主演にエイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホールという実力派2人を迎えた、トム・フォードの監督2作目『ノクターナル・アニマルズ』。このたび、トム・フォードが「シャネル(CHANEL)」のデザイナーにして“モードの帝王”、カール・ラガーフェルドに「僕の映画のためにオートクチュールを作って欲しい」と直電話していたことが分かった。マスコミ向け試写会や先行上映会でも評判はうなぎ上りで、「こんなにも上質な作品に出会えるなんて幸せ!」「俳優陣の演技が最高!」「ファッションデザイナーという冠がなくてもトム・フォードは監督としてとにかく素晴らしい!」など、多くの絶賛の声がSNSに上がっている本作。そんなトム・フォードの約7年ぶりの新作は、脚本/製作も彼自身が手がけており、前作『シングルマン』同様に、映像の構図や音響の1つ1つにセンスが光るのは言うまでもなく、随所にこだわりが見られる。特に、前作よりも増して、登場人物の衣装から観る視覚的造形の深さは必見だ。■こだわり抜いた衣装は登場人物を作り出す主人公スーザン(エイミー・アダムス)は現代アートギャラリーのオーナーで、元夫(ジェイク・ギレンホール)から送られた小説を読むシーンばかりで、劇中多くを語らない。言葉を発しない代わりに、画面から受け取る情報は彼女の表情や、着ている衣装によって仔細に伝わってくる。その衣装は前作『シングルマン』に引き続き、アリアンヌ・フィリップスが担当する。アリアンヌはトムと再びタッグを組むにあたり、「衣装によってそれぞれのストーリーがもつ異なるトーンを出すことが大変でした。衣装とは、単に服を着ることではなく、登場人物を作り出すこと、物語を動かすものなのだ、という監督の考えを汲み取り製作をしました」と語っている。■スーザンの衣装はほとんど手作り!アリアンヌのこだわりは、「トム・フォード(TOMFORD)」ブランドはもちろんのこと、既存のものをできるだけ使わないという点から、劇中のほぼ全てを手作りしたという。冒頭で登場する、スーザンの胸元が大きく開いた黒いドレスは、彼女が身を置いている環境の“荒涼としている様”を表現しており、白壁のアートギャラリーとのコントラストが、まるでスーザンその人さえも建築の一部のように見せつける無機質な美しさを放つ。存在感のある上質なファーコートは、「トム・フォード」のアトリエのファー職人の手製。さらに深緑のドレスに至っては、場面に合う色がなく、染色作業から行ったという。アリアンヌは「映画にぴったりの色を作るために、色のカメラテストもしました」と明かしている。■カール・ラガーフェルドにお願い! 1シーンのためだけにシャネルの1点ものを特注スーザンの衣装のみならず、そのほかの登場人物についても同様だ。小説の中に登場するボビー・アンディーズ警部補(マイケル・シャノン)の衣装は、無骨なカウボーイ的性格を表現するために、クラシカルなウエスタンヨークジャケットとブーツカットのスラックスをベースに、シャツ、コーデュロイのジャケット、カウボーイハットはオリジナルで作られたそう。そして、なんと言っても1シーンしか登場しないスーザンの母、アン・サットン(ローラ・リニー)の衣装は必見!ステータスや世間体、富をひと目で印象づけ、ブルジョワ志向だと分かる衣装は、本作のための「シャネル」オートクチュール。しかも、この衣装を手に入れるため、トム・フォード監督は自らカール・ラガーフェルドに直電話して、このシーンのためだけに1点ものの製作を依頼。現在のデザインではなく、劇中で描かれる当時のデザインを再現している。1シーンだけのためにも努力を一切惜しまない、監督のこだわりには脱帽だ。■映画祭はトム・フォード一色!『シングルマン』コリン・ファースの姿も審査員グランプリを受賞したヴェネツィア国際映画祭を筆頭に、アカデミー賞、LA プレミア、ロンドンフィルムフェスティバルなど、世界各地で監督とキャストが登壇するイベントが行われた。その中で、劇中ではほとんど使われなかった監督自身のブランド「トム・フォード」を“これでもか!”というほど登壇者全員が着用している。主演のエイミーはワンショルダーのシルバードレスや、鎖骨ラインが見える大人のブラックドレスなど、シックで上品なドレスを身に纏った。さらにモデルとして「シャネル」のコレクションにも登場する、小説の主人公トニーの娘役を演じるエリー・バンバーも目を引く真っ赤なロングドレスや、くびれにワンポイントのあるブラックドレスなど、ハイティーンの年齢からは想像つかないほど大人っぽい色気を感じるドレスを披露していた。もちろん女性陣だけではない。「トム・フォード」と言えばスーツだが、監督自身はもちろん、ジェイクやアーロン・テイラー=ジョンソンらが、“もしかしたらレッドカーペットに登場する直前まで、監督自らの手によって手直しがされているのではないか”というほどシワひとつないスーツ姿で色気を放っていた。さらに、プレミアには前作『シングルマン』に主演したコリン・ファースの姿も。太い黒フレームのメガネとスーツの出で立ちは、『シングルマン』の主人公ジョージを思い起こさせファンが狂喜したとか!これぞトム・フォードにしかできない、映画と現実の最高のトータルコーディネートだ。映画監督としての実力が、世界に認められているトム・フォード。しかし、彼のセンスや才能を培ってきたのは、「グッチ(GUCCI)」や「イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)」などのデザイナーとしての経験があったからにほかならない。ファッションデザイナーとして、映画監督として、底なしのこだわりを見せた本作に期待が高まる。『ノクターナル・アニマルズ』は11月3日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月31日SF映画の金字塔の続編『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)を引っさげて来日したハリソン・フォードを直撃!本作でハリソンが35年ぶりに演じたリック・デッカードは、『スター・ウォーズ』のハン・ソロ、『インディ・ジョーンズ』のインディアナ・ジョーンズと並ぶ映画史に名を刻む人気キャラクターだ。本作は、フィリップ・K・ディックの小説を基に、人造人間であるレプリカントと、彼らの犯罪を追う捜査官ブレードランナーとの死闘を描くSFアクション映画。ハリソン・フォードが前作に続いてブレードランナーのデッカードを、ライアン・ゴズリングが主人公のブレードランナーKを演じた。監督は『メッセージ』(16)でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴで、『ブレードランナー』の世界観を見事に受け継ぎ、圧倒的なビジュアルと、巧みなストーリーテリングにより、愛の物語をさらに昇華させた。今回、ハリソン・フォードはどんな思いで、本作に向き合ったのだろうか。――インディ・ジョーンズ、ハン・ソロに続くデッカードの復活劇に映画ファンは歓喜しました。長年ずっと第一線で仕事をし続ける秘訣について聞かせてください。僕は仕事が好きなんだ。仕事をするにあたり、何かにチャレンジしたり、何かを生み出したりする作業自体が好きだ。常に新しいことをやりたいし、自分自身でいろんな問題について考えたりもしたい。そういうことをしなくなると、人間は年をとるものさ。――ライアン・ゴズリングを含め、若いキャストと共演した印象を聞かせてください。みんな野心的だし、演技のスキルもちゃんと持っている人たちだった。そういうキャストと仕事ができて楽しかったよ。特にライアンはずっと注目してきた俳優で、彼のキャリアを見てもいつもチャレンジングだし、彼の生き方自体も賞賛に値するよ。――35年ぶりにデッカード役を演じてみて、役に向き合う気持ちは変わったりしましたか?何も変わってないよ。僕たち俳優の仕事はストーリーを物語るアシスタントに過ぎないから。演じるキャラクターに責任を持ち、お客さんに伝わるように演じるだけだ。それは今も昔も変わらない。――35年前に比べて、テクノロジーの変化は感じましたか?テクノロジーは毎日進化しているよ。ビジュアルエフェクトが昔と比べると高度化している。でも僕はそういう技術面にはあまり関心がなく、むしろキャラクターとキャラクターの関係性に興味を注ぐタイプだ。ただ、テクノロジーが進むことで、演じる環境作りが整ってくるのは、俳優にとってはとてもありがたいことだ。観客は映像を観ただけで半分は理解できるから。そういう意味で、僕たち俳優はとても助けられていると思う。――クライマックスでは、“水攻め”に遭う過酷なシーンがありました。体力的にきつそうでしたが、実際にやってみていかがでしたか?あのシーンでは、何週間も水に入ったよ。撮影のない日もあったから、一旦戻ってきてまた撮るという感じで、決して楽な撮影ではなかったよ。でも、普通に仕事をするよりは楽なんじゃないかな。僕は毎日オフィスに通うような仕事なんて耐えられない。俳優の仕事はそういう仕事に比べたらとても楽しいよ。毎日いろんなことができるから。しかもそこまで大変な撮影ではなかったよ。撮影で入るのは温かいお湯だし、雑菌が入っていないかちゃんとテストもしているし、ウエットスーツも着ている。寒くなったら入れるようにと、熱いお風呂も用意されているんだ。僕らは甘やかされて撮っているので、そんなに悪くないよ。――前作で結ばれたデッカードとレプリカントのレイチェルが、その後どうなったのかが本作で描かれます。2人は未来を想像していたのでしょうか?オリジナル版が面白かった点は、2人のその後については、観たお客さんが考えるような作りになっていたところだ。それがフィルムメーカーの意図だった。レイチェルとデッカードが出会った時、2人は未来のことなんて考えていたはずがない。普通の人間だったら、子どもがいる未来のことを考えるし、成功したいとも思うし、こっちがダメならこっちにという選択の自由もある。でもあの人たちにはそういう自由がなかったんだ。――『ブレードランナー』の2作は、あなたのキャリアにとってどういう位置づけの作品になりましたか?うーん(しばらく考え込む)。僕はそういうことを考えないというか、関心がないんだ。なぜなら、お客さんのために映画を作っているから。自分のキャリアにとってその作品がどういう存在になるのかなんてことは考えないよ。まあ、言ってみれば靴屋と同じさ。ただ靴を作るだけ。ステッチの1つ1つを考えて作るけど、それは自分にとってどういうものになるのかということは全く考えない。ただ、自分はお客さんのために靴を作ればいい。ただそれだけのことに過ぎない。
