俳優の岡田将生が21日、都内で行われた映画『伊藤くん AtoE』(2018年1月12日公開)完成披露試写会に共演者の木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、そしてメガホンをとった廣木隆一監督とともに登壇した。原作は2013年に出版された柚木麻子氏の連作短編集で、第150回直木賞候補にも選出された作品。容姿端麗だが自意識過剰の無神経な"痛男"伊藤誠二郎(岡田)と、伊藤に振り回される女たちを毒づきながらも自身もだんだん伊藤に追い詰められていく"毒女"矢崎莉桜(木村)が繰り広げる恋愛ミステリー。岡田と木村のダブル主演作となっている。これまで岡田が演じてきた役の中で、伊藤というキャラクターはかなりのクズ男。イメージを覆すような役柄となるが、岡田は「こういう役を望んでいたので、いいタイミングでラッキー。思っていた以上にヤバイ男」といい、「いままでと違う役をやりたかった。こんなにクズでダメなアホなやつとこの夏過ごせたので気持ちよかった」とご満悦だった。伊藤に振り回される女を演じた女優陣は、それぞれ「この野郎って思っていたよ」(木村)、「すごく嫌な気持ちになりました」(佐々木)、「圧迫感がすごい」(志田)、「関わりたくない」(池田)、「傷つきました、すごく…」(夏帆)と"口撃"。岡田は「カットがかかるたびに、皆さんが小さな声で『きもちわりっ!』って言うんですよ。心が『うっ!』ってなるんですが、伊藤であって俺ではないと言い聞かせていました」と苦笑しながら振り返った。"痛男"にちなみ、舞台挨拶では痛いエピソードを披露した岡田。「休みの日に車を運転していて、細い道を走っていた。そしたら10人くらいの小学生に囲まれて『見たことある!』『出てきて!』って言われて。『名前なんだっけ?』と聞かれたのでずっと下を向いて、すごく小さな声で『岡田将生です…』って言いました。本当に悲しかったですよ…」と泣き出しそうな顔で振り返っていた。また同作で岡田は、木村と初共演。互いの印象を聞かれると「クランクイン前に監督やスタッフを交えての食事会があって、その時にお互いマンガが大好きでずっとマンガの話をしていた。それで仲良くなりました」と告白。木村も「今日も顔合わせてからずっとマンガの話していました。岡田さんが私がおすすめしたマンガ読んでくれたり」とうれしそうに話した。
2017年11月22日『監獄のお姫さま』第5話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫様』第6話あらすじ(ネタバレあり)しのぶ(夏帆)の息子・勇介を迎えに来た母・民世(筒井真理子)。しのぶが絶対に吾郎(伊勢谷友介)に勇介を渡さないでほしい、と懇願していたにも関わらず、母は吾郎を伴っていた。勇介ロスに陥るかよ(小泉今日子)、明美(森下愛子)、千夏(菅野美穂)、洋子(酒井真紀)。そんな中、週刊誌に吾郎が春海(乙葉)と極秘入籍、1歳半の息子がいるという記事が載る。それだけではない。かよは息子が面会に来て、夫(離婚待ち)がFacebookで知り合った女性と再婚を着々と進めていることを知ることになったり、悠里(猫背椿)が出戻ってきたり、明美は元旦那が若い女と再婚をしたことを知らされたりと、それぞれに変化がもたらされる。一方、2017年12月24日。吾郎に現在の妻・春海との関係を問い詰めるかよたち。吾郎は春海とのなれそめを語り始める。新たな動きも起きていた。吾郎が誘拐されてから、音信不通になっていたふたば(満島ひかり)に疑いがかかっていた。晴海からかかってきた電話に、ふたばは自分も一緒に誘拐されていると説明し、一度春海たちのところに戻ることを決める。■『監獄のお姫さま』第6話感想 - 子はかすがいと言うけれど女子刑務所のはずなんだけど、徐々に女子寮のような雰囲気を醸し出し始めた「自立と再生の女子刑務所」が気になる。……が、勇介ロスに陥りつつも、かよたちはなんだかんだで元気だ。さすがにしのぶの表情は暗いままだけれど。勇介を引き取ったことについては、やはりというかなんというか、吾郎がうまいことしのぶの母を言いくるめていた。「私たちが彼女を正気に戻さなければ」。しのぶの母はすべて吾郎の言われるがまま。そんな男の言うことを聞いたらダメだよ!と視聴者は思って当然だが、普通に考えると、刑務所に入っている実の娘よりも、会社の経営を立て直した娘の元婚約者のほうを頼ってしまうのは仕方がないことなのだろうか。前回は勇介の子育てが中心だったが、今回は勇介の存在然り、かよの息子が出てきたり、母の日の慰問コンサートということで子どもたちが歌ったり(メインは前川清)、何かと子どもが登場する。かよの息子・公太郎はかよ宛の手紙にこんなことを書く。「父さんと母さんはもともと他人だけど、自分とは血がつながっている。父さんと母さんが別れても、僕は母さんの息子」当たり前なんだけれど、グッとくる。子どもがそういう存在だということ。吾郎としのぶにとって勇介もまたそんな存在。途中、吾郎は「勇介を犯罪者の子どもにしたくない」と言ったが、現状、しのぶが濡れ衣をかぶったままだとしても、吾郎が真犯人だったとしても、勇介は犯罪者の子どもになってしまう。おまけに今はしのぶの存在は消されているが、再審となれば、勇介が犯罪者の子どもである、ということが公になってしまうわけだが……。それにしても、かよの息子・公太郎がいい子で……第1話でかよと会っていたシーンでも、不器用ながらも優しい子で、涙が出そうになった。だからこそ、もう一度かよが犯罪を犯すことになったとしたら、と考えると胸が痛い。かよは公太郎に謝っていたけれど、もう一度捕まることを覚悟しているのか。「雑なのか緻密なのかわからない」と誘拐されたばかりのころ吾郎が言っていたけれど、結局のところ、どういうふうに爆笑ヨーグルト姫事件を再審に持っていくのか。ふたばは元刑務官であることがバレて、しのぶとの関連性を疑われ始める。ここまで、過去を振り返り、吾郎から真相を聞き出そうと努めていたけれど、次回は大きな動きがありそうだ。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第6話11月21日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月22日俳優の岡田将生が11月21日(火)、都内で行われた主演作『伊藤くん A to E』の完成披露試写会に出席。複数の女性をふり回す、無神経なクズ男を演じ「こういう役を望んでいた」「出会えて本当に良かった」と強い思い入れを示した。柚木麻子の傑作小説を原作に、容姿端麗で自意識過剰な無神経フリーター=伊藤くん(岡田さん)が、“都合のいい女”、“自己防衛女”、“愛されたい女”、“ヘビー級処女”、そして崖っぷちの女性脚本家の運命を狂わせる恋愛ミステリー。完成披露試写会には岡田さんをはじめ、ダブル主演の木村文乃、共演する佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、廣木隆一監督が勢ぞろいした。「こういう役を望んでいた」とふり返る岡田さんだが、いざ撮影が始まると「思った以上にヤバイやつだった」と少々あきれ顔。それでも「いままでと違う役をやりたかったし、クズでダメでバカでアホな伊藤くんとこの夏を過ごせて気持ちよかった」と清々しい表情を見せていた。そんな伊藤くんについて、共演した女優陣からは「この野郎と思っていた」(木村さん)、「なんでこんな男を好きになったんだろうって。ふり回されて、イヤな気持ちになりました」(佐々木さん)、「圧がすごかった」(志田さん)、「もう関わりたくない!」(池田さん)、「傷つきました」(夏帆さん)と総スカン!これには岡田さんも「現場で心がキューっと痛くなりましたね。まあ、伊藤くんであり、おれのことじゃないからと、役を全うした」と苦労を語った。“痛い”伊藤くんにちなみ、最近体験した痛い経験を問われると、佐々木さんが「最近流行っていますけど、アニサキスにかかってしまって…。ものすごく痛かったです。皆さんもお刺身には気を付けてください」と明かしていた。『伊藤くん A to E』は2018年1月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月21日もしも、あなたのそばにいる友だちが、かつて世間を震撼させた“あの事件”の元少年Aだったら…。生田斗真と瑛太が『64-ロクヨンー』の瀬々敬久監督のもと、少年犯罪のその後に迫るヒューマンミステリー『友罪』。このほど第2弾キャストとして、佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子ら、世代を超えた実力派キャストが発表になった。■豪華第二弾キャスト発表!原作は、ミステリー界の旗手として注目される作家・薬丸岳が2013年に発表した同名小説。瀬々監督のもと、友を想い、疑心や後悔と向き合い葛藤する益田役を演じるのは、今年のウディネ・ファーイースト映画祭で主演作『彼らが本気で編むときは、』が最高賞の観客賞を受賞し、5年ぶりの恋愛映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』から現在公演中の舞台「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」などまで、卓越した表現力でさまざまな難役を演じる生田さん。また、17年前の連続児童殺傷事件の犯人かもしれないと、益田が疑い始める鈴木役には、『64-ロクヨン―』『ミックス。』など話題作への出演が続き、生田さんとも3度目の共演となる瑛太さん。消せない過去を抱えながらも、それに向き合い、懸命にいまを生きる、彼らの想像を絶する葛藤と思いが交錯する慟哭の群像劇となる本作。今回、そんな彼らを支えるキャストとして発表された佐藤浩市は、息子が過去に犯した事件がきっかけで一家離散し、日々贖罪に向き合うタクシー運転手・山内修司役に。『感染列島』『ヘヴンズ ストーリー』『64-ロクヨン―』以来、4作品目の瀬々監督作品出演。逃れられない十字架を背負いながら、生田さん、瑛太さんと物語の中でどのように交わっていくのか、そして息の合った瀬々監督作品で再び重厚な演技を見せてくれるはずだ。さらに、あるきっかけで鈴木(瑛太さん)に助けられ、次第に好意を抱いていく藤沢美代子役には、現在ドラマ「監獄のお姫さま」で冤罪の“姫”を好演中、『海街diary』では第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した夏帆。本作では、かつてAV出演を強いられた過去を持つ女性、という難役に挑んでいる。益田(生田さん)の元恋人であり、彼のジャーナリストとしての再起を願う杉本清美役に、モデルとしてだけでなく『少女』『ピーチガール』など話題作で次々主演を務め、女優としても活躍著しい山本美月。雑誌記者として児童連続殺人事件の犯人を調べる中で、益田のジャーナリズムをかき立てるキーパーソンを演じる。そして、鈴木の少年院時代に担当法務教官だった白石弥生役には、数々の映画や舞台で抜群の存在感を表現し続ける富田靖子。鈴木の出所後も接点を持ち続け、彼の過去と現在を知る唯一の人物として熱演を見せる。そのほか、奥野瑛太、飯田芳、小市慢太郎、矢島健一、青木崇高、忍成修吾、西田尚美、村上淳、片岡礼子、石田法嗣、北浦愛、坂井真紀、古舘寛治、宇野祥平、大西信満、渡辺真起子、光石研と、世代を問わず日本映画の“光と影”を支え続ける魂系実力派キャストが集結。それぞれの過去と現在が絡み合い、さまざま人間模様が交錯していくストーリーに、気の抜けない緊張と深みを与えてくれる面々が顔を揃えた。キャストからコメントが到着!■夏帆瀬々監督から、毎回「リミッターを超えてください」という演出をされて、頭がまっしろになり、監督が思う限界点まで到達できていたのか撮影が終わったいまでもよく分かりません。身も心もへろへろになって、答えが分からなくてもがいて。それでも、誰よりもまっすぐに全身全霊でこの作品にぶつかっていく監督をみていたら、弱音を吐いてる場合じゃないと、わたしも腹をくくって挑ませていただきました。■山本美月瀬々監督をはじめ、素晴らしいキャストの方々とご一緒できたことを、とても光栄に思います。監督から、清美は唯一普通の人だから普通の女の人を演じてほしいと言われ、普通ってなんだろうと、とても考えさせられる作品になりました。なにが間違いなのか、正しいのか、作品を観ていただいた方々それぞれの答えを見つけて頂きたいです。■富田靖子『友罪』のお話をいただいた。愕然とする。光のようなものは感じるが、闇があまりにもすざまじかった。私が日常で母親という存在であるからかもしれない。葛藤した。葛藤は瀬々監督のもと、「熱」にそして「祈り」に変化していく。どうか、この「祈り」が届くことを願って…。