草なぎ剛が主演を務める舞台『バリーターク』の幕が上がる。KAAT神奈川芸術劇場と世田谷パブリックシアターの共同制作作品でもある同作は、映画『ONCE ダブリンの街角で』などで知られるアイルランド出身の劇作家・脚本家エンダ・ウォルシュによるストレートプレイ。ある部屋で日常生活を繰り返し送り、バリータークという村の話を語り続けるふたりの男と、その奇妙なふたりの生活に介在していく第3の男たちのドラマを、草なぎ、松尾諭、小林勝也の3人で描く。日本で初演となる同作を演出する白井晃は、「希望のキャストが実現した」と作品へ強い期待を示す。謎だらけの作品について、「実際、面白いコンビになりました」と賛辞を贈る主演の草なぎ、松尾について名演出家が語った。○難解な物語をめぐるキャストとの旅――舞台『バリーターク』は日本で初演だそうで、先日の記者発表会でも草なぎさんをはじめ、みなさん難解だと口にしていた作品ですね。僕自身最初、これは何だろう? という感想でした。読み進めてはみるけれど、意味がわからない。でも、意味がわからないことに意味があるというとおかしいですが、そういうことなんだろうと思います。ここがどこであるかとか、このふたりが誰であるかとか、どういう関係であるかとか、外から聞こえる声は何? バリータークって何? 何? 何? ばかり(笑)。その疑問がこの作品の本質的な意味であるとわかった時に、こういう戯曲を僕自身があまり触ったことがないと思って、すごく惹かれました。――お二人とは、どのように作品を作っているのでしょうか?世界観を一緒に作り上げていっているので、僕自身も発見があります。まるでみんなで稽古場で、この作品をめぐる旅をしている感じでしょうか。僕は、僕の信じる方向に陸地があると思って旅をしているけれど、もしかしたらそれは違っていて、宝島じゃないかもしれないんです。でもとりあえず今は、僕はこう読みました、という方向に全員で進んでいて、みなさんには間違っていたら僕と一緒に沈没してね、という感じですね(笑)。○草なぎ剛&松尾諭の起用理由――男1、男2役に、それぞれ草なぎさん、松尾さんを起用した理由は?演出家は本を手にした時に、ドリームキャスティングをするものなのですが、まさしくドリームキャストです。もともと草なぎさんは不思議な存在感があって、どこかここにいてここにいないような感じ、どこか遠いところを見ている感じが男1にいいなあと思っていました。もう一人の男2はずっと食べものに執着していて、冒頭でもうポテトチップスを食べているほどですが、松尾さんにぴったりだなと。松尾さんは柔らかい雰囲気を持っていることも知っていて、彼は高橋一生さんが出演した僕の舞台も観てくれていて。それならぜひ、とお願いをしました。――草なぎさんは、3年ぶりの舞台だそうですが、どういうお話をしながら進めているのですか?まず本をお渡しして、最初にお会いした時に感想を聞くと、「いままで知らなかったような、まったく触れたことがない世界」だなと思ったそうです。その時はまだ「よくわからない、つかみどころがないけれども、いままでにやったことがないということだけははっきりしている。だからこそやってみたい」とおっしゃっていました。まさに新しい地図じゃないけれど、違うところに踏み出したいというお気持ちと一致したのかもしれないですね。あと、稲垣吾郎さんと僕が舞台をやった時に草なぎさんが観に来てくださっていて、会見でもおっしゃっていましたが、吾郎さんも言っていただいたみたいで、やってみようと思ってくれたんだと思います。吾郎さんに「あの人はねえ」みたいなことを言われていなくてよかったと思っています(笑)。○稽古で感じた2人の凄み――稽古が始まって、それまで抱いていたイメージと違うようなことはありましたか?役者が最初にアプローチするところって言葉しかないので、それこそ作品や役柄との格闘になるわけですよね。言葉からアプローチして、自分の体の中をどう回って、どう動こうかということを考えてスタートするもの。それを僕が思う方向にディレクションしていくことによって、だんだんと方向性が定まりつつある。実際、面白いコンビになっていると思います。――草なぎさんと松尾さんの役者としての凄みを感じる部分は?タイプは異なるのですが、草なぎさんは早くセリフを落とし込みたいタイプだそうです。早くラクをしたいから(笑)。僕がお願いしたことを、すごく勘よく自在に軌道修正していく。その速度も速くて驚きますよね。松尾さんはとにかく格闘しながらも、やってやって叩き込んで、次の日に同じシーンをやっても変わっている。体に落とし込みするタイプのような感じがする。こういう作業を一緒にすることは、素敵なことだと思いますね。○役柄を交換した"天地劇"も!?――松尾さんいわく、「再演があるなら、今度は男1を演じてみたい」とおっしゃっていましたが、逆転することで見えてくることもありそうですか?僕も初めは本当に、どっちもありだとは思いました。でも、ポテトチップスを食べているところは、松尾さんかなあと(笑)。草なぎさんよりも松尾さんが食べているほうが似合うかなと思いました。それに松尾さんがけいれんを起こして倒れたら、支えるのも大変だなあと(笑)。――総合的な判断なんですね(笑)。男1の最初のイメージで言うと、本当に格闘している男の像があります。ここはどこだ?自分は誰だ? 当たり前のようにして育ってきたけれど、ふと立ち止まって、そもそも僕らって誰? などと気づいていく。この100分くらいの上演時間の中で、自分の中の大きな疑問と戦っている姿は、一度草なぎさんにはやってもらいたかったですし、自分より熱量高く戦っているので彼を守らざるを得なくなっていく男2の姿を松尾さんでみてみたいとも思いました。――本公演を観ていないですが、画が浮かびますね。ただ、おっしゃるように逆でも面白そうなので、どっかのタイミグでやってもいいなと思いました。一度逆をやってみると、相手の感じがわかって面白いはずなので、今から天地劇作りましょうかね(笑)。――今日はありがとうございました。『バリーターク』を楽しみにしている方々へメッセージをお願いいたします。観てくださる方は、なんなの? って、思いながら観るでしょう。第三の男が介入してきても、この人誰なの? て、解決しない。バリータークってどこなの? と、ずっと疑問を抱きながら観ることになると思います。ドラマチックな部分もない、そういう疑問を抱えながら観ることが最大のストーリーなのだと思います。疑問が積み重なって、なんとなくこの世界観がわかってきて、彼らの世界と僕らの世界が相似形をなしていると思えれば、一番素敵だなって思っております。舞台『バリーターク』は、4月14日から5月6日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場、5月12日から6月3日まで東京・シアタートラム、6月16・17日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演。■プロフィール白井晃1957年生まれ、京都府出身。早稲田大学卒業後、会社勤務を経て1983年~2002年、劇団「遊◎機械/全自動シアター」を主宰。劇団活動中、演出、役者としての活動が高く評価され、外部の演出も数多く手掛ける。現在は、演出家として作品を発表する一方、俳優としても舞台、映像ともに活躍中。2016年、KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督に就任。2001年には、舞台演出活動において第9回、また2002年「ピッチフォーク・ディズニー」「クラブ・オブ・アリス」において第10回、読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。2005年、「偶然の音楽」にて平成17年度湯浅芳子賞(脚本部門)を受賞。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀
2018年04月13日2013年に公開された映画『パシフィック・リム』の続編となる『パシフィック・リム:アップライジング』(4月13日公開)のスティーヴン・S・デナイト監督に直撃インタビュー!前作の監督ギレルモ・デル・トロと同様のオタクイズムを継承するデナイト監督は、日本を舞台にメカとKAIJUたちの一大バトルを描くほか、リョウイチ役の新田真剣佑にホレ込み、出演シーンを増やすなど、今作では自身の日本愛を大いに炸裂させた。第3弾では真剣佑を主演に、メカとKAIJUたちが踊りまくるミュージカル映画を撮りたい構想を明かすなど、赤裸々に告白! そして衝撃の展開が待っている本作について、生みの親であるデル・トロ監督の感想は……!?○監督が絶賛する真剣佑の魅力――映画を拝見して、監督の日本への愛情をすごく感じましたが、日本の街並みは何を参考にしたのですか?いや、基本的にどこかの街並みを特定して作ったわけじゃなくてね。とにかく僕は日本の特撮モノが大好きで、子どもの頃からジャイアントロボやウルトラマン、ガッチャマン、ゴジラ、もちろんガンダムまで観尽して、その総合体としてのイメージだよね。日本文化全体の影響を受けているので、怪獣映画やアニメーションもね。そういうものすべての影響を受けているわけだ。――それとリョウイチ役の新田真剣佑さん! 彼にホレ込み、彼の出演シーンを増やしたそうですね?奴はハンサム野郎でね(笑)。それだけではなくて、存在感がものすごくある。彼が演じるリョウイチは途中で死に、東京での最強決戦には参加しない予定だったけれど、あまりにも彼が素晴らしいので、最後まで残しておこうとストーリーを変えてしまったよ(笑)。――変えちゃうってすごいですね(笑)。その時の真剣佑さんの反応は?マッケンユウは、どうしてもイェーガーのパイロットとしての見せ場がほしかったみたいだったから、めちゃくちゃ喜んでいたよ!――彼のどこに惹かれたのでしょう?スクリーン映えするし、それだけでなく、チャーミングで魅力的だ。とてつもないスゴみ、力強さが伝わってくる俳優でもある。ビジュアルも一昔前の風貌で、日本の昔のアニメーションの主人公みたいだ。それこそガッチャマンの実写映画で、主人公に相応しい顔をしていると思うが、そういうクラシカルな部分も持っているところかな。○第3弾は真剣佑主演のミュージカル映画!?――たとえば彼を主演で、どういう映画を撮ってみたいですか?ミュージカルじゃないかな。今日知ったのだが、彼は歌や踊りも上手いそうじゃないか。実は僕もこう見えてミュージカルが好きでね。彼を主演で、ミュージカル映画が撮りたいね。ロボットとKAIJUが出てくるミュージカル映画って、かなり斬新でいいと思う。新田真剣佑主演、ロボットとKAIJUが踊りまくるミュージカル映画はどうかな?――最高ですね! この3弾で観たいです!いいね(笑)! ロボットとKAIJUがダンスバトルで戦うというね(笑)。○デル・トロ監督のカメオ出演を提案も…――さて、前作を観ているファンは、今回そうとう腰を抜かす展開が待っていますよね! この点についてギレルモ・デル・トロ監督は、どういう感想でしたか?それが、ギレルモは観ていないと思う(笑)。――え!?実を言うと、映画が完成した後にギレルモとは音信不通になってしまってね。彼はちょうど自分の『シェイプ・オブ・ウォーター』で賞レースに入ってしまって、あちこち飛び回って超多忙になっていたよ。あちこちでプロモーションをしていたはずで、最後に彼と会話した時期は、ちょうどロスで本編の撮影をしていた時、冒頭のシーンでジョン・ボイエガ演じるジェイクがパーティーで大騒ぎをしている場面。で、そこにカメオ出演しないかって声をかけたところ、それに対する返信もなく(笑)。それどころじゃなかっただろうね。今現在、彼がどこにいるかも知らないよ(笑)。――それは残念ですね。一刻も早く観てもらって、感想が知りたいです。願わくば、彼が『パシフィック・リム:アップライジング』を観るチャンスがあって、1作目から彼のバトンをきっちり受け継いで、前作をベースに新たな世界観に拡大した映画になっていると認めてくれれば、うれしいなと思っているよ。ただ、キャラクター原案と前作で脚本を担当しているトラヴィス・ビーチャムはべた褒めしてくれて、前作でギレルモと作り上げた世界観、ドリフトというアイデア、人間同士のつながりというアイデアなどをきっちり受け継いだ上で新しく拡大していたと評価してくれたよ!○特撮好きの監督を興奮させた映像技術――また、監督ご自身は、この映画と関わって何が良かったですか?撮影そのものも楽しかったけれど、その後にポスト・プロダクションに入った時に、何か月も1日6時間くらいかけてみんなと集まって、そのラッシュを観ていたことかな。どんどんVFXや視覚効果が加わっていくけれど、だんだんイェーガーとKAIJUたちがいきいきと動き出して、最終形になっていく過程が最高だった。もともと僕は特撮が大好きで、技術的な面に興味があってね。そういう過程を見ている作業が大好きだよ。次第に完成に近づいていく過程を見ていることが最高で、わくわくしていた。――最後に、前作を観ていないファンには、どうおすすめしますか?ロボットとKAIJUが暴れ回ってみなさんが暮らす日本がめちゃくちゃになるので、興奮すること間違いないよ。ただ、それだけの映画ではもちろんなくて、SF映画のジャンル映画がすべてそうであるように、やはりその中心のハートにあるものは、人間性やきずな、一致団結して共通の敵に立ち向かっていくことなど、特に今日において非常に重要なメッセージが埋め込まれているので、そこをしっかりと観てください。■プロフィールスティーヴン・S・デナイトアメリカ合衆国ニュージャージー州出身。脚本家、映画監督、TVプロデューサと、マルチな活躍を。海外ドラマ「スパルタカス」「デアデビル」『バフィー ~恋する十字架~』など、全米大ヒットドラマを数多く手がける。前作「パシフィゥクリム」監督ギレルモ・デル・トロからシリーズを引き継ぐ形で本作にて長編監督デビュー。幼い頃から日本の怪獣映画が大好きで、ウルトラマンやマグマ大使やゴジラを見て育ち、強く影響を受けていると公言。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo(C)Legendary Pictures/Universal Pictures.
