生誕地ロンドンでは『ねずみとり』『レ・ミゼラブル』に次ぐ第3位のロングラン記録を更新しながら今なお上演され続け、ブロードウェイでは昨年惜しまれつつ閉幕したものの歴代1位のロングラン記録を持ち、そしてここ日本では『ライオンキング』『キャッツ』に次ぐ第3位の通算上演回数を誇る世界的メガヒットミュージカル『オペラ座の怪人』。1988年の日本初演以来、全国各地で断続的に上演し続けている劇団四季が、本日4月23日(火)より神奈川・KAAT神奈川劇場にて7年ぶりの横浜公演をスタートさせる。人気の秘密は、パリ・オペラ座の地下に潜む怪人ファントムと歌姫クリスティーヌ、その幼馴染ラウル子爵の三角関係を描いたロマンティックなストーリーと、シャンデリアが“落ちる”などのスペクタクルな仕掛けが多用された豪華絢爛なセット、そしてなんといっても、天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーによる美しすぎる音楽にある。有名なミュージカルには、その作品を観たことがなくても耳にしたことのあるナンバーがいくつかはあるものだが、本作はそうしたナンバーの宝庫。パイプオルガンが奏でる不穏な和音から始まる表題曲を筆頭に、ファントムのソロ《ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト》、クリスティーヌのソロ《スィンク・オブ・ミー》、クリスティーヌとラウルのデュエット《オール・アイ・アスク・オブ・ユー》などなど、まさに全曲が聴きどころだ。劇団四季の公式サイトにはロイド=ウェバーのインタビューが掲載されており、「実際に舞台で上演するにあたり、ポイントだと思われるところはどこでしょう?」との質問に答えて曰く、「この作品において最も重要なのは、ファントム(怪人)を演じる男優のカリスマ性とクリスティーヌを演じる女優の技量でしょう」とのこと。劇団四季は基本的にキャストの事前発表を行わないが、今回は「出演経験者から初参加のキャストまで顔ぶれ豊かなカンパニー」になっていると、同じく公式サイト掲載の稽古場レポートが伝えている。長期公演(8月10日公演分まで発売中)だけに、複数のキャストがお目見えすることも予想され、ファンは何度も足を運ぶことになりそうだ。文:熊田音子<公演情報>劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』日本語台本:浅利慶太翻訳:安東伸介作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー演出:ハロルド・プリンス2024年4月23日(火)~8月11日(日・祝)会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉公式サイト:
2024年04月23日劇団四季が手掛ける最新ミュージカル『ゴースト&レディ』の稽古場取材会が4月3日(水) に神奈川県・四季芸術センターで行われた。『うしおととら』『からくりサーカス』等のヒット作を持つ藤田和日郎によるコミックス『黒博物館 ゴーストアンドレディ』を原作にした作品で、演出は『ノートルダムの鐘』のスコット・シュワルツ。近年、オリジナル作品創作に力を入れている劇団四季が、オリジナル作品としては初めて海外から演出家を招聘し創作する注目作である。稽古場取材会より、東京公演出演候補の萩原隆匡、金本泰潤(左端から)、真瀬はるか、谷原志音(中央ポスター右から)、演出のスコット・シュワルツ(中央ポスター左)、吉田智誉樹 劇団四季代表取締役稽古披露は、最初にシュワルツが「稽古してきたものを皆さんにお見せできることにとても興奮しています」とコメントし、「中心となる登場人物はフローレンス・ナイチンゲール(フロー)と、ドルーリー・レーン劇場に住み着いたグレイという名のシアターゴースト。ナイチンゲールは1800年代ヴィクトリア朝時代のイギリスに生きた女性で、彼女は西洋において医療というものを大きく変えた、社会的リーダーです。グレイは演劇をこよなく愛するシアターゴーストで、もともと生きていたのは1700年代。決闘士という職業をしていました。ふたりはこの物語の始まりで出会い、一緒に大きな冒険へ旅立ちます。スクタリに行き、戦地をめぐっていきます。究極の話、『ゴースト&レディ』はふたりのラブストーリーです。最初は“自分は人を愛することをしたくない”と思っているふたりの魂が、最終的には深いところで繋がり、お互い影響しあい支え合っていく」とおおまかなストーリーの説明を。その後、稽古風景として3つの場面が披露された。『ゴースト&レディ』演出を手がけるスコット・シュワルツ最初は第一幕第四場「国は責任をとれ」~「走る雲を追いかけて」。新聞の戦場特派員ラッセルが「現地の状況をお伝えしよう」と、「戦場以上に悲惨な状態にある」というスクタリの野戦病院の現状を訴えかけ、ロンドン市民が憤るというナンバーが勇ましく力強く展開。そしてハーバード戦地大臣によりフローが「女性看護要員団 団長」に任命され、フローや看護師たちが「苦しむ人たちを助けに行こう」と決意を歌う楽曲へと繋がっていく。ここでのフローは真瀬はるか。フローを見つめるグレイは金本泰潤。真瀬の清廉かつ力強さが伝わる存在感、金本のワイルドな佇まいが印象的。続いて第二幕第四場「裏切りの人生」。シュワルツ曰く「幕開きからずっとフローに『なぜゴーストになったのか』と聞かれ続けていたグレイが、初めて自分の軌跡を説明する場面。彼は苦労の多い子ども時代を経て育ち、途中で演劇に出会いものすごい演劇好きになる。そして通っていたドルーリー・レーン劇場でシャーロットという女優に出会う。偶然外の道で出会ったグレイに、シャーロットは酒場へ誘います」ということで、グレイが回顧する形で酒場でのシーンが描かれていく。酒場らしい陽気な音楽が奏でられ、グレイとシャーロットが楽し気に酒の飲み比べをし、アイリッシュダンスも組み込まれ……と、見どころの多いシーンの中でふたりの恋が語られる。しかしシャーロットには貴族のパトロンがいる。駆け落ちの約束をするふたりだったが、約束の日、グレイの前に現れたのは彼女のパトロンから代理として決闘するよう頼まれた騎士、デオン・ド・ボーモンだった……。大勢で魅せる迫力のあるダンスに、“ありし日の青春”を無邪気な笑顔で演じる金本のグレイ、デオン・ド・ボーモン役の岡村美南の凛々しくも危険な魅力に目を奪われる。最後に披露されたのは一幕第八場「不思議な絆」。シュワルツによると「一幕の幕切れ」。スクタリの野戦病院の外、フローとグレイが別々の場所で、それぞれの想いを歌う壮大なデュエットナンバーだ。ここではフロー=谷原志音、グレイ=萩原隆匡がお互いへの思いが胸の奥に芽生えているのを自覚したことを、美しい歌声で歌い上げていた。演劇的言語を使って漫画の世界を忠実に表現約45分の稽古場披露ののち、シュワルツ、フロー役の谷原、真瀬、グレイ役の金本、萩原、吉田智誉樹代表取締役による取材会も行われた。以下、その一問一答。――この漫画を舞台化しようと思った理由は。吉田提案してくれたのはオリジナルミュージカルを作っているセクションのメンバーです。私も原作を拝読し、ナイチンゲールという実在の人物の評伝的な形態をとりながら、その彼女がゴーストと恋をする。さらにゴーストは色々な演劇を吸収しており、名作のセリフがポロっと出てきたり、演劇的な目で状況を確認したりする。非常に演劇的な仕掛けを持っています。また、私たちが常に作品に込めている「人生は生きるに値する」というメッセージ性を充分に表現できる物語だと思いました。――キャストの皆さん、漫画を読んだ時の感想を教えてください。金本切り口にびっくりしました。ナイチンゲールという女性が生涯独り身を貫き、これほどの功績を成し遂げるには、近くにこんなゴーストがいたんじゃないかという発想がとても素敵だなと。しかも恋仲というより“バディ”という感じの関係性だというのが、月並みな表現ですが面白いなと思いました。さらに歴史物としても読み応えがありますし、どんな立場の人にもそれぞれに正義があり、当時の人たちも間違えてはいない、でもナイチンゲールはそこを打破したかったんだ、という点も響きました。信じたものを貫くというのは教訓にもなるし、エネルギーをもらえます。素敵な漫画だと思いました。萩原もちろん面白いのですが、やっぱり昔から、何か新しいことをやると色々と文句を言う人がいるんだなって……。一同(笑)。萩原ナイチンゲールという人でさえ、そうだったんだと。でもそれをやり通すと何かが変わる。しかもそのそばにはゴーストがいたというのが面白いし、ゴーストがめちゃくちゃカッコいいんです。男の理想みたいで。まさか自分が演じることになるとは思いませんでしたが(笑)、こんなカッコいい人がいたらいいよなと思った。そんなカッコいい男性と、自分の道を突き進む女性のチーム感に見入ってしまいました。……カッコよくできるように頑張ります。真瀬まず絵の力、線の力がすごい。特にフローは目の描写が特徴的。藤田先生の描かれる線の濃さ、絵の強さとリンクするように、フローレンス・ナイチンゲールという人物は勇敢な魂を持って突き進んでいく。読み始めたらノンストップで一気に読み切ってしまいました。こんなに夢中になって漫画を読んだのは久しぶりと思うくらい衝撃的でした。しかもフローは、勇敢な魂の持ち主であると同時に揺らぎもあり、ひとりの人間なんだなと感じる。度胸と愛嬌の両方があるフローに共感したので、舞台上でも多面性を見せながら演じられるよう頑張ります。谷原もともとあまり漫画を読むのは得意ではないのですが、はるかちゃんが言ったように、この漫画は読み始めたらあっという間に読み終えました。またナイチンゲールというのは本当に有名な歴史上の人物ですが、その方をとても可愛くチャーミングに描いている。もし私がこの漫画ではない作品でナイチンゲールを演じるとなったら、プレッシャーでどうしようとなっていたかもしれませんが、この漫画のナイチンゲールは自分に近い部分もあり、普通の人間なんだと思わせてくれました。普通の女性として共感ができた。舞台でもそう描かれていると思いますので、皆さんにも共感していただける作品になっていると思います。――シュワルツさん、原作の魅力をどう捉えていますか。シュワルツ2019年に四季さんから「また新しいものをやろう」と言われたのですが、その時には何の作品をやるかはまだ決まっていませんでした。ただ打合せの時に「アイディアがある」と英訳された上下巻の漫画を提示されました。私は帰りのフライトの中でそれを開け、気付いたら一気に最後まで読み切っていました。絵の力もありますが、このストーリー、テーマに夢中になったのです。ナイチンゲールの物語をゴーストを通して語る。そして現実とファンタジーをひとつにし、成立させる。これは歌にもできると思ったし、ビジュアル面もスペクタクルでエキサイティング、マジカルなことを舞台上で展開できるぞと思いました。アメリカに着陸し、飛行機を降りた直後にメールで「やりましょう」と返事をしていました。――それを舞台化するにあたり、舞台ならではの描き方をどう考えていますか。シュワルツ我々がやろうとしているのは、物語を舞台上に移植するという作業。藤田先生が描かれたものの高潔性を保ち、名誉を重んじ、演劇化する。演劇化するということは、平面である紙に描かれたものを三次元化し、人間の体を通しお届けするものに変えるということ。藤田さんは稽古場にもいらしていただき、我々が翻案する考え方を支えてくださっています。――漫画を舞台化する時に、スコットさんが大事にしてるポイントは。シュワルツ藤田さんは「漫画というものは二次元です。なぜなら紙の上に描かれているものだから。それは必然です。私が描いた二次元のものを受け取って、三次元にしてください」とおっしゃっていました。それをまさに我々はやろうとしています。もちろん藤田さんの漫画は素晴らしい作品で、次元を超えたものになっているとは思いますが。藤田さんの絵には強く影響を受けていますし、稽古場には漫画のページを貼り毎日それを見ています。私たちはそれを、演劇的な言語に変えていくという作業をしているのです。それはオリジナル性に富み、芸術性の高いものを目指す作業です。漫画の影響は大きいですが、今回の公演は我々のアーティスト、プランナーたちが考えたプランに基づいています。つまり漫画の一コマ一コマを舞台上でやっていくのではない。でも演劇的言語を使って忠実に表現している。漫画ファンの方には「あ、あのコマだ!」「あの触り方だ!」と感じて楽しんでいただけると思いますが、同時に漫画を読んだことのない方も夢中になっていただけるものになっていると思います。――稽古を見たところ、漫画に比べてふたりの愛情をより掘り下げた形になっている印象を受けたが、それが作品のクリエーションにどう影響を与えていますか。シュワルツそれこそがこの公演が辿る旅路、軌跡そのものだと思います。我々は意図的に複雑なラブストーリーを語ろうとしています。これは男性が女性に出会い、恋し、別れ、またくっつくといったシンプルなラブストーリーではなく、複雑なんです。冒頭では両者とも自分が人を愛することにむしろ抵抗してる。そこからスタートし、幕切れまでかけ、ふたりがいかに相手を愛しているか、また自分は人を愛することができるのだと気付く、その旅路を描いている。そして愛というものは人を豊かにし、癒やすことができて、広く大きいものだと自覚する。さらに冒険の物語でもある。とりわけその世界観の構築に腐心しています。観ていただく方にとってスリリングであることを祈っています。これは巨大叙事詩的壮大さをもったラブストーリーで、その中心にいるのがフローとグレイのふたりです。メロディ性に富んだ心に訴える音楽――この作品のメッセージ性をどう捉えていますか。シュワルツ我々はいかに人を癒すことができるか、そして人間はどのように癒されるのか、互いにどのように癒すことができるのかということだと思います。金本僕も最近まで、この作品で何を伝えたいんだ、グレイは何をしにこの作品に出てきたんだと迷っていました。最近わかりはじめたのが、自分の過去を認め、人を信じ、この先を生きていくということであり、僕にとっても学びになっています。どうしても隠したい過去は誰しもにありますが、それも全部受け止め、背負って生きていくグレイ、というのがすごく最近しっくりきている。ちょっと舞台に立ちやすくなったというか、稽古に出やすくなりました(笑)。真瀬スコットさんがおっしゃった「魂が癒される」という部分はもちろんあると思いますが、その上で「信じたいものを信じて人生を歩んでいいんだ」と思います。悪役に見える役でも、“町の男・1”のような役にでもそれぞれの人生を選んでその場所にいて、行動している。そのどのひとりも、選んじゃいけない人生なんてない。みんなその時のベストを尽くして生きている。私も生きていて迷うこともありますし、稽古も迷いながら毎日進んでいますが、この物語からは“肯定感”をメッセージとしてもらい、勇気づけられています。谷原フローは最初に、グレイに「自分を殺してほしい」と言うところから始まります。この芝居の前に彼女は死にたいと思っている。すごく暗いところから彼女はスタートするのですが、作品が終わる時、本当に彼女は変わっている。