『友罪』は2018年5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月17日『監獄のお姫さま』第4話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫様』第5話あらすじ(ネタバレあり)2017年12月24日夜。誘拐された板橋吾郎(伊勢谷友介)の声明が動画サイトでアップされる。「私は今おばさんに誘拐され、拘束されている。爆笑ヨーグルト姫事件の裁判のやり直し。それがおばさんの要求である」2012年、女子刑務所。しのぶ(夏帆)が出産、刑務所に赤ちゃんを連れて戻ってくる。一方、カヨ(小泉今日子)は美容資格取得、洋子(坂井真紀)と明美(森下愛子)はしのぶの子どものため、ベビーシッターに興味を持つようになる。所内で始まった勇介の子育て。これまでにないケースに所長は戸惑い、女囚たちも初めての所内での子育てに奮闘するのだった。■『監獄のお姫さま』第5話感想 - 塀の高いおうちで6人のお母さんに育てられました「あーーっ、吾郎!来るのわかってたけどー!最低だっ!」……などと思わず叫びたくなったエンディング。しのぶは生後1週間の勇介と刑務所に戻ってくる。所長は乳児院に預けることを勧めるが、ふたばの後押しもあって、しのぶは所内で育てることを選ぶ。母親は保育室を使って最長1年半、子どもと一緒に過ごすことができる。しのぶが工場で働いている間は経理工場の人間が交代で面倒を見る。夜泣きがひどいときはベビーシッター志望のふたりがサポート。まさに所内全体で勇介を育てる。しかし、やがてやってくる別れのとき。そもそも、しのぶはなぜ身に覚えのない罪を負い、服役したのか。それは子どもを吾郎に渡さないため。子どもを守るためだった。だから、1年半が経ち、勇介と離ればなれにならなくなったとしても、吾郎には絶対に渡したくない。そこでしのぶが頼ったのは、自分の母だった。服役してから一度も面会に来ていなかった母。「絶対にあの男に渡さないで」そうしのぶは母に頼んだが、その約束は破られ、勇介は吾郎のもとへ行くことになってしまう(そして思わず叫ぶ)。第5話のタイトルは「母性」だ。刑務所内で勇介を育てている間、女囚たちは母性に満ち溢れていた。しかし、しのぶの母は……?しのぶは「親子だから。包み隠さず話せば、分かってくれるはず」という。しのぶの母は「娘を信じない母がどこにいますか」と答える。そして裏切られる。母性とは。親子とは。そして、今の勇介の母・晴海(乙葉)の母性はどうなのだろう、と気になる。しのぶと別れるとき、勇介は大声で泣き叫ぶ。子どもがいない筆者が見ても思わず涙が溢れそうになるシーンだった。お母さんのそばにいたいよね、お母さん、きっとがんばって迎えに行ってくれるよ……などと語りかけたくなる。その瞬間、ラスボスのように現れる吾郎。あの瞬間、テレビの前の女性たちの憎しみを一身に受けていたに違いない板橋吾郎。吾郎は回を追うごとに罪深くなっていくようだ。そして前回から召喚されている検事・長谷川(塚本高史)。再審で有罪が無罪にひっくり返るような決定的証拠を引っ張り出すために呼ばれたらしいが、今のところ見せ場がない。このあとどんな活躍を見せるのやら。というか現状、「良い男」がまったくいない!■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第5話11月14日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月15日映画『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が11月11日(土)に公開を迎え、主演の夏帆をはじめ、染谷将太、東出昌大、黒沢清監督がそろって舞台挨拶に登壇した。すでに公開された映画『散歩する侵略者』のスピンオフとして製作されWOWOWで連続ドラマとして放送され、反響の大きさから劇場版として公開されることになった本作。概念を奪う宇宙人によって憔悴していく夫を守るべく、宇宙人に立ち向かうヒロインの姿を描き出す。戦う強いヒロイン・悦子を体現した夏帆さん。「黒沢さんからは『悦子の強さを意識し』とたびたび言われました。真壁(東出さん)と対峙したり、おびえたり、恐怖心が出るシーンも多くあったけど、その中でも強さは意識していました」とふり返る。黒沢監督は、映画版に続き、本作でも“強い”ヒロイン像を描いている点について「特に意識はしてませんが、女性のほうが強いってのは常識で、疑問のないこと」と説明。弱い(?)夫を演じた染谷さんは「本を読んで、“男らしい弱さ”を感じました。逆に男らしいなって思えましたね(笑)。弱いのに『俺は大丈夫だよ』っていきがっちゃうところとか…。(同じ状況で)自分も普通にそうなるなって思えてやれました」と納得の表情だった。また、3人の現場での関係に話が及ぶと、夏帆さんは東出さんとの会話が「なかったですね…なんでだろう?」と思案顔。東出さんは「3人ともマイペースなんだと思います」と指摘し、染谷さんも「各々で過ごしてましたね」と述懐。「仲は良いんですけど…」と釈明しつつ「僕は現場をウロウロしてました」という東出さん、「ずっとコーヒーを飲んでた」という染谷さん、そして「座ってました」という夏帆さん、それぞれマイペースぶりを明かす。また、映画のキャッチにもなっている「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」という問いかけに夏帆さんは「どうしますかね…。いままでできないことするのもなんだし。行に走るわけにもいかないので、ごく普通に過ごします」と語り、染谷さんは「どうしようもないけど、希望を持って過ごします。終わらないかもしれないし、終わってみないとわからないという希望を持ちつつ」と回答。東出さんは「何してんだろ…?と持ってるうちに終わっちゃう気がします。『何かしなきゃ!』ってだいたいそんな毎日です」とここでも三者三様、マイペースに語り、会場は笑いに包まれていた。そんな何ともゆるい3人だが、黒沢監督は現場での俳優としての素晴らしさを熱弁!「ほぼこの3人だけで2時間以上の長さを…。すごくないですか?この3人の俳優!日本映画は、俳優のすごさで持っているんだとつくづく感じました。映画は、すごい俳優が3人いれば出来上がってしまうと実感した作品です。久しぶりに、ただ面白い映画を作ろうとシンプルな意図で作りました。素晴らしい原作、面白い脚本があり、スタッフも最大の力を発揮してくれたと思います。見終わって、何て言ったらいいんだろう?という思いになると思いますが『俳優とにかくすごい!』と伝えていただければ価値は伝わると思います」と3人を称賛し、会場は温かい拍手に包まれた。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年11月11日『監獄のお姫さま』第3話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第4話あらすじ(ネタバレあり)しのぶ(夏帆)の妊娠を知ってしまったカヨ(小泉今日子)。そんなとき、夫の武彦(赤堀雅秋)が面会にやってくる。何もなかったかのようにおしゃべりを始める武彦。息子の近況を話し、相談し、これまでの自分の行動は自業自得だったと詫びる。そして、何事もなかったのように離婚届を出すように、と言って帰ろうとする……。刑務所内の状況にも進展があった。カヨはふたば(満島ひかり)にしのぶの妊娠を相談しようとするが、なかなかうまくいかない。そしてついにしのぶは倒れ、救急車で搬送されてしまう。一方、2017年12月24日。息子・勇介の本当の母親は誰なのか、板橋吾郎(伊勢谷友介)に迫るカヨたち。しかし、吾郎はもちろん認めない。そこへカヨの担当検事だった長谷川(塚本高史)がやってくる。■『監獄のお姫さま』第4話感想 - 自分の人生以外は喜劇よ、ピエロよしのぶの妊娠の件のほか、明美(森下愛子)や千夏(菅野美穂)の過去も明らかになった今回。明美は赤坂の高級クラブのママから極道の妻へ。しかし、組長である夫に嵌められて、営利目的による輸入売買で懲役5年の実刑を受けることになる。さらにはすべて罪を認めて、形だけと言われて離婚も。千夏は吾郎に話して聞かせる形で子どもの頃を回顧する。小さな会社の社長だった父親は蒸発、母親は莫大な借金を抱え、子ども3人を育てた。とにかく金!金がないと心も体も腐る、と学んだ、と話す。しかし、千夏は父親を会社の役員にしていた。借金も返していた。なのに父は週刊誌にも千夏のことを売って小銭を稼ぐ始末。もし、タイムマシンがあったら、自分が生まれる世界に行きたい、両親が会わないように絶対に邪魔をしてやる、と。セリフのリズムがとても良く(途中、カヨが長谷川に「(電話)したわよ出なさいよなにしてたのよセックス!?」というのが何とも小気味の良いリズムだった)、ドラマがポップな雰囲気だから、忘れてしまいそうになるけど、人生って大変だ。でも、大変なのはひとりじゃない。しのぶは合コンに行く、カヨはせっかく息子が会いに来てくれたのに、面会が1回しか許されないがために結局会えずじまい。千夏はしのぶの話を聞いて「あんたって本当にお姫さまだよね」とつぶやく。作中、千夏が言う。「自分の人生以外は喜劇よ、ピエロよ、女ピエロ劇場よ」。たぶん娑婆でも同じことが言えるんだけれど、獄中内はよりドラマチックなので劇場化する。それぞれにさまざまなことが起こっているけれど、その「さまざまな事件」があって、彼女たちはここに存在して、キャラクターができあがっている、というのがよくわかる。さて、吾郎は相変わらず拘束されたままだが、「伊勢谷さん自身」はちょこちょこと出てくる。回想シーンでは明美の組の「わけぇの」の役やるし、千夏の父親もやるし、途中、『王様のブランチ』に出演して、カレーを食べる。伊勢谷友介自体はよく見るが、実のところ、「吾郎」のバックボーンは何も見えてこない。彼についてあれこれみんな言うが、何も明らかにはなっていないのだ。女性陣の過去が明らかになりつつあるだけに、ますます吾郎の異様さが目立ってきている。姫は子どもを守るために罪をかぶって刑務所に入った。さらに、産む前に子どもの名前について語っていた。吾郎は「自分は事件に関与していない」と言い張るが、カヨたちがしのぶから子どもの名前を聞いているのだ。そして、明美は第1話で勇介に向かってこう言っていた。「前に一度会ったことがある」と。そのあたりについては次回、明らかになりそうだ。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第4話11月7日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月09日『監獄のお姫さま』第2話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第3話あらすじ(ネタバレあり)2017年12月24日。警視庁前では板橋吾郎(伊勢谷友介)の長男・勇介(前田虎徹)が「爆笑ヨーグルト姫事件」の裁判のやり直しを求め、犯行声明を読み上げていた。無事に保護された勇介から警察は4人の「おばさん」たちの存在、そして吾郎に会っていたことを聞き出す。時は再び遡り、2012年の春。舞台はカヨ(小泉今日子)たちが収監されている自立と再生の女子刑務所。そこに新しくやってきたのは、爆笑ヨーグルト姫として話題になった江戸川しのぶ(夏帆)だった。しのぶに興味津々の明美(森下愛子)や洋子(坂井真紀)たち。カヨはと言うと、しのぶの教育係を任命される。そんななか洋裁工場で指導中にしのぶが体調不良で吐いてしまったことで、カヨがしのぶをいじめたのでは……と調査が行われることになってしまう。どこか様子がおかしいしのぶ。次第にカヨたちは本当にしのぶが「爆笑ヨーグルト姫事件」の犯人なのかどうかを疑い始める。■『監獄のお姫さま』第3話感想 - 姫の参上にわちゃわちゃし始めるおばさんたちカヨたちとしのぶの出会いが描かれた今回。しのぶの罪は、婚約者だった板橋吾郎の恋人(要は二股をかけていたわけである)の殺人を第三者に依頼した殺人教唆。ずっと怯えたような様子を見せるしのぶにカヨは優しく接する。最初は完全に距離を取っていたものの少しずつ、話を始める……と言うより、ほぼ千夏(菅野美穂)に喋らせていたようなものだけれど。そのうち、ぽつぽつと“爆笑ヨーグルト姫事件”の真実が語られていく。もしかしたらしのぶが犯人がではないかもしれない。しかし、しのぶはこう弁解する。「裁判も終わって、私はすべてを受け入れたんです」。まあ、回を追うごとに吾郎の胡散臭さが増していくこと!ついでに露出と色気もダダ漏れだけれど。そして、少しずつそれぞれのバックグラウンドが明らかになっていく。今回の吾郎の誘拐事件のためにカヨたちを招集したのはふたば(満島ひかり)だということも。