役所広司、本木雅弘、松坂桃李、堤真一ら豪華キャストを迎え終戦前夜の日本で何が起こったのかを描く『日本のいちばん長い日』。この度、“日本史上、最大の決断”を迫られる中、身を挺し戦争を終わらせるために闘った男たちが映し出された初の特報映像が公開された。太平洋戦争末期、日本がポツダム宣言を受諾し終戦を迎える1945年。昭和天皇が降伏を決定した8月14日正午から、天皇自ら玉音放送で国民に終戦を知らせた8月15日正午、その24時間にいったい何があったのか…。本作は、そんな日本の歴史上最も重要で、かつ“いちばん長い日”と、日本の未来を信じ、平和への礎を築く為に身を挺した男たちのドラマを描く感動の歴史大作。昭和史研究の第一人者である半藤一利の傑作ノンフィクション「日本のいちばん長い日 決定版」(文春文庫刊)を原作に、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』『駆込み女と駆込み男』などを手掛ける原田眞人が監督を務める。今回公開された特報映像は、連合国への降伏か、本土決戦か…役所さんが演じる主人公、陸軍大臣・阿南惟幾(あなみ・これちか)が、「どうやったら、戦争を終結させられるか…」と苦悩するシーンから始まる。さらに本木さん演じる昭和天皇も登場。7年振りのスクリーン復帰となる本木さんが、国民を想って平和を求める天皇を一心に演じる姿が確認できる。太平洋戦争をテーマにした映画は数多く存在するが、昭和天皇の姿・声をはっきりと描いた日本映画は本作が初。山崎努演じる、時の首相・鈴木貫太郎、鈴木首相をサポートする迫水久常内閣書記官長を演じる堤さん。終戦に反対しクーデターを決起する青年将校・畑中を演じる松坂さんと、豪華キャストが演じる男たちが次々と登場する。一億玉砕、総決起の気風が渦巻く陸軍の頂点に立ちながらも、阿南のモノローグに合わせて、敗戦間近の緊迫した様子をこちらの映像からご覧あれ。『日本のいちばん長い日』は8月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:日本のいちばん長い夏 2010年8月7日より新宿バルト9、丸の内TOEI2ほかにて公開(C) 2010 NHK アマゾンラテルナ
2015年04月10日作家・井上ひさしによる時代小説「東慶寺花だより」を原案に『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋主演で映画化した『駆込み女と駆出し男』。このたび、“駆込み女”の1人、お吟を演じる満島ひかりのお歯黒&引眉姿をとらえた未公開写真がシネマカフェに到着した。本作は、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある信次郎(大泉洋)が、さまざまな事情を抱えて駆込んでくる女たちの人生の新たな出発を手助けするという、“笑って泣ける人情エンタテインメント”。満島さん演じる“駆込み女”のお吟は、豪商・堀切屋三郎衛門(堤真一)の元で何不自由なく暮らしていたはずが、ある日、じょご(戸田恵梨香)とともに東慶寺に駆込んでくる。夫の身上に不信感を持ったからと本人は語るが、本当の理由とは…。このたび解禁となった未公開写真では、満島さんのお歯黒&引眉(眉毛を剃ったり抜いたりすること)姿がお披露目。普段の愛らしい満島さんの素顔が打って変わって、強烈なインパクトを与えるその姿に驚いた人も多いのでは?江戸時代の文化であるお歯黒&引眉は、近年では時代物の作品において忠実に表現されることは稀。TVでもお馴染みの歴史コメンテーター・金谷俊一郎氏によれば、「時代劇によく見られる嘘として、たびたび突っ込まれるのが江戸時代の“女性の顔”」なのだとか。当時の既婚女性や20歳以上の多くの未婚女性、遊女はお歯黒をしており、既婚・20歳以上の未婚女性の一部では引眉もしていたそうで、「お歯黒は歯科衛生の発達していない時代の虫歯予防で、お菓子など甘いものをよく食べて虫歯になりやすかった公家など身分の高い女性にも広まったことから、ステータスの証しにもなったといいます」とコメント。そんな裕福な暮らしを送っていたはずのお吟が、夫と上手くいっていないわけでもないのに、駆込寺に身を置こうとする理由は何だったのか。やがて明かされる真実と“江戸女”お吟の生き様を体現した、満島さんの“女優魂”あふれる熱演を楽しみにしていて。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月29日俳優の大泉洋が主演する、井上ひさし原案の映画『駆込み女と駆出し男』(5月16日公開)の予告編が27日、公開された。数多くの小説や戯曲を夜に送り出した作家・井上ひさしが晩年11年をかけて紡いだ時代小説『東慶寺花だより』を原案に、『クライマーズ・ハイ』(2008年)、『わが母の記』(2012年)の原田眞人監督が初めて時代劇に挑戦した本作。江戸時代、離婚を望む女性たちが駆込む寺であった東慶寺を舞台に、女と男の愛情や事情と、離縁調停人たちの奮闘を描く。寺に入る前に聞き取り調査が行われる御用宿・柏屋で、主の源兵衛(樹木希林)とともに女性たちの人生やり直しの手伝いをする駆け出しの医者・信次郎を大泉が演じる。懸命に働いてきたものの、夫に裏切られた女・じょごを女優の戸田恵梨香が、豪商の愛人であるお吟を女優の満島ひかりが演じる。ほかにも、俳優の堤真一、山崎努らが脇を固める。今回、公開された予告動画では、ナレーションと源兵衛(樹木)の情感こもったせりふで、駆込み寺"東慶寺"と江戸時代の離婚事情がわかりやすく説明される。じょご(戸田)の「世の中にはつらい目におうた女たちがようけおるもんですね」というせりふや、お吟(満島)の切ない涙に、江戸を生きた女性たちの悲哀が忍ばれるが、それに続く「人生は、素敵だ。」というコピーに、希望あふれる映画のラストを期待させる内容になっている。(C)2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年03月27日『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりとともに初の時代劇に挑み、現代の2倍あったとされる江戸時代の離婚事情を描く『駆込み女と駆出し男』。このほど、傷ついた女たちの最後の砦となる“駆込み寺”の様子を目の当たりにする予告映像が解禁となった。江戸時代、離婚を望む女たちが最後の砦として駆込む寺、東慶寺。幕府も公認するその寺の門をくぐると見えてくるのは、女と男のさまざまな愛情や事情。戯作者に憧れる駆出しの医者で御用宿・柏屋の居候である信次郎(大泉洋)は、柏屋の主・源兵衛(樹木希林)とともに、男と女のもつれた愛の糸を解き、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに…。今回解禁となった予告映像では、ナレーションとともに樹木さん演じる離縁調停人・柏屋源兵衛の情感こもった台詞で、駆込み寺“東慶寺”と江戸時代の離婚事情が語られていく。90秒に凝縮された映像の中では、先日の完成披露会見で監督と共演者から“愛あるいじり”を受けていた大泉さんのコミカルな演技が楽しめる一方で、じょご(戸田恵梨香)の「世の中には辛い目におうた女たちがようけおるもんですね」という台詞や、お吟(満島ひかり)の切ない涙など、“駆込み女”たちの悲哀が映し出される。もちろん、お吟を妾に持つ色気たっぷりの堀切屋(堤真一)や、「南総里見八犬伝」の作者・曲亭馬琴(山崎努)など豪華キャストの姿が垣間見られ、見応え満点。様々な事情を抱えたワケあり女たちと、彼女たちの人生の新たな出発を手助けする信次郎の姿は、「人生は、素敵だ。」というコピーからも希望あふれるラストを予感させる予告編となっている。哀しくもたくましく生き抜こうとする女性たちの姿を描く映像を、まずはこちらからご覧あれ。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月27日NHK連続テレビ小説「マッサン」の3月20日放送回の平均視聴率が25.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。28日の最終回ではさらに高視聴率になるのか注目されている。マッサンを見ていて気になったことがある。玉山鉄二が演ずるマッサンが、それほど魅力的な人物には感じられないのだ。○マッサンの魅力は「没頭力」堤真一演じる大将のような人間的な深みや懐の深さがあるわけではない。風間杜夫演ずる熊さんのように豪放磊落で人間味が溢れでる愛すべき人物像でもない。ウイスキー製造に没頭するマッサンの姿は、強いリーダーシップを発揮する理想の上司像などともほど遠く、命に関わるような大きな苦労を乗り越えたタフな精神の持ち主というわけでもない。とはいえ、これといった大きな人間的な欠点がある主人公でもない。少なくともドラマ上では、人間としての大きな葛藤や苦悩などはあまり感じられない。