梅雨の時期になると気候の変化や湿気のせいか、体のだるさやむくみを感じることはありませんか?今回は、あらゆる不調から体に向き合い、約2か月で6kg痩せたエステティシャンの筆者が実践している「梅雨の時期のむくみ対策法」についてご紹介します。約2か月で6kg痩せた筆者流! 梅雨時期のむくみ、だるさ対策梅雨の時期は気圧の変化が多く、自律神経が乱れがち。筆者の場合、梅雨の時期は朝すっきり起きられない、日中に眠くなる、頭がぼーっとする、視界がぼやける、頭痛、体がむくむ、全身が重だるい…など、日によって様々な症状が出ることも。こういった体の変化に左右されないために、自分なりにいろいろと対策をとっています。梅雨時期のむくみ対策1:起床後のストレッチ©寒川あゆみ起床後は水分補給、洗顔、着替えなどの身支度と一緒に、軽くストレッチ。腕を伸ばしたり広げたりして、肩甲骨を動かします。肩甲骨を動かすことで、背中から首、頭にかけての血流アップを促します。また、脇やデコルテを開くことで、より深い呼吸ができるように。こうすることで、いつも以上に酸素をしっかり取り込めているように感じます。©寒川あゆみ次に、股関節を開いたり、太ももやふくらはぎのストレッチをします。起床後に軽くストレッチをおこなうと、下半身の血行が促進されて足や腰が動かしやすくなり、軽やかに動けるようになると感じています。梅雨時期のむくみ対策2:湯船に浸かる筆者は梅雨時期のむくみやだるさ対策のためだけでなく、冷えや月経痛などの体の不調を自覚するようになってから、ほぼ毎日湯船に浸かるようにしています。湯船に浸かることで全身が温まり、血行やリンパの流れが促進され疲労回復につながるでしょう。また、シャワーだけでは表面の汚れは洗えても、むくみや疲労ケアには不十分なため、短い時間でも湯船に浸かるのがおすすめです。梅雨時期のむくみ対策3:マッサージローラーで流す©寒川あゆみ私たち人間は重力に逆らって生活しているため、水分が重力によって体の下の方へたまりやすく、その結果むくみが生じるとされています。日常的に運動をして脚の筋肉を動かす機会があれば、余分な水分や老廃物の排出が期待できるでしょう。ただ、忙しい日々を送っているとなかなか難しいところ。そこで筆者は、マッサージローラーで余分な水分や老廃物を流すようにしています。©寒川あゆみ筆者の場合、お風呂上がりや就寝前などのリラックスタイムにマッサージローラーを使っています。特に、ふくらはぎの裏面、足首側面の上部は念入りにほぐすのがおすすめです。翌朝の足がすっきりと軽く、疲労感も解消されたように感じます。梅雨時期のむくみ対策4:EMS機器で筋肉ケア©寒川あゆみ筆者は運動不足になりがちなので、日頃からなるべく意識的に体を動かしたり、ウォーキング時間を確保するようにしています。それでも、これからの季節は雨の日や猛暑日が増えるので運動量が減ってしまう傾向が。そのため、運動不足を懸念してお腹、腰、太ももなどの引き締めケアができるEMS機器も使っています。©寒川あゆみ筋肉が動くことで血行やリンパの流れが促進され、むくみ予防が期待できます。筆者の場合、デスクワーク中はお腹まわりに、お風呂上がりはお腹、腰、太ももに巻いています。梅雨はいつも以上にむくみやだるさを感じやすい時期。すっきりとした一日を過ごすため、不調を長引かせないためにも、今回ご紹介した対策を参考にしてみてくださいね。筆者情報寒川あゆみ大阪 エステサロン private salon Laule’a代表、美容ライター、講師。自身のコンプレックスから美容、エステティックの道へ。サロン業、講師、美容ライターとして美容情報や美容法を発信中。Instagram @laulea.beauty文/寒川あゆみ
2024年05月30日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:CHIHIRO体の変化に戸惑い主人公は妊娠による体の変化に戸惑っていました。そこで不安な気持ちを夫に打ち明けたのですが…。出典:愛カツ不安な気持ちを打ち明けた出典:愛カツここでクイズ夫がした提案とは?ヒント!主人公は「私の話聞いてた…?」と聞き返しました。出前を提案出典:愛カツ正解は…正解は「出前」でした。体重を増やさないように頑張ろうと決意する主人公。そしてお昼になり、夫に「なにがいい?」と昼食について尋ねました。すると夫に「出前はどう?」と提案されたのです。夫の言葉に驚いた主人公が「私の話聞いてた?」聞き返すと…。「もし食べたくないなら俺だけ食べるから気にしないで」と言い出したのです。まさかの夫の一言に絶句する主人公なのでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年03月20日40歳を目前にしたころから、私はある体の変化を感じていました。それは「疲れ」です。前日に体力を消耗することをしたわけではなく、思い当たる節がないのに、毎日、疲れていると感じるのです。そのため、外に出掛けていても「早く家に帰って休みたい」と思ってしまいます。そんな日々が続いていたある日の出来事です。エネルギーにあふれていた友人久しぶりに学生時代の友人から連絡があり、ランチをすることに。私は再会した友人を見て、「エネルギーにあふれているな」と思いました。友人は、育児、家事、仕事をこなしながら、趣味のスポーツも楽しんでいるとのこと。「忙しく過ごしているけれど、毎日が充実している」と話していました。その話を聞いた私は少しショックを受けてしまいました。いかに自分が毎日疲れと闘っていて、日々の生活を楽しめていないのかを、思い知らされたような気がしたからです。人生を楽しみたいと思うように当時、私にはこれといって夢中になれる趣味もなく、家事と育児をこなしているだけで、同じ毎日の繰り返し。刺激のない生活は、これからもずっと続くのだろうと思っていました。40歳を過ぎれば、人生なんてこんなものだろうと思い込んでいたのです。しかし、友人の話を聞いて、「私も変わりたい」と思うようになりました。生活が一変それから私は、バレーボールサークルに入ることに。学生時代に情熱的に取り組んでいたバレーボールを、もう一度やってみようと思ったのです。すると、毎日家族としか話をしなかった生活から、人前に出ることが多くなり、緊張感のある生活に変わりました。周りからも「変わったね!」「生き生きしているね!」と言われるように……! 今は、短期間のパートも始めて、毎日が充実していて、「人生が楽しい」と思えるようになりました。まとめあんなに毎日疲れていたのに、今では家事やパート、趣味のバレーボールに励む毎日です。これまでの悪い疲れが良い疲れに変わったのか、夜はぐっすりと眠り、朝も快適に目覚めることができます。このように、私が変わるきっかけをくれた、友人との再会に感謝しかありません。これからも、一度しかない人生を大いに楽しみたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/神崎 ハナ(41歳)2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。教職員や福祉の資格を持ち、育児や健康に関する記事を執筆中のライター。
2024年01月18日40代になってから、自分の体や外見に変化を感じるようになりました。最近、30代と比べて特に変わったと感じることについてお話しします。生理前は当たり前私が最近気になる体の変化は、おならです。おならは1日に20〜3回ほど出るものだと以前、記事など読んだことがあります。そして、音が出たり、臭いのあるおならは1割ほどだとも書いてありました。私は以前から生理前になると、下腹部が痛くなり、おなかが張る感覚があるのですが、それと同時におならが出やすくなると感じていました。おならの回数が増えると生理が近いなと、生理が来る合図になっていました。今では日常的におならが…しかし、40代になってからは、生理前でもないのに日常的におならがたくさん出るようになりました。子どもたちの前でも、外を歩いていてもおならが出てしまうので、おなかのあたりに力を入れて、おしりの穴を締めるようにしながら生活するようにしています。それでも最近は、体に力を入れたときや、横になったとき、リラックスしているときにまでおならが出てしまうようになりました。おならは我慢するしかない?そのため、おならを我慢することも多くなったのですが、そうするとおならが腸の中でたまってしまい、おなかの下のあたりに痛みを感じることが増えました。しかし、我慢できる程度の痛みですし、おならがたまっているだけだとわかっているので、薬を飲んだりすることはありません。誰もいないところでおならをすれば、痛みはなくなり、人前でおならが出てしまうことはありません。しかし、今後どうなってしまうんだろうと考えるとヒヤヒヤします。まとめ人前でおならをしたくないのですが、おならを我慢し過ぎると下腹部が痛むので、対策に困っています。現状では、臭いが強い食べものを控えていますが、今後、あまりにも痛みがひどくなるようであれば、内科の受診も視野に入れています。イラスト/sawawa著者/さいとうみく(43歳)20代後半で長女を産み、その後5回の出産(うち1回は双子で出産)を経験。出産のたびに体の変化を感じながらも、誤魔化しながら子育てをしてきた結果、最近は身体のガタを感じ今後の子育てに不安を感じる40代。
2024年01月11日若いころ、私が病みつきになっていた、あるお菓子。40代になってから、しばらく口にしていなかったことに気付きました。懐かしくなって久しぶりに購入し、以前のように食べてみると……?大好物だったポテトチップス昔からスナック菓子を好んで食べることがなかった私ですが、若いころは、時々無性に食べたくなる商品がありました。それは、ポテトチップスです。口にすると止まらなくなってしまい、子どもに内緒で1袋一気に食べてしまうことも。そして、“私流の食べ方”があるのですが、それは、マヨネーズを付けて食べること。今思えば、かなり高カロリーな組み合わせでした。至福の時間がストレスに?ポテトチップスにマヨネーズをつけて食べることは、私にとってご褒美の時間でした。そして、ストレスや疲れがたまっていたときにも、そのように食べていたと思います。しかし、40代になった今、大好きだったこの組み合わせが苦手だと感じるように。食べた後、必ず胃の調子が悪くなってしまうのです。マヨネーズをつけず、ポテトチップスだけで食べてみても、同じように胃もたれを起こしてしまいます。40代で体感した、体の変化に驚がく!そのため、ポテトチップスは極力控えようと決心し、どうしても食べたくなったときは、少量サイズを選ぶようにしています。そうするうちに、ますます油っぽい食品が食べられなくなり、野菜を好んで食べるようになりました。まさか、あんなに好きだったポテトチップスを体が受け付けなくなってしまうなんて考えてもいませんでした。まとめご褒美に、時にはストレス発散に、いつも私を助けてくれたポテトチップスですが、40代になった今、食べると胃もたれを起こすようになってしまいました。それでも昔のように食べたいと言う気持ちは変わらないので、そんなときは、コーヒーを飲んだり、体を動かすことで、気を紛らわせています。この経験を通して、気持ちは若いころのままでも体はどんどん変化していくのだと実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/さとうみく(42)著者/さいとうみく(43歳)20代後半で長女を産み、その後5回の出産(うち1回は双子で出産)を経験。出産のたびに体の変化を感じながらも、誤魔化しながら子育てをしてきた結果、最近は身体のガタを感じ今後の子育てに不安を感じる40代。
