アリス アンド オリビア(alice + olivia)が、NY・ブルックリン生まれの画家ジャン=ミシェル・バスキアとのコラボレーションコレクションを発表。2017年1月27日(金)より、アリス アンド オリビア全店と公式オンラインストアにて販売される。バスキアの代表作品に見られる王冠モチーフやストリート・アートの要素が、アリス アンド オリビアならではの遊び心溢れるフェミニンなデザインの中にふんだんに取り入れられたコラボコレクション。中でも「Beat Bop/ビーバップ」(1983)、「Replicas/レプリカ」(1983)を含む著名なアートピースはビーズ装飾や刺繍が施され、ドレスやボールガウンスカート、レザージャケット、ハンドバッグに立体的に表現されている。【商品情報】ALICE + OLIVIA x JEAN-MICHEL BASQUIAT COLLABORATION発売予定日:2017年1月27日(金)取り扱い店舗:アリス アンド オリビア全店と公式オンラインストア(限定アイテムは、表参道店・伊勢丹新宿店・三越銀座店・阪急梅田店にて発売予定)
2016年11月11日ミシェル・ウィリアムズが、60年代のロックスター、ジャニス・ジョプリンの伝記映画への主演交渉をしているようだ。監督は、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダーキン。ジョプリンの音楽作品の多くの権利をもつピーター・ニューマンがプロデュースする。その他の情報1970年、ドラッグのODのため、27歳の若さで亡くなったジョプリンについての映画を作る企画は、ずいぶん昔からあった。監督が決まり、主演にもオスカー候補女優のウィリアムズが固まりそうな状態になったことで、ようやく実現が期待できそうだ。ウィリアムズの最新作は、サンダンス映画祭、トロント映画祭などで上映された『Manchester by the Sea』。共演はケイシー・アフレック。次は、ヒュー・ジャックマンが製作と主演を兼任する『The Greatest Showman』の撮影に入る予定だ。文:猿渡由紀
2016年10月11日「銀座メゾンエルメス フォーラム」では、11月27日(日)まで、「リビングルームII」ミシェル・ブラジー展が開催される。1966年にモナコに生まれたフランス人作家、ミシェル・ブラジーは、初期から一貫して、植物、野菜、果物、昆虫、微生物などを取り込みながら、身の回りの自然に息づく美と醜、生命のリサイクルをありのままに、また誌的に問う作品を制作してきた。「リビングルームII」ミシェル・ブラジー展は、日本での初の個展となる。本展でブラジーは、生命が絶え間なく変化する空間でもある「リビングルーム」をタイトルに掲げ、文明が快適さのもとに排除しがちな風景にも対等なまなざしを向ける。寒天のびひ割れと剥離によって描かれる生きた壁画や、積み上げられたオレンジの皮が数か月の間に朽ちていく様子を見せる作品、カタツムリやねずみといった昆虫や動物たちとの共同作業で完成した作品、型落ちした家電製品に植物を寄生させる作品シリーズなど、現代ノヴァニタスとして無常を描くとともに、見慣れたものに息づいている時間の流れ、予期しない色彩やフォルムを取り出してみせる。この機会にユーモアを織り交ぜた誌的な表現を用いて、独自の世界観を築き上げるブラジ―の作品に触れてみてはいかが。(text:cinemacafe.net)
2016年09月30日『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソンが、『The Greatest Showman』に出演することになった。ヒュー・ジャックマンが2009年から企画してきた情熱のプロジェクトで、ジャックマンは主演とプロデューサーを兼任する。その他の情報リングリング・サーカス・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスを創設したP.T.バーナムの伝記映画で、ファーガソンはスウェーデンのオペラ歌手ジェニー・リンドを演じる。ファーガソン自身も、スウェーデン出身で、現在もスウェーデン在住。ほかに、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズの出演が決まっている。監督はマイケル・グレーシー。ファーガソンの最新作は、現在北米公開中の『マダム・フローレンス!夢見るふたり。』来月には、話題作『The Girl on the Train』が北米公開される。文:猿渡由紀
2016年09月08日『ワイルド・スピード』シリーズ最新作の撮影中に不仲説が浮上したヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンについて、共演者のミシェル・ロドリゲスがコメントした。事の発端は先月上旬、ドウェインがSNSで『ワイルド・スピード』シリーズ第8作について、撮影現場で男性の共演者の何人かがプロ意識に欠けると指摘したこと。関係者などの話から、ドウェインが「プロ意識のない臆病者」と呼んだのはヴィン・ディーゼルだと言われている。「People.com」によれば、2人は数か月間の撮影期間中に対立を深めていたったという。スコット・イーストウッドやジェイソン・ステイサムら男性キャストは口をつぐんでいるが、ヴィン演じるドミニクの恋人役としてシリーズ第1作から断続的に出演しているミシェル・ロドリゲスは「本人たちで解決するはず」と話している。「男というのがどういうものか知っている人間なら、誰だってこういう状況は避けるべきだとわかっているし、当事者自身に解決させるべきだとわかっているわ。彼らは同志(ブラザー)なのよ。友人同士なの。個々の違いを忘れて、様々な文化を持つ世界中の観客のために映画を作ることが大切よ」というミシェルは、前作の撮影中に悲劇的な事故死を遂げたポール・ウォーカーについて言及。彼の死を乗り越えた仲間同士として、どんな問題も解決できると話した。「自分たちが何のためにここにいるのかを思い出せば、悪いことは水に流して、また互いにハグし合う。何があっても、最後はそうなるのよ」。(text:Yuki Tominaga)
2016年09月05日アリシア・ヴィキャンデルが、第73回ベネチア国際映画祭にて9月1日(現地時間)行われた『THE LIGHT BETWEEN OCEANS』(原題)のワールドプレミア上映に、共演のマイケル・ファスベンダーとそろって登場。上映後、観客の号泣とスタンディングオベーションを目の当たりにしたアリシアは感極まり、大粒の涙を見せていた。本作は、ライアン・ゴズリング×ミシェル・ウィリアムズで倦怠期夫婦のリアルを描いた『ブルーバレンタイン』のデレク・シアンフランス監督の最新作。第1次世界大戦後、オーストラリアの孤島ヤヌス・ロックを舞台に、相次いで子どもを亡くした灯台守夫婦が、島に流れ着いた生後間もない赤ん坊をわが子として育てる愛の選択を描いた物語。原作は、Amazon.comで4,700以上もの五つ星レビューを獲得した、M・L・ステッドマン著のベストセラー小説。今回、ベネチアでのレッドカーペットには、シアンフランス監督のほか、劇中で夫婦役を演じたマイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが登場。本作の共演がきっかけで交際中といわれる、いま最もホットな2人の登場に、会場のボルテージは一気に最高潮へ!その熱気も冷めやらぬ中、上映が始まると、間もなく場内にはすすり泣く声が。クライマックスでは号泣する観客も見受けられ、上映後、涙の跡もそのままの観客たちから贈られたスタンディングオベーションに、マイケルと監督は歓喜の笑顔。アリシアは感極まった様子で大粒の涙をぬぐっていた。日ごろは辛口の目の肥えた記者たちも、涙する人が続出し、「クリネックスの株価が上がるほど観客は泣くに違いない!」