■「ギリシャ風 苺のサラダ」でホームパーティをおしゃれに演出材料・苺1~2個・フェッタチーズ少々(お好みで)・はちみつ大さじ1・ホワイトバルサミコ大さじ1・オイスターリーフ 数枚作り方1.はちみつとホワイトバルサミコを1:1で混ぜ合わせ、ドレッシングをつくります。はちみつを大さじ1ホワイトバルサミコを大さじ1はちみつをホワイトバルサミコでのばすように混ぜ合わせます。2.苺を適当な大きさにカットし、ドレッシングをかけます。3.フェッタチーズを適量削り、ふんわりとのせます。4.最後にオイスターリーフをのせて完成です。今回ご紹介した「ギリシャ風 苺のサラダ」は、サラダと銘打ってはいますが、時にデザート、時にアペリティフ、時にオードブルとして、さまざまなシチュエーションに合わせて、手軽に作ることができます。とても美味しく見た目もおしゃれな一品です。突然の来客に、ホームパーティーに、仕事から帰ってきて、いつもと違う苺を味わいたいときに、このような一品があると、心も満たされるのではないでしょうか?TOYOでは、「素材の旨みを活かす」ことを大切にしています。それは、ミニマリズムとも言えますね。シンプルだからこそ、簡単レシピのひとつのレパートリーとして加えていただければ、嬉しく思います。Text/中山豊光(なかやま・とよみつ)フランス・パリの名店「Restaurant TOYO」のオーナーシェフ。1971年生まれで1994年に渡仏。パリのフレンチレストランと日本料理店で経験を積んだ後、髙田賢三(デザイナー)の専属料理人を経て独立し、2009年12月にパリ6区にRestaurant TOYOをオープン、人気のレストランとなる。2018年3月「RESTAURANT TOYO」東京ミッドタウン日比谷出店パリで注目されている中山豊光シェフが手掛ける「TOYO」の 日本初店舗が2018年の3月29日に東京ミッドタウン日比谷にオープンする。パリの本店同様、オープンキッチンでフレンチでは珍しいカウンターも据え、新鮮でかつ旬な食材にこだわりを持つ。懐石料理の美意識が存在し、西洋と東洋の融合を感じさせる「TOYO」では、唯一無二の究極のフレンチを提供する。また、料理をフレンチカウンターで味わうこともできる。
2017年12月23日気取らない家庭風の店内でいただく本格フレンチ田舎風料理が自慢のフレンチレストラン、「ルミエール デュ ソレイユ」。東京・国立にある白っぽい外壁のビル1階に構えるお店です。外には、おすすめのメニューが表記された手書きの看板が出され、フレンチながら親しみやすい雰囲気が漂います。白を基調とした、明るく清潔感あふれる店内。気取り過ぎないインテリアが気持ちを安らがせてくれます。太陽の恵みにあやかって名付けたお店の名前「ルミエール」は「光」、「ドュ ソレイユ」は「太陽」という意味のフランス語です。店名の「ルミエール ドュ ソレイユ」とは、日の光を表現した言葉。この世のすべてのものが太陽の光を浴びて出来ている、という意味で店名に決めたそうです。本当においしいものを提供したいという想いは、食材にも表れています。使う野菜は、地元国立で採れた新鮮野菜や、山梨県の契約農家が作る無農薬野菜ばかり。シェフの故郷仙台からは、鮮度抜群の魚が届きます。ほかにも、北海道のエゾ鹿や岩手県の短角牛など、選りすぐりの食材が勢ぞろい。海の幸が折り重なった、贅沢なスペシャリテをどうぞシェフ自慢のスペシャリテの一つが「自家製スモークサーモンと帆立と蟹のガトー仕立て 地元国立のお野菜たっぷりのサラダ」です。スモークサーモンの下には、帆立と蟹が重なって層を作っています。国立で育った無農薬野菜はどれもみずみずしく、シャキシャキの歯ごたえ。色鮮やかな数種類のソースやジュレで、見た目にも美しい一品です。白ワインとの相性も抜群なので、ぜひ一緒にお楽しみください。上質な鴨肉に深い味わいのソースがベストマッチメイン料理には、「ハンガリー産の鴨のムネ肉のロースト ポルト酒ソース」はいかがでしょう。鴨ムネ肉の皮目をカリッと焼き、中はジューシーにしっとりと火を通し、きれいなロゼ色に仕上げた一皿。鴨肉の絶妙な焼き加減からも、シェフの腕が一流であることが分かります。鴨肉やジビエと甘みのあるソースの組み合わせは、フランスでは定番。さっぱりした味わいの鴨肉に、コクと甘みのポルト酒ソースが見事にマッチしています。世代問わず人気! 敷居が高くないので使いやすい20代の若い人から60代以上の年配まで、幅広い年齢層の人々が利用しています。女性のお客さんが目立ちますが、男性も全体の2割ほど来店。平日のお昼は、女子会やママ会など女性の集まりが多いそう。土日になると、家族連れやデート、記念日で利用する場面が見られます。混雑を避けてゆっくりと過ごしたい人は、平日の夜がおすすめ。品数が少なく気軽に楽しめるプティコースや、手頃な価格で飲めるグラスワインなども揃っています。JR中央線「国立駅」南出口から歩いて約8分、富士見通り公民館の先にあります。2つのフランス国旗を目印に向かってください。ビルの1階部分に入り、階段を四段ほど上がったところから入店できます。気構えせずリラックスした気分で、本格フレンチの味をゆっくりと堪能してください。スポット情報スポット名:ルミエール デュ ソレイユ住所:東京都国立市中1-18-36 S・Iツインビル 1F電話番号:042-574-5537
2017年12月09日シャンデリアとねぷた! 異国が見事に溶け合う空間。東京・新橋の「BOIS VERT(ボワヴェール)」は、青森県産の食材を使ったフレンチ料理が楽しめるお店です。アンティークな雰囲気が漂う店内では、レトロな漆黒のダイニングテーブルが迎えてくれます。オープンキッチンの壁に飾られているのは、青森の代名詞、ねぷたのイラスト。シャンデリアの優しい光に照らされ、気品がある店内は、フランスと和の融合を感じさせます。本場フランスで修行を積んだシェフが腕を振るうお店お店が始まったのは、2000年5月のこと。青森県の大使館レストランとして、新橋の地で愛されるフレンチの名店となりました。お店で腕を振るうのが、オーナーシェフの川口かずのり氏。大阪に生まれ、フランス・ブルゴーニュにあるレストランで修行を積みました。青森県産の食材の旨味と、フレンチの要素を組み合わせた個性的な料理を日々作りだしています。目の前で仕上げられる黄金のリゾットは必見メニュー!青森県産の厳選食材を贅沢に使った「日高見国の『黄金』リーズリゾット」は、お店を訪れたなら見逃せないメニューです。青森の中里町で自然栽培された「幸の米」を使用。煮干し出汁で炊き上げて、軽い食感のリゾットにします。仕上げに投入するのは、田子町産の緑色の殻をした卵。円柱型のペコリーノロマーノに絡めて、目の前で仕上げてくれます。青森のおいしさをちりばめた魅惑のメニューが満載!「五戸青森シャモロック豊盃酒粕漬け藁焼き」は、他ではなかなか味わえない個性的なメニュー。五戸町産で宮内庁御用達の地鶏「青森シャモロック」を、弘前の名酒である豊盃の酒粕に漬け込みます。藁を敷き詰めた器にシャモロックを載せ、オーブンで焼き上げれば、藁の香りを身にまとった絶品の出来上がりです。「本日の前菜盛り合わせ」は、いろんなおいしさを少しずつ楽しめる贅沢メニュー。旬の食材が、その日の気まぐれで提供されます。芸術的料理に昇華された、青森とフレンチの出会い東京にいながら、青森のおいしい食材を楽しめると人気のお店。シェフはフランスから帰国後、数々のお店で料理を提供する中で青森との出会いがありました。このお店は映画で言うと予告編のようなもの、と語るオーナーシェフ。本編は、東京ではなく青森県に足を運んで楽しんで欲しいと言います。青森とフランス、シェフが愛する要素が見事なコラボレーションを見せる、類いまれなるお店です。JR・東京メトロ・都営地下鉄・ゆりかもめ各線「新橋駅」の日比谷口から歩いて7分ほどの場所にお店はあります。都営地下鉄三田線「内幸町駅」のA3出口からだと歩いて3分ほど。青森から取り寄せられた贅沢な食材を、本場仕込みのフレンチ料理で味わえるお店です。スポット情報スポット名:BOIS VERT住所:〒105-0003 東京都港区西新橋1-13-4 TSビルB1F電話番号:03-5157-5800
2017年12月07日■手間いらずで、美味しいご飯を食べるなら「巾着卵とシラス丼」材料 (2名分)・白飯 2膳分・釜揚げシラス 適量・焼きのり 適量・卵 1個・薄あげ 1枚・ゴマ油 少々・ショウガ 少々・塩 少々・醤油 少々作り方まずは、巾着卵をつくります。①薄あげを半分にカットして、中に卵を入れます。②フライパンにゴマ油少々をひき、淵に立てかけるようにして、焼き上げます。③焼きあがった巾着卵におろし生姜を。そして白飯に釜揚げシラスを適量、巾着卵、焼きのりの順に盛り付け、お好みで塩少々、もしくはお醤油少々で完成です。お料理の締めのとき、少しお腹が空いたとき、昨日のご飯が余っているとき。あらゆる場面で、「ご飯」という食材は、さまざまな形に変わり、順応します。TOYOでは、お料理の締めとして「ご飯」をお出しすることも多々ございます。その中でも、ひと際手間いらずで、ご飯の美味しさが引き立つレシピがこちらの「巾着卵とシラス丼」です。実家に帰省した際や、友人宅でふるまうのにも、持ってこいのお料理だと思います。あまり味わったことのない締めの「ご飯」として、ご活用いただければ嬉しいです。Text/中山豊光(なかやま・とよみつ)フランス・パリの名店「Restaurant TOYO」のオーナーシェフ。1971年生まれで1994年に渡仏。パリのフレンチレストランと日本料理店で経験を積んだ後、髙田賢三(デザイナー)の専属料理人を経て独立し、2009年12月にパリ6区にRestaurant TOYOをオープン、人気のレストランとなる。2018年3月「RESTAURANT TOYO」東京ミッドタウン日比谷出店パリで注目されている中山豊光シェフが手掛ける「TOYO」の 日本初店舗が2018年の3月29日に東京ミッドタウン日比谷にオープンする。パリの本店同様、オープンキッチンでフレンチでは珍しいカウンターも据え、新鮮でかつ旬な食材にこだわりを持つ。懐石料理の美意識が存在し、西洋と東洋の融合を感じさせる「TOYO」では、唯一無二の究極のフレンチを提供する。また、料理をフレンチカウンターで味わうこともできる。
