モデルとして世界で活躍する服部恭平が、写真家として初めてギャラリーでの個展「Kyohei Hattori『everyday』」を開く。会場は、表参道 ROCKET。会期は、5月10日から15日までの6日間。大阪出身で、2013年に上京しモデルとしてのキャリアをスタート。その傍で2018年より、写真家として本格的に活動を開始した。「everyday」と題された本展では、彼が日常の中で感じた美しさをとらえた写真作品の数々や、その場で持ち帰れるミニプリント、写真集などを展示・販売する。“毎日の日常に美しさが溢れている。美しい瞬間はそこらへんに転がっている。写真にはそれがよく写る。劇的だったり決定的な出来事が起こるわけではないが、これば僕にとっての毎日であり、美しさであり、これがずっと続けばいいなと思っている。”(服部恭平)5月11日には、ゲストに彼と親交の深いkotohayokozawaのデザイナー横澤琴葉、司会にファッション・ライターのYoshiko Kurataを、5月12日には、ゲストに写真家の嶌村吉祥丸、司会に菊池まことを招いたトークセッションを行う。詳細は、服部恭平、ROCKETの公式SNSで告知される予定だ。【イベント情報】Kyohei Hattori「everyday」会期:5月10日〜15日会場:表参道 ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F時間:11:00〜21:00(5月12日〜20:00、5月15日〜18:00 )会期中無休、入場無料
2019年05月08日ジョンブル(JOHNBULL)と写真家・横浪修のコラボレーションによるウィメンズTシャツ「Photo tees by Osamu Yokonami for JOHNBULL」が登場。2019年4月25日(木)より、ジョンブル プライベート ラボ全店舗にて発売される。横浪修は、『装苑』『GINZA』『SPUR』などのファッション誌や広告、アーティスト撮影などを手掛けるフォトグラファー。今回登場するコラボレーションTシャツでは、ジョンブルの2019年春夏ウィメンズコレクションのテーマ“Glaring Color”をテーマに横浪が撮り下ろした写真をプリント。全5種類で展開され、パームリーフやサマースカイ、スイミングプールなど夏の印象的な風景を切り取った写真の淡く美しい表情が特徴となっている。【詳細】Photo tees by Osamu Yokonami for JOHNBULL発売日:2019年4月25日(木)展開店舗:ジョンブル プライベート ラボ全店舗価格:各5,800円+税【問い合わせ先】ジョンブル 原宿TEL:03-3797-3287
2019年04月14日写真家の岩本幸一郎が、東京・神宮前のアートギャラリー、CLASSにて写真展「isolation」を開催する。会期は、4月13日から21日。岩本 幸一郎は、1992年、福岡県北九州市生まれで現在26歳。父から引き継いだフィルムカメラで写真を始め、2015年から平間至のもとで写真を学ぶ。2016年より文化出版局写真部に勤務し、2018年に独立。独立から間も無く、『i-D Japan』を始めとするメディアや、ファッションブランドからのオファーがあり、ファッション写真やポートレートなど、今日も様々な撮影依頼が絶えない。今回は、孤独だった記憶、溶け込めない空間、一体化する風景、自身の懐の奥深くに眠らせていた唯一の美しさに向き合い、真っ白な雪山にて新たに撮りおろした作品を展示する。以下、本展について、岩本からのコメント。「降り積もった雪が作り出す、とてつもなく広大な世界に立ち尽くしたとき、僕の脳裏には自分自身の過去の記憶が一瞬のうちに浮かび上がっていました。僕は今、この清らかな光景を美しいと思っているのか。“純白なもの”は、いつまでも白くいられるのか。僕にとっての”過去”とは、はたして何なのか。そんな思いが駆け巡った後にあの世界を思い返してみると、真っ白な光景には錆が帯びていた。いつか溶ける雪と、想像上の錆が、僕に向かって美しさとは何かという問いを切実に投げかけてきました。今回の展示は山木悠氏にお声掛けいただき、コンセプトに共感をしてくれた音楽家のkaito sakuma a.k.a BATICを迎え、写真と音楽が共存する空間を作りました。まずは目を閉じて、音に触れ、そこから僕の写真を見て、『isolation』の意味を体感していただけることを願っています。」 岩本幸一郎会場では、音楽家のkaito sakuma a.k.a BATICによる、雪山独特の響きと静けさをモチーフにした立体音響作品と骨伝導マテリアルを用いた作品も展示。写真と音楽が共存する空間となっている。さらに、会期中、4月20日には岩本と親交が深い編集者の山口達也と、本展のキュレーションを務める『CURIOSITY』主宰の山木悠らによるクロストークイベントも実施予定。 今、見ておくべき、次世代を担う期待のニュークリエイターたちの共演。ぜひ、足を運んでみて。【イベント情報】岩本幸一郎 個展 「isolation」会期:4月13日〜4月21日会場:CLASS住所:東京都渋谷区神宮前5-12-7-B1F時間:12:00〜18:00入場料:無料URL:
2019年04月08日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『MEMORIA』Chad Mooreライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)のアシスタントを経て、ニューヨークを拠点に現在はファッションなどを中心に活躍するフロリダ出身の気鋭フォトグラファー、チャド・ムーア。友人らを主な被写体とし、ニューヨークのユースカルチャーをドリーミーに表現した世界観は多くの支持を集め、次世代を担う気鋭の写真家として世界でも高く評価されている。本書は、アニエスベー(agnès b.)のギャラリーで開催された同名展覧会に合わせて出版された本書には、チャド・ムーアのこれまでの作品が「Memoria」というタイトルに沿って集約されている。アニエスベーは、同社が経営するパリのギャラリー「デュ ジュール(Rue du Jour)」で、チャド・ムーアにとってアメリカ国外初となる個展をサポートした。【書籍情報】『MEMORIA』写真:Chad Moore出版社:agnès b.、Pacific言語:英語ハードカバー/160ページ/290×220mm発刊:2019年価格:6,400円■Shelfオフィシャルサイトで『MEMORIA』を購入する
2019年04月06日東京ディズニーリゾート35周年を祝し、写真家・蜷川実花がミッキーと仲間たち、ディズニープリンセス、ヴィランズを撮影した作品集が登場。2019年3月8日(金)より全国の書店で発売する。東京ディズニーリゾート・フォトグラフィープロジェクトと月刊『ディズニーファン』とのコラボレーションで誕生したプロジェクト「イマジニング・ザ・マジック(Imagining the Magic)」。その一環として発売する今回の写真集では、写真家・蜷川実花とタッグを組んだ未公開作品含む全128作品を掲載する。ページをめくれば、そこは色鮮やかな花々が広がる幻想世界を背景に、ミニーマウスはもちろん、白雪姫、ラプンツェル、シンデレラ……華やかな装いのディズニープリンセスたち微笑む姿が。そして一方では、ディズニーヴィランズの面々がその力を誇示するかのような強い眼差しを送る。さらに、ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルド、デイジーは和装姿も披露している。【詳細】TOKYO DISNEY RESORT Photography Project Imagining the MagicPhotographer Mika Ninagawa HAPPIEST MAGIC発売日:2019年3月8日(金)取り扱い:全国書店、 WEB書店価格:3,800円+税(C)Disney