(The Guardian)、「体験すべき芸術作品であり、知的で心に沁みわたる今年の最高傑作のひとつ!」(New York Observer)、「今年のこれまでの作品の中で最も美しく、感動を味わえる2時間」(Entertainment Weekly)など、心を鷲掴みにされたというレビューが後を絶たない。記者会見にも3人はそろって登場、監督は「スティーブン・スピルバーグ監督が、僕が撮った『ブルーバレンタイン』の大ファンだったそうで、彼の会社ドリームワークスから『新作を撮らないか』という声がかかりました。それまではオリジナルの作品ばかり撮っていたので、原作があるものを撮ってみたかったときにこの原作を紹介されたのです」と、制作のきっかけを説明。本作では「真実と愛の狭間で人間は何を選択するのか」と描きたかったと語り、「頭で考えるのではなく、心で感じる作品にしたかった。ヒーローやヒロイン、悪役が登場するのでなく、ただ僕はありのままの“人間”を描きたかったのです」とコメントした。また、マイケルは本作への出演に、「この作品の話が決まったのはアリシアがブレイクする直前でした。その時点ですでに有名な女優をキャスティングすることもできたと思うのですが、監督から『アリシアに賭けてみたい』と打ち明けられました。彼女自身が生来持っているポジティブな天真爛漫さが、イザベルにぴったりだと感じたのを覚えています。彼女がイザベルを演じてくれたことが、この作品を成功へ導いたのだと思います」と、彼女をベタぼめ。アリシアも、「元々、シアンフランス監督の作品のファンだったのですが、私がこの作品の話を聞いたときはすでにマイケルの出演が決まっていました。『作品に出たい』という想いと、『もしかしたら役をもらえないかも』という不安な気持ちが混在していましたが、失敗を恐れずにチャレンジして本当によかったです」と、改めて手応えをかみしめた様子だ。今回の役柄を、「実生活では子どもはいませんが、『将来家庭をもち、子どもができたときに私はどう感じるのだろう』と考えて演じました。この作品に出会い、イザベルという役を演じて、学ぶことがたくさんありました」と、ふり返りながら語った。『THE LIGHT BETWEEN OCEANS』(原題)は2017年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月02日リア・ミシェル(29)が元恋人の故コーリー・モンティースのために新しくタトゥーを入れた。2013年31歳の若さで薬物とアルコールの過剰摂取で死去した際、コーリーがFox製作の「glee/グリー」の中でフィン・ハドソンを演じていたことにちなんで、リアは「Finn」の文字を自身のお尻部分に刻んだようだ。リアは英「Women’s Health」誌の表紙に一糸まとわぬ姿で登場し、そのタトゥーを披露している。また、リアは先月でコーリーが亡くなってから3年が経ったもののいまだに苦しいときがあるそうで、マカロニチーズを料理して赤ワインをあけ、母親に電話するなどして立ち直ろうとしていると現在同誌のインタビューに答えている。「辛い日もあるわ。でも幸せな日と同じくらいそんな日も受け入れることにしているの」。「ただマカロニチーズを作って、ママに電話して、赤ワインをグラスに注いで、リアリティ番組なんかを見るの。それで治せないものなんてないわ」「自分を大切にする。そうするためにたくさんの時間とパワーを使っているから、同じように自分のことを大切にすることができる人が私には必要よ。そうすることで、一緒になることが可能だし、ほんとによいチームでいられると思うの」と語っている。さらに、フィンのアメフトの背番号である5のタトゥーも腕に入れているリアは、見事なスタイルを保っているものの、ジムでエクササイズすることはないと話している。「私ってジムに行くタイプではないのよね。私にとって、エクササイズは精神にも良くないといけないの。(スピンクラスのソウルサイクルを)終えたとき、エンドルフィンが活発になって、自分が輝いている気分になるし、この世界でやっていけると感じるの」。2月に2年間交際していたマシュー・パエツと破局したリアは、2011年11月から2013年7月13日までコーリーと交際していた。(C) BANG Media International(text:cinemacafe.net)
2016年08月03日フランス人作家のミシェル・ブラジーによる日本初の個展「『リビングルームII』 ミシェル・ブラジー展」が、9月16日から11月27日まで東京・銀座の銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催される。ミシェル・ブラジーは、初期から一貫して植物、野菜、果物、昆虫、微生物などを取り込みながら身の回りの自然に息づく美と醜、生命のサイクルをありのままに、また詩的に問う作品を制作してきた。時間とともに移り変わる生成の過程そのものを見せる作品となっており、これまでに寒天のひび割れと剥離によって描かれる生きた壁画や、積み上げられたオレンジの皮が数ヶ月の間に朽ちていく様子を見せる作品などを発表してきた。また、カタツムリやねずみといった衛生を重んじる生活環境の中で排除されがちな生き物たちも時に共同作業を担っており、作品の中で新しい役割を得て、実に雄弁に振舞っている。また、文明が生み出した物質も共存しており、型落ちした家電製品に植物を寄生させるシリーズでは、商品のライフサイクルと自然本来の時間を対比させながら、文明や存在のはかなさや逞しさをユーモラスに描き出した。今回開催される展覧会では、生命が絶え間なく変化する空間でもある「リビングルーム」をタイトルに掲げ、文明が快適さのもとに排除しがちな風景にも対等なまなざしを向ける。【展覧会情報】「リビングルームII」 ミシェル・ブラジー展会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座5-4-1 8階会期:9月16日~11月27日時間:11:00~20:00(日曜日は19:00まで、入場は閉館の30分前まで)入場無料
2016年08月02日「glee/グリー」のフィン役で人気を博したコーリー・モンティースの衝撃的な死から3年。7月13日(現地時間)に元彼女のリア・ミシェルがSNSにコーリーがビーチを歩く後ろ姿の画像を投稿して追悼した。「あなたが毎日私を見守っていて、笑いかけてくれてるって知ってるわ。私もいまもあなたを愛しているしとても恋しい。でも、今日は特別にもっと…」とコーリーの死から3年目を迎えた当日、亡き愛する彼に思いを馳せた。コーリーが亡くなってからリアはモデルのマシュー・パエツと約2年間交際し、同棲までしていたものの、今年2月にマシューが何も言わずに家を出て行ってしまうという形で破局。4月に祖母を亡くしたリアは、祖母を偲んだタトゥーと、コーリーが演じたフィンのアメフトのユニフォームの背番号「5」のタトゥーを入れたことをファンに報告。5月には「One Tree Hill/ワン・トゥリー・ヒル」のクレイ役・ロバート・バックリーとの交際が始まり、「ハッピー!」と嬉しそうだったリアだが、「Us Weekly」によると約一週間前に破局してしまったという。どちらも「友だちのままでお互いのキャリアをサポートする方がいいみたいだと気が付いた」のが原因で、円満に恋人関係を解消し、リアはシングルになったばかり。この日は「glee/グリー」の共演者であるマシュー・モリソン、ナヤ・リヴェラ、ヘザー・モリスらもコーリーへの追悼画像やコメントをSNSに寄せた。(Hiromi Kaku)