すべては吾郎の企みなわけである。しのぶは騙されていた、というよりは、信じたくてわざと騙されたのか。さらにはラスト、しのぶが妊娠していることにカヨが気づく。婚約者に騙され、罪を着せられ、妊娠している状態で刑務所にやってきた。挙句の果てには、出所するまで待っている、などと言っていた吾郎の熱愛のニュースをテレビで見てしまう。大きな目は潤み、白い肌はもう青白くさえ見え、やつれているその姿は思わず、「どうにかしてやらなくちゃ!」という気持ちになる。それでいて、芯の強そうなところも垣間見えるものだから……。ただ、カヨたちがしのぶ……姫のためにどうにかしてあげたい!と思うのはとても自然に思えるのだけれど、ふたばがどこでそう思ったのかが気になるところである。ふたばと言えば、最初は怖い刑務官というイメージだが、ちょくちょく覗く個性が興味を引く。「雑魚は雑居で雑魚寝しな」などとタンカを切るシーンも勢いがあって良いけれど、千夏が吾郎とサンジャポ終わりに寝た、という事実に女性陣が色めきだっているというのに、ひとり笑っているところとか。キャラクターに緩急があるせいか、とても惹きつけられる。それにしても、気になったのは受刑態度の良い者が出られるという月に一度のカラオケ大会である。その裏ではカヨがしのぶの重大な秘密を知り、とてもシリアスな雰囲気だったというのに……ドギツイメイクで『天城越え』を歌う千夏のインパクト以上に、所長はあの格好でトシちゃん歌ったのかと思うと、いろいろ吹っ飛んでしまう。次回はそれぞれの過去がより詳しく明らかになっていく模様。そして、妊娠していた姫は……?■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第3話10月31日(火)夜11:35〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月02日安室奈美恵が歌う、現在放送中の火曜ドラマ「監獄のお姫さま」の主題歌「Showtime」のMVが、このほど完成!本MVは“監獄・脱獄ショー”をコンセプトに、安室さんを含む25名の女性囚人たちが監獄から脱獄するまでを描いたポップでコミカルな映像作品に仕上がっているという。宮藤官九郎が脚本を手掛けるドラマ「監獄のお姫さま」は、主演の小泉今日子をはじめ、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった超豪華な女優陣が出演し、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇を描く物語。そんな本作の主題歌になっているのが、来年9月に引退することを発表した安室さんの最新曲「Showtime」。彼女がTBS連続ドラマの主題歌を担当するのは、2013年放送の日曜劇場「空飛ぶ広報室」の「Contrail」以来4年半ぶりとなり、今回の「Showtime」も放送開始以来話題となっている。完成したMVでは、“監獄・脱獄ショー”をコンセプトに、安室さん含む25人の女性囚人たちが、監獄から脱獄するまでを描いたポップでコミカルな内容に。囚人たちが監獄内のあらゆるシチュエーションで大騒ぎするシーンを始め、後半で繰り広げられるキャスト全員でのダンスパフォーマンスから脱獄までの構成は、まさに楽曲タイトル通り“ショータイム”を見ているかのような仕上がりだ。また、ドラマの内容とリンクした設定を取り入れているのも注目してみて。楽曲「Showtime」は、11月8日(水)にリリースされるオールタイム・ベストアルバム「Finally」に収録。「監獄のお姫さま」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月31日柚木麻子の傑作小説を原作に、容姿端麗な迷惑「痛男」を岡田将生が演じる恋愛ミステリー『伊藤くん A to E』。このほど、「androp」の主題歌に乗せ、木村文乃演じる崖っぷち脚本家・矢崎莉桜が“毒”っ気たっぷりにナレーションを務める予告編が解禁された。人の恋愛を覗き見ているような体感と、ヒリヒリするような共感のリアルさが話題沸騰となったドラマ「伊藤くん A to E」が、一層過激になり、岡田さん&木村さんのW主演で映画化する本作。このほど解禁された予告編は、木村さん演じる莉桜の「あいつにさえ、出会わなければ…」という印象的な声ではじまり、【A】都合のいい女:島原智美役の佐々木希、【B】自己防衛女:野瀬修子役の志田未来、【C】愛されたい女:相田聡子役の池田エライザ、【D】ヘビー級処女:神保実希役の夏帆と、伊藤が次々に女性たちをふり回して行く様が描かれる。その被害者は女性だけに止まらず、ドラマプロデューサー・田村伸也役の田中圭、売れっ子脚本家・クズケンこと久住健太郎役の中村倫也までもが翻弄されて…!?とにかく理解不能な“伊藤”の言動にふり回されていく映像が赤裸々に映し出される様は、衝撃のひと言!これまでミステリアスな存在だった、岡田さん扮する“伊藤誠二郎”という強烈なキャラクターが、ついにベールを脱いだ姿を見ることができる映像となっている。そして今回、唯一無二の存在感で国内外問わず高い評価を受ける4人組ロックバンド「androp」が本作のために書き下ろした主題歌「Joker」も初解禁。音楽がスリリングな映像と絡み合い、より一層、誰しもが抱える“毒”と“無様さ”、そして“切実な想い”を奏で作品を盛り上げている。ヴォーカル&ギターを務める内澤崇仁が「作品の世界が、僕らの音でさらに肺腑(はいふ)を衝くものになることを祈っています」と、楽曲に込めた想いを語れば、本作でメガホンをとった廣木隆一監督も「いま音楽業界で注目の内澤さんが手がけてくださって、すごくいい主題歌ができたと思います。もがいている女性たちの心情が表現されています」と絶賛しており、本編への期待も高まるばかり。女たちの執着、嫉妬、苛立ち、優越感…人間ならだれしもが抱く欲望=“毒”が抉り出される瞬間を、覗き見できる本作。こちらの予告編で、あなたもうっかり“伊藤”の被害者とならないよう、ご注意を。『伊藤くん A to E』は2018年1月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月28日『監獄のお姫さま』第1話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第2話あらすじ(ネタバレあり)板橋吾郎(伊勢谷友介)をアジトに拘束した馬場カヨ(小泉今日子)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)、若井ふたば(満島ひかり)。彼女たちには共通点があった。それは「刑務所」にいたということ。受刑者として、刑務官として。2011年秋。そんな彼女たちが過ごしていた刑務所での生活が描かれる。夫への殺人未遂事件で「自立と再生の女子刑務所」に収監された馬場カヨ。彼女が入った雑居房には明美、洋子のほか、小島悠里(猫背椿)、リン(ステファニー・エイ)がいた。また、刑務所には脱税の罪で収監されていた千夏の姿も。カヨはカリスマ経済アナリストであった千夏を尊敬していた。運良く千夏と話すことができ、意気投合したように見えたが、その後カヨを待ち構えていたのは同室の受刑者たちからの嫌がらせだった。■『監獄のお姫さま』第2話感想 - ムショで描く女性たちのわちゃわちゃ感受刑者が刑務所に収監されてからの流れ、1日の生活について描かれる。「自立と再生の女子刑務所」は“意識高い系ムショ”とされ、なんともポップな描写。これまで他の作品で見てきたような、従来の刑務所とは異なり、会話をしても良い食事の時間帯のノリは学校に近いものがある。食事のたびに流れる朝ごはんの歌も、ちょっとかわいらしい……。さて、同時に現在、2017年12月24日も描かれる。拉致されて、拘束されっ放しの板橋。カヨから刑務所での話、カヨが夫を刺した理由などが語られる形だ。子どもを産み、小学校に上がってから職場に復帰したカヨは、家事育児もこなしながら、仕事でもよい結果を出す。それに息苦しさを感じた夫が浮気をしたのが表向きの理由。夫は仕事人としても家庭人としても優位に立ちたかったから、わざわざ職場の人間から浮気の事実がカヨの耳に入るようにした……。そんなカヨに板橋は夫、男性としての視点から話し出す。家事も育児も仕事も出来る女を妻にすると、夫のほうは浮気をする、というテンプレはやはり存在するものなのか。板橋は「キャパの違いでしょ」と言い放つ。キャパの小さい男を選んじゃった奥さんが悪いよ、と。もう何が正しくて間違っているのか分からないし、何も正しくない気がしてくる。刑務所内は自身が写った写真の持ち込みは不可だという。しかし、カヨは子どもと写っていた写真をこっそりと持ち込む。嫌がらせでそれを隠される。カヨはふたばに問う。なぜ自分が写っている写真を持ち込んではいけないのか――。答えは、写真の中の自分には戻れないから。戻れないと受け入れることが反省、戻りたいと思うのが後悔。カヨは後悔はしているけれど、反省はできていないということである。それにしてもサンタ姿のまま、拘束されている板橋の姿が色っぽすぎて困るな……と思っていたら、案の定、カヨたちから着替えてくれないかというクレームが入っていたのはさすがである。「どういう格好でどういう仕草でどういう声で女がずきゅんとなるか……大正解よ!」(by明美)というセリフに共感せずにはいられない。そして、刑務所内にいる女優さんたちがすっぴんに近いメイクなわけだけど、菅野美穂さんの男前さが光る。初回も私服のパンツスタイルがカッコよかったけれど、パリッシャキッとしている満島ひかりさんとは異なるカッコよさがあるなあ、と見惚れる。雑なのか緻密なのかわからない誘拐劇。次回は、「爆笑ヨーグルト姫」が収監されてくる。復讐劇のきっかけとは一体。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第2話10月24日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年10月25日宮藤官九郎が脚本を手掛け、小泉今日子が主演を務めるドラマ「監獄のお姫さま」の第2話が、10月24日(火)に放送。“女囚VS女囚”勃発、いよいよ女たちの監獄編が始まる。女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇を描く本作。不貞を働いた夫を刺した殺人未遂という罪状を抱え、女子刑務所へ入所する馬場カヨを小泉さんが演じるほか、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった豪華な女優陣が出演していることでも話題だ。10月17日(火)に放送された第1話では、2017年12月24日のクリスマスイブ。過去に罪を犯した馬場カヨ、大門洋子(坂井さん)、足立明美(森下さん)、勝田千夏(菅野さん)と元刑務官・若井ふたば(満島さん)が、まだ刑務所にいる江戸川しのぶ(夏帆さん)の冤罪を晴らすため、EDOミルク社長の板橋吾郎(伊勢谷友介)を誘拐するまでのドタバタ劇が描かれた。そして今回放送される第2話では、女たちの監獄編がスタート!物語は6年前に遡り、2011年の秋――。夫の殺人未遂でカヨが収監された。女だらけの監獄でスパルタ教官・ふたばとの出会いや、同房の受刑者たちからの嫌がらせ…新入り女囚・カヨの闘いが始まる。中でも、カヨが憧れていたカリスマ経済アナリスト・千夏との監獄での偶然の出会いが、カヨの監獄生活にとんでもない事態を巻き起こす…。最初は千夏の著書の話で意気投合したように見えた2人。しかしその後、「銀行女!」「財テクブス!」と罵り合うことに!?そして、「雑居房の雑は雑魚の雑」「なに悲劇のヒロインみたいな顔してるの!」と、カヨに対しきつい言葉で接するスパルタ刑務官・ふたば。新入り女囚・カヨは、どうなってしまうのか?さらに、イケメン社長・吾郎誘拐の発端となった「爆笑ヨーグルト姫事件」の全貌が少しずつ見えてくるという。「監獄のお姫さま」は毎週火曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月23日10月17日にスタートした、小泉今日子(51)主演のドラマ「監獄のお姫さま」(TBS系)。物語のキーパーソンを演じているのが、女優の夏帆(26)だ。 夏帆が演じるのは伊勢谷友介(41)演じる会社社長の元婚約者で、社長の愛人を殺害した罪で服役する女囚。その女囚のえん罪を晴らすため小泉らが社長に果たす“復讐劇”が、宮藤官九郎氏(47)の脚本により痛快に描かれる。 「小泉さんや満島ひかりさん(31)、菅野美穂さん(40)など、女優陣はいずれも演技派ぞろい。その中で存在感を出せる女優がなかなかいなかったところ、夏帆に白羽の矢が立ったのです。それほど今の彼女は業界的にも評価が高くなっています」(TBS関係者) ティーン誌のモデルを経て女優に転身した夏帆。07年公開の主演映画「天然コケッコー」での演技が評価されて「日本アカデミー賞」など多数の新人賞を受賞し、頭角を現した。 翌年には「砂時計」など、主演映画3本が立て続けに公開。以後は脇役もこなすようになり、13年放送のテレビ東京系ドラマ「みんな!エスパーだよ!」では“お色気路線”にもチャレンジしている。15年公開の映画「海街diary」では綾瀬はるか(32)や長澤まさみ(30)や広瀬すず(19)と美人四姉妹役を演じ、話題を呼んだ。 「夏帆さんは作中で三女役を演じました。綾瀬さんと長澤さんが演じた長女と次女をとりなし、広瀬さんが演じた異母妹を家族になじませる役どころ。そんな難しいキャラクターを絶妙なバランスで演じたのです。しかしほかの3人が各映画賞を受賞するなか、なかなか受賞には至らなかった。そのため『日本アカデミー賞』で優秀助演女優賞を獲得した際は夏帆さんの努力を認めていたスタッフの方が喜んでいたほど、みんなから好かれていますね」(映画業界関係者) 新ドラマでは回が進むにつれ、好演で視聴者をひきつけそうだ。
