※本記事は外出自粛要請前の取材をもとに書かれたものですこんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「子連れでおでかけ『周囲の冷たい視線や態度がつらい』夫もわかってくれない…【ココロで読み解く「ママのお悩み相談室」 第4回】」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、子連れに対して冷たい視線を送る人がいても「できることはやっているのだから、自分を責めることはない。頑張っている自分を労ってあげて」とアドバイスさせていただきました。しかし、周りに迷惑をかけないように気をつかっていたら逆に「あなたが周囲に気をつかい過ぎるから、子どもが親の顔色を見ているじゃないか」と知らない男性から叱られてつらかったというご相談です。■質問:周囲に気をつかっていたら「気をつかい過ぎ!」と叱られて…おでかけ先で、周囲に気をつかいながら子どもに声がけをしていたら「あなたが周囲に気をつかい過ぎるから、子どもが親の顔色を見ているじゃないか」と激しい剣幕で男性に言われたことがあります。気をつかっても気をつかわなくても言われてしまう。じゃあどうすればいいのでしょうか。子連れで外出するのは何もなくても本当に苦痛です。■回答:他人の “余計なお世話” で自分を責める必要はありません!周囲の方に気をつかっているのに、逆にそのことを責められるような言葉をかけられたご経験は本当にやるせなかったと思います。まだまだ家の外に出る経験が少なく、その場でどうふるまうべきか理解できない小さな子どもであれば、不安もあって親の顔色を見るのは自然なことでしょう。この男性のような声がけを子連れのお母さんにしてしまう方は、あなたを責めているのではなく、「育児の先輩として、自分がいい(と信じている)ことを教えてあげているのだ」と思い込んでいるのかもしれません。しかし、誰にでも当てはまる育児の正解などありません。その男性の家庭でうまくいったことも、あなたとお子さんに当てはまるとは限りません。ですから、あなたの対応が間違っていたわけではないのです。この男性はあなたを非難したのではなく、有効なアドバイスをしたつもりでいるのでしょうが、どちらかと言えば「余計なお世話」の部類かと思います。ですから、どうぞご自身を責めたり落ち込んだりなさらないでくださいね。■全員が満足する「正しい子ども連れの対応」はあるのかきっかけとなった記事 「子連れでおでかけ『周囲の冷たい視線や態度がつらい』夫もわかってくれない…【ココロで読み解く「ママのお悩み相談室」 第4回】」 には、そのほかにこういったご意見も寄せられています。「しつけのなってない子どもと親が多すぎて困ります。配慮や寛容を求めるくせに、さらに優遇しろだのお前は何様だ。子なしに、仕事でも公共の場でも負担を押し付けるな」「子育て中って子どもを育てている自分たちが最優先されるべきな方が多い気がします。 もう少し周りを見れば迷惑がられないかと。自分を甘やかすより、他人目線を持って見るのもいいかと思います」このように、今回のご相談で登場した男性とは逆の声も上がっています。一方で、子育て真っ只中のママからは、あきらめの声も寄せられています。「母になったら、あつかましくなった。それぐらいじゃないと心が保てないから。できる限りのことはやって、それでもダメなら気にしないようにしています。非難されるかもしれませんが、そうでなければ母親はつぶれてしまいます。迷惑かけてごめんなさいって姿勢だけ忘れなければ、それでいいのではないかと思います」気をつかっても気をつかわなくても、子連れに対する風当たりは強いと感じるお母さんは多いようです。「子育て中の母親はこうあるべき」「自分はこれだけ子育てに工夫したから周りもそうするべき」といったものは、おそらくその親、その子どもの個人的な経験から生まれた「常識」だと思います。しかも、各々「これは誰にも共通する一般的な常識だ」と信じているのです。そういった方は、「育児に対する常識」は千差万別で、他人が自分とは違う考え、感じ方をしているとは認められないのかもしれません。そう考えると、やはりどんなに気をつかい努力したとしても、世の中の人全員を満足させる「正しい子ども連れの対応」は存在しないのではないかと思います。■育児の常識「他人は他人、自分は自分」誰にもイヤな顔をされない、世の中の人全員を満足させる「正しい子ども連れの対応」が存在しないのだとしたら、お母さんが傷つかないためには「相手の考えはそうなのだ」と割り切ることです。子育てのことで何か言われたとしても、あなたと違う意見なら同調する必要はありません。ただ「この人はそう思うのね。私はそうは思わないけど」と認識するだけでいいのです。子連れの外出に悩むのは、他人に対して気をつかう気持ちを持っているからこそです。ですから、自分がやれるだけの対策をしているのなら、あとは何を言われても気にすることはありません。本来であれば、頑張って子育てをしているお母さんが、子どもとおでかけしただけで責められる理由はありません。しかし、余裕のない社会で、人それぞれの考えもあるので、そこまで期待するのはなかなか難しいのが残念ですね。もし、何か非難めいたことを言われたとしても、「迷惑だと感じさせたのであれば申し訳ないです」という姿勢だけ忘れなければそれでいいと思います。文句を言う一人の背後には、口には出さないものの内心「頑張れ!」と子育てママを応援している何十、何百の人がいます。あまり縮こまらず、伸び伸び育児を楽しんでくださいね。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年04月20日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「『夏休み明け不登校』子どもが発するSOS、原因、対処法」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、長期休暇期間と登校期間の生活時間配分などに気をつけながら様子を見ていきましょうとお話ししましたが、今回寄せられたのが、「先生が原因で子供が不登校ぎみになっている場合」に対するご相談です。■質問:先生と合わない我が子「我慢しなさい」と言うしかないのか…小学5年の子どもをもつ母です。4年生までは、なんの問題もなく通っていた学校に、5年生に上がってから登校をグズるようになりました。進級と同時に担任が変わり、子どもにかけるような言葉ではない発言をされる先生で悩んでます。学校にも何度か相談しましたが改善しません。これからどうしていけばいいでしょうか? 子どもに「我慢しなさい」と言いきかせるほかはないのでしょうか? ■回答:まずは子どもの気持ちを受け止め「あなたの味方だよ」と伝える子どもの登校しぶりの原因が、担任の先生にありそうなことはわかっているのですね。では、もし子どもが学校を休みたいと言うならば、一旦気持ちを立て直す意味でも、お休みさせてよいと私は思います。親としては当然心配ですし、不安になる気持ちもあると思います。しかし、まずは「先生が何と言おうと、親は絶対にあなたの味方」ということを子どもに話し、安心させてあげることが先決です。おそらく、子どもは先生の心ない言葉で自信をなくしたり、傷ついているのでしょう。その気持ちを受けとめ癒してあげるほうが、無理して登校させるより大切だと感じます。そして、お母さん自身も一緒にゆっくり休んで元気を取り戻しましょう。■「先生だからといって絶対正しいわけではない」ことを話すでは、これからどうしていけばいいのでしょうか。子どもに「我慢しなさい」と言い聞かせることは、私はあまりおすすめしません。「先生の言葉に納得できないかもしれないけれど、あなた自身が学校で面倒な存在になってしまうから、無理にでも納得すべき」と子どもに我慢を強いてしまうと、「親は自分の味方にはなってくれない」と子どもに不信感を抱かせてしまうからです。子どもには「先生の言うことが、いつも絶対正しいわけではない。だからと言って、間違っているわけでもない。正誤ではなく、それがこの先生の考え方というだけ」と伝えるのはいかがでしょうか。例えば、先生が「男子のくせに、こんなこんなこともできないのか?」と発言したとします。しかし、それは真実でも正しいことでもなく、その先生が「男子=できて当然」と思っているだけ。世界中の人みんなが同じ考えではないのですから、「自分はダメだ」などと落ち込む必要はないのです。この先生が実際はどのような言葉をかけているのかはわかりませんが、おかしいと感じた時「どういうことですか?」「では、どうすればいいか教えてください」と子どもから聞き返すように促してもいいかもしれません。ただし、これは子どもの性格によってできる・できないがあるでしょう。先生の言葉があまりにも感情的な内容であれば、「真に受けなくていいよ」と聞き流すようにアドバイスするのもいいでしょう。本来、「先生」とは人格が優れ、周りのお手本となる存在であってほしいものですが、必ずしもそういう人ばかりが教職を選ぶわけではないのがとても残念ですよね。同じように感じている保護者がほかにもいるかもしれません。目に余る発言が続くようなら、ほかの保護者にも働きかけるなどして、学校へのアプローチは続けたほうがいいと思います。■不登校を防ぐ「反面教師からの学び」と「学校内の逃げ場」かつては、親や先生、上司の言うことを何も考えずに「はい、はい」と聞いていれば一生安泰で、穏やかな老後が待っていると大多数の人が考えていましたし、実際その通りの場合も多かったでしょう。しかし、現在は全く違う世界になりつつありますよね。変化の早い今の時代を生きていくためにも、子どもの頃から自分の頭で考え、行動する力が求められています。そういった力を養う意味で、この先生の言動を教材としてみてもいいのではないかと思います。子どもには「先生にどんなことを言われ、どんな風に嫌だったかをママに話してね」と伝えておき、子どもの言葉にきちんと耳を傾けましょう。子どもが先生の言葉をどうとらえ、それに対しどのような判断を持ったか、自分ならどのように相手に伝えようと思うかなどを聞きます。その子どもの考えを親が認めてあげたり、違う視点を提供したりすることで、子ども自身に自分で考え対応する力がついてくると思います。また、担任以外で、子どもの気持ちに寄り添ってくれる先生を学校内で見つけておくというのもいいでしょう。担任に何を言われても、気持ちをわかってくれる先生がほかにいるという「逃げ場」が学校にあると思えば、子どもも少し気が楽になるのではないでしょうか。今はつらいかもしれませんが、親が笑顔で子どもに「絶対に味方でいるから、あなたは何があっても大丈夫」と伝えてあげれば、子どもも少しずつ自信を取り戻すでしょう。先生より誰より、ママに信頼されていることが子どもにとっては一番励みになりますからね。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年02月20日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「浮気が本気に…不倫に走りやすい夫、3つの条件」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、夫のタイプによって具体的な対処法を挙げて説明いたしましたが、今回寄せられたのは「不倫が発覚したあとの理解できない夫の行動」についてのご質問です。■質問:不倫夫「金銭的制裁を気にしないのはどうして?」不倫をして妻と離婚したいと言い出す夫は、妻から慰謝料や養育費、生活費を請求され、離婚後の自分の生活が貧しくなることを不安に思わないのでしょうか?また、不倫相手も、自分自身も慰謝料を請求されたり、養育費を払い続ける不倫相手と生活していくことを理解しているのでしょうか? とても不思議に思ったので教えていただきたいです。■回答:「今」しか見えない男性、「将来」を見通す女性男の子と女の子の育て方の違いでよく話題になることですが、男性は「今だけ」「一つのことに集中」するタイプが多い傾向にあります。ですから、ゲームをやりだすと「まだ寝ないの?」と話しかけても気づかなかったり、「洗たくしながら料理する」というように同時に2つのことをやるのが苦手だったりします。男性の浮気や不倫はバレやすいとよく言われるのは、この気質に起因しているように思います。頭では「隠そう」と考えていても、気持ちは恋愛モードに支配されていますから脇が甘くなりがちです。例えば、携帯電話。夫は24時間いつでも不倫相手と連絡をとりたくなり、一応家では隠れてメッセージを送りますが、携帯を肌身離さず持ち歩いてしまいます。そして、妻に「普段そんなことしないのにおかしい」と疑われてバレるのです。特に不倫相手との恋愛に気持ちが集中している時期は、それ以外のことにあまり気が回らなくなりがちです。ご質問の「離婚後の自分の生活が貧しくなることを不安に思わないのでしょうか?」にお答えするとしたら、恋愛が盛り上がっている時には、そんな先々のことまで考えがおよばないので、夫はさほど不安を感じていないのでしょう。それは、妻に不倫や浮気がバレた時の反応にもよく表れています。逆ギレしてすぐ「おまえとはもう離婚する」と宣言する男性は多いのですが、今の「恋愛が楽しい気持ち」に従い勢いで言っただけというのがほとんど。その証拠に、すぐ離婚の手続きに入る男性は少ないようです。逆に、本気で離婚を考えている場合は、手続きの煩雑さや財産分与、慰謝料、養育費といった具体的な部分まで見越して不倫をするでしょうから、すぐに離婚の話し合いに入るでしょう。■不倫夫「時間の経過とともに現実の問題が見えてくる」最初は勢いもあり不安など感じていない男性であっても、不倫の期間が長くなったり、バレて妻ともめ出すとだんだん「離婚で直面する現実」が見えてくるものです。男性は「妻に愛情はなくても離婚の手続きは面倒だし、子どもはかわいいと思っている。かと言って不倫相手も失いたくない」というのが本音なので、どちらにも思いきれず、ズルズルと時間を引き延ばすケースが多いようです。自分からアクションを起こして、どちらかから悪者扱いされるのもイヤという思いもあるでしょう。もし、本当に離婚の意志があれば、きちんと妻と話し合いをしようとしますが、だいたいは家を出て別居するくらいで、一番解決しなければいけない問題からは逃げて時間稼ぎをしてしまいがちです。■浮気相手「女性はより現実を見据えている」では、不倫相手の女性はどうでしょうか。今までのご相談から受ける印象ですが、以前は女性が後先考えず「とにかく早く離婚して自分と結婚して」と男性に迫るケースが多かったように感じます。しかし、最近は既婚女性の不倫相談も増えていることもあり、女性のほうが恋愛を楽しみつつ冷静な対応をしている傾向があります。「自分の置かれている立場を理解している」女性が多く、慰謝料請求のリスクや、養育費の負担がありうることも想定しています。そのため、気持ちをコントロールしつつ「自分はこの男性と最終的に結婚したいのか」ということを常に考えているので、付き合って行きたいけれど結婚は望まないと線引きをする女性が増えています。不倫相手がそういったタイプの女性だと、熱を上げた男性が離婚を決意した途端に別れを告げられ、両方を失うというケースもありますし、離婚しても結婚せずに同じ距離感でお付き合いを続けることも多いようです。もちろん不倫や離婚は個々の事情で異なるので、ご紹介した結果に必ずなるというわけではありません。今回は、個別のお悩み相談ではなく、読者の方が感じた疑問からのご質問なので、今までのカウンセリング経験を踏まえたうえで一般論としてお答えいたしました。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年01月20日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫にイライラ『もう口もききたくない』帰省や旅行で夫を嫌いにならない方法」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、事前に夫と役割分担を明確にしておくことや、旅支度をラクにする方法などについてお話ししましたが、今回寄せられたのが、生活面での夫との役割分担に悩むママからのご相談です。