佐藤二朗主演、4月放送のドラマ「浦安鉄筋家族」より、大沢木一家を演じる水野美紀、岸井ゆきの、本多力、斎藤汰鷹、キノスケ、坂田利夫の出演が明らかになった。シリーズ累計発行部数4400万部、実写化不可能といわれた浦安を舞台にパワフルな一家が大暴れする人気ギャグ漫画シリーズを、テレビ東京が地上波のギリギリに挑戦してドラマ化する本作。今回明らかになったキャストたちが演じるのは、佐藤さん演じる大鉄を取り囲む大沢木一家!料理上手で子煩悩、普段はお淑やかだがスイッチが入ると誰にも暴走が止められない大鉄の妻・順子役には、連続テレビ小説「スカーレット」で主人公のよき友人役を演じている水野さんに決定。「意気込みだけしかありません。それ以外はどうすれば良いのか分かりません」と今回の出演に関して正直な感想を述べた水野さんは、「大鉄役の佐藤二朗さんの印象はクレイジー。とにかくクレイジーな印象です。恐ろしいです。このドラマはコンプライアンスに抵触していそうなところが見どころ。岸井ちゃんの入浴シーンもあるかもしれません。ないかもしれません」とコメントしている。そんな水野さんは本作でアクションシーンもあるのだとか。また、大沢木家で一番まとも(!?)に見えるが、彼氏・花丸木くんのこととなると盲目になり、恋人関係を守るためなら全てを捨てて全力奔走するメルヘンかつ現実的な大沢木家の長女・桜役には、『愛がなんだ』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した岸井さんが演じる。岸井さんは「数多くのファンの方がいるこの作品に関わることはプレッシャーが大きく、漫画を読み返しては悩んだりもしました」と不安を明かすも、「台本が届き、読みはじめた瞬間に文字から飛び出す楽しげな大騒ぎとそのハチャメチャさに、今はただワクワクしています」と撮影が楽しみだと話す。さらに、アニメ・発明オタクで大沢木家の自宅警備員を務める永遠の浪人生、長男・晴郎役に、「ヨーロッパ企画」所属で「俺の話は長い」の出演が話題となり、「知らなくていいコト」にも出演中の本多さん。坊主頭がトレードマークで勉強嫌いな次男・小鉄役に、『人魚の眠る家』で篠原涼子と西島秀俊の息子役を演じた汰鷹(たいよう)くん。趣味はロックを聴くこと、祖父・金鉄役に、アホの坂田こと坂田さん。そして三男・裕太役は、某スタッフの愛息子・キノスケくんが演じる。本多さんは「ほんとにどんなドラマになるか想像出来ないですが、とにかくうるさい、いや、騒がしいドラマになるはずです。脚本が同じヨーロッパ企画の上田くん・諏訪さん・酒井くんなので、3人の内に秘めたる騒がしさも現場に伝えられるように大きい声でのぞみたいです」と意気込み、汰鷹くんは「ママが昔、原作のマンガを読んでいたと聞いて気になって読んでみたら、面白すぎて一気に読んじゃいました!!キャラクターが自分とそっくりだったので絶対やりたいと思ってたから小鉄の役が決まった時は『っしゃぁぁぁ!!』って喜んじゃいました!!」と出演決定時の心境を明かす。「こんなにも自分に似ているキャラクターがいるのかと驚きました」と自身もびっくりだったと語る坂田さんは、「佐藤二朗さんをはじめ、共演させて頂く方たちと楽しく、明るく、にぎやかに撮影ができたらと思っています。大沢木家一丸となって視聴者に喜んでもらえるように頑張ります」と意気込んでいる。ドラマ24「浦安鉄筋家族」は4月、毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送予定。※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分~毎週地上波放送終了後、ひかり TV&Paraviにて配信予定(cinemacafe.net)
2020年02月14日「2歳半になるお子さんから玄関で抱っこを求められると、水野さんは“そばにいられなくてごめん”と、いまだに泣きそうになるそうです。“早く会いたくて、新幹線の終電が気になってしまう”と苦笑いしていました」(番組関係者)17年7月に第一子を出産した水野美紀(45)。現在、連続テレビ小説『スカーレット』に出演中。撮影の際には、東京から大阪まで“遠距離通勤”をしているという。彼女を知る舞台関係者は言う。「16年に結婚した当初は『子供はもう無理かな……』と呟いていたんですね。出産後、彼女に会ったら『死ぬ気で産みました!』と満面の笑顔で話していました。お子さんは夜泣きで戸惑っていたそうで、毎日夕方になると『また長い夜が始まる……』と憂鬱になっていた時期も。困った時は同じく40代初産のママ友・坂井真紀さんに頻繁に相談しているそうです」昨年11月、彼女は『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』(朝日新聞出版)を出版。《とにかく早く帰りたいです。仕事の現場が押すとイライラします》と本音を綴っている。前出の番組関係者によれば、『スカーレット』の撮影現場では主演の戸田恵梨香(31)が積極的に水野のフォローをしているという。「水野さんの出番の日は、戸田さんがスタッフに『早く終わらせて、飲みに行きましょう~』などと時短収録を明るく促しています。水野さんも『大阪での撮影が心配でしたが、戸田さんの配慮に助けられてます』と話していました」“母親役”の彼女も見てみたい!「女性自身」2020年2月25日号 掲載
2020年02月14日「SMAP解散後初となる3人そろっての出演は放送前から話題となり『笑ってはいけない』は関東地区で16.2%と大晦日の民放視聴率1位を獲得。日テレでは早くも3人に今年の年末の『笑ってはいけない』に出演する話が内定しているそうです」(テレビ局関係者)昨年大晦日に放送された『ガキの使い!大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(日本テレビ系)に出演した稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)の3人。ジャニーズ事務所を退社した17年以来「新しい地図」がそろって地上波の民放バラエティ番組に出演するのは初めてのことだった。「先日、草なぎさんは主演舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』の囲み会見でテレビ出演について『声をかけていただけたら。仕事ください!』と懇願。その気持ちは稲垣さんも香取さんも同じです。先週、43歳になった香取さんは昨年1年を振り返って“この番組は、一生忘れないと思う”と漏らしていたそうです」(制作関係者)草なぎの全力の“アピール”が功を奏したのか、他の2人のテレビ出演も相次いでいる。「香取さんは2月1日放送のフジテレビ系の特番『内村カレンの相席どうですか』に出演。稲垣さんもNHK連続テレビ小説『スカーレット』に3月上旬から登場します。『笑ってはいけない』出演以降、3人の地上波への露出は確実に増えてきています」(テレビ誌記者)前出の制作関係者は、『笑ってはいけない』番組出演後の反響の大きさをこう明かす。「放送後にはネットを中心に彼らの振り切った演技やトークに称賛の声が上がり、日テレにも《3人の姿をもっと見たい!》という趣旨のメールが多数届いています。実は3人を全面的に起用できたのは、昨年6月に社長が代わったことが大きいと聞いています」小杉義信社長(65)は『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』、『マジカル頭脳パワー』など90年代を代表する高視聴率番組のプロデューサーを務めた人物として知られている。「王道のバラエティ番組を知り尽くした小杉社長は直接、自らが担当することはなかったSMAPを昔から高く評価していました。編成畑を歩むようになってからも“いつかはSMAPの番組を作りたい”と願っていたそうです。そのため、早い段階から小杉社長は3人を出演させられる番組を模索していました。彼らの起用に尽力し、最終的にトップダウンで“笑ってはいけない”への出演が決まったといいます。放送日に至るまで、各方面への調整に、相当時間を要して実現させたそうです」(前出・制作関係者)3人にとって日本財団パラリンピックのスペシャルサポーターを務めていることも今年、大きな追い風になっているという。「各局の東京五輪の関連番組で、露出が増えるのは確実です。3人は年明け、テレビ東京の看板番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』に出演。新春特番の激戦区にもかかわらず、11.6%と2桁の高視聴率でした。早ければ東京五輪後から3人のレギュラー番組を始められないか検討中で、水面下の調整を進めています」(日テレ関係者)前出の制作関係者もこう続ける。「稲垣さん、香取さん、草なぎさんのバラエティ番組1本の出演料は一人80万円ほどです。3人揃えば300万円前後になります。経費削減の波が押し寄せるバラエティ番組では高額ですが、何より知名度は抜群ですし、SMAP時代と比べると半額以下。その分、番組制作費に予算を回せるので番組内容の幅も広げられます。小杉社長はそういう点も考慮して、3人のレギュラー番組起用に意欲的だそうです」「新しい地図」の事務所関係者によれば、レギュラー番組は「現時点で依頼はいただいていない」と語るが、具体的にはどのような番組になるのだろか。「大枠では俳優や芸人、アーティストからアスリートまで幅広いジャンルのゲストを呼んで3人がトークを展開するバラエティ番組になりそうです。さらに『充電させてもらえませんか?』でも一般の方と大変うまく絡んでいたので全国各地へのロケ企画も定期的に登場しそう。もろもろの調整を経て実現は年明けかもしれませんが、将来的には『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のような国民的番組に育て上げたいようです」(前出・制作関係者)「新しい地図」の歴史は、また塗り替えられるのか――。「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月05日「40作以上のドラマ・映画を手がけましたが、朝ドラは今回が初めて。一昨年から執筆を始め、昨年4月に収録が開始。朝ドラ特有の怒濤のペースに少し戸惑いながら、昨年6月からは大阪市内のホテルに缶詰めになり、日々悩みながら書き進めていたと聞いています」(NHK関係者)高視聴率を保つ朝ドラ『スカーレット』の脚本を手がける水橋文美江氏(56)は、ドラマ『夏子の酒』(フジテレビ系)や『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)を手がけた大物脚本家だ。9月30日に第1話が放送され、約1カ月後の撮影現場でこんな出来事があったという。「撮影開始から半年が過ぎた10月下旬、実は主演の戸田恵梨香さん(31)と水橋先生の間で、喜美子の描き方について意見が異なる部分が出てきていたそうです。当初は番組スタッフが間に入っていたのですが、水橋先生が“直接お話ししたい”と、撮影現場に来ることになったんです」(前出・番組関係者)戸田が脚本に“異”を唱えることは珍しくない、と語るのはドラマ制作関係者だ。「戸田さんは同世代の女優さんに比べると、『このセリフは〇〇だったらこうは言わないと思います』などと役柄について制作側に意見することが多い印象があります。役へのこだわりが強いんです。主演の場合はなおさらでしょう」前出の番組関係者は続ける。「ふだん脚本家の先生が撮影現場に顔を出すことはめったにありません。それが、あの日は局のスタジオに水橋先生が来て、戸田さんの収録が終わるのを待っていました。しかし、撮影が終わっても戸田さんが姿を見せないので、控室のほうまで自ら足を運んだそうです。周りには戸田さんの夫役の松下洸平さんらもいましたが、その緊迫感に固まっていたといいます。2人は率直に、自分が思う喜美子像を話し合ったそうです」スタッフも同席した意見交換は1時間におよんだという。’18年12月、水橋氏は『スカーレット』の制作発表で、こんなコメントを寄せている。《元気を届けるとか、観てる人が明るい楽しい気持ちになれるっていうドラマをやりたい》「今作では、芸術の分野で女性が台頭していくのが困難だった時代、喜美子が女性陶芸家として苦闘の末、名声を残す姿を描いています。水橋先生は困難に立ち向かう喜美子を明るく描いていきたいと考えていたようです」(ドラマ関係者)一方で戸田は今回、劇中で喜美子を15歳から演じている。「戸田さんには“私は喜美子を十数年分、生きてきた”という自負があったようです。ちょうど30代は陶芸家の道を極めようと、気負い始めた時期。人生のターニングポイントに差し掛かり、芸術家としての“陰”や“負”の部分を強く出したかったようですね。戸田さんはクランクイン前から陶芸を勉強するなど、役作りの鍛錬を重ねていました。完成した作品をスタジオに持ってきて、『下手くそですけど、よかったらもらってください』とスタッフや共演者にプレゼントもしていました。陶芸家が時間をかけて作品を磨くように、戸田さんも芸術家であるヒロインの苦悩も表現したい、と思ったのかもしれません。誰よりも喜美子を愛してますから……」ヒロインを演じるにあたり、戸田は会見でこう意気込んでいた。「女性がものづくりをするのが難しい時代を懸命に生きた人たちがいたからこそ、今の私たちがあると思うので、そうした方への敬意をもって演じたいと思います」“その演技は喜美子じゃない”という妥協しない戸田と水橋氏の考えのすり合わせが、1時間の“激論バトル”となったのだろう。1月18日、水橋氏は自身のインスタグラムにこう綴った。《ずっと戸田さんとキャッチボールしてるような。そして戸田さんのコントロールはいつも抜群なので恐れ入る日々。ほんとに魅力的な女優さんです》戸田は最初の記者会見で、こうも語っている。