加齢とともに変化する人の体。女性の体形も大きく変わりやすく、ちょっとした油断から服のサイズが上がっていくのは珍しいことではありません。しかし、どの部分がどう変わりやすいのか、知っていますか? 見た目の「おばさん」化を回避するためにも、女性の体の変化について押えておきましょう。■痩せやすく太りにくい体は15歳まで「痩せやすく太りにくい体」の必須条件は「基礎代謝が高いこと」、つまり「エネルギーをたくさん使うこと」。女性の基礎代謝のピークは15歳頃で、その後は年齢とともにどんどん低下していきます。成長して体がある程度完成すると、成長のためのエネルギーはもはや不要となり、体を維持するためのエネルギーがあればいいからです。また、老化も少しずつ進んでいくため、細胞が生まれ変わるサイクルは遅くなり、筋肉も減り、必要なエネルギーはますます減っていきます。■年齢が上がると、脂肪が集まってくる場所若く見える体形と、おばさん化した体形。最も顕著な違いは何でしょうか?それはズバリ、おなかまわり。若い女性は、腕やおなかなどの上半身には脂肪が少なく、お尻や太ももなどの下半身に脂肪が多い傾向があります。年齢が上がるにつれて腕やおなかまわりの脂肪が増えていき、30代を超える頃には全体の5割以上の脂肪がおなかまわりに集まってきます。若い頃にはほっそりしていた腕やウェストまわりにも、50代になる頃にはまんべんなく脂肪が付いて全体的に丸くなっていく、というわけ。■努力は必要!でも体はきっとその努力に応えてくれる好きなものを好きなだけ食べて、面倒な運動はしない…という生活で体形を維持するのは、まず無理。そうはいっても、全身をまんべんなく鍛えるのは大変です。そこでおすすめなのが、体形のおばさん化防止に特に効果的な、おなかまわりの集中ケア。美しいウェストラインを作るのに効果的なエクササイズは、いろいろあります。そのなかからお気に入りを見つけて、まずは最低3カ月間続けること。方法が間違っていなければ、効果は必ず表れます。食生活の管理も併せて行えば効果はさらに増すでしょう。体脂肪率やウェストサイズなど、体重以外も測って記録をつけるのもおすすめです。■「やってはいけない」努力基礎代謝量は年々低下していくので、それに合わせて摂取カロリーを減らす必要はあります。その際、栄養バランスを無視してカロリーを減らすのはNG。筋肉のもととなる「たんぱく質」や、代謝を促す栄養まで減ってしまい、余計に痩せにくい体になりかねません。それどころか悪くすると、栄養の偏りが精神疾患に影響したり、将来寝たきりとなる原因になることも。特定のものばかりを食べる、または特定のものを全く食べないといった極端なダイエットに飛びつくのはもうやめて、好きなものや食べたいものをそれなりに食べましょう。その代わり、大ざっぱでいいので「食生活の管理」も行い、必要な栄養もバランス良く取ること。美しさはその先にあるのです。正しい知識で30代からの健康美を手に入れましょう。
2016年02月17日放射線医学総合研究所(放医研)は1月29日、パーキンソン病の進行に伴い変化する新しいバイオマーカーを発見したと発表した。同成果は、同研究所 分子イメージング研究センター 分子認識研究プログラム 山崎友照 研究員らの研究グループによるもので、1月13日付けの米科学誌「The Journal of Neuroscience」に掲載された。パーキンソン病は、脳の線条体という部位でドーパミンとアセチルコリンという神経伝達物質の絶対量の不均衡が生じることで、ふるえや強剛、無動、姿勢障害などといった運動障害や認知機能障害を引き起こす脳の病気。病因は諸説あるが、α-シヌクレインと呼ばれる異常タンパクの蓄積がドーパミン産生細胞の障害を引き起こすことが要因のひとつであると考えられている。