食の都に集う、発酵食のお話。 山・川・海。それぞれが豊かなフランスは、発酵食も豊か! パンにチーズとバター、ワインにサラミを添えて...。微生物が促す発酵によってつけられた味や香りは、食材にクセになるような個性を与え、独特の風味や旨みを引き出します。食べ物を加工する上で“発酵”という工程を経るということは、人間に有害な腐敗菌を抑えて単に保存性を高めるだけでなく、結果的にそれが味や香りにも大きな変化や個性をつけることにもなるわけです。 ガストロノミー(美食)の国・フランスで、クセの塊のような世界3大ブルーチーズのひとつとされるロックフォールチーズが産まれたのも、ある種必然なのかもしれません。 フランスはその国土を地中海と北大西洋に挟まれています。その上、高い山々にも恵まれた地形はすなわち海と山、両方の恩恵を豊かに受け取れるということ。フランスのワインも、フランスの土壌と気候がブドウ栽培に適していたからこそ、国じゅうにワイナリーができるほどの盛んな産業になりました。 そんな豊かなフランスで、採れたものを保存する=発酵の技術が長じたのも自然の流れ。国民の約8割がカトリック教徒で、修道院の人々がチーズやお酒を作ってきた文化ももちろん影響しています。そんな素敵な巡り合わせから、フランスは一大発酵大国になったのです。 パリジェンヌが美味しくいただく、フラ ンスの発酵食。日本人から見るとスタイリッシュに映るけれど、それぞれはフランスのごく素朴な土地で作られる、美味しいものが集まっているというわけです。 フランスの発酵食 ① Fromage&Beurre(チーズ&バター) ふくよかな国土から生まれる、多様な乳製品料理の相棒に、お酒のおつまみに 農業・酪農大国であるフランスの発酵食と言えば欠かせないのが、チーズ、バターなどの乳製品。 特に、チーズは国民ひとりあたりの年間消費量が約20kg以上。この数は、実に日本人1人あたりの約10倍。ギリシャに次いで世界2位を誇ります。生産品種の数は堂々の世界ナンバーワンを誇るフランスはまさにチーズ大国と言って差し支えないでしょう。一説には全世界で600種あるチーズのうち、400を超える種類がフランスで作られていると言うから、かなりのもの。ちなみに、ワインなどお酒(これも発酵食品ですね)とつまんだり、お料理のメインとデザートの間にチーズをそのまま食べる時間をつくるのがフランス流です。 「高級バター」のイメージの強い発酵バター、名産地のフランスではもっと庶民的な価格で手に入ります。発酵・無発酵の違いは「発酵した原材料を使っているかどうか」。バターの風味やコクを強調したいときは発酵バター、あっさりさせたいときは無発酵バターと使い分けるのが一般的です。 フランスの発酵食 ② Anchois(アンチョビ) アンチョビの元祖・名産地は、フランス!?実は伝統的で高貴だった、魚の保存食 イタリアの食べ物というイメージの強いアンチョビ。しかし実は歴史を辿ると、古くはフランスにでカタクチイワシの保存食の一大生産地がありました。 古代ギリシア・ローマ時代ではイワシを使った魚醤「ガルム」が作られており、これは「3リットルあたり、(現在の日本円で)100万円の価値がある」と言われていたほど貴重な調味料でした。魚のタンパク質が発酵して分解され、アミノ酸に変わったガルムを入れれば、どんな料理でも美味しく変身し、風味にコクが増すため、貴族階級がこぞって楽しんでいた貴重品。 あのカエサルも好んでいたのだとか。そして、ガルムを作るときに捨てられていた発酵した魚の身を庶民が食べていたことが、アンチョビの起源と言われています。 そんなガルムは、プロヴァンスの沿岸〜スペイン、ポルトガルにかけた地中海沿岸で生産され、現在のフランス領にその一大生産地がまたがっていたと言われます。その生産地があった場所はガリア地方の南西と言われ、この土地にちなんで「ガルム」という名前がついたという訳です。 フランスの発酵食 ③ Salami(サラミ) 山岳地方で生まれた、シャルキュトリの代表的存在フランス名産のサラミ「ソシソン・セック」 イタリアに端を発する食べ物、サラミ。語源はイタリア語の「Salare(塩)」 から来ているということですが、こちらもフランスで独特の進化を遂げました。 フランスには「シャルキュトリ」という食肉加工品を総称したジャンルがあり、これは「chair(肉)+cuite(火を入れる)」が語源とされています。シャルキュトリは、乾燥や燻製、塩漬けなど保存食として作られたもの...具体的にはサラミをはじめとしたパテやハム、ソーセージ、テリーヌなどを指し、原料は主に豚肉の加工肉食品を指します。 オーヴェルニュやリヨンなど山岳地方で作られるのは「ドライソーセージ」と呼ばれる白カビのついたソーセージ。フランス語では「ソシソン・セック」と呼び、フランスとスペイン国境のピレネー山脈の麓で乾燥させたことが始まりと言われる歴史あるサラミ。白い粉は「フルール(花)」と呼ばれ、風味を良くし、このサラミ特有の気品ある見た目を作っています。 vol.2に続く… photograph:Kiyoko Eto(food),Nozomi Kato(P6),Kiyono Hattor(P5)food styling:Maiko Shindoedit&text:Kaoru Tateishiillustration:Rena Yamanaka kiitos. vol.8より
2018年05月31日Aliceさん べっ甲眼鏡ではずしたギークなパリジェンヌ!小花柄トップスにドットパンツの柄ミックスも、色を統一してシックにまとめられたのがアリスさん的お洒落のポイント。デニムのカバーオールで今っぽさも忘れずに。白い肌に似合う茶色いべっ甲フレームの眼鏡も、大き目を選んで、ちょっぴりオタク女子的な雰囲気が愛らしい。 デニムジャケット、バッグ、ブーツ / 以上全てvintageトップス、パンツ / ともにcos Clairさん %3CatariName%3E_87V7991.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E-90%3C/ajstAngle%3E%3CatariName%3E_87V8155.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E-90%3C/ajstAngle%3Eスタンダードなパリの王道コーデは小物がポイントバックデザイナーとして活躍するクレアさんを、偶然にも2daysキャッチ!ボーダーTシャツやストライプシャツなどベーシックなアイテムに、ちょっぴりトレンド気分をプラスした品の良いパリシックなスタイリングが素敵。無造作にまとめられたヘアアレンジもポイント。 DAY1シャツ / vintageデニムパンツ / A.P.Cスニーカー / CONVERSEDAY2トップス / vintageデニムパンツ / CHAEPMONDYバッグ / CHANELシューズ / Dr.Martens Allisonさん %3CatariName%3E_87V7629.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E-90%3C/ajstAngle%3Eノスタルジックなサマードレス1枚で清楚な存在感!フェミニンなワンピースでカフェタイムを楽しむアリソンさんをキャッチ!フロントにフリルをあしらったドット柄のレトロワンピースに、足下のスニーカーでトレンド感をプラス。透け感あるエアリーなワンピースも、今年は彼女のようにちょっぴりカジュアルに気崩すのがパリっ子の主流。 ワンピース、バッグ / ともにvintageカーデイガン / PAUL SMITHスニーカー / PAUL SMITH Charisさん %3CatariName%3E_87V6732.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E-90%3C/ajstAngle%3E黒でまとめたパリシックな着こなしあえてオーバーサイズのコートをざっくり着るのがパリっ子の中では主流。そんなスタイルには、インナーをタイトにまとめてスッキリとバランス良く着るのがポイント! ジャケット / TOPSHOPTシャツ、パンツ / ともにH&Mバッグ / 友達からの借り物ブーツ / vintage FUDGE 2014 August vol.134 より
2018年05月20日Lucilleさん %3CatariName%3E_87V8082.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E-90%3C/ajstAngle%3E半端丈ズボン×ボーダーTシャツのヌケ感がきになる!オーバーサイズのボーダートップスに、ハーフパンツを合わせたボーイズライクな着こなしがお似合いのルシルさん。ヴィンテージのハンドバックに、足元はトラッドなパンプスを合わせて上品さをプラス。シルバーカラーのメタルフレーム眼鏡でギークな雰囲気がキュート。 トップス / UNIQLOパンツ、シャツ、バッグ、シューズ / 以上全てvintage Leaさん %3CatariName%3EIMG_5096.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E90%3C/ajstAngle%3E カジュアルシックなスタイルが素敵!パリの街並みではオーバーサイズのデニムJKを愛用する女の子が急増中。無造作にまとめられたお団子ヘアがパリっぽくてイノセントな雰囲気の彼女は、インナーをタイトにまとめたメリハリある着こなし。ライトグレーの《ドクター・マーチン》に、自身で作ったシューレースでアレンジを効かせてるのがレアさん流! デニムジャケット / vintageTシャツ / MONKIパンツ / Onlyシューズ / Dr.Martens Oliviaさん %3CatariName%3E_87V7567.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E-90%3C/ajstAngle%3E 綺麗目シャツをタックインするのがデニムの新法則!いつもは全身ブラックでまとめることの多いオリビアさんは、パリスナップでは常連のお洒落ガール。今年はブルー×ホワイトのストライプシャツをメインに、トラッドなスタイルに挑戦。程よく太めなライトデニムにインして清潔感ある着こなしが好印象。足下は《アディダス》のスタンスミスが今の気分みたい! シャツ / cosデニム、ベルト / ともにvintageスニーカー / adidas Chrystelさん %3CatariName%3E_87V7746.JPG%3C/atariName%3E%3CajstAnlge%3E-90%3C/ajstAngle%3E ガーリーな着こなしを叶えるTシャツルックにトライナチュラル&清潔感あるボブヘアがお似合いのクリステルさん。ふんわり軽いシアーな素材感の膝丈フレアスカートに、クルーネックの白シャツをタックインしたカジュアルシックなパリスタイル。足下はやっぱりスニーカーで決めるのがポイント。キュートな笑顔が注目の的!? Tシャツ / MIRROR OF Shinzoneデニムジャケット / vintageスカート / cos.バッグ / American Apparelスニーカー / adidas FUDGE 2014 August vol.134 より
