「リフォームって、どこに頼めばいいの?」初めてのリフォームは、未知の世界。TVなどで見かける、欠陥住宅の事例が頭をよぎり、どのリフォーム会社に依頼すればいいのか、悩みますね。そこで、リフォーム会社を決めるときに失敗しないための3つのポイントを、我が家にとってはじめてのリフォームだったユニットバスリフォームを例に挙げながらご紹介したいと思います。■ 1.情報を比較すること!見積もりは複数の会社からもらうはじめてのリフォームは知識が乏しいと思いますので、比較からはじめることをオススメします。ネットなどで事前に情報を集めることは大切ですが、あくまでもそれは一般的な情報。自宅のリフォームの条件と同じとは限りません。“自宅の場合”を比較するには、複数のリフォーム会社から見積もりをもらうことで可能になります。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)比較サイトを選ぶリフォーム会社を比較するには、比較サイトを利用すると手軽です。ただ、その比較サイト自体が数多くあり、まずは比較サイトを選ぶという作業が発生してきます。Google検索で“リフォーム比較サイト”などと入力して、上位に表示されているものから、いくつかピックアップして登録しました。リフォーム業者選び比較サイトに登録し、条件を入力すると、数社のリフォーム会社をピックアップしてくれます。その業者のホームページなどの情報を見ながら、大手リフォーム会社、個人経営の工務店など、規模や形態にバラツキを持たせ5社にしぼりました。■ 2.見積もりを取ることで知識が豊富になる!SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)ピックアップが済んだら、次に見積もり依頼。リフォーム箇所をチェックしてもらいます。このとき、大手リフォーム会社から順に頼むといいかもしれません。というのも、大手会社は営業担当者が見積もりに来ることが多く、リフォームに関する説明、資料がしっかりしているので、予備知識ゼロの状態から、一気に情報通になることができます。見積もり1社目にきちんとした情報を得られると、それをもとに「価格」「工事日数」「工程」などを比較できるので、2社目以降の会社とのやりとりが、グッとスムーズになります。■ 3.不具合が生じたとき対応してくれるかを確認見積もり時に必ず確認したいのは「施行後、何らかの不具合が生じたとき、どのような対応をしてもらえるのか」ということ。ABC / PIXTA(ピクスタ)不具合が生じたとき、どのような対応をしてくれるのか、補修なのか、工事のやり直しなのか、対応してくれる期間はいつまでかなど、少々不躾だと思われるような質問もしてみました。これによって、責任の所在が曖昧なリフォーム会社、対応してくれるかどうか信頼できないリフォーム会社などをふるいにかけることができます。見積金額に40万円近い差が5社が見積もりのために自宅に来ることは、とても負担に感じます。しかし、1週間程度で各社から届いた見積書には、最大40万円近い差がありました。その見積書の内容についても、事細かに内訳が記入されているところと、ざっくりとした金額しか記入されていないところ、内容はさまざまです。■ 番外編・疑問を担当者に直接ぶつけてみて見積もりと担当者の印象などから2社にしぼりましたが、そのどちらにするか、悩みました。担当者も見積書もすべてにおいて信頼できる、と感じたA社。担当者は良かったけれど、見積もりがザックリしていて、価格が安いB社。KY / PIXTA(ピクスタ)迷っていた時に、頻繁に連絡をくれるA社の担当者に「心情的には頼みたいと思っているが、価格が安いB社と迷っている」ことを直接ぶつけてみたところ、専門家目線で、当該工事のチェックポイントのアドバイスをもらうことができました。担当者との信頼関係ができたと感じたら、ぶっちゃけ話をしてみることも一手かもしれません。リフォームは金銭的にも時間的にもかなりの負担があります。失敗しないために、きちんと比較検討し、ときにはやや突っ込んだ質問もぶつけてみながら、頼んでよかったと思えるリフォーム会社を選びたいですね。
2018年06月17日外出時に気になる天気や電車・バスの時間。うっかり忘れがちなゴミの日、家族の予定や子どもの帰宅時間の確認……。一つひとつチェックするのは大変ですよね。そんな暮らしの困ったを解決してくれる「玄関ドア」が登場。その素晴らしい機能をご紹介します。外出時のうっかりミスや忘れ物、その原因は煩雑なチェック項目にあった!?外出時、いざ出かけようと玄関ドアを開けた途端、気になるのが天気予報、家電の電源、交通情報や家族の帰宅時間。それらを慌ただしくチェックしていうちに注意力が散漫し、忘れ物をしちゃった!なんて経験、誰でもありますよね。忙しい朝ともなるとさらにチェックすべきことは複雑になり、家族への確認やスマホで情報収集など目が回りそう。「映画やテレビドラマのように優秀な執事がいてくれたらいいのに……」。ーーその願い、玄関ドアがかなえてくれますよ♪家族一人ひとりに合わせて情報をリマインド。未来ドア《UPDATE GATE》とは執事のような玄関ドア、それは〔YKKAP〕の"未来窓プロジェクト"から誕生しました。その名も《UPDATEGATE》。外出時に必ず目にする、通る玄関ドアにAI機能や顔認証システムを搭載することで、家族の暮らしをアシストしてくれます。まずは気になる機能をご紹介!ドアが毎日の生活を記録通るたび、毎日をアップデートというコンセプトによって開発された《UPDATEGATE》は、AIが毎日の生活行動を学習し、家族一人ひとりに合わせて情報を伝えてくれます。例えば、通勤時の電車情報、天気予報、傘の準備や花粉対策などをAIがデータを収集し。外出前に教えてくれるというわけです。これならいちいちスマホで調べる必要もないので大助かり!ドアハンドルがない⁉︎センサーと顔認証でドアを自動開閉家に着いたらカギがない!なんて失敗も《UPDATEGATE》なら心配ご無用。ドアの前に設置されたセンサー感知と顔認証により、家族であれば扉を自動開閉することができます。玄関前でカギを探す必要がないため、両手がふさがっていてもラクラク。そもそカギが存在しないので防犯面でも頼りになりますね。《UPDATEGATE》は、スマートフォンと連携することで留守宅をモニタリング。不在時のペットの様子や来訪者を確認することができるというスグレモノ。子どもの帰宅を教えてくれるので、お留守番の心配も軽減されます。さらに、家庭のさまざまな家電と接続することで照明やエアコンをコントロール。家電を"見える化"することで節電対策もバッチリ。季節や気分にわせてデザインを衣替え♪壁紙や家具などは季節に合わせてチェンジすることはできても、玄関ドアはリフォームのタイミングでもない限り、一度取り付けたら変えることは簡単でありませんよね。《UPDATEGATE》は、住まいの顔となる扉の室外側に、自在に演出できるパネルデザインを採用。季節に応じたデザインや思い出のテクスチャーによる静止画は、洗練された印象を与えます。さらに、動画により動きのあるデザインにすることも!毎日の帰宅が楽しくなりそうですね。家庭と社会をつなぐ玄関ドアに暮らしに役立つ機能を持たせることで、日々の生活はより豊かに、スマートになるはず。執事のように家族を見守ってくれる存在は防犯面でも安心できます。《UPDATEGATE》は2020年の発売を目指し、現在さらなる開発が進められています。この優れた機能をひと足先に体験できるのが〔YKKAPショールーム新宿〕。執事の素晴らしい働きぶりをぜひ実感してみてくださいね。通るたび、毎日をアップデート 未来ドア《UPDATE GATE》
2018年06月09日家の新築やリフォームなど家を建てるときに、間取り決めと同じくらい慎重になるのが「設備」と「建材」選びです。これらを見学できるショールームが、日本全国にたくさんあります。しかし、あまりにも数が多くて、どこをどのように見たらいいのか、初心者には分かりづらいかもしれませんね。そこで、上手に利用するためのポイントを、ハウスメーカーでのインテリア設計、住宅情報誌の編集長を経て、フリーのエディター&ライターとして活躍している住設備のスペシャリスト岩間光佐子さんが指南!ショールームを上手に巡るための8つのポイントをご紹介いたします。POINT1. 場慣れするために、アイテムにこだわらず、一度行ってみる!ショールームには数多くの商品が、広いスペースに展示されているため、初めて訪れた人は、あまりの情報量の多さに圧倒されてしまいます。まずは、場慣れするためにも、近場にあるショールームに行ってみるのがいいでしょう。kou / PIXTA(ピクスタ)受付でショールーム自体の資料やフロアガイドをもらい、分からないことは質問しましょう。ショールームのつくりを把握し、必要な展示や情報がどこにあるのかを確認すれば、効率的に見学できます。近年のショールームは、実際の暮らしの空間を提案する空間展示が多く、よりイメージをつかみやすくなっています。POINT2. 最初は、アイテムの種類・量が分かる「総合型」ショールームへイグのマスタ / PIXTA(ピクスタ)「これから家を建てようかな」という場合、キッチンやバスなど、個別に細かい部分を見るのではなく、まずは家全体を見渡し、理解することが大事です。「総合型」のショールームなら、キッチンやバス、建材などのアイテムがひととおり展示されているので、家を建てるために「どれほど多くのアイテムを、決めなければならないか」が理解できます。住宅設備であるキッチンやバスは想像できても、窓や室内扉といった建材などのアイテムも選択して決めなければならないことは見落とされがちです。POINT3. 行くまえに「何を見るか」を、事前にネットなどでリサーチショールームに行く前に、そのメーカーのホームページで、取り扱っている商品やデザインの傾向、価格帯などを大まかに把握しておくことをオススメします。こうした理解のうえで、実際に「何を見るべきか」を頭に入れておけば、ショールームに足を運んだときに無駄な時間を省けます。施工が進むと、ハウスメーカーや工務店の担当者同行でショールームに行き、キッチンやバスなどのアイテムを決めなければいけない時期が来ます。このときに、「これがいい!」と自信を持って言えるようにしておきたいですね。自然素材を用いたいなど、こだわりのある人ほど、「何を見るか」という目的を明確にして、ショールームを訪れるべきです。POINT4. オシャレは無用!疲れるので動きやすい格好、歩きやすい靴で。Graphs / PIXTA(ピクスタ)ショールームによっては、1日ですべてを見て回るのが無理なほど、膨大な量のアイテムが展示されています。だから、ただ見学するだけでも、疲れてしまうもの。また、見るだけでなく、空間に入って体験したり、設備を操作したり、様々な動作をするので、動きやすい格好、歩きやすい靴で出掛けたほうがいいでしょう。キッチンの高さを確認するため、靴を脱いだりする場面も多いので、女性でもヒールは避けたほうが良さそうです。ショールームはショッピングの場ではありませんから、オシャレの必要はありませんよ。POINT5.図面、筆記用具…etc.ショールームに行くときの必需品とは?CORA / PIXTA(ピクスタ)ひと昔前までは、ショールームに行くならメジャーは必須の持ち物でしたが、現在は貸し出してくれる場合もあります。もちろん、使い勝手のいいメジャーを持っているなら持参するといいでしょう。自分が使いたい設備やアイテムのサイズ、動きやすい空間スペースなどを確認しておきましょう。freeangle / PIXTA(ピクスタ)家づくりの状況にもよりますが、そのほかには、図面や筆記具やノート、カタログやパンフレットを持ち帰るための手提げ袋。事前にチェックした資料も持参すれば、よりアイテムの理解が進むはずですよ。POINT6. 体感しなきゃソン!何でも実際に触ってみて、試せる設備は、すべて試そうカタログで勉強するのも大事ですが、実物を見て、触ったり動かしてみなければ、実際の使い勝手や質感は分かりません。それを可能にするのがショールーム。どんな設備やアイテムでも、遠慮なく触れたり操作してみましょう。床や壁は暮らしの中で直接触れるものなので、触って質感を確かめましょう。また、トイレやバスなどの素材感やサイズ感、掃除のしやすさは現物を見ないと分かりません。ショールームのトイレには、現品が備え付けられ実際に使用できます。また本当に入浴できるショールームもあります。試せるものは、すべて試したほうがいいですね!POINT7. 全部を持ち帰るには重すぎ!カタログ、資料は選んで持ち帰ろう!!anju / PIXTA(ピクスタ)ショールームにはカタログやパンフレットが大量に用意されており、「せっかくだから」「必要かもしれないから」と大量に持ち帰ってしまいがち。ところが、もらってくるだけで満足してしまったり、情報量が増えて、かえって混乱してしまうケースが多いのです。そうならないためには、ショールームでしか手に入らないカタログだけを持ち帰ればいいのです。あとで取り寄せることもできるので、どうしても欲しいなら、大枠を理解できる総合カタログや、流行を把握できる新商品のカタログを選べばいいでしょう。POINT8. 家の基本性能に関わるアイテムは、地味だけど要チェック!pearlinheart / PIXTA(ピクスタ)電気やガスなどの設備機器や、窓ガラスなどのショールームは家の基本性能に大きく関わるアイテムなので、ぜひ行ったほうがいいと思います。naka / PIXTA(ピクスタ)例えば、ペアガラスなどの断熱ガラスと普通のガラスの断熱効果の違いは数字だけではピンと来ませんが、ショールームでは肌で違いを感じられます。家の基本性能は、長年暮らしていく住まいのランニングコストに大きくかかわってくるもの。この種のショールームは、建築のプロの同行が前提のところもありますが、一般の人でも入ることができます。新築やリフォームなどをする際は、住宅設備機器メーカーのショールームを見学する前に、ぜひこれらのポイントを確認してお役立てください。海道建太=イラストこちらの記事は、住まいの設計2017年3-4月号にも掲載中!【巻頭特集】快楽的!住宅設備・建材生活家族が毎日健康に過ごせる設備や家事を楽しむための工夫など。現代の家をバージョンアップする設備や建材情報が満載です!
