次の『トランスフォーマー』に、アンソニー・ラモスが主演することになるようだ。現在、交渉の最終段階にあるという。監督は『クリード 炎の宿敵』のスティーブン・ケイプル・Jr.。パラマウントと、ハスブロが所有するeOneは、『トランスフォーマー』の次の展開として、ケイプル・Jrが監督する今作のほかに、もう1本別の映画の準備も進めている。これらを通じ、より多様な顔ぶれが出演するシリーズに作り上げていく姿勢のようだ。ラモスの最近作は、ブロードウェイミュージカルを撮影した映画『ハミルトン』。次回作はこの夏公開予定の『イン・ザ・ハイツ』。文=猿渡由紀
2021年04月02日女優の中村アンがブランドアンバサダーを務めるアンダーアーマーの新ムービー「THE ONLY WAY IS THROUGH 前へ -中村アン」が1日、公開された。今回の新ブランドムービーでは、現代の女性のNEW NORMALなライフスタイルシーンを等身大の姿で切り取り、スポーツやトレーニングを習慣化することで身体と心が強くなれるということを表現。不安定で目まぐるしく変化する現在の状況でも、逆境に負けずに進み続ける女性像を描いた。あわせて公開されたビジュアルでは、引き締まった美尻や背中が印象的なバックショットなど、中村がトレーニングに励む姿を披露している。
2021年04月01日女優の中村アンがブランドアンバサダーを務めるアンダーアーマーの新ムービー「THE ONLY WAY IS THROUGH 前へ -TRAINING 中村アン」が15日、公開された。今回のムービーでは、不安定で目まぐるしく変化する現在の状況でも体と心を強く持ち、逆境に負けず前に進み続ける女性を中村が表現。真剣な表情でトレーニングに打ち込み、鍛え抜かれた美ボディを披露した。「不安や悩み、葛藤があったとしても、トレーニングやスポーツのあるライフスタイルを通じて心は強くなり、自分と向き合うことでポジティブな気持ちが生まれる」そんなブランドメッセージを通じて、女性たちを勇気づけることを目的としたムービーに仕上がっている。
2021年02月15日Amazonのアンソロジードラマ「Solos」(原題)に、アン・ハサウェイ、ヘレン・ミレン、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ダン・スティーヴンス、コンスタンス・ウー、ウゾ・アドゥバ(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、ニコール・ベハーリー(「スリーピー・ホロウ」)の豪華キャスト8人が出演することが明らかになった。それぞれのファンがツイッターで喜びの声を上げている。「Solos」は、「人と人とのつながりの深い意味」を掘り下げていく、7つのパートからなるアンソロジードラマ。それぞれのキャラクターの異なる視点、瞬間によって物語が語られるという。配信は2021年に予定している。Amazonの「Hunters/ハンターズ」で製作総指揮を務めたデヴィッド・ウェイルが、今作でショーランナー、製作総指揮に再起用され、監督デビューも果たす。ウェイル本人がツイッターで報告している。ウェイルは「尊敬してやまないアーティストたちと『Solos』を映像化する。これはもう、『楽しみ』なんて言葉で語れないほど興奮することです」と大喜びしている。ウェイルのほか、サム・テイラー=ジョンソンとローラ・ランカスターも製作総指揮に名を連ねている。テイラー=ジョンソンは2つのエピソードを監督し、ザック・ブラフとティファニー・ジョンソンも監督するという。(Hiromi Kaku)
2021年02月02日アン・ハサウェイが主演最新作で初めてのヴィラン“大魔女”を演じる『魔女がいっぱい』。この度、驚きのインパクトで世界中の話題をさらったアンの世にも美しく、恐ろしい“口裂け”姿が披露される特別映像が解禁となった。本作に登場するのは普段はおしゃれな洋服に身を包み、人間になりすまして生活しながら、本来の恐ろしい姿を隠して暮らしている魔女たち。今回の映像で、一瞬だけ明らかになる大魔女<グランド・ウィッチ>の“秘密の姿”――それは口が耳まで大きく裂けた衝撃的なビジュアル。この大魔女の姿はアンのインスタグラムでも投稿されるや瞬く間に世界中に大きなインパクトを与え、SNS上では「インパクトあり過ぎ!」「こんな口でも相変わらず美女なのすごいな」などと大きな話題に。さらにアンの恐ろしい大魔女の姿は、特殊メイクに毎回約4時間かけて作り込まれたそうで、美しくも恐ろしいビジュアルが出来上がったという。「キャラクターの悪魔的な部分を楽しんで演じてくれた」監督絶賛アンは「私の場合は、年齢を重ねるにつれてどんどん自分らしくなっている気がする」と打ち明ける。「私は何年も、“いい子ちゃん”を映画で演じてきたから、初めてのヴィラン(悪役)を演じることが楽しくてしょうがないのです」と、本作ではこれまでのイメージを払拭する恐ろしい大魔女役を楽しみながら好演。監督を務めたロバート・ゼメキスは「アン・ハサウェイはグランド・ウィッチを演じるために出演してくれたんだ。彼女の演技は素晴らしかったし、このキャラクターの悪魔的な部分を楽しんで演じてくれました」とベタ褒めしている。カワイイだけじゃない、恐ろしい大魔女の“秘密のたくらみ”が描かれるファンタジー大作。アンが演じた“美しくも恐ろしい”大魔女の姿に注目だ。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月18日アン・ハサウェイが大魔女を演じる、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス監督作『魔女がいっぱい』。この度、アンの新境地が垣間見える本予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。『プラダを着た悪魔』『アリス・イン・ワンダーランド』のアンが、最も邪悪な大魔女グランド・ウィッチを演じる本作。アンは「ロアルド・ダールは誰よりもうまく恐ろしいキャラクターを描きます。私達が普段からよく見ているものに“悪”を植え付ける。だから面白くて最高に素敵で魅力的なキャラクターになっているのです」と新境地となる魔女役への思いを明かし、ゼメキス監督は「彼女の演技は素晴らしかった。グランド・ウィッチの邪悪な部分を楽しんで演じていました」と語っている。人間になりすまし、人々の日常に溶け込む魔女たちの頂点にいるのが、大魔女グランド・ウィッチ。予告編では、千鳥柄のレトロなセットアップや妖艶なドレスを着こなすオシャレな姿を覗くことができる。そして、クラシカルな雰囲気漂うホテルに魔女たちを集め、何やら秘密のたくらみを目論む様子も…。そんな集会に紛れ込んでしまった少年を、大魔女が魔法でネズミに変えてしまったことで、物語は思いもよらぬ展開へ。ネズミの奮闘や魔法のシーンも登場し、ファンタジーにあふれた映像となっている。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月12日アン・ハサウェイが主演を務め、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールのもうひとつの大ベストセラーを映画化した『魔女がいっぱい』。本作でのアンはこれまでのイメージを一新するような、魔女軍団を率いる大魔女<グランド・ウィッチ>に扮している。18歳の時に『プリティ・プリンセス』で映画デビュー、ある日突然プリンセスとなり、輝きながら自分自身を見つけていく主人公を演じて、その初々しい魅力で一躍ブレイク、以来、世界中を夢中にさせてきたアン・ハサウェイ。『プラダを着た悪魔』や『マイ・インターン』など、日本でも憧れの女性として絶大な人気を誇っている。美しさを保つためストイックに体づくりに取り組んでいるというアン。食事には厳格なルールを作り、“ジャンクフードは食べない”“毎日2杯のオリーブオイルをとる”“食材はオーガニックのみ使用”と食事管理を徹底している。それ以外にもハードなエクササイズを週5日行うと決めていて、ヨガやダンス・トレーニングなどを取り入れてボディメイクをし、自身を磨き続けている。そんなアンがストイックに磨き上げた姿は、『魔女がいっぱい』に登場する魔女たちの中でもやはりひと際目を引く。この魔女について、アンは「<グランド・ウィッチ>は悪夢のような存在だけど、演じるのはとっても面白いです。彼女は何に対しても嫌いという感情しかなくて、彼女を幸せにするものは何もない。彼女には喜びがないのです」とその邪悪な性格を説明する。60年代のお城のような豪華なホテルに、世界がひっくり返るほど恐ろしい秘密のたくらみを持った“恐ろしい魔女”たちが集結する本作。その中でも最も艶な雰囲気をまとい最も恐ろしい魔女<グランド・ウィッチ>をアンはどう演じてくれるのか。いままでに見せたことがないアンの姿に期待が高まる。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年11月04日坂木司の小説『和菓子のアン』の“リアル店舗”が、東京・銀座三越に出現。小説「和菓子のアン」に登場する菓子をモチーフにした和菓子が、2020年11月11日(水)から11月17日(火)まで期間限定で発売される。なお、オンラインストアでも同イベントを実施。『和菓子のアン』のスイーツが“リアル和菓子”に『和菓子のアン』は、坂木司のベストセラー小説。デパ地下にある和菓子店「みつ屋」で働く、主人公・梅本杏子(アン)の奮闘を描いた物語で、現在『和菓子のアン』『アンと青春』『アンと愛情』とシリーズ3刊が展開されている。小説に登場する店舗「みつ屋」を再現した、小説『和菓子のアン』の世界観を体感できる限定ショップが、銀座三越にオープン。創業安政6年田中屋せんべい総本家の田中裕介や創業明治7年彩雲堂の山口周平など“本和菓衆”が集い、『和菓子のアン』の作中に登場するスイーツを甘くて美しい和菓子に変えて、販売する。亀屋からは、小説の舞台である和菓子店「みつ屋」の焼印を押した限定どらやき「みつ屋どらやき」が登場。かわいい亀のかたちをした皮は、ふわふわの食感で、つぶあんまたはこしあんを包み込んでいる。富山で万葉の銘菓を作り続けている大野屋は、成人式を迎えたアンの葛藤や成長をカラフルな上生菓子で表現。「春告鳥」と名の付いた、鮮やかなグリーンカラーの和菓子は、抹茶餡とチョコガナッシュを組み合わせた“和洋折衷”のこだわりの一品だ。また、最新刊『アンと愛情』からインスピレーションを得た、柳屋奉善の「果実の最中 〜透明不透明な想い〜」も注目。サクサク食感の最中を使い、フルーツゼリーを和菓子風にアレンジしたユニークなデザートで、中央にあしらったハートのモチーフが印象的だ。【詳細】「本和菓衆×和菓子のアン」コラボレーション企画開催期間:2020年11月11日(水)~11月17日(火)場所:銀座三越 本館地下2階 GINZAステージ住所:東京都中央区銀座4-6-16<メニュー例><岐阜/田中屋せんべい総本家>さんしょ煎餅(50g) 432円、甘酒せんべい ふるめんと(6枚入) 540円<島根/彩雲堂>「アンと愛情」特製生菓子 各1個 各432円※各300点限り<山形/乃し梅本舗 佐藤屋>和菓子のアン上生菓子 各1個 各540円※各300点限り<埼玉/亀屋>みつ屋どらやき 各1個 各270円<富山/大野屋>アンのつぶやき(生菓子詰合せ) 6個入 2,160円 ※オンラインストア限定<三重/柳屋奉善>果実の最中 〜透明不透明な想い〜 6個入 2,160円 ※オンラインストア限定※価格はすべて税込。※数量限定、品切れの場合あり。※イベントの内容は、都合により変更または中止となる場合あり。※オンラインストアでは2020年10月28日(水)10:00~11月17日(火)10:00販売(島根/彩雲堂のみ11月13日(金)10:00まで)。【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(大代表)
