ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)の2019年春夏コレクションが、ミラノファッションウィーク最終日の2018年6月18日(月)に発表された。創造の源、海をインスピレーションに大西洋、太平洋、カリブ海、インドの地中海、メキシコ湾など7つの世界の水域を繋ぐ海にこそ、ハンティング・ワールドのDNAがある。そして、海はハンティング・ワールドの誕生の地ニューヨークとコレクションの発表の地ミラノを結び、創造を集約させてきた存在でもある。相澤洋介とハンティング・ワールドのクリエイティブチームは、その事実に着目し、広大な海をインスピレーションとした。コレクションを通して感じるのは、まるで航海の旅を楽しむかのような創作だ。船での旅は柔らかな素材にのせて、帆に風を受けて走り出す船みたいに体の動きに連動させる。魚たちが生き生きと泳ぐ海中の世界、そして浜辺で見たヤシの木は、シャツやハーフパンツにのせてプレイフルに。マリンボーダーや結ばれたロープによるダイヤチェックなど、コレクションを彩るプリントは冒険を楽しくさせる。もちろん海を渡った先の国々も示している。終盤に登場した国旗を並べたテキスタイルは、旅の目的地を示し出し、旅の終わりを思わせるよう。リゾートに欠かせないシャツやハーフパンツがある一方、ワイルドな冒険に必要なワークジャケットもある。足元にはハイテクスニーカー、もしくはエスパドリーユを合わせて、アクティブなシーンにも備えている。さらに快適に旅に挑むためのバッグ類も抜かりない。アイコン素材のバチュー・クロスを用いたハンドバッグをはじめ、バッグは貝殻をあしらったカゴバッグ、結びのデザインが入ったトートバッグなどの豊富なバリエーションを揃えている。
2018年06月22日ルーク・メイヤー(Luke Meier)によるオーエーエムシー(OAMC)が6月20日、パリで2019年春夏コレクションを発表した。
2018年06月21日落合宏理によるファセッタズム(FACETASM)は、パリメンズファッションウィークにて、2019年春夏メンズ&ウィメンズコレクションショーを開催した。テーマは“Together”。
2018年06月21日ユン(YOON)とバーバル(VERBAL)によるアンブッシュ®(AMBUSH®)が2019年春夏コレクションをパリで発表。テーマは、“WAVES”。モダンアートの父、コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brâncuşi)の思想をデザイン源としたことから、ポンピドゥー・センターにあるブランクーシのアトリエでプレゼンテーションが行われた。ビーチにまつわる要素に着想を得たカラーパレットの下、コットンやウール、リネンなどの素材を使った人の体に優しく沿うようなウエアがラインアップ。砂のような、また潮で褪せたような全体のトーンに、パールなどを用いたイヤリング、ブレスレット、リングといった大ぶりのジュエリーがアクセントになっている。
2018年06月21日カネボウ化粧品から「カネボウ フェースアップパウダー <ミラノコレクション2019>」が登場。2018年6月上旬から9月中旬まで予約を受け付け、2018年12月16日(日)より限定発売される。年に1度だけ「天使」デザインのフェースアップパウダーミラノコレクションは、イタリア・ミラノのドゥオモ(大聖堂)からインスピレーションを得て誕生した、カネボウ化粧品のプレミアムブランド。毎年、フェースアップパウダーとボディフレッシュパウダーをその年だけしか手に入らないメモリアルデザインで展開している。1991年の誕生以来愛され続けている、フェースアップパウダーは、芸術品のように美しいレリーフがポイント。パッケージには、毛先や指先の凹凸にいたるまで、職人が3か月以上もの時間をかけて型に刻んだ天使が描かれている。また、蓋をあけると、パッケージと同じモチーフが刻まれたパウダーが登場。メイクアップタイムを優雅に演出してくれる特別感が、ファンの心をつかんでやまないのだ。2019年のテーマは「純真」2019年のテーマは「純真」。これまで同様天使をモチーフに、“愛のきずな”を花言葉に持つスイカズラの花を添えた。パッケージは、爽やかなミントグリーンにきらめくゴールドを組み合わせて、癒やしを与える上品なムードに。フェースパウダーは、ファンデーションの上からのせると肌の美しさを引き立ててくれる。きめ細かなパウダーはなめらかに伸び広がり、隙間なく肌にフィット。明るさをもたらしてくれるだけでなく、SPF14・PA++で紫外線からも守ってくれる。【詳細】「カネボウ フェースアップパウダー <ミラノコレクション2019>」24g SPF14・PA++ 12,000円+税予約受付期間:2018年6月上旬~9月中旬※店頭にて予約販売のみ。カネボウ化粧品コーナーにて予約。発売日:2018年12月16日(日)より限定発売【問い合わせ先】カネボウ化粧品0120-518-520
2018年06月21日ジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)によるアクネ ストゥディオズ(Acne Studios)の2019年春夏メンズコレクションが、パリメンズファッションウィークにて発表された。
2018年06月21日エルメネジルド ゼニア クチュール(Ermenegildo Zegna Couture)の2019年春夏コレクションがミラノで発表された。
2018年06月20日マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)の2019年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで発表された。『未知との遭遇』とコラボレーションミラーのようなランウェイに、目を覆いたくなるぐらい眩しく輝く三角のトンネルが現れる。そこから登場するモデルたちは、この無機的かつ近未来的な会場の中で、ネオンカラーを纏って闊歩していく。今季は、スティーヴン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇』がコンセプトだ。色だけで“未知数”がどんどんとアップしていく。そんな気さえした今回のコレクションでは、アノラックパーカーの差し色に、ストライプシャツに、ハイカットスニーカーにと、ネオンカラーが多用されている。フューチャリスティックなムードを創り出していたのは、こうしたカラーパレットだけではなく、おそらくプリント、ロゴの配置、シルエットなども一役買っている。しかし、意外にもベースとなるワードローブ自体は実用性に長けた、私たちになじみ深いものが多い。もっと言えば、ブランドが得意とするストリート感は、一切方向転換しているわけではないのだ。ブリーチデニムはネオンカラーに染めて、ひざの部分のみ黒いテープのようなものでダブルニーのようなデザインへ。ネオンピンクを指し色にしたスポーツパーカーはタイピングプリントを配したシャツ、さらにはチノパンをあわせた。ウィメンズではクロップド丈のシャツにTシャツ、あわせたワークパンツは宇宙っぽく見せるため、ポケットには止水ジッパーを採用。それが水にも強いという実用性にも繋がっている。ランウェイの最後には映画のワンシーンを想わせるプリントが登場し、コンセプトを今一度強調した。ポンチョ型のアウターには映画名までしっかりと記されている。マルセロ・ブロンが見せた『未知との遭遇』のなかには、未知だけじゃない、“ストリート”をはじめとする私たちが知ってるものが最後までベースにあった。
