綾野剛と舘ひろしが初共演するヤクザをテーマにした心揺さぶるヒューマンストーリー『ヤクザと家族 The Family』。この度、写真館で撮った家族写真のようなポスタービジュアルが公開された。今回到着したポスタービジュアルは、1999年、2005年、2019年と3つの時代を生きた者たちを家族の視点で描いた本作をイメージして制作。ビジュアルのコンセプトは、撮影前に「“家族”の話ならこういうポスターだよね」という話で製作陣が盛り上がったという話を聞いたことをきっかけに完成したという。綾野さん演じる主人公・山本賢治にとって最愛の“ふたつの家族”を表現しており、家族写真のように見えるが、一堂に会することがない者たちが時間を超え集合している。さらに併せて、30秒の予告編も公開。綾野さん自らがオファーしたという「millennium parade」が書き下ろした主題歌「FAMILIA」を冒頭から楽しめる。また本作が、12月5日(土)より開催される第3回海南島国際映画祭において新設される「ガラプレゼンテーション」へ招待されることも決定。中国・海南島で行われる同映画祭は一昨年初めて開催され、第1回の映画祭には、約30か国・地域から100本を超える作品が参加し、ジョニー・デップ、ニコラス・ケイジ、マッツ・ミケルセンら一流の豪華俳優陣が集結、ジャッキー・チェンもアンバサダーに就任するなど話題に。昨年は「マスタークラス」には黒沢清監督を招待、監督の特集上映が行われた。今回の招待に藤井道人監督は「台北金馬映画祭に続き、海南島国際映画祭において『ヤクザと家族 The Family』を上映できること、本当に光栄に思っています。中国の皆さまの心に、本作がどう映るのか今からとても楽しみです」と喜びのコメントを寄せている。『ヤクザと家族 The Family』は2021年1月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヤクザと家族 The Family 2021年1月29日より全国にて公開©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2020年11月18日日本アカデミー賞6冠に輝いた『新聞記者』のスタッフが再集結して新たに描く映画『ヤクザと家族 The Family』が、2021年1月29日(金)に公開される。この度、本作のポスタービジュアルが公開された。本作は、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる壮大なヒューマンストーリー。主人公・山本賢治役に、今回初のヤクザ役となる綾野剛。綾野演じる山本に “家族”という居場所を与えた柴咲組組長・柴咲博を、ヤクザ役は43年ぶりとなる舘ひろし。その他、豪華キャスト共演のほか、主題歌には綾野自らオファーしたという常田大希率いる音楽集団・millennium paradeが書き下ろした楽曲で本作を彩る。公開されたポスタービジュアルは、3つの時代を生きた者たちを家族の視点で描いた本作の内容をイメージ。コンセプトは、映画撮影前に「“家族”の話ならこういうポスターだよね」という話で制作陣が盛り上がったという話を聞いたことをきっかけに完成したものだという。綾野演じる山本にとって最愛の「ふたつの家族」を表現している本ビジュアルは、一見、写真館で撮った家族写真のように見えるが、よくみると一堂に会することがない者たちの時間を超えた集合写真。これは山本の頭に走馬灯のように浮かんだ思い出の断片なのか?それとも彼の願望が生んだ哀しい幻なのか?また、ポスターの公開にあわせて、主題歌「FAMILIA」を冒頭から楽しめる30秒バージョンの予告も完成。映像と映画がよりシンクロした内容となっている。また本作は、中国の海南島で行われる第3回海南島国際映画祭・新設「ガラ」への招待が決定している。海南島国際映画祭は、中国最大のリゾート地・海南島にある三亜、海口、瓊海の3市をつなぐ「島全体での映画祭」を目指し、一昨年初めて開催された。映画祭出品について藤井道人監督は、「台北金馬映画祭に続き、海南島国際映画祭において『ヤクザと家族 The Family』を上映できること、本当に光栄に思っています。中国の皆さまの心に、本作がどう映るのか今からとても楽しみです。日本のみならず、アジア、そして世界中の皆さまに本作が届くことを心から祈っています」とコメントした。『ヤクザと家族 The Family』2021年1月29日(金)公開
2020年11月18日12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』(ディボック-トゥエルブ)。藤井道人らプロジェクトの中核となる監督に加え、この度、新たに6人の監督の参加が明らかになった。株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めるように始動させたプロジェクト『DIVOC-12』。プロジェクト発表会見では、中核となって映画製作を牽引していく3人の監督として、藤井監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督が発表された。今回第2弾の発表として、同プロジェクトに参加する6人の監督が追加発表。ショートショート国際映画祭などで公式上映されたこともある志自岐希生監督、サンフランシスコ州立大学映画学部を卒業し現地でフリー映像監督として活動、今年帰国したばかりの林田浩川監督が、“成長への気づき”をテーマに掲げる藤井監督チームに。『こんぷれっくす×コンプレックス』が様々な映画祭やコンクールで好評を博したふくだみゆき監督、カナザワ映画祭グランプリ、PFF観客賞を受賞したこともある中元雄監督が、“感触”というテーマで上田監督チーム。そして、制作部として『十三人の刺客』、『繕い裁つ人』などに参加した山嵜晋平監督と、瀬々敬久監督、周防正行監督、黒沢清監督、三島監督らの元で助監督を経験した齋藤栄美監督は、“共有”というテーマで三島監督チームで製作を進めていく。ほかにも、この3チームには一般公募により選ばれるもう3人の監督が加わる予定だ。コメント志自岐希生監督人々が命を失う中今作る必要性はあるのか。正直自分の中で答えは出ておりませんが、こんな時勢の時にこそ想像力は力を持つべきなのではないかとも思います。物語は私たちを旅させ、暗闇から引きずり出します。それが一瞬でも、その一瞬に救いがあると信じて、参加させて頂きました。林田浩川監督日々が苦しい時間の中で止まってしまった様に感じる時こそ、自分の身の回りの小さくて個人的なものを相変わらず共有して、積み重なり生活となる瞬間瞬間を拾い直したいです。自分の作品によって、少しでも良い時間が流れますように。頂いた機会に心から感謝いたします。ふくだみゆき監督つい不安が募りがちな今、希望あるこの企画に監督として参加出来ることが、とても有り難くとても楽しみです。私個人としては産後初めての実写監督作となるので、4年ぶりの映画の感触をしっかりと味わいたいと思います。中元雄監督西暦2020年…人類は新型ウイルスの脅威にさらされていた!そこに立ち上がった12人の命知らず!果たして彼らは、創造力で世界を救うことができるのか!?次回、最終回!「絶体絶命!?ナカモト爆破大作戦」ご期待下さい!山嵜晋平監督「映画」を無力に感じた。そんな中、僕自身が前を向けるこのような機会をいただいたことに感謝しております。だからこそ、誰かの為に「映画」を作りたいと思います。齋藤栄美監督人と距離をとらなくてはいけない世界の中で、気がつくと私は、必死に人との繋がりを求めていた。苦しさ、悲しみ、怒り、優しさ、喜び。私は想いを誰かと「共有」したいから作品を創るのだと思う。今回頂いた機会に感謝し、想いを込めて作品を創ります。『DIVOC-12』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年11月05日宇野実彩子(AAA)の新曲「最低な君にさっきフラれました」が4日に配信開始され、俳優の山田裕貴と初共演したドラマ仕立てのミュージックビデオ(MV)が公開された。新曲「最低な君にさっきフラれました」は、恋愛の素晴らしさと辛さを同時に描いた楽曲で、日常から生まれる様々な感情が積み重なって別れを選択した男女の物語を、女性の目線からリアルな本音の気持ちとともに描いた宇野実彩子渾身のバラード曲となっている。MVには、日本アカデミー賞受賞経験のある監督・藤井道人氏、俳優・山田裕貴氏を迎え、宇野にとって初となるドラマ仕立てのミュージックビデオに挑戦しており、迫真の演技を披露。出会いから別れまでのいくつもの恋愛の光景を積み重ねたドラマを逆再生で描いた、視聴中思わずドキっとしてしまう非常にドラマッチックな作品に仕上がっている。本気で愛したがゆえに生まれる気持ち、ぶつけあったからこそ傷ついた心、向き合ったからこそ崩れてしまう瞬間などの恋愛にまつわる様々なシーンを描いた宇野の新曲「最低な君にさっきフラれました」は、MVによってさらに楽曲の世界に入り込むことができる。なお、新曲「最低な君にさっきフラれました」配信を記念して、LINE MUSICで宇野実彩子「サイン入りMV場面写真ポストカード」が当たる再生キャンペーンも開始している。
2020年11月04日“ヤクザ”というテーマで、1999年、2005年、2019年と、変わりゆく3つの時代の価値観で切り取ることで男たちの生き様を描く映画『ヤクザと家族 The Family』。この度、本作の主題歌が「millennium parade」の書き下ろし楽曲「FAMILIA」に決定し、同時に楽曲入りの予告編も到着した。「millennium parade」は、「King Gnu」の常田大希率いる気鋭の音楽集団。今回の主題歌アーティスト決定は、綾野さんが脚本を読んだイメージから藤井道人監督に提案したことがきっかけだったそうで、綾野さんは「映画を観終わった後に、その世界を生きていない第三者の愛が、どうこの作品とお客様の懸け橋となってくれるのか、今自分たちが心の中に宿している静かなマグマを治癒してくれるのは、(常田)大希しかいなかった」と直感だったと明かす。藤井監督は「この作品の話が立ち上がってすぐに企画を書いて、綾野さんに渡したんです。綾野さんも一俳優として、一スタッフとして、作品の全てに関わってくれて。この脚本を読んだイメージで常田さんが書く楽曲を主題歌にどうかなって提案してくださったんです。そんなにすばらしい機会があるんだったら、是非僕もオファーしたいですということで、綾野さんのおかげです」と主題歌決定までの経緯を語る。そんな熱烈なラブコールを受けた常田さんはオフライン(仮編集)状態の映像を観て楽曲制作に取り掛かったそうで「“ヤクザ”を題材にしている作品ではあるけれども、かといってヤクザ映画というそういう印象は全く無くて、多かれ少なかれ誰しもが生きていれば起きえること、生きていれば感じるような普遍的な紡ぎ方がもうオフラインの時点で出来上がっていたので、のっかるだけだった」と話し、映像を観て約1週間という短期間でデモを作り上げた常田さんは、「やばいのできた」と綾野さんに即報告したそう。楽曲を聞いた綾野さんは「傑作、『FAMILIA』。恐ろしい曲が生まれた」と率直な気持ちを語り、監督も「いつもどこか心残りに思いながら次こそと思って生きてきたけど、もう思い残すことはない」と歌詞を引用して感謝の気持ちを述べた。さらに、エンドロールに主題歌が入った完成本編を観終った綾野さんは「感想を表現するには言葉では足らない。魂がえぐられた。今日まで生きてきて出会った事のない感情です」と感無量の様子。常田さんも「(完成版を観て)号泣しちゃいましたね。曲を作った過程とか関係なく、ただただ映画に持っていかれて。自分が作ったもので号泣を加速させられるとは思ってなかったなっていうぐらい凄いはまって。本当にこの相乗効果って、、、(ぐっと)きました」と感想を明かした。そんな主題歌が初お披露目となる予告編が到着。映像は、山本(綾野さん)が出所後、暴対法の影響で存続ギリギリな状態に一変していた柴咲組の姿を目の当たりにするシーンからスタート。反社として排除される現実は山本に重くのしかかり、かつての仲間からさえも避けられる始末。しかし、彼の中で唯一変わらなかったものが、男としての矜持と由香への愛。組長・柴咲(舘ひろし)の言葉に、ヤクザの世界から足を洗い、愛する家族と共に生きる決意をするが、一度踏み入れた裏の世界のしがらみからはそう簡単には抜け出せない…。そして中盤からは、主題歌「FAMILIA」がまるで讃美歌、レクイエムのように全てを優しく包み込んでいく。●主題歌へのコメント綾野剛人生最愛のレクイエムが生まれました。"FAMILIA"は私にとって永遠です。藤井道人監督デモを聴かせていただいて、「最高です!」と直ぐに連絡したぐらい素晴らしい楽曲を作って頂き感謝しています。そのあとも完成形になるまでに、どんどんブラッシュアップされていって。こんなに素晴らしい曲でこの映画を終われるならもう思い残すことはない、曲を聴きながら編集作業をしていて、何度もそう思えました。