“ジミー大西”を中尾明慶、“明石家さんま”を小出恵介が演じる、明石家さんま企画・プロデュースのNetflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」。このほど、佐藤浩市をはじめ、本作の豪華な全キャスト陣が明らかとなった。1980年代の大阪。突拍子もない言動を繰り返し、幼いころから失敗ばかりの大西秀明(中尾明慶)は高校卒業後、どこにも就職できず、吉本興業の舞台進行の見習いとして「なんば花月」に出入りしていた。ある日、大失敗した大西は、反省を示すべく自ら裸になって、大騒ぎに。そこにやって来たのが、人気絶頂の芸人・明石家さんま(小出恵介)。2人はこうして衝撃の出会いを果たす。さんまは大西を面白がり、身の回りの世話を許すことに。以降、大西は、さんまやその芸人仲間の村上ショージ(尾上寛之)、Mr.オクレ(六角慎司)、なんば花月の世話係であるおちゃこのおばちゃん(濱田マリ)らと共に笑いあふれる日々を過ごすようになる。そんなある日、新喜劇の舞台で大失敗してしまった大西を、さんまは自らの進退をかけて救う。そして、ひどいイジメを受けてきたと吐露する大西に「ミジメな過去は笑い飛ばせ」と伝え、この強烈なキャラクターを持った青年を人気芸人に育て上げようと決意。やがて、彼は「ジミー大西」と名付けられ、師に導かれるまま、高宮京子(木南晴夏)という専任マネージャーも付くほどの売れっ子芸人になっていく――。本作は、さんまさんが初めて企画・プロデュースを手がけ、ジミーさんとの出会いに始まる“アホみたいなホンマの話”をドラマ化。ジミーさん、さんまさん役の中尾さんと小出さんは、喋り方から佇まいまで、それぞれ本人とシンクロさせつつ、その心の内を豊かに彩り、魅力的なキャラクターを作り上げている。そのほか、芸人仲間やマネージャーなど、2人を取り巻く人々に尾上寛之、六角慎司、宇野祥平、濱田マリ、木南晴夏らが集結。ときにツッコミ役、ときにスパイスとなって盛り立てていく。さらに監督は、「101回目のプロポーズ」「BOSS」など多くのヒットドラマを世に送り出してきた光野道夫。絶妙のバランス感覚でユーモアとペーソスが折り重なる、“ありえへん”青春の日々を紡ぎあげた。今回、そんな本作に参加する、さらなる豪華キャスト陣が発表。さんまさんとはプライベートでも親交の深い佐藤さんが、テレビ局プロデューサー・三宅恵介役に。三宅さんといえば、「オレたちひょうきん族」や「笑っていいとも!」など、さんまさんをはじめ多くのタレントとともに一時代の番組を作り上げた名物プロデューサー。佐藤さんは、「さんまさんが企画プロデュースと聞き及び駆け付けたら、今回はこれでと封筒を渡されたので、無礼者!!と投げ返しました」と、仲のよさが伺える(?)コメント。さらに、さんまさんとドラマ「男女7人夏物語」で共演したことがきっかけで、やがて結婚する大竹しのぶ役には、実力派の池脇千鶴。また、ジミーさんが高校時代に所属していた野球部の顧問で、卒業後に就職先がない彼を吉本興業に入れるべく尽力した野球部顧問の教師役に生瀬勝久、ジミーさんが気になる女性と一緒に入った定食屋のおかみさん役に手塚理美、ジミー大西が運び込まれた病院の医師に温水洋一。そのほか、山崎銀之丞、徳永えり、楊原京子、金井勇太ら多彩なキャストが顔を揃えている。数々の爆笑エピソードに大いに笑いながらも、ホロリとさせられるエンターテイメント。この豪華な顔ぶれに、ますます期待が高まる。Netflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は今夏、世界190か国にて同時配信予定(全9話)。(text:cinemacafe.net)
2017年03月21日今夏、世界190カ国で配信される明石家さんまプロデュースのNetflixオリジナルドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』(全9話)の全キャストが21日、発表された。さんま初の連続ドラマプロデュースとなる同作は、さんまとジミー大西を中心とする奇跡の実話。国民的スターへと上り詰めていったさんまと、人気絶頂のさんまと出会って芸人としての才能が開花し、やがて画家へと転身したジミーと、そんな2人を取り巻く強烈なキャラクターたちによるウソのようで本当に起こった爆笑エピソードを描く。さんま役を小出恵介、ジミー役を中尾明慶が演じることがすでに発表されていたが、このたび全キャストが明らかに。多くのタレントとともに一時代の番組を作り上げた名物プロデューサー・三宅恵介役を佐藤浩市、さんまと『男女7人夏物語』で共演し結婚した女優・大竹しのぶ役を池脇千鶴が演じる。佐藤は「さんまさんが企画プロデュースと聞き及び駆け付けたら、今回はこれでと封筒を渡されたので、無礼者!!と投げ返しました」とコメントしている。また、ジミー大西の高校教師・野球部顧問役に生瀬勝久、ジミーが気になる女性と一緒に入った定食屋のおかみさん役に手塚理美、ジミーが運び込まれた病院の医師役に温水洋一。そのほか、山崎銀之丞、徳永えり、楊原京子、金井勇太、山西惇、丸山智己らが顔をそろえる。(C)2017YDクリエイション
2017年03月21日女優の宮沢りえ(43)が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第40回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀賞主演女優賞を受賞。同作で娘役を演じた杉咲花(19)も最優秀助演女優賞に輝き、"母娘W受賞"の快挙を成し遂げた。舞台出演のため、受賞者発表時にはすでに会場を後にしていた宮沢。事前に収録された優秀賞のスピーチでは「今日は夜公演で参加できませんので、先にごあいさつさせていただきます」と詫び、「すばらしい賞をありがとうございます」と受賞の喜びを伝えた。また、「最近は役を演じるというよりは、1つ1つの役が自分の体を通過して、自分の体に爪あとをつけて通過していく」と女優としての変化も明かす。「生きることの貴重さ、みなさまの前で称えられることのありがたさを感謝と共に教えてもらっているような気がします」と語り、「本当にありがとうございました」と重ねて感謝の思いを伝えた。宮沢に代わってブロンズを受け取った中野量太監督は、初めて感銘を受けた映画が宮沢が主演で女優デビューを飾った『ぼくらの七日間戦争』(88年)だったことを明かし、「僕に映画を教えてくれたりえさんと映画をやれて本当にうれしかった」と運命的な巡り合わせを喜ぶ。一方、同作で宮沢の娘役を演じ、最優秀助演女優賞を受賞した杉咲花(19)は「りえさんから教えていただいたことは本当にたくさんあって、それはこの先ずっと忘れられないことばかり」と存在の大きさを形容し、「"お母ちゃん"に代わって、映画を観て下さった方々、ありがとうございました」と2人を"母娘W受賞"へと導いた人々にメッセージを送った。その後、宮沢は21時から日本テレビ系で放送された授賞式番組に電話出演。「こうやって受賞できたのも、"彼女が醸し出す演技を目の当たりにした私の表情"を皆さまに認めていただけた」「花のおかげです」と、杉咲への感謝と絆の強さを象徴するコメントを残していた。優秀主演女優賞は宮沢のほか、大竹しのぶ(『後妻業の女』)、黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)、広瀬すず(『ちはやふる-上の句-』)、宮崎あおい(『怒り』)。宮沢の最優秀主演女優賞は、第26回(『たそがれ清兵衛』)、第38回(紙の月)に続いて3度目。第12回には新人俳優賞(『ぼくらの七日間戦争』)、第31回には優秀主演女優賞(『オリヲン座からの招待状』)を受賞している。
2017年03月04日第40回日本アカデミー賞の授賞式が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、優秀主演男優賞を受賞したV6の岡田准一が、役作りを語った。岡田は、映画『海賊とよばれた男』に主演し、20代から90代までを演じきった姿が話題に。また2014年度に行われた第38回日本アカデミー賞では、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、話題賞 俳優部門と3部門を受賞したほか、昨年の第39回授賞式ではプレゼンターとしても活躍し、3年連続で日本アカデミー賞の授賞式に出席することとなった。声まで変えた役作りに驚かれたが、岡田は「監督ははじめ『変えなくていいよ』って言ってくださってたんですけど、自分で自信が持てなくて。そういうのにすがってましたね」と謙虚に答えた。60代を演じる際には、3時間ほどかかった特殊メイク姿で、撮影所の他のスタジオにも遊びに行ったという。映画『後妻業の女』で優秀主演女優賞を受賞し、会場に出席していた女優・大竹しのぶは「映画を撮ってたら、偉そうな社長さんが来て」と岡田との遭遇話を暴露。「大きな会社の社長さんだと思って、『どうも』くらいしか挨拶しなかったら、准ちゃんだった」と苦笑し、「全然わかんなかった」と、役作りの凄さを客観的な目で証言した。岡田は「素晴らしい特殊メイクをしていただいて」とスタッフを讃え、「みんなにばれないので、『どうもー』って声を変えながら挨拶して、『いけるかもな』と自信をつけながら撮影してました」と振り返る。声については「朝ちょっと隣のスタジオとか行って大声出して枯らしたりとか、響く場所をちょっと変えて、自分で探したりしながら演じました」と裏側を明かした。昨年は後輩である嵐の二宮和也が最優秀主演男優賞を受賞したが、岡田は会場で「一緒に写真撮ったりとかして、ね?」と二宮にむかって話しかける。二宮は「しました。でも『ここからがスタートだから頑張れよ』という話をいただいて、あの、頑張ってます」と恐縮。岡田は「そんな偉そうにはいってないですけどね! 頑張ろうね、お互い頑張ろうねって言いました」と交流の様子を語った。優秀主演男優賞を受賞したのは他、綾野剛(『日本で一番悪い奴ら』)、佐藤浩市(『64-ロクヨン-前編』)、長谷川博己(『シン・ゴジラ』)、松山ケンイチ(『聖の青春』) の4名。佐藤が最優秀主演男優賞を獲得した。
