まずは「手洗い・あいさつ」の習慣づけを0歳の頃から保育園に通っていたわが子。私のずぼらでいい加減な性格も相まって、「保育園でちゃんと1食食べているからいいでしょ」とあまり食にこだわりがありませんでした。しかし、最近小さいお子さんをもつママから食事について質問されることも多く、さすがにわが家流をお伝えしていてはダメかなと、子どもが小さいうちに気をつけるべきことについて、食育インストラクターに聞いてみました。開口一番に出てきたのは、「まずは手洗いとあいさつが大事!」「え?」ちょっと拍子抜けしてしまいました。それなら、わが家もできているかも…。これが食育で大事なこと?という気もしますが、「食べる」にあたって大切なことをきちんと「習慣づける」ことが重要なのだそうです。色だけ気にして栄養面クリア!そして、私が一番知りたかった栄養面で大切なこと。ちょっと気にするだけで、栄養面での偏りが改善されるというポイントを教えてもらいました。私はあまり細かいことを言われるとやる気をなくしてしまうので「ちょっと」が大事…きっとそう感じるのは私だけじゃないはず!栄養管理という点で大切なことは、「毎食における3色を気にすること」だそう。3色の具体例は以下の通り。赤=タンパク質(肉・魚・大豆・卵など)黄色=炭水化物(ご飯・パン・麺・芋類)緑=ミネラル(野菜・くだもの・きのこ・海藻類)これらをひとつずつ取り入れたメニューにする、それだけ!この3色が頭に入っていれば、組み合わせを変えるだけでメニューのバリエーションは多種多様にアレンジできます。たとえば、オムライスやピザは、1品で3色揃っているので、メニューを考えるのがめんどうな時にいいですね。特にピザは手づかみメニューとして小さい子にもおすすめとのこと。もし、あともう1色、ちょっと足りないなという時には、こんなものを1品プラスしてみてください。赤:納豆、目玉焼き黄:ふかし芋や焼き芋緑:野菜やきのこ炒め何はともあれ、みそ汁をプラス基本メニューは、「主菜・副菜・汁物」という3種で考えるそうですが、栄養面で心配な時は、汁物を具だくさんみそ汁にするといいそう!みそ汁の具は、野菜だけでなく、肉でもで魚も何でもOK。食材の組み合わせで、洋風にもできるので、ひと言でみそ汁と言ってもバリエーション豊富です。特にささっと済ませたい朝ごはんは、具だくさんにすることで副菜と汁物をひとつにできてしまうし、お腹も満たされて、洗い物も減るというメリットも。何よりも、家族で楽しい食事タイムなにはともあれ、食事の時間は、「楽しい」「おいしい」と笑顔になれる環境づくりを心掛けることが一番。子どもが野菜嫌いなのは、「苦い=毒」という生き物本来の防御作用が働くからなのだそう。まわりの大人がそのあたりの不安を取ってあげることが大事で、食べなくても「まだ慣れていないだけ」と思って、出し続けて、「おいしいね〜!」とたくさん語らいながら徐々に食べられること目指しましょう。「苦い=毒」という思い込みから、「毒ではない」という理解にかわり、そのうちに嫌いな野菜も食べられるようになるそうです。どんなに小さい赤ちゃんでも、親の顔を見ているので、親がニコニコしながら「おいしい」と食べている様子を見て、初めての食材にも安心して挑めたり、「おいしいね」の語りかけで、「毒」だと判断してしまう食材も、毒ではないという理解に変わっていくようです。今回お話を聞いて、栄養面は色とみそ汁でクリアできると知り、気持ちが軽くなりました。そして、これからも食事タイムを「楽しい」「おいしい」と笑顔になれるような環境づくりを心掛けていこうと思います。取材先:食育インストラクター蛯名智子さん<文・写真:ライター鳥山由紀>
2019年10月05日足についてしまった脂肪。なかなか落ちないとお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回はパーソナルトレーナーの町田晋一先生に、足の脂肪を落とすための運動や簡単エクササイズ、日々の生活の中で予防するためのポイントなど詳しく教えていただきました。足に余分な脂肪がついてしまう原因下半身には脂肪を蓄えるレセプターが上半身の6倍もあると言われています。そのため足には余分な脂肪がつきやすいと考えられます。また、足はむくみやすいということも脂肪がつきやすくなる理由として考えられます。むくむと不要な水分が体内に溜まってしまうために冷えやすくなり、すると脂肪が蓄積しやすくなるのです。足の脂肪を効率よく落とす方法足の脂肪を落とすには、ウォーキングなどの有酸素運動が有効と思われます。有酸素運動は呼吸が激しく乱れない程度で、「ややキツい」と感じる強度で行うようにします。より脂肪を効率よく燃焼させるには、筋トレの直後に有酸素運動を行うことがポイントです。その理由は、筋トレ直後は体脂肪が分解され始めるタイミングだからです。そのため、分解された脂肪がすぐにエネルギーとして使われることができます。関連記事脂肪燃焼におすすめの運動は?パーソナルトレーナーが徹底解説!どれくらいで効果はあらわれる?筋トレと合わせて有酸素運動を週2〜3回続けることで、大体2〜3ヶ月で効果が現れるものと思われます。どんなに有効なトレーニングでも、やはり続けなければ効果が期待できません!続けることが成功の第一歩です。ではなぜ週2〜3回なのか?週1回ではトレーニング間隔が空き過ぎてしまうため効果をもたらすには不十分で、逆に週5回や毎日となるとオーバーワークになってしまうからです。足の脂肪を落とすのにおすすめのアイテムと使い方パーソナルトレーナーの立場から足痩せに有効なアイテムとしてお勧めしたいのが、「ミニバランスボール」です。<ミニバランスボールを使ったエクササイズ>STEP1:立った状態で、左右のかかとをくっつけたらミニバランスボールを内股に挟み、つま先はできるだけ大きく外に開くようにするSTEP2:息を吐きながら内ももの筋肉を使ってボールを挟むSTEP3:息を吸いながら内ももの力を緩めるPOINT:つま先は大きく外に開きましょう。お尻の筋肉も使われるようになります。STEP4:10〜15回を1分程度の休憩を入れながら3セットを行う関連記事足が痩せないのはなぜ?パーソナルトレーナーが教えるエクササイズ足に脂肪がつかないように日常生活で注意すること冷やさないようにする夏場でもシャワーで済ませるのではなく、湯船に浸かるようにしましょう。38〜40℃程度のぬるま湯に10分ほど浸かることでカラダの芯から温めることができると言われています。塩分を摂り過ぎない塩分の多いインスタント食品や加工食品などは避けるようにしましょう。塩分の摂り過ぎは、下半身太りの原因でもある「むくみ」をもたらすからです。逆に塩分や体内の余分な水分を排出する「カリウム」を積極的に摂るようにしましょう。カリウムを多く含む食べ物には、バナナ、サツマイモ、ホウレン草、納豆などがあります。足を使うように心がける歩いたり階段を利用したり、日頃からエクササイズのつもりで足を使うように心がけましょう。足の筋肉が動かされることで血液とリンパの流れが促進されるため、むくみを防ぐことができると考えられるからです。理想の足を手に入れよう下半身は脂肪がつきやすく、足も太くなってしまいがち。脂肪を効率よく落とすための運動やエクササイズを取り入れて理想の足を目指してみてくださいね。「なかなか足痩せできない…」という方は、まずは生活習慣から見直してみるとよいでしょう。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年09月13日多くの女性を悩ませる足のむくみ。太く見える、靴下の跡がつく、靴がきつい、痛いなど、さまざまなトラブルを引き起こします。足がむくむ原因や対策・解消法を知って、むくみに悩む日々にさよならしませんか?おすすめのグッズやサプリも紹介しているので、さまざまな対策で美脚を手に入れてくださいね。足がむくむ原因を知ろう出典:byBirth足がむくむと、だるさや重さ、疲れ、痛みなどさまざまな症状がでます。多くの女性を悩ませる足のむくみは、下肢(股関節~指先まで)の血液の流れが滞るために生じます。足がむくむメカニズムを簡単にチェックしておきましょう。下肢の静脈の血液は、重力に逆らって上に向かって流れていきます。しかし、長時間同じ姿勢が続いたり、血液を上に流す役割を果たす足の筋肉が衰えたりすると、下肢の血液の流れが滞ります。すると、下肢静脈内の圧力が上昇し、血管内の水分が浸み出て水分が下肢にたまってむくみが起こるのです。立ち仕事、デスクワークで座りっぱなし、運動不足、体の冷えなどは血液の流れを滞らせて、足のむくみの原因になることを覚えておきましょう。【memo】足のむくみと一口に言っていますが、足首から下のむくみに悩む人、ふくらはぎのむくみに悩む人とむくむ場所はさまざま。本来、「足」はくるぶしから先の部分を指し、足全体は「脚」を使います。しかし、本記事では、いずれの場合も「足」に統一して表記しています。足をむくませないための対策は?出典:byBirth足がむくむ原因を理解したら、次は足をむくませないための対策をチェックしていきましょう。いずれも日常生活の中のちょっとした心がけ次第です。足のむくみに悩んでいるなら、今日から対策をはじめましょう。運動を習慣に出典:byBirthふくらはぎやももの筋肉が弱くなると、血液の流れが悪くなってむくみを引き起こします。適度な運動で足の筋肉量・筋力を維持しましょう。おすすめは1日30分程度のウォーキングです。足の大きさや形に適した靴を履いて、姿勢を伸ばし、腕をしっかり振って歩きましょう。ウォーキングの時間が取れない人は、かかと・つま先の上げ下げやアキレス腱伸ばし、エスカレーターではなく階段を使うなど、足の筋肉を使うようにしてください。体を冷やさない出典:byBirth体の冷えは血液の流れが悪くなっているサインと心得ましょう。冷房が効いた場所に長時間いるときは、ひざ掛けやカーディガン、靴下、服巻で体を冷やさない対策を。また、水分補給をする際は、冷たい飲み物は体を冷やすのでNG。常温または温かい飲み物にしましょう。飲み物を選ぶときは、利尿作用があるカフェインやアルコールは避けます。「体の外に水分が出るからむくみにくくなるのでは?」と思うかもしれません。しかし、利尿作用によって血管の中の水分が失われると、血液の流れが滞り、むくみを引き起こすことになるので注意してください。きちんと湯船につかる出典:byBirth湯船につかると、お湯の水圧で体が締め付けられます。水圧で血管が細くなり、血液が心臓に向かってポンプアップされて、足の血液やリンパの流れがよくなります。そのため、入浴はむくみの予防・解消に有用です。忙しいから、面倒だからとシャワーで済ませている人は、今夜から湯船につかるようにしてくださいね。睡眠で体を休ませる出典:byBirth睡眠不足や疲労の蓄積は、血液の流れを悪くします。むくみの原因になるので、睡眠で体の疲れをとるよう心がけましょう。質の高い睡眠をとるために心がけたいポイントは、以下の通りです。眠る2時間前までに夕食は終わらせる眠る少し前に部屋の照明を落とす寝室は暑すぎ・寒すぎにならないよう調整。快適な湿度を保つ自分の体にあった寝具を選び、清潔に保つ眠る前にデジタル機器の画面を見ないその他、日中適度な運動をする、規則正しい時間に起床・就寝、眠る前にアロマセラピーでリラックスするなどもおすすめです。セルフケアでむくみを解消出典:byBirth足のむくみ対策をしていても、足がむくんでつらいというときは、マッサージを取り入れましょう。やり方を紹介します。両手を左右どちらかの膝の両側におき、太ももの前側を付け根に向かってなで上げる。次に太ももの後ろ側をなで上げる足首に両手をおき、ひざに向かってなで上げる。つぎに、ふくらはぎから膝裏に向かってなで上げる同様に反対側の足もマッサージする左右10回程度行いましょう。なお、マッサージするときは、ぐいぐいと押し上げる必要はありません。やさしくなでるように行いましょう。グッズやサプリも活用しようメディキュット着圧ストッキング スレンダーマジックこの投稿をInstagramで見るメディキュットさん(@mediqtto)がシェアした投稿 – 2019年 8月月22日午前2時04分PDTむくみ解消におすすめなのが「弾性ストッキング」。着圧ストッキングとも言われています。足に圧力をかけて、血液の流れを促す筋肉のポンプ作用をサポートする商品です。メディキュットは着圧ストッキングの種類が豊富で、日中用・夜用など用途に合わせて選べるのが魅力。美脚ラインを整え、むくみ予防に役立つスレンダーマジックは、メディキュットの段階圧力設計を採用し、太もも・ふくらはぎ・足首ごとに異なる圧力がかかるようになっています。伝染しにくい加工や抗菌・防臭加工がほどこされた、素肌になじむ透明感のあるストッキングです。オフィスワークや立ち仕事で足がむくむという女性におすすめ。オーガランドむくMix-ZERO820円(税込)~出典:byBirthむくみに有用と話題の成分メリロートをはじめ、体内の水分の巡りを促すL-シトルリンやアクティブファイバー、ミネラル分豊富なクランベリーパウダーを配合。体内の余分な水分の排出をトータルサポートして、理想の美脚ラインが目指せるサプリメントです。低価格なので、継続して使いやすいのも魅力。3ヶ月分・6か月分のお得サイズもあります。足のむくみ対策や解消法を紹介しましたが、いかがでしたか?多角的な対策をして、辛いむくみにさよならしちゃいましょう。
2019年09月08日食育がテーマのワークショップ”食育”をテーマにしたワークショップ「kanatta」が、2019年9月21日(土)、東京・表参道で開催されます。当日は二部制で、第一部は冷蔵庫の食材を使ったオーガニックドレッシング作り、第二部は参加者と講師を交えた情報交換会(懇親会)が行われる予定です。ゲスト講師に学ぶ食育ワークショップの講師を務めるのは、食育インストラクターや野菜ソムリエ、調理師の資格を持つ横山あゆみ氏。服部栄養専門学校で学び、数々の料理番組でのアシスタント経験を持つ講師から、直接食育について学ぶチャンスです。インスタ映えを意識した食材の切り方や、盛り付け方法などを教われる”プチ・インスタグラム勉強会”も用意されているので、美容・食育に興味がある人だけでなく、SNS等で情報発信をしたい人にもお勧めのワークショップです。参加費は3,000円。第二部の懇親会から参加の場合は1,000円です。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社Kanattaのプレスリリース※ワークショップ詳細