2017年10月27日10月27日公開の映画『ブレードランナー 2049』のジャパンプレミアが24日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登場した。1982年に公開されて全世界で大ヒットを記録した映画『ブレードランナー』の続編となる本作。フィリップ・K・ディックの小説をベースに、人造人間であるレプリカントと、彼らの犯罪を追う捜査官ブレードランナーとの戦いを描く。前作で主演だったハリソン・フォードが、前作に引き続きブレードランナーのリック・デッカードを、ライアン・ゴズリングが主人公のブレードランナーKを演じている。そんな本作のジャパンプレミアが行われたこの日は、前日の来日会見に続いてハリソン・フォードらが登壇。前作でメガフォンを執ったリドリー・スコット監督(本作では製作総指揮を担当)から電話があったと明かしたハリソン・フォードは「リドリーはあまり電話を掛けない人なので非常に驚きましたが、その時に『デッカードの役をもう一度やる気があるか?』と聞かれました。それから読んだシナリオとストーリーは、素晴らしい出来でしたよ。ライアンが演じているKとデッカードとの人間関係が面白くて、お客さんを震わせるような絆がよく描かれていました」と話し、続けて「その後にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が選ばれ、有能なスタッフが集まり、すべてのお膳立てが整って私がやろうという決心にいたりました」と出演までの経緯を説明した。さらに「ストーリーがとても練られた映画です。私が演じたデッカードはストーリーを語ってますが、描かれている世界は非常に複雑でユニーク。その中で俳優としての私は全体の物語をストーリーテリングするキャラクターです。前作でもその役目でしたが、今回は前作にない、役柄をどう広げていくかということに専念しました。スペシャルな映画で厚みがあり、素晴らしい映画に参加できて非常にうれしく思っています」と笑顔を見せた。前日の来日会見ではスーツ姿だったシルヴィア・フークスだが、この日は胸元全開のセクシーなドレス姿で日本のファンを悩殺。劇中ではこの日のセクシーな姿とは対照的に、ハリソン・フォードやライアン・ゴズリング扮するブレードランナーを執拗に追い詰めるラヴを演じている。「この役を得た翌日からトレーナーがつき、才能のあるチームが作られました。それから週6日、毎日6時間トレーニングが始まり、見かけも強くなって感覚的にも強くなりました」と振り返り、「大変痛みもありましたが、そのお陰で変身することができました。戦闘のシーンも上手く演じられました」と笑顔を見せていた。映画『ブレードランナー 2049』は、10月27日より全国公開。
2017年10月25日SF映画の金字塔の続編『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)の来日記者会見が23日、都内で行われ、来日したハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登壇した。本作は、フィリップ・K・ディックの小説を基に、人造人間であるレプリカントと、彼らの犯罪を追う捜査官ブレードランナーとの戦いを描くSFアクション映画。ハリソン・フォードがブレードランナーのリック・デッカードを、ライアン・ゴズリングが主人公のブレードランナーKを演じた。ハリソン・フォードは「台風を追い払ってくれてありがとう。大変興味深い経験だった」とおちゃめにあいさつ。「最初の『ブレードランナー』(82)が日本でも反響がとても良かったので幸せだった。続編をまた楽しんでいただけるように願っている」前作を手がけたリドリー・スコットは製作総指揮に回り、重責のメガホンをとったのは『メッセージ』(16)でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督だ。監督は本作での2049年の世界について「ある意味、パラレルワールドという別の世界観だ。最初の映画からのつながりとして構築していったので」と話す。「この世界にスティーブ・ジョブズは存在しない。遥かに気候も厳しく、生活も非常に厳しい過酷な世界で、テクノロジーにも影響を及ぼしている。一番興味深いのは未来ではなく、現在について語っているところだ」アナ・デ・アルマスはライアン・ゴズリング演じるKを献身的に支える美女ジョイ役を、シルヴィア・フークスはKの行く手を阻もうとするラヴ役を演じた。アナは「ジョイ役のコスチュームがミニスカートでセクシーなもので、ライアン・ゴズリングも気に入ってくれていたの。でも、とにかく寒いコスチュームだったから、ハリソンは『寒くない?ブーツは大丈夫?』と、いつも気遣って心配してくれていたわ」と優しいハリソンに感謝した。激しいアクションシーンがあったシルヴィアは「私は役の準備のためにかなりのワークアウトをして、とにかくお腹がすくので、ケータリングでいろんなものに食らいついていたの。でも、そこにハリソンがいらして。食べ物を飲み込めなくてすごく大変な思いをしたの」と笑いをとった。すでに世界中で大ヒットしている『ブレードランナー 2049』。ハリソン・フォードはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を称え「人間は運命をコントロールできるのか?そんなどんな文化も超えた質問に答えてくれる映画だ。インターナショナルな映画になったと思う。本作が成功したカギはそこにある」と力強く語った。
2017年10月23日米俳優のハリソン・フォードが10月23日(月)、都内で行われた出演作『ブレードランナー 2049』の来日記者会見に出席。35年ぶりとなる新作に出演した理由を「時の流れが人生にどんな影響を与えるのか、演技で表現するのは興味深いから」と語った。SF映画の金字塔である前作『ブレードランナー』(リドリー・スコット監督)から30年後の2049年を舞台に、人類とレプリカントと呼ばれる人造人間の共存を脅かす陰謀を、危険視される旧型レプリカントを取り締まる捜査官K(ライアン・ゴズリング)が追求する。ハリソンはカギを握る重要人物として、前作と同じデッカードを演じている。ハリソンの来日は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のPR以来9年ぶり。『ブレードランナー』が公開された35年前にも日本の地を踏んでおり、「前作が日本で高く評価されたことは、いまもうれしいこと。新作も皆さんに楽しんでもらえれば」とアピールした。今回のオファーは、スコット監督から受けたといい「興味深いと思ったけど、まずは脚本を読まないとね。実際に目を通すと、デッカードをはじめ登場人物たちのエモーショナルな部分が深く掘り下げられて、とても気に入ったよ」と回想。「まるで人生の命題に答えようとしている作品」と語った。会見にはハリソンをはじめ、共演するシルヴィア・フークス、アナ・デ・アルマス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(『メッセージ』)が出席。大役を担ったヴィルヌーヴ監督は、「名作中の名作なので、興奮とともに緊張を覚えた。僕はもちろん、スタッフ全員が“信者”だから、作品づくりでは、ベストを尽くすとともに、前作への敬意を惜しまず取り組んだ。幸い、僕の車の下に爆弾は仕掛けられていないから(笑)、いまは映画の神様に感謝しているよ」と感慨深げだった。共演する女優陣も「オファーを受けた瞬間、叫び、そして号泣したわ。私にとっても偉大な作品である『ブレードランナー』の世界に入り込めるチャンスを与えられ、圧倒されたし、ハリソンと初めて会ったときは、『なるべく見ないようにしよう』って思ったわ。だって、デッカードであり、ハン・ソロであり、インディなんだから」(シルヴィア)、「まさにそうよね。私が薄手の衣装だったとき、ハリソンは『寒くない?』って紳士的に気遣ってくれた」(アナ)と“伝説”との共演に、いまも興奮を隠せずにいた。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月23日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)から、新作フレグランス「ウード ミネラル オード パルファム スプレィ」が登場。2017年10月18日(水)より伊勢丹サロン ド パルファムにて限定発売される。“香りの実験室”とも称される「プライベート ブレンド コレクション」から登場する「ウード ミネラル オード パルファム スプレィ」は、「ウード・ウッド オード パルファム スプレィ」に、新たな解釈を加えた限定フレグランス。香調は"ウード ミネラル"。ウッディとマリンを組み合わせ、大地と海が出会うこれまでになかった新しい世界が創出された。トップノートは、波しぶきを思わせる楽し気なピンクペッパーから。海の風のようなソルティ シーウィードを漂わせながら、ミドル ノートのバルサムモミが大地の匂いを運ぶ。ラスト ノートは、アンバーグリスと野性的なウードの複雑なアコード。海と大地の雄大さが多面的な魅力を引き出し、同時にミステリアスな印象を残す。ダーク グレーのボトルは、つややかで構築的なシルエットが特徴的。ドレッサーに置けば、存在感のある美しさを放ってくれる。【詳細】トム フォード プライベート ブレンド コレクション「ウード ミネラル オード パルファム スプレィ」発売日:2017年10月18日(水)限定発売価格:28,000円(本体価格)容量:50ml発売場所:伊勢丹サロン ド パルファム住所:東京都新宿区新宿3丁目14−1 伊勢丹新宿本店【問い合わせ先】トム フォード ビューティTEL:03-5251-3541