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞において、宮沢りえが『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀主演女優賞を獲得した。宮沢さんは第26回の『たそがれ清兵衛』、第38回の『紙の月』に続き3度目の受賞となった。さらに、最優秀助演女優賞を受賞した杉咲花と“親子”受賞としても、会場を沸かせた。優秀主演女優賞には『後妻業の女』の大竹しのぶ、『リップヴァンウィンクルの花嫁』の黒木華、『ちはやふる』の広瀬すず、『怒り』の宮崎あおいと並んだが、ひとりの女性の生きる姿を懸命に演じた宮沢さんが、頭ひとつ出て受賞となった。『湯を沸かすほどの熱い愛』は国内外の映画祭で高い評価を得た中野量太監督が、オリジナル脚本で描いた家族の物語。余命2か月を宣告された母親が、持ち前の明るさで残される家族を再生させていく。宮沢さんは脚本を読み、すぐにオファーを快諾。末期がんの母親役を演じるにあたり、食事制限をしたほか、娘役の杉咲さんや伊東蒼と撮影前からメールのやり取りをするなど信頼関係を築きつつ、母の究極の愛を表現した。発表の際には舞台公演のため、残念ながら姿がなかった宮沢さんだったが、VTRでコメントを寄せてくれた。「双葉という余命宣告を受けた女性を演りました。近頃、役を演じるよりひとつひとつの役が自分の体を通過して、爪跡をつけていく感じがしていて。双葉もとても大きな爪跡を残していきました。生きることの貴重さ、皆さまにこうして讃えられることのありがたさを、感謝とともに教えてもらっている気がします」と丁寧に語った。宮沢さんの代わりにブロンズを受け取った中野監督は、一緒に壇上に立った杉咲さんと笑顔で喜び合った。中野監督は、「本当はりえさんの前で言いたかったんですけど」と言いながら、「僕は映画少年でも何でもなかった人間ですけど、『ぼくらの七日間戦争』は、初めて何度も何度も見直した作品です。今思えば、原点というか、初めての映画体験でした」と、当時主演をしていた宮沢さんとの“出会い”を明かした。「初めて商業映画デビューをするときに、(宮沢さんが主演を)やってくれると言ってくれたときは、やっぱりうれしかった。『ああ、僕に映画を教えてくれたりえさんと映画をやるんだ』と思って、本当にうれしかったのを覚えています」と、同世代の宮沢さんへの特別な思いを捧げていた。最優秀主演、助演女優賞を『湯を沸かすほどの熱い愛』で飾ったことになったが、笑顔の杉咲さんは、「本当にうれしいです。本当にたくさん教えていただいて、この先ずっと忘れられないことばかりです。やっぱりお母ちゃんはすごいなって思いました」と、たっぷりの愛情を込めていた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日3月3日に行われる、第40回日本アカデミー賞授賞式。すでに優秀賞は発表されており、授賞式では各賞の最優秀賞が発表される。優秀主演女優賞には、10代~50代まで、いずれも実力派の華やかな女優5名が集まった。映画界に3年以上関わっていることを条件とした日本アカデミー賞協会の投票によって決定する同賞だが、一足先に一般観客の予想を知るべく、マイナビニュース会員1,759名にアンケートをとった。Q.日本アカデミー賞女優賞で最優秀賞をとると思う女優は?1位 広瀬すず(『ちはやふる-上の句-』) 506名2位 大竹しのぶ(『後妻業の女』) 478名3位 宮崎あおい(『怒り』) 331名4位 宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』) 325名5位 黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』) 119名○みずみずしい演技が支持■1位 広瀬すず(『ちはやふる-上の句-』)・「若さと透明感、みずみずしさあふれる演技が魅力的なので」(37歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「これは、学園ムービーの金字塔を作った。千早にあいたい」(34歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)・「キャストが発表された時には原作のイメージとかけ離れていて不満に思ったが、いざ映像化されたものを見たらはまっていたから」(38歳女性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)・「畳の上の格闘技とも言われる競技かるたに向けた真剣さ、純粋さと、きれいな容姿がマッチしているから」(33歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「漫画の実写化というのは難しいものがあるが、原作のイメージを壊すことなく、むしろ更に発展させたと思うから。これは主演の影響がかなり大きいと思います」(22歳女性/その他/その他・専業主婦等)■2位 大竹しのぶ(『後妻業の女』) 478名・「兎に角面白い。小説家仲間が刺激を受けた」(36歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「大竹しのぶさんの演技の凄さ。あらためて素晴らしい女優さんだと思いました。面白いながらも現代のリアルな真実、ホラー性のある内容を人間誰しもがある後ろめたい本性を見事に演じていると思いました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)・「大竹さんはすごい女優さんだと思う。何でも役になり切れる」(31歳男性/教育/その他・専業主婦等)・「昔から演技派の女優さんで、今回の映画では役をしっかりと演じ切っていた。役になり切っていたおかげで、とても映画に入り込み感情移入しながら楽しむことができた」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「意外なキャスティングだったが、女優さんの魅力があふれてた」(28歳女性/インターネット関連/営業関連)■3位 宮崎あおい(『怒り』) 331名・「実力派男優陣にも負けない演技力だったから」(48歳男性/専門店/販売・サービス関連)・「凄いとしか言いようがない。実力もそうだが、まるで憑依している姿は圧巻」(50歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「人の想いというものをスクリーンを通して伝えられる稀有な存在だと思う」(49歳男性/フードビジネス/事務・企画・経営関連)・「演技の為に、体重を増加させて、挑んでいる姿が頑張っていたので」(40歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「女優としてもともと注目を集めているだけではなく、『怒り』の世界観にマッチした演技をしていたと思うから」(22歳女性/その他/その他・専業主婦等)■4位 宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)・「いまや演技派として成熟してきていると思うから」(57歳男性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)・「素敵な役だし、存在感のある女優さんだから」(34歳女性/サービス/その他・専業主婦等)・「美人だし年齢を重ねるごとに素敵になっていくからです」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「余命のまもないお母ちゃんとその子供を愛する母の愛情と強さを熱演していたから」(42歳男性/医療・福祉・介護サービス/営業関連)・「余命宣告をうけながらも精一杯生き抜いた女性の生き方が迫力があった」(5歳女性/その他/その他・専業主婦等)■5位 黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)・「華やかな人でないけど魅力ある女性なので」(45歳男性/旅行・観光/販売・サービス関連)・「他の女性にはない独特の雰囲気を醸す演技が良いから」(21歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「派手ではないけど、気になる演技をする人なので受賞してほしいと思います」(27歳女性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)・「あの世界観にぴったりとはまっていたので」(33歳女性/流通・チェーンストア/事務・企画・経営関連)・「美人だし、大人の魅力を感じさせるから」(44歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)○総評得票数で最多となったのは、映画『ちはやふる-上の句-』で好演した広瀬すず。昨年行われた第39回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞しており、1年で優秀主演女優賞に輝く活躍に。また今回は、映画『怒り』で優秀助演女優賞にも選出されており、読者の期待もかなり高くなっている。2位となったのは、すでに何度も同賞を受賞している女優・大竹しのぶ。2016年の年末には、紅白歌合戦に初出場したこともあり、演技力だけでなく話題性にも関心が高まっていた。また、3位の宮崎あおいは『怒り』で体重を増加させて役に挑んだ点、感情を露わにする芝居などが高い支持を得た。母としての姿を演じ、評価を受けた宮沢りえは、歳を重ねるごとに磨かれる演技が話題に。また黒木華は第38回、第39回と続けて最優秀助演女優賞を受賞しており、満を持しての主演女優賞、最優秀賞獲得に期待が持たれるところだ。調査時期: 2017年2月13日~2017年2月17日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 1,759名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2017年02月28日映画『メアリと魔女の花』が2017年7月8日(土)に公開される。『思い出のマーニー』米林宏昌監督の最新作スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』(2014)や『借りぐらしのアリエッティ』(2010)を手掛けた米林宏昌監督の最新作。2014年末にジブリを退社し、彼が設立したスタジオポノックの第一回長編作品となる。新たに挑む『メアリと魔女の花』は、魔女の花を見つけたメアリが一夜限りの不思議な力を手に入れ、雲海がそびえた立つ魔女の国へと飛び立つという冒険ファンタジー。メアリを通して、出会い、驚きと歓び、過ちと運命、そして小さな勇気が描かれていく。様々な世代の心を揺さぶる、新しい魔女の物語。なお、今回の長編に続き、短編アニメーション映画の製作も予定しているそうだ。メアリ役に杉咲花主人公のメアリの声は杉咲花が務める。『湯を沸かすほどの熱い愛』での熱演が記憶に新しい、飛躍が期待されている女優の1人。彼女はこれまでも『思い出のマーニー』で好奇心旺盛で重要な役どころである少女・彩香を好演。そして今回、魔女ファンタジー映画のヒロインに大抜擢となった。起用に関して「彼女のまっすぐな眼差し、笑顔、そして何より好奇心に満ちた彼女の声が主人公・メアリにぴったりだと思いました。」とプロデューサーは語っている。ピーター役に神木隆之介ピーター役を務めるのは神木隆之介。神木にとって米林監督とのタッグは『借りぐらしのアリエッティ』で繊細な青年、翔役を務めたのにつづき二回目となる。今回演じるピーターはメアリが引越し先で出会う、地元の優等生的な勤労少年。魔女の花によって不思議な力を手にしたメアリの小さな嘘によって、大事件に巻き込まれてしまう赤い館村の少年を爽やかに演じた。マダム・マンブルチューク-天海祐希マダム・マンブルチュークは、メアリが迷い込む魔法世界の最高学府であるエンドア大学の校長。彼女に声を吹き込むのは天海祐希。最高学府の威厳ある校長だが、喜怒哀楽も激しい人物だそうだ。ドクター・デイ - 小日向文世エンドア大学の魔法科学者ドクター・デイを担当担当するのは名優・小日向文世。意外にも小日向はアニメ声優初挑戦となる。見た目も変てこな雰囲気で「見た目のキャラクターが、とても面白くて嬉しかった」とコメントしている。赤毛の魔女 - 満島ひかり満島ひかりも『メアリと魔女の花』に参加。魔女の国から禁断の花を盗み出した赤毛の魔女役を演じる。魔女の花の秘密を知り、どこか運命を背負った天才魔女。大竹しのぶや佐藤二朗も参加、制作陣にはジブリ出身のクリエイター&スタッフ包み込むような優しさを持つメアリの大叔母・シャーロットの声を担当するのは、大竹しのぶ。『借りぐらしのアリエッティ』に続いて米林監督とタッグを組むのは2度目となる。