平成23年3月11日、誰もがかつて経験したことのない大地震が起こりました。主人公は、まるで日本が終焉を迎えたかのような景色を目の当たりにすることに。次第にスーパーやガソリンスタンドは人でごった返し、人間関係は荒んでいきます。そんな中、普段は口数も少ない隣に住むおじさんが煮物を分けてくれ「大変だけど…頑張ろう」と声をかけてくれたのでした。全員が大変な場面で非情に振る舞う人もいれば、隣のおじさんのように気にかけてくれる人もいることを知った主人公。非常時では、人の本質も垣間見えます。そして、震災から9日後… インフラや都市機能が回復する目途も立たず、精神的に不安な日々を過ごす主人公。 さらに電力供給を安定させるための計画停電も始まりました。いつ電気が止まるかわからない状態なので、入浴や食事も一苦労……。 これまで当たり前だと思っていた生活が一転し、主人公は改めてライフラインの重要性に気付くのでした。 ライフラインが復旧しない中で食糧や日用品などの生活必需品が手に入らない生活は、とてつもない恐怖だったのではないでしょうか。 「いつまでこんな生活が続くのか……」「次に余震が来たら……」など、不安や心配事は絶えなかったはずです。 主人公が感じたように、当たり前の日常は本来貴重でかけがえのないもの。 スイッチを押せば電気が点く、蛇口をひねれば水が出るという技術が進歩した生活の中では、失ってからでないとそのありがたさに気付けないことも多いでしょう。こういった災害には日頃から備えておくとともに、改めて身の回りの環境やいつも自分を支えてくれている人などに感謝しながら日々生活を送っていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター コメダ
2023年09月03日日本各地に甚大な被害をもたらす地震。自宅で被災した場合のシミュレーションをしている人は多くとも、『外出時に地震が発生したらどうするか』まで考えられている人は少数かもしれません。どこにいる時も、地震発生時にすぐ身を守る行動ができるのが理想ですよね。地震が発生した時、スーパーマーケットで使えるアイテム自衛隊徳島地方協力本部は、運営するYouTubeチャンネルで『大地震時これを使え!スーパー編』を公開しています。動画に登場する自衛隊員の2人は、買い物中に地震が発生したシーンを寸劇で再現。揺れで棚から商品が落下し、頭に直撃して大変危険な状態です。そんな時、スーパーマーケット(以下、スーパー)には、とっさに身を守るのに便利な物があって…。自衛隊員がおすすめするのは、大体どこのスーパーにもある買い物かご。かぶってヘルメットの代用とすることで、衝撃から頭を守れるのです!ポイントは、カゴに頭をつけないこと。衝撃を逃がすために、あえて少し浮かせることが大切だといいます。また、商品棚が倒れてくることもあるので、周囲の状況を確認しながら速やかに離れたいですね。この動画のおかげで、もしスーパーで買い物中に地震が起こっても、「買い物かご!」と思い出せるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2023年05月11日地震が頻発するため、防災が欠かせない日本。2001年~2010年における震源データをもとに、気象庁が『日本およびその周辺の地震回数』を算出したところ、マグニチュード6以上の地震は年間平均で20回あまり発生しているといいます。いつどこで発生するかは不明なので、日頃から対策をしておきたいもの。東京消防庁が運営する、YouTubeの『東京消防庁公式チャンネル』では、対策をまとめた『地震に対する10の備え』を公開しています。地震対策の基礎は万全?確認したい10のこと※写真はイメージ「自分が住む地域でも地震が発生するもの」と考え、地震に備えられているのかを確認してみましょう。東京消防庁は、地震の備えとしてこちらの10点を挙げています。【地震に対する10の備え】・家具類の転倒、落下、移動防止対策をしておこう・ケガの防止対策をしておこう・家屋や塀の強度を確認しておこう・消火の備えをしておこう・火災発生の早期発見と防止対策をしておこう・非常用品を備えておこう・家族で話し合っておこう・地域の危険性を把握しておこう・防災知識を身につけておこう・防災行動力を高めておこうどれも防災の基礎ですが、すべてできている人は少ないのではないでしょうか。地震が発生した時、家具の転倒に巻き込まれてケガをする場合があるため、家具の配置を見直し、固定することが大切です。避難がスムースになるように、非常用袋を定位置に置いておくほか、懐中電灯やスリッパも用意。また、地震後の火災発生に備え、火災報知機や消火器の設置、風呂水のくみ置きもあると安心ですね。家屋や塀の倒壊による犠牲者も多いため、耐震診断を受け、補強をしておくのも重要です。こちらの動画で、それぞれの対策の詳細をチェックしてみてください。地震が起こった時、パニック状態になると対応が遅れてしまうかもしれません。家族間で、普段から非常時について話し合い、役割分担や安否確認の方法、集合場所などを決めておけば、冷静さを保つことの一助になるはず。さらに、日頃から防災についての知識を更新し、防災訓練もしておけば、いざという時に落ち着いて対応できるのではないでしょうか。防災の意識を持って、大切な命を守っていきましょう![文・構成/grape編集部]
2023年05月10日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「トルコ・シリア地震」です。今後も支援が必要。独裁政治による問題も明らかに。2月6日に発生したトルコ・シリア地震から2か月が経ちました。発生1か月後の数字でトルコで4万5968人、シリアで5914人、合わせて約5万2000人が犠牲になったと発表されました。トルコに比べてシリアの犠牲者が極端に少ないのは、シリアの情報がほとんど入ってこないからです。シリアで大きな被害に遭ったのは、イドリブ県やアレッポ県。シリア北部にあたり、反体制派の拠点となっているエリアで、アサド政権の激しい攻撃に抵抗を続けてきました。アサド政権は地震発生2時間後にもこの地域を空爆し、地域の立ち入りを制限しており、国際人道支援や救助、正しい情報発信が大変遅れています。イドリブ出身のフォトジャーナリストにシリアから映像を送ってもらったところ、一部では川が決壊、洪水が発生して街が水に浸かっている場所もありました。衛生状態が非常に悪く、生き残った人たちも困難にさらされています。重機の数が足りず、行方不明になった人たちの捜索もままなりません。一方トルコは、倒壊被害が20万棟にのぼり、人口の16%にあたる1400万人が住まいを失いました。移り住む先がなく、テントで避難生活を送る人も150万人近くいます。支援の必要な先が広範囲にわたっており、食料や水も足りず、電気や水道がない状況、氷点下の日々も続きました。トルコの建物の倒壊がひどいのは、違法建築が横行していたせいです。エルドアン政権は、地震直後に違法建築に関わった疑いのある人を200人以上逮捕しました。国連開発計画の発表では、トルコの震災瓦礫が1億~2億t発生していて、これをどう処理するかが問題になっています。発生から2か月経ち、報道も少なくなりましたが、これからも息の長い支援が必要です。しかし、その国のトップの采配如何により、国際支援や物資が届いても、被害に遭った地域に届かない、助けを求めている人たちを助けられないという問題が起こります。強権的な独裁を許すと、天災も人災になる。被害が広がるということを改めて思い知らされます。世界で監視の目を強めていかなければなりません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2023年4月19日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年04月15日春から新生活が始まる人は多いもの。引っ越しのほか、気分を新たに部屋の模様替えなどをする人もいるかもしれません。警視庁警備部災害対策課は、家具にまつわる防災対策のアイディアをTwitterで紹介。投稿に「なるほど!」「やってみよう」といった反響が寄せられています。家具の角には『蓄光テープ』をまずは、家具の選び方について。たんすなどの家具は、高さの低いもので揃えるのがオススメだといいます。重心が低く、底の面積が広い家具であれば、地震が発生しても倒れにくくなるのです。また家具の角に、光を蓄えて暗闇で発光する『蓄光テープ』を貼ると、夜に電気をつけていない状態でも、位置を把握することができます。夜に停電になった時や、慣れない部屋で過ごす時も、誤って身体をぶつけてケガをする心配がないので、安心ですね!4月から新生活が始まる方もいらっしゃると思います。私は一人暮らしを始める際に高さの低い家具で揃え、さらに角に #蓄光テープ を貼りました。重心が低く、かつ底面積が広めな家具であれば地震発生時、倒れてくる心配が少なく、また夜でも蓄光テープの光で家具の位置が把握できます。 pic.twitter.com/T60rM2ayUj — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) March 23, 2023 特に蓄光テープのアイディアには、目からウロコが落ちた人は多かった様子。投稿は次々にシェアされ、さまざまなコメントが寄せられました。・なるほど、いいアイディアですね。早速、蓄光テープを買ってみようと思います!・家具の位置を把握するのって、大切ですよね。うちでは階段や電気のスイッチなどにも蓄光テープを貼っているのですが、普段も役立っています。・これなら、たんすに足の小指をぶつけなくて済みそう…。・蓄光テープを家具の角に貼るのは盲点だった。やってみよう。地震対策としてはもちろん、日常生活でも役に立ちそうなアイディア。気になった人は、試してみてくださいね![文・構成/grape編集部]
