6月での退任が決まっているフジテレビの亀山千広社長(60)が5月26日、同社で定例記者会見を行った。 視聴率上昇を託され13年に社長に就任したものの、昨年の年間平均視聴率(全日帯)が民放キー局4位にとどまるなど低迷。亀山社長は「責任を痛感している」と残念がったというが、新体制に移行する同局で“崖っぷち対象”と噂なのがとんねるずだという。 「冠バラエティー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』は97年6月から放送されている長寿番組。ところが最近は目新しい企画もなく視聴率が5%を下回ることもあります。にもかかわらず制作費は1本3,500万円から4,000万円と高額。石橋貴明(55)と木梨憲武(55)のギャラは1本あたり300万円と破格の扱いが続いているため、コストカットが最重要課題のフジにとっては頭を悩ませているところなのです」(バラエティー番組の放送作家) もともと、同番組は88年10月にスタートした冠番組『とんねるずのみなさんのおかげです』が前進。当時は駆け出しだったダウンタウンやウッチャンナンチャンらの番組とともに“コント全盛期”だった。 そんななか「とんねるずのみなさんのおかげです」では宮沢りえ(44)や小泉今日子(51)、人気バンドだったチェッカーズらが続々とコント出演。保毛尾田保毛男、田村マサカズ、仮面ノリダーら数多くの人気キャラクターを生み出していた。 「タイトルを『とんねるずのみなさんのおかげでした』にリニューアルする際に、コントを封印する方針に変更されました。とんねるずや周囲のスタッフが“ネタ切れ”になったり、制作費がかさむことなどの要因があったといいます。そしてその後も『全落・水落シリーズ』や『男気じゃんけん』など斬新な企画が人気になりましたが、すでに飽きられているとの声も出ています」(フジテレビ関係者) 再びコントに挑戦すれば“崖っぷち”を脱出できるかもしれないが……。
2017年05月27日上田晋也、藤木直人、森泉の3人が司会を務め、旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」の5月21日(日)放送回に、女優の宮沢りえがゲストで出演する。1987年に初代リハウスガールとして大きな注目を集めた宮沢さんは、翌1988年には映画『ぼくらの七日間戦争』に主演、日本アカデミー賞新人賞を受賞するなどその才能を高く評価される。さらに小室哲哉プロデュースで歌手デビュー。1990年には紅白出場も果たすなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の幅を広げていった。また、2003年に『たそがれ清兵衛』で、2014年に『紙の月』で、2017年に『湯を沸かすほどの熱い愛』で3度にわたり日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。2005年には『父と暮らせば』でブルーリボン賞主演女優賞に輝き、『紙の月』では東京国際映画祭の最優秀女優賞を獲得。『湯を沸かすほどの熱い愛』では第26回日本映画批評家大賞の主演女優賞も受賞するなど、いまや日本を代表する女優といえる。そんな宮沢さんだけに撮影エピソードについては枚挙にいとまがなく、今回は灼熱、極寒、ピラニア…などこれまでに経験した壮絶な撮影に関するエピソードを披露してくれるほか、2009年に出産した娘に毎朝作るお弁当のコツなど“母”としての顔も披露。そして画伯・宮沢さんがMCの上田さんを描くことに…その出来栄えにも注目だ。人気星占いで意外な恋愛・結婚の未来についてもトークが広がって…宮沢さんの様々な面が見える30分になりそう。映画やドラマだけでなく舞台でも活躍する宮沢さん。そんな宮沢さんが主演する舞台「クヒオ大佐の妻」が現在上演中。本作は『紙の月』でも宮沢さんとタッグを組んだ映画監督の吉田大八が作・演出を手がけた舞台で、自らを「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」と名乗って何人もの女性を騙した実在する日本人の結婚詐欺師をモデルにしたストーリー。「クヒオ大佐の妻」は東京芸術劇場シアターウエストで6月11日(日)まで上演。「おしゃれイズム」は5月21日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月21日「第26回 日本映画批評家大賞」授賞式が5月16日(火)に開催され、『湯を沸かすほどの熱い愛』が作品賞、監督賞(中野量太)、主演女優賞(宮沢りえ)、助演女優賞(杉咲花)の4冠に輝いたほか、各賞に輝いた高畑充希、東出昌大、樹木希林、小林薫らが出席した。水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子ら映画評論家の提唱で設立され、今年で26回目を迎える同賞。アニメーション部門では『聲の形』が作品賞を受賞し、『君の名は。』の新海誠監督が監督賞、『風のように』の野沢雅子が声優賞、そしてアニメーション界での長年の活躍を称えるダイヤモンド大賞(淀川長治賞)は、松本零士に贈られた。実写部門では、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』に出演した高畑充希と岩田剛典(「三代目 J Soul Brothers」)が揃って新人女優賞(小森和子賞)と新人男優賞(南俊子賞)を受賞。高畑さんは「人生で一度の初主演映画がこの作品でよかったです。タイトな撮影でしたが、現場の空気がメチャクチャ温かくて、眠くてもまた明日、現場があるのが嬉しくワクワクしながら現場に行けました。大切な1作でこんな素敵な賞をいただけて嬉しいです」と挨拶。審査委員から、同作で「腹黒い」一面を見せたと評されると「これからも輝いて行けるように、腹黒く(笑)、頑張っていきたいと思います」と笑顔を見せた。『聖の青春』で棋士・羽生善治を演じた東出さんは、助演男優賞を受賞。ちなみに東出さんと高畑さんは、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」(2013年)で兄妹を演じており、東出さんは授賞式の場での再会に感慨深げ。「放送前に淀川まで自転車を走らせて、釣り糸を垂らして川べりで下らない話をした」と当時を述懐する。4年を経て、それぞれに俳優として高い評価を得るようになったが、こうした場で顔を合わせると「あの頃に戻れる」と嬉しそうに語り「自分が何者かになってしまったかのような危機感を覚えますが、あの頃は何者でもなかったし、実はいまも何者でもない」と自らを戒める。そして「俳優になって5年が経ちましたが、謙虚な気持ちを忘れずに、驕りを持たず、今後も全力で銀幕で存在出来れば」と語った。映画界への功績を称える「ダイヤモンド賞(淀川長治賞)」を実写部門で受賞したのは、樹木希林。2時間以上に及ぶ授賞式の最後に壇上に立った樹木さんは開口一番「長かったですね(笑)」。さらに「こないだ読んだ言葉で、『国を滅ぼすのは青年の失敗ではなく、老人の跋扈だ』というのがあり、つくづくそう思いました」とニヤリ。同じく映画、演劇界への功績をたたえる「ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)」を受賞した小松政夫が、受賞を機に「あと5年、いや10年は頑張りたい」と語ったことに触れ、樹木さんは「あと1年は生き延びて、映画に取り組んでいけたら」と語り、会場は笑いと温かい拍手に包まれた。