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「自由になれる瞬間があるんですよね」――。森田剛は静かに、ポツリとつぶやくようにそう語った。こちらが投げかけた質問の内容は「いま、どんなところに役者という仕事、役を演じることに対する楽しさを感じているのか?」というもの。脚本に書かれている他人の人生を生きる。そこには当然、セリフだけでなく動きなども含め、約束事や縛りが存在する。そうした状況で“自由”を体感するというのは逆説的である。「そうなんですよね(笑)。特に舞台となると、立ち位置とか決まってることが多いんですけど…その中で、いろんなものを解放して自由になる感覚があるんです。それが楽しい」。ここ数年、V6での活動に加え、役者として舞台での経験を地道に積み重ねてきた森田さん。2010年の『人間失格』以来の映画出演となった『ヒメアノ~ル』では、自身と同じ森田という名の、連続殺人鬼の役を演じ、恐ろしいまでの存在感を放っている。今年度の映画賞レース…いや、日本の映画史にも名を刻むであろう稀有なる凶器の男をどのような思いで演じたのか?演じることで自由の翼を手に入れる男の胸の内に迫る。原作は「行け!稲中卓球部」で知られる人気漫画家・古谷実の“問題作”。清掃会社で働く青年・岡田(濱田岳)は、ひょんなきっかけで高校の同級生だった森田と再会する。岡田の知る森田は、高校で壮絶なイジメを受けていたが、いまでは欲望のままに人を殺める快楽殺人者となっており、あることがきっかけでその狂気が再び暴走し始め…。映画は、ごく平凡な青年・岡田の不器用な恋愛模様と殺人者・森田の凶行という2つの物語が展開し、徐々に絡み合っていく。自身が出演していないパートも含め、完成した作品を見て森田さんは「2つの両極端な世界が森田の色に徐々に染まっていく過程はすごくドキドキしたし、気持ち悪さを感じました」と明かす。森田が醸し出すこの気持ち悪さとは何なのか?決して『ダークナイト』のジョーカーのような、見た目からして“いかにも”な悪役ではない。「殺人鬼役だけど強烈なキャラでもないし、どこにでもいそうなヤツなんですよね。でもそういう“普通”の男に普通の人々が染まっていく…それがすごく怖いなと思います」。演じる上で意識したのは、まさに「いかにも『僕、殺人鬼やってます』という感じを出さないこと」だった。「監督(吉田恵輔)から言われたのが『人間、何考えてるかわかんないし、さっき考えていたことも忘れちゃうくらい、集中力なんて長続きしない。さっきまで人を殺してた人間が、普通に飯を食べていたりする』ということ。アパートで人を殺すシーンがあっても、それをなるべく引きずらないように、後ろに控えてる撮影のことなども考えずに、その瞬間を生きることに集中しました。通常であれば、その人物に起きたひとつの出来事は、その後に何かしら影響していくものだけど、この役に関してはなるべく影響されないように気をつけましたし、それは初めての経験で難しかったです」。近年、主戦としていた舞台では「金閣寺」、「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~」、「鉈切り丸」、「夜中に犬に起こった奇妙な事件」、「ブエノスアイレス午前零時」と様々な葛藤や苦悩、欲望を胸に抱えた主人公を見事に体現してきた。およそ6年もの間、映画から遠ざかっていたことについて、特に理由はないとしつつ「舞台でお芝居を勉強したいという気持ちはずっとあって、それをいつか映像の世界でチャレンジできたらと思ってました」とも。「これ!」と具体的にハッキリと、舞台での経験が今回の森田役に活かされたかを説明することはできないかもしれないが、その佇まいや向き合う過程の中に刻み込まれているはずだ。「蜷川(幸雄)さんの舞台で、首吊り自殺をした人間と会話をするシーンがあったんです。蜷川さんはその時『ハエが見える』って言うんですよ(笑)。『頭の中をハエが通って、それを振り払いながら会話をするんだ』って。森田を演じている時、なぜかそのことを思い出しましたね。こういう役に関しては、これまでも多かったので免疫はついてました(笑)」。とはいえ、殺人者を演じていく中で、自分なりに気持ちをコントロールすることも必要だった。ロケではこんな工夫も。「空き時間にペットショップに行って気持ちを落ち着かせるのが毎日のリズムになってました。最初は平気だと思ってたんですよ。でもひとり殺して、2人殺して…3人目、4人目を殺すシーンを撮影したくらいからだんだん重い気持ちになってきて。何かないか?と考えて、ペットショップは必ずどこかにあるので、事前にロケ地の近くのお店を探しておいて、動物たちを見て、また現場に戻るという。さっきも言ってた、シーンごとに忘れるという意味でもちょうどよかったです。『ちょっと重たいなぁ』という時は行ってました」。現場の雰囲気や共演者との関係性は?「現場は普通でした。ただ、やはりバカ騒ぎはできないし、(共演者と)一緒に並んで座っていても、黙る時間、集中する時間は多かったですが、監督の人柄もあって明るい現場でしたよ。そこでも、なるべくひとりの世界にグーッと入り込み過ぎないようにはしてました。なるべく人と目を合わせて…だんだん、合わせたくなくなっちゃうんですよ(苦笑)。どうしても下を向きたくなっちゃって」。ためらいも葛藤も、「なぜ殺すのか?」という理由もなく他人の命を奪っていく森田。行動原理が全く理解できないが、森田さんは「わからないことをやる方が楽しい」とも。いや、そもそも、世間の目からしたら、ジャニーズアイドルが、映画で連続快楽殺人者を演じるということ自体、大きなニュースだが、そこにためらいや、自身のイメージに対する心配などはなかったのだろうか?「それは全くなかったです。むしろ、こういう取材でそうやって聞かれることが多くて、だんだんそう思えてきたくらいで(笑)。語弊があるかもしれないけど、舞台をやっていても、正直、お客さんがどう思うか?という部分はあまり興味がないんですよね。ある意味、無責任に自分たちや演出家が『これが面白い』と思えるものをやれればという気持ちです。だから今回の映画に関しても、原作のファンの方に対しても『映画はこうなりました』と自信をもって言えます」。ジャニーズの俳優の中でも異彩を放つ37歳。「お芝居がどんどん好きになっていくし、楽しいなって思います。それは20代のころはあまり感じなかったことですね」。40代、さらに先とどんな姿を見せてくれるのか?その時、森田剛はどんな自由を手にしているのだろうか――?(text:Naoki Kurozu)
2016年05月30日「V6」の森田剛の初の単独主演映画『ヒメアノ~ル』が5月28日(土)に公開を迎え、森田さんをはじめ、共演の濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、吉田恵輔監督が舞台挨拶に登壇した。「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の古谷実の人気漫画を実写化。平凡な生活を送っていた岡田は、かつての同級生の森田と再会するが、徐々に彼の本性が明らかになり、森田の起こす連続殺人事件に巻き込まれていくことに…。森田さんら登壇陣は、客席通路を通って壇上へ。映画を観終えたばかりの観客からは拍手と歓声が上がる。この日、登壇陣はそれぞれ、本作における“初体験”を告白!森田さんはこの映画で“初”の単独主演を果たしたが「監督と地方を回ったり、イタリアの映画祭に行ったのも初めてで、映画っていいなぁと思いました」と充実の表情。作品に関しても「自信をもって『観てください』と言えます。いろんな角度から、いろんな感情がわく作品だと思います」と自信のほどをうかがわせる。連続殺人犯役とあって撮影は「緊張の連続でした」とも明かす。撮影の合間に、現場の近くにあるペットショップをたびたび訪れていたそうで「今日は一人、やっつけて、2人、3人と増えていくと、猫背になってきて、重い気持ちになる…(苦笑)。ペットショップに行って(動物たちに)癒されてました」と意外なテンションアップ術を明かしてくれた。濱田さんと佐津川さんは、全裸での激しいラブシーンを“初体験”に挙げる。濱田さんは「はだかんぼうになって、ああいうシーンに挑むのは初めて。服を着たままはあったけど…。誰が得するんだ?と思いましたが(笑)。佐津川さんの方が男前でおれの方が恥ずかしがってました」と告白。佐津川さんは、のちの展開にもつながる大事なシーンということで「いい角度でセクシーに映れたら…と思って密かに研究してました」と明かし「(濱田さんと比べて)私の方がパッと脱いでました!」とニッコリ。吉田監督は「エロかったよ!男らしかったです」と佐津川さんの肝の据わりっぷりを称賛していた。ムロさんは銃で撃たれる経験が初めてだったと述懐。撃たれる部位には“弾着”と呼ばれる仕掛けを服の中に仕込むが、ムロさんの場合、撃たれるのが「“ティンコ”だった(笑)」ということもあり、いろいろな難しさや恐怖があったよう。「スタッフさんも、この部分に着けるのは初めてで『どうなるか分からない』と言ってた」と、場合によっては大事な部分が吹っ飛ぶ(!)危険性もあったと匂わせる。「“ツヨシ”、ガーゼ、ガーゼ、弾着という感じで(装着し)、テストなしで本番に挑みましたが、ツヨシは無事でした!」と語り、会場は爆笑に包まれていた。『ヒメアノ~ル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日俳優のムロツヨシが28日、都内で行われた映画『ヒメアノ~ル』公開初日舞台挨拶に、主演の森田剛(V6)、濱田岳、佐津川愛美、吉田恵輔監督とともに登場した。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田)とカフェ店員・ユカ(佐津川)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。ムロは、森田に撃たれるシーンで初めて弾着(撃たれたように血が出るしかけ)に挑戦したが、撃たれる場所が股間という設定のため、プロにも「どうなってしまうかわからない」状況だったという。スタッフから「ももの内側の部分が耐えられるかどうか」と言われたことを明かし、「最悪(股間が)吹き飛ぶ可能性もあるし、どんな痛みがあるかわからないから、ツヨシ・ガーゼ・ガーゼ・弾着」という装備で撮影に臨んだと、状況を説明。最終的に、ムロは「ツヨシは無事でしたよ。なおツヨシはツヨシでありますから、大丈夫です」と股間の無事を報告し、「どんな記事になるのか楽しみにしております」と、取材に集まったメディアにメッセージを贈った。一方濱田は「はだかんぼになってのラブシーン」に初挑戦。濱田は「一体誰が得するんだこんなのって思ったわけ! 緊張したし、ドキドキした」と撮影時の心境を語り、「そういう(みんなに見せたいという)”癖”はないんだなと思った。周りおじさんばかりだからさ。貴重な経験でしたけど」と苦笑した。濱田のラブシーンの相手だった佐津川は、「脱ぎっぷりが男らしい」と共演者から評判に。吉田監督の「エロかったよ」という賞賛に、佐津川は「セクシー目に映ればいいなと、密かに研究してました」と笑顔を見せた。また、ラブシーンの声は別で録音だったと明かされ、濱田はその場で息づかいを披露。ムロが「上手ねえ、やっぱり! 一度やってるから!」と褒めると、濱田は「恥ずかしかった、あれは」と撮影を振り返っていた。