2018年06月20日小さくても、自分たちらしいカフェを開きたい――。そんな思いを抱いて、土地を探すこと5年。和田さん夫妻が見つけたのは、茅ヶ崎駅から徒歩10分、おしゃれな雑貨店や飲食店が並ぶ大通りから小道を入った静かな住宅街の一角でした。■ カフェの名前は家族のイニシャルを組み合わせてつけた完成したカフェは、庭の豊かな緑やガルバリウム鋼板を乱張りにした外壁が印象的です。店の名前は「nokka」。夫妻と両親の名前のイニシャルを組み合わせた造語ですが、「フィンランド語では『くちばし』を意味するそうです」と妻。北欧テイストにまとめた店内に、ぴったりと合うネーミングです。■ デメリットと思いがちな三角形の敷地には意外なメリットが敷地は25坪と小さく、三角形という変形地でしたが「希望どおりの環境でしたし、日当たりも風通しもよく、ここしかないと思いました」と和田さん。設計は、以前から交流のあった木津潤平建築設計事務所の木津潤平さんに依頼しました。「カフェ兼住居の建物で、カフェには緑豊かな庭があり、住居部分はなるべく狭さを感じないように」という希望を伝え、カフェハウスづくりはスタートしたそうです。夫妻の要望を受けた木津さんは、建坪9坪のコンパクトな建物で、1階はカフェ、2階は住まいというプランを提案。庭はデッドスペースとなりがちな鋭角部分を利用してつくり、両開き窓やガラス入りの扉を通して、カフェから緑を眺められるようにしました。「三角形の庭は、同じ面積の矩形の庭よりも奥行きと広がりを感じることができます」と木津さん。トネリコやオリーブなどの木々が風に葉を揺らす様を眺めていると、まるで森の中にいるように感じられ、リラックスできます。カフェ部分の高い天井は、2階の床をスキップフロアにして1段上げることで実現。2階からの光を取り込むように上部に窓をつくり、明るさと広がりを得られるようにしました。また、カフェ内の壁は漆喰、床はラフなモルタル仕上げになっていてます。「お二人の穏やかな人間性や暮らしぶりがそのまま表れるように、温かみのある素材感を楽しむ空間にしました」と木津さん。調理スペースは床を1段下げて、カウンターに座った人と目線を合わせるように配慮しています。コンパクトな調理スペースは、動線に無駄がなく作業効率がスムーズです。カフェでは、カフェインフリーの飲み物とビオワイン、おつまみなどを提供しています。地元で有名だった雑貨店「サザンアクセンツ」から譲り受けた家具を置き、ワインの空き瓶を彩りのアイテムに。営業がない日曜日、夫妻はカフェでブランチやお茶を楽しむそうです。「生活の場である2階と違って、ここは、私たちもゆっくりと過ごせるくつろぎの場所なんです」■ ふたり暮らしにちょうどいいコンパクトなワンルーム住まいの玄関は、南側に設置。階段の段差を利用して靴の収納もしています。右の写真の左側は、カフェと住居で共有するトイレの扉です。手洗いの洗面ボウルや水栓は、デザインにこだわって選んだものです。「ふたり暮らしなので、住まい部分はワンルームで十分」という夫妻。2階はワンルームとしながらも、ダイニングと寝室の床をスキップさせて空間を緩やかにゾーニングし、一室空間のあちらこちらに居場所があるプランを採用しました。寝室の床を70㎝上げてできた段差には半透明の窓を設置することで、1階に光を届けています。限られた面積でも広がりを感じられるように、南側には天井までの大きなガラス窓を設置。キッチン上部はロフト収納になっています。また、2階にもカフェと同じように温かみのある素材を採用。ダイニングの床は桜、寝室の床はサワラを使い、リラックスできる空間に整えています。敷地の南側は、ハーブ専用のミニ菜園です。ミント、フェンネル、タイム、バジルなど、カフェ用メニューに使うものを栽培しています。左の写真は、妻のお気に入りで、ぬいぐるみ作家・金森美也子さんの作品です。妻はオリジナルブランド「LOOP LOUPE」を持ち、右の写真のような手づくりアクセサリーの販売もしています。こだわりを叶えつつも予算内で収められるように、カフェの漆喰壁や2階の床のワックス塗りは、夫妻でD.I.Y.もしたそうです。こうしたコストバランスも図りながら、自分たちの“好き”をちりばめた空間を手にした和田さん夫妻でした。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2017年3.4月号」も参考にしてみてくださいね。設計/木津潤平建築設計事務所撮影中村風詩人【巻頭特集】「快楽的!住宅設備・建材生活」「小さなお店のある家」豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン
2018年06月20日ニール バレット(NEIL BARRETT)の2019年春夏メンズ&ウィメンズコレクションショーがミラノで行われた。
