東北サファリーパークは8月30日まで、新潟県上越市安塚区にて、「移動動物園」を開催している。○猛獣を見たり、かわいい動物に触れたリできる"移動動物園"同イベントは、猛獣を見たり、かわいい動物に触れたリできる"移動動物園"。会場には、約30種類の動物が集合。ウサギ・モルモット・ヒヨコなどかわいい動物たちと直接触れあいができ、ラマ・ムフロンの親子・シマウマ・ロバなどの草食動物に触ったり、餌をあげることが可能となる。また、ライオン・ベンガルトラ・ヒョウ・ピューマなどの猛獣たちを、間近で観察できる。そのほか、笑いと感動の「わくわくサル劇場」や、生きた昆虫を展示する「ふれあい昆虫館」なども実施する。開催期間は、7月18日~8月30日。休園日は、8月12日を除く毎週水曜日。時間は、9時~17時。会場は、新潟県上越市安塚区・キューピットバレイ。
2015年08月04日大阪市の天王寺動物園は8月8日から16日に、「ナイトズー」を開催する。○100周年記念イベント今回開催される「ナイトズー」は、天王寺動物園の開園100周年を記念して行われるもの。同園でのナイトズーは初開催となり、通常の開園時間から引き続いて17時よりスタートする。○イベント盛りだくさん期間中は、毎日イベントを開催する。ホッキョクグマの「バフィン」と「モモ」親子の夜の姿を観察できる「北極の夜! 」は、19時からホッキョクグマ舎にて開催される。同じく19時には、キリンやシマウマなどの草食動物をライオンビュー側に誘導して見る「草食動物大移動とサバンナのハンター」を、アフリカサバンナゾーン草食動物エリアとライオン舎にて、観察することができる。その他にも「アジアゾウのお宅訪問」や「夜なのにお昼? 夜行性動物舎の不思議」など、大人も子どもも楽しめるイベントが用意されている。
2015年08月04日上野動物園は「真夏の夜の動物園」として、開園時間を通常の3時間延長した20:00まで開園するイベントを8月8日から8月16日までの期間限定で実施する。○夜行性のオオカミなども見られる昼間の動物園では見られない夜の動物たちの姿や、自然豊かな園内での夕涼み、数々のイベントなど、夜ならではの動物園を楽しめる機会となっている。入園は19時までで、期間中の休演日はない。室内で眠るジャイアントパンダや、夜行性のタテガミオオカミ、アジアゾウやアシカ、アザラシなど、普段なかなか見られない夜の貴重な生態をみることができる。西園・不忍池テラスではオープンビアガーデンも開催。夏の夜空をイメージしたデザートのブルーキュラソースムージー(税込380円)やパイナップルムーンサンデー(税込380円)、数量限定のビールなども味わうことができる。「ゾウの運動場に入ってみよう」「キリンの運動場に入ってみよう」など、昼間では経験できない夜間ならではのイベントも行われる。また、「動物たちはどんな餌をたべるのか」など飼育係による動物のお話などその他にも様々な催しのほか、クイズを解きながら動物達を知ることができるクイズラリーも開催される。その他、8月8日には「ににぇ むにぇ」によるアフリカンハープの演奏、9日には酒井一郎トリオによるジャズ、15日には伊藤ノリコによるボサノヴァ、16日にはコロリダスによるラテン音楽など、様々なライブショーも楽しめる。
2015年07月30日人間と同じで、うだるような暑さのもとでは動物たちもフウフウ、ダラダラ、バテバテ。けれど日が落ちて涼しくなってくると、昼間より活動的になることが多いのです。だから、動物園は夜が楽しい! 夏場は開園時間を延長して、動物たちの夜の姿を見せてくれる動物園があります。夕暮れ~夜という、いつもと違うシチュエーションというだけでも俄然、気分が盛り上がるのに、スペシャルイベントやビアホール出現など、さまざまに趣向を凝らした企画で各動物園が歓迎してくれます。バラエティに富んだ貫禄の恒例企画「真夏の夜の動物園」/上野動物園毎年、告知の美しいビジュアルも楽しみな「真夏の夜の動物園」。水面いっぱいに敷き詰められたような蓮の葉が見事な不忍池テラスのオープンビアガーデンでは、ライヴ演奏を聴きながらビールを飲んで、夕涼み。ゾウやキリンの運動場にお邪魔して動物目線を体験してみたり、動物たちのエサのレシピを教えてもらえたり。また、野生動物の保全や繁殖など、動物展示以外の動物園の重要な活動について、現場スタッフによるお話会や、「ナショナルジオグラフィック チャンネル」の野外上映会といったアカデミックな企画も。毎日何かしらイベントがあるそうなので、当日の園内放送も要チェックです。<期間>2015年8月8日(土)~16日(日)9:30~20:00(入園は19:00まで)/月休 ※8/24は臨時開園<アクセス>上野動物園03-3828-5171東京都台東区上野公園9-83JR上野駅から徒歩5分動物ホールで学び系企画が充実「サマーナイト」/多摩動物公園多摩動物公園は、動物をより深く知る学び系のイベントが充実しています。サンセットアカデミーと銘打ち、昆虫教室や講演会、科学映画の上映など、日替わりでイベントを開催。ライオン園の上空を飛ぶ野生のコウモリを観察したり、コウモリの飾りをつけて記念撮影できたりするブースや、モルモットや虫と直接ふれあえるコーナー、旧類人猿舎見学など。葛西臨海水族園から移動水族館もやってくるので、動物園で海のものたちにもふれあえます。<期間>2015年8月1日(土)、2(日)、8(土)、9(日)、13(木)、14(金)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)、29(土)、30(日)9:30~20:00(入園は19:00まで)/水休<アクセス>多摩動物公園042-591-1611東京都日野市程久保7-1-1京王線、多摩モノレール多摩動物公園駅から徒歩1分アフリカンな装いで盛り上げる「ナイトズーラシア」/よこはま動物園ズーラシア例年のナイトズーラシア、今年は4月に全面開園した「アフリカのサバンナ」のチーター、キリン、クロサイなどもお目見えします。サバンナをイメージしたイルミネーションが各所にあしらわれ、夜の情緒を演出。アフリカの装飾を施したころころ広場では、アフリカンフェイスペイントやアフリカ料理などをどうぞ。ナイトアニマルパフォーマンスショーや、ナイトズーラシア特別バージョンの飼育係のとっておきタイム、ズーラシアンブラスのコンサート、馬の餌やり体験など。2箇所のビアガーデンでは、大皿の「おつまみプレート」を大勢でワイワイつつきたい。<期間>2015年8月1日(土)、2(日)、8(土)、9(日)、14(金)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)、29(土)、30(日)9:30~20:30(入園は19:00まで)/火休 ※8/11は臨時開園<アクセス>よこはま動物園ズーラシア045-959-1000横浜市旭区上白根町1175-1相鉄線鶴ヶ峰駅または三ツ境駅、JR横浜線・市営地下鉄横浜駅からバスで15分最後に、ナイト・ズーを楽しむにあたり、いくつか注意が。・動物へのフラッシュ撮影、懐中電灯などライトを照らすのはもちろんNG!・蚊が多い時間帯なので、虫除け持参はおすすめ。ただし、動物たちに配慮して殺虫系は控えましょう。そして昆虫館での使用はもちろん禁止です!・天候や動物の体調により、イベントが中止になる場合があります。横浜では野毛山動物園、金沢動物園でも、ズーラシアと同じ日程で夜の動物園企画を開催予定。仕事帰りや週末ごとにナイト・ズーのハシゴ。今年から、夏の風物詩にいかが?