2016年05月28日V6の森田剛が28日、都内で行われた主演映画『ヒメアノ~ル』公開初日舞台挨拶に、共演の濱田岳、ムロツヨシ、佐津川愛美、吉田恵輔監督とともに登場した。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田)とカフェ店員・ユカ(佐津川)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。4月25日にイタリア・ウディネファーイースト映画祭でも好評を博した同作だが、新たに上海国際映画祭(6月)、富川国際ファンタスティック映画祭(7月)への出品が発表となった。初主演映画の海外進出に、森田は「愛着もあるし、埋もれてほしくないなって思いもあるから、こうやって海外に行って見ていただけるのは、嬉しいし……嬉しい。嬉しいです」とはにかんだ笑顔を見せた。共演のムロも「今いい言葉。『嬉しいし、嬉しいです』すごくいい言葉だなと思いました。先生すごい好きです」と教師モードで見守った。吉田監督は「それ(海外)を夢見て、クレジットを『GO MORITA』」にしてますからね」と意図を説明し、「森田さんの撮影の大変さを聞いていると、本当に森田さんの森田を見てもらえるのは、すごい嬉しいです」(濱田)、「世界に広がっていくのは嬉しいです。行きたいな」(佐津川)と、共演者も次々と喜びを語った。殺人鬼という難役に、撮影の際に気持ちが沈むことも多かったと話す森田。「今日は1人やっつけて、今日は2人、今日は3人……と増えてくると、だんだん待ち時間に猫背になってきて、重い気持ちになっていくから、その時に現場近くのペットショップに行って、癒やされる」と、気分転換法を明かした。ムロが「どんな風に癒やされるの?」と聞くと、森田は「こうでしょう?」と背中を丸め、「スッ……」と言いながら背筋を伸ばし、ペットショップに癒やされた後の姿を表現。ムロは「ちょっとお尻出てるんだけど!」と笑いながらも、「そうやって癒やされるんですね」と納得した様子を見せていた。
2016年05月28日森田剛の圧倒的な狂気の演技が絶賛を受けている、5月28日(土)公開の『ヒメアノ~ル』。このほど、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実による原作とは違う映画のラストに、涙する人が続出していることが分かった。平凡な毎日に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働いている青年・岡田(濱田岳)。ある日、同僚の先輩である安藤(ムロツヨシ)から、密かに思いを寄せるカフェ店員・ユカとの恋のキューピッド役を頼まれた彼は、ユカのカフェで高校時代の同級生・森田と再会する。その後、ユカの口から、彼女が森田らしき人物からストーキングされていることを知らされ、不穏な気持ちを抱き始める岡田。やがて物語は、岡田と安藤とユカの三角関係から、現在では快楽殺人者となった森田によって、変化のなかった日常が狂気に満ちていく――。蜷川幸雄、宮本亜門、いのうえひでのりなど、錚々たる演出家の舞台作品で培い、演技力を高く評価されている森田さんが、人間をターゲット(餌)としか思わない連続殺人犯・森田を怪演し、マスコミ関係者や先行上映でいち早く本作をみた観客の間では、「森田剛が恐すぎる!」と、とにかく話題となっている本作。だが、そんな声に反して、SNSでは「怖いよりも感動で泣いてしまった」「手のひらの中で手汗拭くために握られたハンドタオルが、まさか涙を拭くためのタオルになるとは」といった感想もあがっているという。もちろん「森田剛が恐すぎて泣いた」という声もあるが、その“泣き”の真相は、原作とは違うラストにあることが明らかになった。原作のラストといえば、森田が警察官に声をかけられるシーンで終わる。だが、本作の脚本も手掛けた吉田恵輔監督は、「クライマックスなど、個人的には映画には何かしらエンターテインメントな要素を入れなきゃいけない」と自論を述べ、「だから、原作のシュールな終わり方も好きだったのですが、あえて原作にはなかった森田と岡田が対峙するクライマックスを作ることにしました」と、大胆に脚色した理由を語る。さらに、「原作では森田の内面部分をかなり描いているのですが、それは映画的ではないと思ったし、それを中途半端に語ってしまうと、殺人犯を擁護してしまうものになってしまう恐れもある。分からないものは分からないし、共感できないものは共感できない。つまり、原作との大きな違いは、森田を突き放して、ある程度の距離感をとったこと」とも明かしている。そんな監督の見事な脚色と演出は、どうやら功をなしたようだ。「見終わってみたら、とっても切なく悲しいなと思った。まさか泣ける映画だとは思ってなかった」「狂気で意味不明でこんな奴、絶対許せない!って思ってたのに、最後自分の中に森田が入ってきた感じがしたぐらい、森田の気持ちが伝わってきた。最後、涙止まらなかった!」と、それまでの恐怖に反して、森田に心を寄り添わずにはいられないラストに心を動かされる人が続出。『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』「山田孝之の東京都北区赤羽」などを手がけるドキュメンタリー監督の松江哲明も、「笑いと恐怖を交差する原作とは異なり、初々しい恋愛と凄惨な殺人とを分割する演出に驚愕。しかも、地獄の果てに感動が待っているとは。マジでビビった」とコメントを寄せている。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月27日アイドルグループ・V6のメンバーで俳優の森田剛が主演する映画『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)で、森田の演技に注目が集まっている。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実氏の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田岳)とカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。いのうえひでのり、宮本亜門、行定勲、鈴木裕美など多くの演出家の元で主演を務め、今月12日に他界した蜷川幸雄さんからも「得難い才能」と評された森田。映画初主演にして、連続殺人犯という難役に挑戦した。この森田の演技に、試写を見た各界のクリエイターからも森田のコメントが多く寄せられている。過去に森田の主演作品を手がけた劇団☆新感線主宰の演出家・いのうえひでのり氏は「それにしても森田剛は凄い。闇が演じられる稀有な俳優だ」と、改めてその才能を認めた。ダウンタウンのブレーンとして知られる放送作家・倉本美津留氏も「原作、監督、役者が三位一体となったことで、フィクションがノンフィクションになったのだ!」と、役者と作品の力を賞賛する。また、『タモリ論』『さよなら小沢健二』などの芸能人論、サブカルコラムも手がける作家・樋口毅宏氏も試写に参加。自身のTwitterで「映画『ヒメアノ~ル』観た。森田剛!森田剛!森田剛!森田剛!森田剛!森田剛!最高っっっ!!!次の映画賞で彼が総ナメしなかったら嘘だろうと言いたい」と森田の名前を連呼し、「濱田岳も巧いけど森田剛!最高っっっ!!!!!」と、ほぼ140字いっぱいになるまで字数を使って興奮を表した。メガホンをとった吉田恵輔監督は「(森田くんは)もともと芝居が巧いのは知っていたので、期待というか、安心感を持ってご一緒したんですが、とてもやりやすかったです」と撮影を振り返る。また、生々しさを追求するために森田というキャラを「どこにでもいそうなお兄ちゃん」に見せる必要があったが、森田の身体能力が高かったため、「セーブしてくれ」と頼んだことを明かした。共演のムロツヨシは「森田くんは大袈裟じゃなく、淡々と狂気めいた演技をしていて、無神経な安藤でもゾッとさせられるぐらい怖かったですし、相手役ができて光栄でした」と語り、濱田も「とにかく森田さんが理解しがたい役柄をここまでやり通したところが、この映画のみどころだと思います」と絶賛。これらの声に、SNSでも「演技派なのがお茶の間にバレる」「怖いけど見てみたい」「映画化は気になる」と映画公開への期待が高まっている。
