気鋭・桜井画門による大人気漫画を本広克行監督で実写化する映画『亜人』。この度、本作にて主人公・永井圭を演じた佐藤健と、アニメ版で主人公・永井圭を熱演し、本作ではナレーションとIBMの声として出演している宮野真守の“W永井圭”の初対面が実現!それぞれの印象と、『亜人』MX4D版を一足早く体験した感想を明かした。主演の佐藤さんをはじめ、綾野剛、そのほか玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、浜辺美波と実力派俳優陣の共演も見どころの本作だが、注目なのはアトラクション型興行での上映だ。本広克行監督自ら完全監修をし、動作1つ1つをこだわり抜いた“MX4D版”が完成。そしてこの度、激しいバトルアクションが見どころの本作の“MX4D版”を、主人公・永井圭を演じた佐藤さんと、アニメ版で主人公・永井圭を演じ本作にも声で出演する宮野さんが、一足早く体験。2人は大いに揺れ、映画を観ていることを忘れ、アトラクションに乗っているかのように声を上げるなど存分に楽しんだという。佐藤さんは「『映画館に行く?』というより、『遊園地に行く?』まさにこんな体験ができました。本当にジェットコースターに乗っているような感覚です。友だち同士でワイワイ楽しんでもいいですし、デートで吊り橋効果を利用して、二人の絆を深めてもらってもいいですし!僕はデートをオススメしますね(笑)。キャーキャー言って楽しんでください!」と楽しそうな感想をコメント。宮野さんは初めて“MX4D”を経験したそうで「非常に斬新でした。映画を観ながらずっと揺れるという、滅多にない体験をしましたね。最初は誰を視点に動くのかなと思ったら、全方位で動いていたので(笑)。これはアトラクションとして、いろんな感情を体験できて面白い!是非アトラクションのように楽しんでもらいたいと思います!」と魅力をアピールした。また2人の共演シーンとなった、佐藤さん演じる永井圭と宮野さん演じるIBMのシーンでは、両者のコミカルな掛け合いに、思わず2人も大爆笑!さらに、上映が終了し場内に明かりがつくと…佐藤さんの前髪が原形をとどめないほどオールバックに!その姿に宮野さんは再び大爆笑!まさに“新感覚アクション”を“体感”したようだ。実は、本作が初共演、そして当日が初対面だった佐藤さんと宮野さん。「よくテレビなどで見てる人だ!と思い、本当に緊張した」と宮野さんは話していたが、「永井圭」を演じた者同士とあって、すぐに意気投合。佐藤さんは「ずっと宮野さんとご一緒したいと思っていました」と明かし、「今回の役作りするときに、アニメ版を沢山見て『永井圭』像の参考にさせていただいていたので、スクリーンで共演できて、本当にうれしいですね」と喜びを語った。『亜人』は9月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月27日主演・佐藤健、共演・綾野剛で贈る話題作『亜人』公開直前イベントが9月21日(木)、都内にて行われ、佐藤さんと綾野さんが仲良く登壇した。劇中、綾野さんが演じた役が佐藤ということで“W佐藤”状態だったという両者。綾野さんは「僕は苗字でかぶることはないですけど、女性のアヤノちゃん(名前)とかぶる」と言い、会場に「アヤノ」ちゃんがいるかと挙手を仰ぐと、ひとり手を挙げた。すると、綾野さんは「僕と結婚したら綾野アヤノだ(笑)」と佐藤さんとはしゃいでいた。『亜人』は桜井画門による同名漫画の実写映画化で、死んでも命を繰り返す新人類=亜人同士のエンドレス・リピート・バトル。病気の妹を救うために研修医となった永井圭(佐藤さん)はある日、事故で死亡。…したはずだったのだが、事故直後に肉体が蘇り、亜人であると発覚する。そんな圭の前に、突如、亜人を名乗る佐藤(綾野さん)が現れ、救いの手を差し伸べようとするが、佐藤は国内で初めて発見された亜人にして人類に牙をむくテロリストだった。『るろうに剣心』以来二度目の共演となった佐藤さんと綾野さん。本作での共演について、佐藤さんは「今回は脳みそを振り絞り、アイデアを出し合い、アクションを作っていった感じです」と述懐。綾野さんも「同じくです。戦略を練って今回僕はひたすら追う側で…。皆、見たことのないアクションができあがりました、って言うじゃないですか?今回は本当に見たことのないアクションだと思います!」と出来栄えにも胸を張っていた。映画の内容にかけ、「人生をリセットしたい?もしくはいまのままの人生がよい?」という質問を会場に投げかけた面々。自分たちはどうかという話になると、綾野さんは、「もうちょっといまの人生を生きてもいいかな。あと5年くらいでやり直したい」と告白すると、佐藤さんも「僕も。30代くらいまではやってみたい」と同意。さらに、綾野さんは「10代に一回戻ったら、学園ものをやってみたい!」と願望を告げると、佐藤さんに「まだいけると思うよ。1回も(学園ものの経験が)ないのはかわいそう!」と励まされていた。『亜人』は9月30日(土)より全国東宝系にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月21日初の3時間スペシャルで放送されることが決定している今年の「渡る世間は鬼ばかり」。この度、本作に演歌歌手の天童よしみが出演することが決定。角野卓造扮する小島勇らが結成している「おやじバンド」のメンバー・川上哲也の妻・華江役を演じる。連続シリーズが終了した後、単発番組として回を重ねてきた「渡る世間は鬼ばかり」。今作では、えなりかずき演じる眞に待望の第1子が誕生。しかし、子育てが原因で妻・貴子(清水由紀)が家出、“イクメン”に挑戦する眞に幸楽の面々が巻き込まれるなど、“子育て”を巡る騒動が描かれるほか、五月(泉ピン子)たち姉妹は父が遺した店の利益配当金である一人100万円の使い道を思案するなど今回も話題満載となっている。そんな中、今回新たに昨年放送のスペシャルで、長年親しまれてきた番組のテーマソング(作曲:羽田健太郎)に歌詞をつけた曲を唄い、新しい「渡鬼」の魅力をファンに披露した天童さんが、今作では川上哲也の妻・華江役としてドラマに参加。哲也を演じていた井之上隆志さんが今年3月に逝去したことにより、ドラマ上もやむなく「哲也が病死」という設定となり、華江が亡き夫の生前のお礼に皆の前に現れるというストーリーが展開していく。夫の代わりとはいかないが、「自分も昔、歌でプロを目指していたこともあるので、テストの上でバンドに参加させてもらえれば一番の供養になる」と勇たちに頭を下げる華江。そういうことならと、バンド仲間の典介(佐藤B作)、源太(山本コウタロー)、誠(村田雄浩)らは喜んで華江をバンド練習に招き…。いままで観ていた作品に参加することは「すごく不思議な感じ」と話す天童さんは、「ピン子さんや角野さんはドラマ(の登場人物)でなく、私にとっては本当に実在する家族なんです。その方々がいまここにいらして、その中に入っていくというのはものすごく緊張しました。歩き方もギクシャクと変になってしまいました」と撮影をふり返り、以前から親交のある泉さんからは、「女優として出てよ。いつものように堂々と」と言われたそうで、「益々プレッシャーがかかってしまいました」と明かす。また「母もいつもは何も言わないのに、今日の出演直前には電話で『本当に大丈夫?』なんてとても心配していました。でもうれしいやら誇らしいやら。バンドの前で唄うシーンも楽しみにしています」とコメントしている。橋田壽賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」3時間スペシャルは9月18日(月・祝)20時~TBSにて放送。天童よしみが唄う番組主題歌CD「人生讃歌 ~渡る世間は鬼ばかり~」は8月16日(水)よりリリース。(cinemacafe.net)
2017年08月16日テレビ朝日にて10月からスタートする、黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を描く「帯ドラマ劇場」の第2弾「トットちゃん!」。先日発表された松下奈緒と山本耕史らに続き、このほど15歳以降の黒柳さんを清野菜名が演じることが決定!清野さんは本作が全国ネット連続ドラマ初主演となる。昭和4年、東洋音楽学校で声楽を学んでいた門山朝(松下さん)は、帝都交響楽団が主催する“第九演奏会”の合唱員募集のチラシを見て、友人たちと共に応募。楽団のコンサートマスターを務めるバイオリニスト・黒柳守綱(山本さん)と運命的な出会いを果たす。ところが、第九演奏会の前夜、北海道で医院を開業する父・門山周通(佐藤B作)が突然、上京。朝を連れ戻して見合いをさせるという。叔父・井上宏(高田純次)、えつ(八木亜希子)夫妻のとりなしで、なんとか帰郷を1日延ばし、演奏会に参加することだけは許してもらう。だが第九演奏会が終わった後、朝は家に戻らず、守綱に連れられるようにして、彼の住むアパート“乃木坂上倶楽部”へ。守綱から一緒に暮らそうとプロポーズされるが…!?黒柳さんとその家族の軌跡を描く本ドラマでは、戦後最大のベストセラーであり、これまで映像化されていなかった「窓ぎわのトットちゃん」の時代からもエピソードを抜粋し、テレビ女優・一期生として活躍したNHK時代や、初めて明かされる“国境を越えた恋”まで、黒柳さんの怒涛の半生に迫っていく。そんな本作で今回、黒柳さんの幼少期を演じる子役・豊嶋花からバトンを引き継ぎ、“トットちゃん”として物語をひたむきに駆け抜けるのが、2007年にモデルとして芸能活動をスタートさせ、2014年公開の『TOKYO TRIBE』でヒロインに抜擢、『東京無国籍少女』で映画初主演を務めた清野さん。現在放送中の帯ドラマ劇場第1弾「やすらぎの郷」でも、主人公・菊村栄(石坂浩二)がかつて思いを寄せた女優の孫・榊原アザミ役で登場しており、その透明感とさわやかな演技がプロデューサー陣の目に留まっての抜擢となった。