アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。新しい薬を追加してから初めての通院。全身を黒のワントーンでまとめてオシャレをしていて、もしかしたら薬の効果かも? と思ったのもつかの間……。外食に行っても自分が何を食べているのかがわからず、移動中もずっとトイレに行きたがるなど、気になる症状はそのまま続いていたのでした。「いつもの場所」を忘れてしまう…やらなくては思いつつ、先延ばしになっていた銀行の手続きと掃除をするため、姉妹そろって実家へ向かいました。銀行の手続きは、お姉さんの手厚いサポートもあり無事に終了したのですが、実家の掃除で問題が発覚。糖尿病を患う母・あーちゃんの部屋に、なぜか大量のお菓子があって……。この日、フロア係にじっと見つめられながら、印鑑登録の変更手続きが完了。あーちゃんの財産を狙うたんたんと手続きしてしまわないよう、次は娘に相談するように伝えます。※たんたん:ワフウフの実父(あーちゃんの夫)姉妹で相談して「刷り込み教育」を実施することに。刷り込み教育を受けたあーちゃんの反応……。全部あーちゃんから聞いた話ですけど……。勝手にいろいろな手続きをしないよう、今回もメモを残すことに。少し前まで、ひんぱんにメモをとる姿を見かけていましたが、今はさっぱり……。大事なことなので、メモに加えて口頭でも伝えておきます。しかし、内容を確認するために「いつもの場所」から移動させてしまいます。「いつもの場所」からメモを動かさないように強く言うのですが……。メモの場所ではなく、内容がわからなくなってしまったようです……。いつもの通院に合わせて、実印登録の変更手続きをしに行きました。フロアご案内係の人からの視線を感じ続けていましたが、あーちゃんのお金をたんたんに奪われないためには必要な手続きなので、やるしかありません。そして、ついでにたんたんの悪事を刷り込んでおきましたが、まるで初めて聞いたかの反応を示していました。全部あーちゃんから聞いた話なんですけどね。ほんの少し前までは、何かあるとすぐにメモをしていたあーちゃん。しかし、もう「メモを取った」ということを忘れてしまうようになり、その意味がなくなってしまいました。そのため、家の掃除をしたときに、大事なことを書いたメモの置き場所を決めたのですが……。しばらくすると、そのメモに書かれていることの意味を聞くために決まった場所から持ち出し、やがて「いつもの場所」自体を忘れてしまったのです。しかし、どこかでメモを目にすることもあるようで「通帳と印鑑って何のこと?」と、そのたびに意味を確認してくるように。「通帳と印鑑は娘たちが預かっている」というたったひと言のメモについて、一体何度説明したことか……。--------------本人に悪気がまったくないので、責めるわけにもいかないですが、何度も同じことを説明するのはストレスになりますよね。言い方によってはプライドを傷つけるかもれないと思うと、言葉選びも慎重にしなくてはいけません。しかし、メモの管理も難しくなってくる状況だと、貴重品の取り扱いも心配ですね……。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年12月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの気になる様子についてかかりつけの医師に相談したところ、新しい薬が追加されることになりました。どんな薬かとインターネットで調べてみると、中期以降の認知症に処方される薬のようでした。まだ診断を受けて半年足らずだというのに、思ったよりも早く進行している事実にショックを受けるのでした……。一体何を食べているの…?新しく薬が追加されてから、最初の通院。毎回着ていたカーキのブラウスではなく、黒のワントーンコーデでオシャレになっていた母・あーちゃん。もしかして、新しい薬が効いている?と淡い期待を抱いたものの、外食をすれば「これ何?」の繰り返し、出先でも「トイレに行きたい」の無限ループ、さらに外出している目的もすっかり忘れていて、相変わらずのあーちゃんでした。銀行に到着すると、あーちゃんはやっぱり今日の目的を忘れていました。銀行のお姉さん、いろいろとありがとうございました……。再発行していたキャッシュカードがなくなっていることが発覚。その後、掃除をするため実家に向かい、まずは台所をチェック。予想どおり、使用感ゼロ。とりあえず、見えるところからどんどん片付けていきます。そこで、箱に隠してあったキャッシュカードを発見……!それはこっちのセリフ……。隠した理由は本人しかわからない……。実印を預けたことを忘れ、印鑑登録の変更をしていた……。しかも、たんたんと!※たんたん:ワフウフの実父(あーちゃんの夫)よりによって、あーちゃんの財産を狙うたんたんと手続きをするなんて……。悲しそうな表情はするけど、きっと怒られている理由はわかっていない……。そんな中、押し入れを開けると……。大量のお菓子を発見!あまりの衝撃に、姉妹で顔を見合わせます。あーちゃんは糖尿病も患っているのに……? お菓子……?延び延びになっていた銀行の手続きに向かった私たち。あーちゃんは、銀行のお姉さんに誘導されないと書類が書けない状態でしたが、なんとか手続きは終了。続いて掃除と失くしたらしいキャッシュカードの捜索のために、そのまま実家へ直行します。実家に入ってまずチェックしたのが台所。予想通り、まったく汚れていないので食事の用意はしていないと思われます。パンやバナナがあったので、そういった調理不要なものを食べているのか……? と、考えている時間はなく、すぐに部屋の掃除に着手。探していたキャッシュカードも無事に発見しました。そんな中、あーちゃんが勝手に実印登録の変更手続きをしていたことが発覚。次から次へと問題が出てきます……。さらに、片付けようと思って開けた押し入れの中に、大量のお菓子を発見! よく見ると、賞味期限が何年も切れているものもあります。そもそも、あーちゃんは糖尿病なので、お菓子が家にあるはずがないのですが……。これは、一体どういうことでしょう??--------------銀行の手続きが済んでひと段落だと思ったところで、大きな問題が発覚しましたね。隠していたお菓子を食べていたとしたら、糖尿病にも影響がありそうです。もしかして、自分に持病があることも忘れてしまったのでしょうか……? より管理が必要になってきますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年12月22日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。どこにいても、すぐに周りの人と打ち解けて、親しげに話している母・あーちゃん。しかし、あとで話していた内容を聞いてみると「さあ?」と、まったくわかっていないことも多々……。最近では、話を合わせるスキルも衰えてきたのか、とんちんかんな返事をすることも増えてきました。新しい薬の効果?あーちゃんに変化が…かかりつけの医師に最近のあーちゃんの様子を相談したところ、薬が新しく追加されることになりました。インターネットで調べてみると、どうやら中期以降の認知症に処方される薬のようで、まだ診断を受けてから半年もたっていないのに、想像以上に進行が早くてワフウフさんはショックを受けてしまいます。今日の通院コーデは、着慣れたカーキのブラウスではなく、シックなワントーンコーデ!言っていることは同じでも、表情がなんだか明るい!突然、先日亡くなった自分の妹について話しだしましたが、不仲の原因がたんたんになっていました……。※たんたん:ワフウフの実父(あーちゃんの夫)本当の不仲の原因は、あーちゃんの失言によるもの。まぁ、たんたんには罪がたくさんあるので、ついでに不仲になった原因になっておいてもらうことにします。通院を終え、腹ごしらえに向かった私たち。そこで、見るものすべてについて聞いてくるあーちゃん。何もわからないながらも、一応完食してくれました。食事を終え、一緒に実家のある駅まで行くと言うと、理由を聞かれてしまいました。銀行に行くのは納得してくれましたが、用件がわからないようです。お店を出る前にトイレに行きますが、目の前の洗面台にも気付いていない様子……。帰り道、電車の向かい側からあーちゃんを見ると、話しているのに表情は「無」でした。そして、最寄り駅に着いて早々に「トイレ」……。姉は怒りを必死にしずめながら、尿漏れパッドの装着を提案したのでした。結局、尿漏れパッドを装着するためにまた「トイレ」へ……。薬を追加してから初めての通院。「毎回ついてきてくれなくても大丈夫なのに」と、言っていることはいつもと変わらないあーちゃんですが、どことなく表情が明るいように感じました。さらに、季節に関係なく着続けていたカーキのブラウスから卒業し、全身を黒で統一したシックなコーデでオシャレまでしています。これは薬の効果なのか……!そしてこの日は、通院のついでに延び延びになっていた銀行の手続きをすることにしていました。ここ最近のガス代の請求金額から、おそらくもうあーちゃんは食事の支度はできていないと思った私たち姉妹は、ひとまず腹ごしらえをしようとごはん屋さんへ。しかし、メニューの写真を見ても実物のお料理を見ても、あーちゃんは自分が何を食べているのか理解できていないようでした。なんとか食事を終えて帰路に着きましたが、今度は「トイレに行きたい」の無限ループが始まりました。姉が尿漏れパッドを使うように言ってなんとかループが終わったものの、短時間で何度も行かれると、こちらのペースも乱されてしまいます。とはいえ、トイレの訴えをスルーするわけにもいかないので、困ったものです。--------------服装や表情など、新しい薬を追加してからあーちゃんに変化が見られるようになりましたね。これが薬の効果ならうれしいですが、自分が食べているものがわからなかったり、短時間のうちに何度もトイレに行ったりと、気になる行動もまだ続いています。この調子だと、必要な手続きは早めに済ませておくのが安心かもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年12月21日日々の生活に介護と育児の両立は、私にとってまるで綱渡りのような挑戦でした。私が体験した介護と育児のダブルケアの現実を率直にお伝えします。認知症と診断された父私の父が少しずつ日常生活に不安定さを見せ始め、医師から「認知症」の診断が下された瞬間、私たちの日常はがらりと変わりました。父は頼りにしていた存在であり、その変化は私たち家族にとって衝撃的でした。