堤真一、森田剛、伊藤蘭らが出演するCOCOON PRODUCTION 2022 DISCOVER WORLD THEATRE vol.12『「みんな我が子」-All My Sons-』東京公演が5月10日よりBunkamuraシアターコクーンで開幕。それに伴い、スタッフとキャストからのコメント、舞台写真が公開された。『セールスマンの死』(ピューリッツァー賞・トニー賞受賞)、『るつぼ』などで有名な、20世紀を代表するアメリカの劇作家アーサー・ミラーの代表作のひとつとされる戯曲が『みんな我が子』だ。1947年にアメリカ・ブロードウェイで初演され、第1回トニー賞を受賞、その後世界各国で上演、1948年と87年には映画化。近年では、2019年にイギリス・ロンドンで上演、同年ブロードウェイでのリバイバル公演は、第73回トニー賞の演劇リバイバル作品賞を受賞するなど、初演から70年以上の時を経ても色褪せることなく、世界中で上演され続けている。第二次世界大戦後の一見円満そうなとある家族の葛藤と崩壊が描かれ、悲劇的なラストに至るまでにこめられた胸に刺さる台詞の数々は、今もなお多くの観客の心を揺さぶるはずだ。シアターコクーンでの公演としては、2016年にDISCOVER WORLD THEATREシリーズ(以降DWT)の第1弾公演として上演した『るつぼ』以来のアーサー・ミラー作品となる。演出はリモートながらも高い完成度で上演した2020年のDWT vol.9『十二人の怒れる男』から2度目の登場となるリンゼイ・ポズナー。1991年に上演した『死と乙女』にてイギリス演劇の最高峰ローレンス・オリヴィエ賞作品賞を受賞し、多彩な現代劇作家作品の演出で評価を得ているポズナーが、2009年にイギリスで手掛けた『橋からの眺め』以来となるミラー作品をどのように手掛けるのかに期待だ。家族のためにただひたすらに生きる父ジョー・ケラーには堤真一。戦争から戻らない次男ラリーの無事を信じ、家族を愛する母ケイトには伊藤蘭。ケラー家の長男クリスには森田剛。ラリーの婚約者アンには西野七瀬。アンの兄ジョージには大東駿介。そして、ケラー家の隣人ドクター・ジムには山崎一と、日本屈指の俳優陣が本作に挑む。<リンゼイ・ポズナー(演出):コメント>私のプロセスは、まずかなり長い時間をかけて俳優の皆さんとひとつひとつの台詞について1行ずつ、ト書きも含めて心理的動機や社会・歴史的背景を話し合います。それからきめ細かく、何度も短いセクションを繰り返しながら立ち稽古をし、最終段階になったら通し稽古を行います。このような進め方が初めての方もいらっしゃったと思いますが、皆さんとてもオープンで私のやり方をすぐに理解し対応してくださり、クリエイティブで心がひとつになる関係を築くことができたと強く感じています。個人、そして社会全体に対する罪の意識と責任というテーマを扱っているアーサー・ミラーの素晴らしい戯曲を日本で演出できることは本当に名誉なことですし、学びの多い経験となりました。またこの戯曲は、家族の肖像と家族が抱える問題を見事に描いており、これは普遍的に理解されるものであると信じています。私たちのプロダクションが、ご覧になる観客の皆様の心を深く動かし、そして個人と社会における責任の本質について問い直すものになることを願っています。<ピーター・マッキントッシュ(美術 / 衣裳):コメント>来日することができなかった『十二人の怒れる男』(20年上演)を、コロナ禍の最中にもかかわらず上演できたこと、困難を乗り越えてやり遂げたことは、信じられないほど感動的でした。あの経験も、かけがえのないものだったと思います。今回の『みんな我が子』においても、創作過程の一部はリモートで行いましたが、来日できて非常に嬉しく思っています。もし来日が叶っていなかったら、成し遂げることができなかったことも出てきていたことと思います。リモートで行った作業を、来日後にやり直さざるを得なかった部分もありますが、皆さん果敢にチャレンジしてくださっているので、とても充実しています。日本のカンパニーの皆さんは本当に全力を尽くしてくださっていて、共に楽しい時間を過ごすことができています。全ての要素が極めて美しく仕上がり、素敵な作品を創り上げることができました。俳優の皆さんの演技には目を見張るものがあり、ご来場いただく皆様には素晴らしいひと時をお過ごしいただけると思います。どうぞお楽しみください。堤真一・森田剛・西野七瀬らキャストコメント全文「ひと色ではない思いを持ち帰っていただけたら」<堤真一・コメント>やればやるほど難しい台本だなと感じます。ジョーは学もなく単純な人間で、想像力もない。戦場は経験しておらず、戦争はあくまで“外”で行われていることで、人の命に対する感覚が薄れている。最初に台本を読んだ時は「なんて酷い父親だ!」と憤りを感じましたけど、役柄を理解すると、そのどこがいけないんだ?という彼の主張もわからないではないんです。ジョーを演じる上で、落ち着いた強い父親でありたいとは思うものの、声や身体の使い方も含めて、今までにない挑戦です。この強烈な自己主張に満ちた人間を、一見“正しく見える人間”にできるように創り上げたいと思います。それにしてもアーサー・ミラーはやっぱりすごいなと。いかに人間が完璧じゃないかということを突きつけられますね。人は時に自分を正当化しながら生きるものであり、直接・間接に人を巻き込む戦争がいかに馬鹿げたものかも痛感させられる。この父親も観る人によって意見はさまざまでしょうけど、ひと色ではない思いを持ち帰っていただけたらと思います。<森田剛・コメント>会話のスピード感、人物たちの思考がものすごい速さで動いているので、その言葉のキャッチボールはとても演劇的だなと思います。言葉と腹の中で思ってることが全然違う、そんな人がいっぱい出てくる話なので、観る人によって解釈も違ってきますよね。笑っている人の腹の中には絶対にその反対があるな、と思って見ちゃうけど(笑)、意外にそのまんまの笑顔の人だったり。また、怒りの感覚を相手に向けて発散するのと、自分に向けて発散するのでも、見え方がずいぶん違って来る。そういう意味では、クリスはどう見られるんだろうな、という楽しみもあります。稽古が苦しくて逃げ出したくもなりましたが、でも忘れちゃうんですよ。舞台ってそんなものかもしれない。いいことばかり残って嫌なことは忘れちゃう。クリスとして生き生きと、真っ直ぐに立つ自分を想像して、そこを信じてやるしかないなと思っています。<西野七瀬・コメント>海外の戯曲、海外の演出家さん、共演させていただく皆さんも初めての方が多く、初めての経験ばかりです。自分の幸せを実現するために、やむを得ずとはいえケラーを追い詰めるきっかけを作るのはアンです。台本を読む前までは、こんなに物語の鍵を握る役割があるとは想像していませんでした。どうしてこれほど贅沢で素晴らしいお話をいただけたのだろう?と思う一方で、難しい挑戦の方がやりがいがあるということは今までの経験上わかっていました。毎回葛藤しますが、安定の道には行きたくないタイプで、どうしても難しそうな方に興味を引かれてしまう。挑戦は大好きですね。実際はめちゃめちゃ弱音を吐いていますが(笑)、とても充実しています。生の声でちゃんと客席に届けられるのか、もっと細かくリンゼイさんのリクエストに応えたいのに全然できていないところなど、考えなければいけないことばかりで頭が一杯一杯ですが、挫けずにこの壁を乗り越えていきたいです。<大東駿介・コメント>リンゼイさんの演出は面白いです。丁寧に、丁寧に進めていくので、発見がすごく多いんです。こうしてとことん繊細に台本と向き合える時間をもらえたことは本当にありがたいし、演劇はこうして作られるんだ!という楽しさを実感できて、すごく嬉しいですね。この戯曲を最初に読んだ時、いち家族の出来事のなかに、その時代の痛みや悲しみ、そこから先に進もうとする人間の強さみたいなものをすべて見せていると思って、とんでもない重圧を心に感じたんです。その圧の強さをしっかりと舞台の上に表せられるようにしたいですね。ちゃんとその時代の風が、劇場に吹けばいいなと。今、本当に戦争の最中であるという現実、ニュースの映像に対して、どこまで僕らがリアリティを感じられるのか…といったことも考えずにはいられません。それでも僕たちは生きていく、そうした小さな、灯火みたいな命のエネルギーに、向き合える時間になればいいなと思っています。<山崎一・コメント>ミラー作品は「これでもか!」としつこいぐらいに打ちのめされるようなところが面白いと思える人と、そこが苦手な人と、二手に分かれる気がします。僕はこのヒリヒリする感覚が好きですね(笑)。それにやっぱり構成が上手いんですよ。サスペンスめいた部分もありつつ、でも全てが理詰めで成立しているわけじゃない。すごく曖昧な部分も残されている。おそらくケラー家っていい家族だと思うんです。でもひとつの嘘だけが重くのしかかっている。もちろんそれは許されないことだけれど、寛容な心を持って見るならば、その1点のみで友達関係を壊すことをしなかったんじゃないかな。加えて、戦場を経験しながらピュアな心を持ち続けているクリスの存在もジムの心を動かしたんじゃないか…と、勝手に解釈しています(笑)。ジムは知的で、ちょっと皮肉ったジョークも言い、周りが見える人物。ユーモアがありつつも視野が広く、やさしい眼差しを持っている、そんな風にできればいいなと思っています。奇しくも今、ウクライナで戦争が起きて、現実と作品がリンクしています。戦争で犠牲になるのは誰にとっても「我が子」なのにと思ってしまいますね。<伊藤蘭・コメント>繰り返し台本を読んでみると、登場人物一人一人の悩みや葛藤に改めて惹きつけられます。1日に凝縮された中で濃密すぎる出来事が起きていきますが、時に滑稽でもある人物たちが愛おしくなってくるんです。心理的サスペンスのような側面もありつつ、そんな風にそれぞれの人間らしさが浮き出てくるところが、このお芝居が長く愛されてきた理由ではないかなと思っています。強烈な個性の母親役は色々と経験してきましたが、ケイトはひときわアップダウンが激しくて、まるでジェットコースターみたい(笑)。精神的に不安定な人のように見えて、並外れてエネルギーが大きい人だと思います。彼女の判断や深謀は自分でも言う通り愚かかもしれませんが、最後まで揺るがない夫婦の結束、夫に対する愛情という一点は大切にしたいです。ケイトとしては子供たちに愛情を分け与える一面と、感情が沸騰して心の奥底が覗く部分と、メリハリをつけて表現できればと思います。■公演情報COCOON PRODUCTION 2022 / DISCOVER WORLD THEATRE vol.12『みんな我が子』 -All My Sons-作:アーサー・ミラー翻訳:広田敦郎演出:リンゼイ・ポズナー美術・衣裳:ピーター・マッキントッシュ出演:堤真一、森田剛、西野七瀬、大東駿介、栗田桃子、金子岳憲、穴田有里、山崎一、伊藤蘭ほか<東京公演>5月10日(火)~30日(月)全25回会場:Bunkamuraシアターコクーンチケット料金:S席11,000円A席9,000円コクーンシート5,500円(全席指定・税込)※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。<大阪公演>6月3日(金)~8日(水)全8回会場:森ノ宮ピロティホールチケット料金:11,500円(全席指定・税込)大阪公演のチケット公式先行販売中。受付日時:~5月11日(水)23:59受付URL: ※抽選での受付になります。※注意事項詳細は、受付ページをご確認ください。
2022年05月10日2022年にシンガーソングライターデビュー20周年を迎える堂本剛による新プロジェクト「堂本剛プロデュース」が3月25日(金)より始動する。堂本は2002年のシンガーソングライターとしてのシングル発売以降、さまざまなプロジェクトを通じ、音楽や俳優、ファッション、デザインなど多岐にわたる分野で活躍を続けてきた。本企画では「LINE VOOM」で毎月10本程度のオリジナル動画、ZOZOの協力のもと全7型(予定)におよぶオリジナルのファッションアイテムをプロデュース。動画はスゴ技挑戦や音楽などの内容を投稿、アイテムは2022年夏よりシーズンレスに着用できるユニセックスアイテムを通販サイト「ZOZOTOWN」で販売予定だ。またプロジェクト期間中、撮影やプロデュース作業にスタッフが密着。その模様やオフショットは無料動画配信サービス「GYAO!」のオリジナル番組『つよしP(仮)』として配信される。ほかにも堂本のプロデュースによるコンテンツがさまざまなメディアに登場する予定だ。初回のプロデュースとなるビジュアル撮影に堂本はお気に入りの衣装で登場。カメラマンからの「目線なしも撮りますか?」との声に「いいですね!」とふたつ返事でOKするも「(プロデュースを)任せるのが不安になる写真にしましょう」と堂本らしいジョークを飛ばす。それから空気椅子の状態でポーズを決めるなど、個性あふれる撮影になった。写真撮影後、早速ファッションアイテムの打ち合わせを開始。堂本が手がけるファンクミュージックのように、様々な方向からのアプローチにより、手に取る一人ひとりがサステナブルなものに関する関心や、何かを感じてもらえるようなアイテム作りに取り組みたいとコメントする。用意されたサンプルを手に取りながら、生地の選択やデザインの方針など、完成にむけたイメージを膨らませた。続いて「LINE VOOM」向けの動画撮影。人気のチャレンジ動画に挑戦するもなかなかうまくいかず、「しょぼいなあ」と堂本。失敗も楽しむ、おおらかな一面を見せた。さらにはなかなか見られない音楽制作の現場にもスタッフが密着。ベースやギターを手に取り、音作りの様子やリフのアイデアを形にしていく作業、浮かんだメロディをマイクに吹き込むところなど、一つの楽曲を形にしていく方法を紹介する。録音した音源をチェックする目は真剣そのもので、シンガーソングライターデビュー20周年を経て一層精力的に音楽に取り組む姿が印象的だった。■企画情報「堂本剛プロデュース」3月25日(金)よりスタート<詳細>(1)「堂本剛 × ZOZO」堂本剛プロデュースのもと、ZOZOが開発・販売アイテム型数:7点(予定)2022年夏より予約販売開始(予定)(2)「堂本剛」LINE公式アカウント(3)「LINE VOOM」堂本剛オリジナル動画3月26日(土)~2022年9月「堂本剛」LINE公式アカウントにて配信PC: スマホ: (4)「GYAO!」オリジナル番組『つよしP(仮)』3月26日(土)21時より配信開始。毎週土曜日更新(全26回)・番組視聴ページ: ・公式Twitterアカウント: 特設ページ:
2022年03月25日映画 『DEATH DAYS』 、及びドキュメンタリー映像 『生まれゆく日々』の公開記念舞台挨拶が12日に都内で行われ、森田剛、石橋静河、長久允監督、山西竜矢監督が登場した。同作は森田が立ち上げた事務所「MOSS」の第1弾コンテンツとして、昨年12月29日から31日にかけてYouTube上で公開された作品『DEATH DAYS』(長久允監督)を再編集した劇場版。さらに森田が芝居にかける想いと素の無邪気な表情に迫った完全未公開のドキュメンタリー映像『生まれゆく日々』(山西竜矢監督)も同時上映する。森田は「長久さんとは接点が全くない状態で長久さんの作品をYouTubeで拝見して、すごく気になってしまって。電話番号を聞き出して直接お電話させていただいて、出られなかったので留守電に自分の名前と『会ってください』と残して、そこから始まりました」と自らオファーしたという。長久監督は「ある日知らない番号から『森田剛です。会いませんか?』って、詐欺みたいな電話が来て、本人かもわからない。そんなことがあるわけないとびっくりしたんですけど、折り返して、『森田さんだ。会いましょう』ということで色々話を聞いて脚本を書いて映画ができあがりました」と経緯を明かした。自分の死ぬ日=デスデイがわかっている主人公を描いた同作について、森田は「今考えてることとかこれからやりたいことをお話ししたときにすぐ『おもしろそうだね、やろう』ということになりまして、僕からも興味があることとか思ってることを伝えなきゃなと思っていて、『死ぬこととか、生きることについて最近考えます』という話をしたんです」と振り返る。「たとえば僕が飼ってた犬が死んだ時に、一生分泣いたと思うんです。でも、おじいちゃんが死んだ時に全く涙が出なくて、これはなんなんだろうな、とか。今も寂しくはないんです。実際会えなかったりとかはイヤだけど、寂しさはなくて、それはなんなんだろうというお話をしました」と、森田ならではの感性を見せていた。同時上映のドキュメンタリーについても、森田は「みっちりついてきてくれて、そこまで見せるんだと感じたし、山西さんがずっとメモをとってたのがすごく印象的で。1人でちっちゃいメモ用紙にメモをとってて、何を考えてたんだろうなと思ってたんだけど、本編の『DEATH DAYS』とはかけ離れてないんだけど近い距離でドキュメンタリーを撮ってもらって、すごく見応えたがあると思いました」と手応えを感じている様子。また、石橋は「私は撮影が1日しかなかったので、本当にあっという間に終わっちゃったんです」と明かしつつ、「リハーサルの時にすごい楽しくて。セリフのテンポがいいのでどんどん楽しくなっていく感じがあったんですけど、監督にそれでは『ダメ』と言われて、鬱屈とした思いで芝居をしていた」と苦笑。一方で「最後のシーンで救われるというか、素敵だなと思って。そのためにその前の苦しい瞬間があって、最後がすごくいきいきとした作品になってるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。イベントでは同作の設定にちなみ「死ぬ前の最後の1日をどう過ごしたい?」という質問も。森田は「絶対に1人はイヤだから、誰でもいいから、とにかく誰かに見ててほしいです」と答え、周囲から「誰でもはよくないと思う」とつっこまれる。そばにいる人に何をしてほしいかについては「見ててほしいですね、逝くところを。それだけです」とシンプルに語った。
2022年03月12日ぽつりぽつりと、静かにこぼれる言葉の中に感じられるのは、互いへのゆるぎない信頼感とリスペクト。流れる空気がどことなく似ている、有村架純さんと森田剛さんの初共演トークをお送りします。映画『前科者』で、有村架純さんは保護司の阿川佳代を、森田剛さんは殺人を犯して更生を目指している“前科者”工藤誠を熱演。この深くて重い作品に、お二人は、どのような心構えで挑んだのか。――緊迫感やスピード感のある展開に魅了された作品でした。最初に物語を読まれた時の感想と、役作りについて聞かせてください。有村架純:原作漫画を読み、そこで阿川佳代という人物に対して感じたインスピレーションを大切に、岸(善幸)監督が書かれた脚本を読んで、人物像を擦り合わせていきました。佳代は、ただの正義のヒーローではありません。撮影中は、過去に傷を抱え、生きづらさを感じてきた人生の中で、自分の存在意義を探すために保護司というボランティアを始めたのだろう、という部分を心に留めながら演じました。また、保護司になって3年目の未熟さも大事にしたかったので、壁にぶつかった時の回避術をまだ知らない彼女の、全力で走って、泣いて、笑って、怒って…という愛らしいキャラクター像が見えればいいな、と。完成作を観たら、岸監督がこだわっていた“エンターテインメント作品”としてうまく着地していたし、心苦しい作品ですが一筋の光を感じました。森田剛:僕は最初に、ひとつの物語として客観的に原作漫画を読み、とにかく暗いな…と(笑)。それでも、工藤に寄り添う佳代の言葉や行動がとても力強くて、勇気を与えてくれるところに希望を感じて。また、人との距離感を測るのが不器用な工藤だからこそ、人と接することで心が緩む瞬間は、すごく魅力的に見えたりもしました。――森田さんは、これまでにもシリアスな役が多い印象です。森田:好きなんです(笑)、暗い話や人物が。愛情を知らずに育った人の人生が気になるし、なぜか理解したくなり、演じてみたいと思っちゃうんですよね。――撮影中のお二人は、どのような距離感だったのでしょうか。有村:あまり話さなかったですね。森田:はい、あえてそうしていて。有村:でも、言葉を交わさなくても、役の上では心がつながっている感じがしたし、信頼関係は築けていると思っていました。森田:僕も、それが全てだと思うんですよね。待ち時間の会話でお互いを知るよりも、お芝居から得られる安心感のほうが、役者としては大事だなって思うから。有村:そうやってラストスパートに向けて、距離をとりつつ気持ちをつないでいたんですが、シリアスなシーンの撮影が終わり、残り2日ぐらいでようやく私が「趣味はなんですか?」という基本データを伺うという(笑)。森田:このまま会話をせずに終わっていくのかな、と思っていたので、突然趣味を聞かれてすごく緊張したのを覚えていて(笑)。有村:あははは(笑)。撮影中はほとんど目を合わせなかったから…。でも植物がお好きだと聞き、その瞳がとてもキレイで。きっと、優しい方なんだろうなと思いました。森田:僕は、仕事でも人に対しても、すぐに緊張してしまうんですよね…。緊張を知らない“鉄の心臓”があれば、欲しいです(笑)。有村:私は、実はドライな部分があり、嬉しいと感じても無邪気に喜びをあらわにできなくて…。だから、“可愛らしいリアクション”ができる人になりたいですね(笑)。森田:いらないんじゃない?(笑)有村:なくてもいいですか?森田:そう思いますよ。――お二人はドラマや映画、舞台などいろいろなジャンルで活躍されていますが、心理的に惹かれてしまう作品や、演じてみたい役柄はありますか?有村:自分が出演する場合は、今作のように、重厚感のある作品や、エンターテインメント性があるものは好きです。プライベートでは、日常を淡々と切り取った作品が好きで。たとえばフランス映画は、その雰囲気や世界観に惹かれます。森田:へぇ~、そうなんだ!有村:想像を膨らませながら観るのが、好きなんですよね。森田:僕は、バイオレンス作品を観るのが好きです。有村:そうなんですね。出演されたことはありますか?森田:まだそういう作品には出演したことはないんだけど、自分の新たな面が見えそうで。いつか出演してみたいですね。映画『前科者』1月28日全国公開。有村さん演じる阿川佳代が保護司になりたてのころを描いたドラマ『前科者‐新米保護司・阿川佳代‐』がWOWOWおよびAmazon Prime Videoにて配信中。ありむら・かすみ1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。2023年に放送予定の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)に、築山殿役として出演が決まっている。ビスチェ¥28,600ラップベルト¥23,100(共にエボニー TEL:050・5218・8076)パンツ¥30,800(ルーム エイト/オットデザイン TEL:03・6804・9559)イヤカフ、右耳¥16,500左耳¥19,800(共にリュークinfo@rieuk.com)シューズ¥38,500(マナ TEL:03・5829・6611)その他はスタイリスト私物もりた・ごう1979年2月20日生まれ、埼玉県出身。短編映画『DEATH DAYS』がMOSS公式YouTubeチャンネルにて配信中。舞台『みんな我が子』の出演が控える。ジャケット¥88,000パンツ¥72,000(共にルメール/スクワット/ルメール TEL:03・6384・0237)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年2月2日号より。写真・笠井爾示スタイリスト・瀬川結美子(有村さん)吉本知嗣(森田さん)ヘア&メイク・尾曲いずみ(有村さん)TAKAI(森田さん)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2022年02月01日映画『前科者』(1月28日公開)の公開記念舞台挨拶が29日に都内で行われ、有村架純、森田剛、磯村勇斗、若葉竜也、岸善幸監督が登場した。同作は原作・香川まさひと、作画・月島冬二による同名漫画の実写化作。コンビニでアルバイトをしながら保護司という仕事に就く真っ直ぐな主人公・阿川佳代(有村)が、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく。森田と対峙するシーンについて、有村は「台本を読んだ時から、胸から口元まで這い上がってくるような感情があって。それが森田さん演じる工藤さんと実際のお芝居で対峙して日々を積み重ねていくと、もう口から出ちゃうみたいな、それぐらいこう溢れてくる感情がものすごくあった」と振り返る。さらに有村は「ビンタをしたところの感情もあんまり覚えてないんですけど、森田さんに対してビンタをするという任務だけのことしか考えられなくて。とにかく気持ちを込めてやらないと、ただ痛いだけになってしまうし、本気でやるぞと心に誓った」と明かした。ビンタを受けた森田は「ものすごいものを持ってましたね。重いやつでした」としみじみ。「すごく長いシーンでしたし、ここで有村さんに言われた言葉が工藤にとってすべて。救われる瞬間で、もう1回生きてみようと思えるシーンだったので、大事なシーン」と表した。またこの日はキャストが自分を「○○者」で表現するというコーナーも。しかし森田が「こんなんなっちゃったんですけど」と出したのはイラストで、会場はざわつく。若葉は「ほら、全然ちゃんと書いてないじゃないですか。さっき『ちゃんと書いた? 若葉さんちゃんと書いてないと思ったよ』とか言ってきて、全然自分もちゃんと書いてないじゃないですか」とツッコミを入れた。森田は「俺が描いたってわけじゃなくて、『俺、何者かな?』と言ったらこの絵が出てきて。だから、わかんないですよね、俺も」と言っていたが、実はこのイラストは森田と親交のあるクリエイター集団・PERIMETRONの荒居誠氏が描いたものだという。有村は森田が「演技モンスター」と評されていたことにかけて「この森田さんはどう見てもやっぱモンスターに見えるんですけど」と苦笑し、森田自身は自分のことを、岸監督と若葉も挙げた「小心者」と表していた。有村は「緊張しやすい者」という回答で、「堂々として見えがちなんですけど、すごい手汗もかきますし、撮影前は寝れないですし、常にどきどきしっぱなし」と明かす。森田は「堂々としてるから、緊張してるようには見えないですね」と驚いていた。
2022年01月29日罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰をサポートする保護司の姿を描いた映画『前科者』の公開直前イベントが1月20日、都内で行われ、主演の有村架純、共演する森田剛、磯村勇斗、石橋静河、岸善幸監督が出席した。原作・香川まさひと、作画・月島冬二によるマンガをドラマ化&映画化した社会派ヒューマンドラマ。映画『花束みたいな恋をした』(2021年)での好演が記憶に新しい有村が保護司の主人公・阿川佳代を演じ、「正解はないかもしれないですが、寄り添うこと、助け合うこと、許し合うことの大切さがメッセージとして届いたら。一筋の光として、皆さんの背中を押せるような作品」とアピールした。完成した作品を「エンターテインメント性もあり、皆さんのお芝居もすばらしい」と評し、「自分が参加できたうれしさをジワジワと噛みしめている」と手応え十分の表情だった。森田は更生し社会復帰へ近づいていたが、ある日忽然と姿を消し、再び警察に追われる身となる男・工藤誠を演じ6年ぶりの映画出演。「心温まる映画で、涙が出ました。保護司の存在をフィーチャーしていて、それだけでも意味があるし、自分としては、役柄の苦しみや悩みを表現したいなと思った」と振り返った。有村と森田は初共演し、「瞳の美しさにハッとさせられた。その瞳に救われた」(有村)、「役を通して、人に対する寄り添い方や諦めない強さを見せてくれた」(森田)と感謝を寄せあった。磯村は事件を追う刑事役で、有村とはドラマ「ひよっこ」以来約4年ぶりの共演。久しぶりの再会に、磯村は「感慨深いですね。人としても女優さんとしても、大きく羽ばたいているし、どんな芝居も受け止めてくれるので安心感があった」と感無量の面持ち。一方、有村は「お互いにいろんな経験をし、充実した目をしていたので、そういう姿で再会できたことが喜ばしいですね」と笑みを浮かべ、かつて夫婦を演じた縁にしみじみしていた。「座長として、みんながついていきたくなるし、みんなを包み込んでくれる存在。お話するとお茶目だし、すばらしいリーダーですね」と有村の座長ぶりを絶賛するのは石橋。岸監督は有村がラーメンを食べるシーンに触れて、「有村さんには3杯食べていただき、4杯目で『もう食べられません』って言われまして(笑)。でもそのシーンが大好きで、映画監督をやっていて、初めてモニター越しに自分も泣きました」と振り返った。取材・文・写真=内田涼『前科者』1月28日(金)公開
