐに立ち上がりグズグズする娘。エスカレートしていくグズグズに疲弊し、周りに迷惑もかけてしまうことから、途中で降りることも頭によぎっていました。すると……。 お隣に座った高齢の女性から「かわいい時期ね」と話しかけられたのです。「騒がしくてすみません」とお礼を言いつつ謝ったところ、「もし良かったら」とバッグについてたキューピーちゃんのキーホルダーを渡してくれました……。 申し訳なくてすぐに返そうと思っていたのですが、「良かったらもらって」と言ってくださったので、娘に渡してみるとキューピーちゃんに興味津々!娘はようやく私の膝の上に座ってくれました。その後バスに乗っている15分の間、おとなしくしてくれて、とても助かり、私はお隣の女性に感謝の気持ちでいっぱいに。 今後、女性を見習って、子どもの対応に困っているママたちを見かけたら私も声をかけたり助け船を出したりと、行動できるようになりたいなと思った出来事でした。 イラスト/ふくふく著者:阿部陽菜
2024年01月28日「絵はお絵描き帳に描こうね〜!」そうはいっても、壁や床も子どもにとってはお絵描き帳。まさか! と思うような場所にイタズラ書きをされた経験を持つ人も少なくないでしょう。今回、とある企業の公式Xで紹介されたイタズラ書きはーー。家電でおなじみのSHARP 公式Xは、自社製品に描かれたイタズラ書きを見て、このような投稿をしていました。 完全同意!!今回、子どもの“落書き帳”と化したのは、テレビのリモコンでした。日々使うリモコンですが、たくさんのボタンがあるこの形状は、イタズラ書きを消そうとするにはあまりに複雑な形をしています。 もしこんなイタズラをされたら、落胆して子どもを叱ってしまいそうになりますが、SHARPの社員さんすら認めるカラーチェンジと思うと、肩の力が抜け、怒りも笑いに変えられるのではないでしょうか。 投稿には「カラフルなリモコンがあっても良いですよね」「次の新製品の色決まりましたね!」「家電の運送屋さんも色つきがいいと思う!」と、後押しするコメントがたくさん寄せられていました。 同じようなイタズラをされたとき、このエピソードを思い出すと気持ちが軽くなるかもしれませんね。 そしてここからは、怒りや落胆を解放したあとの話。保護者はイタズラ書きをした子どもにどのような声かけをすれば良いでしょうか? 育児の専門家である大阪教育大学教育学部教授・小崎恭弘先生に、アドバイスをいただきました。イタズラをしてしまった子どもへ…小崎先生「親はさまざまな防衛策を張り巡らせますが、それでも子どもたちはその隙間を縫ってくるもの。イタズラが大好きなんです、子どもという生き物は。自分の関心や興味があると、それを抑えることができず、衝動性が強いのです。 その気持ちに悪意はなく、自分がやりたいことはどんなことがあってもやり遂げます。もちろんそれによってそんな影響があるか、誰が困るかなどは、まったく考えません。自己中心的で見通しがないと言えますね。これらすべてが、子どもの大きな特性です。そして、子どものとても素晴らしいところだと考えます。周りの大人や親からすると困ることが多いですが、叱ったり咎めたりする必要はないと思います。 もちろん、イタズラによって困ることになったり周りの人に迷惑をかけたりすることもあります。そういうときには、やめさせる場合もあるでしょう。だからといって、子どもの人格を否定したり、過度に怖がらせたりするほど強く叱る必要はありません。行為は叱っても、やさしく接してください。そして、少しの余裕があれば、その子どものやろうとしていたことを可能な範囲で一緒にやってみてはいかがでしょう。一緒にイタズラ書きをするなんて、とても楽しいことですよね。子どもにとっても、大好きなママ・パパが一緒に遊んでくれるなんて最高です。ただし、最後はきちんとイタズラ書きを消しておいてくださいね!」子どもにとってイタズラとは?小崎先生「イタズラを漢字で書くと『悪戯』です。簡単に言うと『いけない遊び』です。この『悪・いけない』という感覚ですが、これはあくまで大人や社会から見た価値観の表れです。子ども、特に乳幼児からすれば、その善悪の判断や価値観が備わっていないのです。 大人としてはとても困る『イタズラ書き』ですが、子どもからすれば、自分の思いを満たすための活動や、楽しそうという衝動に駆られた行為です。止められるわけがありません。 