2020年10月31日モデルや女優として活躍している中村アン(なかむら・あん)さん。その抜群のスタイルと明るいキャラクターで、多くの人から支持されています。そんな中村アンさんに彼氏がいるかどうかについてや、明かした恋愛観や結婚観など、さまざまな情報をご紹介します!中村アンに彼氏はいる?明かした恋愛観や結婚観とは中村アンさんについて「彼氏はいるの?」と、恋愛事情が気になっている人が多いようです。2020年10月現在、中村アンさんの熱愛報道は耳にしません。ただ、2018年1月24日に行われた『ピーチ・ジョン 新ミューズ就任&新商品発売 記者発表会』に中村アンさんが出席した際、恋愛観や結婚観を明かしていました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 中村 アン(@cocoannne)がシェアした投稿 - 2019年11月月23日午後8時50分PST当時、30歳を迎えていた中村アンさん。司会者から「30歳を迎えたということで、今の恋愛観とか結婚観とかをうかがってもよろしいですか?」と質問されると、このように答えます。今は結構、お仕事も少しずつしたいことをできるようになったり、自分の夢が叶ったりしてきてですね、1人でいることがすごく居心地がよくて。20代は「20代中に結婚できたらいいな」とかあったんですけれども、今はちょっと本当に自分のために生きている感じなので、結婚は「したい」と思う時にできたらいいですけど、その時は遅いのかな?って思ったり。さらに、理想の男性像について聞かれると、中村アンさんは次のように語りました。やっぱり食が合うことが私はすごく大事ですね。「何食べる?」っていった時に、「おいしい」っていうものが一緒に共感できたり、そこのポイントが一緒だとすべてが合う気がして。まず、何が好きかを聞きます。中村アンさんの心を射止めるのはどんな男性なのか…気になりますね!中村アンの恋愛事情を川口春奈が暴露中村アンさんが、2020年7月14日放送のトークバラエティ番組『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます! 』(フジテレビ系)に出演。女優の川口春奈さんに恋愛事情を暴露される一幕がありました。ドラマで共演して以来、姉妹のように仲がいいという2人。プライベートでご飯に行ったり、連絡を取り合ったりしているといいます。 この投稿をInstagramで見る 中村 アン(@cocoannne)がシェアした投稿 - 2017年10月月25日午後10時20分PDTこの日、番組にVTR出演した川口春奈さんは、中村アンさんについて次のように語りました。恋愛話、ガールズトークとかしてても、歳は本当結構かなり上なんですけど、意外と(恋愛に)奥手っていうか、アンちゃんが。「もっとガンガンいったらいいじゃないですか!」みたいなことを、生意気に私がしゃべって、すごくあれだけかわいくて、あれだけ優しくて、絶対モテるのに、自分にあんまり自信がない感じとか、それがすごい意外でした。肉食系なのかと思いきや、「なんて連絡していいか分からなくて…」みたいな話を聞いて「いや、もう全然…行きましょうよ!」みたいな感じのことを私がいってる。(中略)アンちゃんは意外と繊細なギャップがあって、キュンとしました。華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!ーより引用これに対し、「なんて連絡をしたらいいか、よく分からない」と語った中村アンさん。すると、番組MCを務めるお笑いコンビ『千鳥』の大悟さんが、「アンちゃんから何送られてきてもイヤなのはないよ」とフォローしていました。中村アンさんの知られざる一面に、番組を観ていた視聴者からは「意外!」と驚きの声が上がっています。いつか、中村アンさんの幸せな報告が聞けたら嬉しいですね!中村アンはハーフじゃなかった!スタイルを維持するための考えかたがすごい中村アンは結婚してる?子供や結婚相手について調べてみた[文・構成/grape編集部]
2020年10月20日女優の中村アンが出演するアンダーアーマー新ブランドムービー「THE ONLY WAY IS THROUGH. 前へー中村アン」が、28日に公開された。今年4月からアンダーアーマーのブランドアンバサダーを務めている中村。2020年ブランドメッセージ「THE ONLY WAY IS THROUGH. 前へ」は目標達成のために努力を続ける人々の精神・宣言を表現し、“究極の美ボディ”を追い求め、キープし続ける姿を捉えた。今回の新ブランドムービーでは、中村がトレーニングに打ち込む姿勢と意志にフォーカス。常に変わり続ける環境下でも揺るがず、自分らしくありのままに進む中村の姿を通じて、「一歩が踏み出せない」という女性たちを勇気づけ、スポーツに対する壁が少しずつなくなっていくことを目指している。「トレーニングも仕事も人生全体的に挑戦し続ける。恐怖に勝って、前に進む姿勢はすごく共感できます」と語る中村。「ANNE’S STORY」ムービーでは、「フィットネスはちょっと怖い、できないかもみたいなのがあるじゃないですか」と問いかけ、「でも、その恐怖の“一歩前”に進むと景色が変わって、波に乗れる瞬間が来る。やっぱりその瞬間が楽しいし、その“恐怖に勝つ”ことはすべてのことに共通していると思います」と力強い言葉を残している。
2020年08月31日登場人物の声、環境音や効果音、音楽など、ハリウッドの映画音響にフォーカスした世界初のドキュメンタリー映画『ようこそ映画音響の世界へ』の予告編が到着した。世界的に活躍する映画監督たちや名作などに携わった映画音響界のレジェンドなどのインタビューと共に、“音”が映画にもたらす効果と重要性について迫っていく本作。今回到着した映像では、『地獄の黙示録』のワンシーンからスタートし、名作映画の中でも音が印象的なシーンの映像と共に、ソフィア・コッポラやアン・リー、ジョージ・ルーカスら映画監督たちが映画音響の重要性を語っている。そして、映画に音がなかった時代から、1927年に初めてのトーキー映画が誕生し、ハリウッド・ルネサンスの時代を経て、現代へと日々発展し続ける映画音響の世界。そんな映画製作の裏側を少し覗くことができる。観客を作品世界に引き込んでいく音の重要性。短い映像ながらも存分に伝わってくる予告編となっている。『ようこそ映画音響の世界へ』は8月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.
2020年07月22日ハリウッドの映画音響に焦点を当てた世界初のドキュメンタリー映画『Making Waves(原題)』が、邦題を『ようこそ映画音響の世界へ』として公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁となった。映画音響と一言でいってもその中身は広く、登場人物の声はもちろん、環境音や効果音、音楽など、映画における“音”の全てを指す。本作では、著名で独創的な監督たちや映画音響界のレジェンドを始めとした、その道のスペシャリストたちへのインタビューと共に、“音”が映画にもたらす効果と重要性に迫っていく。インタビュー出演は、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、ソフィア・コッポラ、デヴィッド・リンチ、ライアン・クーグラー、アン・リー、クリストファー・ノーラン、『スター・ウォーズ』などを手掛けたベン・バート、『地獄の黙示録』などで知られるウォルター・マーチ、『ジュラシック・パーク』などに携わったゲイリー・ライドストロームなど。1927年に初めてのトーキー映画『ジャズシンガー』が誕生して以降、映画音響はいま現在も日々発展し続けている。そんな映画音響の進化において大きな偉業を残した、『キング・コング』『市民ケーン』『鳥』『ゴッドファーザー』といった往年の傑作から、第91回米アカデミー賞で最多ノミネートとなった『ROMA/ローマ』や、今年続編が公開されることでも話題の『ワンダーウーマン』といった近年の名作映画の映像をふんだんに使って知られざる映画音響の歴史を紹介する。また、裏方として名作映画を支えてきた音響技術者たちが、オーソン・ウェルズやアルフレッド・ヒッチコックがもたらした革新、ビートルズが映画音響に与えた影響、『スター・ウォーズ』のチューバッカやピクサーアニメの人気キャラクターたちが生き生きとして見える秘密など、実際の創作と発見にまつわる貴重な体験談を語る。現代では、優れた女性技術者の活躍も目覚ましく、性別問わず仕事に誇りを持ってエネルギッシュに働く姿にも注目。観客を作品世界に引き込んでいく、未知なる音作りに挑み続ける音響技術者たちの飽くなき挑戦と奥深き仕事の秘密を映し出す。『ようこそ映画音響の世界へ』は8月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ようこそ映画音響の世界へ 2020年8月28日 新宿シネマカリテほか全国公開© 2019 Ain’t Heard Nothin’ Yet Corp.All Rights Reserved.
