子供は、ドングリや小石など、落ちている物をポケットに入れがち。少しでも琴線に触れれば、正体がよく分からない物も拾うことがあります。岐阜県関市にあるお寺『洗手院(千手院)』の住職(@senjuin1010)が、番犬である、せんちゃんと朝の散歩に行った時のこと。すれ違った小学生の少年が、「かっこいいやつ拾った!」と何かを手渡してきたといいます。見た瞬間、「アアアァァ」と奇声が出てしまった拾得物がこちら!少年が拾ったのは、土地や道路の境界を示す『境界標』。種類としては、杭やプレート、鋲(びょう)などがあります。家の建て替えや塀の設置などをする際、土地の境目が明確でないと、隣人トラブルが発生するでしょう。土地トラブルを防ぐ『境界標』を知っていた住職は、「お客様、それはぁ…」と胸中で突っ込みながらも、少年から拾った場所を聞き取り、地権者に返却することを決断。その後、現場付近を探索しても該当する場所を発見できなかったため、市に連絡して、『境界標』を引き取ってもらったといいます。この出来事はネット上で注目を集めさまざまなコメントが寄せられました。・取れたらあかんやつ…境界が迷子になっちゃう!・小学生からしたら、絶妙な劣化具合がカッコイイよな。そりゃあ、落ちていたら拾うよ。・ゲットしたら『境界線を自由に変更できる能力』が手に入りそうなアイテム。・ああ…地面に打ち込む杭ではなく、金属プレートだと、劣化したら車のタイヤが乗った程度で外れることがあるんだよね…。・我が家が失くしたやつ!実家を壊す時に総出で探したけど、発見できなかったですね。問題の解決後、住職は少年に「拾ってくれてありがとうな!市役所のおっちゃん、感謝してたで」と伝える予定とのこと。ちなみに住職は、以前外出中に、似た物を発見して「おまえ…そんなとこにおったらアカンやつやろ…」とのコメント付きでX(Twitter)に写真を投稿していました。落ちていたのは、用地との境界を示すプレート…!あなたも外出中、迷子状態の『境界標』を発見することがあるかもしれません。拾った際には、住職のように市区町村の役所に届けるなどするとよさそうですね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月21日このお話はいくつかの話を基にした創作ストーリーです。■前回のあらすじ井戸と墓地の両箇所で住職にお経をあげてもらい、井戸を埋めてしまうことにも賛同してもらえました。しかし、これで安心していいものなのでしょうか…?■義母の心に引っかかっていること■記憶が薄れるその日まで…その後井戸はつぶし、心霊現象などに悩まされることもなくなった一家。お姉さんも男の子も無事に成仏できれば良いのですが…。忘れてしまうその日まで、少しでも亡くなった方たちが報われることを信じて、供養を続けることは大切なことですね。最後までお読みいただきありがとうございました!
2023年05月13日このお話はいくつかの話を基にした創作ストーリーです。■前回のあらすじ以前裏の家に住んでいた人は、借金が理由で土地を手放したそう。墓地の部分だけは引き取られず、土地の所有者は分からない状態に…。お寺の住職が来てくれるまで、できることがなくなってしまったのでした。■住職の考えは…■井戸と墓地でお経をあげてもらうことに…森の奥の墓地まで快く来てくれたことに感謝ですね!井戸を埋めてしまうことにもあっさり賛成してくれました。次回に続く「潰された井戸」(全30話)は21時更新!
