『007』シリーズ25作目、『007 スペクター』から5年ぶりとなる最新作のタイトルが、『NO TIME TO DIE』(原題)に正式決定。日本では2020年4月に公開されることが分かった。先日、シリーズ第1作目『007/ドクター・ノオ』(’62)のロケ地であり、原作者イアン・フレミングの執筆の拠点、ジェームズ・ボンドの産みの地でもあるジャマイカで製作会見が開かれ、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグの続投や、悪役としてラミ・マレックが抜擢されたことが発表され大きな話題となった。そんな中、マイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリから、本日、正式タイトルが発表。最新作では、現役を退き、ジャマイカで穏やかな生活を満喫していたボンドだが、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めてきたことでその平穏な生活は突如終わってしまう。誘拐された科学者を救出するという任務は、想像以上に危険なもので、やがて、それは脅威をもたらす最新の技術を保有する黒幕を追うことになる…というあらすじ。ダニエルがボンドを演じる5作目となる本作は、監督はキャリー・フクナガ、脚本は『007 スペクター』などのニール・パーヴィスとロバート・ウェイド、キャリー・フクナガ、スコット・z・バーンズ(『コンテイジョン』)、フィービー・ウォーラー=ブリッジ(「キリング・イヴ/Killing Eve」)が手掛け、現在製作中だという。キャストには、ダニエルとラミのほかにも、レア・セドゥ、ラシャーナ・リンチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ビリー・マグヌッセン、アナ・デ・アルマス、ロリー・キニア、ダーヴィッド・デンシック、ダリ・ベンサーラ、ジェフリー・ライト、そしてレイフ・ファインズらシリーズ続投の出演者に加え、フレッシュな顔ぶれも揃う。なお、イギリスで2020年4月3日(金)に公開されるのを皮切りに、アメリカでは4月8日(水)に公開される。『NO TIME TO DIE』(原題)は2020年4月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年08月21日ジェームズ・ワンが、タイトル未定のホラー映画を製作、監督することになった。世界配給はワーナー・ブラザースが手がけるが、資本は別から集めてきたインディーズ映画。低予算インディーズホラー『ソウ』で大ブレイクした彼が、ルーツに戻る作品とも言える。撮影はこの秋、L.A.で行う予定。話の設定、キャストは明らかになっていない。ワンはこの冬大ヒットした『アクアマン』の続編の監督にも決まっている。また、『死霊館』シリーズ次回作のプロデューサーも務める。さらに、クリス・ロックのアイデアで新たにローンチされることになった「ソウ」のエグゼクティブ・プロデューサーにも名を連ねている。文=猿渡由紀
2019年08月01日エリザベス女王の愛犬をモデルにしたアニメーション映画『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』が、10月25日(金)より公開決定。わんぱくコーギーがお目見えする特報映像も到着した。本作の主人公コーギーのモデルとなっているのは、英国のエリザベス女王が幼いころより飼育していた愛犬“ロイヤルコーギー”。2012年のロンドン五輪では、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドと共演した女王と共に開会式の映像に登場し注目を集めたのも記憶に新しい。そんなコーギーたちには、専用の部屋とベッドが用意され、執事による手厚い世話が行われるというVIPな生活ぶりを送り、また多くのグッズも販売されている。今回日本公開が決定した映画は、そんなロイヤルコーギーのレックスが宮殿を飛び出し、初めて外の世界と出会う物語が展開。女王1番のお気に入り犬としてわがままに育ったレックス。困難に直面しながらも、少しずつ成長していく――。到着した特報映像では、子犬のレックスとエリザベス女王との出会いをはじめ、やんちゃな一面や、車に轢かれそうになってしまう大ピンチも描かれている。上目遣いのかわいい表情や本物そっくりのエリザベス女王、フィリップ殿下など実在の人物にも注目だ。『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』は10月25日(金)よりイオンシネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年07月30日ジェームズ・マカヴォイとアリシア・ヴィキャンデルを迎え、『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』などで知られるヴィム・ヴェンダース監督が描く、狂おしくも切ないラブサスペンス『世界の涯ての鼓動』。この度、マカヴォイが本作の魅力について語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。TVミニシリーズの「バンド・オブ・ブラザース」や『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』で注目される存在となり、『ラストキング・オブ・スコットランド』『つぐない』などで各映画賞を席巻、実力派として認められたマカヴォイ。世界的に人気の高い『X-MEN』シリーズをはじめ、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』などに次々に出演、今年は『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』も待機している。本作では、無法地帯の南ソマリアに潜入し爆弾テロを阻止する任務が待つMI-6の諜報員に。その一方でアリシアは、グリーンランドの深海で地球上の生命の起源を解明する調査に臨む生物学者を演じた。「まずは美しい愛の物語に感動してほしい」とマカヴォイ。「だが それだけじゃない。驚きに満ちあふれた作品」と語り、「自分の任務、信念、そして地球への愛と、男女間の愛と、神への愛も描かれている。いろいろな形の愛が登場するんだよ。かなり感動してもらえる作品だと思う」と断言。「僕の出演シーンは手に汗を握るよ。たぶんアリシアのシーンもね」と、偶然と呼ぶにはあまりにも深い出逢いを果たした2人に待ち受ける運命についても語っている。『世界の涯ての鼓動』は8月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:世界の涯ての鼓動 2019年8月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開©2017 BACKUP STUDIO NEUE ROAD MOVIES MORENA FILMS SUBMERGENCE AIE
2019年07月26日現在製作中の「007」最新作『Bond 25(仮題)』で、ラシャーナ・リンチがジェームズ・ボンドのコードネーム「007」を引き継いだスパイになるという。「Sunday Mail」紙が報じた。関係者によれば、ジェームズ・ボンドを演じているのはこれまで通りダニエル・クレイグだが、映画の冒頭で「007、お入りください」と呼びかけられて登場するのはラシャーナであるという、重要なシーンがあるそうだ。「ポップコーンを落としちゃいそうになる瞬間ですよ。ボンドはボンドのままですが、007はすばらしい女性に引き継がれるんですから」。『Bond 25』では、女性が「007」を引き継ぐ以外に、時代に合わせたこんな変化も。「ボンドガール」という呼び名が「ボンドウィメン」になった。脚本家のひとりに起用されたフィービー・ウォーラー=ブリッジが宣言していた通り、「女性をきちんと扱う」ことを重視した模様。現在31歳、イギリス出身のラシャーナは、2011年に映画『Fast Girls』(原題)でデビュー。最近では『キャプテン・マーベル』でブリー・ラーソン演じるキャロル/キャプテン・マーベルのパイロット仲間マリアを演じたことでお馴染みだ。『ブラックパンサー』、『スパイダーマン:ホームカミング』とマーベル映画のオーディションを受けたという過去がある。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年07月16日ジェームズ・ボンドをダニエル・クレイグが続投し、悪役としてラミ・マレックが出演する「007」シリーズ最新作『Bond 25(仮題)』。目下撮影中の本作から、メイキング映像が到着。さらに、イギリス王室のチャールズ皇太子がロイヤル訪問した様子の写真も解禁となった。4月25日に全世界同時で実施されたライブストリーミングでの大規模ローンチイベントでは、最新作に登場するキャスト陣が続々と発表された本作。