2020年07月08日ケイト・ブランシェットが主演する『Armageddon Time』(原題)に、ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、オスカー・アイザック、ドナルド・サザーランドが出演することが明らかになった。ケイトとアンは『オーシャンズ8』、アンとロバートは『マイ・インターン』で共演歴がある。同作は『アド・アストラ』のジェームズ・グレイ監督が自身の体験をもとに脚本を執筆し、メガホンを取る作品。舞台となる時代は、ロナルド・レーガンが大統領に就任することになった1980年の大統領選挙の頃で、友情や忠誠心について描くという。具体的には、グレイ監督が通っていたニューヨーク・クイーンズの名門私立校「キュー・フォレスト・スクール」での生活が中心となる模様。同校はトランプ大統領の出身校でもある。「Deadline」によれば、グレイ家は決して裕福な家庭ではなかったのだが、両親がどうにかやりくりをしてグレイ監督をその私立校に入学させてくれたのだという。特権に満ちているとも言えるその学校で、グレイ監督は自分は幸運だと思うと同時に、リアルな人種差別主義や反ユダヤ主義にも気づかされたとのこと。そういったことを政治的・歴史的に描きつつ、愛や優しさにあふれる映画にしたいと語っている。(Hiromi Kaku)
2020年06月17日6月はプライド月間。LGBTQ+の権利について訴え、あらゆる性的指向や性自認にプライドを持ち、互いを尊重し合うという趣旨のもと、パレードをはじめとした様々なイベントが行われる。現在広がり続ける「Black Lives Matter」とも深い関わりがあり、『名探偵ピカチュウ』のジャスティス・スミスが黒人の同性愛者、トランスジェンダー差別の抗議活動の中でカムアウトしたり、Netflixの人気シリーズ「クィア・アイ」でお馴染みのカラモ・ブラウンがLGBTQ+コミュニティにおける人種差別について言及したりするなど、当事者からの発言によりさらなる関心を集めているところだ。プライド・パレードの始まりとされる1969年6月のニューヨーク「ストーンウォールの反乱」も警察との衝突がきっかけ。トランスジェンダー女性で、ドラァグクイーンにして活動家である黒人のマーシャ・P・ジョンソンさんとラテン系のシルビア・リベラさんの抵抗から始まったといわれる(彼女らの生涯と死については『マーシャ・P・ジョンソンの生と死』としてドキュメンタリー映画にもなっている)。黒人のゲイを主人公にしたアカデミー賞受賞の『ムーンライト』(2016)やチリ初のアカデミー賞受賞作『ナチュラルウーマン』(2017)、アフリカ・ケニアから誕生した女性監督による『ラフィキ』(2018)など、有色人種が主人公のLGBTQ+映画の傑作も続々と生まれているが、では、アジアではどうだろう?今回は家父長制や家族主義が根強く残るアジアの人々を描いた6作品をピックアップした。人生の岐路に立つ母と娘『素顔の私を見つめて…』(2004)今年のNetflixオリジナル映画で“賞レースに絡むのでは?”といわれるほど高い評価を集めている『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』。その中国系アメリカ人のアリス・ウー監督は、「IndieWire」誌による「2020年に知っておきたい期待の女性監督20」のひとりにも選ばれているが、『素顔の私を見つめて…』は16年前に発表したデビュー作。ウィル・スミスらが製作に加わったアメリカ映画であるものの、ニューヨークの中国系移民コミュニティが舞台。レズビアンであることを隠しながらもバレエダンサーのビビアンと恋に落ちる医師のウィルと、高齢妊娠が判明した彼女の母親がそれぞれに自分の人生を見出していく姿を描いたヒューマン・ドラマ。日々仕事に追われるクールなウィルは、久しぶりの恋なのか、初めてビビアンと過ごした日はがっちがっちに緊張してぎこちない。それでも次第に母に対しても、ビビアンに対しても自分の気持ちをぶつけられるように変わっていく。また、誰が父親なのかを頑として言わず、コミュニティから疎外されてしまう母親も自分の本心と向き合わざるを得なくなる。今作もまた、いまいる場所から新しい世界、新しい段階へと一歩踏み出していく爽やかな結末が待つ物語で、監督自身の経験が基になっている。場合によっては嫌味になりがちな母親役を演じる「ツイン・ピークス」や『ラストエンペラー』のジョアン・チェンがキュート。お互いの存在が絶望を癒やす『私の少女』(2014)新進気鋭の女性監督チョン・ジュリの長編デビューとなる力作を、『バーニング 劇場版』『オアシス』などの名匠イ・チャンドン監督がプロデュースした『私の少女』。韓国の映画・ドラマからハリウッドでも活躍するぺ・ドゥナと、『冬の小鳥』『アジョシ』『守護教師』と名子役から成長を遂げてきたキム・セロンという実力派2人の共演が見もの。ペ・ドゥナが演じるエリート警視イ・ヨンナムはレズビアンであることが周囲に発覚し、ソウルから海辺の小さな村に左遷される。そこで出会った少女ドヒは義理の父親ヨンハと祖母から日常的に虐待を受けていた。見かねたヨンナムが手を差し伸べ、甲斐甲斐しく世話をするうちにドヒから慕われ、傷心の自分も癒やされていくが…。母親が蒸発し、酒を飲んでは暴力をふるう継父のもとで暴力にさらされながら育ったドヒ。しかも継父は不法滞在者を雇いながら、村を支える漁業に貢献していることから、地元の警察も、村人たちもみな見て見ぬ振り。誰もが顔見知り、うわさがすぐに広まる漁村に“異質な存在”ともいえるヨンナムがやってきたことで、決して他人事ではない様々な問題が表面化していく。少女を加護することで救われていく主人公を演じたペ・ドゥナは、「ポン・ジュノ監督と仕事をしたときも本当に怒らない監督だなぁと思っていましたが、チョン・ジュリ監督はそれ以上です(笑)。まさにこの映画のシナリオのような方」と監督についてコメント。不穏なシーンが続きながらも、ラストには微かな希望が見える。エロスと愛が溢れるラブシーン『お嬢さん』(2016)フェミニズム映画としても高い支持を集めている『お嬢さん』。『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』などの復讐3部作で知られるパク・チャヌクが、英ヴィクトリア朝を舞台にしたサラ・ウォーターズによるミステリー「荊の城」を1939年、日本統治時代の韓国に舞台を移して大胆に映像化。世間から切り離された和洋折衷の広大な屋敷と、そこで繰り広げられる幽閉されたお嬢さまの信じがたい日常を、雅で甘美な映像と細部まで考え抜かれた美術セットによって描き、2016年カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞を受賞。小説の本質を残しつつも、ラストには映画オリジナルの視点を加え、原作ファンからも太鼓判を押されている。お嬢さま・秀子(キム・ミニ)の莫大な財産を狙い、詐欺師(ハ・ジョンウ)がなりすました伯爵、変態的趣味を持つ秀子の叔父(チョ・ジヌン)、そして侍女スッキ(キム・テリ)が観る者も欺く騙し合いを繰り広げる。騙す相手だったはずが、美しく孤独なお嬢さまに恋してしまうスッキの視点から描かれる第1部、秀子からの視点となる第2部、真実と愛の行方が明らかになる第3部の構成で、先の読めない展開と2人の女性の想いが高まっていく妖艶なラブシーンに引き込まれる。お嬢さまの「人生を壊しに来た救世主」とのセリフが全てを物語る。映画批評サイト「ロッテントマト」の最も優れたLBGT映画ベスト200では、韓国映画としてもアジア映画としても最高の14位に。キム・ミニは儚げだが芯のあるお嬢さま役がハマり、まだ少女の面影が残るスッキを演じたキム・テリは今作が映画デビューとは思えないほど堂々たる熱演を見せる。“春の嵐”が5人の男女をかき乱す『スプリング・フィーバー』(2008)『天安門、恋人たち』(06)により中国電影局から5年間の映画製作・上映禁止処分を受けていたロウ・イエ監督がその決定に逆らい、南京の街でデジタルカメラを使ってゲリラ的に撮影を敢行した香港・フランス・中国合作映画。2009年カンヌ国際映画祭コンペティションにて上映され、脚本賞(メイ・フォン)を受賞。検閲下では絶対に実現しなかった、愛の衝動と移ろうセクシャリティを真っ向から描き、ロウ・イエ監督の日本での人気を決定づけた作品のひとつともいえる。登場するのは、“春の嵐”により愛の形をかき乱されてしまった男女5人。夫ワン・ピン(ウー・ウェイ)の浮気を疑う女性教師リン・シュエ(ジャン・ジャーチー)は探偵のルオ・ハイタオ(チェン・スーチョン)に調査を依頼、相手がジャン・チョン(チン・ハオ)という青年であることを突き止める。夫婦関係は破綻、ワンとジャンの関係も冷え込む中、探偵ルオはジャンに惹かれていく。やがてジャンとルオ、その恋人リー・ジンの3人で逃避行が始まるが…。春の終わりには、その関係性がまるで別物になってしまう5人。愛は水面に浮かぶ蓮の花のように、ときに衝動的に、刹那に男と男、男と女の間をたゆたう。窮地の策か、それとも意図的か、ゲリラ的な撮影がまるで覗き見る探偵の目線のように身体を重ねる者たちをヒリヒリと映し出す。ゲイクラブでドラァグクイーンとして名を馳せたジャンの艶めかしさには、夢中になること必至。台湾のスター、ロイ・チウが“内縁の夫”を熱演『先に愛した人』(2018)『先に愛した人』(英語字幕)Netflix配信中の台湾映画『先に愛した人』も、夫が同性の恋人のもとに走ってしまう物語だが、こちらは思わずクスッとするところも、もちろん考えさせるところもあるヒューマン・コメディ。第92回アカデミー賞国際長編映画部門に台湾代表作品として出品された話題作。夫が息子と妻を置いて出ていき、元恋人のもとで病気のため帰らぬ人となった。その夫の保険金が息子ではなく、赤の他人で自称・“内縁の夫”ジエに渡ることを知り激怒した妻は、保険金をめぐり相手と戦おうとするが、思春期の息子はなんとその夫の相手と同居をすることに!自分の父親が愛して、死ぬまで一緒にいた人物はどんな男性なのか。最初はヒステリックになる母への反抗心からだったとしても、息子は彼に興味を示し、心を開いていく。一方、母は自分が女性として至らなかったのかと自暴自棄になりかけるも、息子のために健康食や着替えをジエの部屋に持っていくうちに、小言を言いながらも掃除をして帰っていくように。“内縁の夫”と妻それぞれが、いまは亡き愛した人との日々をふり返っていくうちに、お互いの心境が変わりはじめていく。同性カップルが迎える、いうなれば究極的な物語でもあり、同性パートナーは給付金すら受け取れない日本から見れば、まだまだ地平の彼方のような(?)物語。でも、いずれは必要になる物語だろう。日本でも人気のスター俳優ロイ・チウがちゃらんぽらんな青年ジエを好演し、台北電影奨主演男優賞を受賞、“中華圏のアカデミー賞”と呼ばれる金馬奨でも主演男優賞にノミネートされた。私の精神と恋心は自由『マルガリータで乾杯を!』(2014)インドで生まれ育ったフランス人女優カルキ・ケクランが、明るい笑顔を持つ脳性麻痺の少女をずみずしく演じ、新進女性監督ショナリ・ボースが自身の従妹をモデルに描いた青春映画(といっていいと思う!)。歌をこよなく愛する聡明な19歳のライラは、同じく車いす生活を送る幼なじみとキスを経験したり、バンドのイケメンボーカルに恋して失恋したり…。母の計らいでニューヨーク大学に留学すると、ボランティアスタッフのイケメンにまたもときめく。そんな中、抗議活動に参加していた盲目の女子学生ハヌムと恋に落ち、同棲することに。いつかちゃんと、どんなときも自分を支えてくれた母には、“バイセクシャル”であると告白したい。そんな矢先に母の病気がわかり…。インド映画でこれほどの性描写は珍しいといえ、日本映画『37セカンズ』と同様、障がい者の性や母娘関係にも踏み込んでいく。マルガリータが飲みたければ、自らストローを差して飲む。ライラの精神と恋心はどこまでも自由だ。そんなライラの前向きさ、バイタリティが彼女の笑顔に現れる。彼女の次のデートの相手は、いったいどんな人なのか気にならずにはいられない。今回紹介した作品のほか、『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が四半世紀前に撮った偽装結婚とゲイのカミングアウトをコミカルに描く『ウェディング・バンケット』(93)、『ムーンライト』に影響を与えたという『ブエノスアイレス』(97)、80年代の中国のレズビアンを描いた『中国の植物学者の娘たち』(05)なども傑作として数えられるだろう。日本発としては生田斗真がトランスジェンダーの女性を熱演した荻上直子監督作『彼らが本気で編むときは、』、宮沢氷魚×藤原季節による今泉力哉監督作『his』など、“その先”を考えさせてくれる作品も登場している。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スプリング・フィーバー 2010年11月6日よりシネマライズほか全国にて順次公開【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミングお嬢さん 2017年3月3日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVED
2020年06月09日女優の中村アン(32)が、アンダーアーマーのブランドアンバサダーに就任したことが1日、明らかになった。日々トレーニングで体を鍛え抜き、同世代の女性からも支持を得る中村。「スポーツ」と「ライフスタイル」を結びつける存在であることから、スポーツウェアをライフスタイルウェアとして着こなすカルチャーが日本でも浸透するよう、中村にオファーした。中村は、「この度アンバサダーに就任させていただき、とても嬉しく光栄に思います」と喜びを伝え、「元々は身体を変えることで自分に自信を持ちたくてトレーニングを始めました」ときっかけを説明。「トレーニング時にウェアを着ることで気持ちが引き締まり、着心地が良いとパフォーマンスが変わり、何よりカッコ良いと勇気が出て、ウェアの大事さを実感しました。アンダーアーマーは力強く、みんなが楽しんで自分のためにスポーツをしているというイメージがあり、ウェアも機能性が優れていて、自分を後押ししてくれます」とアピールし、「これからアンダーアーマーの魅力をたくさん伝えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!」と呼び掛けている。今回公開された12枚の写真は、スポーツブラやレギンス、フットウェア姿の中村がトレーニングする姿を写したもの。抜群のスタイルに加え、“美腹筋”や“美くびれ”も披露している。
2020年04月01日2020年3月29日、タレントの志村けんさんが新型コロナウイルス感染症による肺炎で亡くなりました。多くの芸能人が志村さんの死を悼む中、モデルや女優として活躍している中村アンさんが2枚の写真をインスタグラムで公開。志村さんと並んで撮影された、華やかな結婚式の写真に反響が上がっています。かしこまった2人の姿を、早速ご覧ください!※左右に表示される矢印をクリックして、ほかの写真もご覧ください。 View this post on Instagram A post shared by 中村 アン (@cocoannne) on Mar 30, 2020 at 7:40pm PDTその優しい人柄と、ニヤッと笑う笑顔が印象的でした。周りの方々から愛され、沢山の笑顔を私たちに与えてくださった志村さん。どうか安らかに。ご冥福をお祈りいたします。cocoannneーより引用そう、中村さんが追悼のコメントとともに公開した結婚式の写真とは、番組で共演した際に撮影されたもの。志村さんの着物はキャラクターである『バカ殿様』用の衣装、中村さんの白無垢ももちろん衣装です。実際には結婚することなく芸に生きた志村さん。番組での撮影とはいえ、このような結婚式の写真が残っていることは、ファンにとって喜ばしいことといえるかもしれません。改めて、志村さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年03月31日初めてのセミヌード、内面を語るインタビューなど、ファッション誌ではないananだからこその経験を、思い出深く語ってくれた、中村アンさん。2020年3月に迎えたanan50周年に掛け、理想の50歳についても伺いました。これまでに2度表紙に登場してくれた、中村アンさん。特に話題になったのは、美しいセミヌードを披露してくれた’18年の2105号。「芸能界で仕事をしている私にとって、ananの表紙で体を見せるというのは一つの目標だったので、オファーは本当に嬉しかったです。撮影の4年くらい前からクロスフィットを始め、理想の体に近づきつつある時期だったので、せっかくだからしっかり見せようと思って、準備はもちろん、撮影時のポージングなども頑張った思い出があります」あらためて当時の誌面を見てもらうと、「おばあちゃんになって見ても、誇れるページだと思う」という嬉しい感想が。「いろんな方から“見たよ”“良かった”と声をかけてもらい、大きな自信を得ることができた気がします。実はここまで肌を見せる写真は撮ったことがないので、私にとってこのananは、ある種写真集的な存在です」普段は、モデルとしてファッション誌に出ることが多い中村さん。同じ雑誌でも、ananに出るのはちょっと意味が違うとか。「取材をしていただけるということは、“私自身”に多少は興味を持ってくださり、存在を認めてくださっているから、だと思うんです。だからananから取材の依頼をいただくのは嬉しいし、ちょっとしたご褒美みたいに思っています(笑)。インタビューの際に自分が語った言葉を、ライターの方が整えて読者に伝えてくれるのもありがたいですし。発売前の原稿チェックがいつも楽しみで、実は思わず泣きそうになったこともあります」50年という繋がりで、中村さんはどんな50歳になりたいか、聞いてみると…。「仕事を通じて、男女を問わず魅力的な年上の方に出会うのですが、ドラマ『グランメゾン東京』でご一緒した鈴木京香さんは、まさに憧れる50代の女性。年齢相応の美しさと豊かさ、余裕がある、そんな人間になりたいです。そのために、充実した30代と40代を過ごしたい。2年前の表紙とはまた違う30代の体作りをしているので、ぜひまたananに出していただけたら嬉しいです!」No.1952(2015年4月29日・5月6日号)初めての表紙は27歳のとき。鍛え上げた美脚を披露。均整のとれた健康的な脚のラインはもちろん、その長さに驚いた人も多かったはず!「クロスフィットを始めて2年目の体です。“撮影の仕事がいつ来てもいいように!”と、体作りを頑張っていた記憶があります(笑)」No.2105(2018年6月13日号)どうせ見せるなら、潔く!筋肉のラインもくっきりと。30歳のときの中村さんの体は、どこか凛々しさが漂う。「結構攻撃的に鍛えていた時期だったので(笑)、今よりパンッとしてますね。色っぽさというより、“こういう体、いいな”と思ってもらえる写真を目指しました」なかむら・あん女優。1987年生まれ、東京都出身。テレビドラマや映画、CMなどで活躍中。学生時代のチアリーディングで鍛えた美しい体を活かし、ファッション誌でモデルとしても人気。ドレス(参考色)¥763,000(THE ROW/ザ・ロウ・ジャパン TEL:03・4406・2656)ブーツ、ピアスは本人私物※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・小原優子ヘア&メイク・高取篤史(SPEC)取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2020年03月10日いま世界で注目を集める若き映画作家のひとりといっていい中国のビー・ガン監督。『ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ』は、彼にとって長編2作目になる。実際に彼が世界から注視されたのは2015年に発表した長編デビュー作『凱里ブルース』でのこと。この作品は、ロカルノ国際映画祭をはじめ数々の映画祭で受賞を重ね、批評家から高い評価を得た。ビー・ガン監督本人はデビュー作の成功をいまこう振り返る。「制作費用の少ない小規模な作品で、私自身も大学を卒業してまだ間もないころ。そんな新人の小さな作品が、世界のさまざまな映画祭をめぐり、一定の討論がなされたことは光栄なことと受け止めています。こうした論争を起こすことが、ものをつくる人間のひとつの役割でもありますから。ただ、世間一般でいう成功に関してはあまり興味がないというか。そもそも、なにをもってして成功とするのかよくわからない。僕の中での成功の定義は、撮りたいものがとれたかどうかだけなんです。作品において、僕の役割は、変なたとえになりますけど、爆破要員というか。その作品にすべてを集中して、自分の情熱を最大限スパークさせればいい。自分のあらゆることを作品に注ぎこんで爆破させれば、自分の任務は終わったといっていい。だから、作品ができて提示したあとのことはあまり考えない。自分が思い描いた映画が作れていればいい。なので撮り終わったあとは身を隠します(笑)。評価はあくまでみなさんに委ねるだけです。まあ、でも、いろいろと自分の作品が議論されることはとてもうれしいことです。みなさん、ほかにも多種多様な映画がある中、貴重な時間を使って、僕の作品をいろいろな角度から検証してくれているわけですから」そこから第2作へ向けては少し休憩をとったという。「爆破終了後は(笑)、半年以上の休息をとりました。長編映画を作るということは、体力面、精神面、ダブルで擦り減ってしまい、ものすごく疲弊します。いろいろな映画作家さんがいらっしゃいますから、各人それぞれに違うと思うのですが、私の場合は、一定の期間を置かないとアイデアがわいてこない。疲れ果ててしまうと、映画に対する感覚がマヒしてしまう。ひとつの作品で、すべてを出し尽くしてしまう。だから、映画を撮り終えたあとは、ほとんど空っぽの状態。しばらく映画を作れるまで回復する時間が必要なんです。そのように1作ごとに、すべてを出し尽くした監督でありたいとも思っています」休養期間を経て、今回の脚本に取りかかった。「ずっと休んでいるわけにはいかないですからね(笑)。十分な英気を養ってから、パソコンを開いて、脳裏に浮かんだ映画のタネともいうべきアイデアを半年ぐらいかけて打ち込んでいきました。私の場合、最初になにか思いついたようなおおよそのストーリーがあるわけではありません。『凱里ブルース』のときは“時間”、今回は“夢と記憶”といった核となるテーマがどこからか出てきて、それに心が決まると、まつわるものを統合していって、ひとつのストーリーを作るようなスタイルです。自分の脳裏には、映画になる前のインデックスのようなものがあって、そこに映画のアイデアがストックされている。そこから引っ張りだしてくる感じですかね」脚本は、撮影に入ってもほぼ変更しないぐらい、ほぼ完璧に仕上げるという。「撮影に入ってから、新しい考えが浮かんで変更することはほぼないですね。