その他、大学のほうきの番人フラナガンを佐藤二朗、メアリが住む赤い館のお手伝いさんバンクスを渡辺えりが担当。また、制作陣には、スタジオジブリ出身のクリエイターやスタッフが多数参加。『かぐや姫の物語』の脚本を務めた坂口理子、『思い出のマーニー』で音楽を担当した村松崇継、そして『かぐや姫の物語』のプロデューサーである西村義明が名を連ねる。主題歌はSEKAI NO OWARIの新曲「RAIN」4人組バンド・SEKAI NO OWARI(世界の終わり)の新曲「RAIN」が主題歌に決定した。監督からのストーリー解説を受け、彼らが制作したのは、優しい温かさ、懐かしさを感じる一曲。神秘的な音色の打弦楽器、ハンマーダルシマーを劇中の音楽と同様に取り入れており、映画の世界観ともぴったりと重なる楽曲に仕上がっている。東京・大阪では”メアリと魔女の花 ジ・アート展”東京では小田急百貨店新宿店で2017年7月26日(水)から7月31日(月)まで、大阪ではあべのハルカス近鉄本店で2017年8月5日(土)から8月22日(火)まで 「メアリと魔女の花 ジ・アート展」が開催される。『メアリと魔女の花』の貴重な資料を多数展示、美しい美術を披露する。会場ではインスタレーションやグッズコーナーも設け、映画への理解がより深まるはずだ。予告動画も公開予告編にはメアリが森林を飛び出し、ほうきに乗り空を飛ぶ様子など、ダイナミックなアニメーションが描かれている。最後には「魔女、ふたたび」という文字が浮かび上がり、本作への期待が高まる。『メアリと魔女の花』のストーリー・あらすじ田舎町の赤い館村に引っ越してきた、主人公メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花《夜間飛行》を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花"だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学府“エンドア大学"への入学を許可されるが、メアリがついた、たったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく。メアリは、魔女の国から逃れるため「呪文の神髄」を手に入れて、すべての魔法を終わらせようとする。しかしそのとき、メアリはすべての力を失ってしまう。しだいに明らかになる「魔女の花」の正体。メアリに残されたのは一本のホウキと、小さな約束。魔法渦巻く世の中で、ひとりの無力な人間・メアリが、暗闇の先に見出した希望とは何だったのか。スタジオポノックとはアニメーション映画制作会社のスタジオポノックは、スタジオジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌監督と、「かぐや姫の物語」「思い出のマーニー」の西村義明プロデューサーによって2015年に設立された。「ポノック」とはクロアチア語で「深夜0時」を意味し、新たな一日のはじまりという意味が込められている。作品情報『メアリと魔女の花』公開日:2017年7月8日(土)脚本・監督:米林宏昌(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)キャスト:杉咲花 / 天海祐希 小日向文世 / 満島ひかり 佐藤二朗 渡辺えり / 大竹しの原作:メアリー・スチュアート(KADOKAWA刊)音楽:村松崇継制作:スタジオポノック【メアリと魔女の花ジ・アート展】■東京会場会期:2017年7月26日(水)~7月31日(月)会場:小田急百貨店 新宿店本館11階(新宿区西新宿1-1-3)時間:10:00~20:3030日は午後20時閉場、最終日は17:00閉場※入場は閉場30分前まで■大阪会場会期:2017年8月5日(土)~8月22日(火)会場:あべのハルカス近鉄本店 ウイング館4階(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)時間:10:00~20:00最終日は17:00閉場 ※入場は閉場30分前まで(c)2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年02月27日サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンといった世界の名女優が演じてきた古典劇『フェードル』に、大竹しのぶが挑む。演じるのは、義理の息子への破滅的な想いに身を焦がす女性だ。その激情をいかに表現し、今に何を伝えるのか。大竹の言葉に、古典だから味わえる面白さがあることが、早くも見えてきた。舞台『フェードル』チケット情報これまでにギリシャ悲劇やシェイクスピア劇を経験してきた大竹にとっても、古典は久しぶりとなる。持ちかけたのは、数々の賞を獲得した『ピアフ』などでタッグを組んでいる演出の栗山民也。「普通に劇場で準備してるときに、いきなり、『古典やろうよ』と言われて(笑)。私もずっとまたやりたいなと思っていたので、ぜひという感じでした」。古典劇に惹かれるのは、そこに「演劇の原点がある」と感じるからだ。今回の『フェードル』も同様である。「書かれている台詞の言葉に力があって、愛はとことん愛、憎しみはとことん憎しみ、というふうに中途半端なことがないんです。それだけのエネルギーを持った言葉を発するにはやはりこちらも強くないと。だから演劇の原点だなと想いますし、『フェードル』はとくに、登場人物それぞれが自分の発した言葉に翻弄されていくところが、すごく面白いなと思うんです」。『フェードル』は、17世紀のフランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材をとって創り上げた作品。国を出たまま行方不明となっている王(今井清隆)を夫に持ちながら、義理の息子(平岳大)への思慕に狂わんばかりのフェードル。ついにその恋心を告白するも、王が突然帰還し、さらに息子には別に思う娘(門脇麦)がいることがわかり、運命は悲劇へと向かっていく。「改めて、人間って昔も今も何ひとつ変わっていないんだなと思います。たとえば不倫の恋をしてしまうこともそう。それを、“私はもう死んだほうがいい。死ぬの、死ぬの、死ぬの!”というふうに激しく描かれているので、きっと笑えると思うんですね。古典といっても難しい話ではなく、まさに今の私たちと同じ人間の話であって。人間って本当に愚かだなって笑ってもらえればいいなと思います」。演じる側としても古典は「アドレナリンがどんどん出てきて楽しい」ときっぱり。「だから、そのエネルギーを、たとえば闘牛を観て興奮するのと同じような感覚で観てもらえればいいなと(笑)。それぐらいエネルギーが放出されている舞台にしたいと思います」。人間が本来持つ激烈を見せつけられることで、生き方をも揺さぶられるかもしれない。公演は4月8日(土)から30日(日)まで東京・シアターコクーンにて。その後、新潟、愛知、兵庫を巡演。取材・文:大内弓子
2017年02月27日市川海老蔵と寺島しのぶがタッグを組んだ、六本木歌舞伎第2弾「座頭市」。この度、本舞台の華、寺島さんの花魁役ビジュアルが解禁され、併せて出演キャストが発表された。俳優、演出家、小説家などなど多才な肩書を持つリリー・フランキーが脚本を担当する本舞台は、リリーさんが描きだした新解釈の「座頭市」を、前回に引き続き“日本一忙しい映画監督”という異名をとる鬼才・三池崇史が演出を手掛ける。また、出演には歌舞伎界を牽引する海老蔵さんと、日本を代表する女優の寺島さんが22年ぶりにタッグを組んだことでも注目を集めている。さらに今回、市役の海老蔵さんと薄霧太夫/おすず2役を演じる寺島さんの2人に続き、新たに出演者が発表!1月に新橋演舞場での「壽新春大歌舞伎」にて襲名披露を行なった市川右團次が風賀清志郎役を演じるほか、市川九團次が文菊堂春吉役、大谷廣松が遊女 貞役、片岡市蔵が六樽組権三役、市川右之助が乃木坂屋弥太郎役で出演する。六本木歌舞伎「座頭市」は2月4日(土)~2月20日(月)の期間でEX シアター六本木にて上演。(cinemacafe.net)
2017年01月24日1月16日(月)、「第40回日本アカデミー賞」優秀賞の15部門および新人俳優賞が発表。『怒り』『シン・ゴジラ』『湯を沸かすほどの熱い愛』や、アニメーション作品からは『君の名は。』『この世界の片隅に』などが優秀賞に選ばれ、新人俳優賞には杉咲花、高畑充希、岩田剛典、坂口健太郎、千葉雄大ら最旬俳優の名前が並んだ。同賞は、2015年12月16日~2016年12月15日の間に公開された作品から、優秀な劇場用映画およびアニメーション作品を表彰したもの。授賞式の女性司会者は、前年の最優秀主演女優賞を獲得した女優が務めるのが恒例となっており、今年は、昨年『百円の恋』で最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラと、日本アカデミー賞協会組織委員会副会長の西田敏行とともに司会を務める。優秀作品賞には5作品が選出。渡辺謙を主演に、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛、宮崎あおい、妻夫木聡ら豪華俳優陣の共演が話題となった『怒り』。本作では李相日監督が優秀監督賞&脚本賞を受賞。ほか、宮崎あおいが主演女優賞に、妻夫木聡&森山未來が優秀助演男優賞に、広瀬すずが優秀助演女優賞に選出。さらに佐久本宝が、新人俳優賞に選ばれた。“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いた映画『家族はつらいよ』。山田洋次監督は、平松恵美子とともに優秀脚本賞に選出。庵野秀明・総監督、樋口真嗣監督の『シン・ゴジラ』は優秀監督賞のほかに、長谷川博己が主演男優賞、石原さとみ&市川実日子が助演女優賞、鷺巣詩郎が優秀音楽賞を受賞。宮沢りえが主演を務め、オダギリジョー、杉咲花らとともに、“死にゆく母と、残される家族の愛と絆”を描いた『湯を沸かすほどの熱い愛』からは、中野量太監督が優秀監督賞&脚本賞を。宮沢さんが主演女優賞で、杉咲さんが助演女優賞&新人俳優賞を受賞。『半落ち』『クライマーズ・ハイ』の原作を手がける横山秀夫のベストセラー小説を2部作で映画化する『64-ロクヨン-前編』では、佐藤浩市が主演優秀賞に選ばれたほか、坂口健太郎が新人俳優賞、監督賞&脚本賞、音楽賞、撮影賞などを受賞。そして、この夏の劇場を大いに賑わせたアニメーション映画からも5作選出。日本映画史に残る大ヒットを記録し、海外でも高い評価を得る『君の名は。』。新海誠監督が、優秀監督賞&脚本賞に選ばれ、「RADWIMPS」が優秀音楽賞を受賞。のんが主人公の声を務め、公開スタート時全国63館だったが、週を追うごとに拡大公開を重ね、大ヒットを記録している『この世界の片隅に』も、作品賞と、コトリンゴが優秀音楽賞を受賞した。ほか大今良時のベストセラーコミックを原作に、入野自由、早見沙織ら人気声優を迎え京都アニメーションが映画化した『聲の形』、『ルドルフとイッパイアッテナ』、『ONE PIECE FILM GOLD』。ほか、優秀主演男優賞には、『日本で一番悪い奴ら』の綾野剛、『海賊とよばれた男』の岡田准一、『聖の青春』の松山ケンイチ。優秀主演女優賞には、『後妻業の女』の大竹しのぶ、『リップヴァンウィンクルの花嫁』の黒木華、『ちはやふる-上の句-』の広瀬すずが選出。新人俳優賞には、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』から高畑充希&岩田剛典、『セーラー服と機関銃ー卒業ー』の橋本環奈、『殿、利息でござる!』の千葉雄大、『ちはやふる』の真剣佑ら、旬なメンバーが揃った。優秀外国作品賞には、『オデッセイ』『ズートピア』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『ハドソン川の奇跡』『レヴェナント:蘇りし者』。各賞の最優秀賞の発表、授賞式は3月3日(金)グランドプリンスホテル新高輪にて開催。同日21時からは日本テレビ系にて「第40回日本アカデミー賞授賞式」を放送予定。(text:cinemacafe.net)
