探しものをしているとき、“なんでもないシンプルなデザイン”ってじつはとても難題です。その“なんでもない”に潜む、ちょっと品がいいとか、肩の力の抜けたラフなムードなど本当の気持ちを分析しないと、「なんか違うなあ」とオンラインでもショップでもピンとくるものに出合えるまでにはかなり時間がかかりそう。 寒くなったら欠かせないストールも、お買い物迷子になりがちなアイテムのひとつ。形はある程度決まっているものだから、似たりよったりのデザインはたくさんあります。かといってプライスも同じかというと、素材次第でさまざま。大きさ、カラー、柄はもちろん、どんな素材が欲しいのかまで具体的にイメージして自分にぴったりのシンプルな一枚を見つけましょう! フレンチベーシック、『A.P.C.(アー・ペー・セー)』のストール ミニマルなデザインで世界中のシンプルファッション好きの信頼を得ている『A.P.C.(アー・ペー・セー)』。今年の巻物は、質がよく、大判のものをと思っている人にぴったりのストールがここにありました!イタリア製のウール100%で作られたストールはしっとりと滑らかな肌ざわりで、カシミヤと比べても劣らず。大判のサイズですが、薄手の生地なのでくるくると巻いてもがボリューミーになりすぎず、すっきりとした首元を叶えてくれます。広めの幅がほどよい存在感を示し、アウターとのバランスの取りやすさもチェックポイント! 知的でやさしげな印象をもたらす、キャメルカラー そしてキャメルは、まとう人を品よく知的に見せてくれるマジックカラー。濃淡の具合で違いはありますが、A.P.C.の場合は薄めのクリーミーなキャメルをチョイスしより女性的に。ダークトーンの服になじみながら、顔まわりをさりげなく明るく照らしてくれます。秋のはじまりや春先ならガウン代わりにさらりと羽織るのも素敵で、数シーズン使えるのも魅力的です。 ストール¥23,000/A.P.C.(アー・ペー・セー カスタマーサービス) アー・ペー・セー カスタマーサービス03-3710-7033:kimyongduckstyling:Mari Nagasakahair&make:Daisuke Yamada(Cake)model:Rio Kajiyamatext : Momoko Yokomizo
2018年11月06日資生堂パーラーより「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」「山形県産 ラ・フランスのパフェ」が登場。2018年11月1日(木)から11月30日(金)の期間限定で、「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」は銀座本店 サロン・ド・カフェ、「山形県産 ラ・フランスのパフェ」は日本橋店、横浜髙島屋店、横浜そごう店、ラゾーナ川崎店にて販売される。山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ銀座本店 サロン・ド・カフェ限定での提供となる「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」は、とろけるような上品な甘さが口いっぱいに広がる山形県東根市岡田果樹園にて収穫されたラ・フランスを使用したパフェ。メープルアイスクリームとアールグレイゼリーの相性が良く、キャラメルソースのコクとメープルシュガーの軽やかな甘みのバランスも絶妙。別添えのプラリネソースをかけて味の変化を楽しむのもおすすめだ。山形県産 ラ・フランスのパフェ「山形県産 ラ・フランスのパフェ」は「山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ」とは違ったアレンジを施した一品。フレッシュのラ・フランスをワインのコンポート、ソルベ、ソースに仕立て、香りと甘さが引き立つようミルクアイスクリームと合わせられた。また、チョコクランチやシナモンの効いたシュトロイゼルの食感もポイント。最後まで飽きることなく、ラ・フランスの豊かな風味を堪能することが出来る。【詳細】資生堂パーラー「ラ・フランスのパフェ」提供期間:2018年11月1日(木)~11月30日(金)メニュー詳細:山形県 岡田果樹園産 ラ・フランスのパフェ 1,980円(税込)販売店舗:資生堂パーラー 銀座本店 サロン・ド・カフェ山形県産 ラ・フランスのパフェ 1,728円(税込)販売店舗:日本橋店/横浜髙島屋店/横浜そごう店/ラゾーナ川崎店<店舗情報>■銀座本店 サロン・ド・カフェ住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階営業時間:火~土 11:30~21:00(L.O.20:30)、日・祝 11:30~20:00(L.O.19:30)定休日:月曜(祝日の場合は営業)TEL:03-5537-6231(予約不可)■日本橋店住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋髙島屋S.C.本館8階営業時間:11:00~22:00(フード L.O.21:15/デザート・ドリンク L.O.21:30)定休日:百貨店に準ずるTEL:03-3246-5288■横浜髙島屋店住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31 高島横浜店6階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)定休日:百貨店に準ずるTEL:045-311-5111(代)■横浜そごう店住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店2階営業時間:10:00~20:00(L.O.19:15)定休日:百貨店に準ずるTEL:045-465-5733■サロン・ド・カフェ ラゾーナ川崎店住所:神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ2階営業時間:10:00~21:00(L.O.20:30/軽食・サンドウィッチ L.O.20:15)定休日:無休(施設に準ずる)TEL:044-874-8593
2018年11月03日「餃子フェス TOKYO 2018」が、2018年10月31日(水)~11月4日(日)まで、東京・中野四季の森公園にて開催される。これまで各地で“餃子ファン”の心を掴んできた「餃子フェス」が、第1回の開催地に帰ってくる。中野四季の森公園で開催される今回は、定番人気の「ご当地餃子」から、皮や餡などにこだわる「職人系餃子」、肉汁を閉じ込めた「肉汁ハンパない系餃子」、そして餃子ブームの火付け役「おしゃれバル系餃子」まで、幅広いバリエーションで展開する。女子の心をがっちり掴む「おしゃれバル系餃子」「おしゃれバル系餃子」として登場する店舗には、中野から初出店となる「餃子バル ぴこれ」がラインナップ。人気No.1 のインスタ映え餃子「桜エビとホタテの濃厚ホワイト泡餃子」を提供する。また根強いファンが多い「餃子×バル ちびすけバル」は、コラーゲンをたっぷりと餡に詰め込んだ「コラーゲン入り肉汁ねぎ塩焼き餃子」をもって参戦する。飛び散り注意!人気の「肉汁ハンパない系餃子」「肉汁ハンパない系餃子」を販売する店舗には、「餃子フェス」でもこれまで高い実績を上げてきた3店舗の名が挙がった。「肉玉そば おとど×浅草開化楼」の「東京名物 肉汁おとど餃子」、「羽根つき焼小籠包 鼎’s(Din’s)の旨味たっぷり「羽根つき焼き小籠包」、そして「近江牛餃子 包王」の「肉大盛 近江牛餃子」。これでもかというほど肉汁をたっぷり閉じ込めた餃子は“病みつき注意”“飛び散り注意”な絶品だ。「ご当地餃子」&「職人系餃子」も見逃せないご当地餃子の定番である宇都宮餃子の代表として「宇都宮餃子館」が出店。今回は特別に、こだわりの国産野菜と那須高原産のロイヤルポークを包み込んだ健太餃子をパワーアップさせ、濃厚な肉汁を増量した「肉汁健太餃子」として販売する。また、関西を代表する職人系「餃子専門店 福吉」からは、濃厚チーズにアクセントとして黒胡椒をかけ、さらに両面焼きをするという、新感覚餃子「肉フロマージュ餃子」が登場する。秋ならではのドリンク&スイーツもピックアップ餃子とともに楽しめるビールも豊富なラインナップを揃えた。なかでも、「ラ・フランスハニー」は、「hokkaido brewing」の北海道余市産の洋梨とはちみつなどをふんだんに使用した餃子フェス会場限定ビールだ。さらに、サングリア専門ブースが初めて展開される。なお、お口直しのスイーツには「芋屋 種子島」の「バター焼き安納芋&ミルクアイス」や「アイスブリュレクレープ」の「生キャラメルソフト ブリュレクレープ」など、秋を想わせるメニューが並ぶ。【開催概要】餃子フェス TOKYO 2018日時:2018年10月31日(水)~11月4日(日) 11:00~20:00(10/31は12:00~/土日は10:00~)場所:中野四季の森公園住所:東京都中野区中野4-13料金:入場料無料(食券・電子マネー利用可能)※食券600円/枚前売券:ローチケ(L コード:35552)、ヤフーパスマーケット(10/10より発売)
2018年10月27日マリンニットBLUE ELECTRIQUE ¥36,000/La Touche Française(フライオン) 日増しに秋が深まっていくのを感じる頃になると、そろそろ冬の洋服を探さなくちゃ!と思い始めます。ブルターニュ発のニット専門ブランド『La Touche Française(ラ トゥッシュ フランセーズ)』の「マリンニット」は、この冬も楽しみたいと思わせてくれる1着。地元を愛するブルトン(ブルターニュの人々)が力を合わせて作り上げたアイテムです。ブルターニュに対する深い愛情と、その町の伝統を維持して活性させたいという強い思いが重なって『ラ トゥッシュ フランセーズ』の「マリンニット」は生まれました。 ブルターニュが誇る、職人の技術の粋を集めて作られる「マリンニット」 『ラ トゥッシュ フランセーズ』のニットは、フランス北西部、パリから5500kmほどの場所にある、人口はわずか1600人ほどの小さな集落で作られています。ブルターニュといえばもともと、1532年にフランスに併合され州となるまではブルターニュ王国という独立国。その古くからの伝統や歴史が色濃く残るロアンに現存し、1950年代からマリンニットを専業とする工場で作られていられているのです。『ラ トゥッシュ フランセーズ』の「マリンニット」は、そんな工場に働くプロ意識の高い25人の職人たちに支えられ、生み出されています。 はじめまして『ラ トゥッシュ フランセーズ』!の不朽の1着 何か月も海で過ごす漁師のため作られた「マリンニット」は、寒さに負けずに漁に専念できるよう考えられた18世紀から続く、防寒着です。 肉厚で上質な漁師ニット=「マリンニット」は、通常のニットに比べ保温力が抜群! アウターを着るにはまだ早い。けど、朝晩冷え込むという日にも頼れる1着です。 マリンニットBLUE ELECTRIQUE ¥36,000/La Touche Française(フライオン) 襟元は風が入ってこないように詰まっており、ボタンを外さなければ頭が通らないほど。しかし、それが抜群の保温力を発揮してくれます。フランスブランドらしい、アイデンティティを感じられるカラーリングは、ダウンカラーになりがちな秋冬ファッションのスパイスとなってくれるはず。 ほどよく体にフィットするため暖かく、真冬でも「マリンニット」にアウターをプラスするだけで十分。着込む必要がないため、着膨れ知らずなのも嬉しい。 (左から)マリンニット ROUGE ¥35,000、MARINE ¥36,000、VERT ¥35,000/La Touche Française(フライオン) いよいよ秋。しっかりと寒くなる前のいま、冬の準備を始める気持ちに向かわせてくれる、『ラ トゥッシュ フランセーズ』です。 La Touche Française03-6447-4785(フライオン):Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Akira Watanabe