しかし、異常タンパクの蓄積から神経障害に至るまでの病態背景についてはわかっていない。今回の研究では、グルタミン酸由来の興奮性神経伝達を介在する神経細胞のスパインと呼ばれる部位で発現している代謝型グルタミン酸受容体「mGluR1」に着目。近年、放医研において、mGluR1に特異的に結合するPET薬剤[11C]ITDMの開発に成功し、PETイメージングで生きた動物の脳内におけるmGluR1の発現量を正確に測定することを可能にしていたことから、パーキンソン病モデルラットのmGluR1発現量の変化を生きたままの状態で長期間観察した。パーキンソン病の病態進行度は、ラットの自発的な活動性を測定するオープンフィールド試験により測定した行動量のスコアを用い、行動障害の指標とした。この結果、野生型ラットの行動量は月齢と共に緩やかな減少を示したのに対し、パーキンソン病ラットでは、若齢の4~5月齢にかけて一時的に増加傾向を示し、その後、劇的に減少し明らかな行動障害を呈した。また、16月齢のラット脳切片を用いて、変異型α-シヌクレインに対する抗体を用いて染色したところ、パーキンソン病ラット線条体において変異型α-シヌクレインの集積が確認された。PETイメージングの結果では、野生型ラットに比べて、パーキンソン病ラットにおけるmGluR1に対する[11C]ITDMの結合能は4月齢で高く、その後、月齢が進むにつれて有意に減少していた。また、パーキンソン病ラットの各月齢における[11C]ITDMの結合能と行動量スコアを用いて相関の有無を確認したところ、mGluR1の発現量変化と行動障害の進行度との間には強い相関が認められ、またドーパミン神経の密度測定に用いられるPET薬剤 [18F]FE-PE2I11の結合能とmGluR1の発現量変化との相関を確かめたところ、中程度の相関が認められた。つまり、mGluR1の発現量変化は、パーキンソン病における行動障害とドーパミン神経の密度変化に対して相関関係があることを示している。パーキンソン病ラットでは、野生型ラットに比べて運動障害が現れる前にmGluR1の発現量が高かったことから、同研究グループは、ドーパミン神経の変性が起こる前にグルタミン酸に由来する過剰な神経興奮が起こり、このことがドーパミン神経に障害を与えたのではないかと推測している。今回の結果は、異常タンパクの蓄積により引き起こされるさまざまな脳神経疾患の病態背景の解明においても重要な知見と考えられ、パーキンソン病をはじめとする異常タンパクの蓄積が引き起こす神経障害のメカニズムの解明に役立つことが期待される。また、PETイメージングによるmGluR1発現量の測定は、異常タンパクの蓄積が引き起こす脳神経疾患において、疾患の進行度を客観的に判定することができる有用なバイオマーカーとなることが期待される。
2016年01月29日東京大学と科学技術振興機構(JST)は12月1日、磁性絶縁体の金属-絶縁体転移が微小磁場でも制御可能であることを示したと発表した。同成果は、東京大学 物性研究所のTian Zhaoming 日本学術振興会外国人特別研究員、小濱芳允 特任助教、冨田崇弘 研究員、金道浩一 教授、中辻知 准教授らの研究グループによるもので、11月30日付けの英科学誌「Nature Physics」オンライン版に掲載される。通常の物質は温度や磁場を変化させても、絶縁体から金属へ、もしくは金属から絶縁体へと性質が大きく変化することはない。しかしながら物質の中には、「金属-絶縁体転移」とよばれる相転移により、金属状態から絶縁体状態へと電気的な性質が変化するものがある。近年、絶対零度で起こる量子相転移に伴う金属-絶縁体転移についての研究が注目されているが、絶縁体の絶縁性は通常、磁場に対して強靭で、このような量子相転移に伴う金属-絶縁体転移を外部磁場により制御することは、ほとんど不可能だと考えられていた。