2017年12月01日■フランス人の朝食は「甘いもの」が定番先日フランスの友人と、どのような朝食をとっているかという話になりました。私が知る一般的なフランス人の朝食は、ヴィエノワズリー(菓子パン)とカフェオレで軽く済ませるというもの。中でもクロワッサンやパン・オ・ショコラが代表的でしょう。パンの代わりに、ビスケットやサブレを食べることも。その菓子類のパッケージには、きちんと「プチ・デジュネ(朝食)」と書かれているのです。朝から甘いものを食べるフランス人ですが、逆に塩気の多いものはとらないそう。特に最近は、健康を考えた朝食を積極的にとっている人も多いと言えそうです。では友人が普段よく食べているという、朝食メニューをご紹介していきましょう。タルティーヌがメインの朝食1.バターとジャムを塗ったタルティーヌ2枚2.シトロンプレッセ(レモンを絞ったジュース)3.カフェオレタルティーヌとは、スライスしたパンにバターやジャムなどを塗ったもの。フランスではバゲットが一般的でしょう。彼女はこんがりと焼いてバターとフランボワーズのジャムを塗るのが好きだそう。以前、それをカフェオレに浸して食べている人を見かけて、衝撃を受けたことがありますが、それもフランスならではだとか。またカフェオレにはコクが出て、甘さも優しいブラウンシュガー(スティックタイプ)を、半量加えて飲むそうです。ミューズリーがメインの朝食1.バニラヨーグルト入りミューズリー2.オレンジプレッセ(オレンジを絞ったジュース)3.カフェオレミューズリーとは、栄養価の高いオーツ麦やドライフルーツ、ナッツ類などを混ぜたシリアルの一種で、砂糖やオイルを使用しておらず、ヘルシーなのが特徴です。さらにヨーグルトと一緒に摂ることで満腹感を得ることができるため、ダイエットに用いられることも多い食材。彼女はバニラが香る、自家製のヨーグルトと合わせて食べているとのことでした。フランスはシリアルの種類が豊富で、スーパーでも目移りするほど。健康を考えた朝食を心がけるフランス人が増えてきていることがわかります。■体を起こす柑橘系のジュース彼女が教えてくれた朝食メニューの中で、気になるのが柑橘系のジュース。レモンやオレンジといった柑橘類には、紫外線の吸収を高める「ソラレン」が多く含まれるため、朝や日中にとると紫外線によるシミを作りやすいとも言われています。しかしこれらのジュースには、体を起こす効果があるようなので、とる時間は考えつつも定期的に取り入れてみると良いでしょう。彼女から教えてもらったジュースの作り方は、とてもシンプルで簡単です。シトロン・プレッセの作り方シトロン・プレッセ(citron pressé)は、レモン1/2個分を絞り、熱湯を注ぐだけ。季節によっては冷たい水を加えても◯。ちなみにカフェで注文すると、グラスに入ったレモン果汁・水・砂糖の3点が運ばれてきます。これらを混ぜ合わせて自分好みの味に作ります。オレンジ・プレッセの作り方オレンジ・プレッセ(orange pressé)は、オレンジ1個分を絞って作るフレッシュなジュース。果肉が入っているので、食感も楽しいですよ。このままでも十分に美味しいけれど、グレープフルーツとレモンの果汁(どちらも1/2個分)を加えるのが彼女のおすすめです。美容面において朝や日中にとるのが不安な方は、日が沈んでからビタミン補給としてお試しくださいね。疲労回復効果もあるので、仕事で疲れて帰ってきた日にもおすすめです。■ときにはフランス流の朝食を楽しんでフランス流の朝食は、ゆっくり食べる時間がない日にもぴったりです。フルーツを絞る手間を省きたいのであれば、市販の果汁100%のストレートオレンジジュースでもOK。慌ただしいときこそ、いつもとは違うメニューで気分を変えてみませんか?お腹と心を満たして1日を心地よくスタートさせましょう。
2017年11月22日昼と夜で雰囲気が変わるエレガントな空間を楽しんで東京・銀座のフランス料理店「L’enfant coeur et coeur(ランファン クー エ クー)」は、まるでお城にいるかのような気分を味わえるエレガントな空間が特徴。昼間は陽光が差し込むやわらかな印象の空間で、夕暮れとともにダウンライトで照らされたムーディーな空間へと変化します。お店を訪れるタイミングで店内の雰囲気が変わるところも魅力要素のひとつです。店名に込められた「人々の心をつなぐ」想い店名に含まれる「L’enfant(ランファン)」は、「子ども」という意味です。シェフにとっての食材と料理は、無条件に愛情を注ぐことができる「子ども」のような存在。「心」を意味する「coeur(クー)」はシェフがお皿に表現するもの。「子ども」+「心」でお店を訪れる人々と気持ちをつなぎます。心を通わせる料理・空間作りをコンセプトにした、ぜいたくなひとときを過ごすことができるお店です。イクラの食感がアクセント! サーモンがメインの料理「タスマニアサーモンと2種の真珠添え」は、オリーブオイルとイクラの食感を楽しむ料理です。サーモンをメインにさっぱりとした味わいに仕上げ、真珠に見立てたイクラが食感にアクセントを加えています。料理を口に入れる直前、ふわっと広がるオリーブオイルの上質な香りにも注目! 上品な味わいの料理を食べればぜいたく気分が味わえます。特別な日をお祝いしよう! キュートな記念日ケーキ「アニバーサリーケーキ」は、特別な日を演出するこだわりのケーキです。特別な日にふさわしいお店の雰囲気と料理を堪能した後は、おいしいケーキを囲んでのお祝いがおすすめ。キュートなハート型のケーキには、フレッシュのイチジクとローズをトッピングしています。デザートプレートには好みのメッセージを書いてもらえるので、自由にお祝いメッセージをオーダーしてみてください。訪れる人々にワクワク感を味わってもらうための工夫お店にメニューを設けていないのは、訪れる人々に「次はどんな料理が出てくるだろう?」とワクワク感を味わってもらうため。驚きや満足感を高めるための空間作りと料理への工夫が、お店で過ごす特別な時間を彩ってくれます。東京メトロ各線「銀座駅」C2番出口から徒歩3分、東京メトロ銀座線「新橋駅」なら5番出口から徒歩3分ほどのところにあります。見た目も華やかな料理は、宴の始まりから最後まで特別な驚きを運んでくれることでしょう。スポット情報スポット名:L'enfant coeur et coeur住所:東京都中央区銀座7-2-8 高谷銀座ビル 6F電話番号:03-3569-0117
2017年11月14日ミシュランのスターシェフによるネオビストロ& ecleの総料理長はミシュラン1つ星に7年連続で輝いた経歴のあるオリヴィエロドリゲス氏。彼の生み出す料理の数々は独創的で見た目も大変洗練されています。南仏らしい鮮やかな色彩を一皿の中に調和させるだけでなく、味、香り、食感など5感を総合的に融合させるシェフの感性は秀逸です。ネオビストロの名前の通り、店内は料理をリラックスして楽しめる気軽さもあり、かしこまらずに食事を楽しむことができる雰囲気。女子会やお友達で気軽にビストロを楽しむことができるので、ふいに思い立ったときでも立ち寄れる気安さもあるお店です。天然素材のみで作り出される美しい一皿& ecleで提供されるお料理には着色料などの添加物は一切使用されていません。ソースの色はすべて天然の素材の色で構成されています。お料理に使われているお野菜や雑穀、チーズなどの農産物は、シェフが自ら日本全国から選び抜いた品々。シェフの独創的なデザインと美しい色彩、身体にやさしい食材で構成された一皿は、身体も心も健康にしてくれそうです!色鮮やかな野菜や雑穀のビストロ料理・クーリシャスをワインとともに気軽に楽しめる& ecle。肩肘はらずに最先端のフランス料理が楽しみたいときは、ぜひ立ち寄ってみてください。文/tossiスポット情報スポット名:& ecle住所:東京都港区南青山5-5-4ルーチェ南青山2F電話番号:03-6712-5018
2017年10月30日フランスの風を感じられるこだわりのインテリア大阪・天神橋にある「ル・クト・ヴェール」は、フランスの田舎町にある古民家をイメージしたフレンチの隠れた名店です。店内には、オーナーが自ら調達したこだわりの絵画などが飾られています。アンティーク建材を使用して作られたインテリアは、まるで異国の地に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。決して妥協を許さない、料理人のこだわりが店内の装飾にも表れているようです。フランス全土の郷土料理が食べられるフレンチ専門店こちらのお店では、美食の国として知られる、フランスの全土地方の郷土料理を提供しています。日本ではなかなかお目にかかることの少ない珍しい料理や、オーナー特製の料理はマニア必見です。フレンチの専門店でありながらも、ひとりでも入りやすいため肩ひじ張らず和やかに食事が楽しめる、大人の隠れ家のようなお店になっています。オーナーこだわりの「自家製トゥールーズ風のソーセージ」一番人気は「自家製トゥールーズ風のソーセージ」です。独特の食感とジューシーな味わいが特徴で、繊細に作られた一品です。トゥールーズとは南西部の町を表し、この町では定番の料理。粗目のミンチで作られ、一口食べると次から次へと食べ進めずにはいられません。ボリューム満点なので、お肉料理の代わりに食べるのもおすすめです。五感で楽しむ「炎に包まれたノルウェー風のオムレツ」見た目にも美しいデザート「炎に包まれたノルウェー風のオムレツ」。200年前に開発され、歴史を感じるデザートのひとつとしてフランスでも多くの人に愛されています。仕上げには一手間加え、フランベで香りづけを。ひとたびナイフを入れれば、中からクリームがとろけ出してきます。フォトジェニックでインスタ映え間違いなしの見た目に、思わず目を奪われるでしょう。旅をしている気分を味わえるのがこのお店の魅力フランスの田舎の古民家がテーマの「ル・クトー・ヴェール」。異国の地に思いを馳せ、まるで旅をするように訪れてもらいたいとオーナーは語ります。少しばかり日常を忘れて、現地に行ったような気分にさせてくれるのもこのお店の魅力です。友人同士、デート、記念日や接待など様々なシーンで利用しやすいため、沢山の人に訪れてもらいたいお店です。大阪市営地下鉄谷町線「中崎町駅」から徒歩約5分、JR大阪環状線「天満駅」から徒歩約6分の場所にあります。天五中崎通商店街の中にあり、人通りの多い場所です。本格的なフランスの郷土料理が堪能しに、ぜひ、一度足を運んでみてください。スポット情報スポット名:ル・クトー・ヴェール住所:大阪府大阪市北区黒崎町8-3電話番号:06-6136-7817
2017年10月15日遊び心あふれる本格フランス料理のお店神楽坂の一角にある、赤い外観が目印の「WINE BAZAR PETIT PARIS(ワインバザール プチパリ)」。店内には、シンプルな素材を使ったウッディなインテリアやカラフルなチェア、ワイン箱などが配置されて、遊び心あふれる演出が施されています。オープンキッチンやテラス席なども設置され、解放感もたっぷりです。あえて日本人好みにアレンジするのではなく、ベーシックでフランス人好みの本格的なフランス料理にこだわっています。フランスの雰囲気をたっぷり感じられる”小さなパリ”フランス産を中心としたワインやシャンパンを100種類以上取りそろえており、ワインなどのアルコールをメインに楽しみたい方にもおすすめです。もちろん、料理も本場フランスで楽しまれている本格的な味が楽しめます。ワイン箱などがちりばめられた店内と、本格的なフランス料理で、まるでフランス旅行をしているかのような気分に浸ってみてください。お肉好きにおすすめの「牛ランプ肉のステーキ」お店の人気メニューは「牛ランプ肉のステーキ ヘミングウェイが愛したレシピで」です。肉厚にカットされた牛ランプ肉はほどよい焼き加減で、ジューシーに仕上げられています。ピリッとしたブラックペッパーが効いた特製のソースは、お肉との相性抜群です。しっかりとお肉の味が楽しめるお店の人気メニューです。名前の通り、あの有名な小説家アーネスト・ヘミングウェイが愛した味を、ぜひお楽しみください。一押しは「スズキのポワレとじゃがいものヴァプール」さっぱりとしたメイン料理を楽しみたい方には「スズキのポワレとじゃがいものヴァプール レモン、バター、ケッパーのムニエル」がおすすめです。ふわっとしたスズキと蒸されたほくほくのじゃがいもは、濃厚なのにさっぱりといただくことができます。フランス料理らしい繊細で華やかな見た目は、女性からも大人気。お肉より魚派という方にもおすすめの一押しメニューです。本場フランスの味を堪能しよう!本場フランスのエッセンスをたっぷり取り入れたこの店は、非日常が味わえる素敵なお店です。フランスを感じるインテリアなど、いつもとは違う雰囲気の中で、本格的なフランス料理と、ぴったりなマリアージュのワインを堪能できます。フラっとひとりで立ち寄るにも、デートや友人同士で楽しむのにもおすすめのお店です。都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」から歩いて2分ほどの場所にあるお店です。A3出口より右手に進み、交差点を越えて一つ目の路地を右折した先にあります。本格的なフランス料理を楽しみたくなったら、ぜひ「プチパリ」を訪れてみてください。スポット情報スポット名:WINE BAZAR PETIT PARIS住所:東京都新宿区神楽坂5-7-3 山桝ハウス 1F電話番号:03-6475-5585
