現地時間5月27日夜、フランスで開催されていた第76回カンヌ国際映画祭の授賞式にて、映画『Perfect Days』で主演を務めた役所広司が男優賞に輝いた。日本の俳優の受賞は、2004年の『誰も知らない』の柳楽優弥以来2人目で、さらにエキュメニカル審査員賞も受賞し、作品としてはW受賞となった。エキュメニカル審査員賞は、キリスト教徒の映画製作者、映画批評家らによって1974年に創設されたもので、日本人の監督作では過去に青山真治監督の『EUREKA(ユリイカ)』が2000年、河瀬直美監督の『光』が2014年、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が2021年に受賞しており、邦画としては4作品目となる。併せて、役所広司本人、さらに会場で感動の表情を浮かべていた監督のヴィム・ヴェンダース、そしてカンヌで一緒にプレミア上映に立ち会ったキャストからコメントが到着した。■役所広司日々を丁寧に静かに重ねるように生きる。この平山という男を演じるのは、大きな挑戦でした。ヴィム・ヴェンダースという偉大な監督には、フィクションの存在であるこの男にとても大きなリスペクトがありました。それが私を導き、平山という男をこの世界に生み出した気がします。このような賞をいただいてとても光栄です。日本の、世界の、映画が少しでも、もっと素晴らしいものになるようにこれからも努力を重ねていきたいと思います。日本でもみなさんに、「平山」という男をご紹介できる日が楽しみです。■ヴィム・ヴェンダースこれ以上の言葉を私は見つけることができない。“役所広司は、監督をする者にとって最高の俳優である”彼こそが俳優である。それも最高の俳優だ。彼こそが平山であり、『PERFECT DAYS』というこの映画の心臓であり、魂なのだ。この映画を通じて私たちはゆっくりと平山の視線や生き方を受け入れていく。彼の目を通してこの世界をみつめる。そうすることで彼が選びとった人のために生きるというその姿に癒しを感じるようになる。他の俳優でも平山を「演じる」ことはできるだろう。けれど役所広司は平山そのものになった。穏やかさ、謙虚さ、大きな心。同じようなひとに対してだけでなくすべてのひとに対しても。自然に対してもそれをもつ。とくに木々には静かで美しい感情を抱いている。カンヌの劇場から泣いて帰る人がいるとしたら、それはこの偉大な俳優が彼らを旅に連れ出したのだ。彼らの魂に、より良く生きることとは何か。満たされた生き方はどういうものか。そういう考えに火をともしたのだ。こんなことを成し遂げる俳優は世界にそうはいない。私は彼と一緒に映画をつくれたことをとても幸せに思う。この賞は、私と、そしてカンヌに集まったチームの全員が待ち望み、そして夢にみたものである。■中野有紗受賞、本当におめでとうございます。役所さんの演技、作品に取り組む姿勢は私の心に強く響きました。役所さんの存在の素晴らしさが更に世界に伝わったような気がして、自分の事のように嬉しく感じています。その様な受賞作品に、私も出演させて頂けた事を心より光栄に思って居ります。本当におめでとうございました。■アオイヤマダ受賞おめでとうございます。人それぞれの日常や居場所が主人公であり、それこそが平和ということ。与えられた時間を精一杯生きること。そして、決して一人では生きられないこと。私はこの作品に携わらせて頂き、改めて意識することができました。ヴィムさんがみつめる日本には、私たちが気がつくことができない、新芽のような美しさがあります。素晴らしい機会を下さったこと、本当に感謝しております。■田中泯嬉しい!役所さんの受賞が自分のことのように嬉しい。そうして『PERFECT DAYS』を受け入れたフランス、カンヌにヤッホーだ。この作品に関わった全ての人の心の内に秘められていたことがこの結果だった、と僕は信じます。ヴェンダース監督がそんな人々の先頭で喜びに浸っているに違いない。役所さんが体現した平山さんは、自分のテンポとメロディーで生きたい人々の本当の例題となるでしょう。言葉少ない役所さんは、ずっと踊っていた!<作品情報>『PERFECT DAYS』原題:『PERFECT DAYS』/上映時間:124分/製作:日本/日本配給予定【スタッフ】監督:ヴィム・ヴェンダース脚本:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬エグゼクティブ・プロデューサー:役所広司プロデュース:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬【キャスト】役所広司、柄本時生、中野有紗アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり田中泯、三浦友和 ほか(C)2023 MASTER MIND Ltd.『PERFECT DAYS』トレーラー
2023年05月29日23日(現地時間)、第76回カンヌ国際映画祭で監督としての6年ぶりの新作『首』が公式上映され、終了後にスタンディングオーベーションを受けた北野武(76)。上映前には、同作の出演者である西島秀俊(52)、加瀬亮(48)、中村獅童(50)、浅野忠信(49)、大森南朋(51)らとともにレッドカーペットを歩いたが、そのなかで紅一点、着物を着た女性の姿が。豪華俳優陣の中心で手を振る武の隣に手を繋いで寄り添っていた親密な様子のその女性は、武の現在の夫人だと、一部スポーツ紙やテレビが報じている。武は’19年に長く別居していた前夫人との離婚が成立。18歳年下の現在の夫人とは‘20年に再婚をしている。現・夫人は武のマネジメントも手掛けていると報じられており、公私のパートナーだ。夫人は、これまで公の場に姿を現したことがなかったため、ネット上では、《たけしの新しい奥さん初お目見え?》《この人が武さんの奥さんか…》《前の奥さんはまったく出てこなかったけど、やっぱり違うタイプなんやなー》《たけしさん本当に溺愛してるんだなぁ新しい奥さんを…レッドカーペットまで手を繋いで歩くのびっくり》《手つないでたー素敵》と、さまざまな反応が上がっていた。
2023年05月25日先ごろ開催されたアカデミー賞でポール・メスカルが主演男優賞の候補になったのをはじめ、英国アカデミー賞、カンヌ映画祭など多くの映画祭・映画賞で絶賛を集めた映画『aftersun/アフターサン』がいよいよ26日(金)から公開になる。本作は主人公の女性が、20年前の夏に父と訪れたリゾート旅行を振り返る様を描いた作品で、大きな事件が起こるわけでも、劇的な展開があるわけでもないが、観る者の心と記憶を刺激する描写がふんだんに盛り込まれ、映画的な魅力が細部にまでつまっている。本作はなぜ、ここまで観客を魅了するのか? 監督と脚本を手がけたシャーロット・ウェルズに話を聞いた。ウェルズ監督はスコットランド出身で、ニューヨークを拠点に活動する映画監督。大学院で映画制作を学び、いくつかの短編を手がけた後、初の長編作品にこのプロジェクトを選んだ。主人公の女性ソフィは、ホームビデオの映像を観ている。あの夏、11歳だったソフィは父に連れられてトルコのリゾート地に出かけた。いつもは離れて暮らしている父との日々。ビデオに記録された空はどこまでも青く、ふたりは朝から晩まで遊んで、穏やかに時間が過ぎていく。しかし、ソフィはビデオ映像にうつる父の知らなかった一面を見つけ出していく。本作では劇中で父の知られざる一面が劇的に描かれることはない。しかし、観客は11歳のソフィの目を通して父との日々を眺めているうちに、父の抱えているものに少しずつ気づいていく。「多くの映画監督は“ストーリーを伝えるための劇の構造”を選びがちですよね。でも私は、観る人ともっと深いつながりが持てる作品をつくりたいと思っています。ですからこれまでも余計なものは可能な限り排除して、本当に必要なものだけを残すというやり方で映画をつくってきました。本作でもすべてを説明するのではなく、作品の中に余白を残すことで観客にメッセージを読み取ってもらいたいと思いました」監督が語る通り、本作では過剰な説明やセリフは登場しない。カメラの動き、俳優の表情や気配、父と娘の空気感の変化……“映画の言語”を駆使して物語が綴られる。「大学院で映画を学んだのですが、最初にやるレッスンは“映画の音を消してもストーリーがちゃんと伝わるか?”でした。そのことはいつも意識しています。脚本を書く上ではストーリーを前に進めたり、新しい情報を伝えるようなセリフもありますが、私の書くセリフは日常の中にある”とりとめのない言葉”が多いですし、創作する過程ではフォーム(構造)を通じてストーリーを伝えることを大切にしています。それに無駄なセリフを排除して、静寂な時間をつくることで、別の要素を映画の中に入れることができるんです。カメラワークや、音がスクリーンの画とシンクロしていたり、ズレていたり……しっかりとビジュアルで語ることで、そういった別の要素が強まる可能性もつねに意識しています」そこで重要になったのが、フィルムでの撮影だ。本作は“かつて父と娘が旅行中に撮影したハンディビデオの映像を、成長した娘が見る”という設定だが、撮影は全編35ミリフィルムで行われた。「撮影監督のグレゴリー・オークのこだわりでもあったのですが、35ミリフィルムで撮影することは本作を語る上では欠かすことのできない要素でした。デジタル撮影にはない質感が35ミリにはあり、本作が描く記憶のぼんやりとした感じ、ソフトな質感を表現するためにはフィルムが必要だったのです。デジタル撮影だとあまりにもクッキリとし過ぎてしまうのです。フィルムで撮影することで、古い写真や使い捨てカメラで撮った写真の感覚を表現できると思いましたし、フィルムのルックを用いることで観客が“あの時代”を意識せずにさかのぼれると思いました」なぜ、『aftersun/アフターサン』は多くの観客を魅了し続けるのか?さらに本作では編集と構成(どの順番でシーンを語っていくか?)に長い時間が費やされたという。この物語では父と娘はひとつのリゾート地で何日も過ごしている。脚本上では「時間の経過を表現するために、1日のはじまりは必ず同じシーンからはじまるようにしていた」そうだが、完成した映画では時間の経過が曖昧に感じられるようにシーンが構成され、時おり成長した現在のソフィの場面が挟み込まれる。時間が単純に一直線に進んでいくのではなく、過去を振り返る時に誰もが体験する“おそらくこの順番で出来事が起こったはずだけど、一部だけ記憶の順番が曖昧”という感覚を本作は編集によって実現しているのだ。「撮影監督のグレゴリーと、編集を担当したブレア・マックレンドンとは同じ大学院で、短編も一緒につくってきました。私たちは創作のテイストも似ているし、目指している部分が同じなんです。ですから、撮影を終えて、編集前に自分とブレアのために“編集用の脚本”を用意したのですが、結果的には一度も開くことはありませんでした。ブレアは物語が時系列的に一直線に進んでいくことを好まないので、時間が経過して次の日がやってくる“境界線”をうまくボカすような編集をしてくれました。基本的には朝が来て、夜になり……と進んでいくのですが、時折、ソフィが同年代の子どもたちとプールに入るシーンや、彼女が男の子と遊ぶ場面を違う流れの中に上手に盛り込んでいくことで、記憶のもつ“順番が曖昧な感じ”を表現することができたと思います。これはブレアのおかげですね」さらに本作ではシーンの並びを精緻に検討して構成することで、観客が少しずつ父の知らなかった一面に気づいていくことに成功している。人は映画を観ている時、その映画がまだ上映中であっても、数分前に観ていたシーンの印象が変わることがある。映画の前半で楽しそうな人として登場したキャラクターが、あるシーンで得られる情報によって“さっき観たあのシーンの彼は楽しそうにしていたわけではないのだ”と気づくことがある。記憶は人の中で固定されるものではない。記憶はたえず変化し、更新されていく。「そのことはすごく意識しましたし、本作はそのような構造の作品だと思います。この映画を観てくださる方は、最初は父と娘の楽しいバケーションを観ていると思っています。