2019年09月08日パンツスタイルはもちろんのこと、スカートなどを履く際には「足の太さ」が気になってしまいますよね。今回は美容・健康ライターNao Kiyota先生に、足が太くなる原因や足痩せのためのポイント、エクササイズやマッサージ法まで詳しく教えていただきました。足が太くなってしまう原因筋肉や脂肪のつきすぎ筋肉や脂肪のつきすぎは、足の太さにも影響してしまいます。過度なトレーニングをしていた、運動不足で筋力が弱く、脂肪が多かったりするケースです。姿勢が悪さなどが原因でいつも筋肉が緊張しているケースでは、運動やトレーニングをしていなくても筋肉がつく場合があります。むくみ足水分や老廃物が溜まってしまう「むくみ」足も、足が太くなってしまう原因のひとつです。運動不足、塩分やアルコールのとりすぎ、立ちっぱなし・座りっぱなしの姿勢が多い、冷え性などが原因となりむくみが慢性化すると、いつでも足が太い状態に。体液循環を整えることが必要になります。脚の歪みO脚やX脚などの歪みも足が太くなってしまう原因に。脚の一部分に大きな負担がかかってしまうため、一部分に多く筋肉がついたり、歪みによって太く見えてしまったりします。足痩せするためのポイント筋肉・脂肪の量を調節するには、適度な運動とストレッチを取り入れましょう。運動で体脂肪を減らし、ストレッチで筋肉をしなやかにすることで、脂肪と筋肉のバランスを整えます。むくみを予防・改善するには、リンパマッサージと食生活の改善がおすすめです。食生活を見直して水分を溜め込まないようにし、マッサージで体液循環を整えます。脚の歪みを整えるには、姿勢の改善や歪み改善ストレッチがおすすめ。どのように歪んでいるかわからない、無意識にしている姿勢のどこに問題があるかがわからないという場合は、整体院でチェックしてもらうことも重要です。足痩せに効果的なおすすめ筋トレ法足を引き締める筋力をつけるには、以下の筋トレがおすすめです。1.足を肩幅よりも大きく開き、足先は逆「ハの字」にして足先を外側に向ける2.手を腰に当て、胸を張って下腹を凹ませ、姿勢を整える3.息を吐きながらゆっくり膝を曲げ、キツイと感じるところまで下げたら息を吸いながらゆっくり膝を伸ばす4.膝が伸びきらないうちにまた息を吐きながらゆっくり膝を曲げ、キツイと感じるところまで下げたら息を吸いながらゆっくり膝を伸ばす、と、膝の曲げ伸ばしを10セット行う5.息を吐きながらゆっくり膝を曲げ、キツイと感じるところまで下げたらかかとを浮かせ、10秒キープする※呼吸は止めないようにしましょう6.ゆっくりとかかとを下ろす足痩せに効果的なマッサージ法1.マッサージクリームやオイルを手に馴染ませ、片足ずつ、両手で脂肪をはがすように足先から足の付け根まで全体をもみほぐす※マッサージクリームやオイルはつけ足しながら行います2.足裏全体を満遍なく指圧する(両側)※押すと痛気持ちいい部分があれは、優しく念入りに行いましょう3.足先から膝に向かって脂肪を押し流すように指圧する(両足)4.膝から足の付け根に向かって脂肪を押し流すように指圧する(両足)5.両手をじゃんけんの「グー」の形にし、足先から足の付け根まで、ぐるっと全体をトントンと叩く(気持ち良い強さで)足痩せに効果的なグッズも活用しよう足つぼマット足裏を刺激する足つぼマット。むくみが気になる方におすすめです。乗って踏むだけなので、手軽に足裏マッサージを習慣化することができます。姿勢改善・筋トレにも良いスリッパ姿勢が良くなるだけでなく、筋トレにもなるスリッパです。足の歪みが気になる人にもおすすめ。むくみとり靴下タイツタイプのむくみとり靴下もおすすめです。寝ている間に装着することも可能。疲れて脚のマッサージができないときでも、むくみを改善しやすくなります。足ダイエット用バイク足ダイエット用のバイクも有効です。手軽に運動ができ、脚の筋力アップにもつながります。エクササイズやマッサージで足痩せにチャレンジ足痩せしたいと思っていても、なかなかその方法がよくわからないとはじめられないもの。具体的な筋トレ法やマッサージ法などを理解し、ぜひ試してみましょう。効果的なグッズも使ってみると、手軽に足痩せにチャレンジできますよ。Nao Kiyota美容・健康ライター
2019年08月30日すっきりと伸びた美しい足は、多くの女性にとってあこがれであり、永遠のテーマでもあります。今回は美容・健康ライターNao Kiyota先生に、自分でもできる足ダイエットのエクササイズや心がけたいこと、おすすめグッズまで詳しく教えていただきました。足が太くなるのには原因がある!「運動をしていないのに筋肉ががっちりついている」「足以外の部分はかなり華奢なのに、足だけが妙に太い(脂肪のつき方やバランスが悪い)」「やせ型なのに足の太さが気になる」これらに当てはまる人は、脂肪や筋肉のつきすぎが原因ではなく、冷えによる多代謝の低下やむくみが原因で水分や老廃物が溜まっている可能性があります。「どれだけ運動をしても細くならない!」そんな場合は、徹底的なマッサージと食事の改善、冷えの改善が大切です。自分でもできる!足ダイエットのエクササイズエクササイズのポイント運動せずとも足を細くできるタイプの方でも、むくみの予防・改善や冷えの改善に適度な運動が必要です。次にご紹介するストレッチでしなやかに整えたら、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動で体を大きく動かしましょう。有酸素運動は1日20分以上を目標にしてみてください。今あるエネルギーだけでなく、体脂肪をエネルギーとして燃焼できるようになる目安の時間です。【運動前のストレッチ】1. 手足をぶらぶら、小刻みに動かす※ 足先だけでなく、太ももをしっかり動かすようにしましょう2. 椅子などに片足を上げて膝を曲げ、下側の足はまっすぐに伸ばす※ 椅子に足を上げても反対の足がしっかり床につく程度の高さの椅子を使用します4. 上げた足の膝に両手を添え、ぐーっと押すようにして上半身を前に動かす※ このとき、下側の太ももの裏やお尻がしっかり伸びていることを確認します5. 反対の足も同様にストレッチする6. 手足をぶらぶら、小刻みに動かす(クールダウン)左右3〜5回ずつ行いましょう運動以外にも自分でできる足ダイエットのポイント運動以外に気をつけるべきは、食生活です。冷たいものばかり飲食したり、味付けの濃い(塩分の多い)食事が多かったりすると、冷えによる代謝の低下やむくみを起こしやすくなります。汁物などで体内を温めることや栄養バランスを整えること、水分補給は清涼飲料水や紅茶コーヒーではなく「水」(白湯)で行うこと、料理の味付けは出汁を活用して調味料を使いすぎず自然な薄味にすることなどが重要です。足を細くするために普段から心がけたいこと姿勢を正すことと、お風呂などでしっかり温め体液循環をスムーズにすることが大切です。普段から姿勢が悪いと、歪みによる筋肉の偏りや脂肪の蓄積を招きます。また、体液循環が滞るとむくみも起こしやすくなるため注意が必要です。片足だけに体重をかけたり、足を組んで座ったりせず、足に負担をかけないように過ごしましょう。お風呂はシャワーで済ませず、湯船にしっかり浸かること。お風呂上がりにはマッサージやストレッチで体液循環を整えましょう。足ダイエットに効果的なグッズを活用しよう足全体を温められるタイツまずは、足全体を温めることができるタイツです。引き締め効果の期待できるダイエット用でなくてもOK。冷えが気になる人におすすめです。夏場など暑い日は熱中症になる恐れがあるため、使用しないでください。姿勢を整えやすいスリッパ自然と姿勢を整えることができるスリッパもおすすめです。歪みによるむくみや代謝の低下を改善するのに役立ちます。レッグトレーニング機器レッグトレーニング機器も活用してみましょう。手軽に有酸素運動や足のストレッチを行うことができ、運動が苦手な人におすすめです。自宅でエクササイズしながら足ダイエットにチャレンジご自宅でも手軽に取り入れられるエクササイズはあります。まずはできることから、足ダイエットにチャレンジしてみましょう。食生活やお風呂の入り方などにも目を向けながら、体内の環境を整えるよう注意してみてください。気になる足のダイエットにも効果が期待できるでしょう。Nao Kiyota美容・健康ライター
2019年08月29日足が痩せない要因のひとつ、セルライト。一度できてしまうと足痩せしにくい状態に……今回はパーソナルトレーナーの町田晋一先生に、足が痩せない理由やおすすめのエクササイズやグッズなどを紹介いただきました。ぜひ参考に美脚を手に入れてください!ダイエットしても足が痩せない要因足がなかなか痩せない要因として「セルライト」が考えられます。セルライトとは、皮下脂肪組織が老廃物と水分を取り込んで肥大化したものです。セルライトができてしまうと短期間で取り除くのが困難なため、痩せにくいと言えます。関連記事「セルライト」の原因とは?プロ直伝の効果的な対策・予防方法足が痩せない人の特徴ってあるの?「足がなかなか痩せにくい…」という人には、足が冷えやすいという特徴があります。冷えると脂肪が蓄積しやすくなり、更にはセルライトができてしまうため足痩せしにくい状態になってしまうと言えます。効果的な足痩せの方法足痩せエクササイズにはいろいろありますが、今回はたった1つで足痩せに有効な「ボール挟みエクササイズ」をご紹介しましょう。<「ボール挟みエクササイズ」のやり方>立位の体勢から、空気がいっぱい入ったミニバランスボール、もしくは、上の写真のようにロール状に巻いたバスタオルを内股に挟みます。左右のかかとをくっつけて、つま先は大きく外に開きます。息を吐きながら内ももの筋肉を使ってボールまたはバスタオルを挟み、息を吸いながら力を緩めます。ポイントはつま先を大きく外に開くことです。そうすることでお尻がギュッと締まり、お尻の筋肉が使われるようになります。10〜15回を1分程度の休憩を入れながら3セットを行いましょう。内ももとお尻の筋肉を引き締めることができ、足痩せ効果が期待できます!関連記事筋肉に効く!「O脚改善エクササイズ」の効果をアップさせるストレッチ足痩せを成功させる秘訣どんなに有効な足痩せエクササイズでも続けなければ効果が期待できません!そのためエクササイズを継続して行うことこそが足痩せを成功の秘訣と言えます。足痩せのエクササイズは週2、3回続けるようにしましょう。エクササイズを続けるためには、「どんな脚にしたいのか」「脚が細くなったらどんなことがしたいのか」などといった「足痩せしたい理由」を明確にしておくことが大切です。関連記事【下っ腹ダイエット】ぽっこりお腹に効果的な腹筋エクササイズ足痩せにオススメのグッズ足痩せグッズに「着圧ソックス」がありますが、これに頼ってしまうと筋肉が機能しなくなるため、根本的な足痩せには繋げることができないと言えます。そこでパーソナルトレーナーの立場から足痩せに有効なグッズとしてお勧めしたいのが、先程ご紹介したエクササイズで使用したミニバランスボールです。これ1つあれば、足痩せに効果的なエクササイズを行うことができるからです。足痩せは継続が大切足痩せするにはミニバランスボールを使ったエクササイズが効果的。しかし、継続しないと効果は期待できないので、目標を明確にして取り組んでみてください。町田 晋一パーソナルトレーナー、ストレッチインストラクター
2019年08月25日我が子には健康に育ってほしい――。子を持つ親であれば誰もがそう願います。その観点からも、普段の食事の栄養面に気を配り、子どもの「食育」に対しての関心が高い人も増えています。しかし、食育の意味をぼんやりとはイメージできても、本来はどういったものを指すのかを知っている人は少ないかもしれません。食育、家族社会学を専門とするお茶の水女子大学生活科学部非常勤講師の松島悦子先生に、食育の定義や意義を教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)人間は食を通じて多くのことを学んでいく「食育」という言葉もいまではかなり一般的になりましたから、多くの人が聞いたことがあるでしょうね。その定義は、2005年に制定された食育基本法の前文に書かれた次の内容になるでしょうか。表現は固いのですが、食育とは「生きるうえでの基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置づけるとともに、さまざまな経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること」となります。したがって、食育は、心身の健康を維持増進するための食習慣を身につけ、食の管理能力を育てることを目標としているといえます。この定義でもそうですが、「食育」という言葉からも、食育とはどうしても食生活に限定された教育と思われがちです。食育で学ぶものというと、栄養や食品の知識、調理の技術といったものをイメージしますよね?もちろんそれらも食育の基本ですから、身につけることはとても大切です。ただ、食育はそこにとどまらないものだとわたしは考えています。というのも、人間は食を通じて本当にたくさんのものを学ぶことができるからです。ひとつ例を挙げるなら、親や友だちなどと食卓を囲めば、子どものコミュニケーション能力が伸びることは容易に想像できるでしょう。日本では現在進行形で外国人労働者がどんどん増えています。いまの子どもたちは、たとえ海外に行かなくても、価値観や文化がちがうたくさんの外国人と接していくことになる。そして、彼ら外国人とうまく共生して人間関係をきちんと築いていくために欠かせないものといえば、やっぱりコミュニケーション能力ですよね。コミュニケーション能力を磨けば、多様な人々と円滑な人間関係をつくったり、互いに譲り合って調和を図る協調性といった大切な能力を身につけたりすることにもつながります。そのように、これからの時代に必要とされるさまざまな力を食がもたらしてくれるのです。わたし自身は、食育とは「食を通じた人間教育」だと考えています。食を大切にすることは人生を豊かにすることもちろん、さまざまな力を身につけるという点以外でも、子どもにとって食育は大切なものです。たとえば、生活リズムを身につけることも食育の大きな目標のひとつです。食習慣はそれこそ離乳期から徐々に形成されていきますから、きちんと食事の時間を決めることできちんとした生活リズムを身につけることができます。また、食を大切にすることは、人生を豊かにすることにもつながります。たとえば、幼児期になると、自我が芽生えてなんでも自分でやりたがるときがきます。食べ物をスティック状にするなど子どもが自分の手で持って食べる楽しい経験を存分にさせてみる。一緒に食卓を囲んだ大人が子どもに話しかけながら、美味しそうに食事を食べる。そういった食卓での経験は、その子どもの人生における食への意識や態度に表れるようになります。食事が「楽しいもの」だと思えれば、それだけ人生は豊かになりますよね。では、逆にそういう経験がなかったとしたら、子どもはどんな大人に育つか想像してみてください。食事に対しての関心が薄く、食事が楽しいものだと思えなかったら、やっぱり人生のなかのひとつの大きな楽しみを自ら手放すことになるのではないでしょうか。1日に3回の食事が楽しいと思える人なら、長い人生のうちに何万回もの楽しみを味わえます。でも、それがまったくないとしたら……その人生はちょっぴり寂しいですよね。毎日の食事中の会話で行う食育また、食育と聞いて多くの人がイメージするのが、食品や栄養などの知識を得ることでしょう。もちろん、そのポイントも食育の重要な側面です。将来、親元を離れたときに、自炊は苦手だったとしてもより体にいい食事を選べることは大切です。それこそ、現在はさまざまな冷凍食品の他、「中食」と呼ばれるお弁当やお惣菜など、なにを食べるかという選択肢がどんどん広がっている時代ですから、きちんと知識さえ身につけておけば自ら調理することなく自分の健康を考えた食事を組み立てることができるのです。そういった教育は、なにも学校の家庭科の授業でしかできないものではありません。むしろ、家庭での普段の食事でこそ、子どもに学ばせることができるはずです。食事中には、積極的に食べ物に関する話をしてあげましょう。