ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:大賀智也)が運営・マネジメントする日本ハンドボールリーグ(以下JHL)所属のジークスター東京は、JHLが2024 年開幕にて準備を進める新リーグの入会について、8月31日を締め切りとする今回の審査申請は見合わせる決定をしましたのでお知らせいたします。ジークスター東京は、東京を拠点とするハンドボールチームとして若い有志が結集し、「東京から、世界と戦えるハンドボールチームを!」をコンセプトに2018年に前身となるチームが創設されました。多くの支援者のご尽力により2020年シーズンからJHLへの参入が決定し、2020年4月にプロハンドボールチーム「ジークスター東京(ZEEKSTAR TOKYO)」として、企業名を付さない、地域に密着した東京のチームというブランディングで新たな一歩を踏み出しました。ハンドボール界の発展のため、参入から一貫してハンドボールを新しいアリーナエンターテインメントに進化させ、人々に「驚き」「喜び」「感動」を提供するという付加価値をつけるべく活動しています。エンターテインメントとしての試合興行と演出、最新ITを利活用したチーム強化やファンサービスを自ら企画、実践し進化させてきました。また、次世代ハンドボーラー育成、地域貢献、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。日本のハンドボール界にプロリーグが誕生することは選手、チーム、そしてファンにとってもおおいに期待できることであり、ハンドボール界の未来を切り拓こうとしているジークスター東京とも方向性は合致します。今後、様々な背景を持つ各チームの意見が十分にくみ取られ、新リーグの事業計画や、ESG時代にふさわしい運営体制・手法、情報開示等に納得できた段階で改めて参入を検討する予定です。ジークスター東京はこれからもハンドボール界の発展に尽力していきます。Twitter投稿 : instagram投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月01日ティモシー・シャラメのウェスト・エンドデビューが、中止になったことがわかった。ティモシーは2020年4月にウェスト・エンドのオールド・ヴィック・シアターで「4000 Miles」という劇に出演する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。それから2年が経過して、公演が中止になってしまったという。「Variety」誌などが伝えた。同シアターはチケットの所有者にメールを送付し、「パンデミックによる延期を受け、また、関係者より多大なる尽力を賜りましたが、残念ながら関係者のみなさまにとって可能な時期に製作を再開するのは不可能であるという結論に達しました」と報告。「この結論にたどり着くまで、長い道のりを経てきました。2年にわたってなんとか舞台を実現させようと頑張ってきましたが、不可能であることがわかりました。よいお知らせではなく、申し訳ありません。みなさまのご協力とご理解に感謝します」と締めくくった。ティモシーが演じる予定だったのは、夏のサイクリング旅行中に悲劇に見舞われた21歳のレオで、慰めを求めて91歳の祖母に会いに行くというストーリー。祖母役はアイリーン・アトキンスが演じる予定だった。2011年、2012年にオフ・ブロードウェイで上演され、2013年にピューリッツァー賞戯曲部門の候補となった。(Hiromi Kaku)
2022年05月06日サーチライト・ピクチャーズの『Being Mortal』の撮影が突然中止された。ビル・マーレイが「不適切なふるまい」をしたとの苦情申し入れがあったことが原因のようだ。苦情の申し入れがあったのは先週で、現地時間月曜に撮影が一時停止になり、クルーは水曜の夜に捜査が完了するまで再開はないと知らされた。具体的にマーレイがどのようなふるまいをしたのかはわかっていない。『Being Mortal』は、コメディアンのアジズ・アンサリの監督デビュー作。マーレイ、アンサリのほかに、セス・ローゲン、キキ・パーマーが出演する。文=猿渡由紀
2022年04月22日カリン・クサマが監督するドラキュラ映画『Mina Harker』が、撮影開始を3週間前に控える中、突然製作中止になった。ブラムハウスと共同製作するミラマックスが、クリエイティブ面での意見の相違を理由にプロジェクトを降板したのが原因。映画の舞台は現代のロサンゼルスで、主人公ミナ・ハーカーは『ハミルトン』、『ブラインドスポッティング』のジャスミン・セファス・ジョーンズが演じる予定だった。脚本は過去にもクサマと組んでいるフィル・ヘイとマット・マンフレディ。クルーにはすでに撮影中止の通達がなされているとのこと。この企画が今後再始動する可能性があるかどうかは不明だ。文=猿渡由紀
2022年04月20日安田顕、山田裕貴を主演に迎えた映画『ハザードランプ』の製作委員会が、4月15日(金)からの劇場公開を中止することを発表した。製作委員会からの書面ではまず、「この度は、映画監督の榊英雄氏に関する報道について、被害に遭われた皆様、心を痛められている全ての皆様に心からのお見舞いを申しあげます」との言葉から始まり、「過日、発表させていただきました通り、榊氏が監督を務めた映画「ハザードランプ」の製作委員会は、制作にかかわった多くの関係者の尽力に報いるためにも本作を公開したいという方針のもと、作品に携わった方々へのヒアリングおよび協議を継続して行ってまいりました」と説明。榊氏による女性への性加害の告発および報道を受け、榊氏が監督する映画『蜜月』が公開中止となった際は当初、本作は公開の予定だったことに触れながらも、「総意形成に至らなかったため、映画「ハザードランプ」 の 4月15日(金)の公開を中止とする決定をいたしました」と発表、「関わったキャストやスタッフをはじめとする関係者、および制作にご協力いただいた皆様、そして映画の公開を望んでくださっているお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申しあげます」と謝罪した。本作は映画『アリーキャット』監督・脚本コンビである榊氏と清水匡がタッグを組んだ完全オリジナルストーリー。代行ドライバーとして働く主人公・須貝を、演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで映画・ドラマ・舞台など数々の話題作に出演、硬派な役から個性的な役まで幅広く演じることに定評のある安田顕。代行ドライバーの相棒として一晩を共に過ごす刈谷役を、『余命10年』『東京リベンジャーズ』など多数の作品に引っ張りだこの山田裕貴が演じ、松本若菜、中村中、阿部純子らが出演していた。なお、前売券購入者を対象に払い戻しを実施。詳細については、 『ハザードランプ』公式ホームページを確認してほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハザードランプ 公開中止©2022「ハザードランプ」製作委員会
2022年03月31日「Wow!」が詰まった幕開けとなった。女子ソフトボール新リーグ『ニトリ JD.LEAGUE 2022』開幕戦の話である。3月28日・ZOZOマリンスタジアムでのビックカメラ高崎ビークイーン×トヨタレッドテリアーズには、JDリーグが目指す「驚き」「感動」「わくわく」「笑顔」に溢れていた。JDリーグがテーマに掲げる「Wow!」が随所に見られたのだ。試合前のフィールドでは新リーグを祝うイベントやJDリーグらしい親近感のあるセレモニーが行われた。18時前には親子キャッチボールを実施。事前に企画チケットを購入した小学1~6年生の子どもたちとその保護者たちがフィールドでキャッチボールを楽しんだ後はドリームノックがスタート。日本代表を『シドニーオリンピック2000』銀メダル、『アテネ五輪2004』銅メダルへ導いたレジェンド・宇津木妙子がビックカメラ高崎とトヨタを除くJDリーグ14チームの名手たちにノックの嵐。東京五輪金メダルメンバーの川畑瞳(デンソーブライトペガサス)、原田のどか(太陽誘電ソルフィーユ)の『東京五輪2020』金メダリストらが華麗な守備を繰り広げた。その後、ビックカメラ高崎、トヨタの順番でシートノック。両チームともプレーボールへ向けて、ウォーミングアップした。18時半過ぎにはマリーンズ・ダンスアカデミーがスペシャルパフォーマンスを披露。100名近い圧巻のダンスに続いて、開幕セレモニーが開始。オーロラビジョンにはJDリーグ全16チームのオーナーたちのコメント動画が流れた。開幕戦を戦わない全14チームの選手たちもグラウンドへ集合、トヨタとビックカメラ高崎のラインナップを聞いた。またオーロラビジョンで流れた「スタジアムのご利用と応援に関するご協力のお願い」と「新型コロナウイルス感染症対策へのご協力のお願い」の動画には選手たちが登場。ホンダリヴェルタの菱谷香実と日本精工ブレイブベアリーズの須藤祐美が観客に注意事項を説明した。18時50分には日本女子ソフトボールリーグ機構・三宅豊会長が開幕宣言。「やる人、観る人、支える人みんながワクワクするリーグを目指し、ここに16チーム各選手の活躍を期待し、開幕を宣言します」と高らかに宣言した。そして開幕花火が海浜幕張の夜空に大輪を咲かせた。国歌斉唱もJDリーグらしい人選となった。君が代を歌ったのは阿南恵子さんと河澄星菜さん。豊田自動織機シャイニングべガで活躍したOGがその大役を担ったのだ。ファーストピッチセレモニーにはファッションデザイナーのコシノジュンコ、千葉市・神谷俊一市長、JDリーグのタイトルパートナーのニトリ・似鳥昭雄会長、白井俊之社長が登場、始球式には元千葉ロッテマリーンズの黒木知宏が登板。黒木は内角をえぐるストレートでスタンドをどよめかせた。19時3分。前身の『日本女子ソフトボールリーグ』3連覇を達成した絶対女王・ビックカメラ高崎と、ビックカメラに次ぐ優勝10回優勝を誇るトヨタによる開幕戦がプレーボール。両チームへの応援が熱を帯び、ゆずの『栄光の架橋』が流れる中、歴史的オープニングゲームが熱戦の火ぶたを切った。開幕投手を務めるのはビックカメラは昨季最優秀防御率の濱村ゆかり、トヨタは最多勝&MVPの後藤希友だ。独特の緊張感が漂うマウンドに濱村はコロントールを乱し、先頭打者を四球で歩かせる。初回から1死二・三塁のピンチに陥るも、四番・下山絵里をセカンドフライ、五番・鎌田優希を三振に切って取る。一方の後藤は捕手・切石結女の構えるミットめがけて、速球を投じ、1・2回と三者凡退に抑える上々のスタート。3回はともにチャンスを迎える。トヨタは連続四球などで1死1・2塁とするが、三番・石川恭子はサードライナー、続く下山は三振。ビックカメラ高崎も2死1・3塁と最初のチャンスを作るが、二番・藤本麗のショートへの打球は遊撃手・石川にさばかれたのだった。石川の好守でピンチを防いだトヨタベンチは喜びを爆発させた。ピンチの後にはチャンスあり。4回表、トヨタが最大のチャンスを迎える。2死満塁でバッターボックスにはこの日2四球のバッバ・ニクルス。濱村の放った初球をフルスイングし、ファウルながら大飛球を飛ばして一塁側スタンドを沸かせた。しかし、最後は濱村が外角へ速球をズバリ。絶体絶命のピンチを2者連続三振で切り抜けて、今度は三塁側スタンドが沸いたのだった。5回終了時には再びスペシャル花火が打ち上げられた。ZOZOマリン名物のスペシャル花火が息詰まる熱戦に花を添えた。6回裏のマウンドには後藤、三輪さくらに続いてアメリカのエースとして幾度となく日本と名勝負を繰り広げ、『日本リーグ』でも4度MVPを獲得しているモニカ・アボットが登場。110kmを超える速球を連発し、圧巻の三者連続三振の奪三振ショーを見せ付けた。延長戦突入かという雰囲気に包まれた7回表、ゲームが動いた。2死三塁で打席は下山。この日2三振、チャンスを潰してきた四番が最後にきっちり仕事を果たした。濱村が投じた145球目を詰まりながらもフルスイング、打球はセンター前にポトリと落ちてトヨタが待望の1点を奪ったのだ。7回裏、モニカがビックカメラ打線を3者凡退に抑えて1-0。トヨタはまるで優勝したかのように歴史的勝利を喜んだ。時計は21時を少し回ったところ、6502人の観客が見守った手に汗握る投手戦は幕を閉じたのだった。フィールドではヒロインインタビューが行われた。決勝打を放った下山は「JDリーグ開幕戦で勝利できて本当にうれしいです。開幕戦はこの試合だけ、絶対勝つという思いがこの一打につながったと思います」とスタンドに声を届けた。ソフトボールの試合はスピーディに展開された。この日の試合時間は2時間3分。投手は20秒以内に次の投球をしなければいけないため、試合はテンポよく進む。20秒をカウントする掲示板はグラウンドで設置されているので、スタンドからも一目瞭然である。そして何よりも活気がある。スタンドの応援団も元気だが、ベンチの選手からは味方を鼓舞する元気な声が飛んでいた。ベンチが一体となって戦う姿勢もJDリーグらしさと言える。試合後、島田利正チェアマンは「感慨深い思いもあるですが、始まったばかり。まだまだこれからだという思いがあります。スタートを切れてホッとしているところと不安、両方あります。これからも期待も不安もあると思うので、一歩ずつ前へ行けばいいなと思います。『こうすればよかった』『ああすればよかった』というのはプレーボール前からかなり多くあったと思いますし、逆になければいけないと思うので、反省しながら前へ進んでいければ」と先を見据えた。両チームを指揮した監督はこのように開幕戦を振り返った。トヨタ・馬場幸子監督「まずこういう素晴らしい環境でビックカメラさんと試合ができて感謝しています。ありがとうございます。試合はチャンスがある中、なかなか点が取れなかったのですが、それでも選手たちが攻め続けてくれたことが今日の試合で一番よかったところかなと思います。本当に選手たちがよくやってくれました。苦しい戦いの中で気持ちを切らさずにやってくれたのがよかったです。若い選手が多いですが、1回からとにかくエネルギッシュに声を出して、選手たちが声をかけ合って、それを7回までできたことがチームの成長だと思います」ビックカメラ高崎・岩渕有美監督「新しいリーグの初戦ということで、これだけ素晴らしいスタジアムで試合がやれ、イベントもある中で、最初はなかなかかみ合わないところがありましたが、試合を進める中でみんながひとつひとつ取り戻していけたかなと思います。結果は負けましたが、今年のチームの戦い方は少し見えたかなと思っています」開幕勝利を飾ったトヨタナインはこのように喜びの声を発した。後藤「正直二・三塁になった時は今まではだめだという感じになっていましたが、前を見たら切石さんが『来い!』という顔をされていたので、すごく思い切って投げられました。今日はお互いにいい感じで集中できたと思います。ひと言で表すと、このチームはザ・元気。どこのチームよりもフレッシュさを出せるし、結束力があると思います。去年はチーム防御率が0点台でしたが、去年よりいい数字を出せるようバッテリーでがんばっていきたい」切石「トヨタがチャンスを作っている中なかなか点を取れない厳しい試合でしたが、後藤が相手に流れを持っていかないように踏ん張ってくれて、守備から攻撃にいい流れを作れたのはよかったと思います。一球一球集中して投げてくれたので本当に今日はいいピッチングでした。今年はバッテリーで抑えて攻撃につなげていきたい。お客さんを楽しませるのがプレーヤーの仕事だと思います。そのためにはまずプレーする私たちが楽しむのが大事だと思うので、私たちがソフトボールを心から楽しむことをやっていきたいです」モニカ「とてもいい舞台、素晴らしい雰囲気の中、素晴らしいエネルギーを持ってトヨタが素晴らしいスタートを切ることができました。少し緊張しましたが、最初の三振で流れを掴みことができました。トヨタにはいい先発が3人揃っています。3人それぞれタイプが違うのがトヨタの強みだと思います」鎌田「新リーグの開幕戦をできるのは私たちトヨタとビックカメラさんしかいなくて、まずそこで試合ができることに本当にわくわくして臨みました。自分たちらしく明るく元気に流れを作れたので、そこがよかったですし、なかなか点を取れない中、粘り強く戦い最後は四番の下山が決めてくれて本当にうれしかったです」下山「多くの先輩が抜けて、若いレッドテリアーズになりましたが、その中で私たちは挑戦することをやってきました。苦しい試合展開でしたが、攻め続ける守備と攻撃をし続けたのが、勝利につながったと思います。