【第26回 日本映画批評家大賞】実写部門・作品賞:『湯を沸かすほどの熱い愛』実写部門・監督賞:中野量太監督(『湯を沸かすほどの熱い愛』)主演男優賞:小林薫(『続・深夜食堂』)主演女優賞:宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)助演男優賞:東出昌大(『聖の青春』)助演女優賞:杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)新人女優賞:高畑充希(『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』)新人男優賞:岩田剛典(『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』)実写部門・ダイヤモンド大賞:樹木希林ゴールデン・グローリー賞:奈良岡朋子/小松政夫ドキュメンタリー賞:日比遊一(『健さん』)撮影賞:北信康(『エヴェレスト 神々の山嶺』)編集賞:穂垣準之助(『ちはやふる』)脚本賞:西川美和(『永い言い訳』)映画音楽賞:加古隆(『エヴェレスト 神々の山嶺』)新人監督賞:小路紘史(『ケンとカズ』)アニメーション部門・作品賞:『聲の形』アニメーション部門・監督賞:新海誠(『君の名は。』)アニメーション部門・声優賞:野沢雅子(『風のように』)アニメーション部門・ダイヤモンド大賞:松本零士(text:cinemacafe.net)
2017年05月16日タレントの優木まおみさんがバラエティ番組に出演し、出産のご褒美として自分に高級バッグのバーキンを購入したことを公開したことが炎上を招いていますね。セレブな生活を送る姿は、ママタレとしての好感度にはつながらないでしょう。この他、子どもが泣いているにも関わらず撮影を行っていたことなども批判の的となっているようです。そこで、パピマミ読者のみなさまに「子どもより自分を優先してそうなママタレは?」 というアンケートを実施しましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います!●子どもより自分を優先してそうなママタレは?・1位:紗栄子……33%(100人)・2位:優木まおみ……24%(72人)・3位:神田うの……17%(50人)・4位:辻希美……7%(20人)・5位:くわばたりえ……5%(14人)・6位:三船美佳……4%(12人)・同率7位:木下優樹菜……4%(11人)・同率7位:宮沢りえ……4%(11人)・9位:千秋……3%(10人)※有効回答者数:300人/集計期間:2017年5月12日〜2017年5月15日(パピマミ調べ)●第1位:紗栄子最も多くの票を獲得したのは『紗栄子』さんで、33%(100人)でした。『毎日優雅な生活をしてそうで、「家事とか子育てはいつしているの?」と思ってしまう。自分の幸せを第一に考えている雰囲気がありますよね』(30代女性/アパレル)『お金があれば、子どもの世話もベビーシッターとかに頼んでラクできますよね。いろいろなところにお出かけしてて、子どものことをおざなりにしてるように感じることもあります』(40代女性/主婦)SNS上でのセレブ自慢が鼻につくとして、たびたび炎上する紗栄子さん。現在交際している実業家の前澤友作さんも資産は2,000億を超えると言われており、セレブな生活をしていることは間違いないでしょう。また、元夫で、現在メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有投手からは、多額の養育費が支払われていると言われています。これまでセレブな男性をパートナーにしてきたことから、お金目当てという印象を持たれている部分もあるかもしれません。Instagramに投稿される写真は美容やファッションに関するものが多く、生活感を感じさせない ところに「子どもの面倒はちゃんと見てるの?」と思う人も少なくないようです。「うらやましい」という思いが嫉妬となって反感を買っている部分もあるのかもしれませんね。●第2位:優木まおみ2位にランクインしたのは『優木まおみ』さんで、24%(72人)でした。『番組を見てましたけど、あれで好感を持ってほしいという考えでいることが疑問。普通の人と感覚が違うんでしょうね』(30代女性/主婦)『自分が一番好きという気持ちが出てて、あまり良い印象は持てませんでした。言っていることも、お金を持っている人の発言としか思えなかった』(30代女性/パート)現在2児の母である優木まおみさん。炎上のきっかけとなった番組では、「好きなママタレの上位に入ってゆくゆくはニュースキャスターに」としてVTRが流されましたが、セレブな私生活が垣間見えたことで好感度を失ってしまうことに……。自宅にあるアイテムはどれも高級なもので、セレブな生活をしていることを匂わせながら、子どものものは100円均一ショップで買っている ということで反感を買うことになったようです。あまりにも生活感を出しすぎてしまうと憧れの存在ではなくなってしまいますが、セレブすぎるのも考えもの。好感度を獲得するためには、絶妙なバランス感覚が必要とされるのではないでしょうか。●第3位:神田うの3位にランクインしたのは『神田うの』さんで、17%(50人)でした。『母親というイメージがまったくないですね。ベビーシッターに全部おまかせしてるという印象。「ネイルしてるから家事できない」とか言いそうです』(40代女性/自営業)『妊娠中もハイヒールを履いていたらしいけど、お腹の赤ちゃんや自分の体のことを何も考えていないんだなと思ってしまいますね。自分が美しく見えるのが一番!みたいな』(40代女性/主婦)小さいころから裕福で、実家もお金持ちだったと言われている神田うのさん。お嬢様としての自由奔放な振る舞いが炎上してしまうこともありますよね。夫が資産家ということもあって、家庭的な姿が想像できないのかもしれません。美容に力を入れるのはメディアに出る芸能人として必要なことかもしれませんが、うのさんの場合は子どもをそっちのけにして行っている と思われているのかもしれませんね。また、以前うのさんのベビーシッターが盗難事件を起こしたことがありましたが、高級バッグなどの被害が「セレブであることを自慢している」と受け取られてしまい、被害者であるはずのうのさんが批判されることもあったようです。これをきっかけに自らの言動を改善する考えを持ち始めたということですが、一度根付いてしまった印象はそう簡単には変えられないようです。----------いかがでしたか?しばしば炎上することの多い芸能人が上位を占める結果となりましたが、多くは世間一般の人の「うらやましい」という気持ちが根底にあるはずです。実際には深い愛情を注ぎ、子育てにまっすぐ取り組んでいるのかもしれませんが、SNSなどではキラキラした部分が取り上げられることもあり、誤解を生みやすくなっているでしょう。子どもたちがママからの愛情を感じられないと思ってしまうようなことは避けてほしいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜9位)】子どもより自分を優先してそうなママタレは?()●文/ぶるーす(芸能ライター)●モデル/倉本麻貴(和くん)