今回、同研究グループは、希土類と遷移金属のハイブリッド型磁性体であるパイロクロア化合物Nd2Ir2O7の単結晶を育成し、電気的特性を高磁場下かつ極低温で評価したところ、磁場で誘起される金属-絶縁体転移を観測することに成功した。この金属-絶縁体転移は多くの特徴を持っており、たとえば磁場を加える方向を変えることでも転移の出現を制御することができる。今回用いたNd2Ir2O7においては「近藤カップリング」と呼ばれるNdとIr間の相関によりエネルギーギャップが開いているが、この近藤カップリング機構によるエネルギーギャップがNdの磁気的な構造に敏感であるため、Ndの磁気構造を磁場により変化させることで金属-絶縁体転移を制御できることがわかった。今後、Nd2Ir2O7のような希土類元素と遷移金属元素のハイブリッド型磁性体は、金属-絶縁体転移を利用した次世代メモリやセンサーへの応用に期待されるという。
2015年12月01日今年の夏は暑かったのか、涼しかったのかよくわからない気候でしたね。おまけにクーラーをかけた室内と外の気温との寒暖差が激しいと身体がついていかないものです。わたしは、自宅にいる時は扇風機をつけて過ごしていました。なぜなら、汗をかくのも健康のひとつだからです。夏バテにならないために実践していたこと、夏の疲れを解消してくれる簡単レシピをご紹介しましょう。「夏の過ごし方」が、あなたの秋冬の体調を決める!汗は皮膚から蒸発することによって体温を下げるというとても大切な役割を担っています。汗をかけないと自律神経やホルモン中枢に影響が及んで、熱中症にもなりやすく、夏バテにもつながります。<わたしが実践したこと>・お洒落でサンダルを履く以外はほとんど、靴下と薄い腹巻などをして過ごしました。暑くてもお腹や足は冷やさないのが健康や美肌、快眠につながります。・暑いからといって冷えたビールやスパークリングワインをガブガブ飲んだり(たまーにやってしまいますが…)、アイスやかき氷を食べ過ぎたりせず、お茶もなるべく暖かいものを摂るよう心がけていました。・少し糖分を摂りたいときは酵素シロップなどの甘いものではなく、米麹を使った甘酒を飲んだり、気分がリフレッシュして元気が出るフレッシュジュースを少しだけ飲んだりしていました。夏バテは、外の暑さで食欲がなくなったり、室内と屋外の激しい寒暖差に身体がついていかないことによる疲労の蓄積や、充分に睡眠が取れないことなどが原因で起こります。暑いからと過剰に水分を摂ってしまうことも、身体の倦怠感や食欲をなくす要因に。そのまま秋に突入してしまうと、急な冷え込みなどで風邪などを引きやすくなってしまうのでご注意を。それでは、夏の疲れを癒してくれる「身体が喜ぶレシピ」をご紹介しましょう。▼トマトやフルーツのカプレーゼ<材料>2人分・モッツアレラやブッラータなど 適量・トマト、フルーツなど(キウイ、ぶどう、など) 適量・オリーブオイル 適量・塩 適量疲労感やダルいなと感じたらを免疫力を高める食材を使用しましょう。リコピン、βカロテン、ビタミンCやカリウムなどが豊富なトマトやフルーツを、フレッシュでおいしく上質なオリーブオイルと塩とともに。風邪の予防にもなります。▼まぐろとアボカドの塩昆布あえ<材料>2人分・まぐろ(刺身) 200g・アボカド 1個・塩昆布 20g・ごま油 小さじ1・色止めにあればレモン<作り方>1)まぐろは2cm大に切り、塩昆布で和えて10分おく。アボカドは種を除き、2cm大に切る。2)ボウルに(1)を入れてさっくり合わせ、ごま油を回しかけて和える。お醤油を少したらしても可。まぐろは、ぼーっとした脳の働きを良くし、中性脂肪を低下させたりコレステロールや血圧を下げる効果や、肝臓の疲れに効果があると言われています。DHA/EPAには運動能力を高める働きもあります。