本来であれば、視聴率を獲得しない理由にもなる。ではなぜ、高視聴率を記録しているのか。エリー役のシャーロットや泉ピン子、小池栄子などの脇役の力量ももちろんあるが、それ以上に、マッサンの人生に特別大きな心の葛藤がないところが、逆に淡々と今の時代の雰囲気には良いのではないかと思うようになった。旧来では、時代の波に翻弄されて浮き沈みを繰り返すドラマチックな人生こそが、連続ドラマならでは「大きな物語」の魅力であり高視聴率につながる所以でもあった。一方で、宮崎駿監督の「風立ちぬ」の主人公の二郎などもそうであったが、どこか時代の荒波とは常に距離感があり、冷静で淡々とものづくりの世界に生きる男性主人公の姿に、言葉にはなりにくい"今の時代ならでは"の魅力があるのではないだろうか。モバイル端末やソーシャルネットが普及した今日では、とかく私達の生活の時間は「細切れ」に細分化される。なかなか1つの事柄に集中して時間をとることが難しくなった。マッサンの持つ魅力とは、今の時代には失われつつある、ひとつのことに打ち込むチカラ、すなわち"没頭力"。そして、あまり周囲の空気を読み過ぎて振り回されない"スルー力"、すなわち"かわす"チカラとでもいえるのだろうか。<著者プロフィール<片岡英彦1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。
2015年03月26日67館のスタートでスマッシュヒットを記録した『神様はバリにいる』が6月17日(水)にBD&DVD発売になることを受け、主演の堤真一と李闘士男監督のコメントが解禁になった。劇中では自称“爽やか”と言っているもまったく爽やかじゃない日本人の大富豪アニキ役を演じた堤は、「親しい仲間に囲まれて気持ち良く生きる。そんなアニキは演じていて気持ち良かった。1か月以上バリにいて、出会いの大きな作品。劇場で観た人もそうでない人も、ブルーレイやDVDでこの映画を観て温かな気持ちになってほしい」と心境をコメント。原作のクロイワ・ショウのサクセスハウツー本「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ刊)をテンポよく映像化した李監督は、「バリでの素晴らしく特別な体験が、皆さんの手元に届くことは光栄です。バリで起こった奇跡の数々が皆さんにも伝わると思います。幸せが訪れるかもしれません。やっと皆さんの家庭に、アニキが行きます!」と、感激を表現した。BD&DVDセル共通特典としては、映像特典として、「メイキング」「オフィシャルインタビュー」「イベント集」ほかを収録予定のほか、封入特典として「ブックレット」も同梱予定。ウソのような実話から生まれた開運エンターテインメントを、特典とともに堪能してみて。<『神様はバリにいる』ブルーレイ&DVD/リリース情報>2015年6月17日(水) ブルーレイ&DVDリリース!※レンタル同時スタート【セル】DVD豪華版 ¥5,200(本体)+税【セル】DVD通常版 ¥3,800(本体)+税【セル】ブルーレイ豪華版 ¥6,200(本体)+税発売元・販売元:ポニーキャニオン(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年03月20日嘘のような実話から生まれた笑いあり涙ありの開運エンタテインメント『神様はバリにいる』のブルーレイ&DVDが6月17日(水)にリリースされることが決定し、主演の堤真一と李闘士男監督のコメントが届いた。その他の画像本作は、失意の中、人生を変えるためにバリ島にやってきた元実業家の女性が、謎めいた日本人の大富豪アニキ(堤真一)に出会い、数々の人生哲学を学んでいく様を実話を基に描く。『デトロイト・メタル・シティ』の李闘士男が監督を務め、劇場公開時には67館スタートながら、興収約2.5億のスマッシュヒットを記録した。堤真一は「親しい仲間に囲まれて気持ち良く生きる。そんなアニキは演じていて気持ち良かった。1か月以上バリにいて、出会いの大きな作品。劇場で観た人もそうでない人も、ブルーレイやDVDでこの映画を 観て温かな気持ちになってほしい」とコメントを寄せ、李闘監督は「バリでの素晴らしく特別な体験が、皆さんの手元に届くことは光栄です。バリで起こった奇跡の数々が皆さんにも伝わると思います。知人から、映画の中でラクシュニーという神様があちらこちらで微笑んでくれていると聞きました。皆さんも探してみてください。幸せが訪れるかもしれません。やっと皆さんの家庭に、アニキが行きます!」と熱い想いを語っている。今回発売されるブレーレイ&DVD豪華版には、メイキング、オフィシャルインタビューやイベント集のほか、ブックレットが封入される。『神様はバリにいる』ブルーレイ(豪華版):6200+税DVD(豪華版):5200円+税DVD(通常版):3800円+税6月17日(水)リリース(レンタル同時スタート)発売元・販売元:ポニーキャニオン
2015年03月20日映画『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会が17日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの大泉洋、戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一と原田眞人監督が出席した。井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』(文春文庫刊)を実写化した本作は、駆込み寺で繰り広げられる愛のもつれを描く時代劇。見習いの医者で駆出しの劇作家でもある信次郎(大泉)は、縁切寺の御用宿・柏家に居候している。信次郎は奇抜なアイデアと戦術で、訳あり女たちの再出発を手助けしていたが――というストーリーで、映画は5月16日から全国公開。主演の大泉は、「いよいよみなさんに見てもらえると思うと、うれしくもあり、まだ私たちの元にいて欲しいという寂しさもある」と心境を語りつつ、「のほほんとして見ては困る!『大泉洋が良かった~』と至るところで書いて欲しい」と胸を張ってアピール。また、時代劇初挑戦の戸田は、「今までにないような時代劇になったので、みなさん楽しんで見て欲しい」と笑顔でアピールした。一方、大泉との思い出について聞かれ、「エピソードは何も無い」とキッパリ言い放った堤は、大泉に水をかけるシーンなどがあり、「普通の俳優さんだと申し訳ないと思うけど、全く思わなかった。イジメているとどんどん楽しくなってくる」と含み笑い。そんな堤に、「ヒドいことをされました……」とふくれっ面を見せた大泉は、「スタントマンに代わるシーンでそのままやらされて、監督が爆笑してた」と原田監督にも恨み節だった。また、"離婚"をテーマにした本作にちなみ、女優陣が男性の許せないところを告白。「女性に手を上げるのは許しがたい」と語った戸田だったが、大泉と目が合うなり、「こっち見ないで~!」と涙を流して大爆笑。笑いが止まらない戸田を横目に、「撮影中も笑い過ぎてました」と暴露した内山は、「嫌なのは無視。結構あるんですよ」とポツリ。「それタイミングが悪いんじゃない? 本番前の集中している時に話しかけたとか」と堤に突っ込まれた内山は、「それ、10年前くらいに堤さんに言われました」と笑いながら赤面していた。
2015年03月18日井上ひさしの時代小説を原案に、原田眞人監督が初めて時代劇に挑んだ『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会が3月17日(火)、都内で行われ、原田監督を始め、主演の大泉洋、共演する戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一が出席した。ときは離婚率が現代の約2倍だったと言う江戸時代。離縁を求める女たちがやってくる幕府公認の駆込み寺を舞台に、夫との離縁を願う“駆込み女”たちと、寺に居候する“駆出し”の医者が繰り広げる離婚をめぐる悲喜こもごもを描く本作。日頃から記者会見や舞台挨拶の場で、共演者にイジられることが多い大泉さんが、この日も本領を発揮!男性の魅力的な仕草や態度を質問された戸田さんが、なぜか大泉さんのほうを見つめ、笑いが止まらなくなったり、堤さんから「共演も何も、ワンシーンだけだから、特に記憶もないし、エピソードも何もない」と突き放されたり…(ちなみに大泉さんは先月行われた会見でも、共演する樹木希林さんから「印象的なやりとりなし」と言われたばかり)。また、大泉さんが堤さんから激しい折檻を受けるシーンに話題が及ぶと、「スタントマンさんを用意するような危険なシーンなのに、監督が全然カットをかけてくれなくて…」(大泉さん)、「不思議と大泉さんに対して、申し訳なさを感じることはなく、いじめるのがどんどん楽しくなった」(堤さん)とやはり散々な目にあったようだ。それでも、大泉さんは「雨男の私ですが、今日は天気がいいので、それだけで十分。今日が公開初日でもいいくらいですね。初日に雨が降らないことを祈るばかり」と好天に上機嫌。