2023年12月01日性行為で痛みを感じたことはありますか?中には、体の変化や体調によって行為時に痛みを感じることもあるようです……。そこで今回のMOREDOORでは、「性交痛を感じたエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Mさんの場合……前回の性交から期間がかなり空いてしまって、半年ほどしていませんでした。すると、行為中に痛みがきてしまい、集中できませんでした。これが初めてではなかったので、「あぁまたか……」という感じでした。ただ、昔よりも濡れにくくなってきている自分の身体に対してのショックは覚えました。昔は何も考えずに身を任せていれば良かったのに、配慮がいるようになってしまったのかと。どのようにして症状を改善しましたか?安静に膣を回復させたら治りました。しばらくは痔のような裂けた痛みがありましたが、徐々に回復していきました。トイレの時に傷が再度裂けるような痛みがあり、回復するまで少し痛いことが続いたのが辛かったです。世の女性陣へ伝えたいことは?痛みがある場合、しっかりとパートナーへ悩みを共有するのをオススメします。(28歳/会社員)痛みがあるときは我慢せず……その後、Mさんは一時期安静にし、徐々に回復したようですが、トイレの際には痛みが続いたようです。痛みを我慢していると、傷口からの菌や免疫低下により婦人科疾患へ繋がる可能性もあります。痛みが強かったり続く場合は、我慢せず婦人科を受診してみてください。今回は「性交痛を感じたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年10月31日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。前回の話に引き続き、妊娠中の身体の変化に悩む女性のエピソードを紹介します。初めての妊娠生活を送っている主人公。身体の変化についていけず、不安を夫に打ち明けることにしました。身体の変化に戸惑い…体重を増やさないように[nextpage title="QRM0chH…"]出前を提案してきた夫…気持ちに寄り添ってくれても…[nextpage title="Y+0k`l0o0j0D…"]夫に悪気はないものの…妊娠中の不安を夫に打ち明けてみたものの、あまり伝わらなかったようです…。夫に悪気はない様子ですが、主人公としてはもう少し寄り添ってほしかったことでしょう。産まれてくる子どものためにも、夫婦で助け合っていけるといいですね。作画:CHIHIRO原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年10月28日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。仕事が休みのある日、銀行や郵便局、スマホショップへと駆け回り、用事を済ませていたおーちゃん。そのままの勢いで帰宅後にあることを始めて……。忙しいついでに家の中を一掃!用事を済ませて帰宅すると、忙しいついでに家の中の不要品を片付けることに。そこでタンスに眠っていた10年も前のパンツを発見! 「体重はそこまで変わっていないから大丈夫なはず」と、懐かしい気持ちで早速はいてみると……!?丸々ゆっくりできる休日もあれば、丸一日忙しく過ごす休日もあるものです。しかし忙しく過ごすときって、「ついでにこれもやっちゃうか!」って案外とフットワーク軽くさばけちゃいがちです。…ということで、この日は不要品の整理を始めました。すると懐かしい10年前のパンツを見つけ出したのでした。まだまだ捨てるには惜しい品……。十分使えそうです!10年間体重の増減はあったものの「今なら大丈夫!」と勢いよく両足を通したものの、おしりから上になかなか上がる気配がありません。試着だけで顔に滴り落ちる汗……(笑)。そしてやっと気付いたのです。体重が問題ではなく、重力が問題だったのです。下に崩れ落ちた肉はパンツを引き上げさせてはくれず、結局泣く泣くゴミ袋へおさらばしたのでした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/おーちゃん(54歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(32歳)、次女(30歳)、長男(27歳)の3人の母親で、8歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2023年09月30日インスタグラムやブログで家族の話をつづっているおーちゃんによる50代の日常を描いたマンガをご紹介します。小学校3年生の孫とバレーボールで遊んでいる最中、元バレー部の血が騒いだおーちゃんは、孫を驚かせようと張り切ります。昔取ったきねづかよ…年齢は重ねたものの、いくつになっても体が覚えているもの! と信じて疑わないおーちゃん。バレーボール歴の浅い孫のために「ちょっとは手加減せねば……」なんて思っていた矢先……!?思い起こせば、私は中学高校バレー部で汗を流した思い出があります。というのも近ごろになって小3の孫がバレークラブに入部したことがきっかけで、早速お手並み拝見とばかりに付き合うことになったのです。昔取った杵柄(きねづか)……体は当時を覚えているものだと軽い気持ちで始めました。あれから40年……。やはり月日は私に現実をたたきつけてきました。ボールを追って上を向いた瞬間、首筋から脳天にかけて大きな稲妻が走ったのです!その衝撃たるや……死ぬかと思いました。それからというもの、私の青春時代のバレーボールは恐怖のスポーツになってしまったのでした。多分今後はもうやらない……いや、やる勇気がありません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/おーちゃん(54歳)孫ラブおばさん。10歳年上の夫と2人暮らし。長女(32歳)、次女(30歳)、長男(27歳)の3人の母親で、8歳の孫を溺愛中。Instagramとブログで家族の話を更新中。ブログ「娘ときどき孫日和~子離れ奮闘記~」。Instagram:@ohchan_65
2023年09月19日更年期世代で睡眠障害に悩まされる人は多いですが、その原因の一つに「多汗」があります。それまでは汗かき体質でなかったのに、更年期世代になってから大量の寝汗が出て夜中に目を覚ましてしまうのです。不快な寝汗で満足な睡眠がとれないのはつらいこと。産婦人科医の駒形依子先生に、更年期の汗の特徴と対策について聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。更年期はなぜ汗をかきやすい?女性ホルモンが減り自律神経のバランスが乱れる更年期の汗の悩みといえば「ホットフラッシュ」が知られています。まず、「ホットフラッシュ」はどんな症状なんでしょうか?「何の前触れもなく、顔全体や首筋、頬にかけて熱くなり、顔が赤くなったり、のぼせたような状態になります。このとき、下半身が冷えているのに、上半身、特に頭が熱くなっているのが特徴です。それまでは汗かき体質でなかったのに、急に大量の汗が出るようになるのが特徴です」(駒形先生)。更年期に、なぜそのような症状が出るのでしょうか?「自律神経は汗腺を調節する機能があり、汗の量や出方をコントロールしています。更年期になると女性ホルモンの分泌が低下しますが、その指令を出しているのが脳の視床下部という部分です。脳の視床下部は自律神経もつかさどっており、影響を受けやすくなっています。女性ホルモンのバランスが崩れると自律神経のバランスも崩れやすくなるため、更年期世代ではホットフラッシュのような発汗の症状が出やすくなるのです」(駒形先生)。大量に出る寝汗の原因は?「不安」や「イライラ」が一因次に、今回のテーマである「大量の寝汗」ですが、これも自律神経による影響なのでしょうか?「大量の寝汗をかくのも自律神経の影響ですが、精神的な要素が強くなります。不安やイライラも更年期症状の一つですが、そのようなマイナスな感情は頭に血が上る原因になります。ただでさえ、機能が落ちている子宮周りには血流が届かず、上半身に血流がいきやすい状態になっているのが更年期の特徴です。それに加えて不安やイライラがあると自律神経の交感神経が優位になり、血流が頭に集中しやすくなるのです。そのほかに環境的、外因要素もあります。体温調節は手と足の平から熱を放散させることでコントロールしていますが、靴下や着圧ストッキングを履いていると放散がうまくいきません」(駒形先生)。更年期の効果的な寝汗対策は?できる範囲でライフスタイルの見直しをイライラや不安を解消するためのアドバイスはありますか?「40代、50代の更年期世代は仕事や家事、育児、介護などいろいろな問題を抱えやすい時期です。それまでは何とか乗り切ってきた壁も、体が追い付かず悩みをため込んでしまいがちです。ですから、もちろん可能な範囲にはなりますが、やるべきことに自分の体を合わせるのではなく、自分の体にやるべきことを合わせていく、という意識を持つ必要があると思います。自分で何でもやろうとせず、仕事を減らしたり、家事を手抜きしたり、いろいろなサービスを利用したりと方法はいろいろあります」(駒形先生)。ドラッグストアには更年期症状に向けた漢方薬がありますが、いかがなのでしょうか?「発汗対策の漢方には抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)や加味逍遙散(かみしょうようさん)などがありますが、ドラッグストアの漢方薬は一包の量が少なめです。その量で効果があるならもちろん良いですが、基本的には漢方薬を処方できるクリニックや病院で受診するほうがいいでしょう。“漢方薬は効かない”と思っている人も多いようですが、最低でも2~3週間は飲み続けないと効果は感じられません。受診の目安は、その症状で日常生活に支障が出ているかどうか。つらい症状があるときは迷わず受診してほしいと思います」(駒形先生)。まとめ駒形先生は取材の中で「頭でっかちは体によくない」とお話ししていました。人それぞれ、いろいろな悩みや問題がありますが、頭で考えるのはできるだけやめて、ライフスタイルや意識を変えるようにすれば道が開けるように感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(51歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年09月11日3歳の娘は、運動が嫌いで体を動かすことが苦手です。公園の遊具も苦手で、ひとりで滑り台は滑られず、走ってもすぐ転んでしまうので、娘の膝はいつも傷だらけ……。そんな状況を見て私は、幼稚園入園前に少しでも娘の運動能力をアップさせよう! と決意しました。そして3つのことをおこなったところ、驚くことに、みるみる娘の運動能力がアップしたのです。 毎日の生活で基本の動作を意識する1つ目は、歩く、走る、登る、持つなど基本的な体の動きを、生活の中で意識することです。娘と一緒に毎日近所をお散歩して、広場で走り回ったり、抱っこばかりだった階段の登り下りを時間がかかっても自分でするように声を掛けたり、買い物の帰り道には小さい袋に買った物をいくつか入れて、荷物を持つお手伝いをしてもらいました。 声をかけながら、毎日楽しくプチトレーニング。親子で楽しく体を動かすことができて、私も娘も意識して体を動かすことが良い習慣になりました。 室内遊具を購入! 毎日お家で公園気分 2つ目は、誕生日プレゼントで購入した室内用の滑り台、ブランコ、ジャングルジムのセット。これがわが家で大ヒット! 娘は、室内遊具を「お家公園」と名前をつけ、怖がっていたジャングルジムも積極的に遊ぶようになりました。サイズが公園の遊具より小さいため、安心感があるようです。 お家公園で遊具に慣れてきたころ、近所の公園でも少しずつ滑り台やジャングルジムに自分から挑戦するようになりました。お家公園がきっかけとなって遊具で遊ぶ楽しさに気付いたようです。 週末は家族でアスレチック 3つ目は週末のアスレチック。娘が公園の遊具にもすっかり慣れてきたころ、週末に家族で近場のアスレチックがある公園へ出掛けました。娘は最初は怖がっていたのですが、一緒に小さいアスレチックから挑戦していくと、だんだんとコツをつかんで少しずつ楽しくなっていった様子。 なかなか帰りたがらず、アスレチックを大満喫です。週末、時間を見つけてはさまざまなアスレチックに足を運び、とにかく楽しく体を動かすことを意識しました。 この3つの方法を1つずつステップアップして取り入れていくと、日に日に娘の運動能力はアップ! 2歳のころの娘は滑り台を怖がったり、すぐに転ぶ子でしたが、幼稚園入園前には園の先生も驚くほどに活発に動く子になりました。運動能力アップのために、トレーニングに通うことも考えましたが、身近なところで楽しく体を動かす方法が娘には合っていたようです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ライコミ監修/助産師 REIKO著者:渡辺あや 3歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。