2017年01月16日俳優の西田敏行、女優の安藤サクラが16日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた『第40回日本アカデミー賞』の優秀賞発表記者会見に出席した。日本アカデミー賞協会が主催する『第40回日本アカデミー賞』は、昨年度に劇場公開された映画の作品賞や主演男優賞、主演女優賞、新人俳優賞などを表彰するもの。なお、優秀賞の中から最優秀賞を決定する授賞式を、3月4日21時から日本テレビ系で、ラジオ放送はニッポン放送で3月3日21時から放送する。また、授賞式の司会には、4年連続で西田敏行が務めるほか、昨年の同賞で最優秀主演女優賞に輝いた安藤サクラが担当する。4年連続の大役に西田は「昨年の授賞式の時はちょうど頚椎をケガしまして、身動きできない状態で司会をさせてもらい、関係各位にご迷惑をおかけしたことをお詫びします」とあいさつし、「今年は身体も動くようになりましたし、楽しく授賞式を滞りなく進行を務めていきたいと思います。世の中は今、どんどん政情不安といいましょうか、心身穏やかではないと案じています。映画という文化が担う役割が大きくなってきていると思いますので、映画人の皆さんのモチベーションがあがるような節目のイベントでありたいと願っています」と意欲。その西田とコンビを組む安藤は初めての司会で「今年初詣に行った時、『とにかく目上の方に頼りなさい。そうすれば上手くいくが、だからと言って調子に乗ってはダメ』とおみくじに書かれていました。それを読んだ瞬間、これはきっとアカデミー賞の司会のことだと思いました」と笑いを誘いつつ、「西田さんに頼りながら、調子に乗らず、受賞者の皆さんに粗相がないように務めていきたいと思います」と自戒していた。そんな安藤について西田は「安藤さんは大きなキャパシティーを持っている女優さん。そういった意味でこれからの安藤さんの天才的な表現術がどこで醸成してきたのか司会をしながら探っていきたいと思います」と期待感。西田の言葉に笑顔を見せた安藤は「1年間この司会のことを考えていて、とにかく沢山の映画を劇場で見ようと思い、沢山の映画を見て楽しませていただきました。そんなすごい方々と一気にお会い出来る機会はないので、イチ映画ファンとしてもその空気を堪能したいと思っています」と授賞式が待ち遠しい様子だった。○『第40回日本アカデミー賞』の主な受賞作品・受賞者(50音順)※作品名は対象作品優秀作品賞『怒り』『家族はつらいよ』『シン・ゴジラ』『湯を沸かすほどの熱い愛』『64-ロクヨン-前編』優秀アニメーション作品賞『君の名は。』『聲の形』『この世界の片隅に』『ルドルフとイッパイアッテナ』『ONE PIECE FILM GOLD』優秀監督賞庵野秀明(総監督)/樋口真嗣(監督)『シン・ゴジラ』新海誠『君の名は。』瀬々敬久『64-ロクヨン-前編』中野量太『湯を沸かすほどの熱い愛』李相日『怒り』優秀主演男優賞綾野剛『日本で一番悪い奴ら』岡田准一『海賊とよばれた男』佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』長谷川博己『シン・ゴジラ』松山ケンイチ『聖の青春』優秀助演男優賞竹原ピストル『永い言い訳』妻夫木聡『怒り』東出昌大『聖の青春』森山未來『怒り』リリー・フランキー『SCOOP!』優秀主演女優賞大竹しのぶ『後妻業の女』黒木華『リップヴァンウィンクルの花嫁』広瀬すず『ちはやふる-上の句-』宮崎あおい『怒り』宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』優秀助演女優賞石原さとみ『シン・ゴジラ』市川実日子『シン・ゴジラ』杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』広瀬すず『怒り』宮崎あおい『バースデーカード』新人俳優賞杉咲花『湯を沸かすほどの熱い愛』高畑充希『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』橋本環奈『セーラー服と機関銃-卒業-』岩田剛典『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』坂口健太郎『64-ロクヨン-前編』『64-ロクヨン-後編』佐久本宝『怒り』千葉雄大『殿、利息でござる!』真剣佑『ちはやふる-上の句-』『ちはやふる-下の句-』
2017年01月16日フランスの劇作家ジャン・ラシーヌによる名作古典劇『フェードル』が、大竹しのぶ主演、栗山民也演出で2017年春、新たに構築される。古代ギリシャ詩人エウリピデスの悲劇『ヒッポリュトス』ほかから題材を得て創作された物語では、主人公フェードルの罪深い恋心を発端に、人間たちの疑惑、嫉妬、策略といった激情のうごめく様が、強靭で美しい言葉の応酬によって描かれていく。演出の栗山は「古典に惹かれるのは、今の演劇の言葉の力が弱くなっていると感じるから」と語り出した。本作へのこだわりは、20数年前にアヴィニヨン演劇祭で出会った舞台から始まっていたという。舞台『フェードル』チケット情報「その『フェードル』を観て、まんまとやられた!と感じたんです。それは、“劇作家の書いた言葉を、俳優が声にして表す”という作業が実に素晴らしい形で成し遂げられていたから。ラシーヌ作品の特徴である、アレクサンドラン(一行を12音節で成す韻律)で書かれた力のある言葉たちを、中には気持ちよく歌ってしまう俳優もいる。でも、その音韻に従いながらも、より人間性を表明していける俳優は当然評価されるし、見ていてわかるものです。今回、その“力を持った言葉”のハードルを飛び越えることで、もう一度、演劇とは何だろうということを見つめてみたいと思ったんですね」音楽劇『ピアフ』ほかで何度もタッグを組んでいる大竹については、『ピアフ』を構築している最中にも「この顔はフェードルだな。フェードルのあの台詞を言ったらピッタリだろうな」と感じていたそうだ。フェードルが恋心を燃やす相手、継子のイッポリット役・平岳大を「古典的なたたずまいを持った俳優。この芝居には立ち姿の美しさ、風格が必要」と評し、イッポリットの愛を受ける敵国の王女アリシー役・門脇麦には「鋭さがあってアウトサイダーな匂いのするところが面白い」と期待をかける。層のある言葉に立ち向かう出演陣に望むのは、何よりも声の確かさだ。「これは告白の物語なんです。誰もが告白し始めたら、とにかく長い(笑)。現代劇ならこんなにくどくどとしゃべらないけれど、でもそれが美しい。ものすごく透明でピュアなところから始まり、どんどん狂気に変わっていく。あきらかにこの作品は等身大では演じられません。それでも同じ人間ならば、どこか自分たちの眠っている感性の中に、役と同じものをみつけられるかもしれない。芸術の世界はそういうものでしょう。到達なんてし得ないし、し得なくていいと思う。欲望を持って探っていく作業が重要なのですから」濃密な探求から立ち上がるドラマ、その熱風を早くも感じずにはいられない。「僕にだって作品の全部はわからない。だけどものすごい魅力のある、読んでいてドキドキする作品です。これが俳優の声になった時、もっとすごいものに生まれ変わるだろうな。早く稽古で本読みをやりたいですね」公演は4月8日(土)から30日(日)まで東京・シアターコクーンにて。その後、新潟、愛知、兵庫を巡演。チケットの一般発売は1月21日(土)午前10時より。取材・文上野紀子
2017年01月06日今年の『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)では、白組司会が相葉雅紀ということもあり、嵐のメンバーが、それぞれにゆかりのある出場歌手の歌唱時に登場する予定だ。30日に東京・渋谷のNHKホールで行われたリハーサルでは、大竹しのぶの元に、プライベートでも親交がある松本潤が登場。初出場の大竹が、普段の静かなしゃべり方からは想像できない迫力で「愛の讃歌」を披露し終えると、松本が駆けつけ、「本当に初めて(の紅白)ですか!? すごい貫禄ですよ」と驚く。それを受けて、大竹は照れながら、思わず松本の肩をたたき、仲の良さを見せていた。THE YELLOW MONKEYの出番では、昔から曲をよく聞いているという櫻井翔が。相葉から「どうですか? THE YELLOW MONKEYの魅力は」と質問されると、櫻井は「いや、ちょっと(回答は)本番に回します。恥ずかしいから」と、本人たちを目の前にして謙そんしたが、その後の「JAM」の演奏中、ドラムのリズムをとってノリノリだった。
2016年12月30日女優の大竹しのぶが29日、東京・渋谷のNHKホールで『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、本番さながら感情を込めてエディット・ピアフの「愛の賛歌」を熱唱した。紅白に出場するのは今回が初。マイクの前に立っての「お願いします」はいつもの調子だが、ひと度歌い始めると表情が一変。2度の歌唱も感情を振り絞り、目を潤ませながら歌い上げた。リハーサルを終え、報道陣の取材に応じた大竹は「反響があった」と紅白出場が発表された当時の反応を回顧。最初は「なんで私が」という戸惑いもあったが、LINEやメールで69件も祝福の声が届き、「がんばらなくちゃ」という前向きな気持ちに。娘のIMALUは「すごい!」と驚いていたそうだが、元夫・明石家さんまからは連絡がなかったと明かして苦笑いを浮かべ、報道陣の笑いを誘った。また、リハーサル中の心境を聞かれ、「ピアフの気持ちを素直に伝えたい。ただ、そのことだけを」と説明。感極まったことについては、「愛する人が亡くなった時の芝居とリンクします。それでも強く生きていかないといけないという思いで歌いました」「芝居として歌うのか自分として歌うのか分からなくなっちゃった」と打ち明けていた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」。紅組司会を有村架純、白組司会を嵐の相葉雅紀、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。出場歌手は紅組23組、白組23組の合計46組。昨年は紅組が4年ぶりに勝利し、通算成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日「嵐」相葉雅紀と女優の有村架純が司会を務め、宇多田ヒカルをはじめ「KinKi Kids」「RADWIMPS」「THE YELLOW MONKEY」らが初出場する「第67回NHK紅白歌合戦」。この度、注目の全出場歌手の曲目が発表された。年末の風物詩である「NHK紅白歌合戦」。2016年大晦日放送の「第67回NHK紅白歌合戦」ではテーマに「夢を歌おう」を掲げ、オリンピックイヤーを目前にした2019年「第70回紅白歌合戦」までの4年間、オリンピック・パラリンピック開催までの歩みを「歌の力」で応援していくという。今年の初出場には、大竹しのぶ、「欅坂46」、「PUFFY」、桐谷健太らの面々が並び、スペシャルゲストとしてタモリとマツコ・デラックスも出演が決定している。