スパイダーマンの宿敵として知られるダークヒーローを『ダンケルク』のトム・ハーディが演じる『ヴェノム』(原題:VENOM)が、12月に日本公開されることが決定。その初映像がお披露目された。マーベル・コミック史上、最も謎に満ちたダークヒーローとして高い人気を誇る凶悪ヴィランを主人公に描く本作。破壊的な守護者という複雑な特性を持つヴェノムの、新たなるユニバースがついに始動する!悩み、苦しむ、俺の中の悪魔が――主人公ヴェノム/エディ・ブロックを演じるのは、『ダンケルク』『マッドマックス怒りのデス・ロード』の大ヒットで知られ、また『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされたトム・ハーディ。また、ヒロイン役として、同じくアカデミー賞ノミネート経験もある『グレイテスト・ショーマン』のミシェル・ウィリアムズの出演が決定。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で注目を集めたリズ・アーメッド、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞にノミネートされているウディ・ハレルソンほか、スコット・ヘイズ、リード・スコットらが出演。監督は、長編デビュー作『ゾンビランド』の成功で知られ、『L.A.ギャング・ストーリー』でハードボイルドな世界を描いたルーベン・フライシャー。脚本には『アメイジング・スパイダーマン2』の原案・脚本をつとめたジェフ・ピンクナーをはじめ、現在世界中で大ヒットを巻き起こしている『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』でタッグを組んだスコット・ローゼンバーグらを迎えている。『ヴェノム』は12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月09日『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマンと『ラ・ラ・ランド』の音楽チームが贈る『グレイテスト・ショーマン』。来週に、主人公P.T.バーナムを演じたヒューとレティ役キアラ・セトルの来日も控える本作から、サントラ収録の楽曲「Never Enough」を贅沢に活用したエモーショナルな特別映像が到着した。本作の主人公バーナムは、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師。妻・チャリティへの一途な愛を糧に夢を追いかけた彼は、差別や偏見の中で立ち尽くしていたエンタテイナーたちにスターになれる場所を提供し、エポックメーキングなショーを創造したことで知られている。「特権階級の世界で暮らしていたチャリティが、多くを持っていないバーナムと一緒にいたいと思ったのは、彼がお金では買えないもの、つまり“想像力”を持っていたからだ。チャリティがバーナムの目で世界を観ると、そこは魔法にかかった場所になる」とマイケル・グレイシー監督は語る。到着した映像でも、想像力を駆使して子どもたちに“魔法”をかけているバーナムの姿にチャリティが惚れこんでいることが伝わってくる。ヒューもまた「一番気に入っているのは、危険を冒しても自分の夢を追いかけ、想像力を発揮すれば、人は素晴らしいことを達成できるという考えだ」と、バーナムの成功の鍵は想像力にあることを明かす。主人公を取り巻く成功を支えた妻と女性スター歌手の存在…映像では、内助の功でバーナムの成功を支えたチャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)だけでなく、バーナムを取り巻くもう1人の女性、世界的なスーパースターのジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)の姿も映し出す。驚異のソプラノでヨーロッパでは人気を博していたものの、アメリカでは無名だった彼女は、バーナムのプロモーションにより、現在でいえばレディー・ガガに匹敵するほどの有名人になっていく。映像全編に流れる、リンドが圧巻の歌声で魅了する楽曲「Never Enough」は、バーナムに対する“誘惑的な思い”を込めて熱唱する曲でもあり、この曲を聞けばリンドのバーナムへの気持ちが容易に想像できる。そんな楽曲に乗って描かれる映像では、チャリティがバーナムと暮らす家を出て行くシーンや、バーナムの型破りなショーに反対する根強い反対派の抗議なども映され、単なるサクセスストーリーではない物語の深さが垣間見えてくる。また、バーナムだけでなく、ザック・エフロン演じるバーナムの若き相棒フィリップとゼンデイヤ演じるバーナム一座のスター・アンとの恋愛にも触れられており、さまざまな人間模様に期待が高まる映像となっている。『グレイテスト・ショーマン』は2月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月09日ヒュー・ジャックマンと『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフがタッグを組み、ミシェル・ウィリアムズ、ゼンデイヤ、ザック・エフロン、キアラ・セトルらハリウッドを代表する豪華スターが共演するミュージカル・エンターテインメント作品『グレイテスト・ショーマン』。この度、ザックとゼンデイヤのロマンティックなデュエットシーンを映した映像が公開された。今回到着した映像は、ザック演じるフィリップとゼンデイヤ演じるアン、悲恋な2人が空中を舞い、愛を歌うロマンチックなデュエットシーン。この「Rewrite the Stars」のミュージカルシーン、ゼンデイヤはトレーニングに励み、空中ブランコのプロたちと何か月も協力して上半身と体幹を鍛え、恐怖をおさえる方法を学び挑んだそう。ザックは、「ゼンデイヤは空中ブランコがとても上手になっていたから、2人で空中のスタントをやり、ハーネスも使わずに空中ブランコに乗った。美しくユニークなシーンになったし、ある意味、シルク・ドゥ・ソレイユとシェイクスピアの組み合わせのようだと思っているよ」と話している。ザック演じるフィリップは、上流階級の生活を捨てバーナム(ヒュー・ジャックマン)の弟子に、またゼンデイヤ演じるアンは、タブーを破るピンク色の髪をした空中ブランコ乗りで、フィリップが夢中になる女性だ。ゼンデイヤは、「アンとフィリップが、それぞれの皮膚の色のせいで、自分たちが望む形で愛し合えないのは痛ましいことよ」と、この切ないラブストーリーについて言及し、「彼らにできるのは視線を交わすことだけだった。愛は自分でコントロールできるものではないの」とコメント。そして『ラ・ラ・ランド』に引き続き、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞のW受賞を2年連続で果たすという快挙へ王手をかけているベンジ・パセックは、「これはフィリップが上流階級のルールを捨て去り、アンを追い求めようと決心した瞬間だ。彼は彼女に、“自分にはもうルールは存在しないから僕と一緒に夢を見てくれないか”と言う」とこのシーンが胸キュン必至であると明かしている。『グレイテスト・ショーマン』は2月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月01日ヒース・レジャー(享年28)が亡くなってから、1月22日で10年を迎える。ヒースの姉ケイトさんがこの10年をふり返り、「WHO」誌に心境を語った。ケイトさんによれば、ヒースの娘で自分にとっての姪にあたるマチルダちゃん、その母ミシェル・ウィリアムズとの関係は良好だという。「私たち(レジャー家)は、ミシェルとマチルダと定期的に連絡を取っていて、結構頻繁に訪ねたりもしてるの。マチルダは素晴らしい子ね。私たちの喜びの源よ」。ヒースが亡くなった当時、2歳だったマチルダと同様ケイトさん自身の子どもたちもまだ幼かった。しかし、“ヒース叔父さん”はいまでも子どもたちの生活にとって重要な存在だという。「ヒースの思い出話や彼について話をしない日はまったくないわ。いまもうちの中で生きているような感じね」。彼の出演作を見て、動いている姿や声を聞くのはつらくもあるが、一方で子どもたちと叔父さんの姿を共有できることは幸せとも。ケイトさんはヒースを「ソウルメイト」と呼び、ほとんど毎日連絡を取り合うほど仲がよかったそうだ。レジャー家は、映画製作を愛したヒースの遺志を継ぎ、ヒースのようにオーストラリアからハリウッドへと羽ばたく俳優を支援する「ヒース・レジャー奨学金基金」を設立した。(Hiromi Kaku)
2018年01月17日マーク・ウォールバーグが『All The Money In The World』(原題)の再撮影で手にしたギャラ150万ドル(約1憶6,500万円)を、セクハラの撲滅を目指すキャンペーン「Time’s Up」に寄付した。この映画にはケヴィン・スペイシーが出演していたが、俳優のアンソニー・ラップが若い頃にケヴィンから性的暴力を受けたと暴露したことがきっかけでケヴィンは役を降ろされ急遽クリストファー・プラマーが代役を務めることになった。それに伴い、共演者のマーク・ウォルバーグとミシェル・ウィリアムズも再撮影をすることに。先日、その再撮影のギャラがマークが150万ドルだったのに対し、ミシェルは1,000ドル(約11万円)とマークのギャラの1パーセント未満だったことが発覚し、男女間のギャラの差がありすぎだと話題を集めた。マークは「ぼくは、公正な報酬に対する闘いを100パーセント支援するよ!」というコメントを添えて150万ドルを気前よく寄付した。マークが所属するエージェンシー「ウィリアム・モリス・エンデヴァー」(「WME」)もさらに50万ドルを寄付し、「Time’s Up」基金に計200万ドルが寄付された。「ABC News」などのメディアによると、ミシェルはマークと「WME」の行動に大変感謝をしており、また、勇気を出して過去と向き合ってつらい告白をしたアンソニーの「味方だ」と表明したそうだ。(Hiromi Kaku)
2018年01月15日映画『ワンダーストラック』が、2018年4月6日(金)より全国ロードショー。トッド・ヘインズ監督がブライアン・セルズニックの小説を映画化本作は、映画『キャロル』を手がけたトッド・ヘインズ監督が、『ヒューゴの不思議な発明』でも知られる作家・ブライアン・セルズニックの同名ベストセラー小説を映画化したものだ。モノクロ×カラー、NYで交差する2つの世界舞台は、ニューヨーク。主人公は、1977年に生きる少年と1927年に生きる少女だ。それぞれの特別な理由で大事な人を探しにたった1人でニューヨークへと旅立った2人。そして、大停電が起きた夜、ある不思議な奇跡が起こり、50年もの離れた時代に生きる2人は謎の絆によって引き寄せられてゆく。見所は、2つの時代特有の空気が混ざり合うその幻想的な映像世界だ。70年代の少年のパートは”カラーで音あり”、そして20年代の少女のパートは”モノクロでサイレント”で表現。この2つの世界がニューヨークの街で交差する。そんなどこかキュンとするように懐かしく、そして胸が踊るようにファンタジックな演出を是非劇場で体感したい。キャストキャストには、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズや、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアなどが抜擢。豪華な役者陣の演技にも注目だ。トッド・ヘインズ監督来日トッド・ヘインズ監督が2018年3月に来日。1998年12月に日本公開された作品『ベルベット・ゴールドマイン』以来、約20年ぶりの来日となる。ストーリー1977年、ミネソタ。母親を交通事故で失った少年ベン。父親とは一度も会ったことがなく、なぜか母は父のことを語ろうとはしなかった。 ある嵐の夜、母の遺品の中から父の手掛かりを見つけたベンは、落雷にあって耳が聞こえなくなりながらも、父を探すためひとりニューヨークへと向かう。 1927年、ニュージャージー。生まれた時から耳が聞こえない少女ローズは、母親のいない家庭で厳格な父親に育てられる。憧れの女優リリアンの記事を 集めることで寂しさを癒していたローズは、リリアンに会うためひとりニューヨークへと旅立つ。新たな一歩を踏み出したふたりは、謎の絆 に引き寄せられてい く。そして、大停電の夜、何かが起ころうとしていた――。詳細映画『ワンダーストラック』公開日:2018年4月6日(金) 全国ロードショー監督:トッド・ヘインズ脚本・原作:ブライアン・セルズニック出演:オークス・フェグリー、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ、ミリセント・シモンズ配給:KADOKAWA© 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2017年12月30日映画『ゲティ家の身代金』が、2018年5月25日(金)に全国の劇場で公開される。R・スコットが描くスリリングな人間ドラマ監督は『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』『オデッセイ』など、これまで数多くの名作を世に送り出してきた巨匠、リドリー・スコット。彼の最新作は、1973年に発生した誘拐事件を、重厚なドラマとスリリングな展開で描く人間ドラマだ。