2023年08月28日「毎日なんとなく違うものを作ればそれでいいって分かってるのに」木村文乃さんは今年3月に一般男性との結婚と第一子の妊娠を発表。7月に出産していたことを報告し、「母子共にとても健康です!公私共に一瞬一瞬を大切に歩んでいきます」と綴っていました。Instagramでは定期的においしそうな手料理を紹介している木村さん。和食中心のメニューが多く、主菜のほかに副菜もたくさん添えられており、「おいしそう」だと評判です。そんな木村さんが23日に最新の手料理写真を公開。メニューは「サケのバター醤油焼き懐かしのロングシャウエッセンキャベ千サラダ、トマト青梗菜ともやしのナムル風きゅうりとワカメとじゃこの酢の物明太だし巻きたまご大根とお揚げのおみそ汁雑穀米」とボリューム満点で本当においしそうです。そして「ちょっとお出かけすると今までの何倍も疲れるし回復が遅くて歳感じます。笑」と、このところ感じた体の変化について明かし、「という事でもりもり食べた日」だったとも。バランスの良い食事をしっかり食べることは健康への第一歩ですね。ちなみに木村さんは16日のInstagramで、いつものようにおいしそうな手料理写真を公開しつつ、「毎日なんとなく違うものを作ればそれでいいって分かってるのに毎回違うものを作りたくてでも作る数に対して発想が追いつかなくて最近料理がちょっとイヤになってた」と説明。たとえ好きなことでも、毎日となるとマンネリ化したり嫌気がさしたりすることもありますよね。自分のそんな気持ちに気づいた木村さんは「また一から好きになろうってまずは包丁を丁寧に研いでみた」そう。すると「そしたら気持ち良く切れるストン、ストンって音が心地よくてあぁそうだった、料理好きだなぁって」と、料理が好きであることを再確認できたといいます。産後はとにかく無理せず自分のペースで出産直後の女性の身体は、「交通事故に遭ったようなもの」とたとえられることもあるほど、ダメージを負っています。見た目には元気そうでも、赤ちゃんを産むという大仕事を終えた身体の中は大変な状態なのです。出産した女性の身体が妊娠前の状態に戻るまでに要する期間には個人差がありますが、できるだけ早く身体を回復させるには、やはり十分な休養をとることが重要です。一般的には産後3週間はゆっくり休み、その後、回復具合を見ながら徐々に生活に慣らしていきましょう。産後の女性が身体を休めるには、家族の協力は不可欠。事前に出産直後の生活をどのように送るか家族で話し合い、シミュレーションしておくことが大切です。特にパートナーは、産前によく情報を調べておき、産後は休養をとることが必要だとしっかり理解しておく必要があります。また、産褥期を過ぎてもしばらくは夜間の授乳や夜泣きの対応などで生活リズムが乱れ、疲れが取れないことが多いものです。出産前は難なくこなしていた家事なども、産後は思うようにできず、ストレスになってしまうかもしれません。でも「以前のように戻す」というよりは、新しい生活に合わせた無理のない自分のペースを作っていけたら良いですね。参照:【助産師解説】産後の家事はいつからOK? 産褥期に大活躍なサービス4選
2023年08月23日心の不調が慢性化し、体の不調に繋がってしまった経験はありますか?なかには、公共の場で倒れこんでしまうまで、自分の変化に気が付くことができなかったという人もいるようで……。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokで配信中の、オリジナル漫画「私が「うつ」になるわけがない。」より、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!※この漫画は臨床心理士・三崎てるひこさん監修のもと制作された、実際の「うつ症状」を再現したフィクション漫画になります。※本作品にはうつ症状を描写するシーンがございます。閲覧の際はご注意ください。※うつ病は特別な人がかかる病気ではなく、誰でもかかる可能性があります。もし、本編の主人公と同じような症状がみられる方は、一度医療機関を受診することを推奨します。※「うつ病」は甘えでも、怠けでもありません。職場で涙が……第一志望の企業に就職した宇都宮ゆうこ。先輩である藤井に理不尽な仕事の振られ方をされてしまい……。ついに限界を迎えて……ここでクイズです!日々重なる仕事のストレスにより、職場で涙を流してしまった宇都宮さんは、早退して家で休むことに。翌朝から気合を入れなおし、職場に向かおうとする宇都宮さんですが、このあと宇都宮さんの運命を変える決定的な出来事が起こります。それはいったいどんなものだったでしょうか?ヒントは、いよいよ心身ともに限界が訪れたと考えるようなことです。決定的な出来事とは!?正解は電車内で「眩暈」が!仕事を頑張ろうと、電車に乗った宇都宮さん。しかし、息切れやめまいが起きて、倒れそうになってしまいます……。この後宇都宮さんは、同僚に勧められ病院へ行くと、精神的な病気があると診断されることになります。限界を迎える前に……今回の漫画では、電車内で倒れるといった大きな異変の前に、日常の中での小さな変化が起きていました。しかし、自分の変化を客観視できず、次の日も仕事に向かってしまったゆえに起きてしまった出来事……。心の不調が限界を迎える前に、日常的に自分の心と向き合う機会を作るといいかもしれませんね。みなさんはこの漫画、どう感じましたか?■脚本・監修:三崎てるひこ 臨床心理士■作画:長月よーこ(MOREDOOR編集部)
2023年08月14日染色体異常症とは?症状や原因を解説染色体は細胞の核の中に存在し、細胞分裂のときに紐のような形で現れます。染色体の中には、身体をつくる設計図といえる遺伝子(DNAからなる)が入っており、1つの細胞が持つ染色体の数は、生物の種類よって違います。人間の場合は22対の常染色体と1対の性染色体の、合わせて46本。1本ずつに多くの情報を持った染色体が細胞分裂の前に複製され、2つに分かれた細胞それぞれに同じ設計図の情報を伝えます。その染色体に起こる異常(=染色体異常症)は、すべての染色体で起こる可能性があります。・数の異常による染色体異常…通常は2本で1組になっている染色体の数が増減する・構造の異常による染色体異常…染色体の一部が欠けるなど、構造に関する異常などの要素によって染色体異常が引き起こされます。要するに、染色体の数や構造が本来のものとは異なり、何らかの異常(症状)が生じている状態を染色体異常症といいます。染色体異常症が染色体の数や構造に変化が起こるものを指すのに対して、遺伝子異常症(遺伝子疾患)は遺伝子の異常が原因でなんらかの病気につながるものを指します。遺伝子は染色体の中にあるのですが、染色体異常症と遺伝子異常症とは互いに異なる疾患概念といえます。染色体異常症は、体の成長や発達の遅れ、いろいろな臓器・器官の構造・機能の異常など、さまざまな症状を持つことが多いです。Upload By 発達障害のキホン染色体異常症の考えられる原因としては、前述した「染色体の数」と「染色体の構造」の二つの要素があります。詳しく解説していきます。・数の異常による染色体異常人間の精子と卵子は細胞分裂し、受精すると父親由来の23本と母親由来の23本が合わさって46本の染色体に戻り、子どもに受け継がれていきます。その過程でいずれかの染色体がうまく分離せず2本とも精子もしくは卵子に入ってしまい、異常な精子や卵子ができることがあります(染色体不分離)。そのような異常な精子や卵子が、正常な精子や卵子と受精すると、1+2本でいずれかの染色体を3本持つ受精卵ができます(「トリソミー」と呼ぶ)。その反対で、染色体が1本もない異常な精子や卵子が、正常な精子や卵子と受精すると、染色体が1本しかない受精卵ができます(「モノソミー」と呼ぶ)。Upload By 発達障害のキホン・構造異常による染色体異常染色体の一部が欠けている「欠失」、染色体の一部が重なってしまう「重複」、染色体の一部の位置が入れ替わってしまう「相互転座」などが主な構造異常のパターンです。Upload By 発達障害のキホン染色体の構造異常が起こる原因として、主に1.精子や卵子、受精卵が発生していく過程で新しくできる場合2.両親が持つ構造異常が遺伝する場合の2つが考えられています。では、こうした染色体の異常はなぜ起きるのでしょうか?染色体は確かに両親から受け継ぐものですが、必ずしも遺伝によるものではありません。両親の染色体が正常でも、卵子や精子が形成される、また受精卵が形成される過程の中で突然変異が生じ、染色体異常が起こることがしばしばあります。おおもとの染色体異常を両親のいずれかから引き継いでいる場合もありますが、たまたま変化が起こるケースが多いようです。染色体異常症と遺伝子疾患の概要|MSD マニュアル染色体異常の原因として、「数的異常」と「構造異常」があると述べましたが、染色体は「常染色体」と「性染色体」の2種類に分けられ、それぞれの染色体異常にも違いや特徴があります。・常染色体異常症常染色体とは、細胞内にある染色体のうち、性(男・女)に関係なく共通している染色体のこと。人間の体細胞は22対、44本の常染色体を持ちます。本数や一部領域の増減により、トリソミー(重複)やモノソミー(欠失)を引き起こします。常染色体異常は、それぞれ特徴的症状を持ちますが、一方成長と発達の遅れ、さまざまな疾患や合併症を持ちやすいことなどは常染色体異常症としての共通点といえます。・性染色体異常症X染色体とY染色体は性染色体といい、生物学的な性別によって構成が違います。女性はXX, 男性はXYです。XやYが1本多い、少ない、あるいは欠損しているなどが原因で起こるのが性染色体異常です。ターナー症候群(X染色体が1本のみ)、クラインフェルター症候群(XXY)などがあります。常染色体異常ほど重篤な疾患や合併症を有するケースは少なく、通常の学校生活や社会生活を送っている人も多くみられます。さらに細かくみていくと、常染色体異常には以下の種類(原因)があります。数の異常(1)異数性異常と異数体…染色体の数が通常2本のところ、3本や1本になる異常を異数性異常といい、結果として染色体総数として正常と異なった状態を異数体といいます。(2)三倍体、四倍体…正常な体細胞は二倍体だが、三倍体はそれぞれの染色体が3本あって全体で69本、四倍体は同じ状態で全体で92本となる。これらの倍数性の異常は症状が重く出生に至ることが難しいために、通常は胎児期に認められる染色体異常症です。構造異常(1)欠失…染色体の切断による端部あるいは中間部の染色体の部分的消失。(2)環状染色体…1本の染色体の短腕と長腕の2か所が切断され、切断端が結合してリングを形成したもの。短腕と長腕の切断端から先の部分欠失を伴う。(3)重複…染色体の特定部分が 二重以上になっている状態。同じ部分の欠失と比較すると軽症の傾向がある。(4)逆位…同一染色体内での2ヶ所の切断で生じた間の部分が逆向きに再結合することで生じる。(5)挿入…染色体の一部領域が別の染色体部位に挿入される。