長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が出演する月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」。この度、5月21日(月)放送の第7話に、竜雷太、岡田義徳、桜井ユキ、中尾明慶、前田敦子らがゲスト出演することが明らかに。あわせて、14日放送の第6話の場面写真「今週のダー子」も公開された。長澤さん演じるダー子らが、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる様子を描いていく本作。第7話では、とある“経済ヤクザ”の資産をダー子らが狙う「家族編」が展開。今回ゲストで登場する竜雷太が演じるのが、そんな若いころは違法すれすれの株式操作で荒稼ぎした経済ヤクザで、現在闘病中の与論要造だ。ダー子とボクちゃん(東出さん)は、リチャード(小日向さん)の知り合いで服役中の矢島理花(佐津川愛美)が資産家の末娘…そう、与論の娘だと知る。理花は、与論が愛人に産ませた子どもだったため、母親や兄姉からひどい苛めを受けていたらしく、10歳のときに与論のもとを離れ、以来18年間一度も連絡を取っていなかったという。そこで、ダー子は理花に成りすまし、与論の10億円の資産を狙うことに。しかし、岡田義徳扮する理花の兄・祐弥、桜井ユキ扮する姉の弥栄は、突然現れたダー子に疑いの目を向け…というあらすじだ。「貴族探偵」以来の月9ドラマ出演となった竜さんは、「他人とでも楽しく生きられるものだということを教えてくれる、新しい“大人の童話”として演じさせてもらいました」と本作に参加した感想を語り、演じた役柄については「このおじさんはとっても好きですね(笑)。こんな生き方がいいですね。なかなかシャレたもんだと思いますよ。私自身、こういうおじさんに憧れます(笑)」とコメント。主演の長澤さんについては、「今回が初共演なのですが、彼女独特の“間”を持っていらっしゃるようで、とても魅力的だと思いました」と話している。また与論役の竜さん、与論の子どもたちを演じる岡田さん、桜井さんのほかにも、第7話では中尾明慶と前田敦子がサプライズ出演!一体どんな役どころで登場するのかは…放送をお楽しみに。「コンフィデンスマンJP」は毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年05月14日仲里依紗(28)が、4月18日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演。夫・中尾明慶(29)との夫婦生活について語った。 仲家にはルールがあるという。それは「靴を出しっ放しにして玄関に2足出た時点で罰金100円」というもの。中尾は靴を出したら出しっぱなしのようで、それを仲は許せないという。そこで「罰金制度にして、ちゃんと貯金箱に100円を入れるってことにしていた」と話した仲。しかし改善されなかったようで、最近では強硬手段に打って出ているという。 「物置の部屋があってそこに(靴を)投げ捨てるんです、ボーンって。全部投げ捨てて、ちゃんとしまうようにずっと見てます」 「仲家の夫婦喧嘩はどちらが強い?」との質問にも「私ですね。基本的に私が負かします」と即答した仲。そして、中尾が友人との腕相撲で骨折したときのことを回想した。 「めっちゃ怒りました、もう怒鳴り散らして。『何考えてんの、あんた!帰って来るな、今すぐ入院しろ!』って言って」 中尾が帰宅したあとも、「今日は子供部屋で寝てください」と怒りをぶつけたと語った仲。しかし中尾は利き腕を骨折しており、自力では食事ができない。そうした夫を見かねた仲は「無言」ですき焼きを食べさせたという。さらに続けて、こう明かした。 「そのあとも『もう寝るでしょ?』って言って、パンツ脱がせて全部穿かせて。介護でしたね」 スタジオでは「いい奥さん」「優しい」と仲を褒める声が上がっていた。そうした恐妻ぶりや夫への献身話をあっけらかんと話す仲に、Twitterでは絶賛の声が上がっている。 ≪ラブラブしい旦那の話を、あんなに面白く、嫌味なく話せるって素晴らしい≫≪仲里依紗ってすごく個性的で考え方もハーフだからなのか外国寄りのエネルギッシュな人だなと思った≫≪仲里依紗が、こんな面白い人とは思わなかった!ママタレ売りにしてないし、天然でもないし、芸人に囲まれても上手に受け応えしてて、イイ感じにイメージ変わった≫ 18日に発売された仲のスタイルブック「Palette」では、仲夫婦と長男との “親子3ショット”が掲載されているという。中尾も、同日は結婚5周年の記念日でもあると明かし「発売日が結婚5周年ですしなんか楽しい事したいと彼女張り切ってましたから、皆様よろしくお願いします」と自身のInstagramで同作をアピールしている。 末永く仲睦まじい姿を見せて欲しい!
2018年04月19日芸歴56年の中尾ミエが出演のみならず自らプロデュースを手掛け、自身のライフワークとも語るミュージカルが2015年の初演以来、4年連続で上演される。その「ザ・デイサービス・ショウ2018」は、4月12日(水)東京・明治座を皮切りに、北は北海道から南は鹿児島まで14か所で開催。若者主体のカンパニーでもなかなかハードだが、本作の舞台は高齢者施設で、キャストは最年長81歳の正司花江を筆頭にシルバー世代中心なのだから、より驚かされる。初演から不変のメンバーを率いて、プロデューサーとしても辣腕を発揮する中尾に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作立ち上げのきっかけは、「自分が行きたいと思うようなデイサービスを作りたい」と思ったこと。93歳で亡くなった父親と最期まで自宅で暮らした経験も、背景にあると言う。「父は寝たきりとかではなくて元気だったんですけど、“何もすることないっていうのが1番辛い”と言っていたんです。生きていればやっぱり、自分が役に立っていると思いたいじゃない?だから年寄りは甘やかさなくていいのよ(笑)。ただの趣味とかじゃなく人様に喜んでもらえたり生きがいにつながるような、そして毎日何かしらやることがあるものを提供できるデイサービスがあればいいのになって思っていました。私にとっては、この作品こそが理想のデイサービス。プロデューサーというより、デイサービスの経営者ね(笑)」登場人物たちが見つけた新たな生きがい、それはロックバンド!かつてのスター・矢沢マリ子(中尾)の提案により、高齢者施設の老人たちが「昔取った杵柄」でロックバンド“Newビンテージ”を結成する。ちなみにバンドメンバー役のキャストは、初演時に初めて担当楽器に触れた者が大半だそう。同じメンバーでコツコツと練習を積み重ね、今回で4年目。平均年齢70歳を越えたパワフルバンドは舞台上での展開と同様、日々成長・進化を遂げている。「セリフにもあるんですけど、何かを始めるのに遅すぎることって絶対にない。私はもう古希を過ぎたし、世の中的にはお役御免の年齢。でもまだ元気だし現役でいたいと思ったら、自分から発信していかなきゃいけないと思って、舞台のプロデュースを始めたんです。そしたらもっと元気な先輩がいっぱいいたので(笑)、“まだ10年ぐらい大丈夫かな?”って、かえって自信をもらいました」この前向きな姿勢は、若者世代だって見習いたい!東京公演は4月15(日)まで、その後全国を巡演。チケットは発売中。取材・文:武田吏都
2018年04月12日ストレス過多な現代社会で、人は傷つかないように感情をフラットにした無感覚状態に陥りやすく、官能を感じる状態にはない、とはボディワーカーの藤本靖さん。そこで今回は、無感覚に陥った身体を、自律神経への刺激で蘇らせる方法を教えていただきました。ストレスで疲弊した神経系が、心身を無感覚にさせてしまう。「官能に必要なのは緊張とリラックスのブレンド。身体的にいえば交感神経と副交感神経の両方に適度にスイッチが入った状態です」(藤本さん)でも、現代社会はストレス過多で、神経が刺激を受けすぎて過緊張状態となり、それに耐えきれずに無感覚になることで自分の身を守ろうとする傾向がある。「交感神経と副交感神経に同時にスイッチを入れるボディワークで脳神経系を覚醒させましょう。そうすれば、刺激と癒しが同時に起こり、官能的な感覚も蘇ります」ボディワークで交感神経と副交感神経のスイッチを同時にオン。官能的ボディに必要なのは、刺激と癒しのどちらも感じ取れる自律神経のバランスの良さ。刺激を受け取り活動する交感神経と、癒しをもたらす副交感神経の両方を稼働させるワークはマスト。さらに目や喉にもアプローチして、脳の疲れを取り神経系を覚醒させたり、肌感度を高めるワークを実践すれば、神経バランスは整っていく。背骨を刺激しながらの呼吸で両神経にスイッチ。背骨の両脇には交感神経節が並んでいるので、肩甲骨と骨盤を使い背骨をキュッと挟み込むような刺激を与えると、交感神経がオン。同時に細く長い呼吸を繰り返すと内臓の感覚が刺激され、内臓の働きを司る副交感神経も稼働する。両手を後ろに組み胸を張る。背骨を反らさず、左右の肩甲骨と骨盤で背骨を挟み込むイメージ。この状態で口をすぼめ、ストローから吐き出すように「ふー」と息を細く出す。鼻から吸い口から吐き、30秒繰り返す。目の緊張を解きほぐし、脳を休ませてあげる。日頃、視覚情報が過剰なので脳は疲弊しているもの。目の緊張を取ると脳の緊張も取れ、ゆっくり休むことができる。また、実は両目で見るより片目で物を見る方が、物体の立体感や距離感にズレがなくなるので、脳のストレスが減る。左手の人さし指、中指、薬指を右のまぶたの上に軽くのせて右目を塞ぎ、右手は後頭部を支えるように包む。左目で周囲をぼーっと眺める。30秒ほど見たら、眼球をゆっくり上下左右に動かす。続いて左目を塞いで同様に。肌感覚を高めて、触覚を蘇らせる。刺激過多から身を守ろうと、感じにくくなっている触覚を呼び覚ますには、肌が心地よく感じる優しい刺激を与えること。触れることで皮膚のセンサーの感度は戻るので、外からの刺激を心地よく受け入れられるようにしてあげて。右手のひらを使い、左腕を優しく撫で上げる。母猫が子猫を舐めるようなスピード(1秒に5cm動く程度)で、手の甲から肘、肩へ。右腕も同様に撫でる。両腕だけでも効果があるが、時間に余裕があれば肩、胸まわりも。喉の詰まりを解消して、脳を覚醒させる。喉の奥を震わせて行う呼吸は、喉の詰まりを取ってくれる作用が。言いたいことを我慢しがちな人は常に喉をつまらせているもの。呼吸を使って喉を目覚めさせることで、喉につながる脳神経を刺激すれば、頭がスッキリ冴えてくる。喉仏を親指と中指で軽くつまみ、反対の手を胸の真ん中に置く。口を閉じたまま、喉の筋肉を締めて声帯を震わすイメージで鼻から息を吸う。胸に溜めた息を鼻から吐く時も喉を空気が通ることを意識。1分ほど続ける。藤本 靖ボディワーカー。ロルファー(TM)。ロルフィング(R)スタジオ『オールブルー』主宰。独自の身体論で疲れない身体を提案。近著に『肩こりには脇もみが効く』(小社刊)。スリップ¥4,980(ピーチ・ジョン/ピーチ・ジョンTEL:0120・066・107)フリルベッドカバー¥17,584フェザークッション各¥3,695ベロアクッションカバー¥1,843(以上ザラホーム/ザラホーム・ジャパン カスタマーサービスTEL:03・3462・2133)※『anan』2018年3月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・中尾有伽(NAME)イラスト・和泉琴華取材、文・板倉ミキコ撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2018年03月11日瑞々しく、豊かな感性がもたらす官能的な心と身体は、私たちの人生に必須。