今回到着した映像は、ジャマイカでのロケ撮影の様子を捕らえたメイキングシーンで、メガホンをとるキャリー・フクナガ監督と親しげに談笑するダニエル・クレイグの姿とともに、前作で現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていたはずのボンドが諜報員として復活することを連想させるような銃を手にする姿、シリーズ続投となるCIAエージェントのフェリックス・ライター役のジェフリー・ライトや、新キャストであるノミ役を演じる『キャプテン・マーベル』のラッシャーナ・リンチの姿も収められている。さらに現地時間6月20日(木)に、本作の撮影現場である英パインウッド・スタジオをチャールズ皇太子が訪問した際のカットも到着。チャールズ皇太子は、プロデューサーのバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソンとの撮影所のツアーを楽しみ、ダニエルやレイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ラッシャーナのほか、フクナガ監督に面会。ジェームズ・ボンドが乗り回す通称“ボンドカー”と呼ばれるアストンマーティンV8とDB5の前でダニエルと打ち解けた様子で談笑したり、皇太子がスタッフ陣と握手をしたりと終始和やかなムードだったという。レア・セドゥやベン・ウィショーといった続投キャストに加え、『ボヘミアン・ラプソディ』でオスカー俳優となったラミの参加と、ますます期待が高まる本作。続報にも注目だ。『BOND 25(仮題)』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年06月27日ジェームズ・ガン監督が、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』(以下、『GotG3』)のタイトルに関するうわさを否定した。うわさとは、『アベンジャーズ:エンドゲーム』で『マイティ・ソー』シリーズのソーが『GotG』のメンバーに合流したことから、『GotG3』にはソーが出演し、タイトルは『アスガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』になるかもしれないというもの。ソーを演じたクリス・ヘムズワースも『GotG3』への出演に乗り気で、「(『GotG』の)メンバーと仕事がしたいね。『アスガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』って、最高じゃないか」とコメントしたことがあった。ガン監督はインスタグラムのストーリーに、ファンが「どうか、映画を『アスガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』なんて呼ばせるのはやめて」と懇願するコメントのスクリーンショットを投稿。「Don’t worry」(心配しないで)とシンプルに書き込み、タイトルがそうはならないことを伝えた。ただし、『GotG3』にソーが登場するか否かは不明のままだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 2014年9月13日より全国にて公開© 2014 Marvel. All Rights Reserved.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開© Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2019年06月26日『007』最新作『Bond 25』(原題)の撮影現場で再びアクシデントが起きたようだ。先月は、主演のダニエル・クレイグがジャマイカで撮影中に足首を痛め、手術を受けてしばらく療養することが発表されたが、今回はスタッフのひとりが負傷したという。ジェームズ・ボンドの公式ツイッターが「本日、パインウッド・スタジオの『Bond 25』のセットで制御爆破の撮影を行っていたところ、『007』ステージの外側が損傷しました。セットにダメージはありませんが、ステージの外にいたスタッフ1人が軽傷を負いました」と発表している。(『007』スタジオとは、パインウッド・スタジオ内にある巨大な防音スタジオ)。「The Sun」紙は、同セットで3回の爆発があり、屋根の一部や壁板の数枚が吹き飛んだと報じている。ダニエルの療養中は、ダニエルがいなくても撮れるシーンを撮影していたため、公開日に遅れは生じないもようだったが、今回の事故が撮影や公開日にどう影響するかは明らかになっていない。『Bond 25』はダニエルがジェームズ・ボンド役を演じる最後の作品であり、『ボヘミアン・ラプソディ』でオスカーを獲得したラミ・マレックが悪役として登場することも話題に。キャリー・フクナガ監督がメガホンをとっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年06月05日カタール1部アル・ドゥハイルに所属するサッカー日本代表MFの中島翔哉選手が26日、自身のブログを更新。人気YouTuber・水溜りボンドと共演を果たしたことを報告した。「夢かなう」と題した投稿で、中島は「ついに、、、水溜りボンドのトミーさんとカンタさんと後輩のキイチさんにお会いすることができました!!!!!!」と、24歳の目標だった『水溜りボンドに会う』という夢が叶ったことを報告。「僕の夢を叶えてくださったスタッフの方々、そして、水溜りボンドのトミーさんとカンタさんとキイチさんには感謝してもしきれないです!」と感謝の思いをつづった。水溜りボンドは、カンタとトミーのコンビで結成された大人気の2人組YouTuber。2015年からYouTubeを始め、都市伝説、検証、実験、ドッキリなど幅広いジャンルの動画を毎日欠かさず投稿している。「5日間本気でキーパーの練習したらサッカー日本代表のPK止められるの?」という企画に出演した中島は、「毎日動画をアップしていて忙しいのに、5日間も僕とのPK対決のために痛みにも耐えつつトレーニングをしてくださって本当にありがとうございました」とつづり、「カメラが回っていても回っていなくてもずっと面白いお二人とともに時間を過ごさせていただいて物凄く幸せでした。。。」と撮影を振り返った。最後は「またお会いできたら嬉しいです!本当に楽しく幸せな時間をありがとうございました!」と改めて感謝。「この感動を文章で伝えるのが難しいので、ここら辺にしておきます。笑今日の20時からYouTubeで動画がアップされると思うので、是非見てください!」と呼びかけた。ブログでは、撮影の様子や水溜りボンドとの3ショットなども公開している。
2019年05月28日ジャマイカで『007』最新作『Bond 25』(原題)を撮影中のダニエル・クレイグが、足首を負傷し、手術を受けるという。ジェームズ・ボンドのツイッターアカウントが発表した。「ダニエル・クレイグが、ジャマイカで撮影中に足首をケガして簡単な手術を受けることになりました。クレイグは手術後に2週間のリハビリを受けますが、その間、製作は続行します。映画の公開日は変わらず2020年4月のままです」。「The Sun」紙によると、ダニエルは今月初め、撮影中に全速力で走っていたところ、すべって転倒。相当な痛みを訴えていたとのこと。ファンたちからは「早く治りますように。お大事に」、「トム・クルーズも『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でケガしたよね。私たちを楽しませてくれるために、こうして全力を尽くしてくれる彼らに頭が下がる思い」などの激励コメントがクレイグに寄せられた。一方、「回復に2週間しかかからないというのは、ちょっと楽観的な見方じゃない?」と案じるファンも。治療はアメリカで行われると報じられており、手術、移動・滞在時間、リハビリと総合して考えるとやはり公開日に影響が出るのではという指摘もある。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年05月23日映画「007」シリーズ最新作となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、2020年4月10日(金)に公開される。映画「007」シリーズ最新作シリーズ第1作目『007/ドクター・ノオ』(63)のロケ地であるジャマイカで行われた2019年4月の製作会見と共に、『007 スペクター』に続くシリーズ最新作が始動。今回のストーリーは、現役を退きジャマイカで穏やかな生活を満喫していたボンドだが…旧友フェリックス・ライターに助けを求められたことから、平穏な生活を突如終え、やがて脅威をもたらす最新の技術を保有する黒幕に迫っていく、というものだ。豪華出演キャストが集結ジェームズ・ボン(ダニエル・クレイグ)ジャマイカで穏やかな生活を送るものの、最新技術で脅威をもたらす敵との戦いに巻き込まれていく。主演はダニエル・クレイグ。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では通算、5回目のジェームズ・ボンド役を務める。M(レイフ・ファインズ)MI6の局長。スカイフォールまでMだったジュディ・デンチに代わり、そのポジションは(ギャレス・マロリー)レイフ・ファインズが引き継いでいる。元陸軍で、その後、Mになる前は情報国防委員会の委員長だった。マネーペニー(ナオミ・ハリス)Mの秘書。