2017年10月01日落ち着いた大人の空間で楽しむ上質なワイン「Cave de Com,ma(カーヴ・ド・コンマ)」は、フレンチ激戦区である神楽坂の少し奥まった場所にある、隠れ家的なレストランです。一歩入ると、右手には約3000本ものワインを抱えるセラーがあり、ワイン通の心を弾ませます。重厚感あるアンティークな家具は、落ち着いた大人の雰囲気を演出。ゆったりと食事を楽しむことができます。1人でじっくりワインと料理を堪能できるカウンター席や、壁面にずらりと並ぶ圧巻のワインを眺めながら食事のできるテーブル席など、ワインカーブを彷彿とさせる空間で、心ゆくまでワインを楽しめるお店です。銘醸ワインと繊細なフレンチを味わうぜいたくな時間2012年秋、野菜フレンチの先駆者・小峰敏宏氏を総料理長に迎えて、「カーヴ・ド・コンマ」はオープンしました。小峰氏はフランスの歴史ある名門レストランで経験を積み、確かな技術とていねいかつ繊細な料理に定評があります。巧みなアレンジで、ワインに寄り添うよう熟考された料理と共に、併設しているワインショップの広いウォークインセラーから選んだワインを味わえるのが魅力的。世界各国の銘醸ワインも数多く取り揃えているので、ワイン通にとっては夢のようなレストランです。繊細な味わい、厳選食材使用の本格コース料理当日の厳選食材を使った「厳選した食材を使った本格コース料理」(12,000円)は、小峰氏の料理にかける情熱とセンスが感じられる秀逸な料理3皿から5皿で構成されています。一品一品が洗練されており、見た目の美しさや味はもちろんのこと、料理の温度やソースなど、全てのバランスが考え抜かた、繊細かつていねいな料理に感激します。ゆったりと上質な時を楽しめる本格的なコース料理です。ワイン通には「ワインラバーのためのおまかせ料理」「ワインラバーのためのおまかせ料理」(6,000円)は、小峰氏の神髄をよりカジュアルなスタイルで楽しめます。選んだワインに合うように素材を駆使して作られた品は、ワインとの相性が絶妙で、ひと口食べるとひと口飲みたくなる、まさにワインラバーのための料理。コース料理ではありませんが、ワインをしっかりと楽しみたい人向けのおすすめメニューです。ワインで祝う特別な日に最適な、上質を堪能できる場所ワイン通におすすめであるのはもちろんですが、ワインにはそれほど詳しくないけれど楽しみたいという人も安心して利用できます。自分の好みと希望の価格帯を伝えると、ソムリエがていねいに相談に応じてくれるので、お気に入りのワインが見つかることでしょう。上質なワイン、料理と時間を存分に堪能した後、帰りはシェフ自らが見送りに来てくれたという喜びの声も多数聞こえてきます。事前に電話で相談すれば、基本のコースをベースに予算や品数の調整にも応じてくれるので、特別な日の演出に最適なお店です。「カーヴ・ド・コンマ」は、都営大江戸線「牛込神楽坂駅」A3出口から徒歩3分、東京メトロ東西線の「神楽坂駅」A1出口から徒歩5分と、駅からのアクセスも良好です。ワインが好きなら一度訪れてみてはいかがでしょうか。上質なワインと料理をたしなむ優雅な時間を満喫できます。スポット情報スポット名:Cave de Com,ma住所:東京都新宿区袋町3 神楽坂センタービル 1F電話番号:03-6228-1449
2017年09月30日家庭的な雰囲気と気配りに満ちた空間が魅力!大阪・中崎「フレンチ食堂 セルクル」は、コンクリート打ちっぱなしの壁面に、店名をライトが優しく照らすオシャレな入り口が目印です。店内へ足を踏み入れると、木を使った内装とグリーンの壁面で、日光が優しく入る明るい空間。2階にはギャラリーが併設され、作家の作品が展示されています。各テーブルに引き出しがあり、フォークやナイフ、箸、小皿などがあらかじめ用意されているのが特徴的。こぢんまりとした可愛い雰囲気が家庭的なお店です。店名の由来は円! 人がつながり縁が生まれる場所一般的に敷居が高いイメージのあるフランス料理。そんなフランス料理の入り口になりたいと、2011年4月に大阪市北区中崎町にオープン。「Cercle(セルクル)」は、フランス語で円を意味し、人と人がつながり円を描くイメージが由来になっています。円は縁と言い換えて、多くの縁で生まれた場所という意味もあります。フランス料理をもっと身近に感じてもらうため、入りやすい雰囲気とリーズナブルな価格設定も魅力のひとつです。「オードブル5種」は旬の素材を少量ずつ味わえる季節感を大切に少しずつ異なる味わいが楽しめる「オードブル5種」。旬の食材を使った前菜を少量ずついただける一皿です。に出会えることも魅力的なメニューです。白いプレートの上に美しく盛り付けられたオードブルは、フォトジェニックでインスタ映え抜群。素材の良さを活かすため、旬の食材のみを使っています。数日ごとに内容が変わり、異なる味わい「メイン料理 肉」もフレンチらしく美しい一品鶏もも肉をジューシーに焼きソースをかけた「メイン料理 肉」は、ボリュームがありながらもフレンチらしく見た目も上品な一皿です。付け合わせの野菜やソースのかけ方も芸術的な盛り付け。家庭的でリーズナブルなフレンチがコンセプトのこの店では、コースではなく定食というメニュー名になっているのが特徴的です。メイン料理は肉か魚があり、旬の食材を活かしたメニューが味わえます。本当は秘密にしたい隠れ家的な人気フレンチのお店旬を大切にした季節感あふれる創作フレンチのお店です。高級なイメージが先行するフランス料理ではなく、フランスの家庭で食べられているような料理を味わってもらいたいという考えから、食堂スタイルでリーズナブルなフランス料理を提供しています。 旬の食材を使った絶品フレンチは、人には秘密にして足しげく通いたくなってしまうでしょう。「フレンチ食堂 セルクル」は、大阪市営地下鉄谷町線「中崎町駅」2番出口からすぐ、阪急梅田、JR各線の「大阪駅」からは東へ徒歩10分ほどの場所にあります。旬の食材を使った異なる味わいが楽しめ、何度も訪れたくなる絶品隠れ家フレンチへ行ってみませんか?スポット情報スポット名:フレンチ食堂 セルクル住所:大阪府大阪市北区中崎3-1-8電話番号:06-6373-6232
2017年09月27日時間の流れを忘れてしまうほどホッと心休まる空間大阪・北浜エリアにある「cafe a vin Le BOIS(カフェ ア ヴァン ル・ボワ)」。小さなドアから2階へ上がると、そこには都会のオアシスという名にふさわしい、自然を感じるナチュラルな空間が広がっています。木の温かみを感じる内装に、座席をほんのり照らす間接照明。外観からは想像できないほど、店内はリラックスして過ごせる落ち着いた雰囲気です。洋書や観葉植物が飾られ、一人でも入りやすいアットホームさと開放感があります。森の中にいるようなリラックス空間を目指して店名の「Le BOIS」は、フランス語で森を意味します。一階部分には、姉妹店でもある人気のフレンチレストラン「La Tortuga(ラ・トォルトゥーガ)」があり、フレンチの要素を残しつつ気軽なカフェとして楽しんでもらえるようにとこのお店をオープンさせました。ウッディーで緑あふれる空間を提供したいという想いのもと、窓から光が差し込み、音楽が流れる心地よい空間を実現させています。美味しさの裏に隠れた、食材選びに妥協を許さない姿勢シェフ自ら厳選した食材を使ったメニューが自慢です。牛肉や豚肉、野菜など使う食材の生産地に、実際に足を運んで選ぶほど徹底しています。お店のイチオシは、「鳥取和牛のハンバーガー」。自然豊かな大地で育った鳥取の和牛は、柔らかい食感とたっぷりの肉汁が広がる最高品質です。鳥取和牛を使ったパティは噛むほどに肉の旨みがあふれ、じっくり煮込んだ玉ねぎやバンズとも相性抜群。幸福感に浸れる、絶品ハンバーガーをどうぞ。ボリューム満点! 山盛りの自家製ハムを自分でサンドもうひとつのおすすめが、「信州豚の自家製ハムサンド」です。これでもかというほど、お皿いっぱいに盛り付けられたハム。こちらのハムサンドはセルフスタイルになっており、グリーンサラダやマッシュポテト、ピクルスにたっぷりのハムをお好みでパンに挟んでいただきます。サラダとして食べてハムの美味しさを堪能するもよし、サンドイッチにして豪快にかぶりつくもよし、その日の気分に合わせて召し上がれ。完全予約制のパンを使った手作りメニューが人気30~40代を中心とした女性がメインの客層ですが、男性のお客さんもたびたび訪れています。平日の13時以降が比較的空いているので狙い目。こだわりの食材を使い、提供する料理はすべて手作りという点が人気の理由です。サンドイッチやハンバーガーに使うパンは、入手困難の「生瀬ヒュッテ」のパンを使用しています。なかなか予約が取れない人気のパンをいただけるというだけでも、訪れる価値はありそうです。京阪本線、大阪市営地下鉄堺筋線の「北浜駅」から徒歩4分、4番出口が便利です。ファストフードとは一線を画す、本格的なハンバーガーやサンドイッチ、フレンチ感が残る贅沢なメニューを、リラックス空間でゆったりと楽しみましょう。スポット情報スポット名:cafe a vin Le BOIS住所:大阪府大阪市中央区高麗橋1-5-22 2F電話番号:06-4706-2200