湧き出る本能に従えば、脳神経科学者の枝川義邦さん曰く、官能は“脳のエネルギー”となる。そこで今回は、官能を理性で抑えてしまう、女性らしい脳の仕組みを理解するためのレッスンです。官能に忠実になることが、脳にとっての最高のエネルギーに。脳の働きは原始時代から大きく変わっていない。だから官能を感じる、欲するという本能的欲求は、人間なら誰しも持っているものだと枝川さん。「官能は湧き出る本能的な感情。それを抑えるのは、脳が必要としているエネルギーを与えないばかりか、逆にエネルギーを費やして脳を消耗させてしまうのです」特に女性は、性欲や官能を理性でコントロールしがちなので、官能のスイッチを入れるためには、身体を反応させるより脳そのものを反応させる方が効果的。LESSON1:普段のストレスから離れられる場所に行き、本能を解放する。理性的な思考を司る前頭前野は、外界から様々なストレスが働くことによって、それに対して理性的な対処をしようとするので、それにより本能に基づく官能的な判断を邪魔してしまう。そこで、普段の自分から離れられ、ストレスを感じない場所に行き、五感が喜ぶ=脳が喜ぶことをして本能を解放しよう。結果、脳が活性化される。LESSON2:目、耳、手、唇、舌に意識を集中して過ごしてみる。身体の中で、インプット、アウトプットともに情報処理能力が高いとされるのが、目、耳、手、唇、舌。これらの部位を意識的にいつもより多めに刺激し、インプットの量を増やしていけば、脳の広い範囲が活性化して感度が上がってくる可能性が。自分が好きなもの、心地よく感じるものを見て、聞いて、触れて、味わっていこう。LESSON3:目隠しをして好きな俳優の声を聞いてみる。官能のスイッチを入れるために大切な役割を担っているのが、想像力と創造力。女性は、言語と深く関係した脳の左側にある扁桃体が活性化して、イマジネーションを掻き立てられやすい。例えば、好きな俳優の声を目隠しして聞いてみる。耳で聞いた情報を頭で映像化したり、妄想を発達させると、官能的な記憶情報を強化できる。LESSON4:黄体期に、自分が何を心地よいと感じているかをジャッジする。黄体期(排卵後、基礎体温が高温の期間)は、快不快などの強い感情に関係する脳の島皮質の活動が活発化しやすく、自分が何を求め、心地よいと感じるかがわかりやすくなる。この時期に下したジャッジを「本能の声」と受け止めることで、真に求める欲求を満たすための判断基準として、黄体期以外の期間に生かすのもよいだろう。枝川義邦脳神経科学者。早稲田大学研究戦略センター教授。脳科学と、行動や社会とを融合。『「脳が若い人」と「脳が老ける人」の習慣』(アスカビジネス)など著書多数。ロングブラウス¥29,000(エンリカ/フラッパーズTEL:03・5456・6866)※『anan』2018年3月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・中尾有伽(NAME)取材、文・板倉ミキコ撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2018年03月11日甘く深い官能の世界は、いつでもそこにあるものの、それを受け入れる心と身体の準備ができていなければ、その悦びを本当の意味で感じることはできません。今回は心理カウンセラー・塚越友子さんに実践的なアプローチで五感と本能を目覚めさせ、人生の新たな扉を開くための、特別レッスンをお願いしました。快楽を求める本能に忠実に、自分を縛るタブーを捨てる方法とは?未知の体験を心から味わって、社会や文化に囚われた自分を解放。日本は社会的にも文化的にも、女性が官能的な快楽を求めることをタブーとしてきた歴史が長い。「その結果、極私的な感情&感覚であるはずの官能の要不要を、男性の望みにどう応えるかで判断しがち。生身の自分自身の身体や心がどう感じているかに対してはなおざりなんです」(塚越さん)また情報過多な現代では、官能まで情報に支配され、体験を味わいきれずに消化することに終始してしまう。「官能とは感じること。未知の体験を重ねましょう」LESSON1:茶道や華道を始めてみる。周りの意見を気にしがちな人は特に、雑念と距離を置く有意義な時間を持って。世の中の刺激から離れ、体験そのものに集中、没頭できると、自分主体の考えが持て、官能的思考も復活する。瞑想も効果的だけど、慣れない人にとっては対象があった方が集中しやすい。対象物に集中、没頭することができる、茶道や華道がオススメ。LESSON2:子供の頃に好きだったものを書き出してみる。行動を起こす時に「~しなければ」という思考が優先してしまう人は、価値基準が他人任せになっている証拠。大切なのは「~したい」「~すると気持ちいい」という感覚。大人になるにつれて自分の感覚を後回しにしがちなので、子供の頃に好きだったこと、心地よいと感じていたことを書き出して、本来の自分を取り戻して。LESSON3:普段はやらない、非日常の体験をする。最近は、失敗することを恐れて未知の体験を避ける傾向が。でも、ネガティブな感情も含めて様々な感覚を経験することが心の解放につながる。特に不感症になっている人には荒療治が必要。一人旅など非日常の体験をすることで、自分自身のリアルな感覚がわかってくる。行く場所、やることもその場の感覚に任せるとより効果的。LESSON4:湧き起こる気持ちが自分自身の感情か、確かめてみる。官能的な感情はとても個人的なもの。でも普段から他人の感情に振り回され、物事のジャッジを人任せにしている人は要注意。他人が良いと言ったものを良いものと思い込んでいるだけかもしれないし、負の感情も同様。今感じている気持ちは、他人の感情か、自分自身のものか、折に触れ客観的にジャッジする癖をつけてみよう。LESSON5:家族やパートナーと一緒に餃子を手作りする。人との心の距離感を取りづらいと感じている人は、実は、相手を自分の思い通りにコントロールしようとしすぎなのかもしれない。心理的なアプローチとしてある心理学者が提案しているのが、家族や恋人と一緒に餃子を作って食べること。五感全てを使う行為なので、情緒的な共通体験が、心地よい関係性を築いてくれるそう。塚越友子心理カウンセラー。『東京中央カウンセリング』代表。薬を使わない臨床心理を実践。現在改めて大学院に通い、親子間における心理学の新たな研究にも没頭している。スリップ¥4,980(ピーチ・ジョン/ピーチ・ジョンTEL:0120・066・107)フリルベッドカバー¥17,584フェザークッション各¥3,695ベロアクッションカバー¥1,843(以上ザラホーム/ザラホーム・ジャパン カスタマーサービスTEL:03・3462・2133)※『anan』2018年3月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・中尾有伽(NAME)取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2018年03月10日秘めた官能を解き放つレッスン。今回は、栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんに、眠っている感性を刺激して、感じる心を取り戻す方法を教えていただきました。自分にしかわからない、喜びや満足感を十分味わうこと。「日本人が思う官能という言葉は“セクシュアル”な面ばかりが強調され、自分を愛し満たす、感性や感覚という“センシュアル”な面を忘れています。官能とは心と身体で幸せを感じること。生きていくエネルギーなんです」(アンギャルさん)自分の欲を優先させることに罪悪感を持つ人が多い日本女性に、官能を感じる心身のベース作りをアドバイス。「小さなことでもOK。日々、自分だけの感性=センシュアリティを満たしていけば、必ず変われます」LESSON1:血行を改善する食材を積極的に摂る。冷え症や血行不良の状態では、五感で一番大きなセンサーである肌の感度が低下してしまう。そこで、血管を広げ、血行を改善してくれる食材を積極的に摂って。オススメはオメガ3脂肪酸が豊富なクルミなどのナッツ類や、血管のアンチエイジングに役立つダークチョコレート。日頃から身体を冷やさない食生活を心がけていこう。LESSON2:みずみずしい果実を味わう。自分の感性を満たすものが何なのかよくわからない、という人は、センサーがかなり鈍感になっている証拠。眠っているセンシュアリティを刺激する方法としてエリカさんが最初に挙げたのが、“みずみずしい果実を食べる”こと。フレッシュな香り、唇に触れる感触、舌に当たる果肉、喉を潤す果汁…。全てをじっくり味わってみよう。LESSON3:忙しい時間こそ、ながらの習慣をやめる。仕事の場などで発揮される、物事を同時進行させてスピード処理する行動は、官能的な心身とは正反対の脳の使い方をしているもの。自宅で過ごす時はできるだけ“ながら”の習慣を封印しよう。5分でもいいので、音楽を1曲集中して聴いたり、お茶をゆっくり飲んでみる。忙しい時こそ、こうした時間を取ると心が満たされてくる。LESSON4:スケジュール帳には、好きなことやご褒美の予定を最初に書き込む。日々やるべきことに追われていると官能的思考を遠ざける。そこで、自分の心をなおざりにしないよう、スケジュール帳の書き方を変えてみる。やるべきことを書く前に、自分の好きなことやご褒美の予定を書き込んで。“to do”より“want to”を優先させる習慣をつければ、他人主導の考えが自分主体に変わっていく。LESSON5:シャワーを浴びる時、水の当たる感覚を全身で感じる。睡眠で心身がクリアになっているので、朝のシャワーは最高の感性刺激タイムに変わる。肌には触覚と連動する500万ものレセプター(受容体)があるので、水が肌に当たる感覚を全身で味わって。特に敏感な背中は重要。水の刺激を楽しみたい。さらに、寝起きにマッサージをして身体を目覚めさせてからシャワーを浴びると効果大。エリカ・アンギャル栄養コンサルタント。“心身が美しくなる食生活”を様々な媒体を通じて指南。近著『ラブダイエット スイーツなしで体と心を満たす美の教科書』(幻冬舎)が話題。Vネックスリーブレスリブニット¥2,600(ピーチ・ジョン/ピーチ・ジョンTEL:0120・066・107)ピアス¥22,000(イー・エム/e.m.表参道店TEL:03・5785・0760)※『anan』2018年3月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・中尾有伽(NAME)取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2018年03月10日五感を目覚めさせ、本能を取り戻す。今回は、女性ホルモンバランスプランナー(R)・烏山ますみさんに、ホルモンバランスを整えて、官能を受け入れる心身を作るレッスンをしていただきました。ホルモンバランスが整えば、官能を楽しむベースができるはず。官能的な心と身体のためには、動物的に成熟した肉体と人間ならではの瑞々しい感性が必要になる、と女性ホルモンバランスプランナー(R)の烏山ますみさん。「官能を楽しむ土台になるのが、心身の状態を左右する女性ホルモンだと思います。でも、女性ホルモンのバランスが乱れた人が増えたのは、本能を抑制してしまう人が増え、本能を司る脳の視床下部にも影響を与えているからかもしれません。心と身体を一致させ、女性性を心地よく受け入れられる方法を実践してみてください」LESSON1:身体の先端まで、優しく丁寧にケアをする。感覚のベクトルを自分自身にしっかり向けるためには、全身のケアが有効。特に足先はおざなりにしがちなので、指先まで丹念に行って。クリームなどを使い優しく肌に触れ、全神経をボディに向けていくと、身体が反応してくれる。