稽古はもちろん大変ですが、何も考えずに物語の中に入れば、終わる時に自分がすごく(ポジティブに)変わっているということが楽しくて。つまりそういうことだと思います。私が役を演じながらそう感じているということは、ご覧になった方も絶対同じことを感じてくれるだろうと信じながらやっています。萩原フローは厳しい家に閉じ込められていた人で、グレイは劇場に閉じこもっている人。ふたりが出会い、フローが進む中で色々な人が影響され、グレイも影響されていく。そう考えると、人と出会い影響されるということはとてもいいことなんだなと感じます。そういう単純なところを生の舞台で感じていただけたらと思います。――音楽的な面で作曲家の富貴晴美さんにリクエストしたことなどがあれば教えてください。シュワルツ曲の構成は、全体を通して色々な曲調のものに満ちています。富貴さんと私とで話している中でインスパイアされたものですが、当時の大英帝国でイギリス人たちが聴いていたと思われる音楽――民族舞踊や民族的音楽、使っている楽器などを形にできたらいいね、と言ってました。それを現代のミュージカルの曲と組み合わせる。富貴さんの音楽はメロディ性に富み、情熱的で、心に訴えます。――キャッチーな見せ場としてはどういうものがあるか。シュワルツキャッチーな見せ場はたくさんあります(笑)。オープニングを例にとると、最初は不気味な、怪談のようなゴースト的なところから始まります。それが弾け、シアトリカルに、舞台上に観客がいる、という絵になります。そこでフローとグレイが出会います。フローとグレイがケンカし戦ってるような曲もあります。これはふたりが「もしフローが絶望の底に堕ちたらその時にグレイが殺す」という取引をしている曲。これは富貴さんがワイルドでダークで、ちょっと踊りたくなるダンスナンバーのようなものを作ってくれました。また二幕の、当時の英国君主が登場する曲も素晴らしい。すごい曲はいっぱいありますよ(笑)。もうひとつ、高橋知伽江さんの詞がとても重要で、演劇的なスコアになっています。例えばビッグナンバーがあったと想えば、全体的にライトモチーフが何度も揺り戻し奏でられたりと、演劇的に構成されています。――吉田社長に。ナイチンゲールは日本に限らず世界中で有名な人物です。この作品を世界の他の地域にも届けたいという狙いはあるのでしょうか。吉田もちろんそういう気持ちはありますが、まずやらねばならないのは、この作品を日本でしっかりヒットさせ根付かせるということ。その上で先のことを考えていきたいと思いますが、当然そういう願望も持っています。――オリジナルミュージカルを作り続ける意義は。吉田残念ながらまだ日本のミュージカルを中心とした舞台芸術界は、客観的に申し上げて輸入超過だと思います。これからはコンテンツで勝負していくことが大事になる。そのためにもオリジナルミュージカル作りはしっかり進めていきたい。とくにコロナの体験を通し、色々なフレキシビリティ――例えば二次利用や映像などの可能性を持っているオリジナル作品の重要性は改めて感じました。私が現職を拝命し10年目ですが、最大のテーマがオリジナル作りだと思い、担当セクションにも1年に1本新作を作れと言っています。この作品はその第一フェーズの最後、集大成になる。第1フェーズでだいぶ体力がつきました。創作体制もですが、出来上がったものを販売する体制など、総合的な意味で、ひとつの興行をしっかりお客様に届けるということがしっかり身についてきた実感があります。この体力をもって、第2フェーズでは地に足をつけた進め方をしていきたいと考えています。取材・文・撮影:平野祥恵<公演情報>劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』原作:藤田和日郎「黒博物館 ゴーストアンドレディ」(講談社「モーニング」)脚本・歌詞:高橋知伽江演出:スコット・シュワルツ作曲・編曲:富貴晴美振付:チェイス・ブロックイリュージョン:クリス・フィッシャー出演候補(東京公演)フロー(フローレンス・ナイチンゲール):真瀬はるか / 谷原志音グレイ:金本泰潤 / 萩原隆匡ジョン・ホール:瀧山久志 / 野中万寿夫デオン・ド・ボーモン:岡村美南 / 宮田愛アレックス・モートン:ペ・ジェヨン / 寺元健一郎エイミー:木村奏絵 / 町島智子ウィリアム・ラッセル:内田圭 / 長尾哲平ボブ(ロバート・ロビンソン):菱山亮祐 / 平田了祐2024年5月6日(月・休)~11月11日(月)会場:東京・JR東日本四季劇場[秋]チケット情報()公式サイト
2024年04月08日現在、東京近郊だけでも『ライオンキング』『アラジン』『アナと雪の女王』『美女と野獣』をロングラン上演中で、さらに4月には『オペラ座の怪人』、5月には新作『ゴースト&レディ』の開幕を控える劇団四季。大作ミュージカルをいくつも同時にロングランできるこの強さを支えているのが、「スターの知名度に頼らず、真の実力を持った俳優たちが、深いテーマ性のある作品を上演する」という劇団の基本姿勢であり、その上演スタイルを確立したのが『ジーザス・クライスト=スーパースター』だ。創立70周年を記念し、そんな「劇団四季ミュージカルの原点」たる同作が、本日2月16日(金)に東京・自由劇場で開幕する。作品の生みの親は、『キャッツ』『オペラ座の怪人』の作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『ライオンキング』の作詞家ティム・ライスのコンビ。彼らが共に20代だった頃に生み出したロック・オペラを元に、劇団四季の創設者・浅利慶太はオリジナル演出とは全く異なるふたつの舞台、[ジャポネスク・バージョン]と[エルサレム・バージョン]を生み出した。昨年6月に上演されて好評を博した前者に続き、本日開幕するのは後者。日本式様式美の要素を取り入れた前者とは打って変わって、舞台上にイスラエルの荒野を出現させる。描かれるのは、イエス・キリスト(ジーザス・クライスト)が十字架にかけられるまでの7日間。圧政に苦しむ民衆に新しい教えを説いて「救い主」「神の子」と讃えられるジーザス、彼を愛しているがゆえに裏切ることになる弟子のユダ、ジーザスに献身的な愛を注ぐマグダラのマリア、ユダヤ教の司教カヤパ、ローマ帝国の総督ピラト……。ジーザスを巡って交錯するさまざまな苦悩や祈りが、ジーザスの《ゲッセマネの園》、マリアの《私はイエスがわからない》、ユダの《スーパースター》といった名曲の数々によって綴られていく。1970年代に発表された作品だが、鮮烈な音楽と演出は、今なお熱く胸に響くに違いない。なお、東京公演の前売りチケットは既に完売。4月より京都公演、6月より全国公演が予定されている。文:熊田音子<公演情報>劇団四季『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]【東京公演】2024年2月16日(金)~3月24日(日)会場:自由劇場※前売券完売【京都公演】2024年4月20日(土)~6月2日(日)会場:京都劇場【全国公演】2024年6月29日(土)開幕公式サイト:
2024年02月16日劇団四季のミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が、2025年4月より東京・竹芝のJR東日本四季劇場[秋]にて上演される。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、1985年に公開された、SF映画の金字塔と称される同名映画シリーズ第1作をベースに舞台化した作品。2020年のイギリス・マンチェスター、2021年のロンドン・ウェストエンドにて開幕されると、大きな話題に。2022年には英国演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞にて、最優秀新作ミュージカル賞を受賞。2023年にはブロードウェイ公演が開幕した。映画製作陣も数多く参加そんなミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』には、映画の製作陣も多数参加しているのがポイント。脚本は、映画の脚本も務めたボブ・ゲイルが担当し、映画の魅力はそのままに、コメディ色の強いエンターテインメントショーとして再構築した。ドクのキャラクターを映画よりもさらにコミカルにアレンジしているのもポイントだ。また映画シリーズを通じて音楽を担当したアラン・シルヴェストリと、ミュージカルで新たに参加したグレン・バラードにより、登場人物たちの心情を歌う新たな楽曲を作り上げている。映画の中で使用された「The Power of Love」や「Johnny B. Goode」なども引き続き使用され、作品をより盛り上げる。タイムマシン・デロリアンも登場『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を語る上で欠かせない存在のひとつ、タイムマシン・デロリアンも実際に人が乗り込める実物大で登場。美術デザインを手掛けたティム・ハトリーにより緻密に再現されている。デロリアンを用いて表現されるタイムトラベルシーンも必見で、最新技術を駆使して映像、照明、音響が見事に一体化した表現をもって、デロリアンの疾走感を描き出す。登場キャラクターマーティ・マクフライヒルバレーに住む、ロックスターに憧れる高校生。両親、兄、姉とともに暮らし、さえない生活を送る。ある日エメット・ブラウン博士に呼び出され、タイムトラベル実験中にハプニングが起こり、偶然1955年にタイムトラベル。その先で若き日の両親に出会う。エメット・ブラウン博士通称ドク。変わり者の科学者で、マーティの友人。デロリアンを改造し、タイムマシンを発明する。マーティに手伝ってもらいタイムトラベル実験を行っていたところ、命の危機にさらされる。1955年にタイムトラベルしてきたマーティに助けを求められ、マーティを未来に戻すために協力する。ジョージ・マクフライマーティの父。うだつの上がらない気弱な性格。1955年、高校生の時にタイムトラベルしてきたマーティと偶然出会う。ロレインに好意を持っているが、気弱な性格ゆえに話しかけることはおろか、彼女を覗き見することしかできない。ロレイン・ベインズマーティの母。1955年、高校生の彼女は奔放な性格で、偶然出会ったマーティに一目ぼれしてしまう。ビフ・タネンジョージやロレインと同級生の不良。乱暴で自分勝手な性格。ロレインに気があり、自分のものにしようとするが、彼女には迷惑がられている。ジョージのことをいつもいじめている。ジェニファー・パーカーマーティのガールフレンドでよき理解者。彼の音楽の才能を信じており、レコード会社で働く叔父がマーティの演奏を聴けるように働きかける。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』あらすじ舞台は1985年、アメリカ・カリフォルニア州の郊外、ヒルバレー。ある日の夜、マーティ・マクフライは友人であるエメット・ブラウン博士、通称ドクが発明したタイムマシン・デロリアンに誤って乗り込み、30年前の1955年に飛んでしまう。その世界でのドクの協力を得て元の世界へ帰る方法を見つけたマーティだったが、彼には若き日の母親に惚れられたために変わりつつある歴史の修復作業が残っていた。果たしてマーティは両親を無事に結び付け、1985年に戻ることができるのか。落雷の日が迫る……。【詳細】劇団四季 ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公演期間:2025年4月~ロングラン上演会場:JR東日本四季劇場[秋]住所:東京都港区海岸1-10-45チケット発売日:2024年12月予定※開幕日、チケット発売日などの詳細は、決まり次第発表。【問い合わせ先】劇団四季 ナビダイヤルTEL:0570-008-110
2024年01月27日1月24日、劇団四季が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のミュージカルを来年4月に上演することを発表した。同作はスティーヴン・スピルバーグ監督の同名映画を基に創作されたミュージカルで、20年にイギリスで開幕し、23年からはアメリカのブロードウェイでも上演されている。公開まで1年以上あるが、Xでは早くも期待する声が多くあがっていた。《ミュージカルでバック・トゥ・ザ・フューチャーやるんだ!デロリアンと時空移動の演出どうなるんだろ見てみたいな》《今朝、うちのダンナ殿が興奮気味に「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』劇団四季でミュージカルだって!」と私に教えてくれた。私達が、付き合って初めて観に行った映画が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。こちらも2人で観にいきたいな》映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は繰り返し地上波で再放送されており、今も根強い人気を誇っている。「公開から40年近く経ちますが、人気は衰えていません。昨年8月、“ドク”ことエメット・ブラウン博士を演じたクリストファー・ロイド(85)がXでマーティ役やビフ役のキャストたちとの集合写真を公開した際には、日本でも大きな話題となりました。Xでも『ドクはとても80歳を超えているように見えません!』『一人だけ歳をとってない(笑)』など、彼の若々しさに注目が集まっていたのが印象的です」(映画関係者)日本のファンも多いクリストファー・ロイドだが、実は度々来日している。90年には『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のプロモーションで山田邦子(63)や田原俊彦(62)と共演したこともあった。さらに、22年、23年には2年連続で「東京コミックコンベンション」に招待されている。「『東京コミコン』は日米の映画やコミック、アニメなどのポップカルチャーを扱うイベントで、16年から年に1回開催されています。過去にもオーランド・ブルームやユアン・マクレガーなどのハリウッド俳優が招待されていますが、クリストファー・ロイドが登壇した際の歓声はひときわ大きかったと聞きました。85歳になりましたが、185cmと長身でスタイルは抜群。そんな“イケおじ”な姿と、映画でのコミカルな印象とのギャップに驚く人も多かったそうです」(前出・映画関係者)現在Xでは、今回のミュージカル化にあたって彼の再来日を望む声があがっている。《ドク役のクリストファー・ロイドさん。コミコンでまた日本に戻ってくるって言って下さってたから、観劇されたりしないかしら》《ブロードウェイのミュージカル バック・トゥ・ザ・フューチャーが始まった時はマイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが舞台に来るサプライズがあったけど日本でもあったりせんか…頼む…》日本の公演に合わせて、サプライズでデロリアンから登場してくる彼の姿をぜひ見たいものだ。