2017年09月27日フランスのパリをテーマにしたこだわりの店舗札幌にある、ブラウンで統一したおしゃれな外観が特徴の「カトルフィーユ」は、パリの街並みを思わせるレンガ造りの建物が目印です。屋根とドアのカラーを統一し、スタイリッシュな雰囲気を演出。建物の1階にあるので、ふらっと気軽に立ち寄れるところが魅力。店内はパリをイメージしたインテリアで、シャンデリアやエッフェル塔の壁画などがあります。かわいいパンダが出迎えてくれる、フランス・パリの雰囲気溢れるお店です。自慢のフランスパンで人々に幸せを届けるお店閑静な住宅街に佇むカトルフィーユは、大人が毎日通いたくなる小さなお店です。パリのパン屋をイメージしたフランスパンの専門店で、お店に並ぶパンだけでなく外観と内観にもこだわっています。店名のカトルフィーユは、フランス語で四つ葉を意味する言葉。「四つ葉を見つけたときのような小さな幸せを届けたい」という想いを込めた店名からは、訪れる人々の幸せを願うシェフの気持ちが伝わってきます。こだわり素材で一味違う仕上がりに。絶品パンメニュー「カトルフィーユ」に並ぶフランスパンには、全てこだわりの素材を使用しています。フランス産最高級小麦と十勝産全粒粉を主体とし、マーガリン、イーストフード、ショートニングは不使用という本格的なフランスパンです。素材の良さを生かしたパンはどれも一味違う仕上がりが特徴。フランスパンの新しいおいしさに気づくきっかけにもなります。絶品メニューをお得に楽しむおいしいパンをお得にゲットしたいなら、当日焼き立てのパンが入った「おまかせパンセット」(1,080円)がおすすめ。一流店で修業したシェフが焼く、美しくおいしいパンを気軽に楽しむことができます。魅力的なパンばかりで選びきれないときに、選択肢に入れるのもひとつの方法です。予約不可なので、お店で見かけたらぜひ挑戦してみてください。店内の雰囲気にも注目! フランスの雰囲気を味わって店内が明るいイメージのパン屋と違い、カトルフィーユは照明を控えています。スポットライトで主役となるパンが照らし出されていて、パンの印象とシャンデリアの輝きを強めています。訪れる人々のパンを選ぶ時間をより楽しいものにする、フランスの雰囲気溢れるおしゃれなパン屋をイメージした工夫です。東西線の円山公園駅から徒歩7分程。5番出口から出て、高級住宅街の中にある一軒家を目指すルートです。朝食やおやつにぴったりなパンを求めて、ぜひ行ってみてください。スポット情報スポット名:Quatre Feuilles住所:北海道札幌市中央区南3条西23丁目1-6電話番号:011-688-6246
2017年09月24日ヨーロッパの街並みに馴染む家屋フレンチレストラン東京・神楽坂。ヨーロッパのような街並みの中に「La Tourelle(ラ・トゥーエル)」はあります。ベージュの外壁を横手に階段があり、赤い手摺が目印になっている家屋レストランです。店内は、ヨーロッパのオーベルジュをイメージした木目調で、アンティークの照明がアクセント。22席ほどのこぢんまりとしたお店ですが、店内はゆったりと落ち着いた雰囲気を大切にし、ゲストをもてなしています。神楽坂で愛されているこだわりの老舗フレンチ「ラ・トゥーエル」は、神楽坂にオープンして25年。粋でおしゃれな街並みが人気で、入れ替わりが激しい神楽坂にありながら、地元で長く愛されている老舗フレンチです。お皿の上はひとつの世界として盛り付けられ、本格フランス料理のメニューはどれもため息がでる美しさです。「鮎と黒イチジクのミルフィーユ仕立て」は美しい一皿「鮎と黒イチジクのミルフィーユ仕立て」は、炭火で焼いた鮎に赤ワインのシヴェ風ソースが絡む素材のミルフィーユが独創的。鮎は炭火でこんがりと程よく焼き、黒イチジクという斬新で絶妙な素材の組み合わせに、フランス料理を大切にするお店らしさが表れています。意外な素材の組み合わせと花を使った盛り付けは、華やかでフォトジェニックな逸品です。「夏野菜のドーブとヒラマサの燻製」は爽やかな一皿「夏野菜のドーブとヒラマサの燻製」は、鮮やかで美しい世界が一皿に盛り付けられています。ドーブとはフランスの家庭的な煮込み風料理で、色とりどりの夏野菜の煮込みと、ヒラマサの燻製を合わせました。レモンタイムでさっぱりとした香り付け、爽やかな風味が口に広がります。素材の組み合わせと香りの絶妙さが光るメニューです。他にはない独創的なフランス料理の世界に浸れる場所「ラ・トゥーエル」の魅力は、他店では目にしない独創的なフランス料理の数々です。ワインも400種類を用意し、料理とのマリアージュが楽しめます。驚きのある素材を組み合わせ、美しく盛り付けたフランス料理はどれもフォトジェニックな一皿。街並みから店内まで、ヨーロッパの香り感じる雰囲気に浸れます。東京メトロ東西線「神楽坂駅」1番出口から徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂駅」A3出口からは5~6分ほどの場所にあります。オンライン予約も可能なので、ぜひご利用ください。神楽坂の街並みを散策しながら地元で愛されるフレンチを堪能してみませんか?お腹も心も満たしてくれるでしょう。スポット情報スポット名:La Tourelle住所:東京都新宿区神楽坂6-8電話番号:03-3267-2120
2017年09月24日インテリア事務所が運営するオシャレ空間三軒茶屋にある「日仏食堂 トロワ」は、全面ガラス張りの外観が特徴。窓際にずらりと飾られたワイングラスと、壁面に描かれたワイングラスのイラストが、入る前からおしゃれな雰囲気を演出しています。建築事務所を構えるオーナーが設計した「日仏食堂 トロワ」は、季節によってディスプレイを変え、時期ごとに異なる表情を見せるというこだわりようです。店内にはカウンター席とテーブル席があり、カウンター席からは実際に調理をしているキッチンの様子が目に見えるという楽しみもあります。選りすぐりの食材で作られる料理の品々「トロワ」とはフランス語の「3」を意味します。3人のオープニングメンバーが全員3月生まれという共通点があり、3月3日にお店をオープンさせたそう。数多くのワインを用意している店内では、人気のビオワインも堪能できます。お店で提供される料理に使用しているのは、契約農家の作る有機野菜と、季節を感じられる旬の食材です。こだわりがつまった品々をおしゃれな空間で満喫できますよ。ジューシーさがたまらない「ハラミステーキ」ビストロの定番料理であるステーキ。「日仏食堂 トロワ」では、200gを超える肉厚の「ハラミステーキ」が人気です。絶妙に焼き上げられたハラミは、噛む程に肉の旨味が感じられます。肉好きな人を満足させるジューシーさで、ワインにもよく合う一品です。付け合わせのカリカリとしたボリュームたっぷりのフライドポテトと一緒にお楽しみください。異なった食感が楽しめる「野菜のテリーヌとマリネ」おすすめメニューひとつ「野菜のテリーヌとマリネ」は、彩り鮮やかな有機野菜を生ハムで巻いた一品。ひと皿で多くの種類の野菜が摂れるので、特に女性に評判のメニュー。さまざまな食材の異なった食感と味が、ひと口ごとに楽しめます。カラフルな見た目が食欲を刺激し、おつまみにもピッタリです。スタイリッシュな空間で、自慢の料理とドリンクを堪能デザイナーが手がけるこだわりの内装が主たる魅力のひとつ。思わず写真に納めたくなるほど、スタイリッシュな空間です。夜になると間接照明が雰囲気を出し、デートや女子会にもぴったり。提供される料理は、お酒に合うおつまみからお腹を満たすメニューまで幅広く揃います。自然派ワインをはじめ、数多くのドリンクが味わえるのも嬉しいところです。「日仏食堂 トロワ」は、東急田園都市線「三軒茶屋駅」から徒歩3分の場所にお店があります。壁面に描かれたワインのイラストが目印です。おしゃれな空間で味わえるこだわり料理やドリンクを、ぜひ一度味わってみてください。スポット情報スポット名:日仏食堂 トロワ住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-15-14 ABCビル 110電話番号:03-3419-0330
2017年09月02日銀座に佇む、美しい珊瑚の壁が上品なフランス料理店東京・銀座に位置するフランス料理店「LA BELLE LUNE(ラ・ベルリュンヌ)」は一歩足を踏み入れると、生薬でも使うサンゴを使った壁やガラスモザイクの美しい輝きが食事の時間をより優雅に演出してくれます。おいしさはもちろん、身体にも優しいフレンチ×薬膳料理は、フォトジェニックの極みとも言える華やかな盛付で提供されます。美容や健康に気を遣う女性や、記念日を特別な空間で過ごしたい恋人同士に多く利用されています。店名に込められたフランス語の意味と願いとは?店名はフランス語で「綺麗な月」という意味。2つの由来からこの店名が誕生しました。1つは、綺麗な女性になってほしいという願い。月は女性の象徴で、女性の身体が月の周期に影響を受けているという説から生まれた想いです。もう1つの由来は「I LOVE YOU」という英文を「月が綺麗ですね」と翻訳した夏目漱石の逸話。恋人や配偶者はもちろん、家族や友人など大切な人へのおもてなしの心を大切に伝えたいという想いが込められています。美しい前菜、「Lēgumes/太陽と大地の恵み」「薬膳」の要素を取り入れたフランス料理店、「ラ・ベルリュンヌ」のコースは目にも鮮やかな「Lēgumes/太陽と大地の恵み」から始まります。まるで玉手箱のように、フタを開けると香ばしいスモークの香りと共に煙が溢れ出し、その煙の向こうから鮮やかな前菜が出現。季節に合わせた野菜をふんだんに使用しており、野菜それぞれが持っている色合いのバランスまで計算しつくされた、華やかな盛り付けが印象的な一品です。メインを飾る「Poisson/綿津見の贈り物」メインを飾るこだわりの魚料理は「Poisson/綿津見の贈り物」です。栄養が豊富な旬の魚を、季節に合わせた調理法で仕上げています。上品な彩りを添えたシェフこだわりの一皿。旬のおいしさが口いっぱいに広がります。最後はため息が出るほど美しいデザート、「DESSERT/至福の刻」を自家焙煎珈琲とともにゆっくり堪能しながら、おいしい料理と優雅な時間の余韻を楽しみましょう。日本らしさと漢方、フランス料理の融合が生んだ奇跡中国医学を基に作られた食養薬膳フレンチが味わえるフランス料理店、「ラ・ベルリュンヌ」。漢方と日本特有の旨みという味覚、そして日本人が築き上げてきた料理技術の3つを融合させながら、日本の食材が持っているおいしさを最大限活かした独自の食の形を追求しました。季節ごとに変わる体のバランスに合わせて料理も変えていくため、季節が変わると同じ料理は味わえません。同じ料理でも時期によっては薬膳にならない場合があるという繊細さも魅力の1つ。季節ごとに足を運んで、料理の違いを楽しんでみてください。東京メトロ各線の銀座駅A2出口から徒歩4分ほどの所にあるフランス料理店「ラ・ベルリュンヌ」。落ち着いた空間でゆったりくつろぎながら、身体全体に染みわたる感動的なフレンチと薬膳料理を味わってみませんか?スポット情報スポット名:LA BELLE LUNE住所:東京都中央区銀座8-7-2 銀座藤井ビル2 B1F電話番号:050-5593-7971
