映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』大ヒット御礼!シリーズ完結!ファイナルラン舞台挨拶が8月30日(水)、都内劇場にて行われ、出演する北村匠海、村上虹郎、吉沢亮が登壇した。村上さんは心身の不調で3月から休養しており、この日が休養以降初めてのメディアの前に登場&初の『東リベ2』イベント出席となった。北村さんが開口一番、「仲間が還ってきました!」と言うと、村上さんは「ただいまっ!!」と待ち焦がれた観客に満面の笑みを送っていた。『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』は『-運命-』の後編にあたり、東京卍會崩壊の危機をもたらす、かつての親友同士の壮絶な戦いが描かれる。北村さんは主人公のタケミチを、吉沢さんは総長で無敵のマイキーを前作から続投。村上さんは『-運命-』からの参加キャストとなり、東卍の創設メンバーながら今は敵対する芭流覇羅で東卍をつぶそうともくろむ、キーとなる一虎を熱演した。北村さんは「いつか一緒にこの作品で舞台に立てればと思っていました。今改めて、横に虹郎がいてくれるのがうれしい!」と喜びを爆発させ、吉沢さんも「もう、うれしいです。マイキーとしては一番この作品の中で思いがある人間だし、個人としても虹郎が演じた一虎とのバチバチがメインだったから」と村上さんのほうを向く。とにかく村上さんがこの場にいることにうれしさを隠せないふたりは終始笑顔で、村上さんもときに照れ臭そうにはにかんでいた。村上さんは「本当に染みるんですよね。久々にこういうところにいるので、目の前に人が来てくれていて“うわあっ!”となるんですけど。僕の停滞していた、迷走していた、ときには暗い時間もあったけど、そのときの自分から考えると今日は奇跡的。この日がくるかはわからなかったけども、こういう日もくるんだなって感覚ではずっとあります」と一言、一言を大事に伝える。最後は「本当に皆さんのおかげです、ありがとうございました」と深々とお辞儀をした。北村さんも、最後の挨拶で「今でも思い出すのが撮影が始まる前に、たまたま虹郎とスタジオで会ったこと。一虎というキャラクターは虹郎しかいないって思っていたし、本当にすげえやつだと思っていたし、古くからの仲の虹郎がきてくれてうれしかった」と一気に話す。そして「ずっと連絡は取っていたけど、虹郎の声を聴くのは久々だったのでまだまだ虹郎の話を聞きたい。ラスト、この3人でゴールテープを切れてよかったなと思います」と言い、村上さんも「意外と短かった~」と名残惜しそうな表情を見せていた。映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月30日株式会社オリエンタルランドは8月24日(木)、現在建設中の東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクトにおける8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」内のホテル、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」の施設名などを発表した。国内6番目となる「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」は、魔法の泉を囲むように立ち、「ファンタジースプリングス」の雰囲気を感じながら滞在を楽しめるパーク一体型のディズニーホテルだ。①ファンタジーシャトー(デラックスタイプ)③ファンタジースプリングス・レストラン(レストラン)「ファンタジースプリングス」の動植物や魔法の泉がモチーフの装飾に包まれた客室があるデラックスタイプ「ファンタジーシャトー」と、東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するラグジュアリータイプ「グランドシャトー」の2棟で構成され、ホテル内にはパークに面した3つの飲食施設が誕生する。ディズニー映画『白雪姫』や『塔の上のラプンツェル』、『眠れる森の美女』をモチーフにした絵画が飾られたブッフェレストラン「ファンタジースプリングス・レストラン」をはじめ、開放感のある大きな窓が特徴的なロビーラウンジ「グランパラディ・ラウンジ」。②グランドシャトー(ラグジュアリータイプ)④グランパラディ・ラウンジ(ロビーラウンジ)⑤ラ・リベリュール(レストラン)①ファンタジースプリングス・ギフト(テーマパークエリアのショップ)そして「グランドシャトー」に宿泊するゲストのみが利用可能なレストラン「ラ・リベリュール」が誕生。ここでは気品漂うダイニングホールから望む「ファンタジースプリングス」の景色とともに、シェフこだわりのフランス料理でディズニーホテルならではの至福のひと時を楽しめるという。そのほか「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」の1階には、パーク内からのみ利用できる商品施設「ファンタジースプリングス・ギフト」があり、ショッピングが楽しめる。この「ファンタジースプリングス」は、2024年春に開業を予定する東京ディズニーシー8番目の新テーマポート。総開発面積約140,000㎡(うち、テーマパーク・ホテルエリア約100,000㎡)にわたるエリアを、総額3,200億円(予定)かけて現在も開発しているもので、アトラクション、レストラン、商品店舗、ホテルなど新しい施設を導入する。同日、その開業を前にメディアを初めて建設中の現場に入れる、工事現場視察会を開催した。去る6月29日にオリエンタルランドの代表取締役会長(兼)CEOに着任した髙野由美子氏が同ホテル内で囲み取材に応じ、「今日ご覧になってお分かりいただけたかと思いますが、ファンタジースプリングスは新しもの尽くしです。自然の景観も、アトラクションも、エリアの作り込み、世界観の作り方も、こだわりにこだわって作った本物の価値観を作り上げたと思っています。これは世界にひとつだと自負しています」と想いを語った。新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、2024年春(2024年度第1四半期)に開業予定。同ホテルの宿泊料金などは現時点では未定。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2023年08月24日映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』完成報告会見が8月23日(水)に都内にて行われ、出演する岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、脚本の宮藤官九郎、水田伸生監督が出席した。最初の挨拶で岡田さんの「岡田ですがなにか」から始まり、終始わいわいと賑やかに行われた会見にて、岡田さんは「今までで一番楽しく会見できてる!」とリラックスの表情を見せていた。『ゆとりですがなにか インターナショナル』は、2016年4月期に放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」の劇場版。第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、その年のドラマ賞を総なめにして人気を博した「ゆとり」チームが、7年ぶりに再集結した。野心がない、競争意識がない、協調性がない「ゆとり世代」と勝手に名付けられた坂間正和(岡田さん)、山路一豊(松坂さん)、道上まりぶ(柳楽さん)が30代半ばを迎え、人生の岐路に立たされたさまを、笑いあり涙ありで描く。松坂桃李ドラマの共演を機に、プライベートでも付き合いのあるキャスト3名。映画化が決まる前、松坂さんは「ドラマ、スペシャルドラマ、次(があるかも)と聞いたとき“連ドラいくか!”と3人で話していて」とふたりに振ると、柳楽さんは「…した?」とハテナ顔。岡田さんも「した…か!」と返し「覚えていない」とゆるゆるな雰囲気を醸す。柳楽優弥しかし、柳楽さんは「このメンバーで、俳優としても、実生活も一緒に成長して数年たつ感覚は貴重なので、より大切な仲間だなって思いました」と言い、岡田さんも「ただただうれしく、また集まってお芝居できる楽しさ、うれしさがあって。ご褒美だなと思いながらこの現場には臨んでいました」と、松坂さんと柳楽さんに囲まれ目じりを下げていた。岡田将生ドラマから演出を手掛けている水田監督は、3人の稀有な俳優の存在感について語った。「僕が思っているこの3人は、ワールドカップの日本代表のゴールゲッター。ポジションを入れ替わりながら、目くばせもしないでゴールを決めてくれる存在。現場では阿吽の呼吸が生まれるけど、その理由はとてつもない深い準備をしてくるから。この世代の俳優の中でもずば抜けている。3人がお互いに影響し合っていると思う」と大絶賛。水田監督の俳優評をもじもじと聞いていた俳優勢だったが、感想を聞かれると岡田さんは「僕、(ふたりを)友達だと思っていた(笑)」と言い、登壇陣も大爆笑。岡田さんはすぐさま「めちゃくちゃライバルです!! でも根底に友達があって。皆さんの作品を観て刺激させられる俳優だし、友人でいたい」と言い換えていた。松坂さんは「ずっと気になるふたり、仕事もプライベートも」、柳楽さんも「僕もそう思います。成長している姿で会えているのが強烈。刺激的な仲間という感じがします」と、しみじみと固い絆を確かめ合っていた。『ゆとりですがなにか インターナショナル』は10月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゆとりですがなにか インターナショナル 2023年10月13日より全国にて公開©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会
2023年08月23日劇場アニメ『屋根裏のラジャー』の製作報告会見が8月21日(月)、都内で行われ、寺田心がアニメ声優に初挑戦したことが発表された。収録は変声期直前の2022年夏に行われ、この日解禁された予告編について「自分の声にビックリ」と驚きの表情だった。長編第1作『メアリと魔女の花』が世界150の国と地域で公開されたスタジオポノックの最新作。A・F・ハロルドによる児童文学「The Imaginary」(邦訳題「ぼくが消えないうちに」)を原作に、愛を失った少女の想像から生まれた“イマジナリ”の少年ラジャー(寺田)が、大切な人の未来と運命を懸けた“誰にも見えない戦い”に挑む感動ファンタジー超大作だ。2021年秋に行われたオーディションで、ラジャー役を獲得した寺田さん。「“イマジナリ”という世界観やラジャーというキャラクターにすごく惹かれて、ほかの誰かじゃなくて、僕自身が演じたいと思った」そうで、「ラジャー役に決まったと聞いたときは、泣いちゃうくらいうれしかった。念願の役でした」と思い入れはひとしお。ただ、コロナ禍の影響もあり、製作に遅れが生じ、公開時期が延期されることに。寺田さんの変声期が迫るなか、声の収録は「(変声期が)始まる直前で、終わる頃には、ちょっと変わっているかなと。そのまんま成長しているなという感じです」と回想。一部のセリフは、映像のない状態での“プレスコ”が行われたそうで、「毎日が発見ばかり。収録中は冒険しているようでしたし、ラジャーが僕の中に入ってきて、まるでラジャーが僕で、僕がラジャーでという不思議な感覚でした」と声を弾ませた。自身の“イマジナリ”体験を問われると、幼い頃に買ってもらったというクマのぬいぐるみを挙げ「お仕事現場にもよく連れて行ったし、いないと不安な気持ちになった。必ず僕に話しかけてくれていたが、中学に入ってから、その子の声が聞こえなくなっちゃって…。でも、いまもそばで見守ってくれている」と話していた。製作報告会見には主演の寺田をはじめ、共演する安藤サクラ、イッセー尾形、百瀬義行監督(『火垂るの墓』レイアウト・作画監督補、『もののけ姫』CG制作、『かぐや姫の物語』特任シーン設計、『二ノ国』監督)、西村義明プロデューサーが出席。鈴木梨央、仲里依紗、山田孝之、高畑淳子の出演も発表された。【出演者/役名/役どころ】●寺田心/ラジャー少女アマンダの想像から生まれた“イマジナリ”。●鈴木梨央/アマンダ本屋の2階に暮らす、ラジャーを生み出した少女。●安藤サクラ/リジーアマンダの母。シャッフルアップ書店の店長。●仲里依紗/エミリイマジナリの町でラジャーが出会う少女。●山田孝之/ジンザンラジャーの前に現れる怪しげな猫。●高畑淳子/ダウンビートおばあちゃん田舎で暮らす、アマンダの祖母。●イッセー尾形/ミスター・バンティングラジャーを付け狙う謎の男。『屋根裏のラジャー』は2023年12月15日(金)から全国にて公開(C) 2023 Ponoc(シネマカフェ編集部)■関連作品:屋根裏のラジャー 2023年12月15日より全国にて公開© 2023 Ponoc