子どもは、自分の想いや感覚に従って生きていく生き物ですから、諦めるのも一案です」イタズラを防止するには…小崎先生「そうは言っても、どうしても防がなければならないときもあるでしょう。 まず、子どもにそれらの判断や行為の良し悪しを任せたり、責任を負わせたりしてはいけません。最初から『ヤツらは何かする! しでかす!』と思い、大人がイタズラできないようにしてしまう、あるいは何かされても致命傷にならないように、環境を整えたり配慮したりすることが大切です。ラクガキであれば、まずはペンは子どもの手の届くところに置かないようにします。どうしても置かなくてはいけない場合は、油性ペンではなく、水性ペンにするなどの防衛策を取りましょう。 子どもを信用しても、信頼してはいけないと考えます」 監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2024年01月27日ある日の在宅勤務中、私はスマホを子どもに渡してゲームをさせていました。するといつの間にか動画を視聴しており、勝手に操作できてすごいなぁと感心していましたが……。 驚愕のメールが届き!?その数日後メールで、息子が大量の映画を購入していたことが判明! 久しぶりに開いたメールボックスには「ご購入ありがとうございます」の文字がずらり。それを見たときに青ざめましたが、どうやら視聴をしてなければキャンセルができるようだったので急いで解約して事なきを得ました。 その後、購入時にはパスワードを入力をする設定にしたのと、勝手に画面をもどないように触れる範囲を指定する設定をしました。スマホは便利ですが子どもはすぐ学び、お金がかかるとわからずに購入してしまうのでちゃんと伝えていかなくてはと反省しました。 作画/マキノ 著者:佐久間麻衣2021年生まれの1児の母。現在は在宅事務で働いている。
2024年01月26日幼稚園に通う4歳の長女と2歳の男女の双子を育てています。ショッピングモールに行ったとき、動き回る長男が迷子にならないように夫婦で目を見張らせていました。それにも関わらず、私たちは長男を見失ってしまったのです……。 ショッピングモールでの混乱2歳になった双子は、ベビーカーには乗らずにどこへ行くにも歩きたいと言うようになりました。ある日ショッピングモールに家族で行ったとき、双子が迷子にならないよう、私と夫は双子を目で追いかけるようにしていました。 その日も、長男は自分の行きたいところに一直線。次女はイヤイヤ期真っ最中で、気に入らないことがあると道の真ん中に座り込み、靴を脱ぎ、靴を投げるという状況。長女は自分の行きたいところに行けなくて、泣いて怒り出す。もう、帰りたい気持ちで私も泣きそうでした。 長男がいない!道の真ん中にいる次女を端に避けて、怒っている長女を夫となだめ、周りの目も気になるし、自分もいっぱいいっぱいでした。そして次女の機嫌をとり、買い物を続行しようとしたときでした。 長男がいない……! 夫は怒った長女を抱っこしているし、私の前には機嫌を直して靴を履こうとしている次女しかいない。一瞬で頭が真っ白に。あわてて夫に「長男がいない!」と言うと、衝撃のひと言が……。 「ママ、長男くん抱っこしてるよ……」 びっくりしてよく見ると、私の腕には長男が。夫からはすごく笑われましたが、あの状況で長男を抱っこしていた私って偉い!と感じた出来事でした。 イヤイヤ期の次女に怒り出す長女の対応で自分にも余裕がなくなり、疲れ切った故の結末でした。全員の対応をしながら、すぐどこかへ行く長男を抱っこしておくというスーパープレイをした私ですが、さすがにこれではダメだと感じ、あれからわが家ではハーネスリュックを双子に購入。人混みの度合いや場所など、うまくハーネスリュックを使って家族でお出かけを楽しみたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/海乃けだま監修/助産師 松田玲子著者:やまぐち さき
