特別な力を持つ少年が人類の脅威となる『ブライトバーン/恐怖の拡散者』。本作のプロデューサーを務めるジェームズ・ガンといえば、ホラー出身からマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に起用されたことでも知られる。そして、本作でメガホンをとったデヴィッド・ヤロヴェスキー監督もいま、大きな注目を集めているところだ。脚本家・監督・プロデューサーの顔を持つジェームズ・ガンは、『悪魔の毒々モンスター』などZ級映画で有名なトロマ・エンターテインメントにてキャリアをスタート。その後、ザック・スナイダー監督『ドーン・オブ・ザ・デッド』の脚本や自身監督の『スリザー』などのホラー作品で評価され、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の大ヒットにより、世界的有名監督の仲間入りを果たした。彼のようなキャリアを描く監督は現在のハリウッドでは珍しくなく、彼の前にも後にも多くの監督がホラー/ジャンル映画をきっかけに大きなチャンスを掴んでいる。『スパイダーマン』を大ヒットさせたあの人も!スプラッターホラー『死霊のはらわた』(’81)で業界に革命を巻き起こしたのがサム・ライミ。低予算ながらカルト的人気となり、その後『スパイダーマン』シリーズを監督し大ヒットに導いた。『ソウ』シリーズや『死霊館』シリーズなどで高い支持を得たジェームズ・ワンは、『ワイルド・スピード SKY MISSION』を大ヒットさせ、ジェイソン・モモア主演のDC作品『アクアマン』の監督に抜擢されると、こちらも大成功を収めた。さらに、あるようでなかった“電気を消した時だけ見える謎の影“という題材でヒットを飛ばした『ライト/オフ』(’16)のデヴィッド・F・サンドバーグも『シャザム!』の監督を任されるなど、ホラー出身の監督が大作アメコミ映画を担当し、内容、興行ともに評価されている。アメコミ映画だけじゃない、日本生まれのあの映画の監督もレジェンダリー・ピクチャーズが展開する「モンスターバース」シリーズの“ゴジラ”作品では、なんと3作全てがホラー/ジャンル映画出身監督が担当。『モンスターズ/地球外生命体』(’10)のギャレス・エドワーズは、本シリーズの1作目『GODZILLA ゴジラ』の監督に大抜擢され、後には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』も手掛けた。『ブライアン・シンガーのトリック・オア・トリート』(’07)のマイケル・ドハティは、今年公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を監督。日本から小栗旬らが出演する次作『Godzilla vs. Kong』(原題/’20)も『サプライズ』(’11)の完成度で高く評価されたアダム・ウィンガードが担当する。『ターミネーター』J・キャメロンや『ジョーズ』スピルバーグもさらに有名監督の中には、キャリアの初期はホラー/ジャンル映画を監督してきた人も多い。『アバター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロンは、『ピラニア』の続編『殺人魚フライングキラー』(’81)でデビュー、その後『ターミネーター』を成功させ『エイリアン2』監督にも起用された。『E.T.』や『レディ・プレイヤー1』のスティーヴン・スピルバーグも、キャリア初期に追跡サスペンス『激突!』(’71)や海洋パニック・ホラー『ジョーズ』(’75)で高い評価を得ており、一般的にイメージはあまりないが、彼が監督する作品には目を覆いたくなるような残虐描写がしばしば見られるのも特徴だ。ジェームズ・ガンのお墨付き『ブライトバーン』監督は「抜群のセンスがある」この潮流に乗るべくして表れたのが、本作の監督を務めたデヴィッド・ヤロヴェスキーだ。ジェームズ・ガンも彼の才能を絶賛しており、「デヴィットには、ホラーやホラー的な音楽に対する抜群のセンスがあるんです。鼓動がどう作用するのか、どうやって飛び上がるほどの恐怖を設定するのか、シーンを見ている観客をどうやって怯えさせるのかを熟知しているんです」と明かす。「彼の仕事ぶりを見ているのは最高ですよ。以前から、デヴィッドのことをものすごく洞察力のある、頭のいい人だと思っていましたが、準備も怠らない。この映画を監督する前に、おそらく何千というホラー映画を観ているはずです」とコメントを残している。『ブライトバーン/恐怖の拡散者』は11月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブライトバーン/恐怖の拡散者 2019年11月15日より全国にて公開© The H Collective
2019年11月08日1955年、自動車事故により24歳の若さでこの世を去った俳優、ジェームズ・ディーン。今も変わらず愛され続けている名優が、64年ぶりに待望の“出演”を果たすことになるかもしれない。The Hollywood Reporterが報じている。映画制作会社マジック・シティ・フィルムズは6日、ベトナム戦争を舞台としたアクション映画『ファインディング・ジャック(原題)』の準主役としてディーンを出演させる権利を遺族から与えられたと発表した。ディーンのライセンスを管理する会社CMG・ワールドワイドのマーク・ローズラー社長によると、遺族がディーンを映画へ出演させることに同意したのは初めてだという。カナダの「イマジン・エンジン」、南アフリカの「MOIワールドワイド」のVFX制作会社2社が協業し、ディーンをコンピューター生成画像(CGI)でスクリーンに蘇らせる。『ファインディング・ジャック(原題)』はガレス・クロッカー著の同名小説が原作。ベトナム戦争末期、戦地に置き去りにされた1万匹の軍用犬にまつわる物語だ。マジック・シティ・フィルムズの創立者アントン・アーネストは、「非常に複雑なキャラクターであるローガンという役柄を完璧に演じられる俳優を何カ月もかけて探し求めた結果、ジェームズ・ディーンしかいない、ということになりました」と説明。「偉大な映画スターである彼の遺産をしっかり守れるよう細心の注意を払う。ファンをがっかりさせるつもりはありません」と強調した。今月中旬にも制作に取りかかり、来年の11月11日(復員軍人の日)の公開を目指すという。
2019年11月07日ジェームズ・フランコからセクハラ被害に遭ったと1年半前に告発した女性2人が、法的措置を取ったという。「Variety」誌などが報じた。2人はジェームズが2014年から2017年まで経営していた演劇学校の元生徒で、在校中にジェームズと彼のビジネスパートナーたちが「女性生徒たちに対し、権力を使って性的で不適切な行いの蔓延に携わった」として訴えを起こしている。生徒たちは月300ドルの授業料を支払い、それで真っ当な授業を受けられると思っていたが、ジェームズが受け持つセックスシーンを学ぶマスタークラスの受講にはさらに750ドルが必要だったという。マスタークラスを受けるためのオーディションでは、明らかに度を越えた性的な内容の演技が求められ、それを録画されたとのこと。録画に対する同意書に、強制的に署名させられたとも。2人はジェームズとビジネスパートナーたちを、性差別、セクハラ、詐欺、虚偽の広告、性的搾取で訴えている。ジェームズの弁護士は、原告たちの訴えに損害賠償を求めると語った。「彼女たちがこういったことを訴えるのは、これが初めてではありませんし、すでに話していることが偽りであることは明らかになっています」と自信をのぞかせている。2人は2018年1月、ジェームズのセクハラ被害者としてほかの3人とともに「Los Angeles Times」紙で体験を語っていた。(Hiromi Kaku)
2019年10月04日「ザ・ビートルズ」が“存在しない世界”を舞台に描く映画『イエスタデイ』。今回は、『シンデレラ』や「ダウントン・アビー」などで知られるリリー・ジェームズが劇中で披露する、アレンジに悩む現代女子に贈る超絶かわいいヘアスタイルが明らかになった。主人公ジャック(ヒメーシュ・パテル)の幼なじみで、親友のエリーを演じているリリー・ジェームズ。20世紀初めを舞台にした海外ドラマ「ダウントン・アビー」や『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』など、キュートな愛くるしさと知的な美しさを兼ねそなえ、その美貌で多くの人を魅了してきた彼女は、本作ではより一層かわいさを増して登場。エリーは学校の教師として働く傍ら、音楽活動を続けるジャックを献身的に支える優秀なマネージャー。そんな彼女が見せる、様々なかわいいヘアスタイルは必見となっている。■甘すぎないゆるふわ感、ツインお団子甘すぎないけれど、やわらかくやさしい雰囲気を出すことができるヘアスタイル。少し低い位置でゆるめに結び、ゆるふわ感満載でルーズなツインお団子を作るのがポイント。エリーにとって、ジャックの退院祝いをプレゼントする特別な日(?)のヘアスタイル。■適度なルーズさが決め手!時短ゆるふわお団子ナチュラルで、落ち着いた大人の雰囲気が出せるヘアスタイル。一方、時間のない時にうってつけ。低めの位置で適度なルーズさを出すことで、こなれた上品な印象に。職場の学校では、決まってこのヘアスタイル。■フェスにぴったり、特別感もあるハーフアップ様々なシーンにぴったりのハーフアップ。女性らしさが出せて、フォーマルな場でも、カジュアルな場でも、どんなシーンでも使える万能アレンジ。エリーも様々なシーンでこのヘアスタイルを披露する中、特に印象的なのは音楽フェスのシーン。まさに特別感があり、かわいらしさが倍増。■シンプルにそのまま…実はしっかりセットシンプルかと思いきや、実は巻いてしっかりセットしているスタイル。天然パーマのエリーだが、確実に丁寧に巻いているよう。おろした髪型は本編でも限られた場面だけで、何気にシンプルが一番大変なのかも。『イエスタデイ』は10月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イエスタデイ 2019年10月11日より全国にて公開©Universal Pictures
2019年09月29日ジェームズ・ガンが、監督と脚本を務める『スーサイド・スクワッド』のキャスト24名をツイッターで一挙公開した。つい最近、出演がうわさされていたアリアナ・グランデの元婚約者でコメディアンのピート・デヴィッドソン、12代目「ドクター・フー」のピーター・カパルディの本決まりが明らかに。そのほかの“新顔”は、アリシー・ブラガ(『シティ・オブ・ゴッド』)、フルラ・ボルク(『ピッチ・パーフェクト2』)ら。また、ガン監督の代表作ともいえる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのキャストで弟のショーン・ガンや、マイケル・ルーカー、ガン監督の初監督作品『スリザー』に出演したネイサン・フィリオンの出演も確定。2016年の前作から引き続き出演するのは、マーゴット・ロビー、ジェイ・コートニー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス。ジャレッド・レトとウィル・スミスは出演しない。ガン監督の投稿内に名前はないが、ヴィランとしてベニチオ・デル・トロが出演交渉中であることが報じられている。製作は今月アトランタにおいて開始予定で、全米公開は2021年8月6日。(Hiromi Kaku)
