吉田羊と國村隼が親子役で共演して、ジェーン・スーの家族のリアルストーリーをドラマ化した「生きるとか死ぬとか父親とか」の2話が4月16日オンエア。松金よね子演じる叔母とトキコのやり取りに涙する視聴者が続出している。ラジオパーソナリティー・コラムニスト・作詞家と多彩な顔で知られるジェーン・スーさん自身の家族の出来事と思い出を描いたリアルストーリーを映像化。ジェーン・スーさんのラジオ番組の人気コーナーである「お悩み相談」を完全再現し、本作の監督とシリーズ構成を山戸結希が務める本作。20年前に母を亡くし、父・哲也とはギクシャクした関係だったものの、最近は時々外食しながら話をする関係になっている蒲原トキコを吉田さんが、今ではすっかり丸くなったものの、昔は破天荒な人生を歩んでい自由奔放で愛嬌のある父・哲也を國村隼が演じる。また蒲原トキコの相方としてラジオ番組「トッキーとヒトトキ」を進行するアナウンサーの東七海を田中みな実が、回想シーンで登場する20代の頃のトキコを松岡茉優が、同じく回想シーンで登場するトキコの母を富田靖子がそれぞれ演じ、岩崎う大(かもめんたる)、岩井勇気(ハライチ)、平子祐希(アルコ&ピース)らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。トキコは哲也の提案で叔母(松金よね子)のお見舞いに行くことに。叔母は独身を貫いて華道の師範としてバリバリと働き、自力でマンションを購入、自分で用意したケアハウスに入居もした。痴呆の兆候を見せる叔母の「外の空気が吸いたい」という願いをかなえるため、トキコはスーパーでの買い物に付き合う…というのが今回のおはなし。自力で動けなくなり、外出もままならなくなった叔母のため“ただの外出をエンターテインメント”にしようと、叔母の洋服をコーディネートし、メイクを施すトキコ。その様子に「バーバ(松金よね子さん)と買い物に行く前にオシャレしてあげるシーンでジワっときた」「すごくいい、、、このドラマ見ると家族のことをすごく想ってしまうなあ」といった反応が。その後、叔母の車椅子を押しながら買い物に向かうトキコの姿に「微笑ましいお二人はいったいどんなお話をしているのか…気になりますね」といった反応も。放送後には「2話も良かった。5年後10年後とかに見直したら見え方違うんだろうとも思った」「これほんと金曜の夜に相応しいドラマだな…沁みる…」「人の想いが乗ったカットを細かく、繊細に編集してて、引き寄せられる」などの感想が寄せられ、本作の魅力に惹きつけられる視聴者が続出している模様だ。(笠緒)
2021年04月17日音楽や映画などを中心としたエンタメ系のフリーライターとして活躍する吉田可奈さんは、仕事をしながら2人の姉弟を育てるパワフルなシングルマザー。しっかり者の姉 “みいちゃん”と知的障害を抱えた弟 “ぽんちゃん”との日々を綴ったエッセイ&マンガ『うちの子、へん?』(扶桑社刊)が今話題になっています。今回は、そんな吉田さんに、他の子との違いに気付いたきっかけや、障害を持つ子どもとの向き合い方についてお話を伺いました。 「他の子と比べて小さい」と気づいたのがきっかけだった-シングルマザーになったのは、いつ頃だったのでしょうか。 吉田さん:12年前ですね。23歳で結婚して、26歳で1人目を出産、29歳で2人目を出産したのですが、いろいろあって、2人目が産まれてすぐに離婚しました。 -子育てに対する不安はなかったんですか? 吉田さん:子育てに対する不安は、ほとんどなかったです。子どもは2人ともすごく育てやすかったし、それよりも夫婦関係のトラブルの方がしんどくて、それを取っ払ってからは、ものすごく気持ちがラクになりましたね。 -2人目の男の子“ぽんちゃん”がちょっと他の子と違うなと感じたのは1歳くらいだったそうですが、どんなことがきっかけだったのでしょうか。 吉田さん:4月生まれで1歳になってすぐに保育園に入ったんですけど、ある日、保育園のおばあちゃん先生に「あきらかに(他の子と比べて)小さいね」と言われたんです。たしかに、めちゃくちゃ小さかったんですよ。6kgにも満たないくらいで。それまではあまり気にしていなかったんですけど、「一度病院で診てもらった方がいいよ」というアドバイスをいただいて、その日の帰りにかかりつけの病院に行ったんです。そうしたら、「たしかに小さいね」と言われて。そこから医師の指示のもと、離乳食とミルクの他に漢方と栄養ドリンクをあげることになり、それで1年間変化がなければ大きい病院に行きましょう、と。 -それで変化がなかったので大きい病院に? 吉田さん:そうですね。1年経っても喋らないし、歩かないし、体重も増えないし……ということで、紹介状を書いてもらって、大きい都立の子ども病院に検査を受けに行くことになりました。 -その時、どんな心境でしたか? 吉田さん:それまでの1年間の中で「大丈夫、うちの子は違うだろう」という気持ちと、「もしかしたら障害を持っているのかもしれない」という気持ちが半々くらいあって、その狭間でずっとグラついていたので、不安というよりも白黒つけたいという気持ちの方がすごく強くなっていました。こればかりは、悩んでも仕方がないじゃないですか。障害があるのなら、そのように育てなければならないし。 ―病院ではどんな検査を受けたんですか? 吉田さん:遺伝子検査をはじめ、成長ホルモンがちゃんと出ているかを調べる内分泌検査とか、染色体検査、神経内科、眼科、耳鼻科など、1泊2日で本当にいろんな検査をしました。 -その時の結果で、障害があると判明したんですか? 吉田さん:それが、全部異常なしだったんですよ。あとは様子を見ましょうと言われて、うーんと思いながら帰りました。その後しばらく様子を見ていてもやっぱり言葉が出なかったので、今度はMRI検査を受けて。そうしたら、脳に言葉を司る神経みたいなのがあるんですけど、そこにちょっと問題が見つかったんです。通常、2〜3歳くらいになるとそこが開くらしいのですが、うちの子の場合は、それがまったく開いていない状態でした。最悪開かないまま人生を終えるかもしれないし、急に開く場合もあるらしく。そこでようやく、ぽんちゃんはしゃべれないタイプの子だということが発覚した感じでしたね。 「やれるだけのことはやってあげよう」と療育センターへ-ぽんちゃんは【表出性言語障害】だと著書に書かれていましたが、これはどういったものなのでしょうか? 吉田さん:病院で直接そう言われたわけではないんですけどね。しゃべれないということが分かって療育センター(※1)に通うことになり、まずはぽんちゃんの状態をお話しするじゃないですか。その時に、職員さんがメモしていたのがチラッと見えて、そこに【表出性言語障害】(※2)と書かれていたんです。それで、家に帰って調べてみたら「言葉が出ないけど相手の言うことは理解できて、リアクションはできる」と出てきて、それがまさにぽんちゃんの状態と一緒だったので、ああ、うちの子はそうなんだと。やっぱりショックではありました。 ※1療育センター…障害のある子どもが、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床心理士、臨床発達心理士などの専門職から、それぞれに合った治療と教育を受けられる施設。※2表出性言語障害…言葉を理解しているが、言葉を使う能力が年齢の水準を下回る障害。 -話す練習をしたりしましたか? 吉田さん:もう、良いと言われているものは全部試しましたよ。それでも成果は得られず。周りにも「いっぱい話しかけてみたら?」とか「ここに通わせてみたら?」とか、最終的には「こういう宗教に入ってみたら?」とかいろいろ言われましたが、私自身、はなから(いろいろやらせても)無理だろうという気持ちがあって。割と早い段階から療育センターに通わせて訓練を受けていたので、プロに勝るものはないと思っていたんですよね。 -療育センターでは、どんな訓練を受けていたんですか? 吉田さん:療育センターでは、【ST】と【OT】(※3)という体力と言語の訓練を2歳から週1回ずつ受けていました。検査の結果を受けてすぐに通えることになったのは、以前から市役所に相談していたからなんですよ。中には、そこに通っている=障害児みたいになっちゃうのが嫌で、なかなか相談できず療育センターに入りづらくなってしまったというケースもあるみたいですけど、うちの場合は早い段階で見切りをつけて、やれるだけのことはやってあげようという考えだったので。 ※3STとOT…STは言語聴覚療法、OTは作業療法を指す。 ちゃんと障害を受け入れ理解することで不安がなくなった -著書の中で、子どもの障害を受け入れることを【障害受容】という言葉で語られていますが、認めたくないママさんは多いのでしょうか。 吉田さん:難しい問題ですよね。私の場合は、最初に出会ったのが知的を伴わない自閉症の男の子のママで、早い段階で障害受容できている方だったんですね。サークルを自分で作ったり、毎日すごく楽しそうに暮らしているのを見ていたので、あまり抵抗がなかったというか。うちの子が知的障害かもしれないということが分かった時も、すぐにそのママに電話して相談したんです。そうしたら「手帳をもらって逆手に取ろう」って言ってくれて(笑)。手帳があればディズニーランドとかも並ばなくて良いし、旅行も安く行けるよって明るく後押ししてくれたことで、変にマイナスに捉えずにいられたんだと思います。 -とはいえ、やはり先のことを考えると不安になることも多いと思うんです。そういった時の気持ちの持っていき方というか、どう考えて行動するのが良いと思いますか? 吉田さん:障害があるのなら、この子が一番生きやすい場所を与えてあげようと考えるのが良いのではないでしょうか。だってしょうがないじゃん、親がどう思われようと関係ないよねって。結局、そのママのお子さんは自分の持っているものを生かせる学校に進学できて、今ではめちゃくちゃ高偏差値の私立中学に通っています。それは、彼女が自分の子どもの障害や能力をちゃんと理解して、それが最大限に発揮できる環境を選んでいった結果だと思うんです。 -障害がある場合、普通の学校に入れるかどうかというのも悩みどころだと思うのですが。 吉田さん:たまに私のところにも、SNSのDMを通して相談が来たりします。【特別支援学校】(※4)と【特別支援学級】(※5)の違いを説明すると、支援学校は障害を持った子の自立支援をするための学校で、生活する上での基礎的なことを教育して、そのまま職業訓練を受けて就職するという流れなんですね。対して支援学級は、通常の学習教育が難しい生徒のための学級なので、軽度の障害、いわゆるグレーの子たちが通っているんです。どちらに通うのがいいのかは親が決めることなので、悩むところですよね。 ※4特別支援学校…障害の程度が比較的重い子供を対象として教育を行う学校(小・中学部)。※5特別支援学級…障害のある子供のために小・中学校に障害の種別ごとに置かれる少人数の学級。 -まずは何よりも、お子さんの障害を受け入れることが大事だと。 吉田さん:そう思います。あと、よく勘違いされてしまうのが、自閉症の人は何かの能力に特化しているというのをドラマとかでよく見るじゃないですか。あれって、障害がない人の一部が天才なように、障害がある人たちの中でも一部の天才の話であって、普通の自閉症の子は、何かに特化しているということはあまりないんですよ。だから、まずは将来的に自立できるような教育をちゃんと与えあげるのが一番大事なことなのではないでしょうか。 -大人になった時に困らないことの方が大切ということですね。 吉田さん:そうそう。親は先に死んでしまいますから。特別支援学校では、スーパーに行ってリンゴを1個買います、お釣りはこうやってもらいますみたいなところから教えてもらえるんですよ。障害を持った人が生きるための学校ですね。 子どもの障害を受け入れるまでの過程や、学校進学などの現実的な問題について明るく前向きに語っていただいた今回。次の記事では、障害を持つ子どもを育てることで経験した苦労や、シングルで育てるためのさまざまな工夫、実際に利用している行政支援などについてのお話を聞きました。次回もお楽しみに! <第2回につづく>※2021年4月19日 文中のSTとOTの説明が逆になっておりましたので修正いたしました。PROFILE:吉田可奈さんエンタメ系のフリーライターとして活動しているシングルマザー。13歳、10歳の子どもを子育て中。発達障害・知的障害の子どもに関する著書を出版している。