2017年05月16日6月17日(土)より放送スタートするドラマ「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」。この度、本作の主演・鈴木亮平が誰も見たことのない国民的作家・宮沢賢治の新しい姿に挑んだメイキング映像が到着。同時に、いつも懸命に生きる“新しい宮沢賢治“の様々な表情などを切り取った新たな場面写真も初解禁された。大正10年、青年・宮沢賢治(鈴木亮平)は花巻の実家から東京へ家出していた。その間も、心を捉えて離さないのは最愛の妹・ トシ(石橋杏奈)のこと。ある日、実家からトシの大病をほのめかす電報が届く。急ぎ帰郷するが、大事はなさそうなトシ。電報は、家業を継がせたい父・政次郎(平田満)のはかりごとで、母・イチ(神野三鈴)もケロリとしたもの。久々に帰郷したものの打ち込むべきことが見つからない賢治だったが、土産代わりにコロッケを家族に振る舞い喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気付く。農学校教師の職を得て、その理想を生徒たちに伝えていくことになる賢治。音楽教師の嘉藤治(山崎育三郎)、いとしの君・ヤス(市川実日子)とのかけがえのない出会いにも恵まれる。しかしその一方、回復するかに思われたトシの体調が徐々に深刻な状態になりつつあることを、賢治はまだ知らなかった…。本作は、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代を、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描く感涙物語。主人公・宮沢賢治役を鈴木さんが演じるほか、彼の最愛の妹・宮沢トシ役を石橋杏奈、後に賢治の良き親友となる高校の音楽教師・藤原嘉藤治役を山崎育三郎、次第に賢治に惹かれていく小学校教員・櫻小路ヤス役を市川実日子。そのほか神野三鈴、平田満、柳沢慎吾、おかやまはじめ、竹財輝之助、井之脇海、犬飼直紀らが出演する。今回到着したメイキング映像では、ドラマの魅力と登場人物たちを紹介。また、最愛の妹・トシと真剣な表情で向き合う姿から、揚げたてのコロッケや賢治の運命の女性となるヤスと一緒に食べる焼きリンゴを心から美味しそうに頬張る姿、さらには人目をはばからずに踊ったり、親友・嘉藤治のピアノ伴奏に合わせて農学校の生徒たちと楽しそうに歌を口ずさむ姿など、鈴木さんが表情豊かに演じる青年・賢治の自由奔放な一面が映し出されている。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月17日(土)より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年05月15日宮沢賢治役を鈴木亮平が演じる、連続ドラマW「宮沢賢治の食卓」。この度、本作の新たなキャストとして山崎育三郎、市川実日子らの出演が決定し、オールキャストが発表。また、本作のポスタービジュアルも初解禁された。「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などで知られる、国民的作家・宮沢賢治。孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアに溢れた好奇心の人だった。賢治とは一体どんな人物で、如何なるものを食したのか?賢治の愛した食べ物には、やがて早逝する最愛の妹への深い愛情が秘められてた――。本作では、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代を、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描く感涙物語。主人公・宮沢賢治役を鈴木亮平が演じ、彼の最愛の妹・宮沢トシ役には、モデルで女優の石橋杏奈が決定しているが、今回新たに本作に加わる実力派キャスト陣が発表!自由奔放な賢治にふり回されるが、後に賢治の良き親友となる高校の音楽教師・藤原嘉藤治役に、“ミュージカル界のイケメンプリンス”と称され、現在放送中の「あなたのことはそれほど」や『美女と野獣』では日本語吹き替え版で野獣役を熱演する山崎さん。好きな音楽や文学を通じて次第に賢治に惹かれていく小学校教員・櫻小路ヤス役に、『シン・ゴジラ』や現在放送中の「小さな巨人」などに出演する市川さん。また、おっとりした性格で賢治を含む5人の子どもたちを優しく見守る母・宮沢イチ役に神野三鈴、代々続く質屋を継いでほしいと思いながら作家を夢見る賢治を厳しく育てる父・宮沢政次郎役に平田満が扮する。山崎さんは、「嘉藤治は音楽教師であり、賢治の良き親友です。自由奔放な賢治にふり回されることもありましたが、嘉藤治にとって賢治の天性の才能は憧れでした。音楽家としては嫉妬するときもありましたが、賢治との出会いが嘉藤治の人生を変えていきます」と役どころを話し、「今回、音楽教師・嘉藤治は、ピアノを弾くシーンがとても多く、芝居以外の時間はピアノの猛特訓でした。ピアノシーンも見所です!!」とアピール。また、市川さんは「初めての花巻の言葉は、なんともかわいらしく、難しい」と苦労を明かし、「この作品の賢治さんは、生きていくのに大事なことってなんだろう?という素朴な疑問へ、明るく 軽やかに答えてくれるような予感がしています」とコメント。神野さんは、「足元にころがる石から宇宙まで想像の翼を広げ、すべての命に光と尊さを見つけた宮沢賢治。その賢治を大らかに優しく演じる鈴木亮平さん。私が演じる母イチは、そんな賢治を産み静かに見守る花巻の大地や自然のようなそんな存在でありたいと願っています」と語り、平田さんは、「この温かな心やさしい物語にふさわしく、人間味にあふれた、実在感のある父親像を造形できたらうれしいです。厳しい現実と賢治の求める理想の橋渡しの役目もあるのかな、とも思います。決して大上段に構えることなく心洗われる美しい物語を、共感をもってご覧いただけたら幸せです」とメッセージを寄せている。そのほか、柳沢慎吾、おかやまはじめ、竹財輝之助、井之脇海、犬飼直紀ら個性豊かなキャストも出演する。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月17日より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年04月26日~シワから自由になると、表情はもっと自由になる~「美しい生活文化の創造」をミッションとしているブランド『資生堂』。そんな『資生堂』が、しわ改善技術により、女性たち本来の豊かな表情を応援する新たな取り組み、「資生堂 表情プロジェクト」を2017年4月20日(木)よりスタートします。”しわ改善”の有効成分純粋レチノールを配合し、6月に新発売する薬用クリーム「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S」と、広告モデルでいらっしゃる杏さん、石田ゆり子さん、篠原涼子さん、樋口可南子さん、宮沢りえさんが登場の新プロジェクト発表会の様子をお届けいたします。表情が豊かな女性は魅力的、しかし、”しわ”が気になり思い切り笑えない大人になると表情が乏しくなるのは、”しわ”のせい?資生堂ジャパン株式会社 代表取締役執行役員社長 杉山繁和さんSNSでは絵文字を使って表情で気持ちを伝えることに積極的なのに、face to faceでは表情が乏しくなってしまうのはなぜ?実は大人になればなるほど、表情は乏しくなってしまうのだそう。その理由は、”しわを気にしているから”。Q.写真を撮るときなど、しわができるのを気にして思い切り笑わないようにしているQ.しわを気にしないで思い切り笑いたいQ.表情が豊かな女性は魅力的だ「写真を撮るときなど、しわができるのを気にして思い切り笑わないようにしている?」