スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「S&P」)は10日、スペインの長期ソブリン格付けを「BBB+」から「BBB-」に2ノッチ(段階)、短期ソブリン格付けを「A-2」から「A-3」にそれぞれ引き下げた。長期ソブリン格付けのアウトルックは「ネガティブ」。格下げは、経済および政治面での圧力の高まりにより、スペインの財政に対するリスクが増大しつつあるとのS&Pの見方を反映している。S&Pでは、中央政府の政策は以下の要因により制約される可能性が高いとしている。深刻化する景気後退により社会の不満が増大し、中央政府と地方自治体の間で緊張が高まる可能性がある。欧州連合(EU)加盟国間の政策策定の枠組みは、依然として予見可能性に欠けるとS&Pは考える。最近の発言から、S&Pでは、2012年6月29日のEU首脳会議で発表された、銀行とソブリン間の悪循環を断ち切るためのコミットメントによって、ESM(欧州安定メカニズム)から欧州の大手銀行への資本増強が可能になることはないとみている。S&Pの従来の想定は(8月1日に同国の格付けを据え置いた主要な要因であった)、経営難に陥ったスペインの金融機関への公的融資は、最終的にはEU加盟国で相互負担され、これにより、スペインの一般政府純債務は2015年以降も対国内総生産(GDP)比80%を下回るというものであった。S&Pではスペインの統治機構(国内および多国間の機関等とも)が現在の経済・財政危機に起因する深刻な問題に対処する能力は低下しているとみており、したがって、格付け規準(2011年6月30日付「Sovereign Government Rating Methodology And Assumptions」)に準じて、同国の長期ソブリン格付けを2ノッチ引き下げた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日『シルビアのいる街で』(2007)で日本でも熱狂的なファンを獲得したスペインの映画監督ホセ・ルイス・ゲリンの長編作品を一望する映画祭が、27日(金)まで渋谷シアターイメージフォーラムで開催されている。その他の写真上映されているのは、処女長編『ベルタのモチーフ』(1983)から『メカス×ゲリン往復書簡』(2011)までの8本。「映画とは、そこにはないものを見るということ」。そう話すゲリン監督の映画は、無人の風景や人物の後姿からも私たちのイマジネーションが喚起されることをあからさまにする。そして、サイレンスのなかのざわめきや孤独がはらむ豊かさも捉え、差し出す。「『ベルタのモチーフ』では、映画の撮影隊が忘れられた村に入っていきますが、同じようなことが別な作品でも起こります。ビクトル・エリセ(『ミツバチのささやき』『エル・スール』の名匠)に『まるで幽霊がよみがえってきたような映画だ』と言われたことがあります。映画を通して死者がよみがえる、感情がよみがえる、というわけです。私の映画は、常に現在と過去…。伝説なり神話なりとの間の緊張感によってかたちづくられています」。彼のフィルムは“亡霊の映画”と呼んでもいいかもしれない。そのとき私たちは、過去にひたる郷愁ではなく、何かをよみがえらせる生々しい想像力を手にすることになる。ジョン・フォード監督の『静かなる男』のロケ場所を探索する『イニスフリー』(1990)にしても、1930年に無名の映画監督によって記録された家族の肖像から創作の羽をひろげてゆく『影の列車』(1997)にしても、ドキュメンタリーがいつの間にか類稀なるフィクションの世界に私たちを招き入れるのだ。「時間が私にとっていちばんのミステリーです。考えると、めまいを起こしそうになります。私が映画を撮るのは、時の不思議さを何とか伝えたいと思うからです」。そこには、観客の視点を固定せず、自由に解釈できる宇宙が拡がっている。「いつも、被写体に対して、どのような関係を持つかを考えながら撮ります。そして、撮られた被写体が、観客とどのような関係を持つのかということを考えます」。ホセ・ルイス・ゲリン映画祭期間:6月30日(土)~7月27日(金)場所:渋谷 シアターイメージフォーラム取材・文:相田冬二