2021年04月16日ジェーン・スーのエッセイを吉田羊主演でドラマ化する「生きるとか死ぬとか父親とか」が4月9日から放送開始。「心鷲掴みされた」「共感出来る」などの声とともに、ジェーン・スーさんをモデルにした主人公を演じる吉田さんの“再現度”も話題を呼んでいる。ラジオパーソナリティー・コラムニスト・作詞家と多彩な顔を、女性からの圧倒的な支持を集める”独身のカリスマ“ことジェーン・スーが自身の家族の出来事と思い出を描いたリアルストーリーを映像化する本作。吉田さんがジェーン・スーさん自身をモデルにした主人公を演じる。20年前に母を亡くしたった一人の肉親となった父・哲也とはひとたび顔を合わせればギクシャク、一度は絶縁寸前までいったものの、いまでは時々外食しながら話をする関係になっている蒲原トキコに吉田さん。昔は破天荒な人生を歩んでいたが今ではすっかり丸くなった、どこか自由奔放で愛嬌のある父・哲也には國村隼。2人のほか20代の頃のトキコを松岡茉優が、トキコがメインパーソナリティーを務めるラジオ番組「トッキーとヒトトキ」で、トキコと共にラジオを進行するアナウンサーの東七海に田中みな実が、そのほか岩崎う大(かもめんたる)、岩井勇気(ハライチ)、平子祐希(アルコ&ピース)らもキャスティングされている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では「トッキーとヒトトキ」に寄せられた27歳の女性リスナーからのメールに対し、トキコが「独身って麻薬。それぐらい楽しい。でも独身の楽しさは寂しさと天秤にかかってる…」とコメントするシーンからスタート。結婚はお互いに寄り添えるかだと思うと続け「私なんていまだに独身生活楽しいし」と語るトキコとそれを聴くリスナーたち。オープニングをはさんで、物語はトキコが哲也と母の墓参りに行くシーンに。その後ファミレスで哲也から引っ越したいという相談を受け、家賃を援助して欲しいと頼まれたトキコは哲也のことをエッセイに書き、その原稿料で家賃を助けると答える。そして引っ越しが終わり哲也の新居に案内されるトキコ。そこでトキコは哲也に「結婚ってなんだろう」と問いかけ、生前の母に同じ問いを投げかけたとき「その人が死ぬほど好きだったっていう記憶を捨てないことよ」と返答されたことを伝える…という展開。開始早々、視聴者からは「冒頭からボロ泣きなんですけど」「開始数分で心鷲掴みされた」などの声が続々SNSに投稿されていく。「旦那いても息子いても共感出来る、想像出来る」といった声や「結婚とか独身とか裏切りとか…【好き】って何だろ」といった反応。また「画面のトーンや光と影 好き」と映像について触れるコメントも。「吉田羊さんはスーさんそのもの」「吉田羊さんがス―さんに見えました」「吉田羊さんの細かい仕草や喋り方など完全にスーさん」と吉田さんの“再現度”を讃えるツイートも多数寄せられている。(笠緒)
2021年04月10日稲垣吾郎、吉田羊らが出演する、リアルと虚構が入り交じるまったく新しいドラマ、よるドラ「きれいのくに」のメインビジュアルが公開された。美容師の恵理(吉田さん)と税理士の宏之(平原テツ)は再婚同士の夫婦。気になることと言えば、わずかな容姿の衰えと、最近セックスレスなこと、そして子どもを持つことを諦めたことくらい。結婚生活に不満はまったくない…はずだった。しかし、謎の女(蓮佛美沙子)が宏之の前に現れ、夫婦は不可解で信じがたい出来事に遭遇する。同じ高校に通う誠也(青木柚)、凜(見上愛)、れいら(岡本夏美)、貴志(山脇辰哉)、中山(秋元龍太朗)は幼なじみ。仲は良いが、最近は異性や容姿を意識し、ときどきちょっとぎこちない。ごく普通の高校生だが、唯一違うのは、彼らの周囲の大人のほとんどが“同じ顔”をしている国に暮らしているということ。街を歩く大人はみんな同じ男(稲垣吾郎)と女(加藤ローサ)の顔をしているそんな世界で恋をする。ある日、凜と恵理は映画館で出会い――。好きな人の、好きな顔になりたい――。そんな容姿へのコンプレックスを物語の中心にすえ、ドラマではほとんどの大人が“同じ顔”をした斬新な世界が描かれていく。今回到着したのは、稲垣さん、吉田さん、蓮佛さんらメイン出演者の顔を分割して重ね合わせるという、新しいドラマを予感させるモノクロのビジュアル。さらに、NHKのサイトでは、映像制作の裏側や、何役も演じた稲垣さんのコメントを収録した5分動画も公開されている。よるドラ「きれいのくに」は4月12日より毎週月曜日22時45分~NHK総合にて放送(全8回)。(cinemacafe.net)
2021年04月02日ラジオパーソナリティ・コラムニスト・作詞家と多彩な顔をもつジェーン・スーの家族の出来事と思い出を描いたリアルストーリーを原作に、吉田羊が彼女をモデルにした主人公・蒲原トキコを演じる新ドラマ「生きるとか死ぬとか父親とか」。この度、本作に田中みな実、岩崎う大(かもめんたる)、岩井勇気(ハライチ)、平子祐希(アルコ&ピース)が出演していることが分かった。本作の見どころのひとつとなるのが、劇中のラジオ番組「トッキーとヒトトキ」のお悩み相談コーナー。今回出演が明らかになった田中さんが演じるのは、この番組のメインパーソナリティを務めるトキコの相方として、番組を進行するアナウンサーの東七海。「局アナの頃から親交があるジェーン・スーさん原作の本ということで、お話をいただいたときの感慨もひとしおでした」と今回の参加を喜んだ田中さんは、「私が演じた東七海が抱える悩みは、きっと自身も局に在籍し続けていたら訪れたであろう問題で、現実味を帯びた内容に胸が締め付けられました」とコメント。また吉田さんとの共演については「吉田羊さんから学ぶこと、得ることが多く、お会いする度に刺激を受けました。羊さんのお芝居を目の前で見て、感じて、受け止めることができて、願ってもないような経験をさせて頂きました。ふたりのやりとりはアドリブも多いので、そこにトキコと東の信頼関係みたいなものが垣間見えるといいなと思います」と話している。そして、トキコの元カレ・青柳タツヤを岩崎さんが演じ、岩井さんと平子さんは本人役で参加する。吉田さんの元彼としての説得力を出せるか不安だったという岩崎さんは、「出番の長さも思った以上にあり、これは勝負だぞ!と思いました。視聴者の皆さんへ、とても良い仕事ができたと思います!!」と自信をみせ、岩井さんも「役者として代表作になりました。普段ラジオを聴いている人に刺さるようなシーンが散りばめられている作品です」と語る。平子さんは「吉田羊と平子祐希の流れるような演技合戦。一瞬だぞ、見逃すな」とメッセージを寄せている。なお、ドラマを締めくくるEDテーマは、シンガーソングライターのヒグチアイの「縁」(ゆかり)に決定。エンディング映像は、本作の監督とシリーズ構成を務める山戸結希が務める。ドラマ24「生きるとか死ぬとか父親とか」は4月9日(金)深夜0時12分~テレビ東京ほかにて放送。ひかりTV・Paraviにて配信。(cinemacafe.net)
2021年03月23日大泉洋主演×吉田大八監督のタッグで贈る映画『騙し絵の牙』より、俳優だけでなく監督としても活動する池田エライザ、斎藤工、塚本晋也が吉田監督の撮影現場をふり返るコメントが到着。新たな場面写真も公開された。モデルや女優として活躍し、映画『夏、至るころ』の企画・原案・監督も務めた池田さんは、監督の現場での印象について「すごく紳士的でスマート」と言い、「『あともう少しこういうエッセンスを足して欲しい』とおっしゃるので、答えだけ渡されるわけではなく、『こうやってみてはどうだろう』と提案していただけるので、チャレンジングな感じが楽しいです」と語る。一方、『blank13』や移動映画館プロジェクト「cinema bird」など、多岐に渡る活動を行う斎藤さんは、外資ファンド代表役として本作に出演。「吉田大八というフィルムメーカーの大ファンとして、その一部になれたことがとても光栄です」と思いを述べ、吉田組は「すごくロジカルな繊細でとても大胆な現場」だったそうで、「僕の場合は、現場の空気感やノリみたいなものを、生モノだからといって優先して撮っていってしまうのですが、それってどこか無責任でもあって、準備したものと出来上がりの差が多く有るんですね。でも大八監督はその差はほとんど無いんじゃないかっていうくらい職人的な現場だと思います。さらに重箱の隅をつつくような内容じゃないところが面白いというか、とてもユーモアに富んでいて、遊びの利いた内容の裏側の緻密さというところにプロフェッショナルさを感じます」と監督の演出をふり返る。映画については「日本映画の強さが集合していると思いました。言葉です。日本語という言葉で展開していくものの緻密さみたいなもの。日本語で構成された秀逸な一枚の騙し絵というか。味付けがソースでもケチャップでもなく、醤油ベースであるという(笑)。今の時代だからこそ、より意味を持っていると思います」と話している。『鉄男』『KOTOKO』『野火』『斬、』など海外でも高い評価を得ている塚本さんは「吉田監督の映画だから出演させていただきたいというのは勿論あったんですけれど、自分の役がどうかの前に、脚本全体が面白かったので、とにかくこの映画に参加したいという思いがありました」と脚本が気に入ったそうで、今作では高野(松岡茉優)の父で本屋の主を演じているが「役も共感がすごくあって。僕が、本に頬ずりするほどの“本フェチ”といってもいいくらいの本好きなものですから、紙の質感がある本が、段々売れ行きが悪くなって、ネットの世界にどんどん移行していく、本が置き去りになっていくことに、心配とか、不安とか、懸念みたいなものがあったので、そのことを一本のドラマの中で解決していくような映画に思えました」と明かす。また「他の監督に呼んでいただいた時は、監督目線で全然行かない」という塚本さん。「『自分だったらこうするのになと思わないんですか?』と訊かれるんですが、全くそういう風には思わなくて、監督の個性を浴びに行くのが楽しみなんです。吉田監督は自分の中に一貫した強いビジョンがあって、そのことに良い意味で頑固で崩さないこだわりの強さを感じました。最初に脚本を読んだ時に、感情を豊かに分かりやすく出す演技モリモリ感で読んでいたんですけれど、(現場では)自分のシーンも意外に『あっさりやって』という感じだったんです(笑)。そのあっさりの中の日常のリアリティの雰囲気の中に情感をかもし出していくということが分かったので、そのことになるべく応えようとしていました」と吉田組での日々を回顧している。『騙し絵の牙』は3月26日(金)より全国にて公開。※塚本晋也の「塚」は正しくは旧字(cinemacafe.net)■関連作品:騙し絵の牙 2021年3月26日より全国にて公開©2020「騙し絵の牙」製作委員会