2017年10月19日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)から、クリスマスシーズンに向けた「ホリディ フレグランス セット 2017」が登場。2017年11月17日(金)より数量限定で発売される。地中海を思わせる3種類のフレグランスセット“香りの実験室”とも称されるトム フォード ビューティの「プライベート ブレンド コレクション」から登場するのは、10ml入りのオード パルファム スプレィ3種類がセットになった「ネロリ・ポルトフィーノ コレクション トラベル アトマイザー セット」。イタリア・リビエラ地方の、青々とした葉の景色や涼しい風を閉じ込めた「ネロリ・ポルトフィーノ」に加え、地中海のリゾート地からインスピレーションを得た2つの香りを楽しむことができる。携帯可能なアトマイザー入りなので、外出先へ気軽に持って行けるのも魅力。稀少な花を用いた「ブラック オーキッド コレクション」の香水&ボディ エマルジョンシグネチャー コレクションからは、トム フォード ビューティの誕生と共に生まれたシグネチャーフレグランスのセット「トム フォード ブラック オーキッド コレクション」が登場。稀少な花であるブラック オーキッドに、ブラック カラントやブラック トリュフ、イラン イランなどを加えた、センシュアルでオリエンタルな香りが特徴だ。50ml入りの現品に加え、同じ香りのボディ エマルジョンが付属する。詳細トム フォード ビューティ「ホリディ フレグランス セット 2017」<数量限定>発売日:2017年11月17日(金)■ネロリ・ポルトフィーノ コレクション トラベル アトマイザー セット価格:27,500円(本体価格)セット内容:ネロリ・ポルトフィーノ オード パルファム スプレィ 10ml、マンダリーノ ディ アマルフィ オード パルファム スプレィ 10ml、コスタ アジューラ オード パルファム スプレィ 10ml、アトマイザー■トム フォード ブラック オーキッド コレクション価格:14,000円(本体価格)セット内容:トム フォード ブラック オーキッド オード パルファム スプレィ 50ml(現品)、トム フォード ブラック オーキッド ハイドレイティング エマルジョン 70g【問い合わせ先】トム フォード ビューティTEL:03-5251-3541
2017年10月19日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)が10月18日より順次、ホリデーシーズンに向けたラグジュアリーなフレグランスを限定発売する。‟香りの実験室”をコンセプトに自由な発想で創り出される「トム フォード プライベート ブレンド コレクション」から登場するのは、「ウード ミネラル オード パルファム スプレィ」(50ml/2万8,000円)。ウード(沈香)の多面的な魅力にインスパイアされた爽快で力強い香りは、波しぶきのリズミカルなきらめきを感じるピンクペッパーやソルティシーウィード、大地の匂いを運んでくるバルサムモミ、ミステリアスで野性的なウードブレンド、スタイラックス、アンバー グリス アコードをキーノートに、海と大地のパワーを同時に感じるダイナミックなブレンドが特徴。同アイテムは10月18日より伊勢丹新宿店で開催される「イセタン サロン ド パルファン」にて限定発売される。11月17日に登場する「ネロリ・ポルトフィーノ コレクション トラベル アトマイザー セット」(2万7,500円)は、3種類のフレグランススプレー(各10ml)とアトマイザーがセットになったスペシャルキット。同ブランドの中でも高い人気を誇るフレッシュで弾けるような香りの「ネロリ・ポルトフィーノ」に加え、柑橘とハーブが香り立つ「マンダリーノ ディ アマルフィ」、潮風に吹かれる草木を思わせる「コスタ アジューラ」といった地中海のリゾート地からインスピレーションを得たオードパルファムがイン。アトマイザーとギフトボックスは、海の色を想起させるエメラルドグリーンにリッチなゴールドがアクセント。同じく11月17日発売の「トム フォード ブラック オーキッド コレクション」(1万4,000円)は、ブランド誕生と同時に登場したシグネチャー フレグランス「トム フォード ブラック オーキッド」の現品(50ml)と、同じ香りのボディーエマルジョン(70g)をセット。稀少な花として知られるブラックオーキッドに、ブラックカラントやブラックトリュフ、イランイラン、さらにお香などを効かせたオリエンタルなシプレー調のノート。単品ではもちろん、双方を重ねづけすれば、深く魅惑的な香りを一日中楽しむことができる。ラグジュアリーな雰囲気が引き立つリブデザインのゴールドボックスが付く。
2017年10月16日SF映画史上最高傑作として語り継がれる『ブレードランナー』の待望の続編となる『ブレードランナー 2049』。本作では、ハリウッドの伝説的俳優ハリソン・フォードが、彼の代名詞の1つとも言える“ブレードランナー”デッカードを35年ぶりに熱演、まもなく来日することも話題を呼んでいる。一方、本作の新たな主人公として、同じく“ブレードランナー”である“K”を演じるのが、いま映画界席巻する俳優ライアン・ゴズリングだ。実はライアンは、ハリソンから直々にアドバイスをもらっていたことが分かった。これまで、ラブストーリーからコメディ、ミュージカルまでこなすハリウッド屈指の演技派ぶりを発揮してきたライアン。だが、“SF映画の金字塔”の続編で描かれる近未来の世界は、まだ見ぬ新境地だったという。ライアンといえば、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ラ・ラ・ランド』では、ジャズピアニストを目指す青年を熱演。猛特訓したという歌・ダンス・ピアノの腕前を披露し、世の女性たちを熱狂させた。それ以前にも、恋人を一途に思う青年や、リアルドールを彼女だと思い込む若者、寡黙なドライバー、中年男性に恋愛テクニックを享受するチャラ男など、稀に見る難役を次々とこなし、アカデミー賞ノミネート2回、ゴールデン・グローブ賞受賞1回(ノミネート3回)を誇っている。とはいえ、彼の圧倒的な演技力を持ってしても、革命的SF映画『ブレードランナー』で描かれた“人間とレプリカント(人造人間)”の世界や、新たな主人公“ブレードランナー”Kのキャラクターへの理解は難しかった様子だ。「これまでとは全く違う環境でいて、前作『ブレードランナー』と比べても、もっと残忍で孤立していて毒にあふれる、極端な世界になっていた」と、これまで経験した作品とも、前作とも異なる世界だったと語る。そんな思い悩むライアンを救ったのが、かつての“ブレードランナー”デッカード役ハリソンからの助言だったそう。「『あまり前作を大事にし過ぎないほうがいい。自分の映画として演じるんだ』と言ってくれたんだ」と、本作の主人公“K”を演じ切れた秘密を明かすライアン。ハリソンからの直々のアドバイスを受け、挑んだブレードランナー“K”。ライアンが魅せる新境地を見逃さないで。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月04日エイミー・アダムスやジェイク・ギレンホールを迎え、世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが『シングルマン』以来、7年ぶりに監督を務めた『ノクターナル・アニマルズ』。自身で脚本も手掛けたスリリングでミステリアスな展開と、細部までこだわった映像美には世界中が絶賛を贈っており、ヴェネチア国際映画祭では審査員グランプリ、助演のマイケル・シャノンがオスカーにノミネートされ、同じくアーロン・テイラー=ジョンソンがゴールデン・グローブ賞に輝いている。ファッション界のみならず、映画界でも類まれなる才能を発揮するトム・フォードとは、どんな人物なのか、その魅力に迫った。■「グッチ」を立て直したファッション界の生きる伝説1961年8月27日、テキサス生まれのトム・フォードは、ニューヨーク大学で美術史を専攻後、編入したパーソンズ美術大学で建築を学ぶ。あまり知られていないが、在学中に俳優を志し、CM出演も果たしている。70年代のニューヨーク、ビアンカ・ジャガーやデヴィッド・ボウイ、マイケル・ジャクソン、トルーマン・カポーティなど錚々たるメンバーが足を運んだ最先端のナイトスポット「スタジオ54」に出入りし、アンディー・ウォーホルら時代の寵児たちと親交を深め、ファッションやアートの世界にも傾倒していく。その後、キャシー・ハードウィックとペリーエリスのもとファッション業界で才能を発揮し、注目を集める。94年、「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブディレクターに就任。しかし、当時の「グッチ」は深刻な業績不振で経営が危ぶまれており、トム・フォードは立て直しに奮闘。それまでのクラシックなイメージを一新し、セクシーでゴージャス、かつモードな「グッチ」を確立させた。その成果は、トム・フォードがクリエイティブディレクターに就任してから10年で、売り上げをおよそ13倍に伸ばしていることでもわかる。この復活劇は「トム・フォード シンドローム」と呼ばれ、ファッション業界では伝説として語り継がれている。2000年には「イヴ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)」と「グッチ」グループ全体におけるクリエイティブディレクターに就任。05年、自身の名を冠したブランド「トム・フォード(TOMFORD)」を設立。14年には、ファッション業界のアカデミー賞にあたるCFDA賞のジェフリー・ビーン生涯功労賞を、15年にはメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーなど、これまで7度の受賞に輝き、不動の地位を確立した。