優しいタッチでもリンパや血液の流れが改善され、これだけで冷え症が改善された人もいるほど。LESSON2:仕事の合間に、ハーブティーを五感で味わう。仕事中は交感神経が優位になりがち。自律神経の乱れは女性ホルモン分泌の乱れにもつながるので、たまに心身をオフにする副交感神経のスイッチを押してあげよう。鎮静効果の高いラベンダーやカモミールなどのハーブでティーブレイク。この時、香り、味、喉ごしなど、五感を駆使してお茶をしっかり味わうと感性も磨かれる。LESSON3:ベッドまわりに、ピンク色を取り入れる。セクシュアルなことを受け入れられない人は、女性性を否定している可能性が。ピンク色には女性らしさをもたらす心理作用があるだけでなく、内分泌を盛んにする効果も実証されている。そこで、花やリネンなど、ベッドまわりにピンクを取り入れてみよう。朝目覚めた時のクリアな心身に飛び込んでくる、ピンク色の力に期待して。LESSON4:骨盤の形を整えて、男性を受け入れられる身体になる。骨盤は心理状態に敏感に反応する。他人に対して威嚇する気持ちが強く、男性的な思考が優っていると、仙骨が立ち、キュッと硬く締まった反り腰になる傾向が。結果、子宮まわりを圧迫して血流が滞ってしまう。女性の理想の骨盤は、適度な緩みがあるお椀型。とかく威嚇の気持ちが増す仕事中に、骨盤を緩めるポーズをしてみよう。【骨盤をゆるめるポーズ】右・座った状態のまま背中を丸め、骨盤を丸めて後傾させる。その状態でゆっくり呼吸。左・左脚を組み、膝を右手でぐっと引き寄せながら上体を左にねじり、左脚の付け根を手でグリグリほぐす。反対の脚も同様に。烏山ますみ女性ホルモンバランスプランナー(R)。女性ホルモンバランスを整えることに着目したメニューを展開するアロマエステサロン『ICHIKA.』代表。ワークショップやセミナーも多数開催。スリップ¥4,980(ピーチ・ジョン/ピーチ・ジョンTEL:0120・066・107)※『anan』2018年3月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・白男川清美ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・中尾有伽(NAME)イラスト・和泉琴華取材、文・板倉ミキコ撮影協力・AWABEESUTUWA(by anan編集部)
2018年03月09日「種村有菜 原画展 ~20th anniversary~」が、2018年2月1日(木)から2月13日(火)まで名古屋パルコのパルコギャラリーにて開催される。種村有菜は『神風怪盗ジャンヌ』や『紳士同盟†』などの作品で知られる少女漫画家。近年は、スマートフォンゲームの「アイドリッシュセブン」のキャラクターデザインといった仕事も手掛けている。「種村有菜 原画展 ~20th anniversary~」は、デビュー20周年を迎えた画業を、作者の出身地である愛知県で振り返る原画展だ。会場では、130点以上の原画を展示するほか、作者と一宮商工会議所がコラボした『神風怪盗ジャンヌ』の衣装を見ることができる。また、関連グッズも販売されるなどファン必見の内容となっている。【詳細】「種村有菜 原画展 ~20th anniversary~」期間:2018年2月1日(木)~2月13日(火)時間:10:00~21:00場所:名古屋パルコ 西館8階 パルコギャラリー住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目29−1入場料:当日券 1200円、前売り券1000円
2018年01月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、モデルの中尾有伽さんです。軽音ガールから女優の道に。夢は特撮ヒーロードラマ出演!高校生の頃、所属していた軽音楽部でのライブ動画がキャスティング会社の目にとまり、デビュー。「今の活動の軸は役者ですが、モデルに音楽と、ジャンルを限らず活動しています。昨年は『梢』というソロ音楽プロジェクトが始動。私にとってはカメラの前でポーズをとるのも演技だし、歌詞を考えるのも、自分ではない誰かになって書くので、演技のひとつ。全部役者という仕事に通じると思っています」。目標は仮面ライダーに出ること!「弟とライダーごっこをして育ったので…。憧れなんです」ついつい集まる個性派アクセサリー。最近のお気に入りたち。ヴィンテージショップで探すことが多いです。週に1度はお花を買います。くたっとしてきたら、ドライフラワーに。花に声をかけるのが日課!休日は料理でストレス発散。この日はイタリアン、とテーマを決めて。友人にふるまうのも好き。なかお・ゆか1996年生まれ。2016年に「ミスiD」大森靖子賞受賞。1月17日から始まる舞台『らん』にて初の時代劇に挑戦。近況はツイッター(@zenbuusomitai)にて。※『anan』2018年1月17日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年01月10日俳優の中尾彬(75)が10月29日に放送されたTBS系「サンデー・ジャポン」にコメンテーターとして出演した。 同番組では、先日熱愛が報じられたタレントのこじるりこと小島瑠璃子(23)を紹介。その際、中尾は小島の印象について「俺は嫌いだな」とバッサリ。共演者から理由を聞かれると中尾は「嫌いって変な言い方だけど」と前置きし、「何やっても『私、うまいだろ』って顔するんだろ」とストレート過ぎる印象を語った。 「中尾さんはもともと歯に衣着せぬ物言いで知られています。ほかのタレントが同じことを言ったら現場は凍りついたでしょうが、『中尾さんだったら仕方ない』と周囲も納得していました。ネット上では、中尾さんの意見に賛同する声が相次ぎました」(TBS関係者) 中尾は曜日コメンテーターをつとめているテレビ朝日系情報番組「グッド!モーニング」でも、まったく“忖度”せずにズバっとコメント。それでも他の番組からコメンテーターのオファーが途切れないのには、理由があるという。 「テレビの中では破天荒なキャラクターですが、実はかなりの常識人として知られているんです。それだけに礼儀知らずな二世タレントを見るとカチンとくるのでしょうが、普段の行動が伴っているだけに周囲からも賛同を得やすいんです」(テレビ局関係者) そんな中尾の人柄を現すエピソードがあるという。 「ある地方の名湯で大掛かりな番組のロケがあったそうです。その際にスタッフたちはタバコの吸い殻をあちことに落としたり、移動した設備を元の戻さなかったりして従業員を激怒させたそうです。ところがロケが終わるとスタッフではなく中尾さんが従業員のもとへ出向いて非礼を詫び、丁重にロケのお礼を言って帰ったそうです。これには従業員も感動していたといいます」(制作会社関係者) 今後も中尾のキレキレのコメントが聞けそうだ。
2017年10月31日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の染野有来さんです。地元ののんびりした環境が今の私を作っています!3年前、「JUNONガールズコンテスト」でグランプリを獲得。「小学生の時はバレーボールをやっていて、中学に入ってそれに代わる打ち込めるものがほしいと思い、応募したんです」。以降、数々のドラマや映画に出演し、地元・茨城と東京を往復する日々を送る。「祖父母も一緒に住んでいて、10人家族なんです。自然豊かな場所で人に囲まれて育ったからこその、のんびりした性格は私の強み。でもお仕事ではとんがった役をやってみたいな、ギャルとか!自分とかけはなれた役に惹かれるんです」2時間並んだかいがありました。ロケで行った岐阜で見つけた『赤鰐』というお店のかき氷。最高に美味!大人のぬり絵にハマっています。ファッションをテーマにしたもので、デザイナー気分を味わえて楽しい♪おばあちゃんが作った野菜が大好き!採れたて野菜を食べられる環境にいられて、本当に幸せだなって思います。そめの・ゆら2000年生まれ。ドラマやCMなどで活躍中。最近の出演作は映画『ポエトリーエンジェル』『パパのお弁当は世界一』など。最新情報はTwitter(@yura_someno)で。※『anan』2017年9月6日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年09月05日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の松永有紗さんです。大舞台のヒロインを演じる運動神経抜群のアクティブガール!8月から公演の舞台『四月は君の嘘』で主演する松永さん。今の心境は?「舞台にも挑戦したいと思っていたとき、原作を読んでいた作品の主演が決まって本当に嬉しいです。大きな舞台は初めてなので緊張しますが、ワクワクしています!」。アイドル、モデルを経験し、現在女優として活躍している松永さんの今後の目標は?「石原さとみさんみたいに、いろんな役にハマる女優になりたいです。具体的には、青春モノの学園ドラマで、特技のバトントワリングが活かせる役を演じられたらいいな~!」派手な小物を集めるのが好き。イヤリング、サングラス、ネックレスなど。古着屋さんでよく購入します。見た目の可愛さで気分が上がるリップ。鮮やかなピンク、オレンジ、赤が多め。今は、ランコムが一番好きです♪空を眺めると、癒されるんです。一駅前で降りて、空を眺めながら歩くのが至福のとき。無心になれます。まつなが・ありさ1998年生まれ。女優の他、アイドルグループ「リンクSTAR‘s」でも活動中。主演する舞台『四月は君の嘘』は8月24日から東京で、9月7日から大阪で公演が始まる。※『anan』2017年8月9日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2017年08月07日「私は高校を中退して18歳で女優デビューして、中尾さんとは’77年にドラマの収録で初めて共演したんです」 こう語るのは、中尾彬さん(74)との結婚40周年、ルビー婚式も間近の池波志乃さん(62)。芸能界一の”おしどり夫婦”として知られる2人。特に池波さんの献身ぶりはテレビなどでも話題だ。そんな中尾さんと池波さんが2人の馴れ初めを語ってくれた。 中尾「そのときに、当時、ブームになっていた日本酒の『越乃寒梅』をやっと手に入れたという話をロケバスの中でしてたんですよ。そしたら、まだ20歳そこそこの志乃が『私、毎晩、飲んでます』って言うじゃないですか。ふざけんな、と思ったんだけどさ(笑)。それで彼女が行きつけの四谷の店の地図を書いてもらったけど、間違ってた。『何かあったら電話ください』って言っていたから、男としては、わざと間違えて電話を待ってるのかなと(笑)。その夜の飲みっぷりも、見事でした。でも、まあ、志ん生の孫ですから、やっぱり酒は飲む家系なのかなと思いましたけどね」 池波さんは’55年3月12日、東京・西日暮里の生まれ。父は十代目金原亭馬生、祖父は五代目古今亭志ん生という落語の名門一家の3姉妹の長女。芸に生きた粋人の祖父や父を母親の治子さんが支える姿を、間近に見て育った。 中尾さんは’42年8月11日、千葉県木更津市の生まれ、酒店を営む実家で、5人兄弟の長男として育つ。武蔵野美術大学油絵科を経て、’61年に日活ニューフェイスとなり、’64年デビュー。ひと回り年の違う池波さんと出会ったころは、先妻との離婚話が進行中だったという。 中尾「初めて四谷で一緒に飲んだ日に、彼女から誘われて、神田の明神下で芸者遊びをしたんです。気付くと、チョコチョコと志乃と芸者衆が廊下で話している。『あの男はどうなのか』と、品定めされてたんですね」 池波「芸者衆たちが言うには『言われてるほどチャラくないんじゃない』と(笑)。だって、当時は、『あのプレイボーイの中尾彬が』なんて週刊誌にも、さんざん書かれていたじゃないですか。おたくの雑誌とかですよ(笑)」 中尾「実は、最初、挨拶に彼女の家を訪ねたときは、まだ離婚が成立していませんでした。先方が提示した慰謝料などの条件を私が受け入れるだけになっていて」 池波「こっちは、まさか離婚してないとは思いませんよ。だって、浮き名も1つや2つじゃなかったですから。だから聞きもしなかった」 中尾「離婚が成立して、再び家を訪ねて、『志乃さんをいただきます』と言ったら、親父さんは一瞬黙ったあとに、『いただきますというのは、ご飯のときだけでいいんだよ』と。いや、噺家ってうまいこと言うなと思いましたね」 池波「母が、『お父ちゃんとそっくりな男を連れてきたね』とポツリと言ったのが印象的でした」 中尾「ただ、頭にきたのは親父の弟子どもが、いや、弟子のみなさんが(笑)、賭けしてるんだよ。『結婚したって、もって3カ月だよ』と」 池波「それが、40年でしょう。だから誰も賭けに勝った人はいないんです」
