婦人科系疾患の症状としては、生理痛などが挙げられます。一方で、自覚症状があまりなく、病院へ行った時に疾患が明らかになることも。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修産婦人科医:つづきレディスクリニック院長、吉岡範人。1978年生まれ。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。16年間の医局勤務中、約2年間ブリティッシュコロンビア大学へ留学しがん研究に従事。2019年につづきレディスクリニックの院長に就任。現在は産婦人科×医療脱毛で産婦人科における医療脱毛、産婦人科×訪問診療で女性がん患者さんに特化した訪問診療、産婦人科×スポーツ医学で女性スポーツ選手のサポートなどで活躍。さらに産婦人科医としてフェムテックの業界にも参入中。フリーターDさんの場合……19歳のころ生理痛がひどくなり病院へ行ったところ、皮様嚢腫が見つかりました。症状はなく、「少し痛みが軽くなれば」と思い近くのクリニックでの診察。その後、総合病院に紹介され、詳しく精密検査した結果、親指の第一関節ほどの腫瘍があり、最終的に握りこぶし2つ分の大きさまで成長しました。それでも痛みなどの症状はなかったです。どんな治療を受けましたか?手術で取り除くしかなく、予約の空きが出るまでは定期検診を受けていました。人によっては腫瘍が茎捻転を起こして緊急手術する方もいるみたいですが、私の場合幸いそのようなことはなく無事腫瘍を摘出できました。婦人科は妊婦の他に婦人系の病気の方もたくさんいるので待ち時間が長めです。また大きい病院は紹介状が必須なところも多いので、入り口はクリニックでも大丈夫です。世の女性陣へ伝えたいことは?皮様嚢腫など卵巣に関する病気は症状がないことがほとんどで、「秘密の臓器」と呼ばれています。妊娠や生理痛で受診をして発覚するケースが多く、私もその1人でした。しかし、必ず治りますし、再発率も非常に低い病気です。私も経験して以来定期検診のみですが、4年経った今も健康に過ごせています。自覚症状のない疾患もある生理痛で婦人科を受診したところ、たまたま皮様嚢腫であることがわかったDさん。Dさんは偶然発見されて手術を受けることができましたが、症状がなかなか出ない疾患があることも覚えておいた方が良いでしょう。自覚症状のない病気を早期発見して治療を受けるためにも、健康診断を定期的に受けておくと安心かもしれませんね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:つづきレディスクリニック院長、吉岡範人※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月06日今回は、かいさんちが娘のよっちゃんを「愛おしい」と感じる瞬間についてのお話です。 「愛おしい」と心から感じる瞬間は… 何年、何十年経っても、きっとこういう瞬間って思い出すんだろうなって、忘れたくないなぁとしみじみ父ちゃんです。 いつまで一緒にお風呂に入ってくれるだろうか。 いつまで抱っこさせてくれるだろうか。 毎日がかけがえのない日なんだと思わせてくれます。 著者:マンガ家・イラストレーター かいさんち
2023年04月28日皆さんは子ども連れで買い物をするとき、どんなことに気をつけますか? 今回は子ども連れの買い物中に起きたトラブルエピソードを紹介します。(イラスト/kch1012)泣き出した赤ちゃん主人公が娘と一緒にレジに並んでいたときのお話です。主人公たちの前に並んでいた女性の赤ちゃんが、突然泣き出しました。女性があやすものの、赤ちゃんは一向に泣き止まず…。すると近くにいた男子校生たちが「うるせーな」「黙らせろよそのガキ」と冷やかしはじめたのです。それを聞いた娘が…出典:lamireそんな中、娘が主人公に話しかけました。主人公は娘の呼びかけに対し「赤ちゃんの頃はみんな泣いてたんだよ!」と一言。男子校生たちはその言葉にハッとし、気まずい様子で立ち去っていきました。赤ちゃん連れは大変!赤ちゃんを連れてのお買い物は、ママさんパパさんが周りへ配慮する必要があります。しかし今回の娘さんのように、周りが温かい目で見守ってくれるとママさんたちはとても助かりますよね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年04月26日指定難病とは?種類は?どんな疾患が指定されている?厚生労働省は治療が確立されていないなど、一定の条件を満たした疾患を「難病」としています。さらにそのなかで、患者数が少ないなどプラスの要件を満たす疾患を「指定難病」としています。難病と指定難病にはどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの条件を比べることで、難病と指定難病の違いを確認していきましょう。