映像を観ていただいた感覚を曲という形で直ぐに返してくれて、こんなに近いクリエイティブが出来た経験はめったにないので、本当に嬉しかったです。『ヤクザと家族 The Family』は2021年1月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヤクザと家族 The Family 2021年1月29日より全国にて公開©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2020年10月26日2021年1月29日(金)に公開される、綾野剛と舘ひろしが初共演を果たす映画『ヤクザと家族 The Family』の主題歌が、常田大希が率いるmillennium paradeの『FAMILIA』に決まった。本作は『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』を世に送り出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画を務め、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した藤井道人監督自身のオリジナル脚本で描く、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる壮大な人間ドラマ。1999年、2005年、2019年という3つの時代で見つめる、一人の男とその“家族・ファミリー”の壮大な物語となる本作。男は、自暴自棄になっていた少年期に、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで心の救いを得て父子の契りを結ぶ。しかし、時は移り、彼にも愛する自分の家族ができる。一方、暴対法の施行はヤクザの有り様と男の環境を一変させる。男の選んだ生き方は様々な矛盾やハレーションを起こし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、一方でかけがえのないものを失うという状況を突きつけられていく。主題歌としてmillennium paradeが抜擢されたのは、綾野の脚本を読んだイメージからの提案だったという。綾野は「映画を観終わった後に、その世界を生きていない第三者の愛が、どうこの作品とお客様の懸け橋となってくれるのか、今自分たちが心の中に宿している静かなマグマを治癒してくれるのは、(常田)大希しかいなかった」とコメント。提案を受けた藤井監督は「映画には主題歌が付きもの。この作品の話が立ち上がってすぐに企画を書いて、綾野さんに渡したんです。綾野さんも俳優として、いちスタッフとして、作品の全てに関わってくれて。脚本を読んだイメージで常田さんが書く楽曲を主題歌にどうかなって提案してくださったんです。そんなに素晴らしい機会があるんだったら、ぜひ僕もオファーしたいですということで。綾野さんのおかげです」とオファーの経緯を明かした。ふたりからの熱いラブコールを受けた常田は「『とにかくお前が思う最高のものを出してくれ』という気概あるオファーに気合い入れて向き合わなくては」と快諾。令和の時代を牽引する3者による、夢の様なコラボレーションが実現。King Gnu、millennium paradeと多忙を極めるが、オフライン(仮編集)状態の映像を観て楽曲の制作に取り掛かったという。さらに「ヤクザを題材にしている作品ではあるけれども、かといってヤクザ映画というそういう印象は全く無くて、多かれ少なかれ誰しもが生きていれば起きえること、生きていれば感じるような普遍的な紡ぎ方がもうオフラインの時点で出来上がっていたので、乗っかるだけだった」と語る。映像を観て約1週間という短期間でデモを作り上げた常田は「ヤバいのできた」と綾野に即報告。あまりの早さに驚き、楽曲を聞いた綾野は「傑作『FAMILIA』。恐ろしい曲が生まれた」と率直な気持ちを語り、監督も「いつもどこか心残りに思いながら次こそと思って生きてきたけど、もう思い残すことはない」と主題歌の歌詞を引用して賛辞を贈った。これを受け、常田も「俺これ以上いい曲かけないんじゃないかなと……(笑)」と最高傑作の主題歌の誕生を共に称えあった。エンドロールに主題歌が入った完成した本編を観終った綾野は「感想を表現するには言葉では足らない。魂がえぐられた。今日まで生きてきて出会った事のない感情です。エンドロールで歌詞が流れるのを観た時、体内から溢れ出るモノを必死に抑えた。私にとって人生最愛の作品が生まれました」と感無量。完成版を観た常田は「号泣しちゃいましたね。曲を作った過程とか関係なく、ただただ映画に持っていかれて。自分が作ったもので号泣を加速させられるとは思ってなかったなっていうぐらい凄いはまって。本当にこの相乗効果で(ぐっと)きました。そして、作品に出ている役者の方々もみんな凄くて、誰一人欠けちゃいけないっていうぐらいしっくりきて。関わらせてくれてありがとうございます。本当に自分にとってとても重要な作品になりました」と感謝を述べた。<主題歌へのコメント>綾野剛:人生最愛のレクイエムが生まれました。"FAMILIA"は私にとって永遠です。藤井道人監督:デモを聴かせていただいて、「最高です!」と直ぐに連絡したぐらい素晴らしい楽曲を作って頂き感謝しています。そのあとも完成形になるまでに、どんどんブラッシュアップされていって。こんなに素晴らしい曲でこの映画を終われるならもう思い残すことはない、曲を聴きながら編集作業をしていて、何度もそう思えました。映像を観ていただいた感覚を曲という形で直ぐに返してくれて、こんなに近いクリエイティブが出来た経験はめったにないので、本当に嬉しかったです。常田大希:この映画を観終わった後に涙が止まらなくなった。まさか自分の作った曲に泣かされる日が来るとは思ってもみなかった。この誇り高い素晴らしき映画作品に、自分の聖域であるmillennium paradeで参加出来て本当に幸せです。『ヤクザと家族 The Family』2021年1月29日(金)全国公開■楽曲情報millennium parade『FAMILIA』作詞・作曲:常田大希編曲:millennium paradeVocal:井口理、常田大希Guitar:常田大希Keyboards:江﨑文武Synth Bass:新井和輝、石若駿Drums:石若駿Beats:勢喜 遊
2020年10月26日12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』の発表会が19日に行われ、上田慎一郎監督、三島有紀子監督が登場した。同プロジェクトは、ソニーグループが新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するために設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を活用した支援プロジェクト。藤井道人監督チーム(テーマ:成長への気づき)、上田監督チーム(テーマ:感触)、三島監督チーム(テーマ:共有)と3チームに分かれた12人のクリエイターたちが作品を制作していく。12人の監督のうち、3名の監督を11月19日23時59分まで公式ホームページにて募集し、今後、俳優の募集も同ホームページにて開始していくという。プロジェクト名の「DIVOC」はCOVIDを反対に並べた言葉で、「12人のクリエイターとともに、COVID-19をひっくり返したい」という想いが込められた。DIVOCの文字はそれぞれ「Diversity(多様性)/Innovation(革新)/Value(新しい価値)/Originality(個性)/Creativity(創造)」という軸を表している。上田監督は「3チーム合計12監督で作るということで、そんなたくさんの監督たちと関わり合いながら映画を作ることがないので、とてもわくわくしております」と心境を表し、三島監督は「すでにわいわい言いながら映画の話をしているので、そういう風に映画を作れるのがとても楽しいなと思っています」と期待する。また三島監督は「女性の監督たちが、コロナになった時に『これから映画って撮れるんだろうか』という心細い感じで話している姿を見ていて、『きっと何か今までに生まれなかった新しいシステムだったり、今まで撮りにくかった若い方達や女性の監督が撮れるチャンスが出てくるはずだよ』という話をした時にこの話をいただいた」と振り返る。「自分たちの作りたいものを作っていいですよ、ということはなかなかない。自分が女性というのもありまして、性別、年齢、国籍関係ありませんという考え方だったし、自分が主に東映京都撮影所演出部で学んで、同じように演出部で勉強している皆さんにいつか映画を撮れるチャンスを持ってもらいたいなと思っていた」と参加の理由を説明した。上田監督は「『鬼滅の刃』がスーパーヒットしていて、多くの人が映画館に行ったりしてすごくいいことだと思うし、多くの人が興奮するエンタテインメントを作りたい。ただそれと相反することなんですけど、12人の監督が10分の短編映画をつないでいくとなると、けっこう変な映画になると思うんですよ。『なんだこれは!』というような」と今回の作品を予想。「今まで自分が見てきたエンターテインメントとは違う映画に、事故的に出会うことでもあると思うんですね。この世界にはいろんな映画があるので、そういった映画も作っていきたいし、作ってる人を応援したいし紹介したいし、そういった映画をかけてる映画館も応援したい」と同プロジェクトの意義を語る。さらに今回参加する若い監督へ、上田監督は「自分が『カメラを止めるな!』を撮るまで、すごく無知で無名で無謀だったんです。でも知らなかったからこそできたこともあって、大人になればなるほどいろんなことを知ってできなくなることもある。無知で無名で無謀だと無敵になれる。今までのやり方にとらわれないやり方ができると思うので、そういった姿を見せてほしいなと思いますし、自分もそれを見てまた勉強させてもらいたい」と期待を寄せた。
2020年10月21日山崎賢人が人生の全てを奪われた未来のロボット科学者を演じる、三木孝浩監督『夏への扉』に清原果耶と藤木直人の出演が決定した。世界中にファンを抱えるロバート・A・ハインライン原作の伝説のSF小説を映画化する本作は、罠にはめられ人生の全てを奪われたロボット科学者が、未来を変えるため、大切な人を救うため、30年の時を超える冒険を描いた物語。『宇宙でいちばんあかるい屋根』(藤井道人監督)で映画初主演、2021年連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインを演じ、待機作に『望み』『ジョゼと虎と魚たち』『まともじゃないのは君も一緒』『砕け散るところを見せてあげる』『護られなかった者たちへ』などが待機する、いま最も注目の若手・清原さん。本作で演じるのは、恩人であり養父の松下の娘で、孤独に生きてきた高倉宗一郎(山崎さん)が家族のように大切に想う松下璃子。数奇な運命に翻弄されながらも、宗一郎を慕う意志の強い女子高生を演じる。清原さんは、自身の最初の映画が本作の監督を務める三木作品だったこともあり、「また監督とご一緒させて頂ける事がとても嬉しかった」と喜びを語り、三木監督もまた、当時「いつかヒロイン役をやってね」とお願いしていた清原さんとの再タッグで念願が叶ったとコメント。清原さんは「健気でしっかりしていて、所々にあどけなさが残る璃子ちゃんは演じていて微笑ましく思えるような女の子でした。山崎さん演じる宗一郎との関係性が温かくもほろ苦く染みる日々を、一時も逃さずに観て頂ければ幸いです」と、演じた役柄についても語った。一方、藤木さんが演じるのは、2025年のヒューマノイドロボット・PETE(ピート)。PETEは未来を変えようとする宗一郎を支える、装置の異常で好奇心をもってしまったヒューマノイドロボット。「今年で役者を始めて25年」という藤木さんはPETE役について、「2度とないであろうロボット役」に驚いたとオファーを受けた感想を語り、撮影については、「以前連ドラで共演した山崎賢人君と、ある意味ロードムービー的な?バディもの的な?作品で再びご一緒できて嬉しかったです」と撮影をふり返っている。そんな藤木さんとPETEを作り上げた三木監督は、「未知なるキャラクターを現場で藤木さんと一緒に試行錯誤しながら創り上げていく作業は困難さよりも楽しさが上回った」と語っている。『夏への扉』は2021年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年09月17日女優のMEGUMI、俳優の醍醐虎汰朗、藤井道人監督が16日、東京・新宿バルト9で開催されたVRショートムービー『宇宙でいちばんやさしい時間』(18日からauスマートパスプレミアム会員向けに限定配信)特別披露上映会に出席した。清原果耶演じる少女・つばめの不思議な出会いと成長を描いた映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』。劇場版に続いて藤井監督がメガホンを握り、『宇宙でいちばんやさしい時間』で初のVR撮影に挑んだ。つばめの元彼・笹川マコトが経験する「大切な心優しい一日の出来事」を老婆・星ばあの視点を通して描き、醍醐は劇場版に続いてマコト役、VRショートムービー版に新たに起用されたMEGUMIはマコトの母親役を演じる。MEGUMIは、「カメラを見る違和感、カメラの上に毛が生えているみたいな感じだった(笑)」と星ばあ視点のカメラに違和感を覚えながらも、「なかなか環境に馴染むまでは時間がかかりましたが、俳優部としては最初から最後までの1シーンを一連でできるのは楽しい。緊張感とほどよい興奮は面白かったです」と役者としてのやりがいも噛みしめた。また、劇中では星ばあの前で素直な態度を見せないマコトに、母が小言をいう場面も。「絶妙にムカつく感じなんですよ。役として」と醍醐の演技に引っ張られたことを明かし、「私も息子がいるので本当に助かりました。すぐに“オカンスイッチ”が入るというか」と笑顔を見せた。「本当にそこにいる感覚になるというか。みんなで会話しているところに自分がいる感じ。物語の中を体感しているのは、本当に面白いなと思いました」とVR撮影の興奮を伝えるMEGUMI。「(星ばあの)車椅子を押す係だったので、芝居だけじゃなくて撮影部の方々の目線で。(振動の)“ガタン!”があるんですよ」と車椅子の操作には慎重さも求められたようで、「この“ガタン!”を避けるという“ガタン避け”みたいなことにも集中したりして、役者以外の角度から考えられたのがすごく勉強になりました」と貴重な経験を振り返っていた。
