ベストセラー『怖い絵』シリーズの初版刊行10周年を記念した「怖い絵」展(東京・上野の森美術館で12月17日まで開催中)は、兵庫県立美術館の27万人に続き、上野でもすでに35万人を動員。最長3時間待ちの行列もでき、今年最大の美術界の“事件”となっている。これを特別監修したのが、『怖い絵』の著者でドイツ文学者の中野京子さん。 「(ギュスターヴ・)モローの《ソドムの天使》は、町に火の雨を降らせたのが実は天使だったと知って、日本人の“天使はやさしくて人間の味方”という先入観を覆されるようです」(中野さん・以下同) 約80点の絵はもちろん、隣に掲げられた中野さんの解説パネルを見て、2度ゾクッとできるのも人気の秘密。チャーミングな語り口で取材に応じてくれた中野さんだが、年齢非公開も含め、ファンからは「中野さんこそ謎」という声も。その疑問をぶつけると、「あまりプライベートなことは公開したくないのですが……」と、いいながら“謎すぎる素顔”の一端を明かしてくれた。 「北海道のごく普通のサラリーマン家庭に育ちました」とほほ笑みながら、小学生時代の『怖い絵』のルーツについて語り始めた。 「祖父宅の仏間には、ご先祖の遺影がズラリと飾られていて、あるとき叔母がその1枚を指し『この女の人は駆け落ちしたんだよ』と言いました。それまではどれも似た顔をした親族の写真だったのが、以降、そのおばあさんの写真だけ、私には特別な物語をもつ1枚となったんです」 早稲田大学大学院修士課程を終え、母校で西洋文化史などを教えていたころには、小説家を目指したことも。 「ミステリー作家になりたくてカルチャーセンターにも通い、江戸川乱歩賞の最終候補作に残ったこともありました」 その後、オペラに関する著作などを発表していたとき、ある絵画との運命の出合いが。 「(ジャック=ルイ・)ダヴィッドの《処刑台に連行されるマリー・アントワネット》でした。一見、単なるスケッチで、かつて“ロココの薔薇”と呼ばれたアントワネットが荷車で連行される様子を描いているのですが、その線のタッチに画家の悪意を感じ取ったんです。絵の背景の物語を調べるうちに、恐怖と美とは相性がいいことにも気付きました。これがきっかけで、『怖い絵』を書き始めました。最初は教科書を扱う出版社で3000部からのスタートで、まさか続編が出るなんて」 いまや累計70万部の『怖い絵』に加え、『名画で読み解く』などシリーズ作品も多い中野さんは、携帯は持たない、テレビも見ない主義。目下、執筆や講演が忙しくて、映画館に行けないのが悩みのタネとか。 「電車のなかで本を読んでいたいタイプだから、携帯は必要ないんです(笑)。テレビは、もっぱらDVDでの映画鑑賞用。好きなジャンルはスパイや脱走モノ。ちょっと男性っぽいかな(笑)」 取り上げたい怖い絵は、まだまだたくさんあるという。 「昨今、SNSの映像の世界になじみの深い若い人たちが『怖い絵』を通じて、モッサやシムズなど、日本では無名の画家の絵に興味をもってくれるのがうれしいし、もっと歴史好きが増えればと思うの!」
2017年12月13日くらもちふさこ・いくえみ綾二人展「“あたしの好きな人”へ」が、2018年2月9日(金)から2月25日(日)まで池袋パルコ 本館7階にあるパルコミュージアムにて開催される。2人にとってキャリア初の原画展(二人展)となる。少女漫画界トップランナー初の原画展くらもちふさこは、2017年に『花に染む』で第21回手塚治虫マンガ大賞を受賞した漫画家だ。『別冊マーガレット』掲載の「メガネちゃんのひとりごと」でデビュー後は、「いつもポケットにショパン」「いろはにこんぺいと」「天然コケッコー」「白いアイドル」「おしゃべり階段」などヒット作を連発。独自の視点で描いた思春期の女の子の恋愛模様や、音楽を題材にした作品作りが上手く、多くのファンに愛され続けている。そしていくえみ綾は、テレビドラマ『あなたのことはそれほど』の原作など数々のヒット作を世に贈り出してきた漫画家。「マギー」でデビューし、「バラ色の明日」で第45回小学館漫画賞を受賞。現在、「太陽が見ている(かもしれないから)」、「G線上のあなたと私」、「そろえてちょうだい?」、「私・空・あなた・私」、「おやすみカラスまた来てね。」と5本の連載を抱えている。少女漫画の第一線を走り続ける二人だが、長いキャリアの中で原画展を行うのは初めて。くらもちに憧れ漫画家を志したいくえみ綾、二人の関係性は深く互いに深い尊敬の念を抱いているという。カラー・モノクロ原画を中心に、映像作品も会場では、くらもちふさこの「天然コケッコー」やいくえみ綾「バラ色の明日」など、代表作を含む作品の中から選りすぐりのカラー・モノクロ原画を中心に展示する。また、多種多様なキャラクターやストーリーの特集コーナー、互いの作品の中でお気に入りキャラクターを交換して描くメイキング映像など、スペシャルな企画も用意。会場限定販売となる公式図録には、カラー・モノクロ原画約200点やくらもちふさこ×いくえみ綾による対談を収録。複製原画、ポストカードセット、クリアファイル、卓上カレンダー、マスキングテープなど、ここでしか手に入れることのできないオリジナルグッズも展開予定だ。【イベント詳細】くらもちふさこ・いくえみ綾二人展「“あたしの好きな人”へ」開催期間:2018年2月9日(金)~2月25日(日)時間:10:00~21:00※入場は30分前まで、最終日は18:00閉場。会場:パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ 本館7階入場料:700円©くらもちふさこ/集英社©いくえみ綾/集英社
2017年12月09日最「深」研究で迫る深海 神秘の世界光も差さず暗く冷たい世界、深海。神秘のヴェールに包まれた深海へクローズアップした特別展「深海」が2013年夏に開催され、そこから深海の一大ブームが巻き起こりました。当時およそ60万人を動員した特別展「深海」が、今夏満を持して帰ってきました。2017年7月11日(火)〜10月1日(日)まで上野の国立科学博物館で開催されている特別展「深海2017 〜最深研究でせまる“生命”と“地球”〜 」は、深海の姿やそこに生きるいきものの不思議、さらには地震や深海を取り巻く現在の自然環境に迫る特別展。そこには生命と地球の神秘が眠っていました。子供はもちろん、大人だからこそ楽しめる深海の不思議がたくさん詰まった展覧会。見逃すことなかれです。前回よりも「もっと深く」! 深海の世界がここに最「深」研究を経て、さらに面白く奥深く深海の世界に潜ることのできる今年の特別展「深海2017」。深海にて発光することで、餌を捕食したり、身を守ったりする不思議ないきものたちの生態。過酷な環境に適応したいきものたちの多様性を知ることのできるコーナー「深海と生物」では、誰もが夢中になる不思議が溢れています。さらには2011年3月に発生した巨大地震が深海に与えた影響へと迫る「深海と巨大災害」。地球温暖化や海洋酸性化といった深海を取り巻く最新の地球環境など、今まで知られてこなかった“深海の今”がここに集結しています。未知なる世界に、知的好奇心が満たされること間違いなし。この夏も深海が日本を魅了します。文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:特別展 「 深海2017 〜最深研究でせまる“生命”と“地球”〜 」催行期間:2017年07月11日 〜 2017年10月01日住所:東京都台東区上野公園7−20電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年08月06日ねこ好きに朗報!