“世界中のすべての金を手にした”と言われた大富豪ジャン・ポール・ゲティ。愛する17歳の孫ポールが誘拐され、1,700万ドル(当時の価値で約47億円)という破格の身代金を要求されたゲティだったが、その支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に、稀代の守銭奴でもあった。離婚によりゲティ家から離れ、中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のため誘拐犯のみならず世界一の大富豪とも戦うことに。一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身に危険が迫るが、事件は思いもよらぬ展開へと発展していく。脚本の段階から注目を集めるハリウッドには、映画化前の優秀脚本リスト「ブラックリスト」と呼ばれるリストがある。業界の重役をはじめ関係者が映画化されていない脚本を投票で評価するものだ。『ソーシャル・ネットワーク』や『セッション』、日本でも人気の高い『(500)日のサマー』などが過去にリストに載った作品。リストに載った脚本は、後にアカデミーやゴールデングローブ賞を受賞することが多いことで知られており、デヴィッド・スカルパによる『ゲティ家の身代金』の脚本は、制作前から既にお墨付きを受けていた。ミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグなどが出演巨匠リドリー・スコットが監督する上に、期待を集めた脚本だけにキャストも実力派揃い。アカデミー賞に多々ノミネートされる演技派がキャストに加えられた。主人公ゲイル・ハリス役を、前期『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたばかりのミシェル・ウィリアムズ。元CIA捜査官で誘拐事件のアドバイザーとなる人物フレッチャーをマーク・ウォールバーグが演じることになった。公開を目前にゲティ役ケビン・スペイシーの降板劇が発生そんな公開前から期待されていた作品だが事件が起こる。実はこの映画にはアカデミー賞受賞俳優ケビン・スペイシーの出演が決まっていたのだ。しかし、ハリウッドのプロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動から派生する形で、全米公開の一ヶ月半前にケビン・スペイシーの降板劇が発生。しかもケビン・スペイシーは話の中心となるゲティ役。お蔵入りまで囁かれたなか、急遽代役として名優クリストファー・プラマーがゲティ役で出演するこが決定。映画に関わる全てのクルーが協力し、短期間での再撮影を敢行。再撮影には1000万ドル(約11億円)もの費用がかかったのだが、C・プラマー以外のキャストはなんとギャラなしで臨んだそうだ。そして、無事に予定通り全米公開されることになった。ピンチから一転、アカデミー賞 助演男優賞にノミネート本来であれば公開時期さえも見直された作品、クリストファー・プラマーにとっては準備の時間もそう多くはなかったはずだ。そんな異色の騒動で話題をさらった『ゲティ家の身代金』だが、代役に抜擢されたクリストファー・プラマーが、アカデミー賞のほか、その前哨戦であるゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされる快挙を達成。短期間で作品に参加しアカデミー賞にノミネートというのは史上最短記録だそうだ。これを受け、プラマーは次のように語っている。「ゲティ家の身代金を完成させたリドリー・スコットの素晴らしいチームに深い感銘を受けました。チームは驚異的な偉業を成し遂げ、私もこのかつてない機会に関われた事を嬉しく思います」リドリー・スコットは次のように話す。「あえてケビン版の本編を見せませんでした。クリストファー自身が思い描くゲティ像にしてみたかったのです。ケビンの演技は素晴らしいものでしたが、2人のゲティはまるで違います。ケビンのゲティは冷徹な印象であり、逆にクリストファーのゲティは人間的な深みが強調されています。」ゴールデン・グローブ賞では、惜しくも受賞は逃してしまったが、プラマーのほか、リドリー・スコットが監督賞、ミシェル・ウィリアムズが主演女優と主要部門でノミネートされた。作品詳細『ゲティ家の身代金』原題:All the Money in the World公開時期:2018年5月25日(金)監督:リドリー・スコット出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、ロマン・デュリス、チャーリー・プラマー、マーク・ウォールバーグ脚本:デビッド・スカルパ原作:ジョン・パーソン『Painfully Rich: The outrageous Fortunes and Misfortunes of the Heirs of J.Paul Getty』©2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年12月16日『オデッセイ』『エイリアン』の巨匠リドリー・スコット監督が、世界で初めての“億万長者”といわれた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫誘拐事件を映画化する『All the Money in the World/オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)の日本公開が決定。さらに、このほど発表された第75回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションにて、先日のケヴィン・スペイシー降板を受けて急きょ代役に決まったクリストファー・プラマーの助演男優賞をはじめ、ミシェル・ウィリアムズが主演女優賞、そしてリドリー・スコットが監督賞にノミネートされた。■あらすじ“世界中のすべての金(All the Money in the World)を手にした”といわれた大富豪ジャン・ポール・ゲティ。だが、1973年11月、愛する17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドル(約47億円、※事件当時のレート)もの破格の身代金を要求されたゲティは、あろうことか、その支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に、稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家から離れ、中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のために誘拐犯のみならず、世界一の大富豪とも戦うことに。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身には危険が迫る。しかし、事件は思いも寄らぬ方向へ――。実力派のミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグに加え、アカデミー賞受賞のケヴィン・スペイシーが石油王ゲティ役で出演…するはずだった本作。ところが、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動で、ケヴィンもセクハラで告発されたことから、12月22日の全米公開を目前に降板劇が発生。お蔵入りすらささやかれたが、急きょオスカー俳優のクリストファー・プラマーをゲティ役に迎え、ミシェル、マーク、そしてスタッフが一致団結して、この短期間での再撮影を敢行!予定通り全米公開することが発表され、先日無事に再撮影が終了したばかり。全キャスト、スタッフの本作にかける情熱とこれまでに例を見ない展開が注目を集め、今回、サプライズともいえるゴールデン・グローブ賞3部門にノミネート。ひそかにオスカー候補有力作の声も聞こえ始め、まさかの逆転劇に向けてますます期待が高まっている。また、デヴィッド・スカルパによる脚本は、2015年度のハリウッドのザ・ブラックリスト(※映画スタジオ重役が選ぶ映画化前の優秀脚本リスト)にも選ばれており、すでに内容はお墨付きだ。昨日まで普通の母親だった人間が、世界中の金を手にした男と手段を選ばない犯人グループにどう立ち向かうのか?息子の命を救えるのは母の愛か、金の力か?重厚なドラマと最後まで目が離せないスリリングな展開には要注目。そんな本作のゴールデン・グローブ賞ノミネートを受け、スコット監督、クリストファー、ミシェルから感謝のコメントが到着している。■リドリー・スコット監督「観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めた」ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」を評価してくれたことに感激し、心から感謝しています。またミシェル・ウィリアムズとクリストファー・プラマーの素晴らしい演技が称賛されたことも、誇りに思います。撮影後に予期せぬ挑戦が待ち受けていましたが、公開を楽しみにしている世界中の観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めました。このプロジェクトに関わった何百人ものスタッフ・キャストが全てのシーンに魂を込めて、この挑戦へと立ち向かいました。素晴らしいニュースに、格別の喜びを感じています。ありがとうございます。■クリストファー・プラマー「素晴らしいチームに感銘」「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」を完成させたリドリー・スコット監督の素晴らしいチームに深い感銘を受けました。チームは驚異的な偉業を成し遂げ、私もこのかつてない機会に関われたことを嬉しく思います。ハリウッド外国人記者クラブの評価に深く感謝いたします。■ミシェル・ウィリアムズ「作品に関われたことを誇りに」名誉あるノミネートに心から感謝しています。この感動を私の親愛なる友人リドリー・スコット監督と新しい友人であるクリストファー・プラマーと一緒に分かち合えることにも、大きな喜びを感じています。この作品に関われたことを誇りに思います。私にとって素晴らしい道のりでした。また、ヒュー・ジャックマンと『グレイテスト・ショーマン』のスタッフ達にも大きな祝福を贈りたいです。『All the Money in the World/オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)は2018年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日『レ・ミゼラブル』で世界を泣かせたヒュー・ジャックマンが、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞した才能あふれる音楽チームとタッグを組んだミュージカル・エンターテイメント『グレイテスト・ショーマン』。このたび、ついにヒューのすばらしい歌声が披露される最新予告編が到着した。「グレイテスト・ショーへようこそ」との言葉とともに幕を開ける映像で、まず映し出されるのは、誰もが自分らしく輝ける場所をエンターテインメントの世界に作り出し、ショービジネスの原点を築いたP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)の姿。仕事を失いながらも、妻(ミシェル・ウィリアムズ)と2人の娘を幸せにすることを願うバーナムは、オンリーワンの個性を持つ人々にスポットライトを当てた、誰も観たことがない華やかなショーを思いつく。世界中の観客を楽しませるためイギリスへ渡ったバーナムは、女王に謁見。そこで出会った奇跡の声を持つ美貌のオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)と共にアメリカに戻り、全米を魅了するショーを繰り広げ、名士の仲間入りを果たす。だが、彼の行く手には、これまで築き上げてきたものすべてを失いかねない波乱が待ち受けていた…。なんと言っても今回の映像では、アメリカ演劇界で最も権威ある「トニー賞」ミュージカル主演男優賞受賞経験もあるヒューの歌声が披露されていることに注目。『ラ・ラ・ランド』の音楽チームによる楽曲とヒューの歌声が相まって、わずか2分の映像でショーの世界に観る者を誘い、感動を呼び起こす。ヒューが「人と違っていても自分自身でいることの重要なメッセージがある。人と違うことこそが自分を特別な存在にしてくれるんだ」と語っているように、冷たい視線を浴びて生きてきた、人と違った個性を持つ人々が「みんな違うから輝くんだ」というバーナムの信念によって繰り広げられる華やかなショーで、その個性を輝かせながら自分の居場所を見つけていく様子には胸を打たれること必至。さらに、ショーに参加するフィリップ(ザック・エフロン)とアン(ゼンデイヤ)の恋愛は簡単には進まないことを予感させるひと幕もあり、目が離せない。ヒューをはじめ、久しぶりにミュージカル作品に臨むザックなど、歌やダンスの実力にも定評があるハリウッドを代表する豪華スターが集結した本作。ハリウッドのミュージカル・ブームが再燃する中、このゴージャスなオリジナル・ミュージカルが2018年の映画界を席巻するに違いない。