トイレで大きいほうをすると、血のような赤いものが付くと気付きました。場所が場所だけに、病院を受診するのも気が引けた私でしたが、覚悟を決めて病院へ行ってよかったと思った体験談です。これは…血!?40歳を過ぎたある日、トイレで「便に血が付いているかもしれない」と気が付きました。血はほんのわずかで、よく見ないとわからない程度。それから注意するようにしましたが、血らしき付着の頻度も月に1回ほどです。「たぶん慢性的な便秘のせいだろう」と特に気にせず、そのまま過ごしていました。しかし、次第に血が付着した便の回数は増えていき、排便痛や生理がない日にも血液らしきものが付くようになっていました。それから2年後、ようやく病院に行ったほうがよいと思い始めたのです。大腸がん検診の結果はしかし、「恥ずかしい!」という気持ちが勝り、早々に決心はにぶります。どうしたものかと考えた末に、大腸がん検診を受けてみることにしました。便に血液が付着しているかがわかる検査なので、家で済ませられます。早速、検査キットを近所の小さな病院でもらい、すぐに便を取って持っていきました。検査の結果は陽性。先生から「痔はありませんか?」と聞かれましたが、心当たりはありません。その病院では詳しい検査ができなかったので、内視鏡検査ができる総合病院に行くことになりました。「結局、おしりを人に見せることになるのか……」と、がっかりしたことを覚えています。大腸内視鏡検査の結果は大腸内視鏡検査は、朝から始まりました。まず下剤を飲んで、腸を空にする必要があるのです。2Lの液体を2時間ほどかけて飲んでいきます。何人か同じ時間に始めた人たちと、トイレに行ったり来たりしていました。私は腸の動きが悪いらしく、なかなかすっきりしません。他の方たちは次々と検査室へ進み、順番は最後になっていました。そして、いよいよ内視鏡検査が始まりました。内視鏡は、小型のカメラで直接映像を見ながら異常を見つけたり治療したりする医療器具です。横になって体を少し丸くした状態でおこないました。初めての体験にとても緊張……。麻酔をかけて寝ている間に検査することもできたのですが、私は無麻酔を選びました。その結果、直腸に2cm以上の大腸ポリープ(大腸にできる「いぼ」のような隆起性の病変)があることがわかったのです。その場で切除のお願いをして、検査は終わりました。結果を待つ1週間はとても長く感じられました。病理検査の結果は「腺腫(せんしゅ:大腸内視鏡検査中に最も多く発見されるポリープで腫瘍)」。良性腫瘍で、がんではありませんでした。検査の際にポリープを取り切れているので「翌年に経過観察の検査を受ければよい」とのこと。とりあえず胸をなで下ろしました。まとめ考えてみると、もう少し早く病院へ行けばよかったと反省しています。腺腫は悪いものではありませんが、がんになることもあるそうです。気になってからすでに2年経過していたので、もう少しそのままにしておいたら大変なことになっていたかもしれません。痛みも特になかったので、検査でしかわからなかったと思います。勇気を出して病院へ行って正解でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。文/木鈴しのイラスト/マメ美著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年02月27日2018年2月、みぞおちの辺りのむかつきと吐き気、下痢が数日間続いていました。私は若いころから胃腸が弱く、おなかの調子が不安定でスッキリしないのはいつものことだったので、この程度なら市販の整腸剤を服用して様子を見ていれば大丈夫だろうと思っていました。しかし症状は一向に治まらず、仕方なく病院へ行くことに。そこで医師が告げたのは、私が思ってもいなかった症状だったのです。症状が悪化し、総合病院を受診当時は職場環境、人間関係によるストレスが多い職場に正社員として勤務しており、心身ともに疲れ切っていました。私は元々精神状態が健康状態に出やすいこともあり、今回のおなかの不調も精神的な不調によるものだろうと軽く考えていました。しかし日に日に症状がひどくなり日常生活にも支障が出て来たため、医師に薬を処方してもらったほうが良いかなと病院へ行くことにしました。普段なら私の体質をよく知る開業医のところへ行くのですが、このときはなんとなくやっかいなことになるのでは……という予感がして、血液検査などの結果がその日の診察時にわかる総合病院へ行くことにしました。総合病院では、最初に採血をしてもらいました。その際、私の顔をまじまじと見た看護師さんに「大丈夫? 脱水症状が出ているようだし、診察室に呼ばれるまで1時間くらいあるのでベッドで横になっていても大丈夫ですよ?」と言われました。自分としては多少だるい感じはあるものの我慢できないほどではなかったので、自分が思うより周囲にはつらそうに見えるのかな? などとのんきに構えていました。まさかそんな大ごとになるとは!その後診察室へ呼ばれ、医師から「血液検査では軽度の炎症反応が出ている程度ですが、念のため腹部エコーもしておきましょう。脱水症状も出ていますから点滴もしましょう」と告げられました。てっきり血液検査をして終了となるだろうと思っていた私は、思いがけない展開にドキッとしつつも、「せっかくなのでこの機会にエコーも受けておくか!」と軽い気持ちで受けることに。ところが、このあと私は医師から驚くべき言葉を告げられることになるのです。「腸の精密検査を受けてください。この状態はまずいです」と医師。どうやらエコーで見た私の腸はかなりむくんでいるらしく、ここまでのケースは珍しいとのこと。もしかしたらまずい病気が隠れている可能性もあるかもしれないとのことで、「一番早くできるのはいつだ……」と言いながら医師が検査室にやや慌てた様子で電話を掛け、「最短で明後日なら空いているとのことです。その日で大丈夫ですか? というかその日に受けてください」と言いました。その後、医師はプリントアウトしたデータに「至急」のスタンプを押しました。私は、その様子に拒否権はないと思い、幸い仕事も休めそうな日であったので了承しました。検査後、小手術を受けることに2日後、大腸バリウム検査を受けました。腸の検査を受けるのは初めてで話に聞いたことはありましたが、検査自体より腸の中を空にしなければならない事前の準備のほうが大変だというのは本当だなと思いました。それでも「この検査で結果がわかり治療が受けられるのなら、さっさと終わらせてしまおう」と思い検査にのぞんだのですが、結果としてこれにて終了とはなりませんでした。「8mm程度のポリープが見つかりました。おそらくこの大きさならまだ大丈夫だろうと思いますが、悪性化が始まっている可能性もあるので1週間後に内視鏡で切除して病理検査に出します。当日は朝10時に入院していただいて病室で検査の準備をして小手術となりますので、一晩入院となります。病理検査の結果が出るのは大体その2週間後です」とのこと。悪性の可能性のあるポリープ、内視鏡で切除、小手術、一晩入院……。