しかし、それがどんどん変化していく、それらが積み重なることで、結末には観客がある感覚を抱くことになる。でも、それは人生そのものがそうだと言えますし、“振り返る”という行為もそうですよね。過去を振り返る時、当時はとても楽しい思い出だったのに、何年か経ってから振り返ると、別の感情が湧き上がってくる。あの時の楽しさを思い出したいけれど、今の感情とぶつかり合ってしまう。そういうことが誰にでもあると思いますし、そのこともこの映画では表現したかったのです」この映画が世界中の多くの観客を魅了しているのは、父と娘の関係を上手に描いたからでも、親子の普遍的なドラマを描いたからでもない。曖昧な記憶が変化/更新される中で、新たな一面を発見し、当時の記憶と現在の感情がぶつかり合う……誰もが一度は経験する感覚を見事に描き出したことが本作の最大の魅力だろう。監督が目指した通り、本作は単に物語やキャラクターを提示するだけでなく、観客と“深いつながり”をもつことに成功したのだ。「公開される前は、私と同じような体験をした方や、似たような体験をした観客だけにこの映画を理解してもらえると思っていました。父と娘の関係だったり、父の抱えている問題が観客に響くだろうと予想していたのです。しかし、映画が公開され、そうではないことが証明されました。この映画はそれ以上の広がりをもって受け入れられました。それは本当にうれしいことですし、今後も自分の信念を貫いて創作を続けていきたいと思っています」誰もが過去を振り返る。楽しかった思い出、つらい記憶、あの日のあの人の印象……しかし、それらは自分が時を経て、経験を重ねることで変化していく。人は何度も過去を振り返り、そのたびに新しい過去に出会う。あの時はわからなかった父の気持ちがわかるようになる。新たに父と出会うことができるのだ。これから多くの人がふとしたきっかけで、映画『aftersun/アフターサン』を振り返ることになるだろう。そのたびに、観客の記憶の中に、あの日のリゾート地の父と娘が、思ってもみなかった新しい姿で出現するはずだ。『aftersun/アフターサン』5月26日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
2023年05月24日話題のインド映画が上映される「インド大映画祭 IDE 2023 in K’s cinema」より予告編が公開された。特定非営利活動法人「インド映画同好会」が、貴重なラインアップを揃えて贈る「インド大映画祭」。『愛と勇気のヒーロー チェンナイエクスプレス』の監督ローヒト・シェッティ×ランヴィール・シン&ディーピカー・パードゥコーン夫妻が出演する日本初公開作品『サーカス』のほか、『バンバン!』『WAR ウォー!!』のリティク・ローシャン主演『ヴィクラムとヴェーダ』(ヒンディ版)、名作『スルターン』、さらにシークレット作品、日本初公開3作と話題作が一挙公開される。『サーカス』この度公開された予告編では、まず、日本初公開となる1本『サーカス』のランヴィール・シンのダンスシーンが軽快な音楽とともに流れ、タイトルロゴが現れるという、まさに「祭」のオープニングにふさわしい予告編の冒頭。その後「サーカス」が2組の双子を取り換えたことから始まる物語であることが示され、さらに2本の日本初公開作品『ガルギ 正義の女神』では父の疑いを晴らそうとする少女の強い目のシーンや、『ラストファーマー』の1人で農地と寺を守ろうとする老人の姿を映し出す。『ラストファーマー』次に今回プレミア先行上映される『ただ空高く舞え』『ヴィクラムとヴェーダ』(ヒンディ版)がインド版のポスターの絵柄で、コピーとともに紹介され、【衝撃枠】の『野獣一匹2』、名作『スルターン』、『ヴィクラムとヴェーダー』(タミル版)、【スポットライト枠】の『ひとかけらの愛』、【クラシック枠】の『サチン』、『隠された顔』、『若き獅子』が紹介されていく。ランヴィール・シン、ディーピカー・パ―ドゥコーン、スーリヤ、リティク・ローシャン、R・マーダヴァン、ヴィジャイ・セードゥパディ、カールティ、ヴィジャイなど、次々とインドを代表する俳優たちの顔が次々映し出される、華やかな予告編となっている。まだ発表されていないシークレット枠での上映作品にも注目したい。「インド大映画祭 IDE 2023 in K’s cinema」は6月17日(土)~7月7日(金)、新宿 K’s cinemaにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年05月24日スティーブン・スピルバーグ監督とルーカスフィルムがタッグを組んだ人気シリーズ最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のワールドプレミアが、第76回カンヌ国際映画祭にて行われた。本作は、ハリソン・フォード演じる考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、様々な危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げるアドベンチャー映画。最新作では、“人間の想像を超える力”を持つ謎に満ちた伝説の秘宝を巡り、インディが因縁の宿敵・元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空で争奪戦を繰り広げる。プレミア上映に先駆けて行われたレッドカーペットイベントにハリソンが登場すると、40年以上にわたってインディを演じ続けてきた彼を称えるように、会場からは割れんばかりの歓声や拍手が巻き起こった。そのほか、本作でインディと行動を共にするヘレナを演じるフィービー・ウォーラー=ブリッジや、本作でインディが対峙することとなる宿敵フォラー役マッツ・ミケルセンら豪華キャスト、そして本作でスティーブン・スピルバーグから監督を引き継いだジェームズ・マンゴールドら制作陣が集結した。また上映に先立ち、長年にわたりインディ・ジョーンズをはじめとした数々のキャラクターを演じてきた功績を称え、ハリソンに「名誉パルム・ドール」がサプライズ授与された。これは昨年のカンヌ国際映画祭でトム・クルーズが受賞していた賞で、今年受賞となったハリソンも感極まって涙する場面もあった。ハリソンは「本当にありがとうございます。とても感動しています。私は今、自分の人生の走馬灯を見ました。私の人生の大部分、いや、人生の全ては、私の美しい妻に支えられてきました。彼女は私の情熱と夢を応援してくれています。また、ジェームズ・マンゴールド監督やフィービー・ウォーラー=ブリッジ、そしてマッツ・ミケルセンのようなアーティストと仕事をする機会があることに、とても感謝しています。この名誉に深く感動し、身の引き締まる思いです。この場をお借りして、改めてお礼を言わせてください。この偉大な栄誉に」と、本作で共に仕事をした仲間や家族への感謝を語った。<作品情報>『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』6月30日(金) 公開『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』特報
2023年05月19日映画『PERFECT DAYS(パーフェクト・デイズ)』が2023年12月22日(金)より公開される。本作は第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされており、監督はヴィム・ヴェンダース、主演は本作で第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた役所広司が務める。ヴィム・ヴェンダースが渋谷の“公共トイレ”を題材に『PERFECT DAYS』は、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編映画。清掃員の平山という男を主人公に、日々の小さな揺らぎを丁寧に追った作品だ。監督を務めるヴィム・ヴェンダースは、『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』など、数々の傑作映画を手掛けてきたドイツの名匠。日本の公共トイレのなかに“平穏と高貴さをあわせもった、ささやかで神聖な場所(small sanctuaries of peace and dignity)”を見出したというヴィム・ヴェンダースが、『PERFECT DAYS』ではフィクションの存在をドキュメントのように映し出した。その瞬間、その瞬間にしかないものたちの美しさに注目だ。主演は役所広司、トイレ清掃員に主演を務めたのは、ヴィム・ヴェンダースが長年リスペクトしてやまないと話す役所広司。静かに淡々とした日々を過ごしていたある日、思いがけない出来事がおきるトイレ清掃員・平山を演じる。主人公・平山…役所広司渋谷の公共トイレ清掃員。いくつもの風変わりなトイレを清掃してまわる。平山の姪…中野有紗平山のもとに突然訪れる姪。平山の妹…麻生祐未ホームレス…田中泯平山と奇妙なつながりをもつホームレス。平山の同僚清掃員…柄本時生平山の同僚清掃員のガールフレンド…アオイヤマダ居酒屋のママ…石川さゆり平山が休日に訪れる居酒屋のママ。居酒屋のママの元夫…三浦友和カンヌ映画祭で役所広司が最優秀男優賞なお、映画『PERFECT DAYS』は、2023年に開催された第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。主演の役所広司は最優秀男優賞に輝き、監督・是枝裕和の『誰も知らない』で男優賞を受賞した柳楽優弥以来の快挙を達成した。役所広司はカンヌ国際映画祭・男優賞の受賞に際して次のようにスピーチしている。「僕は賞が大好きです。でも、こうやって華々しいカンヌ映画祭でスピーチするのは、あまり好きではない。でもカンヌ映画祭と審査員の皆様、本当にありがとうございました。パーフェクト・デイズを見てくださったお客様もここにいらっしゃると思いますが、本当にありがとうございました。この映画を製作した柳井康治さんに心から感謝したいと思います。彼がいなければ、映画は世に出ることはなかったと思います」また、第36回東京国際映画祭では、審査委員長としてヴィム・ヴェンダースが来日することを記念し、『PERFECT DAYS』を特別先行上映。第96回⽶国アカデミー賞国際⻑編映画賞の⽇本代表にも選出されている。映画『PERFECT DAYS』あらすじ東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。【作品詳細】映画『PERFECT DAYS』公開日:2023年12月22日(金)~TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー※10月24日(火)~30日(月) TOHOシネマズ日比谷にて特別先行上映監督:ヴィム・ヴェンダース脚本 :ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和製作:柳井康治エグゼクティブ・プロデューサー :役所広司プロデュース:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬、國枝礼子、矢花宏太、ケイコ・オリビア・トミナガ、大桑仁、小林祐介製作:MASTER MIND配給:ビターズ・エンド