変える場合があるとすると、客観的な判断と現実的な問題でどうしても変更せざるを得ないとき、特別によいアイデアがあって、そうしたほうが絶対にいいという核心を得たときはしますけど。完璧に仕上げてはいますが、足りないと思うこともあります。その場合、付け加えることを恐れることはありません。もちろん、そうすることでベストになるのか、最後まで見極めることを怠ることはありません。ひとつ間違えると大きな代償を支払うことになりかねませんから」その物語は、長い間、故郷を遠ざけていたルオが主人公。父の死を機に彼は、故郷の凱里へ帰ることに。そこで、彼はかつてのマフィアに殺された幼なじみや自分を捨てた母の記憶などがよみがえり、それらの断片を集め、さすらう。そして、運命の女性の面影を追い、現実と夢と記憶が交錯する世界へと迷い込む。この主人公と同様に、こちらも現実とファンタジーの世界の狭間を往来するよう。不思議な夢と記憶の世界へと誘われる。そして、すでに大きな話題となっている後半、60分の長回しによる3Dワンシークエンスショットの驚愕の映像が用意されている。「まさに現実とファンタジーの狭間、そこにある曖昧さやレイヤーを表現するには、2Dから3Dにすることが必要だった。夢のようで、夢ではない。夢なのに、どこかリアリティのある、夢に似たある場所を生み出すために3Dにしたんです。夢と記憶は、どこかつかみどころのないものです。これは僕の習慣なのですが、それを反転して処理できないかと考えたんです。夢がこわれやすいもの、記憶が断片的なものであるとすれば、それがつらなった状態でも、夢や記憶として成立するかに挑んでみたかったのです。記憶と夢にまつわる映画と核心をもった段階で、3Dは必要な映画言語と私は判断しました。なぜなら、人は世の中をみるとき、平面的にみているわけではない。われわれが目をとじて風景をなにかを思い出そうとしたとき、それはどこか立体的であったり、断片的なものであったりする。それはどこか万華鏡のような質感だと思う。そのような表現は3Dこそと思ったのです。私自身は、みるものの感情に揺さぶりをかける効果を発揮していると思っています」こういうチャレンジを忘れたくないと明かす。「人々が日々の営みで仕事に生活に追われ、自分の時間を有意義に過ごそうとする中で、映画に割かれる時間というのは少ない。だから、わたしは自分の映画は特別な体験になるものを目指している。ただ、だからといって奇をてらったものにしようとは考えていない。あくまで、映画文化がこれまで受け継いできた血筋や水脈を受け継いだものにしたいと考えている。古いながらも新しい映画、それを目指しています」彼の才能にひきつけられるようにキャストはタン・ウェイ、シルヴィア・チャンら一流どころが集まった。「ありがたいことです。ワン・チーウェンとカイチンは、脚本を書いているときから、素人ではなく、みんなが認識している顔でありたいと思っていて。タン・ウェイを想像しながら書いていたので、出演を承諾していただいたときはうれしかったです。シルヴィア・チャンが演じてくれた白猫の母と赤毛の女に関しても、どこか孤独を抱えながらも、いきいきとした表情もある人がいいと思っていて。想定していたのはシルヴィアでした。彼女は、若手や新人監督をすごくサポートしてくれる映画人。今回の作品で、私は精神的にも経済的にも彼女に支えられました。ほんとうに感謝しています」坂本龍一、アン・リー、チェン・カイコーら名だたるクリエイターがその才能を評価するビー・ガン監督。そのオリジナルの才能に出会ってほしい。『ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ』2月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほかにて公開取材・文・写真:水上賢治
2020年02月27日「アンレーベル」リニューアル発売”高機能””ボタニカル””高保湿”をコンセプトとしたスキンケアブランド「アンレーベル」が、より透明感のあるパッケージデザインになって再登場。2020年3月2日(月)のリニューアル発売に先駆け、2020年1月14日(火)より一部店舗にて先行発売されます。過酷な肌環境から女性を守る「アンレーベル」は紫外線や乾燥、ブルーライトなどの外部トラブルから肌を守る自然派スキンケアブランド。オーガニック認証の天然由来成分を高配合し、肌への刺激となるものを極力排除したフリー処方が特徴。販売累計がシリーズで75万本を超える人気ブランドです。ボタニカルな5つのアイテムラインナップは洗顔フォーム、クレンジングジェル、クレンジングウォーター、高保湿化粧水、高保湿オールインワンジェルの5点。中でもオールインワンタイプの「モイストボタニカル オールインワンジェル」は、美容雑誌『LDK the Beauty』の企画”オールインワンジェルベストランキング2018”にて、第1位を獲得しました。たった1本で、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックそしてボディクリーム6つの機能を併せ持つマルチアイテム。肌馴染みのいいジェルが角質層まで届き、ツヤに満ちたもっちり肌へと導いてくれます。(画像はプレスリリースより)【参考】※ジェイピーエスラボ株式会社のプレスリリース※「アンレーベル」公式サイト
2019年12月16日中国映画界・新時代の旗手ビー・ガン監督の第2作『ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ』のティザー予告編とポスタービジュアル、追加場面写真が解禁。音楽家・坂本龍一や漫画家・松本大洋ら国際的アーティストからの絶賛コメントも到着した。本作は2018年のカンヌ国際映画祭ある視点部門で初上映された後、トロント国際映画祭をはじめ各映画祭で絶賛を浴び、“金馬奨”でも撮影・音楽・音響の3部門を受賞。中国本土での興行では41億円の大ヒット。さらに北米でも20週を超えて続映されており、今年公開の中国映画としては異例のロングランヒットとなっている。この度解禁されたティザー予告編は、漆黒と深緑を基調とし、詩的な映像イメージに数々の謎が散りばめられ、まさに「新時代のフィルム・ノワール」を期待させる才気溢れる美麗な仕上がり。その革新の映像美は、ノワール新世紀を予見させるものとなっている。また、予告編にも登場しているように、著名人による絶賛コメントも続々と到着。アン・リー、チェン・カイコーといった名匠から、「ニューヨークで本作を観て、ビー・ガン監督の存在に注目していた」という音楽家の坂本氏をはじめ、ビー・ガン監督自身が『ピンポン』などからの影響を公言している漫画家の松本氏、今年森美術館で開催された「魂がふるえる」展で70万人の入場者を記録したベルリン在住の美術家・塩田千春氏や、「MONDO GROSSO」で知られる音楽家の大沢伸一氏、満島ひかり+「MONDO GROSSO」の「ラビリンス」や宮本浩次の「昇る太陽」のPV、「乃木坂46」のドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方』の映像作家・丸山健志氏など、普段はあまりコメントを寄稿しない国際的アーティストから称賛の声が多く寄せられている。『ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ』は2020年2月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ 2020年2月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリーほかにて全国順次公開©️2018 Dangmai Films Co., LTD, Zhejiang Huace Film & TV Co., LTD - Wild Bunch / ReallyLikeFilms
2019年11月23日ウィル・スミスVSウィル・スミスが激突する、近未来アクションエンターテイメント『ジェミニマン』。この度、本作最大の見どころとの呼び声高い、超過激なバイクチェイス“バイフー”(バイク+カンフー)シーンの本編映像が到着した。今回到着したのは、アン・リー監督がアクションシーンの可能性を追求し生まれた、バイクとカンフーを融合させた“バイフー”を繰り広げるエキサイティングな本編映像。スピード感にあふれるスリリングなバトル描写に加え、ウィルは革新的な映像技術にも言及する。「本当にぶつかる様子が至近距離で見られるんだ。映画で、こんなのを見たことはないはずだよ。少なくとも僕が出た映画で、こんなのはなかった。CGのレベルが本当にすごく、リアルな顔を作れるから、こんなことが可能になったんだよ」と語るように、よく見れば、肘が顔に入った瞬間のジュニアの顔が歪む様子までもが鮮明に確認できる驚異の仕上がり。コロンビア・カルタヘナの美しい街並みの中、かつて見たことのないほど変幻自在なバイクテクを繰り出すクローンの猛攻は圧巻で、このシーンを劇場の大スクリーンで目撃した観客からは、3D+ in HFRの超高画質による迫力も相まって「アクションシーンが鮮明で大迫力!」「ジェミニマンのアクションシーン、ジョン・ウィックパラベラムより凄かった感半端ない」「ウィル・スミスのバイク&ガンアクションめっちゃかっこいい!」「バイクチェイス未だかつてない魅力だった…」と驚きの声が相次いでいる。『グリーン・デスティニー』(’00)で武侠映画の革命を起こしたアン・リー監督は、本作でもさらなるこだわりを発揮し、キアヌ・リーブスによる壮絶アクションの連続が人気を博す『ジョン・ウィック』シリーズと同じ香港カンフーの達人によってデザインされた本作の“バイフ―”。全身全霊で挑んだウィルは、「アクションはヤバいよ! 監督のアクション演出はワンカットに全てを映そうとする。だから、ロングでものすごいアクションが展開される。その見え方と醸し出される雰囲気、感情とのつながりがスペクタクルなんだ。予想しなかった形で心に突き刺さる作品になっているよ!」と興奮気味に語る。その没入感は、スクリーンだからこそ味わえるものといえそうだ。『ジェミニマン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジェミニマン 2019年10月25日より全国にて公開© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED
2019年11月03日ディズニーの世界を大冒険する人気ゲーム「キングダムハーツシリーズ」をテーマにしたスペシャルルームが、東京ディズニーリゾートのディズニーアンバサダーホテルに登場します。作中で登場する「キーブレード」をモチーフにしたルームキーなどがプレゼントされるなど、魅力たっぷりのお部屋をご紹介。「キングダムハーツ」スペシャルルームが待望の復活2019年3月から6月にかけて期間限定で登場した「キングダムハーツ」スペシャルルーム。今回は今までの『「キングダムハーツ」スペシャルルーム』に加えて、これまでの「キングダムハーツ」シリーズを懐かしく思い返せる『「キングダムハーツ」スペシャルルーム:リマインド』が登場です。「キングダム ハーツ」スペシャルルーム:リマインド『「キングダムハーツ」スペシャルルーム:リマインド』は、過去の「キングダムハーツ」シリーズの記憶をたどりながら滞在することができる特別な一室。客室のアイテムには様々な工夫がテレビ台やテーブル、ラグマット、ランプシェードなどの客室のアイテムには「キングダムハーツ」シリーズで登場したキャラクターのモチーフがたくさん描かれています。ヘッドボードには過去作品のアートヘッドボードには「キングダムハーツ」から「キングダムハーツIII」までの歴代の作品を彩った様々なアート作品が飾られています。ベッドに横たわって眺めているだけでもその世界に思いを巡らせることができますね。「キングダム ハーツ」スペシャルルーム各キャラクターのモチーフなどが部屋中にちりばめられているこの『「キングダム ハーツ」スペシャルルーム』。ベッドのヘッドボードには、眠りの世界が舞台の「キングダムハーツ ドリーム ドロップ ディスタンス」から主人公のソラたちが描かれています。ルームキーはなんと「キーブレード」どちらのスペシャルルームにも、「キングダムハーツ」シリーズに登場する代表的なアイテム「キーブレード」をイメージしたスペシャルルームキーが用意されています。なんと、このキーブレードは実際にスペシャルルームの扉を開けることができ、記念としてオリジナルのボックスに入れて持ち帰ることができます。「キングダムハーツ」シリーズのスペシャルメニュー軽食が楽しめる「ハイピリオン・ラウンジ」では、「キングダムハーツ」シリーズに登場するきらめくステンドグラスや、チェス盤が特徴的なケーキセットが登場。ダークでクールなティータイムを楽しんでみては。繋がる心、繋がらないネット…予約はお早めに…「キングダム ハーツ」シリーズ スペシャルルームの予約開始日時は2019年11月14日(木)12:00からとなっています。前回は予約開始とともにサーバーが混み合い、すぐに予約が埋まりキャンセル待ちの状態になってしまったようです。宿泊されたい方は、必ずお早めにチェックしてください。【詳細】「キングダム ハーツ」シリーズ スペシャルルーム・「キングダム ハーツ」スペシャルルーム:リマインド実施期間:2020年1月10日(金)~4月13日(月)予約開始日時:2019年11月14日(木)12:00価格:50,400円~・「キングダム ハーツ」スペシャルルーム実施期間:2020年1月11日(土)~4月14日(火)予約開始日時:2019年11月14日(木)12:00価格:48,400円~※料金は、販売開始時の最も安い設定の日のものです。販売開始時の料金は日によって異なります。※料金は予約状況に応じて変動する可能性があります。予約URL:スポット情報スポット名:ディズニーアンバサダーホテル「キングダム ハーツ」シリーズ スペシャルルーム住所:〒279-8522千葉県浦安市舞浜2-11
2019年10月30日10月26日、27日の全国映画動員ランキングは、公開4週目の『ジョーカー』(全国327館)が首位を守った。公開2週目の『マレフィセント2』(全国370館)も先週と変わらず2位をキープ。公開2週目の『世界から希望が消えたなら。』(全国222館)は先週4位から3位に順位を上げた。ウィル・スミスとアン・リー監督によるSFアクション大作『ジェミニマン』(全国354館)は初登場4位に。丸戸史明の小説を原作にしたTVアニメの劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』(全国121館)は初登場5位になった。そのほか、公開3週目の『イエスタデイ』(全国106館)が先週8位と変わらず。次週は『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』『最初の晩餐』『NO SMOKING』『ブラック校則』『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』『マチネの終わりに』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『マレフィセント2』3位『世界から希望が消えたなら。』4位『ジェミニマン』5位『冴えない彼女の育てかた Fine』6位『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』7位『最高の人生の見つけ方』8位『イエスタデイ』9位『記憶にございません!』10位『空の青さを知る人よ』
2019年10月28日アメリカ映画界を代表するプロデューサーのひとり、ジェリー・ブラッカイマーが念願のプロジェクト『ジェミニマン』をついに完成させた。彼はこれまでも若い才能を積極的に起用したり、テーマパークのライドの世界観を映画化するなど、数々の挑戦をしてきたが、本作も彼のチャレンジ精神が発揮された作品になった。『トップガン』『アルマゲドン』『パイレーツ・オブ・カリビアン』などの大ヒット作を数多く手がける一方で、ケイト・ブランシェット主演の『ヴェロニカ・ゲリン』や感動作『タイタンズを忘れない』なども製作するブラッカイマーは、映画だけでなくドラマ『CSI:科学捜査班』なども担当。つねに複数の企画を動かしているが、長年に渡って実現を模索してきたのが『ジェミニマン』だ。本作の主人公は政府に雇われているスゴ腕の殺し屋で、ベテランの彼は引退を表明するが、結果として彼は政府から追われる身となる。彼を仕留めるために送り込まれたのは、主人公のクローン。主人公と彼の若いころソックリの殺し屋の対決が描かれるため、完成した作品ではウィル・スミスが主人公を演じ、“ジュニア”と呼ばれる主人公のクローンは、スミスの演技を基にすべてがデジタルで描かれた。「この作品は実現するまでに長い時間がかったのですが、実はプロジェクトを休止していた時期もあるんです」とブラッカイマーは振り返る。「ある時期に“ジュニア”の映像を試作したことがありましたが、当時のデジタル技術では私たちが納得いくものはできませんでした。そこでテクノロジーが脚本に追いつくのを待つことにしたわけです。2年ほど前、スクリーンでアン・リーが監督した映画『ライフ・オブ・パイ』に出てくるトラを観て、いまならば再びプロジェクトを前に進めることができると思いました」世の中には“映画プロデューサー”を名乗る人物はたくさんいるが、その業務内容は驚くほどに異なっている。単純に資金を出しただけ人、原作者の血縁者で名義だけ貸したような人、撮影現場を円滑にまわすことだけに特化した人も“映画プロデューサー”だったりする。しかし、ブラッカイマーの仕事は映画づくり全般をカバーしている。「そうですね。映画製作の全工程に関わっていますし、それこそが私の仕事だと考えています。小説や記事やアイデアの断片を発見して原案をつくり、脚本家を連れてきて、資金を調達し、監督を見つけて、スタッフと俳優を選び、映画が完成するのを見守って、公開して得た収入を出資者に戻す……とは言え、私の仕事は“自分の観たい映画をつくる”こと。これ以外の仕事のやり方をよく知らないのです(笑)」本作は全編がハイフレームレートで撮影され(多くの映画は1秒間に24コマで撮影されているが、本作は120コマ/秒で3D撮影され、いくつかの劇場では60コマ/秒で3D上映される)、ジュニアの表現は最新鋭のデジタル技術が投入されている。つまり、他の映画よりも予算がかかる。しかし、ブラッカイマーはあえてこの手法に挑み、アクション満載の本作をアカデミー賞監督のアン・リーに託した。「私は才能のある人を見つけるのが得意なんですよ(笑)。映画づくりの才能というのは時代や状況によって左右されるものではなく普遍的なものです。私は常にたくさんの映画を観て、たくさんの俳優や監督たちに会うようにしています。経験による部分もあるでしょう。でも大事なのは、プロジェクトと監督の相性です。監督それぞれ個性が違いますからね。たとえば間もなく公開になる『バッドボーイズ』の新作を監督したのは、低予算映画しか撮ったことのない若いふたりの監督です。しかし、彼らは素晴らしい才能を持っていました。一方で『ジェミニマン』にはアン・リーの才能が不可欠でした。違いは……アン・リーほどの巨匠になると忙しくしているので時間を確保するのが大変だということでしょうか(笑)」ブラッカイマーは、後に“破壊大帝”と呼ばれるマイケル・ベイを映画の世界に引き込み、ノルウェーで活動していたヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリに『パイレーツ…』の新作を任せるなど大胆なチャレンジを数多く成功させてきた。巨匠監督とタッグを組み、最新の映像技術で描く『ジェミニマン』も、そんな彼の“挑戦”のひとつだ。「私はいつも観客のみなさんに楽しんでもらえる映画をつくっていきたいと思っています。完成した映画が公開されて、劇場の一番うしろでみなさんが映画を観ている姿を眺める瞬間が一番ワクワクします」ちなみに彼の活動は今後も衰えることはないようで、先ほど話の出た『バッドボーイズ』の新作や『トップガン マーヴェリック』、メル・ギブソン監督の名作リメイク『ワイルド・バンチ』など新作が続々と控えている。「いま引退しても十分に暮らしていける状況にはあるのですが(笑)、観客の方に喜んでもらえることが人生で最も大切なことですから、これからも映画を作り続けたいと思っています。また、お会いしましょう! 意外とインターバルを置かずに再会できると思いますよ」『ジェミニマン』公開中
2019年10月28日最近のリメイク版『ライオン・キング』で、本物と見紛うほどリアルな動物たちのCGアニメーションが話題となったが、本作『ジェミニマン』では、CGのみを使用して、これまでにない細部にこだわったリアリティで、演技をする人間ひとりのビジュアルを完成させてしまった。本作では、ウィル・スミスが演じる主人公と、若き日のウィル・スミスのように見えるキャラクターが激突するという内容。そんな“若いスミス”を作り上げたのは、ハリウッド大作映画を数多く手がけ、最新鋭の技術を誇るWETAデジタル。さらに、次世代のフォーマットである「3D+ in HFR」(3Dと、動画のコマ数が多いハイ・フレーム・レートを併用)にて撮影されていることも話題になっている(「3D+ in HFR」版は、設備が対応する一部の映画館にて楽しめる)。主人公は、史上最強と名高いスナイパー、ヘンリー。あるミッションを遂行中に、彼は自分の若い頃そっくりの人物に襲撃される。その正体は、ある陰謀のもとに作られたクローンだった。いったい、なぜヘンリーのクローンが開発されたのか、謎を追うヘンリーは、衝撃的な事実に直面する。監督を務めたのは、台湾出身のアン・リー監督。『ブロークバック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』で、アカデミー賞監督賞に輝いている。それだけに、本作は最新の映像やアクションだけでなく、その裏にある人間ドラマや、隠された奥深いテーマにも注目したい。『ジェミニマン』公開中