2017年08月24日ふわっとしたアロマが、食卓に華を添えてくれるハーブ。お料理に風味をプラスしてくれるのはもちろん、美容や健康にもよいので、日常的に食べたいものです。ラベンダー畑が有名なハーブの産地・プロバンス地方を有するフランスでは、ハーブはとても身近な存在です。私自身もフランスで暮らすようになってから、料理に使うことが多くなりました。フランスの家庭でよく使われるもので、なおかつ日本国内でも入手しやすいフレッシュハーブの使い方をご紹介します。ぜひ、食卓に取り入れてみてくださいね。生 vs. 乾燥、ハーブの使い分けみずみずしく穏やかな香りのフレッシュハーブと、芳醇な香りが魅力の乾燥ハーブ。お料理によって使い分けできるのが理想ですが、ハーブ初心者にとっては、ちょっと難易度が高いですよね。押さえておくべきポイントは、生のものと乾燥タイプでは、使う量が異なるということ。乾燥ハーブは香りが強いので、使う量は生の1/3量程度と覚えておきましょう。料理がおいしくなる!フレッシュハーブの使い方シソと同じように使える「バジル」Photo by sweetsholicハーブに興味はあるけれど、使い方がイマイチよく分からない……。という自信のない人でも、シソは使いこなせるのでは?シソもれきっとしたハーブのひとつです。青々とした爽やかな香りのバジルは、そんなシソ科のハーブ。ですから、シソと相性がよい食材は、バジルとも合わせやすいのです。定番の冷奴も、バジルと海塩、上質なオリーブオイルでいただけば、ワインによく合う一品に。バジルもシソも、トマトとよく合います。トマトサラダやトマトパスタの仕上げに散らしたり、バジルの葉を松の実やチーズと共にペースト状にした「ペストソース(ジェノベーゼ/バジルソース)」を肉や魚料理に添えれば、味はもちろん彩りもよく仕上がります。Photo by sweetsholic自宅でペストソースを作るのはちょっぴり面倒なので、我が家では同量のバジルとパセリを刻んで、オリーブオイル、ニンニク、塩少々を混ぜ合わせたソースをよく作ります。ペストソースよりもあっさりしていて、とっても美味!使わないなんて、もったいない! 万能ハーブ「パセリ」日本国内では付け合わせのイメージが強いパセリ。当地では、びっくりするほど登場頻度の高いハーブです。よく見かける葉が縮れた「パセリ」と、葉が平たい「イタリアンパセリ」、どちらも同じように使いますが、後者の方が香りはマイルドです。みじん切りにしたパセリをひき肉に混ぜ込んでミートボール状にしたり、大きめに丸めたミートボールをパプリカやトマトなどの野菜に詰めて「ファルシ」にしたり、刻んだものをパスタやサラダに加えたりと、用途がとても広いハーブです。そのまま食べると苦いパセリも、他の食材と混ぜ合わせたり、加熱したりすることで食べやすくなりますよ。フランスで暮らすまでは苦手だったパセリも、その使い勝手のよさとおいしさに開眼!今ではキッチンに欠かせない存在です。みなさんも顔をしかめずに、トライしてみてくださいね。春巻きとも相性バツグンの「ミント」パセリと並び、当地では料理に使われることが多いミント。清涼感たっぷりの個性的な味なので、料理に合うのか?と思ってしまいますが、これがよく合うんです!フランスでもよく春巻き(!)を食べるのですが、このときにレタスとミントを添えていただきます。タレは、しょう油ではなくスイートチリソースなど、甘酸っぱいソースを添えて。また、ミントはパセリと共に刻んでサラダに入れることも多いハーブです。今回ご紹介したハーブはどれも、夏の陽射しを受けて、ぐんぐん成長するものばかり。この夏は、ベランダで育ててみてはいかがでしょう?日当たりがよければ、キッチンに置いてももちろんOKです。自分で育てたハーブなら、思い入れもひとしお。お料理がもっと楽しくなりそうですね。
2017年08月13日フランス風おもてなし料理、最終回はデザート。なんと牛乳と片栗粉で作ったミルクプリン風のスイーツです。驚く程簡単に出来てしまうこちらのデザート。優しい甘みと苺の酸味がよくあう、子どもにも優しいレシピです。材料: (WECK MoldShape145容器4人分)牛乳:400cc蜂蜜:大さじ1〜2片栗粉(または葛粉):大さじ2■ 苺ソース苺:8粒程度砂糖:大さじ2レモン:適宜手始めにフルーツソース作り苺は刻んで砂糖をふりかけ、レモンを絞って冷蔵庫で冷やしておきます。(苺がない場合は、ジャムや、ブルーベリーでも可。ベリー系がおすすめです。)牛乳を火にかけ、蜂蜜を(好みの甘さになるまで)入れ溶かします。片栗粉を加え、とろみがつくまでよく混ぜます。ガラス容器に移し入れ、粗熱をとったら冷蔵庫でよく冷やします。よく冷えたら、苺ソースを大さじ1かけて完成です。驚く程、シンプルな材料と工程で出来てしまうデザート。これこそが律子さんのレシピのモットーである 「家にある材料で気軽に作れる」 ということ。おもてなし料理は全体のバランスが大切。メインにボリュームをもたせた場合は、これぐらいあっさりいただけるデザートが、心地よい満腹感をいざなってくれます。ゲストを迎え入れたら、歓談しながら前菜を準備。前菜とアペリティフを楽しんでもらう間にメイン料理を仕上げていく。ゲストはもちろん、 自分も楽しみながら作れることがおもてなし料理の醍醐味、 と語る律子さん。身近な材料と、手短な工程で作れる全5品。是非、人をおもてなしするときの参考にしてみて下さい。律子さんからのアドバイスよく冷やすことで粉っぽさがなくなるので、よく冷やしておくことがポイント。苺のソースは作り置きができるので、事前に作って保存しておけば何かと活用できます。ない場合は、ジャムやコンフィチュールで代用できます。濃厚さを出したい時は牛乳の半量を生クリーム1パック(200cc)に置き換えて下さい。葛粉を使えば本格的な味になりますよ。プロフィールシャルル律子さんフランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。= 写真・文:大西佳葉 =食のはなしフランス風おもてなし料理WECKで作るレシピWECKのあるくらし【ご紹介したアイテム】こちらのサイズはゼリーなど冷たいスイーツのデザートにちょうどいいサイズ。今だけ「プラスティックカバー(単品)S」「クリップ&パッキンセット」のオマケつき。⇒WECKMoldShape1456個セット2,268円(税込)
2017年08月13日今だけの期間限定! テラス席で優雅な時間を恵比寿ガーデンプレイスにあるシャトーレストラン“ジョエル・ロブション”の1階に位置する「LA TABLE dë Joel Robuchon(ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション)」で、春から秋まで毎年の恒例行事として定着してきたテラス席での営業。今年からは新たに、可動式の屋根が設置されています。ロブションで、モダンフランス料理をより身近にフランス料理を、身近に感じて貰いたいというコンセプト。肩の力を抜き食事を楽しめる空間は、緑と季節の花々が美しく、大切な人と行きたいお店です。日差しが眩しい時も屋根で日影ができるので、夏の暑い日を快適に過ごせます。またテラス席では、ペット同伴可能なのも嬉しいポイント。「テラス席限定ワンプレートランチ」がおすすめ今回はテラス席のみの限定メニューとして「テラス席限定ワンプレートランチ」(3,300円)が登場。前菜、スープ、メイン(お魚料理又はお肉料理)、パン、コーヒー又は紅茶がセットになっています。見た目も美しく、本格シェフが作る創作料理は忘れられないおいしさです。他にもディナーでは「テラス限定ワンプレートディナー」(5,500円)も用意。特別なディナータイムをお過ごしください。アラカルトメニューも多彩で豪華!ワンプレートランチの他に見逃せないのが、豪華なアラカルトメニューです。「タラバ蟹のサラダ仕立て」(2,800円)、「冷たいトマトのガスパッチョ フルーティーなオリーブオイルの香り小さなクルトンを浮かべて」(1,600円)、「ズワイ蟹のエフィロシェ林檎とアボカドを共に合わせ、フルーツトマトのクーリーを乗せて」(1,600円)など。どのメニューも料理の想像を引き立てるネーミングで、魅力的なものばかり。お気に入りの一品を探すのも楽しむポイントです。夏のドリンクはフレッシュなシャンパンカクテルが格別ヴーヴ・クリコ リッチを使ったシャンパーニュカクテルが4種類登場します。瑞々しさが喉の渇きを癒す「キューカンバー」はフレッシュな味わい。スパイスがピリッと効いた「パプリカ」は、まろやかな風味の中のアクセントが爽快。パイナップルのフレッシュな香りの「パイナップル」はクリーミーさが際立っています。最後にベルガモットが華やかに広がる「アールグレイ紅茶」は、エレガントなアロマが印象的。見た目も綺麗で、気分が上がるシャンパンカクテルです。JR恵比寿駅東口改札を出て右手にある動く通路・恵比寿スカイウォークを利用すれば5分程で恵比寿ガーデンプレイスに到着します。そこからは、地下1階ブティックの横に、レストランへ向かうエントランスがあります。通路を進んでレストランへ繋がるので、天候の心配もありません。今だけしか味わえない贅沢なひと時をお楽しみ下さい。スポット情報スポット名:LA TABLE dë Joel Robuchon住所:東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイスシャトーレストランジョエル・ロブション1F電話番号:03-5424-1338
2017年08月10日フランス風おもてなし料理、第四回はいよいよメイン料理。ブレゼとは炒め蒸しした調理法のこと。鶏肉とたっぷりの人参を、ローリエとオリーブオイルだけで炒め蒸ししました。塩コショウのみの味付けで、驚くほど人参と肉の旨味を味わえます。材料: (4人分)鶏もも肉:2枚人参:3本ローリエ:10枚程度オリーブオイル:大さじ2塩コショウ:適量【1】人参は大きめ(2センチ程度)の輪切りにします。鶏肉は1枚を6等分し、塩コショウしておきます。【2】Staubなど厚手の鍋を熱し、オリーブオイルを入れたら鶏肉の皮を下にし、しっかりと焼いていきます。【3】人参も入れ、さらに炒めていきます。ローリエを入れて混ぜ、塩コショウします。【4】蓋をしたら弱火で30分〜1時間ほど煮込んで完成です。(途中様子をみながら軽く混ぜて下さい)Staubのお鍋は、にはフタの裏についた「ピコ」と呼ばれる突起がついています。鍋の中で食材から出る旨味を含んだ水蒸気が、この突起によって水滴となって食材に降り注ぎ、食材の旨味を最大限に引き出してくれるのです。保温性があるので、そのまま食卓にサーブでき、美しく食卓を演出できます。鋳物琺瑯鍋はひとつ持っていると、何かと役にたつ万能アイテム。食べる時はワンプレートによそいます。型取りしたライスには黒胡椒とイタリアンパセリをかけて。ノルマンディー風グラタンをつけあわせに、鶏肉と人参をバランスよくよそったら、旨味たっぷりのスープを回しがけましょう。シンプルな材料と、調理法ながら、肉と人参の旨味がギュッと凝縮されたこのお料理。驚くのは人参。びっくりするほど柔らかく甘く仕上がり、ついつい人参のおかわりをしてしまうほど。 人参が苦手なお子さんにも是非食べて頂きたい一品です。律子さんからのアドバイス鋳物琺瑯のような厚手の鍋を使うことで、炒め蒸しの料理(ブレゼ)は美味しく仕上がります。鶏肉を焼く時、オリーブオイルはたっぷりと。人参は有機のものなら皮ごと使え、一段と人参の旨味を感じられます。ローリエの風味が大きなポイントなので、多めかな?と思うぐらいの量を使って下さい。プロフィールシャルル律子さんフランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。= 写真・文:大西佳葉 =食のはなし フランス風おもてなし料理 日々のおかず 【ご紹介したアイテム】プロフェッショナル仕様のお鍋として、多くのレストランで愛用されているストウブ。食材から出る旨味を含んだ蒸気をフタの裏についた「ピコ」がまんべんなく対流させ、食材本来の美味しさを逃しません。また重い蓋が蒸気とともに旨味が外に逃げるのを防いでくれます。⇒staubピコ・ココットオーバル23cm/ストウブ28,080円(税込)