2018年05月03日中古住宅を買って、自分好みにリフォーム・リノベーションする人が増えています。うまくいけば新築よりも手頃な価格で間取りや内装を自分好みに変えられる点が魅力のリフォーム・リノベーションですが、工事を依頼する業者を間違えると、取り返しのつかないことになることも……。今回は、リフォーム・リノベーションで後悔しないために、「こんな業者に頼んじゃダメ!」なNGポイントについてお話ししたいと思います。SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)■ NGポイント1.建築士などの資格者がいない木造2階建てやマンションのリノベーションの場合、増築をしなければ、多くの場合確認申請が要りません。確認申請がないということは、第三者の検査やチェックがないということです。freeangle / PIXTA(ピクスタ)行おうとしているリフォーム・リノベーションが構造・設備的にも適切なものか、判断しようがありません。建築士がリフォーム・リノベーションプランを設計し、きちんと監理を行う会社を選ぶことをオススメします。■ NGポイント2.サービスの有料、無料についての説明が曖昧最初の打ち合わせで、どの相談から有料になるのかを説明してくれない営業マンがいます。何度かプランを提示されたあと、お断りをするとします。タカス / PIXTA(ピクスタ)そのときに、今までかかった経費を請求される場合があります。もちろん経費を請求してくること自体は悪いことではないのですが、「本プラン以降は有料になります」など事前の説明は必要です。どこまでが無料で、どこからが有料になるかの説明を、事前にきちんと説明してくれる会社を選びましょう。■ NGポイント3.実績と経験が少なく施工レベルが低い業者を決める前に、どれぐらいの施工レベルなのかは、ぜひ知りたいところです。施工業者のホームページには、たいてい過去の施工事例などが掲載されていますが、写真だけではわからない部分もあります。freeangle / PIXTA(ピクスタ)現在施工中の現場があれば、見学できないか確認してみましょう。モデルルームなどがあれば、そこで確認するのも良いでしょう。具体的な施工現場について、見学や説明などきちんと対応してくれる会社を選びましょう。■ NGポイント4.事業者団体に加盟していない、建設業許可などを得ていないリフォーム・リノベーション工事の請負金額が、500万円(一式の場合1,500万円)未満であれば、建設業の許可が不要です。建設業の許可とは、国土交通大臣または都道県知事によって出される営業許可のこと。建設工事に関して専門性を有しているか?金銭的信用があるか?などを審査されます。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)リフォーム・リノベーション業者の中には、要件を満たしていないため、建設業の許可をとっていない業者も存在します。また、建築工事保険、賠償責任保険、リフォームかし保険など、万が一のトラブルに備えて保険に加入している会社を選びましょう。トラブルがあった場合、工事に対して賠償金が支払われます。■ NGポイント5.工事の補償やアフターサービスが充実していないリフォーム・リノベーションが終わった後で、不具合が起きたり、欠陥が発覚したりすることがあります。その際の補償・範囲・期間などは、リフォーム・リノベーション業者によって異なります。また、欠陥がなくてもアフターサービスが1か月・3か月・半年・1年と、充実していることが大切です。工事の補償やアフターサービスについて、事前に文書などにより十分確認し、補償内容や範囲・期間が充実している会社を選びましょう。さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?新築よりも、手軽で安価に見えるリフォーム・リノベーションですが、残念ながらトラブルが多いのも事実です。きちんとした物件と工事業者を選んで、失敗のないリフォーム・リノベーションを実現してくださいね。(しかまのりこ)
2018年05月01日誰かに何かを聞いたりお願いしたりするかのように、自分の声で「お願い」を聞いてくれるスマートスピーカー。スマホと違って、室内に設置するため、気恥ずかしさを感じず使えることから徐々に人気が出てきていますよね。でも、その先を行く「スマートホーム」があるのはご存知でしたか?今回は、スマートスピーカーとスマートホームの違い、またスマートハウスと呼ばれるものまで“スマート”になりつつある住環境について調べてみました。エネルギーに特化したスマートハウス各ハウスメーカーやガス会社が取り組んでいるのが「スマートハウス」。これは、屋根に取り付けた太陽光発電パネルの発電量やガスを使った家庭用燃料電池の蓄電量、使用量などを“見える化”して、電力をスマートにコントロールする仕組みを備えた家のことを指します。家で使っているエネルギー量が見えるようになることで、省エネを心がけるようになったり、余った電力を電力会社に売ったり、燃料電池に貯めておいて災害時に使ったりすることができるようになり、まさに“スマート(賢い)”なエネルギーの使い方ができるようになりますよね。スマートホームならすべてを手元で操作し放題で快適!では、「スマートホーム」というのは何を指すのでしょうか。ここは、スマートホームのシステムを国内で唯一作り出している〔インヴァランス〕の小暮学さんにお聞きしてみました。「簡単にいえば、コネクティッド(つながった)ホームのこと。スマートフォンを通じて、家にあるあらゆるものとつながっていられるのが特徴ですね」(小暮さん)たとえば、仕事が終わって家に到着する頃にお風呂が沸いている、部屋の温度が快適になっている、といったことを実現します。また、スマートフォンで室内の電気やエアコンをコントロールすることも可能。スマートフォンが家の中にある家電や給湯器の「リモコン」になるから、いくつものリモコンを使い分ける必要がなくなるんだそう。「これから寝ようっていうときに、わざわざベッドから出て照明器具やエアコンのスイッチをオフにしないでいいというのは、かなり快適ですよ」と小暮さんは言います。家の外からつながって得られる安心感スマートスピーカーでは、家電の操作は家の中にいるとき(厳密にいえば、声の届く場所にいるとき)限定ですが、スマートホームなら、家の外からでもスマートフォンアプリで操作可能。これがスマートスピーカーとスマートホームの大きな違いとなります。〔インヴァランス〕では、お家と接続するためにスマートフォンアプリ《alyssa.(アリッサ)》を用意しています。女性名を使ったアプリなんて、細かなところまで気がついてくれるヘルパーさんみたいで、なんだか親近感がわきます。《alyssa.》を使えば、家にいないときの来客対応もできます。まるで部屋の中にいるように、インターホンの呼び出しに出ることができるんです。外出時に、誰が来たかわかるので安心ですよね。また、アプリで家の様子を確認できるから、「エアコン消したかしら。電気は?ドアの鍵、かけたっけ?」という不安もなくなります。スマートホームなら一人暮らしでも子どもがいても安心家の外から部屋の電化製品や給湯機器を操作できるのは、便利なだけではありません。防犯にも一役買います。たとえば、暗い夜道を帰宅中、後ろから近づいてくる足音に不安を感じたことはありませんか?部屋のあるマンションがもうすぐそこでも、帰ってすぐに明かりをつけたら自分の部屋がどこだかバレてしまうのではないだろうか……と考えてしまうこともあります。スマートホームなら、最寄り駅や最寄りの交差点についてすぐ部屋の明かりをつけられるので、そういった心配をする必要がなくなります。また、長期出張や旅行などで家を空ける際に気になるのが空き巣ですよね。暗くなっても部屋の明かりがついていないと、留守だということがすぐにわかりますし、それが数日間になると、さらに空き巣に狙われやすいことが知られています。そんなときでも、外から部屋の明かりをON/OFFできるスマートホームなら安心です。いつも家に帰るような時間になったら電気をつけ、寝る時間に消せばOK。「あの家は、しばらく留守にしているな」ということが、これならわかりづらくなりますね。共働きで就学児のいる家庭では、子どもがきちんと家に帰ったかどうかが気になるところ。仕事中でも部屋の様子が手元で見られるスマートホームなら、やっぱり安心です。家電が使われていれば、帰ったということがわかりますからね。また、朝早く、子どもより先に家を出なければいけないとしても、鍵の閉め忘れへの心配は不要。万が一、閉め忘れたことがわかっても、スマートフォンで施錠できるのですから。こんなに便利なので、スマートホーム機能のついているマンションの家賃は高いのでは?と考えてしまいますが、実は大して変わりがないそう。小暮さん(写真下)によれば「相場より3%程度アップしているだけ。月額料金もかからないし、導入されているマンションではインターネットも使い放題だし、何より安心。わずらわしいことが少しでも減ればいい、と考えている人にはぜひ体験してほしい」とのことでした。そんな〔インヴァランス〕が提供しているスマートホームは、なんと都内だけでも600戸以上。まだまだ建設中で年内には1000戸突破が確実だそうです。外出先でも室内の家電や給湯器をコントロールできる近未来的な生活を手にできる人が、ますます増えそうですね。引っ越さなくても実現する!?自分に合ったスマート家電を教えてもらえる《リノベる。》のショールーム「自分の家に愛着があるから、引っ越したくない」「住んでいるところの近くにスマートホーム機能のあるお部屋がない」という人は、スマートホームの体験ができないのでしょうか。中古マンションのリノベーションサービス《リノベる。》を運営する〔リノベる〕では、スマートフォンアプリ《ConnectlyApp》とつながる家電(IoT機器)のある暮らしを提案。それら家電を集めたショールームを運営しています。スマートロック、お掃除ロボット、明るさや色温度を変えられるスマート電球《Heu》など、スマートホームで暮らすことがどういうものなのかを体験できるだけでなく、スマート家電導入の相談にも乗ってくれますよ。これなら、築30年40年といった実家住まいでも取り入れられそうですね。スマート家電を後づけで取り入れるにせよ、スマート機器が調和したスマートホームで暮らすにせよ、スマートスピーカーの先を行く“スマート”な暮らしはもうすぐそこまで来ています。快適さがどんどん進歩しているスマートホームから、目が離せなくなりそうです。●ライター渡辺まりか
2018年03月20日そろそろリフォームしなければ……。とお考えの方、リフォームでもらえる補助金があることをご存じでしょうか?全額自費でリフォームするところを、補助金を活用することができればとてもお得ですよね。平成30年度も利用できる補助金制度をご案内します。認定長期優良住宅にする場合は200万円の補助も?「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行されたのは2009年。この法律は長期優良住宅の促進により、環境負荷の低減と将来世代に良質な住宅ストックを残すことを目的として、当初は新築住宅に対しての優遇制度でしたが、リフォームにも補助金が出るようになったのは2014年からです。長期優良住宅化リフォーム推進事業は、質の高い住宅ストックの形成、子育てしやすい環境の整備、三世代同居の実現などに関連するリフォームの推進を目的としています。補助の対象は、劣化対策・耐震性・省エネ対策・三世代同居改修工事などにかかるリフォーム費用です。補助額は上限を100万円(認定長期優良住宅にする場合は200万円)として工事費やインスペクション費用などの合計額の1/3以内です。※三世帯住宅の場合は、上限が50万円上乗せされ150万円(認定長期優良住宅は250万円)になります。※平成29年度の申請提出期限は平成30年3月23日まで延長されています。自治体による住宅リフォーム支援制度地方自治体によって、省エネルギー化・耐震化・バリアフリー化・環境対策に関連するリフォーム支援を実施しています。主な支援制度に以下のようなものがあります。(1)高齢者福祉住環境整備高齢者の方が住み慣れた自宅で自立して安全に暮らせるよう、改修工事費の一部を給付する制度です。介護認定を受けていない65歳以上の人が対象となり、限度額は20万円です。工事内容は、手すりの取り付け・床段差の解消・滑りの防止や移動の円滑化のための床材の変更・引き戸等への扉の取り替え・洋式便器への変更・これらに伴う付帯工事・福祉用具など。また、自治体によっては、各設備(浴槽・流し台・洗面台・洋式便器・IHクッキングヒーター・階段昇降機やホームエレベーター等の改修工事の給付を実施しているケースもあります。対象者は同じく65歳以上のご家庭で、日常生活の動作などに困難があり、介護予防や自立支援の観点から設備の改修が必要と自治体が認めた場合に限ります。給付限度額は自治体によって異なります。(2)木造一般住宅簡易補強工事助成金地震による建物の倒壊などを未然に防ぎ、安心・安全な住まいや町づくり実現を目的として耐震診断や耐震性向上のための補強工事などへ助成が実施されています。この助成金の対象となるは昭和56年5月31日以前に工事着工した旧耐震基準の建築物です。中央区の場合、耐震補強工事の助成金は、工事費用の1/2(限度額300万円)、高齢者や身障者のいる世帯は工事費の全額(限度額300万円)。簡易補強工事(1部屋補強など)の助成金は、工事費用の1/2(限度額150万円)、高齢者や身障者のいる世帯は工事費の全額(限度額150万円)。助成金を利用するには、耐震診断や補強工事の契約前に申請が必要です。また、地域の業者に工事を発注することなどが条件になっています。(3)新エネルギー・省エネルギー機器等設置費補助金地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの低減を目的として、新エネルギー・省エネルギー機器等を導入する場合、費用の一部が補助される制度です。例えば新宿区の場合、太陽光発電システムは1kWあたり10万円(上限30万円)、太陽給湯システムは本体価格の20%(上限は30万円)、太陽熱温水器は本体価格の20%(上限10万円)、エコキュートやエネファームの設置は定額10万円、高反射率塗装2,000円/㎡(上限20万円)、雨水利用設備本体価格の50%(上限2万円)、断熱窓改修は施工費の25%(上限10万円)となっています。上記の他にも、自治体によってさまざまなリフォーム支援のための助成制度や補助金制度が実施されています。リフォームをお考えの方は、まずお住まいの自治体にどのような支援制度が実施されているのかホームページなどで確認し、賢いリフォームにつなげてください。
2018年03月03日暗い雰囲気になりがちなトイレ。でも、100円ショップのアイテムで、簡単にリフォームすることができますよ。あまり器用ではない方でも手軽にできる、トイレをリフォームするポイントを紹介していきます。トイレのリフォームのポイント①/タンクにシールを貼るタンクに好きなデザインやキャラクターのシールを貼ると、お手軽に雰囲気を変えることができます。フタを閉めるとイラストが見えるので、温水洗浄便座などには、節電効果も期待できますね。トイレのリフォームのポイント②/トイレットペーパーをつつむ100円ショップには、ワックスペーパーやペーパーナプキンが売られています。どちらを買っても、トイレットペーパーを包むのには問題ありません。ただし、ワックスペーパーのほうが水や汚れに強いので、トイレに向いているかもしれませんね。包んでみると、とってもおしゃれになりました。生活感がなくなり、すっきりとした印象に変わりますね。ラッピング用紙やペーパーナプキンなどで、雰囲気を変えてみてはいかがでしょう。トイレのリフォームのポイント③/紐でぶらさげる麻紐に好きなデザインのカードをくっつけて、オリジナルの飾りを作れます。自作に自信がない方は、そのままぶら下げることができるこのようなアイテムがおすすめ。あらかじめ紐と飾りがついているので、簡単に飾りができますよ。少したるませるかまっすぐにするか、左右を止める位置によって雰囲気を調節できます。セロハンテープで壁に固定すると、壁と自然にマッチします。つけた跡が目立たないし、壁に穴を空けることもないので、賃貸住まいの方にもおすすめ。トイレのリフォームのポイント④/タンクにお花を飾る寂しくて、暗い印象になりがちなトイレ。でも、お花があると、イメージがぱっと明るくなります。100円ショップの造花なら、枯れる心配がなく、お手入れも不要です。生花よりも、気軽に扱うことができるので、ズボラな方にもぴったりですね。トイレのリフォームのポイント⑤/リメイクできるアイテムを使う賃貸にお住まいの方は、シールになっているリメイクシートを使うのは、剥がしにくくなる可能性があるので要注意。でも、ラッピング用紙なら手軽で安心。セロハンテープで壁に貼ることができ、剥がすときもラクラク。トイレ全体を、手軽にリフォームすることができます。レンガ風やレトロ風、アメリカンなど、さまざまなデザインが勢ぞろい。自分好みの空間が簡単に作れますよ。トイレのリフォームで失敗しないために……持ち家なら、雑に壁紙を剥がしてしまっても問題ありませんが、賃貸物件には原状回復という義務があります。リメイクシートは長期間貼っていると、剥がしにくくなることも。そのため、賃貸にお住まいの方は注意が必要です。そのような人は、手持ちの家具や冷蔵庫などでリメイクシートを使うのがおすすめです。まとめ100円ショップのアイテムなら、気軽にリフォームすることができます。シールやテープなど、手先が器用じゃなくても、簡単に作業ができるアイテムがそろっています。ぜひ、トイレのリフォームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2018年02月07日「今住んでいるお家の、キッチンの雰囲気を変えたい」「キッチンを、もう少し好みのイメージにしたい」そんなふうに思ったら、100均アイテムを利用してみませんか。本格的な材料はなかなか買えないけど、リーズナブルなアイテムなら気軽に買うことができますね。すてきな空間に模様替えしたら、毎日の料理も楽しくなりますよ。キッチンのリフォーム①/壁には汚れ防止シートを貼る好きなデザインの汚れ防止シートを貼ってみました。つい、油汚れでベトベトになりがちなキッチン周り。こういった汚れ防止シートを貼っておくと、掃除をするときに楽です。また、雰囲気が「ガラッ」と変わるので、料理をするのが楽しくなりますよ。キッチンのリフォーム②/突っ張り棒で「キッチンツール掛け」を作るおたまやフライパン返しなど、つい置き場に困るキッチンツールたち。さっと取れる場所に掛けておくと、忙しいときにも便利です。突っ張り棒でしっかりと固定すれば、落ちてくる心配もありません。キッチンのリフォーム③/冷蔵庫内にワックスペーパーを敷くキッチンのリフォーム④/隙間を利用して置き場所を作るトースターのトレイや鍋敷きなどは、立てて置くと便利です。そこで、100円ショップに売っているカゴでスペースを作りました。ワイヤーに引っ掛けるカゴを利用しています。隙間を有効利用できるのと、さっと取り出せるのでおすすめ。キッチンのリフォーム⑤/レンジの上に棚を作るふりかけやだしの素、ゴマ、コンソメなど、さっと使いたいものはすぐ手の届くところへ。100円ショップに売っている積み重ねラックとケースを組み合わせて、レンジの上に棚を作りました。横のスペースには、保冷バックが入る大きさのケースを設置。これで、お買い物の準備もラクラク。キッチンのリフォーム⑥/取り出ししやすいようにケースに入れるキッチンの上の棚は、女性だと手が届きにくい場所。特に奥のものを取り出したいときは、椅子を使ったりなど、何かと面倒ですね。使いたい時にさっと取れるように、ケースに入れておくと、細かいものも探しやすいですよ。キッチンのリフォーム⑦/キッチンのゴミ箱をリメイクする置いておくと、生活感の出てしまうゴミ箱。リメイクシートを使って、雰囲気を変えてみましょう。プラスチック素材はリメイクシートが貼りやすく、簡単にアレンジできて、初心者でも安心です。キュートなデザインや木目調など、好みに合わせて変えてみてくださいね。キッチンリフォームの失敗例キッチンをリフォームするなら、まずはどんなイメージにしたいのかを考えるのが重要です。あれもこれもと買ってしまうと、仕上がりに統一感がなくなってしまいます。ざっくりでいいので、モノトーン、キュート、アンティークなど、方向性を決めるといいですよ。また、賃貸の方は退去の時に「原状回復」の義務があります。壁を破ってしまった、大きな穴を空けてしまったなどは、借主が修繕費を払うことになります。管理会社によって違いがあるので、跡が残りそうな作業は確認をしてから行うのがベターです。まとめ初心者の方は、簡単なものからチャレンジしてみるのもおすすめ。いきなりハードルが高いものにチャレンジしてしまうと、難しくて挫折してしまうからです。貼るだけ、切るだけの100均アイテムを使って、まずは模様替えをする楽しさを実感してみるといいでしょう。