2018年04月12日スイーツライター・chicoさんの「お菓子な宝物」。今回は『ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房』のマカロン・フランボワーズ、マンディアン オ・レ ミューズリーです。近頃パリの名店上陸の熱いニュースが相次ぐ東京に、いよいよフランス料理の巨匠、アラン・デュカスさんの『ル・ショコラ・アラン・デュカス』がやってきた!焙煎士でショコラティエのニコラさんと共にバスティーユにビーン・トゥ・バーの工房を構えたのは5年前のこと。“素材を厳選し本来の味と香りを引き出す”デュカスさんの料理哲学はショコラでも同じで、チョコレート作りは自ら産地でカカオ豆を選び、買い付けることから。豆の状態や気候に合わせて焙煎し、個性息づくチョコレートが丹念に作られる。東京でショコラティエを任されたのは、『ベージュ アラン・デュカス東京』で長年シェフ・パティシエを務めたジュリアンさん。27種の自家製クーベルチュールを使うお菓子やデザートは、パリも羨むここだけの喜び。マカロンでも「しっかりショコラを感じてほしい」と、ペルー産のカカオ100%チョコレートを生地に混ぜこみ、中のフランボワーズガナッシュはベリーに寄り添うフルーティなマダガスカル産カカオのミルクチョコ。わっと溢れるカカオ感は濃密ながら軽い果実味で、大ぶりなのにするする食べてしまう。工房にぐるりと囲まれたガラス張りのサロンで頬張ると、カカオの活気にどっぷり包まれるようだった。ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房東京都中央区日本橋本町1-1-1TEL:03・3516・351111:00~20:00不定休写真右・直径6cmほどもあるマカロン・フランボワーズ(各¥800、イートインのみ)。左・ナッツやフルーツのザクザクも楽しいマンディアンオ・レミューズリー(各¥2,400)はじめ、タブレットは26種。ほかボンボンショコラや焼き菓子、デザートも。木やレンガ、ガラスが印象的なクラフトマンシップ漂う店内は広々460平方メートル。チコスイーツライター。大人気のガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。※『anan』2018年4月11日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・中根美和子取材、文・chico
2018年04月04日3月31日に公開された映画『三十路女はロマンチックな夢を見るか?』に、日本を代表するアクション女優の武田梨奈(26)が主演した。彼氏なし、仕事は単調、あと数日で20代が終わる主人公が、三十路を目前に銀行強盗団と逃避行へ出るハメになる奇想天外なストーリーだが、その実にはシリアスでリアルなメッセージも。2009年、映画『ハイキック・ガール!』で華々しくデビューした武田自身も、主人公・那奈を演じて、想いを新たにしたこともあったという。タイトルにもある三十路が視野に入り、「焦ることをやめた」と赤裸々に語る武田に、映画のこと、アクションのこと、将来の夢など、さまざまな話を聞く。――本作、同世代の女性の共感を得そうな物語という印象を受けましたが、武田さん自身はどういうことを考えましたか?人生の中で、年齢を言いわけにしてはいけないなと思いました。いま、アラサーに突入しているので後3年半ほどで、それこそ三十路女になります。その手前になってまだ叶えられていない夢があるし、やりたいこともたくさんある。もともと焦ってしまうタイプで、焦ることそのものが全部いけないわけではないでしょうけれど、そのことに固執することって、よくないことだなと思ったんです。――演じられた主人公の那奈は、親友に先を越されて絶望していましたね(笑)。この映画と出会って、焦りも含めて楽しめたら、みんなハッピーかなって思います。だからいまは、30歳になることも楽しみです。いま現在焦っていることも、すごく楽しみながらやっています。――那奈の人生を、反面教師的に受け止めたということでしょうか?彼女は彼氏もいない夢もない、仕事も上手くいかない子で、唯一の独身仲間だった親友にも寿退社されてしまい、自分だけ取り残された感覚になってしまうんです。その上、その無感情の状態で事件に巻き込まれてしまいますが、いままでとは違う自分の一面を知っていくんです。自分が知らない自分に出会えることって、人生もっと楽しくなるなと思いました。――人生は、他人と比較するから辛くなるんですよね。主人公は気づきがあるから救われますが、何かきっかけでもないと見失うことも多いのかなと思います。実はここ何年かまでは、わたしも他人と比較しながら生きていたんです。『ハイキック・ガール!』(09)より以前はフリーでオーディションを受けていて毎回、わたしとペアになってオーディションを受けていた子が決まって売れて行っていました。その子たちの活躍を観ていて、やっぱり自分とは違うな、と。キラキラしているし、実力も才能もあって、自分なんて……と思うことがすごく多かったです。――いやでも、『ハイキック・ガール!』(09)以降、すでに早い段階で唯一無二の存在になっていると皆思っていますよ。そのことに、自力で気がつけなかったんです。わたしには空手、アクションしかないって思っていて。でもそれって、すごいことじゃないですか(笑)。それに気がつけたのが、20歳すぎくらい。それまでは誰かと比べて、自分などと思う日々でしたね。いまの事務所に入って、マネージャーさんに言われた一言も大きかったです。「梨奈は梨奈なんだから」と言われてからは、周囲と自分を比べることはしないようにしました。――また、この作品のタイトルですが、ロマンチックな夢を見ますか? みたいなことをインタビューでよく聞かれたのではないでしょうか?聞かれました(笑)。わたしは夢見ちゃうタイプの人間なので、主人公の那奈ちゃんと違う唯一の点が、そこでした。彼女は夢が見られないタイプの子ですが、わたしはプライベートでも仕事でも、たくさんの夢があります。――仕事上の夢は何ですか?一昨年、アカデミー賞のレポートをさせていただいた時に、いつかわたしがここでインタビューをされる側になりたいという夢を持ったり、もう毎年夢は増えていきますね。あとは最終的な目標というと、日本と海外の架け橋になりたいということですね。――それは昔から言われていますよね。武田さんの場合はアクションや空手で、ということになりますが、空手と役者は死ぬまで続けたいともいつも言われていますが、この先、体力面の心配はないですか?そうですね。アクション、空手、映画を通じて、どんどん伝えたいですが、アクションをやっている先輩たちからは、すごく言われますね。特に女性は男性よりも筋肉がつきにくいですし、体のつくりがまったく違うじゃないですか。アクションをやっていく上ではつねにキープできるようにしておかないと、と言われます。わたしの場合、スタントもあるので、体を痛めないようにしないといけない。そこへの意識は毎日しています。――80歳、90歳までできるわけでもないですからね。でも理想は、そこまでやりたいですよ(笑)。おばあちゃんになっても、そこまで動けるのか、って驚かれたい。いま、ジャッキー・チェンさんたちがそうじゃないですか。60歳を超えていても、現役として伝えていきたい。――凄まじい意気込みですよね。こういう言い方、縁起でもないとは思いますが、映画の世界で全うできたら理想です。それくらい作品に命をかけている気持ちであることを言いたいですね。――ロマンチックというよりもストイックですよね(笑)。わたしにはロマンチックなことなのですが、周りからするとただのストイックと思われるかもしれないですね(笑)。■プロフィール武田梨奈1991年6月15日生まれ。神奈川県出身。2009年、映画『ハイキック・ガール!』で主演デビューを飾り、本格アクションをこなす若手女優として日本中の注目を浴びる。近年ではインドネシア、タイ、韓国など海外の映画作品に出演するなど、世界的な女優としても活躍。また、主演映画『海すずめ』や連続主演ドラマ「ワカコ酒」などでは、アクション女優ではない一面を披露、実力派女優としての存在感も発揮した。2017年には、第88回アカデミー賞の授賞式でレッドカーペットのナビゲーターを務めた。今後の公開待機作に、『世界でいちばん長い写真』、『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』などがある。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo
2018年04月03日最強すぎる激シブ名優リーアム・ニーソンが、極限の状況下で理不尽な難題に身を投じて行くサスペンス・アクション『トレイン・ミッション』が3月30日に公開を迎えた。『96時間』の大ヒット以降、アクション俳優としても覚醒した演技派が、公開を前に13年ぶりに来日。いいアクションやいい映画を撮るための秘訣や、アクション俳優としてセカンドブレイクしている現状について、また気になる『スター・ウォーズ』へのカムバックへの意欲などを聞いた。――今回の主人公もそうですが、まるで本当にいるような存在感ですよね。どのようにキャラクターを演じているのでしょうか?カメラの前で演技をする際には、演じる人間が自然に持っているオーラが、カメラを通して観客に伝わらなければいけないと思っている。人によっては付け鼻をしたり、ヘンなアクセントで話す人もいるけれども、僕は外見を変えたりすることにまったく興味がない。何をしていようとも演者自体のオーラは滲み出るものだと思っていて、そして口にするセリフは台本に書いてあることだけれども、そこには真実味がなければならないと思う。――今回演じたマイケルは、特に普通の男でしたよね。確かに彼は、かつてはいい警官だったと思うけれど、いろいろあって保険屋になっている。でも、すごくいい倫理観を持った男だと思うし、そういう意味ではひとりの人間として僕自身も同じようにいい倫理観を持っていると自負しているから、キャラクターに滲み出すことに努めて、それを守っていたよ。決してやってはいけないことは、演じようとすることだ。そうじゃなくて、その瞬間にそこにいること、そこがポイントじゃないかな。――監督とも4度目のタッグということで、面白い映画を作る方程式みたいなものが、すでにあるのではないでしょうか?それは僕じゃなくて、監督が持っているのではないかな(笑)。僕は、忘れずについて行っているだけでね。でも本当にお互いのことを僕たちは大好きで、ダンスチームでダンスパートナーだよ。あうんの呼吸の中で準備を万端にして、でも現場ではものすごく早く撮る。それがジャウム・コレット=セラ監督だ。僕も早く撮るほうがよくて、現場ではあまりダラダラしたくないタイプだよ。――こういう作品の場合、一瞬一瞬が勝負ではありますよね。早く撮るほうがエネルギーをキープできるからね。特に今回のような映画の場合、3カ月なら3カ月とも同じセットで、時にはテンションが落ちてしまう場合もあるわけだ。だから、リズムを作って、保っていくことがすごく重要となっている。彼はそのことに長けているけれど、僕もセリフを覚えるとか、バミリを把握してカメラに激突しないようにするなどして、彼のことを助けているつもりなんだ。――作品には、とても安定感を感じました。『96時間』以降、自分自身のアクション俳優人生を満喫しているような印象さえ受けましたが、そういう人生については?