2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、夫や義母は真剣に事故を防ごうとしていないと感じ、あんころさんは、自分がとちちゃんを守るしかないと、神経を尖らせるように。ある日、鍋の火を止めてキッチンから部屋に戻ると、苦しそうにしているとちちゃんの姿が!何かが喉に詰まっているのかと、背中を叩いてみますが、とちちゃんの口からは何も出てきません。不安が広がるあんころさん。 あお向けにして口を開いてみると、そこにはある物体が見えたのです……! 口の中に何かを発見! 掴み取ったが… とちちゃんの口を開けてみると、喉のあたりに黄色い物が見えました。これだ!と思ったあんころさんは、黄色い物を掴み、取り出そうとします。 助かった……と思った瞬間、 「ビリッ」 取り出す途中で半分ちぎれてしまいました! けれどもあんころさんは焦る気持ちを落ちつかせ、ちぎれた残りを取り出すことに成功しました。 その瞬間、とちちゃんは大泣きし、緊張状態から解放され安堵したあんころさんも涙が止まらなくなりました。 最悪の事態を免れてよかったですね。今回は詰まっていた物が見える場所にあったので取り出すことができましたが、見えない場合は一刻も早く救急車を呼ぶようにしましょう。判断ミスをしないように、少し気持ちを落ち着かせて対応することを忘れないようにしたいですね。 ※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月14日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、ふと目を離した隙にとちちゃんが誤飲しかけてしまう事件が起こります。無事だったものの、大笑いする家族を見て、あんころさんは自分がとちちゃんを守るしかないと、以来、片時も目を離さないようになりました。ある日、調理中の吹きこぼれた鍋に気付き、あんころさんは慌てて火を止めました。そしてとちちゃんのもとへ戻ると、そこには目を疑う光景が……。「かっ」「けほ」と苦しそうな声を出しながら倒れているとちちゃん。あんころさんがキッチンに行ってちょっと目を離した隙に、何かを口に入れてしまったようです。 「何か飲み込んだのでは!?」と、慌てたあんころさんは、涙ぐみながら応急処置をしようとしますが――!? ずっとそばにいたのに…なんで!? 何かが詰まっているようで苦しそう声を出すとちちゃん。この事態に「なんで、なんで」と状況が飲み込めず、慌てるあんころさん。 「食べるものなんてなかったはずなのに……」 あんころさんが一番恐れていたことが起きてしまったのです。背中を叩いても何も出てこず、さらに苦しむとちちゃん……。 あんころさんは涙を流しながら、とちちゃんの口を開けてみました。 誤飲対策をしっかり整えていたはずなのに、とちちゃんは何かを飲み込んでしまったのでしょうか……。日本小児科学会によると、子どもの誤飲が疑われるときは、何を飲んだかによって緊急性の高さ、吐かせていいか悪いか、病院を受診するべきかどうかなどが異なるため、何を飲んだか確認することが大切なのだそうです。このときあんころさんは、冷静にならなくてはいけないとわかっていつつも、パニックになってしまったのだとか。対策をしていたつもりだったのですから、無理もありませんよね。不安なあんころさんの気持ちを思うと胸が痛くなりますね。 ※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月13日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、ふと目を離した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまう事件が! 無事取り出すことができたものの、あんころさんはさらに神経質になっていきます。あんころさんの疲労は限界に達してしまいました。睡眠中もちょっとした物音で目を覚ますようになるほど、神経質になっていたあんころさん。十分な睡眠が取れない日が続き、ある日うたた寝してしまいました。 数分後、ハッと目覚めると、とちちゃんの様子に違和感が――!? ちょっと目を離した隙に…… 睡眠不足が原因でうたた寝をしてしまったあんころさん。あまりの気持ちよさに「もっとこのまま寝ていたい」と思っていた矢先、とちちゃんの誤飲しかけたシーンが脳裏をよぎります。 あんころさんはハッと意識を取り戻しました。 慌ててとちちゃんのほうを見てみると、何事もなく遊んでいる姿がありました。安心すると同時に、うたた寝してしまったことを深く反省します。 それからキッチンへ向かい、吹きこぼれた鍋の掃除をしていました。 「とちー、今日はぐっすり寝てくださいねー」 と、話しかけながらとちちゃんを見ました。 すると、なんととちちゃんは「かっ」「けほっ」と、苦しそうな声を出して倒れていたのです。 とちちゃんが誤飲をしないように毎日、片時も目を離さず、神経を尖らせていたあんころさん。その分、疲労も相当溜まっていたようですね。キッチンや洗面所など危ないものがあるところにはベビー用ゲートをつけて入れないようにしておく、誤飲しそうな小さなものを手の届くところに置かないなどが、あんころさんがお願いしていたように家族全員で徹底できていると、もう少しゆったり見守れたのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月12日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかし、ふと目を離した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまう事件が! 無事取り出すことができたものの、この事件をきっかけに、あんころさんはさらに神経質になっていきます。何度言っても同じ場所にたばこを置く夫、おもちゃを出しっぱなしにする長女、洗面所の棚のドアを開けっぱなしにする義理の母。家族の「誤飲」への意識が低いことに、あんころさんは苛立ち「私がしっかりしないと」と強く思うように。 十分な睡眠時間が取れていないあんころさんにある日、とてつもない睡魔が襲ってきて……。 睡魔に勝てずついつい… 睡眠中もちょっとした物音で目を覚ますようになるほど、神経質になっていたあんころさん。1日の睡眠時間は、3時間もないような状況でした。 その過酷な状況が続いていたある日、とてつもない眠気が襲ってきました。昼寝をしようと思いましたが、そんなときに限って離乳食のストックがゼロ……。重い腰を上げて離乳食を作ることにしました。 「よしっ。30分ゆがいて出来上がり」 完成まであと少し。あんころさんはコーヒーを飲んでひと息つこうとしますが……。 「まんま」 絶妙なタイミングでとちちゃんが起床し、大好きなヨーグルトを求めてきたのです。 眠気を払いながら、とちちゃんにヨーグルトを食べさせるあんころさん。 「この眠気は生理が近いからかな」「ここ最近まともに眠れてないもんな」などと考えているうちに、意識がだんだん遠のいていき眠ってしまったのです。目を覚ましたあんころさんは自分が寝ていたことに驚きました。 子どもの安全面を第一に考えているからこそ、とちちゃんの行動に敏感になってしまう気持ちはとてもわかります。しかし、母親の体力が限界まできてしまうと、あとあと大惨事を招きかねません……。そんなことが起こらないよう、家族を頼ったり、行政・民間サービスを利用したりしながら、自分の身体の状態も大事にしていきたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月11日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故を心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかしある日、ふと目を話した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまいます。なんとか必死の思いで口からぽんぽんを取り除いたあんころさんでしたが、今度は夫と長女が大笑いする様子に、ショックで呆然としてしまいます。その後も悶々とするあんころさんは、家族と溝ができてしまって――?あんころさんは「とちのことは私が守る」そう強く思うようになりました。そして、とちちゃんから片時も目を離しませんでした。長女には自分のこともかまってほしいと泣かれ、あんころさんはとちちゃんの現状を夫に相談します。 忙しい夫は「大丈夫だって」と真剣に考えてくれません。「どうしてもっと一緒に悩んでくれないの?」と、孤独を感じ、落ち込むあんころさん。 