2018年09月28日フレンチシューズブランド『Paraboot(パラブーツ)』は、1908年から変わることなくメイドインフランスを貫く名門ブランド。昔ながらの製造方法で作られる靴は、アウトドアシューズをルーツにもつタフな作りや洗練されたデザインで、メンズファッション誌などで特集も組まれるほどの人気の高さです。トラッドシューズやメンズライクなシューズを履くことがレディースの定番スタイルのひとつとなった今、ちょっと贅沢なプライスでもタイムレスに愛用できる一足が欲しい! そんな人にオススメしたいのが実用的でありながら、ファンション性も満たしてくれる『パラブーツ』のシューズです。 どんなにトレンドが目まぐるしく変わっても、乙女にとって寒い季節のファーアイテムは鉄板。ほわほわのファーをスタイリングの一部に取り入れると、一気に季節感が出ますよね。パラブーツのシューズで使用されているファーはどれも品質の確かな本物で、上品な艶感や滑らかな毛並みはハンサムなレザーシューズにフェミニニティをプラスしてくれます。 ローファーには甲部分にミンクの毛をあしらい、ボリューミーなデザインに。登山靴でも使われる製法を使用したシューズはシンプルな見た目からイメージするよりもかなり丈夫です。人気のモデル「ミカエル」はラパンの毛をあしらい、オールブラックがモードな印象も。ファーがレザーに馴染みさりげないので、オフィススタイルにも合わせられそうです。「ミカエル」のハイカットモデルはショートブーツのように履きこなして。履き口に取り付けたクッションがくるぶし、足首への負担を軽減し履き心地も抜群。 (トップ画像)左からシューズ¥80,000・¥65,000・¥68,000/パラブーツ 万能アイテム、サイドゴアブーツブーツ¥63,000/パラブーツ 一足あると便利なサイドゴアブーツ、パラブーツの「ヴィレット」は水に耐性があり雨の日にはレインブーツとしても履くことができます。表面の白い粉は皮に含まれる油分が表面に出ているもので、ブラッシングや乾拭きで簡単に落とせるのでご安心を。ボリューム感も控えめで都会的なデザインは、キレイめのコーディネートにも好相性です。 パラブーツwww.paraboot.com03-5766-6688(パラブーツ青山店) photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月26日この秋冬はスカーフがトレンド!斬新な柄やカラーに加え、服にスカーフが取り込まれているものまでモードにアップデートされたスカーフがファッショニスタの間では注目の的に。旬のスタイリングをインスタなどSNSで見て憧れるものの、いざ自分がトライするにはややハードルが高すぎるかもってときがありますよね。そんな時にはバック トゥ ベーシックが一番。さりげなくセンスのいいスカーフを小物使いで取り入れて、自分らしい今っぽさのある秋ファッションを楽しみましょう! メイドインフランスのスカーフブランド、『A PIECE OF CHIC(ア ピース オブ シック)』 2012年にスタートした『A PIECE OF CHIC(ア ピース オブ シック)』はフランス・リヨンを拠点にするスカーフブランド。オリジナルのテキスタイルはレトロな模様やイラストを用いたデザインなど、クラシカルでありながらフランスらしいエスプリの効いたセンスが光ります。シルク100%のスカーフの質の良さは一目見るだけでもあきらかで、光沢感と滑らかな生地にうっとり。 大人の遊び心を感じる、モダンなイラスト 幾何学模様や花柄に加えイラストものもブランドの特徴のひとつで、ツバメを躍動感たっぷりに描いた一枚は巻いているだけで楽しい気分になりそう。ヘアアクセサリにしたり、バッグに巻きつけたり、首元でタイのようにゆるっと垂らしておいたりとアレンジは何通りにも。シルクは保温性にも優れているので、温度調節が難しいこの季節にこそ活躍してくれるアイテムです。 シルクスカーフ(70×70㎝)各¥18,000/ア ピース オブ シック ア ピース オブ シック03-6231-0213(グラストンベリーショールーム) photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月25日1954年にフランスのトゥールズ地方で、テキスタイルメーカーとした誕生した『Honnete(オネット)』。国内外のさまざまなブランドにファブリックを供給していました。現在も多くのメゾンやデザイナーから支持される老舗メーカー。そして、今回ご紹介するのが、オリジナルレーベルで作られる洋服です。 リバティ柄の美しいワンピース。リバティボートネックワンピース¥29,000/Honnete(グラストンベリーショールーム)心待ちにするファンも多いのが、リバティ社のオリジナル生地を使ったノースリーブワンピース。Aラインのシルエットが美しく、ゆったりと着れるのに女性らしさがたっぷり。首を綺麗に見せてくれるボートネックだから、エレガントに着こなせます。ウエストには取り外し可能な紐がついていて、キュッとウエストをマークするとフェミニンな雰囲気にも。1枚でもサマになりますが、これからの季節には中にカットソーをインしたり、カーディガンを合わせていろんなスタイルを楽しみましょう。 胸もとのタイで遊びを。リバティアスコットカラードレス¥35,000/Honnete(グラストンベリーショールーム)ノースリーブワンピースと同じく、小さなリーフが散りばめられたリバティ柄の上品なシャツワンピース。首もとにはタイが付いているので、結び方でイメージをガラリと変えることができます。例えば、写真のようにゆるく1回結べば抜け感が出てこなれた印象に。リボン結びすればガーリーな雰囲気に。何通りにも遊べる1枚です。 この大きさがカッコいい!ボックスポケットシャツ¥29,000/Honnete(グラストンベリーショールーム)ゆったりとした見頃と袖のビックシルエットが新鮮なホワイトシャツ。胸もとのポケットもアクセントになっていて、遊び心たっぷりのシャツです。凛とした印象で、パンツを合わせるのはもちろん、スカートをレイヤードしても素敵で、自分なりの着こなしに挑戦してみましょう。 グラストンベリーショールーム03-6231-0213 photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedahair&make:Daisuke Yamada(Cake)model:Kurumi Emond(BE NATURAL)text:Kisae Nomura
2018年09月23日アンティークのような趣きのある、白いセラミックの器は仏ブランド『ASTIER de VILLATTE(アスティエ・ド・ヴィラット)』の代名詞。食卓を彩るプレートから、キュートなアニマルモチーフを用いたオブジェまでバラエティ豊かなラインナップはどこかで目にしたことがある人も多いはず。クラシカルでありながら洗練されたコレクションはインテリアにも溶け込み、ともすると野暮ったさを感じさせてしまう骨董品にはない、現代アイテムだからこその魅力です。シンプルな北欧系のアイテムに比べ、デコラティブなデザインは洋服で言うならばドレスアップしたよう。小さなプレートもテーブルの上になにげなく置くだけで、エレガントなディスプレイに変わります。『アスティエ・ド・ヴィラット』は、家具や陶器デザイナーであるイヴァン・ペリコリとブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットが1996年にスタートした、パリの陶器メーカー。星を象ったエトワールコレクションは、ブランドを始める前に学生だった二人が作っていたオブジェにも通じる、装飾的な美しさへのこだわりが感じられます。星型のデザートプレートにゴールドのコーティングを施した華やかな一枚は、特別な日にはもちろん、普段使いして贅沢な気分を堪能するのもよし。玄関やリビングに出しておいても空間のアクセントになってくれます。小さなプレートにはウィットの効いた可愛らしいデザインが多く、できるならコレクションしたいくらい。愛嬌ある表情の猫や、デザイナーのひとりであるイヴァン・ペリーコがモチーフに。(トップ画像)上から時計回りに ミニプレート¥12,600・イヴァンのミニプレート¥10,500・ミニプレート¥11,000・猫のミニプレート¥12,500・星のプレート¥22,000(H.P.DECO店舗限定)・ハートのミニプレート¥10,000/アスティエ・ド・ヴィラット(アッシュ・ペー・フランス)蓋付きのボックスは大切なモノの置き場所に左からボックス¥20,000・¥25,000/アスティエ・ド・ヴィラット(アッシュ・ペー・フランス)2つの人気コレクションからは小物入れとして使えるボックスをご紹介。蓋にバラのレリーフが施されているのは、フランスの画家バルテュスの妻、節子夫人とコラボレーションしたセツココレクションより。慎ましさのあるバラなど、どこか和のエッセンスを感じる雰囲気です。雲のような曲線が特徴的なコルベールシリーズのボックスは、使い勝手も良さそうなフォルムで。華美ではないので、シックな部屋にもマッチしそう。アクセサリーを収納したり、ダイニングや化粧室で飾りながら使用したり。アートピースのような器を普段使いで取り入れ、日常に豊かな彩りをいかがでしょうか。アスティエ・ド・ヴィラット(アッシュ・ペー・フランス)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月21日トップライター:沼口祐子英会話試験では趣味の乗馬についてスピーチした14歳のころの娘。娘は2011年の1月にシュタイナー学校からフランスの公立中学5年生(日本の中学1年)に転入しましたが、その春に「クラスユーロ」の試験を受けることになりました。クラスユーロは正しくは「セクション・クラス・ヨーロピアン・アングレ」。翌年の4年生(日本の中学2年)から始まる英語の強化クラスに入るための選抜テストです。30人という少数の席を得るため、12歳の子どもたちが英語力を競い合うのです。重要な試験とは知らずに受けた娘は……。クラスユーロ試験は強制ではありませんが、9割の生徒が申し込んでいたようです。わが家の場合はまだ公立校のシステムすらよく理解できていない時期で、娘とわたしのやり取りはこんな感じでした。娘「ママ、クラスユーロのテストがあるよ。ジュリーはいっしょにチャレンジしようって言うんだけど……?」わたし「受験料はいくら?」娘「タダだって」わたし「そう、ならカリンは英語が得意だから受けてみたら」娘「じゃあ、申し込むよ」当時、わが家は節約生活をしていたので、わたしは「お金がかからないならいい」という軽い気持ちでそう答えました。そうしてクラスユーロの筆記試験の日がやってきました。忘れもしません、その日2011年4月29日は、英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の婚礼の日でした。毎日通っている中学校の教室での試験ですから、娘もまったく緊張することなく、いつもと同じように登校して行きました。クラスユーロの試験は、最初に筆記試験があり、そこで60人が合格します。その後、スピーキングのテストがあり、そこで最終的に30人が合格するというシステムです。