2015年07月28日©Singapore Tourism Boardアジアで唯一、川をテーマにした動物園「River Safari(リバーサファリ)」。シンガポールの4つの動物園の中で最も新しいこの施設は、ミシシッピ川やナイル川、メコン川など、世界6つの川に生息する6,000種以上の生物に出会える。更に、意外な組み合わせではあるが、近年仲間入りした2匹のパンダはパークの人気者!世界でも珍しい「川」がテーマの動物園リバーサファリは、世界でも珍しい淡水生物専門の動物園。ゾーン毎に世界の6つの川が再現され、そこに生息する生物が展示されている。また、淡水生物以外にも、2頭のジャイアントパンダや、リスザル館も見どころ。©Singapore Tourism Boardボートに乗り込み、ヒョウやアリクイに出会える「Amazon River Quest(アマゾンリバー・クエスト)」や、コウノトリ、アオサギなどの鳥や、隣接するナイトサファリのゾウやキリンを眺めることができる「River Safari Cruise(リバーサファリ・クルーズ)」の2大アトラクションもおススメ。©Singapore Tourism Board40以上の絶滅危惧種も!押さえておきたい見どころは?©Singapore Tourism Boardメコン川ゾーンの巨大水槽内のマナティは圧巻。全長3.2m体重300Kgのオオナマズも必見だ。ガンジス川ゾーンには、長い口先が特徴のワニ「インドガビエル」がお目見え。ガラス一枚の水槽の向こうにゆったりと佇む巨大なワニは見る者を圧倒する。野生では200匹以下しか生息していないと言われる絶滅危惧種はぜひ押さえておきたい。その他に、ミシシッピ川、コンゴ川、ナイル川、長江のゾーンにも絶滅の危機に瀕する貴重な生物たちが多数生息している。全ゾーン屋根付き。子連れやお年寄りでも快適に楽しめるリバーサファリシンガポール4大動物園の中で最も新しいリバーサファリ。基本的に野外の展示だが、ほぼ全ての場所が屋根付き。天井には扇風機が設置されており、小さなお子様連れやお年寄りにもおススメ。リバーサファリは、シンガポール動物園とナイトサファリの間に位置し、中心部オーチャードエリアからはタクシーで20分程度。「川」をテーマにした世界でも珍しいリバーサファリで、貴重な生物を目撃しよう!River Safari(リバーサファリ)・住所:80 Mandai Lake Road, Singapore 729826・営業時間:9:00~18:00(チケット販売は8:30~17:30)・電話:(+65) 6269 3411・入場料金:大人S$28、子供(3-12歳)S$18オンライン予約で最大15%割引に。※Amazon River Quest boat ride、River Safari Cruise boat rideはそれぞれ別途大人S$5、子供S$3。※Amazon River Quest boat rideは身長制限106cm以上・アクセス方法オーチャードからタクシーで約20分(シンガポール動物園とナイトサファリの間)こちらも合わせてCheck!スリリングな夜を!シンガポールの観光定番「ナイトサファリ」檻のないオープン・コンセプトの「シンガポール動物園」
2015年07月22日動物たちが最も自然に近い形で生活できるようにと工夫された「Singapore Zoo(シンガポール動物園)」。ホワイトタイガーやアジア象は迫力満点。檻がない動物園で伸び伸びと暮らす動物たちの野生の姿を見に行こう!©Singapore Tourism Board檻がない!?ストレスフリーな動物たちのワイルドな姿が見られる動物園©Singapore Tourism Boardシンガポール動物園は展示法がほかの動物園と一味違う。危険な動物の周りでも、堀があるだけで、檻や物々しい柵は見受けられない。「オープン・コンセプト」の展示法は、まるで自然界で出会った動物たちを私たちが「のぞき見」しているような感覚。ストレスが少ない彼らは、より野生に近い姿を私たちの前で見せてくれる。オランウータンと朝食を©Singapore Tourism BoardAh Meng Restaurantでは、なんとオランウータンと一緒に朝食を食べられる「ジャングル・ブレックファースト(Jungle Breakfast with Wildlife)」を毎朝開催。自由に写真も撮れるので、旅の忘れられない思い出になること間違いなし!オランウータンとの朝食の予約はこちらキッズ施設で一休み上野動物園の2倍の広さを誇るシンガポール動物園。野外を歩き回りながらの暑さ対策には、水遊び場(Wet Play Area)がおススメ!水遊び場は子供用だが、隣にはカフェもあるので、大人も一休みすることができる。子供向け施設・水遊び場についてはこちら(※水遊び場ではプール用オムツを必ず着用)タクシー利用が便利中心部から少し離れたシンガポール動物園は、タクシーで行くのが無難。オーチャードエリアから20分、約2000円(時間帯、ルートによる)程度。シンガポール動物園の隣には「リバー・サファリ」「ナイト・サファリ」もあり、時間を有効に使って3園制覇を目指してみるのもあり!2015年5月には、シンガポール独立50周年を記念してオーストラリアから贈られた、4頭のコアラも仲間入り。見どころがまた一つ増えたシンガポール動物園で、野生の動物たちのパワーを感じてみては?基本情報-施設名Singapore Zoo(シンガポール動物園)-住所80 Mandai Lake Rd, Singapore 729826-営業時間8:30~18:00(毎日)最終チケット販売は17:30迄-電話(+65) 6269 3411-入場料金大人S$32、子供S$21(オンラインで購入すると最大30%割引)-アクセス方法タクシー(ドライバーに「Singapore Zoo」もしくは、「Mandai Zoo(マンダイ・ズー)」と告げよう)アニマルショーの時間と内容はこちら