ただの腹痛だと思っていたのにとんでもないことになってしまった!というのが率直な感想でした。その日から病理検査の結果が出るまでは、もしも悪性との結果が出たらと思いながらスマホでいろいろと調べては落ち込み、当時はシングルマザーでしたので、最悪高校生の息子をひとり残すことになったらなどと考え、もんもんとした日々を過ごしました。待ちに待った結果がようやく判明。結果は腺腫(せんしゅ:良性の腫瘍)と言われるポリープで、幸い悪性化は見られないそうでほっとしました。ただ、腸内が数カ所ただれているため継続的な治療が必要であるとのこと。原因には生活習慣やストレスも関わっているとのことでした。まとめもともと職場でのストレスが多いことを自覚していた私は、今回のことを通して何より体が大事だと実感し、環境を変えるため転職。それにより体調の不安定さが解消されたこともあり、医師の服薬指導のもと半年後には症状が落ち着きました。正直これほどの大ごとになるとは思っていなかったのですが、これも健康について考えなさいというメッセージであったのだと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。著者/ブルームーン(53歳)30代でシングルマザーになり、50代で再婚。
2023年12月03日私は子宮頸管ポリープの切除を今までに3回繰り返しています。医師によると30〜40歳の出産回数が多い女性によく見られる疾患らしいのですが、どのような経過で切除したのか、痛みはあるのかなど、施術の様子をご紹介します。また、ポリープ以外にも疾患が見つかったのでそのことも含めた体験談をお話しします。47歳で子宮頸管ポリープが見つかる私は3回出産をしています。41歳で3人目を産んで、そのときにかなり体調が悪く肉体的にも限界を感じたので、避妊のために42歳でリングを入れました。リングを入れると定期的に検診があり、5年ごとに新しいリングと交換するのですが、リングの交換の際、つまり47歳のときに子宮頸管ポリープが数個見つかりました。発見された子宮頸管ポリープは5カ所ほど。大きさは2〜3mmでした。私の場合は不正出血や痛みなどの症状はなかったため、自分ではまったく気付いていませんでしたが、不正出血によって子宮頸管ポリープを発見する場合も多いようです。多分、子宮頸管ポリープが小さかったので出血などの症状が出なかったようです。子宮頸管ポリープの切除私の場合の治療は、鉗子のようなもので軽く引っ張るように子宮頸管ポリープを切り取るだけでした。子宮頸管ポリープの切除はまったく痛くありませんでした。入院の必要もなく、時間にして10分程度でした。医師によると、子宮頸管ポリープというのは30〜40歳の、出産回数が多い女性によく見られる良性の腫瘍で、そのままにしておいても悪性になる可能性はほぼないそうです。医師からも「リングの検診の際に切ることはごく普通のことよ。みんなしょっちゅう切ってるの」と言われました。50歳で嚢腫の一種が見つかった私は、エアロバイクと水泳でダイエットをしているのですが、エアロバイクで約1時間、最高速度で走るようにしていました。ところが座り心地が悪くなったのです。そこでまた子宮頸管ポリープかと思ったら、3cmくらいの大きな柔らかい丸いものがありました。基本的には子宮頸管ポリープでは座り心地が悪くなることはないようですが、自然とまた再発かなと思ったのです。しかし、今回は内部ではなく腟の外側です。病院に行くと、嚢腫の一種で水がたまっていると言われました。応急処置として注射器で内部を除去。麻酔もなく10分程度で終わりました。ただし、内部を取り出しても、袋が残っているのでまた水がたまってしまうため、若い医師に手術の可能性も示唆されました。しかし、信頼している老医師は、袋から注射器で取り出す処置を続けるほうが良いと判断していたため、注射器で取り出す方法なら1年ごとに通院するだけなので、3年間はそのままにしていました。しかし、担当医が定年退職してしまい、次の世代の若い医師になり、強く手術をすすめられました。結果、年末にゆっくりできる日を選んで手術。局部麻酔で切り取る手術で、20分程度で終わる簡単なものでした。1時間ほど様子を見てその日に帰宅。手術当日は腰掛けられなかったのですが、2日目からは普段の日常が戻りました。ただし、1カ月は違和感がありました。まとめ普段は友人との会話でも子宮頸管ポリープの話など出ませんから、とても特殊な疾患のように感じました。しかし、かなり多くの人が罹患すると聞いて、また驚きました。これを機に女性特有のがん検診も忘れずに受けています。自分の体をケアをして楽しい還暦を目指したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】外陰部の嚢腫はバルトリン腺嚢胞でしょう。これはバルトリン腺開口部の閉塞で腫れてきます。感染して膿瘍になって痛みが出てくると穿刺(針を刺して内容液などを吸い取ること)、切開などにより排膿の処置をしますが、何も症状がないときはそのまま経過を見ます。この方の場合は、座位で違和感が強いようなので治療の対象となるのでしょう。穿刺吸引して縮小しても再発を繰り返すときは根治手術としてカプセルごと切除します。著者/くり子(55歳)36歳から41歳までに3人の子どもを出産。ヨーロッパ在住。45歳からは学生に。自分のしたいことをするためにケアが大切だと感じている。
2023年10月15日日本人の2人に1人がかかり、3人に1人の死亡原因となっている「がん」。40代、50代になるとさまざまな体調不良が出てきて、ふと「がんかも……?」とよぎることもあるのではないでしょうか。皆さんは女性がかかるがんのうち、死亡原因の1位となっているものをご存じですか? 消化器内科・内視鏡内科医師の里村仁志先生に聞きました。答えてくれたのは…里村クリニック院長里村仁志先生消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 140代から罹患率が上昇するがん国立がん研究センターがん対策情報センターの資料(2015年)を見てみましょう。これは、大腸がんにおける女性の年齢階級別罹患率です。40代から少しずつ増加していることがわかります。女性がかかるがんといえば、「乳がん」が思い浮かびますが、死亡原因では「大腸がん」が1位となっています。「かかるがんでは乳がんが1位なのですが、死亡原因となると大腸がんが1位です。乳がんは触診でわかるので早期発見しやすいのですが、大腸は体内を検査しないと診断できないのも原因の一つでしょう。男性の場合は肺がん、胃がんが高い死亡原因となりますが、女性は喫煙や飲酒がそれほど多くないことが一般的なので、大腸がんが上位になっていると思われます。また、一般的に40代を過ぎると太りやすくなる女性が増えますが、大腸がんは肥満も原因の一つとされています。肥満に至るまでの運動不足や食習慣が大腸がんを誘引していると考えられます」(里村先生)。