2019年09月17日オトナの行きつけ#3新中野【ゆずのたね】~今回のお店選定理由~近所の中華屋の枠をはるかに超えた“本物の味”少量多皿なので、ひとりでもふらりと食べに行ける一皿100~480円なので、お会計は3,000円ほどで済む!近所の中華屋の枠をはるかに超えた“本物の味”お店は2019年6月にオープンしたばかりだが、地元客やグルメ通を中心に話題になっている場所は、新宿駅から3駅先の新中野。商店街をふら~っと2,3分歩くと、今回のお店【ゆずのたね】が現れます。ここのメニューは100円~480円と、とってもリーズナブル。しかしながら、「ま、新中野の安い居酒屋メシで、今日は安く済ますか──」なんて軽い気持ちで入ってしまうと、そのおいしさにぶっ飛びますよ!【ゆずのたね】メニュー表フードメニューの数はなんと約60種! 赤字がオススメのメニューだまずはつまみ程度に、ポテサラ、よだれ鶏、酢豚あたりをオーダー。──は? うまくね?!値段が安いからと味に高をくくっていたあなたは、思わずそう叫ぶことでしょう。ポテサラにピータンがのった『ピータンポテサラ ~ブラックペッパー風味~』350円(税抜)『ピータンポテサラ ~ブラックペッパー風味~』は、ピータンの旨味がしっかりと感じられながらもコクが強すぎない。ソースに入った黒酢と玉ねぎがより旨味を引き出しながらも、隠し味のセロリがさっぱりと香ります。やわらかい食感の『よだれ鶏』450円(税抜)。胸肉をつかうことで脂っこくなく優しい味わいが楽しめる。色鮮やかな自家製のラー油は、後からピリリと辛さが出てくるしっかりとした歯ごたえと満足感のあるサイズの肉に、甘酸っぱく深みのある特製ソースがかかった『妖艶な黒酢豚』420円(税抜)一見、ただの丸い肉団子が2つ乗っただけに見える『妖艶な黒酢豚』。食べてみると──なんだコレ! ソースが普通じゃない!! 仮にも僕はヒトサラの編集をやっている身。ソースの違いぐらい分かる。その味は、なんか…こう……すごい、ウマい! なんだコレ!!それもそのはず。店主の初見直人さんは、【赤坂 四川飯店】で20年も経験を積み、その後、広尾にある【はしづめ】を星付き店にまで成長させ、青山、原宿の各店舗料理長として腕をふるっていた人物。「ふらっと入って、楽しく過ごしてもらえるお店がやりたかった」と語る、店主の初見直人さん「その酢豚のソースは、【はしづめ】で出していたのと、ほぼ同じようにつくったものです」と初見さん。ベースとなる食材は、【はしづめ】よりもかなり安いものを仕入れてコストを抑えながら、クオリティについては下処理や味付け、ソースなどを、培ってきた技術と手間暇をかけて、こんなに「レベルの高い420円」の一皿に仕上げているのだそう!本当に420円で食べちゃっていいのかな──ま、安いのは嬉しいからいっか!少量多皿なので、ひとりでもふらりと食べに行ける中華と聞くとどうしても大皿で、大人数で食べに行くイメージなのですが、【ゆずのたね】の料理は、一品一品が少量で構成されています。なので、急に「今日は中華な気分だな~」なんて思った時、ひとりでも2人でも、本格中華を気軽にさくっと食べに行くことができます。『四川火鍋もつ煮』380円、『煮卵』100円、『煮豆腐』200円がすべて入った『全部入り』480円(すべて税抜)お店の一押しメニュー『四川火鍋もつ煮』は、具がゴロゴロとたっぷり入っていて、本当にこの値段?! と驚いてしまいます。もつは臭みが一切なく、味付けも強すぎないクリアな味なので、旨味が一層際立ちます。やきとん屋で修業して、内臓の処理の仕方を学んだという初見さんならではのスペシャリテです。『楊貴妃の愛した手羽先の赤ワイン煮』380円(税抜)は、美容のために赤ワインで煮た手羽先を食べていたという、楊貴妃の逸話から。ワインが香る身は、ほろりとやわらかい身が大きく、食べごたえのある『大アナゴの唐揚げ ~上海風ソース~』480円(税抜)。甘辛いソースと、甘味のある沖縄の島胡椒「ヒバーチ」を絡めて食べるオリジナルドリンクは左から、日本酒ベースの『ゆずハイボール』500円、さわやかな『ゆずモヒート』530円、紹興酒ベースの『生レモンドラゴンハイ』530円(すべて税抜)ドリンクも安く、ボトル以外は380円~650円程なので、ついついお酒が進みます。お店オリジナルの『ゆずハイボール』は、ウイスキーではなく日本酒の鳳凰美田がベース。すっきりさわやかなゆずの香りに、日本酒の後味がまろやかです。飲みやすいので注意。『干し肉のハニートースト』280円(税抜)。カリッと焼けたトーストに、ハチミツをたっぷりつけて、干し肉を上に乗せて食べる。甘じょっぱくクセになる、病みつきメニューだ〆の一品『四川汁なし担々麺』350円(税抜)。どっしりとした麺が、最後にお腹を満たしてくれる。製麺屋が営む【はしづめ】の料理長を務めていた、初見さんの得意分野だ一皿100~480円なので、お会計は3,000円ほどで済む!満腹になり、いっぱい食べてしまったな~と思いながらお会計を見たあなたは驚くだろう。──こんなに安いの?!食べて飲んで、一人あたり、大体3,000円程でおさまります!なぜ安いかを聞いてみると、「下処理や調理の手間賃を取ってないからですよ!」と笑いながらおっしゃる初見さん。「例え安価な食材でも、手間暇をかければおいしくなるんです」かつて大型の繁忙店で働いていた頃、箸をつけられずに廃棄されていく料理を見て、戸惑いを感じていたのだそう。「せっかく心を込めて作った料理も、食べてもらえなかったら意味がないんです。だからこの店は、ふらっと入って、食べられる分を食べて飲んで、好きな時に帰れるようなお店にしようと思ったんです」。だからこんなに、値段も雰囲気もカジュアルなんですね! それにしても、料理の手間賃をとらないなんて……すごい。ふらっと訪れる近所のお客や、噂を聞きつけた遠くからの来店客で賑わっているカジュアルなスタイルなので予約は受け付けていませんが、来店してもし満席だった場合、席が空いたら電話をくれるシステムです。ふらっと訪れて、食べて飲んで、コスパも最強な【ゆずのたね】。行きつけにすること間違いナシの一軒です!!「オトナの行きつけ店」バックナンバー
2019年09月07日『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』など、その美しさと愛らしさで世界中を虜にしたリリー・ジェームズが主演する『ガーンジー島の読書会の秘密』から、リリーが本作で演じたジュリエットというキャラクターや、劇中で鍵を握る本や手紙について思いを語るインタビュー映像が到着した。『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』や『スリー・ビルボード』を世に送り出したプロデューサー陣が再びタッグを組んで贈る本作。リリーは、戦争で両親を亡くした寂しさを抱えながらも、あふれる好奇心とまっすぐな気持ちのままに未来へと進むジュリエットを生き生きと等身大で演じている。届いたインタビュー映像では、原作に触れ「読み終わる頃には泣いていた。脚本も涙なしには読めなかったわ」と告白。また、本作を「典型的な恋愛映画でも戦争映画でもない」と表現する。演じた役柄については、「冒頭でのジュリエットは葛藤を抱えているの。前を向いて進みたいと思っているけど、戦争を生き延びたことに罪悪感を覚えているのよ。みんな大きな犠牲を払ったし、新たな世界はお祭り騒ぎに思える。戸惑っているのね。カリスマ性のある男性と情熱的な恋に落ちるけど、どこかで役を演じている作家だからお手のものよ」とコメント。さらに、「手紙を読むことで主人公たちは恋に落ちる。読書は映画の核として重要な働きをするの」と語り、手紙を書くことについても「文通というのはロマンチックね。机に向かって手紙を書き、待っている相手のことを考えながら投函するのよ。その習慣が薄れたのは残念だわ。私はお礼状を出すのが好きだから頻繁にハガキを書くけど…手書きの機会が減ったせいか字が汚いわ」と、キュートな一面も覗かせている。そんなリリーをはじめ、マシュー・グード、ペネロープ・ウィルトン、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイといった英国の傑作TVシリーズ「ダウントン・アビー」でお馴染みのキャスト陣に、「ゲーム・オブ・スローンズ」のミキール・ハースマンも参加、海外ドラマファンからも熱い視線が送られている。『ガーンジー島の読書会の秘密』は8月30日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガーンジー島の読書会の秘密 2019年8月30日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 STUDIOCANAL SAS
2019年08月27日ジェームズ・ワンが、タイトル未定のホラー映画を製作、監督することになった。世界配給はワーナー・ブラザースが手がけるが、資本は別から集めてきたインディーズ映画。低予算インディーズホラー『ソウ』で大ブレイクした彼が、ルーツに戻る作品とも言える。撮影はこの秋、L.A.で行う予定。話の設定、キャストは明らかになっていない。ワンはこの冬大ヒットした『アクアマン』の続編の監督にも決まっている。また、『死霊館』シリーズ次回作のプロデューサーも務める。さらに、クリス・ロックのアイデアで新たにローンチされることになった「ソウ」のエグゼクティブ・プロデューサーにも名を連ねている。文=猿渡由紀
2019年08月01日ジェームズ・マカヴォイとアリシア・ヴィキャンデルを迎え、『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』などで知られるヴィム・ヴェンダース監督が描く、狂おしくも切ないラブサスペンス『世界の涯ての鼓動』。この度、マカヴォイが本作の魅力について語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。TVミニシリーズの「バンド・オブ・ブラザース」や『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』で注目される存在となり、『ラストキング・オブ・スコットランド』『つぐない』などで各映画賞を席巻、実力派として認められたマカヴォイ。世界的に人気の高い『X-MEN』シリーズをはじめ、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』などに次々に出演、今年は『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』も待機している。本作では、無法地帯の南ソマリアに潜入し爆弾テロを阻止する任務が待つMI-6の諜報員に。その一方でアリシアは、グリーンランドの深海で地球上の生命の起源を解明する調査に臨む生物学者を演じた。「まずは美しい愛の物語に感動してほしい」とマカヴォイ。「だが それだけじゃない。驚きに満ちあふれた作品」と語り、「自分の任務、信念、そして地球への愛と、男女間の愛と、神への愛も描かれている。いろいろな形の愛が登場するんだよ。かなり感動してもらえる作品だと思う」と断言。「僕の出演シーンは手に汗を握るよ。たぶんアリシアのシーンもね」と、偶然と呼ぶにはあまりにも深い出逢いを果たした2人に待ち受ける運命についても語っている。『世界の涯ての鼓動』は8月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:世界の涯ての鼓動 2019年8月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開©2017 BACKUP STUDIO NEUE ROAD MOVIES MORENA FILMS SUBMERGENCE AIE