2016年05月19日森田剛が映画初主演を務め、殺人鬼を演じていることでも話題の【R15+】指定の問題作『ヒメアノ~ル』。このほど、本作に出演するムロツヨシの“キモ頭”画像が解禁となった。ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田。ある日、同僚の先輩である安藤から密かに思いを寄せるカフェ店員・ユカとの恋のキューピッド役を頼まれた彼は、ユカのカフェで高校時代の同級生・森田と再会することになる。その後、岡田はユカの口から、彼女が森田らしき人物からストーキングをされていることを知らされ、不穏な気持ちを抱き始める。かつて過酷ないじめを受けていた森田は、欲望のままに無抵抗な相手を殺害していく快楽殺人者となっていた…。「めんどくさいから殺していい?」そんな狂気の連続殺人鬼を森田さんが熱演し、共演者やスタッフをも震撼させたという本作。容赦ない衝撃描写を体現する森田さんと、彼が演じる“森田”に狙われることになる若者たちのコミカルな恋愛劇が交錯して描かれる本作で、濱田岳演じる岡田のキモい先輩・安藤を演じているのが、ムロさんだ。現在、ドラマ「重版出来!」や映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』に出演するなど、ジャンルを問わず活躍する異彩を放つ演技派俳優…ではあるが、今回は、坊主頭の両サイドにツノという、いわゆる“サリーちゃんのパパ”のような髪型をした劇中写真がお披露目。ムロさん演じる安藤は、カフェ店員のユカ(佐津川愛美)に恋心を抱くが、ユカは岡田のことが好きだということを知り、失恋のショックから突如、この髪型で現れるのだ。この髪型は、古谷実による原作が基になっており、ムロさんはなんとカツラではなく地毛で勝負!さらに、左サイドは完全に剃るのではなく、あえて剃り残し、より“キモさ”を演出している。ムロさんは、「安藤は世の中が自分をどう見ているという、現実を受け止めながら、“ど“が付くほどピュアな男。それでいて、常識を持った犯罪者一歩手前の人という感じ」と、安藤という人物を分析しており、「とにかく、おかしな人ではあるので、そのバランスを考えるのが難しかったですね」と、演じる上での苦労を吐露。そんなムロさんの怪優っぷりは、劇中のいたるところで炸裂。この衝撃作にどんな影響を及ぼすのか、注目していて。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月18日俳優・ムロツヨシが森田剛主演映画『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)で披露する奇抜な髪型が18日、公開された。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田岳)とカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。今回披露されたのは、ムロ演じる清掃員・安藤が、坊主頭の両サイドに、"ツノ"のように髪の毛を集めて固めた髪型で現れる姿。劇中では、失恋でショックを受けた安藤が奇抜な髪型に……という展開だが、ムロはカツラではなく地毛で撮影に挑んだという。"キモさ"を演出するために、左サイドはあえて剃り残した。ムロは、「安藤は世の中が自分をどう見ているという、現実を受け止めながら、"ど"が付くほどピュアな男。それでいて、常識を持った犯罪者一歩手前の人という感じ」と自身の役を分析し、「とにかく、おかしな人ではあるので、そのバランスを考えるのが難しかったですね」と語った。(C)2016「ヒメアノ~ル」製作委員会
2016年05月18日16日(月)21時から放送されるトークバラエティ「しゃべくり007」の2時間スペシャル「しゃべくり007しゃべくりとかけて豪華ゲストと解く…その心は!2HSP」に、5月28日(土)より全国公開される映画『ヒメアノ~ル』から森田剛と濱田岳がゲストで登場する。「V6」としての音楽活動に加え俳優としても様々な作品に出演。最近は舞台での活躍が目立っていたが、昨年放送された「リスクの神様」では堤真一演じる主人公の頼れる右腕として危機対策のプロを演じるなど、ドラマや映画での演技も高く評価されている森田さん。番組では「人に会って3秒で好きか嫌いか決められる」という森田さんに、「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」の3組のしゃべくりメンバーそれぞれに対し“好き、嫌い”を決めてもらうことに。果たして結果は!?また昨年放送されたドラマ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」では主演を務め、映画作品では今年だけでもすでに『信長協奏曲』『世界から猫が消えたなら』『殿、利息でござる!』と3作の出演作が公開されるなど勢いにのる濱田さんは、野球観戦中に現在の所属事務所にスカウトされたという驚きのエピソードを披露をする。そんな2人が挑戦する企画は「小さなポリシー007」。これは2人が普段大事にしている“小さなこだわり”を紹介していく企画となり、「仕事に行くときは○○を持たない」「居酒屋では○○しない」など、2人の意外でユニークな素顔が明らかにされていく。森田さんと濱田さんが出演する映画『ヒメアノ~ル』は、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」などで知られる古谷実によるコミックの映画化作品。森田さんは本作が映画初主演となる。ストーリーは平凡な毎日に焦りを感じながら青年・岡田と同僚のサエない先輩・安藤とカフェ店員・ユカとの三角関係を描いた青春ラブストーリー…かと思いきや、連続殺人犯・森田によって、変化のなかった日常が狂気へと満ちていく…というもの。本作で森田さんは人間をターゲット(餌)としか思わない連続殺人犯・森田を演じる。森田さんといえば蜷川幸雄、宮本亜門、行定勲など錚々たる演出家の舞台作品で座長を務めてきただけに、本作でもその演技力に賞賛の声が続々上がっており、濱田さんやムロツヨシなど共演者はもちろん、メガホンをとった吉田恵輔監督も森田さんの演技を絶賛。これまでのイメージを大きく裏切るその殺人鬼ぶりは必見だ。濱田さんは森田との再会によって事件に巻き込まれる岡田進を演じる。また森田の標的となるユカに佐津川愛美、岡田の“キモい先輩”をムロさんが演じる。「しゃべくり007しゃべくりとかけて豪華ゲストと解く…その心は!2HSP」は日本テレビ系で16日(月)の21時~放送。(笠緒)
2016年05月16日「V6」の森田剛が映画初主演を務める『ヒメアノ~ル』。「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実の問題作を完全映画化した本作をいち早く観た業界関係者から、森田さんの演技力に蒼然となったという声が続出。また、共演の濱田岳やムロツヨシ、メガホンをとった吉田恵輔監督も絶賛の声を贈っている。本作は、平凡な毎日に焦りを感じながら青年・岡田と同僚のサエない先輩・安藤とカフェ店員・ユカとの三角関係を描いた青春ラブストーリー…かと思いきや、連続殺人犯・森田によって、変化のなかった日常が狂気へと満ちていくさまを描く。本作で森田さんが演じるのは、人間をターゲット(餌)としか思わない連続殺人犯・森田。これまで、蜷川幸雄、宮本亜門、行定勲など、錚々たる演出家の舞台作品で座長を務め、絶賛されてきた彼が満を持して映画初主演を果たした本作では、世間のイメージを大きく裏切る難役で真骨頂を示し、早くも鑑賞者たちを圧倒させている。また、森田との再会によって事件に巻き込まれる岡田には、au「三太郎シリーズ」CMの“金太郎”でお茶の間でも親しまれる存在となった濱田さん。そして、森田の標的となるユカに佐津川愛美、岡田のキモい先輩にムロさんと、ひとクセある演技派俳優が共演。監督を務めるのは、ユーモラスかつ繊細な人間描写に定評がある吉田監督。『さんかく』を彷彿とさせる前半の微笑ましいラブストーリーから一転、狂気が炸裂するサスペンスに突入するジェットコースター演出を展開。ヴァイオレンス&セクシャルな描写にも挑戦し、R15+指定の問題作を描き切った。森田さんについて、「もともと芝居が巧いのは知っていた」という吉田監督。「期待というか、安心感を持ってご一緒したんですが、とてもやりやすかったです」と撮影を振り返っている。「ただ今回は、とにかく生々しくリアルに撮ることにこだわっていたので、映画的な華が必要な中、森田というキャラを、どこでもいそうなお兄ちゃんに見せなきゃいけなかった。でも、それを演じる森田くんは身体能力が高いので、なんでもカッコ良くみえちゃうんです。だから、カッコ悪く、とは言わないまでも、普通の人の身体能力ぐらいにセーブしてもらいました」と明かす。「勘がいいので、こちらが言ったことに対し、すぐに対応される方で、現場ではいつもニコニコしていた印象が強いです」と、森田さんの現場での印象を語っている。一方、過去に大河ドラマ「平清盛」で共演経験のあるムロさんは、「森田くんは大袈裟じゃなく、淡々と狂気めいた演技をしていて、無神経な安藤でもゾッとさせられるぐらい怖かったですし、相手役ができて光栄でした」と語り、濱田さんは「とにかく森田さんが理解しがたい役柄をここまでやり通したところが、この映画の見どころだと思います」と絶賛。さらに、いち早く本作を鑑賞した劇場スタッフからも、「後半から一変!!残虐なシーンの連続なのに、殺人犯の彼がどんどん作品に引きずり込んでくれた。そしてあのラスト。森田剛にやられました」「前半のふんわりした感じが一転、後半の狂気の連鎖についていくのがやっとでした!森田君怖すぎます!!」「森田剛の四散する狂気。登場人物の視点を小気味よく切り替え、日常と剥離できない恐怖と感情がスピードを上げて迫ってくる」「森田剛がスゴい、高速道路の追い越し車線で反対車線すれすれを走るような緊張感がスリリングに展開されていくこの作品もスゴい!」「森田剛の腹の据えた演技がドーンと胸に突き刺さる映画です」「日々映画に囲まれた環境でありながら、これほど引き摺る作品には出会った事がない。森田剛という役者に異様に興味が湧いている!」など、称賛の声が相次いでいる。イタリア「ウディネ・ファーイースト映画祭」でも熱狂を持って迎えられた本作。日本の観客も、森田さんの容赦ない狂気と暴力の演技に引き込まれることになりそうだ。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月10日「V6」の森田剛主演の映画『ヒメアノ~ル』のジャパンプレミアが5月9日(月)に開催。