難病の条件・治療法が確立されていない・発症の構造が明らかではない・希少な疾患である・長期の療養を必要とする指定難病の条件上記、難病の4つの条件に加えて以下の2つの条件が加わります。・患者数が一定の人数に達しないこと(現在の基準は、18万人未満あるいは人口の0.142%未満となっている)・客観的な診断基準、またはそれに準ずる基準が確立している日本の難病政策は1965年ごろから始まりました。その発端となったのが「スモン(亜急性脊髄視神経症)」という疾患です。スモンは原因不明の奇病と社会問題になり、「難病」という言葉が社会に認知されるようになりました。1972年には政府が難病対策要綱を策定。難病は以下のように定義されています。(1)原因不明、治療方針未確定であり、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない疾病(2)経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病引用:難病とは |厚生労働省政府は難病政策として「調査研究の推進」「医療施設の整備」「医療費の自己負担の解消」の3つを掲げ、研究などによる疾患の解明はもちろん、診療整備、医療費を公費負担なども目指すことになったのです。当時調査研究の対象だったのは、スモンを含む8疾患のみでした。しかし、その後疾患の数は増え続け、56疾患が特定疾患治療研究事業(医療費助成事業)の対象となったのです。2011年には対象患者数はおよそ78万人に。予算は400億円を超えました。その後、「難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)」が2014年に成立しました。これは、持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革推進に関する法律として成立したものです。その1年後、2015年に施行され、治療費の公費負担は都道府県と国が半分ずつ負担することになりました。特定疾患は、指定難病へと名称が変わり、その数は2015年から2018年で56疾患から331疾患にまで拡大したのです。2023年3月現在は338の疾患が認定されています。現在指定難病に認定されているのは338の疾患です。そのうち、患者数が多い上位5位の指定難病は以下の通り。それぞれの症状を紹介します。・潰瘍性大腸炎持続する血便、下痢、腹痛があり、発熱や体重減少、貧血などを起こすこともあります。・パーキンソン病ふるえや動作緩慢、筋固縮、転びやすいなど、体の動きに障害があらわれます。・全身性エリテマトーデス本来体を守る免疫系が自分自身を攻撃することで発熱、関節炎、湿疹などが起こります。・クローン病口から肛門までの全消化器管で炎症が起こり、下痢や腹痛、発熱、貧血、体重減少などを引き起こします。・後縦靱帯骨化症下肢の脱力やしびれなどが起き、重症になると歩行困難などの症状も出現します。指定難病医療費助成制度とは?限度額はある?助成内容、対象者、申請手続きなど指定難病医療費助成制度は、指定された疾患の医療費の自己負担分の一部を公費で負担するものです。その内容や対象となる費用、また申請手続きなどを紹介します。指定難病医療費助成制度は、指定された医療機関で行う医療費のみに適用されるものです。対象になるのは指定難病治療にかかった費用のみ。指定難病以外の疾患、たとえば風邪などの治療にかかった医療費は助成の対象にはなりません。対象となる費用・指定医療機関で難病の治療(保険診療)にかかった窓口での自己負担額・薬局(指定医療機関)での保険調剤の自己負担額・訪問看護事業者(訪問看護ステーション)を利用したときの利用者負担額など対象とならない費用・認定された難病以外の病気の医療費・指定医療機関以外の医療機関で受けた治療の医療費・入院時の食費、差額ベッド代など指定難病医療費助成制度を使う場合の医療費の自己負担上限額は、最低2,500円から最高30,000円です。全ての人が同一の限度額というわけではなく、加入している健康保険の世帯単位の市区町村民税の課税状況や申請の時期によりそれぞれ違いが発生します。ただし、人工呼吸器などの装着者の自己負担上限額は1,000円です。Upload By 発達障害のキホンまた、長い期間に渡って高額な医療必要な患者には、軽減された負担上限額が設定されています。指定難病の医療費が総額5万円を超える月が申請日の月以前の12ヶ月で既に6回以上ある患者が対象です。指定難病医療費助成制度を利用するには、以下の必要な書類を揃えて都道府県・指定都市に申請します。受付窓口は、都道府県によって異なる場合がありますので、事前の確認が必要です。Upload By 発達障害のキホン提出した書類を基に都道府県・指定都市による審査が行われるのです。症状の程度が認定基準に該当するとき、認定基準には該当しない場合でも、高額な医療の継続が必要と認められた場合に支給が認定されます。