2015年07月19日上野動物園(東京都台東区)ではこのほど、日本産ライチョウの孵化に成功した。○絶滅の危機に瀕する日本のライチョウ5羽の孵化に成功ライチョウは20種以上の亜種が世界に分布しているが、中でも日本のライチョウは最南端に位置する亜種となる。かつて最終氷期に分布を広げ、温暖化が進むとともに、日本では高山帯に取り残された。しかし、日本のライチョウは絶滅が心配されている。同園ではこれまで、ライチョウの繁殖を目的としてノルウェーのスバールバルライチョウの繁殖に挑戦し、2008年に飼育下での繁殖に成功している。今回孵化した卵は、今年6月5日に、長野県と岐阜県の県境にある乗鞍岳で「抱卵前」の卵を採取し、同園に運んだもの。6月27日から28日にかけて、全5卵の孵化に成功した。国内では「孵化直前」の卵を巣から採取して人工孵化させた例はあるが、それよりも早いタイミング、つまり「抱卵前」に採取した卵から人工孵化に成功したのは、今回が初めてとなる。孵化した5羽の性別は不明。体重は16.7~18.7グラム。孵化日時は6月27日 18時台から、翌28日 4時台だった。孵化後約2週はとくに体調をくずしやすいため、今後の取組みとしては、これまでのスバールバルライチョウの孵化や育雛の経験を活かし、注意深く飼育、観察する、としている。
2015年07月06日上野動物園(東京都台東区)は8月1日、「セミとコウモリの観察会」を開催する。○セミの羽化や、コウモリの飛翔を観察同園では毎年夏の時期に、身近な野生の生き物を観察して親しんでもらうため、閉園後の園内でセミとコウモリの観察会を開催。 同園内の不忍池周辺は、野生のセミとコウモリの絶好の観察スポットとなっている。当日は、セミの幼虫が地中から出てきて木に登り羽化する様子や、夕暮れから夜空を飛び始めるコウモリの様子を観察。また、コウモリが出す超音波を特殊な機械で聞いたりできる。開催日時は、8月1日 17時30分~20時40分。場所は、上野動物園 西園 不忍池周辺。対象は、小学生以上100名(中学生以下は保護者の同伴が必要)。応募は、ハガキまたはEメールにて。締切は、7月11日。応募者多数の場合は抽選とし、当落に関わらず通知する。また、閉園後のイベントのため、集合時間に遅れた場合は参加できないことがある。
2015年07月06日ハンドメイド作品の通販・販売サイトminne(ミンネ)より、「ちびちび水族館ピアス」「ちびちび動物園ピアス」が販売されている。いずれも両耳用の樹脂ピアスで、制作するのはギャラリー「mmn’s GALLERY」。○透明感があり、爽やかな印象のちびちびピアス「ちびちび水族館ピアス」にはクマノミ・イルカ・キングペンギン等をはじめ15種類のデザインがあり、その中から好きなデザインを2つ選んで購入できる。希望すれば魚の向きを変更してもらえる。「ちびちび動物園ピアス」はパンダ・トラ・ゾウやキリンをはじめとした計13種類のデザインがあり、好きなものを2つ選べる。価格は500円(税込み)。いずれも追加料金支払いでノンホールタイプの樹脂ピアスに変更可能。使用素材はプラスチック、レジン、樹脂。サイズは約1cm(個体差あり)。価格は500円(税込み)。
2015年06月28日ハンドメイド作品の通販・販売サイトminne(ミンネ)より、オリジナルまちばりブランドMachibari-worldが販売されている。動物をモチーフにしたまち針には「セキセイインコ」「オカメインコ」「なかよし猫」「コーギー」等がある。○針山の上が動物園に!?オリジナルまちばりブランド“Machibari-world”同作品は頭の部分にポリスチレン樹脂(プラ板・プラバン)を使用し、両面をレジンコーティングしたまち針。サイズは全長4cmで、頭の部分は約7~10㎜。いずれも5本1セットの販売となっている。価格はいずれも600円(税込み・送料別)。
2015年06月28日多摩動物公園(東京都日野市)は6月23日まで、ホタル展「ホタルの光」を開催している。○ゲンジホタルの生息地に関する解説や、保全の取り組みを紹介同園ではゲンジボタルを飼育している。ゲンジボタルの幼虫は水中に暮らし、カワニナなどの貝類を食べて育つ。水環境の変化や様々な要因で、昔ほどには見られなくなった。同展では、ゲンジホタルの生息地に関する解説や、同園での保全の取り組みをパネルで紹介。その幻想的な光を見てもらうため、施設の照明を調節し、昼夜を逆転させてホタルを展示している。午後よりも午前の方がよく光っているという。また今年は、暗い施設内での来園者の足元の安全確保を含めた展示改善を行っている。開催日時は、6月11日~ 23日 9時30分~16時30分。場所は、同園昆虫生態園「ホタルコーナー」(昆虫生態園「右ウィング」の一部)。
2015年06月17日東京都台東区・上野動物園はこのほど、公式Webページにて、キリンの「ヒナタ」の成長の様子を紹介している。○5歳を迎えたキリンの「ヒナタ」、少しずつ大人びた顔つきに2011年に来園したキリンの「ヒナタ」(オス)は、今年の5月で5歳になった。今回は、すくすくと成長するヒナタの様子を来園当初から現在まで振り返るものとなっている。「ヒナタ」は2010年5月25日、横浜市の野毛山動物園生まれ。母親の母乳が出なかったため、飼育係による人工哺育で育てられた。そのため人間に対して警戒心が薄く、物怖じもせず、マイペースな性格だという。2011年の来園時、同園にはメスの「コハル」1頭がおり、初めは13歳の年の差に不安もあったが、一緒にしてみたら2頭とも落ち着き、しだいにお互いを頼るようにしながら良好な関係を築いていった。ただし、「コハル」は残念ながら今年の1月に死亡してしまった。「ヒナタ」は来園当初から3歳頃までは体力がなく、すぐ疲れてしまうのか、運動場の真ん中で座り込み、首をたたむようにして昼寝をする姿が見られた。昨年頃からはそういった行動はほとんど見られなくなり、背が伸びたおかげで今まで届かなかった動物舎のあらゆるところへいたずらをするようになり、スタッフも手を焼く状況となっている。特大哺乳瓶ともに同園へやってきた「ヒナタ」も5歳を迎え、少しずつ顔つきが大人びてきた。大人のオスの証といわれる顔のごつごつとしたコブはまだ現れていないが、角の付け根が以前より太く隆起してきて、日々の成長がうかがえる。同園では、「これからもヒナタらしく、マイペースにまっすぐ育っていってほしい」とコメントしている。
