コレクション展「100年前のファッション」が、2019年7月24日(水)から9月2日(月)まで島根県立石見美術館にて開催される。ヨーロッパでの女性ファッションは、今から100年前の第1次世界大戦によって女性の社会進出が進み、大きな変化が訪れる。女性服は、戦争を経て、機能的かつ活動的なものへと変化していった。コレクション展「100年前のファッション」は、100年前の女性のファッションを紹介する展覧会。1920年代前半のヨーロッパのファッションの動向を、日常着やスポーツウエア、リゾートウエアなどの服に加え、版画を通して紹介していく。“機能的であることがエレガンスの重要な要素となる”という美意識の変化を、是非会場で体感してみては。【詳細】コレクション展「100年前のファッション」会期:2019年7月24日(水)~9月2日(月)休館日:毎週火曜日 ※ただし8月13日(火)は開館。開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)会場:島根県立石見美術館 展示室 B(グラントワ内)住所:島根県益田市有明町5番15号
2019年08月01日何かを感じ取れる大会鶴ヶ島100Kmウオーク(第1回)は、2019年10月26日(土)、27日(日)に開催されます。便利な日常から離れ、自らの足で非日常的な距離100 Kmを歩きます。自分自身への挑戦、新しい友人など新たな出会いにつながる大会です。感謝、感激、感動を忘れない100Kmウオークは、マラソンや競歩のような「競技」ではありません。ゴールタイムを競わず決められた規則とマナーを守り、時間内にチェックポイントを通過しゴールを目指します。スタートは10時、制限時間は26時間となります。すべて自分の責任で歩くコースは、集合場所の鶴ヶ島富士見中央近隣公園をスタートし、鶴ヶ島市、日高市、越生町、毛呂山町、坂戸市、川島町、川越市の4市3町を歩き集合場所の公園でフィニッシュします。100Kmウオークは、決められたコースをひたすら歩く、歩く、歩く大会です。歩くための心と体力の準備をして辛く厳しい道のりをチャレンジしてみかせんか。(画像は公式ページより)【参考】※鶴ヶ島100Kmウオーク 公式ページ
2019年07月29日おなじみ鎌田先生、スリムになってます。実は自身で考案したエクササイズが功を奏したそう。若返り効果もあるとかで、人生100年時代を最後まで元気に生きるために、さあ、試してみよう――!「3年前に不整脈が出たときがきっかけで、『これはまずい、しっかり体を鍛えなくては』と危機感を覚えたんです」こう話すのは、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さん(71)だ。当時から地元での医療活動のほか、1年のうち100日間は全国のあちこちを飛び回って、精力的に講演活動をする日々を送っていたという。「15年くらい前から、行く先々で僕のオリジナルの『スクワット』と『かかと落とし』をすすめていたのですが、実のところ、僕自身は思いついたときにする程度でした。もちろん、健康に気を使った食事もしていたのですが、どこか“医者の不養生”なところがあり、おなかはポッコリで、少し階段を上がると息切れがしていたんです」(鎌田さん・以下同)運動不足が招いた不整脈だと反省し、仕事が忙しくても、毎日運動をしようと決意した鎌田さん。自身で開発したスクワットとかかと落としは、最短時間で効率よく体を鍛えられる、格好のエクササイズになったのだ。「高齢になると大切なのは、『筋活』『骨活』です。『筋活』はしっかり動けてけがをしない筋肉を作る活動、『骨活』は骨密度を上げて骨を丈夫にする活動です」高齢者が要介護になるきっかけの約13%は、骨折をまねく転倒だ。太ももが上がらなくなったり、つま先が上がらなくなって、じゅうたんや畳の縁につまづいたり、階段を下りるときに足をとられて転ぶなど、転倒のほとんどは室内で起こる。特に骨折は女性に多く、70歳以上の女性の7割以上が骨粗しょう症だ。だからといって転倒防止のために一日中座ってばかりの生活を送っていると、末端の毛細血管に血液が循環しなくなり、エコノミークラス症候群や肺塞栓症といった病気の原因となる。「筋肉は何歳になってからでも鍛えることができますが、じゃあ体が衰えてからやればよいというわけではなく、女性の場合は特に、女性ホルモンが激減する40~50代から始めてほしいです」「鎌田式スクワット」は筋活に、「鎌田式かかと落とし」は骨活にそれぞれ有効だ。「筋活」となる「鎌田式スクワット」は4段階のレベルがある。ここでは、レベル4の「鎌田式スーパースクワット」を紹介。■鎌田式スーパースクワット(1日5~10回×1日3セット)(1)両足を肩幅の広さで立ち、手を胸の前で組む。(2)手を胸の前で組んだまま、膝がつま先より前に出ないように気をつけながら、太ももと床が平行になるまで下げる。つま先を少し外に開くと楽になる。同時に骨盤底筋を5秒締める(肛門をおなかのほうに引き込む感じ)。お尻を後ろに突き出すようにして曲げる。(3)お尻を5cm上げて5秒数える。これをさらに3回繰り返し、その都度5cmずつ上げる。5cm上げるたびに骨盤底筋を緩める・締めるを交互にする。このスクワットでは息をゆっくり吸ったり吐いたりする。(4)ゆっくりと1の状態に戻る。「10年ほど前、黒柳徹子さんとお会いしたときに、『ジャイアント馬場さんに教えてもらったスクワットを日課にしている』と聞き、スクワットの効果を確信しました。『鎌田式スーパースクワット』は、僕が考案した最も効率のよいエクササイズです。太ももとお尻の筋肉だけでなく、骨盤底筋を鍛える動作も盛り込んであり、尿モレなど泌尿器科系の悩みも改善できます」テレビを見ながらとか、家事など、何かをしながらできるので、気軽に行いやすい。「スクワットは負荷がかかって少しきつい運動なので、好きな音楽をかけてそれに合わせて行ったり、自分でリズムをとってリズム運動のように楽しく行うのもよいでしょう。リズム運動をすると、幸せを感じるセロトニンが脳内から分泌されますので、気持ちも明るくなり、効果倍増です」女性がこのエクササイズを続けると、ウエストが引き締まり、小尻効果が期待できるという。さらに、筋肉運動をすると、マイオカインという筋肉作動性物質(ホルモン)が体内で分泌される。「マイオカインは、血糖値や血圧を下げる働きをするだけでなく、がんやうつのリスクも下げ、記憶力をよくするという研究結果が出ている、まさに夢の若返りホルモンです」体の中で最も筋肉量の多い太もも部分を動かすスクワットで、効率よくマイオカインを分泌させて、若返りも狙えるというわけだ。
2019年07月18日人生100年時代を迎えるいっぽうで、今さら「2,000万円ないと老後を安心して暮らせない」なんて言われてしまうこのご時世。お金をめぐる“ざんねん”な習慣・考え方は今すぐ改善していきましょう!「家計のやりくりに困って相談にくる方には、共通の行動パターンがあります。ついやりすぎてしまう、周りの情報に振り回されやすい、結果を急ぎがち、この3つに心当たりのある人は要注意です」そう話すのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。これまで1万5,000人以上の家計を見てきた中で、お金が貯まる人、貯まらない人の習慣に一定の傾向があることに気づいたという。「お金が貯まらない人は、やる、やらないの差が極端でバランス感覚がない場合が多いんです。不要な保険を見直すとなったら全部解約してしまったり、知識のないままいきなり新しいものに飛びついたり。仮想通貨はそのいい例で、すぐに儲かりそうだからと、よくわからないままリスクの高い投資に手を出し、結果、損をしてしまいがち」(横山さん・以下同)いっぽう、お金が貯まる人は長期的な目で自分に合う節約、貯蓄法を見極め、臨機応変にお金の使い方を決める。自分の中にブレない軸があるので、周りの情報に惑わされることもない。「自分は違うと思っている人ほど、意外とNGな行動パターンを繰り返しているものです」急な手術や入院費といった大きな出費をカバーしてくれる保険。いざというときの心強い味方であることは間違いないが、横山さんによれば、じつはここにも思わぬ“ざんねん”のもとが……。「不測の事態を心配するあまり保険にお金をかけすぎている人や、契約内容に神経質になりすぎているような人は“ざんねん”な保険貧乏に陥りがちですね。たとえば、無料相談をうたう街中の保険ショップに何度も足を運ぶ人がいます。本人はそのつど、ぴったりの商品を紹介してもらったと思い、満足かもしれませんが、ある女性は、結果的に毎月6万円もの保険料を支払うことになってしまい、家計を大きく圧迫する事態に陥っていました」保険ショップも、儲からなければ商売にならない。無料相談と称して、その会社が売りたい商品を勧めてくるという側面もあるので、安易な乗り換えは注意が必要だ。「途中解約で損失が大きいのは、貯蓄型の保険です。万が一の備えと貯蓄が兼ねられると聞くといいことずくめのように聞こえますが、急に大きな出費が必要になったときが落とし穴。途中解約してしまうと、時期によっては解約返戻金の額が支払った保険料より少なくなってしまうことも」保険と貯蓄は別々にお金を配分したほうが、いざというときの出費にも対応でき安心だ。「毎月1万円を貯蓄型保険の支払いに充てているなら、たとえば4,000円を掛け捨ての保険に見直して、残り6,000円を投資信託などに分けてもいいと思います」また、生命保険は一家の大黒柱の万が一に備えて加入しておきたいが、保険額が大きすぎると、逆に不幸を招くこともある。「これまで3,000万円以上の保険金を受け取った方の家計を30件ほど見ましたが、3分の2の方が保険金を使いすぎていました」突然、大金を手にしたことで、金銭感覚が狂ってしまうのだという。一度膨らんだ家計を元の生活レベルに戻せる人はほんのわずか。保険金の底が見え始めたころに焦っても、「時すでに遅し」である。「生命保険の保障は、必要最低限の金額で問題ありません。配偶者を失ったとき、多額の保険金が入れば安心でしょうが、負の要因にもなりかねないことを覚えておきましょう」そんな保険の“ざんねん”を回避する次の3つの格言を忘れるべからず。【格言1】保険の「無料相談」に踊らされるな【格言2】保険は保険、貯蓄は貯蓄と割り切るべし【格言3】生命保険の保障額は最低限にあなたも“ざんねん”な保険にハマっていないかチェックしてみよう!