私は当時、小さな子どもを育てていました。育児自体が大変なのに、さらに父の介護が加わり、ストレスは日に日に増していきました。日中の育児、夜間の父のケア、そして仕事……。すべての責任を背負いながら、心身ともに疲弊していく過程がつらかったことを覚えています。介護と育児のダブルケア介護の道はトラブルや困難がつきものでした。施設探しの際には、安心できる場所を見つけることに難航しました。また、父の認知症の進行に伴う行動の変化や、医療面での問題にも直面。しかし、これらの問題に向き合い、解決策を模索することは、家族としての成長をもたらしました。困難な状況の中で、家族の絆も強化されたように感じます。兄弟姉妹や夫との協力が、私たちの日常を支えてくれました。認知症の父に対する理解と、子どもへの愛情を分けることは、私たちにとっての生きる力でした。最後の別れ父の最期が訪れた日は、私たちにとって忘れられない瞬間でした。病室には静けさが広がり、ただ時が過ぎるのを待つばかりでした。父は静かに息を引き取り、その瞬間、部屋には穏やかな平穏が広がったのです。私たちは手を取り合い、感謝の気持ちと深い悲しみに包まれました。父が苦しむことなく、家族の中で安らかに旅立てたことに、心からの感謝を捧げました。長い介護の道のりが終わり、父は苦しみから解放されました。その後、家族で父の遺体を整え、最後のお別れの準備をしました。心から感じる悲しみがありながらも、父への愛情と尊敬の気持ちが満ちていました。父の最期をみとることができたことは、家族全員にとって大きな誇りでした。葬儀の日、親戚や友人、父の友人たちが集まり、父の人生を称える言葉や思い出を分かち合いました。私たちは共に涙を流し、笑顔を見せながら、父の人生を祝福したのです。父が私たちに残してくれた思い出や教訓を胸に、私たちは前向きに生きる決意を固めました。まとめ介護と育児のダブルケアは大変な道のりでしたが、家族の絆とサポートが私たちを支えました。困難に立ち向かうことで、新たな力を見つけることができました。同じような状況にいる方々へ、希望と勇気を届けられたらと思います。文/桜井美咲※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月20日がんになっても元気に過ごしていた父ですが、あることをきっかけに一気に病状が悪化。ホスピスにも受け入れてもらえず、病院に入院することもできず、突然の自宅介護生活が始まりました。本人も家族も本当に過酷だった1カ月間の話です。がんでも元気だった父が一気に悪化父は3、4年ほど前にスキルス胃がん(胃壁を硬く厚くさせて広がっていくタイプの胃がんで、進行が早いと言われる病気)のステージ3と診断されました。運良く消化器系のがん治療の世界的権威とされる先生に出会い、治験(病気に効果が期待できる薬の候補を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験)による最先端の先進医療を受けることで、それまで通りに会社に通い、隔週の通院のみという生活を続けてきました。スキルス胃がんは生存率が低いがんと言われていましたが、父は一度手術をしたのみで、その後は本当に元気なままでした。しかし、コロナ禍の影響で海外の製薬工場で治療に必要な薬の生産がストップし、突然輸入されなくなってしまいました。薬を変更しましたが、それを機に父は一気に悪化。仕事をし、スポーツなども適度にしていた父ですが、そこからは一気に死に向かいました。ホスピスにも病院にも受け入れてもえない父は元々、最期は治療を受けていた病院のホスピス(死が迫っている患者とその家族の苦痛を最小限にすることを目的とするケア)に入る予定でした。しかしこんなに早く悪化するとは誰も予想していなかったため、まだ予約は取っていませんでした。コロナ禍の影響を受け、同じような立場の人が多くいるらしく、他のどのホスピスをあたっても空きはなし……。空いてもすでに予約で埋まっているとのことでした。どうしようもなくなり、病院側は移動による父の体の負担を考え、自宅の近くの大きな病院に紹介状を出しました。しかし、実際に行ってみるとそこも新型コロナウイルスの影響で満床。もはや絶体絶命となり、最終的には消去法で「自宅介護」となってしまいました。想像を絶した自宅介護自宅介護は、現実的には想像を絶するくらい家族の負担が大きく、うちは家族全員が休職しました。介護が始まるまでの数日間は分単位でタスクがあり、常に来訪者があるような状況。忙し過ぎて、そのときの記憶があまりありません。介護が始まり、毎日のように業者やケアマネジャーさん、看護師さんなどが訪ねて身の回りのことをやってくれましたが、1日のほとんどの時間を家族が診て、栄養を少しでも多くとらせ、マッサージや排泄の世話などもしなくてはいけません。父を移動させる際も毎回母が背負っていくなど、身体的負担も大きくありました。薬が使えなくなってから1カ月ほどで父は逝きましたが、骸骨のようになっていきながらも、ホスピスのような手厚い介護、穏やかな時間の中で逝けなかった本人もつからったと思います。現に最期の数日は、声を絞り出して「点滴をしてほしい」と伝え、看護師さんに何度も来てもらっていました。また、病院と違い、死亡確認に医師を呼ぶこと、死後の手続きやケアも自分たちでやらなくてはいけないことも家族の心の負担になった気がします。まとめ周りの人は、「自宅介護にしてくれてよかった。そのおかげで最期に会えた」と言ってくれましたが、当事者の立場からすると、やはりそのようなきれいごとにはなかなかなりません。本人が間違いなく最期まで苦しんだこと、介護をする家族は体を壊すくらいの負担があったこと、喧嘩も多発したこと……やはり、「これでよかった」とは思えないのが正直なところです。手厚い緩和治療を受けながら穏やかに逝ってほしかったというのが本音です。最大のミスは、まだ先だと思い込み、ホスピスの予約をしていなかったこと。「まだ先」という考えの甘さが今回の事態を招いてしまったと感じます。とはいえ、慣れ親しんだ自宅で最期を迎えられたので、そこだけは父も満足してくれたかもしれないと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。文/大東礼ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月19日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。整形外科を受診して、1カ月半ほど続いていた義母の体の痛みは、やはり圧迫骨折だったことが判明。しかし、痛みが出てから時間が経過してしまっているため、温存療法しかできないと言われてしまいました。仕方なく帰ろうとすると、義母が診察室で突然「立てない」と言いだして大慌て。車椅子を借りて、なんとか帰路に着きましたが、まる子さんにとってとんでもない重労働になりました……。介護福祉センターの資料を眺めていると…義母のためにと思って用意したベッドでしたが、そのせいで圧迫骨折をしたと義母に言われてしまったまる子さん。そこで、何をしても私のせいにされるなら、ハッキリと頼まれない限りはもう動かないと宣言したまる子さんは、小さなストレスが積み重なって、ブラック嫁モードに突入するのでした。いつもより生理が重く、動くのもひと苦労。体調が悪くても、義母からのお願いをスルーするわけにもいかず……。なんとか、おつかいを遂行。帰宅後、義母に状況を説明して、横になることに。しかし、容赦なく呼び出しコールが鳴り響きました……。今は、トイレさえひとりで行かれないと言って呼び出される状態。お風呂にも入りたい。でも歩けない。このままでは介護する側の身がもたないと思い、以前介護福祉センターでもらったパンフレットを読み直したところ『更新前に心身の状況や介護の必要の程度が変わった場合は、要介護状態区分の変更申請ができます』との記載を発見。早速、変更手続きをおこない、すぐに訪問調査員が来てくれました。なんだか期待できそう! 相談してみてよかった……。いつもより重い生理とたまりにたまったストレスのせいなのか、立ちくらみがひどく、棚や壁に寄りかかりながら仕事をこなしていたある日。具合が悪いからと、お世話セットを十分に整えてから横になると義母に伝えて、部屋で休んでいました。ちょうど夫も帰宅していたので、状況を話してバトンタッチ……したはずが。部屋で寝込む私を起こす、義母からの呼び出しコール。何回も呼んでいるのに、到着が遅いとご立腹です。どうやら夫は「どうせ大したことない」と、スルーしていた模様。仕事帰りで疲れているところ、お世話を任せて悪いとは思いますが、さすがに体調が悪いときくらいは休ませてほしいです。そんな八方ふさがりの状況で、何げなく1年前に介護福祉センターからもらった資料を読み返していたところ、「要介護区分の変更」という一文を発見! これだ! と思い、早速手続きをしたところ、運よく訪問調査員がすぐに来てくれました。前回よりもだいぶ状況が悪化していることもわかってもらえたようで、なんだか期待できそうです……!--------------介護をしている真っただ中で、資料をすみずみまで読んでいる余裕はないですよね。今回はたまたま見つけられたからよかったものの、知らずに過ごしている方もいるかもしれません。負担が大きくなってきたと感じたときは、プロの手を借りながら少しでもラクに介護と向き合えるよう、さまざまな制度を探してみるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月18日皆さんは、家族の介護をした経験はありますか?今回は義家族の介護を押しつけられた女性のエピソードと、感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!介護を手伝わない父両親と姉と暮らす4人家族の主人公。母は看護師として、夜勤のある生活を送っています。そんなある日の出来事です。父が突然、主人公にとっては祖母である父の母と一緒に暮らすことになったと言ってきました。祖母は思うように体が動かなくなっていたため、介護が必要な状況でした。母は祖母の介護のため、夜勤のない病院に転職するのですが、仕事をしながら介護をする忙しい日々に母はだんだん痩せていってしまい…。母からは笑顔が減っていって…出典:エトラちゃんは見た!主人公や姉も介護を手伝いますが毎日手伝うことはできず、母からは少しずつ笑顔が消えていきました。そして主人公が高校生になった年に、祖母は息を引き取ります。