2022年01月20日映画『前科者』(1月28日公開)の公開直前舞台挨拶が20日に都内で行われ、有村架純、森田剛、磯村勇斗、石橋静河、岸善幸監督が登場した。同作は原作・香川まさひと、作画・月島冬二による同名漫画の実写化作。コンビニでアルバイトをしながら保護司という仕事に就く真っ直ぐな主人公・阿川佳代(有村)が、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく。2021年11月1日にV6が解散、ジャニーズ事務所を退所して以来、初の公の場となった森田。同作の感想を聞かれると「作品を観ても涙が出て、浄化されるといいますか。観終わったあとすっきりしたというか、人のあたたかみというか、ぬくもりのある映画だなと思いました」と印象を表し、どこに泣かされたか聞かれると「……自分に、ですかね」と周囲を笑わせる。有村は森田について「初めて共演させていただいて、役柄もあって現場で多くお話しすることはなかったんですけど、山場のシーンを乗り越えて残り2日くらいでようやく『趣味はなんですか』というところから始まりまして」と振り返る。「お芝居も目線を合わせるシーンがあまりなかったんです。お話させていただいて初めて目をしっかり見たときに、瞳の美しさにハッとさせられてしまって、奥底から感じ取れる心根の優しさがあって。ものすごく緊張感のある撮影だったんですけど、その瞳に救われたような気がしました」と感謝。森田は「有村さんの現場での居方もそうですし、役を通しての人に対しての寄りそい方というか、諦めない強さ、そういうパワフルな所を見られたので、すごく嬉しかったです」と語った。作品には食事シーンが出てくるが、撮影のためにあるメニューを何回も食べなければいけなかったそうで、岸監督は「最初森田さんに怖いイメージがあって、スタッフで『これ、食べてくれるかな』と言って『どのくらい食べられますかね』と聞いたら『大丈夫です』とおっしゃってた」とエピソードを披露。「合計4杯くらい食べていただいた。実際は本当に怖くないんです。優しい人でした」という岸監督に、森田は「おなかいっぱいでしたね」と苦笑する。また「勇気づけられたこと」というトークテーマで、磯村が有村について「いつも『お互いがんばろうね』という言葉を送ってくれる。頑張ってる同世代がいて刺激をもらっている」という心温まるエピソードを披露すると、森田は「僕も磯村くんと一緒で『頑張ろうね』という言葉なんですけど……歯医者さんですかね。年も同じくらいかな」とお茶目な回答で会場は爆笑。「歯医者さんで『頑張ろうね』と言われたら『よし、俺も頑張ろう』と」と言う森田に、有村が珍しく「それは治療を頑張る?」とつっこむと、森田は「治療です。乗り越えたかもしれないです。歯医者さんは嫌いじゃないんですけど、緊張するというか」と歯医者への心境を吐露していた。
2022年01月20日有村架純が主演、6年ぶりの映画出演となる森田剛が共演する映画『前科者』。この度、有村さん、森田さん、メガホンをとった岸善幸監督のスペシャル対談が実現、映画コメンテーターのLiLiCoが3人の本音に迫った。さらに、本作のストーリーを紹介する特別映像と、キャラクターを紹介する特別映像、新たな場面写真も解禁された。Q:完成した映画を観て有村:脚本を読んだ時の方がすごく苦しかったです。演じている時も(森田さん演じる)工藤誠のことを思って、ひたむきに泣いたり笑ったり怒ったり、人のために自分の心が動かされていく日々でしたが、完成した映画を観た時に希望を感じる作品になっていて、びっくりしました。森田:涙が出ました。悲しいという気持ちよりも浄化される涙で、観終わった後、すっきりしました。岸:保護司って元受刑者を更生させる、つまりやり直しをさせる役割があるんですが、人間としてやり直すということは一体どういうことなんだろうと。『前科者』を観ると分かるんじゃないかと。Q:初共演の印象有村:初めて(森田さんの)目を見た時に「なんて優しい目をしているんだろう」と思って。それだけでいい人なんだろうなって、全部分かっちゃうくらい。森田:公園のシーンで、カメラチェンジの時に僕はその場から動きたくなかったんです。先生(=有村さん)を見たら、先生も動かないで(一緒に)ずっといてくれて、嬉しくなっちゃったんですよね(一同笑)Q:描こうとしたこと森田:「生きる」ということをすごく感じます。いつ死ぬか、何があるか分からないし、だからこそ一瞬一瞬がキラキラするというか。優しいけど力強い映画なので観ていただけたらと思います。有村:罪を犯すということは肯定できることではないですけど、一生懸命生きようとしている人たちを生きづらいようにする資格は自分たちにはないですし、(元受刑者も)温かい世界で生きていけるような世の中になってほしいなと思います。さらに、本作のストーリーを紹介する特別映像と、演じた役について、有村さんや森田さん、磯村勇斗がインタビューに答えてキャラクターを紹介する特別映像も解禁された。犯罪者や非行少年の更生を助ける保護司・阿川佳代を演じる有村さんは、「ある過去の出来事と共にずっと生きている人なんですけど、阿川自身がその過去にすごくこだわりを持っていて、だからこそいつまでも自分が存在する価値を探し続けていて、存在価値をきれいな心で関われる保護司というところで自分を肯定している複雑な状況を抱えた女性です」と解説。そんな保護司・阿川のもとで社会復帰を目指す保護観察対象者・工藤誠を演じているのが、森田さん。「(工藤)誠に限らず、出てくる人がみんなそれぞれトラウマを背負って戦っている人たちが描かれていますし、少なからず自分もそういう思いをもって生きていると感じている」とコメント。阿川の中学時代の同級生であり、失踪した工藤を追う警視庁刑事・滝本真司を演じる磯村さんは、「(阿川)佳代との過去を押し殺して大人になってきたので、怒りとか苦しみとか憎しみとか複雑な気持ちを背負いながら、それを感情として出すのではなく、ずっと心の中で押し殺しながら、加害者を捕まえることにまっすぐ進んでいく(役です)」と語った。また、追加の場面写真からも、キャラクターの関係性やストーリーが垣間見える。主人公・阿川(有村さん)は、犯罪者や非行少年の更生を助ける保護司。阿川の最初の対象者で、いまは更生し便利屋を営む斉藤みどり(石橋静河)との交流や、半年前から担当している殺人犯の工藤誠(森田剛)を無事更生させることが念願であり、工藤の保護観察期間もあと2週間で満了するところまできていた。月に二度ある定期報告の面談だが、この日は公園で行うことに。保護観察が満了したら、お祝いに工藤がかつて母親や弟と行った思い出の店でラーメンを食べようと約束する2人。工藤から「どうして保護司をしているのですか?」と尋ねられた阿川だが、「私も、いろいろありましたから…」と受け流す。阿川も明らかに心に大きな傷を抱えていた。そんな中、交番の巡査部長が何者かに拳銃を奪われ重傷を負う事件が起きる。刑事の滝本真司(磯村さん)と鈴木充(マキタスポーツ)が捜査を始めるが、何の手掛かりも得られぬうちに、さらに別の殺人事件が起きてしまう。最後の定期報告の日、約束の時間になっても工藤は現れない。いったい工藤に何があったのか?ちぎれそうな心でコンビニのレジに立つ阿川の前に刑事の滝本が現れる。「工藤誠を探している」と滝本に言われ、阿川は愕然とする。2人は中学校の同級生だった。滝本との再会は、阿川が心の奥深くにしまっていた過去の出来事を甦らせていく。再び警察に追われる身となった工藤は、いったいどこへ消えたのか?彼を信じてその更生に全力を注ぎ奮闘する阿川。保護司と前科者、2人がたどりついた先に見える希望とは…。非常勤の国家公務員ではあるが報酬は一切ない保護司。それでも罪を犯した者たちの更生に寄り添う阿川。出所後は真面目に社会復帰を目指して頑張っていたが、壮絶な過去にまつわるある出来事をきっかけに忽然と姿を消してしまう工藤。阿川の中学時代の同級生で、彼こそが阿川が保護司になった理由に深く関係している滝本。本作では、心の傷と消せない過去を持った人々が、希望を見出し再生していく姿を描いていく。『前科者』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。ドラマ版「前科者」はWOWOWオンデマンドにて配信中(無料トライアル実施中)/各話放送後、WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoで見逃し配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:前科者 2022年1月28日公開© 2021香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
2021年12月28日原作・香川まさひと、作画・月島冬二によるマンガの実写版となる映画『前科者』が2022年1月28日(金)に公開となる。この度、主演の有村架純と森田剛、岸善幸監督のスペシャル鼎談が実現。さらに特別映像と場面写真が公開された。原作はテレビドラマ『監察医 朝顔』の原作や『羊の木』(2018年)といった映画の脚本も手掛ける香川まさひとが、罪を犯した「前科者」たちの更生・社会復帰を目指し、彼 / 彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた作品で、2019年「第3回さいとう・たかを賞」の最終候補に選ばれた社会派ヒューマンドラマ。監督は岸善幸。2017年に公開された『あゝ、荒野』では、数々の賞を受賞するなど、今最も次回作が期待される岸監督が脚本と監督を務め、満を持して『前科者』を本格社会派エンタテイメント作品として描き出す。主演を務めるのは、映画『花束みたいな恋をした』(2021年)での好演が記憶に新しい有村架純。有村が演じる主人公・阿川佳代は、罪を犯した「前科者」達の更生・社会復帰を目指し、彼らと向き合い奮闘していく保護司の女性だ。共演には、佳代の元で更生し社会復帰へ近づいていたが、ある日忽然と姿を消し再び警察に追われる身となる男・工藤誠に6年ぶりの映画出演となる森田剛。さらに脇を固めるキャストには磯村勇斗、リリー・フランキー、木村多江、若葉竜也、マキタスポーツから、ドラマ版の続投となる石橋静河、北村有起哉、宇野祥平に加え、様々な作品で存在感を放つ個性派、演技派俳優たちが集結する。阿川の優しさや厳しさに触れ、順調に更生し社員として迎え入れてもらえるはずだった工藤。しかし、ある日忽然と姿を消し直後に起こった事件の容疑者に疑われてしまう。工藤を探し出そうとする阿川は刑事であり学生時代の同級生の滝本と再会するが、ふたりは学生時代のある忘れられない過去が原因でこの事件を通し、罪を犯した者を“救う者”と“咎める者”として対峙することに。工藤を取り巻く人々や環境を知っていくなかで、何も知らなかった現実に直面し思い悩みながらも真っすぐに前科者と向き合う阿川の想いは届くのか、そして工藤はなぜ姿を消したのか。スペシャル対談の進行を務めたのは「生き方や考え方を変えてくれる映画が好きで『前科者』から体のすべてのパーツで何かを感じた」というLiLiCo。映画の中での森田の変わり様にとても驚いた彼女は「今日のエロフェロモンを(撮影現場では)どこに置いたんですか?」と森田に思わず迫る場面もあったが、本作の撮影現場を振り返りながら、観客に観てほしいポイントを語らう優しい雰囲気のなかでトークはおこなわれた。<有村架純×森田剛×岸善幸監督>Q:完成した映画を観て有村:脚本を読んだ時の方がすごく苦しかったです。演じている時も(森田演じる)工藤誠のことを思って、ひたむきに泣いたり笑ったり怒ったり、人のために自分の心が動かされていく日々でしたが、完成した映画を観た時に希望を感じる作品になっていて、びっくりしました。森田:涙が出ました。悲しいという気持ちよりも浄化される涙で、観終わった後、すっきりしました。岸:保護司って元受刑者を更生させる、つまりやり直しをさせる役割があるんですが、人間としてやり直すということは一体どういうことなんだろうと。『前科者』を観ると分かるんじゃないかと。Q:初共演の印象有村:初めて(森田の)目を見た時に「なんて優しい目をしているんだろう」と思って。それだけでいい人なんだろうなって、全部分かっちゃうくらい。森田:公園のシーンで、カメラチェンジの時に僕はその場から動きたくなかったんです。先生(=有村)を見たら、先生も動かないで(一緒に)ずっといてくれて、嬉しくなっちゃったんですよね(一同笑)Q:描こうとしたこと森田:「生きる」ということをすごく感じます。いつ死ぬか、何があるか分からないし、だからこそ一瞬一瞬がキラキラするというか。優しいけど力強い映画なので観ていただけたらと思います。有村:罪を犯すということは肯定できることではないですけど、一生懸命生きようとしている人たちを生きづらいようにする資格は自分たちにはないですし、(元受刑者も)温かい世界で生きていけるような世の中になってほしいなと思います。<有村×森田×磯村勇斗>Q:演じたキャラクターについて有村(犯罪者や非行少年の更生を助ける保護司・阿川佳代)「ある過去の出来事と共にずっと生きている人なんですけど、阿川自身がその過去にすごくこだわりを持っていて、だからこそいつまでも自分が存在する価値を探し続けていて、存在価値をきれいな心で関われる保護司というところで自分を肯定している複雑な状況を抱えた女性です」森田(阿川のもとで社会復帰を目指す保護観察対象者・工藤誠)「(工藤)誠に限らず、出てくる人がみんなそれぞれトラウマを背負って戦っている人たちが描かれていますし、少なからず自分もそういう思いをもって生きていると感じているので、嘘がないもんだなと思ったし、勝負したいなという思いです」磯村(阿川の中学時代の同級生であり、失踪した工藤を追う警視庁刑事・滝本真司)「(阿川)佳代との過去を押し殺して大人になってきたので、怒りとか苦しみとか憎しみとか複雑な気持ちを背負いながら、それを感情として出すのではなく、ずっと心の中で押し殺しながら、加害者を捕まえることにまっすぐ進んでいく(役です)」特別映像は3名による上記のトークと本作のストーリーを紹介するもの、キャラクターを紹介するものの3種が解禁されている。そして新たな場面写真はキャラクターの関係性やストーリーが垣間見える写真だ。ストーリー編『前科者』2022年1月28日(金)公開