2023年05月12日『絶対に笑ってはいけない法事2023』が開催されました。法事のため、出向いた先が過酷な状況だったという、浄土真宗本願寺派永明寺の住職である松崎智海(@matsuzakichikai)さん。そこはまるで、日本テレビ系で、年末に放送されていた特別番組『笑ってはいけない』シリーズのような状況だったといいます…!ヌコ6匹のお宅で「絶対に笑ってはいけない法事2023」が開催されました pic.twitter.com/1AQfxKbsqA — 松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派永明寺住職 (@matsuzakichikai) February 15, 2023 6匹の猫を飼っている家に出向き、お経を唱えることになった松崎さんですが、これでは集中できません…!猫たちが人間の『法事』を理解しているはずもなく、気まぐれに松崎さんをその愛らしさで誘惑してくるのです。とはいえ、松崎さんもプロです。声に出して笑ってしまうことはなかったものの、猫が下から顔をのぞいてきた時は、つい頬が緩んでしまったといいます。「これは無理だ」「かわいすぎる」と、松崎さんだけでなく写真を見た多くの人の心をもくすぐった、愛らしい猫たち。その場の状況に、松崎さん同様、ニヤニヤしてしまった人が続出しました。・ある意味拷問ですなぁ。・ご先祖さまが一番ニコニコしてると思う。・過酷な修行でしたね!なんとかその場を乗り切った松崎さんは、僧侶としてまたひと段階、レベルがアップしたことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2023年02月16日大仙院(所在地:岡山県笠岡市、住職:増井 博)は、ご家庭で安置しているペットの亡骸を「お寺で」「住職が」「特別な方法で」供養してくれる新サービス「大仙院ペット供養」の提供を2023年2月1日(水)に開始します。それに伴い、ご予約の受付を開始いたしました。「大仙院ペット供養」サービスサイトURL: 大仙院■提供背景長年、住職 増野の家族の一員だった愛犬「ジュリー」の突然の死。ジュリーを何とか手厚く供養してやりたい。そう思って友人知人に相談していました。するとペットを亡くした経験のある多くの方が「いまだに自宅でペットの遺骨を保管している」という事実をしりました。とても胸が苦しくなったと同時に「ジュリーのお友達」を作ってあげたい。そしていまだに愛犬(猫)の死と向き合う飼い主さん達の悩みを解決してあげたい。その一心が今回のサービス開発につながりました。住職■サービスの特徴*既存のサービス一般企業が運営するペットの火葬場はよく目にします。しかし、「ペットの埋葬供養」の施設は目にしません。日本全国で言うとお寺がペット供養をしているところもありますがまだまだ数は少ないです。また通常のお寺には「檀家」が存在しており、檀家がお寺の境内でペットの供養に反対するという背景もお寺でのペット供養が復旧していない原因のひとつとなっています。*大仙院ペット供養サービス大仙院は現存している記録によりますと明治時代から昭和初期にかけて「馬や牛」などの動物の供養を代々行っていたお寺です。また檀家を持たない大仙院は、ペット供養をするにあたり「檀家の了解」は不要。和尚の一存で「ペット供養」を始めることが可能でした。人間の供養と同じように、家族として扱われてきたペットの供養もしてあげたい。飼い主の気持ちになってペット供養を責任をもって行います。大仙院は請負寺院が身内であり、住職は高野山で13年間の長期に渡り修行を重ねた僧侶で、一般的にいうところの霊的感性に優れています。従って、ペット供養に関しては他の寺院・僧侶とは違うノウハウを持っています。さらには、住職として代表役員を務める宗教法人 大仙院は、鳥取県西部の霊峯伯耆大山の主尊である大仙智明大権現を分祀勧請して本尊に迎えた寺です。古来より伯耆大山の仏神は、牛馬等の動物供養に法験効力が高い仏神として名高く、よってペット供養を施す寺院として最適といえます。■ご利用の流れ(1)ホームページよりご供養の予約受付(2)ご供養の確定(3)契約書の締結(郵送可)(4)ペットのご供養開始公式LINEへのご登録で、「ペットが天国に!