それはうれしいね、結局、僕自身が楽しめていなければこうはならなかったはずで、監督もそうだけれど、まずは自分たちが楽しくやっているべきだと思う。映画作りにかかわるという最高の仕事ができているわけで、人にエンターテインメントを提供して、楽しいと感じてもらえる立場にいるわけだからね。時にストーリーはシリアスだけれども、僕たちが楽しみながらやっていることは伝わってほしいと思っている。僕がまだプロになる前、アイルランドでお芝居の会みたいなものに参加していた時に、ある言葉があった。1、まずはストーリーをつづる。2、たくさんのエネルギーで。3、自分自身が楽しむ。このことを僕は忘れたことがないよ。――ちなみにファンとしては、『スター・ウォーズ』のクワイ=ガン・ジンがまた観たいですが(笑)(首をかきながら)彼は死んでしまったからね(笑)。でも話が来れば、それはやるに決まっている。20年前に1作目に出られたことは最高の経験だったが、正直いまのスピンオフなど、よく把握していないよ。最後のジェダイは観たけれど、30分くらい長いかなと思った程度で、なかなかよかったとは思う。ただ、どうすればいま現在の『スター・ウォーズ』の展開にキャラクターがハマっていくか、いまいち見えないかな。なにしろ死んでいるからね(笑)。■プロフィールリーアム・ニーソン1952年生まれ。イギリス、北アイルランド出身。スティーヴン・スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』(93)でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞、ニール・ジョーダン監督の『マイケル・コリンズ』(96)でゴールデン・グローブ賞、『愛についてのキンゼイ・レポート』(04)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、演技派俳優として高い評価を受ける。その後、『96時間』シリーズ(08/12/14)でのアクションが人気を呼び、アクションスターとしても大ブレイク。ジャウマ・コレット=セラ監督作品とは、『アンノウン』(11)、『フライト・ゲーム』(14)、『ラン・オールナイト』(15)に次いで、本作で4度目のタッグ。最新作は、アカデミー賞受賞監督、スティーヴ・マックィーン監督の『Widows』(18)など。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo
2018年04月03日ディズニー/ピクサー史上最高傑作との声が鳴りやまず、先日開催された第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞と主題歌賞を見事ダブル受賞するなど、この春映画ファン鑑賞マスト作と断言していい『リメンバー・ミー』が16日に公開を迎えた。その授賞式に先だって、『トイ・ストーリー3』でもアカデミー賞を獲得済みの本作のリー・アンクリッチ監督に単独インタビュー。陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に、数多くの謎と音楽を散りばめた感動のミステリー・アドベンチャーについてのみならず、待望のトイ・ストーリーランドをはじめ、世界中のディズニーランドでイベントが始まる“ピクサーイヤー”への期待感も聞いたぞ!――日本では映画を観る前と観た後で「印象がまったく違う!」と絶賛の声が多いのですが、本国ではどういう声が多かったですか?それは日本だけでなく、世界中で同じような感想を聞いているよ。ほかにも驚いたコメントがあったと思うけれど、ただ僕は驚いたというよりも聞いていてうれしかったことは、みんながたいそう感動したということ。実は、そのことが一番難しくて、笑わせることは簡単で、泣かせることはすごく難しい。だから、そういう意見はすごくうれしいよ。――ディズニー/ピクサーの作品には監督の個人的な体験など、パーソナルな経験をモチーフにしたものも少なくないと思いますが、『リメンバー・ミー』の出発点は???もともとはメキシコの死者の日という文化がモチーフになっていて、ガイコツや死者の祝日ではあるものの、すごくポジティブなものだったからだよ(笑)。音楽をかけ、カラフルにお祝いしている、その死に対するスタンスが僕たちの文化とまったく違うことが、すごく興味を持ったきっかけだったよ。そこで、いろいろと調べていくと、家族というものがいかに重要であるかに気付いたわけだ。――日本でも先祖を大事にという風習・文化はありますが、地域によって濃度も違うと思うので、ある意味新鮮でした。言いかえれば、我々は亡くなった人たちを心の中で生き続けさせる義務を持っていて、そのために亡くなった方々のお話をずっとしていかないといけないよね。メキシコの祝祭を描く作品にしなければいけないと同時に、世界中の映画を観てくれる人たちにも家族がいるわけで、中には家族が亡くなっている人々もいるわけだから、全員に響くような映画になるのでは? と考えたよ。――ちなみに主人公のミゲル少年は、監督自身の幼少期の投影なのでしょうか?それはないよ(笑)。僕はとてもラッキーでね。小さい頃からクリエイティブなことをしたいと思っていて、アーティストだけでなく俳優業にも興味を示していた。だから自ずと映画を作りたいと思うようになったけれど、すべての段階で家族が100パーセント応援してくれて、反対されることはなかったのさ。だから僕と違ってミゲルはすごく勇敢で、家族の反対があっても自分の夢や情熱を追う、彼らの愛情を引き換えにしても追おうとする姿は勇気を呼ぶよね。ただ、彼のような経験がないことはラッキーだったよ(笑)。――ところで世界のパークス&リゾーツに目を向けるとカリフォルニアのパークでは「ピクサー・フェスト」が、フロリダのパークでは「INCREDIBLE SUMMER」がスタートするなど、今年はまさしく“ピクサーイヤー”ですが、この点についてはいかがですか?トイ・ストーリーランドだよ! 夏のフロリダに誕生する。僕は幸運にも1本目の『トイ・ストーリー』にもかかわることができて、当時の僕たちの想いは『トイ・ストーリー』がもう1本できたらいいなというものだった。それが20年ほど経ったいま、僕たちが作り上げたキャラクターやストーリーが、みんながテーマパークで観たいと思うほど愛されていて、イベントにもなっている。最高の気分だよ! 上海ディズニーランド・リゾートにも4月に行く予定で、上海にも新たにトイ・ストーリーランドが誕生するからね。――パーク展開のクリエイティブには、どの程度関わっているのですか? 東京ディズニーシーでも今年、ピクサーのイベントが初開催されましたが。僕自身はイベントやショーなどには関わりはないけれど、深くかかわるのはアトラクションだね。特に映画をベースにしているようなアトラクションの場合は、いろいろと意見を聞かれるので、答えたりするよ。『リメンバー・ミー』のライドはどうかな(笑)?――ぜひ(笑)! 確かカリフォルニアのディズニーランド・パークのプロジェクションマッピングには、この春から『リメンバー・ミー』も登場しますよね?「D23 Expo Japan 2018」で開発中の映像を観ました。そうだね! それについては僕も開発中の映像を観たけれど、かなりいいよ! わくわくできるような内容になっている。『リメンバー・ミー』、しっかりフィーチャーされているから。――さて、次回作など今後のご予定は?正直、まだちょっとわからないな。ここ6年、『リメンバー・ミー』一色だったからね。まだお休みをもらっていないんだよ。だから、このプロモーションが終わったらお休みをもらいたい。その後に次のことを焦らずに考えていきたいかな。――そうとうお忙しかったですよね。4月13日には「ピクサー・フェスト」がカリフォルニアでもう始まりますし。その通りだよ(笑)。でもバタバタしていたからこそ、次の作品を慌てて作ろうとは思わない。ピクサーもスタジオとしてどんどん変わってきているし、新しい若手の監督たちが物語を作り始めているからね。僕たちはメンターとして彼らをじっくり助けて、彼らの作品がいいものになるように努力したい。それには時間がかかるからね。■プロフィールリー・アンクリッチ1967年8月8日生まれ。アメリカ、オハイオ州クリーヴランド出身。90年代に南カリフォルニア大学の映画芸術学部を卒業した後、映像編集の道を経て、ピクサーに加入。『トイ・ストーリー』(95)『バグズ・ライフ』(98)に編集マンとしてかかわった後、『トイ・ストーリー2』(99)、『モンスターズ・インク』(01)、『ファインディング・ニモ』(03)では共同監督も務めるなど、ピクサーの主要な作品群にかかわる重要人物に。2010年、『トイ・ストーリー3』では単独監督デビューを飾り、その年のアカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞をダブル受賞。そして先日開催した第90回アカデミー賞では本作『リメンバー・ミー』が、またしても長編アニメーション賞と主題歌賞をダブル受賞する快挙を成し遂げ、2度目の同2部門受賞となり、アカデミー賞史上初の快挙を成し遂げた。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo
2018年03月17日エマ・ワトソン主演で、日本興収120億円超えを記録した2017年NO.1大ヒット映画『美女と野獣』が、4月7日(土)から5月6日(日)まで「dTV」にて見放題配信されることが決定した。映画『美女と野獣』は、ディズニー・アニメーション不朽の名作を実写映画化。「ハリー・ポッター」シリーズで一躍注目を集めたエマ・ワトソンを主演に迎え、呪いで野獣の姿に変えられた王子と聡明な女性ベルとの真実の愛の物語を描いた。巨匠アラン・メンケンによる重厚で美しい音楽、作品の代名詞ともいえるダンスシーンなど、原作の壮大な世界観を余すことなく忠実に表現した本作は、世界的に高い評価を集めて大ヒット、日本でも2017年最大のヒット映画として大きな注目を集めた。字幕版&日本語吹き替え版を配信!心に孤独を抱えながらも自分の輝きを信じて生きる、聡明で美しい女性ベルを好演したエマに、魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった王子を「ダウントン・アビー」のダン・スティーヴンスが演じ、さらユアン・マクレガー、ルーク・エヴァンス、ケヴィン・クライン、エマ・トンプソンほか、豪華実力派キャストが集結。今回「dTV」では“見放題”作品として本作を期間限定で配信。字幕版に加えて、ベル役の昆夏美、野獣役の山崎育三郎、ポット夫人役の岩崎宏美ほか、映画・TV・ミュージカル・舞台など日本のエンターテインメント界で大活躍を見せる11名の豪華キャストによるプレミアムな日本語吹き替え版の2タイプ。字幕と日本語吹き替え版の両方の世界観を楽しめる。さらに、世界的歌姫アリアナ・グランデとグラミー賞歌手ジョン・レジェンドによる主題歌のミュージックビデオの配信なども実施。dTV会員はスマホ・PC・TVで、いつでもどこでも見たい時に何度でも作品を楽しめる。『美女と野獣』は4月7日(土)~5月6日(日)、dTVにて期間限定 独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開© 2016 Disney. All Rights Reserved.