2023年03月31日ご存じのように日本は地震大国です。いずれの住宅も、厳しい「耐震基準」が設けられており、万が一の地震に対する「備え」が何よりも大切と考えられています。しかし住宅だけでなく、家の中でも地震への備えが必要です。とりわけキッチンは要注意です。食器や調理器具など、地震で落下した際に怪我をしてしまうものが多く、収納もまた地震に備えなければなりません。そこで地震がきても食器などが落下することのない「収納方法」を紹介します。地震がきても安心なキッチン収納とは地震に備えたキッチン収納を教えてくれたのは、おと(oto.kurashi)さんです。まずは以下の投稿をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る おと|40代柴犬飼いのミニマリスト(@oto.kurashi)がシェアした投稿 食器や調味料、クリップなどの小物が無駄なく収納された引き出しは、地震がきても中身が壊れることはなさそうです。引き出しを上から覗くだけで、何がどこにあるのかひと目で分かるため、使いやすそうな収納ですよね。また投稿内容によると、投稿主の自宅には背の高い食器棚がないようです。上から食器が落下してくる心配もありません。投稿には、以下のようなコメントが続々と寄せられています。震災経験とても参考になります!!食器の地震対策してないので…。見直してみます。我が家も地震を教訓にした家づくりしてます。参考になるといったコメントや、我が家も対策していますといったコメントが多く寄せられているようです。皆さんもこれを機に、自宅のキッチン収納を見直してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年03月18日2023年2月6日、トルコ南部で大地震が発生し、トルコと隣国のシリアに壊滅的な被害をもたらしました。同年3月8日時点、両国で亡くなった人は合わせて5万人を超えています。しかし、被災地では懸命な救助活動が行われる中、希望の光となるような出来事も起きているのです。22日間がれきの下で生き延びた犬トルコの動物保護団体『Haytap』は連日、倒壊した建物からたくさんの動物たちを救出し、飼い主と再会する手助けをしています。そして、この大地震の発生から22日後、また1つ、喜ばしい救助劇がありました。がれきの下から、1匹の犬が助け出されたのです。アレックスという名前のシベリアンハスキーで、崩れた2階建てのビルの中から鳴き声を聞いた飼い主さんが『Haytap』に助けを求めたとのこと。がれきの奥のほうに犬の姿を確認した救助隊員たちは、「アレックス!」と名前を呼び、口笛を吹いて犬を近くに来させようとします。しかし、犬は怖がっているのか、なかなか隊員たちに近付いてきません。何度も「アレックス、おいで!」と呼び続ける隊員たち。そしてついに…救出の瞬間をご覧ください。※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る Hayvan Hakları Federasyonu(@haytap)がシェアした投稿 無事に助け出されたアレックスは、体重が減少していたものの大きなケガはなく、元気だということです!用意された水を夢中で飲むアレックスは、よほどノドが渇いていたのでしょう。このニュースはトルコ国内はもちろん、海外メディアでも報道され、『Haytap』が投稿した救出の動画には喜びの声が殺到しました。・朝から涙があふれた。本当によかった。・22日間も飲まず食わずで生き延びたなんて…この犬は戦士だ。・救助隊員のみなさん、素晴らしい仕事をしてくれてありがとう!アレックスが水も食べ物もない状態で22日間も生き延びられたのは、奇跡としかいいようがありません。突然、崩れ落ちた建物の中に閉じ込められ、身動きがとれなくなったアレックスは、どんなに不安だったことでしょう。未曾有の震災を乗り越えて飼い主さんと再会できたアレックス。これからも元気で長生きしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月13日「今回の地震では、多くの建物が倒壊し、たくさんの死傷者が出ました。日本であれだけ大規模な倒壊が起こる可能性は耐震性の違いからも考えにくいですが、過去の国内で発生した地震において、建物の倒壊は実際に起きています」そう語るのは、防災対策に詳しい危機管理教育研究所の国崎信江さん。トルコとシリアの国境近くで発生した大地震では、すでに4万3千人超の死者が確認されている。また被災地では5万棟以上の建物が倒壊、または倒壊の危険があるとも報道されている。日本の耐震基準が厳しいとはいえ、まだまだ古い建物もたくさん残っている。近い将来、南海トラフ巨大地震が高い確率で発生するといわれているなか、不安を抱く人も多くいるだろう。「やはりふだんからの備え、そして発生時にどのような行動をとるか。その判断が生死を分ける重要なポイントになります」もし自宅や外出先で巨大地震が発生した場合、私たちはとっさにどういう行動をとるべきか。今回は国崎さんに“命を守る行動”のポイントを、シチュエーション別にアドバイスしてもらった。【寝室ではまず“家具の横”へ】寝室には家具を置かないことがいちばんだが、家具がある場合、大きな揺れが発生したら“家具の横”に避難すること。家具の正面にいると、倒れてきて下敷きになってしまうことも。ぶつかって負傷すると、部屋から脱出するときに避難そのものが遅れてしまう。【古い一軒家には耐震ベッドを】築年数が古く、耐震住宅ではない一軒家の場合は、寝室などに耐震ベッドや耐震シェルターを設置したい。巨大地震によって建物が倒壊しても、そのスペースにいれば圧死を回避できる可能性が高くなる。ベッドなどは約20万円〜。自治体から補助金が出る場合もある。【ビル内ではエレベーターホールへ】オフィスビル内で大きな揺れが発生した際は、天井の崩落や照明器具の落下、書類棚やOA機器の転倒、落下物などに備えるために事務机、会議用の大テーブルなどの下にもぐる。揺れが収まったら、周囲に危険なものが少ないエレベーターホールを目指して、素早く退避しよう。【エスカレーターでは手すりにしがみつく】運転中のエスカレーター上で大きな揺れが発生したら、振り落とされないよう手すりにしがみつき、「つかまって!」と前後にいる人たちにも大声で伝える。踏段が崩落する恐れがあるので、揺れが収まったら素早くエスカレーターから離れ、非常階段を使って屋外に脱出する。【スーパーでは従業員通用口付近へ】発生直後、買い物かごなどですぐに頭部を守る。そして商品の陳列棚から離れる。近くに従業員だけが出入りできるバックヤードがあれば、その前で揺れが収まるまで退避。バックヤードの出入り口前の空間は棚などがないことが多く、倒れてきたものによって負傷するリスクが減る。【“地下からの脱出”は焦らずに】地下街は地上よりも揺れが小さく、耐震構造であるためむしろ安全。地下にいると“生き埋め”になると心配しがちだが、地下街は30m以内に地上への出入り口が設けられているので焦らないこと。揺れが収まってから、すみやかに地上の安全な場所に移動する。【揺れたときは電信柱からは離れる】道路上では、周囲や頭上に倒壊しそうな塀や落下物の危険がなければ、揺れが収まるまでその場でじっとしておく。その際、信号機や電柱にはしがみつかないこと。根元部分が腐食している場合もあるので、大きな揺れによって折れたり、倒壊する恐れがある。【電車内では手すりをつかんで身を低く】走行中に大きな地震が発生した場合、電車は急停車する。その際に体が投げ出されないよう、つり革や手すりにつかまり身を低くしよう。横転などしていない限り、電車内は比較的安全なので、2次災害に遭わないためにも、焦って電車の外に出ようとしないこと。自宅では建物倒壊により圧死しないように、外出先では落下物の下敷きにならないように、生き残るための知恵を頭に入れておこう。
2023年02月24日日本時間2023年2月6日に発生した、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の地震による被害を受け、日本政府は即日で国際緊急援助隊・救助チームの第1陣を派遣しました。翌7日には第2陣として、国際緊急援助隊55名と救助犬4頭を派遣し、夜を徹した懸命な捜索活動が行われています。トルコでの大地震の被災地は氷点下の冷え込み、一刻も早い救助・支援が必要です。昨日の第一陣に続き、国際緊急援助隊の第二陣55名(と救助犬4頭)が現地に向けて出発。隊員は、決して二次災害を発生させないという強い決意を胸に、現地で救助活動に臨みます。 pic.twitter.com/RLGDNtnudF — JICA PR (@jica_direct) February 7, 2023 同月8日までに、死者はトルコと隣国のシリア両国で計7千800人を超えており、1995年に日本で発生した阪神大震災を上回る犠牲者数となっています。多くの人がショックを受けるなか、SNS上には故意にデマ情報を流す人が出現。情報の正確性が重要な非常時での、軽率な行動に非難の声が噴出しています。デマ情報拡散についての注意喚起地震発生後、SNS上には地震による津波の発生や、原子力発電所の爆発など、人々の不安をあおる投稿が複数ありました。動画や画像を調べて、過去の無関係なものだと看破した人たちがいる一方、投稿の内容をよく確認しないまま、拡散に協力してしまった人たちも。デマを拡散すると、内容によっては社会にダメージを与えたり、人命救助の支障になったりするため、決して面白半分に行うものではありません。ネット上では、デマについて怒りの声が上がっています。・こんな時にデマを流して楽しむのは、人でなしだと思う。・災害のたびにデマが流れるけど、絶対に許されることではない。・数秒を争う現場で、命を助けようと尽力する人がいる一方で、こんなデマを流す人がいるなんて…信じられない。また、「デマツイートだとテレビで知りました。拡散してしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と後悔している人の声もありました。加担してしまわないよう改めて参考にしたいのが、警視庁がウェブサイト上で公開している『疑わしい情報を判断するヒント』。災害後のデマ情報を判断する時以外にも役立つので、今後のためにもチェックしておきたい内容です。情報源が記載されていない本当のように記載されていても、リンク(情報源のURL)や根拠が記載されていない場合は、必ず自分で検索して情報源を確かめましょう。官公庁や企業に関するものであれば、公式ホームページや公式ブログ等を確認してください。また気象情報など、内容によってはテレビやラジオ等を確認することも有効です。