女優の清原果耶が主演を務める、映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日公開)の場面写真が29日に公開された。同作は作家・野中ともその同名小説の実写化作で、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人が映画化。平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳のつばめ(清原)は、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗った謎めいた老女“星ばあ”(桃井かおり)と出会い、いつしか2人はお互いの心に空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。この度公開されたのは、伊藤健太郎演じる浅倉亨の場面写真。亨はつばめの隣の家に住む大学生で、バンジョーを弾き、音楽を愛する爽やかな青年で、つばめはそんな亨に密かに恋心を抱いていた。自由奔放な姉(清水くるみ)に振り回されていた亨の身に、ある日ショッキングな出来事が起こってしまう。場面写真では、亨が部屋で趣味のバンジョーを弾いている姿や、険しい表情で姉と口論をしている姿、つばめと松葉杖をつく亨が誰かに出会ったような姿や、屋上でバンジョーを弾く亨を笑顔で見ているつばめの仲睦まじい様子を捉えている。今回バンジョーに初挑戦となった伊藤健太郎は、クランクインの一か月前から講師を呼び、練習に励んだ。
2020年07月29日いま最も注目を浴びる若手実力派女優・清原果耶の初主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』。この度、清原さん演じる主人公・つばめの姿を捉えた場面写真が解禁された。本作の藤井道人監督とは『デイアンドナイト』に続くタッグとなる清原さん。先日は、シンガーソングライター・Coccoの書き下ろし主題歌「今とあの頃の僕ら」で、自らヒロインの心の旅を伸びやかな歌声で歌い上げていることも発表された。今回解禁された場面写真では、目を大きく開き驚いた表情のつばめから始まり、父(吉岡秀隆)と育ての母(坂井真紀)がベビーベッドを作っている様子を見ている姿。書道教室の先生(山中崇)と本屋で何やら会話している姿、教室でクラスメートたちと過ごす姿が写されている。家族とともにベビーベッドを作っているシーンでは、一見笑顔で楽しそうな表情のつばめだが、実際は父と育ての母の間に子どもが産まれてくるため、どこか居心地の悪さを感じている。そして、その後の本屋のシーンでは実母のひばり(水野美紀)が東京で個展をしていることを書道教室の先生から聞き、会いに行く決心をするが…。清原さんは、各メディアのブレイク女優ランキングや2020年ヒット予測女優部門など様々なランキングでもランクインし、2021年度春のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインにも抜擢されている。映画初主演となる本作で吉岡秀隆や坂井真紀、山中崇、そして桃井かおりといった豪華キャストとの共演で見せる表情にも期待が膨らむ。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月4日より全国にて公開©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年07月19日2020年7月16日、『第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負』の第4局が開催され、高校生棋士の藤井聡太さんが渡辺明棋聖に勝利。同シリーズ3勝1敗で、初タイトルとなる棋聖位を獲得しました。17歳11か月という異例の若さで、史上最年少でのタイトル獲得を成し遂げた藤井新棋聖。将棋界の歴史を揺るがすようなニュースに、世間では大きな反響が上がっています。藤井新棋聖の快挙を、加藤一二三が祝福同日、元プロ将棋棋士で、タレントとして活躍する『ひふみん』こと加藤一二三さんが、藤井新棋聖のタイトル獲得について言及。 #棋聖戦 藤井聡太新棋聖にはその天賦の才を余すところなく発揮し天高く翔ける龍となり、将棋史に於いて今後だれもまだ見ぬ地平を、ときに孤独と闘いながらも勇猛果敢に切り開いていただき、いつまでも色褪せない名局を紡ぎながら、将棋という芸術文化の大輪の花を咲かせていただきたいと願います。— 加藤一二三@7/17フジテレビとくダネ!生出演 (@hifumikato) July 16, 2020 同シリーズで対局が行われるたびに、勝負における一挙一動を注目し続け、藤井新棋聖の勝利を我がことのように喜んでいた加藤さんだからこそ、感慨深いものがあったのでしょう。加藤さんの投稿に対し、ネット上では祝福や共感のコメントが寄せられる中、一方でその文才を称える声が続出。・藤井新棋聖誕生からわずかの時間で、これだけの名文をつづるひふみんもすごい。・ひふみんの人柄が伝わる美しいコメントに、胸がジーンとしました。・なんて優雅で品のある祝福のコメントなんだろう。素晴らしい。また、加藤さんはコメントを発表する20分前に、次のようなつぶやきも投稿しています。 #棋聖戦 やっぱり、聡太さんはつよい。。。— 加藤一二三@7/17フジテレビとくダネ!生出演 (@hifumikato) July 16, 2020 年下である藤井新棋聖のことを、「聡太さん」と呼び、感嘆のため息をつくようにつぶやいた加藤さん。その後、一部の人から「孫より年下ぐらいの人をさん付けで呼ぶって、すごいことだと思う」といった指摘が入ると、藤井新棋聖を『さん』付けで呼んだ理由について、こうつづりました。数多の報道陣を前に微動だにせずデビュー戦開幕を待つ藤井聡太四段は紛れもなくプロのオーラを身に纏っておられました。将棋盤を挟んで対峙した者としてその佇まいからはとても『藤井くん』と呼ぶ気にはなれません。棋士として産声を挙げた瞬間から彼は、勝負師魂を携えたまさしくひとりの大人でした。@hifumikatoーより引用加藤さんは、過去に棋士として対局した藤井新棋聖を、1人の大人としてリスペクトする想いから、『さん』付けをしたのです。年齢や立場に関係なく、相手を敬う…そういう姿勢こそ、加藤さんが幅広い層の人々に愛されるゆえんといえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月17日藤井聡太七段(17)の恩師で「ふみもと子供将棋教室」を主宰する文本力雄さん(65)。教室内では藤井七段は当時通っていた7~8人の子供たちのなかでも、とても活発な少年だったという。「実は運動神経もよくて、性格も活発なタイプでした。毎春行っていた“お花見将棋”で、河原の広場でかけっこをしたときは、いちばん体も小さいのに、年上の子より弾丸みたいに速かったですね。将棋の授業後には、みんなと一緒にトランプもよくやっていました。教室の最後は毎回、私が作った坂本九さんの『明日があるさ』の替え歌をみんなで合唱するのが恒例で、必ずいちばん前列の真ん中にいて大きな声で一所懸命、歌っていたのも聡太くんでした」その合唱の後、プロレスごっこが始まることもあった。「聡太くんがいちばん年下なので、やられるかと思ったらとんでもない!年上の子とも対等にプロレスをやっていました。さすがに4歳年上の子には負けていましたが、それでも向かっていってました」文本さんの笑顔は止まらない。将棋に加えて、遊びや運動までできた、藤井七段には思い出深い“学びの場”だったことだろう。実は“初恋”もここで芽生えていたようだ――。「聡太くんが幼稚園の年長のときでした。そのころ、2つ年上のA子ちゃんという女の子がいたんです。A子ちゃんはいつも聡太くんのことを『そうちゃん、そうちゃん!』とかわいがっていたんですよ。そんなある日、教室でたまげたことが起きました。最年少の聡太くんが、年上の小学生たちに向かって『A子ちゃんをいじめるなよなあ!』って真っ赤な顔で、端から順番にグーッとにらみつけて言ったんですよ。あまりに迫力満点だったので、みんな驚いて凍りついてました。いつもかわいがってくれた女の子なんで、正義感だったのか……。もしかしたら聡太くんの初恋だったのかもしれませんね」そう言って目じりを下げる文本さん。藤井少年はプロへの登竜門となる奨励会への入会を機に、教室を卒業することになった。「最後に私が送った言葉は『名人の上を目指せ』でした。不世出の天才なのは明らかなので、名人になるのは当然です。だから、さらにその上を目指してほしいと。本人はキョトンとしていましたね」’16年10月に史上最年少のプロ棋士となった藤井少年は文本さんのもとに挨拶に訪れている。「最近は聡太くんも忙しいので会えていませんが、『健康がいちばんだぞ』と伝えています。タイトル奪取の報告、楽しみにしています」“希代の棋士”を育んだ恩師は2人並んだ当時の写真を見ながら、いつまでもほほ笑んでいた――。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月09日清原果耶が藤井道人監督のもと、作家・野中ともその大人気小説の映画化で初主演する『宇宙でいちばんあかるい屋根』。この度、清原さん自ら、シンガーソングライター・Coccoによる書き下ろしの主題歌「今とあの頃の僕ら」を伸びやかな歌声で爽やかに歌い上げることが決定、その楽曲が彩る本予告映像が解禁された。今回解禁され予告編は、「私は今のママが産んだ娘じゃない」と清原さん演じる主人公の少女・つばめが孤独を感じ、思い悩むシーンから始まる。ある夜、星空を舞う(!?)謎の老婆・星ばあ(桃井かおり)との出会いから物語は一転、共に過ごす中で笑顔を見せはじめるつばめ。「私もちゃんと家族になれるかな」と、両親に赤ちゃんが産まれることの不安を打ち明けるつばめに、「しぶとく生きろ」「屋根の下でいろんな時間積み重ねて家族になるんだろ」と力強い言葉をかける星ばあ。歩き始めたつばめにおこる様々な出来事。泣いて笑った、星ばあと過ごしたかけがえのないひと夏の思い出が、色とりどりに絵本のように映し出されていく。つばめの「ありがとう、星ばあ」という言葉に込められた思いとは…?藤井監督が紡ぐ美しい映像、物語を彩る清原さんの伸びやかな歌声に引き込まれる映像だ。清原果耶コメントCoccoさんが書き下ろしてくださった主題歌「今とあの頃の僕ら」を歌唱させて頂きました。とても大切な作品に広く深く染み渡るような楽曲。こんなにも素敵な歌を私が歌ってもよいのだろうか、と考えましたがつばめを生きた自分だからこそ届けられる何かが有れば嬉しいなと今は思っています。レコーディングの際、緊張で固まる私に「歌は手段だから」とCoccoさんが声を掛けて下さって身体中が温かい空気に包まれるような感覚になりました。Coccoさんの真っ直ぐな目線の先で「手段」の意味を探しながら臨んだレコーディングは何にも変え難い時間でした。スタッフの皆さまにも支えて頂いて無事に録り終えることができ、本当に感謝でいっぱいです。つばめという1人の少女が生きている“今”にもこの曲を通して少しだけ触れて頂けたら幸いです。Coccoコメント映画を見終わるとすぐにつばめちゃんの声が曲にのって聞こえてくるようでした。私達は皆、傷付け傷付き、愛され愛を求め、そして愛を伝えていく生命活動を懸命にくり返しながらそれぞれの人生を歩いていくのだというメッセージを、清原果耶はその圧倒的な透明感をもって見事に歌い上げてくれました。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月4日(金)より全国にて公開。