2024年01月26日ママ特化型バラエティ『夫が寝たあとに』に、1児の新米ママ・時東ぁみさんが出演。MCで3児のママでもある藤本美貴さんと横澤夏子さんに、ママになって初めて感じた悩みを相談しました。時東ぁみさんは、子どもが生まれると生活スタイルは自ずと変化するはずなのに、パパだけは子どもが生まれる前とスケジュールの組み方が変わらない、という悩みを持っていました。その悩みに対し、藤本さん・横澤さんはーー。 パパだけ自由に出かけてしまう時東ぁみさんが出演したのは、2024年1月24日深夜に放送された、テレビ朝日系バラエティー番組『夫が寝たあとに』。ゲストが抱えるママならではの悩みに、MCの2人が本音で答えるという番組です。 「パパだけ、子どもが生まれる前とスケジュールの組み方が変わりません。これってウチだけですか?」 時東さんの悩みに、横澤さんは大きく同意します。この問題が顕著に現れるのが美容院なのだそう。夫は自分のスケジュールだけを確認した上で美容院の予約をとることに対し、時東さんは夫婦で話し合って“行かせてもらう”のだそう。 同じ親なのにおかしいと感じる時東さんは「2人の子どもなのだから2人で予定を合わせて決めたい」と本音を話します。 この問題に対し、横澤さんの家族には『土日の夕方は美容院禁止』というルールがあるのだそう。食事の支度やお風呂などの家事が立て込み、疲れた子どもがグズグズし始める夕方は大変なので、このルールができたようです。横澤さんは「家にいてほしい日時を夫に伝える」というアドバイスをしていました。「家族の時間がなくなる」という葛藤しかし悩みはこれだけではありません。仮に夫婦で話し合い、それぞれ出かける予定を立てたとしても、それによって「家族の時間がなくなる」という葛藤があります。 たしかに、たとえ事前に互いの許可を取ったとしても、個々が予定を入れれば入れるだけ、家族で過ごす時間は減ってしまいます。 この葛藤に藤本さんは「家族の新鮮さを保つための時間と思えばいい」とアドバイス。個々の時間を持つことで、より家族で過ごす時間の密度を上げることができる、という考え方です。 その話を聞いていた横澤さんは「2歳の時期は今しかないと思ったら、できるだけ一緒に過ごしてほしいと思ってしまう」とコメントし、時東さんも同意します。 それに対して藤本さんは「何歳のときでも『今しかない』というのは同じ」と、2人の背中を押したのでした。家族円満の秘訣パパの予定は事後報告、ママの予定は事前伺い……この差は何!? とモヤモヤするママは少なくありません。両親のどちらかがひとりで出かけるということは、もう片方に子どものお世話をお願いするということ。 その事実をしっかり理解して夫婦で話し合い、家族の時間やひとりの時間を作っていきたいですね。 見逃し無料配信動画サービスのTverでは、2024年2月1日(木) 2時47分まで1月24日放送回の『夫が寝たあとに』を見ることができます。また、1月31日(水)深夜2時30分からの同番組でも、引き続き時東ぁみさんが1児ママの悩みを先輩ママに相談をします。
2024年01月26日うちの夫は何事も慎重でこだわりが強すぎて困っています。最近でいうと「こたつ」。かれこれ8年は使ってて、そろそろ新しいのに買い替えよう!となり夫に任せて頼んだのが間違いでした。 頼んだのが間違いだっだ…わが家のこたつはかれこれ8年は使っていて、そろそろ新しいのに買い替えよう!となり夫に任せて頼んだのですが、これが間違いでした。ネット販売のほうで性能やデザイン口コミや値段など吟味し候補を出し、次は実際おいてあるお店の方も何店舗か見に行き、悩む日々……。 結局2か月が経ち、いまだに新しいこたつはわが家にはありません。こたつぐらいなんでもいいんだよー!と思いながらも口出しすると機嫌が悪くなるので、厳選されて選ばれたこたつを待つことにします。 作画/マキノ 著者:山田かおり2児の母。現在はファミレスのパート兼Webライターとして記事を執筆する。
2024年01月24日私の仕事と子どもの保育園が始まり、新生活をスタートさせたわが家。はじめは今まで通り家事も育児も私がすべておこなっていましたが、とうとう時間に追われる毎日に限界を感じました。夫と2人で話し合った結果、夫が家のことを積極的におこなってくれるようになりました。会議の流れや気をつけたことをご紹介します。 まさかうちの夫からこの言葉が……?突然今回の会議がおこなわれたわけではなく、きっかけは夫のひと言でした。「家事しんどいなぁ」と弱音を吐いた私に「俺のほうが大変だよ」とポツリ。ん? もしかして私の生活、夫にはイージーモードに見えている……?「そっか、お疲れ様」と返事しましたが、心は大騒ぎ。 確かに私と違って出来高制の夫はストレスが大きいですし、同じ職種なため大変さは理解できますが、「頑張っていることが伝わっていない」という事実にとてもショックを受けました。 冷静に現状を分析してみるとはいえ、本当に自分が甘いのかもしれないと思った私。とりあえず現状を紙に書き出すことにしました。