研ぎ澄まされた技術と音色、深い作品理解を兼ね備え、幅広いレパートリーを誇るピアニストの河村尚子。世界を駆け抜け活躍する彼女だが、2022年にはその功績が認められ「第51回サントリー音楽賞」も受賞。益々の活躍が期待されるなか、デビュー20周年を迎え、記念リサイタルを行う。バッハにプロコフィエフ、ショパンなどの重厚なプログラムが予定されているが、まず目を引くのが委嘱作品だ。「《単彩の庭 IX》の作曲者である岸野末利加さんは、現在ケルンを拠点に活躍されている作曲家です。独奏曲にアンサンブル、オーケストラまで幅広く手掛けていらっしゃいます。『尾高賞』受賞作の《チェロとオーケストラのための「What the Thunder Said / 雷神の言葉」》でご存じの方も多いのではないでしょうか」今回岸野の作品をプログラムに入れたのは、ここ最近の河村の活動とも大きく関わっている。「サントリー音楽賞の記念演奏会でエイミー・ビーチのピアノ協奏曲を演奏したのですが、本当に素晴らしい楽曲でした。これをきっかけに、是非今後も女性作曲家の作品を積極的に取り入れていきたいと考えたのです。また同じ記念演奏会の別日程では矢代秋雄のピアノ・ソナタも弾き、邦人作曲家の作品の魅力にも改めて気が付きました。まさに岸野さんはいまの私が目標としていることに合致する方だったのです。もちろん作品自体も本当に素晴らしいので、多くの方にお聴き頂きたいですね」その他にはこれまでの積み重ねと新しいチャレンジという意味が込められている。「バッハ=ブゾーニの《シャコンヌ》は1月1日に発生した能登半島地震に想いを寄せて決めました。この曲を初めて弾いたのが東日本大震災の後の日本ツアーだったこともあり、復興の願いを込めて演奏したいと思います。プロコフィエフの《戦争ソナタ第7番》は争いの絶えない世の中に対する平和の願いです。そしてショパンのピアノ・ソナタ第3番は久しぶりに演奏します。新しい気持ちで向かいつつ、これまで勉強してきたものを発揮していけたらと思っています」ツアーにあわせて20周年記念アルバムの発売も予定されている。「ピアノという楽器は本当に色彩豊かです。様々な国や時代の作曲家が描く音世界を通して、“ピアノはこんな音も出せるんだ”ということをお伝えしたく、ジュエリーボックスのように様々な楽曲を収録する予定です。音にあらわれている各作曲家の話す言語や生きた時代を、皆様にしっかりとお届けできるように演奏したいです」取材・文:長井進之介河村尚子 ピアノ・リサイタル■チケット情報()()9月28日(土) 14:00開演兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール9月30日(月) 19:00開演サントリーホール曲目J.S.バッハ/F.ブゾーニ:シャコンヌ BWV1004岸野末利加:単彩の庭 IX(河村尚子委嘱作品)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」 変ロ長調 Op.83***ショパン:即興曲第3番 変ト長調 Op.51ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 Op.58
2024年04月25日日本ジャズの新たなプラットフォームDays of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、日本のジャズシーンで大きな注目を集める若手実力派ピアニスト・平倉初音の新譜『Moon and Venus』を2024年5月30日に発売します。本作は、平倉初音の真骨頂である群を抜くスイング感とドライヴ感に満ちたピアノトリオ作品で、須川崇志(b)、山田玲(ds)というトッププレイヤーを迎えて全曲オリジナルで臨んだ意欲作です。弱冠25歳ながら真正面からオーセンティックなジャズと向き合う真摯で情熱的な姿勢が、多くのジャズファンを魅了することでしょう。DOD-044 平倉初音『Moon and Venus』jacket【Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣コメント】ジャズへの愛情。底流にあるブルース。タイム&フィール。そして歌心。ヒストリーをリスペクトし、それをまっすぐ表現する。小細工を弄せずひたむきに「正面突破」だけを考える。それこそが彼女の内にある “強靭な中軸”の構成原理でしょう。彼女にはまだ数十年の時間が残されています。伸び代が計り知れず、いい意味で将来を見通せない。日本ジャズ界にとって大切な資源であることは疑いありません。DOD-044 平倉初音『Moon and Venus』DOD-044 平倉初音『Moon and Venus』back inlay【演奏者】平倉初音 piano, fender rhodes須川崇志 bass山田玲 drums【収録曲】1. Moon and Venus2. Glass Falls3. Espelhar4. Virgo's Sapphire5. Ballad no.46. Sea Raccoon7. The Trigger Point8. そばの花9. Days of Delight(2023年12月4日 東京収録)平倉初音■平倉初音(ひらくらはつね)4歳よりピアノを始め、小学生よりバンドを組んで多くのイベントに出演。2013年には神戸ネクストジャズ・コンペティションにおいて最年少で決勝ライブに出場。同年よりピアニストの大西順子に師事。2016年夏にberklee jazz workshopに参加し学費全額免除を獲得。同奨学金でバークリー音楽大学へ進学。2019年4月にRalph Petersonとベルン国際ジャズフェスティバルに出演、同年5月にはサックス奏者Melissa Aldanaとボストン、コネチカット、フィラデルフィア、ニューヨークでの演奏を果たす。同大学でJoanne Brackeen、Billy Kilson、Ralph Petersonなどに師事。2020年帰国し、活動拠点を東京に移す。2022年にデビュー作『Tears』を、2023年には〈Days of Delight〉から『Wheel of Time』をリリース。若手実力派ピアニストとして大きな注目を集めている。【Days of Delight】YouTube : 公式サイト: 平倉初音トリオ【商品概要】レーベル:Days of Delight型番 :DOD-044JAN :4582530660580定価 :2,500円(税込 2,750円)発売日 :2024年5月30日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月25日ドイツ・グラモフォン(DG)がピアニストの辻井伸行と専属契約を結ぶことを発表し、4月22日(月) 東京・サントリーホール ブルーローズで記者会見を開催した。記者会見には辻井伸行、ドイツ・グラモフォン社長のクレメンス・トラウトマン、ユニバーサル ミュージック合同会社社長兼最高経営責任者(CEO)藤倉尚が登壇。会見会場では、リスト作曲『愛の夢 第3番 変イ長調』と『ラ・カンパネラ』の2曲が披露された。2025年初頭にリリースされる、35歳の辻井の記念すべきDGデビュー作には、ピアノ作品の中でも最も複雑かつ高度な技巧が要求される、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》が含まれる。さらに、これまでの辻井の広範なディスコグラフィ(前所属レーベルであるエイベックス・クラシックス・インターナショナルで録音されたアルバム)も、デジタル/フィジカルの両フォーマットで、DGより再リリースされる再リリースされる(約15本の旧譜アルバムがDGより全世界で配信リリース。旧譜CDについては、国内ではエイベックスのCDが引き続き流通される予定。海外ではDGのロゴで発売される)。今回の契約を記念して、DGの配信サービス「STAGE+(ステージプラス)」では5月18日、コンサート映像『辻井伸行 プレイズ・バッハ、ショパン&ラフマニノフ』をプレミア配信する。バッハの『フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816』で幕を開け、ショパンの『即興曲』4曲、ラフマニノフの『ヴォカリーズ』や『楽興の時Op.16』が披露されるこのリサイタルは、東京のサントリーホールで2月末にライヴ収録された。ドイツ・グラモフォン社長クレメンス・トラウトマンは「DGに辻井さんを迎え入れることは、私たちにとって非常に大きな栄誉です」と語る。「昨年、ロンドンで彼の演奏を聴き、その魅力に心を奪われました。彼は実にエキサイティングな音楽家です。その類まれなる音楽的創造性と洞察力は、彼が他とは違う目で世界を見ていることに起因するのかもしれません。彼がピアノから引き出すのは、驚異的なテクニックと深みのある豊かな音色に支えられ、聴く者の心に直接届く音楽です。私たちは辻井さんという素晴らしいアーティストを世界中の聴衆に紹介すると同時に、その国際的キャリアが発展し続けるよう、彼自身、そして彼の音楽事務所と協力して努力してゆく考えです」。辻井自身も、今後DGで録音活動を行い、新たなプロジェクトを展開していくことを楽しみにしているという。「マルタ・アルゲリッチやマウリツィオ・ポリーニをはじめとする素晴らしいピアニストが数多くの名盤を録音しているので、ドイツ・グラモフォンの録音は、僕も子供の頃からよく聴いています。クラシック音楽をリードしてきた名門レーベルと契約することをたいへん誇りに思います。また、今後、リリースされるCDやストリーミングを通じて、世界中のより多くの人たちに僕の演奏を聴いてもらえることを非常に嬉しく思います」。辻井のレコーディングを担当するプロデューサーであり、DGのアジア地域事業開発部長である城所孝吉は、辻井が間違いなく世界の聴衆を魅了し、感動を与えるだろうと確信している。「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの優勝を機に、日本での辻井さんの人気は一気に高まりました。しかし彼は、キャリアを世界に広げるポテンシャルを持っていると思います。彼の演奏は聴く者の心を揺さぶる、真の魔法を備えているからです」 。本契約により、日本においてのリリースを担うことになるユニバーサル ミュージック合同会社社長兼最高経営責任者(CEO)藤倉尚は、「私たちユニバーサル ミュージック ジャパンは近年、ドイツ・グラモフォンと提携しながら、サイトウ・キネン・オーケストラや久石譲などの日本のアーティストをグローバルで展開し、その世界への道は確実に大きなものになってきています。ドイツ・グラモフォン125周年、そして、辻井伸行さんがヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝されて15年という記念すべき年に、ユニバーサル ミュージックグループのファミリーに迎えられ、ご一緒できることを誇りに思います。ドイツ・グラモフォン、そしてユニバーサル ミュージックに来てよかったと思っていただけるよう全力でサポートしていきます」とコメントした。先天的に目が不自由でありながら、2歳の頃からおもちゃのピアノで自然に曲を弾き始めた辻井。母親が本物の楽器を買い与え、4歳からピアノのレッスンを始めると、その演奏は目覚ましい成長を遂げた。音楽との深い結びつきは幼少期に培われ、彼はあらゆる曲を耳で覚えようとする姿勢を示し、作曲家としての活動によってそれはさらに深まった。12歳の時にはサントリーホールでのリサイタルデビューを果たし、その後すぐに海外での活動も開始。2005年にはショパン国際ピアノ・コンクールのセミファイナルに進出した。2009年、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝したことで、国際的な称賛を浴び、国内ではポップスター級の地位を獲得。過去15年にわたって、ニューヨークのカーネギーホール、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールや、パリのシャンゼリゼ劇場、ベルリン・フィルハーモニーなど、世界の一流会場で演奏会を行ってきた。協奏曲のソリストとしては、ウラディーミル・アシュケナージ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団、ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、クラウス・マケラ指揮オスロ・フィルハーモニー管弦楽団などとの共演を果たしている。<2024/25 シーズン 主要公演>(2024年 4月現在)【国内公演】■2024年1月~ 日本ツアー(リサイタル・ツアー)[全16公演]2月 オルフェウス室内管弦楽団[全6公演]5月 インドヤン指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団[全7公演]8月 三浦文彰指揮 ARK フィルハーモニック[全6公演]9月 ティチアーティ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団[全6公演]9月 富士山河口湖ピアノフェスティバル[4公演に出演]9月 サントリーホール ARK クラシックス[8公演に出演]12月 プレミアム・リサイタル[全8公演]■2025年1月 ロウヴァリ指揮フィルハーモニア管弦楽団[全7公演]2月~ 日本ツアー(リサイタル・ツアー)[全15公演]【海外公演】■2024年1月 アメリカ オルフェウス室内管弦楽団 アメリカ・ツアー[カーネギーホール他全3公演]3月 韓国 ピアノ・リサイタル[ソウルアーツセンター]4月 スイス ローゼン指揮ザハール・ブロン祝祭管弦楽団[インターラーケン]4月 イギリス ピアノ・リサイタル[ロンドン、リヴァプール]4月 フランス ピアノ・リサイタル[パリ、シャンゼリゼ劇場]4月 イタリア クアトリーニ指揮ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管弦楽団5月 イギリス インドヤン指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団7月 ベルギー ピアノ・リサイタル[ムジカ・ムンディ・フェスティバル]7月 スイス ピアノ・リサイタル、室内楽[ヴェルビエ音楽祭]7月 中国 クオクマン指揮マカオ管弦楽団[マカオ]10月 オーストラリア・ツアーピアノ・リサイタル[シドニーオペラハウス、メルボルン]アンドリュー・デイヴィス指揮シドニー交響楽団[シドニー]シュトラウザー指揮クィーンズランド交響楽団[ブリスベン]オードラン指揮タスマニア交響楽団[ホバート]■2025年1月 イギリス ロウヴァリ指揮フィルハーモニア管弦楽団[ロンドン]3月 アメリカ ピアノ・リサイタル[ニューヨーク、カーネギーホール主催公演]4月 アメリカ ショハキモフ指揮シアトル交響楽団[シアトル]オフィシャルサイト:
2024年04月23日お笑いコンビ・天才ピアニストの竹内知咲が、きょう5日放送の読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜後7:00※関西ローカル)で、“くノ一”姿を披露する。「すち天ビルヂング〜都会のビルを登るわよ!〜」のコーナーでは、すっちーと天才ピアニスト・竹内が、1931年に建てられ、外国人観光客にも人気の「ミライザ大阪城」を探索。ビル内のイタリアンレストランには、かつて昭和天皇も迎え入れたという特別な部屋「貴賓室」があるという。貴重な部屋で食べる豪華ランチコースに2人は舌鼓を打つ。続いては、外国人に特に人気だという忍者や戦国グッズを取り扱う専門店へ。日本刀の模擬刀や手裏剣などの商品にテンションが上がった2人は、店内にある「手裏剣道場」という忍者体験コーナーでアメリカ・ワシントン州から来日していた親子に手裏剣対決を挑む。見た目だけはくノ一だと自負する竹内が代表して挑んだバトルの結末とは。また、昭和天皇即位の記念事業として市民から集まった巨額の寄付金で建設されたという同施設が担っていた「国の重要な役割」が明かされると、2人やスタジオメンバーは驚きの表情を見せる。
2024年04月05日ジャズギタリストの渡辺香津美(70)が脳幹出血で緊急入院した。所属事務所のヒルトップスタジオが31日、ホームページで発表した。同事務所は「渡辺香津美に関してのご報告」とし、「渡辺香津美は2024年2月27日軽井沢の自宅にて倒れ、緊急入院いたしました」と報告した。「精査の結果、意識障害を伴う脳幹出血と診断され、医師の診断に基づき本年度予定されていたすべてのアーティスト活動を中止し、治療に専念いたします」とし、「ご家族は献身的な介護を続けており、静かな環境で皆さまに見守っていただくことが本人の1日も早い復帰へつながるとの思いでおります。また現在もご家族のみ面会可能な状況から、取材等はお受けいたしません」と状況を説明。「プライバシーにご配慮いただき、渡辺香津美復帰の日をお待ちいただけることを願っております」と伝えた。また「ファンの皆さま、関係者の皆さまにはご心配をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」とつづった。状況に進展があり次第、同ホームページで発表される。
2024年04月01日日本ジャズの新たなプラットフォームDays of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、名実ともに日本を代表する俊英トランペッター・広瀬未来の新譜『El valor(エル・ヴァロール)』を2024年4月18日に発売します。DOD-043 広瀬未来『El valor』jacket本作は、日本のジャズシーンの中核に位置するトップ奏者、山口真文(ts)、片倉真由子(p)、中林薫平(b)、山田玲(ds)を擁するレギュラークインテットの第2弾で、前作『The Golden Mask』(DOD-008)につづくもの。全曲をオリジナルの書き下ろしで臨んだ意欲作です。全編にわたるスリリングな展開と圧倒的なドライブ感がリスナーを刺激します。【広瀬未来コメント】クインテットというフォーマットでの作品づくりは、ぼくにとって大切なライフワークのひとつです。前作『The Golden Mask』に引き続き、素晴らしい仲間たちの力を借りて、“広瀬未来のいま”を投影する作品が出来上がったように思います。どうぞお楽しみください!【Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣コメント】共演者に音楽的なフリーハンドを保証する。それぞれが“そのときの自分”に正直に演奏できる状況を確保する。それが広瀬未来の考えるバンドリーダー像です。そうであるにもかかわらず、いやそうであるからこそ、バンドサウンドに“生きた個性”が醸成されるのでしょう。DOD-043 広瀬未来『El valor』DOD-043 広瀬未来『El valor』back inlay【演奏者】広瀬未来 trumpet山口真文 tenor saxophone片倉真由子 piano中林薫平 bass山田玲 drums【収録曲】1. Humorless2. Mr.Calm3. On-Off4. Decision5. Sunset Sunrise6. El valor7. B & S8. Citrus(2023年10月17日 東京録音)広瀬未来広瀬未来クインテット【Days of Delight】YouTube : 公式サイト: 【商品概要】レーベル:Days of Delight型番 :DOD-043JAN :4582530660573定価 :2,500円(税込2,750円)発売日 :2024年4月18日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月15日現役音楽大学講師のジャズドラマー、黒田和良が運営するオンラインジャズスクールComuz(コミュズ)に、若者からの問い合わせが急増しています。学生に気軽にジャズを体験していただきたく、現在募集中の2024年4月開講の8期生より学割を開始いたしました。名古屋リアルセミナー【自治体も若者のジャズ活動を支援】若い世代にジャズ人気が高まっています。ジャズをテーマにした大人気コミック『BLUE GIANT』のアニメ映画が2023年2月に公開され大ヒット。その影響もあり、これまでお洒落な大人の難しい音楽というイメージだったジャズの世界に、若い世代のミュージシャンやリスナーが増えています。全国ではジャズイベントで町おこしが盛んに行われていますが、その中で期待されているのが学生ミュージシャンです。大阪府高槻市のイベント「高槻ジャズストリート」では、中学高校のスクールバンドを対象とした「たかつきスクールJAZZコンテスト」が開催されています。ジャズの街と呼ばれる愛知県岡崎市でも若手や学生を支援するジャズイベントなども開催されるなど、多くの自治体がジャズで活動する学生や若者を支援しています。大阪リアルセミナー【音大講師から直接指導が受けられるオンラインジャズスクール】プロジャズドラマー黒田和良のYouTubeチャンネルでも、『BLUE GIANT』の映画公開後に10代から30代の若い世代の閲覧数が4万再生から15万再生に急上昇。また、運営するジャズのオンラインスクールComuzには、高校生から30代までの若手が受講生全体の10%ほどを占めるようになりました。オンライン講座はドラムに限らずジャズを演奏する全ての楽器のレクチャーが可能です。特に学生は吹奏楽からの転向が多く、管楽器にも対応しています。講師は主に音楽大学での指導歴19年の黒田をはじめ、音楽大学を卒業した実力派が担当します。オンラインだけでなく実技指導が受けられる月一回のリアル講座に加え、年2回の合宿もあります。メンバー同士で多世代にわたる交流ができ、黒田への質問も自由にできます。若い世代の受講生からは「好きなアーティストのジャズアレンジを聴いてジャズにハマりました。スクールは教材が豊富で飽きなくて、他の楽器の演奏者とも交流ができて楽しいです。(高校生、中学3年より3年連続受講中)」「大学のジャズ研でジャズを始めて、漫画『BLUE GIANT』でジャズにハマりました。黒田先生のYouTubeはジャズファンには有名で、それだけでも勉強になりますが、講座はもっと奥深くて初心者にもやさしくて、大学のように自由な雰囲気でとても楽しいです。(20代男性)」などの感想をいただいています。合宿(1)【ジャズにハマる若者の成長を学割で支援】オンラインジャズスクールComuzを主催する黒田は、大学在学時から名古屋でジャズの活動を開始、2005年より名古屋音楽大学にてジャズドラムを指導し現在に至ります。ジャズに特化した自身のYouTubeは登録者数5万人を超え、大学レベルの知識が得られると評判に。フォロワーより講座を開設して欲しいとの声が高まり、2020年にジャズ専門のオンラインスクールComuzを開講。現在までに延べ約200人が受講し、約20%の受講生が延長して継続中の人気の講座になりました。オンラインスクールは6ヶ月が1タームとなり、2年間のサポート期間があります。オンラインの座学が月10回、セッションができるリアル講座が月1回(東京・名古屋・大阪)、合宿が年2回という構成になっています。オフラインで取り組む各自のワークシートも充実しており、学んだ知識を目でも確認できると大変好評です。黒田より「ジャズストリートや学生向けのコンテストなど、若者がジャズで活躍できる機会はたくさんあります。ジャズは会話です。古くから根付く日本の文化、和歌に似ていて上の句から下の句を即興で創りだせるように、アドリブを創作するのは日本人には得意分野です。奥が深く楽しいジャズの魅力を若い人に伝えたいです。」大学の現役講師でもあり、名古屋市内の中学ジャズ部での指導や、学生対象の国際ジャズオーケストラフェスティバルの審査員を務めるなどの経験から、若い世代にもっと気軽にジャズに親しんで欲しいとの思いでオンライン講座に学割を初導入します。《オンラインジャズスクールComuz概要》URL : 月額: 月額11,000円(サポート24か月)学割: 月額 6,600円(新設:2024年4月開講、8期より導入)《黒田和良YouTubeチャンネル・Instagram》黒田和良「学校では教えてくれない音楽のちゃんねる」 黒田和良公式Instagram 黒田和良 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月06日音楽を愛する全ての人が、より身近に、より気軽にジャズを楽しめる場として、2013年に始まった入場無料のジャズ・イベント『JAZZ AUDITORIA』。神田淡路町のまちづくりを担う一般社団法人淡路エリアマネジメントが携わる東京・神田の複合施設・ワテラス(WATERRAS)を舞台に『JAZZ AUDITORIA 2024 in WATERRAS』として2019年以来、5年振りの野外開催が決定いたしました!12回目となる今年は4月26日(金)~28日(日)の3日間の開催で、今回もブルーノート東京が企画制作全面に携わり、グローバルな一流アーティストがパフォーマンスを披露します。このほか、子ども向けの遊び場など親子でも楽しめるイベントをご用意しています。JAZZ AUDITORIAJAZZ AUDITORIA ステージ●家族で気軽にジャズを楽しむ『JAZZ AUDITORIA 2024 in WATERRAS』 本イベントでは、ジャズをより気軽に楽しんで欲しいという願いを込め、老舗ジャズクラブ「ブルーノート東京」が企画制作を担当。世界で活躍する一流のジャズプレイヤーの生演奏を身近に入場無料にてお楽しみいただけます。さらに、家族で音楽を楽しめるように子どもの遊び場を併設致します。“ジャズを通じて世界の文化に触れる”そんな場をつくりたいという願いを込めたイベントが今年も行われます。●音楽×食 個性あふれる飲食テントブースエリア本格的な音楽を堪能しながら、多種多様な食事やアルコールを楽しめる飲食テントブースが多数登場します。ジャズの生演奏を聴きながら、贅沢な時間を過ごすことができます。●親子で楽しめる「ワテラスキッズ」さまざまな素材や遊び道具を乗せて道や広場に現れ、世代を越えた遊び場を提供する移動式あそび場がやってきます。昔遊びのコーナーなど、子どもも大人も楽しく遊ぶことができます。ワテラスキッズで子どもを遊ばせながらジャズライブを聴く、昼間は子どもと遊んで夜はジャズライブに専念するなど、子どもと一緒にさまざまな楽しみ方ができます。●ワテラススチューデントハウスの学生企画ブースワテラスの特徴のひとつでもあるワテラススチューデントハウスに住む学生が企画したブースが出展します。