主題歌:清原果耶「今とあの頃の僕ら」(作詞・作曲・プロデュース:Cocco)は9月2日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月4日より全国にて公開©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年07月01日女優の清原果耶が、主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日公開)の主題歌を務めることが1日、明らかになった。同作は作家・野中ともその同名小説の実写化作で、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人が映画化。平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳のつばめ(清原)は、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗った謎めいた老女“星ばあ”(桃井かおり)と出会い、いつしか2人はお互いの心に空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。この度解禁になった主題歌は、シンガーソングライター・Coccoによる書下ろし楽曲「今とあの頃の僕ら」。清原が歌唱し、伸びやかな歌声でヒロインの“心”の旅を爽やかに歌い上げる。さらに主題歌を収録した本予告映像も公開となり、映像では主人公の少女・つばめが「私は今のママが産んだ娘じゃない」と思い悩み、星ばあとの出会いで笑顔を見せはじめる様子も。「私もちゃんと家族になれるかな」と、両親に赤ちゃんが産まれることの不安を打ち明けるつばめに、星ばあは「しぶとく生きろ」「屋根の下でいろんな時間積み重ねて家族になるんだろ」、と力強い言葉をかける。ひと夏の思い出が、色とりどりに絵本のように映し出される予告編となった。○清原果耶 コメントCoccoさんが書き下ろしてくださった主題歌「今とあの頃の僕ら」を歌唱させて頂きました。とても大切な作品に広く深く染み渡るような楽曲。こんなにも素敵な歌を私が歌ってもよいのだろうか、と考えましたがつばめを生きた自分だからこそ届けられる何かが有れば嬉しいなと今は思っています。レコーディングの際、緊張で固まる私に「歌は手段だから」とCoccoさんが声を掛けて下さって身体中が温かい空気に包まれるような感覚になりました。Coccoさんの真っ直ぐな目線の先で「手段」の意味を探しながら臨んだレコーディングは何にも変え難い時間でした。スタッフの皆さまにも支えて頂いて無事に録り終えることができ、本当に感謝でいっぱいです。つばめという1人の少女が生きている“今”にもこの曲を通して少しだけ触れて頂けたら幸いです。○Cocco コメント映画を見終わるとすぐにつばめちゃんの声が曲にのって聞こえてくるようでした。私達は皆、傷付け傷付き、愛され愛を求め、そして愛を伝えていく生命活動を懸命にくり返しながらそれぞれの人生を歩いていくのだというメッセージを、清原果耶はその圧倒的な透明感をもって見事に歌い上げてくれました。○藤井道人監督 コメントCoccoさんが本作のために書き下ろしてくれた楽曲を、主演としても映画を背負ってくれた清原さんの歌声で締めくくる、とても贅沢な試みでした。清原さんの澱みない歌声が、この映画の余韻を何倍にも大きくしてくれたと自負しております。大人になった皆さんへ、これから大人になる皆さんへ、一人でも多くの方にこの映画が届くことを願っています。○前田浩子プロデューサー コメントロケ地への行き帰りのバスで清原さんはいつもイヤホンをつけて、音楽に耳を傾けていたのですがそこから微かに漏れ聞こえてきたのがCoccoさんの歌声でした。その憧れのアーティストが初主演映画の主題歌を唄うことになった彼女のために書き下ろしてくださったのは奇跡であると同時に必然だったのかもしれません。鈴が転がるようなその歌声は透き通り、皆さまへお届けする贈り物を美しく包んでくれました。両手で受け止めていただけますと幸いです。
2020年07月01日フジテレビの藤井弘輝アナウンサー(28)が6月17日に、30代の同局社員と結婚したことが発表された。父・藤井フミヤ(57)も90年6月に結婚したことから、親子揃っての“ジューンブライド”と注目を集めている。18日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ)では、同期の永尾亜子アナ(26)が結婚のニュースを紹介。藤井アナは、「ほんの少しだけ頼りなく見える私ですが、幸せな家庭を築いていきたいと思います」とコメントを寄せていた。藤井アナは16年4月に入社し、同年10月には『めざましテレビ』のレギュラーに抜擢。現在は水曜リポーターを担当しているが、バラエティ番組など幅広く活躍している。19年に配信された音楽番組『フジアナ歌祭り』(FOD)では、父の楽曲「Another Orion」を熱唱。その後もたびたび歌唱を披露し、父子ともに歌声が似ていることが話題に上った。「藤井アナは入社当初、父の存在をプレッシャーに感じていたそうです。ですが『めざましテレビ』に抜擢されてからは、“自分は自分”として仕事に打ち込むように。学生時代に培った楽器演奏や、スポーツといった特技も番組作りに活かしています。父の歌を披露することは悩んだそうですが、今では『父のファンが楽しんでくれるなら』と吹っ切れたそうです。周りを盛り上げる人柄や身体を張った企画も進んで挑むことから、周囲にも慕われていますね」(テレビ局関係者)幅広く活躍する藤井アナを祝福する声が広がっている。《朝からお目出度いニュースが!藤井アナ結婚おめでとうー!お父様同様、末長く幸せにー!》《わお!びっくり!フミヤもおじいちゃんになる日が近かいわね。こんなおじいちゃんいたらカッコ良すぎ》《わぁ〜!朝からビックリ!!弘輝くん結婚かぁ〜!両親と同じジューンブライドときたー!w》入社5年目にして、公私ともに順風満帆ともいえる藤井アナ。人生の歩みには父の“教え”が影響しているようだ。「フミヤさんは、子供たちが成人しても『家庭を持つまでは目が離せない』と語っていました。グローバルに活躍できるよう、幼い頃から『中学校はスポーツ部に入部』と『留学』を家訓として伝えてきた“教育パパ”だったそうです。藤井アナはその教えに従って、高校時代をアメリカで過ごしました。厳しく見えますが、フミヤさんは奥さんと手を繋いで出かけるほどの“愛妻家”。テレビ番組でも『一生一緒に生きていきたい』と公言していました。藤井アナは、そんな父親の背中を見て育ってきたのでしょう」(前出・テレビ局関係者)幸せいっぱいの藤井アナ。父と同じように家族を大切にするのだろうーー。
2020年06月18日清原果耶が『新聞記者』『デイアンドナイト』の藤井道人監督とタッグを組んだ『宇宙でいちばんあかるい屋根』から初映像となる特報が解禁された。今回解禁された特報映像は、「今、空飛んでましたよね!?」というつばめ(清原果耶)のセリフと、空を見上げた彼女の目に飛び込んできた、星空を舞う老婆(桃井かおり)の姿(!?)から始まる。「年くったらなんだってできるようになるんだー」とキックボードを乗り回してはしゃぐ、そんな“星ばあ”と過ごしながら、悩める14歳の少女・つばめの表情は美しく輝き出していく。憧れの隣人・亨(伊藤健太郎)、父(吉岡秀隆)、育ての母(坂井真紀)、産みの母(水野美紀)、書道教室の先生(山中崇)、元カレ(醍醐虎汰朗)といったつばめを取り巻く人々の姿が映し出される中、「ありがとう、星ばあ」というセリフとともに涙するつばめ。大人になること、家族とは何か。広い空の下に広がる屋根を見つめるうちに、つばめが気づいたこととは…。懐かしくて愛おしい、ひと夏の物語が完成した。今回解禁された映像だけでも様々な表情を見せる清原さんは、2021年度前期のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインに抜擢されたばかり。今回新たな映像表現に挑む藤井監督と『デイアンドナイト』以来の再タッグに期待膨らむ映像となっている。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月、全国にて公開予定©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年06月09日アイドグループ・ジャニーズWESTの藤井流星と神山智洋が、舞台『正しいロックバンドの作り方』に主演することが8日、明らかになった。同作は日本テレビ深夜ドラマ「シンドラ」第12弾として放送中の同名ドラマの舞台化作。ロックバンド“悲しみの向こう側”のメンバーで、バンドを愛する心配性のリーダー・シズマ(藤井)、夢も目標も特にないイマドキ大学生・テツ(神山)、天才かもしれない不思議くん・オギノ(栗原類)、とにかく明るいムードメーカー・コバ(吉田健悟)の成長物語となる。舞台版新キャストとして、中村梅雀が登場。さらに野田美桜、かわのをとや、中谷竜が出演する。作・演出は、ドラマの企画・脚本監修を務める西田征史が手掛け、西田監修のもと、ドラマの脚本を手掛けるおかざきさとこが舞台版の脚本も担当する。東京公演は東京グローブ座にて8月9日~8月30日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて9月2日~9月8日。○作・演出 西田征史 コメントこの夏、“悲しみの向こう側”の向こう側を、舞台で描きます。まずお伝えしたいのは、ドラマから地続きの続編ではないということ。ドラマの最終話で妙に引っ張って「続きは舞台で!」という作品ではありません。ドラマを楽しみにしてくださっている方々、ご安心ください。ドラマではドラマとしてしっかり描ききったつもりです。この舞台版では、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」がドラマの後の時間で、新たに苦悩している問題に向き合っていきます。その中で意外な人物との出会いがあって……と、そんな、彼ららしい夏を描きます。ドラマのキャスト・スタッフの皆さんで育ててくださった、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」と再び向き合えること、とても楽しみにしております。○藤井流星 コメントドラマからの舞台化というパターンは初めに聞いた時、驚きました。個人的には舞台が5年振りくらいなので凄くワクワクしていますし、またシズマを演じられる喜びもあります。そして、“悲しみの向こう側”の4人の空気感は撮影現場でも凄く良かったと感じているので、実際に見ていただけるのは凄く嬉しいです。ドラマの全10話を経て絆が更に深まったあの熱いクセだらけの“悲しみの向こう側”の4人が夏に更に熱くなって戻ってきて、またまたバカな事をすると思います。笑キャスト、スタッフ一丸となって皆さんに楽しんでいただける様に頑張りますので、是非楽しみにしていて下さい。○神山智洋 コメント“悲しみの向こう側”にテレビの次は舞台で会えます。出演したドラマが舞台化されるのは初めてなのでワクワクしますし、また4人で集まっておもしろいことを出来るのが今からとても楽しみです。中村梅雀さんをはじめ、新キャストの皆様、ドラマで企画・脚本監修を担当してくださった西田さん、舞台でお世話になるスタッフさん。全員で一丸となって2020年の夏は超熱い夏にしたいと思います。