いま浅草橋はねこまみれで大変なことに!かけ流し猫の“なごむ”、おっぴろげの“どんぐり”、しょんぼり顔の“ふーちゃん”、美白猫“うらちゃん”など、聞いたことはありませんか? 写真を見たら、あ!なんか見たことあるかも!と思う方もいるかも。TwitterやInstagramで人気を博している彼らの日常のほっこり写真に囲まれる、ねこ好きにはたまらない空間ができました。会場は、かわいい!の声で溢れています。もちろん、4匹の他にもたくさんのねこちゃんのほっこり写真に出逢えます♡日によっては、写真を出展している猫クリエイターが来場することも。お会いしたい猫クリエイターがいる場合は、彼らのSNSをチェックしてから予定を立てることをおすすめします。また、会場は写真撮影OKなので、お気に入りのねこちゃんの写真と一緒に写真におさまることもできます。お気に入りのねこちゃんをグッズでお持ち帰り本展では、この写真展に出ているねこちゃんのグッズや、猫クリエイター手作りの作品を販売。数量限定のため、作品によっては、すでに完売間近なものも。ペインティングアーティストのチョーヒカルさんがカバーデザインを担当した、本展の公式ガイドブックも要チェック。2月22日ねこの日は特別企画を実施先着100名限定のオリジナルグッズがもらえる他、ペインティングアーティストのチョーヒカルさんが来場し、来場者それぞれの“ねこ似顔絵”を描いてもらえるそうです。この“ねこ似顔絵”は、ねこにちなんで22名限定の超激レア企画!今週末は、ねこにまみれてほっこりしませんか?取材・文/中野さゆみ店舗情報店名:「ねこ休み展冬2017」 Neko-Break Exhibition Winter 2017TEL・予約:03-5809-3917住所:東京都台東区浅草橋5-27-6 5階TODAYS GALLERY STUDIO営業時間:出展期間:2017年1月27日(金)~2月26日(日)11:00~19:00定休日:毎週月曜日
2017年02月04日新進画家の田中千智が、アイスランド出身のソルディース・アダルステインスドッティル(Thordis Adalsteinsdottir)との二人展「無垢な世界の物語」を2月2日から2月15日まで、東京・渋谷のBunkamura Box Galleryで開催する。黒と白の鮮烈なコントラストで描かれる光と闇の中にある不確かな“何か”と、その先にある生死の光景を独特のタッチで描き出す田中千智の作品。一方、アイスランドで生まれ育ち、ニューヨークや北欧諸国を拠点に活動するアダルステインスドッティルの作品は、日常に溶け込む擬人化された動物と、感情と姿が同一化したかのように無邪気に、そして不気味に描かれた人間が主役だ。生まれも育ちも全く異なる彼女たちの表現する世界は、純粋かつダイレクトに瞬間を捉えて、見る者にノスタルジックな思い出を運んでくる。本展では、両者の近作20余点を展示・販売する予定。今後の活躍が期待される比類のない2人の作品に迫る展覧会となっている。【イベント情報】「無垢な世界の物語」~田中千智 ソルディース・アダルステインスドッティル 二人展~会期:2月2日~2月15日会場:Bunkamura Box Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1F メインロビーフロア時間:10:00~19:30(最終日は17:00まで)入場無料
2017年01月26日「鼻ぺちゃ展」の巡回展と柴犬「巻きしっぽ展」が大阪なんばパークスで開催される。開催日は12月17日(土)、18日(日)と23日(金・祝)から25日(日)まで。フレンチブルドッグやボストンテリア、シーズーなど鼻の短い犬種“鼻ぺちゃ犬”に特化した合同写真&物販展「鼻ぺちゃ展」。2015年秋には東京・浅草橋、2016年夏には千葉・柏で開催され、累計10,000人以上を動員している。初の大阪巡回となる本展では、インスタグラムで不動の人気を誇る、たらちゃん&ふねちゃん、パグのはちべえ、そして本格写真家として活躍するtetsu ishiharaらが参加。人気作品はもちろん、冬の季節感あふれる作品や、クリスマスをイメージした作品も展示予定だ。生の写真だから伝わる濃密な“ぶひ可愛さ”を心行くまで楽しめる。また、特設コーナーで同時開催となる柴犬をメインとした「巻きしっぽ展」は、大阪初の企画。ふわふわの巻きしっぽをもつ柴犬たちの愛らしい姿は、訪れるひと皆を癒しのひと時へ誘う。なお、会場内には人気犬の素顔に迫る動画コーナーも併設。SNS未公開動画などが多数用意される。【開催概要】「鼻ぺちゃ展」in 大阪なんばパークス「巻きしっぽ展」開催日時:2016年12月17日(土)、18日(日)、23日(金・祝)~25日(日)開館時間:11:00~19:00休館日:なし会場:大阪なんばパークス 7階 パークスホール住所:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70入場料:300円
2016年11月14日東京・上野の国立科学博物館で、2016年11月1日(火)から2017年2月19日(日)の期間中、特別展「世界遺産ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」が開催されます。2万年前の洞窟壁画を中心に、クロマニョン人の秘密に迫る展示内容となっています。クロマニョン人がどんな姿だったのか、またどんな暮らしをしていたのか、あなたもその真実に触れてみませんか?ラスコーの洞窟壁画とは?ラスコーの洞窟はフランス南西部、ドルドーニュ県郊外にあります。もともと一帯は19世紀にはじまった発掘調査で旧石器時代の遺跡が多いことがわかっていました。1940年、地元の少年たちが洞窟内の壁画を発見。これが「ラスコーの洞窟壁画」です。壁画が描かれたのは推定2万年前、クロマニョン人によるものと考えられます。壁画は躍動感あふれる動物たちの彩色画が中心です。フランスやスペインを中心にクロマニョン人の壁画は300ほど残っていますが、ラスコーの洞窟壁画は質と保存の良さともに別格のすばらしさだといわれます。1979年、ラスコーの洞窟を含む一帯が世界遺産に登録されました。●「ラスコー展」の見どころ3つ●実物大の洞窟壁画を精密に復元!現在、ラスコーの洞窟壁画は保護のため、研究者ですら入ることを許されていません。「ラスコー展」では、洞窟壁画の中でも傑作が並び特徴的な技法で描かれた「身廊」の壁画群、そして最も謎が深い「井戸の場面」の絵が再現されます。アーティストたちの手による地道な作業と、最先端の技術で精密に復元された迫力満点の壁画が登場します。2万年の時を経て国立科学博物館に現れた、ラスコーの洞窟壁画を間近で眺めてみましょう。●道具や作品から「芸術のはじまり」を感じよう《ランプ》ラスコー洞窟遺跡(フランス)出土、約 2 万年前、赤色砂岩製フランス国立考古学博物館(サン=ジェルマン=アン=レー)所蔵[フランス国立先史博物館(レゼジー)寄託]人類の進化の過程で、「旧人」といわれるネアンデルタール人などの時代には、文化や芸術の要素が見つかっていません。それが「新人」のクロマニョン人の登場で大きく変わります。クロマニョン人は洞窟壁画のほか、彫刻作品や日常の道具、画材まで残しました。フランスにある2つの国立博物館が「ラスコー展」のために収蔵品の数々を特別出品し、人類の「芸術のはじまり」を感じられる展示になっています。