2021年12月28日森田産業株式会社(本社:島根県出雲市、代表取締役社長:森田 公雄)がメンテナンスや保管が不要なガスファンヒーターレンタルサービスを展開いたします。森田産業では、ガスファンヒーターレンタルを「レンタル→返却→リユース」のサイクルで繰り返すことで多くのユーザーに利用していただいています。全ての製品は社内のスタッフでメンテナンスをし、自社では修理が難しい故障でもメーカー修理を行い廃棄せず使用しています。このサービスは現在、当社でガスを契約いただいている対象世帯の約20%で既にご利用いただいております。ガスファンヒーターレンタルサービスガスファンヒーター【サービスの経緯】一般の家庭の場合、特定の季節にのみ必要になるアイテムは、メンテナンスや保管が手間になることもあります。そこで必要なときだけ短期でレンタルすれば、お金や時間・場所の有効活用にもつながると考え、このサービスを開始しました。また、購入する前に試すことができれば「購入したものの思っていたものと違っていた」「買ってはみたもののあまり使わなかった」などといったもったいない買い物を減らすことができます。これにより資源の無駄使いを減らすことにつながります。ユーザーから見れば無駄な出費やメンテナンスの手間・保管場所の削減に、社会から見れば限られた資源の有効活用や環境保護にもつながっています。このガスファンヒーターのレンタルサービスは、私たちに求められているサステナブルな暮らしのなかのひとつになればと考えております。メンテナンス配達▼対象機種リンナイ SRC-365E〇暖房のめやす:木造11畳.コンクリート造15畳〇搭載機能 :おはようタイマー、おやすみタイマー、スポット暖房〇スイッチいれてわずか5秒で温風〇高さ440×幅440×奥行150(脚部207)mm〇ガス消費量 :4.07kw(3,500Kcal)〇安全装置 :不完全燃焼防止装置、転倒時ガス遮断装置、3/5/8時間自動消火装置、ロックスイッチ〇色 :ホワイトノーリツ GFH-5803S〇暖房のめやす:木造15畳.コンクリート造21畳〇搭載機能 :おはようタイマー、おやすみタイマー、スポット暖房〇スイッチいれてわずか5秒で温風〇高さ520×幅448×奥行175(脚部180)mm〇ガス消費量 :5.8kw(5,000Kcal)〇安全機能 :不完全燃焼防止装置、転倒時ガス遮断装置、過熱防止装置、停電時安全装置、過電流保護装置、3/5/8時間自動消火装置〇色 :ホワイト【会社概要】名称 : 森田産業株式会社代表者: 代表取締役社長 森田 公雄所在地: 〒693-0006 島根県出雲市白枝町238設立 : 1954年2月資本金: 2,000万円URL : LINE : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月23日森田剛が今年11月2日に立ち上げた新事務所「MOSS」のコンテンツ制作第1弾として、短編映画『DEATH DAYS』(デスデイズ)を企画・制作、MOSS公式YouTubeチャンネルにて三夜連続で完全無料で公開されることが決定した。主演は、『ヒメアノ~ル』(2016年、吉田恵輔監督)以来5年ぶりの映画主演、1月に『前科者』公開も控える森田剛。脚本・監督は、長久允。埼玉県の女子中学生が400匹もの金魚をプールに放ったという実際にあった事件をもとにした短編『そうして私たちはプールに金魚を、』(2016年)でサンダンス国際映画祭ショートフィルム部門で日本人初グランプリ受賞、両親を亡くしても涙を流せなかったこどもたちが主役の長編『ウィーアーリトルゾンビーズ』(2019年)ではベルリン映画祭ほか37以上の映画祭に招待された実績を持つ。今回、森田さんから長久監督へ「一緒に作品を作りませんか」と連絡、企画、製作がスタートした。物語は、生まれたときから自分が死ぬ日(デスデイ)を知っている世界で、人々は何歳のデスデイに死ぬかわからない中、暮らしている。主人公(森田さん)の数奇な人生を切り取った3部構成で、森田さんは20歳から40歳までの主人公を演じる。また、公開はYouTube(MOSS公式YouTubeチャンネル)で、配信後はアーカイブし無料で視聴可能となる。森田さん以外のキャストおよび予告編については、森田さんの公式Twitter(@GoMorita_JP)より追って発表される予定。森田剛コメント今回この『DEATH DAYS』を企画、制作できた事を嬉しく思います。監督の長久さんを始め、スタッフの皆さん、キャストの皆さんに心から感謝しています。短い撮影期間でしたが、濃厚な時間でした。楽しかった。そして、すごいの出来ちゃった。予感...長久允監督コメントある夏の夜、森田剛さんから電話がかかってきました。一緒に作品を作りませんか? とのこと。その夜は興奮して眠れませんでした。森田さんと打ち合わせを重ね、プロジェクトの意味を話し合い、テーマを決め、新作のシナリオを書き下ろしました。この時代において、生きること、死んでしまうこと、またその抵抗できなさ、どうしようもなさについて描いた物語です。不器用で、繊細な物語です。また、 YouTubeというメディアで「映画」を発信していくという志についても議論を重ねました。世界中どこからでも誰でも無料で観ることのできるこの「映画」で、森田さんと共に映像業界への新たな挑戦ができればと思っています。年末の公開まで、あと少し、お待ち下さいませ。『DEATH DAYS』第一話・12月29日(水)、第二話・30日(木)、最終話・31日(金)の三夜連続でMOSS公式YouTubeチャンネルにて公開。公開後は無期限(予定)でアーカイブ。(text:cinemacafe.net)
2021年12月11日森田剛11月11日、V6の解散以降初めての森田剛の姿にファンたちが歓喜の声をあげた。「インスタグラムのストーリーズに、タバコを吸いながら食事をしている剛くんが投稿されていたんです!無地のトップスに帽子をかぶったシンプルな服装でしたが、やっぱりカッコよかった。解散してから初めて見る剛くんが、こんなプライベートショットだなんて……!それに、投稿者にも驚きましたね」(森田のファン)11月1日の解散後、ファンにその姿を見せていたのは、ジャニーズに残ったメンバーだけだった。■クリエイターとの繋がり、宮沢りえの影響か「岡田准一さんと井ノ原快彦さんは、それぞれ映画のイベントに登壇していたり、三宅健さんはインスタグラムを開設。長野博さんと坂本昌行さんはひかりTVでの新番組がスタート。グループの解散後も、休むことなくそれぞれの活動を始めています。森田さんはジャニーズを退所し、俳優業に専念すると発表していますが、詳細がわからないままでした」(スポーツ紙記者)ストーリーズを投稿したのは、King Gnuの常田大希が主宰するクリエイター集団『PERIMETRON』のメンバーOSRIN(オスリン)だ。「OSRINさんは映像作家をしていて、King Gnu以外にもTempalayなど、若者に人気のバンドの曲のミュージックビデオなどを手がけています。森田さんと一緒に写っていた男性は、同じく『PERIMETRON』のデザイナー荒居誠さんです。荒居さんは、ロゴやCDジャケットのイラストワークを中心に担当しています」(動画編集者)なんとも意外な交友関係だが、新進気鋭のクリエイター集団との繋がりには、森田の活動をサポートする、妻の宮沢りえの影響があるのでは、という声も。「アートに造詣が深いりえさんは、絵画を鑑賞するだけでなく自ら描くこともあり、彼女の描いたモチーフがプリントされたアイテムが、『ヨウジヤマモト』で展開されたことも。さすがのセンスの持ち主ですから、最先端のクリエイター集団にも、アンテナを張っているのでしょう。設立した新事務所のロゴやサイトなどもまだ公開されていませんから、『PERIMETRON』が手がけていてもおかしくありません」(芸能プロ関係者)森田は、りえとともに新事務所『MOSS』を設立したばかり。来年1月には映画『前科者』も公開される。「舞台が中心になってくるとは思いますが、“俳優業”とひと口に言っても、ジャンルは幅広いですからね。まだ公表できない活動も多く控えているでしょうから、その打ち合わせも兼ねていたのかもしれませんね」(前出・動画編集者)これからどんな姿を見せてくれるか――。
2021年11月24日人気アイドルグループ・V6が解散した翌日11月2日、夫婦で新事務所「MOSS」を設立した宮沢りえ(48)と森田剛(42)。2人にとって新たな門出となったが、グループ解散前から森田には役者として歩んでいく強い意志があった。「V6の解散が発表されたのは、今年3月です。’19年春頃からメンバーで、デビュー25周年に向けた話し合いの機会が増えたそうです。そのなかで40歳の節目として、森田さんが『ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい』との意向を示したのです。解散後に設立した新事務所は、“夫婦二人三脚”で役者として歩んでいく決意の表れなのでしょう」(芸能関係者)夫婦が新事務所を発表してから2週間あまり。夫婦の間で新たな変化もあった。「りえさんの個人事務所から称号変更した新事務所MOSSの取締役には、りえさんと新たに『宮澤剛』さんの名前が。実は森田さんは、りえさんの婿になっていたのです」(前出・芸能関係者)2人が結婚を発表したのは、’18年3月。’16年8月に上演された蜷川幸雄さん(享年80)の追悼舞台『ビニールの城』で初共演し、恋に発展。約1年半の交際を経てゴールインとなった。「表現者としても大先輩であるりえさんに、森田さんはよく相談に乗ってもらっていたそうです。個人事務所で活動してきたりえさんは、作品選びはもちろん関係者への挨拶回りも自らこなしてきました。そんな経験豊富な面でも、森田さんはりえさんを尊敬し頼っているそうです。夫婦になってからはオファーをもらった台本や企画書を互いにチェックし、相談するのが2人のルールだといいます」(舞台関係者)一方、プライベートではりえに娘がいたが、森田の歩み寄りによって距離は縮まったという。「交際当初は娘さんが大きくなってきたこともあり、りえさんはためらっていた部分もあったそうです。ですが森田さんはりえさんを気遣い、人見知りながらも娘さんと積極的にコミュニケーションを取ったといいます。娘さんもそんな森田さんのことを気に入り、“家族公認”の仲となりました。森田さんは婿となることでりえさんに寄り添い、家族を支えていこうという思いがあったのではないでしょうか」(前出・舞台関係者)結婚発表当時、《家族としてお互いを支え合い、刺激し合いながら、豊かに、大切に時を重ねていきたい》とコメントしていた2人。その陰には、公私ともに妻についていくという森田の“人生設計”があったのだろう。
2021年11月20日会場のファンの声援に応えるV6メンバー《僕らは26年間幸せでした。あなたが結んでくれたこの手は、いつも心に繋いでおきます。あなたが好きです。いつかどこかでまた逢う日まで》幕張イベントホールで開催した『LIVE TOUR V6 groove』のステージからV6のメンバーが姿を消したあと、スクリーンに6人からのメッセージが流れた。幸運にも会場に足を運ぶことができた人たちの大きな拍手からは“ありがとう”“大好き”“またね”という声が聞こえてくるようだった……。■いつだって目を閉じれば、6人はそばにいてくれるグループが26歳の誕生日を迎えた11月1日に、惜しまれながら解散したV6。今年リリースしたアルバム『STEP』に収録されたバラード曲の『雨』で幕を開けたラストライブは、デビュー曲の『MUSIC FOR THE PEOPLE』や『MADE IN JAPAN』などでキレのあるダンスを披露し、『WAになっておどろう』『愛なんだ』などの数々の大ヒット曲で会場を包み込んでいった。「今日、朝何やった?」(井ノ原)「ふだんと変わらなく起きて、久しぶりにシャワー浴びた」(長野)「俺も別に、ふだんと一緒かな。いつもどおり」(森田)「岡田くんは?」(井ノ原)「変わらない」(岡田)井ノ原が中心となって進む、“ゆるいトーク”で会場を沸かせ、この最終公演をデビューイベントなどを行った彼らの聖地・代々木第一体育館で開催しようと直前まで調整していたことも告白した。26年間だれひとり欠けることなく走り続けたV6。彼らの思いを込め、このツアーのために作られた未音源化曲『目を閉じれば』のように、いつだって目を閉じれば、6人はそばにいてくれる。だから、サヨナラじゃない。■メンバーが語るV6へのアツい想い・森田剛(42)こうやって……、みなさんに惜しまれて最後を終われるというのは、僕は間違っていないと思うし、幸せでした。これから自分を信じたいし、みなさんもこの6人を信じてほしいです。もっと違う景色をみんなだったら見せてくれると思う、これでサヨナラじゃないので。・長野博(49)みなさんの心の中に、僕らの笑顔があるように、みなさんの笑顔も、僕たちの心の中にあります。その笑顔をこれからもたくさん見たいので、前を向いてしっかりと歩いていこうと思います。・坂本昌行(50)僕はまた新たな目標が見つかりました。今日のこの景色は最後ではなく、また、この景色を見るために頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。・岡田准一(40)僕らは胸を張ってV6を終わりにします。僕たちはV6を新たに探して、見つけて、「まだできるんじゃないか?」というくらい可能性を見つけあって、メンバーのよさを見つけあって、終わることができます。本当にそれは、奇跡的なことで、すごいことだと思います。・井ノ原快彦(45)「あ~、この曲もう6人でやらないのか」という気持ちになるのかなと思ったのですが、ただただ楽しかったです。歌っていいですね。どんなときも僕らの背中を押してくれて、心を奮い立たせてくれる歌に助けてもらって、ここまで来られた気がします。・三宅健(42)みんなにとって今日がいちばん人生の中で寂しい日かもしれない。僕にとってもいちばん寂しい日だと思います。でも、V6が作ってきた作品たちは、決して消えることはないし、僕たちV6の存在はみなさんの心の中に、そして僕たちの心の中に生き続けていくと思う。