やがて、夫、長女、義母に強く注意をするようになりました。すると……。 夫と義母たちを注意するほどに深まる溝 ※子どもが誤ってたばこを食べたり、ニコチンが溶け出した液体を飲んだりすると中毒を起こす危険性があります。子どもがたばこや吸い殻を誤飲することがないよう、子どもの目の前でたばこを吸わない、子どもの手の届くところにたばこや灰皿などを置かない、飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用しないなどの注意が必要です。 ※直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因になります。小さな物や薬品などの危険な物は、子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 とちちゃんはパパのたばこに手を伸ばそうとしていました。あんころさんは、たばこを置きっ放しにしていたことを夫に注意しました。けれども夫は、逆ギレ。 「わかってるけど忘れる時だってあるだろ? 完璧じゃないといけないわけ? 朝からそういうのほんっとやめて」 と言って仕事に向かいました。 長女のとちちゃんには小さなおもちゃの出しっぱなしを注意し、お義母さんには洗面所の洗剤が置いてある棚のドアを必ず閉めてほしいと伝えました。お義母さんは「はいはーい」と空返事。夫にはたばこのほかにも爪切り、綿棒、お財布もしまってほしいとお願いしました。 とちちゃんを誤飲から守るため、「私がしっかりしないと」という思いから家族に強く注意するようになったあんころさん。やがて家族との間に、どんどん溝が生まれていきました。 あんころさんは、長女のゆぴちゃんは子どもだから仕方がないにせよ、どうして大人たちにも伝わらないのかと、毎日もがいていたと言います。言い方もどんどん強くなって、まさに負のループに陥ってしまっていたようです。旦那さんだってとちちゃんの親なのだから、あんころさんとしては本当は一緒に家族に注意をしてほしいぐらいだったはず。あんころさんの心配な気持ちも、悲しい気持ちも伝わってきますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月10日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故を心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかしある日、ふと目を話した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまいます。なんとか必死の思いで口からぽんぽんを取り除いたあんころさん。騒ぎを聞きつけて駆けつけた旦那さんと長女ちゃんは、状況を知ると、大笑い。やっと恐怖から解放されたあんころさんは、そんな2人を見て、心配しているのは自分だけなんだと、孤独を感じてしまいました。 そして、とちちゃんは自分が守ると心に誓ったのですが――!? 夫に育児を相談したが… 「とちのことはママが守るからね……」 毛糸のぽんぽんをとちちゃんが口に入れた事件以来、あんころさんはますますとちちゃんを誤飲から守ろうと必死になりました。 料理をするときはおんぶをして、あんころさんがトイレに行くときも連れて行き、とちちゃんから片時も目を離さないようになりました。 誤飲の不安でいっぱいだったあんころさんでしたが、目を離さなければ不安が取り除けました。しかし、代わりに、他に手が回らないことが増えていきました。 「ママ、とちのことばっかり相手するね」 長女は泣きながら訴えました。あんころさんは、何度も本当はもっと長女のゆぴちゃんの相手をしたいこと、大好きなことを伝えました。何度も泣かれて、あんころさんも寂しい思いをさせていることをつらく感じるように。 夫にとちちゃんの誤飲について相談しても、「大丈夫だって。くいしんぼうだよね~」と言うのみ。まるで「その話はおしまい」と言われている感じがして、本当はもっととちちゃんのことも、ゆぴちゃんのことも相談したいのにこれ以上言えなくなってしまいました。 何が大丈夫? 何で大丈夫?どうしてもっと一緒に悩んでくれないの? あんころさんは悶々とするようになりました……。 このころの旦那さんは仕事が忙しくて、あんころさんは、「育児の話なんて」という態度をとられているように感じていたのだとか。育児は夫婦2人の問題だから、そんな風に流されてしまうと、とても寂しい気持ちになってしまいますね。あんころさんはどんどんネガティブになっていってしまったそうです。育児のサポートができないとしても、せめて、不安な気持ちに真剣に耳を傾けて、一緒に考える時間を作ってくれていたら、あんころさんの気持ちはまた違ったのかもしれませんね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月09日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかしある日、ふと目を話した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまう事件が!事態に気付いたあんころさんが、とちちゃんの口を開けて、目に涙をためながら必死になってぽんぽんを取り除きました。気が動転していて、取り除いた表紙に尻もちをするあんころさん。旦那さんと長女が、なにごとかとやってきました。 経緯を知った2人のリアクションに、あんころさんはショックを受けてしまうことに……。 なんで笑うの!? 旦那さんと長女に、とちちゃんの口の中に毛糸のぽんぽんが入っていたことを伝えたあんころさん。2人は一瞬固まります。 そして、なんと 「あははははは」 と、笑い出しました。 口の中にぽんぽんがあることに気付き、泣きながら、恐怖を感じながら、必死の思いでぽんぽんを取り除いたあんころさんは、2人のリアクションを見て呆然とします。 あんころさんがショックを受けていることにも気が付かず、2人はとちちゃんに笑って話しかけていました。 「いつのまに食べちゃったんだ?」「それはねーねのぽんぽんだから食べちゃだめだよー」「あははは」 あんころさんは、そんな2人の言動が信じられません。 「なんで笑えるの? 一歩間違えたらそこにとちはいなかったんだよ?」 あんころさんは、ぽんぽんを飲み込んでいたらとちちゃんの命が危なかったという怖さを感じていました。そして、そんな風に思うのは家族の中で自分だけだと思い、孤独に……。 あんころさんの「誤飲」の恐怖や不安はますます増してしまうのでした……。 旦那さんと長女ちゃんは、恐怖の場面に直面していないので、結果を聞いて大笑いという反応になったのだと思います。ただ、万が一のことがあったらと不安でたまらなかったあんころさんにとっては、とちちゃんのことを心配しているのは自分だけなのか、という淋しい心境になってしまったのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月08日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。ある日、あんころさんは毛糸のぽんぽんを探しますが、見当たりません。ふと、とちちゃんを見ると、口からよだれがたれて「ごくり」と飲み込む音が! あんころさんは、もしやとちちゃんが口に入れたのではないかと、真っ青になりました。恐る恐るとちちゃんの口を開いてみました。すると……!? 口の中にぽんぽんが! どうしたらいい? あんころさんは恐る恐るとちちゃんの口を開けてみました。すると口の中に毛糸のぽんぽんが! 恐怖と心配のあまり、あんころさんの目には涙があふれました。 「ぽんぽんを取らなくては!」と思うと同時に、「取るために自分の手を離した瞬間に飲み込んでしまったらどうしよう」「取ろうとして押し込んでしまったらどうしよう」と不安がよぎります。 すると……。 「ごほっ」 とちちゃんが咳き込みました。 咳き込んだ拍子に飲み込んでしまうのではないかと焦ったあんころさんは、迷っている場合ではないと判断。ぽんぽんをつまみ、とちちゃんの口から取り出すことに! 無事、ぽんぽんを取り出すことができたのですが、あんころさんは勢いで倒れてしまいました。 その音に驚いてかけつけた旦那さんと長女ちゃん。あんころさんは震える手でぽんぽんを見せて、とちちゃんの口の中に入っていたことを2人に説明しました。 2人は驚いたのか、固まってしまったのでした。 あんころさんはとちちゃんの口にぽんぽんが入っていることに気付いたとき、恐怖でぐわっと涙があふれたそうです。そして恐怖を感じている時間はゆっくり流れているような感覚だったのだとか。