2017年10月18日小泉今日子に満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂という超豪華な女優陣VS“イケメン社長”伊勢谷友介のバトルで、早くも話題の火曜ドラマ「監獄のお姫さま」。その第2話に、モデルの押切もえが本人役で登場することが決定。刑務所内の“ジェイルウェア”(作業着)のデザインを手がけている。昨日10月17日からスタートし、宮藤官九郎による練り込まれた脚本、久々にTBSドラマで主演を務める小泉さんをはじめ、全員“主演級”の女優陣、さらに民放連続ドラマ初出演となる伊勢谷さんや、塚本高史、猫背椿、池田成志といった面々の出演で話題を呼んでいる本作。第1話からさかのぼること6年前、刑務所内での出来事が描かれる第2話では、TV受けを狙った“意識高い系”の刑務所を目指し、次々と奇策を導入する「自立と再生の女子刑務所」所長・護摩(池田成志)が、モデル・押切さんがデザインするアクティブで斬新な“ジェイルウェア”(作業服)を所内に取り入れることに。そこで本人役として押切さんが出演。押切さんは、「以前からいろんな作品を毎回楽しませていただいている宮藤官九郎さんの作品で、さらに憧れの小泉今日子さんが主演される『監獄のお姫さま』に少しでも携わることができて、とてもうれしいです。ドラマで皆さんが着ている、『モデル・押切もえ』がプロデュースしたちょっと常識外れのジェイルファッションをぜひチェックしてくださいね!」と、期待を込めてコメントを寄せている。劇中で、馬場カヨ(小泉今日子)、“姫”こと江戸川しのぶ(夏帆)、“女優”大門洋子(坂井真紀)、“姐御”足立明美(森下愛子)、“財テク”勝田千夏(菅野美穂)らが監獄の作業シーンで着る、アクティブで斬新なジェイルウェアに注目だ。気になる第2話では、2011年秋に時がさかのぼる。夫を殺そうとした殺人未遂事件で、馬場カヨ(小泉さん)は5年の実刑判決を受け女子刑務所に収監。入所してすぐに、最も厳しい刑務官・若井ふたば(満島ひかり)から人定質問を受けたカヨは、ふたばの威圧感に負けそうになる。そして、この日からカヨは“69番”としか呼ばれなくなる。「自立と再生の女子刑務所」でカヨは、新人寮の室内作業に従事。その後、新人寮から雑居房に移り、24番・足立明美(森下さん)、31番・大門洋子(坂井さん)、56番・小島悠里(猫背椿)、106番・タイ人のリン(エステファニー・エイ)と同房になり、洋裁工場に配属される。そんな中、カヨはカリスマアナリストとして有名な経済評論家の勝田千夏(菅野さん)とすれ違い驚く。彼女は脱税の罪で収監されていたのだ。ある日、運動場で千夏と話す機会が出来たカヨは、千夏の書いた本の話で意気投合したように思えたのだが、その後カヨへさまざまな嫌がらせが始まり…。一方、2017年のクリスマスイブ――。第1話でカヨたちに誘拐されたイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)は、彼女たちのアジトであるガレージに拘束されていた。何故こんな目に遭うのか、理解できない吾郎は…。「人間が普通に生まれて、普通に暮らして、普通に死んでいく」。これがいかに平凡で、儚くて、幸せなことであるかを、笑って泣ける人間ドラマとして描く、いままでになかった“おばさん犯罪エンターテインメント”。これからも注目していて。「監獄のお姫さま」第2話は10月24日(水)22時~TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2017年10月18日小泉今日子が16年ぶりにTBSドラマで主演を務め、宮藤官九郎が脚本を担当するドラマ「監獄のお姫さま」が10月17日(水)から放送スタート。ネットでは豪華女優陣たちの演技と、宮藤さんの脚本の面白さに多くの反応が集まっている。小泉さんをはじめ、満島ひかり、坂井真紀、夏帆、森下愛子、菅野美穂、伊勢谷友介らが出演。罪を犯した5人の女たちと罪を憎む1人の女刑務官が冤罪を晴らす為、イケメン社長を誘拐するという宮藤官九郎が満を持して手掛けた“おばさん犯罪エンターテインメント”。馬場カヨ(小泉さん)は不貞を働いた夫を刺した殺人未遂で、足立明美(森下さん)は違法薬物不法所持で、勝田千夏(菅野さん)は所得隠しと巨額の脱税で、大門洋子(坂井さん)は詐欺と横領で、それぞれ女子刑務所に服役。そこにはエドミルクのイケメン社長・板橋吾郎 (伊勢谷さん) によってえん罪の犯人に仕立てられた江戸川しのぶ(夏帆さん)もいた。カヨは、出所後4人で集まってしのぶの冤罪を晴らす復讐計画を立て、そこに彼女たちに共感した刑務官の若井ふたば(満島さん)も加わり吾郎へのリベンジを実行しようとする…。第1話は出所後の4人とふたばが身元を隠して吾郎に近づき吾郎の息子を誘拐、最後には吾郎自身も誘拐して彼に対し過去の“罪”について問おうとする場面までが描かれた。なんといっても本作の見どころは主演級女優の豪華共演。主演の小泉さんに対しては「可愛さがえげつない」「素敵な年の重ね方。永遠にわたしのアイドル」などその美貌を讃える声と共に「姉御肌の役じゃなくて、ちょっと大人しめな役だったのが新鮮」「ダメダメな母親役だ!新鮮だ!すっごくいい!」など今回の役柄に挑んだことを評価する声も多数見受けられた。さらに“カリスマ女囚”としてTVなどで活躍してるという設定の千夏を演じる菅野さんには「菅野美穂さんは安定の美しさ」「美魔女って言葉じゃあ役不足なくらい綺麗」「演技が抜きん出て良いと思った」。若手俳優の“追っかけ資金”のために詐欺や横領に手を出した洋子を演じる坂井さんには「めちゃ面白い。いつからこんなに面白かったの?」「いろんなパターンの声色やるとこ 面白かったー」。また宮藤さんの作品に多数出演している森下さんには「森下愛子さんがご出演されててキャッツ厨な私歓喜」「森下愛子さんのセリフを訊くとああクドカン脚本…!ってホッとする」などの声が。本作と同じTBS火曜22時枠で1月クールに放送された「カルテット」も好評だった満島さんには「すずめちゃんとのギャップ半端ない」「雰囲気あるなー」などの反応と共に、刑務官口調で吾郎を「クズ」と呼びカヨたちの点呼を取るシーンに対して「満島ひかりがかっこよすぎる」「来週も点呼取ってほしいマジで」など“かっこよい”という反応が多数寄せられていた。一方、5人の女性たちに復讐されるイケメン社長を演じた伊勢谷さんにも「腹黒似合うわぁ。」「社長は伊勢谷友介で正解!って感じ」「やっぱり、存在感良かった。」などのツイートが多数投稿されていた。次回の第2話では時間をさかのぼって女囚自体のカヨたちの姿が描かれる模様。次回も見逃せない「監獄のお姫さま」は10月24日(水)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年10月18日俳優・岡田将生が、容姿端麗だが自意識過剰で無神経すぎる痛男・伊藤誠二郎を演じることで話題の映画『伊藤くん A to E』。柚木麻子による小説を実写化し、ドラマ版も放送された。伊藤に人生を振り回される4人の女達(佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆)、そして伊藤にまつわる恋愛相談をネタに新作ドラマで再起を図る脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)の話がつながり、ひとつの線となっていく。佐々木が演じる島原智美は、伊藤に粗末に扱われ続ける、才色兼備の高級カバン販売員。今回はクランクインした佐々木が、岡田と喫茶店でのかけあいを演じる現場に密着した伊藤に20万円を差し出す智美が、「そんなところが苦手」と言われ、ついに伊藤との決別にいたるシーンで、猛暑の中クーラーを止められた喫茶店内、息の詰まるようなやりとりが何度も繰り返された。岡田とは4月期のドラマ『小さな巨人』で共演したばかりの佐々木。岡田の演技には「もう、真逆の痛男っぷりですもんね。役作りがすごいです。ぞんざいにあつかわれる女性役ですので、胸がズキズキ痛みます」と、自分のことのように傷を受けたという。ふだんは気さくな岡田だが、佐々木はクランクイン前日に「スタッフさんから『岡田さん演じる伊藤くんが結構ムカつくと思うから、早く明日になってお芝居してみてほしいよ』と言われていました」「『そんな岡田さん見るのが楽しみだな』と思っていました」と明かした。佐々木は、伊藤の行動を「惑わせないでくださいっという感じです! お金を払って欲しそうだったから、悩んだ末に払おうと思ったのに、今度はいらないってどういうこと!? もう意味がわからないです(笑)」と一蹴し、「出会ったことはあんまりないタイプかもしれないです」「智美としては、少年らしくて、正直者などころが好きなんだと思うけど……」と語る。ドラマ版では、智美から恋愛相談を受けている莉桜が伊藤の姿をプロデューサーの田村(田中圭)の姿で想像する……という方式のため、実は田中を前に同じシーンを撮影済み。2回も辛い場面を演じることになった佐々木は「すごいズタボロで、心が痛かった」と振り返り、「新たな発見というか、すごくいい経験というか。ドラマならではでしたね」と明かした。今回メガホンをとった廣木隆一監督からは「悲しい役、合うよね」と言われたという。「最近、悲しい役や切ない役が似合うと言われます」と不思議がるが、「これまでには言われなかったことでもあるので嬉しかったところもあります」と告白した。また同作に出てくる女性たちについて「各キャラクターのどこかに共感できるところがあると思います」と印象を語り、「あるあるが満載」とアピールした。
2017年10月13日松田龍平&長澤まさみ&長谷川博己が共演した現在公開中の映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマが、放送後の大反響を受け、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』として緊急劇場公開されることが決定した。劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢清監督が映画化した『散歩する侵略者』。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイデアをもとに、誰も見たことがない新たなエンターテインメントとして現在も大ヒット中。そんな映画のアナザーストーリーとして、同じく黒沢監督の手により、夏帆、染谷将太、東出昌大ら新たなキャストと設定で話題を呼んでいるのが、スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」。WOWOWにてドラマ第1話がOAされるや、映画版と大きく異なる恐怖と驚愕の展開に、終了直後から「これぞ黒沢清!」「素晴らしく怖い」「登場人物全員怪しい」「これは映画館で観たいレベル」「次まで1週間も待てない」「ひたすら演出で恐怖を感じさせる。最高」と話題沸騰。こうした大反響を受け、急きょ劇場公開されることになった。黒沢監督とともに共同脚本を務めたのは、『リング』シリーズなどを手掛けJホラーブームをけん引した高橋洋。黒沢監督とのタッグは『蛇の道』(’98)以来、実に19年ぶりながら、その不穏で恐怖に満ちた異常な世界観を見事に構築、まさに映画と対になる作品を生み出した。両氏の世界観を具現化すべく、撮影・照明・美術・録音・編集・そして音楽と、これまでも黒沢作品を手掛けてきた映画の制作チームが本作のために再結集した。