ドラマとはまた別のお話なので、ドラマを見られていない方でも楽しめますし、ドラマを見て頂いた方はより深く正しいロックバンドの作り方を楽しんで頂けると思います。ドラマでは見られない細かい部分や、舞台だからこそ感じる空気感を味わってください。今年の夏は楽しくなりそうです。会場で皆様に会えるのを、神山智洋としても赤川哲馬としても、心よりお待ちしています。○栗原類 コメントこの度ドラマ『正しいロックバンドの作り方』が舞台化されます。今まで関わった作品が舞台化されるというのは初めてでとても新鮮な気持ちです。“悲しみの向こう側”4人のお話はドラマが終わっても続きます! ドラマを見ていないかたでも入り込める作品です。この夏は是非劇場でお会いしましょう。よろしくお願い致します。○吉田健悟 コメントもう一度“悲しみの向こう側”のメンバーになれることは、ただただ嬉しいです。そして、舞台に立てる幸せを噛み締めています。テレビで演じた役を舞台でも演じる。というのは人生初でして、まだ稽古もこれから、の状態ですが、新作エピソードをひっさげて、メンバー4人、キャスト、スタッフ、チーム全体でゼロから作り上げて最高の舞台にしたい気持ちです。ゾクゾクしております。舞台には、お客様が欠かせません。観に来てくださるお客様も言わば共演者です。舞台演劇ならではのライブ感。是非味わってください。皆様と一緒に、キエチマエカナシミ!と叫べる日を楽しみにしております。○中村梅雀 コメント私は母親がピアニストだった影響で音楽が無い人生は考えられません。12歳から様々なジャンルのバンド活動をしてきて、64歳の今もライブを続けています。過去にはCDも出しています。ですからバンド活動には特別な思いがあります。『正しいロックバンドの作り方 夏』は熱い青春の魅力がたっぷりです。友情、夢、喜び、競い合い、不安、迷い、悲しみ、怒り、など、様々な要素をバンド活動を通して巧みに描いていると思います。熱くて楽しい、感動的な舞台になると思います。グローブ座には昨年の『THE NETHER』に続き、2年連続の出演になります。他の劇場とは明らかに違うお客様の集中力と反応の熱さにとても驚きました。今から毎日のステージが楽しみです。
2020年06月08日『新聞記者』藤井道人監督の最新作『ヤクザと家族 The Family』の公開が決定。今回初共演となる綾野剛と舘ひろしを迎え、“ヤクザ”をテーマにした壮大な物語を作り出す。本作は、『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』などの話題作を世に送り出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『新聞記者』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した藤井監督のオリジナル脚本作品。1999年、2005年、2019年――3つの時代で見つめる、ひとりの男とその家族・ファミリーの壮大なヒューマンストーリーだ。男は自暴自棄になっていた少年期に、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで、心の救いを得て父子の契りを結ぶ。しかしときはうつり、彼にも愛する自分の家族ができる。一方、暴対法の施行はヤクザの有り様と男の環境を一変。男の選んだ生き方は様々な矛盾やハレーションをおこし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、かけがえのないものを失うという状況を突きつけられていく…。綾野さんが演じるのは、広域指定暴力団の3次団体・柴咲組の組員、山本賢治。今回がヤクザ役初挑戦となる。父親を覚せい剤で失い、その日暮しの生活を送っているときに柴咲組組長の危機を救ったことから、ヤクザの世界へ。移り変わる社会の中で「組織=ファミリー」と「愛する家族」の間で揺れ動く、時代を象徴する“最後のヤクザ”ともいえる男の半生を演じる。そして舘さんが演じるのは、少年・山本に手を差し伸べ、“家族”という居場所を与える柴咲組組長・柴咲博。43年ぶりのヤクザ役だ。キャスティング理由について藤井監督は「河村プロデューサーと話して、主人公の山本という役は綾野剛以外考えられない、という共通の認識でした」と言い、「20年の役を生きる山本という役は、その時代を象徴するかのように様々な繊細な感情を表現しなければならなかったからです。綾野さんのストイックな役への姿勢は、本作の脚本の世界を何倍にも広げてくれました」とコメント。一方、舘さんのキャスティングについては、監督のリクエストだったそうで「かっこよくて、でも愛嬌もある、優しい『父親像』を舘さんに託しました。舘さんには撮影時本当にたくさんのことを教えていただき、僕の監督人生の大きな財産の一つとなりました」とふり返っている。出演キャストコメント■綾野剛渾身の作品が生まれました。現場では今までに感じた事の無い鼓動の連続で、毎日が走馬灯のようでした。果てしなく目を背けたくなるような残酷さと、その体温を永遠と抱きしめ続けたくなるような心地よさ。これが"家族"なのかと。母、親父、兄弟、愛した女。過去から現在、人権と時代。そしてこれからの未来を生き抜く子供たち。私達、藤井組は、その全てをひとつの映画に込めました。幾度もの難関にも映画は私達を見放さず、見つめ続け、救ってくれた。映画は私達にとって最後の"家族"です。スタッフ、キャスト、家族のみんなで乗り越え導き出した愛の結晶。それが「ヤクザと家族 The Family」です。どうか、どうか。家族を大切に。■舘ひろし「ヤクザ」という題材で家族の愛を描いた作品(脚本)に、大変興味を持ちました。藤井監督は感情表現を繊細に演出し、俳優スタッフが一つとなり、丁寧に作品を作り上げていきます。その姿勢に感銘を受けました。綾野剛さんは、訴えかける目力が素晴らしい。いつも作品のこと、役柄を深く考えており、役の中をリアルに生きている、そんな俳優さんだと思います。とても刺激をもらいました。「ヤクザと家族 The Family」どうぞ、ご期待ください。『ヤクザと家族 The Family』は2021年公開予定。(cinemacafe.net)
2020年05月27日報道番組『news every.』(日本テレビ系)で、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)にまつわる外出自粛の必要性や買い物マナーについて呼びかけている、藤井貴彦アナウンサー。感染者数を伝える藤井貴彦アナの『ひと言』に、称賛の声「これぞ報道」「感動した」藤井貴彦アナ「お客様は神様ですから」続いた予想外の言葉に絶賛の嵐2020年5月6日に、同番組で視聴者に向けた『ある発言』が話題になっています。藤井貴彦アナが視聴者へ贈った『ある言葉』番組では、同日の東京都の感染者数について報道。4日連続で100人を下回り、この日はもっとも少ない数だったそうです。藤井アナは、同月6日までの予定だった緊急事態宣言が、31日まで延長になったことについて、次のように発言しました。今日は当初の緊急事態宣言の最終日ということになりますが、自粛に応じて家にくださったみなさん、まずはここまで本当にお疲れさまでした。一方で明日から今月末までの延長が決まっています。引き続きみなさんのご協力をお願いいたします。news every.ーより引用政府の外出自粛要請を守り、ステイホームを守った人たちに労いの言葉をかけたのです。また、延長が決まった緊急事態宣言ですが、地域によっては一部施設の休業要請が解除されたり、学校が再開したりするとのこと。これに対し藤井アナは「2週間後の未来をつくるか、2周間前に戻るかはみなさんの行動にかかっています」といい、「引き続き人との距離をとる鉄壁のディフェンスをお願いします」と感染防止を呼びかけました。【ネットの声】・心に響く言葉をありがとうございます。感動しました。・藤井アナの言葉を聞くと、これからも外出自粛を頑張ろうって気持ちになります。・何度も藤井アナの言葉に救われている。温かくて、涙が出る。もう少し踏ん張ろう!藤井アナのいう通り、一人ひとりの行動が未来につながるといえるでしょう。コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、私たちにできることはなんなのかを再確認させられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月07日報道番組『news every.』(日本テレビ系)での呼びかけが注目を集めている、藤井貴彦アナウンサー。「緊急事態宣言後も、観光や遊びに出ている人を…」藤井アナの『発言』に反響2020年4月23日にも同番組で視聴者に向けた発言をし、話題になりました。感染症流行時の『買い物のマナー』番組では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いていることが分かるトピックをまとめて紹介。その中で、藤井アナは週末を前に視聴者に伝えたいことを次のように述べました。この週末、外出を考えている方もいるかも知れませんが、特に買い物に対するマナーが求められています。どうぞ少人数で距離を取って、回数を減らしてください。もちろん、お客様は神様ですから、生活を支えてくれる店員さんにも『神対応』でお願いします。news every.ーより引用スーパーマーケットでは、人々の生活を支えるため、多くの店員が感染リスクを抱えながら働いています。店側はさまざまな感染対策を行っているのですが、客側のマナー違反によって感染リスクが上がってしまうことも。店側の用意した感染対策を無視した行動や、家族総出の買い物などが問題視されており、『一般社団法人全国スーパーマーケット協会』も注意喚起をしています。感染症流行中も休業しないスーパー「家族で出かけられる!」と思っている人に協会が注意また、横暴な態度を取る客も多いようで、ネット上には店員の嘆きが多数投稿されています。それらの背景を踏まえ、藤井アナは視聴者にマナーを守るよう呼びかけたのでしょう。藤井アナの発言に対し、視聴者からは「上手ないい回しだな~!好き!」「やっぱり『神対応』ができなきゃ神じゃないよな」などのコメントが寄せられました。非常時だからこそ、焦りや不安を他人にぶつけずに『神対応』でいきたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月24日2020年4月7日、政府は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、緊急事態宣言を発令。不要不急の外出を自粛するよう要請しました。しかし、感染者数は依然として減少傾向にならず、同月14日の時点で国内で7600人以上の感染者が出ています。藤井貴彦アナが、視聴者に『呼びかけ』こうした状況の中、報道番組『news every.』(日本テレビ系)でMCを務める藤井貴彦アナウンサーの言葉が、多くの人の共感を集めています。同月14日、番組の放送中に「東京都の新たな感染者数が160人を超えた」という速報が入ると、藤井アナは視聴者に次のように呼びかけました。今日は緊急事態宣言の発表からちょうど1週間になりますので、ここから先は少しずつ緊急事態宣言後の私たちの行動が形となって現れてくることですが、大切なのはその先です。2週間後の未来を変えられるように、今日もご協力をお願いします。命より大切な食事会やパーティーはありません。どうぞよろしくお願いします。news every.ーより引用正確な情報を伝えながら、毅然とした態度で「命より大切な食事会やパーティーはない」と注意喚起を行った藤井アナ。