2018年02月05日普段何気なくつかっているドアノブも、部屋のコーディネートにおいては重要な役割を持っています。今回お邪魔したのは、輸入建材を取り扱う〔ジェイマックス〕。ショールームにはぎっしり、ドアノブの山!しかも見たことのない形がいっぱいです。店内はドアノブの美術館予約制のショールームに入ると、たくさんのドアノブが。板には、10〜20種のドアノブがつけられています。〔ジェイマックス〕は、いろいろな建材の輸出入を請け負う会社ですが、特に多数のドアノブが展示されています。中でも、一般的なドアノブメーカーでは見られないユニークな形のものも多いです。ちなみに、ドアノブといっても使用用途や場所によりいろいろと違うものが使われるそう。①「ドアノブ」……丸や四角などの形で作られたノブ。手をひねって回すタイプです。②「ドアレバー」……扉から横に飛び出たタイプのレバー。手をかけて下ろすタイプです。③「玄関用ノブ」……玄関に設置するタイプの鍵つきのもの。室外からは、扉を施錠する役割があり、室内側からは鍵を開けしめする形状があるため、両面で非対称のものが多いです。玄関のドアノブが、よりおしゃれに!こちらのドアノブは、ぱっと見ると鍵穴がどこにあるかわかりませんが、上のタブを回すと鍵穴が現れます。経年によるドア板面の風合いの変化にもマッチしそうにも感じます。細かいところですが、この鍵穴のあるなしだけでもドアの見た目の印象は、大きく変わると思います。人気はカスタムできるドアノブドアノブの中での人気商品は、〔Emtek〕製のノブだそう。ドアプレートとノブの部分で互換性があるため、複数のノブを購入してオリジナルのものを作る人も多いそうです。部屋の感じを変えたいと思ったときに、ドアノブであれば、手軽に着手できますね。ショールームに置かれているのはドアノブだけじゃないショールームでは、輸入建材として「キッチン」や「スイッチ」プレートの取り扱いもあります。中でも気になったのは、陶器丸型スイッチ。見た目はヨーロッパの古いスイッチですが、実は日本製。アンティーク風の家屋で抜群の印象を与えてくれそうです。これらのショールームで展示されている商品は、オンラインで購入することができます。さいごにショールーム見学中に、通りがかりの多くの人がドアノブの多さに驚き見入っていました。数百種類にのぼるドアノブは、サンプル品として送られてきたものがたまった為、製作したとのことでした。家づくりや部屋づくりの中で、ドアノブというのは非常に大切な役割を持っています。ドア全体でフルコーディネートされたものを選ぼうとすると、当たり前ですが種類は少ないですし、価格は高くなってしまいます。しかしドアノブ単体であれば、アレンジの自由度は高まります。今回のショールームの訪問で、ドアノブを部屋のパーツとして考えるのではなく、部屋を演出する名優だと気づかされました。そんな、名優たちが勢ぞろいしている〔ジェイマックス〕のショールームに、ぜひ足を運んでみては?【店舗情報】●ショールーム名:ジェイマックスショールーム●住所:東京都目黒区駒場2-16-4玉木ビル1階●定休日:土曜日・日曜日・祝祭日●営業時間:9:00~18:00●問い合わせ先:03-3466-1741ジェイマックスHP
2018年01月23日お洒落で快適な生活空間って、インテリア好き女子ならずとも心躍ってしまうものですよね。そんな気持ちもアガる空間を〔nikoand...〕と〔URCOCOCHI〕が共同でプロデュース!両ブランドがコラボして提案する”理想のおうち”がついに実現しちゃうって!?男女のファッションだけでなく、雑貨や家具、食、音楽、アートなど、さまざまなモノやコトを独自の視点で提案してくれるライフスタイルブランド、〔nikoand...〕。若者世代を中心に支持されている、みなさんもご存知のブランドなのではないでしょうか。そんな〔nikoand...〕が今回、あの〔URCOCOCHI〕とコラボルームを制作中なのだそうです。〔URCOCOCHI〕とはUR都市機構が提案する「女性のための賃貸住宅」。実際にURの女性職員が「女性のための心地よさ」をコンセプトに企画、運営しているプロジェクトなのです。女性ならではのキッチンをはじめとした水まわりへのこだわりであったり、セキュリティなどの安全面であったり、それこそ女性らしい“心地よい”ライフスタイルをおくるためのアイデアがたくさん盛り込まれたお部屋を多数プロデュースしているのだそうです。そんな〔URCOCOCHI〕と〔nikoand...〕が出会うべくして出会った今回のプロジェクト。もうこの名前が並ぶだけでワクワクしてきませんか?さてどんな内容なのか、進行中のプロジェクトの中身をお見せできる範囲でご紹介していきましょう!〔niko and ...〕の家具&雑貨で〔UR COCOCHI〕がよりお洒落に、快適に!サンプルに選ばれたのは、最旬のサードウェーブコーヒーブランドなども進出し、若者世代からがぜん注目を浴びている東京23区内の東エリアの一角にある、築30年以上経過するデザイナーズマンションを〔URCOCOCHI〕がプロデュースした2LDK物件。使いやすい最先端のキッチンに、モニター型インターフォン完備という万全のセキュリティ、そしてなにより、ウッドとアイアン、そしてナチュラルテイスト溢れるカラーコーディネートが今どきな、素材感たっぷりのルームアレンジが魅力的なお部屋なのです。そんな〔URCOCOCHI〕ならではのお部屋を、さて〔nikoand...〕はどのようにコーディネートしてくれるのでしょう?今回は特別に少しだけ、実際のお部屋の写真とともに、たくさんのアイデアが盛り込まれた完成予想イラストを織り交ぜてご覧いただきましょう!写真上がコラボ前の〔UR COCOCHI〕ルーム。白壁にウッドとワンポイントのアイアンが醸し出す素材感、そしてキッチンにあしらわれたグリーンのタイルがナチュラルテイストを醸し出すとっても清潔感のあるお部屋。このテイストを崩さずに〔niko and ...〕がアイデアを盛り込んだのが写真下のイラスト。このお部屋が持っているナチュラルテイストをベースに素材の風合いを生かしたファニチャーでコーディネートする予定。〔URCOCOCHI〕といえば、女性ならではの視点で設計された水まわり、それもキッチンは大きな特徴の一つです。使いやすいだけではなく、ライススタイルに溶け込む存在としての”心地よい”キッチン、そしてそこに連なるダイニングスペースの存在感はとても大事。今回のコンセプト設定が「若い夫婦(+小さいお子さん)」という設定ということで、〔nikoand...〕では、そんなダイニングキッチンスペースも独自のユニークな視点でコーディネイト。もともとの〔URCOCOCHI〕のお部屋が持つ、やさしい”色”と、そして”素材感”を上手に活用することで女性目線中心のコーディネートでありながら、旦那さんやお子さんも一緒にいて心地よい、そんなスタイルを心がけたそうです。リビング側は、和の空間を取り入れつつも現代的にまとめた〔UR COCOCHI〕ならではのテイスト(写真上)。〔niko and ...〕では欧風ファニチャーを中心に採用しつつも、その和の空気感と調和するようなアレンジを目指したコーディネート(写真下)を予定しているのだそうです。ダイニングキッチンの反対側に広がるリビング空間には、築当時に設定されていた和室空間の面影を残した畳スペースがあるのですが、そんな”和”のテイストも巧みに取り入れてマッチングできるのも〔nikoand...〕ファニチャーの懐の深いトコロ。現代的なスタイルでありつつも、素材感と風合いを大切にするファニチャー群だからこそ、“和”のテイストともなじめてしまうのです。キッチン脇に隣接する小振りのお部屋(写真上)は、壁にラックマウントレールが埋め込まれていて、好きなように収納スペースがアレンジできる、という〔UR COCOCHI〕ならではの設計ポイントが盛り込まれています。〔niko and ...〕はその方向性を踏襲し、「見せる収納」をテーマにコーディネートする予定なのだとか(写真下)。楽しみですね。こちらの書斎スペースは、旦那さんのホビー&ワークスペースという設定でコーディネート。〔URCOCOCHI〕ならではのアイデアと言える壁付けのラックレールを活用してのクローゼットスペースと、アイアンシェルフをマッチングするという、双方の特徴を充分に活用した「見せる収納」のカッコ良さが際立っています。もちろんその他にもたくさんの雑貨やファニチャーが満載の「楽しい」お部屋に仕上がること間違いなし!なのです。大注目のコラボルーム。さて、実際はどんな出来映えなのでしょうか!?次回のお披露目をお楽しみに!【内覧会開催予定】〔nikoand...〕と〔URCOCOCHI〕のコラボルーム。現在鋭意制作中なのですが、さて実際にどんな仕上がりになっているのか興味津々、早く見てみたいですよね!もちろんその点も抜かりなし!ご紹介できるタイミングになったら真っ先にLIMIAにてお見せできる予定ですので期待して待っていてくださいね!そしてもちろんこのお部屋、実際に見てみたい!という方のためにも内覧会を企画しているそうです。現時点では2月の上旬を予定しているそうですが、詳しいスケジュールは次回のお披露目記事にて告知できる予定です。〔niko and ...〕のブランドサイトはコチラ!〔nikoand...〕と〔URCOCOCHI〕のダブルネームというだけで心が踊ってしまうこちらのコラボルーム。完成予想イラストを垣間みただけでもその出来映えを想像してワクワクしちゃいますよね。完成したそのときには、あますことなくたっぷりとお見せしちゃいますのでご期待くださいね!!きっと、驚きや発見に「であい」、そして自分の暮らしに「にあう」ものが見つかるはずですよ!〔UR COCOCHI〕を詳しく知りたい人はコチラをクリック!
2018年01月23日住宅探しをしている方は、なかなか条件の合う理想の物件と出会えないと感じている方が多いのではないでしょうか。希望するエリアの土地は高額だし手頃な価格の土地となると、通勤や通学にとても不便……。そんな方に注目されているのが「再建築不可物件」です。再建築不可物件の概要やリフォーム・リノベーションが可能か、また注意点などをご説明します。再建築不可物件とはどういうもの?再建築不可物件とは、建築基準法に規定されている条件を満たしていないため、既存の建築物を取り壊し更地にしてしまうと再建築ができない物件のことです。何故このような物件が存在するのかというと、1950(昭和25)年の建築基準法制定やその後の建築基準法改正によって、建築当時は法律に適合していても、現行法には不適合となっているためです。このため、全国には多くの再建築不可物件が現存しています。再建築不可物件は、旗竿地や袋地と呼ばれている土地に多く、具体的には建築基準法でいう道路(幅員4m以上の道路)に敷地が2m以上接していない物件などを指します。(接道義務ともいい、災害時の避難経路の確保や緊急車両が接近できる道路確保が目的)。敷地が2m以上道路に接している土地であっても、目の前の道路が建築基準法上の道路の条件を満たしていない場合(幅員が4m未満の道路など)は再建築不可物件となります。このような再建築不可物件は資産価値が低いため、地域によっては二束三文の価値しかない場合もありますが、東京23区の場合は周辺の土地相場の60~70%程度の相場で取引されています。※建築基準法とは、国民の生命・健康・財産の保護や公共の福祉の増進に資することを目的に、建築物の敷地・構造・設備・用途などに最低限の基準が定められています(1950年施行)。再建築不可物件をリフォーム・リノベーションで新築同様に変身!再建築不可物件は、築40年以上経過した古い物件が多く資産価値も低いため、長く放置されている物件も少なくありません。しかし、物件によっては、リフォーム・リノベーションによって、新築同様に輝きを取り戻すことができる場合もあり、土地を安く手に入れた分をリフォーム・リノベーションに回し、理想に近い物件が取得できる可能性もあります。再建築不可物件は再建築ができませんが、建築確認申請が不要なリフォーム・リノベーションは可能です。建築確認申請が必要になるリフォーム・リノベーションとは、増築や改築、また大規模な修繕や模様替え(建物の主要構造物の一種以上について行う過半の修繕や模様替え)の場合です。しかし大規模な修繕や模様替えの場合、木造2階建て以下、延べ床面積500㎡以下の建物(4号建築物といわれる一般的な家)の場合は確認申請が不要とされています。したがってボロボロの築古物件でも増築や改築はできませんが、新築同様にリフォーム・リノベーションを行うことができます。再建築不可物件でのリフォーム・リノベーションの注意点再建築不可物件を購入しリフォーム・リノベーションする場合、注意したいこともいくつかあります。以下に注意点を挙げてみました。・ローンの利用が難しい再建築不可物件の購入には、基本的に住宅ローンは利用できません(換金しにくく、担保価値が低いため)。・リフォーム・リノベーション費用が通常より割高になる再建築不可物件では工事をする際、工事車両が入れない場合が多く資材の搬入が難しくなるため手間がかかります。また、現在の耐震基準を満たしていない建物が多いため、現在の耐震基準に適合するようなリノベーションが必要になります。・予算オーバーになりやすい予想以上に老朽化していることもあり、予算オーバーになりやすいことも注意が必要です。再建築不可物件は、デメリットやリスクもありますが、目的によっては、いわゆるお宝といえる物件が眠っている可能性があります。再建築不可物件購入の際は、デメリットやリスクなどを十分に承知した上で、検討することをおすすめします。
2018年01月15日ヴィンテージマンションの定義マンションに限らず、一般的に不動産は人間と同じく歳を取ります。しかし人間とは異なって歳を取らない不動産が存在します。それがヴィンテージマンションです。ヴィンテージマンションとは、建設されて数十年経ても資産価値を保っているマンションのことをいいます。ヴィンテージ(Vintage)と聞くと、ワインを思い浮かべる人も少なくはないと思います。ヴィンテージ(Vintage)とは英語で「年代物」という意味であり、「ヴィンテージマンション」は、10年以上前に醸造したいわゆる“当たり年”のワイン(ヴィンテージワイン)から由来しています。ヴィンテージマンションと呼べるには、ただ古いだけでなく、資産価値の高さを保っていることが条件といえます。ヴィンテージマンションの条件について、もう少し詳しく見てみましょう。ヴィンテージマンションと呼べるための条件条件としては以下のようなものが挙げられます。ブランドエリア(好立地)にあるデザイン性に優れている管理(修繕計画の徹底など)が行き届いているコミュニティ性がある具体的な条件として、不動産専門の調査会社「カンテイ」は以下のように設定しています。築10年以上坪単価300万円以上平均専有面積90平方メートル以上ヴィンテージマンションの体質上、国内でもそんなに数多くあるわけではありません。立地も高級住宅街に多く、必然的に住む人のマナーレベルも高いといえます。そのためか、その物件に愛着を持っている人も多く、修繕計画も密に計画されます。資産価値が下落しない理由がここにあり、またメリットともいえます。しかし一方でデメリットもあります。ヴィンテージマンションの多くは古いものです。そのためキッチンやバスなどの水回りなどが使いづらい様式であることが想像されます。また、1981年以前の旧耐震基準に沿って建てられているものが多いので、耐震診断が行われているかどうかをチェックする必要もあります。「内装が使いにくい」「耐震性能に不安」といったデメリットはありますが、こんな場合はリノベーションがお勧めです!一般のマンションと同様、ヴィンテージマンションもリノベーションやリフォームが可能です。外観は昔ながらの味がでているものの、内装は現代的な生活様式といったギャップは、想像するだけでもテンションが上がりますね。まとめ古ければ古いほど、資産価値が上がるヴィンテージマンション。リノベーションなどで内装をアレンジすれば、そこはもう自分だけの世界です。日本でも有数のブランドエリア内に、自分だけのお城を構えてみるのも良いかもしれません。