清野さんが、若かりし頃の黒柳さんが実際に使用していた衣装を身に着けて「徹子の部屋」収録スタジオに現れると、黒柳さんは「スタジオに入っていらしたとき、“私だ!”と思いました。本当にビックリしました」と仰天!「このお話をいただいたときは信じられない気持ちでいっぱいで、一体何が起きたのだろうと思いました」と心境を明かした清野さんに、黒柳さんは「私の人生は一貫してずっとラッキーでした。ぜひ、そんな明るさを視聴者の皆さんにふりまいて差し上げてください!」とエールを送り、握手。また「でも皆さんが思っているより、私は早口じゃないのよ。言葉遣いに気をつけて演じていただけたらうれしいわ」と“注文”をし、緊張気味の清野さんを和ませる場面も。実在の人物を演じるのは初めてだと話す清野さんは、黒柳さんの激励を受け「トットちゃんは皆さんに幸せや笑顔を届ける存在だと思いますので、視聴者の方々に毎日ハッピーな気持ちになっていただけるよう、一生懸命頑張ります」と意気込みを口にした。また、国際的なピアニストで、徹子の国境を越えた恋の相手である祐介・カールケルナーを城田優が演じることも明らかに。徹子と親交のあった人気脚本家・向田邦子役に山田真歩、徹子の大親友だった国民的俳優・渥美清役に山崎樹範。そのほか新納慎也、中村メイコ、宮川一朗太、いしのようこらベテラン陣が顔を揃える。黒柳さんも太鼓判を押す、清野さん演じる“トットちゃん”に期待が膨らむ。「トットちゃん!」は10月より毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送予定。再放送は毎週月~金曜日7時40分~BS朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年08月02日開幕前日の7月6日、劇場にて舞台『デストラップ』の会見とフォトコールが行われた。主演で歌舞伎俳優の片岡愛之助とともに「A.B.C-Z」の橋本良亮、高岡早紀、佐藤仁美、坂田聡、そして演出を手がける福田雄一が登壇、それぞれに意気込みを語った。【チケット情報はこちら】本作は1978年にブロードウェイで上演、映画化もされ、今なお世界で上演され続けている傑作サスペンス。片岡は「著名な作品ですが、結末を知らない形には二転三転のどんでん返しに驚いてほしいし、ご存じの方にも楽しんでいただけるような福田監督ならではのサスペンスコメディとなっています。また、キャストそれぞれにいつもとちがう顔が見え、これまでとはちがう『デストラップ』ができあがったと思います」と自信を見せる。名作の演出に挑んだ福田は「初めての役者もいますが、橋本くんはカンが良くて演っていてもおもしろい。でも、真面目な話、もっとがんばらないとな、という話もしました」と明かす。それを受けて橋本は「僕はとにかく一生懸命がんばっています!愛之助さんの目ヂカラに負けないよう、ひとつひとつ大切に演じます。僕が福田さんのファンだということを皆さん、知っているはずなので、福田さんに演出される橋本を観てほしいです」と意気込みを語った。わずか5人の心理劇だけにカンパニーの仲の良さも伺え、会見も和気あいあい。最年少の橋本は終始、まわりにイジられながらも「皆さんにいろいろ引き出してもらっています!(笑)この6人じゃないと成立しない舞台です」と断言。和やかな空気のまま会見は終了した。その後に行われたフォトコールでは空気が一転。公開されたのは片岡が演じる落ちぶれた劇作家シドニーが、橋本が演じる教え子のクリフォードを殺してしまう衝撃的なワンシーン。彼の処女作『デストラップ』に魅せられ己の戯曲として発表すべく、じわじわと追い詰めるシドニーは静かに恐ろしく、クリフォードとの駆け引きも実にスリリング。一方で、シドニーの妻マイラを演じる高岡早紀の意外なコメディエンヌっぷりにも注目だ。公演は、7月23日(日)まで東京芸術劇場プレイハウス、26日(水)静岡市民文化会館 中ホール、8月1日(火)刈谷市総合文化センター 大ホール、3日(木)から6日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演。取材・文:おーちようこ
2017年07月11日片岡愛之助主演の舞台『デストラップ』の公開稽古が6日、東京・東京芸術劇場プレイハウスで行われ、片岡、橋本良亮(A.B.C-Z)、高岡早紀、佐藤仁美、坂田聡、演出の福田雄一が、稽古前の取材に応じた。同作はアイラ・レヴィンによる戯曲で、今回は翻訳・演出を福田が務める。かつては多くの作品をヒットさせたが、今は4作連続失敗しているブロードウェイの劇作家シドニー・ブリュール(片岡)が、教え子のクリフォード・アンダーソン(橋本)から届いた脚本「デストラップ」の質の高さに驚き、クリフォードを殺害し作品を奪おうと企てる。今回の見どころについて、橋本が「僕が福田さんが好きなことはファンの方も知っているので、福田さんに演出されている橋本を見てほしい」と語ると、福田は「お前が真面目な話してるだけで面白い」と笑いが止まらない様子。佐藤が「中身が薄っぺらい! 3個くらいしか言ってない!」とツッコむと、橋本は「この必死感をわかってほしいですね」と苦笑した。また、地方公演での楽しみについて聞かれると愛之助は「美味しいものをいただきながら、絆を深めたい」と回答する。さらに橋本も「地方での食事と……」と続けると、共演者陣は見守りモードに。橋本が「ライブも控えてるので、舞台、ライブ、舞台、ライブで頑張りたい」と答えると、佐藤が「うすっ!」とつっこみ、笑いが起こっていた。福田が「A.B.C-Zではどうなの?」と橋本のキャラについて尋ねると、橋本は「クールキャラでやってます」ときっぱり。福田が「(A.B.C-Zは)全員おもしろキャラでいいんじゃないの?」と尋ねると、橋本は「クールキャラをやらないと、誰がやるんですか! クールキャラ、1人は必要ですよ! ジャニーズなんで!」と熱弁し、「みなさんが引き出してくれるから、こういう感じになってるけど、A.B.C-Zの中では絶対にやらない」と宣言した。最後に、クールなアピールを求められた橋本は「このデストラップは、この6人じゃないと成立しないデストラップだと思います。福田さんが加わることによって……」と話し始めるが、高岡から「福田さんが始めたんじゃないの?」と疑問が飛び、やり直すことに。橋本は「僕がこの5人の中にお邪魔させていただきました」と言い直し、「胸を張ってすごい、いい作品って言える作品です!」とストレートに表現。愛之助も「今の言葉が全てでございます」と優しく受け止めていた。東京公演は東京芸術劇場プレイハウスにて7月7日~23日。静岡公演は静岡市民文化会館中ホールにて7月26日、名古屋公演は刈谷市総合文化センターにて8月1日、兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて8月3日に上演される。
2017年07月06日現在「やすらぎの郷」が放送中のテレビ朝日“帯ドラマ劇場”にて、10月より、常にエンターテインメント界の第一線で活躍を続けてきた黒柳徹子とその家族の激動の昭和史を描く物語「トットちゃん!」を放送することが決定。松下奈緒、山本耕史、高岡早紀、竹中直人ら豪華俳優陣が集結することも分かった。昭和4年、東洋音楽学校で声楽を学んでいた門山朝(松下奈緒)は、帝都交響楽団が主催する“第九演奏会”の合唱員募集のチラシを見て、友人たちと共に応募。楽団のコンサートマスターを務めるバイオリニスト・黒柳守綱(山本耕史)と運命的な出会いを果たす。ところが、第九演奏会の前夜、北海道で医院を開業する父・門山周通(佐藤B作)が突然、上京。朝を連れ戻して見合いをさせるという。叔父・井上宏(高田純次)、えつ(八木亜希子)夫妻のとりなしで、なんとか帰郷を1日延ばし、演奏会に参加することだけは許してもらう。だが第九演奏会が終わった後、朝は家に戻らず、守綱に連れられるようにして、彼の住むアパート“乃木坂上倶楽部”へ。守綱から一緒に暮らそうとプロポーズされるが…!?「帯ドラマ劇場」第2弾として放送される本作は、40年以上の長きにわたって「徹子の部屋」の司会を務める黒柳さんの怒涛の半生に迫る物語。戦後最大のベストセラーであり、これまで映像化されていなかった「窓ぎわのトットちゃん」の時代からもエピソードを抜粋し、テレビ女優・一期生として活躍したNHK時代や、これまで一切語られることがなく、このドラマではじめて明かされる“国境を越えた恋”までもが描かれる。物語は、黒柳さんが生まれる4年前、母・朝と父・守綱が運命的な出会いを果たすところからスタート。あらゆる困難を明るく大胆に乗り越えていく美しき母・朝を演じるのは松下さん。朝はオペラ歌手を志望し音楽学校に通っていた女性で、音楽的才能にもあふれている松下さんにピッタリの役どころ。また、天才的なバイオリニストだった父・守綱には山本さん。黒柳さんの子ども時代を、連続テレビ小説「あまちゃん」「ごちそうさん」や「家政夫のミタゾノ」などに出演した子役・豊嶋花が務める。自身がトットちゃんと同じ年齢の頃「窓ぎわのトットちゃん」を読んだという松下さんは、「そのときの衝撃と面白さ…そのことをいま、毎日思い出しています。黒柳徹子さんのお母様。どんな人生を歩まれてきたのか、とても興味がありました。守綱さんとの運命的な出会いから、妻として母として戦時中を生き抜く強さや、優しさ。同じ女性として生き方に憧れる朝さんにどこまで近づくことができるのか、演じさせて頂けることがとても楽しみです」と話し、大型作品になると感じていると言う山本さんは、「黒柳徹子さんご本人からも様々なお話を伺い、私自身もこのドラマにかける思いをさらに強くしました。ドラマは完全なノンフィクションではありませんが、実話を描いた作品というものはそれぞれのエネルギーが組み合わさったとき、愛あふれる素晴らしい物語になると信じています。そんな物語を紡いでいく一員として、徹子さんという大スターを世に送り出したお父様になれるよう、真摯に演じていきたいと思っております」とコメント。