「このドラマの制作チームは、チーフプロデューサー、脚本家、監督も、みんな女性ですから、『女でもここまでやっているぞ!』というのを感じてほしいと思います」劇中で、9歳の喜美子が頑固で男尊女卑の“ダメ親父”に向かって放つ名ゼリフがある。「女にも、意地と誇りはあるんじゃーい!」現場でも女の“意地と誇り”の本音の闘いが、ドラマをより面白くさせていた――。「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月05日「戸田さんは『朝ドラ独特の雰囲気って緊張すると思うけど、リラックスして演じてね』と後輩女優・黒島結菜さん(22)の緊張をやさしくほぐしてあげていました」(番組関係者)視聴率絶好調の朝の連ドラ『スカーレット』。女性陶芸家・川原喜美子を演じるヒロイン・戸田恵梨香(31)は、共演者へのフォローも欠かさないという。「戸田さんはもともと地元が神戸なので、沖縄出身の黒島さんに、それらしく聞こえる関西弁と、下手に聞こえる関西弁の違いを丁寧に教えていましたね。黒島さんが前室にひとりでいると『こっちおいで~』と共演者の輪の中に率先して入れてあげたりしていました」(前出・番組関係者)喜美子に弟子入りする三津を演じた黒島は、喜美子の夫・八郎(松下洸平)へ“禁断の思い”を寄せる役を演じた。「この朝ドラのモチーフとされる実在の女性陶芸家は、夫の不倫に悩み、離婚を選びました。その不倫相手が弟子だったということもあり、『八郎は美津とどうなるの!?』と視聴者をハラハラさせました」(テレビ誌記者)まさに世の中は東出昌大(32)の不倫報道で一色だった時期だけに、気になっていた視聴者は少なくなかったようだ。劇中では、三津が川原家を去り、不倫は回避された。「近年の芸能界で不倫騒動が相次いでいることもあり、NHKが配慮してストーリーを変更したのでは、という噂もあったようですが、そういう意図はありません。もともと脚本の水橋先生は、揺れ動く女性の心情を描くのが得意な方なので、不倫シーンをあえて削除したわけではないです」(前出・番組関係者)「女性自身」2020年2月18日号 掲載
2020年02月05日戸田恵梨香主演で焼き物の里、滋賀県・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家の波乱万丈な人生を描くNHK連続テレビ小説「スカーレット」。物語が後半を迎える中、“陶芸家の妻”ではなく、一陶芸家としての道を本格的に歩もうとする喜美子の環境が大きなうねりを見せた14~17週について、戸田さんからコメントが到着した。ヒロイン・川原喜美子を演じる戸田さんはもちろん、“腐れ縁”の幼なじみを演じる大島優子や林遣都らの好演、Twitterで「#八郎沼」なるハッシュタグを生み出した松下洸平演じる八郎とのやりとり、2月上旬からは伊藤健太郎、3月上旬からは稲垣吾郎が登場するなど、様々な話題を振りまいている本作。これまでをふり返って、特に「フカ先生(深野心仙役・イッセー尾形)とのシーンは忘れられないぐらい、自分にとって宝物」と戸田さん。「ずっとフカ先生との時間が続けばいいのになぁと、願わずにはいられませんでした」と自らも語るように、第14週以降、喜美子にとっても、彼女を見守る視聴者にとっても“しんどい”展開続きとなっている。新進陶芸家の夫を支えるも「愛情が本物だからこそ、しんどい」31歳になった喜美子は、陶芸展で金賞を受賞し新進気鋭の陶芸家として名の知れるようになった夫・八郎(松下洸平)を懸命に支えている。そんな中で、信作(林遣都)からは「いまの喜美子は喜美子じゃない」と言われてしまうのだ。「ハチさん(八郎)のことをただひたすら支えたい、フォローしたいという思いがから回ってしまうのが14週でした。ハチさんもそんな喜美子の思いを受け止めているんだけれど、それもハチさんにとっては苦しい…。ふたりの思いがどんどんと絡まっていく様が、演じていてけっこう苦しかった」と戸田さん。「いつも“ふたりとも間違ってない”というのが、しんどいんです」と語り、「喜美子と八郎の愛情が本物だからこそ、しんどいことってあるんだなと、この作品を通して知りました」と、夫婦だからこその試練だと明かす。そんなふうにギクシャクし始めた夫婦の間に、まさしく新しい風のように舞い込んできたのが、明るくて賑やかな松永三津(黒島結菜)。東京の美大を卒業後、全国の焼き物の産地を訪ね歩き、陶芸を勉強したくても女性であることから方々で断られてきた三津を、喜美子は八郎にも好影響を与えると考え、弟子として受け入れる。三津(黒島結菜)は「いなくちゃいけない存在だった」第15週での喜美子は、八郎が作品作りに悩む中、絵付け小皿の大量注文を受け、久しぶりにものづくりに対して燃える気持ちを思い出していく姿が印象的。「喜美子のこの姿がみたかった」と、戸田さん自身も熱くふり返っている。「ハチさんのことも支えたい、でも同時に、絵付け小皿もがんばりたいっていう2つの欲が同時に生まれて、どうバランスをとればいいのか喜美子はわからなかったけど、ハチさんが背中を押してくれました。だから、ハチさんのことは三津(黒島結菜)にまかせる、と喜美子が決断できたのだと思います」と言い、「喜美子と八郎がそれぞれ陶芸家として大きく一歩進んだ」週だと明かす。しかし、それをきっかけに三津の八郎に対する気持ちがふくれあがっていくことになり、視聴者をヤキモキさせることに…。戸田さんは、「いままで積み上げてきたハチさんとの関係、愛情や絆というものに自信があるから、『ここは口出ししなくてもいい』と判断する。それは『妻の強さ』かなあと思いました」と言う。「陶芸の師匠と弟子としても、女の意地っていうのがあるのかなと思いました。三津がもっと恋愛の駆け引きを仕掛けてくる子だったら、ハチさんがもうクビにしているはず」といたって冷静だ。「ちょこちょこっと三津から出るヒントになるような言葉をもらって、実際に作品をつくっていけるようになるから、やっぱり三津はふたりにとっていなくちゃいけない存在だったんだと思うんです」。「急に人が変わったようになる」喜美子を見かねた照子(大島優子)が…そんな中、喜美子は昔から大切にしている信楽焼のカケラの色合いを再現してみたい思いにかられ、八郎の後押しもあって昔ながらの薪で焼く穴窯を始めることに。しかし、そうそう簡単にはいかず、失敗が続いたことで大金を無駄にしてしまう。16~17週にかけての喜美子について、「穴窯を作ると決め、成功を目指し没入していくころから、急に喜美子の人が変わったようになるんです」と戸田さんは解説する。「今まではお金を大事に、家族のために一生懸命やってきた人が、家族がだめになってもやり続けるっていう狂気に似た熱意を持ちはじめるんです。ほんとうに自分がやりたいことと出会ったときって、いままで自分が積み上げてきたものもなかったことになるくらい、そっちに突き進んでしまうんだなと。天才になる人の片りんをみた気がしました」と、一度決めたら突き進む喜美子のキャラクターに思いを寄せる。また、16週では喜美子の家に照子(大島優子)と信作が集まり、夜通し語り合うシーンも注目を集めた。「この三人がそろうと、やっぱりこれこれ!という感覚になるんです。これが欲しかった!という感じ。一番落ち着くし、楽しいし、喜美子の人生の真ん中にあるのがこのふたり」と分析していた戸田さんだが、17週になると、窯だきに使うお金のことで意見が食い違った八郎が息子・武志を連れて家を出てしまい、心配した照子が喜美子に会いに来る。「第17週100回(1月30日)の放送で、照子が喜美子のもとにきて、『目え、覚ませ』と言ったとき、喜美子は『ひとりもええなあ』と返しました。このセリフが、17週まで演じてきた中で一番印象に残ったセリフです」と戸田さん。子どものころは頑固な父・常治に、結婚してからは夫の八郎に、「やりたいことがあるのでお願いします」と一度ことわりを入れてから物事を決めてきた喜美子だったが、窯だきにこだわり続けることで家族が離れ、皮肉にも“自由”を手に入れることになった。「一番衝撃的で、台本を読んだときに涙がとまりませんでした。『ひとりもええなあ』というのは、今までの自分の人生を全部否定するような言葉じゃないですか。今まで、ずっと誰かのために生きてきて、それが喜美子の幸せでもあって、心の支えでもあったのに…。こんな重い言葉があるのだと、鳥肌がたちました」。陶芸と家族、2つの大切なものを同時に手に入れることは、やはり難しいのか。こうなると、喜美子の前に節目節目に現れては“熱い気持ち”を思い出させてくれる芸術家・ジョージ富士川(西川貴教)の口癖「自由は不自由やで!」という言葉も、いっそう効いてくる。喜美子の陶芸人生はいま、かつてない局面を迎えているところだ。連続テレビ小説「スカーレット」は3月28日まで、月~土曜日午前8時~NHK総合ほかにて放送中(全150回)。(text:cinemacafe.net)
2020年02月01日上方落語の巨星としてはもちろん、関西のバラエティ番組などでも朗らかな笑顔と聴き心地良い語り口で笑いを提供し、老若男女問わず親しまれた桂米朝。その五年祭を前に、米朝、そして彼とともに数々の弟子を育てあげた絹子夫人の人生模様を描く舞台『喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち』が2月1日(土)から16日(日)まで大阪松竹座で上演される。時は昭和29年。元OSSK(大阪松竹少女歌劇団)のスター・駒ひかること桑田絹子と、まるで事務員のような無名の落語家・桂米朝こと中川清は、時代の運命に導かれるように巡業中に出会う。ほどなく結婚し、3人の子宝に恵まれ、穏やかで順風満帆な夫婦生活……とは夢のまた夢。待っていたのは、一筋縄ではいかない超個性派な内弟子たちとの、てんやわんやな共同生活だった。さらには愛息子の明も、賑やかな弟子たちに後押しされて落語家になりたいと言い出し……。廓正子著『なにわ華がたり』を堤泰之の脚本・演出により舞台化する本作。米朝の背中を追い続けた息子・中川明の語りを軸に、花札のようにめくるめく季節を共に駆け抜けた夫婦と、“弟子”という名の息子たちとの愉快な家族物語が展開。平成8年、米朝の人間国宝認定式に共に向かうまでの夫婦の軌跡が描かれる。歌劇のスターとして一世を風靡した時代から、桂米朝を支える妻となるまでの中川絹子を演じるのは、宝塚歌劇団退団以降、ボーダレスな活躍を続ける真琴つばさ。そして物語の要となる桂米朝役には、ミュージカルから時代劇まで幅広い作品での演技が光る筧利夫。米朝夫婦の長男として生まれ、後に弟子となって父親と同じ道を進む中川明役には内博貴という豪華な顔ぶれが揃った。さらに、米朝の師匠である四代目米團治役には、弟子として長年米朝夫妻と共に暮らした桂ざこばが出演し、物語により深みを持たせる。ほか、松竹新喜劇出身の曽我廼家文童、元OSKトップスターの桜花昇ぼる、NHK連続テレビ小説『スカーレット』の“大久保さん”こと三林京子に、池乃めだか、西川忠志、今野浩喜、野田晋市とバラエティ豊かな面々が集結。上方落語を語る上で欠かせない桂米朝を、陰日向となり支え続けた絹子夫人の人生から、賑やかな米朝一門の日々を綴る舞台。これまで明かされることのなかった米朝の素顔や夫婦愛、親子愛を描くアナザーストーリーを堪能して、和やかな笑顔で劇場を後にしてほしい。文:伊藤由紀子
2020年01月31日“働く人々”を通して現代社会を描く「ドラマBiz枠」。4月クールの同枠では、鈴木京香主演、黒島結菜を共演に迎えた「行列の女神~らーめん才遊記~」を放送することが決定した。本作は、ラーメン業界をけん引する「清流企画」社長の芹沢達美が、苦境にあえぐラーメン店を救うフード・コンサルティング物語。2009年から2014年まで「ビッグコミックスペリオール」で連載された久部緑郎・作、河合単・画の「らーめん才遊記」を原作に、ビジネスを切り口にコメディタッチで味つけた新たな食テーマ作品を放送する。鈴木さんが演じる主人公・芹沢達美は、連日大行列ができる人気ラーメン店のカリスマ店主でフード・コンサルタント。奇抜なアイディアと計算し尽くされた手法で、街のラーメン店を次々に繁盛店へと導いていく。クールで毒舌、仕事では周りにも自分にも超厳しい芹沢を演じる鈴木さんは「芹沢はもともと男性の役ですから、あえて女性の役としてオファーくださった理由を考えてみたりしました。今はフード・コンサルタント業とラーメンに、どれだけ夢中になれるかが大切だと思って取り組んでいます」と意気込み。役作りとして、ラーメンを作る練習をしているそうで「協力してくださるラーメン界の先生方のおかげで、ラーメン作りが日々上達しています。私オリジナルのラーメンが完成する日がくるよう励みます」と話し、「観終わった後、ラーメンがきっと食べたくなります。一話一話、おいしい一杯を極めます」とコメントしている。また、現在放送中の連続テレビ小説「スカーレット」にも出演し話題になった黒島さんが演じるのは、料理の才能には秀でているが、天然で空気が読めない「清流企画」新入社員・汐見ゆとり。ラーメンにかける情熱は本物で、美味しいラーメンをたくさんの人に食べてもらいたいという夢を持つキャラクターだ。黒島さんは「ラーメン屋さんのコンサルティングという仕事の面白さはもちろん、ほんの些細なことだけれど私たちが日々生活していく中で、とても大事なことが詰まっているお話だなと感じました」と台本を読んだ印象を明かし、「私の演じる汐見ゆとりは、ラーメン大好きで、良いも悪いも思ったことを素直に口に出して言ってしまう人です。そして、料理が天才的に上手という特技も持っています。面白いキャラクターを持った人を演じるのは難しさもありますが、楽しんで演じたものはみなさんにも伝わると思うので、一所懸命ラーメンバカになって楽しんで頑張ります」と役柄を説明した。そんなド天然のゆとりを、それでも育てようと課題を与える芹沢と、それに文句を言いながら必死で取り組むゆとり。2人の凸凹な関係性も見どころのひとつ。脚本には「LIAR GAME」「イノセンス 冤罪弁護士」の古家和尚、演出は「世にも奇妙な物語」創始者のひとり、池澤辰也が担当。芹沢やラーメン店で働く人々の悲喜交々、人間ドラマを通じて、ラーメン店だけでなく様々な飲食店にも通じるフード・コンサルティング、起業、経営のノウハウをも描く。「行列の女神~らーめん才遊記~」は4月、毎週月曜日22時~テレビ東京系にて放送予定。地上波放送終了後、BSテレ東で放送、Paraviで配信。(cinemacafe.net)