『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月07日『レ・ミゼラブル』で世界を泣かせたヒュー・ジャックマンが、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞した才能あふれる音楽チームとコンビを組んで完成させた主演作『グレイテスト・ショーマン』。2018年のアカデミー賞候補の呼び声も高い本作の日本公開日が、2月16日(金)に決定し、ポスタービジュアルがお披露目された。先日、米国のエンターテインメント紙「ハリウッド・レポーター」が公表した2018年の第90回アカデミー賞作品賞候補予想作に、『ダンケルク』や『ダウンサイズ』などと並んで選ばれた本作。主人公P.T.バーナムを演じるのは、ヒュー・ジャックマン。パーナムは、「ショービジネス」の概念を生み出した実在の人物。誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らし出した。そんなバーナムを支えたのは、どんなときも彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)。彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バーナムはショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。到着したポスタービジュアルでも、「夢が、踊りだす」というキャッチコピーの通り、バーナムが夢を掴み、水面に映る彼の仲間たちも生き生きと躍動している様子が描かれている。バーナムの刺激的な人生のストーリーを彩るのは、圧巻の音楽と胸躍るミュージカル・シーン、ゴージャスな映像、そして心揺さぶる人間ドラマだ。バーナムを演じたヒューは、「『レ・ミゼラブル』は素晴らしい経験だったが、音楽をはじめ、全てが新しい作品を作るのは、僕がやりたいことだったんだ。観客が何も知らずに劇場に来て、僕たちが作ったものを観てくれるのを想像するとワクワクするよね」と語り、バーナムを演じることで自身の“夢が叶った”ことも明かしている。さらに、ヒューは、バーナムについての著書を37冊も読んだといい、「『人生がどうなるかは自分次第だ』というバーナムの名言がある。自分に相応しいと感じるものは何でもやったらいい。簡単なものなどないし、人生は簡単ではない。だからといって止めることもできないよね」とバーナムの精神に共感しつつ、夢に向かって1歩踏み出そうとする人の背中を押す。そして、「オスカーなんてどうでもいいと言う人がいたら、きっとウソをついているに決まっている」と笑うヒュー。彼自身の主演ノミネートはもちろん、さまざまな部門で賞レースを騒がせることになるであろう本作に、引き続き注目していて。『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月11日セリーナ・ウィリアムズのInstagram(@serenawilliams)より 米女子プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ(35)が、現地時間1日に第一子となる女児を出産していたことをInstagramで公表した。父親はRedditの創業者で婚約者のアレクシス・オハニアン(34)。 Instagramには、妊娠を医師から告げられるシーンから、出産までの軌跡をたどったストーリー(24時間で自動削除される動画)を掲載。その中で、出産後に赤ちゃんが合併症を起こし6日間入院したことを明かしている。動画の最後には「ハロー、ワールド、ベイビーガール、アレクシス・オリンピア・オハニアンJr.」と、「オリンピック」の語源ともなった古代ギリシャの都市名を織り込んで命名したことを報告した。 出生体重は3118グラム、現時点でのグランドスラム獲得タイトルは「1」とのことだ。 ウィリアムズは4月に妊娠を公表。1月に全豪オープンで優勝したときはすでにお腹に命を宿していたことが世界に衝撃を与えていた。妊娠がわかったのは、オハニアンが彼女にプロポーズしたわずか2週間後であったという。
2017年09月14日映画『グレイテスト・ショーマン』が、2018年2月16日(金)に公開される。アメリカの実在した伝説のエンターテイナー、P.T.バーナムの、夢と愛に生きた人生を描く。ロマンティックで一途な愛と、ドラマティックな人生を描いた感動のミュージカル・エンタテイメントだ。エンターテイナー P.T.バーナムP.T.バーナムとは、19世紀に活躍したエンターテイナーで、サーカスの基礎を作ったと言われている人物。1952年に映画化された名作『地上最大のショウ』は彼のサーカスが由来。空想家のバーナムがゼロからアイデアと野心でショービジネスを立ち上げ、世界中でセンセーションを巻き起こした一大スペクタクルを作り上げるまでを描く。あらすじ職を失い失意のバーナム(ヒュー・ジャックマン)は、脳裏に天啓とも言えるアイデアが閃く。ショー・ビジネスへの進出を狙うバーナムは一座を立ち上げ。華やかな社会の影でひっそりと暮らしていた人々を「大切なのは”君らしさ”」だと勇気づけ、エンターテイナーの道を歩みはじめる。そこには空中ブランコで華麗な芸を演じる若者をはじめ、さまざまな者たちが集まった。オンリーワンの個性を持つ人々にスポットライトを当てた、誰も観たことが無い華やかなショーを思い付いたのだ。世界中の観客を楽しませるためイギリスへ渡ったバーナムは、女王にも謁見。奇跡の声を持つ美貌のオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)に出会い、共にアメリカへ行き、全米を魅了するショーを繰り広げる。しかし、その先には、築き上げてきたものすべてを失いかねない波乱が待ち受けていた…。ヒュー・ジャックマン主演主人公P.T.バーナムを演じるのは、『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマン。トニー賞 ミュージカル主演男優賞受賞を受賞したことがあるほどの歌声の持主だ。ジャックマンはと映像で使用されている楽曲に次のように話している。「異質であっても受け入れられること、自分自身でいることについての重要なメッセージがあります。”This Is Me”という歌に、多くの人々が共感するでしょう。他の人と違うことこそが自分を特別な存在にしてくれるものなのです。」P.T.バーナムを献身的に支える妻と愛する子供たち、そして、その愛も注目ポイントだ。ザック・エフロン×ゼンデイヤの空中ブランコ『ハイスクール・ミュージカル』や『ヘアスプレー』などで美しい歌声やダンスを披露したザック・エフロンも本作に出演。上流階級の生活を捨てて、バーナム率いるサーカス劇団の一員となる青年フィリップを演じる。そこで出会ったのは、空中ブランコ乗りのゼンデイヤ演じるアン。やがて惹かれ合っていく2人だが、そこには肌の色が違うという劇中当時の大きな問題が立ちはだかる……予告映像には、2人による美しい空中ブランコのシーンが映し出される。"シルク・ドゥ・ソレイユとシェイクスピアの組み合わせ"のようなものだと表現するザック・エフロンの言葉通り、本作に向けてトレーニングを重ねたというゼンデイヤは、演技とは思えないほど圧巻のパフォーマンスを披露。そして、ザック・エフロンとの息の合ったデュエットは、恋に落ちていく男女のムードをますますヒートアップさせていく。2人の恋の行方はいかに。メインキャラクターを取り巻く豪華キャストそのほかにも、演技×歌やダンスに定評がある豪華スターが集結する。・ミシェル・ウィリアムズ:妻のチャリティ・レベッカ・ファーガソン:バーナムによって世界的な名声を手にしたスウェーデン人のソプラノ歌手ジェニー・リンド・キアラ・セトル:バーナムの一座でスポットを浴びることで「This Is Me」(これが私)と主張できる自分を獲得していくレティ第90回アカデミー賞では主題歌賞にノミネート2018年1月23日(火)に行われた第90回アカデミー賞のノミネーション発表では、主題歌賞にノミネーションされた。対象となった楽曲は、ベンジ・パセックとジャスティン・ポールによる「This is Me」。2018年1月8日(月)に発表された第75回ゴールデン・グローブ賞で見事栄冠に輝いた楽曲だ。今回、アカデミー賞を受賞すれば、『ラ・ラ・ランド』に続き、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の2年連続ダブル受賞を果たすことになる。監督は「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化を担当することが決定しているマイケル・グレイシー。彼は映画の音楽について次のように言及した。「題名を聞くと歌が浮かぶ作品にしたい」近年『レ・ミゼラブル』『ラ・ラ・ランド』とミュージカルの注目作が続く中、新たなストーリーが幕を開ける。作品詳細『グレイテスト・ショーマン』監督:マイケル・グレイシー出演:ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロン公開日:2018年2月16日(金)配給:20世紀フォックス映画(c) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation音楽は『ラ・ラ・ランド』のコンビが担当 - サウンドトラックにも注目音楽は『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールが担当している。それだけにサウンドトラックも注目だ。もちろんヒュー・ジャックマン、ゼンデイヤ、ザック・エフロンなど主要キャストが参加しており、登場人物みんなで歌うゴージャスな「ザ・グレイテスト・ショー 」がは目玉。そのほかミュージカル女優のキアラ・セトルによる「ディス・イズ・ミー」は“他人と違うとここそが自分を特別な存在にしてくれるんだ”と声高だかに歌う。サウンドトラックは世界でもヒットしており、アメリカのビルボード アルバム・チャートで1位を獲得すると快進撃は続き、iTunesの総合チャートでは60ヵ国で1位を獲得。Spotifyでは収録曲11曲のうち9曲がトップ200グローバル・チャートにランクインした。日本国内盤は1月17日のリリースとなる。▼収録曲1."The Greatest Show" - Hugh Jackman, Keala Settle, Zac Efron, Zendaya & The Greatest Showman Ensemble2."A Million Dreams" - Ziv Zaifman, Hugh Jackman, Michelle Williams3."A Million Dreams (Reprise)" - Austyn Johnson, Cameron Seely & Hugh Jackman4."Come Alive" - Hugh Jackman, Keala Settle, Daniel Everidge, Zendaya & The Greatest Showman Ensemble5."The Other Side" - Hugh Jackman & Zac Efron6."Never Enough" - Loren Allred7."This Is Me" - Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble8."Rewrite The Stars" - Zac Efron & Zendaya9."Tightrope" - Michelle Williams10."Never Enough (Reprise)" - Loren Allred11."From Now On" - Hugh Jackman & The Greatest Showman Ensemble