2023年08月21日伝説のオーストリア皇妃40歳の1年を大胆に描いた『エリザベート1878』の日本公開を記念し、8月17日ユーロライブ(東京渋谷区)にて特別試写会上映後に、軍地彩弓(ファッション・クリエイティブ・ディレクター/編集者/株式会社gumi-gumi代表)と長谷川ナオ(エディター/ディレクター/GLITTER編集長)によるトークイベントが行われ、作品の見どころについて語った。イベントは、ファッション・出版業界で活躍し、またエリザベートの長年の大ファンでもあるという軍地さんと長谷川さんの2人の視点から、ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われ、ファッションアイコンとしても知られるオーストリア皇妃エリザベートを大胆で現代的な解釈で蘇らせた本作の魅力を掘り下げた。まず映画の感想を聞かれると、軍地さんは「映画『バービー』にも共通する女性の苦悩や心の解放を描いた、これまでにない現代のエリザベート」とコメント。日本でも大人気演目である宝塚歌劇団のミュージカル「エリザベート」を初演時から観劇しているほど、エリザベートファンであるという長谷川さんは「これまで描かれてなかった40歳頃を題材にしていて、新鮮な視点で観ることができた」と語り、主演のヴィッキー・クリープスとマリー・クロイツァー監督も40代前後であることに触れ、「40代特有の生々しさが良い意味で出ている」と指摘した。さらに2023年のオーストリア映画賞や、ノースダコタ映画批評家協会賞、第35回シカゴ映画批評家協会賞で衣装デザイン賞にノミネートされるなど、高く評価された本作の衣装について軍地さんは、肖像画にも描かれているエリザベートのドレスなどの再現度の高さや、彼女が「ファッションの祖」といわれる所以について解説し、「相当なリサーチを重ねた、ディテールにこだわっている作品」と絶賛。そして、エリザベートの魅力について軍地さんは、「ファッション、美容、旅行、占い好き…ファッション雑誌にあるコンテンツが、すべてエリザベートに詰まっている!」と語り、会場が笑いに包まれるひと幕も。さらに「エリザベートは女性のすべてを持っていた。そのために苦しんだ。女性の苦悩と煌びやかなものの両面を持っていたからこそ、現代でも私たちを惹きつけるのはないか」とコメント。また、長谷川さんは「自由と死が彼女のテーマ。自由との戦いをずっとしていた人」と話し、現代でも絶えることのないエリザベートの人気の理由を紐解いた。『エリザベート1878』は8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月19日田中圭が主演を務めるドラマ「ブラックポストマン」の記者会見が8月17日(木)に都内で行われ、田中さんとともに、共演の志田未来、高橋メアリージュン、近藤春菜(ハリセンボン)が出席した。作品内容にかけ、それぞれが「もらった手紙の中で印象的だった内容」について言及、田中さんの愛すべき回答に登壇陣がほっこりする一面もあった。「ブラックポストマン」はごく普通の人がいまを生きるために、小さなアクションを起こし、そこから世界が変わっていくさまをエンターテインメントに徹して描くサスペンスドラマ。田中さんは主人公の、困っている人がいたら放っておけない郵便配達人・副島力也を演じる。田中圭一筋縄ではいかないオリジナルストーリーとなった本作。台本を読んだとき、田中さんは「素直に面白いなと思いました。先が気になるし、読んでいて二転三転することがあって、読みながら“誰が!?”とか“え、何で!?”と思うことがいっぱいあった」と興奮気味に話した。しかし、現場で田中さんの思い違いが判明する。「僕の役名が副島(ソエジマ)なんですけど、ずっとフクシマだと思って読んでいて(笑)。けど、未来ちゃんが僕の名前を呼ぶとき“フクシマさん!”と言ってくれたのでよかった!!」と共に勘違いしていたことを田中さんが明かす。志田未来志田さんは「めっちゃ恥ずかしかったです!完全に思い込みです(笑)!」と照れるも、実は近藤さんも「実は1回リハでフクシマさんと言ってしまって、助監督から耳元で“ソエジマです”と言われた(笑)」とほぼ全員が勘違いしていたと和気あいあいと話した。劇中内、鍵を握るアイテムで手紙が登場することにかけて、これまでもらった手紙の中で印象的だったものを各自発表することに。田中さんは、「いっぱいあります。具体的なエピソードがありすぎてどこをピックすればいいかなと思うくらい」と思案顔。高橋メアリージュン&田中圭ひねり出したものは「最近、おおって思ったのは、娘からもらった手紙。“パピー大好きだよ、いつも仕事ありがとう。これからもずっと働いてね”と書いてあった(笑)」と笑顔を見せると、全員が「かわいい~」と目じりを下げる。ちなみに、志田さんは家族からの手紙、高橋さんはファンの方からの手紙、近藤さんは持ち芸「ステラおばさんじゃねえよ」の会社社長からイベント時にいただく手紙と、多種多様だった。「ブラックポストマン」は8月18日(金)20時よりテレビ東京にて放送スタート、初回は2時間スペシャル。(シネマカフェ編集部)
2023年08月17日ディズニー&ピクサー最新作『マイ・エレメント』の公開記念舞台挨拶が8月15日(火)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、日本語吹き替え声優を担当する川口春奈と「Kis-My-Ft2」の玉森裕太が出席した。“もしもの世界”を描いてきたディズニー&ピクサーが贈る本作は、火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界のロマンティックな物語。8月4日(金)に公開を迎え、公開初週に洋画作品としてNo.1の大ヒットスタートを飾った。川口さんが、家族思いでアツくなりやすい“火”の女の子<エンバー>を、玉森さんが、涙もろくて心優しいもうひとりの主人公“水”の青年<ウェイド>をそれぞれ演じており、舞台挨拶では「お互いはどのエレメントだと思うか?」という質問が飛んだ。まず、玉森さんは「やっぱり、火のエレメントだと思います。熱いものを持っている方だし、アクティブなんですよね。そういうところがエンバーに重なる」と川口さんについて言及。一方、川口さんが「水だと思っていたんですけど、“隠れ火”だと思います。外見は水でも、中(内面)はメラメラしている」と鋭い“分析”を披露すると、玉森さんは「そうなんです!そういう部分が伝わっていなくて(笑)。川口さんにそう言ってもらえると伝わる。代弁していただき、ありがたい」と熱く感謝していた。舞台挨拶では、日本でのプロモーションに奮闘した川口さんと玉森さんに向けて、本作のピーター・ソーン監督から、サプライズメッセージ&直筆イラストのプレゼントが到着。エンバー、ウェイドそれぞれが描かれたイラストを受け取り、「これ、ヤバくないですか?もっと頑丈なやつ(額縁)に入れ替えて、玄関に置きたいですね」(玉森さん)、「こんなスペシャルな贈り物、いちばん目立つところに、飾りたいです。車のダッシュボードとか」(川口さん)と大喜びだった。また、玉森さんは「この作品に出会えたことで、夏の忘れられない思い出になった。見るたびに『すごく深いな』と感じる」としみじみ。川口さんも「初めての声優ということもあって、とても思い入れ強い。誰が見ても、きっと背中を押されて、勇気をもらえる作品」だとアピールしていた。『マイ・エレメント』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マイ・エレメント 8月4日(金)全国ロードショー©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年08月15日没後15年以上経っても、その存在感が増し続けるエドワード・ヤン監督の『エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版』公開を記念し、同作と『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の一挙上映が8月11日、東京・TOHOシネマズ シャンテで行われた。この日は幕間に、映画監督の濱口竜介(『ドライブ・マイ・カー』)と岨手由貴子(『あのこは貴族』)によるトークショーも行われ、エドワード・ヤン作品の魅力や、自身に与えた影響などについて語っていた。濱口竜介監督濱口監督は「改めて見てみて、こんなに悲痛な映画だったんだと。そこから希望や前向きなものを見つけていくことに気づき、より好きになりました」と『エドワード・ヤンの恋愛時代』についてコメント。特に影響を受けているのは、「カメラの置き方と、視点の見つけ方」だと言い、「この場所、この時間、この視点からじゃないといけないという“ある瞬間”にカメラを据えている。単なる人間関係だけじゃなく、その空間に人物が生きている。何とか自分の映画でも実現させたい」と魅力を語った。岨手由貴子監督一方、岨手監督は「大人になるにつれて、見返すごとに好きになる」と『エドワード・ヤンの恋愛時代』への思いを明かし、「エドワード・ヤン作品は、他の町では置き換えられない物語を描いていて、そういう作品ばかり。そういうところが、特に好きなところです」。自身の『あのこは貴族』についても「おこがましいですが、かなり『恋愛時代』を意識した作品。東京を舞台に、東京でしかありえない、町と人の間に生じる摩擦や亀裂を、どうにか表現できないかと参考にしました」とふり返った。2007年に59歳の若さで亡くなるまでに、7本の多彩な長編作品を発表してきたが、特に映画史に残る傑作と評される『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』、続く『エドワード・ヤンの恋愛時代』の間で、作風やアプローチに大きな変化が生まれたとされており、濱口監督は「1本1本が本当に違うが、特に『牯嶺街』と『恋愛時代』の断絶は深いですね。モードの違いを感じます。そぎ落としつつ、豊かになっている」と分析。岨手監督は「『恋愛時代』から、登場人物を責めない、裁かない姿勢が現れ始めた」と指摘していた。<『エドワード・ヤンの恋愛時代』あらすじ>急速な西洋化と経済発展を遂げる 1990年代前半の台北。財閥の娘で会社を経営しているモーリーと親友のチチを主軸としつつ、同級生・恋人・同僚など10人の男女の人間関係を二日半という凝縮された時間のなかで描いた本作は、都市で生きることで目的を見失っていた彼らが、自らの求めるものを見つけ出していく様を見事に浮かび上がらせている。『エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版』は、8月18日(金)より TOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館他にてロードショー(シネマカフェ編集部)
2023年08月11日映画『リボルバー・リリー』の初日舞台挨拶が8月11日(金)、東京・丸の内TOEIで行われ、主演の綾瀬はるか、共演する長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、板尾創路、行定勲監督が出席した。綾瀬さんは、16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・小曽根百合を演じ、ダークヒロインに挑戦。華麗なガンアクションも披露しており、「アクションが多い映画なので、大きなスクリーンで観ていただきたいです」とアピール。「暑い夏でした、心も体も。挑戦しがいのある役で、やりきった感覚がずっとある」とふり返った。過去にも綾瀬さんと共演経験のある長谷川さんは、「綾瀬さんのアクションを見るのは初めて。迫力があり、すばらしかった」と絶賛。以前から綾瀬さんは、長谷川さんのことを親しみを込めて“ぴろちゃん”と呼んでいるといい、「血だらけで戻ってきたかと思えば『ぴろちゃん、今日何食べた?』って(笑)」と現場でのギャップを明かしていた。ジェシーさんが演じるのは、百合と敵対する陸軍大尉という役どころ。綾瀬さんとのアクションシーンも多くあり、「とにかく怪我をさせないようにと、練習から考えていた」と回想。綾瀬さんは「途中で疲れてしまい、(アクションの手順が)分からなくなり、ジェシーさんが『次は右です、左です』と教えてくれた」とジェシーさんとの“共闘”で生まれたアクションシーンの舞台裏を明かし、感謝を示していた。また、百合と逃避行を繰り広げる少年・慎太を演じた羽村さんは「すごく優しく明るい印象の綾瀬さんが、本番になるとガラッとスイッチが入って、クールでかっこいい小曽根百合になっていた。切り替えがすごい!」と驚きの声をあげていた。「小曽根百合というキャラクターを、綾瀬はるかが演じなければ絶対成立しないというものにしたかった」と語るのは、数々のヒット作を生み出してきた行定監督。綾瀬さんの役作りについて、「頭で考えるのではなく、まずアクション。これほどまでに、全身で役をつかむ女優さんは見たことがないし、それが役作りに直結させるのも、綾瀬はるかにしかできないこと」と惜しみない賛辞を送った。さらに、「皆さん、小曽根百合の未来が見たくないですか?」と客席に呼びかけ、「この作品が振り返ると、大いなる序章だった。そうなってくれることを祈っているので、観客の皆さんに育てていただければ」とシリーズ化への意欲をたぎらせた。『リボルバー・リリー』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:リボルバー・リリー 2023年8月11日より全国にて公開©2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ
2023年08月11日堀田真由と小林薫が親子役で共演する『バカ塗りの娘』の完成披露舞台挨拶付き試写会が実施され、キャスト・スタッフが登壇し撮影時のエピソードや本作の魅力について語った。伝統工芸・津軽塗(漆塗り)と青森県の風土をテーマにした心温まる親子の物語である本作。8月9日に完成披露試写会が都内映画館で行われ、主演の堀田真由、共演の小林薫、坂東龍汰、宮田俊哉、鶴岡慧子監督が登壇した。堀田さんが演じるのは、津軽塗職人を目指す娘・美也子。小林さんは美也子の寡黙な父・清史郎を演じる。そんな親子2人が、漆や家族と真摯に向き合う姿を、青森の四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理とともに綴りながら、そこに生きる人々の魅力を描き出していく。撮影は昨年9月、青森県にて行われた。本作の主人公で津軽塗職人を目指す青木美也子を演じた堀田さん。先週末には青森県弘前市の舞台挨拶にも参加したが「地元の方が作品を観ていただくことに緊張はしましたが、皆さん優しく微笑んでくださって、とても暖かい雰囲気の中での舞台挨拶でした」と凱旋を報告。鶴岡監督も「舞台挨拶前日にねぶた祭があって『バカ塗りの娘』のねぶたを引かせていただき、感動しました」と撮影地の全面協力に感謝しきりだった。また美也子という役柄について「内気な役で等身大の女の子をイメージしました。セリフの少ない受け身の役でもあったので、しぐさや表情、動きに本質が見えると思い工夫をしました」と紹介。学校でのシーンを挙げて「宮田さんがカッコよく塀を乗り越えていますが、美也子は運動が苦手だと思うのでその違いも出せたらと思いました」と明かすと、当の宮田さんは「もしかしてイジっている?あれはあれでどうやろうか悩んだ結果です」と大テレで、堀田さんや坂東さんから「いや、最高でした!」と労われていた。美也子の父で津軽塗職人・清史郎役の小林さんは「津軽弁は大変なので、事前にセリフを削ってもらいました」とニヤリとするも「この親子関係として寡黙で不器用な人であった方がいいと思いました」とその狙いを解説。堀田さんから「今回は父娘として距離の縮まった濃密な時間を過ごせると思いました。弘前での3週間の撮影ではとても勉強になりました」とリスペクトされると、小林さんも「堀田さんは佇まいのいい人で、自然な演技をされる。僕もお父さんとして自然と向き合うことが出来ました」と返礼。青木家の長男で美也子の兄・ユウ役の坂東さんは「初めて髪の毛をド派手に染めました」とこだわりの役作りを報告しながら「堀田さんとは3度目の共演で3年おきにお会いしている気がする。普段からしっかりとされているので年上かと思ったら、さっき僕の方が1つ年上であることを知りました!」とまさかの事実にビックリ。美也子が一目ぼれする花屋の青年でユウのパートナー・鈴木尚人役の宮田さんは「演じる上では、一目ぼれされる男ってどんなんだ!?難しくないか!?