2020年01月28日戸田恵梨香がヒロインを務める現在放送中の連続テレビ小説「スカーレット」。この度本作の後半の物語を彩る新たな出演者として、稲垣吾郎の出演が決定。3月上旬、第22週から登場予定だという。第42作「青春家族」(’89年前期)以来、2回目の連続テレビ小説出演となる稲垣さん。焼き物の里・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家の波乱万丈な物語を描く本作で稲垣さんが演じるのは、戸田さん演じる喜美子が病院で知り合う医師・大崎茂義。息子・武志が病気になったときの主治医で、穏やかで親しみやすく、武志と喜美子を精神的にも支えていく人物だ。本作の制作統括は「物語終盤のとても大切な役どころです」と今回の役柄について明かし、「医師としての信頼とともに、少し型破りなところも感じさせる個性的な人物。柔らかさと強さをもって演じていただければ、と大いに期待しております」と語っている。そんな重要キャラクターを演じることになった稲垣さんは「連続テレビ小説への出演は1989年の『青春家族』に出演して以来、約30年ぶりとなりますので大変感慨深いものがあります。喜美子と息子・武志の支えとなる医師をしっかり演じていきたいと思います」と意気込みのコメントを寄せている。連続テレビ小説「スカーレット」は月~土曜日午前8時~NHK総合ほかにて放送中。(cinemacafe.net)
2020年01月22日元SMAPの稲垣吾郎が、女優の戸田恵梨香がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『スカーレット』(毎週月~土曜8:00~)に医師役で出演することが22日、明らかになった。同作は、焼き物の里である滋賀・信楽の女性陶芸家・川原喜美子が、ものを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく姿を描く物語。稲垣は、喜美子が病院で知り合う医師・大崎茂義を演じる。大崎は、息子の武志が病気になった際の主治医。穏やかで親しみやすく、武志と、その母・喜美子を精神的にも支えていく。稲垣は「連続テレビ小説への出演は1989年の『青春家族』に出演して以来、約30年ぶりとなりますので大変感慨深いものがあります。喜美子と息子・武志の支えとなる医師をしっかり演じていきたいと思います」と意気込み。制作統括の内田ゆき氏は「ヒロイン・喜美子にとって、息子の病気というこれまでにない苦難に、ともに立ち向かってくれる医師は、物語終盤のとても大切な役どころです。医師としての信頼とともに、少し型破りなところも感じさせる個性的な人物。柔らかさと強さをもって演じていただければ、と大いに期待しております」と語っている。
2020年01月22日人気コミック『弱虫ペダル』が実写映画化。King & Princeの永瀬廉主演で、2020年8月14日(金)より全国公開される。『弱虫ペダル』が初の実写映画化渡辺航の『弱虫ペダル』は、2008年に「週刊少年チャンピオン」にて連載がスタートし、2020年で12年目を迎えるスポーツ青春漫画。現在までに64巻が既刊されており、漫画だけでなくアニメ、アニメ映画、舞台、小説、ドラマなど様々なコンテンツで愛されている。主人公は、地元・千葉から秋葉原にママチャリで通うアニメ好きの高校生・小野田坂道(おのだ・さかみち)。あることをきっかけに自転車競技部に入部することとなり、そこで出会ったかけがえのない仲間たちの為に、自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく。キャスト小野田坂道(King & Prince永瀬廉)初の実写映画化となる『弱虫ペダル』の主演を務めるのは、King & Princeの永瀬廉。2019年は映画『うちの執事が言うことには』、ドラマ『FLY!BOYS,FLY!僕たちCAはじめました』に初主演し、グループとしては2回目のNHK紅白歌合戦に出場するなど注目を集めている。永瀬は『弱虫ペダル』で、人気コミックスの実写映画主演と、ロードバイクに初挑戦。帝国劇場「JOHNNYS’ IsLAND」の公演や年末の歌番組の合間を縫い、自転車練習を行った。永瀬は出演にあたり下記のようにコメントしている。「まさか自分が実写映画で坂道くんを演じるとは思っていませんでしたが、すっかり原作とアニメにハマり、気づくと朝になっている日々が続いています。時間を忘れさせるくらい面白い、素晴らしい作品に出演できてとても光栄です!一つの競技に一生懸命になっている選手たちは、キラキラしていて本当にかっこいいんです!その魅力を映画でも伝えて、時間を忘れさせるような作品にしたいと思います。僕も弱虫にならないように(笑)、自転車練習を頑張ってますので、是非この夏を楽しみにしていてください。」今泉俊輔(伊藤健太郎)永瀬演じる坂道の良きライバル・今泉俊輔(いまいずみ・しゅんすけ)役は伊藤健太郎が担当。映画化も決まったドラマ「今日から俺は‼」でブレイクをし、2020年もドラマ「教場」、NHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演する注目の若手俳優の1人だ。寒咲幹(橋本環奈)自転車競技部のマネージャー・寒咲幹(かんざき・みき)は橋本環奈が演じる。2019年は映画『十二人の死にたい子どもたち』『キングダム』『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』『午前0時、キスしに来てよ』と4本の映画に出演した人気女優が、優しく、時には叱咤激励しながらも坂道を支える。監督は三木康一郎メガホンを取るのは三木康一郎。映画『覆面系ノイズ』『旅猫リポート』『隠れ“ビッチ”やってました』を手掛けた三木が、原作が持つ疾走感や熱量、登場人物たちの熱い想いを映像に落とし込む。原作者コメントなお、原作者の渡辺航は実写映画化にあたり「坂道の自転車との出会い、友達との出会い、新しい自分との出会いの物語です。ボクも楽しみにしています!!」とコメントを寄せた。主題歌はKing & Princeの新曲「Key of Heart」主題歌は、本作のために書き下ろされたKing & Princeの新曲「Key of Heart」。さわやかで明るいメロディの楽曲に、永瀬は「とても良い曲で、歌っていてすごく楽しかったです!テンションが上がって、思わず口ずさんでしまう曲に仕上がったと思います。」とコメントしている。ストーリー主人公は、運動が苦手で友達がいない、アニメ好きの高校生・小野田坂道。あることをきっかけに自転車競技部に入部した坂道は、自転車選手としての思わぬ才能を発揮。そして初めて出来た「仲間」のために、自分の限界や壁を超え、レースで共に走る喜びを見出していく。誰かの為に頑張ったり、頑張る誰かを応援したりー。2020年オリンピックイヤーだからこそ観たい、一番熱い青春ストーリー!【詳細】映画『弱虫ペダル』公開日:2020年8月14日(金)原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)出演:伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰、栁俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)・竜星涼、皆川猿時監督:三木康一郎製作:「弱虫ペダル」製作委員会配給:松竹株式会社
2020年01月21日世界をリードするフレンチビューティブランドである「ランコム(LANCÔME)」は、2020年2月14日に“若さを保つ樹”とも呼ばれるブナの芽エキスを配合し、酵素を活性化させる新たな化粧水「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」を新発売。この発売を記念し、「新製品およびランコム グローバル アンバサダーお披露目」発表会を実施しました。本催しには、日本初のランコム ミューズであり就任3年目を迎える女優・戸田恵梨香さんと、今回新しいグローバル アンバサダーに任命された、ミュージカル映画「マンマ ミーア」や「レ ミゼラブル」を代表作とするアメリカの女優であり歌手である、アマンダ・サイフリッドさんが登場。ミューズ・アンバサダーとしての意気込みや、2人が特におすすめするランコム製品についてをお話してくださいました。『ランコム(LANCÔME)』新ローション発売&新グローバル アンバサダーにアマンダ・サイフリッドさんを起用撮影:GODMake.フランス発のラグジュアリー化粧品ブランド『ランコム』は、ブランド創設当時より、世界中の女性、ひとりひとりがより自分自身に自信を持ち、ハッピーになる手助けをし続けており、今年で85周年を迎えます。そして、そんなブランドのミッションやメッセージを伝える存在が、「ミューズ」「アンバサダー」。日本国内では、ランコム日本人初となるミューズである女優の戸田恵梨香さんが、「ジェニフィック」を通してより若々しく輝く姿を表現しているのを、見たことがあるはず。グローバルでは、昨年末より新アンバサダーにアメリカの女優であり歌手である、アマンダ・サイフリッドさんを新たに起用。2020年2月より発売する新たな化粧水「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」を通し、新次元の透明感を伝えていくことが決定。そのタイミングにて、今年2月に就任3年目を迎える戸田恵梨香さんを迎え、新化粧水及び、アマンダ・サイフリッドさんをお披露目する発表会を実施しました。「新製品およびランコム グローバル アンバサダーお披露目」発表会実施日本初のランコム ミューズ・戸田恵梨香さん、グローバル アンバサダー アマンダ・サイフリッドさん登場撮影:GODMake.素晴らしいドレスに身をつつみ、会場に現れた戸田恵梨香さんとアマンダ・サイフリッドさんは、ランコムブランドを象徴する薔薇の花束を贈呈されると、ミューズ・アンバサーとしての誇りや喜びを露わに。撮影:GODMake.戸田さん「あっという間の2年間でした。はじめてランコムのミューズになったときは、本当に光栄であると同時に、大きな責任を感じました。ランコムの『女性を応援する』という哲学が好きで、一緒にお仕事をすることで自分自身と向き合う機会が増え、この2年間で自分の考え方も変化や進化を感じることが多くなりました。私自身も30代を迎え、20代よりもっと楽しいので、年齢を重ねることがどれだけ楽しく有意義なのか、その喜びを、たくさんの女性に届けて行けるよう頑張りたいです」撮影:GODMake.アマンダさん「女性として、ランコムの信念や考え、『ありのままの自分を受け入れる・愛する』というところに共感します。これができれば可能性が広がると思うのです。今34歳なのですが、40代以降の年齢を重ねた人は、自分自身を知り、ありのままを受け入れられるようになるから美しさが増すと思います。ですから、年を重ねることを怖がらず、どんな年齢や状態でも『今その瞬間の自分が最高』という気持ちを皆さんにもってもらいたいです」と、それぞれ自身の役割や豊富を語りました。2人のおすすめ製品はもちろん「ジェニフィック」と「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」撮影:GODMake.MCの方より、『ランコム』のお気に入りの製品を問われると、戸田さんは『ジェニフィック』、アマンダさんは『クラリフィック デュアル エッセンス ローション』と回答。各スキンケアのおすすめポイントについては撮影:GODMake.戸田さん『ジェニフィック』「化粧水をつける前につけるのですが、これがないとだめというくらい信頼しています。元々乾燥肌で悩んでいましたが、これを使ってから感じなくなりました。『化粧品で肌が底上げされるんだな』って。私にとってはジェニフィックは必需品」撮影:GODMake.アマンダさん『クラリフィック デュアル エッセンス ローション』「『これは魔法なんじゃないか』と感じるほど1本で気持ちよく保湿され、みずみずしくて香りも素敵。自分が輝いているように感じます。手放したくない。冬は乾燥によって肌が敏感になる時期だけれど、これを使うことで肌が守られているように感じ、気持ちにも肌にも自信がつくのでノーメイクででかけることもできるんです」とのこと。撮影:GODMake.ランコムの製品を使うことで、自分の肌へ自信を持つことができ、前向きに年齢を重ねていく姿は内からの輝きを感じ、非常に魅力的。スキンケア効果のみでなく、あらゆる経験を経た美しさが溢れる2人は、まさに『ランコム』そのものでした。戸田恵梨香生年月日:1988.8.17出身地:兵庫県2018年2月よりランコムの日本のミューズを努め、その内側からあふれる透明感と自立した女性として、日本人女性の憧れの的です。ドラマ・映画など多方面で活躍中であり、2019年9月30日からはNHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演しています。アマンダ・サイフリッド生年月日:1985.12.3出身地:米ペンシルベニア州ゴールデングローブ賞にノミネートされたミュージカル映画「マンマ ミーア」の主役や「レ ミゼラブル」、「テッド2」、「魂のゆくえ」などが代表作として知られる女優であり歌手。映画界での仕事以外でも、ナチュラルな美しさとスタイルで知られるレッドカーペットの常連で、彼女の率直なアプローチとグラマラスなルックスは、世界的な出版物でも名声を得ています。「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」製品概要提供:ランコム「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」は、“若さを保つ樹”と言われるブナの芽エキスが、肌の酵素を活性化するという点に着目し生まれた化粧水。酵素が細胞活動を促進し、肌の生まれ変わりをサポート。新芽の生命力に満ちたフランス産ブナの芽エキスが、みずみずしく肌に浸透し、くすみや毛穴の気にならない、ツヤめく透明肌に導きます。クラリフィック デュアル エッセンス ローション(美容化粧水)150mL【税抜希望小売価格】11,000円【予約情報】2020年1月8日(水)@cosme SHOPPING 独占先行予約スタート、1月20日(月)全国百貨店・ランコム公式オンラインショップにてサンプリング・予約スタート【独占先行発売】2020年1月29日(水)@cosme SHOPPING・@cosme TOKYO【全国発売】2020年2月14日(金)