2019年07月15日第14回大阪アジアン映画祭で上映され、話題となった『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』の製作チームが贈る、タイ発の青春ファンタジー『ホームステイボクと僕の100日間』から、予告編が解禁となった。この度解禁された予告編では、死んだミンの体に“ホームステイ”することになったティーラドン・スパパンピンヨー演じる“ボク”が目を覚まし、100日以内にミンが死んだ原因を突き止められないと魂が永遠に消えると知らされる場面から始まる。新しい生活に戸惑いつつもチャープラン・アーリークン演じる憧れの先輩・パイとも仲良くなり充実した日々を過ごしていた。しかし、壊れたパソコンを見つけミンが自殺した原因を探るうちに、ミンを苦しめた過酷な現実に向き合っていく。100日のタイムリミットが近づくなか、生きる喜びを感じ始めたボクは「この人生を生きたい」と願うようになる。『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で注目されたティーラドン・スパパンピンヨーと、タイの国民的アイドルBNK48のキャプテン・チャープランが初共演し、甘酸っぱくもミステリアスな雰囲気の漂う感動の予告編となっている。直木賞受賞作家・森絵都の大ヒット小説「カラフル」をタイに舞台を移して映画化した本作。果たして“ボク”は、100日以内にミンが死んだ原因を突き止めることができるのか?『ホームステイボクと僕の100日間』は10月5日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月04日「人生100年時代といわれる昨今ですが、米国とドイツの人口学者の共同研究では『’07年生まれの日本人の半数は107歳まで生きるだろう』と推定されました。じつは人間の寿命のポテンシャルは思っているよりずっと長い。健康管理ができれば、125歳まで生きるのも理論上は可能です」こう話すのは、寄生虫学の第一人者で新著『人生100年、長すぎるけどどうせなら健康に生きたい。病気にならない100の方法』(光文社新書)を5月に出版した、医学博士の藤田紘一郎先生(79)だ。この年になっても、まだまだ元気で健康。講演活動や研究と、現役で仕事に励む藤田先生。長寿のカギは「寿命の回数券の仕組みを知ることにあります」と続ける。「人の寿命は『テロメア』という『寿命の回数券』の使い方で決まります。人の染色体を守っている構造体・テロメアは、生まれたときには約1万塩基対あるんですが、1年で50塩基対ほど減っていってしまうのです。これが約5,000塩基対まで減ると人は死ぬ。これが寿命の正体なのです」遺伝情報を記録している染色体の端にあるのがテロメアだ。細胞分裂すると短くなり、ある程度、短くなると、以後分裂が不可能に。計算してみると5,000に減るには100年かかることがわかるが……。「病気などになると、テロメアが余計に減少してしまい、100年あるはずの寿命はどんどん短くなる。『寿命の回数券を減らさない』方法は、まずは病気を遠ざけること、そして抗酸化作用のあるものなど、テロメアを守る栄養素を取ること。いずれも、生活習慣、特に食生活の見直しが必要なんです」仕事を通して、聖路加国際病院名誉院長だった故・日野原重明さん(享年105)と交流があった藤田先生。「日野原先生は、若いとき結核で何度も入院していました。日野原先生のテロメアは病気で相当に失われたはずです。でも、健康に常に気を配っていた日野原先生は、残りのテロメアを上手に使うことで105歳まで元気で生きられた。みなさん方もテロメアを減らさない生活をしてほしいと思います」
2019年06月26日「これまでに100冊くらい本を書いてきた私は、80代に入ってようやく、『本当に書きたいこと』を書くためのスタートラインに立つことができたと思っています。『女性の人生100年』といわれる時代ですが、『前半50年』は、その意味でいうと、本番に向けての『準備期間』でいいんです」こう話すのは、ベストセラー作家の下重暁子さん(83)。最新刊『天邪鬼のすすめ』(文春新書)でその半生をつづっている下重さんだが、著書のタイトルに込めた意味を、こう明かす。「天邪鬼とは民話に出てくる妖怪で、寺の入口などで仁王様に踏まれている小鬼。私は大好きなんです。反骨精神を忘れず、あえて人と逆のことをしてみる。その前提条件は、『自分で考え、自分で決める』。つまり、精神的に自立していることです。それができれば、50代以降の『後半50年』を人に頼らず自分の本当にやりたいことができる。それまで家族のために尽くしてきた人も、自分が主役で生きていくことができると思うんです」若々しく目を輝かせて語る下重さんに、“天邪鬼で生きる”ための知恵を教えてもらった。■家族に縛られない「夫や子どもに期待されすぎるのが苦しいように、逆に相手に期待しすぎてもいけません。私の母は、私が社会人になってからもずっと『暁子命』のように振る舞っていましたから、それはとても苦しく感じられたものでした」下重さんは、家族といえども、「個々がすきなことを好きなように生きたほうが、お互い健全でいられる」のだと続ける。「結婚しても子どもが生まれても『個』というものがあります。妻として母としての役割で生きてきて、必要以上に家族というものに縛られるのは、誰のためにもならないんです」■夫をうまく使うテレビ局の報道マンと結婚した下重さんは、夫のことを「つれあい」と呼ぶ。一人暮らしのころから、彼は買い物にも行き、料理をつくって酒を楽しむマイペースな生き方をしていた。その後に就いた大学教授を辞めた後は、時間のある限り毎食、料理を作るという。「つれあいは、地に足のつかない私に生活の大切さを感じさせてくれました。好きなこと、向いていることを、それぞれがしているというのが、私たち。使えるところを使いあって、暮らせばいいんです。今日も、帰れば晩ご飯ができているはずですよ(笑)」■夫に趣味を極めてもらう下重さんの夫は、10年ほど前から鎌倉でお茶を習っている。家で花も生けはじめた。「花は誰かに習うのではなく、創作で。器はあらゆるものを活用し、つれあいにこんなに美的センスがあると、最近になって気付きました。特に男性は、凝り始めると極めようとするので勉強熱心ですし、夢中になる姿は、なかなかいい。お茶もおいしく飲めるし、花があれば家中が華やぎます。つれあいが語るうんちくは、私も勉強になりますから、もっといろいろと楽しんでほしいですね」
2019年06月20日50歳までは準備期間。まだ自分のために生き直すことはできる。人生100年時代の折り返し点からどう生きればいいかを、ベストセラー作家が指南。「これまでに100冊くらい本を書いてきた私は、80代に入ってようやく、『本当に書きたいこと』を書くためのスタートラインに立つことができたと思っています。『女性の人生100年』といわれる時代ですが、『前半50年』は、その意味でいうと、本番に向けての『準備期間』でいいんです」こう話すのは、ベストセラー作家の下重暁子さん(83)。最新刊『天邪鬼のすすめ』(文春新書)でその半生をつづっている下重さんだが、著書のタイトルに込めた意味を、こう明かす。「天邪鬼とは民話に出てくる妖怪で、寺の入口などで仁王様に踏まれている小鬼。私は大好きなんです。反骨精神を忘れず、あえて人と逆のことをしてみる。その前提条件は、『自分で考え、自分で決める』。つまり、精神的に自立していることです。それができれば、50代以降の『後半50年』を人に頼らず自分の本当にやりたいことができる。それまで家族のために尽くしてきた人も、自分が主役で生きていくことができると思うんです」若々しく目を輝かせて語る下重さんに、“天邪鬼で生きる”ための知恵を教えてもらった。■一人遊びを楽しむ「小学2~3年生の2年間を結核で療養していた私は、一人の時間の過ごし方に苦労しません。家では読書や音楽を楽しみ、外出すればオペラや歌舞伎の鑑賞などもします。一人遊びが上手であれば、誰に気兼ねする面倒もなく、日々のストレスも軽減できるんです」■主婦業を生かす「主婦というのは、立派な職業だと私は思っています。だって、衣・食・住に教育や経済と、あらゆる方面にオールマイティでなければ務まらないからです」こう力説する下重さんは、主婦をしているあいだに「主婦業を極めてほしい」と話す。「どの方向に自分が長けているのか、やりたいことは何なのか、わかってくるはずなので、それを伸ばしてほしいんです。料理研究家の栗原はるみさんのように経験とアイデアを生かして、専門知識を増やしていくことはできます。私なら、好きなインテリアデザインを極めます」■まわり道をする31歳でNHKを退職し、民放のキャスターとなった下重さんは、各社の仕事を中心に、オファーが絶えない人気アナウンサーだったが「本当にやりたい仕事」はほかにあったのだと振り返る。「そのつどしゃべる仕事はあり、アナウンサーとしては、チヤホヤされてきたと思います。しかし、自己表現にいちばん向いていると思える『ものを書く仕事』は地味でした。でも、チャンスがあればなんでも、エッチな新聞や雑誌でも勉強のために書いた。その経験があったからこそいまがあるし、これから本当に書きたいことを書けると思うんです」50代から新しいチャレンジをする女性には、こんなメッセージを送る。「いますぐやりたいことの結果がでなくてもいいんです。待つことを学び、10年後を見据えてチャンスをうかがいながら、いろんなことを吸収しましょう」■かなわない友人を持つ下重さんがいま、80代で好きなことができるのは、大学時代からの友人の存在なくしては語れないという。「最高齢で芥川賞作家となった黒田夏子さんは4歳で小説家になろうと決めて、ずっと書いてきた。最低限の生活費を稼ぐために仕事は抑えて、残りの時間を執筆に割いてきたんです。私はというと変に器用で、さまざまな回り道をしてやっと目的地にたどりついたところ。黒田さんのひた向きさにはとてもかないませんが、彼女の存在が刺激になっています」■よく寝る50代から新しいチャレンジをするといっても、何より大事なのは、心身の健康だろう。「私が心掛けているのは、8時間以上の睡眠です。『寝ないのが美徳』だなんて迷信です。やっぱり寝なきゃ、長持ちしませんよ」下重さんが説く知恵は、人生後半の50年を自由に生きるヒントになるだろう。
2019年06月20日個人の本質を見極め、時代の変化の波や人生の浮き沈みに柔軟に対応する術を教えてくれる“輝翔運命暦(きしょううんめいごよみ)”。ここでは、心の状態に大きく作用する金運をベースに、自分に合った“心豊かな生き方”を読み解いていきます。お話を聞いたのは、開運占術家・岩波れいみんさんです。自分と時代の運勢リズムを把握して、人生の浮き沈みの波を乗りこなす。人生には、自然界と同様に四季のリズムが刻まれているものと捉え、運命上の四季のバイオリズムに応じて、それぞれの行動の指針を指し示してくれる“輝翔運命暦(きしょううんめいごよみ)”。個人の本質に合った生き方ができれば、運の波にも乗りやすくなるはず、と開運占術家の岩波れいみんさんが確立させた占術だ。「生年月日によって明らかになるのが12の守護宮。それぞれにバイオリズムがありますが、それはまるで私たちに馴染みがある暦のよう。12年を1サイクルにして、春の3年、夏の3年というように四季の運勢が巡っていきます」新しい物事が生まれるエネルギーに満ちた春、活動的な夏、実りを迎える秋、そして次の春に備え、気力や体力を整えておく冬…。こうした運勢のリズムに合わせた行動を取ることで、持って生まれた本質は輝きを増し、攻め時と守り時のタイミングも見極められる。例えば、冬はネガティブな一面としっかり向き合うことで、次なる春をバージョンアップした自分で迎えられる。季節に合った行動を取っていくと、四季を巡る螺旋はさらにスピードを上げ、上昇気流に乗ることができるというわけ。「トラブルを怖がるのではなく、起こしやすい傾向を知り、対策を練られるのもこの暦の強みです」さらに、自分が生まれ落ちた時代や社会全体に関わる、大運の影響も忘れてはいけない。「今、世の中は“大変革”の運気に包まれています。“変容”のスピードは一気に加速して、この流れは2021年まで続きます。古い価値観にしがみつく人と、新しい世界を求める人の二極化も顕著です。過去のやり方にこだわらず、自分らしく柔軟に対応していけば、時代運、そして自分の人生の運気にも味方され、その時その時の最善の恵みが受け取れます」不安を煽る情報が氾濫する中、妄想が肥大化してネガティブな思考に陥ってしまう人も多い。「本質を見極める目と、自分らしい生き方をしっかり持っていないと、世間の負のスパイラルに巻き込まれやすくなるのです」特に今、金運はシビアにならざるをえない時期。先行投資に喜びを感じたり、どんぶり勘定で過ごしている人は、時代にそっぽを向かれてしまうかも。「自分が本当に心地よいと思えることが最優先。その上で、情報の真偽を見極めるクールな目を持ち続けることが重要です」たとえトラブルが起きても、不幸や不運と捉えず、そこから何を学び、どう人生に活かせるかを考えられれば、必ず心の余裕が生まれ、正しい選択ができるように。【金運の活かし方】時代の運気によって、お金との付き合い方にも違いが出る。「10年ほど前はどんぶり勘定でも何とかなる金運でした。でも今はだいぶシビア。費用対効果を求められる時代なので、漠然と考えている人は金運に見放されます。厳しい話をすると、今持っている財が増えることは難しいでしょう。だからこそ、今以上に減らさないようにしないといけません。そのためには発想の転換が必要。使い方を変えれば、持っているお金の量が変わらなくても、豊かな気持ちになれるのです」お金は自ら動けず、人が運んでくれるもの、と岩波さん。「だから人間関係が良好であれば、金運も上がります。金運は私たちの暮らしを支える根底。消費すること、物欲を満たすことだけに注目せず、お金がもたらしてくれる幸せとは何かを考えましょう」岩波れいみんさん開運占術家。長年の鑑定と研究を経て、運命学とスピリチュアルを融合した新占術を確立。個人鑑定だけでなく、開運教室も開催。※『anan』2019年6月19日号より。監修・岩波れいみんイラスト・ZUCK取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2019年06月18日人生100年時代、少しでも長く動ける体でいる“コツ”は、“骨を意識すること”にアリ!日常生活の身のこなしを軽くしてくれる、簡単エクササイズをご紹介!「最近は老化の防止に筋力を鍛える人も多いですが、体を効率よく働かせるにはまず“骨の動きを柔らかくする”ことが大切です」そう話すのは、スポーツケア整体研究所代表の松村卓さんだ。松村さんは、骨を柔らかく動かすための「骨ストレッチ」を考案。これは体を動かす基本となるため、サッカー日本代表の中島翔哉選手をはじめ、トップアスリートも導入しているメソッドだ。松村さん自身、かつては陸上短距離で五輪出場を目指したアスリートだった。その経験から、骨の動きの重要性に行きついたという。「現役時代は筋トレに励みましたが、故障に悩まされ続けました。引退後も体の研究を続けるなか、硬化した筋肉を緩めて骨格を滑らかに動かすことで、体の可動域を広げられることに気づきました。これを維持できれば、高齢になっても自由に体を動かすことができるのです」(松村さん・以下同)私たちの体は、鎖骨や肩甲骨、背骨、骨盤など、骨の連動によって動いている。この連動を滑らかにし、同時に体を動かすために必要な深層筋肉(インナーマッスル)をつけてくれるのが「骨ストレッチ」だ。今回、松村さんに骨ストレッチの基本とあわせて、肩コリ・腰痛の改善に効果が望めるストレッチを教わった。寝起きの3分程度でできる簡単なものだが、骨ストレッチをしてから起き上がると、体の可動域が広がるため、ケガの予防にもなる。【骨ストレッチの基本ポーズ】1)片手の親指と小指をつないで輪を作る。小指と連動して薬指が曲がる人は無理に伸ばそうとせずそのままでOK。2)もう片方の手の親指と小指で手首を押さえる。手首の両側にある、骨の出っ張りの部分を押さえる。この基本ポーズがすべての骨ストレッチのベースとなる。【手首ブラブラ】体のこわばりをほぐす1)片方の手の親指と小指で輪を作り、もう片方の手で輪を作った手首にある骨の親指側を親指で、小指側を小指で押さえる。2)その手を胸の上におき、押さえられている手を左右に7回程度ブラブラ振る。反対の手も同様に行う。最初は手首が硬く揺れにくいかもしれないが、慣れてくると柔らかくなってくる。この動作で鎖骨が緩み、肩、胸の骨も緩めることができる。また、基本ポーズをとった状態で首を左右にねじると、首の可動域を広げることができるそう。【肘伸ばし】首・肩のコリをほぐす1)右の手のひらを内側にして基本のポーズをとり、左手の親指と小指で、肘の関節の出っ張りをグリグリ押さえる。右肩は布団についたまま。2)左手で右腕を押し上げるようにしながら、右腕を真上に伸ばす(右肩が布団から離れる)。この動作を7回繰り返す。反対の腕も同様に行う。肩回りの可動域が広がり、肩コリの予防・改善にもなる。【うつぶせ片脚パタパタ】股関節まわりを緩める1)うつぶせになり右手を顔の下に置き、左手の親指と小指で左腰の横の股関節の出っ張り部分、大転子を押さえ、左の足裏が天井を向くように膝を曲げる。2)膝を支点にして、左脚を外側にパタンと倒し、戻す。無理に力を入れず、脚の重みに任せる。7回繰り返す。右脚も同様に行う。膝をパタパタさせることで、脊椎の根元部分にあたる仙腸関節が緩む。これによって腰痛の予防になるという。“100歳まで自力で動ける体力作り”のため、目覚めの習慣に骨ストレッチを取り入れてみよう!