2015年06月17日上野動物園は6月3日、同園公式Webページにて、ジャイアントパンダ繁殖についての状況報告を行った。○これまで交尾に至るような強い発情行動は見られず同園では、ジャイアントパンダ繁殖に向けた準備を進めているが、今回はパンダの一般的な繁殖期間である2月から5月までの繁殖状況について報告した。ジャイアントパンダの自然交配を目指し、2頭のパンダの発情兆候を注意深く観察してきたところ、「リーリー」(オス)は、1月上旬ごろから頻繁に「シンシン」(メス)のにおいに興味を示し、恋鳴き、においつけ、水浴びなどの発情を示す行動が見られてきた。「シンシン」は、3月中旬から水浴びをする、鳴き交わすなどの、発情に関する行動が若干見られたが、発情行動の発現は散発的で、これまで交尾に至るような強い発情行動は見られなかった。ジャイアントパンダの繁殖期は一般的には年1回、2月から5月にやってくることが多いが、6月以降も発情が見られる可能性があるため、引き続き、通常の飼育管理の中で2頭の状態を注意深く観察を行う。今後も、発情兆候が強く現れた場合は展示を中止することがあるという。なお、2015年2月9日から、ジャイアントパンダ繁殖に向けた準備のため、パンダ舎観覧通路外側に目隠し(フェンス)を設置していたが、パンダの一般的な繁殖期間である2月から5月を過ぎたため、繁殖準備のための目隠し(フェンス)を、6月8日に一旦撤去することにした。ジャイアントパンダ運動場は「観覧通路以外」の場所からでも「観覧通路ごしに」一部が見える構造になっている。目隠し(フェンス)は「観覧通路の外側」(観覧通路の背中側)に設置しており、目隠し(フェンス)を設置している間は観覧通路に入れば展示室や運動場が見られるが、目隠し(フェンス)の外からは見ることができない。
2015年06月08日多摩動物公園は6月30日まで、同園「昆虫園」にて、「昆虫園に行こう!」と題しさまざまなイベントを開催している。○6月はチョウを観察しよう!同施設は室内のため、雨を気にせず傘をささないで観察ができる。主な企画は、以下の通り。6月30日までは、本館にて写真展「水の中のいきものたち」を、6月11日から23日までは、昆虫生態園出口付近にてホタル展「ホタルの光」を開催する。6月20日の11時から12時に行われる「かんさつデー」では、昆虫生態園にて、動物解説員と一緒に"かんさつシート"を利用してじっくり「チョウ」を観察する。同日14時からは、同園大温室内入口付近にて、「チョウはともだち」と題し、チョウの成長について担当者が解説する。6月27日の14時から14時30分まで、昆虫園本館2階昆虫ホールにて、「チョウのはねを観察しよう!」を開催。鱗粉を顕微鏡で観察する。小学生以上が対象で、先着5組20名まで参加できる。また、昆虫生態園出口付近にて、数を減らしている身近な生き物のひとつ「ヤマアカガエル」を展示。昆虫園本館では、幼虫が洞窟の中で光をはなつ、オーストラリアなどに生息する「ヒカリキノコバエ」を見ることができる。
2015年06月08日上野動物園ではこのほど、ホッキョクグマの「イコロ」の公開を開始した。○毎日、16時30分まで公開中「イコロ」は2008年12月9日生まれのオスで、2015年4月13日に北海道のおびひろ動物園から来園。名前は、アイヌ語で「宝物」を意味する。検疫(健康診断)後、同園の飼育展示施設に慣れるための練習を重ね、5月9日より基本的に毎日、夕方までホッキョクグマ舎の「陸の運動場」での公開をスタートした。東京地方も気温の高い季節になったが、おやつ(好物の餌)を入れた氷を食べたり、冷房用のミストを浴びたりして、元気に過ごしている。窓際に来た時には体の大きさがよくわかり、迫力ある場面を観覧できるという。公開は毎日16時30分まで。ただし、その日の様子によっては早く寝室に戻ってしまう場合もある。同園での飼育状況は、オスの「イコロ」、メスの「デア」の計2頭となる。
2015年06月03日こんにちは。森もり子です。最近よく一人で動物園に行くのですが、たくさんのカップルを見かけます。楽しそうでいいですね。しかし、気をつけてください!動物園デートには意外な落とし穴がたくさんあるのです!今日は動物園デートでやってしまいがちな失敗をお教えします。■1.場違いなオシャレをしてきてしまう彼とのデートなので気合を入れて服を選ぶことでしょう。しかし、あなたが選んだ服装は、果たして動物園デートに適した恰好でしょうか。動物園デートでは、園内を歩きまわらなければなりませんし、服が汚れることもありえます。ヒールなんて絶対にNGです。足が痛くなって「もういいよ、疲れた~。あと見ていないのはライオンくらいでしょ?もういいから、帰ろう。」などと言ってしまいます。そうすると、彼は「ハァ?動物園来たのにライオン見ないの?」と怒り出しケンカになる・・・・・・そんなカップルもたくさんいます。猛獣の如く怒る彼を見たくなければ、カジュアルな動きやすい格好を心がけましょう。■2.写真を撮るのに夢中になってしまう普段見られない動物が沢山いるからといって、写真を撮ってばかりいないでしょうか。被写体が動物であるということもあり、シャッターチャンスを狙い、カメラを構えて待っている時間が長くなりがちです。その間、彼はつまらなそうにあなたの後ろ姿を眺めているのです。正直、動物園で撮った写真なんて半年後に見つけて「ああ、行ったっけ・・・・・・」と思い出すくらいのものです。今を楽しみましょう。生の動物の動きを見て、彼と語り合いましょう。■3.「臭い!」を連呼してしまう動物園に来ると開放的な気分になり、思ったことを正直に口にしてしまうことがあります。その時に言いがちなのが「臭い!」です。動物は臭いです。みんな臭いです。しかし、それを言わないのがマナーです。「臭い!」と連呼しているあなたを見て、彼はちょっと引いてしまいます。折角のデートで、彼の気持ちを冷めさせるようなことを言ってはいけません。「可愛いね!」とか「大きいね!」くらいの感想に留めておきましょう。絶対に「臭っ!」とか「何この匂い?」とか「あ、私のお父さんもたまにこんな匂いのする日がある!」とか言ってはいけません。■4.爬虫類館でイチャイチャしようとしてしまう園内の目立たないところに、ひっそりと佇む爬虫類館。たくさんの家族連れがいた明るい屋外から、人気のない薄暗い屋内に入ると興奮してしまい、思わず彼にくっついてしまうことがあります。しかし、爬虫類館は爬虫類の生態を学べる重要な施設。そんなところでイチャイチャしようと思ってはいけません。動物園は動物を見て楽しむところです。あなた自身の動物的な本能は隠しておくべきです。彼に「節操のない不純な女」だと思われますよ。■まとめ動物園でデートするなら、それなりの覚悟を持って挑んで欲しいものです。私は一人で行きます。(森もり子/ハウコレ)
