「やる気があるのにダラダラしてしまうのは、自分が悪いからではない」と断言するのは、『ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣』(大平信孝、大平朝子著、サンクチュアリ出版)の著者。ダラダラしてしまうのには理由があり、それは「コントロールできないものをコントロールしようとする」からだというのです。だから結果的に、気疲れしたり、心が折れたりしてしまい、仕事がはかどらないということ。そこで本書は、脳科学や心理学に基づいた「ルーティン」と呼ばれる簡単な習慣により、「ダラダラ気分を一瞬で変え、いつでも仕事モードに入る方法を明かしているわけです。「ルーティン」と聞いてピンとこない人でも、ラグビーの五郎丸選手がキックの前にする一連のアクションや、イチロー選手が打席に入る前にするアクションはご存知のはず。つまりは、あれがルーティン。一流アスリートたちが集中するために行っているそれら一連のアクション(=ルーティン)を、ビジネスパーソンも取り入れるべきだと著者は考えているのです。でも、具体的にどうすればいいのでしょうか? その点を確認するため、「時間」に関連するルーティンを引き出してみましょう。■朝は「10秒ベッドメイキング」する朝は自分にとって意味を持つ「マイ・オープニングテーマ」を聴きながら、ベッドメイキングをするルーティンをするといいのだとか。忙しくてバタバタしがちな朝に、あえてベッドメイキングをして環境を整えることによって、落ち着き、清々しい気持ちで1日をスタートすることができるという考え方です。しかも朝にベッドメイキングをしておくと、夜に疲れて帰宅しても、ホッと一息つけて、くつろぎやすくなるもの。朝のわずかなアクションが、夜の眠りにも好影響を及ぼすということ。ちなみに著者はこれを「未来貯金」と呼んでいるそうです(当然ながら、逆の状態は「未来借金」)。■通勤電車では「1分何かの勉強」する毎日の通勤時間が手持ち無沙汰だという人も少なくないでしょう。そんなとき、ツイッターやフェイスブック、LINEを開いてみるのもひとつの選択肢ではあります。しかし通勤中は、電車に乗ってさえいれば、なにをしようと自由な時間。だからこそこのスキマ時間を、受け身ではなく、「自分のため」に活用しましょうと著者は提案しています。ちなみに電車の時間を有効活用できるかどうかは、「乗った直後」がポイントだとか。うまく活用できる人は、電車でなにをするか「あらかじめ決めている」というのです。逆にいえば、なにをするか事前に決めていないと、「なんとなく」「手持ち無沙汰だから」と、無意識のうちにスマホや携帯を開くことになってしまうわけです。そこで著者が勧めているのは、電車に乗ったら“最初の1分間だけ”「○○の勉強をする」と決めてしまうこと。勉強というと堅苦しく感じられるかもしれませんが、たとえば「Yahoo!ニュース」の英語版を読むだけでも、十分に英語の勉強になるわけです。■仕事は「2つの締め切り」を決める!企画書や報告書の作成、中長期にわたるプロジェクトなど、時間も手間もかかる仕事は、ついつい後回しにしてしまいがち。その結果、締め切り直前にようやく手をつけたら、「明らかに時間不足だった」という事態になることも珍しくありません。そんなことを避けるために大切なのは、仕事をしっかり「スケジュールに入れる」ためのルーティンを行うことだといいます。具体的には、「いつ手をつけるか」と「いつまでに仕上げるか」と“2つの締め切り”を決め、すぐにスケジュールに書き込むといいのだそうです。タイムリミットをつくることによって、集中して仕事をすることができるという考え方です。■余裕ゼロの時は「1分間目を閉じる」人に集中力が続く時間は、私たちが思っている以上に短いもの。そして私たちは機械ではないため、長時間のプレッシャーには強くありません。たとえ訓練したとしても、人が高度な集中力を何時間も持続させることは難しいのです。だから有効なのが、仕事が立て込んでいて追い込まれているときや、食事する時間すら惜しい時でも、短時間で回復できるルーティン。といっても簡単なことで、とにかく1分間、目を閉じればいいというのです。なお1人になれる場所であれば、トイレの個室でも、屋上や非常階段、あるいはベランダでも、どこでもOK。席を外せないのであれば、自分のデスクでもかまわないそうです。もちろん昼寝が許されるのであれば、10分でも15分でもソファに横になるのが効果的。しかし現実的に、オフィスには昼寝をする場所がなかったり、昼寝をできる雰囲気でもなかったり、ということのほうが多いはず。しかし1分間目を閉じて「寝たふりをする」ルーティンであれば、誰にでも簡単にできるわけです。*著者が紹介しているルーティンは決して難解なものではなく、このようにシンプルで簡単なものばかり。そのぶん日常に、無理なく取り入れることができそうです。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※大平信孝、大平朝子(2016)『ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣』サンクチュアリ出版
2016年09月15日「頑張った結果」で評価される環境が大切だった出典 : 編集部:前回までは、畠山さんの幼少期のご経験や進学についてお聞きしました。中高一貫校に進学したとのことですが、「親がいれてくれた」というのは…?畠山:子どもですから、自分で進路の選択肢を「探して持ってくる」までは、しないですよね。親が決めたレールのうち、どれかを選ぶことはあっても基本は親の提示したレールや選択肢の中から決める。塾に入り、成績が良かった、成績が良い場合はここらへんの学校を受験するんだよ、と教えられ、何の疑問を抱かずにその通りに進みました。「自己選択したな」という自覚は別になかったですね。頑張った結果で選べるところに進んだだけ。編集部:「頑張った結果で進める」というのは、曖昧さがなくてわかりやすいですよね。畠山:そう、公文の算数がわかりやすいですよね。出来るようになれば次にいける、できないと何度もそこをくり返す。それに、成績がでるのがいいですよね、地域で何番目かわかる。努力が「事実」で認められる、曖昧な概念ではなく評価される。編集部:例えば、美術のような良し悪しの評価が難しいものは…畠山:いや数字で結果が出ればよい、というのではなく「頑張ったことを認めてもらえる」という事が大前提で一番大事だ、ということです。例えば、自分は100点とったのに、なぜか60点だったあの子が褒められる。100点をとったのに「君は才能があるから」といって努力したことを認めてもらえない、というのはおかしい。そういうことです。編集部:学校でも社会でもありますね。そういった場面で、畠山さんはどうしていたのでしょう?畠山:一つは、その集団に興味がなくなります(笑)会社だったら、そういう会社はやめてしまうかもしれませんね。例えば、上司に気に入られたらボーナスがあがる、という会社だったら仕事は頑張らなくなってしまい、上司に気に入られることを努力するでしょう。仕事を頑張ろうと思ったら違う会社に行くと思います。僕の場合は、塾で勉強すれば評価される環境だったから、しっかり勉強して伸びてきた。それだけ。偶然入った大学では、拘束が多い生活が待っていた。でもそれが自分には合っていた編集部:大学は中学高校と違い、枠組みが曖昧になってきますよね、通い方や学び方も。そこでつまづきはなかったのでしょうか?畠山:中高は無遅刻無欠席、通学も50分かかり、授業後は塾。という、それまでのルーチンとは変わりましたが、防衛大は寮生活ですし、なぜかキツいサッカー部に入ったので、生活は依然拘束されていました。それが良かったんです(笑)普通の大学生生活といってイメージするような、昼から授業にいき、眠りながら授業を受けて…という環境ではなかったので、真っ直ぐ真面目に(笑)編集部:自分のスタイルに合わせて、あえて、そういった学生生活を選んだんですか?畠山:いや、受かったからです(笑)国立の医学部で受かったのは防衛医大だけでした。親もお金かからないし、家計も助かる、じゃあ行きましょう。というところですね。今振り返えると、あの生活スタイルは自分にとって、とても良かったと思います。ただ、全寮制だとは知っていても、朝6時に点呼があるなんて知らなかった(笑)世の中は理不尽なことが多い。だからこそ僕は仕組みを学んだ出典 : 編集部:ちなみに、寮のルールや集団の決まり事に疑問を感じることなどはなかったのでしょうか?理由を考えるとイマイチ納得出来ない慣例的なルールだったり…畠山:疑問…そうですねえ…「ルールがあると知らなくて疑問を抱くこと」はありますよ。編集部:あ、なるほど。畠山:はい、だから僕はルールを隅々まで学んだ。例えば、賃貸物件。部屋を借りるときに、敷金・礼金・手数料がすごく高いことがありました。不動産屋が取れる手数料は、家賃の1ヶ月分で、手数料には消費税はつきますよね。且つ敷金/礼金には消費税はつかない。ところが、僕の手元にきた見積り書には、2ヶ月分の手数料に消費税がかかっていた。これは、宅建法違反なんですよ。というように、ルールを隅々まで学んでいれば、おかしいと思うことをすぐに論理的に理解し、社会の理不尽にすぐに対処し交渉したりできるんです。編集部:そんな風にルールを学ぼうと思ったキッカケは…?畠山:腹が立つからですよ(笑)というのは、冗談で、例えば高速道路のスピード違反、捕まる人と捕まらない人がいるのはなぜでしょう?それは、警察が取り調べをするルールがあるみたいなんですね。警察の覆面パトカーを追い越してから後ろにつかれて云々…と。要は、取り締まりのルールが決まっている。捕まる人と捕まらない人がいるのは理不尽ですよ。でも理不尽だからこそ、学ぶんです。なぜそういうことが起きているのか、という事を知っておく。知っておけば理不尽な社会でも生き抜くことができるんです。僕はそう考えています。畠山さんが現在のお仕事をされるまでの経緯について詳しく伺います。医師(整形外科医)。1974年、大阪府生まれ。1998年、防衛医科大学校卒業後、自衛隊医官として仙台市で勤務。自衛隊退職後、大泉記念病院整形外科、石巻ロイヤル病院整形外科部長を経て2010年、八木山整形外科クリニックを開業。2011年、東日本大震災で被災。2012年維新政治塾に参加、衆院選(宮城4区)に立候補するも落選。現在は複数の病院の外来や在宅診療を掛け持ちで担当している。著書に、『ぼくはアスペルガーなお医者さん 「発達障害」を改善した3つの方法』(KADOKAWA)、『「糖質制限+中鎖脂肪酸」で確実にやせる! 驚異のMCTオイルダイエット』(幻冬舎)。畠山昌樹オフィシャルサイト:
2016年09月15日「とても嬉しかったよ。バズの作品が好きだったからね、撮影に入るのが待ちきれなかったよ」。1977年のサウスブロンクスを舞台に、ヒップホップ黎明期を生きる若者たちを描いたNetflixオリジナルドラマ「ゲット・ダウン」。本作への参加が決まった当時のことを、ジェイデン・スミスは興奮を隠しきれない様子で語った。思わずバズ・ラーマンでお気に入りの映画は?とたずねると、ジェイデンはなんとも嬉しそうに頭を抱えて答える。「うーん…そうだな…『ロミオ+ジュリエット』かな。いや、『華麗なるギャツビー』も同じくらい大好きだ。『ロミオ+ジュリエット』は本当に純粋な初恋を描いたラブストーリーなんだ。シェイクスピアという古典から、バズは全く新しいものを生み出している。それは『ゲット・ダウン』にも言えることだよね」。『ロミオ+ジュリエット』『華麗なるギャツビー』など、美しい衣装や斬新なサウンドトラックで彩られた独自の映像世界を描くバズ・ラーマンが製作総指揮を務める本作。ジェイデンが演じる“ディジー”は、グラフィティアーティストとして活動する傍ら、主人公たちと結成する「ゲット・ダウン・ブラザーズ」でラップを披露するという、登場人物の中でもとりわけクールでアーティスティックな雰囲気をまとうキャラクターだ。自身もラッパーとして活動し、ファッションブランド「MSFTSrep」や、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の広告モデルを務める彼にとって、本作はぴったりの役柄とテーマだと言える。「アフリカ系アメリカ人としてアメリカで生まれた僕にとって、ヒップホップっていうのは人生において本当に重要なことなんだよ。この作品で学んだことは、これからの人生でも追求していきたいと思ってる」。かつて「ザ・フレッシュ・プリンス」の名前でラッパーとして活動していた父ウィル・スミスの影響で、幼少期からヒップホップは身近なものだったという語るジェイデンだが、本作に臨むにあたって、あらためて1977年のヒップホップについて勉強したのだそう。中でも、本作で監修に参加した伝説のDJ、グランドマスター・フラッシュや、ラッパーのNas(ナズ)、グラフィティアーティストのレディ・ピンクからは、大きな刺激を得たようだ。「とにかく勉強して、様々なことを吸収したんだ。フラッシュ、バズ、そしてNasの言うことに耳を傾けて、彼らのビジョンや世界観を自分で理解した上で、自分にできるベストな方法でどう表現できるか考えたよ。その中でも、グラフィティアーティストのレディ・ピンクが言っていたことがとても印象的だった。そのひとが本当のグラフィティアーティストかどうかは、靴と手を見ればわかるんだ。もしそのどちらかがペンキで汚れていたとしたら、そのひとはグラフィティアーティストなのさ。どこでどんな表現をしているか、ペンキの汚れを見るだけでわかるんだよ」。ジェイデンが演じるディジーをはじめ、同年代のキャストたちからなる主人公たちの若々しくエネルギッシュな演技アンサンブルは、本作のストーリーを魅力的に引っ張っていく。そのポジティブな雰囲気は映像からもひしひしと伝わってくるが、実際にジェイデンは撮影を大いに楽しんだようだ。「撮影現場は素晴らしいヴァイブだったよ。彼らと一緒にいるときは楽しくてしょうがなかった。バカなことしたりね。一緒に仕事ができて本当に楽しかったよ」。登場人物それぞれが自分自身のスタイルを見つけていく過程は、本作におけるハイライトのひとつだ。ヒップホップという音楽がまだ産声をあげたばかりの時代に、彼らが自分という存在を表現の中で見出していく姿は、ストーリーをドラマチックに引き立てている。「ディジーのラップのスタイルは、彼がグラフィティアーティストであることに基づいているんだ。実際にラップを書くのはエゼキエルなんだけど、ディジーのスタイルや世界観は彼が描くグラフィティに基づいている。ほかのメンバーも、ブーブーは女の子について、ララはスキニーなファッションについてラップしてる。エゼキエルは詩人であることについてラップするんだ」。最近はめっきりフランク・オーシャンのニューアルバム「Blonde」に夢中だというジェイデンだが、近々アルバムのリリースや、世界中のひとがアイデアを共有することができるアプリのローンチも予定しているのだという。そんな彼が考える、ヒップホップの精神とは?「反抗だよ!でもそれと同時に、誰かに伝えること、表現すること、優しく、知的であることも大事なんだ」。「僕はこの世界がよりよくなるために貢献したいと思っている」。そう語るジェイデンの言葉は、表現することに対するまっすぐな気持ちと、アーティストとしての気概に満ち溢れていた。そしてそれは、彼の名前の前に語られがちな“ウィル・スミスの息子”であるという言葉に頼ることのない、一人の表現者としての逞しさを感じることができる。1977年に生きる青年を演じた彼は、現代に生きる観客へ力強く語りかける。「1977年、サウスブロンクの人々が、2つのターンテーブルと2枚のレコードで新しいものを生み出したんだ。2つのものを組み合わせることで、全く新しいものが作り出せるんだよ。この作品を見た世界中の人に、その可能性を感じて欲しい」。(photo:MIchimaro Takeuchi)