と考えました」と打ち明けるも、司会から一目ぼれ経験を聞かれると「うーん、NOじゃないですね!」と高笑いで場を盛り上げていた。何度も塗り重ねて「バカ丁寧に作られる」という意味を込めて「バカ塗り」ともいわれる「津軽塗」。インパクト大の本作のタイトルについて鶴岡監督は「効率など関係なく、色々な工程をへて愚直にやらないと辿り着かないのが漆塗り。その素晴らしさを見習いたいと思うとともに、自分もそのような映画を作りたいと思いました」と命名の理由を明かした。そんなタイトルにちなんで「バカみたいに続けていること」をそれぞれ発表。鶴岡監督は「映画館通い」といい、かなりのアニメ好きで知られる宮田さんは「アニメ鑑賞」と答えて「僕にとってアニメは生活の一部。歯を磨くのと同じような感覚で観ています。ギャップありました?」とイメージ通りの返答をしていた。多趣味という坂東さんは「あそび」と答えながら、どんな「あそび」なのかは「内緒です」。すると小林さんから「まさか女遊びじゃないだろうね!?」と鋭いツッコミを受けて「違います!カメラとか絵とか…あ、言ってしまった」と頭をかいていた。一方、小林さんは「仕事」といい「歳を重ねるとベテランと言われることが多くなったけれど、それは本人的には面白くない。初心を忘れず、ただひたすらにひた向きにやっていきたいと思います」と初心貫徹の構えで返答。そして堀田さんは「母と電話」と言い、「やり続けているというより、やり続けちゃっている感じ?お母さんが友達みたいな感覚でほぼ毎日電話。休みの時は3,4時間くらいテレビ電話。二人でリモートカフェをしています」と照れながら打ち明けると、「可愛い~!」との声が上がっていた。最後に主演の堀田さんは「この作品は津軽塗がテーマの作品で、津軽塗の魅力が最大限に出されている作品です。撮影させていただいた弘前の四季折々の風景や青森の食、出ていただいた青森の人々の笑顔などたくさんの魅力が詰まった作品です。静かな作品ではありますが、観終わった後に心地よかったと思える映画になりました」と胸を張ってアピールした。『バカ塗りの娘』は9月1日(金)より全国にて公開。8月25日(金)より青森県先行公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年08月10日特殊能力を持つ3人の男女と、その能力を受け継いだ子どもたちの姿を描くヒューマン・アクション・シリーズ「ムービング」が、本日8月9日(水)16時よりディズニープラス スターにて独占配信開始。それに先立ち8月3日、ソウルにて制作発表会が開かれ、主要人物を演じるリュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソンをはじめとする9人の俳優と、パク・インジェ監督、原作マンガの作者であり今作の脚本を手掛けたKang Fullが参加した。制作発表会は、フォトセッションと予告編の上映後、俳優たちによるキャラクター説明と、集まった記者たちの質問に答える質疑応答で進行。フォトセッションでは、メインキャストのチャ・テヒョンとチョ・インソンが、特殊能力を使っているようなポーズやスーパーマンのポーズをして会場を盛り上げた。ハン・ヒョジュ「私にとってはとても大きな挑戦でした」リュ・スンリョンは、痛みは感じるけれどもすぐに回復するところから「モンスター」と呼ばれるチャン・ジュウォン役。「ジュウォンは"無限の再生能力"の持ち主。愛する人に出会い、娘のヒスが生まれることで、生きる目的を見つける人物です」と説明する。“安全企画部最精鋭のブラック要員”キム・ドゥシク役を演じたチョ・インソンは、「ミヒョン(ハン・ヒョジュ扮)とどのように出会い、恋愛に発展していくのかを見せていきます。もっとたくさんの話をしたいのですが、“トップシークレット”という役どころなので、この辺で抑えておこうと思います」と、ネタバレ回避で優秀なトップシークレット要員ぶりを発揮した。ドゥシクの妻で、“卓越した五感”を武器に安全企画部の最年少要員として抜擢されたイ・ミヒョン役のハン・ヒョジュは、「監視対象であるキム・ドゥシクと恋に落ちて息子を出産します。母親としての姿、20代の要員の姿など、様々な顔をお見せする役ということで、私にとってはとても大きな挑戦でしたが、立派な俳優さんたちと共演し、楽しく撮影することができました」と語った。また「トンイ」以来、2度目となる母親役については「上手くできるのか、プレッシャーがあり、睡眠不足になったりもしたのですが、考えてみると、24歳(数え年)の時に『トンイ』でヤンイン君という10歳の息子がいる役でした。歳月がたち、こんなに大きな子どものいる年になったのかと(笑)見てくださる方も、上手く演じれば受け入れてくださるだろうと思い、自然に演じようと自分に言い聞かせて演じました」と感想を述べた。オリジナルキャラクターを演じたチャ・テヒョン「僕をイメージして役を書いてくださった」ドラマ化にあたり、新たに描かれることになったオリジナルキャラクター、チョン・ケドを演じたのはチャ・テヒョン。「ケドは電気能力を持っているのですが、(Kang Fullが)静電気くらいの能力くらいしかくれませんでした」と笑いを誘うと、「バッテリーや乾電池を持つと発電します。実際にEBS(韓国教育放送)で放映しているキャラクターになったりもします」と、緊迫感あるドラマに笑いを提供する役割であることを予感させた。役作りについて質問が飛んだ際には、「Kang Full作家は、僕が演じやすいように、初めから僕をイメージして役を書いてくださったようです。雷マンの公演の一部分を学んだり、バス運転手役に必要な運転免許を取ったりもしましたが、想像力が必要な部分はほとんどありませんでした。おかげでとてもいい経験ができましたし、楽しく撮影ができました」と語った。そして、「原作とのシンクロ率が高い」と言われるイ・ジェマン役のキム・ソンギュンは、自身の役柄について「普段はおとなしいけれども、家族、特に息子が危険に晒された時には、とてつもない怪力を発揮するキャラクター」と説明し、家族愛溢れるキャラクターであることをアピール。メインキャストの中で唯一、「特殊能力を持っていない」設定の教師チェ・イルファンを演じるキム・ヒウォンは、「私だけ特殊能力を持っていないというのは残念でしたが、今考えてみると、愛という大きな能力を持っています」とほほ笑んだ。コ・ユンジョン「特別な能力を持つ子たちが、堂々と生きられるように手助けをする」本作で、特殊能力を隠して生きてきた大人たちの物語と同時に描かれるのが、彼らの子どもたちの物語。特殊能力を受け継いだ新時代の子どもたちがどのように自身の運命を受け入れ、人生を歩んでいくのかも見どころの1つだ。ミヒョンとドゥシクの息子ボンソク役を演じるイ・ジョンハは、父親の飛行能力と母親の“優れた五感”を持つ人物。「幼い頃から、母から能力を隠すように言われていたジョンハは、正体がばれないように緊張感を持って生きていましたが、ヒスに出会い、能力を隠さず生きるようになります。そこからボンソクの真価を発揮します」とやや緊張気味にコメント。すると、母親役のハン・ヒョジュは「息子!ファイト!」と激励。父親役のチョ・インソンは「まだデビューして間もないためぎこちないところもありますが、温かく見守ってほしいです」と、父として、また先輩としてフォローした。ジュウォンの娘、コ・ユンジョン演じるヒスは、父の再生能力を受け継いだ人物。「あるきっかけで特別な能力を持っていることを知り、傷つきながらも、自分のように特別な能力を持つ子たちを慰め、堂々と生きられるように手助けをする人物です」とキャラクターの魅力をしっかりした口ぶりでアピール。その様子を、リュ・スンヒョンが実の父親のような温かい笑顔で見守るのが印象的だった。キム・ソンギュン演じるイ・ジェマンの息子ガンフン役には、新鋭キム・ドフン。「父から怪力と超人的なスピードを受け継いでいますが、特殊能力を持っていることを隠して学級委員として学生生活を送っています。表向きは大人っぽいですが、本当は同級生たちのようにピュアで弱いところもある子です」と初々しく説明した。3年かけて脚本を執筆、原作者Kang Full「20話だからこそ、見どころがたっぷり」記者との質疑応答で、公開を前にした感想を聞かれた監督は、「クランクアップして1年間、毎日のようにCG作業や編集作業をしてきました。そんな作品がもうすぐ手を離れると思うと、少し悲しくもあります」と心情を吐露。これがドラマ脚本家デビューとなったKang Fullは、「脚本を書き始めて3年、この作品に関わってきました。漫画は一人で作業することがほとんどですが、ドラマは僕が書いた脚本を具現化してくれる監督やスタッフたち、演者たちがいます。頼る人たちがいるということが不思議でしたし、ありがたかったです」と、感慨深げに感想を述べた。また、20話という長いストーリーになった理由を問われると「登場人物一人ひとりの事情を深く掘り下げるには12話、16話では無理だと思い、“20話なら引き受ける”と言いました。20話だからこそ、見どころがたっぷりとあります」と自信を覗かせた。これを受けた監督は「演出家としては大変でした」と苦笑い。「Kang Full作家が描いてくださる細かいキャラクター設定や背景を全て生かさなければいけなかったので苦労もありましたが、毎話、視聴者の方に満足していただけるように頑張りました」と語った。ハン・ヒョジュとチョ・インソンは、意外にもドラマ初共演。初めて演技で息を合わせた感想を聞かれたハン・ヒョジュが「モデルとしては何度か一緒にお仕事させていただきましたが、演技を合わせるのは初めて」とコメント。「インソンさんは、思った以上に思慮深く、思いやりに長けた方でした。楽しく演じられるよう、現場でも配慮してくださり、たくさん手助けをしてくださいました」と尊敬のまなざしを向けると、チョ・インソンも「集中力、キャラクター分析、そして現場での忍耐力……。すべてがすばらしく、10年後が楽しみになるような素晴らしい俳優だと思いました。世界に飛び立つのにふさわしい俳優だと思います」とハン・ヒョジュを大絶賛。ハン・ヒョジュは恐縮しながらも、「常に成長する俳優になる努力をします」と微笑んでいた。最後は、パク・インジェ監督が「愛や家族愛、バラエティ溢れるアクションなどたくさんの要素が描かれているギフトセットのようなドラマです」とドラマを表現。チャ・テヒョンが「韓国的なヒーローもので、韓国的な内容も多いですが、家族愛を描いているので全世界の人々に楽しんでもらえると思います」と語ると、チョ・インソンは「原作との相違や、既存のキャラクターとオリジナルキャラクターが交わった時の化学反応のようなものをポイントにしてみていただけると楽しくご覧になれるのではないかと思います」と、ドラマをアピールした。「ムービング」はディズニープラス スターにて初回7話まで一挙配信中、8話以降は毎週水曜2話ずつ配信(全20話)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月09日DMM総合動画配信サービス「DMM TV」の新作発表会「#DMM TV まつり ~Original Content Lineup~」が、昨日8月7日に行われ、「ケンシロウによろしく」からバカリズム(脚本)、松田龍平、西野七瀬らが登壇した。幼い頃、ヤクザに母を奪われた沼倉孝一は、復讐のために愛読書であった「北斗の拳」を読み込んで暗殺拳を学び、母の仇を討つことを固く誓った。これは、復讐に燃える男が、暗殺拳を極めようとした果てに、人々を幸せにする物語――。「DMM TV」オリジナルドラマ第1弾となる本作は、ジャスミン・ギュの同名漫画を原作に、バカリズムさん脚本、関和亮、スミス、中山佳香が監督を務め映像化。イベントでは、松田さんが「(沼倉を演じるにあたって)体を作らなきゃいけなかったので、めちゃめちゃ食べて、筋トレもしました」と本気で役作りをして臨んだと明かし、沼倉については「一言でいうと、やばいやつ」と簡潔な説明で会場を沸かせた。「元々原作が好き」だというバカリズムさんは、「実写化作品に対していいイメージがなかったんです。でもジャスミン先生から僕の名前が出たと聞きまして。自分が断って他の人に変にされるよりは、自分が責任をもって、守りたい、作品を面白くしたい!ということで引き受けました」と葛藤を明かす場面も。また今回、本作のヒロインで、沼倉の技術に憧れを抱き、弟子入りするマッサージの専門学校生・坂本里香を、西野さんが演じることも発表された。西野七瀬演じた里香について「真面目で、寝たきりのお父さんの医療費や自分の学費払うために働いているんですけど。沼倉先生ってちょっとやばくて(笑)里香じゃないとついていけないんですけど、里香もちょっと…」と笑いを誘いながら説明。合わせて、ピンクの整体師のユニフォーム姿で沼倉の愛読書「北斗の拳」をかかえ、優しいまなざしでこちらを見つめているビジュアルも公開となった。そして最後に、バカリズムさんは「原作マンガのファンとして、一生懸命(脚本を)書かせていただきました。僕が一番見るのを楽しみにしています!」と締めくくった。なお、発表会の様子は、19時より「DMM TV」公式YouTubeチャンネルと公式Twitterにてアーカイブ映像が公開される。「ケンシロウによろしく」は9月22日(金)、DMM TVにて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年08月08日現在公開中の映画『マイ・エレメント』にて、日本版声優を務める川口春奈、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、MEGUMI登壇の公開記念舞台挨拶イベントが行われた。今回会場には、公開を心待ちにした観客が大勢駆け付けた。赤い衣装で登場したのは、火の女の子・エンバーの声を担当した川口さん。水の青年・ウェイド役の玉森さんは、淡い水色のスーツでシックに決め、風のエレメント・ゲイル役のMEGUMIさんは、紫色のエレガントな衣装で登場。会場中の人々からの熱い歓迎を一身に浴び、満面の笑顔を見せた。日本でも公開がスタートしたことについて川口さんは「昨日公開を迎え、これだけたくさんの人に見ていただけていることがとても嬉しいし、作品が皆さんに届いているんだなと実感しています」と喜び、周囲の反響については「子どもだけじゃなくて大人からも『うるっときた、号泣した』って声をもらいました。いいデトックス効果があるんだと思います」とコメント。公開初日、プライベートで本作のグッズを着用して映画館で鑑賞したという玉森さんは、「知り合いの方から『観ました!』『とても素晴らしかったです』と連絡をもらいました。僕も公開初日に実際映画館で見させていただいて、終わった後にお子様が『楽しかった!』と言っている声を直接聞くことができて嬉しかったです」と間近で反響の大きさを感じたそう。