今回は取り出せたからよかったのですが、赤ちゃんの誤飲事故に気を付けていても、ほんの少し目を離した隙や気が緩んだときなどに事故は起こってしまうものなのだなと考えさせられますね。 ※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月07日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、誤飲対策をすることに。家中にあった小さなゴミ箱を撤去したり、洗剤などが入ったドアにロックをつけたり、小さな部品のついたおもちゃを片付けたり、あらゆる対策をしたのでほっとしたあんころさん。 しかし、そこに置いておいたはずの毛糸のぽんぽんが見当たらないことに気が付きました……。さらに、ふと見た次女の姿には、どこか違和感があって――!? 何だろう、この違和感… ※口の奥まで手を入れるのは危険なのでやめましょう。口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。 さっきまで近くに置いてあった毛糸のぽんぽんが見当たりません。 みんなで探し始めたとき、あんころさんは、ふと、とちちゃんに目をやりました。じっとおすわりをしたまま背を向けているとちちゃん。 あんころさんは、とちちゃんの近くに寄ってみました。すると、 「ぞくっ」 あんころさんは、とちちゃんに違和感を覚えます。 何かおかしい……、何がおかしい……?反応……、雰囲気……、なんだろう……? 何かがおかしい気がしたものの、何がおかしいのかまではわかりませんでした。 すると、そのとき、 たらーーーー とちちゃんの口からよだれがだれたのです! もしかして、毛糸のぽんぽんが口の中に? そう頭によぎった瞬間……。 「ごくん」 今度は飲み込む音が! あんころさんは背筋が凍り付きました。そしてあわててとちちゃんの口を開いて、手を突っ込んだのでした。 消費者庁は、万が一子どもののどにおもちゃなどが詰まったときは、119番通報して異物を除去することを呼び掛けています。乳児の場合は、口の中に指を入れずに、片腕にうつ伏せに乗せてあごをしっかり支えながら、頭を低くして、もう一方の手のひらで、背中の真ん中を何度も連続してたたく方法がよいそうです。安全対策をしていても、いつ子どもがものをのどに詰まらせるかわからないので、もしものために応急処置の方法を覚えておくと安心ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月06日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、不安になり、とちちゃんが何かを口に入れるたびに声を荒げて注意するように。自己嫌悪に陥ったあんころさんは、同居の義母に相談して家の中に誤飲対策をおこなうことに。ありとあらゆる対策を終えて、ほっと安心したあんころさんでしたが―!? あれ? どこいった? ※ベビーカレンダーでは、「誤飲しかけた話」3話です。 義母に誤飲対策の了承を得たあんころさん。夫にも報告して、不安だった要素を1つずつ対策していきました。 家のあちこちにあった小さなゴミ箱を撤去したり、危険な物が入っているドアにはドアロックをつけたり、長女の細かいおもちゃは必ず長女の部屋から移動させないことを長女と約束をしたり……。 全部の対策が終わると、あんころさんは「これでもう大丈夫」。そんな気持ちになっていました。 もちろん本当は、完璧というわけではないことはあんころさんはわかっていました。けれど、少しだけほっとして、張り詰めていたものがゆるみかけていました。 夕ごはんを食べ終わったあと、あんころさんは、長女の手袋のぽんぽんが取れていたことを思い出しました。 「縫わないと!」 一緒に遊ぼうという長女を説得して、あんころさんはぽんぽんを縫うことに。 が、置いておいたはずのぽんぽんが見当たりません。あんころさんの気のゆるみをまるで見透かしたかのように、誤飲の危険が忍び寄っていたのでした……。 家族の理解も協力も得て、誤飲対策をおこなったあんころさん。と、言っても、お義母さんはご自身が買ったおもちゃが片付けられることには、ご不満だったようですが……。あんころさん、頑張って説得したのですね。長女ちゃんもおもちゃの片づけを約束してくれて、心強いですね。小さな子どもがいると、一瞬の気のゆるみが事故につながることも考えられるので、こうやって家族全員が認識を統一しておくことが大切なのかもしれませんね。 ※直径39mm以下のものは赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因になります。小さな物や薬品などの危険な物は、子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月05日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。長女がハイハイするころ、誤飲による事故をニュースで見て、あんころさんはとても心配していました。しかし、長女は何も口に入れたりすることがなく、何事も起こらず大きくなりました。けれども次女のとちちゃんは、ある日を境に何でも口に入れるように。あんころさんは「ダメ!」と声を荒げるようになりました。自己嫌悪に陥ったあんころさんは、誤飲の対策をすることに。 しかし、それには同居の義母の理解が必要で――!? お義母さんへ相談したところ… とちちゃんが何かを口にいれるたびに、声を荒げては自己嫌悪に陥っていたあんころさん。 とちちゃんのためにも、あんころさんのためにも環境を変えないとと思い、家の中に誤飲を防止策を施すことに! 実は、あんころさんがこれまで家の中の対策をしてこなかったのには理由がありました。 旦那さんの実家で義母と完全同居のあんころさんは、この2カ月間、義母に相談していました。 「小さなゴミ箱をなくしたい」「洗剤の入っているドアにドアロックをつけたい」「床にぞうきんを置かないでほしい」 けれども義母は 「私は今までこうして生活してきたから」 と言って、協力してくれなかったのです。しかし、あんころさんは、とちちゃんを守るためにはやっぱり対策が必要だと強く感じていました。 そこで再度、義母に声をかけました。今までは「誤飲ために対策をしたい」と、義母に相談する形でしたが、今回は違いました。 「誤飲防止の対策をするから、協力してください」 と、はっきり伝えたのです。心臓がドキドキバクバクのあんころさんでしたが、義母はあっさり言いました。 「オッケー♪」 あんころさんは拍子抜け。そして、無事、誤飲防止対策に取り組むことになりました。 お義母さんと完全同居のあんころさんは、誤飲対策がしたくても、最初はお義母さんの協力が得られなかったようです。しかし今回、伝え方を変えただけで、すんなり理解してもらえました。お義母さんはもしかすると、以前は、自分がいろいろやらないといけないのかと思ったのかもしれませんね。相談の仕方、伝え方は大事ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月04日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。長女がハイハイするころ、誤飲による事故をニュースで見て、あんころさんはとても心配していました。あんころさんは不安のあまり検索魔に……。けれども実際は長女は何も飲み込むことはなく、平和に過ぎました。そのため、次女がハイハイするころには、あまり心配していなかったのです。しかし、ある日、次女は――。 一瞬の出来事 ある日、次女のとちちゃんがご飯粒を口に入れてしまいました。ビックリしたあんころさんでしたが、とちちゃんは食べてしまったので、このときのあんころさんには余裕がありました。 しかし、この日からとちちゃんはなんでも口に入れるように。 大きさ関係なく気になった物を口に入れるとちちゃん。次第にあんころさんは、興味や関心が広がってきたとちちゃんの成長を喜びつつ、「口に入れちゃダメ」と注意するように。 「これはダメだって」「口に入れちゃダメだよ」「食べちゃダメ」「食べたらダメだって……!」「のどにつまったら息できないんだよ……」と、その都度とちちゃんに声をかけました。 成長した証だと思いつつ、何度注意をしても繰り返すとちちゃんに、あんころさんはイライラしてしまいます。 「何度言ったらわかるの……!!」 声を荒げる日が増えていったのでした……。 最初は小さな米粒ひとつでしたが、だんだんなんでも口に入れるようになったとちちゃん。ママとしては誤飲してしまうのではないかと、ヒヤヒヤしますね。手の届くところに誤飲してしまいそうな小さな物を何も置かないようにしていても、いつの間にか届くようになっていた!