2019年06月05日サントリーの「オランジーナ」ブランドから、果汁100%の新作「オランジーナ100」が登場。2019年6月11日(火)より全国で発売される。1936年にフランスの地中海沿岸で誕生して以来、長年に渡って愛され続けているフランスの国民的炭酸飲料「オランジーナ」。日本では2012年に初めて発売され、その爽やかな味わいで好評を得ているが、今回はそのラインナップに果汁100%の「オランジーナ100」が新たに加わる。「オランジーナ」ブランドとしては初めての果汁100%飲料となる「オランジーナ100」は、オレンジを丸ごと絞ったような濃厚な味わいが楽しめるドリンク。オレンジの皮から抽出したオランジーナ社独自のオレンジピールエキス、オレンジ以外の4種の果汁もブレンドすることで、果実本来の魅力をより深く味わえるように仕上がっている。また、通常の「オランジーナ」も同日よりリニューアル。従来の味わいをベースにしながらも、より果実感が楽しめる味わいを実現したという。パッケージもよりクラシックな雰囲気に一新、それぞれ異なる全5種類のデザインパターンが用意されている。【商品情報】「オランジーナ100」発売日:2019年6月11日(火)メーカー希望小売価格:160円+税容量:300mlペットボトル販売地域:全国【問い合わせ先】サントリーお客様センター フリーダイヤルTEL:0120-139-320
2019年06月01日こんにちは!アートディレクターの諸戸佑美です。気持ちのいい、新緑の季節ですね。上野の東京都美術館では、4月より『クリムト展 ウィーンと日本1900』が絶賛開催中ですが、もう観に行かれましたか。19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴンシーレの芸術作品は、100年の時を経てもなお、日本でも圧倒的な人気を誇ります。【シネマの時間】第67回は、クリムト、シーレ没後100年記念して特別タイアップ企画、映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』をお送りします!金箔を多用した華やかな装飾性と官能性をあわせ持った作品を多く手がけたクリムトは、1897年保守的な画壇を離れ「時代には芸術を、芸術には自由を」をモットーに仲間と共にウィーン分離派を結成。絵画や彫刻に加え、デザインや工芸、建築といった芸術の諸分野を一体化する総合芸術の構築を目指しました。また、クリムトの弟子で荒々しくも繊細に人間の感情を官能的に描いたエゴン・シーレ。エゴンシーレについては、【シネマの時間】第2回映画『エゴン・シーレ 死と乙女』でもご紹介しています。よろしければご覧ください。本作では、豊富な映像資料のもとクリムトとエゴン・シーレが生きた 19世紀末ウィーンに花開いたサロン文化と、 彼らの傑作を所蔵するウィーンを代表するアルベルティーナ美術館、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館などを巡り、クリムトの代表作「接吻」「ユディトI」「ベートーヴェン・フリーズ」やシーレの「死と乙女」などの傑作をふんだんに紹介。各界で活躍する一流の芸術家や歴史家たちのコメントにより、ふたりの作品の魅力をひも解いています。また、同時に時代を牽引した音楽家マーラーやシュトラウスたちの軌跡とともに、ウィーンの黄金時代を体感できるのもうれしい。Netflixドラマ『マルコ・ポーロ』シリーズ(14~16)の主演で知られるイタリアの新進気鋭の俳優ロレンツォ・リケルミーがナビゲイターを務め、19世紀末ウィーンへかろやかに誘ってくれます。日本語ナレーションは『きみの鳥はうたえる』(18)などでキネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、毎日映画コンクール男優主演賞に輝いた若手実力派俳優の柄本佑さん。ぜひ、展覧会と共にお楽しみくださいませ。■映画『クリムトエゴンシーレとウィーン黄金時代』あらすじー19世紀末ウィーン、クリムトとシーレが与えた影響とは?「接吻」の絵© Belvedere, Wien19世紀末のウィーン。そこには、芸術の歴史を変えた天才画家たちがいました。彼らは野心と努力によって当代一の芸術家にまで登りつめます。クリムトは、ウィーンの美術工芸学校に学び、初期にはアカデミックな作風で才能を認められ、劇場の壁画装飾などで名を馳せました。またあるサロンに出入りしてウィーンのさまざまな知識人と出会います。どこか素朴ともいわれる雰囲気が、社交界の中でもかえって魅力が際立ったのです。1897年に保守的なウィーンの画壇から離脱し、仲間と共に「ウィーン分離派」を結成しました。「ヴェートーヴェン・フリーズ」展示風景© Belvedere, Wienエゴン・シーレは、クリムトと同じ美術工芸学校を卒業後に、16歳でウィーン美術アカデミーに進学しますが、クリムトに弟子入りを志願し退学します。その後、身体の歪みや人間の感情、欲望と悲劇の表情に魅せられ、エロスに満ちた多くの自画像や肖像画を制作するようになります。保守的な時代に生まれたクリムトとシーレの革新的な芸術。19世紀末のウィーンでグスタフ・クリムトを中心に結成された芸術家グループ「分離派」は、1898年に自ら立てた展示施設の分離派会館に「時代には芸術を、芸術には自由を」と金文字で掲げました。クリムトとエゴン・シーレは、人間の不安や恐れ、生と死を愛と官能性を持って新しい絵画の手法により描き、それまでの絵画とは異なる革新的な芸術作品を次々と生み出していきました。異端なテーマは精神医学者ジークムント・フロイトが辿り着いた精神分析の誕生と時を同じくして起こりました。それと同時に、音楽、建築、文学にも新しい概念が見出され、女性たちは自立を主張し始めます。封建的なウィーンで抑えられていた人々の衝動は、一気に爆発したかのように社会秩序を揺り動かし、自我の深い本質への対峙の始まりとなったのです。100年の時を経てもなお、世界中の人々の心を魅了する19世紀末ウイーンで華麗に花開いた黄金時代、クリムトとエゴン・シーレの魅力とは?グスタフ・クリムト©Archiv des Belvedere, Wien, Nachlass Ankwicz-Kleehoven本作ではクリムトやシーレの傑作を所蔵するウィーンを代表するアルベルティーナ美術館、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館、美術史美術館、分離派会館、レオポルド美術館、ウィーン博物館、ジークムント・フロイト博物館を巡りながら、ウィーンの黄金時代の始まりと終わりを解説しています。コメンテーターは、ノーベル生理学・医学賞受賞者のエリック・カンデルやケンブリッジ大学で美術史を修めた女優兼モデルのリリー・コール、世界的ピアニストのルドルフ・ブッフビンダー 、美術史家のジェーン・カリアなど各界で活躍する一流の芸術家や歴史家たちが出演。いろいろな視点から、19世紀末ウィーンの黄金時代をエレガントに描き出しています。■東京都美術館『クリムト展』開催中です!上野の東京都美術館にて4月23日(火)〜7月10日(水)特別タイアップ企画『クリムト展 ウィーンと日本 1900』も開催中です!19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862ー1918)。華やかな装飾性と世紀末的な官能性をあわせもつその作品は、いまなお圧倒的な人気を誇ります。没後100年を記念する本展覧会では、初期の自然主義的な作品から、分離派結成後の黄金様式の時代の代表作、甘美な女性像や数多く手がけた風景画まで、日本では過去最多となる油彩画25点以上を紹介します。クリムト展スペシャルサポーターに俳優や映画批評など多方面で活躍される稲垣吾朗さんを迎え、作品の見どころや描かれた時代背景、作家の生涯などをわかりやすく解説。ウィーンの分離派会館を飾る壁画の精巧な複製による再現展示のほか、同時代のウィーンで活動した画家たちの作品や、クリムトが影響を受けた日本の美術品などもあわせ、ウィーン世紀末美術の精華をご覧ください!出典:■映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』作品紹介映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』2019年6月8日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!公式サイト:特別タイアップ企画 4月23日(火)〜7月10日(水)東京都美術館にて『クリムト展 ウィーンと日本 1900』開催中!公式サイト:東京都美術館サイト:原題:Klimt & Schiele - Eros and Psyche監督:ミシェル・マリー製作総指揮:ベロニカ・ボッタネッリ 脚本:アリアンナ・マレリ撮影:マテウス・シュトレツキ日本語ナレーション:柄本佑製作年:2018年製作国:イタリア上映時間:90分映倫区分:G配給:彩プロ■映画『クリムト エゴンシーレとウィーン黄金時代』キャストグスタフ・クリムトエゴン・シーレロレンツォ・リケルミーリリー・コールコメンテーター:エリック・カンデル、ルドルフ・ブッフビンダー、ジェーン・カリア、アルフレート・ヴァイディンガー、エリザベート・レオポルト、ブライアン・ギリアム、モニカ・ファーバー、フランツ・スモーラー、クラウス・アルブレヒト・シュレーダー【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2019年05月31日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「平成という時代が素晴らしかったのは、戦争がなかった、ということです」瀬戸内寂聴さんは書斎にこもって小説を書いているだけではない。安全保障関連法案に反対を表明するために車いすに乗ったまま反対集会や街頭デモにも参加した「行動する作家」である。「安倍政権とそれに続く政権が、平和を守るかどうか、みんなでしっかり監視して、戦争をしたがる政党や政治家には、選挙のときに1票も入れない。そうやって私たちは、戦争のない時代を令和へと継承していきましょう」ここ数年、九州から北海道まで、日本全国で集中豪雨による災害が続き、多くの人が亡くなった。「『天災だから予知することも防ぐこともできない』『想定外だからどうしようもなかった』、というのは、言い訳だと思います。地震や台風そのものをなくすことはできないけれども、山肌や住宅地の土砂崩れ、堤防の決壊、河川の氾濫などの被害は『天災』ではなく『人災』だと思います」住宅街に近い山や丘の斜面の滑り止めをすること、土手や排水路の整備……、科学技術が進歩した日本で、それができないのは国の責任、と寂聴さんは続ける。「予算がないと言いながら、海外侵略に使える空母を建造するなど、軍事費は毎年うなぎ上り。将来性がまったくない原子力発電とその関連企業へも、湯水のように税金をつぎ込んでいます。その一部を回せば、災害対策はできないはずがありません。いまの政権はろくでもない政治家の集まりです。私たちが『政治のことは政治家に任せておけばいい』と思っていては、何も変わりません」若い人たちを「青春は恋と革命だ」と励まし続けてきた寂聴さん。そんな寂聴さんがいま私たちに提言するのは「家庭内革命」だ。「才能・能力がある女性に掃除・洗濯だけをやらせて、台所に閉じ込めておくなんて、もうそんな時代ではないのです。昔と違って70歳や80歳になっても、舅や姑は元気です。姑には掃除と洗濯。定年退職した舅には家事の中でもいちばん面倒くさい三度の食事の支度を任せなさい。もちろんご主人にも、家事と育児を分担してもらいましょう。家庭環境を変えていくためには家族みんながコミュニケーションを図って、風通しをよくしなければいけません。そのための秘訣は朝起きて、最初に顔を合わせた家族、つまり舅姑、ご主人、子どもたち、お孫さんに、あなたから元気よく、笑顔で、『おはよう!』『おはようございます』と言うことです。簡単でしょう。才能ある女は社会に出て働き、政治に目を配り、政府に反対ならば声を上げ、デモにも参加してください。家事から解放された女たちの力で、平和な日本を守りましょう」そして寂聴さんは最後に、あの朗らかな笑顔で付け加えた。「いまの政府は国民がいくら反対しても知らん顔です。しかし女性が動けば変わります。まだ、希望はあるのです」