2018年03月16日東野圭吾の小説を、「嵐」櫻井翔が主演を務め映画化する『ラプラスの魔女』。この度、本作の主題歌が弱冠20歳の次世代プロデューサー、アラン・ウォーカーの「FADED/フェイデッド」に決定。あわせて主題歌入り特報映像も到着した。アランは、ノルウェー/ベルゲン出身の弱冠20歳のプロデューサー。昨年12月に行われた初来日公演はソールドアウトし、同月に日本限定でリリースされた配信EP「ALAN WALKER HITS EP」はiTunesダンス・アルバム・チャートで1位を獲得するなど日本でも人気急上昇中だ。本作の主題歌に決定した「FADED/フェイデッド」は、2015年に発表しMV再生回数は15億回を超える代表曲。なお、アランが映画へ楽曲を提供するのは今回が世界で初となった。そして最新映像では、青江修介役の櫻井さんとヒロイン・羽原円華役の広瀬すずを始め、涙を流す甘粕謙人役の福士蒼汰など登場人物たちが次々に登場。また主題歌も挿入され、「Where are you now?」などの歌詞が、失踪した甘粕謙人を青江修介と共に探す羽原円華をはじめとした登場人物たちの心情や本作の世界観と見事に結びついている。臼井真之介プロデューサーも「初めてエンドロールに当てたとき、青江の円華への憂い、円華の謙人への想い、謙人の家族への願い、そんな彼らの心情と歌詞が見事にシンクロし、この曲以外考えられませんでした。世界中を熱狂させる次世代のアンセムとのこの奇跡の出会いが、本作を全く新しい景色に導いてくれると確信しております」とコメントしている。また広瀬さんは「音楽が入ったことで、登場人物たちの人間味を感じられました。あと、切なさがありました。すごく繊細でなんか落ち着いてしまうような雰囲気でもあり、すごく素敵です!!」と絶賛し、三池崇史監督も「真に革新的なものは、優しさをもってすべてと解け合う。東野圭吾とアラン・ウォーカーの織りなす奇跡の魔術をお楽しみ下さい」とメッセージを寄せた。さらにアランは、5月にZOZOマリンスタジアム&幕張海浜公園EDC特設会場で開催される世界最大規模の動員数を誇るダンス・ミュージック・フェスティバル「EDC Japan 2018」への出演も決定。初の映画主題歌決定&再来日を記念し、日本独自企画盤EP「Faded Japan EP | フェイデッド・ジャパン・EP」が国内盤CD、及び配信でリリースされることも今回決定した。日本独自企画盤「Faded Japan EP | フェイデッド・ジャパン・EP」は4月25日(水)リリース予定、同日全7曲配信予定。『ラプラスの魔女』は5月4日(金・祝)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ラプラスの魔女 2018年GW、全国東宝系にて公開
2018年03月06日松山ケンイチ(32)と染谷将太(25)が人気漫画を実写化したドラマ「聖☆おにいさん」に出演すると、各メディアで報じられた。 原作は累計発行部数1,600万部を誇る「モーニング・ツー」(講談社刊)に連載中のギャグ漫画。主人公は、ブッダとイエス・キリスト。世紀末を無事越えた2人が、都内でアパートをルームシェアしながら下界のバカンスを満喫するという内容だ。 松山がイエス役、染谷がブッダ役。さらには製作総指揮を俳優の山田孝之(34)がつとめ、監督を「銀魂」「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田雄一氏(49)がつとめるという。 「ドラマ化するものの、テレビではなく今年新たに立ち上がる動画配信サービスで配信予定だそうです。新規参入するということは、かなりの資金力を持ち話題になりそうなコンテンツもすでに仕込んでいることでしょう。原作ファンも満足いくような作品になりそうだと注目されています」(芸能記者) 松山といえば、12年のNHK大河ドラマ「平清盛」に主演。大河主演で俳優としての格がアップし、その後の出演作がことごとく注目されていた。そんななか16年には、カルト的な人気を誇ったギャグ漫画「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」の実写化に挑戦し話題を呼んだ。 「松山さんが原作の大ファンということもあり、主人公・山田太郎のリアリティをとことん追求しました。原作ではおなじみの全裸や尻出しにも、果敢に挑戦。ところがあまり周囲の評価は高くなく、松山さんはへこんでいました。そのため今回、『珍遊記』の“リベンジ”だと意気込んでいるようです」(映画業界関係者) キャストのみならずスタッフも話題になる面々が集結しており、完成作品が注目される。
2018年02月20日俳優の松山ケンイチと染谷将太が、ドラマ『聖☆おにいさん』に主演することが20日、わかった。松山がイエス、染谷がブッダを演じる。同作は中村光による人気ギャグ漫画を実写化。世紀末を無事越えたブッダとイエス・キリストが、東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫している様を描く。2013年には森山未來、星野源を声優に迎え、アニメーション映画が劇場公開された。大人気漫画のドラマ化というだけでも話題だが、今回は俳優の山田孝之が製作総指揮を務め、福田雄一が監督を務めることでも注目を受ける。2018年、新たに立ち上がる動画配信サービスにて配信を予定している。イエス役の松山は「福田さんがキリスト役の事は熟知してるので色々聞いて頑張りたいなと思っています」と一言。ブッダ役の染谷は「いつか実写でみたいなと思っていた聖☆おにいさんにまさか参加するとは思ってもみませんでした。しかも、ブッタ役で」と驚きを表す。「松山さん演じるジーザスとどんな掛け合いになるのか、想像するだけでニヤケてしまうのは俺だけでしょうか? まだ撮影もしていないのに、皆様に届ける日が楽しみでなりません」と期待を語った。製作総指揮の山田は「想像しただけでも失禁しそうです。 (少し出てますが)」と"うれション"。「既に悟りを感じさせるお二方の存在感は正にブッダとイエス。日頃の激務に追われる天界での生活から離れ、下界での生活をごゆるりとお過ごし頂きたく思いますが演出は福田雄一監督ですのでタダでは済まないことは容易に想像できます。アーメン」と祈った。監督・脚本を務める福田は「今まで何度も何度も出演をお願いして叶わなかった松山くんと染谷くんで、連載当初から念願だったこの原作を実写化出来ることが、ただただ幸せです!」と気合十分。原作の中村は「松山さんのアガペー溢れるお顔と、染谷さんのアルカイックスマイルが見られるのを、今から楽しみにしています」と期待を寄せた。
2018年02月20日チョコレートショップ「ル・ショコラ・アラン・デュカス」が日本上陸。2018年3月中旬、本国フランス国外初となるブティックが東京・日本橋にオープンする。「ル・ショコラ・アラン・デュカス」とは?「ル・ショコラ・アラン・デュカス」は、ホテル・プラザ・アテネのレストラン「アラン・デュカス」やモナコのレストラン「ルイ・キャーンズ」など、世界各地でレストランを経営する人物が展開するチョコレートショップ。史上最年少で3つ星を獲得したといわれる“天才”アラン・デュカスの人気は日本でも高く、2004年には「シャネル(CHANEL)」と「アラン・デュカス・エンタープライズ」のコラボレーションによってフレンチレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」がオープン。そんなアラン・デュカスがかねてからチャレンジしたという熱い情熱とともに誕生したのが「ル・ショコラ・アラン・デュカス」だ。2013年2月フランス・パリにショップを開店。パリ工房でカカオの粉砕からボンボン・ショコラができるまでの全ての工程を担当し、ショコラティエが手作りでチョコレートを作っている。国外初のブティックが日本に誕生フランス国外初となるブティックの舞台は、東京・日本橋だ。ジュリアン・キンツラーをシェフ・ショコラティエに迎え、アラン・デュカスとともにここでしか味わえないオリジナルのショコラを展開する。単一種のカカオ豆のみを使用したもの、バニラやコーヒー、柑橘、ナッツなどを合わせたもの、「ル・ショコラ・アラン・デュカス」ならではの奥深いフレーバーが提供されるはずだ。店舗は、工房とブティックが一体型になっており、中二階に設けられたサロンからは工房の様子をチェックすることもできる。【ショップ詳細】ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房オープン時期:2018年3月中旬※予定住所:東京都中央区日本橋本町1-1-1営業時間:11:00~20:00※ブティック、サロン(イートイン)共通。座席数:30席
2018年02月19日恋愛ほどなんらかの障害があった時に燃え上がりやすいと言われていますよね。同じ目的を持っている場合は反対などがあると、その障害を乗り越えて目的を達成しようと気持ちが高ぶる現象のこと。別名「ロミオ&ジュリエット効果」とも表現されています。この現象は本当に恋愛に効果があると言われていますので、障害を乗り越えてゴールインを目指したい女性の皆さんは少しだけ参考にしてみて下さいね。プレッシャーやストレスがドキドキな恋に発展するワケイギリス王室のヘンリー王子が米国の女優メーガン・マークルさんと婚約を発表しましたね。大変喜ばしくおめでたいニュースですが、出逢ったばかりの二人はお互いのことをよく知らなかったと言っています。この二人がなぜ婚約までに至る事ができたのでしょうか?これは交際直後から数多くの苦難があったからともいわれています。プリンセスにはふさわしくないとバッシングの嵐だった彼女は交際した直後から離婚歴があることや、彼女の母親のルーツことで世間からバッシングを受けました。さらには王室内からも「イギリス人以外の血が混じるのは反対」とも言われていたのだとか。日頃からマスコミや世間からの批判を浴びていて、一般人であれば気が滅入ってしまいそうな内容ばかりです。負けないくらいの愛の強さとは二人は遠距離恋愛で愛をはぐくんでいましたが、2週間以上会わないことが無いように努力したのだとか。逢える時はできるだけ二人で多くの時間を過ごした様です。多忙の中、時間を見てはアメリカとイギリスを往復して愛をはぐくんでいたのですからタフさも半端ありませんよね。 女優のキャリアを犠牲にする勇気ロイヤルファミリーになれば女優を続ける事は出来ません。恋を成就させるために自分が積み重ねてきた事を全て失ってでも乗り越えたいという意思の強さ。キャリアを犠牲にしても構わないと思いがあったから。その瞬間に周りから祝福される幸せな恋愛が出来るのかもしれないですね。障害を乗り越える為に守りに入ると恋は成就しない異国の地に嫁ぐまでとは言わないけれど、将来実家を継がなければいけない人や転勤が多い人もいます。女性でも夫の為にと仕事を退職しなければいけない人も出てきます。両親が反対する場合もあるでしょう。周りに言われたから、キャリアを失うのが怖いからと自分を犠牲に出来ない人。そこまでして好きな人の所に飛んでいくもの?と考えている人。「守り」の恋は成就しにくいですし「本物の恋」とは言えないのかもしれません。意図的に障害を作ってしまうことは人間性を疑われてしまいますので注意が必要ですが、数多くの苦悩を乗り越えたからこそ幸せがあるのかもしれませんね。written by キララ
2018年02月07日「パンプルムース ローズとフランボワーズのヴァシュラン」ベージュ アラン・デュカス 東京では2月14日の1日限り、バレンタイン特別メニューを提供する。甘さを増す大粒の帆立貝や、昔ながらの網猟による新潟の天然鴨などを使用した料理と、シェフパティシエのシルヴァン・コンスタンによるスイートシックなデザート「パンプルムース ローズとフランボワーズのヴァシュラン」を提供。価格はランチ税込1万3,000円、ディナー税込1万8,000円、いずれもサービス料別。チョコレートにとどまらないバレンタインの美食体験を、この機会に楽しんでみては。【店舗情報】ベージュ アラン・デュカス 東京住所:東京都中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング 10F