まずは、私が毎日していること。 「えっと、朝は家事のこれとこれ、あと子どものごはんと……夜は……」と。スラスラと出てきたものの、思っていたよりもだいぶ少ない量。やはり甘えていたのかな? と次に夫の欄に移ったときにハッとしました。 何も書くものがない! 朝はゆったりと自分の準備だけで、(シャツのアイロン、スーツの手入れは私)夜はゆったり明日に備えている夫。 「私、頑張っている!」という証拠を揃えた私は、会議の決行を決意しました。会議の日程は、次の日も休みで心穏やか、子どもが寝ていてゆっくり話せる、というポイントを押さえた土曜日の夜にしました。 導入が肝! 素直に聞いてもらうために時間になったらまず「夫くんが最近頑張っているなと思うところ」と、「私が最近できていないなと思うところ」を発表しました。うちの場合、頭ごなしに責めると夫が拗ねて話し合い終了! となる危険性がありました。それを回避するためにも、まずは褒めて、謙虚に出ることにしました。 結果は大正解! 満足そうな夫に、次は同じように「私が最近頑張っているなと思うところ」と、「自分(夫)が最近できてないなと思うところ」を発表してもらいました。出だしで心が満たされている夫なので、思惑通り「家のことを任せっきりにしていることを自覚している」と素直に認めてくれました。 家族は「協力し合う」もの後半戦が始まり、「毎日していることリスト」を出しました。ドヤ顔を隠しつつ、「労働時間的に、私が多いのは当然だけど……」とひと言を添えました。夫は少し目を通したあと、なんと自分から「朝の洗濯物干しやゴミ出しならできるかも」と申し出てくれたのです。その日から夫は本当に早く起きて洗濯物を干してくれていて、夜もたまに食器洗いや子どものお世話もしてくれるようになりました。 すると不思議なことに、以前はダラダラする夫にイライラしていた私も、「そんなにしなくていいよ! ゆっくりしてな!」と言えるようになったのです。おそらく私は夫に家事をしてほしかったわけではなく、「協力し合って生活しているという実感」が欲しかったのです。 今回は成功しましたが、これまで幾度となく話し合いに失敗してきた私。反省を繰り返して、「相手を否定しない」「視覚で伝える」「改善案を具体的に出す」というポイントにたどり着きました。これからも子どもの教育方針、お互いの両親のことなど大事な話し合いの機会は増えていくはずです。その都度、夫としっかり向き合っていきたいと思います。 作画/はたこ著者:高橋さちこ2歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2024年01月23日「この人に子どもを預けて大丈夫かな? イタズラされたら怖いな……」先生やコーチ、ベビーシッターなど、親以外の大人に子どもを任せるとき、性被害の心配をしたことはありますか? タレントのフィフィさんも、自身が子育てをしていたとき、同じように警戒していたそう。そんな気持ちを振り返ると共に、昨今の日本のゆるすぎると言われる法律に警鐘を鳴らしています。とはいえ、子どもを育てる中で、そんな心配をしていてはキリがありません。また、子どもの成長において、親以外の大人との関わりが大切だというのも、紛れもない事実です。 フィフィさんは自身のX(旧Twitter)に『もしかするとこの人は我が子を狙っているのではないか? と警戒してしまう』という本音を投稿しているのですがーー。 性被害の不安 わが子が性被害にあわないか、不安になったことがある人は少なくないでしょう。しかし、保育園や幼稚園、学校、習い事など、子どもに関わるすべてを警戒し、目を光らせ続けることは現実的ではありません。 しかし『被害にあわずに成長できたらラッキー』というわけにもいかないのです。フィフィさんが言うように、排他的な気持ちで常に疑いの目を向けているわけではなくとも、わが子を守るのは親でしかありません。 そこでフィフィさんは、制度導入の必要性を述べています。性犯罪者を排除する仕組みとはフィフィさんが性犯罪を防ぐために必要だと考えているのは、性犯罪者を排除する仕組みです。諸外国では、子どもに接する仕事に就く際には、過去に犯罪を犯していないことを証明する「犯罪歴証明」を提出する義務があります。 しかし、2024年1月現在、日本にはこのような義務はありません。こども家庭庁が制度作りを進めていますが、いまだに導入されていないのが現実です。