2019年05月11日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「“4時代を生きる”といっても、私は大正15年生まれなので、幼いころの記憶は昭和から始まります。その昭和の体験が基になり、平成の私があり、令和にも続くのだと思っています」TBSのプロデューサー・石井ふく子さん(92)はそう語る。石井さんといえば『渡る世間は鬼ばかり』『ありがとう』(ともにTBS系)など、代表作が多数ある。それらのテーマとなっているのは“家族”。時代をまたいで家庭の持つあたたかさを丁寧に描き続けるのは、いつ家族がバラバラになっても不思議ではない、戦争の体験があったからだという。「いまでも思い出すのは、女学生時代、精密機械の工場に勤労動員されていたときのことです」突然、空襲警報が鳴り響き、非難することになった。本来、石井さんは隊列を先導する役目だったが、工場の作業で遅れてしまい、隊列の最後尾につくことに。「そのとき機銃掃射があって、本来、私がいるべき最前列の学生が撃たれて、亡くなったんです。遺族になんと言って頭を下げていいものか、すごく苦しみました」悲惨な戦時下だったからこそ、それぞれの家族の結びつきは強かったという。「父や母との一緒の時間は、すごく愛おしく、大切なもの。たとえぶつかり合って、怒ったり泣いたりしても、最終的にはみんなで笑い合える。何があっても味方となって愛してくれる存在でした」しかし戦後、生活が豊かになるにつれて、関係が希薄になっていった家族は多い、と指摘する。「平成の世になると、家に帰ってもおのおのが個室で、パソコンやスマホ画面を相手に話しているので、家族間の争い、けんかすら起きなくなりました。せっかく最大の味方でいてくれるにもかかわらず、家でのつながりをないがしろにしていては、人はダメになってしまいます」近年放送されているドラマについては、“個性がない”とバッサリ。新たな時代のドラマ界に託したい思いもあるようだ。「わざわざ派手な殺しのシーンを入れたサスペンスドラマを作る必要はない。家を舞台にすれば、さまざまな“事件”が起きますからね。ドラマを作るときのロケハン(ロケの下見)も、いまの若い人たちはパソコンの画面上で検索できてしまう。でも、みんなが同じ方法で同じ情報を得ているから、同じものができあがる。しっかり現場に足を運んで、自分の目で見て、ドラマを作ってほしいと思います」ますます便利さが追求される時代に突入したからこそ、石井さんは、失われつつある人と人とのつながりの大切さを、ドラマを通して描いていきたいと言う。「私は“人間”と書いて、ヒトと読みます。“人”という文字だけではなく“間”という文字が後に続く。“間”は、人と人をつなげる愛を意味するんですね」人は一人では生きていけない。今こそ、積極的に愛のあるつながりを築くべき時代なのだ。
2019年05月10日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「人間関係やお仕事など、ストレス社会が続くかもしれませんね。心が疲れているからと、SNSで愚痴を言ったり、お金をかけて癒しを求めたりする人がいるようですが、そんなときこそ、ぜひ台所に立ってほしいの。それだけで気持ちがスーッと楽になることがあるのですよ」穏やかにそう語るのは「ばあば」の愛称で親しまれている料理研究家の鈴木登紀子さん(94)。大正13年に生まれた鈴木さんが料理研究家として活動しはじめたのは46歳のとき。ずっと信条にしてきたのは「料理は人の心を豊かにさせる」ということ。「外食産業が成長し、いつでもどこでも調理されたものを買うことができる時代になりました。忙しい方も多いでしょうから、それらを上手に使って、手間を省くことも大事。毎日がんばらなくてもいいのです。でも、手を抜かないでほしいのは、おだし。削り節でだしをとるだけなら、10分もかからないですが、おいしいおだしは心を静めて、五感を研ぎ澄ませないと作れません。香りがフワッと立って、黄金に輝くようなおだしが仕上がるだけで心が満たされるものよ」『きょうの料理』(NHK Eテレ)の講師を41年にわたって出演するほか、卒寿を過ぎたいまでも「鈴木登紀子料理教室」を主宰している。「料理教室に集まってくれる生徒さんは、私がお鍋を持つと、メモをとる人が多いの。なかにはスマホで撮影しようとする人も。記録を残さないと不安なのかもしれませんね。でも、料理で大事なことは分量や手順ではありませんよ。食べる人が元気なら濃い味つけにする、疲れていたら優しい味つけにする……料理をすることは、相手をおもんぱかる想像力を働かせることでもあるのです」『やさしい心で、やさしいお味に』彼女が料理教室でつねに生徒たちに教えていることは、あらゆることに通じる。「私は母親から『思えば、思ってくれる』と教えられて育ちました。これは、仕事にも言えることなのではないかしら。心をこめて成し遂げれば、必ず見返りがあるはず。料理だって、いやいや作っていたら、とんがった味になってしまいます。大切な人が喜ぶ顔を思い浮かべて作れば、“おいしい”と言ってもらえるのです」87歳のときに大腸がん、89歳で肝臓がんが見つかり、90歳を過ぎてから心筋梗塞も経験した鈴木さん。健康との問題に何度も直面したからこそ、「生きることは食べること」をモットーに、食と向き合い続けている。「電車の中でおにぎりやパンを食べている若い人を見ると、残念だなと思います。せわしない車内ではなく、公園や景色のいいところで食べたらもっとおいしくなるのにね。ぜいたくをするのではなくて、心に余裕がないときこそ、食事を楽しんでほしいですね」SNSの「いいね!」より、日ごろの食事が、私たちの心を豊かにしてくれるはずだ。
2019年05月09日「結婚したとき私は39歳でした。それから4年たちますが、女の子にも恵まれ、3人家族の団らんの時間を持つことができました。独身時代から比べると“最高の人生”を歩んでいると思います」妻への感謝を電話で語ってくれたのは、サッカーJリーグ「ベガルタ仙台」の広報部長を務める辻上裕章さん(42)。澤穂希(40)が辻上さんと結婚したのは’15年8月、12月に引退してからは仙台での同居生活を開始した。いまはボールにふれることもなく、“ふつうの主婦ライフ”を堪能しているという。澤はインタビューでは次のように語っている。《朝7時半くらいに起きて、夫を送り出したあとは家事ですね。掃除して洗濯して、犬が2匹いるのでその世話をしたり。娘と一緒に公園に行って、夕飯の買い出しに行って……、そうしていると、あっという間に夕方になっちゃう(笑)》(『LEE』’18年4月号)’17年に誕生した長女(2)はかわいい盛り。くっきりした二重はお父さんとソックリなのだという。辻上さんも元サッカー選手であり、両親2人の才能を引き継いだのか、長女は1歳でドリブルができるようになった。やはり将来はサッカー選手?だが澤は前出のインタビューでこう語っていた。《みんなに聞かれますけど、強制的にはやらせたくなくて、自然に出会ったもの、自然に好きになったものをやらせてあげたいです》実はこれは夫婦で話し合った結果のようだ。「私も将来の進路は本人次第と考えています。スポーツだけでなく勉強も、本人が興味を持ったことをどんどんやらせてあげたいですね。私も妻もサッカー選手として活動しましたが、娘も何か専門的な技術を身に着けることによって、周囲から認めてもらえればいいと思います」(辻上さん)澤と辻上さんは教育論についても息はピッタリ!だった。
2019年05月09日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「私は、人それぞれ、さまざまなものを詰め込む“人生のずだ袋”を持っているってイメージしています。いいことも悪いことも、全部その中に入れて、生きている。年齢を重ねるごとに袋の中は膨らんで、熟成されて、深みが出てくる。そう考えると、悪いことや失敗だって、人生の糧になると思えますよね」朗らかにほほ笑むのは、最高齢の現役ピアニストである室井摩耶子さん(98)。彼女の“ずだ袋”には、90年以上に及ぶピアノ人生が詰め込まれているという。「ピアノを習い始めたのは、大正から昭和に時代が変わるころ。昔は、芸事を始めるのは6歳といわれていて、父は『昭和になったのだから、お琴を習うのも』と、ピアノを買ってくれたんです。それが、昭和天皇ご即位を記念したモデルで、譜面台に鳳凰が彫ってあるもの。いまも九州の調律師の方が持っているそうです」昭和13年に東京藝術大学音楽学部の前身である東京音楽学校に入学。戦時下の昭和18年に、日本交響楽団(現・NHK交響楽団)のソリストとしてデビューした。デビュー後から“現代音楽の室井”と称されるほどその実力を評価された彼女だが、“何かが足りない”と感じていた。「その“何か”を知るためには、音楽の本場であるヨーロッパに住まなければと、34歳のときにドイツへと渡ったんです。女の子一人で、はるばるよ(笑)」いまと違い、気軽に海外に渡ることができない時代。戦後、分断を余儀なくされた西ベルリンに拠点をおいた。「“ソ連の占領下になる”という噂が流れて、近所では大騒ぎになったことも。銃剣を持った人に、政治的思考を聞かれることもありましたが、私はピアノがうまくなりたい一心でしたから、怖さは感じませんでした」そこで彼女が得たものは、日本人にはない価値観だったという。「ヨーロッパでは“自分がどう思うのか”が最優先。日本人と違って、人の評価は後回しです。ヨーロッパでも活躍できましたが、61歳で帰国しました。還暦を過ぎての決断によく驚かれますが、どうしても日本でもう一度活動したかったから」演奏家の中には、楽譜を見ながら演奏することに抵抗を抱き、暗譜できなくなった段階で現役から退くケースもあるという。「でも、私はまだまだ現役でいたい。年をとれば“できないこと”があるのは理解していますが“やりたいこと”は諦めたくないの」室井さんの“やりたい”は止まらない。90歳を超えて、自宅の建て替え工事も行った。「私、ずっと平屋住まいだったから、階段のある家にあこがれていたんです。人生の最後に、夢をかなえたくて、“危ないですよ”という周囲の声もあったのに我慢できず、2階建てにしちゃった(笑)。周りの人たちには、『90歳を超えても、夢をかなえたっていいじゃない』、って」何事も経験、それは人生に彩りを与えてくれるから、“遅すぎる”なんてことはないのだ。