2020年01月18日イギリスで初演されて以降、世界各地で上演されている作品『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』に出演する佐藤隆太さんに、お話を聞きました。観客と出演者が語らう形で進行するユニークで新しい上演形態も話題!放送中の朝ドラ『スカーレット』で草間役を好演中の佐藤隆太さん。これまで“動”の役を演じることが多かったけれど、今回は戸田恵梨香さん扮するヒロイン・喜美子を見守る穏やかな“静”のキャラクターだ。「最近、芝居に対しての恐怖心みたいなものが、以前と比べると薄くなってきたんです。今までは、ちょっとクセがあったり、何か引っ掛かりがある芝居のほうが安心できるというか、力まずにそこにいるだけの芝居が苦手だったんです。でも最近、言葉に出さなくても感じさせたり、通じ合うことができたら楽しいよなって思うようになっています」そんなふうに心境が変化したのは、ちょっとしたきっかけから。「少し前にドラマの現場で、監督が求めるものに自分の気持ちが追いつかず、迷ってしまったことがありました。いつになくしんどくなってしまって、デビュー作からお世話になっている先輩の山本耕史さんに電話したんです。そうしたら、僕らの年になったら自分がやりたいことをぶつけていくんじゃなく、覚悟を決めて現場で求められている役割に徹することも必要だと言われて。そこから、仕事に対して今までとは違うアプローチというか、楽しみ方ができるようになってきました」デビューから20年。今回、その節目にふさわしい新たな舞台に挑む。『エブリ・ブリリアント・シング』のキャストは佐藤さん一人きり。主人公が自らの物語を客席に語る形で進行し、時には観客を登場人物に見立ててセリフを交わしたりも。「最初に出演のお話をいただいた時は驚きましたし、ひるみもしました。自分がやったらどうなるかをいくら考えても想像がつかない。でも、だからこそ思い切って覚悟を決められた気がします」イギリスで初演されて以降、世界各地で上演されている作品で、実際に佐藤さんもアメリカ・ユタで行われていた公演を観に行ったそう。「これが本当に素晴らしかったんですよ。最初こそ自分に得られるものがあればと思って観ていたけれど、始まったらそんな気持ちはすぐに忘れて純粋に観客の一人になっていました。生身の人間が約1時間喜怒哀楽を表現して、汗をかいて走り回るだけでも感動する。それに加えて、いつ自分に順番が回ってくるかって思いながら観るからか、物語にぐっと集中するんです。それもあり、気づけば主人公により深く感情移入している自分がいて、自然と涙が出ていたり…。作品が本当に細やかに練り込まれているんだと思います。自分が演じる前に、作品を心から好きになれたのが嬉しかったです」明るく穏やかな口調と笑顔。親しみを感じさせる佐藤さんのキャラクターが最大の武器になるはずだ。「通常の役とは違って、素の僕も出るだろうし、人間力も試されると思うんです。臨機応変な対応があまり得意じゃないので、スムーズにいかない場面もあるかもしれない。でも、スマートに進行するだけが正解じゃない気もするので、全部さらけ出して楽しんでいけたらと思います」『エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~』一人のキャストが観客の前で語りだすのは、自らの物語。観客は、彼の求めに応じ、開演前に渡されるカードに書かれた言葉を読み上げたり、時に物語の登場人物になったりする。1月25日(土)~2月5日(水)池袋・東京芸術劇場 シアターイースト翻訳・演出/谷賢一出演/佐藤隆太一般5000円ほか(1/25、26のプレビュー公演は一般4500円ほか)*すべて税込み東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296新潟、松本、名古屋、大阪、高知公演あり。さとう・りゅうた1980 年2 月27日生まれ、東京都出身。‘99年に舞台『BOYS TIME』でデビュー。映像、舞台の双方で活躍。連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)に出演中。ジャケット¥40,000シャツ¥17,000パンツ¥40,000(以上GARMENT REPRODUCTION OF WORKERS/CONFECTION CO.,LTD TEL:03・5794・0617)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年1月22日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・勝見宜人ヘア&メイク・白石義人インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年01月16日日本をはじめ全世界でメガヒットを記録した大ヒットアクション映画『G.I.ジョー』で、刀を武器に戦い「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つシリーズNo.1人気キャラクター“スネークアイズ”を主人公に据えた最新作『Snake Eyes』(原題)の製作発表会が行われ、邦題『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』として日本公開が決定、日本で撮影が敢行されることも発表された。『トランスフォーマー』シリーズなどで知られるヒットメーカー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラがプロデューサー、『RED』や『ダイバージェント』シリーズでアクション描写に定評のあるロベルト・シュヴェンケが監督を務めた本作。漆黒のマスクで正体を隠し、これまで謎に包まれてきた“スネークアイズ”誕生の秘密が明かされる、ファン待望のシリーズ最新作となる。この度、日本各地のロケ撮影の開始前に、ロベルト・シュヴェンケ監督、主演のヘンリー・ゴールディングや『関ケ原』などで国内外に活躍する実力派俳優・平岳大、安部春香、小路アンドリュー、イコ・ウワイス、そして『るろうに剣心』シリーズのスピード感溢れる斬新な殺陣を手掛けたアクション監督・谷垣健治といった豪華キャスト&スタッフ陣が来日し、製作発表会に登壇。また、ハリウッド映画では異例となる数か月に及ぶ日本国内撮影の成功を祈り、会場の日枝神社にて来日キャストとスタッフ一同にて祈祷を行った。日本を舞台に、忍者の道を歩んでいくスネークアイズ描くまず、製作発表会では、エグゼクティブプロデューサーのエリック・ハウサムが登場し、「たくさんのマスコミ陣にお集まりいただき、ありがとうございます。とても嬉しいです」と感謝の挨拶。続けて、「本作は、ハリウッドでも有名な『G.I.ジョー』の映画シリーズの最新作で、コミック市場でも有名かつ象徴的であり、また日本でもゆかりのあるキャラクターである“スネークアイズ”誕生の物語が描かれていきます。彼はこれまでの映画でも語られたことがなく、そして常にマスクを着けているので声さえも誰も聞いたことがない謎のキャラクターでした。本作では、タフで孤独なスネークアイズが、日本の嵐影という組織に入り、忍者の道を歩んでいくところから描かれていきます。アクションもたっぷりと詰め込まれたスリル満載の話ですので、是非とも期待してください」と、主人公スネークアイズと物語の概要を説明した。世界各国から集まったキャスト&スタッフ陣について問われると、「本作の為に、日本は勿論、イギリスやインドネシア、マレーシア、ドイツ、カナダなどから国際的で素晴らしいキャストがこの作品に集ってくれました。今回の来日は叶わなかったのですが、『トランスフォーマー』シリーズなども手がけるプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラや、1作目にも登場したスカーレット役を今回演じるサマラ・ウィービングといった面々、日本からは他に石田えりさんも参加しています」と、名だたるキャスト陣の名前を発表した。なぜ、日本での撮影を選んだのかと問われると、「まずは、スネークアイズという日本にゆかりのあるキャラクターが主人公で、彼の物語を描くということで、日本を舞台に撮影をすることとなりました。個人的に、私は日本の映画監督である黒澤明さんの『七人の侍』がとても大好きで、黒澤さんが映画を撮影した地で、この映画を撮ることが出来ることをとても光栄に思っています。本作の物語は、日本で撮影をしないと完成しないものだと思っていますし、日本の文化や伝統にも直結していますので、お城や寺といったロケーションで、壮大なアクションも取り入れながら、数か月の撮影を予定しています。場所は姫路、大阪、茨城です」と日本に向けた熱い想いと、撮影地についても明かした。なお、本作は内閣府が初めて実施する、地域経済の振興等に関する外国映画ロケーション誘致に関する実証調査の対象作品に選ばれていることから、本作の取り組みについて発表するために平将明内閣府副大臣も登壇した。ヘンリー・ゴールディング「象徴的なキャラクターを演じることは光栄」作品概要やロケ誘致について説明をする第一部が終了し、キャスト&スタッフ陣が登壇する第二部がスタート。シュヴェンケ監督、主演のヘンリー、平さんほか、谷垣アクション監督らが、大きな拍手とフラッシュの嵐に包まれながら会場に登場。まず監督が日本で撮影することで、もっとも楽しみにしていることについて問われると、「私はずっと日本映画のファンで、海外の映画では日本の映画が特に好きなんです。今回、日本に来て、沢山のロケ地で撮影できることが嬉しくて、夢が叶った気持ちです」と笑顔でコメント。また、主演に大抜擢されたヘンリーといえば、『クレイジー・リッチ!』のセレブ御曹司役で一躍脚光を浴び、ガイ・リッチー監督最新作『The Gentlemen』(原題)にも起用されている注目度No.1俳優。『G.I.ジョー』シリーズでも一番人気のキャラクターであるスネークアイズを演じることについて、「大変知名度も高く象徴的なキャラクターを演じることを光栄に思います。彼はとても謎に包まれたキャラクターですが、あのマスクの裏に一体なにを秘めているのか、彼がどのような過程を経てあのようなキャラクターになっていったのかが明かされていくというのは、私にとっても素晴らしい体験になると思います」と撮影を楽しみにしている様子。主にイギリスを拠点として活躍しているアキコ役の安部さんは「海外で活動している日本人俳優としては、いつか日本でやりたいと夢を見ていたので、日本に帰ってくることが出来て、さらには一流の素晴らしいキャスト&スタッフの皆さんに囲まれて、とても感激しています」と、念願の日本での撮影に喜びをあらわに。ストームシャドー役の小路アンドリューさんは、「私は半分日本人なのですが、これまでの役者人生で日本人役を演じたことがなかったので、今回の撮影はとても興味深い経験になると思っています。自分の半分の血の伝統と文化を学ぶことができるので楽しみです。すべての役は必ず理由があって自分の元へ来ると思っているので、今回の役も頑張ります」と意気込みを明かした。ケンタ役の平さんは、ハリウッドの大作に参加することについて「1か月半くらい皆さんで汗を流して稽古をして、そして撮影に入ると、セットや衣装のスケールが本当に大きくて…。すでに世界のエネルギーをひしひしと感じています」と、その重みを噛みしめながらコメント。「撮影もこれからですが、どんな映画に仕上がるのか本当に楽しみです」とハリウッド大作ならではの大規模な撮影に気合いを見せる。『ザ・レイド』シリーズで知られるイコ・ウワイスはハードマスター役を演じるが、これまでのシリーズと一風変わったアクションを披露することについて、「祖父がインドネシアのプンチャック・シラットの達人で、私もマーシャルアーツを10歳からはじめました。今作では日本のスタイルと、私のスタイルを合わせ持ったアクションを谷垣さんチームとともに作り出すことがとても楽しみです」と明かし、『G.I.ジョー』シリーズに欠かせないアクションが今作でどのように描かれるのか期待を寄せた。「すごいアクションが見れると思います!」谷垣アクション監督が自信そして本作でアクション監督を務める谷垣さんは「すごいアクションが見れると思います!