2019年03月11日ディースクエアード(DSQUARED2)と写真家のマート・アラス&マーカス・ピゴのコラボレーションによるカプセルコレクション「マート&マーカス 1994×ディースクエアード」が登場。2019年3月より展開が開始される。「マート&マーカス 1994×ディースクエアード」で登場するアイテムの着想源となったのは、1994年を中心とする90年代のカルチャーや、マートとマーカスが当時体験した出来事。アイテムには、彼らのアイコンとなったモデルやセレブの写真をプリントするなど、個性と自分らしさをファッションで自由に表現した90年代のスタイルをデザインに落とし込んだ。コレクションで登場するアイテムは、ユニセックスでの展開。ラインナップは、オールインワンやボンバージャケットといったアウターをはじめ、パーカ、オーバーサイズのTシャツなどのトップス、アシンメトリーのドレスなど。ラミネートやゴム、ペーパーなどユニークな素材を生地に使用することで、90年代のテイストでありながらコンテンポラリーなムードのピースが創り上げられている。なお、「マート&マーカス 1994×ディースクエアード」を取り扱う期間限定ストアが、3月15日(金)より伊勢丹新宿メンズ館、伊勢丹新宿本館、阪急うめだ本店、阪急メンズ東京に順次オープン。それぞれの会場でコレクション内のアイテムが限定商品として発売されるので、見逃さずにチェックしたい。【詳細】マート&マーカス 1994×ディースクエアード展開開始時期:2019年3月<期間限定ストア>■伊勢丹新宿メンズ館開催期間:3月15日(金)~3月26日(火)会場:伊勢丹新宿店メンズ館3階 メンズ デザイナーズ/プロモーション住所:東京都新宿区新宿3-14-1限定商品:ノースリーブパーカー■伊勢丹新宿本店開催期間:3月27日(水)~4月9日(火)会場:伊勢丹新宿本館3階 インターナショナルデザイナーズ/ウェストパーク住所:東京都新宿区新宿3-14-1限定商品:ブラックミニドレス■阪急うめだ本店開催期間:4月17日(水)~23日(火)会場:阪急うめだ本店 3階 モード「イベントスペース」住所:大阪府大阪市北区角田町8-7限定商品:ミニドレス■阪急メンズ東京開催期間:4月24日(水)~5月7日(火)会場:阪急メンズ東京 1階 Base1住所:東京都千代田区有楽町2-5-1限定商品:フォトプリントシャツ
2019年03月10日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『NOKI』Axel Hoedt本書は、ドイツの写真家アクセル・ホーデ(Axel Hoedt)と、アーティストのJJハドソン(a.k.a. Noki)との10年にわたるコラボレーションによって生まれた作品の数々をまとめた一冊。匿名のアーティストNokiは、彼が着用しているマスクでしか見分ける事が出来ない。テキスタイルをコラージュした一回限りのファッション作品で、ブランドの本質を問い、大手スポーツブランドや有名企業の大量生産された衣服への批判を表現している。【書籍情報】『NOKI』写真:Axel Hoedt出版社:Art Paper Editions言語:英語ソフトカバー/52ページ/300×240mm発刊:2018年価格:6,400円■Shelfオフィシャルサイトで『NOKI』 を購入する
2019年03月09日写真家・映像作家の川村喜一の個展「糸を縫うようにこの地を歩け」が、3月16日から4月7日までの期間の土・日曜日に、東京・錦糸町にあるギャラリーArai Associatesで開催される。1990年、東京都西荻窪生まれの川村喜一。東京芸術大学大学院修了後、現在は北海道・知床に移住し、「ウパシ」と名付けたアイヌ犬とともに暮らしている。ウパシとはアイヌ語で雪を意味する言葉。川村はこの壮大な自然が溢れ、生命が連なる知床という地で、生活、そして作家としての表現を学び直している。「糸を縫うようにこの地を歩け」と題された本展では、知床という地の季節の中で生きる生命の痕跡を布に刷した写真という新たな手法で展示する。いわゆる額へ収める写真とは異なる、この布の写真というのは、「生命と生活と共にあるために」と考える川村が生み出した新しい表現方法。写真というものが、例えば東京と北海道、都市と自然、あるいはここではないどこかへ横断する存在であるために。布であれば、服や寝袋と一緒に、いざとなったら風呂敷にでもして、いつでも持っていくことができる。写真をしつらえるのではなく、空間化させることが自身の写真の在り方であると、川村が知床での生活をきっかけに行き着いた現在の答えであった。“冬を越える鹿のように、雪上の足跡を追う狩人のように、イメージと現前する世界を縫合せよ。糸を縫うようにこの地を歩け”。という本展のステートメント。「写真になるために世界があるのではない。素材となるために木が生えているのではない。芸術を繕うために言葉があるのではない。自然と表現が対等であるために」という彼の考えをぜひ本展で体感してほしい。自然とともに生きる川村喜一の知床での日々と想い、愛犬ウパシの成長が綴られるTwitter(@KiichiKawamura)の更新は日常の癒しである。【イベント情報】川村喜一個展「糸を縫うようにこの地を歩け」会期:3月16日〜4月7日(土・日のみの開催)場所:Arai Associates住所:東京都墨田区江東橋5-6-11 3F時間:13:00〜19:00URL:入場無料
2019年03月05日嵐の二宮和也主演、映画『浅田家!』が、2020年10月2日(金)全国東宝系にて公開。“家族とは何か?”を問う、写真集「浅田家」「アルバムのチカラ」の実写化映画『浅田家!』は、浅田政志の2つの写真集「浅田家」と「アルバムのチカラ」を原案にして描かれる。主人公は、4人家族の次男坊として育ち、幼い頃から写真を撮ることが好きで、写真家になった浅田政志。彼の家族の「愛の絆」と「過去と今」をユーモアを交えながら映し出し、“家族とは何か?”を問いかけていく。写真集「浅田家」と「アルバムのチカラ」とは?“家族でやってみたいこと”をテーマに、バンドマンや消防士などになりきって撮影するユニークな家族写真を収めた写真集「浅田家」。写真家・浅田政志が手掛けた本書は、父、母、兄、自分を被写体にした仲睦まじい家族の光景で好評を得て、写真界の芥川賞ともいわれる第34回木村伊兵衛写真賞(2008年度)を受賞した。また、「浅田家」以外に、日本写真界において独特の存在感を放つ浅田の作品で知られるのが「アルバムのチカラ」。東日本大震災の津波で汚れてしまったアルバムや写真を洗浄し、元の持ち主に返すボランティア活動をする人々を約2年間にわたって撮影した写真集だ。主演は二宮和也、共演に妻夫木聡主人公・浅田政志(二宮和也)無茶で自由奔放ながらどこか許せてしまう人間味溢れる主人公・政志を演じるのは、嵐の二宮和也。2017年公開の『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』以来の主演作となる。