2024年01月25日1月24日(水)、都内にて、劇団四季海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(2025年4月より、東京・JR東日本四季劇場[秋]にて上演)の製作発表会が行われた。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、1985年公開の同名映画シリーズ第1作を基に創作されたミュージカル。カリフォルニア州ヒルバレーに住むマーティ・マクフライは、変わり者の科学者、ドク・ブラウンが作ったタイムマシンで1955年へタイムトラベルすることに――。SF映画の金字塔と言われる、世界的に大ヒットした名作映画が舞台化され、2020年にイギリス・マンチェスターで開幕。2021年にはロンドン・ウェストエンドで開幕した。開幕するや否や大きな話題となり、2022年には英国演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞にて、最優秀新作ミュージカル賞を受賞。2023年8月にはブロードウェイ公演が開幕している。ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』海外公演より(Photo by Johan Persson)本作の創作には、映画の製作陣も数多く参加。脚本には、映画の脚本も務めたボブ・ゲイル。映画の魅力はそのままに、ミュージカルコメディとして再構築した。映画の監督を務めたロバート・ゼメキスは、プロデューサーのひとりとして携わっている。音楽は、シリーズを通じて映画音楽を担当したアラン・シルヴェストリ。そこにミュージカルで新たに参加したグレン・バラードが加わり、登場人物たちの心情を歌う新たなナンバーを作り上げた。「The Power of Love」や「Johnny B. Goode」など映画で使用された楽曲も引き続き使用され、印象的な映画のオーバーチュアも、そのメロディが劇中で効果的に登場する。演出はジョン・ランド(2002年『ユーリンタウン』にてトニー賞ミュージカル演出賞を受賞)、振付はクリス・ベイリーが担当する。本作を語るうえで欠かせないのが、タイムマシン・デロリアンの存在。美術デザインを手掛けたのはティム・ハトリー。映画を緻密に再現したデロリアンが、突如として舞台上に姿を現すと、劇場全体のギアが一段上がる。さらに注目すべきは、そのタイムトラベルシーン。最新技術を駆使し、映像、照明、音響が見事に一体化した表現で、デロリアンの疾走感を描き出す。客席を含めた劇場空間をも最大限に使用し、まるでアトラクションのような、かつてない演劇体験を生み出している。製作発表会見には、演出のジョン・ランド氏、筆頭プロデューサーのコリン・イングラム氏、劇団四季 代表取締役社長 吉田智誉樹氏が登壇。また映画仕様のデロリアンも登場し、会場を沸かせた。劇団四季『バック・トゥ・ザ・フューチャー』製作発表会見【撮影:荒井健】映画公開から40年を迎える2025年。劇団四季が新たに挑むエンターテインメント超大作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に期待したい。<製作発表会出席者のコメント>■演出ジョン・ランド劇団四季という素晴らしいカンパニーと共にこの日本公演に携われることを光栄に思います。私はコリンから本作の舞台化に協力してほしいと初めてアプローチを受けたとき、「YES!」と即答しました。主人公が大きな山を乗り越え、やがて家族が絆を取り戻すというストーリーには大変な魅力があります。物語のキーとなるデロリアンは沢山のクリエイターの手によって素晴らしい装置となっていますし、作品内には映画などの様々なオマージュや仕掛けも散りばめられています。日本のお客様にもぜひ楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。■筆頭プロデューサーコリン・イングラム本作のミュージカル化について最初に話をいただいたとき、非常に素晴らしいアイディアであると感じました。原作映画における登場人物のキャラクター性、主人公マーティがバンドで歌うシーン、さらにすでに有名な曲が複数あることなどの条件が、舞台化に高い親和性をもたらしているからです。16歳で映画を観て感銘を受け、マーティに憧れた自分が、今、こうして初の非英語圏となる日本公演に向けた準備をしているとは夢にも思いませんでしたが、皆様の前で発表できたこの日をとても嬉しく思っています。■劇団四季 代表取締役社長吉田 智誉樹(よしだ ちよき)昨年ブロードウェイ公演のガラ公演に立ち会わせていただいた際に、この作品は演劇界だけでなく、ハリウッドをも背景に持つ、奥の深いエンターテインメントだということを実感しました。劇場全体を使用した舞台美術による作品世界への圧倒的な没入感と迫力、タイムトラベルシーンの秀逸さ、そして印象的な楽曲など、日本のお客様にも間違いなく満足いただける作品だと確信しています。かつてない演劇体験をしていただける作品です。どうぞご期待ください。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』PV<公演情報>劇団四季海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』2025年4月~会場:東京・JR東日本四季劇場[秋]2024年12月 チケット発売予定公式サイト:
2024年01月25日ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を原作とするミュージカルには3つのバージョンがある。天才作曲家の代表作として広く世界的に知られ、4月に劇団四季による横浜公演が予定されているアンドリュー・ロイド=ウェバー版。『ナイン』のアーサー・コピット(脚本)&モーリー・イェストン(音楽)のコンビが手掛け、城田優の演出により昨年も上演された『ファントム』。そしてそれらに先立つ1976年にイギリスで初演され、本日1月17日(水)、6年ぶり7度目となる来日公演が東急シアターオーブで開幕するケン・ヒル版だ。“ロンドン・フリンジの鬼才”と謳われる劇作・演出家のケン・ヒルが手掛けた『オペラ座の怪人』の最大の特徴は、物語の舞台である19世紀後半のパリ・オペラ座で実際に聴かれていた音楽が劇中にちりばめられていること。1976年の初演時にはオリジナル音楽が用いられていたが、1984年に改訂上演された際、グノーの『ファウスト』、ビゼーの『真珠採り』、ドヴォルザークの『ルサルカ』、ヴェルディの『海賊』、オッフェンバックの『ホフマン物語』といった既存のオペラのアリアにケン・ヒルが歌詞を乗せた。悲劇的なストーリーがユーモアを交えて綴られており、原作に最も忠実であるとも言われる。今回の目玉は、英国のオーディション番組を通じてスターになったふたりの来日だ。ファントム役のベン・フォスターは、2012年に『ジーザス・クライスト=スーパースター』の主役を探す番組で優勝、その後ロイド=ウェバー版の『オペラ座の怪人』ウエストエンド公演でもファントム役を務めた経験を持つ。ファントム役ベン・フォスターそしてファウスト役のポール・ポッツは、2007年「ブリテンズ・ゴッド・タレント」の初代チャンピオン。携帯電話のセールスマンがテノール歌手になるという夢を叶えたサクセスストーリーは、日本を含む世界中で大きな話題を呼び、デビューアルバムは全世界で400万枚のベストセラーを記録した。ファウスト役ポール・ポッツ“元祖”『オペラ座の怪人』の魅力を今再び、ふたりの美声と共に味わいたい。クリスティーン役タイラ・アレクサンダー文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『オペラ座の怪人』〜ケン・ヒル版〜原作:ガストン・ルルー脚本・作詞:ケン・ヒル出演:ベン・フォスター、ポール・ポッツ※上演時間2時間半予定(休憩含む)※生演奏/英語上演/日本語字幕あり2024年1月17日(水) ~1月28日(日)会場:東京・東急シアターオーブチケット:()公式サイト:
2024年01月17日その並外れた歌唱力と存在感を武器に、劇団四季在団中には『ジーザス・クライスト=スーパースター』『オペラ座の怪人』など、退団後は『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『ダンス オブ ヴァンパイア』などの大作に次々と主演する一方、『モーツァルト!』『ヘアスプレー』といった数々の話題作にも重要な役どころで出演している山口祐一郎。日本ミュージカル界に欠かせない俳優として君臨し続ける山口の新たな魅力を、『~ヴァンパイア』『ヘアスプレー』ほか多数の出演作でタッグを組んできた演出家・山田和也が引き出すトーク&コンサート『Yuichiro & Friends』が、本日1月6日(土)にシアタークリエで開幕する。山口と共演経験があり、気心の知れた実力派キャストが日替わりでゲスト出演するのも話題のひとつ。石川禅、浦井健治、大塚千弘、今拓哉、涼風真世、中川晃教、平方元基、平野綾、保坂知寿、吉野圭吾の計10名が毎回4人ずつ、組み合わせも様々に登場する。セットリストは今のところ、「傑作ミュージカルの数々のナンバーは勿論、これまでに聴いたことのないジャンルも登場予定」としか明かされていないが、本アプリ掲載の 山口・平方・平野のインタビュー() によれば、山口が「山田さんのアイディアにびっくり」し、平方と平野も「『えっ!?』ってなった」ナンバーがあるとのこと。また、ゲストごとに構成が変わり、1月18日(木)昼の部からは新たな楽曲も盛り込まれることが発表されている。山口は「各回4名のフレンズと僕が登場して、一体、何通りのセットリストになるのでしょうか……。色々な組み合わせで毎回楽しみです。お迎えする僕達が想像つかないのですから、お客様はきっとドキドキわくわくその瞬間を楽しめるのではないでしょうか! 何が起こるかわかりません!」とコメントを寄せている。日本ミュージカル界の“帝王”が仲間たちと共に繰り広げる、歌もトークも何が飛び出すか全く分からないコンサートとは、まさに生の醍醐味が詰まった公演と言えそうだ。上演時間は2時間45分程度の予定(途中休憩あり)。文:熊田音子<公演情報>『Yuichiro & Friends-Singing! Talking! Not Dancing!-』演出:山田和也出演:山口祐一郎石川禅 浦井健治 大塚千弘 今拓哉 涼風真世 中川晃教 平方元基 平野綾 保坂知寿 吉野圭吾(50音順/日替出演)※公演期間中の1月18日(木)から、一部セットリストが変更になります。【東京公演】2024年1月6日(土)~26日(金)会場:シアタークリエ【大阪公演】2024年2月3日(土)・4日(日)会場:大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット情報:()公式サイト:
2024年01月06日今年創立70周年の節目を迎えた劇団四季が、その記念演目の1作として、本日12月24日(日)から東京・自由劇場で、ジャン・アヌイ作の『ひばり』を上演する。劇団四季は、創立翌年の1954年、アヌイの『アルデール又は聖女』で旗揚げ公演をおこなって以来、フランス現代劇を代表するアヌイとジャン・ジロドゥの戯曲を次々と上演。『ひばり』は創立4年目の57年に、浅利慶太演出、藤野節子の主演で初演された。その後も、創立10周年、20周年、40周年と、劇団の節目に上演されることが多く、四季にとって重要なレパートリーに位置づけられてきたことがわかる。今回は、創立70周年に加え、オリジナル演出を手がけた浅利慶太の生誕90年という節目でもあり、この作品の上演意義は大きいだろう。劇団四季:ひばり:東京公演プロモーションVTR物語の舞台は15世紀のフランス。百年戦争でイギリスに国土の大部分を奪われて国家存亡の危機にある中、軍を率いて都市を奪還し、国を救ったジャンヌ・ダルクが主人公だ。そこに、ジャンヌを厳しく追及する宗教裁判所の裁判長コーションや、ジャンヌによって戴冠できた国王シャルル七世、捕虜になったジャンヌを買い取り裁判にかけたイギリスの総督ウォーリック伯、シャルルの義母ヨランド王太后ら、周囲の大人たちの様々な思惑が複雑に絡む。アヌイはジャンヌをカトリックの“聖女”としてではなく、快活で生き生きとしたひとりの少女として描く。しかし少女は強靭な意志と信念を持ち、それに反することには毅然として、「ノン!」と言い続けるのだ。そのジャンヌ役は、藤野節子から、創立40周年の93年に野村玲子へと受け継がれ、今回、3人目として、五所真理子のジャンヌが誕生した。『美女と野獣』のベル役など、ミュージカル作品の印象が強い五所が、初めてアヌイ劇に挑戦してどんな主人公を演じてみせるか、注目が集まる。また、今回からレジデント・ディレクターの荒木美保が、浅利演出を継承する形で新たに演出に加わっている。金森馨の装置、吉井澄雄の照明、間宮芳生の音楽は初演から変わらず、土屋茂昭が美術監修を務める。ステージングは礒津ひろみが担当。公演は24年1月20日(土)まで。なお、前売りチケットは既に完売している。文:原田順子<公演情報>劇団四季『ひばり』2023年12月24日(日)~2024年1月20日(土)会場:東京・自由劇場公式サイト:
2023年12月24日劇団四季のディズニーミュージカル『ライオンキング』が12月20日(水)、日本上演25周年を迎え、上演中の有明四季劇場(東京都江東区)にて、本編終了後に特別カーテンコールが実施された。1998年、旧・四季劇場[春]のこけら落とし公演として開幕以来、日本演劇史上初の無期限ロングランを継続している本作品。同公演を皮切りに5都市(東京/大阪/福岡/名古屋札幌)でのべ10公演を実施し、各地でロングラン記録を樹立してきた。25周年当日時点での総公演回数は13,980回、観客動員数は約1,370万人を超え、いずれも国内最多の記録を誇る。現在は、巨大複合施設「有明ガーデン」の一角に位置する有明四季劇場にて上演中だ。通常のカーテンコールが終わると、緞帳が上がり、「終わりなき夜」特別バージョンに乗せて、25年間の歴史を振り返るVTRが上映された。さらに幕が上がり、再び出演者が登場すると、“ライオンキング25周年”の吊り看板が舞台中央に登場。出演者を代表し、シンバ役の山下啓太が、感謝とともに「今後も多くのお客様にご覧いただけるよう、さらなる挑戦を続けて参ります」とファンに向けて、さらなる飛躍を誓った。その後、「サークル・オブ・ライフ」が特別演出で披露され、感動と興奮に包まれたカーテンコールが繰り返された。<山下啓太(シンバ役)コメント>ご来場いただき、誠にありがとうございます。ミュージカル『ライオンキング』は、本日、日本上演25周年を迎えました。1998年に旧・四季劇場【春]で初演を迎えて以来、25年。四半世紀にわたり、日本演劇史上初の無期限ロングランを続けてまいりました。作品を愛し育んでくださった全てのお客様に、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。今後も多くのお客様にご覧いただけるよう、さらなる挑戦を続けて参ります。引き続き熱いご声援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。劇団四季『ライオンキング』日本上演25周年特別ドローンショー(撮影:上原タカシ)終演後は上演25周年を祝うもうひとつのイベント「東京タワーライトアップ・特別ドローンショー」を開催。東京タワーが“ライオンキングカラー”のイエローにライトアップし、展望台(メインデッキ)の窓には「25th」の文字が点灯。300機のドローンにより、お馴染みのライオンロゴなど『ライオンキング』にまつわるモチーフが出現し、夜空を彩った。取材・文・撮影(特別カーテンコール):内田涼<公演情報>劇団四季『ライオンキング』東京公演ロングラン上演中会場:東京・有明四季劇場『ライオンキング』25周年特設サイト:チケット情報※2024年6月29日(土)公演分まで発売中:()