幼い子どもに対してなら、炭水化物だとかビタミンといった専門用語を使う必要はありません。「色の濃い野菜を食べると元気が出るよ」とか、「お肉を食べてパワーアップしよう!」といった栄養のことや、食文化、調理法、季節の食材などの話をしてみてください。もちろん、そのようにして親子でコミュニケーションが取れれば、家族の関係をより良くすることにもなります。せっかく目の前に料理という素晴らしい会話の題材があるわけですから、それを話の種にして家族の絆を深めていきましょう。それが子どもの食育にもつながれば一石二鳥だと思うのです。『白熱教室 食生活を考える』松島悦子 他 著/アイ・ケイコーポレーション(2016)■ お茶の水女子大学生活科学部・松島悦子先生 インタビュー一覧第1回:「食育=食生活の教育」ではない!?常識を超えた、食育の“真のねらい”第2回:「家族で食べたい」と素直に言えない子どもたちに、親がすべき“食事の場”づくり(※近日公開)第3回:子どもに「調理」をさせるメリット。料理をする子・しない子の“内面”の大きな違い(※近日公開)第4回:「父親のかかわり」で食は2倍豊かになる!料理が苦手でもできる食育の方法とは?(※近日公開)【プロフィール】松島悦子(まつしま・えつこ)お茶の水女子大学生活科学部非常勤講師。専門は食育、家族社会学、消費者科学。お茶の水女子大学家政学部食物学科卒業、同大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了、博士(社会科学)。東京ガス都市生活研究所勤務、お茶の水女子大学食育プロジェクト講師、和洋女子大学家政学群准教授を経て現職。著書に『子育て期女性の「共食」と友人関係』(風間書房)、『白熱教室 食生活を考える』(アイ・ケイコーポレーション)、『食物学概論』(光生館)、『消費者科学入門』(光生館)などがある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月17日足と脳は連動していて、足が刺激されると脳神経が活性化することがわかっている。階段を下りて、速筋を鍛えることで、認知機能を高め、糖尿病にも効果があるとか!「山の事故の9割は下山中に起こっています。高齢者が階段でけがをするのも9割が階段を下りるときです。これは、下りるときに使う筋肉が衰えて、つまずいたり転んだりしてけがにつながっているからです」こう話すのは、加齢医療の第一人者である白澤卓二先生だ。「私たちの筋肉には大きく分けて『速筋』と『遅筋』の2種類があります。『速筋』は、短距離走など瞬発力を必要とするときに使われる筋肉で、階段を下りたり、急に止まるときなどの“ブレーキ”の役割をします。もうひとつの『遅筋』は持久力に優れていて、長距離を歩いたり走ったりするときに使われるほか、階段や坂を上がるときにも活躍する筋肉です」(白澤先生・以下同)ところが、人間の筋肉量は35歳くらいでピークを迎え、その後は衰える一方。しかも衰えやすいのは速筋のほうなのだという。速筋は、足を踏み外してもちゃんと着地して体を支えるといった、守る力を発揮してくれる筋肉なので、最近転びやすくなったという人は、速筋が鈍っているのかもしれない。速筋の衰えがもたらす影響はそれだけではない。速筋の量は脳の若さにも関係するというのだ。「足と脳は深く連動しており、足が刺激されると脳神経が発達することがわかっています。逆に、歩行が安定しなくなると脊髄の運動ニューロンが減少しているという研究結果もあるように、筋肉を失うことは脳の神経細胞を失うことと同じなのです」速筋を鍛えるのにベストな動作は山歩きだという。「山道には規則性がありませんから、次にどこに踏み出そうかと瞬時に判断しなければならず、それが筋肉を鍛え、同時に脳にも刺激を与えるからです」とはいえ、日々山歩きができるわけでもない私たちには「階段を下りる」動きがよいそうだ。「下りるときはゆっくりとした動作で、しっかりと母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)で着地してください。重心をゆっくり動かすことで、ふだん使われない筋肉が鍛えられます」母指球が安定するためにもうひとつ大切なのが、土踏まずのアーチ。ここを刺激することで、着地がしっかりとできるようになる。「アーチ部分は26個の小さな骨が組み合わさってできています。私たちの全身は約250個の骨で形成されていますが、両足のアーチ部分に全身の実に約5分の1の骨が集中しているのです。それだけ繊細かつ機能的にできているものなのに、靴で覆ってしまうのはもったいないことなのです」アーチを刺激するには、はだしで階段を下りたり、タオルつかみエクササイズがよいという。ほかにも、椅子に座ってできる太極拳を取り入れた足のエクササイズもおすすめだ。■足を鍛える3つのエクササイズ【タオルつかみ】1)床にタオルを置き、足裏がぴったりつく高さの椅子に座る。かかとを床についた状態で足指5本を使ってタオルをぎゅっとつかむ。そのまま5秒間キープ。2)かかとをつけたままタオルを持ち上げ、5秒間キープ。3)足指を開いてタオルをパッと放す。開いたまま5秒キープ。1~3を10回×3セットが目安。もう片方の足も同様に。【足上げ】椅子に両脚をそろえて浅く座る。両手を自然に両脇に下ろした状態から、ひじを曲げた右手を顔の高さくらいに上げ、右膝をゆっくり、ひじに近づけるように上げる。つま先は伸ばして下に向ける。体の重心が動かないようにして、バランスを取る。左右交互に3回ずつ行う。【足首回し】椅子に座り、両手を座面に置いて上体を支える。肩幅より少し広めに両足を開き、膝を伸ばして、かかとを床につける。つま先で大きな円を描くように、内側に足首を回す。同じように外側にも大きく回す。内回し、外回しを各10~30回。速筋を鍛えるメリットを白澤先生は次のように語る。「筋肉を鍛えることで、成長ホルモンの分泌が活発になり、内臓や器官、新しい皮膚や筋肉、骨をつくったりし、免疫力を高め、視力を向上させたり、認知機能を上げるなど新陳代謝が活発になります。また、若返りのホルモンも分泌され、体を酸化から守ってくれる、細胞の再生力を高めるなどの働きをしてくれるのです」糖尿病が改善されるという報告も。「米国心臓学会で発表された研究で、同じ山を『歩いて上り、スキー用のリフトで下る』グループと、『リフトで上り、歩いて下る』グループに分けたところ、『歩いて下る』グループのみに血糖値の上昇が抑えられたという結果が出ました。この研究から、速筋が糖の消費と関係していることが明らかになったのです」こんなにも私たちの体を若く保ってくれる速筋。自覚症状がある人も、まだない人も、積極的に階段を下りて速筋を鍛えよう。
2019年06月12日足育アドバイザーの高階貴子さんにお話をうかがい、3回にわたってお送りしてきた「子どもの足育」。最終回となる今回は、座った姿勢で気を付けるべきことや、今からでも遅くないママの足育についてご紹介しましょう。お話をうかがったのは…高階貴子(たかしな・たかこ)さん日本足育プロジェクト協会認定足育アドバイザー。自身の足のトラブルをきっかけに若石リフレクソロジストに。正しい知識で足を守ってほしいと足育講座を開催している。 ・若石リフレ・足育 KICO ・日本足育プロジェクト協会 ■足を育てる「座り方、イスの高さ」――子どもの足育に、座り方は関係しますか?高階貴子さん(以下、高階さん):体幹ができていなくても安定することから、子どもは割座(正座でひざから下を外側に出して座る姿勢)をしがちなのです。しかし、これは足をひねる座り方になってしまうので、上から見たら足がひし形になるように、足裏を合わせた座り方に直してあげましょう。子どもをイスに座らせる場合は、できれば足裏が着く低いものがいいですね。ごはんを食べるときも足がしっかり着いていたほうが姿勢もとれるし、食べやすいのです。テーブルで高いイスを使う場合は、下に台などを置いて足の裏が着く状態にしてあげるといいと思います。足裏を着けたほうが、足の刺激にもなりますし体が安定します。そのほうが、ごはんを食べることに集中できますし、しっかりかめます。学習机も同様で、足裏が床に着いていなかったら台を置くようにしましょう。――ほかに取り入れられることはありますか?高階さん:子どもの足の指をマッサージしてあげるといいですね。指をクルクルしたり、指の付け根を反らせたり曲げたり、指1本1本をさすったりなでたり。子どもの足は柔らかいので強さは必要ありません。足のツメの切り方も気を付けてください。赤ちゃんのときは深爪をしている親御さんが多いですが、指先と同じが少し長いくらいのほうが、指の力を出す、守るにはいいんです。けり出す力をしっかり足に伝えることができますから。また、深爪にすると巻き爪になりやすいという理由もありますね。■妊娠・出産で足も激変! ママにこそ足育が必要な理由――妊娠中や出産後に足のトラブルを抱えるママが多いですが、改善方法はありますか?高階さん:女性の体は妊娠すると、分娩に備え、恥骨を開かせるためにリラキシンという女性ホルモンが出ます。このホルモンは体全体に影響があり、足のじん帯や関節もゆるくなるんです。そのときに、ふだんの体重よりも重い負荷が足にかかってくるため、アーチが崩れてしまうのです。例えば、靴がきつくなって足が大きくなった感じがすると思うのですが、靴をサイズアップするのではなく、逆に広がった足を守るために、靴のひもをしめて形をキープすることが大事です。年を重ねたときのトラブルにもつながりかねないので、足が広がってしまうホルモンが出たときには、足の形が崩れないようにしっかりと足を保護しましょう。妊娠中はおなかが大きいので、ついつい簡単な靴をはきたくなりますが、ひもを結ぶのが難しければ、マジックテープのものや引っ張ると締まるゴムのひもに代えるのもいいでしょう。妊娠中は、体重増加を防ぐためにお医者さんから歩くように言われることも多いと思います。足に合っていない大きめの靴をはいて歩くと足にダメージを受けるかもしれないので、いっそう靴選びには注意が必要です。出産後は、骨盤を元に戻すためにベルトを巻いてくださいと病院や産院から指導されますよね。足も同じように思ってもらえたらいいかと思います。関節やじん帯がゆるんでいる状態から元の体に戻るには、出産後、2年くらいかかるといわれています。その間は足を守り引き締めるという意識をもっていただけるといいでしょう。ママが歩くのがつらかったり足が痛いと、子育てにも影響が出ますよね。子どもと一緒に走ったり遊んだりするのも、自分の足が元気じゃないとできません。自分の足を守ることが、ストレスなく育児に取り組むことにもつながるでしょう。子どもがのびのびと遊んだり、赤ちゃんが思う存分ハイハイできる広い環境を用意するのは、なかなか難しいことです。でも「子どもが遊ぶ空間、時間を確保することが大切。これを意識して習慣にしてください」と高階さん。最初からあれもこれもと欲張ると、長くは続かないものですが、「足育」はできることから少しずつでも大丈夫。家族みんなで楽しく生活に取り入れてみましょう。取材・文/河部紀子
2019年04月23日前回 は、足育アドバイザーの高階貴子さんに、なぜ足育が必要なのかをお聞きしました。足育の柱は、「足を守って(=靴)育てる(=運動)こと」。今回は、どのように足を育てるのかをご紹介したいと思います。お話をうかがったのは…高階貴子(たかしな・たかこ)さん日本足育プロジェクト協会認定足育アドバイザー。自身の足のトラブルをきっかけに若石リフレクソロジストに。正しい知識で足を守ってほしいと足育講座を開催している。 ・若石リフレ・足育 KICO ・日本足育プロジェクト協会 ■ママの抱きクセが赤ちゃんの発育に影響?――足を育てるには、具体的に何をすればいいのでしょうか? まず、赤ちゃん時代にできることを教えてください。高階貴子さん(以下、高階さん):大切なのは、赤ちゃんがずっと同じような姿勢でいないようにすることです。例えば、抱っこひもでずっと抱っこしていたり、ベビーカーやベルトで留めるイスなどに長時間座らせること。ずっと同じ姿勢、窮屈な姿勢になってしまわないように、床に寝かせて自由にバタバタする時間を確保しましょう。また、利き腕側など、クセで片側でばかり抱っこしてしまうママがいますよね。そうすると、赤ちゃんも同じ姿勢が続きますし、ママも片方の骨盤が上がった状態となります。ママの姿勢とリンクして、赤ちゃんにもクセがついてしまうのです。そうした抱っこが続くと、赤ちゃんはハイハイのときに片足ばかりでけるなど、発育にも影響が出ることがあります。バランスよく左右両側で抱っこする、また正面に抱くのがおすすめです。片側での抱っこが長くなってしまったら、おろしたときに赤ちゃんの足の付け根のリンパ部分を軽くさする、足がギュッと曲がって窮屈な姿勢が続いたと思ったら、足を伸ばしてさすってあげるなど、リセット、リラックスの時間をもってあげましょう。■ハイハイをする子、しない子「ケガのリスクも変わる?」――ハイハイ期に入った赤ちゃんはいかがですか?高階さん:ハイハイは歩くための準備なので、たくさんさせてください。スポーツに準備運動が大事なように、ハイハイもすごく大事なのです。最初のズリばい、手と足をついてする四つばい、ひざをつかずに四つ足で歩く高ばいと、ハイハイにも段階があります。しかし、今の赤ちゃんはほとんど高ばいをしないそうです。生活の環境にもよると思いますが、狭いスペースにテーブル、棚など、赤ちゃんがつかまれるものがすぐそばにあると、少しハイハイをしたらつかまって手や腕の力で立てるようになってしまいます。立ち上がって景色が変わるというのは赤ちゃんにとって興味深いので、高ばいをとばして立つ。そして、立てたらつかまり歩きに移行と、十分にハイハイの期間をへない子が多いのです。転んだ時、顔のケガをしたり、歯を折ってしまったりする子どもが多くなっているのは、赤ちゃんの頃のハイハイが少なかったからではないかといわれています。ハイハイは、背筋、腹筋をきたえてまっすぐ立つ力をつける練習になります。転んだときに顔や頭を守る準備でもあるのです。――赤ちゃんの頃に十分にハイハイをしなかった子どもでも、今からできる対策はありますか?高階さん:トンネルくぐりのようにハイハイの姿勢を取る遊びをたくさんするようにしてください。足の指でけりながら雑巾がけをしたり、窓ガラスを拭きながらかかとの上下運動をしたりするのもいいですね。おそうじを足育タイムにしてはいかがでしょうか。■子どもが歩き始めたら「デコボコ、グラグラ」で遊ぼう――歩き始めた子どもはどのような足育をすればいいでしょうか?高階さん:しっかり歩けるようになった2歳くらいからは、足を使って歩く、自由に遊ぶようにしましょう。地域差もあると思いますが、乗り物で移動することが多かったら駅では階段を使おう、いつもバギーに乗っているけど近くのお買物は手をつないで歩いて行こうなど、日常のなかでここは足を使ってみようと意識してみてください。週末にまとめて体を動かすのでも構いません。今週は歩く時間も少なかったし、週末は外遊びの何かを計画しようか、というようなことでいいのではないかと思います。家の中でできる簡単な運動もおすすめです。足でグーチョキパーをしてみたり、タオルの綱引きのように、足指で何かをつかんでみるのもいいと思います。つま先立ちをして両腕を上げる「キリンのポーズ」や、つま先を上げてかかと歩きをする「ペンギンのポーズ」、片足でバランスを取って立つ「フラミンゴのポーズ」などは、遊びながら取り入れられますね。難しくないことから始めてみてください。――立ち方や歩き方で気を付けることはありますか?高階さん:子どもは、こう立ちなさいと言っても立てるものではありません。いい立ち方ができるようになるために足をしっかり作っていくわけです。歩き方も同じですね。平坦ではなくデコボコな道、段差を歩くことをおすすめしています。いつも平らな整備されているところを歩いているようなら、公園の中にあるデコボコした場所や、舗装されていない土のままの場所で歩いたり遊んだりしてください。逆に、足元がフワフワな場所や、足が空中でブラブラしているだけの乗り物などは、足の裏が刺激されないので骨が丈夫にはなりません。そうなると、足のアーチもできないんですね。斜面もいいですね。そういう場所は、足の指を使わないと登れないんです。踏ん張ったりすることで、足指とアーチがしっかり育てられますよ。芝生や土、砂の上を裸足で歩くのも刺激になります。ただし、アスファルトやコンクリートは柔らかい足には刺激が強過ぎるので避けましょう。いつも平らに整備された場所ばかりで遊ぶのではなく、足元が不安定で少しグラグラするくらいの場所で、しっかり踏ん張らないといけない感覚を、安全に留意しながら遊びのなかに取り入れるよう意識してみてください。第2回は、子どもの足育のために、どうすればいいのかをうかがいました。 次回 は、座った姿勢で気を付けるべきことや、今からでも遅くないママの足育についてうかがいます。取材・文/河部紀子