(6)同腕染色体…1本の染色体の両腕ともが短腕あるいは長腕のみで形成された染色体。(7)相互転座…2種類の染色体部分が互いに入れ替わること。(8)二動原体染色体…2つの動原体(染色体の紡錘糸付着点)を持つ構造異常染色体。染色体の構造の異常|Chromosomal structural changes (kyoto-u.ac.jp)染色体異常症があると、成長、発達、体の病気などのさまざまな症状が現れます。このような症状が複数あてはまる場合には、染色体異常症を考えるきっかけとなります。代表的な染色体異常症について、その症状や特徴を紹介します。・21トリソミー(ダウン症候群)21番染色体が3本存在するトリソミーの染色体異常です。筋肉の緊張度が低く、知的な発達に遅れがあります。心疾患などを伴うことも多いですが、医療や療育の進歩で最近ではほとんどの人が学校生活や社会生活を送っています。・13トリソミー症候群(パトウ症候群)パドウ症候群とも言われ、13番染色体が3本存在するトリソミーの染色体異常です。寿命は数ヶ月と言われていましたが、医学の発達に伴い、近年は数年を超えて長期の生存者もいます。小頭症、口唇口蓋裂などを伴うことが多く、さまざまな疾患・合併症があります。・18トリソミー症候群(エドワーズ症候群)エドワーズ症候群とも言われ、18番染色体が3本存在するトリソミーの染色体異常です。寿命は一般的に数ヶ月とされていましたが、数年を超えて長期の生存者もいます。成長障害、心疾患を伴うことが多く、そのほか、さまざまな疾患・合併症があります。・ターナー症候群女性のみにみられる染色体異常症。2本のX染色体のうち1本の全体または一部(短腕)が欠失することで起こります。低身長、二次性徴が現れないことが多く、首から肩にかける皮膚にたるみがあるなどの身体的な特徴があります。知的に正常な人が多いですが、一部知的障害を伴う場合もあります。・クラインフェルター症候群男性のみにみられる染色体異常症で、性染色体にX染色体が一つ多いXXYの状態で生まれ、おもに思春期に症状が現れるとされています。高身長、手足が長いなどの身体的特徴、また男性としての二次性徴に乏しく、無精子症や乏精子症などの症状もあります。生涯診断されることなく通常の社会生活を送っている人も多くいます。・5pモノソミー症候群5番染色体の短腕の一部が失われることによる染色体異常症です(”p“は短腕を示す言葉です)。低出生体重児として産まれることが多く、頭が小さい、耳の位置が低いなどの身体的特徴があります。泣き声が甲高いことも特徴です。運動面の発達の遅れ、精神発達遅滞、側湾などがあります。以上挙げた染色体異常症の中で、5pモノソミー症候群のみ構造異常、そのほかはすべて数的異常です。医学や技術は発展し、2021年には精密な染色体検査法であるマイクロアレイ染色体検査が保険収載されました。以前は原因不明だった微細な染色体異常(ゲノムコピー数変化)による病気も次々に明らかになってきています。そして従来の染色体検査で分かる構造異常の精密な診断も可能になっています。これらの検査の発展によって染色体異常の診断制度は向上してきています。参考:5p-症候群の子を持つ家族の会 カモミールの会参考:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター(NCNP)参考:ターナー症候群|日本内分泌学会染色体異常症の検査、予防、遺伝について染色体異常症を調べるにはどのような検査があるのでしょうか。最近では、妊婦の血液サンプルを分析して、胎児に特定の染色体異常がないかを判定するスクリーニング検査が開発されています。・母体血清マーカー検査…妊婦の血中の成分を調べ、ダウン症候群、18トリソミー症候群、ならびに開放性神経管閉鎖不全の確率を予測するスクリーニング検査。少量の血液を採取し、妊娠15~20週に行うことができ、10日ほどで結果が出る。・コンバインド検査…コンバインドは「組み合わせ」という意味。超音波検査と母体血清マーカー検査を組み合わせて行う。単体の検査よりも高い精度が期待できる。妊娠11週~13週に行うことができる。対象はダウン症候群、18トリソミー症候群、13トリソミー症候群。・新型出生前診断(NIPT)、セルフリー胎児DNA検査…妊婦の血液中にある胎児由来のDNA断片を調べ、そこからダウン症候群、18トリソミー症候群、13トリソミー症候群の可能性を判断する。妊娠9~10週目以降から受けることができる。これらの検査を行うことで、胎児が上記のトリソミーをもつ可能性が確率として示されますが、確実に診断するためには以下の検査が必要になります。・羊水穿刺(羊水検査)…細い穿刺針を用いて羊水を吸引し、羊水中の胎児細胞を用いて検査する。妊娠15週以降で実施可能。※検査の際に穿刺をすることにより、およそ 1/300~1/500 の確率で流産に至るリスクがあります。・絨毛採取…絨毛は妊娠早期の胎盤の一部で、それを採取して行う検査。羊水検査に比べてより早く、妊娠11~14週で実施可能。※検査の際に穿刺をすることにより、およそ 1/100の確率で流産に至るリスクがあります。参照:NIPT 等の出生前検査に関する専門委員会報告書|厚生労働省「これをすれば胎児の染色体異常症は予防できる」というはっきりした予防策は今現在ありません。出生後、赤ちゃんの身体的外見や特徴などから、染色体異常症を示唆する特徴的な所見が認められた場合、血液を用いた染色体検査を行って診断を確定させます。診断確定後に染色体異常症に伴う病状や合併症の可能性を考慮し、心臓や腎臓のエコー検査、眼科・耳鼻科(聴覚)評価など、さまざまな必要な検査を行います。染色体異常症は、卵子や精子が形成される、また受精卵が形成される過程の中で、親からの遺伝ではなく偶発的に起こるケースが多いです。しかし、染色体異常の中でも「構造異常」の場合、父母のいずれかが保因者であるケースもあり、その場合子どもに遺伝する可能性があります。保因者とは、症状は出ていなくとも、染色体の構造異常がある人です。均衡がとれた構造異常の場合には通常症状はなく、このような染色体均衡型構造異常の保因者は数百人に一人の割合でいると考えられています(ほとんどの人は自分が保因者であることを知りません)。親の保因者検査や次子への遺伝(不均衡タイプの染色体構造異常)の可能性、また出生前検査に関してなどの相談の希望があれば、遺伝カウンセリングを受けることが可能です。まとめ染色体異常症には数的異常、構造異常、常染色体異常、性染色体異常など、さまざまな種類があります。また、親から遺伝する場合もありますが、多くは遺伝に関係なく突然に起きることが多いようです。遺伝カウンセリングなどで、染色体異常症の出生前検査方法や診断方法、染色体異常症があった場合どうするかについてなど、さまざまな相談をすることができます。
2023年06月10日「40代 性生活」で検索しても、上位に出てくるのはほぼ夫婦間のレスのお悩みばかり。恋人間の性行為や、レスではないお悩みに答えてくれる記事にはなかなかヒットしない現実があります。かといって、リアルの友人との会話にもこの話題は出しづらい……。ここでは、44歳でパートナーができた私の現在進行形の性生活のお悩みをご紹介します。★関連記事:「生理がなくても濡れるの?」閉経後も痛くない夫婦生活は可能だった【専門医】検索しても出てくるのはレスのお悩みばかりDV離婚2回目から4年たち、44歳で久々に恋人ができた私。彼とはひとり親交流サークルで知り合いました。相手にも離婚歴があり、子どももいて、お互い最初から子ども同士を紹介し合ったりして、想像よりずっとスムーズにお付き合いがスタートしました。お互いに仕事や家事、育児の合間を縫ってのデートは、いくつになっても楽しくて安らぐ時間。当然、性行為も楽しみたい。でも40代過ぎての恋人同士って、皆どうしているんだろう? そう思って検索してみても、ヒット上位に出てくるのは夫婦間のレスのお悩みばかり。そうか、この年齢だと夫婦間の倦怠期についてのお悩みが多いんだ……と理解しつつ、私の知りたい「40代以降の恋人との性生活、みんなどうしているの?」という疑問についての情報はなかなか得られないまま。性生活の話題は友人にもしづらいし、ましてや40代からの性生活のリアルを知りたいなんて、なかなか言えません。30代までは雑誌にも載っていたし、検索すれば参考になる情報もいろいろ出てきたのに。40代以降の性生活のリアルを知りたい…というお悩みは解決しないまま、試行錯誤の日々です。体力の低下はお互い同じ、ポイントは愛情?性生活なんて30代以前と40代以降も同じじゃないの? そう思っていた私。ところが……加齢によって、お互い体力が落ちています! まさかそんなことが、40代以降の性生活のお悩みになるとは自分も体験するまでわかりませんでしたが、加齢に伴う体力低下の影響は、こんなところにも表れていました。お互いの性欲だけで激しく求め合えたのは、若くて体力があった時期ならでは。今はむしろ気持ちはあっても、体力がついていかないこともしばしば。だから、うまくいってもいかなくても、お互いの愛情を丁寧に伝え合って、体をくっつけ合って過ごす時間を大切にすることを心がけています。うまくいけばラッキー、うまくいかなかったときはお互いの愛情で相手を満たし合う時間で補うようになりました。例えば若いころは、性行為の前後のシャワーは汗を流すためのものでした。でも今はお互い、同じ湯船にゆっくり浸かって体をくっつけ合っている時間に、とても安らぎを覚えます。トイを使うのも大人ならではの楽しみお互いの愛情で相手を満たすと言っても、いろいろな方法があります。加齢により、体力だけでお互いを満たし合うことは難しい。それを理解してから私たちは、セックストイも使うようになりました。彼が初めてこれを取り出したとき、正直なところ私も驚いたのです。でも性行為は、男性のほうが体力を使うことを改めて実感。だから彼が体力低下を補うため、トイを使ってでも私を満たしてくれようとしてくれているのだとわかって、あまり抵抗なく受け入れられるようになりました。刺激を求めて使うのではなく、お互いを満たし合うために道具も利用する……そんな感じです。これは、加齢による体力低下を逆手に取った、大人ならではの楽しみ方かも?とも思っています。まとめ今でも現在進行形で、40代以降の性生活についてはお悩み中の私。なんといっても、相談できる相手もネットでの情報もないので、何が正解かわからない! 加齢による体力低下、それによって性行為がうまくいかないときも……というお悩みについては、必ずしも成功だけを求めず、2人でくっついて過ごす時間を愛情で満たし合うことで補うというのが、私たちなりにたどり着いた解決法です。性行為はあくまでもコミュニケーションの一つ。人生後半をともに過ごすパートナーとの時間を、2人で一緒に作り上げていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/村澤綾香著者/まっちゃ (45歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2023年05月15日4人の子どもがいる私ですが、末っ子はまだ3歳です。出産から3年ほどでまさか自分に更年期と思われる症状が現れるとは思ってもいませんでした。体の不調から始まり、心のバランスも崩れていく自分をどうすることもできず、夫や子どもたちに当たってしまうことも……。そんな私が、少しずつ落ち着きを取り戻せたきっかけについてお話しします。★関連記事:頭が痛い! イライラする! 更年期を自覚した私の更年期乗り切り大作戦!【体験談】急に現れた体調の変化「最近肩凝りがひどいな」と思い始めて、自分でストレッチをしたりマッサージ器でマッサージをするなどいろいろとおこなってみましたが、肩は重くだるくなる一方。さらに、一気に顔から汗が出て、外出中はマスクの下はびしょびしょになってしまうことも。夜に寝ていても、涼しく寝ていたはずなのにいきなり寝汗がひどくなることが多くなっていました。