という質問に対し、「しわを気にしている女性」の約半数が、YESと回答。しかし、一方で、「しわを気にしないで思い切り笑いたい」、「表情が豊かな女性は魅力的だ」という質問に関しては、どちらも8割以上の方が、YESと答えています。”しわ”を気にすることなく、豊かな表情を解放する「しわ改善技術」誕生そこで、『資生堂』では、”しわ改善”の有効成分純粋レチノールを配合したスキンケアを、複数のブランドで今後横断的に発売。この、しわを改善する効果を持ったクリームで、表情を自由に解放する。これこそが、「資生堂 表情プロジェクト」です。まずは、今年6月に第1弾商品として、「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S」を発売。その他のブランドにも、順次新成分・技術が活用されるそう。広告モデルは杏さん、石田ゆり子さん、篠原涼子さん、樋口可南子さん、真木よう子さん、宮沢りえさん豊かな表情を持つ女性の美しさを伝えていくためのコミュニケーション活動も実施。4月20日(木)より、上記6名をCMモデルに起用した新TV CM「資生堂 表情プロジェクト 宣言篇」のオンエアを皮切りとした広告展開や、特設WEBサイト「資生堂 表情プロジェクト」での情報発信、その他のキャンペーンやイベントも順次実施し、本来の豊かな表情を応援する事で、一人でも多くの女性を笑顔にしていくのだそう。本プロジェクトの発表会には、広告モデルでいらっしゃる杏さん、石田ゆり子さん、篠原涼子さん、樋口可南子さん、宮沢りえさんが登場。5名の華やかと豊かな表情の美しさに、会場の空気が一変しました。「表情 プロジェクト」について樋口可南子さん「表情は心と繋がっている元気のもと」「”しわを改善する”この響きを嬉しく感じる。芝居をしていときの表情で、しわを感じる時がある。」とお話する樋口可南子さん。現在58歳とのことですが、しわがどこにあるのか、傍目では分からないほどの美しさ。しかし、女優さんですし、素人目には見えないようなしわでも気になさるのでしょう。「ピカピカの女優オーラを持ったこのメンバーと一緒で嬉しい!出来上がったCMもみんなすごくきれい。表情は心と繋がっている元気の元。」とお話をしてくださるその活き活きとした笑顔に、このプロジェクトのメッセージが詰まっているように感じました。キービジュアルである「絵文字」は皆さん使うのか石田さんは絵文字のみでの会話も楽しむ。杏さんは絵文字を組み合わせる上級者日本を代表する女優の皆さんが、日頃どのような絵文字を使っているのかってとっても気になりますよね。石田ゆり子さんは、”笑顔”と”怒っている顔”を良く使うのだとか、「自分の気持ちを上手く代弁してくれるため、絵文字だけでも会話をする。」のですって!日本中の男性が、石田さんから絵文字が欲しいと願った瞬間です。杏さんは、”困り顔とピースマーク”など、顔と手の組み合わせで自分の複雑な思いを言葉以上に絵文字に託すという上級者。では、実際に表情と伝えるより、「絵文字」のほうが伝えやすいのでしょうか。篠原涼子さんは、どちらかというと表情に気持ちがでやすく、自分の気持ちをしっかりと言葉にするタイプなのだそうで、絵文字に頼らなくても伝えられるとのこと。しかし、「自分なりに表情に出したつもりが相手に伝わっていないことも。」とおちゃめな一面を覗かせていました。「表情で伝えること」が仕事の女優さんは、”表情”についてどう考える?宮沢りえさん「たくさんの表情がある人は、人生がカラフル」「表情について、女優という立場でどう考えているか」という質問に対し、宮沢りえさんが下さったのが上記の言葉。女優さんというのは、さまざまな表情で、視聴者に共感や感動を与えてくれるお仕事でもありますよね。宮沢さんは、お芝居のときは、「相手の感情や思いを見ているだけで、演技しなくても沸いてくる感情がある」とのこと。しかし、プライベートは別。「人生を彩るのは表情という絵の具であり、たくさんの表情がある人の人生はカラフル」。この言葉に、改めて「表情プロジェクト」の持つ深い意味に気付かされました。思わず不意の表情がでてしまったときってどんな時?石田ゆり子さん「姪に会ったときと、料理が上手くできたとき」この質問では、石田さんの可愛らしい面が。最近中学生になる姪2人に会ったときに、その2人が大きくなっていてとても感動したのだとか!また、自分なりにとても難しく感じる料理に挑戦し、上手くできたときには嬉しくて思わず満面の笑みを浮かべてしまったのですって。ちなみに作ったのは「オニオングラタンスープ」。焼き色やスープの色味が上手くできるか、緊張したのだそう。「テーマ・笑おう」にちなんで、笑顔がこぼれた瞬間杏さん「子どもたちを見ていると自然と笑顔に」2人のお子さんが最近、食事の際の「いただきます」、「ご馳走様」で手を合わせることを覚えたのだそう。しかし、なんと同時に覚えた拍手も一緒にしてしまうのですって。「それを見ていると、なんとも面白くて思わず笑ってしまう。」と話す杏さん。また、「表情は連鎖をするもの。イラストレーターの中原淳一さんが『人のために笑顔になる』とおしゃっていたように、自分が笑顔になることで、回りを笑顔にもできる。」と、素敵な言葉もいただきました。意外な表情をしてしまう瞬間宮沢りえさん「真剣なときの表情を指摘されてしまった経験が」「プライベートで料理をしているときや絵を描いているときなど、真剣なときに、その真剣度が増すほど顎が出てしまうと指摘されました。」と、顎を出して見せる宮沢さん。顎を出して美しいことにまず驚きですが、集中しているときにしてしまう表情って、誰しもがあるのではないでしょうか。「豊かな表情の人に魅力を感じる」のはなぜか?篠原涼子さん「笑顔は人との触れ合いで生まれるもの」開口一番「難しい質問ですね。」とおっしゃった篠原さんですが、続けて、「日常では、色んな人と触れ合い、すれ違うもの。笑顔に触れると暗い心も洗われます。そして、笑顔でいられるのは、友人・パートナー・家族との触れ合いがあるから。」と。その回答には樋口さんも思わず拍手。なるほど、確かに、自分も笑顔でたくさんの笑顔の人と触れ合っている人は、魅力的に違いありません。最後に、皆さんへの応援メッセージ樋口可南子さん「応援の前に、自分が頑張りたい」「良いもの、面白いものに敏感であるのが女優。まずは、伝え手である自分たちが、敏感に感じて伝えるのが使命。」と力強く、美しい表情でおっしゃられた樋口さん。その姿に、多くを感じた人も多いはず。豊かな表情の女性は美しい、その表情の解放を。エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S2017年6月21日発売2017年2月、「有効成分純粋レチノールによる深いしわを改善する効能効果」の承認を、厚生労働省から日本で始めて取得した「資生堂」。そして今回、しわを改善する薬用クリーム「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S」を新たに発売します。シワ自体は悪くない。だけど、シワを気にするあまり、自由で美しい表情を縛ってしまっている。そんな想いをお感じの方は、しわから自由になり、もっと表情を自由にしませんか。