フランス人が、クラスユーロ試験をどれほど重要と考えているかを知ることになったのは、筆記試験合格者の発表の日でした。校内の壁に張り出された筆記試験合格者60名のリストの前は大騒ぎだったようです。抱き合って合格を喜ぶ生徒、反対に泣き崩れて先生になだめられる生徒も大勢いたと聞きました。軽い気持ちで受け、なんとなく受かってしまった娘はこの光景に驚き、申し訳ないような気持ちになったと帰宅後に話してくれました。英語の筆記試験は英国王室の慶事の日でした。愛犬ジュエルはコスプレで応援?2次試験は英語でスピーチ!それから数週間後、筆記テスト合格者60名は会話テストを受けることになりました。最終合格者は30名ですから確率は2分の1です。会話テストはひとりずつ教室に入り、数人の試験官の前に裏返しに置かれた数枚のカードの中から1枚を選び、そこに書かれたテーマについて生徒が数分間スピーチをするというやり方でした。その後、さらに試験官からいくつかの英語での質問があり、すらすらと答えられるかどうかも試されました。娘はラッキーでした。自分の趣味について語るというカードを引いたので、大好きな馬のこと、乗馬のことを話すことができたのです。そうして、あれよあれよという間に、娘は最終の30人選ばれ、めでたくクラスユーロの仲間入りをすることになりました。これはひとえにシュタイナー教育のおかげ、7歳からコミュニケーションとしての英語を学んできたからこそ合格できたのだと思います。もっとも娘の場合はシュタイナー教育を受けてきたので、公立校では皆より2学年遅れで、このときは14歳になってなっていました。合格したけれど……厳しい現実に直面!4年生(日本の中学2年生。フランスでは学年が上がるごとに数字が小さくなる)になりクラスユーロの授業がはじまりました。英語の授業時間だけが通常クラスと強化クラスに分かれ、またクラスユーロだけは授業時間も1時間増えることになりました。親友のジュリーとともにクラスユーロに入れた娘は、最初は喜んでいましたが、現実はなかなか厳しかったようです。フランスは移民国家ですから、両親が英語圏の国(アメリカ、イギリス、オーストラリアなど)の生徒も大勢います。そういう生徒にとって英語は母国語になりますから、得意で当たり前。30人のうち、トップクラスの成績を取るのは常にこれらの生徒でした。5年生のときは英語だけはクラスで一番だった娘ですが、クラスユーロに入った最初の学期から成績は急降下!20点満点で18点台だったのが、なんと7ポイントも落とし11点台にまでなってしまいました。また、クラスユーロは特別プログラムとして英語劇の公演などもあり、演技力まで求められるので、外交的な性格の生徒がどうしても有利になります。パリ育ちとはいえ、控えめな日本人の娘は端役しかもらえず、ますます点数を下げる原因になってしまったのです。それでも中学最終学年の3年生までは娘もクラスユーロの一員として、なんとか踏ん張りました。できる生徒はそのまま公立リセ(高校)でも引き続き、クラスユーロに在籍できるシステムです。が、娘のクラスユーロは中学終了とともに終わりました。地元のリセでは、クラスユーロの生徒は歴史地理をも英語で学ぶので、英語に加え、この成績もトップクラスでなくてはならなかったのです。歴史地理が苦手な娘は続けられるはずがありませんでした。今も娘が住む、パリ・リュクサンブール公園の風景。クラスユーロは将来に役立つのか?ところで、クラスユーロに入っているとどんな利点があるのでしょうか?まずは高校卒業時に受けるバカロレア試験(大学入学資格試験)の加算点数になること。そして、バカロレアに合格すると、その証書にクラス・ヨーロピアンに在籍していたと明記されるのです。もっともフランス国内の全部の公立中高がクラスユーロを実施しているわけではなく、ない学校もあります。また英語でなく、スペイン語やドイツ語のクラスユーロを実施している学校もあります。さらに、中学校での学業は平等にすべきと社会党政権下では、一度クラスユーロが廃止になった期間もありました。現在のマクロン政権下では、再びクラスユーロ選抜が復活していますが。さて、今はフランスの大学生になった娘は当時を振り返りこう言っています。「クラスユーロに入らないで、普通の英語の授業でいい成績をキープしたほうがよかったかもと思ったりもするよ。でも、今は、どちらでも関係ないかな。本当の英語力が求められるのは、この先の就職のときで、企業にとっては英語力をはかるのはTOEICだけだもの」と。娘にとってクラスユーロでの泣き笑いは、中学時代の思い出のひとつ。それだけのようです。(次回に続く)沼口祐子(ぬまぐちゆうこ)1957年静岡市生まれ。編集プロダクションを経て、フリーライターになり、女性誌のさまざまなページ作りに携わる。1995年に渡仏し、パリで20年間子育て、犬育てをしたのち、2015年に帰国。著書に、『しあわせになれるパリ幼稚園物語』、『気分はパリ暮らし』などがある。
2018年09月12日赤ちゃん用の愛らしいパジャマからエスプリの効いた大人のお洒落着まで、幅広いラインナップが揃う『PETIT BATEAU(プチバトー)』は言わずと知れたフランスブランド。生まれたばかりのベビーから着ることができる安心で優しい素材を使用したアイテムは、大人にとっても魅力的です。シックを愛するフランスらしい、華美ではないけれど捻りのあるデザインはデイリースタイルを小粋にアレンジ。そんな『プチバトー』の代名詞のひとつに、ヨットパーカがあります。意外と雨の多い秋に、便利な一枚をいかがでしょうか。(トップ画像)ヨットパーカ ¥20,000・トートバッグ ¥5,000/プチバトーヨットパーカ 各¥20,000/プチバトーブルターニュ地方の漁師が着ているオイルクロスのコートをインスピレーションに、タウンユースで着られるように生まれ変わったヨットパーカ。表地には風を通さず撥水性の高いポリウレタンコーティングを施し、裏地には細かく編み上げた丈夫なミラレ素材を使用して着心地も快適です。定番のイエローとネイビーに加え、この秋冬はタイプの異なるカラーバリエーションが登場。ガーリーなピンクからエッジの効いたゴールドまでお好みで。袖口をまくって裏地のボーダー柄を見せるとワンポイントにもなります。ベビーと子供サイズもあるので家族でお揃いで着るのも素敵ですね。人気のボーダーアイテムをオータムカラーでワンピース¥20,000・カットソー(画像は参考色、ネイビー×ゴールドで展開予定)¥12,000/プチバトー人気のプルオーバーに、今季はゴールドがお目見え。落ち着いたトーンのゴールドのボーダーがカジュアルな装いをさりげなく華やかに。さらにピアスやネックスレスを合わせれば、ぐっと大人っぽい印象へ。秋らしい色使いが目を引くボーダー柄のワンピースは、タイツに合わせたりパンツにレイヤードしたり、一枚で手軽にスタイルが完成。色の切り返しで視線が上に行き、スタイルアップ効果も狙えそうです。プチバトー(プチバトー・カスタマーセンター)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月10日外にいるのが気持ちよく、食べ物も美味しい秋はいつもより遠くへ足を伸ばしたくなるシーズン。紅葉狩りや、芸術の秋ならではのコンサートや展覧会など、気軽な外出を楽しめるイベントが盛りだくさんです。山登りやスポーツをするわけでもない、ちょっとアクティブな1日なら、装いで優先したいのはおしゃれ感。本気のスポーツウェアを着込むより、スカートや歩きやすいヒールを履きたい! そんなワガママなカジュアルスタイルにマッチするバッグを『Hervé Chapelier(エルベシャプリエ)』で見つけました。女性的なカジュアルウェアにアウトドア仕様のバックパックはミスマッチ、かといってレザーのハンドバッグやショルダーバッグでは重いし収納力も足りない…。この難問をするりと解いてくれるのがフランスのバッグブランド『エルベシャプリエ』。定番のバックパックはシンプルなデザインとフレンチシックなカラーバリエーションで、スタイリッシュなコーディネートにも馴染みやすく。軽くて丈夫なコーデュラナイロンを使用し、背中にはパッドが付いていて実用性も申し分ありません。デイパック¥16,300/エルベ シャプリエアイコニックなトートバッグで気分はパリジェンヌ(右から)トートバッグ 大¥15,500・小 各¥11,500/エルベシャプリエブランドのアイコン「舟形ナイロントート」もアクティブに過ごす日のパートナーにぴったりのアイテム。軽量ながら収納力も充分にあり、開口部をジップでしっかり閉められるのも安心ポイントですね。タイムレスで飽きのこないデザインは、日常使いにも活躍してくれます。持ち物の整理に、ミニマルなポーチを(右から)カモフラージュ柄ポーチ¥9,300・ポーチ各¥7,800/エルベシャプリエシンプルなフラット型のポーチもバッグと合わせて。トートバッグと同じナイロンを使用したタフな仕様。ミニウォレットなら収まるので、大きな荷物を置いていきたい時のバッグ代わりにも。いくつあっても困らず便利なポーチはギフトにも最適です。エルベ シャプリエ03-3464-7110(エルベ シャプリエ代官山)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月09日お財布やカードケースはどんな人にとっても思い入れの強いもの。コーディネートによって変えるバッグと違い、一度使い始めたら頻繁に入れ替えるものではないから気に入ったものを使いたいですよね。機能性やデザインなど選ぶときにこだわりたいポイントは沢山ありますが、手にするたびに「あぁ可愛い!」と思えるのも大切。また洋服ではなかなか挑戦できないような好きな色を試せるのも、小物ならではのお楽しみです。 気分を盛り上げる、カラフルなレザーグッズ 明るいカラーで気分までハッピーにしてくれそうなアイテムが揃う『LES TOILES DU SOLEIL(レ・トワール・デュ・ソレイユ)』。スペインにほど近いフランス最南端の村“サン ロラン デュ セルダン”で1860年に誕生し、元々はエスパドリーユ作りから始まったそう。時代を経て、“太陽の生地”という意味を持つブランド名のとおり、太陽のように明るく彩り豊かなテキスタイルメーカーへとなり、カラフルな雑貨やバッグが人気を集めています。 レザーはイタリアTEMPESTI社のカラーレザーを使用し、爽やかな色合いが目を引きます。シンプルな作りが扱いやすく、素材もしっかりと丈夫。使い込むほどに味が出るレザーの風合いも楽しんで。新シリーズではそれぞれのアイテムにオリジナル生地で作られた保護袋が付いていて、小物入れとしても使えてお得な気分に! (トップ画像、上から時計回りに)ロングウォレット¥11,000・カードケース¥4,500・コインケース¥3,900・ミニウォレット¥6,500・コインケース¥3,900/レ・トワール・デュ・ソレイユ 南フランスの彩り豊かな情景がインスピレーショントートバッグ各¥11,500/レ・トワール・デュ・ソレイユ 地中海のブルー、赤や黄色の船、水面に映る色とりどりの街並み、南仏の町に息づくカラーをそのままストライプにしたテキスタイルはブランドのシンボル。トートバッグはそのテキスタイルの魅力が活きる、シンプルなシェイプで。レザーストラップが小粋なアクセントとなり、大人っぽさも添えてくれます。明るいカラーはそばにあるだけでハッピーな気分にさせてくれるもの。南仏の太陽を、秋冬のアクセントに取り入れてみては。 レ・トワール・デュ・ソレイユ:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月08日朝晩が涼しくなり、靴下やタイツ&シューズのコンビネーションが似合う秋はもうすぐそこに。