DHAによって血行が良くなり、筋肉中に蓄積された疲労物質、乳酸を体外へ素早く排出できるようになるそうです。心身ともに弱った疲れも回復しそうですね。アボガドはコレステロールの吸収そのものを抑え、皮下脂肪にならない効果が期待でき、さらに血液中の悪玉コレステロール値を下げる効果も。さらに肝臓で働く抗酸化物質、有害物質の解毒作用を促進し、肝機能の低下を防止するという嬉しい効果が。お酒がおいしく飲めますね(笑)▼豚しゃぶのポン酢和え<材料>2人分・豚しゃぶしゃぶ用肉 300g・みょうが 2つ・長ねぎ 1/2本・しょうが 1片・大葉 5枚くらい・ポン酢 適量<作り方>1)鍋に湯をわかします。ボウルにしょうがの千切り、白髪葱、ポン酢を合わせておきます。2)鍋の湯が煮立ったら火を止めて豚肉を2,3枚づつ入れて色が変わったらすぐにざるに取り出します。また、お湯が冷めたらまた煮立たせてから止めて茹でるを繰り返します。3)水気をしっかりと切り、10秒ほど水にさらしたみょうがの千切りと(2)を和えてできあがりです。豚は高タンパク、ビタミンB1が豊富で疲労回復、心身の回復には欠かせない食材の1つで、体内で糖質をエネルギーに変える時に必要なビタミンでもあります。薬味をたっぷり入れて夏の疲れを解消、元気になりましょう。ただしもちろん、効果があるとはいえ、食べ過ぎにはご注意を。
2015年09月24日季節の変わり目は、気候や気温の変化に体がついていけず、体に不調をきたす人が多い時期。ちょっとした不調でも、毎日続くとやっかいです。さらに、体調不良時は免疫力が下がるため、普段なら感染しない細菌やウイルスに感染することもあります。免疫力を十分に発揮し、体を守るためには、腸内環境をよくすることがポイントだといわれています。耳にしたことがある人も多いのでは? そこで、免疫力と腸内環境を整えるために知っておきたい、基本的なことをあらためてまとめました。■免疫とは? 免疫が下がるとどうなるの? 免疫とは、疫=病気を免れる(まぬがれる)こと。そのための力が「免疫力」、すなわちウイルスや細菌などの外敵から体を守る抵抗力のことです。免疫力が低下すると、インフルエンザや食中毒などのウイルスに感染しやすくなります。そのほか、免疫をつかさどっている免疫細胞のバランスが崩れ、免疫力が過剰に反応すると、花粉症に代表されるようなアレルギー症状が発生しやすくなります。そのため、免疫力は高すぎても低すぎてもNG。バランスを整えておくことが大切なのです。では、どうやって免疫力のバランスを整えたらよいのでしょうか。■腸内環境を整えよう ~免疫は腸でつくられる~免疫力のバランス調整に必要なのは、腸の健康管理です。なぜなら、免疫細胞のおよそ6割は腸内に存在しているからです。そのため、腸内環境を良く保つことが免疫力をつくることにつながります。腸内環境を見直すには、「善玉菌」を少しでも多く腸内に増やすことが重要です。■腸に善玉菌を作ろう ~日和見菌の話~腸内にいる腸内細菌には、よく耳にする「善玉菌」と「悪玉菌」のほか、「日和見(ひよりみ)菌」というのが存在します。その名からも推測できますが、「日和見菌」とは、その人の腸に存在する、善玉菌と悪玉菌のバランスを見て日和見する=より多いほうの菌に同化する、という特徴があります。日和見菌が善玉菌と悪玉菌、そのどちらかの数が多いほうに変わってしまうというのはやっかいです。なぜ善玉菌を少しでも多く増やしたほうがいいのかが、これでおわかりいただけたでしょう。となると次は、「いかに腸内に善玉菌を増やしていくか」という話になりますね。■腸内をキレイにするポイント ~乳酸菌と食物繊維~腸内で善玉菌を優勢にするには、以下の3つのポイントがあります。1.腸に善玉菌を生きたまま届ける乳酸菌(善玉菌)は「生きたまま」腸に届けられることが大切です。