大仙和尚が教える自宅でのペットの正しい供養方法」(動画30分程度)をプレゼント【サービス概要】サービス名: 大仙院ペット供養提供開始日: 2023年2月1日(水)提供時間 : 平日 10:00~17:00(最終受付16:30)土日祝 10:00~17:00(最終受付16:30)場所 : 大仙院(〒714-0081 岡山県笠岡市笠岡5240)アクセス : 山陽本線「笠岡」駅 徒歩15分料金 : 9,800円(税込)/[1年間の供養]※限定先着10名様申込方法 : ホームページまたはお電話でのお申込URL : 【会社概要】商号 : 大仙院代表者 : 6代目和尚 増井 厚博所在地 : 〒714-0081 岡山県笠岡市笠岡5240設立 : 1692年(元禄5年)URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】大仙院 お客様相談窓口TEL:0865-62-3200お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月06日福岡県北九州市にある、浄土真宗本願寺派永明寺の住職である松崎智海(@matsuzakichikai)さんがTwitterに投稿した内容に、「素晴らしい取り組み!」という声が上がっています。それは、納骨堂のお供え物に関する投稿でした。まずは、こちらの写真をご覧ください。お盆の納骨堂のお供えをフードバンクに提供してきました。今回は総重量120kgでした。記録更新です! pic.twitter.com/vg70Rd00ko — 松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派永明寺住職 (@matsuzakichikai) August 22, 2022 写っているのは、永明寺の納骨堂に供えられた、お菓子や食品。永明寺では墓参りで供えられた食品をフードバンクへ届けるという取り組みを行っているのです!この取り組みを行うにあたり、松崎さんは利用者に対し、事前にこのような内容を伝えていました。・お供え物をフードバンクへ提供すること。・「フードバンクへ提供するため、子供たちが喜ぶような食品をお供え物として選んでほしい」ということ。これまで、大人向けの渋いお菓子のお供え物が多かったものの、この取り組みを事前に知らせたところ、子供向けのお菓子のほか、カップ麺やパスタが供えられたそうです。納骨堂の利用者が、松崎さんの取り組みに賛同し、協力してくれたおかげでしょう。フードバンクへ届けることができた食品は、約120kgに達しました。この取り組みに対し、多くの称賛の声が上がっています。・故人を偲んでお供えされたものが、生命をつなぐために生かされる。こうして誰かのためになるって、とても素敵だと思う。・子供の頃、「供えた物を親族が食べることで、故人も彼らの身体を通して味わえる」と聞いたことがあります。親族ではないけれど、故人も一緒に、提供先の人々とともに、味を楽しんでいるかも。・これまで、納骨堂に供えたものは後日、自分で回収するか、住職さんに処分してもらっていました。この取り組みなら、利用者も住職さんも気持ちがいいだろうな。・個人でこの量をフードバンクに届けるのは難しい。まさに一石二鳥な取り組みだと思う。全国に広がってほしい。お供え物がフードバンクに届けられるならば、故人も喜ばしく思ってくれるでしょう。素敵な取り組みを行う永明寺に、拍手を送りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月25日さまざまな地域の写真をTwitterに投稿している、フォトグラファーのRiki(@riki_s7_)さん。圧巻の釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)を撮影し、Twitterで公開しました。その写真がコチラです。福岡にある堂々と眠る大仏の存在感が凄い。 pic.twitter.com/V6oIquKqnx — Riki (@riki_s7_) December 9, 2021 圧倒的な迫力で、悟りを開いた穏やかな表情を浮かべる釈迦涅槃像。これは、福岡県糟屋郡にある南蔵院の釈迦涅槃像です。全長41m、高さ11m、重さ約300tで、ブロンズ製の涅槃像では、世界で一番の大きさだといわれています。完成後、住職が宝くじを買うと…?南蔵院は、長年にわたり、ミャンマーやネパールなど東南アジアの子供たちに医薬品や文房具などを送っていたのだとか。その返礼として、1988年にミャンマー国仏教会議により、お釈迦様、阿難様、目連様の三尊仏舎利(さんそんぶっしゃり)の贈呈を受け、それらを安置するために釈迦涅槃像が建立されたのです。