2020年09月16日米倉涼子が、大きな話題を呼び大ヒットした映画『新聞記者』を新たな物語で描くNetflixオリジナルシリーズに主演することが決定。“新聞業界の異端児”と呼ばれる女性記者を演じる。シム・ウンギョンと松坂桃李のW主演で2019年6月に劇場公開され、第43回アカデミー賞最優秀作品賞を含む主要3部門を受賞した映画『新聞記者』。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、タブーに挑戦したといわれる衝撃的な内容とスリリングな展開、スタイリッシュな映像で大きな話題を呼び大ヒット。数々の賞を受賞した。米倉さんを主演に迎えたNetflixオリジナルシリーズでは映画版とは違ったアプローチで、さらに深く、刺激的に現代社会の問題を浮き彫りにしていく。主人公は東都新聞 社会部記者・松田杏奈。“新聞業界の異端児”と呼ばれる松田を、これまで様々な“闘う女性”を演じてきた米倉さんがどう演じるのか。監督は映画版に引き続き、藤井道人がつとめる。米倉さんは「自身の信じるものを貫くことが難しいこの世の中で、忖度なく、慣例や慣習を打ち破って突き進む新聞記者・松田杏奈。全く新しい、強く、ひたむきで魅力的な女性を演じられるよう精一杯挑みます!」と強い意欲を明かし、「杏奈がどのように、正義を貫き、今の時代と対峙するのか。ぜひご期待ください」とコメントした。映画版も手掛けた「スターサンズ」河村光庸(原案・企画・制作)は「世界の人々の価値観を根底から変えようとしているWithコロナの時代。社会の『自主規制』の強要に呼応するかのように多くの報道メディアは、『同調圧力』を加速させ、社会に『分断』と『委縮』を持たらしました。果たして我々は『多様性』『創造性』を踏みにじられ、『寛容な社会』のカケラさえ見出すことのできない時代に葬られてしまったのでしょうか?」と投げかける。「『映画こそ自由な表現を』の旗を掲げ、報道の在り方を問い、多くの賛同を得た映画『新聞記者』は、全く衣を変え、Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』として世界へと羽ばたきます」とアピールした。Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」は2021年に配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
2020年09月15日女優の清原果耶が主演を務める、映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』が現在公開されている。作家・野中ともその同名小説を実写化作した同作は、平穏に暮らしながらも時々息苦しくなる14歳のつばめ(清原)が、ある夜キックボードに乗った謎めいた老女“星ばあ”(桃井かおり)と出会ったことで交流を重ね、人生に変化が起きていく物語だ。監督を務めたのは、2019年に映画『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む、6部門を受賞、各映画賞も多数受賞した藤井道人。これまでに発表した、ひりひりとした作品とはまた一味違った今作は、藤井監督にとっても挑戦だったという。今回は藤井監督にインタビューし、作品についての思いやこれからの展望について話を聞いた。○■3~4年脚本を書いていた――藤井監督というと『新聞記者』の印象が大きかったので、『宇宙でいちばんあかるい屋根』がファンタジーな色合いのある作品で少し意外だったんですが、どのような経緯があったんでしょうか。この映画の話は2016年に前田浩子プロデューサーからいただきました。『青の帰り道』『デイアンドナイト』という2作を作り終えて、僕が20代で、3.11以降に感じた負の感情を出し切ったなという感覚があって、新しい作品に挑戦したいと思っていたときに声をかけてもらったんです。前田プロデューサーからいくつかの候補の本をもらって、その中で1番難易度が高そうだなと思ったのがこの作品でした。――どういうところが難易度が高いと思われたんでしょうか。僕が14歳の少女だったことがないので、自分がこの作品を撮ったらどんなものになるだろうという、知的探求心から「やります」と言って、それから3~4年、ずっと脚本を書いていました。――順番的には『新聞記者』よりも前にあった企画だったんですね。『新聞記者』は2018年に、イレギュラーにオファーをもらった仕事で、『宇宙でいちばんあかるい屋根』は2018年に撮る予定だったんですけど、撮影が諸事情で延期になったことで『新聞記者』を先に撮ることになりました。――そんなめぐり合わせがあったんですね。その順番と作風のギャップもあって、意外に思ったのかもしれません。意外性という意味では、この作品の次が『ヤクザと家族 The Family』(2021年公開)なので、またぜんぜん違うんですけど(笑)。でも自分の中では、職業として監督をやる以上、ひとつひとつが、時代に合うものであればいいなと。――『宇宙でいちばんあかるい屋根』において、「時代に合う」ところはどういうところでしょうか。誰もが、いろんな人に支えられて今があると思うんです。時代の空気が悪くなると負の感情が生まれやすい。でも、そんな中でも、心がちょっとでも綺麗になれる瞬間があるんじゃないかと信じていて。性善説じゃないんですけど、朝のニュースを見て凹んでしまう時代に、処方箋のような映画になればと思っています。○■4体の猛獣と映画が作れた――さきほども仰ってましたが、次の『ヤクザと家族』も気になります。『ヤクザ~』と『宇宙~』は、陰と陽じゃないですけど、伝えたいテーマは変わらないのかもしれないですね。両作品ともに家族というものをどういう目線から描くかということで、違う作品になるのかなと。『ヤクザ~』に関しては、社会からこぼれ落ちてしまった人に対する問題提起ですかね。レールに乗れなかった人にとって、厳しい時代になってることを描きたいということが、僕とプロデューサーの河村(光庸)さんが掲げているテーマです。――タイトルと「こぼれおちた人」ということから、『ヤクザと憲法』も思い浮かべました。近いと思います。あの作品はドキュメンタリーでしたけど。数年前に、フランス人の監督の撮った『ヤング・ヤクザ』というドキュメンタリーもあって、社会的なドキュメンタリーは多いけれど、実写映画では、こうしたテーマのものはなかったので、エンターテインメントとして、誰も見たことのないヤクザ映画をやろうぜというたくらみがあります。でも、『宇宙~』も『ヤクザ~』も、どちらも楽しんでもらえたらと。それに、『宇宙~』では清原果耶ちゃんと桃井かおりさん、『ヤクザ〜』では綾野剛さんと舘ひろしさんという、4体の猛獣と映画が作れましたからね(笑)。――清原さんにも、そういった部分があるんですか?果耶ちゃんは『デイアンドナイト』で出会った素晴らしい女優で、達観しているし、演技に対しても誠実で嘘が通用しないし、僕らの本気を受け取ってくれる。『デイアンドナイト』は果耶ちゃんじゃないと成立しなかったと思います。今回の『宇宙~』も、果耶ちゃんのキャスティングが決まってから、他のキャスティングも次々と決まって、クランクインできた。でも実は、つばめの役はずっと決まらなくて。僕も当初は果耶ちゃんのイメージはなかったんですけど、プロデューサーの前田さんが『透明なゆりかご』を見て、この役は果耶ちゃんがいいんじゃないかという話になって、完成にたどり着いたんですね。――当初は清原さんのイメージではなかったのはどういうところでそう思われたんですか?果耶ちゃんが『デイアンドナイト』で演じたのが、負の感情が大きくて、孤独な役だったので、『宇宙~』のつばめのイメージには結びついてなかったんです。でも、実際に脚本を果耶ちゃんをイメージして読むと、ぴったりきたんですよね。――『宇宙~』では、伊藤健太郎さんの役もいいですよね。伊藤くんの役ははまり役でしたね。自然体で飾らないところが魅力で、「お隣さん加減」がいいんですよね。中学生のときの隣の大学生って、そのときはかっこいいけど、大人になったらそこまで好きにならないかもしれない。そういう感じのいい塩梅で演じてくれてます。伊藤くん自身も無駄なエゴがなくて、淡々と飄々と演出を受けてくれて、それでいて内なるものも持っているし。それと、伊藤くんは、撮影のとき以外全部寝てるんですよ(笑)。「俺、どこでも寝れるんですよ」って。それがかわいかったです(笑)。――そうだったんですね(笑)。清原さんに限らず、藤井監督の作品では、『青の帰り道』の横浜流星さんや、今回の醍醐虎汰朗さんなど、若手俳優が負の感情を演じることも多いですよね。若手俳優さんは、なかなかそういう役を演じられる機会がなさそうなので、すごく印象的です。重い役や業を背負った役を演じられる俳優さんって、もしかしたらそんなに多くはないのかもしれないですね。若手の俳優さんには、いい出会い方をさせてもらったなと思います。――『青の帰り道』は、横浜さんの作品の中でも、すごく異色で、いい表情を見せているなと思いました。いいですよね。監督をちゃんと見てくれるというか、こっちがやりたいことを信じてくれる。演技の上で追い込んでも応えてくれるし。最近は仲良くなりすぎて「みっちー」なんて呼ばれてますけど、本当に大事なファミリーだし、僕の20代がこめられた役をまたお願いしたいですね。――やっぱり、登場人物に自分を投影することは多いんですか?自分の目線をどこに置くかだと思うんですね。『宇宙~』だと、醍醐くんが演じた笹川に置いていたし、『ヤクザと家族』の場合は、綾野剛さんが演じた山本賢治、『新聞記者』では松坂桃李さんが演じた杉原拓海に感情移入しながら撮っていました。○■『新聞記者』の終わり方に日本の未熟さ――『新聞記者』の話になりますが、藤井監督は、政治には興味がなくて一度は断ったということを仰っていて。ただ、公開されて、その後の1年の世の中を見ても、激動の時代だと思うんですが、そのあたりのご自身の考えは変化したりしましたか?今の本音で言えば、否定し合わない社会になればいいなと思っています。僕自身、『新聞記者』も、何かを否定しない、問いかける終わり方にしていて。でも、ああいう終わり方が、日本の未熟さでもあると思うんです。例えば、韓国であれば、政治映画がしっかり根付いているし、史実に基づいた映画が多い分、史実に基づいた結末が描けるけれど、日本でそれをやるには早いと思うんです。――確かに、光州事件にしても、民主化闘争にしても、それを描くには時間がかかったとは言われていますね。『新聞記者』の公開の頃は、参院選の前だったので、若い人たちに選挙に行ってほしいということは思っていました。そして、今の僕の心境としては、きれいごとかもしれないんですけど、共生できる世の中は、いつか来るのかなって思っています。――それは、疑問形ですか、希望ですか?来るという確信はないけれど、願いとしてですね。僕はSNSではそういう発言を一切しないようにしていて、それは映画でしか物事を伝えないと決めているからなんですね。――それと、藤井監督は、けっこう初期の段階から、海外への目線もあると言われていました。社会と地続きで、問題提起のある映画というのが、世界的にも求められていると思いますが、そこはいかがですか?やっぱり、文化としての映画というものをしっかり考えている、深田晃司監督や濱口竜介監督という先輩がいらっしゃるので、自分がその中で何ができるかを考えています。今後、2023年くらいまでの作品が撮り終わったら、監督に固執しないでもいいのかなと思っているんです。もしかしたら、監督業をセーブしても、若い世代をフックアップすることに時間を割くほうがいいのかなとか、でもサラリーマンなので撮らないといけないなとか、いろいろ考えているところです。■藤井道人1986年8月14日生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。大学卒業後、2010年に映像集団「BABEL LABEL」を設立。伊坂幸太郎原作『オー! ファーザー』(14年)でデビュー。 以降『青の帰り道』(18年)、『デイアンドナイト』(19年)など精力的に作品を発表。19 年に公開された『新聞記者』は日本アカデミー賞で最優秀賞 3部門含む、6部門受賞をはじめ、映画賞を多数受賞。2021年には『ヤクザと家族 The Family』の公開が控える。(C)2020「宇宙でいちばんあかるい屋根」製作委員会