■ジェームズ・ボンド着用スーツとして知られるデザイナーとしてはもちろん、経営的な観点も併せ持った才能で長年ファッション業界の第一線を走ってきたトム・フォード。そんな彼のブランドは、『007 慰めの報酬』から、ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドが着るスーツを衣装提供していることでも知られる。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が「(アイアンマンのスーツはないけど)「トム・フォードのなら」と話すシーンもあった。また、アカデミー賞などの場でも着用する俳優やセレブは多く、最近では『ベイビー・ドライバー』で主演を務めたアンセル・エルゴートがオフィシャルイベントで身に着けていたことが記憶に新しい。「トム・フォード」がお気に入りと公言しているオスカー女優ジュリアン・ムーアは、監督デビュー作『シングルマン』に出演するなど、多くのハリウッドスターから愛されている。■映画監督デビュー作でコリン・ファースがヴェネチア男優賞!ファッション界で成功を収める一方、2005年、映画製作会社フェイド・トゥ・ブラックを設立し、長年熱い想いを秘めていた映画の世界へ進出。09年に、クリストファー・イシャーウッドの小説に基づく『シングルマン』で映画監督デビューを果たし、同作では共同脚本、製作も務めた。同作での独特の映像美と世界観は絶賛され、主演のコリン・ファースは、ヴェネチア国際映画祭男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞を受賞。アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞など多数の賞にノミネートされ、トム・フォード自身も初監督作品とは思えない、異例の高評価を得た。■最新作は究極まで感覚を刺激される美しくも危ういミステリー監督2作目となる『ノクターナル・アニマルズ』は、ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリほか、ゴールデン・グローブ賞では監督賞、脚本賞にノミネートされ、賞レースを席巻。米作家オースティン・ライトの原作に惚れ込んだトム・フォードが1人で脚本を担当。20年前に別れた夫から送られてきた1冊の“小説”と、“過去”、そして“現在”が複雑に絡み合い、曖昧になっていくミステリアスな物語を描き出し、映画祭では脚色賞も受賞するなど、才能を発揮している。ファッション同様、一切妥協をしないトム・フォードこだわりの映像美と緻密な脚本で映し出される極上のミステリー作品。天が二物どころか、幾つもの才能を与えたトム・フォードが、新たに生み出した傑作を、スクリーンで体感してみて。『ノクターナル・アニマルズ』は11月3日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月03日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)のミニサイズ リップスティック「ボーイズ アンド ガールズ コレクション」が、2017年9月29日(金)に数量限定で発売される。2015年に発売され人気色は即完売となったミニサイズ リップスティック「トム フォード リップス アンド ボーイズ」が、メンバーチェンジして復活。2017年は、25色の選りすぐりの”ボーイズ”に加えて、50色の”ガールズ”が初登場。個性豊かな75色のバリエーションで展開される。リチャードやマイケル、キャサリン、マリコなど、トム フォードゆかりの人の名前が一色ずつに付けられているのもポイントだ。「ボーイズ」は、新色6色を含めた25色。「ヒロ」「ジェイク」など、人気のメタリック系の既存色に加えて、「クリスチアーノ」「トーマス」などのインパクトあるラインナップも揃う。また色だけでなく、リッチでクリーミィなタッチの「リップ カラー」と、サテンのように上品に輝く「リップ カラー マット」の2つのテクスチャーで登場する。新登場の「ガールズ」は、唇に艶やかな輝きとうるおいを与える高保湿リップ。見たままのカラーがグロッシーな質感で表現される「ウルトラ リッチ リップ カラー」からは、ナオミ、バイオレットなどの25色が、透明感のある仕上がりの「リップ カラー シアー」からは、モーヴ系からヌード系、ローズ系、レッド系まで幅広い色幅の25色が揃う。単色はもちろん、重ねてつけてもリップ メークが美しく仕上がるので、メークアップの幅を広げてくれそう。どのリップスティックも、通常より少し小さなサイズ感なので、スマートに持ち歩けるのも嬉しい。数本揃えて、その日の気分に合わせた唇をコーディネートしたい。【詳細】トム フォード ボーイズ アンド ガールズ発売日:2017年9月29日(金) ※数量限定価格:・ボーイズリップ カラー 全21色 各3,700円+税リップ カラー マット 全4色 各3,700円+税・ガールズウルトラ リッチ リップ カラー 全25色 各3,700円+税リップ カラー シアー 全25色 各3,700円+税【問い合せ先】トム フォード ビューティ コミュニケーションズ部TEL:03-5251-3541
2017年09月03日今年のカンヌ国際映画祭で、女性監督として史上2人目の監督賞に輝いたソフィア・コッポラ。彼女が初めて演出を手がけたオペラ公演「La Traviata」(原題)の模様が、『ソフィア・コッポラの椿姫』として限定公開。このほど、世界的ハイブランド「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の創始者ヴァレンティノ・ガラヴァーニが担当した衣装も確認できる、貴重な劇中カットがシネマカフェに到着した。『ヴァージン・スーサイズ』(’99)で監督デビューし、『ロスト・イン・トランスレーション』など注目作を発表し続け、最新作『The Beguiled』(原題)ではカンヌ監督賞を受賞したソフィア・コッポラが、オペラを初演出。演目は、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの人気悲恋オペラ「椿姫」。華やかなパリ社交界に生きる高級娼婦ヴィオレッタが、数々の裕福な男たちをとりこにしながら見つけた真実の愛、そして誇り高く生きる女性の運命を描き出す。本公演は、ローマ歌劇場で2016年5月24日から行われた公演で、指揮は「ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団」のアソシエイト・コンダクターをつとめていたヤデル・ビニャミーニ、ヴィオレッタ役はここ数年注目されてきているフランチェスカ・ドット(ソプラノ)、アルフレード役に来日公演も増えてきているアントニオ・ポーリ(テノール)が出演する。そして今回、本作の劇中カットが到着。衣装を担当したヴァレンティノ・ガラヴァーニは、ソフィアの代表作のひとつ『マリー・アントワネット』を見て感銘を受け、名作にモダンなタッチを加えるために直々にコッポラに演出をオファー、今回の公演の実現に至ったという。ガラヴァーニは自らヴィオレッタの衣裳をデザイン、そのほかの人物のデザインをマリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリらが手掛けている。今回解禁になった写真は、まず、第1幕、ヒロイン・ヴィオレッタの屋敷で、ヴィオレッタが運命の相手アルフレードと出会い、2人きりになるシーン。そして、2枚目は第3幕で肺結核により生命が尽きかけているヴィオレッタがアルフレードと最後に言葉を交わすクライマックスのシーン。先日、日本公開決定時に解禁となった2人の愛がぶつかり合う第2幕のシーンと併せて比較すると、ガラヴァーニの衣装の鮮やかさが一目瞭然。一方、ソフィアはガラヴァーニからオペラ演出の依頼を受けたときのことをこう語る。「彼から電話で頼まれて、もちろんイエスと言ったわ。まさかオペラを演出する日が来るとは思わなかったし、演出の方法も知らなかった。でも彼にノーとは言えなかった。ヴァレンティノ・ガラヴァーニと働けることは素晴らしい機会だし、自分にとってやりがいのあることだから」。巨匠と天才のタッグで実現したオペラ「椿姫」を、豪華な衣装とともに日本のスクリーンでも堪能してみて。『ソフィア・コッポラの椿姫』は10月6日(金)よりTOHOシネマズ日本橋にて2週間限定公開ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月26日ソフィア・コッポラ初演出のオペラ『ソフィア・コッポラの椿姫』が映像化。2017年10月6日(金)よりTOHOシネマズ日本橋にて2週間限定公開、その後順次全国公開となる。ソフィア・コッポラとは映画監督のソフィア・コッポラは『ゴッドファーザー』で知られる、フランシス・フォード・コッポラの娘であり、兄弟や親戚に監督や俳優が多い、芸術一家の生まれ。『ヴァージン・スーサイズ』(99)で監督デビューし、『ロスト・イン・トランスレーション』(03)など注目作を発表し続けてきた。人気悲恋オペラ『椿姫』を演出今回コッポラが初演出するのは、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの人気悲恋オペラ『椿姫』だ。主人公は華やかなパリ社交界に生きる、高級娼婦のヴィオレッタ。数々の裕福な男たちを虜にしてきた彼女が、見つけた「真実の愛」の行方を描く名作にモダンなタッチを加えた。本公演はローマ歌劇場で2016年5月24日(水)から行われたもので、ヴィオレッタ役としてフラン チェスカ・ドット、そしてアルフレード役として来日公演も増えてきているアントニオ・ポーリが出演している。なお今回の演出は、ヴァレンティノ(VALENTINO)創始者であるヴァレンティノ・ガラヴァーニが、彼女の代表作のひとつ『マリー・アントワネット』(06)を見て感銘を受け、直々にオファーしたそう。衣装にも注目鮮やかな赤色が印象的なヴィオレッタの衣装はヴァレンティノ・ガラヴァーニがデザイン。さらに、劇中の衣装は、ヴァレンティノのデザイナーとして活躍するピエールパオロ・ピッチョーリや、ヴァレンティノのデザイナーであったマリア・グラツィア・キウリ(現ディオール(Dior)のデザイナー)が手がけており、本公演の見どころの1つとなっている。舞台美術にも注目また舞台美術には、ハリウッドで数々の大作を手掛け、『プレステージ』(06)、『ダークナイト』(08)、『インターステラー』(14)でアカデミー賞美術賞に3度ノミネートされ、話題の作品『ダンケルク』も手掛けるプロダクションデザイナーのネイサン・クロウリーが大抜擢されている。【詳細】『ソフィア・コッポラの椿姫』公開日:2017年10月6日(金)※TOHOシネマズ日本橋2週間限定公開、その後順次全国公開演出:ソフィア・コッポラ指揮:ヤデル・ビニャミーニ合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ舞台美術:ネイサン・クロウリー衣装:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリキャスト:ヴィオレッタ:フランチェスカ・ドット、アルフレード:アントニオ・ポーリ、ジェルモン:ロベルト・フロンターリ原題:La Traviata©Yasuko Kageyama