2019年07月26日クロワッサンによる大人の女性のトレーニングBOOK7月17日、体を引き締め、調子を整える大人の女性向けのトレーニングが紹介されている新刊『クロワッサン特別編集 大人の女性のトレーニングBOOK』がマガジンハウスから発売された。『クロワッサン』は月2回、マガジンハウスが発行している料理、健康、ファッションなどの生活情報誌で、新刊はその特別編集版。100ページ、1,000円(税込)の価格で発売中である。二重アゴ・ほうれい線・目元のシワ対策も人体の使わない機能は確実に衰えていく。筋肉においても、習慣的な運動を行っていない場合、その量は減っていくことになる。この新刊に登場しているフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏は、現代人の筋力不足は相当深刻で、40代以上の80%が要介護予備軍なのではないかとしている。新刊では年齢による衰えを食い止めるためのトレーニングを掲載。健康面だけでなく、気になる部分を引き締めるボディメイクや、ヒップの美しいシルエットを作る若返りエクササイズ、むくみや顔色改善のための肩甲骨体操なども紹介されている。また、二重アゴ、ほうれい線、目元のシワを修整する顔の筋トレ、痛みがあっても取り組めるというつらい時の症状別ストレッチなども掲載。特殊なトレーニング用具を必要とせず、いずれも自宅でできるトレーニングばかりとなっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『クロワッサン特別編集 大人の女性のトレーニングBOOK 』 - マガジンハウス 編 - マガジンハウスの本
2019年07月25日ジェームズ・ガン監督が、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』(以下、『GotG3』)のタイトルに関するうわさを否定した。うわさとは、『アベンジャーズ:エンドゲーム』で『マイティ・ソー』シリーズのソーが『GotG』のメンバーに合流したことから、『GotG3』にはソーが出演し、タイトルは『アスガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』になるかもしれないというもの。ソーを演じたクリス・ヘムズワースも『GotG3』への出演に乗り気で、「(『GotG』の)メンバーと仕事がしたいね。『アスガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』って、最高じゃないか」とコメントしたことがあった。ガン監督はインスタグラムのストーリーに、ファンが「どうか、映画を『アスガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』なんて呼ばせるのはやめて」と懇願するコメントのスクリーンショットを投稿。「Don’t worry」(心配しないで)とシンプルに書き込み、タイトルがそうはならないことを伝えた。ただし、『GotG3』にソーが登場するか否かは不明のままだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 2014年9月13日より全国にて公開© 2014 Marvel. All Rights Reserved.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開© Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2019年06月26日映画『太陽は動かない』が、2021年3月5日(金)より公開。藤原竜也×竹内涼真が初タッグを組む。“映像化は不可能”といわれた、吉田修一の小説が実写化『怒り』『悪人』など、ヒット作を生み出し続ける人気小説家・吉田修一。映画『太陽は動かない』は、そんな吉田が描く通称“鷹野一彦”シリーズ3部作の中の「太陽は動かない」「森は知っている」2編をベースに構築。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから映像化は不可能と言われた巨編が、『海猿』や『MOZU』シリーズを手掛けた羽住英一郎監督によって実写化される。東欧ブルガリアで、壮絶なアクションシーン&冒頭映像も撮影は、日本国内に加え、東欧ブルガリアにて約1ヶ月にも及ぶ海外ロケを実施。市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、超異例づくしの大規模な撮影が行われた。解禁された映画冒頭映像は、、東欧ブルガリアの古いアパートに監禁されている同僚エージェント・⼭下(市原隼⼈)を救出するシーンから幕開け。監督の強い希望により、キャスト自らがスタントマンなしで、壮絶なアクションシーンを繰り広げる、息付く間もない圧倒的スケールを伺うことができる。ストーリー心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野と相棒の田岡。24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦が始まる。誰が敵か味方が分からない極限の状況の中、2人の心臓爆破のリミットは迫っていた―。24時間ごとにリセットされる、極限のタイムリミット・エンターテイメントが幕を開ける!藤原竜也×竹内涼真の豪華タッグ主演は、『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』『Diner ダイナー』でも主演を演じた藤原竜也。これまで数々の難役をこなしてきた彼が、本作では心臓に小型爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫るという、極限まで追い詰められた男・鷹野一彦を演じる。また、藤原演じる鷹野一彦の後輩であり相棒にあたる田岡亮一役は、『センセイ君主』の竹内涼真が担当。本格的なアクションは初めてだという竹内だが、現場では陸橋から飛び降りるワイヤーアクションや、激しい肉弾戦にも体当たりで挑戦する。鷹野一彦(藤原竜也)藤原竜也演じる鷹野一彦は、謎の組織・AN通信のエージェントであり、心臓に爆弾を埋め込まれている。24時間ごとの定期連絡を怠ると爆死する。田岡亮一(竹内涼真)竹内涼真演じる田岡亮一も鷹野と同じく謎の組織・AN通信のエージェント。心臓に爆弾を埋め込まれており、24時間ごとの定期連絡を怠ると爆死する。佐藤浩市、市原隼人など豪華キャストもまた、佐藤浩市をはじめ、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾といったキャストも集結。風間武(佐藤浩市)佐藤浩市演じる風間武は、鷹野と田岡の上司。日本から2人に指令を出す。その素性は謎に包まれている。AYAKO(ハン・ヒョジュ)ハリウッド進出も果たした女優・ハン・ヒョジュが演じるAYAKOは、アンディ・黄と手を組んでいる謎の女。鷹野と田岡に何かと絡んでくる。デイビッド・キム(ピョン・ヨハン)ピョン・ヨハン演じるデイビッド・キムは、鷹野に敵対するフリーのエージェント。次世代エネルギーの情報を掴んでいる。山下竜二(市原隼人)市原隼人演じる山下竜二は、謎の組織・AN通信のエージェントで、鷹野と田岡の同僚。2人と同様に心臓に爆弾を埋め込まれており、ブルガリアで監禁される。その他の登場人物菊池詩織(南沙良)…高校時代の鷹野の同級生。鷹野一彦・高校時代(日向亘)…高校時代の鷹野。天涯孤独の身となり風間に拾われ、エージェントの訓練を受ける。柳勇次(加藤清史郎)…高校時代の鷹野の同級生。鷹野と同様、エージェントの訓練を受ける。ジミー・オハラ(横田栄司)…アンディ・黄の裏の実行部隊。アンディ・黄(翁華栄)…中国の巨大エネルギー企業・CNOXの会長であり裏組織のボス小田部菜々(八木アリサ)…小田部教授の娘。小田部教授(勝野洋)…次世代エネルギー研究の第一人者で、ブルガリア・ソフィア大学教授。河上麻子(宮崎美子)…河上の妻。河上満太郎(鶴見辰吾)…日本の大手電機メーカーMETの取締役。King Gnu 新曲『泡』が主題歌に『太陽は動かない』の主題歌は人気バンドKing Gnuの新曲『泡』(あぶく)に決定。音源はKing Gnuの前身であるSrv.Vinciの時代に誕生していたが、それをベースにして完成。常に死と隣り合わせの鷹野と田岡の心情に寄り添うものとなっている。WOWOWでのドラマ版放送もまた映画と同時進行で、連続ドラマ版「連続ドラマW 太陽は動かない-THE ECLIPSE-」もWOWOWで2020年5月24日(日)夜22:00より放送スタート。原作者の吉田修一が監修を務める、オリジナルストーリーとなっている。【詳細】映画『太陽は動かない』公開日:2021年3月5日(金)※2020年5月15日(金)公開予定だったが延期となった。ドラマ版は5月24日(日)より予定通りスタート。監督:羽住英一郎脚本:林民夫出演:藤原竜也、竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、市原隼人、南沙良、日向亘、加藤清史郎、横田栄司、翁華栄、八木アリサ、勝野洋、宮崎美子、鶴見辰吾、佐藤浩市 ほか原作:吉田修一・著『太陽は動かない』『森は知っている』(幻冬舎文庫)
2019年05月24日「ラムバサダーフェスティバル2019 in なかのアンテナストリート」が、2019年6月2日(日)に中野セントラルパークにて開催される。今年で3回目を迎える「ラムバサダーフェスティバル」は、ラム肉が大好きな食のプロたち“ラムバサダー”が、各自自慢のラム料理を提供するフードイベント。会場には、ジューシーな肉汁したたる定番人気のラムチョップをはじめ、ラム肉入り餃子、シンガポールのソールフード「バクテー(肉骨茶)」と組み合わせた「ラムバクテー」、ラムの出汁入りキーマカレーなど、それぞれの個性が光るオリジナルメニューが揃う。爽やかな初夏の日差しを楽しみながら、友人や家族とピクニック気分で、ラム肉料理を堪能してみてはいかがだろう。【詳細】「ラムバサダーフェスティバル2019 in なかのアンテナストリート」開催日:2019年6月2日(日)10:30~16:00 ※売り切れ次第終了場所:中野セントラルパーク ウッドデッキエリア住所:東京都中野区中野4丁目10番2号メニュー例:・ラムチョップとラムバサダー特製ソースつき』800円(税込)・ラムバクテー 1,000円(税込)・ラム串焼き(2本) 500円(税込)・ラム肉焼き餃子(5個) 500円(税込)・ラムと魚介のダブルだしキーマ 700円(税込)※予定※出店内容や価格は予告なく変更する場合有り※たくさんの食材を用意できないため、すぐに売り切れとなる場合有り
2019年05月18日昨年、10年前の不適切なツイートが明るみに出たことで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3弾から降ろされたジェームズ・ガン監督が、先月再雇用された。同シリーズで主役のピーター・クイル/スター・ロードを演じているクリス・プラットが、この件に関して『アベンジャーズ/エンドゲーム』のプレミアでコメントし、喜びを爆発させた。「People」誌からガン監督の件について聞かれ、「すごく楽しみ。ワクワクしている。正しい働きかけだったと思うよ。本当に支持している。ディズニーはよくやったと思う。ジェームズを再雇用したことで、ぼくたち(キャスト)だけじゃなく、ファンたちもとんでもなく喜んでいると思うんだ。三部作を完全な形で終えることができるよ!」と大喜び。また、「そもそも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』っていう作品自体がセカンド・チャンスやベストを尽くす機会を人々に与える物語だもん。ぼくらは互いに助け合う、寄せ集めのグループなんだ。こうなるべきという方向に進んで本当によかった。最高の気分だ」と語った。クリスたちキャストは、ガン監督が解雇された後、彼を支持する手紙を連名で発表していた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 2014年9月13日より全国にて公開© 2014 Marvel. All Rights Reserved.