異変に気付き、必死に自分たちの世界を守ろうとする主人公・悦子には夏帆さん、図らずも「侵略者」の手先となり苦悩する彼女の夫・辰雄に染谷さん、そして映画版にも登場するものの、まったく異なる役柄で明確な「“悪”の侵略者」を演じるのは東出さん。黒沢監督に「神がかった熱演」と言わしめた、素晴らしい恐怖のアンサンブルを披露している。また、黒沢監督は劇場公開にあたり、要とも言える“音”の演出にこだわり、ドルビーデジタル5.1の劇場クオリティにアップグレード。さらに映像の細部にも変更が加えられ、本作の世界観をより深く堪能できる仕上がりとなっている。黒沢監督は本作について、「ほぼ3人だけのキャストで、侵略の予兆というテーマに挑みました。ごく身近な人間が、家庭や職場が、世界全体がゆっくりと確実に変貌していきます。やがて誰もいなくなった街の中で、夏帆さん演じる主人公は何と直面し、どのような決意を持って先に進んでいくのでしょうか。壮大で身の毛のよだつ出来事が、可能な限りリアルに描写されています。ただし、これはあくまで映画です。ここで描かれていることが現実化しないことを望みます」と意味深にコメント。さらに、脚本の高橋さんからは「黒沢監督と組むのは久々だけど、2人が出会えば、怖い映画を作ろうってことになるのです。ただ怖いことが起こる映画じゃないんです。2人が目指しているのは、観客が見てゆくうちに、え、これヤバい…って気づくような怖さです。前川さんの原作には『ボディ・スナッチャー』の“替え玉妄想”に匹敵するようなヤバいアイデアがありました。だから『侵略SF恐怖映画』が生まれるのは必然なんです」と、舞台版の原作へのリスペクトも明かされている。■あらすじ山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くと、そこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という“概念”が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。やがて、常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くように。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始め…。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は11月11日(土)公開より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマ、名古屋ミッドランドスクエアシネマ、札幌シネマフロンティアにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年10月06日作家・柚木麻子のロングセラー恋愛小説を原作に、岡田将生と木村文乃のW主演で映画化する『伊藤くん A to E』。現在はMBS/TBSドラマイムズ枠にてドラマも放送中だが、この度、岡田さん演じる“痛男”伊藤くんが少し映り込んだ、映画の“初出し映像”が到着した。かつて手掛けた人気ドラマで一世を風靡したが、ある出来事から新作を書けなくなってしまった落ち目の脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)。“伊藤”という同じ名前の男について悩む【A】~【D】4人の女たちの、無様で切実な恋愛相談を受けながら、ドラマプロデューサー・田村伸也(田中 圭)にたきつけられ、自身が書く起死回生の脚本のネタにしようと企んでいく。「4人の女が語る“伊藤”は同一人物かもしれない」と手応えを感じ始めた矢先、莉桜の思惑は、打ち砕かれる。莉桜が主宰するシナリオスクールの生徒、容姿端麗だけど口先ばかりでどうしようもない【痛男】・伊藤誠二郎(岡田将生)がその4人の女を振り回す“伊藤”で、しかも莉桜と同じ企画を田村に提出したという。さらにそこには、莉桜の脚本にはない 5 人目【E】の女まで登場し…。木村さん演じる崖っぷちアラサ―脚本家・矢崎莉桜が、起死回生を狙って“伊藤くん”と【A】~【D】4人の恋愛相談をネタに脚本を書くという、原作にはないアレンジを施し、それぞれのエピソードを重層的に絡ませることで、誰もが予想しえない恋愛ミステリーへと変貌させた本作。今回到着したのは、「ここまで書かせといていまさら!」と莉桜が声を荒げるシーンからスタート。続けて、伊藤にふり回される【A】佐々木希、【B】志田未来、【C】池田エライザ、【D】夏帆と、4人の女たちの切実で無様な表情が映し出され、「目を覚ませ、こんな男のどこがいいのか――」というキャッチコピーとともに、不穏な笑みを浮かべる伊藤が登場!“伊藤”はいったい何者なのか…?と、謎が深まる映像となっている。『伊藤くん A to E』は2018年初春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年09月13日映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」の完成披露試写会&舞台挨拶が9月11日(月)、都内にて行われ、出演する夏帆、染谷将太と黒沢清監督が登壇した。登壇はなかったものの、外科医・真壁司郎として本ドラマに出演する東出昌大から、「皆さんの一番奪われたくない概念は何ですか?」という質問が届いた。すると、染谷さんは「ベタな質問ですね(笑)」と揶揄しつつも笑顔を見せながら、「人間、という概念は奪われたくない」と答えていた。東出さんは、自分の奪われたくない概念について、「ちなみに、僕は苦しみの概念」というコメントを寄せた。染谷さんは、瞬時に「ストイックという意味なんですか(笑)?」とさらに突っ込みを入れていた。黒沢監督も、「面倒くさい質問ですよね…」と遠い目をしながらも「質問するほうは軽い感じですけど、答えは重くなるんですよ(笑)。映画、という概念を奪われたくない」と映画監督ならではの答えをひねり出した。長澤まさみ主演、共演に松田龍平や長谷川博己を迎えた映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーとして作られた「予兆 散歩する侵略者」は、人間から概念を奪う侵略者の恐怖を描くサスペンスドラマ。山際悦子(夏帆さん)は精神状態が不安定な同僚を夫・辰雄(染谷さん)の勤める病院へ連れて行き、家族の概念が欠落したと診断され、悦子の周りでも奇妙な出来事が起こり始める。黒沢組への参加が初となった夏帆さんは、「とにかく緊張していました。ずっと憧れていて、黒沢組への参加がひとつの目標でもあったので、初日はフワフワして。気持ちのいい現場で、本当に楽しかったです」と満足気な表情を浮かべた。一方の染谷さんは、2013年の『リアル~完全なる首長竜の日~』以来、2回目となった。撮影について、染谷さんは「いやあ、楽しかった。楽しかった…楽しかったです(笑)」と、とにかく「楽しい」を繰り返した。そんな夏帆さんや染谷さんを、柔らかい笑みで眺めていた黒沢監督は、「東出さんも含めて、タイトなスケジュールの中よくついてきてくれた」と3週間で撮影を敢行したという時間の制約も含めてふり返った。「ノーマルな日常の延長だけで済まされる芝居ではないので、かなりやりづらかったはず。でも、何度もやらなくても一気にあるレベルに全員が達してくれるんです。よくこんなハイレベルな鬼気迫る演技を、3人ともがやってくれたなと思います」と、3人の役者としての能力を高く評価していた。「予兆 散歩する侵略者」はWOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始中、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話 ※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は全国公開中。(cinamacafe.net)
2017年09月11日ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。■5位:斉藤由貴と医師の不倫キス写真が流出。背教でも離婚は回避か『FLASH』が斉藤由貴(51)と50代医師の不倫騒動続報。「背教の7年不倫」と報じた前回の報道後、斉藤は会見を開いて「家族ぐるみでお世話になっている」「美容関係の往診に来ていただいた」と釈明したが、今回のキス写真流出ですべてが覆されてしまった。問題の写真は2年前に医師の病院で撮られ、誕生日を祝うケーキがあったが、何より驚かされるのは「自撮り」だったこと。休診日の日曜だったことも含め、斉藤の言葉を待たずに結論は見えている。しかし、斉藤の所属事務所はノーコメントを貫いた一方、医師は「写真はコラージュである」と完全否定。当然ながら説得力はゼロだ。斉藤は仕事が減ったとしても、これ以上の会見を開かないだろう。やはり気になるのは、斉藤の夫。夫婦ともに戒律の厳しいモルモン教の信者であり、斉藤は女優としてのキスシーンですら唇を重ねることを拒んできただけにショックは大きいのではないか。もちろん子どもたちも同様で、信仰心が厚いほど母親への不信感は強くなってしまう。現状、離婚回避が濃厚だが、父子が負った心の傷が心配だ。■4位:新井浩文と夏帆が白昼の六本木デート。すでに夫婦のようなムード『週刊女性』が新井浩文(38)と夏帆(26)のデート詳細を報じた。8月22日の夜、新井は「ジョジョ観てきた。原作読んでて映画も観たって人と語りたい!!次作あるなら激しく出演希望!!」とツイート。さらに、『週刊少年ジャンプ』の表紙を展示した前で撮った写真を添付し、「これについては語りたい。。。黙って3時間くらい聞いてほしい。。。少年ジャンプ展、最高や」とコメントした。つまり、「六本木ヒルズで映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を見て、そのあと『週刊少年ジャンプ展』に行った」ということなのだろう。夏休みを満喫していた新井の隣には夏帆がいたという。白昼堂々と六本木を並んで歩き、夏休みで人の多いスポットに訪れるのだから、いかに親密な仲かがわかる。2人の熱愛報道は昨年5月。当時から隠している様子はなく、夏帆は新井を母親に紹介していたが、新井も親しい友人や仕事関係者に夏帆を紹介しているようだ。加えて、この日のデートは「新井の趣味に12歳年下の夏帆がつき合ってあげる」「マンガに目を輝かせる少年のような夫を見守る良妻」というムードもあり、「すぐに結婚か」という声があがって当然か。ともに助演としていいペースで出演作を重ねている上に、結婚で仕事を失う可能性は低いだけに、障害は何もない。■3位:満島真之介が「運命の人」、姉・ひかりの元マネージャーと離婚!『週刊文春』が今まさに絶好調の俳優・満島真之介(28)の「スピード離婚」を報じた。真之介は高校卒業後に沖縄から上京したが進路が定まらず、自転車で日本一周の旅をしているとき、姉・ひかり(31)の活躍を目の当たりにして芸能界入り。朝ドラ『梅ちゃん先生』への出演で知名度を上げて以降、今年は8本もの映画に出演するなど、順風満帆の俳優人生を歩んでいる。そんな真之介は、ひかりのマネージャー・Aさんと2014年12月に結婚。7歳年上のAさんは業界内でも慕われていた美人マネージャーだったが、「運命の人」とひとめボレした真之介から熱烈なアプローチを受けて結婚し、退職した。言わば、元マネージャーのスキルと、妻としてのサポートで、夫の躍進を支えていた女性なのだが、真之介が「結婚を続けてられない」と言って家を出たあげく、今年6月に離婚してしまったという。ひかりも2016年はじめに離婚したため、「やっぱり離婚率日本一の沖縄出身」なんて意地悪な声も聞こえてくるが、今後の俳優人生に影響はないだろう。ただ、『週刊文春』の見出しには「スピード離婚」と書かれていたが、結婚したのは2年半前。いつまでがスピード離婚になるのか、あおりの目立つネット記事以上に見出しを盛っている。■2位:TAKAHIROと電撃婚の武井咲が、都内一等地に1億円超豪邸建設か先週末に飛び込んできた武井咲(23)とTAKAHIRO(32)の電撃結婚。今週もテレビ・雑誌を問わず、ほとんどのメディアが報じていた。なかでも多かったのは、「武井の所属事務所・オスカープロモーションが激怒」と、結婚・妊娠による「CMなどの違約金10億円」の2つ。記事は似たものばかりだったが、おめでたいことだけに最終的には武井を称えるムードが目立った。別の側面から切り込んできたのが『FRIDAY』。「デキ婚 武井咲 巨額違約金のウラで都内一等地に豪邸建設中」と報じたのだ。武井は昨年4月、本人名義で世田谷区内の高級住宅街に土地を購入。今春から建築工事がはじまり、年内に完成予定という。建設中の写真を見ると、3階建てで敷地面積は100平方メートル超の豪邸。