2017年08月26日ヒュー・ジャックマンと『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフがタッグを組み、夢と愛に生きた伝説のエンターテイナーの最高にロマンティックな愛と、ドラマティックな人生を描いた『グレイテスト・ショーマン』。このたび、待望の予告編映像が到着、圧巻の華麗なるミュージカル・エンターテイメントに込められた感動のメッセージが明らかになった。米「ハリウッド・レポーター」が公表した、2018年のアカデミー賞作品賞候補に早くも選出されている話題作。到着した予告映像では、職を失い失意のバーナムを献身的に支える妻と愛する子どもたちの姿からはじまり、彼の脳裏に天啓とも言えるアイデアが閃く。ショー・ビジネスへの進出を狙うバーナムは一座を立ち上げ、華やかな社会の影でひっそりと暮らしていた人々を「大切なのは“君らしさ”」と勇気づけ、稀代のエンターテイナーの道を歩み出す。そこには空中ブランコで華麗な芸を演じる若い2人をはじめ、さまざまな者たちが集まった。日本の人気漫画「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化にも起用されている新鋭監督マイケル・グレイシーが、「題名を聞くと歌が浮かぶそんな作品にしたい」と話す本作。音楽は『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けている。主人公P.T.バーナムを演じるヒューは、「異質であっても受け入れられること、自分自身でいることについての重要なメッセージがある。『This Is Me』という歌は、多くの人に共感されるもので、他の人と違うことこそが自分を特別な存在にしてくれるものだ」と、本映像で使用されている壮大な楽曲に言及し、そこに込められたメッセージについて語っている。さらに、アカデミー賞ノミネートのミシェル・ウィリアムズと、『スパイダーマン:ホームカミング』のゼンデイヤ、『ベイウォッチ』のザック・エフロン、『ライフ』のレベッカ・ファーガソンといった、歌やダンスの実力にも定評があるハリウッドを代表する豪華スターたちの姿も視線をとらえて離さない。『ラ・ラ・ランド』以降、ハリウッドのミュージカル・ブームが再燃する中、早くもその最高傑作となる1本が幕を開ける!『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月23日ヒュー・ジャックマンが、「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画版にも抜擢された新鋭監督マイケル・グレイシーとタッグを組んだミュージカル・エンターテインメント『グレイテスト・ショーマン』(原題:The Greatest Showman)の日本公開が、2018年2月に決定した。夢と愛に生きた、伝説のエンターテイナーの映画史上最高にロマンティックな一途な愛と、ドラマティックな人生を描いた本作。実在の人物P.T.バーナムの野心と想像力にインスパイアされた本作のストーリーは、空想家のバーナムが何もないところからアイデアと野心でショービジネスを立ち上げ、世界中でセンセーションを巻き起こしたショーを作り上げるまでに焦点が当てられる。主人公P.T.バーナムを演じるのは、『レ・ミゼラブル』で世界中を魅了し、今年は『LOGAN/ローガン』で最後のウルヴァリンを熱演したヒュー。さらに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズ、『スパイダーマン:ホームカミング』のゼンデイヤ、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』『ベイウォッチ』(原題)のザック・エフロン、『ライフ』のレベッカ・ファーガソンとキャスト陣は実に豪華。ヒューは、「イマジネーションや、自分自身の直感を信じ、ほかの誰にも自分の定義づけなどさせず、自分がやりたいことをやるんだ。自分の夢を生きるんだ」というメッセージを、バーナムから感じたと明かす。本作のテーマについても、「ほかの人と違うことこそが、自分を特別な存在にしてくれる。それを誇りに思い、正面から向き合うということだ」と続けた。監督を務めるのは、人気漫画「NARUTO -ナルト-」のハリウッド実写映画化にも起用されている期待の新鋭、マイケル・グレイシー。また、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞に輝いたベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビが音楽を手がける。グレイシー監督は「『雨に唄えば』や『ウエスト・サイド物語』、『サウンド・オブ・ミュージック』のように“題名を聞くと歌が浮かぶ”そんな作品にしたい」と、夢にあふれた意気込みをコメント。続けて、「『VOGUE』から抜け出したようなファッションだ」と語り、本作の煌びやかな衣装をはじめ、多彩なエンターテイメント性についても言及した。米国のエンターテインメント紙「ハリウッド・レポーター」が公表したところによれば、早くも、2018年のアカデミー賞作品賞候補、ヒューの主演男優賞候補にも選出されている本作。監督も「ヒューこそが最高のショーマンだ」と絶賛する彼の演技と歌声をはじめ、おそらく各部門で賞レースを騒がせることになるであろう本作を、期待して待っていて。『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月11日今年5月に開催された「第70回カンヌ国際映画祭」。栄えある最高賞パルムドールにはスウェーデンのリューベン・オストルンド監督の『THE SQUARE』 が輝き、非劇場公開作品も高い評価を得るなど、注目作が揃った今映画祭から7作品をスターチャンネルと東北新社が買い付け。うち3作品が発表された。劇場公開から間もないハリウッドスタジオの最新作から、映画史に残る不朽の名作、人気の海外ドラマシリーズまで幅広く放送する映画専門チャンネルのスターチャンネル。本チャンネルでは、“映画館でもTVでもスターチャンネルが厳選した良作を”をコンセプトに、「STAR CHANNEL MOVIES」として世界中から良作を厳選してお届けする映画のラインナップ。今回買い付けされた7作品は、「STAR CHANNEL MOVIES」の新作ラインナップとして選出された。まず1作目は、『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュが監督を務める『All the Old Knives』(原題)。元恋人同士のCIA職員が、6年前の事件の再捜査に乗り出すストーリ―を描くスパイスリラーで、『スター・トレック』シリーズや『ザ・ブリザード』のクリス・パイン、『ブロークバック・マウンテン』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズらが出演する。続いて、『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン監督作『The Widow』(原題)がラインナップ。『キック・アス』シリーズや『フィフス・ウェイブ』のクロエ・グレース・モレッツや『ピアニスト』『エル ELLE』のイザベル・ユペールが出演する本作は、亡くなった母親を忘れられない若い女性が、年の離れた未亡人と友情関係を結ぶが、やがてその関係が不吉なものへと変わっていくスリラー。そして最後は、『スウィート・ノベンバー』のパット・オコナーが監督を務める『Benjamin’s Crossing』(原題)。20世紀ドイツを代表するユダヤ系の哲学者ヴァルター・ベンヤミンに扮し、第二次世界大戦中、ナチスに追われピレネー山脈を越えて逃亡した史実を描くヒューマンドラマ。『英国王のスピーチ』や『キングスマン』のコリン・ファースらが出演する。なお、それぞれの作品の日本での公開は、2018年から2019年を予定している。(cinemacafe.net)
2017年06月11日『ラ・ラ・ランド』や『ムーンライト』とともに、本年度アカデミー賞で作品賞をはじめ主要部門にノミネートされ、見事、主演男優賞(ケイシー・アフレック)、脚本賞(ケネス・ロナーガン)の2冠を獲得した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。本作で、ほぼ新人にして助演男優賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズは、実はハリウッドのサラブレッドだという。今年ブレイク必至といわれる、この“塩顔男子”の新星に注目した。本作は、ケイシー演じる、ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リーが、兄の死をきっかけに故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥パトリックの面倒を見ながら過去の悲劇と向き合い、再生への一歩を踏み出す人間ドラマ。リー役を熱演し、主演男優賞を獲得したケイシ―と、リーの元妻を演じて4度目のアカデミー賞ノミネートとなったミシェル・ウィリアムズと並び、リーの甥パトリック役で、アカデミー賞に初ノミネートされたのがルーカス・ヘッジズだ。「ニュースターの誕生!」とハリウッドではすでに大きな注目を集めているが、その注目度の高さは日本にも及び、連日満員御礼の大盛況となった本作のマスコミ向け試写会では、上映後に毎回必ず、評論家やライター、編集者たちの中から「あの子は誰?」といった質問が飛び出すほど。そんなルーカスは、1996年生まれ、現在はノースカロライナ州立芸術大学で演技を学ぶ20歳の大学生。彼の父は、名作『ギルバート・グレイプ』の原作・脚本を手がけ、『アバウト・ア・ボーイ』で2003年の第75回アカデミー賞脚色賞にノミネート、ケイティ・ホームズ主演『エイプリルの七面鳥』では監督を務めた作家・脚本家・映画監督のピーター・ヘッジズ!さらに、母は詩人・女優のスーザン・ブルースというアーティスト一家の次男として生を受けた彼は、父ピーターが監督した『40オトコの恋愛事情』へのエキストラ出演で映画の世界に飛び込んだ(残念ながら、そのシーンは編集でカット)。その後、ウェス・アンダーソン監督『ムーンライズ・キングダム』のボーイスカウトの1人として本格的に映画デビューし、テリー・ギリアム監督『ゼロの未来』、ジェイソン・ライトマン監督『とらわれて夏』など名匠たちの作品に相次いで出演、アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演した。そして本作では、ケイシー演じるリーの甥っ子パトリックに扮し、地元の仲間やガールフレンドとの青春をはつらつと謳歌しながらも、父親(カイル・チャンドラー)を突然失った悲しみと、思春期特有のナイーヴさを抱える少年の複雑な心情を繊細に表現。クールな現代っ子でありながら、思いやりもあるパトリックと暮らすことで、孤独な主人公リーの閉ざされた心が少しずつ開いていく――という、まさに本作におけるキーパーソンを演じたルーカスは、「シカゴ映画批評家協会賞」有望俳優賞、「ナショナル・ボード・オブ・レビュー」ブレイクスルー・パフォーマンス賞を受賞。第89回アカデミー賞では『ムーンライト』マハーシャラ・アリ、『最後の追跡』ジェフ・ブリッジズら大先輩たちと並んで助演男優賞にノミネートされるなど高い評価を受け、一躍ハリウッドの寵児となっている。今後は、本作で共演したミシェルと今度は親子を演じる俳優ジョナ・ヒルの監督デビュー作『Mid‘90s』(原題)ほか、『20センチュリー・ウーマン』『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』で知られる女優グレタ・ガーウィグの監督作『Lady Bird』(原題)など話題作・大作への出演も目白押しで、さらなる活躍が期待される。たしかな演技力とともに、高橋一生や坂口健太郎などに代表される“塩顔男子”というべき“甘さの少ない”美形ぶりで、日本にも大ブレイクの波が訪れそうだ。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マンチェスター・バイ・ザ・シー 2017年5月13日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2017年05月08日女子テニス世界ランキング2位のセリーナ・ウィリアムズが現在第1子を妊娠中だとわかった。セリーナは19日(現地時間)、スナップチャットに水着姿の自撮り写真を投稿。腹部が少しふくらんでいるのがはっきりわかる画像に、「20 weeks(20週)」とキャプションをつけた。セリーナは今年1月、オーストラリア・オープンで優勝したが、このときはすでに妊娠していたことになる。35歳のセリーナは昨年12月、掲示板サイト「Reddit」の共同創業者で33歳のアレクシス・オハニアンと婚約、「Reddit」上でローマ旅行中に求婚された様子を詩のように綴って発表した。セリーナは、オーストラリア・オープンの後の試合には膝のケガを理由に出場していなかった。代理人も彼女の妊娠を認めていて、出産は今秋の予定だという。2人は現在、メキシコのビーチでバカンスを満喫中で、セリーナはインスタグラムでその様子をアップしている。(text:Yuki Tominaga)
2017年04月21日ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)がジェフ・クーンズ(Jeff Koons)とのバッグとアクセサリーのコラボレーションラインを発表。第一弾の発売は2017年4月28日(金)。草間彌生・村上隆他、トップアーティストとのコラボレーションをおこなってきたルイ・ヴィトン。今回発表されるのは、現代アート界で最も広く知られるアーティストの1人、ジェフ・クーンズとコラボレートしたアイテムだ。第一弾としてはベースに「スピーディ」「キーポル」「ネヴァーフル」のバッグを用いたものが発売される。歴史的・世界的にマスターピースとよばれる、ダ・ヴィンチ、フラゴナール、ルーベンス、ティツィアーノ、ゴッホら5種類の油絵をキャンバス地に再現。バッグの外側には、巨匠の画家たちの名前およびモノグラム・フラワーがクーンズの象徴ともいえるメタルで埋め込まれ、内側にはオリジナル作品の作者のバイオグラフィーとポートレートが描かれる。さらに、クーンズのアイコニックなモチーフであるレザー製のラビットをかたどったタグも付属する。特徴的なのはルイ・ヴィトンが初めて自らのモノグラム・モチーフの形を変えたことだ。クーンズが再解釈したモノグラムにはクーンズ自身のイニシャルが加えられ、バッグの外側にディテールとしてあしらわれる。クーンズは、空気を入れて膨らませたビニール製のウサギをモチーフにしたスチール彫刻「ラビット(Rabbit)」やマイケル・ジャクソンとペットのチンパンジーの巨大な陶器の彫刻を金箔で装飾した「マイケル・ジャクソン・アンド・バブルス(Michal Jakson And Bubbles)」などで名声を得た。キッチュだと評される世俗的で親しみやすいモチーフの使用は、専門的なアートギャラリーの域を超え、大衆に訴えかけることを意図しているという。なお、本コレクションのお披露目を祝して、パリ・ルーヴル美術館館では館長ジャン=リュック・マルティネズ主催の特別ディナーが開催された。アーティスト、ジェフ・クーンズも出席し、アート界の多数のゲストのほか、ケイト・ブランシェットやミランダ・カー、ミシェル・ウィリアムズ、レア・セドゥなど、多くの豪華セレブリティが出席した。【詳細】発売日:2017年4月28日(金)