2016年07月14日ミシェル・ウィリアムズが『The Greatest Showman On Earth』への出演を交渉している。ヒュー・ジャックマンがプロデューサーと主演を兼任するミュージカル映画で、彼が2009年から企画してきた情熱のプロジェクトだ。その他の情報リングリング・ブラザース&バーナム・アンド・ベイリー・サーカスの創業者の物語を語るものだ。ほかにザック・エフロンも出演交渉をしている。監督はマイケル・グレーシー。ジャックマンは現在、『ウルヴァリン』3作目を撮影中。監督はジェームズ・マンゴールド。北米公開は来年3月3日。ウィリアムズの次回作は、今年1月のサンダンス映画祭で上映された『Manchester by the Sea』。ウィリアムズの演技は絶賛されており、オスカー候補入りの可能性もささやかれている。北米公開は11月。エフロンの最新作は、今週末北米公開されるコメディ『Mike and Dave Need Wedding Dates』。文:猿渡由紀
2016年07月07日3高、フェミ男、草食系男子など、理想の男性像も時代とともに常に変化していくもの。どんどん新しい◯◯系男子が誕生していますが、最近アメリカでも理想の男性像が少しずつ変わってきているのだとか。そこで今回は、今アメリカでモテると話題の“Dad Bod”を大解剖しちゃいます!Dad Bodってどんな男性のこと?Dad Bodという言葉は、アメリカの女子大生マッケンジー・ピアソンさんが地元大学のニュースサイト「The Odessey」に、あるエッセイを書いたことから広まりました。タイトルは「なぜ女の子たちはDad Bod(お父さん体型)が好きなのか?」お父さん体型と聞いて思い浮かぶ通り、Dad Bodとはたぷんとしたビール腹の男性のこと。このエッセイをきっかけに、ぽっちゃり好きを公言する女性たちがアメリカのネットユーザーを中心に急増!Moobs [m(o)(o)bs] noun. – Fatty muscle that gathers in the Dad Bod’s chest area, and gives him the appearance of having breasts also referred to as man boobs. “Damn, Tom has some nice moobs” #DadBod #Moobs #GirlsLoveBigMoobs #ModernIgloo thanks for the share @d_theret CollegeDadBods™さん(@collegedadbods)が投稿した写真 – 2015 8月 10 12:43午後 PDTPhoto by InstagramInstagramでも、ぽっちゃり男子を集めたアカウント”college dad bods”が注目を集め、フォロワー数は現在21万人を超えているのだから、その人気の高さにびっくりです。 ただし、ただのぽっちゃり体型ではなく「ジムには通ってるけど、週末はお酒をたくさん飲んでピザを8枚くらい食べちゃうよ」というような、ぽっちゃりとマッチョを併せ持つ男性が人気なんだそう。Dad Bodの魅力とは?Dad Bodの魅力として、女性たちからこんな意見が多く挙がっています。安心感がある抱きしめると気持ちいい食べっぷりがいい! 一緒にジャンクフードを楽しめる他にも、「既にDad Bodだから結婚後に失望することがない」といった意見や、「引き締まったマッチョ男性と一緒に水着でいると自分に自信がなくなってしまうけれど、ぽっちゃり男性なら自分に自信が持てる!」なんて意見も。 具体的にどんな感じ?という方のために、アメリカで人気のあるDad Bodな男性を厳選してご紹介します。アメリカで大人気!セクシーDad Bod 3選#tbt “Before he was training dinosaurs or Guarding the Galaxy @prattprattpratt was just a man with a whole lotta guts.” #DadBod #ChrisPratt #ComeBackToTheBodSideCollegeDadBods™さん(@collegedadbods)が投稿した写真 – 2015 8月 6 12:57午後 PDTPhoto by Instagramまずは、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で主演を務めたクリス・プラットこの映画に出演する際に、35kgのダイエットに成功したので残念ながら現在はDad Bodではありませんが、それ以前は愛らしいぽっちゃり体型でした。Dad Bodなクリス・プラットを堪能したい方は、『マネーボール』や『her/世界でひとつの彼女』をぜひ!Cutest. Boy. Ever. <3 #mcm #jasonsegel #cutestboyever #marshalleriksen #himym #howimetyourmother #freaksandgeeks #nickandopolisFrancesca Giustiniさん(@franintherye)が投稿した写真 – 2016 5月 30 5:14午後 PDTPhoto by Instagram続いては、映画『ザ・マペッツ』で知られるジェイソン・シーゲル。ぽっちゃりとしていながらも色気があって、女性からの人気高し!過去にはミシェル・ウィリアムズとの交際や、キャメロン・ディアスとの恋の噂が囁かれたこともありました。Finally… #lenardodicaprio ❤ #oscars #therevenantAhmad Bin Aliさん(@ahmadaliegy)が投稿した写真 – 2016 2月 29 1:43午前 PSTPhoto by Instagramそして最後は、レオナルド・ディカプリオ『ギルバート・グレイプ』や『タイタニック』の頃の美少年・美青年ぶりも素敵でしたが、『華麗なるギャッツビー』やアカデミー賞・主演男優賞を受賞した『レヴェナント: 蘇えりし者』など、現在の渋みを増した姿はより一層魅力的。現在のディカプリオの方が好みという女性も実は多いのではないでしょうか?近年では、ぽっちゃり女子も男性から人気なので「完璧にキマっているよりも、ほどよく抜け感のある感じ」が、男女ともにモテる条件になってきているのかもしれません。「チャームポイントは、ぽっこりお腹です」と自慢げに言える日が早く訪れますように。巨乳よりも巨腹がセクシーな時代の到来を願わずにはいられません。
2016年06月29日WOWOWで日本時間6月13日(月)に独占生中継する、アメリカ演劇界最高の栄誉「第70回トニー賞授賞式」。このほど、今年で3回目となる本番組でスペシャル・サポーターを務める井上芳雄が、ニューヨークに到着、盛り上がる現地からコメントを寄せた。毎年、豪華なゲストによる華麗なショーが展開し、まさに授賞式自体が“ブロードウェイショー”となるトニー賞。今年の司会は、ディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』などでも活躍するトニー賞受賞俳優のジェームズ・コーデン。米人気トークショー番組「ザ・レイト・レイト・ショー」では、アデルやジャスティン・ビーバーらとドライブしながらカラオケするコーナーなどが大人気で、大スターをも爆笑させる親しみやすいトーク術に期待が寄せられている。ノミネート作品としては、米国建国を描く「ハミルトン」がミュージカル部門・作品賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞ほか13部門16ノミネートと史上最多。演劇部門主演男優賞には、ガブリエル・バーン(「夜への長い旅路」)、ジェフ・ダニエルズ(「ブラックバード」)、フランク・ランジェラ (「ザ・ファーザー」)、ティム・ピゴット=スミス(「チャールズ3世」)、マーク・ストロング(「橋からの眺め」)がノミネート。