総額1億円を優に超えるようだが、それを23歳の武井が自ら準備しているとしたら……まさに『黒革の手帖』を思わせる財力と行動力である。現在妊娠3か月だが、土地の購入、家の建築も含めて、すべては彼女の人生設計通りに進んでいるのだろうか。いずれにしても、武井の子は完成したばかりの新居で迎えられる。■1位:松田翔太が秋元梢にプロポーズ。ついに最強2世カップルが結婚へ今週の1位は、何ともおめでたいニュース。『女性自身』が「松田翔太(31) 3年愛恋人 秋元梢(30)を感涙させた決意のプロポーズ」と報じた。6月下旬ごろ、都内で2人のパーティーが行われたという。その席上で翔太は、友人たちを前に秋元へのプロポーズを報告。さらに秋元が受け入れたことも発表されたようだ。この情報を受けた同誌記者が8月下旬に2人を直撃。翔太は、「(『プロポーズは?』と聞かれ)いや、でもまあ……別に隠したりしてないんで」「否定も何もないですよ。肯定もしないです」と認めなかったものの、丁寧に対応した。一方の秋元は、翔太が話し終えるのを隣でじっと待っていたというからほほえましい。7月31日が秋元の父・千代の富士さんの一周忌だが、法要は誕生日だった6月1日に営まれ、喪が明けていたということか。振り返れば、最初の熱愛報道は2015年4月。さらに今年5月にも同誌記者に交際宣言していただけに、機は熟したのかもしれない。9月10日には翔太が32歳の誕生日を迎えるが、二人はどのタイミングを選ぶのか。翔太の父は松田優作さん、秋元の父は千代の富士さん。俳優とアスリートの最強遺伝子を持つ「2人の子どもが待ち遠しい」と思っている人は多い。□おまけの1本「NEWS・小山慶一郎、"疑惑の二重まぶた"の真偽」最後に、何ともくだらない。でも、ちょっと面白い超B級ニュースを1本。『週刊女性』が「NEWS小山慶一郎(33)、ついに激白!"疑惑の二重まぶた"の真相」と報じた。事の発端は、8月21日放送の『しゃべくり007』で小山が「私は二重にイジりました」と自ら語ったこと。「『小山が目を整形した』という一部の噂を逆利用してやろう」ということだろう。ただ、小山は「お酒を飲みすぎた日があって、翌朝起きたら二重になっていた」と整形を否定。以来ずっと二重のままになっているようなのだが、疑い深い同誌は某美容外科の総院長に小山のビフォーアフターを見せて検証した。その結果、「二重にする手術をしていない可能性が高いですね」「年齢を重ねると、まぶたの状態が変わってくるんですよ」「いろいろな影響(たるみや目のくぼみなど)でどこかに"クセじわ"ができることがあります」と整形説を否定。さらに、「左目が二重ですが、右目は二重ではありません」とまで言い切った。右目を手で隠して「僕は二重です」、この検証記事を自らイジったほうが小山の好感度は上がるのではないか。■著者プロフィール木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。
2017年09月10日松田龍平×長澤まさみ×長谷川博己で贈る、黒沢清監督による映画『散歩する侵略者』から生まれた新たな物語を、夏帆、染谷将太、東出昌大らで描くスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」。このほど、3分にも及ぶ長尺予告映像が公開された。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアを基にした『散歩する侵略者』のアナザーストーリーとなる本作。映画版と同じく黒沢監督がメガホンをとり、2012年放送の「連続ドラマW 贖罪」以来5年ぶりにWOWOWでドラマを手掛ける。このほど公開された特別予告映像は、冒頭から山際辰雄(染谷さん)の「もうすぐ世界が終るとしたらどうする?」という、究極の問いからスタート。さらに、本作の主人公となる妻の悦子(夏帆さん)が「それはほんのちょっとした違和感から始まった」と意味深なメッセージを送る。映像は独特な色調に加え、悦子の周囲で起きる不可解な出来事をめぐる数々シーンが、観る者にじわじわと恐怖を植えつけ、不安をさらに加速させるサスペンスフルな展開に目を奪われる。また、新任外科医の真壁司郎(東出さん)が概念を奪う姿はまさに侵略者の恐ろしさを物語るが、それは世界中で同時多発的に起きている事実であることも明らかにされている。映像の後半では、「私、辰雄と2人でいい。2人だけでいいから助かりたいな」と悦子が辰雄に打ち明けるシーンから夫婦の絆の深さが見てとれるが、やはり世界は、終わりを迎えてしまうのか…。映画のスピンオフドラマとして描かれるアナザーストーリーの結末を、その目で確かめてみて。「予兆 散歩する侵略者」は9月7日(木)0時~ WOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月31日写真家・荒木経惟による連載「女優礼讃」の総集編が、2017年8月20日(日)発売の『SWITCH 9月号』にて特別掲載される。「女優礼讃」は、アラーキーこと荒木経惟が2015年よりエンポリオ アルマーニを纏った女優たちを撮り下ろしてきた連載企画。約2年半、総勢22名の女優たちが美しく妖艶な姿を披露してきた。そのスタジオシューティングの全てが一冊に完全収録され、その軌跡をたどる。ベテラン女優から若手女優まで、それぞれの個性輝く美の競演は必見だ。【詳細】『SWITCH 2017年9月号』特集:現代俳優考発売日:2017年8月20日(日)価格:1,000円+税「女優礼讃」LOOK BACK 2015-2017安藤サクラ/真木よう子/門脇麦/橋本愛/夏木マリ/柴咲コウ/小松菜奈/夏帆/水野美紀/有村架純/中条あやみ/仲里依紗/吉田羊/平手友梨奈/蒼井優/吉高由里子/相楽樹/草刈民代/板谷由夏/夏川結衣/芳根京子/宮沢りえ(掲載順)
2017年08月25日小泉今日子が16年ぶりにTBSドラマで主演を務め、満島ひかり、坂井真紀、夏帆、森下愛子、菅野美穂と競演する宮藤官九郎脚本のドラマ「監獄のお姫さま」。このほど、彼女たちの“復讐のターゲット”となるイケメン社長役に、俳優業のみならず、映画監督や実業家とマルチに活動する伊勢谷友介が決定。民放連続ドラマに初出演する。「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」「あなたのことはそれほど」「カンナさーん!」と、話題性抜群のドラマを連発するTBS火曜ドラマ枠に10月より登場する本作。脚本をNHK連続テレビ小説「あまちゃん」やTBS「ごめんね青春!」、NTV「ゆとりですがなにか」などを手がけた宮藤さんが担当。「普通に生まれて、普通に暮らして、普通に死んでいく」…ことが、いかに平凡で、儚くて、幸せなことであるかを、笑って泣ける人間ドラマとして描くクライム・エンターテインメントとなる。物語は、馬場カヨ(小泉さん)、若井ふたば(満島さん)、大門洋子(坂井さん)、足立明美(森下さん)、 勝田千夏(菅野さん)の5人の女が、ある大企業のイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷さん)を誘拐するところから始まる。当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、すべてが謎に包まれたまま…。しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯であり、社長誘拐計画はその殺人の真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘・江戸川しのぶ(夏帆さん)の冤罪を晴らすためのものだった。しかし、復讐は彼女たちが計画した通りに進まない。さまざまなハプニングが起こり、そのたびにパニックに陥る5人の女。それでも、それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが…。そんな本作で、5人の女性たちに復讐される社長役で民放連続ドラマ初出演を果たすことになった伊勢谷さん。台本を読み、「宮藤官九郎さんの脚本ですので、設定も含め役者として前もって自分がやってきたことをしっかり自分の体に刻み込みながらやらなければならないと感じております」と真摯にコメント、「自分が先んじて入り込まないといけないことがあると思うのでドキドキしています」と心中を明かす。「今回の役どころは言うなれば“世の中で最悪の人”を演じさせていただきます。民放初の連続ドラマですのでちょっとはいい人の役でもよかったかなと思いつつも、現在41歳で悪者顔しているのでおそらくハマるのではないかと思います(笑)」と意気込んでいる。また、脚本の宮藤さんは、「伊勢谷さんに声をかけさせていただいた理由は“異物感”」とコメント。「『監獄のお姫さま』は女子刑務所を舞台にした、圧倒的に女の物語。男子禁制の空間で女がなんの話をしているかと言えば、そりゃ男の話。彼女たちにとっては男=非現実。異物。だったら非現実的な男がいい。異物感が大事だ。いろんなタイプの男性をちょこちょこ出すのは面倒くさい。何もかも手に入れ、全て兼ね備えた、スーパーな男性が1人いればいい。そんな経緯で誕生したイケメン社長・板橋吾郎は、ギラギラした出世欲と野心の塊、言わば“美し過ぎる悪”」とそのキャラクターを語り、「だったら、一度も仕事したことない人が良いだろうと考え、伊勢谷さんにオファーしました。そしたら、俺のドラマどころか、民放連続ドラマ自体が初めてだという。童貞好きの自分としては願ってもない情報です。俄然、楽しみになってきました」と、自身でも期待いっぱいの様子。プロデューサー・宮崎真佐子氏も、伊勢谷さん演じる板橋吾郎について「地位と名声、出世欲に駆られた巨悪の男でありながら、プレミアムなイケメン」と紹介。「そんな吾郎に小泉さん演じるカヨら女囚たちも、復讐のターゲットであるはずなのに、虜になってしまう…そんな悪と美しさを兼ね備えた男を演じられるのはこの世で伊勢谷友介さんしかいません!豪華女優陣に追い詰められていく伊勢谷さん、必見です!」と力を込めている。さらに、伊勢谷さんのほか、観察力に優れた優秀な検事・長谷川信彦役に、宮藤さん脚本の「木更津キャッツアイ」を出世作に、現在もさまざまなドラマで活躍する塚本高史、女子刑務所所長・護摩はじめ役に、これまで数々の舞台やドラマで名バイプレーヤーとして活躍する池田成志、小泉さん演じるカヨや坂井さん演じる洋子と同じ雑居房の受刑者・小島悠里役に、ドラマや舞台、映画で活躍、宮藤作品にもたびたび登場している猫背椿と、個性的な顔ぶれが集結する。火曜ドラマ「監獄のお姫さま」は10月、TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月15日薬丸岳の小説「友罪」が、監督・瀬々敬久、主演・生田斗真×瑛太で映画化。映画『友罪』として2018年5月25日(金)より全国ロードショー。薬丸岳の渾身作「友罪」薬丸岳の作品は、実在の事件に着想を得て書いた作品も多く、犯罪被害者と加害者、また少年犯罪など、重厚なテーマを取扱いながらも、エンタメ性の高いミステリーで読者を魅了する。「友罪」で描かれるのは、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”だ。ジャーナリストの夢に破れて町工場で働き始める益田と、同じタイミングで工場勤務につく鈴木。鈴木は周囲との交流を避け、過去を語りたがらない影のある人物だが、同い年の2人は次第に打ち解ける。だが、あるきっかけと行動で、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始める。ともに心に闇を抱え、大きな罪に囚われ続けながらも、心を通じ合わせていく2人の友情。疑心や後悔に囚われた人間模様を、圧倒的にリアルな描写でスクリーンに投影する。主演は生田斗真×瑛太、監督に瀬々敬久監督をつとめるのは、『64-ロクヨン―前編/後編』での大ヒットも記憶に新しい瀬々敬久。その卓越した圧倒的人間描写は、国内外で高い評価を受ける。そして、瀬々監督のもと、友を想い、互いに疑心や後悔と向き合い葛藤する難役に挑むのは、『彼らが本気で編むときは、』でも主演を務めた生田斗真と、『64-ロクヨン―前編/後編』『殿、利息でござる!』など話題作への出演が続く瑛太。実力派俳優としても名高い俳優2人のみせる“本気のぶつかり合い”は大きな見所となるだろう。豪華キャスト陣息子が過去に犯した事件がきっかけで一家離散し、日々贖罪に向き合うタクシー運転手・山内修司役は、『感染列島』『ヘヴンズ ストーリー』『64-ロクヨン―前編/後編』以来、4作品目の瀬々監督作品出演となる佐藤浩市が務める。あるきっかけで鈴木に助けられ、次第に好意を抱いていく藤沢美代子役は『海街diary』での活躍が記憶に新しい夏帆、益田の元恋人・杉本清美役は『ピーチガール』にも出演していた山本美月、鈴木の少年院時代に担当法務教官だった白石弥生役は富田靖子が演じる。その他、忍成修吾、西田尚美、村上淳、坂井真紀、光石研と豪華なキャストが勢揃いする。ストーリーある町工場で働き始めた、元週刊誌ジャーナリストの益田(生田斗真)と、他人との交流を頑なに避ける鈴木(瑛太)。共通点は何も無かった二人だが、同じ寮で暮らすうちに少しずつ友情を育ててゆく。そんな折、彼らが住む町の近くで児童殺人事件が起こり、世間では17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が指摘される。当時14歳だった犯人の少年Aはすでに出所しており、その後の行方を知る者は少ない。果たして今回の事件も彼の犯行なのか…。驚きと疑問に突き動かされ、ネットに拡散していた少年Aの写真を見た益田は愕然とする。そこにはまだ幼さの残る鈴木が写っていた――。【詳細】『友罪』公開時期:2018年5月25日(金)全国ロードショー原作:「友罪」薬丸岳(集英社文庫刊)監督:瀬々敬久出演:生田斗真、瑛太、佐藤浩市、夏帆、山本美月、富田靖子、奥野瑛太、飯田芳、小市慢太郎、矢島健一、青木崇高、忍成修吾、西田尚美、村上淳、片岡礼子、石田法嗣、北浦愛、坂井真紀、古舘寛治、宇野祥平、大西信満、渡辺真起子、光石研配給・宣伝:ギャガ©薬丸岳/集英社 ©2017映画「友罪」製作委員会