2012年07月03日ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、スペイン国債格付を「A3」から「Baa3」に引き下げ、さらなる引き下げ方向で見直しの対象とした。ムーディーズは、3 カ月以内に見直しの結論を出す予定としている。ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、スペイン王国の格下げの決定は、次の要因を反映している。(1)スペイン政府は、自国の銀行システムへの資本注入のために、欧州金融安定基金(EFSF)またはその後継機関である欧州安定メカニズム(ESM)から最大1,000 億ユーロを借り入れる意向である。これにより、金融危機の発生以来、大幅に増大した同国の債務負担は、さらに膨らむとみられる。(2)スペイン政府の金融市場へのアクセスは大きく制約されている。これは、銀行への資本注入のための資金をEFSF あるいはESM に依存する度合いや、新規発行国債の主な買い手としてECBから資金調達している国内銀行に依存する度合いが高まっていることに表れている。(3)スペイン経済の低迷が続いているため、政府財政の悪化と、突然の資金調達の停止に対する脆弱性の高まりが、今後数年以内に力強い経済成長がある程度見込まれる場合に比べ、より深刻に懸念される。また、ムーディーズは13日、ソブリン格付の引き下げに伴い、スペインの銀行再編基金 (FROB) の格付を、「A3」から「Baa3」に引き下げ、さらなる引き下げの方向で見直しの対象とした。FROBの債務は、政府が全額を無条件で保証している。ムーディーズはさらに13日、スペイン政府の短期予備格付を(P)Prime-2から (P)Prime-3 に引き下げた。同様に、FROB の短期格付もP-2からP-3に引き下げた。引き下げ方向での見直しにおいて、ムーディーズは、「現在行われているスペインの銀行システムの外部監査の結果、EFSF/ESM からの融資の条件と詳細、銀行システムへの資本注入に向けた具体的な実行戦略、に重点を置く」としている。また、ユーロ圏レベルで何らかの新たな措置がとられる場合は、それも考慮するという。加えて、「ギリシャのユーロ離脱のリスクが高まれば、スペインの格付(ならびに他のユーロ圏諸国の格付)は、マイナスの影響を受ける可能性がある」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日リゾートソリューションが運営する複合大型リゾート「プリシアリゾートヨロン」では、このほど同リゾート内の海を望む一角に地中海レストラン「Anelia(アネリア)」、セレクトショップ「hady(ハディ)」をオープンした。奄美群島の南端に位置し、沖縄本島の北側約25kmに浮かぶ周囲22kmの小さな島「ヨロン島」。同社が運営する複合大型リゾート「プリシアリゾートヨロン」は、島の西端、サンセットビーチと称される兼母(かねぼ)海岸に面し、与論空港から車で5分という好ロケーションに立地する。このほどオープンした「Anelia(アネリア)」は、オーシャンビューテラスを誇るレストラン。広さは146平方m(54席)で、昼間は青い海と白い砂浜を、夕方には夕日を、夜は星空を眺めながら、新鮮な魚介類や島野菜を使った地中海料理が楽しめるという。また、あわせてオープンするセレクトショップの「Hady(ハディ)」では、リゾートですぐに使えるアイテムからお土産品、プレゼントに最適なアロマグッズなどよりすぐりの商品を用意。ヨロン島の姉妹提携都市ミコノス島のあるギリシャのアクセサリーも販売するとのこと。プリシアリゾートヨロンの詳細は同社ホームページでも紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日『カルメン』(’83)を始め、『タンゴ』(’98)や『サロメ』(’01)など“舞踏”をテーマにした映画を数多く送り出してきたスペイン映画界の名匠カルロス・サウラ監督の最新作『フラメンコ・フラメンコ』の公開記念イベントが、2月6日(月)、シネマート六本木で行われ、意外にも(?)フラメンコと縁のある女装家のミッツ・マングローブがトークショーを行った。カンテ(歌)、バイレ(踊り)、ギターの伴奏が主体となったスペイン・アンダルシア地方に伝わる民族芸術、フラメンコ。本作は会話のある演技ではなく、21幕から構成された様々なパロ(曲種)のみで人の誕生から死、そして再誕までの人生のすべてを描き出す。フラメンコを題材にした映画にちなんで、ミッツさんは真っ赤なドレスで登場。その迫力に押されてか、客席にざわめきが沸き起こった。