演劇主演女優賞には、ジェシカ・ラング(「夜への長い旅路」)、ローリー・メトカーフ(「ミザリー」)、ルピタ・ニョンゴ(「エクリプスト」)、ソフィー・オコネド(「るつぼ」)、ミシェル・ウィリアムズ(「ブラックバード」)がノミネートされている。その授賞式を前に、現地へと向かった“日本ミュージカル界のプリンス”こと井上さん。「ニューヨークに到着しました!ご覧ください、トニー賞に向けて盛り上がるタイムズスクエアです。 時間の許す限り、観劇して回りますので、現地レポートをお楽しみに!」とコメントし、早速、観劇へ。ノミネーション作品の「ハミルトン」や「カラーパープル」を観劇する予定だという。今回、史上最多16ノミネートされている話題作「ハミルトン」の感想を含め、井上さんが体感した授賞式直前で盛り上がるブロードウェイの取材・レポートは、6月4日(土)「WOWOW無料放送の日」と「生中継!第70回トニー賞授賞式」の中で語られるという。「生中継!第70回トニー賞授賞式」は6月13日(月)8時~(同時通訳)、6月18日(土)19時~(字幕版)をWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』『ムード・インディゴ うたかたの日々』などを手掛けるミシェル・ゴンドリーの最新作が、邦題を『グッバイ、サマー』とし、9月に日本でも公開されることが決定した。14歳。子供でもない、大人でもない狭間の時期。画家を目指すダニエルはたくさんの悩みを抱えていた。中学生になっても女の子のような容姿で、クラスメイトからミクロ(チビ)と呼ばれて馬鹿にされており、恋するローラには全く相手にされていない。おまけに母親は過干渉で、兄貴は暴力的なパンク野郎。誰も本当の自分を理解してくれない…。そんなある日、ダニエルのクラスに変わり者の転校生・テオがやってくる。目立ちたがり屋で、自分でカスタマイズした奇妙な自転車を乗り回し、趣味の機械いじりのせいでガソリンの匂いを漂わせている周囲から浮いた存在のダニエルとテオは意気投合し、やがて親友となっていく。学校や家族、そして仲間たち、みんなが2人を枠にはめて管理しようとしてくる。息苦しくうんざりするような毎日を脱出するため、彼らは“ある計画”を考えつく。それは、スクラップを集めて自分たちで“夢の車”を作り、夏休みに旅に出ることだった――。本作は、14歳の少年2人が、夏休みに“動くログハウス”で旅する初々しいロードムービー。創造性と遊び心に満ちた独特の世界観で絶大な支持を得る映画監督ミシェル自らが脚本を手掛ける自伝的な青春ストーリーとなっており、まるでケストナーの「飛ぶ教室」を思わせるような、瑞々しい子ども時代のきらめきと大人の扉を開ける少年たちの甘酸っぱい青春の日々が描かれている。女の子のような容姿で周囲に馬鹿にされてしまうダニエル役には、アンジュ・ダルジャン、変わり者の転校生・テオ役にはテオフィル・バケが演じるほか『アメリ』のオドレイ・トトゥが出演していることも話題となっている。2014年、東京現代美術館にて開催された個展「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」でも人気を博した彼の最新作とあって、今後多くの人の注目を集めそうだ。『グッバイ、サマー』は9月よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月19日女優のリア・ミシェルが、『glee/グリー』の共演者であり元恋人の故コーリー・モンテースにちなんだタトゥーを入れた。リアは、同ドラマの共演がきっかけでコーリーと約2年間交際。2013年に薬物過剰摂取により死を迎えるまで、コーリーが2009年から『glee/グリー』の中で演じていたアメリカンフットボール部クォーターバックであるフィン・ハドソンの背番号にちなんで、リアは数字の5を新たに自身の体に刻んだようだ。先日には他界した祖母への追悼の意を込めて指にコーヒーカップのタトゥーを入れたことも発表していたリアは、ニューヨークにあるプロスペクト・タトゥーがデザインしたそのタトゥーをインスタグラムで公開し、「そして、もう一つ...私のクォーターバックのために...ナンバー5」とコメントを添えている。リアは祖母にちなんだタトゥーの写真を公開した際、「今週、私の美しいおばあちゃんが亡くなったの...彼女は普通のグランマじゃなかったわ。8歳の時に私にとって初のコーヒーを出してくれたの。私の歴代の彼氏たちみんなに対して適切でない発言をしたわ。彼女は私にパイとかセーターを作ってくれたことなんて一度もなかった。大好きだった...何よりも...大好きよ、おばあちゃん」と祖母との思い出とともに、その死を悼んでいた。(C)BANG Media International
2016年04月14日故ロビン・ウィリアムズさんの最後の作品となったコメディ映画『ミラクル・ニール!』(4月2日先行公開/4月9日全国公開)の映像が1日、公開された。ロビンさんが主人公の愛犬・デニスの声を担当している様子が映されている。ロビンさんは、2014年8月11日にアメリカ・カリフォルニア州の自宅で亡くなったが、その1カ月程前にアフレコで本作に参加。映像は、「命令されるのって大好き」というセリフとともに身ぶり手ぶりでアフレコに取り組むロビンさんの姿を捉えている。録音は3回にわたって実施。1回目はネット電話サービス・Skypeを通して試みたが、タイムラグによって指示がうまく伝わらなかったため、テリー・ジョーンズ監督が訪米し、直接会って2回目の録音を行った。録音は問題なく終わったが、その直後にロビンさんがテリー監督に電話をかけ、「デニスが16歳の男の子っていう設定にしよう!」と提案。その結果、再びテリー監督がSkype越しに指示を出して、3回目の録音となった。テリー監督は、ロビンさんについて「いやはや、すごかったよ」と感嘆。役に入り込むために、デニスの写真を常に脚本代に置いて台本に向き合い想像力を発揮したロビンさんを思い返しながら「一緒に仕事をするのは本当に楽しかった」と感慨を述べた。このほか映像では、テリー監督がキャストを紹介。加えて、主演のサイモン・ペッグ、ヒロイン役のケイト・ベッキンセールをはじめ、サンシーヴ・バスカー、エディ・イザード、ロブ・リグルらが、それぞれ演じたキャラクターについて語っている。その中でサイモンは、「テリーは僕の演技を見てクスクス笑ってくれるんだ。それがうれしかった」と満足気に話している。本作は、右手を振るだけで何でも願いがかなう不思議な力を手に入れたずぼら男・ニール(サイモン)の物語。ニールと愛犬デニス(ロビンさん)は地球の運命を託されることになる。イギリスのコメディグループ、モンティ・パイソンのメンバーが監督(テリー)や声優として出演しており、彼らの大ファンであるサイモンは、自ら志願し参加することになったという。(C)2015 Anything Absolutely Ltd All Rights Reserved
2016年04月01日2013年に最愛の人コーリー・モンティースを薬物の過剰摂取で亡くし、悲しみにくれていたリア・ミシェルを救ったモデルのマシュー・パエツ。出会いは2014年4月、リアの「On My Way」のミュージックビデオで共演したことだった。マシューと交際してからは元気を取り戻し、同棲も始め、今年初めには「まもなく婚約」ともいわれ、幸せいっぱいだったリア。しかしリアの友達は、女性向けのエスコートサービスで働いていた“過去”を持つマシューを信じきることができなかったという。リアは彼の過去は気にせず、愛を信じてマシューを支えていたというが…。「People」誌によると、今回の破局はリアの代理人により明らかになったのだが、なぜ別れることになってしまったのかという理由や説明がリアには分からないらしい。というのも、マシューは2週間ほど前に何の言葉も残さずに家を出て行ってしまったからだ。マシューが家を出てしまう直前の今月9日、リアがツイッターに投稿したツーショットの写真は2人で一緒にテレビを見ている仲の良さそうな姿だったのだが、この後何があったのだろうか?幸い、リアには「Scream Queens」(原題)で共演しているエマ・ロバーツや、「glee/グリー」のキティ役ベッカ・トビンなど、サポートしてくれる女友達がいっぱいいるようだ。また、ヨガやジム通いに精を出し、アクティブに行動している。(Hiromi Kaku)