■お悩み:夫は逆ギレ「育児も家事も私ばかり…」育休が明けてから、夫とケンカばかりです。初めての育児、頼れる親も近くにおらず、育休中から「休みが明けたら協力が必要」と協力を仰いできたのですが、夫は自分から知ろう、考えよう、動こう、とはせず、頼んだ事は面倒くさそうに応じる始末。結局、育休明けから思うように動いてくれず、イライラが募ってチクリと言っても、本人なりにはやっているつもりらしく、逆ギレされて終わるだけ。もっと建設的に話し合って夫を動ける人間にしたいのですが…子育てと家事と仕事と、夫育てまでは疲れてしまいます。■回答:女性と男性「親になるスピード」が違う初めての育児でただでさえ不安なのに、頼れる親が近くにいないうえ、さらに仕事にも復帰。体がいくつあっても足りないと思えるような状況ですね。こんな時こそ、一番身近な夫を頼りたくなるのは当然でしょう。しかし、肝心の夫が思うように動いてくれずイラ立ちが募っていらっしゃるのですね。「女は弱し、されど母は強し」とはよく聞くフレーズですが、女性は妊娠がわかると、比較的すんなりと「親になる」覚悟を受け入れるように思います。自分の体の中で新しい命が育っているという感覚が、親としての自覚を促すのかもしれませんね。一方、男性はこのような感覚を経験できないからか、頭では「親になる」ことを理解したつもりでも、女性の受け止め方とは違う方が多いように感じます。その部分があいまいなまま子どもが生まれて育児がスタートすると、どうしても負担が多くなる女性がイラついてしまう事態が起こりやすいのではないかと思います。■「夫とは、父親とは」を押し付けていませんか?あなたが育児に協力的ではない夫に怒りを感じるのはごもっともです。もしかすると、あなたの心のなかでは「育児に奮闘している妻を率先してサポートするのが良き夫である」といった、確たる「理想の父親像」があるのかもしれません。また、自分自身にも「良き母親であること」を求め、そうなるために「家庭はこうあるべき」といった思いが強いのかもしれませんね。それ自体は正しいことですが、いったん立場を逆にして考えてみませんか? つまり、自分が夫になったと思って、現在の自分を眺めてみるのです。ご相談の文面に「建設的に話し合って夫を動ける人間にしたい」とありますが、これはあなたが夫に対して「自分の思う通りに動いてくれ、家事育児を手伝う人になってほしい」と望んでいる印象を受けます。ということは、もしかすると夫も同様にあなたのことを「もっと家事育児がテキパキできる、動ける妻になってほしい」と思っているかもしれません。2人とも建設的な関係を望んでいるのは同じかもしれませんが、夫には夫なりの考えがあるように感じます。例えば、夫は「子どもにはお金がかかるから、自分はどんどん仕事を頑張って稼ごう」と考えているかもしれません。だとしたら、そうやって頑張って家に帰ってきたのに、イライラした形相で待ち構えた妻が育児の手伝いを強要してきたら、やるべきとわかっていてもウンザリした顔になってしまうでしょう。子どもを頑張って育てようという思いは同じでも、頑張るポイントが夫婦で違っているというのはよくあることです。そこに気づかない妻は、疲れて家で積極的に動けない夫を見て、ただただ怒りばかりが募るでしょう。上記は、あくまで想像の話なので、あなたの夫がこの通りとは限りません。ただ、自分のなかの「理想的な夫・父親像」をいったん脇に置いて、夫の家庭に対する考えをあらためて聞いてみてはいかがでしょうか。■夫をキレさせない「妻ができる働きかけ」自分の考え方を省みると同時に、夫への働きかけでできることも考えてみましょう。ご相談には「夫は自分から知ろう、考えよう、動こう、とはせず、頼んだことは面倒くさそうに応じる」とありますが、普段毎日の家事育児を行っていて、やるべきことの流れを掌握している妻に比べ、夫はおそらく家事育児の全体像が見えていないのではないでしょうか。そのため、どんな時にどんなサポートが必要かを即時に理解できず、その様子にイラつく妻を見てさらにやる気を失ってしまっているかもしれません。そこで、手伝ってほしいことを可視化するために、現在家事や育児でやっていることをすべて書き出してみましょう。それを、以下の3つに振り分けてみます。1.今は無理せずやめてもいいこと2.夫が取り組みやすいこと3.外注(家事代行や出前を取るなど)できること家事、育児の全体像が見えていない夫としては、どこまで手伝えば妻の気がすむのかわからずウンザリしている部分もあるかもしれません。夫は家事育児を可視化してもらえたら自分に何ができるのかはっきりしますし、妻も「これだけやることがあって大変だから、夫の手を貸してほしい(もしくはお金を出してほしい)」と主張しやすくなるでしょう。■夫婦でも違って当たり前「焦らずにゆっくり親になっていく」親になるということは、夫にとっても妻にとっても、人生の方向性や価値観が変わるほどの大きい経験だと思います。最初からうまくいくことばかりではありません。育児を通してお互いの考え方の違いを発見することも多いでしょう。夫婦2人の違いをすり合わせしながら、焦らずゆっくり親になっていきましょう。将来「あの時は大変だったね」と笑いあえる夫婦になっていることを祈っています。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年12月06日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「この毎日、いつになったら終わる…? 子育ての閉塞感から抜け出すためには」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、育児にも小さい目標を設定して、それを励みに日常をこなしていきましょうとお話しましたが、今回寄せられたお悩みは、「外出時の楽しみを小さな目標に設定したいけれど、子連れに対する世間の冷たい態度がつらい」というママからのご相談です。■お悩み:子連れでおでかけ「世間の冷たい視線や態度がつらい…」ランチの約束をする、スイーツを買って帰る…。もしできたなら、ちょっとした気分転換になってホッとできるでしょう。でも、現実にこれをできる人がどれだけいるでしょう。ランチに行くために、もし電車に乗ったら…「ベビーカーが邪魔だ」「子どもの泣き声がうるさい」と言われ、車両に乗り込むだけで、そこの空気がかわります。また、移動するにも「ノロノロ歩くな」と言われ、お店にやっとたどり着いても、ほかのお客さんの目や声が気になって…。帰宅したらどっと疲れが出て、そして家事。夜遅くまで仕事で、時には付き合いで夜中に帰る夫。片付いていない部屋に嫌な顔をされ…。もう、外出することすら嫌になります。■回答:感じ方は人それぞれ「味方は必ずいる」と信じ、自分をいたわる子育て中のママに向けられる「他人の冷たい目線」に対するやるせなさ、失望、腹立ちは実際経験しないと理解できないものかもしれません。実は私自身、出産前は子どもの泣き声や騒ぐ声が苦手でした。そんな私が子育てをする側になった時、他人が子連れに対してどう感じるかわかっているだけに、外出から帰宅するとどっと気疲れしていました。しかし! どんなにこちらが気をつかっても、冷たい対応をされることは多々ありました。レストランで「ほかのお客様からクレームが出ていますので」と言われ、雨の中、レストラン外の軒下で子どもをずっとおんぶしてなんとか寝かせようとしたり、私たちの席のそばを通りがかりに「出ていけ!」と言う人もいたり。もちろん、私のいたらないところもあったと思いますが、「子どもなんてこんなものでしょ!」と開き直った態度をしていたわけでもないのに…と、とても悲しく本当に外出するのが嫌になった時期はありました。このように、私自身及び周りで見聞きした経験から思うことは、どんなに用意周到に対策を講じたとしても「子連れママ」に向けられる非難の目は避けられないことがあるということです。それが良いか悪いか、正しいか正しくないかではなく、他人の感覚や感じ方は人それぞれです。そのため、あなたに非がまったくなかったとしても、残念な対応をされる可能性はあるということ。ですから、どうぞご自身を「周りに迷惑をかけてしまうダメな母親」などと思わないでくださいね。■子連れママに冷たい視線を送るのは2タイプ子連れママに対し厳しい視線を送るタイプの人は、大きく分けて2種類あると思います。ひとつは、周りへの気配りに欠けた子育てママからなんらかの迷惑を被った経験があり、子ども連れのママというものに悪印象を持ってしまった人。もうひとつは、子どもそのものが嫌いという人です。もしこのようなタイプの人たちに外で出くわしてしまったらどうしましょうか。まずは「ここでは静かにしようね」などとあえて大きめの声で子どもに語りかけるなど、オーバーすぎるほど「周囲に気をつかっている」ことをアピールしましょう。前者のタイプは「気づかいのない無神経なママ」に苛立つので、一生懸命子どもに対応している様子を見せれば、あからさまに責めてはこないと思います。後者の子ども嫌いタイプはこちらのアプローチや努力だけで回避することは難しいので、にらまれたり文句を言われたら「すみません」と対応しつつ、「やれる努力はしているのだからどう思われても仕方ない。世の中はいろいろな人がいるのだから」と心の中でつぶやき、自分の気持ちを守りましょう。こういった人たちの態度や言葉をつらく感じるのは「子どものしつけがちゃんとできない」「こんな場所に子どもを連れてくるなんて非常識だ」と一方的にダメな母親だと責められている気がするからではないでしょうか。しかし、どんなしつけをするか、子どもをどこに連れていくかは、それぞれのご家庭の判断です。自身を省みることはあってもいいですが、自分はダメだと落ち込むことはありません。■自分で自分をねぎらって欲しいご相談内容を読む限り、私はあなたの一番の思いが「自由に外出できるようになりたい」ことではなく、「育児を頑張っているのに、夫を含めた周囲の人に理解されないどころか、非難されてしまうつらさをわかってほしい」ことではないかという印象を受けました。でも、あなたのつらさ、頑張りはあなたが一番わかっているはずです。それなのに、外出先で遭遇した心ない人や夫からの理解のない態度にダメな母親と責められていると思い込んでいるのではないでしょうか。だからこそ、あなたには「自分で自分をねぎらう」ことを習慣にして欲しいのです。もし、外出することで心がふさぐようなら、無理におでかけする必要はありません。例えば「水曜の午後は必要最低限の育児以外しない」と決めて録画したドラマを観たり、SkypeやLINEのビデオ通話などでお友だちとおしゃべりしたり、SNSを利用して同じような悩みを抱えるママを見つけたりするのもいいでしょう。また、本当に予定も何も決めずに、思う存分お昼寝をするのもおすすめです。育児に家事に頑張っている自分を、徹底的に甘やかしてねぎらうのです。口うるさい夫には「最近体調がすぐれないから家事ができなかった」と言って家事をさぼってもいいでしょう。そうしてでも、自分にはやさしくしてあげてください。■理解してくれる人を信じる、味方にするもし、あなたが思いきって子どもと外出した時、冷たい視線を送られることがあったとしても、周囲の人全員があなたの「敵」となるでしょうか?おそらく周囲を気づかうことができるあなたに対して、100人が100人全員、不快だと感じることはありません。言葉には出さなくても、「頑張って!」「大丈夫だよ」と応援してくれる人が大多数ではないでしょうか。あなたが感じるつらい気持ちを理解できる人は(私も含め)必ずいますから、「頑張っているのにわかってもらえない」というネガティブな気持ちをひとりで抱え込まないでくださいね。自分の頑張りに対して、自分でごほうびをあげる習慣を身につけていきましょう。例えば、お散歩ついでにコーヒーをテイクアウトして、公園で子どもを遊ばせつつゆっくり飲むといったささいなことから始めてみてはいかがでしょうか。そうやって、少しずつ行動範囲を広げながら、自分自身をねぎらうことを楽しめるといいですね。いかがでしたか。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年10月13日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫の愚痴 甘え? それともモラハラ? やってはいけない妻の対応」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、夫から愚痴をぶつけられる妻側の立場に立ってお話しましたが、今回寄せられたお悩みは、子どもに対する注意の仕方について、妻から責められてしまう夫からのご相談です。■お悩み:モラハラ妻? 子どものしつけで責め立てられる夫小5男の子、高3女子、21歳社会人、そして妻の5人というごく普通のサラリーマン家族です。よく生活の中で、子どもに「また靴直していない」「また湯沸かしのスイッチ切ってないな」「ゴミが落ちてるのに見て見ぬふりか」など、小言のようなことをついつい言ってしまいます。そのため、ちょっと妻と口げんかになった時には「あなたもたまに同じことをしているんだから、人のこと言える立場じゃないでしょ」と昔の失敗などいくつも掘り返してきて責め立てられます。でも、だからといって注意しなかったらしなかったで「なんで注意しないの?」「子どもたちに関心がない」などと責められます。どう対応したらいいでしょうか?■回答:子どもを通して自分が責められているように感じる妻普段、仕事で忙しいお父さんが、これほど日常生活の細かいところまで注意できるというのは、関心がないどころか逆によく子どものことを見ている方だと思います。しかし、せっかく子どもに良かれと思って言っているのに、妻からそれを否定されて、どうしたらいいのかわからなくなってしまう気持ちも理解できます。人工知能研究者、脳科学コメンテイターで『妻のトリセツ』(講談社+α新書)著者である黒川伊保子さんによると、女性脳の中では一定程度の体験記憶が「心の動き」と共に格納され、それをトリガー(引き金)にして、過去の類似体験を瞬時に引き出すことができるそうです( 「俺のごはんは?」育児でヘトヘト妻の“怒りの地雷”を踏む夫の一言【夫にイライラするのはどうして? 脳から科学する“妻のトリセツ” 第2回】 参照)。もしかすると妻は、かつて夫が子どもと同じ行動をとってイライラした記憶を、夫との口げんかを引き金に思い出したのかもしれません。または、子どもが叱られていることを妻自身も苦手と感じていたり(例えば、妻もスイッチを切り忘れるなど)、きちんと子どもをしつけできていないと遠回しに夫から責められているように感じて、反発したくなったのかもしれません。■夫と妻では大きく違う「注意したいポイント、注意してほしいポイント」夫が困惑してしまう原因の一つとして、妻が夫に期待している「子どもを注意するポイント」と、夫自身が「注意したくなるポイント」におそらくズレがあることが考えられます。もしかすると妻は「夫は外でいろいろな世界を見ているのだから、子どもには細かい日常のことより、将来についてなどもっと大局的な視点で話をしてほしい」と考えているのかもしれません。しかしそうであったとしても、その妻の不満をけんかの際にいきなり持ち出され、過去の失敗まで引っ張り出されると、夫もいい気はしませんよね。「それならもう注意しない!」と言いたくなる気持ちもわかりますが、そこでグッとこらえて「だったら、どういことを注意してほしいと思っているのか」と妻に問いかけてみてはいかがでしょうか。子どもを注意するポイントにズレが生じていることでもわかるように、何を一番大事にして子どもを育てるのかという点が夫婦間で共有されていないように感じます。普段からお互いの考えを伝えあうコミュニケーションが不足しているのかもしれませんね。■「子どもがどうあってほしいか」夫婦で意見を共有する子育てに絶対の正解はありません。