《体をなめるバイソン》ラ・マドレーヌ岩陰遺跡(フランス)出土、マドレーヌ文化(約2万年から1万4500年前)、トナカイ角製フランス国立考古学博物館(サン=ジェルマン=アン=レー)所蔵[フランス国立先史博物館(レゼジー)寄託]トナカイの角から生み出されたバイソンの彫刻、石を削って作ったランプ、「ヴィーナス」と呼ばれる女性像などが展示されます。●等身大のクロマニョン人に会える!?古代人類の復元が専門の芸術家が、研究上の解釈をもとにクロマニョン人を等身大で制作。その姿は、現代の人類とほとんど変わりません。身に付けている衣服や手にした道具からも当時の暮らしが伝わってきますよ。約45,000年前から15,000年前まで活動したというクロマニョン人たちは、衣服を着て工夫を凝らした道具を持ち、芸術を楽しんでいました。「ラスコー展」に訪れれば、クロマニョン人や後期旧石器時代を近しく感じられるかもしれません。東京での開催後は、2017年3月25日(土)から5月28日(日)に宮城・東北歴史博物館、2017年7月11日(火)から9月3日(日)は福岡・九州国立博物館の予定で巡回します!展示詳細特別展:「世界遺産ラスコー展~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」会期:2016年11月1日(火)~2017年2月19日(日)会場:国立科学博物館住所:東京都台東区上野公園7-20開館時間:9:00~17:00 ※金曜日は20:00まで。入館時間は各閉館30分前まで休館日:毎週月曜日、12月28日(水)~1月1日(日)、1月10日(火)※ただし12月26日(月)、1月2日(月)、1月9日(月)、2月13日(月)は開館公式サイト:
2016年09月19日イタリア人写真家夫妻による知識の伝承をテーマとした写真展「TRANSMISSIONS people-to-people」が、9月2日から30日まで東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、9月2日から9月22日まで伊勢丹新宿店本館4階のセンターパークにて開催される。2010年より5年以上に渡り、知識の伝承をテーマとした写真プロジェクトに取り組んできたティツィアーナとジャンニ バルディッツォーネ夫妻は、ヨーロッパからアジア、アフリカの各地へと旅をするなかで40種類を超える分野で100人以上の師弟に出会ってきた。そしてその関係性を深く探り、知識が伝えられていく過程で見られる感情や、創造への感動、個々の関係、交流から絆が芽生えていく様子などを、細かい表情の変化や動きの中にとらえ、写真におさめている。それぞれの写真は唯一無二でありながら、知識伝承という行為にある共通の不変性を鮮やかに描き出しており、伝統と革新、世代を超えた交流、文化的な多様性、遺産の保護など、見るものに様々な広がりを持って思いめぐらすきっかけを与えてくれる。同展では、そんな人類の文化的多様性の原動力となる、無形の文化と有形の技術を体現する人々の姿が写し出された作品の数々が展示される。【イベント情報】「TRANSMISSIONS people-to-people」会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階会期:9月2日~30日時間:12:00~20:00入場無料会場:伊勢丹新宿店本館4階 センターパーク住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館4階会期:9月2日~22日時間:10:30~20:00入場無料
2016年08月22日20世紀を代表する芸術家のひとり、スペインのサルバドール・ダリ(1904-89年)の回顧展「ダリ展」が、東京との2会場での開催が決定。日本での本格的な回顧展は約10年ぶりで、過去最大規模の展示となる。本展は、ガラ=サルバドール・ダリ財団(スペイン、フィゲラス)、サルバドール・ダリ美術館(アメリカ、セントピーターズバーグ)、国立ソフィア王妃芸術センター(マドリード)という世界の3つの主要なダリ・コレクションから招来される作品を中心に、日本国内の重要作品を加えた約200点の作品によってダリの世界を紹介する。スペイン、フランス、アメリカとさまざまな場所で創作活動を行ったダリ。絵画や彫刻のみならず、宝飾品、舞台装置、衣裳のデザイン、挿絵や映画の制作までを手掛け、ジャンルを超えて多彩な才能を発揮し、その独特の世界観は、今なお多くの人々を魅了している。本展では、初期から晩年までのダリの創作の軌跡をたどりながら、ダリの世界を多角的な視点で紹介する。ダリのファンならずとも、ぜひ足を運んでみたい。これまで知らなかったダリ作品に出会えるかもしれない。「ダリ展」は、7月1日(金)~9月4日(日)京都・京都市美術館にて、9月14日(水)~12月12日(月)東京・国立新美術館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年04月25日京都府、京都日本画家協会、京都工芸美術作家協会は、琳派400年記念展 現代作家200人による日本画・工芸展「京に生きる 琳派の美」を開催する。会期は、2016年3月16日~28日。会場は東京都・中央区の日本橋タカシマヤ 8階ホール。開場時間は10時~20時(入場は19:30まで)。入場料は一般 800円/大学・高校生 600円/中学生以下 無料。同展は、琳派誕生400年を記念して、京都日本画家協会と京都工芸美術作家協会が合同で開催する企画展。2015年に京都府・京都文化博物館で開催されたものを、琳派 400年記念事業のラストを飾る展覧会として、都内で開催するものだ。上村淳之、中路融人、岩倉壽、山﨑隆夫、重岡良子、猪熊佳子など計97名の京都日本画家協会会員のほか、伊藤裕司(漆芸作家)、今井政之(陶芸家)、中井貞次(染織作家)、 森野泰明(陶芸家)、羽田登(染色工芸家)、永樂善五郎(千家十職)などの104名の京都工芸美術作家協会会員、あわせて201名の京都を代表する日本画・工芸作家が「琳派」 をテーマに作り上げた作品201点が展示されるという。また、関連イベントとして、同展の出品作家のうち、上村淳之、中路融人、今井政之、森野泰明、村山明など、25名の選りすぐられた人気作家による小品展「京に生きる琳派の美小品展 <日本画・工芸>」が、日本橋タカシマヤ6階の美術画廊でも開催される。こちらの会期は2016年3月16日~3月22日 10時~20時。入場無料。
2015年12月25日富士フイルムは2015年7月17日から、応募者全員の写真を展示する参加型写真展「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」を開催する。会場は日本全国29都市で、会期は2015年11月5日まで。まずは富士フイルム東京ミッドタウン本社「フジフイルム スクエア」からスタートする。7月16日には報道向けの内覧会が開催され、概要や趣旨などを紹介するとともに、ゲストとして佐々木希さんと平井理央さんがトークセッションを行った。冒頭で主催者挨拶として登壇したのは、富士フイルム 宣伝部長の松本考司氏。「30,000人の写真展」が今年(2015年)で10周年を迎えることに触れつつ、概要や見どころを紹介した。来場者数も年々増え、2014年は70万人を突破。2015年は75万人を見込む。「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の大きな特徴は、応募された写真を「すべて」展示することだ。メイン会場の7都市とサテライト会場の22都市から、応募者が希望する会場で展示される。2015年については、応募者の年齢は0歳~94歳、作品(写真)点数は実に35,387点にのぼった。