2023年05月19日第76回カンヌ国際映画祭に合わせ、洋画専門CS放送ザ・シネマでは『パリ、テキサス』から『パラサイト 半地下の家族』まで過去の受賞作品を9作品、特集放送する。フランス南部の都市カンヌで1946年から開催され、世界三大映画祭の一つに数えられるカンヌ国際映画祭。今年は、5月16日(火)~27日(土)開催予定となっている。ザ・シネマでは、これに合わせて過去の受賞作品を「カンヌ国際映画祭特集2023」として放送。韓国映画史上初の最高賞パルム・ドールを獲得したポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』、ギリシャの奇才ヨルゴス・ランティモス監督が描く息詰まる不条理スリラー『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』など9作品を5月21日(日)~24日(水)にかけて放送する。★第72回(2019年)パルム・ドール『パラサイト 半地下の家族』放送日:5月21日(日)23時15分~ほか[PG12]貧困から抜け出そうともがく、キム一家の運命は?アカデミー賞4部門を制覇した衝撃の韓国サスペンス。★第70回(2017年)脚本賞『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』放送日:5月23日(火)深夜1時~ほか[PG12]眼科医の妻アナと子ども2人と何不自由なく幸せに暮らしていた心臓外科医スティーブン。手術で患者を死なせた彼が“4つの悲劇”に見舞われる、息詰まる不条理スリラー。★第49回(1996年)監督賞『ファーゴ』放送日:5月24日(水)23時15分~[R15+]多額の借金を抱えていた自動車セールスマンの狂言誘拐がいつしか殺人事件に変貌…。コーエン兄弟を一躍有名にしたシュールな犯罪サスペンス。★第44回(1991年)パルム・ドール、監督賞、男優賞『バートン・フィンク』放送日:5月24日(水)深夜1時15分~スランプに陥った劇作家が悪夢の世界へ追いつめられる…。コーエン兄弟の映像センスが光る不条理サスペンス。<あらすじ>1941年。ニューヨークで演劇界の寵児となった新進気鋭の劇作家バートン・フィンクに、ハリウッドから映画の脚本執筆依頼が舞い込む。迷った末にバートンは依頼を受けてハリウッドに向かうが、彼が任されたのはB級レスリング映画の脚本。しかも、仕事場兼宿泊先として用意されたホテルの一室は、蒸し暑く不気味な雰囲気が漂っていた。隣室の保険外交員チャーリーと仲良くなるが、執筆はいっこうに進まずスランプに陥る。★第43回(1990年)パルム・ドール『ワイルド・アット・ハート』放送日:5月24日(水)深夜3時30分~[R-15相当]親に交際を禁じられた男(ニコラス・ケイジ)が恋人(ローラ・ダーン)と逃避行に!デヴィッド・リンチ節が全開のワイルドな純愛ストーリー。<あらすじ>米国南部。ワイルドな青年セイラーにはルーラという恋人がいるが、彼女の母マリエッタに交際を猛反対されていた。そんなある日、セイラーはマリエッタが差し向けた殺し屋を殺害し、逮捕されてしまう。それから2年後、刑務所から仮出所するが、執行猶予を無視してルーラと共にカリフォルニアへ向かう。マリエッタは私立探偵ジョニーに娘を連れ戻すよう依頼するが、なかなか2人の足取りがつかめないため、殺し屋を雇う。★第39回(1986年)パルム・ドール『ミッション』放送日:5月21日(日)深夜1時45分~18世紀の南米を舞台に新大陸とヨーロッパ文明の激突を描いた感動の歴史スペクタクル。<あらすじ>1750年代キリスト教の教えを世界全土に布教するためイエズス会より神父ガブリエルが南米奥地イグアス川上流へとやってくる。警戒する原住民に対して笛を奏でて殺気立った空気を和らげ、彼らに存在を認められるガブリエル。その後、奴隷商人メンドーサと出会い、弟殺しで重い罪を背負っていたメンドーサを共に伝道の修行へ導く。しかし、やがてポルトガル政府がこの地を征服しようとし、伝道師たちとの対立が起こる。★第37回(1984年)パルム・ドール『パリ、テキサス』放送日:5月23日(火)深夜3時15分~ほかその男はなぜ荒野の放浪者になったのか? ヴィム・ヴェンダースの名を世界に知らしめた傑作ロードムービー。<あらすじ>ひとりで荒野をさまよい続けていた男が荒野のガソリンスタンドで気絶した。男の持ち物の名刺を手がかりに連絡を受けたウォルトは、記憶を失っているその男が4年前に失踪した兄トラヴィスだと確認し、ロサンゼルスの自宅に連れ帰る。なぜかトラヴィスは、テキサス州の“パリ”という町を探して放浪していたのだ。やがて少しずつ記憶を取り戻したトラヴィスは、幼い息子ハンターを伴い、家出した妻ジェーンを捜す旅に出るのだが…。★第40回(1987年)監督賞『ベルリン・天使の詩』放送日:5月22日(月)深夜0時45分~ほか天使が舞い降りた古都ベルリン。ヴィム・ヴェンダース監督がめくるめく壮麗な映像美で綴るファンタジー。<あらすじ>ベルリンの街を見下ろす天使ダミエルとカシエルの日課は、人間たちの行動を観察し、その心の声に耳を傾けること。そんなある日、サーカスに立ち寄ったダミエルは、空中ブランコ乗りのマリオンに心引かれていく。また、あるときはベルリン滞在中の俳優ピーター・フォークが、子どもにしか姿が見えないはずのダミエルに話しかけてきた。人間の生活に憧れを抱いたダミエルは、ついに天界から下界に降りることを決意するのだが…。★第46回(1993年)審査員グランプリ『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!』放送日:5月22日(月)深夜3時15分~ほかヴィム・ヴェンダースが圧倒的な映像美で綴る、もう一人の天使の物語。名作『ベルリン・天使の詩』の続編。<あらすじ>親友の天使ダミエルが地上に降りて人間となり、天上界に1人取り残された天使カシエル。あれから6年、東西が統一されたベルリンの街を見降ろし続けながら、人間の世界を人間の目で見たいという欲求を抱くようになる。そんなある日、彼はベランダから落下した少女ライザを救ったことで思いがけず人間になってしまう。念願の人間界に降り立ったカシエルだが、堕天使エミットに誘惑され、悪事に手を染めるようになる…。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 2018年3月3日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limitedパラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2023年05月16日映画『ラ・ラ・ランド』の世界に入り込める没入型映画祭「ロールプレイングシネマvol.4『ラ・ラ・ランド』」が、2023年6月2日(金)と3日(土)の二日間にわたって、347cafe、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される。映画『ラ・ラ・ランド』の世界に没入できる映画祭ロールプレイングシネマは、観客自身が物語の主人公となり、映画の世界を“ロールプレイング”できる没入型映画祭。これまで、映画『セッション』や『ヘアスプレー』などをテーマに実施してきた。第4回となる今回は、映画『ラ・ラ・ランド』がテーマ。ミュージカル俳優、ダンサーによる華やかな作中音楽を使用したダンス&ショーや、ピアニストによる生演奏、ヒューマントラストシネマ渋谷での映画鑑賞など様々なコンテンツを楽しむことができる。ハリウッドパーティー編&ジャズバー編今回のイベントでは、2種類のダンス&ショーを用意。高速道路の車の上で踊るシーンが印象的な『Another Day of Sun』をはじめ、『Someone in the Crowd』『A Lovely Night』といったアップテンポな曲を楽しめる「A.ハリウッドパーティー編」と、『Mia & Sebastian’s Theme-』『City of Stars』『LA LA LAND EPILOGUE』といったロマンティックでしっとりしたムードを味わえる「B.ジャズバー編」を選択可能で、いずれも映画の世界観を堪能できるダンス&ショーとなっている。華やかな曲とロマンティックな曲どちらも楽しみたい人には、AとB両方楽しめる「スペシャルパーティー編」がおすすめだ。『ラ・ラ・ランド』をテーマにしたフード&ドリンク会場となるのは、まるでハリウッドにいるかのような気分を味わえる東京・渋谷のプール付きラグジュアリーレストラン「347cafe」。会場では、『ラ・ラ・ランド』をテーマにした立食ビュッフェ式のフードやドリンクが提供される。映画の名シーン着想のフォトスポットも設置予定のため、登場人物たちの衣装をイメージした服装で訪れることで、より思い出に残る写真が撮れそうだ。ヒューマントラストシネマ渋谷では映画鑑賞もさらに、ヒューマントラストシネマ渋谷では、映画『ラ・ラ・ランド』を上映。音に包まれる感覚が味わえる日本初の音響システム「odessa」による極上の映画体験を楽しめる。【詳細】「ロールプレイングシネマ vol.4 『ラ・ラ・ランド』」開催日:2023年6月2日(金)・3日(土)会場:渋谷ココチ(東京都渋谷区1-23-16)・347cafe 3階・ヒューマントラストシネマ渋谷 シアター1 8階<内容>・『ラ・ラ・ランド』楽曲のダンス&ショーの上演・『ラ・ラ・ランド』をテーマにした立食ビュッフェおよびドリンク飲み放題・『ラ・ラ・ランド』のシーンを再現したフォトブース・ヒューマントラストシネマ渋谷の音響システム「odessa」で映画鑑賞<チケット情報>前売りチケット料金:7,500円・ハリウッドパーティー編(映画鑑賞・フード・ドリンク込)日時:6月2日(金)16:45~、6月3日(土)13:00~ / 15:50~・ジャズバー編(映画鑑賞・フード・ドリンク込)日時:6月2日(金)11:25~ / 18:10~、6月3日(土)11:30~ / 14:25~ / 17:15~・スペシャルパーティー編(映画鑑賞・フード・ドリンク込)日時:6月2日(金)16:45~、6月3日(土)13:00~ / 15:50~<スタッフ>ピアノ演奏:山崎拓未シンガー:吉川加那ダンサー:小口奈穂、尾﨑あかり、志藤裕輝、鈴木菜奈、早川未来、竹内愛、田中杏佳、都竹悠河、渡辺咲季演出:若松渓太振付:井上弥子アートディレクター:DIZ運営:まいしろ、阿久澤拓巳、広屋佑規、DIZ, 田中亜希子※開催内容は、事前の告知なく変更する場合あり。※内容変更に対してのチケットの払い戻しは一切行わない。© 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2023年05月11日バーチャルな世界で学園生活を楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、春の学園祭『2023皐月祭』を実施します。ユーザーイベントの祭典・春の学園祭『2023皐月祭』には、50のユーザー団体および企業が出展いたします。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて、春の学園祭『2023皐月祭』の出展団体をお知らせします。キャラフレ - charafre.net : キャラフレ|2023皐月祭春の学園祭『2023皐月祭』■ 開始/終了日程5月13日(土) 21:00 ~5月28日(日) 21:00□ 開会式5月13日(土) 21:00~□ 閉会式5月28日(日) 21:15~出展団体のご紹介運動場テントブース・スクリプト研・ネコミミクオリティーズ・「みんなで育てるキャラフレ」同盟・あいはら部・Aⅲ’s(アイス)・カリッシュ事務局・翔栄モード研究所・CCA~シュシュエール~・クイズ研究会・CSSSWWML(元…カメ研?)・舞龍総合事務局・辻蔵さんが好きなことをするサークル・翔栄町ドラマ制作委員会・いいね!プロジェクト推進委員会校舎内部活ブース・ねこねこ写真館・エッセイのようなものを出展しようとする部・小梅の学園祭ゲート展示室・TMG (Towahara Music Gallery)・童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪共催・ネットラジオDJ部・ミニゲーム制作同好会・愛を求めるハリセンうさぎ団(アムド)・翔愛学園鉄道友の会・小説部・しほひな・翔愛さんぽ倶楽部・天文部&天文部・七夕イベント製作委員会・お食事記者倶楽部・オリジナルイラストの会・写真同好会・天使研究会(仮)・ぱんだんすを広める会・ナッツ&プティン部・翔栄交通研究会・一条 蜜希(キャラフレユーザーアイドル)・ストーンマニア協会・ハピネス事務局・黒ノ州~クロノス~・765プロダクション・Ranampia事務所・ゆどうふ・おいでよ♪なぞ部・弁当屋!