2015年05月02日葛西臨海水族園に4月21日、和歌山県のアドベンチャーワールドからオウサマペンギンのオス2羽が来園した。○アドベンチャーワールドより、新たな血統のオス2羽を導入日本国内の動物園や水族館では、繁殖可能な個体を施設間で移動させ、血統などを管理しながらオウサマペンギンの繁殖に取り組んでいる。同園では2010年9月、オウサマペンギンの飼育を開始。現在、オス2羽、メス3羽を飼育している。これまで2羽の繁殖に成功したが、繁殖可能なオスが高齢化し、群れの中での遺伝的多様性も減少しているため、今回新たな血統のオス2羽を導入することになった。今回来園したオウサマペンギンは、2009年3月15日生まれの6歳1カ月と、2012年2月25日生まれの3歳1カ月のオス。2羽は無事到着したが、いったんは予備室で飼育を行い、観覧できるのは今秋以降となる。
2015年05月01日東京都・府中市美術館では、江戸時代の動物絵画を紹介する「動物絵画の250年」展を開催している。開催期間は5月6日まで(5月4日を除く月曜は休館)、開場時間は10:00~17:00(入場は16:30まで)。入場料は一般700円、高校生・大学生350円、小学生・中学生150円。同展では、歌川国芳や円山応挙、伊藤若冲ら、江戸時代の画家たちが動物たちを描いた多彩な「動物絵画」を紹介。現在は会期後半となり、中世からの伝統を受け継ぐ作品や、個性的な画家による想像の世界を描いた作品など、83点が展示されている。また、5月2日は「江戸の動物絵画その多彩さを生んだもの」、5月4日は「動物絵画外国と日本」というテーマで、それぞれ同美術館の学芸員による講座も開催される。なお、本展は2007年に同美術館にて開催した「動物絵画の100年 1751-1850」の続編となっている。
2015年04月30日ゾウ、キリン、ウマ、ネコ、イヌ、そして人――私たちも動物界の「1つの種」に他なりません。そこで今回は、他の動物と比較することで、人間に必要な睡眠時間、というものを考えてみたいと思います。健康に生きるために必要な睡眠時間は?私たち人間が日々、健康的に生活するために必要な睡眠時間はどのくらいなのか。非常に気になるところですが、この問題を考えるときは少し視野を広げて「動物全体」で捉えてみると適正な睡眠時間というものが見えてくるかもしれません。たとえば、同じ哺乳類のネコとゾウ。両者を比較すると、体の小さなネコと大きなゾウですが、どちらのほうが睡眠時間を多く必要とすると思いますか?ゆっくり動くイメージのあるゾウはなんだか眠っている時間がとても多そう……と思った方、それは残念ながら不正解です。ネコとゾウではどちらが眠る?正解はネコで、ネコは1日で必要とするノンレム睡眠の時間は約10時間、ゾウは約2時間と言われています。あくまで目安ですが、ノンレム睡眠は全体の睡眠時間の7~8割を占めています。ちなみに、人間が1日で必要とするノンレム睡眠の時間は約5時間だそうです。これには一体どのような関係があるのでしょうか。とても気になりますよね。じつは、カギとなるのが「酸素消費量(エネルギー消費量)」で、一般的にはこれが多ければ多いほど、睡眠時間も多くなるのだそうです(モグラやアルマジロなど、例外もあります)。最低でも6.5時間は必要つまり、ネコ、ゾウ、人の酸素消費量を比較すると、少ないほうからゾウ<人<ネコとなり、睡眠時間も同様にゾウ、人、ネコの順番に長くなるというわけです。面白いですよね。一般的には、酸素=エネルギーを消費しやすい動物ほど、エネルギーをなるべく消費しないように睡眠をとる、ということだそうです。疲れて動けなくなる前にしっかり睡眠をとって回復する、というわけですね。さて、私たち人間が健康に生活するための睡眠時間ですが、この関係性から考えると、上記のように最低でもノンレム睡眠約5時間(全体で6.5時間程度)は必要ということでしょうか。ただ、もちろん個人差はあるので、日中に眠気が残らないようにしっかり睡眠時間を確保するようにしましょうね!Photo by splityarn
2015年04月29日福岡市動物園では4月13日、ツシマヤマネコが3頭の子ネコを出産した。○ツシマヤマネコの赤ちゃん、元気に成長中今回は、同園のツシマヤマネコのメス(No.39)が4月13日 6時38分から出産。生まれた子ネコたちは元気で、現在は母ネコが哺育している。ツシマヤマネコの飼育下繁殖については、環境省と(公社)日本動物園水族館協会が「生物多様性保全の推進に関する基本協定」に基づいて取り組んでおり、同園を含む全国9施設が参画している。今回出産したメス(No.39)は、昨年も同じオス(No.60)とのペアリングで、子ネコ2頭を出産している。なお、ツシマヤマネコの繁殖は非公開施設で行っており、生まれた子ネコの公開は未定となる。
2015年04月27日東武動物公園は4月22日、1月25日に誕生した、ホワイトタイガーの赤ちゃん4頭の一般公開を開始した。○ホワイトタイガーの4兄弟が、いよいよみんなの目の前に同園ではこれまで、寝部屋での親子の様子を運動場前のモニターで観覧できるほか、4月12日までの毎週日曜日には、普段バックヤードで行っている体重測定や触診の様子を見ることができる「公開健康診断」を実施。生後約2カ月が経つころには目もぱっちりと開き、よちよち歩きができるようになってきた。そこで、体つきがもう少ししっかりしてきた生後約3カ月、4月22日よりの一般公開の開始となった。時間は、9時30分~17時を予定。動物の体調や天候などよっては展示を中止する場合がある。また、5月9日より、親子が暮らすホワイトタイガー舎前で、名前募集を開始する。同園では、2013年にもホワイトタイガーが4頭生まれており、来園者より素敵な名前を付けてもらっている。今回も前回同様、たくさんの応募を期待しているという。開催日時は、5月9日~24日の計16日間。ホワイトタイガー舎前に設置された専用用紙1枚につき、1頭の名前を記入する。発表は6月上旬を予定。赤ちゃん4頭はいずれもオスで、飼育係の印象による性格はそれぞれ、長男「怒りっぽい」、次男「甘えん坊」、三男「愛想がいい」、四男「気が強い」となる。