祖母との別れを悲しみながらも、母の負担が減ることに安堵する主人公。しかし次は父の兄が病気になり…。「介護には女手が必要だろう。親族で女手があるのはウチだけなんだ」と母に押しつける父。父は相変わらずまったく手伝わず、苦労が絶えない母なのでした。読者の感想介護はする人にとっては大きな負担ですよね。それが自分の親族ではなく義家族なら、精神的な負担はさらに大きいものになると思います。(30代/女性)父の家族なのにもかかわらず、まったく手伝わない父に怒りがわきました。介護は抱え込んでしまいがちですが、つらいときはつらいと声をあげて、周りの人を頼ってほしいなと思います。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月18日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。ベッドのマットが合わず、体の痛みを訴えるようになった義母。何度かマットを交換するも、状況は変わりません。「マットのせいではなく、筋肉の衰えでは?」と、まる子さんが言っても聞く耳を持たず……。病院に連れて行ってほしいと言うので、「用事があるから午前中なら大丈夫」と返すと、今度は「午前中は病院が混むから嫌だ」と言い始め、こちらの都合を考えないわがままぶりに言い合いになってしまいます。しかし、最終的には義母が諦めてくれて、無事に病院へ向かったのですが……。何から何まで私のせい…!?整形外科を受診すると、やはり体の痛みが出始めた1カ月半ほど前に、圧迫骨折をしていた模様。痛みが出てすぐなら対策も取れたようですが、時間がたってしまっているので、温存療法となってしまいました。その診断を聞いた直後、義母は「立てない」と言い出し、先生も私もビックリ……! 歩いてきたはずが、車椅子を押して帰るハメになったのです。義母から呼び出された夫は、愚痴を聞かされたようです。ブラック嫁モードに突入した私。翌朝、義母の部屋へ行くと、なんだかいろいろと言われました。が、よくわかりません。夫が話を整理して、トイレの移動が大変だから、ポータブルトイレ(簡易トイレ)を使いたいということが判明。いや、それは……。さすがに部屋にトイレは……無理!え? 急に話を変えてきた……!?整形外科から帰ってきた夜。夫が義母に呼ばれて「頼んでいないのに、まる子さんがベッドにしたから圧迫骨折した」というようなことを言われたようです。夫は否定してくれたみたいですが、どうしても布団に戻したいというので、言われた通りにしてきたと。……立ち上がるのが大変になりそう。義母のためを思ってしたことなのにそんなふうに言われて、正直私も良い気分ではありません。夫には、もうハッキリと頼まれない限りは動かないと宣言して、夫もそれを承諾。翌朝部屋に行くと、義母は何やいろいろと言ってきますが、話が散らかっていて、何がしたいのかわからず……。夫にも手伝ってもらって話を整理すると、トイレの回数が多くなり移動の負担が増してきたので、ポータブルトイレを部屋に置きたいというのが主な訴えのようでした。でも、食事の時間になると椅子に腰かけて待っているので、そこまで動けないわけではなさそうです。そもそも、そんなに動けないなら入院したほうがいいのでは? 結局、結論が出ないまま、なんとなく話は終わってしまいました。--------------これまで、事態がこれ以上悪くならないように、先回りしていろいろと準備をしてきたまる子さんでしたが、それを「頼んでないのに」なんて言われてしまうと、ショックですよね。お義母さんも悪気があって言っているわけではないと思いますが、介護はする側もされる側も、相手を思いやる心を持ち続けることが大切だと言えそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月17日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義母は朝食にこだわりがあって、おかずも味付けまでしっかり指定してきます。できる限りはリクエストに応えていますが、義母の分だけ作るために手間がかかってしまい、朝の忙しさに拍車がかかるまる子さん。知らないうちに体にも負担がかかっているようで、ここ最近は悪夢を見続けるようになってしまいました。やはりぎっくり腰ではなかった…ベッドのマットが合わなくて体が痛いと訴えてきた義母。何度かマットを交換して様子を見ても、状況は変わらず。どうやら、筋肉の衰えが原因のようです。病院に行きたいと言うので、まる子さんが連れていこうとしますが、午前中は混むから嫌だと駄々をこねて困らせてきます。まる子さんにも予定があるので、義母のお世話ばかりしているわけにもいかず、話は平行線で言い合いに。結局、義母が諦めて、すぐに身支度を整えてきたので、そのまま病院へと向かいました。診断結果は「やっぱり……」という感じ。え? リハビリも痛みが治まったらできる? それは初耳……。「早く言え」とばかりに義母がグリグリ……。漢方薬信者の義母、整形の薬は飲みたくないけれど、自分で言いたくないから私から先生に言ってほしいようです。今日は歩行サポート用にシルバーカーまで持ってきているというのに……!ひとりで何でも一気にやるのは無理ですよ……?やっと義母を車に乗せて、診察終了。疲労感がすごい……。診察の結果、少し前にやはり義母がぎっくり腰だと言っていたのは、圧迫骨折だったことが判明。痛みが出てすぐに受診すれば対策はとれたようですが、すでに時遅し。今できるのは温存療法のみということでした。義母は先生に「ひとりでは通院ができないから、リハビリに通いたかったけれど通えなかった」と話していて、私は初めて聞く話にビックリ。私、外出時に声をかけたりして、体を動かす機会は与えていませんでしたっけ……?さらに驚くことに、診察が終わると突然「立てない」と言い始めた義母。車椅子を用意してもらったまではいいものの、歩行のサポート用として持ってきたシルバーカーを担ぎながら車椅子を押すことになり、車まで移動させるだけでも重労働でした……。いっそのこと、入院してくれればラクなのに、なんて黒い感情が湧き上がってきてしまいます。--------------家で義母のわがままに振り回されるのも大変ですが、出先で今までできたことを突然「できない」と言われてしまうと、慌ててしまいますね。突然の通院が汗をかくほどの重労働になって、まる子さんの心身の状態が心配になってしまいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月16日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。義父が生きていたころの思い出話をすることも多い義母。お彼岸になり、お墓に義父が好きだったカキフライをお供えしたいと言いだします。しかも、スーパーのものではなく、とんかつ屋のものがいいようで……。言われた通りに買いに行ったら、まさかの取り扱いなし。どう考えても記憶違いだと思うのですが、義母はもちろん認めず。昔はあったと言い張るのでした……。自分の都合をゴリ押ししてきたけど…誤嚥性肺炎にはなりたくないからと、義母は朝ごはんの味噌汁を拒否。でも、食後のお茶は欲しいらしく、その線引きの見極めが難しいことも。知らないうちに体にも負担がかかっているようで、まる子さんはついに悪夢を続けて見るようになってしまいました……。これは、少し休憩しないとつぶれてしまうと考え始めます。どうやら、ベッドが合わないようです。さすがに床擦れではないような……?どうやら、ベッドのせいではなさそう。※王子(息子)痛いわりには、なぜか午後を指定してきます……。※アノコ(娘)カチンときた私、つい言い返してしまいます。言い方を変えれば許されるとでも……?もう話にならないので、喧嘩は強制終了!ある日、義母の部屋に行くと、ベッドのマットが合わなくて眠れないと言われました。すぐに交換の手配をして様子を見たものの、何回か種類を変えても症状は快復せず。もしかして筋肉の衰えが原因では……? と思い、もう少し歩いて筋肉をつけたほうがいいと提案しましたが、迷惑をかけないように家の中で運動していると言われてしまいます。家の中の移動だけでは全然足りないと思うのですが、言い返すのはやめておきます。そして翌朝。いつものように呼び出しがあったので行ってみると、腰が痛いから「午後から」病院に行きたいと言いだします。あいにく午後は息子の予定を入れていたので、明日でもいいかと聞くと「明日はどうなるかわからないから頼んでるの!」と、ご機嫌ななめ……。それなら、せめて午前中にしてほしいと頼みますが、午前中は混むから嫌なようで。さすがに私もキレてしまい、今から行くか明日にするか、行くのをやめるかの選択肢を与えて部屋を出ました。その後、家事をこなしていると、突然義母の声が聞こえました。「支度できました~」えぇぇぇ?! どうするか決まったら教えてもらえると思っていたので、急に参上されても私の支度が間に合っていません。でも、義母なりの譲歩だと思い、何も言わずに支度をして病院へ向かいました。--------------大喧嘩していても、なんだかんだでまる子さんを頼りにしているところが憎めないですね。急に準備バッチリの状態でお義母さんが現れて、まる子さんもビックリしたと思いますが、義母なりにまる子さんの都合に合わせたいという気持ちがあったのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月15日皆さんは介護の経験はありますか?今回は老人介護施設にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!入居者の女性が弱音を…主人公は老人介護施設で働いています。そこへ1人の新人が入ってきたのですが、言葉遣いが丁寧ではないため、主人公はいつもハラハラしながら見守っていました。そんなある日、主人公がお世話をしている入居者の女性が、体調を崩した後から急に弱音を吐くようになってしまったのです。女性を励ましたのは意外な人物出典:エトラちゃんは見た!主人公が優しく声をかけても、女性は寂しそうに俯くばかりです。しかしそんなある日、例の新人が女性のお世話をするために部屋に入ってきました。そして女性がいつものように「私はもうダメなんだね」とポツリと呟いたときです。新人は「100歳を超えてるんだから、体にガタが来てあたりまえじゃないですか」と返事をしたのです!そんな返答が帰ってくるとは思わず、主人公と女性は固まってしまうのでした…。