本作で描くのは、エンバーとウェイドの正反対なふたりの物語。見どころについてMEGUMIさんは「ウェイドとエンバーが初デートをするシーンがすごく好き。とてもとてもキュートなシーンで、二人が時間を過ごすことでどんどん心を通わせていくのが素敵なのでぜひチェックしてほしいです!」とアピール。また玉森さんも「デートシーンももちろんそうですけど、ウェイドとエンバーがふたりで協力してやらなきゃいけないところがあって、そこの描写も素晴らしい。掛ける言葉も表情も、すごく二人が通じ合っていることが分かるので、注目してほしいですね」と愛を描いたシーンを挙げ、川口さんは「エンバーとウェイドの関係性はもちろんですけど、大スクリーンで見る色彩の美しさとか、エレメント・シティの世界観を楽しんでほしいです。カラフルで、見ているだけで癒されるし、迫力もすごいです!」と映像美について熱弁。イベント最後には、本作の鑑賞を楽しみにしている人に向けて、「自分の可能性に気づくような、はっとさせられる映画だと思うし、一歩踏み出す勇気をもらえるようなメッセージが詰まっている作品になっています。そして、この大きなスクリーンでエレメント・シティを堪能してほしいなと思います!」(川口さん)、「誰にでもある宝物のような出会いを描いた作品で、映像もとっても美しい。大事な方とこの夏休み、たくさん観ていただけたら嬉しいなと思っています!」(玉森さん)と、「本当に素晴らしい作品。世界観はとても可愛らしいし、細部にまでこだわった作品で、見ていて感動します。自分の背中を押してくれるようなストーリーになっていると思いますので楽しんで観てください!」(MEGUMIさん)とそれぞれメッセージを送った。『マイ・エレメント』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マイ・エレメント 8月4日(金)全国ロードショー©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年08月07日シリーズ史上最高の大ヒットスタートを切った『キングダム 運命の炎』が、8月2日までの公開6日間で観客動員数108万人、興行収入15.4億円を突破。この度、大ヒットの感謝を直接伝えるべく、山崎賢人、吉沢亮、大沢たかおが4大都市(札幌・福岡・大阪・名古屋)に登場、シリーズ史上初となる全国舞台挨拶ツアーを行った。大沢たかお、ストイックな役作り明かす1日目となる8月2日、最初に降り立ったのは北海道。山崎さんと大沢さんが札幌シネマフロンティアで行われたキャンペーンツアーの開幕となる舞台挨拶に登場。約500名の観客の間を通り、大歓声の中で登壇した。山崎さんが「天下の大将軍になるまでやりたいと思ってたので3作目ができて嬉しいです!」と初めての地方キャンペーンに喜びを挨拶。大沢さんは「今作で3作目になりますが、1.2を超える想いで精いっぱい撮影したのですが、楽しめましたでしょうか」とファンとの交流を図り、「北海道は仕事で来ることが多く、来たときは美味しいもの堪能したりしてますが、真冬に来たことがないのでいつかちゃんと雪まつりに行ってみたいです」と北海道への想いを交えながら語った。舞台挨拶では、事前に公式SNSで募集した質問から「自分にはできないかもと思うことがあった時どうやって気持ちを奮い立たせてますか」と聞かれると、大沢さんは「今回この役をいただいて漫画の王騎は人間を超えたような存在だったので、さすがにこれは自分でも無理かなと思いましたが、すぐにトレーニングを始めて盲目的にトレーニングして」と、王騎となるべく20kgの体重増量とストイックな役作りのこだわりを明かした。約30分間の舞台挨拶を終えた2人は、札幌の名所である時計台でフォトセッションを敢行。山崎さんは「地方を回って映画の魅力を伝えることはなかなかできなかったので、実施できて嬉しいです」と話し、大沢さんも「まだ一度もキングダムでは各地の皆様へご挨拶してなかったので、今回札幌から始まり、全国を回れてとても嬉しく思います」と3作目にして初の全国キャンペーンに喜びを口にした。大沢たかお「台本にもなかった」王騎の秘話明かすそして、息つく暇もなく、一行は札幌から福岡へ飛び、T・ジョイ博多で2回目となる舞台挨拶を実施。福岡での思い出を聞かれると、山崎さんは「原作の原先生の作業場にお亮(吉沢さん)と一緒に行かせてもらったことがあります。かなり貴重な経験をさせてもらったので、すごく思い出に残ってます」と語り、福岡から参加した吉沢さんは山崎さんのコメントを受けて「凄く貴重な経験でしたし、その時に王騎のフィギュアをいただいて未だに飾ってあります。あと、全然別の映画でも賢人とロケにきたりもしていて、福岡はいろんな思い出があるので好きです」と当時を回顧しながら笑顔で語った。公式SNSで事前募集した質問では「今作の一番好きなセリフはなんですか?」という質問に、吉沢さんは「素敵な台詞しかないんですが、やはり王騎の“コココココ”です。まさか実写で聞けるとは思ってもいなかったので、相当テンションが上がりました」と回答。実際に演じた大沢さんは「台本にもなかったのですが、ちょっとやってみたら現場が静かになってしまいました(笑)」と撮影秘話を語るなど、初めてのエピソードも飛び出していた。この舞台挨拶は原作の原泰久先生も鑑賞しており、「今回、満を持して山崎さん、吉沢さん、大沢さんが福岡まで来てくださって、地元にいる身としては非常に嬉しかったです。1作目の時は『実写化だ!」というワクワク感が、2作目の時は戦場のダイナミックさがありましたが、3作目となる『運命の炎』は前半『紫夏編』で感動して、後半の『馬陽の戦い』で盛り上がってと、さらに満足度の高い作品に仕上がっています。映画館の大きなスクリーンで『キングダム 運命の炎』を楽しんでいただけたらと思っています」とコメントを寄せた。山崎賢人「撮影中だけは、“自分が世界で一番足が速い”と思って演じた」キャンペーン2日目となった8月3日、一行は福岡から大阪へと移動。日本有数の大きなスクリーンと座席数を誇るTOHOシネマズ 梅田からスタート。山崎さんは「今日は大阪の皆さんに会いに来ることができて嬉しいです。“ほんまに”ありがとうございます!」と関西弁を交えた挨拶を行うと、吉沢さんも「映画は楽しんでいただけましたか? 俺も何か言いたいので、“なんでやねん”!」と、大沢さんは「“せやねんな~”。流れでやっておこうかなと思いまして(笑)」と続け、「皆さんに4年越しに直接顔を合わすことができてドキドキワクワクしております」とサービス精神たっぷりの挨拶。そして、公式SNSに寄せられた質問から「夢を叶えるために最も大切なことは何か」と聞かれると、吉沢さんは「人に言うことです。言葉にすることによって具現化されるので、人に言うことで覚悟が決まるんです」と話し、「これだけは負けない! 天下をとったぞ!」ということはあるか問われると、山崎さんは「キングダムの撮影中だけは、“自分が世界で一番足が速い”と思って演じていました」と大迫力のアクションシーンを演じた“信”ならではの回答をした。続いて3人が訪れたのは、大阪名物の大阪城。劇中では秦国の王宮で相対する信、嬴政、王騎がまさかの大阪城前にてフォトセッション! 大阪での熱い声援を受けた一同は、熱が冷めやらぬままそのまま名古屋へ直行した。吉沢亮、山崎賢人は「限界を平気で飛び越えて、お芝居に繋げている感じが物凄く信っぽい」109シネマズ名古屋で実施した舞台挨拶で、吉沢さんは「今作は、1作目2作目に続いてファンの方々の期待が高まっている中、それを超えてさらなる傑作が生まれたと思っています。今までの圧倒的なスケールの映像だったりアクションはもちろん、濃厚なスト―リーの部分が熱く感動できる話に仕上がっていて、シリーズを通して原作の原先生が脚本として参加してくれていることが、ファンの方々にも響くものが生まれるなと思います」と自信をのぞかせる。2日間の全国キャンペーンを締めくくるのは、2,000名を超えるのお客様を迎えた屋外トークイベント。『キングダム』シリーズで行った野外イベントの中で最大スケールとなるこのイベントは、中京テレビ1号公園で実施された。会場に大きな黄色い声援が響き渡る中に登場した山崎さんは「すごい! 圧倒されてます!」と多くの熱狂的なファンの方々に驚きを隠せない様子。大沢さんは「暑い中待っててくださりありがとうございます。人が全然いなかったらどうしよう、と移動の車の中で思ってましたが、こんなに多くの方々が足を運んでくださって嬉しいです」と笑顔で語った。お互いの演じた役との共通点を聞かれると、吉沢さんは「賢人は、意外と自分の限界を知らないんだろうなと。人間なんとなく自分の限界がわかるけど、そういうのを平気で飛び越えて、お芝居に繋げている感じが物凄く信っぽいし、山崎賢人にしかできない信がこの映画にいるなと思いました」と感慨深い様子。最後に山崎さんは「今日は、ありがとうございました! 信は、今回100人隊の隊長でしたが今日2,000人以上の方々を見て、天下の大将軍の景色ってこんな感じなのかな、と思ってすごくパワーを貰えました」と、さらに熱い期待を寄せるコメントをした。総移動距離約3,230kmに及ぶ初の全国キャンペーンを終了し、この2日間をふり返って吉沢さんは「コロナがあったので何年かぶりにあれだけの声援をいただいて、思わず挨拶するのを忘れちゃうくらいテンションがあがりました」と喜んだ様子。大沢さんは「本当に圧巻でしたよね、たくさんの方が待っててくださっていて。ずっとご挨拶できずここまできてたので、全国にご挨拶できたことを本当に嬉しく思います」と感謝も。山崎さんは「普段こういう機会がなかったので凄く怒涛でしたが各都市の方みんな温かくて熱があって、応援してくれてるんだなと思うとキングダムの魅力をもっと届けられたらなと思いました。楽しかったです!」と興奮冷めやらぬ様子でふり返っていた。『キングダム 運命の炎』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:キングダム 運命の炎 2023年7月28日より公開(C)原泰久/集英社(C)2023映画「キングダム」製作委員会
2023年08月04日全世界No.1のオープニング興行収入3.56億ドルを記録した映画『バービー』のジャパンプレミアが8月2日(水)、都内で行われ、グレタ・ガーウィグ監督とプロデューサーのデイビッド・ヘイマン、バービー役の日本語吹き替え版声優を務める高畑充希が出席した。主演で、プロデューサーも兼任するマーゴット・ロビー、共演するアメリカ・フェレーラは、SAG-AFTRA(映画俳優組合、米国テレビ・ラジオ芸術家連盟)のストライキにより、来日はキャンセルとなったが、会場には思い思いの“ピンク”ファッションに身を包んだファンが集結。ガーウィグ監督は、初めての来日。以前から日本映画の大ファンだと言い「こうやって、日本の皆さんに、自分の作品を観ていただけるのは幸せだし、光栄」と感激しきり。高畑さんの日本語吹き替えについても、「すばらしい」とべた褒めし、「作品が持つユーモアをしっかりと捉えている」と絶賛した。一方の高畑さんは、「今日、取材をご一緒しファンだと言いすぎた(笑)」と明かすほど、ガーウィグ監督の作品のファン。「どの作品も毎回、映画館で観ている。こうしてご本人に会えて、感激しているし、女性としても人間的にも、よりファンになりました」と笑顔が弾けた。また、ガーウィグ監督が語った“ユーモア”については、「私は大阪出身なんですけど、先ほど、大阪はユーモアの土地なんですというお話をした。大阪出身で良かった(笑)」。マーゴットの演技は、「圧倒的なバービー感」だと語り、「感情や人間味が出てくる繊細な演技に、感情移入しながら没入した」と話していた。本作が巻き起こす社会現象を受けて、早くも続編製作が取り沙汰されているが、この件については「この先のことは、誰にも分からない」(ガーウィグ監督)、「私は今、この瞬間を生きているので」(ヘイマン)と慎重な姿勢。今はとにかく『バービー』を楽しんでほしいと言い、ガーウィグ監督は「まさに目の前に広がる光景。たくさんの人たちが一緒に笑ったり、踊りたくなったり、もしかすると泣きたくなったり。そんなスペシャルな体験を映画館で味わってほしい」とアピールした。『バービー』は8月11日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による1作目から空前のヒットを飛ばしてきた『トランスフォーマー』シリーズ待望の最新作にして、新シリーズの幕開けとなる『トランスフォーマー/ビースト覚醒』。本作の日本語吹替版で主人公ノア役を務める「SexyZone」の中島健人、そしてエレーナ役の仲里依紗が等身大トランスフォーマーお披露目イベントに登壇。“新宿・歌舞伎町”に高さ6メートルと4メートルに及ぶ“オプティマスプライム”と“オプティマスプライマル”に対面した喜びを語った。自他共に認めるほど“トランスフォーマー好き”の中島さんと中さん。2体の巨大な立像の間をランウェイのように颯爽と歩いて登場した。中島さんは「小さいころからの『ビーストウォーズ』『トランスフォーマー』のファンとして、N.Y.でのワールドプレミアでこの2体の立像を見たときのN.Y.の感動が、歌舞伎町に舞い降りるという素晴らしい瞬間を目の当たりしているなと思っています。歌舞伎町もタイムズスクエアもトランスフォーマーが占拠しているという事実に喜びを感じています」と感無量の様子。仲さんは「私も『トランスフォーマー』の大ファンなので、タイムズスクエアでのことがデジャヴで、また日本で味わえたというのが嬉しいですね!」とN.Y.プレミアの思い出をふり返りながら笑顔で語った。右手側にそびえたつのが「トランスフォーマー」シリーズではお馴染み、1987年式のフレイトライナーFLAトラックからトランスフォームするオートボットのリーダー“オプティマスプライム”で高さは6メートル。一方、左側は本作で初登場のゴリラからトランスフォームするビースト型トランスフォーマーの“オプティマスプライマル”で高さは4メートル。2体合わせてなんと8トンという重さ。それを聞いた中島さんは「8トン!いままで聞いたことない重さですよね。海を越えてここまで来てくれたことが嬉しいです」と感嘆。そんな2人のコメントにもあるように、2人は6月に映画の舞台であるニューヨークのブルックリンで開催されたワールドプレミアにも出席し、本国キャストや監督スタッフ陣らとともにレッドカーペットを歩いたことも記憶に新しい。会場ではそれぞれの衣装も注目されていたが、中島さんは「里依紗さんの衣装が日本のメディアのみならず海外のメディアからも注目を浴びていたので、改めてあの衣装を身にまとう里依紗さんの迫力がN.Y.の一番の思い出かもしれません(笑)」とふり返ると、仲さんは「自分でもこの場所(N.Y.