2016年09月15日ヘアやメイクを工夫しても、オシャレな服を着ても、どうにもパッとしない“おブス女子”。美人の友だちがチヤホヤされているのを横目に、ひとりうつむきながら日陰をずっと歩いてきた……そんな経験、あなたにもありませんか?顔の美醜は生まれつきのもの。もしもあなたが残念な“おブス女子”だったとしても、ここはひとつポジティブに捉え、いい面をさがしてみましょう!というわけで今回は、“おブス”を自覚している女性たちに突撃インタビュー。ズバリ、「ブスで得したこと」を語ってもらいました。●ナンパ、キャッチ、チカンと無縁に過ごせる『ナンパからもキャッチからもシカトされる。おかげで夜の繁華街だってのんびり歩けます』(30代女性/事務職)『チカンにあったことが一度もない 』(20代女性/通信業)ナンパ、キャッチ、チカン。女性にとっては“3大敵”ともいえるこれらの存在と完全に無縁でいられるのは、確かにメリットといえそうです。●女子カーストやマウンティングに巻き込まれない女性特有の戦いに巻き込まれずにすんだ、といった意見も多く聞かれました。『女子のカーストから離れたところで生きてこられた。マウンティング?されたことないですね。ああいうのは中途半端にカワイイ子たちのかわいそうな戦い ですよ』(40代女性/主婦)『だれからも警戒心を持たれないからかな。なんかみんな優しい気がします』(20代女性/運送業)女同士の格付け合戦はとにかくエゲツなくて熾烈なもの。そこに参加せず、飄々と生きていけるのだとしたら、それは少しうらやましい気もしますね。●コンプレックスをバネにすれば、素晴らしい人生を手に入れられるさらに「この顔のおかげで、素晴らしいものを手に入れることができた」という女性たちも。『「お前は正直、ブスだ 。だから他人の2倍勉強して、2倍仕事ができるように努力しろ」と父から言われて育ちました。悔しかったけどブスなのは事実。必死に勉強して就活も頑張ったら、一流といわれる大学へ合格し、大手の企業に就職することもできました 。いま、会社でもそれなりに評価してもらえています。ブスの反骨精神、侮れないですよ(笑)』(30代女性/広告代理店)『親から「とにかく笑顔でいろ」と言われ続け、いつもニコニコ笑っている子になった私。その結果、ブサイクだけど笑顔がかわいいと言われ、社内でイチバン人気の男性からプロポーズを受けて結婚することができました。女は愛嬌ってホントです 』(40代女性/事務職)まさに、コンプレックスをバネにして勝ち得た人生。自信に満ちた彼女たちからは、力強いオーラすら感じることができました。----------いかがでしたか?美人でもそうでなくても、生きていく上で最終的に大切になるのは“人間力”です。生まれ持った美醜を越え、よいパワーを持っている人こそ幸せに生きられるはず。コンプレックスを抱えて悩める皆さん、鏡を見て泣くのはもうおしまいです。今日からは、ポジティブシンキングでいきましょう!●文/パピマミ編集部
2016年09月13日コミュニケーションが苦手な息子。ドラマを見るのは立派な勉強!Upload By かなしろにゃんこ。先日、特別支援教育モデル校の先生にお会いする機会があり、そこで聞いたお話です。友達と関係を築くのが苦手な息子のことを相談すると、先生から、「最近の若い子は時間の優先順位がSNSで、ドラマを観なくなりました。でも、人付き合いが苦手だったり、相手の気持ちがわからない子はドラマを観ると良いんですよ」と教えてもらいました。ドラマは、自分とは性別も趣味も年齢も違ういろいろな立場の人が登場するので、他人の心模様を観察するのにちょうど良いんだそうです。そこで、「よし!うちもドラマで人間関係を学ぼう!」と思い立ち、時間があれば息子と一緒にドラマを観ることにしました。ドラマを実況中継!息子が分からない表現を母が解説Upload By かなしろにゃんこ。ドラマの中では本心ではない言葉をあえて使って駆け引きしたり、皮肉を言って笑わせる場面が出てきます。でも、コミュニケーションの経験が少ない息子にとっては「どうしてそんなこと言うの?」と謎なことが多いのだと分かりました。そこで、「分からないことがあったら聞いてね、教えてあげるから」と伝えてからDVDで観ることにしました。何か質問されたときは再生を止めて簡単に説明しながら観るようにしたところ、息子は「この言葉はジョークなんだ」「こういうときには本当に思っていることを言わないんだ」などを覚えて、少しずつドラマを楽しむようになっていきました。言葉を文字どおりに受け取るだけではなく、その裏に意味が隠れていることを次第に理解していったのだと思います。また、息子は自分の気分がいいとき、目の前の人の表情から「困っている」「喜んでいる」「怒っている」などの気持ちがくみ取れない、いわゆる空気が読めない性格です。ドラマを見ることで、人間には憂いやはにかみなどたくさんの感情が存在することや、そしてそのときの表情を知ってほしいというのもひとつの狙いでした。コメディを理解し始めた息子は…親の心、子知らず!Upload By かなしろにゃんこ。さて、私の好みもあってアメリカのコメディドラマも観せていると、息子はどっぷりハマってそればかり見るようになってしまいました(笑)おかげで、汚い表現やイカすちょい悪なセリフを覚えては使いたがるようになった息子…ジョークや皮肉をある程度理解するようになったところに成長を感じるものの、「なんか学んでほしいところが違うな…」と思う母なのでございました。余談ですが、アメリカドラマに『ビックバン★セオリー』という発達障害の特性を持つ主人公が出てくるコメディドラマがあります。このドラマは「発達障害を楽しく知ってもらうのにおススメ」だと私も知人から教えてもらい、私もその面白さにハマってしまいました。愛すべき特性がいっぱい出てきて、発達障害は悪いもんじゃないと思えるようになりました。発達障害のお子さんがいるご家庭で、ご覧になっていただけたら嬉しいです。出典 : ワーナー海外ドラマ公式サイト「ビッグバン★セオリー」
2016年09月13日こんにちは!ライターの城山ちょこです。いつもガールズレスキューに沢山のご相談、ありがとうございます。今回、私がお答えさせていただくのはこちらのご相談!「塾の先生を好きになったかもしれません。その先生は、大学1年生で、2つ歳上です。私は今まで、年上の人を好きになったことがないので、先生のことを、先生として好きなのか、異性として好きなのか分かりません。気持ちを確かめる方法ってありますか?もし、その先生を異性として好きだと自覚するようになったら、どうしたらいいですか?」自分の分からないこと、デキないことを教えてくれる人に尊敬や憧れの気持ちを持つのは当然のこと。それが転じて恋になっちゃうこともそりゃあ、ありますよね!“生徒と先生”という関係を越えるにはどうすればよいのでしょうか?今回は先生とのお付き合い経験があるという20代女子のお話を元に作戦を立ててみました!“卒業や退塾のタイミングまで待てない!”という方、ぜひご参考にしてみてください。■ステップ1:先生の専門科目の成績を上げる「たくさんの生徒の中から注目してもらうには先生に教えてもらってる科目の成績を上げるのがイイと思う。自分の教えてることを良く聞いて勉強してくれる生徒を可愛くないって思う人なんていないから、先生のお気に入りになれること間違いなしだよ!」(21歳/学生)まずはお気に入りポジションをゲットすべし。たくさん勉強して、先生に注目してもらいましょう。学生時代、塾講師をしていた筆者の経験から思うに、先生ウケのために重要なのは1番をとることではなく、成績の上がり率です。“自分が教えたことによって伸びてくれた”というのが講師にとって一番の喜び。頑張ってくれている生徒は可愛くて仕方がないものなんです!■ステップ2:いっぱい質問する「仲良くなるにはコミュニケーションが必要。でも、相手が先生だと用事がないのに話しかけにいくわけにもいかないじゃん。だから解らない問題を質問するのがおススメ!質問の合間に雑談もできるから仲良くなれるよ!いっぱい話して距離を縮めてね!」(19歳/学生)ここで目指すは“一番仲の良い生徒”ポジション。先生の中で特別な生徒となれば話す機会もどんどん増やすことができます。一生懸命に勉強して、解らないことを積極的に質問、その際、余裕があれば雑談もしちゃってOKですよ!上手くいけば彼女の有無なんかも聞けちゃうかも・・・。距離を縮めることと先生のプライベート情報の収集を心がけましょう。■ステップ3:生徒という立場でLINEやデートをしかける「特別な生徒になったら、思い切ってLINEしたり、ご飯に誘ったりしてみて!ポイントはあくまでも生徒の立場でアプローチすること。私は『テストで平均点以上取れたらご飯連れてってください!』って言って誘ったよ。」(25歳/損保)ここでのポイントはあくまで“生徒の立場で”ということ。急に恋愛モードで接すると先生もびっくりして警戒しちゃいます。先生を慕っている生徒として誘って、プライベートで会える仲になりましょう。そして気軽に会えるようになったら、徐々に恋心を匂わせて!ゆっくり、少しずついきましょう。■ステップ4:告白する「プライベートで遊ぶ仲になったら、もう告白して大丈夫だと思う!何回も会ってくれるってことはあっちも恋愛関係になる覚悟をしてると思うから・・・!私は遊ぶようになって3ヶ月目で告って、めでたく付き合えたよ!」(18歳/学生)いよいよ彼女ポジションを狙うとき!何回も会ってるということは少なからず先生もあなたに好意を持っているはず。しかし、先生という立場上、なかなか自分から告白できずにいる場合が多いので、早く付き合いたい人は自分から告るのがおススメです。緊張すると思いますが、その先に幸せが待っているはず!ファイトです。最後に重々分かっていると思いますが、先生との恋愛はとてもハイリスク!フラれれば、かなり気まずい思いをすることになるでしょうし、付き合えたとしても周りの目を警戒する必要があるので、忍ぶ恋になる可能性が高いです。アプローチするならぜひ覚悟を持った上で行ってくださいね!(城山ちょこ/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年09月12日●子役と、役者の違いNHK大河ドラマ『龍馬伝』や、映画にもなったドラマ『怪物くん』などに出演し、その愛くるしい姿で日本中の話題をかっさらった子役・濱田龍臣。高校生になり、身長が174cmに伸びると、今度は「イケメンすぎる」と話題になった。最新映画『ハイヒール革命!』(9月17日公開)では、10代の終わりに男から女に生まれ変わった真境名ナツキの少年時代を担当し、ドキュメンタリーパートと回想パートが交互に示される構成の中で、女装にも挑戦。自分の性別や周囲の人間と向き合う姿をみずみずしく演じた。15歳にして、役者としての自覚を強く持つ、様々な役に挑戦したいと語る。○オーディションに落ちたことで成長――子役の頃のイメージを持っているとびっくりするくらい成長されていますが、やっぱり周りの方から驚かれたりしますか?そうですね、中学校の時に共演された方でも、今会うと大きくなったねと言われます(笑)。――小さい頃と比べて、お仕事で求められることにも変化が起きてきたりするのでしょうか?小さい頃は「セリフが言える」「TVの前でも言われた通りに動ける」ということだけでよかったけど、今は役を理解して、自分で飲み込んでから表現しなくてはいけません。1つ、渡されたものを、2や3に増幅して返さなければいけなくなったなと思いました。小学校まではまだ「言われたことをやる」ことを求められていたと思うんですが、中学生になったころから、変わってきたように思います。頑張らなきゃいけないなと思ってるところです。――それは大きな変化ですね。何かきっかけになった作品などはありますか。自分は出させてもらっていないんですが、映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』のオーディションを受けさせてもらった経験は大きかったです。それまで、オーディションは周りの人との勝負だと思っていました。だけど、本当は役者それぞれにある形と、役のキャラクターの形が、監督のイメージの中で合うかどうかが重要で。「決して勝負ではない」ということを、監督自身に教えてもらったんです。オーディションには落ちてしまいましたが、自分にとって一番成長できた経験だと思っています。○憧れの俳優・大野智さん――これから「こんな役をやってみたい」という希望などはありますか。吹っ切れたくらい狂ってる、サイコパス的な役にちょっと興味があります(笑)。――周りの人もびっくりですね! 例えばこういう俳優さんに憧れている、尊敬しているという方は。大野智さんです。音楽活動も俳優活動もされていて、バラエティにも出られていて、さらに俳優活動ではいろいろな役を演じられていて。この前のドラマ(『世界一難しい恋』)では社長役だったし、昔共演させていただいた作品『怪物くん』の時はわがままな役で、いろんな役で大野さんにしかできないお芝居をされているんだなと、すごく尊敬しています。――『怪物くん』の時から大野さんに憧れていたんですか?『怪物くん』の時はとても仲良くしていただきましたが、まだ大野さんのすごさをそんなにわかってなかったんです。年齢を重ねてからしっかり見て、やっぱすごい人なんだなと思いました。●女装にも挑戦した最新作○監督の解釈と自分の解釈をすりあわせる――今回はトランスジェンダー役で、女装にも挑戦されていますね。女装はすごく楽しかったです(笑)。クラスの女子とかの何気ない動きを見て、撮影の時も女性のスタッフさんの動き方を参考にしました。自分の周りにはLGBTの方はいなかったんですが、真境名さんとお話をさせていただいてすごく参考になったし、勉強になったと思っています。心情的な部分は、真境名さんと話したところもあるし、台本もかなり読み込んで役を作っていきました。監督からは「真境名さんを真似るんじゃなくて、彼女の心情をもとに、新しい人格を作り出したい」と言っていただいたので、聞いたお話と、自分が見ている女性の俯瞰的なイメージと、監督からお話してもらったイメージを一つにして表現しました。――結構監督とやりとりされることは多いんですか?「こういうことなのかな」という自分の解釈をぶつけてみて、監督の解釈とすり合わせて一つにするのが大切だと思っているので、できるだけ監督に話を聞くようにしています。監督がどういう作品を作りたいのかが一番大切だと思うので、自分がどれだけイメージに近づいていけるか、どれだけ表現できるのか、できる限り監督の意見を聞いて、さらに自分らしさを加えた表現をしていきたいなと思ってます。○自分にしかできない演技をしたい――自分との対話という、難しそうなシーンもありましたね。ふだん他の人と話す時は両方の意思が疎通しきれていないですが、自分との対話シーンだと、どちらの気持ちもわかるので、スムーズに演じられたと思います。――そういった演技や役の解釈について、普段から自分で勉強をすることもあるのでしょうか。意外に思われるかもしれないですが、本は結構読むようにしています。漫画もですけど、キャラクターの心情を想像して、自分がこの立場だったらどうするか想像することが、力になっているのかもしれません。今度公開される映画『疾風ロンド』でも監督にすごく助けていただいたんです。自分は、役の心境を考えてお芝居をしていたんですけど、そうではなく「自分が役の立場だったら、と考えて行動すれば、自然とその役になる」と教えていただきました。――そういう話、学校の同級生とされたりするんですか?お芝居についてはしないですね。いつもふざけてる友達と真面目な話をすると照れくさいなというのがあるので(笑)。すごく稀に、くらいです。――今後の目標について教えて下さい。多くの役ができるような俳優さんになりたいなと思っています。『ハイヒール革命!』ではトランスジェンダーで、『疾風ロンド』ではお父さんとの距離感をなかなか掴めないで反抗してしまう役だし、将来やってみたいのはサイコパスな役。いろいろな役柄を演じられる、自分にしかできない演技ができるような俳優さんになりたいと思います。