これを良い機会ととらえ、今一度、夫婦で「子どもたちにはどう育ってほしいか」「そのためにどういう働きかけをするか」を話してみてはいかがでしょうか。そのうえで、例えば勉強への姿勢や習い事、進学など、将来に関することは父親、日常の生活習慣やマナーについては母親というように、子どもに対する責任分野を2人で分担してはいかがでしょうか。それぞれの範囲で意見が違うところについては、話し合って決めていくといいでしょう。子育ては自分自身の価値観がダイレクトに反映されるものです。夫婦で話し合う過程で、お互いの考え方に新たな発見がみつかるかもしれません。それに気づくことで理解が深まり、夫婦としてより良い関係になれるように思います。いかがでしたか。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年08月29日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがお片付けをしない」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは3つです! 1)お片付けの必要性を伝える2)片付けを面倒にしない3)言っただけで放置しない お片付けの必要性を伝える「お片付けしなさい!」と怒られるからやっているだけだと、怒られないためのお片付けになり、当然ながら習慣化はされません。 年齢に合わせて「おもちゃお家に帰れなくて泣いちゃうよ。えーんえーんは可哀想」「次遊ぶときに使いたいおもちゃがすぐに見つかった方がいいよね」といった内容で、お片付けをする理由・メリットを伝えると良いです。 反対に「お片付けしないとおやつあげないよ!」といった脅し文句を使ってしまうと、ますます「お片付け=嫌なこと」と認識されてしまうので、そこは意識した方が良いと思います。 お片付けを面倒にしないそもそも子どもにとってお片付けというのは、好きな遊びを中断しなければならない悲しいものです。そこに面倒臭さが乗ってくると、そりゃあお片付けしなくなります。 まず思い浮かぶ面倒臭さは「お片付けする場所が分類され過ぎている」ということが挙げられます。「お人形は棚の上」「お人形のお洋服はカゴの中」「電車のおもちゃ本体はカゴ、でも線路は別の箱の中」といった具合に、大人は「この方がわかりやすいだろう」と思っていることが、子どもにとっては覚えにくく面倒なんです。 お片付け先を間違えたときに「何でここに電車が入ってるの?」なんて言われた日には「もうやりたくない」となるのは十分理解できます。 まずは、「大きめの箱を1つ用意する」ことをオススメします。とりあえずは「もうこの箱の中にさえ入れてくれればいいよ」というところから始めると、「ここに入れるだけなら簡単にできる」と子ども自身がお片付けに関心を持ちやすく、もちろん達成しやすいので、褒められる機会も増えてポジティブな感覚を持てるようになると思います。 それがきちんとできるようになったときに初めて、箱を2つ、3つほどに増やし「お人形はこの箱に入れてね」「電車はこっちね」と分類することを学べるようにすると非常にスムーズです。 それもできるようになったら、「棚の上」「カゴの中」と少しずつお片付け先を増やしてみてもいいと思います。その際、できればお人形を置く棚には「お人形の写真」、電車をしまうカゴには「電車の写真」を貼ってあげると、よりわかりやすいものになるので工夫なさってみてください。保育園ではよくこの手法を使います。 言っただけで放置しない「お片付けしなさい!」と言うだけで放っておくと、子どもはやりません。習慣化されるまでは、最低3つだけでも一緒に片付けてあげましょう。 それでも捗らなければ両手に1つずつおもちゃを持ち、「これとこれ、どっちから片付けてみようか?」と“選択”できるようにしてみてください。「こっち!」と案外乗ってくれます。あとはありがちですが、「どっちがたくさん片付けられるか競争ね!」とゲーム性を持たせるのも良いです。 「できて当然」と思われがちなお片付けですが、大人でさえできない人は多いです。押し付けたり、急かしたりするのではなく、“じっくりと教える”つもりでいくと、大人側のストレスも減って良いと思います。何より大切なのは「お片付けする大人の姿」を飽きるほど見せることです。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月09日ウーマンエキサイトをご覧のみなさんこんにちは!龍たまこです。今回は、体験記事となります。普段生活している中で、育児や仕事、夫との関係、人間関係などいろいろ悩みが出てきますよね…。わたしも、ちょっと最近疲れがたまっておりました。エキサイトの「お悩み相談室」!実はわたし、昔少し心理学やカウンセリングを学んだことがありましたので! こちらのサイトの存在は知っていました。ですが、利用するのは初めてです…!先生によって料金設定も違いますし、プロフィールも細かく書いてありますので、じっくり読んで自分に合う先生を探すと良いと思います!※予約は思ってたより簡単でした♪ どんなカウンセラーの先生がいるかチェックしてみよう! ホントは前もって「子育ての悩みが~」とか、「夫の健康管理が~」とかそういう悩みを相談するつもりだったのですが…先生の話しやすい雰囲気に安心したのか「むしろこっちが本音だよね」っていう部分がサラ~と出てきてしまいました(笑)わたし、完全にノックアウト…!(人間図星を突かれると言葉が出ないものです)(よくクソ真面目だって言われるんです…うう…)仁科先生の経験に裏打ちされた言葉のなんという説得力よ…!!とても気さくで話しやすいのに、ガンガンに胸に響きます…!仁科先生には「これで体験記事書くんです~」って前もってお伝えしてまして、電話を切るとき「しまった!!楽しく話してしまったけどこれ記事にできるだろうか」と一瞬焦ってしまったんですよね。そこで「適当でいいんです!!」という先生のダメ押しの一言…すっかり先生のファンになりましたよね(笑)同じようなタイプの夫を持つ主婦の皆さん…大丈夫!!意外とバレません!(笑)今回相談してみて一番よかったのは自分の考え方のクセのようなものを客観的に整理できたこと!自分のクソ真面目なところとか、正直でありたいと思いすぎるところ。これは決して悪いところじゃないんだけど…もっと器用に適当にその場しのぎで生きてもいいんだということを先生に教えていただきました。そして、仁科先生のような人気カウンセラーさんはアドバイス内容が的確なのはもちろんのことそのお人柄というか、パワーというか、言葉にこもったエネルギーのようなものが本当に凄い!!ということを実感しました。エキサイト相談室には仁科先生のほかにも人気カウンセラーさんがたくさん在籍しています。ちょっとした悩みでも丁寧に聴いてくださいます。1人で抱えないで、こういったサービスも是非使ってみて下さいね♪ 悩みを解決に導く専門家に相談してみませんか?「エキサイトお悩み相談室」はこちら
2019年08月07日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがおもちゃやお菓子がほしいと言う」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは2つです! 1) 欲しいのではなく好きなだけ2) 理由を聞く 欲しいのではなく好きなだけ特に年長さんより前の子どもはそうですが、「欲しい!」と言ったからといって本当に欲しいと思っているかというと、そうでもありません。信じられないことかもしれませんが、「自分はこれが好きなんだ〜」と伝えているだけのことが多いです。 語彙力が足りない、たったそれだけのこと。 「そんなのいらないよ!」「ダメ! 買わないよ!」と言われてひどく怒ったり、泣きわめいたりするのは「これ好き」「見て! 素敵だよね」といった意味を込めて言った「欲しい」を全否定されているからです。 まして、ママやパパといった普段は自分の気持ちを受け止めてくれる存在の人が、自分の価値観を完全否定してくるのですから、これほど悲しいことはありません。 なので、必要な対応としては「お〜! それいいね」「ママもこれ素敵だなぁと思ったよ」と肯定的な言葉をかけるだけで十分。きっと子どもは「うん!」と満足な顔を見せてくれるはずです。 理由を聞く「どうしてそれが欲しいと思ったの?」と理由を聞くことも効果的です。ただなんとなく欲しいではなく、必ず理由を聞くようにすると、子ども自身も不必要なものを分別できるようになっていきます。 園の保護者から聞いたエピソードでは、お菓子をねだった息子さんに「どうして欲しいの?」と聞いたら「だってママお菓子好きでしょ? 僕と一緒に食べたらおいしいよ」と言われて納得し、買ったと言っていました。 その後、これを常套手段に使われると思っていたら、思いの外言ってこず、「きちんと考えているんだなぁと感心しました」とも。 子どもは子どもなりにいろいろ考えていますから、「理由を聞く」ということも大事ですね。やっかいな外出先での「これほしい!」、ぜひ一度見方を変えてみてはいかがでしょうか。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月02日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「夫、いらないかも…? 妻が見切りをつけたくなるとき」 という記事に寄せられた「夫や義母に対して爆発寸前」というお悩みです。■お悩み:収入もない、家事もしない夫「もう爆発しそう」結婚する際に、夫が起業しました。以来、12年間、夫からの生活費は年間50万円程度です。私の収入で生活ができるのですが、家事も手伝い程度しかしないのに、夫が私の行動を制限します。自分はゲーム仲間と遊びに行くのに、私が仕事で出かけると不満を言います。姑は、私を「わがままな嫁だ」と言います。私は「誰のおかげで生活できているんだ!」と爆発しそうです。誰に相談したらいいでしょうか?■回答:夫婦それぞれ「見ている方向」が違っている?旦那様が起業してから12年。それ以来、生活費が月4万円少々しか渡されていないとのことですが、旦那様は起業があまりうまくいっていないのでしょうか。それとも奥様の収入に甘え、自分自身のためだけにお金を使ってしまっているのでしょうか。いずれにしても「夫婦」という運命共同体のグループにおいて、お互いが見ている方向が違うように感じます。また、旦那様は家にお金を入れないうえに、家事にもさほど協力的ではないようですね。家事を手伝わない男性というのは、結婚前からその予兆があります。次のようなタイプは、「女性は家のことをしたり、自分の世話を焼くのが当たり前」と思っている傾向が強いように感じます。・女性に何かしてもらっても感謝の言葉をかけない。・合理的で効率重視の考え方をする頭の良いタイプ。・母親が世話好きで、何かと手を出してしまう。・父親が亭主関白で、男尊女卑的な態度を見て育っている。旦那様も結婚前からそういう面があったのでしょうか。だとするとますます同じ方向を向いて生活するのは難しいかもしれませんね。■妻に依存する夫 「あなたに見捨てられるのが怖い?」旦那様は、自分は遊びに出かけるのに、あなたが仕事に出かけると不満を言うとのこと。もしかすると夫は、仕事を通じてあなたがいろいろな人と会うことにより、「妻が自分(夫)のいたらなさや情けなさに気づいてしまい、ついには自分を見捨てるのではないか」と危惧しているのかもしれません。夫本人は気づいていないでしょうけれど、12年間も生活費を年間50万しか渡さず、かといって家事もせず今まで過ごしてきたということは、経済的にはもとより精神的にもあなたに依存している状態であるように思われます。そのような夫をかばうような発言をする姑も、間接的にあなたを頼っているのでしょう。あなたのことをわがままだと責めているようですが、言葉の裏には「あなたがいなくなっては困る」という気持ちが隠れているような印象を受けます。■怒りを出し切ったあと「今、自分はどうしたいか?」あなたのご相談は「誰に相談したらいいか」ということですが、まずは「今」あなたは現状に対してどうしたいと考えていらっしゃいますか?ご相談の内容を字面だけで追えば、真っ先に旦那様に相談(というより抗議)するべきでしょうけれど、おそらく何らかの理由でそれができないから悩んでいらっしゃるのかなと感じるのです。たとえば「今」あなたの怒りを爆発させたいなら、ひとまず信頼できる友人やカウンセラーなどに相談して話を聞いてもらい、思いきり怒って愚痴って気持ちをぶちまけましょう。「人に話すのはちょっと…」と思われるのであれば、1人でノートなどに気持ちを殴り書きして怒ってもいいと思います。そうして現在、抑えつけている怒りを解放して怒りきると、自分が本当はどうしたいのかが見えてきます。旦那様にもっと生活費を入れてほしいのか、自由に行動させてほしいのか、もしくはもう生活の面倒を見切れないので別居ないし離婚したいのか。それによって相談する相手も変わってくることになります。あなたの思いによっては、親や弁護士などの第三者に相談することになるかもしれません。でも、夫婦の問題そのものは他人が仲介するのは難しいものです。あなたがどんな思いにいたったとしても、いつかは直接、旦那様に思いを伝える勇気を持っていただきたいと思います。いかがでしたか。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2019年07月23日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。かーちゃんの身長は151cm。以前、身長が低いので妊娠中すぐにおなかがパンパンになってきつかった! ということを記事に書いたのですが、今回は身長の低いママの密かな悩みを書きたいと思います。》 「想像と違った妊婦生活…「食べづわり」終わったら、今度は身長が問題に!?」 ■身長低いママのお悩み1、つり革に手が届かない!かーちゃんは昔から身長がコンプレックスで、独身時代はヒールばかり履いていました。「ぺったんこの靴なんて絶対にありえな~い!」という気持ちで過ごしていたのですが、妊娠してヒールが履けなくなり…。出産しても、赤ちゃんを抱っこしてお出かけするため基本はいつもぺったんこ靴。そうするとちょっとした悩みが出てくるのです…。赤ちゃんを抱っこして電車に乗ると、すぐに降りられるようになるべくドア付近に留まりたいところですが、少しずれてしまうと大変です。つり革が届きません!倒れたら大変なので、めいっぱい腕を伸ばしてつり革につかまるのでいつも腕がつりそうになります。網棚にも荷物をのせられないので、できるだけ混雑している電車には乗りたくないかーちゃんです。■身長低いママのお悩み2、赤ちゃんを抱っこすると…そして重たい荷物を持ち、赤ちゃんを抱っこで1日歩き回っていると、身長が縮んだ気がするのは私だけでしょうか?(笑)子どもが1歳を過ぎてある程度大きくなると、親のほうが覆われて、抱っこされてる感をかもし出してしまうのも気になってしまいます!(気のせい!?)■身長低いママのお悩み3、学校行事で子どもを見つけられない子どもたちが成長しても、身長の低いママの悩みはつきません! とくに困るのが、入園式や運動会などの行事でのこと。節目の行事は、やはり子どもの姿をこの目に焼き付けたいもの。子どもがよく見える前列はあっという間に埋まってしまうので、ひとたび出遅れると子どもが全く見えません…。いつも人と人の隙間からなんとか我が子を探しだしているかーちゃんです。■身長低いママのお悩み4、最大にショックだったことは…ここまで身長が低いことによる悩み、いろいろ書きましたがかーちゃんが一番ショックだったことは…すっぴんで子どもを病院に連れて行ったとき、おねえちゃんと言われてしまったことです!4歳くらいのモン太を連れていったので、中学生くらいに見えたのでしょうか…?「若く見られた~やった~!」とか、そういう次元じゃな~い!とてもショックだったのでそれからはすっぴんで出歩くのをやめました(笑)いかがでしたか? 同じように悩んでいる身長の低いママさん! みなさんのお悩みもぜひ聞かせてくださいね!