2015年04月26日上野動物園は8月30日まで、「両生爬虫類館(ビバリウム)」にて、特設展示「両生類爬虫類のえさの食べ方 捕え方」展を開催している。○ワニガメが口を開けて突起を動かす姿を詳細に観察動物は食べものを食べ、得た栄養で生きている。それは私たち人間も、鳥も魚も、もちろん両生類、爬虫類も同様だが、人間と両生爬虫類では、食べるものや食べ方が大きく違うという。同展は「両生類や爬虫類がいったいどのようなえさを捕まえ、食べているのか」にスポットを当てた特設展示となる。一例として、展示場ではワニガメを紹介。ワニガメはアメリカに生息しているカメだが、ときには日本の湖沼で見つかり、外来種として話題になることもある。成長すると最大で体重が100キロ近くにもなり、その大きな口は噛む力も強く、動物愛護管理法で危険な動物として定められた動物「特定動物」にも指定されている。ワニガメは、カメとして少し変わった獲物の捕え方をすることで知られている。ふだん水の底で口を大きく開けながらじっとしており、この姿こそ、ワニガメの獲物の捕え方の大きな特徴となる。ワニガメの舌にはピンク色のミミズのようにも見える突起があり、じっとしたままその突起だけを動かして魚をおびき寄せ、捕食する。泳ぐスピードはあまり速くないものの、近づいてきた魚を捕まえる瞬間、首を伸ばして噛みつくスピードは目にも止まらず、ふだんとのギャップに驚かされるという。展示場でもワニガメが口を開けて突起を動かす姿を頻繁に観察できる。このほかにも、様々な両生爬虫類を展示するとともに、ヘビが大きな獲物を丸のみにできるしくみやカエルやカメレオンの伸びる舌などについて、図や骨格標本などを使ってわかりやすく解説している。
2015年04月22日愛媛県立とべ動物園に生まれたライオンの赤ちゃんの内、オス1頭が3月7日より一般公開された。一般公開されたライオン赤ちゃんの誕生日は2月12日。3月10日時点での体重は3.80kg。同園でライオンの赤ちゃんが誕生するのは8年ぶり。○人工哺育ですくすく育てられたライオンの赤ちゃん同園では今年4頭のライオン赤ちゃんが生まれ、内3頭が成長している。オスの個体1頭は衰弱していたため人工哺育で育てられてきたが、状態が安定したことにより3月7日から一般公開が開始された。残り2頭は母親の下で飼育されている。一般公開されているライオンの赤ちゃんは、同園こども動物センターのレクチャールームで見学が可能。見学時間は平日14:00~14:30。土日祝日は11:00~11:20、14:00~14:20の2回。動物ストレス緩和のため撮影は禁止。同園住所は愛媛県伊予郡砥部町上原町240。開園時間は9:00~17:00。休園日は毎週月曜日(祝日は開園)。入園料は大人(18歳以上)460円、大人(65歳以上)100円、小人(6~17歳)100円、幼児(6歳未満)と障害者手帳をお持ちの方は無料。詳細は公式サイトを参照のこと。※画像はとべ動物園提供
2015年03月16日伊勢丹新宿店本館5階ウェストパークで3月18日から24日まで、「ドナ・ウィルソン展-空想の動物園-」が開催される。スコットランド出身のアーティスト、ドナ・ウィルソン(Donna Wilson)の作品を展示、販売する同イベントでは、同氏の未発表となる原画が特別出品される他、架空生物をモチーフとした「編みぐるみ」(7,400円から)、水彩画の「長靴をはいたフクロウ」(8万6,400円)、アクリル画の「長靴をはいたキツネ」(21万6,000円)など、遊び心溢れる一方、作品の題材の奥底には何か意味するものがあるような感覚を覚えるアイテムが並ぶ。同氏は2003年、イギリスの芸術大学RCA(英国王立芸術大学院)を卒業後、自身で創作した様々な架空生物をニット作品として発表。ニットのぬいぐるみやセーター、マフラーの他、イラスト、絵画、版画などのアート作品、美術館や公共施設プロジェクトのインスタレーション作品まで幅広く手掛け、ロンドン、グラスゴー、ミラノ、パリ、ニューヨーク、東京などで個展を開催し、活動の幅を広げている。また、イギリスの百貨店・ジョンルイス(John Lewis)や家具メーカー「アーコール(ERCOL)」、洋菓子の「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」ともコラボレーションするなど、異業種との協業した作品を積極的に作っている。
2015年03月11日上野動物園の両生爬虫類館では3月3日より、「アイゾメヤドクガエル(コバルトヤドクガエル型)」の展示を再開した。○濃淡のある青地に水玉模様の「アイゾメヤドクガエル」が再登場このカエルは、今年の2月1日まで開催していた特設展示「両生爬虫類鑑 まもる」で展示していたが、特設展示終了にともない、常設展示に切り替えたもの。「アイゾメヤドクガエル」は南米の熱帯雨林に生息。ヤドクガエル類の一部は皮膚から強い毒を分泌するが、この毒を原住民が吹き矢に塗って狩りに使っていたことから「ヤドクガエル」(矢毒蛙)の名がついたと言われている。またヤドクガエル類は、多くが赤や青、黄色などの鮮やかな体色をしている。この目立つ体色は、自分が毒をもっていることを敵に対してアピールする「警告色」であると考えられているという。濃淡のある青地に水玉模様の外見は、毒々しいが美しく、小さいけれどもその存在感は大きく感じられる。また、多くのカエルが夜活動し、昼間はじっとしているが、「アイゾメヤドクガエル」は警告色が有効に働く日中に主に活動している。同園両生は虫類館飼育展示係 船藤史氏は「展示場の茂みの中で動く、その美しい姿を観察してみてください」とコメントしている。同園の所在地は、東京都台東区上野公園9-83。
2015年03月10日上野動物園は3月28日から4月5日に、春の特別イベントを毎日開催する。○動物たちといっしょに春を楽しもう「日本の動物に桜をプレゼント」では、エゾシカ、ツキノワグマ、ニホンザルに食用の桜を与える。飼育係による動物解説も併せて実施。いずれも東園で、エゾシカは3月28日、ツキノワグマは4月2日、サル山のニホンザルは4月4日。時間は14時から15分間となる。「動物たちのカーニバル~動物学的大幻想曲~」は、「東京・春・音楽祭 桜の街の音楽会」との連携イベント。若手演奏家による演奏会で、演目はサン=サーンス作曲による「動物たちのカーニバル」。3月28日と29日の各日13時30分から14時まで。西園・動物園ステージで開催。雨天の場合は中止となる。「おもしろ発見!クイズラリー~春の動物たち」では、動物解説員がクイズラリーを通じて参加者に"発見"を与える。3月30日、31日、4月1日の各日10時30分から。集合場所は、東園・ジャイアントパンダ出口。各日定員300名で、雨天の場合は中止となる。「桜ツアー」では、「上野動物園 桜マップ」に基づき、園内の主な桜の見どころと、品種の特徴について案内する。4月3日と5日の各日10時30分から20分間。集合場所は、東園・ジャイアントパンダ出口。雨天の場合は中止となる。また、「桜マップ」は参加者以外にも配布する。「春のムービーシアター」では、「動物達の運動場から見た景色」、「春のフレッシュ動物~この1年間に生まれた仲間たち」、「上野動物園の歴代ゴリラ」など、この期間だけのムービーを上映する。3月28日から4月5日まで。開園時間中繰り返し上映。場所は、東園・総合案内所オーロラビジョンとなる。同園の所在地は、東京都台東区上野公園9-83。画像提供:公益財団法人動物園協会