3打席チャンスで凡退していたので、最後は開き直って、絶対打つという強い気持ちで臨みました」惜しくも黒星発進となったが、ビックカメラ高崎の面々も次のように充実のコメントを残した。濱村「JDリーグがスタートしどうしても勝ちたかったのですが、勝てなくて悔しいです。探りながら一球一球、ボールが多くなっても失投だけはしないよう投げていたので、簡単に点数を与えなかったのはよかったかなと思います。一球一球丁寧に投げることがゲームを作ることにつながると思うので、それを意識して投げました」我妻悠香「こうしてたくさんお客さんが入った中で試合ができてうれしく思います。これから試合をしていく中で私たちもしっかり成長してればいいなと思いました。若手も増えて、移籍メンバーが入ってきたので、常勝チームと呼ばれてきたそういう雰囲気を伝えていきたい。今日のような劣勢のゲームを勝っていくのがうちのチームだと思うので、こういうゲームで揉まれながら、最後11月にチームがひとつになれればいいかなと思います」藤田倭「いろんな選手が抜けて新しいチームとして一発目のゲームでしたが、打つべき人、結果を出さないといけない人がはっきり決まっていると思うので、自分たちの役割を考えながら次のゲームにつなげていければいいかなと思いました。」内藤実穂「チャンスを生かせずに得点できなかったのが敗因だと思いますが、いい課題ができたので今後につながると思います」3月28日・ZOZOマリンススタジアムで華々しいスタートを切った『ニトリ JD.LEAGUE 2022』は今週末各地で第1節が開催される。宇津木スタジアムでは4月2日(土)・戸田中央×大垣ミナモ、ビックカメラ高崎×ホンダ、3日(日)・大垣ミナモ×ホンダ、ビックカメラ高崎×戸田中央メディックス埼玉、デンソーブライトペガサススタジアムでは2日(土)・太陽誘電×日立サンディーバ、デンソー×NECプラットフォームレッドファルコンズ、3日(日)・NECプラットフォームズ×日立、デンソー×太陽誘電、パロマ瑞穂野球場では2日(土)・東海理化チェリーブロッサムズ×シオノギレインボーストークス兵庫、トヨタ×伊予銀行ヴェールズ、3日(日)・伊予銀行×東海理化、トヨタ×シオノギ、草津グリーンスタジアムでは2日(土)・豊田自動織機×SGホールディングスギャラクシースターズ、日本精工×タカギ北九州ウォーターウェーブ、3日(日)・豊田自動織機×タカギ北九州、日本精工×SGホールディングスがプレーボール。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)JDリーグのチケット情報
2022年03月31日佐津川愛美主演の映画『蜜月』が、監督・榊英雄氏による性暴力・性被害の告発および報道を受け、公開中止となることが公式SNSにて発表された。『とんび』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』で知られる脚本家・港岳彦によるオリジナルストーリーとして、3月25日(金)より公開される予定だった本作。映画『蜜月』製作委員会は文面で、「榊英雄氏が監督した同作品につきまして、関係各所との協議の結果、映画『蜜月』の公開を一旦中止とさせていただきます」と発表。告発報道の内容等については触れることなく、「公開をお待ちいただいておりましたお客様、また関係者の皆様には多大なるご迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます」と謝罪した。本作は家庭内で性被害に遭ってきた女性が描かれることから、3月8日の国際女性デーに完成披露上映と女性だけのトークイベントを開催。主演の佐津川さんが「色々と沢山お伝えしたい気持ちもありますが…」と冒頭の挨拶から涙に言葉を詰まらせていた様子が伝えられ、「男性が書かれた物語なので男性目線になるのはわかっていたけれど、現場では女性としてそれはしないと思うことや女性として理解ができないことは、色々と意見させていただきました。できる限りのところで闘いました」とも明かしていた。その後9日に、榊氏により過去に性的行為の強要などがあったという複数の女性の告発を「週刊文春」がオンラインで報道、脚本の港氏もTwitterで「取材を受けました」と投稿し、事実関係についての質問を榊氏や製作委員会にそれぞれ送ったことなどを明らかにしていた。同製作委員会によれば、今後については「すべて未定」だという。(text:Reiko Uehara)
2022年03月10日映画業界でもロシアのボイコットが続く中、Netflixも、ロシアにおける作品の製作を中止すると決断した。対象の作品のひとつは「Zato」という探偵もの。まだタイトルが決まっていないもう1本の作品は、あと1日で撮影が終わるところだったという。ほかに、Netflixは、「アンナ・カレーニナ」を原作にした「Anna K」もロシアで製作していた。こちらは撮影が終了しているが、情勢が変わらないかぎり、配信は棚上げになると思われる。Netflixはロシアに支社をもたず、会員数も100万人以下と少ない。Netflixの全世界の会員数は2億2,200万人。文=猿渡由紀
2022年03月03日『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』第7節でふたつの注目カードがラインナップされている。ひとつが埼玉ワイルドナイツ×東京サンゴリアス。『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』プレーオフトーナント決勝の再現である。そしてもうひとつがクボタスピアーズ船橋・東京ベイ×トヨタヴェルブリッツ。『トップリーグ2021』4強対決であり、『NTTリーグワン2022』上位決戦でもある。前回の対戦でも手に汗握る好ゲームを繰り広げた。4月11日『トップリーグ2021』第7節でクボタスピアーズ(当時)とトヨタ自動車ヴェルブリッツ(当時)が激突。5分に南アフリカ代表HOマルコム・マークスが強引にインゴールにボールを運べば、11分にはCTBロブ・トンプソンの突破から南ア代表70キャップのFBウィリー・ルルーとつなぎ、最後はWTBヘンリー ジェイミーが走り切ってトライを返す。16分にクボタのCTB立川理道のグラバーキックをCTBテアウパ シオネが抑えれば、20分にはトヨタのSOライオネル・クロニエがPGを決める。前半終盤にはPR山本剣士、FLピーター・ラピース・ラブスカフニがシンビンで10分間の一時退場となりピンチに陥るが、前半は何とかクボタが14-8とリードをしたまま折り返した。だが後半早々に早いリスタートからFLフェツアニ ラウタイミが抜け出して独走トライ、クロニエのCGも決まり、ついにトヨタが15-14と逆転する。14分にフォーリーがPGを成功させてクボタが逆転すると、3分後にはクロニエのPGでトヨタが再逆転。ならばと24分にはマークスがFWとは思えない身のこなしでこの日2本目のトライをマーク。CGも決めて24-18とする。この後、FBゲラード・ファンデンヒーファーがPGを2本連続で外しセーフティリードを築けないと、ラストワンプレーでドラマが待っていた。自陣22mライン、トンプソンからFBチャーリー・ローレンス、ローレンスからWTB高橋汰地とトヨタがオフロードパスを連続でつなぐと、最後は高橋が快足を飛ばしてトライ。クロニエがサヨナラCGを決めて25-24。シビれるシーソーゲームにピリオドを打ったのだ。そして今季、コロナ禍で試合中止が相次ぐ中、両軍はともに5勝1敗の星を残している。S東京は勝点25で2位、トヨタVは勝点23で3位と6戦全勝・勝点28の首位東京SGに続いている(ちなみに4位は4勝2敗・勝点18の埼玉WK)。上位につける両チームであるが、決して順風満帆ではない。主力を欠いてなかなかベストメンバー組めないS東京ベイがほぼベストの布陣を並べたのは第5節・横浜キヤノンイーグルス戦のこと。一進一退の中28-21とリードして前半を終えると、後半にギアを一段上げたS東京ベイが5トライを叩き込んだ。オーストラリア代表71キャップのフォーリーのキックは12本中6本成功と精度を欠いたが、50-21と圧勝したのだった。一方のトヨタVは今季初陣となる第2節で東京SGに8-50とショッキングな大敗を喫したが、第4節は東芝ブレイブルーパス東京に圧力をかけ続けて33-23で勝利を奪う。続くブラックラムズ東京戦では前半を16-7とリードするも、風下となった後半は苦戦し、何とか23-19で逃げ切った。なかなかパワー全開の快勝とはいかないが、トヨタVは苦しみながら勝点を積み重ねている。2月24日、S東京ベイはトヨタV戦へ向けたメディア対応を実施。フラン・ルディケHC、立川主将、NO8ファウルア・マキシが意気込みを語った。指揮官は次戦へ向けてこうコメントした。「リコー戦がキャンセルになったが、グラウンドに戻って来られてうれしい。しっかり今週も準備しているし、大きなケガ人もいない。クボタウェイを見せるいい機会だと思っている。ファンが盛り上がる試合をしたいと思うので、江戸川区陸上競技場をオレンジ色に染めてほしい」ルディケHCはトヨタVをこのように分析した。「素晴らしいチーム。素晴らしいコーチがいて、素晴らしい選手がいる。FWがよくてBKもいい。アタックもディフェンスもバランスがよく、キッキングゲームでも対応できる。でも我々は自分たちフォーカスして試合に臨むだけ」さらにHCは若手に期待を寄せた。「若手の選手には期待している。高い能力を持っているし、ポテンシャルも高い。彼らが正しく成長できるようにいい環境を与えることが大事。根塚(洸雅)はスペースを見つけてからのカウンターに期待している。山本(剣士)、(オペティ・)ヘルには関してはワークレートが素晴らしい。ヘルはボールを持った時にいい働きを見せてほしい。トヨタの素晴らしいFWを相手にしっかりブレイクダウンしてもらいたい。山本はベンチからインパクトを出してもらう予定。後半の厳しい時間帯に正しい選択をして送り出したい」立川主将は次のようにトヨタ V戦での勝利を約束した。「今週末の相手のトヨタは順位的に近いし、近年接戦で負けてしまっている相手なので、きちんとフォーカスしてしっかり勝ちたい。大きなFWFをしっかり使いながら、ボールを動かせる選手もいるので、オールラウンドなラグビーをしたい。(今季は)大きなFWだけではなく、アンストラクチャーであったり、BKでもトライを取れている。スタッツ的にもいい数字を残せている。去年いろんなところから点を取れるようになったが、今年はよりいろんなパターンでトライ取れるようになり自信につながっている」ニュージーランド代表LOパトリック・トゥイプロトゥ、南ア代表FLピーターステフ・デュトイ、日本代表NO8姫野和樹という錚々たるメンバーを向こうに回すマキシは腕を撫す。「トヨタにはワールドクラスの選手がいるし、フィジカルバトルは今回の試合でキーになるので、楽しみ。そこで負けないようにしたい。ボールキャリーもしたいし、ディフェンスもしっかりタックルにいく」試合登録メンバーは以下の通り。【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】1北川賢吾、2マルコム・マークス、3オペティ・ヘル、4ヘル ウヴェ、5ルアン・ボタ、6トゥパ フィナウ、7ピーター・ラピース・ラブスカフニ、8ファウルア・マキシ、9谷口和洋、10バーナード・フォーリー、11根塚洸雅、12立川理道、13テアウパ シオネ、14金秀隆、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16杉本博昭、17山本剣士、18松波昭哉、19デーヴィッド・ブルブリング、20末永健雄、21藤原忍、22桑江健一郎、23バツベイ シオネ【トヨタヴェルブリッツ】1三浦昌悟、2彦坂圭克、3木津悠輔、4秋山大地、5パトリック・トゥイプロトゥ、6ピーターステフ・デュトイ、7古川聖人、8姫野和樹、9福田健太、10ライオネル・クロニエ、11小原政佑、12岡田優輝、13ウィリアム・トゥポウ、14小澤大、15ウィリー・ルルー、16加藤竜聖、17清水岳、18淺岡俊亮、19吉田杏、20フェツアニ ラウタイミ、21茂野海人、22ティアーン・ファルコン、23彦坂匡克果たして、1敗を死守するのはS東京ベイか、トヨタVか。『NTTリーグワン2022』第7節・S東京ベイ×トヨタVは2月26日(土)・江戸川区陸上競技場にてキックオフ。試合当日は先着2000名にオリジナルコラボフェイスタオルをプレゼント。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)クボタスピアーズ船橋・東京ベイ対トヨタヴェルブリッツNTTジャパンラグビー リーグワン 2022 DIVISION 1のチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイドジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイドウェブ版
2022年02月25日冬になったら、よく雪だるまを作るという、としにゃん(@mokomoko_2015)さん。参加予定だった雪灯篭まつりが残念ながら中止となったため、自宅前に雪だるまを作って、1人で楽しんでいたといいます。どんな光景になったのか…こちらをご覧ください!参加予定だった雪灯篭まつりが中止になったので、自宅で開催しました。 #雪像 #一人雪祭り #雪だるま職人 #もののけ姫 #コダマ #トトロ #ジブリ #となりのトトロ #雪灯篭 pic.twitter.com/OoaMISXVDq — 雪だるま職人としにゃん (@mokomoko_2015) February 12, 2022 並んでいるのは、ジブリのアニメ映画作品『となりのトトロ』に登場する小トトロと、『もののけ姫』に登場するコダマ!小トトロの口の中には火が灯され、『雪灯篭』となっています。昼はもちろん、火が灯った夜の光景にも心癒されますね。写真を見た人からは、「かわいくて最高」「小トトロが並んでいる姿がかわいい。冷凍保存したい」などの声が寄せられました。自宅で開催された『雪灯篭まつり』は大成功といえそうです![文・構成/grape編集部]