2016年09月12日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。夏休みも終わり、日本を離れてインターナショナル校や現地校に通わせている日本人家庭のお子さんが、日本国内の公立小学校での体験入学を終えて戻ってきました。この時期、ママたちのあいだで盛り上がるのが「学校」の話題です。特に、インター校では当たり前にできる“学校への苦情 ”の申し入れについて、日本の学校を経験して新たに知ったり感じたりすることが多く、毎年ちょっとした議論になるほどです。学校の子どもへの対応について、親から教師側に対して意見や感想を抱くのは、日本在住で普段から日本の小学校へ通わせていようが、年に1度数週間の体験入学であろうが、変わりないはず。ただ、その苦情を申し入れていいのかどうかで判断が違ってきます。海外在住だからこそ、インター校と比べてしまうからこそ、気になり、驚くことも多いのも確かですが、その違いを知った上で、“日本の小学校に対する苦情のあり・なし ”についてまとめてみました。●できるだけ我慢の日本式「あれ?」と疑問に思っても、「え?」と戸惑いを覚えても、その場では飲みこんでおき、できれば我慢するのが多くの日本の学校スタイルのようです。どうにも我慢ができないときだけ、それでもできるだけ角が立たないように注意を払って学校側に伝えていきます。●些細なことでもすぐ一言のインター校インターナショナル校にも個性があり、多少の違いはありますが、一般的に親たちはかなり自由に教師や校長、経営者などと意見交換を行います。アポを取っていなくても、勉強や子どもに関することであれば、いつでも校長に声をかけることができる という気楽さから、疑問や苦情を抱え続けることはあまりありません。●親の口出しがプラスになる場合親が学校側に意見をするとき、それは子どものためにも学校のためにも「良かれ」と思っての行動であるはずです。ただ、学校には学校の方針があり、子どもと一言でまとめるには多すぎる数十人から数百人単位の子どもたちがそこで学習しています。そのため、親が意見をするにあたっては、それが自分の子どもを含めた子どもたちに大きく関係することであり、それが子ども(たち)に深刻な害を及ぼす可能性がある 、または大きなプラスになる 場合であれば、積極的に話し合いの場を作っていく価値があるでしょう。具体的には、子ども周辺にあるイジメの兆候、不良行為の兆候、教師による体罰ややりすぎ行動、言い過ぎ発言などは見過ごすべきではありません。これらは学校側が受け入れやすい“苦情”であり、対応も比較的しやすいため結果がプラスとして現れやすいようです。●親の口出しがマイナスになってしまう場合残念なことに、口出しをしたことで事態が悪化したり、真剣に取り上げてもらえない、無視されるなどで気分を害したり、学校や教師と親や子の関係にマイナスの影響を与えることもあります。特に、学校の教育方針などへの口出しは学校側が嫌う傾向にあるので、よほどの問題がある場合を除いて個人で意見や苦情を上げるのは避けた方が無難です。話し合いを持つ場合にも、単独ではなくグループやPTAなどを動かす とスムーズでしょう。また、ほかの児童を名指しした苦情も慎重に行動する必要があります。学校側は当事者ほどに事態を把握していない場合が多く、「そんなはずがない」といった軽い認識から相手方やクラス担任、同級生などに情報を流してしまうこともあります。その結果、逆恨みを買うことも起こりえます。十分な証拠を揃え、同じ考えの親や証人となる親とともに訴える方法を考えましょう。●子どもが嫌がる場合も子どものためにと考えてとった行動が、子ども本人の反発を引きだしてしまう例もあります。特に友だちや教師といった人と人の関わりにおける問題は難しく、親に相談するのは“聞き役”や“味方”が欲しいからであって、必ずしも代わりに解決してくれることを求めているとは限りません。学校側も必ずしも上手に対応できるとは限らず、かえって子どもの立場を危うくしてしまう こともあります。また、親が子どもから聞きとった話でカーっと頭に血を上らせ学校へ駆けつけても、話し合いは成り立ちません。親はまず冷静に状況を観察して把握すること、学校側に十分な対応力があるかどうかを見極めることが大切です。場合によっては学校を超えた外部機関(相談機関)に持ち込むのも一つの手です。●まとめとして親から小学校へと苦情を申し入れるときには、“子どものため ”であることが大前提です。結果として子どもにプラスにならなければなりません。そのためには、親側が苦情の内容を冷静に受け止めて、学校側がその苦情を受け入れて、対策をとりやすい形で申し入れをするという気遣いも大切です。特に小学校では勉強という見えやすいものよりも、人間関係という目に映りにくく形のないものでの問題が発生しやすいのが特徴です。その分、対応は難しくなりがち。インター校に問題がないわけではありませんが、普段から気軽に学校側と会話ができる環境があるという点では、大きな問題が起こる前に対応してもらいやすいという利点があります。苦情のあり・なしでの悩みを減らすには、日本の小学校でも学校と子どもと家庭という3本柱の距離をもっと近づける工夫 を互いにしていく必要があるのかもしれません。【参考リンク】・小野田正利 保護者クレーム問題を語る 教育インタビュー | 学びの場.com()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年09月10日医師として活躍する畠山さん。幼少期に困ったのは「クリスマスプレゼント事件」編集部:現在の活動からお伺いしてもよろしいですか?畠山:整形外科の医師として開業医をしていましたけど、それをやめて、書籍を出版したり講演をしています。親御さんにむけて「子どもの褒め方のコツの解説が聞きたい」、と言われたらいくらでもできますよ!(笑)編集部:畠山さんの本を読んで、幼少期からずっとアスペルガー症候群の特性が理由で困っていたという印象はあまり無かったのですが…畠山:そうですね。しいて言えば、書籍にもあるクリスマスプレゼントの事件。小学生のとき、クリスマス会のプレゼント交換があったんです。準備をちゃんとして持っていたのに、僕の持っていったプレゼントは手元からなくなってしまった。平たく言えば、「盗まれた」わけですね。出典 : そのときに、僕はあったはずのものは無いのでパニック。しかも誰かが、盗まれた僕のプレゼントを、クリスマス会の交換会で出していました。誰かはわかりませんが、交換会のプレゼントを見つけて、「盗まれた」と気づいた僕は、周囲に一生懸命主張したんです。でも、誰も僕の話は聞いてくれなかったんです。「盗まれた」と僕は言っているのに、周囲の人はそれよりも僕の主張の強さや仕方が気になったのか「いいんだよ、落ち着いて。プレゼントがなくても参加していいんだよ」と、なだめました。励ましてなだめてきたんです。それはおかしくないですか?あれはなんでなんでしょうね?(笑)編集部:なんなんでしょうね(笑)間違いが容認される社会では、価値観が歪んでゆく畠山:担任の先生も、なだめる事はしても、盗まれた事自体には何もしてくれなかったわけです。誰かが窃盗を犯したのに、その時は被害側の僕が抹殺されたようなものですよね。兄がいうには「あのときお前は3日間くらいずーっと(その事を)言っていたよね。」と。それくらいおかしいと主張していたのに、周囲の大人は盗まれたことよりも「そんなにこだわるお前はおかしい」と言ってきたんですよ。それは納得できないですよね。編集部:なるほど。畠山:今思えば、そこで理解を間違えてしまうと「モノは盗んでもバレなければいいんだ」という価値観になってたかもしれない。間違ったことを周りの社会や大人が容認するような経験を繰り返すと、特に「目に見えないこと、体験できないことは想像し難い」という特性のある子は、「事実、こういう事がおこったから、それで良いのだ」と誤解してしまう。発達障害のある人が犯罪を犯しやすいと言われるのは、発達障害のある人に理由があるのではなく、「誤った理解」をしてしまうようなそんな理不尽な世の中が放置されているという事なんです。そのことで価値観やモラルが歪んでしまう。自分の価値観をつくったのは、周りの環境だった出典 : 編集部:そのような中で、畠山さんが「誤った理解」をしなかったのは、なぜでしょう?畠山:環境ですね。僕の場合は、小学校のころ勉強が出来て、中学から進学校に入ったんです。その後は防衛医大に進みました。進学校の中での優劣はやはり勉強です。だから勉強を必死にして、真面目な方向に進むことが可能だったんです。もしそれが、喧嘩が強いことがステータス、というような地域や学校であれば、不良グループなどその道に進んでいたでしょうね。編集部:なるほど。畠山:先ほどの話と通じることですが、発達障害がある僕ら…いや、僕は物事を見た通りに解釈していくのです。間違っていることが良いとされる経験を積めば、それは「良いこと」「しても構わないこと」と理解しますし、同じように良い行いが最も良いとされる経験をつめば、そのように理解していくのです。ですから、僕の場合は、環境が僕の特性とって良かったのです。編集部:環境…畠山:防衛大は厳しいルールがあるんですね。自衛官として寮生活をする、その中で人のモノを盗むなんてありえない。だから適切な進み方が出来ただけです。例えば、悪いことをしないと生き残れない環境にいたり、悪いことをする方が強い、評価される、そういう環境にいれば、自然とそういうことをすると思いますよ。小学校の成績、最初のスタートラインがちょっと良かったから、中高一貫の進学校に親が頑張って入れてくれた、そこが大きいですよね。畠山さんの学生時代のご様子について、詳しく伺っていきます。医師(整形外科医)。1974年、大阪府生まれ。1998年、防衛医科大学校卒業後、自衛隊医官として仙台市で勤務。自衛隊退職後、大泉記念病院整形外科、石巻ロイヤル病院整形外科部長を経て2010年、八木山整形外科クリニックを開業。2011年、東日本大震災で被災。2012年維新政治塾に参加、衆院選(宮城4区)に立候補するも落選。現在は複数の病院の外来や在宅診療を掛け持ちで担当している。著書に、『ぼくはアスペルガーなお医者さん 「発達障害」を改善した3つの方法』(KADOKAWA)、『「糖質制限+中鎖脂肪酸」で確実にやせる! 驚異のMCTオイルダイエット』(幻冬舎)。畠山昌樹オフィシャルサイト
2016年09月08日今やスマホは生活になくてはならないもの。現在20代の9割、10代の63%がスマホを使用していて小学生の間でもLINEがコミュニケーションツールとして使われているそうです。しかし、今回ご紹介する『やってはいけない脳の習慣』(川島隆太(監修)/ 横田晋務(著)、青春出版社)によると子どもたちのスマホ使用は成績の低下を招き、脳にも悪影響を与える可能性があることが明らかになりました。これは子育て中の人は知っておきたいデータです!さっそく詳細を見ていきましょう。■スマホの長時間使用で学習効果が半減する仙台市で7万人の小中学生の学力調査と学習習慣などを聞くアンケートを分析したところ、スマホの使用時間と成績の関係について驚くべき結果が明らかになりました。この調査では家庭での勉強時間を、30分未満、30分~2時間、2時間以上という3つのグループに分けたうえで、それぞれテストの平均正答数を出し、グラフ化しました。すると、3つのグループすべてでスマホの使用時間が長くなるにつれ正答率が下がるという結果になりました。さらに興味深いのは、勉強時間が「2時間以上」でスマホ使用が「4時間以上」の子どもの正答率は55%でしたが、勉強時間が「30分未満」でスマホを「まったく使用しない」という子どもの正答率は60%であったということ。「2時間以上勉強しても、4時間以上スマホを使う子ども」は、「勉強はほとんどしないけれどスマホをまったく使わない子ども」の成績と同じになってしまうのです。また、この傾向はLINEなどの通信アプリを使った場合にはより顕著になるといいます。勉強時間に関わらず、スマホや通信アプリの使用時間が長ければ、せっかくの学習効果が消えてしまうことになるのです。■スマホで脳の一部の働きが低下する可能性も!長時間勉強している子どもでも学習効果が下がるということは、「スマホのやりすぎで勉強の時間がとれていない」という理屈では説明がつきません。脳科学的に見ると、これは「前頭葉の活動低下」が引き起こされている可能性が高いそう。テレビを見たり、ゲームをしたりすると、物事を考えるときに使う脳の前頭前野という部分の働きが低下することがわかっていますが、それと同じことがスマホの使用でも起こっているのではないかということです。テレビを見たり、ゲームで遊んだりした後30分~1時間くらいは前頭前野が十分に働かず、この状態で本を読んでも理解力が低下してしまうというデータもあるのです。実際に感じたことのある人もいるかもしれませんが、LINEなどの通信アプリを使っていると勉強に集中することができなくなります。勉強をしようと思っても頻繁にメッセージが来たり、自分が送ったメッセージに返信があるかどうかが気になったりして集中が妨げられてしまいます。パソコンでの単純な作業中にLINEの通知音が鳴った場合と、アラーム音が鳴った場合で比較する実験を行ったところ、LINEの通知音が鳴ったときのほうが集中力が途切れやすいという結果が出ました。アラーム音なら無視することもできますが、LINEの通知音が鳴れば「どんなメッセージがきたのだろう?」「早く返信しなければ」など色々な考えが頭に浮かんでしまいます。特に思春期の子どもたちは、友達から仲間はずれにされることに不安を持ちやすいため、本来勉強に使うべき集中力が、LINEの方へ向かってしまいがちです。さらに恐ろしいことに、パソコンやスマホを長時間使うことによって脳の形が変わってしまう可能性があるといいます。これらの機器の使用習慣の強さと、脳内の「前帯状回」という部分の小ささが関係していることは既に明らかになっています。「前帯状回」は注意の集中や切り替え、衝動の抑制を行う機能に関わる重要な領域。LINEも長時間、習慣的に使用していると脳への悪影響が考えられます。■子どものスマホ使用は1時間未満を心がけよう子どものためにできる対策としては、子どもにスマホを持たせない、持たせることを考えている場合は導入を遅らせることが一番だといいます。既にスマホを持っている子どももできるだけ使わせない、もし使わせるとしても1時間未満に抑えることが大切です。調査では、スマホの使用時間が1時間未満と答えたグループが最も成績がよいことがわかりました。これは単に使用時間が短いというだけでなく、スマホを持っていても、自分自身で使い方をコントロールできるということ。このような自制心や親との関係がいい影響を与えていると考えられます。ルールを子どもだけにしいて、親が好きなだけスマホを使っていれば子どもは必ず不公平感を抱きます。親の方が積極的にスマホとの健全な付き合い方を示していきましょう。*この分野の研究はまだまだ始まったばかりだといいますが、普段何も気にせず使っているスマホにこんなに大きなリスクが潜んでいるとはショックです。身近な存在であるスマホとの付き合い方について、一度自分なりのルールを考えてみてはいかがでしょうか。(文/平野鞠) 【参考】※川島隆太・横田晋務(2016)『やってはいけない脳の習慣』青春出版社
2016年09月07日ある女子高生が学校から化粧について注意され反省文を提出することになり、その反省文をTwitterで公開したことから、大きな反響を呼んでいます。反省文では、校則を破ったことについては反省しつつも、 「化粧をしてはいけない」という校則がある理由が不明なことや、生徒によっては注意されない人がいるなど、その運用について不満が爆発。実際、高校生で化粧をしているという人は多いと思いますが、世間は化粧をする女子高生をどう見ているのでしょうか。そこで、パピマミ読者のみなさまに「学校に化粧をしていく女子高生についてどう思いますか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を見てみたいと思います!●学校に化粧をしていく女子高生についてどう思いますか?・1位:そもそも高校生は肌がキレイなので化粧する必要はない……27%(280人)・2位:学校に化粧をしていくなんて根本的におかしい……22%(226人)・3位:学校の校則で禁止されていないなら別にしてもいい……20%(214人)・4位:化粧するかしないかは個人の自由……20%(209人)・5位:自信につながるなら賛成……6%(63人)・6位:どちらでもいい……5%(54人)※有効回答者数:1,046人/集計期間:2016年9月2日〜2016年9月5日(パピマミ調べ)●高校生に化粧は不要、学校に化粧はおかしいという意見が多数『イヤでも毎日化粧しなきゃいけない日がくるんだから!高校生なんてそのままが一番かわいいんだし、化粧なんていらないでしょ』(40代女性/不動産)『学校は勉強をするために行くところ。オシャレしたり化粧したりは卒業してからでいい。仮に校則で禁止されてなくても、化粧なんてダメ』(50代男性/教師)「高校生は肌がキレイだから」という理由で化粧が不要だと考える人が最も多い結果となりました。確かに、肌の衰えを感じる人からすると、若い女子高生はそのままで十分かわいいのにという考えになるのかもしれません。しかし、これはこれで「じゃあ肌が汚い女子高生は?」となり、明確な答えにはならない でしょう。学校は勉強する場だから化粧をする必要はないと言っても、自分の容姿が気になって勉強が手に付かなくなれば元も子もありません。“女子高生が化粧をする”ということそのものに違和感を持つ人が多いと言えるようです。●校則を守ることの重要性とは『校則を破ったことは確かに問題だと思う。でも、高校では校則で化粧ダメ、社会人になったら化粧するのがマナーと言われる。1日で言われることが正反対になるような校則に意味はないとも思う』(20代女性/事務職)『堂々と化粧をしたいんだったら、校則で化粧が禁止されてない学校に行けばいいよ。それなら何の問題もない』(30代女性/専業主婦)3位にランクインしたのは「学校の校則で禁止されていないなら別にしてもいい」という回答。これは、化粧という行為自体は世間一般に批判されることではなく、あくまで校則で禁じられているからやってはいけないと認識されているということでしょう。キレイになりたいという気持ちは女性であれば持って当然のこと。しかし、高校生が化粧することに問題はないとしても、校則を破る行為であれば許されない とする人は多いようです。たとえその校則が理不尽なルールだとしても、社会に出ればそれ以上に理不尽な出来事に遭遇するかもしれません。校則の運用に不満があろうと、注意される生徒に差別があろうと、学校の校則とはそういうものだ と受け入れるしかないのでしょうか。●化粧が自信につながるという声も『自分の顔に自信を持てない子が、化粧してキレイになることで生き生きとすることもあると思う。実際、化粧をしてはいけない理由なんて明確にないでしょ』(20代女性/大学生)『あまりにもド派手な化粧はまだしも、エチケットレベルのものなら良いんじゃない?高校生ならニキビとかで悩む年頃だと思うし、少しぐらい許したって学校生活に支障が出るとは思えないけど』(30代男性/営業)自分の顔に自信を持っている人もいれば、そうでない人もいるでしょう。化粧をすることで自分に自信が持て、学校生活を楽しめるようになるのであれば、それをやめさせることは生徒のためにならない かもしれません。また、化粧に関して校則を定めること自体が間違っており、個人の自由にさせればいいという声もありました。化粧を禁止することがどれほどの効果を持っているのか 、確かに疑問のある部分と言えそうです。----------いかがでしたか?女子高生の化粧には批判的な人が多いようですが、校則を盾に注意するのであれば全生徒を平等に扱ってほしいところ。生徒によって怒ったり見逃したりすれば、教師に対する不信感しか生まれません 。「決まりだから」で片付けられてしまえば、生徒も余計に反発するだけ。生徒と学校側がお互いに納得するためには、きちんとした説明と運用が不可欠と言えるでしょう。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜6位)】学校に化粧をしていく女子高生についてどう思いますか?()●文/パピマミ編集部