読者の感想新人のまさかの言葉に、女性がこれ以上落ち込まないか心配になりました。あまりにもまっすぐな言葉で、ショックを受けてしまいそうですね。(30代/女性)新人教育は相性もありますが、難しいことが多いですよね…。こんなことを言われたら、誰でも驚いて呆然としてしまいそうだと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2023年12月14日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。明け方から動悸がしたという義母。早朝から大騒ぎしているのですが、話を聞く限りは「いつもの」症状のようです。念のため病院を受診しますが、いざ診察室に入ると家での訴えとはまったく違ったことを言っていて……。そんな義母に毎回振り回されるのも、結構なストレスを感じているまる子さんです。ストレスMAXの同居生活お彼岸になり、義母はお墓のことが気になっている様子。しかし、夫は忙しくてなかなかお墓参りに行けないため、まる子さんが代わりに掃除も兼ねて行くことに。すると義母は、義父が生前好きだったとんかつ屋のカキフライをお供えしたいと言いだしました。しかし、とんかつ屋にカキフライはなく……。義母の記憶違いだったようです。せっかく味噌汁も作ったのに……。※誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん):嚥下(えんげ)機能障害により、唾液や食べ物、胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症する病気え? 私のせい……?この呼び出しがあるから、家にいても気が休まらないのです……。食事を終えた義母から、またも呼び出しが……。食べ過ぎだとは思いつつ、一応病院へ行くことに。義母は、カートも杖も置いて病院へ。……ひとりで歩けそうですね!?その後も義母からの要求は続きます。今回も一体、何のことでしょう……?さすがにそのお願いはハードルが高い……!まだまだ続きます。今度は余っちゃったジュース問題。それなら子ども用がいいんじゃないかと提案してみますが……。ついに悪夢を見るように……。朝食に対するこだわりが強い義母。数日おかゆが続いていたため、ご飯に変更してほしいと言われ、喉の通りが良くなるように味噌汁を作って一緒に届けました。しかし、誤嚥性肺炎になったら嫌だということで、拒否。こちらは、わざわざ義母の分だけ作っているというのに……。いらないなら早めに言ってほしかった……。そんな食事のこだわりに付き合いながら、今度は主語がない会話に付き合わされることに。何の話をしているのかわからないのに、質問をされても困ってしまいます。やっと理解して、私が何か提案しても、結局却下されることも多く、話すだけでどっと疲れてしまうのです。自分ではうまく相手をしているつもりだったのですが、体は正直で……。ここ最近、大量の口内炎や悪夢に悩まされるようになっています。あまりにも溺れる夢を見るので、水のトラブルにでも遭う暗示かと思って夢占いをしたら「疲労困ぱい、人生困難、誰にも理解されずにもがき苦しんでいる」だそうで。……的確。--------------移動のお手伝いや食事の用意といったサポートも大変ですが、自分のペースでどんどん話してくるのを聞かされる、というのもなかなか大変ですね。しかも、いろいろと質問されるとなると、聞いているフリをするわけにもいきません。気づかないうちに共倒れになってしまわないよう、たまには自分の体をしっかり向き合う時間を作ってほしいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月14日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。体が痛くて動けないという義母に代わって、初めて大学病院を代理で受診。これまでは義母の言うことをそのまま受け止めていましたが、想像以上にこちらの都合も考慮してくれそうで、安心したまる子さん。今後も代理受診は増えていきそうです。食事の強いこだわりにイライラ…明け方から動悸がして眠れなかったという義母。早朝からまる子さんのスマホに呼び出しが……。しかし、訴えを聞く限りでは「いつもの」症状です。一応、病院を受診してみたのですが、いざ診察室に入るとまったく違った訴えをしていて、付き添った夫もあきれ顔でした。義母は朝食にこだわりがあります。どうやら、炊き立てのご飯が食べたいみたいです。※王子(孫)予定を聞かれたということは、何かお願いするつもり……?※アノコ(娘)これは、希望どおりの朝食を出さない私への嫌みでは……?急にお墓の話が出てきたぞ……!?翌日はお彼岸だったので、お墓を掃除して義父が好きだったカキフライをお供えしたいと言いだしました……。とりあえず、夫に代わって私が掃除をしてカキフライを買うことになり……。売ってませんでしたけど??義母は朝食にこだわりがあります。もちろん、できる限りは希望に合わせたものを用意していますが、他の家族の都合もあるので、義母にだけ合わせるわけにもいきません。「孫のため」と言って希望を押し通そうとされましたが、そこは私の負担も大きくなっては困るので、無理やり一件落着させました。そしてお彼岸がやってきて……。義母はお墓の掃除ができていないことを気にかけていました。さらに、義父が好きだったカキフライをお供えしたいと言いだします。それも、スーパーで売っているものではなく、とんかつ屋さんのカキフライを指定。ここにもこだわりが……。ちょうど夫は仕事が忙しく休みがなかったため、私が代わりにお墓へ行くことに。帰りにとんかつ屋さんに寄って、カキフライを買うはずだったのですが……売り場にカキフライはありませんでした。どうも、義母の記憶違いだったみたいです。それを報告すると、義母は納得がいかないといった表情を浮かべていましたが、なかったものはどうしようもありません。--------------食べ物の好みは人それぞれなので、歩み寄るのもなかなか大変そうですね。しかも、食事は毎日のことなので、数回我慢すればいいというわけにもいかず……。でも、逆に「何でもいい」と言われるとそれはそれで悩んでしまいそうなので、難しいところですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月13日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。体が痛いという理由で、自室のベッドで横になって過ごす時間が増えた義母。できる限りのサポートはしているつもりですが、頻繁に呼び出しコールが鳴るように……。しかも、ほとんどが緊急ではない用事のため、分刻みで動いている出勤前に呼び出しが続くと、まる子さんはストレスがたまる一方です。悪い夢まで見るように…体が痛くて動けないという義母に代わって、まる子さんは初めて大学病院の代理受診を経験。普段は義母の言うことをそのまま受け止めていましたが、実際に先生と話してわかったこともありました。何より、義母から1時間以上の外出はダメだと言われていた中で、ゆっくり外出して息子と外食まで楽しめたのは貴重な時間となりました。そんなある日、不吉な夢で目が覚めて……!?車に誰かの棺を入れようとしているようですが、なかなか入らず苦戦しています。ずいぶんと縁起の悪い夢で目が覚めました。お休みの夫が、珍しく早く起きてきました。義母の訴えを聞く限り「いつものやつ」っぽいです。その言葉、何度聞いても地味に傷付きます。心臓はやばくてもお肌のケアは忘れない……?!……え?!車に誰かの棺を入れようとしているけど、なかなか入らない……。そんな縁起でもない悪い夢を見て、夜中に目が覚めました。そんな目覚めの悪い朝。この日は仕事だったので、朝の支度をしていると、休みのはずの夫が珍しく早起きしてきました。どうやら電話で義母に呼び出されたようです。義母の話によると、明け方から苦しくて眠れなかったとのこと。つらいアピールを散々してきますが、私には「家族じゃないから仕事に行っていい」と言ってきます。その言葉、地味に傷付くんですけど……。結局、夫が病院に連れていきましたが、いつものように診察室では家での訴えとは真逆のことを言う義母なのでした。--------------まる子さんと義母は血のつながりはありませんが、同じ屋根の下で暮らし、身の回りのこともすべてサポートしているのに「家族じゃない」と言われてしまうのはつらいですね。義母にとっては、余計な負担をかけたくないという気持ちからの発言かもしれませんが、その思いやりがもう少し違う言葉になってまる子さんに届くといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月12日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。衝撃的な義母の直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)を目の当たりにしてから、食事の支度中や義母の部屋を訪問した際など、ふとした瞬間に強烈なビジュアルを思い出しては気持ち悪くなってしまうまる子さん。日常生活にも支障が出始めていました。しかし義母は、人の体に触れるのが苦手なのをわかっていながら、入浴介助をしてほしいと言いだして……。今後は代理受診が増えるかも…自分から積極的に動くことが少なくなり、部屋で過ごす時間が増えた義母。朝の忙しい時間に、思いつきで呼び出しの電話をされると、まる子さんのストレスもたまります。夫が良き理解者となって、愚痴を聞いてくれたり、時には義母を叱ってくれたりすることが救いとなっていました。久しぶりに長時間の外出ができそう! ということで……。息子と外食の約束を。しかし、案の定……。出発直前に義母からのストップがかかり……。腰が痛いのは今に始まったことではないので、我慢してもらうことにして強制的に出発!最近は私が仕事に行こうとすると、ひとりで不安になるのか具合が悪くなることが多く、急きょ休むことが増えてきたので、仕事のシフトを減らしてもらっていましたが……。代理受診でも、受診の曜日を変えることも、近くの病院へ紹介状を書いてもらうこともOKだとわかったものの、いざ義母に伝えると……?大学病院の受診日。体が痛くて動けないという義母の代わりに、薬をもらいに行くことに。このころ、ひとりでいる時間が長いと不安ということで、義母から1時間以上家を空けないように言われていましたが、代理受診は仕方ないと理解したのか、長時間の外出許可が出ました。