元はMI6のフィールドエージェント。ボンドのミッションをサポート。マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)『スペクター』からの新ボンドガール。フェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)CIA出身でボンドの旧友。”誘拐された科学者を救い出してほしい”と隠居生活を送っているボンドを訪ねる。『慰めの報酬』からのカムバック。新生ヴィラン役に、ラミ・マレックまたボンドの前に立ちはだかる<シリーズ史上一番ヤバイ敵>として、新キャストとなるラミ・マレックが抜擢。主演映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した彼が、一体どんな新生ヴィランを演じてくれるのか?マレックは、「MR.ボンド君。25作品目のミッションは決して簡単に乗り越えることはできないだろう...」と、不穏な物語を予期させる意味深なコメントを残している。そのほかビル・タナーをロリー・キニアが、Qをベン・ウィショーが演じる。また、新キャストには、デ・アルマス、ダリ・ベンサーラ、デヴィッド・デンシック、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセンといった顔ぶれが揃う。日系アメリカ人キャリー・フクナガが監督に抜擢監督を降板したダニー・ボイルに代わってメガホンを取るのは、日系アメリカ人のキャリー・フクナガ。アフリカの内戦を題材に、悲惨な状況を生き延びる少年を描いた映画『ビースト・オブ・ノー・ネーション』、エマ・ストーンとジョナ・ヒルが主演を務めたNetflixのダークコメディドラマ『マニアック』などを手がけた同氏が、名だたる監督候補たちをおさえて新監督に抜擢された。物語は原点回帰か?007の聖地ジャマイカが舞台に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の製作は、これまで「007」シリーズを牽引してきたバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソンらが引き続き担当。バーバラは「ジャマイカは、原作者であるイアン・フレミングが物語の執筆の拠点とし、“ジェームズ・ボンド”を生み出した場でもあるので、007にとっては聖地と言えます。記念すべき25作品目で、ここへ戻ってくることができて私たちは特別な想いです。前作で英国諜報員を卒業したボンドは、最新作ではここジャマイカの豪華なおうちでリラックスしているの。そこから物語がスタートしていくのよ」と、最新作のストーリーのヒントを明かしている。シリーズ史上最年少、主題歌はビリー・アイリッシュ007シリーズで話題となる主題歌。最近の作品では、スカイフォールでアデル、スペクターでサム・スミスが手掛けてきた。そして『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌を担当するのはビリー・アイリッシュで、シリーズ史上最年少で提供する。彼女は、次のように話している。「過去の作品、例えば『007/ゴールドフィンガー』や『007/死ぬのは奴らだ』ほどの音楽と映画の象徴的な組み合わせはありません。 このような伝説的なシリーズ映画に関わらせていただき、とってもとっても幸運だと感じています。」メイキング映像公開ジャマイカでのロケ撮影の様子を捕らえたメイキングシーンが公開された。キャリー・フクナガと親し気に談笑するダニエル・クレイグ、CIAエージェントのフェリックス・ライター役のジェフリー・ライト、ノミ役のラッシャーナ・リンチらの姿が収められている。また、前作で現役を退きジャマイカで穏やかな日々を過ごしていたはずのボンドが、諜報員として復活することを連想させるような、銃を片手にもつ姿も映し出されている。なお、チャールズ皇太子が撮影現場を訪れた、和やかなロイヤル訪問の模様も公開されている。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』あらすじボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていた。しかし、それは長くは続かない。ある日、旧友でもあり、CIA エージェントのフェリックス・ライターは、誘拐された科学者を救い出してほしいとボンドのもとを訪ねる。その想像を超える過酷なミッションよって、ボンドは危険な最新技術を操る正体不明の敵へと導かれていくのであった。■ムビチケ情報作品情報販売:2019年12月20日(金)~(一部劇場を除く)価格:一般券 1,400円(税込)ムビチケ前売券(カード)<数量限定>特製ポストカード 5枚セット付 ※ムビチケ前売券(カード)1枚につきポストカードセットが 1つ付属。※特典は数量限定。なくなり次第、ムビチケ前売券(カード)のみの販売。※特典の画像はイメージ。実際の商品デザインと異なる場合あり。ムビチケ前売券(オンライン)<抽選!300 名限定>オリジナルキーチェーンプレゼント※キャンペーンの応募方法についてはムビチケのウエブサイト及び公式SNSにて好評。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 』公開時期:2020年4月10日(金)出演:ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、アナ・デ・アルマス、ダリ・ベンサーラ、デヴィッド・デンシック、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレック監督:キャリー・フクナガ脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン配給:東宝東和
2019年04月29日昨年、10年前の不適切なツイートが明るみに出たことで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3弾から降ろされたジェームズ・ガン監督が、先月再雇用された。同シリーズで主役のピーター・クイル/スター・ロードを演じているクリス・プラットが、この件に関して『アベンジャーズ/エンドゲーム』のプレミアでコメントし、喜びを爆発させた。「People」誌からガン監督の件について聞かれ、「すごく楽しみ。ワクワクしている。正しい働きかけだったと思うよ。本当に支持している。ディズニーはよくやったと思う。ジェームズを再雇用したことで、ぼくたち(キャスト)だけじゃなく、ファンたちもとんでもなく喜んでいると思うんだ。三部作を完全な形で終えることができるよ!」と大喜び。また、「そもそも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』っていう作品自体がセカンド・チャンスやベストを尽くす機会を人々に与える物語だもん。ぼくらは互いに助け合う、寄せ集めのグループなんだ。こうなるべきという方向に進んで本当によかった。最高の気分だ」と語った。クリスたちキャストは、ガン監督が解雇された後、彼を支持する手紙を連名で発表していた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 2014年9月13日より全国にて公開© 2014 Marvel. All Rights Reserved.
2019年04月26日「007」シリーズ待望の最新作『BOND 25』(仮題)のローンチイベントがジャマイカで開かれ、最新作の新情報が明らかになった。イベントの開催地ジャマイカは、記念すべきシリーズ第1作目『007/ドクター・ノオ』(’63)のロケ地。イベントには、シリーズを牽引してきた製作のバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン、本作の監督に抜擢された日系アメリカ人のキャリー・フクナガ監督が登壇した。バーバラは「記念すべき25作品目で、ここへ戻ってくることができて私たちは特別な想いです」と言い、「前作で英国諜報員を卒業したボンドは、最新作ではここジャマイカの豪華なおうちでリラックスしているの。そこから物語がスタートしていくのよ」とジャマイカから最新作の物語がスタートしていくことを明かした。さらに今回、最新作に登場するキャスト陣も発表!続投キャストとして、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライトが発表。注目の新キャストには、『ブレードランナー 2049』のアナ・デ・アルマス、『裏切りのサーカス』のデヴィッド・デンシック、『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレック、『アラジン』のビリー・マグヌッセン、ダリ・ベンサーラ、ラッシャーナ・リンチが出演することが明かされた。今回イベントに参加できなかったラミからは、特別にメッセージ映像も到着し、「最新作のキャストとクルーたちに会えることをすごく楽しみにしているよ!そして…Mr.ボンド君。25作品目のミッションは決して簡単に乗り越えることはできないだろう…」と意味深なコメントを寄せた。