2018年05月18日Ginevraさんグレートーンでまとめた大人マニッシュ!カラーブロックが印象的なクレリックシャツに、ジャケットを合わせたマニッシュスタイル。足元は、素足にシューズを履いてヌケ感を出すなど、オシャレ上級者ならではの着こなしが素敵!シューズ / Issey Miyake、シューズ / Dr.Martens Hannnahさんロゴニットで主役のスプリングルック!淡いピンクのロゴ入りニットが目を惹くHannnahさん。イギリスで買ったというサッチェルバッグがトラッドなアクセント。バッグ / Cambridge satchel company Marineさんネイビーで統一したガーリートラッドバッグ以外全てネイビーのアイテムでありながら、素材の違うアイテムでニュアンスある着こなしに。ビッグフレームのメガネがチャーミングワンピース / Comptoir des Cotonniers Annaliseさんマニッシュコーデのハズシはスニーカーで街で一際存在感を放っていたAnnaliseさんはジャケットにスニーカーを合わせてマニッシュスタイルを新鮮な表情に。アウター / ZARA、シューズ / Vans Genevieveさんブラックワンピは小物使いでエレガントに。ノーブルな雰囲気漂う着こなしに目が止まったGenevieveさんは華奢なネックレスの重ね付けが素敵。ワンピース / COS、シューズ / andre Elisabethさんシンプルワンピにはハイセンスな小物を“ロマンティックストーリー”がテーマだというElisabethさんはビジューネックレスとメガネでプレーンなワンピースに表情をつけた。ワンピース / COS、メガネ / PRADA Manonさんブルーでまとめた個性派スタイルエッジの効いたユニークなプリントパンツがメインのコーデは小物使いで個性を更に引き立たせて。パンツ / sandro、バック / American Apparel Audeさん超モードな着こなしは潔く!レザーパンツにエッジの効いたブーツなど、モードな着こなしには赤リップで更に磨きかけて!ニット / COS、ボトムス / American Apparel Kathrynさん蛍光イエローのコートが主役!ボーダートップスや蛍光イエローのコートなど、個性的なアイテムを上手くまとめたファッショニスタならではの技に脱帽! Lyorさんカーデから覗かせた白い襟が爽やかなアクセント! ブラックメインの着こなしにはキラリと光るゴールドのネックレスとブローチでアクセントをつけて、女性らしく繊細でニュアンスある着こなしに。アウター / H&M、ボトムス / TOPSHOP、シューズ / Russell & Bromley
2018年05月05日Luisaさんいつものワンピースをハットでスタイリッシュにアップデートカジュアルなプリントワンピースにつばの広いハットを合わせるだけでクラシカルな雰囲気に。べルトでウエストマークしてスタイルアップを実現。ワンピースの胸元に遊び心が伺えるポップなバードブローチもアクセント。 Jessieさん旬のオーバーサイズアウターをメインにキャメルとグレーの2色使いでまとめたカラーコーディネートが好印象。タータンチェックがキュートなオーバーサイズのコートが、着こなしにほどよいアクセントをプラス。 Julirtteさんカラフルなハッピースタイル!色とりどりのアイテムが散りばめられているのにまとまって見えるのには、小物をメインに取り入れているから。こんなスタイル真似してみたい! Alixさんニットキャップでハズした大人コーデ主張しすぎないベーシックな洋服にユニークなデザイン小物のセレクトがファッショニスタの貫禄を漂わせる。バック、シューズ / 共にChloe Susieさんデニムジャケットはこう着る!オーバーサイズのデニムジャケットにスキニーデニム、スニーカーのバランスが絶妙!デニムスタイルのお手本はこれ!エコバックでこなれ感も忘れずに。 Bereniceさん足元はコンバースでカジュアルに!全体をモノトーンでまとめたフレンチシックなコーディネート。ラフにまとめたポニーテールも可愛い!アウターインナー / 共にAmerican Apparel Mathildさんスタイルアップの秘訣は“ゆる”“ピタ”ゆるニットとスキニーデニムは相性抜群。足元はフランスでも人気の《オニツカタイガー》パンツ / April77、バック / MARC BY MARC JACOBS Inesさんオールブラックスタイルは小物を遊んで!さっき買ったばかりのパールの付け襟を早速付けちゃったというInesさん。ラビットファーのキャップが可愛らしい。シューズ / galleries Lafayetteさん Idaさん大人粥あるなリラックススタイルはレイヤードが鍵!マキシ丈のボーダーワンピは一歩間違えると部屋着になりかねない難しいアイテム。そんなワンピを絶妙な丈のオレンジカーディガンが引き締め、ボリュームあるスニーカでストリートスタイルに落とし込んで。ワンピース / MONKI FUDGE:2014 April vol.130より
2018年05月04日何でもこだわりを持って自由に楽しむことが大切!パリで一番お洒落と言われているエリアで一人暮らしを始めたというエイミーさん。モデルさんの殆どが事務所の寮に住むけれど、敢えて一人で住むことを決めた理由は、パリの生活を思う存分満喫したかったのだそう。「自分で料理を作っみたり、インテリアにこだわったり、例えば雨の日には、スウェットを着て一日中着てフランス映画を見たり。そんな風に過ごしたくて。」そう言った彼女。きっと周りに流されずこだわりを貫く姿勢が、日々を充実させているのかも。シャツ、パンツ / vintage、バック / CELINE、シューズ / Dr.martine 食事管理はあくまでも楽しみながらモットー!「パリに着いたばかりのときは、何もかも新鮮に感じたわ。」フランス語が飛び交う近所のスーパーマーケットでの買い物も、「故郷のスウェーデンとは違ったものがずらりと並んで楽しい!」とショッピングするエイミーさんに、好きな食べ物は何?と子供じみたことを尋ねてみると、「とにかくお肉!」と返ってきた。モデルという職業柄、食べ物には気をつけているけど、「ストイックになりすぎず、食事を楽しむのも重要なことよ!」とのことです。ニット / H&M、スカート、コート / 共にvintage 通勤はシンプルに動きやすくでもお洒落心は忘れずに!街全体がまるで芸術品みたいなパリが大好きと言うエミーさんの移動手段はもっぱら徒歩!撮影の後も自分のアパートまで歩いて帰ると言っていた彼女のホワイトで合わせたスタイリッシュなスタイルは動きやすさも重視!「ただ単純に歩くのが好きと言うのもあるのだけど、それと同時にモデルとしての意識を高めるためになるべく運動するように心がけているの」。ニット / H&M、パンツ / vintage、シューズ / SUPERGA、バック / CELINE ブラックコーデにデニムジャケットで1マイルのお出かけスタイル 黒タートルネックに黒スカートを合わせた着こなしをデニムジャケットで程よくカジュアルダウンさせたら、友達との約束の日やデートの日にピッタリのパリシックなお出かけスタイルの完成。パリの象徴でもあるオープンテラスのカフェで待ち合わせをする時には、ソイミルクのカフェラテを飲みながらゆっくり気長に待つのが幸せの時間。ニット / H&M、スカート・デニムジャケット / vintage 着心地よいリラックスな着こなしで毎日通うブーランジェリーへモデルという職業柄、色んな洋服を着るようになって、デザインよりも着心地の方が気になってきたというエイミーさん。アイルランドのニットブランド《アテナデザイン》のゆったりニットは暖かいのに重くないし、柔らかい風合いがすごく気持ちよくてお気に入り。「洋服って24時間着るものだから、着心地が良くって更にお洒落なものを見つけられたらベストよね」。ニット / Athena Designs、スカート / vintage、シューズ / reppete、バック / CELINE お気に入りのカンケンバッグとヘッドホンを持ってどこまでも!「長い間使っているカンケンリュックはどこに行くにもいつも持ち歩いている私のトレードマークみたいなもの。とびきりクールってわけでは無いけど、自分にとってはお気に入りなの」。音楽も大好きでいつでも首からピンクのヘッドホンをさげて歩いているエミーさんにとって、このリュックとヘッドホンは外せないアイテム。「お気に入りをいつも身についけるのは、毎日をハッピーにするちょっとしたおまじないみたいなものよ」。コート / MM6、パンツ / vintage、バック / FJALLRAVEN、シューズ / Dr.martins FUDGE:2014 April vol.130よりphotograph:Sannomiya Motofumihair & make-up:Onishi Akemimodel:Emmy
2018年05月01日Marieさんネイビーでまとめたプレッピールックはにかんだ笑顔が可愛いMarieさんは、デニムとニットのシンプルな組み合わせに、プリントシャツをチラ見せさせてアクセントに。 Yealさんちょっぴりギークな個性的なスタイルイヤホンやメガネなど小物使いが得意なYealさん。赤リップで個性を更にアップデート。トップス / Petit Bateau、シューズ / SUPERGA Julietteさんベーシックスタイルは小物使いが鍵!デニムミニ、ニットの定番スタイルを格上げするのはレザーキャップ!色味をまとめてブロガー風に着こなしに。スカート / A.P.C Feryelさんオールブロックの上品コーデエレガントなブラックドレスには、ショルダーバッグでもカジュアルになりすぎないレザー素材をチョイスして。バッグ / lssey Miyake、シューズ / H&M Mayaさん王道ストリートカジュアル!デニムにレースアップシューズに合わせたストリートスタイルのポイントはボーイフレンドの蛍光カラーキャップ!トップ、シューズ / 共にAmerican Apparel Marilouさんこれぞフレンチスクールガール!ニットとシャツの合わせ方、色の落ちたストレートデニム…ザ・スクールガールなコーデに赤のスニーカーが効いている!トップス / ZARA、シューズ / CONVERSE lnesさん差し色には赤いビッグバッグを!ベーシックカラーのコーデは、差し色に赤を効かせればたちまちスタイリッシュに!ぱっつん前髪のヘアスタイルだってファッションスタイルのひとつ。 Alineさんお嬢様風コンサバルック!デニムにジャケットを合わせたコンサバステイルには、ガーリーなトップスでフレッシュな愛らしさをプレス。ジャケット / Etam、トップス / new look Sophieさんハードなアイテムは甘口アイテムでガーリーに昇華スタッズ付きのバックや、エンジニアブーツなどのハードなアイテムをブラウスやスカートで女性らしくノーブルに着こなしたSophieさん。大人っぽい色味でまとめたのも上手に着こなすコツ!トップス / KANZO、バッグ / Alexander Wang