2016年02月23日人気TVシリーズ「ダウントン・アビー」のミシェル・ドッカリーの婚約者が13日(現地時間)、がんと闘病の末、34歳の若さで亡くなった。20世紀初頭のイギリスの貴族の館の生活を描いた人気シリーズで、舞台となるクローリー家の長女・メアリーを演じるミシェルの婚約者、ジョン・ディニーン氏はアイルランド出身でファイナンシャルPRの仕事をしていたが、がんの診断を受けた後は故郷に戻り、両親と過ごしていた。2人は2013年9月、ミシェルと「ダントン・アビー」で共演しているアイルランド出身のアレン・リーチ(トム・ブランソン役)の紹介で知り合い、今年2月に婚約した。ディニーン氏がアイルランドのコークにあるホスピスで息を引き取った際、ミシェルも最期を看取ったという。ミシェルの代理人は「(ディニーン氏の)家族は皆さんから受けた支援や優しさにとても感謝していますが、身内で喪に服すために、そっとしておいてほしいと願っています」とコメントを発表した。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月16日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の「Spirit of Travel」でもミューズを務めるミシェル・ウィリアムズの主演最新作『フランス組曲』。このほど、ミシェルを始め、いま注目のキャストが顔をそろえる日本版予告編映像とビジュアルが解禁となった。1940年、ドイツ占領下フランスの田舎町。戦地に赴いた夫を待つ美しい妻リュシルと厳格な義母の暮らす屋敷に、監視のためドイツ軍中尉ブルーノがやってくる。緊迫した占領下の生活の中で、音楽への愛を共有する2人は、いつしか互いの存在だけが心のよりどころになっていく。それは同時に、狭い世界に生き、従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだった――。本作は、アウシュヴィッツで命を奪われたユダヤ人女性作家イレーヌ・ネミロフスキーが、娘に託したトランクに60年以上眠っていた未完の同名小説を原作に、第二次大戦中ドイツ占領下の町で、ピアノの音色が結びつけたフランス人女性とドイツ将校との許されぬ恋を描きながら、過酷な状況下で自由のために懸命に生きる人々の姿を描き出す。『ブルーバレンタイン』『マリリン7日間の恋』などで3度のオスカーノミネートを誇り、ファッション・アイコンでもあるミシェルを主演に迎え、現在公開中の『ヴェルサイユの宮廷庭師』、ティルダ・スウィントン共演『A Bigger Splash』(’15)など話題作が続くマティアス・スーナールツがドイツ人将校を、『イングリッシュ・ペイシェント』や公開を控える『パリ3区の遺産相続人』の名女優クリスティン・スコット・トーマスが義母を演じている。さらに、『オン・ザ・ロード』『マレフィセント』の英国俳優サム・ライリー、『スーサイド・スクワッド』『Tarzan』などハリウッド超大作も控える最旬女優のマーゴット・ロビー、『コーヒーをめぐる冒険』『ピエロがお前を嘲笑う』のトム・シリングなど、オールスターキャストがそれぞれ力強い存在感を見せ、深く見応えある人間ドラマを誕生させている。今回解禁になった予告編では、占領下、ドイツ人将校との許されない愛に揺れる女性をミシェルが繊細に演じ、パリからの大脱出(エクソダス)の様子や、ドイツ軍に占領された町に生きる人々の生活が、壮大なスケールで描かれていく。非情に徹しきれないマティアスの複雑な表情も印象的だ。まずはこちらの予告編から、現代に蘇った“奇跡の遺稿”の物語を確かめてみて。『フランス組曲』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月10日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が14年より展開している広告キャンペーン「Spirit of Travel」の第3弾となる新作ヴィジュアルとムービーを公開した。前作のカリブ海に続く今回は、5月に16年クルーズコレクションを開催したカリフォルニア州パームスプリングスを舞台にフォトグラファー、パトリック・デマルシェリエが撮影。建築家のジョン・ロートナーが設計した伝説的デザートモダニズム建築のThe Bob and Dolores Hope Estateをバックに、「Spirit of Travel」のミューズであるアリシア・ヴィキャンデルとミシェル・ウィリアムズが様々な表情を見せている。ふたりのヒロインが持つのは、ブランドを象徴するバッグ「ツイスト」や「カプシーヌ」など。16年クルーズコレクションショーで初披露されたニコラ・ジェスキエールによる新作モデル「シティ・スティーマー」も登場する。また、ビジュアルと合わせて、ゴードン・ヴォン・スタイナーによるムービーも、ルイ・ヴィトンの公式サイト及び公式アプリ「Louis Vuitton Pass」にて公開されている。
2015年11月09日ファッションアイコンとしても大きな注目を集める女優ミシェル・ウィリアムズが、アウシュヴィッツ強制収容所で生涯を閉じた女性作家の遺稿を映画化した『フランス組曲』に主演。2016年1月、日本公開されることに決まった。1940 年、ドイツ占領下フランスの田舎町。戦地に赴いた夫を待つ美しい妻リュシル(ミシェル・ウィリアムズ)と厳格な義母の暮らす屋敷へドイツ軍中尉ブルーノ(マティアス・スーナールツ)がやってくる。緊迫した占領下の生活の中で、音楽への愛を共有する2人は、いつしか互いの存在だけが心のよりどころになっていく。それは同時に、狭い世界に生きる従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだが――。本作は、第二次大戦中のドイツ占領下フランスの田舎町を舞台に、ピアノの音色が結びつけたフランス人女性とドイツ将校との許されざる愛の物語をアカデミー賞受賞作『ある公爵夫人の生涯』のソウル・ディブ監督が壮大なスケールで描き出す人間ドラマ。原作は、1942年、アウシュヴィッツで亡くなった作家イレーヌ・ネミロフスキーによる未完の同名小説。彼女の娘が母の形見として保管していたトランクには、この小説が記されたノートが遺されており、命がけで綴られた原稿が60年の歳月を経て出版されるや、2004年にフランスの四大文学賞の一つ、ルノードー賞を受賞(死後受賞は初)。フランスで70万部、全米で100万部、世界でおよそ350万部の驚異的なベストセラーとなった。主演を務めるのは、『ブルーバレンタイン』『マリリン7日間の恋』などで確かな演技力を披露し、3度のオスカーノミネートを誇るミシェル・ウィリアムズ。相手役には、マリオン・コティヤール主演の『君と歩く世界』以降、ケイト・ウィンスレット主演の『ヴェルサイユの宮廷庭師』(公開中)ほか、キャリー・マリガン主演『Far from the Madding Crowd』(原題)など近年、大物女優との共演が相次ぎ、世界的に注目を浴びているマティアス・スーナールツ。さらに、『イングリッシュ・ペイシェント』『サラの鍵』などの名女優クリスティン・スコット・トーマス、ハリウッド超大作『スーサイド・スクワッド』(’16公開)も控える若手人気女優マーゴット・ロビーなど、国際的な実力派が力強い存在感を見せ、深く見応えある人間ドラマを彩っている。