ということにもなりかねません。成長を見越して対策しておくと、少し安心できるかもしれませんね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習しているといわれています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険なものもあるので注意が必要です。とくに、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月03日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。長女がハイハイするころ、誤飲による事故をニュースで見て、あんころさんはとても心配していました。あんころさんは不安のあまり検索魔に……。けれども実際は長女は何も飲み込むことはなく、平和に過ぎました。そのため、次女がハイハイするころには、あまり心配していなかったのです。 長女のときは検索魔、次女のときは油断 ※誤)陥いって→正)陥って 長女がハイハイを覚えたころ、あんころさんは「誤飲」に関する検索魔に陥っていました。 誤飲は赤ちゃんの命のも関わる恐ろしい事故だと、不慮の事故をニュースで知ってからというもの、長女が何かを誤飲したらどうしようと、不安でたまらなかったのです。 もともと「超」がつくほど心配性なあんころさんは、ネットで情報を検索しては、不安を膨らませてしまいます。 けれども、結局長女は何かを口に入れてしまったことはありませんでした。 そのため、次女がハイハイするようになったころ、あんころさんは「誤飲」に対してすっかり油断していたのです。 ◇◇◇ 子育て中の不慮の事故をニュースで見ると、いたたまれない気持ちになると同時に、しっかり対策しなくてはと気が引き締まりますよね。情報収集に便利な時代だからこそ、簡単に情報が得られて不安が増しやすいのかもしれません。情報量にこだわらず、医療機関や育児の専門家など、信頼できる情報源かどうかをチェックすることが大切なのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月01日息子が1歳になる誕生日。「ピンポーン」とチャイムが鳴り、荷物が届きました。中身は、両親が送ってくれた息子への誕生日プレゼント「車型の手押し車」です。それを見た息子は大喜び! さっそく遊ばせることにしました。祖父母からのプレゼントがうれしくて、夢中で遊んでいた息子。しかしふと気が付くと、そこにはあるはずのものがなく……。息子は新しいおもちゃに夢中!安心して遊ばせていたところ一転 息子が1歳になる誕生日。両親から届いた息子への誕生日プレゼントは「車型の手押し車」でした。それを見た息子は大喜び! 車のハンドル部分は、電池を入れると音が鳴る仕組み。ハンドル部分は、ネジで本体に固定するようになっています。初め、ハンドル部分のネジが緩くついていたので、手で軽く締めて息子へ。これが、まさかあんな事態を引き起こすとは思いもしませんでした……。 息子は新しいおもちゃに夢中! 楽しそうに遊んでいるので、私はキッチンへ。しばらくして、息子の様子がおかしいことに気がつきました。何やら、ハンドルの下あたりに顔を近づけています。近づいて見ると、ハンドルの下によだれがべっとり……。よく確認すると、ハンドルと本体を固定するネジがなくなっていたのです! 慌てて息子の口の中を確認するも、ネジはありません。「床に落ちたのでは?」と思い探したのですが、見当たりません……。息子に苦しそうな様子は見られませんでしたが、誤飲の可能性を捨てきれず、急いで病院へ行くことに。 病院へ到着し医師に状況を伝えると、レントゲンを撮ることになりました。結果は、やはり誤飲。レントゲンにはっきりと、1cmほどのネジが写っていたのです。幸いネジが小さかったので大事には至らず、数日後に便で排出されました。ネジを手で締めたことは、本当に後悔しきれません。今後、細かい部品がついたおもちゃで遊ぶときには、しっかり固定されているかを確認して、子どもから目を離さないように注意しようと思います。 ※※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがあります。赤ちゃんに渡さないでください。※飲み込むと危険なので、お子さんの手の届かない場所へ保管しましょう。 作画/町田冬監修/助産師 松田玲子著者:伊藤美菜結婚後、夫の転勤で縁もゆかりもない地に引っ越し、マイペースに田舎暮らしを楽しんでいる。1歳イヤイヤ期女子と4歳わんぱく男子のママ。保育士の資格あり。
2023年02月20日強豪クラブに移籍したばかりで1か月離脱のケガ。休んでいる間、周りに差をつけられるのではと不安になっている息子にどう声をかければいい?とのご相談をいただきました。大人にしてみればたった1か月ですが、子どもにとって1か月も休むのは不安になるもの。みなさんはケガをしたお子さんをどのようにサポートしていますか。スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、お子さんに寄り添うために必要なマインドセット(心得)をお伝えします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<息子がキーパーをやりたくないと言うので移籍も考えてます問題<サッカーママからのご相談>いつも記事拝見させていただきまして、大変勉強になります。ありがとうございます。 相談お願いします。3年生(9歳)の息子がいます。1年生からサッカーを始め、初めは練習に行くだけでしたが最近自主的に練習をしたり、ランニングしたりサッカーを上手くなりたいと自分で思うようになってきて、口出しはしないように親として応援だけしていました。ただこのタイミングで足をケガしてしまい1か月弱の期間を運動を禁止と言われました。 本人は何も言いませんが、元気が無くなり落ち込んでいるようで見ていてとても辛いです。将来サッカー選手になりたいと言っているので、親としてはしっかりとした栄養ある美味しい食事、睡眠時間の確保などできる限りサポートしていますがサッカーに関しては教えることも出来ず......。ケガで1か月練習も出来なくなった息子にどう声を掛ければよいでしょうか?去年年末から強豪クラブに移籍したばかりで周りに負けないように頑張っていましたが、本人は差をつけられるのでは無いかと不安になっているように思います。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。強豪クラブに移籍したばかりなのに一か月離脱するのは残念ですね。このようなケースで親としてもっとも大事なことは、「過度に心配しない」ことです。息子さんはがっかりして落ち込んでいるかもしれませんが、彼のサッカーキャリアはまだ始まったばかりです。これからいくらでもサッカーは楽しめます。まずはこんなけがや離脱は大したことではないのだと励ましてください。そのようにして息子さんと寄り添うために必要なマインドセット(心得)を伝えさせてください。■子ども以上に親が悲観してないか。1か月の離脱はいくらでも巻き返せるご相談文を拝見して、お母さんがかわいいわが子がサッカー選手になりたいと言って頑張っているのを応援したい気持ちは、よくわかります。が、まだ9歳です。サッカー選手しか道がないような育て方はよくありません。私は幾人ものプロアスリートのお母さんやお父さんにお会いしましたが、大成した選手の親御さんほどわが子の小学生時代を例えばこう振り返ります。「小学生のときは楽しんでやってくれればいいと思っていた」「まさかこんなことになるとは思わなかった」「サッカーのことはわからないので、ほぼほぼタッチしていません。いつの間にかプロになっていた、という感じ」皆さんそろって放任主義の子育てをされていました。一方、お母さんは息子さんのサッカーに少々入れ込み過ぎているなと感じました。冒頭に書いたように、これからずっとサッカーを続けてプロになり30歳まで続けたとしてもまだ20年以上あります。プロにならず高校生くらいまでやったとしても10年近くあります。強豪クラブに移籍してきたばかりとはいえ、ひと月サッカーができなかったことが理由で6年生まで試合に出られなくなる、とは考えられません。いくらでも巻き返せます。と、私が書いたようなことを、できればお母さん自身がご自分で考えて伝えられるといいかと思います。ところが、お母さんは息子さん以上にショックを受けてしまっている状態のようです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■子どもがつらいとき親も一緒に落ち込むことは、のちの人間形成に影響が出ることもこの連載で幾度となくお伝えしたように、親は子どもの気持ちに「つらいねえ」「悲しいね」と共感してもいいけれど、「私もつらい」「私も悲しい」と同化してしまってはいけません。