過去には、『母と暮せば』で第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、2018年には『検察側の罪人』で若き検事を演じ、第43回報知映画賞助演男優賞、第42回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞している。政志の兄・浅田幸宏(妻夫木聡)やんちゃな弟・政志をあたたかく見守り、政志のコスプレ写真の依頼にもいやいや付き合う心優しい兄・幸宏を演じるのは、妻夫木聡。『家族はつらいよ』シリーズ、『悪人』、『怒り』など、幅広い役を常に全身全霊で挑んできた実力派俳優が、二宮と本作で初共演を果たすこととなる。政志の父・浅田章(政志の父・浅田章)看護師の妻の代わりに家事全般を担当し、寡黙で温厚な政志の父・章は、平田満。政志の母・浅田順子(風吹ジュン)よく喋り、よく笑う、浅田家の明るいムードメーカーで政志たち家族を支える母・順子役は、是枝裕和や山田洋次など名高い名匠たちとタッグを組んできた風吹ジュンが務める。政志の幼なじみ・若奈(黒木華)政志の幼なじみの若奈役は、山田洋次監督作品『母と暮せば』で第39回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した黒木華。二宮とは『母と暮せば』以来5年ぶり2回目の共演となる。政志が出会う大学院生・小野(菅田将暉)写真洗浄のボランティアで政志が出会う東北の大学院生・小野役は、菅田将暉が担当。『共喰い』『溺れるナイフ』『帝一の國』『あゝ、荒野』などで幅広い役柄を演じる若手演技派俳優だ。その他にも渡辺真起子、野波麻帆、北村有起哉といった俳優陣が集結した。中野量太が監督彼らを率いるのは、『湯を沸かすほどの熱い愛』で、その年の映画賞を総なめにした中野量太。独自の視点と脚本で、実在する家族の物語に挑む。コスプレ家族写真をリアルに再現映画本編には、原案の写真集「浅田家」のコスプレ家族写真をリアルに再現したビジュアルが全19点登場。映画『浅田家!』版コスプレ家族写真も、浅田政志本人が撮影しており、二宮をはじめとするキャスト陣も浅田のミリ単位のディレクションに従って、全力でなりきっている。あらすじ消防士、レーサー、ヒーロー、バンドマン……家族全員を巻き込んで、それぞれが“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影したユニークすぎる≪家族写真≫で、写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞した、写真家・浅田政志。受賞をきっかけに各地の家族から撮影依頼を受け、≪家族写真家≫としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起こるー。かつて撮影した家族の安否を確かめる為に向かった被災地で、政志が目にしたのは、家族も家も全てを失った人々の姿だった。「家族ってなんだろう?」「写真家の自分にできることは何か?」シャッターを切ることが出来ず、自問自答を繰り返す政志。津波で泥だらけになった写真を一枚一枚洗浄して、家族の元に返す≪写真洗浄≫の活動に参加し、そこで写真を見つけ嬉しそうに帰っていく人々の笑顔に触れることで、再び≪写真の持つチカラ≫を信じられるようになる。そんな時、一人の少女が現れる。「私も家族写真を撮って欲しい!」それは、津波で父親を失った少女の願いだった—――。【詳細】映画『浅田家!』公開日:2020年10月2日(金)全国東宝系監督:中野量太脚本:中野量太、菅野友恵出演:二宮和也、黒木華、菅田将暉、風吹ジュン、平田満、渡辺真起子、北村有起哉、野波真帆、妻夫木聡企画・プロデュース小川真司原案:浅田政志『浅田家』『アルバムのチカラ』(赤々舎刊)製作:東宝映画、ブリッジヘッド、パイプライン配給:東宝■小説版「浅田家!」発売日:2020年8月7日(金)徳間文庫より発売中野量太監督が書き下ろした小説版「浅田家!」が発売。本文中には映画『浅田家!』版コスプレ家族写真がグレースケールで5点登場する。
2019年03月03日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『I Know How Furiously Your Heart Is Beating』Alec Soth現在最も人気の高いアメリカの写真家の一人、アレック・ソスの『Songbook』『Gathered Leaves』以来の出版物となる新作写真集。20世紀の巨匠と謳われるアメリカの詩人、ウォレス・スティーヴンズ(Wallace Stevens)の詩「The Grey Room」の一行から題名をつけたアレック・ソスの新刊は、写真表現の限界についての叙情的な探究である。これらの大判カラー写真は世界中で撮影されたが、特定の場所や住民に関するものではない。しばしば長期に渡り親しく関わることで、ソスのポートレートと被写体周囲のイメージは、写真に写る姿が人の外見以上のものを描き出し、おそらくモデルと写真家の両方について知る由もない奥底を見抜くことができるほどに考察に関わっている。【書籍情報】『I Know How Furiously Your Heart Is Beating』写真:Alec Soth出版社:MACK言語:英語ソフトカバー/84ページ/340×300mm発刊:2019年価格:8,500円■Shelfオフィシャルサイトで『I Know How Furiously Your Heart Is Beatingr』 を購入する
2019年03月02日実は展覧会『この星の地図を写す』が始まったのは2年前。2016年末、水戸を皮切りに千葉、高知、北九州を巡回し、フィナーレの東京展が間もなく始まる。手探りで地球を旅してきた、石川直樹の20年を振り返る展覧会。「僕は東京・初台生まれ。だから出生の地で終わるのが一番きれいだなと思って。最後にして、やっと図録が完成したんです(笑)」と写真家・石川直樹さん。本展は彼が20年以上続けてきた旅の写真を集約した過去最大規模の展覧会だ。「展覧会を企画した時がちょうど40歳になる頃で。高校の時からずっと旅をしてきたけれど、今まで過去を振り返ってこなかった。だからこそ今、人生の折り返し地点で一区切りつけて、過去20年間の旅を振り返るいい機会かもしれないと」改めて写真を整理して驚いたそう。「一人の人間がこれだけ地球を縦横に歩いた記録は珍しいんじゃないかな。僕の場合、東西南北の移動だけじゃなく、ヒマラヤ山脈からポリネシアの島々まで、山から海への垂直方向への移動も多かったから」北極や南極、K2や世界各地の洞窟、日本列島の南北の島々など世界中の辺境を旅してきた石川さん。けれど自分が体験した旅は、どんなに写真や言葉を尽くしても、すべてを伝え切ることはできないと語る。「特に標高8000m以上の場所では、一挙一動が生死に直結します。だから、自分のすべてを使い果たしてしまうんですよね。この感覚は、説明できるものじゃない。それでも、自分の写真や言葉で、誰かが少しでも追体験してくれたらと思います」それにしても、なぜ彼はこれほどまでに過酷な経験をしながらも心折れず新たな旅へと進めたのだろうか。「新しいものを見てみたい、知らないものを知りたい。そんな純粋な好奇心だけです。今はネットでどんな情報も入手できる時代だけれど、実際に体験しなければ旅の深さは測れない。好奇心を持ち続けるには、知っているつもりにならないこと。例えるなら赤ちゃんみたいな感覚で、手探りで地球を探検するのがいい」石川さんが現地での撮影に使う機材は今もフィルムカメラ。ズームレンズを使用しないので、被写体に寄るには、自ら近づくしかない。「いいと思うものに体が反応する。気持ちが揺り動かされたものの前で、見たままを撮る。そうして生まれた作品は、自分にしか撮れないから」「K2」(2015)本展ではテントを利用した映像作品の展示もある。いしかわ・なおき1977年生まれ、東京都出身。写真家。人類学、民俗学などに関心を持ち、あらゆる場所を旅し作品を発表。土門拳賞はじめ受賞歴多数。近著に『極北へ』(毎日新聞出版)がある。『この星の地図を写す』 東京オペラシティ アートギャラリー東京都新宿区西新宿3-20-21月12日(土)~3月24日(日)11時~19時(金・土曜~20時、最終入場は閉館の30分前まで)月曜(祝日の場合は開館、翌日休み)、2/10休一般1200円ほかTEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2019年1月16日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・山田貴美子(by anan編集部)