地域交流の中で行ってきた様々な活動のご紹介や、小さな子供たちが遊べるブースを企画し、運営します。●食事や買い物をしながらジャズを楽しめる「ワテラスモール」ワテラスモールの20を超えるこだわりのショップ&レストランでは、様々なイベントや特典をご用意しています。ジャズを楽しみながら、お食事や買い物もお楽しみいただけます。ワテラスモールHP: 飲食テントブース●開催概要日時 :2024年4月26日(金)~28日(日)※タイムテーブルは順次発表いたします。会場の混雑状況により安全確保のために予告なく入場制限や、開始時刻を変更する場合があります。場所 :ワテラス広場 野外特設ステージ、淡路公園、ワテラスモール、Cafe, Dining&Bar 104.5東京都千代田区神田淡路町二丁目101番料金 :入場無料 Admission Free出演者 :ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラdirected by エリック・ミヤシロ、小沢咲希トリオ、明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ 他主催 :JAZZ AUDITORIA実行委員会共催 :一般社団法人淡路エリアマネジメント、株式会社ブルーノート・ジャパン後援 :国連広報センター、千代田区、淡路町二丁目町会、万世橋地区町会連合会(予定) 他特別協力:特定非営利活動法人 Point Green 推進環境会議協力 :ちよだ音楽連合会、ワテラス業務部会、Jaz. in、ジャズライフ 他協賛 :安田不動産株式会社、大成建設株式会社企画制作:BLUE NOTE JAPANオフィシャルホームページ: ●「ワテラス」(WATERRAS)とは神田淡路町が培ってきた「和」「輪」「環」の3つのWAをコンセプトにデザインされた複合施設。オフィス、レジデンス、スチューデントハウス、商業施設、コミュニティ施設(ギャラリー、ホール、イベントスペースなど)で構成されています。 ●一般社団法人淡路エリアマネジメントとは神田淡路町の再開発をきっかけに設立されたまちづくり組織。地域に暮らす住民やワーカー、学生など、さまざまな人々の交流の機会をつくり、コミュニティをはぐくむ活動を行っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月01日初来日ツアーから30周年ブラジル音楽界が誇るピアニスト、12度目の公演が実現一般財団法人民主音楽協会(民音/MIN-ON)は、ブラジルを代表するピアニストにして、世界的作曲家のアマラウ・ビエイラ氏を招聘し、全国11公演を開催します。アマラウ・ビエイラは、6歳でピアノを始め、ブラジルを代表する作曲家・指揮者であるソーザ・リマに才能を見いだされました。8歳で作曲を始め、13歳で単身パリへ。パリ音楽院をトップで合格し、さらにドイツのフライブルク音楽大学を卒業。25歳の時、「メニューイン・スクール」の音楽部長に推薦されるも、ブラジルのために尽くしたいと決意しブラジルに帰国しました。帰国後も「民衆のために本物の音楽を」との思いで活動を続け、これまで「A. オネゲル国際作曲賞」「フランス作曲財団国際大賞」「リスト賞」など、ブラジル国内外より数々の賞が授与されています。初めてのジャパン・ツアーから30周年となる2024年の公演では、1994年のジャパン・ツアーで演奏した名曲をはじめ、日本の唱歌をメドレーにしてビエイラがオマージュした『日本の水彩』も演奏。名曲に彩られた美しい花束のような、温かく心やすらぐピアノの旋律をお届けします。【公演名称】ジャパン・ツアー30周年記念アマラウ・ビエイラピアノリサイタルあなたに贈る名曲の花束【主催】MIN-ON【後援】駐日ブラジル大使館【公演日程】2024年5/23(木) 18:30NHK大阪ホール5/25(土) 14:00千葉市民会館5/26(日) 14:00千葉県東総文化会館5/27(月) 19:00J:COMホール八王子5/28(火) 19:00東京文化会館 大ホール5/30(木) 19:00サンシティ越谷市民ホール5/31(金) 18:30メガネのイタガキ文化ホール伊勢崎(伊勢崎市文化会館)6/1(土) 15:00須賀川市文化センター6/5(水) 18:30愛知県芸術劇場 コンサートホール6/8(土) 13:30倉吉未来中心 大ホール6/9(日) 15:00三原市芸術文化センター ポポロ【予定曲目】J. S. バッハ:イタリア風協奏曲 ヘ長調 BWV971、A. ビエイラ:日本の水彩(故郷~椰子の実~さくら~荒城の月) Op.325、J. マスネ:歌劇「タイス」より 瞑想曲、F. リスト:ハンガリー狂詩曲 第8番 嬰ヘ短調 S.244/8、C. ドビュッシー:月の光、他※曲目は変更となる可能性がございます。予めご了承ください。◆アマラウ・ビエイラ Amaral Vieira:1952年サンパウロ市生まれ。ブラジルを代表する音楽家、ソーザ・リマおよびアーサー・ハルトマンに音楽を学んだ後、パリ高等音楽院に入学し、リュセット・デカーヴとオリヴィエ・メシアンに師事した。さらにドイツのフライブルク音楽大学を卒業し、ブリティッシュ・カウンシル(英国文化振興会)の招きにより、ロンドンでハンガリー人ピアニストで、フランツ・リストの孫弟子ルイス・ケントナーのもと音楽知識を成熟させた。ピアニストとして10の賞、作曲家として17の賞を受賞し、ブラジル、フランス、ドイツ、イギリス、ハンガリー、日本の各国でその芸術的活動を評価され、50回以上の表彰を受けている。その一群の作品に対して、アメリカのデリアン協会から2008年度「ゴールデンローレル賞」を授与された。世界で最も権威あるピアノ・ブランド「スタインウェイ」(スタインウェイ・アンド・サンズ)公認のアーティスト。アマラウ・ビエイラピアノリサイタル | 民主音楽協会(民音) : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月20日大分・湯布院の「湯布院 ジャズとようかん」から、新作の「ジャズ羊羹 ジャジー キャッツ(jazzy cats)」が登場。西武池袋本店の期間限定ショップでは、2024年2月14日(水)から2月27日(火)まで、湯布院本店では、猫の日である2024年2月22日(木)に合わせて新発売される。鍵盤の上に愛らしい猫をデザイン「ジャジー キャッツ」音楽やアートを愛するショップであり、スイーツも展開する「湯布院 ジャズとようかん」。今回は、お洒落でユニークな“ピアノデザイン”の人気羊羹から、愛らしい猫たちを描いた新作「ジャズ羊羹 ジャジー キャッツ」がお目見えする。“ワイン漬け”イチジク入りフレーバー味のベースとなるのは、珈琲や赤ワインとの相性が良い黒糖いちじく羊羹「クラシック(classic)」のフレーバーだ。羊羹には、国産小豆と沖縄県産の黒糖を使用。中には、ワインに一昼夜漬け込んだドライいちじくがゴロゴロと入っており、見た目も食感も楽しい羊羹に仕上げている。なお、羊羹の表面に描かれた猫やピアノは、人気ユニット「マリーニモンティーニ(marini*monteany)の野田智裕による描き下ろし。「ジャズ羊羹 ジャジー キャッツ」の売上の一部は、保護猫や保護犬たちの新しい家族を見つける活動を行う「ジョートフル熊本プロジェクト」へ寄付される。【詳細】「ジャズ羊羹 ジャジー キャッツ」3,348円取扱店舗:■湯布院本店発売日:2024年2月22日(木) 10:00~住所:大分県由布市湯布院町川上3015-4■期間限定ショップ「Place where you meet cats ~猫と出会う場所~ 2024」販売期間:2024年2月14日(水)~2月27日(火)場所:西武池袋本店 4階住所:東京都豊島区南池袋1-28-1※ひとり当たりの購入数制限が付く場合あり■オンラインストア予約開始日:2024年2月13日(火)12:00~※3月1日(金)より順次発送予定【問い合わせ先】湯布院 ジャズとようかんTEL:050-3538-0943
2024年02月16日クラシック界でも注目を集める世界的ジャズピアニスト・小曽根真が、日本を代表するトロンボーン奏者・中川英二郎を迎えて贈る「小曽根真 ピアノソロ featuring 中川英二郎」。2月29日(木)・福岡シンフォニーホールでしか聴くことができない“ジャンルを超えた一夜限りのプログラム”について聞いた。小曽根と中川は、小曽根真 featuring No Name Horsesほか、約20年の付き合い。自身が団長を務める金管アンサンブル『侍Brass』、ジョセフ・アレッシらと結成した『SLIDE MONSTERS』、名だたるオーケストラとの共演など多彩なオ能を発揮する中川。2人の共演は、2018年の福岡シンフォニーホール以来約5年ぶりとなる。「年に1回の大切な定期演奏会のような福岡シンフォニーホールの公演で、今回誰と何をやるかと考えた時、『一緒にやりたい』と思ったのが英二郎でした。彼は今や世界的なレジェンドともいえる存在で、彼ほど正確なリズムを出す管楽器奏者は少ない。上手いだけでなく、楽しくて優しくて、情感あふれる演奏をするプレイヤーです」。と小曽根は開口一番、笑顔で語る。一般的なジャズで“ピアノとトロンボーンのみの組み合わせは異色”と前置きしながら、2人のデュオでは「いないはずのドラムやベースの音まで聴こえるような演奏になるはず」と自信をのぞかせる。チック・コリアやゲイリー・パートンを始め、世界的なプレイヤーとの共演や自身が率いるトリオやピッグ・バンドの活動など、ジャズの最前線で活躍を続けながらクラシックにも本格的に取り組んでいる小曽根。現在は『From OZONE till Dawn』と題した若手音楽家のプロジェクトにも取り組んでおり、昨年はニューヨークでジャズトリオ『Trinfonity』のレコーディングも行ない、年内に拠点を海外に移す予定だとも語る。「ジャンルを超えた活動をするなかで、クラシックで吸収した影響はジャズの曲づくりアレンジにも表れてきていますし、自分がクラシックを弾くことの真価に対する自分なりの提示をしていく必要性もより強く感じています。一方でジャズの根幹である即興演奏では、自分の中で刺激を求めているのも事実。だからこそニューヨークで若いプレイヤーと切磋琢磨しながら、今一度ジャズの“言語”に向き合いたい。2月のコンサートでは、より踏み込んだところで自分の音楽を見つけに行こうとしている小曽根真のエネルギーを感じて頂ければ嬉しい。皆様の中でも何か前進のきっかけになるうような演奏をお届けできれば」と笑顔で抱負を語った。公演は2月29日(木)、福岡シンフォニーホールにて。チケットは発売中
2024年01月18日舞台『ジャズ大名』が2023年12月9日(土)、KAAT神奈川芸術劇場で開幕した。本作は筒井康隆の同名小説を原作としつつも、舞台を原作の九州から、実在した神奈川・小田原藩の支藩、荻野山中藩に置き換えて、新たに脚本を書き起こしている。初日を前にゲネプロ(総通し舞台稽古)と初日前会見が行われた。舞台『ジャズ大名』初日前会見より、左から出演の富田望生 、千葉雄大、藤井隆、上演台本・演出の福原充則維新の風が吹き荒れる江戸末期、アメリカの南北戦争が終結し、解放された黒人奴隷たちが故郷のアフリカを目指して船に乗り込むが、日本の小藩に流れ着いてしまう。鎖国の世、外国人の取り扱いに困る藩の役人らは、彼らを座敷牢に閉じ込めておくが、好奇心旺盛な藩主・大久保教義(千葉雄大)は、彼らの奏でる楽器の音に夢中になり、家老・石出九郎左衛門(藤井隆)の制止も聞かず、次第に城中を巻き込んでジャム・セッションを繰り広げていく......というあらすじ。会見で初日を迎える心境を問われた、大久保教義役の千葉雄大は「お稽古を皆さんで紡いできたので、それをちゃんとやりつつ、そのときに起きたことにも反応しつつ。お客様がどう観てくださるか分かりませんが、どう観ていただいても、わっ!とやるので(笑)、何かしらでも(感じるものが)あったらいいなと思います」とテンション高め。「幕が開いてから降りるまで、こんなに汗をかいている舞台は初めて。僕は今、音がなったら自然と体が揺れ動くような状態になっているので、劇場を揺らしていきたいですし、それがやみつきになって、お客様がまた来たいなと思ってくれたら嬉しいです。寒い冬でも熱くお届けしたいと思います」とも語っていた。藤井隆「のびのびやらせていただいています」石出九郎左衛門役の藤井隆は見どころについて「(演出の福原さんが)まずはこちらが好きなようにやらせてくださって。もしかしたら福原さんの思いと違うことをやっているかもしれないけれど、僕がやった方を優先しようと調整してくださったりして......のびのびやらせていただいています」と語る。そして「1年の中で華やかで賑やかな12月と1月に『ジャズ大名』ができることを嬉しく思っています。出演者、スタッフ一同万全の状態でお客様をお迎えできるようにしておりますし、楽しい気持ちで観ていただける舞台。ぜひ劇場にお越しください」と呼びかけた。「つむじから足の爪までぞわぞわと熱く燃え上がる作品になっていると思います」と語るのは、やこ役の富田望生。複数の役を演じ分けながら狂言回しの役割を担う富田は「裏で気持ちを作ってから舞台に出ていくタイプだったので、今回はそういった時間がなくて稽古序盤は混乱みたいなものはあったのですが、楽しい新しい発見が多い稽古の時間で。