そして前作から引き続きジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグをはじめ、ナオミ、レア、アナ、ラッシャーナが登壇するQ&Aトークセッションが行われ、シリーズが愛される理由を問われると、ダニエルは「原作者のフレミングによって作りこまれたキャラクターや設定、舞台、背景が、映画でもしっかりと踏襲されていることで、ボンドというキャラクターは違った役者が演じても、一貫性が保たれている。それが、ファンが長年経ってもついてきてくれる理由なんだろうね」と分析。また“お気に入りのボンドカー”について聞かれると、「アストンマーチンDB5だよ」と笑顔で答えていた。『BOND 25』(仮題)あらすじボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていた。しかし、それは長くは続かない。ある日、旧友でもあり、CIAエージェントのフェリックス・ライターは、誘拐された科学者を救い出してほしいとボンドのもとを訪ねる。その想像を超える過酷なミッションよって、ボンドは危険な最新技術を操る正体不明の敵へと導かれていくのであった…。『BOND 25』(仮題)は2020年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年04月26日世界興行収入累計1,500億円を超える超ヒットホラー『死霊館』シリーズを世に贈り出したホラーの天才ジェームズ・ワンが贈る最新作『ラ・ヨローナ ~泣く女~』のスペシャル動画が到着した。今回到着したスペシャル動画では、泣く女・ヨローナの姿が露わに。本作ではプロデューサーに名を連ねているジェームズ・ワンやメインキャストが泣く女の伝説や怖さについて、それぞれの目線で語るコメントも収録されている。■メインキャストが語る“泣く女”の恐怖ヨローナが姿を現したシーンの後、「頭からやってみて!」と指示を飛ばすのは、本作で長編監督デビューを果たしたマイケル・チャベス監督。アンナと子どもたちが呪術医・ラファエルのもとへ助けを求めやって来るシーンの撮影のようすだ。まず口火を切るのは、2人の息子が泣く女の標的になってしまうパトリシア役のパトリシア・ベラスケス。「私はメキシコで育ってヨローナの話をよく聞かされたわ」と実体験をもとに、中南米では文化の中に浸透した存在であることを示唆している。続いて主人公・アンナを演じたリンダ・カデリーニは家に迫ってくるヨローナに立ち向かうシーンや、「泣き声を聞いた?彼女の涙に触れた?」と詰め寄られるシーンの後に「恐ろしい話よ。すごく怖いと思った!」と話す。呪術医・ラファエルを演じたレイモンド・クルツは「ラ・ヨローナは怪談なんだ。浮気をした彼女の夫への復讐に、我が子を溺死させた女がヨローナなんだ」とヨローナの物語を説明。続けてリンダが「だから子どもを求めて彷徨っているの。怨念が消えることはないわ…」と語るが、ここで映像上は蝋燭の光が消える…。■マスターオブホラー、ジェームズ・ワンが明かす天才が故の悩みここでお待ちかねのジェームズ・ワン登場。「どういうわけかいろんな人が僕のもとに幽霊話を聞かせに来るんだ」と、おそらくマスターオブホラーにしか分からない悩みを打ち明けた。また「“ヨローナ”の物語にはインパクトがあった。時代を超えて語り継がれる―、人が成長していく上で必要不可欠な物語なんだ」と本作のベースとなった“ヨローナ”がいかに日常に溶け込んだ存在なのか、伝説の核となる要素を話している。最後にリンダが「すごくリアルな恐怖なの!」と泣く女が机上から子どもに襲い掛かる最悪のシーンをバックに熱弁。恐怖心が一気に高まり、その後の展開が気になる映像となっている。果たして、アンナはヨローナから子どもたちを守りきることができるのか?その結末は是非劇場で見届けて。『ラ・ヨローナ ~泣く女~』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラ・ヨローナ~泣く女~ 2019年5月10日より全国にて公開© 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2019年04月17日『007 ゴールドフィンガー』でボンドガールのひとりを演じたタニア・マレットが亡くなった。享年77。「ジェームズ・ボンド」のツイッターアカウントが「『007 ゴールドフィンガー』でティリー・マスターソンを演じたタニア・マレットが亡くなったと聞き、大変残念に思います。私たちは、ご家族やご友人とともに悲しみを分かち合います」とツイートした。16歳のときにモデルデビューし、順調にキャリアを築いていったタニア。「Guardian」紙によれば、22歳のときに『007 ロシアより愛をこめて』のボンドガール、タチアナ役のオーディションを受けたが落選。しかし、次作『007 ゴールドフィンガー』でティリー役をゲットした。以降、女優としてクレジットされている映画はこの1本しかなく、1976年にテレビドラマ「The New Avengers」(原題)に出演したものの、クレジットされない端役だったようだ。女優業は「1週間分のギャラがモデル業の1日分より少ない。ひどかった」といい、映画の撮影中は旅行や乗馬という彼女の趣味が制限されてしまうこともあって、モデル業に専念したため。また、モデルとして「小さなスタジオでカメラマンやアシスタントと仕事をする方が、心地よい」とも語ったこともあるという。タニアは女優ヘレン・ミレンのいとこであり、ヘレンは自伝で彼女について「ありえないほど美しくてやさしい」、「義理堅くてとても心の広い人」とつづっていた。(Hiromi Kaku)
2019年04月02日“歌舞伎町の帝王”と呼ばれるカリスマホスト、ROLAND様がanan初降臨!生い立ち、仕事へのプライド、超絶ピュアな恋愛観。独創的で熱い人生哲学と意外な素顔に迫ります。デートなら死ぬほどしたけど、恋は一度もしたことがないんだ。ブロンドの髪を輝かせ、カメラの前に立つ麗人。それが“歌舞伎町の帝王”ROLANDさんだ。人気絶頂の昨年末、現役ホストを引退。強気な名言連発のトーク力と神秘的な美しさに「ローランダー」(熱狂的ファン)が目下急増中。さらに今春には初の著書も刊行、活躍の幅は広がるばかりだ。――著書『俺か、俺以外か。』は独自の哲学が凝縮された自伝ですね。生い立ちにも触れていますが、幼少期はどんな子でしたか。ROLAND:カテゴライズされることが嫌いな子供でしたね。まず小学校のクラス分け。俺は1年1組だったんですけど「1組さん、こっちに並んでください」と言われた時、俺がクラスを構成するパーツの一つだということに違和感を覚えて。先生に「俺はそういうふうに分けられるのは嫌だ」と言いました。――小学生にしてすでに“帝王”だったんですね。ROLAND:親の教育もありますね。父は独自の哲学を持つ人で常々俺に「好き嫌いをはっきり言える大人になれ」と言っていました。こだわりを持つことが大事だと。それで俺も嫌なことは嫌だと、自分の考えを貫くようになったんです。――代名詞である「名言」の数々にもその信念がにじみ出ています。独特の言語センスはどこで培われたのでしょうか。ROLAND:幼い頃から言葉の持つ力には気づいていました。今も映画や本で見た言い回しを脳にストックする習慣がありますね。例えば大好きな『007』。悪態をつきたくなるような時もユーモアで返す、ジェームズ・ボンドのジョークに宿る感性が素敵で…。それと高校までサッカーをやっていたんですけど、サッカーも指導者の言葉一つで試合の流れが変わりますよね。――元サッカー少年だそうですね。ROLAND:はい。帝京高校のサッカー部で、男子だけの寮生活でした。トーク力はそこで鍛えられましたね。体育会系は学力的には期待されてなくて(笑)、毎日の授業がバラエティ番組の収録みたいでした。勉強はできないけど頭の回転が速い奴らが多かったな。――サッカーはプロを目指していたほど打ち込まれていたとか。ROLAND:でも高校卒業時にプロの選手になれないとなって、大学に進学したんです。それでも大学卒業して、企業に就職して…と未来を想像したら、自分がテレビ画面の液晶の一粒になったような恐怖を感じて。「ここは俺のいる場所じゃねえ」と、すぐ退学しました。――でもその後の進路が、なぜホスト業界だったんでしょうか。ROLAND:わかりません。子供の頃にテレビで見たホストクラブのドキュメンタリー番組が印象にはあったけど、自然にホストという職に心が動いたんです。心って正直ですよ。天職って心が一番よく知っているとつくづく思います。――また新たな名言が!それにしても男子ばかりの寮生活からホストとは…真逆の世界ですよね。ROLAND:いや、初日はめっちゃ大変で!すぐ辞めようと思いました。というのも俺、思春期に女子と話してないんですよ。15歳から18歳まで寮生活で、女子との接点がなかった。女子って幽霊みたいな、違うカテゴリーの存在だと思ってましたから。友達が「昨日女子に会ったよ」って写真見せてくれた時、「えー、写ってるわけなくない?」とか言ってた。だから席について金髪の女性がいた時は驚いて何も話せなかったですね。――それほど女性慣れしてない人が、よくぞホストの頂点に…!ROLAND:それでも続けられたのは、サッカーで挫折した経験があったから。目指していたものになれないことが、どれだけ悔しいか知っていたから。