2019年04月26日世界興行収入累計1,500億円を超える超ヒットホラー『死霊館』シリーズを世に贈り出したホラーの天才ジェームズ・ワンが贈る最新作『ラ・ヨローナ ~泣く女~』のスペシャル動画が到着した。今回到着したスペシャル動画では、泣く女・ヨローナの姿が露わに。本作ではプロデューサーに名を連ねているジェームズ・ワンやメインキャストが泣く女の伝説や怖さについて、それぞれの目線で語るコメントも収録されている。■メインキャストが語る“泣く女”の恐怖ヨローナが姿を現したシーンの後、「頭からやってみて!」と指示を飛ばすのは、本作で長編監督デビューを果たしたマイケル・チャベス監督。アンナと子どもたちが呪術医・ラファエルのもとへ助けを求めやって来るシーンの撮影のようすだ。まず口火を切るのは、2人の息子が泣く女の標的になってしまうパトリシア役のパトリシア・ベラスケス。「私はメキシコで育ってヨローナの話をよく聞かされたわ」と実体験をもとに、中南米では文化の中に浸透した存在であることを示唆している。続いて主人公・アンナを演じたリンダ・カデリーニは家に迫ってくるヨローナに立ち向かうシーンや、「泣き声を聞いた?彼女の涙に触れた?」と詰め寄られるシーンの後に「恐ろしい話よ。すごく怖いと思った!」と話す。呪術医・ラファエルを演じたレイモンド・クルツは「ラ・ヨローナは怪談なんだ。浮気をした彼女の夫への復讐に、我が子を溺死させた女がヨローナなんだ」とヨローナの物語を説明。続けてリンダが「だから子どもを求めて彷徨っているの。怨念が消えることはないわ…」と語るが、ここで映像上は蝋燭の光が消える…。■マスターオブホラー、ジェームズ・ワンが明かす天才が故の悩みここでお待ちかねのジェームズ・ワン登場。「どういうわけかいろんな人が僕のもとに幽霊話を聞かせに来るんだ」と、おそらくマスターオブホラーにしか分からない悩みを打ち明けた。また「“ヨローナ”の物語にはインパクトがあった。時代を超えて語り継がれる―、人が成長していく上で必要不可欠な物語なんだ」と本作のベースとなった“ヨローナ”がいかに日常に溶け込んだ存在なのか、伝説の核となる要素を話している。最後にリンダが「すごくリアルな恐怖なの!」と泣く女が机上から子どもに襲い掛かる最悪のシーンをバックに熱弁。恐怖心が一気に高まり、その後の展開が気になる映像となっている。果たして、アンナはヨローナから子どもたちを守りきることができるのか?その結末は是非劇場で見届けて。『ラ・ヨローナ ~泣く女~』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラ・ヨローナ~泣く女~ 2019年5月10日より全国にて公開© 2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2019年04月17日ジェームズ・ガンがマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』(仮題、以下『GotG3』)の監督としてディズニーに再雇用された。過去の不適切なツイートが発覚し、解雇されてから8か月。その間にはキャストやファンたちがガン監督を擁護するも、「再雇用の見通しはなさそうだ」とのことから、マーベルのライバル社であるDCコミックスが『スーサイド・スクワッド2』(仮題)の監督にガンを起用した。よって現在、ガン監督は『GotG3』と『スーサイド・スクワッド2』という、マーベルとDCコミックスの大作を2本抱えている。『アクアマン』、『シャザム!』などのDC映画のプロデューサ、ピーター・サフランは、ガン監督が『スーサイド・スクワッド2』を撮り終えたあとに『GotG3』の撮影に取り掛かるとエンタメサイト「JoBlo」に語っている。さらに、ここまで『スーサイド・スクワッド』の続編だと思われてきた『スーサイド・スクワッド2』は、サフランによると「『スーサイド・スクワッド』の完全なリブートで、製作チームは『スーサイド・スクワッド2』ではなく『The Suicide Squad』と呼んでいる」ことも明らかになった。「楽しみにしていてほしいね。ジェームズ・ガンの脚本からみんなの願いが実現するよ」。『The Suicide Squad』はアメリカで2021年8月6日公開。(Hiromi Kaku)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 2014年9月13日より全国にて公開© 2014 Marvel. All Rights Reserved.
2019年03月19日まさかこの作品の続編が読めるとは。吉田修一さんによる『続 横道世之介』は、青春小説『横道世之介』の数年後の話。1987年を舞台にした前作では、大学進学で上京した世之介の一年が描かれ、今作では卒業から数年後、1994年の1年間が綴られる。「自分でも続編を書くつもりはありませんでした。でも、文芸誌『小説BOC』が創刊される際に連載を依頼され、考えていたら世之介が浮かんできてしまったんですよね(笑)」24歳の世之介は、バイトとパチンコに通う日々を送っている。「人生がうまくいかなかった時期を書こうと思いました。自分も、全然やることがなく、アルバイトをしながらあてもなく小説を書いていたのがこの頃だったんです」確か著者も20代前半、世之介のように湾岸の倉庫街で働いていたはず。「そうです。基本的にこの小説は自分の体験や、実際に見聞きしたエピソードを集めて書いているんです」当時の風俗をよく憶えているなと感心もするが、「当時つけていた日記を見ながら書き進めました。その日観た映画とか、会った人について1~2行書いただけですけれど。年表には残らないようなあの時代の雰囲気が書けたかなと思いますね」世之介は2人の女性と出会う。鮨職人を目指す丸刈りの浜本と、シングルマザーの日吉桜子だ。「浜ちゃんは、10代の頃に女友達が突然角刈りにした記憶が強烈に残っていたので(笑)。桜子は、以前書いた短編集『女たちは二度遊ぶ』に収録された〈殺したい女〉に出てくる、小岩の整備工場の娘をもう一回書きたかったんです。単純にキャラクターとして好きだったので」お気楽で勝手なのに、なぜか周囲に人が集まってくる世之介。「彼は友達が辛い時期に、助けに行こうと思いながらも行かない人。友達にしてみたら、実際に来られても迷惑ですよね。でも辛い時に会いに行くといつでも会えるのが世之介なんです。結果的に、そういう人のほうが、スランプの時に必要じゃないかと思う」前作同様、世之介と関わった人たちのその後が書かれる本作。今回描かれる「その後」は、少し未来、東京オリンピックの年だ。「マラソン競技中のコースの何地点かで同時多発的に何かが起きる小説の構想もあったので、それがこの話と重なっていきました」彼らの中でも「この人が書けたことに達成感をおぼえた」というのが、桜子の兄の隼人だという。中学生の時にケンカ相手が意識障害で寝たきりとなり、ずっと彼の家にお見舞いに通い続けていた青年だ。「隼人のように、その場所から動けなくなっている人に興味があるんですよね。世之介と関わった時間を経て、隼人が自分から動いたことを書けて本当によかったです」世之介がその後どうなったのかは、前作の読者なら知っているはず。知らない人は…とにかく読んで!よしだ・しゅういち1968年、長崎県生まれ。’97年、「最後の息子」で文學界新人賞を受賞しデビュー。’02年に『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞。ほか受賞多数。『続 横道世之介』アルバイト生活を送る世之介、24歳。現在、人生のスランプ期。それでものんきな彼の周囲はいつも明るくて…。映画化もされた青春小説、奇跡的な続編。中央公論新社1600円※『anan』2019年3月20日号より。写真・土佐麻理子(吉田さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年03月14日世界17の国と地域で翻訳された木城ゆきとの原作漫画「銃夢」を映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』。この度、製作・脚本のジェームズ・キャメロンが「女性に力を与える偉大な物語」と語り、メガホンをとった『シン・シティ』ロバート・ロドリゲス監督らがアリータ役ローサ・サラザールに絶賛を贈る特別映像がシネマカフェに到着した。本作の主人公は、過去の記憶を失ったサイボーグの少女・アリータ。サイバー医師のイドに拾われ、新しい身体でよみがえった彼女は、彼の娘のように見守られながら、人々と心を通わせ成長していく。だが、彼女は300年前の大戦で失われたテクノロジーで創られた“最強兵器”だった――。20数年間構想し続け、プロデュースだけでなく自ら脚本も担当したキャメロンは「舞台は遠い未来の世界で、登場する人物も我々とは異なるが、ひとりのサイボーグの少女の、非常に人間的な成長物語だ」と明かしている。この度到着した映像でも「女性に力を与える偉大な物語だ」と本作に込めた想いを述懐しており、舞台こそ遠い未来だが、アリータというキャラクターから世界中の女性がパワーを得られるという。『ターミネーター』シリーズのサラ・コナー、『エイリアン2』のリプリーなど時代を先駆するヒロインを数々描いてきたキャメロンのニューヒロインとして、アリータは自分の命の意味を見つけるため、そして大切な人たちを守るため、2つに分断された世界の秩序に立ち向かうことになる。キャメロンからメガホンを託されたロバート・ロドリゲス監督もまた、本映像で「夢を呼び起こす力がある作品だ」と本作のドラマ性について言及する。そんなロドリゲスは、大規模なオーディションの末にローサをアリータ役に起用した。「オーディションでローサを見た時、あまりの素晴らしさに泣きそうになったよ。早速キャメロンにもオーディション映像を観せると彼も絶賛し、“オーディションはもう終了だ”と言って、何度も繰り返し映像観ていたよ」と、自身だけでなくキャメロンも彼女を大絶賛していたと当時をふり返る。キャメロンの製作パートナーとして『タイタニック』や『アバター』など大ヒット作を世に送り出してきたプロデューサーのジョン・ランドーも、「製作が今になったのは技術的な理由でなく、ローサを見つけたからだ」と映像中で明かしている。そんなローサ自身も「共感できて尊敬できる愛すべき人物よ」とアリータのキャラクターについて分析する。キャメロンをはじめ製作陣から絶賛されるローサが演じたアリータ。女性にパワーを与える物語をどのように演じるのか、ますます期待が高まる。『アリータ:バトル・エンジェル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリータ:バトル・エンジェル 2019年2月22日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporationアリータ:バトル・エンジェル