2019年06月22日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする新連載がスタートいたします。これからどうぞよろしくお願いいたします。第1回となる今回は、 「いつもひとり…うちの子、大丈夫? 心配なひとり遊び、問題ないひとり遊び」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、子ども自身がひとり遊びを楽しんでいる様子なら見守ってあげてという対応をおすすめしました。そこで寄せられたのが「友だちを誘いたいのに誘えない小5の娘」を持つお母様からのお悩みです。■お悩み:断られるのが怖くて友だちを誘えない小学5年になる娘のことでご相談です。放課後、誰とも遊ばず家でひとりで過ごすことが多いです。望んでひとりで過ごしているのならいいのですが、話を聞いてみると、どうやらそうではなさそうです。「本当はお友だちを家に呼んだり、一緒に遊びに出かけたりしたいのだけど、もし誘って断られたらどうしよう…」と。断られて気まずい思いをするのが怖くて、自分から誘えないようです。もう5年生にもなると、女子の間でもある程度のグループができていると思うので、今からでも誘ってくれるような友だちはできるのでしょうか。今後が心配です。■回答:「断られるのが怖い」のも心の成長のひとつ自分の子どもが家でひとり過ごしているのを見て、「遊ぶお友だちがいないのかしら」と心配になるお母様のお気持ち、よくわかります。 「いつもひとり…うちの子、大丈夫? 心配なひとり遊び、問題ないひとり遊び」 でも紹介している通り、ひとりで遊ぶのが好きな子どもなら、自分自身と対話する時間を多く持つことで精神的に成長している過程として見守るのがいいでしょう。しかし、相談内容によると、娘さんはお友だちと遊びたいと思っている様子です。でも、誘って断られて気まずい思いをするのが怖いと感じていて、なかなか自分から声がかけられない状況なのだと思います。娘さんは現在、小学校5年生とのことですが、もっと小さい頃、小学校低学年や未就学児の頃はひとりで遊ぶことが多かったのでしょうか。もしくは、お母さんがお膳立てをして、お友だちと遊ぶ機会を作っていたのでしょうか?もし、上記2つのうちどちらかに当てはまるとしたら、娘さんは自分から友だちを誘うことや、断られることにあまり慣れていないため、それを怖いと感じてしまっているのかもしれません。また、以前は自分からお友だちを誘って遊んでいたけれど、小学校高学年になって誘いづらさを感じるようになったのかもしれません。この場合は、娘さんが精神的に成長して、他人の気持ちをより慮ることができるようになってきたためと思われます。「相手にも気まずい思いをさせてしまう」と遠慮しすぎているところがあるのでしょう。上記どちらの場合であっても、誘って断られたら「自分は嫌われているのかも」「自分は一緒に遊ぶ価値がないダメな存在なのかも」と娘さんは感じてしまい、傷つくのが怖いと感じているような印象を受けます。お母さんも娘さんも優しい方で、他人からの誘いを断ったら「相手の気を悪くさせるのでは」と申し訳なく思う「断り下手」なタイプなのかもしれませんね。では、どうすればいいのでしょうか? ■誘うのも断られるのも「慣れ」質より数が重要お母さんは「今からでも誘ってくれるような友だちはできるのでしょうか」と書かれていますが、確かに新たな環境でお友だちを作ろうと思ったら、ただ誘われるのを待つだけでは難しいかもしれません。お母さんから娘さんに次のような言葉をかけてみてください。「断られることに意味なんてない。たまたまほかの子と遊ぶ約束があったのか、遊ぶ気分じゃなかったくらいのことで、あなたに何か問題があるからとは考えなくていい」「断られることなんて怖くないよ、断られてもいいんだよ」お母さんからそう言われたら、「じゃあ、誘ってみようかな」と娘さんも思うかもしれません。そうやって、どんどん「誘い慣れ」「断られ慣れ」の経験をさせてあげましょう。いきなりクラスのお友だちはハードルが高そうなら、習い事や近所の公園などで会うような「たとえ断られても毎日顔を合わせるわけではないので気まずさを感じにくい」子から誘う練習をしてみてもいいでしょう。たくさん誘っていれば、その中の何人かとは実際に遊べるでしょうし、自分が断るのも断られるのもたいしたことではないと実感していけるようになると思います。■女子の場合「友だち関係も友情もコロコロ変わるもの」今はまだ、新しい学年が始まったばかりです。現在できているグループは、教室で席が近いとか、帰る方向が一緒とか、とりあえず最初に話をするきっかけがあったくらいの理由で固まっていることがほとんどと思います。夏休みをへて2学期になると、お互いのことがだんだんわかってきて、女子のグループ編成も変わっていくでしょう。今、気軽に誘える友だちがいないとしても、あまり心配しなくても大丈夫。習い事を始める、キャンプへ出かける、夏休みの行事に参加するなど、学校だけではなくいろいろな場面・コミュニティで、子ども同士が話をしやすい場を設けてみましょう。お母さんは娘さんを見守ってあげるだけでいいのです。いかがでしたか?今回は、記事に寄せられたお悩みにお答えしましたが「ちょっと話を聞いてほしい」という感じでまったく関係のないお悩みでも結構です。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2019年06月04日寝かしつけ育児書の定番! 出版前から3000人のママが実践し、ネット上で絶賛されてきた赤ちゃんの眠りの悩みを解決するヒントをまとめた清水悦子著『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』より。(全5回 連載)寝不足ママの負担を減らすために、まずはすぐにできる、本当に簡単な3ステップの改善法をまとめました。私が大切にしていることは、「生活リズムを整えること」「寝かしつけを見直すこと」「ママと赤ちゃん、双方の気持ちを大切にすること」。これを元にして成り立っているのが、この3ステップです。まずは3~4日チャレンジしてみてください。この3ステップを実践するだけでも、赤ちゃんの眠りの悩みが解決することが多くあります。ぜひ、やってみてください。■ステップ1:朝は7時までに起こそう7時までに赤ちゃんを起こしてください。夜10時以降に寝た場合は、朝8時を目安に起こしましょう。ここは踏ん張りどころです。朝が苦手なママは、パパと協力してがんばりましょう! 生活リズムを整えるコツは、朝起きる時間にかかっています。すでに赤ちゃんが7~8時に起きている場合は、次からの2つのステップに取り組んでください。朝起こす際のポイントは3つです。朝の起こし方のポイント(1)カーテンを開けて、太陽の光を入れましょう。日当たりが悪い部屋の場合や、雨や曇りの日は、まずは電気をつけてください。赤ちゃんが、光に反応して、目を覚ましたら、優しく「おはよう」と声をかけましょう。光で起きない場合は、「おはよう」と声をかけてみて、それでもだめなら体をゆすります。(2)起こすとき、生まれたばかりの赤ちゃんでも、いきなり抱き上げて起こさないように注意しましょう。赤ちゃんが起きる準備ができていないことで、寝ぐずりならぬ「起きぐずり」の原因になります。(3)赤ちゃんが目を開けて、周囲を確認する様子が見られてから、抱っこや朝のオムツ換えや着替えを行いましょう。「お顔ふこうね」「オムツ換えようね」「あっちのお部屋に行こうね」と、これから何をするか、赤ちゃんに声をかけてから、朝の習慣を始めてください。生後1か月に入ったら、朝起きた後は、夜に寝ていたところとは別のところで過ごしましょう。顔をふく、パジャマとは別の服に着替えるなど、朝の決まった習慣が、昼と夜の差をわかりやすくしてくれます。■ステップ2:お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごそう!生後2か月からは、お昼寝の時間帯が「朝寝」「昼寝」「夕寝」の3つに分かれているのをイメージして生活してみましょう。次の表の時間を目安にして、お昼寝の時間を調整してください。午前中は、お散歩や外遊びなど、太陽の光を浴びて活動的に過ごしましょう。午前中の太陽の光は、夜に強い眠気を起こすメラトニンというホルモンの分泌を高めます。夜に質のよい睡眠をとるには、実は朝の活動にかかっているのです。また、ハイハイや歩くなどのリズムのある運動をすると、セロトニンという神経伝達物質の働きで、赤ちゃんの心が穏やかになることがわかっています。夜の寝つきもよくなります。低月齢のうちから、意識して、生活に運動を取り入れるといいですね。親子のふれあい遊びなどの本を見てみると、小さいうちからいろんな運動遊びができることがわかって、親子一緒に楽しめますよ。お昼寝のポイント(1)生後3か月くらいまでは、赤ちゃんが眠そうにしたら寝かせるスタイルで大丈夫。生後4か月くらいからは、お昼寝の始まりの時間を決めて、寝かしつけるようにしてみましょう。(2)お昼寝は、したいだけさせておくのではなく、だいたい図2の時間くらい寝たら、赤ちゃんを起こします。起こし方は、ステップ1の起こし方のポイントと同じで、いきなり抱き上げないように注意しましょう。(3)夕方5時以降は、夕食の準備などで忙しい時間帯ですが、夜の睡眠にひびくのでなるべく寝かさないように努力してください。■ステップ3:寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろうまずは、夜8時までに寝かせることを目標にしましょう(すでにもっと早くに寝かせている場合は、そのままで大丈夫です)。夜8時に寝かせるためには、7時30分までには、夕食やお風呂、歯磨きや着替えなどをすませてください。そして、寝る前の30分間は、ママと赤ちゃんのイチャイチャタイムです。いつも過ごしている部屋の明かりを薄暗くして、スキンシップをとりながら静かに過ごしましょう。間接照明や豆電球など、オレンジ色のほのかな光で、夕方の薄暗い雰囲気を演出してください。オレンジ色の明かりは、心を穏やかにする効果があることが知られています。授乳中の赤ちゃんはその時間におっぱいやミルクを、卒乳した子は、絵本やお絵かきなど、静かな遊びを選んでください。お話ができるようになった子は、ママと一緒にその日1日を振り返ってみてもいいですね。イチャイチャタイムの過ごし方のポイント(1)ママはいつもより声をワントーン低くして、優しくゆっくり話す。(2)テレビ・パソコン・携帯は厳禁! 部屋はオレンジ色の光で薄暗くする。(3)家事や仕事のことは忘れて、しっかりと子どもと向き合う。(4)大きい子の場合も、意識してスキンシップをたっぷりとる。(5)1日の振り返りを話す場合は、子どもの「よかった行動」を、具体的に伝える。(6)授乳中の子は、おっぱいや哺乳瓶をくわえたまま寝てしまわないように注意して、足のうらをくすぐったり、軽くたたいたりして、なるべくたくさん飲んでもらう。薄暗い中で過ごすことで、強い眠気を起こすメラトニンというホルモンの分泌を促し、寝つきをよくしてくれます。また、寝る前30分のこの習慣は、ママと赤ちゃんの絆を深め、日中の興奮を静める役割もあります。赤ちゃんに、心も体も寝る準備ができることで、ママは寝かしつけがとてもラクになるでしょう。心穏やかに、すてきな時間を楽しんでくださいね。この3ステップには、夜泣き改善のために大切な要素がたくさん含まれており、第3章の安眠スケジュールの基礎になるものです。3ステップの実践だけでよくなった場合は、安眠スケジュールは参考程度に目を通すくらいで大丈夫でしょう。 『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』 著:清水悦子、監修:神山潤(かんき出版)★本書のマンガ版『マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング』も好評発売中です。
2019年05月25日子どもをしっかりしつけなきゃ、いつもいいママでいなきゃと思うゆえに、息苦しくなってしまっているママも多いようです。2019年からは「◯◯しない」子育てで、少し気持ちをラクにしてみませんか?いつも頑張るママたちに、2人の専門家がエールを送ります!あんふぁん読者アンケートから アンケート実施期間:2018年9月5日~10月3日、有効回答数1218人20年以上幼稚園を見守り続けている平山許江さんのアドバイス!わが子と本気の感情で向き合っていれば子育ての9割は終えています子育てで大事なことは何だと思いますか。感情的にならないこと? 子どもを正しくしつけること?私は「子どもに本気の感情で向き合うこと」という一言に尽きると思います。親が本気で向き合ってくれた記憶は、子どもの中に蓄積していきます。熱が出たとき、タオルで冷やしてくれたこと。お風呂で遊んでくれたこと。ガミガミ口うるさいことも含めて、親が自分に向けてくれた関心は、「ママやパパは自分の味方でいてくれる」という他者への信頼と、「僕はできる子なんだ」という自分への信頼を育てます。この2つが両輪となってその子の「生きる力」を支えるのです。親が本気で向き合ってくれていると実感している子どもは、生きる力を持ち続けるもの。「すぐ感情的になる私は、ダメなママ」なんて思わなくて大丈夫。自然な感情で子どもに向き合うことこそ、親の仕事です。子育てがラクになる3つの“しない”1.いつも100%の親でいようと思わない親だって人間ですもの、手を抜くところがあって当然です。でも、「今日はずっとテレビを観せてしまった」と思ったら、「明日は絵本を読んであげよう」と自然にバランスを取っているのではないでしょうか。それでも、やっぱり毎日は続けられなくてまた手を抜くわけですが、こうした「揺れ幅」の中でトータルとして「まあまあの親」でいれば大丈夫。それが生身の人間の子育てです。2.叱ることをタブーと思い過ぎない「褒めて育てよ」という言葉の本来の意味は、子どもはそうそう褒められるような行動を取るものではないから、いいことをしたときには忘れずに褒めましょう、ということ。「叱らずに育てる」ということではありません。叱り過ぎてしまったときは、叱った言葉が「5」だとしたら、愛情のこもった言葉も「5」だけ掛けてあげましょう。3.子どものうぬぼれや図々しさを否定しないうまく紙が切れないと、「だってはさみが悪いんだもん」と物のせいにする。何かにつけて偉そう。こうした態度に悩んでいるママもいるかもしれませんが、これはママやパパからの絶対的な庇護があり、「自分は大丈夫なんだ、できるんだ」という自信があるからこそのうぬぼれです。この自信があるから、「生きる力」につながっていくのです。お話を聞いたのは:平山許江さん(ひらやま・もとえ)/東京学芸大学大学院への入学や子育てなどをはさみ、幼稚園に断続的に20年以上勤務。大学教授を歴任し、現在は青木幼児教育研究所所員、立正大学大学院非常勤講師。著書に「子育ては、どたばたがよろしい」「保育の『ツボ』100」(ともに世界文化社)など。「保育楽者」として保育の楽しさを探究中。