イギリスで過ごした幼少期には、家族旅行でスペインを訪れて生のフラメンコを鑑賞したり、「父親の仕事の関係で、アントニオ・ガデス(フラメンコ界のカリスマダンサー)を子供ながらに知っていた」というミッツさん。本作を観て、子供の頃の憧れを思い出したようで、「安い酒場でフラメンコを見て、あの真っ赤なドレスをブワッて翻す姿に憧れて、家に帰ってベットのシーツを巻きつけてちゃぶ台の上で踊ってました」と照れながら明かし、会場を笑いで包んだ。さらに、本作では女性だけでなく男性も情熱的なフラメンコを魅せるが、好みの男性を尋ねられると「うん、まあイタリア人よりはスペイン人よね。スペイン人の男は激しい!」と実感を込めて(?)語った。さらに、バレンタインの予定について聞かれると「予定なんてないですよ。いままでバレンタインという行事に参加した思い出がないの」と表情を曇らせたと思いきや、「だいたい私、(チョコを)あげる方なのか、もらう方なのか分かんないでしょ(笑)」と開き直ってみせ、会場を沸かせた。最後に、「女性の情熱的な部分が色気としてにじみ出ているのがフラメンコだと思う。その情熱とか色気とかを(観るだけじゃなく)私生活にちゃんと活かしていってほしい!」と本作を通して女性たちにエールを送りつつ、「私はやっぱり偽者として生きているから、こんなにも“本格派”の女にはなってはいけないと思いました。これからも“偽り”を極めていきます!」と独自の哲学も明かしていた。『フラメンコ・フラメンコ』は、2月11日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:フラメンコ・フラメンコ 2012年2月11日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開
2012年02月06日人気のスペインバル『白金Baru GINZA Bodega ~Espanolas Tapas~』が、10月31日(月)に銀座ベルビア館にオープン。おすすめは、幻の豚「黒美豚」や厳選素材を使ったプランチャ(鉄板焼き)や、特選ムール貝の白ワイン蒸しなど。また、注文後に炊き上げるパエリアも大人気。おいしいワインやシェリーと共に会話を楽しみながら、ちょっとずつつまんでお楽しみあれ。お問い合わせ:白金Baru GINZA Bodega ~Espanolas Tapas~ tel.03-3538-4000
2011年10月31日スペインを中心として若い世代を中心に絶大な支持を受けている「ロシアン・レッド」は間もなく世界デビューを果たす注目の女性シンガー・ソングライター。アーティスト名「ロシアン・レッド」は1986年スペイン・マドリッド生まれのルルデス・エルナンデス(Lourdes Hernández)によるソロ・プロジェクト。ある女性がつけていた口紅の色「ロシアン・レッド」に一目惚れしたことに由来する。2008年の母国スペインでのデビュー・アルバム『I Love Your Glasses』は、若い世代を中心に絶大な支持を受け、スペインの2009年のベスト・女性ヴォーカリストやベスト・デビュー・アルバムに選ばれたり、2010年にはエルヴィス・プレスリー生誕75周年を記念してリリースされたトリビュート・コンピ『Vivaエルヴィス』のスペイン版にて、「ラヴ・ミー・テンダー」をエルヴィスとデュエットするなど、これまでテレビ/広告/ファッション誌/映画など様々なシーンに登場するスペインを代表する女性シンガー・ソング・ライターとして活躍。またファッションアイコンとしての一面も強く持つ彼女は、マドリッド拠点の女性下着を中心に展開するブランド『Woman’s Secret』とのコラボ/タイアップほか、スペインで最も売れているメジャー・ファッション誌Yo Dona’sなど数誌で表紙を飾っている。そんな彼女の日本でのデビュー・アルバム「フエルテベントゥーラ」は、プロデューサーにトニー・ドゥーガン(ベル&セバスチャン、ティーンエイジ・ファンクラブ、くるり、デヴィッド・バーン、スーパー・ファーリー・アニマルズ、ダーティ・プリティ・シングス、モグワイ、ART-SCHOOL等)を迎え、さらにレコーディングメンバーではベル&セバスチャンより、スティービー・ジャクソン、リチャード・コルバーン、ミック・クック、ボビー・キルディアといった優れたミュージシャンが参加。ロシアン・レッド自身の作詞・作曲による12曲に、“彼女の声や表現のために”徹底して追求されたサウンド・プロダクションが行われた。