2021年11月16日11月2日、宮沢りえ(48)と森田剛(42)が新事務所『MOSS』を立ち上げたと発表された。森田は前日、V6としての活動を終了させたばかり。ジャニーズ事務所も退所し、新天地でさらなる活躍を目指すことになる。さかのぼること今年3月、解散を発表したV6。当時、ジャニーズ事務所がマスコミ各社に送ったコメントで「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という訴えが森田からあったと明かしていた。「森田さんは’95年11月、V6のメンバーとしてデビューしました。以降、音楽活動のかたわら舞台を中心に役者業を邁進。故・蜷川幸雄さん(享年80)や宮本亞門さん(63)など、そうそうたる演出家とタッグを組んできました。もともと観劇にすら興味はなかったそうですが、次第に“演じること”にのめりこむように。その芝居力はV6のメンバーからも一目置かれていました」(事務所関係者)そんな森田の俳優人生を二人三脚で歩んできたのが、妻のりえだ。2人は’16年8月に上演された蜷川さんの追悼舞台『ビニールの城』での共演がキッカケで恋に落ちた。「2人とも蜷川さんに恩義を感じていたので、気合いは相当なものでした。そして、りえさんは森田さんにとって俳優の先輩。現場で彼はりえさんを頼りにしていましたね。普通なら演出家に相談するところでも、りえさんに相談。彼女も手取り足取り、弟をかわいがるみたいに面倒をみていました」(舞台関係者)■連名コメントで「表現者として志高く歩んでいきたい」2人の熱愛は16年10月、『週刊新潮』で報じられた。当時、本誌は沖縄旅行へと向かう2人の姿をキャッチ。機内ではりえが森田にもたれかかり、到着後も手をつなぐなどラブラブ状態だった。さらに’17年12月30日、本誌は都心にあるゴルフ練習場で2人を目撃。豪快なショットを決めたりえは喜びを隠し切れないまま、後ろのソファに座っていた森田のもとへ。少しかがむと、2人の顔が近づいていく。そして森田は目を閉じ、りえはそっと唇を重ねる――。まるで恋愛映画のような瞬間だった。2人は’18年3月に結婚を発表。「これからは家族としてお互いを支え合い、刺激し合いながら、豊かに、大切に時を重ねていきたいと思います。そして、表現者として志高く歩んでいきたいと思っております」と連名でコメントを発表していた。「りえさんは“V6・森田剛”のファンでもありました。そこで他メンバーの奥さんたちともやりとりしていましたね。岡田准一さん(40)の妻・宮崎あおいさん(35)の妊娠が判明すると、『あおいちゃん、おめでとう!落ち着いたら、ご飯行こうね!』と連絡。“メンバー妻同士”の交流にも力を入れていたそうです」(テレビ局関係者)■りえというよき理解者とともに、森田は俳優業に専念森田を陰で支えるりえ。そして彼の事務所退所にも、りえの“一押し”があったという。「森田さんは退所に相当悩み、りえさんにも相談したそうです。それは結婚発表時、連名で《表現者として志高く歩んでいきたい》とコメントしていたことからもわかるように、お互いのことを俳優として尊敬しているから。だから、りえさんは森田さんの背中を力強く押したのです。そうして森田さんも退所を決断し、役者一本で勝負していく覚悟ができたといいます」(前出・舞台関係者)公私ともに寄り添う2人。夫婦であり“同志”でもあるのだ。「2人はオファーがあった際、お互いに台本や企画書をチェック。そして、“仕事を受けるか受けないか”を一緒に相談するのが夫婦のルールだといいます。新事務所『MOSS』の設立によって、さらに2人の“密度”は高まることでしょう。りえさんというよき理解者とともに、森田さんはこれから大好きな舞台をメインに俳優業に専念する考えだそうです」(別の舞台関係者)V6の解散コンサートで「これから自分を信じたい」と語った森田。りえとともに、信じる道を突き進む。
2021年11月02日森田剛11月1日、V6が26年の活動に終止符を打つ。「森田剛さんは、ジャニーズ事務所から退所することも決まっています。リーダーの坂本昌行さんは解散に反対していて、少年隊のようにメンバーが欠けてもV6の形は残しておきたいと考えていました。ですが、結局は森田さんの退所とともにグループも解散することになりました」(芸能ライター)森田がV6を離れる気持ちを固めた背景には、宮沢りえとの出会いがあった。「森田さんは2018年3月に宮沢りえさんと結婚。2016年に主演舞台で共演したことがきっかけで交際が始まりました。そのころから森田さんの舞台志向が明確に。もともと“自分の音楽がやりたい”“世界に出たい”という野望はなく、“今後は舞台に軸を置いていきたい”と話していたそうです」(同・芸能ライター)退所の決断を陰で支えたのもりえだった。「2010年にもV6解散の話が出たんですが、そのときは森田さんは反対派でした。今回もそうとう悩んで、妻のりえさんに相談したそうですよ」(芸能プロ関係者)お互いに俳優として尊敬し合っている森田とりえ。脚本を見せ合って夫婦で役作りについて話し合うこともあるというが、「役者として輝くりえさんを近くで見ていたから、森田さんもジャニーズ事務所を辞めて、役者一本で勝負していく覚悟ができたのでしょう」(同・芸能プロ関係者)■公私にわたってりえがサポート退所後、森田の芸能活動はどうなるのか。すでに“新窓口フラグ”は立っているようで……。「りえさんの個人事務所『エムツー企画』に移籍するといわれていますよ。この事務所には舞台関係に強いスタッフもいて、森田さんが望む仕事が入りやすくなるでしょう。しかも、公私にわたってりえさんも彼をサポートできるようになることも決定打になったんでしょうね。今夏ごろから水面下で話は進んでいたそうですよ」(スポーツ紙記者)愛妻家として知られる森田にとっても理想的な環境だ。「結婚後もデートする姿が何度もキャッチされているほどで、今もラブラブです。ただ、妊活していた時期もありましたが結果が出ず、りえさんは落ち込んでいたとも。だから森田さんも“彼女を支えたい”という気持ちが大きいんです」(同・スポーツ紙記者)演出家の故・蜷川幸雄氏が“天才”と評したほどで、森田は役者として評価が高い。「映画『ヒメアノ〜ル』ではサイコキラーという難しい役を演じきりました。ジャニーズを辞めたことで、役の幅は広がるでしょうから、これからは単館系のアート映画からもオファーがもっとくるかもしれませんね」(映画関係者)最強の演技派夫婦が共演する作品を見てみたい!
2021年10月26日草なぎ剛撮影/廣瀬靖士 『新しい地図』の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が特写インタビューに登場。ここでは、大河ドラマ『青天を衝け』の徳川慶喜役も話題!草なぎ剛の個別インタビューをお届けします。■慶喜は「よくわからない人」――大河ドラマ『青天を衝け』の収録もあとわずか。この1年はずっと徳川慶喜という役と寄り添ってきたわけですけど、草なぎさんにとって慶喜はどういう人物でした?「よくわからない人でしたね(笑)。勝手に大政奉還しちゃったり、幕府軍を置いて江戸に戻ってきちゃったり……ホントつかみどころがない人でした。歴史上の謎でもあるので、そんなミステリアスな部分も楽しみながら演じています」――考え方が武士ではないですよね。合理主義者で、すごく現代人っぽい人のような気がします。「頭が切れるし、時代の先を読む力もある。武士という立場は慶喜にとっては生きづらかったのかもしれないですね。だって、明治に入ってから生き生きしてますもん。絵を描いたり、自転車に乗ったり、写真も好きでよく汽車を撮ってた。今の鉄オタの元祖ですよ(笑)。格好もすぐに洋装に替えちゃったし、将軍時代からナポレオンにもらった軍服を着てた。たぶん、ファッションも好きだったんでしょうね。将軍を退いて、ようやく本当の自分になれたのかもしれない。あとちょっとでお別れだけど、慶喜を演じ切れたら大きな自信につながると思います」――11月には舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』が再演です。「2年前と比べると年もとったし体力も落ちてるから、結構プレッシャー(笑)。フィジカル的にもメンタル的にも追い込まれるような激しい舞台ですから。でも、ウイという役を演じているとつらさや疲れを超越する瞬間があるんですよ。それがめちゃくちゃ楽しい(笑)。舞台ならではの魅力にあふれた作品なので、自分の全エネルギーを燃やし尽くしたいと思います」――この夏はどんな感じに過ごしていましたか?「毎日暑いからクルミとレオンの散歩は早朝しか無理で、めっちゃ早起きになりました。おかげで生活リズムも整って、健康的に過ごせたような気がします(笑)」【コラム】まだまだハマってます!「ジーンズはもういいかなって思ってたんですけど、この間気になったヴィンテージものを買っちゃいました。でも、最近は心の底から欲しいってモノだけを買うようにしてるんです。モノからもらえるエネルギーもあって、若いころは手当たり次第買っちゃってたけど、今は全然物欲はなくなりましたね。年かな(笑)」演じることの密かな楽しみ「慶喜もですけど、アルトゥロ・ウイもよくわかんないキャラクターです(笑)。いつも、ふつふつと燃えているんですけど、なぜそんなに燃えてるのかはわからない。そのワケのわからなさが演じていて楽しいんです。不思議なもので役に入り込めば込むほど、そんな自分を客観的に見てる自分がいるんです。こいつ、こんな燃えてて、おもしろいヤツだなって(笑)」やり続けるって大変……「YouTubeはネタが尽きてきちゃって大変です(笑)。外に出られればクルミとレオンを連れてキャンプとか、やりたいことはたくさんあるんですけど、今はできないですからね。でもやり続けることが大事だと思うし、同じことでも時間を空けてやってみると違う感覚があったりもするんですよ。なので、あまり悩まずマイペースで更新していきたいです」取材・文/蒔田陽平ヘアメイク/荒川英亮スタイリスト/細見佳代衣装協力/masterkey(TEENY RANCH)
2021年09月19日森田剛が、有村架純が保護司役に挑む映画『前科者』に出演することが決定。有村さん演じる主人公が寄り添う、罪を犯した“前科者”を演じる。この度、原作にはない完全オリジナル作品として描かれる映画の追加キャストに森田剛が決定。『ヒメアノ~ル』以来、約6年ぶりに映画出演となる森田さんが演じるのは、職場のいじめが原因で同僚を殺めてしまった男・工藤誠。工藤は出所後、有村さん演じる阿川佳代の元で更生し社会復帰へ近づいていたが、ある日、忽然と姿を消し、再び警察に追われる身となってしまう。「トラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語」本作のオファーを受けた際、森田さんは「本作の脚本を読ませていただいた時に、自分に何かできるのではないかと直感的に惹かれました」と率直に話し、また、脚本を読み「今回演じた工藤誠を始め、何らかのトラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語で嘘が無い脚本だと思いましたし、一人でも嘘があると成立しないとも思いました」とコメント。「少なからず、自分自身もそういう思いを持って生きているのを感じているので、すごく難しくもありますが、勝負をしてみたいと思い、出演をさせていただくことになりました」と作品への意欲を明かす。そして有村さんとの共演シーンでは、「台本にない部分で気持ちがつながった演技ができました。自分の中でも大切にしていたシーンだったので、集中して出し切れたなと思っています」と手応えを込めてふり返った。主人公の保護司・阿川佳代役の有村架純また、岸善幸監督は森田さんの演技について「この映画にとって、罪を犯してしまった人間の存在感がとても重要だと考えていました。森田さんの設計する誠は気弱で優しく、常に罪悪感を背負っていました。それは本作品にとって大きな力となりました」と語る。さらに本作へ森田さんを起用した理由を、WOWOW 加茂義隆プロデューサーは「俳優・森田剛の魅力に取り憑かれ、いつか一緒に作品を作りたいと長く強く思い続けていました。本作の企画中に観劇した舞台『FORTUNE』に心打たれ、工藤誠役は森田剛しかいないと確信しました」と話す。解禁された映画版の第1弾ビジュアルは、保護司と前科者、過去と未来を対比するものとなっており、この物語、そして社会への向き合い方にも一石を投じるような内容となっている。映画『前科者』は2022年1月、全国にて公開。WOWOWオリジナルドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」は11月20日より毎週土曜22時30分より放送・配信(第1話無料放送/全6話)。各話放送後、WOWOWオンデマンド・Amazon Prime Videoにて見逃し配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:前科者 2022年公開予定
2021年09月13日お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢が7日、都内で行われた「令和3年度 自動車点検整備推進運動」記者発表会に出席した。国土交通省および自動車点検整備推進協議会は、9月と10月の2カ月間を「自動車点検整備推進運動」の強化月間とし、自動車ユーザーに対して自動車の日常点検や定期点検整備の必要性・重要性についての啓発活動を実施。その一環として行われた同イベントで、『秘密結社 鷹の爪』の戦闘主任・吉田君の従姉妹という噂の吉田勝子を起用したスペシャルムービーを初披露したほか、ゲストとして登場した森田がYouTubeで人気を博している"一発撮り風"の公開生アテレコに挑戦した。ステージに登壇するなり「何でこんなにお固いイベントに僕が呼ばれるのか意味が分からないんですけど」と困惑気味の森田だったが、「昨日一昨日とエロ番組の収録をしてました。ありがたいです」と満足げ。自転車の点検整備は「車を購入してから何となくの点検はできていますが、細かいところまでは行き届いていないかもしれません」と反省しつつ、実際に車の点検デモンストレーションを目の前にして「点検は結構皆さん見落としがちですが、やらなければいけないと思いました。今後は車に愛着を持って点検していこうと思います」とイベントを通じて点検の大切さを再確認した様子だった。車の点検にかけて「身の回りで点検したいことは?」という質問に「相方ですね。何分、荒くれ者ですので、もう少し点検しようかな」と笑いを誘いつつ、相方の東ブクロ以外では「ニューヨークの屋敷と仲が良いんですが、素行が良くないので点検した方がいいかな」と回答。その森田は最近行った人間ドッグで問題が発覚したそうだが、「そこから(病院に)通って今は正常です」と問題がないことを強調していた。