2019年04月22日年を取っても一生自分の足で歩きたいとは誰もが願うもの。そんな大事な足は、小さいころから気を付けていないといけないというのは知っていましたか?なぜ子どもの時期が大切なのか、足育アドバイザーの高階貴子さんにうかがいました。お話をうかがったのは…高階貴子(たかしな・たかこ)さん日本足育プロジェクト協会認定足育アドバイザー。自身の足のトラブルをきっかけに若石リフレクソロジストに。正しい知識で足を守ってほしいと足育講座を開催している。 ・若石リフレ・足育 KICO ・日本足育プロジェクト協会 ■足育って何? 6歳までの刺激が「足を育てる」――足育とはどのようなことでしょうか?高階貴子さん(以下、高階さん):文字通り「足を育てる」ことです。子どもの足は大人のものとは異なります。赤ちゃんの足はプクプクしていますよね。大人のようにつながっていないバラバラの小さく柔らかい骨があり、脂肪が守っているからなのです。赤ちゃんはみんな扁平足なので、それをアーチのある足に育てていかなくてはなりません。足は大事と思っていても、どういうことか具体的には知らない方も多いので、「育てていく」ものだとお伝えする活動をしています。「育てる」という意識や知識を毎日の生活習慣のなかで取り入れていただければと思っています。足を育てるには、足を使って、足裏を刺激することが大事です。歩いたり、遊んだりして足の指をしっかり使うことで、小さく柔らかい骨がつながって強く硬い大人の骨へと成長し、アーチが形成されます。また、感覚神経も刺激されます。神経は刺激で育つので、完成する6歳ごろまでに刺激をするのがいいでしょう。■運動が苦手…それって足が原因かも――足育をすることでどのようなメリットがありますか?高階さん:足裏を刺激するのには、具体的には歩くこと、自由に遊ぶこと。そうすることで全身運動になり、足だけではなく体がしっかり育ちます。すると、自然にいい姿勢が取れる体になる、つまり、姿勢がよくなるのです。そうすれば集中力の持続につながっていきます。最近は、学校でもずっと座っていられなかったり、だんだん姿勢が悪くなる子が多いと聞きますが、その理由のひとつは、正しい座り姿勢を保つのがつらいためなのです。また、足の大事なポイントは、足の指とアーチといわれていています。内側(内側縦アーチ)、外側(外側縦アーチ)、指の付け根(横アーチ)の3点アーチをつなぐと、バネのような形になります。アーチ構造といって強い足になるのです。しっかりアーチができると、衝撃を受けたときにもクッションになり、たくさん歩いても足が疲れにくくなります。また、俊敏性、瞬発力が高まり、思ったように動けるようになります。逆に、足のアーチも指の動きもしっかりしていないと、すぐに疲れてしまいます。そうすると、子どもは歩くのが苦手、運動が嫌いとなってしまいます。足のトラブルのために、本来の運動能力の50%くらいの力しか出せないこともあります。運動が苦手という子でも、足育を意識的に進めれば、その子のもっている能力の100%に近づけることができるかもしれません。みんながスーパースターのようにはなれませんが、足が自由に動く感覚がわかるだけで、苦手意識は減ると思うのです。■足育はいつから、いつまで? 後悔しない足育て――足育は何歳から何歳まで気にすべきでしょうか?高階さん:0歳からの足育をおすすめしています。また、高齢の方にお話を聞くと、寝たきりにならずに最期まで歩きたいという目標が多いので、足育は生涯続くものだと思っています。私は足育アドバイザーの養成講座を受けたとき、とてもショックを受けたのを覚えています。自分自身、いろいろと気にして子どもを育てたつもりだったのですが、足育に関しては知らないことがたくさんあって。これを早く知っていたらもっとできたことがあったのに…と、とても役立つ知識を得たと感動した反面、もっと早く知っておきたかったと悲しい気持ちになりました。私の講座にいらしたお母さんで、下のお子さんは3歳で来たけれど、お姉ちゃんはもう小学生という方がいました。でも、足は18歳まで育つといわれていますし、靴選びや履き方に気を付けるなど、大きくなってからでもできることがたくさんあるとお伝えしています。第1回は、子どもの足育の大切さをうかがいました。それでは、実際にどのように足を育てていけばいいのでしょうか? 次回 は、具体的な足育法についてうかがいます。取材・文/河部紀子
2019年04月21日大阪市北区に開校一般社団法人CHO-JIN食育協会は、腸専門の食育資格講座を2019年2月に開始し、同時に西日本に大阪校を開校することを発表した。同校では、「ロンジェビティフードアドバイザー2級講座」、「ロンジェビティフードアドバイザー1級講座」、「ロンジェビティフード体験講座」、「ロンジェビティフードアドバイザー講師認定講座」を受講できる。腸内環境を初めて学ぶ人でもわかりやすい授業「ロンジェビティフード」とは、“長寿の食事”を意味する。日本の伝統的な和食を起点として、腸の不調を改善する知識を有するアドバイザーが行う食事法のことである。2019年度は、ロンジェビティフードの基礎を学ぶ「ロンジェビティフードアドバイザー2級講座」と腸の基礎について学ぶ「ロンジェビティフード体験講座」の募集をスタートした。「ロンジェビティフードアドバイザー2級講座」は、腸・発酵・栄養学の基礎を習得し、日常生活で腸活を実践するための内容となっている。2級講座の費用は、テキスト代、会場費、認定料込みで64,800円(税込み)。体験講座の費用は、3,240円(税込み)となっている。内容・日程などの詳細は、同校のウェブサイトで確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース 一般社団法人CHO-JIN食育協会※大阪の腸活スクールCHO-JIN大阪校
2019年01月12日足専用の制汗剤新発売ムレやニオイにベタつきなど、足の悩みを徹底ケアする制汗剤「Ban 汗ブロック足用ジェル」が、2019年2月6日(水)、LION株式会社より全国発売される。女性の7割が気になる足のニオイ人前で靴を脱ぐ時、足のニオイが気になった経験のある人は少なくないのでは。LION株式会社の調べによると、実際女性の約7割が足のニオイやベタつきが気になると答えている。そこで同社では、Banシリーズのワキ用制汗剤の技術を応用し、足のニオイの原因となる足汗を抑えるアイテムを開発した。足用ジェルの特徴同商品を塗ると、ナノイオン制汗成分が足の汗腺にフタをし、足汗を防いでくれる。さらに密着力の高い耐水皮膜成分の働きで、ナノイオンブロック効果が長時間持続する。また殺菌成分”イソプロピルメチルフェノール”が、ニオイ菌にアプローチ。足のニオイをしっかり防いでくれる。さらにジェルは忙しい朝に嬉しい速乾タイプ。短時間でサラサラの仕上がりだ。ほんのり香るハーブが清潔感もプラスする。朝の一塗りで1日中足の悩みから解放してくれる、頼もしいアイテムだ。これからの朝は、スキンケアと同時に足汗ケアも始めてみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※LION株式会社のプレスリリース
2018年12月24日子どもの成長はめまぐるしいほど早いもので、度々服や靴を買い替える必要があります。「すぐに大きくなるから」「何度も買うともったいないから」と大き目のサイズを買うことも多いのではないでしょうか。しかしサイズの合わない靴を履いたり、正しくない履き方をしたりすることは足のトラブルにつながっていき、さらに背中の歪みや自律神経にも影響を与える可能性があると言われています。最近では、子どもの足の健康をつくる「足育(あしいく)」という活動が広がっています。靴教育は幼少期から行うことが大切です。正しい靴選びから履き方までを知っておきましょう。1. 子どもの足のトラブルは増加している間違った靴選びによる子どもの足のトラブルは年々増加しています。主なトラブルは下記の通りです。(1) 内反小趾(ないはんしょうし)小指が内側に曲がる状態です。内側に曲がることにより外側が踏ん張れなくなりバランスを崩しやすく、転びやすかったり走るのが遅くなったりします。(2) 浮き指立った時に足の指が地面に着かず浮いてしまう状態です。バランスが悪いことから膝の痛みや腰痛につながります。(3) 外反母趾(がいはんぼし)親指が小指側へ曲がる状態です。遺伝も影響しますが、足が安定しない靴により指の付け根のアーチが崩れることが原因です。親指の付け根に痛みを感じたり炎症を起こしたりすることもあります。(4) 偏平足(へんぺいそく)筋肉やじん帯が育たないことで、足の裏全体が床につく状態です。土踏まずが崩れると足の衝撃を受け止めるクッション機能が失われるため足が疲れやすくなり、外反母趾などにもつながります。主なものを挙げましたが、他にもさまざまな足のトラブルがあります。足は体の土台となるので、安定感がなくなることが体の動きに大きな影響を及ぼすと言われています。赤ちゃんの骨はほとんどが軟骨で、幼少期はまだ発達段階です。軟骨が硬い骨にかわり骨格形成が完成するのは11歳くらい、さらに大人の足になるのは18歳くらいです。その成長段階で合わない靴を履くことは、足が靴に合わせて変形してしまうことになります。足と靴がぴったり合った感覚を知り、幼い頃から丁寧に靴を履く習慣を身につけておけば、将来履き方や選び方も変わってくるのです。2. 正しい靴の選び方自分の足に合った靴を選ぶ大切さは分かりましたが、市販の靴はあくまで一般的なサイズの型で作っているためぴったり合うということはほとんどありません。正確なサイズを専門家に測ってもらった上で選び方のポイントをチェックすると限りなくぴったりに近い靴を選ぶことができます。靴選びのポイントを知っておきましょう。(1) ひもかマジックテープの靴を選ぶ締め具合を調節できるので、足にぴったり固定することができます。(2) つま先の広さと高さ靴の中で指が自由に動くよう、つま先には5mm~1cmのゆとりがあるものを選びます。(3) かかとの硬さ足をしっかりと固定できるかかとの靴を選びます。かかとがやわらかいと靴の中でぐらつきを支えられないため、トラブルにつながります。お下がりの靴の場合も要注意で、かかとの芯が潰れていないか、靴底がすり減っていないかを確認しましょう。(4) 靴底の硬さと弾力性靴底は適度な硬さがあり、地面からの衝撃を吸収する適度な弾力があるものを選びます。靴底が硬すぎるものは曲がらないので避けましょう。(5) 指の付け根にそって靴底が曲がる親指と小指を結ぶ線にそって曲がる靴を選びましょう。(6) 通気性のいい素材通気性や吸湿性に優れた素材を選びましょう。さらに中敷きが外せると早く乾燥させることできおすすめです。3. 丁寧に履く習慣を身につけよう靴選びと同じくらい、靴の履き方は大事です。幼少期から正しい靴の履き方・脱ぎ方を習得しておきましょう。(1) 履き方1. 靴に足を入れ、かかとを合わせる。つま先を上げ、かかとをトントンと床について靴と足を合わせます2. 左右を外側から押さえ、足と密着させます3. おさえた状態でテープをしっかりと留めます(2) 脱ぎ方1. 手でテープを外す2. かかとを持ち、靴を脱ぐ3. 次に履きやすいように、テープは外したままにしておく早く出かけたくて靴を履こうとすると、テープをはがさずに足を入れたり、つま先をトントンしたりと雑になりがちです。また、靴のかかとを踏んでいたりテープや靴紐を毎回締め直さなかったりしていると、靴の形状が崩れ姿勢が不安定となり足自体の形にも影響が出てきます。正しい靴選びは、運動能力にも影響すると言われています。かけっこが遅い、よく転ぶなどの悩みのある子どもがぴったり合った靴を履いてからパフォーマンスが上がったケースもたくさんあるそうです。靴のサイズについて、今一度確認してみましょう。小さい子、特に男の子は靴の履き方などを重視せず早く履くことにこだわります。かかとを踏むこともあり、一緒にいる場合は注意できますが、園や学校では目が行き届かずどのように履いているか分かりません。靴を履き始める頃からしっかりとした履き方を定着させておけばよかったと今になって感じます。しかし今からでも改めて、正しく履くことの大切さと正しい履き方を一緒に確認しようと思いました。大人の足になるのは18歳、それまでに早い内から正しく靴を履く習慣を身につけておきましょう。