初日で心が折れそうになった時も「お前、今あきらめたら、またあん時の気持ち味わうぞ!」って自分に言い聞かせて、翌日も出勤した。サッカーでプロになれなかった時は「俺の10年、無駄だった」と思ったけど、本気で打ち込んだからこそ、そんな気持ちを味わえた。それって財産ですよ。――ホストとして軌道に乗ったと感じたのはいつですか。ROLAND:3日目くらいで「なんだ、女の子って実在するんじゃん」って慣れてきて。そうしたら体育会系で鍛えたトーク力を発揮できた。そこで「俺は新人だけど、この中の誰よりも面白い」と思うようになって、選ばれる側であることが滑稽に思えてきたんです。だったら俺がお客様を指名する、くらいの強気なスタンスで勝負しようと。――その自信の源は?ROLAND:それは「俺だから」としか言えないんです。子供の時から根拠のない自信だけはあって。サッカーの試合で父に「勝てるのか?」って聞かれても「勝てるよ、俺だから」って答えてた。負けた時も「これは負けじゃなくて勝ちの途中だ」って言っていましたね。――とはいえ、周りからの風当たりは強かったのでは?ROLAND:それはもちろん。普通、若手ホストたちは「おすすめのキャストは誰?」と聞かれたら気を遣って先輩の名前を挙げるものなので。でも俺は「俺以外にいますか?」って答えていました。「この店に来て俺を指名しないのは、スキンヘッドでヘアトリートメントするくらい意味ないから!」って。――そこで強気なROLAND流接客が生まれたんですね。ROLAND:ホストは自分を売り込む営業職じゃないですか。強気なのは当然だと思うんです。何かを売るなら自信を持って売り込むのがマナーですよ。「俺、めちゃくちゃ面白い男です」ってプレゼンして「本当に面白いね!」って言わせてこそのプロ。もちろん自信はあっても、それを裏打ちする努力は欠かせませんけど。――自分を磨くために、どんな努力をされていますか?ROLAND:一つはボキャブラリーの収集ですね。1日1語、新しい表現を覚えるとか。あとはスタイルの維持。太るって、甘えなんで(きっぱり)。でもストイックな筋トレも食事制限も頑張れるのは「俺に嫌われたくない」という思いがあるからです。自分を好きでないと自信って持てないから。鏡で贅肉のついた姿を見たら、俺は俺を嫌いになってしまう。今は自分が大好きで、自分に惚れている状態です。ローランド1992年生まれ。歌舞伎町のナンバー1ホストとして、数々の売り上げ記録を樹立。そして人気絶頂の昨年末、現役ホストを引退し、実業家に転身。卓越したボキャブラリーが生み出す“名言”にも注目が集まる。初の著書『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』(KADOKAWA1400円)が3月11日に発売されたばかり。仕事へのプロ意識、ストイックなまでの美の追求、ポジティブで力強い人生観が自らの言葉で綴られている自伝的エッセイ。読み終わる頃には元気になり、そして誰もが「ローランダー」になってしまうこと間違いなしの一冊だ。※『anan』2019年3月27日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2019年03月23日ジェームズ・ガンがマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』(仮題、以下『GotG3』)の監督としてディズニーに再雇用された。過去の不適切なツイートが発覚し、解雇されてから8か月。その間にはキャストやファンたちがガン監督を擁護するも、「再雇用の見通しはなさそうだ」とのことから、マーベルのライバル社であるDCコミックスが『スーサイド・スクワッド2』(仮題)の監督にガンを起用した。よって現在、ガン監督は『GotG3』と『スーサイド・スクワッド2』という、マーベルとDCコミックスの大作を2本抱えている。『アクアマン』、『シャザム!』などのDC映画のプロデューサ、ピーター・サフランは、ガン監督が『スーサイド・スクワッド2』を撮り終えたあとに『GotG3』の撮影に取り掛かるとエンタメサイト「JoBlo」に語っている。さらに、ここまで『スーサイド・スクワッド』の続編だと思われてきた『スーサイド・スクワッド2』は、サフランによると「『スーサイド・スクワッド』の完全なリブートで、製作チームは『スーサイド・スクワッド2』ではなく『The Suicide Squad』と呼んでいる」ことも明らかになった。「楽しみにしていてほしいね。ジェームズ・ガンの脚本からみんなの願いが実現するよ」。『The Suicide Squad』はアメリカで2021年8月6日公開。(Hiromi Kaku)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 2014年9月13日より全国にて公開© 2014 Marvel. All Rights Reserved.
2019年03月19日『スーサイド・スクワッド』でデッドショットを演じたウィル・スミスが、スケジュールの都合で続編に出演しないことが明らかになった。後任はすでにイドリス・エルバに決定しているという。「Variety」誌が伝えた。『スーサイド・スクワッド2』(仮題)は、昨年マーベル映画の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを解雇になったジェームズ・ガンがクビ事件から初めて、しかもマーベルのライバルであるDC作品の脚本を手掛けることも話題になっている作品。ガンは脚本のみならず、メガホンを取ることにもなりそうだと報じられている。ウィルの後任探しでガンがイドリスと会ったところ、意気投合して起用に至ったとのことだ。長らく次期ジェームズ・ボンド候補とささやかれているイドリス。待機作には『ワイルド・スピード』のスピンオフ映画『Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw』(原題)、テイラー・スウィフトらと共演する映画版の『キャッツ』、Netflixで15日から配信開始となる「ターン・アップ・チャーリー ~人生アゲていこう!」などがある。『スーサイド・スクワッド2』の全米公開日は2021年8月6日。(Hiromi Kaku)
2019年03月07日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役で知られるデイヴ・バウティスタが主演を務める『ファイナル・スコア』が4月12日(金)より日本公開決定、ポスタービジュアルと予告映像が到着した。■あらすじ元アメリカ海軍特殊部隊の精鋭で、傭兵として死と隣合わせの生活を送るマイケル・ノックスは、弟同然だった亡き戦友の故郷・ロンドンを訪れていた。自分を実の伯父のように慕ってくれる戦友の愛娘ダニーを誘い、サッカーの試合を観戦に出かけたノックスは、父親を亡くして以来荒んだ生活を送るダニーの久しぶりの笑顔を見てほっと胸をなでおろす。しかし、その裏では超満員の観客35,000人を巻き込んだ、恐るべきテロ計画が進行していた――。■“ロック様”に続け!?デイヴ・バウティスタのアクション炸裂主演を務めるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、さらに『ブレードランナー2049』などで存在感を発揮するデイヴ・バウティスタ。“野獣”バティスタとしてプロレスラーの顔も持つ彼は、同じくWWEの元スター選手ロック様ことドウェイン・ジョンソンに続けとばかり、本作では持ち前の肉体と身体能力を遺憾なく発揮。たったひとりでテロ組織に挑む元軍人を堂々たる存在感で演じる。また、物語の鍵を握る元革命家ディミトリには、5代目ジェームズ・ボンドでお馴染みのピアース・ブロスナン、テロリストのリーダー役には『マイティ・ソー』シリーズのレイ・スティーヴンソンなど豪華キャストが集結。監督は『ザ・トーナメント』『タイム・トゥ・ラン』で国際的にも高く評価され、ジャンル映画ファンの心をがっちり掴んだ俊英スコット・マン。本作でもキレのあるアクションシーンとスピード感溢れるストーリーテリングを見せる。■実際のスタジアムで撮影したスタジアム版『ダイ・ハード』!到着した予告映像には、ウェストハム・ユナイテッドとディナモFCの試合に訪れたマイケル(デイヴ・バウティスタ)と亡き戦友の娘ダニーの姿が。ところが、超満員のスタジアムの盛り上がりの裏で、恐るべきテロ計画が進められていた。電波妨害で通信網はストップ、解説者たちが次々射殺される姿がTVで放映され、計画を知ったマイケルが阻止すべく動き始める。次々と悪党どもを倒し、バイクでスタジアムを疾走!華麗なジャンプを決め、最後は激しい爆破に飲み込まれてゆくマイケルの姿を確認することができる。本作では、英プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドが2016年までホームグラウンドとして使用し、解体が決まっていたブーリン・グラウンドにて撮影を敢行。さらにはスタジアムが大爆破に巻き込まれる圧巻のラストまで、いわばもう1つの主役となり、まさしくスタジアム版『ダイ・ハード』ともいうべき超一流のアクション・エンターテインメントとなっている。