その後、特定医療費(指定難病)受給者証が交付されるという流れです。申請から医療受給者証の交付までは3ヶ月ほど。その間に指定医療機関でかかった医療費は、医療受給者証が交付された後で払戻し請求をすることができます。指定難病医療費助成制度について、よくある疑問を専門家に聞いてみました指定難病医療費助成制度について解説してきましたが、「より詳しいことを知りたい」「まだよく分からないことがある」という方も少なくないのではないでしょうか。今回は指定難病医療費助成制度についてよくある疑問を専門家に質問してみました。Q&A形式でその内容を紹介します。Q:指定難病医療費助成制度と小児慢性特定疾患の医療費助成制度の違いや関連を教えてください指定難病医療費助成制度は、「難病の患者に対する医療等に関する法律」に基づいて実施されていますが、小児の場合は、「児童福祉法」に基づいて小児慢性特定疾病の医療費助成制度が施行されています。Upload By 発達障害のキホンQ:小児慢性特定疾患は788疾患が対象ですが、指定難病医療費助成制度は338疾患です。小児のは助成対象でも、大人になって助成対象ではなくなってしまった場合、医療費の負担が大きくなってしまわないのか不安です。また、難病がありながら働けるのかも心配です。サポート体制などはあるのでしょうか指定難病のある方でも働いている方は多く、ハローワークなどで職業相談と職業紹介を実施しています。それぞれの症状や障害の特性に応じたきめ細やかな対応はもちろん、福祉や教育関連機関と連携したチーム支援により、就職の準備段階から職場定着までを一貫してサポートしています。そのほか、療養生活、日常生活の不安や相談がある場合には各都道府県にある「都道府県・指定都市難病相談支援センター」に相談をしてみましょう。参考:都道府県・指定都市難病相談支援センター一覧|難病情報センターじっくり相談に乗ってほしい、時間をかけて就職の準備を進めたいという方のために、ハローワークの障害者専門援助窓口に「難病患者就職サポーター」を配置。難病患者の就職準備のサポートはもちろん、就職した後に難病を発症した患者の総合的な就職支援なども行っています。また、地域障害者職業センターにおける職業リハビリテーションや障害に応じた委託訓練を行う機関も。希望する方は都道府県の窓口にお問合せください。まとめ今回は、「指定難病医療費助成制度」をさまざまな視点から紹介しました。難病に罹患すると、その症状に苦しむだけではなく、治療費などの負担も重くのしかかります。しかし、指定難病医療費助成制度の存在でその負担の一部が軽減され、自分の体や治療に向き合うことができるようになったという患者も多いはずです。該当するかもしれないという方は、都道府県・指定都市への申請のためにまずは主治医や、窓口に相談してみてはいかがでしょうか。
2023年03月31日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ手術後、娘にたくさんの変化が…。声が大きくなり、顔色が良くなり、呼吸が小さくなって、ミルクもちゃんと飲めるように。いよいよ退院。多くの人たちに助けられてここまで来たこと、感謝して病院を後にするのでした。■遺残短絡がある!?■元気な女の子に成長!ここまで読んでくださって本当に本当にありがとうございました!今さくちゃんは1年に1度の検査のみになりました。元気に怪獣のように成長しています!これからも精一杯生きて、泣いて笑って成長して大人になれるような、そんな未来が待っていますように。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月17日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ手術から3日後、娘の泣きっぷりに圧倒。さらに、1ヶ月ぶりにミルクを口から飲むのに一瞬で飲み終えてしまったり、初めて声を出して笑ったり、回復が見えて嬉しくなるのでした。■さまざまな良い変化が…!■退院が決まった!手術を終えてからたくさんの変化がありました。特にびっくりしたのが術後は呼吸がとても小さくなって…。それまではマラソン走ったみたいに肩が上下するほど大きな呼吸をしていたので、最初は逆に不安になりました。とうとう退院。たくさんの人に助けられてきたことに感謝しながら、今度は私が頑張る番だと思うのでした。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月16日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ娘の手術が開始。待機中、夫が「退院できたら一緒にやりたいことリストを作ろう」と言い出し、退院後の娘との未来を想像して過ごすことに。やがて手術は終わり、無事娘と生きて会うことができたのでした。■一般病棟に移り付き添いが再開■初めて声を出して笑った…!