森田さんに加え、共演の濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、吉田恵輔監督が舞台挨拶に登壇した。「行け!稲中卓球部」などで知られる漫画家・古谷実の人気コミックの実写化。清掃会社でバイトをして暮らす岡田は、高校時代、いじめられっ子だった森田と再会するが、実は森田は冷酷な殺人犯になっており、しかも岡田が付き合い始めたばかりの彼女を次の獲物に狙っていた…。久々の映画出演で、冷酷な殺人鬼を演じた森田さんだが「このタイミングでやれて良かったです。もう少し前でもできなかったし、少し後でも無理でした。このタイミングは運が良かったと思います」とふり返る。ジャパンプレミアを前に、イタリア北部のウディネで開催された「ウディネ・ファーイースト映画祭」で本作が公式上映され、森田さんと監督が現地を訪れたが、観客の反応はかなり熱烈だったよう。特に森田さんに関して、監督は「森田さんのことをよく知らない現地の人は『あいつは本当に日本でアイドルやってるのか?メチャクチャ怖かったぞ』と驚いてました」と明かす。一方で監督は映画祭で垣間見た森田さんの意外な素顔についても暴露!「現地でチヤホヤされて嬉しかったのか、(映画祭公式グッズの)マグカップとかを買ってました(笑)」と語り、森田さんは「ベルトやTシャツまで買いました(笑)」と明かしてくれた。現場では森田さんは完全に役になり切っていたよう。濱田さんは森田さんについて「現場で森田さんに『(連続殺人犯役で)気が滅入ったりしないですか?』と聞いたら、(役柄の)森田のままの空気で『(暗いトーンで)そりゃ滅入りますよ…』と返ってきて、飛んだ軽口叩いちまった!とビビりました」と苦笑交じりに明かし、笑いを誘っていた。ムロさんは、自身が演じた“キモイ先輩の安藤”について、「濱田くんと森田くんが『安藤役はどうしてもムロさんじゃないとイヤだと言っていた』とマネージャーから聞いたんですが…」と嬉しそうに明かし、その発言の真偽を直接2人に確認!だが濱田さんは「え?言いました?」と驚いた表情を見せ、森田さんにいたっては冷たく「おれは全然、誰でも良かったんで」と言い放ち、この仕打ちにムロさんも「誰でもいいわけないでしょ!」と怒り心頭!コミカルな壇上での掛け合いに会場は爆笑に包まれていた。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日V6の森田剛が9日、都内で行われた主演映画『ヒメアノ~ル』ジャパンプレミア舞台挨拶に、共演の濱田岳、ムロツヨシ、佐津川愛美、吉田恵輔監督とともに登場した。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田)とカフェ店員・ユカ(佐津川)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田)の心の闇を描いていく。イタリアで4月25日(現地時間)に行われたウディネ・ファーイースト映画祭に正式出品され、ワールド・プレミアを終えたばかりだが、吉田監督は現地での森田の行動に「萌えっとした」と発言。撮影中もストイックなキャラクターだった森田だが、吉田は「イタリアの映画祭では俺たち、すごくちやほやされたんですよね。それでうれしくなっちゃったのか、物販コーナーに行ってマグカップみたいなのを買ったりしてた」と森田の行動を明かした。森田が購入したのは映画祭の名前の入ったグッズ。吉田監督が「『いらなくない?』みたいな空気あるじゃない。でも買いに行ってるから、かわいい」、「うれしかったんだね~と思って。ギャップに萌えっとしましたね」と話すと、森田は「Tシャツとか、ベルトも買ったかな。いろいろ」と照れ笑いを浮かべた。また、ムロは脚本を渡された際のエピソードを披露した。マネージャーから「森田さんと濱田さんが『絶対この役はムロさんじゃなきゃやだって』と言って、あの2人がムロさんじゃなきゃ降りるかもしれない」と言われたことを明かすと、森田は目を丸くして「ええ!?」と驚き、「誰が!? 誰から聞いたの!?」と初耳の様子。濱田は「大人の嘘ってやつじゃないの?」と怪訝そうに答えた。さらにムロが「気持ちはどっちだったの? 『ムロさんが出る』って聞いた時は」と聞くと、森田は「俺は全然誰でもよかったですよ」とバッサリ切り捨て、ムロが「馬鹿じゃねえの!? 誰でもいいわけないじゃん! 口を慎みなさいよ!」と抗議を入れるなど、仲の良い姿を見せていた。
2016年05月09日V6の森田剛が25日、イタリアの都市・ウディネで開催中の第18回ウディネ・ファーイースト映画祭(4月22~30日)に出席し、主演映画『ヒメアノ~ル』(5月28日公開)を披露、吉田恵輔監督とともに現地から称賛を受けた。同作は、『行け! 稲中卓球部』作者として知られる古谷実の漫画『ヒメアノ~ル』を映画化した作品。ビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田岳)とカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)の恋愛物語と並行して、サイコキラー・森田正一(森田剛)の心の闇を描いていく。今回、東アジア・東南アジアの最新作をヨーロッパに紹介する「ウディネ・ファーイースト映画祭」コンペティション部門に正式選出され、現地時間19時45分からワールドプレミアが行われた。メイン会場にはイタリアだけでなく、ヨーロッパや南米から駆けつけた1,200人の観客が集い、森田と吉田監督を迎え入れた。上映終了後、拍手喝采を受けた森田は「映画祭というものにはご縁がないだろうと思っていましたが、今後もタイミングがあえば是非参加したいです!」とやる気を見せた。また、吉田監督は「予想外のところで笑ってくれたり、ビックリするくらいのリアクションの大きさで、ウディネのお客様と一緒に作品を観賞できて良かったです」と感謝の言葉を述べた。映画祭の代表で最高顧問のサブリナ・バラチェッティは「この作品の緩急の効いたストーリー展開は、ヒリヒリと観客をしめつけ、最後は憐れみさえも感じる映画」とコメント。フェスティバルアンバサダー、マーク・シリングは「ライトコメディからダークドラマへの急展開。心構えなしには観られない怪作の誕生だ」と称賛した。
2016年04月27日森田剛が初主演を務め、狂気の連続殺人鬼役に挑んだ衝撃作『ヒメアノ~ル』。この度、本作が正式出品されている、現在イタリアで開催中の「第18回ウディネ・ファーイースト映画祭」にて、4月25日(現地時間)、森田さんと吉田恵輔監督が参加し、ワールド・プレミア上映を行った。「ヒミズ」などを世に送り出した人気漫画家・古谷実の衝撃の問題作を実写化する本作には、主演の森田さんをはじめ、濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシらが参加。また、『麦子さんと』『銀の匙 Silver Spoon』などを手掛ける吉田監督がメガホンをとった。4月25日、上映を待ち望んだ現地の人々が、上映前から長蛇の列をなし地元イタリアだけでなく、ヨーロッパや南米からも本作のワールド・プレミア上映を待ち望んで来場。会場1,200人の観客から温かい拍手が注がれる中、森田さんと吉田監督は、上映前に緊張した面持ちで登壇。まず、森田さんが「今回、海外のこういった形で、映画祭に参加することが初めての経験ですが、ウディネに来ることができ、光栄です」と挨拶し、「このタイミングで吉田監督に出会えたことも、すばらしい出会いだと思っています」と話した。一方監督も、「ウディネに来れてとても嬉しいです。イタリアに来る1週間ぐらい前から仕事の相手に『来週からイタリアにいるのでスケジュールがありません』と言うことができて、とても気持ち良かったです(笑)」と喜びを露わにしていた。容赦ない描写を体現する森田さんと、共演者たちのコミカルな恋愛劇とのギャップが異様な緊張感を生み出す本作だが、ふたつの世界が交じり合い、緊迫感溢れるシーンが連続すると、会場全体が固唾を呑んで物語の展開を見守っていた。上映終了直後には、嵐のような拍手喝采が巻き起こり、観客の様子を見ていた吉田監督は、「予想外のところで笑ってくれたり、ビックリするくらいのリアクションの大きさで、ウディネのお客様と一緒に作品を観賞できて良かったです」と新しい発見があったと述べ、森田さんは「映画祭と言うものにはご縁がないだろうと思っていましたが、今後もタイミングがあえば是非参加したいです!」と新しい刺激を受けていた様子。また、本映画祭に参加していた『時をかける少女』『ふたり』などで知られる大林宣彦監督は、森田さんと吉田監督のウディネ入りを誉め称え、若き才能を賞賛した。本映画祭の代表で最高顧問のサブリナ・バラチェッティもまた、「この作品の緩急の効いたストーリー展開は、ヒリヒリと観客をしめつけ、最後は憐れみさえも感じる映画」とコメントを残し、同じく本映画祭のフェスティバルアンバサダー、マーク・シリングは「ライトコメディからダークドラマへの急展開。心構えなしには観られない怪作の誕生だ」と語るなど、異国の地イタリアでも大きな盛り上がりをみせていた。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月27日古谷実による衝撃の問題作がついに完全実写映画化される<a href="">『ヒメアノ~ル』</a>。この度、現地時間4月22日(金)~4月30日(土)に開催される「第18回ウディネ・ファーイースト映画祭」にて、本作の正式上映が決定し、主演の森田剛と吉田恵輔監督が映画祭に参加することが決定した。平凡な毎日に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働いている青年・岡田(濱田岳)。ある日、同僚の先輩である安藤(ムロツヨシ)から密かに思いを寄せるカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)との恋のキューピッド役を頼まれた彼は、ユカのカフェで高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会することになる。