素材やカラーのバリエーションもぐっと増え、足元のおしゃれの幅が広がるシーズンです。夏に活躍してくれたサンダルはここで一旦脱ぎ捨てて、新しい靴と一緒に秋の身支度を始めましょう。デイリーにもお出かけにも万能で、かつ歩きやすいバレエシューズは、年代を問わず女性の味方。なかでも『Repetto(レペット)』のバレリーナシューズは、フラットでもヒールシューズと同等のエレガンスを叶えてくれます。秋冬にぴったりな、ベルベットのキルティングシリーズは艶やかな光沢感がフェミニン。ドレッシーなシューズはパリ・オペラ座の幕から着想を得たそうで、たとえば舞台や音楽の公演を見に行くような特別な日にも履ける一足。同じ生地で作られたポーチもあり、足元と合わせた密かなおしゃれも楽しめます。(トップ画像左から)ベロアポーチ¥23,000・バレリーナシューズ¥39,000・ペンポーチ¥16,000・ローファー¥48,000/レペット大人っぽいカラーリングのタータンチェックバッグ¥16,000・バレリーナシューズ¥33,000/レペットタータンチェック柄がアイキャッチなバレリーナシューズは、ポシェットとお揃いで持ってシンプルなコーディネートの主役に。落ち着いたウィンターカラーのチェックが大人にちょうどいい可愛らしさと、季節感を演出してくれます。デニムなどカジュアルなスタイルにも相性がよく、秋のショートトリップのお供にも素敵です。歩きやすさを追求した「ミスティックゴムライン」バレリーナシューズ各¥41,000/レペットより歩きやすさを追求した「ミスティックゴムライン」からは、レッドなど定番カラーに秋らしい新色が仲間入り。カーキやボルドーのニュアンスカラーを取り入れれば、たちまちおしゃれ上級者に。アウトソールにラバー素材を使用することで実用性も高くなり、ワーキングスタイルにも頼もしい。レペット(ルック ブティック事業部)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月07日ブティックやインテリアショップに訪れると、そのお店に雰囲気にあった香りがさりげなく漂っていて、洋服やアイテムがより素敵に見えたり、香りの効果で気持ちよくショッピングが楽しめたりすることがありませんか? 香りにはその魅力を加速させ、印象に奥行きを与えるような力があり、また思い出した時にもいい香りと共に記憶がフラッシュバックします。ファッションやメイクアップと同様に印象を決める、その人がまとう香り。好きな、これから似合いたいと思うフレグランスをまとって、記憶に残りたい自分の印象も演出して。フランス生まれの『パルファン・ロジーヌ パリ』エキューム・ド・ローズ¥13,000/パルファン・ロジーヌパリ女性ならではの香りといえば“バラ”。同性にも異性にも好感度が高く、男性のフレグランスにはあまりない甘やかさが魅力です。フランス生まれの『パルファン・ロジーヌ パリ』は世界でも稀なバラ専門のフレグランスメゾンで、さまざまなエッセンスの効いたバラの香りをラインナップ。ほかにはないローズの香りや、大人っぽく美しい佇まいの香水瓶に胸が踊らされます。海辺に咲く野バラの香りを再現した「エキューム・ド・ローズ」は、今年待望の再登場したフローラルタイプのフレグランス。さらに磨きをかけた香りは、トップノートにブラックカラントの葉と海辺のユリが個性を保ちながらマリン フローラルに溶け合う。ミドルノートはローズアブソリュートとローズオットーを用いて、砂丘のバラやローザガリカを表現。持続性のあるマリン調のラストノートは、神秘的なアンバーグリス、ベチバー、ムスクで構成。その爽やかなでデリケートな香りは、みずみずしさや透明感のある女性像を予感させます。多種多様なバラの香りにうっとりバレリーナ NO,1¥13,000/パルファン・ロジーヌパリバレリーナをイメージした乙女心をくすぐる香水瓶に入った「バレリーナ No.1」は、フローラルとフルーティーな香りが組み合わさり可憐な印象へ。スイーツのような甘いトップノートから、ムスクやサンダルウッドのほんのりスモーキーな香りへ変化し、バレエダンサーのような神秘性をアピール。その愛らしいボトルが化粧台にあるだけでも毎朝気分が上がりそうです。ほかにもシトラスの香りがアクセントの「ゼスト・ド・ローズ」、花嫁をイメージしたフェミニンで繊細な香りの「ヴィーヴ・ラ・マリエ」、洋梨のアクセントがフレッシュな「ミュゲ・ド・ロジーヌ」など多種多様なフレグランスが揃います。心ときめくローズを見つけて、新たな自分を発信してみては。トップ画像(左から)ゼスト・ド・ローズ¥12,000・ヴィーヴ・ラ・マリエ¥13,000・ミュゲ・ド・ロジーヌ¥13,000/パルファン・ロジーヌパリパルファン・ロジーヌパリ(フォルテ)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月06日トレンド感満載の服も楽しいけれど、大人になると自分の中の“定番”がそろそろ欲しくなります。これを着てれば間違いなく素敵に見えて、そして自分自身も心地いい気分でいられる、そんな頼りになる服が理想的。そうした服は旬の素材やモチーフを使うよりも、オーセンティックなほうがいい。たとえばおしゃれなパリジェンヌやパリジャンが着ているレストランにも公園にも似合う、さりげなく気が利いていて上質さを感じる服のような。モードなフランス人のリアルクローズとしてスタンダードになった『MAISON KITSUNÉ(メゾン キツネ)』で、大人に最適な秋のワードローブを見つけましょう。一枚は手に入れたい、定番のニットセーターニット各¥34,000/ メゾン キツネフランスのブランド『メゾン キツネ』は、シンプルで実用的なスタイルをエレガントに仕上げ、ときにユーモラスなエッセンスを光らせた服作りが魅力。トリコロールのフォックスパッチがワンポイントで施されたクラシカルなセーターは、ブランドのアイコン的存在で女性にも男性にも人気です。上質のヴァージンウールを使用した薄手のニットで、秋口はもちろん、本格的な冬になってコートやジャケットを重ねたときにもすっきりと着られます。レトロフューチャーなムードが楽しげな、秋冬の新作スウェット¥28,000/ メゾン キツネスカート¥40,000・スウェット¥26,000/ メゾン キツネギークなエッセンスが楽しいスウェットは今季のコレクションから。白のスウェットにはピクセルデザインで描かれたウサギとキツネをON。グレーのスウェットは、ブランド名をグラフィックに置き換えてあしらい、メゾン→家、キツネ→狐とユーモアを効かせて。スカートにもレトロフューチャーなムードが反映され、パソコンの罫線からインスパイアを受けたチェック柄がキュート。ノスタルジックなモチーフやフォルムを今らしく昇華し、都会的なデイリースタイルを叶えてくれます。メゾン キツネwww.maisonkitsune.fr0120-667-588(メゾン キツネ カスタマーセンター)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月05日(左から)ヒッピー、ノマード、サブレ 各10ml ¥2,300/全てキュアバザー ファッションを秋に求めたいと思うなら、指先も色を変えてみたくなるもの。セルフネイルはその日の気分でチェンジできるところがいい。それができるだけナチュラルなものなら、毎日楽しむのもいい!という前向きな気持ちを後押ししてくれます。 フランス生まれの『Kure BAZAAR(キュアバザー)』というネイルカラーのブランドをご存知でしょうか?2012年初夏のデビュー間もなく、本国のフランスだけでなく、ヨーロッパの国々にアメリカ、そして日本でも注目されたことは未だ記憶に新しく、次世代に向けたブランドとして高い人気があります。 コンセプトの“ナチュラルとファッション性の共存”を裏付ける、エコナチュラルなフォーミュラと、鮮やかなカラーバリエーション。爪を美しく、そして優しく整えてくれます。ネイルサロンで採用されていることも多いのも納得できる仕上がりで、ひと塗りで美しい発色とつやで爪を包んでくれます。それでいて気になる色持ちや速乾性にももちろん考慮されているところも魅力。また塗りたい、と思わせてくれるネイルカラーです。 (左から)スティレット、リップスティック、サハラ、パリジェンヌ、アモーレ 各10ml ¥2,300/全てキュアバザー 秋は赤のバリエーションに夢中! 9月になってもまだ暑さは残るものの、空気も空も、そして気分もすっかり秋めいてきました。サンダルやオープントゥを楽しめる夏のネイルはもちろんいいけれど、秋の装いに添えるネイルもまた素敵です。今秋の落ち着いた色のファッションには、指先を赤で染めたい気分!『キュアバザー』は、明るいものからボルドーのような渋めの色までラインナップしています。その日の気分で替えて楽しみたいと思わせてくれる色だけでなく、どれにしようかな……と選ぶの時間もまた一興。 秋の夜長には、自分のための自分の時間を持つという楽しみ方もいい。そんな気持ちにさせてくれる『キュアバザー』のネイルカラーです。 Kure BAZAAR0422-22-7331(フォルテ):Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Akira Watanabe
2018年09月04日インスタやストリートスナップで、何気ない装いなのに目を引くパリジェンヌのファッション。たとえば自然体のヘアスタイルとメイクアップに、トップス&デニムとスニーカーあるいはバレエシューズのフレンチカジュアルなスタイルはもうずっと見てきたコーディネートですが、いつの時代も色あせることなく惹きつけられます。フォルムやカラーが素敵だなあと思ったときにアイテムの詳細をチェックしてみると、大体において昔から続く定番ブランドの名が。スタンダードなアイテムだからこそトレンドを追わず、信頼のおけるブランドを着続ける、これこそフレンチカジュアルをずっと素敵に見せ続ける真髄なのかもしれません。パリジェンヌが愛するボーダーといえば、『SAINT JAMES(セントジェームス)』。その歴史は古く、1889年にフランス北部のノルマンディー地方のセントジェームスという街で、街の名を冠して創設されました。地元の漁師や船乗りの仕事着であるマリンセーターが誕生し、それが現在のシャツの原型となっているそう。今もフランスにある工場で生産し、メイドインフランスにこだわっています。ボートネック、長袖型のシャツ「OUESSANT(ウェッソン)」はセントジェームスの定番中の定番。コットン100%の目のしっかりとした素材なのでハリがあり、清潔感のあるカジュアルスタイルを叶えてくれます。ジャストサイズで一枚でさらっと着こなすのもいいし、ワンサイズ大きいめでシャツをインするのもこれからの季節にはオススメです。無地のタイプもあり、豊富なカラーバリエーションから選ぶことができます。シンプルな分、ピアスやネックレスなどアクセリーで遊ぶと違う表情に。ベーシックなカラーとスタイリングのアクセントとなってくれそうなニュアンスカラーがあれば、デイリーはこれで着回せそう。洗濯機で気にせず洗えることも日常着には重要なポイント。着込むことで肌になじみ、こなれ感も。年齢も体型も着る人を選ばないので、一枚は持っておきたい永遠のフレンチベーシックです。カットソー各¥10,000/セントジェームス セントジェームス(セントジェームス 代官山店)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月03日(左から)フレグランスキャンドル レリード 220g ¥10,700、オードパルファン サン・ジェルマン大通り34番地 75ml ¥23,000(ともに期間限定発売中)/diptyque 古いフランス語で「二つ折りの絵屏風」の意味を持つ、『diptyque(ディプティック)』。