2020年09月11日今、もっとも旬な女優とも言える清原果耶を主人公に、中学生の少女と、偶然出会ったおばあさんとの奇妙な交流から少女の成長を描く、映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』が9月4日より公開となっている。父親の再婚相手である母が妊娠し、2人から愛情を注がれているにもかかわらず、どこか居心地の悪さを感じる中学生のつばめ(清原果耶)。学校でも仲のいい友達はいるものの、変な噂を立てられ、何となく気まずい。そんなつばめが好意を寄せているのが、伊藤健太郎が演じる隣の家に住む大学生の亨くん。家の窓辺からつばめを見つけると「おはよう!」と屈託のない笑顔で挨拶をしてくる好青年だ。つばめがひょんなことから出会った“星ばあ”(桃井かおり)と呼ぶ見ず知らずのおばあさんのために、“赤い屋根”の家を一緒に探したりもする。そんな“普通”の亨くんをちょうどいい加減の“普通さ”で演じた伊藤健太郎。役と向き合う姿勢から、自身がこの作品を通して感じたこと、そして改めて伝えたいことなどを語ってくれた。■ファンタジーだけど僕らが普段生きている世界との距離感が近いーー今作について最初に感じた印象を教えてください。この作品はファンタジーではあるんですけど、その中に現実味もあって共感できるところだったり、今の自分に刺さる言葉があったりもするので、その微妙なラインがすごく面白いな、と思いました。ファンタジーと言ってしまうと「そういう世界の話なんだ」って思いがちだけど、僕らが普段生きている世界との距離感が近いんですよね。とはいえ、星ばあ(桃井かおり)の存在であったり、不思議なシーンがあったり、現実から離れるようなところはあるので、亨としてはそこと現実をつなぐような存在でありたいと思いました。脚本を読んだときに亨が一番リアルに近い存在だと思ったんですよね。それは、感情にしろ、つばめ(清原果耶)との掛け合いにしろ。その差をきちんと見せる存在になることは大事にしたいなと思っていました。ーーキャラクター作りにおいて、藤井道人監督と事前に話したことはありましたか?最初の頃に、隣に住んでいて、ちょっと憧れちゃう普通のお兄ちゃんを演じたいですね、という話をしたので、そこはすごく意識していました。無理にカッコつけたり、変に大人びたりせずに、等身大の大学生を演じることで中学生のつばめが憧れてしまうような感じ。それで、つばめがいつか大人になって中学生の頃を思い出したときに、そこに亨がたくさん登場したらいいな、と思っていました。ーー亨はつばめのことをどう思っていたと思いますか?つばめから亨に対する気持ちが“LOVE”だとしたら、亨からつばめへの気持ちは“LIKE”だとは思います。何か特別な感情があるわけじゃないけど、かわいい妹のような感覚じゃないかと。だから、困っているのであれば、一緒に何かをしてあげたい、という気持ちになったんだと思います。決して、つばめの気持ちを弄ぼうとか、そういう気持ちはないです。僕にもそんなに人数は多くないですけど、弟や妹のように思う子はいるので、亨の気持ちもわかりました。ーーつばめを演じた清原さんの印象を教えてください。撮影当時はまだ17歳だったんですけど、すごく大人で、自分が17歳のときはこんなにしっかりしてかなったな、と思いながら、陰からこそっと見ていました(笑)。主役として真ん中に立つ人だな、と思っていました。ーー清原さんのお芝居に引っ張られるようなことはありましたか?引っ張られるというのとは違うけど、つい見入ってしまうことはありました。一緒にお芝居をしている瞬間でも、段取りとかテストのときとかに、「お芝居が素敵だな」って見てしまっていて、「あっ!次は俺のセリフだ!」とか(笑)。視聴者になってしまう瞬間がありました。そういうことってあんまりないので、すごいなって思いましたね。かと思うと、等身大の17歳なところもあるし。一緒にお芝居をしていて楽しかったです。■芝居じゃない芝居、芝居をしていない芝居をするーー亨はいわゆる“普通”のキャラクターですが、“普通”を演じる上で意識したことはありますか?逆にあんまり意識をしないことですかね。例えば、猟奇的な殺人鬼とか、『今日から俺は!!』で演じた伊藤とかだと、ビジュアルにしろ、台詞にしろ、キャラクターを作るためのヒントは多いんです。そういうキャラクターはわりと引き出しを開けやすいんですよね。なので、亨に関して言えば、バンジョーを弾いていたり、松葉づえをついたりもするんですけど、ガチガチにしないで、どこか自分の素と近い部分を出そうとしました。そっちの方を意識していたかもしれないです。演じていることを感じないようにする、というか。もちろんセリフもありますし、素の自分とは違う人なので全くの素を出すわけではないんですけど。お芝居をしていないようなお芝居をする、みたいな感じですかね。芝居をしよう、って思ってしまうと、たぶん普通さの部分が濁ってしまうと思うんです。だから濁らせないためには芝居をしないのが一番なんですけど、芝居をしないとただの僕なので(笑)。芝居じゃない芝居、芝居をしていない芝居をするというか。説明するのが難しいですね(苦笑)。ーー亨の映画の中では描かれていない背景を考えることはありましたか?ありました。それは亨に限らず、どのキャラクターを演じていてもあります。亨に関して言うと、どんな男友達と一緒にいるんだろう?というのは考えました。ストーリーの中に友達の存在が出てこないんですよね。シーンとして出てくるのは、一人でバンジョーを弾いているか、姉かつばめと一緒にいるか、なので。もしかして友達いないんじゃないかって思ったり(笑)。バイクに乗ってバンドの練習から帰ってくるシーンがあるんですけど、そういうときは、友達と一緒にいたんだな、って思うんですけど、わりと一人の時間を大切にしている人なのかなって思ったりもしていました。ーーそういうところからキャラクター作りをするんですか?作るというほどではなく、何となく考えるという感じです。例えば、寝るときはどんな格好なのか。裸なのか、ちゃんとパジャマを着ているのか、それともスエットなのか、とか。そういうことを空き時間にふと考えていたりします。面白いから考えているだけです。ここでもし亨が転んだら、どんな反応をするんだろう。すぐ立ち上がるのか、痛いって言いながら転げまわるのか、転んだことを隠すのか、とか。そういうのを考えると無意識のうちにキャラクターが出来上がって行ったりもするんですよね。■失敗しながら少しづつ学んでいるーーこの映画はつばめの成長の物語でもあると思うのですが、亨もつばめと一緒に成長する姿が描かれていたと思います。その点で意識したことはありますか?僕が亨のセリフで一番大事にしていたのが、“あのときに追いついていたら、殺していたかもしれない”というところ。物語はつばめ目線なので、そこから見ると亨って大人っぽく見えていたりもするんですけど、実際には亨はまだ大学生だし、そんなに大人じゃないんですよ。それがあのセリフによってすごく出ているというか、亨の等身大を見せてくれるんですよね。そこから亨の考え方が変わっていくので、あのセリフはすごく意識をしていたと思います。ーー伊藤さん自身はどんなときに自分の成長を感じますか?やっぱり失敗をしたときじゃないですかね。失敗する前に周りから言われていたことでも、自分で失敗してようやくわかることが多いので。周りから言われることって、頭ではやらない方がいいとは思っていても、やってみないと本当の意味でわからなかったりするんですよね。周りの大人からは失敗しない道を行けるのだから、そうした方がいいとはよく言われていたのですが、それが僕の中では腑に落ちなくて。失敗しないとわからないのが僕の性格なので(苦笑)。もちろん法律に触れるようなことはダメですけど。僕は失敗しながら少しづつ学んでいると思います。ーー今作を通して、伊藤さん自身の考え方に変化があったことはありますか?変わったというより、より強く思えるようになったことはあります。この作品にはいろんな家族が出てくるじゃないですか。亨の家族に、つばめの家族、星ばあの家族とそれぞれに違う形がある。血のつながった両親がいて、兄弟がいて、ペットがいて、とかいう家族が“理想”なのかも知れないですけど、それが“正解”ではないな、と。つばめは少し複雑な環境にいるけど、それでも家族だし、星ばあみたいに血がつながっていれば家族か、と言えば、家族ではないこともあるし。どの家族が正解で、どの家族が間違っているとかって、本人次第だと思うんですよね。そういう家族の在り方みたいなものは、すごく感じましたね。■しぶとく生きることって大事なんだな、ってーー最初に“刺さる言葉があった”とおっしゃっていましたが、どんなセリフが響きましたか?星ばあの“しぶとく生きろ”というセリフは素敵だな、と思いました。いろんな捉え方ができる言葉だとは思うんですけど、僕はこの言葉が前に進むための活力になるな、と思いました。明石家さんまさんの“生きてるだけで丸儲け”という言葉も好きで、それと似た感覚があるんですけど。辛いことがあったとしても、しぶとく生きることって大事なんだな、って思いました。ーー“しぶとく生きろ”って年齢を重ねると響く言葉のような気がするのですが、まだ23歳の伊藤さんにも伝わるものがあるんですね。確かに10代の頃とかって、正直、生きるとか、死ぬってことがあんまりピンと来てなかったと思うんですけど、段々とそういうことがわかるようにもなってきて。言い方が難しいんですけど、人って考えているよりも簡単に死ねてしまうじゃないですか。この瞬間の次に何が起こるかわからないわけで。だから自分が急に死んでしまったらどうなってしまうのかな?とかも考えたりするようにもなりました。そう思うと、何があってもしぶとく生きる、というのは、すごく大切なことなんだと思います。ーー何かそういうことを深く考えるきっかけがあったわけではないんですよね。これといったきっかけがあったわけでないんです。幸いなことに、身近で大切な人が亡くなってしまったわけでもないですし。ただ、今の状況で言うと、世界中でたくさんの人が命を落としていることを見たり、聞いたりする機会も多いじゃないですか。そうすると、他人事でもないと思うし、考えてしまいますね。ーーそうやって数か月で私たちの生きる環境が変わってしまって、映画を撮っていたときと、公開のときとで世の中が変わってしまった部分もありますが、改めて、この映画を通して伝えたいことはありますか?もちろん(映画を)撮っていたときも思っていたんですけど、今はより強く、人と人とのつながりの大切さをこの映画から感じています。人が人を想うこと、人と人がつながることは大事ですよね。人はやっぱり一人では生きていけないし、助け合いながら生きていかなきゃいけない。それは家族であれ、友達であれ、他人であれ。そういうことに関係なく、みんなが助け合って生きていくことが重要だと思うので、それをこの映画を通して感じてくれる方がたくさんいてくれたら嬉しいな、と思います。この数か月で本当に当たり前だったことが、当たり前でなくなってしまうとか、いろんなことが変わってしまって。これからどうなってしまうんだろう、常識ってなんだろう、とかって考えると怖くなりますよね。だからこそ、変わらずに伝えられることがあってほしいなと思っています。“普通”の大学生を“普通”に演じることで、“普通”に存在感を与えることのできる伊藤さん。トリッキーな役はもちろん、こういう“普通”の役も演じることで、俳優としての技量を発揮しているのが素晴らしいです。ちょっと不思議だけど、誰もが共感できる想いを届ける映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』。伊藤さんのほっとする笑顔に癒されながら、観てみてください。取材・文:瀧本 幸恵/撮影:山口真由子『宇宙でいちばんあかるい屋根』全国公開中