やこという人間がすべてに化けているんだという芯をつかめたら、理解できたような気がします」と役について話し、「劇中、何度も出てくる音楽があります。帰りの電車の中、車の中、歩いている時間が、その音楽がぐるぐるとまとわりつく時間になればいいなと」とも話していた。上演台本・演出の福原充則は「いろいろ蠢く感情を最終的に吹っ飛ばす芝居です。基本的に全部楽しかったですし、本番も楽しくなるんだろうと思います。舞台上で起こることは誇張していますけど、観ているお客さんの中にあるものを増幅して見せている。お客様が入って完成すると思うので、完成のタイミングが楽しみです」などとコメントしていた。まるで祭りのような舞台。人々の生のジャム・セッションに圧倒されてゲネプロを観た。舞台は下手側を頂にして階段状になっており、富士山や松の装飾などから“和風”な仕上がりで、まるで荻野山中藩の城のよう。“城”には劇中の楽曲を奏でるバンド隊がおり、作品に欠かせない音楽たちを聞かせてくれる。俳優に関して言えば、福原の演出らしいが、いわゆるメインとアンサンブルの区別はほぼなく、それぞれの俳優の個性がギュッと詰まっている印象。とりわけ千葉は天性の無邪気さが光り、「藩主」という立場ながら音楽に酔いしれてハメを外していく姿が実に爽快だったし、藤井は「家老」という立場をわきまえて基本的に厳しく真面目に動いているのだが、所々で遊び心を感じる芝居だった。「タタラ、タタラ、タタ、タタッター♪」という黒人奴隷のジョー・サム・ルイらが奏でる音楽は劇中何度も出てくるのだが、これがどうも耳から離れないし、衝撃のエンディングも含めて祭りのような舞台。歴史上あったかもしれない出来事に思いを馳せながら、人々の生のジャム・セッションに圧倒されよう。上演時間は約2時間(休憩なし)。公演は12月24日(日)まで。取材・文・撮影:五月女菜穂★千葉雄大さんのインタビューを掲載中!千葉雄大が“憧れ”の藤井隆と共演舞台『ジャズ大名』は「テンション高く行こうと思います」()<公演情報>『ジャズ大名』原作:筒井康隆上演台本:福原充則山西竜矢演出:福原充則音楽:関島岳郎振付:北尾亘出演:千葉雄大 / 藤井隆大鶴佐助 / 山根和馬 / 富田望生 / 大堀こういち板橋駿谷 / 北尾亘 / 永島敬三 / 福原冠 / 今國雅彦 / 佐久間麻由ダンテ・カーヴァー / イサナ / モーゼス夢 ほか2023年12月9日(土)~2023年12月24日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>ツアー公演【兵庫公演】2024年1月7日(日)・8日(月・祝)会場:神戸文化ホール【愛知公演】2024年1月13日(土)・14日(日)会場:刈谷市総合文化センター【大阪公演】2024年1月20日(土)・21日(日)会場:高槻城公園芸術文化劇場チケット情報公式サイト
2023年12月11日日本ジャズの新たなプラットフォームDays of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、日本のジャズシーンでいま最も注目を集めるNYブルックリン出身のピアニスト、デヴィッド・ブライアントの新譜『COAT OF ARMS』を2024年1月15日に発売します。DOD-041 David Bryant『COAT OF ARMS』Jacket本作は、マーティ・ホロベック(b)、石若駿(ds)というリーダートリオのメンバーにermhoi(vo)と井上銘(g)を加えたスぺシャル編成のプロジェクト。デヴィッド・ブライアントによる初のスタジオ録音作品です。わが国の誇るトッププレイヤーたちが世界最先端のジャズを繰り広げます。【Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣コメント】『COAT OF ARMS』(=紋章)というタイトルが暗示するとおり、この作品はDavidの表現世界=“David's World”へのゲートウェイであり、David Bryantという音楽家の音楽的紋章=アイデンティティの結晶です。ここに記録されているのは世界にひとつの「David Bryantの音楽」なのです。DOD-041 DAVID BRYANT『COAT OF ARMS』【演奏者】David Bryant pianoMarty Holoubek bass石若駿 drums井上銘 guitar(#1, 3, 5, 7)ermhoi vocal(#3, 5)【収録曲】01. Coat of Arms02. Reliquiae03. Imbue04. Morning Sunrise05. Proliferation06. Concatenation07. Mesba's Mind08. Immaculation09. Aberration10. Ultimation(2023年4月9~10日 東京録音)【David Bryant(デヴィッド・ブライアント)】ニューヨーク・ブルックリン生まれ。いま世界のジャズシーンで注目を集めるピアニスト/コンポーザー/マルチインストゥルメンタリスト。4才でピアノをはじめ、数年後にはクラシックピアニストとしてその名を知られる存在になる。名門ラ・ガーディア高校に進んでジャズに出会うと、まもなくオール・シティ・ジャズバンドのメンバーに抜擢。リンカーンセンターでのエリントン・コンペティションで優秀ソリスト賞を獲得するなど、めざましい活躍を見せるようになり、ボストンのニューイングランド・コンサバトリー大学時代には、一躍“新スターの誕生”という評価を受ける。2005年にNYに移ると、ロイ・ヘインズ、クリスチャン・マクブライド、ヘンリー・スレッギル、エイブラハム・バートン、ウィントン・マルサルスら錚々たるミュージシャンと共演し、スティーブ・コールマン、マーカス・ストリックランド、スティーブ・デイヴィスなどのレコーディングに参加するなど、めざましい足跡を残す。活動拠点を日本に移してからは、一級プレイヤーからひっぱりだこのファーストコールとしてギグを飛び回るかたわらで、Marty Holoubek(b)、石若駿(ds)とのピアノトリオ“TRISMIC”をはじめ、多彩なリーダーバンドを組織して自らの音楽を追求している。デヴィッド・ブライアント【Days of Delight】YouTube : 公式サイト: 【商品概要】レーベル:Days of Delight型番 :DOD-041JAN :4582530660528定価 :2,500円(税込 2,750円)発売日 :2024年1月15日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月24日名著復刊!NEW YORKで活躍するギタリストに注目し、 その奏法や理論を出来るだけ体系化したジャズギターの教則本株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、2013年発刊の「NEW YORKジャズ・ギター・スタイルブック 【CD付】」を、2023年11月28日に復刊いたします。NEW YORKジャズ・ギター・スタイルブック 【CD付】ジャズの基本的な理論は知っていて、ある程度アドリブは弾ける中級者以上を対象に、“脱ビ・バップ”を1つのキーワードにした全く新しい教則本。カート・ローゼンウィンケル、アダム・ロジャース、ジョナサン・クライスバーグ、ジュリアン・レイジ…、彼らのプレイに1歩でも近付きたい、今のレヴェルから更なるステップ・アップをしたいと考えているギタリスト達に役立つ一冊。付属CDには譜例の演奏が収録。Exに限っては、模範演奏のあとにマイナスワンが続きますので、練習にも最適。※本書は「NEW YORKジャズ・ギター・スタイルブック 【CD付】」(GTL01089509)と同じ内容です。【著者】石沢功治【収載曲】[1] I Got Rhythm[2] All the Things You Are商品詳細NEW YORKジャズ・ギター・スタイルブック 【CD付】定価:3,080円(10%税込)仕様:B5変型判縦/64ページ発売日:2023年11月28日ISBN:978-4-636-11218-4商品コード:GTL01101532 amazonにてご予約受付中! : お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または各オンラインショップまで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月21日日本ジャズの新たなプラットフォームDays of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、半世紀にわたってジャズシーンを牽引してきたテナーサックスのマエストロ・山口真文のニューアルバム『VIENTO』を2023年12月15日に発売します。DOD-040 山口真文『VIENTO』jacketワンホーンカルテットによる本作は、全曲ソプラノサックス/全曲オリジナルという野心作。片倉真由子(p)、小牧良平(b)、本田珠也(ds)というトッププレイヤーを配したピアノトリオを従え、固有のニュアンスを湛えた独特の音楽世界を展開していきます。唯一無二の存在感を放つ山口真文のソプラノサックスを存分にご堪能いただけます。【Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣コメント】なんといっても真文さんの音色が美しい。彼のソプラノは日本ジャズ界で一二を争う表現力を備えています。しかもオリジナルとの相性が抜群にいい。真文さんのオリジナルはいずれも個性的だけど、とりわけソプラノを手にしたときの知的で浮遊感のある雰囲気はじつに魅力的です。DOD-040 山口真文『VIENTO』DOD-040 山口真文『VIENTO』back inlay【演奏者】山口真文 Mabumi Yamaguchi (soprano saxophone)片倉真由子 Mayuko Katakura (piano)小牧良平 Ryohei Komaki (bass)本田珠也 Tamaya Honda (drums)【収録曲】1. Sequel to a Dream2. Evening3. Let Your Mind Alone4. Thalia5. True Face6. Viento7. Empty Mirror8. 遠い約束(Toi Yakusoku)(2023年7月11~12日 東京録音)【山口真文(やまぐちまぶみ)】1946年佐賀県生まれ。1970年に川崎暸バンドでデビューを果たし、翌71年にジョージ大塚クインテットに迎えられる。74年に退団すると自己のカルテットでの活動を開始し、76年に初リーダー作『アフター・ザ・レイン』を発表。同年、鈴木宏昌コルゲンバンド(のちの〈ザ・プレイヤーズ〉)に加入し、ジャズ・フュージョンシーンの最前線で活躍する。81年にはトニー・ウィリアムス、ミロスラフ・ヴィトウス、ケニー・カークランドを従えた3rdアルバム『MABUMI』を発表。世界の頂点に位置するミュージシャンと対峙しながら自身の世界観を表現した、みごとな手腕が高い評価を受ける。現在も老舗ジャズクラブ・御茶ノ水〈NARU〉のレギュラー出演を務めるなど、日本のジャズシーンを牽引。2022年に〈Days of Delight〉からコードレストリオによる『Trinity』を、翌2023年には全曲ソプラノサックスによる『VIENTO』をリリース。山口真文山口真文カルテット(左から本田珠也、山口真文、片倉真由子、小牧良平)【Days of Delight】YouTube : 公式サイト: 【商品概要】レーベル: Days of Delight型番 : DOD-040JAN : 4582530660542定価 : 2,500円(税込 2,750円)発売日 : 2023年12月15日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月06日NYブルックリンを拠点にジャズピアニストとして活動中の大江千里。今夏、デビュー40周年全国ツアーを開催した。注目のステージでは、『YOU』『Rain』『APOLLO』他、POPS時代のセルフカバーとNYで創作したジャズピアノ作品を演奏。JAZZ&POPSが融合する、“千里JAZZ”が日本の音楽シーンを席巻した。そして、2024年1月、喝采に導かれた祝祭のステージが『大江千里 New Year Piano Concert “Door Number YOU” Encore』として再び開催が決定。「新しい2024年、大江千里の目指す次のゴールへ向けての出発のコンサートになります。是非、過去、現在、未来を繋ぐ楽しい時間にします。是非、お誘い合わせの上、お越しください。心より会えるのを楽しみにしています」とアンコール公演への意欲を語る。本日(10月28日)よりチケット販売がスタート。新年ツアーでは、名建築(神奈川県立音楽堂)、クラシック専用ホール(しらかわホール)、そして千里の音楽の原点(ルネサンスクラシック芦屋ルナ・ホール)を選出し、”NEW YEAR スペシャルプログラム“を披露する。パリ五輪・オリンピックイヤーに合わせて、『ありがとうArigato』(1992年リリース)を選曲。宝塚少年少女合唱団(名古屋・芦屋)、横浜少年少女合唱団(横浜)との共演も実現する。