2016年09月06日小さい頃の夢、覚えていますか?お花屋さん、宇宙飛行士、幼稚園の先生、アイドル、ポケモンマスター....大人になる途中で諦めてしまうような壮大な夢から、頑張れば叶いそうな夢まで、きっとたくさん思い描いていたのではないでしょうか。そして大きくなっていく中で忘れ去られてしまった夢も数知れず。もう一度、小さい頃の夢を思い起こしてみてください。その中には、今なら叶えられる夢もあるかもしれません。少しのお金と時間を使って夢を叶えるべく“あの”島へと渡りました。しまなみ海道を渡る!広島県尾道と愛媛県今治、本州と四国をつなぐ「しまなみ海道」は6本の橋で島々を結ぶ全長70kmに及ぶ自動車道。瀬戸内の美しい景色を堪能し潮風を浴びながらドライブ、サイクリングを楽しむことができる観光名所です。しまなみ海道の真ん中より少し四国寄りに位置するのが伯方の塩で有名な伯方島。誰もが聞いたことがある国民的塩ですが、実はこの島にイルカがやってきたって知っていましたか?小さい時の夢だった「イルカのお姉さん」になれると聞いて今治駅からバスに乗ること30分、伯方島へとやってきました。うさぎの島でのアイスに続き、せっかく伯方に上陸したといことで伯方の塩ソフトでスイム前の糖分補給。これが驚くほど美味しい!ここでしか食べられない限定スイーツは絶対に食べるべし。道の駅から伯方ビーチを通り「ドルフィンファームしまなみ」へ。この日ははかた夏祭りが開催されるということもあって、ビーチは多くの人で賑わっていました。道の駅「伯方S.Cパーク」に隣接した施設「ドルフィンファームしまなみ」は今年4月にオープンしたばかりの新たな名所。現在は第一次オープン中でいけすの中で泳ぐイルカやクジラと触れ合えるコースや実際に一緒に泳ぐスイム体験ができます。来年4月予定の第二次オープンではイルカビーチが誕生し、野生のイルカと触れあえたり、鯨類繁殖センターの開設が予定されているそう。今回はイルカと一緒に泳ぐ60分間の「スイムコース」を体験してきました。イルカと触れ合うのは伯方ビーチに設置されたこのいけすの中。500円の入場料を払えばいけすの近くまで見にいくことができるので、間近でイルカたちを見学することができます。着替え&お勉強いけすの中と言っても海の中なので、水着の上からしっかりスイムスーツを着ます。夏だからめちゃくちゃ暑い!着替えが終わったらスイム前のイルカのお勉強タイム。ここでイルカの習性や一緒に泳ぐイルカたちのプロフィールを教えてもらいます。水中でしか聞こえないイルカの鳴き声や体の構造など、知らないことがたくさん。今回一緒に泳ぐのはバンドウイルカたち。それぞれよく見ると体の色や大きさが違うので簡単に見分けることができます。触感は◯◯¡憧れのドルフィンスイムレクチャーを終え、いよいよ夢のスイムタイム!5〜6人がひとグループになって一匹のイルカとふれあいます。あ、奥に見えました。飼育員さんの合図でスイッと泳いできてくれたモモちゃん。初めてこんなに間近で見たイルカに、なんだか憧れのひとにあったような動揺とトキメキが...スイム前のふれあいタイムでは餌をあげたり頭を撫でることができます。イルカの表面ってどんな触感だと思いますか?なんとなくヌメヌメしてそうと思っていたのですが、触って驚きのツヤすべ肌。茄子にそっくりの触り心地なんです。お腹はすこーし柔らかい。イルカスイムの最中はさすがに写真は撮れなかったのでNo Photoですがご了承ください。ドルフィンスイムは背びれを片手で掴む形で行います。右手で背びれを掴んで体を添うように身を任せると、しっかり訓練されたイルカたちはすーっと私たちを運んでくれます。これが結構早いので、離さないように優しく掴むのはなかなかの技。スイムの後はいけすの中でシュノーケリングをつけてドルフィンウォッチの時間です。思いもよらぬところから泳いでくるイルカに若干驚きながらも、イルカの声を聞きながら、最後まで間近で触れ合うことができました。夢にまで見た「イルカと一緒に泳ぐ」時間。ほんの一瞬でしたが。瀬戸内の美しい海と最高の天気に恵まれ、一生ものの体験となりました。夢のない話をすると、1万円以下で叶えられる夢なので気になる大人はどしどし叶えていくべし!ひょんなことから思い出すであろう小さな頃の夢。あなたが忘れてしまった夢はなんですか?この記事を読んでから3日間は夢のアンテナを張っていてください。大人になった今だからこそ、叶えられる夢は必ずあるはず。 ドルフィンファームしまなみAddress愛媛県今治市伯方町叶浦甲1673Tel0897-72-8787Open9:00〜17:00 ※12月15日〜2月15日は施設メンテナンスのため休園HP Text. Azu Satoh
2016年09月06日勉強、仕事、恋愛、結婚、好きなこと・・・・・・。何をするにも「時間」が必要です。そしてなぜか、恋愛がうまくいってるときって仕事や勉強も絶好調だったりしませんか?そういうときって、「時間」をうまく味方につけてることが多いようなんです。そこで今回は、よく聞く恋愛の悩みや愚痴を傾向別にまとめてみました。あらゆる悩みの根本原因が「時間管理」にあるかもしれませんよ!■1.テキパキ型「コスパ悪い。グズは嫌い。プライド高い。結果が全て」(10~30代バリキャリ女子群)行動も早く、スキルもあって、頑張り屋さん。そんな女子は職場や学校でとても優秀です。しかし、成果を求め続けられる環境に慣れているので、あまりプロセスは重視しません。そのため、結婚を考えてたカレにふられたりすると、今までの全ての時間が無駄だったと考え、一気にやる気や自信を失ってしまいます。「0か100か」の結果重視思考は自分に残酷です! プロセスや経験で得たものに注目しましょう。■2.欲張り型「好きと言われると断れない。たくさんの人からモテたい。連日のデートやメールで睡眠不足。浮気したい」(10~20代モテ女子群)容姿がよく、大勢の男子が集まってきます。ちやほやされる環境を手放したくないため、1人の男子に絞れません。八方美人になると、デートにも時間が分散され、広く浅い人間関係しか手に入らないことに。そうこうしているうちにあっという間に年をとってしまいます。優先順位をしっかりつけましょう!■3.やれてるつもり型「人生なんてこんなもの。男なんて信用できない。言っても無駄。他人に興味が持てない。自分が正しい」(10~30代一匹狼女子群)人が信用できないため、なんでも一人でやってしまいます。能力は高く、自信もあるのですが、他人への思いやりに欠けます。頑固で人の話を聞かないので、どんどん人が離れていってしまい、いざというとき孤立しがちに。時間にも1人でできることにも限界があります。全てを自分で抱え込まずに誰かを頼ってみませんか?■4.他力本願型「本当は働きたくない。誰か養ってくれないかな~。いい男がいない。出会いがない」(20代パラサイト女子群)親が過保護で何でも与えてくれたため、今まで受け身でもなんとか生きてこれました。できればこのまま一生他人に面倒を見てもらって生きていきたいと思っています。他力本願で、自ら動こうとする気力がありません。でも自分の人生ですからね・・・・・・。ツケは全部自分に回ってきます。その責任からは誰も逃げられません。何かあったときに人のせいにするのはやめましょう。主体的に動くと、「本当に自分が欲しいもの」が手に入りますよ!■おわりにう~ん、「生きる」ってなんだろう・・・・・・?女子たちの悩みや愚痴を聞くたびに、そんなことを思うようになってしまいました(汗)。私自身、青二才の子どもなので人生なんて語れないんですが、「時間が大事」ってことだけはなんとなく分かります。その時間を使って何がしたいか、自分で考えなきゃいけません。自戒を込めてお送りしましたが、こんな愚痴を言ってしまったとき、ぜひ自分の時間の使い方を見直してみてくださいね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年09月03日厳しい方が息子に合う!そう思って塾に通わせていたけど…Upload By かなしろにゃんこ。ADHDのある息子。勉強が苦手で、周りの子たちに比べて学習が遅れていました。「息子には、厳しい先生が目を光らせる塾が合っているのかも」と思い、小3のときに塾に通わせ始めました。しかし息子は、「塾の先生がイヤだ!」「教室に入りたくない!」と塾を嫌がるようになりました。私は息子が「ワガママを言っている」と思い、 無理やり塾に通わせましたが、息子は塾の日になると部屋の中の柱を蹴ったり、転げまわったり、悪態をついたり…それでもなだめて「頑張ろうね」と送り出しましたが、ある日塾から帰ってくるなり、もう我慢できないようで泣きながら大声で「行きたくない!」「家で勉強したい!」と吐き出しました。これは何か理由があるな?とゆっくり話を聞いてみると…。凸凹のある息子にとって、塾は苦手なことばかりUpload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。息子を通わせていた塾では、プリントを丁寧に扱う、学習は静かに行う、先生には敬語で話すなどの決まりがありました。私はそれを、息子が身の回りに気を遣うことを学べていいかな、と思っていました。しかしその厳しさが、息子には合わなかったようです。じっとしていることが苦手で、人一倍不器用な息子ができないことばかり求められるので、何をやっても先生に怒られてしまいます。さらに、「分かるまで自分でやり方を考えましょう!」という塾の方針も息子にとってはつらいものでした。指導やお手本がないと覚えられないタイプの息子は、何日たってもプリント1枚すら終わらせることができなかったそうです。それでも静かに考えているフリをしなければいけない時間は、息子には苦痛だったでしょう。息子がパンクしたところでようやく、荒れまくっていた原因にたどり着きました。息子のつらさに気づくまで、2年の月日を費やしてしまいました。自分自身の焦りが、息子に苦痛を与えていた出典 : 私は今まで息子にこんなツライ思いをさせていたのか…。息子が嫌がるサインを見て見ぬふりをしてきたことにと気がついて、ようやく塾を辞めさせることに決めました。今思えば、息子が勉強ができないことに私が一番焦っていたのだと思います。その焦りから、「厳しく鍛えてもらえる塾がよい」と思いこんでしまいました。塾のような学習方法が合う子と合わない子がいるとは考えもせず、「我が子は大丈夫!通っていればデキるようになる!」と信じていたのです。もし過去に行けるとしたら、塾の扉を叩く前の自分自身を止めにいきたいものです。思い出すだけでも息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。これからは、息子に合ったやり方で、息子のペースで成長してほしいと思っています。
2016年09月02日仕事のポリシーは、「小さなことでも周りが困っていたら助ける」編集部:プログラマーとしてご活躍されている上杉さん。今回は、仕事という視点でお伺いしたいと思います。以前、「営業職ほどコミュニケーションやホスピタリティが重要じゃないから、対人関係は今そんなに困っていない」とおっしゃっていましたが…上杉:そうですね。もちろん、仕事をする上でコミュニケーションは大事だと感じていますが、プログラマーという職業も働く環境も僕に合っていると思います。編集部:働く上で心がけていることはありますか?上杉:僕の働く上でのポリシーは「どんな小さなことでもいいから、周囲の社員が困っていたら、助ける」なんです。困っている人がいたら、一番最初に気づいて助けてあげられる人でありたい。ネットがつながらないとか、プリントアウトができないとか、ほんの些細な事であっても。出典 : 編集部:それは、どうしてでしょうか。上杉:Facebookでインターンをしていたとき、優秀な上司がいつも言っていました。大企業では周囲の人を助けても対して変化は無いけれど、小さなチームでは周囲の人を助けると、会社も変わる。周囲の人が成功すればするほど、プロジェクトは進むし成果もだせる。ベンチャーだったら、会社が成功したらストックオプションという形で自分にも見返りがある。その上司はとても優秀で、彼は後に有名なIT企業の社長になったのですが、すごい人の行動原理ってシンプルなんだなと思ったんです。どんなに優秀な人も「当たり前のことを大切にしてる」と気づきました。編集部:なるほど。上杉:こう思えるまでは、自分の事でいっぱいいっぱいでしたから。プログラマーになってから、毎日の業務で「これ簡単だな」と思った事はありません。多分、だからこそ僕はこの仕事が好きなんだと思います。どう頑張っても「最高に綺麗な答え」というのは無く、どんなに優秀なプログラマーでも「プログラミングは簡単だ」と思うことは出来ない。この業界の「永遠に終わりがない感じ」が、ぼくは好きですね。子どもの世界を、まずは家族が知る。すると必要なものが見えてくるかもしれない。編集部:将来プログラマーになりたい、という子ども達も多い一方で、大人がそれをどうやって導いてあげたらいいのか難しいというお声も聞きますが…上杉:そうですねえ、もし僕に子どもがいて、その子が自分の子ども時代と似ていたらまず「本人が興味のあることを一緒に勉強する」と思います。かじる程度でも。と、いうのも、僕の弟はチェスでアメリカの全米高校チャンピオン、日本チャンピオン、そしてチェスオリンピックの日本代表になったのですが、弟がチェスをはじめてすぐ、ぼくら家族全員でチェスをはじめたんですよね。家族がちょっとでもその世界のことを知っていれば、子どもが言うことの信ぴょう性とか、どんな環境に置いてあげるのが良いのか、など考えやすいのだろうなと思います。編集部:なるほど。一方で「何にも興味がない、出来ることはあるけど別にやりたいことではない」という子ども達もいますが…上杉:そんなときは「人に会うこと」が大事だと思っています。学校がつまらないなら、学校で出会えない人達や、同い年で自分よりはるかに先に行っている人とか。今はインターネットがありますから、地域や国を超えて、刺激を取りに行くことは出来ると思います。ツイッターで「この人すごい」と思えるような人をフォローするだけでもいいと思いますよ。凸凹があることに悩んでいた自分から、今、子どもたちに伝えたいこと編集部:確かに、少し調べてみるだけでも色んな選択肢が見えてきそうですね。最後にお聞きしたいのですが、昔の上杉さんと同じような悩みを抱えている子どもたちと出会ったとしたら、どんなことを伝えたいですか。上杉:「好きなことをやったらいい」、と伝えます。その時は、ぜひアメリカも視野に入れてみてほしいですね。もし日本の教育システムが息苦しかったり、勉強が物足りなく感じるのであれば、アメリカには「飛び級」がありますよ。大学の同級生には15歳くらいの子もいました。高校が簡単すぎるから、と。「同世代との集団生活を経験しないのは、社会性の面で心配だ」という意見もありますけど、飛び級するような子は思考も大人びているので、そんな事ないのでは?という気もします。編集部:なるほど。上杉:「飛び級の逆」もいいですよね。僕は数学は飛び級して、国語は学年を戻してくれたら嬉しかったな。そしたら国語もしっかり理解できたのに(笑)編集部: たしかに、それ便利ですよね。でも、上杉さんみたいに凸凹が大きい人って、やっぱり魅力的だと思いますけどね。上杉: ほめても何も出てきませんよ(笑)【インタビュー完】