面白いのが、釈迦涅槃像が建立された後のエピソード。1995年5月に、釈迦涅槃像が完成すると…。1995年5月に完成。同年6月、南蔵院林住職がジャンボ宝くじで1等前後賞1億3千万円に当選。釈迦涅槃像のご利益と話題になりました。南蔵院ーより引用釈迦涅槃像のご利益か、建立して1か月後に南蔵院の住職が宝くじに当選したのです。このエピソードを知る人々の間では、「金運アップのご利益があるのでは」とささやかれています。ただし、あくまで南蔵院は祈りをささげる場所。訪れる際には、静かに、敬意を払ってお参りしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年12月10日夏休みの宿題によくある、作文。子供が家庭のことなどをせきららに書いてしまう場合もあるので、提出前にドキドキしながらチェックする親も少なくありません。北九州市八幡東区にある浄土真宗本願寺派『永明寺』で住職をしている、松崎智海(@matsuzakichikai)さんの娘さんにも、作文の宿題が出ていました。『税についての作文』に対して、娘さんが選んだテーマは…。お坊さんの娘。夏休みの宿題「税の作文」のテーマが「宗教法人と税」というセンシティブゾーンを攻めた内容。書き出しからエモい… pic.twitter.com/MQvaPzOIEn — 松崎智海(非売品僧侶)@『「鬼滅の刃」で学ぶ はじめての仏教』発売中 (@matsuzakichikai) August 25, 2021 宗教法人と税松崎さんの職種に直結!内容によっては、心中穏やかではなくなってしまいます…。娘さんが『宗教と税』について調べようと思ったきっかけは、松崎さんのこんな言葉でした。「お寺の人は、『坊主丸儲け』という言葉があるから、会社員に比べて苦労のない生活をしていると思われているけれど、実際そうではないんだよ」深そうな内容に、興味を持つ人が続出しています。・当事者側の視点!最後まで読みたくなる。・税の作文、懐かしい。自分も子供の頃に書いたけど、そのテーマがあったか!・見える範囲で読んでみましたが、文才にあふれていますね。・センシティブなゾーンを容赦なく攻める娘さん。すばらしい。なお、松崎さんが作文を確認したところ、このような内容が書かれていたそうです。宗教法人にも課税をしないと不公平だという意見を受け止めつつ、実は課税をしても税収としてのメリットが薄く、むしろデメリットが強く出る懸念があることを述べるお坊さんの娘w— 松崎智海(非売品僧侶)@『「鬼滅の刃」で学ぶ はじめての仏教』発売中 (@matsuzakichikai) August 25, 2021 深く調べて作文を書いた娘さん。宿題を通して、松崎さんの仕事や、税への理解につながったことでしょう。夏休みの宿題に真剣に取り組むと、得るものが多いですね![文・構成/grape編集部]
2021年08月31日音声で学ぶ瞑想法瞑想・マインドフルネスアプリ「Relook」が、現役の住職で精神科医でもある川野泰周氏の協力によりRelook瞑想オールスタープロジェクトの第2弾をリリースします。Relookは現代人の多くが抱える不眠やメンタルバランスの乱れを改善するため、音声ナレーションを使ったガイドで瞑想・マインドフルネスについて学ぶという、新しいアプローチのアプリケーションです。目的別に300種類以上の瞑想コンテンツを、医師の協力のもと制作しています。クラブハウスでの公開対談もRelook瞑想オールスタープロジェクトの第2弾は、同アプリの有料コンテンツの1つとして新たらしくリリースされるものです。「精神科医の禅僧が教える 心と体の休め方」を題材に毎日1回10~15分間の音声ガイドで瞑想やマインドフルネスの方法解説するだけでなく、瞑想・マインドフルネスの歴史についても学ぶことができます。日々の暮らしにマインドフルネスを取り入れ、1日10分でも心と体にゆっくりと向き合うことで、自分や他者を労い、慈しむ心を育むコンテンツです。同プログラムの公開を記念した川野泰周氏とRelook代表によるオンライン対談が3月27日(土)20時にクラブハウスにて開催されます。(画像はプレスリリースより)【参考】※「Relook」公式メディア