伝聞形式で書かれている記載されている情報に、「らしい」「みたい」「だそうです」等の伝聞形式が含まれている場合も注意が必要です。「友人が」「知り合いが」「芸能人が」など情報源があいまいな場合は、当事者と直接話をしたり、公式ホームページを検索するなどして確認するようにしてください。警視庁ーより引用AI(人工知能)による画像の生成技術も発達し、これからはデマと見破ることがより困難な時代となっていくでしょう。だからこそ一層、情報の拡散には慎重になりたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月08日2023年2月6日、トルコ南部を震源としたマグニチュード7.8の大地震が発生。地震によってトルコやシリアで多数の家屋が崩壊し、同日12時時点で、死者はおよそ4千300人以上と明かされています。日本政府はトルコ政府の要請を受け、速やかに国際緊急援助隊・救助チームの派遣を行いました。『Yahoo! JAPAN』がトルコ地震の支援募金を開設翌7日、ポータルサイト『Yahoo! JAPAN』の運営する『Yahoo!基金』は、『トルコ地震 緊急支援募金』の開設を告知。今回の支援募金で集まったお金は、緊急救援活動や被災地復旧支援として、被災者や被災地のために活用されるとのことです。また、500万円を上限金額として、集まった金額に応じて『Yahoo! JAPAN』が同額を寄付する『マッチング寄付』も実施するのだとか。つまり、『Yahoo! JAPAN』が同額を寄付するため、2倍の金額を寄付したことになるのです。【寄付2倍】トルコ地震 緊急支援募金(Yahoo!基金)支援募金が開設されたばかりにもかかわらず、同日18時現在、早くも4百万円以上の募金が集まっています。『地震大国』といわれるほど、地震が身近な災害である日本。2011年に起こった東日本大震災や、2016年の熊本地震は、日本に深い傷を残しました。多くの日本人が、身をもってその恐ろしさを知っているからこそ、「困っている人を助けたい」という想いを抱いているのかもしれません。集まった想いと募金は、海を越えてたくさんの人の命や心を救うことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年02月07日いつでもどこでも、大きな地震が発生する可能性がある、日本。この国で暮らす限り、災害に巻き込まれるリスクは避けられません。だからこそ、日頃から『万一のケース』に備え、対応策を知っておくことが大切です。警視庁警備部災害対策課は『エレベーターに乗っている時に、大地震が発生した場合の対処法』をTwitterで紹介しました。もし、高層ビルのエレベーター昇降中に地震が起きたら、まず、停止階のボタンを全部押し、止まったところで降りて揺れが収まるまで待ちましょう。高層ビルのエレベーターで昇降中に大地震が起きたらどうしますか?まず、停止階のボタンを全部押し、止まったところで降りて、地震が収まるのを待ってください。閉じ込めれた場合は防災備蓄ボックス(三角コーナーの非常用備品)等の有無を確認し、非常用ボタンや携帯で事実の通報をお願いします。 pic.twitter.com/52fz3ev28X — 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 31, 2023 大きな揺れによって、エレベーターが緊急停止したまま動かなくなる場合もあります。閉じ込められた際は、非常用のボタン、もしくは手持ちのスマホから通報をしてほしいと、警視庁警備部災害対策課はつづっていました。また、非常用の備品が入った『防災備蓄ボックス』がエレベーター内に設置されているかどうかを、確認することも大切です。投稿には「気が動転すると、ボタンをすぐに押さなくて閉じこめられることが多いと聞く」「防災備蓄ボックスがあるとは知らなかった」「エレベーターに乗る前に、トイレを済ませておくのも大事だよね」などの声が上がっていました。いざという時に、パニックにならず冷静に対処できるよう、イメージトレーニングをしておくといいかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月02日日本は『地震大国』といわれ、頻繁に地震が発生しています。過去に発生した大地震をもとに、普段から防災意識を高めている人も少なくありません。警視庁で働く親の子供が地震発生を受けて?日頃からTwitterで、防災などに役立つ情報を発信している警視庁警備部災害対策課の担当者は、我が子の発言にハッとしたといいます。それは家族と夕食を食べていた日、小さな地震が発生した時のこと。かすかに揺れを感じる程度だったといいますが、小学1年生になる娘さんと年中の息子さんはすぐさまテーブルの下に入ったそうです。揺れが収まると、担当者は娘さんから「地震が起きたら身を隠さないとダメでしょ!」と注意を受けたと明かしました。先日家族と夕食中、僅かに揺れを感じる地震がありました。すると小1の娘と年中の息子はすぐにテーブルの下に入りました。揺れが収まると娘から「お父さん!地震が起きたら身を隠さないとダメでしょ!」と言われ「ハッ」と。子供たちのとっさの行動に驚くと同時に身の引き締まる思いでした。— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) November 21, 2022 地震が起きた際、家具の転倒や落下物、ガラスの飛散がなく、閉じ込められることがない場所への避難がまずは求められています。もし周囲にそうした場所がない場合、机の下に潜るよう推奨されているのです。とはいえ、同課担当者の子供は、日頃から親の背中を見て育っているのでしょう。例え小さな地震でも、自分の身を守ろうと、子供たちが行動に移したことが分かりますね。同課担当者のエピソードに、改めて防災の大切さに気付いた人が少なからずいるようです。地震はいつ、どの程度の大きさの揺れとともにやって来るかが分かりません。日頃から意識を高めたり、防災グッズを用意したりして、有事に備えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月24日妻が離婚を決意し実家へ娘を連れて帰ってしまった。その後、地震が発生! 妻子と義両親とともに、叔父さんの家へ避難し、生活することになった。これまで仕事ばかりだった夫が育休を取り、家族に向かってこなかった分の時間を取り戻そうと、懸命に娘のお世話をするようになった。夫は新幹線で家族の元へ通いながら、娘と遊んだり、お世話をする時間をつくっていった。 妻任せだった娘の体調や成長面も把握しようと、本で調べて知識を得ようと努力していた。 そんなある日、義家族と「お隣さんは自宅に戻れたらしい」「私たちも早く戻れるといいんだけど」などと話をしていると、家がピシッときしむ音が。緊張が走って……!? 恐怖心が植え付けられてしまった?娘が泣き出して…… 「ふぇぇぇーーーん!」 家がきしむ音を聞いて、娘が泣き出してしまった。 「怖かったね、大丈夫、ただの風だよ」 妻が娘をあやし、なだめる。もしかしたら、娘にも地震の恐怖心が刻み込まれてしまっているのかもしれない……。 その夜、妻が夜中にふと目を覚ますと夫と娘の姿がなくなっていて……。 著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2022年10月26日5月25日、東京都は首都直下地震の被害想定を10年ぶりに見直した。都が想定した最大の被害では、東京23区の約6割が震度6強以上の揺れに見舞われ、死者数は6148人、建物被害は19万4431棟に達するというーー。「今後30年以内に、南関東のどこかでマグニチュード7クラスの地震が起こる確率は7割程度といわれています。しっかりと備えることが大切です」こう語るのは東京都防災会議地震部会部会長で東京大学名誉教授(地震学)の平田直さん。そんな被害想定で気がかりなのが、6148人と想定される死者のうち、4割にあたる2482人が火災によって命を落とすことだ。「関東大震災での死者数は約10万5000人で、その9割が火災で亡くなっています。当時はガス灯や台所で薪を使っていたなど今とは状況が違いますが、それでも地震による火災で亡くなる人が多い状況は変わりません」地震火災で命を落とさないためにできる備えはどのようなものがあるのだろうか?備え・防災アドバイザーの高荷智也さんが語る。「かつて火事の原因の多くを占めていたのは、ガスコンロ。それゆえこれまでは『グラッときたら火の始末』が常識でした。しかし、現在のガスコンロは、大きな揺れを感じると、自動的にガスが止まるマイコンメーターが搭載されています。そのため『グラッときたら火元から離れる』がやけどを防ぐためにも正解。防災対策もアップデートする必要があるんです」もちろん揺れで付近の可燃物が落下すれば燃えてしまうので、コンロの近くには布巾など燃えやすいものは置かないようにしよう。地震において気をつけたい“火元”には、ストーブ、仏壇のろうそくなどがあるという。「最近のストーブは転倒すると火が消える装置がついています。しかし、古いストーブを使っている場合には揺れによって倒れた際に、周囲の可燃物に引火してしまうことが。また、仏壇のろうそくも、揺れで倒れると火事のもとですから、その場を離れるときは必ず消すようにしてください」■停電復旧時にも注意が必要!さらに近年は、電気が原因で火災が起こることが増えている。「’11年の東日本大震災では津波によるものを除く、火災の7割は電気が原因だといわれています。古くなった延長コードなどが、建物倒壊や家具の転倒によってショートを起こして出火するのです」日本配線システム工業会によると、延長コードの寿命は3~5年といわれている。地震発生後、万が一火が出ても燃え広がらせないことが重要だ。「火事が起きたときは通常ならば消防車が駆けつけます。しかし、地震のときは同時に複数の火災が発生して消防車が足りなくなったり、建物の倒壊や道路の損壊によって消防車が現場に到着できない可能性もあるのです。そのため、大規模な火災になる前に、自分たちで火を消す初期消火がとても大切。消火器を各家庭で最低1本用意して、リビングや玄関など、家族のだれもがアクセスしやすい場所に置いておきましょう」赤く目立つ見た目から納戸などにしまいこむ人も多い消火器。近年は、インテリアになじむデザインのものが多数発売されており、「無印良品」などでも購入できる。都の被害想定では、初期消火率を4割としているが、初期消火率が9割になれば、火災で命を落とす人は300人にまで減少するという。火災が発生するのは、地震発生直後だけではない。「停電が発生するような大地震の場合、電気が復旧した際に発生する『通電火災』が起こります」電気が通った際に、転倒した電気ストーブや照明器具のスイッチが入ったままだと周囲の可燃物に引火したり、ダメージを受けた電気配線がショートして出火する。「人が避難した無人の家で火が出ると、気づくのが遅れて大規模な被害につながりやすくなります。避難する際は、必ずブレーカーを落とすことが肝心。大きな揺れが起こると、自動でブレーカーを落としてくれる感震ブレーカーを取り付けるのも有効です」最後に平田さんが語る。「10年前の被害想定では、火災による死者数は今より多い4100人でした。耐震対策に加え暖房器具が石油ストーブからエアコンに切り替わったり、住宅の建て替えや防火対策が進んだことで死者数が減ったのです。つまり対策をすれば、命を落とすリスクは低くなるのです」“ウィズ地震”と心得えて、火事で死なない対策を早急に始めよう。