松本氏のプレゼンで印象に残ったのは、近年はスマートフォンで撮った写真の応募がどんどん増えていること。今年の作品では、全体の約13%がスマートフォンで撮った写真だ。写真を撮るという行為と楽しみが広まっているのはもちろん、プリントして手に持つこと、飾ることで得られる価値や感情を伝えていくのも、この展示会のコンセプトとなっている。「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の見どころだが、まず「一般展示部門」を拡大。従来の「大伸ばしプリント」作品の展示に加えて、富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」で撮影&プリントした作品、複数の写真をシャッフルプリントした作品が展示される。さらに、10周年特別企画部門として、「みんなに見せたいあの頃の写真」と「ご当地の昔懐かしい写真」を集めた。明治時代の家族写真や、報道各社が協力した「昔の新宿」といった写真を展示する。もうひとつは「来場者も楽しめる特別企画」だ。気に入った写真の出展者に対して、会場でメッセージを手書きして「絆ポスト」へ投函すると、出展者へ届けられる。また、著名人やプロ写真家が選ぶ「心に響いた100選」を展示。選者(敬称略)は、小山薫堂、佐々木希、佐野史郎、なぎら健壱、松たか子、松田聖子、およびプロ写真家の熊切圭介、小松ひとみ、笹岡啓子、前川貴行の10人だ。メイン会場(7都市)では、「撮る」「残す」「飾る」「贈る」のスマホプリント体験コーナーも設置される。○佐々木希さんと平井理央さんにとっての「写真」内覧会のゲストとして、モデル・女優の佐々木希さんと、フリーアナウンサー・タレントの平井理央さんが招かれた。お二人とも今回の展示会に作品を出展しており、プリントしたものを見たり選んだりしているときに、写真の力と素晴らしさを改めて実感したという。最後にはチェキで写真を撮り合い、司会者にうながされて「10年後の自分へ」というメッセージを書き込む。平井さんは「なんと佐々木希さんに撮っていただいたチェキ、貴重すぎる!」と、興奮の体験をそのまま残した。一方の佐々木さんは「未来の私へ。子どもは何人いますか? 幸せですか?」と語りかけ、ウキウキしながら書いたと微笑んだ。
2015年07月16日キヤノンは6月25日から、女性写真家3人の作品を順次展示する特別企画展「“She’s”~3人の写真家。彼女たちの写真展2~」を開催する。会場はキヤノンギャラリーSで、入場は無料。「She’s」は、Namiko Kitaura氏、角田みどり氏、森本美絵氏の作品を、3つの会期に分け1人ずつ展示する企画展だ。第1弾は、Namiko Kitaura氏による個展「Recollection」。特別企画展の会期は以下の通り。Namiko Kitaura 写真展2015年6月25日~8月3日角田みどり 写真展2015年8月6日~9月19日森本美絵 写真展2015年9月26日~11月2日
2015年06月02日東京都・青山のワタリウム美術館は、115人のアーティストによる、約250点の幅広いジャンルの作品を一挙に展示する「古今東西100人展」を開催している。会期は9月13日まで(月曜休館、7月20日は開館)。開館時間は11:00~19:00(水曜は21:00まで)。入館料は大人1,000円、学生800円、ペア券が大人2人1,600円、学生2人1,200円。同展は、ワタリウム美術館の現代美術コレクションを中心に、115人のアーティストを選び、インスタレーション・立体・彫刻 およそ45点、絵画・ドローイング60点、写真90点、版画40点、映像作品5点、および記録映像の中から10点、これら約250点を一挙に展示するもの。20世紀から21世紀へ、アーティストたちとワタリウム美術館の軌跡を目にすることができる展示となっている。また、関連企画として、展示作品250点の中から入館者が好きな作品を1点選ぶ人気投票を実施。毎週1~5位までを集計、ワタリウム美術館会場とホームページにて発表される。1位の作品はホームページの展覧会トップ画像にもなるということだ。さらに、作品アーカイブとして、作家115人と展示作品250点の解説を、9月13日までの期間限定で同美術館のホームページから閲覧することができる。そのほか、関連イベントとして1992年から2007年まで15年開催した「現代アート大学」が復活。同イベントは、アーティストや評論家だけに限定したものではなく教育者やデザイナー、海外からのゲストなども迎え、幅広く現代アートをとらえてきた企画で、レクチャーやワークショップ、パフォーマンスなど、現代アートをより深く楽しむためのイベントが多数行われる予定。詳細は、古今東西100人展Webページに掲載されている。
2015年06月02日東京・六本木ヒルズ展望台のスカイギャラリーで開催中の「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」(~6月28日)の来場者が、開催1カ月で15万人を突破。これを記念し、6月1日よりオリジナルライトショーがアップグレードし、オリジナル商品や展示物も追加されることが明らかになった。同展は、12月18日に最新作が公開される『スター・ウォーズ』の魅力に迫る展覧会。ジョージ・ルーカス氏選出のアーティストが手掛けた世界初公開となるアート作品約60点のほか、ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート所蔵の「スター・ウォーズ」コレクション約100点を展示している。このたび、4月29日の初日から1カ月で来場者数が15万人を突破。これを記念し、展覧会エントランスで行われている等身大ダース・ベイダーとストームトルーパー、デス・スターのオリジナルライトショーが6月1日よりアップグレードすることとなった。また、六本木ヒルズ内の店舗では、同展の開催を記念したオリジナル商品を追加販売し、展覧会会場内のスペシャルショップでは、すでに発表されている商品の新デザインが登場する。さらに、六本木ヒルズ街内では、5月30日、31日に行われたレゴ制作イベント「でっかく作ろう! レゴ スター・ウォーズ」で小学生がレゴブロックで作った日本初公開モデルの大型ダース・ベイダーとヨーダの展示も6月1日から開始。ウェストウォーク4階 南側エスカレーター横スペースにて展示される。ゴールデンウィーク期間中に実施されて好評だった、好きなデザインと色を選んで自分だけのオリジナルTシャツを作ってもらえる「ライブTシャツ販売」を6月20日、21日に再び実施することも決定した。「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」開催概要日程:4月29日(水)~6月28日(月)10:00~22:00(最終入場21:30)会場:東京・六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内スカイギャラリー入場料:一般1,800円、高校生・大学生1,200円、4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1,500円※屋上スカイデッキは別途500円LEGO and the LEGO logo are trademarks of the LEGO Group. (C)2015 The LEGO Group. (C)& TM Lucasfilm Ltd.(C)& TM Lucasfilm Ltd.