『フランス組曲』は2016年1月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月13日アカデミー賞受賞の英国の名女優ヘレン・ミレンが、クリムトの名画をめぐる感動の実話を描いた主演最新作『黄金のアデーレ名画の帰還』の公開に先駆け、サイモン・カーティス監督とともに来日することが決定。10月22日(木)より開催される、第28回東京国際映画祭の特別招待作品に選出された本作の舞台挨拶に登壇することが分かった。20世紀が終わる頃、ある裁判のニュースが世界を仰天させた。アメリカに暮らす82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)が、オーストリア政府を訴えたのだ。それは、“オーストリアのモナリザ”と称えられるクリムトの名画<黄金のアデーレ>を、「私に返してください」という驚きの要求だった。マリアの伯母であるアデーレの肖像画は、第二次世界大戦中、ナチスに略奪されたもので、正当な持ち主である自分のもとに返して欲しいと、彼女は主張する。そんなマリアの弁護をするのは、駆け出し弁護士のランディ(ライアン・レイノルズ)。対するオーストリア政府は、真っ向から反論。大切なものすべてを奪われ、祖国を捨てたマリアが、クリムトの名画よりも本当に取り戻したかったものとは──?今回、『REDリターンズ』以来、映画のプロモーションでは約2年ぶり2度目の来日となるヘレン・ミレン。2006年に公開された『クィーン』で、実話に基づくエリザベス女王の苦悩や葛藤を表現し、アカデミー賞「主演女優賞」を受賞。最近では『RED』シリーズや、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』などハリウッド作品でもおなじみ。2003年には、英国女王から“デイム”の称号を授与された。本作では、クリムトが描いた伯母アデーレの肖像画、通称「黄金のアデーレ」を取り戻すため、オーストリア政府を訴えた実在の女性マリア・アルトマンを、つらい過去と向き合いながらも確固たる信念を持ち、常に明るく前向きでジョークを欠かさないキュートな姿で演じている。役作りにあたり、ヘレンは当時82歳だったマリアの大量の供述録を読んだほか、映画でも取りあげられたユダヤ人迫害についての書物にも、可能な限り目を通したという。また、親日家としても知られており、前回の来日では、当時の人気ドラマ「半沢直樹」の決めゼリフ「バイガエシ(倍返し)!」を日本語で披露してくれたことも。今回の来日では、どのようなファンサービスを見せてくれるのか、要注目。なお、数々の舞台やTVで活躍し、ミシェル・ウィリアムズ主演の『マリリン 7日間の恋』で知られるサイモン・カーティス監督は、プライベートも含めて初の来日となるという。『黄金のアデーレ名画の帰還』は11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日ガイ・リッチー監督がヘンリー・カビルとアーミー・ハマーを迎え、1960年代の人気TVシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を新たな視点で描く『コードネーム U.N.C.L.E.』。本作で、物語のカギを握るヒロインを演じ、キュートなレトロファッションを着こなすアリシア・ヴィキャンデルが、いま、ハリウッドの“イットガール”として大きな注目を集めている。本作は、東西冷戦の真っただ中、CIAの有能エージェント、ナポレオン・ソロ(ヘンリー・カビル)とKGBの敏腕エージェント、イリヤ・クリヤキン(アーミー・ハマー)が、国境も政治的背景をも超えて手を組み、世界を巻き込む一大テロ事件を阻止する壮大なスパイ・エンターテイメント。同時に、イケメン2人の新たなバディムービーともなっている。ヒロインとなるのは、アリシア・ヴィキャンデルが演じるギャビー。車の整備士としてもドライバーとしても超一流の腕前を持ち、歯に衣を着せぬ発言ばかりだが、実はヨワイ一面も持つキャラクター。テロ事件に関わっているとされる、18年間音信不通の元ナチスの天才科学者を父にもつことから、作戦のカギを握る役目としてCIAとKGBが確保、ソロとイリヤ2人の“イケメン・ナイト様”に守られながらも、持ち前の知性と強さ、無邪気さで自らもスパイとして活躍する。アリシアは自身が演じたギャビーについて「彼女はスパイ・ムービーの型にはまったお飾り的な女の子じゃない。クールで、怖いもの知らずで、負けず嫌いなの(笑)」と分析。続けて、「監督たちが彼女を、いろいろな面をもつステキなおてんば娘として描いているところが気に入ったわ。私は彼女をとても魅力的で、観ていて楽しくなるような女性にしたかった」と役作りについて語っている。そんなアリシアには、「星のように輝いている」(ローリング・ストーン誌)、「スパイ映画に登場する女性の中で最高にチャーミングで必見だ!」(ComingSoon.Net)など海外の映画評でもベタ褒めが続出、監督のガイ・リッチーも「アリシアには本当に特別なものがある」と大絶賛。「ヘンリーとアーミー、そしてアリシアに率いられた素晴らしいキャストを揃えることができた」と、キャスティングに大満足の様子を見せている。そんなアリシアは、実はいまハリウッド随一の“イットガール”といえる存在だ。エディ・レッドメイン主演で本年度ヴェネチア映画祭のコンペティション部門に選出されているトム・フーパー監督の『The Danish Girl』(原題)や、マット・デイモン主演の待望の『ボーン』シリーズ最新作(2016年全米公開予定)にも起用され、女優としての注目度も急上昇。26歳でスウェーデン版「ELLE」のベストドレッサー賞に選ばれ、2014年には「世界で最も美しい顔100人」にもランクイン、先日、ジェニファー・コネリーとミシェル・ウィリアムズに続いて3人目の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の新たなミューズとして起用されることも発表されるなど、ファッショニスタとしても頭角を現している。劇中では、気取らない車の整備士だったアリシア演じるギャビーが、優雅にオートクチュールを着こなす美女に変身するシーンも描かれており、そのシチュエーションは必見の胸キュンポイント!60年代のレトロファッションをキュートに着こなす彼女の姿に、心をつかまれる女子が続出しそうだ。『コードネーム U.N.C.L.E.』は11月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コードネーム U.N.C.L.E. 2015年秋、全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年09月09日アメリカの大統領夫人ミシェル・オバマ(Michelle Obama)が3月18日に初来日した。この日、羽田空港へと降り立った婦人が着用していたのは、「ケンゾー(KENZO)」の14-15AWコレクションのサテンドレス。足元には「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の定番コレクション「CHOO 24:7」のポインテッドトゥ・パンプス「AZA」をコーディネートした。夫人はこのジミー チュウのパンプスを愛用しており、ホワイトハウスの他、国内外での様々なイベントに出席する際にも着用しているという。ケンゾーのグラフィカルなプリントが目を引くサテンドレスは、日本国内でもKENZO銀座三越店で取り扱い中。