さらに、黒柳さんの人生に多大な影響を与えた「トモエ学園」校長・小林宗作役には竹中さんが扮するほか、高田純次、八木亜希子、佐藤B作、古村比呂、小澤征悦、高岡さん、凰稀かなめ、黒坂真美ら充実のキャストが集結。脚本は連続テレビ小説「ふたりっ子」や大河ドラマ「功名が辻」などを手掛けてきた大石静が担当し、昭和の芸能史・テレビ史をひも解きながら、笑いと涙で綴っていく。また今回、黒柳さんからもコメントが到着。「私の家族のことが、ドラマになる。仲が良かった、父と母の若い頃を見られる。『トットちゃん』と呼ばれていた、私は、戦争の中で、生きのびることができました。何て、ラッキーな人生だったことと、いまさら、ありがたく思う。テレビ女優第1号として、仕事をはじめて以来、64年間テレビに出続けられることが、できました。何十年も忘れることができなかった、犬の『ロッキー』も出てくるらしい。私も、楽しみに見たい『トットちゃん』!ご成功を、お祈りします」。「トットちゃん!」は10月より毎週月~金曜日12時30分~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年06月09日期間限定メニューが登場b-monster株式会社は、暗闇ボクシングのフィットネス「b-monster」3号店を恵比寿に、4号店を新宿にオープンしたことを記念し、期間限定でTRFの楽曲とコラボレーションしたエクササイズメニューを期間限定で展開する。b-monsterは、青山スタジオがオープンしてから3ヶ月で、青山スタジオ、銀座店のアクティブマンスリー会員が3000人突破。フィットネス業界としては異例の会員数増加となっている。このたびの3号店、4号店オープンも、増加する会員の声に応えるべく決定されたものだ。最新サンドバッグで美BODY効果もUP新たにオープンする恵比寿スタジオはバチカン、新宿スタジオはサーカスをコンセプトに作られ、しっかりと体を鍛えながらも楽しめる雰囲気が魅力。さらに、新たに導入された最新のサンドバッグは、これまで以上に正確な動きを求められるため、ひねりの動きが多くなる。より体にひねりを利かせることで美BODY効果も期待できる内容となっているのだ。プロジェクションマッピングや重低音の効いた最新の機材によって、エクササイズの時間を楽しみながら過ごせるフィットネススタジオと言うわけだ。体を鍛えたくてもなかなか続かない人、今年こそは美BODYを手に入れたい人は、この機会にぜひ足を向けてみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社プレイヤーズのプレスリリース※b-monsterのホームページ
2017年04月30日俳優・佐藤健による書籍「るろうにほん 熊本へ」の発売記念会見が4月16日(日)に行われ、佐藤さんが記者陣に熊本の“うまかもん”名物だご汁をふるまった。佐藤さんは、熊本への特別な思いを語った後、「映画の撮影で訪れて、そこで初めてくまモンと出会って。それからマブダチなんですけど(笑)」と、無類のくまもん好きであることを告白し、大きな笑みを広げていた。佐藤さんにとって、熊本県は映画の撮影で度々訪れている縁の深い土地。撮影地であり、自身の代表作でもある映画『るろうに剣心』と、「日本」を掛け合わせたオリジナルの言葉がタイトルになった書籍「るろうにほん 熊本へ」は、熊本地震の復興を願って佐藤さん自らが企画した1冊。売上の一部を熊本の地元自治体へ寄付することも発表されている。この日、はじめに1分間の黙とうをささげた佐藤さんは、出版までの道のりについて、震災後、自分にできることがないかを考えていたという。「復興支援本とでも言うんでしょうか。以前、熊本に炊き出しに行ったとき、観光客が減っていることがすごく困っていると聞きました。熊本の素敵な場所や景色、食べ物を改めて紹介することで、足を運ぶきっかけになったらいいという思いで、出しました」と、佐藤さんなりの復興支援の気持ちから生まれたことを明かした。本の撮影は、トータルで4日かかったそうで、地元の人も知らないような、とっておきの穴場なども収められている。佐藤さんは、「僕は、熊本以外の方に作りました。ガイドブックはたくさんあるけど、そういうのには載っていないところが載っています。山の中にある水源とか牧場とか、自然の景色がすごく印象に残っています」と熱弁した。ちなみに、佐藤さんが好きな熊本グルメは、「馬刺しを食べるのは決まり事で儀式みたいなもの。新しく出会ったもので言うと、あか牛のステーキをいただいて。全然肉の質が違うんです!いつもは150gくらいだけど250gくらいいける」と、目を輝かせ饒舌になっていた。「るろうにほん 熊本へ」は現在発売中。(cinamacafe.net)
2017年04月16日吉永小百合120本目の出演作となる映画“北の三部作”最終章『北の桜守』。この度、本作に参加するキャストとして、篠原涼子、佐藤浩市、阿部寛ら日本映画を代表する豪華俳優陣の参加が明らかになった。1945年、南樺太に一輪の桜が咲いた。やっと咲いたその花は、江蓮てつたち家族にとって希望の花のはずだった。その年の8月、ソ連軍の侵攻が起こる。てつは息子2人と共に樺太を脱出。決死の思いで北海道の網走へと辿り着く。そんな満身創痍の親子を待っていたのは、想像を絶する過酷な生活だった。意識を失うほどの厳しい寒さと飢餓、その中を親子は懸命に生き抜くのだった。1971年、成長した次男の修二郎は米国で成功し、日本初のホットドックストアの日本社長として帰国。15年ぶりに網走を訪れた。そこには長男の姿はなく、一人、夫を待ち続けながら慎ましい生活を送る年老いたてつの姿があった。修二郎はてつを札幌へと連れ帰り、面倒をみる決意をする。息子夫婦と暮らし始めたてつだったが、薪を使い米を炊き、近所から苦情を受けたり、金を払わず八百屋から葱を持ち去ろうとするなど、徐々に不可解な行動が目立つように。年老いたてつは、戦禍によるPTSDの後遺症に陥っていた。そして、てつ自身もその変化を自覚していく…。そんなある日、てつが突然姿を消す。立派になった修二郎に迷惑をかけたくないと思い、一人網走に戻ろうとしたのだ。だが網走の住宅はすでに取り壊されており、帰る場所を失ったてつ。てつのために一緒に寄り添いたいと思う修二郎。2人は北海道の大地を巡る過去への道行を始める。その旅は、親子の抱える禁断の記憶の扉を開けてしまうのだった――。北海道を舞台にそこで生きる人々を描いた、2005年公開の『北の零年』(行定勲監督)、2012年公開の『北のカナリアたち』(阪本順治監督)に続く“北の三部作”最終章である本作は、戦中・戦後の北海道の厳しい環境の中、懸命に生きた母・江蓮てつ(吉永小百合)と、息子・修二郎(堺雅人)の約30年にも渡る姿を描いた物語。『おくりびと』で米国アカデミー賞で日本初の外国語映画賞を受賞した名匠・滝田洋二郎監督が丁寧に切り取っていく。また、今回新たに発表されたキャストたちが演じる役柄も明らかに。堺さん演じる修二郎の妻・江蓮真理役を演じるのは篠原さん。吉永さんとは本作が初共演となり、義理の母と娘という間柄の役で挑む。同じく吉永さんとは初共演となる佐藤さんは、闇米屋として貧困に喘ぐ江蓮親子に仕事を与え、生活を手助けする菅原信治役。そして、吉永さんと共演した『ふしぎな岬の物語』では、甥っ子役を好演した阿部さんは、今回は吉永さん演じるてつの夫・徳次郎役を演じる。そのほか、かつて網走で江蓮家の隣人であった女性、島田光江役を高島礼子、真理の父親で修二郎の義父となる岡部大吉役を中村雅俊、てつと修二郎が思い出の地を2人で巡る道中、立ち寄る居酒屋「たぬき」の主人を笑福亭鶴瓶、樺太で生活していた頃からの友人で、長年てつたちを手助けしてくれる山岡和夫役を岸部一徳が扮する。さらに、悲惨な現実をファンタジックに昇華するケラリーノ・サンドロヴィッチが舞台演出を行い、主人公・てつの心象風景を象徴的に舞台で表現。また、音楽は小椋佳、星勝が担当し、美しい日本の情緒をメロディで表現し、本作の世界観にさらなる彩りを加えていく。『北の桜守』は2018年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月22日『るろうに剣心』シリーズや『バクマン。』など様々なヒット作に出演する人気俳優・佐藤健が、書籍「るろうにほん熊本へ」を発売することが決定。本日3月21日(火)21時より予約受付開始、4月14日(金)より一般発売となる。佐藤さんにとって熊本とは、『るろうに剣心』の撮影で度々訪れており縁の深い場所。今回、「熊本地震の復興に少しでも役に立てたら」と佐藤さん自らが本書を企画し、熊本の地元自治体の協力のもと、昨年7月と8月に熊本県内にて撮影が行われた。本書は、210ページ&表紙&カバーのオールカラー仕様。熊本県内各地での魅力溢れる人々との出会いから、守るべき日本の伝統文化、そしてその未来について考える、“ロードムービー的BOOK”となっており、熊本のおいしい食べ物や素敵なお店、風景など、ガイドブックとしても活用できるような様々なスポットも紹介されている。そして、本書の中では熊本市をはじめ阿蘇市、南阿蘇村、宇城市、上天草市、合志市、高森町、産山村に足を運んだ佐藤さん。撮影を終え、「今回旅したところはすべて本当に素敵なところばかりですし、まずはこの本に載っている場所を起点に、ぜひ行って、味わって、経験してみてください」と呼びかけ、また「そして、その先でみなさんがまだ見ぬ素敵な場所を見つけてくれたら、より嬉しいなあと思います」と多くの人々に、この地を訪れて欲しいとコメント。なお、震災直後の熊本城や阿蘇神社の写真も収められており、忘れてはいけない震災の記録としても貴重な資料にも。書籍の売り上げの一部は、熊本の地元自治体に寄付されるという。佐藤健「るろうにほん熊本へ」は4月14日(金)より発売。※3月21日(火)21時~アスマートほか、全国書店、各NET書店にて予約開始(cinemacafe.net)