2023年12月21日2007年のトニー賞で作品賞を含む8冠に輝き、日本では2009年に劇団四季によって初演されたミュージカル『春のめざめ』。2022年には浅草九劇が、「本格的なミュージカルを小劇場の距離感で楽しめる企画」の第2弾として、金子絢子翻訳・訳詞、奥山寛演出による新バージョンを上演した。好評を博し、第4回浅草九劇賞のタイムライン賞も受賞した作品が、本日12月3日(日)に同劇場にて再演の幕を開ける。原作は、ドイツの劇作家フランク・ヴェデキントによる同名戯曲。19世紀末のドイツを舞台に、優等生のメルヒオール、幼馴染のヴェントラ、劣等生のモーリッツら、思春期の真っただ中にある10代の少年少女たちの“性への無知”、そして“大人の無理解”によって生まれる悲劇が、スティーヴン・セイター(台本・歌詞)とダンカン・シーク(音楽)によるロックナンバーに乗せて鮮烈に描き出されていく。昨年の初演同様、今回もオーディションで選ばれたキャスト陣が、WESTとEASTの2チームに分かれて出演する。WESTチームでメルヒオール役とヴェントラ役を演じるのは、これが初めてのミュージカル出演となる有馬爽人と、初演でも同役を務めた北村沙羅。「普段活動してるアーティストとしての音楽とは、また違った、新たな自分に出会う事が楽しみで仕方がありません」(有馬)、「再演されること自体が喜ばしく、出演するからにはより素敵な時間を作り上げる決意を持っています」(北村)とそれぞれコメントを寄せている。一方のEASTチームでは、共にまだ10代の東島京と内田未来がメルヒオールとヴェントラ役。「すごく難しいお話ですが、十代の僕だからこそリアルに伝えられるものもあるのではないかと思うので、徹底的に悩んで向き合っていきたい」(東島)、「彼らが必死でもがきながら生きる姿を、ヴェントラと同じ10代の女の子として飾らずに演じていきたいです」(内田)と意気込むふたりのフレッシュな演技に期待したい。文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『春のめざめ』台本・歌詞:スティーヴン・セイタ―音楽:ダンカン・シーク原作:フランク・ヴェデキント翻訳・訳詞:金子絢子演出:奥山寛出演:WEST/EASTメルヒオール:有馬爽人/東島京モーリッツ:坂口湧久/江副貴紀ヘンスヒェン:田川颯眞/池田航汰エルンスト:天丸翼/平川聖大ゲオルク:脇卓史/山下真人オットー:熊野義貴/加賀谷奏音ヴェントラ:北村沙羅/内田未来イルゼ:吉澤まゆう/井上花菜マルタ:小多桜子/バリオスアリアナアンナ:那須愛理佳/菊田万琴テア:大原よしの/神山彬子大人の男性:松井工/森田浩平大人の女性:魏涼子/尹嬉淑(全役ダブルキャスト)※プレビュー公演2023年12月3日(日)2023年12月5日(火)~12月23日(土)会場:東京・浅草九劇チケット情報:公式サイト:
2023年12月03日元劇団四季主演俳優佐藤政樹さんが自著『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)をベースに特別講義アップルシード・エージェンシー契約作家、佐藤政樹さんが、自著『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)の内容をベースにした講座を12月17日(日)に、渋谷の天狼院書店内「天狼院カフェSHIBUYA」と配信で行います。佐藤政樹さんは、27歳で劇団四季に入団後、自ら編み出した独自の話し方の手法で、紆余曲折ありながら主役を経験。退団後は飛び込み営業を経験、売れなくても諦めず、最終的にはトップクラスの成績を収めるまでになりました。現在は、企業研修講師として延べ300社・3万人のビジネスパーソンに向けて「話し方」を伝えています。講座では、人見知りでも、口下手でもできるようになる!劇団四季のカリスマ・浅利慶太氏から直接教わった「伝えることの本質」に、独自に編み出してきた話し方の手法をブレンドした「人を惹きつける話し方」を徹底解説いただくほか、書籍では触れられなかった「呼吸法」についてもお伝えいただきます。ただやり方を説明するだけではなく、劇団四季での経験をもとにした裏話を交えつつ、実演しながら話し方の違いをお伝えする実践的な内容となっています。講座のポイント・書籍『人を「惹きつける」話し方』の内容をベースにした1day特別講座!・人見知りでも、口下手でもできる「人を惹きつける話し方」を伝授・本には書けなかった!すぐ試せる、劇団四季で培った『呼吸法』を大公開・「もっと聴きたい」「あなたから買いたい」「また会いたい」と言われる、話し方の技術を習得したい方へおすすめ講座開催概要■日時:2023年12月17日 (日)17:00~18:30(16:30受付開始)■会場:天狼院書店「天狼院カフェSHIBUYA」/配信(生中継・後日動画配信)(東京都渋谷区神宮前6丁目20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F)■参加費:一般:3,850円(税込)天狼院読書クラブ会員:2,695円(税込)天狼院読書クラブPremium会員:1,925円(税込)※参加費の他、書籍『人を惹きつける話し方』/1,760円(税込)の購入が必須となります。*既に書籍をお持ちの方は、追加でご購入頂く必要はございません。*「天狼院読書クラブ」会員の方は会員価格でご参加いただけます。佐藤政樹さんプロフィール企業研修講師/講演家1975年生まれ。就職活動で内定が一つも取れず、大学卒業後フリーターに。アルバイトで働きはじめた人材派遣業の営業職では、仕事ができないことが理由で“戦力外通告”を受け、自分の殻に閉じ込もる。23歳の誕生日に「このままではまずい」と一念発起して、劇団四季への入団を決意。27歳で合格するまでの約5年の修行期間に、チラシ配り、テレアポ、携帯電話販売員、銀座の夜の世界……数々のアルバイト経験を通じて、「超」がつくほどの人見知りを克服。劇団四季では『ライオンキング』などへの出演を果たし、入団8年目に『人間になりたがった猫』で主役としてスポットライトを浴びる。その際に劇団四季創業者のカリスマ浅利慶太氏から「伝わる言葉」の本質をマンツーマンで直接学ぶ。その後、講演家になることを志して退団するも全く食べていけず、ビジネス経験ゼロから飛び込み営業の会社に就職。営業では、はじめは鳴かず飛ばずだったが、浅利慶太氏から学んだ「伝わる言葉」と自ら編み出した「人を惹きつける話し方の技術」を活用することで、約500名近くいる社員の中で「多大なる貢献をした社員第2位」を獲得。自身の特異な経験をもとにした独自の講話は口コミで全国に拡がり、経営者やビジネスリーダー、営業マン、接客関係者まで、受講後に結果を出す人が続出。 現在は、企業研修や講演活動で全国を飛び回り、延べ約300社・3万人を超える多くのビジネスパーソンに「人を惹きつける話し方」を伝授。伝える力やコミュニケーション能力、自己表現力の向上に貢献している。プレゼンイベントの殿堂TEDxにも出場し、「人を惹きつける話し方」を元にした『感動を創造する言葉の伝え方』のテーマで、日本人では異例の40万回再生を超えている。【12/17(日)17:00〜】人を「惹きつける」話し方 1day講座 : 劇団四季・元主演の佐藤政樹|夢と感動を創造する伝わる技術 : 人を「惹きつける」話し方 | 佐藤 政樹 |本 | 通販 | Amazon : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月24日今月の特集は、【劇団四季 創立70周年】と【新しいジャンルの掘り下げ方】株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:東京都豊島区代表取締役:堤 聡)は、新刊「月刊エレクトーン2023年12月号」を、2023年11月20日に発売いたします。月刊エレクトーン2023年12月号月刊エレクトーン2023年12月号は、【四季を彩りながら70年~劇団四季 創立70周年】と【“広く浅く” から脱却して、深みと説得力のある演奏とサウンドを体得!~新しいジャンルの掘り下げ方】の2大特集です。第1特集【劇団四季 創立70周年】では、創立70周年を迎えた「劇団四季」にスポットを当て、数々の名曲に彩られたミュージカルの楽しさと感動を伝え続けてきた70年の歴史をご紹介。また、日本上演25周年のロングラン作品『ライオンキング』に出演中のお二人、シンバ役の笠松哲朗さんとスカー役の北澤裕輔さんに『ライオンキング』の魅力をお聞きしました。第2特集【新しいジャンルの掘り下げ方】では、さまざまなジャンルの演奏が楽しめるエレクトーンにおいて、より深みや説得力のあるプレイ&サウンドを体得すべく、ジャンルの掘り下げ方について特集。鷹野雅史さん、富岡ヤスヤさん、大畑莉紗さん、倉沢大樹さん、坂井知寿さん、中野正英さん、日下将太郎さんに「どのようにして自身の好きな音楽を掘り下げてきたのか」をお伺いしました。今月のピックアップアーティストは、トッププレーヤー窪田宏が、若手ジャズプレイヤーの窪田ひかり(Pf)、窪田大志(Dr)と結成した“TRIO THE K”にインタビュー。「ライブ イベントレポート」は、毎月恒例の月エレマンスリーライブをはじめ、サッカー Jリーグ「モンテディオ山形」の試合を音楽で盛り上げた尾野カオルさん、4都市を回った826askaさんのツアー「826aska LIVE TOUR Advance」の東京ファイナルなどのレポートを掲載。【収載楽曲】●マンスリースコア・勇者(YOASOBI)*TVアニメ『葬送のフリーレン』オープニングテーマ・東京ブギウギ(福来スズ子(趣里))*NHK連続テレビ小説『ブギウギ』劇中歌・クラクラ(Ado)*TVアニメ『SPY×FAMILY』 Season2オープニング主題歌●リクエスト・Father’s Land(千住明)*TBS系 日曜劇場『VIVANT』より●月エレ×月ピコラボ!・Merry Christmas Mr. Lawrence(坂本龍一)*映画『戦場のメリークリスマス』より●「劇団四季 創立70周年」特集タイアップ・サークル・オブ・ライフ*『ディズニー ライオンキング ミュージカル (劇団四季)』より●2つのレベルから選べるスコア・<7級>強風オールバック( feat. 歌愛ユキ)(Yukopi)・<8級>強風オールバック( feat. 歌愛ユキ)(Yukopi)●きれいに弾きたい! We Love CLASSIC・アヴェ・マリア(J.S.バッハ/C.F.グノー)●三原善隆の弾いておきたい スタンダードアレンジ・モンロー・ウォーク●ピアノ&エレクトーン アンサンブルスコア・おめでとうクリスマス●みんなが弾きたい JAZZ! JAZZ!! JAZZ!!!・銀河鉄道999~シナモンティー・ボッサver.~●弾き歌いにチャレンジ♪・クリスマスソング(back number)全12曲【参考演奏動画の試聴】 ※試聴は公開中です(一部楽曲を除く)。【別売レジストデータ】○対応機種:ELS-02C/ ELS-02/ ELS-02X/ ELC-02/ ELB-02/ ELS-01C/ ELS-01/ ELS-01X/ D-DECK○データご購入:(1)Muma(2)ぷりんと楽譜(PCサイト) (3)ヤマハミュージックデータショップ 商品情報月刊エレクトーン2023年12月号定価:935円(10%税込)仕様:A4判縦/116ページ発売日:2023年11月20日発売JANコード:4910020611239商品コード:GTM01101480 amazonにて好評発売中! : お求めは、全国ヤマハ特約楽器店・書店または各オンラインショップまで。【本商品に関するお問い合わせ】(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ミュージックメディア部問い合わせフォーム: ★月エレマンスリーライブ~月刊エレクトーン2023年12月号~月に一度、極上のライブが自宅にやってくる!豪華出演者による月エレ掲載曲の生配信ライブを開催!ヤマハデモンストレーターや、プレイヤーによる演奏と楽しいトークに加え、アレンジや演奏のポイント、記事の紹介など、他では聴けない内容が盛りだくさん。お見逃しなく!■配信日 :11/21(火)■時間:19:30~■料金:無料■配信: ■出演者:尾野カオル、森田カズヤ<お問い合わせ先>ヤマハミュージックジャパンELマーケティング課 TEL:03-5488-5443 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月20日東京ディズニーリゾート内に位置する舞浜アンフィシアターにて、ロングラン上演中の劇団四季ディズニーミュージカル『美女と野獣』が10月29日(日)、日本公演通算6000回を達成し、本編終了後に特別カーテンコールが実施された。ディズニーが演劇ビジネスに初進出した作品としても知られ、1994年にブロードウェイで初演。劇団四季では、翌95年に初演して以来、10都市(東京、大阪、福岡、名古屋、札幌、京都、広島、静岡、仙台、舞浜)で上演を重ね、6000回当日時点での総入場者数は、約583万人を見込んでいる。今回の舞浜公演では、舞台美術を一新し、台本・演出もリニューアル。『美女と野獣』初演のクリエイティブスタッフたちが自ら再構築を手掛け、上海ディズニーリゾートで2018年から2020年に掛けて上演されたバージョンを踏襲した新演出版で上演している。記念すべき日本公演通算6000回を達成したこの日、通常カーテンコールを終えると、出演者を代表し、大木智貴(ルミエール役)、吉賀陶馬ワイス(コッグスワース役)、潮崎亜耶(ミセス・ポット役)が挨拶。大木が「本日、日本上演通算6000回を達成いたしました」と報告すると、客席からは万雷の拍手が巻き起こった。また、吉賀は「ひとえに作品を愛し育んでくださった皆様の温かいご声援の賜物と、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます」とファンに感謝の意。潮崎が「これからも作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯勤めてまいります」と2年目を迎える舞浜公演への決意を示すと、再び会場は熱い拍手に包まれた。その後、「人間に戻りたい」を特別バージョンで披露。曲の終盤には、男性アンサンブル4名が「6000」の数字を1つずつ持って登場し、舞台上に「6000 美女と野獣 2023.10.29」のモニュメントが完成した。【出演者代表挨拶】●大木智貴(ルミエール役)本日はご来場いただき、誠にありがとうございます。ミュージカル『美女と野獣』は、本日、日本上演通算6000回を達成いたしました。引き続きご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。●吉賀陶馬ワイス(コッグスワース役)1995年、『美女と野獣』は東京で初日の幕をあけ、翌12月には大阪で開幕。日本演劇史上例のない2都市同時ロングラン公演としてスタートしました。開幕以来、各地で上演を重ね、こうして大きな節目を迎えることができましたのも、ひとえに作品を愛し育んでくださった皆様の温かいご声援の賜物と、出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。●潮﨑亜耶(ミセス・ポット役)ここ舞浜アンフィシアターで昨年10月に開幕した『美女と野獣』舞浜公演も2年目を迎えました。これからも作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯勤めてまいります。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ディズニーミュージカル『美女と野獣』舞浜公演2022年10月23日(日)~ロングラン上演中会場:舞浜アンフィシアター(東京ディズニーリゾート内ディズニーアンバサダーホテル横)チケットは2024年7月公演分まで発売中(2023年10月29日現在)ぴあシートチケット情報:公式サイト:
2023年10月30日愛知・名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、劇団四季ミュージカル『キャッツ』の世界観をイメージした「キャッツ・セレブレーション・アフタヌーンティー Memory of 40th」を開催。2023年11月1日(水)から12月14日(木)まで、レストラン「Sky Dining 天空」にて提供される。劇団四季『キャッツ』の40周年記念アフタヌーンティー名古屋プリンスホテル スカイタワーと劇団四季ミュージカル『キャッツ』のコラボレーションアフタヌーンティーが登場。2023年5月開催の初回アフタヌーンティーを、“1人でも”“観劇の後でも”楽しめるよう、前回よりアップデートした仕様で提供する。注目は、『キャッツ』の40周年ロゴを象ったアニバーサリープレート。“4”は主人公・ディミータをイメージしたマンゴー風味のカスタードスイーツで、“0”は生ハムやオリーブをパンケーキで挟み、ジェリクルキャッツを見守る月を表現したセイボリーとなっている。キャラクターを表現したスイーツ階段のようなスイーツスタンドには、キャラクターをイメージした多彩なスイーツがラインナップ。コリコパットの毛柄をあしらったマカロンや、苺×マンゴーのパウダーで神出鬼没なマキャヴィティの模様を付したメレンゲ、猫のシンボルである“肉球”クッキーなどが並ぶ。期間限定カクテル&モクテルもまた、名古屋プリンスホテル スカイタワーでは『キャッツ』のミュージカルシーンやキャラクターたちを表現したカクテル&モクテルを用意。こちらもあわせてチェックしてみて。【詳細】「キャッツ・セレブレーション・アフタヌーンティー Memory of 40th」1名 5,200円期間:2023年11月1日(水)~12月14日(木)場所:名古屋プリンスホテル スカイタワー レストラン「Sky Dining 天空」住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12時間:15:30~17:00(90分制)※前日15:00までに要予約。※観劇終了後に利用希望の場合は電話にて相談。席の空き状況により予約可能な場合がある。※写真は2名用のイメージ。1名利用時は写真の什器と異なる。※仕入れの状況により食材やメニューは変更の場合がある。メニュー例:ナンバーケーキ、マカロン、メレンゲ、肉球クッキー、竹炭の焼き菓子、キャラメルポワール、りんごのシブースト、マシュマロと髭チョコ、ドーナッツ、ショコラのナゴプリ・モンブラン■キャッツ・セレブレーション・カクテル期間:2023年11月1日(水)~12月14日(木)時間:15:30~21:30(L.O.)種類・価格:カクテル2種、ノンアルコールカクテル(モクテル)1種 各1,356円【予約・問い合わせ先】TEL:052-756-3102(受付時間 9:00~18:00)
2023年10月29日「善い魔女」グリンダと「西の悪い魔女」エルファバは、いかにしてそう呼ばれるようになったのか――。誰もが知る「オズの魔法使い」の知られざる“エピソードゼロ”を描くミュージカル、『ウィキッド』が10年ぶりに東京に帰ってくる。本場ブロードウェイでは2003年に開幕し、10月30日に20周年を迎える今もチケットが入手困難な大ヒット作。2007年に日本初演した劇団四季が、その創立70周年を記念し、本日10月19日(木)にJR東日本四季劇場[秋]にて待望の再演の幕を開ける。緑色の肌と魔法の力を持つエルファバと、美しく人気者のグリンダは、シズ大学の同級生。ひょんなことからルームメイトになったふたりは、最初こそ激しく反発するものの、やがて互いにとってかけがえのない存在となっていく。ある日、オズの国の支配者である魔法使いから招待状を受け取ったエルファバは、親友となったグリンダを伴い大都会エメラルドシティへ。そこで重大な秘密を知ってしまったふたりは別々の決断を下し、心の内では相手を想い合いながらも、対立する「西の悪い魔女」と「善い魔女」としての道を歩み始める――。魔法使いや喋る動物が当たり前に存在する架空の国を舞台としていながら、そのストーリーは実に骨太だ。スペクタクルな装置とエモーショナルな音楽が、ファンタジーとリアルを見事に両立させながら、社会の中で生きるとはどういうことかを観る者に問いかける。特に一幕終盤、戦うことを決意したエルファバが空高く舞い上がりながら《Defying Gravity》を歌うシーンは、装置と音楽の迫力があいまってまさに鳥肌モノ。ミュージカルコンサートなどで単独で取り上げられることも多いナンバーだが、ストーリーのなかで味わう感動はやはりひとしおだ。2024年と25年には、『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウ監督、アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォ主演による二部作映画の公開も決定している『ウィキッド』。広く一般に“見つかる”前に、その素晴らしさを舞台で堪能しておきたい。なお、東京公演(期間限定)の前売りチケットは既に完売。2024年8月より大阪公演が予定されている。<公演情報>劇団四季ミュージカル『ウィキッド』2023年10月19日(木)~2024年1月27日(土)会場:東京・JR東日本四季劇場[秋]※2024年8月大阪公演あり公式サイト:
2023年10月19日佐藤政樹著・朗読『人を「惹きつける」話し方 特別版~口下手でも人見知りでもあがり症でも人生が変わる~』2023年9月29日リリースアップルシード・エージェンシー契約作家、佐藤政樹さんが自身の著作『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)を自ら朗読したオーディブル版が9月29日にリリース。予約開始時から3日間Audibleブック・ランキング1位を獲得して話題となっています。著者の佐藤さんは27歳で劇団四季に入団後、自ら編み出した独自の話し方の手法で、紆余曲折ありながら主役を経験。退団後は飛び込み営業を経験、売れなくても諦めず、最終的にはトップクラスの成績を収めるまでになりました。現在は、企業研修講師として延べ300社・3万人のビジネスパーソンに向けて「話し方」を伝えています。本書は、著者が人見知りで口下手ゆえに23歳でフリーターになり、アルバイトを転々とするなどどん底の状態から、多くの失敗や成功を繰り返したなかで見つけ、身につけてきた、再現性の高い独自の「技術」と、劇団四季のカリスマ・浅利慶太氏から著者が直接教わった「伝えることの本質」をもとにした「人を惹きつける話し方」について伝えているのが特長です。話を聴いた人に、「もっと聴きたい」「あなたから買いたい」「また会いたい」「心から納得した」「ついていきたい」と言われる話し方の技術を身につけることで、人を惹きつけることができるようになり、仕事の成果が変わり、人生が変わります。【目次抜粋】第1章◆人を惹きつける人は「上手く話さない」第2章◆人を惹きつける人は「発声より“発想”を大切にする」第3章◆人を惹きつける人は「まず書く」第4章◆人を惹きつける人は「相手を喜ばせる」第5章◆人を惹きつける人は「イメージさせる」第6章◆人を惹きつける人は「“見られる”より“見る”意識で話す」自著を自ら朗読してみて~佐藤政樹氏コメント平たい文章を立体的にする収録前の作業に苦心しました。劇団四季の方法論にのっとり、言葉が消えないよう聞こえづらくならないように、10万字近い原稿を徹底的にチェックし独自の書き込みをしました。収録では、プロのエンジニアさんの一切妥協のない仕事に驚かされました。オーディブルを聞いてくださる方に一音一句正確に正しく届けるためのこだわりに感動しました。工夫した点は、抑揚をつけすぎず、情動的になりすぎないように、バランスを保った点です。聞いてイメージを広げやすいように丁寧に淡々と語る意識を大切にしました。『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)オーディブル版概要・再生時間:4 時間 51 分・著者:佐藤 政樹・ナレーター:佐藤 政樹・配信日(Audible.co.jp):2023/9/29・制作:Audible Studios・ASIN:B0C2V9JVKH佐藤政樹氏プロフィール企業研修講師/講演家1975年生まれ。就職活動で内定が一つも取れず、大学卒業後フリーターに。アルバイトで働きはじめた人材派遣業の営業職では、仕事ができないことが理由で“戦力外通告”を受け、自分の殻に閉じ込もる。23歳の誕生日に「このままではまずい」と一念発起して、劇団四季への入団を決意。27歳で合格するまでの約5年の修行期間に、チラシ配り、テレアポ、携帯電話販売員、銀座の夜の世界……数々のアルバイト経験を通じて、「超」がつくほどの人見知りを克服。劇団四季では『ライオンキング』などへの出演を果たし、入団8年目に『人間になりたかった猫』で主役としてスポットライトを浴びる。その際に劇団四季創業者のカリスマ浅利慶太氏から「伝わる言葉」の本質をマンツーマンで直接学ぶ。その後、講演家になることを志して退団するも全く食べていけず、ビジネス経験ゼロから飛び込み営業の会社に就職。営業では、はじめは鳴かず飛ばずだったが、浅利慶太氏から学んだ「伝わる言葉」と自ら編み出した「人を惹きつける話し方の技術」を活用することで、約500名近くいる社員の中で「多大なる貢献をした社員第2位」を獲得。自身の特異な経験をもとにした独自の講話は口コミで全国に拡がり、経営者やビジネスリーダー、営業マン、接客関係者まで、受講後に結果を出す人が続出。 現在は、企業研修や講演活動で全国を飛び回り、延べ約300社・3万人を超える多くのビジネスパーソンに「人を惹きつける話し方」を伝授。伝える力やコミュニケーション能力、自己表現力の向上に貢献している。プレゼンイベントの殿堂TEDxにも出場し、「人を惹きつける話し方」を元にした『感動を創造する言葉の伝え方』のテーマで、日本人では異例の40万回再生を超えている。Amazon.co.jp: 【佐藤政樹朗読】人を「惹きつける」話し方 特別版~口下手でも人見知りでもあがり症でも人生が変わる~ (Audible Audio Edition): 佐藤 政樹, 佐藤 政樹, Audible Studios: Audibleブック・オリジナル : 劇団四季・元主演の佐藤政樹|夢と感動を創造する伝わる技術 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月02日劇団四季のファミリーミュージカル『エルコスの祈り』東京公演が、8月5日(土)に開幕、東京・竹芝の自由劇場で上演中だ。今回の上演は劇団創立70周年記念公演として、2017年以来6年ぶりとなる。1984年に『エルリック・コスモスの239時間』の名で、ニッセイ名作劇場“こどものためのミュージカル・プレイ”として初演を迎え、以来、全国各地で子どもたちに愛されてきた本作は、2003年に『エルコスの祈り』として生まれ変わった後も繰り返し上演が重ねられてきた。撮影:樋口隆宏物語の舞台は、子どもたちを厳しい管理、命令・規律に従わせる「ユートピア学園」。親や先生に見放され、夢や希望を奪われた子どもたちのもとへ、一台のロボットがやってくる。 その名は「エルリック・コスモス」通称“エルコス”。「どんな時代にも、どんなことに出会っても、決してほほえみを忘れずに、豊かな心を持って生きていける人間になってほしい」と、科学者ストーン博士が願いを込めて人間の女の子そっくりに作りだした、アンドロイド・エスパー(スーパーロボット)だ。子どもたちそれぞれが持つ豊かな個性を引き出していくエルコスに、皆は次第に心を開くようになっていくが……。“心”を持つロボット、エルコスと子どもたちとの交流を描き、失ってしまった夢や希望だけでなく、ひとりひとりが持つ個性や思いやりの心、他人を許す心まで、エルコスが愛情いっぱいに教えてくれる。子どもから大人まで、大切なことに気づかせてくれる心温まる物語。劇団四季『エルコスの祈り』初日カーテンコールの様子劇団四季『エルコスの祈り』初日カーテンコールの様子上演は9月2日(土)まで。その後、9月9日(土)より全国を巡演。なお、東京公演最終日の11:30公演/15:00公演はライブ配信も予定している。<劇団四季ファミリーミュージカル>1964年『はだかの王様』以来、半世紀以上にわたり「命の大切さ」、「愛と勇気の尊さ」、そして「友情と連帯の喜び」など、生きる上で大切なことをメッセージに織り込んだ作品を上演してきた。そのレパートリーは37作に上る。<公演情報>劇団四季ファミリーミュージカル『エルコスの祈り』2023年8月5日(土)~2023年9月2日(土)会場:東京・自由劇場※2023年9月17日(日)より、全国公演あり【配信情報】配信日時:2023年9月2日(土)11:30公演・15:00公演※アーカイブ配信あり:2023年9月3日(日)23:59まで※チケット販売は2023年9月3日(日)22:00までチケット情報公式サイト