に)馴染んでるな~と、すごく思っていました(笑)実はドレスに見えてパンツルックで、シルエットがロボットっぽいなというイメージであの衣装を選んだんですが、いろんなメディアの方に“どこの衣装だ?”と質問いただけて嬉しかったです」と明かした。それ以来のイベントとなる本日の衣装のポイントについて問われると、中島さんは「前回N.Y.がシンプルなスタイルだったので、鮮やかな花柄で“サファリビーストモード”。劇中でもプライマルが出てくるのは自然の中なので緑とかアースカラーを意識したコーディネートになっています。撮ってください!」とメディアに向けて決めポーズ。仲さんは「タイムズスクエアで着た衣装がものすごく発光していて虫が寄ってきたんです。今回は虫は寄ってこないかもしれないなと思って、あらかじめ蝶々や虫たちを備え付けた衣装で来ました(笑)」と独特のこだわりを明かした。すでに完成した本編も鑑賞したという2人。中島さんは「原作ファンとしてただただ夢が叶った瞬間でした。小さなころから『ビーストウォーズ』という作品を愛していたので、ハリウッド映画になり、いざそこに自分がハリウッド映画の吹替をやっているんだということに感動がありました」と興奮気味にコメント。仲さんも「自車をバンブルビーにしているくらい大好きなんです。声優のお話をいただいて携われたことが嬉しいですし、N.Y.プレミアに行って監督たちにお会いして話を聞いたというのが史上最強レベルの嬉しさでした」と作品に参加できた喜びを嚙み締めた。なかでも特に映画を見てグッと来たシーンについて問われると、中島さんは「ラストパートで僕演じるノアと藤森(慎吾)さん演じるミラージュの絆を感じれるシーンがあります。トランスフォーマーのなかでも上位でグッとくるシーンじゃないかなと思います。」と語りつつ、「原作ファンのみならず、これからトランスフォーマーを見るという方も絶対に感動するシーンで、ロボットとロボットの絆と友情、それをこの映画を通して皆さんに感じていただきたいなと思います」など注目のシーンを熱弁。仲さんは「私はバンブルビーファンなのですが、今作もバンブルビーの活躍だったり、“やっぱバンブルビーっていいよね!”、“やっぱかっこいいよね!”っていうシーンがあるんです。そこをぜひ劇場で体感してほしいですね!」とバンブルビーの魅力をアピールしていた。イベントの終盤では、日本に現れたものの、まだ眠っている状態だという2体の立像を2人の合図で目覚めさせることに。2人がカウントダウンののちに“ビースト覚醒!”と合図をすると、オプティマスプライマルが「マクシマル!」、オプティマスプライムが「オートボット!」、そして2体揃って「出動!」と声をあげるオプティマスプライムの目は青色に、オプティマスプライマルの目は緑色に発光した。最後に中島さんが「個人的に大ファンな作品にこうして携わらせてもらったことが心から幸せです。『トランスフォーマー/ビースト覚醒』はこの夏ナンバー1のアトラクションムービーになっていると思います」と自信をのぞかせる。仲さんは「いつもは息子と観に行っていたのですが、今回はその(自分が声優として関わっている)大好きな作品、そして息子も大好きなシリーズというなかで一緒に観れるのが嬉しい。夏休み公開ということで最近とても暑いですが、そういうときの家族のおでかけって映画館が一番良いと思うんです」と熱いメッセージでイベントを締めくくった。トランスフォーマーの等身大立像は8月5日(土)まで、新宿シネシティ広場にて展示中。『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は8月4日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:トランスフォーマー/ビースト覚醒 8月4日(金)、全国トランスフォーム開始©2023 PARAMOUNT PICTURES. HASBRO, TRANSFORMERS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE
2023年08月02日主演・赤楚衛二、白石麻衣、柳俊太郎、北村一輝の豪華出演者と石田雄介監督で贈るNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』を8月3日(木)に世界独占配信。この度、作品の世界観をカラフル&ポップに再現し、様々な体験エリアが楽しめる体験型試写会イベント【ゾンフェス】が開催された。7月9日からのアニメ放送&配信で盛り上がりをみせる「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」がNetflix映画として実写化。「今、私たちの学校は…」『アーミー・オブ・ザ・デッド』など数々のゾンビヒット作品を送り出してきたNetflixが次に世に送り出すのは、笑いとスリルが交差する新感覚ゾンビ映画。イベントには、ブラック企業で人生の夢も希望も搾取され続ける中、突然のゾンビ・パンデミックにより、ある意味楽園となった世界をポジティブに旅することになる本作の主人公・天道輝(アキラ)を演じた赤楚さんを筆頭に、パンデミックで荒れ果てた世界で出会う、リアリストなヒロイン・三日月閑(シズカ)役の白石さん、アキラの親友ケンチョこと竜崎憲一朗役の柳さん、アキラの上司である小杉権蔵役の北村さん、石田監督が参加した。それぞれが演じた役のキャラクター性や注目してほしいポイントについて、赤楚さんは「アキラは本当に前向きでポジティブなキャラクターですが、ブラック企業でゾンビのように生きています。だけどパンデミックが起こって世界が180度変わる人物です!」と明るく紹介。白石さんは「シズカはクールで真っすぐな女性。リスクヘッジを最優先して、論理的に行動する女の子です。アキラとケンチョと出会って、馴染んで楽しくなって来た時の表情の変化に注目して観ていただけたら嬉しいです」と語り、柳さんは「ケンチョは非常にビビりで頼りがいがない、情けない男なんですけど、そういう人間味のあるケンチョが成長していく姿を楽しんで頂きたいです」、北村さんは「(小杉は)ホントに嫌な人だと思います(笑)僕の役がどうこうというより、描かれている青春群像劇に入りたかったです(笑)」とそれぞれコメントした。ゾンビ映画でもありコメディ映画でもある、まったく新しいエンタメ作品である本作を成立させるために意識していたことを問われると、「シチュエーションが面白いだけで、本人達は一生懸命生きてるので、笑かそうという気持ちはなく、純粋な気持ちで演じさせていただきました」と赤楚さん。リアリティのある等身大の演技を心がけたことを明らかにした。白石さんは「サメゾンビとかと対決する時はしっかり真面目に真剣に。アドリブじゃないですけど、楽しむところは楽しんでいるので、そういうところがコメディじゃないですけどポップになっていると思います」と作品が生み出す緩急が面白さにつながると語り、柳さんは「現場での雰囲気は本当に真剣で、当の本人は必死にゾンビから逃げてました。だから出来上がって観たときにここで笑ってるんだとか、気づくくらい現場では熱くやっていました」と無我夢中で駆け抜けた熱い撮影をふり返った。そんなゾンビのクオリティの高さについて、赤楚さんは「めちゃくちゃリアルですね。ゾンビって存在するんだって思いました(笑)」と明かし、「監督のものすごいディレクションがありました」と絶賛。北村さんは「ゾンビから逃げることが多かったのですが、ゾンビ役の方が速すぎて、すぐ捕まっちゃいました、映画終わっちゃうから(笑)」とまさかの裏側を語り、会場の笑いを誘っていた。最後に赤楚さんから「すごく沢山の方々と一緒につくった作品です。それがやっと配信されるというのはすごく嬉しいです。これを観終わった後にすごく前向きな気持ちになれる、すごく僕自身も勇気づけられる、エンタメの力って素晴らしいなと感じました。是非この夏はゾン100で楽しんでいただきたいです」と自身が体感した本作のパワーと想いを語り、イベントは興奮冷めやらぬ中、幕を閉じた。Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』は8月3日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年08月02日前編『-運命-』、後編『-決戦-』で紡がれた『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』がカナダ・モントリールのファンタジア国際映画祭にて海外初上映され、英勉監督&岡田翔太プロデューサーが登壇。さらに、タイで開催される本作のプレミアイベントに、ドラケンこと山田裕貴の登壇が決定した。前編『-運命-』と後編『-決戦-』の2作品をあわせると、動員348万人、興行収入46.5億円を突破している本作(7月31日時点)。多くのファンを魅了し続ける本作の勢いは海外にも波及し、すでにインドネシア、タイ、香港、シンガポールでの上映も決定している。この度、7月20日~8月9日まで開催中の第27回ファンタジア国際映画祭にて特別招待作品として上映され、舞台挨拶に本作の監督を務めた英勉監督と岡田プロデューサーが登壇。北米やヨーロッパ、アジアの作品を中心に数多くの映画が上映される本映画祭。これまで数多くの日本映画が本映画祭で上映されてきたが、『東京リベンジャーズ』への海外ファンの熱狂ぶりは目を見張るものがあり、カナダ以外の国から本作を観るために訪れたファンや、特攻服を着て舞台挨拶に参加するファンも。英監督は舞台挨拶に登壇すると「モントリオールの皆さまと一緒に映画を観られるのはすごいハッピーです!」と会場に集まった観客に感謝を伝えた。また、岡田プロデューサーは「初めて海外で『東京リベンジャーズ2』を上映することができて、嬉しく思っております」と喜びを口にした。7月29日に前編『-運命-』、翌30日に『-決戦-』の上映が行われ、上映前に詰めかけたファンの行列は100mほどの長蛇の列となり、前後編合わせて600人のファンが集結。各シーンで大歓声や爆笑が沸き起こり、『-決戦-』のラストでは涙を見せるファンもおり、上映が終わると大きく温かい拍手が巻き起こっていた。本映画祭の審査員を務めるニコラス氏は、「『東京リベンジャーズ』は、今まで見た中でおそらく最高の漫画実写映画の一つであると思います」と絶賛し、「第一作目のインターナショナルプレミアをこの映画祭で実施し、その続編である『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-/-決戦-』を東京で見る機会に恵まれまして、この作品が本当に大好きになりました。東京での本作に対する観客の反応は凄まじかったですし、ここファンタジア国際映画祭の観客も日本のポップカルチャーについてもよく知っているので、この映画を観てもらう観客として、まさにふさわしいと感じました」とコメントを寄せている。そして、8月20日(日)に開催されるタイでのプレミアイベントに、ドラケンを演じた山田さんの登壇が決定。タイでの熱狂的なドラケン人気がきっかけで実現した本イベントは「タイ先行上映イベントwith山田裕貴」(英語表記:First screening event in Thailand with Yuki Yamada)として開催。山田さんがタイのファンの前でどんな言葉を発するのか、期待されている。『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-/-決戦-』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命- 2023年4月21日より全国にて公開©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦- 2023年6月30日より全国にて公開©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
2023年08月01日7月30日(日)、東京ディズニーリゾートの開園40周年を記念したスペシャルドローンショーが、北海道小樽市「おたる潮まつり」で実施され、約700機のドローンによる約15分間のショーが人々を魅了した。これは東京ディズニーリゾートの夢と笑顔を全国のファンへ届けるスペシャルドローンショーで、今夏以降に開催される全国数か所の花火大会で実施するもの。同日19時40分頃、北海道小樽市「おたる潮まつり」にて、東京ディズニーリゾート40周年スペシャルドローンショーが開催された。このプログラムでは約700機のドローンが一斉に夜空へ飛び立ち、おなじみのディズニーソングに合わせ、ディズニーキャラクターをまるで輝く星のように夜空に大きく描いた。40周年をお祝いするシーンも盛り込まれ、花火大会を訪れたゲストに東京ディズニーリゾートの夢と笑顔を届けた。次回の開催都市は、初回の静岡県静岡市「安倍川花火大会」、今回の北海道小樽市「おたる潮まつり」に続いて、8月5日(土)に宮城県石巻市で石巻川開き祭りを予定(2023年7月6日現在)。そのほかの参加する花火大会については決定次第、公式サイトで発表になる。なお、スペシャルドローンショーの一部の空撮映像「空撮映像 ピーターパン編」が公開になった。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2023年08月01日東京ディズニーリゾートでは現在、2023年7月4日(火)~9月6日(水)の期間中、夏の暑さを吹き飛ばすさまざまなびしょ濡れプログラムを実施していて、訪れる多くのゲストを魅了している。とりわけ東京ディズニーランドの人気スポット、トゥーンタウンでは、びしょ濡れスポットが出現して「びしょ濡れトゥーンタウン」に様変わり。同エリア内のジョリートロリーの車庫では新たにクールミストや滝のような水が噴き出してきたり、トゥーンタウン消防署や花火工場からはこれまで以上に水が飛び出してきたり、暑い夏だからこそ楽しめる期間限定の散水スポットが登場している。子どもも大人も楽しめるエリアだ。また、東京ディズニーランドではアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」では昨年に引き続いてびしょ濡れになるスペシャルバージョン「スプラッシュ・マウンテン“びしょ濡れMAX”」や、パレードルートではディズニー映画『ベイマックス』に登場するケア・ロボットのベイマックスが夏の暑さからゲストを守るために繰り広げる新規散水プログラム「ベイマックスのミッション・クールダウン」を実施中。水の入った樽を背負ったキャストにクールミストをかけてもらえる「びしょ濡れタイム」も開催中だ。夏の東京ディズニーリゾートを満喫してみて!※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2023年08月01日マーゴット・ロビーが“バービー”、ライアン・ゴズリングが“ケン”を演じる映画『バービー』。