ほか弁部・キャラフレインディーズ (CFI)・ゆかり王国 翔愛支部・CRF48withあまなっ党・スク水愛好会・翔愛学園ゲーム実況部!(ブースなし参加)ステージイベント・開会式終了直後~24:00|CSSSWWML(元…カメ研?)・5月14日(日)21:00〜22:00|ストーンマニア協会・5月15日(月)22:30〜24:00|ネコミミクオリティーズ・5月16日(火)22:00~23:00|おいでよ♪なぞ部・5月19日(金)22:00~23:00|CCA~シュシュエール~・5月19日(金)23:00~24:00|カリッシュ・5月20日(土)21:00~22:00|TMG (Towahara Music Gallery)・5月20日(土)22:00~23:00|一条蜜希・5月20日(土)23:00~24:00|765プロダクション・5月21日(日)21:00~22:00|童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪・5月21日(日)23:00~24:00|Aⅲ’s(アイス)・5月23日(火)22:00~23:00|Ranampia・5月26日(金)22:00~23:00|天使研究会(仮)・5月26日(金)23:00~24:00|ゆかり王国・5月27日(土)22:00~23:00|キャラフレインディーズ(CFI)・5月27日(土)23:00~24:00|ネットラジオDJ部以上 全49団体が出展キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。学園生活コミュニティ「キャラフレ」キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月11日TikTokと東宝がタッグを組んだ、縦型映画が主役の映画祭「TikTok TOHO Film Festival 2023」が開催。池田エライザが公式アンバサダーに就任した。本映画祭は、東宝とショートムービープラットフォームであるTikTokがタッグを組み「縦型映画」という新たな映画の“カタチ”を通して、「“映画”の可能性を広げ、世界に羽ばたく新たなクリエイターに出会い支援する」ことを目的としたプロジェクト。今年で3回目の開催となる。2021年の第1回目のアンバサダーを務めた北村匠海からバトンが引き継がれ、第2回目は磯村勇斗へ、そして第3回目となる今回は俳優・歌手・映画監督の池田エライザが就任し、5月10日(水)より動画作品の公募が開始となった。またアンバサダー就任にあたり「撮影方法も鑑賞する方法も新たな可能性に溢れている」と縦型映画際への期待について語る池田さんのコメント動画も併せて解禁。池田さんは「私自身も映画を撮る者として、縦型映画は今後どうなって行くのか、ものすごく興味を持ってます。撮影方法も、鑑賞する方法も新たな可能性に溢れてるからこそ想像のつかない名作が生まれる場でもあると思います!」と語り、「作品を創る人、観賞する人、みんなで楽しみましょう!」とメッセージを寄せた。近年はスマートフォンを介すことで、ユーザーが様々なプラットフォームで映画を含む良質な動画コンテンツを手軽に作成・鑑賞する習慣が根付いている。その中でも、縦型だからこその新たな観点や技法の発見、自由な鑑賞の仕方に繋がる「縦型映画」は映画そのものの在り方を大きく広げていく可能性を秘めたもの。映画祭では「縦型映画」を制作のみならず、鑑賞も含めて映画の新たなフォーマットとして定着させ、それを文化として広めて行くことにも尽力していくという。また、グランプリ含め複数の賞を設けており、過去2回の受賞者たちは縦型映画の先駆者として、活躍を始めている。昨年の「TikTok TOHO Film Festival 2022」にて、おおよそ2か月の応募期間に投稿された映画は約2,000本。受賞作品と応募作品の総再生回数は、6億1千万回を超えている(5月8日時点)。第3回目となる今回は、【グランプリ】【観客賞】のほか、脚本賞とアニメ・CG賞、そして、チャレンジ賞の3つの賞を新設。【脚本賞】は映画にとって大切なストーリーテリングに着目した賞となっており、【アニメ・CG賞】は技法を称える賞。そして【チャレンジ賞】は、縦型映画という新たなフォーマットへの挑戦を称える賞となっており、より多くの才能との出会いの可能性を広げるべく設けられた。作品は最短1分から最長10分まで。13歳以上であればどなたでも参加できる。今回は、1本の投稿で完結された1分~10分以内の縦型映画作品のみが審査対象(複数エピソードまたは複数投稿からなる作品は選考対象外)。グランプリ受賞者は賞金30万円のほか、東宝のクリエイティブレーベル「GEMSTONE」による新作映画の制作権利及びその制作のサポートを受けることが可能。応募方法はハッシュタグ「#TT映画祭2023」を付けてTikTokに動画を投稿するだけとなっている。(text:cinemacafe.net)
2023年05月10日池田エライザが、縦型映画祭『TikTok TOHO Film Festival 2023』の公式アンバサダーに就任した。本映画祭は、日本を代表するエンタテインメント企業である東宝とショートムービープラットフォームであるTikTokがタッグを組み「縦型映画」という新たな映画のカタチを通して、「“映画”の可能性を広げ、世界に羽ばたく新たなクリエイターに出会い支援する」ことを目的としたプロジェクト。昨年は約2,000本の作品が投稿され、受賞作品と応募作品の総再生数は6億1千万回を超えている。第3回目となる今回は、「グランプリ」「観客賞」のほかに「脚本賞」「アニメ・CG賞」「チャレンジ賞」の3つの賞を新設。作品は最短1分から最長10分までとなり、13歳以上であれば誰でも参加可能だ。応募期間は8月13日(日) までで、ハッシュタグ「#TT 映画祭2023」を付けてTikTokに動画を投稿すると応募完了となる。なお今回の審査対象は、1本の投稿で完結された1分〜10分以内の縦型映画作品のみ。グランプリ受賞者は賞金30万円のほかに、東宝のクリエイティブレーベルGEMSTONEによる新作映画の製作権利およびその製作のサポートを受けることができる。池田エライザ コメント動画■TikTok Japan General Manager 佐藤陽一 コメント今年も『TikTok TOHO Film Festival』を開催できることを心から嬉しく思います。2021年にスタートしてからはや3回目を迎えました。「縦型画面」による表現を通じて新たな才能を発掘しようと始まった映画祭ですが、毎回クリエイターの皆さんの創造性に驚かされています。縦型ならではの距離の近さや没入感を、スマホならではの自由な鑑賞スタイルでぜひ楽しんでいただきたく思います。この新しいフォーマットを映画文化の一端にまで引き上げるべく、東宝様と共にしっかりとサポートしていきます。今年もまた新たな才能と出会えるのが楽しみです。この映画祭が多くのクリエイターの活躍の場として更に認知され、発展していけるようつとめてまいります。■東宝株式会社 常務執行役員 大田圭二 コメント『TikTok TOHO Film Festival』は進化と成長を続け、この度3回目の開催を迎えることとなりました。過去2回の反響の大きさには大変驚かされております。回を重ねるごとに応募作品の質も高まっており、この縦型映画祭を通してまだ見ぬ才能あるクリエイターたちと新たに出会えることを楽しみにしております。今回新たに設立された賞も、より多くの才能との接点を可能にしてくれるでしょう。この映画祭が、クリエイターたちにとって才能を遺憾なく発揮できる特別な場となることを願っております。関連リンク特設ページ:過去受賞作:公式TikTok:公式Twitter:
2023年05月10日『映画 聲の形』や「けいおん!」の山田尚子監督のオリジナル作品「Garden of Remembrance」が、フランスで開催される世界最古・最大規模のアニメ映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて特別上映されることが決定した。空のビール缶・ウィスキーグラスが床に置かれ、部屋の端には画材やエレキギターが並ぶ、少し散らかった「きみ」の部屋。携帯のアラームが鳴って、ぼんやりと起き上がり「きみ」1人の朝が始まる。「ぼく」が好きだったアネモネの花、それは「ぼく」との思い出を繋ぐ大切な花。ある日部屋のクローゼットを開けると「ぼく」との思い出が「きみ」を包み込んでいき…。これは「きみ」と「ぼく」、そして「おさななじみ」との“さよなら”を描く物語――。本作は、アネモネの花をテーマとして、「きみ」と「僕」と「おさななじみ」の3人の感情が揺れ動く様子を鮮麗に描いた、珠玉のハートフルショートアニメーション。制作は「サイエンスSARU」が担当、キャラクター原案は「花のズボラ飯」の作画を手掛けた漫画家・水沢悦子、音楽は「可愛くてかっこいいピチピチロックギャル」として活動するシンガーソングライター・ラブリーサマーちゃんが書き下ろす。なお、本作に加え、日本作品からは『BLUE GIANT』、『THE FIRST SLAM DUNK』、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』などが特別上映される。「Garden of Remembrance」は2023年リリース予定。(cinemacafe.net)
2023年05月08日『ラ・ラ・ランド』『バビロン』のデイミアン・チャゼル監督が、今年のヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門で国際審査員長の一人に決定したことが発表された。フランスのアリス・ディオップ監督、イタリアのジョナス・カルピニャーノ監督と共に務めるという。チャゼル監督の作品は、2016年に『ラ・ラ・ランド』、2018年に『ファースト・マン』が同映画祭のオープニング作品として選出、上映された。今年、審査員長に起用されたことに対し、「毎年10日間、ティントレット、ティツィアーノ、ヴェロネーゼを輩出した芸術の町が、映画の町となります。今年は審査員長として招かれ、身の引き締まる思いですし大変うれしいです。第80回ヴェネチア国際映画祭で素晴らしい作品を見つけることを楽しみにしています」とコメントしている。ディオップ監督は長編フィクションデビュー作『サントメール ある被告』が2022年の同国際映画祭で、銀獅子賞(審査員大賞)と新人監督賞をW受賞した。カルピニャーノ監督は2015年、『Mediterranea(原題)』で長編監督デビュー。同作がカンヌ国際映画祭国際批評家週間で上映され、インディペンデント・スピリット賞で3部門にノミネート、ゴッサム賞でブレイクスルー監督賞を受賞した。長編監督作第2弾『チャンブラにて』、第3弾『キアラへ』はどちらもカンヌ国際映画祭でヨーロッパ・シネマ・レーベル賞を受賞。第80回ヴェネチア国際映画祭は8月30日から9月9日まで開催される。(賀来比呂美)