2023年08月15日7月14日に劇団四季が創立70周年を迎えたことを記念し、全公演で舞台挨拶が行われた。劇団四季は、俳優・技術スタッフ・経営スタッフ約1400名で組織された、世界的に見ても最大規模の演劇集団だ。日本国内に専用劇場を持ち、ストレートプレイ(芝居)、オリジナルミュージカル、海外ミュージカル、ファミリーミュージカルなど幅広いレパートリーを上演している。1953年に浅利慶太を中心とした、学生10名によって創立された劇団四季。「演劇界に革命を起す」という志のもと、フランス革命の7月14日が創立日として定められた。創立記念日当日は、全公演において本編終了後、これまで劇団四季を応援してくれた観客への感謝の気持ちを込めて、出演者代表による舞台挨拶が行われた。『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]では、出演者を代表してジーザス・クライスト役の神永東吾、イスカリオテのユダ役の佐久間仁、マグダラのマリア役の江畑晶慧、ピラト(ローマの総督)役の村俊英が挨拶し、客席からは大きな拍手が送られた。■劇団四季創立70周年記念 舞台挨拶皆さま、ご来場いただき、誠にありがとうございます。本日、劇団四季は創立70周年を迎えました。1953年7月14日、戦後間もない日本で、浅利慶太をはじめとした10人の学生たちの手によって産声を上げた劇団四季。劇場に足を運んでくださった多くのお客様に育まれ、こうして日本全国に舞台をお届けできるまでに成長しました。これまで私たちを支えてくださったすべての方々に、劇団員一同、心より御礼申し上げます。諸先輩方が舞台にささげた祈りを引き継ぎ、これからも演劇を通じて、「人生は素晴らしい、生きるに値する」というメッセージをお届けできるよう、誠心誠意努めてまいります。引き続きご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。【上演中の作品】■『アナと雪の女王』JR東日本四季劇場[春]ロングラン上演中■『ノートルダムの鐘』JR東日本四季劇場[秋]8月6日(日) 千秋楽■『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]自由劇場7月16日(日) 千秋楽■『ライオンキング』有明四季劇場ロングラン上演中■『美女と野獣』舞浜アンフィシアターロングラン上演中■『クレイジー・フォー・ユー』KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>7月22日(土) 千秋楽■『キャッツ』名古屋四季劇場ロングラン上演中■『オペラ座の怪人』大阪四季劇場8月27日(日) 千秋楽■『リトルマーメイド』東1丁目劇場施設(旧北海道四季劇場)11月26日(日) 千秋楽
2023年07月18日株式会社アトレ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高橋 弘行※)が運営する「アトレ竹芝」(タワー棟:東京都港区海岸1-10-30、シアター棟:東京都港区海岸1-10-45)では、2023年7月14日(金)~2023年8月31日(木)の期間、「劇団四季70周年×アトレ竹芝」コラボイベントを開催します。劇団四季70周年×アトレ竹芝(1) 劇団四季初!POPUP SHOPが期間限定でオープン!舞台衣裳用の布を一部使用して作られた商品(アップサイクルプロジェクト商品)や70周年記念グッズなど、ここでしか手に入らない商品を期間限定で販売します。竹芝を訪れる際や観劇に行かれる際はぜひお立ち寄りください。期間:2023年7月14日(金)~2023年7月17日(月) 4日間時間:11時~18時場所:アトレ竹芝 シアター棟1階詳細は「劇団四季オフィシャルウェブサイト」をご確認ください。 アップサイクルプロジェクト商品(2)劇団四季オリジナルクラフトビールとペアリングコラボメニューをレストランで提供!アトレ竹芝の一部レストランでは、劇団四季オリジナルクラフトビールとペアリングコラボメニューを提供します。劇団四季オリジナルで醸造されたクラフトビールと共に、ペアリングコラボメニューを大人の好奇心を満たす空間でお召し上がりいただけます。期間:2023年7月14日(金)~2023年8月31日(木)※なくなり次第終了※対象ショップは「アトレ竹芝ホームページ」をご確認ください。 ※ペアリングコラボメニューには「劇団四季オリジナルクラフトビール1本」が付いております。※数量限定の為、なくなり次第終了となります。Bluefin by UORIKI「サーモングリル」3,700円(税込)シンガポール・シーフード・リパブリック東京「アフタヌーンティーセット」5,800円(税込)PAPPAGALLO「クアットロ・スタジオーニ」3,770円(税込)BRAUERTAFEL「ワイルドハンバーグ300g」4,700円(税込)(3)劇団四季70周年を記念した限定メニューやサービスを提供!各ショップでは、劇団四季70周年を記念して「70」にちなんだメニューやサービス、オリジナルフットジェルネイルなど、各ショップの魅力を活かした限定メニューをご用意しております。期間:2023年7月14日(金)~2023年8月31日(木)※なくなり次第終了※対象ショップは「アトレ竹芝ホームページ」をご確認ください。 珈琲館「期間限定アイスコーヒーとホットケーキソフトクリーム」1,700円(税込)SUD Restaurant/TERAKOYA「和牛ホホ肉とテールのシチュー」3,630円(税込)SPANAIL「劇団四季70周年記念フットジェルネイルストーン付き」10,070円(税込)タリーズコーヒー「劇団四季70周年記念先着70名様に試飲・試食プレゼント」※イメージ(4)対象メニューをご注文でオリジナルコースター1枚プレゼント!対象メニューをご注文の方に「劇団四季創立70周年記念ロゴ」が描かれたオリジナルコースター(全2種)を1枚プレゼントいたします。数量限定となりますのでお早めにご来店ください。※タリーズコーヒーは対象外となります。※ランダム配布のため種類は選べません。※コースターはなくなり次第終了となります。オリジナルコースター ※イメージ(5)JRE POINT会員限定キャンペーンも同時開催!【JRE POINT会員限定】アトレ竹芝のご利用で『劇団四季ギフトカード』を当てよう!期間:2023年7月14日(金)~2023年8月31日(木)●概要期間中、JRE POINT WEBサイトからエントリーの上アトレ竹芝で合計5,000円(税込)以上お買上いただいた方にJR東日本四季劇場[春][秋]または自由劇場(東京・竹芝)で上演する劇団四季公演の観劇チケットが購入できる『劇団四季ギフトカード』(5,000円分)を抽選で20名様にプレゼント!●応募手順(1)下記URLからエントリーサイトへ※エントリーは7月7日(金)~URL: (2)期間中、アトレ竹芝で合計5,000円(税込)以上お買上ください。※JRE POINTの貯まるバーコードまたはカードを必ずご提示ください。※『劇団四季ギフトカード』の発送をもって当選発表となります。(JRE POINTのご登録住所宛に郵送)※プレゼントする『劇団四季ギフトカード』の有効期限は「2025年12月末日」となります。JRE POINT会員限定キャンペーン■施設概要「アトレ竹芝」施設概要施設名 :アトレ竹芝所在地 :東京都港区海岸1-10-30営業時間:11:00~22:00※一部、営業時間の異なるショップがございます。また、新型コロナウイルスの影響により、営業時間が変更となる場合がございます。詳細は「アトレ竹芝ホームページ」をご確認ください。階数 :3階店舗数 :23ショップ(2023年6月1日現在)■SC運営会社概要名称 :株式会社アトレ所在地 :東京都渋谷区恵比寿4丁目1番18号 恵比寿ネオナート6F会社設立 :1990年4月2日資本金 :16億3千万円代表取締役社長:高橋 弘行※事業内容 :駅ビルの管理および運営等運営施設 :アトレ恵比寿、アトレ川崎、アトレ吉祥寺、アトレ上野 他※高は、正式には「はしごだか」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月30日今年7月14日に創立70周年を迎えることを記念し、2023年から24年にかけて、代表作や再演リクエストの多かった人気作を数多くラインナップしている劇団四季。本日6月22日(木) には自由劇場にて、1973年の日本初演以来いく度となく再演されているミュージカル、『ジーザス・クライスト=スーパースター』〔ジャポネスク・バージョン〕が開幕する。同劇団が、「スターの知名度に頼らず、真の実力を持った俳優たちが、深いテーマ性のある作品を上演する」という現在のスタイルを確立した「劇団四季ミュージカルの原点」、と胸を張る名作だ。作曲は『オペラ座の怪人』『キャッツ』のアンドリュー・ロイド=ウェバー、作詞は『ライオンキング』『アイーダ』のティム・ライス。巨匠たちが共にまだ20代だった頃、イエス・キリスト最後の7日間をロック音楽によって綴った本作は、ふたりの出世作にして記念すべきブロードウェイ・デビュー作でもある。1970年にコンセプトアルバムとして発表され翌年のブロードウェイで初演されて以降、世界各地で様々なプロダクションが誕生しており、近年だとロンドンでオリヴィエ賞リバイバルミュージカル作品賞に輝いたティモシー・シーダー演出版や、日本でラミン・カリムルーらが出演したコンサート版が記憶に新しい。劇団四季には、共に創設者・浅利慶太の手による〔ジャポネスク・バージョン〕と〔エルサレム・バージョン〕(1976年初演)のふたつがあり、本日開幕するのは前者。舞台上を大八車が行き交うなか、歌舞伎風メイクを施した俳優たちが、和楽器が加わった音楽に合わせて躍動する独創的な演出は、かつてロンドンで上演された際にも高い評価を獲得した。なお、傾斜舞台によって舞台上にイスラエルの荒野を再現した〔エルサレム・バージョン〕も、同じく70周年記念の一環として来年2月に上演される予定。浅利演出の神髄と言われるふたつの『ジーザス・クライスト=スーパースター』、ぜひこの機会にあわせて楽しみたい。文:熊田音子<公演情報>劇団四季『ジーザス・クライスト=スーパースター』〔ジャポネスク・バージョン〕2023年6月22日(木)~7月16日(日)会場:東京・自由劇場※前売券完売公式サイト:
2023年06月22日(公財)北区文化振興財団主催、劇団四季ファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』が2023年8月11日 (金・祝)に北とぴあさくらホール(東京都北区王子1-11-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月8日(木)10:00より発売開始です。カンフェティにて6月8日(木)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 劇団四季ファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」北とぴあ公演決定!劇団四季のファミリーミュージカルで、最多の上演回数を誇る人気演目が北とぴあに登場!(1979年初演)[ストーリー]森の猫が、ある日突然人間になったら…?ダンスタンの森に住むライオネルは、人間の言葉を話す猫。なぜそんなことができるかって?それはご主人のステファヌス博士が魔法使いだから。ある日、ご主人に口ごたえをしたライオネルは、バツとして二日間、人間にかえられてしまいます。ずっと人間になりたかったライオネルは大喜び!さっそくブライトフォードの町にでかけます。そこでかわいい女の子、ジリアンに会って胸がキュン。これって恋なの?ところがいじわるなお役人のスワガードが、ジリアンをねらって悪いことをたくらみ、ついに大変なことが・・・。※公演時間2時間5分(休憩15分含む)予定公演概要劇団四季ファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』公演日時:2023年8月11日 (金・祝)12:45開場/13:30開演会場:北とぴあさくらホール(東京都北区王子1-11-1)原作:ロイド・アリグザンダー企画・製作:四季株式会社初演オリジナル構成・演出:浅利慶太■チケット料金1階席:6,000円1階席高校生以下:3,500円2階席:3,500円(全席指定・税込)※3歳未満入場不可。3歳から有料。※高校生以下券の方は入場時、生年月日が確認できるもの(保険証、学生証等)をご提示いただく場合があります。主催:(公財)北区文化振興財団共催:東京都北区後援:東京都北区教育委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月30日5月28日(日) 14:00~15:30、20:00~21:30の 昼・夜2回開催。アーカイブ配信あり。アップルシード・エージェンシー契約作家、佐藤政樹さん著『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)重版を記念してオンラインセミナーを開催します。著者の佐藤さんは27歳で劇団四季に入団後、自ら編み出した独自の話し方の手法で、紆余曲折ありながら主役を経験。退団後は飛び込み営業を経験、売れなくても諦めず、最終的にはトップクラスの成績を収めるまでになりました。現在は、企業研修講師として延べ300社・3万人のビジネスパーソンに向けて「話し方」を伝えています。本書は、著者が人見知りで口下手ゆえに23歳でフリーターになり、アルバイトを転々とするなどどん底の状態から、多くの失敗や成功を繰り返したなかで見つけ、身につけてきた、再現性の高い独自の「技術」と、劇団四季のカリスマ・浅利慶太氏から著者が直接教わった「伝えることの本質」をもとにした「人を惹きつける話し方」について伝えているのが特長です。1人でも多くの方に本書を手にとってもらい、実践してもらいたい-そんな想いから、本書の内容をより理解していただくための【無料オンラインセミナー】を企画しました。オンラインセミナーでは、書籍刊行時に泣く泣くカットしたエピソードなどをお話するので、すでに本書をご購読された方も楽しめる内容となっています。『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)重版記念無料オンラインセミナー開催概要■開催月日:2023年5月28日(日)■開催時間:14:00~15:30、20:00~21:30昼・夜2回開催※2回とも同じ内容です※開始10分前より入室できます※終了後30分程度 交流タイムを予定しています■参加方法:Zoomを使用したオンライン開催 上記URLにてお申し込み後、5分程度でZoomのURLが記載された自動返信メールが届きます。■アーカイブ動画視聴方法:お申込み時に入力されたメールアドレスあてに、6月4日までに視聴できる情報をお送りします。なお、動画視聴期間は2023年9月30日までとさせていただきます。■参加費:無料オンラインセミナー参加特典お申し込み頂いた方全員に「人前で話す直前に見る究極のバイブル」小冊子(PDF・全20P)を無料プレゼント!人前で話す直前にお読みいただきたい、本来の力を発揮できる指南書を特別に編集。お申し込み後に表示されるページより、ダウンロードが可能です。