来場したファンに向けて、「骨太で重厚感ある時代劇ですが、かなり笑えてエネルギーをもらえるはず。みなさん、のほほんと映画を楽しむだけではダメですよ(笑)。しっかり周りに映画の良さを広げてください」とPRの拡散を呼びかけていた。『駆込み女と駆出し男』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日俳優の大泉洋が3月17日に都内で行われた主演作『駆込み女と駆出し男』の完成披露試写会に、共演する戸田恵梨香、内山理名、神野三鈴、堤真一、原田眞人監督とともに出席。堤から折檻を受けるシーンを振り返り、「スタントマンさんを用意するような過酷さなのに、監督がカットをかけないんですよ」と恨み節。一方、「大泉さんをいじめるのが、どんどん楽しくなって」(堤)、「そんなシーンを撮った記憶ないなあ」(原田監督)と当の本人たちは涼しい顔だった。完成披露試写会の模様井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の離婚事情を描く人情エンタテインメントで、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、離縁を願う女たちの手助けをする医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある男(大泉)と、さまざまな事情を抱えて寺に駆込んでくる女たちの織り成す人間模様を描く。大泉は「骨太で重厚ですが、かなり笑えてエネルギーをもらえる作品。ぜひ、のほほんと楽しむだけじゃなく(笑)、しっかり良い作品だと周りに広げてください」と観客にアピール。雨男で知られるが、「今日は晴れて本当によかった。公開初日に(雨が)降らないのを祈るばかり」と上機嫌だった。“駆込み女”役の戸田は、初の時代劇出演で「テンポが速いので、台詞は大変でしたが、今までにないポップな時代劇になった」と手応え十分。堤は裏の顔を持つ唐物問屋の主人を演じ、「客観的に見ても、めちゃくちゃ面白いです!」と出来ばえに太鼓判を押した。時代劇を手がけるのが「50年来の念願だった」と語る原田監督(『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』)は、「時代がどんどん悪くなるなか、今よりさらに悪い時代を生きた当時の人々が、健気に立ち向かう姿を見てもらえれば。ぜひいい夢を見てください」と感無量の面持ちだった。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年03月17日吉田秋生の人気コミックを綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの共演で実写映画化する『海街diary』の予告編映像が公開になった。物語の概要だけでなく、主人公の姉妹それぞれのドラマや抱えている想いも描かれている。予告編映像映画は、2006年から月刊フラワーズで連載を開始した吉田秋生のコミックを原作に、鎌倉で暮す3姉妹と、彼女たちと一緒に暮すことになった“異母妹”の絆を描く。世界で高い評価を集めている是枝裕和監督が映画化を熱望した作品で、綾瀬が長女の幸を、長澤が次女の佳乃を、夏帆が三女・千佳を、広瀬が四女のすずを演じ、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、樹木希林らが出演する。このほど公開になった新映像は、幼いころに別れた父の葬儀に出席した三姉妹が、異母姉妹のすずに出会う場面から始まる。やがて、長女の提案で三姉妹とすずは鎌倉で新生活をはじめるが、長女は親を許すことができず、次女はそんな不幸な姉が心配で、三女は父を知らず、四女は自分が生まれ、存在することで周囲の人々を不快にさせているのではないかと悩む。家族に関する悩みの多くがそうであるように、四姉妹の悩みもまた、自分の力だけではどうすることもできないものばかりだ。映画は、そんな彼女たちがそれぞれに想いを抱えながら少しずつ“家族”になっていく過程を、四季の変化を背景に描いており、予告編は、観客がそれぞれに自身の境遇や過去、家族に想いをはせることができる映像になっている。『海街diary』6月13日(土)全国ロードショー
2015年03月12日大泉洋が主演し、戸田恵梨香、満島ひかりが出演する映画『駆込み女と駆出し男』の新ポスターが公開になった。豪華共演陣がずらりと顔を揃える華やかなデザインだ。その他の画像映画は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の離婚事情を描く人情エンタテインメントで、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、離縁を願う女たちの手助けをする医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある男(大泉)と、さまざまな事情を抱えて寺に駆込んでくる女たちの織り成す人間模様を描く。『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人が監督を手がけており、個性豊かなキャラクターと細部まで徹底的にこだわり抜かれた演出と映像が魅力の作品だ。このほど公開されたポスターは、主人公。信次郎を演じた大泉、夫の暴力から逃げてきた女じょごを演じた戸田、豪商の愛人で同じく寺に駆け込んだ女・お吟を演じた満島をはじめ、樹木希林、堤真一、内山理名、陽月華、キムラ緑子、木場勝己、神野三鈴、武田真治、山崎努ら個性的なキャストが集結。それぞれが劇中でどんな役どころを演じているのか想像がふくらむデザインだ。また、ポスター上部には実際の東慶寺の山門が描かれている。『駆込み女と駆出し男』5月16日(土) 全国ロードショー
2015年03月12日女優の仲間由紀恵が、堤幸彦監督の映画『天空の蜂』(2015年秋公開)に出演することが23日、明らかになった。本作は、作家・東野圭吾が1995年に発表した同名小説(講談社文庫)を原作に、『トリック』シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛けるクライシスサスペンス作品。ハイジャックされた最新鋭のヘリコプター"ビッグB"を原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の原発テロと、その危機に立ち向かう人々の8時間のドラマが描かれる。ヘリ設計士・湯原役の江口洋介、原発設計士・三島役の本木雅弘に加え、新たなキャストが発表。三島の恋人で事件解決を握る女・赤嶺を、提監督が全幅の信頼を寄せる仲間が演じる。制作サイドは、「主要キャラクターのほとんどが男性となる物語の中で、限定された登場シーンで圧倒的な存在感を発揮する女優を考えたとき、堤監督と15年以上も仕事を続けている仲間さんの顔がすぐに浮かびました」と起用理由を明かす。今回の出演オファーに仲間は、「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです」と感激。「スケールの大きな社会派の作品だったので、堤組とはいえまったく雰囲気も違い、初共演の方が多かったこともあり、改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました」と語り、「私の役は、過去に心に傷を背負った役だったので、原作を元に1シーン1シーン役作りはもちろんのこと、髪型や服装・メイクまで監督と話し合いながら撮影しました」と振り返った。また、巨大ヘリ"ビッグB"を奪う謎の男・雑賀役に提組初参加となる綾野剛。犯人を追う地元のベテラン刑事・室伏役を柄本明、原発「新陽」の所長・中塚役を國村隼、原子炉核燃料開発事業団「炉燃」理事長役を石橋蓮司、警視庁長官役を竹中直人、東日本大震災で救助活動に向かう自衛隊員役を向井理、福井県警・警備部長役を佐藤二朗、福井県消防本部の特殊災害課長役を光石研、室伏の部下役を落合モトキ、航空自衛隊のヘリ操縦士役をやべきょうすけが演じる。そのほか手塚とおる、永瀬匡、石橋けい、カゴシマジロー、松島花、前川泰之、松田悟志、森岡豊の出演も決定している。