コーヒーが予防に「この20年で大腸がんによる死亡数は1.5倍に拡大していて、生活習慣の欧米化(高脂肪・低繊維食)が関与していると考えられています。予防としては食習慣の改善、運動習慣など他の病気への対策と変わりはないのですが、女性に関してはコーヒーの飲用に効果があるという研究結果があります」(里村先生)大腸がんとは?それでは、大腸がんとはどんな病気なのでしょうか。「大腸(結腸・直腸)に発生するがんのことを指します。良性のポリープががん化するものと、正常な粘膜から直接発生するものの2種類があります。約85%はポリープががん化するものです。ステージ0、ステージⅠの早期ではほとんど自覚症状がありません。しかし、進行すると血便(便に血が混じる)下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)下痢と便秘の繰り返し便が細くなるといった症状が見られるようになります」(里村先生)進行すると全身に転移「大腸の粘膜に発生した大腸がんは次第に大腸の壁に深く侵入し、やがて大腸の壁の外まで広がり腹腔内に散らばったり、あるいは、大腸の壁の中のリンパ液や血液の流れに乗って、リンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移したりします。転移が死亡原因となります」(里村先生)。大腸がんの早期発見の方法は?年1回の「便潜血検査」が有効早期ではほとんど自覚症状がないとなると、どのように発見できるのでしょうか。「現在、大腸がんの早期発見で最も有効な手段は『便潜血検査』です。健康診断や人間ドックに組み込まれていると思いますが、年に1回、40代を過ぎたら必ず受けてほしい検査です。 普通は便の中に血液は混ざっていないため陰性ですが、血液があると陽性になります。肉眼ではわからない、便に潜む血液を調べることができます。早期治療でほぼ完治大腸がんは早期に治療すれば『治りやすいがん』の一つです。がんが粘膜下層の浅い部分にとどまっている早期がんなら、治療後の5年生存率は9割以上で、ほぼ完治が見込めます。しかも、早期なら負担の軽い内視鏡治療で済みます」(里村先生)「便潜血検査」が陽性=「がん」ではない「便潜血検査」で陽性と診断されたらどんな病気の可能性があるのでしょうか。「検査で陽性が出ても、大腸がんの可能性は数%。ポリープか痔であることがほとんどです。検査で陽性が出た場合、主に以下の病気の可能性があります。ポリープ痔憩室(腸粘膜にできる袋状のもの)潰瘍性大腸炎クローン病細菌性腸炎大腸がんなど検査で陽性が出たら放置せず、必ず精密検査を受けましょう」(里村先生)。陽性反応が出たら必ず精密検査を受けて「一般的な精密検査は、全大腸内視鏡検査または大腸CT検査です。全大腸内視鏡検査とは、いわゆる大腸カメラです。腸を空にした状態で、肛門から直径1cmほどの内視鏡を挿入して、大腸の内部を調べます。ポリープがあればそのまま切除することも可能です」(里村先生)。まとめ大腸がんと聞くと不治の病と思っていましたが、早期発見、早期治療をおこなえば完治できるといいます。一番大切なのは年に1度の「便潜血検査」。これまでさぼっていたという人も、40代になったら必ず受けるようにしたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/里村 仁志 先生里村クリニック院長(埼玉県さいたま市南区大谷口5320-1)。消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
2023年08月10日スイス在住のグラフィックデザイナー・AKITOさんが作画を手がけた本作は、志保(シホ)という女性が子宮ポリープの切除手術を受けた際の体験を描いたものです。産後健診でたまたま子宮内膜ポリープが見つかり、子宮鏡下手術を受けることになった志保さん。手術は無事に終わり、あとは体調を見て問題なければ即日退院となるのですが……。 予定通りに退院! その後の体調は?手術開始から1時間後の12時半ごろに目が覚めた志保さん。看護師さんが体温や血圧を測ってくれ、志保さんの友人に「手術が終わりました」とお迎えのための連絡を入れてくれました。このあとしばらく病室で様子を見て、問題ないと判断されたらこのまま退院となります。 しばらくして、歩けるようになった志保さんは看護師さんから「無料のハートテラピーをしませんか?」と声をかけられます。「ハートテラピーってなんだろう?」と思いながら看護師さんについていくと……。 看護師さんが案内してくれたハートテラピーはハープ奏者による生演奏でした。どうやら、患者さんの癒しのために病院がおこなっているセラピーの一環のようですね。 手術から4時間半が経過した16時ごろ、予定通り許可が下りて志保さんは無事に退院。当日はおなかにうまく力が入らず体を動かすのも大変でしたが、手術から3日後には本調子といえるほどに回復! まだ出血は続いていたものの、志保さんは改めて子宮鏡下手術の負担の少なさや回復の早さに感動したそうです。 その後の病理検査の結果は良性。術後1カ月検診では経過順調と言われ、サクッと診察が終了したのだとか。ちなみに、そのとき志保さんは医師に「今後、ポリープができないよう普段の生活で気をつけることはありますか?」と尋ねてみたそう。すると、医師からは「ポリープができるのは運みたいなものだから、特に気をつけることはないのよ。ポリープができたのは志保さんの生活が原因ではないから、あまり気にしないでね」と言われたのだとか。 手術からすでに2年が経過した2023年5月現在、志保さんに子宮ポリープの再発はないとのこと。もともと産後健診で子宮ポリープが見つかった志保さん。今後も自分の健康を守るためにも、定期検診を大切にしてほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 AKITOさんのイラストは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター AKITO