2015年03月20日昨年8月に亡くなったロビン・ウィリアムズの実写遺作『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』の特別試写会が3月2日(月)、都内で行われ、生前のロビンと深い親交があったと言う字幕翻訳家・戸田奈津子が思い出を語った。ロビンとは代表作『いまを生きる』(’90/日本公開)の来日プロモーション以来、公私ともに付き合いがあったといい「常にゴキゲンで、相手を楽しませることを考える人。『僕にとっては、他人の笑いが栄養なんだ』ってね。明るくて、面白くて、それにやっぱり頭の回転が早いの」とその素顔を明かした。『ミセス・ダウト』(’94/日本公開)を引っさげ来日した際には、ロビン家の京都旅行にも同行し「ひのきのお風呂に大喜びだった。彼、とっても毛深いのよ(笑)。本人も『毛深いから、蚊が逃げられないんだ』って笑っていた」のだとか。一方でアルコール依存症に苦しんでいた時期もあり、「家族で食事すると、私も(前妻の)マーサもお酒が好きだから、ついに飲んじゃうんだけど、リハビリ中の彼は一切手を出そうとしなかった。その姿を見ると、やっぱり私も遠慮しちゃって」とふり返った。最後に会ったのは亡くなる1年前…。突然の死に大きなショックを受けた戸田さんは、家族から「マスコミに公開しないプライベートな式典をやるから来てほしい」と直接の連絡を受け、ハリウッドでの追悼式に出席した。「親しい人だけ…といっても会場は大きな劇場で、いかに多くの人に愛されていたか改めて実感した。司会は親友のビリー・クリスタル。ウーピー・ゴールドバーグや『モンティ・パイソン』のメンバーが来たり、最後はスティービー・ワンダーが歌ったり…。その後の食事会にはベン・スティラーやジェフ・ブリッジスもいたし、残された子どもたちが立派な挨拶をして、素晴らしい式だった」(戸田さん)。関係者によると、現在Twitter上では自然発生的には「#ありがとうロビン」のハッシュタグをつけた投稿が多数寄せられていると言い、日本でも多くのファンがロビンへの感謝と哀悼の意を表している。「真夜中になると展示物が動き出す…」そんな不思議な博物館で起こる騒動を描いたベン・スティラー主演の人気冒険シリーズ第3弾にして最終章。本作では展示物に命を吹き込んでいた「エジプト王の石版」が魔力を失いそうになる大ピンチに見舞われる。ロビンはシリーズを通して、愛すべきテディ・ルーズベルト大統領を演じた。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2015年03月03日昨年8月に亡くなったロビン・ウィリアムズの遺産相続をめぐって、妻のスーザンさんとロビンが元妻2人との間にもうけた3人の子どもたちが対立、法廷で争うことになった。昨年12月、カリフォルニア州サンフランシスコ高等裁判所に提出された書類によると、スーザンさんは生前のロビンと暮らしていた住居にある資産が、彼女の許可なく取り除かれ、カリフォルニア州ナパにある家や故人の服、宝石など多くのものの所有権が子どもたち側にあるものの、スーザンさんとの結婚式で着たタキシードやそのほかの品についてはスーザンさんにも所有権があると主張している。ロビンの最初の妻の間に誕生した息子のザッカリー、2番目の妻との間に生まれた娘のゼルダと息子のコーディはいずれも成人している。3人は今年1月になって、継母のとった行動について「傷ついた」と声明を発表、「ウィリアムズ家の子どもたちは、ウィリアムズ氏と結婚して3年にも満たない妻が、生前細心の注意を払って練った財産に関する計画に背く行動を取ったことに傷ついている」「父親が子どもたちに受け取ってほしいと望んだものを受け取るのを阻もうとしている」と、スーザンさんが父親の持ち物の一部を差し押さえ、父親の遺志に干渉しようとしていると訴えている。裁判は3月30日(現地時間)に始まる予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2015年02月04日元々ブロードウェイなどで活躍しており、テレビドラマ「glee/グリー」への出演で一気に知名度を上げた女優のリア・ミシェル。ソロ歌手としてデビュー出したりとマルチな才能を発揮している彼女だが、「glee/グリー」卒業後はどのように活躍していくのだろうか。「HollywoodLife.com」が報じたところによると、リアは「glee/グリー」のプロデューサーのライアン・マーフィーと卒業後も一緒に働く予定だという。ライアンが監督するコメディ・ホラーシリーズの『Scream Queens』(原題)で主役を演じることに決まったようだ。過去にもライアン監督のテレビドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」でゲスト出演をしたいと漏らしていたリア、新作で主演に抜擢されるとはまさに願ったり叶ったりの状況だろう。『Scream Queens』にはリア以外にも「トゥルーブラッド」のジョー・マンガニエロ、『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリン、キキ・パーマーといった実力派の俳優の出演が決まっている。第1シーズンは米国にて今秋に公開される予定だという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月19日2014年8月11日、世界中の人々に映画を通して笑いと涙を贈り続けた名優ロビン・ウィリアムズがこの世を去った。長いキャリアの中で100を超える作品に出演し、様々な役柄を演じてきたロビンが最後に主演したハートフル・コメディ『余命90分の男』から、可笑しくて、ちょっぴり切ない予告編映像が到着した。いつも不機嫌で怒りを抱えているヘンリー(ロビン・ウィリアムズ)。家族には愛想を尽かされ、友人に嫌われても、お構いなし。その日も、交通事故に遭った彼は、病院で長時間待たされたあげく、主治医ではない医師のシャロン(ミラ・クニス)に診察されて怒り心頭。わめき散らすヘンリーにうんざりしたシャロンは、彼が重い病気にかかっていると、つい口を滑らしてしまう。さらに、わめき散らすヘンリーにブチ切れたシャロンは、「余命は90分」と出まかせを言ってしまうが、さすがのヘンリーもこれには動揺。病院を飛び出した彼を、シャロンは大慌てで追い掛けるのだが…。『ミセス・ダウト』『フィッシャー・キング』『パッチ・アダムス』『ジュマンジ』…、数え上げれば切りがない数々の作品で、人々の心に残る“笑い”と“涙”を振りまいてきたロビン。そんな彼が最後に遺した主演作は、まさに彼の真骨頂ともいうべきハートフル・コメディ。かんしゃく持ちで嫌われ者だが、実は心の奥底に優しさと愛情をたたえている主人公・ヘンリーは、ロビンが演じることにより、絶妙なバランスで人間味あふれるキャラクターとなっており、「あなたの余命は90分」とある日突然言われた彼のジタバタに笑わされながらも、最後にはホロリと泣かされてしまうはず。また、彼に出まかせの余命宣告をする女医シャロン役を『テッド』のミラ・クニスが演じているほか、TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のピーター・ディンクレイジ、『ザ・ファイター』のオスカー女優メリッサ・レオなど、豪華な共演陣も彼の最後の名演に花を添える。これまでに失くしたものを取り戻そうとニューヨーク中を必死に駆け回る、ロビン演じるヘンリー。今年の初笑いは、いまは亡き“笑い”と“涙”名優が遺した本作から始めてみては?『余命90分の男』は1月12日(月)より「未体験ゾーンの映画たち 2015」としてヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月06日クリエイティブでロマンチックな気分をデートで味わうには、今、東京都現代美術館の展示がいい。ミシェルの日本初の個展となる「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」と、「新たな系譜学を求めて(跳躍/痕跡/身体)」という2つの異なる展示を楽しむことができる。ミシェルは、リアルを天才的にデフォルメするファンタジックな映画監督。