2015年03月07日多摩動物公園は2月5日~6月9日の期間、「ネコ展──TAMA ZOOのネコたち」を開催している。場所は、多摩動物公園 ウォッチングセンター 展示ホール(東京都日野市程久保7-1-1)。○多摩動物公園に到着!!同展は、同園内で飼育しているネコ科の動物たちにスポットを当てた企画展。解説パネルや標本展示などを用いて、ネコ科動物の体のつくりや行動、動物園での飼育について紹介するものとなる。ネコ科動物に対して、より知識と関心を深めることができるという。ということで今回、実際に多摩動物公園に足を運んでみた。駅から徒歩1分もしない場所にあり、なおかつ入り口には大きな象があったのですぐにわかった。○トラ発見!多摩動物公園に到着して地図を見た瞬間、最初に思ったのは「広すぎる」ということだった。非常に広大な同園。こんなに大きな動物園を訪れたのは初めての経験だった。先にネコ科動物を見てから、その後にほかの動物達を見て回ろうと思っていたが、これは素直に順路に従ったほうが良さそうだ。最初に出あったネコ科動物は、トラだ。木でできた台のにおいを嗅いだ後、口を半開きにしていた。まるでフレーメン反応のようである。こちらが我が家の猫のフレーメン反応の瞬間を撮影した写真だ。恥ずかしいので、何のにおいを嗅いだのかはふせておくが、非常に似た表情をしている。ガラス越しに、かなり近くまで接近してきたこちらのトラさん。もちろん猫に似ている部分もたくさんあるのだが、とにもかくにもまぁ大きいのだ。猛獣ならではの威厳を漂わせていた。○ユキヒョウもいるさて、お次はユキヒョウだ。この日はたまたま檻の端でこの子がくつろいでいたので、かなり近くで見ることができた。筆者が訪れた際、この子が一声鳴いたのだが、古い扉を無理やり開けたときに出る音にそっくりで驚いた。その後、小さく口を開け、ムッと閉じていた。そんなしぐさも猫にそっくりだ。こちらがうちの猫の様子。下のキバをちらりと見せた後、ムッと同じく口を閉じる。模様も体格もかなり異なっているが、やはり、同じネコ科。たくさん共通点がある。近くまでユキヒョウが立ち上がり近寄ってきた。この角度から見るとかなり目つきも鋭く、見ほれるほど美しい。が、角度が変わり横顔を見てみると途端に幼い印象を覚える。これは猫の特徴でもあるかもしれない。我が家の猫の横顔もご覧の通りだ。正面から見ると成猫のガッシリした顔つきだが、横顔は少しだけ幼く見える。この日はご機嫌だったのか、ユキヒョウはゴロゴロと地面の上で寝転がっていた。とても気持ち良さそうに目をつむっている。我が家の猫もこれと同じ仕草をすることがある。うれしいことがあった時などに、床にゴロゴロと転がるのだ。こちらの写真は、買ってもらったばかりのオモチャが嬉しすぎて恍惚の表情でスリスリしているシーンだ。ユキヒョウのお尻を撮影することにも成功した。模様こそ、文字通りヒョウ柄なのだが、お尻の構造は素人目に見てもかなり猫と近いものがある。こちらがうちの猫のお尻だ。モフモフで非常に愛らしい。○迫力満点のライオン!!そしていよいよ、百獣の王ライオンに会いに行くことにする。同園では、ライオンだけはこのように、バスの中から見ることができるのだ。まるでサファリパークのように、かなり接近してライオンたちを眺めることができる。バスの窓の箇所にはお肉が固定されているので、それを目当てにライオンたちがバスに近づいてくるのだ。じっとバスが来るのを見つめるメスライオン。その後ろ姿は猫にそっくりだ。こちらが猫の後ろ姿。人形用のベッドを自分のベッドとして買ってもらったうちの猫。これは何だろうとしげしげとチェックしていた。さて、筆者も早速バスに乗ってみることにする。平日の昼間に取材をしたので、バスの中は比較的空いていた。バスがやってきたのを確認したメスライオン。お肉目当てに窓ガラスに近寄り……。キバと舌を上手に使い、固定されたお肉をもぎとっていく。ライオンの舌は、意外にもかなり美しいピンク色をしている。もう少し……何というか……血のように赤い色をしているかと思っていた。ちなみに猫の舌はこのような色をしている。肉をそぎとるため、犬よりもずっと舌の表面がザラザラしている。色はライオンに比べると少し彩度が高いかもしれない。ウシの骨が鎖で固定されていた。もうこちらの骨はライオンたちにかみ砕かれて、一部しか残っていなかった。一生懸命肉を食べるメスライオン。この時チラリと見えた肉球があまりに大きくて萌えポイントだった。色は味わい深いダークブラウン。猫の肉球はこんな感じ。猫の毛色によって肉球の色は変動するが、うちのサバトラ白の猫はピンクと黒のアポロチョコ型だ。「もっと肉はないのか」としばらく窓をスンスンと嗅いでいたこちらのライオン。もう肉がないとわかると悲しそうな顔をしていた。そんなところも猫にそっくり。我が家の猫も、ご飯を食べ終わった後は「フッスー」と鼻息をもらし、このような表情をするのだった。また、こちらのライオンの横顔を撮影することに成功。先ほどのユキヒョウよりは、少し面長であることがわかる。顔の大きさの割りに耳が小さく可愛らしいのも特徴だ。猫の横顔はこんな感じ。顔の大きさに対して耳がわりと大きいのがお分かりだろうか。顔もまん丸で実に愛らしい。○チーターも!!そしてお次は地上最速の動物、チーターだ。これまでトラやライオンなどを見てきたので、いきなりチーターを見てしまうとそのあまりの体の細さに少々驚く。お座りしたシーンを真正面から見るとこのような感じだ。あまりに細い。トッポ3本分くらいしかないのではと疑ってしまうくらい細かった。猛獣であることは重々承知であるが、美しい毛皮を持つ大きめの猫では……と一瞬錯覚してしまう筆者であった。チーターがこちらをフイと向く。驚くべきことに、顔の横幅と肩幅がそう変わらないのだ。しなやかで細く美しいチーターの体のラインを堪能することができた。ちなみに猫が同じポーズをするとこんな感じ。……わかっているので頼むから「太いですね」とは言わないでほしい。