この度、各出演歌手の曲目が発表。紅組の初出場の宇多田さんは、高畑充希主演朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌に起用された「花束を君に」。「欅坂46」はデビュー曲の「サイレントマジョリティー」。「Perfume」は、広瀬すずや野村周平、真剣佑で映画化された『ちはやふる』の主題歌「FLASH」。白組の初出場歌手・桐谷さんは、au「三太郎シリーズ」CMで“浦ちゃん”として披露し一躍脚光を浴びた「海の声~みんなの海の声バージョン~」。「THE YELLOW MONKEY」は大ヒット曲の「JAM」。星野源は、新垣結衣と“ムズキュン”ストーリーを展開したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌で、エンディングで流れるダンス映像が大ブームを巻き起こしている「恋」。「KinKi Kids」は、デビュー曲であり、その後全シングルリリースが第1位を記録する伝説の幕開けとなった色褪せない名曲「硝子の少年」。「RADWIMPS」は、新海誠監督最新作にして、国内の大ヒットに留まらず、海外でも着実に興行収入を伸ばし、海外映画祭でも高い評価を受ける『君の名は。』で知られる「前前前世 [original ver.]」を、それぞれ披露する。「第67回NHK紅白歌合戦」は12月31日(土)19時15分~NHK総合、ラジオ第1にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日タレントのIMALUが、きょう30日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』(毎週水曜19:00~19:56)に登場。初恋&初チューの相手だった幼稚園時代の同級生の現在が明らかになる。有名人の同級生の今を取材する同番組。明石家さんま&大竹しのぶの娘であるIMALUは、世田谷区立の幼稚園、小学校を卒業、私立中学校へ進学し、カナダのオークベイハイスクールに進学したが、今回は幼稚園・小・中・高校の卒業アルバムを見ながら、18人の名前を挙げる。そんな中から、両思いだった初恋相手とは、みんなの前で堂々とチューを繰り返していたと告白。おしくらまんじゅうをしていたときも、卒園式でもチューをしていたという。しかし、その卒園式以来会っておらず、どこの学校に進学したかさえ知らないというIMALU。番組が取材すると、27歳の大人に成長していた彼は、IMALUも驚くの立派な職業についていた。しかし、驚愕の事実が彼の口から判明し、IMALUは思わず肩を落とすほどの衝撃を受けてしまう。
2016年11月30日『第67回紅白歌合戦』の出場者が発表されましたが、大御所の和田アキ子さんが落選し通算40回目の出場を逃すなど波乱の人選となっています。一方、10組のアーティストが初出場を決めており、今までとは違った紅白を見ることができると期待する声も聞かれます。活動休止から復活し大きな活躍を見せた宇多田ヒカルさんや、映画『君の名は。』の主題歌を務めたRADWIMPSなど実力派と言われる人がいますが、反面、出場する理由がわからないと思われる人もいるのではないでしょうか。そこで、パピマミ読者のみなさまに「なぜ紅白に出場するのかわからないアーティストは?」 というアンケートを実施しましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います!●なぜ紅白に出場するのかわからないアーティストは?・1位:大竹しのぶ……36%(288人)・2位:RADIO FISH(PERFECT HUMAN)……11%(92人)・3位:PUFFY……8%(63人)・4位:欅坂46……7%(59人)・5位:Sexy Zone……7%(55人)・同率6位:郷ひろみ……4%(33人)・同率6位:AAA……4%(33人)・8位:桐谷健太……3%(28人)・9位:天童よしみ……3%(22人)・10位:五木ひろし……3%(21人)・10位:E-girls……2%(20人)※11位以下は省略※有効回答者数:801人/集計期間:2016年11月25日〜2016年11月28日(パピマミ調べ)●第1位:大竹しのぶ最も多くの票を獲得したのは『大竹しのぶ』さんで、36%(288人)でした。『歌を歌う人だって知らなかった。持ち歌とかあるのかな?』(20代女性/大学生)『実力のある女優さんだし、ステージの上では素晴らしい歌声を披露してくれるのかもしれないけど、何を歌うのか分からないような人をわざわざ出す意味はあるのかと思ってしまいます』(40代男性/製造業)紅白初出場となった大竹しのぶさんが、2位を大きく引き離して1位という結果に。言わずと知れた大女優で、紅白では審査員を務めたこともある大竹さんの出場 に、驚きを感じた人も多いはずです。しかし、これまで多くのシングル曲やアルバムを発表しており、ミュージカルなどで歌声を披露することもあるなど、その歌唱力や表現力には定評があります。世間が持つ疑問の声をはねのけ、新たな一面を見せてほしいものですね。●第2位:RADIO FISH(PERFECT HUMAN)2位にランクインしたのは『RADIO FISH』で、11%(92人)でした。『あれは音楽じゃなくてネタでしょ?面白くないし紅白は場違い』(30代男性/営業)『最近の曲は何が良いのかよくわかりませんが、この人たちは特によくわかりません』(40代女性/主婦)武勇伝ネタで大ブレイクしたオリエンタルラジオの2人が率いるダンス&ボーカルユニットの『RADIO FISH』。リズムネタを得意としていた2人でしたが、2015年にテレビ初披露した曲『PERFECT HUMAN』が話題を呼び、2016年にはお笑い番組にとどまらず数々の音楽番組にも出演を果たしました。2016年だけで2枚のアルバムをリリースし、ワンマンライブまで開催。日本有線大賞・有線話題賞を受賞する にいたっています。ネタとして披露したことから、“歌ネタ”として認識している人も多いようで、紅白の場で歌う“音楽”としては疑問が残ると思われているのかもしれません。しかし、楽曲のクオリティやキレのあるダンスなどその完成度の高さは誰もが認めるところ。観客を味方につけることができるか がカギとなりそうです。●第3位:PUFFY3位にランクインしたのは『PUFFY』で、8%(63人)でした。『知ってるし好きだけど、今さら感があるというか……。PUFFYでなくちゃいけない理由がわからない』(40代女性/事務)『単なる懐メロじゃないですか?初出場のフレッシュさもないし、疑問を感じますね』(30代女性/編集者)1996年に、奥田民生さんプロデュースのもと『アジアの純真』でデビューしたPUFFY。活動20周年を迎えたということはあるものの、「なんで今さら」という印象を持つ人は少なくないようです。しかし、日本にとどまらず海外での活動も精力的に行っており、その活躍は広く認められているところ。国内でも多くのアーティストから楽曲提供を受ける など、2人のキャラクターや歌唱力は評価されていると言えます。良くも悪くも紅白っぽさがない2人ですが、大みそかの舞台に新たな風を吹き込むことはできるのでしょうか。----------いかがでしたか?歌手活動以外に本業がある人が上位になるという結果になりましたが、それがかえって不思議な魅力を見せる こともあるかもしれません。視聴率の低下や見どころ不足が叫ばれるなか、テコ入れして注目を集めたいという狙いもあるはず。果たして、2016年を締めくくる今年の紅白は、どのような姿を見せてくれるのでしょうか。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜18位)】なぜ紅白に出場するのかわからないアーティストは?()●文/ぶるーす(芸能ライター)
2016年11月29日「泣き顔を見せない」「ファンから写真を頼まれたら断らない」など、数々の都市伝説を持つ明石家さんま。今回はそんなさんまさんに自身初となるロングインタビューを敢行し、その真相を“NGなし”で答えてもらうという番組「誰も知らない明石家さんま 初のロングインタビューで解禁!」が、11月26日(土)今夜放送される。本番組は、昨年放送された特番の第2弾。さんまさん本人が「個性が死んじゃう!」と言われるほど、意外な一面が見られる内容となっているという。今回その中で「共演NGと噂される人物」として、24年ぶりの共演となる元アイドルの田村英里子や、東京都知事・小池百合子などが登場し、その真相に迫る。ハリウッドを拠点に活動し、人気ドラマ「HEROES」で一躍世界的に有名になった田村さんが、いまから24年前、さんまさん司会の番組に出演したときのこと。自身のCDを告知しようとしたところ、持っていたCDにさんまさんの手が当たりCDが落下。さらに、冗談でCDをワザと落としてみせ、傷ついた田村さんは本番中にもかかわらずステージの上で泣いてしまう。その後渡米し、以来24年間共演がなかった。そして今回、久々に日本に緊急帰国し、スタジオに登場。当時をふり返りさんまさんは、落としたCDを実は自腹で買い取った、という真実も明らかにされる。そのほか番組では、人生初のロングインタビューで、“さんまに聞きたい12に質問”に本気で回答!「なぜIMALUと共演しないのか?」「本気で再婚を考えた相手はいる?」「仲がいいのに、なぜ大竹しのぶと別れた?」など、今夜初めて明かされる真実も披露される。「誰も知らない明石家さんま 初のロングインタビューで解禁!」は11月26日(土)19時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年11月26日お笑いタレントの明石家さんまが、きょう26日(19:00~20:54)に放送される日本テレビ系バラエティ特番『誰も知らない明石家さんま 初のロングインタビューで解禁!』で、共演NGとウワサされた元アイドルの田村英里子と、24年ぶりに共演する。この番組は、「泣き顔を見せない」「ファンから写真を頼まれたら断らない」など、さんまにまつわる数々の都市伝説を、本人へのロングインタビューで"NGなし"で答えてもらうというもの。田村は24年前、さんま司会の番組に出演し、自身のCDを告知しようとしたところ、持っていたCDにさんまの手が当たり、CDが落下。これを気に入ったさんまは、冗談でわざとCDを落としてみせるが、傷ついた田村は本番中にもかかわらず、ステージの上で泣いてしまった。その後、田村はさんまから逃げるように渡米し、ハリウッドを拠点に活動すると、ドラマ『HEROES』で一躍世界的に有名な女優に成長。今回、久々に日本に帰国してスタジオに登場し、さんまと24年ぶりの対面すると、当時CDを何度も落としてみせたさんまに「そこまでやらなくてもいいのに…」と思い、泣いてしまったと明かす。一方のさんまは、落としたCDを自腹で買い取っていたという真実を明らかにする。番組では、他にもさまざまな質問をさんまに直撃。「なぜIMALUと共演しないのか?」「一番出演してみたい番組は?」「本気で再婚を考えた相手はいる?」「漫才師に生まれ変わってM-1に出るなら誰と組む?」「共演NGの人はいる?「仲がいいのに、なぜ大竹しのぶと別れた?」「一番美しいと思った女優は?」「マイベストシーンは?」といった質問に答えていく。ゲストには、勝地涼、後藤輝基、指原莉乃、長谷川潤、藤田ニコル、東野幸治、ぺこ&りゅうちぇる、渡辺直美、渡部建が出演する。