書籍『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)について【書誌情報】・出版社 : プレジデント社・発売日 : 2023/3/16・価格:1,760円・単行本(ソフトカバー) : 248ページ・ISBN-13 : 978-4833424929著者自身の体験をベースに体系的に紹介。初対面で、大勢の人の前で、交渉の場で、ピンチの場面で、リーダーとして、オンラインでも、誰もがすぐに実践でき、あらゆる場面で活用できる“技術”を惜しみなく収録しています。伝わる人と伝わらない人は何が違うのか、売れる人と売れない人の話し方はどう違うのかなど、言語化が難しいわずかな差を、文章や図を通して解説。話すことが苦手な人も、話すのはわりと得意と思っている方にも新たな発見があり、すぐに実践できる内容となっています。話が伝わらない、聴いてもらえない、理解・納得してもらえない、自分の主張が通らないという方、必読の一冊です。佐藤政樹さんプロフィール企業研修講師/講演家1975年生まれ。就職活動で内定が一つも取れず、大学卒業後フリーターに。アルバイトで働きはじめた人材派遣業の営業職では、仕事ができないことが理由で“戦力外通告”を受け、自分の殻に閉じ込もる。23歳の誕生日に「このままではまずい」と一念発起して、劇団四季への入団を決意。27歳で合格するまでの約5年の修行期間に、チラシ配り、テレアポ、携帯電話販売員、銀座の夜の世界……数々のアルバイト経験を通じて、「超」がつくほどの人見知りを克服。劇団四季では『ライオンキング』などへの出演を果たし、入団8年目に『人間になりたかった猫』で主役としてスポットライトを浴びる。その際に劇団四季創業者のカリスマ浅利慶太氏から「伝わる言葉」の本質をマンツーマンで直接学ぶ。その後、講演家になることを志して退団するも全く食べていけず、ビジネス経験ゼロから飛び込み営業の会社に就職。営業では、はじめは鳴かず飛ばずだったが、浅利慶太氏から学んだ「伝わる言葉」と自ら編み出した「人を惹きつける話し方の技術」を活用することで、約500名近くいる社員の中で「多大なる貢献をした社員第2位」を獲得。自身の特異な経験をもとにした独自の講話は口コミで全国に拡がり、経営者やビジネスリーダー、営業マン、接客関係者まで、受講後に結果を出す人が続出。 現在は、企業研修や講演活動で全国を飛び回り、延べ約300社・3万人を超える多くのビジネスパーソンに「人を惹きつける話し方」を伝授。伝える力やコミュニケーション能力、自己表現力の向上に貢献している。プレゼンイベントの殿堂TEDxにも出場し、「人を惹きつける話し方」を元にした『感動を創造する言葉の伝え方』のテーマで、日本人では異例の35万回再生を超えている。【重版記念】口下手でも人見知りでもあがり症でも人生が変わる「人を惹きつける話し方」オンラインセミナー(参加費無料) : 人を「惹きつける」話し方 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月22日劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』東京公演が、5月14日(日) にJR東日本四季劇場[秋]で初日を迎えた。『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作で、これまで幾度の映画化、舞台化を経ている『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』に発想を得た作品。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語だ。日本では2016年に東京で開幕し、初演のチケットは瞬く間に完売。その後、京都・横浜・名古屋・福岡と上演を重ね、各地で高い評価を獲得してきた。初日公演の客席は、開幕の日を心待ちにしていた多くの観客の期待に満ち、本編終了後のカーテンコールではひときわ大きな拍手が送られた。なお本作は8月6日(日) まで同所で上演される。<公演情報>ミュージカル『ノートルダムの鐘』東京公演5月14日(日)~8月6日(日) JR東日本四季劇場[秋]公式サイト:
2023年05月16日~ 生まれ持ったセンスや精神論的な訓練は不要。口下手でも人見知りでも極度のあがり症でも身につけることができる「人を惹きつける話し方」~3月に発売された、アップルシード・エージェンシー契約作家、佐藤政樹さん著『人を「惹きつける」話し方』(プレジデント社)が発売後1月あまりで重版、売れ行き好調です。「話し方」や「雑談」についての書籍は近年多く発売されています。著者の佐藤さんは27歳で劇団四季に入団後、自ら編み出した独自の話し方の手法で、紆余曲折ありながら主役を経験。退団後は飛び込み営業を経験、売れなくても諦めず、最終的にはトップクラスの成績を収めるまでになりました。現在では、企業研修講師として延べ300社・3万人のビジネスパーソンに向けて「話し方」を伝えています。本書は、著者が人見知りで口下手ゆえに23歳でフリーターになり、アルバイトを転々とするなどどん底の状態から、多くの失敗や成功を繰り返したなかで見つけ、身につけてきた、再現性の高い独自の「技術」と、劇団四季のカリスマ・浅利慶太氏から著者が直接教わった「伝えることの本質」をもとにした「人を惹きつける話し方」について伝えているのが特長です。著者自身の体験をベースに体系的に紹介。初対面で、大勢の人の前で、交渉の場で、ピンチの場面で、リーダーとして、オンラインでも、誰もがすぐに実践でき、あらゆる場面で活用できる“技術”を惜しみなく収録しています。話すことが苦手な人も、話すのはわりと得意かなと思っている方にも新たな発見があり、すぐに実践できる内容となっています。話が伝わらない、聴いてもらえない、理解・納得してもらえない、自分の主張が通らないという方、必読の一冊です。読者からは・話し方のハウツー本ではなく、話し方のスタンスを整えてくれる本だった。・どんな人にも当てはまり、再現性の高い手法ですぐに実践できた。・話すことには自信があった自分でも、気づきがある内容だった。・具体的な事例が豊富でわかりやすい。・オンライン会議が憂鬱だったが、この本の手法を取り入れてみたら、皆が話を聞いてくれるようになった。といった感想が寄せられています。【書籍概要】「はじめに」より抜粋この話し方を身につけて人生を大逆転した私自身や、私の研修やセミナーを受けて劇的に成果を上げた多くの皆さんと同じように、この本を手に取ってくれたあなたにも、「人を惹きつける話し方」で目の前に見える世界をぜひ変えてください。「目次」より抜粋第1章◆人を惹きつける人は「上手く話さない」1演じるくらいなら「下手でいい」2張り切っても「感情は込めるな」4口下手な人ほど、才能が眠っている第2章◆人を惹きつける人は「発声より“発想”を大切にする」1その言葉を発する理由は何か?〜「実感」する2一致させるべき「発声」と「発想」4「話し上手」が陥るスランプ「言葉の鮮度」5「実感して語る」ための4ステップ第3章◆人を惹きつける人は「まず書く」1「話すための書く練習」からはじめよう3初級編・誰にでもできる「話すための書き方」テンプレート4上級編・誰でもできる「話すための書き方」テンプレート第4章◆人を惹きつける人は「相手を喜ばせる」1話す前に、「まず聞く」理由2私を消して「聞く」に徹するテクニック3人生を変える「オープンマインド」の意識第5章◆人を惹きつける人は「イメージさせる」1相手の「頭の中」がすべてを変える2自由自在に言葉を紡ぎイメージさせる4つの練習第6章◆人を惹きつける人は「〝見られる〞より〝見る〞意識で話す」1「悪い緊張」をよい緊張に変える【著者*佐藤政樹さんプロフィール】企業研修講師/講演家1975年生まれ。就職活動で内定が一つも取れず、大学卒業後フリーターに。アルバイトで働きはじめた人材派遣業の営業職では、仕事ができないことが理由で“戦力外通告”を受け、自分の殻に閉じ込もる。23歳の誕生日に「このままではまずい」と一念発起して、劇団四季への入団を決意。27歳で合格するまでの約5年の修行期間に、チラシ配り、テレアポ、携帯電話販売員、銀座の夜の世界……数々のアルバイト経験を通じて、「超」がつくほどの人見知りを克服。劇団四季では『ライオンキング』などへの出演を果たし、入団8年目に『人間になりたかった猫』で主役としてスポットライトを浴びる。その際に劇団四季創業者のカリスマ浅利慶太氏から「伝わる言葉」の本質をマンツーマンで直接学ぶ。その後、講演家になることを志して退団するも全く食べていけず、ビジネス経験ゼロから飛び込み営業の会社に就職。営業では、はじめは鳴かず飛ばずだったが、浅利慶太氏から学んだ「伝わる言葉」と自ら編み出した「人を惹きつける話し方の技術」を活用することで、約500名近くいる社員の中で「多大なる貢献をした社員第2位」を獲得。自身の特異な経験をもとにした独自の講話は口コミで全国に拡がり、経営者やビジネスリーダー、営業マン、接客関係者まで、受講後に結果を出す人が続出。 現在は、企業研修や講演活動で全国を飛び回り、延べ約300社・3万人を超える多くのビジネスパーソンに「人を惹きつける話し方」を伝授。伝える力やコミュニケーション能力、自己表現力の向上に貢献している。プレゼンイベントの殿堂TEDxにも出場し、「人を惹きつける話し方」を元にした『感動を創造する言葉の伝え方』のテーマで、日本人では異例の35万回再生を超えている。【書誌情報】・出版社 : プレジデント社 (2023/3/16)・発売日 : 2023/3/16・価格:1,760円・単行本(ソフトカバー) : 248ページ・ISBN-13 : 978-4833424929人を「惹きつける」話し方 : 劇団四季・元主演の佐藤政樹|夢と感動を創造する伝わる技術 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月15日劇団四季のミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』が4月25日よりKAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉にて上演中だ。“アメリカ音楽の魂”ガーシュウィンのオシャレで耳馴染みのよい音楽に、軽快なタップを盛り込んだ華やかなダンス、そして王道ど真ん中の“ボーイ・ミーツ・ガール”なストーリー。数ある劇団四季作品の中でも再演希望の声が高かったという人気ミュージカルが、8年ぶりに帰ってきた。作品は1930年にガーシュウィン兄弟によって作られた『ガール・クレイジー』をベースに物語、構成楽曲を練り直しリメイク、1992年にブロードウェイで初演されたもの。劇団四季では翌1993年に初演、これは四季としては初のミュージカルコメディへの挑戦だった。その後も上演を繰り返し、前回公演である2016年までに1900回を超す公演回数を誇っている。物語の舞台は1930年代のNYと、ネバダ州の寂れた田舎町デッドロック。銀行の跡取り息子ボビーは、仕事よりもダンスに夢中。口うるさい母親や婚約者にうんざりしているところ、母親にある田舎の劇場の差し押さえ業務を命じられる。向かった先・デッドロックは、かつては金鉱の町として栄えていたものの、今はすっかり寂れていた。ボビーはそこで劇場主の娘ポリーに一目ぼれ。劇場を救うために新しいショーを作りもう一度町に人を呼ぼうとボビーが提案し、ふたりはいい雰囲気になるものの、ボビーが劇場を差し押さえにきた銀行の人間だと知りポリーは激怒。しかし諦めないボビーは、大物プロデューサー・ザングラーに変装、NYから踊り子たちを呼び寄せ、町の男たちを即席ダンサーにし、ショーの制作を続ける。すると今度はその偽ザングラーにポリーが恋をしてしまう。さらには本物のザングラーも愛する踊り子を追いかけてデッドロックにやってきて……!?なんといっても、トニー賞最優秀振付賞を受賞しているスーザン・ストローマン振付のダンスが楽しい。ボビーの浮きたつ心そのままに重力を感じさせないソロ、ボビーとポリーが恋に落ちていくさまをハートマークを諸所に入れたキュートな振付で描いたペアダンス、電話やロープを小道具にした目に楽しい群舞……華やかかつハイレベルなダンスシーンが次々と登場。中でも圧巻なのは一幕最後の「I Got Rhythm」。デッドロックの人々がトタン屋根やツルハシ、パエリア皿といった意外なものを取り入れ魅せるダンスは、「それをそう使う!?」というユニークさ、楽しさ。約8分のビッグナンバーだが、観る者を一瞬も飽きさせない。物語もくすぐったくなるような“ボーイ・ミーツ・ガール”を軸に、勘違い、すれ違いが楽しくもヤキモキさせるチャーミングなもの。悪人は登場せず悪意も存在しない、ひたすら楽しいラブ・コメディは、なんの気負いもなく客席に座るだけで観る者を夢の世界に連れていってくれる、まさに演劇の愉しみの極み。そしてエンタメの持つパワーを信じ、劇場愛を描く“ショー・ビジネス讃歌”でもある。劇場を立て直すために皆が力を合わせ、ショーを作り上げる。その尊さは、エンタメを愛する人にこそ胸に染みるだろう。この3年間のコロナ禍を経たミュージカルファンが「今、これを観たかった!」と素直に思う作品ではないだろうか。キャストは、現時点ではボビー役は萩原隆匡と斎藤洋一郎、ポリー役は町真理子と相原萌がキャスティングされている。初日前の取材会には萩原と町が出席。萩原が「劇場には、劇場でしか味わえない感覚がある。一緒に笑って泣いて楽しんで、拍手に包まれた良い時間を過ごしてほしい」と劇場愛を語った言葉、町の「この作品はコメディですが、テーマとしては復興、再生が入っています。寂れた町がどんどん活気を取り戻し、最後は登場人物たちがそれぞれ生きがいをみつけていく。(コロナ禍という苦境を経験した)今の世の中と同じだなと思うところもあります。お客さまに少しでも元気になってもらえたら」という言葉が印象的だった。なお筆者が観た回は斎藤と相原のペア。共に今期が初役だが、斎藤はこれまで劇団四季が誇る名ダンサーたちが演じてきたボビーを、軽やかなダンスと、少し生意気さをまぶしたとびきりの愛らしさで演じる。相原は伸びやかなダンスと明るい笑顔が印象的な健康的なポリー。ふたりともこの陽気なミュージカルにぴったりの魅力を放っていた。公演は7月22日(土)まで同劇場にて。チケットは発売中。8月以降、全国ツアー公演も控えている。取材・文:平野祥恵撮影:岩村美佳※写真はすべて最終舞台稽古(ボビー役:萩原隆匡、ポリー役:町真理子)より<公演情報>劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』2023年4月25日(火)~2023年7月22日(土)会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>横浜公演終了後、2023年8月26日(土)より全国ツアー公演ありチケット情報