2019年02月23日映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』が、2019年5月10日(金)全国ロードショー。『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン製作作品となる。“ホラーの天才”ジェームズ・ワンが贈る恐怖の新章世界興行収入累計1500億円を超える『死霊館』シリーズを世に贈り出した、“ホラーの天才”ジェームズ・ワン。“ホラーフランチャイズの産みの親”との愛称を持つ、ジェームズ・ワンが新作で着目したのは、伝説の怪談『ラ・ヨローナ』だ。古くから中南米に伝わる呪われた存在「ヨローナ」ヨローナとは、古くから中南米に伝わる呪われた存在。かつて愛する夫が浮気をしたことにより嫉妬に狂った女は、夫が世界で一番愛する我が子を溺死させてしまう。その後悔から女は嘆き苦しみ、遂には正気を失って自ら川に身を投げ、呪いとなってこの世を彷徨う存在に。亡くした我が子を取り戻すように子どもたちだけを狙い、子をさらっていくヨローナ。さらう時には、必ずヨローナの泣き声が聞こえるのだ…。映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』の舞台は、1970年代のロサンゼルス。とある母親が子どもの危機を察知し、助けを求めるが、主人公のアンナはそれを無視してしまう。ここからアンナとヨローナの物語がはじまり、アンナの子どもたちが狙われることに。“絶対に彼女の泣き声を聞いてはいけない。”果たして、執拗で残酷なヨローナの恐怖から家族は逃げ延びることができるのか…。“本当に恐い”ジェームズ・ワン絶賛のマイケル・チャベス監督監督は「彼の演出は本当に恐い」とジェームズ・ワンが明言するマイケル・チャベス。『死霊館』第3弾の監督もつとめた実力派だ。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本を手掛けたゲイリー・ドーベルマンも、ジェームズ・ワンとともに製作を担当。主演は、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のリンダ・カデリーニ。ヨローナの恐怖を体感する、主人公アンナ役を務める。彼女の子どもエイプリルとクリス役には『アメリカン・スナイパー』のマデリン・マクグロウ、新人のローマン・クリストウが抜擢された。あらすじ1970年代のロサンゼルス。不可解な死を遂げた子供の母親が、不吉な警告を発する。しかし、それを無視したソーシャルワーカーのアンナ(リンダ・カデリ ーニ)と彼女の子供たちは、ほどなくしてある女の”泣き声”を聞いてしまう―。その日を境に数々の恐ろしい現象に襲われることとなった家族は、教会に助けを求めるが、 そこで語られたのは、呪われたすすり泣く女”ヨローナ”の存在だった―。ヨローナはプールやバスタブ、トイレであろうが、水のある所に現れる。果たして家族は逃げ場のない恐怖から逃れることはできるのか―。【作品情報】映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』公開時期:2019年5月10日(金)全国公開監督:マイケル・チャベス製作:ジェームズ・ワン、ゲイリー・ドーベルマン出演:リンダ・カデリーニ、マデリン・マクグロウ、ローマン・クリストウ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス ほか配給:ワーナー・ブラザース映画
2019年01月19日道具不要のシンプルトレーニング1月10日、マガジンハウスが発売している生活・文化雑誌「クロワッサン」の最新号が発売された。価格は540円(税込)である。最新号の「2019年1/25号」では、「痩せる体、老けない体のつくり方。」を特集。特別なトレーニング道具を必要としないシンプルな運動により、太らない体を手に入れる方法が掲載されている。二重顎やほうれい線対策も買い物はクルマで、あるいは通販で済ますことが可能になり、仕事でもデスクの前に座りっぱなしで運動不足の人は多い。運動の必要性を感じながら、ついつい後回しにしてしまい、その結果、老けやすく太りやすくなり、どんどん体がたるんでいくことになる。また、筋力不足は要介護の原因にもなりうるロコモティブシンドロームを招く場合があり、体を動かせるうちに、体作りを行っておく必要がある。「クロワッサン」最新号では、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一氏監修による誰にでもできる簡単なトレーニングが紹介されている。また、掃除や料理に運動の要素をプラスした「ながらトレ」や、テレビ番組などで人気の顔ヨガ講師・間々田佳子氏による顔筋トレーニングも紹介。掲載の顔の筋トレにより、二重顎やほうれい線、目元のしわなどの悩みが解決できるとしている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※痩せる体、老けない体のつくり方。 - croissant (クロワッサン) - 女の暮らし方 男の暮らし方 - マガジンハウス
2019年01月15日東京・中野の「中野四季の森公園」にて2018年10月31日(水)~11月4日(日)までの5日間行われる「餃子フェス TOKYO 2018」。2018年10月31日(水)のイベント初日に、ルトロン編集部が参戦してきました。会場のレポートをチェックして、参戦する際の参考にしてみてくださいね。開催中!「餃子フェス TOKYO 2018」2016年の初開催後、これまでに累計69万人以上が来場した餃子の祭典「餃子フェス」が2018年も開催されます。2018年のテーマは“肉汁”。肉汁にこだわりを持つ、バラエティに富んだ絶品餃子がズラリと並びます。場所中野区中野4-13 「中野四季の森公園」時間平日:11:00~21:00土日:10:00~21:00交通アクセス・JR中央線・総武線「中野」駅から徒歩7分・東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩7分お問い合わせ入場・チケット購入方法入場料無料食券600円/1枚(税込)※「食券販売所」にて購入できます。電子マネーは事前にチャージ!食券の購入は不要になります。食券販売の列に並ぶ必要がなく、スムーズにお目当てのメニューを購入できますよ。会場内ではチャージができないので、事前にチャージをしてから来場してくださいね。【対応電子マネー】・ICOCA・PASMOなどの交通系電子マネー・iD・nanaco・楽天Edy・WAONなどの流通系電子マネー「iD」が便利!電子マネー「iD」を餃子フェスで使用できます。ファストチケットの購入は不要で、追加料金なしでそのまま全店舗のファストレーンを利用できますよ。さらに「Apple Pay」にも対応。来場前にお手持ちのiPhoneとApple Pay(iD)対応カード発行会社のカードでApple Pay(iD)を設定して、スムーズに、お得に、餃子フェスを楽しんでくださいね。※一部対象外となるカードがあります。詳しくは各カード発行会社にご確認ください。「餃子フェス」現地レポ「餃子フェス TOKYO 2018」の初日に、早速ルトロン編集部が参戦してきました。会場の様子や、あると便利な持ちもの、餃子メニューなどをご紹介します。会場平日にも関わらず、オープン直後からたくさんの人が来場しています。オープンから10分後にはほぼ満席状態となってしまうので、席は先に確保するのが正解。会場は道路を挟んで「餃子ブース」と「スイーツブース」の2つに分かれているので注意してくださいね。先に「餃子ブース」で席を確保してから会場を回るのがおすすめ。各ブースがコンパクトにまとまっており、足元もブロックでしっかりしているので歩きやすいです。入場料が無料なので、中野近辺の方は平日ランチで気軽に訪れられそう。客層10代後半~年配の方、小さい子どもを連れた家族など、幅広い層の方が訪れています。OLさんや女子大生など、女性同士のお客さまも多く、女性客が半数を占めています。肉汁たっぷりの餃子は、女性からの人気も絶大なんですね。空いている席を見つける裏技「餃子ブース」で席が見つからない場合は、「スイーツブース」で席を探してみましょう。「餃子ブース」に比べると空いているので、席を確保できるかも。ゆっくりと腰かけて、絶品餃子を味わってくださいね。混雑を避けたい方・日焼けしたくない方イートインスペースには屋根がなく、陽射しが直にあたります。陽射しが気になる方や混雑を避けたい方は、「スイーツブース」へ避難するのもおすすめ。ビルの影になっているので、直接陽があたらず、「餃子ブース」よりも比較的空いています。安心のブレスケア配布!ニラやにんにくがたっぷり入った餃子を食べると匂いが気になりますよね。会場には口臭お助けアイテム「ブレスケア」があるので、餃子フェスのあとに予定がある方も安心です。注意したいこと服装日中は陽射しが強いため、脱ぎ着しやすい服装で調整しましょう。昼と夜の寒暖差もあるので、暖かい上着を持っておくと安心です。餃子の肉汁が飛び散る可能性があるので、白い服は避けましょう。バッグは、餃子を持ち運びやすいように、両手があくリュックなどが動きやすくておすすめです。あると便利な持ちもの何かと手がベタベタになるので、「ウェットティッシュ」があると安心です。「スイーツブース」の公園側であればレジャーシートを敷いても大丈夫なので、ピクニック気分を味わいたい方は持っていってくださいね。フォトジェニックなフードランキングTOP3餃子を食べる前には、おしゃれな一枚を撮影したいところ。フォトジェニックな餃子ランキング3位をご紹介します。見た目はもちろん、味も抜群の人気メニューです。※フードの価格は一律600円です。第3位:ダンダダン酒場 「東京手羽餃子」これまでに食べたことのない、新食感餃子。手羽肉の中にはたっぷりのあんが入っています。骨がないので食べやすいのもうれしいポイント。あふれる肉汁を撮り逃さないでくださいね。第2位:ぴこれ 「桜エビとホタテの濃厚ホワイト泡餃子」口当たりの良いクリーミーな泡が特徴の水餃子。エビと鶏ももひき肉を合わせた水餃子に、泡状にした鶏と豚ベースのホワイトソースがたっぷりとかけられた一品です。泡状のホワイトソースがなんともフォトジェニック。第1位:鼎’s「羽根つき小籠包」もっちりとした肉汁たっぷりの小籠包に、カリカリさくさくの羽根がついた一品。長蛇の列をつくるほどの人気となっています。アツアツで美味しいのはもちろん、冷めてもなお肉汁がしっかり詰まっていて美味しいです。餃子メニューを一挙にご紹介!餃子メニューを一挙にご紹介します。2人で来場して、4種類ほどを頼んでシェアしている方が多いようです。参戦に備えて、好みの餃子をチェックしておいてくださいね。おとど餃子もっちりとした皮は、製麺所の名門「浅草開化楼」の創業当時のレシピを再現してつくられたもの。シンプルでさっぱりとした味付けの餃子は、付け合わせの柚子胡椒との相性も抜群です。肉フロマージュ餃子モチモチ食感のしっかりした生地と、香ばしい焦がしチーズのパリパリ食感がたまらない「フロマージュ餃子」。豚肉とねぎだけでつくられたにんにく不使用のたねと、まろやかなクリームチーズがコラボした餃子です。牛カツ餃子通常の餃子のあんよりも噛みごたえがある牛ミンチのあんを、サクサクとしたころもで包んだ「牛カツ餃子」。名門酒造「国士無双」の酒粕で育った北海道産の「旭高砂牛」を使用してカツ風に仕上げた創作餃子です。ねぎ塩焼餃子餃子の上に、味がしっかりついたねぎ塩がかかった「ねぎ塩焼餃子」。新宿歌舞伎町で大人気の餃子バル「ちびすけバル」のオリジナルメニューです。ほかに何もつけずに召し上がれ。スープ餃子ごまやナッツ、山椒などを使用したこだわりの香麻辣醤(シーマージャン)スープに肉汁あふれる大餃子を入れた「スープ餃子」。甘辛いスープが、モチモチした皮にしっかり染み込んでいる一品です。近江牛餃子東京・池袋にある餃子タウン「ナンジャスタジアム」のお客さまによる人気投票で、10年間1位を取り続けた実績をもつ「包王(ぱおう)」の餃子が登場。普通の餃子よりサイズが大きく、しっかりお肉を食べている感じ。お肉好きにはたまらない一品です。麻婆餃子「松坂ポーク」を贅沢に使ったアツアツ餃子に、麻婆あんをたっぷりとかけて仕上げる「麻婆餃子」。ジュワ~とあふれでる肉汁と、新鮮野菜のザクザク食感が楽しめます。山椒が効いている、ピリ辛スパイシーで刺激的な餃子です。エビ蒸し餃子まるごと一匹エビが入っておりプリプリ食感が楽しめる「エビ蒸し餃子」。ねぎダレがあっさりしていて、エビの味をしっかり引き立たせます。黒胡椒がピリリと効いた、特性の玉ねぎソースをたっぷりのせて召し上がれ。健太餃子那須高原のブランド豚「栃木ロイヤルポーク」の素材の旨みを活かした、シンプルな王道餃子「健太餃子」。肉の量を増量し、餃子フェス仕様になって登場します。ほかがユニークだからこそ、ここに戻ってきたくなる、ほっとする味わいです。特製チャーハンパラパラのチャーハンは、あっさりとした味わいで、餃子とのマッチングもぴったり。餃子と一緒にいただくもよし、〆にもよしの定番チャーハンです。餃子のあとに食べたいスイーツアイスブリュレクレープカラフルなカラーのクレープ生地がかわいい「アイスブリュレクレープ」。パリパリのブリュレとモチモチとした皮の、食感の違いが楽しめます。中のアイスクリームは甘すぎずあっさり。友達と色違いで頼んで、写真を撮ってみてくださいね。芋屋 種子島「バター焼き安納芋&ミルクアイス」秋スイーツ「バター焼き安納芋&ミルクアイス」。ミルクの味がしっかりしていて濃厚なアイスクリームと、それに負けないまったりした甘さの安納芋が絡み合う、極上スイーツです。餃子を食べたあとのスイーツで、ほっと一息ついてみませんか。※スイーツメニューの価格は一律600円です。餃子フェスを彩るドリンクコスモポリタンディーバ 「天使の羽根のスパークリングワイン」餃子フェスに訪れたら、スパークリングワインで乾杯しませんか。ジュースのように飲みやすく、甘すぎないので餃子にも合います。「メロン」と「ベリー」の2つの味から選んでくださいね。サングリアMANIA 「サングリア」ごろっと入ったフルーツの甘さと、ワインのほろ苦さが絶妙にマッチした「サングリア」。果肉の自然でフレッシュな甘みが感じられる爽やかなお酒です。フルーツビール各種カラフルなフルーツビールも登場。ビールの苦味よりもフルーツの甘みが強く、さっぱりとした口当たりです。ビールが苦手な人にもおすすめ。※ドリンクメニューの価格は一律600円です。ルトロンの特典を利用してお得に餃子フェスを楽しもう!入り口のインフォメーションでルトロンの特典タブを見せると「ドリンク無料引換券」をもらえます。コカ・コーラの「ドリンクブース D-06」で、お好きなソフトドリンクと交換してくださいね。口の中にジュワッと広がる肉汁餃子は、ビールとの相性も抜群。餃子の新たな魅力に出合えるフェスに、ぜひ足を運んでみてはいかがですか。イベント情報イベント名:餃子フェス TOKYO 2018催行期間:2018年10月31日 〜 2018年11月04日住所:東京都中野区中野4-13「四季の森公園」