2022年02月16日東京ディズニーリゾートは8日(火)、東京ディズニーランドで公演しているエンターテイメントプログラム「クラブマウスビート」の公演を一時中止にすることを発表した。期間は2月8日(火)から数日間だ。今回の公演中止理由は、「複数の関係者が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことによるもの」とのことで、「公演に必要な人員が不足したため」としている。なお、「現時点で、保健所から集団感染の認定は受けておりません」と報告している。「クラブマウスビート」は、ミッキーマウスとその仲間たちが、人気のクラブ「クラブマウス」で繰り広げる、躍動感いっぱいの楽しいライブエンターテイメント。ファンの間で非常に人気が高いショーだ。再開日は決定次第、東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトで告知する予定だ。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2022年02月08日いよいよ最後の『トップリーグ』王者が登場する。1月23日(日)・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場での『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』第3節・埼玉ワイルドナイツ×横浜キヤノンイーグルス。埼玉WKが期待と不安を抱えながら、新リーグ初陣に臨むのだ。ここまで長かった。1月3日に新型コロナウイルス感染症の定期自主検査を実施し、翌日に3名の陽性疑い判定が確認された。その3名は保健所の指示のもと隔離、他の選手は再自主検査をするとともに自宅待機へ。5日に行動記録をもとに当該3名と濃厚接触の可能性が高い2名を加えた5名を医療機関にて検査し、4名の陽性判定が確認された。また4日の再自主検査の結果、新たに5名の陽性疑いとなり、医療機関での検査で5名が陽性、計9名が陽性となる。自主検査の結果で陰性となった選手も濃厚接触者として認定されたため、チーム活動を一旦休止する。これによりキックオフ48時間前までに試合登録に必要な選手が揃わないことが確定したため、新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づき、国立競技場でのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦の中止が決定となったのだ。6日にこれまでの検査で陰性だった選手に3回目の検査を実施、7日に21名の陽性が確認され、合計で30名の陽性となり、第2節・グリーンロケッツ東葛戦の中止も発表された。10日には4回目の検査で陰性であった者に検査を実施し、さらに1名が陽性、合計で31名が陽性に。13日に5回目、15日には6回目の検査を実施、それぞれ翌日に対象者全員陰性の判定がなされて、管轄の保健所よりチーム活動再開のゴーサインを受けて、17日に埼玉WKは再始動を果たしたのだ。埼玉WKは規定により2試合続けて不戦敗扱いとなり、勝点0。戦わずして失った勝点も痛いが、シーズン開幕へ向けて最後の調整をしていたところでの2週間の空白はもっと痛い。そして他チームが公式戦を消化する中放り込まれる試合勘のビハインドも計り知れない。第2節・東京サンゴリアス×トヨタヴェルブリッツを見ても、実戦経験の重要性はわかるだろう。両チームは『ジャパンラグビー トップリーグ』で数々の好試合を展開してきたが、新リーグ2戦目の東京SGが開幕戦中止となったトヨタVをブレイクダウンで圧倒、7トライを量産し50-8と圧倒した。このように『トップリーグ2021』王者は険しい船出を余儀なくされたのだ。しかも、第3節の相手は好調・横浜Eである。グリーンロケッツ東葛との第1節の前半こそ、開幕戦特有の難しさとFLコーバス ・ファンダイクのシンビン(10分間の一時的な退場)もあり、リードは13-5にとどまるも、後半になると徐々にらしさを見せていく。後半2分にハーフウェイ付近でボールを拾ったWTB松井千士が持ち前のスピードとステップを生かし密集を抜け出すと、FB小倉順平へパス。後半開始早々にトライを奪うと、SO田村優はCG、2本のPGを決める。後半26分にはスクラムからNO8アマナキ・レレイ・マフィがタックラーたちをものともしないパワー満点の突破でトライ。田村がCGも決めて33-5と勝負あり。終了間際に1トライ1ゴールを返されたが、33-12と白星発進した。第2節はコベルコ神戸スティーラーズを相手にしてやったりのゲームを披露。横浜Eはガス欠覚悟でキックオフからエンジン全開。1分に田村のグラバーキックに反応した松井がいきなりトライを決めると、10分から怒涛のトライラッシュがスタート。前半10分、田村のグラバーキックをマフィがキャッチし、PR岡部崇人へオフロードパス、さらにSH荒井康植へつないでトライを奪うと、12分にはCTB南橋直哉が自陣深くから抜け出すと、サポートしたCTB梶村祐介が独走。14分には前方へ弾んだキックをキャッチした小倉がトライ! 田村もCGを3本連続で成功させて26-0と主導権を握る。前半22分に神戸Sに一本返されると、その3分後に梶村がトライを奪い返し31-7。前半終了間際にも神戸Sが7点追加すると、後半最初のトライは3分にマフィがマークし41-14。最後の最後まで攻め手を緩めない横浜Eは後半34分に運動量が落ちない梶村がハットトリックを決めれば、39分にファンダイクもトライ。小倉がCGを成功させて55-21。昨季『トップリーグ』第2節で10-73と大敗を喫した神戸Sに新リーグでやり返したのだ。昨季5位と最高位に導き、今季はトップ4撃破をターゲットにする就任2年目の沢木敬介監督は「『自信を持っているフィットネスのところで勝とう』『前半からぶっ飛ばしていこう』というプランでやった。ただ、最後にガス欠した。ロッカールームでも選手たちに『フィットネスがもうちょっと必要』と話した」とニヤリ。田村主将も「僕自身もっとうまくコントロールしたり、バランスを保とうと思えばできた場面もあったが、このチームはやると決めたら極端に出した方がいいチーム。ちょっと強引に進めた場面もあったが、いい方に出てよかった」と強気のタスクの理由を明かした。移籍2季目の松井が「梶村選手と同様、走り切るということがしっかり出せた。去年70点いれられている相手なので、リベンジで勝てたことはよかった」と喜べば、新加入の梶村も「昨季まで自分の中で小さくまとまっている感覚があったので、『もう一度昔のプレースタイルに戻ろう』『アグレッシブにボールを前に運んで自分の強みのボールキャリーに戻ろう』と取り組んできた」と自信を深めた。昨季途中に加入したマフィも「9月から5か月くらいずっと走っている。フィットネスがある。沢木監督はこのチームを強くするためにフィットネスが一番大事だと強化している」と胸を張った。『トップリーグ2021』第3節ではイーグルスはワイルドナイツに0-47と完敗を喫しながらも、プレーオフトーナメトン準々決勝では17-32と確かな成長の後を見せた。アタックにさまざまなアイデアを持つ沢木監督が無策で第3節に臨むとは考えにくい。久々の公式戦となる埼玉WKを驚かせる秘策を用意していることだろう。それでも埼玉WKに気後れもなければ、気負いもない。1月17日、世界的名将として知られるロビー・ディーンズ監督は再始動を前に「みんなよく帰ってきてくれた。今季はシーズンが長いので、我々にも十分チャンスがある。エンジョイしよう」と選手たちに伝えたという。全体練習後にHO坂手淳史主将が「この2週間は正直メンタル的に難しく、グラウンドで練習できずに不安はあった。でもやってみたら体は動いた」と振り返れば、同じHOの堀江翔太も「今日の練習で頭は切り替わった。何となく不安もあったが、自信の方がちょっと増えてきた。間が空いた分、頭がリフレッシュした。(コンビネーションも)チグハグなところはなかった」と前向きな言葉を発した。キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。【埼玉ワイルドナイツ】1クレイグ・ミラー、2堀江翔太、3ヴァル アサエリ愛、4マーク・アボット、5ジョージ・クルーズ、6長谷川崚太、7布巻峻介、8ジャック・コーネルセン、9内田啓介、10松田力也、11マリカ・コロインベテ、12ハドレー・パークス、13ディラン・ライリー、14竹山晃暉、15野口竜司、16坂手淳史、17稲垣啓太、18平野翔平、19谷昌樹、20ラクラン・ボーシェー、21小山大輝、22ヴィンス・アソ、23福井翔大【横浜キヤノンイーグルス】1岡部崇人、2庭井祐輔、3津嘉山廉人、4コリー・ヒル、5アニセ サムエラ、6コーバス・ファンダイク、7嶋田直人、8アマナキ・レレイ・マフィ、9荒井康植、10永富健太郎、11エスピー・マレー、12梶村祐介、13ジェシー・クリエル、14竹澤正祥、15小倉順平、16高島忍、17五十嵐優、18松岡将大、19田中真一、20安井龍太、22天野寿紀、22ハヴィリ リッチー、23マイケル・ボンド埼玉WKはまさにスター軍団と言えるメンバーを揃える。日本代表がズラリと並ぶフロントローはどちらが先発でどちらがベンチかわからない。イングランド代表45キャップのLOクルーズにウエールズ代表29キャップのCTBパークスとともにSO松田力也、CTBディラン・ライリー、FB野口竜司ら日本代表勢もズラリ。中でもオーストラリア代表最強&最速トライゲッター・コロインペテの日本デビューに注目が集まる。またサブに控えるFLボージェー、WTB/CTBアソの新加入組も楽しみである。一方の横浜Eは田村、松井のメンバー外が残念である。果たして埼玉WKがブランクを感じさせない強さを披露するのか、横浜Eがフィットネスのアドバンテージを見せ付けるのか。『NTTリーグワン2022』第3節・埼玉WK×横浜Eは1月23日(日)・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場にてキックオフ。試合当日はDJ KOO、hitomiのスペシャルゲストが会場を盛り上げ、アンバサダーの福岡堅樹も来場する。さらに埼玉WKのオリジナルベースボールシャツを来場者全員にプレゼント。2週間遅れの“開幕戦”が楽しみでならない。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2022年01月22日『トップリーグ』から『リーグワン』へ戦いの舞台が変わっても、この両チームによる熱戦に変わりはないだろう。東京サンゴリアス×トヨタヴェルブリッツ。『ジャパンラグビー トップリーグ』で毎年のように手に汗握る好試合を展開してきたカードが『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』第2節に組まれた。サントリーサンゴリアス×トヨタ自動車ヴェルブリッツの『トップリーグ』での名勝負の数々を記憶しているファンも多いだろう。『トップリーグ2017-2018』第8節ではトヨタが後半からの3トライ3ゴールで31-13とリード。しかし後半20分から3トライ1ゴールを返され、さらに後半35分PGを決められて31-32とサントリーに逆転を許した。それでもトヨタはラストプレーでハーフウェイライン付近でPGを獲得。劇的勝利を手にしたと思われたが、SOライオネル・クロニエのキックはわずかに届かず、サントリーが32-31で勝利したのだった。『トップリーグ2018-2019』開幕戦では試合終了のホーンが鳴ってもトヨタが25-20とリード。だが、ラストプレーからサントリーに猛攻にさらされたトヨタは後半44分、姫野和樹主将がシンビン(10分間の一時退場)となり、数的不利に陥る。それでも粘りのディフェンスを見せたトヨタだったがとうとう後半49分、認定トライを許し25-27の逆転負けを喫した。最後まで諦めないチームメイトの姿を見て姫野は涙を流したのだった。シーズン不成立に終わった『トップリーグ2020』では、残り10分まで相手を完封し、8トライを量産したサントリーが60-14のワンサイドゲームを披露。『トップリーグ2021』第5節では、ブレイクダウンで優位に立ったトヨタが26-12とリードして前半を折り返す。それでも後半に早々にテビタ・リー、中野将伍のWTB勢の連続トライでサントリーが主導権を握ると、後半19分にSH流大のトライでついに同点……と思われたが、TMOで確認の結果トライは無効となった。普通のチームであればここで流れを失うのだが、サントリーはひと味違う。4分後にテビタ・リーがこの日2本目のトライ目を奪い、あっさり同点。その後1本ずつトライとコンバージョンを決めて36-36で迎えた後半41分、10mラインを超えた左側からサントリーはPGを選択。この日6本中3本成功とショットの精彩を欠いたオールブラックスの司令塔ボーデン・バレットが、最後の最後でボールをポールに当てながらPG成功、劇的勝利を飾った。試合内容とは裏腹に『トップリーグ』での対戦成績を見るとサントリーが16勝1分2敗と圧倒。トヨタ自動車の勝利は2010-2011季まで遡らなければならない。さらに優勝回数もサントリーが最多タイの5回制覇に対して、トヨタ自動車は3位が最高位である。両チームの間には歴然として差が存在するのだ。東京SGは東芝ブレイブルーパス東京との『NTTリーグワン2022』開幕戦で幸先のいいスタートを切った。前半3分、CTB中村亮土の突破からWTB尾崎晟也がインゴールにボールを運び東京SGが先制すると、8分には19歳の長身LOワーナー・ディアンズがトライを返す。26分に東京SGのNO8ショーン・マクマーンが個の力を発揮してトライをマークすると、28分にこぼれ球に反応したWTBジョネ・ナイカブラがそのままインゴールへ突入。FBダミアン・マッケンジー(東京SG)、SOトム・テイラー(BL東京)の両キッカーがPGで加点し、前半を27-24の東京BLリードで折り返す。後半に入ると、一気に東京SGが畳み掛ける。後半4分ラインアウトからのアタックでマクマーンが中央突破、9分にはラインアウトからのドライビングモールでマクマーンがハットトリックを達成。後半13分にLOジェイコブ・ピアスのこの日2トライ目を決めると、東京SGは後半15分に昨季の最多トライゲッターのテビタ・リー、後半18分にSH齋藤直人、NO8テビタ・タタフを投入し、さらにギアを上げる。圧巻は後半23分だ。自陣5mラインで相手ボールをマクマーンが拾うとすぐさま走り、相手に捕まるとタタフへパス。タタフは左サイドのリーへボールを託すと、リーは爆発的なスピードとタックルをものともしない強さで相手陣5mラインまで距離を稼ぐ。最後はパスと見せかけた齋藤が自らインゴールへ飛び込んだ。後半27分にテビタ・リー、29分に中村と立て続けにトライを決めた東京SGは60-46という開幕戦らしいド派手なゲームで勝点4を手にしたのだった。持ち前のアグレッシブアタッキングラグビーを披露した東京SGだが、46失点とディフェンスに不安を覚えたファンもいることだろう。だが、そこはまだ開幕戦。ピークはまだまだ先にある。過度な心配は無用である。事実、試合後、監督とキャプテンは前向きにゲームを振り返った。ミルトン・ヘイグ監督が「『リーグワン2022』の開幕戦の独特な緊張感もある中で反則をしてしまった部分もあり、厳しい戦いになったが、勝利できたことはいい収穫。課題も多く見え、特にディフェンス面で課題があったが、試合の中で7トライ、60点を取れたことに満足している」と笑みを見せれば、中村主将も「今日の試合はいい意味でも悪い意味でも開幕戦っぽいゲームになった。チームがまだ完成し切れていない中でも自分たちの強みも出し、課題も見えた。全体を含めていいゲームだったと思う。シーズンは長いが、毎週毎週課題をクリアにして自分たちの強みを出して、最後のファイナルまで向かっていければと思う」と及第点を与えた。マッケンジーを15番で起用した意図を問われると、指揮官はこう答えた。「昨季のボーデン・バレットが10番の選手で15番もプレーできる選手であったのに対し、ダミアンは15番の選手で10番もプレーできると評価して起用している。10番で起用した田村(煕)はいいプレーをしている。彼はすごく勤勉でプロ意識やゲームの理解度が高い選手だと評価している」日本デビューでPG・CG計10本で25得点をマークしたマッケンジーは「はじめての試合、たくさんのファンの前でプレーできてうれしく思う。開幕戦は難しい試合になる中、しっかり勝つことができた。このチームはもっともっと良くなるという感触も得た。チャンピオンになるためにはディフェンスの精度を高め、チャンスを生かすアタックが必要となる」とコメント。指揮官はFBでの起用を示したが、本人はSOでのプレーを希望した。「今日は15番でプレーしたが、今後はできるだけファーストレシーバーとしてボールに絡んでプレーできるチャンスがあればいいと思っている」また主将が「ダミアンには基本的にフィールドの中で自由に動いてほしい。僕らがちょっとアジャストできていないので、彼の特徴をしっかり把握して、いいコンビネーションを作っていきたい」と気遣えば、マッケンジーも「チームメイトにアジャストするよう、日本のラグビーは『スーパーラグビー』よりも速いのでそこにアジャストしていかないといけない。ただ、スピーディなラグビーは自分のスタイルに合っていると思う。これからも学んで、アジャストしていきたい」とさらなる向上を約束した。プレースキックの際、笑顔を見せるルーティンについて改めて質問されると、マッケンジーはこのように返答した。「今日のキックはもう少し決めたかったが、全体を通していいキックはできた。何年もずっとやっていることだが、リラックスした状態でキックが蹴れるよう、ルーティンの中で笑っている。毎回機能するわけではないですけど、自分のプロセスの中としてやっている」一方、トヨタVの開幕戦・静岡ブルーレヴズ戦はご存じのように中止となった。新リーグへ向けて並々ならぬ意気込みを見せていたトヨタVとしては戦わずして勝点5を得て、複雑な思いを抱えていることだろう。トヨタVの今季こその思いは強い。12月20日の開幕直前メディアカンファレンスに出席した茂野海人共同主将は次のように語っていた。「今年こそベスト4ではなく、初代王者を目指してやっていきたい。(優勝のためには)小さいこと、詳細を詰めていくことが大事。優勝しているサンゴリアス、(埼玉パナソニック)ワイルドナイツを見ていると、本当に小さい一人ひとりの役割を全員がしっかり果たしている。僕らもしっかり一人ひとりが考えて、チームが持っているパフォーマンスを発揮できるよう突き詰めていきたい。初代王者もそうだが、日本で一番のチームになりたい」12月22日のチームの開幕前記者会見では、指揮官ともうひとりの共同主将が頂点に立つために必要なことをこう分析した。サイモン・クロンHC「たとえば昨年のプレーオフトーナメント準決勝のパナソニック戦は59分までリードしていたが、残り20分でプレーが変わってしまった。今に集中することが我々の課題だと言える。自分たちでプレッシャーをかけてしまった。