2021年09月08日繰り返される緊急事態宣言、コロナ禍終息の兆しが見えないなか開催に突き進む東京オリンピックなど、未だ混迷を極める2021年上半期。並行して芸能界でも数々の“事件”がーー。本誌が目撃した“スクープ”から特に反響の大きかったものを今一度お届けしたい。今年3月、衝撃的な報せが日本中を駆け巡った。V6が今年11月1日をもって、その活動に終止符を打つことが発表された。メンバーのなかでも、特に大きく環境が変わるのが解散と同時にジャニーズ事務所も退所する森田剛。今後は、俳優業に専念するという森田を支えるのが、18年に結婚した妻・宮沢りえ。本誌が目撃したりえの誕生日デートでのラブラブぶりとはーー(以下、2021年4月27日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ前日までのうららかな春の陽気から一転、寒気が日本を包んだ昼下がり。コート姿で東京・原宿の路上を悠然と歩くのは宮沢りえ(48)。そして、身を寄せ合うように隣を歩くのはもちろん夫の森田剛(42)だ。記念すべきりえの48歳の誕生日を迎えた4月6日。2人は高級ブランドが並ぶ原宿でも屈指の複合施設へと向かった。「2人はアンティーク家具も販売しているおしゃれなセレクトショップで、椅子に並んで腰かけて談笑するなどとても楽しそうでした。りえさんが熱心に見ていた約10万円もするシックなセットアップを森田さんが会計に持っていって、プレゼントしていましたよ。よっぽどうれしかったのか、りえさんは店内のBGMに合わせて踊っていました」(居合わせた客)買い物を終え、再び原宿の大通りを歩く2人。その手は固くつながれており、森田がりえを優しくリードしながらそのまま雑踏へと消えていったーー。人目を気にすることなく、終始ラブラブな様子のりえと森田。本誌は結婚前から2人の熱いデート現場を何度も目撃している。’16年10月、旅行先の沖縄へ向かう飛行機内で森田にもたれかかるりえの姿を目撃。’17年12月には、訪れたゴルフ練習場で、ソファに座る森田にりえがそっと唇を重ねる一幕も。そして、練習場に入る際も2人の腕は固く組まれていたのだった。独身時代、森田は理想の夫婦像についてこう語っている。《結婚したら、奥さんを大切にするよ。安らぎがあって“空気”みたいな存在になるのも大事だけど、結婚記念日はデートするとか、ドキドキも必要かもね。そういう機会は、男性が作るべきだし。とにかく、ごくふつうの、あったかくて笑いの絶えない家庭を作りたい》(『ポポロ』’10年4月号)■悲痛のりえ救った娘と森田の交流’18年3月の結婚発表から3年たった今も、情熱的に愛を伝え合うりえと森田。しかし、そこにいたるまでの道のりは決して平坦ではなかったーー。’16年10月、一部週刊誌による“お泊まり報道”で2人の交際が発覚。世紀のビッグカップルに世間は沸いたが、りえは“心の傷”を抱えていた。「’09年2月にりえさんは妊娠6カ月であることを発表。お相手の実業家男性・Aさんと4月に結婚し、5月に長女(11)を出産しました。しかし、それから3年後の5月にAさんと離婚協議中であることを発表し、約4年後の’16年3月にようやく離婚が成立。成立までに4年もかかったのは、娘さんの親権をめぐり、Aさんとの協議が紛糾したためといわれています。協議中、りえさんは女優業と並行しながら女手一つで娘さんを育ててきましたが、“りえがAさんに娘を会わせようとしない”といった報道が出たこともありました。また、’14年9月には最愛の母・光子さんが65歳の若さで亡くなりました。以来、りえさんはふさぎこむことも多くなったそうです」(スポーツ紙記者)相次ぐ悲劇からりえを救い出したのがほかならぬ森田だ。「2人は’16年8月に舞台で初共演。ともに尊敬する蜷川幸雄さん(享年80)の追悼舞台ということもあり、意気投合し、交際に発展しました。しかし、当初は娘さんが大きくなってきたこともあって、森田さんとの交際を続けることに迷いもあったそうです。そんなりえさんを気遣い、森田さんは人見知りながら娘さんと積極的にコミュニケーションを取ったそうです。娘さんもそんな森田さんのことを気に入り、“家族公認”の仲となりました。りえさんは彼にとても感謝しているそうです」(舞台関係者)■仕事のオファーも夫婦で事前に相談昨年4月、りえは本誌で行った瀬戸内寂聴さんとの対談で森田についてこう語っている。《私も愛する存在がいてくれることはエネルギーの源のような気がします》森田にとっても、りえは未来を照らす灯台のような存在だった。先日、森田は今年の11月1日をもってジャニーズ事務所を退所し、俳優業に専念することを発表。V6の解散も発表された。人生を左右する夫の決断をりえは陰で支えていたという。「’10年にもV6解散の議論がありましたが、当時の森田さんは『まだ燃焼しきっていない』と反対派だったと聞いています。それだけに今回の退所については、相当悩んだそうです。話し合い自体はメンバー6人だけで進められましたが、森田さんもりえさんには相談していたといいます。結婚発表時、連名で《表現者として志高く歩んでいきたい》とコメントしていたように、りえさんと森田さんは互いに俳優として尊敬しています。どちらかにオファーが来た際は、脚本などを見せ、事前に相談し合うそうです。そんなりえさんが背中を押してくれたことで、森田さんも退所を決断し、役者一本で勝負していく覚悟ができたのでしょう」(前出・舞台関係者)夫婦としてだけでなく“同志”としても手を取り合ってきたりえと森田。“長女をともに育てあげ、共白髪になっても手をつないで”という誓いを体現した誕生日だったーー。
2021年06月20日映画監督・森田芳光の全作品27作を網羅した「生誕70周年記念 森田芳光監督コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX」企画が始動する。森田は1950年1月25日、東京都・渋谷生まれ。日本大学芸術学部放送学科に進学後、自主映画製作を開始、大きな話題を呼ぶ。1981年に若い落語家を主人公とした『の・ようなもの』で長編映画監督デビュー。1983年には松田優作主演の『家族ゲーム』でキネマ旬報ベストテン1位、第7回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞など、同年の主要映画賞を総なめにし、一躍時の人となった。その後も数多くの名作や話題作を世に送り出し続け、映画界を閃光のごとく駆け抜けて、2011年に61歳で逝去。いまなお全世界に多大なる影響を与え続けている。今回のプロジェクトは三沢和子プロデューサーの全面協力のもとで行われる前代未聞のスペシャル企画だ。最終的に全作品が収録されない可能性もあるとのことだが、今後の情報にも期待したい。特設サイトやSNSアカウントでも随時情報を発信予定。そちらもぜひチェックしよう。特設サイト:: @tarimo_70()facebook: @tarimo70()Instagram: @tarimo.70()■リリース情報「生誕70周年記念 森田芳光監督コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX」発売日未定
2021年04月30日4月中旬のお昼どき。東京都内にある駅の改札付近に、約20人の通行人役エキストラが静かに待機していた。そこに姿を現したのは、岡田准一(40)だ。この日、主演作品の撮影が行われていた岡田。ひげを蓄え、渋い表情。黒のスーツ姿で、シャツの上からでもぶ厚くなった胸板がうかがえる。共演俳優とともに走って改札を飛び出すシーンを撮影していた岡田。V6の解散発表から1カ月半がたち、その表情は、真剣そのものだった――。もともとアイドルとしてデビューした岡田。初めて映画作品に出演したのは、’03年のこと。「そこで演技の楽しさに気づいた岡田さんは、どんどん映画の世界にのめりこんでいきました。’15年には『永遠の0』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。これは、ジャニーズ事務所史上初となる快挙でした。今年6月には『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』、そして10月には『燃えよ剣』と立て続けに主演を務める映画が公開されます。これらを合わせた主演映画の数は、ジャニーズ最多とも報じられています。その演技力は映画界でも高く評価されており、ギャラもトップクラス。彼より高いのは渡辺謙さん(61)や役所広司さん(65)など一握りだといわれていますね」(映画関係者)今やジャニーズきっての名優となった岡田。’14年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や、’19年の『白い巨塔』(テレビ朝日系)などドラマでも好演。舞台でも’03年には故・蜷川幸雄さん(享年80)の『エレクトラ』に出演している。だが、あくまで“主戦場”は映画と考えているという。そこには、同じジャニーズ事務所内にいる“2人の才能”が深く関係していた。「同じV6のメンバーである森田剛さん(42)は以前から舞台方面で存在感を発揮していました。そのため、岡田さんは『舞台は剛くんに任せて、自分は映画で頑張ろう!』と決意。お互い違うフィールドですが、意識し合い切磋琢磨するようになったそうです。いっぽう、映画界では嵐の二宮和也さん(37)の存在が刺激になっているといいます。ともに実力派俳優と称される2人は、認め合っているよきライバル関係。岡田さんが日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞に輝いた翌年に、二宮さんは同じ賞を受賞しました。受賞式のスピーチで、二宮さんは岡田さんから前年に『次(受賞するのは)はおまえだから』と言われていたことをうれしそうに明かしていました。岡田さんも撮影の現場でよく『二宮も頑張っているから、俺も頑張らないと』と語っているそうです」(前出・映画関係者)■平手友梨奈も弟子入りした岡田道場そんな強い思いで映画作品に出演してきた岡田。だがV6の解散発表によってさらに火がつき、ジャニーズ俳優の頂点を目指し始めているという。今回の撮影現場では、“本気”になったのか、以前とは違う姿がたびたび目撃されている。「これまでの岡田さんはどちらかといえば“背中で周りを引っ張っていくタイプ”だといわれていました。しかし今回の現場では、共演者に自らアドバイスをする姿が目撃されています。あくまで控えめにではありますが、『自分だったらこうする』といったアクション指導をしているそうです。岡田さんといえばプライベートでいろいろな人に格闘技を教えていて、その集まりが“岡田道場”ともいわれています。最近だと『ザ・ファブル』で共演した元・欅坂46の平手友梨奈さん(19)も弟子入りしたそうですからね。そうした先生としての経験があるからか、現場での教え方も上手なんです」(制作関係者)自身の演技に、さらにこだわるようになっていると制作関係者は続ける。「監督とも積極的にコミュニケーションをとっています。ワンカットごとに意見をすり合わせていて、常に真剣勝負といった雰囲気です。体作りにも余念がないみたいで、自宅にトレーニングルームを作っていると話していました。かなり本格的な設備がそろっているらしく、あまりのストイックさに共演者らから驚きの声が上がっていましたね」V6の解散発表以後、さらに俳優の道を探求していく岡田。日本映画界を背負って立つ日も近いだろう。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年04月30日前日までのうららかな春の陽気から一転、寒気が日本を包んだ昼下がり。コート姿で東京・原宿の路上を悠然と歩くのは宮沢りえ(48)。そして、身を寄せ合うように隣を歩くのはもちろん夫の森田剛(42)だ。記念すべきりえの48歳の誕生日を迎えた4月6日。2人は高級ブランドが並ぶ原宿でも屈指の複合施設へと向かった。「2人はアンティーク家具も販売しているおしゃれなセレクトショップで、椅子に並んで腰かけて談笑するなどとても楽しそうでした。りえさんが熱心に見ていた約10万円もするシックなセットアップを森田さんが会計に持っていって、プレゼントしていましたよ。よっぽどうれしかったのか、りえさんは店内のBGMに合わせて踊っていました」(居合わせた客)買い物を終え、再び原宿の大通りを歩く2人。その手は固くつながれており、森田がりえを優しくリードしながらそのまま雑踏へと消えていった――。人目を気にすることなく、終始ラブラブな様子のりえと森田。本誌は結婚前から2人の熱いデート現場を何度も目撃している。’16年10月、旅行先の沖縄へ向かう飛行機内で森田にもたれかかるりえの姿を目撃。’17年12月には、訪れたゴルフ練習場で、ソファに座る森田にりえがそっと唇を重ねる一幕も。そして、練習場に入る際も2人の腕は固く組まれていたのだった。独身時代、森田は理想の夫婦像についてこう語っている。《結婚したら、奥さんを大切にするよ。安らぎがあって“空気”みたいな存在になるのも大事だけど、結婚記念日はデートするとか、ドキドキも必要かもね。そういう機会は、男性が作るべきだし。とにかく、ごくふつうの、あったかくて笑いの絶えない家庭を作りたい》(『ポポロ』’10年4月号)■悲痛のりえ救った娘と森田の交流’18年3月の結婚発表から3年たった今も、情熱的に愛を伝え合うりえと森田。しかし、そこにいたるまでの道のりは決して平坦ではなかった――。’16年10月、一部週刊誌による“お泊まり報道”で2人の交際が発覚。世紀のビッグカップルに世間は沸いたが、りえは“心の傷”を抱えていた。「’09年2月にりえさんは妊娠6カ月であることを発表。お相手の実業家男性・Aさんと4月に結婚し、5月に長女(11)を出産しました。しかし、それから3年後の5月にAさんと離婚協議中であることを発表し、約4年後の’16年3月にようやく離婚が成立。成立までに4年もかかったのは、娘さんの親権をめぐり、Aさんとの協議が紛糾したためといわれています。協議中、りえさんは女優業と並行しながら女手一つで娘さんを育ててきましたが、“りえがAさんに娘を会わせようとしない”といった報道が出たこともありました。また、’14年9月には最愛の母・光子さんが65歳の若さで亡くなりました。以来、りえさんはふさぎこむことも多くなったそうです」(スポーツ紙記者)相次ぐ悲劇からりえを救い出したのがほかならぬ森田だ。「2人は’16年8月に舞台で初共演。ともに尊敬する蜷川幸雄さん(享年80)の追悼舞台ということもあり、意気投合し、交際に発展しました。しかし、当初は娘さんが大きくなってきたこともあって、森田さんとの交際を続けることに迷いもあったそうです。そんなりえさんを気遣い、森田さんは人見知りながら娘さんと積極的にコミュニケーションを取ったそうです。娘さんもそんな森田さんのことを気に入り、“家族公認”の仲となりました。