生まれたときから元気にミルクを飲んだり笑ったりしたことがなかったので、手術を終えてからは驚きの連続でした。60mlのミルクを飲むなんてすごく難しいことだったのに、手術終えてすぐでペロリと完食! 吐き戻しもありませんでした。現代の医学は本当にすごいですね!次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月15日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ手術を明日に控え、術前説明を受ける私たち。その内容やリスクは怖いものばかりで、同意書にサインするのも躊躇するほど。先生方を信じて託そうと迎えた手術当日、娘を見送りながら「生きて帰って」と祈るのだった。■時間経過が遅く感じる…■待合室の電話が…!娘の手術の間、本当に時間が長く感じて…。時計を見るたびに「まだあれから5分しか経ってないの!?」ってことを繰り返していました。そして考えても仕方がないことを悶々と考えたり…。このとき出てきた「やりたいことリスト」は、この後パパと作ってこやま家の壁にデカデカと貼っています(コロナ禍で行きたいところは全然行けてませんが…)。そして手術は無事成功しました! 本当に医療従事者の方々には感謝してもしきれません。生きて会えた、それだけでものすごくホッとしたのを今でも覚えています。今後は術後の経過について描いていきたいと思います。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月14日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ高度治療室へ面会に訪れると、娘のところに大きな人が! その人は今度手術をしてくれる先生で、「さくちゃんには苦しい思いをさせてしまって申し訳ない」と言うのだった。数日後、病院から明日手術すると連絡があり…。■手術の内容もリスクも怖い…■生きて帰ってきて…!手術直前の思いを描きました。術前説明は「最悪のケースを想定して」お医者さんは話してくれるのですが、それが怖くて怖くて。同じ病室のママからいろいろな話を聞いていたのでしっかり覚悟を決めて聞きに行きましたが、こやまは夫婦でビビりまくっていました。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月13日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ娘は肺炎にかかったことで危険な状態になったことが判明。炎症の値を見て、緊急手術をすることになる。高度治療室は付き添いができないため私は自宅で待機することになるが、家に着くといろんな思いが溢れてきて…。■あの大きな人は誰?■ついに手術が決まる…!病院の先生方は本当に優しくて子どもたち思いで…。そして入院中何度も「病院に住んでる!?」と思うくらい、先生たちは病院にいてくれました。本当に感謝しかないです。そして、次回はいよいよ手術です。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月12日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ娘のさくちゃんの様子が急変。看護師も息をのみ、すぐに担当の先生やスタッフを集める。「今すぐお父さんを呼んでください」と言われ、神様に「私と娘の心臓を取り替えてください」と願うのでした。■容態悪化の原因は…■生きてほしい…!娘の容態が急変した原因は「肺炎」でした。心疾患のある子は風邪を引くだけでも重症化すると言われていますが、肺炎までなるともう致命的でした。仰向けのまま吐いたのが原因だったようです。そして高度治療室に入ったら付添入院ができなくなり、ひとり家に帰りました(パパは自転車だったので別行動)。娘のいない家はとても寂しくていろんな思いが溢れてきました…。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月11日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ手術待ちをしながらの入院中、担当の先生が出張に出ることに。しかしその間に豪雨が降り、病院は被災してしまう。物資が届かない、病院スタッフが来れない中、娘の容態が悪化。母娘、まったく眠れないまま朝を迎え…。■娘の様子がおかしい…!■神様、お願いです…一生忘れないあの日の出来事を描きました。娘が大変なときにただ立ち尽くすことしかできなくて、あげられるものなら私の心臓をあげたいと願いました。看護師さんから言われた「お父さんを呼んでください」という言葉が、今どれほど危ない状況なのか一気に伝わってきて、とても怖かったのを覚えています。次回はこの状況に陥った理由を描きます。もう少し暗い展開が続きますが、よかったら読んでください。