これでも適正体重を維持している立派なダイエット成功坊やなのだ。骨が太いのでむっちりして見えるだけなのだ。○サーバルさて、最後に会いに行ったネコ科動物は、こちら。サーバルだ。これまで会ってきたネコ科に比べると、グッと小柄で可愛らしい印象を受ける。近くに寄って見てみても、メインクーンやノルウェージャンフォーレストキャットなどの大型猫でもこれくらいの大きさの猫はいるのでは、と思うほど、小さな体をしていた。後頭部の撮影にも無事成功。耳が少し大きめなのが特徴だ。耳の先には、色をつけ忘れたのだろうか、黒の色が乗っていない部分があり、これがまた可愛らしさを沿えている。猫の後頭部はこちら。サーバルに比べると、横幅があるのが違う点だろう。サーバルはどうなのか知らないが、猫の後頭部は非常に良いにおいがする。「猫の後頭部の匂い」という香水があれば絶対に売れると確信している。そして、可愛らしいご尊顔も拝見。少し目じりが下がっているせいか、「ショボン」とした表情のように見える。猫のショボン顔がこちら。いつも弟猫にオヤツを奪われてしまう兄猫。この日は、オヤツを取られないよう、階段をダッシュで上り、むしゃむしゃと食べ……ようとしたその瞬間、口を開いた拍子にオヤツを落としてしまったのだった。落ちたオヤツは弟猫に奪われ……。その様子を上から見ているシーンがこちらだ。○ネコ展のパネルさてさて実際の生きたネコ科動物達との出会いを楽しんだ後は、パネル展に足を運ぶ。こちらはそれぞれのネコ科動物の肉球スタンプだ。同じネコ科なのに、大分形が違うのが興味深い。こちらはネコ科動物の模型である。先ほどのサーバルも真ん中に設置されている。比べて見るとかなり体格に差があることがわかる。こちらは手の模型だ。中に筆者の手を入れてみると、レバーがあり、そのレバーを引くとにゅう……と爪が出てくる。ネコ科動物たちがどのようにして爪を出し入れしているのか、実際に体験しながら学ぶことができる。こちらはてっきりネコ科動物の赤ちゃんの人形かと思ったが……。近寄って見てみると、残念ながら生後まもなく亡くなってしまった実際の赤ちゃんたちの剥製なのだった。自然界では赤ちゃん達が無事に大人になれる確率は非常に低く、パネル展ではそれぞれのネコ科動物の死亡率についての説明があった。こちらもトラの赤ちゃんの剥製だ。まだこの程度の大きさだと、実際の猫と同じくらいで留まっている。パネル展の奥には、ネコ科動物の人気投票が実施されていた(2月11日から22日まで)。筆者が訪れたこの日は、ユキヒョウに多くの票が集まっていた。2月25日に出された同園の発表によると投票総数は2,402票で、トップはユキヒョウ(702票)。続いてライオン(511票)、サーバル(440票)、チーター(408票)、トラ(341票)の順だったとのこと。なお、ネコ科人気投票の結果は公式ホームページにて閲覧できる。いかがだっただろうか。迫力満点のネコ科動物に会える多摩動物公園のネコ展。是非一度、訪れてみてはいかがだろうか。<作者プロフィール<うだま猫好きの人妻アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。
2015年03月02日上野動物園では、春の訪れを感じさせる、ウグイスのさえずりが聞かれ始めている。○春の訪れを感じさせる、ウグイスのさえずりウグイスは、スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥で、またの名を「春告鳥」という。平地にて鳴き始める季節が早春であることからついた名だが、同園「日本の鳥 l」でも、「ホーーーーホケキョ! ケキョケキョケキョ…」のさえずりが、春の気配を感じさせている。ウグイスは警戒心が強く、声が聞こえても姿が見えないことが多いため、「声は聞こえど、姿は見えず」と称されるが、同園では間近で観察でき、「声も聞こえて姿も見える」という。同園の所在地は、東京都台東区上野公園9-83。
2015年02月26日多摩動物公園では、同園Webサイトにて、寒さに耐える「冬のライオンの一日」を紹介している。○冬の寒さに耐えているライオンたちの姿を紹介暦では「立春」や雨水で季節の変化を知る時期となったが、実際にはまだまだ寒さの厳しい日々が続いている。同園のライオン園で寒風に耐えるライオンたちも、手足を伸ばし日差しを浴びる日を心待ちにしている。昼前から15時頃にかけて、ライオン園の北側東寄り(橋側)の壁沿いが日だまりになり、北風も遮られるので、ライオンたちはこの最高の場所に集まり始める。成獣のメスと子どもたちのグループや雌雄のペアが集まってくるが、仲よくみんな一カ所で「ひなたぼっこ」をするわけではない。群れの中の微妙な関係によって群れから外れる個体、闘争心を内に秘めて群れから距離を保つ個体、体を寄せてのんびりする個体などまちまちで、ライオン社会も大変な様子がうかがえる。陽も西に傾く頃、最終のライオンバスを見送ると、ライオンたちは小放飼場を抜けて室内に入る。室内に入って30分ほど経つと、昼間の緊張から解放されたように横になるライオンが目立ち始める。冬を迎え、寒さの厳しいこの季節、背中合わせになったり抱き合ったり、相手の腹の上に足を投げ出したりして、ほほえましい姿でお互いにくっつきながら眠りに入るという。昼間はメスとペアを組み、近寄って来るペアや他のライオンたちを蹴散らかしていたオス個体も、室内では仲よく「団子三兄弟」の状態で寝息を立てている。そして翌朝8時30分には、ライオンバス始発に合わせて飼育係の作業開始。新たな一日の始まりとなる。同園の所在地は、東京都日野市程久保7-1-1。
2015年02月12日王子ネピアは現在、「第2回 nepia 鼻セレブ 動物総選挙」を開催している。○動物たちの"選挙ポスター"にも注目同社のティシュ「鼻セレブ」の通常パッケージには、スーパーミニウサギやタテゴトアザラシ、ミニブタといった動物たちがデザインされている。同イベントは、これまでにパッケージに採用された動物、今後採用される可能性のある動物21種類の中から、投票により人気 No.1の動物を決定するというもの。動物総選挙の特設サイトでは、可愛らしいキャッチフレーズやコメントが付いた各動物の"選挙ポスター"を公示している。投票は特設サイトで3月15日まで受け付け中。投票した人の中から抽選で3名に「大人の鼻セレブティシュ」1年分、50名に「nepia 大人の鼻セレブティシュ2コパック」をプレゼントする。
2015年02月10日