2019年10月27日ウィル・スミス主演の近未来アクションエンターテイメント超大作『ジェミニマン』(10月25日公開)で、実写映画での日本語吹替版声優に初挑戦した菅野美穂。声を当てたのは、メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じる潜入捜査官・ダニー役だ。ウィル演じる伝説的スナイパーのヘンリーと共に巨大な陰謀に立ち向かうという役どころで、男前なヒロイン像が、菅野にしっくりハマっている。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマー製作で、『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(12)のアン・リー監督がメガホンをとった本作。主人公のヘンリーを狙うのは、なんと“若い自分自身”のクローンなのだ。つまりスクリーンでは、現在のウィルVS若いウィルが死闘を繰り広げるというトリッキーな物語となっていて、ウィルが魅せるダイナミックなアクションにもシビれる!――まずは、本作の設定を聞いたときの感想から聞かせてください。若い自分と現在の自分が闘うという設定がすごくユニークだと思いました。ウィル自身、お子さんがいらっしゃるので、若い頃の自分を演じる息子さんと共演するというやり方もあったとは思いますが、それをCGでやるという時代になったんだなと。今後、私もCGの若い自分と共演することもできるということですね。すごく新しい映画の体験ができたと思いました。――ウィルのアクションも、実にダイナミックで、度肝を抜かれました。よくこんなアクションを思いつくなあと感心しましたし、そのエキサイティングなシーンを、ウィル自身が演じている点もすごいなと思いました。私は小さい頃からウィルの映画を観てきましたが、ずっとトップスターで、まだ50代なんですね。ちょうど『アラジン』(19)を観たあとだったので、次はどんな作品に出演されたのかなと思っていましたが、今回の作品でもまた新境地を開拓されていました。――アニメーションのアフレコは「ベイマックス」シリーズなどでも経験されていますが、実写映画の吹替えは初となりましたね。声の演技は得意ではないのですが、その分、得るものも大きいという気持ちがあります。またアニメーションとの吹替えとは全然違い、難しかったけど、とても興味深かったです。――演じたダニーの印象を聞かせてください。私よりもはるかに肝がすわっていて、佇まいもりりしいキャリアウーマンという印象です。でも、どこか人を油断させるような何かを持っていて、メイクもほぼすっぴんだし、Tシャツにパーカーで、話していてもとてもフラットな印象の女性でした。ウィル演じるヘンリーは、そこに安らぎを感じたのかなとも思いました。――今回、ウィルVSウィルの闘いが繰り広げられますが、実際に映像を見て、いかがでしたか?ウィルとウィルがヘッドロックをしたりするのですが、その時点でもう勝ちですよね。こういう設定をよく思いついたなと感心しました。俳優としては、年をとったり若返ったりする場合、特殊メイクを施して、衣装やウィッグをつけたりしてきましたが、今回はCGで本当にナチュラルに若くなっていました。これこそ、本物の魔法で、すごい時代になったなと思いました。また、映像としてのセンセーショナルさだけではなく、若い自分と今の自分が向き合うという葛藤も描かれます。若ければ迷いや葛藤があるし、現在の自分も孤独を感じていたりもします。どっちがいいと、ひと言では言えないですが、人生を問いかけるような作品になっているのではないかと。――現在、二児の母でもある菅野さんですが、作品選びにおいて変化などはありましたか?まずは大前提として「この役を菅野美穂にやらせてみたい」と、選んでオファーをいただけること自体がありがたいと思っています。今はまだ子どもが小さいので、以前のように身軽には飛び込めないのですが、かといって慎重にもなりすぎず、でも、どこかで挑戦したいという思いもあります。今は、そこのバランスを探っているところです。――母親になっての心境の変化などは、役作りに投影されたりするのでしょうか?そういう人生経験が、役にも還元できたらいいなという気持ちはもちろんあります。でも、お子さんがいらっしゃらない偉大な女優さんもいらっしゃるから、自分はもしかしたら、演じるという意味において、何かを失った部分もあるのではないか、と考えてしまったりもします。でも、育児は待ったナシですから、やっていくしかないです。子どもが生まれるまでは、自分であることを求められる仕事だと思っていましたが、今は逆に、社会性をすごく求められている気がします。それは、自分が苦手で先送りしていたことでもあり、まさにその壁にぶち当たったりしています。でも、逆に言えば、今まで自分に足りなかったことを身につけている最中なのかなとも思っています。――菅野さんは、映画やドラマ、バラエティ番組など、すべてにおいて全力投球してきたという印象を受けますが。そうですね。私は、がむしゃらにやることしかできないというか、私にできることがあるとすれば、そこだけなんです。だから、子どもにも「お母さんも必死にやっているんだから、あなたたちも一生懸命取り組みなさい」と、見せることしかできなくて。でも、もしかしたらそれでいいのかもしれない。そういう意味では、何ごとにおいても、とにかく一生懸命にやっていきたいと思っています。■プロフィール菅野美穂(かんの・みほ)1977年8月22日生まれ、埼玉県出身の女優。1993年にドラマ『ツインズ教師』で女優デビュー。1995年、NHK連続テレビ小説『走らんか!』のヒロインを務め、ドラマ『イグアナの娘』(96)や『君の手がささやいている』シリーズで注目される。映画は、『化粧師 KEWAISHI』(02)、『Dolls』(02)、『パーマネント野ばら』(10)、『ジーン・ワルツ』(11)、『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』(12)、『奇跡のリンゴ』(13)などに出演
2019年10月25日ウィル・スミスが主演を務めるアクション大作『ジェミニマン』が25日(金)から公開になる。本作は、スミス演じるスゴ腕の殺し屋と、彼の若いクローンが対峙する様を描いた作品だが、監督を務めたアン・リーは本作を“最新技術を駆使したアクション大作”以上のものだと考えているようだ。彼はこう語る。「この映画を撮りながら私はづくづく思いました。これは映画の“新しい世界”の幕開けになると」。デカい! 穏やかな表情なのに言うことのスケールがデカい! アカデミー賞監督アン・リーは本作でどんな“新しい世界”の扉を開こうとしているのだろうか?本作の主人公ヘンリーは政府に雇われているベテランの暗殺者。彼はある“殺し”を機に引退を決めるが、そんな彼を消そうと何者かが刺客を放つ。それはヘンリーのクローンで、まだ若いが身体能力はヘンリーと同じかそれ以上に優れており、ヘンリーは絶体絶命のピンチに陥る。一方の若いヘンリーはターゲットが“自分”であることに戸惑う。最強の殺し屋と最強の刺客の対決の行方は?『推手』でデビューを果たして以来、『ウェディング・バンケット』『ブロークバック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』など優れた人間ドラマを描いてきたリー監督は「脚本を読んで、様々な“問い”が浮かんでくることに魅了された」と振り返る。「ヘンリーとクローンのヘンリーは“父と息子”でもなければ、“自分とまったく同じ別の自分”でもありません。自分のような/自分ではないような存在と対峙する話なわけで、おのずとそこには“実存”に関する問いが浮かんできます。自分はこの世界で本当に唯一無二の存在なのか? 自分とは、自我とは一体、何なのか? この物語を描くことで様々な問いかけができますし、脚本に書かれていたキャラクターの精神的な葛藤に惹かれました」監督が語る通り、本作ではウィル・スミスと若いウィル・スミスが対決してムダにマシンガンを撃ちあうだけの映画ではない。主人公ヘンリーと、若いクローンのヘンリーそれぞれにドラマがあり、迷いがあり、精神的な変化が訪れる。リー監督はそれを「小説や戯曲ではなく、すべてをビジュアルで見せなければならない映画として描くことに意味があるし、挑戦してみる価値があると思った」という。そこでリー監督と製作陣は、様々な新技術を導入した。まず若いクローンのヘンリーを全編に渡ってデジタルで描き、さらに映画をハイフレームレート3Dで撮影することにした。ここで少しだけ説明。現在、多くの映画は1秒間に24コマ(フレーム)の静止画を連続投影することで動いている“ような”映像を生み出している。しかし、この24という数字は映画の短い歴史の中でも試行錯誤があり、絶対的な正解ではない。過去にはこれよりも少ないコマ数で撮影されていた時期もあれば、あえて倍の48コマで撮影された映画もあった。本作でリー監督は全編を120コマ/秒で3D撮影し、60コマ/秒で上映することにした。1秒あたりのコマ数があがれば、動きの細部までをキメ細かく記録・再生でき、製作陣はこの手法によって映画への“没入感が高まった”と主張する。「新技術によって、ウィル・スミスが本当に目の前にいるかのような感触を味わってもらえると思います。と同時にこの技術は作り手が観客に“本当に見せたい空間”を描くことができるツールだとも思っています。かつて映画における編集とは“時間軸”の語りでした。あるコマと次のコマの“間”を観客の方に脳内で補完してもらって、物語を語っていたわけです(例:私たちは「ホームから走り去っていく列車」の次に「泣きながら手を振る人」を観ると、本来は別々の画でも勝手に“列車を見送っている人の話”だと思ってしまう)。しかし、この映画で採用したハイフレーム撮影では“空間”で語ることができます。これまでの映画では特定の場所をクローズアップにしてみたり、カメラが動いたり、観客の視線を誘導したりと何らかの“操作”をして物語を語ってきたわけですが、今回の撮影手法の場合はそれらの操作は大げさになってしまいます。この技術は私たちの見せたい空間を“空間そのまま”にスクリーンに描きだすことができるからです。これまでの3D映画は新技術を使っているのに、過去のフィルム映画の世界を再現しようとしているものが多く、観客の中には3D映画はあまり良いものではないと考えていらっしゃる方もいるでしょう。しかし、このメディアの可能性はそんなものではありません。この映画を撮りながら私はづくづく思いました。これは映画の“新しい世界”の幕開けになると。私は従来の映画言語とは異なる、新しい話法や言語を探求していくことになるでしょう」監督は3Dカメラやデジタル技術を導入することで、映像だけでなく観客の意識も変化すると考えている。「今回の新技術で『ジェミニマン』を語ることで、本作が内包する哲学的な問いはより深まったと思いますし、個人的には新メディアが私たちの想像力や感情に対してどのような影響を与えるのか? 私たちの集合意識にどんな変化をもたらすのかに興味があります。この問題についてはまだ我々はスタート地点に立ったばかりと言ってよいと思いますが、現段階ではすべてを完全デジタルで描くのではなく、実物のウィル・スミスを撮影して、そこにデジタルを混ぜていく……この辺りがポイントなのではないかと考えているところです」配信やDVDではなく、映画館で、それも監督が意図した60フレーム/秒の3D版『ジェミニマン』を鑑賞することで監督の意図や想いは伝わるはずだ。「この手法は私のあくなき探求心を刺激するものです。まず最初に写真が登場し、やがて映像になり、そして“空間そのもの”を具現化できるようになったわけです。私たちの物語を語りたい想いは普遍的なものです。しかし、その手法はどんどん進化・発展しているのだと思います」『ジェミニマン』10月25日(金) 全国ロードショー