「おやこ保育園」でママたちに向き合う小竹めぐみさんのアドバイス!理想のママじゃなくていい。子どもたちはありのままのあなたが大好きなんです現代のママたちを見ていると、「子どもを感情的に叱らずに育てなきゃ」「正しい生活リズムをつけてあげなきゃ」など、頑張り屋さんが多いなぁという印象を受けます。でも、その気持ちが強いあまり苦しくなったり、溢れる情報に振り回されたりしていませんか?私は以前、自分のクラスの子どもたちに「ママのどんなところが好き?」と聞いたことがあります。答えは「あったかいところ」「ママの匂いが好き」がダントツ。「生活リズムがきちんとしているところ」なんて言う子はひとりもいませんでした。子育てに迷ったときは、わが子に「ママと何をしているときが楽しい?」「どんなことをしてほしい?」と聞くといいかもしれません。「ぎゅっとして」など、素朴な答えが返ってくるはず。子どもは大人が思うよりもずっと、ありのままのあなたが大好きなのです。子育てがラクになる3つの“しない”1.自分のつくり出した“いい親”像にとらわれないあなたの思う“いい親”とはどんな親のことでしょうか。この答えは人によってさまざま。「子どもをしっかりしつけるのがいい親」「子どもを伸び伸び育てるのがいい親」など、人によって真逆のこともあります。“いい親”とは、結局は自分の思い込みに過ぎず、どこかに1つの正解があるわけではありません。だから“いい親”にとらわれる必要はないのです。2.心に余裕のないときは他のママのSNSを見ないSNSは情報を取捨選択できません。同じ時間を使うなら、自分が確実に元気になれるものを見たり聞いたりするのが得策。また、「料理は苦手だけど、子どもをなるべく褒めている」「裁縫はダメだけど、絵本を毎日読んでいる」など、日々子どものために無意識にやれていることに目を向けてみてください。あなたのそんなところを他のママは「すごいな」と見ているものですよ。3.わが子の未来を心配して予防し過ぎないママたちは「コミュニケーション力をつけるために、たくさんの友達と遊ばせなきゃ」「将来のために習い事をさせなきゃ」と、わが子の未来を心配しがち。でも予防策ばかりで動いていると今のその子に必要なことを見逃してしまいます。予防も大切ですが、何より大事にしてほしいのは「今」 。成長とともに日ごとに変化する、わが子との大切な1日1日を味わってくださいね。お話を聞いたのは:小竹めぐみさん(こたけ・めぐみ)/幼稚園、保育園・こども園で保育士として勤務した後こどもみらい探求社を設立。あらゆる企業や地域と、子どもに関連するコラボレーション事業を展開。主催する親子で通う習い事「おやこ保育園」が瞬く間に口コミで広がり、関東・関西で展開中。著書に「いい親よりも大切なこと」(新潮社、共著)、「70センチの目線」(小学館集英社プロダクション、共著)。1歳6カ月の女の子のママ。他のママと比べていませんか?今のままのあなたで大丈夫!アンケートでは60%のママが「他のママと自分を比べることがある」と答えました。「自分なんてダメ」と思ってしまったときにそっと背中を押してくれるアドバイスを、平山さんと小竹さんに聞きました。子どもの叱り方を比べて● 感情的にならずに子どもと向き合っているママを見ると、こういう優しい人がママの方が、わが子も幸せだろうなと思ってしまいます。(大阪府・年少ママ)いいなと思うことは自分に合う形で取り入れて「こんな接し方ができたらいいのに」と思えるあなたは、自分の目指したい目標が分かっているということ。ただ、全部をそっくりそのまままねしなければと思うと苦しくなります。ファッション誌を読んで手持ちの服の組み合わせの参考にするのと同じで、ヒントの一つに留め、身の丈に合わせて取り入れていけばいいと思いますよ。(平山さん)日頃愛情を伝えていれば叱るときがあっても大丈夫私は娘を叱るとき、「常に仏のような心でいる必要なんてない。人間なんだから、怒る気持ちも大事にしよう」と決めています。なぜなら娘には自分の気持ちを大事にできる子になってほしいから。一方普段は、ぎゅっと抱きしめる、「好きだよ」と言葉でストレートに伝えるなど、シンプルな表現で愛情を伝えることが大切です。(小竹さん)子どもの育ち方を比べて● あいさつをきちんとする、ひらがなが上手に書けるなど「この子すごいなぁ」と感じると、自分の育て方はだめなのかなと落ち込みます。(千葉県・年中ママ)他の子ではなく1年前のわが子と比べて他の子と比べるのはキリがないし、「不幸探し」になってしまいます。ママだって、「◯◯さんちの奥さんは料理上手なのに」とパパから言われたら、やる気がなくなってしまいますよね。それよりも過去のわが子と比べて「幸せ探し」をしてみましょう。必ず成長を見つけ出せるはずです。大丈夫、来年の今頃はもっと成長していますよ。(平山さん)模範的な「いい子」よりわが子らしさを大切に他の子を「すごいな」と思えるのはすてきなこと。ただ、大人から見た「模範的ないい子」を求め過ぎないように気を付けたいものです。ママがわが子に対して「他の子と同じようにできない」と思うときは、その子が自分らしく行動しているとき。世間的に見て「いい子」かどうかだけでなく、わが子らしさも大切にしたいですね。(小竹さん)子どもの人数を比べて● 子どもが4人いるため、一人ひとりに愛情が届いていないのではと思う。(岩手県・年長ママ)● 子どもを複数人育てるママはすごい。私は一人でもこんなに必死なのに…。(三重県・年少ママ)親ならではの悩みが持てる幸せにも目を向けて一人っ子はママの愛情を一身に受けられます。でもきょうだいがいれば、子ども同士の学びがあります。たった一人の親友がいるのと、親友まではいかないけれど複数人の友達がいるようなもので、「どちらがいい」とは言えません。この二つのお悩みから分かる通り、親というのはどこまでいっても満足しないし、傍から見るとそんな姿が愛おしいもの。「親ならではのぜいたくな悩み」と肯定的に捉えてほしいですね。(平山さん)ママ自身の社交性を比べて● 私がママ友をつくらないため、園のお友達を家に呼ぶことがありません。わが子のコミュニケーションの機会を奪っているのかも。(神奈川県・年長ママ)幼稚園にいる間に遊べているなら十分です子ども同士は、その時々にその子にとって必要なコミュニケーションをとり、人間関係を学んでいます。帰宅した後のことまでママが過剰に心配する必要はありません。「自分の社交性の無さが似てしまわないか心配」という思いがあるのかもしれませんが、近所の人にあいさつするのも立派な「社交性」です。ママ友の輪に入ることだけが全てではないので安心してくださいね。(小竹さん)仕事をしているママを比べて● 仕事をしているママ友に会うと、何もしていない自分が恥ずかしくなってしまいます。(東京都・年中ママ)「何もない1日」を守るのは立派な仕事です主婦の仕事は褒められにくいものです。ゴミが出されていることも、お皿が洗われていることも、できていないとすぐ気付かれますが、普段は当たり前だと思われています。でも、その「当たり前」を守るために、一家の経理も在庫管理も、慰安旅行まで一手に引き受けているママは一家の社長のようなもの。今日も平穏無事な「何もない1日」を守った自分を讃えてください。(平山さん)ママたちのお悩みを読んで● 農家の人は天気が心配だし、受験生は試験の結果が心配です。悩むというのは本気で向き合っている証拠。ママとしての自分を気に掛け、時に反省するあなたは100点満点です。大丈夫、大丈夫。(平山さん)● 他のママと比べて落ち込んだときは、わが子が産まれたときの写真や日記など、自分が初心に帰れるものを手に取ってみてください。子どもと「おはよう」と言い合える今の幸せに気付けるはずです。(小竹さん)illustrationSHIBATA Keiko
2018年12月05日子どもに不安を抱きながら子育てをしているママは多いです。とくに、1歳前後の男の子を持つママは、悩みが深くなりがち。ここではパピマミ編集部が、その悩みを解消できるように、対策方法をご紹介します。断乳について心配しているなら子どもが1歳前後になると、断乳のタイミングについて悩む傾向があります。もしも断乳について心配があるなら、一人で悩みを抱えないこと 。なぜなら、同じ悩みを抱えているママはたくさんいるからです。近くに先輩ママがいるなら、具体的に聞いてみましょう。1歳を過ぎてからやっと断乳したママも多いので、話を聞いていると気持ちが楽になります。また、断乳の方法が分からない時は、さまざまな情報を集めるのもコツ 。子どもの個性によって、最適な断乳の方法は違いますので、焦らずに見つけることが大事です。尚、断乳をしたばかりの頃は胸が腫れたり、痛んだりすることがありますので、十分にケアを行いましょう。歩き始める時期はそれぞれ違う1歳の誕生日を過ぎても歩かないと、発達が遅れているのか 悩みますよね。とくに、男の子を持つママは不安が大きくなります。男の子は、体を動かすことが大好きで活発な傾向があるからです。それに、同じ時期に生まれた子が先に歩いていると、焦燥感を抱きがちに 。けれど、発達の速度は子どもによって違いますから、心配しないで見守ることが重要です。子どもが歩き始める時期はそれぞれ違うので、ほかの子と比べないようにしましょう。なお、定期的に小児科や保健所で健康診断を受ける のを忘れずに。万が一、発達に遅れがあったら、すぐに指摘してもらえるからです。気になることがあるならば、何でも相談してみましょう。言葉の発達を気にするママは多い1歳近くになると、子どもはたくさんの言葉を覚えます。男の子は女の子よりも話すのが苦手と思われがちですが、他の子がおしゃべりをしているのを見て焦る ことは多々あります。1歳を過ぎても言葉を覚えるのが遅いように感じられたなら、具体的にメモを残しましょう 。一日に話した言葉を書き留めることによって、本当に発達が遅れているのかどうか判断できます。さらに、一か月後にメモを見直して検討しましょう。言葉が増えているなら心配することはありません。子どもによって成長の速度は異なりますので、冷静に判断することがポイントです。食べ物の好き嫌いは根気強く子育て中の悩みとして、食べ物の好き嫌いを挙げるママがいます。1歳を過ぎると、離乳食から普通の食事へと変わるため、毎日の食事に悩む ことはよくあります。子どもの食事を作るときも、トータルで栄養バランスが取れていることが重要です。魚が苦手なら、玉子や鶏肉など、匂いの少ない食材を使ってタンパク質を補うようにしましょう。また、1歳前後の子どもは生野菜が苦手な傾向があります。つぶしたジャガイモやカボチャなど食べやすい野菜にすれば、ビタミン不足に悩みません。さらに、子育て中はストレスを感じますので、市販品を上手に使いましょう。気持ちにゆとりを持ちなが ら、食事作りをすることがコツです。まとめ1歳の子育ては、ささいなことで悩んでしまう時期。もし悩みをずっと抱えたままの状態が続くなら、ママの心と体に深刻な影響を与えます。早めに情報を集めて対策練りましょう。周囲に相談したり、協力を求めたり、とくにママ友や先輩ママは頼りになります。小児科や保健所など専門的な機関も積極的に利用して、アドバイスを受けましょう。●文/パピマミ編集部
2018年10月19日生後6カ月頃から増えるママのお悩みのひとつといえば、離乳食に関するものではないでしょうか? 「正しい与え方がわからない」といった疑問や「食べてくれない」といった不安など、離乳食を与えるたびにうろたえ、迷って悩むママは少なくありません。そこで今回は、小児栄養学の専門家として子どもの栄養に関する書籍を数々監修され、つい最近 『マンガでわかる離乳食のお悩み解決BOOK』 (主婦の友社)を出されたばかりの上田玲子先生に、子どもの離乳食についてうかがいました。お話をうかがったのは…管理栄養士 上田玲子先生帝京科学大学こども学部幼児保育学科教授・学科長。小児栄養学、母性栄養学、栄養教育学、公衆栄養学などさまざまな栄養に関する学問を学び、栄養コーチングの手法を開発。食を通して子どもの幸せに関わりたいと活動している。■赤ちゃんの離乳食「ママたちの“モヤモヤ”」がきっかけ離乳食のお悩みをシチュエーション別にまとめ、その対処法や心構えなどを教えてくれる『マンガでわかる離乳食のお悩み解決BOOK』。コミック形式で描かれている部分が多いので、文章を読むのが苦手な人もとても読みやすくなっています。本のなかでは、上田先生もキャラクターとして登場。赤ちゃんが言葉で伝えられないこと、離乳食における大切なポイントをママたちに寄り添いながら、やさしくわかりやすく伝えてくれています。――上田先生、よろしくお願いいたします。先生はこれまで子どもの栄養に関する本をたくさん監修されていらっしゃいますよね。今回、『マンガでわかる~』を監修することになったきっかけは?上田玲子先生(以下、上田先生):私は普段、管理栄養士としてお母さんたちから離乳食のお悩みを聞くことがあります。でも、私のような管理栄養士に相談するほどの深い悩みではないけれど、お母さんたちは離乳食について日々「モヤモヤすること」を抱えている。それが、出版社の担当者さんとのお話のなかで分かったんです。そうした「相談するほどではないけどモヤモヤ」といったお悩みに寄り添えるような本ができないか、ということでお話をいただきました。そもそも、お母さんたちがモヤモヤするのは、離乳食について知らないことが多いからだと思うんですね。離乳食期の栄養や赤ちゃんの行動の理由などについて、書籍にしろウェブメディアにしろ、伝えるものが意外と少ないと感じます。だから、そこを伝えられたらいいなと思ったんです。漫画家さんがとても優秀な方で、お話をわかりやすくするために私自身を本のなかに登場させてくれました(笑)。■赤ちゃんの離乳食「それが知りたかった!」あるあるお悩み事例――本書では「10倍がゆの定義って?」「離乳食ってどうやって進める?」「ひとさじってどのくらい?」「市販のおやつ量の目安は?」といったお悩みが紹介されていますよね。まさに「そうそう、それが知りたかった!」というママが多いと思います。上田先生:そうなんですね。なんとなくわかっているような気もするけれど、本当のところはどうなの? 正解かどうかわからない…というのが本音でしょう。「これで大丈夫」と自信を持って取り組めるママたちのほうが少ないのかもしれないですね。――本当にそうです。私の息子はもう離乳食期を終えていますが「なんとなく」でかけ抜けてしまったような気がしています。上田先生:そうなんですね。この時期、悩みすぎているお母さんもたくさんいらっしゃると思います。だからそこは「大丈夫」と言ってあげたいですね。1日ではなくて1週間、1カ月と長期的な視点でとらえてみると、少し気持ちに余裕が持てるかもしれないですね。――本のなかには大切な栄養素のお話もありますが、離乳食期の子どもたちの栄養を考えるうえで、特に知っておいてほしいことはなんでしょうか?上田先生:ママたちに知っておいてほしいのは、母乳だけで育てている赤ちゃんの鉄分、たんぱく質不足です。母乳にはさまざまな栄養素が含まれているのですが、初乳(生まれたばかりの赤ちゃんにあげるおっぱい)を100とすると、1年後の母乳のたんぱく質は50、鉄分は60くらいに減ってしまうんですね。