2017年03月21日岡山県に住む実在のカップルに起きた奇跡を基に、佐藤健と土屋太鳳のW主演で映画化する『8年越しの花嫁』。先日、本作のラストシーンの撮影が行われ、ついにクランクアップを迎えたことが分かった。またあわせて撮りたての場面写真、カップルの2人が出会い恋に落ちたシーンが到着した。結婚を約束した1組のカップル、尚志と麻衣。幸せ絶頂の2人だったが、結婚式の3か月前突然の病気が麻衣を襲う。一時は心肺停止、その後も長い昏睡状態に。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もうほかにいい人を見つけたら」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。その祈りが届いたのか、その後、麻衣は徐々に意識を取り戻すが、そこへ更なる試練が降りかかる。麻衣は、記憶障害により尚志の記憶を失っていたのだった。大きなショックを受けながらも、来る日も来る日も麻衣のもとへ通い続ける尚志。そして、8年の年月が経った頃、ついに2人に奇跡が訪れる――。本作のモデルとなったのは、岡山県在住の夫婦。2007年3月の挙式に向けて準備をしていた2006年末、「抗NMDA受容体脳炎」という、発症率が300万人に1人とされる難病が襲う。長い昏睡状態とその後のリハビリを経て、8年後の2014年12月に晴れて挙式。式場の運営会社が撮影したそのときの映像が、「8年越しの結婚式」として「YouTube」に投稿され、瞬く間に口コミで広がり、TVや新聞、ネットなど数々のメディアで取り上げられ、海外にも拡散、2015年7月には映画の原作となる「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」として書籍化もされ話題となっている。今回の映画化にあたり、カップルの尚志と麻衣役には佐藤さんと土屋さんが演じ、監督には『64 -ロクヨン-』の瀬々敬久監督が務める。およそ1か月半に及ぶ撮影期間を経て、バレンタインデーの2月14日にクランクアップを迎えた本作。年明け間もない1月8日にクランクインした本作は、物語の舞台となる岡山を中心に広島、香川など瀬戸内海エリアオールロケを敢行。クランクアップ当日は、本作のラストシーンの撮影が行われ、現場は高揚感と達成感に包まれていた。撮影を終えると、佐藤さんと土屋さんに瀬々監督から花束を手渡され、それぞれ監督と固い握手を交わし、集まったスタッフ・キャストからは盛大な拍手が沸き起こっていた。佐藤さんは「なかなか僕自身にはない魅力をたくさんお持ちの方だったので、僕の中ですごく演じることが“挑戦”でした」と話し、「ただ、皆さんに訪れた奇跡の数々、そして尚志さんの選ばれた人生、生き方に惹かれ、なんとしてもこの役は自分がやりたいと思いました。自分がどこまでできていたかわかりませんが、なんとかここまでこれたのは皆さんの支えがあったからこそと本当に感謝しています」とコメント。土屋さんは「女優として生きていてよかったなとすごく思いました。これからちゃんと恩返しできるように、もっともっと頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」と時折涙で言葉を詰まらせながら想いを述べた。さらに今回、原作のコミック化が決定。漫画家は全国から募集し、オーディションを行い、グランプリに輝いた作品はコミック投稿サイト「コミカワ」で掲載後、コミックスも発売されるという。『8年越しの花嫁』2017年冬、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年02月20日アイドルグループ・A.B.C-Zの3作目のシングル『Reboot!!!』(ポニーキャニオン/2月1日発売)が2017/2/13付オリコン週間シングルランキング(集計期間:2017/1/30~2/5)で初登場1位となった。売上枚数は5.6万枚。同作は、2012年2月1日にDVDシングルでデビューしたA.B.C-Zの5周年記念シングル。同グループのシングル1位獲得は初のCDシングル「Moonlight waiker」に続いて2作目となる。前作「Take a “5”Train」(最高3位:2016年6月発売)の累積3.6万枚を上回るスタートとなった。シングル2位には、ロックバンド・UVERworldの「一滴の影響」(ソニー・ミュージックレコーズ/2月1日発売)が初週売上4.8万枚でランクイン。また、人気シリーズ「アイドルマスター」関連作品の「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 08 BEYOND THE STARLIGHT」(日本コロムビア/2月1日発売)が初週売上4.4万枚で3位となった。同シリーズでは、「THE IDOLM@STER SideM『Beyond The Dream』」(ランティス/2月1日 発売)も2.2万枚の売り上げで5位にランクインしている。
2017年02月07日今年3月、TBSにて放送予定の佐藤浩市主演大型スペシャルドラマ「LEADERSII」。この度、数々の映画やドラマで活躍中の東出昌大が本作に出演することが明らかになった。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、ゼネラルモーターズ(GM)の本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)は、アメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、事あるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎(佐藤浩市)に出会う。これがアイチ自動車売店第1号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。本ドラマは、2014年3月に2夜連続で放送したドラマ「LEADERS」の続編。「LEADERS」では第2次世界大戦前後、日本の未来のために仲間を信じ、モノづくりに人生を賭けた人間たちの生き様を、史実に基づきドラマ化したが、今回の「LEADERSII」では、ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となる予定だ。キャストには、主演の佐藤さんが愛知佐一郎を演じるほか、吉田栄作、萩原聖人、高橋和也、緋田康人、えなりかずき、前田敦子。今作からの新キャストとして、日の出モータース支配人・山崎亘役に内野聖陽、後に協愛会の会長となる大島プレス工業の大島磯吉役で山崎努が登場する。そんな中、新たに『デスノート Light up the NEW world』『聖の青春』などに出演する東出さんの参加が決定。東出さんが演じるのは、GM車販売店「日の出モータース」の支配人である山崎亘の人柄や考え方に惹かれ、山崎とともに苦楽を共にする「日の出モータース」の若き営業マン・日下部誠役。GMから鞍替えして、愛知佐一郎が開発した国産車の販売を取り扱うこととなった「日の出モータース」に、ただ一人残ることになる、という役どころだ。日本の自動車産業黎明期における「製造」と「販売」の物語となる本作におけるキーマンのひとりとなっている。東出さんは「内野さん演じる山崎亘が文系とすれば、私が演じる日下部誠は理系、言わば“デコボココンビ”です」と役どころについて話し、「そんな上司と部下の関係や、このドラマが持つ熱量が伝わるように演じていければ、と思っています」と意気込みを語っている。また東出さんは、先日行われた中国・上海の「上海影視楽園」において、ドラマとしては異例の規模で敢行された海外ロケにも参加し、佐藤さん内野さんと共に撮影に挑んだ。ロケ日数は、実景撮影も含め計5日間に及び、昭和初期の名古屋市内の街並を完全再現。現地エキストラは最大300人にも及び、街全体が舞台という壮大なスケール感も本作の見どころのひとつとなりそうだ。大型スペシャルドラマ「LEADERSII」は3月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月05日ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットという人気俳優をW主演に迎えたスペース・スペクタクル・ロマン『パッセンジャー』。実は本作は、2年前の映画賞レースを席巻したベネディクト・カンバーバッチ主演『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』と、意外な共通点があることが分かった。本作は、新たな居住地を目指すべく、冬眠装置で眠る5,000人の乗客を乗せ、地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号が舞台。だが、エンジニアのジム(クリス・プラット)と著名作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)だけが、なぜか早く目覚めてしまう…。地上では決して出会うことのなかった、身分違いの2人の壮絶な愛と運命を、壮大なスケールで描き出すのは、新進気鋭の注目監督モルテン・ティルドゥムだ。前作『イミテーション・ゲーム』でアカデミー賞監督賞に初ノミネートされて以来の監督作となる彼は、本作で描かれる宇宙のラブロマンスに、前作で世界中から絶賛された“孤独な博士”のストーリーとの意外な共通点を盛り込んでいるという。主人公となるジムとオーロラは、地球から目的地の惑星到着まで120年かかるなか、なぜか90年も早く目覚めてしまう絶望的な孤立無援の状態に置かれる。