2022年06月10日地震雲、ナマズ、地鳴りに虹・・・地震の予兆を専門家が解明!業界初の個人向け不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)と、さくら事務所が運営するシンクタンク「だいち災害リスク研究所」は、SNSなどで度々話題となる、地震雲、深海魚の出現などの地震の前兆と言われる情報について、専門家の解説を公開いたしました。最近でも、日本各地でマグニチュード5程度の中規模の地震が相次いでおり、SNSでは「地震前兆」のワードが上昇することもあります。俗説的な流布も多い地震の前兆に関する情報として、以下のような地震に関する、関心の高い話題について解説いたしました。詳細に関しましては、下記コラムにてご紹介しております。「地震雲」と呼ばれる雲■地震の前兆に関するよくある疑問■Q1.「地震雲」が出ると地震が起こる?A1.地球の地面の中で起こる現象である地震と、上空の大気で発生する雲は、全く別の現象です。Q2.地震予知に関するサイトの情報は当たる?A2.日時と場所を特定した、地震を予知する情報はデマだと考えられます。地震大国日本では「どこかで地震がある」と宣言すれば、ある程度は的中してしまうトリックを見抜くことが必要です。その他:ナマズが暴れると地震が起こる?、深海魚が打ちあがると地震が起こる?、太陽の周りに虹が出ると地震が起こる?、「地鳴り」があると大地震が起こる?など本コラムでは可能な限り、最新の研究機関や専門機関の根拠情報を踏まえて分かりやすく解説することで、地震に関する迷信といえる情報の正しい理解が進むことを願っております。特に、地震の前兆となりうる現象があるかを含めて、不確かな情報に惑わされることなく、必要な備えが進むことで、地震による被害が少なくなることを望みます。特別コラム:地震の迷信!?うそ?ほんと? : 【地盤と防災のプロによる事例分析とその対策】 だいち災害リスク研究所 特別コラム企画 - さくら事務所 : ■不動産の達人株式会社さくら事務所■東京都渋谷区/代表取締役社長:大西倫加 株式会社さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、56,000組を超える実績を持っています。本件に関するお問い合わせ株式会社さくら事務所広報室:石原・堤東京都渋谷区桜丘町29-24桜丘リージェンシー101TEL:03-6455-0726FAX:03-6455-0022Email: press@sakurajimusyo.com URL: release_20220530.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月30日猫のらむちゃんと暮らす日常を、Twitterに投稿しているM. Manabe(@nekomanabe)さん。ある日、M. Manabeさんが住む地域で、地震が発生しました。らむちゃんはその時、毛づくろいをしている最中でしたが、ふと動きを止めて…。毛づくろいをしている最中に地震が来たので、舌をしまい忘れたまま、(何だ?何だ?)と様子を伺うらむ。 #地震 #猫のいる暮らし pic.twitter.com/dnJ7n2yZ3R — M. Manabe (@nekomanabe) May 5, 2022 突然の地震に、らむちゃんはビックリしたのでしょう。毛づくろいをしていた時に出していた、舌をしまい忘れています!「今の何?何が起きたの?」と、一点を見つめるらむちゃん。私たち人間ですら、突然起こる地震に驚くのですから、らむちゃんがビックリするのも無理はありません。らむちゃんが地震に驚く様子に、多くの人が癒されたようです。・不安そうな眼差しと、しまい忘れたベロの奇跡のコラボがかわいすぎる。・怖かったんだろうけど、かわいくてキュンとした…!・猫の舌がこんなに出ている姿は、ここ数年見たことがなかったよ。らむちゃんが毛づくろいをしている最中に、また地震が発生したら、舌をどうするのか、気になりますね![文・構成/grape編集部]
2022年05月06日熊本地震から6年、「構造王」と「地盤災害ドクター」が徹底解説業界初の個人向け不動産コンサルティング・ホームインスペクション(住宅診断)、マンション管理組合向けコンサルティングを行う“不動産の達人”株式会社さくら事務所(東京都渋谷区/社長:大西倫加)が運営するシンクタンク「だいち災害リスク研究所」は、熊本地震から6年を迎えるにあたって、熊本地震の教訓と今後に活かすべき方策について、木造住宅の構造計算、構造設計を普及促進している「構造塾」M’s構造設計「構造王」佐藤実塾長とのコラボ企画として、リレー形式の動画と、動画をもとにした特別コラムを、2022年4月14日(木)に公開致しました。熊本地震の被害の様子熊本地震の教訓は、木造住宅の耐震性の問題と、住宅の建つ地盤によって被害が大きく異なること熊本地震は、2016年4月14日、4月16日と、28時間ほどの間に2回の震度7の揺れを立て続けに観測した地震です。2回の震度7を記録した熊本県益城町中心部では木造住宅の倒壊が多数発生、住宅の「耐震性」に課題が大きいことが浮き彫りになりました。また、熊本地震では「通り1本挟んで被害が全く異なる」といった特徴的な住宅被害が発生し、建物の建つ地盤の特徴によって、住宅被害が大きく異なるということが浮き彫りとなった地震被害ということができます。住宅は構造計算による耐震性を、地盤は揺れやすさを調査した家づくりが地震被害を大きく減らす地震にまつわる俗説的な話題として、二階建て住宅より平屋建て住宅のほうが安心、瓦屋根の住宅は倒壊しやすい、などの話が飛び交うことがあります。傾向として平屋建てより2階部分の重量がある二階建て住宅は不利で、瓦屋根も重量物がある分不利ですが、2階建て、3階建てや瓦屋根の家でも構造計算を行うことなどで耐震性を高めることはできます。同様に、耐震性を高めるより制震ダンパーを入れた方がいいという話もありますが、あくまで耐震性あっての制振ダンパーで、耐震性が十分あることで制振装置もより効果を発揮するようなことがあります。地盤の地震に対する特徴も、「微動探査」という手法でピンポイントの土地ごとに計測したうえで家づくりができるようになりました(さくら事務所では「地震トータルアドバイス」として提供)。今後は、地盤だけでなく住宅でも「微動探査」を行って、建物の耐震性能を評価できるようになることが見込まれます。熊本地震から6年を迎えた次のステップとして、地盤の地震に対する揺れやすさや揺れ方の特徴を知ったうえで住宅の設計、耐震性向上に活かしていくことや、住宅の耐震性能や地盤とのマッチングを踏まえた住宅づくりや地震対策により、住宅の被害が少なくなることを目指します。特別コラム:熊本地震から6年何が変わったのか? : 【さくら事務所×だいち災害リスク研究所×構造塾コラボ動画】熊本地震から6年、地震に強い住宅を考える【建物×地盤】地震対策トータルアドバイス(微動探査)【建物×地盤】地震対策トータルアドバイス(微動探査) - さくら事務所 : ■不動産の達人株式会社さくら事務所■東京都渋谷区/代表取締役社長:大西倫加 株式会社さくら事務所は「人と不動産のより幸せな関係を追求し、豊かで美しい社会を次世代に手渡すこと」を理念として活動する、業界初の個人向け総合不動産コンサルティング企業です。1999年、不動産コンサルタント長嶋修が設立。第三者性を堅持した立場から、利害にとらわれない住宅診断(ホームインスペクション)やマンション管理組合向けコンサルティング、不動産購入に関する様々なアドバイスを行う「不動産の達人サービス」を提供、2022年3月末日現在で56,000組を超える実績を誇る。本件に関するお問い合わせは、お気軽に下記までご連絡ください。株式会社さくら事務所東京都渋谷区桜丘町29-24桜丘リージェンシー101広報室:石原・堤 TEL:03-6455-0726FAX:03-6455-0022Email: press@sakurajimusyo.com 熊本地震_リリース2.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月14日2022年3月16日の夜、宮城県と福島県で最大震度6強の地震が発生しました。さらに、日本では同月18日の夜に、岩手県で最大震度5強の地震を観測。大きな揺れをともなう地震の発生に、各地域で不安の声が上がっています。台湾の蔡英文総統「台湾はいつも日本の皆さんと一緒」同年3月17日、台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統がTwitterを更新。日本で起きた地震について「心を痛めています」と心境を明かし、次のようにメッセージをつづりました。東北地方を中心に、日本がまた大きな地震に襲われたと聞き心を痛めています。被害が最低限にとどまるように祈っています。台湾はいつも日本の皆さんと一緒です。支援が必要であればいつでも言ってください。— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) March 17, 2022 地震の被害が最低限にとどまることを願い、「支援が必要であればいつでもいってください」と声かけをした、蔡英文総統。日本に住む人々をおもんぱかり、自ら支援を名乗り出る細やかな心遣いに、胸がジーンとしますね。ツイートは拡散され、11万件を超える『いいね』を集めました。・いつも心が温まるメッセージを、ありがとうございます。・不安な中、メッセージを見て励まされました。気遣いあふれる台湾が大好きです。・コロナ禍という大変な状況で、他国へも優しいお言葉をかけられる人柄を尊敬します。蔡英文総統は、これまでも日本で災害が起きるたびに、励ましのメッセージをたびたび寄せています。台湾から寄せられた熱海土砂災害へのメッセージその内容に感謝の声大変な困難に陥った時こそ、手と手を取り合える関係は心強く、大きな支えとなるもの。不安な気持ちに押しつぶされそうな時は、「台湾はいつも日本のみなさんと一緒」という言葉を思い出したいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月19日2022年3月16日の夜、宮城県と福島県で最大震度6強の地震が発生しました。大きな揺れに不安を覚えるのは、人間だけでなく、動物も同じ。ペットを飼っている多くの人は、慌てたり不安がったりする動物に「大丈夫だよ」と声をかけたことでしょう。猫と暮らしている、tama毛(@tama12tebako)さんの地域でも、大きな揺れを観測。地震直後、tama毛さんは、猫の姿を見失いました。「猫が不安に感じているのでは」と、すぐさま自宅内を探した、tama毛さん。そして、見つかった猫の姿がコチラです。猫…猫は無事か??と思って慌てて探しに行ったら、地震で開いた食器棚から鮭とばを盗もうとしてた pic.twitter.com/1hUtzhPRwI — tama毛 (@tama12tebako) March 16, 2022 猫は、地震の揺れによって開いた食器棚を詮索中。食器棚の中にしまってあった、鮭とばを盗もうとしていたのです!この投稿には、「笑ってしまった」などの声が寄せられています。・どさくさに紛れての犯行!たくましい!・地震の揺れで不安になっていた気持ちが和らぎました。猫ちゃん、ありがとう。・笑ってしまいました!「こんな時はまず、食料確保にゃ!」といわんばかりの視線ですね。鮭とばは、人間用の食べ物であるため、猫に与えてはいけません。tama毛さんは、この後、鮭とばの代わりにサーモン味の『Ciaoちゅ~る』を与えたそうです。地震の直後に、不安な気持ちを和らげてくれる猫の姿に、多くの人が癒されました![文・構成/grape編集部]
2022年03月18日2022年3月16日の夜、宮城県と福島県で最大震度6強の地震が発生しました。地震を観測した地域では、大きな揺れに不安を覚えたり、身を守るための行動を取ったりした人もいるでしょう。地震で猫たちが見せた行動2匹の猫を飼っている、マキシシDO(@policohumour)さん。地震の発生時に、猫たちを確認したところ、思わぬ行動を取っていたといいます。飼い主さんが目にした、猫たちの様子がこちら。揺れるたびに机の下に移動するうちの猫たちの危機管理能力見習いたい…… pic.twitter.com/FwwGLiOVth — マキシシDO (@policohumour) March 16, 2022 なんと猫たちは、揺れるたびに机の下に移動し、静かに座って待機していたのです!2匹の表情をご覧ください。口を結び、キリっとした表情からは、地震による危険を感知し、静観しているようにも見えます。写真に対し、ネット上では「素敵!」「えらい。賢すぎる」「ぜひ子供たちにも見せたい、お手本のような1枚」といった声が続出しました。飼い主さんは、机の下でジッとしていた猫たちについて「見習いたい」とコメントしています。地震の揺れを素早く察し、身を守る行動を取った2匹の猫。危険を感じたら、落ち着いて身の安全を確保することの大切さを教えてくれる1枚ですね![文・構成/grape編集部]
2022年03月18日2022年3月16日の夜、福島県沖を震源とする、最大震度6強の地震が起きました。宮城県や福島県で震度6弱や6強の揺れが観測され、東北地方だけでなく首都圏など広範囲で停電が発生。停電が起きると、テレビは映らなくなります。また、インターネットの通信環境もつながりにくくなり、スマホの使用にも影響が出るでしょう。きづきあきら(@kidukira)さんの自宅でも、16日の地震で停電が起きました。また、インターネットの通信環境もつながりづらかったそうです。困っていたところ、息子さんが取った行動は…。俺が授業で作ったラジオがある。テレビも電気もつかなくて、ネットもつながりにくくてどうにもならない時に、次男の「俺が授業で作ったラジオがある」のおかげで助かるというドラマ的展開 pic.twitter.com/Pr8X1Qobq8 — きづきあきら (@kidukira) March 16, 2022 息子さんは、学校で作ったラジオを持ってきたのです!状況にもよりますが、停電が起きても、ラジオの電波塔に設置されている非常電源が作動している限り、ラジオは使えます。きづきさんによると、ラジオに装着することによって、スマホの充電もできたとのこと。授業で作ったとは思えない、災害時に役立つ機能が備わっていたのです…!息子さんが用意したラジオに、「自分も準備しておこう」といった声が相次いでいます。・東日本大震災の時、学校で作っていたラジオが使えたことを思い出した。・普段、あまり聴かないけど、ラジオは捨てずに取っておいたほうがいい!・頼もしい息子さん!授業で習ったことを災害の時に活かせるようにしておきたいね。地震や台風、豪雨など、多くの災害に見舞われてきた日本。災害は、いつ起こるか分かりません。いつ不測の事態が起きるか分からないからこそ、日頃からできる対策を施しておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月17日東日本大震災が起こった3月11日は、改めて防災の意識が高まる日です。地震や津波は、いつ我が身に起こるか予想がつきません。不測の事態が生じたときに、自分たちの身を守るためには家での避難経路の確保や、家具の置き方、備蓄用品の整理収納がとても大事になってきます。だからこそ、このタイミングで、自宅の“防災対策”を見直してみませんか?整理収納アドバイザーの筆者が考える“地震対策でチェックすべきポイント”を紹介しますので、参考にしてください。1.避難所へ行くか、在宅避難にするか今、災害が起こったとしたら、あなたはどんな行動を取るでしょうか。とりあえず「早く避難所へ行かなくちゃ!」と考えていませんか?マンションのように耐震設計されている建物に住んでいて、以下のように居住や家族に大きな問題がない場合は、避難所へ行くより在宅避難が望ましい場合もあります。・家族にケガはない・自宅や周辺が安全である・水や食料など備蓄食材がある避難所は、自宅に居住できなくなった方を一時的に受け入れて保護するための場所でもあります。災害が起こり、避難者が殺到する可能性のある避難所では、衛生面の確保やプライベートへの配慮、ペットとの共存など、環境の変化が予想されます。精神面・体調面も考慮すると、住み慣れている在宅避難が安心なこともあります。そのために、家具に転倒防止の処理をしたり、安全を確保できる位置へ移動しておくなど、日ごろから備えておくことがとても大切です。2.在宅避難の備えを考えよう自宅での安全を確保するためには、“家庭内DIG”を考えてみましょう!DIGとは、Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の頭文字を取って名付けられた略語で、参加者が地図を使って災害対策を検討する訓練のことです。「一番安全なところはどこ?」「危ないと思うところはある?」「どうしたら解決できそう?」など、在宅避難で安全な環境を確保する方法について、家族内で話してみましょう。防災は家族みんなで考えてみることが大切です。危険な場所や安全なスペースなどについて家族で意見を出し合うからこそ、今まで気が付かなかった点が見えてくるかもしれません。柔軟な発想力から解決策が見つかったり、災害に備えた部屋の片付けなど、すぐに行動に移せたりすると思います。3.避難経路を確保しよう家庭内DIGで出た意見を参考にして、・安全な避難スペースはあるか・家具などが転倒しないように対策はできているか・避難経路は確保できているかこの3つのポイントを中心に、家の中を見直してみましょう。玄関・廊下廊下には捨てようと思っていた段ボール、玄関にはビニール傘や靴など多くのものであふれていませんか?避難経路である玄関と廊下には、いざというときにスムーズに移動できるよう必要最低限のものだけを置き、普段からこまめに整理することが大切です。リビングテーブルやソファなどの大型家具も、地震の揺れで思いのほか大きく移動することがあります。特に、液晶テレビは薄くて軽量なので、耐震ベルトやマットでテレビ台にしっかり固定しておきましょう。加えて、玄関やベランダへの避難経路が確保できるよう、リビングの出入口や窓ガラス付近には家具を置かないなど、配置をよく検討してみてください。寝室地震のときは、家具の転倒や落下、移動などで負傷してしまうことも。就寝中に家具が倒れてきたら、逃げる間もなく下敷きになってしまう可能性があります。また、家具が扉の前を塞いでしまうと、真っ暗な寝室から簡単に脱出できなくなります。家具の倒れてきそうな方向を想定して、転倒防止グッズで固定したり、扉を塞がないような配置にするなど、今一度見直してみましょう。4.非常用ライトを準備しておこう夜間に突然地震が起こることもありますよね。たとえ日中に起こっても日が暮れれば不安は大きくなり、とても心細い夜になるはず。よって、非常用の懐中電灯やライトの準備は万全にしておきましょう。筆者宅では、2種類の非常用ライトを常備しています。ライトを準備する際は次の3つを意識してみてください。1.各部屋にミニライトを置く入浴中に地震が起こり停電になったとしたらとても焦ってしまいますよね。そんなときのために、筆者はお風呂から出てすぐ手が届く場所にミニライトを設置しています。その他、玄関、2つの子ども部屋、寝室、リビングの合計6か所の手に取りやすい位置に置いています。2.夜間の避難に便利なヘッドライトを準備する真っ暗な部屋の中で誰がどこにいるか、床に何が落ちているかも分からないとき、とても役に立つのがヘッドライトです。ヘッドライトを装着すれば、両手が自由になるため、足元に注意しつつ、すぐに室内の安全確認ができます。外に避難する際も、避難リュックを背負い、空いた両手で家族の手をつなげば安心ですよね。なので、ヘッドライトは用意しておくのがおすすめです!3.電池で駆動する非常用ライトを選ぶ非常時に必要な電子機器は、充電式だと停電時に充電ができなくなる可能性もあります。自宅にある非常用ライトやラジオが何の電池で動くのか早めに確認し、充電式であれば買い替えを検討するのもいいかもしれません。懐中電灯や携帯ラジオなどは、単4電池か単3電池のどちらかで動作可能な機種に絞っておくと、電池の備えがとてもラクです。筆者宅のミニライトとヘッドライトは、すべて単3電池1本で使えるものを用意しています。災害時に少しでも安心できるよう万全の準備を新生活がはじまるこの時期に、暮らしの変化にあわせて、災害への備えも一緒に考えてみましょう。家庭内DIGを通して家族みんなで室内の安全に配慮できると、安心して健やかに過ごせるようになります。4つのポイントを参考に、地震対策を見直してみてくださいね。みやがわのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/みやがわのぞみ