2018年04月30日旅するような展示構成 珠玉のコレクションを所蔵していることで知られているモスクワのプーシキン美術館。古代エジプトから近代までの絵画、版画、彫刻を収蔵し、印象派を中心とするフランス近代絵画コレクションは世界屈指と言われています。本展覧会は、プーシキン美術館より“風景画”をテーマにし、初来日となるモネの《草上の朝食》をはじめ、ルソーの《馬を襲うジャガー》のほか、ロラン、ブーシェ、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンのフランス近代絵画65点が来日します。初夏の爽やかな風が吹き抜ける上野で、巨匠たちが愛した光と色彩が躍る、美しい風景を楽しめる「旅」をどうぞお楽しみください。 風景画の展開 風景画…現在では美術のジャンルとして確立しており、まるで絵画と同時期に誕生したかのように思えますが、クレタ島の宮殿壁画やポンペイの中のフレスコ画を除けば、17世紀まで確立していませんでした。本展覧会の第一部では、17世紀末の神話や聖書の物語を題材にした風景画にまでさかのぼり、19世紀からヨーロッパでは自然主義が主流となった、自然への賛美が感じられる情景を切り取った風景画に触れています。写真(右)のクロード・ロラン《エウロペの掠奪》は、フェニキアの王女エウロペに一目惚れしたゼウスが白い牡牛に姿を変身し、侍女たちと花を摘んでいたエウロペに近づいて、一瞬にして彼女を連れ去ってしまうシーンを描いた作品。暴力的な場面とは対照的に美しい自然が広がっている背景には、風が波を立てる様子や大きな木々、洋上の船などが丁寧に描かれ、理想的な風景が生み出されていますね。 印象派以降の風景画 クロード・モネ《草上の昼食》 1866年 130×181cm 油彩・カンヴァス本展覧会の第二部では、風景画に描かれている場所に着目した構成になっています。19世紀中頃から「パリ大改造」が行われた忙しない大都市パリの街並みや、鉄道網が発達したことからレジャーを楽しみ郊外に目を向けた作品。さらには南フランスや海辺、そして海を渡ってタヒチまで、果ては想像の世界へと、自然豊かな風景を表現しています。こちらはポスターにも使用されているモネの《草上の朝食》。本作品は、当時26歳のモネがみずみずしい感性で描いたもので、銀杏の木から溢れる木漏れ日の表現方、モネの才能溢れるタッチを感じ取れることでしょう。 風景画から読み解く 数々の風景画が教えてくれるのは、神話や聖書の物語をはじめとし、その時代を生きる人々の暮らしだけではなく、情景を切り取った筆跡から、画家自身の個性が読み取れます。また、それぞれの画家が捉えた世界の見方は、私たちに光と影が織りなす世界の美しさを教えてくれることでしょう。是非、多様なスタイルで表現した風景画の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。 【情報】 『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』 会期:2018年4月14日(土)~7月8日(日)会場:東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)時間:9:30~17:30※金曜は20:00まで ※入室は閉室の30分前まで休館:月曜日(ただし、4月30日は開室) 【プレゼント応募】本展覧会の無料鑑賞券をプレゼント致します。件名に【『プーシキン美術館展――旅するフランス風景画』『チケットプレゼント】に加え、下記の情報を記入の上、info@pelulu.jp宛にメールにてご応募下さいませ。名前(漢字/カナ)郵便番号住所電話番号Q1:pelulu.jp内で今までで面白かった記事3つをあげるとしたら?Q2:今後pelulu.jpで取り上げて欲しい記事を3つあげるとしたら?応募締切日:6月24日プレゼント当選者は発送をもって代えさせていただきます。
2018年04月28日Lrisさんブラックメインのコーデに小技が爽やかなマニッシュスタイル!シャツ襟のガーリーなデザイン、少し破けたボトムスの微妙な丈など随所にわたるこだわりで、重くなりすぎないブラックコーデに。トップス / vintage Jeanneさんピンクニットで作るプレッピーガール顔回りを明るくするピンクニットで華やかに。プレッピーな要素をプラスするインナーシャツもポイント!トップス / H&M、パンツ / Acne Studios Nannaさん小物使いで一歩先に行くスタイルシンプルベーシックなコーディネートながらも、ブルーメガネのファニーな演出で個性をプラスした小物使いが◎トップス / Soaked in luxury Maraudさんフレンチブランド《セント ジェームス》でつくるパリスタイル!朝食のバケットを買いに行った帰りにだというMaraudさんはまさにパリジェンヌ!カジュアルなボーダートップスにフレアスカートを品良く合わせたガーリーなフレンチスタイル。トップス / St.James Sofiaさんロック×ボヘミアンのミックスコーデ鮮やかなブルーのワンピースは、黒のカーディガンでトーンダウン。ユニークなタイツで足元のお洒落も抜かりなく。アウター / MONKI、ワンピース / vintage Calypsoさんホワイト×グレーのモードスタイルタイトスカートに淡いトーンのゆるスウェットでまとめたコーディネートは今すぐにでも真似できるスタイル!トップス / Supreme being、スカート / H&M Aimeeさん大人マニッシュスタイル!ショート丈ニットのおじパンツ、レザーシューズの組み合わせがマニッシュながらも、アップにしたヘアはで女性らしく。ニット / ZARA、パンツ / vintage FUDGE:2014 April vol.130より
2018年04月28日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『Buvette(ブヴェット)』のコック オ ヴァンとアスパラガスとキャロットラペです。アスパラガスもにんじんも、鶏の赤ワイン煮込みも、お皿いっぱいに盛り付けられて登場する。大きな皿のはじっこにちょこんと飾った流行りのフレンチスタイルとは真逆。でも、それこそが女性オーナーシェフのジョディ・ウィリアムズさんの狙いなのだ。「伝統的なフランス料理を小さな皿に凝縮させ、テーブルいっぱいに並べて、家族や友人とシェアして楽しんでほしい」と言う。彼女はアメリカ西海岸出身。28歳でNYに移り、高級レストランで修業を重ねた。その後6年間イタリアで仕事をして、パリ、日本をまわって再びNYへ。数店のイタリアンでシェフを務めた後、’10年に独立を果たす。そんな彼女の店はまたたくまに話題になり、’13年はパリにも出店した。そして3号店がここ「東京ミッドタウン日比谷」の中だった。アスパラガスには軽くホイップしたマヨネーズを。にんじんにはコリアンダーやクミンが香る。鶏の赤ワイン煮込みはコクがあってもしつこくない。まだまだメニューの数は少ないけれど、そのどれもが、どこか懐かしさを感じさせる料理ばかり。アンティークをあしらったインテリアの中で、平日は朝8時から夜11時30分までいつでも食事ができる。この周辺で働いていたら、一日中ここに入り浸ってしまいそう!アスパラガス ムースリーヌ¥1,200、キャロットラペ・ピスタチオ コリアンダー・レモン¥1,200、コック オ ヴァン(ディナーのみ)¥1,800。Buvette(ブヴェット)東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷1FTEL:03・6273・31938:00~23:30(22:30LO)土・日・祝日9:00~23:30(22:30LO)無休いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2018年4月25日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2018年04月23日自然体で着こなすからラフで上品なスタイルが完成する 肩の力を抜いた自然体のスタイルもパリの女の子の得意技。着心地の良いコットン素材やリネン、シルクなどの天然素材にこだわって、潔くシンプルに着こなすのが品良くまとめる秘訣。ストイックな印象になりすぎないように小物はとびっきりガーリーなストローハットやバスケットをプラスして。足し算と引き算の知的なバランスを楽しんで。 カーディガン / DRESSTERIOR中に着たTシャツ / PETIT BATEAUパンツ / GUNG HOサスペンダー/ FIL DE FERバック / ebagosソックス / RAILROAD SOCKシューズ / Dr.Martens 天然素材を選んで脱ほっこりの大人ナチュラル トップス:背中開きにアソーンでボタンがあしらわれた、バックスタイルが可愛い一枚 / ERICA CAVALLINI SEMI COUTUREロマンチックなブラウスは17歳の少女をイメージしたというブランド / Bilitis dix-sept ansハット:一番スタンダードなデザインのカンカン帽 / SEEBERGERTシャツ:胸にあのワニが刺繍されたTシャツはスポーツウェアならでは / LACOSTE 真夏は首の詰まったTシャツが気になる / FiMelange おじさんみたいなヘンリーネックシャツ / helth knit ニット:ボーダーだけじゃない、古着のようなこなれたカラーが素敵 / ORCIVALインナー:お洋服だけでなく、インナーにもこだわりを持って選びたい / GINGER ALEメガネ:かつて一大ブームを巻き起こしたイギリスの老舗ウェアブランドから オーセンティックなセルロイドメガネ / Oliver Goldsmithコート:シンプルなコートは快適さを追求したストックな佇まいが魅力 / GALLEGOバック:クラッチバックもラフィア素材で真夏らしく / rapiecage小物でレディなエッセンスをプラスしたい時はリボン付きのラフィアバック / Bilitis dix-sept ansブーツ:機能よし、見た目よし、吐きやすい一足 / Dr/Martensパンツ:リラックムードが高まる緩めのおじパン / SAN FRANCISCO カーキのパンツはキレイめの色味と生地なら、男性っぽくなりすぎてスマートに履けるはず / SMITH パリといえばやっぱり手始めはボーダートップス! マリンスタイルとして一番最初に思い浮かべるのは、白×ブルーのボーダートップスを主役にした王道のスタイル。そんな定番スタイルもいいけれど、今年は”ネオマリン”なスタイルに挑戦するのが気分。ヴィヴィッドな赤いパンツにネイビーのボーダーニットを合わせて、小物は爽やかな白のキャスケットやレースアップシューズをON。全体をトリコロールでまとめる小粋なカラーバランスがパリジェンヌらしい! ニット / BAND OF OUTSIDERSコート / mysticパンツ / Tutto Beneキャスケット / BURBBERRY BLUE LABELシューズ / Timberland 定番のイメージを払拭させるネオマリンな新提案 トップス:セーラーカラーのようなディティールがマリン気分を盛り上げる / MHL帽子:帽子もネイビーをセレクトして小物から春らしさを取り入れたい / CA4LAジャケット:眩しいほどに真っ白なノーカラージャケットで品良く決められるアイテム / ANALOG LIGHTINGシットアップ:肌になじむコットン素材のセットアップ / PETIT BATEAUジャケット:ヴィヴィットな赤色は大人の女性こそ似合う / Scyeパンツ:キレイ目のスラックスはラフなボーダーと合わせたい / FIL DE FER 白いボトムスを持っていないななら、絶対手に入れるべき!きちんと感◎ / ANALOG LIGHTINGシューズ:人気の《ミネトンカ》のシューズはモカシューズだけでなく、デッキシューズもラインナップ / MINNETONKAプリントアイテムが人気 / FLUFバック:エコバックでも黒をチョイスすることでスタイリッシュにキメラれる!/ modern farmerカットソー:スウェットのような襟元のディテール / WIN NEELS 男の子のようなトップスに/ WIN NEELSボーダーの代名詞ともいえる《オーシバル 》。厚地の記事のシャツとの相性抜群! / ORCIVALちょっぴりキチンとを感を出したい時はネイビーベースのボーダーがおすすめ / HML. FUDGE:2014 April vol.130よりphotograph:Sannomiya Motofumistyling:Kiyomiya Miohair & make-up:Onishi Akemimodel:Emmy