2018年01月07日2017年の住宅リフォーム市場規模は、6.3~6.6兆円を予測する。現時点(2017年第3四半期)で、前期比増で推移する見込みである。「増改築工事(10平方メートル超+10平方メートル以下)」は、前期比11.9%減となったものの、「設備修繕・維持関連」が同10.4%と2桁増となっていることから、2017年は通年でプラス成長になるものと考える。出典:(株)矢野経済研究所「住宅リフォーム市場に関する調査(2017年)」(2017年7月7日発表)上記調査を行った矢野経済研究所はさらに、2025年の住宅リフォーム市場規模を7.2兆円、2030年を7.1兆円と予測しています。このように近い将来、成熟期の到来が見込まれている市場のため、当面は大手企業によるシェアの奪い合いや、中小企業が独自の市場セグメントを切り開くなどの動きによって市場が形成されていくことが予想されます。2017年、消費者の動きそれでは消費者の視点でみたとき、2017年のリフォーム市場にはどのような動きがあったのでしょうか。下記は「リフォームO-uccino」利用時に、消費者がフリーワード入力した「希望するリフォーム内容」のなかから、頻出度の高い単語を抽出したものです。▲ワードクラウド2017年・2016年比較※UserLocalテキストマイニングで分析消費者によるリフォームへの積極的な参加2017年の特徴のひとつに、リフォーム依頼者が「工事の一部分を自分たちで行いたい」と希望するケースが多くあったことが挙げられます。「自分たちでできる部分はDIYで行おうと思っています」「自分で張り替えるので現在のフローリングをはがしておく所までお願いしたいです」「DIYが趣味なので工事が終わったら自分でやるつもりです」といった内容です。自分で行うのはコスト削減を期待することももちろんですが、リフォームに積極的に参加したいという気持ちの表れ、DIYが趣味として広く一般化していることなどがあるでしょう。会社選びの事前準備の充実これまで「リフォームO-uccino」のようなリフォーム会社比較サイトは、リフォーム会社選びの最初の1手として使用されることがほとんどでした。これが徐々にではありますが、リフォーム検討者が独自に取得した見積もりやプランとの比較のために利用される件数が増えてきています。この場合、依頼の段階から予算や見積もり金額がリフォーム会社に提示され、条件を満たせる会社のみ現地調査を依頼する、という流れになります。消費者の情報収集力の向上により、より良い条件でリフォームを行える会社が選ばれるようになっています。「新しい・欲しい」から「良い・安い」へ▲特徴語マップ2017年・2016年比較※UserLocalテキストマイニングで分析2016年は「新しい」ものや「欲しい」ものをリフォームの希望内容としてあげる人が多かった一方、2017年は「良い」もの、「安い」ものがより多く求められていました。工事条件が同じではないなかでの比較のため一概には言えませんが、見積もりの相場や適正価格が分からない、施工が適正に行われるか不安など、不透明で曖昧な点が課題のリフォーム業界にあって、消費者が判断する「良い」もの、「安い」ものを工事内容に反映させることを求めている傾向がうかがえます。2018年の注目ポイント!「モノ」だけでなく「コト」が新たな市場を作る!?国の住宅施策が、新築から既存(ストック)重視へと移行し、2016年策定の住生活基本計画では「住宅ストック活用型市場への転換」と住生活産業の活性化として、「既存住宅流通・リフォームの市場規模を倍増」を具体的な目標に設定しています。2018年もこの方針の延長線上にあるため、市場としては追い風がある、と捉えてもよいでしょう。中古買取再販事業の活性化。住まいの選択肢の充実平成30年度税制改正大綱では、住宅関連の多くの制度が延長されるなか、「買取再販で扱われる住宅の取得に係る特例措置」については拡充要望が出ています。具体的には買取再販事業者が既存住宅を取得し一定のリフォームを行う場合、敷地に係る不動産取得税を減額する、というものです。これまで住まい選びは新築か中古かがまずあり、ここ数年はこれに「中古を買ってリノベーション」という選択肢が浸透してきました。買取再販事業は「リフォームした中古」というまた別の選択肢です。2017年12月には買取再販事業の最大手のカチタスが東証一部へ上場しています。買取再販という形でリフォームが行われる物件は、今後増加していくことが予想されます。消費者への提案で差別化を図るリフォーム会社リフォームの現場では消費者への提案内容や情報提供の仕方に各社の特徴が表れています。例えば大京リフォーム・デザインでは、リフォーム予定の実際の室内に立ちVRゴーグルを使用すると、現状の部屋が一瞬でリフォーム後に変わるような感覚を体験できる「バーチャルリフォーム」サービスの提供を10月から実施しています。積水化学工業は「ムスメの気持ち」という新しい展開を開始しました。建築当初より家族構成が変化し、夫婦ふたりだけで暮らすニア層をターゲットにしたものです。提案の軸足がハード(家の築年等)からソフト(ライフステージ)へ移行していることが分かります。リフォーム会社OKUTAでは工事中の様子をスマホで確認できる「見守りサービス」を期間限定で実施。施工監理体制の強化と、現場の品質向上を狙いとしていました。いずれも業界内で他社との差別化を図る要素となっていて、今後も新しい技術を活用した提案内容、情報提供方法によって、各社の特徴がより鮮明になっていくことでしょう。自分でリフォームしたい消費者へ寄り添えるか2017年の動きでもあった消費者がDIYというスキルでリフォームの一部を自ら行おうとする流れは、今後も増えていくことが予想されます。タレントのヒロミさんが築30年超の自宅をリフォームする番組は20%近い視聴率だったそうです。お笑いコンビ「バッファロー吾郎」の竹若さんがDIYで家を作った様子も多くの反響を呼びました(「家は自分の手でつくる。」主婦の友社刊)。職人さんが直接レクチャーする漆喰の壁塗りや壁紙の張り替えなどのワークショップは、小規模ながらも全国各地で行われていて人気を博しているようです。リフォームもまた「モノ消費」だけでなく「コト消費」が新たな市場を作るキーワードとなるかもしれません。そうした流れに対し、リフォーム会社がどのように消費者に寄り添い、新たな提案を行えるかは、2018年の注目ポイントのひとつにあげられます。
2017年12月27日新居を構えることを検討していたり、リノベーション、リフォームに関心のある方にとって大きな悩みとなるのは「時間がない」ということ。実際に物件へ足を運んだり、住宅設備のショールームで商品に触れてみたくても、家事や子育てに追われていると厳しいのが現実です。そんなときに頼れるのが最新技術の住居空間撮影VR《インサイドマップス》です!住宅設備機器メーカーの〔トクラス〕ショールームの事例をもとに、さっそくその便利さを体感してみましょう。まるでそこにいるみたい!臨場感あふれるインサイドマップスとはVRはゲームなどではすでにおなじみですが、あたかもそこにいるかのような感覚を体験できる技術。それを活用した住居空間撮影VR《インサイドマップス》は、圧倒的な臨場感を再現できるソリューションシステムです。床やキッチンの質感まで、360度、高画質3Dで、あたかもそこにいるかのような視聴体験が可能です。〔トクラス〕のショールームをバーチャルで訪れる!《インサイドマップス》の活用範囲は、不動産物件に限りません。例えば、おしゃれで機能的な住宅設備を展開する〔トクラス〕は、ショールーム紹介に活用しています。自宅に居ながら、しかもスマホでショールームを見学できるなんてまるで便利すぎて夢のよう!さっそく〔トクラス〕新宿ショールームを見てみましょう。画面に映し出されるのは実際にある新宿ショールーム。最新モデルのキッチンもまるでそこにいるかのように確認できます。360度見わたせるほか、カウンターの天板や収納スペースまで、ズームすることで触れるような感覚で見ることが!理想の住まい空間をリアルに想像できる《インサイドマップス》なら、リノベのアイデアの参考にするのはもちろん、施工前にじっくり検討することができますね。バーチャルから実体験へ気になるアイテムを見つけたら実際にショールームに足を運んでみましょう!カタログや写真だけではイメージがつかみにくい設備も、事前に《インサイドマップス》で確認済み。また、自宅にいながらにしてじっくり検討できるから“空振り”の心配もありません。時間が限られた人にはうれしいサービス。住宅づくりにはVRを活用する時代!賢く使っていきましょう。〔トクラス〕ショールームの情報はこちら!
2017年12月21日モルタルの外壁の住宅は、街中でも見かける機会が多いでしょう。1990年代以前に建築されたお家の外壁には、モルタルを用いるケースが主流でした。最近の新築住宅は、サイディングの外壁を採用することが多くなっています。しかし、職人さんが手作業で仕上げたモルタル特有の味わいが好きという方は今でも多くいます。今回は、今も根強い人気があるモルタル外壁の外壁塗装についてご紹介します。モルタルの外壁の特徴とは?モルタルとは、セメントと砂と水を混ぜた湿式工法を用いる建材です。モルタルの外壁は、防水紙が張られたラス金網(モルタル下地として使用される金網)を初めに施工してからモルタルを塗り付け、その上に塗装を施して仕上げたものです。モルタル材は耐久性・耐水性・耐火性に優れており、古くから多くの住宅の外壁として用いられてきました。施工時はペースト状のため、タイルの下地材や、ブロック・レンガの目地、仕上げ材などにも使われています。また、塗り方によってさまざまな模様・デザインに仕上げられるメリットもあります。モルタル外壁の仕上げのデザインの種類について、以下でご説明します。【1.リシン仕上げ】モルタルの外壁の中では、最も一般的な仕上げ方法です。小さな砂利や砂を塗料に混ぜて仕上げるため、表面が細かくザラザラした仕上がりが特徴です。【2.スタッコ仕上げ】スタッコ材(合成樹脂エマルジョン系・セメント系などの仕上げ塗材)を、モルタルの外壁に5mm~10mm程度の厚さで吹き付ける仕上げ法です。塗料の使用量が多く、壁に厚みを持たせられるため高級感・重厚感があります。表面を加工せずに仕上げた「吹き放し仕上げ」や、乾かないうちにローラーで表面を押さえて加工する「ヘッドカット仕上げ」などの手法のバリエーションがあります。【3.吹き付けタイル】磁器タイル材を貼り付けずに1mm~3mm程度の厚さで吹き付けることで、陶磁器のような風合いを出す仕上げ方法です。表面がツルツルしているため、一般的なタイル張りの外壁のように、水を弾きやすいのが特徴です。【4.左官仕上げ】左官職人がコテやハケを使って仕上げるので、さまざまな質感に仕上げることができる方法です。コテ仕上げ・ハケ引き仕上げ、扇仕上げなど、さまざまな仕上がりが選べます。道具の種類や使い方によってさまざまな模様ができるので職人さんのセンスが問われ、施工の難易度は比較的高めです。【5.ローラー仕上げ】ローラーで、モルタル表面に模様を作りながら仕上げる方法です。ローラーには凹凸がついていますから渦巻き状・格子状など多くの模様を選べ、好みに合ったパターンを選ぶことができます。モルタル外壁の塗装費用の目安はどれくらい?モルタル外壁に用いられる塗料には多くの種類がありますが、今回は良く使われる3種類を挙げています。それぞれの塗料での施工価格の目安は、以下のようになります。なお、ここでは高圧洗浄や欠損補修など、付帯作業の施工価格は含んでいません。・ウレタン系塗料…紫外線や水に強いが汚れがつきやすい。費用は塗装面積1㎡あたり1,300~1,500円・シリコン系塗料…紫外線や汚れに強い。費用は1㎡あたり1,700~2,000円・フッ素系塗料…耐久性が高い。費用は1㎡あたり3,000~3,500円外壁塗装の費用を無料で比較モルタル外壁の塗装で注意すべきこととは?モルタルの外壁を塗装する場合の作業の流れは、以下のようになります。1.足場設置2.高圧洗浄3.養生4.下地調整5.下塗り6.中塗り、上塗り作業の流れは、ほかの外壁材(サイディングボードなど)とほぼ共通です。ただし、モルタルはひび割れしやすい建材ですから、一部の工程においてはモルタル独自の注意点があります。ここでは注意点を4つご紹介します。【高圧洗浄における注意点】塗装する前の下地処理の1工程で、高圧洗浄機で壁の汚れやサビを洗浄していく作業です。高圧洗浄機の圧力が強いために、劣化の激しい壁ではモルタル自体が削れてしまう可能性があります。そのため、作業には細心の注意を払う必要があります。【下地調整における注意点】紙ヤスリや電動工具などで、高圧洗浄で落ちきれなかった汚れや金属部分のサビ、あるいは古い塗膜などを手作業で落とす「ケレン」という作業を行います。その後に、ひび割れの補修・シーリング工事・パターン補修等の外壁補修を行います。モルタルの場合、ひび割れ補修は特に重要になります。壁面をひび割れ部分に沿ってV字にカットした後でコーキングを打ち、下地材で表面をカバーすることで、仕上げ材の付着を良くします。【下塗り時の注意点】下塗り剤は、上塗り塗料の定着を高める接着剤のような役割をもっています。この作業をきちんとやっておかないと、どんなにいい塗料を使っても剥がれやすくなってしまうこともあります。そのため、ひび割れが生じやすいモルタル外壁の下塗り剤には密着効果があり、下地の凹凸や小さなヒビ割れを補修する機能がある「微弾性フィラー」が多く使われます。【中塗り、上塗り時の注意点】モルタル塗装に適した塗料(ウレタン系・シリコン系・フッ素系・単層弾性系塗料など)で、ローラーやハケを用いて2~3度重ね塗りをします。現在最も多く選ばれている塗料は、シリコン系塗料でしょう。ウレタン系塗料は安価ですが汚れがつきやすく、モルタルにはあまり使用されない傾向があります。また、フッ素系塗料は高い耐久性がありますがモルタル外壁との相性はあまり良くなく、フッ素の塗膜が割れやすくなることがありますから、注意が必要です。これらの理由で、コストが比較的低く抑えられる上に汚れに強く、機能的なシリコン系塗料の人気が高くなっています。まとめモルタル外壁は、定期的に表面のひび割れが発生していないかチェックすることがとても大切です。ひび割れ部分から雨水が侵入することで外壁の劣化を早めてしまいますから、ひび割れを見つけたらすぐに補修を検討しましょう。傷みを確認したら、早めに対処することがモルタル外壁を維持するポイントです。しっかりメンテナンスをして、末永く美しい状態を保つようにしましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年11月22日環境保護や災害時対策として、太陽光発電の導入を検討しているご家庭も多いようです。新築はもちろん、リフォームとあわせて導入したいという場合もあるでしょう。ここでは、太陽光発電導入の手順や必要な書類などについて、わかりやすくご紹介していきます。太陽光発電を導入するまでの流れは?太陽光発電を導入する計画があるなら、機器の設置から発電を開始するまでの流れを把握しておくといいでしょう。それぞれのステップとともに、注意点もご紹介します。【ステップ1】調査・相談まず、太陽光発電システムを導入する目的を明確にしておきましょう。節約やエコ目的で導入するご家庭もあれば、災害時・停電時対策として導入するご家庭もあります。太陽光発電の仕組みや種類、メリットやデメリットについてもしっかり調査し、目的に合った運用が可能かどうか考えましょう。また、太陽光発電の導入には初期費用としてまとまったお金が必要になるので、予算も調べます。さらに、10年以内を目安にした投資費用回収計画や、導入後のメンテナンス費用についても考えておきましょう。お金のことに関していえば、国や自治体からの補助金を受けられるか、販売会社などのローンを受けられるかなども調べておく必要があります。導入するシステム機器が補助金対象のものか、チェックしてみてください。太陽光発電に関してさまざまな要素を検討したら、施工業者に相談して現地調査をしてもらいます。屋根の状態や向き、日照時間や天候、周辺環境などはもちろん、将来パネルの周囲に陰になるような建物が建つ可能性などまで調べて、発電シミュレーションをしてもらうのがおすすめです。可能であれば、検針票や設計図面を用意しておくといいでしょう。【ステップ2】契約・補助金申請現地調査が終了すると、調査から得られた情報をもとに、施工業者から最終的な見積もりが提示されます。施工方法やシステムの変換効率、保証内容やアフターサービスなどについてもしっかりと確認し、納得したうえで信頼できる業者と契約を結びましょう。また、通常は、施工業者と契約をする際に、国や地方自治体への補助金の申請も行います。多くの場合は業者が代行してくれますが、システムの設置工事完了後に申請をしなければならないこともあります。補助金制度や条件は地方自治体によって異なるため、事前に確認しておくこともポイントの1つです。【ステップ3】設置工事まずソーラーパネルを屋根に取りつけるための足場作りからはじまり、場合によっては、屋根の補強工事も行います。その後、パワコンなどの周辺機器の設置や配線などの電気工事も行われます。【ステップ4】電力受給契約・系統連系自宅の太陽光発電で生まれた余剰電力を買い取ってもらうためには、電力会社と売電契約を結ぶ必要があります。この手続きが完了した後、電力会社と施工業者立ち会いのもとで系統連系(住宅の発電システムと電力会社の発電システムとの接続)が行われ、いよいよ運転が開始できるようになります。運転開始後は基本的に、特別な維持管理・メンテナンスなどは必要ありません。ただし、数年に一度くらいの頻度での点検が推奨されているので、定期的な点検についても意識しておくといいです。太陽光発電の費用を無料で比較導入までにかかる期間は?導入計画から契約までに約半月~1ヶ月、システム設置から電力会社との連系までに約1ヶ月で、太陽光発電導入までにかかる期間は、全体で約1~2ヶ月です。ただし、システムを設置するための工事自体は、約2~3日で終了します。パネル取りつけだけであれば1日で済みますが、足場を組んだり、メーターやパワコンなどの周辺機器を設置したり、配線工事を行ったりする必要があるので、数日は見込んでおく必要があるのです。屋根の補強工事などがあると、さらに時間がかかる場合もあります。法律上必要な申請事項について太陽光発電導入後に売電するためには、産業経済局に申請し、事前に設備の認定を受けなければなりません。再生可能エネルギー固定価格買取制度における買取単価は、この設備認定を受けた年度によって決まるため、年度内に認定が受けられるように早めに準備をするといいでしょう。産業経済局への申請には、接続の同意を示す書類の写しや事業計画書などが必要ですが、通常は施工会社が代理で行ってくれます。手続き完了までには1~2ヶ月ほどの期間を見込んでおきましょう。また、電力会社と売電契約を結ぶための手続きには、系統連系申請申込書や太陽光発電システムの詳細に関する書類など、補助金を申請するには、住民票や印鑑証明、建物の登記簿謄本などが必要です。補助金の場合、申請時期や必要書類は自治体ごとに異なるため、詳しくはお住まいの市町村に問い合わせてください。まとめ今回は、太陽光発電導入の流れや注意点、必要書類などについて解説しました。太陽光発電の導入を計画しているなら、しっかりと調査・比較をして、信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。さまざまな申請手続きには思っているよりも時間がかかるので、先を見通して計画的に準備を進めていきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年11月22日家を新築するときやリフォームするときには、壁の種類や外壁の塗装について必ず決めるもの。そのために、それぞれの壁の特徴や、どんな塗装があるか事前に知っておくことは大切です。今回は壁の種類や外壁塗装方法の違いと、それぞれにかかる費用の目安についてご紹介します。住宅に使われている外壁の種類とは【1.