また、番組では20代~50代の働きざかりの感染者数が増加していることや、若い人ほど症状が軽く行動の制限につながりにくいという問題点も指摘。専門家の話を受けた藤井アナは、改めて外出自粛の必要性を訴えました。若い方、そして40~50代が外に出て、みなさんが悪いということをいっているわけではありません。どうしてもこういう状況の中で感染者数が増えていってしまうという現状があります。また、みなさんの行動半径が広くなればなるほど、感染をさせてしまう可能性が非常に高くなってしまいますので、必要で外に出ている方には何度も申し上げて申し訳ないのですけれども、感染させないという行動をぜひ取っていただきたいと思います。news every.ーより引用ネット上では、視聴者から藤井アナのコメントを称賛する声が寄せられています。・おっしゃる通り。食事会やパーティーはいつでもできますよね。・こういうひと言って、本当に大事だと思います。・信念を感じるし、的確に言葉を使っている印象です。・この姿勢はすごく好感を持てますね。私たち一人ひとりが、危機意識を持って行動をする必要があると、改めて認識させられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月15日NHK連続テレビ小説「なつぞら」やドラマ「透明なゆりかご」「俺の話は長い」などで注目を集める清原果耶が映画初主演。『デイアンドナイト』『新聞記者』の藤井道人監督・脚本で、野中ともその「宇宙でいちばんあかるい屋根」を映画化することが、本日1月30日、18歳を迎えた清原さんの誕生日に発表された。原作は、その表現力で多くのファンを魅了する作家・野中ともそによる同名大人気小説。平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳の主人公・つばめは、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗った(!?)あやしい老婆“星ばあ”と出会う。いつしか2人はお互いの心のどこかに空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。つばめの前に起こる事件、そして最後に明かされる星ばあの正体とは…?ひと夏の大切な何かを探す2人のキュートで、愛おしい、感動のファンタジードラマ。主人公の女子中学生・大石つばめ役を演じるのは、「なつぞら」「俺の話は長い」ほか多数のTVドラマ、藤井監督×山田孝之プロデュースの『デイアンドナイト』をはじめとする映画、そしてCM・雑誌と幅広く活躍し、いま最も期待される若手女優・清原果耶。本作が映画初主演となり、実父と血の繋がりのない母との間に子どもが産まれることで感じる疎外感、実母への想いを胸の内に抱えながら、幼なじみに抱く恋心や、星ばあとの出会いから成長していくひと夏の少女の姿を、等身大かつ圧巻の演技力で表現する。「今の清原果耶を切り取ることは誰もができることではない、とてもラッキーな機会を戴けた」と語る藤井監督が、彼女の魅力を最大限に引き出し、かつてない作品世界を完成させている。また、謎の老婆・星ばあ、つばめが恋する大学生、つばめの両親、実の母親と清原さんを取り巻くキャスト陣にも豪華な面々が集結しているらしく、その発表にも期待が高まる。藤井道人監督×清原果耶が再タッグ「素晴らしい演技を見せてくれた」清原果耶現場の雰囲気に突き動かされ続けた色濃い撮影でした。まだ完成したものを観ていないので、どうなっているのだろうとふつふつ考える日々ですが撮影中に私自身がつばめちゃんから貰った希望や勇気が、映画を観て下さる皆様にも伝わると良いなと思います。是非お楽しみにしていて下さい。藤井道人監督『デイアンドナイト』で素晴らしい演技を見せてくれた清原果耶さんと再び映画を撮れたこと、そして、清原さんの初主演映画を監督出来たことをとても光栄に思っています。本作は、大人になったすべての人たちへ捧げる物語です。心温まる、素敵な映画が出来ました。是非、お楽しみに!原作:野中ともそ最初に映画化のお話をいただいた時から長い長い時を経て、敬愛する藤井監督のもと、遂に撮影が始動したと聞いた時は胸が高鳴りました。同時にこの突拍子もない物語が本当に映像となりえるのか、わずかな不安がよぎったのも覚えています。けれどごく短いラッシュを見せていただいた瞬間に不安は綺麗に拭われました。まっすぐまなざしに揺れる感情が透けるような清原さんの佇まいに、ああ、つばめがいる!と。そして星ばあも亨くんも両親も皆、画面からはみ出るくらいに彼らの人生を生きている…!驚きと感謝をもって、今は一観客として公開を心待ちにしているところです。四月に装いをあらたに再文庫化される原作もお手にとっていただければ幸せです。前田浩子プロデューサータイトルに惹かれて手にした原作のページをめくった途端少女時代にタイムスリップしました。星空の下に連なる屋根、失くしたものを求める想いのイメージが躍り出し、時間をかけて藤井監督と企画を温めて参りました。そして、清原果耶さんがその圧倒的な存在感で主人公つばめを生きてくれて、本作は誕生しました。どこか懐かしい、それでいてこれまでに見たことのない景色をお届けします。ご期待ください!『宇宙でいちばんあかるい屋根』は2020年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月30日公園の豊かな緑に抱かれたホールへと続く道から、物語は始まっていた。藤井フミヤの今年初のツアー「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2020 藤井フミヤ meets 西本智実」が幕を開けたのは、千葉県松戸市の「森のホール21」。遠方から駆けつけたファンも多く、会場が近づくにつれて膨らんだ期待が場内を包み込んだ。【チケット情報はこちら】前奏曲にアレンジされた『Another Orion』が西本智実の指揮棒から流れ出すと、観客の胸の高鳴りも頂点に達した。黒一色のタキシード風の衣装をまとった藤井は、そんな空気を全身で受け止め、静かにマイクの前に立った。表情は少し硬い。ビルボードクラシックスでのツアーも4回目を数える藤井をしても、西本智実との共演は特別なステージだ。「やや緊張しています」。冒頭の3曲を歌え終えると、藤井は率直にそう口にし、会場の空気を解きほぐした。「ショートムービーを見るような気持ちで聴いてほしい」と語りかけた藤井の狙い通り、すぐに伸びを取り戻した藤井の声に弦の音が柔らかく寄り添い、ドラマチックなストーリーが展開された。3年ぶりにリリースしたアルバム『フジイロック』収録の新曲『フラワー』から、“鉄板”の『TRUE LOVE』、令和も平和な時代でありますように、との願いを込め選曲したという『鎮守の里』まで。それぞれのナンバーを丁寧に歌い込む姿に吸い込まれるかのように、観客の表情が和らぎ、楽曲の世界に入り込んでいく。西本が芸術監督を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラとの息もぴったりだ。圧巻は最終曲の「夜明けのブレス」。曲の途中、西本がオケの音を最小限に絞ると、藤井はマイクを離れ、生の声で歌い出した。情感あふれる肉声に涙を抑えきれなくなった客席は、最後の音が消えた瞬間、1拍の静寂を置いて、うねるような拍手で熱演を讃えた。ドラマはしかし、まだエピローグを迎えてはいなかった。アンコールに応え、再びステージに現れた楽団が奏で出したのは、クラシックの王道、歌劇『トゥーランドット』の劇中曲『誰も寝てはならぬ』だ。プッチーニの名曲をアレンジしたメロディーに藤井の詞を乗せ、現代のアリアを誕生させた。トゥーランドット姫とカラフのストーリーを下地に、壮大な愛を歌い上げた藤井に、満席の客がスタンディングオベーションを惜しみなく送り続けた。“せっかくだから、オペラのアリアをアレンジしてみては”と藤井に勧めたという西本との軽妙なやり取りも、アンコールでのサプライズとなった。クラシックとポップス、ふたつの世界でトップを走り続けるふたりが編んだ美しい物語の余韻は、森から街へと帰る観客たちを包み込み、響き続けたに違いない。ツアーは今後、東京(2月5日(水)、13日(木)、3月3日(火)、4日(水))、大阪(2月9日(日))、西宮(3月8日(日))と、森を出て都会へと繰り出す。それぞれの地でどんな物語が紡ぎ出されるか、今から楽しみだ。チケットはぴあにて発売中。取材・文:上杉恵子
2020年01月28日茶寮「京都宇治 藤井茗縁」が、2019年12月5日(木)、渋谷フクラス内の東急プラザ渋谷にオープン。京都老舗茶園の茶を味わう茶寮茶寮「京都宇治 藤井茗縁」は、室町時代から宇治茶を栽培する老舗茶園「京都宇治 藤井茶園」のお茶を味わうことができるショップだ。先祖代々愛情を注ぎ大切に育ててきた京都宇治 藤井茶園の茶葉を使用したドリンクやフードメニューが展開される。こだわりのお茶ドリンク訪れたらぜひ味わってほしいのが「薄茶」。京都宇治 藤井茶園が何百年以上という歴史を積み重ね育てたこだわりの味、香りを贅沢に楽しめる。使用した抹茶は、5月上旬頃丁寧に手摘みした後、すぐに工場へ運び加工した碾茶の荒茶を伝統の石臼で挽き上げ仕上げたものだ。また、藤井茶園の単一品種の茶葉のみを使用した「シングルオリジン」の抹茶は、ほかではなかなか味わえない1杯。クリーミーで渋みが少なくしっかりとした甘みと香りが感じられる「あさひ」とマイルドで上品な甘みとふくよかな香り、鮮やかな緑色が特徴の「さみどり」の2種を用意している。さらに、まろやかな旨みと甘みを感じられる煎茶、さっぱりとした味わいの雁ヶ音など、個性豊かなお茶も展開。宇治茶をアレンジした抹茶みるく、抹茶レモネードをはじめ、抹茶ビール、抹茶スパークリングワインなどのアルコールも用意される。抹茶スイーツ華やかなビジュアルのスイーツも必見。「宇治抹茶のブリュレ仕立てパフェ」「ほうじ茶のブリュレ仕立てパフェ」は、提供する直前に表面をきつね色になるまでキャラメリゼして、カリッとした食感に仕上げている。中には、お茶のブリュレ、北海道産のあずき、自家製のゼリーなどが層になっているので、最後の一口まで飽きずに楽しむことができる。ひんやり冷たい氷にこだわりのシロップをあしらったかき氷も、宇治抹茶、ほうじ茶、宇治抹茶ミルク、ほうじ茶ミルクと4つのフレーバーで展開。藤井茗縁の抹茶ロールケーキは、抹茶付きのセットメニューで登場する。食事メニューまた、食事メニューも充実。その日の気分に合わせておばんざいを選べる「茶懐石膳」や、抹茶をかけて味わう「宇治抹茶 茶漬け」、鮮やかなグリーン色のそばが目を引く「宇治抹茶のおそば」などを取り揃えている。【詳細】京都宇治 藤井茗縁オープン日:2019年12月5日(木)住所:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 東急プラザ渋谷(渋谷フクラス)6FTEL:03-5422-3923営業時間:11:00〜23:00価格帯:食事 900円〜、カフェ 700円〜席数:店内48席 テラス8席<メニュー例>※商品内容、価格は変更になる場合あり。・薄茶600円+税・玉露、抹茶入り玄米茶600円+税・宇治抹茶のブリュレ仕立てパフェ1,300円+税・ほうじ茶のブリュレ仕立てパフェ1,300円+税・茶懐石膳1,500円+税・鮭といくらの宇治茶漬け1,300円+税・にしんそば (温) 1,100円+税