りえさんは彼にとても感謝しているそうです」(舞台関係者)■仕事のオファーも夫婦で事前に相談昨年4月、りえは本誌で行った瀬戸内寂聴さんとの対談で森田についてこう語っている。《私も愛する存在がいてくれることはエネルギーの源のような気がします》森田にとっても、りえは未来を照らす灯台のような存在だった。先日、森田は今年の11月1日をもってジャニーズ事務所を退所し、俳優業に専念することを発表。V6の解散も発表された。人生を左右する夫の決断をりえは陰で支えていたという。「’10年にもV6解散の議論がありましたが、当時の森田さんは『まだ燃焼しきっていない』と反対派だったと聞いています。それだけに今回の退所については、相当悩んだそうです。話し合い自体はメンバー6人だけで進められましたが、森田さんもりえさんには相談していたといいます。結婚発表時、連名で《表現者として志高く歩んでいきたい》とコメントしていたように、りえさんと森田さんは互いに俳優として尊敬しています。どちらかにオファーが来た際は、脚本などを見せ、事前に相談し合うそうです。そんなりえさんが背中を押してくれたことで、森田さんも退所を決断し、役者一本で勝負していく覚悟ができたのでしょう」(前出・舞台関係者)夫婦としてだけでなく“同志”としても手を取り合ってきたりえと森田。“長女をともに育てあげ、共白髪になっても手をつないで”という誓いを体現した誕生日だった――。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月13日占星術などでも今年は「変化の年」といわれるが、大手事務所から独立するタレントたちが次々と後を絶たない。著書『1秒で分かる!人相術』(光文社)も好評発売中の占い師・Love Me Doの顔相によるとそれぞれ納得の理由があった!彼らの未来を含めた鑑定結果は、進路に悩んでいるあなたの参考にもなる!?【佐藤健・32】デビュー15年で大作公開を控え電撃退社「耳の位置が高めなので変化や新しい環境を好みます。また、耳が長方形の人は時代の動きに敏感。コミュニケーションツールをまめに使いこなしますね。仕事運を表すおでこが広いので、今後の役者人生でも幅広く活躍されるはず。頬のほくろは『注目』『sexy』『サポート』の3つの要素が入っていて、うまく活用すれば怖いものなしです」(Love Me Do・以下同)【神木隆之介・27】小学生から所属した事務所を飛び出し佐藤健に同行「小鼻が横に広がっているのはフレンドリーで親しみやすさ抜群の相。みんなから愛されるのでこの先も不安はないでしょう。世間を表す頬にほくろがあるので、注目されやすい存在でもあります。耳の位置は高ければ高いほど、精神的な高みを目指す人なので、常に何か新しいことにチャレンジしたくなるのではないでしょうか」【森田剛・42】妻・宮沢りえの後押しを受けV6解散し俳優業専念「耳の中の殻が出ている人は自己表現にたけていて大黒柱タイプ。有吉弘行さんと同じように顔のパーツが真ん中に集まっていて、真っすぐな人ですね。自分の思いを貫き、賛同する人が集まってきます。眉間から鼻筋が通っていて自分のエネルギーを高められる力を持っているし、ほうれい線も長いので仕事への意欲も高まっています」【加藤浩次・51】ぶち切れ生放送から1年半での契約解消に“スッキリ”せず「耳が顔に張り付いている人は、なかなか周囲の意見に耳を貸しません。政治家に多いんですが、加藤さんはワンちゃんのような愛され系のタレ眉なので、何を言っても許されちゃうのが役得。昔より自分自身を表す鼻が大きくなっていて自信がみなぎっているようです。唇が薄く冷静な人なので、今後のことも冷静に考えればいい方向に」【ONE OK ROCK/Taka・32】森進一の息子、バンドは海外活動を加速!眉尻の上、おでこの両サイドまで髪が生えています。これは遷移という意味があり、海外運が強い人。組織や日本、という枠にとらわれずに活躍したほうが成功するタイプです。大きな耳は音に対する意識が強い傾向にあり、音楽関係の仕事に役立ちます。大きな黒目は意志の強さを表し成功者に多いので、今後も安泰のようですね」「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月27日宮沢りえV6が結成26年目となる今年の11月1日に解散する。発表があったのは3月12日、飛び込んできたニュースに驚いた人は多かったが、それから2週間で落ち着きを取り戻している。世間は意外とさっぱりしているのか、嵐が活動休止を発表したときにくらべると静かなものだ。解散にまつわる記事もほぼほぼ出尽くした感があるが、特に目を引いたのは、唯一ひとりだけジャニーズ事務所を退所することになった森田剛に関する記事。それらの報道によれば、森田が「役者の道を極めたい」ということで、一昨年から退所を申し出ていたという。それが解散の引き金となったのは間違いないだろう。退所せずとも俳優として活動できるのではないか、と疑問を持つ人は多いだろう。しかし、そこには事務所の事情が絡んでくる。たとえば、森田がよくても事務所として共演NGな俳優・女優というものが存在するというし、かつてのジャニーズは所属タレント同士がテレビの裏番組で出演がカブることさえも良しとしなかったくらいだ。つまり彼にとって退所するということは“さらに自由に活動できる”という意味を持つ。■解散のカゲに「りえ」の存在そして森田に関するニュースとして、複数の媒体で報じられているのが、妻である宮沢りえに触れたもの。『週刊文春』(3月25日号)が扱ったV6解散の記事には、《「嵐になれなかった」V6解散の裏に瀬戸朝香と宮沢りえ》というタイトルがつけられていた。この記事には、《かねてから自分の意思で自由に仕事したいと考えていた森田は結婚後、その傾向が一層顕著になった》と、森田がりえの影響を強く受けたと取れるような芸能関係者の話が出ている。また、同日発売の『女性セブン』(4月1日号)の表紙にも、《急転森田剛を激変させた「5か年計画」V6解散!宮沢りえの強握力》というタイトルが踊っており、やはりこちらも解散の影にりえの姿があることを匂わせている。これと似たような現象が’16年、SMAP解散騒動のときにもあった。■口の堅い森田剛と宮沢りえを前にグループは解散し、メンバーのうち3人が退所し木村拓哉と中居正広だけが事務所に残ることになった。その経緯のなかで、木村は世間から激しいバッシングを受けることになったのだった。このときの報道は、妻・工藤静香が「事務所に残るように」と進言していたという、“軍師静香”説がその多くを占めていたからだ。「たとえ事実であったとしても、それが世に出るまでの間に少しづつ尾ひれがついていった感は否めません。自身も長く芸能界で生きてきたアラフィフの男が、将来の進路について妻の言いなりになっているとは考えられませんよね。今回のケースも、周辺取材で出てきた事実が、証言者づたいに大きくなっていったということではないでしょうか。妻が夫の行く末を案じることは当然です。静香さんに関しては未知数な部分も多いですが、りえさんと関わっている人に言わせれば、“そんなことで口を出すタイプじゃない”ですよ」(芸能プロ関係者)しかし、週刊誌もウソを書いているというわけではない。そこには、話題のトピックを追い求める“媒体の性”がある。今回のV6のケースはSMAPや嵐のそれとは違い、内部のゴタゴタは特になくいわゆる“円満退所”で話が進んでいった。つまり、特に掘り下げるべき内容がなかったのだ。そこで登場するのが、妻であり、かつ関係者のなかで一番知名度も高く“ヒキのある”宮沢りえ。ニュースにさらに深みはでないものかと各媒体、彼女の周辺を取材することになる。しかし、「森田さんは昔から無口なことで有名です。一方の宮沢さんも芸能界の人とはあまり交流を持たないし、個人事務所で活動しているので、夫婦事情を知っている人の絶対数がそもそも少ない」(同前)結果、核心の核心にまではたどり着くことができず、各媒体ともに“妻の宮沢りえの後押しもあった”とするしかなかったのではないか。改めて考えてみると、妻なのだから後押ししたのは当然であろう。本当のことは夫婦にしかわからない。<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。
2021年03月25日帰京したばかりだったのだろうか。新幹線の改札口から出てきたのは森田剛(42)。マネージャーも連れず、自分でキャリーケースを引いていた。「サインお願いできますか?」森田に気づいた女性たちが追いかけると、彼は静かに語りかけた。「もういいでしょ」この様子を目撃していた女性はこう語る。「振り返るとその一言には、すごく気持ちがこもっていたように思えるんです。もしかしたら彼はこう言いたかったのかな、と。『俺をアイドルみたいに追いかけるのはもういいでしょ』って……」森田のジャニーズ事務所退所と、V6解散が発表されたのはこの数日後、3月12日のことだった――。《何度も6人だけで話し合いを重ね、それぞれが一人の男として、大きな決断をすることとなりました》かつてV6メンバーと数年間にわたり仕事をしていた男性・Aさんは発表されたコメントについて、こんな感想を漏らす。「彼ららしいコメントだと思います。V6メンバーが大切な話をするときは、いつも6人だけでした。ほかのグループだとマネージャーが同席することもあるのですが、彼らはいつも“6人だけ”。それだけ結束が固かったメンバーなんです。話し合いが終わった後に、井ノ原さんが、『今日もすごいケンカになっちゃったよ』なんて言って笑っていました」’95年にデビューして以来26年。誰一人欠けることなく活動を続けていたことから、いつしか“ジャニーズの優等生”とまで呼ばれるようになったV6。だがデビュー当時を知るテレビ局関係者によれば、「最年長の坂本昌行さんが24歳、最年少の岡田准一さんはまだ14歳というグループ内での年齢差にも、みんな戸惑っていました。たとえば森田剛さんの教育係は坂本さんが務めていました。森田さんは10代のヤンチャ盛りですから怒られることもしょっちゅうで。坂本さんが『お前は仕事とプライベートとどちらが大事なんだ?』と、詰問したとき、森田さんが『プライベートだって大事ですよ』と答えて、怒りの火に油を注いだこともありました」そんな彼らの距離を縮めていったのが、’97年にスタートした『学校へ行こう!』(TBS系)だったという。「坂本さんと三宅健さんが組んで向かったのは高飛び込みで有名な高校だったのです。坂本さんは10mの高さから水面へ飛び込むまで2時間くらいかかって……。ついにロケをやり遂げた後、坂本さんと三宅さんは抱き合っていたんです」厳しいロケを通じて、絆を深めた6人。そして、瞬く間に国民的人気グループの階段を駆け上がっていくのであった――。「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月23日(左から)瀬戸朝香、宮沢りえ、工藤静香、木村佳乃V6が今年の11月1日に解散する。あわせて、森田剛(42)がジャニーズ事務所を退社することも発表された。事務所によれば、「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」と、森田が要望。これを「きっかけ」に6人で話し合い、解散を決めたという。ただ、最初にスクープした『文春オンライン』の記事には、こんな一文が。「森田が独立を決意した背景には、2018年3月に結婚した女優の宮沢りえの後押しもあったという」実際、今回のことでりえの影響を指摘する人は少なくない。また「V6解散で鮮明に…岡田准一のジャニーズ退所を踏み止まらせた妻・宮崎あおいの賢さ」(日刊ゲンダイDIGITAL)という記事も出た。そこには、SMAPが解散した際、木村拓哉の退所に反対し続けたという工藤静香から、宮崎が学んだものがあるのではと締めくくられていた。とまあ、何かと注目される「ジャニーズ妻」たち。たしかに、ファンにとっては悩ましい存在でもあるだろう。もっとも、井ノ原快彦の妻・瀬戸朝香や長野博の妻・白石美帆についてはある意味、無風状態。やはり、目立つかどうかが大きいのだ。たとえば、前出の静香の場合、人気絶頂の木村とできちゃった婚。ヤンキーっぽいイメージもあいまってか、木村がそれ以前に長くつきあっていた元モデルの「カオリン」と比べてもファンに歓迎はされなかった。さらに、解散騒動では静香の介入がグループの分裂を招いたという説まで出て、木村以外のメンバーのファンからも嫌われてしまった印象だ。ちなみに、ザ・ビートルズでも似たことが起きた。ジョン・レノンが妻のオノ・ヨーコに入れ込みすぎたことで、解散につながったという見方から、妻が敵視されることになったのである。話をジャニーズに戻すと、嵐においても、二宮和也の元女子アナ妻が交際中、におわせ行為などで叩かれた。ただ、先日、第1子が誕生というビッグニュースが報じられたわりに、かつてほどのバッシングはない。一般人として結婚したことを強調したことで、かつての嫌われ感がうすまったのだろう。ここからわかるのは、出る杭ならぬ、出る妻は打たれる、そして、出ない妻は打たれにくいということだ。そんななか、メディアに出まくっているのに意外と安泰に見えるのが、木村佳乃である。この夫婦については、東山紀之ともども、お互いが好きな仕事をしているだけというイメージもあるが、佳乃が主婦向け雑誌にちょくちょく登場できるのはやはり「ジャニーズ妻」というブランドのおかげかもしれない。それでも、あまり叩かれないのはヒガシのファンが森光子や牧瀬里穂、内山理名などとの交際報道で免疫ができていたため、さらにいえば、ヒガシにアイドルとしての現役感がうすれたからとも考えられる。城島茂の妻も、元グラビアアイドルの菊池梨沙で、25歳も年下ということから結婚当時ちょっと逆風が吹いた。が、今はそうでもない。アイドルっぽくない城島のオヤジキャラが、プラスに働いているのだろう。その点、生田斗真と結婚した清野菜名のケースは、夫婦そろって異性のファンも多い。何かあれば叩かれそうな気もするが、生田がソロの俳優とあって、グループの動向などには影響しないところは利点だ。それにしても「ジャニーズ妻」のハードルは高い。なにせ、結婚までいくのもひと苦労だからだ。過去を振り返ってみると、近藤真彦と交際していた中森明菜、田原俊彦と浮名を流した中山美穂、また長瀬智也の元カノ・浜崎あゆみ、国分太一の元カノ・aiko、松本潤との結婚説が絶えない井上真央……。交際相手がジャニーズだというだけでファンから反感を買ったこともあった。結局、彼女たちは「ジャニーズ妻」にはならず、別の人生を歩む決断をしている。