2019年05月08日本誌5月7日号にて、人生100年時代を生き抜くために「元気の秘訣を」教えてくれた大正生まれの女性たち。いつまでもエネルギッシュに活躍する彼女らが、「言い残したことがある!」と語り始めたのは、新時代を迎えるにあたっての、社会、そして女性たちへの“激励メッセージ”だった――。「元号がどう変わろうと、世の中は人の手で作りあげるものだからね。特別何かが変わるものではないですよ。昔はいろんな人間がその時代の社会に積極的に参加していたけれど、いまは、みんな同じようにくっついていくだけだから、“粋”な人は現れないよね」新時代の幕が開け、“浮かれモード”気味でもある日本。しかし、お笑い界の“重鎮”、内海桂子師匠(96)は、そう指摘する。「令和」という言葉についても、「う~ん、悪くはないけど、いいというわけでもないね」と言いながら、こう続ける。「いまは政治家にしても、“俺についてこい!”“俺に任せろ!”と、時代の先陣を切る頼れる人がいないわけよ。これはどこの業界、どの業種にも言えること。もちろん、お笑い界にも当てはまります。結局、そういうリーダーシップのない人たちの下に人がついていくんだから、みんな横並びで、人間の価値や個性がどんどん薄くなってきているのよね」いまでも大正生まれの女性たちが現役として活躍しているように、桂子師匠が若かりしころの昭和にも、明治生まれの人たちが、活躍を見せていた。「あの時代は厳しかったけれど、そんな世の中を変えようと、個性豊かな大人たちがいたものですよ」小学3年生のときから、子守奉公として働いてきた彼女は、そんな大人たちを目の当たりにし、気づいたことがあるという。「“時代は自分で作るもの”なんです。ずっと働きっぱなしで世の中を見ているから、その移り変わりを見ていくうちに、“どうせ変わるなら、世の中は自分で変えていけばいいじゃないか”と思ってね。生き方ひとつで、世の中は楽しくもつまらなくもなる。自分に合った生き方は何なのか、それがわからないようでは、世間に踊らされるままに生きてしまう。そんな人間が、他人の世話なんて焼けないですよ。自分の時代は、自分の手でつかまないと」桂子師匠は、’10年からツイッターを始めており、そのフォロワー数はなんと現在約48万人。毎日、身近で起きた出来事や社会ニュースなどをチョイスし、師匠ならではの目線で、時代を切り取り続けている。取材中は、いまの世相について厳しく語ってきた彼女だが、ツイッターでは《新元号のもとどんな日本が築かれていくのかとても心がわくわくする。》(4月1日の投稿)と語っていた。最後に、新時代に期待することを聞いてみると。「やっぱり、時代をひっくり返すような“頑張り屋さん”がたくさん出てきてほしいね。人の意見を忖度するんじゃなくて、自分の意思で時代を切り開く人たちが増えたら、面白くなるよ。もう“平静”じゃいられないんだから。ガハハハッ」後世を後押しするためにも、桂子師匠はいまでも毎月6回、舞台で“とびきりのネタ”を披露している。
2019年05月07日【今週の悩めるマダム】自分の散財癖に悩んでいます。会社員の夫がもうすぐ定年を迎えるため、つましく生きなければとわかってはいるのですが、あればあるだけ使ってしまい、なかなか貯金が増えません。夫も家計のことは私に任せきりなので、私がなんとかしなければなりません。老後を豊かに過ごすにはどうすればいいでしょう?(神奈川県在住・50代主婦)ひと昔前であれば、定年=老後という考え方でよかったかもしれません。しかし、今は「人生100年時代」と言われています。もし仮に100歳まで生きるとしたら、65歳で定年したとしても、35年も残りの人生があるという計算になります。35年は大袈裟にしても、日本人女性の平均寿命は87歳ですから、20年以上も生きる必要があるのです。20年以上もの長い時間を老後と呼んでいいはずがありません。超高齢社会と呼ばれる日本社会が直面する大きな問題は老後をどう過ごすか。老後を貯蓄だけで乗り切ることは不可能だと思います。年金も何かと問題を抱えているので年金だけを頼りにするのは心細いですし、蓄えだけの問題ではなく、その長い余生を迎えるにあたって生き方そのものを変えていく必要性があるでしょう。少なくとも、ご主人が定年退職した後も、今までのように散財し続ける人生を歩き続けることはちょっと不可能ですよね。でも、今、ここで気が付いてよかったのでは?ここで生き方を変えなきゃと気付いたことには大きな救いと希望があります。でも、お金を貯めればいいというわけではない。むしろ、どうやって長い老後を豊かに健康的に生きていくのかということに主軸を移す必要がある。人間は年を重ねると心身ともにどんどん老けていきます。それは、脳を使っていないからではないでしょうか。いいですか、奥様。若さを維持するために走ったり筋トレをやったりしますけど、筋肉を鍛えただけで長生きできるとは思えません。僕の持論としては、むしろ脳みそを鍛えてこその長生き、なのです。脳みそも筋肉の一種だと考えています。だから、今年僕は60歳になりますが、日々勉強をしています。たくさん本を読むようにしています。なにより本はコスパがいい。図書館には本がたくさん積んであります。あるいは通信制の学校に入って勉強をするのもひとつの手です。そこで何か特殊な技術を学んで、副収入を得ることができるかもしれません。脳を使って老化を防ぎ、しかも勉強になって、人間的成長を得て、さらに技術が習得できれば老後の副収入にもつながる、という提案です。いかがでしょうか?人生100年時代、というキーワードがこれからの日本人には重くのしかかってきますが、それを逆手にとって、学びながら楽しい人生を死ぬまで続けることができたら最高ですよね。本を読んで頭を使っても、お金は無駄にはなりません。これはある意味、究極の余生の過ごし方かもしれません。それプラス、日々の適度な運動があればなおよしですね。これが僕の考えた、健康寿命を延ばす秘訣です。ご主人ともしっかり話し合って、老後のビューティフルライフを計画してみてください【JINSEIの格言】毎日2~3時間の読書、そして毎日30分でも軽くランニングをすれば心身ともに健康になれます。頭と肉体を若々しく維持することができれば、残りの人生は安泰ではないでしょうか。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年04月16日『美しく幸せに生きるための逆算思考』2019年6月1日(土)、NHK文化センター浜松教室において、1日講座『LIFE IS BEAUTY 美しく幸せに生きるための逆算思考』が開催される。ヘア・メイクアップアーティストの藤原美智子が、人生100年時代をずっと美しく生きるために、今、すべきことを伝授。10年後、20年後も幸せで美しくいるためのヒントを見つけることができそうだ。開場時間は10:45を予定。開催時間は11:15から12:45まで。受講料はNHKカルチャー会員が3,931円(税込み)、一般が4,492円(税込み)。講座終了後は書籍販売および、サイン会を予定している。申し込みは、NHKカルチャーのWEBサイトにて受け付けている。問い合わせは、NHKカルチャー浜松教室(電話番号:053-451-1515)まで。ライフスタイルも注目される藤原美智子藤原美智子はラ・ドンナを主宰し、ヘア・メイクアップアーティストやライフスタイルデザインとして活躍。「MICHIKO.LIFE」のプロデューサーも務めている。メイクだけでなく、食、健康、装い、暮らし、生き方など、ライフスタイル全般が多くの女性から支持を集めている。著書には「 LIFE IS BEAUTY 美しく幸せに生きるための逆算思考」、「新しい口紅は寝る前に試す」などがある。Instagramのフォロワー数は35,000人を超えている。(画像は藤原美智子 Instagramより)【参考】※NHKカルチャー 浜松教室※藤原美智子 Instagram※ラ・ドンナ OFFICIAL WEBSITE
2019年04月14日日本人の平均寿命は延び続け、’17年には男性が81.09歳、女性が87.26歳となり、100歳を超える人も年々増え続けている。人生100年時代が到来したが、いつまでも自立して暮らせているわけではない。平均寿命と健康寿命の差をみると、男性は8.95歳、女性は12.47歳。健康寿命を左右するカギを握るのが“ひざ”のコンディションにあるという。「“ひざの痛み”を訴える中高年は2,800万人いると推計されています。自分の足で歩けなくなると、介護が必要になるだけでなく、積極的に外に出て人と関わろうという気力も失われて、どんどん心と体が弱っていきます。認知症のリスクも高まります。そのように自立を奪う最大の要因が“ひざ痛”です。ひざの痛みを克服して、“100歳まで歩けるひざ”を作ることが、寝たきりになることを防ぎ、健康寿命を延ばす秘訣なのです」そう話すのは、『100歳まで自分の力で歩ける「ひざ」のつくり方』(アルファポリス)の著者で戸田リウマチ科クリニック(大阪府吹田市)の戸田佳孝院長。戸田院長は、ひざ痛の原因となる「変形性ひざ関節症」が専門で、「ひざ痛」を訴えて来院する患者さんと日々接している。ひざに痛みをかかえる中高年のうち、変形性ひざ関節症にかかっている人は、東京大学の調査によると2,530万人、そのうち女性は1,670万人、男性860万人。40歳以上で関節の不調を訴える人の割合をみても、6割を女性が占める。「患者さんに女性が圧倒的に多いのは、筋肉がやせてくるタイミングで閉経することが原因と考えられます。閉経後、ほとんどの方が太ってくるのでひざに負担がかかりやすくなる。50代から患者数が急激に増えてきます」(戸田院長・以下同)人間は筋肉の衰えをそのままにしておくと、20歳ごろをピークとして1年ごとに1%ずつ、筋肉が減っていくといわれている。筋トレをしないまま70歳を迎えると、筋肉は20歳のときの半分(50%)になってしまう。足の筋肉が衰えると、ひざを伸ばす筋力が弱くなる。ひざが十分に伸びないと、歩行姿勢もひざに負担がかかりやすいものになってしまうという。「患者さんに『ひざによい食べ物は何ですか?』と聞かれて、私がすすめるのは納豆・鶏のむね肉・ブロッコリーです。納豆に豊富に含まれるビタミンKはカルシウムを骨につけるタンパク質の合成に不可欠。鶏肉はタンパク質が豊富。ブロッコリーにはひざの炎症を抑える『スルフォラファン』が含まれます。診察をしていると、ひざが悪い人には、どうも納豆や鶏肉が苦手、という人が多いようです」また、ひざ痛を招きやすいのが肥満。階段を下りるとき、ひざには体重の5~6倍もの負担がかかるという。カロリーを摂取した量と時刻を記録するレコーディングダイエットを戸田院長は推奨する。3カ月継続できれば、3~4キロは減量でき、ひざへの負担が軽くなり、痛みが和らぐそうだ。「痛いからと活動範囲を制限するより、サポーターを積極的に活用しましょう。痛む箇所を『締め付ける』のがポイント。はくタイプより巻くタイプがおすすめです」自分の足で歩き続けるために、ひざに優しい生活を心がけよう!