2023年05月08日アダマン号は、人々を孤独から引き出して、世界とつながる手助けをする場所アダマン号へ通う表情豊かな人々、そしてその表情の奥に隠された心の問題までを優しいまなざしで捉えた「アダマン号に乗って」。発達ナビでは、4年ぶりの来日を果たしたニコラ監督に、この映画への思いを伺いました。LITALICO発達ナビ編集部(以下――)アダマン号がどのようなところか、教えていただけますか?ニコラ・フェリベール監督(以下監督):アダマン号は2010年に開所した、デイケアセンターです。パリの中心部、セーヌ川に浮かんでいます。係留されているので、航行する船ではありません。言うならば「浮かぶ建造物」です。乗っているときは水の上にいる感覚があります。大きな船が近くを通ると、ゆらゆら揺れます。船の中にはさまざまな空間があります。患者はその中を自由に移動できて、閉ざされた空間はありません。事務所であっても自由に入れます。船の上なら自由に移動していいんです。船に使われている素材はガラスや木材など重厚感があり、光がたくさん入ります。パリの中心にいるのに別の場所に来たような錯覚にとらわれる、とてもゆったりとした場所です。水が近くにあるというのも重要ですね、場所そのものに癒し効果があるんです。通ってくるのは主にパリに住む患者さんです。精神科の医師や心理師にすすめられて通ってきます。定期的に通う人もいれば不定期に通う人もいますし、複数や単体のワークショップに来る人もいれば、ただ雰囲気に浸ってコーヒーを飲みに来る人もいます。映画を見ていただいても分かると思いますが、スタッフも患者さんもみんな私服ですので、誰が患者さんで誰がスタッフなのかもわからない。レッテルがないんですね。この人は病気、患者、この人は支援者という区別がない、患者さんが「病気」の枠に閉じ込められておらず、ちゃんとした「人」として見られているんです。個性的で、人とは違うものを持ってはいるけれど、ジャッジされることもない、異常な人と見られることもないので、特に直すこところもない。ただありのままのその人として見られているんです。スタッフは、彼らの「勢い」を少し引き出そうとします。彼らを孤独から引き出して、世界とつながる手助けをするのです。アダマン号はそういう思想をもった場所です。Upload By 発達ナビ編集部――アダマン号の「アダマン」はどのような意味があるのですか?監督:「アダマン」はフランス語でダイアモンドの中心という意味です。ダイアモンドの核となる硬い部分ですね。フランス語ではあまり使われませんが、英語では比較的よく使われている言葉かもしれません。adamant は「確固たる」という意味です。「アダマン」って音的にもきれいですよね。Upload By 発達ナビ編集部映画「アダマン号に乗って」オフィシャルサイト精神科医療の世界は、私たちの世界や魂の「拡大鏡」のよう――本作を撮影したいと思ったきっかけを教えてください。監督:約25年ほど前に、精神科医療を舞台にした映画「すべての些細な事柄」(1997年)という作品を撮りましたが、私にとって、精神科医療はとても興味深いものなので、また撮りたいと思い続けてきました。私は、精神科医療の世界は、私たちが生きている世界や魂の「拡大鏡」のような場所じゃないかなと思っています。私たちは、普段自分の内面を隠して生きているところがあると思いますが、精神科医療の現場では、その内面をむき出しにされている人たちがいます。彼らに会うと驚かされたり、ちょっと動揺もすれば不安になったりということもあるかと思いますが、そうかと思うと、私たち自身のことを考えさせられたり、なんだかとっても楽しい気持ちにさせられたりということもあります。彼らと出会ったあと、すごくこう顔が明るくなるような、そういうこともあるんですよね。とにかく、精神科医療の現場というのは、いろいろな心のありようがあって、そういう意味では、映画監督としてとても豊かな現場です。Upload By 発達ナビ編集部考える時間、言葉を探す時間、話が自然な形まで展開するのをじっと待つ――監督は、映画の中で一人ひとりに時間をかけて、ゆっくりと話を聞き、返事を待ち、丁寧に、親切に撮影されていると感じました。「話を聞くことが大事」というセリフもありましたが、みなさんにインタビューしていた際、心がけていたことなどありましたら、教えてください。Upload By 発達ナビ編集部監督:必要な時間を取ることを大切にしました。私のカメラの前で語ってくれた方が考える時間、 これが自分の言いたいことなんだという言葉を探す時間、そして、話が自然な形まで展開するのをじっと待ちました。また、絶対にプレッシャーをかけないというのも重要です。なぜなら、カメラを向けられるということ自体とても威嚇的ですよね。それもあって、なるべく穏やかな空気というのが流れるように、そして信頼関係が生まれるように努めました。今の社会は、とてもスピーディーに全てのことが流れていきます。そして、人の話を聞かないで口を挟んだりする人もいれば、ネガティブな相槌をうったりする人がいます。これは私は暴力的なものだと感じています。だから私は、そういうことはせず、時間をかけることを徹底しました。――ありがとうございます。ゆっくりと待っていると、みなさんが言葉を選びながら、心のうちを語りだしてくれていました。その様子がとても心に残っています。また、監督は受賞のコメントで、「精神疾患への人々が抱く偏見を変えたいし、生産性がない人々に税金を使うのは無駄という風潮に抗いたい」とおっしゃっていました。このような偏見をなくすためには、どのようなことが必要だと思いますか?Upload By 発達ナビ編集部監督:やはり、彼ら自身の本当の声を聞くことから始まるのではないかと思います。精神疾患がある人たちを撮影したものにナレーションを入れたり、代弁をしたりして、彼らの声を直接聞こうとしないということがありますよね。それはよくないので、私は「アダマン号に乗って」ではナレーションを入れていません。私が思うに、偏見をなくすためには、まず彼らにも発言権を提供すること、そして、私たちと同等の場所にいてもらうということ大事なのだと思います。でも、今の社会は、彼らのことは見たくない、聞きたくない、知りたくないという人たちが多く、それが精神科医療をとても閉鎖的なものにしていると思います。そういう「無意味な恐れ」を消すには、当事者の声をちゃんと受け入れることが、最初の1歩になると思います。また、最初に触れましたが、「病人」というレッテルを張って、それで括っておしまいにしないっていうこと。「病人」というレッテルは、その人を人間として見ず、まるで1つのオブジェのようなものとして見ているのだと私は思います。 そうではなくて、この人も人間であり、ちゃんと考えている「主体」として見ること、これが大切です。そして、こういうことを実践しているのがアダマン号です。アダマン号ではみんな一人の人間として扱われていて、この人はこんな興味を持っているんだ、この人はこんな才能があるんだ、それが芸術的才能なんだって、その人が持っているものにちゃんとスポットを当てています。これが大切なのだと思います。実は、助けられているのは、私たちの方かもしれません――最後に、LITALICO発達ナビの読者へ、メッセージをお願いします。Upload By 発達ナビ編集部監督:私は30年前に「音のない世界で」 (1992)という聴覚障害をテーマにしたドキュメンタリーを撮りました。人は、聴覚障害のある方をハンディキャップを持ってかわいそうと同情の目で見ることが多いと思いますが、私はそれが大きな間違いだということを、このドキュメンタリーで伝えたかったんです。彼らの手話はとても素晴らしく、とても豊かなものです。顔、腕、手の表情を使い、これによって彼らの見えている世界を描写することができます。ひょっとしたら、飛行機の300個の部品を全部手話で表現できるかもしれません。みんなは聴覚障害をハンディキャップと言いますが、実はそうではなく、手話という豊かな表現方法を持っているというポジティブな形に受け止めることができるのです。ですので、ご本人も、それからそのご家族の方々もそっと見方を変えて、実はとても豊かなことなんだと自覚されるといいのではないかなと思います。障害がある人は、私たちに多くのことを学ばせてくれますよね。私たちの視野をすごく広げてくれるし、普段の生活にはない詩的な、ちょっとこう豊かなものを加味してくれます。競馬の馬が、前に集中するために視野を遮るマスクをつけることがあります。私たちはこれのマスクをつけているような生き方を、社会の中でさせられていると思います。 でも、ハンディキャップがある人は、マスクを着けている人たちからははみ出しますが、はみ出すことによって、私たちにそういう見方、感じ方があるんだと教えてくれます。実は、助けられているのは、私たちの方かもしれません。――ありがとうございました。「アダマン号に乗って」上映情報Upload By 発達ナビ編集部4月28日(金)より全国公開中パリの中心地・セーヌ川に浮かぶ木造建築の美しい船「アダマン号」は、精神疾患のある人々を無料で迎え入れるユニークなデイケアセンター。ここでは、絵画、音楽等のさまざまな文化活動を通じて、精神疾患のある人の支えとなる時間、安心できる空間を提供し、サポートしています。精神科医療の世界に押し寄せる均一化、非人間化に抵抗し、個人個人に共感的なケアをするこの魅力的な場所は、生きることの豊かさを教えてくれます。監督・撮影:ニコラ・フィリベール共同製作・配給:ロングライドインタビュー:発達ナビ編集部撮影/廣江 雅美
2023年05月04日第13回北京国際映画祭の新人コンペティション「注目未来部門」で、第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』(清原惟監督)が、審査員特別表彰を授与された。吉報を受け、清原惟監督からの喜びの声、そして審査員のひとりである深田晃司監督からのコメントが到着した。表彰式での清原惟監督(中央)と、プレゼンターのビー・ガン監督(右)、俳優のチャン・ソンウェンさん(左)。世界三大映画祭のひとつベルリン映画祭のフォーラム部門で、2018年に前作『わたしたちの家』、今年『すべての夜を思いだす』が上映された清原惟監督。初長編から2作品連続出品という快挙を成し遂げ、すでに海外でも高い注目を集めている。本作は、ベルリン映画祭をはじめ、世界中から選りすぐった新人監督の作品が集結することで著名な「ニューディレクターズ・ニューフィルムズ」(ニューヨーク)など注目の映画祭で次々に上映され、その感性と独自の世界観が激賞されている。現在も、世界中から招待の打診が続く中、国内公開に向けて鋭意準備中となっている。<コメント>■清原惟監督このような賞をいただけたこと、とても光栄に思います。この映画の最初の構想ができたのは5年前でした。私自身とても思い入れがあった最初の構想ですが、新型コロナウイルスの流行も含めたさまざまな問題が重なり実現することはできず、それから二回企画が変わりました。完成に辿り着くまでにたくさんの困難があったので、心が疲れ諦めそうになったこともありました。それでも、この映画が誕生することができたのは、素晴らしいキャストとスタッフのみなさんが、この作品の向かう先を共に考え作ってくれたからです。その力なくては生まれなかった映画だと、心から思います。そして、この静かな映画が発する声に耳を澄ませ、発見してくれた、北京国際映画祭のみなさん、審査員のみなさんに感謝いたします。■審査員・深田晃司監督とても平易な語り口で、かつ大胆に、世界のあり方を示してみせた映画でした。アクションの連鎖するユニークなリズムを紡いでいった俳優たちも素晴らしかった。私たちと隣り合う生きた時間がここにありました。受賞おめでとうございます。<作品情報>『すべての夜を思いだす』『すべての夜を思いだす』ビジュアル(C)PFF パートナーズ=ぴあ、ホリプロ、日活/一般社団法人 PFF2022年/カラー/116分監督・脚本:清原惟出演:兵藤公美、大場みなみ、見上愛、内田紅甘、遊屋慎太郎、奥野匡【ストーリー】世代が違う女性たちの一日の断片が響きあう。多摩ニュータウンですれ違う三人の女性たち。誰かにとって大切な記憶が、ほかの誰かの一日と呼応する。街に積み重なる時間の痕跡に触れ、小さな変化が起きていく、ある一日の物語。<監督プロフィール>清原惟(きよはら・ゆい)1992年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院の修了制作作品 『わたしたちの家』がPFFアワード2017にてグランプリを受賞、ベルリン映画祭フォーラム部門での上映を皮切りに、18の海外映画祭で上映。国内でも劇場公開され、大きな話題を呼ぶ。第26回PFFスカラシップの権利を獲得して制作した本作『すべての夜を思いだす』が、商業映画デビューとなる。<イベント情報>『第45回ぴあフィルムフェスティバル 2023』9月9日(土)~23日(土・祝) ※月曜休館会場:国立映画アーカイブ(京橋)公式サイト:
2023年05月04日第一回 横浜国際映画祭が3日に神奈川・赤レンガパークにて行われ、レッドカーペットに俳優陣が登場した。同イベントは日本屈指の港町であり文化芸術の町横浜にて、映画と横浜の魅力を国内外に発信することを目的に立ち上げられた。5月3日〜5日の3日間に渡り「レッドカーペット」「船上パーティー」「プレミア上映」「映画音楽コンサート」「トークショー」「モリコーネ特集」など様々なイベントが行われる。レッドカーペットには『DAUGHTER』主演の竹中直人が登場し、アンバサダーも務める同イベントに対し「まさか自分ごときがこんな素晴らしい横浜国際映画愛でアンバサダーに呼ばれてしまうなんて想像もしていなかいことだったので、ものすごく恥ずかしいです」とコメント。さらに「横浜は自分の出身地。レッドカーペットを俺如きが歩くなんてありえないことだったので、かなり足が震えています」と明かし、「これからずっとずっと続くことを祈っています」とイベントの発展を希望した。レッドカーペットには下記の作品の出演者、監督らが登場。またシークレットゲストとしてコムドット やまとも登場した。○レッドカーペット参加作品、参加者『インターミッション』秋吉久美子、樋口監督『美男ペコパンと悪魔』阿久津仁愛、下尾みう(AKB48)、ニムロデ、松田圭太監督、けいちゃん(主題歌)、堀江圭馬(製作総指揮)ら『犬、回転して、逃げる』長妻怜央(7ORDER)、仁科亜季子、西垣匡基監督『スパイスより愛を込めて。』中川翼、田中美里、速瀬愛、坂巻有紗ら『イルカはフラダンスを踊るらしい』森田亜紀監督、片田陽依、酒井唯奈ら『DAUGHTER』竹中直人、菅野祐悟、関川ゆか、上地由真、ソンジェ、KANATSUら『まなみ100%』中村守里、川北ゆめき監督『いちばん逢いたいひと』倉野尾成美(AKB48)、高島礼子、三浦浩一、丈監督ら『BRAVER』西尾聖玄、萬浪大輔、鶴喰歩、平岡 亜紀、TOOWA2、佐藤匠道『決着』上本聡監督、加藤雅也、秋本奈緒美『MIRRORLIAR FILMS』阿部進之介、山田孝之劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚着影』沢村一樹、立川譲監督、コナン『取り残された人々:日本におけるシングルマザーの苦境』ライオーン・マカヴォイ、マカヴォイあゆ里、西田真弓、アイバン・コバック、千葉みはる、柏野かおり『UMAMI』長塚京三、武田絵利子、SUMIRE、IKKO、柄本明、SUGIZOら『たたら』ヴィクター・カサレ、寺島進、ボブ・ワーリー、野澤クニオ、KENN、井坂彩乃、芦田博、南谷智恵、韓依揚『魔女の香水』水沢エレナ、宮武由衣監督『ダブルロール』川西薫、松橋早友梨、小沢奈緒、岬康晟、松橋要、網田亜矢子、池田めぐみ『死仮面(YOKOHAMA)』秋沢健太朗、渋江譲二、西尾聖玄、中村優一監督『横濱の仮族(YOKOHAMA)』高山猛久、レイチェル、西洋亮、ヨリコジュン監督『贋作(YOKOHAMA)』賀集利樹、鶴嶋乃愛、金子智明監督
2023年05月03日第一回 横浜国際映画祭が3日に神奈川・赤レンガパークにて行われ、レッドカーペットに俳優陣が登場した。同イベントは日本屈指の港町であり文化芸術の町横浜にて、映画と横浜の魅力を国内外に発信することを目的に立ち上げられた。5月3日〜5日の3日間に渡り「レッドカーペット」「船上パーティー」「プレミア上映」「映画音楽コンサート」「トークショー」「モリコーネ特集」など様々なイベントが行われる。特別招待作品である劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』の沢村一樹、立川譲監督、着ぐるみコナンが登場すると、「真実はいつもひとつ!」とポーズを決める。次に『MIRRORLIAR FILMS』の阿部進之介、山田孝之が登場し、山田は自前のメガネをかけてコナンのポーズ。「『名探偵コナン 黒鉄の魚影』をよろしくお願いいたします」と、コナンの宣伝をして帰って行った。
2023年05月03日Prayers Studio(品川区戸越6-23-21-201、代表:渡部朋彦)は、世界中で数々の賞を受賞した映画「POEM」が東京Lift-Off映画祭の公式セレクション作品として上映されることが決定したことをご報告します。Lift-Off映画祭は、一年を通して、世界10都市で開かれる国際インディペンデント映画祭です。本作はアメリカの映画監督ロバート・フリッツ氏により手掛けられPrayers Studio(品川区戸越6-23-21-201)の俳優がメインキャストを務めました。映画「POEM」ビジュアル今年1月の公開から現在までに24もの賞を受賞、監督賞、作品賞の他、メインキャストを務めた劇団の俳優三人全員がそれぞれ演技力を高く評価され、数々の俳優賞を受賞しました。主演を務めた妻鹿有利花は最優秀女優賞や主演女優賞など5冠、劇団代表の渡部朋彦、蔭山恵美は最優秀俳優賞、助演女優賞などそれぞれ4つの賞を受賞しています。映画祭の開催は本年5月1日~31日、オンラインの上映です。チケットは映画祭Webサイトから、5月1日18時(日本時間)から購入可能です。観覧後、視聴者は好きな作品に投票を行い、得票数によって最も人気の作品が選ばれます。■無名の小さな劇団ながら、高い演技力と評価 コロナ禍では超話題作にもキャストとして大抜擢Prayers Studioは、品川にあるアーティストのシェアアトリエ「インストールの途中だビル」に小さなアトリエ兼劇場を構え活動している劇団です。とことん“演技の質”にこだわり、「良い作品を創るためには良い俳優がいなければならない」との理念から研究と俳優育成にも力をいれ、活動を続けています。お陰様で、記憶に新しいところではコロナ禍でオンライン演劇の先駆けとして大きく話題を呼んだ三谷幸喜さんの「12人の優しい日本人を読む会」にキャストとして抜擢されたり、今作もロバート・フリッツ監督から直々にオファーを受け撮影するに至るなど、多方面からありがたい評価をいただき徐々に活動の幅を広げています。「12人の優しい日本人を読む会」Prayers Studio公演の様子■『言葉ではなく、役の気持ちがそのまま伝わってくる』そんな作品を目指して GWは3年ぶりの舞台公演も開催セリフを超えて、『言葉』ではなく『役の気持ちがその瞬間、観客の心に直接伝わってくる』。それが、Prayers Studioの目指す演劇です。このGWには3年ぶりの劇場公演も開催予定です。大竹野正則作 「夜、ナク、鳥」実際に起こった、人の命を救う筈の看護師による、連続殺人事件をモチーフに、人間の心と生き様を描きます。小さな劇場の特性を生かし、空気感や息遣いまで伝わる距離で、贅沢な観劇体験をご提供いたします。5月3日から7日まで、観劇のみ4,000円、“ぷち俳優体験”できるワークショップ公演は5,000円となります。詳細・ご予約はホームページをご覧ください。 既に満席の回もございます。お席が大変少ないですので、必ずご予約の上お越しください。Prayers Studio公演「夜、ナク、鳥」■映画「POEM」監督・脚本 :ロバート・フリッツ出演 :妻鹿有利花 渡部朋彦 蔭山恵美佐久間一生 藤田一照協力 :Prayers Studioプロデューサー :田村洋一エグゼクティブプロデューサー:ロザリンド・フリッツ企画・制作 :RJFプロダクションズ■東京Lift-Off映画祭 2023年5/1~5/31 開催 (日本時間5/1 18時よりチケット発売)<プロデューサー Lee Thomas氏コメント(抜粋)>The Tokyo Lift-Off Film Festival is proud to present a groundbreaking new film that is sure to captivate audiences around the world. Written and Directed by Robert Fritz, this Japanese film is a true masterpiece of independent cinema. With a talented cast that includes Arika Mega, Megumi Kageyama, and Tomohiko Watanabe, this film is a must-see for anyone who loves great storytelling and innovative filmmaking.東京リフトオフ映画祭は、世界中の観客を魅了する画期的な新作映画を上映できることを誇りに思っています。ロバート・フリッツが脚本・監督を務めたこの日本映画は、インディペンデント映画の真の傑作です。妻鹿有利花、蔭山恵美、渡部朋彦ら豪華キャストが集結したこの映画は、素晴らしいストーリーテリングと革新的な映画製作を愛するすべての人にとって必見です。■Prayers Studio(プレイヤーズスタジオ)品川区の「中延」駅前にあるアーティストのシェアアトリエに稽古場兼劇場を構える。ビルの一室を改装した小さな部屋を自由に使い、「演技の質」にとことんこだわって作品創りと俳優育成を行っている。メンバーは現在11名。お芝居を観るのみならず、観客も舞台にあがって演じることを楽しめる「ドラマトライアル」が看板コンテンツ。詳細はホームページをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月28日興行収入10億円突破の大ヒットを記録した『かがみの孤城』がアヌシー国際アニメーション映画祭に正式出品されることが決定。さらに5月26日(金)から特別上映されることも決定した。本作は、辻村深月のベストセラー小説を當真あみ、北村匠海ら豪華声優陣を迎え劇場アニメ化。監督は『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一が務めている。第46回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、第52回ロッテルダム国際映画祭Limelight部門に正式出品されるなど、国内外で高い評価を獲得している。この度、フランスで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭(開催期間:6月11日~17日)のコンペティション部門に選出・正式出品されることが決定した。同映画祭は、1960年にカンヌ国際映画祭からアニメーション部門が独立して設立された世界最古かつ最大規模のアニメ映画祭。原恵一監督の作品は、2011年『カラフル』で長編部門特別賞&観客賞、2015年『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』で審査員特別賞を受賞。最高賞となる長編部門クリスタル賞(グランプリ)には、1993年『紅の豚』(宮崎駿監督)、1995年『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)、2017年『夜明け告げるルーのうた』(湯浅政明監督)が輝いており、『かがみの孤城』でも受賞が期待される。公式上映は現地時間6月12日(月)の予定。また、劇中設定である5月に「かがみの孤城」が開城するのに合わせ、5月26日(金)より特別上映されることも決定。原恵一監督による完全オリジナルで新たに製作したスペシャル映像「かがみの孤城の前と後」を本編に加えて初上映する。今回の上映では通常スクリーンだけでなく、高画質・高音質の上映環境となる「Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)」でも上映される。さらに、5月26日(金)から劇中の名場面を懐かしのフィルム風に仕上げた【フィルム風しおり 第1弾】、2週目の6月2日(金)からは【フィルム風しおり 第2弾】を劇場入場者に配布。加えてドルビーシネマの限定特典として、5月26日(金)から【クリアポスター(A3サイズ)】が配布される(それぞれ数量限定のため、無くなり次第配布終了)。『かがみの孤城』【特別上映】は5月26日(金)より公開。Blu-ray&DVDは6月28日(水)発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かがみの孤城 2022年12月23日より公開©2022「かがみの孤城」製作委員会