2018年04月17日知的さ感じるスタイルで気分はパリの学生 パリの大学生さながら、シックなプレッピースタイルを実現させるなら、洗練されたデザインのベーシックアイテムでまとめるのがポイント!ホワイトとネイビーでまとめた清潔感のあるスタイルに、華奢なアクセサリーをほんのひとさじ。そのちょっぴりフェミニンなエッセンスがパリのエスプリの真骨頂! デニムジャケットジャケット / BLUE BLUEニット、中に着たシャツ / Violet Buffalo Wallowsスカート / HMLバック/ LABOUR AND WAITブレスレット / Sabrina Dehoffソックス / FiMelangeシューズ / REGAL シンプルなスクールアイテムでフレンチ・プレッピーに挑戦!! シャツ :《アクロス ザ ヴィンテージ》の人気商品のひとつでもある定番のB.D.シャツ / ACROSS THE VINTAGE綺麗なブルーシャツで爽やかに / BAND OF OUTSIDER丸襟は重ね着した時のポイントとして大活躍 / HML.バッグ:フレッピースタイルには欠かせない、学生風のサッチェルタイプ / HAIKON WORKジャケット:フロント部分のタッグがさりげなくてお洒落 / MUVEIL WORKコート:寒暖差が激しい日々のマストアイテム / TRADITIONAL LEATHERWEARニット:外国人のように一枚でさらりと着たいシンプルさがおしゃれなニット / YAECA、HYKE、ニットキャップ:春夏もニットキャップはマストハブ! / iliann loebネックレス:ガーリーな雰囲気をプラスしてくれる正統派パール / Soffitoコーデュラナイロンディパック:今やパリの街でもディパックが人気の模様 / Herver Chapelier時計:シックで華奢な時計は大人の女性への第一歩に買いたいアイテム / INDUNAジャケット:プレッピーの代名詞ともいえる金ボタンのジャケットにはスウェットにシャツを合わせて少年のようなスタイルを楽しみたい / ANALOG LIGHTINGメガネ:洗練されたスタイルにギークな丸メガネをプラス / EnaLloidパンツ:はき心地の良い白の一本 / COMPTIOIR DES COTONNIERSシューズ:伝統とモダンが共存したバイカラーの一足 / REGAL Shoe&CO.ヴァンプが短めのレディなローファーを発見! / FRED PERRYソックス:ラインソックスは少し長めのスリークォーターを選択 / Tabioスカート:短めのプリーツが美しい / beautiful peoples、DRESSTERIOR パリジェンヌはシンプルスタイルにガーリーな印象を与えるのがお得意 定番のトレンチコートもギンガムチェックを選べばスイートな印象に早変わり。コートを主役に着こなすから他はシンプルに。パリの女の子はシックな印象のブラックが大好き!こんな風に全体をモノトーンで統一するだけで、ガーリーなのにシックなちょうどいいバランスに。足元はバレエシューズにソックスなんてバレエ学校に通うバレリーナみたい。 コート / Tutto Beneニット / MASKAスカート / ELFORBRバック/ SCYEブレスレット / Sabrina Dehoffソックス / Tabioタイツ、シューズ / スタイリスト私物 タイムレスに乙女心をくすぐるクラシックなワードローブ サングラス:時にはレトロなシネマ女優のように気取ってかけたい大きめのサングラス / EMMANUELLE KHANHチェーンバック:パーティシーンで活躍するチェーンバック女の子の荷物を入れるのは、小さくてキュートなバックで十分 / rougeloupブラウス:1920年代のモダンガールを思わせるようなエレガントなブラウス / THEATRE PRODUCTSカーディガン: ペールトーンのバイカラーとして春のニュアンスを感じさせてくれるアイテム / AKANE UTSUNOMIYAスカート:オーガンジーとギンガムチェックのレイヤードがとびっきりキュート!ガーリーな格好を楽しみたい日に是非 / Billitis dix-sept ans切り替えからふわっと広がるレトロなスカーはスタイルがよく見える優秀な一枚 / HiROMTHiSTLEコート:丸襟・Aラインのグットガールなトレンチコート / SWANLAKEバレッタ:コームのようなバレッタを、クラッシックスタイルにピッタリ! / THEATRE PRODUCTSコンビネゾン:ジェーンバーキンのようにバスケットを合わせてパリの街を歩きたい / HiROMTHiSTLEバック:エナメルと千鳥格子のレトロなクラシックバックはシンプルな着こなしもキュート / TILA MARCHパンツ:パンツスタイルだってギンガムチェックを選べばクラシカルに決まる / ANALOG LIGHTINGシューズ:春になると纏いたくなる薄いピンクを足下から取り入れるのも良いかも / Le Stileシャツ:ブルーのギンガムチェックは、パンツを合せてボーイッシュに着たり、 ふわりと広がるスカートに合わせえてガーリに着て / Ready for the Weekend FUDGE:2014 April vol.130よりphotograph:Sannomiya Motofumistyling:Kiyomiya Miohair & make-up:Onishi Akemimodel:Emmy
2018年04月16日子どもの瑞々しさが詰まった注目作『泳ぎすぎた夜』!【映画、ときどき私】 vol. 156青森の山あいにある小さな町に暮らす4人家族。しんしんと雪が降り、ひっそりと静まり返るなか、漁業市場で働く父親は、夜明け前にひとりで仕事へ行く準備をはじめていた。しかし、この日に限って目を覚ましたのは、6歳の息子。父親が出かけたあとにクレヨンで魚の絵を描いていた。そして翌朝、うつらうつらしたままの少年は、朝食を摂った後に登校するが、学校へは向かわず、雪の中をさまよい歩くことに。父親に自分の描いた絵を届けようと思ったのか、漁業市場を目指す少年の新しい冒険がはじまった……。青森を舞台にした本作は、昨年のヴェネチア国際映画祭でオリゾンティ部門に出品されるなど、世界的にも高い評価を得ている作品。そこで今回は、共同監督として企画から立ち上げたこちらの方々にお話を聞いてきました。それは……。ダミアン・マニヴェルさん&五十嵐耕平さん!フランス出身のダミアンさんと静岡出身の五十嵐さんという日仏の若き才能が合わさったことによって生まれた作品ですが、今回はその裏側やお互いのことについて語ってもらいました。2014年のロカルノ映画祭で偶然出会ったというおふたりですが、その後一緒に映画を撮ることになったきっかけは?五十嵐さんダミアンが日本に来ることがあり、何度か会っているうちにどんどん仲が深まっていった感じなんですけど、実は2015年に新宿の安い居酒屋で夜中に飲んでいるときに酔っぱらってなんとなく決まったんです。だから、最初は飲みの席の口約束ですね(笑)。ダミアンさん前の日からずっと2人で映画の話をしていて、どういう映画を撮りたいかというの考えていたんですけど、酔っぱらっていたので「じゃあ一緒に映画作りましょう!」みたいな感じでしたね(笑)。似ているから仲良くなれたのか、真逆だからこそ惹かれるのか、おふたりの関係性はどのような感じですか?五十嵐さんなんとなく空気感は似ていると思うんですけど、ディープなところにいくと全然違うんですよ。というのも、映画を撮っているときや性格はまったく違うんですけど、考えていることの目標には共通点があって、そこは似ているような感じがありますね。普通は監督同士だとなんとなくライバル心みたいなのがありますけど、ダミアンとはそういうのはないです。ダミアンさん多分、同じくらいの年齢で好きな映画もだいたい同じような感じだからお互いを理解しやすいんだと思います。映画の世界には競争心みたいなのはたくさんありますけど、五十嵐さんとは友だちでもあるので、僕たちにはそれはないですね。言葉も文化も違うなか、自分にはない相手のいいところ、尊敬しているところがあれば教えてください。ダミアンさん撮影のときはみんな忙しいし、ストレスもたくさんあるんですけど、問題が起きたときでも五十嵐さんはすごく静かでまじめ。だから、本当にびっくりしましたし、感情のコントロールは素晴らしいと思いましたね。五十嵐さんダミアンは、全部の可能性を最後の最後まで確かめるんです。つまり、リスクはあるけど自分にはわからない可能性があるかもしれないということをいつも考えていて、突っ込んでいくんですよ。だから、ダミアンのあきらめないチャレンジ精神はリスペクトしているところですね。五十嵐さんが以前仕事で行った際に気に入ったという青森の弘前市が舞台ですが、魅力を感じるところは?五十嵐さん東京から車で行くと、とにかく静寂。弘前はもともと城下町の文化的な場所なので、もちろん人もたくさん生活しているんですけど、いったん外に出ると雪で全部が真っ白で誰もいないようにさえ感じるんですよ。そういう文化的な面と生活の面とのコントラストがすごくおもしろいと思いました。たびたび来日もしていて、日本語も流ちょうなダミアンさんですが、初めて弘前に着いたときの印象は?ダミアンさん僕はいつも映画の撮影で新しい場所へ行くと、友だちと関係性を築くように時間がかかるほうなんです。なので、今回も青森に着いてから、「すごくきれいだけど、どうやってこの風景を撮ろうか?」とわからなくて、少し怖かったんですよ。でも、毎日同じ風景を見ているうちにわかるようになっていった感じですね。撮影で1か月半も弘前にいて、カルチャーショックを受けたことはなかったですか?ダミアンさん今回は、仕事をしてから銭湯に行って、またみんなと次の日のことを考えるみたいな毎日のルーティーンがあったから、特にそういうことはなかったかな。それよりも、自分の考えを日本語で伝えないといけなかったりするほうが大変だったかもしれないですね。でも、普段僕はパリに住んでいるので、青森みたいにすごく静かで、毎日早起きをして雪かきをしている田舎の生活には驚きもありました。もちろんポジティブな意味で。僕は本当に青森が好きなんです。今回は子どもが本来持っている感情や動きを撮りたかったというだけに、プロの子役を使わないと決めていたおふたりが決行したのは、駅前のショッピングモールや音楽イベントで子どもたちを観察し、気に入った子に声をかけるという驚きの方法。そのなかで運命の出会いを果たしたのが、本作で主演を務めた古川鳳羅(こがわたから)くん。いろいろな子どもを見ていくなかで、鳳羅くんを選んだ決め手は?五十嵐さん鳳羅くんは、基本的にめちゃくちゃなんですよ(笑)。というのも、人間の感情が全部表に出ちゃうような子なんです。でも、人に対して愛情がある子で、本当にセンシティブで感性が豊かだし、それを全部外に出すことができるというのが一番の魅力かなと思います。全然コントロールが効かないところもありますけど、それがまた人間という感じがして魅力ですね。鳳羅くんは自分の意志がすごく強い子なので、自分のアイディアでやったりすることもありました。ただ言われたことだけをやるんじゃなくて、こっちのことを意識しながら自分がやりたいこともやっていたので、そもそも頭がいい子なんですよね。フランスの子どもとは全然違うと思いますけど、鳳羅くんはどういう印象を持ちましたか?ダミアンさん日本の子どもをあまりたくさん知らないので違いはわからないけど、最初に鳳羅くんを見たときにおもしろくて好きだなと思いました。ただ、ちゃんと演じられるかわからなかったので、いろんなテストをしたんですけど、そうしていくうちに「この子と映画を作りたい」と思うようになっていった感じですね。この作品はドキュメンタリーのようなリアルさもありますが、実際はどのように演出して作っていったのですか?五十嵐さん僕たちの間でもすごく話し合っていたので、最初はある程度は僕たちが言ったことをやってもらおうと思っていたんですけど、それはあくまでも僕たち大人が考えていることであって、鳳羅くんはそういう遊びは全然したくないと思っていたりするんですよ。そうすると、強制的にそれをやらせなきゃいけなくなるので、そうじゃなくて、彼を観察して「そもそも鳳羅くんならこれをやる」ということを話に組み込むようにしたんです。そうやって、道筋だけ作っておいて、あとはカメラの前で自由にさせてあげるようにするようにしていましたね。ときどき鳳羅君の考えていることが理解できないときもありましたけど、そういうことも含めておもしろかったですし、それがこの映画には必要なことだと思いました。作品にはおふたりの子ども時代を反映している部分もありますか?ダミアンさんもちろん僕たちの思い出についてもありますけど、友だちとかスタッフの人たちにも「あなたの子ども時代はどうだった?」と聞いて、みんなの話を少しずつミックスしてストーリーを作っていきました。だから、鳳羅くんのポートレートであり、僕たちみんなの子ども時代のポートレートでもあるんですよ。僕も鳳羅くんみたいなやんちゃなタイプだったから、気持ちはよくわかりました。鳳羅くんにはどんな大人になって欲しいですか?五十嵐さん俳優になりたいと言ったこともありましたけど、タカラトミーの社長になりたいとか、ダンサーになりたいとか、毎回聞くごとに違ったのでまだわからないですね(笑)。でも、本当に鳳羅くんが大好きなので、大人になっても自分のやりたいことをやってもらえたらいいなと思います。最後に、観客へ向けてメッセージをお願いします。ダミアンさんこの映画のスタイルと鳳羅くんは本当におもしろいと思いますので、ぜひ観てください!五十嵐さんこの映画では、鳳羅くんがずっとひとりで出ていますけど、鳳羅くんとお父さんの関係とかは世代の話でもあるんです。特に僕たち30代半ばというのはちょうど真ん中で、まだ誰かの子どもでもあるし、誰かの親でもあるから両方の気持ちがわかると思うんですよね。なので、自分の小さい頃を思い出したり、自分が親になって子どもに対して思うことだったり、その両方があると思うので、そういう部分を感じてもらえたらうれしいです。子どもにしかない豊かな感性を味わえる!唯一無二の存在感で観客の目を引き付ける鳳羅くんの魅力でいっぱいの本作。大人になると失ってしまう感覚を一緒に体感し、自らも新たな冒険へと踏み出してみては?ほっこりする予告編はこちら!作品情報『泳ぎすぎた夜』4 月 14 日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかにて公開配給:コピアポア・フィルム+NOBO©2017 MLD Films / NOBO LLC / SHELLAC SUD毎日、騒々しいなかで忙しい生活を送っていると、ときには心が洗われるような映画に癒されたいと思うもの。今回は、そんなときにオススメしたい作品をご紹介します。それは……。