2019年01月15日資生堂の企業文化誌『花椿』春号が、1月15日に刊行。資生堂関連施設および全国の書店、約50ヶ所(1月10日現在)にて無料配布する。ファッション写真と現代写真のスタープレイヤーとして活躍する韓国生まれの写真家、イナ・ジャンによる表紙の『花椿』春号のテーマは、「We Love Photographs!」。巻頭の特集では、世界を舞台に活躍するイナ・ジャン、シェルテンス&アベネス、山元彩香の3組の写真家が美しいと思う瞬間を切り撮った写真を紹介する。また、オリジナルな視点、それぞれのアプローチで撮影された彼女たちの作品がどのように生まれ、どのような美が宿っているのか、そして、写真を表現手法として選んだ理由や写真の魅力についてのインタビューも掲載。他にも、環ROY、尾崎世界観、葛西薫、菊池成孔、小林エリカ、西加奈子、蓮沼執太、はるな檸檬、古田泰子、水野学、森星、琉花など多方面で活躍する19名のお気に入りの写真集の紹介や、小説家・柴崎友香による写真にまつわる書き下ろしエッセイなど、写真について『花椿』の目線でフォーカスした号となっている。また連載のインタビューでは、2018年、毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂奨励賞の受賞者、デザイナー・青木明子にインタビュー。Charaがバーのママに扮する対談企画「サロン・ド・バー 花椿」では、写真家としても活躍する俳優、斎藤工をゲストに迎え「写真」について語る。別冊付録の花椿文庫には、「今月の詩-心にのこった詩はどの詩ですか?」(ウェブ花椿2017年6月~2018年5月掲載分)で紹介した12篇の詩の中から、「第1回 あなたが選ぶ『今月の詩』」 に読者投票で選ばれた草間小鳥子の花椿オリジナル詩集を収録。『花椿』の配布場所の詳細は公式サイト()にて。
2019年01月15日ズッカ(ZUCCa)から、猫写真家・沖昌之(おきまさゆき)とコラボレーションした「#ZUCCATS」コレクションが登場。レディース&メンズのスウェットなどが、2019年2月1日(金)より、全国のズッカ、カバンドズッカ、ユーモアショップなどで販売される。猫写真家・沖昌之とは沖昌之は、写真集『ぶさにゃん』『必死すぎるネコ』『残念すぎるネコ』などで注目を集める猫写真家。猫たちの無防備な表情を捉えた写真が人気を博している。自由気ままな猫たちをプリントしたスウェットなどズッカとタッグを組んだ「#ZUCCATS」コレクションでは、シャツ、スウェット、Tシャツや、バッグ、パスケース、ピンズ、シールなどを展開。自由気ままな猫たちの写真を、シャツのフロントやスウェットのバックスタイルに、大胆に配している。iPhoneケースには、ボディ全体に猫の写真をプリントした。伊勢丹新宿店では限定ストアもコラボレーションを祝して、1月30日(水)から2月5日(火)まで、伊勢丹新宿店本館2階センターパーク/ザ・ステージ#2に限定ストアもオープン。伊勢丹新宿店限定アイテムの販売をはじめ、沖昌之とアートディレクター・小杉幸一によるアートフレームの展示販売、オリジナルロゴや柄の刺繍サービス、写真の人気投票など、多彩なコンテンツが展開される。人気投票で1位になった写真は、会期終了後、限定Tシャツへと生まれ変わって発売されるので要チェックだ。【詳細】ズッカ×沖昌之 #ZUCCATS発売:2019年2月1日(金)店舗:全国のZUCCa、CABANE de ZUCCa、HUMOR SHOPおよびECサイトアイテム例:・シャツ 22,000円・スウェット 15,000円・Tシャツ 8,000円・iPhoneケース 3,500円・バッジ 800円※ウェアはレディース・メンズサイズを用意。■限定ストア開催期間:1月30日(水)~2月5日(火)場所:伊勢丹新宿店本館2階センターパーク/ザ・ステージ#2住所:東京都新宿区新宿3-14-1TEL:03-3352-1111(大代表)
2019年01月14日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Polaroids of Women』Dewey Nicks1990年代より『VOGUE』、『Harper’s BAZAAR』などで活躍しているアメリカのファッションフォトグラファー、デューイ・ニックスの写真集。靴箱の中に見つけた、90年代に撮影した何1,000枚ものポラロイド写真の中から女性を主な被写体とした63枚を掲載している。【書籍情報】『Polaroids of Women』写真:Dewey Nicks出版社:Adler Books言語:英語ハードカバー/120ページ/240×240mm発刊:2018年価格:5,300円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Polaroids of Women』を購入する
2018年12月29日ラフォーレミュージアム原宿では、写真家・蜷川実花のフォトエキシビション「Mika Ninagawa @ teamLab Borderless」を2018年12月18日(火)から12月22日(土)まで開催する。2018年6月、お台場パレットタウンにオープンした「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」。チームラボと森ビルが手がけた同館は、テクノロジーとクリエイティブを融合した様々なデジタルアート作品のなか、自分もアートの一部分になったような感覚が味わえる世界初のデジタルアートミュージアムだ。今回のフォトエキシビション「Mika Ninagawa @ teamLab Borderless」は、その「チームラボボーダレス」の来場者が100万人を突破したことを記念し、写真家・蜷川実花の独自の感性で表現してほしいというオファーからスタートしたものだ。会場では、蜷川実花が「チームラボボーダレス」の世界を切り撮った作品と、彼女が自身のミューズとも語る玉城ティナをモデルとして起用し、「チームラボボーダレス」の世界を撮影した作品、あわせて21作品を展示する。会期中は、会場でしか手に入らない特製ブックレットZINE 「Mika Ninagawa @ teamLab Borderless」を限定1,000冊で販売する。【詳細】フォトエキシビション「Mika Ninagawa @ teamLab Borderless」開催日時:2018年12月18日(火)~12月22日(土) 11:00~21:00 会期中無休会場:ラフォーレミュージアム原宿住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6階 入場:無料