2015年06月01日東京・六本木の国立新美術館で開催中の「マグリット展」の累計入場者数が20万人に達したことを記念して5月25日、20万人目のお客様への記念品贈呈のセレモニーが行われた。「マグリット展」チケット情報20万人目の来場者となったのは、東京都武蔵野市在住の紺野敏江さんとあすかさんの親子。運動会の振替休日に本展に足を運んだとのことで、国立新美術館の青木保館長から記念品が贈られた。紺野さんは、一緒に来場したという娘さんとともに写真に収まり、「だまし絵風の絵が楽しめるので意味を考えながらゆっくり回りたい」と笑顔でコメントした。東京では13年ぶりとなる、ルネ・マグリット作品約130点が集結した大回顧展「マグリット展」は国立新美術館 企画展示室2Eにて、6月29日(月)まで開催中。同美術館は毎週火曜が休館日だが明日の5月26日(火)は臨時開館。5月30日 (土)、31日 (日) は毎週金曜日と同じく午後8時 (最終入場は午後7時半) まで開館。当日券は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円で販売中。
2015年05月25日マツダは5月20日、同日よりパシフィコ横浜で開催されている「人とくるまのテクノロジー展2015(主催:公益社団法人自動車技術会)」に新型「マツダ ロードスター」を出展した。4代目となる新型ロードスターの大きな特徴は、先代モデル比で100kg以上となる大幅な軽量化を果たし、総重量990kg~1060kgを実現した点だ。総重量が1tを下回るのは初代ロードスター以来となり、長年のロードスターファンにとってはうれしいニュースとなった。エンジンにはマツダ自慢の「SKYACTIV-G 1.5」を搭載し、トランスミッションには新開発のFR用6速トランスミッション「SKYACTIV-MT」を採用。さらに、前後重量配分を50:50とすることで軽快なドライビングフィールを実現するなど、同社が追求する「走る歓び」を具現化した1台となった。シートには新開発のネット素材とウレタンパッドを組み合わせた新構造「S-fit構造」を採用したことで、どんな体型のドライバーでも着座した瞬間に体を包み込み、走行中のホールド性を大幅に向上させることに成功した。また、安全技術の面では、ミリ波レーダーやカメラなどの検知デバイスを用いた先進安全技術「i-ACTIVESENSE」を装備している。新型「マツダ ロードスター」の発売日は5月21日で、価格は249万4800円~。マツダは「新型ロードスターを通して、さらに多くのお客様に走る歓びと笑顔をお届けし、マツダのさらなるブランド価値向上につなげていきます」とコメントしている。
2015年05月20日2015年5月20日から22日まで、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展2015(主催:公益社団法人自動車技術会)」が開催されている。同展示会にはZMPが研究開発向けの実験プラットフォーム車両「RoboCar MiniVan」を出展している。同社は先日ディー・エヌ・エーと共同で「ロボットタクシー」の新会社設立を発表するなど、自動運転技術研究の先端企業として注目を集めている。「RoboCar MiniVan」は市販のハイブリッドミニバンをベース車両としている。主に自動運転技術や先進運転支援システムの開発に利用されており、3次元/2次元レーザセンサ、ステレオカメラ、ミリ波レーダーという3種類の外界センサによって、距離や障害物を検出することができる。特徴としては検出技術に人工知能技術「ディープラーニング」を導入している点が挙げられる。従来の人工知能技術では「人間とはこのような姿形をしている」といった情報をコンピューターに教える必要があるが、「ディープラーニング」ではコンピューターに大量の人間の画像を見せることで、コンピューターが「人間とはこんな形をしているものだ」と学習・判断していく。これによって搭載カメラで捉えた歩行者が帽子をかぶっている場合などでも、対象物を人間として認識することが可能になるという。他の車両や標識など、人間以外の対象物もそれぞれに応じたアルゴリズムを搭載することで対応可能だ。今後、信頼性やセキュリティの面でも開発を続けていくとしており、「ロボットタクシー」事業でも同車両がベースとなる予定だという。
2015年05月20日東京・六本木の国立新美術館で開催中の「マグリット展」の累計入場者数が10万人に達したことを記念して4月30日、10万人目のお客様への記念品贈呈のセレモニーが行われた。「マグリット展」チケット情報10万人目の来場者となったのは、東京都品川区在住の女性。国立新美術館館長の青木保氏から記念品の公式カタログと「光の帝国Ⅱ」の額絵を渡され、一緒に来場したという弟さんとともに恥ずかしそうに写真に収まった。東京では13年ぶりとなる、ルネ・マグリット作品約130点が終結した大回顧展「マグリット展」は国立新美術館 企画展示室2Eにて、6月29日(月)まで開催中。当日券は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円で販売中。
2015年05月01日2011年より産経新聞社主催で行われている人気イラストレーター100人のイラストが一堂に会する作品展「絵師100人展 05」が、今年もUDX秋葉原のAKIBA SQUAREで開幕した。会期は4月29日~5月6日。第5回目となる今年のテーマは「絵師の世界」で、イラストレーターになるきっかけとなった作品やイラストレーター自身の自己世界、これから挑戦してみたいシチュエーションなど、それぞれのイラストレーターの内面からあふれる表現をイラストとして展示している。参加イラストレーターのなかには『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクターデザインを担当し、『ひだまりスケッチ』の原作者でもある蒼樹うめ氏や、『AIR』や『CLANNAD』『リトルバスターズ』などの原画を担当の樋上いたる氏、『初音ミク』など、VOLALOID2のキャラクターデザインなどで知られるKEI氏らが参加。会場では、人気声優の佐倉綾音がキャラクターボイスを担当する同イベント公式キャラクター「百ちゃん」が、展示されている100作品のなかから12作品を解説する音声ガイドも用意されていたほか、同イベント会場でしか購入できない限定グッズの販売も行われていた。開催初日は、会場周辺で世を明かす徹夜で入場を待つ熱心なファンの姿もあったという。秋葉原での開催は、GW期間中の5月6日までとなっているが、地方巡回展も予定されている。詳細については、同イベントの公式サイトにて発表予定。