2018年06月20日ヴェルサーチ(VERSACE)の2019年春夏メンズコレクションが、2018年6月16日(土)にイタリア・ミラノで発表された。クリアなランウェイに、天井には枝垂れる花々。そこはまるで幻想的な花園。ヴェルサーチの贅沢さそのままだが、煌びやだったり厳格さだったり、そういったいつもの印象とは少し違う雰囲気だった。ヴェルサーチ流、ハイブリッドスタイルの追及いざショー始まると、とたんに厳格さや重厚なブランドらしさが現れると同時に、“今季らしさ”が漂う。スタートから続いたのは、クラシックとストリートの掛け合わせ。型の角ばった主張的なジャケットには、インナーにロゴTシャツとフリルを並べたシャツ、そしてデニムパンツをスタイリング。足元はハイテクスニーカーだ。今季はそのハイブリッドが秀逸で、スーツ地のジレは、ロゴTシャツと派手な開襟シャツ、そしてハイウエストのストレートデニム、足元にはカジュアルなサンダルをセレクト。ダブルステッチでミリタリーなエッセンスを抱合したクラシカルなストライプ地のセットアップなど、ディテールからも読み取れるハイブリッドもある。一方で、パイソン柄のセットアップなどを提案し、ブランドらしい極めてラグジュアリーな演出にもぬかりない。中盤以降は、会場に咲く花々と同じく華やかな、フラワープリントが投影される。その表現は様々で、ニットジャカードのプルーバーからシースルーシャツまで。先に述べた“ハイブリッド”のキーワードを共通項とするならば、これはおそらくフェミニンのハイブリッドである。花柄は徐々に自由を手に入れて、ランダムなフリルやギャザーなどと共にその共存を加速させた。後半にかけて登場したネオンカラーは、今季のヴェルサーチの、煌びやかであらゆるものが境界線を越える世界を、さらに呼び起こした。80年代を彷彿とさせるような、ポップな色使いはバスケットハットやスニーカーなどの小物でも登場している。そして、花柄のテキスタイルには、ビジュー刺繍などのディテールが加えられ、アイコニックなチェーンのモチーフと融合していく。最後には、ラメが輝くフリル付きのシースルーシャツを重ねて花柄を幻想的に表現。女性が女性らしく、男性が男性らしくという考えは撤廃することで、すべての垣根を越えた、ヴェルサーチ流のリッチなファッションの楽しみ方を伝藩させた。
2018年06月20日「anan」2107号6/20水曜日発売「2018年後半、あなたの恋と運命」特集、今回の表紙制作の様子を紹介します。anan編集部やっぱりすごい、シライシユウコさん。ananの占い特集の表紙をイラストレーターのシライシユウコさんにお願いするようになって、今回で6号目。実は最初にお願いをした際にも私・編集Kが担当させていただいたのですが、シライシさんのそのすさまじいお仕事ぶりは、今回久々にご一緒しても、まったく変わっていませんでした。すさまじさの一端をご紹介しますと、まずはそのお仕事の迅速っぷり。こちらが「おひさしぶりです!」とご連絡をしてから、わずか数日以内に行った打ち合わせに、10パターン近いイラストラフをご持参してくださるのです。しかも「ラフ」とはいえども、どれも見ていてわくわくしてくるような案ばかり。そう、“恒例の特集なので、その伝統的な世界観を保ちつつも、毎号新しいイメージを打ち出していきたい”、という編集部の願望をばっちりと汲み取って、新しい球を投げてくださる。そこもシライシさんのすさまじさのひとつです。そして何といっても、やはりその緻密で、繊細で、けれど華やかでもある、オリジナリティ溢れるイラストの素敵さ! みなさん、本誌を手に取っていただいたら、表紙とぜひご自分の星座のページだけではなく、他のページも見てみてくださいね。星座それぞれにモチーフが異なるのはもちろん、イメージカラーがあり、よーく見ていくとなんだか物語性すら感じさせられる。そして、そしてそこには、占いを通して幸運を掴んでほしい! という願いすらこもっているように感じます。ちなみに、今回の打ち合わせで出たキーワードは、「爽やかさ」。これまでの表紙では使ってこなかったグリーンが加わって、梅雨が去ったあとの初夏のみずみずしさを先取りするような、眺めているだけでぱっと運気が晴れやかになるような雰囲気です。占いの内容はもちろん、ページのビジュアルも、みなさんに楽しんでいただけたらと願っています。(K)
2018年06月19日ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)が6月16日に2019年春夏メンズコレクションを発表した。ショーには、女優のモニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)と、スーパーモデルのナオミ・ キャンベル(Naomi Campbell)も登場し、ショーを更に盛り上げていた。
2018年06月19日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)がミラノメンズファッションウィークを締めくくる6月18日、2019年春ウィメンズ&2019年春夏メンズコレクションを発表した。
2018年06月19日フランチェスコ・ラガッツィ(Francesco Ragazzi)の手がけるパーム・エンジェルス(Palm Angels)が2019年春夏コレクションを6月17日、ミラノで発表した。モンクレール(MONCLER)の新プロジェクト「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」のコレクションの一つ、「8 モンクレール パーム・エンジェルス」も手がけるなどし、注目を集めている。今シーズンは、“究極的な肉体疲労と疲労回復”をテーマに、ロッククライミングを始めとするアウトドアスポーツに影響を受けている。ボリューミーな袖のフーディーにストレートフィットのトラウザー、ボクシーなシルエットのジャンパーやスカート、ウエストマークのクラシックドレスを未来的なナイロンで作り替えたワンピースなどのアイテムに、アスレチックなベルクロのスニーカーやサンダルが合わせられた。また、ハイテクギアメーカ「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」とのコラボレーション「Palm Angels x Under Armour」を発表。ショーには、「UA リカバリーテクノロジー」を搭載したフーディー、ジョガー、ショーツ、Tシャツが登場した。
2018年06月19日アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)の2019年春コレクションが、2018年6月16日(土)にイタリア・ミラノにて発表された。メンズファッションウィークの初日に発表した今回は、アルベルタ フェレッティがデザインを務めたアリタリア航空の客室乗務員の制服もともにお披露目となった。アリタリア航空の新ユニフォーム発表とともに会場はドゥオーモの大聖堂の近く。歴史と文化を感じられる荘厳なゴシック建築は、アルベルタ フェレッティが得意とするラグジュアリー、そしてエレガンスを引き立てるにふさわしい。会場までの階段には、アリタリア航空の新ユニフォームを身に着けた客室乗務員たちがずらりと並んで来場者を迎えた。ランウェイでも、アリタリア航空のロゴが入ったMA-1やTシャツ、プルオーバーなどのアイテムが登場している。サファリムードと共に増幅するエレガンスの表現ショーは、サファリジャケットやオーバーオール、エスニックなチマヨ柄ポンチョ、そしてウエスタンブーツなどを合わせる、カジュアルなルックが先行した。