2017年04月14日ケイシー・アフレックがアカデミー賞主演男優賞に輝き、ケネス・ロナーガン監督が脚本賞を受賞した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。このほど、プロデューサーのマット・デイモンをはじめ、キャストのケイシー、ミシェル・ウィリアムズらのコメントと本編映像で構成された特別映像が到着した。本作は、ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リー(ケイシー・アフレック)が、兄の死をきっかけに故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく物語。リーの絶望と再生を、時折ユーモアを交えながら丁寧に紡ぎ出した珠玉の人間ドラマだ。そんな本作の発案者は、誰あろう、マット・デイモン。彼は当初、監督・主演もつとめる予定だったが、スケジュールの都合により監督をロナーガン、主演をケイシーと、それぞれ信頼する友人へとゆだねた。裏方としてプロデューサーに徹したマットは、「これは、人々の心にずっと残る映画だ。力ある役者と脚本、演出によって、この映画は忘れられないものになった」と、そのすばらしい出来に感激のコメントを寄せている。今回の特別映像では、本編映像を交えながら、プロデューサーのマットや主演ケイシーらが本作について語る。「甥の面倒を見るために、故郷に戻る男のとても美しい物語だ」と本作を語るマットは、「人物描写が緻密で実在する人物のように思える」とロナーガンの脚本を絶賛。ケイシーも「物語と登場人物の人生にすっかり引き込まれたよ」と語り、主人公リーの元妻ランディを演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたミシェルは「ケネスの作品に出演できると聞いてとてもうれしかった」と、かねてから監督の作品に出演を熱望していたことを明かしている。本編の映像では、予告編よりさらに踏み込んだ内容が紹介されており、兄が遺言で自分を甥の後見人に指名していたことを知って動揺するリーや、2人の女の子と同時につき合っている現代っ子の高校生パトリックとリーとのぎこちないやりとり、過去の悲劇を乗り越えることができないリーに思いをぶつける元妻ランディの姿など、登場人物たちのさまざまな表情が映し出され、本作が持つリアリティと豊かなユーモアを感じ取ることができる。また、舞台となったマンチェスター・バイ・ザ・シーの海でのシーンや美しい景色も印象的に切り取られたものとなっている。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月13日(土)、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マンチェスター・バイ・ザ・シー 2017年5月13日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2017年04月12日第89回アカデミー賞にて主演男優賞、脚本賞を受賞したマット・デイモン製作、ケネス・ロナーガン監督・脚本、ケイシー・アフレック主演の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。待望の本予告編とポスタービジュアルが解禁となった。本作は、ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公リー(ケイシー・アフレック)が、兄の死をきっかけに故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていくストーリー。主人公リーの絶望と再生の過程を、時折ユーモアを交えながら丁寧に紡ぎ出した珠玉の人間ドラマだ。本年度アカデミー賞では見事2冠(主演男優賞・脚本賞)に輝いたほか、第74回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)、第88回ナショナル・ボード・オブ・レビュー主要賞4賞(作品賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞、ブレイクスルー・パフォーマンス男優賞)など、227部門ノミネート・108部門受賞と世界各国で映画賞を総なめ。なかでも、主人公リーの孤独と哀しみを体現し、主演男優賞を総なめにしたケイシーの渾身の演技に加え、リーの別れた妻役を演じたミシェル・ウィリアムズは本作で4度目のオスカーノミネート、新星ルーカス・ヘッジズも初ノミネートされる好演をみせている。今回解禁になった予告編は、兄の突然の訃報を受けて、ケイシー演じる主人公リーが、戻りたくなかった故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰ってくるところから始まる。甥の後見人になることを言い渡され、困惑するリー。心を閉ざすリーと、年ごろの甥パトリックとのぎこちなくもユーモラスなやり取り、涙する元妻ランディとの再会シーンなどを見せながら、絶望の中のリーの心が揺れ動き、その町で新たな一歩を踏み出していく、微かな希望を感じさせる予告編に仕上がっている。合わせて、「癒えない傷も、忘れられない痛みも。その心ごと、生きていく。」というコピーとキャストたちの表情が印象的な本ポスターも解禁。左から兄ジョー(カイル・チャンドラー)、元妻ランディ(ミシェル・ウィリアムズ)、主人公リー(ケイシー・アフレック)、甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)と、登場人物たちの顔が並び、彼らが織りなす人間ドラマを感じさせている。本作のプロデュースを手がけたマットは、当初、監督・主演も務める予定だったが、スケジュールの都合により監督をケネス・ロナーガン、主演をケイシーと、それぞれ信頼する友人へとゆだねた。先のアカデミー賞授賞式で、マットは自身のオスカー受賞作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の共同脚本で親友のベン・アフレックと共に脚本賞のプレゼンターを務め、「脚本賞はケネス・ロナーガン!」と名前を読み上げた。そして、主演男優賞の発表では、ケイシーの名前が呼びあげられるとすぐに兄ベンが立ち上がり、大きくハグ。壇上からはケイシーがマットへ「チャンスを与えてくれてありがとう」と心からの感謝を贈ったり、必死に涙をこらえるベンの姿がカメラで抜かれたりと、兄弟でオスカー受賞という快挙に沸き、劇中同様、感動の瞬間を届けてくれたことも記憶に新しい。「これは、人々の心にずっと残る映画だ。力ある役者と脚本、演出によって、この映画は忘れられないものになった」と、マット自身もその出来に感動を表明している本作。その珠玉の物語を、ここから確かめてみて。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マンチェスター・バイ・ザ・シー 2017年5月13日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2017年03月22日出演作『ダークナイト』の公開を前に、28歳で亡くなったヒース・レジャー。テレビ局「Spike」が、5月にヒースをテーマとしたドキュメンタリー「I Am: Heath Ledger」(原題)を放送するという。「People」誌などが報じている。「Spike」はこれまでにもスティーブ・マックイーンやクリス・ファーレイ、ブルース・リーなどの有名人のドキュメンタリーを製作してきた。ヒースは2008年1月22日に複数の薬物を併用して摂取したことが原因となり、この世を去った。故人となってしまったものの、その後、ジョーカーを演じた『ダークナイト』でアカデミー助演男優賞を獲得。2006年にも『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、今後が期待された俳優だっただけに多くの人が嘆き悲しんだ。ヒースと娘のマチルダちゃん(当時2歳)をもうけたミシェル・ウィリアムズは、ヒースの死から9年経ったいまも、恋人を作ることはあってもシングルマザーを貫いている。ヒースがドキュメンタリーのテーマに取り上げられるのはこれで2回目。2012年にドイツのテレビ番組「Too Young Too Die」が、ヒースの父キムへのインタビューやヒースが『ダークナイト』の撮影中に記録していた日記を引用するなどしてヒースの人生を描いたことがあった。(Hiromi Kaku)
2017年03月16日ウィリアムズ症候群って?出典 : ウィリアムズ症候群は、ある染色体の異常が原因で現れる複数の症状のあつまりのことをいい、1961年にウィリアムズ医師らが発見しました。「小さな妖精(エルフ)のような顔立ちをしている」といわれるように、ウィリアムズ症候群の人は特徴的な顔立ちであるほか、精神発達のおくれ、視空間認知障害や、歯の異常、そして特徴的な性格であることが多いようです。また、高カルシウム血症や大動脈弁上狭窄、先天性心奇形の疾患を抱える人が多いことも分かっています。日本人では1~2万人にひとりがウィリアムズ症候群と考えられていて、とてもまれな疾患であることから国に難病として指定されています。ウィリアムズ症候群(指定難病179)| 公益財団法人難病医学研究財団/難病情報センターウィリアムズ症候群の原因出典 : ヒトは、22対からなる常染色体と1対の性染色体を持っています(常染色体:44本、性染色体:2本)。子どもは父親と母親から一対ずつ染色体を受け取っています。ウィリアムズ症候群は、父親か母親どちらかの7番目の染色体の一部が欠けてなくなってしまって起こると考えられています。欠けている部分は、顕微鏡で見えないくらいの小さなものですが、25個の遺伝子が含まれていると考えられています。遺伝子は体の設計図とも呼ばれており、遺伝子が足りなくなっていることで、臓器なども含めて体のさまざまな場所に異常が現れてしまうのです。なくなった遺伝子のひとつに「エラスチン」遺伝子があります。「エラスチン」は血管や皮膚などをつくっている線維成分のひとつで、弾力や伸縮性に関係しているといわれています。ウィリアムズ症候群で多く現れる大動脈弁上狭窄などの血管の疾患は、この「エラスチン」遺伝子が足りないことが原因であると考えられています。ほかにも、顔だちの特徴や声の特徴、歯の異常などにも「エラスチン」遺伝子が関わっているといわれています。なぜ、染色体の一部が欠けてしまうのか理由はわかっていません。突然変異と考えられていて、性別による差はありません。最近の研究では、ウィリアムズ症候群の子どもの両親のうち28~33%の割合で、欠けている部分の遺伝子の並びが正常とは逆さまの並びになっていることが報告されています。子どもがウィリアムズ症候群となるリスクのひとつとなるのではないかと考えられています。なお、ウィリアムズ症候群の人から50%の確率で、子どももウィリアムズ症候群になるといわれています。ウィリアムズ症候群(指定難病179)| 公益財団法人難病医学研究財団/難病情報センターònica Bayés, et al.Mutational Mechanisms of Williams-Beuren Syndrome Deletions. Am J Hum Genet. 2003 Jul; 73(1): 131–151 Woodruff-Borden, et al.Longitudinal Course of Anxiety in Children and Adolescents with Williams Syndrome. Am J Med Genet C Semin Med Genet. 2010 May; 154C(2): 277–290ウィリアムズ症候群にはどんな特徴がみられるの?出典 : ウィリアムズ症候群の特徴には個人差が大きいため、以下に紹介した項目のすべてが当てはまるわけではありません。●顔立ちの特徴幼い頃には、おでこが広く、前後に長い頭の形、はれぼったいまぶた、低い鼻、長い鼻の下、厚い唇(下唇は下に向かって反り返っている)という顔立ちの子どもが多いようです。成長すると、首が長くなる人が多いといわれるほか、歯の成長に異常がみられることが多いために、あごが小さくなることが特徴です。また、声にも特徴があり、ハスキーボイスの人が多いようです。●健康に関係する特徴特に注意しなければならない疾患には、心臓の大動脈弁上狭窄があげられます。