監督のグレタ・ガーウィグとプロデューサーのデイビッド・ヘイマンの来日を直前に控え、バービー人形を再現したドレスやカラフルなスタイルなどが続々と登場し、“ピンク旋風”を巻き起こした各国のプレミアイベントの模様が到着した。全米では、週末3日間の興行収入は1.55億ドル(約218億円)に達し、『ザ・スーパーマリオブラザース・ムービー』や『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』を上回り、2023年に公開されたすべての映画でNo.1となるロケットスタートを記録した本作。in シドニー日本でも8月11日(金)より待望の公開を迎えるが、本作は全世界の公開に向けて各国でプレミアイベントを行ってきた。ロサンゼルスをはじめ、ロンドン、トロント、シドニー、ソウル、メキシコシティで実施されたプレミアでは、マーゴット・ロビーやライアン・ゴズリングをはじめ、グレタ・ガーウィグ監督、アメリカ・フェレーラ、シム・リウらに加え、本編にも出演しているデュア・リパ、そしてニッキー・ミナージュ、ビリー・アイリッシュ、サム・スミスなど音楽界からも各国に豪華ゲストが集結し、見るも華やかな衣装を身に纏いピンクカーペットに登場。会場には “バービー”と“ケン”に扮したピンクや水色のアイテムで着飾るファンで溢れ、史上最も“ピンク”に溢れたプレミアイベントが開催された。in ロサンゼルスロサンゼルスでは、マーゴットが1960年に販売されていたバービー人形「ソロ・イン・ザ・スポットライト」を見事に再現した衣装で登場。また、シドニーでは、ティザートレーラーでも話題を集めた、黒と白の初代バービー人形が来ていた水着を模した衣装を見事に着こなし、会場を魅了。in シドニーさらにロンドンでは、バービー人形“ENCHANTED EVENING”のイブニングドレス姿で登場し、まさに”リアルバービー“なルックで、ファンをときめかせた。そのほかにも全てのプレミアやフォトコールで数々のバービーを再現した衣装で登場、次はどんなバービールックで登場するのか全世界の注目を集めることに!in ロンドンマーゴットはどの時代のバービーが好きか聞かれると、「私は90年代生まれだから、やはり90年代のバービーを沢山参考にしていて、お気に入りです」と好きなバービーを答えたことも。一方で、ライアンは水色や黄色、そしてピンク色のカラフルなスーツを身に纏い、同じくケン役のシムは、グリーンとピンクの色合いがキュートな衣装を着用し、ファッショニスタ“ケンたち”の魅力を披露。in トロント本作の主題歌「Dance The Night」を手がけ、本作にもマーメイドバービーとして登場しているUKのポップアイコン、デュア・リパや、人間界にやってきたバービーを手助けするキーパーソンとなるグロリア役のアメリカ、グレタ監督など、キャスト陣&制作陣もピンクに溢れる衣装で次々と登場し、どのプレミア会場もまるでバービーランドのようなカラフルでハッピーな世界が実現。in ロサンゼルス作品にも大絶賛の声が続出しており、各国で“バービー旋風”を巻き起こしている。ファッションショーのように華やかなイベントとなったプレミアのように、『バービー』の劇中でも続々と可愛すぎる衣装が登場!バービー役のマーゴットが着こなす、ピンクのギンガムチェックのワンピースや、カウボーイスタイルのピンクのセットアップ、スパンコールが散りばめられたワンピースまで、見るもときめくファッショナブルな世界が目の前に広がり、バービーやケンが次々と着こなすファッションも見逃せないポイントだ。そんなカラフルな世界が広がり、“夢”のような毎日が続く“バービーランド”で暮らすバービーは、ある日突然身体に異変を感じ、原因を探るためボーイフレンド(?)のケンと共に悩みのつきない人間の世界へ。毎日がハッピーなバービーランドから、そうはいかない人間世界へ行きついたバービーを巡る、予想を裏切る驚きの展開にぜひ注目してほしい。in ソウル来週はいよいよグレタ監督、そして本作や『ハリー・ポッター』シリーズをはじめ、12月15日(金)日米同時公開の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のプロデューサーも務めるデイビッドが来日。世界で盛り上がるプレミアに続いて、日本にも“ピンク旋風”を巻き起こすだろう。in メキシコシティ『バービー』は8月11日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月30日「魔法ワールド」の裏側を実際に体験できるワーナー ブラザース スタジオツアー東京-メイキング・オブ・ハリー・ポッターが、ついに開業。オープン前日に来日を果たした『ハリー・ポッター』シリーズでドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトン、ルーナ・ラブグッド役のイヴァナ・リンチ、ネビル・ロングボトム役のマシュー・ディビッド・ルイスがスタジオツアー東京を体験した感想や日本のファンについて語った。スタジオツアー東京は、実際に映画に携わったイギリスの世界最高峰のクリエイターたちが、オリジナルの手法と技術で制作した数々の素晴らしいセットや小道具、衣装を楽しみながら、ハリー・ポッターの世界に入り込んだかのような体験ができるまさに“魔法ワールド”のような施設。映画でもお馴染みのホグワーツ魔法魔術学校の大広間、ダイアゴン横丁、禁じられた森などのセットに実際に足を踏み入れ、衣装や小道具や魔法の生き物に出会いながら、映画制作の裏側を体験することができる。また、箒に乗ったり、バタービールを飲んだり、ホグワーツの動く階段エリアで実際に動く肖像画になってみたり、多数のアクティビティも楽しめる。すでに訪れたファンは「映画の世界にどっぷり」「映画の中そのまんま!」「映画の中に入ってしまったよう。夢のような体験がいっぱいできました~」「馴染みのセットが次々と出てきて映画の中に入ったような没入感!細部まで作り込まれてて、凄い!しか言えなかった」など、映画の世界に入り込んだような体験への感想や、興奮冷めやらぬ声がSNS上でも寄せられ、夏休みを迎えたいま、さらに賑わいを見せている。「東京ほど2つ目の大広間を作るのにふさわしいところはない」『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のプレスツアーで初めて訪れて以来、日本には何度も足を運んでいるというトム。2010年公開の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』から14年、再び魔法ワールドの一員として日本を訪れたトムは「日本のファンは魔法界の全てを評価してくれたので、嬉しい気持ちになりました」と語る。初めて来日し、世界中でも群を抜いて熱狂的だといわれている日本の魔法ワールドのファンの多さや熱量の高さを目の当たりにした時のことを思い出したという。特にトムが『ハリポタ』シリーズで演じてきたのは、“悪役”の1人であるマルフォイだ。街で子どもに泣かれたこともあるというトムにとって、魔法ワールドという1つの大きな物語の世界そのものを愛する日本のファンの存在は嬉しかったに違いない。そして、ファンたちよりひと足早くスタジオツアー東京で、ホグワーツ城の大広間や談話室、禁じられた森など、自身も数々のシーンを撮影したセットを観て回ったトム。生徒にとっても教師たちにとっても最も大切で重要な場所であるホグワーツ城の大広間では、「東京ほど、2つ目の大広間を作るのにふさわしいところはないと思う」と、東京でみることができる大広間に大興奮。「子どもの頃は全てが大きく見えたけど、大人になるとそれが失われる」というイヴァナに、トムは「大広間にいるときは違う」と、いまでも壮大な大広間というセットの印象は変わっていないと感慨深げに語った。トム・フェルトンが思わず涙も!?「僕はマルフォイだぞ」トムも認めるほど、熱狂的な魔法ワールドファンが多いとされる日本。スタジオツアー東京を観て回ったトム、イヴァナ、マシューの3人は「なぜ魔法ワールドはいまなお、熱狂的なファンを生み出し続けているのか?」について改めて語った。出演前から物語の大ファンだったというイヴァナは「私にとってこの物語は、内なる子どもを解き放つようなもの。ここでは自由に感じてよくて、自分を代弁するキャラクターがいる」と話し、同じく昔からのファンだったというトムも「映画出演者として、昔からのファンとしてもワクワクするものだよね」と話す。イヴァナ・リンチさらにトムはスタジオツアー東京のセットをふり返り、「セットを歩いていると、子どもみたいに胸が躍るんだ」と、いまでも魔法ワールドに惹かれていることに変わりないと明かす。子どもの頃、ハリー・ポッターに夢中になり、魔法ワールドが人々を惹きつける理由を考え続けているというマシュー。「イギリス人ならこの世界に入って行きやすい。ロンドンのロケ地やスコットランドのお城など、馴染みのある場所だから」と分析し、さらに物語については「物語は、普遍的なものだと思う。善と悪の戦いや、愛は全てに勝つとか、平等を目指す絶え間ない戦いなど。普遍的なテーマが根底にある」と語る。マシュー・ディビッド・ルイス世界中にいまなおファンを生み出し続ける理由については、「現実から逃避できるからだ。あのレンガの壁の向こうには、杖を一振りすればダイアゴン横丁がある。キングス・クロス駅の壁を抜ければマグルが行けない魔法の世界が広がる。誰もが夢見ている、とても鮮やかで胸躍る広大な魔法の世界に逃避できる。だから僕は好きなんだ」と力説。それを聞いていたトムは「本当にそう。ちょっと待って」と賛成しつつ涙を拭う。「泣かせたぞ!」とはしゃぐマシューに、トムは「大丈夫だ。なんでもない。僕はマルフォイだぞ」と、ホグワーツの生徒だったマルフォイとネビルとしては見ることはできなかった、“友人”の姿を見せてくれた。トム・フェルトンスタジオツアー東京では、ホグワーツ魔法魔術学校の大広間をはじめ、9と3/4番線のホグワーツ特急や魔法省、ダイアゴン横丁など、細部までこだわり抜き再現されたセットをじっくり見ることができる。まさに、一歩踏み出せばそこは魔法の世界。初めて魔法をみたときのワクワクや、スクリーンの前で涙を流した友達や家族との絆、最後まで全く展開のみえない熾烈な戦いまで、かつて抱いた大きな感動を再び味わえそうだ。(シネマカフェ編集部)
2023年07月29日俳優の山崎賢人が7月28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演作『キングダム 運命の炎』の初日舞台挨拶に登壇。「キングダムと出会えて、信を演じられるのは“運命”」だと力強くアピールした。原泰久氏の人気漫画を原作に、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎さん)の戦いを壮大なスケールで描く大ヒットシリーズ第3弾。信は憧れの大将軍・王騎から、自身が率いる隊に「飛信隊」の名を授かり戦地へと向かうが、そこには、幾重にも張り巡らされた趙の最強将軍たちによる策略が待ち構えていた。上映後の熱気あふれる客席に、山崎さんは「第1作、第2作をたくさんの方々に見てもらい、愛してもらったから『運命の炎』を見ていただける。本当にうれしく思っています!」と感無量の面持ち。本作では、飛信隊の隊長を演じ「みんなから隊長と呼ばれて、うれしかったですね。信は名もなき少年だったので」と役柄の成長に感激しきりだった。信の成長に、自分自身を重ねることもあるといい「こうして人生と照らし合わせながら、演じられる役はなかなかない。『キングダム』には、人生で大切するべきことが詰まっているし、僕自身も力をもらっている。魅力は計り知れない」と強い思い入れ。「信がみんなに支えられて、隊長になったように、この場も自分の力だけじゃ立てていない。とてつもない作品に参加している」と『キングダム』の偉大さを再実感していた。舞台挨拶には山崎さんをはじめ、共演する吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、岡山天音、片岡愛之助、佐藤信介監督が登壇した。本作は7月28日、全国510館(IMAX:49館/4D:78館/DOLBY CINEMA:7館を含む)で封切られ、同日15時の時点で、前々作『キングダム』(興収57.3億円)対比175%、前作『キングダム2 遥かなる大地へ』(興収51.6億円)対比124%を記録。シリーズ史上最高の成績を狙える好スタートを切っている。(シネマカフェ編集部)■関連作品:キングダム 運命の炎 2023年7月28日より公開(C)原泰久/集英社(C)2023映画「キングダム」製作委員会