2017年08月03日10月クールのTBS火曜ドラマでは、人気脚本家・宮藤官九郎が満を持して手掛ける“おばちゃん犯罪エンターテインメント”「監獄のお姫さま」を放送することが決定。主演には小泉今日子を迎え、満島ひかり、夏帆、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂といった豪華女優陣が顔を揃える。物語は5人の女がある大企業のイケメン社長を誘拐するところから始まる。当初、何が目的なのか、5人はどういう関係なのか、全てが謎に包まれたまま。しかし、次第に明らかになる社長の過去。彼は愛人を殺した殺人犯だった。社長誘拐計画は、その殺人の 真相を暴き、まだ刑務所にいる前社長の娘の冤罪を晴らすためのものだったのだ。それでも復讐は彼女たちが計画した通りに進まない。様々なハプニングが起こり、そのたびにパニックに陥る5人の女。それぞれの得意分野を活かして、なんとか軌道修正を図っていくが…。時はその6年前、一人の女が新しくできた女子刑務所に入所してきた日に戻る。彼女の名前は、馬場カヨ(小泉今日子)。罪状は、不貞を働いた夫を刺した殺人未遂だ。カヨが生まれて初めて経験する女子刑務所。そこは後悔、嫉妬、羨望、罪悪感…様々な思惑が交錯する場所だった。そこで彼女が出会う一筋縄ではいかない女たち。足立明美(森下愛子)は違法薬物不法所持。勝田千夏(菅野美穂)は所得隠しと巨額の脱税。千夏は刑務所のリーダー的存在だ。大門洋子(坂井真紀)は詐欺と横領。そして江戸川しのぶ(夏帆)の罪状は殺人だったが…。 5人は、それぞれにイタイ女だが、可愛くて可哀想なところもあった。そんな彼女たちを見守る厳格な刑務官にして教官、若井ふたば(満島ひかり)。罪を憎んで生きてきたふたばは、このイタイ女たちを立ち直らせるべく厳しくさまざまな教育を施す。しかし、5人と接している うちに、冷たく閉ざされていたふたばの心がだんだんと開かれ、人としてはダメだが魅力的な彼女たちに 気持ちを奪われていく。当初は、周りに馴染めずにいたカヨだが、リーダー的存在の千夏との関わりから、だんだんと仲間意識が 芽生えていく。そして誰とも交わらず、常に1人で行動しているしのぶの実情を知る。実は、しのぶは冤罪で服役しているというのだ。冤罪なんて許せない。カヨは、出所後4人で集まってしのぶの冤罪を晴らす復讐計画を立て、ふたばもその計画に加わることに!果たして、女たちのリベンジ計画は上手くいくのか?本作は、女子刑務所の中という過酷な状況でたくましく生きる女たちの群像劇。罪を犯してしまった生きることに不器用な人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として描くとともに、「人はなぜ生きるのか?」「幸せってなんだろう?」という真面目なテーマを、面白く、明るく、そして深く問いかけていく。そんな本作で主演を務めるのは、ドラマ・映画・CMはもちろん、文筆家としても活躍中の小泉さん。不貞を働いた夫を刺した殺人未遂という罪状を抱え、女子刑務所へ入所する馬場カヨ役を演じる。TBSドラマでの主演は、2001年放送の「恋を何年休んでますか」以来16年ぶりとなり、宮藤さんとのタッグは連続テレビ小説「あまちゃん」以来となる小泉さんは、「久しぶりの宮藤官九郎さんの脚本です。脚本通りに演ずれば面白いこと間違い無しだと思ってます。魅力的な役者さんたちとの共演もとても楽しみです」とコメント。一方宮藤さんは、「大好きな女優さんの大好きなお芝居が観たい。それがこの『監獄のお姫さま』の核心です。 私も立派な中年になりまして、いま『木更津キャッツアイ』のテンポ感でドラマを作ろうと思ったら、若者より、おばちゃんの方が俄然しっくり来る。早口だし、声が大きいし、他人の話を聞かないし、同じことを何度も言うし。暴力的な速度と有り余る熱量。彼女たちのおしゃべりをエンドレスで聞ける場所はどこか、と考え舞台を女子刑務所に設定しました」と脚本執筆経緯を語る。さらに、「トットてれび」「カルテット」などに出演する満島さんが厳格な刑務官にして教官・若井ふたば役、数々の作品に出演し最近では「砂の塔~知りすぎた隣人」での主演が記憶に新しい菅野さんが、所得隠しと巨額の脱税で服役している刑務所のリーダー的存在、勝田千夏役を演じるほか、夏帆さん、坂井さん、森下さんといった豪華な面々が顔を揃えている。満島さんは、「3年前、ドラマ『ごめんね青春!』の打ち上げで宮藤さんから『満島さん、次は女囚のお話です。満島さんは人を番号でしか呼ばない看守さん』とオファー?を受けたのが本当になりました」と前々から話があったと明かし、「出演者を聞いてうひゃーとなり、脚本は可笑しくて読み進めるのが大変でした。わたしの中では、癒し系ドラマになる予感です」とコメント。宮藤さんとは脚本では初めて一緒に仕事をすると言う菅野さんは、「エスプリと同時に、炸裂感のあるクドカンワールドに自分も参加させて頂けることに、ワクワクしています」と期待を語り、また「小泉さんとご一緒できるなんて…やったー!!本当にウソみたいで、うれしい気持ちでいっぱいです」と自身も撮影を楽しみにしているようだ。火曜ドラマ「監獄のお姫さま」は10月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年07月26日岡田将生と木村文乃W主演で贈る映画『伊藤くん A to E』に先駆けて放送される木村さん主演ドラマ「伊藤くん A to E」。この度、本作のエンディングテーマに、今年結成30周年を迎える「スピッツ」の名曲たちが決定した。矢崎莉桜(木村文乃)、32歳。職業・脚本家。5年前に担当したドラマ「東京ドールハウス」は大ヒットを記録し、伝説の恋愛ドラマを書いた脚本家になりつつあったが、以降ヒット作を出せず、過去の栄光になんとかすがってプライドを保っている。そんなある日、「東京ドールハウス」をネタに書いたエッセイ本「ヒロインみたいな恋をしよう!」が発売され、トークショーを開催することに。「ほんの少しの知識と勇気があれば、恋はきっと叶うんです」。恋愛について講演する莉桜の話を真剣に聞く女性たち。けれど莉桜の心の声は──「私が笑えば無条件に頷く、つまらない女たち…」毒舌だ。かつて、公私ともにパートナーだったドラマプロデューサーの田村伸也(田中圭)が、トークショーに参加した女性たちの恋愛相談企画を勝手にすすめていたことも気に入らない。「くだらない…」と思いながらもアンケート用紙に目を通す。と、4人の女性たちに“ある共通点”があることに気づく。それは、彼女たちが相談している男の名前がみんな“伊藤”だったことだ。偶然?莉桜は恋愛相談の当選者として、【A】島原智美(佐々木希)、【B】野瀬修子(志田未来)、【C】 相田聡子(池田エライザ)、【D】神保実希(夏帆)に会って話を聞くことにする。彼女たちをふり回す男たちは、みな容姿端麗らしいが、自意識過剰で幼稚で無神経。聞くにつけ首をかしげたくなるほどの「痛男」。こんな男のどこがいいのか。恋愛相談を利用し、再起をかけて新たなドラマの脚本を書き始める莉桜は、徐々に4人が語る伊藤が同一人物ではないかと考え始める。一体、伊藤は何者なのか。彼の狙いとは。待ち受ける予測不能な衝撃のラストに誰もが震撼する――。ドラマでは、【A~D】4人の女性たちが、木村さん演じる【E】崖っぷちアラサ―毒女へ語る“伊藤くん”の恋愛相談を、2話毎に描いていく。映画だけでは描き切れない、【A~D】の女性たちと“伊藤くん”の切なく痛い恋模様を赤裸々に映し出し、映画と同じストーリー軸を、それぞれの女性目線で描くことで、物語の深淵をえぐり出す。そして今回ドラマのエンディングテーマが「スピッツ」の名曲に決定。木村さん演じる莉桜のもとへ恋愛相談に訪れる【A~D】4人の女性たちに合わせてエンディングテーマとして流れるもので、1・2話で描かれる“ぞんざいに扱われる女”【A】の島原智美には、「冷たい頬」。3・4話での“自分の殻に閉じこもる女”【B】の野瀬修子には「スパイダー」。5・6話の“愛されたい女”【C】の相田聡子「さらさら」。7・8話の【D】“高学歴の鉄壁女”神保実希には「運命の人」が起用され、ドラマを盛り上げる。ドラマ「伊藤くん A to E」は8月15日(火)深夜1時28分~TBS、20日(日)深夜0時50分~MBSにて放送開始(全8話)。映画『伊藤くん A to E』は2018年初春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年07月19日女優の斉藤由貴、夏帆が10日、都内で行われた「au発表会 2017 Summer 第2弾」に出席した。この日行われたauの発表会では、新たな料金プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」が7月14日から提供をスタートさせるほか、25カ月目以降に機種変更する際に分割支払金の最大半額が支払い不要となる「アップグレードプログラムEX」を7月4日からスタートすることが発表された。同社の森家シリーズで母役を演じている斉藤由貴と長女役の夏帆が登壇してトークショーを実施。斉藤は「ドキドキして皆さんのことを見られません」と多くの報道陣の前に緊張気味で、夏帆も「こういうイベントに呼んでいただいてとてもうれしく、昨日から楽しみにしていたんですが、緊張しますね(笑)」とこちらも緊張した面持ち。とはいえ、現在放映中の桐谷健太、松田翔太、濱田岳が出演しているau「三太郎」シリーズのCMの話題となり、夏帆が「今放送されているCMを拝見させていただき、『夏が来たな!』と思いました。今年の夏は『三太郎音頭』を聴いて夏を感じたいと思いました」と気に入った様子だった。また、この日発表された新たな料金プランに斉藤は「私には子どもが3人いるんですが、子どもを養う母としては、携帯を使うのは気になるんです。だから親にとってはとても有り難いプランだなと感じました」と絶賛。そんな斉藤は、高校生の長男にスマートフォンを持たせているそうで、「使いすぎるのも良くないし、制限するのも良くないと思っています。そのさじ加減が難しいんですが、新しいアプリケーションをどんどん手に入れて遊んだりしています」と明かしながら、「お金のことは大事なことなので、使いすぎるとこうなるよと逐一言うようにしています」と母親としての顔をのぞかせていた。