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月10日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ検査の結果、心臓の穴の影響で娘は肺高血圧になっていた。そこで手術のキャンセルを待ち、なるべく早く手術を受けることに。「明日も生きている娘に会いたい」と願うことしかできず、無力さを感じるのでした。■母の看護スキルがアップ!■担当の先生の不在手術待ちのときに豪雨で被災しました…。ここでは描いていないですが、親のご飯は病院から出ないのでコンビニで買っていたのですが、コンビニから商品が消え、断水し、看護師さんやお医者さんも病院に来れずてんやわんやでした。そしてそのタイミングで娘・さくちゃんの容態が悪くなり…、まさに泣きっ面に蜂。次回は決定的なことが起こった朝からのことを描きます。暗い展開が続いていますが、今は本当に元気です!次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月09日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ総合病院で診察を受け、手術予定が決まってから2週間後。娘が以前よりミルクを飲まなくなり…、不安になり病院へ連絡。入院することになってカテーテル検査を受けるが、その最中に娘の自発呼吸がなくなり…。■カテーテル検査の結果は…?■祈る気持ちで手術を待つくらーい気持ちをつらつらと描いてすみません。このときは本当にただただ自分の無力さが悲しくて…。お医者さんも必死に助けようとしてくれているけど、病床にも手術できる先生の数にも限りがあって…。でもこの状況が「生きていてくれるだけでいい」という思いを教えてくれた気がします(元気になった今だから言えますが)。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月08日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ転院先の病院へ初めて訪れた娘と私。しかし県内外から集まる小児循環器内科は患者でいっぱい…。診察してもらった医師には、この状態でこれだけミルクを飲めるのはすごい、「お母さん頑張りましたね」と褒められ…。■ミルクの量が減っていく…■それは検査中に起こった…怖いこといっぱい描いてすみません! 娘は今は元気ですのでご心配なく!最初の異変はミルクが飲めなくなったことでした。暑くなってきた時期だったので、脱水も心配で土曜日だけど電話をしました。病院にはご迷惑をおかけしましたが、このとき勇気を出して電話してよかったです。そしてカテーテル検査。ここでは描いていませんが、事前に心臓の負担を減らすため輸血などをしました。お医者さんから事前説明もしっかりあり同意書も書きました。次回は娘の呼吸が止まった理由とカテーテル検査の結果について描いていきます。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月07日娘さんが1歳10カ月のころに娘さんとお風呂に入っていたパパのお話です。何でもやりたがる時期、お風呂でおけにお湯を入れるのを手伝ってくれたのですが……そこには地獄が待っていたそうです。娘が1歳10カ月のころの話です。何でもやりたがる時期、お風呂でおけにお湯を入れるのを手伝ってくれたのですが……そこには地獄が待っていました。 お手伝いしてくれるのはうれしいけど…? 育児は忍耐だなと、改めて思い知らされました。冬場だったので寒くて地獄でした…… けど、やりたいことはできるだけやらせてあげたい♪ 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 月光もりあ
2023年03月07日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじエコー検査で穴の大きさを調べると、娘には手術が必要だとわかる。しかしこの病院では、小児の手術ができる医師がいないため転院することに。奇跡的に自宅から車で20分の病院を見つけ予約が取れるのだった。■いざ手術をする病院へ産後のメンタルはジェットコースターのように上下しますよね? 退院して実家から県外の家に戻るとき、病児と暮らすことより家事育児スキルがまだ0のパパと暮らすことが不安で不安で…。車の中で胸がギューっとなってボロボロ涙が出てきました。そして転院先の病院は大きな総合病院ですが、小児循環器科の人の多さは他科と比べて桁違いに多くて…。もともと患者数も多い中、子ども相手なので機嫌によってエコーできなかったり、採血に時間がかかったりするみたいです。■私、頑張れていたんだ…総合病院は検査も多く、そして何より待ち時間が長くて驚きました。13時に行って、帰ったのは17時…。それだけの人数を見ているお医者さんは本当に大変だと思いました。