2018年12月20日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Summer of the DEAD』佐内正史東京、沖縄、香港マカオ。見えないゾンビと戦いながら、ともに旅した2人の冒険の書。「ゾンビ対策」「これは、来たるゾンビ化社会に向けての対策本」(佐内正史)時間や情報に追われる人々をつつがなくやり過ごしているうちに、いつしか思考が止まり感受性は麻痺し、心が動かなくなっていく・・・それこそが、社会に蔓延する、恐ろしい“ゾンビ化”という病。そんなゾンビに真っ向から立ち向かって生きる男、写真家・佐内正史と詩人・御徒町凧がタッグを組み、ともに1冊の本を作った。「バンド」この本は、写真家の写真+詩人の詩で構成、というような分かりやすい分業体制では作られていない。「バンドみたいに作った」(佐内正史)というように、2人でたくさんの時間を過ごし、言葉を交わす中で、互いに影響し合いながら、少しずつ形になっていった作品なのだ。夜な夜な集まっては編集作業を進めていく様子は、さながら高校生バンドの部室のようであった。「旅」2016年夏、東京。2017年夏、沖縄。2018年夏、香港マカオ。2人のゾンビバスターの旅は、国境を越えてさらに南へ。濃密な夏の空気の間に2人が見たものが、写真と詩の言葉に収められている。(Publisher’s description)【書籍情報】『Summer of the DEAD』写真:佐内正史詩:御徒町凧出版社:対照言語:日本語ソフトカバー/256ページ/230×140mm発刊:2018年価格:3,240円■Shelfオフィシャルサイトで『Summer of the DEAD』を購入する
2018年12月08日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Okinawa』Anders Petersen「Okinawa」は、ヨーロッパを代表する写真家アンデルス ・ペーターセンにとって、初めてとなるアジア・日本を舞台とする作品群。代表作「Café Lehmitz」で知られているように、人の営みやその場の持つ空気を鋭くも温かい目線で撮影するスタイルは今まで多くの人から賞賛を得てきた。本作の「Okinawa」は2000年にヨーロピアン・アイズ・オン・ジャパンのプロジェクトの3週間に及ぶレジデンスプログラムに招聘された際に作られたシリーズ。2000年に沖縄で開催された小さな展覧会とその際に発行された合同図録以外に、数点が他の作品集には収録されているものの、 本作はこれまでまとまった形で発表されてこなかった。あとがきで書かれているように、ペーターセンは沖縄について知るために現地の歴史を訪れる前に調べた。第二次世界大戦の際に起こった一連の出来事は彼にとっても強烈で「人として、写真家として、この歴史とどう向き合えばいいのか」、また「簡単にはみえない、写ることのない歴史に潜む影」とどう付き合えばよいのかと思いを抱く。それまで撮影してきたヨーロッパ各地とは違った不安感とともに沖縄に降り立った。沖縄では那覇の繁華街である国際通りを中心に、路上や酒場、ビーチなどで沖縄の人々や動物を撮影してきた。孤独でありながらも、人との交流に心を奪われたペーターセン。生命の尊厳や愛を見事に写し出した本作は、ペーターセンの数多ある作品群のなかでも目立つものになる。本作品集の表紙は職人技が光る箔押しとなっており、印刷は黒と銀によるダブルトーンで行われている。何度もペーターセンとのキャッチボールをし、出来上がった1冊。(publisher’s description)【書籍情報】『Okinawa』写真:Anders Petersen出版社:T&M project言語:日本語ハードカバー/120ページ/240×180mm発刊:2018年価格:5,000円■Shelfオフィシャルサイトで『Okinawa』を購入する
2018年12月01日写真家・映像作家の奥山由之の新刊写真集『Los Angeles/ San Francisco』が12月13日に発売される。奥山由之は、1991年東京生まれの写真家。2011年『Girl』で第34回写真新世紀優秀賞、2016年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞を受賞した。今回の写真集は、ファッションマガジン『Union Magazine』を出版するUnion Publishing Limitedの初の写真集プロジェクト第1弾として刊行される。ロサンゼルスとサンフランシスコの旅での様々な日常の一瞬をスクリーンショットした一つひとつの小さくて何気ない感動のレイヤード。それらが見事にぎゅっと詰まった珠玉の一冊となっている。アートディレクターはHIROYUKI KUBOが担当した。12月16日の12時からは、スタンダードブックストア心斎橋にて発売記念のトークイベントも開催。イベントの詳細は公式サイト(www.standardbookstore.com)にて。【書籍情報】『Los Angeles/ San Francisco』奥山由之出版社:Union Publishing Limited128ページ/H288×W226×H17mm/上製布装発刊:12月13日価格:4,500円
2018年11月28日UKを拠点としている写真家モリー・マッキンドーが、自身の写真集『Out of Order』2ndエディションとともに来日。原宿のBOOKMARCで、11月15日の19時よりサイン会を開催する。カタールに生まれ、イギリスに育った写真家のモリー・マキンドー(Molly Macindoe)。1997年以来、ロンドンを中心に欧州のアンダーグラウンド・フリーパーティー・シーンに参加し、記録写真を撮り続けてきた。ウェストミンスター美術学校卒業後の2005年からは、ソーシャルドキュメンタリー写真家としてキャリアをスタートし、2011年には初の写真集『Out of Order』を出版した。その幻の『Out of Order』が、イギリスの出版社Dittoから第2版として蘇る。本作には、初版の400のイメージ加え、4つの新しいイベントを含む70の新たな写真が追加され、10年間に渡って合計77のパーティーの様子を捉えた写真を収録。UKを拠点としたアンダーグラウンドカルチャーが、ヨーロッパを超えて進化しながら生き残り、繁栄した様子をドキュメントしている。写真家トム・ハンター(Tom Hunter)の序文、音楽学者キャロライン・ステッドマン(Caroline Stedman)によるレイヴカルチャーの解説も必読だ。今回は、この『Out of Order』第2版の他、出版当初に流通会社によって紛失されたものが2017年末に倉庫より発見された貴重な初版のデッドストックもあるという。ロンドンのアートギャラリーDoomed Galleryから出版された初版は装丁もデザインも異なり、この版のみの掲載作品もある。 また、クラシックな葉書紙にデジタル印刷された14枚のポストカードセット、来日を記念し『Out of Order』の代表的な写真をデザイナートム・キャム(Tom Camm)がドローイングしたものを手刷りしたリミテッドエディションTシャツ(6,000円)も販売される。