2017年07月21日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)は、人気フレグランス「ネロリ・ポルトフィーノ コレクション」に、3つのボディ スプレィが仲間入り。2017年8月4日(金)より発売される。新たに加わる3つのボディ スプレィは、世界中のセレブリティが集う海辺のリゾート地の思い出を香りで再現したもの。どれもスプレィ タイプのミストで全身に使用可能だ。「マンダリーノ ディ アマルフィ」は、マンダリン オイルや果皮ごと圧搾したレモンといった柑橘に、バジル、スペアミント、そしてジャスミンをプラスして、アマルフィ沿岸での日々を表現した。ニセアカシアの白い花から着想を得た、「フルール ド ポルトフィーノ」は、同じくシチリア産レモンのシトラスノートに、バイオレット リーフ、ジャスミンを合わせ、アカシアの蜂蜜で甘みを添えた。優しく調和された柔らかなノートが心を穏やかに整えてくれる。地中海沿岸と島々に自生する木々を思い起こさせる「コスタ アジューラ」は、松やオークに、野生のハーブを添えてウッディ ノートを作り上げた。アクセントには潮の香りを。全体的には深みがあるが、香り立ちは爽やかだ。【アイテム詳細】トム フォード プライベート ブレンド ネロリ・ポルトフィーノ コレクション新作・マンダリーノ ディ アマルフィ オール オーバー ボディ スプレィ・フルール ド ポルトフィーノ オール オーバー ボディ スプレィ・コスタ アジューラ オール オーバー ボディ スプレィ<数量限定発売>発売日:2017年8月4日(金)価格:8,500円+税【問い合わせ先】トム フォード ビューティTEL:03-5251-3541
2017年07月14日エイドリアン・ブロディが8月4日(現地時間)にスイス南部のロカルノで開催されるロカルノ国際映画祭で生涯功労賞「名誉豹賞」を受賞することになった。歴代の受賞者には作曲家のエンリオ・モリコーネ、テリー・ギリアム監督、高畑勲さんらが名を連ねている。エイドリアンは1989年、16歳のときにマーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、ウディ・アレンの3大巨匠がメガホンを取ったオムニバス映画『ニューヨーク・ストーリー』でデビュー。2002年の『戦場のピアニスト』で実在のユダヤ系ポーランド人のピアニストを演じ、史上最年少(当時29歳)でアカデミー主演男優賞を獲得したことで話題に。フランス版アカデミー賞と呼ばれるセザール賞の主演男優賞、ボストン映画批評家協会賞の主演男優賞にも輝いた。その後も華々しい活躍を続けている。エイドリアンの「名誉豹賞」受賞の決め手は『戦場のピアニスト』の功績と、多才な俳優として手本になっていること、ハリウッドやその他の国々のフィルムメーカーからの圧倒的な支持されていることだと公式サイトが発表。彼の肩書は「俳優」よりも「アーティスト」の方がしっくりくると絶賛している。来月に行われるロカルノ国際映画祭では、『戦場のピアニスト』を上映し、エイドリアンと会える機会も設けられるとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年07月05日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)は、新メイクコレクション「ソレイユ 2017 コレクション」を2017年7月2日(日)から発売する。"時とともに色を変える太陽”から着想したサマー メイクトム フォード ビューティは”エンドレス サマー”をイメージした、コレクションを提案。朝、昼、夕と豊かに色を変える太陽からヒントをもらい、肌を輝かせるブロンザー、ハイライター、リップ カラーが誕生した。口紅型コンパクトな「リップ バーム」注目は、口紅の形をした「リップ バーム」。クラッチバッグに入るコンパクトなリップ バームは光沢あるアイボリーにゴールドを掛け合わせて、ラグジュアリーなパッケージに。唇にのせた瞬間からするするとなじみ、ジェリーのような感覚で口元に潤いを添える。カラーは、ソフト ピンクから淡いコーラル、チェリー レッドまで幅広く揃う。単色使い&混ぜてもOK「ソレイユ コントゥーリング コンパクト」同じく、アイボリー×ゴールドのコンパクトに収めたのは、チーク カラー、ハイライター、ブロンザーの詰まった「ソレイユ コントゥーリング コンパクト」。チーク カラーは血色感を頬に、ピンクのハイライターは輝きを。そして、ブロンザーは顔立ちをよりヘルシーに強調する。1色だけ使うのはもちろん、複数色混ぜてもOK。使い方はアレンジ次第で自由自在だ。2つのフォーミュラが1本に「モイスチャーコア リップ カラー」そして、リップラインにも新作が登場。「モイスチャーコア リップ カラー」は、グロス状のリップ カラーとリップ カラー部分、2つの異なるフォーミュラを一体化させたアイテム。軽やかなつけ心地ながら美しい発色が長時間持続。まるでカラー ベールに包まれているような優しい口元へと導いてくれる。また、シアー タイプのリップスティック「リップ カラー シアー」からも2色の夏色が揃う。【アイテム詳細】トム フォード ビューティ「ソレイユ 2017 コレクション」発売日:2017年7月2日(日)・リップ バーム 全5色 各3,700円+税<数量限定発売>・ソレイユ コントゥーリング コンパクト 11,500円+税・シアー チーク デュオ 9,000円+税・モイスチャーコア リップ カラー 全6色 各6,200円+税<数量限定発売>・リップ カラー シアー 全2色 各6,000円+税【問い合わせ先】トム フォード ビューティTEL:03-5251-3541
2017年06月25日フランシス・フォード・コッポラ監督の夫人エレノア・コッポラが、自身の体験を基に脚本を執筆し、初めて長編実写作品のメガホンをとった『ボンジュール、アン』。このほど、フランスの優美な風景と美食が誘う旅に、監督からのメッセージが詰まった予告編が到着した。本作は、人生の岐路に立つ女性が、思いがけない旅で“忘れていた自分”と出会うまでを描き、新たな一歩を踏み出す勇気と元気をくれる物語。本作のメガホンをとるのは、巨匠フランシス・F・コッポラを妻として支えると共に、ドキュメンタリー監督として『ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録』でエミー賞をはじめ数々の賞を受賞した経験を持つ、エレノア。80歳にして見事な長編劇映画監督デビューを果たした。このたび届いた予告編では、夫(アレック・ボールドウィン)とカンヌ国際映画祭にやって来たアン(ダイアン・レイン)だったが、耳の具合が悪くなり、飛行機をキャンセルして、夫のビジネスパートナーであるフランス人のジャック(アルノー・ヴィアール)と車でパリへ向かうことになる。たった7時間の旅の予定だったにも関わらず、ジャックは「パリは待たせておく」と言っては、次々とアンを美味しい食事やワインの店、観光名所へと連れ回す。ジャックのペースに、最初は戸惑っていたアンも次第に心を開き、旅を楽しみはじめ…。これまで、『コットンクラブ』や『アウトサイダー』などフランシスの作品に数多く出演してきたダイアン・レイン。52歳で出演した本作では相変わらずの美貌とチャーミングな姿を見せているが、予告映像からもそのキュートな魅力を十分に伺うことができ、女性たちの憧れであり続けるダイアンが“最もかわいい映画”との呼び声も高い。また、本作は実際にエレノア監督自身が体験した出来事を基に制作されているが、それについて監督は「フランスでのあの経験は日々、パソコンや携帯電話に忙殺される中で、ゆとりを持つ喜びを教えてくれた“めざめ”となった経験なの」と明かしている。便利なデジタル機器に囲まれ、せわしない人生を送る現代人へ、“人生にゆとりを持つことを忘れないでほしい”というメッセージが込められた本作。まずは、この映像から、旅を通して生き生きと変わっていくアンの姿を確かめてみて。『ボンジュール、アン!』は7月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボンジュール、アン! 2017年7月7日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) American Zoetrope,2016