2019年04月11日日本人の平均寿命は延び続け、’17年には男性が81.09歳、女性が87.26歳となり、100歳を超える人も年々増え続けている。人生100年時代が到来したが、いつまでも自立して暮らせているわけではない。平均寿命と健康寿命の差をみると、男性は8.95歳、女性は12.47歳。健康寿命を左右するカギを握るのが“ひざ”のコンディションにあるという。「“ひざの痛み”を訴える中高年は2,800万人いると推計されています。自分の足で歩けなくなると、介護が必要になるだけでなく、積極的に外に出て人と関わろうという気力も失われて、どんどん心と体が弱っていきます。認知症のリスクも高まります。そのように自立を奪う最大の要因が“ひざ痛”です。ひざの痛みを克服して、“100歳まで歩けるひざ”を作ることが、寝たきりになることを防ぎ、健康寿命を延ばす秘訣なのです」そう話すのは、『100歳まで自分の力で歩ける「ひざ」のつくり方』(アルファポリス)の著者で戸田リウマチ科クリニック(大阪府吹田市)の戸田佳孝院長。戸田院長は、ひざ痛の原因となる「変形性ひざ関節症」が専門で、「ひざ痛」を訴えて来院する患者さんと日々接している。ひざに痛みをかかえる中高年のうち、変形性ひざ関節症にかかっている人は、東京大学の調査によると2,530万人、そのうち女性は1,670万人、男性860万人。40歳以上で関節の不調を訴える人の割合をみても、6割を女性が占める。「患者さんに女性が圧倒的に多いのは、筋肉がやせてくるタイミングで閉経することが原因と考えられます。閉経後、ほとんどの方が太ってくるのでひざに負担がかかりやすくなる。50代から患者数が急激に増えてきます」(戸田院長)そんなひざ痛をかかえる人たちの中で、自宅でのスキマ時間に手軽にできるツボ押しのほか「お灸」に注目が集まっている。ひざの周りの血の巡りを促すと、筋肉や腱が軟らかくなり痛みを和らげる。「痛みを感じると、その部位を守ろうとして緊張が起こり、周囲の筋肉を硬くしてしまいます。さらに、ひざの痛みが続くと、脳がその刺激を記憶して、痛みに対してより過激になってしまうことがあります。これらを解消するのに効果的なのがお灸です。即効性があり、気持ちがいいのでストレスなく継続できるお灸は、ひざ痛を和らげる選択肢としてぜひおすすめしたいですね」そう語るのは、東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷大智先生だ。お灸をするのに最適な時間帯は夜。血行がよくなるので、そのまま就寝するとぐっすり眠ることができるという。ひざ痛に特に効果が高い“奇跡のツボ”は3つ。その探し方は次のとおりだ。【梁丘】太もも前面にあるツボ。ひざの動きの改善に効果アリ1)右手親指を左ひざの皿の上、人さし指を皿の下に当てて、皿の位置を確認する。2)右手親指の指先に左手の薬指の指先を当てる。右手親指と左手薬指が一直線上に並ぶ。3)左手薬指を動かさず、中指、人さし指を添えて、指の幅3本分を測る。4)左手人さし指の横に右手親指を添える。5)押すとズーンと響く感じがあればそこが梁丘だ。※反対の足のツボの探し方も同様(以下同)。【陰陵線】ひざ下の内側にあるツボ。血流をよくし、痛みを和らげる1)左手の人さし指から薬指までをそろえ、左足脛骨内側にある丸いでっぱりの上に置く。2)左手薬指のそばに右手人さし指を当ててツボを探す(脛骨のでっぱりのすぐ下を探すのがコツ)。3)右手人さし指でぐっと押したときにズーンと響くところが陰陵線。【三陰交】くるぶしの上のほうにあるツボ。ひざ下の冷えを改善1)左手人さし指で左足の内くるぶしを探り、でっぱりに触れたら上側の端を確認。2)内くるぶしの上端に右手の小指を当て、小指から人さし指まで指の幅4本分を測る。3)くるぶしの上に当てた4本指の隣に、左手の人さし指の先を置き探る。4)腓骨のきわに当たる部分が三陰交。左手人さし指でぐっと押すと、足全体にズーンといちばん響く箇所を探す。「特に三陰交は女性の体のトラブル全般に効果があるツボで、ひざ下の冷えがある人におすすめです。閉経後の下肢のだるさがとれ、活力がわいてきます」(粕谷先生)お灸というと、火や煙が気になるという人もいるが、市販のお灸にはさまざまなタイプがある。火を使わないものまであるので、その効果を一度試してみては。
2019年04月11日日本人の平均寿命は延び続け、’17年には男性が81.09歳、女性が87.26歳となり、100歳を超える人も年々増え続けている。人生100年時代が到来したが、いつまでも自立して暮らせているわけではない。平均寿命と健康寿命の差をみると、男性は8.95歳、女性は12.47歳。健康寿命を左右するカギを握るのが“ひざ”のコンディションにあるという。「“ひざの痛み”を訴える中高年は2,800万人いると推計されています。自分の足で歩けなくなると、介護が必要になるだけでなく、積極的に外に出て人と関わろうという気力も失われて、どんどん心と体が弱っていきます。認知症のリスクも高まります。そのように自立を奪う最大の要因が“ひざ痛”です。ひざの痛みを克服して、“100歳まで歩けるひざ”を作ることが、寝たきりになることを防ぎ、健康寿命を延ばす秘訣なのです」そう話すのは、『100歳まで自分の力で歩ける「ひざ」のつくり方』(アルファポリス)の著者で戸田リウマチ科クリニック(大阪府吹田市)の戸田佳孝院長。戸田院長は、ひざ痛の原因となる「変形性ひざ関節症」が専門で、「ひざ痛」を訴えて来院する患者さんと日々接している。ひざに痛みをかかえる中高年のうち、変形性ひざ関節症にかかっている人は、東京大学の調査によると2,530万人、そのうち女性は1,670万人、男性860万人。40歳以上で関節の不調を訴える人の割合をみても、6割を女性が占める。「患者さんに女性が圧倒的に多いのは、筋肉がやせてくるタイミングで閉経することが原因と考えられます。閉経後、ほとんどの方が太ってくるのでひざに負担がかかりやすくなる。50代から患者数が急激に増えてきます」(戸田院長・以下同)人間は筋肉の衰えをそのままにしておくと、20歳ごろをピークとして1年ごとに1%ずつ、筋肉が減っていくといわれている。筋トレをしないまま70歳を迎えると、筋肉は20歳のときの半分(50%)になってしまう。足の筋肉が衰えると、ひざを伸ばす筋力が弱くなる。ひざが十分に伸びないと、歩行姿勢もひざに負担がかかりやすいものになってしまうという。だが、やみくもにスクワットやウオーキングをすればいいというわけではなく、大事なのはひざを守る筋肉のトレーニングとストレッチをきちんと行うことだそう。そこで、戸田院長が考案し、多くの人の“ひざ痛み”を解消させた、「ひざトレ」のなかから、「強いひざを作る筋トレ」を紹介。※トレーニングは痛みを感じたら無理をしないよう注意。まずは太もも前面の筋肉「大腿四頭筋」を鍛える筋トレ。ひざ痛に悩むすべての人はもちろん、太ももの筋肉を衰えさせないために、痛みがひどくなくても取り組みたい。【太もも前面のトレーニング】椅子に座った状態から片方の足を上げて、ひざを10秒間伸ばし、その後2秒かけて下ろす。左右5回ずつ繰り返す(ひざが痛む人は、上げられるところまで上げる)。これを毎日行う。【太もも内側のトレーニング】椅子に座った状態で片方の足を上げてひざを伸ばし、内側にひねって3秒間止める(太ももの内側が少し痛いくらいの強度)。反対側の足も同様に、それぞれ毎日5セット行う。「大腿四頭筋が衰えると、歩くときにひざが曲がった状態になります。地面からの反発力がすべてひざにかかるので、半月板を損傷して痛みが出るのです。この大腿四頭筋を鍛えるには、椅子に座った状態からひざを伸ばして止める、この筋トレを繰り返しましょう」一見地味なトレーニングだが、いまはひざに痛みを感じていない“ひざ痛予備群”の人もぜひ実践してほしいと戸田院長は話す。さらに、ももの外側を鍛えるのは、壁に沿って立ち、足を後ろ斜めに上げる「壁つき足上げ」。椅子に座った「ひざトレ」を応用して、足を反対側の方向にひねって3秒止めるとももの内側を鍛えることができる。【太もも外側のトレーニング】片方の手を壁について、反対側の足を斜め後ろに上げ、1秒間止める。これを1回15セット繰り返すことから始めて、徐々に回数を増やしていく(30回が目標)。反対側の足も同様に、毎日行う。最後に、“伸ばす”と“鍛える”を同時にできるのが、体重計を用いたエクササイズ。【ひざ裏のトレーニング】1)トイレットペーパーが押しつぶされないように、芯にスプレー缶などを入れ、体重計にのせる。お尻を浮かさないように、ひざを伸ばしながら、ひざの裏でトイレットペーパーを思いっきり下に5秒間押し付け、最大の数値を記録する(例16.5kg)2)1の数値の80%(例13.2kg)の力の入れ方を把握する。3)枕やバスタオルをひざの下に置き、80%の力で押さえつける。1セット30回、1日2~3セットを、週に3~4日行う。「足を伸ばしながら、“8割の力”でひざの上でトイレットペーパーを5秒間押し込みましょう。この筋トレを続けると、大腿四頭筋が鍛えられるうえ、ひざが曲がって固まってしまう状態になるのを防ぐ効果があります」毎月続けることが“100歳まで自分の足で歩けるひざ”の実現につながっていく!
2019年04月10日日本人の平均寿命は延び続け、’17年には男性が81.09歳、女性が87.26歳となり、100歳を超える人も年々増え続けている。人生100年時代が到来したが、いつまでも自立して暮らせているわけではない。平均寿命と健康寿命の差をみると、男性は8.95歳、女性は12.47歳。健康寿命を左右するカギを握るのが“ひざ”のコンディションにあるという。「“ひざの痛み”を訴える中高年は2,800万人いると推計されています。自分の足で歩けなくなると、介護が必要になるだけでなく、積極的に外に出て人と関わろうという気力も失われて、どんどん心と体が弱っていきます。認知症のリスクも高まります。そのように自立を奪う最大の要因が“ひざ痛”です。ひざの痛みを克服して、“100歳まで歩けるひざ”を作ることが、寝たきりになることを防ぎ、健康寿命を延ばす秘訣なのです」そう話すのは、『100歳まで自分の力で歩ける「ひざ」のつくり方』(アルファポリス)の著者で戸田リウマチ科クリニック(大阪府吹田市)の戸田佳孝院長。戸田院長は、ひざ痛の原因となる「変形性ひざ関節症」が専門で、「ひざ痛」を訴えて来院する患者さんと日々接している。ひざに痛みをかかえる中高年のうち、変形性ひざ関節症にかかっている人は、東京大学の調査によると2,530万人、そのうち女性は1,670万人、男性860万人。40歳以上で関節の不調を訴える人の割合をみても、6割を女性が占める。「患者さんに女性が圧倒的に多いのは、筋肉がやせてくるタイミングで閉経することが原因と考えられます。閉経後、ほとんどの方が太ってくるのでひざに負担がかかりやすくなる。50代から患者数が急激に増えてきます」(戸田院長・以下同)人間は筋肉の衰えをそのままにしておくと、20歳ごろをピークとして1年ごとに1%ずつ、筋肉が減っていくといわれている。筋トレをしないまま70歳を迎えると、筋肉は20歳のときの半分(50%)になってしまう。足の筋肉が衰えると、ひざを伸ばす筋力が弱くなる。ひざが十分に伸びないと、歩行姿勢もひざに負担がかかりやすいものになってしまうという。だが、やみくもにスクワットやウオーキングをすればいいというわけではなく、大事なのはひざを守る筋肉のトレーニングとストレッチをきちんと行うことだそう。そこで、戸田院長が考案し、多くの人の“ひざ痛み”を解消させた、「ひざトレ」のなかから、「ひざの痛みを和らげるストレッチ」を紹介。※ストレッチは痛みを感じたら無理をしないよう注意。【ひざを曲げるストレッチ】足を伸ばして床に座り、片方のひざを抱えて胸のほうに引き寄せる。10秒キープ。反対側も同様に、それぞれ3セットずつ行う。【ひざを伸ばすストレッチ】海苔の缶くらいの直径の筒状のものをふくらはぎの内側で上下数センチ転がす。2分間続ける。※反対側も同様に。缶の中心がふくらはぎの内側に当たるようにする。【鵞足のストレッチ】鵞足=ひざの内側を後ろから前に斜めに走る、ひざを曲げる筋肉。流れに沿って、親指で圧を加えながら伸ばすようにストレッチ。【内側側副靱帯のストレッチ】内側側副靱帯=ひざの内側を縦に走る靱帯。ひざの横揺れを防ぐ。内側側副靱帯の流れに沿って、太ももから足先の方向へ圧を加えながら引き延ばす。ひざのストレッチの基本は「曲げるストレッチ」と「伸ばすストレッチ」。海苔缶などを用いた「伸ばすストレッチ」では、ふくらはぎの内側に海苔缶が接するように行うのがコツ。これらを続けると、太ももとふくらはぎの筋肉がしっかり動くようになるという。「ほかに、痛みの出る方向に押すことで筋肉や腱を軟らかくして、痛みを感じにくくする『痛点ストレッチ』も有効です。ひざの内側を後ろから斜めに走る筋肉の集合体『鵞足』と、『内側側副靱帯』を押して伸ばす方法を起床時と寝る前に行い、慣れてきたら三度の食事後も行い、1日5回を目標にしましょう」