しかし、予想通り出発直前になって、やっぱりひとりで長時間過ごすのは不安だと言いだしました。とはいえ、病院に行かないと薬が切れてしまうため、行かないという選択肢はありません。息子と外食する予定も立てていたので、そのまま強行突破することにしました。この際なので、受診の際にいろいろと気になることを確認したところ、大学病院は思っていた以上にこちらの都合を聞いてくれることも判明。あとは義母次第ですが、なんとかもう少し負担を減らせればいいなと思っています……。--------------久しぶりに長時間の外出。快く送り出してくれた……とは言い難いかもしれませんが、息子さんと外食も楽しめたようでよかったですね。代理受診の際にまる子さんの負担が減る方法も探れたとのことで、あとは義母次第ですが、なんとかもう少しお互いの負担を減らしたいもの。しかし、義母の口ぶりだと病院を変えるのは難しそうですね……。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月11日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。2回目の圧迫骨折後、横になることが多くなった義母。もともとの便秘体質もひどくなっていて、浣腸を試すことに。しかし、「自分は未経験だからやってほしい」と義母に言われ困惑……。嫌だと断ったところで、やる以外の選択肢はなく……。覚悟を決めてトライしたものの、肛門から直腸が飛び出す直腸脱を発症していた義母のおしりは衝撃的なビジュアルで、すっかりトラウマになってしまったのでした。無理なものは無理!浣腸事件以来、食事の支度中や義母のお世話中に、強烈なおしりのビジュアルがフラッシュバックするように……。おかげで食欲も失せ、体調も悪化していきます。そんな中、「お風呂に入れてほしい」と義母の要求はとどまることはなく……。今日も鳴り響く義母から呼び出し……。※アノコ:義母の娘また……。義母の相手をまともにしていると、メイクをする余裕などありません。義母からの呼び出しは減るわけもなく。しばらくして、体が痛くて起き上がることも歩くこともできないという義母だが、お風呂に入りたがっていて、以前頼まれていた介護用の風呂椅子が届くと……。人の体に触ることも、自分の体を触られることも苦手な私は、義母の入浴介助の依頼を断りました。起床から出勤までの約2時間。主婦にとって分刻みで動かなくてはならない忙しい時間帯でも、義母は容赦なく電話で呼び出してきます。しかも、呼び出しの内容は思いつきのようなものが多く、緊急の対応が必要ではないことばかり。私はできる限り義母のこだわりにも寄り添っているつもりですが、どうしてもできないこともあります。例えば人の体に触れること。これは何度も無理だと言っているのに、義姉と協力してお風呂に入れてほしいとお願いされ続けています。私の場合、幸いにも夫が良き理解者となってくれていて、愚痴も聞いてくれるし、時には義母を叱ってくれるので助かっています。しかし、義母も頑固でなかなか折れてくれないこともあり、ストレスはたまる一方です……。--------------介護をする側は、1回くらいなら我慢してやってみようと覚悟して挑んでも、介護を受ける側からしたら、1回できれば今後もできると取られかねないので、どこで自分の気持ちと折り合いをつけるか難しいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月10日一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。紙オムツから布パンツ+吸水ナプキンへと変えた義母。これで負担が軽くなると思いきや……。使用済みのナプキンを直接ゴミ箱に投入することで発生する部屋の悪臭や、ガードし切れずに汚れたパジャマやシーツの洗濯など、新たな課題が生まれて負担はかえって大きくなってしまうのでした……。肛門のお世話はもう勘弁!2回目の圧迫骨折後、義母は横になっていることが多くなったせいで、もともとの便秘体質が余計にひどくなってしまったようです。そのため、浣腸を試したいと言われ、自分ではできないという義母に代わってトライする羽目に……。嫌々ながら肛門を見ると、痔だとは聞いていましたが、とんでもないビジュアルに衝撃を受けます。さすがに普通じゃないと感じ、肛門科を受診させたところ、直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)ということでした……。義母のおしりを見てからというもの、生肉を触るときは特に思い出してしまい……。そんな私を気づかうわけもなく、義母からの要求は今日も続きます……。1週間後。朝食を持って行くと、いつでもスタンバイOKの状態で待ち構えていました……。ここは夫に託して、私は仕事に向かいました。その後、義母は夫からこっぴどく叱られたようです。おしり問題の後は、お風呂問題が勃発。アノ子(義母の娘)と2人でお風呂に入れろ……!? 湯舟に浸かりたい気持ちはわかりますが……。1度目の圧迫骨折とは違い、今回は義母を椅子に乗せて運んでいないので、お風呂だけでなく洗面所にも行けていない。動けない義母に代わって洗う入れ歯も、なんだかリアルすぎて正直怖いです……。直腸脱を目の当たりにしてからというもの、食事の支度中や義母の部屋に入ったときに、あのすさまじいビジュアルがフラッシュバックするようになってしまいました。しかし、義母との関わりを断つわけにもいかず、私は食事もまともに取れないような状態に……。しかし、義母にとってそんなことはお構いなし。ある朝、朝食を届けに行くと「また出たみたい」といって、肛門のケアを要求。もちろん丁重にお断りをして、夫からも強く言ってもらったことでなんとかやらずに済んだのでした。そのころ、圧迫骨折による体の痛みに苦しんでいた義母。お風呂までたどり着けないため体を拭いてしのいでいたのですが、やはり入浴したいと言いだします。お風呂に連れて行ってほしいと頼まれたものの、私の体も悲鳴を上げている状態なので、頻繁に抱きかかえたりする必要があるお風呂のサポートは、正直もう無理です……。こんな綱渡りのような状況、早急になんとかしないと……!--------------義母から肛門のお世話を頼まれるのは、相当なストレスかもしれません。とはいえ、食事の支度も義母の介護も、まる子さんにとって避けては通れない問題。介護する側がダウンしないよう、夫の力も借りながら適度な距離感を保ちたいものですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/まる子はじめまして。まる子です。アラフィフのアナログおばさんです。ブログを始めたくて一念発起。専門用語に四苦八苦しながらもマイペースに更新中です。一つ屋根の下の同居、完全同居している義母との嫁姑問題、介護がメインのブログです。似た環境の方々がストレス溜めすぎないようにクスッと息抜きできるような文章を心がけていきたいです。
2023年12月09日夫の母が認知症になりました。1人暮らしをしていたのでわが家で引き取ることになったのですが、ガラリと生活環境が変わってしまいました。慣れるまではとても大変で、私自身がうつ病になってしまう寸前に。そんな私のお話です。まさか義母が…夫の母親は1人暮らしをしていて、とても元気な人でした。畑仕事をしながら週に2日、スーパーのお総菜屋さんでパートをしていたのです。ひとりでも幸せに暮らしていたので、まさかそんな人が認知症になるとは思ってもいませんでした。義母が近所を徘徊(はいかい)していることを近所の人が教えてくれたとき、すでに認知症は進行していたことを知りました。いつの間にかパートも辞めており、畑も荒れ放題になっていたのです。定期的に訪問していなかった私たちも悪かったと思います。ひとりで生活させることは難しいと判断し、すぐにわが家で預かることになりました。認知症とはいえ、おばあちゃんがわが家にやって来たことを私の子どもたちは喜んでいたものです。正常なときには、子どもたちにとてもやさしいおばあちゃんだったからです。周りの助けが必要最初は気が張っていたからなのか、義母は正常な状態が続き何も問題がありませんでした。徘徊されるのは困るので、出掛けるときは必ず家族の誰かと一緒に出掛けることにしていました。子どもたちと近所を散歩することもあったのです。ところが、数カ月たったころ、義母の言動がおかしくなってきました。ごはんを食べたのに「まだ食べていない」と言ったり、ひとりでフラフラと外へ出て帰り道がわからなくなったりしてしまったのです。次第に家族だけでのお世話は難しい状態になっていきました。精神的に追い込まれる日々精神的に苦痛になったのは私でした。うつ病になってしまうのではないかという状態で、周りからも心配されたので、親戚や友人などに相談することにしたのです。自治体にも相談しました。今の時代、手助けしてもらえるさまざまな機関があります。教えてもらったところには片っ端から相談して、いろいろな支援を受けるようにしたところ、ずいぶんとラクになりました。私自身の心と体を休ませることができるようになり、うつ病にならずに済みました。まとめ家族の誰であっても、介護をすることになったら環境も大きく変わって大変です。ひとりで全部を抱えることはできないと痛感しました。家族はもちろん、身近な親戚や友人、知人なども巻き込んで助けてもらわないと、自分自身が倒れてしまうと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/みんみんるんるんウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月08日介護にまつわる費用負担を軽減してくれる介護保険は、デイサービスや訪問介護サービスなどのほか、要介護者が安全に暮らすために住宅に手すりを付ける工事などでも利用することができます。数年前、私も介護保険を利用して母のために家に手すりを付けました。すると、母に思いがけない変化が……。このときのことをお話しします。もう待てない。言うこと聞いて!当時、母は紙パンツを嫌がって使用しておらず、ポータブルトイレ(持ち運び可能な簡易型トイレ)も拒絶。いつもふらふらしながら、母の部屋から少し離れたトイレに歩いて行っていました。調子が悪いときには、立ち上がれずに赤ちゃんのようにハイハイして向かって行きます。「もう手すりを付けないと、母はひとりでトイレに行けなくなる」と感じた私は、母に介護認定を受けてもらい、介護保険を使って早く手すりを付けたいと思いました。