2017年06月24日ソフィア・コッポラが女性としては史上2人目となる監督賞を獲得し、『光』の河瀬直美監督はエキュメニカル審査員賞を受賞するなど、女性監督の活躍が目立った先日のカンヌ国際映画祭。以前は男性社会だった映画界も、近ごろ賞レースの中に女性監督やスタッフの名前を目にするようになり、少しずつだが変化の兆しが見えている。しかも、この夏は注目の女性監督たちの新作が続々公開に。日々、男性社会で戦う女性たちへエールを込めた、“女性しか描けない女性目線の物語”の3作品を紹介する。■『ボンジュール、アン』7月7日(金)公開80歳にしてデビュー!エレノア・コッポラ監督巨匠フランシス・フォード・コッポラ夫人として、はたまたロマン、ソフィアの母として、これまで映画監督一家を陰で支えてきたエレノアが、80歳にして初の長編劇映画デビューを果たした記念すべき第1作は、全ての大人の女性に贈る人生賛歌の物語。自身を投影したかのような主人公アン(ダイアン・レイン)は、自分自身の人生と長年連れ添った映画プロデューサーの夫マイケルとの関係を、カンヌからパリへ向かうドライブの旅を通して見つめ直す。エレノアは、74歳のときに本作を企画したが、「女性が監督する女性目線の作品なんてウケない」と言われ続け、資金集めに6年もの時間を費やしたという。アメリカ全4館で公開スタートとなった本作は、インディ系としてはベストアベレージとなる館アベレージ20,000ドルを突破するスマッシュヒットを記録。カメラマンや衣装、美術などの制作スタッフも映画界で活躍する女性を中心に集めたというこだわりぶりで、まさに“女性による女性のための映画”となっている。■『ありがとう、トニ・エルドマン』6月24日(土)公開世界が絶賛!マーレン・アデ監督『恋愛社会学のススメ』などで知られるマーレンの長編3作目となる本作は、第69回カンヌ国際映画祭において批評家から絶大なる支持を獲得し、「スクリーン・インターナショナル」での星取りでは歴代最高得点を記録。インディペンデント・スピリット・アワード外国語映画賞をはじめ数多くの賞を受賞し、第89回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートを果たした話題作。マーレン自身の父親をモデルに描いたという奇想天外な父、トニ・エルドマンと、そんな父に振り回されるキャリアウーマンの娘の交流を、ユーモアたっぷりに描いた、笑って泣けるストーリーに癒されること間違いなし。■『ワンダーウーマン』8月25日(金)公開新記録樹立!パティ・ジェンキンス監督『モンスター』でシャーリーズ・セロンにオスカーをもたらしたパティ・ジェンキンスの新作は、最強の女戦士の活躍を描いたスーパーヒーロー映画。「女性スーパーヒーローは興行的な成功が見込めない」という理由で長らく実写映画化が叶わなかった本作だが、北米で公開された初週末には、女性監督による作品として歴代最高のオープニングを記録する大ヒットスタートを果たした。さらに、これまでスーパーヒーロー作品とは異なり、観客の半数以上は女性で、女性たちの支持を確実に集めていることでも話題。「女性にアクション映画は監督できない」という固定概念を覆した、まさに現代を代表する作品といえる。“21世紀は女性の時代”。映画業界で、続々と才能を開花させる女性監督たちのパワーを、ぜひ劇場で感じてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLCありがとう、トニ・エルドマン 2017年6月24日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) Komplizen Filmボンジュール、アン! 2017年7月7日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) American Zoetrope,2016
2017年06月21日世界的に活躍する女性映画監督ソフィア・コッポラが、「Panthère de Cartier Watch(パンテール ドゥ カルティエウォッチ)」(以下パンテール)の新コレクションを記念したスペシャルショートムービーを製作。主演を『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のコートニー・イートンが務めていることが分かった。独自のスタイルとフェミニティに象徴される「The Maison Cartier(メゾン カルティエ)」。同ブランドの、80年代の世相を反映し陽気で大胆なスピリットをまとって生まれたフェミニンウォッチ“パンテール”。30年近い時が流れ、新たに甦ったこのウォッチは、あらゆる女性独自のスタイルとパーソナリティを表現し、ウォッチ時計ではなく、ジュエリーとしての存在感を持つ。今回公開されたショートムービーの監督を務めたのは、スタイル、テイスト、そしてモダンエレガンスのアイコンとして際立った存在感を示すソフィア・コッポラ。次回作『The Beguiled』(原題)では2017年カンヌ国際映画祭にて、女性監督として56年ぶりとなる監督賞を受賞し話題となっている。コッポラ監督は、パンテール ウーマンを“エレガントで洗練された、シックでグラマラス、そして陽気でありながら色気のある女性”と捉え、ダウンタウンユニオンステーション、ジョルジォ・ナイトクラブ、ハリウッドのホテル、“フォックスレジデンス”など数日間にわたるLAでの撮影を行い、そのムードや“旅する女性”を表現した。ショートムービーに起用されたのは、モデルであり2015年公開作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で女優デビューも果たしたコートニー・イートン。魅力的で自然体なコートニーが“パンテール ウーマン”を体現し、グラマラスなパンテールの舞台を作り上げた。また、コートニーがナイトクラブに繰り出すシーンには、以前にもコッポラ監督に出演したブルックリン姉妹やアマンダ・サッダーノが出演している。「パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ」は6月2日(金)より発売中。※一部モデルは7月、発売予定。(text:cinemacafe.net)
2017年06月09日観客参加型のホラー映画祭「夏のホラー秘宝まつり2017」が、キネカ大森にて2017年8月19日(土)から9月1日(金)まで開催される。「ホラー秘宝」とは、日本のレコード会社・キングレコードが贈る傑作ホラー映画レーベル。そのセレクションの質は、ホラーファンや映画ファンから一目を置かれる存在となっている。今年で4回目を迎える本イベントでは、ホラー作品を洋画・邦画共に一挙上映。また、グランプリ作品がアンコール上映される「ホラー総選挙」、コスプレありの上映日「パリピ上映」など、ユニークな参加型の企画が実施される。また期間中は、5本鑑賞すると1本無料となる特典や、ゲストによるトークショーも開催。上映作品は1981年に公開され、狼男映画の金字塔と言われるジョー・ダンテ監督の『ハウリング』や、ホラー映画界の巨匠ジョン・カーペンター監督による『ザ・フォッグ』、そして巨匠フランシス・フォード・コッポラ製作総指揮の都市伝説ホラー『ジーパーズ・クリーパーズ』。さらに、『キャリー』『シャイニング』などで知られるホラー小説界の巨匠スティーヴン・キングの短編小説「人間圧搾機」をトビー・フーパーが映画化した『マングラー』も。また、オープニング上映にはアイドルグループ「夢みるアドレセンス」が主演を務める映画『「超」怖い話2』が選ばれているほか、『怪談新耳袋G メン 復活編』や『血を吸う粘土』といった邦画ホラー映画もラインナップする。【詳細】夏のホラー秘宝まつり2017期間:2017年8月19日(土)〜9月1日(金)場所:キネカ大森住所:東京都品川区南大井6−27−25 西友大森店5階料金:新作 1500円、旧作 1100円■上映作品『ハウリング(原題:The Howling)』『ザ・フォッグ(原題:The Fog)』『ジーパーズ・クリーパーズ(原題:Jeepers Creepers)』『マングラー(原題:The Mangler)』、『「超」怖い話2』、『怪談新耳袋G メン 復活編』、『血を吸う粘土』
2017年06月05日ソフィア・コッポラ監督最新作の映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が、2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開となる。ソフィア・コッポラの新境地、ダークな女性像を描くソフィア・コッポラ監督の長編劇映画第6作目となる『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は、1966年にトーマス・P・カリナンが発表した同名小説「The Beguiled」を原作にしている。物語の舞台は、南北戦争期アメリカの男子禁制の女学園。負傷した北軍兵士を女学園にかくまったことから、性へ過敏になった女性たちに競争心が芽生え、学園内の均衡が崩れていくというスリラーが描かれている。1971年にドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の『白い肌の異常な夜』として映画化されているが、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』ではシーゲル監督の作品とは異なり、“女性の登場人物の視点から描いた作品”だとしている。また、これまでのソフィアの作品に見られた、女性のポップでガーリーな魅力とは一転して、女性のダークな一面を垣間見ることができるという。ニコール・キッドマンら豪華キャストキャスト陣にはソフィア映画史上最も豪華ともいえる面々が集まった。女学院の園長役にニコール・キッドマン、恋に恋する純粋な教師役にキルスティン・ダンストを起用。そして、負傷兵役をコリン・ファレルが演じる。なお、2017年5月に開催された第70回カンヌ国際映画祭では、ソフィア・コッポラが監督賞を受賞。また、女学園の校長を演じたニコール・キッドマンが第70回記念名誉賞に輝いている。