窯業系サイディング】セメントに、繊維などを混ぜて板状に形成したものです。今や新築戸建ての7割を占めるという外壁材で、耐震性、防耐火性、遮音性などの機能性に優れ、工期も短いので人気です。窯業系サイディングの特徴は、なによりデザインが豊富に選べる点でしょう。その数、3,000種類以上もあるそうです。さまざまなコーディネートを楽しめ、価格帯の幅が広い点も、人気のポイントです。窯業系サイディングの難点は、水を吸収しやすいことです。サイディングボードはパネルを張り合わせて構成されますが、継ぎ目のコーキング材が劣化すると内部に水が浸入し、ひび割れが起こってしまいます。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。【2.金属系サイディング】表面はアルミやスチールの金属板ですが、裏面には断熱材が貼られている外壁材です。軽量で取り付けが簡単なため工期も短く、耐震性・防水性・耐熱性に優れています。施工コストは窯業系サイディングに比べると少し高価ですが、サイディング自体に断熱材が組み込まれている点は魅力。断熱性に優れていれば省エネにもなりますから、長い目で見るとお得かもしれません。デザインのバリエーションは、窯業系サイディングと同様に豊富です。そのため、金属系サイディングも最近人気を集めつつあります。ただし、やはり金属でできているためサビの発生は気になる点でしょう。1年に1度は柔らかいスポンジを用いてお掃除するなど、定期的なメンテナンスは大切です。【3.モルタル材】セメントと砂と水を練り合わせて作られた外壁材です。仕上げの方法にはいくつか種類があり、主に「リシン仕上げ」、「スタッコ仕上げ」、「吹き付けタイル仕上げ」の3つがあります。このほかにも数多くの仕上げ方法がありますが、これらは熟練の職人さんが創意工夫を凝らして、さまざまな模様を作り出したと言われています。そのため、資材の価格よりも仕上げの施工費用が全体の工事費に影響してきます。少し前の住宅においてはこの工法が主流でしたが、施工に時間がかかるため現在はあまり見かけなくなりました。また、モルタル自体の防水性能が低いことから、劣化するとひび割れによる塗装剥がれが起きやすいのが難点です。【4.ALC】ALCとは「軽量気泡コンクリート」の略で、特殊なコンクリートの一種です。通常のコンクリートの約4分の1という軽量さが最大の特色ですが、人体に無害でリサイクルも可能という、環境に配慮された現代的な建築資材です。強度も高く、耐火性・防火性・断熱性に優れています。ALCの欠点は、防水性能があまり高くない点です。そのため、塗装の剥がれを起こすと劣化を早める恐れがあります。また、サイディングと同じく継ぎ目の部分があるため、コーキング材による補修は必須となります。【5.タイル】粘土、陶土、長石などの鉱物を砕き、成型して約1,300度の高温で焼いて固めた外壁材です。耐火性が高く、傷や汚れ・水にも強いという特長があります。また、日頃のメンテナンスも洗浄程度と楽に済み、デザインや色も豊富です。欠点を挙げるとすれば、材料費・施工費用ともに高めになる点でしょう。外壁の種類による外壁塗装の手順の違い【1.サイディングの塗装作業】サイディングの外壁を塗装する際の作業の流れは、「下地調整→下塗り→中塗り・上塗り」と、一般的な外壁塗装の手順とほぼ変わりません。ただし、外壁材のつなぎ目部分に施されたコーキング剤が劣化していれば、それを補修してから塗り直すことになります。窯業系サイディングを塗装する方法は、大きく分けて以下の3種類となります。・塗り潰し塗装…1色のみで塗り潰す方法です。・多彩色塗装…単色ではなく、複数の色で塗装する方法です。サイディングの形状によって、多くの塗装方法があります。・クリアー塗装…透明の塗料を塗り、元の外壁材のデザインを残す方法です。外壁の表面が劣化してしまうと施工できなくなるため、傷みなどが出ないうちに施工する必要があります。各サイディングに使用する塗料は、一般的なアクリル系・ウレタン系・フッ素系・シリコン系などとなります。【2.モルタルの塗装作業】基本的に、サイディングと作業の流れは同じです。ただし、モルタル下地の外壁はひび割れやすいため、下塗り作業がより大切です。モルタル外壁の下塗り剤には「微弾性フィラー」という、粘度の高い下塗り材を用いることが多くなります。これで、微細なひび割れなら埋めることができますから、クラックが発生しやすいモルタル外壁には最適です。上塗り用の塗料は、アクリル系、ピュアアクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系塗料などが用いられます。【3.ALCの塗装作業】作業の流れは、サイディングやモルタルと同じです。ただ、ALCパネルには小さな気泡が多くあるため、塗装する前にこの穴をしっかりと埋めておく必要があります。穴が開いたままだと雨水が入り込んでサビが発生し、劣化を早める原因になってしまいます。気泡の処理を怠ると塗装の仕上がりもムラになりやすく、見栄えにも影響します。そのため、ALC外壁材の下塗りには、モルタルと同様に「微弾性フィラー」を用いることが多くなります。また、仕上げの塗料にはアクリル系、ウレタン系、フッ素系、シリコン系が用いられますが、できるだけ防水性が高いものを選ぶのがよいでしょう。【4.タイル】基本的には、塗装の必要はありません。ただし、タイルの一部にもしクラックや剥がれが発生したら、早めに貼り替えなどのメンテナンスを行いましょう。外壁塗装の費用を無料で比較外壁の種類で、外壁塗装の費用はどのくらい変わる?ここでは、外壁材ごとの外壁メンテナンス費用についてご紹介します。なお、ここでの価格には足場・諸経費等の費用は含んでいません。【1.窯業系サイディングの塗装費用】塗料の塗り替え、コーキングの打ち替えなどの作業が主になります。メンテナンス期間の目安が7~8年と短めになるため、工程が増えると費用がかさむ場合があります。・費用:1㎡あたり3,000円~15,000円【2.金属系サイディングの塗装費用】表面が薄い素材のため傷がつきやすくサビに弱いため、約10~15年で表面の塗り替えが必要になる場合があります。・費用:1㎡あたり4,000円~8,000円【3.モルタルの塗装費用】モルタル材はひび割れを起こしやすいため、約8~10年でメンテナンスが必要になることが一般的です。・費用:1㎡あたり2,000円~7,000円【4.ALCの塗装費用】吸水性が高く耐候性が低いため、塗装は約8~10年で塗り替えの必要が出てきます。・費用:1㎡あたり7,500円~20,000円まとめこちらの記事では、外壁材ごとの塗装方法や、塗装にかかる費用の目安についてご紹介しました。塗装に用いる塗料にはさまざまな種類がありますが、外壁材と塗料の相性もありますので、塗装業者とよく相談して塗料の選定をするとよいでしょう。外壁の種類もさまざまですが、塗料の種類やグレードも多彩にわたるため迷ってしまうかもしれませんね。費用の検討はもちろんのこと、好みやライフスタイルなども考慮しながら、納得のいく外壁塗装につなげましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年11月21日外壁塗装工事には、足場の設置、高圧洗浄、下地処理、養生、下塗り、中塗り、上塗り、といくつも工程があります。なかでも、新たに塗る塗料のつきと持ちをよくするためには、外壁の汚れをきれいに落とす高圧洗浄は欠かせません。ここでは、外壁塗装の際に行う高圧洗浄の方法や単価についてご説明していきましょう。外壁塗装で行う高圧洗浄ってどんな作業?建物の外壁に塗られている塗料は、日々雨風や紫外線にさらされて、劣化し続けています。塗料が劣化すると、「チョーキング現象」という表面の粉化を起こし、手で触ると白い粉がつくようになります。外壁塗装をする際に、チョーキング現象が起こった壁にそのまま塗料を塗ると、新しい塗料の粘着力が損なわれ、古い塗料とともにはがれやすくなってしまいます。また、古い塗料の粉化に加えて、年月の経った外壁には汚れのほか雨や湿気によるカビや藻・コケなどが付着していることもあります。外壁塗装をする際には、古くなって粉化している塗料とともに、そうした汚れなどを取り除くため高圧洗浄の必要が出てきます。また、特に汚れなどがひどい場合は、水に薬品を混ぜて噴射する「バイオ高圧洗浄」を行う必要があります。高圧洗浄とは文字通り、高圧の水を使って壁を洗浄することですが、この時の圧力は15Mpa(メガパスカル)以上、つまり150キロ以上の圧力になります。ホームセンターやテレビショッピングなどで市販されている家庭用の高圧洗浄機は約8~12Mpaですから、単純に考えても、専門業者がエンジン式の機械で行う高圧洗浄は、家庭用の2倍程度の威力があるといえます。このように、外壁の高圧洗浄は専門の特殊な道具を使い、場所や外壁の状態によって圧力を調節しながら行う必要があります。経験や熟練を要する作業のため、必ず専門の業者に任せるようにしましょう。高圧洗浄工事の単価ってどのくらい?一般的な外壁塗装の際の高圧洗浄は、1㎡当たり150~250円で行われます。また、バイオ高圧洗浄になると、1㎡当たり200~300円となります。標準的な大きさの一戸建て住宅の場合、外壁の面積は「延べ床面積×係数(1.2~1.7)」で計算できますので、今回は係数を1.2にして計算してみると、以下のようになります。30坪の家の外壁面積:30×3.3×1.2=118.8㎡40坪の家の外壁面積:40×3.3×1.2=158.4㎡50坪の家の外壁面積:50×3.3×1.2=198㎡60坪の家の外壁面積:60×3.3×1.2=237.8㎡(1坪=3.3㎡)相場の目安としては、水による高圧洗浄の場合で約20,000~50,000円、バイオ高圧洗浄の場合で約24,000~72,000円になります。業者に見積を出してもらった際に、高圧洗浄代が相場よりもかなり高く計上されていた場合は、その業者と契約することを避けたほうがよいかもしれません。たとえば、高圧洗浄費用に100,000円以上も提示されたり、本来は必要でないにもかかわらず、無理やりバイオ高圧洗浄を勧めたりするような業者は、あまり信用しないほうがよいでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較高圧洗浄工事の依頼時に注意すべきこと先に述べた通り、外壁塗装の業者は専門の業務用の機械を使って高圧洗浄を行います。ガソリンエンジンを使った機械での作業のため、この作業はかなりの騒音を発生させます。高圧洗浄だけに限りませんが、外壁塗装をする際には何らかの騒音を伴いがちなため、あらかじめ近所に声をかけておくなどマナーの遵守が必要でしょう。また、雨の日や風が強い日などは、せっかく高圧洗浄で汚れを落としてもすぐに汚れがついてしまいます。高圧洗浄は、晴れていて風のない日に行ってもらうようにしましょう。さらに、住宅の通気口から室内に洗浄水が入ってきてしまいますから、作業の際は十分気をつけてもらう必要があるでしょう。また通気口だけでなく、壁と壁の間の目地の部分も、水圧に弱い箇所です。場所に応じて水の圧力を調節してもらうようにしましょう。高圧洗浄の際の水道代は、基本的に家主の負担となります。しかし、蛇口から直接機械をつなぐわけではなく、専用のタンクやバケツに水をためて使いますので、それほど多くの水を消費するわけではありません。だいたい2,000~3,000円の水道料金がかかると考えておけばよいでしょう。また、高圧洗浄自体が比較的新しい技術です。したがって、昔ながらの業者では高圧洗浄機を使わず、ブラシやサンドペーパーを使って汚れを落とす場合もあります。しかし、高圧洗浄機による洗浄をすれば、チョーキングの粉もきれいに取り除けますし、凹凸のある外壁の汚れもきれいに落とすことができます。外壁塗装業者を選ぶ際には、このような点にも留意するとよいかもしれません。それに加え、高圧洗浄の作業にかかる時間は平均で外壁・屋根を合わせて7~8時間ほどといわれています。つまり、外壁塗装全体の工程のうち、1日は高圧洗浄にあてられるということになります。2~3時間で終えてしまう業者もあるようですが、できればしっかりと時間をかけて洗浄してくれる所を選びましょう。特に見積の際には、全体の作業工程と期間をしっかり確認するようにしましょう。まとめ外壁塗装を長持ちさせるためには、高圧洗浄は欠かせない工事となっています。作業自体に1日、その後の乾燥に2日ほどかかってしまいますが、この工程を省いたため、新たに塗った塗料が1年ではがれてしまったということも起きることもあります。きちんとした技術を持った、信頼のおける業者で施工してもらうようにしましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年11月20日60坪の住宅というとかなり大きく、普通の一戸建て住宅ではめったに見られないかもしれません。このくらいの広さだと、二世帯住宅や集合住宅となっている場合も多いでしょう。当然ですが外壁塗装を検討するなら、広い分だけかかる費用も高くなると考えましょう。ここでは、60坪の家の外壁塗装にかかる費用の目安をご紹介します。60坪の住宅って、どのくらい広いの?日本の平均的な一戸建て住宅は、4人家族の世帯で30~45坪といわれています。したがって、60坪の家を単純に考えてみると、平均的な家の1.5倍の広さということが分かるでしょう。この大きさの住宅になれば狭さはまったく感じず、理想の空間を余すところなく十分に作れる、ぜいたくなお家といえます。60坪の家で二世帯住宅の場合は、親世帯・子世帯それぞれに、キッチンやお風呂・トイレを設置したり、上下階別々に玄関を設けたりできます。また、家の中にオフィスや教室など、居住空間とは異なる用途のスペースを設けることなどもできます。廊下や玄関ホール、お風呂、トイレなども十分にゆとりを持った設計ができますから、車いすでの移動が可能なバリアフリー化にも十分対応可能な住宅といえます。先に述べた通り、この広さの家は二世帯住宅や集合住宅となっていることが多く、核家族単位で暮らす一戸建て住宅である例はほとんどないと考えてよいでしょう。60坪の住宅を外壁塗装する費用の相場は?外壁塗装のおおよその費用は、外壁の面積をもとに計算することができます。外壁の面積は「延床面積×係数(1.2~1.7)」でおおよその値を求めることができます。ここでは、係数1.2をあてはめて計算してみましょう。一般的な一戸建て住宅で60坪の場合ですと、延床面積は60×3.3平方メートル(1坪≒3.3平方メートル)ですから、外壁の面積は60×3.3×1.2となり、237.6平方メートルになります。この面積を塗装する際に、かかる費用を計算してみましょう。塗料の種類により、1平方メートル当たりの単価は異なります。代表的な塗料の単価をそれぞれ見てみると、アクリル塗料で1,400~1,600円、ウレタン塗料で1,700~2,200円。シリコン塗料で2,300~3,000円、ラジカル塗料で2,500~3,000円です。そしてフッ素塗料だと3,800~4,800円、光触媒塗料で4,200~5,000円、無機塗料で4,500~5,500円となっています。例えば単価2,500円のシリコン系の塗料を使ったとすると、塗料の代金は2,500×237.6=594,000円となります。この塗料代金に加えて、足場の設置に約150,000円、高圧洗浄に約50,000円、養生に約70,000円、下地補修に約20,000円、下塗りに約150,000円かかります。最終的には、その他諸経費がかかってきますので、合計で1,300,000円程度かかると見積ることができます。3階建ての家の場合は、2階建ての家に比べて足場を高く設置する必要がありますので、その分の費用が余分にかかってくることも頭に入れておきましょう。また、外壁の劣化が進行している場合には、補修を行う必要が出てきますので、その分費用も高くなります。外壁塗装の費用を無料で比較坪の外壁塗装で、気を付けるべきポイントは?外壁塗装の工事は、足場の設置や下地処理、下塗り、上塗りなどさまざまな行程を踏むことになるため、一般的な戸建ての住宅で数十万~数百万円と高額になります。家の補修といえば、まず内装のリフォームを思い浮かべる方も多いでしょうが、外壁塗装は内装リフォーム以上に必要性の高い工事といえます。なぜなら、内装リフォームはトイレやお風呂、キッチンなどをより便利できれいにすることを主な目的です。それに対し外壁塗装は見た目をきれいにするだけでなく、住宅そのものの耐久性を高めるために不可欠だからです。また、使用する塗料によっては、断熱や遮熱の効果もあるので、長期的な光熱費の節約にもつなげられます。外壁塗装は、美しく快適な家を維持していくために欠かせない工事です。ゆえに、技術が確かで信頼のおける業者に依頼することが大切なのはもちろんでしょう。しかし、不当に高額な工事や手抜き工事が行われるなどのトラブルも後を絶ちません。悪質な業者は、ときには脅すようなことを言って住人の不安をあおり、無理やり契約を迫ったり、不自然な値引きを行ったり、条件を付けて当日中の契約を求めてきたりすることもあります。したがって、外壁塗装を検討する際には訪問業者とすぐに契約することは避け、複数の業者に見積を取ったうえで、納得できる業者と契約することが大切になります。最近では、インターネット上でも業者から見積が取れるようになっています。さまざまな塗装業者とすぐに連絡が取れるので便利ですが、安さだけを売りにしている業者には注意が必要でしょう。手間をかけてきちんと施工すれば、通常は相場程度の費用はかかるものです。安さばかりを売りにする業者は、人件費を安くあげるために経験の浅い職人を使っていたり、塗料を薄めたり、手抜き工事をしたりしている場合があります。格安の工事にはそれなりの理由があるということを頭に入れておき、業者選びは慎重に行うようにしましょう。まとめ家を長持ちさせ、快適に住み続けるためには、外壁塗装は避けては通れない工事です。塗料の耐久年数である十数年おきには、外壁塗装が定期的に必要となります。実際に工事を依頼する際には、施工が丁寧で対応も誠実な優良業者を慎重に選択する必要があるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年11月19日新築で家を建てて10年ほど経過すると、外壁に汚れや傷などが目立つようになってきます。そうなれば塗り直しが必要ですが、外壁塗装のメリットは見た目の美しさを取り戻すだけでなく、ひび割れを防いだり、壁の耐久性や防水性を向上させたりすることにもあります。ここでは、50坪の家の外壁塗装にかかる費用について、相場の目安をご紹介します。50坪の住宅は、どのくらいの広さ?50坪の住宅を㎡換算すると165.29㎡となり、かなり広い家の部類に入ります。ここまで広ければあまり制約を受けず、理想の空間を作ることができそうですね。LDKに畳のコーナーを作ったり、階段の踊り場を広々と大きくとったりもできるでしょう。趣味を楽しむための部屋や、家で教室を開くためのスペースなどを確保することもできます。また、将来住む人数が増えることを考え、キッチンを2か所に作ったり、祖父母・親・子のための収納スペースを作ったりもできるなど、三世代が共同で住むことのできる広さになります。