2018年10月31日JR「中野駅」南口から徒歩1分のおしゃれバルスポット・レンガ坂にある「餃子バル ぴこれ」は、絶品餃子を味わえるワインバルです。手づくりの餃子を楽しめる「餃子バル ぴこれ」の、おすすめメニューをご紹介します。話題のバル通りレンガ坂にある「餃子バル ぴこれ」JR「中野駅」南口の目の前から始まる通り・レンガ坂は、おしゃれな飲食店が立ち並ぶ人気スポットです。そんなレンガ坂に「餃子バル ぴこれ」はあります。2017年10月にオープンした、ソムリエが選ぶワインと小ぶりの餃子が自慢のお店です。温もりあふれる明るい店内店内は、温もりあふれるウッド調のインテリアとレンガ造りの壁が配されたおしゃれな雰囲気。おひとりさまやカップルが落ち着いて食事できるカウンター席や、最大20名まで座れるテーブル席が完備されています。デートや女子会にもおすすめの居心地のよい空間です。にんにく・ニラ不使用!「餃子バル ぴこれ」の絶品餃子「餃子バル ぴこれ」では、北海道十勝の大自然のなかで育った放牧豚「どろぶた」を100%使用しています。にんにく・ニラを一切使用していないので、その後の予定を気にせずにいただけますよ。「ぴこれ餃子」「ぴこれ餃子(6個 380円)」は、オリジナルの全粒粉の皮に包んで、蒸し揚げ焼きにすることで、サクッと軽い口当たりに。季節ごとのオリジナル餃子がいただけるので、旬の食材ならではの味わいを楽しめます。「泡とエビの水餃子」「泡とエビの水餃子(5個 680円)」は、エビと鶏ももひき肉を合わせた水餃子に、泡状にした鶏と豚ベースのホワイトソースがたっぷりとかけられた一品。泡状のホワイトソースのふわふわ食感と、水餃子のプリプリもっちり食感が楽しめます。「餃子フェス TOKYO 2018」にも出店!東京・中野の「中野四季の森公園」にて2018年10月31日(水)〜11月4日(日)の期間開催される「餃子フェス TOKYO 2018」に、「餃子バル ぴこれ」も出店します。店舗では食べられない餃子メニューをぜひ味わってみてくださいね。「桜エビとホタテの濃厚ホワイト泡餃子」「餃子バル ぴこれ」からは、餃子フェス限定の商品「桜エビとホタテの濃厚ホワイト泡餃子」が登場。鶏ももひき肉やホタテ、桜エビを使用した、あっさりだけどジューシーな水餃子と、鶏と豚のWベースの新感覚のホワイト泡ソースを楽しめます。餃子バルでふらっとさく飲み!餃子や蒸し料理などに合う40種以上ものドリンクメニューも揃っています。「チョコバナナ餃子 アイス添え(480円)」など、餃子のデザートも。ヨーロッパ調の落ち着いた店内で、美味しい餃子とクラフトビールをゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:餃子バル ぴこれ住所:東京都中野区中野3-34-24 千野ビル B1F電話番号:050-5594-8238
2018年10月15日7月にマーベル&ディズニー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下、『GotG』)の3作目をクビになったジェームズ・ガン監督が、脚本家として復帰するようだ。マーベルのライバル社であるDCコミックスとワーナー・ブラザースが『スーサイド・スクワッド』の続編の脚本家に起用したという。「The Wrap」は、ガン監督は脚本を手掛けるだけでなく、メガホンをとる可能性もあると報じている。『スーサイド・スクワッド』の1作目を監督したデヴィッド・エアーは、このニュースが報道されるや否や、ガン監督を起用したワーナーを「ものすごく勇敢で、賢い行動だ」とツイートで称えた。また、「ジェームズは、その仕事にふさわしい人間だ!」とも。解雇事件直後から、ガン監督を擁護し続けてきた『GotG』シリーズのデイヴ・バウティスタは、「どこに行けば(『スーサイド・スクワッド2』の)出演契約ができる?」とユーモアたっぷりのツイートでガン監督の復帰を喜んだ。デイヴは以前からガン監督が関わらない『GotG3』には、出演したいかどうかわからないと公言しており、またどのみち同作の製作は無期限で延期中。そのため、ガン監督が執筆する脚本によっては、デイヴが『スーサイド・スクワッド』の続編に本当に出演することもあるかもしれない。デイヴのこのツイートには、ファンたちがデイヴに演じてほしいDCコミックスのキャラクターを挙げ、「ぜひガン監督とまた一緒に仕事をして!」とポジティブなコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2018年10月10日木城ゆきとの漫画「銃夢」を、ジェームズ・キャメロン製作で実写映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』の公開日が、来年2月22日(金)に変更となったことが分かった。本作は、12月21日の全米公開と同時に日本でも公開されることが決定していたが、先月末に、配給元の米20世紀フォックスが、本作をはじめ、『デッドプール』最新作、『X-MEN』シリーズの最新作『Dark Phoenix』(原題)、『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品『Gambit』(原題)などいくつかの作品の全米公開日変更を発表。本作の全米での公開日が来年2月14日になったことから、日本での公開日も変更を余儀なくされていた。なお、本作の全米公開日が変更されたのはこれで2度目。当初は今年の7月20日公開を目指していたが、キャメロン作品の製作が遅れがちなのは『タイタニック』『アバター』など毎度のこと。現在、キャメロンは『アバター』の続編4作を製作中だが、これも公開が延期されている。『アリータ:バトル・エンジェル』は2019年2月22日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリータ:バトル・エンジェル 2019年2月22日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporationアリータ:バトル・エンジェル
2018年10月10日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Extraordinary Ideas—Realized』James Turrell光を用いて人々の知覚を揺さぶるインスタレーションで知られる現代美術家ジェームズ・タレル。2018年9月6日からドイツ・バーデンバーデンのミュージアム・フリーダー・ブルダでスタートした展覧会のために出版された本書は、1960年代以降の彼の様々なキャリアから包括的に作品を収録。彼は自分の芸術を「知覚芸術」と呼び、その作品は感覚と知性を通して芸術媒体としての光を体験させるものである。スローンレッド―幾何学的な光のオブジェクトが空間に浮かんで表示される彼の初期の作品も収録。また、重要なシリーズである「Wedgeworks」からの2016年の作品で、芸術家が光を使って幻想的な空間状況を作り出す方法を示す。2011年にヴェネツィア・ビエンナーレで注目された「ガンツフェルド」体験は、想像を絶するすべての空間的な輪郭が光と色に溶け込む方法を体験することを可能にした。彼の有名な長期プロジェクト「Roden Crater」はアリゾナの砂漠の絶滅した火山で1970年代から展望台に変貌を遂げた。今回の展示のために特別に作られた作品と共に提示されている。【書籍情報】『Extraordinary Ideas—Realized』作品:James Turrell出版社:Hatje Cantz言語:英語ハードカバー/300ページ/300×240mm発刊:2018年価格:1万640円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Extraordinary Ideas—Realized』を購入する【展覧会情報】JAMES TURRELL. THE SUBSTANCE OF LIGHT会期:9月6日〜10月28日会場:ミュージアム・フリーダー・ブルダ(Museum Frieder Burda)住所:Lichtentaler Allee 8 b, 76530 Baden-Baden, Germany時間:10:00〜18:00
2018年10月06日マイケル・ジャクソンがジェームズ・ボンド役を熱望していたようだ。2009年に50歳で他界したマイケルは、80年代のキャリア全盛期、自らが「007」シリーズのスパイ役にぴったりだとしてハリウッドの重役たちに自らを売り込んでいたという。かつてのハリウッドの敏腕エージェント、マイケル・オーヴィッツは回顧録で振り返っている。「マイケルの家でミーティングの機会を持った。そこで彼からアクション映画に出演したいと言われた」と始まり、そんなマイケルの提案をビジネスパートナーであったロン・メイヤーと真面目な顔をして聞き続けるのに苦労していたところ、マイケルのかぶっていた帽子が(メキシコ料理の)ワカモレに落ちた時にはさらに状況が悪化したと続けている。「彼はそれを取り上げてまたかぶった。ワカモレが少しついたまま。しかもそれが徐々に帽子のつばに向かってずり落ちだした」「マイケルがいかに自分が次のアメリカのアクションヒーローに向いているかと熱弁している中、僕らは皆、それが徐々に落ちてくるのを見守っていた」「最後にその塊が落下した時には、ロンは我慢しきれなくなった。僕も吹き出してしまった。そしたらマイケルは怒って出て行ってしまった。その後、彼を追いかけて君のことを笑っていたわけじゃないと15分間かけて説明した」「やっとマイケルが分かってくれた時、『でも僕はジェームズ・ボンドが演じたいんだ』と言われた。その時は笑わなかったと誇りを持ってお伝えするよ」そしてマイケルには、その役を演じるには体形も性格も合っていないと説得したそうで、「『君は細身だし、繊細過ぎる。冷酷で屈強な男とは見てもらえないよ』と言った」と綴られている。(C)BANG Media International
2018年10月03日吉祥寺に次いで中央線沿線2店舗目東京都渋谷区のTREES株式会社は、溶岩ホットヨガスタジオ「Lala Aasha(ララ アーシャ)」の新店舗を中野に開設します。「Lala Aasha(ララ アーシャ)」の紹介自由が丘に1号店をオープンした2012年6月より、主に東急東横線沿線に10店舗まで展開されている溶岩ホットヨガスタジオです。床に桜島の天然溶岩石を敷き詰め、遠赤外線の効果による、程よい発汗とともにヨガを楽しめます。さらに、溶岩石にはミネラルを多く含んでいるため、豊かなマイナスイオンも得られるとのこと。心身ともにリラックスできそうです。体験レッスンもあります11店舗目となる「中野スタジオ」は、2018年10月8日(月)にオープン予定。1,000円で参加できる体験レッスンも用意されています。(画像はプレスリリースより)【参考】※Lala Aasha 中野スタジオ ホームページ※プレスリリース