さらに追い打ちをかけるように、宇宙船は目覚めぬ5,000人の乗客を乗せたまま、予期せぬトラブルに見舞われてしまう。そんな壮絶な運命をたどる男女に、監督は「ジムとオーロラは、極限状況に直面し想像を超えるような選択をしなければいけない。僕は昔から、自分の状況に危機感を持っているキャラクターや、大変な決断を迫られる作品に魅力を感じてきたんだ」と語る。『イミテーション・ゲーム』では、カンバーバッチ演じる数学者アラン・チューリングが、極限状況に苦悩し、重大な決断を迫られる様が見事に描かれていた。このチューリングは、第二次世界大戦中のイギリスで、敵国ナチス・ドイツの“エグニマ暗号”解読を任された人物。周囲から孤立しつつ目標の暗号解読に取り組みながらも、国の運命を左右する決断を背負わなければならない極限状況だった。宇宙のラブロマンス、孤独な博士のストーリー、まったく異なるジャンルの2作に共通するのは、“極限状況に置かれた緻密な人間ドラマ”なのだ。そんな監督の演出を、本作で主演を務める2人のハリウッドスターも絶賛している。ジムを演じたプラットは、「監督が描く2人きりの空間には、孤独や孤立感が漂う一方で、愛、寛容性、優雅さなど人間の良い面も同居している。この作品では、普通の物語ではできないような疑問を投げかけつつ、人間的な感情、欲望、葛藤などいろんなものが見えてくるんだ」と、テーマの多彩さを説明。さらに、オーロラを演じるローレンスも、「2人が直面している状況が、非常に緊迫した決して普通ではない場所だからこそ、全てが際立って見えてくるの。人間性を観察できるとても興味深い状況で、オーロラに感情移入する過程も面白かったわ」と語り、その“状況”を楽しみながら演技に臨んでいたことを明かしている。“極限状況下の人間ドラマを描く天才”ティルドゥム監督が、宇宙でたった2人きりの男女の愛と運命を描く本作。その手腕をスクリーンで目撃する日を、楽しみにしていて。『パッセンジャー』は3月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パッセンジャー 2017年3月24日より全国にて公開
2017年02月03日塚田僚一(A.B.C-Z)主演パルコ・プロデュース『サクラパパオー』の上演が、2017年春に決定した。本作は、夜の競馬場を舞台に小さな奇跡が起きるワンナイト・コメディ。喜劇の名手と言われる鈴木聡が主宰する劇団「ラッパ屋」が1993年に初演、95年に再演し、2001年にはパルコ・プロデュースとしても上演された(すべて作・演出:鈴木)。16年ぶりの上演となる今作は、演出を中屋敷法仁(劇団「柿喰う客」代表)が手掛け、新しいコメディとして生まれ変わる。舞台『サクラパパオー』チケット情報主演の塚田に話を聞いた。出演について「すごく嬉しいです。でもそれだけじゃなくて、観に来てくださるお客さんやファンの方々に楽しんでもらえないと意味がないと思っているので、浮かれてる場合じゃないぞって思っています。天使と悪魔的な(笑)」と喜びと気合を滲ませる。本作の印象は「競馬場の馬券売り場の話ですが、競馬を知らなくても楽しめると思います。登場人物は借金を抱えていたり女性問題があったり、第一印象はけっこうネガティブなんですけど、観ていると、みんな愛くるしいというか、かわいらしさがあります。物語が進むにつれてそういうのがわかって、明るく開けていく、みたいな。終わったころにはみんな素敵だなという印象を持ちました」。その中で自身が演じる田原俊夫(たばらとしお)という役は「嘘がつけない人なんですけど、そこがすごく自分と似てるいると感じました。田原は恋人に対してなんですけど、自分だったらテレビに出るときに、がんばろうって思えば思うほど見栄をはっちゃう。こういう自分でありたい、と。でもそこで空回ったり、口だけで行動が示せてなかったりするんです。(田原のように)好きな人の前ではがんばっちゃうのは、自分もそうだろうな、と思いました」。演出の中屋敷とは同世代で、今回が初タッグ。「いろんな作品を幅広く演出されていると聞いて、すごく楽しみです。ジャニーズは初めてになるんですよね。初めてって嬉しいです」。鈴木の作品も初めて演じるが「鈴木さんの作品はずっと観ていて、ジャニーズだと稲垣(吾郎)さんのイメージがあります。身近なお話が多くて、あと、すごくおしゃれだと思います。雰囲気が感じられて」。共演者とは「みんなで競馬場に行ってみたいですね」。「ファンの方は自分のいろんな姿を観てくれてると思うんですけど、この『サクラパパオー』は、その経験をしてきたうえでの『サクラパパオー』。新しい自分が絶対に出ると思うから、楽しみにしてもらいたいです!」公演は、2017年4月26日(水)から30日(日)埼玉・彩の国さいたま芸術劇場、5月10日(水)から14日(日)東京国際フォーラム ホールCほか、宮城、愛知、大阪にて。埼玉、東京公演については、電話抽選先行の申込エントリーを特別電話0570-02-9975にて2月6日(月) 23:59まで受付中。取材・文:中川實穗
2017年02月01日佐藤流司、佐藤永典、赤澤燈ら“2.5次元”系舞台で活躍する若手俳優たちが、“孤独”を抱える若者たちをリアルに演じる映画『Please Please Please』。この度、本作から予告編が到着した。ある地方都市。兄弟のシンジ(佐藤流司)とナオ(佐藤永典)は変わらぬ日常をやり過ごしていた。兄のシンジはデート詐欺で若い女を騙し、弟のナオは3人の仲間たちと架空請求詐欺をしていた。以前、2人は共に居たが、ある事が原因で仲違いし、今は別々に行動していた。シンジは若い女性に甘い言葉を囁き、廃墟で待ち受ける詐欺仲間・アオイ(赤澤燈)のもとへ誘う。シンジの言動に騙された女性は、アオイから貴金属を買わせられる。ナオはアジトである潰れた映画館で、詐欺の実行犯をさせるため、弱みを握った教師を取り囲んでいた。そんな中、仲間の一人である、ダイの裏切りが発覚する。誰にも打ち明けず、ミュージシャンを目指していたシンジは、音楽スタジオの男にデビューの話を持ちかけられる。そのためには、ある程度の金が必要だと。そんなとき、ナオは先輩から不思議な機械を売り捌けと命令される。金が必要となったシンジ、不思議な機械を売れと命じられたナオは、偶然にもある老婆の家で再会する。詐欺に陥れようとしていた兄弟に老婆は親切にし、大金を2人に渡す。そんなとき、以前シンジに騙されたアミが兄弟や彼らの仲間のことを調べまわっていた。大金を手にした兄弟はお互いの夢を叶えるべく動き出す。そして、老婆の優しさに触れ、兄弟に僅かな良心が芽生えていた。が、それは全ての終わりへの始まりであった…。遊びのように詐欺を働く若者たち、騙される女たちや大人たちが複雑に絡み合いながら、次第に皆が、少女の妄想の世界へと迷いこむ。「どうして彼らはあんな事をするのか?どうして私は彼が好きなのか」。『反抗』『私の悲しみ』『縁(えにし)The Bride of Izumo』の堀内博志が監督・脚本を務めた本作。堀内監督が温めていたという青春映画の本企画には、ミュージカル「刀剣乱舞」やライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」など人気作品に多数出演する佐藤流司や、2017年1月期ドラマ&舞台の「男水!」に出演する実力派俳優の佐藤永典と赤澤燈ら3人がメインキャストに配役。そのほか野川大地、栗原卓也、黒羽麻璃央、小笠原健、上田悠介ら若手俳優陣が共演する。今後の活躍に大きな期待が持たれる彼らが、時にリアルに、時にファンタジックに物語を演じる本作の予告編が公開された。映画『Please Please Please』は2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日2.5次元系舞台で女性ファンを中心に絶大な人気を誇る佐藤流司、佐藤永典、赤澤燈ら若手俳優たちが主演の映画『Please Please Please』が、2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほかにて公開されることが決定した。地方都市でデート詐欺や架空請求詐欺などをして、日々を空虚に過ごす兄弟を中心に、彼らの仲間たちや騙された女性たち、また彼らから搾取し、翻弄される大人たちを、リアルに、時にファンタジックに描いた本作。監督・脚本を務めるのは、『私の悲しみ』でTAMANEW WAVEグランプリ&女優賞の2冠の偉業を達成し、佐々木希主演『縁(えにし)The Bride of Izumo』がハワイ国際映画祭、上海国際映画祭に正式招待された堀内博志。堀内監督が温めていた青春映画の企画に、旬のイケメン若手俳優が集結。デート詐欺で若い女を騙す兄・シンジ役に、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズの加州清光役や、ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」うちはサスケ役など、人気作品に多数出演し、2.5次元舞台を代表する俳優のひとりとまで呼ばれる佐藤流司。仲間たちと架空請求詐欺を企む弟・ナオ役に、ミュージカル「テニスの王子様」でデビューすると数々の舞台・映画に登場し、2017年1月期ドラマ&舞台の「男水!」に出演する実力派俳優、佐藤永典。2人が数奇な運命に翻弄される兄弟を熱演。そして、シンジの詐欺仲間・アオイ役には、「Messiah メサイア」シリーズをはじめ「美男高校地球防衛部LOVE!活劇!」箱根有基役、歌劇「明治東亰恋伽」泉鏡花役、そして「男水!」にも出演する赤澤燈が配役。2.5次元を中心に女性ファンを魅力する若手俳優の彼らが、3人の等身大の若者をいかに演じるか、期待が高まる。映画『Please Please Please』は2017年1月14日(土)よりシネマート新宿、イオンシネマ板橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日大野拓朗が主演するドラマ&映画「猫忍」。