もうひとつの注目は、現在公開中の世界のアートシーンに向けて制作された映像作品『横尾忠則×大江千里Senri Meets Tadanori -forest in soul-』。神戸・横尾忠則現代美術館の「横尾忠則 原郷の森」会場で、作品の数々と共鳴し合う即興演奏に挑んだ。進取の気概に満ちた大江千里がアート&JAZZが融合する新しい音楽の可能性を示した。40年の音楽活動を超えて、さらに進化を続ける千里の大胆なパフォーマンスが新しい年の幕明けを飾る。◆公演オフィシャルHP: ◆映像作品「横尾忠則×大江千里Senri Meets Tadanori -forest in soul-」 (収録:2023年8月26日、兵庫県立横尾忠則現代美術館(神戸)「横尾忠則 原郷の森」展示会場)[公演概要]『大江千里 New Year Piano Concert “Door Number YOU” Encore』◆主催&企画制作:RENAISSANCE CLASSICS◆後援:エフエム東京(横浜)、FM COCOLO・ラジオ関西(芦屋)◆開催日時&会場2024年1月5日(金)しらかわホール(名古屋)開演18時30分(20時30分終演予定)1月6日(土)ルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホール(昼の部)開演13時30分(15時30分終演予定)(夜の部)開演17時(19時終演予定)1月9日(火)神奈川県立音楽堂 開演19時(21時終演予定)◆出演:大江千里◆共演:宝塚少年少女合唱団(名古屋、芦屋)、横浜少年少女合唱団(横浜)◆演奏曲:NEW YEAR スペシャルプログラム(最新ジャズピアノ作品、大江千里のポップス作品のセルフカバーピアノ作品から選曲予定)◆チケット:6,000円、 ペアチケット(2枚)11,000円(全席指定・税込)◆一般発売:10月28日(土)10時◆大江千里オフィシャルサイト: ◆『Class of ’88』スペシャルサイト ◆お問い合わせ:◆名古屋公演:サンデーフォークプロモーション052-320-9100 ◆芦屋公演:YUMEBANCHI(大阪)06-6341-3525 (平日12:00~17:00) ◆横浜公演:DISK GARAGE 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月28日ピアニストのフジコ・ヘミング(FUZJKO HEMMING)に密着したドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』が、2024年秋に公開される。ピアニストのフジコ・ヘミングとは日本人ピアニストとロシア系スウェーデン人画家の間に生まれたフジコ・ヘミングは、幼少の頃よりピアノを始め、世界的音楽家・レオニード・クロイツァーに師事。ベルリン芸術大学を優秀な成績で卒業後、ヨーロッパ各国で演奏のキャリアを重ねピアニストとして高い評価を受けるものの、コンサート直前に風邪をこじらせ聴力を失ってしまう。絶望と貧困の中で治療に専念し、ドイツ各地で音楽教師として生計を立てながら演奏活動を続けていたフジコ・ヘミングは、1999年にNHK ETV 特集で紹介されるやいなや反響を呼び、CDアルバムは200万枚というクラシック界では異例のヒットを記録した。その後はパリに居を構え、世界の著名オーケストラと数多く共演。メジャーデビューから20数年を過ぎてもなお、世界中で年間約60本に及ぶコンサートで演奏し、その多くはソールドアウトとなっている。音楽活動に加え、イラストレーターとしての評価も高く、終戦翌年の1946年に描いた絵日記を『フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記』として出版。また、ベジタリアンで敬虔なクリスチャンでもあり、動物保護や被災地、戦争被害地への支援など、チャリティー活動も精力的に行っている。2020年から4年間にわたって密着、音楽に向き合う姿を記録映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』は、2020年から4年間にわたって撮影された、フジコ・ヘミングの人生に迫るドキュメンタリー作品。世界中がストップすることを強いられた2020年においても、少女時代に経験した戦時下においても変わらず、自身の愛すべき音楽に向き合っていく姿が映し出されている。2018年に公開され、異例のロングランヒットを記録したドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』から5年の歳月を経て、現在もなお精力的に活動を続けるフジコ・ヘミングの生き様と、力強い指先から生み出される癒しの音色に注目だ。【詳細】映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』公開時期:2024年秋出演:フジコ・ヘミング監督:小松莊一良構成:小松莊一良
2023年10月20日2月に公開されたアニメ『BLUE GIANT』の大ヒットで、ジャズと映画の相性のよさが再評価されているなか、この秋にも一本、ジャズの魅力を放つ『白鍵と黒鍵の間に』という作品が、10月6日(金) より公開される。ジャズピアニスト、南博の修行時代を綴った回想記『白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-』を、『素敵なダイナマイトスキャンダル』の冨永昌敬監督が、池松壮亮を主演に大胆にアレンジ。銀座のナイトクラブの、ジャズが流れる一夜を幻想的な群像劇に仕立てあげた。どこか懐かしく、コミカルな味もあるおとな向きの映画だ。『白鍵と黒鍵の間に』ピアノ弾きのサムが『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』を弾きだすと、「サム、その曲はやめろといっただろう」と、ハンフリー・ボガート扮するクラブのオーナーが止めようとする。それは、彼が悲恋とともに封印した曲だった──。永遠の傑作『カサブランカ』のそんな名シーンを思い起こさせる、酒場とピアノと曲にまつわるエピソードが、この映画にも登場する。1988年(昭和63年)の年の瀬。銀座といっても場末のキャバレーで、新米のピアノ弾き「博」が、ふりの客からのリクエストに応えて『ゴッドファーザー 愛のテーマ』を弾いてしまう。が、その曲は、この界隈を牛耳るヤクザのボス(会長)がいたく気に入っていて、リクエストしていいのはその会長だけ、演奏していいのは高級クラブのピアニスト「南」に限る、といういわくつきの禁じられた曲だった。掟を破ったというウワサは、その夜のうちに銀座のバンド仲間のあいだに広がった……。映画は、原作者・南博さんのキャラクターを「ジャズの世界で生きようと夢見るキャバレーのピアノ弾き“博”」と「水商売と割り切るボスのお気に入りのピアニスト“南”」とに分け、池松壮亮による1人2役の形で、南さんが見聞きした銀座のバンドマンたちのエピソードを交錯させながら、『ゴッドファーザー 愛のテーマ』が引き起こした狂騒の一夜を描いていく。界隈をしきるボス、会長役は松尾貴史。原作にも、このもとになった話が書かれている。クラブで仕事を始めたばかりの頃、店全体の空気を変えるほど威圧感のある客がやってきたことがあった。その筋の大物であるボスの「アメリカのアレやって……」というリクエストに応えたところ、演奏がかなり気に入ったらしく、以降、来店すると必ず、これを聴いてご機嫌になって帰っていく。いつしかこの曲は、ボス専用の曲となり、リクエストできるのはボスだけ、演奏できるのは南さんだけというその店の鉄則ができあがった、という。キャバレーで『ゴッドファーザー …』をリクエストした客は、森田剛が演じている。刑務所を出たばかりの彼にもこの曲にこだわる理由があるようで、別の店にも出没。禁断の曲をリクエストしまくり、バンド仲間の連絡網では「謎の男」と恐れられる。彼は、映画オリジナルのキャラクターだ。この『ゴッドファーザー 愛のテーマ』事件とでもいえる騒ぎ、そして『BLUE GIANT』にも通じる「博」と「南」のジャズ修行物語、さらにもう一本の柱が、銀座の夜に生きるバンドマンたちの群像ドラマだ。見せ場となるのは、様々な想いが重なりあったジャズセッションのシーン。ギャンブル好きでお調子者のバンドマスター(高橋和也)、大学の先輩でバンド仲間の千香子(仲里依紗)。アメリカ人シンガー・リサ役のクリスタル・ケイと言葉数は少ないけれど、音色で人間味がにじみ出るサックス奏者・K助役の松丸契、このミュージシャンふたりの存在は大きい。ちなみに、セッションのピアノ音はプロのピアニストによるものだが、『ゴッドファーザー 愛のテーマ』は、池松が自身で弾いている。1988年といえばバブル絶頂期だが、時代考証にはこだわっていない、と監督はいう。ジャズのことを“ズージャー”といってしまうような、ジャズ仲間たちの、チョーシのいい、ちょいワルな雰囲気は、植木等や宝田明がでてきそうな、1960年代の日本娯楽映画が放つ昭和レトロの空気を感じさせる。会長が唄う『ズンドコ節』も、ドリフや氷川きよしのというよりは、小林旭の歌。そういえば、彼の出てくる日活映画もバンドとキャバレー、クラブがつきものだった。南博さんの師匠をモデルにしたという宅見先生(佐野史郎)のセリフなどで幾度もでてくる「ノンシャラント」という言葉は、フランス語でいえば、気ままに、のんきに、というニュアンス。難いこといわずに、のノリが魅力のジャズ映画です。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年09月25日日本ジャズの新たなプラットフォームDays of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、独特の語り口と端正なプレイで唯一無二の存在感を放つピアニスト・石田衛の最新作 リーダーアルバム『Afterglow』を2023年10月26日に発売します。DOD-039 石田衛『Afterglow』jacket12年ぶりのリーダーアルバムとなる本作は、若手精鋭の小牧良平(b)と中村海斗(ds)を迎えたピアノトリオによるもので、全曲オリジナルで臨んだ意欲作。知的なフレーズ、エレガントなタッチ、洗練されたヴォイシング、品位のある歌心……といった石田衛の個性が、自身のオリジナル曲のなかに濃密に発露しています。多くのジャズファンの心を掴んで離さない腕利きピアニストの凛々しいプレイをどうぞお楽しみください。【Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣コメント】一音たりとも無駄な音は出したくない。彼の演奏に感じるのはそんな気概です。指が勝手に動いているようなプレイ、反射神経や勢いだけで攻めるジャズではなく、いつも冷静でいたいし、俯瞰的でありたい。つねに覚醒した状態のなかでテンションを維持したい。それが石田衛の矜持なのでしょう。DOD-039 石田衛『Afterglow』DOD-039 石田衛『Afterglow』back inlay【演奏者】石田衛 Mamoru Ishida piano小牧良平 Ryohei Komaki bass中村海斗 Kaito Nakamura drums【収録曲】1. Minor2. チャッチャー3. Donfattan4. Crucian Carp Waltz5. Mr. Airhead6. Leo7. Afterglow8. SMNY-EKD9. ピアタム10. Blues for AH(2022年12月8~9日 東京録音)石田衛トリオ【石田衛 プロフィール】幼少の頃より父親の影響でジャズに親しみ、トランペットを手にする。中学生のときにオスカー・ピーターソンに感動し、ピアノに転向。高校のころからジャムセッションに出入りし、大学入学とともに本格的に演奏活動をはじめる。2001年横浜ジャズプロムナードコンペでグランプリを受賞。『Iemanro』(2007)、『ISHIDA MAMORU 4 feat.Mike Rivett』(2011)に続いて、2023年10月には、小牧良平(b)と中村海斗(ds)を迎えたピアノトリオ・アルバム『Afterglow』を〈Days of Delight〉からリリース。【Days of Delight】YouTube : 公式サイト: 【商品概要】レーベル:Days of Delight型番 :DOD-039JAN :4582530660511定価 :2,500円(税込 2,750円)発売日 :2023年10月26日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月21日2012年にジャズ作曲家としてメジャー・デビューした挾間美帆さん。ニューヨークを拠点に指揮者としても活躍中。デビュー10周年を迎え、その歩みを振り返る。ジャズ作曲家として歩んだ実りある10年。「〈ジャズ作曲家〉って少し矛盾しているように聞こえますよね。即興音楽なのに作曲する必要があるの?って。でもジャズにもメロディを書いたりリズムを決めたり作曲の要素もたくさんある。こうして活動を続ける中で、多方面で活躍しているアーティストから『ジャズが好きだけど即興はできないから楽譜を書いてくれませんか?』と言われることも増えて。自分の作曲や編曲をいろんなところで表現できるようになったのは大きな収穫でした」最新アルバム『ビヨンド・オービット』は、フレンチホルンやストリングスを含む13人編成のジャズ室内楽団「m_unit」でレコーディングされた。