2018年12月14日足裏マッサージといえばゆったりリラクゼーションを目的とした英国式のものと、体を仰け反らせて「イタタタ~」となる台湾式のものがありますよね? 今回おじゃましたのは後者のほう。体をよくしていくため、整えていくためのリフレクソロジーです。 華やかな雰囲気の室内。テーブルにのっているは反射区の描かれた足の模型。 温かな笑顔で迎えてくださった平田雪香さんは、台湾で生まれた若石リフレクソロジーを施術する先生。元々は心的なサポートを専門とするセラピストでした。 「アートセラピーで絵を描いたり、箱庭を作ってもらったりしてカウンセリングをしていました。そのなかで、体が動くと心が動く、ということに気づいて。まず体が気持ちよくなると、心も良い方へ向かっていくんですよね」 楽しくなくても笑顔でいると脳がだまされてだんだん楽しい気分になってくる、という話を聞きますが実際、脳はだませる!のだそう。 そこで、以前からリフレクソロジーも学んでいた平田さんはまず足裏から体調を整えつつ、体と心の両方から癒していくことをはじめました。 なんとも珍しいマゼンダピンクの施術イス。座るだけで運気が上がりそう! 「ではさっそく足を見ていきましょうね」と通していただいた施術室はピンク色にあふれた明るいお部屋。なんだか気分が高揚してきます。 まずは用意されたフットバスに入湯。ほどよい温かさに足先からフゥ~とたちまち体がゆるみます。 そして温まった足をオットマンに並べ、見ていただいた第一声、「ああ、背中がはってますねぇ。うん、あとクビね。これは辛そうだわ。」 え、まだ触っていないのに!?見ただけで、もうわかるんですね。。。 この後にやってくる痛みもつゆ知らず、フットバスでひとときの幸せ♡ そうなんです、この数週間、仕事が詰まってしまいかなり疲れが溜まって背中がガチガチなのです、、、と告白すると、「はい、全部足に出ていますよ。”足はねスッピンなんです!”」と先生。 おお!なるほど、足の裏はごまかせない、まさにスッピンですね! 「ああ、でもちゃんとお手入れしてますね。気を配っている足です。わかります。だってね、見た瞬間、文句いってる足もあるんですよ。”私はひどい目に合っている!全然大事にされていない!”ってね。」 さすが先生、足の声が聞こえちゃうんですねーと感心していると、先生はおもむろにクリームを手にとりいよいよ施術スタートです。 無言でギューっと、足裏の中央あたりに圧をかけていきます。んんん、じんわり痛い。。。 「ここは腎臓です。まずここからスイッチを入れて行きますよ。」というや否やクールに圧を強めて、ググーッと指が食い込むような感覚が。 イ、イタイ~~~! 優しいお顔から想像できないほど容赦ない先生!親指が赤くなっています。 さてこの後、私の運命やいかに。。。次回に続きます! 若石リフレクソロジーDreamCraft千駄ケ谷サロン 東京都渋谷区千駄ヶ谷1−11−12第2メゾンブーケ10103-6438-9064足うらリフレクソロジー(シングル料金)60分7000円(税込)90分 10000円(税込)指名料 1000円(税込)
2018年11月28日一日中立っていたり歩き疲れた時には必ずと言って良いほど、足が疲れてむくんでしまうと思います。そもそもなぜ足はむくむのでしょうか?その原因と疲れを取るために効果的なことをご紹介します。足の疲れの正体はむくみ!出典:byBirth「あー、足がパンパン!」思わずそう叫びたくなるくらい足が疲れてしまった経験は誰しもあると思います。一日中立ちっぱなしや、買い物や旅行に行って歩き回ったりすると、足がむくんでしまい疲れを感じてしまいます。そんな女性の敵のむくみはなぜ起こるのでしょうか?むくみの原因と、足が疲れた時に効果的なことをご紹介します。むくみの原因出典:byBirth足のむくみの主な原因は血行不良によるもの。そもそも血液は心臓から送り出され、体内を循環して再び心臓に戻ってくる仕組みです。これが足の場合、重力に逆らって戻ることになるので、そのためには足の筋肉によって押し上げる必要があります。いわゆるポンプの役割を果たしてくれるということ。でも長時間足の筋肉を使わない状態が続いたり、筋肉が緊張した状態が続いてしまうと、足に血液が滞ったままになるので結果むくみとなってしまうのです。足の疲れに効果的なことって?お風呂にゆっくり入る出典:byBirth足が疲れた時はお風呂にゆっくり入るようにしましょう。血行不良が足の疲れを引き起こしているため、お風呂で体を温めて血液の流れをよくしてあげます。そうすることで滞っていた血液が流れ、足の疲れを解消してくれる効果があります。理想的なお風呂の入り方は、ぬるめのお湯にゆっくり浸かること。40度程度のお湯に20分以上浸かることがおすすめです。ゆっくりとお風呂に浸かることで体の芯から温まり、血行促進につながるのです。お湯の量は半身浴よりも全身浴の方が良いでしょう。足の疲れが溜まっている時は、体全体が疲労感を感じているもの。お風呂に入ってリラックスをすることが、何よりの疲労回復と言えるでしょう。ふくらはぎをマッサージ出典:byBirthポンプの役割のあるふくらはぎをマッサージしてあげると、むくみ解消に効果的。パンパンになったふくらはぎを揉むことで、血液の流れを促します。やり方は、①足首からひざ裏にかけてふくらはぎを血液を流すイメージでさする②続いてふくらはぎを揉みながらマッサージ③足の指に手を入れて足首をくるくる回す④すねも同じように下から上に向かってさする⑤最後にふくらはぎ全体を包み込むように優しく温めながらさするポイントはとにかくふくらはぎの筋肉をほぐして血液の流れをアップさせることを意識しましょう。マッサージをする時はボディクリームやマッサージオイルなどを使うとやりやすくなります。ツボ押しで効果アップ出典:byBirth足には様々なツボが存在します。マッサージの際にはこれらのツボを押すことでより疲れを取ることにつながります。<足の疲れに効果的なツボ>委中…ひざ裏の上側にあるくぼみ承山…ふくらはぎの中央部分三陰交…内側のくるぶしから指4本上湧泉…足の裏の真ん中これらのツボを意識して押すことで効果がアップし、疲れを解消してくれるでしょう。ぜひお試しください。足を高くして寝る出典:byBirth足が疲れた日は寝る時に一工夫をしてみましょう。寝る時にタオルかクッションを足元に置いて、その上に足を乗せて寝るのです。そうすると心臓と同じくらいの高さになり、血液の流れがスムーズになると言われています。ただ高すぎるのはNG。15~20センチほどの高さがベストです。靴の見直し出典:byBirth足のむくみはもしかすると靴が自分の足に合っていない可能性も。特にパンプスやハイヒールなどは足を締め付けていたり、負荷をかけやすい靴。そのサイズや形が合っていないことで、血行が悪くなってむくみの原因になっているかもしれません。歩き疲れを起こしやすい人は、合わない靴で長時間歩いていることが考えられます。そうすると理想的な筋肉の使い方ができずに、血行不良や老廃物がたまり疲労を感じさせているのです。足の長さ・幅・甲の高さなど、靴選びの際は入念にチェックする必要があります。本来、靴はつま先に0.5センチほどのゆとりがあることが望ましいもの。そのため選ぶ時にはかかとにしっかりフィットしたものを選ぶようにしましょう。クッション性があり滑りにくいインソールや、かかとが太いものを選ぶと歩く時の負担が軽減されるのでおすすめです。ふくらはぎを鍛える出典:byBirth日常的にふくらはぎの筋力を付けておくと、疲れにくい足を手に入れることができます。軽い運動やウォーキングなどを行い、ふくらはぎのポンプとしての役割をしっかり果たせるように鍛えることを意識しましょう。効果的な鍛え方は、かかとの上げ下げを繰り返したりアキレス腱伸ばしが取り入れやすい方法。あとは足を上に上げた状態で自転車をこぐイメージで動かす、エア自転車こぎも良いでしょう。これは足が疲れた時にやるととてもスッキリしますよ。日頃からふくらはぎを意識したトレーニングやストレッチを行って、筋肉の働きを良くしておくことが大切です。むくみ足、さようなら!出典:byBirthふくらはぎは“第二の心臓”とも言われる体の中でも重要な場所。足のむくみや疲れのみならず、体の不調を招く原因ともなるので、ふくらはぎのケアはしっかりしておくことが、疲れ知らずの健康ボディになる近道です。たかがむくみだと思って放置していると、慢性的な疲労感や痩せにくい体になりかねないので、その日の疲れやむくみはきちんと解消することが肝心と言えるでしょう。
2018年11月18日今やすっかり定着した「食育」という言葉。ここ日本では2005年に「食育基本法」が制定され、急速に「子どもと食」についての意識が高まってきました。この「食育基本法」は日本独自の法律であり、国民一人ひとりが食育の推進に取り組むことを目的としての制定されたものです。一方で、海外ではどうでしょうか。生活環境の違い、食文化の違い、食料自給率の違い……あらゆる点で日本との違いがあるにせよ、世界中どの国であっても“健康な人生を送りたい”“子どもに食の大切さを伝えたい”という願いは同じはずです。ここでは、世界各国の食育事情から見えてくるものや、日本でも取り入れられそうなアイデアをご紹介します。今回は、言わずと知れた美食の国・フランスです。グルメ大国フランス。その食育の歴史をひもとくヨーロッパで初めて食と健康についての政策を打ち出したフランスは、まさに食育先進国といえるでしょう。活動の中軸となる国の機関「フランス国立食文化評議会(CNAC)」(1989年設立)は、食の問題に取り組むだけではなく、文化としての食を広める役割も果たしています。その食育活動の中でも重要な位置を占めるのが『味覚週間』と呼ばれる国民的な食育イベントです。1990年にスタートしたこのイベントは、毎年10月の第3週目にフランス全土で開催されます。その目的は、「バランスの取れた食生活を促進する」「食体験を通じ、味覚や風味について様々な提案を行う」といった消費者目線のものから「安全で良質な食品の生産者を勇気づける」「食品の産地、生産方法、質について信頼できる情報を提供する」などと生産者のメリットを考えられたものまで多岐に渡っています。近年では数百もの自治体が参加し、国立食文化評議会や農業・食品・水産省なども加わるまでに発展した結果、国民の8割以上に認知される国民的食育活動へと成長を遂げたのです。この『味覚週間』で実施される取り組みの中で最もフランスらしさを感じさせるのが「味覚のアトリエ」と呼ばれるイベントです。<味覚のアトリエとは?>フランス全土で行われる食のイベント活動。有名な星付きレストランなどの飲食店は、この期間のためのメニューを用意し、学生には学割を利用した特別価格で料理を提供する。この取り組みにより、日頃そのようなレストランを利用できない層が新しい味覚を発見する機会になる。「子どもが有名店で食事なんて」「大人になってからでいいじゃない」と“本物の味”から遠ざけるのではなく、有名店の本格的な味覚に触れることを推奨する、というのがなんともフランスらしいですよね。フランスの学校は食堂も学びの場日本のように給食がないフランスでは、子どもたちは昼休みに自宅に戻って昼食をとっていました。しかし近年では共働きの家庭が増え、ほとんどの子どもたちは食堂(cantine:カンチーヌ)でランチをいただきます。フランスは学校食堂を「食育の場」として考えています。そのため、生徒にきちんと座りきちんと食べることを体験させ、食のバリエーションを伝えることを大切にしているのです。さらに、教育省や経済・財政・産業省、農業・水産省といった関係各省の大臣が連名で「学校食堂での食事と食の安全」と題する指令を出し、あらゆる方面から学校食堂をサポートしています。たとえば、推奨される摂取エネルギーの配分を【朝食2割、昼食4割、4時の間食1割、夕食3割】とし、「昼食はこの割合に従って用意すること」と定めるなど、かなり細かく制定されています。どうしてここまで細かいかというと、しっかりとした理念に基づいたうえで学校食堂を「食育の場」としているからです。この学校食堂に関する指令では、次のような点を教育活動の軸として掲げています。1.生徒の味覚を育て、伝統の料理を評価し、質の良い農産物を推奨すること2.味覚をはっきりと表現できない生徒に対し、味覚に関する正確な言葉遣いや表現力を養わせること3.食品製造の方法や食物の成分について説明すること4.その土地の特産物を賞味すること5.香り、香辛料、エキスを発見すること(引用元:国立国会図書館|ISSUE BRIEF NUMBER 450|欧米の食育事情)香辛料やエキスを自分の舌や鼻で感じ取ることは、繊細な味覚を養ううえで非常に重要です。フランス人のグルメな舌は、こうやって小さいうちから鍛えられているのかもしれませんね。ここで注目すべきは「2」の項目について。味覚と言語能力や表現能力の関係性について、次で詳しく説明しましょう。味覚を言語化する→味覚が研ぎ澄まされる→さらに言語表現が豊かになる!フランスでは食育の要である『味覚教育』と『栄養教育』の授業に多くの時間を割いています。独自のメソッドに基づいたその内容は、基本的なことを子どもにもわかりやすく教えるだけはなく、食を通じて五感を研ぎ澄まし、言語表現にまでつなげることを目的としています。ここでは、ベネッセが2008年に現地で調査した授業内容の一例をご紹介します。8歳~10歳、180人の小学生を対象とした味覚授業は非常に興味深い内容です。まず、子どもたちに五感について説明したあと、さまざまな感覚機能を言語で表現できるように促します。具体的には、以下のような方法で学びます。・匂いを嗅ぎ分け、なんの匂いに似ているか言葉で伝える・何枚かの違う布を触らせた感触を言語で表現させる・料理や飲み物の感触(ねっとりしている、サラサラしている、バリバリしている、など)を表現させるフランスでは自分の思っていることを論理的に、相手にわかるように表現することを小学校から徹底して教育されます。それは食育の一環である味覚教育でも同じです。子どもたちが“味覚の言語化”を学ぶことは、味覚をより研ぎ澄ます効果があり、その鋭敏になった味覚が言語表現をより豊かにする、という感覚と言語との相互作用効果が期待できるといいます。さらにもうひとつ。味覚を言語化できるようになることで思わぬ利点も生まれます。それは「食わず嫌い」が減るということ。見ただけではその味が想像しにくい食べ物への抵抗感は、未知のものに対する恐怖と似ています。その恐怖を払拭するには、言語表現を介した想像力が有効です。自らの想像力により先入観を取り払い、新しいものや知らないものにも挑戦してみようというチャレンジ精神が芽生えるのです。より実戦的な栄養教育を取り入れる効果とは同じくベネッセが現地調査した『栄養教育』では、どのような授業が行われているのでしょう。ここでご紹介する実例は、9歳の小学生24名を対象としたもの。まず、子どもたちには昼食前にメニューを渡し、「栄養アドバイスマシーン」という機械で食べたいものを選ぶように促します。フランス料理らしく前菜→メイン料理→デザートの順番で選ぶよう指示されますが、面白いのは選んだメニューによって与えられるポイントが異なるということ。栄養バランスの良し悪しによってポイントが進呈され、子どもたちは自分が選んだメニューを食べながら「自分のポイントがどのような理由で少なかったのか」などを栄養士を交えて話し合います。このようにゲーム感覚で楽しみながら実践的に学ぶことは、子どもたちにとって深い理解につながることが期待できます。日本に比べて早い段階から「自分で考え、自分で選ぶ」ことに重点を置いた教育をしているのは、食文化の違いも大きいのかもしれませんね。ご存知の通り、フランスの食事はスープ、前菜、メイン料理、チーズやデザート、果物、というように一皿ずつ順番に運ばれます。そのため、味のバランスや栄養の偏りを頭の中で考えてからメニューを決定しなければなりません。つまり、子どもたちの将来の食生活に直結するからこそ、授業の一環として時間をかけて取り組んでいる様子がうかがえます。***美食の国フランスでは美味しい食べ物があふれ、人々は食べることを楽しんでいます。ただしそれは、フランスが国として自国の食文化を守り、受け継いでいくことを前提として制定された教育プランの賜物でもあるのです。「味覚を確立する」という教育、ここ日本でも積極的に取り入れてほしいですね。(参考)農林水産省|食育の推進StudyHacker こどもまなびラボ|「食育基本法」とは?以外に知らない基本理念と内容をまとめてみた国立国会図書館|ISSUE BRIEF NUMBER 450|欧米の食育事情benesse|若手研究者現地調査レポート|フランスの小学校教育における食育TOKYO GAS|ウチコト|【食育】フランス生まれの味覚教育「味覚の一週間」とは?著名シェフによる特別料理教室もご案内!