フランス本国では、香りだけに止まらず、ギフトアイテムや文房具など幅広いアイテムでその独自の哲学を伝えています。 日本ではすっかりお馴染みとなった、香りのアイテムの一つ一つにあるストーリーはミステリアスな魅力を感じさせながら、美しいデザインを持たせながら世界観を余すところなく表現。香りそのものはもちろん、パッケージデザインからもブランドのDNAの息遣いを感じさせてくれるアイテムは多くの支持を集めています。 ブランドにとって大切な数字、“34”を付した限定コレクション 2014年から続く「コレクション 34」は、創業者3人の冒険を愛する精神へのオマージュ。毎年、見直されては少しずつ進化し続けるスペシャルな限定アイテムは、今年も8月の終わりに期間限定で発売されました。 キャンドルは、ギリシャ神話に登場する、“ペロポネソス半島で放浪する牧神の午後”から着想を得たフレグランス「オーデリード」を想い起こさせ、神秘的な香りで包み込んでくれます。ビターオレンジの皮に野生のラベンダー、そこにひとつまみのスパイス、ナツメグをプラス。マットな黒のパッケージに投影した香りに、モダンでクールな調和を感じさせてくれるはず。 一方のフレグランスも一貫して、“サン=ジェルマン大通り34番地”がテーマ。ダイナミックさのあるサンダルウッドをベースに、インドの起源するオーストラリア産のサンタルが混じり合った香りは、官能的でオリエンタルな雰囲気。これまでとは違う解釈で、新たな香りに出会わせてくれます。 (左から)オードパルファン テンポ 75ml ¥19,000、オードパルファン フルール ドゥ ポー 75ml ¥19,000/diptyque 切なくも美しい秋の季節を一緒に過ごしたい、2つの香り 幅広い世代で愛されている『diptyque』のフレグランス。レギュラーアイテムの中から、秋という季節にぴったりの、重厚感のある人気の香り2種をご紹介します。 まずは、「オードパルファン テンポ」。パチュリをメインにした香りは情熱的で、滑らか。清冽な湧き水を想像させるほどのパワフルさに、やわらかいシダーノートを与えた香りは、スエードのようなやさしさを重ねさせてくれます。 そして、「オードパルファン フルール ドゥ ポー」は、ウッディさを内包したアイリスの花に存在感のあるムスクの組み合わせが、個性的でユーモラス。それでいて、どこかほっとする優しさを感じさせる人気作です。 オードトワレ ロー 100ml ¥16,000/diptyque 『diptyque』フレグランスのシグネチャー クリエイティブな仲間の3人によって誕生した『diptyque』は、パリのサン・ジェルマン通り34番地でスタートしました。香りのプロダクトは、1963年から。そのフレグランスキャンドルに続いて、1968年には最初のオードトワレ「ロー(L’Eau)」を発表。それらクリエーションの全ては、過去からの豊かな遺産に導かれているといい、他に見ることのない独特のフレグランスが生み出されています。 03-6450-5735(diptyque japan):Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Akira Watanabe
2018年09月01日フランスのエスプリが薫る『ANATOMICA(アナトミカ)』は、伝説のバイヤーであるピエール・フルニエがオープンしたセレクトショップのオリジナルブランド。1994年にパリ4区に誕生して以来、2011年には日本初の路面店『ANATOMICA TOKYO』がオープン。日本でもファンが多いブランドです。 スニーカーにも凛とした気品を。スニーカー ¥17,800/WAKOUWA(アナトミカ 東京)ブランドのアイコン的シューズとなっているのが、「WAKOUWA」と名付けられたスニーカー。何度も木型を調整し、試行錯誤の末に2009年に完成した名品です。細身のシルエットがなんともエレガントなので、レディな装いにもきちんとマッチしてくれます。 その秘密のひとつが、アッパーに使われたキャンバス地。アメリカやフランスのキャンバス素材が採用され、表地と裏地のキャンバスの厚さを変えて製作されるこだわりぶり。この美しいブラック地に優しく馴染むステッチは、白ではなく生成色が選ばれているところがミソ。ソールまでオールブラックて統一されている中で、この生成り色のステッチが主張控えめだけれど、ポイントになってくれます。 快適な履き心地の秘密とは?スニーカー 各¥17,800/WAKOUWA(アナトミカ 東京)長年愛される理由は、デザインだけにあらず。何度も試行錯誤しながら製作されたスニーカーの木型は、土踏まずをしっかり固定してくれる設計。足とフィットするから、1日中歩いても靴の中で足が擦れて痛くなることもありません。それでいて、トゥの部分は余裕があるから、足先が広い日本人でも心地よく履けるのです。オリジナルのインソールも、その快適さを後押ししてくれるポイント。フカフカでクッション性が高いので、疲れにくいと評判。ゴムソールも滑りにくく、アクティブに歩き回りたい日にぴったりのスニーカーです。 アメリカ軍とオランダ軍のウェアをオマージュ。モックネックTシャツ¥8,000/ANATOMICA(アナトミカ 東京)数ある『ANATOMICA』の人気アイテムの中でも、女性から絶大なラブコールを受けているのがこちらのモックネックTシャツ。実はこれ、型はアメリカ軍のモックネックシャツ、素材はオランダ軍のトレーニングウェアを見本に製作されています。伸縮性が高く、また着心地もいいので、シーズン関係なく愛用する人が多いそう。今の時期はこれ1枚で、秋から冬にかけてはインナーとして活躍してくれそうですね。もちろん、素材は運動をするために作られているものだから、レジャーシーンにもおすすめです。 スニーカーとTシャツというワードを聞くと、カジュアルなイメージを連想してしまうけれど、『ANATOMICA』のアイテムはどれをとってもどこか上品。まさに大人の女性にふさわしいアイテムです。 アナトミカ 東京03-5823-6186:Masahiro Arimotostyling:Yumika Asai text:Kisae Nomura
2018年08月25日花椿の連載や、FASHION HEADLINEで占いのイラストを手掛けるパリ在住のアーティスト・田中麻記子さん。8月3日に発売された『Vu Vu』の新刊を記念して、「森岡書店」、「ナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)」、「シス書店」の3会場で新作展覧会を開催中。FASHIOHN HEADLINEでは、田中麻記子さんと展示会場にもなっている「一冊の本だけを売る本屋」森岡書店の森岡督行氏をお迎えし、展覧会についての話を聞きました。---森岡書店での展示について---FASHION HEADLINE(以下、FH):森岡書店で開催中の展示について、見どころを教えてください。田中麻記子(以下、麻記子):1冊の本を売るお店なので、どうやって構成しようかなって考えてたんですけど、ナディッフでも同時に展覧会を開催中なので全く違うものにしようかなっと思っていて。ナディッフは、海辺のインスタレーションをしているので、森岡書店では銀座も近いし資生堂の花椿のアニメーションをゆっくり見ていただきながら、そのアニメーションのアイデアスケッチと可愛いイラストの新作を展示してます。FH:お二人は前からお知り合いだったのですか?森岡書店店主・森岡督行さん(以下、森岡):いいえ、HeHe編集者の中村水絵さんが紹介してくださいました。でも、紹介いただく前に街で偶然会ったんです! 麻記子:そう! 普段全く行かない赤坂見附で! 森岡:私もあんまり行きません。(笑)FH:えっ、ちなみに何をしに赤坂見附まで行かれてたんですか? 麻記子:日本によく帰るので、携帯を買いに行ってその後散歩をしてたんです。そしたら前の方から森岡さんが歩いてこられて、そのままご挨拶したんです。森岡:そうそう、「夏の展示よろしくお願いします」って。何万分の1の確率ですよね! びっくりしました。麻記子:本当に! しかもあまり行かない赤坂見附で!森岡:あれはすごいタイミングでしたねー、すごく嬉しかったです。FH:まきこさんは、森岡さんのことをご存知だったのですか? 麻記子:もちろんです。知り合いもよく森岡書店で展示をされてたりするので。FH:森岡書店での展示構成は、森岡さんと話をして決めるのですか?森岡:私の関わり方って展覧会ごとに毎回違うのですが、今回はほとんど麻記子さんが決めてくださったと思ってます。事前に2回くらい麻記子さんが来てくれて、ある程度展示内容をまとめてくださったんです。素材は麻記子さんが決めて、レイアウトは私が決めて。FH:森岡さんは初めて田中さんの作品を見た時いかがでしたか? 森岡:前に資生堂の仕事をやらせてもらっていたので、花椿編集部の方からよく話を聞いてました。麻記子さんの食べ物の絵が好きで、最近工芸の仕事が多いから、食器にカトラリーが描かれていたりするとすごく親近感が湧いてきて。でも、今回の展示とトークイベントをしてから、作品に「恋」を感じてイメージが変わったなーって思いました。---「恋」について---田中麻記子さんと森岡督行さんFH:恋してますか? 麻記子:恋は重要です! 森岡:恋はいいですね〜、いいなぁ〜麻記子:色々な大きさの恋があると思うんだけど、多分そういう意味では森岡さんも恋してるんじゃないんですかね? 森岡:恋ね...FH:まきこさんにとっての恋って…? 田中:いつでも恋の気持ちってなんか楽しいし、エネルギーになるし、泥沼化しなければすごくポジティブなパワーになるからすごく大切だと思う。生きてて楽しくなるし。今回の展示コンセプトは、海を隔てた異国に住んでるからこそ、七夕みたいに1年に1回しか会えない距離感の方がうまく行ったりもするよね...みたいな恋の切なさを表現していて。麻記子:この作品(右)は眠れない夜に、窓から飛行機が見えてアレに乗ったら会えるのかなって想いながら、携帯とかいじったりしているシーン。そして今回のキーワードとなる海をベットに描いています。森岡:そうなんです、全ての作品に水面が入っているんですよ〜! 麻記子:この作品(右)は、「私は、ずっとwifiエリアにいつでもいるわ、雷の日でも...」というタイトルで、実は友達がモデルなんです(笑)。既婚者の方に恋をしていて、自分から連絡ができないから、終電まで駅の近くのwifiが繋がるカフェであなたの連絡を待ってるという...森岡:いいですね〜。FH:せつなーーい!森岡:そういえば、昔そういう歌ありましたよね。こばやし、小林…小林明子さん! 麻記子:あー! 「ダイヤル、回して手をとめた〜♪」(歌う麻記子さん)森岡:そうそう! そのダイヤルがwifiになった現代バージョンみたいなかんじ。でも心境は今も昔も同じですよね。あの歌いいですよね。---花椿のGIF動画のこと---麻記子:ストーリーを60枚くらいの小さな紙に描いて10秒にまとめるんですけど、その短い中で起承転結を表現しないとだから、一度紙にアイデアスケッチを描いてから構成してるんです。FH:実は、私の姪っ子も麻記子さんのGIF動画が大好きなんです。麻記子:嬉しい! 実は、アリックスちゃんていうフランスの友達の子供に一番最初に見せて、彼女が笑ったらOKっていう最初の関門にしてます。(笑) 子供でもわかりやすく、でもギリギリセクシーさを入れて。毎月昼休みにクスっと笑ってもらえるようなシンプルさを大切なポイントにしています。森岡:なるほど〜---『Vu Vu』について---FH:今回発売した『Vu Vu』には、どんな意味が込められているのですか?麻記子:『Vu Vu』(ヴュ ヴュ)は造語なんです。