安心して子どもを生み、育てるためには、この制度の導入は急務といえるでしょう。性犯罪はくり返される?フィフィさんをはじめ、近年性犯罪に対する制度が課題視されているのにはわけがあります。性犯罪は再犯率が高いのです。 こども家庭庁が公表している『性犯罪の再犯に関する資料』によると、小児わいせつ型の性犯罪で有罪になった人のうち、それ以前に2回以上の性犯罪を犯した人の84.6%が小児わいせつ型の性犯罪だったことがわかります。この統計をみると、小児わいせつ型の性犯罪は繰り返されやすいということがわかるでしょう。 また、2023年の子ども(0〜19歳)の強制性交等罪の認知件数は220件。2022年の177件に比べ、2.5割ほど増加しています。(参考:こども・若者の性暴力被害の状況) 小児性犯罪の加害者の7〜8割が顔見知りなのだそう。着替えやトイレ、入浴をのぞかれた、プライベートゾーンを触られた、抱きつかれた、服を脱がされたなど、子どもの日常生活にはさまざまな小児性犯罪が潜んでいます。子どもを性被害から守るために大人が子どもを性犯罪から守ることも大切です。まず、フィフィさんのように警戒する気持ちは忘れてはなりません。 また、万が一子どもが性被害にあっていたとしても、親に伝えにくいもの。急なおねしょや体調不良、不眠、食欲不振、甘えなど、体や心の変化は子どもからのサインかもしれません。「なんだかおかしい?」という違和感を見逃さないようにしましょう。 さらに、性被害は男女を問わず起こりうるものです。そして、加害者は男性だけではありません。男の子だから心配ない、女の先生だから安心、という油断は禁物なのです。
2024年01月20日現在5歳になる娘は、食べやすいように工夫をしても手作りの離乳食をほとんど食べてくれず、私は本当に悩んでいました。レトルトの離乳食なら比較的食べてくれるけれど、できれば手作りの離乳食を食べさせたくて、使うのは最小限に留めていた私。義母が作った煮物も食べない娘にイライラした義母から言い放たれたひと言は、4年経った今でも心のどこかで許せずにいます。 発育は順調生後1カ月からずっと完全母乳で育てた娘。母子健康手帳に載っている成長曲線の平均値よりも常に身長も体重も上回っていたので、発育は順調でした。ただ、生後5カ月から始めた離乳食はなかなか進まず……。 離乳食中期になっても、娘はおっぱいばかり欲しがり、離乳食は食べても1口か2口だけ。保健所の栄養相談で栄養士さんに相談しても、「発育は順調だからあとは気持ちの問題。本人が食べたいと思えるまで気長に待ちましょう」と言われていました。 保育園入園までのタイムリミット娘が食べたいと思えるまで気長に待とうと思っていたものの、生後11カ月から保育園に入ることが決まっており、焦っていた私。 完全母乳で育てた娘は育児用ミルクはおろか哺乳瓶で飲むこと自体を拒否していたので、このまま育児用ミルクも飲めず離乳食も食べられないままで入園させたら、おなかが空いて栄養失調にならないか本当に不安でした。 離乳食を少しでも食べてもらいたい私は、毎日食材や固さ、味つけ、形を変え、試行錯誤しましたが、娘はことごとく拒否。 レトルトは好きレトルトの離乳食は味も固さも赤ちゃんの月齢にぴったりな状態になっているから、たまにならあげてもいいと保健所の栄養士さんからアドバイスを受けていました。そこでレトルトの離乳食も試してみたところ、珍しくパクパクと食べる娘。毎回とは言わないものの、レトルトの離乳食なら完食する日も。 それでもいくら食べてくれるからといって、毎日レトルトの離乳食ばかりあげ続けることには抵抗がありました。レトルトの離乳食をあげるのはおでかけのときだけにして、自宅では毎日手作りの離乳食をあげ続けていました。 「食べないなら無駄」手作りの離乳食をほとんど食べてくれないまま迎えたお正月。家族で義理の実家に泊まりがけで帰省しました。義母が娘にお手製のかぼちゃの煮物を出してくれましたが、断固拒否。申し訳ないとお詫びしながら、レトルトの離乳食を食べさせると2口、3口とパクパク食べる娘。 日ごろ私の作った離乳食もあまり食べないことを夫が伝えると義母はイライラしながら「作ったって食べないなら無駄なんだから、毎日レトルトでいいじゃない!」と言い放ちました。あまりの剣幕に、言葉の意味はわからないはずの娘も号泣。無駄というひと言は、試行錯誤を重ねてきた私自身を否定された気がして、悲しくて何も言い返す言葉が出てきませんでした。 