その後岡田はユカの口から、彼女が森田らしき人物からストーキングをされていることを知らされ、不穏な気持ちを抱き始める。かつて過酷ないじめを受けていた森田は、ある事件をきっかけに、欲望のままに無抵抗な相手を殺害していく快楽殺人者になっていたのだ…。「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」などを世に送り出した人気漫画家・古谷氏の衝撃の問題作を実写化する本作は、その衝撃描写ゆえ【R15+】指定となり、公開前から大きな話題を集めている。キャストには、人間をターゲット(餌)としか思わない狂気の連続殺人鬼・森田役の森田さんをはじめ、森田との再会によって事件に巻き込まれる岡田役に濱田岳、森田の新たな標的となるユカ役に佐津川愛美、岡田の先輩・安藤役にムロツヨシが参加している。今回本作の正式出品が決定した「ウディネ・ファーイースト映画祭」は、イタリアの都市・ウディネで開催される映画祭で、東アジアおよび東南アジアの最新作をヨーロッパに紹介することを旨とし、大作からミニシアター系の作品まで幅広いジャンルの良作が選出されている。本作が選出されたコンペティション部門が対象となる賞は、観客賞、ブラック・ドラゴン観客賞、マイ・ムービーズ観客賞の3つの賞。毎年日本映画にも多くの注目が集まり、<a href="">『永遠の0』</a>が観客賞を受賞したのをはじめ、過去にも多くの作品が受賞している。また本作は、現地時間4月25日(月)にワールドプレミアが実施され、映画祭には、主演にの森田さんと吉田監督が参加を予定しており、今回初主演にして海外映画祭に選出という快挙となった。いち早く映画を鑑賞した全国の映画館スタッフの間では、「誰も観たことのない森田剛がここにいます。必見です」「ユーモアと恐怖が交じり切なくも悲しく、生気を抜かれる様でした」「フィクションとは思えない怖さ!」「劇場で上映してはいけないと思うほど衝撃的だった!」と、続々と期待が高まるコメントが到着。さらに、原作者・古谷氏は、「客観的にとても楽しく観られました。すべてのスタッフの方々に感謝しています」と、太鼓判を押している。そんな注目の本作が海外映画祭に出品されるだけあり、受賞にも期待が高まる一方、海外の人たちの反応が楽しみだ。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月12日その過激な内容から実写化不可能といわれていた古谷実の衝撃作を映画化した『ヒメアノ~ル』。「V6」の森田剛が映画初主演にして“最狂”の殺人鬼役を演じ、【R15+】指定を受けたことでさらなる注目を集めた本作の、日常と狂気が交錯するスリリングな予告編がついに解禁となった。平凡な毎日に焦りを感じているお人好しな青年・岡田(濱田岳)。ある日、職場の先輩である安藤(ムロツヨシ)に、カフェ店員・ユカ(佐津川愛美)との仲を取り持つよう頼まれた彼は、ユカが働くカフェで高校時代の同級生・森田(森田剛)と再会する。しかし、ユカと距離を縮めた岡田は彼女の口から、「森田らしき人物からストーキングをされている」と知らされ、不穏な気持ちを抱き始める。かつて過酷ないじめを受けていた森田は、ある事件をきっかけに、欲望のままに無抵抗な相手を殺害していく快楽殺人者になっていた…。世の不条理、屈折した感情、恋愛、友情、ポップなギャグなど、古谷作品が持つ独特な要素を含みながら、過激な内容にファンのあいだで物議を醸していた原作に引けを取らない、過激な描写が盛り込まれた本作。今回解禁された予告編は、本編に基づいた異例の二部構成となっており、その前評判から覚悟して映像を見始めると、思わず拍子抜け!? 濱田さん演じる岡田と、佐津川さん演じるユカ、ムロさん演じる安藤のコミカルな三角関係による、コメディー調のラブストーリーが繰り広げられる。ところが、後半ではトーンが一転、殺人鬼・森田が登場するや、狂気と過激な暴力が手持ちカメラの映像により圧倒的なリアリティをもって描かれる、という真逆の世界観が展開される。穏やかな口調とは裏腹に、血まみれで思わず目を覆いたくなるような所業をやってのける森田さんの姿は圧巻の一言。蜷川幸雄、宮本亜門、いのうえひでのりなど、名だたる演出家の舞台への出演で磨かれた演技力を惜しみなく披露し、“最狂の殺人鬼”役を生々しく演じきっている。吉田恵輔監督も「現場も編集も、まるで2本の作品を撮っているような感覚」と語るほどの振れ幅を感じさせる本作。日常と狂気が交錯する濃密なストーリーの緊迫感を、まずは予告編映像から体感してみて。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日【ママからのご相談】先日、第一子を出産しました。母乳はよく出る体質のようで、母乳育児をしていこうと思っています。ただ、母乳で育てていると卒乳したあとに胸がしぼんでしまうと聞いて、とても暗い気分になっています。私はまだ20代前半で、周りの友人は誰も出産していません。私だけ一生、しわしわの胸のままなのかと考えると悲しくなってしまいます。授乳が終わったあとの胸ってどんなふうになるのでしょうか。できるだけ詳しく知りたいです。●A. 授乳後の胸は垂れて下がってしぼんでしまいます。ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。母乳がよく出るとのこと、母乳育児を考えているならひとまずは安心ですね!出産して授乳が終わると、個人差はあるもののだいたいの方の胸がしぼみます。そこまで悲観的にならなくても……と思うのは人ごとだからこそ。赤ちゃんのためですし、母親ってそういうもの。それはよくわかっているけどそれでも、お風呂前に鏡で胸を見てしまうとやっぱり落差に悲しくなってしまいます。では、卒乳後の胸はいったいどんなふうに変わるのか。●産後の胸はこう変わる古谷実さん原作の『行け!稲中卓球部』という漫画をご存じでしょうか。この漫画の中で、卓球がやけに強い、胸の垂れ下がったおばあちゃんが出てきます。腰の下ほどまでありそうな垂れた胸を電話の代わりにする、という場面が出てきますが、これって卒乳後の胸をわかりやすく表している鉄板ネタです。もちろん漫画なのでデフォルメはされていますが、つまり、・胸の上部の肉が削げて骨っぽくなる・胸の皮膚が余って、下に下がる・バストトップが下がり、下を向く個人差はありますが、卒乳後の胸はこんな感じです。よく、「授乳が終わったら胸が小さくなった」なんてことを聞くことがありますが、通常状態の“小さい胸”と卒乳後の“小さい胸”は、全く別次元のもの 。好みの範囲で考えられる一般的な小さな胸と、授乳を終えて垂れて小さくなった胸では、含んでいる意味合いが違います。では、なぜ卒乳後のバストはしぼんだり垂れたりしてしまうのでしょうか。●授乳が終わった後の胸が垂れ下がってしまう理由3つ●(1)乳腺が発達をやめるから胸の中身は、乳腺と皮下脂肪です。乳腺は赤ちゃんのためにおっぱいを蓄え、その乳腺を支えるように皮下脂肪が胸についていきます。出産後に胸が大きくなるのは、赤ちゃんのために乳腺が発達するからですね。しかし、授乳が終わると、乳腺はその役目を終えます 。もう発達する必要がなくなるので、徐々に働きを弱めていき、それに伴って乳腺を支えていた皮下脂肪もなくなっていきます。●(2)出産前後の大きい胸に合わせた皮膚私の場合は、妊娠した時点で胸のサイズが2カップ〜3カップほど大きくなりました。人生の中で、最初で最後の巨乳体験です。私のように妊娠や出産を機に胸のサイズが大きく変わった場合、胸の皮膚は大きいときの状態に合わせて伸びます。中身が詰まっている間はいいのですが、中身がなくなるとただの伸びた皮 。巾着袋に小さな石を一つ入れたときのように、ダランと垂れ下がります。●(3)クーパー靭帯クーパー靭帯とは、乳腺や皮下脂肪をまとめるように支えている、コラーゲン繊維の束のこと。胸が垂れないように、ロープでくくりつけているようなイメージです。このクーパー靭帯、重要なのは、「伸びるけれど縮まない。伸びても切れても修復しない」 ということ。妊娠や出産によって発達した乳腺をつなぐために、クーパー靭帯は思いっきり伸びて支えます。そして授乳が終わっても元に戻らないんですね。今までピンピンに張って引っ張っていたものが、だるんだるんで引っ張っている。これはやっぱり垂れてしまいます。●少しのケアで変わることもある。でも今は赤ちゃんのために私の胸は多分、授乳後の垂れ下がった胸界の中でもトップクラスに入るくらいの駄乳ですし、そのわりにあまりケアをしてきませんでした。最近になってようやく、年齢にあったブラジャーをつけるようになったりマッサージクリームをつけるようになったり。誰に見せるわけでもないけど、それでも久々にブラジャーをつけて洋服の上からちょっと膨らみが分かったり、クリームで胸に少しハリが出てきたり。少しのことで年がいもなく浮かれることもあります。最近は食べ物やおっぱいマッサージなど、授乳後の胸を元に戻すための方法も多く紹介されています。妊娠前と同じくらいの胸になった、という方の話を聞くこともあります。放置してしまうとそのままですが、きちんと対処していけば改善することも可能なのだと思います。とはいえ、今はまず、赤ちゃんのための胸 。「女性は胸が大きくふくらんでいるはず」という知識を身につけた長女が、お風呂の中で私の胸を見て「ないね」とニヤニヤ笑います。特大の舌打ちをするくらいには腹が立ちますが、それでもやっぱり私は授乳してよかったと、今の垂れ下がった胸を見ても思います。あまり悲しくなりすぎないよう、ぜひ授乳時期を楽しんでください。【参考文献】・『おっぱいバイブル 南雲式メソッドで美しさも健康も手に入れる』南雲吉則・著●ライター/マフィー(ママライター)