しっかりゲームプランを遂行することが課題。今に集中するということで、ファイナルに進出するいい準備となる。今季は新たなプレイヤーを加えたし、スタートメンバー以外の層を厚くすることを意識してやってきた。今季はそういうところを見てもらえればと思っている」姫野共同主将「1年ぶりに帰ってきて、初代王者を狙って日々活動しているが、主将として今に集中させる、足元を見るということを意識している。リーダー陣では主体性にフォーカスしている。グラウンドの中で自分たちで問題を解決していかないといけないので、練習から選手たちが主体性を持って変えていくことが大事だとリーダー陣で話している。そういうところが残り20分勝ち切れるかどうか、ベスト4の壁を超えられるかにかかってくると思う」キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。【東京サンゴリアス】1石原慎太郎、2堀越康介、3中野幹、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6下川甲嗣、7小澤直輝、8ショーン・マクマーン、9流大、10田村煕、11中野将伍、12中村亮土、13サム・ケレビ、14尾﨑晟也、15ダミアン・マッケンジー、16中村駿太、17森川由起乙、18垣永真之介、19辻雄康、20テビタ・タタフ、21齋藤直人、22仁熊秀斗、23テビタ・リー【トヨタヴェルブリッツ】1三浦昌悟、2彦坂圭克、3木津悠輔、4マイケル・アラダイス、5パトリック・トゥイプロトゥ、6ピーターステフ・デュトイ、7姫野和樹、8フェツアニ ラウタイミ、9茂野海人、10ライオネル・クロニエ、11ヘンリー ジェイミー、12マレ・サウ、13チャーリー・ローレンス、14岡田優輝、15ウィリアム・トゥポウ、16加藤竜聖、17清水岳、18崔凌也、19吉田杏、20古川聖人、21福田健太、22ティアーン・ファルコン、23小澤大東京SGは開幕戦と同じメンバーで臨む。タタフ、齋藤、リーがリザーブに回る層の厚さを見せ付ける。対するトヨタVはスタメンの15人中9人が外国出身というインパクトがある。LOトゥイプロトゥ、FLデュトイという世界最高峰のFW陣の日本デビューにも期待は高まる。果たして、東京SGが返り討ちするのか、トヨタVが11季ぶりの勝利を掴むのか。『NTTリーグワン2022』第2節・東京SG×トヨタVは1月16日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。試合前のおにぎり丸広場では、サンゴリアスマフラーや応援グッズ、サントリー製品のソフトドリンクの先着プレゼントの配布とともに、真壁信弥、菊谷崇の両OBによるプレミアムトークショーを実施。また、人気のキッチンカーが多数出店し、ラグビー体験コーナーも設置する。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)東京サンゴリアス対トヨタヴェルブリッツNTTジャパンラグビー リーグワン 2022DIVISION1のチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2022年01月15日2022年より双子選手としてJリーグで活躍し、日本代表でもプレーした佐藤勇人氏、佐藤寿人氏が、 ジュニア年代における国内最大規模のサッカー年間リーグ「プレミアリーグ U-11」のアンバサダーに就任したことが発表されました。【関連記事】プレミアリーグ U-11 チャンピオンシップ3 年ぶり開催お二人はアンバサダー就任にあたって以下のコメントを寄せました。佐藤勇人氏、佐藤寿人氏 コメント「子供たちにとって、試合をすることが何よりの喜びであり、成長の源です。そうやって僕たちも小さい頃から試合を経験して成長してきました。プレミアリーグ U-11の3 ピリオド制で全員が試合に出られる仕組みは素晴らしいと共感して、このたび2人でアンバサダーを務めさせていただくことになりました。日本中の子供たちがプレミアリーグU-11 を通じてたくさんの笑顔になって、たくましく成長していくことを願っています」<プレミアリーグU-11とは>「豊かなサッカー文化を日本中に広めること」、「少年サッカーに関わる人を幸せにする環境づくり」をミッションとし、サッカーの育成年代におけるソフト面のソリューションとして発足。2021年までに全国37都道府県に拡大、約600チームが参加、約4,000以上の試合を実施する日本最大の私設リーグ。負けたら終わりのトーナメント方式の公式戦では、いわゆる「上手な子」しか試合に出られない勝利(成績)至上主義が根強い日本のスポーツ文化の現状に対する問題意識からスタートしており、「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」カテゴリー分けされた育成重視のリーグ戦を編成し、「全員出場」「3ピリオド制」など、他にない独自の競技規則を設け、『補欠ゼロ』への取り組みを行なっています。大会ホームページはこちら>>お問い合わせプレミアリーグU-11実行委員会 事務局担当:佐々木電話:090-4590-5713Email:sasaki@pl11.jp
2021年12月24日今年も新たな超大物たちが続々とやって来た。新リーグ『ジャパンラグビー リーグワン』に各国のスター選手がズラリと名を連ねたのだ。東京サンゴリアスは昨季在籍したボーデン・バレットに続き、ダミアン・マッケンジーと2年連続でオールブラックスの司令塔を獲得。マイケル・フーパー&キアラン・リードという豪州&NZ新旧主将が去ったトヨタヴェルブリッツのFW第三列には世界最優秀選手に2度選出された南アフリカ代表FLピーターステフ・デュトイが加入、セカンドローにはオールブラックスLOパトリック・トゥイプロトゥを補強した。さらに姫野和樹が『スーパーラグビー』から帰還した。ワラビーズのWTBマリカ・コロインベテ(埼玉ワイルドナイツ)に元オーストラリア代表のユーティリティバックスのイズラエル・フォラウ(シャイニングアークス東京ベイ浦安)、スプリングボクスのファンタジスタとの呼び声高いエントン・ヤンチース(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)など、期待のプレーヤーを挙げれば暇がない。新加入だけではない。元スコットランド代表のSHグレイグ・レイドロー(シャイニングアークス東京ベイ浦安)や南ア代表HOのマルコム・マークス(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、NZの経験豊富な元司令塔アーロン・クルーデン(神戸コベルコスティーラーズ)など、すでに日本でプレーしているレジェンドも揃う。世界最高峰のリーグを目標に掲げるリーグワンには、世界もうらやむタレントが在籍しているのだ。カウントダウンが進み、開幕戦への期待が高まる12月21日、東京SGの新リーグ開幕へ向けた記者会見が行われた。マッケンジーが出席し、次のように意気込みを語った。マッケンジー「日本に来られてうれしく思う。ここまで数週間、サンゴリアスでいい時間を過ごせている。『リーグワン』の開幕を楽しみにしている」日本行きを決断した理由を問われると、マッケンジーはこう答えた。「チーフスとしても、オールブラックスとしても日本へ来る機会があり、日本人のあたたかさにいい印象を持っていた。日本食も好き。日本でプレーするのは時間の問題だった。ボーデン・バレットのプレーも見ていたし、日本のスピーディなラグビーは自分のプレースタイルに合っている。バレットに相談した際も、日本行きをすごい勧められた。いい選手が揃い、マネジメントもしっかりしているので決断するのは楽だった」チームメイトについて質問が飛ぶと、このように返答した。「ショーン・マクマーンとはU-20で対戦した。レッズの(サム・)ケレヴィ、クルセイダーズにいた(トム・)サンダースともチーフスの時に対戦していた。その選手たちと一緒にプレーすることは非常に楽しみ。日本人では中村亮土、流大。流はスピードがあり、パスがうまく、ゲームマネジメントに長けている。亮土は素晴らしいリーダーシップの持ち主。ニュージーランドのチームにも参考になるほど、素晴らしいリーダーシップをピッチ内外で発揮している。非常に強い選手で、彼とケレヴィのCTBコンビは相手にとっては脅威になるはず」マッケンジーはサンゴリアスのスタイルは自身のプレースタイルは合致すると語る。「自分の身体はそんなに大きくないので、フィジカルコンタクトはできるだけ避けなければとならない。その分、スピードとスキルを駆使したプレースタイルを築いてきた。サンゴリアスのアグレッシブアタッキングラグビーは自分に合っている。時間とスペースのあるラグビーは得意にしているので、ピッチのどこからでもアタックできるところをファンにお見せしたい」SOかFBか、希望するポジションを聞かれると、こうコメントした。「SOでプレーするのが自分の希望。自分のスキル、能力を一番発揮できると思う。だが、チームファーストでFBを求められればしっかりその役割を果たしたい」そしてマッケンジーは『リーグワン』初代王者に名を刻むことを誓った。「新リーグで初代チャンピオンになること。初代チャンピオンになるためにやれることをすべてやる覚悟はできている」また記者会見に同席した田中澄憲GMは「我々のアグレッシブアタッキングラグビーに最も適した選手だと思っているし、アグレッシブアタッキングラグビーをさらに進化させてくれる選手」と期待を寄せた。(写真左より)パトリック・トゥイプロトゥ(トヨタヴェルブリッツ・以下同)、ピーターステフ・デュトイ、サイモン・クロンHC、姫野和樹、茂野海人(C)トヨタヴェルブリッツ翌日の12月22日にはトヨタVが開幕前記者会見を実施。サイモン・クロンHCに姫野と茂野海人の共同主将、新加入のデュトイ、トゥイプロトゥが登壇し、次のように抱負を口にした。クロンHC「非常にいい形でプレシーズンを過ごしている。チームで一体感を持ってトレーニングを積んでいる。これまで築き上げたコンビネーションを見るのを楽しみにしているし、選手層も厚みを増してきたので強みとしてやっていきたい。選手、コーチ陣全員が一番になるという思いを共有し、一番、チャンピオンになるためにプロセスが大事だと理解している。ひとりひとりがそれぞれの役割を果たし、同時にラグビーを楽しむことが大切にしていきたい。非常にエキサイティングな気持ちで開幕を待ち遠しく感じている」トゥイプロトゥ「まず日本に迎えてくれたトヨタ、日本のみんなに感謝している。毎日全力で取り組んでいるし、毎日楽しんでいる。日本、トヨタでプレーできることに感謝し、開幕戦を楽しみにしているし、全力を尽くしたいと思っている」デュトイ「『ラグビーワールドカップ2019』以来、日本でプレーできるチャンスをもらえたことに感謝している。トヨタを成功に導けるようにしていきたい。自分もラグビー選手として微力ながら貢献したい」 茂野海人「例年ベスト4が続いているので今季はその壁を超えて初代王者を目指していきたい」 姫野和樹「1年ぶりに帰って来て、初代王者を狙って日々活動しているが、キャプテンとしては今に集中させる、足元を見るということにリーダーシップを発揮していき、最高のパフォーマンスを見せられるようにしていきたい」トヨタV入りを決めた要因を質問されると、デュトイとトゥイプロトゥは次のようコメントした。トゥイプロトゥ「『スーパーラグビー』で8・9年プレーし、日本に来るのは新しいチャレンジとしてとらえている。選手のサイズは少し違うが、ラグビー自体は『スーパーラグビー』と変わらない。プレーヤーのサイズは変わるが、ラグビーのスピードやコンタクトはニュージーランドに似ている。日本のラグビーはランニングの要素が大きいので、そこは新たなチャレンジになる」デュトイ「このグリーンのジャージを着て日本のファンに会えるのは非常に楽しみにしている。トヨタは南アフリカでもとても有名な会社、その一員になれるのは光栄に思っている。『RWC2019』で日本の文化に触れて、今回のオファーに即答できた。日本のラグビーは非常にスピードがあり、スキルが高い。南アのラグビーはスピードがなく、フィジカル勝負なところがあるので、日本でフィットネスを上げてランニングラグビーを経験することは個人の成長にもつながると思っている」昨季4強に終わった理由を問われた指揮官と共同主将はこのように答えた。クロンHC「準決勝のパナソニック戦は59分までリードしていたが、残り20分でプレーが変わってしまった。自分たちでプレッシャーをかけてしまった。しっかりゲームプランを遂行することが課題。今に集中するということで、ファイナルに進出するいい準備となる。新たなプレーヤーを加え、スタートメンバー以外の層を厚くすることも課題としてやってきた」姫野「リーダー陣では主体性にフォーカスしている。グラウンドの中で自分たちで問題を解決していかないといけないので、練習から選手たちが主体性を持って変えていくことが大事だとリーダー陣で話している。そういうところが残り20分勝ち切るかどうか、ベスト4の壁を超えられるかにかかっていると思う」茂野「詳細のところ、しっかり一人ひとりが役割を理解して一瞬一瞬集中してプレーすることが大事」選手4名はファンに見てほしいプレーを次のように挙げた。トゥイプロトゥ「自分の強みはボールキャリー、チームとしてラックスピードで得点につなげられると思う。あとラインアウトのプランニングもできるのでそこも見てほしい」デュトイ「ランニングラグビーを見てもらいたい。体力勝負になるが、足を止めずにファイトし続ける。ディフェンスが息をできないほどのプレーを見てほしい」姫野「ジャッカルが自分の強みだし、チームを助けるプレーなので、そこを見てもらいたい」 茂野「アタック、ディフェンスともに強気にリードする姿勢を見てもらいたい。アタックの時にスペースを見つけて味方を生かすパスを見てもらいたい」ニュージーランド帰りの姫野はハイランダーズで得た自信をこう振り返った。「主体性を大きく学んだ。『スーパーラグビー』で、アーロン・スミスなど選手が主体となってチームを変えていくのを間近で見た。そういう意味でリーダー陣がもっともっと活動できると思った。プレー面でもハイスタンダードなすごいレベルの高いリーグで十何試合やれたので、余裕が出た。メンタリティも成長を感じた」さらに姫野は初代王者を目指しながらも、今に集中する重要性を説いた。「初代チャンピオンを目指しているが、あまり見えない先の未来のことを見るのではなく、1試合1試合、1日1日の練習、1分1秒の過ごし方が初代チャンピオンにつながっていくと思う。自分自身が常に全力でやる。1秒1秒全力で走る、体を張るということを常にやっていきたい」『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』は1月7日(金)に開幕。東京SGは1月8日(土)・味の素スタジアムで東芝ブレイブルーパス東京との府中ダービーでオープニングゲームを飾り、トヨタVは1月9日(日)・豊田スタジアムで静岡ブルーレヴズを迎え撃つ。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)東京サンゴリアス対トヨタヴェルブリッツNTTジャパンラグビー リーグワン 2022DIVISION1のチケット情報トヨタヴェルブリッツ対静岡ブルーレヴズNTTジャパンラグビー リーグワン 2022 DIVISONO1のチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2021年12月23日アイドルグループ・NMB48と関西Jリーグ3チーム(ガンバ大阪、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸)のコラボビジュアルが18日、公開された。同企画は、結成11周年を迎えたNMB48が、11(イレブン)周年にちなみ、関西Jリーグ3チームとコラボ。11月3日に開催される「NMB48 11th Anniversary LIVE」に向けて、ガンバ大阪、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸の3チームのユニフォーム姿のメンバーがSNSで動画などを発信していく。コメントは以下の通り。■小嶋花梨11周年を記念して、J1サッカー3チームのユニフォームをお借りして撮影させて頂けて、とても光栄です! ユニフォームを着ると自然とメンバーの団結力がアップした様な気がしました! NMB48 1期生全員卒業後初のコンサート。新生NMB48の団結力をお見せします!