2019年04月10日日本人の平均寿命は延び続け、’17年には男性が81.09歳、女性が87.26歳となり、100歳を超える人も年々増え続けている。人生100年時代が到来したが、いつまでも自立して暮らせているわけではない。平均寿命と健康寿命の差をみると、男性は8.95歳、女性は12.47歳。健康寿命を左右するカギを握るのが“ひざ”のコンディションにあるという。「“ひざの痛み”を訴える中高年は2,800万人いると推計されています。自分の足で歩けなくなると、介護が必要になるだけでなく、積極的に外に出て人と関わろうという気力も失われて、どんどん心と体が弱っていきます。認知症のリスクも高まります。そのように自立を奪う最大の要因が“ひざ痛”です。ひざの痛みを克服して、“100歳まで歩けるひざ”を作ることが、寝たきりになることを防ぎ、健康寿命を延ばす秘訣なのです」そう話すのは、『100歳まで自分の力で歩ける「ひざ」のつくり方』(アルファポリス)の著者で戸田リウマチ科クリニック(大阪府吹田市)の戸田佳孝院長。戸田院長は、ひざ痛の原因となる「変形性ひざ関節症」が専門で、「ひざ痛」を訴えて来院する患者さんと日々接している。「年齢とともに足の筋肉がやせ衰えると、歩く速度が遅くなります。外出や、トイレなどに自力で行く生活が難しくなり、転倒による骨折、その後寝たきりになってしまうリスクも高まります。加齢による筋力の低下を『サルコペニア(筋機能低下症候群)』といい、『変形性ひざ関節症』の進行は、足の筋肉の衰えと密接に関係しています」(戸田院長・以下同)“ひざ痛”の大半を占める「変形性ひざ関節症」は次のようにして起こる。加齢とともにひざ軟骨の量が減ってくると、半月板が割れる。割れた半月板の破片が横にはみ出して、神経が通る「側副靱帯」を圧迫してしまうと、階段の上り下りがつらい、朝起きたときにひざが痛むといった“ひざ痛”が現れてくる。半月板が飛び出さないように、ひざの内側に骨の堤防ができる。これを「骨棘」といい、エックス線撮影で骨棘が確認されると、「変形性ひざ関節症」と診断される。戸田院長が警鐘を鳴らすのは、この時点で医師からすぐに手術を勧められることだという。「割れた半月板を摘出する手術を勧められることが多いのですが、実際には割れた半月板を摘出しても残っていた半月板がまた割れて骨のすり減りが早くなり、痛みが再発することが多いのです。ひざ痛の最大のリスクは“肥満”です。太りすぎに注意しながら、ストレッチや筋トレをする「ひざトレ」を行うことで、半月板が損傷しても痛みが現れない強いひざができます。半月板の異常は、加齢とともに多くの人に出てくるものです。50歳以上の人がMRI(磁気共鳴画像)を撮って『半月板が割れています』と言われたとしても、それは『顔に小じわが出てきましたね』(笑)というのと同じぐらいに捉えていいのです」
2019年04月10日日本人の平均寿命は延び続け、’17年には男性が81.09歳、女性が87.26歳となり、100歳を超える人も年々増え続けている。人生100年時代が到来したが、いつまでも自立して暮らせているわけではない。平均寿命と健康寿命の差をみると、男性は8.95歳、女性は12.47歳。健康寿命を左右するカギを握るのが“ひざ”のコンディションにあるという。「“ひざの痛み”を訴える中高年は2,800万人いると推計されています。自分の足で歩けなくなると、介護が必要になるだけでなく、積極的に外に出て人と関わろうという気力も失われて、どんどん心と体が弱っていきます。認知症のリスクも高まります。そのように自立を奪う最大の要因が“ひざ痛”です。ひざの痛みを克服して、“100歳まで歩けるひざ”を作ることが、寝たきりになることを防ぎ、健康寿命を延ばす秘訣なのです」そう話すのは、『100歳まで自分の力で歩ける「ひざ」のつくり方』(アルファポリス)の著者で戸田リウマチ科クリニック(大阪府吹田市)の戸田佳孝院長。戸田院長は、ひざ痛の原因となる「変形性ひざ関節症」が専門で、「ひざ痛」を訴えて来院する患者さんと日々接している。「年齢とともに足の筋肉がやせ衰えると、歩く速度が遅くなります。外出や、トイレなどに自力で行く生活が難しくなり、転倒による骨折、その後寝たきりになってしまうリスクも高まります。加齢による筋力の低下を『サルコペニア(筋機能低下症候群)』といい、『変形性ひざ関節症』の進行は、足の筋肉の衰えと密接に関係しています」(戸田院長・以下同)生活環境やこれまでの習慣も、ひざの状態に大きく関係してくる。次のチェックリストの1~7のうち2つ以上当てはまれば「変形性ひざ関節症」の予備群。8~11は「変形性ひざ関節症」の進行度の目安だ。【1】50歳以上である【2】太っていて、健康診断で「肥満」と診断された【3】まっすぐ立つと、脚の形が「O脚」、もしくは「X脚」になっている【4】太ももの筋肉(大腿四頭筋)の衰えを実感している【5】運動が昔から苦手だ【6】ふだんの移動はほとんど車だ【7】鶏肉または納豆が嫌い【8】朝、床から起き上がるとき、ひざが痛む【9】椅子から立ち上がるとき、ひざが痛む【10】階段を上り下りするとき、ひざが痛む【11】ひざの曲げ伸ばしがしにくい【12】ひざが痛くて歩きにくいひざに痛みをかかえる中高年のうち、変形性ひざ関節症にかかっている人は、東京大学の調査によると2,530万人、そのうち女性は1,670万人、男性860万人。40歳以上で関節の不調を訴える人の割合をみても、6割を女性が占める。「患者さんに女性が圧倒的に多いのは、筋肉がやせてくるタイミングで閉経することが原因と考えられます。閉経後、ほとんどの方が太ってくるのでひざに負担がかかりやすくなる。50代から患者数が急激に増えてきます」人間は筋肉の衰えをそのままにしておくと、20歳ごろをピークとして1年ごとに1%ずつ、筋肉が減っていくといわれている。筋トレをしないまま70歳を迎えると、筋肉は20歳のときの半分(50%)になってしまう。足の筋肉が衰えると、ひざを伸ばす筋力が弱くなる。ひざが十分に伸びないと、歩行姿勢もひざに負担がかかりやすいものになってしまうという。要介護状態の一歩前、要支援になった原因(平成28年・厚生労働省調べ)をみても「関節疾患」が1位。自分の足で歩けなくなると、介護リスクも高まることがわかる。ひざを制する者は、健康寿命を制す!人生100年時代、健康寿命を延ばすためにも、ひざのコンディションを維持していこう。
2019年04月10日今年2019年は日本とフィンランドの国交樹立100周年。関連の音楽公演も数多く催されるが、メインイベントが5月、記念年の親善大使を務めるピアニスト舘野泉とラ・テンペスタ室内管弦楽団の来日公演だ(東京、札幌など全国5都市)。開催に先立ち、3月に東京・南麻布のフィンランド大使館で、舘野らが出席して、概要発表の記者懇親会が行われた。【チケット情報はこちら】舘野は現在82歳。50年以上もヘルシンキに住み、フィンランド政府から終身芸術家給与を授与された、まさに両国の文化交流を象徴する音楽家。「両国は音楽での繋がりが強い。シベリウスはじめフィンランドの音楽を早くから日本に紹介した指揮者の渡邉暁雄さんも今年が生誕100年。運命的なものを感じる」(舘野)5月25日(土)東京オペラシティでの東京公演は、舘野が弾く左手のピアノための協奏曲2曲を軸に、フィンランドの4曲と日本の1曲で構成されたプログラム。2002年、舘野は脳溢血で倒れた。右半身に麻痺が残ったが、2年後に「左手のピアニスト」として復活を遂げる。以降、彼のために、10か国の作曲家から100曲を超える左手用のピアノ作品が捧げられてきた。その一連の作品の中で最初に書かれた協奏曲が、今回も演奏されるペール・ヘンリク・ノルドグレンの「左手のためのピアノ協奏曲第3番~小泉八雲の『怪談』による《死体にまたがった男》」。舘野が2004年に初演したタイトルどおり小泉八雲の怪奇文学に基づく作品。「恐怖や絶望を深く表現しながら、最後は静かに、平和が何もかも飲み込んでゆくような美しい音楽。人間の持つさまざまな力を感じる」(舘野)もう1曲、熊本を拠点に活動する光永浩一郎の「左手ピアノと室内管弦楽のための《泉のコンセール》」は2017年初演。「とてもピアニスティックな作品を書く人。ピアノに惚れ込んでいて、まるでピアノが彼の人生の一部。熊本の震災の直前に依頼し、震災を挟んで完成した作品には、混乱や苦痛、絶望も描かれるが、最後には明るい、生きる希望に変わる。それが見える音楽」(舘野)弦楽オーケストラ『ラ・テンペスタ』は3度目の来日。舘野とともに会見にも出席した息子ヤンネ舘野が、1997年にヘルシンキ音楽院の同級生たちとともに創設。卒業後も各自の仕事の合間を縫って活動を続けているが、今回のツアー資金をクラウドファンディング Readyfor.jpで募るなど苦労も多い。そんな彼らに「若い人たちの心意気を感じる」とうれしそうに語る舘野は父親の顔だ。舘野が館長を務める南相馬市民会館で、東日本大震災後に外来オーケストラとして初めて公演したのは彼らだったという。今回、光永作品のみ日本の管楽器奏者10人が加わる。なお、4月14日(日)には、この日の会見が行なわれたフィンランド大使館が初めて一般公開されるイベント「Feel Finland」(要事前登録)がある。公演ともども、100年の友好を体感するチャンス!取材・文:宮本明
2019年04月05日生涯基礎化粧品「ドモホルンリンクル」を製造・販売する株式会社 再春館製薬所は、人生100年時代の今、年齢とともに美しく豊かであり続ける「100年キレイ」を応援するため、4月3日~4月8日の6日間、「ジャスマック青山」(東京都港区南青山)にて、「100年キレイミュージアム(100nen Kirei Museum)」をオープン。会場では、世界三大美女の“美”の秘訣とされた食材からインスピレーションを受けた限定美容メニューや、写真でひも解く「平成までの“美の歴史”年表」、さらには女優や文化人が語る「美しさ」をテーマとしたトークショーや最新機器を用いたお肌診断など、さまざまな“これからのキレイ”のヒントが得られるコンテンツを楽しめます。オープンに先駆け行われたメディア内覧会には、スペシャルゲストのアン ミカさんが登場。女性の美しさについてを語ってくださいました。「100年キレイミュージアム(100nen Kirei Museum)」開催4月3日「しみキレイ」の日、4月8日「しわキレイ」の日記念日制定撮影:GODMake.(株)再春館製薬所は、「100年キレイ」を応援するミュージアムの開催初日と最終日である4月3日、8日を「しみキレイ」の日、「しわキレイ」の日記念日として制定し、「人生100年時代」のキレイについて考える機会を提供。ミュージアム開催を記念して行われた、ドモホルンリンクル「100年キレイミュージアム」メディア内覧会には、モデル/タレントのアン ミカさんが登場。漢方の考え方をベースとしているドモホルンリンクルについて、「まず、成分に驚きました。それぞれの工程に応じた和漢植物を使っているんです。偉そうですが、自分が使って良かったものしか、お仕事はお受けしないんです」と、漢方養生指導士としても活躍しているアン ミカさんならでは視点で絶賛しました。アン ミカ「『100年キレイ』は女性の理想」撮影:GODMake.今回のテーマである「100年キレイ」について問われると、「100年キレイは、女性としては目指したい言葉、理想です。キレイは色々な価値感があると思うんですね。若い時は若々しいエネルギーや勢いのある美しさ。30代40代では、物事に迷ったり悩んだりして生まれる自分なりの美しさ。そして年を重ねたら年輪のある内側から生まれる美しさなど、その世代の美しさがありますよね」と回答。そして、「私が目指したいのは、今をワクワクすること。