2016年08月31日ADHDと診断はおりていたけれど、まずは普通級に進学した長男出典 : 子どもに合った学習環境のためとはいえ、転学というのは、なかなか簡単には決められないものです。また、近所の友だちやそのご家族に、どのように伝えたらいいのだろうか。どんな目で見られるだろうか。私は、それがたまらなく不安でした。幼稚園の年長のとき、園の先生にすすめられて受けた相談外来で「ADHDの疑いがありますね」と言われた長男。就学相談では、「検査の結果から、普通級で大丈夫でしょう」と言われ、そのまま地元の小学校へ入学しました。次第に勉強についていけなくなり、ストレスから体に異変が出典 : 明け頃から、目まぐるしい学校生活や友達関係に必死についていこうとして疲れてしまったのでしょう。学校から帰ると、パニックのように大泣きして「ぼくはダメだ、最低だ!」と自分を責めるようになっていきました。こうして、週に一日、通級学級に通うことが決まりました。仲の良い友達もでき、「これで学校生活は大丈夫かな~」とホッと一安心していたのですが、2年、3年と進級していく毎に、今度は勉強について行けなくなりました。「勉強できないけど、遊ぶのが楽しいからいっか♪」と開き直れる子なら良かったのですが、テストは100点でないとダメ、1つ失敗するともう終わり!という極端な考え方の長男。こうしたこだわりは、いつしか自分を責め、それでも頑張らなくちゃいけないと、どんどん自分を追い込んでいったようです。そんな中、ある日突然「もう疲れた。学校に行きたくない!」と大泣きをして、数日学校に行けなくなったことが、ありました。首をあまりに痛がるので、病院に行くとチックと診断を受けました。この頃には、授業でボーっとしたりできずに泣いたりすることが増え、「頑張っているのにできない」という現実に、長男はかなりのストレスを溜めているようでした。子どもにとって本当に良い選択とは何か?悩んだ日々出典 : この頃、私たち夫婦は「転学させるべきか、このまま様子をみるべきか?」迷っていました。私たちの地域には、情緒障がい児のための特別支援固定級はありません。あるのは、知的障害児のための固定級です。好きなことにはとことんのめり込み、1度見ただけのテレビや本の知識もすぐ吸収してしまう。「将来は研究者になりたい!」と目を輝かせて言う長男を、特別支援級に入れることで、彼の将来の選択肢を狭めてしまうのではないか?違う学校の支援級に転学するということは、友達とも引き離してしまうことになります。また、次男と一緒に通っている小学校から、長男だけ別の学校に転学することを、近所の友だちやそのご家族がどう思うのだろう?という不安もありました。ですが、その一方で「長男がどんどん自信を無くしていく、ネガティブになっていく」ことも、ひどく心配でした。校長先生からの一言で、転学を決意出典 : そんなとき、校長先生からある言葉をかけられました。「彼は、とても一生懸命だよ。そして、とても豊かな発想力と、人へのやさしさを持っている。そんな彼が、学校の勉強では辛い思いをしているのを見てるとね。我々学校の意味ってなんだろう、って思うんだよ。彼の良いところだけはつぶしたくないよね、守っていきたいよね。」私たちが長男に願うのは、学歴や、他の子どもと同じように育てるということよりも、幸せな大人になってほしいということ。自分なりの生活をして、失敗をして落ち込むことがあっても「それでも僕は大丈夫」と思えるように。自分の好きなところを見つけられるように。そんな大人に、なってほしい。そのためには彼のペースに合った、学習や生活ができるところに、置いてあげたほうがいい。不安な気持ちもありましたが、校長先生との話で、息子への思いを改めて確認することができました。こうして、私たち夫婦は転学を選ぶことにしたのです。転学までのステップ出典 : まず最初に、就学相談を申し込みました。●初回面談・行動観察相談員の先生に、子どもの発達の様子や学校生活の様子、転学先の希望などについて伝えます。母子手帳や育児日記など、ありったけの資料をひっくり返して臨みました。子どもは別室で1時間ほど、遊んだり簡単な学習をしたりし、その様子をモニタリングしてもらいます。●発達検査・医師との相談など長男は半年ほど前に、LDの検査を受けています。その資料を取り寄せて提出したので、医師との相談、検査は省略されました。●学校での様子を観察相談員の先生が、学校での長男の様子を見に行っていたようでした。出典 : 就学相談期間中に1度、希望する支援級での体験が受けられますが、相談を受ける前に、私たち夫婦で支援級の見学に行きました。まずは親が見て「長男にとっていい環境かどうか」を判断する必要がある、と思ったからです。これには、小学校の校長先生が快く動いてくださいました。相談すると、校長先生「向こうの校長先生と知り合いだから、話を通しておくよ、電話してみて」と言ってくれたのです。見学の結果、ここなら長男が自分のペースで自信を持ち、学習するのを助けてくれるだろう、と確信できたので、見学先の先生方にその旨お伝えしたところ、見学先の先生「1度本人も来てみた方がいいですよ、連れていらっしゃい!」と提案してくれました。こうして長男は、1回の見学、1回の体験と、2回支援級に行くことができました。慣れない環境だと、緊張が強く出てしまう長男にとっては、2回目の体験で「ここなら楽しく勉強できそうな気がするよ」と思えたのでした。出典 : 就学相談を始めたのが4月、必要書類も5月には提出し、後は会議を待つばかりとなっていました。ですが、結局「転学支援部会」が開かれたのは7月の半ばのこと。そこで改めて保護者面談・子どもの行動観察が行われ、その結果をもとに「就学支援等検討委員会」が行われたのが、その1週間後でした。「結果が出るのは、夏休みに入ってからですね」と言われたのには、驚きました。つまり、1学期の終業式には転学するかどうかがわからないまま、2学期になったらいきなり、新しい学校に行くんだよ!と言わなくてはならないということ。彼の心の区切りのためにも、ちゃんと先生や友達に「ありがとう、次の学校で頑張ります!」と挨拶してから、次へのステップに進めたい。この気持ちを、今までの学校と支援級の先生とにお話をしたところ、お二方とも「その方がいいですね」とご理解くださいました。結局、夏休みに入って転学許可を頂いた後に相談をし、「始業式は今までの学校で参加し、翌日から支援級へ」という流れにしてもらったのでした。転学の目的を、本人にどう伝えるか出典 : 転学が正式に決まり、長男本人にも「2学期からは、前に見学に行ったあそこの学校に行くことになったよ」と伝えました。見学や体験の時に「う~ん…勉強はこっちの学級のほうがラクそうだけど、友達がな~」「歩く距離が遠くなるんじゃない?」と言っていた長男ですが、なんとなく察していたところがあったのでしょう。父親が、「今のクラスでは、君のペースで勉強できなくて辛いでしょう。でも、君のペースに合わせてもらえるところなら、君はもっともっといろんなことを学べるんだよ。君の得意なこと、いいところを大事に伸ばしていくために、新しい学級に行こうよ」と伝えたところ、「うん、わかった!」と、親が拍子抜けするほどに、すんなりと受け入れられたようです。転学が子どもの可能性をひらくこともある出典 : 知的障害児対象の特別支援学級に行くことは、「勉強についていけないから、落ちこぼれたから行く」のではなく、●彼のペースや興味関心・勉強の仕方を尊重し、自信を持って勉強するための環境に行く●彼の良さを認め、伸ばすことができる環境に行くというステップアップのためだと、私たち夫婦は考えています。これからいろんなことを言われたり、考えたりするかもしれません。ですが、親がその考えからブレることなく、自信を持って彼を支え励ましていきたい。そう思っています。
2016年08月31日京都大学出身で音楽クリエイターの"ヒャダイン"こと前山田健一(36)が、30日に放送された日本テレビ系トーク番組『踊る!さんま御殿!!』(毎週火曜19:56~20:54)にゲスト出演し、日本の学歴について持論を展開した。この日は「インテリVS最強おバカ軍団SP」と題し、高学歴男女と"おバカ"タレントがゲスト出演。それぞれがコンプレックスとなったエピソードを披露する中、「すごく一生懸命勉強して京大に入った」というヒャダインは、「京大を隠さないといけない」と出身校を聞かれた時の心境を告白した。当初は素直に答えていたらしいが、あるバイト先では「総スカンを食らう」。ヒャダインは「日本のおかしいところは」と切り出し、「スポーツができたらすごくかっこよく思われる。学歴や頭が良い自慢をしたら一気に嫌われる文化があるんですよ!」と主張。高学歴のゲスト陣も一様に納得した。そんな中、「それはちょっと違うと思う」と否定的だったのがハーバード大学大学院卒で東京大学大学院教授のロバート・キャンベル氏。「それはどこかに『俺はすごいぞ』という意識があるから」という指摘に、ヒャダインは「思わせてくださいよー! どんだけ勉強したと思ってるんですか!」「ちょっとぐらいチヤホヤしてよー!」と訴えて笑いを誘うも、キャンベル氏から「それは25まで。30にもなって引きずっている人は見苦しい」とまで言われ、スタジオからは爆笑が起こっていた。
2016年08月31日とっても気分屋の息子。宿題をしようとすると…出典 : 我が家の次男は、とても気分屋です。例えば学校の宿題は、やりたくないときは全く取り掛かろうとせず、一緒にやろうとしてもイライラして机に向かいません。でも時々スイッチが入る時があります。他のことには目もくれず、一生懸命に宿題をします。今度は頑張りすぎるぐらいです。気分のムラは0か100か、黒か白かといった感じです。息子は学習障害もあったので、学校の勉強では自信喪失気味でした。そのため私は、学習以外で多くの経験をさせて、少しでも自信をつけてもらいたいと思っていました。遊びの中でも「身体を使うこと」を「自分の好きなようにやってみる」ことを大切にして、息子にできるだけたくさんの経験を積ませようとしています。昨日は「やりたい!」って言っていたのに!出典 : しかし、勉強以外のところでもやっぱり、息子は気分屋です。息子が珍しく、「お母さん!○○やりたい!」と言ったそのときに、私の都合が悪く「明日にしようよ。」と言って次の日まで待たせると、もうそのやる気は失せています。私は「昨日やりたいと言ってたからお母さん準備したよ!」「やりたいと言ったじゃない?」と言っても「オレはもうやりたくないもん。」と言われてしまいます。いったんそうなれば今度はもう絶対にやろうとはしません。息子の「やりたい気持ち」は持続しないのです。そんなとき、私はこの子が何か経験する機会をひとつ逃してしまったなと反省するのです。息子の興味はくるくる変わる。だからその前に出典 : 気分屋ということは、興味が次から次へと移り変わるということです。だから、待たせている間に息子の興味は変わってしまいます。そして何より、息子は待つことが大の苦手でした。私は、息子の「やりたい気持ち」にできるだけ早く対応してみることにしました。少し面倒でもすぐに材料を準備したり、やり方を教えたり、見せたりして一緒に関わったのです。例えば、クッキー焼いてみたい!理科の実験してみたい!木工道具でロボット作りたい!この容器に穴を開けたい!などなど…。子どもは意外なところに興味を持ちます。その興味を生かしてどんなことも経験させれば、子どもは充実した満足感を得て、いろんなことに対する想像力も育つのではないでしょうか。親子でできるだけたくさんの経験をしよう出典 : 息子はやりたかったことが叶うと、生き生きとチャレンジしていきます。楽しそうに、身体を揺らしながらいろんな経験をしていきます。できたことを褒められ、なにか達成した気持ちを私と共有すると、息子はとても良い表情をします。そんな様子を見ていると、私も楽しくなってきます。もちろん、常に子どもの要望は答えられるわけではありません。でも、子どもの「やりたい!」という気持ちを大事につかみ取って、これからも一緒にたくさんの経験を楽しめたらと思っています。
2016年08月30日共演した声優たちが「瀧がそこで“息をしている”と感じた」と、口をそろえて評した映画『君の名は。』での神木隆之介の芝居――ところが本人にそのことを伝えると、「本当ですか!そんなことを言っていただいていたんですね。嬉しいです」とまるで無自覚な様子で、「僕は、島崎(信長)さんと石川(界人)さんのお芝居を横で聞いていて、声が良すぎて耳が溶けそうでした」と無邪気に言葉を続けたのだった。「芝居のリアルさはあまり…考えていなかったかもしれないです。ただ今回は…新海監督の作品は、実写により近いアニメーションだと思っています。例えばひとりごとのところとか、“もし自分が実写の現場でひとりごととしてお芝居するなら、どういうふうに話すだろう?”というのは、すごく考えました。掛け合いでは信長さんと石川さんが両隣にいて、僕が真ん中だったのですが、画面を通して話しかけるというよりは…司に話すときは信長さんに話しかけているような感じで、高木に話すときは石川さんに話しかけているような感じで演じていました」。それこそが、芝居のリアルさに繋がってくるのではなかろうかと思ったが、神木さんは「信長さんたちが僕を引っ張って下さったので(笑)、すごく安心しました。本当にすごいです、職人です」と心底感心した様子で、ひとりごとのように小さくつぶやいている。なるほど、神木隆之介という役者は基本的には“感覚の人”なのだろう。特に今回主役を演じた『君の名は。』では、いくつかの理由によって彼のセンスがピタリとはまり、立花瀧というキャラクターがより一層鮮やかに、みずみずしく浮かび上がったのではないだろうか。ひとつは、神木さんが新海誠監督の大ファンだったということ。高校生のときに『秒速5センチメートル』と出会い感銘を受け、ほかの作品も全て観たという神木さんは、新海監督が描く世界を“色彩のイメージ”で捉えたうえで、『君の名は。』はこれまでとは少し違ったものになっていると感じたようだ。「これまでの新海監督の作品は、深い色、もしくは白と黒というようなモノクロのイメージだったんです。それが今回、監督の声でセリフが入っているビデオコンテをいただいて観たときに、“なんてカラフルなんだろう!”と思ったんです。表情が豊かというか…楽しかったり、笑えたり、切なかったり、感情がすごく鮮やかになるような作品だなと思いました。しかし、モノローグの節々には、やはり新海監督の独特な間や表現が折り込まれているので最初は、どのぐらい芝居をカラフルにしていいのか、監督とすごく話しました」。そもそも神木さんは、自分の声が新海監督の世界には合わないと思っていたという。「僕は自分の声を、“特徴のある声だな”と思っているんです。というのも以前、ドラマで周りの声を録ったときに、ふざけて入ったら一発でバレてしまったんです(笑)。そのとき、“僕は人と少し違う声質なのかな?”と思ったからこそ、新海監督が描く日常の、あのモノトーンな感じが絶対合わないと思っていました。前作の『言の葉の庭』を観て、次回作が“早く出ないかな”と、とても楽しみにしていました(笑)。いまだになぜ僕が『君の名は。』にキャスティングしていただけたのか、まったく分からないのですが…今作はモノトーンだけではなくて“色分けだ”と思いました。三葉のときはオレンジや黄色の声です。滝のときは青という感じで、モノローグは黒か白かグレー。でもたぶん僕は、モノトーンな声は出ないと思うので、モノローグはとてもがんばりました(笑)。できるだけモノトーンをイメージしながら」。もうひとつ、神木さんがアニメ好きということも大きかった。共演した声優陣について――それまでの会話よりも、わずかに声のボリュームを上げつつ――楽しそうに語る神木さんを見ていると、現場でもイキイキとした表情で、心から楽しんで芝居していたのだろうなあと容易に想像できる。「声優の方々はすごいです。何十回も同じトーンで声が出せますし、監督の指示にも的確に対応して、そこから絶対ブレないんです。本当に職人だなと思います。横で聞いていて“畑が違うって、こういうことなんだろうな”と思いましたし、勉強させていただくことも本当にたくさんありました。勉強させていただきながら、すごい心地良い時間を過ごさせていただきました(笑)。本当にアニメが大好きなので、幸せの場でした」。一方で、アニメが大好きだからこそ、高度な技術を要する声優という仕事を十分に理解していた神木さんは、彼らと同じ舞台に立つことに戸惑いがあったようだ。「役者が本業の声優の方々と一緒に、声に関わる仕事をするのは本当に緊張します。違う畑にお邪魔しているような。なので最初は、すごく緊張していたのですが、信長さんが話しかけてくださって、石川さんが同い年だということが判明して。同じアニメを好きで観ていて、ほぼ同世代で同じようなアニメを辿ってきたという話をしたら、一気に仲良くなりました(笑)。そうやって距離が近くなって打ち解けてから、3人でのお芝居に入れたので…打ち解けられずに“この場を僕はどうしたらいいんだろう?”というようにならなかったので、信長さんと石川さんには本当に感謝しています」。最後に、たくさんのオススメシーンがあることは承知の上で、神木さんに「ネタバレしない程度に」という条件で、『君の名は。』の見どころや、印象に残っているシーンを聞いてみた。「瀧と三葉が入れ替わったときの上白石さんの声がカッコイイです。『あれ、私のことだよね?』と言って机を蹴飛ばすところとかもカッコイイですし。あと印象に残っているところは、歩道橋での奥寺先輩とのシーンです。憧れの先輩と男の子の、絶妙な、理解しあえていない、少しズレた感じっていうのが、やはりリアルだなと思いました。長澤(まさみ)さんの“先輩っぽさ”もすごく良いので、観ていただきたいです。長澤さんとは初めてお会いしたのですが、役者同士だからという違和感も特になかったです。役を通して、きちんと受け入れていただいていたんだろうというのはすごく思いました。ぎこちない感じでもないし、気持ち良く瀧を演じさせていただくこともできました」。これまでいち(熱狂的!?)ファンとして新海監督の作品を観ていたためだろうか、「公開されてから、新海監督のファンの方にどう思われるか、すごく不安です。自分ではやっぱりまだ…客観的に観れないです」と語っていた神木さんだが、みなさんも観ていただければ分かるだろう。新海誠監督の最新作『君の名は。』には、俳優・神木隆之介の溢れる想いがこぼれ落ちそうなほど、詰まりに詰まっていることを。(text:とみた まい/photo:Nahoko Suzuki)