素材は滑らかなスエードや、ほんのり色褪せたミリタリーカーキ。そこにスタッズやストーンが並べられ、今季の象徴的なサファリムードを盛り上げていく。その一方でエレガンスなムードも徐々に勢いを増す。それは、ウエスタンやサファリでは定番ともいえるフリンジの変化が引き金となった。レザージャケットやスエードに配されたフリンジは、ランウェイが進むごとにだんだんと繊細になっていく。その繊細さを促すように、織り交ぜるシースルーの素材、そして煌びやかでセンシュアルな刺繍が加わる。こうした表現は、ショー終盤にかけて一気に加速した。フリンジはティアードワンピースに用いられ、プリーツやシフォンよりもしなやかな動きをもたらす。ケープ型のロングワンピースには、動きの余韻を残すかのように極細かつ密に施されたフリンジが、キラキラと揺れる。さらにフリルや軽やかなシフォン素材が登場することで、フェミニンな要素もプラスされた。そして、極めつけはフェザーやビジューによって完成した“新生フリンジ”。ロングドレスの全面を覆うそれは、サファリやウエスタンなどのカジュアルなスタイルを起点にしながらもラグジュアリーな女性像を表す、あるひとつの手段として採用された。
2018年06月19日「InRed」8月号の付録は!?数多くの大人の女性に愛読されるファッション雑誌「InRed(インレッド)」(宝島社)。大人の女性心をくすぐる充実した内容もさることながら、毎月付属される特別付録の質の高さも人気の秘密だ。そんな「InRed」8月号の付録に、夏のオシャレに欠かせないネイルグッズ豪華7点セットが登場する。長井かおり監修のネイルケアセット!8月号の特別付録は、長井かおり監修「アダム エ ロペ ル マガザン特製 指先ビューティセット」。速乾ベース&トップコート、チェンジャートップコート、ネイルカラー、爪ヤスリ、フットセパレーター全てが入った、豪華7点セットだ。ネイルカラーは大人の女性の抜け感を演出する、コーラル、サックスブルー、グリーンの3色。ベース&トップコートは、仕事にプライベートにと忙しい女性に嬉しい速乾機能つき。さらに仕上がりのニュアンスを変えることができるチェンジャーコートまでついた、付録とは思えない充実度だ。テンションUPのパンダグッズも爪ヤスリは、上野動物園のアイドル「シャンシャン」のデザイン。フットセパレーターも愛らしいパンダがモチーフになっている。可愛すぎるパンダグッズで、ネイルケアが癒やしの時間になるだろう。「InRed」8月号は2018年7月6日発売。現在予約受付中だ。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※宝島社公式サイト※Amazon.co.jp
2018年06月18日日刊Sumaiの運営のほか、『住まいの設計』『リライフプラス』の撮影で年間70件以上のお宅撮影に飛び回る編集部・君島(46)の取材こぼれ話や、うっかり母さんなプライベートをチラ見せ!■ オシャレじゃないものがいっこもないお宅『relife+vol.29』 が6/14に発売になりました。今回「インテリアショップのリノベ」 というテーマで5軒のお宅をご紹介しています。こちらはスタンダードトレードさんの施工例。とってもオトナな雰囲気( といってもお施主さんは私より年下ですが…)で、オシャレじゃないものがいっこもない( けど無理してる訳じゃない)素敵なお宅でした。■ リノベのテーマは…「白」を使わないこと!巻頭特集の1軒めでご紹介したこちらのお宅、 高速道路が目の前なのですが、意外に視線などは気にならず、 見ていて飽きない風景でした「白」を使わないことをテーマにしていた、というだけあり、 様々な色が使われていますが、派手〜という感じではなく、 シックな中に遊び心もある、まさに「デキる」お宅でした和紙を貼った渋かっこいいキッチンも要チェックです。■ 収納王子が武者修行!?『relife+vol.29』 では4つの新連載もスタートしました。そのひとつが、将来「収納御殿」を建てたいという野望をお持ちの収納王子コジマジックさんが、いろいろなところに武者修行に行って家づくりのアレコレを学ぶ、という企画。記念すべき初回は、人気リノベーション会社・フィールドガレージ代表の原 直樹さんのご自邸にお邪魔してきました。とってもおしゃれなんですが、えっこんなところにも収納が!? という驚きがあったり、大学生のお嬢さんのお部屋の壁の色がびっくりするような色だったり(でもかっこいいんですよ)。広さは約65平米とコンパクトですが、見どころいっぱいのお宅をたっぷり6ページでご紹介していますのでぜひご覧くださいね!
2018年06月16日こんな山の上に店舗があるの!?と疑ってしまうような山梨・西八千代郡の高台に、イタリアンレストラン「イル ポッジョ」はあります。味はもちろん、甲府盆地や八ヶ岳を望むロケーションも地元で評判になっています。レストランは武井さん夫妻が営んでいるもので、夫は料理を、栄養士である妻がデザートを担当。絵本に出てきそうな三角屋根の真っ白な建物は、1階が店舗で、2階が夫妻の住宅になっています。建設にあたって夫婦が強く希望したのは、ふたりが子どもの頃から慣れ親しんできたこの雄大な景色を、店舗からも住居からも眺められることでした。設計を担当したオンタイムデザインオフィスの深澤賢治さんは、店舗も住居も窓の配置がポイントになったと言います。■ DIYも組み合わせてこだわりどころに予算を集中お店のシンボルは、入口に面した大きなドーム状の石窯です。夫は国内外で料理経験を積み、本場ナポリでピザ修業もした上で、念願のイタリアンレストランをオープンしました。レストランをつくる際にはナポリから取り寄せたピザ窯と、ナポリ式のエスプレッソマシンは外せなかったと言います。こだわりどころに惜しげなくお金をかけたぶん、ローコスト対策は必須でした。そこで、漆喰の壁は自ら塗り、テーブルや家具に至るまで、すべて手づくりしました。夫が丹精込めてニ度塗りした漆喰の壁は、エスタコウォールを使用。石灰石が主成分の自然素材で、ヨーロッパ伝統の塗り壁材です。壁に掛けられた黒板のワインリストには、厳選された山梨県産のおいしいワインが並んでいます。年代物のミゼット、きれいに重ねられた薪、エントランスボード、カウンター、さり気なく飾られたフレーム、食材まで、すべてのものから武井さんのこだわりが感じられます。ホールと厨房の一体感を出すために、厨房はオープンに。グラス、調味料、フライパンなどの調理器具も、美しくディスプレイされています。■ 最も重要なカギとなったのは景観の生かし方屋外テラスは夫妻の期待通り大人気で、景色を眺めながらのランチの、特等席になっています。