2017年04月20日女優の樋口可南子、宮沢りえ、石田ゆり子、篠原涼子、杏が20日、都内で行われた資生堂の新プロジェクト発表会に出席した。今年2月に厚生労働省から「有効成分純粋レチノールによる深いしわを改善する効能効果」の承認を日本で初取得した資生堂は、純粋レチノールでさらに輝くことを応援するためのプロジェクトを始動。それに伴う新CM「資生堂 表情プロジェクト 宣言」編が4月20日より全国で放映され、同CM以降も順次広告展開されるほか、特設WEBサイトでも様々な情報を発信していく。この日の発表会には、映画の撮影で欠席した真木よう子以外のCM出演者が勢揃い。年長の樋口は「このメンバー、うれしいんです! 年下なんですけど、本当にピカピカの女優さんでオーラがあって、CMもみんな綺麗なんですよ。みんな清々しくて心が活性化されたCMでしたね」と後輩たちを大絶賛。登壇者全員が女優ということで、「女優の立場から豊かな表情を生み出す際に気をつけていることは?」という問いに宮沢は「お芝居で言ったら、相手方の感情や思いをよく見ていると自分が演じようと思わなくても湧いてくる感情があります。だから相手や眼の前にあるものに集中することが自分の表情の豊かさに繋がると思いますね。人生を彩るのは表情という絵の具という感じはします」と独特のひょ元で持論を展開した。また、第3子妊娠を発表後、初めて公の場に登場した杏は「最近2人の子どもが『いただきます』『ごちそうさま』の時に手を合わせることを覚えてくれて一生懸命やっているんです。同時に手を合わせると拍手が始まり、それを見る度に面白いなっと思います。私もつられて笑顔になってしまいますね」とすっかり母親の顔が板についた様子だった。
2017年04月20日「資生堂 表情プロジェクト」の新CMに出演する杏、石田ゆり子、篠原涼子、樋口可南子、宮沢りえが4月20日(木)に開催されたプロジェクト発表会に出席した。資生堂が、しわの改善のために、純粋レチノールを配合したスキンケア商品のシリーズを発売するにあたり、杏さん、石田さん、篠原さん、樋口さん、宮沢さんに、この日は映画撮影のために欠席となった真木よう子を加えた6名が新CMに出演。女性たちを本来の豊かな表情へと解放し、さらに輝き続けることを応援することで、表情あふれる世界の創造に貢献していくという、プロジェクトの趣旨を掲げる。トークも“表情”をテーマに展開!宮沢さんは、女優として豊かな表情を生み出す秘訣について問われ「お芝居で言うと、相手の俳優さんの感情や思いをよく見ていると、自分が演じようと思わなくても、相手の表情を見ているだけで、湧いてくる感情があるんです。相手、目の前のものに集中することが、自分の表情の豊かさに影響してくるのかなと思います。人生を彩るのは表情という絵具なのかなと思うし、たくさんの表情持ってる方は、人生がカラフルだなと思います」と持論を語る。また、日常の生活の中で、思わず表情に出てしまったエピソードを尋ねられた石田さんは「最近、姪たちに久しぶりに会ったら、ものすごく大きくなっていて、思わず目を見張りました」と明かす。また「難しい料理に挑戦することが多くて、私はおっちょこちょいでうまくいくか心配だったんですが、それがとてもうまくいって、満面の笑みで過ごしてました」とニッコリ。だが「どんな料理を?」という問いかけには照れくさそうに「言えません(笑)」と語り、この答えにむしろ、居並ぶ女優陣も「気になる!」と興味津々!最後にようやく観念して(?)「オニオングラタンスープです」と明かし「今度、ご馳走します(笑)」と語っていた。また、双子の母であり、現在、第三子を妊娠中である杏さんは、子育ての中で、思わず笑顔になったエピソードを告白。「子どもたちが『いただきます』と『ごちそうさま』で手を合わせることを覚えて、一生懸命やってくれるんですけど、同時に覚えた拍手が入っちゃうんです。それを見るたびに面白くて、つられて笑顔になります」と幸せそうな笑みを浮かべて語る。「“連鎖”ってあるなって感じます。デザイナーの中原淳一さんが『人のために笑顔になる。人のためにオシャレをする』とおっしゃってて。もちろん、女性が自分のために笑顔になるって大事だけど、それによってさらに周りを笑顔にする――私も、子どもたち見て笑顔もらってるなって思うし、それが連鎖していくのかなと思ってます」とうなずいていた。新CMは4月20日(木)よりオンエア。新商品の第1弾となる「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS」は6月21日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2017年04月20日俳優・鈴木亮平が“宮沢賢治”を演じる、6月スタートのドラマ「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」。この度、新たなキャストとして鈴木さん演じる賢治の最愛の妹・トシ役を石橋杏奈が演じることが決定した。大正10年。青年・宮沢賢治(鈴木亮平)は、岩手・花巻の裕福な実家から東京へ家出していた。8か月に及んだ東京暮らしの間も、心を捉えて離さないのは最愛の妹で女学校の教師を務めるトシのことだった。夏の終わりのある日、実家からトシの大病をほのめかした電報が届く。急ぎ帰郷するが、大したことがなさそうなトシ。賢治は家業の質店を継がせたい父・政次郎の策略に引っ掛かったのだった。久々に帰郷したものの、打ち込むべきものが見つからない賢治。そんな中、手作りしたコロッケを家族にふる舞い喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気付く。そして、その具体的な形として、教師になり子どもたちに幸せを分かち合うことを教えたいと思うように。トシの陰日向からの尽力もあり教師になれた賢治。だがその一方で、トシの体が病魔に侵されていることを賢治はまだ知らなかった――。ドラマは、賢治が愛した食や音楽を切り口とする、“ヤング宮沢賢治、愛と青春の旅立ちの物語”。特に、鈴木さんと石橋さんが演じる、傑作詩篇「永訣の朝」に綴られた最愛の妹・トシとの死別に描かれる兄妹愛は、涙なくして見られない。これまで、「天皇の料理番」やコント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」などで共演経験もある2人。ドラマで石橋さんは、後に日本を代表する詩人・童話作家となる賢治の一番の理解者で、その才能を評価していた妹という役どころに挑戦する。また、女学校の教師という役柄で、バイオリンの演奏に初挑戦も。石橋さんは、「バイオリンは触るのも初めてで全く分からないところからのスタートでしたが、特にすごく上手という設定ではないのが幸いでした(笑)」と話し、「トシはヴァイオリンが好きでたまらないという役なので、楽に、楽しく、演奏出来たらなと思います」とコメント。鈴木さんとの本格的な共演は今回が初めてだと言う石橋さんは、「すごく楽しみです。どんな兄妹愛が出来上がるのか、わくわくします」と心境を語り、「このドラマで描かれている亮平さん演じる宮沢賢治が、とにかく素敵なんです。個人的にはヤスさんと賢治さんのシーンが楽しみです。みなさま、ぜひご覧下さい!!」とメッセージを寄せている。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月、毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年04月17日俳優・鈴木亮平を主演に迎え、6月よりWOWOWの連続ドラマW枠で放送される「宮沢賢治の食卓」。この度、“ヤング宮沢賢治”に扮する鈴木さんの場面写真が初解禁となった。大正10年。青年・宮沢賢治(鈴木亮平)は、岩手・花巻の裕福な実家から東京へ家出していた。8か月に及んだ東京暮らしの間も、 心を捉えて離さないのは最愛の妹で女学校の教師を務めるトシのことだった。