2017年08月09日わたしは、子供のころから料理が大好き。結婚前には東京會舘でフランス料理のシェフが教えるクッキングスクールに通っていました。息子にも、本物の味を伝えていきたい、そんな思いで毎日離乳食を作っています。ちょっとした愛ある「ひと手間」&「ひと工夫」で、断然美味しくなるんです。我が家の8ヶ月の息子は離乳食が大好き!ぱくぱくとあっという間に食べてしまいます。でも最初は、離乳食を食べてくれないのでは…と、不安でいっぱいでした。同じように離乳食を食べてくれるか不安なママさんや、実際に離乳食をあまり食べてくれない赤ちゃんのいるママさんもいるはず。今回は、どうしたら美味しく毎日の離乳食を食べてもらえるかをお伝えします。シンプルだからこそ、食材の味を大切にはじめて口にする食べ物だから、「美味しい!」と思ってほしいですよね。素材の美味しさを味わえるようにすることで、本物の味がわかる味覚も育ちます。離乳食は、お粥からはじめることが多いと思います。お粥は、お米と水に味付けはなし。このシンプルな料理を美味しくするためには、食材選びから!我が家では、お米は新潟の特別栽培米、水は富士山の水を選びました。特別栽培米とは最低限の農薬で作られたお米のこと。一般のお米の50%以下の農薬で作られているので、赤ちゃんにも安心です。そして有機栽培米に比べて2割ほどお安いので家計にも優しいです。離乳食開始3週間目からスタートした野菜は、有機野菜を使っています。有機野菜は野菜本来の味が強いので、調味料を使わなくてもとても美味しいです。調理法にこだわって、美味しさもアップ離乳食を作るには、土鍋や蒸し器などきちんと調理器具を使うと味わいも全然違います。土鍋でゆっくりと加熱されることでご飯の甘味が強くなり、赤ちゃんは甘味が好きなので喜んで食べてくれます。我が家も比較のため一度試しに炊飯器でお粥を炊いてみたことがあるのですが、一口目で眉間にシワができていつもの勢いはなく……。赤ちゃんでも、しっかり美味しい味はわかるのですね。土鍋でのポイントは、沸き立つまで強火、沸騰したらフタを少しずらして弱火にして30分、火を止めてフタをしたら30分蒸らすこと。これで甘味が引き立ちます。蒸し器がある場合は、野菜は蒸すことをオススメします。蒸し器で蒸すことで熱をじっくりと通し、野菜の甘みを引き出します。また、野菜は茹でるよりも蒸す方がビタミンを保持でき、野菜本来の味を味わえます。蒸し器を使うポイントは、張った水が沸き立ってから食材を入れることです。こうすることで多少蒸し時間が前後しても美味しく仕上がります。ただ、離乳食をあまり食べない赤ちゃんには、ほうれん草などのアクのある野菜は茹でた方が◎。というのも、蒸すよりも茹でた方がアクが抜けるので、食べやすく、よく食べてくれるのです。赤ちゃんが食べ物に慣れるまで、いろいろと調理法を使い分けるといいかもしれません。食べることを楽しいと感じる演出を♪離乳食タイムを赤ちゃんはもちろん、ママも楽しめる時間にすることが大切です。ママが楽しいと感じていると赤ちゃんも笑ってくれます。そのため器の色も鮮やかなものを選び、ランチョンマットは私のお気に入りのキラキラのものにしました。我が家で用意したのは離乳食用の食器ではなく、お粥用にはラムカン、おかず用にはおちょこです。おちょこは1つ300円程で買うことができてサイズもデザインも多く、耐熱にすぐれているので離乳食にはピッタリ!おちょこのメリットとしては、プラスチックよりも汚れが落としやすく、また息子が自分で食べるようになってもプラスチックに比べ重いので倒れにくくこぼしにくいというのがあります。そして、陶器や磁器は焼き物ですから、有害物質が溶け出す心配もありません。ひと工夫で食べることが好きになるお米と水といくつかの野菜、調味料なしというシンプルな離乳食だからこそ素材の味を生かしちょっとした工夫をして美味しさをアップさせましょう!少量をその都度作るのは手間のかかることですが、赤ちゃんも、きちんとママの愛情と、ご飯の美味しさをわかってくれるはず。そして離乳食はママも一緒に楽しむことが大切です。そうすることで食べることが楽しいと感じるようになり、自然と離乳食を好きになってくれると思います♪
2017年07月29日フランス風おもてなし料理。第三回、じゃがいもを使った、 シンプルだけど味わい深いノルマンディー風グラタン です。肉料理の付け合せとしても使える一品です。材料: (グリラー1つ、4人分)じゃがいも:3個生クリーム:200mlとろけるチーズ:150g程度にんにく:1かけ【1】にんにくはみじん切りに。じゃがいもは薄くスライスしておきます。【2】グリラー全体ににんにくを薄く敷き、その上にじゃがいもを半量をのせていきます。【3】とろけるチーズ半量(75g程度)をまんべんなくのせ、生クリームを半量(100ml)回しがけます。【4】その上に残りの、じゃがいも→とろけるチーズ→生クリームを繰り返します。200度のオーブンで30分程度焼けば完成です。大変シンプルな材料なのに、チーズの塩分とにんにくの香りが、とても味わい深いグラタン。生クリーム1パックがぴったり使いきれ、グリラーにジャストサイズです。また魚焼きグリルでも作れます。その場合は、蓋をして電子レンジで15分加熱。蓋を外してグリルで焦げ目がつくまで焼けば完成です。オーブンでメイン料理を作る場合は、平行して準備ができるので時短にも役立ちます。じゃがいものホクホク感と、クリームの濃厚さがなんとも癖になる一品。大人から子どもまで幅広く召し上がれます。律子さんからのアドバイス底ににんにくのみじん切りを敷くことによって、 上と下部分では風味が変わり、食べる毎に違う味わいが。グラタンは全部を同じ味で仕上げてしまうと、食べ進めるうちに飽きがきてしまうので、層を作ることがポイントです。そのままでもメインとして美味しく頂けますが、おもてなし料理では 肉料理の付け合せとしてワンプレートによそいましょう。プロフィールシャルル律子さんフランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。= 写真・文:大西佳葉 =食のはなし 日々のおかず グリラーで作ろう フランス風おもてなし料理 【ご紹介したアイテム】オーブンや直火はもちろん、ガスコンロの魚焼きグリルにも入りやすいように、薄型につくったグリラーです。食卓にそのままサーブしても絵になるルックスも◎です。⇒GRILLERグリラー3,240円(税込)
2017年07月27日特集連載、フランス風おもてなし料理。第二回、完ブレンダーを使ったなめらかで舌触りのいいスープです。材料:(4人分)トマト:2〜3個オリーブオイル:大さじ1玉ねぎ:少々塩:少々■ トッピングキュウリ:少々とうがらし:少々オリーブオイル:適量【1】トマトは皮を剥いて4/1にカットしておきます。【2】玉ねぎは小さくスライスしておきます。【3】ブレンダーに、トマト、オリーブオイル、塩を入れ、撹拌します。味をみて塩の量を調整し、玉ねぎも入れてさらに撹拌します。【4】冷蔵庫で器ごと冷やします。食べる直前にキュウリをすりおろし、唐辛子の種をとって小さく切ったものをトッピングします。オリーブオイルを回しがけて完成です。今回器として使用したのはWECK Mold Shape 230。普通はボウルで冷やすのですが、WECKなら蓋をすればスタッキングでき、冷蔵庫でも場所をとらないので、冷製スープにとても向いています。ガラスの涼し気なルックスも冷製スープにいいですね。頂く時は、お皿にのせてスープスプーンを添えましょう。律子さんからのアドバイス舌触りをなめらかにするために、トマトの皮は必ず剥いて下さい。トマトの種も取り除いた方が舌触りはよくなりますが、撹拌力の強いブレンダーを使えば種をとらなくても滑らかに仕上がります。暑い季節は塩の量を多めにすると更に美味しく頂けます。オリーブオイルの量を増やすとまろやかな味になり、小さな子どもでも食べやすくなりますよ。薄めの味付けで作れば離乳食としても(中期以降)使える一品なんです。プロフィールシャルル律子さんフランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。= 写真・文:大西佳葉 =食のはなし フランス風おもてなし料理 日々のおかず WECKのあるくらし WECKで作るレシピ 【ご紹介したアイテム】あつあつの食材〜氷まで、幅広い温度に対応できる耐熱ガラスを使用。温かいスープはもちろん、氷や凍ったフルーツも楽々粉砕できるので、本格スムージーやフローズンドリンクなどもご自宅で手軽に愉しめます⇒BRUNOコンパクトガラスブレンダー7,344円(税込)⇒WECKMoldShape2304個セット1,728円(税込)⇒BroadBeansトマトの皮がむきやすいピーラー540円(税込)
2017年07月20日特集連載、フランス風おもてなし料理。第一回は今の季節にふさわしい前菜は彩り華やかなパプリカとズッキーニを使ったマリネ。冷たいアペリティフとしてもメインに添えるサイドメニューとしても重宝する一品です。マリネ液の準備まずはマリネ液にもなる、ビネグレットソースを作ります。ビネグレットソースはフランスの基本的なドレッシング。前菜やサラダに欠かせない一品です。材料:レモン汁(またはビネガー):大さじ2エキストラバージンオリーブ:大さじ6塩:適量、(マスタードをお好みで)【1】レモンは絞りやすくなるように、まな板で上から転がすように、押さえておきます。【2】半分にカットしたら、種をとり、果汁を絞ります。【3】レモン汁の3倍の量のオリーブオイルを加えます。【4】塩で味を整えます。お好みでマスタードを加えても。基本はレモン汁1に対して、オイル3の分量。作りおきではなく、酸化しないよう食べる量だけ作るのがおすすめ。生食するオリーブオイルはエキストラバージンを。いいオイルを使うと香り高いソースになります。レモン汁の代わりにビネガーでもOKです。焼きパプリカとズッキーニの準備材料:パプリカ(赤):1個パプリカ(黄色):1個ズッキーニ:1本【1】プリカをカットして種をとり、魚焼きグリルで真っ黒になるまで焼きます。オーブンで焼く場合はカットせず、丸ごと焼いて下さい。【2】濡らしたクッキングペーパーを使いながら、熱いうちに皮をむいていきます。熱いうちにソースに漬けることで味馴染みがよくなるので、火傷しなように手際よく剥いてきましょう。【3】ズッキーニの皮を縞模様になるようにスライスし、5mm幅ぐらいにスライスします。【4】グリルで焦げ目が付くまで焼きます。【5】ズッキーニ、カットしたパプリカをグリラーに交互に並べ、マリネ液をまわしかけます。【6】グリラーの蓋をして冷蔵庫で冷やし、味をなじませれば完成です。律子さんからのアドバイスグリラーはオーブン料理用に作られていますが、蓋があって薄いので、冷蔵庫で冷やしたり寝かしたりする前菜にも向いています。特に黄色のグリラーは夏野菜のカラーとも相性抜群。前菜は目で楽しめることも大事なので、是非参考にしてみてください。プロフィールシャルル律子さんフランスの家庭料理を中心とした「実験料理工房」を開催。おもてなし料理を短時間で作ることをメインとしたお料理教室です。海外で過ごされる時間も長く、フレンチだけでなく各国の料理を和風にアレンジすることも得意。最近は50人程度のパーティー用フィンガーフードなども行っています。= 写真・文:大西佳葉 =食のはなし フランス風おもてなし料理 イベントごはん&スイーツ グリラーで作ろう 【ご紹介したアイテム】オーブンや直火はもちろん、ガスコンロの魚焼きグリルにも入りやすいように、薄型につくったグリラーです。食卓にそのままサーブしても絵になるルックスも◎です。⇒GRILLERグリラー3,240円(税込)