デビュー・アルバム「フエルテベントゥーラ」は、iTunesとmoraではデジタル・アルバムがすでにリリース、12月7日にはボーナス・トラック5曲を追加した日本盤CDでデビューを飾る予定。そして10月25日(火)には東京・代官山UNITにて単独では日本で初のお披露目となるスペシャル・ショウケースが決定。メランコリックな感情からカラッと楽観的なポップさ、ミステリアスかと思えばユーモア溢れる世界を覗かせたりと、自身のアコースティック・ギターにのせて英語で自在に表現する比類のない音楽性、そして日本の若者にも大きく影響を与えうるファッショナブルな存在感を持つ注目のスペイン発の女性アーティスト「ロシアン・レッド」の世界を感じに是非足を運んでほしい。彼女の最新ミュージックビデオや最新情報を見たい方は下の公式サイトまで。 ロシアン・レッド ソニーミュージック公式サイト
2011年10月08日地中海料理「オーシャン ダイニング」にて、イタリアの伝統料理を愉しむフェア、「オータムブッフェ~北イタリアへの旅路~」を、2011年11月30日(水)まで開催中のホテル日航東京。「オータムブッフェ~北イタリアへの旅路~」は、チーズ、じゃがいも、きのこ、お肉やお魚など北イタリアの食材をイタリアンテイストに仕上げた料理や、北イタリア産のワイン楽しめる、秋限定のフェア。ランチはブッフェ形式(平日¥3,360/土日祝¥4,200)、ディナーはコース(¥5,775)やアラカルトとなっている。東京湾が一望できる地中海料理「オーシャン ダイニング」で、北イタリアの伝統の料理の数々とワインに酔いしれてみては。お問い合せ :地中海料理「オーシャン ダイニング」 tel.03-5500-5642
2011年09月18日公開中の織田裕二主演作『アンダルシア 女神の報復』のロングランを受け、物語の舞台であるスペインに感謝の意とヒットの報告を行なうため、織田と本作でメガホンをとった西谷弘監督が、六本木にあるスペイン大使館に表敬訪問を行った。その他の写真スペイン国の大使、ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ閣下とがっちり握手を交わした織田は、「スペインの街と人々の協力があって撮影ができたことを感謝しております。スペインと日本のスタッフみんなが言葉の壁を乗り越え同じ映画人として通じ合い、この作品に情熱をかたむけ、それが映画にも出ていたと思う」と、スタッフ・キャストを代表して感謝の言葉を伝えた。大使は「スペインと日本は歴史や文化的なことを含め、過去と現代が混合して存在しているという共通性がある。スペインを舞台にした素晴らしい作品を作っていただいたことを、織田様と西谷監督に感謝申し上げたい。映画というものは人が人を知るうえでの最高のツールだ。私もぜひこの作品を観たい。スペイン側からも日本に撮影に来てもらい、交友関係を継続していけたらとなるこのような機会を継続していけたら」とコメント。織田は「今、映画館に行くと上映していますので、大使にも本国スペインのみなさんにもぜひ観ていただきたい」とPRすると大使は「大使館としても本作を推薦したい。本国で上映されればヒットすることは間違いない」と話した。最後に織田は「こうして文化的な交流ができたことを大変光栄に思っております。いつの日かまた素晴らしい映画を作れる日を楽しみにしております」と笑顔を見せた。映画『アンダルシア…』は、織田が外交官・黒田康作を演じるシリーズ第3弾。スペインを舞台に、北部の公国・アンドラで起こった日本人投資家殺害事件の調査にあたった黒田が、国際犯罪の巨大な闇に巻き込まれ命がけの任務に挑む。『アンダルシア 女神の報復』公開中
2011年08月02日公開中の映画『アンダルシア 女神の報復』主演の織田裕二と西谷弘監督が8月2日(火)、スペイン大使館を訪問し、ミゲル・アンヘル・ナバーロ・ポルテラ駐日スペイン大使に謁見した。外交官・黒田康作の活躍を描く人気シリーズの劇場版第2弾となる本作。バルセロナ、そしてタイトルにもあるアンダルシア地方でおよそ1か月にわたるロケが敢行された。織田さんはポルテラ大使とガッチリと握手を交わし「撮影は大変でしたが、スペイン、そして街の人々の協力があったからこそできました」と感謝を伝えた。西谷監督も「準備も含め、半年ほどスペインに滞在し、スタッフやキャストの半分近くが現地の方でしたが、彼らの協力のおかげで映画が完成しました。