夏の終わりのある日、実家からトシの大病をほのめかした電報が届く。急ぎ帰郷するが、大したことがなさそうなトシ。賢治は家業の質店を継がせたい父・政次郎の策略に引っ掛かったのだった。久々に帰郷したものの、打ち込むべきものが見つからない賢治。そんな中、手作りしたコロッケを家族に振る舞い喜ばれたことをきっかけに、“幸せを分かち合うこと”こそが自らの理想とする生き方だと気付く。そして、その具体的な形として、教師になり 子どもたちに幸せを分かち合うことを教えたいと思うように。トシの陰日向からの尽力もあり教師になれた賢治。だがその一方で、トシの体が病魔に侵されていることを賢治はまだ知らなかった――。「銀河鉄道の夜」「雨ニモマケズ」などで知られる、国民的作家・宮沢賢治。彼は、孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、実はユーモアに溢れた好奇心の人だった。一体彼はどんな人物で、如何なるものを食したのか。本作は、若かりし頃の天真爛漫な宮沢賢治の青春時代を、彼の愛した食やクラシック音楽を通して、家族や親しい人たちとの関わりを描いた感涙物語。監督には『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』『泣き虫ピエロの結婚式』の御法川修、「アルジャーノンに花束を」「砂の塔~知りすぎた隣人」の池田奈津子が脚本を担当する。この度、主演の鈴木さんが演じる宮沢賢治の場面写真が初公開。これまでの映像作品ではなかなか描かれなかった、泣いて笑って躍動する、瑞々しい“宮沢賢治の新たな一面”を感じさせるビジュアルに仕上がっている。また本作を制作するにあたり、「宮沢賢治=岩手県を愛する人たちにぜひ応援していただきたい!」という番組スタッフの想いから、本編エンドロールで紹介する岩手県の風景写真の公募企画も決定。岩手県の“いま”を、番組で紹介していく。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月、毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年04月08日“時間”と“空間”という制約を設け、世界で活躍する“表現者”たちが、いま伝えたい「何か」を自由に表現するミニ枠新番組「白の美術館」が、4月5日(水)より毎週水曜日テレビ朝日にて放送決定。本番組のオープニングを飾るのは、女優・宮沢りえとデザイナーの山本耀司であることが分かった。世界で活躍する“表現者”たち。彼らはいま何を考え、どんな未来を見ているのか――。本番組が用意するものは、壁も天井も真っ白で無機質な部屋。そこへ様々な分野で活躍する“表現者”が毎回1組やってくる。表現者に与えられるタイムリミットは“1時間”。表現のために必要なものは、表現者自身が部屋に持ち込み、自由に表現。文字を書く者、ダンスを踊る者、詩を口ずさむ者、印象的だった出来事を淡々と話す者、楽器を演奏する者…“表現”の方法は実に人それぞれ。表現者はこの白い部屋で内なるものを全て出し切り、真っ白にリセット。その様子を観察していく。様々な分野で活躍する表現者が続々登場予定の本番組。4月5日(水)の初回放送と翌週12日(水)のオープニングを飾るのは、「第40回日本アカデミー賞」にて『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀主演女優賞を受賞した宮沢さん。そして、19日(水)&26日(水)には、山本さんが登場する。1981年に「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」ブランドでパリコレクションに初参加し、黒を基調とした新しい概念の女性服で“黒の衝撃”と称され世界に衝撃を与え、ワーグナーオペラや北野武監督の映画、ピナ・バウシュが芸術監督を務めたヴッパタール舞踊団の衣装を担当する世界的デザイナーの山本さん。“黒”のイメージがあるデザイナー・山本さんが白い部屋で何を“表現”するのか?期待が高まる。さらに、本番組はBS朝日で連動番組も放送スタート。限られた時間では伝えきれない創作の裏側や表現者の思い、日常を追うなど、“表現者のいま”をより立体的に描くという。初回の17日(月)には宮沢さん、5月1日(月)には山本さんが出演する。出演する表現者のポートレートは、木村伊兵衛写真賞、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、パリ市芸術大賞を受賞し、世界的に活躍を続ける写真家の田原桂一が毎回番組のために撮り下ろし。また番組テーマ曲は、ピナ・バウシュ、ヴィム・ヴェンダース作品への楽曲提供をはじめ、世界的賞賛を浴びたリオデジャネイロオリンピック閉会式の「君が代」のアレンジも記憶に新しい作曲家の三宅純が手掛けるなど、世界で活躍する一流の表現者たちが番組を支える。「白の美術館」は4月5日(水)より毎週水曜日23時10分~テレビ朝日ほかにて放送。連動番組は17日(月)より第1・3月曜日23時~BS朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月27日「夜空と交差する森の上映会 IN ゴールデンウィーク2017」が、2017年4月29日(土)から5月6日(土)まで開催される。2016年、一晩で2,700人を動員した野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」初のスピンオフイベントとなる「夜空と交差する森の上映会」。森や川、岩場などバリエーション豊かなロケーションに設営した複数の特設スクリーンを用いた新しい鑑賞スタイルで映画を見られるだけでなく、テントを張ったり、フードコートでご飯を食べたり、自分だけのスタイルで楽しめる。期間中は、毎日異なった短中編映画1本・長編映画1本を上映。上映される作品はアニメーション、ミュージカル、恋愛、アクションと様々だ。宮沢りえ主演の驚きと感動を詰め込んだ家族の物語『湯を沸かすほどの熱い愛』、少年たちのひと夏の冒険を描いた名作『スタンド・バイ・ミー』、そして2017年7月に新作公開が決定している『怪盗グルー』シリーズより『ミニオンズ』、狂気のドラムレッスン描く衝撃作『セッション』など、8日間で注目作品を堪能できる。【詳細】「夜空と交差する森の上映会 IN ゴールデンウィーク2017」期間:2017年4月29日(土)~5月6日(土)場所:白州・尾白の森名水公園べるが フォレストゾーン・森のイベント広場住所:山梨県北杜市白州町白須8056時間:開場18:00~ 上映19:00~22:00※日別の詳細は公式ホームページ参照。チケット情報:一般 1,800円、高校生以下 1,500円、3歳未満 無料バスツアー 山梨白州観光 日帰りバスツアー券 / 新宿発着(入場券別) 6,000円公式HP:■上映スケジュール4月29日(土)「キングスマン」「サムライオペラ」4月30日(日)「きっと、うまくいく」「私とわたし」5月1日(月)「百万円と苦虫女」「ゆきおんなの夏」5月2日(火)「湯を沸かすほど熱い愛」「Fortune Teller/占い」5月3日(水)「スタンド・バイ・ミー」「オオカミによろしく」5月4日(木)「セッション」「トウメイの壁」5月5日(金)「ミニオンズ」「風のように」5月6日(土)「シング・ストリート 未来へのうた」「Mishimasaiko」