2015年02月23日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが“四姉妹”を務めることで話題の、是枝裕和監督最新作『海街diary』。このほど、本作の劇中シーンが一部明らかとなる特報映像第2弾が解禁となった。原作は、吉田秋生による同名コミック。第11回文化庁メディア芸術祭「マンガ部門優秀賞」、マンガ大賞2013を受賞した人気作だ。物語は、鎌倉で暮らす三姉妹、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)の元に、15年前家を出ていった父の訃報が届いたことをきっかけに展開していく。長い間疎遠になっていた父の葬儀のため、山形に向かった3人はそこで異母妹・すずと初めて会う。身寄りのなくなった彼女が、葬儀の場でどうしようもない大人たちの中で毅然とふるまう姿を見て、長女・幸は別れ際に「すずちゃん…鎌倉にこない?いっしょに暮らさない?4人で」と提案するのだが――。今回お披露目となった映像内では、綾瀬さん演じる長女・幸が、三姉妹とは別に遠方で暮らす広瀬さん演じる異母妹のすずに対し、「一緒に暮らさない? 4人で」と声をかける物語の始まりのシーンが収められている。撮影現場では仲の良い姿を見せていたという綾瀬さん、長澤さん、夏帆さん、広瀬さんの4人。本映像のラストに映し出される4人の仲睦まじい姿は、まるで本当の姉妹のよう。また、先日発表された、幸・佳乃・千佳の三姉妹の実母・都役演じる大竹しのぶ、幸が働く市民病院の小児科医で幸と心を寄せ合う椎名和也役演じる堤真一、佳乃の上司・坂下美海役演じる加瀬亮、海猫食堂の店主・二ノ宮さち子役演じる風吹ジュン、山猫亭の店主・福田仙一役演じるリリー・フランキーも登場。さらに、三姉妹の大叔母・菊池史代役を是枝監督作品常連ともいえる樹木希林が演じていることも本映像内で明かとなった。『海街diary』は6月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月06日吉田秋生の人気コミックを綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの共演で実写映画化する『海街diary』の最新映像が公開になった。世界で高い評価を集めている是枝裕和監督が映画化を熱望した1作だ。最新映像映画は、2006年から月刊フラワーズで連載を開始した吉田秋生のコミックを原作に、鎌倉で暮す3姉妹と、彼女たちと一緒に暮すことになった“異母妹”の日常を通して描く家族の絆の物語。綾瀬が長女の幸を、長澤が次女の佳乃を、夏帆が三女・千佳を、広瀬が四女のすずを演じ、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、樹木希林らが出演する。このほど公開になった新映像は、長女の幸がすずに「一緒に暮らさない?4人で」と声をかけるシーンから始まる。三姉妹とすずは、遠く離れた場所で暮らしていたが、三姉妹は父親の不在を感じ、すずは田舎で孤独を感じていた。映画は4人が鎌倉で新生活をはじめながら少しずつ“家族”になっていく過程を四季の変化を背景に描き出していくもので、新映像にも四姉妹の表情の細やかな変化や美しい風景がしっかりと描かれている。『海街diary』6月13日(土)全国ロードショー
2015年02月06日映画『神様はバリにいる』のヒット御礼舞台挨拶が2月1日(日)に都内で開催され、主演の堤真一、共演のナオト・インティライミ、主題歌を歌う「湘南乃風」のSHOCK EYE、李闘士男監督が登壇した。事業に失敗して借金を背負い、バリ島にたどり着いた女性が、日本人の大富豪の“アニキ”との出会いを通じて人生を切り拓いていくさまを描く。堤さんは「まさかの大ヒットです(笑)」と主演でありながらも、驚いたよう。「こういう映画は…シリアスでもないし、どういう反応が返ってくるか全く予想がつかなかった」と思わぬヒットに喜びをにじませる。普段、歌手として活動するナオトさんにとっては映画のプロモーションの舞台挨拶は本作が初めての経験となるが、完成披露試写会、初日舞台挨拶に続いて、こうして3回目の舞台挨拶を迎えたことに驚いたよう。堤さんから「ヒットしないとこの3回目はない」と知らされると「嬉しいです」と語り、映画を見終えたばかりの観客の顔を見渡し「いい顔してます」と笑顔を見せた。この日の壇上でも堤さんとナオトさんは“ラブラブ”と形容しても問題ないほど仲良しぶりを見せつける。堤さんは「1か月以上、バリにいたから。出会いの大きい作品だった。尾野真千子も玉キン(=玉木宏)もそう(笑)」と語り、ナオトさんは「仲の良い友達と1か月に1回会っても年で12回出し、1回に会うのはせいぜい数時間。僕らは30日くらい一緒にいて、寝ているとき以外はほぼ一緒だった。十数年分の濃厚な時間を過ごしました。(堤さんは)アニキ肌で、映画の中と同じ“舎弟感”がある」と2人の関係性の濃さを語る。李監督はこの映画の公開、およびヒットについて、不思議な経験をしたと告白。映画を観た複数の知り合いから「映画の中にバリの神様が映ってるから、ヒットするよ」と連絡があったという。李監督はそれがどのシーンなのか分からないとのことだが、堤さんは「滝のシーンじゃない?」と指摘。「メチャメチャ寒かったんです。長い間、水に浸かってて。ガタガタ震えて『こんなロケいやじゃ!』って思ってたし、僕はあまり海外に行くと調子が良くないんですが、その日を境に体調が良くなったんです!」と撮影中の“超常体験”を述懐した。またSHOCK EYEさんは、主題歌「BIG UP」について「2013年に10周年だったんですが、メンバーが顔を合わせて1日中、歌を作るような機会が減ってきてたんです。デビューした7月30日に集まろうと僕がメンバーに声を掛けて、デビューした当時のスタジオを借りて、同じエンジニアで、1日でレコーディングまで全部やって作ったんです。リリースするつもりもなく、1回きりの横浜アリーナでのライブで演奏するために」と湘南乃風にとっても特別な思いで作られた曲であることを語った。これに、李監督が再び鋭く反応!「クランクアップの予定が一度、流れてしまって、そこで仕切り直してクランクインしたのが2013年の7月30日なんです。いま、話を聞いてゾッとして鳥肌が立ちました」と神がかり的な一致を明かし、会場はどよめきに包まれた。『神様はバリにいる』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年02月01日「ぴあ」調査による2015年1月17日のぴあ映画初日満足度ランキングは、重松清の小説を中井貴一主演で映画化した『アゲイン 28年目の甲子園』がトップに輝いた。2位に『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』が、3位に南の島バリを舞台に描く堤真一主演のエンターテインメント作『神様はバリにいる』が入った。その他の写真1位の『アゲイン…』は、マスターズ甲子園を舞台に、さまざまな事情を抱えた元高校球児だった大人たちが、再び聖地・甲子園を目指して奮闘する姿を描く感動ドラマ。出口調査では「身近なことが題材になっている。負けるときは、ちゃんと負ける。逃げずに向き合うなどのメッセージはグサッと突き刺さる。伝えたいことがビシビシ伝わってくる映画だった」「原作者の描きたかった親子に焦点が当てられていて、涙する場面が多々あった。どの出演者もよかったが、特に中井貴一の演技が素晴らしかった」「年をとってからも困難を乗り越えようとする姿に感動した。若者が頑張るのは当たり前だが、大人が頑張る姿は胸に響くものがある。“頑張る”っていいことだなと改めて思った」などの感想が寄せられた。2位の『烈車戦隊トッキュウジャー…』は、人気放映中のスーパー戦隊シリーズ38作目『烈車戦隊トッキュウジャー』と、37作目『獣電戦隊キョウリュウジャー』がタッグを組み、力を合わせて悪の創造主デビウスに立ち向う姿を描く最新作。子どもからは「トッキュウジャーとキョウリュウジャーの両方が出ていておもしろかった!変身するところがカッコイイ。トッキュウ1号が大好き」「トッキュウ6号の明くんが一番好き!オレンジ色でとっても強くてカッコよかった」など大好評。一方、大人からは「戦隊同士の絡みが多いのがよかった。久々のキョウリュウジャーの変身シーンが見どころ」「大人になって観るとストーリー設定の巧みさに魅了される」などのコメントが寄せられた。(本ランキングは、1月17日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年01月19日映画『神様はバリにいる』の初日舞台あいさつが17日、東京・新宿バルト9で行われ、キャストの堤真一、尾野真千子、ナオト・インティライミ、菜々緒、玉木宏と李闘士男監督が出席した。クロイワ・ショウの著書『出稼げば大富豪』(KKロングセラーズ刊)を実写化した本作は、インドネシア・バリ島で暮らす日本人の大富豪と出会った人々の悲喜こもごもを描くコメディ作品。ビジネスに失敗してバリ島を訪れた祥子(尾野)は、不動産ビジネスで成功したアニキ(堤)に出会う。見た目は胡散臭いが、現地の人々に慕われるアニキに弟子入りした祥子だったが、ハチャメチャな教えについていけなくなり――というストーリーで、映画は全国公開中。撮影はほぼ全編にわたってバリ島で行われ、「結構みんなでご飯を食べに行ってました。ナオト・インティライミがいたので、よく歌ってましたね」と振り返った主演の堤は、「何も考えずに素直に見てください。最後に楽しく元気になって劇場を出て欲しい」と笑顔でアピール。