そもそも夫妻が景色にこだわったのは、「ほかの土地で暮らしてみて、初めてこの地のよさを実感したから」(夫)と言います。その想いに応えた深澤さんですが、難しい面もあったそうです。「耐震のためにはどうしても壁が必要でしたが、開口のためには壁をできる限り減らしたい。そのために、木造の柱と鉄の梁を使用したハイブリッド構造を採用。耐震性を強化しつつ、大きな窓を取ることに成功しました」(深澤さん)。そうやって、1階店舗の屋外テラスからはもちろん、店舗内や、2階のキッチン、浴室からも、この絶景を眺められるプランが完成したのです。また、もとは畑だった土地を購入したため、農地転用という高いハードルもあったそうです。けれども、周りの農地を利用して、野菜の自主栽培ができるというメリットも生まれました。■ 自宅も最大限に眺望を生かしたつくりに「限られたスペースの中で、2階の自宅はリビングを中心に、各部屋を周りに配置。ゆったりできるスペースを確保できるように計画しました」と深澤さん。主役となるLDKには、北西だけでなく、南西にも大きな窓を設けて、最大限に眺望を生かした住まいを実現。ただ、年間を通して風が強く吹きつける土地柄に配慮して、リビングダイニング西側の開口部は断熱性も重視しました。家族の食事をつくる妻は、料理中も景色が眺められることを要望。店舗のテラスと同じ方向にキッチンを配置しました。さらに、キッチンの先にある広いバルコニーは、まさにアウトドアリビング!テーブルやハンモックを置き、家族のくつろぎのスペースになっています。「ここで取る朝食は最高!バルコニーで過ごすと、心に余裕ができます」と妻。夏には甲府の花火鑑賞する特等席になり、子どもがプールを楽しむスペースにもなっているそう。夫が手塩にかけて育てている野菜畑も一望できます。北側から見たダイニングとリビングです。2階のワークスペースでは、事務仕事ができるようになっています。店舗側からつながる自宅の玄関を1日に何度も通り、オンとオフの区分けなく働く夫と、子育てしながら店舗の手伝いもしている妻。そして、そんな両親の姿を見ながら成長していく子どもたち。店舗兼用住宅ならではのよさを実感し、満足げに笑顔を浮かべる武井さん夫婦でした。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2017年3.4月号」も参考にしてみてくださいね。設計/オンタイムデザインオフィス撮影目黒伸宜【巻頭特集】「快楽的!住宅設備・建材生活」「小さなお店のある家」豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン
2018年06月14日「日本酒フェア2019~世界で一番日本酒が集まる日~」が、2019年6月15日(土)に東京・池袋サンシャインシティにて開催される。「日本酒フェア2019~世界で一番日本酒が集まる日~」は、全国の約1,750の蔵元が所属する日本酒造組合中央会主催の日本酒イベント。会場では、「公開きき酒会」と「全国日本酒フェア」と2つのイベントが同時に開催される。全国45都道府県の酒造組合がそれぞれがテーマを設けて、日本酒を出展。来場者は、約1,000種類もの日本酒を都道府県ごとに飲み比べることができる。約410点もの日本酒が揃う「公開きき酒会」では、全国新酒鑑評会で審査された入賞酒を飲み比べ。入賞酒は416点にものぼる。また、普段は知ることのできない日本酒の魅力に触れられるディスプレイも設置される。燗酒や花の酵母を使用し醸された日本酒のブースや日本酒セミナーなど、日本酒を学べるコンテンツも充実。全国各地の名酒をぜひこの機会に楽しんで。【詳細】「日本酒フェア2019~世界で一番日本酒が集まる日~」日時:2019年6月15日(土)■公開きき酒会時間:10:00~13:00(共通入場券の販売は12:00まで)、15:30~18:30(共通入場券の販売は18:00まで)※一部、二部完全入れ替え制。会場:池袋サンシャインシティ 文化会館4F 展示ホールB ■全国日本酒フェア時間:第1部 10:00~13:30(入場は13:00まで)、第2部 15:30~19:00(入場は18:30まで)会場:池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA入場料:日本酒フェア2019両イベント共通券:第1部、第2部 前売り券3,500円/当日券4,000円(オリジナルお猪口・冊子付き)全国日本酒フェアのみ:前売り・当日券1,500円【問い合わせ先】日本の酒情報館TEL:03-3519-2091(10:00~18:00)※土・日・祝日は休館
2018年06月11日素敵なお宅があると聞けば北海道から九州まで、どこへでも!フットワークの軽い『住まいの設計』編集長・丸(56)の取材こぼれ話や、男前なプライベートをチラ見せ!■ 作業スペースを外に設けた反転バージョン「すわ製作所」を主宰する眞田さんのご自邸に伺いました。いろいろと見どころ満載なのですが、詳細は7月21日発売の『住まいの設計9.10月号』で。眞田さんのお宅は、眞田さんご夫婦にお子さん3人、眞田さんのお母様の6人家族。で、このキッチン。作業スペースを囲ったL型キッチンが一般的なのですが、こちらは作業スペースを外に設けた反転バージョン。楽勝で4人くらいが一緒に調理作業をできます。Lに囲われた部分は廊下側からの収納です。ものは考えようですね。■ 犬のための家。しかも平屋です翌日は、服部信康建築設計事務所さんの手がけた「犬のための家」に。広々とした平屋でたいそう気持ちのいい住宅でした。3匹のブルドッグ、フレンチブルドッグものんびりマイペースで過ごしています。実は犬にとって住みやすい家は、人にとっても住みやすい家なんですよね。こちらも7月21日発売の『住まいの設計9.10月号』でご覧ください。■ ちょっとコワいところがまた…先日お邪魔したお宅にて。ご主人が海外出張の際に蚤の市で買ってきたというシンバルモンキー。アンティークな風合いがたまりません。でも小学2年生のお嬢さんが「コワい」というので、ウォークスルーのシューズクロゼットにしまっているそうです。確かにちょっとコワいかもしれませんね。