2016年03月20日「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実による衝撃の問題作を森田剛が映画初主演務め実写化する『ヒメアノ~ル』。このほど、その衝撃的な描写から【R15+】指定となった本作の場面写真が解禁となった。平凡な毎日に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働いている青年・岡田。ある日、同僚の先輩である安藤から密かに思いを寄せるカフェ店員・ユカとの恋のキューピッド役を頼まれた彼は、ユカのカフェで高校時代の同級生・森田と再会することになる。その後岡田はユカの口から、彼女が森田らしき人物からストーキングをされていることを知らされ、不穏な気持ちを抱き始める。かつて過酷ないじめを受けていた森田は、ある事件をきっかけに、欲望のままに無抵抗な相手を殺害していく快楽殺人者になっていたのだ…。世の不条理、屈折した感情、恋愛、友情、ポップなギャグなど、古谷作品が持つ独特な要素を含みながら、過激な内容がファンのあいだで物議を醸し、実写化不可能ともいわれた問題作であり伝説的コミックに完全映画化した本作。恋の悩みや将来への不安を抱えた、若者のありふれた日常をコミカルに描いた前半から一転、後半は無機質な連続殺人事件が日常へ浸食するサスペンスに突入する、日常と狂気が交錯する、目が離せない緊迫の展開となっている。人間をターゲット(餌)としか思わない狂気の連続殺人鬼・森田を演じるのは、蜷川幸雄、宮本亜門など、錚々たる演出家の舞台作品で座長を務め、絶賛されてきた森田さん。本日2月20日に37歳の誕生日を迎える森田さんが、観る者を圧倒させる役どころに挑戦している。また、森田との再会によって事件に巻き込まれる岡田役には濱田岳、森田の新たな標的となるユカ役には『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『グラスホッパー』の佐津川愛美、コメディリリーフとなる安藤役に『幕が上がる』のムロツヨシと、演技派俳優陣が集結している。今回解禁された場面写真は、岡田と安藤との友情(?)カットと、岡田とユカのラブラブな日常カット。どちらもどこにでもあるようなほのぼのとした日常が映し出された写真だ。しかし、そんな日常は突然に終わりを告げる…。場面写真からは想像もつかない“狂気”が、本編ではどう展開されていくのか、ますます本編が気になる。『ヒメアノ~ル』は5月28日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月20日「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実が描く過激な問題作を「V6」の森田剛を主演に迎え実写化する『ヒメアノ~ル』。この度、本作の特報映像とビジュアルが公式サイトにて解禁された。「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田。同僚の安藤に、想いを寄せるユカとの恋のキューピッド役を頼まれて、ユカが働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一と出会う。ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱く。ユカをつけ狙い、次々と殺人を重ねるサイコキラー森田正一の絶望。今、2つの物語が危険に交錯する――。原作は、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の古谷実によるベストセラー漫画。タイトル「ヒメアノ~ル」とは、「ヒメ・トカゲ」の造語で“強者の餌となる弱者”という意味。その過激さから実写化不可能とも言われた問題作かつ伝説的コミックを『銀の匙 Silver Spoon』の吉田恵輔監督が手掛ける。本作の主人公を演じるのは、今回が映画初主演となる「V6」の森田剛。アイドルグループでありながら、多数の作品に出演している森田さんだが、本作では、のちの岡田の恋人ユカをつけ狙う連続殺人犯・森田正一を好演する。そして、ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田には『アヒルと鴨のコインロッカー』「信長協奏曲」など数々の作品に出演する濱田岳、同僚・安藤役には『踊る大捜査線』シリーズなど舞台やMCなど多方面で活躍するムロツヨシ、岡田の恋人・ユカ役に『蝉しぐれ』や最近では「37.5度の涙」が記憶に新しい佐津川愛美が扮する。今回解禁された映像は、森田の凶行を垣間見ることができ、冒頭の岡田と安藤のコミカルな日常描写とのコントラストが、本作の独特の世界観をより一層際立たせている。無機質で不気味な表情を浮かべた暴力描写はリアルで生々しく、名だたる名演出家たちの舞台作品で質の高いハードな芝居を重ね、演技の幅を広げてきた森田さんの表現力への期待が高まる映像となっている。先んじて行われた関係者のみの試写では途中退場者も出るほどだったという本作。日常と狂気が交錯する世界を、まずは予告編から覗いてみて。『ヒメアノ~ル』は2016年5月28日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月02日V6・森田剛が映画初主演を務める『ヒメアノ~ル』が、R15+指定作品として2016年5月28日に公開されることが26日、発表された。原作は、『行け!稲中卓球部』や『ヒミズ』などで知られる漫画家・古谷実氏が、漫画誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)で2008年から2010年まで連載していた同名コミック。ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田(濱田岳)が同僚と恋愛に悩む平凡な日常とともに、恋人となるユカ(佐津川愛美)をつけ狙うサイコキラー・森田(森田剛)の心の闇を描く。タイトルは、爬虫類の「ヒメトカゲ」のことを指し、「強いものの餌になる弱者」を意味している。連載当時、その過激な内容からファンの間で物議を醸し、実写化不可能とも言われた。このたび、追加キャストとして発表されたムロツヨシが演じるのは、ユカに恋心を抱くキケンながらもいちずな気持ちも併せ持っている童貞・安藤勇次役。ムロは、「大好きな森田剛と濱田岳に挟まれて、好演しました。この場合の好演とは、好きなように演じさせてもらった、の意味です」との通り、自由に演技に取り組めたようだ。「"喜"と"悲"が交じりに混じった映画、皆さんに見てもらう映画ができました。見せます。見てください」と自信たっぷりにアピールしながら、「この映画に出れて、ほんと、うれしい。こんにちは、」とコメントしている。メガホンを取るのは、漫画家・荒川弘氏の同名コミックの映画版『銀の匙 Silver Spoon』(2014年)などを手がけてきた、吉田恵輔監督。脚本も吉田監督が担当した。原作の過激な世界観を踏襲した結果、R15+指定作品となることが決定。先行して行われた関係者向けの試写では、途中退席者が出るほど「挑戦的な映像表現」が採用されているという。(C)古谷実・講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会(C)古谷実/講談社
2015年10月26日今年、デビュー20周年を迎える「V6」の森田剛が映画初主演を果たす、古谷実の人気漫画の映画化『ヒメアノ~ル』。このほど、森田さんが狂気の殺人犯役に挑戦する本作が、【R15+】指定映画として2016年5月28日(土)に公開されること決定。さらに、濱田岳、佐津川愛美に続く追加キャストとしてムロツヨシが決定した。「なにも起こらない日々」に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働く岡田進(濱田岳)。同僚の安藤勇次(ムロツヨシ)にユカ(佐津川愛美)との恋のキューピッド役を頼まれ、彼女が働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一と出会う。ユカから、森田にストーキングされていると知らされた岡田は、高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、不穏な気持ちを抱くが…。岡田とユカ、そして友人の安藤らの恋や性に悩む平凡な日常。ユカをつけ狙い、次々と殺人を重ねるサイコキラー・森田正一の絶望。いま、2つの物語が危険に交錯する――。意外にも、今回、映画初主演となる森田さんが凶悪な連続殺人犯を演じることから、製作発表時から話題になっていた本作。原作は、世の不条理、屈折した感情、恋愛、友情、ポップなギャグなどの要素を含みながら、その過激な内容から実写化不可能ともいわれた、古谷実による伝説的コミックだ。これまで、舞台「鉈切り丸」では悪事の限りをつくす悲劇の悪漢を演じるなど、名だたる演出家たちの舞台作品で質の高いハードな芝居を重ね、演技の幅を広げてきた森田さんが、コミカルな日常に交錯していく無機質な狂気を圧倒的な表現力で体現。「めんどくさいから殺していい?」という、何のためらいも持たない暴力描写をリアルに演じきり、吉田恵輔監督とともに原作の過激な世界観を昇華させた。そのため、容赦のない衝撃シーンの数々に対し、【R15+】指定作品となることが決定。日常と地続きの恐怖が描かれる挑戦的な映像表現には、先んじて行われた関係者のみの試写では、途中退席者も出るほどだったという。そんな本作に、岡田の同僚・安藤役で加わることになったのが、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する芸達者ぶりで知られる、ムロさん。コメディ作品の印象も強いが、「安藤という、なんとも哀しい魅力をもった役と会えました。大好きな森田剛と濱田岳に挟まれて、好演しました。この場合の好演とは、好きなように演じさせてもらった、の意味です。“喜”と“悲”が交じりに混じった映画、皆さんに観てもらう映画ができました。観せます。観てください。最後に一言。この映画に出れて、ほんと、嬉しい。こんにちは」と、出演の喜びと達成感にあふれたコメントを寄せてくれている。ムロさんが童貞で一途なユカに恋心を抱くキケン(?)な男・安藤をどのように演じているのか、引き続き本作に注目していて。『ヒメアノ~ル』は2016年5月28日(土)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月26日ロッテは13日、薄くて軽いクッキー「チョココ」シリーズより「チョココ<薫る抹茶>」を、20日に「パイの実」シリーズより「冬のパイの実<味わいりんご>」を発売する。○人気の抹茶味とりんご味が、リニューアルして登場今回は、過去にも人気の抹茶味とりんご味が、リニューアルして新たに登場する。「チョココ<薫る抹茶>」は、薄くて軽い上品な口溶けが楽しめるという、チョコ付き薄焼きクッキー。一昨年の「<濃抹茶>」、昨年の「<濃い宇治抹茶>」は共に好評を得ており、今年は独自の配合でブレンドした抹茶を使用し、香り高い抹茶の味わいとチョコレートのバランス良いおいしさが楽しめる品質に仕上げた。17枚入りで、価格はオープン。想定小売価格は200円(税別)。「冬のパイの実<味わいりんご>」は、64層にじっくり焼き上げたパイ生地にチョコを閉じ込めた、サクサクした食感が人気の商品。やさしい甘さのりんご味のチョコを、サクサクのパイ生地に閉じ込めた。温めてもおいしい、秋から冬の季節にピッタリの冬のパイの実となっているという。内容量69gで、価格はオープン。想定小売価格は150円(税別)。