2023年04月28日「韓流映画祭2023」が5月12日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて開催。先行発表にて反響を呼んだ「KARA」ハン・スンヨン主演のホラーコメディ『ショー・ミー・ザ・ゴースト』ほか第1弾で上映の全8作品が発表となった。「冬のソナタ」の放送が火付け役となり日本中で一大ムーブメントを起こした“韓流”も2023年で20周年。「韓流映画祭2023」では『ショー・ミー・ザ・ゴースト』、イ・ジョンジェ×チャン・ジニョンのラブロマンス『オーバー・ザ・レインボー』、『シュリ』のカン・ジェギュ監督企画、ソル・ギョングほか豪華キャスト出演のスペクタクル・アクション『燃ゆる月』など様々な年代やジャンルの、バラエティに富んだ作品が集まった。『ショー・ミー・ザ・ゴースト』5.12(金)より上映・配信スタート20年来の大親友のホドゥとイェジは、夢も希望も失ってしまった求職者。そんなある日、ホドゥは運良く、格安の家具付き賃貸住宅を手に入れる。実家を追い出されたイェジもそこに居候することに。完璧に思えたその家に、2人は次第に違和感を覚えるようになる。そして、不気味な幽霊に遭遇しパニックに陥る。しかし幽霊より怖いソウルの物価のせいで疲れてしまった2人は行くあてもなく、家を守るために幽霊を退治しようとするのだが…。『オーバー・ザ・レインボー』5.19(金)より上映・配信スタート気象予報士のジンスは交通事故に遭う。大きな怪我はなかったため仕事に復帰するが、8年間愛した女性のことが思い出せない。大学時代の友人であるヨンヒに助けを求める。ヨンヒはサンインの恋人だったが、最近別れたばかりで傷心中だった。ヨンヒにとって過去は胸が痛む思い出ばかりだったが、ジンスのために思い出を蘇らせようと決意する…。『家門の復活』5.26(金)より上映・配信スタートホワイトタイガー家は全羅道で悪名高い犯罪組織。長男が検事と結婚したことで、マフィアのボスであるホン・ドクジャは組織犯罪から離れ、「母の手キムチ」ビジネスを始める。しかし、インジェへの激情の罪で刑務所に入れられた元検事のミョンフィルが出所し、報復の機会を見出す。アックスギャングと手を組み、ホワイトタイガーの崩壊を目論む悪辣な計画を用意する。そして、ミョンフィルの陰謀でキムチ事業が失敗し、一家は無一文で路頭に迷うことに…。『燃ゆる月』6.2(金)より上映・配信スタート対立する2つの部族の間に生まれた少女を巡り、戦う勇者たちの姿を描いたアクション。ファサン族とメ族の血を引く少女のピ。彼女は神を怨み嫌うメ族の野望のため、生け贄にされそうになるが難を逃れ、ファサン族に引き取られる。成長した彼女は村の戦士タンと恋に落ちるが、そこにメ族の魔の手が伸びる――。『アルバトロス』6.9(金)より上映・配信スタート朝鮮戦争で北朝鮮の捕虜となったキョンミンは、呼吸する以外の全ての自由を奪われる。捕虜収容所の中で韓国海軍将校、ロシア留学生のジュヒョン、元刑務所長で北朝鮮の元高官外交官、2人の娘スヨンとブヨン、日本から来たアキコと出会う。彼の仲間の囚人たちは皆、それぞれの生き残りの方法で生きていた。そこでキョンミンは、失恋の末に北朝鮮に渡って特殊工作員になった親友のピョンサンと出会う…。『ファン・ジニ』6.16(金)より上映・配信スタート知恵と美貌を兼ね備えたファン奉行の娘ジニは、結婚式の前日亡くなった靴職人の死に衝撃を受け、妓生になる。妓生としての彼女の名声は、広く知られるようになる。ジニはビョク・ゲスと出会い、恋に落ちるが、ケスはミョン国の使節に選ばれてしまう。彼がジニのもとを去ると、ジニは裏切られた気持ちに襲われ、放浪の旅に出る。その後、ジニは貧しい学者イ・センに出会う――。『バイ・ジュン さらば愛しき人』6.23(金)より上映・配信スタートチェヨンとドギは21歳。2人とも2年前の親友・ジュンの死という重荷を背負っている。ジュンは彼らの共通の友人であり、彼を崇拝していた。チェヨンとドギは、セックス、ドラッグ、お酒で互いの虚しさを埋めようとする。しかし、そんな2人の間には、ジュンの記憶が常に入り込んでいる。2人は愛し合ってはいるが、チェヨンにとっては、ジュンは完全に交代することはできず、ドギは自分が次点だと感じずにはいられない。『ミスター・コンドーム』6.30(金)より上映・配信スタートスンヒとスンホは結婚して3年。子どもが欲しいと切望するスンホとは違い、スンヒは子どもを育てる準備ができていないと感じている。彼らはこのデリケートな問題について議論し、争い始める。しかし、スンヒはついに夫の願いを受け入れ、妊娠を決意する。言うは易し、行うは難し。2人は最先端の不妊治療薬から民間療法まで、あらゆるものに挑戦する。計画通りにはいかず…。「韓流映画祭2023」は5月12日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて開催。配信サービス「おうちでCinem@rt」にて同時開催。(text:cinemacafe.net)
2023年04月23日ディズニー&ピクサーの最新作『マイ・エレメント』が第76回カンヌ国際映画祭のクロージング作品に決定。さらにピーター・ソーン監督によるスペシャルアートワークも解禁された。ピクサー長編作品としては2009年(第62回)『カールじいさんの空飛ぶ家』、2015年(第68回)『インサイド・ヘッド』、2020年(第73回)『ソウルフル・ワールド』に続き、第76回カンヌ国際映画祭のクロージング作品に決定した本作。ピクサー・アニメーション・スタジオのトップ(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)で、過去にカンヌで公式上映された3つのピート・ドクター監督作品以外で初めて選出されたピクサー作品となる。さらに、監督のピーター・ソーンをはじめ、スタッフや声優陣が参加するワールドプレミアの実施も決定し、カンヌの地で世界初上映となる。さらに本情報と併せて、本作の主人公である、アツくなりやすくて家族思いな火の女の子〈エンバー〉と涙もろくて心やさしい水の青年〈ウェイド〉の姿が描かれたスペシャルアートワークも解禁。ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年の記念イヤーとなるこの夏、だれも知らないイマジネーションあふれる色鮮やかなエレメント・シティでの奇跡の出会い、そして予想できない新たな“もしもの世界”の驚きと感動の物語が、カンヌ国際映画祭を皮切りにして全世界に届けられることとなる。ピーター・ソーン監督によるスペシャルアートワーク■ピート・ドクター(ピクサー・アニメーション・スタジオ/チーフ・クリエイティブ・オフィサー)コメント今年のカンヌへの復帰はピクサー・アニメーション・スタジオにとって、とても特別なことです。私たちがようやくパンデミックから抜け出し、ストーリールームやアニメーション制作、ブレインストーミングでまた集まることができ、そしてカンヌの地に戻ってくることができたことは喜びであり名誉なことです。そして、並外れた素晴らしいストーリーテラーであるピーター・ソーン監督の『マイ・エレメント』はとても面白くて、心に深く響き、率直に言っても観るものを圧倒する作品になっています。本作は大きなスクリーンのある劇場で映画を楽しんでもらうために制作しました。カンヌ映画祭でワールドプレミア上映されることをとても嬉しく思います。■ティエリー・フレモー(カンヌ国際映画祭総代表)コメント長年にわたり、カンヌ国際映画祭は世界中からのアニメーション映画を上映してきました。ピクサー・アニメーション・スタジオは、ピート・ドクターが監督した『カールじいさんの空飛ぶ家』で2009年のカンヌ映画祭のオープニングを飾り、カンヌの歴史を作りました。それはとても素晴らしいイベントでした。今年のクロージング作品として『マイ・エレメント』を上映することは、私たちがそれぞれの人生について改めて思いを巡らせるための素晴らしい機会となるでしょう。『マイ・エレメント』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・エレメント 8月4日(金)全国ロードショー©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年04月20日カンヌ映画祭のクロージング作品が、ピクサーのアニメーション映画『マイ・エレメント』であることが発表された。ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、ピート・ドクター、監督のピーター・ソーン、プロデューサーのデニース・リーム、声の出演者らが、レッドカーペットを歩く予定だ。カンヌでの上映は5月27日。ピクサーからは、過去に『カールじいさんの空飛ぶ家』、『インサイド・ヘッド』、『ソウルフル・ワールド』がカンヌに出品されている。『マイ・エレメント』はアメリカで6月16日、フランスでは6月21日に劇場公開予定。日本公開は8月4日。■ピート・ドクター(ピクサー・アニメーション・スタジオ/チーフ・クリエイティブ・オフィサー) コメント:今年のカンヌへの復帰はピクサー・アニメーション・スタジオにとって、とても特別なことです。私たちがようやくパンデミックから抜け出し、ストーリールームやアニメーション制作、ブレインストーミングでまた集まることができ、そしてカンヌの地に戻ってくることができたことは喜びであり名誉なことです。そして、並外れた素晴らしいストーリーテラーであるピーター・ソーン監督の『マイ・エレメント』はとても面白くて、心に深く響き、率直に言っても観るものを圧倒する作品になっています。本作は大きなスクリーンのある劇場で映画を楽しんでもらうために制作しました。カンヌ映画祭でワールドプレミア上映されることをとても嬉しく思います。■ティエリー・フレモー(カンヌ国際映画祭総代表)コメント:長年にわたり、カンヌ国際映画祭は世界中からのアニメーション映画を上映してきました。ピクサー・アニメーション・スタジオは、ピート・ドクターが監督した『カールじいさんの空飛ぶ家』で2009年のカンヌ映画祭のオープニングを飾り、カンヌの歴史を作りました。それはとても素晴らしいイベントでした。今年のクロージング作品として『マイ・エレメント』を上映することは、私たちがそれぞれの人生について改めて思いを巡らせるための素晴らしい機会となるでしょう。『マイ・エレメント』8月4日(金)全国ロードショー(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年04月20日お笑いコンビ・エルフ(荒川、はる)が16日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催し、歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じるなど、大きな盛り上がりを見せた。荒川は「サイコー! 沖縄がー! 2回目ぐらいに沖縄来たんですけど、最高すぎて浮かれてまーす! 頭があんまり動かない」と大はしゃぎ。はるも「皆さん盛り上がっている感じで、緊張していたんですけどめっちゃ楽しかったです」と大満足のようだった。沖縄映画祭は今回が初参加となり、荒川は「ずっと出たかったので、夢みたいです」と感激。はるも「お仕事で来させてもらいたいと思っていたのでうれしいです」と言い、「エルフを知ってくださっている方もいてうれしかったです」と観客の反応にも喜んでいた。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催された。