『エターナルサンシャイン』や『恋愛催眠のすすめ』は恋愛の痛みを知る人にはたまらない作品で、男性のファンも多い。そして、ミシェルと言えば、Music Video。生粋のクリエイターであるミシェルの手がけたVideoはプロモーションの域を超えたアート作品だ。Around the World in 19 videos では、迷路のような白い壁に映し出されるミシェルの代表的な19作品を楽しむことができる。スクリーンの下に表示されるSTOP、GOの指示に従い、アイディア溢れるミシェルのMusic Videoをふたりで全身に感じながら、スクリーンを追いかけよう。ホームムービー・ファクトリーでは、カフェやガレージ、町中やリビングなどの様々なシーンのセットが展示されており、見てまわるだけで想像力がかき立てられる。それぞれのセットから、どんな登場人物やシーンが思いつくか、シーンを描き、カメラ位置や音楽まで監督になったつもりでアイディアを交換してみると、想像力や発想から互いの新たな一面を知ることができるかもしれない。そして、『新たな系譜学をもとめて』の展示では、野村萬斎による狂言が受け継ぐ伝統の型への挑戦や、身体の動きそのものをリアルタイムで模倣したり、トレースする最先端のテクノロジーを使った実践など、身体のもつ力や可能性、神秘を感じられる。ダムタイプの「Trace/React」というサウンドインスタレーションでは、身体によるパフォーマンス(つまり、言葉や視覚では表現できない何か)を360°回転する超指向性スピーカー5台から流れてくる音で体験できる。パフォーマーの身体が発する音、呼吸、衣擦れ、足音をインスタレーションするという試みだ。ふたりで手をつないで目を瞑り、音の波の中を歩いてみよう。彼の手に引かれてスピーカーの間を前進すると、音の波がつくる壁や亀裂、そこにいないパフォーマーの動きの気配と、隣にいる彼の気配や動き、体温を同時にそしていつもより密接に感じることができるのはないだろうか。2つの展示に触発されて、互いの想像力を覗き、身体そのものの形態やそれがもつ機能に敏感になるデート。感性を刺激し合う体験が、ふたりの距離を縮めてくれるに違いない。【イベント情報】「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展第5回東京アートミーティング「新たな系譜学をもとめて-跳躍/痕跡/身体」会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1会期:9月27日から1月4日休館日:月曜日(10月13日、11月3日、11月24日は開館、翌火曜日休館)時間:10:00から18:00(入場は17:30まで)料金:「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展 一般1,000円大学生・65才以上800円中高生600円小学生以下無料、第5回東京アートミーティング「新たな系譜学をもとめて-跳躍/痕跡/身体」 一般1,200円 大学生・65才以上900円 中高生600円 小学生以下無料
2014年12月22日前回に続き、今月は海外ドラマスターとブロードウェイの関係に注目。海外ドラマファンにはおなじみの存在であり、ブロードウェイの舞台でも華麗なパフォーマンスを見せている2人のスターをピックアップし、その舞台レポートをお届けします。2人目は、「グッド・ワイフ」のイーライ・ゴールドと言えばこの人、アラン・カミング!「グッド・ワイフ」では抜け目ない政治コンサルタントをチャーミングに演じている彼ですが、最近では主演映画『チョコレートドーナツ』の大ヒットも記憶に新しいところです。そんなアラン・カミングが現在、ミュージカル「キャバレー」に出演中。演じるのは、ストーリーテラー的キャラクターにして、物語の舞台となるキャバレー“キットカットクラブ”で司会を務める男・エムシー役です。この役は彼の十八番とも言えるもので、1998年からの公演で同役を演じた際にもトニー賞の「主演男優賞」を受賞しました。前回の「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」同様、映画版も広く知られている演目ですから、ストーリーをご存じの方も多いはず。ナチスの影が忍び寄るベルリンを舞台に、“キットカットクラブ”の歌姫・サリーと作家志望の青年が繰り広げるロマンスを軸にした映画版は、アカデミー賞で計8部門を制覇しました。大まかなストーリーラインは舞台も映画も同じですが、映画版はヒロインのサリーにより寄り添った印象で、演じたライザ・ミネリがアカデミー賞「主演女優賞」に輝いたのも納得。舞台では、物語を見つめるエムシーの目線がより強調された群像劇になっており、アラン・カミングのトニー賞「主演男優賞」受賞に相応しい構成が特徴です。ちなみに、今回の舞台でサリーを演じるのは、ミシェル・ウィリアムズ。今や映画界のスター女優ですが、彼女の出世作と言えば青春ドラマ「ドーソンズ・クリーク」も思い出されるところです。この舞台がユニークなのは、上演する劇場全体が“キットカットクラブ”に見立てられていて、1階席はすべて4人掛けのラウンドテーブルになっているところ。舞台の観客はまるで、キャバレーのお客さんになったかのような気分を味わえます。もちろん、テーブルでは飲食のオーダーも可能。アルコールや軽い食事を楽しみながら鑑賞している人がほとんどでした。その中を時に練り歩いたり、かと思えば舞台上で耽美なパフォーマンスを披露したり、キャバレーの司会者らしく客席に語りかけたり、はたまた観客の1人を舞台に上げてダンスをしたり(!)するのがエムシーという存在。上裸にサスペンダーで妖しさと怪しさを放出し、シニカルな眼差し鋭く、卑猥さもたっぷりに30年代ベルリンの退廃を体現するエムシーは、「アラン・カミング以外の誰が演じられるの?」と言いたくなるほどの役でした。そして、物語の衝撃過ぎる結末もまた、彼の表情と存在感あってこそ。まさに、アラン・カミングの舞台なのだと実感させられました。『チョコレートドーナツ』でも美声を披露し、観客の心をつかんだアランの生パフォーマンスを体験できるのはブロードウェイ・ミュージカル「キャバレー」だけ。11月11日からはエマ・ストーンがサリー役で出演することも決まっており、引き続き目が離せません。(text:Hikaru Watanabe)
2014年11月05日LVMHグループの現代アートミュージアム「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」が10月27日、パリ・ブローニュの森にオープンする。その開館式が20日に開催された。開館式ではLVMHグループ代表のベルナール・アルノー、フランス共和国大統領フランソワ・オランドらが美術館の開館を宣言した。その他、文化・通信大臣フルール・ペルラン、パリ市長のアンヌ・イダルゴ、建物の設計を担当したフランク・ゲーリーなどが式に参加。また、ニコラ・ジェスキエール、カール・ラガーフェルド、J.W.アンダーソン、ラフ・シモンズなどグループのデザイナーや映画監督のソフィア・コッポラ、女優のミシェル・ウィリアムズ、US『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター、建築家のピーター・マリノらセレブリティが駆け付けた。式の当日、会場となった美術館の建物は、照明デザイナーのエルヴェ・デコットによるイルミネーションで彩られた。また、オペラ歌手のナタリー・デセーが、チェリストのアンリ・ドマルケットによる演奏と共に、セルゲイ・ラフマニノフ作『ヴォカリーズ』を歌い上げ祝福。その後、オランド大統領が退席すると、会場では美術館に併設されるレストラン「ル・フランク」のディレクター、ジャン=ルイ・ノミコによるディナーがふるまわれた。
2014年10月24日