2021年03月20日『海街diary』や『YASHA ー夜叉ー』(小学館)など、数々の名作で知られる漫画家・吉田秋生の最高傑作の一つで、2018年には初のアニメ化が大きな話題となった『BANANA FISH』が実写舞台として上演されることが決定した。1985年の連載開始から30年以上を経た現在も、多くのファンに愛され続け、累計発行部数は1200万を超える『BANANA FISH』。そんな大ヒット作を水江建太と岡宮来夢のW主演により、前後編二部作で上演する。舞台は1980年代のニューヨーク・ダウンタウン。類稀な容姿と抜群の運動神経、並外れて優れた頭脳を持ち、圧倒的なカリスマでストリートキッズたちのボスに君臨する本作の主人公、アッシュ・リンクスを演じるのは、MANKAI STAGE『A3!』シリーズの摂津万里役や、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage 入間銃兎役などで注目を浴び、華やかさの中に繊細な表現を見せる演技が高い評価を受けている水江。カメラマン助手として取材に訪れたダウンタウンでアッシュと出逢い、後にアッシュの「弱点」とも言われるほどに、お互いを唯一無二の代えがたい存在として信頼し合うことになる日本人大学生、奥村英二を演じるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズの鶴丸国永役、「5 Guys Shakespeare Act1 :[HAMLET]」ハムレット役などが好評を博し、愛らしく無垢な表情と骨太で大胆な演技とのコントラストが魅力的な岡宮。そして演出は、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ、舞台「魍魎の匣」、舞台「クジラの子らは砂上に歌う」など、人間の内面に渦巻く感情を細やかに描く演出で絶大な人気を誇る松崎史也。脚本は、軽快なコメディから凄惨な悲劇まで、幅広いジャンルの作品で脚本を担当し、舞台「鉄コン筋クリート」、舞台「魍魎の匣」など、有名原作の舞台化脚本でも圧倒的な支持を得る畑雅文が手がける。謎のキーワード「バナナフィッシュ」を巡り、複雑に交錯する様々な欲望、その中に生まれる人間ドラマをハードに描いた「BANANA FISH」。3月27日(土)発売の『月刊 flowers』5月号には、チケット最速先行の情報が掲載される。なお、同号には水江と岡宮のスペシャルグラビアと対談インタビューも掲載される予定だ。【公演情報】『「BANANA FISH」The Stage 前編』公演期間:6月10日(木)〜20日(日)劇場:天王洲 銀河劇場原作:吉田秋生『BANANA FISH』(小学館 フラワーコミックス刊)演出:松崎史也 / 脚本:畑 雅文音楽:伊藤靖浩出演:アッシュ・リンクス役 水江建太、奥村英二役 岡宮来夢 ほか主催:「BANANA FISH」The Stage 製作委員会チケット料金:12,000円(前売・当日共 / 全席指定 / 税込)チケット先行受付期間:3月27日(日) 12:00〜4月6日(火) 23:59 ※『月刊 flowers』読者限定一般発売日:5月8日(土) 10:00〜bananafish-thestage.com
2021年03月19日吉田都・舞踊芸術監督の2シーズン目となる、新国立劇場2021/2022シーズンバレエ&ダンスラインアップが発表された。シーズン幕開けを飾るのはピーター・ライト版『白鳥の湖』<新制作>。英国らしい演劇的要素が盛り込まれ、ドラマティックな展開が楽しめる本作は、吉田の就任第1作として昨年10月に上演が予定されていたが、感染拡大により延期を余儀なくされた。「(延期になったことで)ダンサーたちと1年間一緒に仕事をしてきて、私が求める表現の仕方を少しずつ感じとってくれている。そんななかで臨めるのは良い点。深い作品づくりができるのでは」と吉田自身も期待を寄せる。『白鳥の湖』バーミンガム・ロイヤルバレエ公演より photo by Bill Cooper続く12月はイーグリング版『くるみ割り人形』。クリスマスシーズンの演目としてお馴染みだが、今年は初の試みとして家族が集まる年末年始を通して楽しんでもらいたいと、年明けまで上演時期を拡大。計12公演を予定している。新春公演『ニューイヤー・バレエ』は吉田にとっても思い入れの深いフレデリック・アシュトンの『夏の夜の夢』<新制作>と、バランシン作品『テーマとヴァリエーション』のダブルビルド。アシュトンならではの独特なステップが詰まったシェイクスピア原作のバレエと、純粋に音楽と踊りの美しさを楽しめるバランシンのアブストラクト・バレエという、趣の異なる2作品が揃った。『夏の夜の夢』は英国ロイヤル・バレエ団から借りるという衣裳とセットも見どころとなりそうだ。2月の「吉田都セレクション」は、新国立劇場バレエ団にとって初となるフォーサイス作品『精確さによる目眩くスリル』、アストル・ピアソラの音楽とともに踊る大人のバレエ『ファイヴ・タンゴ』、レパートリーから『こうもり』より「グラン・カフェ」の3作品。4月~5月は定番『シンデレラ』。上演に先立ち2月には初の試みとなるエデュケーショナル・プログラム「ようこそ『シンデレラ』のお城へ!」も開催。バレエ芸術、そして生の舞台の魅力を体験できる新たな教育プロジェクトの第1弾として、『シンデレラ』をより身近に感じてもらえるように、舞台が出来上がっていく様子をみせたりダンサーにインタビューをするなど様々な企画を準備中とのこと。6月は『不思議の国のアリス』再演。昨年新型コロナウイルスの影響で公演中止となったが、シーズンの締めくくりとして満を持して上演される。また、シーズン開幕前の今年7月には昨年コロナ対応の振付で上演された森山開次作・演出『竜宮 りゅうぐう~亀の姫と季(とき)の庭~』を再演。吉田都 舞踊芸術監督ダンスのラインアップは、中劇場で上演される『DANCE to the Future: 2021 Selection』、マイムを取り入れた独自の演出で人気を集める小野寺修二の構成・演出によるカンパニーデラシネラ『ふしぎの国のアリス』、2019年に上演され、大人も子どもも楽しめるダンス作品として好評を得た森山開次演出・振付『NINJA』が新版として上演。多彩な演目が揃った吉田都監督の新シーズンに期待が高まる。新国立劇場バレエ団2021/2022シーズンラインアップ<バレエ>■『白鳥の湖<新制作> 』2021年10月23日(土)~11月3日(水・祝)/オペラパレス・8回公演■『くるみ割り人形』2021年12月18日(土)~2022年1月3日(月)/オペラパレス・12回公演■ニューイヤー・バレエ『夏の夜の夢<新制作> 』『テーマとヴァリエーション』2022年1月14日(金)~1月16日(日)/オペラパレス・3回公演■吉田都セレクション『精確さによる目眩くスリル<新制作> 』 『ファイヴ・タンゴ<新制作>』『こうもり』より「グラン・カフェ」2022年2月19日(土)~2月23日(水・祝)/オペラパレス・3回公演■『シンデレラ』2022年4月30日(土)~5月5日(木・祝)/オペラパレス・6回公演■『不思議の国のアリス』2022年6月3日(金)~6月12日(日)/オペラパレス・8公演■こどものためのバレエ劇場2021『竜宮 りゅうぐう~亀の姫と季(とき)の庭~』2021年7月24日(土)~7月27日(火)/オペラパレス・8回公演大阪公演:2021年9月23日(木・祝)/フェスティバルホール■エデュケーショナル・プログラム vol.1「ようこそ『シンデレラ』のお城へ!」2022年2月26日(土)~2月27日(日)/オペラパレス・2回公演<ダンス>■『Dance to the Future: 2021 Selection』2021年11月27日(土)~11月28日(日)/中劇場・2回公演■小野寺修二 カンパニーデラシネラ『ふしぎの国のアリス』2022年3月18日(金)~3月21日(月・祝)/小劇場・5回公演■森山開次『新版・NINJA』2022年6月25日(土)~6月26日(日)/中劇場・3回公演
2021年03月17日主演・大泉洋ほかオールスターキャストで贈る『騙し絵の牙』。そのトークショーが3月14日(日)、東京の天狼院書店Esola池袋店で行われ、吉田大八監督と天狼院書店店主・三浦崇典さん(福岡天狼院よりリモート出演)が本作について、また豪華キャスト陣についてトークを繰り広げた。大手出版社・薫風社を舞台に、権力争いや雑誌の廃刊などを巡って、自らの守るものをそれぞれに抱えたクセモノたちが生き残りをかけた壮絶な騙し合いバトルを繰り広げる本作。出版業界や書店業界を舞台にしていることから、今回のコラボトークショーが実現した。原作小説に惹かれた点について吉田監督は、「出版業界の中でのサバイバルをかけた争いを借りて、俳優のドラマチックな表情を見せることのできる物語だと思った。そこを軸に考えたときに、僕の大好きな映画『仁義なき戦い』をやるくらいの気持ちで脚色しました」と名匠・深作欣二監督の傑作実録路線映画をイメージしたという。大胆な脚色も施されているが「小説を読んだ方にも映画を楽しんでもらいたいという思いがあり、原作ファンの期待に添いながらも、いい意味で気持ち良く“騙し”たかった」と監督。「ぜひ先に原作を読んでいただき、出版社の知識を入れてもらえれば、より映画を楽しんでもらえると思う。映画も原作小説もそれぞれ独立した楽しみ方ができるはず」と狙いを明かした。また、新人編集者・高野役の松岡茉優とは映画『桐島、部活やめるってよ』以来約8年ぶりのタッグ。「脚色をする中で高野の年齢も、速水との関係性も変わってきて、原作よりも年齢を若くして新人編集者という設定にしました。その設定になったときに松岡さんに声をかけることができると思ったし、速水役の大泉さんと松岡さんだったら面白いという結びつきで実現しました」とキャスティングの舞台裏を紹介。これに三浦さんも「松岡さんの設定がしっくりくると思ったし、高野のような人が出てこないと出版業界は良くならないと思った。僕は大泉さんの速水よりも、松岡さんの高野に感情移入が出来て応援しました」と共感を寄せた。また、三浦さんは「出版業界のことが上手く描かれているし、提言のようなものもあり、出版に携わっている人は観た方がいいとおススメしています。プロから見ても『なるほど!』と腑に落ちるところが沢山ある」と、リアリティを高評価。吉田監督は「出版関係の方々にリサーチしたし、その中で協力はするが名前は伏せてくれと言われたこともあります。相当にセンシティブなところに触れていると思ったけれど、僕自身もそこまで踏み込まないと面白くないと感じた」と綿密な取材の成果に胸を張る。オールスターキャストの座組も話題だが「僕も一同が揃ったポスターを見た時はビビりました(笑)。でも撮影時はそんなことは気にせず、目の前のことだけに集中していました」と笑わせつつ、初顔合わせとなる佐藤浩市については「お会いするまでは緊張したけれど、やはり映画を愛する方ですし、作品をよくするために乗ってくれる方。実は可愛い瞬間もあって、好きになってしまいました」とベテラン俳優の映画愛に感謝していた。最後に吉田監督は、「映画館で知らない人と一緒に映画を観る経験は家では出来ないもの。その意味では映画館には大きな可能性がある」と語り、「作り手としても映画の内容を含めて、体験として意味のある作品が作れるのか否かが問われてくる。映画館という体験の場所の可能性も捨てたものではないはず」と、コロナ禍における映画館という場に大きな期待を寄せていた。『騙し絵の牙』は3月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:騙し絵の牙 2021年3月26日より全国にて公開©2020「騙し絵の牙」製作委員会