2018年09月30日国連史上最悪の政治スキャンダルを描いたポリティカル・サスペンス『バグダッド・スキャンダル』。この度、本作で主演する英国イケメン俳優テオ・ジェームズの場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。■ストーリー2002年。24歳のアメリカ人青年マイケルは、念願だった国連事務次長の特別補佐官に任命され、国連が主導する「石油・食料交換プログラム」を担当することになった。これはイラクがクウェートに侵攻したことによる経済制裁の影響で、貧困にあえぐイラクの民間人を救う人道支援計画。国連の管理の元でイラクの石油を販売し、食料に変えてイラクの国民に配るというプロジェクトだ。一見理想的な政策に見えるこのプロジェクトに、実はフセイン自身が関与し、国連を中心とした世界各国の企業や官僚機構が関わっていることが判明。やがて世界に例を見ない巨額の汚職事件に発展していく――。■実話を基にしたポリティカル・サスペンス本作は、マイケル・スーサンの実話に基づくベストセラー小説を映画化したもの。200億ドル(約2兆2000億円)が消えた、国連史上最悪の汚職事件を描く。出演には、『ダイバージェント』シリーズのテオ・ジェームズ、『ガンジー』『ヒューゴの不思議な発明』のベン・キングズレー、『ブリット』のジャクリーン・ビセット、ベルシム・ビルギン。そして『ストックホルムでワルツを』のペール・フライが監督を務めた。■場面写真到着!今回到着したのは、『ダイバージェント』シリーズでシャイリーン・ウッドリーの恋人役で人気を博し一躍有名となり、『アンダーワールド』シリーズや『ローズの秘密の頁』などに出演、女性ファンも多い英国イケメン俳優のテオ・ジェームズの場面写真。本作では、外交官だった父の跡を継ぎたいという想いのもと国連に入り、希望に胸を膨らませる若き青年マイケルを熱演。大物政治家や大企業の政治的思惑に翻弄され、希望と現実の間で揺れ動く様を見事に演じている。フセイン政権下で追われていたクルド人女性ナシーム(ベルシム・ビルギン)を懸命に守る姿も見どころとなっており、2人の恋愛模様も気になるところ。なお、本作では主演のほかにも、難民キャンプに赴くなど社会問題解決にも関心が高い彼は、エグゼクティブ・プロデューサーも兼ねている。新場面写真では、テオの肉体美が覗けるショットをはじめ、ナシームを見つめ甘いマスクや、敵対する相手と向き合う凛々しい表情などが捉えられている。私生活では、今年8月に女優のルース・カーニーとの結婚が報じられたばかりのテオ。待機作には、カーラ・デルヴィーニュとアンバー・ハードが出演する『London Fields』(原題)が控えており、今後も彼の活躍に目が離せない。『バグダッド・スキャンダル』は11月3日(土)よりシネマカリテほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年09月23日映画『楽園』が2019年10月18日(金)に全国ロードショー。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を主演・綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ほか出演で映画化する。監督は『64-ロクヨン-』の瀬々敬久。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」が原作原作は、『悪人』『怒り』と映画化が続く吉田修一の「犯罪小説集」。吉田自身「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて。」と表現した5つの短編集の中から「青田Y字路」と「万屋善次郎」の2作品を組み合わせ脚色。映画『楽園』では、原作とはひと味違ったオリジナルのストーリーが展開される。Y字路で起こった少女失踪事件物語の舞台は、青田が広がるとある地方都市。屋台や骨董市が溢れ、祭客でごった返したある夏の日、Y字路で少女疾走事件が起こった。必至の捜索活動が行われるもの、少女の行方は知れぬまま。空しくも事件は未解決のままとなり、疾走した少女・愛華と直前まで一緒だった、親友・湯川紡(つむぎ)は、この事件を機に心に傷を抱え、罪悪感を感じながら成長していく。そして12年後のある夜、後方から迫る自動車に動揺して転倒した紡。そんな彼女を助けたのが、青年・中村豪士(たけし)だった。幼き頃、母に連れられ日本へとやって来た豪士もまた、孤独な日々を過ごしていた。紡と豪士はそれぞれ互いの不遇に共感し合い、心を開いていく。しかし、そんな矢先、再び悲劇が。あのY字路で一人の少女の消息が途絶えた。容疑者として名が上がったのは豪士。住民の懸念が一気に豪士へと浴びせられ、追い詰められた彼は街へと逃れるが…。綾野剛×杉咲花主演・豪士を演じるのは、吉田修一原作『横道世之介』『怒り』に続き三作品目の出演となる俳優・綾野剛。そして、Y字路での少女失踪事件をきっかけに心に深い傷を抱えながらもがき生きる少女・湯川紡役は、杉咲花が担当する。杉咲花が演じる紡は、原作「青田Y字路」の登場キャラクターとは一味違った形で描かれる。杉咲花から綾野剛へ、リレーインタビュー映画『楽園』を公開前に、「ずっと共演したいと思っていた」と話す綾野剛、杉咲花にインタビューを実施。後輩俳優から先輩俳優へバトンを繋ぐリレーインタビューを通して、互いの印象や映画『楽園』にまつわるエピソードにフォーカスを当てる。杉咲花「こんな形で現場に行ったのは初めてでした」Q.杉咲さんが演じた紡(つむぎ)は、原作に登場するキャラクターではありますが、映画『楽園』では全く異なる形で描かれていますね。杉咲: はい。台本をいただいた際に、原作を知って、半分くらい読み進めたのですが、台本から感じた紡の印象と、原作の紡をうまくリンクさせることができなくて。台本から受ける印象を大事にしたいなと思い、作品に入る前、敢えて原作を読まずに臨むことにしました。Q.台本を読んだ時に受けた紡のイメージとは?杉咲:正直今回は、紡がわかりそうでわからなかったです。Y字路の写真をいただいてその写真を見るようにしたり、失踪事件でいなくなった愛華ちゃんのことを考えたりとかはもちろんしましたが、理解できそうで紡がすごく遠いところにいる感じがしました。今まで演じる役の気持ちがわからないまま、現場に入ってはいけないと思っていましたし、それは失礼ではないかという考えが自分の中にありました。抽象的なシーンや台詞も多いので、考えれば考えるほど、紡の気持ちや役作りの方法がわからなくなっていきました。そんな時、ふと紡の台詞「わからなくたっていい」という言葉を思い出しました。わからないまま一回やってみようと、こんな形で現場に行ったのは初めてでした。Q.現場に行って気持ちの変化はありましたか?杉咲:こういう考え方、お芝居の入り方もあるんだなと思いました。台本を読んだ時には不安だったシーンも、いざ現場に入ってみると、自分では想像がつかなかった気持ちになって演じることができましたし、不思議な体験をしました。Q.新しいお芝居の仕方を見つけられたのですね。杉咲:はい、今回は現場の過ごし方も新しい方法を試してみました。これまでは、カメラが回っていないときも、役としての感情をずっと持ち続けている方が楽だと思っていたんです。でも、そうじゃないやり方を試してみよう、カメラが回っていないときは、普通でいようと。そうしたら、綾野さんはカメラが回っていないとき、まさに理想の形で過ごしていらっしゃっていて。ものすごく役に入り込まれる方かなと勝手に思っていたので、全然違ってびっくりしました。Q.ずっと願っていた綾野さんとの共演はいかがでしたか。杉咲:こんなに早いタイミングで、一緒にお仕事させていただくことができて、とても嬉しかったです。私自身色々と作品を見させていただき、憧れの人でもありました。ただ、今回綾野さんが演じた豪士は難しい役柄でしたし、どんな感じで現場にいられるかわからないので、話とかはきっとできないだろうなと思いながら、ドキドキして現場入りしました。でも、クランクインの日から一緒に話そうよと声をかけてくださり、色々と話をすることができました。私は、役として気持ちを保ち続けないことでしんどい場面もあったのですが、自然とそれをやられている綾野さんを見て、改めてすごいなと思いましたし、勉強になりました。綾野剛へバトンタッチQ.杉咲さんの印象を教えてください。綾野:初めて会ったのは、日本テレビ系列のテレビドラマ「妖怪人間ベム」。ワンシーンだけですが共演しました。その時から持っているエンジンはすごかったですよ。その後、授賞式などで再会しました。改めてご挨拶して、「何か一緒にやりたいね」って話したら、「はい、やりたいです」って。「共演するならどんな役がいい?」って尋ねたら、「誘拐される話がいいです」って(笑)。「僕が杉咲さんを誘拐するの?」って聞いたら「はい」って答えたんですよ。今でも忘れられないですね。そのときから、着眼点が違う、自分と人の能力を活かそうという考えがズバ抜けて長けていました。元から杉咲さんに対して、敬意を持っていましたが、実際に現場に入ってみると、すごく繊細に時に大胆に、自分の紡という役をちゃんと見つめている杉咲さんの姿を見て、改めて魅力的な女優さんだと確信しました。Q.杉咲さんは綾野さんの現場での姿に感銘を受けたようですが。綾野:杉咲さんは潜在的にちゃんと自分のスイッチを持っている人ですよ。コントロールするっていうあざとさではなくて、その場の空気をちゃんと大切にできる人。ずっと役に入り続けることもできますが、何でもないときは話をしたりコミュニケーションもとれる。今回、僕と杉咲さんは、ちゃんと心を通わせないといけなかった。杉咲花という人と、時に鏡のように照らし合わせて、ちゃんと向き合って作品を作っていけたと感じています。Q.ところで、原作・吉田修一さんの「犯罪小説集」は読まれましたか。綾野:小説が原作の場合、元々読んでしまっている場合は仕方ないのですが、基本的には撮影前には読まないです。台本は設計図のような形で、おおまかなことしか書かれていないのですが、小説は、おおまかだとストーリーが伝わらないので、事細かに書いている。どんな服を着ているか、どんな表情をしているかはわからないのに、感情がたくさん描かれている。なので、良くも悪くも引っ張られてしまうんです。ある種の演出なんですよ、小説って。原作を読んでも引っ張られない人もいるとは思うのですが、僕は単純というか、引っ張られちゃうこともあるんです。豪士(たけし)がどう生きなきゃいけないかっていうのは、ある意味その場の判断でいい。何の恥じらいもなく、感覚で読み取ったニュアンスとディテール。特にこの作品にはこれが重要だと思ったので、なるべく書かれてあることに自分がコントロールされないためにも触れない方がいいなと思っていました。Q.役作りにあたって原作は必要ないということでしょうか。綾野:場合によりますね。漫画原作だとキャラクターが明確なので、原作をしっかりと読んで、そのキャラクターの癖みたいなものだったり、ある程度ルールが決まっている中で、キャラクターに寄せていきながら、心情みたいなものを人物化していくことがとても大切だと思うんです。けれど小説原作の場合、先にも話したように僕は登場人物の感情に惑わされてしまうので。僕が原作を手に取るときは“役柄の取扱説明書”としてですかね。Q.取扱説明書?綾野:今回の場合だと、杉咲さんとのシーンも経て、撮影中盤くらい「もう大丈夫だな」と思ったときに、実は原作を手にしたんです。それは僕が豪士という役柄を生きていて、主観を貫こうとしたときに、これは正しいのかっていう、合っているか合っていないかの確認できる取扱説明書、いわば“精神安定剤”として捉えているからです。Q.実際に新しい発見はありましたか?綾野:読んでみて驚かされたのは、(豪士のシーンで表現されていた)「内股」っていうワード。僕は、脚本の段階で豪士が内省の強い人物なのではかと思い自然と内股で演じていたので、自然と吉田さんが見たい豪士の姿を感じていたんだろうなって、少し安心しました。杉咲さんが演じた紡に関しては、全然違った描かれ方をしていたので、原作の中にある紡のモチーフを自分が捉えてしまっていたら、臆病になってしまったと思います。原作に触れなかったからこそ、杉咲さんが目指す紡を、真正面から受け止められた。Q.小説原作の映画の面白さとは?綾野:いま映画作品の多くは、見る方々にダイレクトに伝わる表現方法が選ばれがち。