2018年01月23日シャネル(CHANEL)とフランス料理界を代表するシェフ、アラン・デュカスがコラボレーションした、シャネル銀座ビルディング10階にあるフレンチレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」から、バレンタイン特別コースメニューが登場。2018年2月14日(水)のランチおよびディナー限定で提供される。バレンタイン特別コースは、「アミューズ・ブーシュ」からスタート。その後ランチでは「季節野菜のミジョテ」、ディナーでは「帆立貝とオマール海老のグラティネ」がサーブされる。次に「平スズキのグリエ、フヌイユのコンフィ」、「新潟産 天然鴨のロースト、根セロリとリンゴ」が続き、日本中やフランスから集められた最高の厳選素材を尊重したスペシャルな味わいを楽しむことができる。一口サイズの小さなお菓子「プティ・フール」を挟んで登場するのが、シェフパティシエであるシルヴァン・コンスタンこだわりの「パンプルムース ローズとフランボワーズのヴァシュラン」だ。スイートシックな花を連想させるロマンティックなデザートは、芳醇なローズの香りと甘酸っぱいベリーの風味を楽しむことができる。【詳細】ベージュ アラン・デュカス 東京「バレンタイン特別メニュー」日程:2018年2月14日(水)場所:ベージュ アラン・デュカス 東京住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング価格:ランチ 1人 13,000円/ディナー 1人 18,000円 ※どちらも税込、サービス料別【問い合わせ・予約先】ベージュ アラン・デュカス 東京TEL:03-5159-5500
2018年01月22日高橋悠介によるイッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)は、19世紀中頃に建立された劇場、ゲーテ・リリックを会場に2018-19年秋冬コレクションショーを開催した。コレクションテーマは「In the Whirlwind of Urban Life ―都市生活の渦の中で―」。都市生活者へ向けた服作りは続き、生活のリズムや速度、変化といった感覚的なものから、壁面のペイントといった視覚的なものまで、都市生活で得られる感覚を服に投影。色彩と素材を重ねるレイヤードのテクニックを用いながら、機能的で新しい仕事着を提案している。ポリエステル伸縮糸を用いたオリジナルのテープをあしらったジャケットやパンツは、耐久性や伸縮性に優れたテープの特性を生かしたシルエットを描き、スポーティーで洗練された印象。アイロンの必要が無く旅行向きでもある。リバーシブルのシリーズでは、コットンベース地と起毛加工を施したブラックのウールベース地の二重織りのストライプ素材のジャケットやコートが登場。異素材を表裏に重ねるのではなく、1枚の布でリバーシブルに仕上げているのが特徴。片面のみをブラックに捺染し、梳毛ウールを縫製後に製品染めしたグリーンのコートは、素材から発せられるニュアンスの美しさを見せた。正方形の布を上から落としてモチーフを作るという作業によって生まれたプリントや、ランダムに折り畳みプレスすることで生まれるストライプ状の柄を光沢とマットのポリエステル糸を用いてカットジャカードで表現したジャケットやパンツなど、今シーズン登場したモチーフは偶発的に生まれたものばかり。モチーフや素材を遊びの要素としながらも、シンプルなシルエットで日常生活に彩りを与える、正に都市生活者へ向けたコレクションとなっていた。
2018年01月19日イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)から、バレンタイン・デーにおすすめのギフトが登場。1月18日から2月14日までの期間中にソックスを購入すると、チョコレートボックスをイメージしたスペシャルパッケージで提供する。また、注染という伝統的な染めのテクニックを用いた特別なソックス「DYEING SOCKS」(3,500円)も合わせて登場。凹凸あるボー ダー状に編まれたソックスに、ストライプの染色をすることで独特なチェック柄に。ブラック、ブラウン、レッド、ブルー、イエローの全5色の中から、大切な人のイメージに合った一足をチョイスしてみては。取り扱いはイッセイ ミヤケ メン ショップ、イッセイ ミヤケ 丸の内、リアリティ ラボ イッセイ ミヤケ、プリーツプリーズ イッセイ ミヤケ 六本木、株式会社 イッセイ ミヤケの一部レディースショップ、イッセイ ミヤケ オンラインストア()にて。
2018年01月17日ディズニーがロブ・マーシャルに実写版『リトル・マーメイド』の監督をオファーしたという。「Variety」誌などのメディアが報じた。マーシャル監督は現在、『キングスマン』シリーズの脚本家ジェーン・ゴールドマンが書いた脚本を読んでいるところで、年末年始の休みが明けてからオファーへの返事をすることになっているそうだ。同作はすでに音楽担当はミュージカル「ハミルトン」のリン=マヌエル・ミランダ、アニメ版『リトル・マーメイド』の音楽を手掛けたアラン・メンケン、プロデューサーにミランダと『ラ・ラ・ランド』のマーク・プラットが決定している。マーシャル監督は来年のクリスマスに全米公開予定のディズニー映画『Mary Poppins Returns』(原題)でもミランダ、プラットと一緒に仕事をしている。マーシャル監督がオファーを受けることになれば、彼にとって実写版『リトル・マーメイド』は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』、『イントゥ・ザ・ウッズ』、『Mary Poppins Returns』に続く4本目のディズニー作品になる。(Hiromi Kaku)
2017年12月08日フランス料理界を代表するシェフ、アラン・デュカスとシャネル(CHANEL)がコラボレーションした、シャネル銀座ビルディング10階にあるフレンチレストラン「ベージュ アラン・デュカス 東京」から、クリスマスケーキ「ビュッシュ・カメリア」が登場。2017年11月1日(水)から予約が開始され、受取期間は12月20日(水)から25日(月)となっている。「ビュッシュ・カメリア」はシャネルのアイコンのひとつ「カメリア」をモチーフにした、白一色の美しいビュッシュ・ド・ノエル。ヘーゼルナッツのムースやビスキュイ、バニラキャラメル、バニラ風味のムースなどを使用した優しい甘みの一品だ。単品での販売は4年ぶりとなる。約5人分のサイズ感なので、家族や友人でシェアするのにぴったり。限定100台の特別ケーキで、とっておきのクリスマスを演出してみては。【詳細】ビュッシュ・カメリア<限定100台>価格:12,000円(税込)サイズ:12.5cm(約5名分)■予約に関して予約開始日:2017年11月1日(水)から(数に達し次第、締め切り)予約方法:電話またはメールで直接レストランへ支払方法:現金または銀行振込み(いずれも前払)引渡期間:12月20日(水)〜25日(月) レストランにて手渡し引渡場所:ベージュ アラン・デュカス 東京住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング【問い合わせ先】ベージュ アラン・デュカス 東京TEL:03-5159-5500
2017年10月20日ディズニー・アニメーション映画『リトル・マーメイド』のフィルム・コンサートが、2018年2月11日(日)・12日(月・休)に日本武道館にて、2月14日(水)に大阪城ホールにて開催される。生オーケストラ×大スクリーン×豪華アーティスト本公演は、『リトル・マーメイド』をフルオーケストラの演奏とともに大スクリーンで上映するフィルム・コンサート。2016年6月に米国・ロサンゼルスで開催され、3日間で5万人以上を動員した公演が、ディズニーファン向けのイベント「D23 Expo Japan 2018」開催記念として、今回日本初開催されることになった。当日は映画のセリフや効果音はそのままに、劇中の音楽をオーケストラの生演奏と、豪華出演陣の歌やパフォーマンスで楽しめる。アリエルに高畑充希、セバスチャンにKREVA主人公のアリエルには、女優・歌手の高畑充希が抜擢された。名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」で美声を披露する。また、セバスチャンはKREVAが担当し、「アンダー・ザ・シー」のテンポよく軽快なパフォーマンスで観客を盛り上げる。さらに、シェフのルイにはお笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二の出演が決定。巨匠 アラン・メンケンも特別出演さらに、見逃せないのが『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』など、数々の名曲を生み出した作曲家アラン・メンケンの特別来日。彼はアカデミー賞8度受賞を誇る、“ディズニー・レジェンド”の一人だ。本公演では、トークやピアノ演奏、歌を交えたスペシャル・ステージで参加する。また、『リトル・マーメイド』で主人公アリエルの声を務めたジョディ・ベンソンも出演。16年ぶりに来日し、本編上映後のスペシャル・ステージに登場する予定となっている。ディズニーファン必見のスペシャルステージとなりそうだ。【詳細】Disney on CLASSIC Premium 『リトル・マーメイド』イン・コンサート■東京公演開催日時:・2018年2月11日(日)13:00開演(12:00開場)/18:00開演(17:00開場)・2018年2月12日(月・休) 13:00開演(12:00開場)上演時間:約2時間40分(休憩20分間含む)予定会場:日本武道館住所:東京都千代田区北の丸公園2-3料金:アリーナ席 11,000円、S席 8,800円、A席 6,800円、SS席(アリーナ前方) 20,000円(スペシャル・グッズ付)学生席:2,300円(18歳以下の学生対象に、一般発売日以降に販売予定)チケット発売日:2017年11月25日(土) 一般発売予定■大阪公演開催日時:2018年2月14日(水) 19:00開演(18:00開場)上演時間:約2時間40分(休憩20分間含む)予定会場:大阪城ホール住所:大阪府大阪市中央区大阪城3-1料金:S席 10,800円、A席 6,800円、スペシャル・アリーナ席 20,000円(スペシャル・グッズ付)※S席はアリーナもしくはスタンドエリアとなる。学生席:2,300円 (18歳以下の学生対象に、一般発売日以降に販売予定)チケット発売日:2017年11月25日(土) 一般発売予定出演:高畑充希(アリエル役)、KREVA(セバスチャン役)、ジャンルポケット斉藤慎二(シェフ・ルイ役)、綿引さやか(アクアータ役)、アラン・メンケン、ジョディ・ベンソン(スペシャルゲスト)、マイケル・コザリン(指揮)、THE ORCHESTRA JAPAN(オーケストラ)、ささきフランチェスコ(ナビゲーター)※出演者等は変更になる場合あり。※3歳以上から入場可能。ひざ上観賞不可。子ども料金の設定なし。【問い合わせ先】ハーモニージャパン/『リトル・マーメイド』イン・コンサート公演事務局TEL:03-3409-3345(平日 10:00〜18:00)
2017年10月13日ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…』が、10月25日(水)に開幕する。【チケット情報はこちら】本作は、同名の大ヒットコメディ映画を原作にしたミュージカル。映画版の主演を務めたウーピー・ゴールドバーグのオリジナルプロデュースであることでも注目を浴び、現在も世界中で上演されている大ヒット作だ。今回、日本では2015年の初来日以来、2年ぶりの上演。公演のオフィシャルサポーターを務める高橋真麻に本作の魅力を聞いた。もともとミュージカルが大好きな高橋。その中でも本作は「私が中学3年生のときに映画が大ヒットしまして。“高校3年生を送る会”という学校のイベントで、クラスメイト達とミュージカル化しました。私はシスター・メアリー・パトリックの役を演じましたね。今回のミュージカルのパトリックもふくよかでおちゃめでひょうきんなシスターなんですけど、当時の私はまさにそんな感じだったので(笑)。なので今回このお話をいただいて、ご縁があったのかななんて思っています」と思い出深い作品だという。日本公演に向け、ひと足先にシンガポール公演を観劇し、「まずはひとりひとりのパフォーマンス力が圧倒的に高いと感じました。それに、映画だとセットも壮大ですし、スケールも大きいですが、それを舞台上で展開するってすごく難しいと思うんです。でも本当に無駄なく、スムーズにわかりやすく場面転換や時系列がきちんと再現されていて。そのクオリティ、構成力もすごいなと感じました。そういう意味では、脚本や演出、そしてスタッフのチームワークも非常に楽しめる作品だと思います」。音楽については「さすがディズニーの有名な楽曲の数々を作曲されてきたアラン・メンケンさんだけあって、初めて聴いても耳馴染みがよくて。最後のシーンではつい一緒に歌ってしまうメロディーラインでした。初めて観る方にも楽しんでいただけるんじゃないかと思います」。ブロードウェイ版の魅力として「日本だったらしないだろうなっていうような、パッション溢れる派手な演出や海外ミュージカルならではのシーンがあるので、そこも楽しみにしていただきたい」と語る。「ストーリーもわかりやすいですし、曲も覚えやすいですし、老若男女楽しめる作品です」と言う高橋。「海外だとよく旦那様が奥様にデートでミュージカルに誘ったりするって聞くんですけど、日本ではあまりないですよね。この作品は夫婦で誘い合ってもいいんじゃないかと思います」「上司と部下で観に行くっていうのもありなんじゃないかな」と、誰にでも楽しめる本作ならではの楽しみ方も提案してくれた。公演は10月25日(水)から11月12日(日)まで東京・東急シアターオーブにて上演。また、9月23(土)昼12時からBS日テレにて特別番組“「天使にラブ・ソングを…」100倍楽しく見る方法!~シンガポールから最高のHAPPYを~”を放送予定。チケットは発売中。取材・文:中川實穗