将来への不安や過去への後悔に捕らわれるのではなく、今を楽しむことで、内からの美しさを表現していきたい」と、彼女らしいポジティブな考えを続けます。アン ミカが考える「キレイ」の作り方とは撮影:GODMake.次に、モデルもこなす抜群の美しさを誇るアン ミカさんに、「美しさの作り方」を問うと、下記の3つのお答えが。詳しくは、今年3月に発売されたばかりの書籍『アン ミカ流ポジティブ脳の作り方 365日毎日幸せに過ごすために(宝島社)』に記載があるそうです。①笑顔を無料でできる魔法の美容笑顔は自分の脳を前向きにするのみでなく、人へ連鎖する。②運が良い人は髪・肌・鏡・蛇口…などにツヤがある髪はキャンパス・顔は額縁。また、自分を見る鏡や生活空間がキレイに磨かれていることも重要。③肩の力を抜き心地良く過ごすこと頑張りすぎると3日坊主に。スキンケアは、お風呂場・洗面台・ソファーと自分の動くルートに置くことで、ドモホルンリンクルのように工程の多いスキンケアも持続可能。「100年キレイ」の時代。“平成”から“令和”へ変わる、新たな時代は「内からのキレイ」へ撮影:GODMake.最後に、元号の変化になぞらえて、新時代の目標について質問されると、「もちろん、これからも旦那さんとラブラブ!それから最初にも述べたように、その年なりの美しさ、心の充実、その年に起こる、嬉しいこと、楽しいこと、悲しいこと…すべてを受け入れ、内からのキレイを目指したい」とコメント。ドモホルンリンクル「100年キレイミュージアム」にて、過去のキレイを振り返り、これからのキレイを見つめ直す機会を作りませんか。「100年キレイミュージアム(100nen Kirei Museum)」コンテンツ1. ドモホルンリンクルが提案する“美しさ”を表現!漢方発想フラワーアレンジメント撮影:GODMake.ドモホルンリンクルのベースとなるのは、「植物などの自然界の生命力で秘められた本来の力を呼び覚まし、お肌の悩みに応える」という漢方の考え方。その場しのぎの一時的なものではなく、「自身に備わる力を信じて向き合い、その力を最大限に引き出し、“美しさ”や“キレイ”を叶える」ことが、ドモホルンリンクルの理想です。エントランスには、そんな世界観をより身近に感じられる、日比谷花壇監修の和漢原料+フラワーアレンジメントが彩られています。2. 新元号を前に!古くは平安からの“美人の特徴”をひも解く「美女史」と写真で振り返る「近代~平成の女性美100年史」撮影:GODMake.1階奥のフロアには、時代を彩った日本の美女史、そして大正から現在までの女性の“美しさ”の変遷を、化粧文化研究家の山村博美さんの監修により、年表形式で振り返るパネルが。ぜひゆっくりと、それぞれの時代の“美”と向き合ってみてはいかがでしょうか。3. 歴史に学ぶ、史上三大美女の“美の源”?ドリンク+幻の美容食材アレンジメニュー実食撮影:GODMake.地下1階へ降りると、絶世の美女として名高い、クレオパトラ・楊貴妃・小野小町がそれぞれ好んで食べていたとされる食材からインスピレーションを受けたオリジナルドリンクが。アン ミカさんが中でも注目したのは、楊貴妃をイメージした「白キクラゲとライチソーダ」。アン ミカさん曰く、白キクラゲの歯ごたえがとても美味しいとこのこと。その他、「未来の美」を叶える食材として、再春館製薬所の最新研究で「シミやシワを抑制する(※)」効果を持つことが明らかになった、幻の花「不知火菊(しらぬいぎく)」のお茶を使った「“令和”クッキー」も用意。※2018年12月「Experimental Dermatology」(電子版)に掲載監修は、レシピ本代表作『作ってあげたい彼ごはん』をはじめ、著書累計400万部を超える人気料理研究家SHIORIさん。会場でしか味わえない幻の美容セットメニューは必見です。4. 最新機器でお肌の状態をチェック!肌診断体験/ドモホルンリンクルお試しコーナー撮影:GODMake.地下フロアの奥へと進むと、百貨店カウンターなどではなかなか計測できない専門機器で、肌の“土台”の体力測定ができるコーナーも。「ハリ肌」のために必要な、真皮層のコラーゲンとエラスチンの密度を超音波測定することで、自分が本来兼ね備えている、肌体力(※)が分かります。※紫外線などの影響を受けにくい「二の腕の内側」で計測また、お手元でドモホルンリンクル8点すべてを自由に試せるほか、「無料お試しセット」のお申込みも可能。5. あるべき「美の形」について、女優や文化人など…スペシャリストが語る!初日の4月3日と最終日の4月8日、週末土日の計4日間、今回のメニュー監修をしたSHIORIさんに加え、宝島社ファッション誌「GLOW」ゆかりの女優や文化人など、現代の美のスペシャリストたちによる、「美の秘訣」はもちろん、「美しさの“本質”とは」「キレイを構成する、気持ちや内面の重要さ」など、多岐に渡った“美”や“キレイ”についてのスペシャルトークセッションを開催。4月3日(水)18:00~ 原 沙知絵さん(女優)4月6日(土)14:00~ 湯山玲子さん(著述家、プロデューサー)4月7日(日)14:00~ SHIORIさん(料理家)4月8日(月)18:00~ 霧島れいかさん(女優)<来場者全員に非売品アイテムプレゼント>来場の方全員にドモホルンリンクル 特製ハンドクリーム(非売品/25g)をプレゼント。100年キレイミュージアム(100nen Kirei Museum)概要【開催期間】2019年4月3日(水)~4月8日(月)ドモホルンリンクル「しみキレイ」の日 ~ ドモホルンリンクル「しわキレイ」の日※日本記念日協会認定【オープン時間】11:00~19:00【会場】JASMAC AOYAMA(ジャスマック青山) 〒107-0062 東京都港区南青山4丁目11-1【入場料】無料(予約不要)「100年キレイミュージアム」公式サイト
2019年04月03日人生100年時代といわれています。今後日本では少子高齢化が進み、これまで当たり前に受けてきた企業や国からのサポートが手薄になる可能性があります。ですから、老後の備えをするために「資産運用」をする必要があります。しかし、資産運用の種類は多くあるので、初心者の方は「どの資産運用を選べばいいのだろう?」と迷われるでしょう。そこで、初心者の方におすすめの資産運用法を6つ厳選し、特徴やリスクについて詳しく解説していきます。銀行預金と投資の違い三菱UFJ国際投信銘柄の組み合わせは以下のようになっています。三菱UFJ国際投信資産運用まとめ今回は次の6つの資産運用について特徴やリスクについて解説しました。預金国内債券外国債券国内株式外国株式投資信託初心者の方には、幅広く分散投資できるバランス型の投資信託で資産運用を始めることをオススメします。そして、慣れてきたら資産運用の目的や目標に応じて、株式や債券を組み合わせていくようにしましょう。この記事が資産運用を始めるきっかけになれば幸いです。
2019年03月25日かつての清純派のイメージから、気がつけば演技派と呼ばれる女優へと成長し、ゆるぎない存在感を印象づけている夏帆さん。女優人生15年の思いや葛藤を語ります!――芸能界入りしたのが12歳で、その翌年にドラマデビューされているので女優業は15年目ですね。今改めて15年という数字を聞くと、なかなか経ちましたね。人生の半分以上、この仕事をしているってことですから。――最新主演映画『きばいやんせ!私』で演じた貴子のように壁にぶつかったり、悩んだり葛藤したり、という時期はありましたか?もちろん15年ですので、いろいろありますよね。その中でも20代前半の時に、大きく思い悩んだことがありました。役者としてこの先のことを考えた時、すごく不安になったんです。というのも、10代前半からありがたいことにとても順調にこの仕事をしてきて、仕事があるのが当たり前だと思っていたんですね。仕事を続けていくということに何の疑いもないというか、あまりにも自分の生活に馴染みすぎていたんでしょうね。でもある時、求められないとこの仕事は続けられないんだ、と当たり前のことですが、気づいてしまった。その時、今の自分が特別秀でた何かを持っているわけではない、この先もう求められないかもしれない…と悩みました。他の仕事をしようかと考えたこともあったんですが、興味のあることが見つけられなかったし、なにより、この仕事ができないって考えた時にすごく落ち込んだ自分にびっくりしたんです。それまでは役者なんていつ辞めてもいいやなんて思っていたのに、いつの間にか変わっている自分がいて。――悩んだ時はどうやって持ち直しているんでしょう?それって、何をしてもダメなような気がするんです。自分で自分の思考を変えない限り。たとえば、ストレス発散でお酒を誰かと飲みに行ったとしても、家に帰ればまた一人になって気持ちは戻るじゃないですか。でもそう思いながらも、私はわりと周りにいる人に相談して助けてもらうことが多いかもしれません。ただ、落ちてる時こそ自分が変わるきっかけだと思うんです。人は自分が辛い状況にならないと変わろうとしない。ダメになって初めてダメなことに気づき、考えて変わろうとするんです。だから、落ちてる時はチャンス。これもいろんな経験をして、最近そう思えるようになりました。――いろんな壁を乗り越えたからこそ、個性的な役柄に次々に挑戦するようになり、清純派のイメージから演技派と言われるまでになったのかな、と納得しました。う~ん、決められたイメージの中で仕事をしていくことが少し窮屈に感じていたというのはありますが、戦略的にあえて違う役を選んでいたというわけでもなくて。その時に興味のある役を前向きに選んで挑んでいたら、気がついたらこういうふうになっていた。20代になると自分の意見を言えるようになり、役も自分で選ぶようになったことで変わってきたのかな。――記憶に新しいところでいえば『海街diary』では4人姉妹の一人としての立ち位置が絶妙で、その演技力に感服し、『友罪』では昔の恋人から脅されDVを受け続けている女性を熱演されて衝撃的でした。毎回印象が変わるので、次の役がいつも楽しみです。もしかしたらデビュー当時から見てくださっている方はすごく驚いたかもしれないけど、こういう役はやらないよね、こんな作品には出ないよね、って思われたくなかったし、仕事の幅を狭めてしまうのがイヤだった。だから毎回役がかぶらないように気にはしています。その結果、今は自分のやりたいことができているので楽しいです。――夏帆さんにとって、役者業とはなんですか?20代になってからさらに、仕事という意識が強くなりましたね。でも、芸能界に入った当初はお芝居をするなんて思ってもいなかったので、気がついたら役者になっていたって感じかな。――この先、どんな役者を目指していますか?計画を立てて何かをするのが苦手で、何事においても目標とかを決めずに始めるタイプなんです。でも、その時どきに求められる役者ではありたい。もちろん制作側からもそうですが、作品を作っても観てもらわなければ意味がないので、劇場に足を運びたいと思ってもらえるように、常に興味を持ってもらえる役者でありたいと思います。かほ1991年6月30日生まれ、東京都出身。12歳でスカウトされ、翌年に女優デビュー。2007年、主演映画『天然コケッコー』で日本アカデミー賞はじめ数々の新人賞を受賞し、その後の主演映画『東京少女』『うた魂』『砂時計』で一気に人気女優へと成長。近年では映画『海街diary』で、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞し、話題に。ワンピース¥48,000(オーラリー TEL:03・6427・7141)その他はスタイリスト私物『きばいやんせ!私』不倫騒ぎで週刊誌に叩かれて左遷された、女子アナの貴子。仕事にやる気も目標も見出せないまま、投げやりな日々を送っていた。ある時、命じられたのは、本土最南端の町・鹿児島県南大隅町に伝わる祭りの取材。町の人たちの熱い思いや、幼少期の思い出によって、今の自分を見つめ直す羽目になるが…。映画『きばいやんせ!私』の監督は武正晴、主演は夏帆、出演は太賀ほか。3月9日より全国ロードショー。※『anan』2019年3月6日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・清水奈緒美ヘア&メイク・成田祥子インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2019年03月03日