そのころは夏場だったこともあり、夏が終われば汗もかかなくなるものだとばかり思っていましたが、体だけでなく心にも異変が起こり始めました。涙が出るほどの心の変化私は夫と自営業をしているのですが、夫とスタッフの会話や距離感など何かと気になることが増え、情緒不安定になることが多くなってきました。ささいなことが気になり、夫に不満をぶつけてしまい大喧嘩に。昼間は仕事と子どもたちのお世話でバタバタしているので、できるだけいつも通りにしていた私。ですが、寝るときになると自分自身でどうしようもできなくなり、夜な夜な泣いていました。友人に相談すると「気持ちがいっぱいいっぱいになったときは、誰でもいいから背中をさすってもらうと落ち着くよ」と背中をさすってくれたのです。そんな友人のやさしさに涙があふれ、少し落ち着いた自分がいました。受け入れられたら…私の身に起っている変化を母に相談すると、「更年期じゃない?」と言われました。聞いてみると、私と同じ年で母は更年期に入ったというのです。そういえば、生理が来なくなってから体にも心にも変化があったことに気付きました。娘に「お母さん更年期かも」と言うと「何か飲んでみれば?」とアドバイスされ、一緒にドラックストアに行き、効きそうな漢方を買って飲んでみました。母から「更年期症状は人それぞれだけど、ずっと続くものではないからね」と言われ、少しホッとしました。それからは、「この症状は更年期なんだ」と受け入れ、言葉にする前に深呼吸して少し落ち着いてみることにしています。まとめ夫だけでなく、子どもたちへもイライラして当たってしまっていたことを反省した私。「今までどうしてたっけ?」と考えてみたら、少し落ち着いて考えられるようになりました。2カ月ほどでホットフラッシュも落ち着き、体の調子も良くなってきました。受け入れるという気持ちの持ちようもあるのかな? と思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/松田 みさと(42歳)長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年03月29日ある日の朝、ベッドから体を起こそうとすると、左の脇腹から下腹部にかけて、「ビキーッ!!」と電撃が走るような激痛に襲われたむぅこさん。「内臓に異常があったらどうしよう」と不安になったむぅこさんは病院を受診し、検査を受けたのですが……。【前回のあらすじ】2カ月続けて、左脇腹から左下腹部にかけて「ビキーッ!!」と謎の激痛に襲われたむぅこさん。婦人科を受診しましたが、検査結果は異常なし。すると、医師から「普段から生理痛がひどくて冷えやすい体質でしたら、漢方を試してみますか?」と提案が。とりあえず、1カ月間のお試しということで、むぅこさんは『当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)』を飲んでみることに。 漢方を飲み始めて1カ月が経過! 体の変化は… 当帰芍薬散を処方されたむぅこさんがまず確かめたのは、においと味でした。においや味が苦手でないか、今後も飲み続けられるか、確認するためです。 においに関しては「私は苦手じゃないけど……なんだかペットフードみたいなにおいだな」と感じたむぅこさん。次に、味を確認してみたところ、特にまずいとは感じなかったそうです。これなら、飲み続けられそうですね。 そして、当帰芍薬散を飲み始めて1カ月が経過したのですが……残念ながら、はっきりとした効果はまだ感じられなかったのだとか。 そもそも、漢方薬はじわじわと効果が現れてくるもので、一般的には、服用開始2〜3カ月後が効果を見極めるタイミングなのだとか。むぅこさんが効果を実感できるのは、まだ先になりそうですね。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター むぅこ30代の夫婦二人暮らし。日常のことをなんでもネタにしてる雑食エッセイ漫画。ライブドアでブログ描いてます。
2022年10月31日この季節、気候の変化と同じタイミングで頭痛やめまいなど体の不調を訴える人が増えてくる。「体調不良をもたらす気象の変化には、気圧と湿度、気温の3つがありますが、このうち患者さんの数が最も多いのは『気圧の変化』です。いまの季節は頭痛だけでなく、めまい、全身倦怠感、首・肩こりといったさまざまな症状を訴える人が急増します」そう語るのは、せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司院長だ。’16年に同クリニック内に「気象病・天気病外来」を開設してから、これまで延べ5千人以上の診察にあたっている。この時季に体調トラブルを訴える人が増加する背景を、久手堅先生は次のように解説する。「不調が出やすいのは、発生した台風が直撃する前と通過した後です。また、天気はよくても、台風が遠くで発生したとき、近づいてくる途中などでも不調を感じる人がいます。人の体の器官のうち、気圧の変化に反応するのは耳。耳の鼓膜の内側にある内耳は、外側からの圧力につぶされないように、内側からも同様の圧力で押し返す働きをしています。内耳で気圧の変化を感じると、脳の中枢に信号が送られ、自律神経を介して体を順応させようとします。このとき、自律神経の乱れがあると、さまざまな不調が出てきやすくなるのです」(久手堅先生・以下同)気象病の症状は人によってさまざまだが、最も多くみられるのは頭痛だという。特に更年期世代の女性は体内のホルモンバランスが崩れているため、気圧の変化によるダメージを受けやすいそうだ。「同時に、悪い姿勢でいたまま骨格がゆがんでいくと、頭部と内耳の位置が安定しにくくなってしまうので、自律神経が乱れやすくなります。ふだんから姿勢に注意して、睡眠時間をしっかりとるなど規則正しい生活を心がけると、気象病の症状を徐々に改善することができます」頭痛や肩こりなどの不調を手軽に改善するために久手堅先生が推奨するのが、タオルで首を伸ばすストレッチ。自律神経の中枢といわれる第1頸椎と第2頸椎のつなぎ目をストレッチすることで、自律神経が整ううえ、頭の位置を正しくリセットできて、首こりや肩こりの症状が軽くなるという。やり方はとっても簡単。用意するものはフェースタオル1枚だけ。細長く4つ折りにしたタオルの両端を持ち、後頭部を斜め上に30秒間引き上げる。次に、斜め下方向に同じく30秒間引っ張ろう。合わせて1分。1日1回、継続して行うとよいそうだ。「起床後など、毎日時間を決めて行うと続けやすいでしょう。また、回数の制限はないので、日中になんだか重だるい、こりがひどい、などと感じたら、そのつど行ってもかまいません。首を痛めないように、角度や強さは無理のない範囲で行うようにしましょう」気象条件の変化からくる不調を吹き飛ばすためにも、1日1分のタオルストレッチを習慣にしよう。
2022年10月13日更年期になって、さまざまな体調の変化を感じ始め、どんどん体が衰えていくような寂しい気持ちになっていたころのことです。この年齢でダンス? って自分では思いましたが、意外なきっかけで、思い切って始めてみました。その結果、新たな楽しみと健康を手に入れることができました。これは私がダンスを始めるまでの体験談です。★関連記事:「みんなに教えたい!」アラフォーでチアダンス講師に #44歳チアリーダー 1きっかけは、まさかのぎっくり腰娘が中学校に進学して間もないある日のこと。新学年の初めての授業参観と保護者会がありました。ポカポカ陽気の春の午後。廊下から授業の様子を参観していて、あまりの暖かさにウトウトしてしまい膝がカクンっとなって、目を覚ましました。そして次の瞬間、腰に激痛が走ったのです。授業参観中にうたた寝って……。このところ、仕事の疲れがたまっていたとはいえ、バチが当たってしまいました。痛みに耐えながら保護者会を終え、なんとか帰宅しましたが、痛みはひどくなるばかり。もともと腰痛はあったのですが、こんなにもひどい痛みは経験がなく、翌日、整形外科を受診しました。「ぎっくり腰ですね」と先生に言われ、「えっ、カクンってなっただけですよ!」 と言うと、「そもそも腰痛があってカクンとなったのが引き金になったんですね」と言われてしまいました。受診した整形外科には幸い整骨院が併設されていて、保険適用でリハビリを受けることになりました。担当のトレーナーさんは30代半ばのちょっと好みのスポーツマン。50過ぎの私にとってはトレーナーさんとの会話が新鮮で、週1回の通院が楽しみになりました。ひそかに憧れていた踊れる私整骨院でのリハビリは、体幹を鍛えるトレーニングが主でした。とはいえ、体幹トレーニング自体は私には楽しくありません。自宅でも朝晩2回、トレーニングするように言われましたが、ほとんどやりませんでした。そうこうしているうちに、保険適用期限の5カ月が過ぎてしまいました。ぎっくり腰は治ったものの腰痛は残ったままで、自費で通い続けても改善しそうにありません。いったんリハビリはやめることにしました。何か楽しく続けられるトレーニングはないものか? ジム、ヨガ、水泳、ジョギング……どれもピンと来ません。そのころテレビでは、ある人気歌手の引退の特集番組が連日放送されていました。踊れるってカッコいいなぁ。最近の子どもたちの定番のお稽古事の1つがダンス。数年前まで私の子どもたちもダンスを習っていて、カッコいいなぁと感じ、こっそりダンスの発表会のビデオを見てまねしたこともありました。そう! ダンスだ! これなら楽しく続けられる!と思い、早速、自宅周辺のダンススクールを検索しました!楽し過ぎてダンスに夢中な日々自宅周辺で、平日昼間に大人向けのレッスンを開講しているスタジオに見学に行きました。スタジオ内には日光が降り注ぎ、キラキラ輝いて見えました。レッスンには、30代ぐらいの主婦の方が数名。私、最年長かも……と気後れしそうでしたが、先生も生徒さんも気軽に話しかけてくださり、後日、体験レッスンをすることになりました。入会する気満々でしたが、いい年してダンスするの?って思われそうで、体験して考えてみます……的な話を。でも、心の中はレッスン日が待ち遠しくワクワクしていました。そして、体験レッスン当日。見学の際、「腰痛の改善と憧れ○○(人気歌手)みたいに踊りたい」と話したので、その日の課題曲はその人気歌手のダンスナンバーでした。レッスンは90分。前半はストレッチ中心で、初心者の私にはかなりハードでしたが、すごく気持ちが良い! 後半の振り付けは難しくて、うまくできなかったけど楽し過ぎました。入会金・月謝なし、レッスン料は1回1,000円。回数券を購入すれば1,000円以下。予約・申込不要で、レッスンスケジュールを見て、行きたいレッスンに参加できるシステムも通いやすいポイントでした。まとめスタジオでは最年長なのでついていくのがやっと。でも、とにかく体を動かすのが楽しく、レッスン後は他の生徒さんとの会話も弾んでちょっと若返った気もしています。レッスン中にスマホで撮影したダンスを自宅で毎日練習して、次のレッスンまでに完璧にしよう!と頑張っています。そのおかげか、腰痛は1カ月ほどで解消しました。ぎっくり腰になったことはショックでしたが、結果的にダンスという新しい趣味に出合うきっかけになってよかったと思っています。次は180度開脚ができるようになることを目指して、これからも自分のペースで続けていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/川口まみこ(52歳)中高生2児の母。バブル真っ最中に社会人になり、仕事もプライベートも充実。肌と体のケアには無頓着で不規則な生活送る。そのツケが今になって現れ、美容と健康を取り戻そうと頑張るアラフィフ。猫になりたい。