2017年05月21日映画『ReLIFE リライフ』が公開中の池田エライザと、“戦隊ヒーロー”出身で、現在放送中のドラマ「人は見た目が100パーセント」に出演中の中尾暢樹が競演する、加賀やっこ原作の大人気少女漫画の実写化『一礼して、キス』。このほど、メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」のタカシとして活躍中の松尾太陽が、中尾さんの親友役で2度目の映画単独出演を果たすことになった。高校3年生の岸本杏の弓道をする姿に恋をした三神曜太。本作は、そんな三神のひたすらに一途な杏への片想いを、一礼から始まる“弓道”を通して描く直線的胸キュンラブストーリー。岸本杏役には、Twitterフォロワー50万、「CanCam」専属モデルで、映画やドラマ、CMに引っ張りだこの池田さんが、満を持して映画初主演。また、先輩・岸本杏の弓道をする姿に恋をした後輩の三神曜太役には、「動物戦隊ジュウオウジャー」ジュウオウイーグル/風切大和役で注目を集めた中尾さんが映画初主演を務める。監督は、『クローバー』などの恋愛映画から『アナザー Another』などのホラー作品まで繊細な演出で知られ、『ReLIFE』や今秋公開の『恋と嘘』でもメガホンをとっているヒットメーカー、古澤健。このほど、『して、キス』に出演することが明らかになった松尾さん。役どころは、中尾さん演じる三神曜太の親友・由木直潔役。由木は、三神の中学時代の同級生で弓道が大好きな少年だったが、重病を患い闘病生活が続いているという役どころ。病院ぐらしの由木をみて、三神は由木の代わりに弓道を始めており、由木と三神の絆は深く、何でも話せる友。三神が恋する杏のある勘違いを基に、杏とも友達になるという、映画にとって重要な役柄となる。松尾さんは、川口春奈&山崎賢人の『一週間フレンズ。』に続いて2作目の映画単独出演で、今回は、闘病中の高校生という難しい役柄に挑む。「由木は、自分自身が重病を抱えているのに、何事にも相手のことを優先して考えてくれる。でも、その中に自分の意見もしっかりある尊敬できるキャラクターだと感じました」と松尾さん。「そんな純粋で真っ直ぐな彼を思って役を生きさせていだきました」と語る。「撮影はあっという間でしたが、『して、キス』の現場は素敵なキャストの皆さんと監督・スタッフの皆さんで、とても環境にも恵まれているなと感じました!この作品に参加できて本当に良かったと思っています」と手応え十分の様子でコメントを寄せている。『一礼して、キス』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月02日2009年より毎年開催している総合エンターテインメントの祭典「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」概要発表会見が3月21日(火)に行われ、ゲストに中尾明慶、小出恵介、間宮祥太朗、ジミー大西らが登壇した。ジミーさんの半生を映像化した「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、ジミーさん役を演じた中尾さん&明石家さんまを演じた小出さんについて、ジミーさんは「僕よりうまいなと。ジミーが100%だとしたら、中尾さんは1000%ジミー。小出さんは、たまに『若っ』て言ってしまいそうに…、まるで育ての親のようでした」と独自の言い回しで褒めたたえ、登壇陣を爆笑させていた。「島ぜんぶでおーきな祭」は沖縄をエンターテインメントで盛り上げるイベント。「第9回沖縄国際映画祭」では、「ラフ&ピース」のコンセプトを基に、「第8回沖縄国際映画祭」にてヒロインオーディションを行ったGACKT主演映画『カーラヌカン』がワールドプレミアでお披露目されるほか、明石家さんまが初めて連続ドラマを企画・プロデュースする「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」など、全28作品(※現時点)を上映予定だ。ジミーさん役をまっとうした中尾さんについて、小出さんは、「いままでで一番真面目だった。プレッシャーを抱えていたんだなって思いました」と表現すると、中尾さんも「役づくりで過去のジミーさんの映像を見れば見るほど、この人はどういう人なんだろうと、役としてつかむ難しさがありました」と苦労を明かした。ただ、「さんまさんが一番最初に観て“本当にやってくれてよかった”ってメールをいただいたときは、ホッとした瞬間ではありました」と、胸をなでおろしていた。また、現在、日本テレビの関東エリアのみで好評放送中の「お前はまだグンマを知らない」の未公開映像を含めた特別編集版も上映される。体当たりの演技で話題を呼んでいる主演の間宮さんは、「原作の先生もグンマのことが好きで、1回インタビューをしたときに圧倒的な熱量を感じました」と群馬愛を語りながらも、自身の出身を聞かれると、「出身は横浜です(笑)」と、照れ笑いを浮かべていた。そのほか、概要発表会見には、稲葉友、川村ゆきえ、木村祐一、しずる、吉木千沙都、岡崎朋美、天竺鼠、ミキ、女と男、ゆりやんレトリィバァ、宮川たま子、よしもと沖縄41市町村全力応援芸人、ガレッジセールらが出席した。「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」は4月20日(木)~4月23日(日)にて開催。(cinamacafe.net)
2017年03月21日「CanCam」専属モデルで女優の池田エライザと、「動物戦隊ジュウオウジャー」の“レッド”で注目を集めた中尾暢樹が、大ヒット弓道恋愛漫画「一礼して、キス」の実写映画化で映画初主演を務めることになった。原作は、「色気の魔術師」との異名をとる加賀やっこが手がける100万部突破の大人気少女コミック「一礼して、キス」、通称「して、キス」。高校3年生の岸本杏の弓道をする姿に恋をした三神曜太。そんな三神のひたすらに一途な杏への片想いを描く、直線的胸キュンラブストーリーは、原作同様、ドキドキ感いっぱいのキラキラした恋愛を描きながら、日本武道の中で最も静的で清廉な“弓道”シーンを躍動的に映像で表現する。主演の岸本杏役には、Twitterフォロワー数50万、「CanCam」専属モデルとして活躍し、“エライザポーズ”は10代女子を中心に圧倒的人気を誇る池田さん。いまや映画やドラマ、CMに引っ張りだこで、4月15日(土)公開『ReLIFE リライフ』、9月公開『トリガール!』などが控え、いま波に乗っている池田さんが満を持して映画初主演を務める。また、先輩・岸本杏の弓道をする姿に恋をした一途な後輩・三神曜太役には、スーパー戦隊シリーズ第40作品「動物戦隊ジュウオウジャー」で主演のジュウオウイーグル/風切大和役(レッド)を演じ、一躍注目を集めた中尾さんが抜擢。4月スタートの桐谷美玲主演ドラマ「人は見た目が100パーセント」に美容師の岡部和人役で出演することでも話題を呼ぶ中、本作で映画初主演を果たす。メガホンをとるのは、『クローバー』『今日、恋をはじめました』から池田さん出演の『ReLIFE リライフ』などまで繊細な演出で知られ、公開作品が目白押しのヒットメーカー・古澤健監督。古澤監督は、「これまでにも少女漫画原作の映画やテレビドラマを手がけてきましたが、原作の『一礼して、キス』を読んだとき、これまでとは一味違う新しい表現の可能性を感じました。弓道の静謐さとダイナミックさは、恋愛中の秘めた想いの激しさとも通じると思います」と、弓道をテーマにした恋愛に注目。「池田エライザさんにはとても無邪気なあどけなさと悪魔のような母性が同居しており、それが杏というキャラクターを体現している一方、中尾暢樹くんの透明で硬質な男らしさは、三上のミステリアスさをうまく表現しています」と2人の印象を語り、「クランクイン2か月前から2人は弓道の稽古を続けてきましたが、その成果が撮影現場で存分に発揮されています。また稽古を通じて、2人の距離感もすっかり杏と三神になっており、2人の自然な演技に日々魅了されています」と、弓道着姿も眩しい池田さん、中尾さんの熱演を期待させるコメントを寄せている。『一礼して、キス』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月13日明石家さんまが芸歴42年目で初めて、連続ドラマを企画・プロデュース。自身役に小出恵介、ジミー大西役に中尾明慶を迎え、数々の爆笑エピソードをドラマ化する「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」が、2017年夏、Netflixにて全世界190か国で配信されることになった。1980年代の大阪。突拍子もない言動を繰り返し、幼いころから失敗ばかりの大西秀明(中尾明慶)は高校卒業後、どこにも就職できずにいた。吉本興業の舞台進行の見習いとして「なんば花月」に出入りしていたとき、あるとんでもないことがきっかけで明石家さんま(小出恵介)と衝撃の出会いを果たす。さんまの身の回りの世話をするようになった大西は、さんまや芸人仲間の村上ショージ(尾上寛之)、Mr.オクレ(六角慎司)、なんば花月の世話係であるおちゃこのおばちゃん(濱田マリ)らと共に、笑いあふれる日々を過ごすようになる。そんなある日、新喜劇の舞台に立つことになった大西は舞台上で大失敗してしまう。クビになりかけた大西を、さんまは自らの進退をかけて救う。そして、ひどいイジメを受けてきたと吐露する大西に、“ミジメな過去は笑い飛ばせ”と伝え、この強烈なキャラクターを持った青年を人気芸人に育て上げようとさんまは決意。大西はその後、さんまによって「ジミー大西」と名付けられ、師に導かれるまま、高宮京子(木南晴夏)という専任マネージャーもつき、売れっ子芸人になっていく。だが、数年後、芸人としての力のなさに悩み、引退も考えていた最中、テレビ番組の企画で絵を描くことになると、大西の思わぬ才能が知れ渡り…。笑いが世の中を席巻していた80年代。幼いころから何をやってもダメだった男が“お笑いモンスター”に出会い、導かれ、失敗を繰り返しながらも、やがて“本当の自分の道”を見つけ出すまでをドラマ化。さんまさんが初めて連続ドラマを企画・プロデュースし、ジミーさんや周りの仲間たちとの実際の体験談を主軸に、夢を追う人々とそれを応援する人々の姿を描く。“ジミーちゃん”こと主人公のジミー大西には中尾さん、明石家さんま役には小出さんという実力派俳優が共演。喋り方から佇まいまでジミーさん、さんまさん本人とシンクロさせつつ、その心の内を豊かに彩り、魅力的なキャラクターを作り上げている。そのほか、2人を取り巻く人々に尾上寛之、六角慎司、宇野祥平、濱田マリ、木南晴夏ら、個性派たちが集結。