2021年03月14日電気が普及した現代ではロウソクの使用頻度は少ないですが、仏壇や墓に手を合わせる際、ロウソクに火を付けることがありますよね。近年はLEDキャンドルのロウソクも発売されているものの、本物のロウソクにこだわりを持つ人も多いでしょう。住職が教える『ロウソクの消し方』動画が話題に北海道虻田郡にあるお寺『真言院』の4代目住職である、尼僧のひさこむ(@hisacom5)さんが、Twitterに動画を投稿。人によっては、手で扇いでロウソクの火を消すでしょう。しかし、投稿者さんによると、その方法はNGなのだそうです。ちょっとした工夫を加えるだけで、手で消しやすくなるのだとか。早速、お手本の動画をご覧ください。ろうそくを手で扇いで消すときは、「こうではなくて、こうです!」って動画です。 pic.twitter.com/QYTxLuYvUE — 尼僧のひさこむ (@hisacom5) September 17, 2020 片手を添え、もう片方の手で斜め上に扇ぐ!ポイントは「扇ぐ手は下から上」とのこと。これならロウが周囲に飛ばない上に、スマートに火を消すことができますね!続けて投稿された『プロ流・ロウソクの消し方』がこちらです。でも我々はこう消します。 pic.twitter.com/3i787I2D9I — 尼僧のひさこむ (@hisacom5) September 17, 2020 指でつまむようにろうそくの灯を消す姿は、まるで魔法のよう!投稿者さんが加行(修行)をした道場では、扇いで消すと台や床が汚れるため、ロウソクの底を押し当てて消すか、指でつまんで消すよう指導されていたそうです。ちなみに、「まったく熱くなくはないものの多少は熱い」とのこと。もちろんこれはプロの技なので、一般人はマネしないでくださいね!…ということで、たどり着いた結論は…。「できることならば、火消しを使うのが一番スマート!」火消し用の道具を使えば、静かに被せるだけで簡単かつ安全にロウソクの火を消すことができます。一連の投稿は拡散され、多くの人から「参考になりました!」「これがプロの技…!」などの声が寄せられています。誕生日ケーキのように、息を吹きかけてロウソクを消すのは論外だそうです。仏壇やお墓に手を合わせる時は、火消し道具を用意しておいたほうが無難ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月20日奈良県奈良市にある慈弘山諦崇寺(じこうざんたいそうじ)の住職である、藤井崇文(@taisouji)さん。2020年8月に入り、お盆参りのため大忙しなのだそうです。お盆参り中、ろうそくに火を灯すと…?ある日、藤井さんの身に、まさかの事故が起こりました。お盆参りのため檀家を訪れた藤井さんは、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大防止のため、まずは手をアルコールジェルで消毒しました。そして、ライターでろうそくに火をつけようとした瞬間、手に残っていたアルコールに引火したのです!藤井さんの右手は炎に包まれたものの、その後無事消火。ひりひりするものの、重症には至らなかったとのことです。右手が炎に包まれてビビりました!お盆参りに伺ったお檀家さん宅で、アルコールジェルで手を消毒して、ライターでロウソクを点けようとしたら、ボワっと火気厳禁と分かっていたのに…言ってはいけないですが「まさか」でした。お盆のお坊さま方、ご注意ください。— 藤井崇文 (@taisouji) August 7, 2020 コロナウイルス感染対策のため、お盆参りに訪れた僧侶にアルコール消毒をお願いしようと準備している人もいると思います。その後、彼らが火を扱うことを考え、アルコール除菌ではなくせっけんで手を洗ってもらうなど、訪れた僧侶と相談するといいでしょう。お墓参りで線香を上げる時や、バーベキューをする時、手持ち花火で遊ぶ時など、火を扱う機会が増える夏。火を扱う前には、火事や火傷につながらないよう気を付けたいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年08月08日福岡県篠栗町の静かな山あいに、ブロンズ製としては、世界一の大きさといわれる涅槃像で有名な高野山真言宗の別格本山・南蔵院がある。この寺の住職・林覚乗さんは、’95年ドリームジャンボで1等・前後賞合わせ1億3,000万円を当てている。’08年にスポーツくじBIGで1等6億円を当てた唱田土始矢さんが今回、南蔵院を訪問。当せん総額7億円超えのビッグな対談が実現した。2人が明かす大当たりの秘訣とは?