幸い保育園に入園してから娘は今まで食べなかったのが嘘のように離乳食をたくさん食べてくれるようになり、本当に安心しました。手作りの離乳食を無駄だなんて言ってほしくなかったと、4年経った今でも心のどこかで許せずにいますが、義母にとって娘は初孫。今思えば義母も、かわいい孫のために前の晩から一生懸命作った煮物を食べてもらえなかったことが悲しかったのかもしれません。かわいい孫を思う義母の気持ちにも寄り添って、良好な関係性を維持していきたいと思っています。 作画/はたこ著者:山本加奈子5歳女児と0歳男児の2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2024年01月19日現在、5歳と2歳児の子育てをしています。家族でファミリーレストランに行ったとき、隣の席に案内された年配の女性が長男をひと目見るなり店員さんを呼び、「席を替えてくれない?」と言ったのです。とても悲しく、複雑な気持ちになった体験をお伝えします。 楽しみにしていた家族での外食長男が2歳のときの話です。共働きだったため、休日くらいはゆっくりしようと週末は外食になることが多かったわが家。子連れの外食は周りへの迷惑を考え、ファミリーレストランなどのできるだけファミリー層が多い店舗を選択していました。 幸いにも長男も食事中は騒いだりせず、大人しい性格だったので、安心して外食を楽しめていました。もちろん、ぐずったり騒いだりしたらお店を出ないといけないと思っていましたが、そんなことは一度もありませんでした。 「席を替えてほしい」の言葉にびっくりその日も、いつも行くファミリーレストランで夫と長男の3人で食事をしていました。注文が終わって待っているとき、隣の席に年配の夫婦のお客様がいらっしゃいました。席に案内され一度は着席したのですが、奥様らしき方がすぐに店員さんを呼びました。そして、長男のほうを見ながら「子どもの隣の席はちょっと……」と伝えたのです。 席の間隔が近かったため、話している会話はすべて聞こえていました。もちろん長男は大人しく待っていて騒いだりしていません。今までそんな経験はなかったため、とても驚き悲しくなりました。 子どもの隣は騒いでいなくても迷惑?結局、ご夫婦は空いている席に移動されました。もしかしたらご夫婦は静かにお話をしたく、過去に子連れの家族が隣席で嫌な思いをした経験があったのかもしれません。「いつ騒ぐかわからない子どもの隣は嫌だ」と思った可能性もあります。 しかし、私は子どもと一緒の外食には人一倍気を使っているつもりだったため、とてもショックでした。それは、子どもというだけでうるさい、迷惑だと決めつけられたようで、自分の子育てが否定された気持ちになったからかもしれません。 人によってはささいな出来事かもしれませんが、当時は本当に悲しくて悔しい気持ちになりました。反面、子連れでの外食中に笑いかけてくれる人、話しかけてくれる人、応援してくれる人もたくさんいます。今は、見知らぬ人たちが隣席を気にしながら食事をする可能性があるなら、先に席を移ってもらって逆によかったのかなと思うようになりました。また、子どもには外食時には周りの迷惑にならないように、マナーをきちんと守らせようと改めて意識することができた体験でもありました。 作画/和田フミ江監修/助産師 松田玲子著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2024年01月18日私が出産した次男は、ダウン症候群です。妊娠中に異常を指摘されたことはなく、いざ自分が障害児の母親となったとき、「自分の人生は終わった」と、正直そう思いました。そんな絶望を味わった私ですが、次男のおかげで新しい夢ができたのです。ダウン症に詳しい人ってどこにいるの?私はダウン症の次男を出産したとき、とてもショックで1カ月間、毎日泣いて過ごしました。毎日泣いて過ごしながらも、私は「ダウン症には早期療育が必要と言われているけど、療育って何? どうやって始めたらいいの?」「障害があっても保育園に入れるのだろうか?」「利用できる福祉サービスは?」など、日々たくさんの疑問が……。 区役所に行って福祉サービスについて聞くと「保健センターが窓口になるので、そちらに行ってください」と言われ、保健センターへ行くと「詳しいのは区役所のほうなんです」と、区役所や保健センターをたらい回しにされたこともありました。結局、一番正しい情報を教えてくれたのは、ダウン症の親の会で知り合った先輩ママでした。 