ラージ・アンサンブルと呼ばれるこの編成は、華やかでニュアンスに富んだサウンドが魅力。「決して簡単ではない珍しい編成の楽団です。それを楽しめる音楽家たちが、私が書いた数秒ごとに主人公が変わるようなスコアを完璧なチームワークで演奏してくれます」宇宙をイメージした3編の「エクソプラネット組曲」も聴きどころ。「宇宙や星座がもともと好きなのですが、作曲していたのがパンデミック中で、ニューヨークで暮らしていたこともあり、現実社会について考えることが嫌になってしまって…。宇宙について調べていたら、楕円形の軌道を描く小惑星があることを知り、『エリプティカル・オービット』という曲ができました。政治的なことは音楽に反映させたくなかったので、インターネットをシャットダウンして音符と向き合いました」音のクオリティにもこだわって作った音楽宇宙。その繊細な美しさは、たくさんのチャンスを掴みながら歩んできた彼女の足跡そのもの。「人との出会いやチャンスを逃さないために、自分の感覚を磨いて準備しておくことは大事です。まだ音大生だった私が、ジャズピアニストの山下洋輔さんに初めてお会いした時にフリージャズの動画を見せられて『これにオーケストラをつけられますか?』って聞かれたんです。そこでプレゼンした内容が良かったので仕事を依頼していただけたそうなのですが、今の私が考えても答えがわからないですね(笑)」メジャー・デビュー10周年記念アルバム『ビヨンド・オービット』。第62回グラミー賞にノミネートされた前作から5年ぶり、13人編成のジャズ室内楽団m_unitによる第4弾。¥3,300(ユニバーサルミュージック)はざま・みほ作・編曲家、指揮者。国立音楽大学卒業およびマンハッタン音楽院大学院修了。2012年にジャズ作曲家としてメジャー・デビュー。ニューヨークを拠点にワールドワイドな活躍を続けている。※『anan』2023年9月20日号より。写真・内山めぐみ取材、文・上野三樹(by anan編集部)
2023年09月18日池松壮亮が一人二役でピアニストを演じる『白鍵と黒鍵の間に』よりインタビュー映像と本編映像が解禁された。この度解禁となったのは、ジャズピアニストを夢見る希望に満ちた若きピアニスト・博と、ピアニストとして活躍しながらも、夜の世界のしがらみに囚われて夢を見失ってしまったピアニスト・南の一人二役を演じた池松壮亮と、南と博を翻弄する、刑務所から出てきたばかりの謎の男“あいつ”を演じた森田剛による特別インタビュー&本編映像。インタビューでは、2人が撮影中、印象的だったシーンについて語っており、池松さんが「なぜかヤクザとピアニストが二人三脚をしているというよく分からない、非常に面白いシーンがあって…」と語り出すと、隣の森田さんが必死に笑いをこらえる様子を見せ、和やかな様子が捉えられている。至近距離で息を合わせて動かないといけない二人三脚という本シーンの撮影時、「森田さんが割りと早めに肩を組んでくださって、そこから解除してくれなくて…」とかなり気まずい状況だったと明かす池松さん。「体感でいうと5分くらいだったかな。胸キュン映画で駆け出しの俳優さんと女優さんが、よーい!の声がかかる前に手を繋いじゃって、解除できなくなったみたいな…そういうことを思い出しましたし、5分間ドキドキしてました」と、撮影裏話を披露した。さらに、当時を思い出し「凄く大事なシーンでグーッとなってて。早めに肩を抱いてしまったんですけど、一回抱いたものを離すのもね…」と撮影時の心境を告白する森田さんは「気まずい?って聞いたんだよね?」と現場の状況を池松さんに確認。池松さんも撮影時の思い出が蘇ってきた様子で「“池松くん気まずい?”“気まずいですね”と。でもその後もずっと……。あ、それでも解除してもらえないんだ!?」と当時を笑いながらふり返り、楽し気な撮影現場の雰囲気が伝わってくるエピソードを明かした。映像では、2人がそろって“印象的でした”“楽しかった”と公言する、二人三脚の本編シーンもあわせて解禁。森田さん演じる“あいつ”自らが池松さん演じる博の足にベルトを巻いて、勢いよく二人三脚を始める。しかし走り出した途端、出所したばかりで痩せている“あいつ”のズボンがずれ落ち、そのはずみでナイフや拳銃といった危険物が次々と落ちていく…。あまりの恐怖と異様な状況に博は耐えきれなくなり、ついに逃げ出すことになる。果たして、銀座の夜の闇に消えていく博の運命は?そして謎の男・あいつがもう一人のピアニスト・南に出会ったとき、一体何が起きるのか…。その後の展開が気になる本編シーンとなっている。『白鍵と黒鍵の間に』は10月6日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:白鍵と黒鍵の間に 2023年10月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開Ⓒ2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年09月15日筒井康隆の傑作小説『ジャズ大名』が福原充則の演出で舞台化、2023年12月、KAAT神奈川芸術劇場で上演される。江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が、彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャム・セッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。岡本喜八監督、古谷一行主演による映画(1986年)でも有名な本作だが、今回は小説から新たに上演台本を書き起こす。物語の舞台を原作の九州の小藩から、実在した神奈川・小田原藩の支藩、荻野山中藩に置き換え、神奈川の史実を織り込んだアレンジを加えることで、神奈川を拠点にするKAATならではのオリジナル作品を創りあげるという。今回、音楽好きの荻野山中藩の藩主・大久保教義役を演じるのは、映画・ドラマだけでなく、近年は『ポーの一族』(’21年)、『世界は笑う』(’22年)と舞台での好演も記憶に新しい千葉雄大。千葉に本作への意気込みを語ってもらった。「後半20分は踊り続けます」と言われ・・・――今回、出演が決まったときのお気持ちを教えてください。タイトルの「ジャズ」と「大名」という組み合わせを聞いて、直感で面白そうだなと思いました。話を聞くと「後半20分は踊り続けます」と言われて! 不安になって「僕、ダンスできないけど大丈夫ですか?」と聞くと、「ダンスというより、踊りなので大丈夫です」と言われました。本当に大丈夫なのかはまだ分かりませんが、テンション高く行こうと思います(笑)。――千葉さんはダンスが苦手なのですか?はい……。僕、ダンスやアクションといった体育会系があまり得意ではなくて、本気でやるんだったら、1年ぐらい準備期間が欲しいタイプなんです。逆に文化系は頑張りたいですね。今回も楽器の演奏があると聞いています。こういう機会がないと、なかなか楽器に触れることもないですから。ミュージカルに出演したときも思ったんですけど、その舞台やお仕事が終わっても、残るものがあるのっていいですよね。練習や習得は大変だけど、結果、自分の武器が増える感じがして。――20分踊り続けるとなると、なかなか体力勝負となりそうです。普段トレーニングはされていますか?確かに体力づくりは大事になってきそうですね。僕の場合、朝晩の犬の散歩がいい運動になっているかな。調子がいいと、1日3万歩ぐらい歩きます。――3万歩はすごいです。ところでお忙しいとは思いつつ、原作小説や映画をあえてご覧にならなかった理由は今回は、小説や映画を忠実に再現するわけではなく、また一から上演台本を作るので、あまり先入観を入れたくなかったという理由が大きいですね。実際に稽古をしてみて、何か迷いが出てきて、小説や映画がその参考になるのなら、読んだり観たりするかもしれないですけど……基本的には稽古場で演出家や共演者の方々と話しながら作っていくようにしています。連続ドラマだと8話目くらいから心を開くタイプ――藤井隆さんとの共演についてもお伺いしたいです。千葉さんは藤井さんのことを「俳優を始める前からのファン」とコメントされていますね。はい。特にバラエティ番組が大好きで、グッズも買っていました。それに藤井さんの「ナンダカンダ」(2000年リリースの藤井隆の歌手デビュー曲)は今でもよく歌っています。お芝居も素敵ですし、藤井さんは憧れの存在です。――藤井さん以外にも、初めて共演される方が多い現場。いつもどんなマインドで新しい現場に入られるのですか?最初は結構猫を被っちゃうんです、僕。「連続ドラマ全10話あったとしたら、8話ぐらいから打ち解けるよね」と言われるほどに(笑)。舞台はお稽古があるので、映像よりは心を開くのも早いとは思うのですが……。――KAAT(神奈川芸術劇場)は横浜中華街も近いですから、稽古期間中や本番後にご飯会もできたらいいですね?あー! それ、マジで最高ですね! 大きい回転テーブルでおいしい中華料理を食べたいです。というのも、僕は2020年あたりから年1本程度、舞台作品をやらせてもらっているのですが、コロナ禍ど真ん中だったんですね。稽古場でコミュニケーションをとることはありましたけど、みんなでご飯を食べたり、わいわいしたりする機会が少なくて......。8話ぐらいから心開くなんて言っていられませんね(笑)。なるべく早めに距離を詰めていけたらいいかな。――この『ジャズ大名』が2023年最後の舞台になると思います。振り返るにはまだ早い気もしますが、今のところ、どんな1年になりそうと感じられていますか?そうですね、いろいろと挑戦させてもらったなと思います。1月のドラマ『星降る夜に』では手話にチャレンジさせてもらいましたし、『ジャズ大名』の前にやる舞台『あの夜であえたら』(10月上演)は生配信舞台演劇ドラマという新しいスタイルですし。それで『ジャズ大名』で踊り狂って、1年を締めくくると。......僕、祭りがすごく好きなんですね。「今年もいろいろあったけど、テンションぶち上げて、ハッピーに終わろう!」という気持ちになれそうですよね。――お祭りがお好きとは意外です(笑)。僕の祭り人生は、(出身地の)仙台七夕まつりから始まっていると思いますが、音楽も好きなので、音楽フェスも大好きですよ。それから地元の公園で開催されているような盆踊りに参戦するのも好き。時々ファンの方に見つかるのですが(笑)、もう気にせずみんなぐちゃぐちゃになって、一緒に楽しもうとする空間が好きです。――最後に、舞台を楽しみにしているファンの皆さまに一言お願いします!やはりテレビを見るのとは違って、舞台の場合、観に行こうと思って、わざわざ足を運んで観にきてくださるじゃないですか。だから僕もお客様に何か“お土産”を渡せたらいいなと思っているんですね。駄菓子が好きな人もいれば、高級な贈答用のお菓子が好きな人もいるように、いろいろなテイストの“お土産”がある。今回の『ジャズ大名』は、現時点でテンションあげあげの「ハチャメチャフェスティバル舞台」になる気がしていて。時代は違えど、好きなことにひたむきになることは素敵なことだと思うし、ギャル魂に溢れた舞台になるんじゃないかな。そういうテイストが好きな人にはぜひ観にきて欲しいですね。取材・文:五月女菜穂撮影:石阪大輔ヘアメイク:堤紗也香スタイリスト:寒河江健『ジャズ大名』ぴあ半館貸切公演の、ぴあアプリユーザー先行販売決定!対象公演:2023年12月16日(土)13:00開演公演9月9日(土) 11:00より受付開始! この機会にぜひ、ぴあアプリをDLのうえ、お申込みください!詳細は こちら() から<公演情報>『ジャズ大名』原作:筒井康隆上演台本:福原充則山西竜矢演出:福原充則音楽:関島岳郎振付:北尾亘出演:千葉雄大 / 藤井隆大鶴佐助 / 山根和馬 / 富田望生 / 大堀こういち板橋駿谷 / 北尾亘 / 永島敬三 / 福原冠 / 今國雅彦 / 佐久間麻由ダンテ・カーヴァー / イサナ / モーゼス夢 ほか2023年12月9日(土)~2023年12月24日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>ほか兵庫(神戸)、愛知(刈谷)、大阪(高槻)公演ありチケット情報公式サイト
2023年09月08日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』のメインビジュアルが公開された。筒井康隆の同名小説を舞台化した本作は、江戸末期、アメリカから漂着した黒人奴隷と出会った音楽好きの藩主が、彼らの奏でる音楽の虜となり、城中でジャム・セッションを繰り広げる姿を描く奇想天外なコメディ。上演台本は福原充則と山西竜矢、演出は福原が務める。音楽好きの荻野山中藩の藩主・大久保教義役は千葉雄大、家老・石出九郎左衛門役は藤井隆が演じる。そのほか大鶴佐助、山根和馬、富田望生、大堀こういち、板橋駿谷、北尾亘、永島敬三、福原冠、今國雅彦、佐久間麻由といったキャストに加え、日本に流れ着く黒人役としてダンテ・カーヴァー、イサナ、モーゼス夢が出演する。公開されたビジュアルは、楽器を持った侍や町人・村人たちが音楽に熱中して、人々がひしめき合いながら往来を練り歩くイメージを表現。劇中で繰り広げられる城内でのジャム・セッションの熱狂的な勢いを想像させる躍動感のあるビジュアルに仕上がっている。<公演情報>KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』原作:筒井康隆(『エロチック街道』(新潮文庫)所収)上演台本:福原充則 山西竜矢演出:福原充則【出演】千葉雄大藤井隆大鶴佐助山根和馬富田望生大堀こういち板橋駿谷北尾亘永島敬三福原冠今國雅彦佐久間麻由ダンテ・カーヴァーイサナモーゼス夢高田静流入手杏奈米田沙織山根海音神野幹暁【演奏】大熊ワタル川口義之辰巳光英和田充弘桜井芳樹こぐれみわぞう関根真理関島岳郎【公演日程】2023年12月9日(土) ~24日(日) KAAT神奈川芸術劇場<ホール>2024年1月7日(日)・8日(月・祝) 神戸文化ホール2024年1月13日(土)・14日(日) 刈谷市総合文化センター2024年1月20日(土)・21日(日) 高槻城公園芸術文化劇場チケット情報:公式サイト:
2023年09月01日日本ジャズの新たなプラットフォーム Days of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、ファーストコール・ベーシストの中林薫平が率いるジャズオーケストラの新譜『Live at “COTTON CLUB”』を2023年9月14日に発売します。中林薫平オーケストラ『Live at “COTTON CLUB”』jacket本作は、黒田卓也、広瀬未来、西口明宏、宮川純など、シーンの先頭を走るトッププレイヤー10人で編成される“中林薫平オーケストラ”が、東京・丸の内の〈COTTON CLUB〉で行ったライヴの記録です。サルサ、ショーロ、チャカレラなど、ベーシックなリズムから発想・展開していく独特の音楽構成が生み出す個性的なサウンドが、生々しくパッケージされています。客席を大いに沸かせた腕利きミュージシャンたちのエキサイティングなプレイをどうぞお楽しみください。【Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣コメント】オーケストラというプラットフォームを手に入れたことで、中林薫平は自身の音楽表現の可能性を大きく広げています。なにしろメンバーがすごい。いずれの楽器もいま考え得る最高のプレイヤーたちで、まさにオールジャパンのドリームチームです。むずかしいことをやっているのに、むずかしそうに見せない。真の力がなければできることではありません。DOD-038 中林薫平オーケストラ『Live at “COTTON CLUB”』中林薫平オーケストラ『Live at “COTTON CLUB”』back inlay【演奏者】中林薫平 Kunpei Nakabayashi/bass, electric bass黒田卓也 Takuya Kuroda/trumpet広瀬未来 Miki Hirose/trumpet池本茂貴 Shigetaka Ikemoto/trombone酒本廣継 Hirotsugu Sakemoto/trombone土井徳浩 Tokuhiro Doi/alto saxophone, flute, clarinet西口明宏 Akihiro Nishiguchi/tenor saxophone, flute陸悠 Yu Kuga/baritone saxophone宮川純 Jun Miyakawa/piano菅野知明 Tomoaki Kanno/drums【収録曲】1. Circulo2. Evenfall3. Daddy Duty4. Passing5. Choro for Charlie6. Partagas7. R.B.(2022年5月16日 丸の内〈COTTON CLUB〉にてライヴ録音)中林薫平オーケストラ中林薫平【中林薫平(なかばやし くんぺい)】高校入学と同時に甲南高校ブラスアンサンブル部に入部しウッドベースを始める。2003年守口・門真ジャズコンテストでは、グランプリ、ベストプレイヤー賞を受賞。これまで2008年『Graffiti』、2012年『The Times』をリリース。ジャズだけでなくポップスのサポートやCM音楽の録音、劇団とのコラボレーションなど活動は多岐にわたる。【Days of Delight】YouTube Channel: 公式サイト : 【商品概要】レーベル:Days of Delight型番 :DOD-038JAN :4582530660481定価 :2,500円(税込 2,750円)発売日 :2023年9月14日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月10日ドイツを拠点に活躍する本格派ピアニスト、河村尚子とアレクサンドル・メルニコフ。ちょっと思いがけない顔合わせで、この11月、初めてのデュオ・リサイタルがひらかれる。東京芸術劇場コンサートホールの響きのよい空間で、2人のピアニストが向き合うシリーズ「VS」の第7弾にして、外国籍の演奏家が登場する初めての機会だ。「サーシャ・メルニコフとは10年以上知り合いですけれど、共演するのは初めてですし、本当に大スーパースターだから。すごく優しい、いい人なんですよ。でも、ロシア人らしく、口では本当に厳しいことを言う。つねに真剣に、作曲家の意図を理解し、それを表現しようとしている人だと思います」と河村尚子は言う。シューベルト晩年の「幻想曲」で始まり、ドビュッシー自身の4手連弾版による交響詩「海」、ラフマニノフの2台ピアノ版「交響的舞曲」へと時代を進む多彩なブログラム。シューベルトの音楽は近年集中して取り組んでいるが、オーケストラでも名高い2曲は、河村尚子にとって新たな挑戦となる。「シューベルトは掘り下げてきて、また違う顔がみえてきたし。『幻想曲』はすごくシンフォニックで、2手では弾ききれないことがたくさん詰まっていると思うんです。ドビュッシーとラフマニノフはメルニコフが提案してくれました。オーケストラの曲を弾くのは私も好きなので、うれしいなと思って。あまりコンサートでは採り上げていませんが、ドビュッシーは大好きなんです。音を弾くとともに色彩が空気に広がって、なんて素敵なんだろうって。ラフマニノフは聴いていて面白いし、かっこいいし、じーんとくるし。彼の和声がやっぱり私はとても好きなんですね」。ピアニストどうし、それぞれの視点でみつめる作曲家の世界が対話する場でもある。「3人の作曲家にもっている意見や感情が、きっと私とメルニコフでは異なってもいるでしょう。思いが違っていて全然かまわないし、その表現の違いを私は彼から聞きたいと思うんですよ。10月にベルリンでリハーサルをするので、そこで思う存分話して、意見を交わしていければと。いろいろ学びたいですし、コンサートがどういうふうになるのか、すごく楽しみです」。芸劇リサイタル・シリーズ 「VS」 Vol.7 河村尚子×アレクサンドル・メルニコフnoの公演情報はこちら取材・文青澤隆明(音楽評論)
2023年08月09日○大津ジャズフェスティバルコラボ企画!4年ぶりに開催! ○今年は纐纈歩美スペシャルカルテットが登場琵琶湖汽船株式会社(本社:滋賀県大津市浜大津、社長:川添智史)は、2023年9月17日(日)限定で、客船ビアンカ船上にてジャズライブとディナーを楽しむ「ビアンカ・プレミアム・ジャズクルーズ」を運航します。本イベントは、大津ジャズフェスティバルとのコラボ企画として2012年より毎年実施しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、2019年の開催を最後に実施を見送っておりました。4年ぶりの実施となる今年は、関東を中心に活躍するアルトサックス奏者・纐纈歩美(コウケツアユミ)と関西屈指の実力派メンバーで構成される「纐纈歩美スペシャルカルテット」が特別に登場します。湖上に浮かぶ特別な空間で、心弾む美しい音色をお楽しみいただけます。さらに、ディナーにはシェフが腕によりをかけたブッフェ料理とワインなどのアルコールを含むフリードリンクをご用意。美しい夜景をご覧いただきながら、ゆったりと語らうお時間をお過ごしいただけます。上質の音楽と美味しいお料理を楽しむ一夜限りのイベントにぜひお越しください。イベントの詳細は、次頁の通りです。<ビアンカ・プレミアム・ジャズクルーズ 開催概要>運 航 日2023年9月17日(日)大津港発着18:30〜21:00(乗船受付開始17:30~)大津港18:30発↓ ディナータイム(約60分)↓ ジャズライブ(2ステージ)大津港21:00着就 航 船客船ビアンカ 出演アーティスト纐纈歩美スペシャルカルテットAlto Sax纐纈歩美Bass 萬恭隆Piano 牧知恵子Drum 中村雄二郎料金お一人様10,000円(ディナー代、フリードリンク代、税サ込)ご予約・お問い合せ琵琶湖汽船㈱ 予約センターTEL 077-524-5000(9:00-17:00)WEB予約⇒ 大津港までのアクセス京阪・びわ湖浜大津駅より徒歩約3分JR大津駅よりバス約5分(浜大津バス停下車)出演アーティスト プロフィールAlto Sax纐纈歩美1988年生まれ岐阜県出身トロンボーンを演奏する父の影響で、幼少の頃から、ジャズ、ラテン、フュージョンに親しむ。3歳よりピアノを習い、中学でサックスへ転向。高校から本格的にジャズを始め、椿田薫氏に師事。その後甲陽音楽学院名古屋校にてさらに音楽について学ぶ。この頃から岐阜、名古屋を中心にライブ活動を始める。2010年ポニーキャニオンより、1stアルバム「Struttin’」にてメジャーデビューを果たす。ジャズオリジナル、クールジャズ、自身のオリジナルなどを収録し、注目を浴びる。2011年2ndアルバム「DayBreak」を発表。2012年ノルウェーでレコーディングした3rdアルバム「Rainbow Tales」を発表。北欧のミュージシャンとの融合で生まれた新鮮なサウンドが評価される。2013年ニューヨークでレコーディングした4thアルバム「Brooklyn Purple」発表。2014年前作に続き、ニューヨークにて収録した5thアルバム「Balladist」発表。自身でも初の挑戦となったバラード集は、リラックスした背景と奥深い音色が好評を得ている。収録メンバーはDavid Hazeltine(Pf)David Williams(Ba)Lewis Nash(Ds)。2017年初のセルフプロデュースによるレギュラーバンドで録音した「Aquarelle」を発表。水彩画のような繊細で透明感のあるサウンドにこだわった。2018年小野リサをプロデューサーに迎え挑んだ初のボサノヴァアルバム「o pato」を発表。落ち着いた柔らかな音色と時にダイナミックなアプローチで、多くのファンの支持を得ている。Bass萬恭隆1979年生まれ。京都府出身。ブルースマンの父の影響を受け少年時代からギターを演奏し、ブルース、ロック、ファンク等のバンドで活動する。のちにジャズに傾倒し、アコースティック・ベースに転向する。大阪音楽大学在学中からジャズシーンでの演奏活動を始め、全国のミュージシャンと共演を重ねる。現在はジャズの枠にとどまらず様々なクリエイティブなシーンで活動中。Piano牧知恵子子供の頃よりクラシックピアノを学び、同志社大学入学後ジャズに興味を持ち始める。大学在学中は、ビックバンドに参加し、大学卒業後、関西のジャズクラブを中心に演奏活動を行う。2003年から2004年の1年間アメリカに音楽留学をし、現在は関西のジャズクラブを中心に演奏活動を行っている。Drum 中村雄二郎東京都出身。16歳の時に高校の軽音楽部でドラムを始める。高校卒業後に自身のスキルアップを決意し渡米、ボストンの名門バークリー音楽院へ入学。音楽院在学中にジャズと出会い、数多くの名プレイヤーを育て上げてきた巨匠達や当時ボストンのジャズシーンを率いていたJohn Lamkinに師事し、精力的に腕を磨く。2016年に帰国した後、大阪を活動拠点に、大西順子トリオや大林武司トリオツアーに参加し、ブルーノート東京への出演を果たすなど、全国的に活躍中。230804_biwakokisen.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月04日ジャズ作曲家・指揮者の挾間美帆がプロデュースする「ネオ・シンフォニック・ジャズ at 芸劇」が、今年も「東京JAZZ」とのコラボで開催される[8月25日(金)東京芸術劇場コンサートホール]。曲目には現代ジャズの旗手カマシ・ワシントンの作品がある一方で、スティーヴ・ライヒや坂本龍一ら、「え?ジャズ?」と驚く名前も並ぶ。「ジャズというのがそもそも、さまざまな音楽の要素をどんどん吸収し、発展し続けている音楽。そのジャズの要素を、いち早く取り込んで自分の音楽を発信していった人たちの作品を集めたプログラムです。ゲスト・アーティストのBIGYUKIさんが最初、『武満徹を演奏してみたい』と言うんですよ。武満さんの作品を聴いてインスパイアされた。ジャズだと思ったって。私はアカデミックな現代音楽の勉強もしてきたため難しく考えがちで、そういう気持ちで武満を楽しむことがなかなかできない。すごく斬新な思考回路で(笑)、じゃぁスティーヴ・ライヒもいいかなと思いました」BIGYUKIは、ブラック・ミュージック最前線のニューヨークで確固たるポジションで活躍する日本人キーボード奏者。このコンサートの重要なキーパーソンだ。「頼もしいお兄ちゃんみたいな、すごく優しい人なのですが、ニューヨークでプレイヤーとしてここまでのキャリアを積むのは容易なことではありません。刺激をもらえる存在です。BIGYUKIさんの《LTWRK(ライトワーク)》は、もともと全部打ち込みで作られた作品なのですが、彼の案で、電子楽器なしでやります。オリジナルとは全然違うアプローチ。私の中では今回の目玉です」さらにサックス奏者のパトリック・バートリー、ラッパーのAwichと、各分野のトップランナーたちがゲスト参加する。「三人とも、作品にソウルを宿らせることができる強力なゲスト。カマシ・ワシントンじゃないサックス奏者がカマシの作品を演奏するなら、パトリック以外に考えられません。Awichのラップのリリックが持つ説得力は、ちょっと真似できるものではありません。オーケストラも、サポートするとかいう次元でなく、一緒に爆発するような楽譜を書きたいと思っています」現代音楽からヒップホップ、新世代ジャズまで、多彩な音楽が融合する。おりしも、9月発売の挾間の新譜は『ビヨンド・オービット』。まさに軌道(=orbit)もジャンルも超える、わくわくする一夜。(宮本明)