2021年10月19日9月12日(日)にスタートする女子プロサッカーリーグ『2021-22 Yogibo WEリーグ』を記念してスペシャル鼎談を開催!『東京五輪2020』に出場した三菱重工浦和レッズレディースのDF南萌華と、移籍一年目ながら浦和レッズの攻撃を司るMF小泉佳穂、そして大のレッズファンというモーニング娘。’21の横山玲奈という異色の組み合わせでお送りする。サッカー選手とアイドル、初対面の3人がどんな話で盛り上がったのか、またどんな共通点を見つけたのか、ぜひお楽しみください。横山玲奈――横山さんがレッズを好きになったきっかけは何ですか?横山「私は埼玉県出身で、生まれた時から『横山家はレッズ』という感じで育ち、ずっと応援してきました。『埼玉県のいいところは?』って聞かれたら、『レッズ!』と言うくらい。応援もすごく楽しいですし、この前(8月25日)の(サンフレッチェ)広島戦も実際にスタジアムで観戦させていただき、声は出せないけれど、手拍子で応援してすごく嬉しかったです」小泉「レッズに来てから、まだ満員のスタジアムでプレーをしていないし声が出せる状況ではないのですが、やっぱり拍手の迫力もすごい。早く声が出せる状態になり、満員の埼スタや駒場でサッカーしたいですね」南「女子もいろんなチームがあって、それぞれにたくさんファン・サポーターの方がいらっしゃるのですが、レッズが一番見に来てくれる方が多くて、皇后杯の時は1万人以上の方が入って、応援してくれています。応援がすごく暖かいので、鼓舞されてプレーにもすごく気合が入るし、とてもありがたいです」横山「私は、そういうレッズがずっと好きで、家族でずっと応援しています。その中でも今は、小泉選手を見ていて、かっこいいなと思っているので、今日はとても緊張しています」小泉「すごく恥ずかしいです。照れますね(笑)」横山「FC琉球から移籍して加入した時に、金髪のインパクトが強くて、『どんな感じの選手なのだろう』って思っていました。私はボランチの選手を見るのが好きで、小泉選手がボランチもできると書いてあって注目して試合を見ていたら、トップ下でのプレーがすっごくかっこ良くって。そこからずっと見ています」小泉「嬉しいのと恥ずかしいので、うまく言葉にならないです(笑)」横山「すみません……オタク目線で。本当にかっこいいです」オンラインで鼎談に参加した小泉佳穂――小泉選手自身、一年目からこうしてチームの中心としてプレーしているということについては、どう感じていますか?小泉「新しい監督になり、選手も入れ替わりがあったシーズンで、自分としてはとてもやりやすい状況だったので、こうして試合に絡めて、中心としてやらせていただけているのかなと思います」南「加入してすぐチームになじむのって本当にとても大変だと思うのですが、それを感じさせないプレーを見させてもらっていて、ただただすごいなという印象で尊敬しています」小泉「ここまで褒められる日はなかなかないですね(笑)。なでしこジャパンの試合は五輪でもテレビで見ていて、レッズレディースの選手も何人かいたので、ひいき目で応援していました。これからWEリーグが開幕するという事でそちらも注目しているので、実際にスタジアムへいけたらいいなと思っています」南萌華南「五輪はなかなか立てない舞台なので、とても貴重な経験でした。正直言って、とても悔しい結果に終わってしまいましたけど、東京五輪で感じた課題や反省をしっかり次に生かせていければなと思います」横山「私も見ていました!私は観戦することは好きなんですけど、自分では全く出来なくて、今回五輪で南選手を見て『本当にかっこいいな』『尊敬するな』と思ってました」小泉「自分も久しぶりになでしこジャパンの試合をフルで何試合も連続で見たのですが、特に日本は全員攻撃、全員守備で、本当にチーム力で戦っている印象があって『男子とはまた違う面白さがあるな』と思いました」南「見ていただいたということがすごく嬉しいです!もっと勝ち進んで試合を見てもらいたかったというのが正直なところです。少しでもなでしこジャパンの良さを知ってもらえたなら良かったなと思います。次の大会にむけてまた頑張りたいです」(写真左より)南萌華、横山玲奈――ところで、今日は横山さんがいくつか質問を考えてきてくださったんですよね?横山「はい(笑)。まず、お二人がチームで一番仲いい選手が知りたいです」小泉「一番一緒にいることが多いのは明本(考浩)選手ですかね。やっぱり、同じJ2から同じタイミングでレッズに加入して境遇も似ているところがあるので。後輩だと大久保(智明)とも仲いいし、先輩だと西大伍さんとか、田中達也くんとか。でも、みんな本当に仲良くしてくれるので楽しくやっています」横山「うわぁ、いいですね! 明本選手がゴールを決めた時に、ダーッと走っていく小泉選手の様子がすごく好きだったので、それが聞けて嬉しいです。ありがとうございます」小泉「そんなところを見ていたんですね。目の付け所がおもしろくていいですね(笑)」南「自分はユースからずっと一緒の長嶋(玲奈)選手、あとは清家(貴子)選手、大先輩の(安藤)梢さんとも仲良くしてもらっていますが、レディースもみんな仲がいいですね」――では、次の質問にいきましょう!横山「はいっ!私は、高校生の弟がいるのですが、レッズが大好きで、サッカーをやっています。この前も一緒にスタジアムで試合を観戦したんです。その弟からの質問です。1対1になった時に、一番大事にしていることは何ですか?」小泉「小中学生の頃には、お兄ちゃんや友達と、1対1の数をたくさんやっていたんですよ。結局DFとの駆け引きなので、とにかく数をこなすことと、大事なのはボールを足元から離さない事ですね。自分の身体から大きく離れてしまうとボールを奪われてしまうので、そこから離さないということが大事だと思います」南「自分はDF目線でいうと、相手がボールを持っている時のスピード感と、自分の間合いを意識しています。相手が速いスピードで来た時は、寄せすぎてしまうと一発で縦で抜かれてしまうので、そこはスピードをうまく吸収しながらプレーするというのをやっていて、逆に離れすぎると相手がしかけられるスペースが出来てしまうので、そこの間合いは数をこなしながら自分の中で一番やりやすい位置をみつけながらやっています。相手との距離と相手のボールを持っている状況を意識しています」小泉佳穂(C)URAWA REDS――小泉選手のようなタイプはどうですか?南「小泉選手のように、ボールをあんまり自分から離さないで持ってドリブルする選手って対応がすごく難しくて、飛び込んでいってしまうと、ダブルタッチとかで外されてしまうし、DFからしたらすごくやりづらいタイプだと思います」横山「ありがとうございました。弟に伝えます!それと、もう一つ質問させてください。私もグループ活動をしていてあることなのですが、皆さんも、チーム内で、監督や選手同士で意見が食い違う時って絶対にあるんじゃないですか?私たちで言えば、メンバーだけじゃなく、ダンスや歌の先生となどとの話の中で、自分はこうしたいけど先輩方や他のメンバーはこうしたいとかいう時があります。他の仲間と違う意見になった時の対処というか、どういう風に話をするんですか?私はそれがすごく苦手で、いつも自分を押さえて終わってしまうので、そういう時はどう乗り越えていけばいいのか、知りたいです」小泉「本当にサッカーでも同じことの繰り返しです。これは僕も普段からよく考えていることで、状況が似ていて面白いですね。たとえば、僕のプレースタイルやポジションだと、攻撃のことだと意見を発信しやすい。自分の得意分野があったとしたら、周りを認めさせることが出来れば、自分の意見が通りやすくなるというのはあります。これはちょっとサッカーに特化している話なので、まず相手の意見を尊重することが大事だと思っています。お互いを尊重したうえで、譲れないラインというのがあると思うので、そこはなるべく感情的にならず、徹底的に話し合っていくしかないと思います。自分の意見を通したいという欲を出すのではなく、あくまでチームが良くするにはどうしたらいいかという視点で話し合えれば、うまくいくのではないかなと思います。でも、僕もそこは結構難しいと思っていて、いい方法があったら教えてほしいなという気持ちです(笑)」南「自分もレッズでも代表でも年下の方なので、本当に同じ悩みがあるんです。自分は、まずは話す時は、相手をしっかりリスペクトすることが大事だなと思っていて、自分の意見はちゃんと持ったうえで、言われた意見などは受けいれて、実際にやってみて、それでもうまくいかない時は相手に言うということを実践しています。チームやグループというのは、意見が合わないことも絶対あります。そんな中で、自分の意見を持っていることがすごく大事だし、それをしっかり言い合える関係でこそすごくいいチームだと思うので、一緒にいいものを作り上げていくことが大事だなと思います」横山「自分は、あきらめちゃうと言うか、ぶつかった時に引いてしまって、『はい』ってすぐに言っちゃう癖があるのです。その後に、『もっとこうしておけば良かったな』とか思うところが多いので、もっとちゃんと向き合うべきだと思いました。ありがとうございました!」横山玲奈――さて、話は変わりますが、いよいよ『2021-22 Yogibo WEリーグ』が開幕します。南選手はどんな心境ですか?南「自分が小さいころはプロリーグというのは想像もしていなかったので、いざ始まるとなると、まだ信じられないところはあるのですが、本当にプロとして恥じないような試合をしたいと思います。トレーニングの中で話をしながらチームとして力をつけてきているので、まずは開幕戦に日テレ東京ヴェルディベレーザと試合が出来るのでそこを100パーセントで迎えられるように、みんなで準備したいと思います」小泉「プロになるということはお金をもらって生きていくということで、重圧や責任がかかりますが、だからこそ勝った時に喜びはすごく増します。自分はプロになってからの方がサッカーが楽しいと思えているので、レディースの選手たちもそう感じてくれたら、サッカーが好きな人間としてはすごく嬉しいです」南「プロ化するということは、これからはお金をもらってプレーするというところが一番の違いだと思うので、まずは自分たちがいろんな責任を負いながらも、楽しみながらプレーするということを大切にしたいです。あとは今サッカーをしている小さい女の子たちが目指したいと思えるリーグにしていけるように、責任感をもってプレーをしていきたいなって思っています」南萌華(C)URAWA REDS――ジャンルは違えど、横山さんもアイドル、アーティストとして共通点を感じる部分もあるのではないですか?横山「ファンの方に見られるということは、自分が満足をするパフォーマンスをしても、ファンの方からしたら、『もっとこうしてほしい』とか、『もっとこうあってほしい』とか、いろんなアドバイスをもらえることが多くて、それですごく迷うことがあります。『どうしようかな?』『もっとこうした方がいいのかな?』など、いろんなことを考えたりするんですけど、ファンの方があってのアイドルなので、いろんな方の意見を取り入れてパフォーマンスすることによってどんどん新しいファンの方がついてくださったりするし、『モーニング娘。’21良くなったね』と言われるので、やっぱりファンの方と一丸になってお仕事することが一番だなって思っています」小泉「ファン・サポーターの方の期待に応えつつ、自分自身で評価して成長をしていかなければいけないところは同じですね。やっぱり人に見られる職業というのは、共通点があっておもしろいなと思いますね」南「今おっしゃっていたように、ファン・サポーターの方がいてこそというのはサッカーでも共通することですし、私たちは勝利を届けることが一番の恩返しだと思っているので、アイドルとサッカーでジャンルは違うけれど、プロとして一緒にがんばっていけたらいいなって思っています」横山「Jリーグはこれまでも観戦していますが、WEリーグの試合もスタジアムに見にいってみたいと思っています!」南「横山さんは話している時、とても楽しそうで輝いていて、本当にサッカー、レッズが好きなのですね」横山「はいっ!」小泉「こういう人たちにすごく支えられて僕たちがプロサッカー選手として成り立っているのだなと思うとすごく嬉しいし、ありがたいですね」南「女子サッカーも選手だけで盛り上げるのではなく、ジャンルは違うけれど横山さんにも是非、WEリーグも一緒に盛り上げていってもらえたらいいなって思います」横山「私もサポーターとして、SNSで発信したり、メンバーとかにもいっぱいお話をして、そういうところからどんどん広めていきたいなって思っています。女子サッカーがフィーチャーされることは私も嬉しいので、どんどん盛り上げられるようにがんばりたいと思います!!」話が弾んだ鼎談の模様――最後に今シーズンの意気込みをお願いします。南「9月12日(日)からWEリーグが開幕、20日(月・祝)にはホーム開幕を迎えるので、まずはチーム全員で初戦を勝てるようにがんばることと、これから女子サッカーを牽引していく身として、しっかり責任と自覚をもって全力でプレーしたいと思います」小泉「レッズは今、『ルヴァンカップ』も『天皇杯』も勝ち残っていて、ひとつはタイトルを絶対取りたいです。そして、リーグ戦では『ACL』出場圏内を目指しているので3位以内、これは絶対に成し遂げたい目標です。個人としてまだまだチームの助けになれていないところもあるので、もっともっと成長してチームを勝たせられるような存在になりたいと思います。レディースは昨シーズン優勝していて、王者としてのプレッシャーもあるかもしれないですけど、僕たちもレディースに負けないようにがんばるので、お互いいい結果を出し合っていい刺激を与え合って、お互いのリーグを盛り上げていけたらサッカー界にとってもすごくいいことだと思うので、注目して見ていきます。お互いがんばっていきましょう!」南「ぜひ一緒にがんばりたいと思います!!」横山「これまでこうして選手の方々とお話する機会がなかったので、貴重な時間を作っていただき幸せでした。そして、やっぱりレッズが大好きなので、これからも全力で応援していきたいと思います」取材・構成:日々野真理撮影:田中丸義治メイク:渡邉栄子チケット情報『2021-22 Yogibo WEリーグ』三菱重工浦和レッズレディースvsノジマステラ神奈川相模原9月20日(月・祝)17:00浦和駒場スタジアム『Yogibo WEリーグ オフィシャルガイドブック 2021-22』書店発売日:9月6日定価:1,100円