2021年03月15日藤原竜也と竹内涼真が最強バディを組む、吉田修一のサスペンス小説を実写化した映画『太陽は動かない』が、ついに本日3月5日(金)より公開がスタート。この度、藤原さんのインタビューと本編が収録された映像が到着した。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから、映像化は不可能と言われた原作。しかし今回、日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や列車を貸し切って首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーン撮影など、超異例づくしの大規模な撮影を行い、映画化した。本作のイベントにおいて藤原さんは、自身の苦手なシチュエーションを「高所・水中・閉所」と語っており、本作では「そのすべての要素があった」と厳しい撮影の日々を語っていた。今回公開された映像は、そんな中でも特に大変な撮影だったという“沈みゆく船内での水攻めシーン”の本編映像と、船内での撮影秘話を語る特別インタビューが収められている。大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けない相棒・田岡(竹内さん)ところへ、鷹野(藤原さん)が救出に向かうこのシーン。天井からは滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていくそんな極限の状況で田岡は「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と訴えかけるが、鷹野は「それでも生きろ!」と力強く声をかけ、決死の救出を試みる。そんな極限のシーンのあとに続くインタビューでは、「久々に堪えましたね。堪えましたけども、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と過酷な撮影をふり返っている。映画『太陽は動かない』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月05日3月2日、新国立劇場は2021/2022シーズンの舞踊ラインアップを発表、吉田都芸術監督による説明会を実施した。「芸術監督就任後、6カ月とは思えないほどの濃い日々を過ごさせていただいています」と、コロナ禍の中でスタートした今季前半を振り返る吉田。「いろいろな方が手を差し伸べてくださった。私たちに何ができるかといったら、質の高い、いい舞台を作るべく努めること」。来季の上演リストには、その強い思いを映すかのようなチャレンジに溢れた作品が並んだ。まず10月のオープニングでは、ライト版『白鳥の湖』に再挑戦。昨年、吉田の芸術監督就任第1作として期待されるも、感染拡大の影響により実現できずにいたが、「ダンサーたちは今、私がどんな表現を求めているかということを少しずつ感じてくれるように。より深い作品づくりができるのでは」と、1年の延期を前向きに捉える。その後のクリスマス・シーズンは、恒例の『くるみ割り人形』(イーグリング振付)の上演だが、初の試みとして、新年3日までなんと計12回もの公演を実現。続く「ニューイヤー・バレエ」は、吉田が敬愛する振付家、アシュトンの『夏の夜の夢』に初挑戦。バランシン『テーマとヴァリエーション』とのダブルビルだ。2月の〈吉田都セレクション〉は、鬼才フォーサイスの『精密さによる目眩くスリル』、オランダの巨匠ファン・マーネンの『ファイヴ・タンゴ』、プティの小粋なセンスが光る『こうもり』より「グラン・カフェ」と、大人の雰囲気。「新国初のフォーサイス作品は、かなりのチャレンジになる」とも。来年4月〜5月の『シンデレラ』に先立ち、エデュケーショナル・プログラムvol.1として「ようこそ『シンデレラ』のお城へ!」を2月に実施。「舞台が作られていく過程をお見せし、舞台をより身近に感じていただけるように」と準備を進める。6月の『不思議の国のアリス』は、海外からゲストを迎えての再演だ。またダンス公演では「DANCE to the Future: 2021 Selection」(11月)、小野寺修二 カンパニーデラシネラ『ふしぎの国のアリス』(2022年3月)、森山開次による『新版・NINJA』を予定。開幕公演前の今年7月に上演する、こどものためのバレエ劇場2021『竜宮』も森山の作品だ。あらゆる年齢層に訴える多彩な作品が揃う来シーズン。吉田芸術監督の采配に、今後も注目していきたい。文:加藤智子
2021年03月04日精神科医のフロイトやイギリスのダイアナ妃に愛された日本人芸術家、吉田博の展覧会が上野の東京都美術館で開かれています。美しすぎる木版画で世界を魅了した吉田とは、どんな人だったのでしょう?彼の作品とその生涯をご紹介!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 194『没後70年吉田博展』では、明治から昭和にかけて活躍した吉田博(1876-1950)の初期から晩年までの木版画を中心に、水彩画や油彩画、さらに版木や写生帖も展示。前期・後期あわせて200点近い作品を見ることができます。若いころから海外に出て西洋の芸術に触れた吉田は、独自の表現と技法を確立。本展では、彼の手がけた木版画の全容が紹介されています。明治期にアメリカへ…吉田は旧久留米藩士の家で次男として生を受け、15歳のときに画才を認められて図画教師の養子になります。17歳で京都の画塾に入門、さらに上京して日本初の美術団体・明治美術会の会員になります。1899年、23歳のときに画家仲間と渡米。デトロイト美術館で開いた水彩画の素描作品展で評価されたのを機に、アメリカ各地で展覧会を開いて作品を売り、成功を手にします。その後、パリ、ロンドン、ドイツ、スイス、イタリアなどを巡ってからアメリカに戻り、1901年に帰国。おもに風景画を描き、洋画家として日本国内でも高い評価を受けました。展覧会のプロローグでは、若いころに描かれた油彩画や水彩画などを見ることができます。木版画の世界へ!1923年、47歳のときに吉田は再び渡米。現地で作品を売りますが、そのとき好評だったのが水彩画や油彩画ではなく木版画でした。帰国後、吉田は本格的に版画制作の世界に入っていきます。上の写真は、自ら版元となり監修した『米国シリーズ』の作品《エル・キャピタン》。このシリーズでは、ヨセミテ渓谷やグランドキャニオン、ナイヤガラなどの景勝地が美しい色彩で表現されています。ダイアナ妃やノラ・ジョーンズも購入!1926年になると、吉田は精力的に木版画を制作。西洋の写実的な表現と日本の伝統的な版画技法を融合させ、代表作となるシリーズ『日本アルプス十二題』と『瀬戸内海集』を生み出します。『瀬戸内海集』シリーズの《光る海》はダイアナ妃の所蔵する作品のひとつ。日没に近い時間帯に海面がキラキラと光る様子が美しく表現されています。ダイアナ妃は1986年に来日した際、自分のクレジットカードで吉田の作品《猿澤池》を購入。《光る海》と二点並べてケンジントン宮殿の執務室に飾っていたそうです。彼の作品は、精神科医のフロイトが書斎に飾っていたり、歌手のノラ・ジョーンズも収集していたりと、海外にファンが多いことでも知られています。「日本といえば浮世絵版画」のイメージが強かった欧米で、吉田は新たな日本芸術の世界を切り拓きました。ところで、浮世絵版画と吉田の木版画の違いはどこにあるのでしょう?まずは描き方。陰影のないフラットな浮世絵と比べると、吉田の作品は写実的です。しかも、対象となるモチーフをじっくりと観察し、例えば水の流れや水面に輝く光までも細かく描写。その原画を、浮世絵版画の3倍以上も手をかけ、何度も摺りを重ねて美しい版画に仕上げているのです。さらに、同じ版木を使いながら摺色を替え、時刻や光の変化を表現。こうして、浮世絵版画とは異なるオリジナルの木版画を生み出しました。世界中の風景を楽しめる!吉田は若いころから晩年まで、旅を続けながら写生をして風景を描き続けた芸術家です。また、戦時中は従軍画家として派遣されており、中国の風景を描いた作品なども残っています。終戦後の逸話もユニーク。もともと吉田の作品はアメリカで人気があったこともあり、戦後は米軍将校たちが彼の版画工房を訪れるなどアメリカ人との交流が盛んだったそうです。そして1950年、都内の自宅にて73歳で他界しました。会場には欧米だけでなく、アジア各地やインド、そして日本国内の風景を描いた版画作品も数多く展示されています。吉田の美しい木版画を見ながら旅の気分を味わってみてはいかがでしょうか。展覧会は3月28日まで。写真、文・田代わこInformation会期: ~3月28日(日)※会期中、一部展示替えあり休室日:月曜日開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)会場:東京都美術館企画展示室観覧料:一般¥1,600、大学生・専門学校生:¥1,300、高校生:¥800、65歳以上:¥1,000問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2021年02月17日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)に対して、原作者の吉田修一がコメントを寄せた。同作は吉田修一による同名小説の実写映画化作。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。原作シリーズの人気を支える大きな魅力の一つが、吉田が紡ぎだす繊細な心情描写。羽住英一郎監督も「自分自身が惚れ込んだ小説の映画化だったので、プレッシャーよりも幸福感の方が勝っていました」と、喜びを語っている。1997年に『最後の息子』でデビューし、同作で第84回文學界新人賞を受賞すると、2002年には『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川龍之介賞を同時期に受賞し大きな話題となった吉田は、『悪人』『怒り』など映画化された作品でも多くの観客の心を惹きつけ、現在は世界各国で作品が翻訳出版されるなど、日本を代表する小説家となっている。これまで繊細な心情描写を描く作品が多かった中、今回アクション要素を大きく加えた本作を執筆するにあたっては「言葉ではなく、身体で何をどこまで語れるのかを意識して書きました」と振り返る。完成された映画については「とにかく贅沢で豪華でスケールの大きな映画だと思いました。若い頃に心を躍らせて、ハリウッドの超大作映画を見に行っていた時の気分が蘇りました」と絶賛。藤原&竹内によるバディについても「とにかくカッコいい。まるでダンスシーンを見ているようなアクションなど、見ていて惚れ惚れしましたし、藤原さん自身が持っている運の強さのようなものと、竹内さんが持っている時代性が見事にスクリーンに映し出されていると思います」と魅力を表す。撮影現場の見学にも行ったというが「とにかく苛酷なアクションシーンの連続でしたので、自分が書いたばっかりに……と、少し申し訳ない気持ちになりました(笑)」と原作者ならではの感想も。「執筆中には、まさかこんな激しいアクションをスタントなしで演じてくれる俳優さんがいるとは思ってもいませんでしたし、まさかここまで壮大な世界観を再現して頂けるとも思っていませんでした。とにかくスタッフキャストの皆さんに心から敬意を表したいです」と語る。さらに映画公開を待ち望んでいる人々に向けては「残念ながらこういう時世でもありますので、ほんのひと時だけでも窮屈な日常を忘れて、多くの方に華やかな映画の世界を楽しんでいただければと思います」とエールを送った。