フランス語のdéjà vuの“vu”からとっていて、“vu”は過去形で「見た」という意味があるので、街とか建物とかフランスの風景とかをずっと見てきてインスピレーションを得たデッサンを中心に構成しています。特に意味があるとかではなく、響きで『Vu Vu』としました。FH:麻記子さんの絵の表現はすごく多様ですよね、描き分けてたりするんですか? 麻記子:もともとモノクロームだけのダークな世界の細かい表現と、真逆のサイケデリックな大きな油絵の2つを描いていたんです。ずっと黒白で描いてたら頭の中でカラーが浮き上がってきて、カラーに溺れそうになったら黒白の世界に戻ってという繰り返しでした。その途中で、フランスに行くことが決まり、自由に絵を描くようになって、好きな食べ物とか音楽とか、幻想の世界じゃなくて、現実に自分が好きなものをシンプルに描くということを久しぶりにやって、すごくそれが楽しかった。それを描き続けて誕生したのが1冊目の食べ物コレクションの本『La collection gastronomique(ラ・コレクション・ガストロノミーク)』でした。それから、イラストレーションの依頼が増えていったんです。実は、ピエール・エルメ・パリのマカロンのイラストレーションを担当した時に、初めて点と線で描いた簡素な女の子のキャラクターが生まれたんです。それはそれでひとつのスタイルになっていきましたね。FH:ピエール・エルメ・パリさんがきっかけで、かわいい彼女たちが誕生したんですねー。これからも、さまざまな作品楽しみにしていますね! 【展覧会情報】田中麻記子の新作展覧会「Vu Vu」■森岡書店会期:8月26日まで住所:東京都中央区銀座1丁目28−15 鈴木ビルイベント情報:「田中麻記子に聞く100のこと」PARTⅡ8月26日 18:30〜、参加費1,000円、15名限定■NADiff Gallery会期:8月3日~9月9日住所:東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 1Fイベント情報:「Vu Vu演奏会」・9月1日 14:00〜岩見継吾・岩間由右子、15:00〜松倉如子、エントランスフリー・9月2日 晴ツ(横手ありさ、たけてつたろう、荒井康太)、エトランスフリー■シス書店 第63回企画~「Étoile」 展会期:8月18日~9月16日住所:東京都渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F★9月17日から、パリのGalerie da endのグループ展に参加【書籍情報】田中麻記子『Vu Vu』発売日:2018年8月3日出版社:HeHe / ヒヒA4判 72ページ 仮フランス装
2018年08月24日カセットテープと再会する今となっては、ネットでダウンロードが普通な音楽も、ポータブルに聴けるようになった頃のメディアは、カセットテープだった。カセットテープをよく聴いていたのは、ローティーンの頃だったかな。iPod で音楽を聴くようになって久しいのに、最近やけに気になる。 カセットテープ&レコード店・waltz のオーナー・角田さんは「役割を終えたメディアに新しい価値を創造したい」と言う。ここで再会したカセットテープは、音質をも楽しむ一つのコンテンツになっていた。昔は音楽を聴くための手段に過ぎなかったはずなのに。見慣れた愛聴盤のジャケットは、カセットテープだと長方形、それも新鮮。ざらざらしたカセットテープの音にうっとりと耳を傾ける休日は、いつもより少しだけいい時間が流れている気がした。 waltz東京都目黒区中目黒4-15-5tel : 03-5734-1017open : 13:00 ~ 20:00月曜定休waltz-store.co.jp ブックマークは、本に合わせて 本を買うとついてくる出版社や書店のものを、何気なく使っていることも多い。でも、本の内容に合わせてしおりを選んでみたら。たとえば、恋の物語には可憐な花のモチーフを。女性が自由に活躍するエッセイには、羽ばたく蝶のモチーフを。装丁が本の内容を盛り上げるように、しおり次第でも本がもっともっと魅力的なものになるなんて! なんだか自分も本作りに参加している一員の気分にもなる。 現実脱出論(坂口恭平)xメモ型しおり メモ型のしおりは、感想や情報などを記して挟んでおくと、次にページを開いたときにも楽しい。BOOKMARK MEMO PAD ¥480/ BIBLIOPHILIC(ビブリオフィリック&ブックユニオン 新宿) 「「あまカラ」抄」(高田宏編)X木のしおり BIBLIOPHILIC が家具・木工ブランドのOak Village とコラボレーション。天然のヒノキ、カバ、スギの3種類展開。WOODBOOKMARK( 上から) ヒノキ、カバ、スギ 各¥450 /すべてBIBLIOPHILIC(ビブリオフィリック&ブックユニオン 新宿) 「暮らしの眼鏡」(花森安治)Xサングラス型のしおりまるでリゾート地で読書をしているような気分になれる、スタイリッシュなサングラス型のしおり。しっかりとした素材で、ロゴ入りなのもうれしい。SUNGLASS¥3,500 / BOOK MARC(私物) 「谷川俊太郎詩集」X花モチーフのしおり(パンジー)花びらのところは立体的な作りになっているので、まるで本から花が咲いているようにも見えてにっこり。HOTEL BUTTERFLY ブックマーカー(下のデイジーと2枚セット)¥750 / D-BROS 「美しい恋の物語」(ちくま文学の森)X花モチーフのしおり(デイジー)押し花を作るときのように、本のページに花を挟むことができる。恋の物語がよく似合う可憐なしおり。HOTEL BUTTERFLY ブックマーカー(上のパンジーと2枚セット)¥750 / D-BROS 「わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい 」(鴨居 羊子)X蝶々モチーフのしおり羽を広げて本のページに挟むと、蝶が羽を休めて止まっているように見える、ロマンティックなデザインのしおり。HOTELBUTTERFLY ブックマーカー(2枚セット)¥750 / D-BROS ジェーン・バーキンになりたくてジェーンに取材する機会があった。エルメスの“ バーキン” を持っていた彼女は、撮影前に赤い口紅をそのままバッグから出して塗った。あの有名なかごバッグも、そんな風になんでもバサバサと詰め込んで使っていたらしい。インタビュー後、カフェで余韻にひたっていた私たちの元にマネージャーがやってきて言った。「ジェーンの口紅がなくなったのですが、知りませんか?」。“ 正確さ” や“ ていねいさ” ばかりが求められる今、そんな適当さが心地いい。去年の思い出。リゼッタのフランスのかご展で手に入れたかごを手にして、週末は鎌倉に行こうかなと、思う夏の日。 エンベロープオンラインショップ www.envelope.co.jp / www.lisette.jp onkul vol.5 より
2018年08月20日ワインやチーズのお供にぴったりのジューシーなフィグ(いちじく)ですが、フレグランスの中でも人気です。赤い果肉から香るみずみずしいアロマに、思わずうっとり。夜ほのかに感じる秋の風に、旬のフィグの香りをのせてみませんか。 フィグをまとって淑女に変身P98 オードトワレ50ml \12,960(税込)、オードパルファン75ml \20,520、フレグランスソ-プ\3,240(税込)※ソープはパッケージがリニューアルしました。/以上すべてdiptyque(ディプティックジャパン) フランスの人気フレグランスブランド『ディプティック』。ギリシャ語で「いちじくの友」という意味の「フィロコシス」は不動の人気を誇ります。 いちじくの葉の渋いグリーンのみずみずしさ、太陽に熱された深い木の香り、果実のミルキーな風味に、キゾチックな雰囲気を漂わすホワイトシダーが加わって森の豊かさを感じられます。まるで親しい友人といつも寄り添っているかのように、いちじくの魅力を存分に知ることができるシリーズです。 空間と一緒に心も満たすフレグランスキャンドルP100 Bougie d’Apothicaire\15,120(税込)※パッケージがリニューアルしました/MAD et LEN 人里離れた南仏の村、サン・ジュリアンで、花や木、茎などから蒸留抽出した香りを手作業でしみこませ、昔ながらの製法でつくられている『MAD et LEN(マドエレン)』のフレグランスアイテム。 心が疲れたとき、天然成分のみでつくられたキャンドルに火を灯せば、フルーティないちじくの甘さとウッディさを併せもつ香りが、身体に染みわたり、満ち足りた気持ちになりそう。 香りと共に身体を生き生きとさせるナリッシングボディローション 250ml \2,808(税込)/ DURANCE フランス・プロヴァンス発『DURANCE(デュランス)』からは、マッサージにも使えるボディーローションをご紹介。古くから肌の手入れに愛用されてきたオリーブオイルには、ビタミン郡(A,E,D)やミネラルが含まれ、肌を乾燥から守り、うるおいを与えてくれます。主成分のオレイン酸は、人間の皮脂に近い成分なので皮膚への浸透も◎。 スイートなアーモンドオイルとシアバター配合によるクリーミーな付け心地は、よくお肌になじみ、芳醇ないちじくの香りと共に肌を生き生きとさせてくれます。 日用品にこそ、肌も香りもこだわった一品を "スーパーネイティント"リキッド ハンドソープ 480ml ¥3,024(税込), "オリジナル"ガーメント グルーム 480ml¥2,052(税込) /以上(Murchison-Humeマーチソンヒューム) 環境にも身体にも優しく、洗練されたパッケージをモットーにするシドニーのハウスクリーイングブランド『Murchison-Hume(マーチソンヒューム)』。肌が敏感になる季節の変わり目は、毎日使う日常品の見直しどきです。 乾燥しやすい肌のために、うるおいを保つカミツレ花エキスなどが配合されたハンドソープ。そして汗や外食でついた衣類のニオイをとり、抗菌・消臭してくれるガーメントグルームは家に一本あると便利です。 どちらも石油系化学成分は一切含まず、天然の成分のみでつくられているので安心!オリジナル・アロマ・エッセンスオイルがブレンドされて甘くて上品なフィグがほんのり香ります。 毎日の家事もポジティブになるディッシュウォッシュ オールパーパスクリーナー 500ml、ディッシュウォッシュ 500ml 共に\1,944(税込)/a day(グローバル プロダクト プランニング) 『a day(ア デイ)』のディッシュウォッシュは身体に優しい100%植物由来の洗浄成分ですが、少量でも泡立ちがよいのがうれしいところ。水拭き、二度拭きの必要がなく、1本でキッチン・洗面所・床などのホコリや油汚れまで落とせるオールパーパスクリーナーも香りがよく、お掃除も気持ちよくこなせそうです。 自分の印象付けに、気持ちのリラックスに、日々の生活を豊かにするために。フレグランスはアイテムによって楽しみ方を変えられます。ぜひ自分にぴったりのフィグフレグランスを見つけてくださいね。