親が同じように落ち込んだり心配したりすると、自分の一番近くにいて自分を一番理解しているお母さんからこんなに心配されている「ダメな僕(私)」というふうに、自己肯定感がダウンします。自己肯定感は、子ども時代のエンジンです。何があっても「自分は大丈夫」「今の自分でOKなんだ」という自尊感情がすべての行動と成長の機動力になります。この自己肯定感をどうアップさせるかを考えましょう。自分に何かうまくいかないことがあるとお母さんがすぐに落ち込むので、大事なお母さんを悲しませないようトライしません。うまくいかないことも隠しておかないと大変なので、いいところしか見せない。「自分は大丈夫」と思えないからです。そのような歪んだ人間形成につながります。そこで、子どもに何かうまくいかないことがあったときは、そのピンチを「この子はどうやって(成長という)チャンスに変えるのかな?」と眺めるくらいの余裕をもつことをおすすめします。このことを、私は小児科医で脳科学者の成田奈緒子先生から学びました。先ごろ『高学歴親という病』(講談社α新書)という本を一緒に作りました。親の溺愛が干渉や矛盾した子育てに変わり、そのことが子どもに良くない影響を及ぼすことや、そうならないための処方箋も紹介しています。■今少し差をつけられても大したことではない。子どもの「サッカー」ではなく「人生」を見てふたつめは、自分のなかの子どもへの心配を信頼に変えること。私自身、お母さんと同じようにいつも息子を心配している親でした。忘れ物がないかな。学校でけんかしていないかな。担任の先生に任せていて大丈夫だろうか。漢字は覚えられているかな。サッカーで嫌な思いはしていないだろうか。そんなふうに、些末なことを心配していました。が、成田先生や様々な専門家や書物から自己肯定感の大切さを学んで、自分の子育ての軸が持てたように思えます。カラ元気でもいいから「うちの子は大丈夫」と思い込むことから始めてください。「本人は差をつけられるのでは無いかと不安になっているように思います」とありますが、差がつくのではと不安なのは実はお母さんのほうかもしれません。差をつけられたところで大したことではありません。「息子のサッカー」ではなく「息子の人生」を見つめましょう。■親はサッカーでなく生活のサポートをすることが大事(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)また、ご相談文に「栄養ある美味しい食事、睡眠時間の確保などできる限りサポートしていますがサッカーに関しては教えることも出来ず......」と書かれていますが、親がサッカーを教える必要はありません。20そのためにコーチがいますし、ましてやケガのためお休みしている最中です。何もすることはないし、逆に何もしないほうがいい。美味しいご飯を食べさせて、早寝早起きさせているお母さんは、すでに合格点ですよ。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
2023年02月08日車を運転している人であれば誰しも、安全運転に努めているもの。しかしどんなに注意を払っていても、ちょっとした見落としや疲れなどが原因で、事故に遭ってしまうこともあるのです。2023年2月1日、お笑いタレントの楽しんごさんは、交通事故に巻き込まれたことを報告しました。楽しんごさんが乗っていた車とぶつかったのは、タクシー。「右折車の陰から飛び出して来てとても怖かった」「プロのドライバーでも避けられない」と、楽しんごさんは事故当時の状況を説明しています。楽しんごさんの車が右折しようとしていたところ、対向車線にいた右折車が死角となり、その後ろから直進していたタクシーとぶつかったということなのでしょう。※動画はクリックすると、Twitter上でご覧いただけます。昨日の朝交通事故に巻き込まれました。お相手はタクシーさんなんですけど右折車の影から飛び出して来られたのでとても怖かったです、あれはプロのドライバーでも避けれない!避けようとすれば逆に危なかったと思うお互いにゆっくり走っててよかったです。皆さんも安全運転でいきましょう! pic.twitter.com/KpL9JUkNMf — 楽しんご♪全ての出逢いに顔射! (@teyan_dei) February 1, 2023 Twitterに投稿された写真からは、タクシーと楽しんごさんが乗っていた車のどちらもへこんでいるのが分かります。また、この事故で楽しんごさんは足をケガしたようで、ネット包帯を着けている様子も投稿していました。「お互いにゆっくり走っていてよかった」と、大きな事故ではなかったそうですが、「みなさんも安全運転に努めましょう」と呼び掛けた、楽しんごさん。ファンから、「お大事になさってください」「気を付けてください」といったコメントが上がっています。車を運転していると、いつ交通事故に巻き込まれるかが分かりません。事故の大きさによっては、大切な誰かの命を奪うことも。「自分は大丈夫」と思わず、常に安全運転に努めることが、大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月02日わが家には4人子どもがいますが、中でも5歳の次男は本当にケガが多いです。周りの2人以上子育てをしている人から「2人目はケガが多い」と言うようなことは聞いていたのですが、わが家もそれに当てはまってしまいました。一体どんなところでケガをしてしまったのかお話しします。大晦日に口を4針縫うことに…! 転んで外傷性クモ膜下出血を起こし…!?さらにフローリングで滑り、歯を折る出来事も…頭のケガは完治し後遺症もなかったものの、その後も次男はふとした瞬間によくケガをしました。例えば車の乗り降りで足を滑らせドアの端に額をぶつけて痕が残るほどのケガをしたり、外遊びで転んで鼻の下を切り、痕ができてしまったり。 家の中でもフローリングと畳の継ぎ目でつまずき、顔面から転んで歯を折ってしまったこともありました。幸い乳歯だったため、今は永久歯が無事に生えてくるのを待っている状況です。 うちの第2子のケガが多い原因は、まだ体のバランスが悪いことや上の子のまねをして無茶をすること、親が見きれていないことなどがあると思います。これ以上大きな事故やケガにつながらならないように、できる限りこちらも気を付けて安全に過ごせるようにしていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2023年01月14日保育士の中田馨さんが、子ども転落事故について教えてくれました。最近ニュースでも子どもの転落に関するものをよく見かけます。室内や屋外で転落事故が起こりやすい状況を確認しておくとともに、予防策なども改めて見直してみましょう!こんにちは。保育士の中田馨です。子どもの成長発達とともに気をつけなくてはいけないことに、高さのある所から落ちる「転落」があります。そこで今回は、転落事故を防ぐために保育所で行っている防止策とともに、家庭で子どもの安全な環境を考えていきたいと思います。 室内で起きやすい転落に関するヒヤリハット子どもの転落事故の特徴(消費者庁)には下記のようなものがあります。 ●子どもの発達段階によって事故が起こりやすい場所や状況が変わる ●頭部から落下しやすい(小さな子どもは体の大きさに比べて頭が大きく重心の位置が高い) ●思わぬところに登ろうとしたり、いろいろな遊び方をする 子どもが生活する環境は、その時の子どもの発達状況によってその都度変えていく必要があります。「高いところから落ちる」というと、ハイハイや歩くことなどができ、活発に動き始めた子どものようなイメージがありますが決してそうではありません。例えば、ねんねの時期の赤ちゃんの場合、「まだ動かない」と思い、ソファーや大人用のベッドに寝かしていたらクルリと寝返りをして落ちそうになった(落ちた)。ベビーベッドの柵をしていなくて落ちそうになった(落ちた)。ということもあります。また、安全と思われがちな柵をしているベッドですが、つかまり立ちするようになるとベッドの中にある物を踏み台にしたり、ベッドの柵に足をかけてよじ登ろうとする子もいます。更に動くようになると、子どもの探索心はますます成長し、階段、玄関の段差、湯船、トイレ、本棚、椅子、机などを上ったり、のぞき込んだりして、ヒヤリとする場面が増えてきます。保育所で聞いた事例では、テレビ台に登ってテレビにつかまり立ちして、そのままテレビと一緒に後ろにひっくり返った!というお話もありました。 