2015年10月07日アップルは、このほど「Apple Watch」のApple Store実店舗における店頭販売を開始した。実店舗で購入する場合もApple Online Storeからの予約が必要だが、在庫状況次第では、即日の持ち帰りも可能となっている。これまで、Apple Watchの店頭購入は、Apple Watch at Isetan Shinjuku、Dover Street Market GINZA、ソフトバンク表参道/銀座および、エディオン、C smart、ビックカメラ、ヨドバシカメラの一部の店舗のみで行っていたが、全国8カ所のApple Storeでも購入が可能となった。Apple Storeで購入するには、事前にApple Online Storeから購入予約をしておく必要がある。予約画面には「お近くのApple Storeでの購入をご希望ですか?」という記載があり、その下の「予約状況を確認する」をクリックすると、任意のApple Storeを選択できる。「Apple Watch Sport」、「Apple Watch」、「Apple Watch Edition」と全モデルの購入が可能だが、在庫がないモデルではストアを選択できない。
2015年06月18日V6の森田剛が、古谷実原作の『ヒメアノ~ル』(2016年公開)で映画に初主演することが23日、明らかになった。クランクインは3月末を予定している。映画は、『行け!稲中卓球部』『ヒミズ』などで知られる古谷氏が、『週刊ヤングマガジン』(講談社)で2008年から2010年まで連載していた同名漫画が原作。ビルの清掃会社でパートタイマーとして働く岡田が同僚と恋愛に悩む平凡な日常とともに、彼の恋人となるユカをつけ狙うサイコキラー、森田の心の闇を描く。タイトルは、爬虫類の「ヒメトカゲ」のことを指し、「強いものの餌になる弱者」を意味している。連載当時、その過激な内容からファンの間で物議を醸し、実写化不可能とも言われていた。本作では、人をターゲットとしか思わない連続殺人鬼・森田正一を森田が演じる。平凡な男・岡田を俳優の濱田岳、森田にストーキングされるヒロイン・ユカを女優の佐津川愛美が演じ、2人ともこれまでにない体当たりの演技に挑む。監督は、『さんかく』(2010年)『銀の匙 Silver Spoon』(2014年)の吉田恵輔監督。原作を忠実に映画化するため、R15指定も辞さない覚悟で臨むという。出演が決まってから原作を読んだという森田。「人間がしっかり描けている所が、とても読みやすく面白い」と感じたという。しかし、"殺人鬼"という難しい役どころについては「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、なかなか理解するのが難しいと感じています」と打ち明ける。その上で「森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたい」と気持ちを語り、「キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と意気込みを述べた。メガホンをとる吉田監督は、「高校生の頃からバイブルだった古谷実さんの漫画を監督できるなんて夢のようです」と喜びを明かす。そして「ドス黒さあふれる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです」と思いを語り、主演の森田に「"普通なんだけど普通じゃない"という感じを表現していただきたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います」と期待を寄せた。(C)古谷実・講談社/2016「ヒメアノ~ル」製作委員会(C)古谷実/講談社
2015年03月23日映画初主演となる「V6」の森田剛を迎え、その過激な内容から連載当時に物議を醸した古谷実の伝説的コミック「ヒメアノ~ル」が映画化されることが決定。このほど、“狂気の連続殺人鬼”役を務める森田さんのコメントが到着、さらに濱田岳、佐津川愛美らの出演が明らかになった。物語は、ビルの清掃会社で働く平凡な男、岡田(濱田岳)が同僚・安藤に自らも想いを寄せるユカ(佐津川愛美)とのキューピッド役を頼まれることから動き出す。岡田がユカの働くカフェに向かうと、そこで高校時代の同級生・森田正一(森田剛)に出会うが、ユカから「森田にストーキングされている」と知らされ…。原作は、その過激さから実写化不可能とも言われていた、「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の人気漫画家・古谷実のベストセラー漫画を、『銀の匙 Silver Spoon』の吉田恵輔監督がメガホンをとった本作。森田さんが演じるのは、のちに岡田の恋人となるユカを付け狙い、“人をターゲット=餌としか思わない連続殺人鬼・森田正一”。森田さんといえば、アイドルグループ「V6」のメンバーとしてデビューして以降、多数の作品に出演。近年では舞台を中心に活躍し、蜷川幸雄、宮本亜門、いのうえひでのり、行定勲といった錚々たる名演出家からのオファーが絶えないが、意外にも映画の主演を務めるのは本作が初めてだという。森田さんは今回の出演を機に原作を読んだ感想を「人間がしっかり描けている所が、とても読みやすく面白かったです」としながらも「決して共感はできない今回の役作りに関して、吉田監督とお話ししただけでは、中々理解するのが難しいと感じています。森田正一の過去や、なぜこういう人間になったのかを理解して、クランクインを迎えたいです。いわゆる悪い人は沢山存在しているかもしれないが、彼らの過去には何かしらの理由があるのでは?」と、役作りの難しさについて語る。そんな本作を手がける吉田監督は、高校生の頃からバイブルだった原作を監督出来るなんて夢のよう、とその心境を語り、R15指定となることも辞さない決意を持って挑むという。「ドス黒さ溢れる、良い意味でバランスの悪い映画に仕上げたいです。森田さんには“普通なんだけど普通じゃない”という感じを表現していただきたい。難しい注文ですが、森田さんなら答えてくれると思います」と、監督も実写化にあたり森田さんに強い期待を掛けているよう。数々の映像作品・舞台で演技を研鑽し、今年11月にデビュー20周年を迎える森田さんが、満を持しての映画初主演で、“映画史に残る連続殺人鬼”役を務める本作。「キャスト・スタッフのこめた熱が、しっかり伝わる人間臭い作品を目指したいと思います」と目標を掲げる超意欲作だけに、今後の動向から目が離せない。『ヒメアノ~ル』は3月末日クランクイン、2016年に全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年03月23日コミック・コミュニケーションは7日、人気漫画の吹き出しを書き換えて送信できるコミュニケーションツールアプリ「コミコミ」の提供を開始した。LINEやTwitterなどで利用できるほか、KDDI Eメール(@ezweb.ne.jp)でも使用可能。アプリは、Android版のみの提供で価格は無料(アイテム課金制)。「コミコミ」は、漫画の吹き出しにあるセリフを、自由に書き換えて送信できるコミュニケーションツールアプリ。専用のストアから好きな漫画のコマが入っているパックをダウンロードすることで利用できる。価格は、1パック税別200円。月額税別300円で2パック分利用できるコースも用意する。また、KDDIのAndroidスマートフォン向けメールサービス「KDDI Eメール」(@ezweb.ne.jp)とも連携する。同メールアプリ内に「コミコミ」の起動ボタンが設置され、漫画のコマに好きなメッセージを入力して送信することができる。送信した画像は添付画像として送信されるため、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)やPCにも送信可能。そのほか、auスマートフォンユーザーであれば、「コミコミ」で配信されるコンテンツの一部を無料で利用できる。対応機種は、2012年11月以降発売の4G LTE対応auスマートフォン。「KDDI Eメール」アプリをアップデートすることで利用できるようになる。なお、「AQUOS PHONE SERIE SHL21」、「AQUOS PAD SHT21」、「AQUOS PHONE SERIE SHL22」については対応していない。配信されるパックの作品は以下の通り(本稿執筆時点)。講談社の作品行け!稲中卓球部(古谷実)寄生獣(岩明均)FAIRY TAIL(真島ヒロ)ちはやふる(末次由紀)海月姫(東村アキコ)神さまの言うとおり(金城宗幸・藤村緋二)シドニアの騎士(弐瓶勉)グラゼニ(アダチケイジ・森高夕次)アゲイン!!