【イベント情報】Molly Macindoe “Out of OrderZ” サイン会日程:11月15日時間:19:00〜会場:BOOKMARC住所:東京都渋谷区神宮前4-26-14※商品は準備数が限られているためなくなり次第終了※イベント当日は混雑により入場制限の可能性あり【書籍情報】『Out of Order(The 2nd Edition)』写真:Molly Macindoe出版:Front Left Booksハードカバー/470ページ/245×165mm刊行:2015年部数:2,000部限定価格:6,800円『Out of Order(The 1nd Edition)』写真:Molly Macindoe出版:Tangent Books、Front Left Booksハードカバー/448ページ/238×159mm刊行:2011年部数:1,000部限定価格:3万円『From Putney to Persia』写真:Molly Macindoe出版:Molly Macindoe & YOUTH CLUBホチキス綴/210×140mm刊行:2018年価格:1,800円『DOCUMENTING THE RAVE ROAD POSTCARD BOOKS』写真:Molly Macindoe出版:Front Left Booksハードカバー/ポストカード14枚/100×150mm刊行:2017年部数:500部限定価格:2,000円
2018年11月13日ラフォーレ原宿の地下1階のトイレが、10月27日、アートディレクター・鳴尾仁希によるアートギャラリーを兼ねた空間にリニューアル。初回の作品展示として、写真家・大野隼男の個展を2019年3月まで開催中。同店のキャンペーンビジュアルを複数手掛けてきたアートディレクター・鳴尾仁希。今回、「ラフォーレ原宿のトイレで開く、"アート"と"カルチャー"の窓」をコンセプトに、アートギャラリーを兼ねたトイレをディレクションした。(デザイン協力:山家 章宏)初回の作品展示アーティストには、数々のファッションブランドや雑誌、アーティスト写真、広告を手掛ける写真家の大野隼男を迎える。2019年3月まで、「原宿の魅力に取り憑かれた神様」をテーマに、ノスタルジックな空気を纏ったファンタジーの世界を表現した作品が展示される。【イベント情報】写真家/大野隼男 Created in collaboration with HITOKI NARUO会期:10月27日~2019年3月(予定)会場:ラフォーレ原宿 B1F トイレ住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 時間:11:00~21:00
2018年10月30日写真家レスリー・キー(LESLIE KEE)の展覧会「WE ARE LOVE photographed by LESLIE KEE」が、2018年11月23日(金・祝)から12月24日(月・祝)まで東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。2018年、写真家として20周年を迎えるレスリー・キーにとって、「WE ARE LOVE photographed by LESLIE KEE」は新たなチャレンジとなる展覧会だ。彼が今まで手がけていた2大プロジェクトを、ひとつの空間のなかで表現する。SUPER LOVEひとつは「SUPER LOVE」。同シリーズは、レスリー・キーがライフワークとして世界中を飛び回り、様々な国籍や人種、職業、親子、恋人、友人を撮り続け、500名もの愛を切り取った作品群。彼の原点である "FASHION・NUDE・PORTRAIT" の すべての要素を含んだ同作は、1枚のスカーフがやさしくしなやかに被写体の身体を包み込み、それが力強く大胆な絆として被写体同士を結びつける。 私たち人間が平等に持つ「愛」という感情を表現した超大作だ。harMony SUPER LGBT WEDDINGもうひとつは、「すべての愛は、うつくしい」を掲げ、100組以上ものLGBTカップルのブライダルフォトを撮影した「harMony SUPER LGBT WEDDING」プロジェクトだ。それぞれのカップルの写真とストーリーの冊子化・展示会などを行ってきた同プロジェクトのおさらいとなる今回は、 これら写真とストーリーを通して、様々な愛の形や、 色々な家族のあり方を伝える。【詳細】WE ARE LOVE photographed by LESLIE KEE会期:2018年11月23日(金・祝)~12月24日(月・祝) ※会期中無休開館時間:11:00~20:00 (入場は19:30まで)入場料:無料会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1- 7- 7 ポーラ銀座ビル3階【問い合わせ先】ポーラ ミュージアム アネックスTEL:03-5777 -8600 (ハローダイヤル)
2018年10月21日写真家・山谷佑介の企画展「アトリエ山谷」が、東京・吉祥寺にある写真集専門の本屋ブックオブスキュラ(book obscura)で開催中。山谷佑介の写真集の中でも長らく絶版になっていた『ground』(2014年/lemon books)と、『RAMA LAMA DING DONG』(2015年/self published)の2冊の再版をきっかけに行われる本展示では、山谷のアトリエにある物たちがbook obscuraに持ち込まれ、展示される。1985年生まれの山谷は本展開催にあたり、以下メッセージを残している。「写真を初めて早11年。最初の写真集『Tsugi no yoru e』から早5年。まだまだあまちゃんです。続けてこられたのは、写真の持つ冷たさに居心地の良さを感じているのかもしれません。この度book obscuraのお店を借りて私のアトリエ、と言っても自宅の2階ですが、を少し再現してみることにしました。自分の旧作や新作、作品を作る過程の諸々、なんとなく気になって買った本や小物、コマーシャルの仕事写真のスクラップなどなど。それは私が通って来た過去ではありますが、同時にそこには未来の作品の種が転がっていることでしょう。おそらく、きっと」。展示は11月12日まで。会期中には、写真家・草野庸子など様々なゲストを招いたトークイベントも予定されている。【書籍情報】新刊『ground』写真:山谷佑介出版:ギャラリー山谷言語:英語刊行:2018年ソフトカバー/92ページ/220×260mm価格:3,500円(1,000部限定)【イベント情報】アトリエ山谷会期:10月18日〜11月13日会場:book obscura住所:三鷹市井の頭4-21-5 #103時間:12:00〜20:00定休日:火曜・水曜日トークイベント●第一夜「写真集の夜」会期:10月27日時間:18:00〜20:00ゲスト:松本知己(T&M Projects/出版社)、山住貴志(イニュニック/印刷会社)●第二夜「写真屋さんと写真家の夜」会期:11月2日時間:18:00〜20:00ゲスト:草野庸子(写真家)、西村康(西村カメラ/写真屋)●第三夜「初期衝動の夜」会期:11月10日時間:18:00〜20:00ゲスト:小林孝行(flotsam books/本屋)、笹倉和広(SHIBUYA WWW/ライブハウス店長)※いずれも定員15名(要予約)※参加費500円+ドリンク500円※ドリンクは飲み放題のお酒などを用意※山谷佑介関連本『RAMA LAMA DING DONG』『ground』『Into the Light』を会期中にbook obscuraで購入の方は参加費500円が無料(ドリンク代のみ)