2018年11月08日女医でタレントの西川史子が20日、自身のインスタグラムを更新し、足底筋膜炎になったことを明かした。西川は、両足に湿布を貼った写真をアップし、「足底筋膜炎になり、足が痛くてたまりません」と告白。「予定していた韓国旅行も税関まで通ったのに中止になりました。しばらくヒールはけません」と伝えた。そして、「原因は扁平足の人、ヒール履く人、あとは年齢かなと」と原因についてつづり、「湿布と痛み止めの薬しかないようです」と記した。
2018年10月21日寝ながら足を開閉するだけで、太ももの内側にある筋肉や腹筋に負荷がかかり、美脚&すっきりお腹まわりに変身!1日5分、“ながら”でできる“足パカダイエット”とは?パーソナルトレーナー・松井薫さんが教えてくれました!太もも前面とお腹まわりを刺激する“タテパカ”太ももの前側にかけての筋肉にアプローチ。ほっそりしたモデル脚を手に入れたい人は挑戦を。体のバランスがブレないように体幹を使うため、お腹まわりも効率よく刺激。姿勢もよくなります。【1】ひざには力を入れず両脚を上げる。あお向けになり、太ももが床に垂直になるように両脚を上げる。ひざには力を入れず、緩めておく。両手は後頭部に当てて。やりづらい人は腕を横に伸ばして手のひらを床に。【2】右脚を上げたまま左のかかとで床にタッチ。右脚を床に対して垂直に上げたまま左脚を下ろし、左のかかとで床に軽くタッチする。かかとを勢いよく床につけてしまうと、筋肉への負荷が弱まってしまうので注意して。◎脚を開く角度が狭くならないよう注意!左右の脚を開く角度は、狭くなると筋肉に効かなくなるので、目標はできるだけ大きく。上げる脚は床に対して垂直、下げる脚はかかとを軽くつけることを、常に意識しよう。【3】左脚を上げながら右のかかとで床にタッチ。下げた左脚を床に対して垂直に上げる。右脚は下ろし、かかとで床に軽くタッチ。かかとをべったりつけると効果が半減。脚の開閉を1パカとして、15~20パカ繰り返す。◎腰が弱い人は手を入れて挑戦!運動中に腰が床から浮いて不安定になったり、腰が弱い人は、腰を痛める可能性あり。腰やお尻の下に両手を入れるか、タオルを敷いて行おう。腰痛持ちの人は回数を控えて。ウエストにメリハリ&小尻にする“ねじりパカ”細い腰まわりに締まったヒップという、憧れボディに一歩近づけるエクササイズ。下半身のふくらみをおさえる、太ももの縫工筋(ほうこうきん)にも作用。すらり美脚も目指せます。【1】両ひざを開いて立てスタンバイ完了。あお向けに寝転がって、両ひざを立てる。左右の脚の間は20cmくらい開けておいて。両手は後頭部に当てる。バランスが悪いと感じる人は、腕を横に伸ばして手のひらを床に。【2】両脚を床に向けてしっかりと右へ倒す。両脚を体の右側へ倒す。このとき、右脚が床についてしまうと筋肉への負荷が減ってしまうので注意。つく手前ギリギリの場所まで倒して、キープすることを意識しよう。◎背面が床から浮くと効果は激減…!背中と腰が床から離れてしまうと、筋肉への負荷が減ってしまうので要注意。ウエストに美しいくびれが生まれるイメージをしながら、脚を左右にしっかりと倒そう。◎左右の脚はくっつけない。両足、両ひざの間を、常に20cm程度開けるよう意識して行うことが大切。べったりとつけてしまうと、太ももの筋肉へのアプローチが弱くなるので気をつけよう。【3】反対の床に向けて両脚を倒す。今度は両脚を体の左側へ向けて倒す。左右に倒す動きを1パカとして、10パカ繰り返そう。きちんと息を吸って腹圧を高めるとバランスがとりやすくなり、脚をしっかりと倒せる。松井 薫さんパーソナルトレーナー、柔道整復師。『寝たままラクやせ! 足パカダイエット』(学研プラス)など著作多数。ブラトップ¥5,500タイツ¥5,000(共にナイキ/ナイキ カスタマーサービス TEL:0120・6453・77)※『anan』2018年10月24日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・Nagisa(W)モデル・松木育未(Light Model)取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年10月19日歌手で俳優の山崎育三郎が13日、東京国際フォーラムで番組イベント「ニッポン放送 『山崎育三郎の I AM 1936』 presents THIS IS IKU」を開催し、豪華なゲストが集結した。ラジオ番組『山崎育三郎のI AM 1936』(ニッポン放送/毎週土曜21:30~22:00)のパーソナリティを務めている山崎。今回のイベントは同番組から誕生した一夜限りのスペシャル企画だ。イベント冒頭、登場するやいなや、「I LAND」「Wonderland」「ひそかな夢 Evermore」を3曲立て続けに歌い上げた山崎。歌い終えると「皆さん、こんばんわ! 『THIS IS IKU』におこしいただき、まことにありがとうございます!」と会場に詰めかけた5000人の観客へあいさつし、「今日は僕史上、一番歌うかも知れないです!」と宣言。客席に向かって「This is!」とコールを振り、観客が「IKU!」と返すやり取りを数回繰り返し、会場の一体感を高めていた。最初のゲストとして舞台に上がったのは、11年にミュージカル『ロミオとジュリエット』でWロミオを務め、山崎と親交がある俳優の城田優。同ミュージカルの劇中歌「世界の王」を2人で息ピッタリに歌い上げた。さらに、ラジオで行っている弾き語りコーナー『育三郎くん、ちょっとこれ歌って!』で浮上していた「本当に即興でやっているのか?」という疑惑を晴らすべく、SMAPの『夜空ノムコウ』と、中西保志の『最後の雨』を、城田のピアノ伴奏&ハモリ付きで2曲連続で披露した。続いて登場したのは、17年版ミュージカル『ロミオとジュリエット』でジュリエットを演じた乃木坂46の生田絵梨花。同ミュージカルの劇中歌『エメ』を山崎&城田と共に歌った後には、2人から「どっちのロミオを取るの?」と詰め寄られる場面も。「うーん、私のロミオはお客様なので…(笑)」と答え、「120点!」と褒め称えられていた。さらに生田は、ショパンのエチュード「第1番『エオリアン・ハープ』 変イ長調」を演奏し、山崎が歌う「僕こそ音楽」(ミュージカル『モーツァルト!』より)の伴奏を務めるなど、多才ぶりをいかんなく発揮していた。その後、舞台の上にDJブースが設置され、『山崎育三郎の I AM 1936』の公開収録がスタートした。公開収録のゲストとして招かれたのは、お笑い芸人・友近扮する大物演歌歌手の水谷千重子。台湾観光キャンペーン用の楽曲「カラフル~台湾百色旅情」と、山崎とのデュエットで「Choo Choo TRAIN」を披露した。最後のゲストとして出演したのは、X JAPANのToshl。大のミュージカル好きだというToshlは「ロサンゼルス滞在中、何度観に行ったかわからない」というほどミュージカル『美女と野獣』がお気に入りだそう。山崎との「美女と野獣」のデュエットでは、ハイトーン・ボイスを響かせつつ、山崎のエスコートでダンスも披露して見せた。パフォーマンスが終わると、山崎は「すごい! OH MY GOD!」とただただ感嘆しきりで、Toshlは「ダンスの時こんなにドキドキしたの初めてです! というか 人前でダンスを披露したのが初めてなので(笑)」と照れくさそうにしていた。さらにX JAPANの「Foever Love」をToshlがピアノを演奏し、山崎と熱唱した。アンコールでは、山崎、城田、生田、水谷が「君は薔薇より美しい」を歌唱。ラストは、山崎が自身の作詞した楽曲「Keep in touch」を70人のコーラス隊と壮大に歌い上げ、「僕の想いがたくさん詰まったコンサート、いかがだったでしょうか? また来年もやりたい!」と達成感にあふれた表情で語った。(C)Rina Asahi
2018年10月14日その気品あふれる甘い歌声と確かな演技力で、多くのミュージカル・ファンを魅了し続けている山崎育三郎。待望のオリジナル・アルバム『I LAND』を携えて、2019年1月から2月にかけて全国ツアー「山崎育三郎 LIVE TOUR 2019 ~I LAND~」を開催することが決定した。【チケット情報はこちら】近年では舞台以外にもドラマ、映画、バラエティなど、八面六臂の大活躍。加えて、一昨年、昨年と2年連続でリリースしたカヴァー・アルバムが音楽的にも高い評価を得るなど、歌手としての活動にも大いに注目が集まっている。そんな中で発表したのが最新作『I LAND』だ。ホーンが華やかな幕開け感を盛り立てる表題曲『I LAND』をはじめ、艶やかにスウィングする『TOKYO』や、自身の迷子エピソードをユーモアたっぷりに歌い上げた『宿命』など、まさに“ミュージカル界のプリンス”と呼ぶにふさわしいナンバーがズラリ。だが、その一方で、自身が作詞、あるいは詞曲を手掛け「等身大の想いを素直に歌った」と語る『Keep in touch』や『ヒカリ』など、“極上のポップス”として味わう曲もバランス良く配置され、その鮮やかなコントラストが、より“エンターテイナー・山崎育三郎”としての“個性”を強く輝かせている。「考えてみたら、この世界に入って20年。人生の半分以上をミュージカルと共に過ごして来たんですよね。だったら、それこそがまぎれもない”僕の個性“なんじゃないかなと思って、そこを追求してみようかなと。ありがたいことに、最近は歌番組でもミュージカルの曲を披露させてもらう機会が増えて、それをきっかけにファンになってくださったという方も多くなってきた。であれば、これからも“僕にしかできない音楽、山崎育三郎ならではのエンターテインメント”を多くの方に届けて行きたいなと思って、自分のスタイルを“ミュージカル・ポップス”と名付けることにしたんです」ポップスにもミュージカルにも自在に行き来できる山崎育三郎ならではの世界観=“ミュージカル・ポップス”とは、言いえて妙のネーミングだ。「僕は、お客さまと一緒に何かを作っていくことのできる“ライヴ”という空間がとにかく好きで。今回のツアーでも“他にないもの、まだ誰も演ったことがないようなもの”を皆さんと一緒に、作れたらいいなと思っていますので、是非、楽しみに待っていてください」ツアーは2019年1月12日(土)埼玉・三郷市文化会館を皮切りに全9都市9公演を予定。福岡は2月2日(土)福岡国際会議場 メインホールにて。チケットの一般発売は11月11日(日)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、プレリザーブを9月29日(土)午前11時から10月9日(火)午前11時まで実施。取材・文:なかしまさおり
2018年09月28日いつもの旅に少しの工夫を加えることで子どもの成長をうながす「旅育」。 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で旅行ジャーナリストの村田和子さんに、前回は、旅のプラン作りや準備のコツについてお聞きしました。今回のテーマは、旅先での旅育。持て余しがちな移動時間はどう過ごしたらいいのか、親はどう関わったら良いのか、旅の思い出を定着させるテクニックなどをうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■話す・遊ぶで“退屈”を吹き飛ばす「移動時間」――子連れにとって、移動時間は大きな課題です。私自身、6歳息子と出かける時は、一緒に遊んであげなきゃと思いつつゲームやタブレットに頼ってしまうことがあります。村田和子さん(以下、村田さん):ゲームをやること自体は悪くないんですよ。大人がスマホをさわっているのに、子どもにだけ「ゲームをしちゃダメ」というのは説得力がないですしね(笑)。事前に「最初の30分は自由時間にしよう。ゲームをしてもいいし、ママもスマホを見るね。でもその後の30分はお話しようね」というように、時間を区切り、ちゃんとできたらほめれば、それも成功体験になります。最初、一緒にルールを決めると、子どもは案外守れるものですよ。一番避けたいのは、子どもが騒いだらゲームを渡す、というやり方。騒げばゲームができるんだとなり、負のスパイラルにはまってしまいます。そもそも、移動中は家族が一緒に過ごせる貴重なチャンスなんです。ふだんは聞けない学校や園での様子も、旅の楽しい雰囲気に押されて話してくれるかもしれません。会話だけではなく、小さなお子さんは簡単なクイズやしりとり、計算ができるお子さんなら車のナンバーで足し算クイズなどをすると、遊びながら自然と学びにつなげられます。■子どもの新しい一面を発見できる「旅の目標」――移動は大変というマイナスイメージを持つよりも、旅育に活用するといいんですね。旅先ではどう過ごすと、より効果的なのでしょうか村田さん:なにか目標を持たせるといいと思います。未就学児なら、「元気にあいさつをする」「自分の荷物は自分で持つ」といった約束をして、ちゃんとできたら具体的にほめてあげる。すると「できた」という成功体験が心に刻まれ、自己肯定力が養われていきます。旅先では親以外にも、仲居さんや施設のスタッフ、通りすがりの人など、いろいろな人がほめてくれる機会も多くあります。それまで気づかなかった子どもの長所をほめてもらえることもあり、親にとっても発見があります。小学校中学年以上なら、会計係を任せる、時刻表を調べてもらうなどの役割をお願いするのも良いでしょう。考える力がついて学習に役立つほか、頼られることで自主性と責任感が身につきます。――親として、何かやるべきことはあるのでしょうか。村田さん:子どもの「なぜ?」「なに?」にはとことん付き合うこと。今はスマホで一緒に調べればすぐにわかりますし、「どうしてだろうね?」と子どもが自ら考える時間を持つ方法もいいでしょう。旅行中は時間に余裕がある分、子どもの小さな疑問や好奇心を見逃さないようにしたいですね。帰宅後にも図鑑で調べたり、博物館に足を運んだりして、学びを深めるのも良いと思います親自身が興味を持って旅を楽しむことも大切です。例えば、めずらしい料理が出てきたら、スタッフの方に「これはなんですか? この土地のものですか?」と聞くのもいいでしょう。子どもは親をよく見ていて、親のマネをします。親のそういった姿に、子どももやる気になるものです。 ■旅の記憶を定着させる旅先からの「絵ハガキ」――旅行中はとても楽しそうだった子どもが、数日後にはすっかり忘れて日常に戻ってしまう。仕方がないのかもしれませんが、もったいなく感じてしまいます。村田さん:子どもの毎日は刺激の連続ですから、放っておくと忘れてしまい、がっかりということもありますよね。私が実践しているのは、旅先から1枚の絵ハガキを送ること。後日届いた絵ハガキを見ながら「これ見たね」「こんなことしたね」と会話をすることで、旅の記憶が定着していきます。絵ハガキは場所を取らないので、保存しやすいのもメリットです。最初はハガキからはみ出しそうな字でひらがなしか書けなかった息子が、だんだんと漢字を交えた長文を書けるようになり、思春期になると面倒がってひとことコメントだけになる(笑)。子どもの成長がダイレクトに残るので、後で見返すと面白いですよ。■中学受験直前まで続けた「週末旅行」――小さな頃から旅育を続けると、家族の思い出も増えていくわけですね。わが家は子どもが小学生になり、旅が難しくなったと感じてします。未就学児のうちに、もっと行っておけばよかったと後悔しています。村田さん:小学生になると、どうしても週末限定になってしまいますよね。わが家の場合、金曜の夕方に出発して日曜に戻ってくる、というパターンが定番でした。学校のスケジュールを見ながら、テストや行事に影響が出ない日程を選ぶので、旅行を決めるのはいつも直前でしたね。それでも、中学入試の直前まで毎月1回のペースで行き続けていました。――入試の直前まで! 試験前は勉強に集中させる家庭が多いなか、変わらずに旅を続けられたんですね。村田さん:私は「旅育からの中学受験」と呼んでいるのですが、息子は小学5年生までは塾に通わず、旅で得た経験をベースに学びを深めていました。小さい頃から地図を見ながら旅をしていたので、日本地図は学校で習う前から頭に入っていましたし、その土地の産業や気候といった知識も体験とひもづけて役立ったようです。小学校中学年からは、教科書に載っている史跡や絵画などを見に行く旅も、子どもの興味に応じてしていました。こうした体験は、単なる暗記ではなく、本質的な学びにつながります。――旅育で育った息子さんは現在17歳。息子さんご自身は、これまでの旅についてどう言っていますか?村田さん:人と出会い、いろいろな体験ができたことがためになったと言っています。特に、素晴らしく美しい料理を作るシェフ、知識豊富で話上手なバスガイドさん、カツオをさばいてタタキにする方法を教えてくれた漁師さんなど、その道のプロフェッショナルとの出会いが印象的だったようです。旅で身につけた力は、子どもにとって一生の財産となります。息子は17歳になり、旅育の経験を生かして、自ら人生を切り開く次のステージになりました。今までの経験から得た旅育の魅力やノウハウを、次世代の親御さんをはじめ多くの方に伝えたいと思い、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 を執筆しました。多くの方が旅育を実践するきっかけになればうれしいです。また、私も旅育の環境整備など、今後もライフワークとして「旅育」に関わっていきたいと思います。親子で旅をできる時間は案外少ないもの。筆者も荷物運びを手伝ってくれたり、6時間のトレッキングを達成したりと、成長していく息子の姿に旅の力を実感しています。家族それぞれの形で、旅育に挑戦してみてはいかがでしょうか。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年08月02日ドラマやバラエティ番組にも活躍の場を広げている、ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎さん。≪ミュージカルポップス≫という新しい音楽を聴かせたい。山崎育三郎さんは、ソロシンガーとして約2年かけて完成したはじめてのオリジナルアルバム『I LAND』をリリースした。「いままで2作のカバーアルバムを制作しましたが、その中で自分でも楽曲を作りたい、オリジナル楽曲を届けたい、という気持ちが高まっていました。ここに満足できる作品が完成し、大きな目標に到達できたので、感慨深いものがありますね」『I LAND』は、山崎さんが自ら作詞作曲した楽曲も含め、全て書き下ろしのオリジナルアルバム。そこには彼本人のリアルな体験や心境が伝わるナンバーもあり、いままでの彼の作品、ミュージカルのCDやカバーアルバムとは違うものだ。「ミュージカル俳優としてデビューして20年になるんですが、ミュージカルは決まった歌詞、メロディに自分の感情をどうのせていくか、ということが大事。それとは全く違い、自分でゼロから曲を作り上げることをやってみたかったんです。基本的に、ミュージカル俳優はポップスを歌わないんです。先輩たちを見ても、出されるCDはミュージカルの楽曲か、カバーアルバムです。誰もゼロから作る方はいなかった。だからこのアルバムは、ある意味≪挑戦≫でしたけどすごく楽しかった」アルバムの1曲目は、山崎さんが詩を共作したタイトル曲「I LAND」。ミュージカル仕立てのサウンドアレンジで、彼らしい世界に即、誘われ、ワクワクするはじまりだ。だがそれだけではない。プライベートな経験から生まれた温かい言葉が並ぶ「ヒカリ」や、人生を変えたほどの大切な経験を切々と歌い上げ、聴く者の胸をキリキリとさせるような「Turning point」など、全ての曲でリアルな思いが綴られる。どれも山崎さんにしか歌えない言葉。「ゼロから音楽を作り上げたい」という言葉に納得させられる。いままで“ミュージカル”というある種ファンタジーの世界でファンを酔わせてきた彼とは正反対の、自分自身を正直にさらけ出す楽曲の数々。その大きな隔たりに果敢にチャレンジしたことに驚かされる。「リアルに僕の心情を音楽で表現するというのは、いままでしていなかったことです。でも歌手・山崎育三郎としては、何か真実がないと伝わらないと思いますし、新しい表現にチャレンジしたかった。チャレンジしながら歌っていると全く違う感情が生まれたり、よりグッと歌に入っていけたり、そんな気持ちに自分自身ワクワクしています」カテゴリー分けするなら『I LAND』はポップアルバム、だろう。しかし既成のカテゴリーに収まりきらない、ユニークなパフォーマンスを感じずにはいられない。「そう言われると嬉しいですね。僕は≪ミュージカルポップス≫と呼べるような、新しいジャンルを自分で作り上げたいと思っています。J-POPでも、ミュージカルソングでもない僕のオリジナル作品、ですね。まだ誰もやってない新しいジャンルがあってもいいでしょう」Original Album『I LAND』【初回限定盤CD+DVD+GOODS】¥4,300最新シングル「Keep in touch」など11曲収録。DVDには『I LAND』のMVとメイキングが。【通常盤CD】¥3,000(UNIVERSAL MUSIC)やまざき・いくさぶろう1986年1月18日、東京都生まれ。‘07年『レ・ミゼラブル』でミュージカル俳優としてデビューし、その後も数々の名作に出演。2019年1月から「山崎育三郎 LIVE TOUR 2019~I LAND~」の開催が決定。※『anan』2018年8月1日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月28日旅を通じて子どもの心と脳を育てる「旅育」。家族旅行はもちろん、帰省や日帰りのレジャーも、子どもを大きく成長させるチャンスです。特に、言葉を理解し始める3歳頃から基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは、旅育のゴールデンエイジだといいます。現在、6歳の息子を持つ筆者も旅育を実践中。そこで、 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)の著者で、旅行ジャーナリストの村田和子さんに旅育についてお話をうかがいました。お話をうかがったのは…村田和子さん旅行ジャーナリスト。1969年生まれ、1児の母。子どもが生後4カ月の時に家族旅行を開始し、9歳までに47都道府県を制覇。『All About』では2001年からガイドを務めているほか、『週刊文春』では子連れ旅行の連載、JALサイトの『初めての子連れ海外』ページを監修・執筆するなど、家族で旅をする魅力やヒントを多方面で伝え、2013年には子どもの生きる力を育む「家族で旅育メソッド」を発表。子どもが旅育を実践し中学入試で志望校に合格したことを機に『プレジテンドファミリー』『AERA with Kids』『日経DUAL』をはじめ雑誌・新聞・ウェブで注目を集める。 「家族deたびいく」 運営。旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント。 ・公式ホームページ(トラベルナレッジ) ■3歳~9歳が「旅育」のゴールデンエイジ――村田さんは、現在17歳の息子さんが生後4カ月の頃から親子旅を始め、9歳までに47都道府県を制覇されたと聞きました。当初はまだ、子連れ旅行が一般的ではない時代ですよね。村田和子さん(以下、村田さん):「小さな子どもを連れて旅行なんてとんでもない」とよく言われましたし、施設側も子連れを受け入れる体制が整っていませんでした。その点、今は子ども向けの施設やプランが充実した宿がたくさんあり、新幹線や飛行機などのサービスも行き届いています。親子で旅に出るには、絶好の時代だと思いますよ。――確かにそうですね。私は5年前から親子旅を始めたのですが、おいしそうな離乳食やキッズミールがあったり、キッズルームや子ども向けのイベントが用意されていたりと、レベルの高さを感じます。村田さん:それに、子どもにとって旅に出ることの重要性は増していると感じます。昔に比べて、今の子どもたちの世界はかなり狭い。子どもたちがふだんふれあう大人は、親御さん、幼稚園や学校の先生、習い事の先生、友だちのお父さんお母さんくらいではないでしょうか。子どもは自分が知っている世界が社会のすべてだと考えがちなので、日常で自分の居場所が見つけられないと悩んだり、自暴自棄になったりする危険性があります。実際、私の息子も、男の先生にほめられて自信になっていた「朝の元気なあいさつ」を、小3になり先生が変わった途端「そんなに大きな声を出さなくて結構です」と言われたことで混乱。旅先でもあいさつができなくなってしまったことがあるんです。「これまでに、たくさんの人に元気なあいさつをしてきたけれどどうだった? そうだよね? 笑顔で返してくれた人やほめてくれた人が多かったよね? 担任の先生は価値観が違うかもしれないけれど、ママはすてきだと思うよ」と話し合って解決したんですが、子どもにとって学校や先生の影響がいかに大きいかを思い知らされました。――それは辛いですね。でも、息子さんがすぐに納得してくれたのは、やはり旅を通じて多くの人や価値観とふれあった経験が大きいんでしょうか。村田さん:そう思います。息子はいかにも社交的で目立つという感じではないんですが、さまざまな地域で暮らす年代も異なる多様な人々との交流を通じて、懐の深い人間に育っていると感じます。また、旅のトラブルを乗り越えた経験などから、何事にも「手をつくせば、なんとかなる」というタフさや、臨機応変に対応する力は身についたと思います。今の子どもたちが生きてくのは変化の時代ですから、旅育は大いに役立つと考えています。――受験勉強だけできればいい、という時代ではないですものね。子どもたちが成長する頃、「生きる力」がますます重要になっていると実感しています。村田さん:私が提案している「旅育メソッド」では、生きる力を「自己肯定力・コミュニケーション力・知恵を育む力」の3つと定義しています。旅育で一番大切なのは、親子のコミュニケーションです。親のちょっとした心がけや働きかけで、この3つの力はぐんと伸びていきますよ。特に、言葉を理解し始める3歳頃から、基礎的な脳が出来上がる9歳頃までは旅育のゴールデンエイジですから、積極的に旅に出ることをおすすめします。――そうなると、赤ちゃん時代に旅に出ることはあまり意味がないのでしょうか? 確かにうちの息子も、小さい頃の旅はまったく覚えていません。村田さん:旅にはリフレッシュ効果もあります。親御さんが旅でストレスを解消して、ゆとりを持って子育てをできるのは、子どもにとって大きなメリットだと思います。また、小さな頃の旅は忘れてしまうので意味がないのでは? と思いがちですが、本の中で脳科学者の茂木健一郎先生が解説してくださったように、記憶には残らなくても、子どもが成長した時、ものの見方や行動に影響を与えると考えられています。 ■「どこに行くか」より「何をするか」――周囲のママたちに旅育をすすめると、「楽しそうだけどお金がかかりそう」と言われることが多々あります。村田さん:旅というと、どうしてもぜいたくなイメージがあるのかもしれません。でも、近場の日帰りレジャーやイベントに出かけるだけも旅育はできるんですよ。ネットで検索すると、子連れ向けの施設やイベントはたくさん見つかります。肝心なのは「どこに行くか」ではなく「何をするか」。特にお子さんが小さいうちは、無理をして遠出をしなくても大丈夫。日常と違う経験をすることは、それだけで子どもの脳に刺激となります。――小さな子を連れた旅やおでかけでは、公共の乗り物や施設で迷惑をかけないか心配、という声もよく耳にします。村田さん:小さくても旅をする仲間ですから、「どうせわからないだろう」と子ども扱いしないことが大切だと考えます。私は写真や地図を見せて「これからこの場所に行くよ」「電車に◯時間乗るよ」「眠りたい人もいるから、静かにしていようね」などと説明していました。そして、上手にできたら「頑張れたね! えらいね!」と認めてあげると、子どもにとって成功体験となります。「電車に何分乗るから、その間は何をして遊ぼうか」と相談しながら、子ども自身が持ち物を用意するのもおすすめです。――自分で用意をさせると、自主性が身につきそうですね。でも息子が3歳の頃にリュックに入れるおもちゃを選ばせたら「全部持っていく!」と言い張り、荷物がパンパンになってしまった経験があります(笑)。村田さん:3歳くらいだとまだ自分では気がつかないことも多いので、「全部使って遊ぶ時間あるかな?「持てる? ちょっと背負ってみようか。自分でずっと持つんだよ?」と親が助言してあげたほうがいいでしょうね。ただ、可能な限り、最終的には本人の判断に任せるのが良いと思います。自分で言い出したことに責任を持つのも大事ですし、失敗から学ぶことも多いと感じます。■未就学児&低学年「旅育プラン」3つのアイデア旅育のモデルプランは無数にあり、どんなプランがいいのかは子どもの個性や発達によってさまざま。「小学校中学年以上の子どもなら話し合いで決めるのも旅育の一環となりますが、小さいうちは親がナビゲートする必要があります」と村田さん。そこで、プラン作りのヒントとなる3つのアイデアを教えていただきました。1.テーマを決めてとことん追求する!子どもが興味を持っていることをより深めていくことで、探究心や集中力が育ち、自信にもつながります。例えば、電車好きの子どもなら鉄道博物館に行く、ユニークな観光列車に乗ってみる、鉄道会社のスタンプラリーに参加するなどの選択肢があります。食べることが大好きなら、フルーツ狩りや食品メーカーの工場見学もいいでしょう。「これといって興味を持っていることが見当たらない、というお子さんは、親の趣味から子どもの成長に合ったものを選んで、お子さんに提案してもOKです。ただし無理強いは禁物。もし子どもが興味を持てないようなら、違うプランを試しましょう」(村田さん)2.親子でいっしょに「初めて」を体験!人生経験が豊富な親は、つい「上から目線」で子どもに接してしまいがち。「親も子もどちらにとっても初めての体験なら、同じスタート地点に立つことができ、親子の連帯感が育まれます。例えば、見たことがない花や動物を見に行ったり、専門家のもとで簡単なトレッキングやアクティビティに参加してみたりといったプランがおすすめですよ」(村田さん)子どもにとって、初めての体験は深く心に残るもの。小さいうちから親子で、たくさんの“初めて”に挑戦してみましょう。3.家族で別々に過ごす時間を作る!旅行中に親子別々の時間を作ってみましょう。子どもは、ホテルにあるキッズクラブや子ども向けの自然体験教室などに参加。親と離れて何かに挑戦することで子どもは一気に成長し、再会した際には「こんなことをしたんだよ」と家族の会話が広がります。「もし、旅先にキッズクラブや自然体験教室などがなく、子ども1人で参加できる環境が整わないなら、ふだんとは違う家族の組み合わせで行動するのもいいですね。例えば、ママと一緒に過ごすことが多い子どもは、パパやおばあちゃんと一緒、ママはひとりなど、いつもと違う組み合わせで行動すると、意外と発見もあり、うまくいって楽しめることが多いんですよ」(村田さん)自分の子どもはどんなことに興味があり、どんな力を身につけさせたいか。上記を参考に、ぜひプラン作りに挑戦してみましょう。次回は、旅育の実践編として、旅先での過ごし方をお教えします。参考図書: 『家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ 旅育BOOK』 (日本実業出版社)村田和子著 1,512円(税込) 旅を通じて子どもの脳を刺激し、自立心や感受性、行動力、考える力などを育む「旅育」。旅行ジャーナリストの村田和子氏が十数年の親子旅の経験をもとにした旅育の5つの基本メソッドと、実践するための25のヒントを紹介する。47都道府県の親子旅を経験した著者が選ぶおすすめスポットやモデルコースに加え、星野リゾート代表・星野佳路氏に聞いた「子どもにとっての旅の効果・効能」、茂木健一郎先生の旅×脳コラムなども掲載。取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月26日女性はパンプスやサンダルを履くことも多く、足の臭いがきつい方も結構多いとか…。でも、靴を脱いだりするタイミングのときに、「あれ?この子の足くさい…?」なんて他の人に絶対に思われたくない!足の臭いは独特な臭いで、相手にも悪いし自分も辛すぎますね。暖かい季節になるにつれて、特に足のケアは重要になってきます。ということで、足の臭いの原因や予防方法をご紹介していきます!なんで足が臭ってしまうの?出典:byBirthではまずは足の臭いの原因をご紹介していきます。自分が当てはまることがないかチェックしてみてくださいね。汗+雑菌出典:byBirth汗は人間の体温を下げるために必要なものですが、体の中でも足の裏は特に汗の出る量が多い場所なんです。特に汗腺が多いのが、脇の下と足の裏だと言われていて、足の裏からの汗は1日にコップ1杯ほどにもなるのだとか。そして、足に存在している汗腺はエクリン腺です。エクリン腺は臭いのほとんどない汗を排出する汗腺ですので、足から出る汗に関してはもともとは無臭。しかし、足に付着している雑菌と混ざることで臭いを発生させてしまうのです。女性は特にブーツやパンプスなど、通気性の悪い靴を履く機会が多く、汗が長時間こもって菌が繁殖しやすくなってしまいます。ケア不足出典:byBirth汗をよくかく足だからこそ、ケアが不十分なら臭いがしてしまうのは当然です。足の指や爪も雑菌がたまりやすい部分です。足の爪は手の爪に比べると、ついつい伸ばしっぱなしになってしまうことも。足の爪の間に垢や汚れが溜まってしまっている場合があります。また、女性は窮屈なヒールやサンダルを履く機会が多く、足の同じ部分に負担がかかることが多いので、特に女性の足は角質が溜まりやすいですが、古い角質も放置してしまうと臭いの原因になります。角質で硬くなっている部分は臭いが染み付きやすく、雑菌が繁殖しやすい状況になってしまうのです。靴のお手入れ不足出典:byBirth足だけでなく、履いた靴にももちろん殺菌が付着しています。そのため、履いた靴をそのまま放置してしまうとさらに雑菌が増殖しやすくなってしまい、足も靴もいやな臭いを放ってしまいます。また、同じ靴をいつも履いてしまうのも雑菌が繁殖しやすい原因になります。靴のなかがムレている状態が長いとさらに雑菌が繁殖しやすくなってしまうので気をつけましょう。病気出典:byBirth足の臭いがきつい!という場合、病気の可能性もあります。カビによって感染する水虫は、男性だけでなく女性にも多い病気。水虫にも種類がありますが、足の指の間などの皮膚がじゅくじゅくしていたり、足が皮向けをひどく起こしていたら、水虫を疑いましょう。また、多汗症は暑くもなく運動している訳でもないのに汗を大量にかいてしまう病気です。原因としてはさまざまなことが挙げられるようですが、多汗症で汗を非常に多くかいてしまい、臭いの原因になっている場合があります。気になることがあれば、すぐに病院に行き、診察してもらいましょう。足の臭いを改善するには?出典:byBirthでは、嫌な足の臭いをなくすにはどうしたら良いのでしょうか?予防策・改善策をご紹介していきます!しっかり洗う出典:byBirth女性にとってパンプスやサンダルは、おしゃれをする上でも絶対に必要なもの!履かないということはなかなかできないことですので、まずは足をしっかりと洗うことを心がけましょう。足の裏や足の指の間まで、しっかりと洗うようにしましょう。殺菌効果のある石鹸などを使うのもおすすめです。夜お風呂に入る時だけでなく、帰ってきてすぐ汗をかいた足を洗うのも臭い対策としておすすめです。とにかく清潔にすることを心がけましょう。足のケアをしっかりと出典:byBirth足に繁殖する菌は、角質が大好きです!菌を繁殖させないためにも、日頃から足のケアをするようにしましょう。お風呂で足を洗浄するときに、一緒に角質ケアをすると良いでしょう。ただし、過剰な角質ケアは傷がついてしまうため、菌が増殖しやすくなってしまいます。やりすぎには注意が必要です。靴のローテーション出典:byBirth靴を毎日同じものを履かずに、ローテーションさせるようにしてみましょう。履きやすい靴や気に入っているものを毎日履くという方もいますが、履く時間が長いため乾燥できずに菌が繁殖しやすくなってしまいます。連日で同じものを履かないように、お仕事用の靴もいくつか揃えておくと良いでしょう。靴の乾燥出典:byBirth靴を履いた後は、乾燥させるということを心がけましょう。汗をかいたあとのパンプスやサンダルは放置しておくと雑菌が繁殖してしまい、臭いの原因になります。特に、雑菌は湿気を好む性質があるので乾燥が重要になります!パンプスなどで中敷が入っている場合は、中敷をはずして乾燥させましょう。時間があるときに天日干しや陰干しをするのがおすすめです。しっかりと乾燥をさせて、菌を増やさないようにしましょう!デオドランドクリーム出典:byBirth足用のデオドランドクリームも効果的です。今すでに足の臭いが気になっているという方は、特におすすめの方法です。足用のデオドランドクリームは、殺菌効果のあるものや、制汗効果のあるもの、抑臭効果のあるものなどがあります。自分に合ったデオドランドクリームを見つけて試してみてくださいね!出典:byBirthいかがでしたか?足が臭ってしまうという悩みは、なかなか人に言えない悩みでもあります。そして、なるべく臭いがしないように予防したいものですよね。足は清潔にしておくことが重要!ということで、汗をかきやすい夏は特に!足にも靴にも、日頃からお手入れをするようにしましょう。