この度、本作に出演する新キャストとして、佐藤江梨子、渋川清彦、柄本明、青木玄徳らが発表された。霧生家の若手忍者・陽炎太(大野拓朗)。幼き頃に父親と生き別れ、ずっと愛を知らずに生きて来た。父親は、赤い鼻をした剣山(船越英一郎)という伝説の忍者。10歳のときに生き別れとなり、それ以来一度も会っていない。あるとき、陽炎太は仲間の忍者と共に、ミッションのため江戸に。大名屋敷から特別な金魚を盗み出すという簡単な任務だった。無事に屋敷に忍び込むことに成功し、金魚を盗み去ろうとしたとき、そばに生き物の気配が。それは、赤鼻のでっぷり太った猫。見覚えのあるその猫は、どことなく父親の雰囲気に似ていたのだった…。本作は、幼き頃に父と生き別れて以来、父が猫に変化したと信じ込み、いつの日か再会できることを夢見ていた忍者・陽炎太が、父そっくりの猫と出逢い成長する姿を描く猫萌え忍者アクション時代劇。主人公の忍者・陽炎太役に大野さん、陽炎太の父であり伝説の凄腕忍者・剣山役に船越英一郎、幼少期の陽炎太役を鈴木福、そして陽炎太が出逢う猫・父上役を存在感抜群、師匠感満載のオヤジ猫・金時が演じる。そして今回、映画・ドラマに出演する新キャストが発表。映画には、陽炎太の父親の行方を追うくノ一・紅葉役に、ドラマ・映画・舞台・CMなどで活躍する佐藤さん、陽炎太の幼馴染みで忍者修行仲間・燕役に『アオハライド』の藤本泉、陽炎太と壮絶なバトルを繰り広げる最強(?)の敵・青目役に「ケイゾク」「空飛ぶ広報室」の渋川さん、猫専門店「猫見屋」の店主役を名優・柄本さん、霧生家の党首・桂木役を世界的舞踏家で俳優の麿赤兒に決定。さらにドラマに登場する新キャストには、陽炎太の忍者修行仲間・虎眼役に『イン・ザ・ヒーロー』の草野イニ、江戸に越してきた陽炎太のお隣さん・幸役に「仮面ライダーゴースト」ヒロインの大沢ひかる、江戸での忍者業務をナビゲートする先輩忍者・左之助役に「仮面ライダー鎧武/ガイム」や『闇金ドッグス』シリーズの青木さんがキャスティング。また、映画に出演する藤本さんと麿さんはドラマにも登場する。映画のヒロインとしてスクリーンに華を添える佐藤さんは、自身初のくノ一(忍者)役に挑戦。「紅葉は、男口調で話すので、楽しかったです。大先輩方に向かって生意気な台詞をいっぱい言うので緊張し痺れましたが、猫との共演に癒されました」と撮影をふり返り、「イケメンと可愛い猫が出てくるので、女性は必見。そして、お子様が見ても、とても安全で楽しい作品になっていると思います」とアピール。藤本さんは「金時と山の中で撮影をしたときは、逃げ出さないかとヒヤヒヤしましたが、カメラが回るとさすが父上!本当によく頑張ってくれました。金時のお芝居に、乞うご期待です」と見どころを語る。また佐藤さん、藤本さんも語っているように、キャスト皆、猫の可愛さに癒されていたようで、「なんとも愛くるしい太っちょだなと思いました」(青木さん)、「自宅で柴犬を2匹かっていますが、『猫忍』の猫もとてもかわいかったですね」(柄本さん)、「登場人物全員が結局のところ、猫の魔術にマインドコントロールされているのだ!私の役は猫を最も遠ざけようとする忍者の党首だが、演じているうちに自身が猫になったような気になっていた。楽しかった!ニャオーッ!」(麿さん)とそれぞれ話している。なお、本作の小説版(上下巻)も発売中。一足早く、「猫忍」の世界を楽しむことができる。ドラマ「猫忍」は2017年1月期よりtvk、テレ玉ほかにて放送予定。映画『猫忍』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年12月08日シェイクスピアの歴史劇『ヘンリー四世』二部作が鵜山仁の演出により、11月26日(土)新国立劇場にて開幕する。稽古も佳境を迎えた11月中旬、第一部の通し稽古の模様を取材した。舞台『ヘンリー四世』チケット情報同劇場では鵜山の演出で、2009年に『ヘンリー六世』、2012年には『リチャード三世』を上演。この2作にメインキャストで出演してきた浦井健治が今回、父王ヘンリー四世にとっては頭痛の種である奔放な放蕩息子・ハル王子を演じ、同じく過去2作に出演した岡本健一が、王に反旗を翻す“ホットスパー”に扮する。取材したこの日は第一部の後半、まさにこのふたりの見せ場を稽古。反乱軍と体制側が交互に描かれ、異なる立場のふたりが己の運命に向き合い、やがて、一騎打ちに至るまでが描かれる。物語を包む空気をひとことで表すならば、超ハイテンション。浦井は常に陽気で“正”の磁力とスピード感にあふれるハル王子を体現し、舞台上を何度も全力疾走で駆け抜ける。衣裳は当時の時代風俗に沿ったもので、小道具もしかり。ところが、浦井だけヘッドフォンをぶら下げているのが気になる。また同じハイテンションでも、岡本演じるホットスパーはどこか狂気を宿し、自らの言葉に陶酔しているようにも見える。戦いを前にしてのパワフルな演説は、見る者の胸を熱くさせるが、その裏に、王に反抗する男の悲壮な決意、哀しみさえも感じさせる。そんなふたりがクライマックスで激突。高低差のある遊園地のアトラクションのような巨大なセット(稽古場ではあくまで木が組んであるだけで、本番でどのように仕上がっているかは分からない)が目を引くが、浦井と岡本は縦横無尽に駆け巡り、激しく刃を交わらせる。もちろん、このふたり以外の個性豊かな登場人物たちも魅力的に物語を彩る。ヘンリーの“悪友”の大酒飲みで、シェイクスピア作品の中でもひときわ高い人気を誇るフォールスタッフを愛嬌たっぷりに佐藤B作が演じるほか、ホットスパーの叔父で共に王に反旗を翻すウスター伯を演じる下総源太朗、同じく反乱軍に参加する騎士ヴァーノンの今井朋彦など実力派俳優たちが存在感を放つ。そんなベテラン俳優たちも、浦井&岡本の熱気に乗せられるかのように、演技がどんどんヒートアップしていく。シェイクスピア芝居でありながら、ライブ会場か熱狂的なカリスマ政治家の演説会に来ているかのような錯覚、興奮さえ感じる。唯一、落ち着きを持っているのが王ヘンリー四世を演じる中嶋しゅう。周囲があまりに高揚しているせいか、王の静かにつぶやくようなひとことが、まるで“ツッコミ”のように作用し、何気ないシーンでドッと笑いが起こる一幕も。なんとも不思議な空気とリズムが包むシェイクスピア劇になりそうだ。公演は11月26日(土)から12月22日(木)まで「第一部」「第二部」を交互上演(一部例外あり)。チケットは発売中。取材・文・撮影:黒豆直樹
2016年11月23日シェイクスピアの歴史劇で第一部だけでも約3時間、二部を通しで観たら6時間超…。そう聞くと、何かの修行?と感じそうなものだけれど、'09年の『ヘンリー六世』からスタートした新国立劇場のこのシリーズは、長時間もまるで苦にならないほど、めっぽう面白い。「最初に台本を読んだ時は、堅いし難しいし、まったくセリフが頭に入ってこなくて大変でした。でも、稽古場で人が口にした途端に、言葉がものすごくエネルギーを放ち始めたんです。セリフの裏にある役の背景が見えてきたり、口にしていることとは真逆の気持ちが生まれてきたり。シェイクスピアは400年経っても何も変わらない人間の根底を描いているんですよね。観れば、こういう人いるな~とか、うちの家族もこんな感じだな~とか、きっと、舞台を斜めに見ながら笑ったり共感したりしてもらえると思います。頭で難しく考えるより、むしろ感覚的に観ていただくほうが、わかりやすく楽しめるのかもしれません」そう話すのは、いまやこのシリーズになくてはならない浦井健治さん。これまでにヘンリー六世、ヘンリー七世を演じてきたが、今回は『ヘンリー四世第一部-混沌-・第二部-戴冠』で同じ血脈に繋がるヘンリー五世に扮する。「イングランドの歴史のなかでも偉大といわれる王様ですから、高貴で気高い人物を思い描いていたんです。でも、王子時代のハル(後のヘンリー五世)にはそのイメージが全然なくて、それまで考えていた役作りは全部白紙に(笑)。先輩方からいろいろアドバイスをいただいて、もう一度台本と向き合ってみると、対峙している相手とは別の人に自分の考えを伝えようとして意図的にしゃべっていたり、言っていることと考えていることが真逆だったりすることがわかってきて、なんて複雑でひねくれた人物なんだろうって。でもいまは、ハルのそんなところに、興味を惹かれています」浦井さんをはじめ、岡本健一さんや中嶋しゅうさんなど、共演者の多くはシリーズを通じて出演しているお馴染みの面々。「心にゆとりがあって、お芝居が好きで、何より作品をいいものにすることを第一に考えているような先輩方ばかり。いまは、皆さんにぶつかるだけぶつかって、ときどきとっ散らかる自分を楽しんでいます」◇うらい・けんじ1981年、東京都生まれ。近作にミュージカル『王家の紋章』、舞台『アルカディア』など。来年2月にはミュージカル『ビッグ・フィッシュ』出演が決まっている。ジャケット¥48,000 カットソー¥13,000パンツ¥19,000(以上DISTICTION MEN'S BIGI/メンズビギ リミテッド 有楽町マルイ店 TEL:03・6738・3801)その他はスタイリスト私物◇'09年に上演され、数々の演劇賞を受賞した『ヘンリー六世』。その続編『リチャード三世』が'12年に上演された際には、同じ役を同じキャストが演じ、歴史の流れが掴みやすいと評判に。今回の『ヘンリー四世』は『~六世』の前の時代の物語。浦井さんは今回、以前に自身が演じたヘンリー六世の父を演じることになる。写真は、'09年『ヘンリー六世』より。撮影:谷古宇正彦◇11月26日(土)~12月22日(木)初台・新国立劇場 中劇場作/ウィリアム・シェイクスピア演出/鵜山仁出演/浦井健治、岡本健一、ラサール石井、中嶋しゅう、佐藤B作ほか二部作通し券1万6000円(S席)S席8640円A席6480円B席(注釈付2階席)3240円*すべて税込み新国立劇場ボックスオフィス TEL:03・5352・9999(10:00~18:00)写真は、'12年『リチャード三世』より。撮影:谷古宇正彦※『anan』2016年11月23日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・宮崎智子ヘア&メイク・山下由花インタビュー、文・望月リサ