2017年07月10日黒沢清監督のもと、松田龍平、長澤まさみ、長谷川博己ら豪華キャストで映画化される『散歩する侵略者』。このほど、本作のスピンオフドラマとなる「予兆散歩する侵略者」がWOWOWにて放送&メンバーズオンデマンド先行配信されることが決定。夏帆、染谷将太、東出昌大らが参加することになった。山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅には実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という“概念”が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。やがて、常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始め…。9月9日(土)より公開される映画『散歩する侵略者』は、劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢監督が映画化。数日間の行方不明の後、夫(松田龍平)が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアをもとに、誰も見たことがない新たなエンターテインメントを作り上げ、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されたことも記憶に新しい。今回は、映画のアナザーストーリーを新たな設定、キャストでスピンオフドラマとして製作。映画版とは一味違った、新たな侵略サスペンスが誕生した。監督を務めるのは、映画版と同じ黒沢監督。WOWOWのドラマを手掛けるのは、2012年に放送された小泉今日子主演の連続ドラマW「贖罪」以来5年ぶりとなる。また、脚本を黒沢監督とともに担当するのは、映画『リング』シリーズで世界にJホラーブームを巻き起こした高橋洋。監督とタッグを組むのは、1998年公開の映画『蛇の道』以来。そんな強力タッグが作り出す恐怖と驚愕の世界に、夏帆さん、染谷さん、東出さんら、人気・実力を兼ね備えた豪華キャストが集結。夏帆さんは、「悦子という、揺るぎのない強さを持つ女性をどうやって演じたらいいのか、自分の未熟さに葛藤する日々でした。それでも心から尊敬する方たちと共に、ずっと憧れていた黒沢監督の世界に身を置くことができて、夢のような素晴らしい時間を過ごすことができました」とふり返っている。加えて、「宇宙人に地球を侵略される、一見突飛なお話ですが、人間という生き物を、滑稽でおもしろく、そして美しく描いた作品だと思います」と期待を込めてコメント。また、「久々の黒沢組に胸踊らせながら、素敵な時間を過ごさせていただきました」という染谷さん。「過激に、そして静かに、侵略される日々をおくり、毎日の景色が変わっていく。そんな日々を黒沢監督のもと夏帆さん、東出さんと共有できたことを感謝しています」とコメントを寄せ、「日常が侵略されたとき、何が残るのか、この作品を目撃するのが自分もとても楽しみです」と語る。『クリーピー 偽りの隣人』に続いて黒沢組に参加し、映画とはまた役柄に挑む東出さんは、「敬愛する黒沢監督のもと、高橋洋さんの素敵で怖い台本でお芝居出来ることが、嬉しくてたまりませんでした。染谷さんとは久しぶりの共演になりましたが、また現場をご一緒出来て、心から嬉しく、力になりました。いろいろな感慨もある中、視聴者の方々がご覧になったことのないような、新しいワクワクするものになればと、撮影をしてきました。是非、楽しみに待っていてください」とメッセージを贈る。さらに黒沢監督は、「映画版をサポートするためにささやかに企画されたものでしたが、主演3人の神がかった熱演もあって、予想外に獰猛な作品に仕上がりました」と激白。「本篇が進行するすぐとなりでこんなことが起こっていようとは誰が想像できたでしょう」と語っている。夏帆さんについては「何が起こっても迷いなく一瞬にして行動を開始するその様は、日本人離れしていて観客の目をくぎ付けにするでしょう」と太鼓判。染谷さんに対しても「白でも黒でもないグレーゾーンを、これほど的確に演じることのできる若手俳優はほかにいない」と明言、「もはや成熟を通り越して老獪の域に達しています」と絶賛を贈る。さらに東出さんについても、「これほど妖艶な演技を見せてくれるとは思ってもいませんでした。何かが彼の上に舞い降りたのか、それともしたたかな計算か、わからないところが魅力です」と力を込めて語っている。「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」。映画『散歩する侵略者』から生まれた、新たな物語からも目が離せなくなりそうだ。「予兆 散歩する侵略者」は9月7日(木)0時~ WOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月09日岡田将生×木村文乃のW主演、廣木隆一監督による実写映画化に続き、連続ドラマ化も発表された柚木麻子・原作の「伊藤くん A to E」。このほど、木村さんに佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆が勢揃いするTVドラマのポスタービジュアルと、ポスター撮影時のメイキング映像が公開された。矢崎莉桜(木村文乃)、32歳、職業・脚本家。5年前に担当したドラマ「東京ドールハウス」は大ヒットを記録し、伝説の恋愛ドラマを書いた脚本家になりつつあったが、以降ヒット作を出せず、過去の栄光になんとかすがってプライドを保っている。そんなある日、「東京ドールハウス」をネタに書いたエッセイ本「ヒロインみたいな恋をしよう!」が発売され、トークショーを開催することに。「ほんの少しの知識と勇気があれば、恋はきっと叶うんです」。恋愛について、そう講演する莉桜の話を真剣に聞く女性たち。けれど莉桜の心の声は──「私が笑えば無条件に頷く、つまらない女たち…」と毒舌だ。かつて、公私ともにパートナーだったドラマプロデューサーの田村伸也(田中圭)が、トークショーに参加した女性たちの恋愛相談企画を勝手にすすめていたことも気に入らない。「くだらない…」と思いながらもアンケート用紙に目を通すと、4人の女性たちに“ある共通点”があることに気づく。それは、彼女たちが相談している男の名前がみんな“伊藤”だったこと。偶然?莉桜は恋愛相談の当選者として、島原智美(佐々木希)、野瀬修子(志田未来)、相田聡子(池田エライザ)、神保実希(夏帆)に会って話を聞くことにする。彼女たちを振り回す“伊藤”という名の男たちは、容姿端麗らしいが、自意識過剰で幼稚で無神経。聞くにつけ首をかしげたくなるほどの「痛男(いたお)」。恋愛相談を利用し、再起をかけて新たなドラマの脚本を書き始める莉桜は、徐々に4人が語る伊藤が同一人物ではないかと考え始める――。容姿端麗だが、自意識過剰でクズの“痛男”・伊藤誠二郎(岡田将生)に振り回される女たちが抱く、恋心、苛立ち、嫉妬、執着、優越感。誰もが一度は心に抱いたことのある“毒”が、刺激的に鮮やかに描きだされ、予測不能でスリリングなストーリーに引き込まれていく震撼恋愛ミステリーとなる「伊藤くん A to E」。その映画・ドラマの双方のアートワークを、新進気鋭のアートディレクター・吉田ユニが手掛けることになった。ラフォーレ原宿、野田秀樹・演出舞台のアートディレクション、木村カエラ、Chara、「Perfume」などのCDアートワーク、「渡辺直美展」のアートディレクションなどで常に話題を集める吉田氏は、記憶に新しいところでは、「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌としてドラマ同様、大ヒットした星野源「恋」のジャケットや、CXドラマ「人は見た目が100パーセント」ポスターを担当している。今回は、“伊藤くん”に振り回される女性たちの美しさ、彼女たちが抱く欲望=“毒”を表現してもらうべくコラボレーションが実現。彼女の手により、本作の世界観を見事に1枚に凝縮したドラマポスタービジュアルが完成した。また、吉田氏のアイディアがいかにして形作られていったのか、その撮影に密着した貴重なメイキング映像も合わせて公開。木村さん、佐々木さん、志田さん、池田さん、夏帆さんと、豪華女優陣のさまざな表情を引き出していく吉田ワールドは必見だ。吉田氏は、今回のビジュアル制作にあたり、「コンセプトは、木村文乃さん扮する脚本家が4人の女性(A~D)から恋愛相談を受け、それを元に脚本を描き、広がっていくストーリーなので、ドアを本に見立てて実際に制作し、そこから4人の女性、そしてこの物語のキーパーソンである伊藤くんが出てきているようなイメージで表現しました」と、その狙いをコメント。「それぞれのキャラクターがしっかり出ていて実際にセットに入っていただいたときはとてもワクワクしました。ドラマの完成も楽しみにしています」と明かす。これから手がけるという、映画版ポスターへの期待も高まる本作。美しくも哀れな女性たちのそれぞれの表情に注目してみて。ドラマ「伊藤くん A to E」は8月15日(火)深夜1時28分~TBSにて、8月20日(日)深夜0時50分~MBSにて放送開始。映画『伊藤くん A to E』は2018年初春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月07日映画『伊藤くん A to E』が2018年1月12日(金)より全国ロードショー。また、深夜連続ドラマ全8話が、2017年8月15日(火)よりTBS、8月20日(日)よりMBSにてスタートする。『伊藤くん A to E』は、容姿端麗だが、自意識過剰なモンスター級の”痛男”伊藤誠二郎と、彼をめぐる5人の女性の恋愛模様を刺激的かつ鮮やかに描き出したもの。全くタイプは違うが、それぞれ伊藤に人生を振り舞わされ、”こじらせている”AからDの4人の女性。そんな、彼女たちの恋心や嫉妬心、見栄をネタにしようとする、売れないアラサー脚本家の女性Eの目線でストーリーが展開する。リアルな女性像と恋愛観に、思わず「あるある」と共感してしまう震撼恋愛ミステリーだ。原作は柚木麻子による「伊藤くん▼A▼to▼E」。【A】~【E】の女で1章ずつのエピソードが構成されるオムニバス形式の恋愛小説だったが、『伊藤くん A to E』では、木村文乃演じる崖っぷちアラサ―脚本家・矢崎莉桜が、起死回生を狙って“伊藤くん"と【A】~【D】4人の恋愛相談をネタに脚本を書くというアレンジをしている。岡田将生・木村文乃のW主演、豪華なキャスト陣に注目豪華なキャスト陣にも注目だ。伊藤を取り巻く個性豊かな5人の女性を話題の女優陣が務める。スーパー級の痛男に岡田将生、崖っぷちアラサー脚本家に木村文乃主演・モンスター級の痛男「伊藤くん」を務めるのは、岡田将生。繊細で端整な容姿を持つ彼が、ナルシストなイケメンというコミカルな役どころを演じる姿に注目だ。そして岡田とW主演として、4人の女性の恋愛模様の語り部となる落ち目のアラサー脚本家・女性Eを演じるのが木村文乃だ。彼女の毒っ気たっぷりな言動は、まさに痛快そのもの。女性A「ぞんざいに扱われる女」に佐々木希女性Aの島原智美役を演じるのは、映画『東京喰種』にも出演する佐々木希。伊藤くんと5年間も一方的に付き合っていると信じ込み、尽くし続けるのに全く相手にされない可哀想な女を体当たりで演じきる。女性B「自分の殻に閉じこもる女」に志田未来女性Bの野瀬修子役には、志田未来が抜擢。修子は、伊藤くんにストーカーまがいの好意を持たれる、恋も夢も言い訳ばかりで自分の殻に閉じこもるフリーターの女だ。女性C「愛されたい女」に池田エライザ女性Cの相田聡子役は、モデルとしても活躍する池田エライザが務める。愛されたいと願うあまりに誰も愛せず、親友が長年片想いしている伊藤くんを寝取ってしまうという女の嫉妬心の強い女性を演じきる。女性D「高学歴の鉄壁女」に夏帆そして、女性Dの神保実希役は夏帆。実希は、高学歴で恋愛にはガードが固いのに、なぜかダメ男・伊藤くんに夢中になってしまう。実希の重たくて痛い女っぷりには、誰しもの心にチクッと刺さるはず。その他にも、脚本家・女性Eにドラマ企画を仕掛けるプロデューサーに田中圭、彼女を脅かす売れっ子若手脚本家に中村倫也、そして彼女のかつてのドラマ作品の主演俳優として山田裕貴が登場する。『伊藤くん A to E』あらすじ過去に手掛けた人気ドラマが一世を風靡。しかし、ある出来事から新作を書けなくなってしまった落ち目の脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)。”伊藤”という同じ名前の男について悩む【A】~【D】4人の女たちの、無様で切実な恋愛相談を受けながら、ドラマプロデューサー・田村伸也(田中 圭)にたきつけられ、自身の復活、起死回生の脚本ネタにしようとトライしていく。「4人の女が語る“伊藤"は同一人物かもしれない」と手応えを感じ始めた矢先、莉桜の思惑が崩れる。莉桜が主宰するシナリオスクールの生徒、容姿端麗だけど口先ばかりでどうしようもない【痛男】・伊藤誠二郎(岡田将生)がその4人の女を振り回す”伊藤”で、しかも莉桜と同じ企画を田村に提出したという。さらに、莉桜の脚本にはなかった5人目【E】の女まで登場し…。「伊藤は一体何を考えているのか」-伊藤のひとことで、物語は予想もしない結末へと向かうー。【詳細】映画『伊藤くん A to E』公開時期:2018年1月12日(金)より全国ロードショー監督:廣木隆一原作:柚木麻子「伊藤くん A to E」(幻冬舎文庫)出演:岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中 圭■連続ドラマスタート日:TBS 2017年8月15日(火) / MBS 8月20日(日)©「伊藤くん A to E」製作委員会
2017年07月03日