彼らが日本に来て、映画を観て興奮しているのがすごく嬉しいです」と笑顔で語った。風習や文化の違うスタッフとの撮影について、監督曰く、「通常は映画を撮り終わる頃になってやっとお互いの気持ちが分かり合うものですが、今回はスペインのスタッフは人の気持ちに立って動いてくれて、こちらも正直に向き合うことができた。通常の半分くらいで距離が縮まりました」と述懐。大使は織田さんと監督の訪問を感謝すると共に「私たちの国の素晴らしい場所で撮影していただき、また、スペイン人のスタッフと良好な関係を築いたというとこが素晴らしいと思います」と喜びを語った。大使からスペインの印象を尋ねられた織田さんは「以前にもバルセロナやアンダルシアを訪れたことはあったんですが、あの暑さを体験して、あのきつさの中でフラメンコや闘牛が生まれたんだなと感じました。そのエキスが映画に注入されていると思います」と語り、「ぜひ閣下にも映画を観ていただいて、ぜひ本国のみなさんにも観てほしいです!」とスペインでの配給の実現を熱望。大使は「ぜひ拝見したいと思います。スペイン人は日本のものを受け入れようとする気持ちを強く持っています。日本の人々やいろいろなものがスペインにとっては魅力のタネと言えます。日本人の目から見たスペインのイメージを見るいい機会ですし、ぜひ、大使館としても推していけたらと思います」と協力を約束した。大使からは「映画は人が人を知るよいチャンスです。ぜひこうした機会を今後も継続していければ」と映画を通じての両国のさらなる交流の要望に、織田さんも「ぜひ、また素晴らしい映画が作れるのを楽しみにしています」と満面の笑みで応じていた。『アンダルシア 女神の報復』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:アンダルシア 女神の報復 2011年6月25日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン/東宝/電通/ポニーキャニオン/日本映画衛星放送/アイ・エヌ・ビー■関連記事:黒木メイサ、鮮やかなブルードレスで登場!理系女子に期待の眼差し伊藤英明、インターポール役の参考に銭形警部?「ルパン」見るも15分で「何か違う」織田裕二、20年ぶりの「キターッ!」絶叫も新しい命は「まだ来ないですね」織田裕二、ネタバレぎりぎり!伊藤英明に銃を向けられ「怖かった!」織田裕二主演!キャスト登壇『アンダルシア』完成披露試写会に10組20名様ご招待
2011年08月02日今月27日、スペイン版のウォーク・オブ・フェイムが首都マドリッドに誕生し、ペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム夫妻をはじめ、スペインを代表する映画関係者25人の名前が刻まれた星型のプレート除幕セレモニーが行われた。夫妻を何度もキャスティングしてきたペドロ・アルモドバル監督もスペイン映画アカデミー創立25周年を記念したこのイベントに出席。マドリッドの中心地にあるマルティン・デ・ロス・エロス通りは周辺にアートハウス系の映画館や映画関連書店が多い、映画ファンにはなじみある場所だ。ハリウッドでも活躍中のアントニオ・バンデラスや女優のマリサ・パレデスなど俳優16人、アレハンドロ・アメナーバル、カルロス・サウラ、いまは亡きルイス・ブニュエルなどスペインを代表する監督9人の計25人のプレートが設置されたが、今後も年に1、2枚ずつプレートを増やしていく予定だという。(text:Yuki Tominaga)写真はセレモニーの様子。右からハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、ペドロ・アルモドバル監督。© Splash/AFLO■関連作品:ドン・ジョヴァンニ天才劇作家とモーツァルトの出会い 2010年4月10日よりBunkamuraル・シネマ、銀座テアトルシネマにて公開© 2009: Edelweiss Production (Italia), Intervenciones Novo Film 2006, AIE e Radio Plus (Spagna)アレクサンドリア 2011年3月5日より丸の内ピカデリーほか全国にて順次公開© 2009 MOD Producciones,S.L.ALL Rights Reserved.