減っていっていることに気づかず、母乳をあげているから栄養は大丈夫と過信していると、不足しがちな栄養素が確実に出てきます。だから、その分を離乳食で足していこう、というわけですね。母乳の栄養は、生後6カ月を過ぎてからは過信せず、足りない栄養素は離乳食からとれるようにシフトしていく意識、特に鉄分、たんぱく質が不足しがちになることを覚えておいてほしいですね。――大人でも栄養バランスに気づかう必要がありますが、赤ちゃんの場合、栄養が不足することでどんな影響を受けてしまうのでしょうか?上田先生:そうですね。特に、生後9カ月以降に鉄分が不足してしまうと「鉄欠乏性貧血」になる恐れがあります。つかまり立ちや言葉が少し遅れるといった特徴がありますが、見逃しやすいんですね。早めに発見できればすぐに遅れは取り戻せますから、意識して見守る必要があるでしょう。――子どものこれからの成長のためにも、これは知っておきたいですね。 ■赤ちゃんの離乳食「悩んだ分だけ子どもを理解」――離乳食作りって、やっと子育てのリズムがつかめてきたところで、また新たな壁が立ちふさがるというか…。正解がわからなくて「どうしたらいいの?」と、ひとりで悩んでしまっているお母さんも多いような気がしています。上田先生:子育てって本当に悩みがつきないです。離乳食は「食べること」で実際に目で見えるから、余計に気になって悩んでしまうママも多いのかもしれませんね。――先生にもお子さんがいらっしゃいますが、離乳食期はどんな感じだったのでしょう?上田先生:私も子どもの離乳食期には「今日は口から出した…」「今日は機嫌がいいから食べた!」とか一喜一憂した毎日を過ごしていました。感情の変化が激しいし、そのときはしんどかったです。でも、その毎日があったから、子どもを愛せるようになったんだと今なら思うんですね。どうやったらいいのかな、どうやったら受け入れてもらえるんだろうか…。そんなことを離乳食が始まって考えるようになって、子どものことを理解できるようになった気がしたんですね。もし、離乳食期にあれほど悩まなかったら、今はもっと冷たい親子関係だったかもしれません(笑)。――悩んだからこそ、子どもとの関係が深まったということでしょうか?上田先生:そうかもしれません。赤ちゃんは、おっぱいやミルクなら夢中で飲んでくれますよね。だから「私がいなきゃダメでしょ?」のような、上から目線だった(笑)。でも、離乳食になったら子どものことが宇宙人くらいにわからなくなった。食べなくて暴れて、私も意地になって怒ったりして、格闘しっぱなし。でも、このぶつかり合いがあったから、次の幼児期にうまくすべりこめたかなって思うんですね。試行錯誤して子どもが受け入れてくれたら、一緒になって喜んだり、おいしいねって笑いあったり。どんどん関係が深まっていきました。もし、子どもがなんでもひょいひょい食べてくれていたら、また違った親子関係だったと思います。一人ひとりの食の個性と向き合い、理解しようと務めることは並大抵のことじゃありません。でも、上田先生のお話から「離乳食でとことん悩むことは、親子の絆を深めていることと同じ」と気づきました。そう考えると「どうしたらいいんだろう」と悩むことも、ずっと前向きにとらえられるようになりますね。次回は、引き続き上田先生に、「バランスのとれた離乳食期の食事」はどんな栄養素を意識すればいいのか、不足しがちな栄養素はなにかについてうかがいます。参考図書: 『マンガでわかる離乳食のお悩み解決BOOK』 (主婦の友社)監修/上田 玲子 イラスト/あらい ぴろよ 1,296円(税込) 子育て中に遭遇する離乳食の「どうしたらいいの?」にわかりやすくマンガで答える一冊。乳幼児栄養についての第一人者である上田玲子先生が監修し、ゆるかわ、ポップ系を得意とするイラストレーター・あらい ぴろよさんのイラストでママたちの素朴な疑問を解決してくれます。マニュアル通りにはいかない離乳食のリアルなモヤモヤ、不安にもあたたかく寄り添う、悩めるママの離乳食解決本。
2018年09月23日こんにちは。3人の子どもを持つライターのあしださきです。子育て中のママさん。産後の抜け毛にお悩みではないですか?抜け始めてからどのくらい経ったのか、本人にも自覚がない事も実は多いとか。また、産後の女性の多くが通る道とはいえ、初めての方は予想以上の事態 に驚いてしまうはず。そこで、今回は産後のつらい抜け毛を乗り切るヒントが得られるコラムをお届けできれば幸いです。実は産後すぐではなかった!筆者の抜け毛体験記「産後の抜け毛」という言葉から、お産直後から髪が抜け始めるというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、筆者は3人の子どもを出産して3回ともひどい脱毛を経験しましたが、時期はいずれも産後半年以上経過 してからでした。産後の抜け毛がひどかった時期・第1子:産後5か月から産後1年くらいまで・第2子:産後8ヶ月から産後1年くらいまで・第3子:産後9ヶ月から産後1年半くらいまでまた、その時の髪型によっても気が付くタイミングは違うということもありました。ロングヘアだった第1子の時は、抜け毛1本が長いのですぐに気がつきました。髪を洗うと両手にゴッソリ絡みついてくるので一目瞭然でした。ショートカットにしていた第2子の時は、髪全体のボリュームがなくなってきて始めて、「あれ?髪が薄い?」というような感じでした。しかし、いつまでも抜け続けるというようなことはなく必ず終わりがやってきて抜けた髪も徐々に生え始めます。 ですから、つらい時期ではありますがうまく乗り越えていけば大丈夫です。十人十色、時期も量も個人差があるということ私は3人子どもがおりますので、3パターンの産後を経験しました。それぞれ抜け毛の始まり方も、抜ける量も、抜け方も微妙に違ったのですが、他のママたちとはどんな違いがあるのでしょうか。そこで今回、周囲のママたちに聞き取り調査を実施してみました。Q.産後抜け毛が始まった時期とピークを教えてください。A.1人目は産後3~4か月頃 から抜け毛が気になり出し、6か月位がピークでした。2人目はそれよりも遅く、産後10か月頃がピークで、長々と1年以上悩まされました。(小1と年中の男の子の母)抜け始めの時期は、「3か月くらい」という意見が最も多かったです。ですから、冒頭にご紹介した「産後3か月以上経ってから気がついた。」という知人は、遅いというわけではなく、むしろ早いと言える時期に気がついたのだと思います。また、お子さんの数が多いかたは、出産のたびに違う産後の経過を辿るそう。Q.どのようなタイミングで抜け毛が気にならない状態になりましたか?A.赤ちゃんの離乳食に追われてバタバタしているうちに(産後7・8ヵ月) 抜け毛は忘れる程度になった。しかし、抜けた毛がその頃生えて伸び、ツンツンと飛び出すのがみっともなかった。(年中女の子の母)産後の抜け毛の程度にも個人差があります。髪全体が抜けてぺったり とした髪型になってしまう方もいれば、一部のみが激しく抜けるなど、まさに十人十色です。人ともし違っていてもそれは「おかしいこと」ではないのです。抜け毛の対策では、最後に「見栄えの悪い髪型とどう付き合うか?」についてです。筆者はとにかく前髪がよく抜けていた印象があります。だんだんとオデコが後退していくような感じで、髪型はみすぼらしくて最悪でした。髪型のせいで老けた印象に見えるのは嫌だったので、このように工夫をして乗り切りました。・ロングヘア編髪全体にふわっとしたパーマ をかけて、ボリューム感を出し帽子を合わせたスタイルを楽しむ・ショートヘア編髪を乾かすときにつむじから前に持ってくるようにして、重めの前髪 を作ると生え際の抜け毛を上手に隠すことができる----------いかがでしょうか?憂鬱な抜け毛の時期を逆手にとって、イメージチェンジを図るというのも良いのでは、と思います。ロングヘアは暑いし、扱いが面倒なように思われがちですが、パーマをかけるとブローいらずな上、無造作感が出せるので非常に楽なのです。ショートカットもこのように分け目をつけないと、とてもスタイリッシュで洗練されたイメージが素敵だと思います。こんな工夫もあるということを知って、ぜひ参考にしてほしいと思います。●参考URL・アンファー運営|女性の薄毛・抜け毛予防と改善WEBマガジン・2016年10月ベビカム「出産後、髪の抜け毛の悩みはありますか(ありましたか)?」●ライター/あしださき●モデル/大上留依
2018年07月09日育児の悩みはつきないもの。育児といえばママの悩みが取りざたされることが多いのですが、パパだって悩んでいます。大きな悩みが育児と仕事の両立。残業が多く帰宅が遅いため育児に時間を割けない……というのはもちろん、残業が少ないパパにも悩みはあるようです。今回はそんな「パパの育児に関する悩み」に焦点を当ててみました。 1. パパの育児は何時間?ママの希望とのズレ株式会社ドゥ・ハウスの調査によると、パパの平日の育児時間は以下のとおりでした。1時間未満(36.8%)全く関わらない・関われない(34.8%)1~2時間程度(19.5%)もっとも多いのは「1時間未満」、次いで「全く関わらない・関われない」とあまり育児に時間を割けないパパ。仕事で残業して帰宅したら子どもはすでに寝ている……というパパも少なくないのかもしれません。子どもと関わる時間の多いママにとっては、仕方ないと思いつつも「もう少し子どもの相手をしてほしい」と思ってしまいますよね。ママは何時に帰ってきてほしいと思ってる?実際に周りのママに「パパに何時に帰ってきて欲しいか」聞いてみると、以下の結果となりました。()内は第一子の学年です。20時までには帰ってほしい(小3)定時+1時間まで(年少)19時まで(3歳)定時(1歳)だいたい定時~20時までには帰ってほしいと考えているようです。また、子どもの年齢が低いほど、帰宅時間も早くなっています。ただ、周りのパパに聞いてみたところ「周りが残業していたら帰れない」「残業しないと休日出勤になる」「定時に帰ったら収入が減る」などの意見がありました。やはり多くのママが望む定時~20時に帰ることは難しいようです。育児を手伝ってほしいから早く帰ってほしいママの気持ちと、仕事に専念したいから早く帰れないパパの気持ち。そういった考えのミスマッチが、夫婦間のトラブルに発展するのかもしれません。 2. 残業の量で異なるパパの悩み同株式会社ドゥ・ハウス調査で「現在の家事・育児の悩み」について聞いたところ、全体で多かったのは「子どもとの時間がもてないこと(16.7%)」、「子どものパパ同士で何を話していいかわからない(11.4%)」でした。また、残業が少ない・多いパパで悩みの内容も異なるようです。残業が少ないパパの育児の悩み残業20時頃までのパパの悩みは、「家事・育児で自分の時間がもてないこと(16.5%)」、「子育ての考えかたについて配偶者とズレがある、意見が合わない(16.5%)」が多くなりました。他のパパよりも時間が取れるからこそ、育児のことでママと揉めたりしてしまうんですね。また、「子どもとの時間がもてないこと」に悩むパパが多いのに対して、仕事が終わったら育児が待っている……という、「自分の時間がもてない」現状に、疲れやストレスがたまってしまうようです。その結果、最近話題の仕事が終わっても家に帰らない「フラリーマン」の問題にもつながっているのかもしれません。「自分の時間がないこと」に悩むのはママだけではなく、イクメンパパもだということですね。残業が多いパパの育児の悩み一方で「残業20時以降までのパパ」の悩みは、「子どもとの時間がもてないこと」が約3割を占めています。育児に関する悩みではなく、そもそも「育児に参加できないこと」が悩みというのは、なんとも悲しいことですよね。さらに、「子どもが『ママのほうがいい』ということ」が他のパパよりも高い結果に。育児に参加できず、子どもにもなかなか懐かれないという、負のスパイラルに陥っているのだと考えられます。このままずっと子どもと関われないと、長期的に見て「子どものことがわからない」となってしまうおそれがあります。 3. パパは家事育児を楽しんでる?さらに同調査で「家事・育児を楽しんでいるか」と尋ねたところ、小学校低学年の子どもがいる層では「楽しんでいる」と「まあ楽しんでいる」の合計は、家事が58.9%で育児は82.9%となったそうです。仕事の終業時間で見てみると以下のとおりに。家事を楽しんでいる(全体:58.9%)時短~概ね定時あがり:66.9%残業20時ごろまで:55.3%残業20時以降まで:47.4%育児を楽しんでいる(全体:82.9%)時短~概ね定時あがり:86.1%残業20時ごろまで:82.4%残業20時以降まで:77.2%家事や育児に関わる時間が多いパパほど、「楽しい」と答えている人が多いことがわかりますね。仕事後の家事や育児は大変ではあるものの、その分だけ気づきや発見、触れていないと見えてこない楽しさがあるのかもしれません。それに、パパが早く帰ってきてくれることでママの負担が減って夫婦仲が良くなり、子どもがパパに懐くことで家族仲も良くなっているのではないでしょうか。仕事や職場の人間関係の兼ね合いで、なかなか早く帰ることが難しいかもしれませんが、たまには家族を優先した行動ができると良いですね。 やはりどうしても就業時間が長くなってしまうパパですが、ママと子どもはパパの帰りを楽しみに待っています。なるべく早く帰れる日を作るようにして、ママの助けになってあげてくださいね。長期的に子どもとの関係を良くするためにも、パパの存在は不可欠です。しかし、早く帰れるにも関わらずフラフラ寄り道をしてしまう「フラリーマン」もいるのが現状。ママはなるべくパパが帰ってきやすい家庭づくりを意識するようにしてください。パパとママ両方に息抜きの時間も必要です。家事・育児・仕事・休憩のバランスをうまくとってくださいね。参考:小学校低学年以下の子どもがいるパパが休日育児に関わる時間は「3~4時間」が主