2016年08月27日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。生活の場は海外であっても、子育てでぶつかる壁は同じです。それを痛感したのは、幼稚園から小学校に上がる年頃の子どもたちの口癖に気づいたときでした。「Not fair! 」。これは、英語圏の子どもたちが繰り返し使う言葉で、「フェアーじゃない! 」という意味。「もう寝なさい」と言えば、「Not fair!パパもママもまだ寝ないのに!」と言い返します。「これは食べられないのよ」と言っても、「Not fair!友だちはみんな食べていいんだよ」。一事が万事「Not fair!」なんです。これが、日本に一時帰国していた1か月間で、日本語の「ズルい! 」に変わりました。なるほど。でも、大人と子どもは常にFair(フェアー)ではいられません。年齢という数字の分だけ、心も体も違って当たり前です。しかし、それを子どもにわからせるのは一苦労です。そこで、子育てを終えたパパママに、こんなときはどう対応したか質問してみました。金言ともいうべきセリフの登場に目からウロコがポロリです。●子どもに「Not fair!」と言われたときの対処法●(1)「世の中はFairにできていない」子どもには重たい言葉では?と思いつつ、その通りとも思ってしまいました。これを教えてくれたのは、50代のパパTさん。自営業のTさんは週末でもご夫婦で仕事や接待に出かけることが多く、3人の年子の娘さんはお手伝いさんと留守番です。そのたびに、「Not fair」「Unfair」と言われ続けたため、「世の中はフェアーにはできてないんだぞ! 」と言い返したそうです。当時4~6歳だった娘たちは、この言葉に興味を持ち、「どうして?」と聞き返してきたそう。そこで、社会の中ではパパもNot Fairと感じることが多いことなど、リタイヤしているおじいちゃんおばあちゃんであっても同じであることなど、世の中の「Unfair」な事例を年代別にいろいろと話して聞かせたところ、それ以来グっと「Not fair!」が減ったとのこと。Not fairな気持ちになるのが子どもだけ(自分だけ)ではないと知って、納得できたのでしょう。●(2)「お酒もたばこも一人で生活費を稼げるようになってから」海外のインターナショナル校では5歳から20歳までの子どもが同じ校舎で学んでいることもあります。上級生の中には喫煙を許される年齢になっている子も混じっています。低年齢の子どもたちは上級生たちの影響を良くも悪くも多大に受けます。当時10歳だった少年が、学校帰りに公園でたばこを吸っていたとして親ともども学校に呼び出されました。そこで少年は、「先生も吸っているし先輩たちも吸っている。同じ学校にいて、少し年下なだけの僕だけがなぜ怒られるの?」と憤懣をぶつけました。20代後半の女性教師はそれに対して、「たばこは大人のたしなむもの。大人っていうのは、自分の生活費を自分で稼げる人のこと を言います。あなたはどうかしら?」。学校では、アルコールやたばこ、そしてドラッグなどが青少年の体と心に与える害について繰り返しセミナーを開いています。そこで子どもたちは、「たばこは子どもの体に悪いこと」と「たばこは大人になってから」と繰り返し聞かされてはいます。でも、大人と子どもの違いは単に年齢だけだとしか認識できていないことが多いのです。●(3)「誰にでも平等にやるべきことはある」「どうして勉強なんかしなくちゃいけないの?」「家に帰ってまで勉強なんてしたくない」。勉強嫌いな子どもはどこの世にも存在しています。赤ちゃんは飲んで寝るのが仕事、幼い子どもは遊ぶのが仕事、学齢期の子どもは学ぶのが仕事、大人は社会や家庭の中で働くのが仕事。大人ならわかっていることも、子どもには理解しにくいのでしょう。勉強嫌いで学校では授業を聞かずに上の空、宿題は放置、そんな状態が2年あまりも続いていた14歳の女生徒のママ、Aさんは言いました。「勉強がいやなら、明日から家の掃除と食事作りはあなたがやりなさい。朝は6時に起きて弟のお弁当と家族の朝ごはんを用意するのよ」。でも娘は言い返します。「どうして?それはママの仕事でしょ」。「人にはみんな平等に自分の能力に見合ったやるべきことがある の。ママは家事をすることも外で働くこともできるけど、あなたには何ができるの?」。このセリフ、「能力に見合った」を強調して発言したというAさん。娘さんは、何も言い返せずにしぶしぶ宿題に取り掛かったそうです。●まとめとして子どもには子どもの言い分があるでしょう。世の中は不公平なことばかりだとは考えたくも、教えたくもありませんが、残念ながら必ずしもfairなことばかりではないという現実を知ることも、子どもにとっては一つの学習です。年齢、学年、男女などの違いによって、さまざまな区別があるのが社会であり、これは差別とは別物であることも親子で話し合うと、子どもはすんなりと今の自分の年齢で「できること」や「するべきこと」を受け入れられるでしょう。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年08月26日乃木坂46の衛藤美彩が25日、東京・砧の日本大学商学部キャンパスで行われた書籍『なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか?』(26日発売 1,400円税抜き PHP研究所刊)の発売記念シンポジウムに登場した。簿記資格を持つ乃木坂46の衛藤美彩と公認会計士・澤昭人氏の共著による同書籍は、衛藤が澤氏の簿記や会計の講義を受けているうちに"「複式簿記」が存在しないパラレルワールド"に迷い込んでしまうという、SF仕立てのエンタテインメント・ビジネス書。その世界で唯一の複式簿記を知る存在となったヒロインの衛藤が、簿記や会計の知識とスキルを駆使して事件を解決していく。衛藤は、同書を執筆するにあたって澤氏の講義を50時間以上も受けたといい、「初めてお会いした時に、背筋がどこまで伸びるのかというぐらい緊張しました。、しかも先生のレベルが高すぎて言っていることが入らなくなり、10分間ぐらいフリーズしたこともありました。それぐらいハイレベルなことを今からやるんだと実感した10分間でもありましたが、講義は逃げ出したくなるぐらい大変でしたね(笑)」と苦労があった様子。それでも「今回の本はいわゆる問題集や簿記の試験を受かるためのテキストではありません。簿記や会計が今の生活にどう影響を及ぼしているのか、その本質が分かる本になっていると思います」とアピールした。高校時代は簿記の勉強に勤しみ、資格も取得したという衛藤。「乃木坂46に入ってなかったら、(地元の)大分で会計事務や簿記を生かした仕事をしていたと思うぐらい、高校時代は本気で勉強していました」と振り返った。将来的にも簿記を生かした仕事ではなく「私は舞台や演技をすることが好きなので、映像家とか違う形の夢が膨らんでいます」と希望を語っていた。
2016年08月26日いくら付き合いが長くても、「彼に愛され続けるための努力」を怠ってはいけません。そして、彼女が陰ながらそんな努力をしていることに気付いたとき、彼はさらに彼女に愛を感じてくれるのです。そこで今回は、彼が気付いたときに幸せを感じてしまうような、彼女が彼のために実はしていた「小さな努力」について紹介いたします。皆さんもぜひ、参考にしてみて下さいね!■1.デートのときはミニスカート「俺とデートするときはいつもミニスカートな彼女。それが普通だと思っていたんだけど、彼女が友達と写っている写真を見るとパンツ姿ばっかりで。俺とのデートのときは意識して変えてくれているのかーって思ってときめきました。」(21歳/学生)なんだかんだで、彼氏さんは彼女のミニスカート姿が大好物。なんたって、大好きな彼女の脚が見放題なんですからね。普段パンツが多い方は、彼とのデートのときだけスカートを履いてみることにしましょう。ずっと続けていれば、アナタの努力に気が付いて彼はきゅんとしちゃうはずです。■2.実は甘い物が苦手「甘いものが大好きな俺。良く彼女と甘いものを一緒に食べに行っていたんだけど、1年経って実は甘いものが苦手だったことが判明しました。今はもう好きになったらしいけど、申し訳なさと嬉しさで胸がいっぱいだったね。」(25歳/アパレル)彼と一緒にいたいがために、小さな嘘をついて頑張って苦手なものも一生懸命食べたんでしょうね・・・。そんな小さな努力に胸を打たれない人がいるはずありません!少し無理をして、彼の好きなものを好きだという「フリ」をしてみることにしましょう。■3.彼の独り言も聞き逃さない「俺の彼女は『オムライス食べたいなぁ』とか『この子の髪型可愛いなぁ』とかポロッと言った一言をちゃんと聞いてくれています。次の日にオムライス作ってくれていたり、俺が言った髪型で登場したり(笑)その努力に毎回きゅんとします。」(22歳/学生)彼が言っていた一言を、聞き逃さない努力をしてみましょう。自分が言った一言をきちんと覚えてくれているのは、とってもポイントが高いです。しっかり覚えて、彼が言っていたことを次のデートで実践してみて下さいね。■4.彼の趣味をこっそり勉強「俺野球が大好きなんだけど、ある日彼女が急に野球の話をするようになったんだよね。聞いたら、俺と一緒に野球の話がしたいから勉強したらしくて・・・。素直に可愛いなって思いました。」(26歳/公務員)彼と一緒に趣味の話で盛り上がれたら、絶対に楽しいですよね。共通の話題が出来れば、もっと仲良くなっちゃうはずです。彼の趣味にまったく興味がなくても、少しだけその世界に足を踏み入れてみませんか?もしかしたらアナタにとっても、最高の趣味になるかもしれませんよ。■おわりにいかがでしたか?小さな努力を重ねることで、彼はもっとアナタのことが好きになっちゃうはず。彼をメロメロにさせるためにも、以上のことを実践してみて下さいね!(霧島はるか/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月26日夏休みを利用してサマースクールを体験した姉妹、フミちゃんとマオちゃん 著者撮影カメラマン須藤夕子です。私と娘(4歳9ヶ月)が住んでいるマレーシア、クアラルンプール(KL)には、たくさんのインターナショナルスクールや、幼稚園、保育園があり、日本との違いや、サマースクールの参加の仕方などについて今回はお話したいと思います。 娘のセイラ 著者撮影私の娘も4歳3ヶ月になるまで日本に住んでいましたが、待機児童という事で1年以上保育園を待たされた経験があり、働く事も困難になりました。保育園に入れてからも様々な疑問点があり、幼児期の一番大切な時期にこれで良いのだろうか?悩んでばかりいないで、日本が駄目なら他の国はどうなんだろう?と思い、外を見よう!と子供にとってベストな場所を探す事にしました。 条件のそろった留学先、クアラルンプールロングステイ、教育移住にも人気の都市クアラルンプール 著者撮影留学先の条件として、・英語圏である事・日本からの距離、近さ(羽田〜KLフライト時間6時間半)・LCCを利用することで飛行機代が安い(羽田〜KL1万円前後)・治安が良い事・日本食も食べられて日系のスーパーがある事(KLにはイオン、伊勢丹あり)・病院なども日本語が通じる場所もある安心な場所をポイントに探していたわけですが、物価も安く、広いマンションに住めるクアラルンプールに最終的に決めました。 現地での保育園探し保育園探しは、拍子抜けするくらい意外と簡単で、現地の日本人向けのフリーペーパーはいくつもあり、ネットにも沢山の情報が書いてありますので、学校の情報はすぐに得られました。保育園の窓口へママと子供のパスポートを持参すれば即日入る事が出来たので、本当に驚きました。(※インターナショナルスクールや幼稚園は母子共に語学力が必要)Primerose Hill(プリムローズ・ヒル) 著者撮影ツインタワーのすぐ横にアベニューKというショッピングモールがあり、その中にある保育園「Primerose Hill(プリムローズ・ヒル)」は、英国にて20年以上歴史がある学校の海外初拠点の学校です。 短期間からOK!日本からサマースクールに参加Primerose Hillでは、毎年夏休みの期間「サマースクール」で生徒を受け入れいます。この夏は、日本から友達のお子さん2人が3日間のプチ留学体験でやってくる事になりました。フミちゃん(10歳) 著者撮影マオちゃん(8歳) 著者撮影横須賀在住お母さんとフミちゃんマオちゃん 著者撮影フミちゃんは中学受験をするために、毎日、塾通いが忙しい日々を送っていましたが、お母さんは、クーラーの効いた部屋で、ただひたすら勉強をさせるよりも、海外に行った事のない二人に、「海外を経験をさせてみたい!」、そして「なぜ英語が必要なのか?英語を勉強する意味を外国で、肌で感じてもらえたら!」という思いで、母娘三人でクアラルンプールにやってきました。 いざ、サマースクールに申込み!カウンターで参加の申込書を記入するところからスタート。3枚程の用紙に、連絡先や、アレルギーや、子供の健康状態を詳しく記入。全て英語なので、辞書を引きながらお母さんが記入されていました。(事前に学校から送ってもらう事も可能)パスポートを見せて、支払いはカードでもキャッシュでもOK。すぐに入る事が出来ます。サマースクールに限らず、通常の保育園も、同じように0歳から11歳までのお子さんなら、いつでも入園可能です。 通常1ヶ月単位の支払いが基本ですが、1日150リンギット(約3,750円)でなんと1日だけの入学も可能との事。1ヶ月での支払いの方がお得で、1,500リンギット〜(約37,500円〜)。住んでいる場所によっては、送迎もつきます。 サマースクールのカリキュラムは?夏休み中のカリキュラムは、ほとんど勉強する事はなく、ダンスやゲーム、外遊びを通じて英語を学ばせるスタイルで、日本の学校のような席はありません。英語が全くできない二人にとっては、緊張する事もなく、すぐに友達も出来、日常会話を覚えられて良かったのではないでしょうか?手作りフラッグなど毎月変わる教室内の装飾 著者撮影登校時間は、だいたい8時くらいか9時半くらいの間にパラパラと集まって来る感じです。朝は、軽い朝食(スナックタイムがあり、パンやワッフルやフルーツが出ます)が出て、ランチもあり、午後3時くらいにまたスナックタイムがあります。Roham先生 著者撮影先生達はダンスが得意で、毎日、ダンスレッスンをみんなに教えています。(セレクト曲もテイラー・スウィフトのshake it offなど)Violy先生 Asya先生 Natash先生 Grace先生 著者撮影全てが英語の世界、先生達は、二人にゆっくり話してくれます、日本人の生徒も多いので、少し日本語が話せる先生もいます。英語の映画を見て、内容や感想を話し合ったり、ヨガをやったり、屋上があるので、外でボール遊びをしたそうです。著者撮影フミちゃんとマオちゃん、友達を作るために日本から沢山折り紙を持って来て、みんなに作ってあげたそうです。折り紙が繋ぐ友情 著者撮影帰宅後に、「これ、あげる」とか「一緒に作ろう」などと簡単な言葉が言えなくて、悔しかった様子で、お母さんに「なんて言うの?」と聞いていました。英語は、人から人へ伝えて、聞いてを繰り返さなければ、絶対に覚えられません。机の上で何回も書いたとしても、それは実際には使える英語ではなく、記号の意味を知っているに過ぎませんね。 マレーシアの子ばかりでなく、イギリスや中国、韓国、アラブ系など、たくさんの国の子供達が一緒に勉強しています。日本人以外の友達が出来、今後は手紙をやり取りしたり、skypeやラインで話したりする友達が出来ただけでも、かなりの収穫だったのではないでしょうか? いつもの海外旅行や国内旅行のスタイルを変えて、お子さんと英語を学ぶプチ留学、次のバケーションは、マレーシアはいかがでしょうか? Primerose Hill(プリムローズ・ヒル)・住所 : AvenueK (KLCC), Level 2&3, 156 Jalan Ampang, Kuala Lumpur・時間 : 7:00~19:00(月-金)/ 10:00~18:00(土日)※登園時間は両親の希望による・対象年齢 : 0歳〜11歳・料金 : 1ヶ月料金-週5回5時間コース 1,500リンギット(約37,500円)-週5回10時間コース 2,250リンギット(約56,250円)-1日から利用可能(1日 150リンギット 約3,750円)※送迎あり希望者によって、バレエやピアノやテコンドー水泳などのクラスがあり、各習い事は1ヶ月200リンギット(約5,000円程)。専門の先生に習う事が可能で、水泳は水泳教室が開かれるプールまで先生達が送り迎えをしてくれます。フルタイム10時間で預けている子供は、学校でシャワーも先生が浴びさせてくれ、夕方ご飯も出ますので、働くママにとっては、助かりますね! (text & photo : 須藤夕子) 笑顔泥棒の母子留学日記その他の記事を読む>