2017年09月22日ディズニーの名曲を吹奏楽で演奏する「ブラバン・ディズニー!」コンサートの全国ツアーが開催決定。2018年1月3日(水)の大阪を皮切りに、国内10ヶ所11公演が行われる。「ブラバン・ディズニー!」は、ディズニー映画の人気曲を国内屈指の吹奏楽団であるシエナ・ウインド・オーケストラが演奏するコンサートだ。3月に舞浜で初開催され、チケットが即完売される人気ぶりに。また、地方公演のリクエストが多数寄せられたことで、今回の全国ツアーが実現した。ツアーは、大阪・広島・福岡・鹿児島・名古屋・東京・札幌・仙台・新潟・神戸の順に、国内10ヶ所11公演が行われる。『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」、『美女と野獣』の「ひとりぼっちの晩餐会」、『リトル・マーメイド』の「アンダー・ザ・シー」といったクラシックな名曲から、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのメドレーやスター・ウォーズ メインタイトルまで演奏される予定だ。さらに、アンコールでは来場者参加企画を実施。会場に各々楽器を持ち込めば、シエナ・ウインド・オーケストラと同じ舞台で、一緒に演奏出来るという夢のような内容となっている。また、中高生吹部部員の来場も考慮し、限定数ながら格安の学生シートも販売される。また、会場では限定グッズも登場。ミッキーやミニ―といったディズニーの人気キャラクターがブラバン楽器を持ったイラストの、キーホルダーやクリアファイルなどが販売される。【詳細】“ブラバン・ディズニー!” コンサート 2018日程:・大阪 2018年1月3日(水・祝) 開演 14:00 / フェスティバルホール・広島 1月4日(木) 開演 19:00 / 広島文化学園HBGホール・福岡 1月6日(土) 開演 14:00 / 福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)・鹿児島 1月7日(日) 開演 14:00 / 鹿児島市民文化ホール 第一・名古屋 2月1日(木) 開演 19:00 / 名古屋国際会議場センチュリーホール・東京(昼夜2回):2月3日(土) 昼・開演 14:00 /夜・開演 18:00 / 東京芸術劇場 コンサートホール・札幌 2月16日(金) 開演 19:00 / 札幌コンサートホールKitara大ホール・仙台 2月24日(土) 開演 14:00 / 東京エレクトロンホール宮城・新潟 3月10日(土) 開演 14:00 / 新潟市民芸術文化会館・コンサートホール・神戸 3月25日(日) 開演 15:00 / 神戸国際会館 こくさいホール指揮:オリタノボッタ演奏:シエナ・ウインド・オーケストラ<チケット>※チケット販売開始時期は会場によって異なる。詳細は下記公式サイト参照。URL:価格:S席 7,500円 / A席 7,000円 / 学生シート 4,500円※全席指定※A席の設定がない会場もあり。※学生シートは高校生以下。当日、本人確認できる学生証持参。学生シートは会場によって販売方法が異なる。※価格は税込<演奏予定曲>第1部:スター・ウォーズ メインタイトル、メリー・ポピンズ・メドレー、アラン・メンケン・スペシャル[ノートルダムの鐘 他]、リメンバー・ミー、ライオン・キング・メドレー第2部:東京ディズニーランド・メドレー、ディズニー・スタンダード[ミッキーマウス・マーチ 他]、ファースト フライト(ベイマックス)、アンダー・ザ・シー(リトル・マーメイド)、パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち※演奏曲は変更になる場合もある。Presentation licensed by Disney Concerts. © Disney
2017年09月18日劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人』で一人二役に挑む松山ケンイチさんが、舞台への思いを明かしました。今年3月にオープンした回転型劇場・IHIステージアラウンド東京。観客席が回る斬新な舞台機構とともに話題なのが、キャスト・脚本・演出を変えながら上演される劇団☆新感線『髑髏城の七人』のロングラン公演だ。第3弾となる今回、小栗旬さんや阿部サダヲさんが演じてきた捨之介に松山ケンイチさんが扮する。「再演とかリメイクって、僕のなかには前作をどうしたって超えられないイメージがあって、普段は腰が引けてしまうんです。でも今回は新感線の舞台にもう一度立たせてもらえる嬉しさの方が強くて、後のことはその時に考えればいいや、と」松山さんを捉えるのは、新感線の舞台の持つポジティブなエネルギー。「僕自身は冷めたところがある人間なんですが、新感線を観ると気分が持ち上げられて、頑張るぞって思える。自分もそっち側になりたいって気持ちにさせられるんです。そのぶん、演じる側にも魂が口から出るくらいのパワーが必要なんですが」『髑髏城の七人』は、天下を手中にしようと暗躍する髑髏党の野望を阻止すべく立ち上がる七人の男女を中心に描く新感線的時代劇。松山さんは、素朴な捨之介役と同時に、冷徹な髑髏党の党首・天魔王という真逆の役の、一人二役に挑む。「自分のなかでそれぞれ役のイメージはできてきているんですが、早替えと同時に、捨之介から天魔王に表現も脳味噌も一瞬にして切り替えないといけないのが難しいです」‘14年の新感線の『蒼の乱』を含め、舞台出演は3作目だが、「一度出てしまったら逃げ場がない」だけに「修行みたいな場」だと語る。「僕は普段カメラに向かって演技していますが、舞台では、お客さんの目ひとつひとつがカメラ代わりなんですよね。こっちに目を向けてもらいたいと思ったら、自分の演技で引き付けるしかない。それだけ技術を必要とする場だと思っています。表情や目線で演技しても、客席からはほとんど見えませんけれど、だからといって細かな芝居をおろそかにすれば空気や佇まいに出てしまうと思うんです。とはいえ、立ち回りのように、映像に比べて大きさを意識しないと伝わらない部分もある。そのさじ加減をどうするかが、いま課されている課題なのかな、と」松山さんは自身を「冷めている」と評するけれど、語る言葉の端々から受けるのは芝居への静かな熱。「仕事において、自分も充実しているという実感を得ることって、すごく大事だと思っているんです。そのためにも真剣にやらないと」まつやま・けんいち1985年生まれ、青森県出身。近作にドラマ『A LIFE~愛しき人~』、映画『聖の青春』。公開中の映画『関ヶ原』のほか9月23日公開の『ユリゴコロ』にも出演。城の絵図面を持っていることから髑髏党に追われていた沙霧(岸井ゆきの)は、通りがかりの浪人・捨之介(松山)に助けられる。傷の手当てのため色街・無界の里を訪れるが…。9月15日(金)~11月3日(金)豊洲・IHIステージアラウンド東京作/中島かずき演出/いのうえひでのり出演/松山ケンイチ、向井理、田中麗奈、橋本じゅん、山内圭哉、岸井ゆきの、生瀬勝久ほかS 席1万3000円サイド席1万2500円(共に税込み)ステージアラウンド 専用ダイヤルTEL:0570・084・617(10:00~20:00)※『anan』2017年9月13日号より。写真・網中健太スタイリスト・五十嵐堂寿ヘア&メイク・勇見勝彦(THYMON Inc.)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年09月09日11月に上海で開催予定の「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)」のファッションショーに、ケンダル・ジェンナーは出演しないようだ。先日、昨年ケンダルと一緒にランウェイを歩いたジジ&ベラ・ハディッド姉妹が、今年もショーに出演することが決定しSNSで興奮を爆発させた。2人の親友でもあるケンダルからも同じ報告を期待していたファンも多かったことだろう。しかし、過去2年に渡って「VSファッションショー」で活躍したケンダルは、「VS」とは異なる下着ブランド「La Perla(ラ・ぺルラ)」のイメージギャラクターに就任したことが明らかになった。「La Perla」は1954年に創業という古い歴史を誇るイタリアの高級下着ブランドだ。「TMZ.com」によれば、ケンダルは「La Perla」と数億円で契約を結んだとのこと。ケンダルはすでに「La Perla」のセクシーな下着に身を包む自分の画像を2枚SNSに掲載し、すっかり「La Perla」の顔になっている。「VS」と「La Perla」は同業のため、ケンダルが「La Perla」の顔である限り「VS」の羽根を背負うことはないのが悲しい現実。とはいえ、今年の「VSファッションショー」には去年のモデルたちのほとんどが再集結するとともに、カーリー・クロスが2年ぶりに出演することをSNSで報告している。ケンダルはいなくとも、ショーは大いに盛り上がりそうだ。(Hiromi Kaku)
2017年09月01日8月17日(木)に初日を迎える『幽劇』主演のダイに挑む橘ケンチを直撃!果たして、痛快スタイリッシュ“ゴースト”ギャングエンターテイメントとは?舞台『幽劇』チケット情報「描かれているのは人間ドラマで、それぞれが抱える物語がクロスオーバーしてひとつの結末に辿り着きます。アクションもあってエネルギーあふれる作品なので、僕らの乱れ散る姿を観てほしいです」初の殺陣にも挑戦している。「刀をしっかり持って演じることは初めてですが、スタイリッシュな動きを意識しています。でも全員がかっこよく戦うのではなく役に沿った殺陣なので、そういった細かいところまで観てほしいです」また、役作りについても、「舞台は客席の方が観たいところを観るものなのでどこから観られてもいいように、今回、ダイとしての立ち姿や歩き方、その場の居方みたいなものをテーマにしています。なぜ、そう在るのか?を考えることがダイを創ることになると思うから。僕自身がダンサーでパフォーマーでもあるので身体表現から入っていくのがあっているんです」と明かした。ダイは4人のギャングのリーダーで仲間を思い、その背中を押す存在だ。メンバーのイクオ(多和田秀弥)、シン(高橋健介)、メツ(田中涼星)について聞いた。「シンは信頼できる参謀的存在で、それがまた健介に似合ってる。メツはボウ(井阪郁巳)という可愛らしい下っ端がいて掛け合いがおもしろくて、でも熱い。イクオはとにかく弾けてます。秀弥は見た目と中身が全然ちがっていて、僕は最近、ますだおかだの岡田さんだと思ってます(笑)」初の共演者たちから大きな刺激を受けている。「桃仙役の荒木宏文くんは役に対する姿勢とか、すべてが役者として在ることに向かっていて、尊敬できる存在です。僕にとって誰かと出会うことがすべて財産で、互いの価値観を深めあい新しいものを生み出すことが喜びだと思っていて、今回もそういった関係を作ることができています。きっと、この舞台を観た方は全員、出演者のファンになってしまうんじゃないかな。それくらい濃くてすてきな空間を届けます」「日本に続き上海でも上演が決まり、海外進出も意識した新たなオリジナルコンテンツの誕生です。まずは初日に向けてギリギリまで煮詰めて、劇場を幽劇色に染めます」と、橘が意気込む本作は、8月17日(木)から23日(水)まで東京・日本青年館ホール 、9月1日(金)から3日(日)まで上海・虹橋芸術中心にて上演。取材・文:おーちようこ