時にツッコミ役、時にスパイスとなってドラマを盛り立てる。監督は、「101回目のプロポーズ」「BOSS」など数々のヒットドラマを世に送り出してきた光野道夫が務めていることにも注目。ジミー青年が本当に巻き起こした“ありえへん”エピソードの数々に笑いながらも、孤独や劣等感を抱えながら少しずつ成長していく姿、支える人々の愛と友情に涙してしまうドラマに期待していて。<以下、コメント>■明石家さんま昔からTVなどでジミーの話をさせていただたら、誰もが驚いて爆笑するんですよ。だからいつか映像にできへんかなと思ってました。うそみたいな話ばっかりなんですけど、全部本当なんです。むしろ全部本当の話以下!そのくらいしかお見せできません。是非、観て下さい。■ジミー大西はい。全部本当の話で間違いありません。■中尾明慶コメントジミーさん役の話をいただいたときには動揺しましたし、自分にできるのかという不安でいっぱいで、撮影中はずっと必死でもがいている感じでした。ジミーさんは個性的で面白い方。「真似はしなくていいから、お前が考えてお前なりにやってくれればいい」とさんまさんも仰ってくださって、気持ちが楽になりました。すごく難しいけれど、とてもやりがいがありました。どんなシーンにも笑いを加えていくことの連続で、間違いなく普通のドラマではない物語の展開が見どころです。「笑いは緊張の緩和や」という言葉があるのですが、緊張しているシーンにこそ笑いが生まれていたりする。そこをぜひ見ていただきたいです。■小出恵介コメント“明石家さんま”を演じるってすごいこと。お話をいただいたときは嬉しかったですが、お受けするかは正直とても悩みました。でも今回挑戦させてもらい、演じる上では昔のものから現在のものまで、映像を見て徹底的にさんまさんを自分に刷り込みました。芸人同士の掛け合いのシーンがたくさんあるし、すごくいいセリフも多いです。さんまさんがジミーさんに言っているんだけど、それを通して後輩の芸人の方とか、お笑いの世界の方とかに言っているのかなって思うような…。これを見たら、よりお二人のことを好きになると思います。Netflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は2017年夏、全9話を世界190か国同時配信。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日俳優の中尾明慶が、来年夏に世界190カ国で配信されるNetflixのオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~』(全9話)で、ジミー大西役を演じることが12日、明らかになった。同作は、明石家さんまが初めてプロデュースする連続ドラマで、さんまとジミーを中心とする強烈なキャラクターたちによる、ウソのようで本当に起こったエピソードを描くもの。さんまは「ジミーの話をさせていただいたら、誰もが驚いて爆笑するんですよ。だからいつか映像にできへんかなと思ってました」と温めていた構想であることを語り、ジミー本人は「全部本当の話で間違いありません」と認める。さんまに才能を見出されたジミー役を演じる主演の中尾は、オファーを受けて「動揺しましたし、自分にできるのかという不安でいっぱいで、撮影中はずっと必死でもがいている感じでした」と心境を吐露。さんまから「マネはしなくていいから、お前が考えてお前なりにやってくれればいい」とアドバイスを受けたことで、気持ちが楽になったという。そのさんま役を演じるのは、小出恵介。「お受けするかは正直とても悩みました」というが、「演じる上では昔のものから現在のものまで、映像を見て徹底的にさんまさんを自分に刷り込みました」と、役づくりに没頭したそうだ。このほかにも、尾上寛之、六角慎司、宇野祥平、中村靖日、八十田勇一、木南晴夏、中村育二、濱田マリが出演。さんまとジミーも登場する。
2016年12月12日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)は、ジェニー ファックス(Jenny Fax)とセレクトショップWALLとともに、ミックススタイリングショーを2016年10月22日(土)に開催。モデルには、水野しず、新野李那、中尾有伽、真中のぞみ、あみなデュジャン、さぃもん、そしてアイドルユニット「放課後プリンセス」の木月沙織、関根ささら、山口みらんを迎え、ここでしか見られない限定ショーを行った。ミキオサカベの2016-17年秋冬コレクションから、リボンモチーフのワンピースやパーカーをピックアップ。スポンジのようなメッシュ素材のスカートをレイヤードしてボリュームシルエットを演出している。また、原宿の女子たちが好むフェミニンな要素はふんだんに取り入れた。くまモチーフのニットやキラキラのラメスカート、ハート模様のマキシスカート。また、チョーカーやスニーカー、ソックスを合わせたコーディネートなど、ストリートで愛されているモダンな要素は忘れない。さらに、ミキオサカベとWALLがコラボレーションしたフライドポテト刺繍のシースルーシャツや、某ファーストフード店を想起させるビッグTシャツもランウェイに。マフラーを重ねたようなチェック柄のスカートなどを合わせて、柄オン柄の独特の着こなしを提案している。なお、招待客だけでなく、一般の人も観覧が可能なため、会場にはブランドやセレクトショップWALL、モデルたちのファンも駆けつけた。とてもアットホームな雰囲気の中でショーは幕を閉じた。■IKIOSAKABE ×WALL 特別記念アイテム発売日時:2016年10月22日(土)11:00取扱い店舗:WALL原宿店・ポテト刺繍シースルーシャツ 48,000円+税・ポテト刺繍トレーナー 28,000円+税・ポテト刺繍ショートパンツ 48,000円+税・ポテト刺繍トートバッグ 18,000円+税・BIG Tシャツ 22,000円+税
2016年10月23日●VSは"お祭り"企画ジャパニーズホラー史上最恐の2大怨霊キャラクター・貞子(『リング』シリーズ)と伽椰子(『呪怨』シリーズ)が、ついに映画『貞子vs伽椰子』(6月18日公開)で雌雄を決する。昨年のエイプリルフールネタとして対決ポスターが話題になり、同年6月に公開された映画『呪怨 -ザ・ファイナル-』のエンドロールで超特報が流れたことで「本当に対決するの?」と世のホラーファンをざわつかせた。貞子はKADOKAWA、伽椰子はNBCユニバーサル・エンターテインメントジャパンの管理下にあり、両者が1つの作品に登場するのは奇跡的な出来事。配給会社の垣根をどうやって越えたの? 映画化はなぜ実現したの? エイプリルフール企画は本当にネタだったの? そもそも幽霊と幽霊がどうやって戦うの? 本作はネット上でも話題になっているが、とにかく気になることだらけだ。このモヤモヤしたものを何とか解消したい。両社のプロデューサーに根掘り葉掘り、さまざまな質問をぶつけ「夢の対決」の舞台裏を白日のもとに晒すことにした。後編はNBCユニバーサル・エンターテインメントジャパンのプロデューサー「山口敏功氏の証言」(前編「KADOKAWAプロデューサーの証言」は6月18日に掲載)。○業界関係者からも熱い視線発案したのは「貞子」側のKADOKAWAさんと、「伽椰子」側のNBCユニバーサル、ほぼ同時です。お互いに「リング」と「呪怨」というフランチャイズ作品を製作していて、次はどうやって盛り上げようかなとVSネタを考えていたところ、一度お話しましょうということになりました。2015年の4月に、『呪怨 -ザ・ファイナル-』(2015年6月公開/配給:ショウゲート)の宣伝の一環として、エイプリルフールに"貞子vs伽椰子"のポスターを作ろうと、『呪怨 -ザ・ファイナル-』の宣伝チームからアイデアがあがったのですが、その時点で本作のプロットの作成を始めていました。VSという企画自体がお祭りのようなものなので、ポスターに続いて『呪怨 -ザ・ファイナル-』のエンディングに超特報も入れることになりました。反響は大きかったですね。KADOKAWAさんから貞子のビジュアルをお借りしてこのポスターを制作しましたが、やはりキャラの力が強い貞子と伽椰子を並べると凄いインパクトがありましたね。その中に「この戦い、1日で、終わる。」や、「2016年夏きっとくる!きっとフール!」など、エイプリルフールを思わせるキャッチコピーを付けていきました。実際に今回の作品の製作発表をした際も、エイプリルフールネタが実現!といった取り上げ方を多くされて、当時のネタの注目度を感じましたし、一般的な反響に加えて、業界関係者からの反響も多くいただきました。夢の企画の実現といった注目をされているなと実感しております。●バトルは超能力? 肉弾戦? 呪い?○正々堂々と戦わせることの苦悩「貞子」シリーズのKADOKAWAさんと、「呪怨」シリーズのNNBCユニバーサル。普通だとライバル会社になりますが、今回のVSプロジェクトは、その2社が一緒に進めていくことで、1社ではなし得ない相乗効果を図ることが目的です。物語のスケールも映画の規模も単体の時よりもジャンプアップすることができました。貞子と伽椰子という強力なキャラクターがいることは、良いところもある反面、一見するとギャグ映画にも見えてしまうところがあります。『リング』、『呪怨』両シリーズで描いてきた純正なジャパニーズホラーの怖さや質を落とさないように、また、それを観客の皆さんに伝えられるようにストーリーやビジュアルなど細かいところに腐心しました。ご想像通り、ストーリーに関しては様々なアイデアがでました(笑)。貞子と伽椰子が共闘するバージョン、消滅したり、有里(山本美月)との三位一体のバージョンなど。プロットが完成したあと、白石監督に脚本に加わっていただいき、2つのストーリーを最後にリンクさせる現在の流れに集約していきました。VSものといいつつも、あまりVSしていないものも多い中できちんと2者を戦わせようということはプロデューサー、監督全員の意見でした。その手段については悩みましたね。超能力、呪い、肉弾戦と、観客が一番本作で楽しみにしてくれている部分なので、いろいろな可能性を考えました。○「貞子・伽椰子・俊雄」オーディションの決め手両シリーズとも、名だたる監督が撮ってきましたが、やはり日本の2大ホラーの流れをしっかりと引き継げるホラーに秀でた監督、そして今回のVSをエンターテイメントにまとめられる監督ということで白石監督しかいないと確信しました。山本美月さん、玉城ティナさんに関しては、貞子や伽椰子、俊雄といった超強力なキャラクターと相対するわけですから、人間側もやはり強力でなければなりません。ホラーの定石、美しく、恐怖する表情が良く、尚且つ若い観客に人気のある人物。まさにピッタリなキャスティングが叶ったと思います。そこに、佐津川愛美さん、田中美里さん、甲本雅裕さん、安藤政信さんといったベテラン勢に映画を締めていただくという豪華な布陣ができました。一方貞子、伽椰子、俊雄は全てオーディションで決めました。日本映画においてトップクラスと言える役のインパクトに負けないただずまいと、セリフがほとんどないので、存在感や動きで恐ろしさを表現できる、そんな役者さんを起用することができ、新たな貞子像、伽椰子像、そして俊雄像を誕生させることができたと思っております。○「VS映画」の可能性両者のキャラクターをきちんと描いてその共演を盛り上げること、しっかりと戦わせてVSを描くことなどを、過去のVS映画からヒントを得ました。ハリウッド作品では、今後もヒーローものに限らず様々な共演作品が製作されています。また、共演ものがヒットすれば、そこに出てきたキャラクターのスピンオフも作られ、更なる盛り上がりがみられることもあります。こういったフランチャイズ展開は観客のみならず映画業界も盛り上がるので、日本においても企画されていくのではないでしょうか。『貞子VS伽椰子』(6月18日公開)見たら2日後に必ず死ぬという、"呪いのビデオ"を手にした女子大生・有里(山本美月)は、ビデオの不気味な映像を見てしまった親友・夏美(佐津川愛美)を救うべく、都市伝説の研究家でもある大学教授・森繁(甲本雅裕)に助けを求める。しかし、悪霊祓いの最中におぞましい惨劇が。そこに、霊能界の異端児・常盤経蔵(安藤政信)と、経蔵の相棒で生まれながらに強い霊感を持つ盲目の少女・珠緒(菊地麻衣)が現れ、新たな展開を迎える。(C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