2021年02月17日吉田羊主演で、世界的人気ドラマの日本版として放送中のWOWOW開局30周年記念 連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」。いよいよ今週末2月13日(土)に放送を迎える最終話「母の条件」の見どころ映像が解禁された。吉田さんが神奈川県警捜査一課の中でチームを引っ張る主人公の女性刑事・石川百合役を好演。また、百合を支える相棒で、熱血漢の若手刑事・高木信次郎役を永山絢斗。チームのムードメーカーである立川大輔役を滝藤賢一。豊富な捜査経験で皆を支える金子徹役を光石研。メンバーから“代理”と呼ばれ、頼られるボス・本木秀俊役を三浦友和。さらに、江口洋介や緒形直人、戸田菜穂、井之脇海、有村架純、岩田剛典、松原智恵子、若林豪、仲村トオル、音尾琢真、松澤匠、織田梨沙、山口紗弥加、久保田紗友、赤楚衛二、黒木華、高杉真宙、駿河太郎、竹原ピストル、水野美紀ら、毎話フレッシュな若手からベテランまで多彩な豪華ゲスト陣の出演も話題を呼んでいる。最終話では、死んだ娘に瓜二つの少女を見かけたとパニックを起こした女性・菱田千鶴が神奈川県警・捜査一課の石川百合を訪ねてくる。当時の捜査資料によると、娘の雅が水死体で発見され、行方不明となっていた雅の娘・ミクと共に無理心中したと判断されていた。雅が死ぬ直前まで過ごした母子保護施設の代表である大野律子に話を聞くと、当時、雅はミクに対して虐待行為をしていたことが分かる。この事件に対し、百合は強い嫌悪感を抱くが……。母子保護施設「アカシア園」の代表・大野律子役に富田靖子。水死体で発見された菱田雅役に北香那。雅の母・菱田千鶴役に神野三鈴。また百合の妹・沙耶役の平田薫がシーズン1以来の登場。シーズン3で訪れる百合の運命と衝撃の結末が見逃せない映像となっている。連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」最終話は2月13日(土)22時~WOWOWプライムにて放送。WOWOWメンバーズオンデマンドにて見逃し配信中(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2021年02月10日2021年2月3日、俳優の吉田羊さんが誕生日を迎え、自身のInstagramを更新しました。吉田さんは「誕生日をどう過ごすかより、どんな心持ちで迎えたかを大切にしたい」と明かし、新たな1年への想いをつづりました。心穏やかに、お誕生日の朝を迎えた吉田羊です。年々、お誕生日をどう過ごすかよりもどんな心持ちで迎えることが出来たかが大切だなと思うようになってきました。穏やかに迎えられたなら、この一年を、自分なりに精一杯生きてきた証。よくやった、と褒めてあげてまた来年のお誕生日もそうあるよう、ひたむきに毎日を生きたいと思います。yoshidayoh_officialーより引用そんな文面とは裏腹に、吉田さんが投稿した写真はこれまでのイメージとは異なる『悪役』の姿。「ギャップに驚いた」「まさか吉田さんがこんなことまで…」といった声が上がった姿がこちらです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 吉田羊( ♀)Yoh Yoshida(@yoshidayoh_official)がシェアした投稿 インパクトが強すぎる…!これは、2021年3月に放送される特別番組『がんばれTEAMNACS』(WOWOW)内での一幕の衣装だといいます。吉田さんは「#悪役ラスボス#何で引き受けた?#全力で楽しかったけどね?」と自虐コメントを残しました。ファンからは「デヴィ夫人かと思いました」「かっこいいです」「挑戦への振り切り具合がすごい」などのコメントが寄せられています。吉田さんが演じる役の、幅の広さに驚きますね![文・構成/grape編集部]
2021年02月03日「TEAM NACS」の結成25周年、WOWOW開局30周年を記念した超ビッグプロジェクト「がんばれ!TEAM NACS」内にて、メンバーが挑む戦隊ヒーロー「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」のコスチュームがこのほど公開。吉田羊が、悪役キャラクター“女帝デロリアン”として出演することも分かった。「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」は、音尾琢真が学生時代から温めていた企画である戦隊ヒーロー。本家の天才科学者の名前が由来の“ドクレッド”は、「TEAM NACS」リーダーの森崎博之。“ドクブルー”は大泉洋。なぜか巨乳の“ドクピンク”は戸次重幸。そして、悪役キャラクターの“バフン男”の中身を安田顕が演じる。また、「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」が対峙するのは、バフン男だけではない。本家を代表するあのタイムマシーンが、まさかの悪役キャラクター化。吉田さんが“女帝デロリアン”となって3人の前に立ちはだかる。今回のオファーに吉田さんは「出身も劇団も違うのに、私は何故かNACSの皆様を仲間と思っている節があり、彼らの周年作品ならば無条件に参加する、と当たり前のようにお引き受けしました」とコメント。役柄については「完全なる『変身』をして演じるラスボスなんて、後にも先にもこれっきりでしょうから、楽しんでやらせて頂きました。でも、女帝デロリアンが本当は一体何を目論んでいる悪者なのか、未だに分かっていません…」と明かす。また音尾監督については「演出…されたかな…笑馬糞の粘質にひどくこだわりがある、というのは覚えてます」と言い、メンバーとの共演については「デロリアン姿の私を見たNACSの皆さんが、呆れたり笑ったりしながらも『何で引き受けたの?』と心配してくれました。やっぱり優しい人たちです。改めて、大好きだなぁと思いました」と語っている。そして、冒頭から衝撃的なビジュアルの女帝デロリアンが登場する特報映像も公開。助けを求める声や、ヒーローたちの変身場面もとらえられている。WOWOWオリジナル「がんばれ!TEAM NACS」は3月7日(日)・14日(日)episode1・2、23時~先行放送・配信、初夏、本放送・配信スタート(全9話)。(cinemacafe.net)
2021年02月03日東京都美術館で『没後70年 吉田博展』が1月26日(火)に開幕した。明治、大正、昭和の時代に活躍した吉田博による木版による風景画は、日本のみならず世界でも人気が高い。彼の画業を振り返る展覧会は、3月28日(日)まで開催されている。本展は、世界を旅し、その壮大な風景を木版画として発表し続けた吉田博(1876〜1950)の没後70年を記念した展覧会。彼の生涯を丁寧にたどっていくことで、きらめく光やゆらめく水の表現、複雑な色彩表現、卓越した描写力など、彼の魅力に踏み込んでいく。吉田博は明治9年(1876)、福岡県久留米市生まれ。13歳で中学校の図画教師吉田嘉三郎に画才を認められ、14歳で吉田家の養子となり、京都や東京で写生に明け暮れる毎日を送っていた。初めて海外に渡ったのは23歳のとき。当時、黒田清輝ら白馬会メンバーが勢力を強め、国費でフランスに留学していることに吉田は反骨心を覚えたようだ。吉田博《穂高山》自費でまずアメリカに渡り、現地で風景画を描き、売ることで旅費を稼ぎ、数年かけて欧州を巡ってから帰国する旅を連続して行った。吉田が海外で培った技術は高い評価を受け、太平洋画会や官展などに入選、頭角を表していた。そんな吉田が木版画と出会ったのは、大正9年(1920)のこと。江戸時代と同じように、絵師、彫師、摺師の分業制で、現代の風俗(浮世)を描いた版画を作りたい、との思いで「新版画」を提唱していた版元・渡邊庄三郎に出会い、絵師として木版画を手掛けたことがきっかけだ。吉田博《明治神宮の神苑》渡邉版その後、人生3度目となる海外旅行中で、彼はその当時でもまだ江戸時代の浮世絵版画が欧米では人気が高いことを知り、自らが版元となり木版画の制作に乗り出すことを決断。大正14年(1925)に帰国後、アメリカやヨーロッパの風景を木版画にして発表する。吉田が49歳のときであった。吉田博 《ホノルル美術館》米国シリーズ水彩画で培っていた水や光の表現、色彩表現、西洋画の陰影や奥行きの表現を用いつつ、摺師や彫師を使った伝統的な木版画の制作技法を踏襲した吉田の作品群は、たちまち人気となっていった。展覧会では、吉田が旅して描いた国内、国外の風景を木版画はもちろんのこと、スケッチも展示。吉田の直筆によるスケッチからは、非常に描写力に優れていたことを推察することができる吉田博《帆船》帆船大正15(1926)年吉田博《帆船》大正15(1926)年また、同じ版木を使い、刷色を変えた帆船シリーズなども見どころのひとつ。モネの積み藁やルーアン大聖堂の連作のように刻々と変化する空気や光を見事に捉えた連作は、彼の描写力だけでなく優れた色彩感覚も持ち合わせていたこともわかってくる。実際に使用された版木と実作品を見比べることも可能だ。吉田博《冨士拾景》版木 吉田博《冨士拾景》このほかアルプスにグランドキャニオン、浅草や日光など、世界や日本各地の風景の作品が数多く展示されている。本人が旅をして、実際に目に焼き付けた風景画の数々を、しっかりと堪能したい。取材・文:浦島茂世【開催情報】『没後70年 吉田博展』1月26日(火)~3月28日(日)、東京都美術館にて開催
2021年01月28日「罪の声」の著者・塩田武士が大泉洋を主人公にあてがきし、吉田大八監督が映画化した『騙し絵の牙』。この度、大泉さんと映画初共演、吉田組には『桐島、部活やめるってよ』以来、8年ぶりとなる松岡茉優のインタビュー映像が解禁された。松岡さん演じる高野恵は、実家が小さな書店で父親譲りの文学への熱意に溢れ、伝統ある文芸誌編集部の一員として誇りを持って働いている。だが、熱い思いの余り、大御所作家にもつい率直な意見を論じてしまう。そんなとき、笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めている廃刊ピンチの雑誌「トリニティ」編集長の速水(大泉さん)に引き抜かれ、速水の策略に巻きこまれていく…。今回新たに解禁された場面写真では、いろいろなトラブルに直面しつつも編集部で奮闘する、松岡さん演じる高野の姿が切り取られている。また、インタビュー映像では、大泉さんや吉田監督、さらに主役級の超豪華キャスト陣について言及。「10代の時に青春というものを私が一番残せたかなと思うのは『桐島~』だと思っていて、私にとっては一生ものの作品」と語る同作以来、8年ぶりに吉田監督作品に出演したことに、その間に積み重ねてきたことに思いを馳せながら「お話を頂けただけで嬉しかったですし、少しだけ自信を持てた気がしています」と語る。そして、主演の大泉さんについては、「どうしても現場がピリッとしまうときに、必ず立って場を和ませるような楽しい話をしてくださるんです。まさにスタンダップコメディアンのような方なんですよね。主演ですし、セリフも本当に多いので、きっと集中したい場面もあると思うのですが、現場の空気を察知して、みんなの気持ちを上げてくださるんです」と尊敬を込めてコメント。そんな撮影現場は、「(脚本のキャストページを)めくれどもめくれども、主演級のスター達なので…毎日、お腹が痛かったです(笑)」と打ち明け「同世代は宮沢氷魚君と、池田エライザちゃんくらいで。もう、子羊3匹は大変震えております」と語る。「いつか共演したい、また共演したいと思っていた俳優さんたちと、毎日入れ替わりで撮影できることは本当に幸せでした。日本の俳優界をけん引する素晴らしい俳優さん、女優さん方の演技合戦にも注目していただきたいです!」と見どころにも触れている。『騙し絵の牙』は3月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:騙し絵の牙 2021年3月26日より全国にて公開©2020「騙し絵の牙」製作委員会