2017年08月16日2018年はザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー95周年やミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年など、ディズニーにとって特別な年です。そこで、2018年2月10日(土)~12日(月)の3日間、ディズニーファン向けに「D23 Expo Japan 2018」が開催されることになりました。アニバーサリーにふさわしい特別コンサートや秘蔵映像の公開など、ファンには見逃せないイベントになりますね!Beyond Imagination ~これまでも、これからも、想像を超えて~ディズニーにとって特別な年となる2018年に開催される「D23 Expo Japan 2018」のテーマは、「Beyond Imagination(ビヨンド・イマジネーション)~これまでも、これからも、想像を超えて~」。アニバーサリーイヤーに相応しいコンテンツが盛りだくさんです。数々の輝かしい受賞歴を持ち、聴く人の心に残る名曲を生み出すディズニー・レジェンド、アラン・メンケンの日本初開催となる特別コンサートや、ウォルト・ディズニー・アーカイブス秘蔵の日本初公開を含む貴重な展示、このイベントでしか手に入らない特別な限定商品などなど。ファン垂涎のこのイベント、チケットの抽選販売は8月23日(水)よりスタートします。●D23 ExpoとはD23 Expoとは、ディズニー本社によって設立されたディズニー公式ファンクラブ「D23」が、もっとも熱心なファンに対する活動の一環として、アメリカで2年おきに開催されている特別なイベントです。2013年には、「究極のファンイベント」という本来のビジョンを受け継ぎつつ、日本独自の「D23 Expo Japan」がはじめて開催されました。●「D23 Expo Japan 2018」でしか体験できない特別なショー&プレゼンテーション舞浜アンフィシアターでは、3日間にわたって、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルなどの、多くのショー&プレゼンテーション、コンサートを開催。特に、アカデミー賞R8度受賞など輝かしい受賞歴を持ち、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』など数々のディズニー作品で素晴らしい楽曲を生み出しているディズニー・レジェンド、アラン・メンケンが、「D23 Expo Japan 2018」のためだけに贈るスペシャルなステージは、期待大です。シネマイクスピアリでは、「ディズニー・マジカル・シアター」と題し、大人気ゲームの最新情報から、日本初公開のテレビシリーズなど、3日間限定となるファン必見の特別プログラムをシネマスクリーンで楽しめます。ディズニーとスクウェア・エニックスから生まれた人気ゲームシリーズ「キングダム ハーツ」のファンイベントでは、この会場でしか得られない貴重な体験ができるとのこと。さらに、大人気スマホゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」のスペシャルステージも開催されます。また、映画『ベイマックス』のその後を描くディズニーXDオリジナル・アニメーション・シリーズ『ベイマックス ザ・シリーズ』など、ディズニー・チャンネル&ディズニーXDの新作テレビアニメーション3作品の特別長編エピソードが、「D23 Expo Japan 2018」で日本初公開されます。●ショー&プレゼンテーションスケジュール●舞浜アンフィシアター■2018年2月10日(土)・10:00‐11:00<オープニングセレモニー>「D23 Expo Japan 2018」のキックオフとなるオープニングセレモニー。・14:30‐15:30<ルーカスフィルムとマーベル・スタジオ>ルーカスフィルムからスター・ウォーズ最新情報、そしてマーベル・スタジオからはいよいよ最終章に突入する『アベンジャーズ』シリーズ含めて最新映画情報を特別にご紹介!・19:00‐21:00<アラン・メンケンソロコンサート>数々のディズニー作品の音楽を手掛けたレジェンドがついに「D23 Expo Japan 2018」に登場!■2018年2月11日(日)・10:00‐11:00<東京ディズニーリゾート35周年特別記念プログラム>東京ディズニーリゾートの35周年を目前に控え、特別なプレゼンテーションとディズニーの仲間たちによるショーを開催。・13:00‐14:00<東京ディズニーリゾート35周年特別記念プログラム>※上記10:00からのプログラムと同じ内容です。・19:00‐20:30<ウォルト・ディズニー・スタジオ新作映画ラインナップ>ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオのアニメーション作品最新情報、そしてディズニー実写など、スタジオからリリースする最新映画情報が特別に紹介されます。■2018年2月12日(月)・11:00‐12:00<ディズニーパークの魔法>ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーのエグゼクティブが、世界のパークについて語ってくれます。・16:30‐17:30<ディズニー吹き替えの秘密>大ヒットディズニー映画から、あの声優たちがとっておきの秘密を教えます。・19:30‐20:30<ディズニー吹き替えの秘密&グランドフィナーレ>※トークは16:30からのプログラムと同じ内容です。●特別展示●東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ:ウォルト・ディズニー・アーカイブス展(Inside the Walt Disney Archives~From Mickey Mouse to Forever After~)次世代のクリエーションをサポートする事を目的に、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーに関する様々な資料を収集・管理しているウォルト・ディズニー・アーカイブスより、日本初公開を含む貴重な資料が紹介されます。一般公開されていないアーカイブスを訪れたような空間で、ミッキーから未来へと続く様々なクリエーションの軌跡を一望することができます。●東京ディズニーランドホテル:東京ディズニーリゾート35周年特別記念展示東京ディズニーリゾートで生まれるハピエストな瞬間を彩ってきたアイテムほか、貴重な資料が展示されます。●特別な商品が並ぶマジカルストア、ミュージアムショップも期間限定オープン「D23 Expo Japan 2018」開催を記念して、特別な商品が並ぶマジカルストア、ミュージアムショップも、期間限定オープンします。「D23 Expo Japan 2018」記念グッズや特別展示に関連したグッズ、ファン必見の世界に一つしかない貴重なアイテムやセレブリティから寄せられたアイテムなど、「D23 Expo Japan 2018」ならではのラインナップでオークションも開催予定です。●ショップ情報ディズニーアンバサダーホテル:マジカルストア東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ:ミュージアムショップ舞浜アンフィシアター:サマンサタバサグループ Special Shopディズニーアンバサダーホテル:ユニクロMAGIC FOR ALL POP UP STOREディズニーストア 東京ディズニーリゾート店他:サテライトショップ/ディズニーストア●チケット情報「D23 Expo Japan 2018」の参加には、専用チケットの事前購入が必要です。チケット販売開始は、8月23日(水)を予定。チケットの抽選販売スケジュールや特典、サービスに関しては、公式ウェブサイト()を参照してください。©Disney
2017年08月06日ディズニー映画の作曲家として知られるアラン・メンケンが、『ノートルダムの鐘』の実写化の可能性を示唆した。『アラジン』や『美女と野獣』などを手がけたメンケンは、ディズニーがどの名作をリメイクしようとしているのかについては詳細を明かそうとしないながらも、個人的には『ノートルダムの鐘』のリメイク版を見たいとの意向を語った。オリジナルのアニメ版でも音楽を担当したメンケンは、NMEとのインタビューでこう語る。「まだ何も言えないけど、『ノートルダムの鐘』は実写版でも素晴らしい作品になると思う」ヴィクトル・ユゴー著作『ノートル=ダム・ド・パリ』を原作とした同作は、容姿の醜いカジモドがパリのノートルダム大聖堂の鐘楼でいつか普通の生活を送ることを夢見て暮らすが、主人のフロローにより軟禁状態を強いられる。しかしジプシーの美しい少女エスメラルダとの出会いをきっかけに、ジプシーたちを助けるためフロローに立ち向かうことに決める。ディズニーはここ数年に渡って『マレフィセント』『シンデレラ』『ジャングル・ブック』など名作を次々に実写化しており、最近の『美女と野獣』では大ヒットを収めていた。今後には『ライオン・キング』『ムーラン』『ダンボ』『リトル・マーメイド』もリメイクを控えている。(C)BANG Media International
2017年07月29日ディズニーファンに向けて行われる特別イベント「D23 Expo Japan 2018」が、2018年2月10日(土)から12日(月)まで、千葉の東京ディズニーリゾートにて開催される。「D23 Expo」とは「D23 Expo」は、ディズニー本社によって設立されたディズニー公式ファンクラブ「D23」による、もっとも熱心なファンに対する活動の一環として、アメリカで2年おきに開催されている特別イベント。会場で未発表の実写版作品におけるキャストが発表されるなど、注目度の高いイベントだ。日本では2013年に初開催された。特別コンサートや限定グッズの販売、最新映画情報も2018年は、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー95周年やミッキーマウスのスクリーンデビューから90周年など、ディズニーにとって特別な年。パワーアップして開催される「D23 Expo Japan 2018」のテーマは、「Beyond Imagination 〜これまでも、これからも、想像を超えて〜」だ。期間中は、特別コンサートやウォルト・ディズニー・アーカイブス秘蔵の日本初公開を含む貴重な展示、さらに限定商品の発売など、ディズニーならではの体験を用意している。チケット販売開始は、8月23日(水)を予定。ディズニー音楽の巨匠による特別コンサート舞浜アンフィシアターでは、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』など数々のディズニー作品で名曲を生み出してきた巨匠、アラン・メンケンのソロコンサートを日本初開催。ファンにはたまらないスペシャルステージに期待したい。また、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオのアニメーション作品最新情報、そしてディズニー実写まで、スタジオからリリースする最新映画情報が特別に紹介されるほか、「ディズニー吹き替えの秘密」と題し、声優たちがとっておきの舞台裏を語るプログラムも。ディズニーのアーカイブ資料を特別展示特別展示「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展(Inside the Walt Disney Archives~From Mickey Mouse to Forever After~)」では、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーに関する様々な資料を収集・管理しているウォルト・ディズニー・アーカイブスより、90周年を迎えるミッキーマウス、ディズニーと日本の関わりに関する展示が登場。中には、日本初公開の貴重な資料も。一般公開されていないアーカイブスの中に訪れたような気分を楽しめそうだ。世界に一つしかない貴重なグッズも本イベント開催を記念した、特別なグッズや特別展示に関連したグッズも販売される。さらに、ファン必見の世界に一つしかない貴重なアイテムやセレブリティから寄せられたアイテムなど「D23 Expo Japan 2018」ならではのラインナップとなるオークションも開催予定だ。詳細は順次、公式サイトで公開予定なので、気になる人はチェックを。【詳細】D23 Expo Japan 2018期間:2018年2月10日(土)〜12日(月)会場:東京ディズニーリゾート舞浜アンフィシアター/ディズニーアンバサダーホテル/東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ/東京ディズニーランドホテル/イクスピアリ住所:千葉県浦安市舞浜1-1<チケット>販売開始日:2017年8月23日(水)予定料金<5種類から選択>:・3日間・全スロット 120,000円・好きなスロット3つ&3日間 19,000円・好きなスロット1つ&1日満喫 8,000円・展示やグッズショップを1日満喫 3,500円・アラン・メンケンのショーを鑑賞 26,500円抽選販売スケジュールや特典、サービスに関しては公式ウェブサイトを参照URL:※価格は税込※すべてのプログラム、展示において、入場の際は「D23 Expo Japan 2018」チケットの提示が必須となる。※当日券の販売は実施しない。※ショーなどの一部プログラム入場には年齢制限あり。抽選応募の際に公式ウェブサイトを確認。※シネマイクスピアリのプログラムは、事前抽選に当選した人のみ、参加可能。※内容は変更になる場合あり。© Disney © Disney/Pixar © & ™ Lucasfilm Ltd. © 2017 MARVEL