屋外で起きやすい転落に関するヒヤリハット乳児の場合、抱っこをしていて落としてしまう場合もあります。「え?どういうこと?」と思いますよね。私の保育所で過去あった事例です。お休みの日にお父さんが3カ月の赤ちゃんを抱っこしてスーパーに行きました。赤ちゃん、機嫌が悪かったようでのけぞりました。お父さん支えきれずに落としてしまいました。幸い、落ちたところが段ボールの上で、かすり傷ひとつなく無事だったのですが…。また、「少しなら大丈夫だろう」と自転車に座らせたままそばを離れたら、自転車ごと倒れてしまったという話は、いまだに時々聞きます。その他にも、活動の幅が広がり、公園の遊具で遊べるようになってくると、遊具から落ちそうになる(落ちる)こともあります。 転落事故を防ぐベランダ対策「ベランダなどからの子どもの転落事故」。ニュースで見るたびに、何ともいえない気持ちになってしまいます。年齢の低い子どもは、「ここから落ちたらどうなる」というところまで考えることができません。目の前にある、興味や関心事に必死なのです。では、ベランダや窓からの子どもの転落事故を無くすためにはどうすればよいでしょう?まずは、子ども一人でベランダに出られないように、窓から顔を出せないようにすることが大切です。そのためには、子どもが今何をしているかの確認が必要です。そのうえで、下記のような予防策をとるとよいでしょう。 家庭でできる具体的な予防対策●窓のカギをかける。(私は自分の子育ての時は、必ずカギのロックをして更に補助錠をつけました) ●風通しするときは、子どもがでられない程度に開けて補助錠で窓が開かないようにする。 ●窓を開けている部屋に子どもだけ遊ばせない。 ●部屋を離れる時は、一時的な時間であっても窓を閉める。 ●窓のそばに、踏み台になるようなものを置かない。 ●ベランダには、踏み台になるようなものを置かない。 また、「網戸をしているから安心」ではありません。網戸を押して網戸が外れて転落する恐れもあります。保育園で行っている転落予防策保育園では、「まさかそんなこと!」をするのが子どもだと思って、部屋や外遊びの環境づくりをするように心がけています。一例を紹介します。 ●トイレのドアに外カギをつける。(子どもの手が届かない場所) ●階段の前にベビーフェンスを設置する。 ●お風呂/洗面台のドアの前にベビーフェンスを設置する。 ●窓の前にベビーフェンスを設置する。 ●子どもが中に入っているときは、ベビーベッドの柵を必ず上まで上げる。 ●「机の上には乗らない、椅子の上に立たない、棚に登らない」などのルールを明確にし、子どもに伝え実践する。 ●ベビーカーのベルトは子どもの体格に合わせて取り付ける。 ●ベビーカーのベルトをすり抜けて立つ子はおんぶ紐でおんぶする。 ●遊具で遊ぶときは、年齢にあった遊具で遊ばせる。必ず遊具のそばで保育者が見守る。 ●遊具で遊ぶときは、前で遊んでいる子が安定した場所に行くまで待たせる。 ●道路を歩いているときは保育者と手をつなぐ。階段などの高い段差がある場合ももちろん手をつなぐが、合わせて手すりを持つように促す。 保育園で行っている転落に関する予防策もお家で参考にできるものがあれば、実践してみてくださいね。 子どもが安全に生活するためには、「もしかすると、こうなるかもしれない」という、先を見据えた大人のちょっとした配慮が大切になります。今一度、子どもの生活環境を見直してみてくださいね。 参考資料:消費者庁「子どもの転落事故に注意! - 落ちるまではあっという間です。事前の対策で事故防止を -」 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年01月06日住んでいる建物が”事故物件”だと知ったら……?今回はライコミちゃんの『【#11】新居は超絶事故物件』を紹介します。前回のあらすじ衝撃の恐怖体験から一夜明け、気付くと自室のベッドで寝ていたライコミちゃん。一連の出来事は夢だったのかと考えるも、彼女の右手には……?その後ライコミちゃんは……すると帰宅中に……ふと思い立ち……?志田さんからは、坂下さん宅は「子どもを不慮の事故で亡くし、実家に帰った」と聞かされた。偶然遭遇した志田さんの夫に”例の住人たち”について尋ね、その真相を知ったライコミちゃん。隣人ユウちゃんの言っていた”事故物件”とは、これらのことなのでしょうか……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@ライコミちゃん)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年01月05日住んでいる建物が”事故物件”だと知ったら……?今回はライコミちゃんの『【#4】新居は超絶事故物件』を紹介します。前回のあらすじ深夜に聞こえたお経について、大家に真相を知らされたライコミちゃん。あのお経は階下の住人によるもので……?その日は……ライコミちゃんが知る住人達それから……自分の知っているアパートの住人を思い返したライコミちゃん。あらためて考えると変な住人が多いようですが、これは偶然……?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@ライコミちゃん)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2022年12月31日もうすぐ1歳の誕生日というある日、私の不注意で息子が手のひらに全治3カ月の大やけどを負ってしまいました。子どもの大やけどに直面したときの行動や対処法、その後の治療や経過とともに周りの反応や私自身の心境の変化をお伝えします。 今でも忘れられない、あのときの光景いつものように使用済みヘアアイロンをタオル掛けに吊るして収納しお化粧をしていると、火のついたように大泣きしだした息子。振り返るとヘアアイロンのすぐそばで明らかにいつもと様子が違う息子の姿がありました。 「まさか」と思い急いで手のひらを見ると、人差指、中指、一部手のひらが真っ赤になっていたのです。ヘアアイロンの電源を消したのはついさっき、設定していた温度は190度。血の気が引いた私でしたが、震える手で息子を抱えすぐに流水で冷やす処置を始めました。 通院と看病の日々⋯流水で冷やしながら皮膚科に電話。すぐにきてくださいとのことで病院に向かい、緊急性が高かったため3時間待ちのところを優先して診察していただきました。診察の結果、熱傷の程度は中等度の深達性Ⅱ度でした。引きつれなどが生じるおそれもあると告げられ、頭が真っ白に……。そして、ガーゼと包帯を換え、薬を塗る毎日が始まりました。傷口を見るたびに後悔が襲いましたが、私にできることをするしかないと黙々と看病をしました。最初のころは心配で毎日通院し、落ち着いてからも週2〜3回診察に行く日々が2カ月続きました。 周りの反応、何を言われてもつらかった日々息子に痛い思いをさせてしまったこともつらかったですが、周りの反応に対してもナイーブになっていきました。夫をはじめ親族は「痛そう⋯⋯」と顔は歪めるものの、私に気をつかってあまり触れずにいてくれました。児童館では「うちの子なんて私の不注意であごの骨折ったのよ!」と励ましてくれるママさんもいましたが、そのやさしささえとてもつらかったです。あるときはすれ違いざま高齢者の方に、「あらやけど? やけどは親の不注意だよ」と言われることもありました。とても深く傷つきましたが、言われて当然のことをしたと思っています。 もう絶対に繰り返さないための危険対策!事故が起こってしまった原因は、私の心にありました。それは危ないと思ったものの放置したことです。向こうで遊んでいるし⋯…という甘い考えが招いた事態でした。事故後すぐに「日常で危ないと思っていること」をその対策と一緒に書き出し、夫と共有しました。想像できる最悪の事態は必ず起こると危惧すること、その不安材料を取り除くこと。意識の徹底により、そのやけどの事故から現在まではケガなく過ごせています。 事故から半年、すっかり治り、手も不自由なく使えているようです。私の不注意で痛い思いをさせてしまったことは後悔してもしきれませんが、母として成長できたとプラスに考えるようにしています。子どもが小さいうちは「想像できたら、それは起こる出来事」を合言葉に息子の安全を守っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月30日1人目の子どもを妊娠中、臨月に入るまで私は車通勤でパートをしていました。妊娠が判明してからは体調も経過も順調だったため、車の運転くらい大丈夫だろうと安心しきっていた私。でも妊娠8カ月になったとき、まさかの交通事故を起こしてしまったのです。今回は妊娠中に赤ちゃんを危ない目に遭わせてしまってごめんね……と反省した体験談をお話しします。 