2018年04月13日クラシック&カラフル。運命の1本を探す楽しみ。パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器や、SNSの登場のおかげで、日常生活でペンを持つことが減ったという人は多いはず。もちろん、私もその恩恵にあやかっている一人。けれど書く回数は減ったとはいえ、ペンを持たない生活は想像できず、書き心地のいいスタイリッシュな1本を探す日々。 そんなときに出合ったのが、『BIC』のノック式ボールペン。『BIC』は、1945年にフランスで設立したステーショナリーブランド。オレンジボディにキャップがついた「BIC®オレンジ」は、誰もが目にしたことのあるボールペンかもしれません。今回ご紹介する油性ボールペンの「BIC®クリックゴールド」も、ブランドを代表するボールペンのひとつ。 まず心を奪われたのは、その豊富なボディーカラー! 気品のあるブラックやホワイトやネイビー、ポップなイエローやレッド、優しい印象を与えてくれるニュアンスカラーなど、全18色がラインナップ。これでお気に入りの1本を見つけられるはず。 書きやすく、大人に似合うデザイン。肝心な書き心地は滑らか。そして0.7㎜の太さもちょうどよく、書いていてストレス知らずです。替芯もあるので、レフィルを交換すればずっと愛用できるのもポイント。 クリップとリングは高級感のあるゴールドトーン。なのに、1本¥150というコスパのよさも魅力的。全体的にクラシックな雰囲気なので、大人が持っていても違和感がないのもうれしい限り。 写真とはひと味違う、旅行記という思い出。旅行中は、意外にもペンが必要になることが多くあります。例えば、海外旅行の場合。飛行機の中でやらなくてはいけないのが、出入国審査カードへの記入。現地に着いたら、必ずしもいつもスマホが使えるとも限らないため、ホテルや行きたいショップの住所をメモとることも。また、旅先で見つけたポストカードにひと言添えて家族や友人へ送るという人もいます。だからバッグには必ず入れておきたいボールペン。それが、自分のお気に入りのものだと、安心感と高揚感を感じられます。 せっかくの機会だから、美しい風景やおいしい食事、その土地でしか感じられない生活を目にしたら、旅の思い出をノートなどに書き留めるのもおすすめ。旅が終わる頃には、あなただけの旅行記のできあがり。カメラやSNSでの記録とは違った楽しさがあり、スペシャルな1冊になるはず。 今度の旅は、お気に入りのボールペンと一緒に思い出を残してみませんか? BICBIC®クリックゴールド ノック式油性ボールペン 各¥150BICジャパン:Masatomo Murakamistyling:Yumika Asai text:Kisae Nomura
2018年04月10日今回のコラボレーションは、日本の女性ファッションブランド「 pas de calais(パドカレ)」の名前の由来となった、フランス北部のパ・ド・カレ地方にあるルーヴル美術館ランス別館と、その周辺の観光促進ならびに伝統産業の発展、地域振興を目的としたプロジェクトALL(Autour de Louvre Lens)の一環です。 フランス北部のパ・ド・カレ地方とは? フランス北部に位置するパ・ド・カレ(Pas-de-Calais)地方は、ベルギーやイギリスに面しており、ロンドンからユーロトンネルで55分、イギリスに面しているオパール海岸、世界で4位を誇るナウシカ水族館などがあります。そこには、日本の建築家ユニットSANAA(西沢立衛・妹島和世)により設計された、ルーヴル美術館ランス別館をはじめとし、約85館にも及ぶ美術館がある文化的地域であり、以前は炭鉱が盛んだったことから世界遺産に登録された炭田地帯など、今でも多くの自然と観光資源が残っています。 ALL(Autour de Louvre Lens)とは? ルーヴル美術館ランス別館周辺ディスティネーションを中心に観光振興をするプロジェクトの総称です。消費者のニーズやウォンツの地域マーケティングし、その土地ならではのオリジナルグッズを生み、文化的アプローチとともに国際的市場を目指しています。今回、海外企業とコラボレーションを展開するのは初めての試みだそうです。 pas de calais(パドカレ)とは? 株式会社ギャラリー・ド・ポップが運営する女性ファッションブランドです。ブランド名の由来となっているフランス北部のパ・ド・カレ地方は、世界でもっとも美しいレースである“ダンテル・ド・カレ”を生む地。繊細でデリケートなレースと、その地に暮らす人々の自然に開かれたライフスタイルをイメージし、ブランドを名付けたのだそうです。pas de calais(パドカレ)は成熟した大人の女性をターゲットととし、ナイーブでどこか懐かしいエッセンスをモダンでカジュアルなデザインに加え、自然素材の優しくコンテンポラリーな世界を展開しています。 コラボレーション商品に大注目! ブランドの由来となり、兼ねてより親交のあった、“パ・ド・カレ”地方の想いに共鳴したファッションブランド「pas de calais(パドカレ)」が、ブランド20周年を迎えるタイミングで今回のコラボレーションが実現。自然の静けさに寄り添いながら自身の経験を反映させたジャン=ミッシェル・アンドレと、パリと東京を中心に活動するビジュアルディレクターでもあるモート・シナベル・アオキによる、パ・ド・カレ地方の風景写真をプリントしたものや、パ・ド・カレ地方の石炭を彷彿とする炭染めで濃淡を表現したものを含めた、全7型のストールを展開しています。リネンやカシミア、シルクといった天然素材を使用し、まるで空気に触れているかのような軽やかに仕上げられた職人の手つむぎ…こちらのストールには伝統産業である世界でもっとも美しい繊細でデリケートなレース“ダンテル・ド・カレ”がアクセントとしてあしらわれています。全ての商品には、コラボレーションネームとスペシャルリーフレットがつき、パ・ド・カレ産のリンネで作ったバックを入れて販売されるそうです。パ・ド・カレ地方の“身に纏うアート”を、ファッションとして取り入れ、自由に表現してみてはいかがでしょうか。 【商品情報】 パドカレ×ルーブル美術館 ランス別館 ストール発売日:2018年3月発売場所:直営店、期間限定ストア価格帯:22,000円+税~ 【店舗情報】コラボレーション商品の発売を記念して、全国6か所の百貨店にて期間限定ストアがオープン! ■札幌大丸期間:2018年3月14日(水)~3月20日(火)住所:北海道札幌市中央区 北5条西4丁目7 ■大阪タカシマヤ期間:3月21日(水)~3月27日(火)住所:大阪市中央区難波5丁目1番5号 ■東京ミッドタウン期間:3月28日(水)~4月8日(日)住所:東京都港区赤坂9丁目7−1 ■立川グランデュオ期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:東京都立川市柴崎町3丁目2−1 ■神戸大丸期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:兵庫県神戸市中央区明石町40 ■玉川タカシマヤ期間:4月13日(金)~4月22日(日)住所:東京都世田谷区玉川3丁目17番1号 【ブランド】pas de calais(パドカレ)
2018年04月08日子どものための絵本のはじまり 子どもは“小さな、不完全な大人”とされてきたヨーロッパにおいて、“小さな大人”たちは本が読めるようになると、神話や騎士伝説などを表した冊子や版画を楽しむしかありませんでした。18世紀に“子ども”の概念が誕生すると、教訓的な童話がメインとなってくる、子どもを意識した本が作られるようになり、18世紀半にはジャン・ジャック・ルソーに触発され、児童文学者たちは娯楽と道徳を融合させた教育論を主張するようになります。そして、1782年には児童文学雑誌の先駆とされる雑誌『ラミ・デ・ザンファン(子どもの友)』が創刊されました。19世紀に入ると教育が社会資本の一つとして重視され、1936年には公の初等教育がはじまり、次第に読書する子どもの数も増えていきます。そして、多様に発達する複製技術が拍車をかけ、挿絵が欠かせない教育書などが増えたことから、次第に子ども向け雑誌や連続小説が生まれました。 現代に息づいている痕跡 挿絵本文化では他国をリードしていたはずのフランスですが、絵本・児童書文化においてはイギリスやドイツに比べるとスタートが遅れていたのだそう。里子に出すのが普通だったフランスにおいて、里親のほとんどは非識字階級だったため、絵本や児童書を親しむ手ほどきを受けておらず、それ故フランスに根付く下地がなかったことが、大きな理由として挙げられています。しかし、19世紀後半に子どものための本作りがはじまり、他国と比べてスタートが遅かったのにも関わらず、開花したのちの発達が非常に早く、フランスの絵本文化はたいへん豊饒です。遠近法表現にとらわれず二次元空間のフラットを生かす、浮世絵の影響を受けたかのようなイラストは、現在の漫画やバンド・シネマに通じるかのような省略と単純化がされています。 同時開催中の『旧朝香宮邸物語』も見逃さないで! 庭園美術館を訪れたなら…本展覧会『 鹿島茂コレクション フランス絵本の世界』と併せて、同時開催されている『旧朝香宮邸物語』も忘れないでください。1952年のアール・デコ博覧会への訪問がキッカケなり、誕生した旧朝香宮邸(現・庭園美術館本館、重要文化財)。『旧朝香宮邸物語』では、アール・デコにまつわる庭園美術館所蔵のコレクションとともに、旧朝香宮邸に関連する記録や衣装、展示品から歴史を巡りながら、世界的にも貴重な建築としての魅力を存分に味わうことができます。その背景について理解を深めながらじっくり鑑賞してみてください。翼を広げる女性像が浮かび上がる正面玄関ガラスのレリーフ扉や、美しいシャンデリアなどの照明器具を手掛けたのは、ジュエリー作家でもありガラス工芸家としても名を馳せたルネ・ラリック。とても繊細に施された装飾から、ラリックの美学が息づいています。 新しくオープンした「レストラン デュ パルク」も立ち寄ってみて! この度、アート鑑賞前でも、アート鑑賞後でも、そうじゃなくても、気軽に利用できる「レストラン デュ パルク」がオープンしました!庭園を臨む側を全面ガラス張りとし、客席の柱をなくすことで、開放的な眺望を楽しめるだけでなく、優しい自然光に満ちている店内は、木のぬくもりが感じられる心地よい空間になっています。是非、四季折々で表情を変えていく庭園を臨みながら、季節の食材に舌鼓を打つりながら、素敵なひと時を堪能してみてください。 見どころならぬ、楽しみどころが満載! 上記で紹介した『 鹿島茂コレクション フランス絵本の世界』をはじめとし、同時開催中の建築の魅力を堪能できる『旧朝香宮邸物語』だけでなく、新しくオープンした「レストラン デュ パルク」など、見どころならぬ、楽しみどころが満載!また、3月末〜4月上旬の週末は夜間開館で20時まで開館。日中とは一味違う雰囲気が楽しめますよ。そして、この時期一番嬉しいのが…何と言っても美しい庭園に咲き乱れる桜。美術館でお花見をする贅沢を味わってみてはいかがでしょうか。 【情報】『 鹿島茂コレクション フランス絵本の世界』会期:2018年3月21日(水)-6月12日(火)会場:東京庭園美術館時間:10:00–18:00 (入館は17:30まで)*3/23, 3/24, 3/30, 3/31, 4/6, 4/7は20:00まで開館休館日:第2・4水曜日(3/28, 4/11, 4/25, 5/9, 5/23)