2017年07月22日ディズニーファンに向けて行われるイベント「D23 Expo Japan」。2018年2月10日(土)から12日(月)の3日間東京ディズニーリゾート(R)にて開催される今回のテーマやショー&プレゼンテーションが公開!『美女と野獣』などで知られるアラン・メンケンの日本初開催となる特別コンサートが予定されていることが分かった。「D23 Expo」は、ディズニー本社によって設立されたディズニー公式ファンクラブ「D23」による、もっとも熱心なファンに対する活動の一環として、アメリカで2年おきに開催されている特別なイベント。2013年にディズニーは、「究極のファンイベント」という本来のビジョンを受け継ぎつつ、日本独自の「D23 Expo Japan」を初めて開催。2015年にも、「Power of Story」というテーマのもと、「D23 Expo Japan 2015」を開催。そして、今回で3回目の日本開催となる2018年のテーマは、「Beyond Imagination(ビヨンド・イマジネーション)~これまでも、これからも、想像を超えて~」。 ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー95周年や、ミッキーマウスのスクリーンデビューから90周年など、ディズニーにとって特別な年となる2018年。アニバーサリーイヤーに相応しい、ディズニーならではの特別な体験が用意されているという。「舞浜アンフィシアター」では、3日間にわたってディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルなどの、多くのショー&プレゼンテーション、コンサートを開催。特に、アカデミー賞8度受賞など輝かしい受賞歴を持ち、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』など数々のディズニー作品で素晴らしい楽曲を生み出しているディズニー・レジェンドアラン・メンケンが、「D23 Expo Japan 2018」のためだけに贈るスペシャルなステージは必見。また「シネマイクスピアリ」では、「ディズニー・マジカル・シアター」と題し、大人気ゲームの最新情報から日本初公開のテレビシリーズなど、3日間限定となるファン必見の特別プログラムをシネマスクリーンで楽しむことができる。「キングダム ハーツ」のファンイベントや、スマホゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」のスペシャルステージを開催するほか、映画『ベイマックス』のその後を描くディズニーXDオリジナル・アニメーション・シリーズ「ベイマックス ザ・シリーズ」など、ディズニー・チャンネル&ディズニーXDの新作テレビアニメーション3作品の特別長編エピソードが、「D23 Expo Japan 2018」で日本初公開される。また、過去2回で大好評となった特別展示では、「ウォルト・ディズニー・アーカイブス展(Inside the Walt Disney Archives~From Mickey Mouse to Forever After~)」と題し、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーに関する様々な資料を収集・管理しているウォルト・ディズニー・アーカイブスより、90周年を迎えるミッキーマウス、ディズニーと日本の関わりに関する展示も登場。35周年を迎える東京ディズニーリゾートの展示も予定だ。今回も盛りだくさんの内容となっている「D23 Expo Japan 2018」。チケットの抽選販売は、8月23日(水)より発売開始予定となっている。同時に公開されたキービジュアルには、「ファンタジア」ミッキーの魔法のハットから広がる想像の世界に、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルというディズニー・ファミリーのキャラクターがつくるConstellations(星座)が輝き、“ここでしか体験できない特別なプログラムで、ゲストの思いが星空のように「きらきら」と輝いてほしい”という想いが込められた。さらに、「D23 Expo Japan 2018」開催記念の特別企画として、日本初開催となる「『リトル・マーメイド』イン・コンサート」が、来年2月11日(日)、12日(月)に東京(日本武道館)、14日(水)には大阪(大阪城ホール)で開催されることも決定した。「D23 Expo Japan 2018」は2018年2月10日(土)~12日(月)東京ディズニーリゾート(R)にて開催。(cinemacafe.net)
2017年07月19日エマ・ワトソンがベル役を好演する、現在絶賛公開中の映画『美女と野獣』。4月の公開より『アナと雪の女王』を越える大ヒットスタートを切った本作が、公開69日目を迎えた6月28日(水)時点で、興行収入119億1,670万円、動員859万1,200人に到達。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の116億円を抜き、ウォルト・ディズニー・ジャパン歴代興行収入歴代3位に浮上したことが分かった。魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること――。だが、野獣の姿になった彼を愛する者などいるはずがなく、独り心を閉ざして暮らしていた。そんな絶望の日々に変化をもたらしたのは、聡明で美しい女性、ベル。自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていた彼女は、外見に囚われ本当の自分を見失っていた王子を少しずつ変えていくが…。『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でお馴染みのエマがベル役を演じているほか、野獣役をダン・スティーヴンス、野獣の宿敵・ガストン役をルーク・エヴァンス、ルミエール役をユアン・マクレガー、ポット夫人役をエマ・トンプソンが扮しているなど、絢爛豪華な実力派スターが結集しているのも注目どころ。また、昆夏美(ベル役)や山崎育三郎(野獣役)など、実力派豪華キャストが揃う“プレミアム吹き替え版”も好評を得ている。今回、興収119億円突破、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の記録も超え、日本での『美女と野獣』大ヒットの祝福ムードにぴったりの本編映像が到着。映像は、野獣の城で囚われの身となったベルを、お城の住人たちが心を込めてもてなす「Be Our Guest(ひとりぼっちの晩餐会)」のシーン。アカデミー賞8回受賞を誇るディズニー音楽の巨匠、アラン・メンケンが手掛けた名曲を、ユアンが歌いあげる華やかな一幕だ。また、ネット上ではユアンの美声に歓喜する一方で、プレミアム吹き替え版で同じくルミエールを演じる成河について、「声に惚れた」「演技も歌も最高」「ユアンに全然負けてない成河さんのルミエール素敵」と絶賛の声が相次いでいる。映像ではそんな声に応えて、ユアンが歌う字幕版と併せ、成河さんのプレミアム吹き替え版バージョンも解禁。2人の声を一気に堪能できる、贅沢クリップとなっている。そして実はこのシーン、完成までに1年が費やされ、映画1本つくることができるくらいの費用がかけられたという驚異の場面!ビル・コンドン監督は、“観客にはエマ・ワトソンと同じ場所に座っている気持ちになり、目の前でステージの幕が開き、すばらしい舞台を見るという疑似体験をして欲しい”という考えのもと、最高のスタッフ陣と制作に取り組んだそう。実際に映画を観た人からは、「ディズニーランドに来たみたいに、楽しい気持ちなる!」という声が上がっており、ぜひ劇場の大スクリーンで体感して欲しい注目シーンともなっている。『美女と野獣』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年06月30日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。皆さんは「読みメン」という言葉を聞いたことはありますか?鳥取県立図書館のホームページによると、読みメンとは、“子どもに絵本を読む男性”のことを指します。今回は、パパの読み聞かせにスポットをあて、パパの読み聞かせから得られる2つのメリットをご紹介します。●パパの読み聞かせの実態厚生労働省の『父母の子どもとの接し方』に関する調査の中の「本や絵本の読み聞かせをする」という項目に対して、「よくしている」と答えたパパは8.2%でした。また、第一生命保険株式会社の『父親の子育てに関する調査』でも、「絵本を読み聞かせる」という項目に対して、「非常によくしている(した)」と答えたパパは7.8%でした。この2つの調査からは、読み聞かせをよくするパパは少ないことがうかがえます。●パパが読み聞かせをするメリット読み聞かせをよくするパパが少ない理由の1つとして、“パパがする子どもとの遊び=外遊び(からだを動かす遊び)”というイメージが強いことも関連しているのではないでしょうか。また、外遊びに対するママからの期待も高いといわれます。ですから、パパの気持ちの中には、子どもとの遊びとして外遊びのイメージはあっても、“本の読み聞かせをする”というイメージはあまりないのかもしれません。だからこそ、先ほどご紹介した読みメンのような啓蒙活動やパパの読み聞かせから得られるメリットを知ることが大切だと感じます。以下に、パパの読み聞かせから得られる2つのメリットをご紹介します。●(1)子どもと密な時間が過ごせるパパが子どもと接する時間は1日3時間ほどというデータもあります。子どもとの時間が十分にとれないと悩むパパも多いといわれます。仕事などでやむを得ない事情もあり、お子さんと接する時間(量)を増やすことは難しい場合もあるかと思います。ただそんな場合でも、“質”を高めることは可能です。父親による読み聞かせの実態を調査した研究(2016年、岩田英作・マユーあき・岡本千佳子・尾崎智子・内田絢子)でも、平日はお子さんと一緒に過ごす時間がほとんどないため、絵本の読み聞かせだけはしようと心がけている父親が紹介されています。そして、絵本の読み聞かせのよさとして、“短い時間で密にかかわることができること ”をあげられています。また、清水克彦さんは著書『頭のいい子が育つパパの習慣』の中で、『父親が読み聞かせれば、母親が読み聞かせる3倍の効果がある』と述べています。そして、父親の読み聞かせが効果的な理由の1つに、“父親が仕事で疲れて帰宅していることを理解しているので、そんな父親が読み聞かせをしてくれたことに(子どもが)自分への強い愛情を感じること ”をあげています。このように、たとえ子どもと接する時間は少なくても、親子で絵本を楽しむことで絆を深めることができると思います。●(2)1つの絵本をさまざまな観点から捉えることができる“子どもが父親と母親に求めることには違いがある”とする主張もあります。たとえば、父親に抱きかかえられた子どもは心拍数と呼吸数が“増加”し、母親に抱きあげられた子どもは心拍数と呼吸数が“減少”するというデータもあります。この現象を、読み聞かせの状況にあてはめて考えると、同じ本を読む場合でも、パパが読む場合とママが読む場合では子どもの捉え方に違いがみられる可能性があります。特に、『三びきのやぎのがらがらどん』や、『めっきらもっきらどおんどん』などの迫力のある絵本は、パパが読むことで臨場感が増し、子どものドキドキ、ワクワクをより一層引き出すことができる と思います(興奮しすぎると眠れなくなってしまいますので、読む時間帯には十分注意をしましょう:笑)。また、お子さんにとっては、絵本に対するパパとママの着眼点(例:強調する部分・説明の仕方)の違いも興味深いところだと思います。わが家の場合も、私が読む場合と主人が読む場合では、ストーリーに対する説明の仕方がだいぶ違います。そのことによって、子どもたちは新たな視点に気づくことができ、絵本を何倍も楽しんでいるようにみえます。このように、パパが読み聞かせに参加することで、1つのストーリーに対してさまざまな観点からみる力や表現力、そして想像力などを育むことが期待できるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?今回はパパの読み聞かせから得られる2つのメリットをご紹介しました。読み聞かせは“心の栄養”ともいわれます。お子さんの心にたくさんの栄養を注いでいきましょう!【参考文献】・『頭のいい子が育つパパの習慣』清水克彦・著・岩田英作・マユーあき・岡本千佳子・尾崎智子・内田絢子(2016)父親による読み聞かせの実態島根県立大学短期大学部松江キャンパス研究紀要,55,113-121【参考リンク】・読みメンになろう! | 鳥取県立図書館()・「子育ての意識:父母の子どもとの接し方」第6回21世紀出生児縦断調査結果の概況 | 厚生労働省()・父親の子育てに関する調査 | 第一生命保険株式会社(PDF)()●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年06月27日