2019年12月06日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、受賞者が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。映画『愛がなんだ』で注目を浴びた岸井ゆきの、成田凌はそろって最優秀新進女優賞・男優賞に。当日は今泉力哉監督がサプライズで駆けつけ、2人に花束を渡した。今泉監督は「素直に嬉しいです。今日はなんの受賞もしてないんですけどのこのこ現れました」と照れ笑い。岸井は「あまり成田凌くんと話さないようにしていて。できるだけ(成田が演じた)マモちゃん以外の情報を入れたくないというか。それでちょっと個人的なことをきかないようにしたりしてたんですけど、成田くんは気づいていなかった」と撮影を振り返り、会場を笑わせる。成田は「『この映画がヒットしなかったら日本はおかしい』と思ったくらいだったので、ほっとした、というのはあるかもしれません」と、作品への熱い思いを語った。また、『嵐電』で最優秀主演男優賞に輝いた井浦は「生まれ育った多摩、完全なる地元。中大の裏側で生まれ育って、中大をみながら通ってたので、感慨深いです」と会場にしみじみ。同作は最優秀作品賞にも選出され、フレッシュなキャスト一同がずらりと並んだ。井浦は「ここに並んでる若者たちの名前と顔をどんどん覚えて帰ってください。きっとここに立ってる人たちが、これから今、新進賞をとった成田凌くんたちを突き上げていく若者たちになっていくと思います」と紹介する。『嵐電』鈴木卓爾監督は、「京都にずっといて、学校の先生をやっているので、次にいつ映画を撮るのかわかりません。誰か仕事ください」とアピール。さらに「『嵐電』はきっともう1回観たくなる人も多いと思います。なぜなら、ストーリーがよくわからないから。途中でこの映画はストーリーがよくわからなくなるので、みなさま、あまりストーリーを追いかけないで観てください。でも、映画はぐいぐいいきます。何言ってるのかわからないかもしれないですけど、そうやって観ていただけたらと思います」とたたみかける。最後には「11月22日から公開される中村義洋監督の『決算! 忠臣蔵』という映画に、キャストの1人と私が赤穂浪士の役で出てるので、よかったらぜひ見つけてください」と他の映画の宣伝もするなど、自由なスタイルで会場を盛り上げていた。○受賞一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月18日第11回TAMA映画賞授賞式が、17日に中央大学 多摩キャンパス クレセントホールで行われ、最優秀女優賞に輝いた女優の前田敦子が登壇した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。黒沢清監督の『旅のおわり世界のはじまり』ではウズベキスタンロケを行い、帰国後、石井裕也監督の『町田くんの世界』で学生役に挑戦した前田。「『27歳で制服を着ます』と黒沢監督に行ったら、すごい笑われて。『楽しみにしてます』と言われたので、頑張ろうと思って入ったんですけど、同い年の高畑充希ちゃんだったり、年上の岩田(剛典)さんも学生として参加すると聞いたので、それはすごく心強くて」と振り返る。石井監督からは「『映画の中で進行役になってください。あなたの役は重要です』と言われたので、がんばるしかない、制服云々言ってる場合じゃないなと思いました」と同作への思いを表した。現在は一児の母でもあるが、前田は「映画の世界って、夢が詰まっていて、『なんてわくわくするんだろう』と、やればやるだけ思える。映画の世界の前向きさ、ひたむきさが尊敬できるし大好きなので。これからどういうペースでやるかはゆっくり決めながらではあるんですけど、がっつり映画の世界に携われる日がきたらいいなと。そのためにすべてをしっかりがんばって直向きにやっていきたいと思います」と語った。○受賞一覧■最優秀作品賞『嵐電』 (鈴木卓爾監督、及びスタッフ・キャスト一同)『長いお別れ』(中野量太監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞新海誠監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『天気の子』)藤井道人監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『新聞記者』)■最優秀男優賞山﨑努 (『長いお別れ』)井浦新(『嵐電』『こはく』『赤い雪』『止められるか、俺たちを』『宮本から君へ』ほか)■最優秀女優賞蒼井優 (『長いお別れ』『宮本から君へ』『斬、』『ある船頭の話』『海獣の子供』)前田敦子 (『旅のおわり世界のはじまり』『葬式の名人』『町田くんの世界』ほか)■最優秀新進監督賞山戸結希監督 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『21世紀の女の子』)奥山大史監督 (『僕はイエス様が嫌い』)■最優秀新進男優賞成田凌 (『愛がなんだ』『チワワちゃん』『さよならくちびる』『人間失格 太宰治と3人の女』『翔んで埼玉』ほか)清水尋也 (『ホットギミック ガールミーツボーイ』『パラレルワールド・ラブストーリー』『貞子』)■最優秀新進女優賞岸井ゆきの (『愛がなんだ』『ここは退屈迎えに来て』『ゲキ×シネ「髑髏城の七人」Season風』)シム・ウンギョン (『新聞記者』)
2019年11月17日「今年の顔」に選出された横浜流星が、「amazarashi」の新曲MVに出演、杉野遥亮、泉澤祐希、柄本時生らと共演することが分かった。「amazarashi」は、日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝だが「それでも」というところから名づけられ、「アンチニヒリズム」をコンセプトに、絶望の中から希望を見出す辛辣な詩世界を持つバンド。ライブでは、ステージ前にスクリーンが張られ、タイポグラフィーや映像が映し出される独自のスタイルを展開している。今回横浜さんたちが出演するMVは、ライブ映像作品「未来になれなかった全ての夜に」の完全生産限定盤収録の「未来になれなかったあの夜に」。「100万円の女たち」『新聞記者』の藤井道人監督が、「amazarashi」メンバーの秋田ひろむの過去の話を題材に、4人の若者の希望と挫折を描くストーリー。藤井監督の『青の帰り道』では、「amazarashi」の「たられば」が主題歌に抜擢され、横浜さんも作品に出演。また、「amazarashi」のライブにも何度も訪れており、このことから今回の作品が実現したという。完成したMVについて「エモーショナルで映画のような壮大な撮影で、とても素敵なMVになった」と明かす横浜さんは、「このチームで映画を創りたいと思いました」とコメント。また「どんな時も寄り添ってくれる、僕にとってなくてはならない存在」と「amazarashi」について語り、「未来になれなかったあの夜に」については「僕自身も共感でき、胸に刺さる楽曲です。たくさんの方々に共感できる素敵な楽曲になっていると思います」と楽曲をアピールしている。なお、今回全4バージョンからなるそれぞれの人生の分岐が描かれたティザー映像も公開。本編映像は11月20日(水)19時より、「amazarashi」オフィシャル YouTubeチャンネルにてプレミアム公開、各配信サイトより先行配信される。amazarashi LIVE TOUR 2019「未来になれなかった全ての夜に」は11月27日(水)リリース。(cinemacafe.net)
2019年11月12日青森県在住の秋田ひろむを中心としたバンド・amazarashiのライブ映像作品「未来になれなかった全ての夜に」(11月27日発売)の完全生産限定盤に収録される「未来になれなかったあの夜に」のMVの詳細発表と4種類のティザー映像が12日、公開された。MVには、横浜流星をはじめ、杉野遥亮、泉澤祐希、柄本時生という若手実力派俳優たちが豪華共演を果たしている。MVは、amazarashi・秋田ひろむの過去の話を題材に、4人の若者の希望と挫折が描かれたストーリー。『新聞記者』『デイアンドナイト』『青の帰り道』などで知られる映画監督・藤井道人氏が手掛けた。2018年に公開された『青の帰り道』ではamazarashiの「たられば」が主題歌に抜てきされ、横浜流星も作品に出演しており、amazarashiのライブに何度も訪れるなど普段の親交から今回の作品が実現。横浜は「エモーショナルで映画のような壮大な撮影で、とても素敵なMVになったので、このチームで映画を創りたいと思いました。映画『青の帰り道』でamazarashiさんと出会い、それから聴くようになり、どんな時も寄り添ってくれる、僕にとってなくてはならない存在です」と語っている。ティザー映像は全4バージョンで、それぞれの人生の分岐が描かれている。本編映像は、11月20日19時よりamazarashiオフィシャルYouTubeチャンネルにてプレミアム公開され、各配信サイトより先行配信される。
2019年11月12日ダンス&ボーカルグループ・E-girls、Happinessの藤井夏恋が16日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYA イベントスペースで初単独写真集『KAREN』の刊行記念イベントを開催し、ファン600人が集まった。ファッション誌『JJ』のモデルも務める藤井は、同誌編集部協力のもと、今回の写真集をセルフプロデュース。「編集部の皆さん、マネージャーさん、そしてメンバーにも客観的な意見を聞きながら進めていったので、みんなで作り上げた感はすごく嬉しかったですね」と振り返り、「アーティストとして見せるかっこよさだけでなく、『JJ』で表現しているようなナチュラルなメイクやヘルシーな感じも表現できた。いろんな自分を撮影で感じることができて、表現の幅も広がった」と語る。また、何回も見たくなる写真集にしたいとの思いから、衣装や写真のセレクトだけではなくレイアウト、紙の質やサイズ、帯の言葉にまでこだわったという。肌の露出に関しても、「ただ露出するのではなく、仲のいいスタイリストさんと『あえて男性用パンツを履くとセクシーに見えるんじゃないか』と考えてみました」明かし、メンバーの須田アンナからは「私はこれ、夏恋ちゃんの普通の女の子のパンツバージョンが見たいな」と言われたそうで、「次やるときは、やってもいいのかな」と照れ笑いを浮かべた。お気に入りのカットは、ほぼスッピンの1枚で、「ほとんどメイクしていなくて、素な感じ。普段歌って踊っているとき、ナチュラルな感じはあまりしないので、写真集でしかこういう素な感じはあまり見せたことがないので。薄さ、ナチュラルさがお気に入りです」と話す藤井。この日が23歳の誕生日だったことから「23歳の1発目で夢が叶ったので嬉しい!」と笑顔を見せ、「今回の写真集で、プロデュースにすごく充実感を感じて。この充実感は自分にとっていいな、好きだなって思えたので、これからも仕事をしていく上で、自分の表現したいことを考えていけたら」と意気込んでいた。