2021年09月10日防災グッズの製造販売を行う、株式会社LA・PITA(本社:三重県四日市市)は、防災の日に合わせ、Jリーグクラブのロゴがデザインされた「防災セット」を9月1日(水)よりJリーグ公式通販サイト「Jリーグオンラインストア」にて受注販売を行っております。防災セット豪雨や地震等の災害に備えられる、水や食品、生活必需品など計23種25点が詰まった防災セットです。JリーグクラブとのLA・PITAコラボアイテムのリュックは、前面にクラブのロゴがデザインされています。防災推奨品(一般社団法人防災安全協会)で、テントに使用される水に強いターポリン生地を採用し、夜間でも目立つ全方向反射材が付いています。応援するクラブのロゴがデザインされた防災セットは、自分や大切な人を守るための備えとして、災害時の不安なときでも心強い味方に。■JリーグクラブとのLA・PITAコラボ「防災セット」の概要価格 : 24,750円(税込)セット内容(重量:約5.3kg):・ラピタリュックすっきり美しいラインのフォルムと白を基調としたリュックは、玄関先やリビング、ベッドルームなどに置いても、全体の調和を崩さず自然と風景に馴染むシンプルなデザイン。防水性優れたターポリン生地や止水ファスナーを採用した機能性豊かなリュック。サイズ : 商品本体サイズ:約 H46×W33×D16cm容量 : 約24リットル重量 : 約800g素材・材質 : 本体部: ターポリン・レスキューライス 白米(スプーン付き)・レスキューライス 五目ごはん(スプーン付き)・レスキューライス わかめ御飯(スプーン付き)・スマホ対応ダイナモライト・養老の天然水 500ml × 3・ウォーターバッグ Motte 10L・レスキューシート・トイレONE(3枚入)・エイドチーム2(8点セット)・3層式マスク(1枚入)・蓄光ホイッスル・ポケットレインコート・軍手 日本一DX・目かくしポンチョ受注販売期間 : 2021年9月1日(水)18時~2021年9月14日(火)23時59分まで販売店 : JリーグオンラインストアURL : ■会社概要商号 : 株式会社LA・PITA (ラピタ)代表者 : 澤 直樹本社所在地: 〒510-0882 三重県四日市市追分3丁目2−23設立 : 2012年12月3日事業内容 : 防災用品・防災セットの企画・開発・製造および販売・システム開発URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月06日プレミアリーグU-11が誕生して7年。全国36都道府県537チームが参加する、日本最大のリーグ戦に成長しました。「全員出場」「3ピリオド制」など、独自のレギュレーションを設け「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」ことを目的とし、日本にリーグ戦文化を根付かせるための活動を続けています。プレミアリーグU-11創成期からのメンバーであり、70チームが参加する長谷工プレミアリーグ神奈川U-11(プレミアリーグ神奈川U-11)の責任者を務める、末本亮太氏(大豆戸FC代表)に「カテゴリー分けされたリーグ戦の意義」について話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之)長谷工プレミアリーグU-11神奈川1部あざみのF.C.の選手たち<<前編:「全員出場」が子どもたちの成長につながることを指導者たちも実感、プレミアリーグU-11がチーム強化につながるわけ■実力の拮抗している相手との真剣勝負の方がトレーニング効果が高いプレミアリーグ神奈川U-11は1部から3部に分かれていて、昇格・降格があります。ジュニアサッカーはクラブや少年団の間で力の差が激しく、2ケタの得点差がつく試合も少なくありません。そのような試合はお互いにとって得られるものは少なく、大量失点で負けた子たちの心情を察するに、デメリットにすらなります。この現状を改善するために、プレミアリーグは1部、2部、3部と実力に応じてカテゴリーを分けました。末本氏は言います。「プレミアリーグは『実力の拮抗した相手と、真剣勝負の中でプレーする』ことで、選手の成長に良い影響を与えられると考えています。かつては前後半15分ずつ、3本目は15分のフレンドリーマッチというレギュレーションでしたが、3本目の試合の強度がガクッと落ちてしまっていたんですね。そこで3ピリオド制にしたら、強度の高い真剣勝負が繰り広げられるようになりました」たしかに、結果が昇格・降格につながる試合とフレンドリーマッチでは、選手の意識が違うのはうなずけるところです。末本氏は「コンサートで言うと、本番とリハーサルぐらいの違いがありました」と、当時を振り返って言います。「フレンドリーマッチに意味がないとは言いませんが、真剣勝負の強度の高い中でプレーすることの方が、同じ時間試合をするとしても、トレーニング効果は何倍もあると思います」■点差がつく試合はどちらのチームにとってもメリットにならないプレミアリーグ神奈川に参加する、あざみ野キッカーズの佐渡誠監督は「拮抗したレベルの試合ができるのはいいこと。点差がつく試合は、どちらのメリットにもなりませんよね。全員出場というルールも、全体の育成という意味ですごく良いと思います」と、プレミアリーグのレギュレーションに賛同します。あざみ野F.C.の林和泉代表も「点差が開かない試合をシーズンを通してやることはすごく大切で、プレミアリーグの場合は、年に何試合かとくに重要な試合があります。そこには、指導者も子どもたちも、公式戦の重要な試合と同じモチベーションで挑んでいます」と話します。全員を出場させることで全体のレベルアップをうながし、真剣勝負の場を体験させる。その経験が6年生になったときに、活きていると感じることも多いようです。末本氏は言います。「今年のU-12横浜市春季少年サッカー大会の上位はプレミアリーグの参加クラブでしたし、地区予選を勝ち抜いて出場する、神奈川県大会の出場クラブのおよそ半数が、プレミアリーグに参加しているクラブです。5年生のときに、同じぐらいのレベルの相手と真剣勝負を繰り広げたことで力をつけて、6年生に良い形でつなげていると感じています」■子どものサッカーを「点」で見ないで「面」で見るプレミアリーグには昇格・降格があるので、次年度にどのカテゴリーに所属するかは、シーズンを終えてみないとわかりません。「今年の4年生が来年5年生になるので、そのときにプレミアリーグの1部に所属しているかもしれないし、2部かもしれません。4年生のコーチは、翌年のプレミアリーグのことも見据えて準備をする必要性が出てきます。全員出場なので、『8人の上手な子だけじゃ、試合にならないぞ』と理解すれば、自然とその学年の選手全員をレベルアップさせることに、意識が向いていくと思うのです」プレミアリーグに参加するクラブの選手は、「小学5年生のときに、年間を通した強度の高いリーグ戦に出場する機会が保証されている」と言えます。これは非常に珍しいケースです。「選手は試合に出ることで、間違いなく成長します。それが同じぐらいのレベルの相手ではなおさらです。メディアを通じて情報が発信されることで、『プレミアリーグに所属するクラブには5年生のリーグ戦があって、必ず試合に出られる』という理由で、選手や保護者に選ばれるクラブも出てくると思っています」プレミアリーグは年間を通した結果で優勝が決まり、各地域の優勝チームが争うチャンピオンシップもあります。2部リーグ以下では、U-11のセカンドチーム、U-10チームの登録を認めるなど、様々な出場機会を創出。サッカーの上手、下手に関係なく、プレーする場を提供し、経験を積む機会を与えています。「子どもたちのサッカー人生はこれからです。小学生のときにセカンドチームだった子がJリーガーになった例なんて、いくらでもありますよね。保護者は子どものことを、その瞬間という『点』で見ていますけど、僕ら指導者はその子のサッカー選手としての成長という、長い『面』で見ています。そこの違いはあると思いますが、プレミアリーグは両方のちょうどいいところにアプローチできるリーグだと思っています」■子どもの成長のためにどんな場を作るか、を大人が考えなければならない年間を通じて、実力の拮抗した相手と真剣勝負をする。全員を試合に出場させ、全体のレベルアップをうながす。その理念に共感した、全国的な家電メーカーのアイリスオーヤマが2019年よりスポンサードするなど、広がりを見せています。神奈川県では独自に、2020年度より長谷工コーポレーションがメインスポンサーとして、子どもたちの環境をサポートしています。子どもの成長のために、どのような場を作るか。情熱を持った大人たちが真剣に考え、毎年のようにレギュレーションがブラッシュアップされているのも、プレミアリーグの特徴のひとつです。このリーグを経験した子どもたちの中から、将来のJリーガー、日本代表選手が出てくるのも、そう遠くない未来になりそうです。末本亮太(すえもと・りょうた)JFA B級ライセンス、フットサルC級ライセンス、JFA公認キッズリーダー。大豆戸FC代表理事、U12監督。ジュニアユース、シニアチームの立ち上げ、クラブのサッカー以外の多角的な活動構築にも尽力。「ちょっと自慢できる、サッカーを通じて出会うはずのない感動、人、未来を創造し、非日常を提供すること」をミッションに掲げ、自チームの活動の他に「プレミアリーグU11神奈川」の運営や地域でサッカー広場を開催するなど、育成年代の活動に力を注ぐ。また、小学生を連れての被災地訪問などNPO団体として、サッカーだけにとどまらない活動も行っており、将来を担う子どもたちの育成にも力を注いでいる。
2021年08月16日2020年1月頃から始まった、新型コロナウイルス感染症の流行によって、多くのイベントが開催中止や無観客での開催を余儀なくされています。コロナ禍で、7千本の花が行き場を失い…長野県中野市でバラ園『保科バラ園』を営んでいる保科さんも、感染拡大によって影響を受けた1人です。保科さんが育てた7千本のバラは、ドライフラワーにした『ドライローズ』として、イベントで使われるはずでした。ですが、感染状況を考慮してイベントは中止が決まり、7千本の花は行き場を失ってしまったのです。コロナ禍と考えれば仕方のない状況ですが、大量に残された花や、園の経営状況を懸念した保科さん。保科さんは、花と緑の生産者などを応援するため、資金を募るクラウドファンディングサービス『tanetomi(種と実)』を知ります。「バラ農家として、バラを届けられないのが一番の苦しみ」と考え、募金した人に花を渡すプロジェクトを始めました。同プロジェクトでは、金額に応じて渡す花の本数も変わります。保科さんは、今回のプロジェクトを通じ、次のような想いも届けたいと明かしました。ほかの花の生産者も、イベント中止で打撃を受けているのではないでしょうか。ほかの生産者に対してエールを送れれば、と思います。保科さんだけでなく、花をもらった人や、全国の生産者も喜べるきっかけになれたらいいですね。【行き場を失った7000本のドライローズを届けたい!】プロジェクト開催期間:2021年7月24日~同年8月31日料金:3千円コース…ドライローズ20本、5千円コース…ドライローズ40本、1万円コース…ドライローズ100本、5万円コース…ドライローズ530本、10万円コース…ドライローズ1050本(色合いはすべてMIX状態)[文・構成/grape編集部]
2021年07月30日本当の意味での選手ファーストを実現するためのリーグ戦として、一般社団法人あしたのためにプロジェクト「アシタノタメニリーグ・U‐10」を立ち上げました。子ども達のためでなく「ただ消化するため」につくられている試合形式が多かったり、「大人が満足するため」にやっているような目的が形骸化してしまっている現状が多い中、ジュニア年代の試合として本来あるべき姿に戻そう、という思いがキッカケで作られたこのリーグは、子どもを伸ばすために考えられた他ではないレギュレーションが特長です。一般社団法人あしたのためにプロジェクト代表理事の久保田大介さんに、リーグ立ち上げについての思いなどを伺いました。(取材・文:松尾祐希)本当の意味での選手ファーストを実現するU‐10リーグが開幕(提供:アシタノタメニリーグ・U‐10)■U‐10年代は本当のフットボールの入り口――"アシタノタメニリーグ・U‐10"を創設された理由を教えて下さい。理由はふたつあります。ひとつ目は10歳を一つの区切りとし、フットボーラーとしてのターニングポイントにしてほしかったからです。小学校4年生は10歳を迎え、そろそろフットボーラーとして一段ステージを上がってもおかしくない年齢。低学年の頃は遊びの中でサッカーに触れていく中で、4年生からはジュニアユース年代に進んでいく入口として競技に向き合ってほしかったんです。そして、ふたつ目の理由はU‐10のリーグ戦がU‐12年代、U‐11年代と比較すると、リーグ戦の機会が多くはありません。そうした疑問を持っていたので、新たにリーグ戦を創設する際にどの年代で行うべきかをTwitter上でアンケートを取りました。すると、U‐12が最もリーグ戦を開催している年代でニーズがなく、逆にU‐10の需要があったんです。そうしたふたつのことから、本当のフットボールの入り口として、U‐10年代でフットボールの本質に基づいたリーグ戦を創設しました。「アシタノタメニリーグ・U-10」のレギュレーション基本は8人制だが、対戦チーム同士の合意があれば、人数変更もOKハーフタイム7分のうち、5分は選手だけの時間とし、指導者はベンチから離れる。指導者は何か伝えたいことがあるならば、2分以内にまとめる力が必要になる。試合時間を長くし(25分ハーフ)、試合運びに緩急をつけることを学ぶ。また、長い時間なので必然的に多くの選手を出さなければいけなくなる。リトリートラインの設置(ゴールキックは必ずGKが蹴る)ユニフォーム&用具の細かすぎる規定を廃止しきたりだけの挨拶、やめましょう(試合後は歩み寄ってグータッチ)得失点差、総得点の廃止。大差ゲームをなくすため勝ってるチームがゴール後にボールを持ち帰る行為はイエローカード。試合開催日の夜、オンラインで指導者同士の「感想戦」を実施■出場機会を作るための25分ハーフ――確かに、ジュニア年代に限らず、各カテゴリー最上級位のリーグ戦は充実しています。その一方でその間に当たる年代のリーグ戦は数が限られていますよね。しかし、海外に目を向けると、特に欧州では年齢ごとにリーグ戦を行っているケースがほとんどです。そういう意味では定着すれば、選手のレベルアップに繋がりそうですよね。例えば、神奈川県の横浜市ではU‐10年代の大会として市大会を行っています。数チームでのリーグ戦で決勝トーナメントに進むチームを決めますが、リーグ戦では行っていません。そうした事情を踏まえ、私は年間を通じて週末に試合がある状況を作りたかったんです。同じチームと2度対戦することでチームとしても個人としても成長具合を測れます。1つの試合で上のステージへの進出が決まってしまうと、指導者の人は目先の勝敗に意識がいく場合も少なくありません。また、リーグ戦は選手たちの出場機会を増やすきっかけになります。一番望ましいのは指導者の方が良識を持つことです。大人はリーグ戦を行う意味を考えながら、子どもたちと接する環境を作っていかなければいけません。成長を促したり、進級してもサッカーを続けること。そういう目的を大人たちが持っていれば、自ずと全員を出場させますよね。25分ハーフにしたのも出場機会を作るためです。全日本少年サッカー大会は20分ハーフですが、試合時間を長くすれば自ずと選手交代が必要になります。ルールとして設けているわけではありませんが、全選手の出場を奨励しています。暑い時期でも25分ハーフでやるので、自ずとスタートの選手だけで試合は成り立ちません。ルール化はしていませんが、全選手が試合に出場するリーグ戦を行うことで、選手の成長を促せると考えています。■必ずしも8人でなくてOK、チームやピッチ状況に合わせて臨機応変に対応すればいい――試合を行う人数も基本は8人制ですが、ピッチ状況やチーム事情を考慮して7人から9人で行うことも認めています。そこの狙いを教えて下さい。僕は8人制が必ずしも正解だとは思っていません。10年前にジュニア年代のサッカーが8人制へ移行する際、JFAが移行の理由に挙げたのはボールタッチを増やすためでした。しかし、単純に8人制をやるだけでは意味がありません。ボールタッチを増やすことに意欲的ではなかった指導者が8人制のサッカーをやったとしても、効果が出るとは思えなかったんです。ピッチサイズが小さくなり、8人制の場合はミスが即失点につながります。11人制で信念のない指導をしている人であれば、間違いなくリスクを考えて省略したサッカーをする可能性があります。出場させられる人数も減ってしまうので、スタメンで出場する選手のタッチ数が多くなる一方で、その分補欠に回った選手は出場機会がなくなってボールタッチが減ってしまうのも懸念材料です。そうした指導者の問題を解決するために"アシタノタメニリーグ・U‐10"では臨機応変に出場する人数を変えていくつもりです。ピッチが広いのであれば人数を増やしてもいいですし、ピッチが狭いのであれば減らす。柔軟に考え、一番良い形で試合をさせてあげることが大事ではないかと。"アシタノタメニリーグ・U‐10"は一応8人制というレギュレーションにしていますが、環境に合わせて決めてもらって構いません。8人制ありきではなく、選手が成長するためには何が良いのか。大人たちが子どもたちのために考えることを望んでいます。■走り切れない試合時間にすることで、ペース配分や試合運び学ぶきっかけになるハーフタイム7分のうち、5分は選手だけの時間としているので、子どもたちが主体的に話し合う場になっている(提供:アシタノタメニリーグ・U‐10)――"アシタノタメニリーグ・U‐10"は25分ハーフで行われます。U‐10の試合では15分のレギュレーションがほとんどで、U‐11でも15分で行う場合が少なくありません。15分だと走り切れる選手もいますが、25分ハーフだといくらスタミナがあっても最初から最後まで走り続けることは不可能です。ペース配分も求められますが、考える力を身に付けることも意図しているのでしょうか。15分ハーフであれば、最初から最後まで走り切れるかもしれません。しかし、走り切れたとしてもプレーでゆとりを失い、周りを見る余裕がなくなってしまいます。あまりにも忙しい試合になってしまいますし、試合時間が短ければ相手も素早く寄せてくるので、セーフティーに試合を進めるチームも多くなってしまうのではないでしょうか。その結果、忙しない試合になってしまうので、あえて長い時間をプレーしてほしかったんです。考えながら試合を進めていくきっかけになりますし、「今は慌てなくて良いからゆっくりボールを回そう」など、試合運びを学ぶ場になるんです。あまりジュニア年代でやっていない取り組みなので、そういうところも"アシタノタメニリーグ・U‐10"で培っていければいいなと思います。■ボールを大事にすることはフットボールを知る第一歩――試合時間以外にも独自のルールが設けられています。リトリートラインを設けた理由を教えて下さい。リトリートラインは、まずGKから試合をスタートしてほしいという想いからルールに入れました。基本的にGKキックはGKが蹴ります。しかし、キック力がなければ、パワーがあるフィールドの選手が前に大きく蹴ります。なので、クリエイティブではないプレーを避け、リトリートラインを作るので下から始めたかったんです。ボールを大事にしていくことはフットボールを知る第一歩になりますし、逆に相手が後ろに引かずに始めるのであれば、選手たちは対応する知恵を出すことになります。選手全員でこの状況をどうすればうまく持っていけるかを考える機会を作り、それをピッチに立つ選手が主体となって取り組める環境を作ってあげる狙いがあります。久保田大介(くぼた・だいすけ)東京都出身。1999年~2020年5月まで、SUERTE juniors横浜(現・LOBØS.FC)代表・監督を務める傍ら、2004年~2016年3月まで都立国際高校女子サッカー部 や世田谷区の公立中学サッカー部などで指導に携わる。現在は"一般社団法人あしたのためにプロジェクト"の代表を務め、2021年6月に"アシタノタメニリーグ・U-10"を創設した。