通勤時に車をぶつけてしまった!妊娠8カ月になるころ、いつものように車で通勤して駐車しようとしていたときでした。アクセルとブレーキを踏み間違え、目の前に停まっていた車に突っ込んでしまったのです! はっきりとは覚えていませんが、そのときの私はぼーっとしながら、今後のことや赤ちゃんのことなどを考えていたように思います。ぶつけてしまった瞬間はびっくりしすぎて唖然としていましたが、震える手で警察やパート先に電話をしました。 母子ともに無傷でよかった…幸いにも怪我をしたりおなかをぶつけたりもしなかったので、母子ともに無傷でした。またぶつけてしまった車には誰もいなかったので、怪我人はいませんでした。とはいえ、ぶつけてしまったことへの申し訳なさを感じ、人生で初めての事故を妊娠中に起こしたことも精神的にショックが大きく、かなり落ち込んでしまった私。 それにこれから出産や子育てでお金もかかってくるのに、車の修理費等の出費がかさむ心配も出てきました。しかし、夫には「そんなことよりも無事でよかった」と言われて確かにそうだ……と思い直し、それから出産までは車の運転をやめました。 妊娠中は普段以上に身の回りのことに気をつけないと、何が起こるかわからないんだと改めて実感した出来事でした。自分の考えが甘かったせいで、まさかおなかの中の赤ちゃんを交通事故に巻き込んでしまうなんて……。いくら経過が順調でも自分ひとりの体ではないので、大切にしなければならないと身をもって感じました。 ※妊娠中車を運転しなければならない場合は、妊娠をしていないときよりも慎重に、注意を払って安全運転を心がけましょう。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/おもち著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2022年11月28日トルコの病院で看護師として勤務するアブザー・オズデミルさんはある日、救急治療室に珍しい患者が入って来るのを見かけました。それは…猫。野良猫と思われるその猫は、まるでどこへ向かうべきか分かっているかのように廊下を歩いて、外科の治療室へ入って来たそうです。病院内の監視カメラには、左の後ろ脚をかばうようにして歩く猫の姿が映っていました。猫が入って来たことに気付いたアブザーさんは、その猫を追い出そうとはしませんでした。ウェブメディア『The Dodo』によると、「この猫は助けを求めているのかな」と察した彼は、猫を診察しようと抱き上げました。その時、猫の後ろ脚が折れていることが分かったそうです。アブザーさんは猫の脚に添え木をして固定してあげました。アブザーさんに手当をしてもらっている間、猫は暴れることもなく大人しくしています。彼が自分を助けてくれることが分かっているみたいですね。海外メディア『Pusuhaber』によると、猫はいったんどこかへ行きましたが、その後も時々病院へやって来てはアブザーさんから脚の治療をしてもらっていたそうです。実はアブザーさんは猫が大好きなのだとか。彼はこの猫に亡き愛猫と同じ『ダブショ』という名前をつけて、かわいがっていたといいます。そして、『ダブショ』はアブザーさんの家族の一員になったということです!このストーリーを紹介した投稿には「いい話だね」「助けが必要な動物を世話してくれてありがとう」などの声が上がっています。トルコは動物に優しい国として知られていて、たくさんの野良犬や野良猫が町の人たちに世話をされながら暮らしています。そんな国だから、ダブショは人に慣れていて、病院がケガを治してくれる場所だということを理解していたのかもしれません。病院に野良猫が入って来ても、誰も追い出すことなく、診察や治療までしてくれる…そんなトルコの人たちの思いやりに、心が温まりますね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月25日私には8歳、7歳、6歳、2歳になる子どもがいます。育児で一番気を付けていることは、「大ケガをさせない」ということです。大ケガは親子共々つらいもの。一歩間違えば大ケガをさせてしまうところだったという、私のヒヤッとした体験をご紹介したいと思います。 「車のドアに指が挟まった!?」 「つないだ手を振りほどき道路に突進!」 「あと1cmずれていたら顔に直撃」また、あるときは風が強い日も怖い思いをしたことがあります。2歳の末っ子を車のドアのそばに立たせ、荷物を置こうと思った瞬間、急な突風にドアを持って行かれ、危うくドアが子どもに当たるところでした。 あと1cmずれていたら、子どもの顔に直撃だったと思います。車のドアは重く硬いので、考えるだけでゾッとしました。 子どもたちが4歳、3歳、1歳だったころは、3人を連れてお散歩に行こうにも目が行き届かず、別々の方向に走っていく……なんてこともしょっちゅう。そのため、子ども用のハーネスをつけて安全を確保していました。命を守るグッズを使うのも1つの手かなと思っています。 イラストレーター/まっふ監修/助産師REIKO著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年11月19日鍛え上げた筋肉を披露し、外見の美しさを競い合うボディビル。自身の経験から、「身体を鍛えたい!」という人に筋力トレーニングの指導を行うトレーナーという仕事も一般的になっています。そんなボディビルダーを描いた、ウエダマサヒロ(@marchin0415)さんの創作漫画を紹介します。事故物件に住み始めたボディビルダーが…とある不動産店を訪れた1人のボディビルダー。個人事業主としての開業を目指しているため、家賃の高い物件に住むことはできません。そのため、格安の家賃で住むことができる『事故物件』を選んだのですが…。いきなり幽霊とボディビルダーが対面!筋トレをやり切った幽霊に…ボディビルダーの新たな道が開ける?(7/7) pic.twitter.com/M0KGQR4u6Z — ウエダマサヒロ (@marchin0415) October 25, 2021 入居初日に、自殺をした女性の幽霊と対面してしまったボディビルダー。通常であれば、恐れおののき、引越しを考えてしまいそうなシチュエーションですが、ボディビルダーの思考は我々の斜め上を行くようです。幽霊の華奢すぎる身体に驚き、トレーニングを促したのです!トレーニングをやり切った幽霊を褒めまくるボディビルダー。「誰かに褒めてもらいたかった」ということに気付いた女性は、この世に未練がなくなり無事に成仏したのでした。この結果、男性は『幽霊の成仏』に取り組むことを決心!ボディビルダー×霊媒師かなりトリッキーな職種が誕生したのでした…。この斬新すぎる結末に、クスッとした人もいるのではないでしょうか。筋トレを始めると、「性格が明るくなった」といった声がSNSでは見られます。そのポジティブ思考は、周囲の人にもよい影響を与えるといえそうですね。この漫画に、「すごい設定。続きを読みたくなりました」「新しいジャンルみたいで、今年一番笑いました」と多くの人が爆笑しました。筋肉は、人だけでなく幽霊も救う…効果は抜群ですね!grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2022年11月13日双子の息子と娘の3人が幼稚園にお世話になっています。私は園生活の中で、元気に遊んだり、お友だちと喧嘩をしたりすると、多少のケガは付きものだと思っています。息子が年中のとき、お友だちが息子にケガをさせてしまい、謝罪の電話をいただきました。そのとき私が思ったことをお伝えします。 明日はわが身。わが子たちに伝えることお友だちのお母さんからの電話を受けながら思ったことは、いつか、わが子たちが誰かにケガをさせてしまうかもしれないということでした。 今回のことも、お友だちは決して息子にケガをさせようと思って石を投げていたわけではありません。 お友だちがひとりで遊んでいたところを息子が通ったことでケガになりました。どんな行動にも、ケガにつながる可能性があります。少しでも「危ないかも? 」と思うような行動は避け、「周りをよく見る」ことを気をつけてほしいとわが子たちに伝えました。 遊びに集中すると、視野が狭くなってしまいます。そっぽ向いて走ればぶつかる可能性があり、ましてやそれが道路なら、交通事故になりかねません。来年には小学生になる息子たちは、ますます力も強くなりますし、安全に登下校するためにも、「危ないことはしない」「周りをよく見る」ことを、しっかり身につけてほしいと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:桜田はな双子男児と女児1人の母。子育てやサブスク関係のライターとして活動中。