監督が日本映画にすごく詳しくて、『十三人の刺客』や、池広一夫監督の『無宿人御子神の丈吉牙は引き裂いた』や、三隅研次監督の作品など、様々な日本映画の印象的なシーンを私に教えてくれて、そのアイデアを吸収しながら、ストーリーとキャラクターに基づいたアクションを作っていきました。個性的な武器がたくさん出てきますし、いろんなアクションの要素が全部詰まっているのが、このシリーズの魅力でもあると思うので、期待していただきたいです」と自信を覗かせる。ヘンリーはいよいよ開始する日本での撮影について楽しみなことについて問われると、「日本での撮影は初めてなのですが、2014年にTV番組の仕事で9つの都道府県を回り、そこで美しい日本の光景を目にしたので、今回もとてもワクワクしています。撮影地となる姫路、大阪、茨城で可能な限り美味しいものを食べ、日本の方々との時間も楽しみたいと思います」とコメント。最後に監督がこれから撮影の始まる本作について「世界中の観客に、今までに描かれてこなかったシネマの側面をみせたいと思っています。チャンバラやカーアクションのほかに任侠っぽさなど日本の文化から引用した要素を盛り込んでいます。きっとこれまで見たことのない特別な作品になると思います」と語り、そしてヘンリーも「まったく新しい『G.I. ジョー』を見せることができるのではと思います。今まで開拓されなかった(『G.I.ジョー』シリーズの」領域に入っていき、監督のアイデアと日本への愛を込め、僕自身敬意を持って、日本の美しさを見せられたらと思います」と意気込みを明かした。ハリウッド映画で異例ともいえる数か月に及ぶ長期間の日本撮影が行われる本作。続報にも注目していて。『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月10日「容疑者Xの献身」「プラチナデータ」などを世に送り出してきた人気作家・東野圭吾の大人気小説を、阿部寛主演で映画化した『疾風ロンド』が、1月7日(火)フジテレビ系で放送される。多くのベストセラー小説を世に送り出し、直木賞をはじめとした数多くの賞を受賞するなど日本を代表する作家である東野氏の100万部超人気小説を原作に、連続テレビ小説「あまちゃん」や『探偵はBARにいる3』の吉田照幸監督がサスペンスとコミカルさを巧みに融合させた。大学の研究所施設から、違法生物兵器「K-55」が盗まれた。研究所所長の下に届く犯人からの脅迫メールは「人質は全国民。身代金の3億円を用意しろ」。警察には頼めない、しかも残された時間は4日間。そんな窮地に白羽の矢がたったのは、何故だか、しがない主任研究員。秘密裏に生物兵器を捜す命を受けるも、全く手掛かりがない。そんな中、「犯人死亡」という一本の電話が。まさかの事態に呆然とする一方で、刻々と迫りくる大惨事へのタイムリミット。生物兵器の行方も完全に不明になったと、途方に暮れていたその時、犯人の遺品から僅かな手がかりを掴むのだった。そこから浮かび上がったヒントは“日本最大級のスキー場”。スキー初心者、何だかちょっと頼りない中年男・栗林和幸がいま、日本の未来を担う――という物語。極秘で「K-55」が隠されたスキー場を息子と訪れる主任研究員の栗林和幸には、『のみとり侍』に「下町ロケット」「まだ結婚できない男」など数々のヒット作で知られる阿部さん。野沢温泉スキー場のパトロール隊員・根津昇平には「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」などの「関ジャニ∞」大倉忠義。オリンピックを目指すスノボードクロス選手である瀬利千晶には連続テレビ小説「スカーレット」の大島優子。スキー場の喫茶・食事処「カッコウ」で働く高野には志尊淳。和幸の息子・秀人には濱田龍臣。秀人が好意を寄せている山崎育美には久保田紗友。またムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明ら超豪華なキャストが脇を固める。『疾風ロンド』は1月7日(火)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2020年01月07日ミュージシャンの西川貴教(49)が1月5日にTwitterを更新し、飲食店で未成年と間違えられたと報告した。《お正月だし外でごはん食べようとお店に来たら、入り口でおとそがふるまわれてたんで、年中行事好きの僕としては普段飲まないお酒だけど、これは頂戴しないと!と升に手を伸ばしたら、》と経緯を記した西川。すると、《お店の方に「未成年の方はご遠慮下さい」と強めで言わました…流石にそれは無理があると思います…今年50です…》と明かした。西川の思わぬハプニングは、37万件以上の「いいね!」を記録した。さらに、西川の実年齢に驚きの声が寄せられている。《えっ?もう50なんですか!!!ビックリです》《えーーーーーーーーー!!今年1番の驚きです!!!まさかの50!奇跡の50!》《いやいや、西川さんのつるつるの美肌と均整の取れた体は今年50歳とは思えませんから!でも未成年とは…なかなか面白い体験ですね》そんな西川はジムに通ってトレーニングに励むなど、肉体作りに余念がないことでも知られている。NHK連続テレビ小説『スカーレット』に出演した西川は、19年12月に本誌でこんなエピソードも明かしていた。「(共演の戸田恵梨香と)どんなサプリを飲んでいるとか、どんなトレーニングをしているか、という話で盛り上がっています。大阪暮らしでジムに行けない戸田さん自身、『体を動かさなきゃ』と自己流のトレーニングに励んでいたようですが、僕は『そんな量じゃ足りないんとちゃうか?』と(笑)。そこで、僕がトレーナーと戸田さんの橋渡し役になって、彼女にトレーニングメニューを伝達しているわけです」1月2日にも『みんなで筋肉体操 新春スペシャル 豪華筋肉祭り』(NHK総合)で、鍛え抜かれた筋肉美を披露したことも記憶に新しい西川。さらに、5月に開催される東京2020年オリンピックでは聖火ランナーにも抜擢された。実年齢に囚われず、今後も肉体的な活躍が期待されそうだ。
2020年01月06日木村拓哉主演、『踊る大捜査線』シリーズの君塚良一脚本で、長岡弘樹の人気ミステリーをドラマ化する「教場」が、1月4日(土)今夜と1月5日(日)の二夜にわたりオンエア。工藤阿須加、川口春奈、林遣都、三浦翔平ら超豪華キャストも共演し“警察学校”の裏側を描き出す。原作は「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「このミステリーがすごい!」第2位を獲得し、2013年にミステリー界を沸かせて累計70万部のベストセラーとなった長岡弘樹の「教場」シリーズ。主人公は警察学校カリスマ教官・風間公親。この、クールで落ち着いた物腰で卓越した観察眼と推理力を備えた孤高の男を木村さんが演じる。白い髪で冷酷な表情を浮かべる木村さんの“ヒールぶり”は本作最大の見どころといってもいいだろう。本作では冷酷無比な教官・風間が「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」という考えのもと、生徒たちを常に監視し、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつけていく。いつも生徒たちに突然理解しがたい指令だけを告げてその場を立ち去る風間のもと、“教場”という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、いろいろな事件が巻き起こっていく…というのが本作の物語。風間が教壇に立つ教場(警察学校教室)、通称“風間教場”に集う生徒役には「ニッポンノワール」などの工藤阿須加、今年度の大河ドラマ「麒麟がくる」にも出演する川口春奈、『おっさんずラブ』も大ヒットした林遣都、連続テレビ小説「わろてんか」などの葵わかな、「集団左遷!!」の井之脇海、「僕らは奇跡でできている」で注目される「なにわ男子」西畑大吾、「3年A組」の富田望生、「テニミュ」で人気の味方良介、「戦国鍋TV」などの村井良大、「会社は学校じゃねぇんだよ」などの三浦翔平、連続テレビ小説「スカーレット」の大島優子といったキャスト。そのほか佐藤仁美、和田正人、「NON STYLE」石田明、高橋ひとみ、筧利夫、光石研(友情出演)、小日向文世らも出演。脚本は『踊る大捜査線』『グッドモーニングショー』などの君塚氏が担当し、演出をかつて木村さんが出演した「若者のすべて」も手掛けた中江功が手がける。“風間教場”のクラスメートは30人。果たして最後までふるい落とされずに生き残り、何人の生徒が卒業証書を手にすることができるのか?生徒たちに非常識ともいえる謎の試練を与え続ける風間の真の狙いとは?フジテレビ開局60周年特別企画「教場」は1月4日(土)、5日(日)の21時からフジテレビ系で二夜連続放送。(笠緒)
2020年01月04日バナナマンと豪華ゲストがドライブしながらトークする番組「バナナマンのドライブスリー」。12月30日(月)はこれまでの放送から名シーンを集めた「傑作選」をオンエア。中村倫也、小栗旬、佐藤隆太、志尊淳、トータス松本、森山直太朗らのレアトークをお届けする。本番組はバナナマンが運転する車に旬なゲストを迎えて、行きたい場所や知りたい場所、思い出の場所などゲストが気になる3か所をドライブ。その場所にまつわる情報も紹介しつつトークが展開するバラエティ。今回はこれまでの放送から名場面をセレクション。今年も「初めて恋をした日に読む話」での教師役に、「凪のお暇」では“人たらし”イベントオーガナイザーに扮するなど演技派らしい活躍をみせた中村さんは、吹き替えを務め主演した映画『アラジン』の名曲を熱唱し、さらにバナナマン行きつけ中華に大満足、自身の結婚観なども明かすほか、未公開(秘)トークも大公開される。また今年も連続テレビ小説「スカーレット」や「4分間のマリーゴールド」などで活躍した佐藤さんも青春の思い出の名曲を3人で歌い上げるほか、バナナマンの2人と大の仲良しだという森山直太朗は大ヒット曲「さくら(独唱)」を熱唱。トータス松本さんも名曲を歌えば、ジェジュンはドライブでよく聴くバラード曲をしっとり歌い上げる。そして人気お笑いトリオの「東京03」はなんと番組のためにオリジナルテーマ曲まで披露する。今年『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』などに出演したほか『天気の子』では声優も務めるなど、幅広い活躍をみせた小栗さんは大好物の“激辛グルメスリー”を堪能。小栗さんが悶絶した激辛料理に注目。志尊さんは“魅惑のお肉スリー”でガッツリ肉料理に大興奮。そのほかIKKOは大好物のぎょうざ、「平成ノブシコブシ」吉村は気になるロケ弁めぐり。Mattの父・桑田真澄との秘話やメイクの(秘)ルーツにまつわるトークも必見だ。中村さんが出演する映画『屍人荘の殺人』は全国東宝系にて絶賛公開中。佐藤さんは2020年1月25日(土)~、東京芸術劇場シアターイーストで上演される舞台「エブリ・ブリリアント・シング~ありとあらゆるステキなこと~」に出演。2月5日(水)まで公演されたのち全国各地で上演が行なわれる。「バナナマンのドライブスリー 傑作選」は12月30日(月)24時59分~テレビ朝日系でオンエア。(笠緒)
2019年12月30日毎クールに必ず1本はある、“お仕事ドラマ”。今年は特に豊作で、とりわけ同期や家族との関係、恋愛、結婚・育児との兼ね合いなど日常生活と社会の中で何かしらの課題を抱えた女性たちが、右往左往しながらも前を向いていく姿が数多く描かれた。北川景子の“万智”が自身の結婚生活と向き合う「家売るオンナの逆襲」(NTV)「私に売れない家はない!」や「GO!」の決め台詞を繰り出し、家を売りまくってきた不動産営業の三軒家万智(北川景子)。2016年のレギュラー放送を経て2017年5月のスペシャル版「帰ってきた家売るオンナ」で屋代課長(仲村トオル)と結ばれた万智は、2019年、2年ぶりにテーコー不動産へと戻ってきた。今回はライバル・留守堂(松田翔太)が登場し、2人の家売り合戦や、足立(千葉雄大)とのいわゆる“ふどうさんずラブ”も話題となったが、注目したいのは万智と屋代の結婚生活だ。結婚しても、“サンチー”こと万智の「家を売るために」昼夜問わずに猛進するところは相変わらず。いまでも「課長」、そして「三軒家くん」と呼び合っている。「私は課長のもとしか帰るところはありません、妻ですから」と話していた万智だったが、留守堂とのバトルが白熱するうちに家庭をないがしろにしてしまい、屋代の気持ちが揺れ動き(?)不倫騒動が勃発。いくら食事が用意してあっても、一緒に食べなくては意味がない。「人に家を売ってる間に、自分の家が崩壊しちゃう」と屋代がこぼしたのは本音に違いなく、万智は自分自身の問題に直面することに。家を売るため万智が顧客に向かって放った言葉が、時にはそのまま自分に返ってくることもある。社内で女性が輝くための「ウーマン・プロジェクト」が発足した際には、万智は女性だけが仕事と家庭を両立させながら“輝くこと”を要求されると言及。共働きの夫婦とは、共に働きながら、共に生きること。そんな思いから生じた提案が、ワーキングマザーと子どもを生まないことを選択した同僚の家選びを見事に取り持つことになった。留守堂との決着も含め、実は全ては、万智が万智のままでいながら「家を売る」ことと、妻であること(そして母になること)にどうバランスをとっていくか、という物語でもあった。この鮮やかなストーリーテリングはさすが大石静・脚本。1月からは吉高由里子主演「知らなくていいコト」が控えており、こちらも楽しみだ。吉高由里子の“結衣”に学ぶ、たおやかな働き方「わたし、定時で帰ります。」(TBS)吉高由里子が「定時で帰る」だけでなく、それぞれキャラの立った登場人物たちの働き方を描いた群像ドラマとしても話題を呼んだ本作。