(久保ミツロウ)へうげもの(山田芳裕)鬼灯の冷徹(江口夏実)さばげぶっ!(松本ひで吉)甘々と稲妻(雨隠ギド)いとしのムーコ(みずしな孝之)小学館の作品まことちゃん(楳図かずお)伝染るんです。(吉田戦車)東京ラブストーリー(柴門ふみ)バケツでごはん(玖保キリコ)逆境ナイン(島本和彦)医龍(永井明・乃木坂太郎)なぜか笑介(聖日出夫)お~い!竜馬(武田鉄矢・小山ゆう)今日、恋をはじめます(水波風南)正義警官モンジュ(宮下裕樹)釣りバカ日誌(やまさき十三・北見けんいち)焼きたて!!ジャパン(橋口たかし)高校アフロ田中(のりつけ雅春)オンナミチ(北沢バンビ)僕等がいた(小畑友紀)なお、配信予定のパックは順次拡大していくという。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月07日(吉本実憂・オフィシャルブログより)国民的・美少女【吉本実憂】、”The Best of Beauty 2013”で表彰される!2012年の国民的・美少女コンテストで、みごとグランプリを受賞した【吉本実憂】が、”The Best of Beauty 2013・(ザ・ベスト・オブ・ビューティー・2013) ”の10代部門で表彰された。東京の都内で9月3日「NPO法人・美容週間・振興協議会」が主催する”授賞式”に出席した。この表彰を行っているのは「NPO法人・美容週間・振興協議会」だ。毎年の”くしの日”頃に、”美容のすばらしさ”をアピールする目的で多様なイベントを行っている。”ザ・ベスト・オブ・ビューティー”は2004年からスタートしたイベントだ。吉本実憂は、華やかな、レッド系のドレスの、少し大人びた愛らしいファッションで登場。この名誉ある表彰式で吉本実憂が述べた感想を簡潔にまとめると、10代の方は大勢いるのに、その中で私が選ばれたことがうれしい。今後もこの受け取った賞にふさわしい活動に努める、ということだ。すでに写真集や新しいCMに起用されるなど、今後を期待されたタレントだ。吉本実憂について1996年、福岡県出身。2012年・第13回全日本・国民的美少女コンテストでグランプリを獲得した。福岡県の”小倉・ぎおん太鼓”が特技である。また趣味はダンス。彼女の初仕事は、ラルフ・ローレンの、直営・旗艦店”オープニング・レセプション”のゲストとしての参加。2013年に、次世代・ユニット・X21のリーダーに選ばれる。また第85回記念・選抜高等学校・野球大会の「選抜応援・イメージキャラクター」に選ばれた。【参考】▼吉本実憂・オフィシャルブログ▼NPO法人・美容週間・振興協議会“クレオパトラ”や“オードリー・ヘップバーン”など世界に名を残す美女たちが愛用していたという美肌成分とは?(9月1日)元の記事を読む
2013年09月07日“みんなのみな実”に熱愛報道TBSの美人人気アナウンサーとして知られる田中みな実アナ。彼女が番組製作会社社員と親密なデートをしているところが、18日発売の講談社「フライデー」に報じられた。天然キャラ、ぶりっこキャラなどで注目される彼女だが、お相手は意外にも「サンデー・ジャポン」のADを務める一般男性だったとか。田中アナは同番組にも出演しており、そこで出会ったのではないかと思われる。意外なところで好感度はアップ?このお相手は森山直太朗にも似た男性で、田中アナと4月中旬頃、東京ミッドタウン内をデートしたり、ベンチで2人仲良くベーグルを食べたりしている姿が目撃されているそうだ。また、六本木ヒルズでショッピングを楽しむ様子も伝えられているという。TBSではとくにコメントすることはないとしている。華やかな美人女子アナの交際報道として注目されるところだが、ADという意外性と庶民的なデート風景に、世間の受け止め方としては、かえって彼女の好感度は上がっている傾向もあるようだ。“みんなのみな実”という彼女。この交際の行方は……??本人のブログでは、日曜日、20日の「サンデー・ジャポン」生放送番組内で真相を明らかにするとしている。元の記事を読む
2012年05月19日昨年のヴェネチア国際映画祭で、日本人初の快挙となる最優秀新人賞(マルチェロ・マストロヤンニ賞)を染谷将太と二階堂ふみがW受賞して以来、一気に脚光を浴び、先週末より満席続出の大ヒットを記録している『ヒミズ』。世界の映画通たちを唸らせた注目の若き才能の圧倒的な存在感を証明する、本編の見どころ映像の一部がシネマカフェに到着した!「行け!稲中卓球部」で知られる古谷実の漫画を原作に、“普通の大人になること”を願う住田(15歳)と“愛する人と守り守られ生きること”を夢見る茶沢(15歳)が、ある事件を発端に対面する壮絶なドラマを描いた青春感動作。今回シネマカフェに届いたのは、本編から厳選された2本の映像。一本目は原作にはない園監督によるオリジナルシーンで、染谷さん扮する住田と二階堂さん扮する茶沢が“ガチ”で殴りあうシーンだ。どしゃ降りの雨の中、茶沢が「5・7・5」の韻に合わせて住田にいきなりビンタを喰らわせれば、最初は戸惑っていた住田も売られたケンカを買ったとばかりに容赦ないパンチで茶沢を追い込む始末…。本人談によれば「お互い本気で叩き合っていた」というが、「生まれて初めて女の子をビンタしました」という染谷さんに対して「カットがかかった瞬間、(染谷くんは)『大丈夫?』って急に優しくなるんです。優しくされると涙が出そうになるからやめてくださいって(笑)」(二階堂さん)というエピソードも。その次に映し出されるのは、原作漫画を忠実に再現したシーンの一つ。普通の中学生でありたいと願いながらも親に捨てられてしまった住田のもとに茶沢が押しかけ、慰めつつも住田以上にパニックに陥っている姿は可笑しくもある。迫真の混乱ぶりを見せる二階堂さんとマイペースな染谷さんのあうんの呼吸を感じさせる、こちらも見逃せないシーンだ。初日を迎えた週末には園子温監督や原作ファンなどのコア層に加えてシニア層やカップルまで幅広い客層を集客し、渋谷シネクイントでのレイトショーでは立ち見も出るほどの大盛況を見せている本作。芸能界の著名人の数々が自身のブログ等で本作をプライベートで鑑賞したという書き込みも多く見られているのだとか。観た人の多くが絶賛するワケとは?それを裏付ける、世界に誇る2人の堂々の演技をこちらで確かめてみて。『ヒミズ』は新宿バルト9、シネクイントほか全国にて公開中。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ヒミズ 2012年1月14日より新宿バルト9、シネクイントほか全国にて順次公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ■関連記事:第66回毎日映画コンクール最高賞は『一枚のハガキ』、男優賞に『モテキ』森山未來染谷将太が二階堂ふみの現場でのイタズラ告発するも「覚えてないですね」『ヒミズ』染谷将太×二階堂ふみインタビュー重なり合う若き魂、互いをどう見てる?二階堂ふみの「朝帰り」願望にどよめき被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り
2012年01月19日古谷実の漫画を映画化した『ヒミズ』が1月14日(土)に公開初日を迎え、主演の染谷将太、二階堂ふみ、園子温監督が舞台挨拶に登壇した。普通に生きたいと願いつつもクズのような親のせいで苦難の道を歩むことになる中学生・住田。彼と彼を愛する同級生の茶沢が死よりもつらい現実を乗り越え、生きていくさまを描き出す。これまでオリジナル作品だけを世に送り出してきた園監督。「原作の魂に忠実でありたい、原作の良いところを壊さないようにと思って取り組んだ」と初の原作ものの映画化について語る。染谷さんは園監督の現場について「とてつもなく自由な現場でした。やりたいことをやっていい雰囲気を監督が作ってくれました」と述懐。「泥だらけになるシーンもその日、雨だったからそうしたんです。想像もできないような発想を現場で監督がくださって、毎日刺激を受けてました」と感謝の思いを込めてふり返った。二階堂さんはクランクアップの翌日、学校に登校する途中に事故に遭いかけたことを告白。あまりに役に入り込んでいたことで、撮影終了後もなかなか役が抜けず、日常になじめずにいたという。撮影現場でのエピソードを尋ねると、染谷さんが「(二階堂さんが)控室でちょっかい出してきて、イライラしました」と明かしたが、告発された二階堂さんは「覚えてないですね。私は真面目に現場に取り組んでたんで…」としらを切り通す。これに対して染谷さんは「メイキングを見てください!」と怒り心頭の様子。2人のやり取りに会場では温かい笑いが起こった。園監督は2人の芝居について、染谷さんに「65点」、二階堂さんに「64点」という採点をつけたが「満点あげようかとも思ったけど、まだピークではないからね。まだ天狗になるときじゃない」とエール。「2人とも現場では、まだまだ素晴らしい芝居ができるはずだと可能性を信じて、どんどん成長していった」と称賛を贈った。この日はさらに、映画に感動したという原作者の古谷さんから、劇中の2人の様子を描いたメッセージ入りのイラストが届けられた。染谷さんは「映画をやらせてもらった身として、(原作者との)距離の取り方が難しいものですが、嬉しいです」とホッとした表情を見せていた。『ヒミズ』は新宿バルト9、シネクイントほか全国にて公開中。■関連作品:ヒミズ 2012年1月14日より新宿バルト9、シネクイントほか全国にて順次公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ■関連記事:『ヒミズ』染谷将太×二階堂ふみインタビュー重なり合う若き魂、互いをどう見てる?二階堂ふみの「朝帰り」願望にどよめき被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り染谷将太と二階堂ふみが“ヴェネチア”トロフィーとご対面!なんとモグラも祝福!?衝撃の青春感動作『ヒミズ』夫婦&カップル限定試写会に35組70名様をご招待
2012年01月15日