2018年03月26日産後は、抜け毛や寝不足などに悩まされるママも多いですよね。ではそんなお悩みと向き合って、上手にカバーする方法ってないのでしょうか?いつまでもキレイなママを目指すべく、オシャレにポジティブに変換してママライフを楽しみましょう!産後に抱える悩みをカバーする方法は?子供を出産してしばらくすると、いろいろな悩みが出てきませんか?抜け毛や、産後太りや、寝不足による肌荒れ…。とは言え、子供を産んでも美しくいたいと願うのは、女性なら誰しも思うこと。そんな産後のお悩みを上手にカバーして、「キレイなママ」を目指す方法をご紹介します!産後のお悩み① 抜け毛帽子でカバー産後~半年くらいで抜け毛を経験したという方は多いはず。シャンプーを流す時に大量の抜け毛にぞっとしたり、ブラシで髪をとかす時に抜け毛の多さを実感したり。そんな抜け毛は、産後のホルモンバランスのせいで起こるものですが、どんどん抜ける髪に不安な気持ちに陥ってしまいますよね。自分ではどうすることもできないので、抜けなくなる時を待つしかないのも現実。特に抜けやすいのが前髪なので、目立つ部分でもあります。では、この抜け毛とどのように向き合えば良いのでしょうか?そこで手っ取り早くカバーするには、帽子がオススメ。帽子さえかぶれば、抜けて薄くなった髪をカバーしてくれますよね。また、育児で忙しくてヘアセットをする時間がない時にも使えるので、さっとかぶれる帽子はいくつか揃えておくと良いでしょう。産後抜けた毛が生えてきた時、いわゆるアホ毛がピンピン目立ってくる時期にも帽子は重宝します。コーディネートのアクセントにもなる帽子はぜひ上手に活用して。産後のお悩み② 産後太りワイドパンツや揺れ感で上手にカバー産後のお悩みで代表的なのが、産後太り。妊娠して増えた体重が、妊娠前の体重まで戻らずに苦労したママも多いのではないでしょうか。卒乳して体重が増えてしまったなんてパターンもありますよね。また、産後のホルモンバランスも整っていない時期なので、そもそも痩せにくいのも原因の一つとしてあります。そこで、産後太りはファッションで上手にカバーしちゃいましょう!ファッション界で定番となっているワイドパンツは、産後とても着やすいアイテム。ピタッとしたパンツではお尻や太ももが気になりますが、ゆったりとしたシルエットなら安心。パンツなのできちんと感も出せます。さらに、動きやすいので、子供とお出かけする時もストレスフリーで遊べますよ。スカート派のママなら、揺れ感のあるスカートを選びましょう。フレアやプリーツなどがオススメです。動きのあるスカートなら、気になる体型を揺れ感で上手にカバーしてくれます。ちなみにワンピースも良いですが、授乳ママにとっては着にくいので、体型カバーをしてくれるボトムスの方がベストです。産後のお悩み③ 寝不足クマやお疲れ顔はメイクでナチュラルに仕上げて夜中の授乳や夜泣きで、寝不足の日々が続いてしまうママ。2人目・3人目の出産や、夜泣きがひどい子だと、何年も寝不足が当たり前になってしまったりと、こればかりは育児のツライ部分です。そんな寝不足がダイレクトに現れるのが顔。クマや肌荒れにお悩みの方も少なくないですよね。よく寝ることがいちばんの解決法ですが、簡単にメイクでカバーしちゃいましょう!お疲れ顔をカバーするポイントは、コンシーラーで部分的にカバーする事と、ツヤと血色をよく見せる事。まず、クマはコンシーラーを使ってしっかりとカバー。続いてツヤと血色をよく見せるには、コントロールカラーやツヤ肌になれる下地を使いましょう。ファンデーションの厚塗りは老けて見えるので、コンシーラーや下地を丁寧にすることを心がけると、ナチュラルで健康的なママになれます。産後のお悩み④ 運動不足子供と一緒に体を動かす育児や家事で一日中動き回っていても、いざ体を動かそうとすると動かない。これは運動不足のせいです。毎日ドタバタと過ぎて忙しくしていても、きちんと体に目を向けた運動をしているわけではありませんよね。また、そんな時間を取ることができないのも理由の一つ。そんな時に効率よく運動不足を解消できたらうれしいですよね!そこで、子供と一緒に体を動かすのはいかがでしょう?ママとベビーで一緒にエクササイズをする教室もあるくらいなので、きっとできるはず。筋トレする感覚で子供を抱っこしたり、お散歩や公園で一緒に遊ぶのもオススメ。何気なくしていることの中に、実は運動不足を解消できるヒントがあったりするもの。ぜひ意識して取り入れてみましょう。産後のお悩み⑤ オシャレができないママだからこそ楽しめるオシャレをママになると、オシャレが思うようにできなくなると思っていませんか?たしかに子供がいない時だったら、自分の好きなファッションに好きなだけお金をかけることができていました。でもママになると、子供の安全や自分の動きやすさを考えて、高いヒールの靴よりスニーカーやローヒールの靴、露出は控えめで汚れても大丈夫な服を選びがち。それならいっそ、カジュアルなファッションを極めれば良いのです!カジュアルでもオシャレに着こなしている方はたくさんいますよね!子供とのリンクコーデができるのもママの楽しみの一つ。また、プチプラブランドで賢くオシャレを楽しむことだってできます。そうするといかに今までムダ使いをしていたかに気付き、自分に本当に必要なものや、お金をかけるべき所にも気付くことができます。ママになったがゆえのオシャレを楽しむことができるのも、今だからこそ!ぜひポジティブに捉えて、キレイなママを目指して。キレイなママは悩みだってポジティブに変換ご紹介した産後のお悩みは代表的なもので、まだまだいろいろな悩みがあると思います。でも、そのお悩みをうまくカバーする方法はきっとあるはず!キレイなママでいるためにも、楽しく育児や家事を頑張りたいですね。
2018年03月22日友人や親、そして夫・妻…。性に関する悩みを誰にも相談できず、モヤモヤとしていませんか? ひょっとすると、それら悩みの解決につながるかもしれない記事を御紹介します。その1●他人には聞けない産後セックス問題出産後、夫(妻)との関係が変わってしまったと感じている夫婦は少なくないようです。いったいそれはどうしてなのでしょうか? また、2人の関係を取り戻すためにはどうすればよいでしょうか?▼続きはこちら▼その2●人には聞けない「デリケートゾーン」問題かゆみや異臭を感じたら、ひょっとしたら、何か問題が起きているかも。まずは知識を身につけて、デリケートゾーンと真剣に向き合いましょう。▼続きはこちら▼その3●人には聞けない、性欲の悩み男性と女性の性欲のピーク差や、性欲と食欲の関係性、性欲の強弱と外見的特徴の因果関係など…性欲にまつわるトリビアや豆知識を集めました。▼続きはこちら▼その4●女性器コンプレックスって何?性器に対するコンプレックスを持つのは、男性も女性も同様。女性はどんな点にコンプレックスを抱くことが多いのでしょうか? また、治療法はあるものでしょうか。▼続きはこちら▼その5●ママになったからこそ知っておきたい避妊の話避妊について、大人になってからきちんと話す機会が減っているという人も少なくないのでは? 30代でも中絶率は高いそうです。そこで、産婦人科医院長に、あらためて避妊にまつわるお話をお聞きしました。▼続きはこちら▼
2018年02月19日出産直後からママが抱える最大の悩みは「睡眠不足」。夜泣きや授乳によって、こまめに起きるだけではなく、貴重な睡眠時間の一部を家事にも割かなければならなかったりと、一晩ぐっすり眠れていたことが懐かしくなってしまうことも…。そこで、睡眠不足を少しでも解消するためのコツを紹介します。短い時間でも諦めない睡眠不足のときにありがちなのが、「子どもが寝たけれど、30分もしないうちにパパが帰ってくるから…」と、寝ることを諦めてしまうこと。確かにまとめてとれない睡眠は、かえって寝起きがつらかったりしてしまいますが、まったく寝ないのは不眠症の原因になってしまうこともあるんだとか。赤ちゃんがまとまって寝られるようになったときには、ママが不眠症…とならないように、10分でもいいので仮眠をとったほうが良いそうです。また、たとえ10分の睡眠でも、脳は休むことができるので、ちょっとした空き時間でも目を閉じて横になるだけで、かなり疲れやストレスを軽減できます。気負わず家族に頼るのも大事これまで仕事をバリバリこなしていた人が、急に産休で仕事をしない生活になってしまうと、産休・育休中の子育てと家事はママの仕事!と気負ってしまい、独りで抱え込んでしまいがち。育児は24時間休日なしでこなす必要があり、その大変さは仕事と比べられる物ではありません。特に睡眠不足になると、子育てと家事をこなせない自分に嫌悪感を感じたりしてしまいがちですが、思い切って家族に分担できる物は任せてしまうのも、重要です。買い物や掃除洗濯、料理などの一部をやってもらい、その間自分は貴重な睡眠時間を確保するようにするだけで、かなり体調が良くなることも多いといいます。時間短縮を心がける買い物はネットスーパー、調理はシンプルな物を中心に、食洗機やロボット掃除機の導入と、家事の時間を減らすための工夫はいろいろあります。また、寝かしつけに時間をかけてしまうのも睡眠不足の原因。しっかりご飯の時間、寝る時間を決めておき、生活リズムを作るのはもちろん、寝室におもちゃを持ち込ませなかったり、寝る時間に遊びたいとワガママを言ってもしっかり寝かせるなど、睡眠とその他の生活にメリハリを付けることが、結果的に無駄な時間を減らすことに役立つようです。集中力をそぐだけでなく、体調を崩す原因になったり、イライラしてしまって思わず子どもに八つ当たりしてしまったりと、たかが寝不足と思っていても、実はいろいろな弊害が出ていることも多いです。たとえ不十分でもできる限り睡眠時間を多く確保するよう心がけましょう!(文・姉崎マリオ)
2018年02月04日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回はウブなお悩みを一刀両断!文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 5「初デートでキスって、みんな体目的なの?」最近デートする男性が、初デートでキスしてくるひとばかりで体目的な気がして不安です。そういう方は辞めたほうがいいと思いますか?(うめこ 30歳 未婚 OL)恋に被害者意識はいらない。30にもなってそんなこと言ってるから、男ができないんです!いいですか。ワンチャン狙いは当然ですが、結婚狙いの男だって、そりゃあ体目的ですよ。だって、何がしかの理由で子どもをつくらないと決めている以外は、結婚したいということの中に、子づくりしたいという思いが入っているわけでしょ? やらずにどうつくるわけ? じゃあなんですか。抱きたい気持ちがこれっぽっちもない女をデートに誘うのが真面目でまともな男なんですか?もう、いい加減にして欲しいです。被害者ぶるの。デートするお相手とは常に対等。ご相談者さまの言いようから「男が加害者、女は被害者」という意識がめちゃくちゃ漂ってくるんですが、そういう考え方は改めておきましょうね。それになんですか。30にもなってビクビク、ビクビク、あんたは子うさぎじゃないんだから! 大人の女でしょ? 男がきたら、常に受身を上手にとって、いい試合を続行できる一軍選手として活躍しないと。しかも、キスされただけなんでしょ? いきなりパンツ脱がされたわけじゃないんでしょ? そんなんで体目当てって……。いいですか。わたくし断言しますけど、そんなことではいいホステスには絶対になれません! って、なれなくていいんですよね。あはは。まあ、いいでしょう。唇は盗まれるもの。合意もないまま、不意打ちされることもあるでしょう。わたくしならば、「なんでキスしたの?」とじっと濡れた目でお相手の瞳をのぞき込み、崖っぷちまで追い込みます。そこで出てきた答えで、次があるかないかを判断しますね。自分がいいなと思っているお相手には「⚪︎⚪︎くんのこと、いいなって思ってたから、キスされて嬉しかった」で勝負に出るかな。大人になるほどに、出会いって減っていくと思うんです。好きになるのも難しいんですから、辞めたほうがいいかどうかを迷うくらいの方だって貴重な存在。たった一度のキスでシャッター下ろさず、様子を見ていく。そのくらいの余裕をもったほうが恋愛って、うまくいくんじゃないかしら。※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C)Kiuikson/Gettyimages
2017年10月02日人には言えない、友達にも聞けない悩みのひとつやふたつ誰にだってあります。そんなあなたのお悩みを人生の先輩である「佑雪ママ」に聞いてみませんか?文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 1祝!銀座『クラブ佑雪』オープン!このたび、銀座にあるマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』を開店させていただきました。つきましては、当クラブのママ、わたくし藤島佑雪が迷える乙女限定でお悩み相談を承ることになりました。恋にHに! ひとには聞けない恥ずかしいあんなコトこんなコトにもどしどしお答えしてまいりますので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます!さて、栄えある第1回めのお悩みは……。「10代最後の夏も終わろうとしているのに処女の私。きれいになれないのは、まだ処女だから?」10代最後の夏も終わろうとしているというのに、まだ処女です。というか、キスすらしたことがありません。こないだ、ちょっといいなと思っていたサークルの男子と初めてデートをすることになっていた花火大会も中止になり、そのままデートも流れ、LINEも既読スルーされている状態です。まわりの友だちはとっくに初体験を済ませ、どんどんきれいになっていきます。私がブスなのは処女だからだと思います。というか、私だけが高校生のときよりかわいくなくなっている気がします。どうしたらいいでしょう。(にゃーたん 19歳 未婚 大学生)女の ‘モテ’ は適材適所!ターゲットを変えて、モテ美人になろうんーーー、これは! ターゲットが悪いですね。19歳! 女子大生! おまけに処女! 銀座のクラブでは輝かしいスペック。一般的にもキラキラした触れ込み。これを大いに生かさないと! イケませんね〜。元同僚のホステスで、人気女優をたくさん輩出している大手芸能事務所にモデルとして所属してた女が言ったひと言を聞かせてやりたいです。「普通の世界じゃモデルだってもてはやされてたのに、銀座に入ったら、そんなのなんの足しにもならない。ちゃんとした大学行ってるコのほうがお客さんウケがいいんだもん」どうですか? 八頭身美人のモデルなら、どこへ行っても無敵でモテモテだと思うでしょ? でも、そうじゃないんですよね〜。女の‘モテ’は適材適所。美しい蓮が山の山頂では育たず、どろんこの沼じゃないと花開かないのと一緒で、それぞれにふさわしい ‘モテ’ の場があるんですよ。だからこそ、わたくしだってブサイクなのに銀座のクラブで務まったんです。ま、わたくしはおじいちゃん専門だったんですが、ターゲットを見誤らなかったおかげで、ずいぶんとおいしい思いをさせていただきました。なのでね、ご相談者さまも男を探す漁場を変えたら、自分が売れるマーケットが見つかるんじゃないかしら。そもそも、サークルを土俵にするとまわり中、女子大生だらけでしょ? そこでは若さや大学生という肩書きではリードできませんし、大学生の男が好む容姿や性格をもつ女に利があるわけですよね? そんなとこでむざむざ、負け戦しなくてもいいのでは?だったら、バイトをするとか、習いごとをするとかして、サークルや学生の輪を飛び出せば、いくらでも処女喪失の機会はあるはずです。てか、むしろ危険なくらいに男が群がってくる可能性もあるので、気をつけてくださいね。最後に大事なことを。初体験は自分が好きなひと、そして自分を好いてくれるひととするのがいいですし、処女の美人はいっぱいいます。その二つを心に刻みつつ、ターゲット変更してくださいね。※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!