2023年07月28日ディズニー&ピクサーの最新作『マイ・エレメント』公開直前の夏祭りイベントが7月27日、都内で行われ、日本語吹き替え声優を担当する川口春奈と「Kis-My-Ft2」の玉森裕太が出席。涼しげな浴衣姿を披露し、巨大バルーン釣りに興じた。キャラクターの提灯や綿菓子がデコレーションされ、会場内は夏祭りムード一色。自身の夏祭りの思い出を聞かれると、川口さんは「実家の目の前で花火大会があったので、毎年、自分の部屋の窓から屋根によじ登って、ひとりで花火を見ていた」と何とも贅沢なエピソードを語った。川口春奈一方の玉森さんは「最後に夏祭りに行った記憶は小学5年生」だと言い、「好きな女の子と一緒に行くことになったが、その子の浴衣姿があまりにキレイ過ぎて。いつもと違う姿にドキッとして、恥ずかしくなってしまい、男友だちと遊んじゃって…。申し訳ないことをした」とほろ苦い“デートすっぽかし”をふり返っていた。玉森裕太“もしもの世界”を描いてきたディズニー&ピクサーが贈る本作は、火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界の物語。川口さんが、家族思いでアツくなりやすい“火”の女の子<エンバー>を、玉森さんが、涙もろくて心優しいもうひとりの主人公“水”の青年<ウェイド>をそれぞれ演じる。劇中にも正反対のふたりが心を通わせるデートシーンがあり、川口さんは「ウキウキするし、触れ合えないもどかしさもキュンとする」と語り、ウェイドについては「本当に優しくて、ありのままの姿を包み込んでくれる。お互いが高め合える素敵な関係性」と分析した。そんな川口さんの言葉に、玉森さんも「自分も女子なら、絶対にウェイドがいい」と力説し、「友だちとしても、いてくれたらありがたい存在。ふたりが徐々に惹かれ合っていく様子も素敵」と声を弾ませていた。『マイ・エレメント』は8月4日(金)より全国にて公開。同日より、全国のイオンシネマ93館限定で、日本語吹替版が3D上映されることも決まっている。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マイ・エレメント 8月4日(金)全国ロードショー©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年07月27日2021年のカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞、2022年アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出作品『大いなる自由』の公開を記念し、1999年製作のナチ政権下で迫害された同性愛者たちを描く貴重なドキュメンタリー『刑法175条』が限定上映、ジャーナリストで作家の北丸雄二と主にクィアの作家による作品の上映・発信を行う「ノーマルスクリーン」の秋田祥登壇のトークイベントが行われた。Bunkamura初の配給作品となる『大いなる自由』は、戦後ドイツで男性同性愛を禁ずる「刑法175条」のもと、愛する自由を求め続けた男の20余年にもわたる闘いを描いた、静かな衝撃作。ドキュメンタリー映画『刑法175条』は7月21~23日の3回のみ限定上映、7月22日にトークイベントが行われた。20数年前、N.Y.のゲイ&レズビアン映画祭で同作を初めて観たという北丸氏。本作を再見した感想を「当時と印象が違った。この映画が撮られた1995年から2000年、そして今。色々な時代のことを考えなくてはいけない」と明かす。「ホロコーストの生き残りの人たちが存命で、語れる最後のチャンスに作られた」作品「取材当時の90年代はホロコーストでゲイがこんな迫害されていたことを人々は知らないんですよね。ホロコーストの生き残りの人たちが存命で、語れる最後のチャンスに作られ、そして2023年にこれがこうして上映されて、こんなにたくさんの方が来場している。今この時代だからこそなおさら観てほしいし、TVとかで放送してほしい」と語り、本作が作られた当時のことを「1969年にアメリカで起こった現代ゲイ解放運動の嚆矢とされている<ストーンウォールの反乱>というものがあり、1994年にストーンウォールが25周年を迎えます。そこで初めてストーンウォールの資料の発掘・聞き取りが始まるわけです。エイズがピークを迎えて、それを克服しようとしている時代に、世界各国でゲイの歴史をもう一度掘り起こす動きが出てきた。その中の1つとして、このドキュメンタリーが作られたのではないか」と分析する。秋田氏は「ちょうど今NETFLIXで『エルドラド:ナチスが憎んだ自由』という作品が配信されているんですが、1920年代のベルリンでクィアの人々が集まったクラブについてのドキュメンタリーで、『刑法175条』でインタビュアーをしていたホロコースト記念博物館のクラウス・ミュラーさんが監修していて、すごくよくできてる」と話す。「でもそのクラブを舞台にした作品なので、収容所の中とか175条のことはそこまで多くは出てこない。『刑法175条』の監督ロブ・エプスタインの『ハーヴェイ・ミルク』を配給したパンドラが『ピンク・トライアングルの男たち』というまさに強制収容所に送られた同性愛者の体験記を出版していますが、20年以上経った今、こういった作品がまた作られてほしいと思います」と語った。2023年、「ナチスの動きのようなものが世界のあちこちで生まれている」また、北丸氏は女性同性愛者がナチスドイツの摘発対象とされなかった理由を、「女性たちが主権を持っていなかったこともあるが、<アーリア人種を産むことができた>というのが理由なんですよね。そして産むことができるということはレズビアンが矯正できたことになる。日本でも“女性は産む機械”なんて発言がありました」と語り、さらに劇中、ヒトラーの台頭でクィアの人々が集まったクラブが閉鎖されたエピソードに触れる。「トランプ就任翌日にホワイトハウスのホームページからゲイとレイズビアン、エイズに関する一切の情報が消えてしまったというのによく似ている。歴史というのはこうして繰り返すのだろうと思いました。2023年の今、こうしたナチスの動きのようなものが世界のあちこちで生まれているんですよね」と指摘。それを受け秋田氏は「トランプやボルソナーロ(前ブラジル大統領)、イスラエルの状況など、この数年でも色々な変化があります。映画の中で、ユダヤ人はニンニク臭いから席を変えてほしいといわれた、と登場人物が学校での記憶を語るシーンがありましたが、トランプの差別的な発言にすごく近い。自分がいま世界で起こっていることをここ10年くらいで体験しなかったら、教室で『ユダヤ人はにんにく臭い』と言われたことがホロコーストと繋がっていくとはピンと来なかったかもしれません」とコメントした。「映画というのはすごい力があります」そして、1945年の終戦から1957年、1968年と3つの時代を描いた映画『大いなる自由』について北丸氏は「強制収容所に入れられていたハンスは本来ならば終戦によって解放されるはずなのだけど、そのまま刑務所に横滑りしてしまう。『刑法175条』に登場した、収容所で酷い目にあっていた同性愛者たちと同じ目にあっているのですよね」と関連性を語る。「ドイツでは1969年に同性愛が非犯罪化されましたが175条が廃止されたのは1994年。2002年に初めて政府として同性愛者コミュニティに謝罪するんです。2005年には欧州議会も同性愛者をナチスの犠牲者として追悼し、他の構成員と同じ尊厳と保護を受けると決議しました。ひとつひとつ謝罪して、カタをつけてきたんですよね。ところが日本政府はまだ包括的な差別禁止法というものがない。同性婚に関しても“社会が変わってしまう”と逡巡してしまう」と現在の日本の状況を憂う様子も。「でも、90年代に盛り上がりをみせたゲイ運動があって、その流れの中でつくられたこの作品を今こんなにたくさんの人が見ている。今度は日本でそういった運動が盛り上がるといいですよね。LGBT運動の盛り上がりって、女性の活躍の運動とも連動しているし、全ての反差別運動、全ての人権運動、全ての民主主義運動と連動している」と続ける北丸氏。「自由とか、平等とか、そういう話だと思っていただければいいと思う。今日本でもトランスジェンダーバッシングだとか、反動がたくさん出てきていますが、くじけそうになったときは歴史が味方してくれてること、この国のこの小さな社会だけじゃなくて、いろんなところで人権のために戦っている人たちがいるんだっていうことを支えにして、時代を変えていきたいと思っています」と力を込める。最後に「日本のジェンダーギャップ指数とかを見ても、全く意外な数字ではない。でも、映画というのはすごい力がありますよね」と語る秋田氏を受け、北丸氏は「この映画や『大いなる自由』はもちろん、レインボー・リール東京やトランスジェンダー映画祭、そして様々な作品が公開されています。そういう小さなひとつひとつの力が合わさって、いまここまできているんですよね」と締め括った。『大いなる自由』はBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大いなる自由 2023年7月7日よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国にて公開©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions
2023年07月25日7月29日(土)からスタートする新ドラマ「ノッキンオン・ロックドドア」の制作発表記者会見が、7月24日(月)に開催され、西畑大吾、石橋静河、畑芽育、監督の堤幸彦が登場、約500人もの観客から割れんばかりの歓声が上がった。「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER STATION」の会場のひとつ、六本木ヒルズアリーナで行われた今回の会見。本作は、松村北斗(SixTONES)と西畑大吾(なにわ男子)という、ドラマ初共演となる2人が、相棒にしてライバルの最強W探偵を演じる本格ミステリードラマだが、松村さんはインフルエンザのため、残念ながら欠席。しかし、バディとして日々絆を深めている松村さんと西畑さんの心は、いつだってすぐ側にあるようで、会見では冒頭から、西畑さんのバディ愛が炸裂。今回、松村さんの欠席が告知されると、涙を拭う素振りを見せ、胸ポケットでは松村さんのアクリルスタンドが顔を覗かせていた。西畑さんは「北斗くんの思いは絶対この会場にも来ていると思いますし、僕の胸にも北斗くんがいます」と言い、「『南くんの恋人』のように『氷雨くんの相棒』としてここにいますので、皆さんも北斗くんの分まで楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけた。また会見では、「堤監督は結構ムチャブリが多くて!シーンの終盤にワンボケを入れたがるんです。『あー、ムチャブリされてる!』という感覚になって、本当にうれしいし、とても楽しく撮影に臨めています」と、嬉々とした表情で現場の様子を報告した西畑さん。実は、このムチャブリは、堤監督の並々ならぬ信頼の証。「撮影が始まる前に『とりあえず、セリフは全部覚えてきてね』と、半分脅しみたいなことを言った」と監督。2人は、期待通り長ゼリフはもちろん、ほかの人のセリフもバッチリ覚えてきたそうで、「2人はとりわけ真面目で素晴らしい俳優さん。この前提条件があるから、こちらはいくらでもボケられるんです。今後、どんどんボケていきたいですね」と語った。そんな監督の真意を初めて知った西畑さんは、「その上でのムチャブリだったんですね!ありがたいです」と喜びを倍増させた。一方、キャスト陣の観察眼をチェックすべく「似顔絵対決」が行われ、2分以内で堤監督の似顔絵を描くことに。畑さんは、しれっと「つつみです」という吹き出しを入れる反則技を繰り出したり、西畑さんは余計な手足を描き、石橋さんと畑さんに「何なんですか(笑)?」と失笑されたりと、個性あふれる珍妙対決となった。一等賞に選ばれたのは、石橋さん。一番似ていない絵に選ばれてしまったメンバーには、モノマネを披露するという罰ゲームが用意されており、西畑さんがこの憂き目に遭ってしまった。しかしここでも、西畑さんのバディ愛が花開き、「誇張した御殿場倒理」と題し、松村さんが演じる【トリック=不可能(HOW)専門探偵】倒理のデフォルメ・モノマネを披露。髪を指でクルクルしながら、決めゼリフ「俺たちに解けない謎はない」でバッチリ決めた…つもりが、微妙な空気に。「半スベリでしたね~。この映像、北斗くんの目に触れてほしくない!」と苦笑いが止まらない西畑さんに、会場からは温かい笑い声が湧き上がった。「ノッキンオン・ロックドドア」は7月29日より毎週土曜日23時~テレビ朝日にて放送(※初回拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月24日佐藤浩市と横浜流星が7月19日、都内で行われたダブル主演作『春に散る』の完成披露試写会に出席。横浜さんは「何度も救われました。浩市さんに出会えて良かった!」と熱い言葉で、大先輩の佐藤さんに感謝を伝えた。沢木耕太郎の同名小説を原作に、ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。佐藤さんと横浜さんは、劇中で師弟関係を演じている。横浜さんは「ともに再挑戦する戦友として、疑似家族のような、新しい関係性が表現できた」と確かな手応え。そして、「常に心の拠り所で、何があっても味方でいてくれて、何度も救われました。浩市さんに出会えて良かった!」と佐藤さんに対し、あふれる思いをぶつけた。そんな“弟子”の言葉に、佐藤さんは「好感度をあげてくれて、ありがとう」と照れくさそうな表情。横浜さんが、ボクシングのプロテストを受験し、C級ライセンスに合格したことが話題に挙がると、佐藤さんは「撮影中から、『挑戦してみたら?』という話があって、本人をその気にさせていた。周りがね」と秘話を披露。「本当に受験するとは。ビックリしたし、『良し!』とも思った」と後輩のチャレンジに、賛辞を送った。劇中では、二人が激しくミット打ちに勤しむシーンもあり、佐藤さんは「この男のパンチが重くてね」としみじみ。これに対し、横浜さんは「浩市さんが『気にせず、本気で来い』って言ってくださったので、逆に(力を)抜くのは失礼かなと思った。信頼関係がないと難しいですが、すべてを受け止めてくださった」と改めて敬意を表していた。完成披露試写会には、共演する橋本環奈と山口智子、瀬々敬久監督(『ラーゲリより愛を込めて』)が出席した。ヒロイン役の橋本さんは、叔父を演じる佐藤さんと初共演し「初日はすごく緊張しました。怖い方かと思っていて、すっごくピリピリした現場なのかなと」と回想。実際は「全然そんなことなくて!印象が180度変わった」といい、当の佐藤さんは「たいがい、そう思われる。逆にしゃべり過ぎて嫌われている(笑)」と苦笑いだった。また、亡き父からジムを受け継いだ会長役で、実に27年ぶりの実写映画出演を果たした山口さんは、「浩市さんラブですからね。俳優として、尊敬している大好きな浩市さんと絶対にご一緒したかった」と本作出演の決め手を明かしていた。『春に散る』は8月25日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会