2018年04月07日AIGLE saint germain des pres エーグルサンジェルマンデプレ 世界初の《エーグル》の旗艦店がリニューアルオープンしてから5年。フランス人家族の家をイメージしたという店内には家族写真みたいな絵画やソファが飾られ、まるで誰かのお家を意見貸し切ったような雰囲気が味わえます。天窓からの明るい光の中で楽しくショッピング! 【ショップ情報】address:139-141 boulevard Saint-Germain 75006 Paristel:+33 (0)1 46 33 26 23open:10:00〜20:00 Boutique Saint-Jamse Parisブティックセント・ジェームスパリ ノルディック生まれの不屈の名作海に面したフランス北部ノルマンディ地方で1889年に誕生した誰もが知っているこのボーダーを手に入れるならやっぱり本場が一番!日本で手に入らないラインやキッズアイテムなど種類が豊富。 【ショップ情報】address:44 rue close 75007 Paristel:+33 (0)1 44 18 05 18open:10:00〜19:00(火〜土) Le Mont Saint Michelル モン サン ミッシェル ニットブランドの100年続くクリエーション《ル モン サン ミッシェル》というニットブランドを知っている?まだ日本ではあまり知名度は高くないけれど、実は100年続く歴史を持つ老舗ブランド。それでいてトレンドも併せ持ったキュートなデザインは、今尚パリジェンヌの定番。 【ショップ情報】address:18 rue mabillon 75006 Paristel:+33 (0)1 46 34 39 72open:11:00〜14:00 / 15:00〜19:00(火〜金) Comptoir des Cotonniers Tronchetコントワー デ コトニエ トロンシェ 世代を超えて愛されるフレンチベーシックオペラ座近くの高級エリアにあるこのショップは、他店舗同様ブランドを象徴する白いカラーを基調としたスタイリッシュな店内に、まさにパリジェンヌ!といったシンプル&ベーシックアイテムが並ぶ。年齢を超えて愛されるショップの一つ。 【ショップ情報】address:31 Rue Tronchet 75008 Paristel:+33 (0)1 42 65 17 97open:10:30〜20:00(月〜土) SONIA BY SONIA RYKIELソニアバイソニアリキエル ニットの王女ソニアのカラフルな世界観最もパリらしいとも言われている《ソニアリキエル》のエレガント且つ洗練されたスタイルを、より身近な存在で私たちに提案してくれる《ソニアバイソニアリキエル》。色使いが美しい店内でハッピーにショッピングを楽しんで。 【ショップ情報】address:6 rue de grenelle 75006 Paristel:+33 (0)1 49 54 61 00open:10:30〜19:00(月〜土)
2018年04月03日イギリスPetiteさん/シンガー・スタイリスト甘くて優しいウィスパーヴォイスが魅力的なペティーさんは、ロンドンを中心に活躍する今注目のシンガー。スタイリストとしても活躍する彼女の、お洒落な1週間に完全密着。今春のトレンド“ペールトーン”をいち早く取り入れて、ガーリーなエッセンスをひとさじプラス。彼女のロンドン的ストリートスタイルを今すぐチェックして! レースドレスにはスポーツMIXでアクセント!「レトロなグリーンのコートは、ラブリーなドレスにもピッタリなの!」この冬ヘビロテ中のフード付きコートがスポーティなアクセント。コート、ワンピース、サングラス/以上すべてvintage、シューズ/cos ベージュ×ホワイトの可憐なカラーコーデ花で作ったヘッドアクセサリーがガーリーなアクセントに!ストライプ柄のホワイトショーツに上品なニットをタックイン。タートルニット/JIL SANDER、ショートパンツ/FOREVER21、ファーティペット/ vintage、シューズ/H&M アクセサリーはオシャレの鉄則お気に入りで個性をアピール!自宅から歩いて5分。お気に入りのスイーツショップにてマフィンを片手にブレイク中のペティーさん。カラーニット帽とゴージャスなネックレスがアクセント。ワンピース/ vintage、ブラウス、ニット帽/ともにH&M、ネックレス/ZARA 真っ赤な大ぶりハットで女優気分を満載!透けるような白い肌にホワイトのコンビネゾンがフェミニンな雰囲気。真っ赤なつば付きハットで気分はまるでフランスの女優?コンビネゾン/Topshop、ハット/American Apparel、グローブ/ & Other Stories 透け素材で大人っぽさをプラスミニ丈ジャンパースカートに、エアリーな透け素材のブラウスを会わせて大人っぽさをプラス。休日はベットの上でまったり過ごすのが究極の時間。ブラウス/ vintage、ワンピース/MAYLE お気に入りのキャメルコートでモードにアップデート小花柄のフェミニンなワンピースに、この冬ゲットしたいというキャメルのコートでクラシカルな雰囲気をプラス。オレンジのソックスでメリハリをつけるのを忘れずに!コート、ワンピース、ハット/以上すべてvintage、シューズ/H&M フェミニンなスタイルに辛口小物でメリハリを全身ペールトーンのフェミニンな着こなしには黒ベレー帽など辛口な小物でスタイルにメリハリをつけるのが肝心!ジャケット/ UNIQLO、シャツ/H&M、スカート、ベレー帽、メガネ/以上すべてvintag
2018年03月31日JM WESTONジェイエムウエストン 職人の腕が光る、1891年創業のフランスで最も美しい紳士革靴100年以上に渡りジェントルマンの足元を飾り続けた《ジェイエムウエストン》の高級紳士靴は今の時代も変わらず、スマートな男性の定番品。職人の手で一つ一つ作りだされる革靴の美しい佇まいが、女性のファンまでも魅了する。 【ショップ情報】address:1-3 boulevard de la Madeleine 75001 Paristel:+31 (0)1 42 22 17 02open:10:30〜19:00(月〜土) Charvetシャルべ 数多くの著名人も心奪われる超一流のオーダーシャツ1838年に創業して以来、政治家、財界人、文化人、そして王室までもがオーダーしていたというだけあってその仕立ては紛れもなく世界最高品質。《シャルべ》をオーダー出来るようになれば、それが一流の証。 【ショップ情報】address:28 Place Vendome 75001 Paristel:+31 (0)1 42 60 30 70open:10:30〜19:00(月〜土) ALEXANDRA SOJFERアレクサンドラ・ソジュフェール フランス流ラグジュアリーな傘は歴史あるオートクチュールハウスでオーダーメイドや修理なども一手に引き受ける傘のスペシャリストショップの店内は、まるでジュエリーボックスのようにラグジュアリー。雨でも傘をささないことでも有名なフランス人だからこそその装飾にこだわりが感じられる。 【ショップ情報】address:218 Boulevard Saint Germain 75007 Paristel:+31 (0)1 42 22 17 02open:10:30〜19:00(月〜土) AL’OLIVIERアロリヴィエ パリジェンヌも舌鼓!1822年創業最高級オリーブオイルはここで買うバケットに浸して食べてもよし、パリジェンヌはもちろんのこと舌の肥えた老若男女が足繁く通う、老舗オリーブオイル専門店。最高品質の南フランス産エキストラバージンオイルをはじめ、フランス料理を支える絶品が揃う。 【ショップ情報】address:23 Rue de Rivoli 75004 Paristel:+31 (0)1 48 04 86 59open:10:30〜19:00(月〜土) Grande Herboristerie de la Place de Clichyグラン・エルボリストゥリー・メディカル・ドゥ・ラ・プラス・クリシー 130年の歴史を誇る、パリ最古のハーブ薬局店で癒しのひと時を自然治癒としてヨーロッパでは古くから一般的な自然のハーブ治療薬。症状に合わせたメディカルハーブを調合してくれる薬剤師産が優しく処方してくれる。パッケージもオシャレだから軽めのハーブティーを処方してもらおう。【ショップ情報】address:87 Rue d’Amsterdam 75008 Paristel:+31 (0)1 48 74 83 32open:10:30〜19:00(月〜土)forge de Laguioleフォルジュ・ド・ラギオール 世界で最も有名なナイフブランはやっぱりメイド・イン・フランス!ラギオール村のナイフ職人の手によって継承されてきたラギオールナイフは、今や世界で最も著名な名門ブランド。世界の有名レストランで使用される使い勝手の良さと洗練されたデザインが特徴。まずは1本“本物”を手に入れてみたい。【ショップ情報】address:29 Rue Boissy d’Anglas 75008 Paristel:+31 (0)1 40 06 09 75open:10:30〜13:00、13:40〜19:00(月〜土)
2018年03月31日MAISON KITSUNE《メゾン キツネ》のキツネモチーフの丸首カーディガン90年代のニューウェーブをテーマに、ブランドアイコンである”キツネ”をモチーフ使いしてさりげない遊び心を演出。プレーンな丸首カーディガンも胸の“キツネ”のワンポイントが、子供っぽくなるどころか大人の女性が切ることで遊び心が引き立つ一枚。 TE TRICOTEUR《ル トリコチュール》のコットン・ガンジーセーター元々フィッシャーマンのために生まれた“ガンジーセータ”で人気の《ル トリコチュール》から春夏向けのコットン素材が登場。伝統的でプレーンなデザインのミドルゲージニットだからカジュアル過ぎず大人っぽくシックに着こなそう。 DANTON《ダントン》の丸首ワークジャケットフランス国鉄の制服や作業服などの作ってきた由緒あるブランド《ダントン》。メンズライクかつワークテイストながら、襟やポケットなど丸みを帯びたシルエットがいかにもフレンチワークテイストらしく、可愛らしさも兼ね備える。機能性も抜群で長く着続けられる頼もしい一枚。 Herve Chapelier《エルベシャプリエ》のフレンチデイパックアメリカのブランドにはない美しい中間色を表現したカラーリングや、飽きのこないシンプルなデザインが魅力の《エルベシャプリエ》。光沢のあるナイロン素材が上品さも兼ね備え、後ろ姿も知的で洗練されたパリジェンヌに。 agnes b《アニエス ベー》のモノトーンアイテムフレンチスタイルを代表する《アニエス ベー》の注目アイテムは、ゴールドのフロントボタンがキュートな丸首のカーディガン。オーセンティックな白シャツや黒のスリムなパンツと合わせてモノトーンのコーディネートに徹すればまさにフレンチシックな着こなしが完成!