中には胃を経由した時点で、胃散にやられてしまう善玉菌もあります。胃酸にやられず、腸まで生きたまま届く善玉菌を摂取するようにしましょう。2.腸内の善玉菌を育てる善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やす役割のある「食物繊維」を積極的に摂取しましょう。食物繊維を善玉菌が食べることで、善玉菌そのものの数が増えていきます。「腸には食物繊維がいい」といわれるのは、このためでもあるのです。3.腸内をクリーンに保つ食物繊維は、善玉菌のエサになるだけでなく、腸内に残った便や老廃物の排出も促します。きれいな腸内は善玉菌が生息しやすく、汚い腸内は悪玉菌が増殖しやすいといわれています。便秘の解消だけでなく、免疫力を整えるためにも食物繊維は一役買っているのですね。つまり、免疫力のバランスと腸内環境を整えるには、乳酸菌(善玉菌)と食物繊維を豊富に含んだ食事をとることが最初の一歩、というわけです。乳酸菌と食物繊維の量だけでなく質も意識しながら、食事に取り入れていきましょう。それが、腸内環境を整える=免疫力のバランスを整える=健康を保つ近道となるのです。
2015年03月24日春は何かと変化の多い時期です。たとえば子どもの入園・入学や進級、引越しなどの新生活。そして気候の変化など、楽しみな反面、多くのママや子がそれらの変化によって心身ともに疲れたり、ストレスを感じたりすることもあるでしょう。しかし、春は草花も芽吹き、躍動感あふれる季節でもあります。暖かな春の香りを全身で感じ、そこにアロマテラピーも少しプラスしてみませんか? ■リフレッシュ、のどや鼻をスッキリさせたい…目的別おすすめ精油気持ちをリフレッシュさせたい、心を落ち着かせたいなど、アロマテラピーを用いる目的はそれぞれ違うはず。そこで、目的別におすすめの精油をご紹介します。・気持ちの切り替えやリフレッシュをしたい時:ラベンダー、ペパーミント、カモミール・ローマン爽やかでスッキリとした香りが気分転換になります。・明るく元気になりたい時:オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット気持ちが上向きになるような、元気になる香りです。・心を落ち着かせたい時:ローズウッド、フランキンセンス、シダーウッド、サンダルウッドどっしりとしたグランディングができ、フワフワした心を落ち着かせます。・鼻やのどの不調をなんとかしたい時:ユーカリ、ペパーミント、ティートリー花粉症の時期に最適です。■おすすめのアロマ精油の利用法簡単にアロマテラピーを楽しむには、以下の方法がおすすめです。・芳香浴熱湯の入ったマグカップやティッシュに精油を1滴入れて香りを楽しんでください。または、ディフューザーがあれば、それを使って拡散させてもよいでしょう。・アロマバス浴槽にお湯をはり、入浴する直前に精油を3滴入れて入浴しましょう。そのほか、あらかじめ天然塩ひとつかみに精油を混ぜておき、バスソルトとして使用するのもおすすめです。<注意>オレンジ・スイートやグレープフルーツ、ベルガモットなどの柑橘系の精油は、肌についたまま日光に当たると、シミの原因となったり炎症を起こしたりすることがあります。注意しましょう。また、3歳以下の子どもと一緒に使用する場合は、アロマバスは避け、芳香浴のみにしましょう。■番外編:カモミールのアイパックカモミールティの使用済みティーパックをまぶたの上に置き、アイパックをしてみるのはいかがですか? カモミールのアイパックは、眼精疲労やまぶたの腫れ、目の下のクマにいいとされていますが、花粉症でつらい目のかゆみにもおすすめです。カモミールティを濃いめに出して冷やし、コットンに染み込ませてアイパックをするのもよいですが、ひとつ大切な注意が。カモミールはキク科の植物なので、キク科のアレルギーがある人は行ってはいけません。アレルギー症状を引き起こす可能性があるので、使用をお控えください。