2023年05月27日スイス在住のグラフィックデザイナー・AKITOさんが作画を手がけた本作は、志保(シホ)という女性が子宮ポリープの切除手術を受けた際の体験を描いたものです。産後健診でたまたま子宮内膜ポリープが見つかり、子宮鏡下手術を受けた志保さん。手術開始から1時間後の12時半ごろに目が覚めて……。 看護師さんに言われ、トイレで下着を確認すると…手術開始から1時間後の12時半ごろに目が覚めた志保さん。看護師さんが体温や血圧を測ってくれ、志保さんの友人に「手術が終わりました」と連絡を入れてくれます。このあとしばらく病室で様子を見て、問題ないと判断されたら即日退院となります。 そんな中、尿意を覚えた志保さんは、看護師さんに歩行を補助してもらいながらお手洗いへと向かったのですが……。 全身麻酔による手術のあとは、麻酔が神経に影響して一時的に体温が下がってしまうそう。志保さんも術後30分の時点では体温が34.8度と低く、全身がブルブルと震えていたそうです。 手術終了から1時間が経過した13時半ごろ、看護師さんに歩行を補助してもらいながら、志保さんはお手洗いへと向かいます。看護師さんに「出血量も確認してきてくださいねー」と言われ下着をチェックしてみたところ、ナプキンに出血の跡はなし。トイレットペーパーに少し血がつく程度で、「子宮鏡下手術ってこんなに体へのダメージが少ないんだ」と、志保さんは現代医療の技術に感心したそうです。トイレから出るときには看護師さんの手を借りることなく、自力歩行にも成功。 その後、飲水も解禁となり、どんどん退院予定時刻が近づいてきます。そんな中、看護師さんから「無料のハートテラピーをしてみませんか?」とのお誘いが。「なんだろう?」と思いながらも、無料と聞かされたこともあり、つい反射で「はい」と返事をしてしまった志保さん。患者さんを癒す目的なのは間違いなさそうですが、ハートテラピーはあまり聞きなれない単語ですよね。もしかしたら、この病院独自の取り組みなのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 AKITOさんのイラストは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター AKITO
2023年05月24日スイス在住のグラフィックデザイナー・AKITOさんが作画を手がけた本作は、志保(シホ)という女性が子宮ポリープの切除手術を受けた際の体験を描いたものです。産後健診でたまたま子宮内膜ポリープが見つかった志保さんは、子宮鏡下手術を受けることに。麻酔医の「では麻酔を入れていきますね〜」の声でいよいよ手術が始まり……。 手術が終了! 体を確認すると…驚きの光景が!人生初、全身麻酔での手術を受ける志保さん。手術前は少し不安もありましたが、麻酔が投与されると数秒で意識が薄れていき、気がつくと手術が終わっていて……。 気づけば手術が終わっていて、オペ室の隣の回復室で目が覚めた志保さん。手術中は麻酔がよく効いていたようで、意識がぼうっとしたまま夢のようなものを見ていたのだとか。 ふと時計を見ると12時半。11時半ごろに手術が始まったので、およそ1時間ほど意識を失っていたことになります。そんな志保さんですが、今の状況を確認するために周りを見回すと、ストレッチャーではなく病室のベッドに寝ていて、病室で着る病衣に着替えさせられていることに気づきます。 「えっ……服着てる。下着もはいてる……」。他の患者さんも数多く対応しているだろうしおそらく見慣れているとはいえ、病院スタッフに裸を見られた上、下着まではかせてもらったことが、志保さんとしてはどうしようもなく恥ずかしかったそうです。 今回、比較的傷の少ない子宮鏡下手術で子宮ポリープを切除した志保さんは、このまま数時間ほど様子を見て問題がなければ、当日の退院が許可されています。看護師さんが志保さんの友人に連絡してくれ、数時間後に車で迎えにきてもらうことに。このまま問題なく退院できるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 AKITOさんのイラストは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター AKITO
2023年05月22日スイス在住のグラフィックデザイナー・AKITOさんが作画を手がけた本作は、志保(シホ)という女性が子宮ポリープの切除手術を受けた際の体験を描いたものです。産後健診でたまたま子宮内膜ポリープが見つかった志保さんは、子宮鏡下手術を受けることに。人生初の全身麻酔に不安を抱きながらも、気づけば手術当日を迎え……。 人生初の全身麻酔は…夫に「全身麻酔ってどうだった?」と尋ねると「ぐっすり熟睡したよ」とのことで、「開腹手術に比べて今回の子宮鏡下手術は体の負担も少ないし、全身麻酔で寝ているうちに終わりそうだな」とホッとした志保さん。ただ、それでも不安はあって、手術当日まではネットで子宮ポリープで子宮鏡下手術を受けた人たちの体験談をひたすら調べていたそうです。 そして、いよいよ手術当日。開始予定時刻を30分過ぎた11時ごろに看護師さんから声をかけられ、志保さんはストレッチャーに乗ってオペ室へ。麻酔医や執刀医に囲まれ、手術に向けて着々と準備が進んでいきます。 前処置室では温かいマットのようなもので全身をぐるっと包まれ、次は点滴のためのルートをとることに。血管が細かったのかうまく注射針が入らず3回ほど失敗したものの、4回目で無事に成功。「正直このときは痛かった」と語る志保さんですが、このあとは麻酔によって眠ってしまうので、痛いのはこれが最後のはずです……! 麻酔医や執刀医も姿を現し、手術に向けた準備が着々と進んでいきます。そしていよいよオペ室の中へ。麻酔医の「準備はいい? ゆっくり麻酔を入れていくね〜」という声かけで、全身麻酔がスタートします。全身麻酔の場合は、マスクから酸素を吸引しつつ点滴で強力な麻酔薬が体内に入ってくることで、ものの10秒ほどで意識がなくなってしまうのだとか。 志保さんも最初の数秒ほどは頭がはっきりしていたようですが、そのうち、視界の中のオペ室の照明がぼんやりとしてきて意識がスーッと薄れていきます。次に目が覚めたときには、手術が終わっていそうですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 AKITOさんのイラストは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター AKITO
2023年05月19日スイス在住のグラフィックデザイナー・AKITOさんが作画を手がけた本作は、志保(シホ)という女性が子宮ポリープの切除手術を受けた際の体験を描いたものです。第2子の出産から3年目のある日、産後健診で子宮内膜ポリープが見つかった志保さん(37歳)。医師に「手術しましょう」と言われ……。 手術前はひたすら検索魔に産後健診がきっかけで子宮内膜ポリープが見つかった志保さん。医師に「良性か悪性かわからないので手術でポリープを取りましょう」と言われ、出産でお世話になった病院で子宮鏡下手術を受けることに。人生初の全身麻酔を体験することになった志保さんが、夫に「去年に全身麻酔したよね? どうだった?」と尋ねてみると……。 ※イラストでは医療スタッフのマスクを省略しています。 人生初の全身麻酔に不安を抱いていた志保さんですが、夫の「全身麻酔をしたときは熟睡だったよ」という言葉を聞き、「手術中に目が覚めたり痛みを感じたりする心配はなさそうだな……」と、少しホッとしたそう。 とはいえ、自分と同じ病気で同じ手術を受けた人たちの体験談はどうしても気になるもの。手術を迎えるまでの間、志保さんは何度もネットで「子宮ポリープ 手術」「子宮鏡下手術 体験談」などと検索しては、不安になったり安心したりを繰り返していたのだとか。 そんなこんなで、いつの間にか手術当日を迎えます。事前に指定されていた通り8時に病院に着いたのですが、体温や血圧の測定などが終わったのが8時半で、あとはひたすら待ち時間。結局、手術開始の予定時刻だった10時半を30分ほど過ぎた11時ごろ、看護師さんからようやく声がかかります。すでに手術着に着替えていた志保さんは、ストレッチャーに乗せられオペ室へと運ばれました。 今回、手術を担当してくれるのは志保さんが出産時にお世話になった先生で、信頼できるそう。手術が無事に成功することを願って、あとは任せるのみですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 AKITOさんのイラストは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター AKITO