2019年07月17日シム・ウンギョン、松坂桃李のW主演でおくる映画『新聞記者』公開記念舞台挨拶が6月29日(土)、新宿ピカデリーにて行われ、シム・ウンギョンさん、松坂さんらが登壇した。HPがパンク!シム・ウンギョンさん&松坂さんが「ありがとう」松坂さんは「登壇前に聞いたんですけど」と前置きし、「皆さんからの感想がすごく多くて、『新聞記者』のHPが、どうやら昨日パンクしたらしくて。それくらい熱量のある作品なんだなと改めて実感しています。皆さんの見てくださった感想が、この映画のすべてかなと思う」と、気持ちを込めた。隣に立つシム・ウンギョンさんも「サイトまでパンクになったのはすごいですね!ありがとうございます」とうれしそうに返し、満席の場内に向かい、ふたりでお辞儀をしていた。『新聞記者』は、権力とメディアのいまを描くサスペンス・エンターテインメント。東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョンさん)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届き、真相を究明すべく調査を始める。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂さん)は、現政権に不都合なニュースのコントロールという業務に葛藤していた。ある日、杉原は尊敬する昔の上司・神崎(高橋和也)と再会するが、彼は数日後ビルの屋上から身を投げてしまう。皮肉なことに神崎の死が吉岡と杉原を結びつけることになる。松坂さんのカードゲーム好きな一面が、また明かされる…この日は、主演のふたり以外にも共演の本田翼、岡山天音、高橋和也、北村有起哉、そして藤井道人監督も顔をそろえた。エリート官僚の杉原を支える妻役となった本田さんは、松坂さんとは初共演。松坂さんの印象について、本田さんは「静かな方です、とても。落ち着いていて、一緒にいる時間が長かったんですけど、しゃべらなくても居心地のいい雰囲気を持っている方」と表現すると、シム・ウンギョンさんも「私もそう思っています」と共感。松坂さんも「あまりしゃべりません(笑)」としていたが、途中、カードゲームが好きな一面を暴露されると「合っています…」と苦笑い。松坂さんと本田さんは撮影中、ゲームの話で盛り上がったようで、「夫婦間の仲は、それでできあがったようなものですね(笑)」と明るい空気にしていた。「もし自分が新聞記者だったら」注目の見出しは?舞台挨拶では「もし自分が新聞記者だったら、こんな記事を書きたい」という題目について、各人がオリジナル見出しとともにフリップに書いて発表することに。シム・ウンギョンさんが「お祝い!公開!新聞記者!!」と映画に沿った内容を掲げると、松坂さんは「出しにくい…」ともじもじ。松坂さんのフリップには「テレビが…!?」と書かれており、その心を聞かれると、「テレビがうんともすんとも言わないんです。リモコンの電池を変えてもつかないし、(電池を)くるくるとやってもつかないし、主電源もつかないし、コンセントを抜き差ししてもつかないし…テレビがつかない状態で生活をしていて困ります…」と生活事情まで明かしていた。『新聞記者』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
2019年06月29日6月28日公開の映画『新聞記者』の完成披露上映会が4日、都内で行われ、シム・ウンギョン、松坂桃李、高橋和也、北村有起哉、田中哲司、藤井道人監督に出席した。現役の新聞記者、望月衣塑子氏が書き記した『新聞記者』を原案に、『オー!ファーザー』(2014年公開)の藤井直人監督が映画化した本作。1人の新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける衝撃作だ。真実に迫ろうともがき苦しむ若き新聞記者・吉岡エリカに、韓国映画界の至宝シム・ウンギョン、内閣情報調査室に勤め理想と現実の間で揺れる若き官僚・杉原拓海を松坂桃李が熱演し、権力とメディアの裏側、組織と個人のせめぎ合いを真正面から描き出す。松坂とともにダブル主演を務めたシム・ウンギョンは、本作で邦画初主演。舞台あいさつ中は、本作で覚えたという流暢な日本語で対応し、日本と韓国の違いを「まず撮影の期間が違います。2週間(本作の撮影期間は約20日)で撮れる映画があるのでそれに驚きました」と挙げつつ、「最初はこの映画がちゃんと撮れるのか悩んだ時期もありましたが、自分が持っている集中力を全部出して頑張りました」と充実感をにじませた。一方の松坂も撮影期間の短さには苦労したようで、「役柄的にもズッシリとくるシーンが多く、中々メンタル的に気持ちが上がるところは難しかったと思います」と明かし、演じた杉原拓海というキャラクターは「目の前に起こる一つ一つの出来事に自分の思いや信念をぶつけて立ち向かい、揺れ動きながらも自分を問いただし、それを繰り返して進んでいきます。自分は果たしてできているのかな? と思いましたね」と振り返った。松坂が演じた杉原の元上司を高橋和也、直属の上司を田中哲司が演じている。高橋が優しい上司、田中が怖い上司という対照的な設定の役柄で、それについて松坂は「空気感が全然違いましたね。高橋さんは優しく包み込んでくれる空気感だったので、やっていて安心しました。田中さんは怖かったですよ。その怖さが伝わる感じで、静かなものがゆっくり迫るようなモノを感じました」と明かし、田中は「悪い役はいっぱいやってきましたが、その中の集大成のようなものを感じました」と自信を見せた。舞台あいさつの後半には、記者役を演じたシム・ウンギョンが、キャスト陣に質問するコーナーも。「セリフを覚える時はどこで覚えますか?」という質問に「歩きながらしか入らない身体になっちゃってます」(田中)、「1時間でセリフを覚えるなら10分を6回に分けて覚える」(北村)、「ノートにセリフを書いて頭に入るタイプ」(高橋)と3人とも異なるようで、松坂も「僕は肉を焼きながらとか、何かをしながらですね。何か自分の中で割と負荷を与えて覚える感じです」と回答していた。映画『新聞記者』は、6月28日より全国公開。
2019年06月05日映画『新聞記者』が、6月28日(金)より全国公開される。公開を直前に控えて、6月4日に丸の内ピカデリーにて完成披露上映会が行われた。出席したのは、W主演のシム・ウンギョンと松坂桃李、共演の高橋和也、北村有起哉、田中哲司、そして藤井道人監督。『新聞記者』は、東京新聞記者・望月衣塑子が記者としての思いを明かした同名の書籍を原案に、巨大権力と対峙する、ウンギョン演じる女性新聞記者と、松坂桃李が演じるエリート官僚の奮闘を描く映画化作品だ。真実に迫ろうともがく若き新聞記者・吉岡エリカ役のウンギョンは「ちゃんとやれるのかどうか、悩んだ時期がありました。でも自分の持っている集中力を出して頑張りました。この映画での経験は貴重で、自分の演技も成長できたと思います」と流暢な日本語で挨拶。撮影は20日間とタイトだったが、内閣情報調査室に勤める若き官僚・杉原拓海役の松坂は、「濃厚なスケジュールの中で、全員が一丸となってやりました。役柄的にも、葛藤に揺れるズシンとくるシーンも多くて、メンタル的に気持ちを上げることが難しかった」と熱演を報告した。この日は、ウンギョンが劇中で演じた若き新聞記者・吉岡エリカになりきって、監督・キャストに質問するコーナーを企画。ノートを片手にウンギョンは「どのようにセリフを覚えますか?」と切り込んだ。これに田中は「僕は歩きながら。歩きながらしか入らない体になった。外じゃなければダメなので、雨の日も歩かなければならない」と告白。北村は「場所とか時間も関係なくて、全体を分割して散りばめて10分くらいに分けて覚える」、高橋は「書いて覚える」とそれぞれ返答した。そんな中、松坂は「焼き肉を焼いたり、何かをしながら」と意外な記憶法を口にし「何かをしながら覚えることで自分に負荷を与えているのかも」と分析。それにウンギョンは驚く一方で「以上ですか?もっとありますか?」とクールな対応を見せた。また「休日の過ごし方」を聞かれた松坂は「ひたすらテレビを見る。朝はニュース、昼はワイドショーとかアニメとか、夕方のニュースやドラマも見て、ずっとテレビ」とインドアな休日を紹介。同じ質問に田中は「子育てしか思い浮かばない」とすっかりパパの表情で、ウンギョンから「お疲れさまでした!」と労われていた。すると今度は松坂からウンギョンに「好きな日本語は?」との質問が。それにウンギョンは「ナウい!」と即答。あまりの古い言葉に一同が驚くと、ウンギョンは松坂に向かって「今日はナウいですね!」とすかさず使用し、松坂は「大変光栄です」と嬉しそうに照れていた。最後にウンギョンは「日本のお客さんに初めて観てもらうことになります。ジャーナリズムのお話ですが、そこの中に人間群像が見える映画です」とアピール。松坂も「いまだにこの作品において、いいワンワードが出ない。こんなことは初めての経験。それだけ一言では語れない作品ということ。これからご覧になる皆さんには、先入観を持たずに思ったままの感想を聞かせてもらえたら幸いです」と期待を込めた。『新聞記者』6月28日(金)全国公開
2019年06月05日俳優の伊礼彼方が26日、東京・タワーレコード渋谷店にてミニライブを行い、藤井隆とともにトークを行った。同イベントは、藤井がプロデュースした伊礼のミュージカルカバーアルバム『Elegante』リリースを記念したもので、CD収録曲の中から3曲をその場で披露。「Love Can’t Happen(『グランドホテル』より)」では会計中の同店の客に歌いかけ、最前列にいた少女を抱き上げるとサービス精神旺盛な姿を見せる。「最後のダンス(『エリザベート』より)」では、スピーカーに足をかけシャウト。最後の「Estrellas(『レ・ミゼラブル』より)」は、力強く歌い上げた。プロデュースを務めた藤井は「本当に優しくて、本番前に『藤井さん、今日も頑張りましょうね』ってハグをしてくれるわけですよ。そんな共演者いないわけですよ」と、舞台共演時の伊礼の姿を振り返る。藤井はさらに、イベント特典のポストカードについて「しゃぶしゃぶをやってる、これは絶対撮りたかった。伊礼さんってすごくかっこいいですし、稽古中ジャージでストレッチしている姿も本当にかっこいいんですよ。うっとりしちゃうんです。でもどこか、ちょっと抜けてるところがおありでしょう?」と熱弁。「『王子様がしゃぶしゃぶ食べてる』という設定で撮ったんですけど、大丈夫ですか?」と客席に語りかけると、拍手が起こっていた。伊礼は藤井の存在について、現在出演中の舞台『レ・ミゼラブル』にかけて、「藤井さんが、僕にとって司教さんなんですよ。正しい道に導いてくれる」と感謝すると、藤井は「僕、エポニーヌ」と主張し、会場はこの日1番の爆笑に。2枚目のCD制作にも意欲を見せる藤井に、伊礼は「僕にはこんな素晴らしいエポニーヌがついてるので、つながるように頑張っていきたいと思います」「ミュージカルに出会ったのが24〜5歳くらいで、それまでは全く知らなかったんですけど、たくさんいい曲がある。それを普及させたい」と意気込んだ。伊礼のリリースイベントは今後、『レ・ミゼラブル』ツアーに合わせ愛知、大阪、福岡、北海道で実施。観覧可能な無料ミニライブに加え、CD購入者対象の特典会(握手+サイン会)が行われる。
2019年05月26日モデルの藤井サチが11日、都内で行われた「香る絶頂シャンプー『ハーバルエッセンス ビオリニュー』」発売記念イベントに出席し、大学卒業秘話を明かした。3月に上智大学を卒業した藤井。商品にちなんで「絶頂エピソード」を求められると、「3月に大学を卒業しました」とあらためて報告し、イベントに出席したタレント・菊地亜美、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成は「おめでとう!」と祝福した。また、「(卒業式で)おばあちゃんの着物を着ました。『いつか孫のために』と60年ぐらい大事にずっととっていてくれていた着物なんです」と明かし、「その話を聞いた時に、『うれしい』と思って絶頂を感じました」と祖母への感謝の気持ちを表現。菊地も胸を打たれた様子で、「おばあちゃん最強ですね」と興奮をあらわにした。卒業後の心境を聞かれた藤井は、「卒業して社会人になった気持ち。15歳からずっとモデルはしていて、仕事はしているものの、心の中では『まだ学生』という気持ちでした。4月から『大人になっちゃった』感じです」と正直な気持ちを伝え、「大人の女性」になるべく、「もっと自分を磨こうと思います」と意欲を見せていた。卒業しました ♡ pic.twitter.com/Mw0iADMVx1— 藤井サチ (@sachi_fujii_) 2019年3月26日