それでいい作品もたくさんありますが、この作品のように、ダイレクトに語らずとも匂いで醸し出てくる作品も重要だと思います。Q.役作りにおいて大切にしていることはありますか?綾野:土地。土地(=撮影現場)を共演者と捉えていて、最終共演者である土地がどういった存在をしているのか、それをきちんと受け止めるためにも、なるべく真っ新な状態で撮影現場に入っていきたいという感覚を持っています。本作では、土地が持っている魔力や不安定さ、歪みが豪士(たけし)のあの状況を引き起こしている。彼がもっと違う環境で育っていれば、違った未来があった。今の豪士を生み出した土地は、いかほど歪んでいるのか。どれほど閉塞感があるのか。行ってみたら強烈で、どこにも自分の所在がない、何もないっていう感覚に襲われて。自発的に役作りを行ったというよりは、土地や環境から吸収し土地から吸い上げて役作りを行ったっていう感覚に等しいですね。インタービューの最後、綾野剛、杉咲花に同じ質問を聞いた。不遇な運命をたどる青年と少女を描きながらも作品のタイトルは「楽園」。原作タイトルとも異なる、映画タイトル「楽園」をどう思いますか?杉咲:なぜ「楽園」かはわからなかったのですが、瀬々敬久監督の「人はみんな生きていれば、楽園を探している気がする。」というコメントを読んで、なるほどなと思いました。たしかに紡もきっと楽園を探していたと思いますし、(登場人物)みんな楽園がないからどうしていいかわからなくて。でも、紡はきっと自分の力で楽園を作っていくんだと思います。綾野:豪士にとっての楽園は明日が来ること。僕達は生活をしていて、明日が来ることって当たり前になっていますが、彼は「今日も生かされた」と朝日を見て感じていた。愛華ちゃんには明日がこない。あの日から環境が全く変わっていない、そんな中でも豪士には残酷なほど明日が向かって来る。それでも、自分が明日を迎えられたという証明は、明日が来てくれることでしか生まれない。彼にとっての楽園は、朝日が昇るということだったのではないか?と思うんです。それくらい豪士はギリギリだったと思いますよ。映画『楽園』を観て、豪士のような人たちが世の中にはたくさんいることに気付いてもらいたい。気付いていても何もできないことが多く、もっと言ったら、気付かれることないまま終わってしまことがたくさんある。豪士を含めて登場人物に共通しているのは、誰も抱きしめられていないこと、誰にも見つめられていないこと。やっぱり本質的に大事なのは、人と人が見つめ合う、認知し合うということだと思います。人は人に見つめられ初めて人になりますから。こういう人達を見かけたら、その人たちの存在に気付いて欲しい。あまりに近くにいるのであれば、抱きしめて欲しいし寄り添ってあげてほしいと思います。未来はそこからです。村八分になった孤独な男が登場し、衝撃のラストへまた、映画『楽園』では、綾野剛演じる豪士、杉咲花演じる紡に加えて、Y字路につづく集落で暮らす養蜂家・田中善次郎にもフォーカス。亡き妻を想いながら、愛犬レオと穏やかな日々を送っていた善次郎だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり村八分に。村人から拒絶され、孤立を深めた善次郎は、次第に正気を失い、想像もしなかった事件へと発展する。そして、Y字路で起こった2つの事件、容疑者となった青年、傷ついた少女、追い込まれる男、3人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。「楽園」を求めるものたちに突き付けられる、衝撃の事実とは…。田中善次郎を演じるのは、瀬々敬久監督作品『64-ロクヨン-』で圧巻の演技力を見せつけた佐藤浩市だ。映画『楽園』そのほか登場人物藤木五郎:柄本明幼女誘拐事件の被害少女の祖父。野上広呂(ひろ):村上虹郎紡に想いを寄せる幼馴染。久子:片岡礼子善次郎の身を案じる女性。そのほか、豪士の母・中村洋子役に黒沢あすか、五郎の妻・藤木朝子役に根岸季衣、善次郎の亡き妻・田中紀子役に石橋静河と、豪華かつ個性溢れるキャスト陣が集結する。原作者・吉田修一吉田修一は、1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビューを果たし、その後も「パーク・ライフ」で第127回芥川賞、「悪人」で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞を受賞するなど多数の受賞歴を持つ、ベストセラー作家だ。彼の作品は今までも多数映像化されており、2007年には妻夫木聡と深津絵里主演で『悪人』、2014年には渡辺謙主演で『怒り』が映画化。いずれも大ヒットを記録した。上白石萌音が主題歌を担当、RADWIMPSの野田洋次郎が作詞・作曲主題歌「一縷(いちる)」を歌い上げるのは、上白石萌音。また作詞・作曲は、RADWIMPSの野田洋次郎が手掛けた。映画『君の名は。』でRADWIMPSによる主題歌「なんでもないや」を上白石がカバーして以来親交のある2人だが、野田が上白石の為に楽曲を提供するのは初となる出来事。そのタイトル通り、登場人物たちが探し求める“ひとすじの光”をイメージした「一縷」は、美しい旋律で作品の世界観を盛り上げていく。『楽園』あらすじある地方都市で起きた少女失踪事件。家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたり。だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して事態は急変する。一方、そ の場所にほど近い集落で暮らす善次郎は、亡き妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていた。だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤独を深める 次第に正気は失われ、誰もが想像つかなかった事件に発展する。2つの事件、3つの運命、粗衣の陰に隠される真実とはー。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだもの の運命とはー。【作品情報】映画『楽園』公開日:2019年10月18日(金)原作:吉田修一「犯罪小説集」(KADOKAWA刊)監督・脚本:瀬々敬久出演:綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、石橋静河、根岸季衣、柄本明主題歌:上白石萌音「一縷」(ユニバーサル J) /作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎配給:KADOKAWA
2018年08月24日「悪人」「怒り」など、多数の著書が映像化されるベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」が、『64-ロクヨン-』『友罪』の瀬々敬久監督により『楽園』のタイトルで映画化されることが決定。綾野剛、杉咲花、佐藤浩市という豪華俳優陣が出演する。■あらすじ青田に囲まれたY字路。ある夏の日、幼女誘拐事件が起こった。未解決のまま、住民の胸には罪悪感だけがしこりのように残り、事件直前まで被害者と一緒にいた仲良しの紡は心に深い傷を負う。12年後、高校を卒業した紡(杉咲花)は、街のホームセンターで働いていた。祭りの前日、準備で集まった公民館で紡は豪士(綾野剛)と出会い、孤独な豪士に対して感情が芽生える。そして祭りの日、12年前と同じY字路で再び、2つの悲劇が起こる。少女が行方不明となり、町営住宅で暮らす豪士が容疑者として疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出る。そしてY字路に続く集落、愛犬と暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、村おこしの事業を進めていたが、話のこじれから非難を受け、村八分状態に。善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する――。被害者の親友だった少女、容疑者の青年、そして限界集落で暮らす男。なぜ、人は罪を犯すのか?なぜ自分だけ生き残ってしまったのか?それぞれの人生が交錯するとき、物語は衝撃のラストへと導かれることに。■綾野剛×杉咲花×佐藤浩市、犯罪者と彼らを取り巻く人々の業と哀しみとは――原作者の吉田氏自身、「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と明かす、新たな最高傑作といわれる短篇集「犯罪小説集」を映画化。母親と共にリサイクル品販売をする主人公・中村豪士役には、演じる役柄の幅広さとその演技力が高く評価される人気実力派俳優・綾野剛。『怒り』でも好演を見せた綾野さんが、本作では容疑者の孤独な青年という難しい役どころに挑戦する。12年前の未解決幼女誘拐事件の被害者と事件直前まで一緒にいた湯川紡(つむぎ)には、TV・映画で幅広く活躍し、急成長を遂げている杉咲花。心に負った深い傷を抱えながら、もがき生きる少女を熱演。そして、父親の介護のため村へと戻り、愛犬レオと暮らす養蜂家・善次郎には、その存在感で作品世界を支える日本を代表する俳優・佐藤浩市。狂気へと転落していく男の心情を安定の演技力で表現する。■キャスト&原作者&監督コメント綾野剛「愛おしく抱きしめながら過ごしたい」ただただ、そこに存在すること。映るのではなく、居る。それだけです。杉咲さん、浩市さん、お2人との大切な時間を、愛おしく抱きしめながら過ごしたいと思います。杉咲花「映画の中の一筋の光になりますように」綾野さんとは、これまで何度か映画の授賞式などでお会いする機会があり、その度に「いつか一緒にやろうね」と声を掛けてくださっていたので、今回ついにご一緒させていただけることをとても嬉しく思います。そして4年前、映画の世界にほぼ初めて足を踏み入れたあの頃の私に、格好良くて優しいお人柄で、その背中で、色々なことを教えてくださった尊敬する佐藤さんとまたご一緒させていただけること、心から幸せに思います。紡は難しい役ですが、どうか彼女がこの映画の中の一筋の光になりますように。初めての瀬々組、心して臨みたいと思います!佐藤浩市「人間の脆さ、怖さに目を向けていきたい」人種、宗教、個人で心の折れ方バランスの崩れ方は多様です、人の数だけある。他人がそれを解りたいと思うのは日常の生活に余計な不安を取り除きたい、安心に暮らしていきたいという当然の思いです。しかし最後のスイッチが何処に在るのか?それは壊れていくその人自身にも分からない。作者の吉田さんも監督の瀬々さんも、そして僕自身も、最後に背中を押されるその瞬間の人間の脆さ、怖さに目を向けていきたい。『楽園』はそれを体現する作品です。原作:吉田修一「どのような『人間』のドラマを見せてくれるのか」私が描いた「犯罪」と、瀬々監督が思い描く「楽園」が、スクリーンの中でどのように響き合い、どのような「人間」のドラマを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。原作となる2つの短編から飛躍した大きな物語が、そこに生まれることを信じております。監督・脚本:瀬々敬久「今までにない犯罪と人生の映画になる」人はどこかに楽園を探して生きているような気がする。一方で、日常は犯罪事件で覆われ、人々はそれを見聞きし、生活している。罪を犯す人も、それをワイドショーで追う自分らも、実はどこかで楽園を探しているのではないか。吉田さんの「犯罪小説集」を初めて読んだ時、そんな印象を与えられた。長年のファンである吉田さんの小説は、今回も犯罪を通して、生きる意味を問うていたのだ。何とか映画にしたいと思った。短編集を1本の長編映画の脚本にするには様々な格闘があったが、何とか形に出来たと思う。さらに俳優たちの参加。綾野剛さんの持つ繊細さと危うさ、杉咲花さんの凛とした純粋さ、映画に生々しい力を与えてくれると思う。そして今回は佐藤浩市さんに静謐な狂気を。そんな震える魂を共に描き、今までにない犯罪と人生の映画になることを目指し、現場に臨もうと思っています。罪を犯した人間と、取り巻く人々の業と哀しみを真っ向から描く本作。犯罪をめぐる“喪失”と“再生”を描く慟哭のヒューマン・サスペンスに、期待していて。『楽園』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月21日