エル・ファニングの魅せる妖艶な演技中でも注目したいのは、ソフィア・コッポラの作品に『SOME WHERE』以来2度目の出演となるエル・ファニング。当時は子役として演技を光らせていた彼女が、本作では女子寄宿学園に暮らす早熟な少女・アリシアを熱演する。学園に運ばれてきた負傷兵マクバニーを挑発的に誘惑していくが、果たして彼の心を掴むことはできるのか……近年『パーティで女の子に話しかけるには』など、新作への出演が絶えないエル・ファニングの新たな魅力に期待したい。ストーリーアメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは―作品詳細『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』公開日:2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開監督:ソフィア・コッポラキャスト:コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング2017/アメリカ/93分/英語/ヨーロッパビスタ/ドルビーデジタル/原題:The Beguiled提供:東北新社配給:アスミック・エース STAR CHANNEL MOVIESPG-12©2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.■写真展概要「Andrew Durham Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」発売記念写真展期間:2018年1月16日(火)~1月19日(金) 11:00~21:00場所:ルミネ 0 スタジオ(新宿ニュウマン 5F)住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55料金:無料※メモリアル・フォトブックは、1月16日(火)より、BOOKMARC、ツタヤ トウキョウ ロッポンギにて先行発売され、2月2日(金)より全国書店にて発売。問い合わせTEL:㈱東北新社 版権営業部 劇場配給・宣伝チーム 03-5414-0441
2017年06月01日ソフィア・コッポラが“ガーリー”を卒業し、自身の集大成として手がけた最新作『The Beguiled』(原題)が、第70回カンヌ国際映画祭にて見事、監督賞を受賞。さらに第70回記念名誉賞を、本作はじめ2作品がコンペ部門に出品されたニコール・キッドマンが受賞した。本作は、1966年にトーマス・P・カリナンが発表した同名小説を基に映像化。1971年に一度、クリント・イーストウッド主演、ドン・シーゲル監督で邦題『白い肌の異常な夜』として映画化されている。舞台は南北戦争期、ヴァージニアの男子禁制の女子学園。負傷した北軍兵士が治療をすべく学園に匿われたことから、女性たちは性に過敏になり、競争心が生まれ、驚くべき事態へと展開していく、という極上のミステリー。ニコールに、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、さらに兵士役に『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ロブスター』のコリン・ファレルという豪華キャストが、ソフィア・コッポラ監督のもとに集結。『ヴァージン・スーサイズ』(’99)で監督デビューし、『SOMEWHERE』や『ブリングリング』など注目作を発表し続けてきた彼女の新作が、『マリー・アントワネット』(’06)以来11年ぶりにカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、公式上映には豪華キャスト陣も華やかに集結した。そして、現地時間5月28日(日)午後7時15分から「LUMIERE」で行われた授賞式。コンペティション部門には、アメリカからトッド・ヘインズ、ノア・バームバック、アジアからは『光』の河瀬直美ほかホン・サンスとポン・ジュノ、フランス勢としてミシェル・アザナビシウスに加えジャック・ドワイヨン、フランソワ・オゾン、ロバン・カンピロの4名、さらにミヒャエル・ハネケ、ヨルゴス・ランティモス、ファティ・アキンら、18人の監督の作品が出品されていた。この強豪たちを見事に制し、ソフィア・コッポラが監督賞を受賞!『マリー・アントワネット』でコンペに出品し、無冠で敗れて以来、11年の時を経て屈辱を晴らした形となった。また、第70回記念名誉賞には、本作で女子学園の校長を演じたニコールが選ばれた。これまでのソフィア・コッポラ作品といえば、『マリー・アントワネット』などに見られる“女性の可愛さ”が象徴的に描かれていたが、本作では一転して“女性のダークな部分”を見ることができる作風に。特に女性キャスト陣は、ニコールやキルスティン、エルと過去にソフィアの監督作に出演してきた“ファミリー”ともいえる面々が揃い、集大成的な作品ともいえそう。カンヌ映画祭会期中のインタビューでソフィアは、「本作はシーゲル監督の作品と同じ物語を下敷きにしているけど、新たな解釈であって、リメイクではないの。女性の登場人物の視点から描いた作品よ」と、本作のオリジナリティを説いていた。また、ニコールは「本作を監督するのは女性でなければならないと思うわ。女性の本質から作り出される物語なの」と、象徴的な言葉で語っている。『The Beguiled』(原題)は今冬、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年05月29日俳優のライアン・ゴズリングは、『ブレードランナー2049』の撮影中、ハリソン・フォードに見られていることをイメージしていたそうだ。1982年のリドリー・スコット監督によるヒット作『ブレードランナー』の続編となる同作で主役を演じている2人だが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は前作でも主役を演じた大御所ハリソンとの共演に怖じ気づかないよう、ライアンにハリソンが陰に座っていることを想像しながら演技するように提案したという。ワーナー・ブラザースによるフェイスブック上のライブチャットの中でライアンは「撮影を始めたばかりの頃、監督は『ハリソンが角に座って見ているとイメージしてみよう。彼は満足だと思うかな?』と時々言っていたよ」と明かし、実際にハリソンが現場に現れた時にはホッとしたというエピソードを語った。「だからほとんどの時は、角に彼が座っていることをイメージしていたんだ。それでついに本人が現れた時はすごくホッとしたね。だって彼は腕をまくって仕事を始めるぞってだけだったからさ」また、ヴィルヌーヴ監督は、ハリソンとキャスト全員の「交流会」のようなものを企画したそうで、ライアンはハリソンが姿を現した時にこの作品がまさに始まったと実感したそうだ。「ハリソンが到着してすぐにみんなでテーブルを囲んだんだ。それから一緒に仕事を始めたんだよ」「すごくホッとしたし、彼は本当に素晴らしいパートナーだったよ。それに彼は僕達にとても親切でさ。ハリソンが来た時に、僕は本当にこの映画がついに始まったと感じたね」一方で、ハリソンもライアンのことを絶賛しており、「ライアンは独自の知識を持っているんだ。感情の知識をね。彼と一緒に仕事が出来たのは本当に楽しかったね」と語っていた。(C)BANG Media International
2017年05月15日俳優のハリソン・フォード(74)は、来年公開予定となっている若き日のハン・ソロを描いた映画を見たら変な気分になるだろうとしている。「スター・ウォーズ」シリーズでその役を演じていたハリソンは、タイトル未定のスピンオフ作でアルデン・エーレンライク(27)が若かりし頃のハンを演じるのを目にするのは簡単なことではないと認めているものの、そのキャスティングには大満足なのだという。『ザ・スター・ウォーズ・ショー』でクリエーターのジョージ・ルーカスに対し、ハリソンは「もちろん僕はいちファンとして見るよ。でも変な気分になるだろうね。若き日のハン・ソロを演じる子に会ったんだ。素晴らしい男だよ。とても愛嬌があって、すごくいい役者だね。だからそのチョイスには感激してるよ」と語っている。ハリソンはアルデンのキャスティングに満足しているようだが、当初はワン・ダイレクションのハリー・スタイルズがその役を演じる方向となっていながらもスケジュールの都合により実現しなかったと言われている。ある関係者は「ハリーはスタジオがハン・ソロ役を探していた当初の段階で名前が挙がっていたうちの1人でした」「当時はほぼ演技経験がないも同然でしたが、スタジオ側は大スターになる可能性を見出していたましたし、この映画に大きな注目を集めることになるとみていたんです」「最初の打診の際、ハリーはミュージシャンとしてのプランが立てられていて、その役を演じることがほぼ不可能だったんですよ」「でもほかの作品に向けて、ディズニーとは話をしていて、今は検討中です」「彼の『ダンケルク』の演技には称賛の声ばかりですし、彼のマネージャーは次回作の選抜に十分な注意を払っていますよ」と話している。ハン・ソロを描いたスピンオフ作では、ランド・カルリジアン役にドナルド・グローヴァーが決定しているほか、『ゲーム・オブ・スローンズ』で知られるエミリア・クラークも役名は未定ながらもキャスティングされている。(C)BANG Media International