2017年07月13日最近はフランス婚ともいわれるようになっている「事実婚」。日本では「あえて結婚しない」を選択をするカップルは少ないですよね。フランスでは2015年に生まれた子供の両親が、婚姻関係のない状態=事実婚が、全体の58%を占めていることがわかりました。どうしてフランスはそんなに事実婚が多いのか、その実情について解説します。事実婚とは?日本では「事実婚=婚姻状態のないカップル」というイメージですが、フランスではもう少し細かく分かれています。・結婚・・・法的に婚姻関係にあるカップル・パックス(PACS)・・・法的な婚姻関係はないけれど、税制など優遇してもらえる・ユニオンリーブル(Union Libre)・・・一緒に暮らしているカップル(同棲と同じ位置づけ)前述の事実婚が占めている「58%」というのは、パックスとユニオンリーブルが混ざっている状態です。事実婚というと「自由なカップルのスタイル」のような気がしますが、実際はもっと現実的な問題があるのです。結婚する手続きがめんどうフランスの結婚制度は、日本の入籍みたいに紙一枚で役所にいけば済むものではありません。結婚するには、書類の準備がまず必要です。・出生証明書(Acte de Naissance)・独身証明書(Certificat de Capacité Matrimoniale)・慣習証明書(Certificat de Coutume)などを市役所に提出し、役所での書類チェックのあと、「この二人で結婚しますが反対する人はいませんか?」という紙が役所の前に張り出されます。形式的なもので実際反対することはありませんが、これを張り出してから10日間は何もできません。10日が過ぎたら、やっと結婚の手続き。結婚の手続きも、紙一枚ではなくて、市役所で市長による結婚式を行います。教会で結婚式を挙げない人も、こちらは必須です。きちんとアポイントをとるので、前もっての準備が必要なのです。20〜30分くらいで終わるものですが、この入籍式というのが「本当の結婚式」。日本のように、結婚記念日が入籍日と結婚した日が異なることはないわけです。実際は、このあと教会で宗教上の結婚式を挙げ(しない人もいます)、そのあと披露パーティという流れになることが多いのです。思い立ったらすぐ結婚!というわけはいかず、結婚式をしたくない人でも市役所で式をしないといけないわけで、こういう手続きそのものがめんどうになってしまうことも……。離婚はもっと大変離婚も、結婚同様、日本みたいに紙一枚で済むものではありません。もともとはカトリックに則っているわけですから、離婚そのものが認められていたわけではなかったので、離婚の手続きはさらに厳しいのです。昔に比べると書類などの手続きはかなり簡素化されましたが、お互いが弁護士をたてて裁判所に出向かないといけないのです。子供がいるとさらに複雑になり、離婚するのに2、3年かかるのも普通。フランスでは親権は両親にあるので、どちらが養育することになっても両者の同意がないとなかなか決まらないのです。これなら、最初から結婚せずにパックスのほうがいい、ということになります。婚姻関係があるかは誰も気にしない「あの二人はカップルだよね!」といったときに、彼らが結婚しているかどうか表からはわかりません。子供が生まれたあとでも同じです。わからないし、実際は誰も気にしていません。結婚していなくても左手にリングをしている人たちもいるので、実際は誰もわからないものです。結婚にこだわるとするならば税制上優遇されることもありえることと、子供たちへの法的な保護がより強くなるということでしょうか。そこを意識しなければ「結婚制度」にこだわる必要がないのです(滞在許可書の問題があるので、EU以外の国との国際結婚は別です)。日本人女性は結婚そのものに憧れている、というところもあり、何とか結婚するために婚活をしている人も少なくないのではないでしょうか。フランスの女性はどちらかというと「長期的にカップルでいたい」「シングルでいたくない」という観点から相手を探すところはあります。しかしそれは結婚したいからというよりは「子供が欲しいから」という理由のほうが強くある気がします。出産には期間が限定されているところがありますから。でも「結婚という制度」が目的ではありません。結婚してもしなくても、子供は産めますし、家族でいることもできるのです。フランスは日本の戸籍制度はないですし別姓も認められているので、日本と同じに考えることはできないのは事実。どんな形で生まれた子供も権利は一緒で守られているので、いわゆる「婚外子差別」もありません。結婚するほうが税制上優遇されることもあり、どちらをとるかはカップル次第。でも「自由の国だから」というよりは、実質的な理由からなのですね。参照:在フランス日本国大使館
2017年06月24日フランス=ファッションの街、オシャレな街というイメージが強いせいか、フランス人女性はいつも流行に乗っている印象があるかもしれません。また最近では、ベストセラー『フランス人は10着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット著、大和書房)で、少ない洋服の数でオシャレを楽しんでいるイメージがあるかもしれませんね。日本とフランスで、オシャレについての考え方の違いはあるのでしょうか?実際にはどうなのか、フランス在住者の立場で考察してみます。トレンド、なにそれ?ショップのウインドウを見れば、今シーズンの流行りはある程度わかります。しかし実際に街を歩いても、今フランスで流行っているものが実はよくわかりません。「流行りだから着よう」という発想そのものがフランス人にはあまりないように感じられます。むしろ日本の女性の方がトレンドにとても敏感です。東京に行くと1〜2日電車に乗り街中を歩いていると「今なにが流行っているのか」すぐわかります。そういう意味では日本の女性の方がトレンドにとても敏感であるでしょう。ファッションに携わっている人はともかく一般的な女性たちは、そこまで「今年のトレンドがなにか?」を気にしようとも思っていないのが現状です。トレンドよりも自分のスタイルトレンドよりも彼女たちが気にするのが、「自分らしいスタイルとはなにか?」ということです。自分の肌の色、髪の色、質感、骨格など、みんな違います。自分の個性をどのように活かすかが大切なので、小さい頃からなにが「自分のスタイル」か考えているし、よくわかっているようです。もし自分に関するキーワードが「黒、カジュアルシック」だとしたら、たとえそのときに流行が「白」だったとしても自分のスタイルにあった色を着続けます。黒中心だとしても素材を変えたり小物でアレンジしつつ、季節やトレンドを楽しみ自分のスタイルを貫くのです。あくまでのこだわるのは、トレンドよりも自分のスタイル。街にいても全体のトレンドはわかりませんが、同じ人をずっと追って見ていくと「その人のスタイルやテーマ、こだわっていること」がわかります。わたしも、フランスに来てから「トレンドは追わなくちゃ!」から「トレンドを自分の好きなスタイル」に取り入れるとしたら?という発想に変わりました。今は白とグレーが基調、どんなにカジュアルでも「シックでフェミニン」というスタイルから離れないように気をつけています。衣替えがない衣替えという発想がないフランスでは、基本クローゼットには夏物も冬物も一緒が普通です。着たいときに好きなものを着るのが基本なので5月でも寒ければ薄いダウンを着ることもあるし、3月でも急に暑くなればサンダルを履くこともあるので、すぐ取り出せるところにものがある、という前提です。つまり収納のことを考えれば、実質的に洋服の数は日本の女性よりは少ないはずです。プチプラブランドが台頭して、ファッションアイテムの数は増えたと思いますが、概してコーディネート力や自分スタイルを貫くことが大切、という発想なわけです。極端な話、自分のスタイルに合致しているものならプチプラでも流行が過ぎても何年でも着続けるのが特徴です。おもしろいことにフランスの女性雑誌には、日本の雑誌ようなトレンドアイテムを使った1週間、1ヶ月コーディネイトなどはまったく存在しません。「トレンドアイテム」を自分だったらどう取り入れるか?という発想でオシャレを楽しむのです。自分のスタイルを貫くために「自分はどうオシャレをしたいのか」自分で考えるのがあたりまえの環境なのです。「オシャレをしたい気持ちがあるからこそ服の数が増えてしまう」という悩みは日本もフランスも一緒。何気なく買ったものにまったく手を通さないのは「自分のスタイルではない、自分のスタイルと合わない」ということ。ただ流行を追うだけではなく、自分に徹底的に似合うもの、自分が着たいものを考えてみるきっかけにしてはいかがでしょうか。
2017年06月22日食後にデザートの習慣があるフランス。当地で暮らして3年になりますが、フランス人女性の胃袋の大きさには驚かされるばかり!そんなフランスの定番スイーツといえば、卵とミルクたっぷりのクラフティ。フルーツをたっぷり混ぜ込んで作る、もっちりした食感のお菓子です。オシャレな時短レシピが得意な友人Maelys(マイリス)に教えてもらった、とっておきのレシピをご紹介します。とても簡単に作れるので、みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね!クラフティはダイエット中でも安心なめらかな口当たりが楽しめるクラフティ。ビタミンCや食物繊維たっぷりのフルーツを混ぜ込んで作るため、便秘がちな人や美容を気にする人にもぴったりです。使用するフルーツは、さくらんぼや「フリュイ・ルージュ(イチゴやラズベリーなど、赤い実のフルーツをまとめた呼び名)」が定番。おいしくて美肌効果も期待できる、優秀なスイーツなのです。牛乳と卵の相乗効果で、腹持ちのよさも抜群!アーモンドミルクとブルーベリーの相乗効果!通常は牛乳で作るクラフティですが、友人のレシピではアーモンドミルクを使います。実はフランスでも、アーモンドミルクは美容に関心の強い女性たちに人気!無糖のものは牛乳と比べてカロリー半分、コレステロールゼロのドリンクです。クラフティに混ぜ込むフルーツは、初夏に旬を迎える、ポリフェノールたっぷりのブルーベリーを使います。アンチエイジングや美肌効果があることが知られていますよね。食物繊維も豊富で、腸内環境を助けるはたらきもあります。クラフティのレシピPhoto by sweetsholicそれでは早速、甘酸っぱいブルーベリーたっぷりのクラフティの作り方をご紹介しましょう!【材料】(直径21〜23cmのタルト皿または丸型1台分)薄力粉・・・1カップアーモンドミルク(無糖)・・・1カップグラニュー糖・・・1/2カップ卵(Lサイズ)・・・3コブルーベリー・・・300g粉砂糖(飾り用)・・・お好みで【作り方】1. ボウルに卵を割り入れ、グラニュー糖、薄力粉の順に加えて、泡立て器でダマがなくなるまで混ぜます。アーモンドミルクを加え、滑らかになるまでよく混ぜましょう。2. タルト皿にオーブンシートを敷き、1の生地を流し入れます。ブルーベリーを散らし、200度に予熱しておいたオーブンで35〜40分間焼成。ほんのり温かい状態または、冷やしていただきましょう。青空の下で食べるクラフティは最高!食後のデザートやおやつにいただくことの多いクラフティですが、甘すぎず腹持ちもよいので朝食にも最適です。また、崩れることなく持ち運べるので、持ち寄りパーティーやBBQのデザートにもぴったり!おいしくてヘルシーなフランスおやつ、みなさんも味わってみてくださいね。参考:TIME、わかさ生活