2015年04月30日若手写真家11人によるグループ展「STEP OUT! New Japanese Photographers」が、4月28日から5月24日まで六本木の「IMA gallery」で開催される。この写真展は写真雑誌『IMA』において、新進気鋭の日本人写真家を発掘して紹介する特別冊子『STEP OUT!』を立体化するためのもの。会場では写真の多層的な構造を平面へと転換する石川和人や水木塁、セットアップで世界を作り出す佐藤悦子、土地の歴史や層を掬いとる田山湖雪など、様々な表現を用いる写真家の作品が展示される。9日には参加作家と豪華レビューアー陣によるリレートークも開催予定。現在進行形で変化を続ける写真の“いま”を体感できる写真展となりそうだ。【イベント情報】STEP OUT! New Japanese Photographers会場:イマコンセプトストア住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル3階会期:4月28日から5月24日時間:12:00から22:00(土・日曜日は11:00から)入場無料
2015年04月09日東京・江戸東京博物館で開催している「徳川家康没後400年記念 特別展 大 関ヶ原展」の来場者が、開幕2日目の3月29日に早くも1万人を突破。当日は記念セレモニーが行われ、同博物館の竹内誠館長より1万人目の来場者に展覧会カタログなどが贈呈された。徳川家康没後400年記念 特別展 大 関ヶ原展 チケット情報1万人目の来場者になったのは、徳島県徳島市からやって来た佐藤洋一さん・真由美さんと息子の悠太くん(8歳)。「今日、東京に着いて子どもの希望で「大 関ヶ原展」に来ましたが、まさか1万人目の来場者になるとは!」と洋一さん・真由美さん。悠太くんは「石田三成のものが見たいです!」と話していた。同展は徳川家康没後400年を記念し、関ヶ原の戦いに参じた武将ゆかりの作品を紹介する展覧会。現存する最古の「関ヶ原合戦図屏風」をはじめ、本多忠勝ら徳川四天王の具足や槍、石田三成の愛刀「正宗」、島左近の兜、大谷吉継の刀、家康にもたらされた「洋時計」など、国宝・重要文化財を含め約150点が展示される。開催は5月17日(日)まで。その後、6月2日(火)より京都文化博物館、8月7日(金)より福岡市博物館でも開催。
2015年04月03日富士フイルムは3月20日、応募者全員の作品が、選んだ会場に必ず展示される写真展「"PHOTO IS"想いをつなぐ。30,000人の写真展2015」の作品の応募受付を開始した。作品の応募期間は、3月20日から5月31日まで。7月17日の東京会場より全国29都市で順次開催される。10回目を迎える今回から、これまでの大伸ばしプリントに加えて、インスタントカメラ「チェキ」で撮影した写真を使った「チェキプリント」や、スマートフォンなどで撮った複数の写真を1枚のプリントにまとめた「シャッフルプリント」の作品も応募できるようになった。また、10周年の特別企画展として「みんなに見せたいあの頃の写真」のテーマでも募集し、「ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんが若かった頃の家族の貴重な集合写真」や「青春時代の写真」など、過去の体験やその時に感じた気持ちが、 当時のままによみがえるような写真を募集している。展示会場には、作品を見た来場者が出展者へ手書きのメッセージを送ることができる「絆ポスト」を設置。展示終了時には出展者へ郵送で集まったメッセージを届けてくれる。また、全応募作品の中から佐々木希さん、松田聖子さんなどの著名人や、写真家の熊切圭介さん、笹岡啓子さんなどの合計10名の審査員が一人10展ずつ計100点の作品を選出し、選ばれた作品を「心に響いた100選」として、全国29会場に展示する。応募方法は、専用応募台紙(税別476円)を購入し、必要事項を記入してフジカラーの店舗に持ち込むか、郵送にて受け付ける。なお、専用応募台紙は、全国のフジカラーの店舗、本写真展のWebサイト、富士フイルム公式Webストア「富士フイルムモール」のいずれかで購入可能。
2015年03月20日神奈川県横浜市中区野毛町のギャラリーartmania cafe gallery yokohamaで、7人のアーティストによるグループ展「混ぜてるもう危険展」が行われる。開催日時は11月16日~11月22日、14時~21時(展示最終日は15時~22時)まで。入場無料。○ルールでアーティストを縛るグループ展同展は芸術と音楽のパフォーマンスユニット「カスクズ」の霜焼きトマトが組長(主催者)となり、「現代の型にハマったグループ展に一石を投じる展示会」を追求するため結成された「霜焼組」によるもの。7人の作家が、「プリン×醤油=後悔」といったような「自分の中の『混ぜてはいけない』を2つ以上含んだ作品を発表せよ」という共通の"ルール"に従って制作した作品が展示される。キャプションには、それぞれの作家の「混ぜてはいけない」が表記されているので、ルールに沿っているかという審査員視点での鑑賞や、何が混ざってどのような危険があるのかなどのクイズ形式、自分がアーティストならどのような作品になるかというクリエイティブな見方など、通常の美術展示会とは違った楽しみ方を提供するという。なお、11月22日の19時から、誰でも参加できるクロージングパーティを全館貸切で開催する予定。参加費は1,000円とのこと。