一方、開口一番、「この男たち、今日ヒドいんですよー!」と叫んだヒロインの尾野は、「みんなに会えると思って楽しみにしてたのに、最後に控室に入ったら『菜々緒さんがいるから、お前は来んでいい』って。ヒドくねー!」と扱いの差に憤慨していた。また、本作で映画デビューを果たしたナオト・インティライミは、堤らとの共演を、「サッカーで言ったら、初試合で本田と香川と一緒にワールドカップに出るようなもん」と喜び、「演技は刺激的でスリリングだった。たくさん勉強して色んな役に挑戦したい」と俳優業にも興味が湧いた様子。「玉木さんの彼女役はテンションが上がりました」と笑顔を見せた菜々緒も、「私は撮影が2日しかなかったけど、堤さんがおちゃらけて下さって楽しく撮影できました。またご一緒したい」と再共演のラブコールを送り、堤は照れ笑いを浮かべていた。トークショーでは、本作の内容にちなみ、玉木が自身の"願掛け"について、「区切りを大事にしているので、1つの作品が終わったら家の大掃除をする」と紹介すると、堤は、「お正月には門松とか鏡餅を飾るし、ひな祭りとか節分とか日本の行事を大事にしてる。節分も独身の時からやってて、1人で豆まきしてましたね」とエピソードを披露し、観客はビックリ。また、"強運"について聞かれた尾野が、つむじを指さしながら、「ここにアレをポンってされた。アレを踏んだりすることも多い」と"ウンコ"エピソードで笑わせると、堤がすかさず、「そのウンやないで~!」と突っ込んでいた。
2015年01月18日実在する富豪の人生訓を映画化した『神様はバリにいる』の初日舞台あいさつが1月17日に新宿バルト9で行われ、主演の堤真一をはじめ、尾野真千子、ナオト・インティライミ、菜々緒、玉木宏、李闘士男監督が登壇した。『神様はバリにいる』舞台挨拶その他の写真人生を変えるためにバリ島にやってきた元実業家の女性が、謎めいた日本人の大富豪アニキに出会い、数々の人生哲学を学んでいく姿を描く。アニキ役の堤は「別にお金持ちになる方法を描いたわけじゃなくて、テーマは人として『これだけは大切に』ということ。気楽に楽しんでもらって、元気になってもらえれば」とアピールした。一方、ヒロイン役の尾野は「バリでは、ここにいる男どもが『お前、戻ってきたんか?』『さっきまで可愛いのがおった』って…」と堤ら男性キャスト陣が“菜々緒びいき”だったと不満爆発。李監督が「現地スタッフも菜々緒さんを取り巻いていたし、菜々緒さんが帰国すると『菜々緒は戻ってこないのか』って騒ぎ出した。尾野さんが現場にいるのに(笑)」と明かすと、尾野は「もう、暴れてやる」とふくれていた。また、本作で俳優デビューを飾ったナオト・インティライミは、「サッカーの試合に例えるなら、初心者が本田や香川と一緒にワールドカップに出場するようなもの。プレッシャーだった」と胸中を告白。それでも「お芝居は難しくて奥深く、刺激的でスリリング。今後もいろんな役に挑戦してみたい」と俳優業に意欲を燃やしていた。『神様はバリにいる』新宿バルト9ほか全国にて公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年01月17日映画『神様はバリにいる』の初日舞台挨拶が1月17日(土)、都内で行われ、主演の堤真一をはじめ、尾野真千子、ナオト・インティライミ、菜々緒、玉木宏、李闘士男監督が出席。尾野さんは、現場での菜々緒さんとの“扱い格差”を「暴れちゃおうかな」と嘆いた。日本映画として長編では初のバリ島でのロケを行った本作。尾野さんは「私が(東京から)バリに戻ると、堤さんが『お前、もう帰ってきたん?昨日まで、ここにかわいいの(菜々緒さん)がおったのに』って言われた!」と怒り心頭!?堤さんは「そんなことない。大事にしたよ」と釈明した。ところが、李監督が「現地の男性スタッフ数十人が、ずっと菜々緒さんを取り巻いていた。オフの日になると、みんな菜々緒さんのアテンド(付き添い)がしたいって言いだした」「尾野さんが戻ってくると、今度は『もう菜々緒はいないのか?』って男性スタッフが意気消沈していた」とさらなる“現実”を突きつけると、尾野さんはグウの音も出ない様子だった。映画は婚活ビジネスに失敗し多額の借金を抱えた元起業家の祥子(尾野さん)が、失意のままに訪れたバリ島で、謎めいた日本人の大富豪・アニキ(堤さん)と出会い、金持ちになるための人生哲学を学び、再起を図ろうとするが…。“幸運を呼び寄せる”がテーマになった本作にちなみ、堤さんは「年中行事は大切にしていますね。お正月はちゃんと門松と鏡もちを用意するし、独身のときだって一人で豆まきしていた」と自らの願掛けを告白。玉木さんも「僕も堤さんほどではないが、区切りは大切にしている。作品が終わるごとに、家の大そうじをして気持ちを新たにしている」と話していた。『神様はバリにいる』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年01月17日NHKの朝ドラ「マッサン」で、主人公マッサンとその妻エリーの夢と人生に大きな影響を与える“鴨居の大将”こと鴨居商店の社長役で反響を呼んでいる堤真一(50才)。1月17日(土)には、破天荒なバリ島の実業家に扮する主演映画『神様はバリにいる』が公開される。一方、昨年放送されていたユーキャンのCMで、資格取得を目指すちょっぴりお茶目なビジネスマンを演じていたかと思えば、映画『娚の一生』で榮倉奈々とW主演を務める豊川悦司(52才)は、原作コミックファンも納得のビジュアルで“海江田教授”に扮し、2月14日(土)の公開を前に早くも話題となっている。堤さんは「どんなマイナスなことも豪快に笑い飛ばす明るさ」で、豊川さんは「どこかワケ気ありな色気と優しさ」で、新年始めから少々お疲れ気味(?)の女子たちを癒やしてくれる大人のオトコ。そんな包容力たっぷりの、50代・関西出身のふたりに迫った。アメリカで演劇をみっちり学んできた「マッサン」エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスに「勉強させられた」と謙虚に語りながらも、舞台を中心に培ってきたその演技力と存在感は日本男優の中でも圧倒的な堤さん。シャーロットのみならず、「マッサン」の女性キャスト・スタッフには“鴨居の大将”ファンが多く、すでに堤さんの撮影は終えていることから、“鴨ロス”なる言葉もささやかれているとか。何はともあれ「やってみなはれ!」と背中を押してくれるのが、“鴨居の大将”らしさだったが、『神様はバリにいる』ではそんな鴨居社長とはまるで違う、ご覧のような強烈ビジュアルにコテコテの関西弁で登場。バリ島でおそらく最も有名な日本人、“アニキ”と呼ばれる実在の超大富豪を熱演する。“婚活”ビジネスに失敗し、借金を背負った女性起業家・照川祥子(尾野真千子)を、明るく、どこまでも前向きに、“爽やかに”救っていくアニキ。幼いころから優等生で来た祥子は、起業して夢を叶えたものの、初めて挫折を味わい、失意のどん底の中でアニキと出会った。堤さん演じるアニキが繰り出す「人生はドラゴン・クエストや」「ダジャレは頭の回転を早うする」「失敗したときこそ、笑うんや」など、まっすぐな情熱が詰まった数々の名言(?)には注目だ。また、豊川さんも、もとは渡辺えり子主宰の「劇団3○○」出身だけに、その演技力には定評がある。何と言っても、常盤貴子と共演し耳の不自由な画家を演じたドラマ「愛してると言ってくれ」から、寺島しのぶと共演した『愛の流刑地』まで、ダダ漏れの色気は折り紙つき。最近では映画『ジャッジ!』や数々のCMで、そのミステリアスなイメージとは180度違うコミカルな一面を覗かせている。西炯子原作の『娚の一生』では、女子大で哲学を教える大学教授の海江田醇役に。豊川さんはロマンスグレーの髪にメタルフレームの眼鏡、白Yシャツを腕まくりという、原作のビジュアルに徹底してこだわり、原作者の西さんも太鼓判を押すほどに海江田が醸す大人の色香を体現。そんな海江田は、都会で実らぬ恋と仕事に疲れ、大好きだった亡き祖母の家で暮らし始めた堂薗つぐみ(榮倉奈々)の前に、「合い鍵を預かっていた」とふいに現れる。「練習や思て、僕と恋愛してみなさい」「君のことを好きになってしもた」というドキドキのセリフも、関西弁でしれっと言い放つ力の抜け具合は、さすが酸いも甘いもかみ分けてきた大人ならでは。特に、予告編でも話題の“足キス”は、豊川さんだからこそできる究極の愛情表現と言っても過言ではないほど、エロチシズムの中に純粋な想いを伺わせている。最新作では対称的な役柄ながら、ともに独特の雰囲気を漂わせる“関西弁”ネイティブのふたり。そんな彼らから元気をもらいに、劇場に出かけてみては?(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年01月15日私達女性は、25歳、30歳など、区切りのいい数字の年齢で目標を考えてしまいませんか?「それまでに何かしなきゃ」みたいに。例えば「30歳までには結婚しないと」なんてよく言われます。でも、これは女性だけではないのです!