2019年04月11日昨年9月に35周年、ソロデビュー25周年を迎えた藤井フミヤ(56)。今年も7月から全国で35周年記念公演が予定されている。2月上旬の夜、歌舞伎町の老舗キャバレーで、彼の代表曲『TRUE LOVE』の美声が流れていた。彼のファンにしては、あまりにも声が似ている。それもそのはず、歌っていたのは、本人だった。その場に偶然、居合わせたお客さんが興奮気味にこう語る。「藤井さんはこの日、お忍びで来店していました。少しお酒も回ってきた状況で、キャバレー内にあるステージに上がって、『TRUE LOVE』を歌ってくれました。店内は騒然となったのですが、なんとご本人が携帯での撮影も許可してくれていて。居合わせたお客さんが各々に携帯で撮影していました。伴奏などは普通のカラオケだったので、少し歌いにくそうにしていましたが、酔っているように見えても、やっぱり圧巻の歌声でしたよ」まさかの“ソロコンサート”会場となった老舗キャバレー。この店は以前は綾小路きみまろ(68)がイベントをやっていたり、その他にも芸人などもステージに上がっている“知る人ぞ知る”ライブスポットだ。「お一人で来ていた訳ではなく、テレビ関係者のお偉いさんに連れられ、力士など数人でいらっしゃっていました。すごく大らかな方でしたよ」(前出の客)また別の常連客はこんな状況も目撃したという。「歌ってる時はすごくオーラがあって紳士的でしたけど、席に一緒についている女性からいじられても笑い飛ばしていたりと、飲みの場では楽しそうにやっていました」2月上旬には、木梨憲武(56)が主催のイベントにも参加、数日後には、力士の栃煌山(31)の披露宴でもその歌声を披露していた。そんなスケジュールの合間に訪れたキャバレーでも気さくに歌い上げる。第一線を走り続ける彼の人脈の広さが垣間見えた。
2019年03月03日若き実力派シム・ウンギョン、松坂桃李がW主演を務め、ある新聞記者の姿を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける『新聞記者』の公開日が6月28日(金)に決定。初映像となる特報とティザービジュアルとともに、初共演の2人から撮影を終えたコメントも到着した。政権がひた隠しにする権力中枢の闇に迫ろうとする女性記者と、理想に燃え公務員の道を選んだある若手エリート官僚との対峙・葛藤を描いたオリジナルストーリーとなる本作。主演は、『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』など抜群の演技力で知られる韓国の若手トップ女優シム・ウンギョンと、『娼年』『孤狼の血』など話題作への出演で賞レースを席巻する松坂桃李。監督は、山田孝之プロデュース映画『デイアンドナイト』の藤井道人が務めている。■“たった今”の世の中を描く「この映画を、信じられるか」この度完成したティザーチラシは、片面にはウンギョンさんと松坂さんが、国会議事堂を背に並び立ちながら、それぞれ違う方向を向く姿に「この映画を、信じられるか」という大きなコピーがかかったもの。同調圧力が満ちる現代に、2人の“個”の力が大きな力に立ち向かおうとするドラマを感じさせ、観る者への問いもはらんでいる。もう片面はスポットライトがあたる国会議事堂と、そこに向かう車の流れが印象的な夜の霞ヶ関に、「たった今、権力の闇の中へ」という超刺激的なコピーが載ったもの。ハリウッドでは『バイス』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『スポットライト 世紀のスクープ』など、ここ数十年の権力の闇に迫る話題作が数々製作されてきたが、本作はまだ世間の記憶に新しい出来事を題材に、まさに“たった今”の世の中を描くことで、まだ間に合うかもしれないという可能性をも提示する。■シム・ウンギョン&松坂桃李、共演に期待高まる初映像!特報には、不穏な音楽を背景にウンギョンさん演じる新聞記者の力強い眼差しと涙、松坂さん演じる官僚の苦悩、葛藤や怒りといった繊細な表情が次々と映し出される。それぞれがどう自分の正義を貫こうとするのか。短いながらも全編に緊張感が満ち溢れ、骨太なサスペンスを予感させている。■初共演のシム・ウンギョン&松坂桃李がお互いを語る女性新聞記者・吉岡エリカを演じたウンギョンさんは、「松坂さんの作品は既に何本か拝見していたので、共演できたことを本当に嬉しく思っております」とコメント。本作は「芝居だけではなく日本語のセリフという乗り越えないといけない課題がありましたが、松坂さんの柔軟なお芝居に頼らせて頂きながら頑張ることが出来ました。監督のディレクションを直ぐに理解して芝居できる松坂さんの瞬発力をみて、沢山学ばせていただいた貴重な現場でした」とふり返っている。一方、若き官僚・杉原拓海を演じた松坂さんは「やはり目力がすごい方です!パッションみたいなものが、目から伝わってくる」とウンギョンさんを絶賛。「ものすごくストイックで、監督と毎回ディスカッションしながら、お芝居を組み立てているので、『すごい、僕とは全然違う』と感じました(笑)学ばなければいけないところだと思いました! 妥協のなさというか、求め続けていく姿勢には大いに刺激をもらいました」と明かしている。『新聞記者』は6月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
2019年02月14日●『BADBOYS』阿部進之介に惚れる企画・主演の阿部進之介、ヒロインを清原果耶が演じた映画『デイアンドナイト』が1月26日に公開され、ツイッターでは早くも称賛の声が多数書き込まれている。「ぴあ映画初日満足度ランキング」では『そらのレストラン』、『愛唄-約束のナクヒト-』、『十二人の死にたい子どもたち』を抑えての堂々の2位(91.2pt)。邦画実写作品ではトップとなり、そのほか各レビューサイトでも概ね高評価を得ている(「Filmarks」3.8、「映画.com」3.7、「Yahoo!映画」3.8、「映画ランド」3.9)。阿部演じる主人公・明石幸次は、鬱屈した日々を過ごしていた。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、実家の外壁には誹謗中傷の落書きをされる始末。残された母、妹との関係性も破綻しかける中、正義と犯罪を共存させる児童養護施設オーナー・北村健一(安藤政信)に魅せられ、やがては父の無念を晴らすべく、復讐心にかられていく。善と悪はどこからくるのか――ご覧の通り、『デイアンドナイト』は非常に重いテーマを題材としているため、決して気楽に観られるものではない。しかし、日常で目を背けがちな“何か”と対峙した時、独特の高揚感に包まれるはずだ。阿部と飲み屋で盛り上がったことがきっかけで、本作でメガホンをとることになった藤井道人監督。自主映画を多数手がけてきた中、伊坂幸太郎原作の『オー! ファーザー』で華々しく商業映画デビューを飾るも、監督人生においては大きな転機になったという。漫画や小説をもとに実写化される「原作モノ」が全盛の中、オリジナル映画に果敢に挑んだ人々を取材する連載「オリジナル映画の担い手たち」。なぜオリジナルである必要があるのか。その答えにこそ、藤井道人の熱情が込められていた。○■「これから何をやっていけば」不遇の時代を経て――構想、脚本を経ての約5年。決して短い時間ではありません。そうですね。すぐにお金が集まるオジリナル映画は、ほぼありません。実は今、新しい作品を撮っています。これもオリジナルですが、ある程度脚本が出来上がった段階で入らせてもらったので、ここまでの長い期間ではありませんでした。2018年12月7日に公開された『青の帰り道』という作品もオリジナルで、3~4年かかっています。毎年、「今年もクランクインできなかったな……」という作品がいくつもあるので、やっぱりオリジナルを映画にするのは相当大変なことなんだと思います。書籍化するとか、主演を先に決めてしまうとか、ハードルをくぐる方法はありますが、自分たちが納得するまで(脚)本を作る機会は、少なくないのが現状です。――主演に加えて企画を担ったのが阿部進之介さんです。一緒にお酒を飲んでいる時に、物語の種が生まれたそうですね。阿部さんが僕の自主映画を観に来てくださったのが、知り合うきっかけでした。『BADBOYS』(11)という不良漫画が大好きで、その段野という役を阿部さんが演じて一気に好きになっちゃって(笑)。段野って、最高のボスキャラでめっちゃ強いんですよ! 『クローズZERO II』にも出演した阿部さんも30歳を越えて「自分のやりたい表現」に行き詰まってきたみたいで、当時自分はまだ25~26歳ぐらいで、「自分がこれから何をやっていけば商業映画を撮ることができるのか」とか、そんなことすら分かってなかった時期でした。だから、最初は「自主映画を一緒につくろうよ」「題材は何でもいい」みたいなノリでした。――そこに山田孝之さんが加わるわけですね。そうですね。3~4カ月後でした。プロデューサーに興味を持ち始めた頃だったみたいで、その後、脚本の小寺(和久)さん、プロデューサーとしてand pictures代表の伊藤(主税)さんが加わって、基本的にはこの5名で月1回ぐらいのペースで集まっていました。最終的に脚本が固まったのは、2017年5月。その年の11月にクランクインすることは決まっていたので、相当焦りもあったと思います。それまでの3年間の紆余曲折は何だったんだというぐらいのスピード感で(笑)。ロケ地の候補は他にもあったのですが、地域の方々と密接に映画が撮れるということで秋田に決まりました。――風力発電の風車群が、物語の象徴的な存在として描かれています。監督の実体験がもととなっているそうですね。4年前ぐらいのお正月だったと思います。生きづらさを感じている時に、妻の実家に帰郷したことがありました。そこで風車を目の当たりにして、眺めていると2011年以降の日本も含めて、いろいろなことを象徴しているように感じたんです。●山田孝之プロデューサーは「宇宙人」――確かに、日常ではあまり目にすることがないものですよね。話せる範囲で構わないのですが、「生きづらさ」という閉塞感につながる出来事があったんですか?若手で映画監督になるという道筋が見えてなかったんです。26歳の時、伊坂幸太郎さん原作の『オー!ファーザー』で商業映画デビューしました。僕にとっては人生の転機となった作品です。現場では一番年下。役者さんたちにもすごく助けていただいたのですが、自分の実力不足というか、それまで培ってきたことが役に立たなくて、とても悔しい思いをしました。しばらくは商業映画から距離をとって、もう一度インディーズから勉強しなおそう。「生きづらさ」を感じたのは、ちょうどその頃でした。――阿部進之介さんとの出会いも、監督にとっては大きな転機となりました。どのような方ですか?すごく真面目な人です(笑)。クランクインするまで何度もぶつかりましたが、不器用な一面も魅力というか。何事も一生懸命考えてくださるし、人間的にすごく真っ直ぐ。阿部さんが5つぐらい年上なので、最初は気を使っていましたが、距離が縮まると兄弟喧嘩みたいになることもあって(笑)。これまでもご一緒することはありましたが、「主演と監督」という立場でここまで本音をさらけ出したのは今回が初めてでした。