2018年10月20日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Bright Black World』Todd Hido20年以上にわたり、無造作で謎めいた郊外の風景、荒涼とした景色様式的なポートレートを通して写真による物語を紡ぎだしてきたトッド・ハイド(Todd Hido)の新しいモノグラフ。トッド・ハイドは、すぐに身近に感じるけれども知らない場所、歓迎されているようでもありながら不安をかきたてるような場所を捉えながら北米を横断してきた。彼の新しいイメージの多くは、北欧の神話、特に「Fimbulwinter(終わりのない冬)」の思想の影響を強く示し、果てしない冬という黙示録的な考えを暗示しそのための形式を提示している。北欧風景の持つ暗い地形やトッド・ハイドを魅了した日本の北海までに及ぶ地域を探検した後、彼はいくつかの場面に呼び戻された。撮影をアメリカ合衆国外の地域に広げたトッド・ハイドの新境地が示される。初版3,000部限定ポスター付き。【書籍情報】『Bright Black World』写真:Todd Hido出版社:NazraeliI Press言語:英語ハードカバー/104ページ/300×430mm発刊:2018年価格:1万500円■Shelfオフィシャルサイトで『Bright Black World』を購入する
2018年09月22日こんにちは、ライターのゆめちちです!私は毎日娘の写真を撮って撮って撮りまくっています 。旦那は朝から夜遅くまで仕事で家にあまりいないので、毎日娘の写真を送っています。写真で娘の成長を見ているようなものです。旦那にイライラ!毎日旦那とLINEで写真を送ったり連絡を取ったりしていますが、旦那にイライラしたときは…「今日は連絡一切とらん!どんだけかわいい娘の写真が撮れても送ってあげん! 」といつも思ってしまいます。ですがいつも通り娘の写真を撮っていると…「カワイイ!旦那に見せたい! この可愛さ共有したい!!!」と、なってしまいます(笑)イライラよりも娘の可愛い写真を見せたい気持ちの方が上回ってしまい、結局いつも通りに写真を送ってしまいます…笑娘の写真のおかげで夫婦円満夜、仕事から帰ってきた旦那に今度は説明付きでまた写真や動画を見せます(笑)「今日はこんなことができた」「こんな可愛いポーズができた」夜の会話は大体娘の写真を見せながら、こんな感じです。娘がいなければ、写真がなければ、私のイライラはおさまらず旦那と何日か話さなかったと思います。娘とあまり会う時間がない旦那にとって写真で成長を毎日見れるのはすごく嬉しいことだと思いますし、写真は私達夫婦の救世主です!●ライター/ゆめちち(イラストライター)
2018年09月14日写真家・草野庸子の写真集 『Across the Sea』が、写真集専門のマイクロパブリッシャー、roshin booksより限定700部にて出版される。2014年に写真新世紀優秀賞(佐内正史選)を受賞後、精力的に活動を始めた写真家・草野庸子。2015年に『UNTITLED』(自費出版)、2017年に『EVERYTHING IS TEMPORARY(すべてが一時的なものです)』(Pull the Wool)、『YOKO KUSANO x MOTOLA SERENA』と、次々に話題作を発表してきた。今作品『Across the Sea』は、ロンドンを訪れた時に撮影した写真で構成。今、この時にしか掴むことができない光を集めた草野の作品群は、みるものを切なくさせると同時に、世界の溢れる生命力を感じさせる。【書籍情報】『Across the Sea』出版社:roshin booksハードカバー/88ページ/183mm x 222mm x 16mm発売日:2018年9月末予定価格:税込4,320円※プレオーダ―は税込3,980円、未収録の銀塩ネガプリント(89×127mm)付き
2018年09月10日UVERworldと写真家・平野タカシによる写真展示イベント「#CONTACT」が、大阪・福岡・函館の蔦屋書店にて開催される。梅田 蔦屋書店を皮切りに2018年8月29日からスタートする。結成18年、デビュー13年を迎えるUVERworldは、デビュー以来ヒット曲を生み続け、若者たちのカリスマ的存在だ。最近では、7月18日(水)にベストアルバム「ALL TIME BEST」を発売。そして現在は、UVERworldライブツアー2018で全国のホールを回り、その後は11月からアリーナツアーを予定している。ベストアルバムの発売を記念した「#CONTACT」写真展は東京と名古屋で開催され、好評を得た。ファンからの声を受け、大阪・福岡・函館でも開催が決定した。内容は、2017年にさいたまスーパーアリーナにて開催された男性限定ライブから現在に至るまでのUVERworldのリアルを綴ったもので、ライブからオフショットまで膨大な数の写真を展示。この写真展は、平野タカシが「#CONTACT」に込めた“接触”と“連続”をテーマに展開する。“接触”はギャラリーからさらに近づいた写真群、そして“連続”は“CONTACTは新たなステージへと続いていく”をコンセプトに構成されている。その他、代官山 蔦屋書店では、「#CONTACT」featuring展として、写真展「#CONTACT」の中からメンバー6人のソロカットをセレクトし、1週間ごとにガラスケースに展示する。8月25日(土)から31日(金)はTAKUYA∞、最終週の9月15日(土)から9月17日(月)はメンバー全員の写真が展示される。また、UVERworldと写真家・平野タカシの“本気”を詰め込んだ200枚超のA4判写真を収録した、完全受注限定生産となるプレミアムボックス『#CONTACT UVERworld×Takashi Hirano』を12月下旬に刊行予定である。【詳細】■「#CONTACT」巡回展・梅田 蔦屋書店期間:2018年8月29日(水)〜9月2日(火)住所:大阪府大阪市北区梅田3丁目1-3・六本松 蔦屋書店期間:2018年9月5日(水)〜9月9日(火)住所:福岡県福岡市中央区 4丁目2-1 六本松421 2F・函館 蔦屋書店期間:2018年9月12日(水)~9月17日(月)営業時間:7:00~25:00住所:北海道函館市石川町85−1・枚方 蔦屋書店期間:2018年9月12日(水)~9月17日(月)住所:大阪府枚方市岡東町12-2 T‐SITEビル内■「#CONTACT」featuring展開催期間:2018年8月25日(土)~9月17日(月)場所:代官山 蔦屋書店 音楽フロア展示内容:8月25日(土)〜8月31日(金)TAKUYA∞9月1日(土)〜9月7日(金)信人9月8日(土)〜9月14日(金)慎太郎9月15日(土)〜9月17日(月)全員【商品情報】『#CONTACT UVERworld×Takashi Hirano』完全受注限定版 プレミアムフォトボックス発売日:2018年12月下旬予定※予約締切2018年9月17日(月)価格:8,888円+税※ルーペ、「#CONTACT」フィルムシート付※写真展が行われる書店、過去写真展が行われた書店、カドカワストア、アマゾン、タワーレコードオンライン、HMV&BOOKSオンラインのいずれかでの予約購入者には限定のオリジナルポストカードと抽選特典が付く。予約店舗ごとに内容は異なる。※申し込み多数の場合は、 発売日以降に準備でき次第随時発送する場合あり。