ウィリアムズ症候群の人の75%で発症していて、そのうちの30%の人では外科手術が必要であることが分かっています。また、2歳までのウィリアムズ症候群の子どもの15%で、高カルシウム血症があるといわれています。ウィリアムズ症候群の人は、幼いころから糖や脂質の代謝異常があるために肥満になりやすく、30~35%の人が肥満であるといわれています。そのほか、エラスチン遺伝子がないこと原因でそけいヘルニアになってしまう人も多く、40%の人がそけいヘルニアを発症しているとされています。さらに、子どもから大人まで年齢を問わず、ウィリアムズ症候群の人は頻尿であることも知られています。大沢真木子、中西敏雄/監修、松岡瑠美子、砂原眞理子、古谷道子/編集『ウィリアムズ症候群ガイドブック』(中山書店、2010年)ウィリアムズ症候群の人は、生まれつき体が小さいことが多く、成長が緩やかであることも知られています。そのため、大人でも背の低い人が多いようです。視空間認知障害があることも、ウィリアムズ症候群の大きな特徴です。動くものの認識が難しいので車が近づいてくるか遠ざかっているか分からないことがあるので、交通事故には特に注意が必要です。平均的なIQは59とされていますが、IQには個人差が大きいことでも知られています。一方で、人の顔を覚えるのが得意であったり、言語による短期記憶にとてもすぐれていたりするほか、書くのはとても得意で、読書なども得意であるといわれています。ウィリアムズ症候群の人は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)であることがとても多いことでも知られています。アメリカのルイビル大学のLeyfer博士が、アメリカ精神医学会の『DSM-4』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第4版)での診断基準を使って、6歳から14歳までのウィリアムズ症候群の子ども119人を調査したところ、64.7%の子どもがADHDであったことを報告しています。大沢真木子、中西敏雄/監修、松岡瑠美子、砂原眞理子、古谷道子/編集『ウィリアムズ症候群ガイドブック』(中山書店、2010年) T. Leyfer, et al. Prevalence of Psychiatric Disorders in 4 - 16-Year-Olds with Williams Syndrome. Am J Med Genet B Neuropsychiatr Genet. 2006 Sep; 141B(6): 615–622.また、不安障害がある人がとても多いこともわかっています。アメリカのルイビル大学のWoodruff-Borden博士が、アメリカ精神医学会の『DSM-4』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第4版)での診断基準を用いてウィリアムズ症候群の子ども45人を5年間にわたって調査しました。その結果、82.2%の人が調査期間中に不安障害があることが認められ、62.2%の人は慢性的な不安障害であることも明らかとなりました。具体的には音や大勢の人など、特定の恐怖症であることも分かっています。 Woodruff-Borden, et al.Longitudinal Course of Anxiety in Children and Adolescents with Williams Syndrome. Am J Med Genet C Semin Med Genet. 2010 May; 154C(2): 277–290ウィリアムズ症候群の人は、とても人懐っこく、子どもでは知らない人を怖がらないかわいらしい性格であることも大きな特徴と言われています。また、他人の気持ちなどに共感しやすいこともわかっています。とても、素敵な性格ではあるものの、知らない人にもとても慣れなれしい態度をとってしまうこともあるため、幼いころには「知らない人についていかない」「むやみに抱きつかない」ことを一つひとつ教える必要があります。ウィリアムズ症候群の人は、音楽に傑出した才能がある人もいます。音感が良く、音楽に興味を持つ人が多く、歌や楽器演奏がとても上手な人が多いそうです。一方で、聴覚過敏である場合もあり、特に金属的な音を苦手とすることもあります。大沢真木子、中西敏雄/監修、松岡瑠美子、砂原眞理子、古谷道子/編集『ウィリアムズ症候群ガイドブック』(中山書店、2010年)ウィリアムズ症候群のある人の乳幼児期の発達の特徴出典 : 乳幼児期の発達はウィリアムズ症候群でない場合にも個人差が非常に大きいです。したがって、ここに記載した発達の過程は目安として考えるとよいでしょう。新生児期は筋緊張の低下がみられるため、首のすわりには1歳過ぎ、一人で歩けるようになるのは2歳過ぎ、座るのは2歳過ぎなど、ゆっくりと発達がすすむことが多いといわれています。また、指の関節も柔らかいために、つまんだりとした動作ができるようになるのもゆっくり成長するようです。はじめての言葉も遅いことがわかっていて、1歳半から2歳半くらいに話すことのできる子はごく少数であると考えられています。しかし、話し始めるととてもおしゃべりになる子どもが多く、語彙も豊富でとても流ちょうに話します。そのため、知的障害があったとしても、気づかれずに誤解を受けることもあるようです。通常、知的障害をともなう子どもでは、文法の発達におくれがみられることが多いとされています。しかし、ウィリアムズ症候群の子どもの場合には文法の発達にはおくれがみられません。このため、ウィリアムズ症候群の子どもは流ちょうに話すことができると考えられています。言語の発達では、定型的な発達とも異なっていることが知られています。赤ちゃんは、言葉を話すようになる前には「指さし」をすることで、自分の欲しいものや興味のあることを知らせてくれます。しかし、ウィリアムズ症候群の子どもは、この指差しをすることがないといわれています。指差しについては、発達ナビの記事で詳しく解説しています。子どもの指差しに不安を感じている方は、ぜひ記事を参考にしてみてください。視空間認知障害のために、着替えや片付けなどの日常動作に困りごとが多いようです。それ以外にもお絵かきが不得意であったり、塗り絵では枠からはみ出すなど上手に塗れなかったりすることもあります。また、なぞり書きや、はさみを使うこともあまり得意ではありません。ウィリアムズ症候群のある人の学童期と思春期の発達の特徴出典 : 通常学級に通う子、通級制度を利用する子、支援学級に在籍する子、特別支援学校に通う子などさまざまです。視空間認知障害は、学童期にも影響を与えます。黒板を書き写すことはとても苦手なほか、算数の理解などにもおくれが生じることがあります。話すことはとても得意なので、学校の勉強を怠けているのではないかと誤解されてしまう子どももいるようです。そのため、学校の先生にはウィリアムズ症候群のことを事前に伝えておくことが大切です。また、視空間認知障害のために学校で迷子になる、ロッカーの位置を間違えるなどの困りごとも考えられます。授業を移動するための地図をつくる、板書は写真で記録する、ロッカーは分かりやすい位置にしてもらうなど、その子ごとの配慮をしてもらう必要があるかもしれません。本人と一緒に、本人の困りごとを学校の先生に相談してみてみましょう。ゆっくりと第二次性徴をむかえる人が多いようです。精神的な思春期については、個人差が大きいことが知られており、20歳を過ぎて迎える人もいれば、思春期がない人もいます。ウィリアムズ症候群の診断・検査は?出典 : 心臓疾患を抱えている場合が75%と高い割合であるために、生まれてすぐに診断がつく場合もあり、多くは乳幼児期に診断されます。また、乳幼児期の発達のおくれから診断を受けることも多いようです。ウィリアムズ症候群は別名「妖精様顔貌症候群」とも呼ばれていて、身体的特徴から専門医であればすぐに診断が確定できるといわれています。このほか補助的な診断には、染色体を調べるFish法とよばれる調べ方があります。ウィリアムズ症候群では2つあるべきエラスチン遺伝子が1つしかないため、エラスチン遺伝子がなくなっていないか確認する方法があります。羊水検査による出生前診断は可能なようです。しかし、年齢と発症との関係性は指摘されていないため、どのくらいの人が出生前診断をしているかは不明です。参考:出生前診断|医療法人オーク会ウィリアムズ症候群かなと思ったら出典 : ウィリアムズ症候群は指定難病であることにくわえて、大動脈弁上狭窄などの心臓疾患を抱えていることが多いため、循環器小児科などの専門診療科がある大きな病院で相談してみると良いと思います。大きな病院の多くはソーシャルワーカーがいるので、生活の困りごとや就学の悩みなどの相談にも乗ってもらえます。●かかりつけの小児科まずは、子どもの様子をよく知るかかりつけの小児科で相談してみてください。病気やけがだけでなく、授乳不良なども含めて発達の相談にも乗ってくれます。ウィリアムズ症候群と診断された場合や、その可能性が認められる場合には、専門の病院などを紹介してくれます。● 地域子育て支援センター自治体が運営しているセンターです。電話相談などにも乗ってくれる場合も多く、子育ての悩みを無料で相談できる場所です。必要がある場合には、発達検査なども実施してくれるほか、無料で療育プログラムに参加して、専門家からのアドバイスも受けられます。● 児童相談所18歳未満の子どもへの育児中の困りごとや、発達の相談などにも乗ってもらえます。育児中のストレスなどにも電話で匿名で話を聞いてもらえます。秘密も守られていて、専門家によるアドバイスなども受けられます。●乳幼児健康診査乳幼児健診では、自治体の保健センターや小児科などの医療期間で行われます。保健センターでの乳幼児検診では、相談できる部屋が別に設けられているので、不安に思っていることを個別に相談することができます。ウィリアムズ症候群であると診断が確定した場合には、遺伝カウンセリングで相談することができます。大学病院など、大きな医療機関に併設されていることが多く紹介状を必要とすることがほとんどですので、まずはかかりつけ医に相談してみてください。ウィリアムズ症候群の治療出典 : ウィリアムズ症候群は、遺伝子の一部が欠けてしまっていることから様々な症状が出てしまいます。現在、欠けた遺伝子を治す治療は残念ながらありませんので、現れる症状に合わせた治療が行われます。一番注意しなくてはならないのは、心臓の疾患がある場合です。大動脈弁上狭窄の疾患を抱える人は、適切な治療のほかにも定期的に診てもうことがとても大切です。また、乳幼児期に高カルシウム血症を発症している時には、特殊ミルクを使う必要もありますので、医師と相談しながら治療を進めていくことになります。そのほかにも、筋緊張低下のために、ものを飲み込みづらく離乳食がすすまない場合もあります。このような時には、かかりつけの医療機関に相談してみると良いかもしれません。言語療法などを行ってくれる場所を紹介してもらい、対応していくこともあります。ウィリアムズ症候群の人は、年齢にともなって糖尿病や高血圧症といった生活習慣病のリスクが高くなることでも知られています。そこで、食生活に気をつける以外にも、定期的に検査する必要があります。生えるべき歯が生えてこなかったり、小さい歯だったり、歯の形成に異常がみられたりすることもあります。そこで、口腔外科で定期的にみてもらうことや、歯の状態によっては矯正治療が行われる場合もあります。洋服の着替えなど、乳幼児期の困りごとには、作業療法が良いといわれています。参考記事をぜひ読んでみてください。ウィリアムズ症候群の人の大きな特徴である「音楽が大好きなこと」を生かした音楽療法は、とても効果があると言われています。ウィリアムズ症候群の子どもをもつご家族が結成した団体があり、リトミックや音楽キャンプのほか、講演会などさまざまなイベントを行っているようです。ウィリアムズ症候群はとてもまれですので、心細く感じている方もいらっしゃると思います。そんな場合には、このような家族会に参加して悩みを共有したり、つながりを持ったりすることも良いかもしれませんね。〇NPO法人スマイリズム〇日本ウィリアムズ症候群の会エルフィン関西○日本ウィリアムズ症候群の会エルフィン四国音楽療法については、発達ナビの記事の解説や体験記事がありますので、ぜひ読んでみてください。ウィリアムズ症候群の人が受けられる支援出典 : 国の指定難病のなかでも医療費助成の対象です。助成を受けるためには、医療受給者証が必要です。医療受給者証を発行してもらうためには、診断書と必要書類を合わせて、都道府県の窓口に医療費助成の申請をします。なお、「臨床調査個人票」と呼ばれる診断書が必要になるので、医師に相談してください。参考リンク:平成27年7月1日施行の指定難病(新規・更新)|厚生労働省ウィリアムズ症候群は「小児慢性特定疾病」に指定されているので、通院や入院を問わず18歳未満の子どもへの治療に医療費が助成されます。また、「重症」と認められた場合には、治療にかかった費用の自己負担金がなくなります。ただ、症状や検査の結果によっては、医療費助成の対象と認められない場合がありますので、まずは医療機関に相談してください。また、医療費の助成のほかに、日用生活用具の給付、ウィリアムズ症候群の人やウィリアムズ症候群の子どもを養育経験した人とのカウンセリング(ピアカウンセリング)も受けられる場合もあります。自治体で助成内容が異なりますので、地域の保健センターなどに問い合わせてみましょう。