2016年06月21日●奇跡のコラボで気づいた"共通言語"ジャパニーズホラー史上最恐の2大怨霊キャラクター・貞子(『リング』シリーズ)と伽椰子(『呪怨』シリーズ)が、ついに映画『貞子vs伽椰子』(6月18日公開)で雌雄を決する。昨年のエイプリルフールネタとして対決ポスターが話題になり、同年6月に公開された映画『呪怨 -ザ・ファイナル-』のエンドロールで超特報が流れたことで「本当に対決するの?」と世のホラーファンをざわつかせた。貞子はKADOKAWA、伽椰子はNBCユニバーサル・エンターテインメントジャパンの管理下にあり、両者が1つの作品に登場するのは奇跡的な出来事。配給会社の垣根をどうやって越えたの? 映画化はなぜ実現したの? エイプリルフール企画は本当にネタだったの? そもそも幽霊と幽霊がどうやって戦うの? 本作はネット上でも話題になっているが、とにかく気になることだらけだ。このモヤモヤしたものを何とか解消したい。両社のプロデューサーに根掘り葉掘り、さまざまな質問をぶつけ「夢の対決」の舞台裏を白日のもとに晒すことにした。前編はKADOKAWAプロデューサー「今安玲子氏の証言」(後編は「NBCユニバーサル・エンターテインメントジャパン・プロデューサーの証言」)。○発想の原点は「インパクト」重視発案は、同時多発的でした。『貞子3D』(2012)、『貞子3D2』(2013)と3D技術と共に歩んだこの企画を次はどのように展開していくのが一番お客さんを驚かせ、喜んでくれるのかと考えていました。案の一つとしてチーム内で、ホラーキャラクターを集めて「"ホラーアベンジャーズ"ができないか」という声もよく出ていました。コラボするなら「呪怨」しかないとも。『アベンジャーズ』(マーベル・コミックに登場するヒーローキャラクターが一堂に会する大ヒット映画)公開の影響も大きいですが、これまで貞子の展開でイベント性を大事にしてきたので、よりインパクトのあるものは何だろうというところから発想していったのがきっかけです。とは言え、アメリカのマーベル社のように同じ会社が管理するキャラクターのコラボでもない限り、実現するには大変だと二の足を踏んでいました。そんなところに、「呪怨」サイドも同様の考えを持っているという話を聞き、2014年秋ごろに可能性を探りに「呪怨」の権利元であるユニバーサルを訪ねて行ったのがはじめです。○エイプリルフール企画にする葛藤2015年4月のエイプリルフールの企画の時、あの時期には既にプロット開発に着手していました。ただ、この企画のことはプロデューサーしか知らない段階だったので、『呪怨-ザ・ファイナル-』(2015年6月公開/配給:ショウゲート)の宣伝チームからエイプリルフールのアイディア提案があった時には驚きました。企画を本気で進めていたので本当の製作発表をしたときに混乱してしまうのではないか、など悩み、チームで検討を重ねました。最後は、この企画自体が「お祭り」のようなものであり、嘘のような本当に実現しちゃった企画なので、プロジェクトの一環としてエイプリルフール企画をやってみるのも面白いのではないかということになりました。結果として話題になり、この企画自体を後押ししてくれることになりました。『呪怨-ザ・ファイナル-』の最後に、超特報を付けることも企画当初から話し合っていたことでした。やはり「ホラーアベンジャーズ」としてホラーファンに期待を持って欲しかったので。マーベル社がやっているようなことを本作でもやって、観客にわくわくして欲しかった。別の会社が配給する作品の映像を本編の最後に流してもらうわけなので、映画館の皆様にもご協力をしていただきました。通常ではなかなか考えられないことです。○「クオリティ高すぎ!」と話題になったネタポスター『呪怨-ザ・ファイナル-』の宣伝プロデューサーがとにかく本気で作らないと面白くないと時間をかけて何パターンも作ってくれました。私はそれに加えて、本物になり過ぎても面白くない、本気で馬鹿をやるという点を大事にしました。過去にも貞子でエイプリルフールネタをやったことがありますが、一瞬驚くけれど、すぐに嘘だとわかるくらいでないと面白くないし拡散力も無い。その辺りの塩梅は相当議論しました。ポスター全体は本物に見えますが、よく見るとエイプリルフールの言葉がコピーにたくさん散りばめられています。結果としてエイプリルフール当日だけではなく、ポスターの真偽を巡ってSNSで議論になったり、繰り返し反響をいただくことができました。○映画化が実現するまでの道のり「リング」も「呪怨」もそれぞれ、先人たちが作った偉大なシリーズ作品があり、これまでの会社の歴史・考え方も違うので、製作には大きな壁があると最初は思っていました。ただ、実際進行してみると、キャラクターの出し方やキャスティングの考え方など、お互い歩んだ道が似ているので共感できる部分が多く、あらためて説明するまでもない共通言語があったのが発見でした。何より、2社のコラボという点をお互い面白がってできたことが実現の一番の理由かもしれません。映画化する上で気をつけたのは、お互い対等であること。どちらかが弱いとどちらかの映画の客演のように見えてしまうので、タイトルに始まり、内容、宣伝露出、すべての打ち出し方を対等にすることを心がけました。また、キャラクターの設定として大事にしてきたことは守っていこうと。例えば、貞子は喋ったり、声を発することなどはしませんが、本作でも基本設定は崩さずにいきました。皆様に愛されてきたキャラクターであり、それゆえに実現した企画だからです。一方で、白石監督版としての貞子、伽椰子、俊雄をつくるということも意識しました。細かいですが、歴代のキャラクターとビジュアル面でそれぞれ違いをつけています。また、対決ということで貞子と伽椰子のビジュアル面でもはっきりと違いが出るように心がけました。ワンピースに黒髪という点では、両キャラクターは少し似ているので差別化を心がけました。●「伽椰子の家で呪いのビデオを再生するとどうなる?」○プロットが完成するまでお互いJホラーの代名詞と言われるシリーズで、先輩方が築いてきた名作です。シリーズの流れを汲む作品でありつつも、作品の枠を超えてこれほどまでに大きく成長したキャラクター達の映画なので、続編という位置づけではなく「次世代の世界」設定にしました。貞子も伽椰子も既におなじみの都市伝説になっていて、怖い存在として知られている。まさに現代の観客が作品名無しに「貞子」「伽椰子」を認識している世界と同じ考えです。心がけたのは一方でタイトルを聞いて、冗談だろうと笑ってしまった人が観に行って、良い意味で裏切られて欲しいということです。VSとしているのに、対決しないわけにはいかない。その点は、看板に偽りの無いものになっていると思います。プロット制作段階で大変だったのは、それぞれの設定、世界観を一つの場所に持ってくるので、説明しなければいけないことが多すぎることです。そして、同じ呪いでも種類が違うので、同次元に存在させづらい。そのため深い悲しみを背負って亡くなった者同士ではありますが、貞子のウィルスと伽椰子の怨念、この二つをどう合わせていくと交われるのだろうかとアイディアを出し合いました。結局、伽椰子は家から出られないので、「伽椰子の家で、呪いのビデオを再生するとどうなるんだろう?」というところからスタートすることにしました。最初のプロットは、貞子と伽椰子をぶつける目的で伽椰子の家にゴーストバスターズ家族が引っ越してきて、有里(山本美月)と鈴花(玉城ティナ)も巻き込まれていくという内容でした。その後、白石監督も加わり、だいぶすっきりさせることができました。○気になって夜も眠れないバトルシーンバトルシーンについてもさまざまなアイディアが出されました。そもそも亡くなっている怨霊の対決なのでどういった形で決着がつくのか。殺した人の数なのか、呪いの力の差なのか。やはり最後はそのタイトル通り、テレビから貞子、階段から伽椰子という図は絶対だなと。自分が観客でも観たいシーンは大事にし、定番を外さず、定番になり過ぎず、ラストはワクワクするような展開になっていると思います。○計算されたキャスティングスタッフィングについては、監督に限らず両シリーズに関わったことの無いスタッフの起用にしようと決めていました。ストーリーも次世代の話なので、その方が新しいものが作れるだろうと思ったのです。白石監督は、最近では「コワすぎ」シリーズが話題ですが、これまでにもフェイクドキュメンタリーのジャンルで活躍され、ジャンル監督としての地位を確固とし国内外に多くファンを持つ監督です。経験豊富な監督でありつつ、Jホラーの枠外の世界観を持つ人ですし、独自の感性でこの作品をタイトルにふさわしいエンタテイメントに仕上げてくれる方だと思いオファーしました。世界的キャラクターと共に、新しいJホラーを世界に打ち出すのは、白石監督以外では考えられませんでした。実際、じめっとした日本的ホラー表現も入れつつも、タイトルにふさわしいお祭り感を持ったエンタテイメントに仕上げてくれました。主演の山本美月さんは、テレビや映画で魅せる美貌とその豊かな表情がホラー映画の主人公として適任で、彼女を通して観客を恐怖に慄かせる映画にできるだろうとオファーしました。ご本人もホラー映画好きで「『リング』『呪怨』の両方に出演できるなんてラッキー」と、出演の感想について独自の表現をされていました。玉城ティナさんもホラー作品初出演ながら、圧倒的な存在感を見せてくれました。その他、安藤政信さん、甲本雅裕さん、田中美里さん、佐津川愛美さんと演技派がそろったことで、物語に重厚な恐怖を漂わせることができたと思います。○他社のキャラ・俊雄のオーディションは新鮮貞子、伽椰子、俊雄はそれぞれオーディションで決定しました。貞子に関しては、線が細くかつ存在感のある女性を探していました。七海エリーさんは、立ち振る舞いがとても美しく印象的でした。もともと原作の貞子はとても美しい女性という設定ですので、その点でもとてもマッチしていました。怖さの中にも品がある貞子になったと思います。伽椰子は、おきまりの「あ゛あ゛……」と身体をくねくねと這って近づく姿をオーディションで何度もやってもらったのですが、遠藤留奈さんは眼光が鋭く、体も柔軟で本当に怖くて満場一致で決まりました。俊雄は、監督の意向もあり、歴代の俊雄とは雰囲気を変えました。これまでが、丸みある顔立ちの印象でしたが、今回はシャープなイメージで存在自体に恐怖を漂わせることができるような少年を探していました。芝本麟太郎さんがみつかって良かったです。俊雄のオーディションに初めて参加してみて逸材をみつけるのは本当に難しいことなのだと実感しました。他社のキャラクターのオーディションをすることはとても新鮮でしたが、それぞれ新しい視点で意見を言い合えたので、これがコラボ企画の面白みだと思いました。○「VS映画」の未来「VS映画」というよりは、「オールスター映画」という感じにくくられるかなと思います。「東映まんがまつり」みたいな気持ちでした。今回はちょっとお得に貞子も伽椰子も俊雄も観られますよ!みたいな。そういう企画も時々あっていいんじゃないかなと思っています。今回、配給会社の垣根を越えてこの企画が成立したこと自体、とても幸運なことですし、キャラクター同士が対決するという考えを観客に受け入れてもらえることは、それだけこのキャラクターが浸透している証だと思います。そう考えるとこのようなお祭り企画は、一度きりだから面白いのかなとも思っています。野球のオールスターゲームみたいな感じで、企画が終わったらそれぞれのチームに戻って頑張るという風に、それでホラージャンルが少しでも盛り上がればとてもうれしいです。個人的には、貞子を超えるようなホラーキャラクターを新しく生み出すことができ、いつかまた何らかの形でホラーアベンジャーズを招集できたらいいなと思います。『貞子VS伽椰子』(6月18日公開)見たら2日後に必ず死ぬという、"呪いのビデオ"を手にした女子大生・有里(山本美月)は、ビデオの不気味な映像を見てしまった親友・夏美(佐津川愛美)を救うべく、都市伝説の研究家でもある大学教授・森繁(甲本雅裕)に助けを求める。しかし、悪霊祓いの最中におぞましい惨劇が。そこに、霊能界の異端児・常盤経蔵(安藤政信)と、経蔵の相棒で生まれながらに強い霊感を持つ盲目の少女・珠緒(菊地麻衣)が現れ、新たな展開を迎える。(C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