2015年03月12日「今日の彼女なんだかいつもと違う……?」と思ったことはありませんか?それは、もしかしたらこんなことが関係しているかもしれません。女性の体に生じるさまざまな変化を理解して上手に対処しましょう!女性の体には変化がいっぱい!女性の体には生涯にわたって変化があります。まずは、第二次性徴に伴い月経がはじまり、その後も周期的に訪れます。さらに、妊娠・出産、閉経といった過程をたどる際にもそのつど変化を経験します。女性なら知っていることですよね。でも、男性の皆さんはどれくらい理解しているでしょうか?彼女や奥さんのいる方なら、女性は体の変化に伴って気分や睡眠にも変化が表れることを知っておくのはとても大切です。なぜなら、彼女や奥さんの言動に過度に反応しないで済みますし、むしろ本人の苦痛を和らげてあげることさえできるかもしれないからです。「女は気まぐれ……」はうそ!?それにしても、なぜそんなに女性の体に変化が生じるのでしょうか?それは、視床下部・下垂体・卵巣系の内分泌環境が大きく変化するからです。国立精神・神経センター国府台病院精神科睡眠外来の渋井佳代氏によると、「男性の場合は、思春期に性ホルモンの分泌が急激に高まったあと、成壮年期から老年期にいたる間、性ホルモンの低下は徐々に進行し、ホルモン中枢の働きは、比較的安定した過程をたどる」とのこと。先に述べた女性のそれとはずいぶん違うのです。男性の皆さん、「女は気まぐれ……」なんて思っていませんでしたか?男性と違って女性のたどる変化はかなり多いということを理解していただければ幸いです。ライフステージに合わせた睡眠管理をでは実際、女性にはホルモンの変化に伴ってどんな影響があるのでしょうか?渋井氏によると、月経前はイライラや抑うつ感を生じやすく、日中の眠気が増加するといった特徴があります。妊娠中は、妊娠前期に過眠がよくみられ、中期はやや安定し、後期になると不眠を訴える人が多くなるとのことです。また、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群を発症するケースもあります。産後になると、授乳のためどうしても夜間の睡眠が分断されてしまうので、十分な睡眠確保のためにパートナーの協力は欠かせません。更年期になってくると、ほてりやのぼせなどの自律神経症状がきっかけとなり不眠症を発症しやすくなるようです。体の変化は誰しも必ず経験することです。無理をせず、時にはパートナーに頼るのも必要です。そして、そばにいる大切な人が体調不良のときは十分にいたわってあげましょう。Photo by Casey Lee
2015年02月25日妊娠がわかると同時に、女性の心と体には大きな変化が訪れます。悪阻、流産への不安、食欲や体重、体型の変化、夫との関係、仕事のこと、子育てに伴うお金、今後の人生設計、友人との比較、安産で産まれてくるか、など…挙げればきりがないほど。そのうえ妊娠期の女性の心の中では、母になるための通過点として無意識に“自分の中の親との対話”が行われていると言われています。つまり自分を育てた人、言うことを聞かなくてはいけないと捉えてきた大きな存在です。そして妊娠をきっかけに特に夫の両親とも、多かれ少なかれ関わり方が変わり「こうあるべき」と言われる内容も今の時代と違い混乱することも多いそう。産後は「神経質になり過ぎ」「おっぱい出てないんじゃない?」と言われて思わず石になる人達も多い時期ですね。実の親とも気を使い合って疲れることが多い出産後、夫の両親にも頻繁に家に来られたり、過度な干渉や言葉に傷ついたりして「お願いだからこの子に触らないで」という気持ちが湧き出て来て、夫にさえ気持ちをうまく伝えられないこともあるでしょう。