2023年07月19日映画『エゴイスト』で主演を務めた鈴木亮平が北米で最も由緒あるアジア系映画祭、ニューヨーク・アジアン映画祭にてライジングスター・アジア賞を受賞。現地時間7月15日(土)現地時間20時30分(日本時間7月16日9時30分)よりリンカーン・センターにて行われた授賞式に鈴木さんと松永大司監督が登壇した。7月14日から30日までニューヨーク、リンカーン・センターで開催され、各国から60以上の作品が出品されたニューヨーク・アジアン映画祭(以下、NYAFF)。本作は世界的に注目度の高いアジア映画を紹介するStandouts部門に出品された。ライジングスター・アジア賞(Rising Star Asia Award)とは世界的に最も活躍が期待されるアジアの俳優に贈られる賞で、過去には香港、韓国、タイ、フィリピンなど各国の人気俳優が受賞、日本人俳優では池松壮亮、小松菜奈、綾野剛らが受賞している。上映後に行われたQ&Aにも鈴木さんと松永監督が登壇、鈴木さんが本作に出演を決めた思いや、LGBTQ+を題材にする上での本作の取り組み、LGBTQ+インクルーシブ・ディレクターとインティマシー・コレオグラファーの役割についてなどが語られた。また、本作をきっかけにゲイであることを家族にカミングアウトした出演者に触れ、感極まる場面も。鈴木さんと松永監督はお互いが俳優・監督になる前からの知り合いで、その頃からいつか一緒に映画を作りたいという夢を語っていたことが実現したことにも触れ、満席の場内からは拍手が巻き起こった。さらに、北米での劇場公開が秋に決まったことについても改めて感謝を述べた。鈴木さんは、「このようなすばらしい名誉ある賞をいただき、NYAFFに感謝します。ここ(ニューヨーク)に来ることができて本当に嬉しく思います。最初に来た時にすっかりこの街が好きになって、そして今でも大好きな街です」とニューヨークへの思いへもコメント。「映画『エゴイスト』は自分にとって、とても特別な作品です。この映画に関わってくれたすべての人に、特に松永大司監督、共演の宮沢氷魚さん、阿川佐和子さんに感謝します」と述べ、「何よりも、原作者の高山真さんに感謝したいです、彼は亡くなってしまいましたので、この作品の完成を見届けていただくことはできませんでした。でもきっと今夜もどこかから見ていてくれると思います」と原作者の高山さんに対しても感謝を語った。松永監督も「『エゴイスト』は僕にとってもとても大切な映画になりました。今日このニューヨークという場所で、亮平とともに映画を上映できることを喜びに感じます。これからの活躍もさらに期待しています」と、鈴木さんの受賞を称える。さらに、共演の宮沢氷魚からも「ライジングスター・アジア賞受賞おめでとうございます。より多くの方に鈴木亮平さんの存在と映画『エゴイスト』 が認められていることを心から嬉しく思います」とお祝いコメントが到着。「亮平さんはこの先、間違いなく世界で活躍される俳優さんだと信じています。亮平さんに負けないくらい、僕も頑張りたいと思います」と、鈴木さんを称えながら自身も展望を語った。『エゴイスト』は全国にて公開中。8月25日(金)よりBlu-ray&DVDにて発売。発売元:日活株式会社販売元:株式会社ライツキューブ(シネマカフェ編集部)■関連作品:エゴイスト(2023) 2023年2月10日より全国にて公開© 2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2023年07月18日“究極の密室”ラブホテルで、人間の悲喜こもごもを描くワンシチュエーション・コメディドラマ、連続ドラマW-30「ああ、ラブホテル ~秘密~」。この度、第5話「再見、生活費」と最終話「ダイバーシティ・ラブホテル」の現場レポートが到着した。2014年にWOWOWで放送された「ああ、ラブホテル」は、“ラブホテル”を舞台にカップルの数だけ生まれるドラマの数々を描き、ワンシチュエーションという限られた条件ゆえの演出の妙技を堪能できると話題になったドラマ。9年ぶりに復活した「ああ、ラブホテル~秘密~」に集ったのは、気鋭の監督陣と実力も人気も兼ね備える俳優たち。どのように撮影が行われたのか、舞台裏に迫った。全編GoPro撮影の完全密室ドラマ――内山拓也監督「再見、生活費」まずは、内山拓也監督による「再見、生活費」の撮影現場。初監督作品『ヴァニタス』でPFFアワード2016観客賞を受賞し、『佐々木、イン、マイマイン』でも注目を集めた期待の新進監督。本作の撮影は、千葉県柏市にある「ホテル ブルージュ」の一室を借り切って行われた。内山監督は、コンパクトさが特長のカメラ「GoPro」を部屋の各所に設置し、GoProだけでドラマを作ろうとしていた。芝居を行うあらゆる場所にカメラを潜ませ、同時に撮影していく。通常のカメラでは撮影できないような位置からも撮影が可能ということで、ほかでは見られない映像に期待が持てる。登場するのは、ラブホテルを訪れていた治(瀬戸康史)と杏子(瀧内公美)の夫妻。治が買い物に出ていき、杏子ひとりだった部屋にドンドンとドアを叩く音が響く。杏子がドアを開けると、警官のコスプレをした見知らぬ若い女性が息せき切って入ってきた。助けを求めてきたのは中国人のリン(三村朱里)。隣室で男性と一緒に入室していたが、相手が暴力を振るうので助けてほしいと言う。そこに戻ってきた治だったが、リンの顔を見ると挙動不審になり…。偶然の出来事によって関係性が急展開する、女2人と男1人のドタバタ劇となっている。GoProのみで撮影するこのドラマは、カメラセッティングが鍵を握る。部屋中にカメラを設置し、なおかつお互いのカメラが映らないよう、カメラを巧妙に隠す。飾られたマスクの中、天井、死角になったベッド正面。さらには冷蔵庫の中、水槽の中にまで。ポテトチップスの袋の中にカメラを見つけた瀧内さんも、「こんなところにもある!」と驚いている。瀬戸さんも、「面白い撮影方法ですよね」とワクワクした表情だ。撮影時は俳優だけの空間になるこの部屋。監督は部屋の中にある小さなバスルームで映像を確認しており、そこにはそれぞれのカメラと接続したiPhoneやiPadがモニター代わりに並んでいた。大まかなセッティングが終わり、内山監督と俳優3人による動きの確認(段取り)が始まった。基本的には長回しで撮影していくため、この確認も各自しっかりと行っている。段取りの時点で俳優たちの芝居は熱を帯びていき、「めっちゃ面白い!」と内山監督もニンマリ。段取りが終わり、スタッフたちがカメラの最終確認をする間、瀬戸さんと瀧内さんはセリフを合わせながらコミュニケーションを取っている。中国語のセリフが多い三村さんは、中国語が堪能なスタッフに発音を確認してもらっていた。俳優たちがカメラの位置を頭に入れ、全スタッフが部屋から退出。テストと本番が始まる。15分ほどカメラを回したところで、カットがかかる。内山監督が全カメラの映像をチェック。OKとなり、次の撮影へ。GoProを設置する位置は事前に29か所が想定されており、シーンに合わせて内山監督と撮影監督が慎重に選定。5~7個ほどのカメラを同時に撮影していく。iPhoneのインカメラを使いながらアングルを考えていた内山監督。「脳みその、いつもは使ったことのない部分を使っている感じ」と頭を抱えながらぼやいている。俳優たちの動きを頭に入れながら、カメラの位置を時間内に決めなければならないのだ。リンがかぶる制帽の中にカメラを仕込もうとしたり、柱についているおもちゃのガスマスクの中に設置しようとするもうまくいかなかったりと、トライ&エラーを繰り返すスタッフたち。セッティングに時間をかけ、カメラが回ると俳優たちだけの空間になる。そんな撮影を誰もが楽しんでいる、という内山組だった。俳優との信頼関係を楽しむ――大九明子監督「ダイバーシティ・ラブホテル」7月14日(金)で最終回。放送される2作は、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』などで映画ファンからの支持も熱い、大九明子監督による短編。そのうちの1編「ダイバーシティ・ラブホテル」の撮影も、「ホテル ブルージュ」で行われた。数々の映像作品で撮影地として使われている。「ホテル ブルージュ」は、ヨーロッパ貴族の館のような荘厳な建物が最大の特長で、中に一歩入った瞬間から非現実の世界にいざなう。放送では「ああ、ラブホテル~写真館~」と題し、日本全国にあるラブホテルの写真を掲載するなど、現存するラブホテルを重視しているこのドラマ。天蓋付きベッドがあるロマンチックな部屋が、この日の舞台となる。弁護士のショウタとパラリーガルのトオルが、その日の裁判を終えてホテルにやってきた。2人は視点が少し違っているが、共に法律家でもあるだけに、何かが気になると遠慮せず議論を戦わせる。トオルはラブホテルに来るのが初めて。それだけにあらゆることが気になってしまうが、ショウタは早くトオルとイチャイチャしたい。2人の愛を守るため、ラブホテルのダイバーシティ化構想が始まる。先輩のショウタ役を林遣都、後輩のトオル役に板垣李光人。2人とも大九組に参加経験があり、お互いの信頼関係の高さがうかがえる。2人が部屋に入った後、利用客たちによる雑感ノートを見たり、腕時計をはずしたりジャケットを脱いだりという、なにげないけれど少しずつその時に近づいていく流れを撮影していく大九監督。服を脱ぐのにかかる時間などを確認し、まずは段取りをやってみることに。林さんと板垣さんが芝居をする周りで、楽しそうな表情で動きながらカメラアングルを決めていく大九監督。2人が部屋で読むノートには、「愛のノート」という名前がついている。適度に使い古され、これまでにこの部屋を利用してきた客たちが愛の言葉を書き連ねているという設定。ストーリーにとっても欠かせないこの小道具だが、実は現場のスタッフたちが、台本を基に総出で字を書いたもの。夫婦で来たという設定で書くなど、スタッフの工夫が表れている。物語の中で、トオルがこのノートに新たに書き込もうとする。書いているところを真俯瞰で撮影中、大九監督から「もっと速く、2倍ぐらいのスピードで書いて」という指示が入る。2人が芝居に没頭すると、大九監督は笑顔でモニターを見入り、芝居の流れが固まると、あとは俳優たちに託す。お互いをリスペクトし合いながら着々と撮り重ねていく仕事ぶりにプロフェッショナルを感じた、大九組の現場となった。連続ドラマW-30「ああ、ラブホテル ~秘密~」は毎週金曜日23時30分~WOWOWプライムにて放送中。WOWOWオンデマンドにて配信中(全9話/18エピソード)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月14日トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』公開を前に現地時間7月10日、USプレミアがニューヨークで開催。併せて、本シリーズの醍醐味が詰まったイーサン・ハントと新キャラクター、グレースの絶体絶命の本編映像が解禁された。先日ローマで行われたワールドプレミアは、スペイン広場を封鎖した大規模なレッドカーペットに世界中から3,000人を超えるファンが駆けつけるなど、世界中にシリーズの人気を轟かせ、盛大な幕開けからスタートした本作のワールドプロモーションツアー。その後、ロンドン、アブダビ、ソウル、シドニーと全世界を周り、ついに公開を週末に控えたニューヨークに上陸。プレミアには、主演のトム・クルーズをはじめ、常連のサイモン・ペッグやヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン。レベッカ・ファーガソンさらに前作から参加したヴァネッサ・カービー、新たに加わり、すでにその演技に絶賛の声が集まっているヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフといった超豪華キャストに加え、5作目から本シリーズのメガホンをとるクリストファー・マッカリー監督ら総勢19名が集結。ポム・クレメンティエフ公開を待ちわびるニューヨークのファンにもこれまで同様、ファンへ神対応を見せたトム。サウンドバイツでは「大スクリーンと素晴らしい音響で観ると、とてもリアルなんです。ファンのみんなに本作を観てもらえるこの瞬間をずっと心待ちにしていました。映画公開を世界に伝えられるのを製作者みんなで夢見てきたんです」と、世界的な新型コロナウィルスのパンデミックの影響で撮影が中断に追い込まれるなど、様々な困難な撮影を乗り越えて、やっと作品をファンに届けることができる喜びをコメント。「この瞬間は僕にとって色あせることのない瞬間です。感謝しているし、感謝の気持ちは高まるばかりです。とても特別な瞬間ですよ」と、感謝を繰り返し、特別な瞬間であることを明かした。また、本作で話題のシーンの1つである崖からのバイクジャンプシーンについて聞かれると、「初めて落ちていくバイクジャンプをした時によく覚えているのは、真下を見てしまうと身体が震えてしまうかもしれないと思ったこと。一度身体が震え始めると、気持ちを落ち着けようとしても、震えを止めるのは難しいんです」と、さすがにトムでさえも、あのシリーズ最大のアクションシーンには恐怖心があったよう。「だから、バイクジャンプの時に覚えているのは、タイヤの感触と、身体に空気があたる感触だけだ。ただ、バイクが身体に当たらないことを祈りました」と自身の感覚に頼り、撮影に臨んでいたことを明かした。絶壁からのバイクジャンプをふり返る「いつ自分がバイクを手放したのかも分からなかった」実際の撮影についてふり返ると、「いつ自分がバイクを手放したのかも分からなかった。実際に何が起こったのか自分でもよく分からないんです」と、記憶が曖昧だったようで、まさに極限状態の撮影だった様子。ただ、飛んだ後は「撮影のために十分に深く落ちることを考えました。落ちていく映像を撮りたいのだから、深く落ちれば落ちるほどいい映像になることは分かっていました」と、落下しているときでさえ、作品のことを気にかけているという超人ぶり。「パラシュートを開いたあとは、山に引っかからないように気をつけました」と、あのシーンにはさらに注意するべきポイントがあったようで、「なぜなら、その日の朝に練習で飛んだんだけど…。EPK映像(メイキング映像)で見てもらえばわかるんですが、パラシュートが真上に開かなくて、山の方に流されたんです。だから、パラシュートを開いたあとは、そうならないように祈りました」と、まさかの本番前の練習でトラブルがあったことを明かした。そんな状況の中で、あの圧巻のバイクジャンプシーンは完成したようだ。列車から落下寸前!大ピンチの本編映像も解禁併せて到着したのは切断された橋から落下寸前の列車の中で、狭い足場になんとかしがみつくも、超重量のグランドピアノがいまにも直撃しそうになる本編映像。垂直にぶらさがった車両の中で必死に手に力を込めるイーサンとグレース(ヘイリー・アトウェル)。一歩でも足を滑らせれば、そしてこの車両そのものが落ちてしまえば一巻の終わりという大ピンチの中、2人の頭上には固定ベルトが重さに耐えきれずいまにも落ちそうに揺れるグランドピアノが!「絶対に落とさない。飛ぶんだ僕を信用しろ!」と必死の形相で叫ぶイーサン。このシーンの続きが気になるものとなっている。ヘイリー・アトウェルいち早く本作を見た多くの批評家から絶賛の声が相次いでる本作。アメリカ最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコアが98%フレッシュを記録(7月11日現在)。これは、昨年大ヒットを記録した『トップガンマーヴェリック』、さらに歴代最高の前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』も超えており、早くもその完成度の高さに注目が集まっている。そんな本作のワールドプロモーションツアーも残すところ、日本のみ。トムと監督は最終地である日本に7月17日(月・祝)に来日、ジャパンツアーは、17日にジャパンプレミア、18日(火)に記者会見を予定している。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は7月21日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年07月12日