2016年06月18日Jホラー界を代表する2大巨頭が共演する『貞子vs伽椰子』が6月18日に、全国で封切られた。公開を前に「どちらが怖いか」を決める“総選恐”が実施され、66,478票を獲得し勝利を収めた貞子が、東京・新宿バルト9で行われた初日舞台あいさつに登壇。一方、65,797票で惜敗した伽椰子は、罰ゲームとして俊雄と一緒に渋谷でゴミ拾いすることに。その様子がスクリーンで紹介された。初日舞台あいさつ その他の写真『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が共演する本作。拮抗する力をもった両者を戦わせることで、強大な呪いを同時に滅ぼそうとする人間の企みの結末は?舞台あいさつには“勝者”貞子に加えて、山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕、安藤政信、白石晃士監督が出席した。貞子が歓喜のバンザイ(?)を披露すると、山本は「こんなシュールな舞台あいさつは初めてです。できれば、伽椰子さんにもお会いしたかった」と苦笑い。本作で演じるヒロインは、白石監督による当て書きだったといい「私に近い性格なのかなと思ったら、実際は芯が強いヒーロー的な役柄だったので、プレッシャーだった」と振り返った。白石監督は貞子と伽椰子を生み出したスタッフや関係者に敬意を示し「人のふんどしで相撲を取らせてもらった」と恐縮しきり。それでも「怖がる人もいれば、斜に構えて笑って見てくれる人もいるはず。幅広い楽しみ方をしてもらえる作品になった」とJホラーの最終形ともいえる本作の完成に誇らしげだった。【“総選恐”得票数の推移】6月14日時点貞子:60,130 票/伽椰子:51,213 票6月17日時点貞子:65,940 票/伽椰子:65,354 票6月18日時点(最終結果)貞子:66,478 票/伽椰子:65,797 票『貞子vs伽椰子』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年06月18日日本映画が生んだ2大ホラー巨頭の激突を描く『貞子vs伽椰子』が6月18日(土)についに公開。山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕、安藤政信、白石晃士監督、そして“総選恐”の勝者となった貞子が舞台挨拶に登壇した。呪いのビデオの貞子、呪いの家の伽椰子と俊雄、それぞれの呪いにとり憑かれた女子大生の有里と女子高生の鈴花は霊媒師の指示に従い、貞子と伽椰子を直接ぶつけ合い同時消滅させることを画策するが…。山本さんは、映画を見終えたばかりの観客が座る客席を見渡し「やっとこの日が来たという感じです。現場でお会いして以来という方もいて、(映画から)飛び出してきたみたい(笑)。満席で嬉しいです!」と満面の笑みを浮かべた。ほかのキャスト、そして白石監督も満員の客席にほっとしたようだが、過激な発言で喜びを口にしたのは安藤さん。「(出演作の)『GONIN サーガ』も『セーラー服と機関銃 -卒業-』も2週間で打ち切りで悲しかったので、これは入ってほしい!どっちも角川だったので、角川のひともそう思ってると思います(笑)!」と語り、会場を笑いに包む。安藤さんは、撮影エピソードに関するトークでも、自身が演じた霊媒師について「インチキくさい役で、監督も『テキトーにやってりゃいいよ』って感じでした」と語り、これには白石監督もたまらず「そんなことないよ(苦笑)!」と抗議!安藤さんは「“テキトーを真剣に”やってくれたらということ(笑)」と言葉足らずな部分を補足。そして「学生時代からホラー映画ばかり見て育ってきたので、ジョージ・ロメロやダリオ・アルジェントとか大好きだったし、ホラー映画に出られて嬉しかった」としみじみと喜びを口にしていた。また、本作公開前には総選挙ならぬ“総選恐”と称して、貞子と伽椰子の人気投票を開催し、勝者は初日舞台挨拶への出席ができ、逆に敗者は罰ゲームとしてゴミ拾いということで話題を呼んでいたが、ついに結果が判明!66,478票対65,797票で僅差ながら貞子が勝利を収めた。舞台挨拶に登壇した貞子は静かに万歳をし会場をわかす。一方、敗者の伽椰子は俊雄を伴い、渋谷の街に妙になじみながらゴミ拾いをする様子がスクリーンに映し出され、しかも敏雄は「I LOVE 伽椰子」と書かれたTシャツを着ており、会場は愛に包まれた。『貞子vs伽椰子』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月18日あの『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子という、邦画ホラー史を代表する人気キャラクターが激突する注目作『貞子vs伽椰子』に、近年女優としての活躍も目覚ましい人気モデルの玉城ティナが出演した。「この作品に関わるまでホラーは苦手でした(笑)」と本人は言うものの、その恐怖感を逆手にとって初出演のホラー映画でホラークイーンを見事に熱演した玉城さん。「モデルの時とは違い、演技の表現は感情を削っていく作業でした」と女優業を述懐する彼女に、『貞子vs伽椰子』のこと、仕事への想いを聞いた。1998年の『リング』誕生以降、数々のシリーズ作品が放たれた『リング』と『呪怨』シリーズは、ジャパニーズ・ホラーにおける二大巨頭として一大ジャンルを確立・牽引した最大の立役者たちだ。今回、玉城さんが山本美月さんとともに出演を果たした『貞子vs伽椰子』は、日本を代表する2大ホラーのキャラクターが共演・対決する最恐プロジェクト。その歴史的な作品に関わったことについて本人は素直に感激しているという。「今回は“呪いのビデオ”を改めて説明するシーンもいっぱいあって、『リング』と『呪怨』の融合ではあるけれど、まったく新しいホラー映画になっていると思いました。その記念の作品にホラーが初挑戦のわたしが参加できたことは、本当にうれしく光栄に思いました」。玉城さん演じる女子高生の高木鈴花は、訪れたら必ず死ぬという「呪いの家」の向かいに引っ越してきたことで伽椰子の呪念のターゲットになってしまう。初めてとは思えないホラークイーンとしての玉城さんの熱演が観る者を作品世界に一気に誘うが、そこには役柄に対する深い理解が演技の背景にあった。「鈴花は普段、おとなしい普通の女の子なのですが、秘めた想いがある子だと思ったので、それを表現できるように努力しました。言葉であえて説明すると難しいですが、強い正義感や怖いものに立ち向かっていく姿勢を感覚的に表現したつもりです。彼女はどんどん強くなっていくので、クライマックスに向けての成長を見守ってほしいです」。今年に入って『オオカミ少女と黒王子』で主人公のクラスメイト・立花マリン役を演じるなど、出演作が相次ぐ玉城さん。モデルとしての仕事も継続する一方で、カメラの前で演技をするという別なフィールドでの表現は刺激になっていると話す。「モデルの仕事はひとつのテーマに沿って一瞬の写真を作っていく作業ですが、演じるという俳優の仕事は、まず自分の思いをワッ!と表に出して、そこから削っていく作業という印象がありました。モデルの時は『こうかな?』と自分の感性で表現を足していく感じですが、演技は自分で加減をしてはいけないというか、そもそもわからないことだらけだったので、まずはトライをしてみてアドバイスをいただくことの繰り返しです。自分で表現を調整せず、最初から全力。一度理解したら、後は自分を信じて全力で自分を出していくイメージですね」。そして『貞子vs伽椰子』との出会いを経て、「これからも ジャンルを問わず、演じることに挑戦をしていきたいです」と女優業を強く意識するように変わったとも。「もともと好奇心が強い性格なので、もっと挑戦してみたいです。わたし、負けず嫌いなんですよ(笑)。女優として『この役を玉城に演じさせてみたい』と言われるようになりたいので、貪欲に挑戦を続けたいですね(笑)」と大きな瞳を輝かす。今後の活躍も楽しみだが、まずは『貞子vs伽椰子』の彼女の熱演を見届けてほしい。【スタイリスト】コギソマナ【ヘアメイク】今井貴子(text/photo:Takashi Tokita)
2016年06月15日『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が競演する映画『貞子vs伽椰子』のTVスポット映像が公開になった。映像のラストには、貞子と伽椰子がタイトル通り“激突”する瞬間が登場。“vs”の看板に偽りのない映画になっているようだ。最新映像映像には、呪いのビデオを観てしまった者の前に現れる貞子と彼女に苦しめられる有里(山本美月)、呪いの家に棲みつき、そこを訪れた者を襲う伽椰子と、呪いの家の向かいに引っ越してきた鈴花(玉城ティナ)が登場。ふたつの“呪い”をぶつけて両方とも消滅させるという計画が実現し、貞子と伽椰子は呪いの井戸を挟んで対峙する。これまで“vs”がタイトルにつくも、結局は戦わない、あるいは途中であっさり和解してしまう映画は多く存在した。本作の結末がどうなるのかは不明だが、映像を観る限り、貞子と伽椰子は確実に激突する。勝つのは貞子か? 伽椰子か? 予想もつかない展開になりそうだ。『貞子vs伽椰子』6月18日(土) 全国ロードショー