2016年11月21日俳優の佐藤健が10月15日、都内で行われた主演作『何者』の初日舞台あいさつに登壇し、「芝居そのものに真摯に向き合えた作品。俳優として実のある時間でしたし、出演できたことを誇りに思える」と新たな代表作に胸を張った。『何者』初日舞台あいさつ その他の写真朝井リョウの直木賞受賞作を原作に、就職活動を通して自分が“何者”であるか模索する大学生たちの姿を描き、現代を生きる若者たちの一筋縄ではいかない青春ドラマを紡ぐ。初日舞台あいさつには佐藤をはじめ、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督が出席した。有村は「1つのシーンにかかる時間がとても長く、1日に撮れても2~3シーンだった」と舞台裏を明かし、「演じながら、これで合っているのかなと考えながら、ここにいる皆さんと一緒にキャラクターを作っていくのが楽しかった」とニッコリ。脚本も手がけた三浦監督は、「小説で描こうとしたことを、いかに映像で表現できるか、ここにいる豪華なキャストの皆さんと邁進した。企画から3年経ち、やっと初日を迎えた」と感無量の面持ち。「ヒット、狙っています!」と自信を示した。映画の内容にちなみ「就活したら、誰が一番早く内定しそう?」の質問に、菅田は「佐藤さんですね。本気出せば何でもできそう。クレバーで人当たりもいいし、このフェイスですから」。二階堂も「絶対欲しい人材」と佐藤の名前を挙げ、当の本人は「今日、人気だな(笑)。就活してみようかな」とまんざらでもない表情だったが、「現実的にまったくモテない」と愚痴る場面も。有村は「すごく知識が豊富で、こちらがいろいろ知りたくなる。それに毎日をとても楽しそうに過ごしている」という理由で、二階堂を選んでいた。『何者』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年10月15日朝井リョウの直木賞受賞作を映画化した『何者』の女性限定試写会が10月6日、都内で行われ、佐藤健、有村架純が出席した。会場には約150人の女性ファンが駆けつけ、佐藤は「たまらんすなあ」と華やいだ雰囲気にご満悦。有村は「女性限定というのは初めて。新鮮ですし、緊張しないでいいですね」と安どの表情を浮かべていた。その他の写真就職活動を通して自分が“何者”であるか模索する大学生たちの姿を描き、現代を生きる若者たちの一筋縄ではいかない青春ドラマを紡ぐ。就活に加えて、イマドキの恋愛事情にもスポットをあてる本作にちなみ、佐藤と有村は「2回以上同じ相手に、告白したことがある?」「友情よりも恋愛が大事?」など恋愛をテーマにそれぞれの持論を展開。客席は2人の発言にうなずいたり、「え~」と反論したり、大盛り上がりだった。好きな相手への告白に話題が及ぶと、佐藤は「本来、男からするべきでしょう」と男気コメント。一方、有村は「できれば、男性からしてもらいたいけど、伝えたいなと思ったら(自分から)伝えたい」と乙女心を垣間見せた。また、友情と恋愛のバランスについて、「恋愛重視のほうがいいと思いますけど…。友だちなら、分かってくれるはずだし」(佐藤)、「恋愛を重視して、壊れるような友情は本物ではないと思う」(有村)と話していた。『何者』10月15日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2016年10月06日10月21日(金)より「Netflix」にて配信開始となるオリジナルドラマ「深夜食堂 -Tokyo Stories-」。この度、本作の配信に先駆け、予告編とポスタービジュアルが解禁された。繁華街の路地裏にある小さな食堂「めしや」。マスター1人で切り盛りする小さなお店の営業時間は、深夜0時から朝の7時頃まで。「深夜食堂」と呼ばれるその店のメニューは「豚汁定食、ビール、酒、焼酎」それだけ。マスターの「できるものなら何でも作るよ」という営業方針のもと、深夜食堂に今宵も様々な客たちが訪れる。マスターと料理と客たちとのつながりから生まれるユーモラスで時に切ないエピソード、心も小腹も満たす人情物語が繰り広げられる――。深夜ドラマとしてスタートしたにも関わらず、回を重ねる毎に大きな反響を呼び、いまや元祖“めしテロドラマ”として、日本のみならずアジア中の人気ドラマとなった小林薫主演「深夜食堂」。本作の監督には、ドラマシリーズ第1部から、11月公開予定の映画『続・深夜食堂』まで全シリーズを通して手掛ける松岡錠司を中心に、山下敦弘、小林聖太郎、大森立嗣、野本史生、吉田康弘と気鋭の監督陣が参加している。今回の新シリーズでも、もちろん美味しそうな食べ物が登場。そんなメインのメニューは全部で10品。タンメンやアメリカンドッグ、トンテキ、オムライス、ハムカツ、年越しそば…などなど、フードスタイリストの飯島奈美が手掛け、エピソードタイトルにもなっているメニューの数々が、思わず食欲を刺激すること必至となっている。このほど解禁された予告編では、ファンにはすっかりお馴染みとなった、鈴木常吉が歌う主題歌「思ひで」と共に豪華ゲスト陣やお馴染みの常連客たちが次々と登場。第2話の「アメリカンドッグ」では、佐藤B作と新井浩文が絶縁してしまった浅草芸人と元付き人として登場し、佐藤さん演じるケセラ世良夫が新井さん演じるハジメからアメリカンドッグを奪おうとするシーンなどが映し出される。そのほか、映画『続・深夜食堂』から常連客の仲間入りを果たした余貴美子、多部未華子を始めお馴染みの常連客メンバーが勢揃いの「年越しそば」(第10話)も登場。そして中には、久しぶりに見られる常連客の姿も。風間トオル演じるカリスマAV男優・エレクト大木は、ドラマシリーズ第1部「ポテトサラダ」ぶりにメインゲストで出演。今回は、「長芋のソテー」(第8話)で緒川たまき演じる富士子との間に秘められた過去を抱え再登場するほか、常連客カタギリと警官・小暮の一人二役を演じるオダギリジョーが「オムライス」(第4話)で登場。風来坊のカタギリは、シリーズ第2部最終話「ギョウザ」以来の登場となっている。Netflixオリジナルドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」は10月21日(金)よりNetflixにて配信。映画『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月05日佐藤勝利(Sexy Zone)と橋本環奈のW主演で、人気小説を実写化する映画『ハルチカ』のティザービジュアルと特報映像が解禁された。本作は、高校で再会した幼なじみのふたりが、吹奏楽部に入り音楽を通して成長していく姿を描く青春映画で、特報映像には佐藤と橋本が猛練習して撮影に挑んだホルンとフルートの演奏シーンも登場する。その他の画像佐藤と橋本が演じるのは、ちょっぴり頼りないが気の優しいハルタと、真っ直ぐで負けん気の強いチカ。入学式で運命的な再会を果たしたふたりは、吹奏楽部に入りコンクール出場という目標に向かって、ひたむきに突き進んで行く。映画は、初野晴の小説『ハルチカ』シリーズをベースにしたオリジナルストーリーになっており、脚本と監督を務める市井昌秀は「原作がもつ数ある魅力的な要素から、“心に痛みを持つ人たちがそれぞれの居場所を取り戻す”という要素に焦点を当てることで登場人物を丁寧に描き、吹奏楽のもつ意味を重ねながら、オリジナルストーリーとして生まれ変わらせました。もう一つの『ハルチカ』が一人でも多くの皆様の心に届くことを切に願っております」と語る。原作者の初野は「高校生を題材にした小説を書くとき、ノスタルジーと成長以外の何があるのかを意識して書きます。それを踏まえたうえで、市井監督との初顔合わせのとき、『ハルタとチカと草壁先生が出ていれば何をやってもいいです。その代わり原作者と原作のファンに映画の尺に合った完全新作を見せてください』とお願いしました」と明かし、このほど、顧問の草壁を小出恵介が演じることが明らかになった。ティザービジュアルには、「恋じゃない。けど…友達より、トクベツ」というキャッチコピーがあり、公式サイトで公開された特報映像では、ふたりがさまざまな経験の中で飛躍し、ときに挫折を味わう中で、自分の中に芽生えた“恋より前の、まっすぐな想い”に気づいていく様が映し出されている。初野は「劇場版では原作になかったチカの挫折とリカバーが描かれます。そのリカバーに映画ならではの面白さが詰まっています。監督の作家性が色濃く出ているシーンも多々あり、スクリーンに登場する高校生たちは地面から数ミリ浮遊して生きていました。完全新作のハルチカ、ご期待ください」と太鼓判を押している。『ハルチカ』2017年3月4日(土)全国ロードショー