自分でも心が弱くなっていると感じると思います。考えることが普段の数倍ある時期なのに、妊娠・出産に伴うホルモンの変化で涙もろくなったり、体調の変化の波も乗りこなさなくてはいけない日々は、無我夢中だと思います。妊娠・出産の時期とは本当に不思議です。自分が誰かに乗っ取られたような気分になることもあります。でもだからこそ自分をもう一度見つめ直す良い機会になるように思うのです。親子関係の根底には親子共に「愛し愛されたい」という欲求があります。それは義理の親子でも同じで、「好かれたい好きになりたい」からお互いに悩みイライラするのです。愛する夫を産んだ、彼にそっくりな両親。自分とは違うやり方で夫を愛する義両親。彼らにどう思われているか不安を感じながらも新しい家族を作らなくてはならない重圧を感じた時、筆者は昔、実母に言われた言葉を思い出すことにしています。「子育ては、産んだ本人だけが一度だけ通れる道。私はあなたを育てた時に充分楽しませてもらったわ。だから次はあなたの番。周りがどうこう言っても自分が考えて育てたいように育てれば良いのよ。もっと楽しんで。」義理の両親に何を言われても気にするな、と聞こえるかもしれませんがそれだけではなく、妊娠・出産期は「私達は新しい家族を作ろうとしている」と自覚し、本当の望みや関わり合い方を見つめ、学び直すことで改めて実の親からも、社会からも、医者からも、先輩や友人からも、そして自分の中の先入観からも自由になれるチャンスなのかもしれませんね。
2014年05月27日(ワコールより)ワコールから「女性の体の変化」についてのアンケート調査!ワコールは、大人の体と心について幅広く問いかける、参加型の企画「シタギップリ」で、アンケートを不定期で行っている。vol18のアンケート調査の質問と得られた体験談を要約して以下に記す。「体が変わった!と感じたことがあるか?」の質問では77%の人が「体が変化した」と回答した。ただ、変化の仕方にも本人にとって「うれしい変化」と、「うれしくない変化」があるようだ。うれしくない変化の体験談は「ストレスで10kg太って、今まで着ていた服や靴などのサイズが合わなくなった」「過去に成功していたダイエットの方法では、やせなくなってしまった」。また「子供を出産した後、胸がDカップからAカップぐらいまで小さくなってしまった」、「失恋で激やせしてしまって、皮膚がヨボヨボになった」などの体験談があった。反対にうれしい変化については、「恋愛で体が引き締まった」「転勤で、車通勤から、徒歩を含めての電車通勤になったら健康的にやせた」。さらに「彼氏ができて、エアロビクスに通ったら、ウエストが細くなって胸が大きくなって理想のボディに近づいた」「50代からはじめたアルゼンチンタンゴのおかげで、太腿(ふともも)も、引き締まりヒップも上がった」などの体験談があった。恋愛や活動的な習慣は、女性の体に「うれしい変化」を与えるチャンス!次に「自身の体が変化する時は?」の質問に対して、「食べたものの影響が翌日の体に反映する」「寝不足は、ダイレクトに肌の調子に直結する」「若い時は価格が気になったが、最近は下着のきごごちを気にするようになった」「自転車通勤を継続したら、脚が引き締まった」。さらに「彼氏から、もう少しやせたら、と言われ、ダイエットを行ったら、おなかの贅肉(ぜいにく)が取れた」「好きな人ができて、髪や肌にツヤが出てきて、胸が大きくなって、よいことばかりだった」などの体験談があった。アンケートの調査結果を総合的に判断すると、体の変化の時期や仕方は人によってさまざまだが、「身に着けていた下着に関する気づきや変化」は、自身の体が変化したことに気づくバロメーターの1つになるようだ。また活動的な習慣や趣味、そして前向きな恋愛は女性にとって、うれしい、体の変化のチャンスのように思われる。【参考リンク】▼ワコール