2022年11月08日月間500~600本以上配信されるマンガ記事のなかから、今年ママたちに最も読まれたマンガ作品を発表する「べビカレマンガ大賞」。マンガのテーマ別にTOP5を発表します。今回は「夫婦関係マンガ」から、受賞作品1位から5位を発表します!夫婦のちょっとしたすれ違いから、モラ夫、DV夫、不倫夫、マザコン夫などヘビーなトラブルまで……。全話無料でイッキ読みできますので、ぜひチェックしてみてくださいね! 夫婦関係マンガ TOP51位僕と帰ってこない妻作者:ちなきち ■あらすじ理想の夫婦と言われていた。順風満帆な家庭だと思っていた。妻が家を出ていくまでは……。妊娠中に職場で陰口を叩かれ退職に追い込まれる妻、主婦になった妻を見下し仕事優先・子どもに関心のない夫。すれ違いお互いへの不満が募る。夫はついに妻から離婚を言い渡されて……!? 2位不倫相手が夫との子を連れてきた作者:サレ妻みちこ ■あらすじ美容部員として働きながら子育てをしている主人公・みちこ。大学時代からつき合っていた彼と結婚し、長女と家族3人で幸せな日々を過ごしていた。ところがある日、職場にとある女性が来店し…。 3位優しかった旦那が実は◯◯だった話作者:人間まお ■あらすじ優しかったはずの旦那が、実は〇〇だった!一見すると幸せそうに見える家族。しかし、旦那こうじとの出会いが私の人生を狂わせていく……。人間まおさんがフォロワーさんの壮絶な結婚生活をマンガ化! 4位実録!ワーママワンオペ奮闘記〜魚田家の育児今昔物語〜作者:こっさん ■あらすじ夫婦共働きで、3人の子どもをほぼワンオペしていた数年前。家事育児に無関心な夫を更生させるには、育児以上の苦労が待ち受けていた! こっさんさんの過去の実体験エピソードをマンガ化! 5位顔で選んだ夫がモラハラ夫だった話作者:モグ ■あらすじ顔が好みで結婚した男は、モラハラ夫だった!2児ママ・モグさんの壮絶な体験談を鳥頭ゆばさんがマンガ化!令和元年某日、離婚成立済。 「夫婦関係マンガ」部門1位は、ちなきちさんの長期連載マンガ「僕と帰ってこない妻」でした。夫婦のすれ違いや仕事との葛藤、子育てを夫婦で一緒にできないママの悩みなど、どの家庭にも起こりうるトラブルがママたちから大きな支持を集めました。 そのほか、夫に不倫されてしまったお話や、結婚した夫がモラハラだった、といったお話などがベビーカレンダーではよく読まれていました。 11月10日(木)には総合1位の「べビカレマンガ大賞」を発表します! ベビーカレンダーでは「夫婦関係マンガ」のほか、「ママ友トラブルマンガ」、「妊娠・出産マンガ」など毎日たくさんのマンガを配信中! ぜひ読んでお気に入りのマンガを探してみてくださいね♪
2022年11月01日2022年8月、アメリカのミネソタ州にあるフロストという町で、農業を営むスコット・レグリードさんが車を運転していました。すると、道路に1匹の子犬が飛び出してきました。子犬を避けようとして、とっさにハンドルを切ったスコットさんのトラックは、道路脇のトウモロコシ畑に突っ込んで横転。海外メディア『Washington Post』によると、彼は衝撃で気を失い、気付いた時には身体がまったく動かなかったといいます。たまたま付近を運転していた女性が事故に気付き、救急車を呼んでくれたとのこと。この事故でスコットさんは肩甲骨と鎖骨、肋骨7本を骨折。さらに、椎骨2本にヒビが入り、肺を損傷する重傷を負い、医師から「トラクターを運転できるまで回復するには、数か月かかるだろう」と告げられたのです。「収穫ができない!」大ケガをした男性のピンチを救ったのはその時、真っ先にスコットさんの頭をよぎったのは、ある心配事でした。もうすぐ収穫期を迎える農作物の収穫ができない!大豆とトウモロコシを育てているスコットさん。農作物は10月に収穫期を迎えます。ところが、一人暮らしの彼には収穫を手伝ってくれる家族や従業員がいないのです。そんなスコットさんのピンチは、人口198人の小さな町の人たちにすぐに知れ渡ります。彼の友人の呼びかけでフロストとその周辺の町から、十数人の農業従事者たちが自前のコンバインやトラックでスコットさんの農場に集結。約97ヘクタールの畑で育った大豆を、たったの4時間で収穫し終えたということです!さらに町の人たちは、スコットさんが入院中に彼の愛犬の世話をしたり、芝生を刈ったりしてくれたのだとか。スコットさんは「この時期は農家にとって忙しい時期なので、とても助かりました。いつかこの恩をお返ししたい」と語っています。大豆の収穫を手伝ってくれた仲間たちは、10月末に再びスコットさんの畑に集まり、今度はトウモロコシの収穫をする予定だといいます。実は隣人たちが彼を助けたのはこれが初めてではありません。11年前の収穫期にスコットさんの父親が他界した時も、仲間たちが集まって収穫を手伝うなどサポートをしてくれたそうです。人口の少ない小さな町では、自然と近所の人同士のつながりが生まれるのでしょう。誰かが困っていたら当たり前のように手を差し延べる…そんな優しくて温かい人たちが身近にいるのは、素敵なことですね![文・構成/grape編集部]
2022年10月29日2023年にストリーミングサービス『Netflix』で配信予定の、ドラマ『極悪女王』にて主演を務める、お笑いタレントの、ゆりやんレトリィバァさん。女子プロレスを題材にした同作品で、ゆりやんレトリィバァさんは女子プロレスラーのダンプ松本さん役を演じます。メディカルチェックを行うスタッフやトレーナーなど多くの人に支えられながら、ゆりやんレトリィバァさんは撮影に取り組んでいました。しかし2022年10月27日、同作品のウェブサイトを通じて、ゆりやんレトリィバァさんが撮影中にケガをしたことが発表されたのです。先日「極悪女王」撮影中において、ゆりやんレトリィバァさんが演技中に背中及び頭を打ったことを受け医師の診断を受けたところ、大事をみて2週間の安静の指示を受けられました。それに伴い、「極悪女王」の撮影は一部延期しております。撮影の再開に関してはゆりやんレトリィバァさんの体調のご回復を最優先に考慮いたします。今後も同作の制作において万全の体制を整えて作品と向き合ってまいります。Netflixーより引用身体を張るプロレスを題材にした同作品とあって、本格的な演技があったのでしょう。ゆりやんレトリィバァさんはTwitterで、「受け身に失敗してしまいました」と明かしています。ご心配をおかけして申し訳ありません‼️受け身を失敗してしまいました。。‼️人生で初めて安静にします。早く元気になります‼️よろしくお願いいたします‼️‼️ — ゆりやんレトリィバァ Yuriyan Retriever (@notinu) October 27, 2022 撮影は中断され、ゆりやんレトリィバァさんは安静に過ごすことに。ファンから、「無理はしないでください」といったコメントが相次いでいます。・なんてこと…。身体が心配なので、ゆっくり休んでください!・動きのあるリアリティも大切かもしれませんが、無茶はしないでほしいです!身体が第一。・気合の入っていたゆりやんレトリィバァさんだから、頑張りすぎちゃったのかな…。まずは休んでくださいね。同作品のオーディションの話をもらった際に、「絶対に人生が変わると思った」とコメントしていたゆりやんレトリィバァさん。それほどまでに、作品にかける思いは熱かったはずです。身体が治り、再び撮影に挑む予定のゆりやんレトリィバァさんの雄姿を、作品を通じて目にしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年10月28日このお話は作者原黒ゆうこさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじあおいに逆恨みされて孤立したゆうかは、とうとう学校に来なくなってしまいました。変化していく人間関係と、ケンカばかりのクラス。そんな時、クラスの男子が投げた椅子が、ほのかの近くのガラスに当たって…?ガラスが割れて…問題が起きると、担任はいなくなるクラスの雰囲気が荒れていて、まともに授業を受けるどころではありません…。ケガをしてしまったほのかちゃん、母であるまゆみさんに連絡がいきます。起こってはならないことが、起こってしまった誰になんと言われようと、改善してもらわなくては…!娘のあおいちゃんが学級崩壊状態のクラスを楽しんでいるという理由で、クラスの雰囲気を変えるのを嫌がっていたよしえさん。前回は、学級崩壊対策を先生に依頼したまゆみさんをにらみつけて制するほど。でも、今度はよしえさんに何と言われようと、まゆみさんは意見を言うつもりです。そんな中発言したのは…?次回に続く 「ママ友がモンペだった話」(全36話)は17時更新!
2022年10月25日