2018年06月10日古民家ホテル「鎌倉 古今」が2019年1月7日(月)、鎌倉にオープンする。安政2年築の古民家をリノベーションしたラグジュアリーホテル「鎌倉宮」や「鶴岡八幡宮」など、歴史的な寺社仏閣などの徒歩圏内に誕生する「鎌倉 古今」は、安政2年(1855年)に建てられた古民家を、日本家屋の魅力はそのままにリノベーションしたラグジュアリーホテル。建物の梁は江戸時代当時のものをそのまま残すなど、163年の歴史を感じられるデザインが魅力となっている。鎌倉における古民家ホテルの先駆けに国内外から多くの観光客が訪れるものの、古都保存法で歴史的風土保存区域に指定されたエリアが多く、慢性的に宿泊施設が不足している鎌倉。しかし、民泊新法の施行に伴い、古民家の宿泊施設としての利用が可能に。今回オープンする「鎌倉古今」は、鎌倉における自然を破壊しない古民家ホテルの先駆けとして、新たな宿泊体験を提供する。“古今”を感じる客室デザイン客室は、昔ながらの伝統的な和室をベースに、ナチュラルでモダンなデザインのベッドやソファを配置した、“古今”を感じられるデザイン。障子を活用した開放感ある空間で、緑あふれる鎌倉の自然も楽しめる。そのほか、宿泊者には、観光にも便利な無料のスマートフォンレンタルサービスである「handy」、エアウィーヴ社による宿泊者ごとに最適な寝具などが用意されている。イタリアンオーガニックレストランも併設同ホテルには、オーガニックレストランの先駆けである「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフが監修したレストラン「Restaurant COCON」も併設。ライブ感溢れる10席のカウンターと、半個室の1卓4席で、イタリアンベースのオーガニック料理やオーガニックワイン、デトックスドリンクなどを提供する。施設概要「鎌倉 古今(かまくら ここん)」オープン日:2019年1月7日(月)※民泊新法に基づき、180日限定での営業となる。住所:鎌倉市二階堂836宿泊料金:・1泊朝食付プラン 1名 48,000円+税・1泊夕朝食付プラン 1名 60,000円+税客室数:2室(88㎡ / 82㎡)アクセス:・鎌倉駅より車10分・大塔宮バス停より徒歩3分※宿泊者は鎌倉駅からの無料送迎付き。予約TEL:050-5213-2512(9:00〜18:00/定休日:火・水曜)
2018年06月09日日刊Sumaiの運営のほか、『住まいの設計』『リライフプラス』の撮影で年間70件以上のお宅撮影に飛び回る編集部・君島(46)の取材こぼれ話や、うっかり母さんなプライベートをチラ見せ!■ 6/14(木)『relife+vol.29』が発売になります!来週、6/14(木)『relife+vol.29』が発売になります。表紙は築33年の団地をリノベしたお宅。テレビやラジオでコメンテーターとしても活躍されているイケメンな某大学教授さんのご自宅です。収納王子・コジマジックさんの新連載「家づくり武者修行!」もスタートします。将来「収納御殿」を建てたいという野望をお持ちのコジマジックさんが、いろいろなところに武者修行?に行って家づくりのアレコレを学ぶ、という企画です。とっても楽しいページになっていますのでこちらもぜひご覧くださいね!■ 6月29日(金)18時30分~トークセッション@大阪があります6月29日(金)18時30分~パナソニックセンター大阪 1階 セミナールームにてトークセッションをします。テーマは「141平米のマンションを800万円でリノベするアイデア」豊中市在住の建築家・平野玲以さんをゲストにお迎えして、『relife+vol.23』の表紙も飾った平野さん宅のリノベのプロセスについてアレコレ聞いちゃいます。ちなみ昭和49年築の超カッコいいヴィンテージマンションです。参加費は500円程かかりますが、6/14発売の最新号『relife+vol.29』(1,250円)をプレゼントします!お申し込みはこちらから。ふるってご参加くださいね〜。■ 中2のムスメの愛読書がシブすぎる件先日、高熱で学校を休んだ中2のムスメ。帰宅すると枕元にあったのがこの2冊。確かにお金は大切ですが……。タイムマネジメント的なことに興味を持ち始めたので、私が高校生の頃熱心に読んでいた本をすすめたら、そちらはスルーされました。そ、装丁のせい?
2018年06月09日モスキーノ(MOSCHINO)は、2019年春夏メンズコレクションおよび2019年ウィメンズリゾートコレクションを日本時間の2018年6月9日(土)11:30にロサンゼルスで発表する。ファッションプレスではその模様をライブ配信。前シーズンの2018-19年秋冬コレクションでは、近年の色に溢れたコレクションとは全くことなる“黒”の世界を展開。メンズではオーガンザをスーツの上から重ねたルックが、ウィメンズでは体にアートを映し出したかのようなドレスが目を惹き、意外性のある肌の見せ方にも注目が集まった。ロサンゼルスで発表される最新コレクションでは、どのようなショーを見せてくれるのか。期待が高まる。【詳細】モスキーノ 2019年春夏メンズコレクション&2019年ウィメンズリゾートコレクション開催日時:日本時間 2018年6月9日(土)11:30現地時間 2018年6月8日(金)19:30
2018年06月08日パリに本店を構える総合美容専門店「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」が6月7日、京都に日本2号店をオープンさせた。ジャン-ヴァンサン・ビュリー(Jean-Vincent Bully)が1803年に創業した「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」は、ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック(Victoire de Taillac)とラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)夫妻によって2014年に再スタート。パリ、ロンドン、ソウル、台北に次いで、2017年4月に東京・代官山に日本1号店をオープンした。彼らが日本2号店の地に選んだのは、京都。直線的な梁が印象的な数寄屋造りの外観は、日本の茶室に着想を得て聚楽壁(じゅらくかべ)、沓石(くついし)、障子を用いた日本の床の間のようなしつらえを演出した。しかし店内に入ると一転、内装は19世紀のフランスらしいクラシカルな空間へと誘う。オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーを象徴する重厚な薬局棚、ブティックの中央にはオイル・スキンケアを相談しながらセレクトするための大理石のカウンターが設置されている。床は、ヴェルサイユ式の寄木細工を使用。高さ4メートルの天井には、17世紀のパリで流行した肖像画を配置している。古来の製法を守りながらも、最新の美容技術を駆使したオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの製品は、パラベンやシリコンなどを一切使わず、原材料の効能を最大限に引き出した最高級のクオリティーが魅力。スキンケア、ボディケア、ヘアケアを始め、オーラルケアやネイルケア、香水、各種美容ツールまで、幅広い製品を取りそろえている。また、今夏以降は植物オイルボトルのリニューアルや、パリのホテル・クリヨン(Hotel de Crillon)の客室に導入されているミニサイズのアイテムをセットにしたトラベルキットも発売される予定。【店舗情報】オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー 京都店住所:京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 1階営業時間:11:00~20:00最終更新: 6月7日