しかし母は「介護認定など必要ない」と、まったく聞く耳を持ちません。介護保険を使うにはまず介護認定を受ける必要がありますが、これから先の介護には、いろいろとお金がかかります。とにかく介護認定を受けてもらおうと、兄とともに、何度も何度も母を説得しました。その結果、しぶしぶですが、何とか母の了解を得ることができました。母の生活を180度変えた、手すりの力母の介護認定の結果は要介護2でした。早速、介護保険の住宅改修を使い、母がトイレに行くときのために、台所、廊下、洗面所、トイレの中に手すりを付けてもらいました。母の部屋の中の手すりは置くタイプです。さらに庭に出るための階段付きの手すりもレンタルしました。工事を伴わない移動可能な手すりは福祉用具貸与で、要介護2の場合は車椅子のレンタルも可能になるので、こちらもレンタルすることにしました。すると、あれほど介護認定や、手すりなど必要ないと拒絶していた母の態度が180度変化したのです。初めて手すりを使ったときの母のセリフは忘れられません。「ラクだねー、ラクだねー、お前が付けてくれたの? ありがとう」と、満面の笑みです。また、しばらくすると何年も屋内にこもりきりだった母が、手すりをつたって庭に降りるようになりました。さらに驚くことに、「車椅子があるから、どこかにお出かけしたい」とまで言うようになったのです。今まで何度誘っても、外出したがらなかったのに。もしかしたら、移動の不自由さや大変さをうまく私に伝えられなかっただけで、外に出たくなかったのではなく、出られなかったのかもしれません。私だけ? 介護保険はチンプンカンプンしぶる母を説得して介護認定を受けたかいがありました。今では手すりを使ってトイレに行くことが、母の毎日の運動にもなっています。現在は、要介護2から3に介護度が上がって、常時紙パンツをはいていますが、自分で手すりにつかまりながらトイレに行けるということは、母のプライドを保ち、また在宅での生活を可能にし、私の負担も減らしてくれています。ただ、初めて介護保険の相談をして感じたことは、素人には介護保険の仕組みを理解するのはとても難しいということです。今回の住宅改修にしても、介護保険外サービスになりますが、介護予防住宅改善というサービスもあるようでした。また、手すりも固定ではなく移動可能なものとなると、福祉用具として貸与できます。ケアマネジャーに詳しく説明を聞き、介護サービス利用の手引きをよく読み込まないと、理解できないことも多くありました。そして、仕方のないことですが、手すりを使える状態になるまでに、自治体への申請手続きなどがあり、自費での工事よりはるかに時間がかかります。これを高齢になってから利用しようと思うと、なかなか大変かもしれないと感じました。まとめ両親が安全に生活できるように、早く手すりを付けようと私は一生懸命でした。それなのに両親の強い拒絶にあって、「勝手にして!」と思ったこともありますし、本人たちの言うように、手すりも介護認定も必要ないのかと自信をなくしたときもあります。介護保険は素晴らしい制度ですが、時間もかかりますし、利用するほど金銭の負担も増えます。それでも、要介護2の時点で手すりを付けられたから、母は転倒もせず、寝たきりにもならずに済んでいるのではないかと思っています。介護される母、介護する私も、ともに介護初心者。周りの方の助けを借りながら、母には1日でも長生きしてもらいたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ころふじ(55歳)夫婦と義母の3人暮らし。 父が急死したため、実家でひとりになった母の元へほぼ毎日通ってお世話している。介護だけの毎日でうつになりそうなところを在宅ワークに救われていると感じる。
2023年12月05日皆さんは、家族とトラブルになった経験はありますか?今回は「親の介護」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!親の介護主人公は妹と差をつけられ、母と妹に邪魔者扱いされて育ちました。しかし今は家を出て結婚し、幸せな生活を送っています。母と妹は大人になっても変わらず、主人公に対して冷たい態度をとりました。そして妹は主人公に「もう家に関わってほしくない。財産は私が引き継ぐかわりに、両親の面倒は見る」と言ったのです。主人公は妹の言葉に同意し、誓約書も作られました。そして数年後、主人公のもとへ親の介護に困った妹から電話がきたのです。主人公が実家へ行くと、部屋にはゴミが散乱し、ひどい有様で…。怒る妹出典:エトラちゃんは見た!妹は「親の面倒を見て!」と、主人公に親の介護を強制してきたのです。しかし主人公は冷静に、妹が親の介護をすると言ったこと、誓約書を書いたことを伝えました。さらに主人公は、今まで助けてくれなかった親や妹を助ける気はないと告げます。主人公は妹の言動に呆れるも、最後にケアマネジャーを手配するのでした。読者の感想妹は身勝手だと感じました。今までつらい思いをしてきた主人公のことを考えず、親の介護を強制しているように思えます。主人公が冷静に対応できていてよかったです。(20代/女性)主人公の冷静な反論にスカッとしました。今まで散々な扱いをしてきたのに急に頼ってくるのはひどいと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月01日肝臓がん末期の父の介護と2歳、5歳の子どもの育児が重なり、ダブルケア状態になってしまいました。私は専業主婦で、育児も介護もするのが当然という親戚からの目があったのです。そんな私のダブルケアの体験を紹介します。子育てで大変な中で父の病気が判明専業主婦だった私は、2歳と5歳の育児で追われていました。5歳の長女は幼稚園に通っていたものの、2歳の長男は特に手がかかり毎日育児と家事で1日が終わってしまうような毎日です。そんなときに父の体調が悪くなり、検査をしたところ肝臓がんステージ4で、大腸などの全身にがんは転移している状態でした。父は入院しましたが、大の病院嫌いで、家に帰りたいと訴えてきます。母は持病があり、介護の負担はできない状態でしたが、父と一緒にいたいと言うのです。自宅介護に切り替えるもなんとか両親の望みをかなえてあげたいと、自宅での介護に切り替えることになりました。母と私で介護が可能なのか、私は小さな子どもを抱えながらすべてのケアをできるのか不安もありましたが、もうやるしかない状況だったのです。まず私は、地元の地域包括支援センターに相談し、具体的に得られる支援を確認。子どもの預け先に関しては別窓口で連携しておらず、すぐに対応してもらえずもどかしい気持ちを覚えました。介護自体は専門知識もない私たちだったので、訪問診療と訪問介護を利用することに。介護保険の申請をおこない、ケアマネジャーさんの決定、介護用品のレンタルなど、その後はスムーズに進みました。ケアマネさんをはじめ、ヘルパーさん、訪問看護師さんなどの助けが本当にありがたかったです。介護と育児を終えて父の自宅介護を決めてからは毎日バタバタしていて、2歳の長男の育児はその間ベビーシッターさんに任せました。実家と家との往復で大変だった私に同居を提案してきたのは夫です。同居にしたため、介護を要件として子どもたちは認可保育所に無事に入ることができました。子どもたちの送迎は夫、私は父のケアや母の病院の付き添い、家事などで忙しかったですが、子どもが保育園に行っている間は、家事と介護ができるので、預けて本当によかったと思っています。介護ケアと保育園なしに、父のみとりは難しかったです。父はがん告知から約1年で亡くなりました。ダブルケアは簡単なものではなく、いろいろな人の助けがあって初めて成り立つものだったと思います。まとめ急にダブルケアの状態になってしまった私ですが、すぐに行政に相談し、受けられるサービスはすべて利用しました。子どもをどこにも預けず、介護もすべて自分でやるのは困難です。介護も育児もプロに任せて、自分ができることに注力すれば、満足できるダブルケアができると思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。文/小林友里子マンガ/山口がたこウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月30日義母が糖尿病で入院することになりました。そこから始まった義母の介護についてお話しします。ほぼ寝たきりの状態に義母は、突然血糖値が上がりました。それにより脱水症状がひどくなり、意識はもうろうとした状態に。ほぼ1週間寝て過ごしていました。おむつを替えるだけでもひと苦労入院中、義母は常におむつを装着する状態になってしまい、私よりはるかに体格が良い義母のおむつを、日に何度も替えることになりました。思い通りにおしりを上げてくれるわけではないので、体をあっちに向かせたりこっちに向かせたり、本当におむつ1つを替えるだけでも重労働でした。一筋縄ではいかない介護ごはんの時間は、ずっと寝ていたのでベッドを起こしても、また横になろうとするので、座らせるだけでひと苦労です。インスリンを打った後からの食事なので、ごはんを食べないといけないのですが、思うように口を開けてくれず、これまた大変で……。私は3人の子どもの育児をしてきましたが、義母は体格が良いし頑固な性格もあり、義母の介護は一筋縄ではいかないことだらけでした。まとめ介護をする上で、おむつを変えることも食事の介助をすることも、着替えをさせることも本当に大変です。さらに、床擦れしないように数時間ごとに体勢を変えてあげないといけないので、本当に心身ともに休まらず……。きちんと自身のケアもしないと、介護する側がダウンしてしまうものだと思いました。(30代女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年11月30日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進行していく中、数年疎遠になっていたあーちゃんの妹が突然亡くなってしまいました。しかし、それを聞いてもあーちゃんは「あらそう」だけ。あまりにも薄い反応に驚いていたところ、後日「妹が亡くなった」と泣きながら電話をしてきたのでした。だいぶ会話が成り立たないことも増えてきています。完璧に自己管理していた母はもういない…どこにいても、あーちゃんはすぐに周りの人と打ち解けて親しげに話し始めます。しかし、あとで何を話していたのか聞いても「さぁ?」だそうで……。