2021年01月28日吉田修一のサスペンス小説を藤原竜也主演で映画化した『太陽は動かない』より、本作に出演する竹内涼真演じる田岡の激しいアクションシーンが公開された。国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行し、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、異例づくしの大規模な撮影が行われた本作。今回到着した映像では、走行中の列車内で繰り広げられるアクションシーンが切り取られている。スーツケースを持つ怪しげな男の後をつける田岡だが、扉の先には男が待ち伏せており、攻撃が始まる。あらゆるものを駆使し、どうにか抑制しようとするが追いつめられてしまう田岡。サンドバックのように体を殴られ続け、列車から振り落とされそうになるところで映像は終了してしまう。撮影の合間に入念なリハーサルを行い、全てスタントなしでの撮影に挑んだ竹内さん。本作のプロデューサーはこのシーンについて「非常に緊張もされていましたが、鍛え上げてくださった肉体のおかげもあり重戦車のようなパワーとそれでいてしなやかなアクションを体現してくださいました」と語り、「見た目にはなかなか伝わりにくいかもしれませんが、実際に動いている列車の中でのアクションなので体が左右に振られたり、足元が覚束ないという枷を背負いながらやっていらっしゃるということを認識した上で観ると、その凄さが伝わると思います」と付け加えた。映画『太陽は動かない』は3月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年01月28日吉田朱里プロデュースのコスメブランド「ビー アイドル(B IDOL)」の2021年春コスメが、2021年3月22日(月)より発売される。ビーアイドル初“神マスカラ”誕生今季のニュースは、ビーアイドル初となるマスカラのデビュー。“神マスカラ”と称された新作「愛ラッシュマスカラ」は、“落ちない・カールキープ・セパレート”とマスカラに求めるものを贅沢に叶えたアイテムだ。ラインナップは、好みの仕上がりで選べる全3種。どれを選んでも、一塗りで目元をアゲてドラマティックな表情を演出しながら、美容成分配合でまつ毛ケアまで叶えてくれる。01 アイドルブラウン:抜け感をキープするナチュラルでドーリーな目元に。<ウォータープルーフタイプ/カールキープ>02 流し目ブラック:繊維でやさしく上がる色っぽい大人の目元に。<お湯落ちタイプ/ロング&セパレート>03 デカ目ブラック:まつ毛1本1本が存在感のある印象的な目元に。<お湯落ちタイプ/ボリューム>「THE アイパレ&つやぷるリップ」新色・限定色また、ビー アイドル人気の「THE アイパレ」「つやぷるリップ」には、限定色・新色が追加。アイシャドウとハイライターが一つになった、4色セットの「THE アイパレ」には、スパイシーな新色「101 気ままのオレンジカーキ」が仲間入りする。トレンドのオレンジとシックなカーキをかけ合わせた新パレットは、冒険心をくずぐりながらも“絶対外さない”絶妙なカラーリングだ。4色を重ねることで、色と光を味方につけて、旬な目元をメイクする。左下のハイライトカラーは、鼻筋などにのせることで、立体感のある表情に仕上げてくれる。200万本を突破するほど人気の「つやぷるリップ」からは、ティント処方の新カラー「11 めしあがれ MANDARIN」が新登場。唇で弾けるようにジューシーなクリアオレンジカラーで、華やかな口元に仕上げてくれる。長時間落ちにくいティント処方で、メイク持ちもばっちり。これ1本で高保湿・ボリュームUP・高発色を叶えてくれるのもうれしいポイントだ。また同時に、2020年秋冬に発売した人気カラー「105 すっぴんCLEAR」が限定復刻。クリアカラーでありながら、唇にのせると自然に血色感がUP。女性らしいやさしい口元に仕上げてくれる。【詳細】ビー アイドル 2021年春コスメ発売日:2021年3月22日(月)・愛ラッシュマスカラ 全3種 各1,400円+税(編集部調べ)・THE アイパレ 限定1種 1,800円+税(編集部調べ)・つやぷるリップ 新2色 1,400円+税(編集部調べ)※105は限定色の復刻【問い合わせ先】かならぼTEL:0120-91-3836(平日 10:00~17:00、土日祝日休み)
2021年01月22日1月8日、新国立劇場・小劇場にて吉田鋼太郎の演出の舞台『スルース~探偵~』が開幕した。1970年の初演以降、ブロードウェイでは最も権威あるトニー賞を受賞し、映画化もされた人気の戯曲『探偵スルース』。推理小説家アンドリュー・ワイクと、妻の浮気相手であるマイロ・ティンドルが展開するこの英国ミステリーを吉田が演出を手がけ、さらに自身も出演、共演に柿澤勇人という顔合わせで上演する。吉田は約1年ぶりの舞台出演だが、稽古中から「パーフェクトに仕上げたい」と語り、綿密な演出プランと大胆な演技で作品をリード。また、吉田と対峙する柿澤は吉田の演出によって引き出された繊細な演技を披露する。コミカルな表現や、歌やダンスも盛り込まれた遊び心溢れるシーンも見どころの一つ。東京公演は新国立劇場・小劇場にて1月24日(日)まで上演され、その後、2月から大阪、新潟、仙台、名古屋の全国4箇所での上演を予定している。感染症対策も万全な状態で上演しているほか、劇場に足を運べない観客に向けて特別映像の有料配信も決定した。稽稽古場密着映像やバックステージツアー、アフタートークの模様なども視聴できる予定だ。詳細は後日公演HPにて発表されるので、そちらをチェックしてほしい。舞台写真撮影=渡部孝弘◆初日公演後の出演者コメント<吉田鋼太郎>いま、初日の舞台が終わりました。カーテンコールで胸に迫るものがありました。演っているときは無我夢中でしたけれど、考えてみれば約1年弱ぶりの舞台。なんとなく初心に返ったというか、新人のような気持ちになって芝居をしていたような気がします。緊急事態宣言が出たばかりという難しい状況ではありますが、今日は運よく幕を開けることができました。とにかく毎日毎日、全身全霊をかけて愛を込めて、お客様に素晴らしいものを届けられればという思いです。初日開いた!やったー!<柿澤勇人>本日、スルース東京公演初日を迎えることができました。このような状況下で演劇をできること、観に来て下さる方がいることに感謝を致します。出来る限りのことを行い、演劇の灯を消さないように、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。みなさま、どうぞ応援を宜しくお願い致します。【公演概要】舞台『スルース~探偵~』●東京公演日程:1月8日(金)~24日(日)会場:新国立劇場 小劇場●大阪公演日程: 2月4日(木)~7日(日)会場: サンケイホールブリーゼ●新潟公演日程: 2月10日(水)・11日(木)会場: りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場●仙台公演日程:2月13日(土)・14日(日)会場:電力ホール●名古屋公演日程:2月19日(金)~21日(日)会場:ウインクあいち大ホール
2021年01月12日3月5日(金)より全国ロードショーとなる映画『太陽は動かない』の特別映像が公開された。本作は『怒り』『悪人』などのヒット作で知られる人気小説家・吉田修一の同名サスペンス小説を、『海猿』『暗殺教室』シリーズを手がけた監督・羽住英一郎が壮大なスケールで映画化。産業スパイ組織「AN通信」の本部へ24時間ごとに定期連絡をしなければ、心臓に埋め込まれた爆弾が爆発するという運命を背負わされた精鋭エージェント鷹野(藤原達也)と相棒の田岡(竹内涼真)が、世界中の権力者たちが求める次世代エネルギーの極秘情報を手に入れるために奮闘するノンストップサスペンスとなっている。主演の藤原は『22年目の告白 -私が殺人犯です-』や『カイジ ファイナルゲーム』などで強烈なキャラクターを演じ、常に命の限界を超えてきた男。そんな藤原史上最も極限状態に追い詰められる絶体絶命のシーンを捉えた特別映像が公開された。敵対する裏組織のリーダー、ジミー・オハラ(横田栄司)に捕らえられた鷹野。拷問を受け、苦悶の表情を浮かべているが、本部に連絡して爆弾解除の申請をしなければ心臓の爆弾が爆発してしまう。刻一刻とカウントダウンが迫り、映像を観ている側も手に汗握る。さらに、映像には高層ビルの屋上での鬼気迫る肉弾戦やヘリコプターの撃墜、水中での決死の脱出劇など鷹野と田岡に降りかかる絶体絶命のシーンがふんだんに盛り込まれた。陸空海のありとあらゆるシチュエーションで24時間365日、常に死の危険と隣り合わせのふたり。果たして彼らは無事に任務を遂行することはできるのか。大規模な海外ロケの実施、ハリウッド進出も果たした韓国の人気女優ハン・ヒョジュやピョン・ヨハン、日本映画界を牽引する佐藤浩市の参戦、市原隼人による体を張ったアクションなど、これまでにない超大作になること間違いなしだ。映画『太陽は動かない』藤原竜也 絶体絶命スペシャル映像映画『太陽は動かない』3月5日(金)公開