2022年10月06日日本人女性の平均寿命は87.74歳だそうです(厚生労働省「令和2年簡易生命表」より)。40代も折り返しにかかって、心身に変化が出てきてもまったくおかしくありません。ごく最近40代の仲間入りをした私が経験した体と心の変化についてお伝えします。★関連記事:「40代の不調を解消したい」ズボラでもおうちで気楽にできる有酸素運動が良い感じ!【体験談】ぺたんこのおなかよ、どこへもともと、スタイルには自信があったほうでした。少し食べ過ぎたとしても食事の量を調節すれば、おなかも良い感じに戻すことができていました。しかし、30代になってぽっこりおなかの戻りの鈍さを感じ始めました。40代になると崩れたスタイルは完全に戻らなくなり、おなかのタプつきが出てきてしまいました。お風呂でつまめるほどに成長したおなかの肉に、絶望感を覚えました。まさか中年の象徴ともいえるぽっこりおなかに自分がなるとは……驚きでした。腹筋など筋トレやダイエットをしてもなかなか戻ってくれないおなか。これからはこのおなかとうまく付き合っていくしかないのかなと思い始めています。40歳で経血量が増加若いころ、生理時の経血量は多くなかった私。ですが、40歳を超えてからは経血の量が増え、腹痛が頻繁に起こるようになりました。しかも生理開始日からドバドバと出てくる経血!生理になりたての10代のころでも、こんなにも頻繁にナプキンを取り替えたことはなかったです。2日目、3日目も少し力を入れるだけで際限なく出てくる経血。病気を疑って婦人科を受診をしてみるも、特に異常はなし。年代の変わり目はこんなところにも影響があるのかと驚愕(きょうがく)しました。うつ病を発症し、会社を休職中私は若いころからメンタルがあまり強いほうではありませんでした。30代後半になったとき、うつ病を発症しました。休職と復職を繰り返しましたが、40代での休職期間が一番長くなっています。体の変化と共に自分自身に自信がなくなってしまい、自分は一体何ができて何を誇れるのか……考え込んでは涙が出て寝込む日々です。過去にあった嫌なことやダメなことも、40年分一気にぶり返してきて……。マイナス感情の仕分け作業に追われています。40代になって、心が元気になるだけの体力がなくなったとも感じています。まとめ何かを失う速度が加速していくのが40代だと感じています。特に体形の変化は誰にでも平等に訪れ、そのスピードは待ったなしだと思います。私の場合は食事量や食事内容を少し改善しただけでは戻りません。加えて心の健康も、気を付けていないと損ないがちになります。体と心の変化に戸惑うことも多いですが、少しでも気になることがあれば早めに受診するなど健康に気を付けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/佐久間 晴路勤続15年のOL。趣味は買い物と野球観戦。
2022年07月24日■前回のあらすじ母の「出産反対」の言葉は、こんな冷酷な医師がいる産院で産んでほしくないという意味だった。里帰り出産をやめて、元々通っていた産院で産むことに。 >>1話目を見る 赤ちゃんに関して何を聞いても私に任せるという返事の夫に、思わずイライラ。でも「なんでこんなことくらいで…」と思う自分もいて、夫に優しくできない自分にもイライラ。出産が近づくにつれ、こんな自分が親になれるのかと不安でたまらなくなりました…。次回に続く(全8話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・カメイシャムコ/イラスト・ ふゆ
2022年04月29日3歳の娘は、運動が嫌いで体を動かすことが苦手です。公園の遊具も苦手で、ひとりで滑り台は滑られず、走ってもすぐ転んでしまうので、娘の膝はいつも傷だらけ……。そんな状況を見て私は、幼稚園入園前に少しでも娘の運動能力をアップさせよう! と決意しました。そして3つのことをおこなったところ、驚くことに、みるみる娘の運動能力がアップしたのです。 毎日の生活で基本の動作を意識する1つ目は、歩く、走る、登る、持つなど基本的な体の動きを、生活の中で意識することです。娘と一緒に毎日近所をお散歩して、広場で走り回ったり、抱っこばかりだった階段の登り下りを時間がかかっても自分でするように声を掛けたり、買い物の帰り道には小さい袋に買った物をいくつか入れて、荷物を持つお手伝いをしてもらいました。 声をかけながら、毎日楽しくプチトレーニング。親子で楽しく体を動かすことができて、私も娘も意識して体を動かすことが良い習慣になりました。 室内遊具を購入! 毎日お家で公園気分 2つ目は、誕生日プレゼントで購入した室内用の滑り台、ブランコ、ジャングルジムのセット。これがわが家で大ヒット! 娘は、室内遊具を「お家公園」と名前をつけ、怖がっていたジャングルジムも積極的に遊ぶようになりました。サイズが公園の遊具より小さいため、安心感があるようです。 お家公園で遊具に慣れてきたころ、近所の公園でも少しずつ滑り台やジャングルジムに自分から挑戦するようになりました。お家公園がきっかけとなって遊具で遊ぶ楽しさに気付いたようです。 週末は家族でアスレチック 3つ目は週末のアスレチック。娘が公園の遊具にもすっかり慣れてきたころ、週末に家族で近場のアスレチックがある公園へ出掛けました。娘は最初は怖がっていたのですが、一緒に小さいアスレチックから挑戦していくと、だんだんとコツをつかんで少しずつ楽しくなっていった様子。 なかなか帰りたがらず、アスレチックを大満喫です。週末、時間を見つけてはさまざまなアスレチックに足を運び、とにかく楽しく体を動かすことを意識しました。 この3つの方法を1つずつステップアップして取り入れていくと、日に日に娘の運動能力はアップ! 2歳のころの娘は滑り台を怖がったり、すぐに転ぶ子でしたが、幼稚園入園前には園の先生も驚くほどに活発に動く子になりました。運動能力アップのために、トレーニングに通うことも考えましたが、身近なところで楽しく体を動かす方法が娘には合っていたようです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/ライコミ監修/助産師 REIKO著者:渡辺あや 3歳と1歳の女の子ママ。元幼稚園教諭の経験をもとに、幼児教育や英語学習関連の記事を執筆中。
2022年03月13日里帰りで初めての出産を終え、産院を退院する日のことです。産後は体やメンタル面に様々な変化が見られましたが、まさか自分にこんな変化が訪れるとは……!私が産後1週間で体験した衝撃エピソードをご紹介します。 退院日、病院の説明を聞いていると… 産後はとにかく緊張感と寝不足で気が休まらない日々。「やっと退院の日だ!」と喜んでいたのも束の間、病院の方からの説明がまったく頭に入ってこなかったのです……! 1カ月健診の日程などもその場で覚えられなかったので、あわててスマホにメモ。予防接種を受けに行く際も小児科の先生が言っていることが記憶できず、かなり困惑しました。アメリカではこうした産後の記憶力低下などの現象を「マミーブレイン」と呼ぶそうです。子どもが1歳になるころにはだいぶ記憶力や理解力が戻ってきましたが、当時は産後の体の変化に衝撃を受けたのでした。 ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!著者:月村おはぎ4歳娘の母。SNSで育児漫画やコミックエッセイを発信しているイラストレーター 。敏感で人見知りなHSC気質の娘の成長日記や転勤にまつわる経験談を漫画にしている。
2021年12月07日初めての出産で娘の“こはさん”を産んだまきこんぶさん。初めての赤ちゃんのお世話も大変なのに、自分の体と心の変化が予想外すぎて…。■爆泣王が誕生した!母子同室でいきなり我が子の世話が始まった育児の日々。おむつ替えすらわからない状態で、初めはワクワクドキドキしていました。しかもうちの子は…泣き止まない!夫も私もよく泣く子だったと聞いていたので、きっと元気に泣く子が生まれるだろうなぁとは思っていたものの、ここまでとは思ってもいませんでした(笑)。それでも産後ハイも手伝って、夜泣きするときは朝ごはんを楽しみにしながら、病室で育児に励んでいました。こはさんは想像を遥かに超えるほど爆泣きする娘でまったく泣き止まないことから、助産師さんたちは明らかに困惑している様子でした。■出産後の私の体に起きた変化とは産後でもっとも怖かったのはトイレ。尿意をもよおし、助産師さんを呼ぶのがいやでたまりませんでした。足がむくむと歩きにくく、スリッパもうまくはけない状態。そして、何をしていなくても痛かったです。それでも産後ハイになっている私はすぐに治るだろうとお気楽に考えていました……。そしてついに退院の日を迎え、このあたりから私の産後ハイのエンドロールが流れ始め……いよいよ地獄の幕開けに!!入院中は産後ハイや来客のおかげでとても楽しかったものの、退院日、急に不安や焦りに襲われ涙が止まらなくなってしまいました……。そして、なんとか実家に帰宅したものの…情緒不安定が爆発!父と兄は私を少しでも落ち着かせるためにとても頑張ってくれたのですが…。■胸がガチガチに! あまりの痛さに精神崩壊!おっぱいが、みるみるうちにガチガチに硬くなり…搾ることもできず、どうしていいかわからず、ついに精神崩壊!ママ友から乳腺炎の恐ろしさを聞いていたので、恐怖に怯えるばかりでした……。母なら何かわかるかもしれないと電話してみたものの、仕事中ということもあり、軽くあしらわれる始末。ここで意外な救世主が登場するのですが…!読者からの「わかる!」「乳腺炎の大変さを思い出した…」など、共感の声がたくさん届きました。■わかるわかる! 楽しく読めました乳腺炎の経験がある方もない方も、やはり産後の体の変化に悩まされた方は多いようでした。産後のトイレは最強ですよね。毎回ヒヤヒヤしながら入って、出てきてげっそり瀕死の状態でした(笑)。私は4人とも完母育児ですが、乳腺炎になったことがなく辛さがわからないとこが残念ですが、友達の体験談を聞いて震えた記憶があります。でもこの漫画を見て、思わず笑ってしまいました。産後ってほんとどのタイミングで精神崩壊するか自分でもわからないし、4人居て育児に余裕があるとはいえ、みんながみんなまったく同じなわけじゃないからその子その子で大変なところもあるし、世の中の育児に参加しない旦那さんにはほんと大変だってゆうところを1〜10まで見せてあげるためにもこうやって漫画にしてわかりやすくしていただけるのは、ありがたいです^^とても共感しました。私も母乳が出ず胸が張り、とても痛くて触られるのも嫌で産後鬱じゃないかってぐらいいろいろ拒否反応がありました。漫画を通して私だけじゃなかったんだと思え、これから出産される方にも良い情報になると思います。わかるわかる!で楽しく読めた。お腹の3人目を待ちつつ一人目、二人目の時を思い出せました。乳腺炎の大変さを思い出して、二度と同じ経験したくないと改めて思いました。もし次があるなら完ミにすると決意したのを思い出します。素敵な友達ですね。私もそんな人になりたいです。全てが共感できます。 私も頑張らないとという気持ちにさせてくれました。産後の不安に悩まされる方は多いと思います。まきこんぶさんは親友に助けられましたが、ウーマンエキサイトにも同じような経験をされた方のエピソードが多数掲載されています。ぜひご覧になって参考にしてみてくださいね。 ▼漫画「産まれた娘は爆泣王! そして出産後の私の体に起きた変化とは」