2019年10月24日おとな向け映画ガイド今週は公開ラッシュ! オススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/10/21(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の作品は、なんと31本。最近ではみたことのない本数です。全国100スクリーン以上で拡大上映されるのは『ジェミニマン』1本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が30本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作をご紹介します。3本は、CG技術が突出したエンタテインメント作品。4本目は、それとは真逆、体を張ったといいますか、R18の日本製コメディ映画であります。『ジェミニマン』ウィル・スミスが「二役」を演じています。51歳の「史上最強のスナイパー」、ま、これは当たり前。もう一役は23歳の「クローン」です。若い方は、特殊メイクではなく、実際にスミスが演じた上でCG処理をし、新しいキャラクターを作り出したとのこと。まさに映像上のクローンです。それが全然不自然じゃない。これまで観たCGは何か違和感を覚えたものですが、それがありません。恐竜たちがスクリーンせましと駆け回った『ジュラシック・パーク』以来の映像革命。いよいよそういう時代になったかと驚嘆しました。スミスが扮するスナイパー(狙撃手)の、ゴルゴ13のような凄腕ぶりが冒頭にでてきます。このエピソードだけでも見応えがあります。ちょっとしたミスがあり、職人肌の彼は引退を決めるのですが、政府の秘密組織から追われることに。知りすぎた奴は消せ、というわけです。最初に送りこまれたスナイパーが、若い彼自身のクローン。政府は、彼の並外れた殺傷能力に目をつけ、こっそりDNAを採取し、軍事用クローン人間を秘密裏に完成させていたのでした。不思議な感覚でしょうね。姿かたちは若い頃と同じ。食などの嗜好、くせ、思考回路も同じ、すごい奴が目の前にいるんです。監督は巨匠アン・リー。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマーが製作を担当しています。彼が採用したのは、最新鋭のCGだけではなく、最も立体感のある3D技術(3D+in HFR)です。普通の映画のコマ数の2.5倍。この臨場感はこれまで経験したことのないもの。この映画こそ、3Dで観るべき作品です。『ロボット2.0』いやあ、こってりしています。ギトギトのラーメンのようなくせになる魅力。強烈な男くささいっぱいのおじさんロボットが大暴れした、あのインド映画『ロボット』の続編です。タイトルバックから異常な長さです。日本のホンダとか、協力企業のクレジットだって最初にバーンと出します。舞台はたぶん近未来のインド。町から突然、スマホが消える。通話している途中で、何者かに吸い寄せられるように空中高くどんどん飛んでいくのです。当然パニック状態。今やスマホなしでは生活が成り立ちません。しかもスマホは合体し、怪鳥となって町の破壊を始めます。政府にこの怪事件解決の協力を求められたロボット工学の専門家バシー博士は、チッティを復活させるしかないと助言するのですが……。チッティ、前作で暴走の限りを尽くしたロボット。確か解体を命じられ、自らの手で分解。博物館に展示されていたはず。それが博士の力で蘇り、超弩級の破壊アクションがまた、始まります。やや現代的なテーマも背景にあり、悪漢がやっつけられるのを一方的に楽しめませんが、着想がすごい。これでもかとクライマックスがずっと続くし、もちろん歌と踊りも盛り盛り入って145分。おかわりはいりません。満腹まちがいなしです。『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』久しぶりの戦争痛快アクションです。しかもロシア製。ナチスの戦車軍団に立ち向かう、ロシアの命知らずの男たちと、戦車T-34の物語です。第2次大戦中。食料運搬の軍務から人材不足で戦車長を任されたロシア軍将校が1台のT-34で敵の機甲師団に大善戦。しかし捕虜となってしまいます。彼の活躍を覚えていたナチスの隊長は、自軍の戦車隊の訓練演習のため、彼とその部下たちに、標的となって、砲弾を持たずただ逃げまわる役を命じます。戦場で回収されたT-34が与えられ、演習が始まるのですが……。チャンバラや西部劇などのテイストです。敵はナチスですが、相手の武勇を認めるサムライのような軍人。こいつと戦ってみたい、的なスピリットを持っています。対するロシア軍将校も、スティーブ・マックィーンのような不敵な男。それに応え、戦車を自在にあやつり、まるでガンファイトのように戦います。彼は彼で、なんとかこのチャンスに大脱走を、と企てていたのです。大戦後保存されていたロシアの戦車T-34の実物が撮影に使われています。そこから発射される大きな砲弾が、まるで『マトリックス』の銃弾のように、スローモーションで弾道を描きます。VFX(視覚効果)は、『バーフバリ 王の帰還』を手がけたFilm Direction FXを筆頭にロシアのチームが担当。戦車が片輪走行し、ドリフト旋回、まるで生き物のように動き回ります。カメラは戦車内部にも取り付けられ、これもリアリティある映像を生み出しています。四の五の言わず楽しんでくれ、というロシアン・エンタテインメントです。『108~海馬五郎の復讐と冒険~』昔風にいうと艶笑コメディというやつですが、これがすこぶる面白いのです。「大人計画」松尾スズキの監督・脚本・主演作。松尾扮する人気脚本家 海馬五郎が妻の浮気を知り、その復讐に108人の女性を抱くことを考えつく、といった破天荒な話。この手の日本映画はディテールなどがたいてい寒く、のれないのですが、さすが、松尾スズキ。小さなセリフや細かい演出が面白いんです。50代夫婦の危機とか、親のこと、仕事のこと、そのあたりのリアリティも感じられます。決して「やりまくり」映画というだけではありません。海馬がいま手掛けている舞台は、ミュージカル『踊る精神科病院』。そのオーディションに落ちた女優から「これ多分奥さんですよね」と突きつけられたSNS。それは自分の知らない妻のアカウントで、コンテンポラリーダンサーと浮気しているという告白がつづられていたのです。友人から離婚すると資産の半分は妻に渡すことになると聞き、逆上した海馬は、妻がダンサーのおっかけで旅行にでかけている間に、貯金1000万円を女で使い切ると宣言します。妻役は中山美穂です。海馬の妹で、イタリアンレストランのオーナーシェフに坂井真紀、友人役に秋山菜津子、劇団ハイバイの岩井秀人。特に、秋山さんは海馬のセフレ、という役どころ。紀伊国屋演劇賞を2度もとったことをひけらかす女優役です。実際に数々の演劇賞を受賞したベテラン。楽しんでやっている感じですが、素敵です。すごいシーンもあり、まさに体張ってます。
2019年10月21日フランスを代表する現代アーティスト、カミーユ・アンロの個展『カミーユ・アンロ蛇を踏む』が、東京オペラシティ アートギャラリーにて10月16日(水)に開幕。12月15日(日)まで開催されている。1978年フランス生まれのカミーユ・アンロは、文学、哲学、美術史、天文学、人類学、博物学など多岐にわたる膨大な「知」からインスピレーションを得て、映像、彫刻、ドローイング、インスタレーションなどさまざまなメディアを駆使した作品を生み出すアーティスト。映像作品《偉大なる疲労》で2013年第55回ヴェネチア・ビエンナーレの銀獅子賞を受賞したことで国際的に知られることとなり、2017年にはパリの「パレ・ド・トーキョー/現代創造サイト」にて、全権委任・自由裁量の個展開催の権利を与えられた史上3人目の作家となるなど、現代美術家として大いに注目を集めている。日本ではこれまで映像を中心に紹介されてきたアンロだが、本展では大型のインスタレーション作品を含め、作家のこれまでと現在を初めて総合的に展示する機会となる。会場には、『チャタレー夫人の恋人』『源氏物語』といった著名文学をもとに制作された前衛的ないけばな作品をはじめ、活動初期から描き続けているドローイング、国立スミソニアン博物館で特別研究員として行った膨大なアーカイヴの調査にもとづいて制作された映像作品《偉大なる疲労》、アフリカ・ドゴン族の創世神話に関する著作とドイツの哲学者ライプニッツの原理を端緒に、宇宙の成り立ちや人間の生、世界の秩序と多義性を、空間全体を使って考察・構成した重層的なインスタレーション《青い狐》などが並ぶ。アンロのあくなき知の冒険から生み出される自由で豊かな思考や感性、そしてその創造力を目の当たりにできる大規模個展。この機会にぜひ堪能してほしい。【開催情報】『カミーユ・アンロ蛇を踏む』12月15日(日)まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催【関連リンク】 東京オペラシティ アートギャラリー( )ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《ペルセウスとアンドロメダ》1622年以降ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《ペルセウスとアンドロメダ》1622年以降ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《ペルセウスとアンドロメダ》1622年以降ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《ペルセウスとアンドロメダ》1622年以降
2019年10月20日『アラジン』の大ヒットも記憶に新しいハリウッドのトップスター、ウィル・スミスが今年2度目の来日!10月17日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた主演最新作『ジェミニマン』のジャパンプレミアに出席した。ウィル・スミス、『ジェミニマン』での衝撃体験は「美しいショック」最新技術を用いウィル本人の演技をベースに、23歳当時のウィルにしか見えないフルCGキャラクターが製作され、前代未聞の「ウィル・スミスVS若きウィル・スミス」を描くアクション大作。引退を決意した伝説のスナイパー、ヘンリーと彼のDNAから誕生したクローン刺客が死闘を繰り広げる。今年5月に『アラジン』のプロモーションでも来日していたウィルは、日本語で「皆さん、こんにちはーー!」と挨拶し、日頃から応援してくれる日本のファンに感謝。若い自分と対決する経験は「ものすごく奇妙」だそうで、「初めて100パーセントCGIで生まれた“自分”を見たときは、美しいショックと呼ぶべき衝撃を受けたよ。演じる上で意識したのは、若さゆえのナイーブさや純粋さだね」とコメント。「映画に革命を起こした!」と強い手応えを示していた。オスカー監督&伝説のヒットメーカー、6年ぶり来日。台風19号に心痛プレミアには、ともに6年ぶりの来日となるアン・リー監督、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが出席し、先日発生し各地で大きな被害をもたらした台風19号について、「わたしは台湾出身なので、お気持ちがよくわかります。一刻も早い復興を祈っています。心は常にともにあります」(リー監督)、「台風の報道を耳にし、心を痛めています。心からお見舞い申し上げます」(ブラッカイマー)と被災地にメッセージを送った。『アラジン』に続いてウィルを演じる山寺さん「今回は歌がありません」ジャパンプレミアには吹き替え版で、ヘンリーの声を務める江原正士、クローンを演じる山寺宏一、ヘンリーとともに謎の秘密組織“ジェミニ”に立ち向かう潜入捜査官ダニー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)を演じる菅野美穂が出席した。江原さんは「僕が今まで演じたウィルさんの中でも、一番渋くて重い。男の影を感じたので」と役作りについて言及。『アラジン』に続いてウィルを演じる山寺さんは「今回は歌がありませんでしたが(笑)、若いウィルさんの繊細さを意識した」と話していた。『ジェミニマン』は10月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジェミニマン 2019年10月25日より全国にて公開© 2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED
2019年10月17日