2018年03月30日A.P.C《アー・ペー・セー》のボーダーマリンニットパリジェンヌのワードローブに必要不可欠!と言っても過言ではないアイテムなのが、もともとは漁師の仕事着だったショルダーボタンのついたマリンニットです。そんなワークウェアを白×黒のモードな印象に昇華したこの一枚は《アー・ペー・セー》ならでは。シンプルなタイトスカートを合わせてフレンチマリンスタイルに。 LACOSTE《ラコステ》のタッタソール・チェックシャツ繊細な細いラインで刻まれたタッタソール・チェック柄がポイントのシャツはフレンチブランド《ラコステ》のアイテム。主張しすぎない控えめさがフレンチトラッドの魅力。スポーツブランドらしい機能性も兼ね備えた優秀シャツは、この春のコーディネートの主役にも、脇役にも、万能に対応してくれそう。 PETIT BATEAU《プチバトー》のケーブルニットトップスフレンチトラッドを語るうえで欠かせないベーシックブランド《プチバトー》のシンプルなケーブルニットに注目!ネイビーと白のコンビ、少し広めの首回り、フェミニンなショート丈など随所にフレンチマインドが垣間見えるスペシャルな一枚。 SAINT JAMES《セント ジェームス》のボーダーTシャツ言わずと知れたフレンチボーダーTシャツの代名詞《セント ジェームス》は1889年創業の老舗。ノルマンディーの海の色を表現したブルーボーダーはフレンチマリンスタイルのアイコンとも言える一枚。100年以上変わらず流行に左右されに不朽のTシャツはワードローブの永久定番。 ORCIVAL par GALLEGO DESPORTES《オーシバル × ギャレゴ デスポート》のキャンバススカートともにフレンチブランドの《オーシバル》と《ギャレゴ デスポート》がコラボした《オーシバル パー ギャレゴ デスポート》。フランスの伝統的な船乗りさん達のワークウェアをイメージソースに、マリンとワークテイストをバランスよくミックス。ヌケ感のあるレトロな風合いのキャンバススカートはネクストブレイクの予感。
2018年03月28日心踊るポスターの世界大企業が売り出す食品、嗜好品、生活必需品、また運送業やメディア、その他キャンペーンなど幅広いジャンルを手掛けているサヴィニャックのポスターは、フランス本国だけでなく、日本にも数多くのファンを持ち、ハッキリとしたインパクトある色彩と、ユーモアなデッサンが魅力的である。そんな人気が高いサヴィニャックのポスターが楽しめる、練馬区独立70周年記念展「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」では、日本初公開の作品を含む数々のポスター、制作過程が垣間見えるスケッチや原画、街中に貼られた様子が分かる写真など約200点を展示している。サヴィニャックの作品制作を年代順ではなく、モチーフやテーマごとに分類し、サヴィニャックの作品世界はもちろん、デザイン・広告の使命についても深く考える機会になることだろう。 遅咲きのサヴィニャックフランスを代表するポスター作家である、レイモン・サヴィニャック(1907-2002)。幼少期は両親の経営するレストランで労働者たちの会話に耳を傾け、少年時代は熱狂した自転車レーサーになるという夢を抱き、3度の兵役で自分自身を見つめる機会を設けるなど、ポスター制作には直結しない経験が、サヴィニャックの人物像を形成していった。若いころからポスター作家を目指していなかったサヴィニャックは、17歳で広告アニメーション映画工房に就職し、ポスターを複製する仕事を担うことで初めて広告の世界に触れた。その後、26歳でアドルフ・ジャン=マリー・ムーロン・カッサンドル(1901-68)と出会い、彼のアシスタントとして仕事を手伝い、彼の作品から影響を受けながら、多くのことを学んでいったそう。彼の考えに賛同しながらも、ユーモアとエスプリ、手書きの特性を生かしたあたたかさ、明快で凝縮されたデッサンの中に一つのアイディアを表現するという独自の方向性を見出していく。そして42歳の頃に、同業者兼友人でもあるベルナール・ヴィルモと開催した二人展により、自身のポスター作家としてのキャリアが一気に花開いた。写真はサヴィニャックが使用していたスケッチブックや絵具などの仕事道具。 10項目によるモチーフ本展覧会では、サヴィニャックによるポスターの作品世界を深く理解をするため、時系列ではなくモチーフごとに紹介している。彼は動物や人間など生命のあるモチーフを好んで採用し、建築物やボールペンなど生命のない物にまで命や動きを与えている。例えば、両手を大きく広げていたり、指で商品などをさすポーズ、左を向いて何かを食べるなど、様々な動作を取り入れることにより、見る者に親近感を持たせているた。サヴィニャックのモチーフから、宣伝意図をアピールするという重要な役割を課され、選び方や扱い方に一種のパターンが感じられることだろう。10項目にも及ぶモチーフは、ポスターに頻繁に登場し、大切なテーマである。そして、サヴィニャックはカッサンドルの影響下から脱し、それまではポスターの主役になることはなかった、“ユーモア”を表現の主力に捉えた画風を確立していった。この方法こそが、最も広告主の要望を伝えるに相応しいと熟知していたのだ。 心を捉えてきた数々のポスター写真(左)は、ファッションブランド『COMME des GARÇONS(コム・デ・ギャルソン)』の目付きのハートマークに似ていていて親近感を覚える、本展覧会のメインビジュアルに選ばれている『ひとりで編める ウット毛糸』。サヴィニャックは、宣伝したい商品や伝えたい情報の本質を捉えたモチーフを選び、そこに“ユーモア”というエッセンスを加えて大胆に単純化するというプロセスを踏んだ上で、瞬時に人々の脳裏に焼き付くイメージを作り上げているのが分かる。それはシリアスなメッセージを伝える場合でも、ネガティブに寄り過ぎることなく、印象的にメッセージを伝達する場合に上手く機能してると言えるだろう。彼のポスターは計算されたシンプルさと、明快な表現によって、世界中の道行く人々の心を捉えてきた。会期中には展覧会に合わせて、講演会、ギャラリートーク、ワークショップが開催されるだけでなく、練馬区立石神井公園ふるさと文化館で開催されている練馬区独立70周年記念展特別展「生誕90年記念藤沢周平展」との相互割引もある。是非世界中の道行く人々の心を捉え、サヴィニャックの心踊るポスターから、その魅力を感じてみてはいかがだろうか。 ※館内は写真撮影禁止 【情報】 練馬区独立70周年記念展「サヴィニャックパリにかけたポスターの魔法」 会期:2018年2月22日(木)~4月15日(日)会場:練馬区立美術館休館日:月曜日開館時間:10:00~18:00 (入館は17:30まで)
2018年03月26日フランス・パリを観光する人が多く足を運ぶのが、クリニャンクールをはじめとする骨董市。歴史を感じさせる道具の数々を見ているだけでも楽しくなりますよね。そんなパリでは骨董市だけでなく、花市やフードマーケットなどさまざまな市が。今回ご紹介するのは、人気観光地のひとつであるノートルダム大聖堂から徒歩圏内、日曜にだけ開催される小鳥市です。パリの観光地を巡りながら立ち寄れるスポットにあり、散策にもおすすめです。小鳥市があるのは、セーヌ川に浮かぶシテ島パリ発祥の地といわれる、セーヌ川に浮かぶシテ島。世界遺産に登録されているノートルダム大聖堂をはじめ歴史的建造物が数多く建ち並ぶほか、警察署や裁判所など重要な施設も集中しています。小さな島なので徒歩で移動でき、日本人の旅行者には定番の観光スポットでもあります。日曜日だけ開かれる、さえずりが賑やかな小鳥市♪小鳥市が開かれるのは、メトロ4号線「Cité駅」を出てすぐの広場。火曜から土曜日までは常設の花市が開かれています。日曜だけ小鳥のほか、ウサギやハムスターなど、小動物が売られる小鳥市に様変わり。周辺はいろいろな鳥がさえずり、とても賑やかです。小鳥市に並ぶ鳥はインコやオウム、ニワトリなど多岐にわたります。色鮮やかな美しい鳥の羽色に見入って立ち止まる人も多く、常に人だかりができていました。小鳥市では生き物だけでなく、飼育に必要な鳥かごや餌やりのためのグッズや飼料も豊富に揃っているので、愛好家が車でやってきては、一式買い揃えて積み込む様子が見受けられました。小鳥市でも少しだけ開いているガーデングッズのショップ小鳥市が開かれる日曜には、ほとんどの花屋さんは店を閉めていますが一部では営業しているお店も。観葉植物や花々だけでなく、庭先を彩るガーデングッズも手に入るので覗いてみるのも楽しいものです。鉄製のガーデンフックは日本ではみかけないようなデザインも多く、旅の思い出に買っていくのもよさそう。鉢植えに置くオーナメントやガーデンピックなど、軽量で持ち帰りやすい小物もいっぱい!クリスマス時期にはサンタやトナカイのグッズもたくさん並びます。ガーデニング好きならば、小鳥市といっしょにじっくりと見て回ってみても楽しめるはずです。小鳥市のオープンは朝8時頃から。写真を撮ったり、小鳥をじっくり見て回るなら午前中がおすすめです。小鳥のかごが並べられたテントはさほど広さはないので、混まないうちにお出かけを。●ライター大浦春堂
2018年03月24日イギリスRachelさん/家事見習いファストファッションとヴィンテージをミックスした彼女の着こなしは、シンプルながらも絶妙なサイジング、小物使いで、個性が光るスタイルに。等身大のお洒落を楽しむロンドンガールの1Weekスタイルをご紹介。 Mondayワントーンコーデは異素材使いでニュアンスをプラスオールブラックでまとめたシックなワンピーススタイル。アーム部分がシアーな透け感がフェミニンな、異素材ミックスのワンピースで、ワントーンコーデに奥行きを。ドレス、ハット/ともにvintage Tuesdayコンパクトなサイズ感でシャープなカジュアルスタイルベーシックアイテムでの着こなしはサイズ感が鍵となる。ボトムのスリムなシルエットがシャープな雰囲気に。トップス、パンツ/ともにAmerican Apparel、スカート/American Apparel Wednesdayお家スタイルも抜かりなくトレンド感をアピール休日の彼女は、ブルーにまとめたクリーンなコーデでリラックスモードなひと時を。タイトなミニスカートでトレンド感とレディな甘さをちょっぴりプラス。Tシャツ/ vintage、スカート/American Apparel Thursdayミニスカートで愛想を振りまく旬顔レトロルックシネマから飛び出してきたかのようなレトロな着こなしが愛らしさ満点。ニット、中にきたシャツ、バック、シューズ/以上すべてvintage、スカート/American Apparel、スカート/American Apparel Fridayヴィンテージアイテムで織りなすトレンドのBOHOスタイルフォークロアな雰囲気のニットワンピースにデニムジャケットを合わせたBOHOスタイル。併せたベレー帽も着こなしにアクセントを効かせている。ジャケット、ワンピース、ベレー帽/以上すべてvintage Saturdayちょうどいい甘辛バランスが今っぽさを演出メンズライクなレザージャケットには、フェミニンな花柄スカートで女性らしさをキープ。イメージミックスなスタイルは彼女の得意とするところ。ジャケット/ vintage、ニット/H&M、スカート/Urban Outfitters Sundayロンドンガールスタイルは小物使いが鍵シンプルコーデをブラッシュアップする小物使いが上手なレイチェルさん。今すぐ取り入れたいお洒落テク満載のスタイルに注目!トップス、スカート/ともにAmerican Apparel、ハット/Urban Outfitters、バック/vintage
2018年03月23日フランスOliviaさん/アパレルスタッフFUDGEのパリスナップで、もはや常連のオリビアさん。彼女のワードローブは黒をベースに、小物で今っぽいアレンジをちょこっと加えたパリシックなスタイル。12歳の頃から家族や友人を被写体に、ポラロイドでの撮影を続けている彼女の夢は、フォトグラファーとして活動すること。 全身黒でまとめた潔いパリシックスタイルタイトなシルエットのチェスターコートはミニ丈ワンピースに合わせてレディライクに着こなすのがオリビアさん風。コート、ベレー帽/ともにvintage、ワンピース/zara、シューズ/Bass Weejuns BOHOシックな気分で寒さを乗り切って!まだまだ寒暖差の激しい季節を乗り切るのパリっ子の必須アウターはムートンコート。インナーを黒でまとめたタイトな着こなしが素敵!コート/promod、ニット/AHLENS、パンツ/American Apparel、シューズ/Dr.Martens 大人可愛いフレンチシックな着こなし細ボーダーのTシャツに、ヴィンテージのスカーフで大人ガーリーなアクセント。絵筆を片手に気分はパリの絵描きさん?Tシャツ、スカート、スカーフ/ともにvintage、シューズ/Dr.Martens ルームウェアはざっくりニットが定番スウェーデン出身の彼女が、最近もっとも注目している北欧ブランド『ビクボク』のざっくりニットに、タイトスカートで今っぽいアレンジ。ニット/Bik Bok、デニムスカート、ニット帽/ともにAmerican Apparel チェック柄&アーガイルはチラ見せが効果的!オーバーサイズコートに、チェックシャツ&ソックスのアーガイル柄をチラリと覗かせてトラッドな味付けがオリビア流。コート/GERRY WEBER、ニット/H&M、シャツ/vintage、シューズ/Dr.Martens フランス発の老舗ブランドでリラックスしたスタイルパリのマレ地区に直営店がオープンしたばかりのフランス発『モンサンミッシェル』のチェック柄ニットを主役に。ニット/Le Mont Saint Michel、タートルニット/Bik Bok、スカート/vintage トレンド復活のスカートはキャップでボーイズライクに味付けするのが気分! 『ドクターマーチン』の3ホールブーツで足元をクールに引き締めるのもポイントです。ニット/WEEKDAY、シャツ、キャップ/ともにvintage、スカート/American Apparel、シューズ/Dr.Martens