2016年09月28日ページをめくるだけで楽しい日本再発見の一冊「B&B」スタッフの寺島さやかさんおすすめの一冊は「秋刀魚」。一体どのような本なのだろう? と思わず考えてしまう不思議な名前ですが、実は、「秋刀魚」は台湾人が作る日本のカルチャーマガジン。本文はすべて台湾語ですが、内容が理解できなくとも、眺めているだけで楽しくなります。ちなみに名前の由来は“日本の島が秋刀魚の形に見えるから”だそう。毎日行われるB&Bのイベントも要チェック個性的な本が集まる「B&B」の面白いところ。それは、お店の半分のスペースを使って毎日イベントやトークショーが行われているということです。もちろん、ビール片手の参加でOK! イベントに合せて入荷するというゲストビールは定期的に入れ替わる数量限定のものなので、こちらもチェックしてみてください。流行ではなく自分の“好き”を刺激する本のお店30~40代のお客さんが多いという「B&B」。世間の流行を追うのではなく、自分の“好き”が確立された大人に支持されているのかもしれません。ただただ本が並び、本を紹介するポップも、ジャンル表記もない本棚を目の前に、どんな装丁に足がとまるのか、どんな文体に引き込まれるのか。他の誰でもない自分との対話の中で見つける、“自分の好き”を刺激する1冊の本を手に取る瞬間。そんな喜びを、大人になった今だからこそ体験してみてください。現在、「B&B」では本を1冊購入すると下北沢の本屋さん12店を紹介している「SHIMOKITAZAWA Book Shop MAP」がもらえるとのこと。下北沢散策のお供にぜひ。取材・文/山田桃子スポット情報スポット名:B&B住所:東京都世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F電話番号:03-6450-8272
2016年09月18日時間をかけて、自分で探す1冊誰もが楽しめるように、専門書は置かず店員さんが面白そうだと思ったものを置いているという「B&B」。しかし、本棚には、本を紹介するポップもなくジャンル表記もなく、ただ整然と本が並んでいます。見たい本棚へ直行できないのはもちろんのこと、ぱっと見た限りではヒントはほとんどありません。じっくり時間をかけて、全ての棚をじっくり見て回るのが「B&B」のスタイルです。本当に読んでみたいと思える1冊を選ぶタイトルだけではよく分からない本も多いため、手にとってページを開いてみたくなります。「B&B」の本棚は、良い意味で親切ではないのです。また、誰かのおすすめの本紹介やフェアをすることもほとんどないとのこと。“誰かがすすめているから読む、というセレクトはしてほしくない”とスタッフさん。近年は、SNSで誰かのおすすめが常に流れてくる時代ですが、それに逆行するかのような本屋さんです。自分の興味のない本も嫌いな本も混在した本棚を前に、しっかり自分の目で見て本を開き、本当に読んでみたいと思える1冊を選ぶ。それは、直感以外の何ものでもありませんが、本来の本選びとはそういうものだったはずと思いださせてくれるお店です。ビール片手に本を物色する楽しさB&Bの変わったところは、本棚だけではありません。ビール片手に店内を闊歩できることも、他にはない面白いところ。ビールは、カウンターにあるビールサーバーから注いで出してくれます。“プシュー”という音と本屋という、なんだかヘンテコなマッチング。でも、それが大人の本探しらしいワクワクを後押ししてくれます。ビールだけではなくソフトドリンクも豊富にあり、ほとんどのメニューが1杯500円と、ついつい長居をしたくなる値段設定です。また、店内奥には4人掛けテーブルが2つ置かれているので、ここでドリンクを飲みながら気になる本をゆっくり読むこともできます。ただ、食べ物の販売はなく持ち込みもNGなのでご注意ください。取材・文/山田桃子店舗情報店名:B&B住所:東京都世田谷区北沢2-12-4第2マツヤビル2F営業時間:12:00~24:00(ドリンク注文は23:30まで)
2016年09月17日元光GENJIの佐藤アツヒロが3日深夜、アイドルグループ・A.B.C-Zがメインを務めるテレビ東京系バラエティ番組『ABChanZOO(えびちゃんズー)』(毎週土曜日 25:15~)に出演し、光GENJI解散時の心境について語った。光GENJIは1987年に「STAR LIGHT」でレコードデビューした7人組。ローラースケートによるパフォーマンスで爆発的な人気を得たが、1995年に惜しまれつつ解散していた。佐藤はA.B.C-Zの5人に対して「今、30歳近いでしょう? だから何をやるにしても、考えることができるじゃない」と話しかけると、最年長の五関晃一が31歳のA.B.C-Zは「はい」と同意。しかしデビュー当時13歳だった佐藤は「全然考えていなかったのよ、やっぱり」と振り返った。佐藤は、自分でやりたいことが出てきた22歳の時に光GENJIの解散が決定。「自分はグループのためにこうしたいとか、色んな考えを言うことができずに終わってしまった」と後悔をにじませた。「俺は解散したくなかったけど」と当時の心境を明かし、「それはメンバーの多数決というか、色んな問題があるから、俺一人では決められないから」と状況を説明した。そして、A.B.C-Zの河合郁人が「もうちょっと大人になってたら、言えたのかなとか……」と問いかけると、佐藤は「うん、言えたのかなと思う」と苦笑しながら頷いていた。
2016年09月04日今年俳優デビュー10周年を迎える人気俳優・佐藤健。『世界から猫が消えたなら』『何者』と出演作の公開が立て続く中、「佐藤健10th ANNIVERSARY YEAR」企画として、9月12日(月)より発売の写真集+DVDブック「X(ten)」の未公開カットを展示する写真展“reflect”と、活動10周年の軌跡を追う写真展“recollect”の、大規模写真展の同時開催が決定した。2007年ドラマ「仮面ライダー電王」(テレビ朝日)での初主演で一躍脚光を浴びた佐藤さん。それ以降も「ROOKIES」「メイちゃんの執事」「龍馬伝」「Q10」「ビター・ブラッド」と話題ドラマに多数出演。また、2015年放送のTBSドラマ60周年特別企画日曜劇場「天皇の料理番」では主演を務め、今作で「東京ドラマアウォード」の主演男優賞を受賞するなど、名実ともに実力派俳優のひとりとなった。映画界での活躍も目覚ましく、『るろうに剣心』シリーズの緋村剣心役で海外での人気・知名度も急上昇。宮崎あおいと共演した『世界から猫が消えたなら』での好演も記憶に新しく、さらに10月には有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之ら最旬俳優と競演する『何者』の公開が控えている。今年で俳優デビュー10周年を迎え、「佐藤健10th ANNIVERSARY YEAR」企画を実施中。先日第1弾として、ボリビア・ウユニ塩湖で撮影した写真集+DVDブック「X(ten)」と「たけてれDVDvol.3」の同時発売を発表。そして、写真集+DVDブック「X(ten)」と「たけてれDVDvol.3」をアスマートにて同時購入した人の中から抽選で、9月19日(月・祝)に開催される「佐藤健トークイベント(予定)」に参加できることが決定していた。この度、本企画第2弾として、丸の内にある丸ビル・新丸ビルの2会場で大規模写真展の同時開催が決定。新丸ビル会場の写真展のタイトルは“reflect”。ボリビア・ウユニ塩湖にて撮影された写真集+DVDブック「X(ten)」の、壮大なスケールを感じられる未公開カットが展示される。一方、丸ビル会場のタイトルは“recollect” 。デビュー当時からの、ここでしか見ることのできない貴重な秘蔵写真満載で、佐藤さんの10周年の軌跡を堪能できる内容となるようだ。写真集+DVDブック「X(ten)」は9月12日(月)より発売。佐藤健デビュー10周年記念写真展は、9月17日(土)~9月23日(金)11時~21時まで、新丸の内ビルディング3F「アトリウム」にて“reflect”を、丸の内ビルディング3F「マルキューブ回廊」にて“recollect”を、それぞれ開催。(※入場無料)佐藤健トークイベント(予定)は9月19日(月・祝)に開催。(text:cinemacafe.net)
2016年09月01日朝井リョウの直木賞受賞作を映画化した『何者』の完成披露試写会が8月30日(火)に開催。主演の佐藤健をはじめ、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之、三浦大輔監督がそろって舞台あいさつに登壇した。『何者』完成披露その他の写真就職活動に臨む若者たちが、互いに協力し合いつつも、内心では嫉妬や葛藤、焦燥に駆られ、複雑な感情を交錯させていくさまを描き出す。この日は、屋外でのレッドカーペットイベントが開催される予定だったが、台風の接近の状況を受けて、安全に配慮し中止となった。代わりに劇場内での舞台挨拶でも会場内にレッドカーペットが敷き詰められ、佐藤らキャスト陣は観客の間を通って登場し、大歓声を浴びた。登壇陣は全員、黒を基調としたフォーマルな衣裳だが、それぞれに異なるカラーをワンポイントの挿し色として取り入れている。佐藤は「現場で(佐藤、有村、二階堂、菅田、岡田の)5人でいることが多くて『戦隊っぽい』『ゴレンジャーじゃね?』と話してたんです。(舞台挨拶で)同じ色を挿し色にすることは多いけど、『何者』の場合は役の個性がみんな違うので、色を変えて立った方が合うと思ってやってみました」と意図を説明した。佐藤は赤、有村はピンク、二階堂はオレンジ、岡田は紫、菅田はスーツの左足の膝の部分に緑のスカーフを巻くという独特のセンスで、佐藤から「君の生き様が表れてる(笑)。足を折ったのかと思われそう」と突っ込まれていた。ちなみに佐藤演じる拓人と菅田が演じる光太郎はルームシェアしている親友同士で、有村演じる瑞月は光太郎の元カノ。しかし、拓人は瑞月にひそかに思いを寄せていて…という複雑な三角関係にある。菅田はこの関係性について「大変ですよ! みんなのタケルン(=佐藤)よりもモテる設定ですから!ドキドキでした」と述懐。光太郎は天真爛漫系と称される明るい男子だが「読み合わせで、有村さんに『光太郎のどうゆうところが好き?』と聞いたら『まっすぐなところ』と言われて、あまり考えずに演じようと思った」と振り返る。ここで佐藤が「それはノロケ?」と再びツッコミを入れ、菅田が「演技論です!」と返し、会場は笑いに包まれた。三浦監督は「企画が始まって約2年。やっと完成しました」と万感の思いを口にすると同時に、作品の出来栄えに関しても自信をうかがわせていた。『何者』10月15日(土)全国公開
2016年08月30日