ダウン症専門のコンシェルジュになりたいこういった経験をして「これからダウン症の子を出産する人が、私と同じように困ることがあるのではないだろうか? そうならないように、福祉サービスの手続きや内容に詳しい“ダウン症専門のコンシェルジュ”になって、ダウン症児を出産して困っている人たちに寄り添いたい」と思うようになりました。 現在では、SNSに出産直後の暗い気持ちをそのまま文章として残したり、福祉サービス利用までの経緯や手続き方法について投稿したりしています。実際に、私のSNSを見た方から「先日ダウン症の子を出産してショックで毎日泣いていますが、あなたの過去の投稿を見て、とても共感して救われました」とメッセージをいただくこともあります。 次男を出産した直後は、障害児の親になったことのショックが大きく、「私がこの子を心からかわいがる日なんて、こないのではないか」と思っていました。ですが現在、1歳2カ月になった次男を心からかわいい、愛おしいと思いますし、次男のおかげで「ダウン症専門のコンシェルジュになりたい」という新たな夢ができたことを、うれしく思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:吉川 みきな
2024年01月17日ある日お菓子売り場で「あれもいい」「これもいいな」と決められない息子にしびれをきらした私。すると店員さんが走ってやってくる事態になったのです――。そのワケは……。 子どもたちがハマっていたセリフ娘と息子が家でハマっていたセリフが、「誰かたすけてー」という言葉。わざと布団の間に挟まったふりをしたり、棒にぶら下がったりしては「誰かたすけてー」。それを聞いて、私が「はいはい」と助けに行くのがお決まりの流れでした。 そんな息子を連れて買い物に行ったときのことです。息子がお菓子コーナーの前で、あれこれとお菓子を決められずにいました。選んでは「やっぱりちがう」と別のお菓子を見る息子に、しびれを切らして「もう次に決めたやつにしようね」と言いましたが、案の定息子は「やっぱりあっちがいい」と駄々をこねました。 気持ちに余裕がなくなっていた私は、「もう決めたでしょ!」と息子を抱えて移動しようとしたとき……。 血相を変えて走ってくる店員さん息子がいきなり抱っこされたままのけ反り、大声で「わー! 誰かたすけてー!!」と叫んだのです! 思わずギョッとして、「ちょっと! シッ!」と言いますが、それが楽しいのか再び「誰かたすけてー!!」と叫ぶ息子。 息子の声を聞いて、店員さんが走ってきました。慌てた店員さんに「どうされましたか?」と聞かれ、「すみません、すみません! あの、イヤイヤ期で……」と、誘拐と間違われそうな状況にハラハラしながら説明する羽目になりました。 店員さんが来たことで息子が人見知りを発動し、「ママ、だっこー」と言ってきたのであらぬ疑いはなくなり、店員さんも親子であることを理解してくれました。ただ、他のお客さんの視線も突き刺さり、本当に恥ずかしかったです。息子は遊んでいたつもりでしたが、私としてはとにかく焦った体験談でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/まげよ著者:山口花
2024年01月16日私は4歳と2歳の男の子を育てています。生まれてからずっとパパが大好きで、パパにくっついてばかりいた長男が、3歳4カ月を過ぎたあたりから急にパパのことを拒否するようになりました。そして、何をするのにも「ママ! ママ!」と私しか受けつけません。反抗期だからと思ってはいるものの、そんな長男の変化にパパはショックと苛立ちで怒り、私は長男とパパの対応に追われる日々。しかし、あるとき、私たち夫婦は長男の変化の理由に気がつきました……。反抗期の長男幼稚園に通うようになった長男は、ここ最近、特に親によく反抗するようになりました。反抗期と並行して、あんなに大好きでくっついてばかりいたパパを拒否するようになったのです。 パパが長男を抱っこしようとすると「やめて! 」と言い、パパが長男に注意すると「ママ! ママ!」とパパの言うことを聞こうとしません。そして、長男はパパを拒否したあと、パパの表情や様子をジッと観察しているのです。 ショックで怒る夫今までとはまったく違う長男の反応に、長男のことが大好きな夫はショックで仕方がありません。私は夫に「時期が過ぎたらまた長男はあなたに寄ってくるから」と伝えていますが、夫は理解はしているものの寂しい気持ちが強くて受け入れられない様子。 