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いている東山結衣(吉高さん)が効率的に仕事をこなし、定時になるときっちり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との余暇も大切にする姿は、ノー残業デーであっても、なかなか定時に帰りづらい空気がある中で憧れをもって視聴者に受け入れられた。そんな結衣の周りには、部下にも自分にも厳しすぎるあまり、追い詰められてしまう三谷(シシド・カフカ)や、サービス残業どころか、深夜まで仕事をしてオフィスに寝泊まりする吾妻(柄本時生)、双子を出産後、育休明けでも以前と変わらず仕事ができることを証明しようとする賤ヶ岳(内田有紀)、SNSに撮影裏をアップしたことから炎上、クライアントと揉めて出社拒否になる新入社員・来栖(泉澤祐希)、クライアントからセクハラ・パワハラを受けている派遣のデザイナー・桜宮(清水くるみ)といった面々が。元婚約者・種田(向井理)はワーカホリックである一方、その弟・柊(桜田通)は引きこもり中。パワハラ発言を繰り返す福永部長(ユースケ・サンタマリア)は、論外の低予算で納期ぎりぎりの仕事を引き受けてくる。毎週描かれる、こうした働き方模様にも「自分を見ているよう」「耳が痛い」「リアル過ぎてつらい」などの声が寄せられた。結衣には、体を壊してしまった種田や、高度経済成長期から家族を顧みず仕事に没頭してきた父親に対する複雑な思いもある。自分自身悩みながらも、その都度たおやかに、腐ることなく1つ1つの問題に向き合っていく結衣の姿は、吉高さんの好演も相まって共感を呼んだ。何よりこのドラマのすごいところは、例え“ブラック上司”といわれた福永であっても、彼らがそれぞれに抱いている働く理由を否定しなかったことだ。働き方改革などの以前に、「何のために働いているのか?」への答えは十人十色であること、1人1人違っていて当たり前という大前提が、きちんと描かれていた。だからこそ、共に知恵を出し合い、協力し合い、補い合うのだと。このドラマに貫かれている、そんな包容性が観る者を惹きつけたのかもしれない。このドラマ以降、「きょうは定時で帰ります」と宣言する人が増えたように思うのは気のせいではないだろう。“凪”黒木華の人生リセットストーリー「凪のお暇」(TBS)コナリミサトの原作漫画同様、黒木華がフワフワ、モフモフのパーマで大島凪になりきった「凪のお暇」は、黒木さんや高橋一生、中村倫也らキャストたちのハマりっぷりもあって、2019年の夏を席巻した。職場の人間関係にSNS疲れ、母親からのプレッシャーなど、グサグサ刺さりまくった人は数知れず!?初回無料見逃し配信の再生数がTBSドラマの過去最高記録となったという。「物捨てて、引っ越ししたくらいで人生リセットできてたまるか」。その第1話の慎二(高橋さん)の言葉はもっともだ。しかし、空気を読むことに疲弊しきった凪はもう、そうするしかなかった。前の職場や彼氏=慎二とつながっているスマホを解約し、布団と自転車以外の家財道具を手放すほどの荒療治が彼女には必要だった。時には、“自分かわいさ”にスパッと断ち切ってもいい、そう凪が教えてくれた。ところが不思議なもので、そうして行き着いた先で自由気ままに生きているゴン(中村さん)や、同じように生きづらさを抱えている坂本さん(市川実和子)、毎日の暮らしを大事にする緑(三田佳子)、白石親子(吉田羊&白鳥玉季)、スナック「バブル」のママ(武田真治)らと出会うことができたのだ。こうした個性的な登場人物のキャラ立ちに加え、凪やゴンの節約料理や、凪のゆったりしたお暇ファッション、ゴーヤ、黄色の扇風機などの美術セットに音楽といった、世界観の作り方も巧みで、あのアパート「エレガンスパレス」が癒やしの魔法に包まれているかのようでもあった。凪たちが抱える現代の悩みの深刻さを、どこかファンタジーな世界が見事に中和してくれた。あのまま押しつぶされそうな空気の中で暮らしていたら、絶対に出会わなかったであろう人たちとの関わりの中で、凪はもちろん、似た者同士の慎二も変わっていき、ゴンも、坂本さんも、“アダハラ”(足立ハラスメント)とまで呼ばれた足立さん(瀧内公美)までも、それぞれに化学反応が起こって“おいしい空気”が伝播していく様子は、爽快で尊くもあった。そして、お暇には必ず終わりが訪れるもの。ちょっぴり頼もしくなった凪にさよならすることが、あれほど嬉しく、寂しく感じるとは思わなかった!“サクラ”高畑充希が見つけた本当の“力”とは「同期のサクラ」(NTV)空気を読みすぎて病んでしまった凪ちゃんの後にやってきたのは、最初から空気を読む気のない(?)、忖度知らずの主人公・北野桜(サクラ)だった。「過保護のカホコ」遊川和彦のオリジナル脚本のリアルとトンデモのボーダーをギリギリで演じられる高畑充希だからこそ体現できた役で、同期を演じた百合(橋本愛)、葵(新田真剣佑)、菊夫(竜星涼)、蓮太郎(岡山天音)という個性のバランスも絶妙だった。そもそも同期に目をつけるのは、新しい着眼点だ。たまたま同じ地域に住んでいた義務教育と、たまたま同じ偏差値だった高等教育を経て、一社会人となって出会うのは、出身地も、学歴も、価値観もバラバラ。ただ、その理由は様々だろうが、多かれ少なかれ、その場所で何かを成し遂げたいという夢を持って集ったはずだ。そんな同期社員たちの10年間という月日を、よりコメディタッチのHuluスピンオフも含めて丁寧に積み上げてきたことは、特に8話以降、“仲間”がサクラに向けて語る言葉に重みを与えてくれた。最終回の舞台は、2020年3月。副社長となった黒川(椎名桔平)の誘いを受けたサクラが花村建設に復帰するところから始まる。いままで、“それはおかしい”と思ったら「スゥーッ」と息を吸い、相手が誰であっても逐一、口にしてきたサクラ。そして、その度にサクラを説得し、巧みに手綱をとってきたのが人事部長だった黒川だ。そのサクラなりの正しさ、自分らしさは“力”があれば貫くことができる、という黒川にすっかり感化されたサクラは、会議でも自分の意見が通るようになり、かつてない高揚感を仕事で得ていく。だが、そんなサクラを心配して集まった同期とは衝突、サクラは孤独を実感することになる。「私には夢があります」と入社当時から言い続けてきたサクラの夢の一つ、「故郷の島に橋を架けること」は叶わなかった。だが、「一生信じ合える仲間を作ること」、そして「その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ること」という夢はまだ消えてはいない。同期だけでなく、人事部時代から見守ってくれたすみれ(相武紗季)や、サクラに感化された隣人の脇田(草川拓弥)、そして偶然声をかけられた、かつての自分そっくりの内定者(美山加恋)の姿にも戒められるように、自分が持っている“力”=仲間に気づいたサクラには思わず拍手を送りたくなった。その“力”は「空気は読まないけど、人の心を読もうとするサクラが大好き」という百合の言葉にも集約されている。「はい、同期」と最後に写真を撮った後、それぞれ別々に歩んでいくラストシーンも「ひじょーにいい!」戸田恵梨香の“喜美子”、“女だてらに”に抗う「スカーレット」(NHK)NHK連続テレビ小説「スカーレット」は、滋賀県信楽を舞台に女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)の人生を描いていくが、これがまた、かなり波瀾万丈な物語だ。戦後まもなく、両親と2人の妹と暮らす喜美子の家は貧しく、頑張り屋で、手先が器用で聡明な喜美子は子どものころから一家の働き手のひとりだった。お父ちゃん(北村一輝)は「女に学問は必要ない」という考えの持ち主で、幼なじみの照子(大島優子)や信作(林遣都)が高校へ進学する一方、中学を卒業した喜美子は15歳で単身、大阪へ。下宿屋で住み込みの女中をしながら、仕送りすることになる。下宿屋では、仕事に厳しい大久保さん(三林京子)にみっちり仕込まれながらも、個性豊かな人々と都会の生活の中で美術学校へ行くことを決める喜美子だったが、あるとき、お父ちゃんによって強引に信楽に連れ戻されることに…。大阪時代、特に大きな影響を喜美子に与えたのは、新聞記者としてバリバリ働いていたちや子(水野美紀)だ。報道も、陶芸も男性社会。「だから女は」「女のくせに」「女だてらに」、ちや子さんも相当言われてきたはずであり、喜美子はちや子にだけ本音の涙を見せたことも。地元の丸熊陶業で、日本画家のフカ先生こと深野心仙(イッセー尾形)のもと修行し、火鉢の絵付け師として働き始める喜美子だったが、なんと信楽初の女性絵付け師として会社のPRに利用されることに。新聞社から取材を受けるも、不本意ながら“マスコットガール・ミッコー”と名付けられてしまうのだ。やがて一人前の絵付け師になった喜美子に、並外れた陶芸の知識と技術を持つ、真面目で素朴な青年・八郎(松下洸平)との出会いが!陶芸にすっかり魅せられた喜美子と八郎は引かれ合い、八郎の作品が陶芸展で入賞したことで無事結婚。喜美子は、陶芸家となった八郎を支える日々を送ることに。この八郎は、お父ちゃんとは真逆ともいえるキャラクターだ。朝夕2時間、職務以外に2人きりで陶芸をしているところを誰かに見られたら「何を言われるか、わからん」「僕にとって川原さんは女や」と喜美子の身を案じる。しかし、いざ陶芸のことになると厳しい目も持ち、もの作りの基本のキを喜美子に伝えようとする。貧しさや運命のいたずらだけではなく、“お父ちゃん”をはじめとした旧態然とした価値観とも闘い続けてきた喜美子は、これからは八郎と二人三脚で陶芸に挑んでいくわけだが、果たしてどんなことが待ち受けているのか。自分のやりたいことを職業にし、食べていく難しさを、おそらくこれからも実感していくことになるはず。労働とその対価についても突っ込んでいくドラマだけに、今後の展開にも期待したい。ほかにも、大河ドラマ「いだてん」では、日本人女性初のオリンピック選手・人見絹枝(菅原小春)をはじめ、男性主体のルールや価値観の中で闘う女性スポーツの先人たちが描かれ、涙を誘った。また、前期の朝ドラ「なつぞら」では、日本のアニメーション黎明期にアニメーター・なつ(広瀬すず)が結婚・出産し、夫(中川大志)が家事を担うなど、結婚しながら仕事を続けていくことの難しさが語られていた。桜井ユキ主演の「だから私は推しました」は、30歳間近のOLがリア充を装う日々に疲れ、地下アイドルというのめり込めるものに出会ったことで人生が変わっていく異色の成長物語だ。ときに自分自身を重ねつつ、一緒に泣いて、笑って、救われて…。明日への活力と一歩踏み出す勇気をくれたドラマたち。年末年始に、改めてふり返ってみては?(text:Reiko Uehara)
2019年12月29日Superfly(スーパーフライ)の新作アルバム『0(ゼロ)』が、2020年1月15日(水)にリリースされる。Superfly6作目のオリジナルアルバム『0』実に4年半ぶりにして6作目のオリジナルアルバムとなる『0』は、ほぼ全ての楽曲が越智志帆自身の作詞・作曲による楽曲で構成されており、編曲も含めて越智自身のエッセンスが詰まった作品。壮大なバラードからジャズナンバー、Superflyの王道とも言えるポップで背中を押してくれる応援歌まで、これまでより更に、ジャンルレスで多彩な楽曲たちが収録されたアルバムとなっている。初回限定盤には最新ライブ映像を収録初回限定盤Aは、3年半ぶりのアリーナツアー「Superfly Arena Tour 2019 “0”」さいたまスーパーアリーナ公演(10/27)より最新のライブ映像10曲分を収録した、アリーナツアー映像盤が付属するスペシャルな内容となっている。恒例のフリーライブもまた、アルバムのリリースを記念したフリーライブ&トークイベントも2020年1月15日(水)に東京都内某所で開催決定。オリジナルアルバムのリリース毎に行われるフリーライブは、大迫力のライブを極少数のキャパシティで体感できる貴重なイベント。人数限定のプレミアムチケットの入手方法は、後日改めて発表される予定だ。リリース情報Superfly 6th ALBUM『0(ゼロ)』リリース日:2020年1月15日(水)価格:-全形態共通CD全11曲収録-■通常盤 CD 3,000円+税■初回限定盤A(アリーナツアー映像盤)CD+DVD 4,200円+税/CD+Blu-ray 5,200円+税-初回特典DVD/Blu-ray収録内容-Superfly Arena Tour 2019 “0”(2019.10.27 Saitama Super Arena)(Wildflower ・やさしい気持ちで ・Beautiful ・恋する瞳は美しい・My Best Of My Life・覚醒・タマシイレボリューション ・Alright!! ・99 ・愛をこめて花束を)■初回限定盤B (夏フェス映像+MV集盤)CD+DVD 4,500円+税/CD+Blu-ray 5,500円+税-初回特典DVD/Blu-ray収録内容-FM802 30PARTY MEET THE WORLD BEAT 2019ライブ映像(2019.7.21)(ハロー・ハロー(Short ver.)・Beautiful・タマシイレボリューション・Gifts・愛をこめて花束を・Ambitious)-Music Video集(全17曲)-(Starting Over ・Always ・Bi-Li-Li Emotion ・Live ・愛をからだに吹き込んで ・White Light・On Your Side ・Beautiful ・黒い雫 ・Good-bye ・心の鎧 ・愛に抱かれて ・Bloom ・Fall ・Gifts ・Ambitious・フレア)<アルバム収録楽曲 全11曲>1. Ambitious(TBS系 火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』主題歌)2. フレア(NHK連続テレビ小説『スカーレット』主題歌)3. Gemstone4. 覚醒(映画『プロメア』主題歌)5. ハッピーデイ(花王 フレア フレグランス CMソング)6. Fall(TBS系 金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』主題歌)7. Lilyの祈り8. 氷に閉じこめて(映画『プロメア』エンディング主題歌)9. Bloom(ゼクシィ25周年テーマソング)10. サンディ(キレートレモンCMソング)11. Gifts(第85回NHK 全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲)