2014年11月11日第一作の公開から60周年を迎えた特撮怪獣映画『ゴジラ』シリーズに3日、東京・世田谷区から感謝状の授与が行われた。怪獣特撮映画『ゴジラ』は1954年11月3日に第一作が公開。以後海外版も含めれば30作が公開され、そのうち28作が世田谷区の東宝スタジオで制作されている。今回の授与式は東宝スタジオの「ゴジラ壁画」前で行われ、世田谷区長の保坂展人氏、ゴジラ、感謝状の受取代理人として東宝取締役の市川南氏が登場した。ゴジラはおなじみの音楽と咆哮と共に登場。「お誕生日おめでとうございます」と呼びかけられたゴジラは、一際長い咆哮でこれに応えた。保坂区長は「表彰状ゴジラ様、貴方は世田谷区に生まれ、60年という長きに渡り日本のみならず世界中から愛されてきました。貴方の存在と活躍は日本独自の特撮映画や映像技術の発展に寄与し、映画文化を通してあらゆる世代の人に感動と衝撃を与えてきました。ここにその文化への貢献を讃え表彰すると共に、今後も世田谷区出身の誇りを持ち、世界で活躍し続けることを期待します」とゴジラの60年の歩みを讃えた。自身もゴジラファンの少年だったという保坂区長は「世田谷美術館では来年2月21日から4月19日まで、東宝スタジオ展を開催します。これまで見ることができなかった日本映画の特撮や舞台裏、魂を見ることができる展示になりますので、ぜひ皆さんに来て頂けたらと思います」と「東宝スタジオ展」の開催を発表。そして「60周年を迎えて当初はゴジラさんに住民票交付を考えていたのですが、ゴジラさんは偉大すぎるので感謝状の授与となりました。今後もゴジラさん、活躍をお願いします!」とさらなる期待を寄せていた。授与式の終了後は、招待客や近隣住民が次々とゴジラとの記念撮影を求め、ゴジラと東宝スタジオが地元に深く根ざしていることを感じさせた。
2014年11月04日東京・渋谷の「PARCO GALLERY X」は、写真展「3人のフォトグラファーが撮る小松菜奈」を開催する。小松菜奈は14年公開の映画『渇き。』で長編映画へのデビューを果たした若手女優。同年10月に公開された『近キョリ恋愛』や、15年公開予定の『バクマン。』では、相次いでヒロイン役を務めて話題となった。今回の写真展では小松の写真集を手掛けた、tsukao、アシザワシュウ、鈴木新という3人のフォトグラファーによる作品を出展。今回しか見られない貴重なカットも数多く展示される。また、会場では10月10日に発売された写真集『小松菜奈 first photo book18』の他、写真詩集『雪の国の白雪姫』の先行販売を予定。写真詩集で実際に使用されたアクセサリー、ポエムカードやマグカップなども販売される。【イベント情報】3人のフォトグラファーが撮る小松菜奈会場:渋谷パルコ パート1 地下1階住所:東京都渋谷区宇田川町15-1会期:10月18日から10月26日時間:10:00から21:00入場無料
2014年10月15日企画展「トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」を開催している東京・お台場の日本科学未来館が8月20日、開館以来1000万人目の来館者を迎え、記念セレモニーを行った。企画展「トイレ?行っトイレ!」チケット情報同館は平成13年7月9日の開館以来、参加体験型の展示をはじめ、科学の面白さにじかに触れることのできるイベントやセミナー、コンテンツ制作など、館の内外でさまざまな活動を行ってきた。この日の記念すべき1000万人目の来館者は、埼玉県狭山市からやって来た高屋新菜(たかやにいな)さん(18歳)で、毛利衛館長から、1000万人目の来館記念認定証と花束、記念品として企画展に特別協賛している株式会社LIXIL提供の「金のミニチュアトイレ」が手渡された。毛利館長は「おめでとうございますと言うより、ありがとうございますと申し上げます。未来館で科学に触れて、自分の世界が変わるようなさまざまな発見をしてください」とお祝いを述べた。また、現在開催中の企画展「トイレ? 行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」は、8月15日までに10万人が来館するなど、好評を博している。セレモニーでは企画展公式うんち大使でありフジテレビ「めちゃ2イケてるッ!」の人気キャラクター「光浦オンチ」も登場し、企画展で大人気のうんち型の帽子とオリジナルグッズが贈呈された。企画展「トイレ?行っトイレ!~ボクらのうんちと地球のみらい」は10月5日(日)まで開催。
2014年08月25日資生堂銀座ビル3階花椿ホールにて、写真展「7人のヘア・メーキャップアーティストと、TOKYOファッション展。」が、12月21日から25日まで開催される。資生堂ビューティークリエーション研究センター所属のヘア・メーキャップアーティスト7人、原田忠、鎌田由美子、計良宏文、西島悦、岡元美也子、大久保紀子、鈴木節子らによる創作写真21点を展示。モデルが着用する衣装は、資生堂が協賛している毎日新聞社主催「毎日ファッション大賞」の「新人賞・資生堂奨励賞」受賞歴を持つ、「ネ・ネット(Ne-net)」「ソマルタ(SOMARTA)」「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」「トーガ(TOGA)」「アグリ・サギモリ(AGURI SAGIMORI)」「タロウ・ホリウチ(TARO HORIUCHI)」の7ブランドのもの。撮影を手掛けたのは資生堂制作部のフォトグラファー、金澤正人と伊東祥太郎。会場ではメーキングムービーも公開する。また、22日には14時・17時の2回にわたり、今年毎日ファッション大賞に選出された「ファセッタズム(FACETASM)」の2014年春夏コレクションを使用したファッションショーを開催する。本展は、12月1日からスタートする資生堂の創業地・銀座を楽しく彩るクリスマスイベント「メリーメリーメーキャップ(Merry Merry Makeup!)」の一環。資生堂パーラーでは、4種の赤いベリーを使用した「メリーメリーパフェ」(1,780円)、リップをモチーフにしたチョコレート「メリーメリーショコラフリュイ」(1,260円)を用意。その他、メーキャップショーやアドバイス、スタンプラリーなどを開催し、公式サイトでもプレゼントキャンペーンを実施する。【イベント情報】「7人のヘア・メーキャップアーティストと、TOKYOファッション展。」会場:資生堂花椿ホール住所:東京都中央区銀座7-5-5資生堂銀座ビル3階会期:2013年12月21日から25日時間:11:00から19:30(最終日は17時閉場、入場は閉場30分前まで)入場無料