2014年01月18日著しい境遇の変化、劇的な心境変化が起こるときに、あなたの夢にも大きな変化があらわれます。あなたの自宅のイメージが変わっていたり、見知らぬ人たちとパーティーをやっていたり、なんだかいつもと違った奇妙な夢を見るようになっていきます。ではそういったシンボルのいくつかをご紹介します。■訪問する夢あなたが恋人の自宅を訪問する、あるいは離れて暮らす誰かの部屋を訪ねるのは、自身の心境の著しい変化を暗示します。相手との関係の変化というより、あなた自身の心の持ち方、関わり方が劇的に変わっていくことを暗示します。長い目でみると、自分が変わるということはいずれ相手を変えさせることができるということになります。■住居が変わる夢あなたの自宅の雰囲気や部屋の作りががらりと変わってしまう夢は著しい境遇や生活の変化を暗示します。大きく真新しい家に住んでいるほど運気の大きさをあらわします。居心地の良い部屋、気に入った作りの家は運気アップの兆し、広い部屋が増えるのは収入アップの兆しになります。ただし、古く狭い家は運気の後退を暗示するので要注意。■パーティーや酒宴、ドレスアップの夢パーティーや酒宴、そこにドレスアップをして参加するのは著しい運気の変化、開運の兆しになります。自分がお酒を飲んでいる夢ではなく、お酒を飲む人が大勢集まる場のイメージであることがポイント。これは霊夢の一種なので、周囲の人間関係やあなたへの対応が大きく変わっていく開運夢になります。■満月の夢大きな満月を見る夢は引っ越しや生活状況の著しい変化を暗示することがあります。ただ、夜が背景にありますので、かならずしもポジティブ変化になっているものではありません。大きな月ほど時間の経過と共に期待があることを暗示します。暗い風景の中の小さな月の夢なら体調の変化に注意をはらってください。■相手は変わらなくてもあなたは変われるあなたが誰かを好きでも嫌いでも、彼らはあなたが望んでいるようには変わってくれません。自分が変わっていくしか相手を変える方法はないからです。そんなとき、このような夢を見ると、自分の心の持ち方や人とのかかわり方が変わっていき、いつの間にか相手のあなたへの接し方も変わっていきます。心理的にも何かが吹っ切れたとき、その心の変化が夢にあらわれているのです。(梶原まさゆめ/ハウコレ)
2013年11月30日日本には「四季」があり、環境がシーズンごとに変化していきます。その分、体も四季や環境に合わせて対応していくように作られているのです。春夏秋冬の訪れを体で実感しながら、それぞれの季節に合わせた体のケアを行うとより自然なリズムが取り戻せたり、疲れた体を回復しやすくなったり、免疫力が高まったり健康はもちろん、美肌になったりといいことづくしなのです。また春は、体が硬くなっている部分が開いて活動的になる時期です。したがって疲れていたり、硬くなったままだと体が重い状態が続いてしまうので、それを取り除いてあげることがポイント。そこでオススメな方法が、「ひじ湯」。そう、ひじを温めるのです。ひじを温めることは、腕の筋肉がゆるむだけではなくて、肩や首筋の緊張がゆるみ、首や頭の疲れを取り除いてくれる効果があるのです。頭を酷使している方や目が疲れている方にもオススメな方法ですよ。椅子に座った楽な状態でお湯をはった洗面器などにひじをV字でつけていきます。一日1回10分~20分が目安です。首や肩がこっている方や腕の筋肉が硬い方からひじをお湯につけていきましょう。ひじや手首、首や肩の筋肉がゆるまってきて、首筋などが汗ばむような感覚がでることがポイントですよ。頭や肩を温めて緩めることで、体だけではなく脳の活性化にもつながるので考え事がスムーズに解決したり、ひらめきが起こるといわれています。スタートする春にもってこいなケア方法ですね!ぜひ、お試しください。(平野宏枝)
2012年05月01日