2018年08月30日音楽家・SUGIZOと写真家・鋤田正義による写真展「JOURNEY THROUGHTHE ROCK AND ART SUGIZO×SUKITA写真展」が、2018年9月1日(土)から9月10日(月)までの期間、名古屋パルコにて開催される。LUNA SEAやX JAPANのギタリスト、ソロ活動、作曲家、音楽プロデューサーと、多方面で活躍するミュージシャンのSUGIZOと、デヴィッド・ボウイや忌野清志郎など、数々の著名アーティストを撮影してきた写真家・鋤田正義。その2人のコラボレーションにより実現した本展は、鋤田がSUGIZOを撮り下ろした写真集「JOURNEY THROUGHTHE ROCK AND ART SUGIZO×SUKITA」の発刊を記念して開催されるものだ。会場では、ライヴやスタジオ、SUGIZOの故郷である神奈川県秦野などで撮影された約100点の写真が展示される。そのほか、今回発刊された写真集、展覧会限定グッズが販売されるなど、ファンにとって貴重なイベントとなるだろう。【詳細】JOURNEY THROUGHTHE ROCK AND ART SUGIZO×SUKITA写真展会期:2018年9月1日(土)~9月10日(月)営業時間:10:00~21:00 ※入場は閉場30分前まで/最終日は18:00閉場会場:名古屋パルコ南館8F・特設会場住所:愛知県名古屋市中区栄3-29-1入場料:500円(オリジナル缶バッジ付き。有料入場者のみ対象)
2018年08月11日ヨーロッパの海辺を捉えた“ビーチシリーズ”で知られる、世界的写真家マッシモ・ヴィターリ(Massimo Vitali)日本初の個展が、東京・青山スパイラルガーデンにて2018年7月10日(火)から16日(月・祝)まで開催される。入場は無料だ。アメリカ・ニューヨークのグッゲンハイム美術館、フランス・パリのポンピドゥーセンター、スペイン・マドリードのソフィア王妃芸術センター、オランダ・アムステルダムのアムステルダム市立美術館など、世界の有名美術館に貯蔵され、注目を集める写真家マッシモ・ヴィターリ。マッシモの名を一躍世界的に有名にしたのは、ビーチシリーズだ。ヨーロッパのビーチで過ごす人々を映し出した作品には、都会生活から離れ海辺に集まる人々の恍惚とした表情を捉えていた。また、アナログフィルムならではの温かく豊かな色彩も見るものの心をつかんでやまない。ビーチの一瞬を捉えた一コマから、その後プール、ディスコ、スキーリゾートとあらゆるレジャー地へと撮影のシーンを広げていった、マッシモ。その作品群から伝わるのは、古典絵画の構図をカメラレンズで表現している、彼の技術力の高さと比類稀なセンスだ。日本初の個展では、イタリア、フランス、ポルトガル、イビザのリゾートを舞台にした作品を初公開。超大判カメラの最高峰とされるディアドルフ11×14を巧みに操り、高台から撮影した写真のサイズは、高さ1.8m×横幅2.4mと圧巻の“ビッグ”サイズだ。なお、会場には実際にマッシモが使用する撮影機材も設置。さらに希少な撮影裏話を語るトークショーも行われる予定だ。【詳細】マッシモ・ヴィターリ日本初の個展会場:スパイラルガーデン Spiral1F住所:東京都港区南青山5-6-23期間:2018年7月10日(火)~16日(月・祝)入場料:無料TEL:03-3498-1171■マッシモ・ヴィターリ在廊開催日:2018年7月10日16日(月・祝)
2018年07月06日世界的な写真家マッシモ・ヴィターリ(Massimo Vitali)が、日本初となる個展「Coastal Colonies」を開催。7月10日から7月16日まで、表参道のスパイラルガーデンにて行われる。カーラ マリオール シャーク , イタリア , 2014ヨーロッパのビーチで過ごす、大勢の人々の奇跡的な一瞬を美しく捉えた写真で知られる世界的写真家のマッシモ・ヴィターリ。彼ならではのアナログフィルムの温かく豊かな色彩で表現した作品には、そこに存在する人々の一瞬の仕草や物語と自然との調和を実現させた瞬間を、覗き見するかのような体験が待っている。彼の作品は、ニューヨークのグッゲンハイム美術館やパリのポンピドゥーセンター、スペイン・マドリードにあるソフィア王妃芸術センターやオランダのアムステルダム市立美術館などの有名美術館に所蔵されており、ニューヨークのBenrubi GalleryやロンドンのRonchini Galleryなど、世界をリードするアートギャラリーでも現在取引されている。過去に、UBSアートコレクションとして日本開催された「アートは心のためににあるUBSアートコレクション」にて、アンディ・ウォーホルやバスキアなどの著名アーティストらと共に作品が公開されて以降、本展にて待望の作品公開となる。ピシーナ ダス マレス ライト , ポルトガル , 2016今回の個展では、イタリア、フランス、ポルトガル、イビザのリゾートを舞台とした作品を日本初公開。世界限定6部の希少な実物作品が展示される。超大判カメラの最高峰とされるディアドルフ11x14を巧みに操り、高台から撮影された超高精細写真のサイズは高さ1.8m×横幅2.4mと圧巻のサイズ。超特大のオリジナル作品で見るからこそ真価が問われる作品は必見だ。サッチョーネ ブラック ビキニ , イタリア ,1997会場では、新作を含む作品や、プレミアム作品がセットされたフォトブックなどの作品集20点を展示販売。また、7月16日には、マッシモ・ヴィターリが在廊。実際にマッシモが使用する撮影機材がセッティングされ、希少な撮影の裏話を語るトークショーを開催予定だ。マッシモの作品を通じ、ビーチバカンスの気分を感じてみては。【イベント情報】Coastal Colonies by Massimo Vitali会期:7月10日〜16日会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23 Spiral 1F時間:11:00〜20:00料金:入場無料
2018年07月03日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『The Map and The Territory』ルイジ・ギッリ(Luigi Ghirri)イタリアの北部スカンディアーノ出身の写真家ルイジ・ギッリの作品集。1943年生まれのギッリは、アメリカで「ニューカラー」が登場する以前からカラーフィルムを用いて撮影しており、カラー写真のパイオニアの一人に数えられている。1970年代から1980年代にかけては制限なく、自由に多くのプロジェクトに取り組んでおり、享年49歳という短いキャリアの中で膨大な数の写真を撮影している。本書は、イギリス人キュレーター、ジェームズ・リングウッド(James Lingwood)が編集しており、ドイツのフォルクヴァンク美術館(Museum Folkwang)を始め、ヨーロッパの美術館3ヶ所で、2018年から2019年にかけて開催される巡回展に伴い刊行された。展覧会「The Map and the Territory」では、ギッリが写真家として撮り始めた最初の10年の作品に焦点が置かれ、1979年にパルマで行われた個展「Vera Fotografia」までのプロジェクトを紹介。「Fotografie del periodo iniziale(1970)」「Kodachrome(1970〜78)」「Still Life(1975-79)」といった全14セクションに沿って作品を展示している。【書籍情報】『The Map and The Territory』写真:Luigi Ghirri出版社:MACK言語:英語ソフトカバー/376ページ/250×200mm発刊:2018年価格:7,800円■Shelfオフィシャルサイトで『The Map and The Territory』を購入する
2018年06月23日