小児慢性特定疾病の医療費助成について|小児慢性特定疾病情報センター1ヶ月にかかった医療費の自己負担分が、一定の限度額を超えたときに高額療養費として返金される制度です。自己負担分の限度額は、所得によって異なるので以下のリンクを参照してみてください。高額な医療費を支払ったとき|全国健康保険協会他にも受けられるサービスがあり、発達ナビの記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。療育手帳・障害者手帳を取得することで、さまざまなサービスや割引・給付が受けられるほか、教育を受けたり就労するにあたり配慮や支援を受けやすくもなります。今回は、地域差が大きく実態が見えにくい療育手帳についてくわしくご説明しますので、ぜひ取得検討の参考にしてください。精神、または身体に障害がある児童について特別児童扶養手当を支給することで、生活の豊かさの増進を支援することを目的とします。児童が20歳になるまで、障害の等級に応じて一定の金額が保護者もしくは養育者に支払われます。障害年金は、障害の程度に応じて、一定の金額が毎月支給される年金制度です。障害者控除には主に所得税や住民税、そして相続税の税控除があり、控除される金額は障害の重さや家庭環境の状況によって変わります。また障害がある人に対する税の優遇は障害者控除だけではなく、贈与税の優遇など様々な特例が定められています。まとめ出典 : この記事では、国に難病指定されている「ウィリアムズ症候群」を解説しました。ウィリアムズ症候群は7番目の遺伝子の特定部分がなくなってしまったことで生じる先天性の症候群です。心疾患を抱える人も多いために、生涯にわたって定期的な治療が必要な場合もあります。しかし、音楽が大好きな特性をいかして楽しみながら療育をしている人もたくさんいらっしゃいます。語彙も豊富で流ちょうに話せることから、勉強を怠けているなど誤解されることもあるようですので、事前に本人の特性や困りごとについて、しっかりと伝えて理解してもらうことが大切です。大沢真木子、中西敏雄/監修、松岡瑠美子、砂原眞理子、古谷道子/編集『ウィリアムズ症候群ガイドブック』(中山書店、2010年) A Morris, 『Gene Reviews; Williams Syndrome』(2013年6月13日アップデート版)
2017年03月15日第89回アカデミー賞の授賞式が27日(現地時間26日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『フェンス』のヴィオラ・デイヴィスが助演女優賞を受賞した。デンゼル・ワシントンが監督・主演を務め、作家オーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化した同作で主人公の妻を演じたヴィオラ・デイヴィスは、「私はアーティストになりました。神に感謝しています。私たちだけが人生を生きること、祝うことができる職業だからです」と熱いスピーチで魅了。「この映画は人を描いた物語です。そして、言葉、人生、許しを描いたものです」と作品を紹介し、オーガストやデンゼル・ワシントンをはじめとする作品に関わった人たちや、両親や兄弟などへの感謝を述べた。助演女優賞には、ヴィオラ・デイヴィスのほか、『ムーンライト』のナオミ・ハリス、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』のニコール・キッドマン、『ヒドゥン・フィギュアズ(原題)』のオクタヴィア・スペンサー、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズがノミネートされていた。WOWOWプライムでは、2月27日21時から同授賞式の字幕版を放送。3月5日18時からダイジェスト版も放送する。
2017年02月27日本年度アカデミー賞にて主要6部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞)にノミネートされるなど、賞レースの台風の目となっている『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が、5月より全国にて公開される。このほど、その待望の特報映像とティザービジュアルが解禁となった。本作は、マット・デイモンがプロデューサーを務める珠玉の人間ドラマ。監督・脚本は、自ら脚本を手がけた監督デビュー作『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(未)でアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、『ギャング・オブ・ニューヨーク』の脚本でもアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたケネス・ロナーガンが務めている。ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公が、兄の死をきっかけに、帰ることはないと思っていた故郷の“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく物語だ。主演は当初、マット自身が務めるはずだったが、親友ベンの弟ケイシー・アフレックにその座を譲り、ケイシーはそれに応えるかのようにキャリアの中でも傑出した演技を披露。「素晴らしい!」「偉大な俳優たちの仲間入りを果たした!」「オスカー最有力!」と各メディアも絶賛を寄せ、第74回ゴールデン・グローブ賞(ドラマ部門)ほか、ゴッサム賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞、クリティクス・チョイス・アワードなど…現在30を超える主演男優賞を受賞。賞レースを騒がす作品群の中でも圧倒的な受賞数で、アカデミー賞最有力候補と目されている。また、主人公の元妻を演じた『マリリン7日間の恋』『ブルーバレンタイン』のミシェル・ウィリアムズ、甥を演じた新星ルーカス・ヘッジズも、それぞれ各賞で助演女優賞、助演男優賞を獲得しており、主要キャストが揃ってアカデミー賞ノミネーション入りを果たしていることにも注目だ。このたび解禁となった30秒の特報では、突然の兄の訃報を受けて、ケイシー演じる主人公リー・チャンドラーが、戻りたくはなかった故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰ってくるところから始まる。甥パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見人になることを言い渡されて、困惑するリー。そして「あのとき 私の心は壊れた。あなたもでしょ?」と涙する元妻ランディ(ミシェル・ウィリアムズ)とのやり取りが映し出される。途中、何者かに殴りかかるリー。彼の過去に何があったのか、かき乱される感情の波に揺り動されながら、彼がどのように過去と向き合っていくのか、気にならずにいられない映像となっている。ティザービジュアルは、ケイシーとミシェルが悲しげな表情で海辺に佇み、向き合う姿をとらえているもの。「心も涙も、美しかった思い出も。すべてを置いてきたこの街で、また歩きはじめる――」というキャッチコピーもまた、胸うつドラマを予感させるものとなっている。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は5月、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日マイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルが、実生活でも愛を育むきっかけとなった共演作『光をくれた人』。その公開日が3月31日(金)に決定し、号泣必至、心揺さぶる予告編が解禁となった。本作は、世界40か国以上に翻訳されたオーストラリアの作家M・L・ステッドマンのベストセラー「海を照らす光」を映画化。海で助けた赤ん坊をわが子として育てる、灯台守の夫婦トムとイザベルには、『それでも夜は明ける』『スティーブ・ジョブズ』でアカデミー賞ノミネート経験を持つマイケルと、『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリシア。孤島での撮影中に恋に落ちた2人の、演技を越えた夫婦役は必見。また、実の母親ハナには、『ナイロビの蜂』でオスカーを手にしたレイチェル・ワイズが扮している。ライアン・ゴズリング×ミシェル・ウィリアムズ『ブルー・バレンタイン』で、ある夫婦の愛の始まりと破綻を描いて絶賛を受け、続く『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』では父と息子の二代に渡るドラマを描き切ったデレク・シアンフランス監督が、原作を自ら脚色し、メガホンをとった。オーストラリア西部の孤島ヤヌス・ロックを舞台にした本作の予告編は、戦争の傷跡で心を閉ざしていた灯台守のトムと、妻イザベルが手紙を通して愛を育んでいるシーンから始まる。だが、イザベルの流産という予期せぬ不幸が夫婦を襲う。憔悴しきったイザベルの元へ、流れ着く一艘のボート。中では、女の子の赤ん坊が声をあげて泣いている。灯台守としての報告義務を果たそうとするトムに対して、「運命がつれてきてくれたのよ」「私たちが育てなきゃ」と懇願するイザベル。4年後、愛されて健やかに育った娘ルーシーを囲む家族は、幸せそのもの。“演技を超えた”夫婦の愛し慈しむ姿にウットリするのもつかの間、イザベルはルーシーの実の母親、ハナと出会ってしまう…。夫と娘を海で亡くしているというハナ。3人の運命の歯車は動き出し、愛する娘を巡って2人の母親が争うシーンでは、お互い「自分が母親だ」と譲らぬ姿も描かれている。奪われる者の悲しみ、奪う者の苦しみ、家族を守る者の覚悟…トム、イザベル、ハナの三者三様の愛と葛藤に、胸を締め付けられる本映像。“ラスト10分、涙が止まらない”というテロップで幕を閉じる予告編を、まずはここから確かめてみて。『光をくれた人』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月27日故ロビン・ウィリアムズは、イギリス人ではないという理由で『ハリー・ポッター』への出演を断られていたという。2014年8月に63歳にして自ら命を絶ったロビンは、ロビー・コルトレーンが演じたホグワーツ魔法学校の半巨人の門番ハグリッド役を熱望していたと言われている。ロビンは同シリーズの監督であるクリス・コロンバスに、その役を演じたいと頼み込んだと思われているが、出演を拒まれたそうだ。同映画のキャスティング監督を務めたジャネット・ハーシェンソンは、ハフィントン・ポスト紙にこう語る。「ロビンはあの映画にすごく出たいと(コロンバスに)電話をかけてきたんだけど、あの作品はイギリス人限定になっていたのよ」「それでロビンにノーと言ってから、ほかのイギリス人以外の人にイエスと言うつもりがなかったことは間違いないわ。そんなことあり得ないもの」J・K・ローリングのベストセラー小説の映画化となる同シリーズについては以前、エディ・レッドメインもトム・リドル役を得られなかったというエピソードを明かしているが、スピンオフ作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では主役のニュート・スキャマンダー役を獲得するに至っている。以前エディは「大学時代にトム・リドル役のオーディションを受けたんだけど、思いっきり失敗して、連絡はもらえなかったよ」と明かしていた。(C)BANG Media International