2020年09月10日映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日公開)の初日舞台挨拶が4日に行われ、清原果耶、伊藤健太郎、藤井道人監督が登場した。同作は作家・野中ともその同名小説の実写化作で、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人が映画化した。平穏憎らしながらも時々息苦しくなる14歳のつばめ(清原)は、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗った謎めいた老女“星ばあ”(桃井かおり)と出会い、いつしか2人はお互いの心に空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。伊藤は清原について「撮影当時、17歳だったんですけど、全然本当もう大人すぎて、そこが1番びっくりした。僕が17歳のときはこんな落ち着いて現場にいなかったなと思いますし、かと思えば17歳らしいところもあって」と表す。「僕が17歳の時は『ギャ〜』みたいな感じだったんですけど、同じ場所にずっといられる方だなって。一生いられるんじゃないかなって。良い意味でよ?」と独特な感性で褒める。イベントでは、作中でつばめが書道をしていることから、「宇宙一染みる言葉」を毛筆で披露。清原は「初日」と掲げ、「今日を迎えられてよかったと、心から思っていて。映画撮影に携わってくださったみなさんもそうですけど、お越しくださったみなさん、本当にありがたいなという思いでいっぱいです。今日がないとこれからが始まっていかない大事な日でもあるので、『初日』」と説明した。清原の美文字に、伊藤は「僕の、もう出したくないっすね。やだなあ。すっごいきれいだし」と苦笑し、クスクス笑いの聞こえる客席に「なんで笑ったんだよ!」とつっこむ。「真面目な回答ですよ。カッスカスになっちゃって……」と弁解しつつ、映画の中でのセリフ「しぶとく生きろ!」という文字を披露した。伊藤は「この言葉を聞いた時にすごく僕の心にズギャン!! って刺さったんですよ。疲れた時やしんどい時にこの言葉を思い出すだけで乗り越えられそうだ、この言葉を大切にしていきたいなとすごく思いました」と熱弁。文字については全員から「味がある」と褒められていた。また、ロサンゼルスにいる桃井は映像で「大人になるとなんでも出来る」という言葉を披露。「大人になると、あの時の悩みはなんだったのかと思う。50歳の時にはじめて逆上がりができるようになった。年を食うということは、これからはこじゃれたことになります」と語った。この言葉に感銘を受けた伊藤は「21歳の誕生日に大人になることをやめたんですよ。『もうなれない』と思って。でも、もう1回大人になることを目指してみようと思います。もう1回頑張ってみます」と宣言した。
2020年09月04日映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日公開)のアナザーストーリーとして、VRショートムービー『宇宙でいちばんやさしい時間』が制作された。9月18日から、auスマートパスプレミアム会員向けに限定配信される。清原果耶演じる少女・つばめの不思議な出会いと成長を描いた『宇宙でいちばんあかるい屋根』。劇場版に続いてメガホンを握る藤井道人監督が、『宇宙でいちばんやさしい時間』で初のVR撮影に挑んだ。同作では、つばめの元彼・笹川マコトが経験する「大切な心優しい一日の出来事」が描かれる。マコトを演じた醍醐虎汰朗をはじめ、つばめの父親役・吉岡秀隆、つばめが通う書道教室の牛山先生役・山中崇、その教室の生徒役・富山えり子が、映画本編に続き再結集。マコトの母親役・MEGUMI、星ばあを見守る担当医師役・嶋田久作、そして看護師役・上原実矩らがVRショートムービー版に新たに起用された。撮影は、劇場版と同じく関東近県と山形県鶴岡市にある加茂水族館にて実施。キャスト、監督、スタッフ全員にとって初のVR撮影となり、ヘッドセットを付けながらの映像確認、360度の映り込みの中、舞台のようなノーカット撮影にも挑戦した。■藤井道人監督コメントVRでスピンオフ作品と聞いたとき、正直全く自信はありませんでした。VR作品は360度、観客が見るところを選択出来るので、芝居を撮る適切な距離感やレンズの選択、カット割りが存在しないのです。頑固なプロデューサー陣に根負けする形で最初は参加しましたが、様々なプロフェッショナルなスタッフのお陰で、新しい映像体験が出来ました。とても満足いく作品になっております。映画を鑑賞後、是非観ていただきたいです。■醍醐虎汰朗コメント今回、初めてVRの撮影に参加しました。ほとんどのシーンが1カット長回しで、それによって笹川誠という役に入り込みやすく、藤井監督の世界で生きている感覚になりました。本編には描かれていなかった星ばあとの大切な1日を生きることができて、幸せでした。日常に限りなく近く、繊細で優しい時の流れの中に自分も一緒に過ごしている気持ちになれると思います。監督、キャストをはじめ、素敵な皆さんに囲まれながら作った作品です。是非、本編とあわせてお楽しみください。■MEGUMIコメント藤井監督の作品は大好きなので、今回参加できてとても嬉しく思いました。スタッフさん含めてみなさま大変プロフェッショナルなので、撮影の楽しさを改めて感じる時間を過ごさせていただきました。映画本編もとても素晴らしく、VRの仕上がりも楽しみにしています。■吉岡秀隆コメント初めてのVR撮影で、カメラが人の目線になっていたり、カット毎の撮影とも違って不思議な体験でしたが、緊張感がありながらも楽しんで撮影に臨みました。普段は自分のお芝居を確認することはないのですが、現場でプレビューを見せていただいて、映像の中に自分が入っているような感じで面白く、新鮮でした。映画本篇のサイドストーリーとして監督が書き上げたVRの脚本も素晴らしく、より一層映画本篇への深みも増したように感じます。■山中崇コメント無数のクラゲが漂っている巨大な丸い水槽は、宇宙に浮かぶ惑星のようでした。浮遊するクラゲの不思議な魅力は、一体なんなんでしょうか。このままずーっと見 続けていたら、何か悟りを開けるんじゃないかと思いました。■嶋田久作コメントVR撮影は初めての経験でした。長く芝居をしていますが、メディアの変化に対応する必要性を探るのは楽しいし刺激にもなります。ご覧になる方の空間把握の選択が拡がるので、長いシーンが増えるでしょうね。やっぱり一寸大変だなあ。■上原実矩コメント『宇宙でいちばんあかるい屋根』の世界に、そして初めてVR作品に参加させていただき、嬉しさと学びのある時間を過ごさせていただきました。本当にその場にいるようなおもしろい映像になっていて、物語の新しい楽しみ方にすごくわくわくしました。映像本編も本当に素敵な作品なので、映画館で観ていただいた後も、この「宇宙でいちばんやさしい時間」と共に、より映画の世界を楽しんでいただければと思います!■富山えり子コメントわたしは本編『宇宙でいちばんあかるい屋根』が大好きです。本編に引き続き参加できたことが嬉しくてたまりません。本編ではお見せできなかった様子が、星ばあの視界に入り込んでいると思います。あの大好きな星ばあの目に映ることができたなんて、、、嬉しくてたまりません。そして、今、この世界の中で、本編とともに、この作品を皆さまに観ていただけることが、嬉しくて嬉しくてたまりません。ありがとうございます。
2020年08月25日2020年8月20日、将棋の藤井聡太棋聖が最年少で2冠と八段昇段を果たしました。史上最年少での快挙に、祝福の声が寄せられています。藤井聡太棋聖、最年少&10代史上初の『2冠』王位奪取に「すごすぎる」「おめでとう」の声同月21日、藤井棋聖は会見を行い現在の心境について語りました。藤井聡太棋聖が将棋以外でやりたいこととはサンケイスポーツによると、藤井棋聖はこれからの目標について聞かれると「実力を高めていくのが一番の目標」と答え、新たに見つかった課題も改めるなどさらなる向上心を見せたといいます。また、自宅に帰ってやりたいことを聞かれると、その回答に注目が集まりました。--自宅に帰ってやりたいことは「家に帰ってから、昨日の対局についてじっくり振り返れれば」--将棋以外では「落ち着いたらパソコンを1台組みたいな、と」サンケイスポーツーより引用「パソコンを1台組みたい」と答えた藤井棋聖。これにはネット上でも反響が上がり、「その気持ち、わかるよ」「すごすぎる」などの声が寄せられていました。・自作したパソコンのスペックよりもご本人の能力のほうが上回りそう…。・藤井さんの気持ち、とてもよく分かるよ。作成中の動画とか見たい。・自分でパソコンを組めるなんてすごすぎる。・将棋のことは詳しくないけど、この発言で親近感がわいた。これまでも趣味について発言していたことがありましたが、今回の会見で多くの人から注目が集ったようです。藤井棋聖がどのようなパソコンを組むのか、気になりますね![文・構成/grape編集部]
2020年08月22日2020年8月20日、将棋の藤井聡太棋聖が最年少の18歳1か月で2冠と八段昇段を決めました。元プロ将棋棋士の『ひふみん』こと加藤一二三さんは、Twitterを更新。藤井棋聖の記録に祝福のコメントを寄せました。藤井聡太二冠誕生㊗️ならびに史上最年少八段昇段㊗️心よりおめでとうございます!!!!!— 加藤一二三@祝フォロワーさま17万名さま達成(((o(*゚▽゚*)o)))♡ (@hifumikato) August 20, 2020 「心よりおめでとうございます」と、祝いの絵文字とともに藤井さんの快挙を祝福した加藤さん。また、AIが発達する中でも勝利を収めていく藤井さんの姿に、「人間ゆえに見いだすことのできる、芸術的な一手の探求を通して、盤上で感動を紡いでいただきたい」と棋士としての願いを投稿しました。今後AI研究が如何に隆盛を誇ろうとも藤井聡太二冠には人間ゆえに見いだすことのできる芸術的な一手の探求を通して盤上で感動を紡いでいただければと願う。平安の世から指し継がれた将棋文化の奥深く豊かな魅力を令和の世を生きる数多の方々へ末永く伝えていただけることは一棋士として非常に悦ばしい。— 加藤一二三@祝フォロワーさま17万名さま達成(((o(*゚▽゚*)o)))♡ (@hifumikato) August 20, 2020 ネット上ではたくさんの祝いの言葉が寄せられています。・すごい!また記録更新ですね。・加藤さんの解説をまた楽しみにしています!・明るいニュース、嬉しいですね!加藤さんの喜びが伝わってきます。AIではなく、人間だからこそなせる技を藤井さんは持っていることでしょう。加藤さんのいう通り、これからの将棋界をけん引する藤井さんに期待したいですね![文・構成/grape編集部]
2020年08月20日作家・野中ともその同名小説を映画化した『宇宙でいちばんあかるい屋根』の完成披露試写イベントが開催。会場には主演の清原果耶と藤井道人監督が登場、そして“星ばあ”役の桃井かおりが宇宙でいちばん“遠距離”な完成披露試写会と題し、L.A.から生中継で登場して盛り上げた。登場するや「こっちは夜中の2時半よ~。健気でしょ桃井!」と早速、桃井節を炸裂、会場を沸かせた桃井さん。「本当にこの時期に封切ができる幸せをしみじみ感じています。とにかくいい映画なので!宜しくお願いします!」と挨拶した。まず、桃井さんが最近の生活について聞かれると、「えーっとね、日本よりはマシ??よ(笑)。ニュースを観てる感じだと、日本はみんなくっつきすぎてるように見えるし、なんかアメリカの方が結構2メートルキープしてるし、マスクもしてる。スーパーに行っても、人数制限してるし、ものすごく近寄らないように注意してる!」と回答。自宅では「とにかくお店が開いてないので、毎日ご飯を作るのを本気でやっています。もういちいち買いに行ってる場合じゃないぜベイビーってね(笑)」とL.A.での生活ぶりを明るく話した。久しぶりの対面となる桃井さんに対し、清原さんは「お久しぶりです~、お元気ですか?」と声掛けすると、桃井さんは「元気ですよ~!」と満面の笑顔。1年ぶりの画面越しの再会に「いや~本当はそっちに行ければ良かったんだけどねぇ」と桃井さんが言うと、清原さんは「画面越しでも嬉しいです!」と応じた。清原果耶「終わったっていう安心感にも似た喪失感みたいなものが大きかった」完成した本作を観た感想について、清原さんは「私はもう正直放心状態になってしまいました。初主演作という言葉だったりとか、エンドロールで自分の歌った歌が流れるとか、中々客観視できなくて。あ、終わったっていう安心感にも似た喪失感みたいなものが大きかったような気がしています。一緒に初号を観たスタッフのみなさんが、すごい良かったよ!っていう言葉をかけて下さったので、いい作品になったんだな。良かったなって。嬉しい気持ちはありました」と喜びを噛みしめながらコメント。桃井さんは「私は反対に、今まで自分が出た映画の中でいちばん自分が出てることが気にならなかった映画」と語り、「監督が、これは群像劇じゃなくて彼女(つばめ)の世界を描いてるんだって。出来上がって作品を観たらそれがよく分かって、観てすぐに監督にメールしたくらい」と言うと、藤井監督は「はい、すごい嬉しいメッセージをいただいて、心臓がバクバクバクってなりました(笑)」と告白。