2022年03月11日甚大な被害をもたらした東日本大震災から11年、今年も間もなく3月11日を迎えます。毎年、このタイミングで改めて地震への備えを意識する人も多いでしょう。そこで一級建築士のリクドウさんが、「地震に強い賃貸の特徴」を教えてくれます。1人暮らしを始める方、引っ越しを考え中の方、物件選びの参考にしてくださいね。一級建築士が教える!「地震に強い賃貸物件」の特徴ーー地震の多い日本において、アパートやマンションなどの賃貸物件選びは、どのような点に注意すればいいでしょうか。建物の構造と築年数、耐震工法、そして立地が大きなポイントになると思います。それぞれの基本的な説明をしていきますね。建物構造:火災にも強いRC造がおすすめ!建物構造はおもに次の4種類に分けられます。鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)鉄筋コンクリート(RC造)鉄骨造(S造)木造地震に強い構造はどれだと思いますか?正解は、後に説明する耐震基準をもとに設計されていれば、どれも差はなく、構造にこだわることはありません。ただSRC造は、高層ビルなど大規模な建物に多く、単身者向けの賃貸物件ではほとんど見られませんので、ここでは例外と考えると、地震による二次災害に多い火災にも強いという点で、RC造がおすすめと言えます。ちなみに、よく2階建てくらいの木造集合住宅はアパート、それ以外の集合住宅はマンションと呼ばれることが多いですが、明確な決まりはありません。オーナーや不動産屋さんの好みでつけられた場合もあると思いますね。築年数:2000年以降に建てられた築22年以内のものがベスト!なぜこの数字を出したかというと、1995年に起きた阪神淡路大震災を教訓に、2000年に建築基準法が改正されたからです(2000年基準と呼ばれます)。地盤に合った基礎工事の徹底、接合部や耐震壁の配置バランスの強化などが追加されました。え、じゃあ築23年以上はアウトなのかと言ったら、そうではありません。耐震基準法の歴史は、大きく3つに分けられまして、2000年基準が最新なんですね。その前は、1981年に改正されており、これは新耐震基準、それ以前は旧耐震基準と呼ばれています。このうち2000年基準と新耐震基準で建てられたものは、次の内容を満たしていると言えますが、旧耐震基準で建てられたものは保証されていません。「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」(1981年に改正された建築基準法の新耐震基準より)ですので、新耐震基準で建てられた築41年以内のものがまぁ安心、より手堅くと考えるなら2000年基準で建てられた築22年以内のものが望ましいと言えます。最近はリノベーション物件が注目を集めていますが、特に築年や、古いものなら耐震補強の有無は必ずチェックしましょう。おしゃれな空間も大事ですが、命のほうがもっと大切です。耐震工法:一番は免震だが、集合住宅はほとんどない!建物の倒壊や破損などを防ぎ、地震に耐えるための工法を言います。種類と地震の強い順番は次の通り。免震制震耐震詳しい話は複雑になるので割愛しますが、使われている漢字を見てもらえればおおよその見当がつくと思います。耐震は揺れに耐えられる(でもがっつり揺れます)、制震は揺れを制する(それでも揺れは感じます)、免震は揺れから免れる(ゼロではないがそこまで感じません)、ですね。建物の倒壊は3つとも防げるには変わりありませんが、室内の破損を防げるのは免震と思ってください。免震は病院や公共施設などに多く、一般の集合住宅ではあまり見られません。東日本大震災時、私は制震工法のビル内にいて、かなり揺れましたが、倒壊や命の危険などの心配はせずに済みました。とはいえ、個人的には耐震工法がされているだけでも十分な安心材料と思えます。予算と相談しながら、よく検討してください。立地:関東在住ならば武蔵野台地がいいとは限らない最後は立地ですね。職場から〇分以内とか駅近とか細かい条件は人それぞれあると思いますが、もっと視野を広げて地盤を見ることもけっこう重要だったりします。関東在住であれば、武蔵野台地が比較的しっかりしていると言われています。ですが、最新情報によると武蔵野台地すべてが強いというわけではなく、地盤が弱い場所も存在することがわかりました。また、昔沼だったり川だったりした場所は基本地盤が弱いと考えられますので避けてもいいでしょう。一概には言えませんが、住所に「沢」や「谷」など水辺を連想させる地名がついているところもちょっと意識してもいいかもしれません。国交省のサイトなどを参考に調べることをおすすめします(※)。そうそう、埋立地が気になる人もいますよね。高層マンションが建っているエリアもあり、それはどうなんだ?とみなさん不安になると思いますが、基本的に問題はありません。なぜなら、地中深くの土丹層などの固い地層に支持杭を打ち込むから、構造上は大丈夫なんです。でも、心理的にちょっと不安になりますよね。余計な心配をしたくなければ、わざわざ埋立地エリアに住まなくてもいいと思います。以上、大まかに4つのポイントをご紹介しました。ほかに柱は多いほうが安全、1階が駐車場やピロティ(広々とした空間)だと危険、ということも言われますが、それらには築年数が大きく関わってきます。旧耐震基準で建てられたものでしたら、柱は多くても強度が弱ければ倒壊の可能性は高いですし、反対に、新耐震基準で建てられたものであれば、1階が駐車場やピロティであっても倒壊の危険は低いです。自分なりに安心して暮らせる物件を見つけて、気持ちよく新生活を始めましょう。「地震に強い賃貸物件」ポイント4つをおさらい教えてくれた人リクドウさん一級建築士。設計事務所の管理建築士。普段の仕事は、公共、商業施設の設計がメイン。住まいに対するモットーは「自分らしくいられる、憩いの空間であるべき」。※国土地盤情報検索サイト”KuniJiban”©Lesia_G/Getty Images文・伊藤順子
2022年03月05日台湾で愛犬と暮らす女性が投稿した動画が話題になっています。グッディ・ウーさんが、愛犬のオーウェンと自宅でくつろいでいた時のこと。突然、地震が発生したのです。先に揺れに気付いたのは、オーウェン。びっくりしてソファから飛び降り、動揺した様子を見せます。その直後、グッディさんのスマホから地震を知らせるアラームが鳴り始め、急に揺れが大きくなります。そこでとっさに彼女がとった行動とは…こちらをご覧ください。每次地震他反應都比我快!我還先拿手機,想說萬一怎麼樣我還可以打電話求救,冷靜的摩羯座無誤!Owen跑得比我快啊!我的想法只想抱住他用我的身體幫他擋萬一東西砸下來不要砸到他的頭而已我頭還在暈Posted by Goody Wu on Saturday, October 23, 2021每次地震他反應都比我快!我還先拿手機,想說萬一怎麼樣我還可以打電話求救,冷靜的摩羯座無誤!Owen跑得比我快啊!我的想法只想抱住他用我的身體幫他擋萬一東西砸下來不要砸到他的頭而已我頭還在暈Posted by Goody Wu on Saturday, October 23, 2021真っ先にオーウェンに駆け寄り、ギュッと抱きしめたグッディさん。そのまま揺れがおさまるまで、「大丈夫、大丈夫」とオーウェンの体をさすり続けました。この時彼女は、オーウェンを落ち着かせるだけでなく、もしオーウェンの頭に何かが落ちてきたら、自分が盾になって守ろうとしていたのだそう。この動画は台湾のメディアでも紹介され、グッディさんの行動に対する称賛の声が上がっています。・母は強し!オーウェンは幸せだね。・真っ先に我が子を守る。これぞ母の愛だね。・母親の愛は、何よりも無敵だ!幹嘛每次被妳洗完澡就要偷拍我?Posted by Goody Wu on Friday, October 29, 2021幹嘛每次被妳洗完澡就要偷拍我?Posted by Goody Wu on Friday, October 29, 2021ウェブメディア『The Dodo』によると、オーウェンはケガをした野良犬だったところを保護され、グッディさんが里親になったのだそうです。普段はとても勇敢な犬ですが、地震が起きると怖がるのだとか。グッディさんは、「オーウェンは私の子供です。犬たちは、彼らの一生をかけて私たちに幸せをもたらしてくれます。だから、私たちは犬たちを守らなくちゃいけないんです」と語っています。身を挺して我が子である愛犬を守ろうとしたグッディさんの『母の愛』は、多くの人たちを感動させてくれました。[文・構成/grape編集部]