2023年08月03日しま夢ジャズ実行委員会(実行委員長:能 厚準)は2023年8月26日(土)・27日(日)、新潟県佐渡市のおんでこドームで、入場無料※の『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』を初開催します。このイベントは、世界遺産に向けて歩む佐渡の魅力を発信するとともに、地域連携と島内外の人々の交流を促進し、島民、ミュージシャン、実行委員会が一緒になって、音楽を通じて島の価値、引いては島国ニッポンの魅力を日本だけではなく海外にも発信することを目的としています。※飲食店は有料となります。また数量限定のスペシャルTシャツの購入特典としてシークレットライブへご招待。しま夢ジャズ・イン佐渡2023 フライヤー表■島内の宿泊キャパシティを押し上げるテント村構想『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』の特徴のひとつは、ボランティアテント村とミュージシャンテント村の設置構想です。佐渡は夏季に観光客が多く訪れるため、島内の宿泊施設は満室になりやすく、イベント参加者や出演者が宿泊する場所に困ることがあります。そこで、しま夢ジャズ実行委員会は、観光やイベント観覧のために佐渡を訪れる観光客の宿泊キャパシティを圧迫しないよう、イベント開催初年度の試みとして、両津港近くの広場に100人程度のボランティアテント村を設営することにしました。このテント村では、イベントの運営や準備に協力するボランティアスタッフが宿泊できるほか、島内で水揚げされる魚介などを、ボランティアの「まかないチーム」が腕を振るって調理し、イベント期間中、ボランティアやミュージシャンの交流、休憩場所となる『道の駅 あいぽーと佐渡』にて佐渡の自然の恵みと食文化を楽しむことができます。また、来年以降は、出演ミュージシャンを公募し、希望者を受け入れるミュージシャンテント村も佐渡の各所に設営する予定です。このテント村では、音楽家同士が交流したり、セッションしたりすることを想定しています。さらに、テント村からおんでこドームまでの移動手段として、自転車やバスなどのエコな交通手段を提供することも検討しています。これらの取り組みは、佐渡の自然や文化を守りながら、音楽を通じて島内外の人々がつながることを目指しています。■島の魅力とジャズの楽しさを体験できる無料イベントおんでこドームで開催されるイベントは全て入場無料。国内外で活躍する豪華アーティストによる演奏をはじめ、佐渡内外の文化や食を体験できるコーナーや、キッズイベント広場なども設けられ、夏休みの最後に家族全員で楽しめる、魅力いっぱいのイベントになります。■豪華アーティストと鼓童が奇跡のコラボレーションジェンベ・マスターのセネガル人オマール・ゲンデファル率いるアフロビートバンド「Afro Begue」がベーシストにRIZEなどの活動で知られるベースヒーローKenKenを迎え、更に佐渡に本拠地をおく世界的和太鼓集団「鼓童」とコラボレーションします。また、元PE'ZのトランぺッターOhyama“B.M.W.”Wataruと、日本におけるジャズマヌーシュの第一人者であるギタリスト手島大輔が率いるBimBomBam楽団が、元SOIL&“PIMP”SESSIONSの元晴(SAX)、Gentle Forest Jazz BandやSUGIZO主催のSHAGのメンバー、別所和洋(ピアノ)と共に、イベントのために作曲、レコーディングに鼓童も参加した特別テーマ曲「シマユメ~Island Dream~」を披露します。その他にも、TOKU & NGT ConnectionやSpinna B-ILL & the Bwoyz、TRI4TH、西藤ヒロノブ、POLYPLUS、魚返明未&井上銘、徳田雄一郎RALYZZDIG trio、Ruri&GypsyJazzFriends、大竹創作、Kadota“JAW”Kosukeなど、国内外で大活躍するアーティストが集結し、ジャンルを超えた多様なステージパフォーマンスを楽しめます。しま夢ジャズ・イン佐渡2023 フライヤー裏■「しま夢」の想いを共有する地域団体や事業者との共創『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』は、サンフロンティアグループ(サンフロンティア不動産、サンフロンティア佐渡)の特別協賛をはじめとする、多くの企業や団体の協力によって実現しました。また、鼓童やみなとオアシス佐渡両津実行員会、相川車座などの地元のアーティストや団体もイベントに協力しています。■しま夢ジャズを締めくくるアフターセッションイベント開催中、5,000円(税込)で販売されるスペシャルTシャツ(限定400枚)購入者には、その特典として、イベント最後に行われるアフターセッションの特別会場にバスにてご案内いたします。2日間ステージを熱く盛り上げた出演者たちが集う、しま夢ジャズ・イン佐渡だけでしか体験出来ないスペシャルジャムセッションを是非お楽しみ下さい。『しま夢ジャズ・イン佐渡2023』は、佐渡の音楽と食と人と自然が織りなす夢のようなイベントです。ぜひ、この機会に佐渡を訪れて、佐渡と『しま夢ジャズ・イン佐渡』の魅力を体感してください。詳細は公式サイトやSNSサイト、YouTubeなどでご確認ください。・公式サイト: ・Twitter : ・Facebook : ・Instagram : ・TikTok : ・YouTube : しま夢ジャズ・イン佐渡『全長18kmのジャズストリート構想』【イベント概要】タイトル :しま夢ジャズ・イン佐渡2023日程 :2023年8月26日(土)・27日(日)時間 :12:00~20:00会場 :おんでこドーム(新潟県佐渡市両津湊354)入場料 :無料主催 :しま夢ジャズ実行委員会共催 :アースセレブレーション実行委員会/佐渡市特別協賛 :サンフロンティアグループ(サンフロンティア不動産、サンフロンティア佐渡)特別協力 :鼓童/みなとオアシス佐渡両津実行員会/相川車座問い合わせ先:しま夢ジャズ実行委員会事務局(TEL:080-2061-8611/E-mail: info@shimayume.jp ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月02日国内外で活躍するジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子が企画と原案を担当し、真琴つばさら宝塚歌劇OGが出演する、初のコラボレーション『ALL THAT ZZJAALL THAT ZZKA(オール・ザット・ズージャ/オール・ザット・ズカ)』。出演者から真琴のほか姿月あさと、湖月わたる、風花舞、そして昨年退団したばかりの天寿光希と晴音アキに本作への意気込みを聞いた。「ジャズの“扉”は開けられても“その先”に進むのが難しいと感じていたところだったので、出演できて嬉しい」と微笑むのは、昨年ジャズを歌うアルバムをリリースしたばかりの真琴だ。姿月も「自分のコンサートでジャズを歌うことは多いのですが、OG公演でシャンソンなどではなく、ジャズだけっていうのはなかなか無いですよね。それだけに、このメンバーでの共演が楽しみです」と話す。一方、ジャズダンスの魅力を「解放感」と表現するのは湖月。「そこにハマってたくさん踊ってきましたが、ジャズの歌のほうはまだまだ挑戦中。本作を通してさらに勉強できたら」と意気込む。「“ジャズ”と聞いて一番印象深いのは、歌劇団に在団中、NY公演(1992年)で踊ったベニー・グッドマン」という風花は、「今回は歌が多いので緊張しますが、寺井さんとご一緒できるのが何より嬉しい」と笑顔を見せる。さらに、意外にも在団中はジャズに触れる機会が少なかったという天寿は「他の組でジャズのシーンがあるとワクワクして観ていました(笑)。憧れの先輩たちからたくさん吸収したいです」と気合い充分。晴音もうなずきながら、「“宝塚とジャズ”ってたくさんの名場面が残っていますよね。退団後はジャズを勉強したいと思っていたので、出演できて夢のよう」と喜ぶ。2人とも在団中は“エトワール”(フィナーレでの独唱)経験者だけに、強力な助っ人となりそうだ。選曲については、「真琴さんたちと『せっかくだからハードルの高い曲に挑戦してみたいですよね』と相談しました」と茶目っ気たっぷりに明かす湖月。「まさかの選曲です」(姿月)、「女性同士でのデュエットも」(真琴)など、気になる発言が飛び出した。「宝塚歌劇出身者の声って独特だなと思うんですよ。そういう声を持った人たちが“ジャズ”という枠で歌ったときに新しいハーモニーが生まれる。ぜひ楽しみにしていてください」と語る真琴。「寺井尚子カルテット」の生演奏と、真琴らのパフォーマンスが融合して贈る新たなステージ。その開幕を楽しみに待ちたい。取材・文:藤野さくら【公演情報】ALL THAT ZZJA ALL THAT ZZKA東京:9/22(金)~9/24(日) 日本青年館ホール大阪:9/29(金)~10/1(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2023年08月01日NYを拠点にジャズピアニストとして多彩な音楽活動を続ける大江千里。デビュー40周年を迎える2023年、国内の東西を代表するクラシックホールを舞台にピアノコンサートを開催。(9月1日東京・紀尾井ホール&2日西宮・兵庫県立芸術文化センター)40th Anniversary Celebration『大江千里Premium Piano Concert “Door Number "YOU"』と題した記念コンサートでは、大江千里・40年の音楽活動を物語るパフォーマンスがダイナミックに披露される。「40周年ピアノソロをめちゃくちゃやりたかったホールでやれること、心から嬉しいです。日本全国から聴きにいらして欲しい!最高のピアノコンサートをお届けします。我が母校の関学グリークラブとのコラボも必聴」と祝祭のステージへの意欲を示す。西宮公演では、地元の母校・関西学院グリークラブOB会(新月会)との共演が決定。合唱とピアノ演奏の共演が実現する。音楽ファン注目のプログラムは、5月リリース・大江千里デビュー40周年記念アルバム『Class of ’88』の収録楽曲を中心に選曲。『YOU』『Rain』『APOLLO』『AVEC』他、POPS時代のセルフカバーとNYでレコーディングされたジャズピアノ作品から構成。米国&日本で培った大江千里の40年の音楽の軌跡と、未来を見据えた千里のステージが祝祭の喝采とともに誕生する。9月6日には、クラシック音楽の殿堂・紀尾井ホールを舞台に東京追加公演を実施。本日7月29日よりチケット販売がスタートする。◆公演オフィシャルサイト: ◆大江千里オフィシャルサイト: [公演概要]40th Anniversary Celebration『大江千里 Premium Piano Concert “Door Number "YOU"』東京追加公演◆主催&企画制作:RENAISSNCE CLASSICS◆後援:エフエム東京(東京)、FMCOCOLO(西宮)◆協力:ラジオ関西(西宮)、ソニー・ミュージックレーベルズ、ソニー・ミュージックパブリッシング、ディスクガレージ(東京)、夢番地(西宮)◆開催日時&会場[東京]9月1日(金)紀尾井ホール開演15時30分(15時開場)・19時(18時30分開場)[西宮]9月2日(土)兵庫県立芸術文化センター大ホール 開演14時(13時15分開場)[東京追加]9月6日(水)紀尾井ホール 開演19時(18時30分開場)◆出演:大江千里◆特別出演:新月会(関西学院グリークラブOB会)※西宮公演のみ◆演奏曲:大江千里のポップス作品のセルフカバーピアノ作品&最新ジャズピアノ作品から選曲◆お問い合わせ:東京公演:DISK GARAGE 西宮公演:YUMEBANCHI(大阪)06-6341-3525 (平日12:00~17:00) ◆関連公演:(札幌、広島、福岡公演)[札幌]8月29日(火)ペニーレーン24開演19:00(18:30開場)チケット7,700円(税込、全席指定) [広島]9月3日(日)BLUE LIVE 広島開演18:00(17:30開場)チケット6,000円(税込、自由席) [福岡]9月5日(火)電気ビルみらいホール開演18:30(18:00開場)チケット10,000円(税込、全席指定) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月29日