2023年04月18日俳優の細田佳央太が16日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催し、歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じるなど、大きな盛り上がりを見せた。特別招待作品として上映されたWOWOW連続ドラマW-30『ドロップ』で主演を務める細田は、品川ヒロシ監督とともにレッドカーペットに登場した。今回が人生初の沖縄訪問となったという細田は「初沖縄で、レッドカーペットという輝かしい場所を監督と歩かせていただけるというのが何よりもうれしいです」と喜び、「気温の高さにびっくりしています(笑)」と笑顔でコメント。「沖縄県民の皆さんの熱気も相まってすごく楽しいです」と話していた。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催された。
2023年04月16日タレントのIMALUが16日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催し、歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じるなど、大きな盛り上がりを見せた。昨年から東京と奄美大島の2拠点生活を送っているIMALUは、奄美大島の魅力を発信する「あまみ応援団」としてレッドカーペットに参加。「昨日雨でしたが、見事に晴れて、久しぶりに沖縄の皆さんとゆっくりお話したり顔も見られてとてもうれしかったです」と感想を述べた。そして、「沖縄ももちろん大好きですが、奄美の海に一目ぼれしまして、そういった生活を始めて、そこからのつながりで今回も、あまみ応援団として参加させてもらったんですけど、奄美大島のプロモーションにつながればいいなと思っています」と奄美への思いを語り、「今日も奄美大島の伝統工芸の泥染めの服を着て歩きました」と紹介した。2拠点生活を始めてからの変化を尋ねると「心が穏やかになりました」とにっこり。「自然にいっぱい囲まれて、オンオフはっきりするような生活になって、東京では味わえないようなご近所付き合いや、島のおじいちゃんおばあちゃんにもすごくよくしてもらいながら生活していて、今までにないような体験をいっぱいしています」と笑顔で語ってくれた。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。
2023年04月16日俳優の伊藤健太郎が16日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催し、歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じるなど、大きな盛り上がりを見せた。特別招待作品『ザギンでシースー!?』で主演を務める伊藤は、共演の暁月ななみ、主題歌を担当した華原朋美らとともにカーペットに登場した。沖縄映画祭は2回目の参加だが、レッドカーペットは今回が初めてだという伊藤は「すごく天気もよくて。前に来たときは仕事の都合で(レッドカーペットは)歩けなかったので、今日は歩けてよかったなと思います」と笑顔でコメント。自身の名前を呼ぶ観客の声も聞こえ、「こんなにたくさん来てくださってうれしいです」と喜んだ。ただ、沖縄を楽しむ時間はまだなかったそうで「海を見ずに帰るのもなという感じなんですけど、たぶん見られずに帰るのかなと……」と残念そうな表情。これだけはやりたいことを聞かれると「本当は海に入りたいですけど、沖縄料理を食べて帰れたらいいかなと思います」と答えた。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。
2023年04月16日「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントが16日、沖縄・那覇の国際通りで行われ、上映作品のキャスト・監督、吉本芸人らが多数参加した。2009年に「沖縄国際映画祭」としてスタートした同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で2020年と2021年は開催せず、昨年は感染予防・拡大防止に努め、3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を実施した。そして今年は、観客との触れ合いも解禁して開催。歓声が飛び交う中、参加者がサインに応じたりハイタッチをしたり、大きな盛り上がりを見せた。特別招待作品と特別上映作品からは、『釜石ラーメン物語』の井桁弘恵、『ザギンでシースー!?』の伊藤健太郎、主題歌を担当した華原朋美、『ランサム』のユン・ソン、WOWOW連続ドラマW‐30『ドロップ』の細田佳央太、品川ヒロシ監督らが参加し、沖縄映画特集からは『「風が通り抜ける道」・・沖縄、すべての愛が存在する島』の山田邦子、『島に還る』の尚玄らがカーペットを歩いた。芸人も多数参戦し、沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(ゴリと川田広樹)をはじめ、宮川たま子、麒麟の田村裕、大西ライオン、エルフらが登場。吉本新喜劇のゼネラルマネージャー・間寛平、「画業30年記念作品展『POP OUT』Pre-Exhibition」を開催しているジミー大西も参加した。さらに、桂文枝、西川きよし、大平サブロー、吉本興業ホールディングスの大崎洋会長、岡本昭彦社長も登場し、ラストを飾った。
2023年04月16日俳優の後藤大が15日、「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」内で行われた「嘘の起源『絵掻きうた/ホワイト ライ』」の舞台挨拶に、瑚々、川田広樹(ガレッジセール)とともに登壇した。嘘をテーマに新進気鋭の映画監督がそれぞれの作品を製作するショートムービープロジェクト「嘘の起源」。第1弾として「絵掻きうた」「ホワイト ライ」の2作品が制作され、同映画祭で初お披露目された。「絵掻きうた」は杉岡知哉監督が担当。現在放送中の『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日)で五十鈴大智役を演じている後藤が主演を務め、相手の抱える本当の気持ちが描く絵に現れてしまう似顔絵師に扮する。「ホワイト ライ」は谷口雄哉監督が担当。主演の瑚々が演じる就活生が過去の自分と向き合い成長していく姿を描く。後藤は「こういう国際映画祭に出演できて心の底から光栄です」と感激。「初めて主演を務めさせていただいたんですけど、素敵なキャストとスタッフさんと監督と一緒にやれてとっても楽しかったです。絵も全部描かせていただきました」と語った。そして、相手の抱える本当の気持ちが絵に現れてしまう似顔絵師役について、「僕も小さいときからずっと絵を描いていて、後藤大としての本人のベースを強く役作りしたんですけど、嘘を見抜いてそれが絵に現れてしまうというのが、なるべく超能力にならないように繊細に演じるよう気をつけました」と説明。普段はどのような絵を描いているのか聞かれると、「ずっとデジタルで描いていたり、ボールペンで描いていたんですけど、ここ1年半ぐらいでアクリル絵の具とエアブラシを使うように」と答え、「展示も東京でよくやっているので、タイミングが合う際はぜひ足をお運びください」と呼びかけた。さらに、「僕は映画が本当に大好きで、絵を描くことも小さい時からずっと大好きで、その2つがこうやって重なって主演として映像に残していただいたことが本当にうれしくて、皆さんが足を運んで見に来てくれたことが本当に光栄です」と喜びを語り、「これからも役者としても絵描きとしても頑張るので、劇場に足を運んでください。そして展示にもぜひ遊びに来てください」と力を込めた。
2023年04月15日映画監督・寺山修司の没後40年記念として、「寺山修司映画祭2023」が、2023年5月18日(木)から5月21日(日)まで、渋谷・ユーロスペースにて開催される。映像の魔術師・寺山修司とは?寺山修司は、一瞬のうちに虜にされてしまう幻想的でカルトな映像作品を多く手掛けたことで知られ、映像の魔術師とも呼ばれる映画監督。1960年に製作された『猫学Catllogy』以来、寺山の実験映画のどれもが「映画は世界を網膜に炊きつけるのではなく、網膜から『世界を引きずり出す』」ことを目指したものであり、独特の危険な仕掛けに満ちていた。また、寺山は絶えずスクリーンの意味を問い続けた。たとえば、実験映画『審判』では、釘を打ち込むことを促された観客により、白いスクリーンは釘で埋め尽くされ、長編映画『書を捨てよ町に出よう』では、ラストで何も映っていない真っ白のフィルムを映写し、「続きの物語は観客である諸君らに作ってもらいたい」と投げかけられる。寺山が仕掛ける実験的な映像により、観客も一体となってスクリーンの意義について考えさせられるのだ。そんな寺山の映像作品は、カンヌ映画祭やベルリン映画祭、エジンバラ映画祭といった海外の主要映画祭で数々の賞を受賞。幻想とエロティシズムに満ちた映像作品や、虚構と現実の地平線に築き上げられた独特の世界観など、多くの魅力に溢れている。寺山修司による長編・中編・実験映画を一挙上映「寺山修司映画祭2023」では、長編作品の『田園に死す』『書を捨てよ町へ出よう』『さらば箱舟』、中編作品『草迷宮』、実験映画『ローラ』『審判』『迷宮譚』『ジャンケン戦争』など計19作品を上映。寺山修司によるシュールでアバンギャルドな作品の数々を楽しむことができる。【詳細】寺山修司没後40周年 寺山修司映画祭2023「映画監督・寺山修司」開催期間:2023年5月18日(木)~5月21日(日)会場:ユーロライブ住所:東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F内容:・寺山修司の長編、中編、実験映画上映・寺山修司と天井棧敷の関連グッズの販売<上映作品>・長編作品『書を捨てよ町へ出よう』『田園に死す』『さらば箱舟』『上海異人娼館』・中編作品『草迷宮』・実験映画『迷宮譚』『消しゴム』『一寸法師を記述する試み』『青少年のための映画入門』『疱瘡譚』『マルドロールの歌』『ローラ』『審判』『檻囚』『トマトケチャップ皇帝』『ジャンケン戦争』『蝶服記』『書見機』『二頭女−影の映画』
2023年04月15日沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典「島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭」が15日、沖縄県で開幕した。「沖縄国際映画祭」として2009年にスタートし、2014年から「島ぜんぶでおーきな祭」と改称した同映画祭は、映画・音楽・ダンス・お笑い・ファッション・アート・スポーツなどの取り組みを通じ、沖縄の魅力を発信する総合エンターテインメントの祭典。今年は4月15日・16日の2日間にわたって開催される。今年のキャンペーンコピーは「お~」。驚きの「お~!」、感動の「お~!」、掛け声の「お~!」など、さまざまな意味が含まれている。映画部門は、「特別招待」「沖縄映画特集」「地域発信型映画」「特別上映」「クリエイターズ・ファクトリー」「シアタードーナツ連携企画」の6つの部門にて29プログラム(33作品)の上映を予定。同映画祭での上映が国内初・沖縄初などの作品もラインナップされている。イオンモール沖縄ライカムの映画祭コラボ企画では、2日間にわたって吉本芸人が登場し、楽しい企画で盛り上げる。国際通りの玄関口「パレットくもじ交通広場」では4年ぶりにラフピータウンが復活。お笑い・アイドル・カラオケ・ワークショップなど、様々なエンターテイメントステージを実施し、地域の魅力や企業の情報が盛りだくさんのブースエリアも併設されている。4月16日の最終日には「国際通りレッドカーペット」を実施。フィナーレでは沖縄県41市町村の首長、または首長が指名する当該市町村の人たちが、歌とパフォーマンスで地元の魅力や物産を全国に発信する「ハイサイ!うた自慢まち自慢2023 島ぜんぶでおーきな祭スペシャル」を開催し、「島ぜんぶでおーきな祭」の最後を締めくくる。
2023年04月15日