そして、夫の言うことを聞かず「やめて、ママがいい」と言う長男に力ずくで叱ってしまう日々が増えていったのです。長男はさらにパパに対する拒否が強くなっていきました。 夫婦で気づいたことある日、私は夫に「長男はあなたを拒否したあと、あなたの反応を確認しているよ。甘えたいのかも。長男と一緒に遊んでみて」と伝えました。すると、夫は帰宅後、長男と一緒に積み木で遊び始めました。 長男はとてもうれしそうで、夫に「抱っこして」と両手を挙げて全身で夫に甘えています。私たち夫婦は「長男はパパと過ごす時間が少なくて、パパに甘えたいがためにパパを拒否して気を引いてたのかもしれない」と気づいたのでした。 パパを拒否してママばかり求める長男に夫は困惑して怒り、私は夫と長男の対応に追われて毎日のように疲労困憊でした。しかし、夫婦で長男が求めることに気づけたおかげで、今では長男の心の成長や変化にじょうずに対応できるようになりました。子どもの変化についていくことは簡単ではないですが、楽しみながら私たち夫婦も成長していけたらうれしいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2024年01月16日2023年12月、インフルエンサーのぷちあや(プチプラのあや)さんが、再婚を発表しました。ぷちあやさんは、SNS総フォロワー数が200万人を越える人気インフルエンサー。自身の発達障害を公表していることでも知られています。結婚後、ぷちあやさん夫婦はとある動画をアップしています。“意図せず人を傷つけることを言ってしまう”という特性を持つぷちあやさんですが、夫婦仲はとても良いそう。その秘訣はーー。話題の動画では…ぷちあやさんがYouTubeにアップした動画は、Instagramに寄せられた質問に、ぷちあやさんと夫である安藤翼さんが回答するというもの。中には、発達障害に関する質問も寄せられていました。 近年、大人になってから発達障害に気づく人も少なくありません。自身や配偶者の発達障害がわかり、戸惑い、悩んでいる人からの質問もあったのではないでしょうか。 発達障害を打ち明けるのは怖くないのか? 相手の発達障害を親に伝えるべきか? そして、発達障害を持つぷちあやさん夫婦が気をつけていることとは? ぷちあやさん夫婦は、自分たちの出した答えを話していました。発達障害を持つ夫婦の家庭円満の秘訣ぷちあやさんは、自閉スペクトラム症(ASD)と多動症(ADHD)を持っているそう。自閉スペクトラム症の特性上、何気ない言葉で相手を傷つけてしまうことが多いと話します。もちろん悪気はありません。 そこでぷちあやさん夫婦は、『1日1褒め』をモットーに、傷つけてしまった分それを補うように相手を褒めるのだと言います。そして、ありがとうを必ず言うこと、相手からされて嬉しかったことはすぐに伝えることを大切にしているそうです。 これを実践するようになって、ぷちあやさん夫婦は喧嘩が減り、関係も良好になったと話していました。 ぷちあやさん夫婦の動画はこちらで見ることができます。発達障害を持つ人や夫婦の関係性に悩みのある人は特に、ヒントがあるかもしれません。 発達障害とは発達障害とは、生まれながらにある脳の発達の違いによるものです。自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如、多動症(ADHD)、学習障害などは、発達障害に該当します。 発達障害を持つ人は、脳機能の発達がアンバランスであるため、言動や行動に特性が見られます。決して本人のやる気が足りなかったり努力不足だったりするわけではなく、治るものでもありません。また、育った環境との関係性もないと考えられています。 発達障害の特性は、環境によって欠点になることも長所になることもあります。ぷちあやさんのように、苦手なことをカバーすることで人としての魅力になったり、生きやすくなったりするケースもあるのです。発達障害との付き合い方発達障害とどう付き合うかはもちろん、身近な人にどう付き合ってもらうかも、生活する上では大切なことです。ぷちあやさん夫婦のように、特性を無理やり矯正するのではなく、特性を受け入れた上で、それをカバーする方法を考えるのはとても素敵な方法ですね。 自身の発達障害や家族の発達障害で生きにくさを感じている人は、まねしてみるといいかもしれませんね。
2024年01月15日