2023年05月09日愛知・名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、劇団四季ミュージカル『キャッツ』の世界観をイメージした「キャッツ・ムーンライト・アフタヌーンティー」を開催。期間は、2023年5月12日(金)から7月6日(木)まで。劇団四季『キャッツ』×名古屋プリンスホテル スカイタワー名古屋プリンスホテル スカイタワーでは、名古屋四季劇場で上演されている劇団四季ミュージカル『キャッツ』の日本公演40周年を記念したコラボレーションアフタヌーンティーを開催。『キャッツ』の世界観を表現し、登場するキャラクターのうち10匹の見た目や特徴から着想を得たスイーツやセイボリーを展開する。キャラの毛柄や上着イメージのスイーツ『キャッツ』のロゴをあしらったスタンドの上段には、それぞれのキャラクターを彷彿とさせるスイーツが勢揃い。“アスパラガス”の上着に見立てた層が印象的な「オペラ」や、表面のナパージュに“ジェリーロラム”のような毛柄を採用した「フロマージュタルト」、猫の手形のクッキーの上に“グリザベラ”をイメージした紫色のカシスのスモアを乗せた「カシススモア」などがラインナップする。下段には、“スキンブルシャンクス”イメージのロールケーキ「ロール カスタード」、表面のつるつるした光沢感が特徴の「マカロン ショコラ」、“ジェニエニドッツ”の特長である2面性を表した「パンナコッタ&フルーツミックスゼリー」などが並ぶ。猫型マッシュポテトや“月が輝く夜空”着想カクテルもセイボリーも充実。“マンカストラップ”の毛皮に見立てた「トリュフ風味のマッシュポテト」をはじめ、「マグロのイタリアンマリネ」や「トマトとモッツァレラのカプレーゼ風」などが展開される。また、ウェルカムドリンクとして、劇中の月が輝く夜空シーンにインスパイアされた銀箔入りのノンアルコールカクテル「Brilliant MOON Night」も用意。『キャッツ』の世界観を堪能できるアフタヌーンティーをぜひ味わってみては。【詳細】「キャッツ・ムーンライト・アフタヌーンティー」期間:2023年5月12日(金)~7月6日(木)場所:名古屋プリンスホテル スカイタワー住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12時間:15:30~17:00(90分制)料金:1名 5,200円※サービス料込※2名~<メニュー例>・ウェルカムドリンクノンアルコールカクテル(モクテル) Brilliant MOON Night・スイーツマロンモンブラン、スコーン プレーン&オレンジホワイトチョコチップ、オペラ、フロマージュタルト、カシススモア、カンノーロ、ボンボローニ、ロール カスタード、マカロン ショコラ、パンナコッタ&フルーツミックスゼリー・セイボリーマグロのイタリアンマリネ、トマトとモッツァレラのカプレーゼ風、カポナータ、トリュフ風味のマッシュポテト【予約・問い合わせ先】TEL:052-756-3102(受付時間 9:00~18:00)
2023年05月08日劇団四季は、ミュージカル『オペラ座の怪人』を2024年4月より横浜・KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉で上演。チケットは2023年12月に発売予定だ。悲恋を描いたミュージカル『オペラ座の怪人』『オペラ座の怪人』は、フランスの怪奇作家ガストン・ルルーの原作をもとに、パリ・オペラ座の地下深くに棲む“ファントム”と、若き歌姫クリスティーヌの悲恋を描いたミュージカル作品。音楽を手掛けたのは、現代のモーツァルトとも称される作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーだ。これまでに世界40カ国、180都市以上で上演され、累計観客動員数は1億4500万人を突破。“世界で最も多くの人が観たミュージカル”として今なお多くの人を魅了し続けている。約7年ぶりの横浜で上演劇団四季は、そんな名作ミュージカル『オペラ座の怪人』を2017年以来約7年ぶりに横浜で上演。KAAT 神奈川芸術劇場で壮絶な愛の物語を届ける。ミュージカル『オペラ座の怪人』あらすじ1905年、パリ・オペラ座。舞台上では、オペラハウスの所有物がオークションにかけられていた。車椅子の老人は、落札した品の中にあったオルゴールにふと手をとめる。さかのぼること半世紀。オペラ座の舞台では、オペラ『ハンニバル』のリハーサルが行われていた。しかし舞台の外では“オペラ座の怪人”の仕業とされる謎めいた事件が続発。プリマドンナのカルロッタは、対策を講じない支配人に「オペラに出演しない」と言い出す。そんなカルロッタの代役に急遽選ばれたのはコーラスガールのクリスティーヌ・ダーエ。彼女は、亡き父の贈り物“音楽の天使”にレッスンを受けたという素晴らしい歌声を披露し、舞台は大成功をおさめる。その夜、クリスティーヌの幼馴染・ラウル・シャニュイ子爵は楽屋を訪れるが、クリスティーヌは目の前に現れた“音楽の天使”に連れ去られ、忽然と姿を消してしまう。この“音楽の天使”こそ、愛するクリスティーヌをプリマドンナに仕立て上げ、自分の音楽を歌わせたいと願う“オペラ座の怪人”だったのだ……。【詳細】劇団四季 ミュージカル『オペラ座の怪人』横浜公演開幕時期:2024年4月会場:KAAT 神奈川芸術劇場〈ホール〉住所:神奈川県横浜市中区山下町281チケット発売:2023年12月(予定)※公演詳細は、決まり次第劇団四季オフィシャルウェブサイトで告知。
2023年05月04日劇団四季の創立メンバーで2018年に逝去した演出家・浅利慶太の生誕90年に寄せる第一弾作品、舞台『オンディーヌ』が4月29日(土・祝)自由劇場で開幕した。劇団四季による初演(1958年)は、浅利をはじめ当時の劇団員たちの悲願だったとも言われ、以来、専用劇場のこけら落としシリーズや浅利慶太プロデュース公演の初陣を飾るなど、数々の節目に上演されてきた演目である。本作はフランスの劇作家ジャン・ジロドゥによる、水の精オンディーヌと遍歴の騎士ハンスの純愛物語。命と記憶を引き換えにした許されぬ恋であったが、次第にハンスはかつての婚約者ベルタへ心を傾けてしまう。ハンスをなおも愛するオンディーヌは自ら姿を消すが、二人には運命的な結末が待ち受けていた。タイトルロールのオンディーヌを演じるのは、再演版演出も担う野村玲子。透明感と軽やかさを備えつつも、無限の存在感が満ち溢れている。自由奔放で素直、嘘をつかず、無条件に人を愛するオンディーヌの姿は、そう在りたい(だがそう在れない)人間たちの憧れそのものなのかもしれない。純粋で無垢、永遠を生きるオンディーヌと、移ろいやすく愚かで有限を生きるハンス。完全無欠な自然を前に人間の弱さや愚かさを浮き彫りにする一方で、その自然(オンディーヌ)から人間は愛されているという真理を教えてくれる。人間は愚かだけれど、だからこそ愛おしい存在であり、私たちの人生は生きるに値するものなのだと胸を打つ。浅利がその演劇人生を通して訴え続けてきたメッセージが、この舞台からも放たれていた。3幕構成の本作、幕毎に様変わりする舞台セットもみどころの一つだ。森の中の漁師小屋、王の宮殿、ハンスの城と、まるで異なる3つの物語かのように観客を作品の世界へ誘う。また音楽やダンスも魅力的で、幕間狂言では本格的なオペラを見ているかのようだし、外連味あふれる演出も見逃せない。台詞は詩的で美しく、幻想的でドラマチック、喜劇要素も悲劇要素もある。ストレートプレイの枠に収まらず、演劇の面白みをこれでもかと詰め込んだ浅利演出の真髄がここにあった。公演は5月6日(土)まで。
2023年05月01日4月25日よりKAAT神奈川芸術劇場<ホール>で上演中の劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』(以降、CFY)。1930年代のアメリカを舞台にした、まさに王道の“ボーイ・ミーツ・ガール”で始まるラブストーリー……と簡単には言いきれない。なぜならふたりが出会った町は寂れたネバダ州デッドロック、“ガール”ポリーは荒廃した劇場の娘、そして“ボーイ”ボビーはその劇場を差し押さえに来た銀行の御曹司なのだから。ふたりのすれ違いコメディに加えて、劇場や町の人々が活気を取り戻していく復興の物語でもあるこの舞台。珠玉のガーシュウィン・ナンバー、そしてダイナミックなダンスの数々で、ミュージカルの楽しさを堪能させてくれる作品だ。ボビー・チャイルドは萩原隆匡と斎藤洋一郎、ポリー・ベーカーは町真理子と相原萌のダブルキャスト。歌、ダンス、芝居と高いレベルを求められる本作で、何を感じているのか。稽古も佳境を迎えていたある日、萩原隆匡・町真理子が語ってくれた。ボビーとして、ポリーとしてのリアルを求めて萩原は、2015年の公演に続いて2度目の『CFY』ボビー役。「前回は本当に難しくて、苦労したんです。今思えば、(ボビーがなりすました大プロデューサー)ザングラーとして説得力をもたせなきゃ、とか外側からのアプローチをすごく気にしていたんですよ。以前からボビーを演じている先輩がマンツーマンで教えてくださって、どうにか演じましたけど。でもボビーはザングラーになりきることをエンジョイしているので、そこにフォーカスを当てればそんなに難しいことはなかったのかもしれない。だから今回はボビーを見習って、推進力で前に向かっていこうという感じ」と前回を振り返りつつ、意欲を語る。「ボビーって、本当に魅力的。すごく明るいけど、演じるうえでは単純に外側を明るくしただけでは何かが違う。『チャイルド』という名前そのままに、子どものように素直に『何がなんでもやる』という前向きさ、推進力があって、本当にうらやましいし『こんな風に生きられたら』とも思います。でもそれを力任せに表現するのではなく、ひたすら純真に自分がやりたいことを実行に移せる人間であることを大事にしたい」のだとか。そんな萩原のボビーを、町は「ダンスも歌も芝居も萩さん(萩原)にしかできない、洒落てる感じがあるんですよね。力が抜けているところもあれば、締めるところは締めて、緩急が巧み。すごいです。今日は第2幕の通し稽古だったんですけど、萩さんのボビーが踊って歌う「Nice Work If You Can Get It」、すごく感動したんです。ポリーへのボビーの全力の愛が感じられて本当にかっこよくて。このシーンは、ぜひ皆さんに注目していただきたいです」と絶賛。先輩へのリスペクトをうかがわせた。ちなみに萩原自身も、このシーンは「振付も曲も天才」とする。町自身は、ポリー役には迷いがあったという。「出番のボリュームや比重の重さがここまで大きい役は初めてなので、とにかく最初はプレッシャーを感じていました。そこから少しずつ稽古を重ねて、スタッフの方たちに『等身大でいいよ』『そのままの町でいいよ』っていう言葉をもらって、ポリーの男勝りだったり強かったりする部分をそのまま出すんじゃなくて、自分の思う、自分がそうしたいポリーがあれば、無理に演じようって意識しなくていい。そう思えて安心材料になりました。それから、だんだん稽古も楽しくなってきたんです」とはいうものの、そんな町を「最初から素晴らしかったですよ。町さんは本当に素敵な女優さんで、醸し出す雰囲気が良いし、実力もある」と萩原は太鼓判を押す。そして、町によるとポリーは「自分に素直だし、初めての恋を知ってだんだん可愛い面も出てくる。デッドロックの人たちに対する時と恋しいザングラーの前とでは、ギャップというか、それまで見せたことのない一面が見えてきたら素敵」だという。萩原は言う。「自分と役が無理なく手をつないで、自分の内からシンプルなものが出る状態を目指したい。いかに、観ている方がリアルに『こういう人たちがいて、こういう人たちがこういうことするから、こういう展開になってるんだ』と引き込まれて、舞台上も客席も、劇場全体がひとつになる。それが理想なんですよね」。いかにリアルに、舞台上でその役として生きているか。それが大事なのかもしれない。劇場でしか味わえない悦びを共にガーシュウィンの音楽に満ちあふれている『CFY』。例えばボビーとポリーが出会う場面の「Shall We Dance?」は製作陣の思い入れの深いナンバーだという。萩原は「ボビー役の大先輩が言うには、この曲こそが『CFY』だそうです。本当に純粋な恋から生まれている話だから、その始まりが確かなものじゃないと、その後のすべてが嘘になってしまう。最初はポリーが嫌がっているところから、ふたりのかけ合いが始まっていって、ダンスで恋心というかふたりの心情が表現されている。ミュージカルだから数分のダンスですけど、ストーリー上ではこの場面が終わった時点で朝になっている。そのくらい、ふたりにとっては忘れられない特別な経験だっていうことが凝縮されているんです。この曲ありきでそういう展開を創ったっていうことが、本当に神がかっていると思います。演じるこちらとしては、一生懸命がんばっていくしかありません」第1幕前半をこの曲が彩り、その後の展開を経てポリーには「Someone To Watch Over Me」という聴かせどころがある。町は、率直にこの曲は「難しい」と打ち明けた。「ただ歌うだけだとすごく楽しいけれど、物語の流れとしては他の人には見せたことのない、ポリーの心の内が徐々にほどけていくように解放されていく。そんな柔らかさを表現できたらいいなと思うんですけど、なかなか……」と、試行錯誤を重ねている様子をうかがわせた。そして、『CFY』という作品そのものの魅力をこう語る。「この作品を『嫌い』って思う人はいないんじゃないですか?悪い人がいなくて、最後はいろいろなカップルが生まれて。私はラブストーリーが大好きなので、キャラクターそれぞれの恋模様に注目してもらいたいと思いますね」一方、萩原は第1幕のラストを飾る「I Got Rhythm」に感動するという。「キャストそれぞれが持っている感性が、音楽と歌詞(言葉)に響いて生まれる空間。音楽の持っている力でみんなの気持ちが本当にひとつになる、大好きなナンバーです。ぜひ劇場で一緒に体感して、一緒にあの空気を作ってほしい。話を知らなくても、観に来てもらえば楽しめますから。生でだからこそ味わえる楽しみがあります」。キャストと観客、全体がひとつになる。それはまさに、劇場だからこそ体感できる悦びだろう。町は「皆さん一度は聞いたことがある曲があると思うので、それを生で聴いてもらえたら。私たちもエネルギーを精一杯放出するので、この作品のハッピーなオーラを受け取って、ぜひ明るく笑顔で帰っていただきたいと思います」と話す。そして萩原は「前もってチケットを取って、『明日劇場に行くんだ』と楽しみにして。観終わったらご飯を食べたりしながら『楽しかったな』って、帰りも余韻に浸る。そんな、劇場で過ごす“特別な1日”を味わってほしい。きっと『面白い』とか『つまらなかった』とか、いろいろな感想があるでしょう。でも、とりあえず劇場に来て何かを感じてほしいんです。そのために、僕たちは厳しい稽古を重ねてお客様を裏切らないようにがんばっています」と、熱く締めくくった。取材・文:金井まゆみ撮影:岩村美佳<公演情報>劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』2023年4月25日(火)~2023年7月22日(土)会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>横浜公演終了後、2023年8月26日(土)より全国ツアー公演ありチケット情報
2023年04月29日