2021年07月27日7月7日に突如として開催中止が発表され、大きく波紋を呼んだ「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」(以下ロッキン)。開催1カ月前というタイミングで、茨城県医師会が主催者である茨城放送に新型コロナの感染対策に関する要請書を持参。そのことを受けて、「ロッキン」は中止が決定された。そうした事態を受け、一般社団法人日本音楽事業者協会・一般社団法人日本音楽制作者連盟・一般社団法人コンサートプロモーターズ協会・一般社団法人日本音楽出版社協会の4団体は10日に共同声明を発表。声明文によると、《政府や各自治体といった行政機関ではないところからライブ中止要請などが出され、その事によってライブを中止せざるを得ない事態が起きています》と茨城県医師会が「ロッキン」に中止要請を出したことに言及。さらに今年4月30日〜5月2日に開催予定だった「ARABAKI ROCK FEST.20th×21」が直前で中止となったことについても、《宮城県医師会・仙台市医師会・柴田郡医師会の連名で主催者へ開催10日前に中止要請の手紙が届いていました》と地元医師会の要請があったことを明かしている。そして開催地域の医師会がライブ活動に対して要請を出すことに、次のように異議を唱えたのだ。《地域の感染拡大予防と医療体制の維持に昼夜ご努力されている医療従事者の皆様には感謝の言葉が尽きることはございません。しかしながら法的な中止権限はないとはいえ、地元の医師会が反対する中での開催は主催者にとって大きな負荷となるのは言うまでもありません》■新潟県医師会は「フジロック」に要請を出すのか昨年はほとんどのフェスが開催を見送り、「今年こそは」と思っていたなかでの相次ぐ直前の開催中止。それだけに現在SNS上では、音楽ファンから《フジロックは大丈夫なのだろうか》《フジロックも、あらゆる調整が不可能な開催1ヶ月前に新潟県医師会から中止要請が出たらどうするんだろう》などと、8月20日〜22日に新潟県湯沢町苗場スキー場で予定されている「FUJI ROCK FESTIVAL’21」の開催を不安視する声も広がりはじめている。観光が産業の中心となっている湯沢町では、観光まちづくり機構や商工会などが同フェスの開催前までに「湯沢町合同職域ワクチン接種」の完了を目指していた。しかし厚労省からの職域ワクチン供給が一時停止となったことを受け、延期に。この事態を受けて同町は新潟県と調整の結果、「若干のワクチン供給が可能との回答を得ることができた」と発表。「湯沢町に住民登録している就労者」かつ「湯沢町合同職域ワクチン接種に申し込んだ事業者の従業員」であることを条件に、通常の集団接種とは別日程でワクチン接種の実施が決定したばかりだ。「フジロック」の開催に向けて、一丸となってワクチン接種が進められている湯沢町。本誌は12日、新潟県医師会が同フェスに対して感染対策に関する要請を出すのかどうか聞いてみた。事務局の担当者は、「こちらとしては、どうこうしようといった動きはありません。今のところ要請を出すといった話も出ていません」と回答。また「『ロッキン』の中止をどのように受け止めているか」との質問には、「茨城県とは事情が違うので」とのことだった。「フジロック」開催まで残すところ約1カ月。果たして、無事に開催できるのかーー。
2021年07月14日8月7~9日、14、15日に茨城県ひたちなか市・国営ひたち海浜公園で実施予定だった野外音楽フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021』の開催中止が、7月7日に発表された。公式サイトによると、会場である国営ひたち海浜公園や地元自治体の茨城県、ひたちなか市と協議を重ねて開催の承認を得ていたというが、7月2日に茨城県医師会の代表者より要請書を手渡されたことで中止を決断したという。昨年はコロナ禍によってイベントが相次いで中止・延期となり、同フェスも開催を断念。しかし、同フェスの主催者である「ロッキング・オン」は今年5月に、千葉市蘇我スポーツ公園で『JAPAN JAM』を開催した。今年は感染防止対策を徹底して開催したところ、終演から20日後に『JAPAN JAM』の観客からクラスター感染の発生が起きなかったことを報告している。そんな前提がありながら開催1カ月前にして、突然の開催中止要請。要請の当事者である茨城県医師会には《感染対策ルール守って、参加しようとしてた人達は何に納得すれば良いんだよ》《単なる弱いものいじめ》と音楽ファンたちから批判が殺到している。波紋が拡がるなか、本誌は茨城県医師会事務局に要請書を提出した真意を聞いた。なお、この取材は、医師会がHPに一度は削除した要請書が再掲載される前に行っている。――どのような意図で開催中止の要請書を提出したのか?「私どもが要請したのは、『今後の感染拡大状況に応じて、開催の中止・または延期を検討してください』ということです。仮に開催する場合は、『更なる入場制限措置を講ずるとともに、観客の方の色んな行動を含む感染防止対策に万全を期してください』とお願いをしました。『何がなんでも中止してください』ということではなく、開催する場合でも感染対策をしっかりとお願いしますといった要請です」――今年開催された『JAPAN JAM』ではクラスター感染が起きていない。さらに現在、県内では他に様々なイベントが催されているが、なぜこのタイミングで「ロッキング・オン」だけに要請を?「実は、茨城県医師会がフェスが開催されることを知ったのが、6月18日ごろだったのです。ひたちなか市医師会の役員の先生から『フェスが開催されることになって、医療提供体制とかそういった点から不安が大きいんだよ』という話がありました。県内だけでなく県外からも人が来るので、その話を機に『これは一医師会の話だけではなく、県内の医師会全体に関わる問題だろう』となり、何回か会議も行い要請書を取りまとめました。あえてこのタイミングで要請した、というわけではないんです」――要請書にあった「観客の会場外での行動を含む感染防止対策」とは具体的にどのようなことを指しているのか?「例えば、主催者が観客の行動にいちいちついて回って注意するとなんてできないことは承知しています。ですので事前に、開演時や終演時に声かけをしっかりしていただくなどの感染防止対策をお願いしました。あるいは観客の方にお願いすることになるかもしれませんが、そこは主催者としてもしっかりお願いしていただきたいということです」――要請書を手渡した後、医師会のHPに文書を掲載するも一旦削除。要請書を削除したのはなぜ?※7日の午後4時45分ごろ、HPに文書を再掲載。「7月5日に、要請書を提出したことをHPに掲載しました。ですがその日の内に、主催者の方から『中止することにします』というようなお話があったのです。掲載したばかりでしたが、主催者側からそのような回答があったので、私どもが載せた内容はいずれ主催者側からの発表があると思って削除しました」――主催者は公式サイトにて、再掲載を望んでいたが?「メッセージは見ましたが、他意があって削除したわけではなく『中止する』といったご連絡を頂いていたので。要請書を持参したこと自体は、中止と決まれば報告しても意味がないと思ってHPから削除しました。ただ一度掲載すると、載せたという事実が残ることは承知していますので、載せたことを隠すといった意味では全くないんです」――茨城県ではカシマスタジアムが競技会場に指定されており、7月4、5日には県内で聖火リレーも実施されている。東京五輪についても、「ロッキング・オン」と同じように中止の要請を出しているのか?「五輪大会には要請書は出していません。理由は、五輪の開催や観客の有無についてはIOCや国で色々議論されています。他にも様々な団体からも要請や意見が届いていると思います。そういう状況のなか、このタイミングで茨城県医師会が東京五輪に対して要請を出すというステージにはありません。要請を出す時期でも案件でもないという判断です。『ロッキン』のフェスは地元で開催される非常に大きなイベントだということで、今回要請書を出したということです」東京五輪には「要請を出す時期でも案件でもない」。いっぽうで、フェスに要請書を出すことは“然るべき”だったというのだろうか。
2021年07月07日プロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 20-21」のCHAMPIONSHIPが1日、都内で開催され、avex ROYALBRATSが初代王者に輝いた。「D.LEAGUE(Dリーグ)」は、日本のダンスの発展と普及、ダンスのプロフェッショナルの輩出を目指して発足。今年1月10日に開幕し、9チームによるレギュラーシーズンを勝ち抜いた4チーム、総合1位のFULLCAST RAISERZ、同2位のavex ROYALBRATS、同3位のSEGA SAMMY LUX、同4位のKOSE 8ROCKSが、CHAMPIONSHIPへと進んだ。CHAMPIONSHIPはトーナメント方式で行われ、セミファイナルを勝ち抜いたFULLCAST RAISERZとavex ROYALBRATSがファイナルに進出。そして、自分たちが得意とするヒップホップで勝負したavex ROYALBRATSが最終決戦を制し、初代王者に輝いた。なお、3位決定戦も行われ、SEGA SAMMY LUXが3位となった。優勝したavex ROYALBRATSのリーダー・KAITAは「この6カ月間楽しく終わりました。全員が挑戦の意味でやったことないことをやったり、挑戦した6カ月間になりました。Dリーグという機会を与えてくださったみなさんに感謝しています。本当にありがとうございました」と涙。「6カ月間やってきてDリーグは素晴らしい大会だなと実感しました。シーズン2も、この先もさらに盛り上がると思うので、これからもDリーグをチェックしてください。盛り上げます!」と熱く語った。大会後、報道陣の取材に応じたavex ROYALBRATS。ディレクターのRIEHATAは「最高にうれしいです。今までの12人の努力が報われたなというのを噛みしめています」と喜びを爆発。最終決戦を振り返り、「ステージに立つ8人が一つの脳、一つの心でステージに立っているというのを感じていました。8人一体となって、8人以外の4人の顔も思い浮かび、ROYALBRATSで心が一つだなと考えていました」と心境を明かした。
2021年07月01日野外音楽フェス「グリーンルーム ビーチ(GREENROOM BEACH)」が、開催中止に。当初、大阪泉南りんくう公園にて、2021年9月25日(土)・26日(日)の2日間で開催される予定だった。※以下は実施予定だった内容。野外音楽フェス「グリーンルーム ビーチ」大阪で初開催「グリーンルーム ビーチ」は、2021年が初開催となる野外音楽フェスティバル。海風が心地良い大阪泉南りんくう公園を舞台に、アーティストによる音楽ライブをはじめ、ビーチマーケットやフードを楽しむことが出来る。注目アーティスト:VaundyやAwesome City Club、TENDREら出演者には、ビーチを会場とするフェスに相応しい豪華アーティストが集結。メジャー1stアルバムのリリースを発表したTENDRE、初のライブツアーを予定し、「融解 sink」「benefits」「花占い」など新曲のリリースが相次ぐVaundyなどホットな話題が絶えないアーティストたちが揃う。その他、CMやドラマとのタイアップソング「color」「夏の午後はコバルト」を立て続けに発表するAwesome City Clubや、全国ライブツアーの開催が決定しているNulbarichといったアーティストたちのパフォーマンスも必見だ。出演者一覧■9月25日(土)出演アーティストNulbarich、SIRUP、never young beach、Def Tech、iri、Awich (Band Set)、Vaundy、YONA YONA WEEKENDERS、I Donʼt Like Mondays.■9月26日(日)出演アーティストclammbon、Awesome City Club、TENDRE、ビッケブランカ、ReN、KANDYTOWN、Yogee New Waves、Omoinotake、toconoma開催概要<開催中止>グリーンルーム ビーチ開催日:2021年9月25日(土)・26日(日)会場:大阪泉南りんくう公園(ロングパーク)住所:大阪府泉南市りんくう南浜2-201チケット情報チケット購入者全員に対し、払い戻しを行う。詳細はオフィシャルサイトで発表。チケット購入先:
2021年06月17日ザック・スナイダー監督版の『ジャスティス・リーグ』が配信されてからまもなく3か月。主役の1人のアクアマンを演じたジェイソン・モモアが、このスナイダーカットの『ジャスティス・リーグ』に関してある発言をし、ファンを驚かせている。先日、ジミー・ファロンが司会を務める「ザ・トゥナイト・ショー」に出演したジェイソン。ジミーから『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』について感想を求められると、「ザックのことが大好きです。私が8年前に出演契約したのは、どんな風であれ彼のヴィジョンを形にするためでした」と語り始めた。「最高だったのは、4時間の作品になりましたが、私の再撮影が全くなかったことです。あれが(以前に撮影した)すべてです」と、アクアマンの登場シーンはスナイダー監督が降板する前に撮影したものでまかなわれたことを明らかにした。「だから、みんなに『すごくよかったよ。詳細に描かれていた。たくさんのことが明らかになったね』なんて言われるのがおもしろくて。私は『そうそう、これがみんなで(再)撮影して作ったものなんです』と言ったりするのですが、私自身はなにもやり直しをせずに済んだのです」と語った。2017年に公開されたジョス・ウェドン監督の『ジャスティス・リーグ』は、当初スナイダー監督がメガホンを取っていたが、娘の死によりスナイダー監督が降板。ウェドン監督が引き継いで完成させたものの、ファンが「スナイダーカット版が観たい!」と長年にわたって声を上げ続けたことで、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が実現。今年3月にアメリカなどで配信された。ジェイソンは「ザックの芸術をリリースすることができて本当にうれしいですし、たくさんのファンも喜んでくれました。最高の4時間ですよ!」と満足げだった。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット 2021年夏、デジタル配信開始©2021 Warner Media Direct, LLC All rights reserved. HBO MAX(R) is used under license.