2023年05月18日スイス在住のグラフィックデザイナー・AKITOさんが作画を手がけた本作は、志保(シホ)という女性が子宮ポリープの切除手術を受けた際の体験を描いたものです。第2子の出産から3年目のある日、志保さん(37歳)は産後健診のために婦人科を受診。すると、たまたま検査で子宮ポリープが見つかって……。 医師に「子宮ポリープがあります」と告げられ!? 2人目の出産を終えて3年目を迎えたある日、以前より医師から「1年ごとに健診にきてください」と言われていた志保さん(37歳)は、婦人科を受診。その流れで経腟超音波検査を受けたところ、医師から「あ〜……5〜6mmほどの子宮内膜ポリープのようなものがありますね」と、まさかの宣告が飛んできたのです! 「良性か悪性かわからないので手術しましょう」とのことで、あれよあれよという間に手術が決まりました。 子宮内膜ポリープの切除は、「子宮鏡下(しきゅうきょうか)手術」と呼ばれる方法でおこなわれるとのこと。子宮鏡下手術をおこなう際は、まず子宮内部に液体を注入して子宮を膨らませ、膨らんだ子宮内部に向けて子宮の入り口から内視鏡を入れ、子宮内部をモニターで観察します。その後、モニターを見ながら、子宮内膜ポリープなどの病変を電気メスで切開し、摘出します。おなかに傷ができず、術後の回復が早いことが子宮鏡下手術のメリットです。 手術に対して不安を抱いた志保さんですが、出産時にお世話になった顔馴染みの医師が手術を担当してくれることになり、少しだけホッとしたそう。 志保さんが最も気になったのは、人生初となる全身麻酔の効果でした。確かに、麻酔の経験がない方は「手術中に起きることはないのかな? 本当に痛くないのかな?」と不安に思うかもしれませんね。だからこそ、少しでも不安や疑問があるときには、事前にしっかりと麻酔科の医師や執刀医に確認しておいたほうがよさそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 AKITOさんのイラストは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター AKITO
2023年05月12日1人目を妊活中のかこさんは、流産という辛い経験を乗り越え、不妊治療クリニックに通院中。 ある日、クリニックで子宮鏡検査を受けたところ子宮内膜ポリープの疑いがあることがわかり……。不妊治療中の子宮鏡検査で子宮内膜ポリープが見つかったかこさん。タイミング法からのステップアップのために、手術を受けることになりました。 術後は痛みもなく経過は順調! 全身麻酔を打っての手術でしたが、手術中に一度麻酔から覚醒してしまったかこさん。本人は覚醒した自覚もなく、看護師さんから伝えられたときはびっくり! そんなハプニングもありましたが、手術に問題はなかったそう。術後は、腹部の痛みなども感じることなく経過も順調でした。 子宮内膜ポリープをとって、生理に変化があるのかな? と思っていたかこさんですが、生理痛や便秘は改善されたものの大きな変化を感じることはなかったようです。 ともあれ、無事手術が成功して安心! 心おきなく、人工授精へ進むのでした。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※子宮内膜ポリープとは:子宮内膜表面にできるポリープ(腫瘍)のことで、良性のことがほとんどです。大きさはさまざまで、不正出血や過多月経の原因となることもあります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 かこさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かこ1人目妊活中のイラストレーター。稽留流産をきっかけに転職→転職に失敗→結果退職。卵巣嚢腫(両側)、子宮内膜ポリープ手術経験有。インスタグラムで妊活の様子や過去の手術体験談などを発信しています!
2022年11月17日1人目を妊活中のかこさんは、流産という辛い経験を乗り越え、不妊治療クリニックに通院中。 ある日、クリニックで子宮鏡検査を受けたところ子宮内膜ポリープの疑いがあることがわかり……。初めての妊娠で流産を経験したかこさん。結婚前に卵巣嚢腫の手術を受けていたこともあり、妊娠しにくい体だと思っていました。本格的な不妊治療を始めるため、クリニックへ通院することを決意。そこで子宮鏡検査を受けたところ子宮内膜ポリープが見つかってしまったのです……。 不妊治療のステップアップのために… 不妊治療クリニックに通い始め、半年間タイミング法を続けていたかこさん。なかなか妊娠の兆しが見えないため、ステップアップすることに決めました。 そこで、クリニックに通い始めた頃に受けた子宮鏡検査で見つかった「子宮内膜ポリープ」の手術を受けることになりました。 結婚前に卵巣嚢腫の手術を受けたことがあるかこさんは、全身麻酔は3回目。今回の手術では、麻酔の効き目をあまり感じなかったようで、「なんだか効きが弱い気がします……」と看護師さんに伝えると、なんと「もう手術終わったよ」という返答が! タイムワープしたかのような状況に、かこさんも混乱。さらに、看護師さんからは「途中、一度覚醒してたよ」という衝撃の一言が。 幸い、手術の様子がわかるほどの覚醒ではなかったようですが、「こんな出来事は初めて」と驚くかこさんでした。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長) ※子宮内膜ポリープとは:子宮内膜表面にできるポリープ(腫瘍)のことで、良性のことがほとんどです。大きさはさまざまで、不正出血や過多月経の原因となることもあります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 かこさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター かこ1人目妊活中のイラストレーター。稽留流産をきっかけに転職→転職に失敗→結果退職。卵巣嚢腫(両側)、子宮内膜ポリープ手術経験有。インスタグラムで妊活の様子や過去の手術体験談などを発信しています!