そして先生からの「頑張りましたね」の一言がすごく心に響いて…。しかし、また娘の状態が悪くなっていきます。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月06日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ救急外来で受けた検査の結果から、娘の心臓にふたつ穴が空いていることが発覚。毎日娘が死んでしまうのではないかと怖かった私は、治療という光を見つけホッとする。そしてこのまま入院することになり…。■パパに連絡しなきゃ!はじめての小児科での入院は驚きの連続でした。大人の入院とはなかなか勝手が違い、戸惑うことも多かったです。娘のさくちゃんが入院した病院では親が24時間付き添い、食事は病室でオッケーでしたが、病院によっては付き添いなしだったり、病室で食事できなかったりするようです。今はコロナのせいで付き添いやお見舞いができないなど、より大変だと思います。そして病気が見つかって、自分では冷静なつもりでしたがモヤモヤしたりしていて…。ドンと構えた強い母になりたかったのですが、なかなか気持ちに整理がつきませんでした。■元気に産めなかった…病気なのは「私にはどうすることもできなかった」とわかってはいるんですが、「妊娠初期の葉酸足りなかったかな」「仕事で無理しすぎたせいかな」と、どうしても考えてしまって…。健康に産んであげれたらこんな苦しい思いをさせずに済んだのかなと、この時娘に申し訳ない気持ちでいっぱいになった覚えがあります。そして、小児の心臓手術ができる病院がこんなに限られているなんて初めて知りました。手術した病院には県外からもたくさんの人が来ていて…、自宅近くの病院だったのは本当に奇跡でした。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月05日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ母乳外来で助産師から「呼吸の仕方が気になる」と言われ、小児科を紹介してもらう。小児科で今度は救急外来での検査を勧められ、躊躇する私に医師は「母親が気になるというのは立派な検査理由」だと言うのだった。■ついに検査の結果が…総合病院の救急外来へ行きました。さすが小児の受け入れをしているだけあって、先生もレントゲン技師さんも看護師さんもにこやかで優しくて…、想像と全然違って驚きました(怖がりすぎ)。レントゲン機器などは半分思い出で描いているので正確ではないです。でも首の座っていない赤ちゃんのレントゲンは本当に大変そうでした。■娘には心疾患がある!?とうとう病気のことが明らかになりました。でもそれがわかった時、ショックというよりはむしろホッとして…。本当に毎日このまま死なせてしまうんじゃないかという恐怖の方が大きかったのです。長々と描いていますが、実はこれ助産院に行った日と同じ日で、昼から夜までずっと病院をハシゴしていました。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月04日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ退院後、娘のさくはミルクを噴水のように吐くようになってしまう。そのせいか、病院の2週間検診に参加すると医師から体重の増え方が少ないことを指摘され、さらに「ちゃんと頑張らなきゃ!」と言われてしまったのでした。■助産院の母乳外来へ行くと…病院の名前や人の名前は変えてあります。この助産師さんとの出会いは大きかったなぁと思います。なぜか当時は「病院にはよっぽどのことじゃないと行ってはいけない」という思い込みがあって、たまたま行った助産院でしたがここで小児科を紹介してもらっていなかったら娘のさくちゃんはどうなっていたか…。■総合病院での検査を勧められ…娘は確かにミルクをよく吐くけど、ミルクの時間以外は泣くこともなく普通に元気で…。こんな熱もなく元気で病院に来てよかったのかな? とビクビクしていました。それでさらに総合病院の救急に行くよう勧められたので、完全にビビってしまいました。ここでも呼吸の仕方を指摘されましたが、初めての赤ちゃんで普通はどんなスピードで呼吸するかなど全然わからなくて…。わからないことだらけの日々でした。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月03日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ入院して陣痛促進剤を入れたら早速陣痛がやってきて…。しかし25時間陣痛に苦しむも赤ちゃんは降りて来ず、子宮口も開かないため、帝王切開で出産。産後すぐ握手させてもらうが、赤ちゃんの手が冷たいことに驚き…。■退院と言われて胸騒ぎが…■私は頑張れていない!?暗い、暗い、暗い! でもこの時が一番気持ちが不安定で…。