2016年06月09日ヘビーメタルバンド・聖飢魔IIが映画『貞子vs伽椰子』(6月18日公開)の主題歌として書き下ろした楽曲「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」のミュージックビデオ(以下MV)が3日、公開された。同曲では、貞子と伽椰子、それぞれの特徴を反映した歌詞を盛り込むなど、2人が対決する映画の世界観を表現。曲中でも印象的なフレーズとして繰り返される「シャ・ナ・ナ・ナ」の意味については、リーダーのデーモン閣下によれば「貞子と伽椰子の呪いがさく裂するイメージ」となっており、映画のために作られたことが強調されている。MVには、魔界に帰還中(活動休止中)のバンドメンバーに代わり、貞子と伽椰子、そして伽椰子の息子・俊雄が出演。貞子と伽椰子は、バンドを結成し、ツインギターを担当しており、劇中のバトルさながらのギターソロを競演してみせている。デーモン閣下は、高笑いと共に、「聖飢魔IIは期間限定再集結での活動を終え、現在は魔界に帰還しているのであるが、その魔界に帰還の途中にどうしてもという風に請われて新しい曲を数曲書き下ろす事になった」と経緯を説明。同曲については、「期間限定の活動の最後の最後に書き下ろした、いきおい、エネルギーがバンと凝縮された曲」とアピールしている。しかし、メンバーが「魔界へ帰ってしまったので」、MVの制作に苦労していたデーモン閣下。そこで貞子ら3人が「威勢よく参加してくれる」ことになり、完成にこぎつけたという。編集段階のMVを見たデーモン閣下は、「それはそれは実に面白く、この3名もあまりなれた事ではない事をやらされたと思うんだけれども、大活躍してくれてご苦労であったご苦労であった」と満足気な表情を浮かべている。さらに同MVには、聖飢魔IIのミサ(ライブ)に通い、以前よりデーモン閣下と親交のあったダンスユニットのエグスプロージョンと、覆面ダンサー・ひとりでできるもんの2組が、MV出演の命を受けて登場。エグスプロージョンの2人は、ゾンビメイクに初挑戦しており、同曲のためにダンスを振り付け、俊雄をセンターに据えて、ゾンビと化した子供ダンサーと共に奇妙な踊りを見せる。また、貞子をモチーフにしたダンスを披露していた、ひとりでできるもんは、長い髪の毛に真っ白な衣装をまとって貞子に扮し、異形の踊りを繰り広げている。(C)2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
2016年06月03日山本美月と玉城ティナが出演し、日本を代表する2大ホラーキャラクターが共演&対決する話題作『貞子vs伽椰子』。いよいよ公開間近となったが、本日1日(水)、北海道・札幌ドームにて行われた、北海道日本ハムファイターズ×東京ヤクルトスワローズ戦にて、貞子、伽椰子、俊雄が登場し、始球式イベントを行った。高校野球において毎年のように囁かれる言葉、「甲子園には魔物が棲んでいる」。しかし魔物ならまだマシ。この日、ペナントを巡って白熱するプロ野球のグラウンドに、魔物よりも恐ろしい日本最恐の怨霊たちが降り立った。ホームチームであるファイターズを鼓舞するファイターズガールのダンスに場内が沸く中、突如、バックスクリーンのオーロラビジョンに異変が。ノイズが発生し徐々に映像は消え、やがて砂嵐状態に。怯えたファイターズガールがグランドから去り、異常事態に観衆がザワつき始めると、ビジョンには画面から這い出てくる貞子の姿が!慄く場内、そして泣き出す子どもたち。その刹那、実体としてグランドに登場した貞子がなぜかグローブとボールを携えマウンドへ。さらに出現したのは本作で貞子と衝突する伽椰子。伽椰子もまた、なぜか金属バットを片手にバッターボックスに向かっていく。その傍には俊雄の姿が。場内DJにより、「ファーストピッチセレモニー(試合や始球式の前に行われるセレモニー)」として“野球対決”する旨が告げられると、観衆のボルテージは一気に沸点を超え、もはや異様な盛り上がりになっていた。登場した貞子は日本人メジャーリーガー・前田健太ばりのマエケン体操を見せつけ伽椰子を挑発。ファイターズの人気選手・中田翔の尻振りルーティンを炸裂させて貞子に対抗する伽椰子。それをじっと体育座りで見つめる俊雄…。日本プロ野球始まって以来のカオスすぎる光景に、観衆のテンションは最高潮!そしてついに、貞子が大きくふりかぶった見事なフォームから、渾身の魔球を放つ!しかもまさかの豪速球!それに負けじと豪快にフルスイングする伽椰子。そのバッドは見事にボールを捉え、三遊間を抜けるクリーンヒット! ビジョンに表示されたスピードガンの数値は、時速96kmを記録していた。すぐさま一塁に走ろうとする伽椰子だったがわずか数歩でグランドにへたり込んでしまう。そう、彼女は本来立って歩けないキャラクターなのだ…。しかし次の瞬間、伽椰子の背後から白い影が。それは母親の代わりに一塁へ向かおうと全力疾走する俊雄だった。彼のTシャツには「 I (LOVE) 伽椰子」の文字。札幌ドームに炸裂する怨霊の親子愛が垣間見られる一面も。そんな俊雄の姿を呆然と見やりながら、敗戦のショックでマウンド上にパタリと倒れこむ貞子。俊雄は一塁を踏むと、すぐに踵を返して母の元へ駆け寄り、親子水入らずで歴史的な大勝利を喜び合った。衝撃の連続にどよめきの止まらない観衆をよそに、ファイターズのマスコットキャラクター「B・B」に肩を借りながら、貞子が退場し大盛況のうちに幕を閉じた。偶然手にしたビデオデッキを再生した女子大生・有里(山本美月)。そこには、観るもおぞましい映像があった。観た者は、貞子から電話がかかってきて2日後に必ず死ぬという「呪いのビデオ」。そのときから奇妙な現象が始まるのだった。一方、親の転勤で引っ越してきたばかりの女子高生・鈴花(玉城ティナ)は、向かいの空き家が気になっていた。入ったら行方不明になるという噂の「呪いの家」。とある事件から家に足を踏み入れてしまったのを機に、彼女の身と家族に不可解な出来事が起き始める…。「呪いのビデオ」と「呪いの家」、2つの呪いを解くため立ち上がった、霊媒師・経蔵(安藤政信)。彼が企てる秘策…、それは拮抗した力を持つ貞子と伽椰子を激突させ、同時に2つの呪い滅ぼすという驚くべき計画だった――!『貞子vs伽椰子』は6月18日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月01日日本発の2大ホラークィーンが激突する映画『貞子vs伽椰子』の完成記念イベントが5月23日(月)に開催。山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、白石晃士監督、さらに主題歌を歌う「聖飢魔II」のデーモン閣下、そして貞子、伽椰子、俊雄も来場し観客を恐怖に叩き落した。『リング』シリーズの“呪いのビデオ”の貞子、『呪怨』シリーズの“呪いの家”の伽椰子。世界中を震撼させた2人がついに直接対決!呪いのビデオを見てしまった女子大生と、呪いの家に足を踏み入れてしまった女子高生が、霊媒師の秘策で、己の身に降りかかる呪いをかわすため、貞子と伽椰子を激突させることを画策するが…。「もともと、ホラーが好き」という山本さんは今回のオファーについて「『リング』と『呪怨』の両方に出られる人なんてなかなかいないので、ラッキー!という感じでした」と笑顔でふり返る。一方、玉城さんは「怖がりでホラーはそんなに見たことがない」と明かすが「『貞子vs伽椰子』っていったいどういうこと!?という興味が勝ちました(笑)」とホラーが苦手なのにオファーを受けた理由を説明。山本さんの親友役で呪いのビデオを見て呪われる役を演じた佐津川さんも「私もホラーは苦手なんですが、呪いにかかる役ってちょっと面白そうで…(笑)」と女優として役柄に惹かれたよう。白石監督は完成した映画について「とにかくガッツリと直接対決させるということを念頭に置いて作りました!」と見ごたえ十分の作品に仕上がっていると自信をのぞかせていた。と、そこへ不気味な笑い声が響き渡り、デーモン閣下が突然、登場!さらにデーモン閣下によって“召喚”され、ステージ後方より伽椰子と俊雄が、さらにステージの中央に設置された井戸のふたが開き、貞子が姿を見せる!この恐怖演出に会場も大盛り上がり!山本さんは「ビックリしました!たのしいです」と笑顔を見せるが、玉城さんは「怖い!俊雄くんもマジで怖いです」と苦笑していた。デーモン閣下は、「聖飢魔II」として本作の主題歌を担当し「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」を書き下ろしたが「侍従が『面白い話が来た』と持って来たんだが、我々の期間限定の活動の最後の月で武道館ライヴの準備中で、締め切りは20日後だった。どうするか?受けることにしたよ」とオファーの舞台裏を暴露。さらに映画の内容を匂わせる歌詞の世界観についても「製作から『(貞子と伽椰子の)バランスよく』と言われた。大事なことだった」と明かし、会場の笑いを誘っていた。現在、貞子と伽椰子のどちらが“最恐”のホラークィーンかを決める“総選恐”が開催中だが、中間発表ではやや貞子が優勢!この日、勝者への商品と敗者への罰ゲームが発表されたが、勝った方は6月18日(土)の初日舞台挨拶への出席が認められ、敗者は都内某所でゴミ拾いという内容に、山本さん、玉城さんら登壇陣、会場も爆笑!貞子と伽椰子、俊雄も驚きを隠せないようで戸惑いを見せていた。『貞子vs伽椰子』は6月18日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月23日山本美月と玉城ティナが出演し、ジャパニーズ・ホラー(通称:Jホラー)における2大巨頭が共演・対決する最恐プロジェクト『貞子vs伽椰子』。ついに来月、その戦いが幕を開けるのだが、この度、先日公開された予告編でも明かされなかった、貞子と伽椰子の衝撃のバトルシーンが、いよいよ解禁となった。偶然手にしたビデオデッキを再生した女子大生・有里(山本美月)。そこには、観るもおぞましい映像があった。観た者は、貞子から電話がかかってきて2日後に必ず死ぬという「呪いの動画」。その時から奇妙な現象が始まるのだった。一方、親の転勤で引っ越してきたばかりの女子高生・鈴花(玉城ティナ)は、向いの空き家が気になっていた。入ったら行方不明になるといううわさの「呪いの家」。とある事件から家に足を踏み入れてしまったのを機に、彼女の身と家族に不可解な出来事が起き始める…。「呪いの動画」と「呪いの家」の2つの呪いを解くため立ち上がった、霊媒師・経蔵(安藤政信)。彼が企てる秘策…、それは拮抗した力を持つ貞子と伽椰子を激突させ、同時に2つの呪い滅ぼすという驚くべき計画だった――!『リング』の貞子と『呪怨』の伽椰子、20世紀から21世紀への変わり目に相次いで出現したホラーヒロインが世紀の最恐対決を繰り広げる本作。キャストには、偶然“呪いのビデオ”を入手したために貞子の標的となる有里役に山本さん、繊細な心を持つゆえに“呪いの家”の魔力に囚われ、伽椰子と俊雄の母子霊に脅かされていく鈴花役に玉城さんを迎えた。そのほか、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕といった多彩なキャストが脇を固め、安藤政信が“世紀の二大怨霊対決”のキーマンとなる型破りな霊能力者を怪演している。監督&脚本には、『ノロイ』『オカルト』や『戦慄怪奇ファイル超コワすぎ!』シリーズなどで、奇抜なまでに斬新な心霊&超常現象シーンを発明し、多くの熱狂的なファンを獲得してきた白石晃士。また本作は、4DX、MX4Dでの上演に加え、ホラー映画初の試みとなる立体音響システム、ドルビーアトモス上映も決定しており、さらに観る者を空前絶後の恐怖に陥れる。公開発表後から、「2人はいったいどんなバトルを繰り広げるのか!?」と、常に大きな期待と注目を集めている本作。このほど解禁された写真では、いずれも貞子の長い髪の毛に縛りつけられた伽椰子が、苦悶の表情を浮かべ逃れようとしているシーン。一方的な展開に見える今回のシーンだが、素手で瞬時に人を天井裏に引きずり込むほどの腕力を誇る伽椰子が、このままやられっぱなしなワケがない!両者による激しいバトルの様子に、その後の展開と勝敗にと、さらなる期待が高まる写真となっている。また、共に多数のフォロワーを抱えるSNS(「貞子のTwitter」「伽椰子with俊雄のInstagram」)上でも互いを牽制しあい、大きな話題に。 そして公式Webサイトにて開催中の、貞子と伽椰子のどちらが勝つと思うかを予想する“「総選恐」キャンペーン”においても、投票開始以降、常に互角の得票数で拮抗状態を保っている。 2大ホラーヒロイン、貞子と伽椰子の“絶対に負けられない戦い”の行方はいかに!?『貞子vs伽椰子』は6月18日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月21日