『ファイナル・スコア』は4月12日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月27日世界17の国と地域で翻訳された木城ゆきとの原作漫画「銃夢」を映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』。この度、製作・脚本のジェームズ・キャメロンが「女性に力を与える偉大な物語」と語り、メガホンをとった『シン・シティ』ロバート・ロドリゲス監督らがアリータ役ローサ・サラザールに絶賛を贈る特別映像がシネマカフェに到着した。本作の主人公は、過去の記憶を失ったサイボーグの少女・アリータ。サイバー医師のイドに拾われ、新しい身体でよみがえった彼女は、彼の娘のように見守られながら、人々と心を通わせ成長していく。だが、彼女は300年前の大戦で失われたテクノロジーで創られた“最強兵器”だった――。20数年間構想し続け、プロデュースだけでなく自ら脚本も担当したキャメロンは「舞台は遠い未来の世界で、登場する人物も我々とは異なるが、ひとりのサイボーグの少女の、非常に人間的な成長物語だ」と明かしている。この度到着した映像でも「女性に力を与える偉大な物語だ」と本作に込めた想いを述懐しており、舞台こそ遠い未来だが、アリータというキャラクターから世界中の女性がパワーを得られるという。『ターミネーター』シリーズのサラ・コナー、『エイリアン2』のリプリーなど時代を先駆するヒロインを数々描いてきたキャメロンのニューヒロインとして、アリータは自分の命の意味を見つけるため、そして大切な人たちを守るため、2つに分断された世界の秩序に立ち向かうことになる。キャメロンからメガホンを託されたロバート・ロドリゲス監督もまた、本映像で「夢を呼び起こす力がある作品だ」と本作のドラマ性について言及する。そんなロドリゲスは、大規模なオーディションの末にローサをアリータ役に起用した。「オーディションでローサを見た時、あまりの素晴らしさに泣きそうになったよ。早速キャメロンにもオーディション映像を観せると彼も絶賛し、“オーディションはもう終了だ”と言って、何度も繰り返し映像観ていたよ」と、自身だけでなくキャメロンも彼女を大絶賛していたと当時をふり返る。キャメロンの製作パートナーとして『タイタニック』や『アバター』など大ヒット作を世に送り出してきたプロデューサーのジョン・ランドーも、「製作が今になったのは技術的な理由でなく、ローサを見つけたからだ」と映像中で明かしている。そんなローサ自身も「共感できて尊敬できる愛すべき人物よ」とアリータのキャラクターについて分析する。キャメロンをはじめ製作陣から絶賛されるローサが演じたアリータ。女性にパワーを与える物語をどのように演じるのか、ますます期待が高まる。『アリータ:バトル・エンジェル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリータ:バトル・エンジェル 2019年2月22日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporationアリータ:バトル・エンジェル
2019年02月23日映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』が、2019年5月10日(金)全国ロードショー。『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン製作作品となる。“ホラーの天才”ジェームズ・ワンが贈る恐怖の新章世界興行収入累計1500億円を超える『死霊館』シリーズを世に贈り出した、“ホラーの天才”ジェームズ・ワン。“ホラーフランチャイズの産みの親”との愛称を持つ、ジェームズ・ワンが新作で着目したのは、伝説の怪談『ラ・ヨローナ』だ。古くから中南米に伝わる呪われた存在「ヨローナ」ヨローナとは、古くから中南米に伝わる呪われた存在。かつて愛する夫が浮気をしたことにより嫉妬に狂った女は、夫が世界で一番愛する我が子を溺死させてしまう。その後悔から女は嘆き苦しみ、遂には正気を失って自ら川に身を投げ、呪いとなってこの世を彷徨う存在に。亡くした我が子を取り戻すように子どもたちだけを狙い、子をさらっていくヨローナ。さらう時には、必ずヨローナの泣き声が聞こえるのだ…。映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』の舞台は、1970年代のロサンゼルス。とある母親が子どもの危機を察知し、助けを求めるが、主人公のアンナはそれを無視してしまう。ここからアンナとヨローナの物語がはじまり、アンナの子どもたちが狙われることに。“絶対に彼女の泣き声を聞いてはいけない。”果たして、執拗で残酷なヨローナの恐怖から家族は逃げ延びることができるのか…。“本当に恐い”ジェームズ・ワン絶賛のマイケル・チャベス監督監督は「彼の演出は本当に恐い」とジェームズ・ワンが明言するマイケル・チャベス。『死霊館』第3弾の監督もつとめた実力派だ。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本を手掛けたゲイリー・ドーベルマンも、ジェームズ・ワンとともに製作を担当。主演は、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のリンダ・カデリーニ。ヨローナの恐怖を体感する、主人公アンナ役を務める。彼女の子どもエイプリルとクリス役には『アメリカン・スナイパー』のマデリン・マクグロウ、新人のローマン・クリストウが抜擢された。あらすじ1970年代のロサンゼルス。不可解な死を遂げた子供の母親が、不吉な警告を発する。しかし、それを無視したソーシャルワーカーのアンナ(リンダ・カデリ ーニ)と彼女の子供たちは、ほどなくしてある女の”泣き声”を聞いてしまう―。その日を境に数々の恐ろしい現象に襲われることとなった家族は、教会に助けを求めるが、 そこで語られたのは、呪われたすすり泣く女”ヨローナ”の存在だった―。ヨローナはプールやバスタブ、トイレであろうが、水のある所に現れる。果たして家族は逃げ場のない恐怖から逃れることはできるのか―。【作品情報】映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』公開時期:2019年5月10日(金)全国公開監督:マイケル・チャベス製作:ジェームズ・ワン、ゲイリー・ドーベルマン出演:リンダ・カデリーニ、マデリン・マクグロウ、ローマン・クリストウ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス ほか配給:ワーナー・ブラザース映画
2019年01月19日“Mr.ビーン”としてお馴染みのローワン・アトキンソンが主演を務める人気スパイシリーズ最新作『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』が、いよいよ11月9日(金)より公開。この度、主人公ジョニーがキレキレのダンスを披露し、なぜかオルガ・キュリレンコ演じる謎の美女との対決を制してしまう(?)笑撃の本編映像が、シネマカフェに到着した。“007”ことジェームズ・ボンドと同様、英国のスゴ腕スパイなのにコードネームは特になし。イーサン・ハントとは異なり、どんなミッションも全て不可能(インポッシブル)にしてしまう。そんな恐れ知らずの“天災的”スパイ、ジョニー・イングリッシュが6年ぶりに帰ってくる本作。この度、本編の中から到着したのは、謎のキレキレダンスで暗殺のピンチを幾度もくぐりぬける笑撃映像!「バナナラマ」のディスコソング「ヴィーナス」に合わせ、スパイとは想像もつかないほどに目立つハイテンションダンスを披露するジョニー。純粋にノリノリなのか?いや違う。では、酔っぱらっているか?それも違う。実はスパイ道具のひとつである2種類の錠剤が入ったカプセルの超速効のスーパー精力剤(!)を飲んでしまったため。一体、どんなスパイ活動中なのだろうか...。そこにジョニーが一目惚れした謎の美女オフィーリア(オルガ・キュリレンコ)が登場。妖艶なダンスでジョニーの背後に手を回すと、なんと、彼女が身に着けている腕時計から目に見えないくらい細いワイヤーが!次の瞬間ジョニーの首元にあてがい、ジョニーを絞殺しようとする!しかし、それをスピンで華麗に回避、そこからオフィーリアとペアダンスに突入するジョニー。彼は殺されかけていることなどつゆ知らず、しつこいくらいに目で愛を訴えかける。オフィーリアは諦めず、再度後ろからワイヤーをあてがうのだが…。本当は、ジョニーは天才的スパイなのかも!?また、クールビューティーなオルガのコメディエンヌっぷりも楽しめる本編映像となっている。『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は11月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 2018年11月9日より全国にて公開ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS
2018年11月09日米PEOPLE誌が今年の「今もっともセクシーな男性( “Sexiest Man Alive” for 2018)」に、俳優のイドリス・エルバ(46)を選出した。1985年、29歳のメル・ギブソンが初代に選ばれてから今年で33回目。米国時間5日夜に放送されたNBCの「The Tonight Show」で、ホストを務めるジミー・ファロンから今年の受賞を告げられたエルバは、「本当に嬉しいよ。母さんがすごくすごく誇りに思うだろうね」と少しはにかみながら喜びを語った。エルバは、2002年から2年間放映されていたテレビドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』でブレイク。ここ数年は『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのヘイムダル役を務めている。一時期はダニエル・クレイグ降板後のジェームズ・ボンド候補の筆頭に挙がっていたが、今年8月に本人がきっぱりと否定している。私生活では今年2月、長らく交際していたサブリナ・デハウアーと婚約した。長編映画監督デビュー作のプレミアイベントで、観客を前に公開プロポーズをして話題となった。今年5月に行われたヘンリー王子の結婚式には、デハウアーと連れ立って列席している。
2018年11月06日『テルマ』は、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞外国語映画賞のノルウェー代表作品に選出。映画『ラースと、その彼女』『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』などを手掛けたクレイグ・ギレスピーによる英語リメイクも決定した話題作です。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』や『ニンフォマニアック』などで知られる鬼才ラース・フォン・トリアーの親戚…そんな説明は必要ないほど、国際映画祭を賑わす人気監督に躍進したヨアキム・トリアー。彼が得意とするのは、登場人物の心の機微をすくい取る繊細な描写。映画『テルマ』は、父親と幼い娘テルマが狩りを楽しむシーンで幕を開けます。舞台は凍結した湖の先にある、ノルウェーの雪深い森。鹿に狙いを定めいたはずの父親は突然、テルマにライフルの銃口を向けます。固唾をのんで見守っていると、場面は一転。美しく成長し、オスロの大学へ通うテルマの姿が映し出されます。信心深く、厳格な両親の元で育った彼女にとって、大学生活は刺激に満ちあふれたもの。発作に襲われたテルマを気遣ってくれた同級生の美女アンニャに憧れ、初めてのお酒とタバコを経験。次第に、テルマとアンニャは強く惹かれ合う関係となります。高まる恋心と比例するかのように、テルマの発作は悪化の一途をたどり、彼女の周囲では不可思議な現象が頻発。原因を探るために検査入院したテルマは、幼いころに精神衰弱で投薬治療を施されていたことと、両親からは死んだと聞かされていた祖母が精神を病んだまま老人ホームで暮らしていることを知ります。テルマが家族の秘密に近づいた矢先、アンニャ失踪の知らせが!彼女の部屋を調べたテルマは、失踪の原因が自分にあると確信。両親との対峙を決意しますが…。ホラー映画のお約束といえば、クレイジーな男性の殺人鬼にか弱い女性が襲われるというもの。ところが、名作ホラー『キャリー』や『RAW 少女のめざめ』のように、超自然的な力を思春期のメタファーとして描く場合、女性は男性を凌駕する存在に。力に覚醒した女性は社会に恐れられはしますが、心身ともに自由を得ます。テルマも同じく、両親に殺される寸前まで追い詰められながら、純粋な愛を貫いていきます。彼女が支配から解放されるシーンでは、多くの観客がカタルシスを感じるはず。ヨアキム・トリアー監督は劇中、キリスト教で特別な意味合いを持つ、水(=再生と浄化)や蛇(=悪魔)などのイメージを繰り返し登場させています。テルマの信仰心に由来する罪悪感を視覚的に表現することで、観客の心に強く印象付けているのです。また、テルマ役のエイリ・ハーボーは世界的には無名でしたが、監督の巧みな演出へ見事に対応し、シーンごとに違った表情を披露。ベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を獲得しました。6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグやオスカー女優のアリシア・ヴィキャンデルを輩出した賞だけに、今後の飛躍が期待されています。余韻を残す結末の捉え方は、あなた次第。テルマはキャリーのような悲劇的運命を辿ったヒロインなのか、それともロマンティックなラブ・ストーリーの勝者なのか。ぜひ、あなたの目で見届けて。『テルマ』初恋を機に、美少女の本能が覚醒する北欧ホラー。監督・脚本/ヨアキム・トリアー出演/エイリ・ハーボー、カヤ・ウィルキンスほか10月20日(土)YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。©PaalAudestad/Motlys※『anan』2018年10月24日号より。文・田嶋真理(by anan編集部)
2018年10月21日“Mr.ビーン”として日本でも大ブレイクした、イギリスを代表するコメディアン、ローワン・アトキンソンが主人公を演じる『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』。この度、“ボンドガール”として一躍脚光を浴びたオルガ・キュリレンコの場面カットがシネマカフェに到着した。ジェームズ・ボンドと同じく、イギリスのスパイなのにコードネーム(007)は特になし、イーサン・ハントと異なり、どんな作戦(ミッション)も全て不可能(インポッシブル)にしてしまう、恐れを知らない&危険を知らない、そして何にも分かっていない“天災的スパイ”ジョニー・イングリッシュが、6年ぶりに活躍(?)する本作。今作には、事件の鍵を握る謎の女オフィーリア役でオルガ、イギリスの首相役でエマ・トンプソンと、“無駄に豪華過ぎる女優陣”が脇を固めているのも見どころの一つだが、今回到着したのはそのオルガ演じる謎の女の場面写真だ。グラマラスな美女はスパイ映画には欠かせないが、到着した写真では、胸元を大胆に開け大人のセクシーな魅力全開のドレスに身を包み、銃を構え鋭い視線を送る姿や、ジョニーを背後から見つめ、彼に自分の正体を明かす重要なシーン。そして、物語の終盤で近代的なスケルトンPCに向かい、緊迫した表情を見せるオフィーリアが映し出されている。一体、彼女は何者なのか?敵か味方か?謎が深まるばかり。今回の役についてオルガは、「最初、彼女はミステリアスなキャラクターなの。彼女が何者で何が目的かわからない」とその謎っぷりを説明。また、脚本のウィリアム・デイヴィスは、「ボンド映画のような世界に存在する女優を起用したいと思っていたけど、簡単にはいかなかった。他のキャラクターは全員リアルな存在だし、ジョニーの行動に対する反応も現実的である必要があったからね。ふざけた感じになってはダメなんだ。ジョニーに対してリアリティ溢れる反応が重要で、その点オルガの演技は非常に素晴らしかった」と『007/慰めの報酬』に出演したオルガはまさに適任だったと語っている。そして、「彼女は優れたコメディ女優」と話す監督のデヴィッド・カーは、「シーンによっては軽めの演技をしなければならないこともよく理解していた。とにかく、本作ではジョニーを現実的な世界に登場させることが重要だった。オルガの演技のお陰で、ローワンの行動に現実味が出たよ。何よりも彼女特有の知的なコメディセンスを発揮してくれた」と絶賛している。今回オルガが演じたオフィーリアは、物語後半までその正体が明らかにされないが、ジョニーは彼女に一目惚れし、ロマンスを体験できると思い込んでしまうのだ。その勘違いっぷりは甚だしく、本作では2人のコメディ全開のやりとりも必見だ。『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は11月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 2018年11月9日より全国にて公開ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS
2018年10月19日7月にマーベル&ディズニー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下、『GotG』)の3作目をクビになったジェームズ・ガン監督が、脚本家として復帰するようだ。マーベルのライバル社であるDCコミックスとワーナー・ブラザースが『スーサイド・スクワッド』の続編の脚本家に起用したという。「The Wrap」は、ガン監督は脚本を手掛けるだけでなく、メガホンをとる可能性もあると報じている。『スーサイド・スクワッド』の1作目を監督したデヴィッド・エアーは、このニュースが報道されるや否や、ガン監督を起用したワーナーを「ものすごく勇敢で、賢い行動だ」とツイートで称えた。また、「ジェームズは、その仕事にふさわしい人間だ!」とも。解雇事件直後から、ガン監督を擁護し続けてきた『GotG』シリーズのデイヴ・バウティスタは、「どこに行けば(『スーサイド・スクワッド2』の)出演契約ができる?」とユーモアたっぷりのツイートでガン監督の復帰を喜んだ。デイヴは以前からガン監督が関わらない『GotG3』には、出演したいかどうかわからないと公言しており、またどのみち同作の製作は無期限で延期中。そのため、ガン監督が執筆する脚本によっては、デイヴが『スーサイド・スクワッド』の続編に本当に出演することもあるかもしれない。デイヴのこのツイートには、ファンたちがデイヴに演じてほしいDCコミックスのキャラクターを挙げ、「ぜひガン監督とまた一緒に仕事をして!」とポジティブなコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2018年10月10日木城ゆきとの漫画「銃夢」を、ジェームズ・キャメロン製作で実写映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』の公開日が、来年2月22日(金)に変更となったことが分かった。本作は、12月21日の全米公開と同時に日本でも公開されることが決定していたが、先月末に、配給元の米20世紀フォックスが、本作をはじめ、『デッドプール』最新作、『X-MEN』シリーズの最新作『Dark Phoenix』(原題)、『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品『Gambit』(原題)などいくつかの作品の全米公開日変更を発表。本作の全米での公開日が来年2月14日になったことから、日本での公開日も変更を余儀なくされていた。なお、本作の全米公開日が変更されたのはこれで2度目。当初は今年の7月20日公開を目指していたが、キャメロン作品の製作が遅れがちなのは『タイタニック』『アバター』など毎度のこと。現在、キャメロンは『アバター』の続編4作を製作中だが、これも公開が延期されている。『アリータ:バトル・エンジェル』は2019年2月22日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリータ:バトル・エンジェル 2019年2月22日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporationアリータ:バトル・エンジェル
2018年10月10日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Extraordinary Ideas—Realized』James Turrell光を用いて人々の知覚を揺さぶるインスタレーションで知られる現代美術家ジェームズ・タレル。2018年9月6日からドイツ・バーデンバーデンのミュージアム・フリーダー・ブルダでスタートした展覧会のために出版された本書は、1960年代以降の彼の様々なキャリアから包括的に作品を収録。彼は自分の芸術を「知覚芸術」と呼び、その作品は感覚と知性を通して芸術媒体としての光を体験させるものである。スローンレッド―幾何学的な光のオブジェクトが空間に浮かんで表示される彼の初期の作品も収録。また、重要なシリーズである「Wedgeworks」からの2016年の作品で、芸術家が光を使って幻想的な空間状況を作り出す方法を示す。2011年にヴェネツィア・ビエンナーレで注目された「ガンツフェルド」体験は、想像を絶するすべての空間的な輪郭が光と色に溶け込む方法を体験することを可能にした。彼の有名な長期プロジェクト「Roden Crater」はアリゾナの砂漠の絶滅した火山で1970年代から展望台に変貌を遂げた。今回の展示のために特別に作られた作品と共に提示されている。【書籍情報】『Extraordinary Ideas—Realized』作品:James Turrell出版社:Hatje Cantz言語:英語ハードカバー/300ページ/300×240mm発刊:2018年価格:1万640円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Extraordinary Ideas—Realized』を購入する【展覧会情報】JAMES TURRELL. THE SUBSTANCE OF LIGHT会期:9月6日〜10月28日会場:ミュージアム・フリーダー・ブルダ(Museum Frieder Burda)住所:Lichtentaler Allee 8 b, 76530 Baden-Baden, Germany時間:10:00〜18:00
2018年10月06日マイケル・ジャクソンがジェームズ・ボンド役を熱望していたようだ。2009年に50歳で他界したマイケルは、80年代のキャリア全盛期、自らが「007」シリーズのスパイ役にぴったりだとしてハリウッドの重役たちに自らを売り込んでいたという。かつてのハリウッドの敏腕エージェント、マイケル・オーヴィッツは回顧録で振り返っている。「マイケルの家でミーティングの機会を持った。そこで彼からアクション映画に出演したいと言われた」と始まり、そんなマイケルの提案をビジネスパートナーであったロン・メイヤーと真面目な顔をして聞き続けるのに苦労していたところ、マイケルのかぶっていた帽子が(メキシコ料理の)ワカモレに落ちた時にはさらに状況が悪化したと続けている。「彼はそれを取り上げてまたかぶった。ワカモレが少しついたまま。しかもそれが徐々に帽子のつばに向かってずり落ちだした」「マイケルがいかに自分が次のアメリカのアクションヒーローに向いているかと熱弁している中、僕らは皆、それが徐々に落ちてくるのを見守っていた」「最後にその塊が落下した時には、ロンは我慢しきれなくなった。僕も吹き出してしまった。そしたらマイケルは怒って出て行ってしまった。その後、彼を追いかけて君のことを笑っていたわけじゃないと15分間かけて説明した」「やっとマイケルが分かってくれた時、『でも僕はジェームズ・ボンドが演じたいんだ』と言われた。その時は笑わなかったと誇りを持ってお伝えするよ」そしてマイケルには、その役を演じるには体形も性格も合っていないと説得したそうで、「『君は細身だし、繊細過ぎる。冷酷で屈強な男とは見てもらえないよ』と言った」と綴られている。(C)BANG Media International
2018年10月03日国連史上最悪の政治スキャンダルを描いたポリティカル・サスペンス『バグダッド・スキャンダル』。この度、本作で主演する英国イケメン俳優テオ・ジェームズの場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。■ストーリー2002年。24歳のアメリカ人青年マイケルは、念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命され、国連が主導する「石油・食料交換プログラム」を担当することになった。これはイラクがクウェートに侵攻したことによる経済制裁の影響で、貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画。国連の管理の元でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだ。一見理想的な政策に見えるこのプロジェクトに、実はフセイン自身が関与し、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が関わっていることが判明。やがて世界に例を見ない巨額の汚職事件に発展していく――。■実話を基にしたポリティカル・サスペンス本作は、マイケル・スーサンの実話に基づくベストセラー小説を映画化したもの。200億ドル(約2兆2000億円)が消えた、国連史上最悪の汚職事件を描く。出演には、『ダイバージェント』シリーズのテオ・ジェームズ、『ガンジー』『ヒューゴの不思議な発明』のベン・キングズレー、『ブリット』のジャクリーン・ビセット、ベルシム・ビルギン。そして『ストックホルムでワルツを』のペール・フライが監督を務めた。■場面写真到着!今回到着したのは、『ダイバージェント』シリーズでシャイリーン・ウッドリーの恋人役で人気を博し一躍有名となり、『アンダーワールド』シリーズや『ローズの秘密の頁』などに出演、女性ファンも多い英国イケメン俳優のテオ・ジェームズの場面写真。本作では、外交官だった父の跡を継ぎたいという想いのもと国連に入り、希望に胸を膨らませる若き青年マイケルを熱演。大物政治家や大企業の政治的思惑に翻弄され、希望と現実の間で揺れ動く様を見事に演じている。フセイン政権下で追われていたクルド人女性ナシーム(ベルシム・ビルギン)を懸命に守る姿も見どころとなっており、2人の恋愛模様も気になるところ。なお、本作では主演のほかにも、難民キャンプに赴くなど社会問題解決にも関心が高い彼は、エグゼクティブ・プロデューサーも兼ねている。新場面写真では、テオの肉体美が覗けるショットをはじめ、ナシームを見つめ甘いマスクや、敵対する相手と向き合う凛々しい表情などが捉えられている。私生活では、今年8月に女優のルース・カーニーとの結婚が報じられたばかりのテオ。待機作には、カーラ・デルヴィーニュとアンバー・ハードが出演する『London Fields』(原題)が控えており、今後も彼の活躍に目が離せない。『バグダッド・スキャンダル』は11月3日(土)よりシネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年09月23日