2021年01月08日人気小説家・吉田修一のサスペンス巨編シリーズを映画化した『太陽は動かない』(3月5日公開)。本稿では初共演を果たした藤原竜也と竹内涼真が、1日に9時間もの長時間、水に浸かって挑んだ過酷撮影の現場をレポートする。取材陣に公開されたのは2019年7月12日、東映東京撮影所。現場では、沈没を始め、海水が入り込んだコンテナ船の貨物倉庫で、秘密組織「AN通信」の精鋭エージェント・鷹野一彦(藤原さん)が、敵に捕らえられ、鎖につながれた同僚の田岡亮一(竹内さん)を救出しようとするシーンが佳境を迎えていた。スタッフから「田岡さん、お願いします!」と役名で竹内さんが呼び出されると、藤原さんは「いってらっしゃーい」と送り出し。さりげないやり取りから、絶妙な“バディ感”が醸し出される。セットへの給水が始まるなか、照明、火花、蒸気といった特殊効果のタイミングが計られ、準備が整うと撮影がスタート。首まで水に浸かり、何とか鎖を解こうともがく竹内さんの姿を、藤原さんはモニターで確認しながら「(水に)入るのイヤだな…」と思わず本音をこぼしていた。その隣には、ウェットスーツに身を包んだ羽住英一郎監督の姿が。羽住監督といえば、『海猿』シリーズを手がけ、ダイナミックなアクション演出に定評があるヒットメーカー。この日は大量の水を使用したシーンということもあり、現場を見守る関係者からも「うわぁ、『海猿』だな」と感嘆の声が自然とあがった。撮影に使用した水の量は180トン。貨物倉庫のセットは108立方メートル。水深を180センチ→150センチ→80センチと下げながら、つまり時系列とは逆行しながら、慎重に撮影が進められた。「もう久しぶりに『きつい』という言葉も発せられないような状況での撮影でした」と振り返る藤原さん。現場は「火花も散って、水の流れも速く冷たくて、足もつかない」という状況だったそうで、「その中で潜りながらも田岡の腕に巻かれたチェーンを解かなければいけない。ハンマーや斧を探しては、これじゃないあれじゃないと何度もやるわけですけれど、久々に堪えた」のだとか。それでも「終わった後は、達成感や爽快感がありましたね」と手応えは十分だ。一方、鎖につながれた状態で救助を待つシチュエーションだった竹内さんは「動けない状態で上から水が落ちてくるって結構パニックになるなと思いました」とこちらも満身創痍。同時に「滝のように水が落ちてくる中で、撮影スタッフさんの技術に惚れ惚れした」といい、羽住監督率いる“海猿チーム”のプロフェッショナルな姿勢に感心しきり。「精神的にも体力的にもキツかったので、竜也さんと励まし合いながらやっていた」と先輩・藤原さんへの感謝も語っていた。現場には原作者の吉田氏も見学に訪れており、「吉田先生は『すごい撮影をしていますね』とおっしゃっていました。びっくりされたというか、吉田先生の原作スケールに合うセットでシーンを再現していて、非常に興奮されているように見えました。喜んでくださっていたと思います」(藤原さん)、「田岡が精神的にまだ弱い部分があるエージェントなので、その弱さをどう演じるのか、命の危機が迫って絶叫するシーンが楽しみですとおっしゃっていました」(竹内さん)とふたりの言葉からも、吉田氏の期待がうかがい知れる。撮影を前に、羽住監督は藤原さんと竹内さんに対し「全編代役なしでアクションシーンを撮りたいので、身体を鍛えてくれ」とオーダーしたそうで、「クランクインまでに見事に身体を作り上げてきてくれました。極限状態に追い込まれるシーンが多かったので、ボロボロになりながらも力を失わない、生命力のある目力には撮影しながら圧倒されました」。現場でのふたりについて、「合間に戯れあっている目が少年のようだったのが印象に残っています」とも明かした。また、足もつかなくなるほど水位が上がったなか、藤原さんが竹内さんを抱きしめながら助け出そうと奮闘する姿に、羽住監督は「思わず熱いものがこみ上げてきた」そうで、「ずぶ濡れの中での撮影だったので、自分が泣いているとスタッフやキャストにバレずに済みました」と舞台裏での“感涙”を振り返った。心臓に爆弾を埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫る秘密組織のエージェントが、新世代エネルギーの極秘情報をめぐり、各国のエージェントや大国の裏組織と命がけの頭脳戦を繰り広げる。日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行。市街地の道路を完全封鎖したカーチェイスや、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、世界規模で撮影が行われた。そんなスケール感に相応しく、藤原さん&竹内さんをはじめ、ハリウッド進出も果たした人気女優のハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハン、佐藤浩市、市原隼人、鶴見辰吾ら豪華俳優が集結している。『太陽は動かない』は3月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年01月07日木村佳乃主演、吉田羊と仲里依紗が共演する「恋する母たち」の最終回が12月18日オンエア。木村さん演じる杏、吉田さん演じる優子、仲さん演じるまり、3人の母たちそれぞれの幸せなラストに「最高な終わり方」「ホントよかった」などの感想が寄せられている。柴門ふみによる同名原作を「大恋愛~僕を忘れる君と」などの大石静が脚本を手掛けてドラマ化。夫・慎吾が突然失踪、11年後、慎吾の不倫相手の夫・巧と再会し恋に落ち結婚した石渡杏に木村さん。慎吾に妻を奪われ、その後週刊誌記者に転職、杏と再婚し建築士を目指している斉木巧に小泉孝太郎。杏の夫だったが由香と失踪、その後記憶喪失になり与論島で暮らしていたが、東京に戻って実家で暮らすなかで記憶が戻ってきた慎吾に渋川清彦。杏の息子・研に藤原大祐。大手食品メーカー・コジカフーズに勤務、部下の赤坂と不倫関係になるが別れ千葉の営業部長となった林優子に吉田さん。優子を愛しているが今は距離を置いている赤坂剛に磯村勇斗。優子の夫だったがフリースクールを立ち上げるために息子の大介と一緒に実家のある与論島へ移住。大介を題材にした小説がベストセラーとなった林シゲオに矢作兼。その息子・大介に奥平大兼。優子から赤坂を取り返した有馬ひとみに結城モエ。人気落語家・今昔亭丸太郎と不倫関係となり子どもを妊娠、夫に離婚を切り出した蒲原まりに仲里依紗。まりに熱烈な想いを寄せるが、まりの離婚まで会えないでいる今昔亭丸太郎に阿部サダヲ。エリート弁護士だったが弁護士業務停止処分を受けるまりの夫・蒲原繁樹に玉置玲央。ラッパーとして自立したまりの息子・繁秋に宮世琉弥。繁樹と不倫し法律事務所もクビになった山下のり子に森田望智といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回は杏は巧に別れを切り出し離婚するが、夫婦としてではなく仕事のパートナーとして共に歩む道を見つけ、建築事務所を立ち上げた巧の秘書として生きていく道を選択。優子はコジカフーズの取締役に就任。式当日にひとみとの結婚をやめた赤坂と、結婚せずに一緒に暮らしていくことに。まりは繁樹と離婚、丸太郎と結婚しテレビショッピングも再開する…というストーリーだった。娘たちを連れて実家の北海道に帰ろうとするまりを、空港で待ち「今からまりちゃんたちが行くとこは北海道じゃない。私の家だ。籍より暮らし。一緒にいよう」と共に暮らそうと語る丸太郎。慰謝料や裁判のことを不安がるまりに「(慰謝料は)払えばいいじゃん。裁判だってなんだって受けて立つよ」と力強く宣言する。その行動に「サダヲがかっこよすぎて死にそう」といった反応が。また結婚式をドタキャンしタキシード姿のまま優子の自宅を訪れ、優子に「結婚しよう」とプロポーズ。もう結婚はしないと断られるものの「結婚しないで一緒に暮らそう」と言われ困惑した表情を浮かべる赤坂。だが優子が「離れられないもん」とその理由を続けると「よかったぁ、またフラれるのかと思ったよ」と安堵の表情を見せる…そんな赤坂には「赤坂くんのタキシード姿しか勝たん」「インターホンにうつるタキシード姿の赤坂なかなかエモい」などの声が。杏、夕子、まり、そして関わった男性たちもそれぞれの幸せを見つけるラストに「今季のドラマで一番最高な終わり方」「いろんな形でだけど好きな人と一緒にいれるかたちでホントよかった」といった感想が送られている。(笠緒)
2020年12月19日冬に旬を迎える『小松菜』。サラダや炒め物にするなど、さまざまな食べ方が楽しめますよね。Twitterに公開された、ある小松菜の写真が「規格外すぎる」と話題を呼んでいます。収穫された小松菜に、21万人がビックリ!写真をアップしたのは、徳本修一(@tokumoto1122)さんです。「今シーズン最大の小松菜、捕獲」というコメントとともに披露された、小松菜がこちら!今シーズン最大の小松菜、捕獲 pic.twitter.com/qb0I2s2Dl8 — 徳本修一|Science farmer (@tokumoto1122) December 10, 2020 いやいやいや、待ってデカすぎ…!!「今シーズン最大」と呼べるサイズの小松菜を収穫できて、嬉しかったのでしょう。収穫者である徳本さんは、マスク越しでも分かるくらいに満面の笑みを浮かべています。写真はネット上で拡散され、21万件を超える『いいね』を集め、「こんなに育つもんなの!?」「形もすごくきれい」といった声が寄せられました。ちなみに、この小松菜は普段農場で収穫できるものの200倍の重量で、根の太さは大根並みだったそうです。昨日、当農場で捕獲しました小松菜のスペックです。・重量6.2キロ(通常の200倍)・直径約1メートル・根の太さ10センチ(大根並み)・生育期間約4ヵ月ちなみに、見た目に反して柔らかくて美味しいです。鍋に最高です pic.twitter.com/sKvdAXvniG — 徳本修一|Science farmer (@tokumoto1122) December 10, 2020 徳本さんいわく「見た目に反してやわらかくておいしく、鍋に最高!」とのこと。味はもちろん、見た目の華やかさが加わって、いっそうおいしく感じられたに違いありませんね![文・構成/grape編集部]
2020年12月15日株式会社主婦の友社は、『中野ジェームズ修一の「運転寿命」をのばすドライバー体操』を、12月18日(金)に発売いたします。【ドライバー体操のポイント】●いつまでも安心して運転できる!●運転で疲れた頭と体が瞬時に甦る!●運転の肩こり、腰痛が消える!●体力低下・運動不足の解決!●筋肉を効率的に増やせる!●瞬発力、判断力が鍛えられる!●運転肥満、生活習慣病のお悩み解消!「健康寿命」と同じく、最近注目されはじめている「運転寿命」ということば。加齢に伴う身体能力や認知機能の低下を防ぎ、安心・安全に車を運転できる期間をできるだけ長く保とうという考え方です。その「運転寿命」をのばすドライバー向けの体操をNHKでもおなじみの中野ジェームズ修一氏が開発。車でも家でもできる、安全に運転を続けられる体づくりを提案します。運転寿命を延ばすことは、現代社会で緊急の課題です。免許返納という選択はもちろん大切ですが、「運転が生きがいである」という方は少なくありません。運転を出来るだけ長く続けていくために、空き時間にもできる体操を紹介します。【多くのシニアにとって車は生活に欠かせない】65才以上の高齢者の63%(1885万人)が運転を継続しています。75才以上の後期高齢者のドライバーも580万人に上っており、シニアにとって車は必要不可欠なのが現状。シニアドライバーの半数以上は毎日運転しており、車はシニアの生活に欠かせない足となっています。【運転寿命が長い人は脳も若い】高齢者が運転を続けると、脳にも好影響を与えていることが分かってきました。運転をしているシニアドライバーは、運転していない人に比べて約4割も認知症のリスクが低いことが判明しています。また、運転をやめた人の要介護リスクが、運転を継続していた人に比べて約8倍に増えることもわかっています。ドライブの休憩時におすすめ!車を使ったリフレッシュ体操ちょっとした空き時間に取り組める、簡単なストレッチです。近所の買い物に出掛けた先の駐車場や、帰宅後の自宅の駐車場などで、車を使って楽しく体を動かしましょう。大胸筋を鍛えると、肩の動きがよくなり、ドライブを再開したときの視線が上がりやすくなって、安全運転につながります。体幹が鍛えられるので、体の軸が安定した姿勢で運転できるようになります。太ももとお尻の筋肉がやわらかくなり、運転疲れを解消します。運転寿命をのばす体操・初級編いつまでも楽しくドライブが続けられるように、全身の筋肉をバランス良く鍛えられる体操です。スキマ時間に家でも効果的に行なえます。1週間に1回以上を目標に、無理のない範囲で行いましょう。ももの付け根にある腸腰筋(ちょうようきん)が鍛えられ、運転腰痛が解消します。座りっぱなしでペダル操作で負担がかかっている臀部を柔らかくします。運動不足の人がやりやすい腹直筋(ふくちょくきん)のトレーニングです。運転寿命をのばす体操・上級編上級編は、年齢に関係なく筋力、体力がつき、さらに自信を持って運転続けることができる体操です。