2016年08月26日【ママからのご相談】子どもが声優になりたいと言うのです。私は反対ですが、夫は「やりたいことをやらせれば」と言います。声優なんて食べていけるわけがないのに。どう思いますか?●A. 「好き」は娯楽。「仕事」は社会・人の役に立つかどうか。こんにちは。婚活・恋愛コンサルの菊乃です。私が以前、貧困女性の自立支援セミナーをキャリアカウンセラーの方とやったときに、参加者の方で割と多かったのが音大卒の方 でした。全国規模の音楽教室でも、ピアノの先生って個人事業主の場合もあるみたいですね。自衛隊の音楽隊とか有名音大を首席で卒業した人が勢ぞろいで、しかもそのパートに欠員が出ないと入れないのですね。また、フリーターの就職支援をしている方にお話を聞いたところ、『フリーターには声優の専門学校を卒業した方が多い』とのことです。進学先としてアーティストや芸能関係を養成する教育機関はありますが、そこの卒業生の数より、就職先はずっと少ない のです。進学先を決めるときに、本人と親はその辺の事情を知っていたのかなぁと思ってしまいました。お聞きしていると、「勉強は身を助ける」と思い込んでいる方が多いなぁと感じました。とりあえず勉強っぽいことならば何でもやっていればいいというか。就職難をあまり経験していない世代の方は、特にそうかもしれません。●勉強は身を助けません。取得しても就職には無意味な資格がたくさんあります「好きならやらせればいいんじゃない」と習い事感覚で進学させて、就職できない、就職しても給料が安い学歴、資格ってたくさんありますよね。“資格が取れる”=“すごい”と思考停止してしまうのは危険 です。私たちだって、世の中のすべての仕事を知っているわけじゃありません。子どもの目に見える仕事って、学校の先生、プロスポーツ選手、芸能関係とかもっと少なくて限られているでしょう。さかなクンは魚がすごく好きで、水産学部を受験して落ち、アニマルケアの専門学校に進学したそうです。卒業後は寿司屋などの魚にかかわるアルバイトを転々と。寿司屋で描いていたイラストが目に留まり、そこからイラストレーターを副業で始めて、それをテレビ関係者が見たそうです。そこから今のポジションを確立するわけなのです。だから一見、仕事に結びつかなそうな進学先でもどうなるかわからないといえばそうなのですが、さかなクンは高校時代から魚通チャンピオンでした。「好き」の思いがそれぐらい濃いならその道でもいいのでは。しかし、いま知っている仕事の中で「声優」が一番興味があるという程度ならば、声優がダメというわけじゃないのですが、もっとお子さんの特性を見つめて、たくさんの仕事があることに目を向けるようアドバイスしてみてはどうでしょうか。●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)●モデル/香南
2016年08月25日数字とゲームにとにかくハマった小学生時代編集部:前回は小学生のころのお話をお聞きしました。「ゲームよりもゲームの仕組みを知るのが好きだった」と。上杉:そうですね。親にはすごく自由に育ててもらいました。ゲーム禁止や時間制限もありませんでした。習い事も特に無く…あ、水泳はやっていましたけど、週1回くらいですね。ほんとに制限なく、自由に(笑)編集部:ゲームの他に興味のあった事は?上杉:ミニ四駆も好きでしたが、でもやっぱりゲームですね(笑)ゲームに関する数字をひたすら覚えていました。例えば、ポケモン1つ1つの能力値を全部覚えて、どうすれば強くなるのかを計算したりミニ四駆もレースより、ミニ四駆を題材にしたゲームにハマりました。「ミニ四駆GB Let’s&Go」というゲームをとにかくやり込んだのですが、能力値の計算がけっこう複雑で、知的興奮を覚えたのが懐かしいです。編集部:数字を使って考えるのが得意だったんですね。上杉:はい、そうですね。夏休みの自由研究でサイコロをつかったRPGを作ったときは、学校に持って行ってみんなが「これどうやるの?」「すごいな!」と言ってくれるのが嬉しかったです。その後、アメリカに引っ越すことが決まった時も、「向こうに行ったら英訳しよう!」ぐらいに気に入っていたんですよ。まぁ、行ってみたらそんな余裕はありませんでしたけどね(笑)編集部:(笑)「普通」の基準なんて変わる。人生の転機になった大学時代上杉:アメリカに渡ってから自分を大きく変えてくれたのは、やっぱり大学ですかね。僕は中学校から高校までアメリカにいっても変わらず少数派だったのに、大学に入ったら一気に変わりました。それまでは真面目に勉強するとクラスから浮くし、友達とも上手に関われない。どの科目も得意な優等生だったら良かったんだろうけど、僕は科目別の学力の凸凹が激しかったから、馬鹿にされることも多かった。でも理系の大学に入ったら、僕は「普通」でした。勉強するのは普通、もっと凸凹が激しい人も普通にいる、一生懸命勉強するのは別にダサくない。それまで「僕の人生ってダメだなぁ」と思ってましたが、「環境でこんなに違うものか」と驚きましたね。編集部: 環境によって「普通」の基準なんて変わるんですよね。「得意なだけ」だった数学を「好き」になった、ある先生との出会い出典 : 上杉:あとは「数学そのものの面白さ」を知りました。これは大きい。昔から算数も数学も得意でしたが、正直好きかと言われると「別に」という感じで。ものすごく数学にハマっていた、とか、数学が面白いから一生懸命解いていた、とかでは無かったんです。授業もつまらなかったので。ですが、大学の教授がとても面白い数学の授業をしてくれたんです。そこで「楽しい!もっと出来るようになりたい!」と思いました。はじめてゲーム以外に「もっともっと」と、のめり込めることを見つけた。編集部:どんな先生だったんですか?上杉:数学の教授ってどこか世間離れしている仙人みたいな人が多いイメージじゃないですか?でも、筋肉モリモリで日焼けした白人で…見た目が完全にサーファー。数学の難しい科目なのに最前列は女子ばっかり(笑)アルゴリズムの授業で、なぜか爆笑が起こる。それくらい教え方が上手くて、複雑な内容も勉強するのがものすごく楽しかったです。彼の授業を受けるまで、数学のテストで平均点以下をとったことが無かったのですが、はじめて平均点をとったんです。もっと早いうちに、自分が得意だと思っていたことで、頭をガツンとやられたかったですね。上杉さんのお仕事について、そして子どもたちへのメッセージを語っていただきます。
2016年08月24日とくに社会人になると、上手に遊べる人と、そうではない人に大きく分かれてきます。今回は遊びと恋愛について、一緒に考えてみたいと思います。■■「遊び=浮気」ではなくて・・・遊びという言葉って、「遊び人」に代表されるように、あまりいい意味で使われない言葉です。遊んでばかりいないで勉強しなさい・・・・・・親からこう言われてきた人も多いでしょう。でも本来、遊びって、男を知るいい経験なのです。男を知るというか、人を知るいい勉強の機会なのです。***取材をしていていつも感じるのは、小さいころから男子とたわむれてきた女子は、非常に恋愛上手だということです。反対に、男子と遊んでこなかった女子って、オトナになってからやっと「男の教科書の1ページ目」をめくるので、なかなか恋愛上手にならない・・・・・・こういう傾向があるかと思います。子どものころは、男子とばかり遊んでいたら「この、男好き!」みたいな陰口を言われていた人もいるでしょうけど、その、陰口をたたかれるような遊びが、オトナになったら「効いてくる」わけです。■■無駄が「その人らしさ」をつくる今からでも遅くないので、上手に遊べる自分を目指してみてはいかがでしょうか?遊び上手な人とつるんでおくと、自然と遊び上手になれます。遊びがうまい人って、おなじことをやるにしても楽しくやります。たとえばコンビニでお茶とお菓子を買うだけ・・・・・・というときだって、遊び上手な人は「今日はコンビニで1,000円分、好きなものを買おうぜ!」なんて言ったりします。子どものころに、遠足のおやつを買うのと似たような感覚を出すわけです。もっとオトナになると、「花火大会に行って花火を見よう」ではなく「船の上から花火を見よう」という遊びをする人もいます。***つまり遊びって、よく言われるように、言ってみれば無駄なものです。コンビニでお茶とお菓子を買うのなら、500円もあれば済むところを、1,000円も(!)使うわけです。無駄ですよね。花火なんて、陸から見れば済みますが、わざわざ海の上から見る・・・・・・無駄の骨頂みたいな話です。学校時代に男子と遊ぶ無駄な時間をすごさなければ、もっと偏差値の高い大学に入れて、いい会社に就職できただろうと後悔している人もいるかと思いますが、でもその無駄が「その人らしさ」を形づくっています。その人らしさとは、その人が持っている雰囲気のことです。雰囲気のいい人になるのは、なかなかむずかしいと言われますが、なんのことはない、よく遊ぶと、雰囲気のいい人になれます。つまり「人」を知ると、雰囲気のいい女子になれます。遊びを通して、人はふつう「人の気持ち」を知るからです。***彼氏候補の男子と、あるいは彼氏と、あるいは友だちと、もっともっと遊ぶと、恋は100倍楽しくなります。子どものころのように、とくになにをして遊ぶというのがないまま、パッと会って「今日は、なにして遊ぶ?」と言えるような遊び方が、最高に楽しい恋愛を運んできます。今週末は、なにして遊ぶ?(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月24日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。お子さんが思春期に反抗的になるのはある意味当然のことですが、ごく稀に“反抗期のない子 ”がいます。親や祖父母のことが大好きで、「パパやママ、おじいちゃん、おばあちゃんのことをとにかく悲しませたくない」という子どもたちです。脳科学を専門とする医学博士でタレントの中野信子さんは、そういった“反抗期のない子”について、『脳の前頭前野の背外側部(はいがいそくぶ)の機能が弱いため、ものごとを自分の脳で合理的に考えることができない という特徴があり、親や祖父母の価値観に洗脳されやすい 』と、おりにふれて指摘されてきました。今回はそのような“反抗期のない子どもたち”について一緒に考えてみましょう。●筆者の旧友N君は、お父様のことが大好きで議員を世襲し、挫折して自ら命を絶ちました筆者の中学・高校時代の友人で、N君(故人)という人がいました。故人の名誉のために実名は伏せさせていただきますが、N君は正真正銘のセレブリティーの家に生まれ育った御曹司で、お父様は巨大与党所属の元国務大臣でした。愛されて育ったN君は本当に“いいやつ”で、愛すべき好青年でした。N君がどれほどいいやつだったかを示すエピソードが一つあります。高校のとき、勉強が苦手な友人たちは試験前になると筆者の“鈴木ノート”を借りて一夜漬けの勉強をし、及第点ぎりぎりで進級・進学したのですが、みんな友達のよしみで“鈴木ノート”を借りられて当然といった感覚でした。それに対しN君だけは試験が近づくと、「鈴木、申し訳ない。俺にもノートを貸してもらえないかなあ」と、膝をついて頼みに来たのです。あのN君であれば思春期に親に反抗したとは到底考えられません。案の定N君は30代のはじめに衆議院議員だったお父様が亡くなられた際、自分の意思でやっていたテレビ局のキャスターの仕事を辞め、巨大与党から補欠選挙に擁立されて衆議院議員に当選したのでした。高校生のころに垣間聞いた話によると、N君は「男たるもの与党の政治家となって国を動かせ」というお父様の話を素直に「はい」と聞き、年齢相応に反抗するどころかむしろそんなお父様に憧れていた ようです。ところがそんなN君の素直さは、お父様のみならずお父様の“取り巻き”だった人たちへの素直さにも直結してしまいました。取り巻きの人たちからもすっかり洗脳されてしまったN君は、その後公職選挙法違反や受託収賄容疑などで3度にわたって逮捕され、失意のまま41歳で自ら命を絶ったのでした。●親を好きであることが生きるうえで合理的なケースもあるが、逆もあるN君のように、立派なお父様のことが大好きで、そのお父様から話を聞き、おじい様のことを心から尊敬する。そのこと自体はけっして悪いことではなく、素敵なことです。そして、中には大好きな親と同じ職業に就いて成功する人もあり、親を好きすぎることが合理的な生き方でもあるケースは確かにあります。ただ、N君のようにややもすると親の価値観に影響されすぎているうえに“思いやり”もありすぎる人の場合、他人とのタフな駆け引きを必要とする政治家のような仕事が果たして適職であったかというと疑問は残ります。●脳科学に造詣の深い精神科医は、思春期に複数の価値観にふれることをすすめている都内でメンタルクリニックを開業する精神科医のA先生は脳科学にも造詣の深い医学博士ですが、N君のようなケースについて次にようにおっしゃっています。『Nさんに反抗期があったかなかったか、直接面識のない自分には分かりようもありませんが、お話だけからも明らかなことは、Nさんが非常に“思いやり”の深い人であったということです。これは、前頭前野の中でも腹内側眼窩前頭皮質(ふくないそくがんかぜんとうひしつ)と呼ばれる部分が一般的なレベルよりも発達しているためで、Nさんはこのケースに該当すると思われます。思いやりが深いことは素晴らしいことなのですが、眼窩前頭皮質が発達していて背外側部の機能が弱い場合、「思いやりが深くて打算的にはなれない 」という、政治家には最も不向きな人格に育っていたおそれは否定できません』(50代女性/都内メンタルクリニック院長、精神科医)自分の脳は人間性に強く関与する前頭前野のどの部分が発達していてどの部分に弱さがあるのか。残念ながらそれを自分で計り知ることは難しいと言えます。しかし、偏りを最小限にとどめることはある程度は努力で可能になるのではないでしょうか。A先生は言います。『思春期には、できるだけ複数の価値観にふれる ことをおすすめします。自分の親、自分のおじいさん、自分の家族の価値観には親近感はあるでしょうが、この世の中は全然違う感性を持った人間が「共に暮らしている」のだということを意識して自覚した方がいいでしょう。