2018年03月21日アメリカAbbyさん/写真家NYでアーティスト活動をしているアビーさん。トラッドアイテムに絶妙なヌケ感を加えてモダンにアップデートした、さり気なくお洒落度をアップさせるスタイリングテクは必見です! かっちりジャケットはゆるアイテムでドレスダウン!ボーダートップスにジャケットを羽織ったマニッシュなコーディネートも、ニットキャップとスウェットパンツで野暮ったさをプラスして今っぽく仕上げた。ジャケット、シャツ、ニット帽/すべてvintage、パンツ/J.CREN 旬ボーイズMIXスタイルは色味を抑えて大人っぽくツイードジャケットにロゴパーカーを合わせた、旬ボーイズMIXコーデ。色味を抑えてタイトにまとめて、大人っぽく仕上げたのがポイント。ジャケット/theory、パーカー/Maine、パンツ/J.CREN、シューズ/Cabocle、ニット帽/vintage シャツをラフに羽織ったお洒落ルームウェアノーカラーシャツをラフに着て、お気に入りのスウェットパンツを合わせたお洒落リラックススタイル。同じアイテムでもコーディネートによって印象が変わる好例。シャツ/theory、パンツ/J.CREN、ニット帽/vintage ざっくりニットと小物で見せるストリートMIXな着こなし実家のクローゼットで見つけたノルディック柄のカーディガンに、ドレッシーなシャツを合わせたホリデースタイル。小物でファンキーに仕上げて。カーディガン/実家のクローゼットから、シャツ/Karen Millen、パンツ/自作、ニット帽/vintage タイトサイズのチノパンでトラッドをモダンに仕上げてツイードのジャケットにチノパンを合わせたトラッドスタイルは、タイトなシャツでモダンに仕上げて。ジャケット/theory、首に巻いたシャツ/American Colors、パンツ/vintage、シューズ/Cole Hann、ニット帽/vintage 小物選びが鍵!大人スクールガールスタイルニット帽とグレーのローファーでスタイリッシュに仕上げた大人のスクールガールスタイル。襟元からサックスブルーのシャツを覗かせて上品に仕上げて。ニット/EQ、シャツ/Ralph Lauren、パンツ/vintage、シューズ/Cole Haan、ニット帽/vintage 上品なヨーロッパスタイルを絶妙なバランスでMIX!ジャケットにキャップを合わせたモダンなアメリカンスタイルに、ボーダーカットソーを合わせてパリジェンヌのエッセンスを加えた、一段上のスタイリング。ジャケット/ vintage、ニット/J.CREN、パンツ/Gap、キャップ/Montclair、シューズ/Converse
2018年03月16日LONDON、PARIS、NYの3大都市で一際目を惹いた高感度なお洒落ガール19人を厳選セレクト!流行を追うだけでなく、自分に似合うアイテムを自在に着こなす彼女たちのファッションは、お手本にしたくなるヒントが満載です。今回は、カラーアイテムの使い方が上手な女の子たちにフォーカス。 No.5 name=Maeciaさんoccupation=ハウス・オブ・ヴィンテージのオーナーage=30 ブリックレーンにある人気ヴィンテージショップ「ハウス・オブ・ヴィンテージ」のオーナーであるマーシャさんは、FUDGEのワールドスナップでは常連さん。チェック柄がポイントというマントコートに、ファーハットを組み合わせたクラシカルなコーデイネートが、彼女の上品な雰囲気をいっそう引き立てている。 コート、バック/ともにHouse of vintage、中に着ているトップス/DIANE von FURSTENBERG、パンツ/Topshop、シューズ/MARC BY MARCJACOBS No.6 name=Camilaさんoccupation=フォトグラファーage=27 スポーティーなスタジャンに、同色のミニスカートを合わせ、ガーリーな気分で着こなしたスタイルがとっても新鮮!センター分けにしたタイトなヘアスタイルは、カジュアルなスタイリングに大人っぽい雰囲気をプラスしてくれる。 ジャケット、バック/ともにvintage、スカート/Sessun、シューズ/vagabond No.7 name=Isobelさんoccupation=家事見習いage=25 スイートなパステルピンクのボアコートは、ふんわりとした優しい彼女の雰囲気にピッタリ!タートルネックニット、キルトスカート、ハイカットスニーカー……、合わせるアイテムをモノトーンで統一することで、主役級コートを引き立たせるのが成功の秘訣。 コート/Topshop、中に着たタートルネック/Vivinne Westwood、スカート/vintage、スニーカー/CONVERSE No.8 name=Liseさんoccupation=家事見習いage=25 憂鬱な雨の気分を払拭させてくれるポップなオレンジのコートは、ハッピーカラーにあふれた色とりどりの傘とも相性抜群。「雨の日だってお洒落を楽しみたいもの」と、明るく笑うリセさんらしい雨スタイル。ヴィヴィッドカラーを上手に取り入れることで、シンプルなコーディネートもワンランクアップしたスタイルに。 コート/OOS、中に着たタートルネック/Primark、パンツ/Pieces、シューズ/Dr.Martens
2018年03月06日国によってモテる女性のタイプは違います。日本ではふんわりカワイイ系が好まれますが、フランスではあまり人気がないそう。恋愛が長い間うまくいかない方は、フランス女子のような可愛さを狙ってみてはいかがでしょうか?今すぐ簡単にできるポイントを3つご紹介します。一点特化型メイクベースメイクにアイメイク、リップメイクとどれも気を抜かないのが日本式。ですが、フランスでは一点特化が主流です。ファンデーションを塗らず素肌でお出かけするのも当たり前。目のメイクを強調したらチークは塗らない、リップを華やかにするときは、アイメイクは塗らない、などです。ただし、普段お化粧をあまりしない方には、全く塗らないパーツがあると不安になるので例えば・・・リップを華やかにする時は、アイメイクやチークを控えめに。アイメイクを目立たせたい時は、その他のパーツを控えめに。を実践してみてはいかがでしょうか?フランス式のメイクは、どこか抜け感があるので優しい印象にしたい時にぴったりです。落ち着いた声フランスでは高くて幼い声よりも、穏やかで落ち着いた声が人気です。落ち着いた声の方が説得力や、誠実さが増しますね。ですので好意をアピールするときは、無理して声をワントーンあげる必要がないのです。「えー?!」という甲高い声も不要。共感はゆっくりと深くうなずけば十分です。それと、会話をする際は、相手の目を見ることも忘れずに。共感より話し合い日本では、とにかく男性を褒めて肯定するというテクニックが有効です。でもフランスではあまり良くないんだそう。男女が対等と考えるため、自分の意見や考えをきちんと言えることが求められます。もちろんケンカ腰ではいけません。お互いに意見を言い合い、聞き合えることが大切です。彼に共感するだけでなく、自分の意見もどんどん言いましょう。まとめ可愛さの基準はそれぞれです。もしかしたら気になるカレはフランス式の可愛さにクラっとくるかも。自分や相手に合った方法でアピールしてみてくださいね。
2018年02月03日本格フレンチをリーズナブルにいただく贅沢本場フランスでフレンチの洗礼を受けた名シェフ・山下敦司氏がオープンした「AIX:S(エックス)」は、高級なイメージのあるフレンチの常識を覆したリーズナブルさが特徴。もちろん食材や料理には一切の妥協をせず、一流店らしい気品に溢れたメニューが並んでいるものの、ランチコースは3,700円、ディナーコースは5,800円、ワインのペアリングも3グラス3,500円と、どれもリーズナブル!店内もラグジュアリーで重厚感があり、オレンジ色のやさしい光に照らされたエントランスを入っていくと、開放感があり心地いいメインダイニングが広がります。もはや芸術品!目も舌も驚く至福のメニュー「人参のスープ抹茶のパスタ添え」は、単なるパスタではありません!ヌードル状に仕上げた抹茶のゼリーで、持ち上げても切れない弾力があり、小気味いい食感を楽しめる新鮮な一皿です。「サーモンの燻製モンブラン仕立て」は、ムース状にしたピンクの紫芋をサーモンの上に絞って美しくあしらった芸術品。燻製の深い旨みと濃厚な芋の甘みが重なり合い、ねっとり甘美な味わいを奏でます。「仔牛のロスティー」は柔らかジューシーな仔牛をまろやかなポテトといっしょに頬張る贅沢な逸品。生命力に満ちた牛の旨みを、繊細でクリーミーなポテトが極限まで引き立てます。文/萩原かおりスポット情報スポット名:AIX:S住所:東京都港区北青山2丁目9-8 セントラルレジデンス北青山アクシルコートB1電話番号:03-6434-0356
2018年01月11日気取らない家庭風の店内でいただく本格フレンチ田舎風料理が自慢のフレンチレストラン、「ルミエール デュ ソレイユ」。東京・国立にある白っぽい外壁のビル1階に構えるお店です。外には、おすすめのメニューが表記された手書きの看板が出され、フレンチながら親しみやすい雰囲気が漂います。白を基調とした、明るく清潔感あふれる店内。気取り過ぎないインテリアが気持ちを安らがせてくれます。太陽の恵みにあやかって名付けたお店の名前「ルミエール」は「光」、「ドュ ソレイユ」は「太陽」という意味のフランス語です。店名の「ルミエール ドュ ソレイユ」とは、日の光を表現した言葉。この世のすべてのものが太陽の光を浴びて出来ている、という意味で店名に決めたそうです。本当においしいものを提供したいという想いは、食材にも表れています。使う野菜は、地元国立で採れた新鮮野菜や、山梨県の契約農家が作る無農薬野菜ばかり。シェフの故郷仙台からは、鮮度抜群の魚が届きます。ほかにも、北海道のエゾ鹿や岩手県の短角牛など、選りすぐりの食材が勢ぞろい。海の幸が折り重なった、贅沢なスペシャリテをどうぞシェフ自慢のスペシャリテの一つが「自家製スモークサーモンと帆立と蟹のガトー仕立て 地元国立のお野菜たっぷりのサラダ」です。スモークサーモンの下には、帆立と蟹が重なって層を作っています。国立で育った無農薬野菜はどれもみずみずしく、シャキシャキの歯ごたえ。色鮮やかな数種類のソースやジュレで、見た目にも美しい一品です。白ワインとの相性も抜群なので、ぜひ一緒にお楽しみください。上質な鴨肉に深い味わいのソースがベストマッチメイン料理には、「ハンガリー産の鴨のムネ肉のロースト ポルト酒ソース」はいかがでしょう。鴨ムネ肉の皮目をカリッと焼き、中はジューシーにしっとりと火を通し、きれいなロゼ色に仕上げた一皿。鴨肉の絶妙な焼き加減からも、シェフの腕が一流であることが分かります。鴨肉やジビエと甘みのあるソースの組み合わせは、フランスでは定番。さっぱりした味わいの鴨肉に、コクと甘みのポルト酒ソースが見事にマッチしています。世代問わず人気! 敷居が高くないので使いやすい20代の若い人から60代以上の年配まで、幅広い年齢層の人々が利用しています。女性のお客さんが目立ちますが、男性も全体の2割ほど来店。平日のお昼は、女子会やママ会など女性の集まりが多いそう。土日になると、家族連れやデート、記念日で利用する場面が見られます。混雑を避けてゆっくりと過ごしたい人は、平日の夜がおすすめ。品数が少なく気軽に楽しめるプティコースや、手頃な価格で飲めるグラスワインなども揃っています。JR中央線「国立駅」南出口から歩いて約8分、富士見通り公民館の先にあります。2つのフランス国旗を目印に向かってください。ビルの1階部分に入り、階段を四段ほど上がったところから入店できます。気構えせずリラックスした気分で、本格フレンチの味をゆっくりと堪能してください。スポット情報スポット名:ルミエール デュ ソレイユ住所:東京都国立市中1-18-36 S・Iツインビル 1F電話番号:042-574-5537
2017年12月09日