そんな藤井監督について、本作が初めての藤井組となる桃井さんは、「『新聞記者』を観て、その話をしているときにメールをいただいたので、運命を感じたのもあるし、監督がこんなものを作るのかっていう驚きもあったし、ワクワクもしたし、本当に年を取ってきたので、こういうオファーを待っていたという思いで嬉しかったです」と明かした。桃井かおり、ストイックな清原果耶を絶賛「絶対に邪魔しちゃいけないなと」本作で名コンビを演じた清原さんと桃井さん。お互いの印象に聞かれた清原さんは「私が何か口にするのもおこがましいんですけど…、一緒にお芝居をしていてこちら側に伝わってくるエネルギーの濃さとか強さみたいなものがとてつもなく大きくて、前を向かなきゃって奮い立たされるよな、現場でご一緒していて必死に後を付いていきたくなるようなそんな印象でした」と語る。桃井さんは「ものすごい孤独な女優さんだなっていう(笑)すごい真面目で本気で作品を見ているし、自分が何をすべきかを見ているから、絶対に邪魔しちゃいけないなという気持ちになったし、彼女がやろうしている、真剣にストイックに考えていること、彼女の表現しようとしていることが見えなくて、冗談抜きで私が付いていったんですよ。それで映画を観て、あぁ良かった!って本当に思いました」と話すと、清原さんは「いやぁ、なんて答えたらいいかわからないです」と、大女優からの絶賛に言葉を詰まらせるひと幕も。そして、『デイアンドナイト』に続くタッグとなった清原さんについて、藤井監督は「今回の清原さんの役柄は『デイアンドナイト』とは正反対ですし、作品のトーンが違ったので、僕自身もすごく緊張して挑んだんですけど、最初からつばめでいてくれたので、衣装合わせから提案してもらったり、とても良い信頼関係で撮影することが出来ました」とふり返る。一方、桃井さんについては「クランクインまでずっとスカイプでやり取りをしていて、撮影中に初めてお会いしました。自分からすると、桃井さんの映画を観て育ってきたので、監督ぶってましたけど足はめちゃくちゃ震えてました(笑)」と告白。「桃井さんが『ハーイ!エブリバディ―!』ってみんなを盛り上げてくれたこともですし、自分の監督人生の中でとても嬉しかったのが、桃井さんから提案してくれた言葉がたくさんあって、その言葉が自分にすごく刺さったー。それが、清原さん演じるつばめにもリフレクションしてとても良いシーンになりました」と、大先輩との緊張の初タッグをふり返っていた。そんな桃井さんに、観客から寄せられたのが「今のこの全世界的にも厳しい時期に、星ばあだったら何て言うでしょうか?」という質問。これに対し、桃井さんは「生きとけ!ってことですかね。とにかく歳食ってみてはっきりわかったのはね、若いときに考えてたほど人生長くないんだなって。やっぱり生きてるってことは結構面白いなって、歳食ってからもまた人生面白いのでね、とにかく生きとけ!ですかね」と、“星ばあ”さながらの金言を披露していた。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月4日より全国にて公開©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年08月04日女優の清原果耶が主演を務める、映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日公開)の場面写真が29日に公開された。同作は作家・野中ともその同名小説の実写化作で、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人が映画化。平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳のつばめ(清原)は、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗った謎めいた老女“星ばあ”(桃井かおり)と出会い、いつしか2人はお互いの心に空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。この度公開されたのは、伊藤健太郎演じる浅倉亨の場面写真。亨はつばめの隣の家に住む大学生で、バンジョーを弾き、音楽を愛する爽やかな青年で、つばめはそんな亨に密かに恋心を抱いていた。自由奔放な姉(清水くるみ)に振り回されていた亨の身に、ある日ショッキングな出来事が起こってしまう。場面写真では、亨が部屋で趣味のバンジョーを弾いている姿や、険しい表情で姉と口論をしている姿、つばめと松葉杖をつく亨が誰かに出会ったような姿や、屋上でバンジョーを弾く亨を笑顔で見ているつばめの仲睦まじい様子を捉えている。今回バンジョーに初挑戦となった伊藤健太郎は、クランクインの一か月前から講師を呼び、練習に励んだ。
2020年07月29日いま最も注目を浴びる若手実力派女優・清原果耶の初主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』。この度、清原さん演じる主人公・つばめの姿を捉えた場面写真が解禁された。本作の藤井道人監督とは『デイアンドナイト』に続くタッグとなる清原さん。先日は、シンガーソングライター・Coccoの書き下ろし主題歌「今とあの頃の僕ら」で、自らヒロインの心の旅を伸びやかな歌声で歌い上げていることも発表された。今回解禁された場面写真では、目を大きく開き驚いた表情のつばめから始まり、父(吉岡秀隆)と育ての母(坂井真紀)がベビーベッドを作っている様子を見ている姿。書道教室の先生(山中崇)と本屋で何やら会話している姿、教室でクラスメートたちと過ごす姿が写されている。家族とともにベビーベッドを作っているシーンでは、一見笑顔で楽しそうな表情のつばめだが、実際は父と育ての母の間に子どもが産まれてくるため、どこか居心地の悪さを感じている。そして、その後の本屋のシーンでは実母のひばり(水野美紀)が東京で個展をしていることを書道教室の先生から聞き、会いに行く決心をするが…。清原さんは、各メディアのブレイク女優ランキングや2020年ヒット予測女優部門など様々なランキングでもランクインし、2021年度春のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインにも抜擢されている。映画初主演となる本作で吉岡秀隆や坂井真紀、山中崇、そして桃井かおりといった豪華キャストとの共演で見せる表情にも期待が膨らむ。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月4日より全国にて公開©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年07月19日2020年7月16日、『第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負』の第4局が開催され、高校生棋士の藤井聡太さんが渡辺明棋聖に勝利。同シリーズ3勝1敗で、初タイトルとなる棋聖位を獲得しました。17歳11か月という異例の若さで、史上最年少でのタイトル獲得を成し遂げた藤井新棋聖。将棋界の歴史を揺るがすようなニュースに、世間では大きな反響が上がっています。藤井新棋聖の快挙を、加藤一二三が祝福同日、元プロ将棋棋士で、タレントとして活躍する『ひふみん』こと加藤一二三さんが、藤井新棋聖のタイトル獲得について言及。 #棋聖戦 藤井聡太新棋聖にはその天賦の才を余すところなく発揮し天高く翔ける龍となり、将棋史に於いて今後だれもまだ見ぬ地平を、ときに孤独と闘いながらも勇猛果敢に切り開いていただき、いつまでも色褪せない名局を紡ぎながら、将棋という芸術文化の大輪の花を咲かせていただきたいと願います。— 加藤一二三@7/17フジテレビとくダネ!生出演 (@hifumikato) July 16, 2020 同シリーズで対局が行われるたびに、勝負における一挙一動を注目し続け、藤井新棋聖の勝利を我がことのように喜んでいた加藤さんだからこそ、感慨深いものがあったのでしょう。加藤さんの投稿に対し、ネット上では祝福や共感のコメントが寄せられる中、一方でその文才を称える声が続出。・藤井新棋聖誕生からわずかの時間で、これだけの名文をつづるひふみんもすごい。・ひふみんの人柄が伝わる美しいコメントに、胸がジーンとしました。・なんて優雅で品のある祝福のコメントなんだろう。素晴らしい。また、加藤さんはコメントを発表する20分前に、次のようなつぶやきも投稿しています。 #棋聖戦 やっぱり、聡太さんはつよい。。。— 加藤一二三@7/17フジテレビとくダネ!生出演 (@hifumikato) July 16, 2020 年下である藤井新棋聖のことを、「聡太さん」と呼び、感嘆のため息をつくようにつぶやいた加藤さん。その後、一部の人から「孫より年下ぐらいの人をさん付けで呼ぶって、すごいことだと思う」といった指摘が入ると、藤井新棋聖を『さん』付けで呼んだ理由について、こうつづりました。数多の報道陣を前に微動だにせずデビュー戦開幕を待つ藤井聡太四段は紛れもなくプロのオーラを身に纏っておられました。将棋盤を挟んで対峙した者としてその佇まいからはとても『藤井くん』と呼ぶ気にはなれません。棋士として産声を挙げた瞬間から彼は、勝負師魂を携えたまさしくひとりの大人でした。@hifumikatoーより引用加藤さんは、過去に棋士として対局した藤井新棋聖を、1人の大人としてリスペクトする想いから、『さん』付けをしたのです。年齢や立場に関係なく、相手を敬う…そういう姿勢こそ、加藤さんが幅広い層の人々に愛されるゆえんといえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月17日藤井聡太七段(17)の恩師で「ふみもと子供将棋教室」を主宰する文本力雄さん(65)。教室内では藤井七段は当時通っていた7~8人の子供たちのなかでも、とても活発な少年だったという。「実は運動神経もよくて、性格も活発なタイプでした。毎春行っていた“お花見将棋”で、河原の広場でかけっこをしたときは、いちばん体も小さいのに、年上の子より弾丸みたいに速かったですね。将棋の授業後には、みんなと一緒にトランプもよくやっていました。教室の最後は毎回、私が作った坂本九さんの『明日があるさ』の替え歌をみんなで合唱するのが恒例で、必ずいちばん前列の真ん中にいて大きな声で一所懸命、歌っていたのも聡太くんでした」その合唱の後、プロレスごっこが始まることもあった。「聡太くんがいちばん年下なので、やられるかと思ったらとんでもない!年上の子とも対等にプロレスをやっていました。さすがに4歳年上の子には負けていましたが、それでも向かっていってました」文本さんの笑顔は止まらない。将棋に加えて、遊びや運動までできた、藤井七段には思い出深い“学びの場”だったことだろう。実は“初恋”もここで芽生えていたようだ――。「聡太くんが幼稚園の年長のときでした。そのころ、2つ年上のA子ちゃんという女の子がいたんです。A子ちゃんはいつも聡太くんのことを『そうちゃん、そうちゃん!』とかわいがっていたんですよ。そんなある日、教室でたまげたことが起きました。最年少の聡太くんが、年上の小学生たちに向かって『A子ちゃんをいじめるなよなあ!』って真っ赤な顔で、端から順番にグーッとにらみつけて言ったんですよ。あまりに迫力満点だったので、みんな驚いて凍りついてました。いつもかわいがってくれた女の子なんで、正義感だったのか……。もしかしたら聡太くんの初恋だったのかもしれませんね」そう言って目じりを下げる文本さん。藤井少年はプロへの登竜門となる奨励会への入会を機に、教室を卒業することになった。「最後に私が送った言葉は『名人の上を目指せ』でした。不世出の天才なのは明らかなので、名人になるのは当然です。だから、さらにその上を目指してほしいと。本人はキョトンとしていましたね」’16年10月に史上最年少のプロ棋士となった藤井少年は文本さんのもとに挨拶に訪れている。「最近は聡太くんも忙しいので会えていませんが、『健康がいちばんだぞ』と伝えています。タイトル奪取の報告、楽しみにしています」“希代の棋士”を育んだ恩師は2人並んだ当時の写真を見ながら、いつまでもほほ笑んでいた――。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月09日清原果耶が藤井道人監督のもと、作家・野中ともその大人気小説の映画化で初主演する『宇宙でいちばんあかるい屋根』。この度、清原さん自ら、シンガーソングライター・Coccoによる書き下ろしの主題歌「今とあの頃の僕ら」を伸びやかな歌声で爽やかに歌い上げることが決定、その楽曲が彩る本予告映像が解禁された。今回解禁され予告編は、「私は今のママが産んだ娘じゃない」と清原さん演じる主人公の少女・つばめが孤独を感じ、思い悩むシーンから始まる。ある夜、星空を舞う(!?)謎の老婆・星ばあ(桃井かおり)との出会いから物語は一転、共に過ごす中で笑顔を見せはじめるつばめ。