2021年06月14日音楽フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル 2021(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021)」の開催中止が決定。2021年8月7日(土)・8日(日・祝)・9日(月・振休)/14日(土)・15日(日)の2週末5日間にわたり、茨城県・国営ひたち海浜公園にて開催される予定だった。※以下記事は実施予定だった内容。人気音楽フェス「ロッキン」5日間で40組のアーティストが参加2000年にスタートし、今や夏の風物詩となった音楽フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」。愛称は“ロッキン”。2019年は2週末過去最長5日間で開催された。出演者は1日8組で、5日間で40組のアーティストがパフォーマンスを披露。ステージは1つで、前方はアクトごとの入れ替え制にし、事前抽選で当選した人が入場できるようになる。また、大幅なゾーニング変更などに伴い、ステージ周辺および例年はステージがある場所にも、テントを張れるスペースを用意する。注目アーティスト:RADWIMPSやKing Gnuなど注目アーティストは、長年日本のバンドシーンの第一線で活躍を続けるRADWIMPS、今や日本を代表するグループへと成長したKing Gnuなど。7月に新曲「Merry-Go-Round」をリリースするMAN WITH A MISSIONや、同じく7月に映画『東京リベンジャーズ』の主題歌となるシングル「名前を呼ぶよ」をリリースするSUPER BEAVERといったホットな話題が絶えないバンドも見逃せない。また、邦楽ポップス界を席巻するYOASOBIやあいみょんもステージに登場。YOASOBIは7月にヒット曲「夜に駆ける」の英語版「Into The Night」、新曲「三原色」をリリース。活動の勢いは留まることろを知らない。さらに、8月に新作アルバム『ACTION!』のリリースが決定しているKEYTALK、映画『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』の主題歌「サプライズ」で話題のLiSA、映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』の主題歌「エンパシー」を歌うASIAN KUNG-FU GENERATONらのパフォーマンスも要チェックだ。出演者・タイムテーブル■8月7日(土)出演アーティストKing Gnu、Cocco、櫻坂46、SUPER BEAVER、the HIATUS、宮本浩次 、UNISON SQUARE GARDEN、WANIMA、藍色アポロ[RO JACK for ロック・イン・ジャパン・フェスティバル 2020優勝アーティスト]■8月8日(日・祝)出演アーティストASIAN KUNG-FU GENERATION、[Alexandros] 、KANA-BOON、sumika、BiSH、My Hair is Bad、マカロニえんぴつ、YOASOBI、The Shiawase[RO JACK for ロック・イン・ジャパン・フェスティバル 2020優勝アーティスト]■8月9日(月・振休)出演アーティストあいみょん、サンボマスター、10-FEET、東京スカパラダイスオーケストラ、NUMBER GIRL、back number、マキシマム ザ ホルモン、ももいろクローバーZ、あるゆえ[RO JACK for ロック・イン・ジャパン・フェスティバル 2020優勝アーティスト]■8月14日(土)出演アーティストUVERworld、THE ORAL CIGARETTES、KEYTALK、きゃりーぱみゅぱみゅ、キュウソネコカミ、ゲスの極み乙女。、フレデリック、RADWIMPS■8月15日(日)出演アーティストクリープハイプ、サカナクション、Fear, and Loathing in Las Vegas、04 Limited Sazabys、MAN WITH A MISSION、ヤバイTシャツ屋さん、LiSA、Little Glee Monster、あれくん[RO JACK for ロック・イン・ジャパン・フェスティバル 2020優勝アーティスト]開催概要<開催中止>「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル 2021」日程:2021年8月7日(土)・8日(日・祝)・9日(月・振休)/14日(土)・15日(日)時間:開場 8:00/開演 10:20/終演 19:55(各日とも予定) ※雨天決行(荒天の場合は中止)会場:国営ひたち海浜公園住所:茨城県ひたちなか市大字馬渡大沼605-4
2021年06月04日5月26日発行の朝日新聞に東京オリンピック・パラリンピックの中止を求める社説が掲載された。この提言について賛否が分かれている。社説は『朝日新聞DIGITAL』上でも公開されており、そのタイトルは「夏の東京五輪中止の決断を首相に求める」。序盤、開催に向けて国民の不信感が募っていることに触れたうえで、《冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める》と提言。続けて、強行を主張するICOや医療体制の不備について指摘していき、最後にはこう結んでいた。《そもそも五輪とは何か。社会に分断を残し、万人に祝福されない祭典を強行したとき、何を得て、何を失うのか。首相はよくよく考えねばならない。小池百合子都知事や橋本聖子会長ら組織委の幹部も同様である》26日に同社は『朝日新聞DIGITAL』上にて、中止を提言した背景についてのコメントを発表。今後もパートナーとしての活動は続けていくとしたうえで、次のように綴っている。《一方、2016年1月に大会組織委員会とオフィシャルパートナー契約を結んだことをお伝えした際、「オフィシャルパートナーとしての活動と言論機関としての報道は一線を画します」とお約束しました。朝日新聞が五輪に関わる事象を時々刻々、公正な視点で報じていくことに変わりありません。社説などの言論は常に是々非々の立場を貫いています。今後も引き続き紙面や朝日新聞デジタルで、多角的な視点からの議論や提言に努めます》東京オリンピックのオフィシャルパートナーを務めている朝日新聞が、はっきりと開催中止を提言するのは今回が初。それだけに、今回の社説の意義は大きいとある全国紙記者はいう。「朝日の社説は通常2本掲載されますが、今回の提言は2本分のスペースをまるまる使ういわゆる”一本社説”。これは社として大きなメッセージを発信する際に、使う手法です。大手新聞社でパートナーでもある朝日が思い切った提言をした影響力は大きいでしょう。今後、オフィシャルパートナーを務める他の新聞社が続く可能性もあるでしょう」元東京都知事の舛添要一氏(72)は26日に自身のTwitterを更新し、《今朝の朝日新聞、社説に東京五輪中止を掲げた。主要紙で初めてだと思う。常識的な判断だ》と評した。ほかにもSNS上では称賛の声が相次いだ。《朝日新聞の社説が出ました。強く支持します》《社説として朝日新聞社がハッキリ書いたことを勇気のある一歩として評価したい》そのいっぽう、東京オリンピック開会式まで2カ月を切ったタイミングでの提言に“遅すぎる”と批判する声も少なからずあった。《朝日新聞は五輪開催反対の社説出しても遅すぎるでしょう》《電子版で実際に見たけど、今更感が否めない。本気で中止にさせたいのであれば、築地の本社の玄関にあるマスコット人形を撤去するとか本気さを見せてほしい》
2021年05月27日2021年5月現在、国内では依然として収束の兆しが見えない、新型コロナウイルス感染症。保育園や幼稚園、小学校では行事の中止や延期が続いています。さとういもこ(@satoimo_msb)さんの息子さんが通う保育園でも、親子遠足が中止になったそうです。遠足を楽しみにしていた息子さん。さとういもこさんは「中止を知ったらすごく嫌がるだろうな…」と心配しつつも息子さんに伝えました。すると、意外な反応が返ってきたといいます。2/2 pic.twitter.com/khCYdzXjNv — さとういもこ (@satoimo_msb) May 11, 2021 息子さんは、泣いたりぐずったりせず、「ふーん、分かった」と遠足の中止を静かに受け止めていました。その様子を見て、さとういもこさんは息子さんが自分の気持ちを一生懸命整理しているのかもしれないと感じたそうです。本来だったら実施されるはずのイベントが次々と中止になり、楽しみにしていたことを取り上げられ続けるコロナ禍の状況。幼い子供たちはいつの間にか『期待しないこと』に慣れてきてしまっているのかもしれません…。読者からは、子供たちを心配する声などが相次いでいます。・なんだか悲しい…。これからは楽しみなことが増えますように。・後からきちんと考えて、ショックを受けているパターンもあります。・切ない。我が子もそうでした。知らず知らずに、傷付かないよう自己防衛しているのかもしれないですね。子供たちが当たり前のように、出かけたり行事を楽しんだりできる世界に戻れるよう、願うばかりですね。さとういもこさんは、ブログなどで子育てや日常を描いた漫画を投稿しています。興味のある人はぜひチェックしてみてください!ブログ:いもしるすけっちnote:育児漫画きょうのしおちゃん[文・構成/grape編集部]
2021年05月21日5月13日に開幕した、Bリーグチャンピオンシップ。締め切りの都合上、取材時点でセミファイナル進出チームは未定だったが、今シーズンの戦い方などを振り返り、総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、優勝候補4チームについて話を伺った。コロナとも戦った今シーズン、最後に栄冠に輝くのは…。「リーグ戦の成績から考えると、優勝に最も近いのは東地区1位の宇都宮と、天皇杯決勝で宇都宮に勝った川崎でしょうね。川崎は天皇杯では、帰化選手のファジーカスと外国籍選手2人を同時に起用する“ビッグラインナップ”が見事にハマった。Bリーグで一番点を取るファジーカスが2人のアシスト役に回り、チーム全体の得点力がアップ。リーグ戦よりこのシステムが機能していたので、今回も期待できます。しかし、本命はやはり、今シーズンの勝率が圧倒的だった宇都宮です。徹底したディフェンスとリバウンドへの意識。苦しいときでも全員でハードワークできる。先発と控えの戦力差も小さく、安定した強さがあります。チームの戦い方に選手をはめる宇都宮と対照的に、選手一人一人の持ち味を生かすことを優先しているのが、西地区1位の琉球です。クーリーはディフェンスに戻るよりオフェンスリバウンドを狙う。岸本は、味方の位置やリングまでの距離に関係なく自分のリズムで得意のスリーポイントを放つなど、個々の強みを出す戦い方をチームで共有していますね。さらに、NBAのような最新鋭のアリーナが今春完成。琉球は熱狂的なファンも多いし、ホームアドバンテージはどこよりも大きいかもしれません」また多くのチームがコロナとの戦いも強いられた。その影響で、シーズン終盤にハイペースで多くの試合をこなしてきた千葉もその一つ。「おそらくここに向けての調整が難しかったはずですが、エースの富樫勇樹は『ひたすら試合をして上げていく方法もあるし、逆にそっちの方がやりやすい』とも。それが上手くいっていれば、この記事が出る頃には千葉も面白い存在になっているかも。外国籍選手枠のルール上、帰化選手を擁しているチームが有利なのは間違いない。誰が最強の帰化選手か、下で紹介した3選手の競り合いも見どころの一つだと思います」優勝候補の4 チーム。日本に帰化した選手に注目を!【宇都宮ブレックス】ライアン・ロシター ©TOCHIGI BREX INC.2019年12月に日本国籍を取得。日本代表に選ばれアジアカップ予選に出場。ポジションはPF/C。テーブス海 ©TOCHIGI BREX INC.厳しいチームバスケの中でタフに揉まれながら、生き生きとプレーする東京五輪候補。【川崎ブレイブサンダース】ニック・ファジーカス ©KBT2018年4月に日本国籍取得。代表の中心選手として‘19年W杯に出場。ポジションはC。【千葉ジェッツ】ギャビン・エドワーズ ©B.LEAGUE2020年1月に日本国籍取得。2017年、三河より移籍。日本代表候補。ポジションはPF。新アリーナも完成、ダークホース的存在!【琉球ゴールデンキングス】ジャック・クーリー ©B.LEAGUE2019年に琉球に加入。1試合平均4.9のオフェンスリバウンドはリーグ断トツ。ポジションはC。岸本隆一 ©B.LEAGUE地元出身のエース。ロングのスリーポイントを自分の武器と言えるのは彼だけだ。ポジションはG。B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21セミファイナルは5月21日~25日。ファイナルは5月29日・30日、横浜アリーナにて開催。第1戦はNHK総合、第2戦は日本テレビ系列、NHK BS1で生放送予定。バスケットLIVE、スポーツナビなどでも配信。※記事内容は4/30時点での情報です。※『anan』2021年5月26日号より。(by anan編集部)
2021年05月19日