今回、男性も若干、同じように思っていることが明らかになりました。インターネットリサーチで、30代の未婚男性100人に「“30歳までに結婚していないとダメ”と思っていた時期がありましたか?」と質問。すると、なんと19%があると回答したのです!つまり、「30歳までになんとかしたい」と思っていた男性は、なんと2割でした。男性と女性の考え方は大きく違うとよく言われるので、ちょっとビックリですよね。それではなぜ、そう思っていたのでしょうか?詳しい話を聞いてみたので、コメントと一緒にその理由をご紹介します。■男性が30歳までには結婚をしたい理由5人に1人の男性は、30歳で自然と線引きしてしまうようです。まず、「ある」と答えた男性は、30歳という年齢そのものが何となく結婚のボーダーラインだと思っていたことがわかりました。「世の中では“30歳を過ぎても独身の男性は問題ある”と思われている気がする」「30歳までには結婚していた方がいいと思ったから」「親に“30歳までには結婚しろ”と言われたからです」「30歳過ぎたら何となくハゲてきそうだから」「周りの言動と雰囲気で結婚した方がいい気になってました」女性は出産があるので年齢を気にしやすいですが、一部の男性も結婚願望があるとやはり年齢を意識してしまうものなのですね。■男性が30歳までに結婚したくない理由しかし、どうして「30歳までに結婚したい」と思わなくなったのでしょうか?この理由については、周囲の影響が大きいようです。「結婚直前まで行ってうまくいかない経験をしてから、気にならなくなった」「東京にいると、30歳で結婚している人が少ないので」「他人からどうこう言われる筋合いがないと思うから」また、「30歳を過ぎたら思わなくなった」という意見もありました。女性もこれ、同じですよね。諦めの境地に達しがち。周囲の目も気にならなくなります。■誰かにとやかく言われる筋合いはないただ、2割の男性が女性と同じような考えでしたが、8割の男性は「30歳までに結婚したいと思ったことがない」と回答していました。それは、次のような理由から。「周囲を見ても未婚も多いし、30歳以上でも結婚はできることが多いから」「“男は30歳から”というのがカッコイイから」「自分の人生だし、他人にとやかく言われる筋合いはない」……というわけで、基本的に、女性みたいに年齢で区切る男性はそんなにいないようです。実際、俳優の西島秀俊や堤真一などは40歳過ぎた晩婚ですよね。よって、男性としては30歳はまだまだ結婚は早いのかも。だからきっと、女性よりも気にしない人の方が多いんでしょうね。そもそも、「●●歳までに」なんて年齢を目標にしていても、その年齢を過ぎてしまえば気にしなくなるし、また目標年齢を上げればいいだけ。ただ、昔と違って今は全体的に晩婚化の傾向にあります。そのため、男女問わず結婚に関して年齢の線引きしなくてもいいのではないでしょうか。女性のみなさんは年齢がそんなに気になりますか?(文/森美奈)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年12月11日(木)調査対象:全国30代の男性(会社員)100名
2015年01月11日主演の役所広司を始め、本木雅弘、山崎努、堤真一、松坂桃李ら豪華キャストを迎え、太平洋戦争終戦前夜の日本を描く映画『日本のいちばん長い日』。このほど本作の第1弾ポスター・ビジュアルが公開。さらに、公開日が2015年8月8日(土)ーーつまり、70回目の終戦記念日となる「8月15日」の1週間前というタイミングとなることも明らかとなった。物語の舞台は、1945年7月ーー太平洋戦争末期。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、それとも本土決戦か。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾する。8月、広島・長崎に相次いで原爆が投下され、事態はますます悪化の一途を辿ることに。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する陸軍大臣・阿南惟幾(役所広司)と、国民を案ずる昭和天皇(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく首相の鈴木貫太郎(山崎努)、ただ閣議を見守るしかない書記官の迫水久常(堤真一)。一方、終戦に反対する畑中少佐(松坂桃李)ら若手将校たちはクーデターを計画、日本の降伏を国民に伝える玉音放送を阻止すべく、皇居やラジオ局の占拠へと動き始めるのだが…。来年2015年、戦後70年という節目を迎える日本。本作は、そんな日本の昭和史研究の第一人者である半藤一利の傑作ノンフィクション「日本のいちばん長い日 決定版」を原作に映画化する。今回お披露目された第1弾ポスター・ビジュアルに描かれているのは、太平洋戦争末期の爆撃によって焦土と化した日本。そして、絶望的な光景の中、ひとり立ち尽くす役所さん演じる陸軍大臣・阿南惟幾の背中が。その後姿は終戦の舞台裏で、降伏か、本土決戦かという国家の行く末を占う決断を迫られ、苦悩しながらも日本の未来を信じた男の想いが込められているとのこと。この男が見つめる太陽は、沈みゆく影なのか、それとも登りゆく光なのか…?『日本のいちばん長い日』は2015年8月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月19日大泉洋が主演し、戸田恵梨香、満島ひかりがヒロインを務める映画『駆込み女と駆出し男』のティザーポスターとチラシが初公開された。本作は、井上ひさしの時代小説『東慶寺花だより』を原案に、江戸時代の離婚事情を描く人情エンタテインメント作品だ。その他の写真映画は、江戸時代の駆込寺である東慶寺を舞台に、離縁を願う女たちの手助けをする医者見習いでありながら駆出しの戯作者でもある男(大泉)と、さまざまな事情を抱えて寺に駆込んでくる女たちの織り成す人間模様を描く時代劇。『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が手がけ、大泉のほか、樹木希林、堤真一、山崎努ら豪華キャストが出演する。このほど公開されたポスターは、戸田演じるじょごと、満島演じるお吟が切羽詰まった様子で、東慶寺に“駆込み”しようとしている姿を捉えたもので、そんなふたりに驚いている信次郎(大泉)の姿も描かれている。また、チラシの裏には、現代の2倍あったといわれる江戸時代の離婚についてのトリビアが劇中写真とともに紹介されている。『駆込み女と駆出し男』2015年5月16日(土) 全国ロードショー
2014年12月17日相変わらず、CMがおもしろい。『ルパン三世』に信長と、2014年は何かと“有名人”に扮してきた小栗旬が、現代の“桃太郎”となる「ペプシNEX」のCMでは、今月初めから待望のEpisode2が公開され、小栗さん扮する“Momotaro”のお供となるイケメン犬の生い立ちが明らかにされたばかり。今後は、おそらくサル、キジとの出会いと、Momotaro自身の過去が描かれていくことだろう。また、先週からは、大河ドラマ「軍師官兵衛」や声優に挑戦した『くるみ割り人形』の松坂桃李が、白衣姿で実際に降りしきる吹雪の中に佇む、キリン「プラズマ乳酸菌」のCMが放送されており、注目を集めている。小栗さん、松坂さんを始め、2014年を彩った最旬俳優たちが出演するCMをピックアップしてみた。■西島秀俊は結婚後も大人気! 綾野剛の「アヤノグリル」も好評まずは、今年11月、突然の結婚を発表し、その“悲報”の衝撃に綾瀬はるかのドラマよろしく「今日、会社休みます…」といった女子が続出するという“西島ショック”なる現象(!?)を巻き起こした西島秀俊。主演映画『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』や「MOZU」での熱演が評価され、「MOZU」は映画化も発表。1月スタートの重松清原作のドラマ「流星ワゴン」でも主役を務める。そんな西島さんの「教えてあげたい」という言葉で始まるPanasonic家電男子はオフィスを飛び出し、足湯場や通勤電車の中で、コミカルで素朴な姿を披露。今回はダジャレまで飛び出している。また、「MOZU」で因縁の間柄だった吉田鋼太郎とは、「日清ラ王」のCMでまさかの義理の親子役に。そして「パパ、自分で言えば?」と閉口気味の息子役は『そして父になる』の二宮慶多くんと、豪華な一家が明らかになっている。さらに、今月からはサントリーチューハイ「-196゜C ストロングゼロ〈ダブルレモン〉」で、シズル感たっぷりにチューハイを飲み干す、ドアップの西島さんを堪能できるとあって、こちらも好評を博している。好評といえば、意外にも(?)異色タッグが続いているのが、東京ガスの「アヤノグリル」。「リブです」「ブリです」とそれぞれグリル料理を紹介する綾野剛&綾小路きみまろのWアヤノによる「アヤノグリル」は、WEBからTVCMにも進出。