特にますますグローバル化が進むこれからの時代は、その方がストレスに対してタフかつ安全に生きることができるのではないかと思います』(50代女性/前出・精神科医)----------最後に、今はなき愛すべき友N君が、これからも人間どうしの足の引っ張り合いのない天国で笑顔で過ごされますよう祈念しながら、締めくくらせていただきたいと思います。合掌。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年08月23日タイトルからわかるとおり、『働きながら60歳で慶應義塾大学を卒業した私の生涯学習法』(大森静代著、合同フォレスト)の著者は48歳で慶應義塾大学に入学し、12年かけて卒業したという異例の経歴の持ち主。本書ではその稀有な経験に基づき、誰にでもできる「生涯学習」の重要性を説いています。でも、なぜ年齢を重ねてから大学に進学しようと思ったのでしょうか? そこには、さまざまな事情があったのでした。■中学・高校在学中に大病を患った1945年に東京で生まれた著者は、中学・高校在学中に大病を患ったため学校を長期欠席したのだそうです。一時期は、病院から高校へ通学していたこともあったのだとか。しかしそのような状況では、勉強に遅れが出てしまっても無理はありません。事実、欠席によって勉強は大きく遅れてしまい、成績はガタ落ちしてしまったのだとか。ところが通っていた高校の進学率は90パーセントだったため、劣等感に悩まされたといいます。とはいえどうすることもできなかったため、仕方なく大学進学を断念し、出光興産に就職することになります。■48歳の時に慶應義塾大学に入学そして、その後結婚したものの、12年で離婚。その後はシングルマザーとして女手ひとつで2人の子どもを育てたそうです。子どもの手が離れたことを契機に大学進学を目指したのは、一度は諦めた進学の夢を叶えたかったから。そこで48歳で慶應義塾大学に入学し、通信教育課程で学ぶことにしたのだといいます。とはいっても、勉強と仕事、家事を並行して行うことはそうそう楽ではないはず。事実、何度も失業、再就職を繰り返すことに。とはいえ折れることなく、キャリアアップのため職業訓練校に入学し、50歳で簿記や電卓の資格を取得したというのですから、そのバイタリティには驚かされるばかりです。しかも、もちろんその間も大学は継続していたわけです。そのため、卒業率3%の難関を乗り越えて卒業したときには60歳になっていたわけです。■何歳でも遅いということはない!さて、さまざまな事情によって大学に進学できなかったという方、あるいは中退してしまったという方もいらっしゃるでしょうが、「できれば大学に行きたかった」という思いが残っている方には、ぜひ本書を読んでいただきたいと思います。なぜなら著者は本書のなかで、大学の通信教育課程の可能性について解説しているから。しかも自身がそれによって卒業資格を得ているだけに、強い説得力があるのです。大学通信教育は、社会人でも仕事と両立しながら学べるところが最大の魅力。誰でも学べる生涯教育の場として、各大学で開かれているそうです。在学生の年齢は、たとえば慶應義塾大学通信教育課程の場合、~29歳:19.2パーセント30歳~:26.3パーセント40歳~:26.0パーセント50歳~:15.7パーセント60歳~:12.8パーセントだそうです(「データで見る通信教育部2014年度」慶應義塾大学通信教育課程より)。つまり、何歳になっても遅いということはないのです。■通学課程と通信教育は同じレベルところで通信教育には、「通学課程とくらべればレベルが低いんだろう」というようなイメージがあるかもしれません。しかし大学通信教育は、学校教育法に定められた大学。平成11年には、大学院で修士過程の通信教育がはじまり、平成15年には博士課程の通信教育もはじまったのだそうです。そして、もっとも注目すべきポイントがあります。通信教育課程は通学課程と形態こそ異なるものの、授業も試験もレベルは同じだということ。教員も、通学過程の方があたるのだといいます。また大学にもよりますが、一定の単位を修得したら、通学課程への編入試験を受けることも可能。卒業できれば学位記が授与されますが、それも通学課程と同様のもの。卒業したら、履歴書に書くのは「○○大学△△学部卒業」。成績証明書には「通信教育課程」の文字が入るものの、卒業証明書には入らないのだそうです。つまり、一般的なイメージ以上に、通信教育課程には可能性があるわけです。*本書が教えてくれるのは、「やる気さえあれば年齢なんか関係ない」ということ。「それを成し遂げた」という前提のもとで書かれているため、強い説得力があるのです。なお著者は現在、「生涯学習アドバイザー活き活きLifeアドバイザー」という肩書きのもと、ボランティアでの清掃をはじめとする多くの活動を通じ、人と人のコミュニケーションづくりに尽力しているのだとか。まだまだ、やるべきことはたくさんあるようです。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※大森静代(2016)『働きながら60歳で慶應義塾大学を卒業した私の生涯学習法』合同フォレスト
2016年08月22日『子どもが変わる 運動能力を伸ばす育て方』(伊藤一哉著、フォレスト出版)の著者は福岡を中心として、全国的にも珍しい「自信を育むための運動教室」を展開している、「グラッチャ子ども運動トレーニングセンター」代表。これまでサッカー、体操、空手、テニス、スポーツ家庭教師などさまざまな運動教室の運営に携わってきたという人物で、指導してきた生徒は1,000人を超えるのだとか。本書では子どもたちと一緒に汗を流した経験を軸として、子どもの運動能力を伸ばすコツや、子どもを運動好きにする方法を明かしているわけです。■12歳までに運動神経は決まる!運動が好きになり、運動で身につく能力を高めることには、さまざまなメリットがあると著者は主張します。また、運動を経験することで身につく力には、大きく「体」と「心」の成長があるのだそうです。そして著者が注目している年齢は、「ゴールデンエイジ」と呼ばれる一生のなかで唯一、動作の習得に特化した時期。ゴールデンエイジとは3歳から12歳までの時期にあたり、つまりは幼稚園から小学校にかけての年齢です。この時期に多くの動作の経験をしていることが、一生の運動神経を決めるといっても過言ではないというのです。また、同じように忘れてはいけないのが「心の成長」。運動が上達していく過程において、「運動にハマる」「相手との競争や仲間との協同」「反復練習による習得」など、子どもは日常生活にはないさまざまなことを経験します。そしてそれらを通じて、集中力や忍耐力、集団のなかでの行動、適切な選択など、大人の社会を生き抜くために必要な力を身につけるということ。■習得と集中の力で勉強力も変わる運動することで得られるさまざまな効果のなかでも、著者は「習得の力」と「集中する力」に注目しているのだそうです。少し意外な気もしますが、「習得の力」と「集中する力」によって、「勉強の力」も劇的に変わるというのです。習得する力が身につくと、子どもはさらにレベルアップしたくなるため、「習得の連鎖」が起こるから。それは、どんな能力を高めるうえでも最高の循環だといいます。さらにいえば、習得をするために欠かせないのが「集中する力」。子どもは習得することが楽しくなると、そのために想像以上の集中力を発揮するもの。いわば運動を習得する喜びが、集中力を養う力になるというわけです。■運動は自信をつけるためにも有効そしてもうひとつ、大切な力として特筆すべきが「自信」。自信がつくと、クラスでリーダーシップを発揮できるなど、さまざまなメリットが生まれるのです。自信を身につけるためには、「できた!」という、その子自身の気づきが必要。自分でやってみて、「やれた」という感覚をつけることが自信につながっていくということです。また、お父さんやお母さん、学校の先生、体育教室の指導員、習いごとの先生などからほめられることで、自信をつける子どももたくさんいるそうです。そういう意味でも、そのきっかけとなりやすい「運動」を経験することはとても大切だというのです。■いつから運動をはじめればいいかでは具体的に、いったいいつから運動をはじめればいいのでしょうか?このことについてはさまざまな意見があるそうですが、著者は「早ければ早いほどよい」と考えているのだといいます。時期に多少の違いはあるものの、子どもには神経系の発達が盛んな時期があります。そのとき、一生のうち一度だけ、そして生まれてからこの時期までに、神経系の95%程度の発達が終わってしまうというのです。その時期とは、生まれてから第二次性徴(小学校高学年~高校生くらいに起こる、大人の体になる時期)まで。細胞分裂が盛んに起こり、体の発達が激しい時期に、神経系の発達もピークを迎えるわけです。イメージしやすい例を挙げましょう。幼少期までに自転車に乗れるようになれば、大人になっても乗ることができます。たとえ久しぶりだったとしても、体が記憶しています。つまり神経系での習得とは、このような現象のこと。しかし大人になってからでは習得に時間がかかり、また、すぐに忘れてしまいます。なぜなら体に身につくのではなく、頭に記憶として残っているだけで、体がついてこないから。神経系での習得と、そうでない場合とではこれだけの違いがあるからこそ、少しでも早く、たくさんのことを体感することが大切だというわけです。*本書にはこうした基本的な考え方から、子どもの運動能力を伸ばすためのエクササイズまでが網羅されています。そのぶん、子どもの運動能力と、それを伸ばすためのメソッドを効率的に身につけることができるでしょう。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※伊藤一哉(2016)『子どもが変わる 運動能力を伸ばす育て方』フォレスト出版
2016年08月22日同社は2014年10月から小さな子どもがいる社員などが時間に縛られずに働くことができる「専門業務型裁量労働制」を導入しました。実はそれ以外に特別なことはしていません。 「実績さえ出せば自由」という一見厳しい空気が、ママにも子どもたちにも自由を与えてスペースタイムをひとつの家族のようにしてくれた、と中村景子代表取締役社長はお話しして くれました。社員の皆さんとの集合写真。前列左から2番目が中村社長「Women Willレポート」バックナンバー第1回:働くママだけじゃない。Google が目指すのは、誰もがHappy に働ける社会第2回:「子連れ出勤」がもたらすかけがえのない“体験”とはWomenWillサポーター企業「ソウ・エクスペリエンス株式会社」理系女子が活躍できるサイエンス・コミュニケーションという領域中村さん:スペースタイムが手がけている「サイエンス・コミュニケーション」とは、大学や研究機関 の扱っている情報を紙やWeb、イベントなど様々な形で一般の方に分かりやすく届けるという仕事です。そのほか、子どもたちが楽しくサイエンスを学べるようなサイエンス&プログラミング教室も開催しています。いま、社内には9名の社員がいますが、7人が女性。大卒3名、修士4名、博士2名と全体的に高学歴の社員が多いですね。弊社のスタッフには先端的で難解なサイエンスを理解して、それを様々なメディアを使って表現することが求められます。分かりにくい内容を誰にでも理解できるように翻訳できるようなセンスが必要なんです。女性の場合、博士号や修士号をとっても、なかなか研究機関や大学など研究の世界で職を得ることは難しくて、せっかく興味を持って学んだり経験したことを仕事に活かせずにいるのが現状です。そういった女性にとって、サイエンス・コミュニケーターという職業が一人ひとりの学びを活かせる新しい仕事になればと考えました。働きかたを自由にすることで、『いまの自分』にとってベターな時間の使い方を保育園お迎え後にオフィスに戻って仕事することも。専門業務型裁量労働制を導入したのは、2年前。それまでは一般的な会社と同じで勤務時間が決まっていました。でも、どうしても残業問題が発生してしまうのが悩みでした。能力があってテキパキとクオリティの高い仕事をこなしていく人より、長時間働いている人のほうが仕事をしているように見えてしまうことがありますよね。それはおかしい。そう考えて、社員と一緒に裁量労働制について勉強し、自分たちの働きかた、仕事に適した制度にしようと考えたんです。それが、実績に対して評価できる専門業務型裁量労働制でした。裁量労働制は自由な反面、自分で仕事の進捗を管理しなければいけないので個人の努力に委ねられる部分が大きいんですけど、それも仕事のやりがいと感じてもらえたらいいなと思っています。弊社の裁量労働制は、毎月のお給料は固定でみなし残業がついています。極論、1日に1時間 しか働かなくても、10時間仕事しても差がありません。ボーナスだけは実績で評価するので能力によって差がでてきます。自己裁量で自由に仕事をしながら、モチベーションを維持できるという面ではすごく利点が多いですね。極端に言えば、「仕事の実績だけで評価する」。実績が出せるのであれば、決まった時間にオフィスにこなくても構いません。子どもが急に病気になって遅刻したり早退したりしても、労働時間が決まっていないので、連絡さえしてもらえれば問題ないです。小さな子どもがいる人にとっては、育児と両立するために色々なことに折り合いをつけないと良い仕事ができないので、裁量労働制のメリットが大きいと思います。厳しさもありますが、その分、自由でもあり思いっきり働ける制度なんです。自然に大人と子供、子供と子供が関係し合うオフィス弊社では、特にオフィスに育児に関する制度を設けていません。でも、臨機応変に対応できるのが弊社の自慢のひとつ。「あと1時間仕事したいのに子どものお迎えが…」というよう なときは、お迎えに行ってから子どもと一緒にオフィスに戻ってきてもOKです。ハイハイするくらいの小さい子がいても大丈夫なように、オフィスは土足厳禁にして、気兼ねなく子どもを連れてこられるようにしています。家に帰っても一人でお留守番になってしまうような小学生は、学校が終わってからお父さんの仕事が終わるのをオフィスで待っています。会議用テーブルで宿題や工作、ゲームをしながらお留守番をしているような感じです。子どもたちはみなとても良い子。他のスタッフや 来客の邪魔になることはありません。子どもがすごく小さい間は、育児に比重を置きたいという時期があってもいいと思うんで す。子どもから手が離れたらバリバリ働いて、能力や実績をアップさせる。そんなことができるのも裁量労働制の良いところですね。年齢が高い子どもが小さい子どものお世話をしたり、他の社員が相手をしたりするのは弊社にとっては当たり前。時間帯によってはオフィスが児童館のようになっています。年代の違う子ども同士で遊ぶ機会ができるのも良いところだと思っています。サイエンス教室で使っている道具で遊んだり、開発中のものを試しに使ってもらったりすることもあります。スペースタイムをひとつの家族のように、子どもたちと親にとって過ごしやすい環境にしていきたいと考えています。裸足でもOKなオフィス。サイエンスの勉強も自然とできる。会社で働く側、社員を雇う側、しばしば対立してしまうことがありますよね。でも、社員も経営者もひとつの家族として考えてみて欲しいです。家族ならみんなが幸せになるにはどうしたらいいのかを考えていけます。いまの環境は完成形ではない、ひとりひとりの事情を考慮しつつ、柔軟で有意義なスタイルを選ぶことができるんです。みんなが仕事を長く続けら れるように、お互いの状況を思いやれるチームであったら嬉しいです。ライター所感:周りの働くママの多くは、働ける時間に制限があるため、「もっとやりがいのある仕事を任せてほしい」「もっと稼ぎたい」というジレンマを抱えています。反対に、残業バリバリで働いているママは、子どもと過ごす時間がなくて罪悪感を抱えていたり…。スペースタイムのように、時間に縛られない代わりに、実績に応じた評価が得られる職場が増えれば、「子どもがいるとキャリアを積めない」とか「経済的な事情で子どもは生めない」という声も少なくなるかなぁと思いました。(ライター 柏木)お互いの子供の顔を知っていることは一緒に仕事する上でも、自然とお互いに思いやりが生まれそうですね。母であり、妻であり、女であるなんてよく言われることですが、女性に限らず誰もが、あらゆる面を持った存在なのに、働いてるとそのこと忘れられがちです。スペースタイムのようにそんな多面性を受け入れて、従来の働き方に捉われない企業が増えていくといいなと思いました。(編集 村上)株式会社スペースタイム「Women Willレポート」バックナンバー第1回:働くママだけじゃない。Google が目指すのは、誰もがHappy に働ける社会第2回:「子連れ出勤」がもたらすかけがえのない“体験”とはWomenWillサポーター企業「ソウ・エクスペリエンス株式会社」ライター:柏木 真由子
2016年08月20日