ミルクをあげるのにすごく時間がかかっていたんですが、大量に吐くようになってからはミルクの時間が苦痛でその時間が来るのがすごく怖かった記憶があります。あと、途中お医者さんにきついことを言われているような表現をしていますが、私もちゃんと「噴水のようにミルクを吐くんです。授乳に1時間もかかるんです」と伝えられていなくて…。お医者さんからしたら、母乳出ないのに完母で頑張ろうとしてるんじゃないかと思われていたかな、と。なぜかこの時は忙しいお医者さんの手を煩わせてはいけないという思いが強くて言えなかったのです。いやいや言えよー!次回は病気発覚のきっかけとなった出来事を描いていきます。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月02日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ教師をしていた私は順調な妊婦生活を送っていたが、出産予定日を過ぎても陣痛が来ず、なかなか生まれる気配がない。妊娠41週が過ぎた頃、担当医と相談し、翌日から入院して陣痛促進剤を入れることになるのだが…。■陣痛は来てるのに降りてこない!?■赤ちゃんと握手…!今回は出産と最初に感じた違和感のお話。生まれたての赤ちゃんと握手する感動の場面ですが、私は娘の手が冷たくて不安になったのを覚えています。そして、今思い出しても出産は痛かったですね…。これが「命懸けか!」と思いました。次回は病気発覚までの不安と葛藤を描いていきます。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月01日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。こんにちは、こやま家です。娘のさくちゃんの闘病記録ですが、今娘はものすごく元気なのでご安心ください。備忘録として描いていきますので、「出産・育児にはこんなことがあるんだなぁ」と思いながら見ていただけたら嬉しいです。■こんな病気があることを知ってほしい■順調な妊娠生活、そして出産までのことこのときはまだ病気のことはまったく誰も気づいていませんでした。次回は出産と最初の違和感について描いていこうと思います。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年02月28日生後間もなく娘のさくちゃんが肺高血圧になり、緊急入院し手術をすることに。手術は無事に終わり、退院日が決定します。退院日当日は病院のスタッフさんから「退院おめでとう」のカードをもらい、祝福されながらママとさくちゃんは病院をあとにしたのでした。無事に帰宅したママとさくちゃん。 そして、これからは外来治療を受けることになったのですが……? 外来治療時、先生の口から衝撃の言葉が飛び出して…※シナジスは、RSウイルス感染症を予防するためにおこなう注射です。 娘の病気を通して、“健康な体で生まれるということは、本当に幸せで尊いことだったんだ”と実感したママ。 その後、さくちゃんは「大好き」とママに自分の気持ちを伝えられるまでに成長します。 “娘が生まれてきてくれて、今生きていることが本当に愛おしくてうれしい” “どうかこれから訪れる未来も、精一杯生きて、泣いて笑って成長して大人になっていけますように……” そう心から願うのでした。 ◆「娘と心疾患のお話」はこれで終了です。ご愛読どうもありがとうございました! 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月18日生後間もなく娘のさくちゃんが肺高血圧になり、緊急入院し手術をすることになりました。手術後は傷が痛むのか、もの凄い勢いで泣いていたさくちゃん。泣き続ける娘に、ママは正面から向き合います。すると、育児用ミルクの飲みっぷりや手の温もりなど、少しずつ娘の体の変化に気付いて……?手術を受けたことで回復したさくちゃん。 目に見えるわが子の変化に、ママは思わずうれしくなります。 手術後の娘の様子は…? さくちゃんの回復力に驚くママ。 日が経つにつれ点滴が減っていき、取り付けられていた管もどんどん外されていきました。 そして、ついに退院日が決定! 退院日当日は、病院スタッフさんが「おめでとう」とカードを渡してくれて、みんなでさくちゃんの退院を祝ってくれました。 そんな温かい祝福を受けると、ママの心は感謝の気持ちでいっぱいに……。 「これからは私が頑張る番」 決意を新たに、わが子と一緒にお家に帰るのでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月17日生後間もない娘が肺高血圧になり緊急入院することに。突然かかってきた病院からの電話に出ると「炎症の値が下がりました! 明日手術をします」とのこと。そして、病院へ急いで向かったママとパパ。