また、この延べ床面積では3階建ての家も増えてきます。50坪の住宅では、部屋数を多く確保しつつも、開放感のあるゆとりのある間取りが実現できます。二世帯住宅の場合には、リビング、ダイニング、キッチン、トイレを世帯ごとに別々に持つことができますし、各人の個室を持つこともできます。また、個室にはウォークインクローゼットやクローゼットなどの収納スペースも設けられるため、一人一人の収納スペースが確保でき、ゆとりのある住まいを作ることが可能です。50坪の外壁塗装の相場は?外壁塗装にかかる費用は、家の広さ・大きさにもよりますが、一般的な住宅の場合数十万円~数百万円と、かなり高額になります。そのため、「少しでも安くあげたい」「格安な業者にお願いしたい」と考えてしまうのも無理はないでしょう。先に述べたように、この広さになると3階建ての住宅も多くなってきます。3階建ての場合、2階建ての住宅より塗装に必要な足場を高く設置しなくてはならないためその分、費用が多くかかります。また、外壁の面積が広くなれば、壁が傷むリスクも高くなります。損傷した外壁を修繕しないままで塗装すると塗料の持ちが悪くなり、平均的な耐用年数より早く塗料がはがれてしまうこともあります。したがって、損傷個所があれば補修しなくてはなりません。大きな家になると、外壁塗装の際の下地補修にも大きく費用がかかってきます。少しでも費用を抑えたくなる気持ちも分かりますが、あまりに格安な外壁塗装を依頼することにはさまざまな危険がひそんでいます。安さだけをアピールしてくる業者のなかには、平気で手抜き工事を行うところもあるからです。そうした悪徳業者と契約してしまわないためにも、自宅の外壁塗装を行う際にかかる費用の相場をあらかじめ知っておくことが大切になるのです。標準的な50坪の一戸建ての場合、外壁塗装の面積は198㎡となります。ここでは、この面積を用いて、シリコン系塗料を塗装した際にかかる費用を算出してみます。塗料代は500,000~700,000円となり、その他に足場の設置に120,000~160,000円、高圧洗浄に40,000~50,000円、養生に60,000~100,000円、シーリングに140,000~180,000円、下地の補修に10,000~20,000円、下塗りに120,000~180,000円となりますので、その他の諸費用を含めると、合計1,000,000~1,400,000円ほどになります。実際には、お住まいの地域や施工業者、下地の状態、立地条件などによって費用は異なってきます。もし、上記の相場よりもかなり安い場合は、未熟なアルバイトの職人ばかりを雇っていたり、塗料を必要以上に薄めて使っていたり、作業工程を省いていたりすることも考えられますので、注意が必要です。また、逆に相場よりも高い場合は、塗装をしない面(窓など)も塗装面積に計上するなど水増しをされていたり、余分な作業を追加されたりすることがあります。したがって、信頼のおける業者を見極めるためにも、おおよその相場を把握しておくことが大切です。外壁塗装の費用を無料で比較坪の外壁塗装で、気を付けるポイントは?50坪の家ともなると、外壁塗装にかかる費用はかなり高額になります。したがって、施工業者を選ぶ際には慎重になる必要があります。一戸建てに住んでいると、頻繁に外壁塗装の業者を名乗る訪問販売がやってきますが、以下のような言い回しを多用する訪問販売業者には十分気を付けたほうがよいでしょう。たとえば、「品質が確かでない自社オリジナルの塗料を勧めてくる」「モニター価格で特別に安くできると売り込んでくる」「足場の設置費用を無料にすると言う」「今すぐに契約すればさらに値引きする」などと売り込んできたら注意しましょう。さらには「このまま放置しておくと柱まで腐りますよ」などと脅かすなど、住人の恐怖心をあおるような業者もいるかもしれません。このような訪問営業の人が来たとしても、決してその場で契約をしてしまうことのないように十分注意してください。実際に、複数の業者で相見積もりをとってみたら、数十万円も差があったということもよくあります。営業マンのトークにうっかり乗せられないよう、冷静に判断することが大切です。まとめ50坪となると、単純に考えて「25坪の家2軒分の広さ」と考えることができますから相当に広いお家ですね。もちろん、家の構造や立地環境、外壁の材料などによって、外壁塗装の価格は大きく変わってきます。悪質な業者に手抜き工事をされたり、高額な費用を支払わされたりして後悔することを避けるためにも、おおよその相場をあらかじめ確認しておくことが重要となるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年11月18日マンションの売却を検討している人にとって、意外な盲点になっているのが「税金」です。税法上、売却によって得たお金は課税対象とみなされます。このことを忘れていると、思わぬ損失を出しかねませんので、注意しておかなければなりません。ここではマンションの売却益への課税率や、控除を受けられる例、また確定申告の方法をご紹介していきます。売却益に課される税率は?マンションの売却益は「譲渡所得」とみなされ、ここに「所得税」と「住民税」の2種類の税金が課せられます。譲渡所得は、マンションの売却益から、購入時に支払った費用(取得費)と、売却にかかった経費(売却費用)を合計した額を引いて算出します。取得費からは、あらかじめ減価償却費を引いておかなければなりません。また、譲渡取得は売却までの間に、所有者がマンションを所有していた期間に応じて細かく分類され、その区分に応じて所得税や住民税の税額が変動します。売却時点でマンションを5年より長く保有していた場合は「長期譲渡所得」、5年以下なら「短期譲渡所得」として扱われることになります。「長期譲渡所得」の場合、所得税は15.315%、住民税は5%という税率が設定されています。一方で「短期譲渡所得」の税率は、所得税が30.63%、住民税は9%です。したがって、マンションを5年より長く保有していれば、5年以下の場合より税率を低く抑えることができます。ただし、この所有期間の計算には、特殊な算出方法が用いられますので気をつけなければなりません。一般的な感覚からすれば、購入した日から「実際の売却日まで」を所有期間とみなすと思いがちですが、ここでは、購入した日から「売却した年の1月1日まで」を所有期間と考えるのです。計算を間違えて、不要な損失を出さないようにしましょう。マンションの価格を無料査定してみる売却益で税額が控除できる例一定の要件を満たすことで、居住用マンションの売却益にかかる所得税と住民税への特別控除を受けることができます。特別控除には、2つのパターンがあります。1つ目は、長期譲渡所得、短期譲渡所得の両方が受けることができる、最大30,000,000円までの特別控除です。マンションの売り手と買い手が親族関係にはないこと、また、過去2年以内に、ほかの特別控除や譲渡損失の特例を受けていないことなどが、控除の条件となっています。2つ目は、10年以上所有していたマンションを売却する場合にのみ受けられる特別控除です。通常、長期譲渡所得へ課される税率よりも低い軽減税率が適用されます。軽減税率の額は長期譲渡所得の大きさにより変動します。まず、長期譲渡所得が60.000.000円以下の場合には、「長期譲渡所得の金額×10%」分の税が課されることになります。また、60,000.000円を超える場合の税額は、「(長期譲渡所得の金額-60,000.000円)×15%+6.000.000円」という計算式に従って算出されます。なお、この2つの特別控除は併用して受けることが可能です。そのため、特に長期譲渡所得の場合、条件さえ満たすことができれば、大きく節税することができます。確定申告の方法当然ですが、譲渡所得も区分上は「所得」として扱われますので、確定申告の対象となります。マンションの売却主が給与所得者の場合、確定申告には馴染みが薄いかもしれませんが、手順をしっかりと確認し、忘れずおこなってください。まずは税務署に出向いて、以下の書類を受け取りましょう。・譲渡所得の内訳書・確定申告書B様式・分離課税用の確定申告書くわえて、税務署で入手できる書類以外にも、次の書類は自分で用意しておかなければなりません。・マンション購入時/売却時の売買契約書・不動産会社に支払った手数料の領収書売買契約書と領収書は、いずれも原本を用意する必要はありません。コピーなどの控えがあれば十分です。これらの書類をそろえ、申告書に必要事項を記入し、期日までに税務署へまとめて提出すれば、確定申告は完了です。ただし、多忙のため、書類を受け取りに税務署に行く時間すら作れない、という人も中にはいるかと思います。その場合は、国税庁の公式サイトにアクセスすることで必要書類をダウンロードすることができますので、お勧めです。さらに公式サイトには、申告書の記入方法を丁寧に解説した「確定申告の手引き」などのページも用意されています。これらを参考にすることで、混乱することなく、スムーズに確定申告を済ませることができます。また税務署のオンラインサービス「e-Tax」を活用すれば、確定申告の手続き自体をネット上で済ませることが可能です。「e-Tax」の特徴は、何と言っても、税務署で書類提出をおこなうより、素早く申請ができるという点にあります。税務署と異なり24時間申請を受け付けていますので、忙しい方にとっては、とても便利なサービスだといえます。あらかじめ専用ソフトをインストールしておく必要があるほか、マイナンバーカードを読み取るためのカードリーダーを自前で用意しなければならないなど、事前準備の手間はかかるものの、反面、メリットも期待できます。関心がある方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。まとめ譲渡所得に課される税率、そして控除額は、マンションの所有期間によって変動します。不必要な損失を防ぐためにも、事前に必ず確認しておきましょう。なお、ここで紹介した税率などの数値は、将来的に変動する可能性があります。売却前には、必ず、国税庁のホームページを確認し、最新情報を入手してください。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月16日マンション売却は原則的に、物件所有者本人が売却の手続きを直接おこなう必要があります。しかし、諸々の事情から所有者が手続きすることが困難な場合、代理人を立てて売却を進めることも可能です。ここではマンションの売却を代理委任によって進める際の方法や、気をつけるべきポイントについて解説していきます。代理人を立てるメリットとは?代理人にマンション売却を依頼する最大のメリットは「売却手続きに物件所有者が直接立ち会う必要が無くなる」という点にあります。先にも述べたように、マンション売却時の手続きには、本来所有者自身が参加しなければなりません。しかし現実には、やむを得ない事情から、所有者が立ち会えないという場合も多々存在します。たとえば、売却を検討している物件がはるか遠方にあるため、自力で売却手続きを進めることが困難だというケースが考えられます。親族の死後に、空き家となった家を処分したいけれども、交通手段が不便な場所にあるため、容易に訪れることができないということもあるでしょう。また、不動産売却時に仲介業者などと交わす契約が煩雑に感じられてしまい、不安があるため専門的な知識を持つ人に代わりにやってもらいたい、という人もいます。さらに、離婚を機に住んでいた家を売却したいが、契約の際に元の結婚相手と顔を合わせたくない、というケースも考えられます。こうした人々は、代理人に権限を委任すれば売却をスムーズに進めてもらうことができますので、大いに助かることになるでしょう。マンションの価格を無料査定してみる代理人に依頼する方法・手順マンションの売却を代理人に依頼するためには、事前に委任状を作成しておく必要があります。委任状を作らずに、第三者に印鑑証明や書類を渡しただけでは、委任が公的に認められたことにはならないのです。しかし委任状の書式は厳格に定義されている、というわけではありませんので、所有者本人の裁量次第で自由に書いて問題ありません。ただし、どのような書き方であっても、記載してなければならない内容がいくつかありますので注意してください。【委任する権限をどこまでにするか範囲を設定する】まずはマンション売却に際して、代理人にどこまでの権限を認めるのかを詳しく定めましょう。代理人の権限について何も記載していない委任状を「白紙委任状」と呼びます。しかし、これを作成するのは避けた方が良いでしょう。「白紙委任状」は代理人に不動産売却に関わる一切の権限を認めることになります。そのため、万が一、委任者との事前の取り決めから逸脱した勝手な行動を代理人がとった場合に、法律上は罰することができなくなってしまうという危険性があるのです。こうした事態を防ぐためにも、代理人に委任する権限は、売却手続き時に最低限必要となる範囲に止めておくべきです。具体的には、代理人に(1)マンション売却時の契約締結権限(2)マンション売却で得た代金の受領権限(3)不動産所有権の移転について登記申請をおこなう権限のみを認めることが望ましいといえます。必要に応じて、代理人から委任者への業務報告の義務付けや、代理人への報酬内容についても記載しましょう。【委任状の有効期間なども記載すること】このほかにも、委任状には、代理人への権限委任の「有効期間」と、「委任した日付」を書かなければなりません。さらに、「委任者の氏名、住所、連絡先」についての自筆記入する必要があります。また、代理人の実印による捺印も求められます。くわえて、売却予定のマンションの住所、面積などの不動産情報も忘れないようにしてください。これらの項目を1つでも忘れていると、委任状は無効とされてしまいます。売却手続き前には、記載漏れがないかを念入りにチェックしておきましょう。【委任状以外に必要となるもの】売却手続きの際には委任状のほかにも、委任者と代理人それぞれについて本人確認書類と、印鑑証明書を持参する必要があります。本人確認書類はパスポートや運転免許証など、公的機関の発行した写真付き証明書を用意してください。マンション売却を代理人に依頼する際の注意点代理人は必ず、信頼のおける身近な親族か、弁護士や司法書士など法律の専門家に依頼しましょう。代理人は、委任状に記載された範囲においてのみ権限を持ち、売却手続きに関与します。ところが、代理人がマンション売却に関して行動した結果の責任は、委任者本人が負う必要があります。もちろん、代理人が委任者の認めていない権限を勝手に行使したような場合は、責任を負う必要はありません。しかし、例外的なケースも存在します。売却先の相手が、代理人の特定の行為について、代理人が自身に与えられた権限に従って実行したと主張するような場合です。この主張が公的に認められてしまうと、委任者自身が売却先の相手に対して、責任を負わなければならなくなるのです。したがって、不要なトラブルを避けるためにも、安易に友人や知人を頼らないのが無難といえるでしょう。まとめ代理人を立てることにより、マンション所有者は、売却手続きをおこなう際の負担を軽減できるというメリットがあります。ただし、マンション売却は大きな金額が絡む取引です。お金を巡り、代理人との間で予期せぬトラブルが生じる可能性もあります。そのため、代理人の選定は慎重におこなうようにしましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月16日マンションを売却する際、物件の現在の市場価値を知るためにも「訪問査定」を不動産会社に依頼することをお勧めします。しかし、「訪問査定に向けてどのような準備が必要なのか」また、「どのような点に注意すれば良いのかがよく分からない」という人も多くいます。ここでは実際に訪問査定を依頼する前に知っておきたい、いくつかのポイントをご紹介していきます。マンション売却の訪問査定とは?不動産会社がおこなうマンションの査定方法には、大きく分けて2種類あります。ひとつが「机上査定」であり、もうひとつが「訪問査定」です。【机上査定では詳しい見積もりは出せない】机上査定は、不動産会社が提供するオンライン上での診断サービスを使い、物件の査定金額を算出するという査定方法です。この際、不動産会社は物件を見て査定するのではなく、過去に蓄積してきた不動産売買のデータを参照して、不動産価値を見積もります。しかし、そもそも不動産の適正な売却金額は、個別の状況に応じてケースバイケースで変動します。そのため、結局のところ、現地で物件を見るまで詳しい見積もりは出せないのです。【直接物件を確認、正確な査定金額を算出!】これに対して訪問査定とは、不動産会社の担当者に現地で査定してもらうという査定方法です。担当者は物件の劣化状態を見て、リフォームの必要性などを判断します。オンライン上の診断だけでは把握しきれない、細かい情報を収集してマンションの査定金額を正確に出すのです。また担当者は、売却を検討している人の事情に合わせて、最適な売却プランを提案してくれます。マンションを手放す理由は人によって様々です。「価格は問わず、今すぐ手放したい」という人もいれば、「今すぐでなくとも良いから、できるだけ高値で売りたい」という人もいます。これらの事情は物件の査定金額自体には直接影響を与えませんが、実際に売却する際の価格設定には大きく関わってきます。訪問査定では、こうした個別の事情までしっかりとヒアリングをおこない、対応してくれるのです。訪問査定の際に準備すること【訪問査定時に質問されるポイント】訪問査定時、担当者は物件に関するいくつかの質問をおこないます。担当者が尋ねるポイントは決まっていますので、当日、答えに窮して慌てることのないよう、しっかりと回答を用意しておきましょう。まず、担当者は、なぜ物件を手放すのか、という「売却理由」について聞きます。また、物件所有者が、どのくらいの価格帯で売却を検討しているのかを知るため、「売却希望額」についても尋ねます。くわえて、ほかの物件に引っ越す「転居時期」や、売却予定物件の「ローンの残り金額」についても質問されますので、スムーズに答えられるよう準備しておいてください。【訪問査定時に必要な書類】さらに、当日担当者に提出しなければならない書類もそろえましょう。まず、必要となるのは売却予定物件の「図面」です。リフォーム・改築済みの物件の場合は、施工時の概要を記載した書類も必須となります。また、不動産会社によっては、マンションの「管理規約」、「修繕履歴」も提出を求められる可能性があります。念のため、用意しておくべきです。【大掛かりな掃除は必要?】物件の売却を検討している人の中には、査定価格が上がることを期待して、訪問査定前に部屋の大掃除をおこない、ピカピカに磨き上げるという人がいます。しかし、残念ながら掃除をした程度で、査定金額が大きく変化することはありません。不動産会社の担当者が査定時に評価するのは、日当たりや間取り、リフォームの必要性などであり、「部屋がきれいかどうか」は一切関係がないのです。そのため部屋の掃除に、あまり熱を入れる必要はないでしょう。