2021年11月24日「40代 性生活」で検索しても、上位に出てくるのはほぼ夫婦間のレスのお悩みばかり。恋人間の性行為や、レスではないお悩みに答えてくれる記事にはなかなかヒットしない現実があります。かといって、リアルの友人との会話にもこの話題は出しづらい……。ここでは、44歳でパートナーができた私の現在進行形の性生活のお悩みをご紹介します。検索しても出てくるのはレスのお悩みばかりDV離婚2回目から4年たち、44歳で久々に恋人ができた私。彼とはひとり親交流サークルで知り合いました。相手にも離婚歴があり、子どももいて、お互い最初から子ども同士を紹介し合ったりして、想像よりずっとスムーズにお付き合いがスタートしました。お互いに仕事や家事、育児の合間を縫ってのデートは、いくつになっても楽しくて安らぐ時間。当然、性行為も楽しみたい。でも40代過ぎての恋人同士って、皆どうしているんだろう? そう思って検索してみても、ヒット上位に出てくるのは夫婦間のレスのお悩みばかり。そうか、この年齢だと夫婦間の倦怠期についてのお悩みが多いんだ……と理解しつつ、私の知りたい「40代以降の恋人との性生活、みんなどうしているの?」という疑問についての情報はなかなか得られないまま。性生活の話題は友人にもしづらいし、ましてや40代からの性生活のリアルを知りたいなんて、なかなか言えません。30代までは雑誌にも載っていたし、検索すれば参考になる情報もいろいろ出てきたのに。40代以降の性生活のリアルを知りたい…というお悩みは解決しないまま、試行錯誤の日々です。体力の低下はお互い同じ、ポイントは愛情?性生活なんて30代以前と40代以降も同じじゃないの? そう思っていた私。ところが……加齢によって、お互い体力が落ちています! まさかそんなことが、40代以降の性生活のお悩みになるとは自分も体験するまでわかりませんでしたが、加齢に伴う体力低下の影響は、こんなところにも表れていました。お互いの性欲だけで激しく求め合えたのは、若くて体力があった時期ならでは。今はむしろ気持ちはあっても、体力がついていかないこともしばしば。だから、うまくいってもいかなくても、お互いの愛情を丁寧に伝え合って、体をくっつけ合って過ごす時間を大切にすることを心がけています。うまくいけばラッキー、うまくいかなかったときはお互いの愛情で相手を満たし合う時間で補うようになりました。例えば若いころは、性行為の前後のシャワーは汗を流すためのものでした。でも今はお互い、同じ湯船にゆっくり浸かって体をくっつけ合っている時間に、とても安らぎを覚えます。トイを使うのも大人ならではの楽しみお互いの愛情で相手を満たすと言っても、いろいろな方法があります。加齢により、体力だけでお互いを満たし合うことは難しい。それを理解してから私たちは、セックストイも使うようになりました。彼が初めてこれを取り出したとき、正直なところ私も驚いたのです。でも性行為は、男性のほうが体力を使うことを改めて実感。だから彼が体力低下を補うために、トイを使ってでも私を満たしてくれようとしてくれているのだとわかって、あまり抵抗なく受け入れられるようになりました。刺激を求めて使うのではなく、お互いを満たし合うために道具も利用する……そんな感じです。これは、加齢による体力低下を逆手に取った、大人ならではの楽しみ方かも?とも思っています。まとめ今でも現在進行形で、40代以降の性生活についてはお悩み中の私。なんといっても、相談できる相手もネットでの情報もないので、何が正解かわからない! 加齢による体力低下、それによって性行為がうまくいかないときも……というお悩みについては、必ずしも成功だけを求めず、2人でくっついて過ごす時間を愛情で満たし合うことで補うというのが、私たちなりにたどり着いた解決法です。性行為はあくまでもコミュニケーションの1つ。人生後半をともに過ごすパートナーとの時間を、2人で一緒に作り上げていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/村澤綾香著者/まっちゃ (45歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2021年10月11日今年5月に出版された9割実話のエッセイ小説『母』が話題の青木さやかさんにインタビューをさせていただきました。3回目の本日は、がんを患った後の不安な心境とその対処法やご自身のパニック症、さらにダイエットに関するお話をお聞きしました。2003年に「どこ見てんのよ!」の決めゼリフで全国区の人気を博し、以後、バラエティー番組やドラマ、映画、舞台などで活躍中の青木さやかさん。今年5月に、実母との軋轢やがん、ギャンブル依存症、ブレイク当時の秘話、結婚、出産、離婚といった経験を赤裸々に綴った著書『母』を刊行し、話題を呼んでいます。なかでも注目されたのが、本書で告白された肺腺がんの体験記です。インタビュー3回目の今回は、その後の様子やパニック症の過去、さらに7kgの減量に成功したダイエットについてうかがいました。★前回:がんをきっかけに自分を見直した。青木さやかさんインタビュー#2「でもという言葉は使わなくなりました」がんへの不安を解消するために忙しい日々を過ごす――病気を患ったことで、新しく見えてきたことはあるのでしょうか?青木さん入院中、私は4人部屋にいたので、ほかの方がどのように生活しているのかが見えるというか聞こえてくるんですね。『母』にも書かせていただいたのですが、病状が悪い方の、人への丁寧な関わり方や生活の仕方を知り、「私もこういうふうに最後まで人と接していきたいな」と思うようになりました。人間はいつか死ぬんだけれども、それまでは生きていかないといけないですから。――死生観にも通じるお言葉ですね。青木さん以前、上岡龍太郎さんが「大事なのは死ぬことじゃなくて、生きていかなきゃいけない時間があることだ」という趣旨のことをおっしゃっているのを聞いて、そのとおりだなって思ったんです。病気になったことを嘆いてばかりいることもできませんから、生活とか、性格とか、死ぬまでにやっておきたいこととか、自分の中で見直せるところは見直そうと思いました。私はずっと母のことが嫌いだったのですが、母との仲直りもそのひとつだったように思います。それから、病気よりも不安のほうが怖いと実感しました。――どんな不安を抱えていたのでしょうか?青木さん肺腺がんになって手術を2回受けました。そうすると、「またがんになるかもしれない」という不安がいつも私の中にあるんです。この不安を抱えたまま毎日を暮らすことは、手術後のつらい状況のときよりも苦しいような気がする。不安があるから、誰と何をしていても楽しくない。だから、この不安を消すためにはどうすればいいのかを考えながら生活しているようなところもあります。――不安を消すための方法というのはあるのでしょうか?青木さんひとつは、忙しくするようにしています。暇があるから考えてしまうと思うのですが、でも、考えごとというのはだいたいにおいて、あまりいいことではありませんから。忙しくするために、仕事はもちろん、動物愛護の活動もしています。あとは、自分の可能性を狭めることをやめました。――それはどういうことなのでしょうか?青木さん病気もしたし、この年齢だし、子どももいるしということで、目標がどんどん小さくなっていくのをやめた、ということですね。何かをやりたいと思ったら、やりますし。目の前に来たことに全力で取り組むことで、次の何かが来るのかなって思っているんです。パニック症を患い薬を手放せなかった時期があった――エッセイで告白していらっしゃいますが、肺腺がんとも関係があるのでしょうか?青木さんそういうわけでもないんです。「調子がおかしいな」って思って病院に行って薬をもらって飲んではいたのですが、あえて病名は聞かなかったので。パニック症と知ったのはつい数カ月前なんです。ただ、入院したときにはパニック症の薬を持っていきましたし、当時は睡眠導入剤がないと眠れませんでした。――現在もお薬を飲まれているのでしょうか?青木さん今は飲んでいないです。でも、治ったわけではなくて、私の中にはパニック症の根っこがあると思うんですね。それは私の癖で、こうした癖は誰にでもあるものだと思います。私の場合は余裕がなくなって不安になるとパニック症が出てしまう根っこがあるので、そうならないような生活にして、そうならないような性格にしています。だから私は、どう生きるかがすごく大事だと思っているんです。一汁三菜の食事や運動などで3カ月で7kgのダイエットに成功――最近、7kgのダイエットに成功されたことが話題になっていますが、どんなダイエットをしたのでしょうか?青木さんお仕事でタニタ式の食事術と運動に取り組みました。一汁三菜の和食中心の食事と、適度な筋トレをすることと、水分をとることで、3カ月で7kgほど落ちました。――無理なく続けることができたのでしょうか?青木さん私には合っていましたね。病気などで食事制限が必要な人以外には、ベースになる食生活の形としてはとてもいいと思いました。タニタ式の食事術はダイエットとうたっていますが、健康な体づくりに近いもののように思います。――そんな青木さんですが、ご自身の年齢を感じることはあるのでしょうか?青木さん去年あたりから老眼はありますね。でも、見えないものは見なくていいかって思ってます。娘には「ママ、シミができてきたから隠したら?」と言われたりもするのですが、老眼で自分ではよく見えなくなってきたので気持ちがだいぶラクになりました(笑)。――白髪もあったりするのでしょうか?青木さん白髪はすごくあるので、染めています。あと、髪の毛がパサパサになってきたので、1万円くらいする高いシャンプーを使ってみたのですが、パサパサのままでした。物忘れもするのでダブルブッキングをしてしまうこともあります。ほかにも、老化現象はいっぱいあるのですが、でも、明らかに30代後半よりも48歳の今のほうが元気です。<青木さやかさんプロフィール>1973年愛知県生まれ。大学卒業後、フリーアナウンサーを経てタレントの道へ。「どこ見てんのよ!」のネタでバラエティー番組で大ブレイク。そのほかドラマ、映画、舞台、エッセイの執筆など幅広く活躍中。著書に9割実話のエッセイ小説『母』(中央公論新社)など。著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2021年07月26日今年5月に出版された9割実話のエッセイ小説『母』が話題の青木さやかさんにインタビューをさせていただきました。2回目の本日は、二度目の手術を受けたことや肺腺がんをきっかけに訪れた生活の変化、ご自身が日々意識していることについてお聞きしました。2003年に「どこ見てんのよ!」の決めゼリフで全国区の人気を博し、以後、バラエティー番組やドラマ、映画、舞台などで活躍中の青木さやかさん。今年5月に、実母との軋轢やがん、ギャンブル依存症、ブレイク当時の秘話、結婚、出産、離婚といった経験を赤裸々に綴った著書『母』を刊行し、話題を呼んでいます。なかでも注目されたのが、本書で告白された肺腺がんの体験記です。肺腺がんの手術を経て、生活やお気持ちにはどのような変化が生まれたのでしょうか。インタビュー2回目の今回は、肺腺がんをきっかけに変わった事柄をうかがいました。★前回:肺腺がんを告白。青木さやかさんインタビュー#1「私自身は元気ですし、がんと言われることが不思議でした」1回目の手術から2年弱で2回目の手術を受けた――術後2週間でドラマの撮影、2カ月後には舞台に立っていたそうですが、体力に不安はなかったのでしょうか?青木さんあまりなかったですが、ドラマの撮影などは大変な面はありました。私は舞台の仕事もしているので、体力作りをしている方なのかもしれません。といっても、ストレッチや軽い筋トレ程度のことなのですが……。でも、病気になって知ったのは、体力があって、健康で、手術ができるくらいの肉のつき方じゃないと手術を受けられないということ。私の場合、手術に向けて体を鍛えたわけではないのですが、日ごろの生活の中で体力が養われていたのかもしれないです。――1回目の手術から2年弱で2回目の手術を受けたそうですが、肺腺がんの再発ということでしょうか?青木さん主治医の先生いわく、私が患ったがんは女性に多くてできやすく、でも、できるたびに取っていけば命に関わることはないとのことでした。それに、結局のところは手術で取ってみないと、がんかどうかはわからないんです。2回目の手術はがんだと思って受けたのですが、病理検査の結果、がんではないことがわかりました。――2回目の術後もやはりつらかったのでしょうか?青木さん最初のときに比べると、熱や吐き気が多少はラクに感じられました。一度手術を経験しているので、まったくわからないことへの恐怖はなかったですし、慣れたということなのかもしれないです。安心して購入できる食材で和食中心の食事を心がける日々――がんを患ってから、生活の中で心がけるようになったことを教えてください。