長ぐつをはいたネコ 2012年、全国にて公開PUSS IN BOOTS (R) and © 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseoパイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.BIUTIFULビューティフル 2011年6月25日よりTOHシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© Menageatroz S. de R.L. de C.V., Mod Producciones S.L., Ikiru Films S.L.■関連記事:『カーズ2』全米初登場1位!初日興収はディズニー/ピクサー史上第2位!【ハリウッドより愛をこめて】公開直前、期待と混乱?ゆれる『ハリポタ』ファン【ハリウッドより愛をこめて】セレブ妊娠ブーム到来?最もセクシーな彼女の相手は…ハビエル・バルデム主演!『ビューティフル』試写会に20組40名様ご招待和製ジャック・スパロウを演じてほしい俳優1位は水嶋ヒロ!キムタクらもランクイン
2011年06月29日ローマのコロッセオやスペイン広場、ナポリのカゼルタ宮殿に、アマルフィ海岸など世界遺産を含む数々のイタリアの名所でのロケを敢行し、完成前から大きな話題を呼んでいた『アマルフィ 女神の報酬』。本作の完成披露試写会が6月24日(水)に開催され、主演の織田裕二を始め、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、伊藤淳史、佐野史郎に監督の西谷弘が上映前の舞台挨拶に登壇した。織田さん、天海さん、戸田さんの3人は、大阪での舞台挨拶の後に新幹線で帰京し、この完成披露に駆けつけるという強行日程だったが、笑顔で観客の歓声に応えた。主人公の外交官・黒田を演じた織田さんは「奇跡がいっぱい詰まった映画です」と胸を張った。撮影中のエピソードを尋ねると「台本にはそんなこと書いてなかったのに、監督に急に『ちょっと車にひかれてくれ』と言われまして…。スタントが入るのかと思ったら、衣裳を渡されて『ああ、俺がやるのか』と(苦笑)。まさかスペイン広場で車にひかれることになるとは思わなかったです」と明かしてくれた。商社マンの藤井を演じた佐藤さんは、プロデューサーから口止めされていたにもかかわらず、この作品の重大な秘密を暴露。「この映画、全編イタリアロケを謳ってますが、実は1カットだけ日本で撮影されています。あるシーンのフィルムが使えなくなって、帰国後にセットを組んで撮り直しました」とのこと。さてさて、いったいどのシーンなのか…。大使館の研修生・安達役の戸田さんは、完成した作品を観ての感想を聞かれ「撮影中は正直、いっぱいいっぱいだったので、やっと落ち着いて映画を観て『こういう作品だったんだ!』といち観客として興奮しました」と笑顔で語った。一方、伊藤さんは外交官の谷本に扮したが「僕の方は、イタリアで3日休んで1日働いて、4日休んで2日働き、2日休んで帰国、という感じでした…。もちろん1日ごとの撮影に集中しましたが、申し訳ないような気持ちです」と苦笑を浮かべた。愛する娘を誘拐されてしまう紗江子役の天海さんは、試写で作品を鑑賞した際に大泣きしたことを織田さんに暴露されたが、改めて感想を尋ねると「スクリーンの中にいる自分に嫉妬してしまうくらい、素敵な男性に囲まれてました(笑)。ストーリーをもう知っているのに、いろんな人の思いが胸に迫ってきて、あるシーンを境に堰を切ったように涙があふれてきました」と語った。佐野さんが演じたのは黒田の存在を疎ましく思う、在イタリア大使館参事官・西野。「僕の演じた役が、どのように見えるのか?映画を観た方々に話を聞きたいです。現場でも織田くんと、謎解きのようにどういう人物なのかって話してました」とふり返った。西谷監督は「3か月間ずっとイタリアで撮影に臨みました。だからこそ、にじみ出ているものがあると思います」と作品への強い思いを語った。『アマルフィ 女神の報酬』は7月18日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アマルフィ 女神の報酬 2009年7月18日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン■関連記事:“青”から“黒”の織田裕ニへフジが総力上げる『アマルフィ』、シリーズ化なるか?
2009年06月25日