「私もちゃんと家族になれるかな」と、両親に赤ちゃんが産まれることの不安を打ち明けるつばめに、「しぶとく生きろ」「屋根の下でいろんな時間積み重ねて家族になるんだろ」と力強い言葉をかける星ばあ。歩き始めたつばめにおこる様々な出来事。泣いて笑った、星ばあと過ごしたかけがえのないひと夏の思い出が、色とりどりに絵本のように映し出されていく。つばめの「ありがとう、星ばあ」という言葉に込められた思いとは…?藤井監督が紡ぐ美しい映像、物語を彩る清原さんの伸びやかな歌声に引き込まれる映像だ。清原果耶コメントCoccoさんが書き下ろしてくださった主題歌「今とあの頃の僕ら」を歌唱させて頂きました。とても大切な作品に広く深く染み渡るような楽曲。こんなにも素敵な歌を私が歌ってもよいのだろうか、と考えましたがつばめを生きた自分だからこそ届けられる何かが有れば嬉しいなと今は思っています。レコーディングの際、緊張で固まる私に「歌は手段だから」とCoccoさんが声を掛けて下さって身体中が温かい空気に包まれるような感覚になりました。Coccoさんの真っ直ぐな目線の先で「手段」の意味を探しながら臨んだレコーディングは何にも変え難い時間でした。スタッフの皆さまにも支えて頂いて無事に録り終えることができ、本当に感謝でいっぱいです。つばめという1人の少女が生きている“今”にもこの曲を通して少しだけ触れて頂けたら幸いです。Coccoコメント映画を見終わるとすぐにつばめちゃんの声が曲にのって聞こえてくるようでした。私達は皆、傷付け傷付き、愛され愛を求め、そして愛を伝えていく生命活動を懸命にくり返しながらそれぞれの人生を歩いていくのだというメッセージを、清原果耶はその圧倒的な透明感をもって見事に歌い上げてくれました。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月4日(金)より全国にて公開。主題歌:清原果耶「今とあの頃の僕ら」(作詞・作曲・プロデュース:Cocco)は9月2日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月4日より全国にて公開©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年07月01日女優の清原果耶が、主演映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』(9月4日公開)の主題歌を務めることが1日、明らかになった。同作は作家・野中ともその同名小説の実写化作で、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人が映画化。平穏でも悩みはあって、時々息苦しくなる14歳のつばめ(清原)は、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗った謎めいた老女“星ばあ”(桃井かおり)と出会い、いつしか2人はお互いの心に空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。この度解禁になった主題歌は、シンガーソングライター・Coccoによる書下ろし楽曲「今とあの頃の僕ら」。清原が歌唱し、伸びやかな歌声でヒロインの“心”の旅を爽やかに歌い上げる。さらに主題歌を収録した本予告映像も公開となり、映像では主人公の少女・つばめが「私は今のママが産んだ娘じゃない」と思い悩み、星ばあとの出会いで笑顔を見せはじめる様子も。「私もちゃんと家族になれるかな」と、両親に赤ちゃんが産まれることの不安を打ち明けるつばめに、星ばあは「しぶとく生きろ」「屋根の下でいろんな時間積み重ねて家族になるんだろ」、と力強い言葉をかける。ひと夏の思い出が、色とりどりに絵本のように映し出される予告編となった。○清原果耶 コメントCoccoさんが書き下ろしてくださった主題歌「今とあの頃の僕ら」を歌唱させて頂きました。とても大切な作品に広く深く染み渡るような楽曲。こんなにも素敵な歌を私が歌ってもよいのだろうか、と考えましたがつばめを生きた自分だからこそ届けられる何かが有れば嬉しいなと今は思っています。レコーディングの際、緊張で固まる私に「歌は手段だから」とCoccoさんが声を掛けて下さって身体中が温かい空気に包まれるような感覚になりました。Coccoさんの真っ直ぐな目線の先で「手段」の意味を探しながら臨んだレコーディングは何にも変え難い時間でした。スタッフの皆さまにも支えて頂いて無事に録り終えることができ、本当に感謝でいっぱいです。つばめという1人の少女が生きている“今”にもこの曲を通して少しだけ触れて頂けたら幸いです。○Cocco コメント映画を見終わるとすぐにつばめちゃんの声が曲にのって聞こえてくるようでした。私達は皆、傷付け傷付き、愛され愛を求め、そして愛を伝えていく生命活動を懸命にくり返しながらそれぞれの人生を歩いていくのだというメッセージを、清原果耶はその圧倒的な透明感をもって見事に歌い上げてくれました。○藤井道人監督 コメントCoccoさんが本作のために書き下ろしてくれた楽曲を、主演としても映画を背負ってくれた清原さんの歌声で締めくくる、とても贅沢な試みでした。清原さんの澱みない歌声が、この映画の余韻を何倍にも大きくしてくれたと自負しております。大人になった皆さんへ、これから大人になる皆さんへ、一人でも多くの方にこの映画が届くことを願っています。○前田浩子プロデューサー コメントロケ地への行き帰りのバスで清原さんはいつもイヤホンをつけて、音楽に耳を傾けていたのですがそこから微かに漏れ聞こえてきたのがCoccoさんの歌声でした。その憧れのアーティストが初主演映画の主題歌を唄うことになった彼女のために書き下ろしてくださったのは奇跡であると同時に必然だったのかもしれません。鈴が転がるようなその歌声は透き通り、皆さまへお届けする贈り物を美しく包んでくれました。両手で受け止めていただけますと幸いです。
2020年07月01日フジテレビの藤井弘輝アナウンサー(28)が6月17日に、30代の同局社員と結婚したことが発表された。父・藤井フミヤ(57)も90年6月に結婚したことから、親子揃っての“ジューンブライド”と注目を集めている。18日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ)では、同期の永尾亜子アナ(26)が結婚のニュースを紹介。藤井アナは、「ほんの少しだけ頼りなく見える私ですが、幸せな家庭を築いていきたいと思います」とコメントを寄せていた。藤井アナは16年4月に入社し、同年10月には『めざましテレビ』のレギュラーに抜擢。現在は水曜リポーターを担当しているが、バラエティ番組など幅広く活躍している。19年に配信された音楽番組『フジアナ歌祭り』(FOD)では、父の楽曲「Another Orion」を熱唱。その後もたびたび歌唱を披露し、父子ともに歌声が似ていることが話題に上った。「藤井アナは入社当初、父の存在をプレッシャーに感じていたそうです。ですが『めざましテレビ』に抜擢されてからは、“自分は自分”として仕事に打ち込むように。学生時代に培った楽器演奏や、スポーツといった特技も番組作りに活かしています。父の歌を披露することは悩んだそうですが、今では『父のファンが楽しんでくれるなら』と吹っ切れたそうです。周りを盛り上げる人柄や身体を張った企画も進んで挑むことから、周囲にも慕われていますね」(テレビ局関係者)幅広く活躍する藤井アナを祝福する声が広がっている。《朝からお目出度いニュースが!藤井アナ結婚おめでとうー!お父様同様、末長く幸せにー!》《わお!びっくり!フミヤもおじいちゃんになる日が近かいわね。こんなおじいちゃんいたらカッコ良すぎ》《わぁ〜!朝からビックリ!!弘輝くん結婚かぁ〜!両親と同じジューンブライドときたー!w》入社5年目にして、公私ともに順風満帆ともいえる藤井アナ。人生の歩みには父の“教え”が影響しているようだ。「フミヤさんは、子供たちが成人しても『家庭を持つまでは目が離せない』と語っていました。グローバルに活躍できるよう、幼い頃から『中学校はスポーツ部に入部』と『留学』を家訓として伝えてきた“教育パパ”だったそうです。藤井アナはその教えに従って、高校時代をアメリカで過ごしました。厳しく見えますが、フミヤさんは奥さんと手を繋いで出かけるほどの“愛妻家”。テレビ番組でも『一生一緒に生きていきたい』と公言していました。藤井アナは、そんな父親の背中を見て育ってきたのでしょう」(前出・テレビ局関係者)幸せいっぱいの藤井アナ。父と同じように家族を大切にするのだろうーー。
2020年06月18日清原果耶が『新聞記者』『デイアンドナイト』の藤井道人監督とタッグを組んだ『宇宙でいちばんあかるい屋根』から初映像となる特報が解禁された。今回解禁された特報映像は、「今、空飛んでましたよね!?」というつばめ(清原果耶)のセリフと、空を見上げた彼女の目に飛び込んできた、星空を舞う老婆(桃井かおり)の姿(!?)から始まる。「年くったらなんだってできるようになるんだー」とキックボードを乗り回してはしゃぐ、そんな“星ばあ”と過ごしながら、悩める14歳の少女・つばめの表情は美しく輝き出していく。憧れの隣人・亨(伊藤健太郎)、父(吉岡秀隆)、育ての母(坂井真紀)、産みの母(水野美紀)、書道教室の先生(山中崇)、元カレ(醍醐虎汰朗)といったつばめを取り巻く人々の姿が映し出される中、「ありがとう、星ばあ」というセリフとともに涙するつばめ。大人になること、家族とは何か。広い空の下に広がる屋根を見つめるうちに、つばめが気づいたこととは…。懐かしくて愛おしい、ひと夏の物語が完成した。今回解禁された映像だけでも様々な表情を見せる清原さんは、2021年度前期のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインに抜擢されたばかり。今回新たな映像表現に挑む藤井監督と『デイアンドナイト』以来の再タッグに期待膨らむ映像となっている。『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宇宙でいちばんあかるい屋根 2020年9月、全国にて公開予定©2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
2020年06月09日アイドグループ・ジャニーズWESTの藤井流星と神山智洋が、舞台『正しいロックバンドの作り方』に主演することが8日、明らかになった。同作は日本テレビ深夜ドラマ「シンドラ」第12弾として放送中の同名ドラマの舞台化作。ロックバンド“悲しみの向こう側”のメンバーで、バンドを愛する心配性のリーダー・シズマ(藤井)、夢も目標も特にないイマドキ大学生・テツ(神山)、天才かもしれない不思議くん・オギノ(栗原類)、とにかく明るいムードメーカー・コバ(吉田健悟)の成長物語となる。舞台版新キャストとして、中村梅雀が登場。さらに野田美桜、かわのをとや、中谷竜が出演する。作・演出は、ドラマの企画・脚本監修を務める西田征史が手掛け、西田監修のもと、ドラマの脚本を手掛けるおかざきさとこが舞台版の脚本も担当する。東京公演は東京グローブ座にて8月9日~8月30日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて9月2日~9月8日。○作・演出 西田征史 コメントこの夏、“悲しみの向こう側”の向こう側を、舞台で描きます。まずお伝えしたいのは、ドラマから地続きの続編ではないということ。ドラマの最終話で妙に引っ張って「続きは舞台で!」という作品ではありません。ドラマを楽しみにしてくださっている方々、ご安心ください。ドラマではドラマとしてしっかり描ききったつもりです。この舞台版では、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」がドラマの後の時間で、新たに苦悩している問題に向き合っていきます。その中で意外な人物との出会いがあって……と、そんな、彼ららしい夏を描きます。ドラマのキャスト・スタッフの皆さんで育ててくださった、「シズマ・テツ・オギノ・コバ」と再び向き合えること、とても楽しみにしております。○藤井流星 コメントドラマからの舞台化というパターンは初めに聞いた時、驚きました。個人的には舞台が5年振りくらいなので凄くワクワクしていますし、またシズマを演じられる喜びもあります。そして、“悲しみの向こう側”の4人の空気感は撮影現場でも凄く良かったと感じているので、実際に見ていただけるのは凄く嬉しいです。ドラマの全10話を経て絆が更に深まったあの熱いクセだらけの“悲しみの向こう側”の4人が夏に更に熱くなって戻ってきて、またまたバカな事をすると思います。笑キャスト、スタッフ一丸となって皆さんに楽しんでいただける様に頑張りますので、是非楽しみにしていて下さい。○神山智洋 コメント“悲しみの向こう側”にテレビの次は舞台で会えます。出演したドラマが舞台化されるのは初めてなのでワクワクしますし、また4人で集まっておもしろいことを出来るのが今からとても楽しみです。