2021年11月05日地震がきたときのガス(プロパンガス)の対処法は万全ですか?大きな揺れがきたときに身の安全を確保するのはもちろんですが、ガスの対応も気にしなければなりません。今回は、震災時のプロパンガスに関わる対応についてご紹介します。【無料】年間8万円安くなる!安いプロパンガスを探す突然ですが、質問です。地震が起こった際のガスの対処法はしっかり把握できていますか?日本は地震、台風などの自然災害が非常に多い国です。そのため、被災時に自分がどう動くか、避難前にしておかないといけないことは何か、普段からしっかり考えておく必要があります。災害が起こってしまった際、被災したこと自体で受ける損失も非常に大きいですが、加えて被災後の火事で家、家財…最悪「命」を失ってしまうケースがあります。火事の火種として考えれられるもののひとつに、家庭に引いているガスがありますね。災害時の適切なガスに対する対応は火事などの被害を最小限に食い止めることにも繋がります。今回は、災害被災時のプロパンガスに関わる対応について、ご紹介したいと思います。災害時にも、落ち着いて対応できるよう、対処法をきちんと把握しておきましょう。大きな地震が起きたときのプロパンガス(LPガス)の対処法「地震、雷、火事…」というように、地震は最も恐ろしい天災の一つです。いつ起こるか、どの程度の規模のものが起こるか分かりませんし、広範囲に様々なインフラに障害をきたします。プロパンガスもその一つです。大地震が来た時に私たちはどのような対応をしたらよいのでしょうか。<その1>まずは自分の身を守りましょう大きな揺れを感じたり、緊急地震速報を受けたりしたら、まず机の下にもぐるなどし、身の安全を確保して揺れが収まるまで待ちましょう。特に頭部は雑誌やクッションなどで落下物から守りましょう。そして、出来るだけ家具やガラスから離れたところに避難してください。地震が起きる前に、家財道具の破損、転倒に対し対策をしておくとより安全ですね。プロパンガスを扱う台所はワレモノ、引火物が多いので、棚からの落下防止具を使ったり、食器棚などの転倒しやすい大物家具はポール式器具やストッパー式器具を使ったり、ガラス面に飛散防止フィルムをつけるなどの対応ができると万全です。<その2>火を消すのは“揺れが収まってから”地震が起きる前、料理中などでプロパンガスを点火させていた場合でも、火への対応の前に、まずは自分の身の安全を確保します。身の安全を確保せず、いろいろ対応しようとして、自らが負傷してしまうと、その後の対応がままならなくなってしまうからです。ガスメーター(マイコンメーター)には安全装置のはたらきで、震度5規模以上の大地震が来た場合、揺れを察知してガスを遮断する機能がついています。引火などの甚大な被害が出ないよう、自動的に火が消火されますので、安心して自分優先で行動してください。揺れが収まった後は…地震の揺れが収まったら、プロパンガスへ対応開始です。まず、ガス機器の火を全て消します。次に、ガス栓を全て締めます。最後に屋外に出て、ガスボンベが倒れていないか、チェーンが緩んでいないか点検します。もしも、揺れが収まった時点で室内にガスのにおいを感じる場合は、ガス漏れの危険性がありますので、屋外のメーターの所についているガスメーターバルブと、ガスボンベについている容器バルブも時計回りにまわして締めます。対応後に販売店の緊急連絡先に報告を行ってください。※ガス会社の保安サービスは大丈夫?自然災害の際、ガス会社の保安サービスがしっかりしていないと不安ですよね。現在契約しているプロパンガス会社は大丈夫でしょうか。災害に備えてその点もしっかり確認することをお勧めします。確かに、プロパンガスは料金が高くなりやすいため、価格に焦点を当てて会社を選ぶ方が多いかと思います。ただ、保安などのサービス面も非常に重要なポイントになります。現在契約している会社に不安があれば、ガス会社の切り替えを検討してみてもいいかもしれません。弊社が運営しているエネピというサービスでは、プロパンガスの無料一括見積を行っています。複数社比較検討することで、より安く・より信頼できるガス会社を見つけることができます。是非一度、下のボタンから無料一括をご請求下さい!【無料】年間8万円安くなる!安いプロパンガスを探す【地震停止後】停電中のガス使用時に注意したいこと停電時は、電動の換気扇は動きません。気づかぬうちに停止している場合がありますので、ガスがたまって一酸化炭素濃度が高まらないよう、窓を開け、換気を保ちましょう。プロパンガスは空気よりも重い性質があります。高いところの窓を開けただけではガスが足元に溜まっていることがありますので勝手口のドアや、部屋のドア、玄関のドアと開け放ち、足元の空気を巡回させるように意識します。また、大きなドアをあけておく事は、余震に備えた避難路の確保にも役立ちます。【地震停止後】ガス漏れ?!と思ったらプロパンガスは元来無臭です。そのままだとガス漏れに気づくことが出来ませんので、あえて特有のにおいを添加しています。ガス漏れと感じたときの対応法について以下の通りです。<ガス漏れ時の対応1>換気扇はダメ!⇒扉や窓からガスを逃がそう地震の揺れが収まった後の電化製品に対しての対応は、「何もしない」が正解です。ガスが引火する種火になりうる電化製品には絶対に手を触れないでください。換気のために換気扇を回そうとする行為も発火の原因になります。換気は戸や窓を大きく開け放って行います。先に述べたようにプロパンガスは空気より重く、足元に溜まりますので、足元の換気に留意してください。では、なぜ「何もしない」ことが正解なのでしょうか?まず、電化製品のスイッチを入れるのは、電気が流れた瞬間のショートをきっかけに火花が出ることがあり、それにガスが引火する危険性があるのです。逆に、地震前に使っていた電化製品のスイッチを「切る」という行為も回路の遮断時に火花が散り危険です。緊急時は、「何かしなければ!」とパニックになってしまいがちですが、誤って引火の原因を作ってしまわないようにしましょう。<ガス漏れ時の対応2>元栓・器具栓・バルブ類を閉めよう地震後、ガス漏れと感じた場合はガスの漏出を最小限にとどめるために屋内ガス器具の全ての器具栓、元栓を締めてください。また、屋外のメーターの下についているガスメーターバルブと、ガスボンベについている容器バルブも時計回りにまわして締めてください。この対応は、ガス漏れの時だけに限らず、地震が起きた後に必ず実施しましょう。旅行などで家を長期間空ける時に、屋内のガスの元栓までは締めている方が多いと思いますが、屋外のバルブの位置、締め方を把握している方、締めたことがある方は少ないのではないかと思います。万が一に備えて、家族みんなで場所を確認しておくことも大事ですね。<ガス漏れ時の対応3>ガスの販売店へ連絡各ガス会社は、いつ緊急事態が起きてもいいように24時間電話対応可能な連絡先を用意しているはずです。対応について別途料金負担はかかりません。ガス漏れに気づいたら、危険ですので先述した対応をした後は、販売店へ対応をお任せしましょう。そのため、ガス会社への緊急連絡先は平時に控えておき、もしものときにすぐ連絡できるように目の付く場所にわかるようにしておくことが大事です。地震時はそちらの番号に・名前・住所・近所の目標・その場の状況を知らせてください。ライフライン情報でガス復旧の知らせが入っても、ガス会社の指示があるまでは危険なのでガスの使用を再開してはいけません。台風が来たときのプロパンガス(LPガス)の対処法日本で起こる天災は、地震だけでなく台風も考えられますね。台風が来たときは、比較的屋内の被害は少ないと想定されますが、大風や大雨による屋外の環境が悪化しますので、メーター、ボンベなど屋外設置物の転倒、損傷に気をつけましょう。<台風時の対応1>ガス容器の点検台風は地震と違い、いつ来るかがわかりますよね。台風が来るとわかったら、ボンベがきちんと固定されているかの確認をしておきましょう。まず、ボンベが複数ある場合、まとめて固定されていると緩む場合がありますから、1本1本がチェーンかベルトで固定されているか確認します。また、ボンベは縦長で不安定ですから、1本での鎖掛けをする場合は、容器の高さの3/4の位置に取り付けられているか、2本での場合は、1本目をボンベの底部から容器高さの3/4の位置に取り付け、2本目を容器の底部から容器高さの1/4の位置に取り付けているかというポイントをしっかりとチェックしましょう。<台風時の対応2>避難の時は元栓やバルブを閉める地震の時同様、家を離れる際は個人宅レベルでのガス漏れリスクを最小限に抑え、二次災害を防ぐために、屋内の器具栓、元栓、屋外のガスメーターバブル、容器バルブは忘れずに締めましょう。この行為は避難先からご自宅への生活に復帰する際のご自身、ご家族を守るだけでなく、災害救助にあたる消防関係者やボランティアも守る行為につながります。屋外のバルブは入りにくい所にある場合も多いです。屋外バルブを閉める際は、十分に自身の身の安全にも注意してください。プロパンガスは災害に強い!プロパンガスの長所の1つに災害時の復旧が早いことが挙げられます。これには、プロパンガスが分散型エネルギーであることが関係しています。分散型エネルギーとは、各需要家ごとに供給が可能なエネルギーのことで、災害が発生してガスの供給がストップした場合も各家庭ごとに個別に点検を行うことで、都市ガスや他のエネルギーに比べて比較的早く復旧することができます。また、通常の場合、家の横にLPガス容器が2本設置されていて、言わば在庫がある状態となっているため、たとえ1本目が切れても、2本目で1か月以上ガスを使い続けることができます(50kg容器×2本の場合)。実際、東日本大震災の際は上のグラフからも分かるように都市ガスや電気に比べて早く復旧しました。そうした性質を生かして、避難所などでもプロパンガスは非常に重宝されるエネルギーとなっています。※そうは言ってもガス代が高い!このように災害時に安心なプロパンガスですが、やはり問題なのがその料金の高さです。プロパンガスの料金は高い傾向にあり、場合によっては都市ガスの2倍近くなることもあります。プロパンガスは会社によって料金設定がバラバラでガス会社を切り替えることでガス代が大幅に安くなることがあります。現在のガス料金が高すぎると感じている方は、ガス会社を切り替えを検討してみてもいいかもしれません。弊社が運営しているエネピというサービスでは、プロパンガスの無料一括見積を行っています。複数社比較検討することで、より安く・より信頼できるガス会社を見つけることができます。是非一度、下のボタンから無料一括をご請求下さい!【無料】年間8万円安くなる!