2018年08月16日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『Sans Deconner(ソン・デコネ)』のランチコースです。休日の午後、渋谷の喧騒を抜けて松濤の方まで歩く。緑の溢れる鍋島松濤公園が見えてくる頃には辺りはすっかり穏やかになって、公園の真向かいに小さなレストランを見つける。『ソン・デコネ』。フランス語だと「んな、アホな」って意味らしい。笑える。と思いながら扉を開けば、20席ほどの店内。カウンターに座ればその向こうはキッチンで、シェフの渋谷将之さんの軽やかな手つきに目を奪われるうち、ビーツとすももの鮮やかな一皿が目の前に。ジューシーで甘くて、誰しもを笑顔にする味わいがベースにありつつ、時にハーブの爽やかさ、カカオのほろ苦さに遭遇する。それは平面に広がる味わいを思いがけず垂直に引き立てる効果があって、一言でいえば、きゅんとなる。料理はレシピ通り、というよりその日の食材で何ができるか即興的なひらめきを楽しむことも多いらしい。「整った料理よりも手作り感あるものが好きだし、気難しいおいしさよりまず楽しい!って思ってもらいたいんです」と渋谷シェフ。でも、だからといって無茶苦茶をやるわけじゃない。神戸とパリで20年弱フレンチに没頭し続け、たしかに何かを経た時間があるからこそ、その先にある自由はとても心強い。カジュアルな気風と芯のある料理、それを楽しむ自由な心。作りたての真っ赤なソルベを食べ終わる頃には、幸福な気持ちでいっぱいになっていた。前菜・メイン・デザートで構成されたランチコース¥2,500(前菜・メイン、またはメイン・デザートの場合¥2,000)。この日のメインはしっとりと火入れされた鶏胸肉・あさり・ズッキーニの一皿、デザートには赤い果実のソルベ。Sans Deconner東京都渋谷区松濤2‐13‐10TEL:03・6479・4625ランチ12:00~14:00LO、ディナー18:00~21:00LO日曜休(月曜はディナーのみ)ひらの・さきこ1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2018年8月15・22日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2018年08月13日最近では小さな子どもにもサングラスの着用が推奨されるほど、目が紫外線から受けるダメージは深刻。今のような季節なら、太陽が照りつく晴れの日に限らず毎日必ずサングラスを持ち歩きたいものです。でもサングラスが気恥ずかしく苦手という人もいますよね、その原因のひとつとしてコーディネートとのミスマッチが違和感を覚えさせるのかもしれません。帽子やシューズのように着こなしの一部と考え取り入れれば、ナチュラルに仕上がるはず。手頃なプライスのサングラスをいくつか用意して、毎日のスタイルに合わせて楽しみながら着用するのがオススメです。フランス発、若手デザイナートリオが手がけるアイウェアブランド『IZIPIZI』フランス発のアイウェアブランド『IZIPIZI(イジピジ)』は、カジュアルなムードとフランスらしいシックなデザインの絶妙なバランス感が魅力。リヨン出身の若いデザイナートリオが手がけるアイウェアは、ベーシックでありながら小粋なセンスが効いていて、デイリーウェアにもドレスアップしたスタイルにもさりげなく溶け込みます。紫外線カット率99%以上の機能性とフレンチシックなデザイン力サングラスは紫外線カット率99%以上のレンズを使用し、ビーチでも安心。フレームも軽く、柔軟なヒンジを使っていたりと掛け心地良く、長時間掛けていてもストレスを感じません。フェルト製のメガネケース付いていて、コンパクトなサイズ感もバッグの中でかさばらず嬉しいところです。フレームのバリエーションも多く、自分にぴったりの一本がきっと見つかるはず。コーディネートをあれこれとイメージしながら、この夏の相棒を手に入れて。サングラス♯D 各¥5,500/IZIPIZIIZIPIZI:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年08月11日ナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)で、アーティスト・田中麻記子の新作展覧会「Vu Vu」が開催中。会期は8月3日から9月9日まで。©Makiko Tanaka「Bravo」watercolour on paper 2018田中麻記子は1975年、東京生まれ。第12回岡本太郎芸術賞入選以来、2013年より文化庁新進芸術家派遣制度研修員を経て、今日までフランスを拠点に活動を行っている。ピエール・エルメ・パリ・ジャポン青山店のシンボル「Macaron Baby」のデザイン及びアニメーションの担当、資生堂『花椿』Web版にてパリの季節の食材をテーマにしたアニメーション&コラム「空想ガストロノミー」を連載するなど、田中独自の作品世界が幅広い層に支持され、アートシーンに留まらないフィールドで活躍するアーティストだ。これまで田中麻記子は、鉛筆、パステル、油彩、セラミック彫刻など様々な素材を遍歴しながら、溢れるイマジネーションで綺想の美をたたえた作品世界を構築してきた。重厚な描画手法で絵画を制作してきた田中は近年、水彩などで描いた軽快なタッチの描画で仕上げる作品も多数手がけ、ユーモラスでチャーミングな魅力が作品に加わった。また8月3日より、新作作品集『Vu Vu』(HeHe刊)や、資生堂『花椿』と資生堂パーラーとのコラボグッズ(マスキングテープ、資生堂パーラー オリジナル金平糖)、さらにNADiffが手掛ける田中麻記子オリジナルグッズ(Tシャツ、iPhoneケース、ステッカーなど)が販売開始されている。【イベント情報】田中麻記子の新作展覧会「Vu Vu」会期:8月3日~9月9日会場:ナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)住所:東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 1F【書籍情報】田中麻記子『Vu Vu』発売日:2018年8月3日出版社:HeHe / ヒヒA4判 72ページ 仮フランス装
2018年08月07日キッチンの中で、とりわけ生活感が出やすいのがシンクまわり。洗剤のボトルにスポンジ、フキン……そのどれもがキッチンの片付けの必須アイテムゆえ、排除することはできません。ならば、眺めるたびに気分が高揚するデザインで、使用感も納得できるキッチンツールを選べばいいのです。 南仏から届いた、手にも環境にも優しい洗剤。ディッシュソープ¥900/FER À CHEVAL(リビング・モティーフ)クリーンな印象の食器用洗剤。こちらは、19世紀から伝統的なマルセイユソープを作り続ける会社『FER À CHEVAL(フェール シュヴァル)』のもの。昔からのエスプリをずっと守りながらも、その時代ごとのライフスタイルに合わせて改良を重ね、使いやすいアイテムを生み出しています。 このディッシュソープは、99パーセントが天然成分で作られているので、肌が弱い人でも安心。しかも、自然回帰する原料が使用されているから、環境にも優しいのです。ここまで聞くと、汚れの落ち具合が気になるところですが、心配はご無用。老舗のノウハウがしっかり詰め込まれ、油汚れに強く、水垢を残さず洗い上げることができるのです。シンプルなパッケージデザインだから、どんなキッチンにもすんなり馴染んでくれます。 ディッシュブラシとティータオルを日常に。ティータオル(横45×縦77cm) 各¥2,800/Charvet Editions、ディッシュブラシ(全長23㎝)¥650/REDECKER(ともにリビング・モティーフ)ディッシュブラシ、すなわちお皿専門のブラシのこと。日本ではあまり馴染みはありませんが、ぜひともおすすめしたいキッチンツールのひとつです。木の温かみを感じるこちらは、ドイツの老舗ブラシメーカー『REDECKER(レデッカー)』の人気商品。ブラシ部分は、柔らかな天然素材が使われているので、繊細な器でも傷をつけることはありません。スポンジと違って、肌に水や洗剤が触れる時間が短くなるのも嬉しいポイント。フック付きだから、使用後は水気をよく切ってキッチンに吊るすだけ。美しいブラシだから、キッチンで目についても気になるどころか、目にするたびにうっとりしてしまいそう。 1866年創業の製織会社から、2009年に誕生した家庭用ファブリックのブランドが『Charvet Editions(シャルべエディション)』。フランス北部にある織物の町として有名な「アルマンティエール」にあり、全ての商品をフランスの自社工場で生産するメーカーです。おすすめしたいのは、フレンチリネンで作られたティータオル。素朴なリネン地に施されているのが、刺繍で入れられたストライプのライン。この配色とデザインが、なんともフランスらしい逸品です。大判で厚手、そして吸水性も抜群なので用途も無限大。お皿を拭いたり、キッチンタオルとして使ったり、ちょっとしたものの目隠しに使ったり。いろんなシーンで活躍してくれます。 取り入れるだけで、一気におしゃれな印象にしてくれるキッチンツール。見た目の優秀さはもちろんですが、その使い心地の良さも声を大にしておすすめしたい理由。キッチンの片付けが楽しくなるアイテムを取り入れれば、暮らしがもっと丁寧に、豊かになっていくことでしょう。 リビング・モティーフ03-3587-2784:Masahiro Arimotostyling:Yumika Asai text:Kisae Nomura
2018年07月08日6月21日(木)~24(日)まで、13年ぶりに横浜にもどり開催された「フランス映画祭2018」が好評のうちに閉幕。観客の声から選ばれる「エールフランス観客賞」は、結婚式でのドタバタ人間模様を描いた『セラヴィ!』が受賞した。横浜・みなとみらいホールで行われたオープニングセレモニーでは、フランス映画祭団長の名女優ナタリー・バイと、横浜出身でフェスティバル・ミューズを務めた常盤貴子が開会を宣言。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた是枝裕和監督、本映画祭の特別協賛である日産自動車のカルロス・ゴーン会長も駆けつけていた。そして、満員となったオープニング作品『セラヴィ!』の上映を皮切りに、日本未公開のフランス映画、長編14本と短編1本が上映。上映会場となったイオンシネマみなとみらいには多くの観客が詰めかけ、会期中には『セラヴィ!』ほか、鬼才フランソワ・オゾン監督が登壇した『2重螺旋(らせん)の恋人』、『夜明けの祈り』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督がLGBTをテーマにした『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』など6作品が満員御礼!会場は連日、フランス映画ファンの熱気でいっぱいとなった。上映後に行われた各回の来日ゲストによるQ&Aやサイン会も大盛況。今年は、会場での一般客の撮影を規制せず、サイン会に移動する前のロビーでは各回のゲストの撮影時間がとられるなど、観客とフランス代表団の交流の場を設ける形に。13年前の横浜時代を彷彿とさせる、横浜ならではのアットホームな映画祭が実現した。また、若い世代にフランス映画と接する場を作るべく、オープニングセレモニーのみ、横浜市民は500円で鑑賞できる割引サービスを実施。横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学にて授業の一環として学生を対象としたマスタークラスも開催され、フランス映画の作り手と日本の学生たちが接する場が設けられた。横浜市立大学の学生たちは、ボランティアスタッフとして映画祭の各会場にて活躍したという。そんな中、上映時に配布したアンケートによって選ばれる「エールフランス観客賞」を、オープニング作品の『セラヴィ!』が受賞。日本でも大ヒットした『最強のふたり』の監督コンビによる、ベテラン・ウェディングプランナーをとりまく結婚式での人間模様を描いたコメディが観客の心をつかんだ様子だ。『セラヴィ!』