青木さん家での食事は比較的、気を付けるようにしています。近所のお友だちのすすめで酵素玄米炊飯器を買ったので、ご飯は酵素玄米です。それに味噌汁、ぬか漬け、梅干し、納豆といった程度のものが多いです。――厳選された食材を使っているのでしょうか?青木さん外で食べるときには気にしませんが、家で使うものは食材や調味料に気を配るようになったと思います。――以前は食生活にそれほどこだわっていなかったのでしょうか?青木さんこだわっていなかったと思います。例えば、調味料でも野菜でもお肉でも、それぞれに金額の差がありますよね。以前はその金額を安くしようと思っていましたけれど、今はそこにお金をかけようと思っています。決して高いものがいいというわけではないのですが、食材費を抑える生活はやめました。今は食材や調味料などに一番、お金を使っているかもしれません。――ご自身で納得のいく食材を買う、ということでしょうか?青木さんそれもあるのですが、大切に育てられた野菜やお肉を、機嫌の良い方たちから買い、気分の良い状態で料理をして、楽しく会話しながら食べることを心がけています。食材を買うスーパーは決まっていて、そこのスタッフの方と仲がいいですし、生産者さんとお話ができることもあるんです。作っている人や売っている人の顔が見えるので、安心して買うことができるという感じですね。ストレスをためないように自分を変えることを意識している――ほかにはどんな変化があったのでしょうか?青木さん意識的に規則正しい生活をするようにして、夜は11時には寝て、朝は6時には起きるようにしています。それから、ストレスをためないこと。私の場合、ストレスのほとんどは人間関係でたまっていくんです。それを改善しようとするとき、相手に変わってもらうことは無理ですから、自分が変わるしかないと思っているんです。――自分を変えるのは簡単そうで難しいことだと思いますが、例えばどんなことを意識しているのでしょうか?青木さん誰かの発言に対して「でも」という言葉は言わず、「はい」、「わかりました」と同意するようにしています。相手の言うことに同意していたら、それ以上はもめることはありませんから。自分自身、すごく素直になったところもあります。<青木さやかさんプロフィール>1973年愛知県生まれ。大学卒業後、フリーアナウンサーを経てタレントの道へ。「どこ見てんのよ!」のネタでバラエティー番組で大ブレイク。そのほかドラマ、映画、舞台、エッセイの執筆など幅広く活躍中。著書に9割実話のエッセイ小説『母』(中央公論新社)など。著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2021年07月23日今年5月に出版された9割実話のエッセイ小説『母』が話題の青木さやかさんにインタビューをさせていただきました。今回は3回に分けて記事をお届けいたします。1回目は、肺腺がんが見つかった経緯や当時の心境、治療時のエピソードなどをお聞きしました。2003年に「どこ見てんのよ!」の決めゼリフで全国区の人気を博し、以後、バラエティー番組やドラマ、映画、舞台などで活躍中の青木さやかさん。今年5月に、実母との軋轢やがん、ギャンブル依存症、ブレイク当時の秘話、結婚、出産、離婚といった経験を赤裸々に綴った著書『母』を刊行し、話題を呼んでいます。なかでも注目されたのが、本書で告白された肺腺がんの体験記です。インタビュー1回目の今回は、肺腺がんが見つかったきっかけや治療までの経緯、当時のお気持ちなどをうかがいました。肺腺がんの治療法は自分自身で判断した――青木さんの肺腺がんはどのようなきっかけで見つかったのでしょうか?青木さん2011年から人間ドックを受けているのですが、一番最初の検査のときに「肺に影のようなものがあります」と言われたんです。ただ、それががんなのかどうか、お医者さんにもわからないらしいんですね。その影が大きくなったりするとがんの可能性が高いとのことで、定期的に検査を受けることになりました。数年たって“肺の影のようなもの”が大きくなり、がんの可能性が高いと言われました。――“がん”という言葉を聞いたときには、どのようなお気持ちだったのでしょう?青木さん両親と母方の祖父ががんで亡くなっているので、自分ががん家系だという意識はありました。ただ、私自身は元気ですし、自分ががんと言われることが不思議でしたね。――お医者様に「がんの可能性が高い」と言われ、すぐに手術となったのでしょうか?青木さんいえ、どのような選択をするかは私自身が判断するんですね。私の場合は3人のお医者さんに診断してもらい、そのうちの2人は「手術をしたほうがいい」とおっしゃいました。でも、もう1人の先生は「ねずみを鉄砲で撃つようなもので、手術をするほうがリスクが高い」というご意見でした。私のがんは初期のもので、命を脅かすような状態ではなかったんです。ですから、定期的に観察をして大きくなったら手術をするという選択肢もありました。悩んだ末に手術という治療法を選んだ――それでも手術を選んだのはなぜなのでしょうか。青木さん理由はいくつかあって、ひとつは主治医の先生に「がんは急に大きくなるわけではないですから、今のうちに取ったほうがいいんじゃないですか」と言われて納得したからです。また、将来、「すぐに手術しましょう」となったときに、仕事に差し障りが出てしまうかもしれません。そう考えると、スケジュールに余裕があるときに手術をしたほうがいいのではないかとも思いました。それに、自分の中に不安材料の残しておくことは、私にとってはストレスでしたから。2017年8月に手術を受けることになりました。――手術を受けるかどうか、誰かに相談はしたのでしょうか。青木さん私が入院している間の娘の行き先を相談する、いつごろ仕事に復帰できるかを先生に相談する、会社に仕事の相談をするといったことはしました。私は3社の保険に加入していたので、保険会社に話を聞いたりもしましたね。ただ、先生には「保険がおりる可能性は低い」と言われました。――それはどうしてなのでしょうか?青木さん浸潤がん(※)じゃないと保険はおりないらしいんです。ただ、アフラックさんは保険がおりて、100万円をいただきました。とても助かりました。※がん細胞が直接に周囲の組織や臓器に広がって増殖するがん。手術の翌々週にはドラマ、翌々月には舞台に出演――がんという病気や治療に対する不安もあったのではないかと思います。青木さんものすごく不安でした。単純に「怖いなぁ」って、よくわからないことへの恐怖や、想像がつかない世界への不安がありました。ほかにも「復帰できるのかな?」、「今までどおりに声は出るのかな?」、「傷はできるのかな?」といった術後の不安もありましたし、お金や生活に対する不安もありました。――そうした不安は克服することができたのでしょうか?青木さんいえ、治療や体調がひと段落するまでは不安だったような気がします。実は私、手術前にある俳優さんの舞台を見に行っているんですね。彼も私と同じ肺腺がんを患って手術を受けているんです。術後に舞台に立つ彼はしっかりと声を出していたので、「お元気そうでよかった」って思いながら見ていました。本人に言わずに勝手に応援させてもらっていたんです(笑)。――実際の治療はいかがでしたでしょうか?青木さん1週間弱の入院をし、腹腔鏡手術で右肺結節という部分を切除しました。術後は熱と痛みと吐き気が続き、とにかくつらかったです。2日くらいでなんとか症状が落ち着いたので、退院することができました。――退院後はいつごろからお仕事に復帰されたのでしょうか?青木さん翌々週にはドラマの撮影に入りました。そのドラマは結構動きのある役だったので、すごく大変だった記憶があります。手術前の体力とまったく同じというわけではなかったのですが、気力で乗り切った部分はあると思います。手術の翌々月には舞台の仕事もしていました。<青木さやかさんプロフィール>1973年愛知県生まれ。大学卒業後、フリーアナウンサーを経てタレントの道へ。「どこ見てんのよ!」のネタでバラエティー番組で大ブレイク。そのほかドラマ、映画、舞台、エッセイの執筆など幅広く活躍中。著書に9割実話のエッセイ小説『母』(中央公論新社)など。著者/熊谷 あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。
2021年07月20日学生時代、あることがきっかけで毎月きていた生理が止まってしまった私。ストレスが生理に与える影響や、心と体は密接につながっていることを体感した出来事です。恋愛面に関してだけであれば、今なら「そんなこともあったなぁ」と感じる程度のエピソードですが(笑)、当時の私にとっては生理が止まってしまうほど、精神的な負荷が大きかったのだろうと思います。生理が自然に再開したのは幸いでしたが、女性の心と体がいかに密接につながっているかを痛感した経験でした。これからも、心と体の両方を大切に日々を過ごしていきたいです。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 原案/保坂ちえみさん作画/まっふ
2021年05月25日2020年9月、オーストラリアに住むジュリエットさんは、いつものように愛犬のペギーと散歩に出かけました。そこでペギーが、倒れている小さなカササギを見つけたのです。海外メディア『Metro』によると、カササギはケガをして動けない状態で、ペギーはそんな鳥を心配そうに見ていたといいます。「このカササギを放ってはおけない」と思ったジュリエットさんは、カササギを家に連れて帰ります。そして野生動物の専門家にアドバイスをもらい、自宅でカササギを看病することにしました。 この投稿をInstagramで見る Interspecies friendship(@peggyandmolly)がシェアした投稿 カササギを怖がっていた犬が…?モリーと名付けられたカササギは、予想以上に回復が早く、保護してから1週間後にはすっかり元気になったのだとか。もともとペギーはカササギを怖がっていたため、モリーのことも最初は避けていたのだそう。ところが一緒に暮らすうちに、ペギーとモリーは少しずつ距離を縮めていき、気付いたら大の仲よしになっていました。 この投稿をInstagramで見る Interspecies friendship(@peggyandmolly)がシェアした投稿 ペギーとモリーは毎日一緒に遊んでいます。ボールを取り合ったり、くっついて昼寝をしたり、縁側で並んで日向ぼっこをするのも大好きです。そんな日々を過ごすうちに、驚くべきことが起こります。なんとペギーの体から母乳が出ていたのです。ジュリエットさんがペギーを動物病院に連れて行くと、ペギーは妊娠していませんでした。ぺギーがモリーのことを自分の赤ちゃんのように思っているので、母乳が出始めたようです。 この投稿をInstagramで見る Interspecies friendship(@peggyandmolly)がシェアした投稿 ジュリエットさんはモリーが自然に帰りたくなったらいつでも飛び立てるように、常に窓やドアを開けたままにしているのだそう。またモリーが野生でも生きていけるように、エサとなる虫の捕り方も教えたのだとか。しかし、モリーはどうやら「自分は犬で、ペギーが母親だと思っているようだ」といいます。 この投稿をInstagramで見る Interspecies friendship(@peggyandmolly)がシェアした投稿 ペギーとモリーのInstagramのフォロワーは1万4千人を超え、「なんて美しい友情だ」「この子たちは、愛に見た目やサイズは関係ないと教えてくれる」「見ているだけで幸せになるよ」などの声が寄せられています。犬と鳥という、まったく違う種類の生き物なのに、完璧に心が通じ合っているように見えるペギーとモリー。彼女たちがどんな会話をしているのか、聞いてみたいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月10日