2017年01月08日12月・1月のハリウッドは、とにかく映画賞ラッシュ。放送映画批評家協会(Broadcast Film Critics Association)、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(NBR/National Board of Review of Motion Pictures)などの各授賞式はすでに行われ結果が出ている。ドラマ映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)/Manchester by the Sea』、主人公リーを演じるケイシー・アフレック、ドラマ映画『ムーンライト』、ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』、ドラマ映画『フェンシズ(原題)/Fences』で主人公トロイを演じたデンゼル・ワシントンそして『ジャッキー』で主人公を演じたナタリー・ポートマンは、批評家ならびに映画ファンからも絶賛されており、このことから見てもアカデミー賞へのノミネーションは確実と見られている。ちなみに、これらの映画賞はハードコアな映画ファンでもない限り、いったい誰の手によって選ばれているのか余り知られていないだろう。基本的にはアメリカの映画批評家たちが選んだものと思って間違えないのだが、彼らは制作の現場に関わっている人たちとは違う。だが1月中盤から2月になるとアカデミー賞を筆頭に映画の現場に携わる人たちによって選出される映画賞が増える。とくにアカデミー賞は現場に携わるプロ中のプロであるアカデミー会員たちによって選出される栄えある賞だ。よって批評家たちの投票結果と多少異なってくるのは当然のことだが、過去の統計を見ると、批評家たちが選ぶ映画賞の受賞結果がアカデミー賞ノミネーションがかなり重複しているのがわかる。冒頭に挙げたアカデミー賞に向けて話題の作品も、まだ日本では耳慣れないものが多い。「イマ旬!」では今回2本、次回3本の割り振りでアカデミー賞レースの上位を走る5作品について紹介していこうと思う。『マンチェスター・バイ・ザ・シー(原題)/Manchester by the Sea』【あらすじ】マサチューセッツの街で修理屋として生計を立てながら物静かに暮らしている男リーは、ある日故郷の兄ジョーが倒れたという知らせを受ける。急いで帰ったもののジョーは亡くなっていた。ショックを受けるリーに追い打ちをかけるように待っていたのは、ジョーの息子パトリックの養育権をリーに託すという、思いもかけぬ兄からの遺言だった。その昔、余りにつらい過去を振り切るためあとにした故郷。いっぽうティーンのパトリックは昔はあんなに仲の良かった叔父リーに拒絶されたと感じ、一層殻にこもってしまう。溝の深まる甥っ子と叔父の関係。兄の死が引き起こした様々な出来事は、嫌が応にしてリーに辛い過去と向き合う試練を突きつけていた。【アカデミー賞候補本命度】作品賞をはじめ主要部門と言われている主演・助演男優&女優賞候補はもちろん、マルチ部門でのノミネーションそして受賞が有力視されている。ケイシー・アフレックもさておき、元妻を演じるミシェル・ウィリアムズ、甥っ子を演じる新星ルーカス・ヘッジなど、観ている者を引き込まれずにはいられない胸に迫る演技が素晴らしい。悲痛なストーリーではあるが、つらい部分を乗り越えて見ているといいことがある作品で主人公リーと同様の心の旅ができる。【注目点:ケイシー・アフレック】本作で、“ベン・アフレックの弟”という肩書きから見事卒業した感ありのケイシー。年末時点でさまざまな映画賞にて主演男優賞を受賞、あるいは候補にノミネートと順風漫歩。オスカー本線ではライバルにデンゼル・ワシントンが立ちはだかっているが、『トレイニング・デイ』で主演男優賞受賞経験のある彼に比べてフレッシュなケイシーのほうが受賞確率が高いのでは。少々気がはやいが、もしもケイシーが主演男優賞を受賞すれば兄ベンも成し遂げていない快挙を達成することになる!『フェンシズ(原題)/Fences』【あらすじ】ピューリッツァー賞を受賞した舞台劇の映画化作品。1950年代のピッツバーグを舞台に黒人公民権運動などで激動する世の中を生きる労働階級の男トロイを中心にその妻とティーンエイジャーの息子との葛藤を描くドラマ。若き日には黒人野球チームで名を馳せたトロイだが自分の人種が足かせとなり大選手になれなかったと決めつけ、必死で働き続けなければ家族を養っていけない自分の人生に苦い思いを抱きつつ生きてきた。やがてアメフトで優秀な息子にプロへの道を歩むチャンスが巡ってきたとき、彼の心の中で何かが疼き始め、その余波がやがて家族へと広がっていく。【アカデミー賞候補本命度】主演男優賞候補デンゼル・ワシントン、助演女優賞候補ヴィオラ・デイヴィスでアカデミー賞のノミネーションを受けることはほぼ確実といってもいいだろう。舞台劇の映画化は、往々にして膨大なセリフの量が特徴だが本作も例外ではない。途中でカットを入れずにすごい量のセリフを淀みなくデリバリーするデンゼルのテンションは、観ているこちらがグッタリしてしまうほどの凄さで、まさに芸術の域。【注目点:デンゼル・ワシントン&ヴィオラ・デイヴィス】ならばデンゼルに再びオスカー像を…!と言いたいところだが、本作でデンゼル以上に注目されるべきは、助演女優ヴィオラ・デイビス。気丈だが愛情あふれるトロイの妻を熱演したヴィオラが、髪振り乱し、涙溢れ、流れる鼻水をものともせず、妻としての心情を夫にぶちまけるシーンは、映画史上に残るであろう名場面。業界内ではヴィオラのオスカー受賞必至の噂が飛び交っており、筆者も大いに同感。次回の「イマ旬」では執筆時点で映画賞予想サイトGoldderby.comにおいてアカデミー賞レースのトップ10圏内に入っていて、筆者も応援中の3作品を現場目線でご紹介。乞うご期待!(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2016年12月30日映画『光をくれた人』が、2017年5月26日(金)に全国で公開される。ベストセラー小説『海を照らす光』が原作原作は、41の言語に翻訳され全世界で230万部超のベストセラーを記録した、M・L・ステッドマンの小説『海を照らす光』。誰もいない孤島に漂流した赤ん坊を育てる決心をした灯台守の夫婦の愛情と、実の母親と出会ってしまうことで抱く葛藤、そして実の母親の苦悩を描いた作品だ。キャスト&監督“他人の子”を育てる灯台守の夫婦役を演じるのは、『それでも夜は明ける』などでアカデミー賞に2度ノミネートされたマイケル・ファスベンダーと、『リリーのすべて』で同賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデル。そして赤ん坊の実の母親役を、『ナイロビの蜂』でオスカーを手にしたレイチェル・ワイズが務める。監督は、ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズが主演の『ブルーバレンタイン』を手がけたデレク・シアンフランス。本国で『光をくれた人』が公開された後、各紙から“号泣必至”と評された、胸を衝く泣きの物語を作り上げた。時代背景をリアルに再現した衣装さらに、本作をより盛り上げるのは、登場人物たちが身にまとう衣装だ。本作の衣装は、映画『ネオン・デーモン』で、スタイリッシュでヴィヴィッドな世界観を表現したエリン・ベナッチによるもの。それとは一転し、本作では背景となる1920年の田舎の柔らかな空気感を完璧に再現。大量生産ではなく繊細な手作業によってつくられた、オフホワイトのニットやワンピースは、細部までリアリティが徹底されている。ストーリーオーストラリア西部の孤島ヤヌス・ロックで暮らす、灯台守のトムとその妻イザベル。ふたりは強い絆で結ばれていたが、イザベルは2度の流産に傷ついていた。そんな中、女の子の赤ん坊が乗った謎のボートが流れ着き、自分たちの娘として育てたいというイザベルの懇願にトムは折れてしまう。それから4年、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた夫婦は、娘の生みの親のハナと偶然出会うことになる。絶望の中を彷徨うハナを見たトムは、正しいことをするべきだと悔い改め始めるが、イザベルには娘のいない人生など耐えられなかった。娘の本当の幸せは、夫婦の愛の行方は?苦悩の果てに二人が選んだ道とは──?【作品情報】映画『光をくれた人』原題:THE LIGHT BETWEEN OCEANS公開日:2017年5月26日(金)監督:デレク・シアンフランス(ブルーバレンタイン、プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命)出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、レイチェル・ワイズ原作:『海を照らす光』(M・L・ステッドマン/古屋美登里訳/早川書房)(c)2016 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC
2016年12月30日『ターザン: REBORN』、『スーサイド・スクワッド』などに出演し大ブレイク中のマーゴット・ロビーが先週末に結婚したと「ETonline」などの複数メディアが報じている。今月初め、「SAY‘I DO’」のロゴが入ったTシャツを着たマーゴットが故郷オーストラリアのゴールドコーストに降り立った姿が目撃されていた。結婚の誓いの言葉「I DO」を意味しているのでは…推測されたが、まさにその通り。長年の恋人トム・アッカーリーと「I DO」を交わしたようだ。2人の出会いは2013年、映画『フランス組曲』の撮影中のこと。ミシェル・ウィリアムズらと共演していたマーゴットと、助監督として撮影に関わっていたトムは恋に落ち、以来ひっそりと愛を育んでいた。恋人について多くを語ることがなかったマーゴットだが、約2週間前にインスタグラムに彼との情熱的なキス写真をアップ。結婚を目前にしてうれしさのあまりに取った行動かもしれない。マーゴットからの結婚に関するコメントはまだないが、インスタグラムの最新の写真には、ストローハットにサングラス、ピンク色のドリンクを片手にとびきりの笑顔を見せ、リラックスムードたっぷりのマーゴットが写っている。(Hiromi Kaku)
2016年12月20日映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』2017年5月より全国ロードショー。サンダンス映画祭で話題になり、その後、第89回アカデミー賞ではケイシー・アフレックが主演男優賞、その他、脚本賞も受賞した。マンチェスター・バイ・ザ・シーのあらすじボストンでアパートの配管工として人から避けるように孤独に生きていたリー・チャンドラー。漁師の兄ジョーの死をきっかけに生まれ故郷”マンチェスター・バイ・ザ・シー”に戻る。マンチェスター・バイ・ザ・シーとは、ボストンの北東、マサチューセッツ州の海岸部の街の名前を意味する。兄の死を悲しむ暇もなく、兄が残した16才の息子・パトリックの後見人も引き受けなければならくなった。彼は仕事を辞めて帰郷。多くの不安を抱いていた。心を閉ざしてしまうような辛い過去を抱えていたリーと、思春期真っ只中のパトリック。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』では、兄のいなくなった世界で、2人が懸命に生き、乗り越えようとしていく姿が描かれていく。主演にケイシー・アフレック、プロデューサーはマット・デイモン主役のリー・チャンドラーを演じるのは、ベン・アフレックの弟で『ゴーン・ベイビー・ゴーン』、『ジェシー・ジェームズの暗殺』のケイシー・アフレック(Casey Affleck)。パトリック役をルーカス・ヘッジズ、 リーの元妻ランディ役をミッシェル・ウィリアムズが演じる。監督・脚本は『ギャング・オブ・ニューヨーク』で脚本を手掛けたケネス・ロナーガン。プロデューサーはマット・デイモン。もともとマット・デイモンが主演するということで企画が進んでいたそうだが、彼は制作に留まり、主演は古くからの友達ケイシー・アフレックに譲ったと言われいてる。賞レースを席捲するマンチェスター・バイ・ザ・シー『マンチェスター バイ ザ シー』は、第32回サンダンス映画祭で発表されてから口コミが評判を呼びヒット。アメリカでは高評価を得ており、ロッテントマトでは支持率97%。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でも、最優秀作品賞に選出。そして、ゴールデン・グローブ賞では、ケイシ ー・アフレックが主演 男優賞を受賞。受賞スピーチでアフレックは、ケネス・ロナーガン監督や共演のミシェル・ウィリアムズはじめ制作陣に感謝を述べつつ、プロデューサーであり、今回の役にケイシーを抜擢したマット・デイモンに「もう今後、君は僕にこういったいい役を紹介してくれなくなるだろうね(笑)」とジョークを言ってデイモンを笑わせ、会場を沸かせていた。第89回アカデミー賞第89回アカデミー賞では、作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞・助演女優賞と主要6部門でのノミネートされ、主演男優賞と脚本賞を受賞している。主演男優賞を受賞したケイシー・アフレックはルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のタキシード、シャツ、ボウタイ、シューズで登場。シックな印象に仕上げた。ケイシー・アフレックはアカデミー賞「主演男優賞」受賞に関して、以下のようにコメントを残している。「私にとって大きな意味をもつ受賞です。ほかの候補の方もとても素晴らしい演技でした。私がここにいるのは、そんな多くの人たちの才能にインスパイアされたからです。そして、この役柄をケネス・ロナーガンが書いてくれたのでここに立つことができました。もっと意義ある大きな事を言いたいのですが、とにかく一緒につくり上げた仲間たちの一員であることを誇りに思っています。(プロデューサーの)マット・デイモン、こういうチャンスを与えてくれてありがとう!」パトリック役のミシェル・ウィリアムズはルイ・ヴィトンのカスタムメイド・ドレス、シューズ、ブレスレット、イヤリングを着用。デコルテが開いたドレスは、ショートカットの彼女の美しさを、一際引き立てていた。作品情報映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』原題:Manchester by the Sea)監督:ケネス・ロナーガン出演:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ公開:2017年5月シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー(c)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2016年12月16日