は7月6日(金)より渋谷・シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月27日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『Eme(エメ)』のパイ包焼きとタパスです。武蔵小山といえば全長800mの長い長い商店街が有名だけど、最近は路地裏におしゃれで元気なショップが増えている。最新の話題はグリーンショップ『トランシップ』の奥に、ワイン&ビストロ『エメ』がオープンしたこと!「気に入った物件に出合うまで4年かかりました!」と話すのは、横浜出身の武藤恭通シェフ。都内で料理修業してから、フランス、ニュージーランド、台湾など海外で合計2年 半、帰国後はケータリングや出張料 理人、パティシエ、ワインバーなど を経験し、ついに自分の店を持った。メニューにはフランス料理をカジュアルに楽しめるタパス(小皿)スタイルと、2人でシェアできるアラカルトを用意。「パイ包焼きは、バターの香りがいかにもフランス料理らしくて大好きな料理です。今回はアショワ(フランス・バスク地方の豚肉と唐辛子の煮込み)を具にしましたが、季節ごとに中身を変えていきたい」。ユニークなのは、天然海老のビスク(スープ)で作るクレームブリュレ。シェフの友人が営む甲殻類専門店『うぶか』で教わった海老からダシをとった、海老風味のクリームスープに、砂糖を焦がしたキャラメリゼの甘辛味が絶妙のコントラスト!シェフの多彩な経験が凝縮されたこの一品は自然派ワインとも相性ぴったり。花と緑のアーチをくぐると、“ワインと美食の園”。こんな店、近所に欲しい!写真手前・パイ包焼き¥2,800、左・天然海老のビスクのクレームブリュレ¥900、奥・ミキュイにした一本釣りの鮪の南仏マリネ¥1,500、ハーブワイン(フローラル)¥900、シトロンボール¥900東京都品川区小山3-11-2-1F奥TEL:03・5751・7636 ランチ11:30~14:30LO、 カフェ14:00~16:00(15:30LO)、ディナー18:00~23:00(22:00LO)月曜休営業時間は変更の可能性あり。※『anan』2018年6月27日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子
2018年06月26日1day:スポーツMIXでメリハリを効かせて! スポーツMIXな着こなしが得意なヴァネッサさん。モダンな装いに少しだけスポーティな気分をプラス。ミリタリーディティールがシックな印象のショートジャケットを主役に、タイトスカートに合わせて。全身黒のワントーンながら、メリハリを効かせたバランス感はさすが! ジャケット / BURBERRY、スカート / NIKE 2day:マニッシュなセットアップはタイトヘアでシックに ベルギーのヴィンテージショップで購入したというメンズライクなセットアップが素敵。タイトにまとめたお団子ヘアに眼鏡を合わせて、ギークな雰囲気で着こなすのがバネッサ流。仕事仲間であり、大親友のクララさんと仲良くランチタイム。 セットアップ / vintage 3day:テイストミックスなメリハリのある着こなしがGOOD! ヴィンテージのチェック柄シャツワンピースを腰にくるりと巻いてアクセントにした、ストリートカジュアルなスタイル。レザージャケットを合わせてモードな足し算を。 レザージャケット、シャツワンピース / ともにvintage、キャップ、シューズ / ともにNIKE 4day:得意のストリートスタイルは黒でシックに引き締めて 作業スタジオでスタイリングの中のバネッサさん。「スタイリングするときはお気に入りの音楽をかけて集中するの!」 デニムジャケット / Wangler、Tシャツワンピース / NIKE 5day:休日は日本茶で友人とティータイム アーティスト、画家として活躍するクララさんと彼女の自宅の中庭でのんびりティータイム。ベルギー出身のバネッサさんのパリでの滞在先は、もっぱら仕事仲間でもあるクララさんの自宅。まるで姉妹のように、毎日のおしゃべりは尽きない。 ファージャケット、パンツ、シューズ / ともにvintage 6day:ぱっつん前髪がキュート!ヘアスタイルで個性をアピール! オーバーサイズのニットガウンを羽織って朝食の準備中のバネッサさん。発色の良い真っ赤なパンツをインしてメリハリを効かせたスタイルが新鮮!太めのベルトでウエストマークして、スタイリングにメリハリを。 ニット / DKNY、トップス / TOPSHOP、パンツ / vintage 7day:民族柄のジャケットはボトムスで引き締めて 週末の朝、まずはコインランドリーで溜まった洗濯物と格闘!コインランドリーでお洗濯中をキャッチ。スパンコールを散りばめた民族調のジャケットはベルギーのヴィンテージショップで購入したもの。 ジャケット / vintage、トップス / NIKE、パンツ / vintage FUDGE 2014 August vol.134 より
2018年06月25日世界中が注目するレストラン・アワード「The World’s 50 Best Restaurants2018」会場となったのは、スペイン北部にあるバスクの地方都市・ビルバオにあるエウスカルドゥナ・センター。そこには受賞シェフやジャーナリストなど、過去最大の人数が集まりました。会場入り口。多くのジャーナリストたちであふれていますビルバオの象徴、「グッゲンハイム美術館」今年で16回目を迎える「世界のベストレストラン50」とは、イギリスの雑誌『レストラン』が主催のレストラン・アワード。全世界26か国の、ジャーナリスト、フーディ、シェフ1080人が投票者。一人10票投票する権利があり、投票できるレストランは18カ月以内に訪れたところのみ。かつ、4票以上は投票者の住んでいる国以外のレストランを投票しなければならないルールになっています。その年の影響力のあるレストランがオンリストし、飲食店のトレンドなどが読み取れるため、料理人のみならず食にかかわる関係者やフーディたちからの注目度は近年ますます大きくなっています。授賞式の模様はさながらアカデミー賞のよう!!そんな2018年「世界のベストレストラン50」で日本勢がどこまで順位を上げられるか、2017年NO.1に輝いた【イレブン マジソンパーク】の二冠なるか、注目を集めるなか、受賞式が始まりました。日本勢は【傳】、【NARISAWA】、【龍吟】の3軒がランクイン日本勢でトップに輝いたのは、東京・外苑前にある【傳】で17位にランクイン。昨年の45位から大きく順位を上げ、さらには昨年から最も飛躍を遂げたお店に贈られる「ハイエスト・クライマー」にも選出されました。17位【傳】。今年は「アジアのベストレストラン50」でも2位に輝くなど飛躍の年ほかにも、22位にはフレンチの【NARISAWA】(昨年18位)、41位には2016年の32位から2017年52位と50圏外になった日本料理【龍吟】がリエントリー。世界の50位以内に日本勢が3軒入賞するという快挙です。22位【NARISAWA】41位【龍吟】世界1位に輝いたのは【オステリア フランチェスカーナ】。一昨年の覇者が1位に返り咲き!世界一に輝いたのは、一昨年1位だったマッシモ・ボットゥーラが手がける【オステリア フランチェスカーナ】。再び1位に返り咲きました。1位【オステリア フランチェスカーナ】マッシモ・ボットゥーラシェフは、グッゲンハイム美術館での"ART&FOOD"イベントにも登壇。スーパーの廃棄される食材を利用して貧困者に無料で食事を提供する、無料レストラン【レフェットリオ】をパリとナポリに開店するなど、その活動にも注目が集まっています。見事1位を獲得した【オステリア フランチェスカーナ】のマッシモ・ボットゥーラ受賞後のシェフたちマッシモシェフの受賞コメントは下記の通り。心からの熱い想いがあふれていました。「一位という賞をまずモデナのとフィレンツェの私の店のチームに贈りたい。パリの【レフェットリオ】の皆はこの授賞式の前に”我々はあなたとともに!”というメッセージを送ってくれた。本当にすばらしいことです。皆が一緒になればなにかを成し遂げることができる。私はこのスポットライトをここにいる皆に当てたい。シェフという仕事は“レシピ”を作るだけではなく世界を変えることができる。皆が一緒になれば、我々は変化をもたらす大きな声をあげることができる。そこのあなたも、ジャーナリストも、この部屋にいるすべての人が一緒になれば、世界を変えることができるのです。私たちはやりとげた!」アフターパーティーの会場となった競技場ベスト50に最多で入った国は7軒のスペイン。次いでアメリカの6軒、3番目は5軒のフランスでした。日本からは3軒。2018年「世界のベストレストラン50」の順位は以下の通り。「世界のベストレストラン50」ランキング1位【Osteria Francescana】モデナ イタリア2位【El Celler De Can Roca】ギロナ スペイン3位【Mirazur】マントン フランス4位【Eleven Madison Park】ニューヨーク 米国5位【Gaggan】バンコク タイ6位【Central】リマ ペルー7位【Maido】リマ ペルー8位【Arpège】パリ フランス9位【Mugaritz】サン・セバスチャン スペイン10位【Asador Etxebarri】アクスペ スペイン11位【Quintonil】メキシコシティー メキシコ12位【Blue Hill At Stone Barns】ポカンティコ・ヒルズ 米国13位【Pujol】メキシコシティー メキシコ14位【Steirereck】ウィーン オーストリア15位【White Rabbit】モスクワ ロシア16位【Piazza Duomo】アルバ イタリア17位【Den】東京 日本18位【Disfrutar】バルセロナ スペイン19位【Geranium】コペンハーゲン デンマーク20位【Attica】メルボルン オーストラリア21位【Alain Ducasse Au Plaza Athénée】パリ フランス22位【Narisawa】東京 日本23位【Le Calandre】ルバーノ イタリア24位【Ultraviolet By Paul Pairet)上海 中国25位【Cosme】ニューヨーク 米国26位【Le Bernardin】ニューヨーク 米国27位【Boragó】サンティアゴ チリ28位【Odette】シンガポール29位【Alléno Paris Au Pavillon Ledoyen】パリ フランス30位【D.O.M.】サンパウロ ブラジル31位【Arzak】サン・セバスチャン スペイン32位【Tickets】バルセロナ スペイン33位【The Clove Club】ロンドン イギリス34位【Alinea】シカゴ 米国35位【Maaemo】オスロ ノルウェー36位【Relae】コペンハーゲン デンマーク37位【Restaurant Tim Raue】ベルリン ドイツ38位【Lyle’s】ロンドン イギリス39位【Astrid Y Gastón】リマ ペルー40位【Septime】パリ フランス41位【Nihonryori Ryugin】東京 日本42位【The Ledbury】ロンドン イギリス43位【Azurmendi】ララベツ スペイン44位【Mikla】イスタンブール トルコ45位【Dinner By Heston Blumenthal】ロンドン イギリス46位【Saison】サンフランシスコ 米国47位【Schloss Schauenstein】フュルステナウ スイス48位【Hiša Franko】コバリド スロベニア49位【Nahm】バンコク タイ50位【The Test Kitchen】ケープタウン 南アフリカ見事17位に輝いた【傳】の長谷川シェフのインタビューは、ヒトサラ「シェフズテーブル」にて近日公開予定です!
2018年06月21日