現在はクリスマスバージョンを放映中だ。今年、綾野さんが主演した『そこのみにて光輝く』は、モントリオール世界映画祭など国内外で高い評価を受け、来年度アカデミー賞「外国語映画賞」の日本代表作品にも決まっている。WEBサイトでは、この綾野さんと綾小路さんを相手に絶妙なやりとりを見せる女優の中村優子になったつもりで、「アヤノグリル」の店内をシュミレーションできる映像も用意されている。■玉山鉄二&堤真一&松田翔太/気になる“アツすぎる男”たち日本で初めての本格ウイスキーづくりを目指す、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」こと玉山鉄二は、ダイハツ「WAKE」のCMでも、ちょっぴり困ったアツ過ぎる“あんちゃん”を熱演中。「マッサン」で共演する、堤真一扮する鴨居商店の“大将”にも負けない“オトコ気”あふれるあんちゃんは、その心優しさゆえ(?)、ゴルフ編でも、サイクリング編でも、やや行き過ぎた行動をとってしまうのだ。だが、ケミカルデニムの上下にシャツをインする、時代錯誤なあんちゃんの一途さや弟を想う心は、夢を追う情熱の男・マッサンのまっすぐさとも重なる部分が大いにある。堤さんといえば、「マッサン」でのワンマン社長ぶりはもちろん、1月17日公開『神様はバリにいる』ではコテコテの関西弁&ダジャレのキャラの濃い大富豪を演じているが、明治「プロビオヨーグルトLG21」のCMでは、キリリとした袴姿を披露。「内なるチカラ」のキャッチコピーのごとく、内に秘めた静なる大人の魅力を見せつけている。一方、前田敦子と初共演でベッドシーンもあるといわれている映画『イニシエーション・ラブ』が2015年に公開される、松田翔太の「XYLISH(キシリッシュ)」のCMも、かなり“ヤバい”と評判。女性の手を引いて倉庫に逃げ込む「HARDBOILED KISS」、先上の女性とクローゼットの中に閉じこもる「SECRET KISS 」、タクシーの中でスリリングな会話を繰り広げる「ONE NIGHT KISS」と3つの異なるドキドキのシチュエーションで、松田さんが半ば強引に女性に熱いキス!いずれも女性目線から撮影されており、実際に松田さんにキスされているかのような錯覚に陥りそうに。特設WEBサイトでは「The long kisses」と題した3本のCMの、まるで映画のワンシーンのようなロングVer.とメイキング映像が公開されている。また、役所広司の「大和ハウス」の新CM「太陽を集めた男」には、松坂さんとともに、2014年、『愛の渦』『紙の月』『バンクーバーの朝日』など大活躍を見せた若き実力派・池松壮亮という、2人の最旬キャストが参戦。役所さんの普段はなかなか見られないコミカルな演技でもお馴染みのCMだが、今回、池松さんは役所さんの後輩刑事役となり、赤いスポーツカーで走り去る男・松坂さんを追跡。スーツに黒縁メガネ姿が知的なスパイのような松坂さんと、やる気にあふれる仕事熱心な若手刑事の池松さんの対比が、とてもまぶしい。そしていま、キリンの缶コーヒー「ファイア ダブルマウンテン」のCMでセクシーなスーパーモデルと共演する、工藤阿須加のたくましいカウボーイ姿も熱い。2013年は大河ドラマ「八重の桜」、2014年は「ルーズヴェルト・ゲーム」で人気が急上昇中し、ドラマのコラボCMにも出演。年明け早々には向井理主演のスペシャル・ドラマ「永遠の0」、中井貴一の若かりしころの高校球児を演じる映画『アゲイン 28年目の甲子園』などが控えており、2015年の要注目株のひとりとなりそうだ。さて、2015年はどんな最旬俳優によるCMが飛び出すのか、いまから楽しみにしていて。(text:cinemacafe.net)
2014年12月16日俳優の堤真一が12月10日(水)、都内で行われた主演作『神様はバリにいる』の完成披露試写会に出席した。苦労の末、バリで大富豪になった主人公を演じた堤さんは「ハタチで上京して、27歳まで家賃2万円の4畳半で暮らしていた」と駆け出し時代をふり返った。さらに「世はバブルでも、お金がなくて…。水だけで3日間過ごしたこともあった」とも語り、「さすがに痩せましたね」といまだから話せる貧乏エピソードに照れ笑いを浮かべていた。堤さんが演じるのは、自称“爽やか”ながらパンチパーマでヤクザ風という破天荒なキャラクターで、「勝手に衣装が用意されていて、いつも間にかこうなった。まゆ毛の色を抜いたのが、一番恥ずかしかった」と話していた。映画は婚活ビジネスに失敗し多額の借金を抱えた元起業家の祥子が、失意のままに訪れたバリ島で、謎めいた日本人の大富豪・アニキ(堤さん)と出会い、金持ちになるための人生哲学を学び、再起を図ろうとするが…。著者の実体験を綴った「出稼げば大富豪」(クロイワ・ショウ著)を原案に、日本映画として長編では初のバリ島でのロケを行った。完成披露試写会には堤さんをはじめ、ヒロイン役の尾野真千子、ナオト・インティライミ、玉木宏、李闘士男監督が出席。尾野さんは「まるで家族、兄弟のように仲が良かった」と現場の雰囲気を明かしたが、「実はここにいる男3人に、海に突き落とされたんですよ!」と“被害報告”も。発案者は玉木さんだと言い、「私のポーチに草をつめたのも玉木さん」とそのいたずらっ子ぶりが明かされた。一方、俳優に初挑戦したミュージシャンのナオトさんは、「僕みたいな、右も左も分からない小僧をここにいる皆さんが優しく包んでくれて、背中を押してくれた」と感謝しきりだった。『神様はバリにいる』は2015年1月17日(土)から、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月10日昭和史研究の第一人者・半藤一利のノンフィクションを原作にした映画『日本のいちばん長い日』が、役所広司主演で映画化され、来年8月に公開されることが発表された。役所のほか本木雅弘、松坂桃李、堤真一、山崎努らが出演し、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人が監督・脚本を手がける。その他の情報半藤氏が1965年に大宅壮一名義で出版した『日本のいちばん長い日』は、岡本喜八監督によって過去に映画化されているが、本作は、そのリメイクではなく、半藤の著書『聖断』の要素も加えて、完全な新作として、終戦の舞台裏で今日の平和の礎を築くため、身を挺し闘った人々の物語を描くという。役所が陸軍大臣・阿南惟幾(あなみ・これちか)を演じ、本木雅弘は昭和天皇を、山崎努は内閣総理大臣・鈴木貫太郎、堤真一は内閣書記官長・迫水久常(さこみず・ひさつね)、そして松坂桃李は終戦に反対し日本の未来を想いながらも、狂気に駆られていく若手将校を演じる。『わが母の記』に続いてタッグを組む役所は「原田監督作品への久しぶりの参加となりました。今回演じさせていただいた、阿南という人物は、戦時下の陸軍トップとして部下を愛し、部下にも慕われ、天皇への一途な忠誠心も持つ一方、家族も大切にした魅力的な人でした。各個人それぞれの“家族”、そして天皇を中心とした日本という“家族”、その“家族”というテーマに重きを置いて描かれていることが、この作品の最大の魅力ではないでしょうか」と語り、「山崎努さんとの共演は長年の夢が実現しました。本木雅弘さん、堤真一さん、松坂桃李さん、原田組常連の俳優さんに加え、多くのフレッシュな俳優さんが、ドキュメンタリーの如くリアリティをもって魅力的に演じています。完成がとても楽しみです」とコメントしている。原田監督は「今回は『THE EMPEROR IN AUGUST』という英語タイトルをつけました。1945年8月に昭和天皇が語られた一言一言が、今を生きる自分の心に深く突き刺さるからです。あの8月、天皇が自分の言葉で語り始めなければ、若き日の両親は国土防衛戦に巻き込まれ、命を落としていたでしょう。半藤先生の幾多の終戦にまつわる著作を何回も読み、天皇の勇気を支えたのが終戦内閣の鈴木貫太郎首相と阿南惟幾陸相のふたりであるとも確信しました。昭和天皇はあの8月まですべての家族の“家長”でありました。年齢的には、この三人は貫太郎さんを家長とする長男と次男の家族でもあり、そこに映画の根っこを置きました。映画『日本のいちばん長い日』は、幾重にも交錯する家族の、存亡を賭けた4カ月のドラマです」と語っている。『日本のいちばん長い日』2015年8月公開