2017年03月23日昨年、たった1晩で2,700名を動員した野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」が、今年、新たな試みとしてゴールデンウィークに登場。『スタンド・バイ・ミー』や『ミニオンズ』など長編映画と短・中編映画をセットで、8日間にわたり上映する。日本初のオールナイト野外上映イベントとして、2014年、クラウドファンディングによりスタートした「夜空と交差する森の映画祭」。4年目を迎えた今回は、新たな企画として「夜空と交差する交差する森の上映会 IN ゴールデンウィーク2017」を開催。こどもの日の『ミニオンズ』をはじめ、名作『スタンド・バイ・ミー』やデイミアン・チャゼル監督の『セッション』、続編も公開される『キングスマン』、宮沢りえ主演『湯を沸かすほどの熱い愛』など、新旧のさまざまな長編映画を個性豊かなショートムービーとともに、日替わりで上映する。どこへ出かけても人混みであふれそうなゴールデンウィーク。夜空の下、森の中での映画鑑賞を楽しんでみては?「夜空と交差する森の上映会 IN ゴールデンウィーク2017」は4月29日(土)~5月6日(土)までの合計8日間、白州・尾白の森名水公園べるが フォレストゾーン・森のイベント広場にて開催。<上映作品ラインナップ>【4月29日(土)昭和の日】・『キングスマン』監督:マシュー・ヴォーン・『サムライオペラ』監督:大川祥吾【4月30日(日)】・『きっと、うまくいく』監督:ラージクマール・ヒラーニ・『私とわたし』監督:佃 尚能【5月1日(月)】・『百万円と苦虫女』監督:タナダユキ・『ゆきおんなの夏』監督:亀山睦実【5月2日(火)】・『湯を沸かすほどの熱い愛』監督:中野量太・『Fortune Teller/占い』監督:Raito Nishizaka【5月3日(水)憲法記念日】・『スタンド・バイ・ミー』監督:ロブ・ライナー・『オオカミによろしく』監督:真田幹也【5月4日(木) みどりの日】・『セッション』監督:デイミアン・チャゼル・『トウメイの壁』監督:小野寺 亮【5月5日(金)こどもの日】・『ミニオンズ』監督:ピエール・コフィン / カイル・バルダ・『風のように』監督:本多敏行【5月6日(土)】・『シング・ストリート 未来へのうた』監督:ジョン・カーニー・『Mishimasaiko』監督:Aude Danset(text:cinemacafe.net)
2017年03月17日「天皇の料理番」や『俺物語!!』など、演じる役柄でストイックな肉体改造を行い、様々な役どころを演じ分けてきた俳優・鈴木亮平が、今度は宮沢賢治を演じることが決定。本作は、「思い出食堂」より魚乃目三太の「宮沢賢治の食卓」を原作に、6月よりWOWOWの連続ドラマW枠にて放送される。大正10年、若き青年・宮沢賢治は裕福な実家を飛び出して、東京へ家出してきていた。自活の道を歩みながら8か月に及んだ東京暮らしの間も、心をとらえて離さないのは最愛の妹・トシのことだった。夏の終わりのある日、ふいに届いた電報には「トシ ビヨ ウキ スグ カエレ」とある。大慌てで帰郷する賢治を待っていたのは、元気な様子のトシ。賢治の身を案じた父・政次郎の目論見にまんまと騙されたのだった。久々に帰郷した賢治は、自分の胸を熱くする“何か”を見つけられずにいた。そんな中、東京で味わったコロッケを手作りし、家族と“分かち合う”ことから気づきを受け、“幸せを分かち合うこと”を自らの理想であると自覚し始める。それは、賢治の代表作「銀河鉄道の夜」の一節にある、「ほんとうのさいわい」であり、賢治の思想の根幹にあった「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」に通じるものだった。そして賢治はトシの志を受け継ぎ、新設され たばかりの稗貫農学校で教職に就くことを決心する――。本ドラマは、賢治が愛した食や音楽を切り口とする“ヤング宮沢賢治、愛と青春の旅立ちの物語”。特に傑作詩篇「永訣の朝」にうたわれた最愛の妹・トシとの死別に描かれる兄妹愛の行く末は、涙なくして観られない。いままでの映像作品ではなかなか描かれなかった、泣いて笑って躍動する、瑞々しい宮沢賢治が描かれる。そして今回、主人公・宮沢賢治を演じるのは、これまで執事役、刑事役、高校生役、うさぎの着ぐるみを着た死神役、西郷隆盛役と幅広い役柄を演じてきた鈴木さん。宮沢賢治には朴訥(ぼくとつ)としたイメージを勝手に持っていたと話す鈴木さんは、「当時の資料を調べていくと、とても熱くて人間臭い人だったようで驚きました。時には周りをも巻き込んでしまう、子どものように豊かな感受性と情熱を持った”宮沢賢治”という一人の人間を、まるでいまそこに生きているかのようにのびのびと演じられたらと思います」と持っていたイメージとは違ったと語る。また、「いわゆるグルメドラマの枠をはるかに超える濃厚な感動作」と脚本を読んだ印象を明かし、「“宮沢賢治”の詩の世界と、当時の東北の人々の暮らしと、素朴で美味しい料理が混じり合って、絶妙なマリアージュが生まれています。この企画、この脚本に巡り会えたことに感謝しています」とコメント。さらに「宮沢賢治のファンはもちろん、宮沢賢治の作品を全く知らない方でも存分に楽しん でいただけるドラマです。“生きる”とは。“人を想う”とは。ただ泣けるだけでなく、心の深い場所まで揺さぶられる感動作になりそうです」とアピールした。「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」は6月より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送予定(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2017年03月15日2017年ゴールデンウィークの注目作、木村拓哉主演映画『無限の住人』。「第40回日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞受賞はじめ映画賞席巻した杉咲花がヒロイン役で出演しているが、この度、木村さん演じる万次の妹役の一人二役を演じていることが明らかに。あわせて本編冒頭で描かれる杉咲さんの熱演シーンも公開された。かつて100人斬りと恐れられた伝説の人斬り万次。罠にはめられ妹を失い「生きる意味」を失ったとき、謎の老婆に無理やり「永遠の命」を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまった。生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠のときをただ孤独に生き続けるだけだった。ある日、親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼したいと現れた少女。だがそれは、不死身の万次をも追い込む予想外の戦いの始まりだった――。本作に出演する杉咲さんは、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」にて高畑充希演じる主人公・常子の妹・美子役を演じブレイク。また、宮沢りえの娘役を演じた『湯を沸かすほどの熱い愛』では、「第59回ブルーリボン賞」助演女優賞、「おおさかシネマフェスティバル2017」助演女優賞、「第41回報知映画賞」助演女優賞、「第90回キネマ旬報ベスト・テン」で助演女優賞を受賞。さらに「第40回日本アカデミー賞」にて最優秀助演女優賞と新人俳優賞を堂々のW受賞など、数々の映画賞を席巻し、いま最も注目の若手実力派の女優だ。