まずは、唱田さんが当せん金が振り込まれた通帳を林住職に披露。林「振り込まれてすぐに、300万円下ろしてますけど?」唱田「そうなんですよ。いきなり億万長者になって、独身だし、なんか町で欲しいものをぱぁっと買うのに当面300万円もあれば足りるかなと、下ろしたんです。でも、その日に銀座に行って、前から欲しかったクロムハーツの指輪をこれもいい、あれもいいと10個買ったら、なくなってました(笑)」林「そりゃすごい(笑)。私と違って、6億円だから、使い出もありますよね」唱田「とりあえず家族に1億円あげて、それからポルシェを1台。最大の買い物は1億3,000万円のクルーザーですね。そしたら、もう半分なくなっちゃって(笑)」林「で、どうされました?」唱田「投資の勉強して、その運用益で、いまはまたV字回復することができました」林「私の最大の買い物は救急車ですかね」唱田「えっ?」林「知り合いの消防署長に頼まれて、社会貢献だと思って寄付したんですけど、当時、最新型の救急車で、5,000万円もしました。高かった(笑)」唱田「住職は、その後もナンバーズで大当たりをしたりしてますけど、当たる秘訣はありますか?」林「私がよく言うのは、道に落ちているゴミ一つでも拾いながら、善行をしてから買いに行くということですね」唱田「自分をプラスの運気にするということですか?」林「そう。やっぱり豊かな心で買いに行かないと当たりはきません。それと当たったら、こう使うという具体的な夢を持つのも大切。具体的な思いのほうがかないやすいですから。唱田さんはやっぱり吉方位ですか?」唱田「私は占いに興味があって、とくに九星気学の吉方位を大切にしているんです。当時、西が吉方位の日に東京からわざわざ福岡まで来て、BIGを3,000円分買いました。そのうち1口が6億円だったんです。6億円当せん後も、吉方位に行くことを実践し続けて、何度か10万円クラスの当たりをゲットしてます。また宝くじが当たらなくても、必ず身の回りにいいことがあるんですよ」林「具体的にはどうするんですか」唱田「今年8月ですと、最強パワーを得られる吉日と吉方位の組み合わせは〈18日(日)・南〉〈18日(日)・北〉になります。宝くじはずっと発売されているものだから、いっぺんにいっぱい買うよりは、少額でいろいろなくじを幅広く買い続けることが、大当たりにつながると思います」林「保管法はどうですか。私の場合は大黒天のお札といっしょに置いていたら当たったので、それを続けていますが」唱田「私の場合は、くじを青い封筒に入れ、家の北西の高い場所に置いておきました。「お金は冷たく暗い場所に置け」という風水理論の応用なんですけど」林「でも、僕は億を当てたときの興奮は、いまでも本当に忘れられません。天にも昇るというか」唱田「これだけは当てた人にしかわからないのと違いますか(笑)」
2019年08月18日最新作のエピソード7の公開と期を同じくし、異色の『スター・ウォーズ』ブックが発売された。「禅」と「日本庭園」をテーマとした造園設計を行う、住職の枡野俊明(ますの しゅんみょう)が導く新しい『スター・ウォーズ』の世界だ。禅で読み解くという他にはないアプローチで、映画『スター・ウォーズ』エピソード4・5・6の伝説の名シーンを禅語と共に振り返る。著者曰く「まさに、『スター・ウォーズ』は、因縁の物語」である。ファンはもちろんのこと、そうでなくとも人間関係や人生に悩む全ての人に役立つ、自分と向き合うための「禅」のメッセージが込められている。本書の著者、枡野俊明は曹洞宗徳雄山建功寺第18世住職であると共に、国内外で活躍する庭園デザイナーでもある。また、多摩美術大学環境デザイン学科教授として教鞭も取っている。過去に手がけた作品は、祇園寺紫雲台庭園『龍門庭』、セルリアンタワー東急ホテル庭園『閑坐庭』、ベルリン日本庭園『融水苑』、ベルゲン大学新校舎庭園『静寂の庭』など多数。2006年のニューズウィーク日本版にて『世界が尊敬する日本人100人』にも選出された。ブリティッシュ・コロンビア大学より特別功労賞『AWARD OF MERIT』受賞、日本造園学会賞、横浜文化賞奨励賞、芸術選奨文部大臣新人賞他多数。