2017年06月16日「フランス展」が、伊勢丹新宿店本館にて2017年4月12日(水)から18日(火)まで開催される。自由で奔放に生活を楽しむフランス人の生き方は、”永遠の理想”として世界中の人々を魅了してやまない。本イベントでは、そんなフランス人の「こころ豊かに生きるコツ」を紹介しながら、地元でも愛されている「衣食住」を彩るアイテムを販売する。味わって、触れて、買い物をして…と、全身でフランスの空気を堪能して、まるで旅行しているような気分を味わうことができる。会場ではハムやソーセージ、パン、チーズ、ワインなど、フランス各地の美食が集まる。パリ随一のパン職人であるクリストフ・ヴァスールと、行列の耐えないパリの精肉店「メゾン・ヴェロ」がコラボレーションしたメニューも用意。絶妙な塩みの聞いたハムをのせたタルティーヌ「ジャンボンブール」はここでしか味わえない1品だ。また、「メゾン・ヴェロ」と芦屋の肉屋「メツゲライ・クスダ」がタッグを組み、ヴェロ家に伝わる豚肉や鶏のレシピを再現した「パテ・ショー」も。パリの三大肉職人と言われるジル・ヴェロの舌を育てた料理は、レストランなどではなかなか味わえない本場のフランスの味だ。是非、試してみてはいかがだろう。食の他にも、職人技に触れる体験や、日々を彩る暮らしの芸術たちも紹介する。「アート オブ スール」のシンプルながらも温かみのある麻のシューズや、南フランスらしい色使いや柄が可愛らしい「ティサージュ・ムテ」のエプロンなども販売する。決して派手に飾らず、さりげなさの中に独特の美意識を感じさせるフランス人の装いや佇まいのヒントが見つかるかもしれない。【詳細】「フランス展」会期:2017年4月12日(水)〜18日(火)会場:伊勢丹新宿店本館 6F、7F住所:東京都新宿区新宿3-14-1■メゾン・ヴェロ×クリストフ・ヴァスール「デュ・パン・エ・デジデ」メニュー:ジャンボンブール 各日200点限り 580円(1個)、パン・デ・ザミ 各日200点限り 491円(1カット)■メゾン・ヴェロ×メツゲライ・クスダメニュー:パテ・ド・グラン・メール 1,080円(100gあたり)、ジャンボン・ド・パリ 864円(100gあたり)、パテ・ショー 各日300点限り 1,080円(1個)■ティサージュ・ムテアイテム:ギャルソンエプロン 4,320円、ティータオル 2,970円■アート オブ スールシューズ 6,264円〜※価格はすべて税込み。
2017年04月14日「好き嫌いには味見作戦を! フランス式・好き嫌い克服法とは」 のつづきです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』という本を読み、「なるほど」と思う方針を取り入れているうちに、意外な効果があったのは、生活全般で子供のわがままや主張に振り回されない、ということでした。本によると、フランス人は食に対しては確固たる考えを持ち、子供がどんなに騒いでもそれが揺らぐことはないようです。この本のなかから、フランス式の食育、おもな3つのルールをご紹介しましょう。■その1: 食べ物は「決まった時間」に食卓で食べるフランス式食育では、食べ物は決まった時間に食卓でのみ食べるもので、時間を決めずにお腹が空いた時にダラダラ食べるようなことはしないようです。基本的には、朝食、昼食、グテ(おやつ)、夕食の4回で、お腹が空いても次の時間まで待たせるのです。筆者の次女育てで一番役立ったのは「子供はお腹を空かせても食事時間まで我慢すればいい」ということでした。食への執着が強かった次女は、保育園から帰宅した6時過ぎから大騒ぎ。前もって夕食を準備しておけばよかったのですが、その余裕もなく、とりあえずパンやバナナを食べさせて静かにさせていました。そうすると、当然夕食の準備ができたころにはお腹も満足し、夕食は食べたい物だけを食べる、という悪循環でした。どう考えても夕食前に重たい食べ物をあげすぎだとわかっていたのですが、仕事を終えて疲れた夕方に次女の主張と戦う気力がなかったのです。そんな時に、「子供がお腹を空かせるのは悪いことではない。お腹が空くと次の食事が楽しみになる」という記述を読みました。そして「お腹が空いても子供は我慢ができる」とも書いてありました。あのうるさい次女に我慢させる、ということを考えたこともなかったけれど、とりあえず本の受け売りを試してみました。次女:「お腹空いたー」(ぎゃーぎゃー)筆者:「お腹が空いたの? よかったねー。あと30分でごはんができるから楽しみに待ってて」次女はいつもとは違う筆者の対応に最初は不満そうでしたが、それでもじょじょに前ほど騒ぐことはなくなりました。「お腹を空かせたらかわいそう」という考えで頭がいっぱいだった筆者も、「子供がお腹を空かせれば次のごはんをしっかり食べるから悪いことではない」と少し気持ちが楽になったのを思い出します。そして、次女はちゃんと空腹を我慢することもできる、という発見もありました。 ■その2: 食べ物の決定権は大人が持ち、大人が子供の食に責任を持つ次に大きく変わったのは、食ベ物の主導権。今まではついつい「何が食べたい?」と聞いて子供の食べたい物に合わせがちでした。今でも子供のリクエストは聞くけれど、基本的に決めるのは大人。「えー! 今日魚?」と言われても気にせず、「今日は魚だよ」と答えています。ここでも淡々と答えるようにしていると、意外と子供もあきらめます。カナダ人著者によると北米では「選ぶ知恵をつけること」はよいこととされ、食べる物を子供が自分の責任で決める機会も多いそう。だけど基本的にフランスでは食べる時間も食べる物も大人が決め、大人が子供の食に責任を持つ、という姿勢が強いようです。子どもに甘い日本は、残念ながらやや北米よりでしょうか? 特に、子供が小学生になると、放課後友達の家や公園で何を食べているかは全く親の管理外になってしまいます。ただ、自分の目が届く範囲では、できるだけダラダラとは食べさせず、なるべく食べる時は食卓につくようさせています。(自分は仕事しながらダラダラ食べたりするし、自分がおやつを食べたい時は、おやつ時間でなくてもつい、「これ食べる?」と食べさせ、全く完璧にはできませんが・・・) ■その3: とにかく「食」を楽しむ正直言うと、子供が生まれてから「食は楽しむもの」ということはすっかり忘れていました。手際が悪いからか、なかなかきちんと食卓を完璧に用意してから「さあ食べよう」とはならず、子供や夫に「先に食べていて」といいながら、自分はもう一品作ったり、足りない物を取りに行ったり…。でも食事は「できるだけみんな一緒に食べて楽しむもの」ということを改めて思い出させてくれたのもこの本でした。今でも家族そろって食べられるのは、休日か慌ただしい朝食くらいだけど、そろう時はできるだけ全員食卓について、そこで子供の話を聞いたり、家族で何かを計画したりと、「食事」や「食卓」を中心に家族の絆を強くするのも悪くないな、と思っています。これは著者が編み出した、フランス式の食事ルールです。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月07日「好き嫌いが多い」「野菜を食べてくれない」「お菓子ばかり欲しがる」・・・。小さな子供を持つママで食について悩んでいる方は少なくないでしょう。そこでとりいれたいのは、フランス人の食に対する考え方です。今回は、フランス式好き嫌い克服法をご紹介します。■偏食、少食 … 子どもの食の悩みはフランス式で解決 せっかくがんばって作っても嫌がって食べなかったり、体にいいから食べてほしい野菜などを食べなかったりすると、ついつい子供に「食べなさい!」とガミガミ。怒られながらおいしく食べられるはずもなく、むしろ逆効果だとわかっているのに怒るのをやめられないママも多いはず。実は筆者も次女が3歳の頃、偏食に悩んでいました。そんな時に出会ったのが、『 フランスの子どもはなんでも食べる 』(カレン・ル・ビロン著)という本。「あ、なるほど」と考え方を変えるきっかけになり、この本を読んでからずい分と気が楽になりました。そのなかから、子どもの好き嫌いを克服するためのコツを3つご紹介します。■コツ1:「食べ物」と「感情」を切り離すまず大切なのは、食べ物に感情を結びつけないことだそうです。つまり、子供が食べないからって、感情的に「食べなさい!」と怒るのはNG。怒ったことで例え子供が食べたとしても、母親が恐くて噛まずにのみこむのが関の山で、その食べ物を好きになるどころか、嫌な感情を思い起こすものになりそうです。食べることを強要しないのはもちろんのこと、食べてほしいものを子供が食べようが、残そうが、感情的に一喜一憂しないことがポイントです。■コツ2:慣れない食べ物は、「味見」だけさせるフランスでは新しい食べ物に子供が拒否反応を起こすことは当たり前で、まず「慣れる」ことが大切だと考えます。だから、見慣れない食べ物を食べないのはまだその食べ物に慣れていないだけ。怒ったり、大騒ぎしたりせずに、「味見だけしてみたら」とひと口だけ食べてみることを子供に勧めます。例えひと口食べることさえ拒絶されても感情的にならず、淡々とお皿を下げます。フランスの育児書では、7回程度、多ければ10回から15回程度、この「ひと口お味見」をして慣れさせていくことを推奨しているそうです。 ■コツ3:食べなくても「代わりのもの」を出さない食べてくれないとつい「じゃあ冷蔵庫にあれがあったからあれなら食べる?」と代わりのものを出したくなってしまいますが、そうすると子供は「これを食べなくてもほかの食べ物が出てくる」と考えてしまいます。出したものを食べなくてもフランス人の親は怒らないけれど、代わりの物は決して出さないので、食べなかったら次の食事までお腹が空くだけ。子供はそのことを、身を持って学びます。そしてお腹が空いたら次の食事を待ち望み、次の食事ではきっとたくさん食べるでしょう。子供の食が細いと気になって、ついつい「食べるか食べないか」と一喜一憂してしまいがちです。一生懸命作ったら、食べて欲しいのは当たり前。だけど、「子供が食べなくても別に気にしない。でも、できるだけひと口だけでも味見させる。そして、食べなくても代わりの物は用意しない」と決めてしまえば、子供が食べても食べなくても、迷ったり、困ったりする必要もないので、なんだか気が楽になります。感情的にならず、そして揺るがないのもフランス式。ブレずに同じ態度を続けていくうちに、子供も「これを食べなくてもいいけれど、食べないからといって代わりに好きなものが出るわけではない」ということを理解します。ここ数年日本では「フランス人の知恵」的なものが流行っていますが、食にお悩みのママ、ぜひ一度試してみてください。『 フランスの子どもはなんでも食べる 』カレン・ル・ビロン著/まちとこ:石塚由香子、狩野綾子 翻訳(WAVE出版)カレン・ル・ビロン Karen Le Billionブリティッシュコロンビア大学教授。2011年には、40歳以下にして意義深い成功を収めたカナダ人リーダーを称える国家プログラム「Top 40 Under 40 Award」を受賞。オックスフォード大学で博士号を取得。5冊の学術書と、子どもの味覚のトレーニング・ガイド&料理本『Getting to Yum(美味しく食べ始める)』を出版。家族とともに、カナダとフランスを行き来する生活を送る。ホームページは、「ジェイミー・オリバーの今月の食革命ブログ」にも選ばれた。
2017年04月06日