ある程度清潔さを感じられる程度に部屋を片付けておけば十分です。マンションの価格を無料査定してみる訪問査定の際に気をつけたいこと訪問査定は、売却先の不動産会社を慎重に見極めるための良い機会です。ただ「なんとなく」で売却先を決めてはいけません。嘘偽りなく正直な査定額を出してくれる、誠実な会社であるかどうかを、売る前にしっかりと確かめましょう。【物件周辺地域を熟知した不動産会社を選ぶ】不動産会社の社員は、売却予定のマンション周辺地域における地理や交通事情などについて、十分な知識を備えています。こうした知識がなければ、物件の正確な査定金額を算出できませんから、周辺地域に詳しいのは当然のことです。ところが、中にはほとんど地域のことを知らないという社員もいて、こうした人間を訪問査定の担当者として派遣する不動産会社もあるのです。そのような会社の出した査定金額を信用することはできません。ですから、査定に来た担当者の知識量を、それとなく試してみる必要があります。たとえば、地域周辺にある学校や、病院、コンビニエンスストアの位置について、うまく会話の流れの中に織り込みながら尋ねてみましょう。これらの施設は、物件の立地評価に大きく関わってきます。もし相手が答えに詰まるようであれば、そうした会社とは取引を避けるのが無難です。【自分でも相場を調べておく】マンションの相場観が全く分からないと、不動産会社にうまく言いくるめられてしまい、物件を安く買い叩かれてしまう恐れがあります。そのため、売却予定のマンションが過去にどれくらいの価格で売れたのか、事前に調べておくべきです。過去の事例と比較すれば、不動産会社の出してきた査定金額の妥当性を判断できるようになります。もしも、相手があまりに安い査定金額を提示してきた場合は、その根拠について質問しましょう。その上で、査定の結果にどうしても納得できなければ、別の不動産会社に査定を依頼するのが好ましいといえます。まとめ訪問査定には手間がかかるため、面倒だと感じる人もいます。しかし、せっかくこれまで住んできた大切な物件なのですから、信頼の置ける不動産会社に依頼し、高値で買い取ってもらいたいですよね。ですから訪問査定はマンション売却に欠かせないプロセスなのです。本記事を参考にして、悔いのないマンション売却を目指してください。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月16日マンションを売却する際は売却価格を決めるために不動産会社に査定を行ってもらいます。査定には2つの種類がありますが、そのうち手軽に利用できるのが「机上査定」です。しかし手軽な分、注意点もあります。そこで今回の記事ではこの机上査定の特徴や注意点について掘り下げていきます。マンションを売却するときの机上査定って何?マンションを売却する際に行う査定には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。机上とは机の上でという意味で、実際に見ることはなくマンションのデータだけで査定を行います。一方、訪問査定はその名の通り、不動産会社の担当者がマンションを訪問し、状態などを確認した上で査定をする方法です。訪問査定では担当者が訪問するため、立ち会いの日程を調整することなどが必要になりますが、机上査定はデータを提示するだけですので時間の制約がありません。そのため時間がないときや、とりあえずどれくらいの金額で売却できるか知りたいといったときなどに活用されます。机上査定は不動産会社にもよりますが、電話はもちろん、郵便やFAX、メールなどでも受け付けています。最近ではインターネット上に数値を入れるだけで査定ができるサイトがあります。一度にたくさんの不動産会社が査定をしてくれる査定専門のサイトも増えています。不動産会社の都合もありますが、早ければ2時間くらいで査定が終わるケースもあります。机上査定のメリットはこのように手軽に活用できることに加え、個人情報を出すことなく査定を受けられる点です。しつこい勧誘に悩まされることもありません。「家族や親族に内緒で」というケースにも有効なのです。またデータだけで査定するため、担当者の気持ちが入らないこともメリットのひとつです。どこの不動産会社に依頼しても、ほとんど同じような査定結果になることが多く、純粋な相場を知ることが可能です。また、マンションの売却が初めての方にとって、この机上査定がいい動産会社に巡り会うことのきっかけになることもあります。机上査定は通常無料で行ってくれますが、対応は不動産会社によってそれぞれです。価格だけを提示する会社もあれば、丁寧でかつ詳細な査定書を提示してくれる会社もあります。このように不動産会社を見極めることができるのも、机上査定のメリットなのです。マンションの価格を無料査定してみる机上査定を依頼するときに準備するものは?手軽に査定金額が分かる机上査定ですが、不動産会社が査定金額を割り出すために必要なものがあります。そのため依頼する際には、物件に関する下記の項目について準備をしておきましょう。・物件種別・所在地・専有面積・間取り・築年数、などこれらの物件データは正確なものを用意するのが通常ですが、「おおよそが分かればいい」というのであればおおまかな数値でも構いません。また不動産会社によってはこの項目以外のデータについても要求してくることがあります。不動産会社ではこれらの物件データをもとに、近隣の同じような物件がいくらで売買されたのかという過去の取り引き事例や公示価格などを調べて査定金額を割り出してくれます。机上査定をしてもらう際に気をつけたいこととは?机上査定は手軽に利用できる分、注意点もあります。それは、その査定結果が正式なものではないことです。マンションの査定価格は、室内の状態を含めた個別の事情が加味されるものです。つまり机上査定の結果を鵜呑みにしてはいけないということです。実際に売却価格を設定するためには、不動産会社の訪問査定を受け、日当たり状況や景観、室内の汚れ具合、収納の数や広さ、動線の使いやすさ、専用部分以外の設備状況、建物自体の状態、周辺環境などを丁寧に調べてもらう必要があります。そのため机上査定で算出された価格に比べて、高くなったり、低くなったりするのです。ですから机上査定を活用する場合はあくまでも「相場を知る」くらいの認識で行うようにしましょう。そして実際にいくらで売れるのか知りたい時には、少し煩わしさもありますが、訪問査定を受けて正確な売却価格を算出してもらいましょう。もちろん複数の不動産会社にお願いし、比較検討するのがおすすめです。ちなみに机上査定を複数の不動産会社に依頼した場合、1社だけ高額な査定価格を付けてくる不動産会社には注意しましょう。自社に売却を依頼してもらおうと相場より高い価格を付けている可能性があります。実際に訪問査定を受けると他社と同じ、あるいは低い査定価格を提示してくるケースもあります。マンションをスムーズに売却するには価格も大切ですが、不動産会社の対応力も不可欠です。質の良い不動産会社と出会うためにも、机上査定と訪問査定を上手に使い分けるようにしましょう。まとめマンションの売却を考えたときに、どのくらいの価格で売れるのかを知ることはとても重要です。そのために必要なのが査定ですが、手軽に価格を知りたいときに便利なのが机上査定という方法です。机上査定によって算出された価格は正式のものではありませんが、それでもマンションを売却するために必要なものです。机上査定を行うことで、マンション売却に向けた第一歩を踏み出しましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月16日マンションを売却する際に注意することのひとつに瑕疵担保責任があります。この瑕疵担保責任によって、物件を引き渡した後に損害賠償を請求されるといった事例も少なくありません。トラブルを未然に防ぐためにも瑕疵担保責任についてしっかり学んでおきましょう。難しそうだけど瑕疵担保責任って重要なの?瑕疵担保責任とは不動産売買の際に重要なもののひとつで、簡単に言うと、「物件に問題や欠陥があった場合の責任」です。マンションを売却する場合は、そのマンションで買主がきちんと生活できることを保証する責任が売主にあるということを意味しています。細かく分けると、瑕疵が「通常必要な品質や性能を有していない」という意味にあたります。売主が故意に隠したものはもちろん、過失(気付かなかった)であっても責任を負うことになります。その場合、買主が欠陥や問題を見つけてから1年以内であれば売主に責任を追及できることになっています。責任の追求とは具体的に契約の解除か、損害賠償請求を指します。瑕疵担保責任は、宅地建物取引業法と民法で定められているものです。民法の「第570条(売主の瑕疵担保責任)」には、「売買の目的物に隠れた瑕疵があったときは、第566条の規定を準用する。」とあります。民法第566条は、売買の目的物が契約に達せない時は、買主は契約の解除を求めるか、損害賠償を請求することができるという内容です。また、買主がこの事実を知った時から契約の解除や損害賠償の請求は1年以内に実行しなければならないと記載されています。ただし、いつから欠陥や問題が始まったのか判断がつきにくいため、売買の際に瑕疵担保責任についても契約を結ぶのが一般的です。通常は引き渡し後3か月や6か月、古い物件の場合は瑕疵担保責任を負わないという「瑕疵担保責任免責」を設定するケースもあります。買主に不利が及ばないための瑕疵担保責任ですが、売主にも不利が及ばないような配慮もされています。マンションの価格を無料査定してみる瑕疵担保責任で多い事例は何?マンションの売却後に瑕疵担保責任を追及されるケースには、いくつか特徴があります。一番多いのはやはり設備や設置機器の故障や不具合でしょう。例えば、給湯器が故障していてお湯が出ないなどです。またエアコンの効きが悪いなども瑕疵担保責任の対象になります。買主に追求された場合、売主が修理費用を負担することになります。また、換気扇から異音がするといったことも瑕疵担保責任の対象になります。細かいところで言えば、「蝶番に付いているはずのネジが1つない」といったことでも、追求されると瑕疵担保責任の対象になります。こうしたことは、普段の生活をしている分には気にならないのですが、買主の新生活を保証する責任があるため、瑕疵担保責任の対象になります。「契約に不利なので言いたくない」という売主もいますが、後で追求される前に気になる点を不動産会社に話しておいた方がいいでしょう。また、住居内で家族が死亡した場合も注意が必要です。自然死であれば瑕疵担保責任の対象にはなりませんが、自殺の場合は瑕疵担保責任の対象になる、といったように素人では判断の難しいケースもあります。このようにご自身で判断が付きづらい場合も、あらかじめ不動産会社に確認するのが無難です。瑕疵担保責任の内容は契約書に記載するマンションの売買を行う際は不動産売買契約を交わしますが、同時に売主が瑕疵担保責任を負うかどうかを決め、契約書に記載してから取り交わすことになります。これはマンションの売却後、物件に欠陥があった場合にどのように対応するのか、あらかじめ決めておくためです。あまりにも物件が古い場合は、双方の合意のもと売主が瑕疵担保責任を負わない「瑕疵担保責任免責」を選択する方法もあります。一方、売主が瑕疵担保責任を負う場合は、引き渡しからどれくらいの期間かなどを取り決めます。それは売買契約に瑕疵担保責任についての記載を行わない場合、民法の規定が採用されるからです。民法では期間が限定されないため、売主は半永久的に瑕疵担保責任を負うことになってしまうのです。不動産売買は宅地建物取引主任者などが執り行うため、瑕疵担保責任のことについてはほとんどお任せすることとなります。しかし「分からないので」と言いなりになっていては売主に不利な契約となる可能性もあります。しっかり瑕疵担保責任の知識を得ておくことも、売主としての責任と言えるでしょう。まとめ愛着を持って住んでいたマンションの次の住人は新しい買主です。売主には、買主の新生活を保障する責任があるということを覚えておきましょう。そのためにも瑕疵担保責任について正しい知識を得ることはとても重要です。ただし2017年に民法の改正案が可決され、3年以内に施行されることになっています。改正民法では実は瑕疵担保責任という概念がなくなり、買主の権利がさらに拡大する見通しです。マンションの売却を検討している方は改正民法の動向にも注目しておきましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月16日ひと昔前、「住宅は一生で一度の大きな買い物」とされましたが、マンションの買い替えをする方も増えてきています。買い替えをするにはどのようなメリットがあるのか、またデメリットはないのかについてこの記事では取り上げていきます。マンションの買い替えを検討している方は必見です。マンションを買い替える理由とは?国土交通省が発表した「平成27年度住宅市場動向調査報告書」によると、住宅購入者の15%近くが住宅の二次取得(買い替え)をしています。住宅を買い替える方は意外と多く、「ずっとここに住もう」という意識は薄らいできていると言ってもいいでしょう。マンションの買い替えを決断する理由は、現在のマンションに対する不満が上位を占めています。「子どもが大きくなったので広い家に」「設備が古くなったから」「修繕積立金が高かったから」「管理組合の管理体制に不満があった」といった理由です。しかし最近では、違う傾向の理由もいくつかあります。第一は「以前のマンションが売り時だったから」といった理由です。築年数を重ねると資産価値が減少し、売却価格も下がってきますが、その前に買い替えるという考え方です。引っ越しや買い替えに関する手続きなどが面倒でなければ、価値のあるうちに売却してそれを元手にして新しいマンションに移るというのは賢い考え方かも知れません。また「理想の物件を見つけた」「周辺の環境がより良いところに住みたかった」という理由もあります。これは買い替えをすることによって、より住みやすいところで暮らすこともできるというメリットのひとつを表しています。マンションの価格を無料査定してみるマンションの買い替えはメリットが豊富マンションの買い替えにおけるメリットは、買い替えの理由にもよりますが、主に次のことが挙げられます。・ライフスタイルに合った物件に住める・買い替えによってリフレッシュができる・よりよい環境を選択することができる・共用スペースも含め、希望に添った設備や仕様のものを利用できる・買い替え時期によっては資産価値が下がるうちに売却できるまず大きいのがライフスタイルに合った住居に住めることです。「子どもが増えた」「子どもが独立した」「両親と同居することになった」など人生の中には区切りとなる出来事があります。家族全員がストレスや不便なく暮らせる住居があることは、家庭内のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。この際、不必要な費用を削減できる可能性もあります。また、長く住み続けると周りの環境が変化することがあります。例えば、隣にマンションが建って日当たりが悪くなるといったことが少なからずあります。買い替えをすることはこうした状況を変えることができ、ご自身にふさわしい環境を新たに選ぶことができるのです。住居が変わることで見える景色も変わり、気分がリフレッシュできる場合もあります。暮らしやすさという点でも、買い替えによってより快適になる傾向があります。例えば共用スペースの設備です。セキュリティが最新のものになる、エントランスがLEDを採用しているので管理費が低く抑えられている、駐車場が地下にある、といったことです。こうした物件を優先的に選べるのも買い替えのメリットとなります。また最近では、マンションの資産価値に着目している方も少なくありません。例えば10年間住んだ住宅と20年間住んだ住宅では資産価値が異なり、売却価格も違ってきます。資産価値の下がらないうちに売却することにより、買い替えを有利に進めることもできるのです。やはり資金は必要?買い替えのデメリットとは?マンションを買い替える際のデメリットで最も大きいのはやはり資金です。必要経費がすべて2倍かかるからです。中でも一番大きいのは不動産会社に支払う仲介手数料でしょう。税抜きの物件価格が4,000,000円以上の場合、「物件価格×3%+60,000円」を支払うことになります。買い替えの場合は売却と購入をするので、それぞれに必要となります。また物件の登録費用に関する費用も、購入と売却のそれぞれに必要です。その他、不動産取得税や引っ越し費用、住宅ローンの関連費用などもかかってきます。買い替えをする度にこれらの費用が必要ですので、余剰資金を多く見積もっておかなければなりません。もし住宅ローンが完済していないのであれば、二重に住宅ローンを抱えてしまう危険性もあります。また住んでいたマンションがいつ売れるか分からない状況が続きます。これは精神的にも大きなリスクとなります。引っ越しによって環境が変わるのはメリットですが、デメリットに感じるケースがあることも付け加えておきましょう。マンションの管理体制や隣人がどのような人かなどは住み始めてみないと分からないものです。問題がなければいいのですが、何かあると生活に大きな支障を来してしまいます。そのため買い替えの際にはリスクになり得ることも覚えておきましょう。まとめそれぞれの人生の中でライフスタイルは変化するものです。そしてその時にマンションの買い替えが必要になる方も多くいます。しかしこれまで見てきたように買い替えにはメリットとデメリットがあります。これらを比較するのはもちろん、家族と十分に相談し、慎重に検討するようにしましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月15日マンションを買い替えたいと思っても、ローンが残っている場合は誰もが慎重になるでしょう。マンションを売却した後に住宅ローンの残債が出てしまうケースがあるからです。しかしこうした事態を解消してくれる金融商品があります。それが金融機関で取り扱っている「住み替えローン」です。今回はこの住み替えローンについて掘り下げていきましょう。マンションの住み替えローンって何?買い替えを検討する場合、不動産会社にマンションの査定をしてもらうのが一般的です。その際、ローン残高を完済できる査定金額が出ればいいのですが、残債が出そうといったケースでは「売りたいが売れない」という状況に陥ります。通常、抵当権が設定されているマンションを売却する場合、売却によって得られるお金でローン残債をすべて返さなければ抵当権を外すことができないからです。こうした状態を専門用語では「担保割れ」と言いますが、ローン返済期間の半分を過ぎていない場合、多くの方が「担保割れ」の状態になります。しかし「住み替えローン」を上手に活用すれば、こうした担保割れの状態でもマンションの買い替えがスムーズにできるのです。住み替えローンとは、その名の通り、マンションの買い替えの際に利用できるローン商品です。各金融機関によって内容は異なりますが、マンション売却時のローン残債と、諸経費を含む新しいマンションの購入資金をまとめて貸してくれるのが一般的です。