2013年11月25日劇団四季を振り出しに、数々のミュージカルへの主演歴を持つ実力派の保坂知寿と、「テニスの王子様」を足がかりに、こちらもミュージカルで頭角を表してきたニュースター、中河内雅貴。そのふたりが、ミュージカルではなく、硬派なストレート・プレイで、愛し合う男女の役に挑む。tpt「地獄のオルフェウス」。ラストスパートの稽古場に足を運んでみた。tpt「地獄のオルフェウス」公演情報この日は、保坂と中河内だけで出会いのシーンを特別稽古するのが目的。古い倉庫を改造した稽古場は暗い。小さな床置きの照明が1灯と、防寒用ストーブの炎だけ。中河内が演じるヴァルは、30才になったのを契機として、自堕落な生活を改めようと誓った流れ者のギター弾き。寡黙だが、内に秘めた情熱と挫折と葛藤が時に爆発する。保坂扮するレイディは、耐え難い過去の体験から、故郷の町と自分の夫を憎悪する、イタリア系の女である。稽古が始まる。自分が切り盛りする雑貨店兼カフェに、深夜、男が忍び込んでいるのを知ったレイディは、強い口調で警告するが、彼が自分のギターを取りに来ただけだとわかると、少しづつ、会話の糸口がほどけてゆく。保坂知寿のレイディは、クリアな口調が心地よい。ピストルを振り回したりする、感情の起伏が激しい女性だが、運命に負けまいとする人間の凛とした気品がある。「マンマ・ミーア!」のドナ、あの女性の強さとタフさを思い出す。ヴァルの中河内雅貴は、自分を持て余す青年の未熟さが魅力。30才という設定は中河内の実年齢より上だが、ナイーヴな役は彼の持ち味にぴったり。ぶっきらぼうで抑えたセリフのトーンが、保坂知寿の歌うようなセリフとコントラストを描き出す。舞台上にある椅子やテーブルを動かしながら、岡本健一が、そのまま演技を続行させて、セリフだけを注意深く聞いている。ときおり演技を止めて、友だちのように感想を伝える。スキンシップの多い演出家だ。何かを語りかけるとき、演出家の手は必ず、役者の肩の上にある。ふたりの気持ちがひとつに結びつく、この戯曲の有名な「鳥のセリフ」。それが、シーンのラストだった。脚がなくて、一生羽ばたくしかない鳥。眠るときは、風に乗って眠る。地上に降りてくるのはたった一度、死ぬときだけ。「--あたしもそんな鳥になりたい」「俺だってそんな鳥になりたい--おおぜいいるよ、自分もそんな小鳥になりたい--腐るのはごめんだってやつは!」中河内が、翼を広げた鳥のように、両手を顔の前に広げる。その後ろには、暗い稽古場なのに、キラキラと光って見える、彼の大きな瞳。傍らで、保坂知寿のレイディが、中空に、見えないはずの小鳥を目で追っている。その目も光っている。大人の女と、大人になりきれない男。人生を賭けたふたりの愛の運命は、平坦であるはずがない。公演は、12月7日(金)から20日(木)まで、池袋の東京芸術劇場シアターウエストにて。チケットは発売中。
2012年11月30日東京・銀座にある「クリエイションギャラリーG8」「ガーディアン・ガーデン」は、福島で仕立てたアロハシャツ展「CREATION Project 2012 177人のクリエイターによる福島仕立てのアロハシャツ展『EAST ALOHA』」を2012年12月21日(金)まで開催する。1990年より開催されている「CREATION Project」は、これまで多くの人にアートやデザインの楽しさを感じてもらおうと、クリエイターの作品を展示・販売し、収益金を寄付してきた。今年は、177人のクリエイターがデザインしたアロハシャツを東日本大震災で大きな被害を受けた福島県の工場に縫製を依頼。職人がひとつひとつ丁寧に仕立てたアロハシャツを楽しむことで被災地の産業復興を応援する。アロハシャツをデザインするのは、宇野亜喜良やアラン・チャン、石川マサルなど。それぞれのクリエイターの個性溢れる作品が展示される。また、予約販売されるアロハシャツの販売収益金は被災地の子供たちを支援するために寄付される。【CREATION Project 2012 177人のクリエイターによる福島仕立てのアロハシャツ展『EAST ALOHA』】期間:2012年11月27日(火)~12月21日(火)時間:11:00~19:00日曜・祝日休館入場無料会場:クリエイションギャラリーG8東京都中央区銀座8-4-17リクルートGINZA8ビル1Fガーディアン・ガーデン東京都中央区銀座7-3-5ヒューリック銀座7丁目ビルB1F【アロハシャツ(予約販売)】サイズ:XS,S,M,L価格:¥8,500お届け時期:2013年5月末収益金寄付先:「いわての学び希望基金」、「東日本大震災みやぎこども育英募金」「東日本大震災ふくしまこども寄附金」(詳細は会場またはウェブサイトをご覧ください。)【アロハシャツ製造会社】有限会社リオ・ビアンコ〒961-0051 福島県白河市大鳥居橋前29TEL 0248-22-2911ギャラリー公式サイト:元の記事を読む
2012年11月29日富士重工業は17日、パシフィコ横浜にて23日~25日の期間に開催される『自動車技術展 : 人とくるまのテクノロジー展2012』に、新型スポーツカー「SUBARU BRZ」や先進運転支援システム「EyeSight(ver.2)」、同社独自の直噴技術を採用した「2.0L水平対向直噴ターボエンジン」を出展すると発表した。「SUBARU BRZ」は、水平対向エンジンFRレイアウトのスポーツカーで、水平対向エンジンをより低い位置に搭載した「超低重心パッケージング」によって、優れたハンドリング性能を実現。会場では実車の展示とともに、低いエンジン搭載位置がわかるFRシャシーモデルも展示する。「EyeSight(ver.2)」は、同社独自のステレオカメラを用いた先進運転支援システム。「プリクラッシュブレーキ」や「全車速追従機能付クルーズコントロール」などの運転支援機能によって、安全で快適なドライブの実現に寄与するとのこと。会場ではアイサイト画像認識デモ装置などを設置。「2.0L水平対向直噴ターボエンジン」は、新世代ボクサーエンジンに同社独自の直噴技術を採用。シリンダー内に直接燃料を噴射することで燃焼効率を高め、高出力と燃費性能の両立を可能にしたという。また同社では、AWD(All-Wheel Drive)を初搭載した「スバル レオーネ エステートバン4WD」の発売40周年の一環として、会場にARコンテンツなどを用意する。ARコンテンツの利用には、事前に専用アプリ「SUBARU AR」のインストールが必要。『自動車技術展 : 人とくるまのテクノロジー展2012』は、自動車技術会の主催による、自動車業界の第一線で活躍する技術者・研究者ための自動車技術専門展。21回目を迎える今回は、370社(833小間)が出展する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日