2016年11月26日今年もおおみそかの夜に放送される「NHK紅白歌合戦」の出場歌手が11月24日(木)に発表された。初出場歌手は、紅組は市川由紀乃 、今年アーティスト活動を再開した宇多田ヒカル、主演映画『後妻業の女』が8月に公開された大竹しのぶ、「欅坂46」、「PUFFY」。白組はauテレビCM「三太郎シリーズ」で“浦ちゃん”のキャラクターでもお馴染みの桐谷健太、デビュー20周年にして初出場の「KinKi Kids」、2004年解散、今年再結成された「THE YELLOW MONKEY」、新海誠監督作の大ヒットアニメーション映画『君の名は。』主題歌でも注目を集めた「RADWIMPS」、そして「RADIO FISH」。さらに、多数のジャニーズ事務所所属グループが名前を連ねるなか、兼ねてより出場を期待されていた「SMAP」の名はない。全出場歌手は以下の通り。■紅組50音順()内は出場回数AI(2)絢香 (8)「E-girls」 (4)「いきものがかり」 (9)石川さゆり (39)市川由紀乃 (初)宇多田ヒカル (初)「AKB48」 (9)大竹しのぶ (初)「欅坂46」 (初)香西かおり (19)坂本冬美 (28)椎名林檎 (4)島津亜矢 (3)高橋真梨子 (4)天童よしみ (21)西野カナ (7)「乃木坂46」 (2)「PUFFY」 (初)「Perfume」 (9)松田聖子 (20)水森かおり (14)miwa (4)■白組50音順()内は出場回数「嵐」(8)五木ひろし (46)「X JAPAN」 (7)「関ジャニ∞」 (5)桐谷健太 (初)「KinKi Kids」 (初)郷ひろみ (29)「三代目 J Soul Brothers」 (5)「THE YELLOW MONKEY」 (初)「SEKAI NO OWARI」 (3)「Sexy Zone」 (4)「TOKIO」 (23)「AAA」 (7)氷川きよし (17)「V6」 (3)福田こうへい (3)福山雅治 (9)星野源 (2)三山ひろし (2)山内惠介 (2)「ゆず」 (7)「RADWIMPS」 (初)「RADIOFISH」 (初)「第67回NHK紅白歌合戦」は12月31日(土)19時15分~NHK総合、ラジオ第1にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年11月24日女優の大竹しのぶが24日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた第67回紅白歌合戦(12月31日 19:15~23:45)の出場発表記者会見にビデオメッセージを寄せた。初出場となる大竹は「この世界に入って47年、紅白に初めて出場することになりました。私自身が一番驚いております」とコメント。「歌は大好きで舞台の上でもCDとか、いろいろと歌う機会を与えていただいて、歌で紅白歌合戦に出られるとは本当に夢のような気持ちです」と喜びを表した。大竹は、同番組について「審査員席に座ったことはある」と振り返り、「最初の審査員席に座った時にどちらが勝つと思いますかと聞かれて『どちらでもいいです』と答えた記憶があるんですけど」とエピソードを披露。「みんなが一生懸命歌っている姿を見て、どちらにも勝たせたいというのを間違えて、『どっちでもいいです』と言ったのが18歳の時でした」と、思い出を語った。同局制作部エンターテインメント番組部 矢島良プロデューサーは、大竹の出場理由について、NHKの音楽番組『うたコン』(毎週火曜 19:30~)への出演、歌手・中島みゆきのカバーライブや、舞台『ピアフ』でエディット・ピアフ役として披露した歌の実力などを挙げる。「女優さんとしても素晴らしいし、歌い手としての存在感も素晴らしい」と絶賛した。『第67回NHK紅白歌合戦』出場歌手(五十音順、カッコ内は出場回数)●紅組AI(2)、絢香(8)、E-girls(4)、いきものがかり(9)、石川さゆり(39)、市川由紀乃(初)、宇多田ヒカル(初)、AKB48(9)、大竹しのぶ(初)、欅坂46(初)、香西かおり(19)、坂本冬美(28)、椎名林檎(4)、島津亜矢(3)、高橋真梨子(4)、天童よしみ(21)、西野カナ(7)、乃木坂46(2)、PUFFY(初)、Perfume(9)、松田聖子(20)、水森かおり(14)、miwa(4)●白組嵐(8)、五木ひろし(46)、X JAPAN(7)、関ジャニ∞(5)、桐谷健太(初)、KinKi Kids(初)、郷ひろみ(29)、三代目 J Soul Brothers(5)、THE YELLOW MONKEY(初)、SEKAI NO OWARI(3)、Sexy Zone(4)、TOKIO(23)、AAA(7)、氷川きよし(17)、V6(3)、福田こうへい(3)、福山雅治(9)、星野源(2)、三山ひろし(2)、山内惠介(2)、ゆず(7) 、RADWIMPS(初)、RADIO FISH(初)
2016年11月24日俳優・平岳大と門脇麦が大竹しのぶ主演舞台『フェードル』に出演することが25日、わかった。同作はフランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、古代ギリシャの三代詩人エウリピデスのギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材を得て作り上げた作品。王の妻・フェードル(大竹)が義理の息子・イッポリット(平)に恋してしまったことから起こる悲劇を描く。栗山民也が演出を務める。23日に急逝した俳優の平幹二朗さんの息子である平。「『あの芝居いつかやりたいなあ』と思ってるうちに時間だけが過ぎ去ってしまい、気づくともう自分が対象年齢からはみ出している。そんなことは役者にとって日常茶飯事だ」と持論を語りつつ、「奇跡が起こり、このわたしにも王子の役が舞い込んでくる事がある」と喜びを綴った。そして「しかも母親フェードルは大竹しのぶさんだ。もう死に物狂いでやるしかない」と決意を表した。また「いつか思い切り古典作品に浸りたい、挑戦したいとずっと思っていました」という門脇は、「まさか栗山さん大竹さんはじめとする憧れの方々とご一緒出来るなんて!」と豪華メンバーに驚きの様子。「必死に食らいつきながら、先輩方から色々なことを学び、素敵な舞台になる様全力を尽くします」と熱く語った。同作にはほかに谷田歩、斉藤まりえ、藤井咲有里、キムラ緑子、今井清隆が出演。2017年4月8日~30日、Bunkamuraシアターコクーンにて上演される。
2016年10月25日佳境を迎えた大河ドラマ「真田丸」とともに、先週9月22日(木・祝)より全国公開され、話題を集める『真田十勇士』。本作で印象的な衣装の数々を手がけた、黒澤明監督の長女である黒澤和子によるデザイン画の数々が、いち早くシネマカフェに到着した。本作は、“天下一の名将・真田幸村の伝説は、実は猿飛佐助に仕組まれたものだった!”という大胆な発想をもとに、壮大な世界観とアクション、濃密な人間ドラマを描ききる新たな時代劇エンターテインメント。関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前にした徳川家康と、復権を狙う豊臣家の対立を背景に、“天下に並ぶ者なし”の名将・真田幸村の実像(?)と猿飛佐助や霧隠才蔵ら“十勇士”の活躍を描き出す。総勢500名以上のエキストラが参加した広大な土地での大規模ロケや、大阪城、出城・真田丸の巨大なセット。そして、役者が体当たりで挑んだアクションは、ハリウッド大作も負けず劣らずの臨場感で早くも話題を呼んでいる。そんな本作で、縦横無尽に動き回る猿飛佐助役の中村勘九郎ら超豪華キャスト陣を華やかに彩るのが、黒澤和子が手掛けた色鮮やかな衣装たち。黒澤さんは、1988年から“黒澤組”の衣装を担当するようになり、90年『夢』で衣装手伝い、『八月の狂詩曲』(’91)、『まあだだよ』(’93)、さらに山田洋次監督『たそがれ清兵衛』(’02)、フランソワ・ジラール監督『シルク』(’07)、北野武監督『アウトレイジビヨンド』(’12)、三谷幸喜監督『清須会議』(’13)、是枝裕和監督『そして父になる』(’13)などの衣装を手がけ、世界的にも高い評価を集めてきた。最近では、大人気連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の衣装監修も担当している。本作では、真田の家紋としてお馴染み「六文銭」が入った佐助の真っ赤な甲冑をはじめ、くノ一の火垂(大島優子)が身に着けている青い衣装や、淀殿(大竹しのぶ)の絢爛豪華な着物など、彼女の手掛けた衣装の数々は、身にまとった個性的なキャラクターたちをより魅力あるものにしている。目にも楽しい衣装の数々にもぜひ注目してみて。『真田十勇士』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月26日俳優の本木雅弘が、10月7日(21:00~22:52)に放送される関西テレビ・フジテレビ系バラエティ特番『さんまのまんま 秋の夜長に旬なあの人たちが勢揃いSP』に出演し、アイドル時代の自らの態度を反省する。本木は『さんまのまんま』に28年ぶりの登場。先にゲスト出演していたレスリングの吉田沙保里選手に、来て早々「ネイルがすてきですね」とほめ、メロメロにさせる。20代の頃にアイドルとして活動していた本木は当時、今田耕司や東野幸治らと関西の番組に出演。この収録は完全にアウェイだったと言い、「お互いに相当嫌な思いをした。私も相当失礼な振る舞いをしていたと思う」と振り返る。そして最近になり、当時の構成作家がラジオ番組で、本木を「腹が立ったアイドル」と話題にしていたことを知ったそうだが、意外にもその構成作家に謝ったという。また、義理の父母が内田裕也・樹木希林夫妻という本木は、別居しながら夫婦を続ける2人の不思議な関係を例に挙げ、「さんまさんが大竹しのぶさんと離婚した後も、誰とも再婚しないのは、やっぱり大竹さんは別格だからなんですか?」と直球質問する。この日の放送では他にも、古舘伊知郎、吉田沙保里、土性沙羅、栄和人(日本レスリング協会 全体強化委員長)、相楽樹、杉咲花が出演する。
2016年09月24日公開初日を迎えた映画『真田十勇士』の舞台あいさつが22日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、主演の中村勘九郎をはじめ、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、加藤雅也、大竹しのぶ、堤幸彦監督が出席した。激しい雨が降りしきる中、多くの観客が来場して初日舞台あいさつが行われたこの日は、壇上に中村勘九郎らキャスト陣と堤幸彦監督が勢揃いし、主演の中村が「今日は雨の中、沢山の方にお越しいただきましてありがとうございます。いよいよ今日から公開されますが、本当にこのメンバーで『真田十勇士』が撮れたことを誇りに思います。本当に大勢の方が来てくださったことがうれしいです」と感謝の言葉を述べた。大島も「男の生き様を見ていただきたいと思います。真田十勇士が本当に格好良くて、堤監督のすべてを詰め込んだ作品となっております。もっともっとたくさんの方に見ていただきたいので、近所の方やご友人の方にお伝え下さい」とアピールし、堤監督も「舞台から始まって、ここまで来れたことを幸せに思います。今同時に『真田十勇士』の舞台もやっております。違うベクトルでやっていますが、舞台を見た後に映画を見るのもいいし、映画を見た後に舞台を見てもいいし、それぞれご覧になっても相当面白い作品になっていると自負していますので、広まっていければと思っています」と自信を見せた。劇中では、猿飛佐助(中村)ら真田十勇士の活躍のほかに、火垂(大島)が霧隠才蔵(松坂桃李)に密かに思いを寄せるシーンや、淀殿(大竹)の真田幸村(加藤)への好意も描いている。これにちなみ、「キャストの中で魅力的だったのは?」という質問に、期待する男性陣をよそに、大竹しのぶと回答した大島。その理由として「ご一緒できてすごくうれしかったんです。本当に幸せな時間でした。目の前で大竹さんの寝ている姿を見入っていて、寝顔をずっと観察している時間が楽しかったです」と明かすと、大竹は「すごくうれしいです。最初は怖がっているのかなと思ったら、初日から色々とお話ができてすごく仲良くなれましたよね」と笑顔だった。舞台版と同時期に公開される本作は、2014年に上映された堤幸彦演出、中村勘九郎主演の舞台『真田十勇士』の劇場版。戦国末期を駆け抜けた真田幸村と彼を支える真田十勇士の活躍を描く。