2022年11月16日ある日、トイレに向かうと突然の「血便」。大変な病気なのではと心配になりますが、一方で痔と思い込む人も多いそうです。痔の場合と、そうでない場合はどこに違いがあるのでしょうか。消化器内科・内視鏡内科医師の里村仁志先生に聞きました。答えてくれたのは…里村クリニック院長里村仁志先生消化器疾患が専門。2003年獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。★前回:女性は40代から急増!「死亡原因第1位」なのに早期発見で完治率が高い「がん」とは?そもそも血便とは? どうして出るの?そもそも血便はどうして出るのでしょうか。「血便は臓器からの出血が便と混じって出てくるものです。血便とひと口に言っても、出血している部分によって様子が違ってきます。大きくは3種類あります。鮮血便(鮮やかな赤色の血)→肛門や直腸などおしりの出口から近い場所での出血暗赤色便→どす黒い赤色。大腸の感染症やがんなどによる炎症の出血タール便(黒色便)→胃や十二指腸からの出血血便が出たら、色や様子をチェックしておき、医師に伝えてください」(里村先生)。血便から考えられる病気とは血便が出たら、どんな病気が考えられるのでしょうか。「多くは痔かポリープなのですが、主に以下のような病気が考えられます。痔→鮮血便。肛門から少量~多量に出血。直腸ポリープ、直腸がん→鮮血便。肛門から少量出血。結腸がん、感染性大腸炎、虚血性腸炎→暗赤色便。大腸から少量~多量に出血注意すべきなのは、痔の出血と直腸からの出血が同じ鮮血便で、間違えやすいということです」(里村先生)痔と大腸がんの見分け方は?「痔は肛門の周囲に痛みがあるのが特徴です。また、いぼ痔の場合は排便時に飛び出してきます。大腸がんは、ステージⅠの早期までは自覚症状がほとんどありません。痛みがないのに血便が出るときは、大腸がんとは特定できませんが何らかの腸疾患の可能性があります」(里村先生)。血便が出たらどうする?肛門科か消化器内科を必ず受診を血便が出たらどうすれば良いのでしょうか。「肛門に痛みがある場合は痔の可能性が高いですが、自己判断せず、肛門科または消化器科のある内科を受診しましょう。万が一、大腸がんと診断されたとしても、大腸がんは早期に治療すれば『治りやすいがん』の一つです。がんが粘膜下層の浅い部分にとどまっている早期がんなら、治療後の5年生存率は9割以上で、ほぼ完治が見込めます。ですから、大腸がんは早期発見が何より重要です。早期発見には『便潜血検査』が最も有効です。大腸がんは40代から罹患率が増え、女性がかかるがんのうち、死亡原因が1位となっています。年に1回の簡単な検査ですから、必ず受けるようにしてほしいと思います」(里村先生)。まとめ血便=痔という思い込みが、大きな病気を見逃すことになるかもしれません。血便が出たら即受診、そして年に1回の「便潜血検査」を受けて自分の体をしっかり守っていきましょう。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/里村仁志先生里村クリニック院長(埼玉県さいたま市南区大谷口5320-1)。消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
2022年03月30日日本人の2人に1人がかかり、3人に1人の死亡原因となっている「がん」。40代、50代になるとさまざまな体調不良が出てきて、ふと「がんかも……?」とよぎることもあるのではないでしょうか。皆さんは女性がかかるがんのうち、死亡原因の1位となっているものをご存じですか? 消化器内科・内視鏡内科医師の里村仁志先生に聞きました。答えてくれたのは…里村クリニック院長里村仁志先生消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。40代から罹患率が上昇するがん国立がん研究センターがん対策情報センターの資料(2015年)を見てみましょう。これは、大腸がんにおける女性の年齢階級別罹患率です。40代から少しずつ増加していることがわかります。女性がかかるがんといえば、「乳がん」が思い浮かびますが、死亡原因では「大腸がん」が1位となっています。「かかるがんでは乳がんが1位なのですが、死亡原因となると大腸がんが1位です。乳がんは触診でわかるので早期発見しやすいのですが、大腸は体内を検査しないと診断できないのも原因の一つでしょう。男性の場合は肺がん、胃がんが高い死亡原因となりますが、女性は喫煙や飲酒がそれほど多くないことが一般的なので、大腸がんが上位にあがっていると思われます。また、一般的に40代を過ぎると太りやすくなる女性が増えますが、大腸がんは肥満も原因の一つとされています。肥満に至るまでの運動不足や食習慣が大腸がんを誘引していると考えられます」(里村先生)。コーヒーが予防に「この20年で大腸がんによる死亡数は1.5倍に拡大していて、生活習慣の欧米化(高脂肪・低繊維食)が関与していると考えられています。予防としては食習慣の改善、運動習慣などほかの病気への対策と変わりはないのですが、女性に関してはコーヒーの飲用に効果があるという研究結果があります」(里村先生)大腸がんとは?それでは、大腸がんとはどんな病気なのでしょうか。「大腸(結腸・直腸)に発生するがんのことを指します。良性のポリープががん化するものと、正常な粘膜から直接発生するものの2種類があります。約85%はポリープががん化するものです。ステージ0、ステージⅠの早期ではほとんど自覚症状がありません。しかし、進行すると血便(便に血が混じる)下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)下痢と便秘の繰り返し便が細くなるといった症状が見られるようになります」(里村先生)進行すると全身に転移「大腸の粘膜に発生した大腸がんは次第に大腸の壁に深く侵入し、やがて大腸の壁の外まで広がり腹腔内に散らばったり、あるいは、大腸の壁の中のリンパ液や血液の流れに乗って、リンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移したりします。転移が死亡原因となります」(里村先生)。大腸がんの早期発見の方法は?年1回の「便潜血検査」が有効早期ではほとんど自覚症状がないとなると、どのように発見できるのでしょうか。「現在、大腸がんの早期発見で最も有効な手段は『便潜血検査』です。健康診断や人間ドックに組み込まれていると思いますが、年に1回、40代を過ぎたら必ず受けてほしい検査です。 普通は便の中に血液は混ざっていないため陰性ですが、血液があると陽性になります。肉眼ではわからない、便に潜む血液を調べることができます。早期治療でほぼ完治大腸がんは早期に治療すれば『治りやすいがん』の一つです。がんが粘膜下層の浅い部分にとどまっている早期がんなら、治療後の5年生存率は9割以上で、ほぼ完治が見込めます。しかも、早期なら負担の軽い内視鏡治療で済みます」(里村先生)「便潜血検査」が陽性=「がん」ではない「便潜血検査」で陽性と診断されたらどんな病気の可能性があるのでしょうか。「検査で陽性が出ても、大腸がんの可能性は数パーセント。