この住み替えローンを取り扱っているのは主に都市銀行や地方銀行などの金融機関です。マンションを査定してもらった不動産会社に相談し、住み替えローンの利用を告げ、手続きなどの準備を進めてもらいます。ちなみに住み替えローンを利用できるのは、現在居住中のマンションを売却したとしてもローン残債が出る場合だけです。マンションの価格を無料査定してみる自己資金がなくても買い替えができる?住み替えローンを利用するメリットは、担保割れの状態でも「自己資金なしでマンションの買い替えができる」ことです。住み替えをすることは新しい生活を始めることですから、借金を若干多く抱えてしまってもいいという人にとっては非常に使い勝手のいいローンです。ちなみに、国土交通省の「平成25年住生活総合調査(確報集計)結果」によると、過去5年間に実施した住み替えの目的の上位は、1:就職、転職、転勤などに対応(21.7%)2:親、配偶者などの世帯からの独立(21.2%)3:住宅を広くする、部屋を増やす(17.7%)4:子育て・教育の環境を整える(17.6%)5:通勤、通学などの利便の向上(13.3%)となっています(複数回答可)。この結果を見ると、人生の中では思いがけず住み替えの必要に迫られることが多いのが分かります。住み替えの理由の1位が「就職、転職、転勤など」ですし、2位も「親や配偶者などの世帯から独立」となっています。しかし、こうした場合でも新しい生活をスムーズに始めることができるのが住み替えローンの大きなメリットなのです。借入金が膨らむなどデメリットにも注意!マンションの買い替えを希望する方にとっては非常に便利な住み替えローンですが、一方でデメリットやリスクもあります。買い替えたいという気持ちが強いと、無理をしてしまいがちですので、的確に判断するようにしましょう。まず無理な返済プランを立ててしまいがちになることです。どうしても借金が増えてしまいますが、それでも「ボーナスは全部返済に回そう」「レジャーは少し控えよう」といったように返済額を増やすために少々無理をしてしまいます。住居は生活の拠点として重要ですが、生活自体が楽しめなくなるのはいけません。これでは高級な財布を持っていても、中に入れるお金がないのと一緒です。また、マンションの売却が決まるまで、新しいマンションを購入できないのもデメリットのひとつです。それは住み替えローンを利用するには、マンションの売却と新居の購入を同時に行わなければならないからです。正確な住宅ローンの金額を把握するために必要なことですが、そのために「新居をゆっくり選べない」「現在のマンションを早く売るために価格を下げてしまう」などデメリットが新しいデメリットを生んでしまうといった危険もあるのです。利用者からすると便利な住み替えローンですが、金融機関からすると担保評価以上の資金を提供することになります。そのため通常の住宅ローンよりも金利の条件が悪くなる傾向があります。またローンの返済能力も厳しく見られますので、審査のハードルが高くなるのが一般的です。これらもデメリットのひとつになります。まとめ住宅ローンを利用している場合は完済後に買い替えるのが鉄則ですが、住み替えローンを活用する手もあります。どうしても買い替えをしたいという方にとって便利な金融商品ですからぜひ覚えておきましょう。ただし借入額が大きくなってしまうなど、デメリットやリスクもあります。専門家に相談するなどして適切に活用するようにしましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月15日マンションを売却する際の事情はそれぞれです。しかし住宅ローンを滞納してしまった場合に有利とされるのが任意売却です。競売とは違い、市場での取引と同様に売却できるからです。住宅ローンを滞納している方はもちろん、滞納していない方も万が一に備えて任意売却について考えてみましょう。マンションの任意売却とは?マンションを購入する際は、金融機関の住宅ローンを使う方がほとんどです。しかし住宅ローンの支払いが滞ると、債権者である金融機関は抵当権を設定してあるマンションの売却を強制的に進め、その売却代金から住宅ローンの債権を回収することができます。これが競売です。この場合、マンションは売られ、所有者(債務者)を含む住人は立ち退きを迫られます。しかも裁判所が介入するため所有者の判断は一切尊重されません。そのため、所有者に有利にマンションの売却ができるように登場したのが任意売却です。債務を抱えている状態のマンションは、ローン残高より高値で売ることができれば問題はありませんが、下回る場合は売却するのが難しくなります。それはマンションを売っても残債を一括返済できないからです。しかし任意売却では債権者の合意が得られれば、ローンの残債があってもマンションを売却できます。競売では市場価格に比べてかなり安く落札される傾向があります。そのため売れたとしても多額のローンが残ってしまい、債務者はその返済に苦労することが多いのです。それに対して任意売却では市場価格と変わらない価格で売却することも可能です。このため残債が少なくなり、無理のない返済計画が立てられるのです。これが任意売却の最も大きなメリットですが、次の章ではその他のメリットについても見てみましょう。マンションの価格を無料査定してみるマンションを任意売却するメリットとは?マンションが競売にかけられる場合と、任意売却との大きな違いは所有者の意思が尊重されるかどうかです。競売では、裁判所の決定により事務的に進められますが、任意売却では売却価格や引き渡し条件などに所有者の意向が反映されやすくなるのです。前章で説明したように、強制的に売却されてしまう競売とは違い、任意売却は所有者の意思で売却できるのでより高額で売れる可能性があります。残債にもよりますが、マンションが高く売却できれば債権者がローン返済に追われる可能性も低くなるのです。また、競売にかけられると裁判所の自宅調査が始まります。すると近隣の住民や親族などに知られる機会も多くなります。それに比べて任意売却では、通常の売却と同様の売却活動が行われますので、住宅ローンの滞納などといったプライバシーに関わるような事情を近所に知られることもありません。しかも競売が始まると、落札されるまでに14.6%の遅延損害金が必要になります。債務残高が増え続けることになるので、債務者には大きなダメージとなります。一方の任意売却では債務者が負担する費用は一切ありません。さらに競売で売却が決まった後は強制的に立ち退きを迫られ、それに従わずに済み続けていると不法占拠者と見なされてしまいます。この場合、法的措置に発展するケースも少なくありません。一方、任意売却では引っ越し時期や条件面に関して債権者と話し合いが行われ、要望をある程度聞いてもらうことができます。売却代金の中から引っ越し代などの諸費用を受け取れた例も少なくありません。この他、精神的なダメージが少なくなるのもメリットのひとつでしょう。競売は裁判所が介入して一方的に行われますが、任意売却では自分の意思で売却したということになります。生活を再建する意欲も強くなるはずです。マンションを任意売却するデメリットとは?任意売却はこれまで見てきたように、住宅ローンに関わる債務をマンションの売却により低減させることができるのが一番のメリットです。しかし、デメリットもあります。まず考えられるのが残った債務の支払いです。マンションを売却してしまったため担保に有効な不動産はありません。担保にできるものがないためローンを組むのは難しく、「残りの債務をどう支払っていくのか」を考えなければならないのです。また、任意売却を行うには連帯保証人や債権者の合意が必要です。複数の債権者がいる場合は、すべての債権者から合意を得なければならず手間がかかります。債権者にしてみれば債務をどのように返済してくれるのか不安なだけに、合意を取り付けるためには、適切な返済計画を立てる必要もあります。さらに、住宅ローン以外に債務がある多重債務者の場合は、より注意が必要です。再び債務の返済が滞ると、今度は給与や資産の差し押さえなどに発展するからです。任意売却は有効に活用できますが、その後のリスクも大きいため「任意売却をすれば大丈夫」と安易に考えないようにしましょう。まとめせっかく愛着を持って住んでいたマンションですから、任意売却をしないに越したことはありません。しかし長い人生の中では何が起こるか分かりません。病気になってしまい働けなくなったり、経済事情が急に変わったりするかも知れません。しかし競売や自己破産になる前に任意売却という手段で債務残高を減らせる方法があることも知っておきましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月15日マンションを売却する際に売主を大いに悩ませるのが価格を下げることです。できれば高く売りたいものですが、いつまでも買い手がつかないのも困ります。そこで今回の記事では、「マンションの販売価格を値下げ・値引きするのはいつがいいのか」に焦点を当てて解説します。その際に注意するべき点も合わせてチェックしていきましょう。値引きをするにはタイミングがある?マンションを売りに出したらすぐに買い手がつくと思っている売主も多いようですが、よほどの好条件ではない限り、そんなにすぐに売れないものです。高い買い物ですし、住むとなればいろいろな条件が気になります。さらに、比較検討ができる物件が複数あるのが通常です。簡単に買おうと決断できる人はなかなかいないのです。また、不動産会社がマンションの売却活動を開始しても、その情報が広く知られるようになるまである程度時間が必要です。レインズや不動産情報サイトなどで情報を公開し、さらに新聞の折り込みチラシやポスティングなどを活用しますが、これまでの期間はおおよそ2週間くらいとされています。この後、早ければ問い合わせや内覧希望などの反応がありますが、比較検討をして問い合わせをくれる人の反響はさらにこの後になります。ここまでで売却活動開始後、1か月から2か月くらいというところでしょう。そして、この後は徐々に情報の新鮮さが薄れていくことになります。つまりここで決まらなければ、値下げも検討しなければいけない状況になるということです。不動産会社との媒介契約は通常3か月ですが、それはこうしたサイクルがあるからです。3か月で1つの売却活動期間が一回りしてしまうのです。もちろん値下げをするかどうかは売主の判断によります。しかしマンションの価格を下げて再度売りに出す場合も、買主候補が値引き交渉をしてきた際も、この3か月が1つの目処となることを覚えておきましょう。マンションの価格を無料査定してみる値引きをする際は納得した価格で!マンションの価格を再度調整する場合は、市場の状況を見ることになります。いきなり大きく価格を下げてしまうと価格が低かったと後悔することになりかねません。最初は500,000円程度から値を下げていき、市場の様子を見るようにしましょう。一方、買主候補が現れると値引き交渉をされることもあります。不動産売買において買主が値引き交渉をするのは一般的です。安ければ800,000円などの端数分くらいですが、多ければ1割や2割といった要求をする方もいます。せっかく購入を申し出てきた買主候補ですから、なるべく売りたいのは売主としては当然です。しかしここで買主候補の言いなりになってしまうと、思ったよりも価格が下げられてしまいます。値引き交渉された場合は、まず間に立っている不動産会社に「買主候補がどう考えているか」などを探ってみましょう。売主としての最低限のラインを伝えたり、買主が提示してきた価格よりも若干上積みをして「これ以下では売らない」と再提示したりすると、意外とその価格で成約に至ることもあります。交渉ごとですから、得意不得意があるかも知れません。しかしお互いに歩み寄ることで、両者が納得した価格で折り合えるはずです。また安易に値引きしてしまうよりも、他に売り出し方法はないのか検証することも大切です。媒介契約を結んだ不動産会社に問い合わせ、チラシを多く配布する、新聞などに広告を出すといった策がないか、改めて確認しましょう。期間に合わせ最低価格は決めておこう!中古マンションの売買が新築マンションの売買と違うのは、売主と買主という客同士の間で行われることです。つまり双方が納得する価格なら売買が成立するのです。実はこれが中古マンション売買の難しさでもあります。決まった価格がないという難しさなのです。しかし価格を設定する権利は売主にあります。もちろん「買い替えるのですぐに売りたい」「買ってくれる人がいたら売ります」といったように売主の思惑で大きく違いますが、期間に合わせた最低価格をあらかじめ決めておく方が、値下げや値引き交渉をされた際にスムーズに判断ができます。例えば、売り出し価格を「39,900,000円」とした場合、以下のように考えてみてはどうでしょう。・売り出し価格39,900,000円(500,000円の値引きはOK)・3か月後39,400,000円(500,000円の値引きはOK)・6か月後以降38,900,000円(端数の値引きはOK)マンション売却で重要なのは買主を見つけることです。そのためには市場の反応を見たり、不動産会社のアドバイスを受けたりしながら、その時期に応じた最低価格を設定することです。柔軟な姿勢で価格設定をすることがマンション売却というゴールへの近道となります。まとめまずはマンションの価格を無料査定してみる中古マンション市場において売り出し価格で売却されることは希少です。そのため値下げのタイミングが来たり、値引き交渉になったときのために、あらかじめ価格を決めておけば迅速な対応ができます。「損をした」と後悔しないためにも、価格をできるだけ維持できるような交渉術を調べておくこともおすすめです。
2017年11月15日マンションの売却を決めたら、誰でも「早く」そして「高く」売りたいものです。しかし気持ちばかり先走ってしまっては失敗につながる危険性もあります。特に「早く、早く」と急ぐばかりに後で損をしたことに気付くことも……。そこで今回の記事では早くマンションを売却したい時の注意点について掘り下げていきます。早くマンションを売却したい理由はそれぞれ!マンションの売却において、売主の背景にある事情はそれぞれです。「子どもが大きくなり、家の中が狭くなってきた」「転勤が決まった」「離婚したのでマンションは必要ない」「子どもが独立したので家の中が広い」などです。このように理由は様々ですが、売ると決めたら早く売却したいと思うのはみなさん同じでしょう。それはマンションを売却することで、新しい生活を早く始めたいからです。もちろん売却が決まらなくても新しい生活を始めることはできます。しかし住宅ローンの残債、新しい住居費用といった問題もあるので、できるだけ早く売却が決まった方がいいのです。もし新しい住居に移ったとしても、マンションの売却先が決まらないと管理費や修繕積立金を払い続けなければなりません。また固定資産税などの支払いもあります。住んでいないのにこれらの費用を払い続けることは経済的にも精神的にも負担となるものです。また中古マンションの場合、同じエリアに複数の似たような物件があると物件のイメージが重要になってきます。例えば、売り出しを開始してから2年以上売れていないマンションの場合、物件を探している人に「何か問題があるのか?」と疑問を抱かれることにもつながります。ですから売却を決めたら、なるべく早く売れるのがベストなのです。マンションの価格を無料査定してみる急いでマンションを売却すると失敗する?マンションを売却する際は早めに売ってしまった方がメリットは多いのですが、ただしあまりにも早く売ることを優先してしまうと失敗につながりやすくなります。その代表例が価格を安くしてしまうことです。実際に、早く売りたい場合は価格設定を相場の1割〜2割程度安くして売り出す方法があります。ただしこうした売り方は「急に大金が必要になった」「安くてもいいからどうしても売りたい」「海外への転勤が決まった」といった特殊な理由がある方向けです。また一番早く売却する方法は不動産会社に購入してもらうことです。しかし不動産会社は相場より2〜3割程度低い買値を提示します。それはマンションを購入して相場と同様の価格で売り出すためです。そうしないと不動産会社は利益を出せなくなってしまいます。このようにマンションを急いで売却しようとすると、価格を下げて売ることになってしまいます。また不動産会社の勧めに応じて必要のないリフォームをしてしまうといったケースもあります。しかしこれでは安く買い取られた気がして、後で損をした気になってしまいます。そこで次の章では、早くマンションを売却したい時の注意点を紹介します。早くマンションを売却する際に注意すべきことマンションの売却活動をスタートさせて売買が成立するまでの期間は平均3か月と言われています。首都圏ではもう少し早く2か月半くらいです。マンションを早く売却したい時も、これらを踏まえて「期間」と「価格」を決めましょう。しかし前述したように、早く売りたいために相場よりも価格を下げてしまうのは後悔につながります。それはその他にもマンションを早く売却する方法がいくつかあるからです。そこでまずは売却を依頼する不動産会社の選定を慎重に行うことがポイントとなります。不動産会社をチェックする時には、「マンションの売却に関してノウハウをたくさん持っているか」を重要視しましょう。「期間」と「価格」を提示し、どのようなアイディアで売却活動をしてもらえるのか、複数の不動産会社に聞いて決めるのです。「価格を下げれば早い」という不動産会社は選択肢から外すのが無難です。【不動産会社との契約方法によって早く売却できることも】また、不動産会社との契約方法によっても売却を早くできる可能性があります。「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」という方法は1社との契約になるため、積極的に売却のための活動を行ってもらいやすいという特徴があるのです。また「専属専任媒介契約」や「専任媒介契約」の場合はレインズの活用が義務となりますので、早く見つかる可能性はさらに高くなります。一方、「一般媒介契約」で複数の不動産会社と契約するとあまり積極的になってもらえないこともありますが、より多くの買主候補に情報が知られることになります。どちらを選ぶかは売主の自由ですが、「早く売るため」を最優先にしてご自身でしっかり判断をしましょう。【早く売却したい時に気をつけたいこと】早くマンションを売却したいなら、室内の状態にも注意を払いましょう。室内をきれいにしていると大切に使っているという印象を与えることもでき、内覧に来た買主候補のイメージをアップさせることができるのです。これは不動産会社が査定に訪れる際も同様です。ちなみに価格を下げる場合でも一気に下げるのではなく、市場を見ながら段階的に下げていくようにすると「その価格なら納得」と失敗に思うことは少ないでしょう。まとめマンションを売却するにはそれぞれの事情があるとは思いますが、あまりにも急いでしまうと価格を下げざるを得なくなり、後悔につながります。価格を下げるのは最後の手段として、まずはいろいろなアイディアで早く売却する方法を探してみましょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月15日