2017年05月01日フランシス・フォード・コッポラ夫人にして、ソフィア・コッポラの母であり、最高のスタッフとしてコッポラ家を陰で支えてきたエレノア・コッポラ。彼女が自身の体験を基に描いた長編実写作品監督・脚本デビュー作『PARIS CAN WAIT』(原題)が、邦題『ボンジュール、アン!』として日本公開されることが決まった。アン(ダイアン・レイン)は人生の岐路に立っている。長年連れ添った映画プロデューサーの夫(アレック・ボールドウィン)は、成功を収めているが妻には無頓着。ある日、夫の仕事仲間(アルノー・ヴィアール)とともに、カンヌからパリへ車で向かうことになる。ただの7時間のドライブのはずが、美しい景色、おいしい食事とワイン、ユーモアと機知に富んだ、新たな発見の旅となり始め…。仕事ばかりで家庭には無頓着な夫を持つ大人の女性が、子育ても落ち着き、人生のひと区切りを迎えようとしていたころ、思いがけないパリへの旅を通して、自分自身を見つめ直し、人生の喜びや幸せを新たに発見することになる物語。監督・脚本を務めたのは、コッポラ家を陰で支えながらアーティストとしての輝かしいキャリアを持ち、2冊のノンフィクション本も執筆、そしてエミー賞を受賞した「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」をはじめ数十本のドキュメンタリー作品を制作しているエレノア・コッポラ。80歳にして本作が初の長編実写作品となる。エレノア自身を投影させたアン役には、『運命の女』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』でも献身的に家族を支えるトランボの妻を見事に演じきっていたダイアン・レイン。そのほか、俳優のみならず監督・脚本家としてもフランスを中心に活躍しているアルノー・ヴィアール、舞台・映画・テレビと幅広く活躍し、現在は声優を務めた『The Boss Baby』(原題)が全米大ヒット中のアレック・ボールドウィンなどが脇を固める。美味しい食事やワイン、コート・ダジュール地方の美しい景色や遺跡など、フランスの魅力がギュッと詰まった本作は、人生に迷える全ての大人へ一歩踏み出す勇気をくれる、“心にも美味しい”作品となっている。『ボンジュール、アン!』は7月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月30日「本年度アカデミー賞(R)」助演男優賞ノミネート、「第74回ゴールデングローブ賞」助演男優賞受賞ほか、様々な映画賞を受賞したトム・フォード監督の最新作『Nocturnal Animals』(原題)が、『ノクターナル・アニマルズ』の邦題で秋に日本公開されることが決定した。スーザン(エイミー・アダムス)は、夫と共に経済的には恵まれながらも、心は満たされない生活を送っていた。ある週末、何年も連絡を取っていなかった元夫のエドワード(ジェイク・ギレンホール)が書いた小説「夜の獣たち(Noctural animals)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は、暴力的で衝撃的な内容だった。「夜の獣たち」に感銘を受けたスーザンは、エドワードと過ごした日々を思い出す。自分が送ろうとしていた生活、エドワードにした仕打ち、現在の心を失う時間…。そして、エドワードと再度会うことを決意するのだった――。オースティン・ライトの「ミステリ原稿」を原作に、ファッションの世界ですでに確固たる地位を築き、デビュー作『シングルマン』も高く評価されたフォード監督が映画化。本作では、愛と残酷さ、復讐と償いのきわどい境界線で揺れ動く心を描きだしている。主演を務めるのは、『魔法にかけられて』『ザ・マスター』『メッセージ』のエイミー・アダムスと、『デイ・アフター・トゥモロー』『プリズナーズ』や、6月配信予定の巨匠ポン・ジュノ監督とブラッド・ピットの製作会社プランBが組んで制作したNetflixオリジナル映画『オクジャ』に出演するジェイク・ギレンホール。2人はお互いについて、さらに自分自身についての暗い真実を発見する、離婚した夫婦を演じている。そのほかマイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、アイラ・フィッシャー、アンドレア・ライズブロー、マイケル・シーンらが出演している。また本作は、マイケル・シャノンが第89回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたほか、 アーロン=テイラー・ジョンソンが第74回ゴールデングローブ賞助演男優賞、第73回ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリ、マイケル・シャノンが第20回ラスベガス映画批評家協会賞 助演男優賞、トム・フォードが脚色賞、エイミー・アダムスが第58回サン・ジョルディ賞外国映画部門主演女優賞など様々な賞を受賞している。『ノクターナル・アニマルズ』は今秋、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年04月21日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)は、新フレグランス「ソーレ ディ ポジターノ オード パルファム スプレィ」を2017年4月21日(金)より発売する。アクア ブルーのガラスボトルが目印の「ネロリ ポルトフィーノ コレクション」から、7番目となる新作「ソーレ ディ ポジターノ オード パルファム スプレィ」は、オレンジやレモンが奏でる贅沢なグリーン シトラス フローラルの香り。幕開けは、太陽の力強い脈動を感じさせる柑橘類のブレンドから。イタリアン ベルガモットにビターオレンジ(プチグレン ビガラード)、レモン、マンダリンが重なり合い、さらにシソの葉と合わさることで輝きを増し、光に満ちた始まりを迎える。時間が経つとともに、イランイランとサンダルウッドが現れ、そしてジャスミン アブソリュートが大きく花を咲かせる。訪れたのは、スズラン、オレンジ フラワーを含んだ深いフローラル ノート。さらに、柔らかなムスクとグリーン モスが混じり合い、トム フォードらしいセンシュアリティを感じさせる香りを完成させる。ボトルは、アクア ブルーをベースにしたアクア トルマリン カラー。ゴールドのラベルとチェスの駒を想起させる立体的なデザインには、トム フォードの知的な印象が反映されている。【アイテム詳細】トム フォード ビューティ「ソーレ ディ ポジターノ オード パルファム スプレィ」50ml 28,000円+税発売日:2017年4月21日(金)【問い合わせ先】トム フォード ビューティTEL:03-5251-3541
2017年04月10日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)の「プライベート ブレンド レ エクストレ ヴェール コレクション」から、新しい香りのオード パルファムが3月17日に登場する。今回発売される「ヴェール ド フルール オード パルファム スプレィ」は、トム・フォードが独自の解釈で再構築したグリーンノートのフレグランスシリーズ「レ エクストレ ヴェール」からリリースされる4つ目の香り。70年代に人々を魅了したクラシックなグリーンノートを、現代的なヒヤシンスとアイリスの華やかな香りによって洗練させ、モダンなフローラル調へと変化させている。トップノートには、ネロリやベルガモット、バジルの香りに包まれたヒヤシンスとガルバナムが現れ、ラグジュアリーなローズのブレンドにオレンジフラワーを添えたベルベットのようになめらかなフローラルノートが続く。ラストは、温かみのあるべチバー、パチュリ、ダークなオークモスなどのグリーン系が奏でるウッディノートがフローラルと調和して、魅惑的な余韻を残す香りに仕上がっている。価格は、28,000円(50ml )。全国のトム フォード ビューティ取り扱い店舗にて発売。
2017年03月11日カート・コバーンと娘のフランシス・ビーン・コバーン写真: Rex Features/AFLO 2月20日はニルヴァーナの故カート・コバーンの誕生日。一人娘のフランシス・ビーン・コバーンが、亡き父へ宛てた手書きのメッセージをSNSに投稿した。 「今日は50回目の誕生日になるはずだったね。あなたは愛され、恋しがられている。私に命の贈り物をありがとう。永遠にあなたの娘、フランシス・ビーン・コバーン」 カート・コバーンは1967年2月20日にワシントン州アバディーンで生まれた。1987年にニルヴァーナを結成、91年に先行シングル「Smells Like Teen Spirit」とアルバム「Nevermind」のヒットでオルタナティヴ・ロックの一大ムーブメントを巻き起こした。メジャーシーンを牽引していく立場となり、全世界の若者から熱狂的な支持を集める一方で、カートのドラッグとアルコールへの依存が加速。1994年の4月5日に27歳で命を絶った。 死の1カ月前、カートはドラッグとアルコールの過剰摂取で病院へ運ばれ、リハビリ施設に入所。退院のわずか数日後に頭をショットガンで打ち抜いた。発見されたとき、彼の手首には施設のリストバンドが巻かれたままだった。 その当時、フランシスはわずか2歳。遺書には、妻であるコートニー・ラヴに「フランシスを頼む。俺がいなくなれば、あの子の人生はずっとよくなる」とあった。
2017年02月21日ハリソン・フォードが13日(現地時間)、カリフォルニア州の空港で操縦していた飛行機の着陸場所を間違えていたことがわかった。13日午後(現地時間)にプライベート機を操縦していたハリソンは、オレンジ・カウンティ近くにあるジョン・ウェイン空港で乗客110名を乗せたアメリカン航空のボーイング737の真上を通過し、滑走路ではなく誘導路に着陸した。幸い負傷者は出ず、旅客機は数分後にテキサス州ダラスに向けて無事離陸したという。ハリソンが操縦していた「Aviat Husky」に対して、空港の管制官は適切な指示を出し、ハリソンもそれを正しく復唱していたという。だが、滑走路と並行する誘導路に入ってしまった。NBCニュースは、ハリソンが管制官に「あの旅客機は私の下にいるべきものだったのか?」と尋ねているのが録音されていると報じている。74歳になるハリソンは2015年3月に、第二次世界大戦中のヴィンテージ機を操縦中にゴルフ場に胴体着陸する事故を起こし、頭部と足を負傷した。2年足らずで大惨事になりかねない事態を引き起こし、操縦免許の停止あるいは取り消しの警告を受けた。(text:Yuki Tominaga)
2017年02月16日