ポリープか痔であることがほとんどです。検査で陽性が出た場合、主に以下の病気の可能性があります。ポリープ痔憩室(腸粘膜にできる袋状のもの)潰瘍性大腸炎クローン病細菌性腸炎大腸がんなど検査で陽性が出たら放置せず、必ず精密検査を受けましょう」(里村先生)。陽性反応が出たら必ず精密検査を受けて「一般的な精密検査は、全大腸内視鏡検査または大腸CT検査です。全大腸内視鏡検査とは、いわゆる大腸カメラです。腸を空にした状態で、肛門から直径1cmほどの内視鏡を挿入して、大腸の内部を調べます。ポリープがあればそのまま切除することも可能です」(里村先生)。まとめ大腸がんと聞くと不治の病と思っていましたが、早期発見、早期治療をおこなえば完治できるといいます。一番大切なのは年に1度の「便潜血検査」。これまでさぼっていた、という人も40代を過ぎたら必ず受けるようにしたいですね。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/里村仁志先生里村クリニック院長(埼玉県さいたま市南区大谷口5320-1)。消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
2022年03月13日長年の便秘や下痢に悩んでいる40代、50代女性は多いもの。でも、そんなおなかのトラブルにまさかの「がん」が潜んでいるとしたら……? 便秘や下痢体質の女性が気を付けたいがんのこと、がんへの対処法について消化器内科・内視鏡内科医師の里村仁志先生に聞きました。答えてくれたのは…里村クリニック院長里村仁志先生消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。40代・50代女性が気を付けたいのは「大腸がん」「正しい排便習慣」が、予防策として治療ガイドラインに明記されているがんがある、と里村先生は言います。「便秘や下痢が症状の一つとなるのは、大腸がんです。女性がかかるがんのうち、大腸がんは乳がんに次いで2位と多くなっています。死亡原因では1位です。大腸がんは良性のポリープががん化するものと、正常な粘膜から直接発生するものの2種類がありますが、約85%は良性のポリープから発生しています」(里村先生)。初期では痛みがほとんどない女性がかかるがんで死亡原因1位と聞くと怖くなりますが、もっと怖いのは、大腸がんが初期ではほとんど痛みが感じられないということ。「大腸の粘膜の表面には知覚神経がなく、痛みが感じにくくなっています。便が通るたび痛みや違和感があっては不快だからです。そのため、ステージⅠまでは痛みがほとんどないことで放置してしまう人も少なくありません。また、大腸がんの主な症状は血便ですが、痔などと思い込んだり、気が付かなかったりして受診しない方もいらっしゃいます」(里村先生)。大腸がんは早期発見が重要!早期に治療すれば「治りやすいがん」の一つしかし、大腸がんを必要以上に恐れる必要もないと里村先生は言います。「大腸がんは数あるがんのなかでも進行が遅いという特徴があります。ポリープががん化するのは1cm以上になった場合で、5mm以下ならがん化しにくいと言われています。大腸がんは早期に治療すれば『治りやすいがん』の一つです。がんが粘膜下層の浅い部分にとどまっている早期がんなら、治療後の5年生存率は9割以上で、ほぼ完治が見込めます。しかも、早期なら負担の軽い内視鏡治療で済みます」(里村先生)。大腸がんの早期発見の方法は?年1回の「便潜血検査」が大切!自覚症状がないのに早期発見をするのは難しそうです。どのようにして見つけ出すのでしょうか?「早期発見には、年1回の健康診断や人間ドックでおこなう『便潜血検査』が大切です。『便潜血検査』は便の中に血液があるか調べる検査です。 普通は便の中に血液は混ざっていないため陰性ですが、血液があると陽性になります。高精度で大腸がんをスクリーニングできます。『便潜血検査』は任意なので、スルーしてしまう方もいるようですが大腸がんは40代以降から増加する病気です。40代を過ぎたら必ず年に1回は受けてほしいと思います」(里村先生)。まとめ皆さんは年に1回の「便潜血検査」を受けていますか? 便秘や下痢の人は指定された日に出なくて提出できなかった、ということもあったのではないでしょうか。後日郵送に対応する病院がほとんどなので、必ず受けるようにしたいもの。特に便秘や下痢に悩む人は必ず受けるようにしましょう。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/里村仁志先生里村クリニック院長(埼玉県さいたま市南区大谷口5320-1)。消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。
2022年03月06日私は若いころからひどい生理痛などで悩み、妊娠ではなくてもよく産婦人科に行っていました。40歳を過ぎてから経血量の多さが気になり、貧血のような症状もあったため、かかりつけの産婦人科を受診。すると子宮内にポリープが見つかり子宮を全摘出することになりました。パンツタイプのナプキンが1時間もたない40歳を過ぎてから、1度の生理が3日くらいで短く終わってしまうことが時々ありました。そういうときは2日目の出血量がひどく、まるで早々に終了するために一気に血を出し切っているかのようです。夜用ナプキンを1時間ごとに取り替えないと、服を汚してしまうほどでした。それでも毎月ではないし、毎年婦人科検診も受けて相談していたので、加齢のせいだろうと思っていました。しかし、忘れもしない43歳の5月の生理は、今思っても異常でした。起きているときは夜用のナプキンでは間に合わないほどの出血で、家の座布団を汚してしまいました。夜眠るときは紙おむつのようなパンツタイプのナプキンをはきましたが、出血が止まらないのがわかるので眠れません。大体丸一日、大量に出血してなんとか治まったのでした。しかし血を一気に出し切ったからか、貧血のような症状も出てきました。さすがに「これは何かの病気なのかもしれない」と思い、かかりつけの産婦人科へ行きました。悪さをしていたのは子宮内のポリープかかりつけの産婦人科で生理の異常を話し、血液検査をしたところ、結構ひどい貧血を起こしていたことがわかりました。併せて子宮頸がん、子宮体がんの検査と、もともと子宮の外側にできていた子宮筋腫の確認もしてもらいましたが、そちらの結果は問題なしでした。しかし貧血の症状が出ていることから、原因を探るためにMRIのある大きな病院で検査をしてもらうことに。紹介状をもらい、人生初のMRI検査を受けました。すると、子宮の中に大人の手の人差し指大のポリープがあることが判明。それが大量出血と貧血を引き起こしていたのです。ポリープがある限り同じことが起こりかねないため、子宮鏡手術(子宮の中に内視鏡を入れて電気メスでポリープを取り除く手術)をすすめられました。ただ、子宮内のポリープは取り除けても、子宮の外にある筋腫はそのままであること、またポリープは再発しやすいことが不安要素としてありました。そして医師からは、「40代以上で出産経験のある方は腹腔鏡手術で子宮を全摘出することも多い」と説明され、どうするのがベストなのかを考えることになりました。