2016年01月11日山口県山口市の洞春寺(とうしゅんじ)は、元亀3年(1572)より続く古刹でありながら、近年、その歴史以上に住職のキャラクターが注目を集めている。Twitterのつぶやきを見ると「るるぶ山口・萩・下関に写真付きで紹介いただきました。ワンワン! 」。自己紹介欄には「犬の中の犬」なる一言。そう、この寺では犬が住職を務めているのだ。○マル住職、京都での修行を経て山口へとはいえ、もちろん人間の住職もいる。京都・南禅寺の修行道場で鍛錬を積んだ後、山口の地に移り住むことになった、深野宗泉住職である。深野住職によると、犬住職の「マル」は今年3月で11歳となる紀州犬。生まれて3カ月の頃、和歌山の寺から京都の南禅寺へと居住地を移したマルとは、もともと南禅寺での修行仲間だったんだとか。「見渡せば周りは剃髪した人ばかり。当時は有髪の方や女性には吠えついていましたね」。その後、修行を終えた深野住職は10年前に山口へ。そしてその2年後となる8年前、南禅寺の修行道場の人数減少に伴い、道場の人がマルと丁寧に接することが難しくなったという話を聞きつけた深野住職は、マルを引き取ることにしたのだという。○良寛和尚のごとく子供と親しみ、人々に愛される「マルが山口へ来てからというもの、毎朝夕一緒に散歩するようになったのですが、不思議と散歩で出会う方々とのご縁がつながっております。また、境内には3歳から18歳までの子どもたちを預かる児童養護施設があるのですが、今ではマルは施設の人気者です。だんだんと、髪の毛の生えた方とも打ち解けられるようになってきたマルの姿は、良寛和尚と重なりますね」。良寛和尚は江戸時代に活躍した曹洞宗の僧侶で、「子どもの純真な心こそが誠の仏の心」と解釈し、子どもらと積極的に交流したことで知られている。もちろん、マルは子ども以外にも多くの人に愛されている。「10年間ずっと、8時から18時頃まで、ボランティアでお寺のお手伝いをしてくださっている檀家のおばあちゃんがいるのですが、彼女は自分が亡くなった後、先に亡くなったご主人のお墓の面倒を見る人がいないことを心配して、合葬墓に移した方がいいだろうかと思案を続けておりました。そこで、毎日おばあちゃんをバス停まで迎えに行くマルの生前墓を、ご主人の墓前に建てることを提案させていただいたんです。マル住職の墓があれば、ご主人ともずっと一緒に眠ることができるということで、大変喜んでいただいております」。ちなみに、マルの生前墓である寿塔の中央には丸(マル)が刻まれている。「円相」といい、禅の悟りのイメージとして古来より用いられているものだとか。○"ふてぶてしい性格"なのはご愛嬌「一般的に、修行道場で3年間過ごせば臨済宗の住職資格が得られるということで、5年ほど前に『マル住職』に任命したんですが、人に愛きょうをふりまいたりこびを売ったりすることなく、問答無用で相手に突っかかっていくところが禅宗僧侶らしいと評判いただいております。確かに、一緒に座禅していても読経していても住職然とした態度で、"リア住"(リアル住職)顔負けです」。深野住職いわく"ふてぶてしい性格"のためか、時には相手にかみつくこともあるため、マルの横には「危犬!(キケン)」「問答無用かみつきます」などの看板が設置されている。それでも「果敢に禅問答を挑む者は後を絶ちません」と深野住職が言うように、マルとの触れあいを楽しんでいる人は多いようだ。とりわけ、facebookやtwitterのアカウントを取得し、マルの目線で情報発信するようになってから、マルの注目度が高まっている。また、山口新聞や朝日新聞などからの取材で掲載されたニュースが台湾でも人気になったとか。そこで、「ただ人気を取るだけではおもしろくない」とSNSでは禅語をもじるなどの工夫をこらしながら、中国語の繁体文字で投稿していたことがさらに評判となり、独自目線でマルを紹介する台湾メディアまで出てきたという。○次は映画出演の依頼を所望!?最近では、「マル住職に関して70分間の講演をお願いしたい」とか「犬との関わりから見た福祉の原点について話してほしい」などの依頼もくるというが、「マルもだいぶテレビ出演に慣れてきたし、次は映画で主演をはってもらって、カンヌのレッドカーペットに一緒に立ちたいですね」と深野住職。「私も昨秋ようやく"リア住"になることができ、マル住職とともにますます山口の地に溶け込んできたかなと感じています。マル住職を媒介に、主観・客観双方の目線を持って物事を見ることで、仏教の本質からもそれないところで、多くの方に本来のお寺の在り方や社会とのつながり方をじっくりと見つめさせていただけることは有難いことだなぁ、と日々感謝の想いでいっぱいです」。マルとともにお寺を守る深野住職の言葉は深かった。○そのほかの秘蔵写真※記事中の情報は2015年3月取材時のもの
2015年03月20日