病院へ到着し、医師から手術の説明を受けると、ドキドキしながら同意書にサインしたのでした。さくちゃんの緊急手術が、無事に終わりました。 そして手術から3日が経過。 付き添い入院が始まることになったのですが……!? 泣き続ける娘に呆然とするも… 手術後の初対面では、全力で泣くさくちゃんに驚いたママ。 しかし、泣き続ける娘を全力で受けとめます。 すると、娘の手が温かくなっていることに気付きました。 そして、1カ月ぶりに飲ませたミルクの飲み方にも変化が……!! 何気ない1つひとつのことが、手術を受けたことで回復しているとを感じたママは、ただただうれしく、胸が熱くなるのでした。監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月16日生後間もない娘が肺高血圧になり緊急入院することに。突然かかってきた病院からの電話に出ると「炎症の値が下がりました! 明日手術をします」とのこと。そして、病院へ急いで向かったママとパパ。病院へ到着し、医師から手術の説明を受けると、ドキドキしながら同意書にサインしたのでした。そして、さくちゃんの緊急手術が始まりました。 手術が終われば、待合室の電話が鳴ります。 しかし、気が気ではないため、時間が経つのが遅すぎて……!? 手術中の待ち時間に、突然パパが… 「さくちゃんが元気に退院できたら、一緒にやりたいことリストを作ろう」 手術中の待ち時間に、突然パパが提案をします。 (手術が無事終わり、もし、元気になれたら……) さくちゃんとの明るい未来を想像していると、電話が鳴りました。 そして、手術を担当した医師から報告が……! 「無事終わりました! さくちゃん、よく頑張りましたね!」 その言葉を聞き、わが子を目にすると、思わず涙がこぼれてしまいます。 (おかえりなさい。さくちゃん) 手術を頑張ってくれた先生に、心から感謝するのでした。監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月15日生後間もない娘が肺高血圧になり、緊急入院することに。高度治療室に運ばれたさくちゃん。付き添い入院ができないので、さくちゃんと離れて、自宅へ帰り、面会時間に通う生活が始まりました。夕方、自宅で夕食を作っていると、突然病院から電話が。緊張しながら電話に出ると、「炎症の値が下がりました! 明日手術をします」と待ちに待った手術ができるという、うれしい報告でした。 急きょ手術が決まった、さくちゃん。手術の説明を聞くために、病院へ向かいました。 「お願いだから生きて帰ってきて」手術中の母の祈り 手術のさまざまなリスクを聞けば聞くほど怖くなる……。 しかし、先生たちを信じて、託す選択をしました。 「最悪の場合、生きている娘に会えるのはこれが最後かもしれない」 「この先どんなことがあっても一緒に乗り越えていくから お願いだから生きて帰ってきて」 手術室の前で、ただたださくちゃんの無事を願いながら待ちます。 どうか祈りが届きますように……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月14日生後間もない娘が肺高血圧になり緊急入院することに。高度治療室に運ばれたさくちゃん。付き添い入院ができないので、さくちゃんと離れて、自宅へ帰り、面会時間に通う生活が始まりました。 娘に面会へ行くと、そこには大きい人が……! 突然病院から電話がきて 夕方、自宅で夕食を作っていると、突然病院から電話が! 「まさか、さくちゃんに何かあった……?!」 緊張しながら電話に出ると、 「炎症の値が下がりました! 明日手術をします」 急きょ手術が決まった、さくちゃん。どうなる……?! 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月13日生後間もない娘が肺高血圧になり、緊急入院。手術待ち入院の間に大雨で被災してしまい、先生たちや看護師さんたちも病院に来られず、大変な事態に。まさかのこのタイミングでさくちゃんの容態が急変して……!?「お母さん、さくちゃんは今とても危険な状態です」「今すぐお父さんを呼んでください!」。看護師さんの信じがたい言葉を聞き、頭が真っ白に……。 高度治療室に運ばれたさくちゃん。ただただ、娘の無事を祈ることしかできなくて……。 自宅に戻ると、不安が押し寄せ… 「さくちゃんは今、肺炎になっています」 「いつまた急変してもおかしくないです」 娘は、たくさんの器具や点滴につながり、人工呼吸器をつけていた。 炎症の値が下がったら、心臓の緊急手術をするという。 さくちゃんのいない自宅に戻ると、不安がどっと押し寄せ、涙が止まらない……。 「小学生になって、中学生になって、大人になるさくちゃんが見たい」 どうか生きていてほしいと涙を流したママ。願いが届きますように……。監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2023年01月12日