2014年12月09日終戦の舞台裏を描いたノンフィクション『日本のいちばん長い日 決定版』(文藝春秋)が、戦後70年の節目を迎える来年8月に向けて映画化されることが決定し、主演の役所広司をはじめ、本木雅弘、松坂桃李、堤真一、山崎努といった主演級の俳優陣が出演することが8日、明らかになった。映画『日本のいちばん長い日』は、日本の降伏が決まってから国民に告げられるまでの舞台裏と、日本の未来を信じて身を挺して闘った人々の人間模様を描いた物語。昭和史研究の第一人者で作家の半藤一利氏の原作に加え、昭和天皇と共に戦争終結に導いた鈴木貫太郎首相の姿を描いた『聖断』(著・半藤一利)の内容も盛り込まれる。メガホンを取るのは、『金融腐蝕列島<呪縛<』(1999年)、『クライマーズ・ハイ』(2008年)などで知られ、来年5月には『駆込み女と駆出し男』の公開が控えている原田眞人監督。役所が演じるのは、主人公の阿南惟幾陸軍大臣。陸軍全体が断固として戦争完遂を支持する中、そのトップで決断を迫られることに苦悩する。一方、本作が『おくりびと』以来約7年ぶりの本格復帰映画となる本木は昭和天皇役。そのほか、時の内閣総理大臣・鈴木貫太郎を山崎、内閣書記官長・迫水久常を堤、終戦に反対する若手将校・畑中健二少佐を松坂桃李が演じる。映画では、この畑中少佐ら若手将校たちがクーデターを計画。玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局の占拠へと動きはじめる。自身の演じる役柄について、役所は「戦時下の陸軍トップとして部下を愛し、部下にも慕われ、天皇への一途な忠誠心も持つ一方、家族も大切にした魅力的な人でした」と説明。作品の魅力を「各個人それぞれの『家族』、そして天皇を中心とした日本という『家族』、その『家族』というテーマに重きを置いて描かれていること」と読み解き、「山崎努さんとの共演は長年の夢が実現しました。本木雅弘さん、堤真一さん、松坂桃李さん、原田組常連の俳優さんに加え、多くのフレッシュな俳優さんが、ドキュメンタリーの如くリアリティをもって魅力的に演じています。完成がとても楽しみです」と豪華俳優陣との共演に心を躍らせている。
2014年12月09日戦後70年を迎える2015年の夏、終戦前夜の日本で何が起こったのかを、主演・役所広司、7年ぶりの映画出演となる本木雅弘、今年も大活躍を見せた松坂桃李、「マッサン」が好評の堤真一、さらにベテランの山崎努という豪華キャスト共演で描く映画『日本のいちばん長い日』が製作されることが決まった。1945年7月、太平洋戦争末期。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、それとも本土決戦か。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾する。8月、広島、長崎に相次いで原爆が投下され、事態はますます悪化の一途に。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する陸軍大臣・阿南惟幾(役所広司)と、国民を案ずる昭和天皇(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく首相の鈴木貫太郎(山崎努)、ただ閣議を見守るしかない書記官の迫水久常(堤真一)。一方、終戦に反対する畑中少佐(松坂桃李)ら若手将校たちはクーデターを計画、日本の降伏を国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占拠へと動き始めるが…。原作は、昭和史研究の第一人者である半藤一利の傑作ノンフィクション「日本のいちばん長い日 決定版」。さらに、昭和天皇とともに戦争終結に導いた鈴木貫太郎首相の姿も映し出すべく、同じく半藤氏著の「聖断」の内容も取り込まれるという。主人公となる、苦悩する阿南惟幾(あなみ・これちか)陸軍大臣を演じるのは、深みのある演技で圧倒的な存在感を放つ役所さん。7年ぶりの本格的なスクリーン復帰となる本木さんは、登場人物のひとりとして描かれる昭和天皇役に。また、時の内閣総理大臣・鈴木貫太郎には山崎さん、内閣書記官長・迫水久常(さこみず・ひさつね)に堤さんと、主演級の実力派俳優たちが集結。そして、終戦に反対し、狂気に駆られていく若手将校には松坂さんが扮し、戦後70年という節目の夏に、日本映画界を代表する豪華キャストが競演を果たした歴史超大作が実現する。かつてないキャスト陣を迎え、日本の歴史観に踏み込む本作をまとめ上げるのは、『金融腐食列島〔呪縛〕』『クライマーズ・ハイ』といった社会派ドラマのみならず、役所さん主演で井上靖の私小説を描いた『わが母の記』、2015年5月公開の大泉洋主演『駆込み女と駆込み男』など、ヒューマン・ドラマにも定評がある原田眞人監督だ。<役所さんコメント>原田監督作品への久しぶりの参加となりました。今回演じさせていただいた、阿南という人物は、戦時下の陸軍トップとして部下を愛し、部下にも慕われ、天皇への一途な忠誠心も持つ一方、家族も大切にした魅力的な人でした。各個人それぞれの「家族」、そして天皇を中心とした日本という「家族」、その「家族」というテーマに重きを置いて描かれていることが、この作品の最大の魅力ではないでしょうか。山崎努さんとの共演は長年の夢が実現しました。本木雅弘さん、堤真一さん、松坂桃李さん、原田組常連の俳優さんに加え、多くのフレッシュな俳優さんが、ドキュメンタリーの如くリアリティをもって魅力的に演じています。完成がとても楽しみです。<原田監督コメント>今回は「THE EMPEROR IN AUGUST」という英語タイトルをつけました。1945年8月に昭和天皇が語られたひと言ひと言が、いまを生きる自分の心に深く突き刺さるからです。あの8月、天皇が自分の言葉で語り始めなければ、若き日の両親は国土防衛戦に巻き込まれ、命を落としていたでしょう。半藤先生の幾多の終戦にまつわる著作を何回も読み、天皇の勇気を支えたのが終戦内閣の鈴木貫太郎首相と阿南惟幾陸相のふたりであるとも確信しました。昭和天皇はあの8月まですべての家族の「家長」でありました。年齢的には、この三人は貫太郎さんを家長とする長男と次男の家族でもあり、そこに映画の根っこを置きました。映画「日本のいちばん長い日」は、幾重にも交錯する家族の、存亡を賭けた4か月のドラマです。映画『日本のいちばん長い日』は2015年8月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月09日ダークな笑いと不条理な作劇で知られるケラリーノ・サンドロヴィッチが、チェーホフの四大劇『かもめ』『ワーニャ伯父さん』『三人姉妹』『桜の園』を全て上演する企画に挑戦している。最高のキャストとタイミングで上演するという主旨のため、不定期シリーズだが、言い方を変えれば、条件が揃わない限り上演しないという贅沢な企画だ。第1弾の2013年の『かもめ』は、繊細で緻密な人間模様を描き出して好評だった。チェーホフは『かもめ』をあえて「喜劇」としているが、KERAは人間の哀しくもおかしい喜劇性を見事に、すくいとっていた。そして、待望の第2弾『三人姉妹』が、2015年に上演される。出演は、三人姉妹を演じる余貴美子、宮沢りえ、蒼井優のほか、堤真一、段田安則ら豪華な顔ぶれ。『わが闇』『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』などをはじめ、女性トリオものを多く書いているKERAにとっては、いよいよ“本家”と向き合うことになる。舞台『三人姉妹』チケット情報「チェーホフの『三人姉妹』を強く意識したのはナイロン100℃の公演『わが闇』頃からなんですが。『3人』が好きなんですね(笑)。ふたりより複雑な関係性を作れるので。加えて女性を書くのが好きなので、女性トリオものが多くなりますね。好きな要素が重なっているので『三人姉妹』は、積極的に取り組みたい作品のひとつです」19世紀末、故郷モスクワへ帰ることを夢みている3人の姉妹と、彼女たちを取り巻く人々のささやかな希望と挫折を描いた名作にKERAはどのように取り組むのだろうか。「チェーホフ作品は、大きな事件はすべて幕間ですでに起きていて、観客に見せるのは事件の後なんです。だから、一見退屈に思えるシーンでも、水面下では様々なドラマが蠢いているその空気をどれだけ伝えらえるかがポイントになると思います。『かもめ』は、半分は青春物語でしたし、比較的笑いも作りやすかったのですが、『三人姉妹』は、笑ってられない戯曲なんですよ。四大劇の中でも最もペシミスティックな、ひどい話ですね(笑)」姉妹たちはモスクワへ帰れず、恋は実らないし、他の人の望みもことごとく崩れる。しかし、KERAは、そこにチェーホフの冷徹な人間観を感じている。「登場人物は誰も彼も皆、悩みか後悔を抱えていますね。そんな状態の、悶々とした人々に焦点を当てることで、所詮人生は不条理なことばかりなんだと俯瞰した目で見ているのがチェーホフ。僕はそれが面白いと思っています。チェーホフの意図を忠実に実現することが目標です」今回も、前回同様、翻案などは一切しないが、KERA独特の「チェーホフの読み方」が、新鮮な『三人姉妹』を生み出してくれるだろう。公演は2月7日(土)から3月1日(日)まで東京・シアターコクーン、3月5日(木)から15(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて。チケットの一般発売は12月6日(土)午前10時より。なおチケットぴあでは現在インターネット先行を実施中。取材・文沢美也子
2014年11月28日