ただ、最近はとんちんかんな返事をすることも多くなってきて、ごまかしが利かないと思うことも増えてきました。あーちゃんの妹で、私たち姉妹の叔母のお葬式中、謎の行動をすることもあったあーちゃん。最近は険しい表情をすることが増えてきました……。医師に相談すると、薬の追加を提案されました。あーちゃんは、きょうだい全員が糖尿病……!昔から惣菜や外食という選択肢は排除し、徹底的に自己管理していたあーちゃん。自炊していると思っていたけれど、このガス代はおかしいのでは???あーちゃんの言うことを鵜呑みにしていました……。とんちんかんな返事をするようになったり、以前よりもすこし不安そうな表情をするようになったりと、あーちゃんの気になる変化が増えてきたため、かかりつけの医師に相談してたところ、新しい薬が追加されることになりました。インターネットで調べると、中期以降の認知症に処方されることがある薬のようでした。つまり、もうあーちゃんの症状はそこまで進んでいるということ……。まだ認知症の診断を受けてから半年もたっていないのに、進行が早いように感じてしまいます。実はあーちゃん……というか、あーちゃんのきょうだい全員、糖尿病です。そのため、あーちゃんはずっと食事にはとても気を付けていました。しかし、通帳を見ていて気付いてしまったのです。ガス代のあまりの安さに。ガスが安いということは、今では自炊はしていないということ。あんなに完璧に食事管理をしていたのに、もう自分でごはんも作れなくなっていたなんて……。--------------あーちゃん自身も、自身の変化に気付いていて、何が起きているのか自分でもわからないもどかしさもあるのかもしれません。新しいお薬が処方されたことで、進行しつつある症状が少しでも緩和されるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症がだいぶ進行していることから、少しでも記憶が残るうちに喜寿(きじゅ)のお祝いをやっておこうという話になりました。当日は、孫に囲まれて楽しそうに過ごしていたのですが、通帳を返してほしいという主張を忘れることはなく……。楽しそうならそれでいい?!ちょっとした行き違いがきっかけで数年疎遠になっていたあーちゃんの妹が、突然亡くなってしまいました。あーちゃんに訃報を知らせたところ「あらそう!」と、ひと言。実の妹を亡くしたわりには、かなり軽い反応で驚いていると、後日「妹が亡くなった」と泣きながら報告してきたのでした……。どこにいても、周りの人たちと楽しく話しているあーちゃん。一体、何の話で盛り上がっていたのかを聞いてみると……。今日は叔母のお葬式。あーちゃんは、トイレがかなり近くなっています。お葬式の話をあれこれしていると……。ん???あーちゃんは病院でもどこでも、すぐに周りのおばちゃんたちと親しげにおしゃべりを始めます。それはそれは楽しそうにしているのですが、あとで何を話していたのかを聞いたら「さあ?」といった具合で、よくわかっていないことも……。私自身、しばらくあーちゃんの理解力のなさに気付けなかったこともあり、何事もなかったように周囲に溶け込むこのスキルは結構すごいのではないかと思っています。ただ、最近はさすがにごまかせないことも増えてきて、とんちんかんな返事をすることも多くなってきています。先日亡くなった叔母のお葬式に行ったときもこのスキルは発動されていたのですが、ふとした会話の中で、あーちゃんが自分のお母さんのお葬式だと思っていたことが発覚。これはもう、疲れとかで言い訳できないレベルになってきたようです……。--------------表情も相づちも会話の流れに合っていれば、当然こちらは話が通じていると思ってしまうもの。明るく談笑している姿が見られるなら、家族としてはうれしい気持ちもありつつ、いざというときは介入しなくてはいけない場面も出てきそうですね。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。認知症の母・あーちゃんは、自分でも予定を管理できるように、スケジュール帳を持ち歩くようになりました。しかし、書いていても忘れてしまうことが多々……。それでも、忘れてしまっているという事実は覚えているため、自分の中では「全然問題ない」と思っている様子。生活にも支障は出ているのですが……。叔母が突然亡くなってしまった…認知症がどんどん進行しているあーちゃん。少しでも記憶が残るうちに、早めに77歳の喜寿(きじゅ)のお祝いをすることに。当日は孫にも囲まれて楽しそうにしていたのですが、実は道中で姉に向かって通帳を返してほしいと言い続けていたことが発覚……。何度説明しても、通帳は自分で管理したいという主張を続けるのです。その理由に、振込をしなくてはいけないと言っていたのですが、一体何の振込かわからないため、次の通院のときに明細を見せてほしいとお願いしていたのですが……!?持ってきて、とお願いしていたはずの振込の内訳が見つからず。再発行手続きが済んで不要になった古い通帳を捨てようと言うと、攻撃モードに。お金とか、何かを捨てるとか、そういう話には攻撃モードになってしまう模様。そして結局、「なーちゃん(姉)に通帳を返してもらわないと!」という最初の主張に戻る……と。通帳を返してほしい理由だけは、不思議と忘れないようです。口座には十分にお金が入っているので、引き落としができないことはないはず……。夫のたんたんにこう言われたら、全部お金を取られてしまうので、内緒で動きます。結局、私たちが残高不足分を補填。あーちゃんが納得してくれたなら、それでOK。実はあーちゃん、5人きょうだいです。妹である叔母とは、幼稚な喧嘩をして以来、数年疎遠に……。そんな叔母が最近亡くなりました。叔母の訃報を伝えなくてはと思っていたら、あーちゃんのほうから連絡が。え??? それだけ???と思ったら、これまでのやりとりを忘れていたのか、泣きながらあーちゃんが妹の訃報を知らせてきました。あーちゃんは通帳を返してほしい理由に、21万円の振込をしなくてはいけないと言っていたのですが、一体何の振込かわからないため、次の通院のときに明細を見せてほしとお願いしていました。しかし、いざその日がやって来ると、案の定何も持って来ていない……。さらに、なくしたと思った通帳の再発行手続きを自分でおこなっていて、通帳が2つある銀行もあり、ややこしいから古いほうを捨てようというと、怒りだす始末。お金の話や何かを捨てるという話になると、攻撃的になって顔つきも変わるように感じました。結局、お金の流れはよくわからないままでしたが、なんとか落としどころを見つけて、あーちゃんも納得してくれました。そんな通帳問題が勃発していた裏で、あーちゃんの妹(つまり私の叔母)が突然亡くなってしまいました。私はいとこから危篤という連絡をもらって、急いでお見舞いに行ったのですが、その夜に帰らぬ人となったのでした。姉が訃報をあーちゃんに知らせようと思っていたところ、ちょうどいいタイミングで電話がありました。開口一番、すでに解決しているはずの残高不足問題について話し始めたあーちゃん。姉は、それは解決済みだと説明して、そのあとに叔母の訃報を知らせました。すると「あらそう!」のひと言。妹が亡くなったのに?! ……と姉は驚いたようですが、このやりとり自体を忘れていたようで、後日泣きながら訃報を知らせてきたのでした。--------------大事な話をしても、本人にどこまで伝わっているのかわからないのは大変ですよね。同じような質問を繰り返されるとついイライラして自分を責めてしまうこともあるかもしれませんが、自分を責め過ぎず、本人がなぜ気にしているのかを考えながら再び歩み寄る機会を増やしていけるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、娘たちが通帳を預かっているということをすっかり忘れてしまい、自ら通帳の再発行手続きをしていました。おまけに、趣味のダンスにもお金がかかるので、自分で通帳は持っていたいと言いだします。さすがに今の状態で通帳を管理するのは無理だと説得しますが、納得しては忘れ……の無限ループに突入してしまいます。少し早い喜寿のお祝い自分でも予定を管理できるように、スケジュール帳を持ち歩くようになったあーちゃん。しかし、書いていても忘れるものは忘れてしまう……。でも、忘れてしまっているという事実は覚えているようで、本人は「全然問題ない」と、なぜか前向き。しかし、ずっと見守っている家族から見れば、確実に症状は進行していて……。病院でアンケートが配られたものの、手がまったく動かず……。理由は、「日付がわからなかったから」のよう。ついに、自分の誕生日も忘れてしまったみたいです。そして……年齢も忘れてしまったみたいです。そんなわけで、少しでもあーちゃんの記憶があるうちに、姉のあーにゃんの家族を含め喜寿(きじゅ)のお祝いをすることに。そのときの実際の写真がコレ。あーちゃん、うれしそう!お祝いの食事を作るにも、料理すら忘れてしまっているようです。ハイヒールでかっこよく歩くあーちゃんを見るのは、最後かもしれない……。食事会の道中、通帳を返せと迫り、姉を困らせていたらしいです。食事会が終わっても、怒りは収まらず……。と思いきや、翌日は穏やかモードに変わっていて……。いつものように病院で注射の順番待ちをしていると、高齢者の運転免許に関するアンケートが配られました。受け取ったあーちゃんは手を動かそうとせず……。理由を聞いてみると、今日の日付も自分の年齢もわからなくなっていたのでした……。そんな状態だったので、少しでも記憶が残るうちにあーちゃんの77歳の喜寿(きじゅ)をお祝いすることにしました。孫も参加してくれて、とってもうれしそう。しかし、ずいぶんと足元がおぼつかなくなっていて、そろそろこだわりのハイヒールも卒業してもらう時期が来たのかもしれないと思っていました。心配なことはあったけれど、喜寿のお祝いが無事に終わってよかった……と思ったのもつかの間。まったく無事に終わっていなかったのです。実は、会場に向かう道中で、あーちゃんは姉に通帳を返してほしいと言い続け、食事会のあとも電話で同じ話をループ。それも、すごい喧嘩腰で。病気とはわかっていても、姉はつらくて思わず泣いてしまったらしく、私も話を聞いて悲しくなりました。しかし、翌日には穏やかモードのあーちゃんに変わっていて、喧嘩腰で電話をしてきたことも謝ってくれたようです。モードの切り替わるスイッチはどこにあるのか、誰か教えてほしい……。--------------お孫さんに囲まれて喜寿のお祝いができて、あーちゃんも幸せだったのではないでしょうか。