2018年06月07日ディオール(Dior)は、2019年リゾートコレクションをフランス・パリのシャンティイで発表した。ディオールが綴る物語、今季の主役は女性騎士(エスカラムサ)マリア・グラツィア・キウリが、今季の物語の主役として選んだのは、メキシコの伝統的な女性騎士「エスカラムサ」だ。チャレリアと呼ばれる馬術競技に、男性と同じく果敢に挑む彼女たちは、刺繍で満たされたスカート、大きなハット、フラワーモチーフが踊るフェミニンなコスチュームで鍛え抜かれた強靭な肉体を包んでいる。モダンに解釈された“トワル ド ジュイ”太いベルトやウエストラインを強調するジャケットと、軽快に揺れるチュールやレースのスカートによって生まれる、まるでニュールックのようなコントラストの強いシルエットをベースに、幻想的な世界が広がっていく。特に、マリア・グラツィア・キウリが目を付けたのが、フランスの伝統的なテキスタイル、トワル ド ジュイだ。田園風景をはじめとする日常の美しさを投影するトワル ド ジュイを、今季はより自由な発想でモダンに解釈している。うさぎや馬などの優しい動物たちが草原を走るわけではなく、当時の牧歌的な要素は少ない。曲がりくねって朽ちた木々、そしてライオン、トラ、蛇といった強い動物が登場する風景は、身に着ける女性の内側を示すかのように、ワイルドな部分が垣間見える。時には「バー」ジャケットやロマンティックなレースブラウスの下で、伸びやかに重なり合うパウダーカラーのチュールに、またある時には、対照的なサファリジャケットに落とし込まれる。形は違えど古典的な美しさを今に蘇らせるという点で共通していて、あくまで毅然とした佇まいで居続ける。そこに加わる、揺らめく繊細なレースと踊るような草花の刺繍は、強さとは対比的にある、女性の“愛”や“優しさ”の表現にも思える。もうひとつの女性像、ジェンダーにとらわれない“アマゾネス”の存在今季、女性像を具現化するうえで、イメージしたもう一人の人物がいる。ギリシア神話に登場するアマゾネスだ。女性のみで構成された狩猟部族として知られ、彼女たちもまたジェンダーに捉われない存在だったのだ。キュロットスカートや、1948年春夏オートクチュールコレクションに発表した「Drags」を彷彿されるスカート、メンズシャツも登場していた。女性騎士の強さを軸に、マリア・グラツィア・キウリがのせた自由で幻想的な物語が紡がれたランウェイ。時代を越えて、彼女が現代によみがえらせたスタイルは、きっと今の女性たちに通ずるものばかりなのではないか。
2018年06月06日施主であるあなたは設計の依頼をして、提案プランが目の前に出されたとしましょう。それを見たとき、おそらくあなたは、ぱっと見て気に入れば「わ~い」と舞い上がってしまうでしょうし、そうでなければ「う~ん」と悩んでずっとそのプランをみつめてしまったりするでしょう。何がよくて何がだめだと感じたのでしょうか。客観的に提案されたプランのどこを見ればいいのか。今回は設計者がプランを発想する視点から追っていき、そのポイントを解説します。設計者はどのようにプランを生みだしているのか!私が建築プランをどのように発想しているのか。それは、「建物をどう配置すればいいか」「リビングからそれぞれの個室へどうつなげるか」「敷地から見える美しい風景をどう生かすか」「敷地建てることができる法的面積を有効活用できる方法から探ってみる」など、どういうアプローチがしっくりくるかを確認しながら検討しています。そして、実際にイメージをかたちにするとき、できるだけ頭の中だけでつくりこまないようにしながら手描きでスケッチを書き、さらに施主の希望や法規、構造等とどう折り合いがつくのかを捉えなおします。このとき私は「手に脳みそがある」意識をもって手を走らせています。施主様が提案をみて「いいな!」と思うのは頭だけでない感覚的な部分でもあります。それが私たちの手先によって生み出され、心地よさにもつながると考えています。■ プランは「いいな!」に対するロジック!私たちは、上記で施主様が感じた「いいな!」にきちんと意味と理由があることをお伝えし、「そうなんだ!」と理解をしてもらえるようにこころがけています。そういう案は、プランが成立しています。KY / PIXTA(ピクスタ)プランというものは、設計者が「これはいける!」と思ったイメージを論理的に施主様に説明するものでもあります。そのバランスがきちんと紙を見て、模型を見て、表現されているかということを私は大切にしています。いいなに対するロジックをプランで展開しているのです。現在、提案中のスケッチ例をひとつあげてみましょう。旦那さん奥さんと子ども1人の3人家族に提案しました。リビング・ダイニングに家族が集まってくる家がほしいと要望されて私が提案したのが、以下の案です。「いいな」をいただきました!プランでは、個室や水周りなどの空間をコア状にもうけ、そして、その他の空間をリビング、ダイニングなどのメインの空間としています。南側には要望にあった畳コーナーをもうけ、縁側から庭にアクセスできるように計画しています。施主様からは、限られた予算のなかで、家族が集まるリビング・ダイニング空間を可能な限り大きくとりたいという要望がありました。なので、彼らが「いいな」と思った部分は、メイン空間がひとつながりに大きく確保できていることであったそうです。そしてさらにプランを見てみると、無駄な廊下もなく、水回りや個室、階段などが合理的に区分され解決できているので、ご自身のなかでも整理ができたとのことでした。施主様が求める豊かな空間をつくりだすためには、解決しなければならない課題が必ず出てきます。それをプランに落とし込みます。「いいな」と感じる理由が、なんなのか。それを頭の中に入れながらプランを眺めると、建物を見るのがさらに面白くなるはずですよ!