次に、子宮を全摘出すると決めて理由をお伝えします。ありがとう、そしてさようなら子宮さん若いころから私は生理不順な上に生理痛がひどく、産婦人科にはよくお世話になっていました。出産後、生理痛は随分軽くなりましたが、30代後半で子宮筋腫が見つかり、41歳のときには子宮の入口に小さなポリープができて取り除いたこともありました。今回、大きなポリープを取り除いても年齢的に再発するかもしれず、子宮筋腫も年々少しずつ大きくなっていたため、思い切って全摘出しようと決めました。女性として子宮がなくなるのは複雑ではありましたが、2人も子どもを産めたし、40歳を過ぎて病気のリスクを抱えたままよりは安心だと自分の気持ちを納得させました。卵巣は残すので更年期症状のようなものは出ないだろうという医師の言葉を信じ、腹腔鏡手術で子宮を全摘出しました。腹腔鏡手術はおなかを切らずに数カ所穴を開けてカメラや手術器械などを入れる、比較的術後の回復の早い手術です。ただ全身麻酔だったので、かなり体力は落ちました。1週間入院して、退院後は3カ月ほど定期的に通院して、経過を確認します。退院後の1週間はあまり動くことができずつらかったですが、1カ月たつころには体力も随分回復し、普段通りの生活ができるようになりました。まとめ私は結果的に手術をすることになりましたが、今は本当に快適な生活を送っています。生理がなくなったことで、毎月のストレスが本当になくなりました。早く受診したことで、手術も軽めのもので済んだようです。そのままにしていたらポリープが増えたり子宮筋腫が大きくなったりして、場合によってはおなかを切ることになったかもしれません。これから加齢によって体のほかの部分にも不調が起きると思いますが、このときの経験を踏まえて、具合が悪くなりすぎないうちに病院に行くことが大切だと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:「子宮がんのリスクが高い?」子宮筋腫が見つかり、子宮全摘を決心【体験談】★関連記事:子宮全摘出後に便秘体質に!腸活生活で心がけていること【体験談】★関連記事:副作用に苦しんだホルモン治療…今は子宮筋腫とうまく付き合う日々【体験談】著者/hereher(45歳)中学2年生と小学3年生の男子がいるお酒と歌を愛する母ちゃん。健康診断で指摘された数値が気になり、近ごろお酒は控えめに。将来元気なおばあちゃんになるため、移動はなるべく歩くよう心がけている。
2021年11月21日私は子宮頸管ポリープの除去を今までに3回繰り返しています。医師によると30〜40歳の出産回数が多い女性によくみられる疾患らしいのですが、どのような経過で除去をしたのか、痛みはあるのかなど、施術の様子をご紹介します。また、ポリープ以外にも疾患が見つかったのでそのことも含めた体験談をお話しします。47歳で子宮頸管ポリープが見つかる私は3回出産をしています。41歳で3人目を産んで、そのときにかなり体調が悪く肉体的にも限界を感じたので、避妊のために42歳でリングを入れました。リングを入れると定期的に検診があり、5年ごとに新しいリングと交換するのですが、リングの交換の際、つまり47歳のときに子宮頸管ポリープが数個見つかりました。発見された子宮頸管ポリープは5カ所ほど。大きさは2〜3mmでした。私の場合は不正出血や痛みなどの症状はなかったため、自分ではまったく気付いていませんでしたが、不正出血によって子宮頸管ポリープを発見する場合も多いようです。多分、子宮頸管ポリープが小さかったので出血などの症状が出なかったのでしょう。子宮頸管ポリープの切除私の場合の治療は、鉗子のようなもので軽く引っ張るように子宮頸管ポリープを切り取るだけでした。子宮頸管ポリープの切除はまったく痛くなかったのですが、2〜3mmと小さかったからで、1cm以上になると痛みを伴うようです。入院の必要もなく、時間にして10分程度でした。医師によると、子宮頸管ポリープというのは30〜40歳の、出産回数が多い女性によくみられる良性の腫瘍で、そのままにしておいても悪性になる可能性はほぼないそうです。医師からも「リングの検診の際に切ることはごく普通のことよ。みんなしょっちゅう切ってるの」と言われました。50歳で見つかった袋私は、エアロバイクと水泳でダイエットをしているのですが、エアロバイクで約1時間最高速度で走るようにしていました。ところが座り心地が悪くなったのです。そこでまた子宮頸管ポリープかと思ったら、3cmくらいの大きな柔らかい丸いものがありました。基本的には子宮頸管ポリープでは座り心地が悪くなることはないようですが、自然とまた再発かなと思ったのです。しかし、今回は内部ではなく腟の外側です。病院に行くと、嚢腫の一種で水がたまっていると言われました。応急処置として注射器で内部を除去。麻酔もなく10分程度で終わりました。ただし、内部を取り出しても、袋が残っているのでまた水がたまってしまうため、若い医師に手術の可能性も示唆されました。しかし、信頼している老医師は、袋から注射器で取り出す処置を続けるほうが良いと判断していたため、注射器で取り出す方法なら1年ごとに通院するだけなので、3年間はそのままにしていました。しかし、担当医が定年退職してしまい、次の世代の若い医師になり、強く手術をすすめられました。結果、年末にゆっくりできる日を選んで手術をしたのですが、局部麻酔で切り取る手術で20分程度で終わる簡単なものでした。1時間ほど様子を見てその日に帰宅しました。手術当日は腰掛けられなかったのですが、2日目からは普段の日常が戻りました。ただし、1カ月は違和感がありました。まとめ普段は友人との会話でも子宮頸管ポリープの話など出ませんから、とても特殊な疾患のように感じました。しかし、かなり多くの人が罹患すると聞いて、また驚きました。私の場合、小さいうちに切除したので、痛みもなく、日常にまったく影響がなかったのはよかったです。これを機に女性特有のがん検診も忘れずに受けています。自分の体をケアをして楽しい還暦を目指したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月14日今月5日に大腸ポリープの切除手術を受けた歌手の和田アキ子(66)が18日、TBS系バラエティ番組『アッコにおまかせ!』(毎週日曜11:45~12:54)に生出演。「きょう13日ぶりに飲む」と宣言した。和田は、「私事ですけど、やっと大腸ポリープが良性という結果が出た」と報告。「きょう13日ぶりに、この放送が終わったら、早飲みであびると飲むんです」とこの日出演のタレント・あびる優と飲みに行くことをうれしそうに明かし、「六本木周辺、気を付けてください!」と満面の笑顔で呼びかけた。共演者からは拍手が起こり、あびるの名前とかけて「浴びるようにね」という声も上がった。和田は、17日に放送されたニッポン放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』でも、「5日に大腸ポリープの手術をして、この間結果が出た。おかげさまで良性の腺腫で、悪性ではなくて心配はない」と報告。医者から2週間飲酒禁止と言われていたが、1日早いきょう18日から飲んでいいと了解を得たことも明かしていた。
2016年09月18日