2017年09月04日最近、ママ同士のお付きあい「ママ飲み」に悩む女性が増えています。エキサイトお悩み相談室の 伊藤憲治(いとうけんじ)先生 によると、「突然、ママ飲みメンバーから外された!」というお悩みが増えているのだそう。「どうしたらいいかわからない」「今後の接し方を知りたい」など、切迫したママの悩みに伊藤憲治先生が答えてくれました。■ママ飲みメンバーから外されたときの対処法3つ・「自然な振る舞い」を心がける誘われなかったことを気にしすぎるあまり、無理に自分をつくったり、ドンヨリとした雰囲気を出したりといった、不自然な行動は避けたほうがいいでしょう。不自然な振る舞いをすると、誰でも近寄りづらい気持ちになってしまいます。次回、“ママ飲み”仲間に会ったときは、自然な感じで「こんにちは!」とあいさつをすれば、そこから会話がうまれたり自然な流れをつくりだすことができます。そんなちょっとした会話の積みかさねが重要。自然な振る舞いを心がけるようにしましょう。・「スペシャルな情報」を持つママ友は「特別な情報」に対して、とてもアンテナを巡らせています。たとえば、「担任の先生の評判」であったり、「塾の評判」であったり、まずは身近なところから情報を集めてみましょう。ほかのママたちが知りえない情報を持っていることは、あなたの武器となり、ママ友にとっては大きなメリットとなります。ただし、あまりにゴシップ的な要素が強くなっていくと、陰口を言われるなどあまり良い印象を持たれないので注意してくださいね。クラス会の理事や学校関係者とのコミュニケーションをこまめにとるのもおすすめです。・「いろいろな行事」に参加をするママ友から外されてしまう理由として、「学校行事や関連の集まりに参加をしない」「学校外の習いごとや集まりで一緒になることがない」など、「生活環境のちがい」が「自分とは一緒ではない」という感情を生みだします。学校行事に積極的に参加をしたり、習いごとを友だちと一緒にするなど、周囲とのつながりを大切にすることを意識してみてください。ただし、自分の生活リズムを大きく崩したり、子どもが興味がないことを無理にさせたりすることは、本末転倒なので気をつけてくださいね。■覚えておきたい「ママ友」の心得・ママ友は「友だち」ではないママ友は、「友だち」と言うには、ちょっと無理のある関係なのかもしれません。ママ友は「子どもが通う学校が一緒」という共通点だけでつながっている存在。「趣味が一緒」の目的を共有している関係とはちがいます。ママ友は「友だち」と言いきれる関係ではないということを覚えておきましょう。・ママ友から聞ける本当に必要な情報は「1割未満」「ママ友をおろそかにできない」と思う大きな理由のひとつに「情報交換」があると思います。担任の先生についての評判であったり、学校行事のことであったり、ときには学校からの公式発表がある前に情報を知っているママがいたりしますよね。でも、これらの情報は、ある期間をすぎると不必要な情報の場合が多く、子どもに直接的に関係がない情報の場合もあります。ママ友の飲み会に参加できず聞けなかった情報があったとしても、子どもにとって本当に重要な情報は結構少ないものなのです。・ママ友は「期間限定」学校は多くの場合、1年ごとにクラス替えがあります。 月に1回のママ友の会があったとしても、単純計算で12回です。1年がすぎれば、「いまのママ友の会」は、「ちがうママ友の会」に変わります。ちょっと我慢をすれば、すぐに来年になるということも忘れないでおきましょう。女同士の集まりは、職場にしろママ同士にしろ、必ずこのような悩みがついてまわることが多いものですよね。とはいえ、「仲間はずれにされたくない」気持ちもあることでしょう。そのときどきによって「どうしたらいいか」をプロに相談してみるのもひとつの手段。ひとりで抱えこまず、肩の力を抜いて、まずは相談してみてくださいね。・取材協力:エキサイトお悩み相談室 伊藤憲治(いとうけんじ)先生
2016年07月07日子どもがまだ赤ちゃんのうちはママ友が少なく、悩みを相談できる相手がいないかもしれません。親世代とは育児環境が異なるし、病院の検診前に聞きたいこともあるでしょう。インターネットの掲示板で相談することもできますが、利用するのが不安だったり、解決しないことも…。そんなときは、乳幼児用品を扱うサイトがおすすめ。無料の電話相談を行っていることもあり、悩みを解決できるかもしれません。■エンゼル110番(森永乳業)赤ちゃんから小学校入学前までの子どもがいるママとパパが対象。妊娠や育児などに関する相談を無料で受け付けています。●エンゼル110番0800-5555-110(フリーダイヤル)月曜~土曜 10:00~14:00(日曜祝日・年末年始を除く) サイトには、これまで寄せられた相談がまとめられているので、プレママもチェックしておくと育児の参考になるはず。出産直後のママに役立つ「アドバイスブック」もPDF形式で公開しています。■明治赤ちゃん相談室(明治)管理栄養士や栄養士に、栄養や離乳食にまつわる相談ができます。登録すれば相談内容を記録してくれるので、次に問い合わせたときには、子どもの状態や成長に合わせたアドバイスをしてくれるそう。ママの栄養相談にも対応可能です。●明治赤ちゃん相談室0570-025-192(ナビダイヤル)月曜~金曜 10:00~15:00(毎月第3火曜と特別休日を除く)■ジョンソンベビー(ジョンソン・エンド・ジョンソン)赤ちゃんのスキンケアに関する情報を網羅。新生児の肌の状態やへその緒のケアなど、さまざまな情報を得ることができます。出産準備や授乳方法、お風呂の入れ方なども紹介しているので、新米ママにはうれしいところです。●ジョンソンベビー ■花王 メリーズ 赤ちゃんとママのための情報(花王)「赤ちゃん相談室」では、新生児の育児や赤ちゃんの病気の話、産後ママのケアなど、ママが抱えがちな悩みや疑問に対し、小児科医が回答しています。「月齢別おすすめ」では、こころ・からだ・おしっこ・うんちの特徴や、同じ月齢の子を持つママから寄せられたQ&Aも紹介。成長に合わせて情報がまとめられているので便利です。●花王 メリーズ 赤ちゃんとママのための情報 電話相談や育児にまつわるQ&Aは、ママの不安を解消するのに役立ちます。しかし、急に熱を出したり、ひきつけを起こしたりする緊急事態には、サイトをチェックする前に病院へ!これらのサービスは、病院へ行くほどではないけれど気になることや、育児の悩みを解消するために利用するのがいいでしょう。
2016年06月30日フルタイムで働いて帰宅し、夕食のしたくや片づけをしなければならないのに、子どもが甘えてきてお手上げに。思うようにことが進まず、イライラしてしまう人もいることでしょう。私も同じ悩みを抱えていましたが、あるとき思いついたのが“ママのまねっこ遊び”。子どもと一緒に楽しみながら家事ができる方法を紹介します。■“ママのまねっこ遊び”とはまねっこ遊びとは、料理やそうじなどママのまねをしながら一緒に遊ぶこと。ママがしてほしいことではなく、子どもが楽しめることを選ぶのがポイントです。子どもが好きな遊びに近いものを探してください。そのためには、まず家事の内容をしぼりこむこと。子育て期間は完璧を目指さず、やるべきことの優先順位を決めておくと効率もアップします。子どもの年齢によって内容は変わりますが、ひとりで歩けるようになれば、始められますよ。■サラダづくりをお願いしてみよう料理のしたくをするときは、横でサラダをつくってもらいましょう。つくりかたは、大きめのボールに水をためて野菜を洗い、水をきって野菜をちぎるだけ。子どもは水遊びが大好きなので、喜んで野菜を洗います。安全で簡単な作業のため、小さい子どもでもトライできます。サラダの食材は、切らずに使えるベビーリーフ、手でちぎれるレタスやサラダほうれんそうなどの葉物、ミニトマトがいいでしょう。大きくなると、コーンや豆類などのトッピングも楽しみながらできるようになります。すべて子どもにまかせるぐらいの気持ちで、多少見た目がよくなくても、できあがりまでひとりでやらせるようにしてください。子どもは、すべてひとりでできたという達成感と満足感を得ることができますし、自己肯定感も育むのでおすすめです。■そうじは道具を交代しながらそうじ機とハンディモップをママと子どもで交代しながら使ってみてください。子どもはママが使っている道具を使いたくなるもの。最初にそうじ機を使いたいなら、ハンディモップを選んでみて。ママが楽しそうにモップでふきそうじをはじめれば「そっちがいい」と思うはず。様子をみて交代すれば、子どもがふきそうじをしている間にそうじ機をかけられます。子どもは窓ふきも大好き。スクレイパーなど同じ道具を用意して一緒にやればはかどります。仕上がりは目をつぶり、七割くらいのできあがりでよし! と思うことです。■「やって」よりも「一緒に楽しみたい」と伝える私が子どもへの声かけで心がけていたのは、「一緒にやりたい」と自分の気持ちを伝えること。やってほしいというお願いではなく、ママはあなたと一緒に楽しみたいという気持ちを伝えるようにしました。ママがやっていることを自分もやってみたいという気持ちを持つのは、心理学的に考えると親密な信頼関係を築き、思いやりの心を育むことにもつながります。料理やおそうじが終わったら「ありがとう! うれしかった」、「楽しかったね」と伝えましょう。いまは成人した私の子どもによると、家事はひと通りできるようになったそう。これこそ、まねっこ遊びの賜物だったと思いたいです。
2016年05月15日子育て中のママにとって、インターネットはもはや必需品。多くのママが、インターネットを通じて子育て情報を得ています。ネットを通じてできたママ友と、日々SNSでコミュニケーションを取っているという人も少なくないでしょう。手軽に情報を得たり、コミュニケーションを取ったりすることのできるインターネットは非常に便利ですが、リアル、つまり実際に会ってこそ得られる情報や関係もあります。そこで今回は、そんな一歩踏み込んだ関係づくりができることから最近注目されている、ママ向けの地域コミュニティについてご紹介します。■子育て中、もっとも身近なコミュニティは、保健センターや児童館赤ちゃんが産まれると、赤ちゃんの健康診断が自治体や地域主催で行われ、保健センターや役所にいく人も多いのではないでしょうか? 赤ちゃんが外にでられるようになると活用できる場所として、近所の児童館や子育てサロンなど自治体や地域が運営している乳幼児以上の子ども向けのサービス事業があります。こういった場所で、近所のママや先輩ママと知り合いになる機会があります。赤ちゃんを産んで最初の地域コミュニティといえるでしょう。特に健診では、「お子さんが同じ月齢」という軸で繋がっているので、ここからママ友の輪を広げるケースが多いようです。うまくいけば幼稚園や保育園などに入るまで、密な関係を築くことができるでしょう。■地域コミュニティがどんどん盛んに!各地域には必ず、活動の盛んなママサークルや子育て・ママ支援を目的としたNPO法人があります。そこでは、フラダンスや英語、遊び、子育てに関する講座や親子ワークショップ、ママが集まる広場、季節のイベントを多数開催していることが多いので、ぜひチェックして参加してみるとよいでしょう。ママ友ができるだけでなく、先輩ママたちとも話ができるので、地域ならではの子育て情報を得ることができて、子育てに安心感が持てるはずです。■地域コミュニティの見つけ方自分の住む地域に、どんなママ向けコミュニティがあるのか知りたい。そんな時には、行政のこども支援課のようなところや、広報誌、保健センターでのチラシなどから探すこともできますが、ここで活躍するのがインターネット!「住んでいる地域名」と「赤ちゃん」や「子ども」で検索すると、施設や行事などが検索結果に出てくるので参考にしてください。そのほかにも、地域の情報をわかりやすく、検索しやすくまとめてくれているサイトがあるので、いくつかご紹介します。まずは、 リトル・ママ東京 。東京・千葉・埼玉・神奈川の首都圏が対象で、地域単位でのサークル情報やお出かけスポットの情報量が豊富です。さまざまなジャンルのサークルの中から、自分の趣味を軸に探すもよし、興味のあるワークショップを探すもよし、子育てママが喜ぶお店・カフェやランチ場所などを探すもよし! カテゴリ、地域(エリア)、路線、キーワードの4つから検索できるのも求める情報にたどり着きやすいしくみになっています。幼稚園や保育園、行政の施設などがも掲載されている地域もあるので、参考になりますね。加えて最近では、地域NPOやママサークル・団体、ママ向け情報サイトが、イベントを開催するケースが増えています。前出のリトル・ママ東京は、毎年春・秋に池袋サンシャインシティにて1万人規模のママフェスタを開催しています。子育て中のママをサポートするネットワークを全国に持つチルドリンは、全国25ヵ所以上で、地域のリーダーママが中心となって企画、運営をしている ママまつり を開催。芸能人ママなども出演する mama fes は、東京都や地域のNPO法人などが、ママ同士のコミュニケーションづくりの一貫として開催を支援をしています。どのイベントも、子育て中のママが楽しい時間を過ごせることはもちろん、お得なお土産をゲットしたり、さまざまな子育て情報や商品を知ることができたりするので、一度参加してみるとよいでしょう。ネットを通じたコミュニケーションも大切ですが、リアルなママ友との関係が子育ての助けになってくれることは、きっとあるはずです。子どもが成長するにつれ、幼稚園や学校などの地域の情報を得ることは、とても重要になってきます。お子さんがまだ小さいうちに地域のコミュニティに参加して、地域のママ友を作ってみてはいかがですか?
2014年10月24日55万人の親子をネットワークし、 子育てママを対象にしたマーケティング活動をサポートするマインドシェアは、ママの声を集めたランキングサイト「ママこえ」で、「ママ会」についてアンケートを実施した。昨年よりブームに火がついた「ママ会」。その開催頻度を聞いたところ、半数を超えるママが「月に1回」以上のママ会を開催していると回答した。最多は「1年に数回」の36%だが、「月に1回」というママが29%、「月に2~3回」というママが16%、「週に1回以上」というママ会好きのママも7%いた。「ママ会を開催するときの主な悩みごと」を聞いたところ、「開催場所を探すのが難しい」と答えたママが47%に達した。自由回答を見てみると「大人数を受け入れてくれて、個室があり、価格も手ごろなお店がなかなかない」「お座敷が広めで、子連れOKの店がなかなか見つからない」「子どもたちの安全確保ができ、自分たちもゆっくりできるような場所を探すことが難しい」など、子連れで気兼ねなくくつろげる場所が少ないという声が多く寄せられた。どんな施設が「ママ会」に適しているかの自由回答では「座敷があると、まだ腰が据わってない子どもも楽」「遊ぶ場所がないと飽きてしまって、ママたちと話をするどころではなくなる」「ほかのお客さまに迷惑をかけるといけないから」など、子連れの場合は子どもたちの居場所となる座敷やプレイスペースが必須になることがわかった。ママこえでは、そんなママたちのママ会に関するお悩みを受けて「ママ会お店探し」をオープンした。授乳スペース、お座敷アリなどママにうれしい設備やサービス情報がすぐに検索できるようになっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月04日