役者としては、感覚に頼らないというか。しっかりと相手の言葉を聞く方なので、お芝居がすごく繊細で嘘をつかない。そういう部分もご一緒して楽しかったです。○■「すばらしいプロデューサーもっと増えれば…」――山田孝之さんとの面識はあったんですか?全くありませんでした。最初、阿部さんから「山田孝之って知ってる?」と聞かれて、知らないわけないと(笑)。「映画を一緒にやりたいみたいなんだけど、呼んでいい?」と。役者で出たいということか? それってすごくラッキーパンチじゃん! と期待してしまったのですが(笑)、プロデュースとして加わっていただいて、すごくありがたかったです。ご一緒させていただいて、めちゃくちゃ勉強になりました。――どんな方なんですか?宇宙人です(笑)。――宇宙人!?背負っているリュックが重いというか。常にいろいろなことを考えてくださっていました。山田さんがいなかったら、この映画は完成しなかったと思います。プロデューサーに徹していただきましたが、役者の演技を見て「芝居してえ!」と震えていらっしゃるのが印象的でした(笑)。かといって演出について口を出すこともなく、現場でずっと温かく見守ってくださいました。日本にこんなすばらしいプロデューサーがもっと増えればいいなと思います(笑)。――なるほど。詳しく聞きたくなります(笑)。監督がいれば映画を作ることはできますが、プロデューサーがいないと、映画を世の中に伝えることはできません。僕の中ではプロデューサーはパートナーです。映画を世の中にどのように届けるのか。それはもちろん一緒に考えるのですが、プロデューサーによるところが大きいと思います。――山田さんはプロデューサー、そしてパートナーとして、具体的にどのような点がすばらしかったんですか?段取りにこだわらないというか、型にはめて物事を進めようとしないんです。どれだけ忙しくても会議に参加して、段取りっぽく進むと「何でそうなったんでしたっけ?」と立ち止って、「素人だからわからないんですけど、ちょっとおかしくないですか?」と意見を言う。ルーティーンがない分、常に新鮮な視点で作品と向き合われていたように思います。●山田孝之が撮影セット内で泣いたワケ――何よりも特殊というか、山田さんしかできなかったと思いますが、脚本開発で主人公以外を演じながらセリフを決めていったこと。そこも映像で見てみたいです(笑)。本当にゾッとしますよ(笑)。すごい空間でした。そのやり方は山田さんのアイデアで、「自分が全部芝居をしてみて判断したい」と。山田さんが演じはじめると、ドキドキするんです。このセリフ、後で相談しようかな……そう思っているような部分で必ず止まるんですよ。そういう部分も見破られていたので、本当にすごい方だと思いました。ラストシーンを撮影最終日に撮ったんですが、前日の夜11時ぐらいに山田さんと2人でセットに入ったんです。僕が「台本と違う芝居にしたい」と言ったら、山田さんが「一緒に考えよう」と応じてくださって。山田さんがセットに入って座った瞬間に……役の気持ちになって泣いてるんです。カメラも回ってないのに……本当にビックリしました。と同時に、自分の凡庸さが恥ずかしくなって。あらためて、すごい方なんだということが分かりました。山田さんには、「感情移入」という言葉がないんでしょうね。○■作品のゴールは「あの時代はこうだったんだ」――これだけの時間をかけて撮り終えて、あらためて「オリジナル映画」に対する印象、思いに変化はありますか?『オー! ファーザー』以外、すべてオリジナル作品なんですが、いつも通りの大変さでした。漫画を題材にすることは時に必要ではあると思いますが、「今の時代に自分たちが作る意味」をきちんと考えて、世の中に出したいなと。漫画や小説は、その時期に必要だったから世に出たと思うんです。その点、オリジナルはすごく鮮度が高い。「今の時代に残したいもの」を表現することが可能なんです。僕は、「今の社会における人間」を撮りたい。30年後に観た時に、「あの時代はこうだったんだ」と伝わる作品。『デイアンドナイト』は、実在するニュースも参考にしています。時代が変わっても色あせない作品を撮り続けたいと思いながら……困ったことに、最近は何も思い浮かばないんですよね(笑)。――それは大変ですね(笑)。『デイアンドナイト』でやりきったと。そうですね。『デイアンドナイト』と『青の帰り道』で、自分の中の膿みたいなものが出てしまって。そこをどう蓄積していくのか。今後の課題だと思います。――作品のメインテーマである「善と悪」や「二面性」。2019年になぜそれを人々に届けたいと思ったんですか?たぶん、日常的に感じていたんだと思います。2011年以降、「自分たちがどう生きるか」ということに対して、僕と近い世代の20~30代は「言葉を失う」「黙る」ということを選んだ世代だとすごく感じるんですよね。事なかれ主義というか。無関心でいることの正しさみたいなものが世の中に蔓延しているからこそ、翻弄される明石を描きたかった。それに対して、今の時代の人がどのような反応を示すのか。決して、強烈なエンターテインメントを撮りたかったわけじゃないんです。――さて、そろそろお時間です。苦労の末に完成した『デイアンドナイト』。この作品が教えてくれたことは何ですか?1から100まですべてやりきった映画は、今回が初めてだったと思います。長い旅をしていただけのような気もしますが、これがはじまりという印象もあって。善と悪はどこからやってくるのか。善と悪はどこにあるわけでもなくて。果たして自分は、身近にいる人のことだけでもきちんと見ているのか。映画を撮っていて自分が実感したことです。■プロフィール藤井道人東京都出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。大学在学中より、数本の長編映画の助監督を経てフリーランスディレクターとして活動開始。現在は映画監督、脚本家をはじめ、様々な映像作品を手がける。主な監督作は『オー!ファーザー』(14)、『幻肢』(14)、『7s/セブンス』(15)、『TANIZAKI TRIBUTE「悪魔」』(18)、『青の帰り道』(18)など。2019年には『新聞記者』が公開される予定となっている。
2019年02月02日俳優としても活動する山田孝之が共同脚本とプロデューサーを務めた映画『デイアンドナイト』が本日から公開になる。本作は人間の持つ複雑さや単純化できない人間関係を真摯に描く作品だが、山田プロデューサーは企画の段階から作品が完成するまで簡単に答えを出したり、安易な結論を描くのではなく“問いを深める”ことに力を注いだようだ。山田氏が、本作の企画者で主演も務めた阿部進之介と藤井道人監督に合流したのは2013年のこと。「プロデューサーとして映画を作ってみたい気持ちは10年ぐらい前からありました。その一番の理由は映画づくりの“仕組み”を知りたかったからで“こういう題材がやりたい”というものはなかったんですけど、ふたりの企画に出会って“これを絶対にやるぞ”と決めたのは、善と悪、昼と夜、つまり人間の二面性を描く映画をつくろうとしていると聞いて、僕が常に考えていることと一致していると思ったからです。僕も常に人間は一方向から見てもわからないと思っていて、コメディ作品であってもウシジマくん(『闇金ウシジマくん』)を演じていても、物事を一方的に見ることは自分を狭めてしまうし残酷なことだということを表現したいと思ってやってきました」そこで山田氏がプロジェクトに合流し、脚本開発が始まったが、決定稿が出来るまでに4年を要した。「もう何年もやっていて、何度も朝を迎えましたね」と山田氏は笑顔を見せるが、脚本家チームは最初に掲げた問い“人間の善と悪はどこから来るのか?”を深めることに注力したという。「観客が劇中のある人物の行動を“これは許せない”と思っても、後でその人の過去が描かれて“そんな過去があったから、あのような行動をとってしまったのか。これは一概に悪いとは言えないし、責められないな”と思える展開を物語の中にいっぱい仕込んでいったんです。そうすることで観ている人が自分の立場に置き換えたり、自分の周囲で起こったらどう思うだろう?と考えてもらえると思ったんです」本作の主人公・明石は父が死んだことを知り、故郷に戻るが、そこで父が大手企業の不正を告発した数日後に自ら死を選んだことを知る。真相を確かめるべく彼は周囲の人々に会いに行くが、誰もが明石を避け、手を差し伸べようとしない。そんなある日、彼は児童養護施設を営む男・北村に出会い、施設で働き始めるが、北村と仲間たちは“犯罪”で収入を得て、身寄りのない子どもたちの生活を支えていた。正義を守り抜くために犯罪に手を染めることが正しいのか判断がつかないまま明石は北村たちと行動を共にするようになり、やがて自身の父親の死の真相を知る。本作は登場人物それぞれの過去や想いが複雑に絡み合い、次の展開が予測できないスリリングなドラマが待ち受けている。山田氏は「何よりも伝えたいことはたくさんあった」と振り返るが、本作では様々な想いや関係性が“単純化”されることなく、観客が想像したり、考察できる余地を残して描かれている。「物語の“わかりやすさ”については本当に何度も話し合いました。すべての撮影が終わって、編集の段階でもどの場面を落とすのか、シーンをどの順序で並べるのか話し合って、周囲の人からわかりづらいという声を聞いて編集しなおしてみたら“これでは説明しすぎだな”と思うこともありました。あまりにも多くの意見が入ってくると監督の藤井くんも迷うし、自信をなくしたりもするんですけど、僕は“あまりにも見やすくしてしまうと解読する能力が高い人からすると説明しすぎでつまらなくなってしまう。わからない部分がある人はもう1度観てもらうって考え方でいいじゃないか”と言いました。だから最初から今の完成した流れ通りの脚本があったわけではないですし、完成まで何度も話し合ったわけですけど、それも結果的には良かったと思っています。善と悪の問題は人類が何百年話し合っても答えが出るものではなくて普遍的なもの。だからこそ普遍的な問題を掘り下げていくことで、観る人はそこに巻き込まれるだろうと思っていました」山田氏が語る通り『デイアンドナイト』は観客が傍観者としてドラマを眺めるのではなく、常に問いかけられ、考えをめぐらせることができる作品になっている。「映画の結末は脚本の改訂を重ねていく途中の段階から基本的に変化していないんですけど“この終わり方にすれば、観てくれた人は絶対にみんな考えるよね?”って思ったんです。結末まで観れば、この物語の登場人物みたいな人が自分のまわりにもいるかもしれないって考えてくれるだろう、と。そうすれば、この映画は問いに“答えて”はいないのかもしれないですけど、その問いについて“考える”ことができる。その“考える”ことがとても大事だと僕は思うんです。だから、この映画を観て近くの人と話をしてもらいたいですし、そのきっかけになる映画になったと思っています」ちなみに、山田氏は今後も俳優だけでなく“製作者”としても活動していくようだ。「もう動いているものもあります。この映画をグーッと集中してやって、その次にやったのが『聖☆おにいさん』(中村光の同名コミックを福田雄一監督が実写化するプロジェクトで、山田氏は製作総指揮を務めた)だったんですよ(笑)。同じ映像作品でも作品の色が違えば、出てくる問題やぶつかる壁も違いますし、この作品は完全オリジナルですけど、『聖☆おにいさん』は10年以上続く原作があって、それぞれに難しさがあるんです。だからこれからも色々なことを経験したり挑戦しながら、いろんな物語を描いていきたいと思っています」『デイアンドナイト』公開中
2019年01月26日