別の相手を見つけてうまくいったように見えるのは、菅野美穂くらいだろうか。そして、メンバーの結婚はグループの命運をも左右する。3月14日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)では、V6の解散をめぐって『東京中日スポーツ』記者によるこんなコメントが紹介された。「メンバー6人中4人が女優と結婚し家庭を持ったことは、ファンが疑似恋愛をする対象でもあるアイドルとしての存在意義をそれぞれが見つめ直すきっかけにもなっただろう」つまりはそれほど、ジャニーズアイドルには「疑似恋愛」の対象という存在としての重さがあるのだ。つきあうにせよ、結婚するにせよ、多くの女性たちの嫉妬と戦わなくてはならず、それをはねのけるだけの強さや覚悟が必要だ。思えば、宮沢も静香も芸能人として女性として、さまざまな修羅場をくぐりぬけてきた。そういう人でないと、自らもバリバリと活躍する「ジャニーズ妻」にはなれないのかもしれない。PROFILE●宝泉 薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年03月21日ジャニーズ退所を発表した森田剛あまりにも突然だった、V6の解散と森田剛のジャニーズ事務所退所の発表。「昨年末にTOKIOの長瀬智也の退所が3月末であると発表されていましたが、その直前での今回の発表には驚きました。V6の解散は今年の11月予定と、半年以上先だというので、“長瀬の退所と株式会社TOKIOの設立が落ち着いてからでもよかったのでは?”という声も聞かれました」と、あるスポーツ紙記者は語る。■ジャニーさん死去後に去ったベテランアイドルV6は少年隊のようにメンバーが退所してもグループ名を残すパターンでもなく解散することになる。が、年長組である坂本昌行・長野博・井ノ原快彦の『20th Century』は継続と発表された。それにしても2019年にジャニー喜多川社長が亡くなって以降、ジャニーズタレントの退所ラッシュが止まらない。前出の記者が続ける。「中堅以上の事務所に大きな貢献をしたタレントの退所が相次ぐのは、お世話になったジャニー喜多川さんが亡くなったことで、男性アイドルとしての自分の人生に一区切りしたいという思いが芽生えたんでしょうね。森田や昨年末で退所した少年隊のメンバーも言ってましたが、これまでできなかったことへの挑戦、この先の人生、セカンドキャリアを考えた結果なのでしょうね」ジャニーさんが亡くなった2019年7月以降、事務所を離れた、もしくは離れる予定のタレントをざっと振り返ってみる(ジャニーズJr.はのぞく)。【2019年】9月錦戸亮【2020年】3月中居正広6月手越祐也10月山下智久12月錦織一清、植草克秀【2021年】3月長瀬智也11月森田剛■ジャニーズの矛盾「今のジャニーズの体制に大きな影響を及ぼしたのが、ジャニーさんが倒れるよりも前、2016年のSMAP解散ではないでしょうか」(前出スポーツ紙記者)SMAP解散とともに稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がジャニーズ事務所を退所、「新しい地図」として活動を開始したことは多くの人が知るところ。’18年には渋谷すばると今井翼が、そしてTOKIOの山口達也は未成年が関わる不祥事により契約解除となっている。「山口達也はともかくとして、ここ数年の退所組の顔ぶれは、かなり豪華といっていいのではないでしょうか。テレビ界に限ってみても、ほとんどがゴールデンの第一線で活躍してきた顔ぶれです。現在事務所に残る面々で、知名度やテレビでのコンスタントな活躍を考えると、退所組の知名度や活躍度に匹敵するのは、KinKi Kidsの2人と嵐のメンバー、KAT-TUN亀梨和也、関ジャニ村上信五、そして木村拓哉ぐらいではないでしょうか。若手ではHey!Say!JUMP山田涼介、Kis-My-Ft2玉森裕太、King & Prince平野紫耀あたりかと思いますが、まだ少し小粒感もある。最近、A.B.C―Zの河合郁人をテレビでよく見かけますが、実人気よりも『推されてるんだな』という印象がまだまだ強い。Snow ManやSixTONESの面々も同様で、CDセールスなどはすごいが個人の活躍はこれからという感じ」(テレビ関係者)とはいえ、退所していった中堅タレントたちの地上波のテレビ番組での活躍を見てみると、中居正広以外はなかなか厳しい状況が続いている。「新しい地図の3人は、ようやくチラホラ見かけるようになったといったところ。舞台や映画がやりたいという意思がある人ならともかく、ジャニーズ時代のようにゴールデンタイムの地上波ドラマやバラエティーで活躍したい人もいると思います」在籍する“ベテランアイドル”組に目を向けると、嵐のグループ活動再開は未定、KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUNと続くが、彼らの活躍もいまいちピンときていない。「事務所の未来を考えると、アイドルとしての旬は若い世代を中心にするにこしたことはない。そのために世代の若いグループを主力にしていきたいというのはアイドル事務所としては正しい判断だと思います。しかし、その一方でなんだかんだ一番活躍しているのは嵐のメンバー。若手グループのメンバーが、先輩たちに比べるとまだまだ弱い印象があるのは、先輩たちのタレントパワーがずっと保たれたままだからだと思います。それなのに昨年デビューした“スノスト”は、平均年齢も高くアラサーメンバーも複数いるという矛盾を抱えている。ジャニーズが、将来的にどのようなビジョンを描いているのか、まだまだ見えない状況は続きそうですね」ベテランアイドルの退所が相次いでいる今、「ジャニーズ=アイドル」という構造の転換期がきたのかもしれない。〈取材・文/渋谷恭太郎〉
2021年03月19日「親父の、この仕事始めるときの『やるからには一番になれ』っていう言葉は俺のなかでけっこう効いてます」97年7月、本誌にこう語っていたのは森田剛(42)だ。3月12日、彼の所属するグループ・V6は11月に解散すると発表。それに伴い、森田はジャニーズ事務所を退所する。事務所によるとV6のメンバーはデビュー25周年に向けて、19年春頃から話し合いを重ねてきたという。そんななかで、森田から「ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」との申し出が。そして彼の思いを受け止めた結果、解散という結論に至ったという。95年11月、V6のメンバーとしてデビューを果たした森田。その活動のかたわら、俳優業にも進出した。初舞台にして初主演となった『荒神〜Arajinn〜』について、本誌05年3月15日号で森田は「いっぱいセリフを言ったりするからもう息する暇がない!」と苦心する様子を明かしていた。そのいっぽうで「お客さんの前で芝居して、“生”の反応が返ってくる」とも語っており、早くも舞台の魅力にとりつかれていたようだった。以降も舞台を中心に、ステップアップを重ねてきた森田。これまで故・蜷川幸雄さん(享年80)や宮本亞門氏(63)など、そうそうたる演出家とタッグを組んできた。舞台は彼にとって“いい効果をもたらすもの”のようだ。14年4月、アスペルガー症候群の少年を演じた主演舞台「夜中に犬に起こった奇妙な事件」について本誌でこう話している。「舞台の仕事になると、謙虚になれる。僕自身、それが自分のためにすごくいいなあと思っていて。成長できるし、吸収することも多いですね」さらに普段はあまり舞台を見ないといい、「自分がやりたいという欲が強い。セリフを聞いていても、楽しそうだなあ、自分ならこうやるなあ、と考えちゃうから楽しくない(笑)」とも続けていた森田。根っからの役者ぶりを明かしていた。■「彼の芝居を見て、ドキッとしたことがあるんです」そんな彼のことをV6のメンバーも“俳優・森田剛”として見ており、一目置いているようだ。デビュー20周年を目前に控えたV6は、本誌14年11月18日号に登場。それぞれこう話していた。「剛は……、昔、彼の芝居を見て、ドキッとしたことがあるんです。セリフがない場面なのに、目の奥に寂しさと悲しみをたたえていて」(坂本昌行)「剛は、舞台とかすごくいいんですよね。年齢を重ねて、より雰囲気が出てきた」(長野博)「存在感が圧倒的。本当に舞台での主役が似合うなって思う」(井ノ原快彦)「森田くんは、舞台を見にも行かないような人だったのが自分でやるようになって。数々の有名な演出家の方たちからいただいたチャンスを、毎回自分の手で物にしていて素晴らしいと思います」(三宅健)「同じグループだけど、力のある俳優としても見ていて。しっかり台本を読んで、心を作って作品に臨んでいるところは同じだったりするから、グループに戻ってくるときの感覚も似ているのかなって」(岡田准一)役者として、メンバーからの信頼を得ていた森田。だからこそ、25年目の決意は受け入れられたのだろう。解散発表時、「この決断は決して後ろ向きなものではなく、僕たちがより成長し、次のステップに進むためのものです」とコメントしたV6。森田の次のステップを、誰よりも一番にメンバーが喜んでいることだろうーー。
2021年03月16日夫婦で娘の学校行事に参加した森田剛と宮沢りえ。今後は、家族の時間を優先か(2018年)《何度も6人だけで話し合いを重ね、それぞれが一人の男として、大きな決断をすることになりました》3月12日、V6から衝撃的な発表が!「今年11月1日で、森田剛さんがジャニーズ事務所を退所し、グループは解散します。森田さん以外のメンバーは事務所に残り、個々で活動を続けます」(スポーツ紙記者)1995年にデビューしたV6は、目立った不祥事もなく、メンバーが1人も欠けず、昨年25周年を迎えた。しかし、“不穏な動き”も─。「大みそかにフジ系で放送された『ジャニーズカウントダウン2020-2021~東京の街から歌でつながる生放送~』に毎年出ていたV6が出場しなかったんです。アニバーサリーイヤーを迎えた彼らが“落選”したことで、ファンから心配する声があがっていましたよ」(V6ファンの女性)6人が別々の道を歩くことになったのは、森田剛のひと言に端を発した。「彼が“ジャニーズ事務所を離れた環境で、役者としてチャレンジしたい”とほかのメンバーに相談。2019年の春ごろから、何度も話し合いを重ね、決断に至ったといいます。25周年の配信ライブを終え、発表に至ったのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)森田といえば、ジャニーズJr.時代は三宅健とともに“剛健コンビ”として人気を博し、デビュー後は多くの話題作に出演。ここ数年は、舞台を中心に俳優として高く評価されていた。私生活では、2018年に宮沢りえと結婚するなど、公私にわたって順風満帆に見えたが……。■森田との子どもを欲しがった「りえさんの精神状態を心配していました。彼女には、前の夫との間にできた娘さんがいるのですが、森田さんとの子どもをとにかく欲しがっていたんです。ただ、彼女は40代半ばで妊娠が難しくなる年齢のため、都内の産婦人科で不妊治療を受けたものの、なかなか結果が出ず、焦っていたそうです」(森田の知人)大切なパートナーが悩んでいる姿を見て、森田の脳裏にはこんな考えが思い浮かんだ。「3年ほど前から、周囲に“彼女のそばにいたいから、もっと家族で過ごす時間を増やしたい”と漏らしていましたよ。仕事をセーブして、りえさんのことを支えようと思ったのでしょう。実際、結婚後は1年に1回舞台に出る程度で、ドラマや映画には出演していませんでしたからね」(同・森田の知人)さらに、大女優が身近にいることで、仕事に対する考え方も変化していった。「昨年ぐらいから“森田さんが退所するのではないか”という噂はありました。もともと、彼は芝居への情熱が強いほうでしたが、りえさんと結婚したことで“役者”という仕事への興味や意欲がより強くなった気がします。彼女は女優として『日本アカデミー賞』や『ブルーリボン賞』など、数々の権威ある賞レースを制していますからね。そんな人と一緒に生活していたら、影響も受けるでしょう」(芸能プロ関係者)役者としての矜持が強まる一方で、“本業”に対する情熱は薄れていく─。「アイドルとして活動することが苦痛になっていたようです。周囲には、“アイドルとして見られたくない”と口癖のように言っていましたし、40歳を過ぎても、歌って踊り続けることに疑問を感じていた。“もっと芝居を突きつめて評価されたい”という思いが、日に日に強くなっていったといいます」(舞台関係者)幼いころから仕事をしてきた思い出深い場所から離れてまで、新しい道に進もうとしたのは、“アイドルではなく、ひとりの役者として見てほしい”という思いだったのかもしれない。2019年にジャニー喜多川社長が亡くなって以来、中居正広や元関ジャニ∞の錦戸亮、山下智久、元NEWSの手越祐也など、事務所を去るメンバーが後を絶たないが、最近はさらなるピンチを迎えている。「これまで最前線を走っていたグループが次々に離れてしまっているんです。嵐は昨年末でグループでの活動を休止し、TOKIOは4月から『株式会社TOKIO』を設立して“独立”します。V6も解散するので、事務所の屋台骨が揺らいでしまいますよ」(テレビ局関係者)■次に解散がウワサされる2人組そうした状況が続いたためか、“あの年長グループ”を心配する声も。「ファンの間では、“KinKi Kidsも解散するのではないか?”と言われているんです。きっかけは、一部のメディアで堂本剛さんが今年6月で退所する可能性があると報じられたこと。彼らに限ってそんなことはないと思いますが、V6も目立ったトラブルがなかったのにもかかわらず、解散することになったので、何が起きてもおかしくありませんよ」(同・テレビ局関係者)ファンの心配が杞憂に終わることを願いたいが、キンキにもV6と同じ“不穏な動き”が出ていて─。「彼らも昨年末の『カウコン』に出なかったんです。もともと、『カウコン』は1996年から阪神・淡路大震災の復興チャリティーイベントとして始まりました。TOKIOとV6、キンキは合同グループ『J-FRIENDS』としてイベントを盛り上げてきた古株。TOKIOは山口達也さんの“事件”以降出ていませんが、伝統的イベントの創始者ともいえる2組が出なかったのは偶然なのでしょうか……」(レコード会社関係者)これまで、ジャニーズはピンチのときは、最前線でベテランのグループを中心に“WAになる”ことで乗り越えてきた。今回の“緊急事態”も一致団結して解決してくれると信じたい!
2021年03月15日