2019年12月26日「元号が変わったことで、広告主は新製品だけでなく、同じ製品のPRにも、新たな有名人を求めることが増えました。19年は有名人絡みの事件が多く、この数年の中でも有名人のギャラの増減がもっとも激しい1年でした」(広告代理店関係者・A氏)吉本芸人の闇営業問題や、相次ぐ薬物逮捕、令和婚ラッシュなど、話題満載の2019年の芸能界。そこで複数の広告代理店関係者から入手した最新CMギャラリスト(年間契約)を一挙公開!まずは「上がった人」から――。「ほぼ“倍増”といえるほど平成の昨年と比べ伸び率が高かった急上昇株は、横浜流星さんとKing&Princeの平野紫耀さんの2人ですね」(広告代理店関係者・B氏)横浜流星(23)は「Yahoo!検索大賞2019」大賞&俳優部門賞など“19年の顔”に次々と選出され、1,500万円から3,500万円に。「ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)で、田中圭さんとW主演を務めたことで人気爆発。20年1月期の連ドラ主演も決まり、広告業界でももっとも勢いのある有名人の一人です」(A氏)キンプリ平野紫耀(22)も群を抜いて注目され、3,000万円から5,000万円に。「月刊誌『ViVi』の“国宝級イケメンランキング”下半期1位を獲得。イケメン&天然キャラでバラエティー番組にも引っ張りだこ。各業種からオファーが絶えませんでした」(広告代理店関係者・C氏)イケメン2トップに次いで、19年末『THE MANZAI』(フジテレビ系)で10年ぶりに完全復活したアンタッチャブルも2,000万円→4,500万円と倍以上に。「お笑い界は暗い話題が多かった年だけに、山崎弘也&柴田英嗣コンビ復活は広告業界でも明るい話題です。2人の軽妙なやりとりを見せる演出だけで若年層の視聴者には新鮮に映ります」(B氏)令和婚の有名人にも熱視線が。「蒼井優さん(6,000万円→6,500万円)&山里亮太さん、イモトアヤコさん(1,500万円→2,000万円)、水川あさみさん(2,500万円→3,000万円)は広告業界でも結婚がそのままプラスに働き、家電や生活用品など、ファミリー層の好感度を重視する企業から注目度が上がっています。特に山里さんは好感度の上り幅が大きいため、CM出演料も3,000万円から4,500万円と大幅アップしました。ただ、蒼井さんとの夫婦共演の話は、複数の企業から要望がありましたが、すべて断わられています」(B氏)同じく、大幅にギャラが上がった令和婚芸人が――。「オードリーさんは2人とも令和婚のため、単体でも3,500万円から5,000万円と上昇。コンビとしてのオファーだと、従来の4,000万円から倍増の8,000万円まで跳ね上がるでしょう」(A氏)テレビ出演が急増したりんごちゃん、高嶋ちさ子(51)も急上昇。「可愛いビジュアルながら野太い芸能人の声マネをするという、りんごちゃんのキャラは他に類を見ないもの。上品ながら毒舌を吐く高嶋さんも稀有なキャラで、それぞれ800万円から1,200万円に跳ね上がりましたが、オファーは多数と聞いています」(C氏)朝ドラヒロインは高値安定だ。「前作『なつぞら』のヒロイン、広瀬すずさんは第100作という重圧に負けない高視聴率を記録したことで8,000万円から8,500万円へと自己最高出演料を更新。現在の『スカーレット』主演の戸田恵梨香さんは安定の演技力で5,000万円から6,000円と20%もUPしましたが、“CM女王”である広瀬さんには及びません」(C氏)「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月24日「『スカーレット』の舞台である滋賀県は、僕の出身地。僕は滋賀県のふるさと観光大使も務めているので、出演がオファーされたときには、“喜んで!”と」そう語るのは、NHK連続テレビ小説『スカーレット』(朝8時~)に出演中の西川貴教(49)。金髪の芸術家・ジョージ富士川を演じている。ミュージシャン、声優、俳優と幅広く活動し、近年、積極的に舞台に出ていた西川。ドラマは10年ぶり、しかも朝ドラは初めての出演という。「喜美ちゃん(戸田恵梨香)がジョージ富士川のサイン会を訪れるシーン(第5週)の撮影をしたのは今年の夏。タートルネックにジャケットという役衣装だったのでとてつもなく暑かったのを覚えています。ジョージはそのシーン以来登場しておらず、家族からも『兄ちゃん、いつでるの?』と言われているんですよ(苦笑)」そんなジョージ富士川は、第13週(12月23日~)からようやく再登場。故郷の滋賀県をこよなく愛している西川だが、楽しみにしている信楽ロケには行けていない、と笑って話す。「僕の出演場面は、大阪のスタジオで撮っています。第13週では劇中の時代もぐっと進んで、川原家のセットも障子からガラス戸に変わっていれば、演者さんも変わっていて。再登場シーンのはじめの撮影では、“えっ、このセリフ、誰に向かって投げかければいいんだろう”と困惑することから始まりましたね(笑)。みなさん、僕がどんな芝居をするのかキョーミがあるのか、リハーサル中はずーっと残って見てくださってるんですが……これがとっても恥ずかしいんです!」西川は筋肉質な体形の持ち主としても知られるが、スポーツジムでの時間も、セリフの練習にあてていると話す。「ジョージは、喜美ちゃんの人生に光を与える太陽な存在。セリフに少しでも言いよどみやためらいがあると、その言葉にも説得力がなくなってしまう。セリフを体の中にしみこませて、反射的に出てくるように心がけています。練習の場として、いちばん好きなのはサウナ。ものすごい熱気なので、集中力も高まる。人がいないサウナに入っては、身ぶりもつけてセリフを口に出しています。人が入ってくると、急に黙るんですけどね(笑)」ヒロインの戸田恵梨香とは、同じジムに通うトレーニング仲間なのだとか。「どんなサプリを飲んでいるとか、どんなトレーニングをしているか、という話で盛り上がっています。大阪暮らしでジムに行けない戸田さん自身、『体を動かさなきゃ』と自己流のトレーニングに励んでいたようですが、僕は『そんな量じゃ足りないんとちゃうか?』と(笑)。そこで、僕がトレーナーと戸田さんの橋渡し役になって、彼女にトレーニングメニューを伝達しているわけです。僕はジムを何カ所かかけもちしているんですが、そのひとつには、喜美ちゃんの父・常治役である北村一輝さんも通っているんですよ。同じ“ジョージ”が生んだ縁なのかも……」ジョージ富士川との再会を機に、貴美子は陶芸家への道を突き進んでいく。「ジョージの言葉は、喜美ちゃんだけじゃなく、演じている僕自身も元気づけられます。きっと、皆さんの人生を開くヒントにもなるはず。注目してほしいのは、ジョージの大阪ことば。『琵琶湖』という単語ひとつとっても、十代田八郎(松下洸平)さんのソフトな大阪ことばと、ジョージ富士川の昔ながらのコテコテの大阪ことばと、喜美ちゃんの滋賀ことばでは、イントネーションが違うんです。その“聞き分け”も、ドラマを楽しむポイントになるかもしれません」物語のキーパーソンであるジョージ富士川。ひと言ひと言に耳を傾けてみよう。「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月23日「喜美ちゃん(戸田恵梨香)がジョージ富士川のサイン会を訪れるシーン(第5週)の撮影をしたのは今年の夏。タートルネックにジャケットという役衣装だったのでとてつもなく暑かったのを覚えています。ジョージはそのシーン以来登場しておらず、家族からも『兄ちゃん、いつでるの?』と言われているんですよ(苦笑)」そう語るのは、NHK連続テレビ小説『スカーレット』(朝8時~)に出演中の西川貴教(49)。金髪の芸術家・ジョージ富士川を演じている。ミュージシャン、声優、俳優と幅広く活動し、近年、積極的に舞台に出ていた西川。ドラマは10年ぶり、しかも朝ドラは初めての出演という。「『スカーレット』の舞台である滋賀県は、僕の出身地。僕は滋賀県のふるさと観光大使も務めているので、出演がオファーされたときには、“喜んで!”と」西川はふるさと観光大使として、11月28日、京都御所にて天皇陛下が催されたお茶会にも参加している。他県の観光大使が「西川さんほどはできない」と嘆くほど、西川は滋賀県のPRに力を入れているのだ。「サイン会のシーンは、大阪での撮影だったにもかかわらず、滋賀県の観光課の方たちが現場までやってきてくれて。出演者とスタッフのために、地産地消のお弁当を差し入れしてくれて、現場は大にぎわいでした」「自由は不自由やでェ~」を決めゼリフに、世界的に活躍する芸術家であるジョージ富士川。金髪に真っ赤なタートルネックというド派手な姿は、視聴者に大きなインパクトを与えた。「僕も初めは“この金髪、NHK的に大丈夫なのだろうか”という気持ちでした。でも制作陣と話し合っていくうちに、『当時の信楽には、絶対いないような人物がいても面白いよね』と。派手な服装や決めゼリフには、そういう意図もあります。いまでは、喜美ちゃん含め、信楽の人たちが『自由は不自由やでェ~』と口にしていますよね。本人のいないところで(笑)」そんなジョージ富士川は、第13週(12月23日~)からようやく再登場。突然貴美子の目の前に現れるというが、これからどんな役割を果たしていくのだろうか。「ジョージはふらっと信楽にやってきては、喜美ちゃんの隠れた才能や魅力を開花させるような言葉を投げかけ続けます。“これは○○しろ”、“これはこうあるべきだ”というお説教ではなく、あくまで軽いノリではあるのですが、心の片隅に残るような言葉を置いていく。ジョージの再登場以降、喜美ちゃんの人生のあらゆる場面で、彼の言葉が生きてくるのです」「女性自身」2020年1月1日・7日・14日号 掲載
2019年12月23日滝藤賢一、広瀬アリス、水野美紀が出演する「探偵が早すぎる」のスペシャル版が先週と今週の2週にわたり放送中。その後編が12月19日(木)今夜放送される。本作は井上真偽による原作をドラマ化したもので、犯人が目論んでいる完全犯罪のトリックを類まれなる洞察力と推理力によって見破り、事件そのものを未然に防いでしまう「早すぎる」探偵が活躍する異色ミステリー。「グッドワイフ」では信念のもと、命を賭ける検察官を、「東京独身男子」ではあえて結婚しないアラフォー越え独身男性を、先日公開された『決算!忠臣蔵』も好評だった滝藤さんが些細な違和感を察知し、事件を未然に解決するという能力を持つ探偵・千曲川光役に。『氷菓』『旅猫リポート』などの映画や「正義のセ」、月9「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」などに出演、本作でコメディのセンスを開花させた広瀬さんが、亡くなった父親が遺した5兆円という途方もない額の遺産を相続したことで命を狙われる一華(いちか)役。「黒い十人の女」「奪い愛、冬」「FINAL CUT」などで独特の存在感を放つ女優としての評価を確立。連続テレビ小説「スカーレット」も話題の水野さんが、一華を秘かに守りながら厳しく育ててきたツンデレなドS家政婦・橋田政子を演じ、2018年夏に連続ドラマ化した本作。多数の“続編希望”の声に応えて今回スペシャル版として帰ってきた。5兆円の遺産を相続した一華に、かつて一華を殺そうとした大陀羅グループと緊密な関係にあった東前門グループのトップ・東前門丈一郎の魔の手が迫る。東前門(大和田伸也)は一華の父が行きつけにしていたクラブのママだった景子(小林涼子)と、その娘・麗華(野澤しおり)を利用して、一華が相続した5兆円を奪おうとしていた。東前門に雇われたマジシャン・圭介(田辺誠一)は、千曲川の目の前で一華を連れ去る。千曲川が圭介に与えられた手がかりから導き出した場所へ向かうと、圭介と捕らわれた一華が待っていた。圭介は「3つの殺人マジックを未然に防げば、一華の命は助ける」と告げるが、千曲川は、頑丈なガラスの密室に閉じ込められてしまう…というのが今回のストーリー。「探偵が早すぎる スペシャル 後編」は12月19日(木)今夜24時09分~日本テレビで放送。(笠緒)