安いプロパンガスを探す地震の際のガスメーター復帰方法前述のとおり、震度5以上の地震が起きた場合、ガスは自然に遮断されることになっています。すると、ガスメーターに以下のような表示がされます。「ガス止」が表示された場合、ガスを自分で普及させることができます。下に復旧の手順を示すので、これに従ってご自身で復旧させましょう。1.まずガス器具の栓やガス栓をすべて締めます。2.次にプロパンガスメーターの左下の復帰ボタンを押して『ガス止』表示を消します。3.続いて液晶の文字とランプが点滅するので1分ほど待ちます。4.その後、液晶の文字とランプが消えて復帰動作が完了しガスが使えるようになります参考元データ:一般社団法人茨城県高圧ガス保安協会「ガスメーターの復帰方法」この操作をしても復旧しない場合はガス会社に相談してみましょう。まとめ天災被災時のプロパンガスの取り扱いについてまとめました。いかがでしたでしょうか。以上のように対応していただければ、ガス関連の被害は最小限に抑えられると思います。復旧時も十分な注意をお忘れなく。ガスの利用再開時は必ずガス会社の指示を待ち、安全に利用できる環境にあるか、屋内、屋外のガス器具、家屋の状況を確認してください。地震であれば、大きな余震に見舞われることがありますので、被災時の対応は忘れずに覚えておき、反復して行うようにしてください。日ごろから天災に備えておくことは、とても重要なことです。ぜひ、ご家族全員で取り組んでみましょう。また、現在ご契約中のプロパンガス(LPガス)会社の保安サービスの確認も併せてしておきましょう。もし不安を感じたら、他社と比較してみるのも大切です。プロパンガスの無料一括見積もりサイト「enepi」は複数のプロパンガス(LPガス)会社を比較することができます。ぜひご利用ください。【無料】年間8万円安くなる!安いプロパンガスを探す
2021年10月31日2021年10月7日の夜、関東地方を中心に、最大震度5強を観測する地震が発生しました。地震の影響を受け、首都圏では電車の運転を見合わせる事態が相次ぎ、帰宅が困難になる人が続出。駅周辺が電車の運転再開を待つ人であふれかえり、場合によっては普段と異なる手段やルートでの帰宅を余儀なくされました。こば(@taiyakiumaissu)さんも、地震の影響を受けた1人です。同日は、普段より4時間近くかけて、家に帰ることができたといいます。疲れ切った状態で帰宅した、こばさんを出迎えたのは…。これは地震の影響で4時間近く帰宅難民しやっとこさ帰宅できた哀れな人間を出迎えるねこ。 pic.twitter.com/KmAvzuVom4 — こば (@taiyakiumaissu) October 7, 2021 「よう、遅かったな。飯は?」そういわんばかりの表情で、こばさんを見つめる愛猫!堂々とした態度に、クスッとしてしまいます。愛猫の写真は、ネット上で10万件を超える『いいね』と、さまざまなコメントが寄せられました。・偉そうで笑ってしまった。かわいすぎる!・さすがお猫様。くつろいでいらっしゃる…。・この様子だと、多分地震が起きたことにすら気付いていなさそう。地震に対する不安や疲労を感じていた、こばさんにとって、余裕たっぷりな愛猫の姿は、心を落ち着けさせてくれるものだったに違いありませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年10月09日2021年10月7日の夜、最大震度5強を観測する、首都圏直下型の強い地震が発生。家具が転倒したり、飾っていたコレクションが落下したりといった、自宅での被害報告を多くの人がネットに投稿しています。たなかわいてぃー(@TanakaYT_)さんも、強い揺れによって被害を受けた1人。その詳細をTwitterに投稿したところ、なぜか笑ってしまう人が続出しました。地震による被害であるにもかかわらず、笑顔になる人が相次いだ理由は…実際の現場をご覧ください。地震のせいでバナナ全部落ちたw pic.twitter.com/cog8wy8yga — たなかわいてぃー (@TanakaYT_) October 7, 2021 投稿者さんが受けた被害。それは、吊るしていたバナナが全部落下してしまったのです…。吊るされているのは、抜け殻のようにぶらりと垂れ下がるバナナの皮と果軸(かへい)のみ。強い揺れによって、食べる部分は独りでにすべて落ちていたのだとか。ある意味『大惨事』といえる被害報告は拡散され、多くの人から反響が上がりました。・甚大な被害ですね…。っていや、こんなん笑うわ。・そもそも、バナナの保管の仕方がシュールで噴き出した。・笑ったし、なんかホッとした!まさに「そんなバナナ」。食べようとしていた投稿者さんからすると、甚大な被害といえる…のかもしれない今回の事故。しかし、この投稿を見て、地震で不安になった心を落ち着かせることができた人も多いようです![文・構成/grape編集部]
2021年10月08日まだまだ続く【雨対策】お済みですか?最近は特に『梅雨』感がすごく雨続きです。ウネリはもちろん、表面のパヤパヤした毛も気になるところ…ある程度全体的にうねりも少なく、表面だけが気になる!そんな方は【表面だけオイル縮毛矯正】をおすすめします^ ^気になる部分だけでも受け付けているのでお気軽にお問い合わせください!感染予防対策をしっかりしてお待ちしております。
2021年07月05日毎日の食事で使用している食器。食器棚はスペースが限られているため、重ねて収納するのが一般的です。しかし、地震が起こった場合、食器が揺れなどで床に落ち、散乱する危険性があります。いざという時のためにも、落下防止の対策があるのであれば知りたいですよね。そこで今回は、ネットで話題の地震に強い食器の重ね方をご紹介します。地震が起こった際、大きな揺れが生じます。食器棚に食器を重ねる際は、大・中・小といった順に重ねている方が多いことでしょう。しかし、この重ね方は揺れに弱く、落下する可能性が高くなるそうです。なぜなら、下の皿と上の皿の間に、皿が動いてしまう『遊び』の部分が発生し、それぞれの皿が大きく揺れて、落下しやすくなります。では、地震に強い重ね方とは…。このように、中・大・小の順に重ねると、揺れに強くなります。中皿と大皿の間には『遊び』の部分がほとんどなくなり、さらに大皿で安定するため、小皿も揺れにくくなるというわけです。いつどこで何が起こるかわからないからこそ、日頃の地震対策が大切です。この方法であれば、簡単にできますね。また重ねる場合は、高く積み上げ過ぎないのもポイントです。ぜひ試してみてください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年04月26日「今回政府の機関が発表した最新版の地震予測地図は、北海道南東部から首都圏〜東海〜近畿地方を通って四国地方まで、“太平洋側に”高い確率で巨大地震が発生する危険性を指摘しています。今後もその周辺海域を震源として巨大地震が発生する可能性は十分に考えられますが、危険エリアは太平洋側だけではないのです」こう警鐘を鳴らすのは、地震や水害など過去に起きたさまざまな災害のデータをもとに分析を行っている、災害危機コンサルタントの堀越謙一さん。3月26日、政府の地震調査委員会は、’20年版「全国地震動予測地図」を公表した。同委員会は、全国を250メートル四方の区画に分け、約600万地点の地震リスクを評価。地図上で、「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」を色別で詳しく示している。今回の発表では、太平洋側の広い地域において、「26%」以上の確率で巨大地震が30年以内に発生するということがわかった。これらの地域は、とくに「海溝型地震」(陸側のプレートと海側のプレートの境界である海溝やトラフ付近で発生する地震)が懸念されている。堀越さんは「日本海側にも危険なエリアがある」と強く語る。「日本海側の内陸地域では、大陸プレートのひずみによって蓄えられたエネルギーが陸地の下まで伝わり、活断層が破壊されることによって発生する『内陸型地震』の危険性があります。太平洋プレート、フィリピン海プレートの沈み込みは、大陸側プレートの下へと続いています。内陸地域にもそのゆがみは影響を及ぼしているため、マグニチュード7以上の地震が発生する可能性があるのです」そこで本誌は、過去に発生した膨大な地震データをもとに、政府発表だけではわからない最新危険エリアを堀越さんに分析してもらった。【1】新潟県内(新潟市〜長岡市)「1762年から2004年まで、新潟県中越地震(M6.8)など、巨大地震が頻繁に発生しています。とくに新潟県日本海側は、太平洋側のプレートが日本海深淵部へと沈み込んでいることから、表層部で多くの地震が発生していると推察されます。新潟県内のほぼ全域に活断層が分布しているので、県全体を襲う内陸型地震の発生が懸念されます」(堀越さん・以下同)【2】近畿地方内陸部(京都市周辺)「近畿地方の内陸部は地殻のゆがみが活断層という形で現れており、活断層の密度が高い地域といえます。また、過去をさかのぼってみると、太平洋側の海溝型地震と連動して内陸型地震が発生している地域としても知られています。京都を中心とした地震は過去に多く、M7以上の巨大地震は1185年、1317年、1662年に発生しています」【3】鳥取県内(鳥取市周辺、米子市)「この付近では活発な活断層は見当たりませんが、そもそも断層とは地中にゆがみができた結果、亀裂が表面化したもの。断層がなくても、地下深淵部がゆがんでいれば地震の危険性があります。鳥取市を中心とした地域と米子市の南側地域には深淵部にゆがみがあることが推察できるので、地震の発生確率は高いと考えるべきでしょう」【4】宮崎県沖(延岡市〜宮崎市)「日向灘付近では、1600年以降にM7.5以上の巨大地震が2度発生。さらに、M7.0〜M7.5未満の地震は20〜30年周期で頻発しており、周期の観点から要注意のエリアといえるでしょう。日向灘付近を含む宮崎県沖では、これまでもフィリピン海プレートの沈み込みによる海溝型地震が観測されているため、M7級地震が発生するリスクは高いといえます」自分の住んでいる地域が、「政府の発表では地震発生の確率が低かった」からといって油断は禁物。日本列島全体が地震の起こる土地であると考えるべきなのだ。「女性自身」2021年4月20日号 掲載
2021年04月14日