2016年09月23日【ママからのご相談】はじめまして!昨日、『君の名は。』という映画を観てきました。実は最近中2の娘とうまくいっておらず、会話もほとんどありません。その娘がお友達と3回も観に行っていて、何が娘をそんなに感動させたのか知りたくて、主人と2人で観てきました。娘のことは誰よりも理解していたつもりでしたが、そうでもないかもしれない。だから娘とギクシャクしているのかもしれない。映画を観ながら今までの娘との葛藤を振り返り、そう思い始めています。それで、映画の主題歌を歌っているRADWIMPSというバンド。娘はそもそもこのバンドが好きで映画に行ったようなのですが、CDについている歌詞を見てみると、独特な感じで理屈っぽいものもあって、ちょっと驚きました。日ごろアイドルのおっかけをやっている私にとっては、なかなかハードルの高そうな感じです。このままではさらに娘にバカにされそうなので……少しおばさんにも分かりやすく教えていただければと思います。目次 『RADWIMPS』が思春期の感性に響く4つの理由理由その1:『RADWIMPS』というバンド名に込められた“矛盾の共存”理由その2:カッコつけないカッコ良さ。常に未開拓の地を行く野田洋次郎さんのキャラクター理由その3:宗教、性、悪。大人が誤魔化すタブーにも静かに切り込む潔さ理由その4:テレビ露出は控えめでも、才能は超一流音楽の中に、子どもの苦悩を知るヒントがあるかも?●A. 『RADWIMPS』が思春期の感性に響く4つの理由こんにちは。同じく『君の名は。』観ました!ライターの月極姫です。『RADWIMPS』が思春期の感性に響く4つの理由をご紹介します。●理由その1:『RADWIMPS』というバンド名に込められた“矛盾の共存”挿入歌4曲及び劇伴22曲すべて『RADWIMPS』(以下、RAD)によるものということで、私も音楽目当てで観に行ったクチです。しかし絵もきれいで、単なるラブストーリーに留まらず、もう一度観に行きたいほど楽しめました。もともと新海誠監督がRADの大ファンだったところから話が進み、音楽担当が決まったようですね。『RADWIMP(ラッドウィンプス)』は2005年にデビューしたロックバンド。今年初めてテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』に出演するなど、テレビでの露出がほとんどなかったこともあり、ファン層はネットでの口コミに強い10~20代の若者層が圧倒的多数です。バンド名の由来は、「すごい、強い、イケてる」という意味の「RAD」と、「弱虫、根性なし、役立たず」という意味の「WIMPS」という2つのスラングを合わせたもの。つまり、「イケてる根性なし 」「見事な役立たず 」というような、つかみどころのない造語です。ご相談者様は、歌詞に対して「理屈っぽい」という印象を持たれたようですが、RADの歌詞はよく哲学的 とか文学的 と形容されます。バンド名が示すように、さまざまな矛盾に無理やり蓋をするのではなく、ありのままに共存させているという感じでしょうか。一流の演奏技術で、脆く弱くヘタレな人物像を描き、脆弱そうなルックスで怖いくらい骨太な反骨心も歌い上げています。相反する2つの要素を見事に融合させている点、それを聴く者が無理なく理解できるよう翻訳するテクニックは見事のひと言です。「大人になりたい、でもなりたくない」「現実を見なければいけない、でも見たくない」「努力したい、でも頑張っても意味が無いような気がする」思春期とは、こんな相反する感情に苛まれることの連続。RADの音楽が、あっというまに若者たちの共感を得、伝播していったのも無理はないといえるでしょう。ともすれば、“わかりやすいキャラクター”“ステレオタイプな表現”を求めがちな私たちですが、そもそも人間とは複雑怪奇な構成体。自分の中の矛盾から目を背け始めたら、心が年老いているサインかもしれませんよ?●理由その2:カッコつけないカッコ良さ。常に未開拓の地を行く野田洋次郎さんのキャラクターボーカル、ギター、ほとんど全ての曲の作詞作曲も担当する野田洋次郎さんは、1985年7月15日生まれの31歳。180cmの長身で、幼児期から小学4年生までをアメリカで過ごし、慶應義塾大学中退という経歴の持ち主です。野田さんは一見ヒョロッとして、ちょっとボサボサの髪の毛と長身を生かした独特のファッションが印象的。細身の草食系男子に見えないこともありません。しかし、彼が作るメロディ、歌詞、映画に触れるほどに、今にも壊れそうな繊細さを、屈強な技術と精神でガッチリ支えている 正体に気が付くでしょう。二十歳そこそこで作り上げたデビューシングル『25コ目の染色体』の難解かつ人間愛に満ちた世界で早くも示した、早熟の天才ぶり。その後実力派バンドとしての地位を手堅く確立していくわけですが、1つの成功に安住したり執着したりするほどナヨいタイプでもありません。2012年にスタートしたソロプロジェクト『illion』も、「どこにも所属せずにいたい」という覚悟の現れ。『illion』の初ライブとなった『FUJI ROCK FESTIVAL ’16』直後のインタビューでも、『結局、僕はやったことがないことをやりたいし、アウェイは好きなんだろうな』『自分の根源はアウェイだと思うんです』と述べています。この“不利な状況”を恐れない姿勢は、楽曲のテーマにもよく表れています。●理由その3:宗教、性、悪。大人が誤魔化すタブーにも静かに切り込む潔さこれからRADを聴く初心者、とりわけ女性にもとっつきやすそうな楽曲を挙げるなら、『me me she』『最大公約数』『君と羊と青と』『いいんですか』『ふたりごと』などの恋愛ソング、もしくは青春っぽいさわやかさを感じさせるものがいいかもしれません。また、映画『君の名は。』の挿入歌『前前前世』『夢灯籠』『スパークル』『なんでもないや』いずれもおススメです。これらは、たとえばRADを知らないお友達とカラオケで歌っても違和感なく受け入れられることでしょう。しかし、RADの音楽はまったく違う顔も持っています。『五月の蠅』『G行為』『コンドーム』『狭心症』『おしゃかしゃま』あたりは、中にはアレルギーを起こす方もいるかもしれませんが、ぜひ聴いていただきたい曲であり、多くのファンが「一番好きな楽曲」として挙げるもの。ランキングサイト『ランキングブック』でのアンケートにおいても、『おしゃかしゃま』『五月の蠅』などは上位にランクインしています。これらのテーマとなっているのは、憎悪、性、欲望、世の中に蔓延る悪 。これらは実在するからこそ思春期の子たちは関心を抱くわけで、「うん、そういうこともあるよね」と一旦受容されれば落ち着くものを、真っ向から遮断されると暴走しかねません。子どもが答えにくい疑問をぶつけてきたとき、「そこまで深く考えなくてもいいじゃない」「怖い考えはやめなさい」「忙しいときに、何言ってるの」「目の前の現実を見て」「そんなことより○○を頑張りなさい」「子どもには関係ないから」こんなワードではぐらかしたり、いったん横に置いたまま忙殺されて忘れている、ということはありませんか?しかし、拒絶されてしまった子どもたちの「?」は、受け入れてくれる相手を求めてさまよいます。逃げることも諦めることもせず歌い上げるRADの世界によって、若者が慰められているところも大きいと思うのです。●理由その4:テレビ露出は控えめでも、才能は超一流若者のテレビ離れが進み、逆にインターネットの広告費が右肩上がりとなっている昨今。お茶の間ウケだけを狙うならまだまだテレビも有効かもしれませんが、実力のあるアーティストは必ずしもテレビでの露出を意識する必要がなくなってきた とも言えるでしょう。メンバーの意気込みと経歴も華やかで、リーダーでギター担当の桑原さんは「RADで食っていく」という覚悟で高校を中退したツワモノ。ベースの武田さんとドラムの山口さんは国立音大のジャズ科出身で、いずれも演奏のうまさでは定評があります。洗練された曲構成も玄人受けするもので、『いきものがかり』のメンバーがテレビ番組で絶賛したり、RADのツアーで共演した『Mr.Children』の桜井和寿さんがステージ上で褒めたたえたりするなど、「大物アーティストが褒めていたから」というきっかけでハマっていくファンも多いようです。また野田さんは、映画『トイレのピエタ』で、主題歌担当だけではなく主演を務め、『第39回日本アカデミー賞』の新人俳優賞を受賞しています。故・手塚治虫氏の手記を原案としたこの映画で、野田さんは突然の余命宣告を受ける売れない画家・宏を演じました。あまりに自然体すぎる朴訥な演技に賛否は分かれましたが、『Walkerプラス・ムービーウォーカー』2015年6月5日配信号のインタビューでも、下記のように語っています。**********『もともと不器用でカッコ悪い奴が好きなんです。人間らしくて、美しいなって。だから、(主人公の)宏が発する言葉で理解できないところはなかったです』**********と言うように、表情、声色、ふとした瞬間に現れる神経質そうな貧乏ゆすり、すべてが見事なまでに自然であり、杉咲花、リリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえといった錚々たる共演者に劣らない存在感を見せつけています。この映画も野田洋次郎の世界が垣間見えるので、これからRADをかじってみたいという人にはおすすめです。●音楽の中に、子どもの苦悩を知るヒントがあるかも?ご相談者様のご趣味であるアイドルのファン活動も、立派なご趣味として続けていかれてはどうでしょう?親は親、子は子で別の世界を持っているのは至極当然のこと。むしろ無理に娘さんの世界に迎合すれば良い、というものでもないと思います。とはいえ、ご相談者様が「娘にバカにされるかも」と危惧されているとおり、音楽の趣味に関しては娘さんの方がやや大人かな?という印象を受けますが(ごめんなさい!)。思春期の子どもの心が分からなくなって道に迷ったとき、ちょっと歩みを止めて、子どもが好んで聴いている音楽、観ている映画、読んでいる本に触れてみる ことをお勧めします。肉親だからこそ直接は伝えられない心の声が、そこに吐き出されている可能性は十分にあるからです。余談ですが、筆者も思春期は遠い昔の40代ですが、“Wimper”(RADファンのこと)の1人です。【参考文献】・『ぴあMUSIC COMPLEXVol.5』ぴあ株式会社・『ラリルレ論』野田洋次郎・著●ライター/月極姫(フリーライター)