忘れることのほうが多くなってきている中でも、通帳の話をし続けるということは、思い入れや心配事があるのかもしれません。暴言を聞き続けるのも大変なストレスだと思いますが、姉妹で感情を共有しながら乗り越えてほしいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが見つけられなかった通帳や証書を探すため、久しぶりに実家を訪れてビックリ。きれい好きだったあーちゃんがきちんと整理整頓していた実家の姿はそこにはなく、洋服が山積みで薬もバラバラ……。嫌でも、認知症が進行していることを認めざるを得ない状態でした。記憶がなくなる記憶はある?!定期預金を普通預金にするために、通帳は預かっていると話していたのですが、すっかり忘れてしまったあーちゃん。病院に付き添っているときに、通帳がないと言い始めました。何度も説明しますが、結局バッグから「再発行」の判が押された通帳が出てきて「自分で持っていたいの」と言われてしまいます。スケジュール帳を持ち歩き、メモを取るようになったあーちゃん。記憶力の低下を認めようとはしません。記憶が曖昧になると、電話で確認してくるように……。昔はオシャレだったあーちゃん。しかし、最近は無頓着になってきました。季節と合っていないブラウスを繰り返し着ていることも……。でも、若く見られるのは自慢のようで。あーちゃんは、自分でも予定を忘れてしまわないように、スケジュール帳を持ち歩いてメモを取るようになりました。しかし、予定が書き込んであっても、実際にそれをちゃんと終えたのかどうかの記憶がなくなってしまうのです。忘れてしまうのはたいてい病院の用事で、他のことは問題ないと本人は言い張ります。どうやら記憶がなくなる記憶はあるようですが、記憶力が低下していることは認めません。このころ、私たち姉妹は通院に付き添うたびにあーちゃんの小さな違和感に気付き始めました。季節とマッチしていない洋服を頻繁に着るようになって、メイクもおろそかになってきたのです。オシャレだったあーちゃんでも、徐々に自分の外見にも興味が薄れていくのでしょうか。--------------記憶がなくなる記憶はある、というのは不思議な感覚ですが、その分、記憶がなくなっていることに気づいたときの喪失感は大きいものかもしれません。本人が記憶力の低下を認めていないとなると、言葉選びや声をかけるタイミングなどにも気を付ける必要がありそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月25日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、日常生活に支障が出るほど物を失くしやすくなっています。そこで、姉妹で相談してまずは預金の整理から始めようということに。早速、一緒に銀行を回って手続きをしようとしたのですが、当日になって通帳や証書が探せなかったと言われてしまい、なかなかスムーズには進まず……。通帳は預かっていると言ったのに…あーちゃんが探せなかった通帳や証書を探すため、久しぶりに実家に足を踏み入れると……。そこには、山積みの洋服や散らばった薬など、きれい好きなあーちゃんによって整理整頓されていた実家からはかけ離れた世界が広がっていました。あまりの状況に、姉妹でショックを受けながらも、なんとか通帳や証書の整理をしていきます。忘れてしまいそうなので、姉のなーちゃんはメモに残しておくことに。相変わらず週1回の注射の記憶は定着しておらず……。注射のことも通帳のことも、覚えていない様子です。何度説明しても、やっぱり忘れてしまうようで……。そんなとき、あーちゃんのバッグから再発行の判が押された通帳を発見。あーちゃんが失くしたと思って再発行したようです……。通帳は預かると言っても、なかなか納得してくれません。実家で通帳の大捜索を終えた私たちは、あーちゃんが忘れてしまうことを見越して、銀行の通帳を一時的に預かっていることをメモに書いて渡しておきました。しかし、次の通院に付き添っていると、通帳がないと言われてしまいました……。メモの存在も覚えていないようです。通帳は姉が持っていて、定期預金から普通預金に変えるためだということを繰り返し説明しましたが……理解しているのかも覚えていられるのかも不安に思っていました。すると、やっぱり翌日「通帳がなくなった!」と、電話がかかってきたのです。それからしばらくして……。あーちゃんのバッグから「再発行」という判が押された銀行の通帳が出てきました。私たちの説明は記憶に残らず、通帳がないから再発行しなくちゃ! と思ってしまったようです。同時に、通帳は自分で持っていたいと言い始め、通院の付き添いのときに持って来るように言われました。「もう通帳の管理は無理だよ」と姉は断りますが、あーちゃんは食い下がってきます……。--------------通帳を預かってもらっているということを忘れてしまったら、自分のお金を持って行かれたという感覚なのかもしれませんね。趣味を楽しむお金がなくなったら? 何かあったときにまとまったお金が必要になったら? などと考えていて、あーちゃんも不安なのかもしれません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月24日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症は、どんどん進行しています。本人は病院の付き添いも不要だと言い張りますが、とてもそんな状態ではなく……。しかし、毎回通院の前日に、予定を忘れていないか確認をする連絡を入れると、電話口で時には1時間も「付き添いは必要ない」と説得され、さすがにストレスがたまってプチ切れすることも……。久しぶりに帰った実家はひどい状態に…すでに日常生活にも支障が出るほど、物を失くしやすくなっているあーちゃん。姉妹で話し合い、証券や定期預金もすべて普通預金にして管理することにしました。しかし、肝心の通帳や証書が探せなくなっていて、銀行回りをする前からつまづいてしまいます。ようやくあーちゃんの通帳などを探せる日がやって来ましたが、整理整頓されていた実家の面影は、そこにはなく……。とにかく見えるところから片付け始めていたら……。衝撃的な発言です……。今日の目的、忘れちゃったみたい……。当たり前のように聞かれ、姉妹でビックリ。前回は絶縁状態の父・たんたんが在宅していたため、一緒に通帳や証書を探せませんでしたが、今度こそたんたんが不在のタイミングで実家に行くことに。何年ぶりかの実家ですが、足を踏み入れた瞬間、言葉を失ってしまいました。いつもきちんと整理整頓されていた実家が、ひどく雑然としていました……。季節外れの洋服が出ていたり、枕元には飲みかけや手をつけていないような薬も散らばっています。この状況を見て、やはりあーちゃんは認知症なんだなぁと、改めて思いました。とりあえず、見えるところからどんどん片付けを始めた私たち。それを見て「何を探しているの?」と涼しい顔で聞いてくるあーちゃん。……娘たちがなぜ実家に来たのか、忘れてしまったようです。簡単に説明をしつつ、3時間ほど片付けをして、存在を知らなった銀行の通帳や現金など、いろいろと出てきたのでした。ひとまず、その日はそれで退散。荒れ放題の実家の状態に、姉妹でショックを隠せませんでした。--------------大人になって別の家で暮らすようになると、親との関係性にかかわらず、実家の状況を把握しにくくなりますよね。まだあーちゃんが元気だったときの記憶のままで止まっていた2人にとって、今の状況はとてもショックだったよう。でも、現実を受け入れて前に進むには必要なことだったのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんには、同居する夫・たんたんがいます。夫婦仲は悪く、何度も別居を繰り返しているのですが、まだ離婚には至っていません。たんたんはいわゆる威圧的な態度の持ち主で、あーちゃんはこれまで苦労ばかりしてきていました。そんな姿を見ていた姉妹は、どちらも今はたんたんとは絶縁状態です。しっかり話しておかないといけない「お金」あーちゃんは、娘たちに病院の付き添いをお願いするのが悪いと思っているのか、ひとりで大丈夫だと口癖のように言い、時には1時間近くも「付き添いに来なくていい」と説得されることもあり、いいかげんうんざりしています。今の様子を見ていたら、とてもではないけれどひとりでは無理なので、何時間粘られても付き添いをすることには変わりはないのですが……。そろそろお金の話をしなくてはいけないと、姉のなーにゃんと2人であーちゃんの病院の付き添いをすることに。すでに、預金や証書の状況が把握しきれていなかったあーちゃん。資産の一本化は、意外にもあっさり承諾してくれました。だいぶ不便な場所にある実家……。できれば行きたくないけど、行くしかなさそうです。ところが、そこにはいないはずの父・たんたんがいて、私たちは顔を合わせたくないので帰宅することに。トンボ帰りすることになり、疲れは倍増です……。あーちゃんが認知症と診断されてからまだ日は浅いのですが、思っている以上に進行が早いため、お金についてちゃんと話しておかなくてはいけないと思い始めました。あーちゃんの場合、複数の銀行に現金や証書と、定期預金など、さまざまな形で預けられています。姉妹で話し合い、それらをすべて普通預金にして、管理を簡素化しようと考えていました。そこで、計画を実行するため、通院の日に合わせて一緒に銀行回りをする予定を組みました。……が、実際にその日がやって来ると、通帳も証書も見つけられなくなってしまったようで、あーちゃんは半べそ状態に。仕方なく皆でそろって実家に戻ると、出かけていると聞いていたたんたんが家にいる様子。私たち姉妹は、たんたんとは絶縁状態のため、それなら家には上がれないとそのまま帰ることに……。わざわざ家まで行ったのに、そのままトンボ帰りをするハメになってしまって、疲れは倍増です。次回はもう少し、ちゃんと計画を練ってから銀行回りをしようと思ったのでした。--------------お金の話は、関係が近すぎるとなかなか切り出しづらいところもあると思いますが、意外にもあーちゃんがあっさりと了承してくれてひと安心ですね。しかし、証書や通帳が見つからないことには、何も始まりません……。家族が困らないよう、元気なうちに資産状況をリスト化する、通帳や証書の場所を家族にも共有しておくなど、事前に対策しておくと良さそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月22日