2018年06月17日子どもの心と体の健康を育むために、「食」はとても重要。そこで今回は、食育インストラクターである著者が「子どもの食育」についてポイントを4つに絞って紹介します。即実践できるものばかりなので、早速試してみくださいね。「共食」は3~8歳の数年間が特に重要社会環境が変わり、家族がバラバラの時間に食べる「個食」が増えているといわれている現代。40年前は、年に約700~800回ほど家族そろって食事をしていたのに対して、今では300回ぐらいに減少しているといわれています。あなたのおうちでは、1週間に何回くらい家族そろって食事をしていますか?実は、家族と一緒に食べる「共食」こそが、子どもの人格を養う大切な時間だといわれています。共食は、人と人とのコミュニケーションを深める場であり、楽しいおいしいといった幸せを感じる場でもあります。実際に、1人で食べるよりも、家族や友人たちと食べる方が心もなごみ、食欲も増す…といった経験をしたことはありませんか?さらに面白いのが、単に食べるのと「おいしい」と感じながら食べるのとでは、栄養の吸収率が変わってくるということです。楽しく食事をすることは栄養の吸収力を高め、心も満たしてくれるのです。この「共食」が大きな意味を持つのが、3~8歳です。この時期は1人きりで食事をさせず、テレビを消して一緒に食事をすることが重要です。また、家族そろって同じ物を食べ、正しい箸の使い方や「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ、マナーをきちんと身につけさせる時期でもあります。というのも、これらの作法や食習慣を子どもに身につけさせるには、8歳までが理想的だといわれているからです。この年齢を過ぎると、他のことへの興味や好奇心が芽生えて身につきにくくなるといわれ、その労力は10倍にもなってしまうのだとか。幼児期のうちに、家族で一緒に食事をしながら食に興味を持たせ、マナーを身につけさせることが大切です。では具体的に、どのようなマナーを身につけさせたらよいのでしょうか。「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつ食事マナーの基本は、食事前後のあいさつです。これは単なるあいさつではなく、感謝の気持ちを表したもの。「いただきます」は、料理を作って出してくれた人たちや農家の人、肉や魚の命をいただくことへの感謝の気持ちを表したものです。また、「ごちそうさま」の「馳走(ちそう)」は、あちこち走り回って食材を用意するという意味があるとか。そのように苦労して食事を用意してくれた人に対して、感謝の意味を込めて「ご」と「様」をつけたことから「ごちそうさま」というようになったそうです。これらのあいさつは「食事に対する感謝の気持ちを表したものなんだよ」と、子どもに伝えることで、食べ物を大切にする心を育むきっかけになるかもしれません。正しい姿勢のポイントは椅子とテーブルの高さ調整箸の持ち方を注意することはあっても、食べる姿勢にはあまり目が行き届かない…という人は多いのではないでしょうか。食べる時の姿勢が悪いと消化にも悪く、だらしがない印象を与えてしまいがちです。何より猫背がクセになってしまっては、後に直そうと思っても簡単にはいきません。そこで大切なのが、体型にあった椅子とテーブル選びです。高さが合っていないと食べにくかったり、足がぶらぶらと動き、落ち着いて食事をすることができません。ヒジをテーブルにつく原因にも。足がぶらぶらする場合には、足元に箱を置くなどして調整しても〇。テーブルが高い場合には椅子にクッションを置いて調整します。<正しい姿勢のポイント>・背筋を伸ばして猫背にならない・椅子の背もたれに寄りかからない・テーブルと体の間は、げんこつ1個~1個半空ける・足はぶらぶらさせない。足の裏は床か、椅子の足載せにつける正しい箸の持ち方レッスンは食事中以外で箸選びのポイントは子どもの手の大きさに合ったものを選ぶことです。基準は、手を広げて親指の先と人さし指の先端の長さを測ります。その長さの1.5倍が、ちょうどよい箸の大きさになります。箸の太さや重さも大切なので、子どもと一緒に箸を買いにいくといいですね。また、食事中に箸使いの練習をすると食事が楽しくなくなってしまうので、それ以外の時間にトライします。ポップコーンや茹でた枝豆などをつまむゲーム感覚で練習すると〇。乾燥した小豆などの小さなものもつまめるように、少しずつ難易度を上げてみてください。<正しい箸の持ち方>1.上の箸を人さし指と中指ではさみ、親指をそえて鉛筆のように持ちます。持つ位置は箸の長さを3等分して、箸先から3分の2の位置です。2.下の箸は、上の箸の下側に差し入れ、薬指で固定します。3.はさむときは、箸の先端がきちんとぶつかるように、上の箸を動かします。いかがでしたか?大切なことは食事のマナーを厳しくしつけることではなく、家族で食事をする楽しさを一緒に体験することです。その中で子どもたちは、食事をする意味や楽しさ、マナーを理解していくことを、親自身が忘れないでいたいですね。笑顔あふれる食事の時間が、少しでも多く増えますように。参考資料:服部幸應の食育インストラクター養成講座<文・写真:食育インストラクター・フリーランス記者岩本亜実>
2018年05月03日俳優の山崎育三郎が、10月13日に東京国際フォーラムホールAにて、イベント「山崎育三郎のI AM 1936」 presents 「THIS IS IKU」を開催することが28日、明らかになった。このイベントは山崎がパーソナリティを務めるニッポン放送の番組『山崎育三郎の I AM 1936』(毎週土曜 21:30~)の番組イベントだ。各界からビッグなゲストが出演することも予定されており、山崎とどのようなコラボレーションを見せるのかに注目が集まる。17年5月にスタートした『山崎育三郎の I AM 1936』は少年野球で全国大会に出場した経験もある野球やゴルフなど趣味の話や、リスナーからのメールや質問にも答える他、リクエスト曲に即興で弾き語りを披露するコーナーも人気となっている。山崎はイベントについて「歌・ゲスト・笑い…いろいろな企画を考えていますし、最高のエンターテインメントにしたいと思います。これがIKUのSHOWだぞ!というのをお見せしますので、10月13日は国際フォーラムでお待ちしています!!」とPRしていた。
2018年04月28日「浴育」という言葉を見聞きしたことはありますか?「浴育」とは東京ガスが名づけた言葉で、文字どおり入浴を通じてその効果や方法、楽しみかたを育むこと。単なる入浴ではなく、お風呂の時間を通じて「遊び」「会話」「学び」を楽しんでほしいという願いが込められています。今回は浴育のなかでも、ママはもちろんパパにも楽しんでもらいたい「親子での入浴」についてご紹介します。 1. 浴育のメリット浴育がもたらす効果のうち、大きなものが「親子のコミュニケーション」。自分自身、子どもの頃にお風呂で親とゆっくり話した思い出があるかたもいるのではないでしょうか。東京ガスの調べでは、「お風呂では親子の会話がはずむ」と考えている人は、「そう思う」と「ややそう思う」を足すとおよそ8割にのぼるそう。「裸の付き合い」という言葉のとおり、入浴中は人との距離感が縮まったり、お湯のリラックス効果で緊張感が和らぐといわれています。その結果、親子での会話がはずむんですね。また親側の感想として、「テレビやおもちゃがないため、互いに気が逸れることなく、きちんと会話がしやすい」というものもあります。 2. 忙しいパパにこそ浴育を特に浴育を実践してほしいのは、普段子どもとのコミュニケーションが不足してしまいがちなパパです。共働きが多くなっているとはいえ、平日の子どもの世話は妻中心という家庭も多いでしょう。仕事で帰りが遅く、平日は子どもが起きている姿を見ることすら叶わない……そんなパパにこそ、浴育はおすすめなんです。ママからすると子どものとの入浴は日々の育児の一環で、「やらなきゃいけない」ことになりがち。しかし普段子どもと接する時間が少ないパパにとっては、貴重な子どもとの触れあいの時間になります。実際、東京ガスの調査によると、実際に子どもとの入浴を「楽しい」と感じているパパは9割近く。また、パパと子どもの入浴は本人たちの満足だけでなく、ママがひとりでゆっくりお風呂に入ることができてストレス発散になるというメリットもあります。ゆっくりできる休日、パパはぜひ子どもと一緒にお風呂に入ってみてはいかがでしょうか。 3. 浴育には期限がある東京ガスの調査では、親子で入浴をしているのは、同性親子間であっても11歳頃まで。これが父と娘になると9歳頃までになり、女の子のほうが浴育を楽しめる期間が短いことがわかります。母と息子でも10歳頃までで半数以上が親子入浴をしなくなるそう。お風呂での親子の思い出を作れるのは子どもが小さいうちだけ……そう思うと、浴育に対する意欲が湧いてきませんか?つい感情的になってしまいそうな事柄も、お風呂だと落ち着いて話すことができるかもしれません。また、学校であった悲しいことを、お風呂でなら話せたという経験をしたことがある親もいるでしょう。お風呂は、コミュニケーションの場としてはもちろん、ときにはひらがなシートで文字を読んだり、九九を暗唱するといった学びの場にもなります。親子で過ごしたお風呂の記憶は、浴育ができなくなったあとも、子どもの中にしっかりと残るのではないでしょうか。親が多忙であればあるほど、親子のコミュニケーションは減ってしまいがち。会話をしているつもりでも、実際には親が一方的に子どもに注意や指示をしてばかりということもあります。そうしたときに浴育はおすすめ。普段と違う「お風呂」という空間になれば、子どもとゆっくり話ができそうです。せっかくですから、お風呂では子どもの話に耳を傾けるように意識してくださいね。子どもの頃に親と入浴した思い出。あたたかな記憶と経験を、今度は子どもにも手渡してあげませんか? 参考:東京ガス「浴育のすすめ」東京ガス「親子入浴に関する実態調査2010」東京ガス : 都市生活研究所 / 風呂文化研究会 / 「浴育」について
2018年03月30日「子どもにはバランスの良い食生活を送ってもらいたい」親なら誰しもがそう思うものですよね。「食育」も、普段から目にする言葉になりました。しかしいざ「食育をやろう」と考えても、何から始めたらいいのかわからないかたが多いのはないでしょうか。我が家でできる「食育」について考えてみましょう。 1. 「食育」とはすっかりなじみのある言葉になった「食育」。耳にする機会は増えたものの、実際にどういうことを指すのかはご存知ですか?農林水産省では、食育を以下のように定義しています。生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること(農林水産Webサイトより引用)食育は、単純に子どもが親から出された栄養バランスの整った食事を摂るということではありません。子ども自身が食に関する知識を身につけることも食育のひとつなんです。食育が指導されるようになったのは、子どもたちが摂取する栄養に偏りが見られがちになったこと、朝食を抜く子どもが増えたこと、痩せすぎや肥満といったものが問題視されるようになったため。こうした状況に加え、失われていく地域の食文化を伝えていくためにも、「食」に関する取り組みをする指針が定められたんです。 2. 食育に関するママの悩み2016年、ビースタイルグループ・ネオベジ株式会社では、子育て中のママたちに対して食に関するアンケート調査を行いました。「食育を意識していますか?」という質問には、「熱心に考える」が20%、「考える」が49%と約7割のママが食育について考えているという結果に。日々の食事を担うことの多いママたちにとって、食育は大きな関心事のようです。一方で、意識と知識のギャップも浮き彫りになりました。「何を食べさせればいいのかわからない」と答えたママは、「強く思う」「思う」を足すと半数以上の63%にのぼります。同アンケート調査に寄せられた悩みの声をいくつか見てみましょう。健康的な食事に対する知識がないので、世の中の情報に振り回されやすい限られた短い時間の中で栄養バランスと子どもの好き嫌いまで考慮して料理をするのは至難の業レシピを参考に作るが、食材を買い揃える時間も、毎回食材を買い揃える金銭的な面でも現実的ではない共働きの夫婦では、どうしても毎日似通ったメニューになってしまいがち。また、親自身が栄養に対する知識を持っていないことも多いようです。なんとなく「肉と魚のバランス」「野菜をたくさん食べさせたい」といった考えで献立を考えているため、「これでいいのか不安」になることもあるのではないでしょうか。 3. 食育の始めかた「日本型食生活」を意識したバランスの良い食事「主食」「主菜」「副菜」。見聞きしたことがあるのではないでしょうか。これらが揃うように意識をすれば、バランスの良い食事に近づくといわれています。主食:ごはん、パン、麺類など主菜:魚や肉、卵、大豆製品など副菜:野菜、きのこ、海藻、いもなど和洋食ともに、この3つを意識してみましょう。主菜と副菜を意識するだけでも、栄養バランスはぐっと整いますよ。もともと日本人が食べてきた和食は、ごはん・汁物・焼き魚など、栄養バランスが取りやすい献立が特徴。そのため、農林水産省などではこうした食生活を「日本型食生活」と称し、推進しているんです。和食は一汁一菜でも大丈夫「手間がかかる」といったイメージや、子どもが好きなメニューが影響して、食べる機会が少なくなっている和食。「一汁三菜」という言葉も、用意が面倒くさいという印象につながっているかもしれません。しかし2017年、「一汁一菜でよいという提案(土井善晴)」という本が話題になりました。一汁一菜とは、ごはん・汁物(味噌汁)・漬物。これだけでも心身の健康には十分だという意見です。残り野菜や豆腐、卵など、なんでも入れた具沢山の味噌汁やスープは、それだけでも立派なおかずになります。忙しい子育て期間中でも、これなら続けられるのではないでしょうか。「孤食」にさせない仕事などで忙しいと、つい食事の時間もせわしないものになってしまいがちです。子どもだけで食事をとる「孤食」が続いてしまってはいませんか?なかなか、毎日家族そろって食事をするのは難しいかもしれません。しかし、休日は家族で食べる、平日も親が食事中の子どもと会話を楽しむなど、「食事の時間が楽しいもの」だという経験を積ませてあげたいものですね。収穫体験や家庭菜園で食材から触れる「野菜嫌いの子が、自分で育てた野菜なら食べられた」「スーパーの野菜売り場で苦手な野菜を買うとき、子どもに選ばせてみたらがんばって食べてくれた」など、食材から関わることで子どもが食べられるようになることもあります。収穫体験や家庭菜園で、料理になる前の食材に触れることも大切な「食育」のひとつ。家族のレジャーに収穫体験を入れてみるのもおすすめですよ。親子で一緒に農林水産省のWebサイトでは、子どものためのページが用意されています。クイズやゲーム、調べもののページなど小学生頃から楽しめるメニューがあるんです。親子で一緒に見られる情報も記載されているので、ぜひご覧になってみてください。> こどもページ:農林水産省 食育というと、つい「きちんとしなくては」と力が入ってしまい、かえってストレスになってしまいがち。ですが、大切なのは「食べることは楽しい」と子どもに思ってもらえる機会を作ることと、主食・おかずをバランスよく食べること。忙しければ総菜に頼っても良いでしょう。「ごはんと味噌汁は作って、主菜は買おう」など、親側の意識も「食事は負担だらけで楽しくない」とならないようにしたいもですね。また、子どもの成長に伴って「野菜を洗ってもらう」「切ってもらう」「焼いてもらう」といった調理への参加も、立派な「食育」のひとつではないでしょうか。堅苦しく考えすぎず、食事を楽しいものにしていきたいですね。 参考:子育てママの98%が「食育気にしている」~栄養の摂り方『よくわからない』63%~農林水産省「食育の推進」農林水産省資料「日本型食生活のススメ」農林水産省「こどもページ」日経ウーマンオンライン「人生が変わる、体が喜ぶ「一汁一菜」土井善晴さん」
2018年03月27日