2019年12月19日第二次世界大戦中のドイツを舞台に描くタイカ・ワイティティ監督作『ジョジョ・ラビット』から、ローマン・グリフィン・デイビスとスカーレット・ヨハンソンが演じる親子を映し出す本編映像が公開された。今回到着したのは、映画初出演のローマン演じるジョジョと、スカーレット演じる母親ロージーが、最強の力という“愛”について語る映像。第77回ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネートも頷ける、堂々の演技を披露している。アドルフ・ヒトラー(タイカ・ワイティティ)を空想上の友達にしてしまうくらい心酔し、「一番強いのはミサイルだ」「愛なんて見ても分からない」と反抗するジョジョだが、まだ靴紐すら自分で結べない若干10歳の少年。そんなジョジョに、強く美しく聡明な母ロージーは「愛は目に見えなくても分かるわ。感じるの、痛いの」と穏やかに伝えながら、靴紐をイタズラして応戦。苦境の戦時下にありながら、ユーモアを忘れない親子のやり取りに希望を感じる名シーンとなっている。「一目見た瞬間にピッタリだと思った」とワイティティ監督が一目惚れしたというローマン。ワイティティ監督は「デイビスは本当に素晴らしい。信じられないほど聡明で、感受性が強く、周りの役者にも気を遣う。いつも質問してきて、他の役者の芝居の意味をとらえ、それが自分にどう関係してくるかを理解しようとする。だから自分の芝居にどんな気持ちで向かえば良いかをよく分かっている。これは場数を踏んだ役者でないとできないことですが、10歳のデイビスがちゃんとそれを考えているのは本当に驚くべきこと」と大絶賛するように、今作では観る者全ての心を彼が鷲掴みにする。『ジョジョ・ラビット』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2019年12月18日年明け1月2日と3日に「『みんなで筋肉体操』新春スペシャル・豪華筋肉祭り」(NHK総合)が放送されると発表された。今回は武田真治(46)にくわえて、西川貴教(49)とゴールデンボンバー・樽美酒研二(39)の出演も決定。ネットが大いに沸くいっぽう、意外な反響を呼んでいる。各メディアによると15日に開かれた取材会で西川は「朝の連続テレビ小説『スカーレット』に続いて二段積み、番宣も兼ねて出ています。『俺がNHKだ』と言い切るつもりでいろんな形で貢献したい」と話し、樽美酒は「今年も『紅白歌合戦』に落選しまして……。嫌われてしまったのかなと思いきや、番組に出られて嬉しい」と微笑んだ。いっぽう武田は「西川さんが決まったと聞いて『センター取られるな』と(笑)。あと樽美酒さんが来てくれるので、若年層の方にも見てもらいたい」と語ったという。西川は同日、Twitterを更新し《いよいよ出番です! #みんなで筋肉体操》と投稿した。そして武田と樽美酒とのスリーショットをアップしたところ、ツイートから1日足らずで3.8万件のリツイートと11.3万件の“いいね”を記録!《筋肉体操ご出演おめでとうございます》《生きる彫刻。新年そうそうこの肉体美を拝ませていただけるなんて最高の年明け迎えられます》と出演を喜ぶ声が上がっている。また11月、「NHK紅白歌合戦」出演者発表の直後にアルバム「もう紅白に出してくれない」のリリースを発表したゴールデンボンバー。メンバーである樽美酒が《筋肉体操初出演》とInstagramで報告すると、4万6,000近い“いいね”を記録。ネットでは《金爆、紅白出れない代わりに筋肉体操で樽美酒出るの面白すぎて腹筋爆破した》《紅白は出れんかったけど年明け早々楽しみが一杯やなぁ~笑》といった声が上がっている。さらに武田と西川、樽美酒といえば「新堂本兄弟」(フジテレビ系)の出演メンバーだった。そのため、こんな声が上がっている。《年明けの筋肉体操、メンバーが堂本兄弟のレギュラーメンバーと一緒だから、これは実質堂本兄弟》《まじで、みんな堂本兄弟出てた人なの何なんwwww 光一も高見沢さんも筋トレ勢だったし、あれ筋肉番組だったのか?》《堂本兄弟メンバーじゃんw 光一さんも素晴らしい筋肉をお持ちなので一緒に出て欲しい》
2019年12月16日NHK連続テレビ小説「スカーレット」で戸田恵梨香(31)の交際相手役を演じる松下洸平(32)が12月14日、滋賀・甲賀市内でトークショーを行った。各スポーツ紙によると、約600人の観客に対して松下は「朝ドラの効果は自分でもビックリするくらい」と告白。ドラマの舞台である同市について「甲賀市全体が盛り上がっていると聞いています。1人でも多くの方が信楽を訪れてくれることを願っています」と期待を寄せたという。「何度もオーディションに落選し、『縁がない』と諦めかけていたところで合格したそうです。演じている陶芸家志望の青年・八郎は素朴で男らしい好青年とあって、女性ファンが急増中。ツイッターでは、その人やモノにハマっている意味の『沼』を使って、『#八郎沼』というハッシュタグが発生。ファンが日々、その魅力をつぶやいているほどです」(テレビ誌記者)もともとシンガー・ソングライターとして活動し、08年にメジャーデビュー。09年までに3枚のシングルをリリースしていた。その後、音楽活動を休止して俳優業に専念。「文化庁芸術祭」の演劇部門での新人賞や「第26回読売演劇大賞」で優秀男優賞と杉村春子賞を受賞するなど、俳優としての実力も折り紙つきだ。「15年の朝ドラ『あさが来た』でブレークしたディーン・フジオカさん(39)のように、再び社会現象となりそうな気配です。朝ドラ後に、ものすごい数のオファーが舞い込みそうです。またアーティストとしての実力もありますから、歌番組からもオファーがありそうです」(テレビ局関係者)来年にかけて、大ブレイクを果たしそうだ。
2019年12月15日横浜流星が剣豪・宮本武蔵役で舞台「巌流島」に主演。ライバル・佐々木小次郎を初共演となる伊藤健太郎が演じる。圧倒的な迫力で魅せる大立ち回り、人間ドラマが織り成す決闘の真実、 関門海峡に浮かぶ「巌流島(船島)」で繰り広げられた大勝負、その壮絶な戦いを、壮大かつ画期的なアクション時代劇として描き出す。主演の宮本武蔵には、「日経トレンディ」の今年の顔、「DIMEトレンド大賞」、「GQ MEN OF THE YEAR」、「Yahoo!検索大賞」の大賞と俳優部門賞のW受賞にも選ばれ、2019年最も注目を集めた横浜流星。主演映画3本のほか、ブレイクのきっかけになったTBSドラマ「初めて恋をした日に読む話」や日本テレビ系日曜ドラマ「あなたの番です-反撃編-」、TBSドラマ「4分間のマリーゴールド」への出演、さらに2020年1月期主演ドラマ「シロでもクロでもない世界で 、 パンダは笑う。」や2020年秋公開の映画『きみの瞳(め)が問いかけている』など主演作が続く。クールな凜々しさと透明感のある演技でファンを魅了しており、 舞台への出演は2017年以来3年ぶり。「3年ぶりに舞台に立つことができ、幸せです」と横浜さん。「とても楽しみで、今からワクワクしています。これまで、たくさんの方々が宮本武蔵を演じていて、プレッシャーを感じていますが、僕にしか演じることの出来ない宮本武蔵を演じます」と意気込みたっぷりにコメント。そして佐々木小次郎には、 TVドラマ「今日から俺は!!」で大ブレイクし、朝ドラ「スカーレット」にも出演予定、映画『惡の華』では主演を飾り、ますます活躍の場を拡げ、若手俳優としていま注目度抜群の伊藤健太郎。演技力には定評があり、舞台出演は1年ぶり、3作目となる。「誰もが知っている武蔵と小次郎の物語を演じる事がとても嬉しいですし、個人的には殺陣を舞台でやるのが初めてで今からワクワクしてます」と同様にコメント。「横浜流星くんとは初めましてなので、見てくれる人の心に響く舞台を一緒につくれたらいいな」と期待を込めた。横浜さんと伊藤さんは今回が初共演。本格的な殺陣に初めて挑み、2人が闘い、迫真のアクションを披露する姿は大きな見せ場となるはず。脚本は、「魔界転生」「真田十勇士」など時代物の舞台に腕を振るうマキノノゾミ、演出はスケール感のある大作を次々と世に贈り出す「ダンス・オブ・ ヴァンパイア」「アニー」などの山田和也と、演劇界を支えるベテラン2人が担当。今回の舞台化のため、新解釈、新設定によるオリジナル作品として上演する。舞台「巌流島」は2020年7月~9月、東京・大阪・名古屋・福岡ほかにて上演。(text:cinemacafe.net)
2019年12月09日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける人気法律バラエティ「行列のできる法律相談所」の12月8日(日)オンエア回に、俳優の神木隆之介、女優の水野美紀をはじめ、ラグビー日本代表の中島イシレリ、「日向坂46」小坂菜緒、りんごちゃんらがゲスト出演する。今回はMCを東野幸治と市來玲奈アナウンサーが担当。後藤輝基、渡部建、ブルゾンちえみもゲスト出演し「私の休日の過ごし方」をテーマに放送。映画『妖怪大戦争』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』『3月のライオン』『フォルトゥナの瞳』などの映画から、「刑事ゆがみ」「集団左遷!!」といったドラマに出演する神木さん。『千と千尋の神隠し』『君の名は。』といった超ヒット作の声優も務め、子役から現在に至るまで一線で活躍し続ける神木さんが笑いすぎて涙を流すツッコミの達人Kとは!?「踊る大捜査線」シリーズをはじめ「サラリーマン金太郎」などの作品で活躍。最近では「黒い十人の女」「奪い愛、冬」などの作品で見せる悪女キャラで改めて注目され、「探偵が早すぎる」などのコメディに連続テレビ小説「スカーレット」といった作品まで幅広く出演する水野さん。今回は夫婦でのキャンプグッズショッピングに密着、大興奮する水野さんに注目。そのほかラグビーW杯日本代表の中島さんが家族と過ごす休日と、妻とのなれそめに関する話題や、「日向坂46」小坂さんの爬虫類愛に、りんごちゃんの恐怖の休日体験エピソードまで今回も充実したトークでお送りする。今夜のゲスト、神木さんが主演を務める映画『屍人荘の殺人』は「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」と2017年の国内主要ミステリーランキングで1位を獲得、「第18回本格ミステリ大賞」も受賞するなどデビュー作としては史上初の4冠を達成した今村昌弘の人気小説の映画化作品。神木さんが演じるのは“ワトソン役”で主人公の葉村譲。ヒロイン役のミステリー好き女子大生探偵・剣崎比留子には浜辺美波。“ホームズ役”となる明智恭介には中村倫也といったキャストを迎える。『屍人荘の殺人』は12月13日(金)より全国東宝系にて公開。「行列のできる法律相談所」は12月8日(日)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年12月08日世界中で読み継がれ、愛され続けている一大ロマン小説『風と共に去りぬ』。このたび林真理子さんが、ヒロインのスカーレット・オハラの一人称でこの名作の新訳に挑戦。その第1巻が刊行された。「私がはじめて『風と共に去りぬ』を読んだのは中学2年生の時。世の中のどこかに、こんなに華やかで波瀾万丈な人生があるんだって、憧れたものでした」アメリカの南北戦争前夜。南部の大農園〈タラ〉に暮らすスカーレットは、深い緑の瞳で周囲を魅了する最強のモテ女。周囲の女子からはやっかまれるが、スカーレットも彼女たちを馬鹿にしている。「昔はスカーレットってわがままで思慮が浅いなって思ったけれど、読み返して驚いたのが、物語の始まりで彼女はまだ16歳なんですよね。それなら仕方がない。それに、いちばん自分の悪口を言っていた女の子に復讐して、恋人をとっちゃうところなんかは小気味いいですし(笑)」その勝ち気で自己中心的な性格が、やがて激動の時代を生き抜いていくパワーになっていく。「悪女というより、そうせざるを得なかったんでしょうね。なんとなくワガママを言うのではなく、悪口を言われたから鼻を明かしてやるとか、生き抜くため我を通すとか、行動に明確な理由があるから憎めない。1930年代によくこんな現代的で魅力的な女性を書いたと思います」モテテクを知り抜くスカーレットだが、密かに好意を寄せていた文学青年アシュレが結婚すると知って動揺。しかも相手はダサいと見下していたメラニーだ。彼らの結婚を阻止しようと画策するスカーレットに近づくのは、ちょっと悪い匂いのする謎の男レット・バトラー。「中学生の頃はレットに憧れましたね。お金持ちで、色気があって、いつでも助けてくれるなんて最高。大人になってからは、優柔不断だけれども真面目で知的なアシュレもいいなとは思いましたが」やがて戦争が勃発。男たちは戦地へ赴き、女たちの生活は一変していく。2巻目以降は「血湧き肉躍る展開になります」と林さん。「当時エリートだった大学生や、お金持ちのお気楽な兄弟たちが戦地へ送られ、惨めに死んでいく。それが戦争なんだという描き方も上手いですよね。スカーレットたち主要人物だけでなく、他の人たちの人生や哲学も丁寧に描かれて読ませます」今後、あの名場面やこの名場面、大嫌いなメラニーとの関係の変化が、スカーレットの軽快な口調でどう再現されていくのか楽しみになる。原作タイトルには、南部の文化や風習の終焉という意味合いも。そこにはもちろん、奴隷制度も含まれる。「スカーレットにしてみたら、奴隷にも食べ物を与えて優しく扱っているのになんで悪く言われなきゃいけないの、という。その思想こそが間違いなんだけれど、ただ、そういう時代だったんだとも分かりますよね。現代ではその価値観が批判されることもありますが、今の基準に合わせて古典を矮小化することはないと思っています」むしろ、そうした価値観の変化を知るためにも有効な一冊といえる。「今はネットのニュースを読んで世の中を知った気になれるけれど、でも本を読むと、世の中はもっと広くて、いろんな人生があって、いろんな人がいるって分かる。そして、それらを一番教えてくれるのが、『風と共に去りぬ』。これを読んで、もっともっと恋や冒険に憧れを持ってもらえたら嬉しいですね」『私はスカーレット』I南部の大農園の娘、スカーレットは最強のモテ女。だが恋する相手は別の女性と結婚、戦争も勃発して…。一大ロマンの幕開け。小学館文庫第1巻600円はやし・まりこ1954年、山梨県生まれ。’82年に『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーに。’86年に『最終便に間に合えば』で直木賞など、多数の文学賞を受賞。小誌巻末のエッセイ「美女入門」を連載中。※『anan』2019年12月11日号より。写真・天日恵美子(林さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年12月04日