2016年09月22日映画『真田十勇士』の初日舞台挨拶が9月22日(木・祝)都内にて開催され、主演の中村勘九郎、共演の松坂桃李、大島優子、大竹しのぶ、堤幸彦監督ら総勢15名が豪華登壇。大島さんと、大竹さんが、登壇者の中から“推しメン”を選んだ。同作は、天下の名将と名高い真田幸村が実は“腰抜け”だっという大胆な発想のもと、圧倒的なスケールと切れ味鋭いアクションで送るエンターテインメント。主演の中村さんが猿飛佐助役を、松坂さんが霧隠才蔵役を、大島さんが女忍者の火垂役を、大竹さんが淀殿役を担当。映画と舞台が同時期に公開&上演されるという画期的な試みもなされる。いよいよ公開日を迎えた本作。オールスターキャストと堤監督の15名が、赤い甲冑に身を包んだ真田家の家来たちを引き連れて、会場に姿を現した。当日は多くの報道陣が駆け付け、ステージに上がった松坂さんは、あまりのカメラのフラッシュの多さに「まぶしい!」と思わず悲鳴をあげていた。イベントでは、作品内容にちなんで、大竹さんと大島さんの女性キャスト2名が、イケメンそろいの登壇者の中から、“秘めたる想い”を寄せる相手を選ぶ企画が行われた。最初にマイクを持った大竹さんは、迷わず、真田幸村の息子・大助役を演じた15歳の望月歩を選択。望月さんの腕を取って、望月さんをメインステージ中央付近までエスコートした大竹さんは、「撮影のとき、もっと小さかったもん。いつの間にかこんなに大きくなっていて、凄いなと思います」と、望月さんの成長ぶりに目を見張っていた。大竹さんは続けて、望月さんに「どんな役者さんになりますか?」とインタビューを敢行。望月さんが「頑張ります!」と初々しく意気込みを語ると、会場から「かわいい!」の歓声があがっていた。続いて“推しメン”を発表することになった大島さんは、一同を見渡して、「どうしたらいいの?」と困り果てた様子。登壇者全員を一歩、ステージの前に出して、大島さん自身はその後ろを、右へ、左へとさ迷い始めた。なおも決めかねていた大島さんは、ついには、「監督、誰がいいのですか?」と堤監督のもとに駆け寄り、堤監督にアドバイスを求めた。そんなやり取りがあった末に、大島さんが選んだ“推しメン”は、なんと、大竹さん。大島さんは「撮影でご一緒できてすごく幸せな時間でした」と満面の笑みを浮かべ、「目の前で寝ている大竹さんの寝顔をずっと観察している時間が楽しかったです」とにっこり。大竹さんは「そんな褒め方があるんだ(笑)」と驚いていたが、「ありがとうございます」と大島さんの“推しメン”に選ばれ、歓喜した。一方、男性陣を代表する形でマイクを持った松坂さんは、「我々はドキドキしっ放しでした」とこぼし、会場を盛り上げた。イベントには、中村さん、松坂さん、大島さん、大竹さん、望月さん、堤監督の他、永山絢斗、加藤雅也、加藤和樹、青木健、荒井敦史、駿河太郎、高橋光臣、石垣佑磨、村井良大が出席した。映画『真田十勇士』は、全国にて公開中。(竹内みちまろ)
2016年09月22日アクション時代劇『真田十勇士』の公開直前イベントが9月14日(水)、109シネマズ川崎で行われ、出演する大竹しのぶ(豊臣秀吉の側室・淀殿役)、大島優子(くノ一・火垂役)が出席。十勇士の“推しメン”について、トークを繰り広げた。口八丁手八丁の佐助が仲間たち=十勇士と協力し、実はヘタレだった武将・真田幸村を“真の名武将”に仕立て上げようと奮闘するアクション時代劇。映画の公開&舞台の上演(14年に上演された同名舞台の再演)を同時期に実施する。「やっぱり、松坂さん!」と松坂桃李(霧隠才蔵役)を推す大竹さんは、「カッコいいし、実際にすごくいい子ですし。それにベラベラしゃべらないから…」とさりげなく“お笑い怪獣”の前夫をチクリ。片や、大島さんは「喜怒哀楽が豊かで人間らしい」という理由で、主演の中村勘九郎(猿飛佐助役)を挙げたが、すかさず大竹さんは「でも、火垂は才蔵が好きなんでしょ?三角関係になっちゃうよ」とツッコミを入れていた。現場ではメガホンをとる堤幸彦監督のこだわりに驚かされたそうで、大竹さんは「絵コンテも『これ、おかしいんじゃない?』というくらい細かくて、合戦のシーンはみんな大変だったはず。私はずっとお城にいたから、苦労がなくて」と申し訳なさそうな表情。一方、「SPEC」シリーズや「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」で堤監督とタッグを組んでいる大島さんは、「堤監督、よくやるなあーって(笑)。時代劇ということもあって、セットにすごくお金がかかっていて、本当にすごいです。とても見応えがある」と感嘆の声。アクションにも挑戦し「すごく寒い時期に、すごく寒い場所での撮影でしたが、忍者役なので軽装で、着こむこともできず大変でした」とふり返った。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日直木賞作家・黒川博行による小説「後妻業」を原作に映画化した『後妻業の女』。この度、現在開催中の「第40回モントリオール世界映画祭」の“World Greats”部門にて上映され、主演の大竹しのぶと鶴橋康夫監督が登壇した。今回、大竹さんと鶴橋監督は8月30日(現地時間)の公式上映に合わせて現地入りし、上映に先駆けてモントリオール市内各所を巡った。旧市街のメインストリートであり、モントリオールで最も古い路地の1つであるサン・ポール通りや、旧市街最大の見どころであるノートルダム大聖堂を訪れた大竹さんは、「モントリオールは初めて来ましたが、ヨーロッパ的で綺麗な街ですね。食べ物もおいしいし、人も親切だし、もっとゆっくり滞在したい…」と満喫していた様子。また映画祭を前にして大竹さんは、「どんな方々が観にいらっしゃるのかとても楽しみです。笑いの中に怖さがあるこの作品の魅力が海外の方にも伝わることを願っています」と期待も語っていた。会場となったのは、1913年に建てられた歴史ある映画館「シネマ・インペリアル」。2001年に歴史的建造物の指定を受けた本劇場にて行われた上映には、600人もの観客が来場。年配層を中心に、強くて悪い女性にスポットをあてた人間喜劇であるこの映画のテーマに興味を持った10代・20代の女性客も多く見られら。また、会場前には200人を超える列ができ、近年稀にみる長蛇の列であったとスタッフが話すほどだった。そして、上映前の舞台に登壇した鶴橋監督は「フランス語でしゃべれないのが残念です。憧れのモントリオールです。たくさんの方に来ていただいて本当にありがとうございます」と挨拶し、「大竹しのぶさんは長い間、私が一番愛している女優さんです。そんな彼女と今回この映画を作ってみました。原作はハードボイルドですが、コミカルなユーモアのある作品にしようと考えて作りました。観ていただいてどんな感想を持ったか、ぜひ聞かせてください」と続けた。また、大竹さんは冒頭をフランス語で「みなさん、こんばんは。私は大竹しのぶです」と挨拶し、続けて「ここまでしかしゃべれません」と話すと会場からは笑いが。さらに「私は(映画の中で)男の人をいっぱい騙してお金を奪う悪い女なのですが、誰もが実は、愛を求めていることを感じてもらえるととても嬉しいです。ここに来てくださった方々に感謝します」と述べた。上映中は、大竹さん演じる小夜子の台詞の度、また“小夜子”の一挙一動に笑いがおき、最後の最後まで笑いが絶えることなく終了。そして上映後は、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こっていた。今回行われた上映では、「すごく面白かったです。笑いました」「非常にドラマティックな作品」「大変素晴らしい映画」「社会風刺も盛り込まれ、すごく知性的なコメディー」などと映画自体の感想はもちろん、「大竹しのぶさんの演技が特に素晴らしかった」「大竹しのぶさんの演技が時には可愛らしく、時には憎たらしく、まさに彼女の映画だと言えると思います」「大竹しのぶさんの感情表現が見事でした」と大竹さんを絶賛する感想もたくさん寄せられ、本作が海外でも受け入れられたようだ。映画祭を終えた大竹さんは、「英語字幕なので、関西弁のニュアンスが伝わりづらいのではないか、と心配していましたが、観客の皆さんはそれを越えてよく笑ってくれました。ロビーで観終わった方々の感想も聞きましたが、なかには『癒された』と言う人もいて、なんでだろう…?」と新たな感想もあったそう。また監督も「日本とはまた違った反応、受け取り方が面白かったです。英語の字幕も新鮮でした。自分の作品に字幕が付いているというのは不思議な気分」とコメントし、「お客さんたちが笑ってくださったのがとにかく嬉しかったです。なんだか今日はともて褒められました。今度はコンペティション部門を狙って、またこの映画祭に来たいですね。主演はもちろん大竹さんです」と早くも次回作に意欲を見せている。『後妻業の女』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年09月01日直木賞作家・黒川博行氏の小説『後妻業』を映画化した本作は、病弱な資産家老人を次々とだまくらかしては莫大な財産を奪い続ける毒グモ女・武内小夜子をめぐる物語だ。毒グモ女といえばゴールデンボンバーだけど、歌に登場する毒グモ女なんて可愛いもの。あれはちょっと可愛いキャバ嬢に失恋する男の話だもんね。毒グモ女としてプロ中のプロである小夜子は、命も含めて、全部を奪うかなり怖い女だ。彼女はまず婚活パーティで「武内小夜子、63歳。若くして夫を失いました。趣味は読書と星を見上げること。尽くすタイプです」とあどけなく自己紹介。これはだましのプレリュードで、ターゲットを定めるや攻めは一気に加速。あるときはツンデレ女、あるときは世間知らずの未亡人、そしてセクシー熟女といった具合に狙った男性の好みに合わせて自由自在に変身するのだから、寂しい老年男性はもうイチコロ。ただ男をメロメロにして、結婚に持ち込んでも終わりじゃない。言葉巧みに「財産・土地家屋をすべて妻に譲る」という公正証書遺言を作らせて、あとは夫となったターゲットの死を待つ。そして、なかなか死ななかったら、それなりの手段を講じる。後妻業には協力者は必要だし、夫の遺族との確執も待ち構えている。小夜子の場合はさらに怪しい探偵との戦いも加わって、事態が紛糾!大金を手にするためとはいえ修羅場を何度も乗り越えるには度胸と図々しさが必要なのね~と観ながら小夜子リスペクト。用意周到な悪女のはずなんだけど、「男をだまして何が悪い」とばかりに開き直っているのが逆に痛快に感じもする。モラル的には遺族側に同情すべきでも、小夜子役の大竹しのぶが魅力的なので思わず彼女に感情移入するから不思議だ。タバコをぷかぷか吸いながら自分に都合のいいことばかりをまくしたてる小夜子は多分、実際にいたら相当にいけ好かない女のはず。夫の子供に高額な葬儀代を要求するわ、自分の息子に平然と「死ね」と言い放つわ。豊川悦司演じる結婚相談所所長も、相棒なのに「いちばん嫌い」と言うほど。でも大竹の天性の人たらしぶりが炸裂し、どこか憎めないというか、脆さを隠すために強面武装しているのが伝わるのだ。17歳の家出少女時代から60代までを演じてもまったく違和感がないのは大竹が童顔のせいもあるが、やはり抜群の演技力があるから。小夜子と戦う義娘役の尾野真千子をはじめ、津川雅彦や笑福亭鶴瓶、永瀬正敏といった豪華共演陣の好演も見逃せないアンサンブル映画ではあるが、大竹の吸引力はダイソンの掃除機100台に匹敵するほど。彼女なしでは成立しない、まさにハマり役だ。もちろん黒い話をコミカルにまとめ、人生の悲喜こもごもを浮かび上がらせた鶴橋康夫監督の手腕も素晴らしい。◇監督/鶴橋康夫出演/大竹しのぶ、豊川悦司、尾野真千子、長谷川京子、水川あさみ、風間俊介、余貴美子、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏ほか8月27日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開。※『anan』2016年8月31日号より。文・山縣みどり(C)2016「後妻業の女」製作委員会
2016年08月30日