また筋トレだけでなく、運転にも必要な脳の動きを研ぎ澄まし、運転技術の向上につながる「脳トレ」にも役立ちます。もも周りを鍛えるスクワットの上級バージョン。運転肥満を効率的に解消します。腹筋トレーニングの上級バージョン。運転腰痛を解消します。ペットボトルで手の動きに関わる脳の機能と操作する手の動きがよくなるトレーニングです。著者プロフィール中野ジェームズ修一(なかのじぇーむずしゅういち)フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペア(藤井瑞希選手、垣岩令佳選手)など、多くのアスリートから絶大な支持を得ている。2008年の伊達公子選手現役復帰にも貢献した。2014年からは、青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くから「モチベーション」の大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍を続けている。自身が技術責任者を務める東京神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」は、「楽しく継続できる運動指導と高いホスピタリティ」が評価され活況を呈している。主な著書に『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)、『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレシリーズ』(徳間書店)などベストセラー多数。書誌情報タイトル:中野ジェームズ修一の「運転寿命」をのばすドライバー体操著者:中野ジェームズ修一定価:1400円+税発売日:2020年12月18日(金)判型:A5判128ページISBN:978-407446144-8Amazon販売ページはこちら本書に関するメディア関係者のお問い合わせ先【主婦の友社広報窓口】株式会社C-パブリッシングサービス広報宣伝部TEL:03-5403-4320(直通)pr★c-pub.co.jp(★は@に変換してお送りください)企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年12月15日吉田羊をはじめ、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和らお馴染みキャストが集結したシリーズ最新作「コールドケース3 ~真実の扉~」の放送が先日スタート。この度、第2話以降の予告編が公開中、新たな場面写真も到着した。シリーズ初の試みとなった“前後編”で構成された第1話の「鼓動(前編)」の衝撃的なラストがいま話題となっている中、その後編となる第2話から最終話までを網羅した映像が新たに公開中だ。各話に登場する豪華ゲストも話題の本作。映像では、第2話に登場し物語の鍵を握る緒形直人、トロフィーを手に微笑む有村架純と拍手で讃える岩田剛典のモノクロ映像、涙ながらに声を荒げる山口紗弥加、高杉真宙に抱きしめられる黒木華などのシーンを確認することができる。「あなたが抱えていることを話して」と吉田さん演じる百合のセリフや、何やら争う場面、“冤罪”という気になる言葉も登場している。今回到着した場面写真は、第5話以降の緊迫感あふれる場面が切り取られている。「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」は毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送中、WOWOWメンバーズオンデマンドにて見逃し配信中。(cinemacafe.net)
2020年12月14日『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔が監督・脚本を務めた完全オリジナル作品『BLUE/ブルー』の公開が決定。主演は松山ケンイチ、ヒロインは木村文乃。さらに、柄本時生と東出昌大の出演も明らかになった。本作は、挑戦者を象徴する“ブルーコーナー”で戦い続ける者たちの生き様を描く物語。全てを賭けてボクシングに挑んでも、成功は約束されていない。それでも前に進む姿が胸を打つ、静かに熱い若者たちの物語だ。演技派俳優の松山さんが演じるのは、誰よりも努力し情熱を注ぐも、負け続きな先輩ボクサー・瓜田信人。脚本に惚れ込んだ松山さんは、2年の期間をかけて役を作り込み、この主人公を熱演した。また、同じジムに所属するのは、抜群の才能とセンスを持ちチャンピオン目前の後輩、東出さん演じる小川一樹と、好きな娘のために始めたボクシングにのめり込んでいく、柄本さん演じる新人・楢崎剛。そして、彼らの挑戦を見守るヒロインで、瓜田の初恋でいまは小川の婚約者・天野千佳を、現在放送中の主演ドラマ「七人の秘書」も話題、吉田監督作品への出演を熱望したという木村さんが演じる。吉田監督が8年の構想期間をかけ、自ら脚本を書き上げた渾身の一作。平凡と非凡、憧れと嫉妬、友情と恋、それぞれが複雑な想いを抱え、四者四様の魅力的なキャラクターに共感必至だ。<コメント>松山ケンイチ吉田監督の作品は言語化できない映画言語だと感じていましたが、今回の脚本もそうでした。この脚本を読んだ時の感動を表現する言葉が今でも見つかりません。瓜田は、自分の培ってきた全てを他人になんの躊躇もなく差し出すことができる人です。敗者は勝者を作り想いを繋ぎます。またその勝者はいつか敗者となり次の勝者を作り繋ぎます。自分は次の世代に何を繋いでいくのか考えさせられました。木村文乃ずっと素敵だなと思う作品を作られている吉田監督とのお仕事のチャンスに、これは面白くなるぞ、とマネージャーさんと喜んだことを覚えています。一途で真っ直ぐでどうしようもない、そんな゛男゛と言う存在をとても愛おしく思う映画が出来ました。柄本時生肉体を使う仕事をほとんどしたことが無かったので楽しかったです。ここまでボクサーを描かれた本はないのかなと。。ボクシング以外無いんだと言われている感じがしました。静かに起きる衝動を是非。東出昌大4人のボクサーの人生が映っていました。教訓めいた事も、下手したら感動すらも、お届け出来ないかも知れません。しかし、紛れもない事実として、人生を賭けて戦う人々が映っていたこの映画を、私は愛おしく思います。吉田恵輔監督中学生の頃から現在まで、30年近くボクシングをやっています。何箇所もジムを渡り歩き、沢山のボクサーと出会い、見送っていきました。そんな自分だからこそ描ける、名もなきボクサー達に花束を渡すような作品を作ったつもりです『BLUE/ブルー』は2021年4月、新宿バルト9ほか全国にて公開予定。※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記(cinemacafe.net)
2020年12月08日吉田鋼太郎と柿澤勇人が出演する舞台「スルース ~探偵~」が、来年1月より東京公演を皮切りに上演されることが決定した。イギリスの劇作家アントニー・シェーファーの最高傑作「探偵 スルース」。1970年に英国で発表され、ブロードウェイ版はトニー賞を受賞、1972年にはローレンス・オリヴィエ&マイケル・ケイン主演で映画化され話題に。また2007年には、ノーベル賞作家のハロルド・ピンターが脚本を手掛け、ケネス・ブラナーが監督、マイケル・ケイン&ジュード・ロウという超豪華メンバーで『スルース』として再び映画化もされた。日本でも数々の名優たちによって舞台化されてきたこの傑作ミステリーが2021年、吉田さんの演出で新たに生まれ変わる。著名な作家ワイク役には、蜷川幸雄からバトンを受けた彩の国シェイクスピア・シリーズでも演出家として、芸術監督として手腕を振るう吉田さん。「フランケンシュタイン」「デスノート The Musical」などミュージカルで活躍する柿澤さんが、ワイクの妻の浮気相手ティンドルに扮する。吉田さんは「二人芝居です。柿澤勇人と。6月に幕を開ける筈だった芝居が中止になり、約1年振りの舞台です。1年振りにやる芝居が二人芝居。初めての。で、相手が、やはり幾つかの舞台が中止になり鬱憤を溜めに溜めた狂犬柿澤勇人。不安と緊張が弥が上にも募ります。言い換えれば、武者震いが止まらない、という事です」と心境を明かし、「初めての二人芝居に震え慄く老俳優と、しつこいようですが狂犬柿澤勇人。ご期待ください」と呼びかけている。また、「デスノート The Musical」「アテネのタイモン」や、ドラマ「太陽は動かない」での吉田さんとの共演をふり返りつつ柿澤さんは、「鋼太郎さんは、早くまたお前と芝居がしたい、と常に言ってくれましたが、この『スルース』の上演が決まり、嘘では無かったんだなあと思い、本当に嬉しくとても楽しみです」と言い、「鋼太郎さん曰く、『お前は俺の若いころにそっくり』とのことで、僕は自覚がありませんが、皆さまの目でお確かめ頂けたら幸いです」とコメントしている。ストーリー著名な推理小説家アンドリュー・ワイク(吉田鋼太郎)は、妻の浮気相手であるマイロ・ティンドル(柿澤勇人)を自身の邸宅に呼び出す。不倫ヘの追及を受けるものだと思っていたティンドルに対し、ワイクは意外にも「妻の浪費家ぶりには困っている」、「自分にも愛人がいる」と切り出す。さらにワイクは、ティンドルに自宅の金庫に眠る高価な宝石を盗み出してほしいと提案。そうすることでティンドルは宝石とワイクの妻を手に入れ、ワイクは宝石にかかっている保険金を受け取り愛人と幸せに暮らすことができるのだ、と。提案に乗ったティンドルは、泥棒に扮しワイクの屋敷に侵入するが――。舞台「スルース ~探偵~」東京公演は2021年1月8日(金)~24日(日)新国立劇場小劇場にて上演、ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2020年12月02日江口洋介、緒形直人、有村架純、黒木華、水野美紀ら豪華ゲストの登場が発表されている吉田羊主演の連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」。この度、放送スタートに先駆けて、ミニドラマ映像が2本公開された。今回のミニドラマは、神奈川県警捜査一課メンバーがWOWOWに入っていない被疑者を追うストーリー。オフィスで金子(光石研)が受けた電話から、被疑者がWOWOWに入っていない緊急事態が判明。立川(滝藤賢一)や高木(永山絢斗)たちが「一体どうなってるんだ」「入っていないなんて」と憤りを露わにする中、現場に向かおうとする百合(吉田さん)が、「あなたは入るわよね?」と挑発してドラマは終了する。そしてもう1本は、百合と高木がWOWOWに入っていない被疑者と取調室で対峙するミニドラマ。過去にも同被疑者と対峙していた2人は、まだWOWOWに入っていないことに呆れつつ「どういうつもり?」と、問い詰めていくが、最後は「大丈夫、まだ間に合う」と優しくフォローする。なお、12月1日(火)からは新シリーズ放送を記念した<「コールドケース 3」放送記念スペシャルトーク番組 ~捜査一課5人の小部屋~>のスペシャルダイジェスト版の放送もスタート。番組の裏側を5人による赤裸々トーク、未公開映像盛りだくさんで放送する特別番組だ。連続ドラマW「コールドケース3 ~真実の扉~」は12月5日より毎週土曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全10話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年11月30日