2018年06月05日Photo: Estelle Hanania for Diorディオール(Dior)の2019年クルーズ コレクションが5月25日(現地時間)、パリ近郊にあるシャンティイ城で発表された。シャンティイ市は、伝統的なレース編みに加えフランス馬術の伝統に縁深い地としても知られている。16世紀から19世紀に建てられたルネサンス様式のシャンティイ城には世界的に有名なシャンティイ競馬場が隣接し、城の大厩舎は馬の博物館として開放されている。ショーは女性騎手たちが白馬に乗って駆け巡るパフォーマンスで幕を開けた。ディオール ウィメンズ コレクションアーティスティック ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)の2019年クルーズ コレクションのインスピレーション源となったは、メキシコの伝統的な女性騎手“エスカラムサ(escaramuzas)”。彼女たちが纏うフェミニンなコスチュームと、団結した“女性たちの強さ”や、“女性同士の友愛”。これらの要素をレースやチュールをあしらったボリュームのあるフリルスカートに、タイトなジャケットやハイベルトを合わせ、ウエストを強調したスタイルや、フランスの伝統的なテキスタイルである「トワルド ジュイ」を新たに解釈し、モダンなデザインへと昇華させたアイテムなどで表現した。団結した“女性たちの強さ”や、“女性同士の友愛”をギリシャ神話に登場する女性の部族アマゾネスからも着想を得ており、日本産コットンのジャケットに合わせたパンツスタイルや、キュロットスカート、クリスチャン・ディオールが1948年春夏 オートクチュール コレクションで発表したアフタヌーンドレス「Drags」を彷彿させる、プリーツスカートなどのアイテムに落とし込んだ。それらのアイテムに、マリア・グラツィア・キウリの再解釈により生まれ変わったディオールのアイコニックなサドルバッグやメンズシャツ、洗練されたブラックタイを合わせ、ジェンダーレスなスタイリングへと仕上げる。そこにはさらにマリアがイメージしたチリの女性作家イサベル・アジェンデのデビュー作『精霊たちの家』で描かれた、“自立した女性”のスピリットも垣間見える。スティーブン・ジョーンズ(Stephen Jones)のデザインしたつば広のストローハットと、伝統的なメキシカンエンブロイダリーが施されされたホワイトドレスのルックも今シーズンのアイコン。今回、エンブロイダリーが施されるドレスのアトリエでの制作風景も公開となった。メキシカンエンブロイダリーを施したルックのアトリエでの制作風景また、ショー当日の会場には、ナタリア・ダイアー(Natalia Dyer)、メラニー・ティエリー(Melanie Thierry)、アレクサ・チャン(Alexa Chung)、キアラ・フェラーニ(CHIARA FERRAGNI)、パリス・ジャクソン(Paris Jackson)を始めとする世界中のセレブリティが来場し、日本からは女優の新木優子も出席した。
2018年06月05日「古家つき土地」として売りに出されている物件を見たことはありませんか?家があまりにも古く傷んでいて価格をつけることができないような場合、その家が建っている土地のみを「古家つき」として売るのです。相場より安く手に入ることがメリットですが、古家の解体費用は買主が持つ必要があります。でも、もし古家をリノベーションできたら、家の購入費用がグッと抑えられるのではないでしょうか?この古家つき土地を手に入れ、そこに建っていた家を見事にリノベーションして復活させたのが横浜市内に暮らすMさん。8歳の長女、4歳の長男、0歳の次女と夫妻の5人家族です。敷地面積は約188平米、延床面積約130平米の2階建て、見晴らしのいい高台で隣は緑豊かな神社、と申し分のない好立地でした。物件価格が安く抑えられたため、リノベーション費用に1,920万円をかけました。■ 3年間売れ残っていた家を見て、妻は絶句……。多趣味な夫は、以前も築40年の家を自力でリフォームしたほどの猛者。子どもが2人になり、より広い家を求めて巡り合った横浜市内の中古住宅は、条件はぴったりだったものの廃墟寸前でした。一緒に見に行った妻が思わず絶句するほどボロボロ。それもそのはず、3年も売れ残っていたそうです。リノベをお願いしていた建築家の田井幹夫さんに、その家を見てもらったところ「これは面白くなるんじゃない」と太鼓判!妻の不安を尻目に、とんとん拍子に購入、リノベと話が進んでいったのです。■ 無機質でラフなスタジオ風の1階は、自由に使える空間コンクリートブロックを鉄筋やモルタルで補強した、今ではなかなか見られない「コンクリートブロック造」のM邸。「元々その建物が持っているポテンシャルを活かすのがリノベーション。新築だったら自分では多分やらないようなプランになった」と田井さん。なんと、1階の部屋はすべてモルタル仕上げの土間空間です。まるでスタジオのようなラフな雰囲気の1階。夫がコツコツと買い集めたアンティーク家具やスピーカーなどが置かれ、今は仕事で遅く帰った夫が寛ぐ場所となっています。妻は洗濯物の室内干しをする空間として、そして将来は引っ越してから3人に増えた子どもたちの部屋にする予定だそう。■ いいものは活かしつつ機能を一新できるのはリノベならではリノベーションの醍醐味といえば、元々あったディテールを上手に活かしたり、思い切って機能を刷新してグッと便利になったり、のバランス。M邸はそのバランスが秀逸。玄関は位置を変更せずにオープン棚を設置。ガラスブロックから漏れる光がきれいです。トイレと洗面脱衣室、バスルームなどの水回りはこんな感じ。位置はほぼそのままですが、設備機器を一新して配置を変更しました。2階へ続く階段は既存のままですが、塗装してイメージを一新。1階の居室へ続く建具も昔のままです。■ 2階は、木のぬくもりが優しいみんなの生活の場親子5人のおもな生活の場は2階。テラスだった部分を増築して、2面に大開口がある広々としたリビングに。窓を開け放つと、まるで屋外!隣接する神社の緑と高台ならではの景色が満喫できます。リビングのベランダからは、離れの屋上がよく見えます。子どもたちが自由に行き来できるよう階段を設けたことで、ハンモックで涼んだりバーベキューをしたりと、用途がぐんと広がりました。キッチンは夫婦2人で料理をするため、広めに設計。ステンレストップの作業台がほしいと、妻が要望を出しました。キッチン側は壁で閉じた空間とし、ピクチャーウインドゥを設けています。和室がひと部屋ほしいとの要望から、寝室を畳に。今は2段ベッドと布団で、家族5人が寝ています。寝室の奥には布団もしまえる大容量の収納を確保。右手の扉は階段ホールへ続く引き戸。LDKから寝室、階段ホールへ、ぐるりと回遊できる間取りです。階段ホールは、今は子どもたちの机を2つ置いて子ども部屋のように使っていますが、ユーティリティスペースとして将来様々に活用できそう。奥の小さな扉がトイレ、大きな2枚の引き戸が収納になっています。ここで宿題をしたり、しっかり者のお姉ちゃんが勉強を見てくれたりします。こちらは、おまけのようについていた離れ。屋上は子どもたちの格好の遊び場となっていますが、室内はというと、荷物を整理して夫自ら床をモルタルで塗り、物置兼作業小屋にしているそうです。いかがでしたか。「古家つき土地」を見事によみがえらせたM邸のリノベーション。立地と敷地条件が揃っていれば、お得なお買い物と言えそうです。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2017年11・12月号」も参考にしてみてくださいね。設計/アーキテクトカフェ・田井幹夫建築設計事務所撮影 飯貝拓司【巻頭特集】「光と風、緑を取り込む家」「みんなのシアワセキッチン&ダイニング」豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン
2018年06月04日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2019年リゾートコレクションが発表された。あらゆるものが渾然一体となってハーモニーが生み出される自由な都市、ローマのように、ありのままでいられるよう新しい美の形を表現した今シーズン。ビジュアルはストリートを舞台に撮影された。
2018年06月03日