中村梅雀さんをはじめ、新キャストの皆様、ドラマで企画・脚本監修を担当してくださった西田さん、舞台でお世話になるスタッフさん。全員で一丸となって2020年の夏は超熱い夏にしたいと思います。ドラマとはまた別のお話なので、ドラマを見られていない方でも楽しめますし、ドラマを見て頂いた方はより深く正しいロックバンドの作り方を楽しんで頂けると思います。ドラマでは見られない細かい部分や、舞台だからこそ感じる空気感を味わってください。今年の夏は楽しくなりそうです。会場で皆様に会えるのを、神山智洋としても赤川哲馬としても、心よりお待ちしています。○栗原類 コメントこの度ドラマ『正しいロックバンドの作り方』が舞台化されます。今まで関わった作品が舞台化されるというのは初めてでとても新鮮な気持ちです。“悲しみの向こう側”4人のお話はドラマが終わっても続きます! ドラマを見ていないかたでも入り込める作品です。この夏は是非劇場でお会いしましょう。よろしくお願い致します。○吉田健悟 コメントもう一度“悲しみの向こう側”のメンバーになれることは、ただただ嬉しいです。そして、舞台に立てる幸せを噛み締めています。テレビで演じた役を舞台でも演じる。というのは人生初でして、まだ稽古もこれから、の状態ですが、新作エピソードをひっさげて、メンバー4人、キャスト、スタッフ、チーム全体でゼロから作り上げて最高の舞台にしたい気持ちです。ゾクゾクしております。舞台には、お客様が欠かせません。観に来てくださるお客様も言わば共演者です。舞台演劇ならではのライブ感。是非味わってください。皆様と一緒に、キエチマエカナシミ!と叫べる日を楽しみにしております。○中村梅雀 コメント私は母親がピアニストだった影響で音楽が無い人生は考えられません。12歳から様々なジャンルのバンド活動をしてきて、64歳の今もライブを続けています。過去にはCDも出しています。ですからバンド活動には特別な思いがあります。『正しいロックバンドの作り方 夏』は熱い青春の魅力がたっぷりです。友情、夢、喜び、競い合い、不安、迷い、悲しみ、怒り、など、様々な要素をバンド活動を通して巧みに描いていると思います。熱くて楽しい、感動的な舞台になると思います。グローブ座には昨年の『THE NETHER』に続き、2年連続の出演になります。他の劇場とは明らかに違うお客様の集中力と反応の熱さにとても驚きました。今から毎日のステージが楽しみです。
2020年06月08日『新聞記者』藤井道人監督の最新作『ヤクザと家族 The Family』の公開が決定。今回初共演となる綾野剛と舘ひろしを迎え、“ヤクザ”をテーマにした壮大な物語を作り出す。本作は、『あゝ、荒野』『新聞記者』『宮本から君へ』などの話題作を世に送り出しているスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、『新聞記者』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した藤井監督のオリジナル脚本作品。1999年、2005年、2019年――3つの時代で見つめる、ひとりの男とその家族・ファミリーの壮大なヒューマンストーリーだ。男は自暴自棄になっていた少年期に、地元のヤクザの親分から手を差し伸べてもらったことで、心の救いを得て父子の契りを結ぶ。しかしときはうつり、彼にも愛する自分の家族ができる。一方、暴対法の施行はヤクザの有り様と男の環境を一変。男の選んだ生き方は様々な矛盾やハレーションをおこし始め、組の存続を巡る因縁の敵との戦いの中、ヤクザであることを貫くことは、かけがえのないものを失うという状況を突きつけられていく…。綾野さんが演じるのは、広域指定暴力団の3次団体・柴咲組の組員、山本賢治。今回がヤクザ役初挑戦となる。父親を覚せい剤で失い、その日暮しの生活を送っているときに柴咲組組長の危機を救ったことから、ヤクザの世界へ。移り変わる社会の中で「組織=ファミリー」と「愛する家族」の間で揺れ動く、時代を象徴する“最後のヤクザ”ともいえる男の半生を演じる。そして舘さんが演じるのは、少年・山本に手を差し伸べ、“家族”という居場所を与える柴咲組組長・柴咲博。43年ぶりのヤクザ役だ。キャスティング理由について藤井監督は「河村プロデューサーと話して、主人公の山本という役は綾野剛以外考えられない、という共通の認識でした」と言い、「20年の役を生きる山本という役は、その時代を象徴するかのように様々な繊細な感情を表現しなければならなかったからです。綾野さんのストイックな役への姿勢は、本作の脚本の世界を何倍にも広げてくれました」とコメント。一方、舘さんのキャスティングについては、監督のリクエストだったそうで「かっこよくて、でも愛嬌もある、優しい『父親像』を舘さんに託しました。舘さんには撮影時本当にたくさんのことを教えていただき、僕の監督人生の大きな財産の一つとなりました」とふり返っている。出演キャストコメント■綾野剛渾身の作品が生まれました。現場では今までに感じた事の無い鼓動の連続で、毎日が走馬灯のようでした。果てしなく目を背けたくなるような残酷さと、その体温を永遠と抱きしめ続けたくなるような心地よさ。これが"家族"なのかと。母、親父、兄弟、愛した女。過去から現在、人権と時代。そしてこれからの未来を生き抜く子供たち。私達、藤井組は、その全てをひとつの映画に込めました。幾度もの難関にも映画は私達を見放さず、見つめ続け、救ってくれた。映画は私達にとって最後の"家族"です。スタッフ、キャスト、家族のみんなで乗り越え導き出した愛の結晶。それが「ヤクザと家族 The Family」です。どうか、どうか。家族を大切に。■舘ひろし「ヤクザ」という題材で家族の愛を描いた作品(脚本)に、大変興味を持ちました。藤井監督は感情表現を繊細に演出し、俳優スタッフが一つとなり、丁寧に作品を作り上げていきます。その姿勢に感銘を受けました。綾野剛さんは、訴えかける目力が素晴らしい。いつも作品のこと、役柄を深く考えており、役の中をリアルに生きている、そんな俳優さんだと思います。とても刺激をもらいました。「ヤクザと家族 The Family」どうぞ、ご期待ください。『ヤクザと家族 The Family』は2021年公開予定。(cinemacafe.net)
2020年05月27日報道番組『news every.』(日本テレビ系)で、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)にまつわる外出自粛の必要性や買い物マナーについて呼びかけている、藤井貴彦アナウンサー。感染者数を伝える藤井貴彦アナの『ひと言』に、称賛の声「これぞ報道」「感動した」藤井貴彦アナ「お客様は神様ですから」続いた予想外の言葉に絶賛の嵐2020年5月6日に、同番組で視聴者に向けた『ある発言』が話題になっています。藤井貴彦アナが視聴者へ贈った『ある言葉』番組では、同日の東京都の感染者数について報道。4日連続で100人を下回り、この日はもっとも少ない数だったそうです。藤井アナは、同月6日までの予定だった緊急事態宣言が、31日まで延長になったことについて、次のように発言しました。今日は当初の緊急事態宣言の最終日ということになりますが、自粛に応じて家にくださったみなさん、まずはここまで本当にお疲れさまでした。一方で明日から今月末までの延長が決まっています。引き続きみなさんのご協力をお願いいたします。news every.ーより引用政府の外出自粛要請を守り、ステイホームを守った人たちに労いの言葉をかけたのです。また、延長が決まった緊急事態宣言ですが、地域によっては一部施設の休業要請が解除されたり、学校が再開したりするとのこと。これに対し藤井アナは「2週間後の未来をつくるか、2周間前に戻るかはみなさんの行動にかかっています」といい、「引き続き人との距離をとる鉄壁のディフェンスをお願いします」と感染防止を呼びかけました。【ネットの声】・心に響く言葉をありがとうございます。感動しました。・藤井アナの言葉を聞くと、これからも外出自粛を頑張ろうって気持ちになります。・何度も藤井アナの言葉に救われている。温かくて、涙が出る。もう少し踏ん張ろう!藤井アナのいう通り、一人ひとりの行動が未来につながるといえるでしょう。コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、私たちにできることはなんなのかを再確認させられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月07日報道番組『news every.』(日本テレビ系)での呼びかけが注目を集めている、藤井貴彦アナウンサー。「緊急事態宣言後も、観光や遊びに出ている人を…」藤井アナの『発言』に反響2020年4月23日にも同番組で視聴者に向けた発言をし、話題になりました。感染症流行時の『買い物のマナー』番組では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いていることが分かるトピックをまとめて紹介。その中で、藤井アナは週末を前に視聴者に伝えたいことを次のように述べました。この週末、外出を考えている方もいるかも知れませんが、特に買い物に対するマナーが求められています。どうぞ少人数で距離を取って、回数を減らしてください。もちろん、お客様は神様ですから、生活を支えてくれる店員さんにも『神対応』でお願いします。news every.ーより引用スーパーマーケットでは、人々の生活を支えるため、多くの店員が感染リスクを抱えながら働いています。店側はさまざまな感染対策を行っているのですが、客側のマナー違反によって感染リスクが上がってしまうことも。店側の用意した感染対策を無視した行動や、家族総出の買い物などが問題視されており、『一般社団法人全国スーパーマーケット協会』も注意喚起をしています。感染症流行中も休業しないスーパー「家族で出かけられる!」と思っている人に協会が注意また、横暴な態度を取る客も多いようで、ネット上には店員の嘆きが多数投稿されています。それらの背景を踏まえ、藤井アナは視聴者にマナーを守るよう呼びかけたのでしょう。藤井アナの発言に対し、視聴者からは「上手ないい回しだな~!好き!」「やっぱり『神対応』ができなきゃ神じゃないよな」などのコメントが寄せられました。非常時だからこそ、焦りや不安を他人にぶつけずに『神対応』でいきたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月24日2020年4月7日、政府は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、緊急事態宣言を発令。不要不急の外出を自粛するよう要請しました。しかし、感染者数は依然として減少傾向にならず、同月14日の時点で国内で7600人以上の感染者が出ています。藤井貴彦アナが、視聴者に『呼びかけ』こうした状況の中、報道番組『news every.』(日本テレビ系)でMCを務める藤井貴彦アナウンサーの言葉が、多くの人の共感を集めています。同月14日、番組の放送中に「東京都の新たな感染者数が160人を超えた」という速報が入ると、藤井アナは視聴者に次のように呼びかけました。今日は緊急事態宣言の発表からちょうど1週間になりますので、ここから先は少しずつ緊急事態宣言後の私たちの行動が形となって現れてくることですが、大切なのはその先です。2週間後の未来を変えられるように、今日もご協力をお願いします。命より大切な食事会やパーティーはありません。どうぞよろしくお願いします。news every.ーより引用正確な情報を伝えながら、毅然とした態度で「命より大切な食事会やパーティーはない」と注意喚起を行った藤井アナ。また、番組では20代~50代の働きざかりの感染者数が増加していることや、若い人ほど症状が軽く行動の制限につながりにくいという問題点も指摘。専門家の話を受けた藤井アナは、改めて外出自粛の必要性を訴えました。若い方、そして40~50代が外に出て、みなさんが悪いということをいっているわけではありません。どうしてもこういう状況の中で感染者数が増えていってしまうという現状があります。また、みなさんの行動半径が広くなればなるほど、感染をさせてしまう可能性が非常に高くなってしまいますので、必要で外に出ている方には何度も申し上げて申し訳ないのですけれども、感染させないという行動をぜひ取っていただきたいと思います。news every.ーより引用ネット上では、視聴者から藤井アナのコメントを称賛する声が寄せられています。・おっしゃる通り。食事会やパーティーはいつでもできますよね。・こういうひと言って、本当に大事だと思います。・信念を感じるし、的確に言葉を使っている印象です。・この姿勢はすごく好感を持てますね。私たち一人ひとりが、危機意識を持って行動をする必要があると、改めて認識させられますね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月15日