杉咲さんが演じるのは、江戸最強と謳われる“無天一流”を受け継ぐ浅野道場の一人娘・浅野凜。統主・天津影久(福士蒼汰)率いる謎の剣客集団・逸刀流が道場破りに現れ、両親を殺されてしまった凜は、自身の命を懸けて仇討ちすることを決意。不死身の体を持つ男・万次に用心棒を依頼し、逸刀流への復讐を誓う…という役どころだ。そしてこの凜役に加えて、万次の妹・町役として一人二役に挑戦していたことが判明。このほど解禁されたのは、そんな町の場面写真。万次が凜の用心棒を引き受けた大きな動機となる、映画の中で重要なキャラクターで、凜とは違ったクールな表情を見せながらも、風車を上に向け、息を吹きかける無邪気な様子が写し出されている。また併せて公開された映像は、本編冒頭の凜と謎の老婆・八百比丘尼(山本陽子)との出会い。凜が墓参りをしていると、どこからともなく八百比丘尼が現れ、万次という不死身の男を探して用心棒にするように導く、万次と凜が出会うきっかけとなった人物との出会いが収められた本作の鍵を握る重要なシーンとなっている。エグゼクティブプロデューサー・小岩井宏悦は、「凜の役を誰がやるかということが、この映画の成否を決めます。杉咲花さんの出ている作品を何本も観て、その圧倒的な演技力と無垢なビジュアルにこの子しかいない、と惚れこみました」とキャスティング経緯を明かす。杉咲さんは、本作への参加が決まった際に「不安もありましたが、三池組の現場に立った途端に解決しました。現場での日々は本当に楽しかったと同時に、スタッフの皆さん、キャストの皆さんの技術や演技が素晴らしく、見ているだけで悔しくなってしまう。それぐらい説得力のある場所で撮影することができました」とコメントし、凜と町を演じる際は、「演じているときに、そこで起きたことを背負い受け止めるように演じました」と語った。『無限の住人』は4月29日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年03月09日第40回日本アカデミー賞の授賞式が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、監督賞&作品賞を受賞した樋口真嗣監督が、最優秀主演男優賞の佐藤浩市とともに取材に応じた。最優秀作品賞、最優秀監督賞を含め、最多7部門の栄冠に輝いた映画『シン・ゴジラ』。樋口監督は「もらえるとは思ってなかったんです。ここに来られるだけでも十分幸せだったんですが……」と恐縮しきりで「あんまり幸せに慣れてないんです」と弁解。「反動が怖いんです。絶対なんかあるから」と、今後を不安がっていた。「怪獣映画が作品賞に」と話題になった同作だが、樋口監督は「自分たちが一番、怪獣映画を撮ってるつもりがなかったのかもしれない」と語る。「一般映画として作って。恋愛だったり犯罪だったりと同じように、事件として怪獣が現れたらどうだろう、という話で」と説明し、「怪獣映画だったから、今までこうやってるから、こうしよう、ということを一回全部リセットした」と製作の裏側について語った。庵野秀明総監督は仕事で欠席となったが、受賞については「報告しました」と笑顔に。庵野監督からも「一行だけ、おめでとうと。ただ一応、花吹雪が落ちてくるやつ(スタンプ)にはなってました」と明かした。「一応、花吹雪が落ちてたので、みんなで見てほっこりしましたね」と感想を語った。佐藤は今回の結果について、日本アカデミー賞が「ちゃんと映画の賞として、独り歩きした賞になった」と感想を述べた。「アニメであったり、特撮ではないとは言いながらも特撮といったジャンルであったり、いろんな意味で融合的に映画として成立してきたな」と日本映画界の現状を振り返り、欧米の映画賞とは違う「日本ならではの形になってきた」と感慨深げな様子だった。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『シン・ゴジラ』監督賞…庵野秀明/樋口真嗣(『シン・ゴジラ』)主演男優賞…(佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』)主演女優賞…(宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』)助演男優賞…妻夫木聡(『怒り』)助演女優賞…杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)アニメーション作品賞…(『この世界の片隅に』)脚本賞…新海誠(『君の名は。』音楽賞…RADWIMPS(『君の名は。』)編集賞…庵野秀明、佐藤敦紀(『シン・ゴジラ』)録音賞…中村淳、山田陽(『シン・ゴジラ』)照明賞…川邊隆之(『シン・ゴジラ』)撮影賞…山田康介(『シン・ゴジラ』)美術賞… 林田裕至、佐久嶋依里(『シン・ゴジラ』)外国作品賞…『ハドソン川の奇跡』
2017年03月04日第40回日本アカデミー賞の授賞式が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、優秀助演女優賞に選ばれた石原さとみと市川実日子が登場した。最優秀作品賞、最優秀監督賞を含め、最多7部門の栄冠に輝いた映画『シン・ゴジラ』。主演の長谷川博己が優秀主演男優賞、石原&市川が優秀助演女優賞に選ばれるなど、俳優陣の演技も高く評価された。米国大統領特使のカヨコ・アン・パタースンを演じた石原と、環境省自然環境局野生生物課長補佐の尾頭ヒロミを演じた市川は気心の知れた雰囲気で現れた。作中のシーンとともに演技が紹介されたが、カヨコの「ここから先はpersonal service!」という名言が飛び出すと、石原は「恥ずかし~!」と苦笑。また、市川はゴジラの音楽に合わせて首を振り、リズムを取っていた。石原は『シン・ゴジラ』のために、外務省で働いている友人に話を聞いて服装や英語についてなど、話を聞いて役に生かしたというエピソードを披露。英語力を褒められた石原は「すみません、あの時の全力です」と苦笑しながら謝っていた。共演した長谷川について、石原が「何を考えているかわからないことが多々ありまして……」と語ると、長谷川は額に手を当てて苦笑い。しかし石原は「常にフラットでいてくださるので、安心感を与えていただきますし、突き刺さるような一言を言ってくださったりしてとても刺激をいただいております」と長谷川への感謝の言葉を述べた。一方市川は、『シン・ゴジラ』上映後の”尾頭ブーム”を知って驚いたと語る。「イラストレーターの方にお会いしたんですけど、『知ってる? 今、イラストレーター界隈では尾頭ヒロミ描いた? というのが挨拶代わりになってるんだよ』って」と説明し、「いろんなファンの方のイラストを見せていただいて、ありがたかったねですね」と笑顔になった。様々な形で愛されるキャラクターになったが、市川は「どこか自分にもある共通点があったんだと思うんですけど、こういうなかなかない役に出会えたのは嬉しいですね」と喜びを表した。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『シン・ゴジラ』監督賞…庵野秀明/樋口真嗣(『シン・ゴジラ』)主演男優賞…(佐藤浩市『64-ロクヨン-前編』)主演女優賞…(宮沢りえ『湯を沸かすほどの熱い愛』)助演男優賞…妻夫木聡(『怒り』)助演女優賞…杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)アニメーション作品賞…(『この世界の片隅に』)脚本賞…新海誠(『君の名は。』音楽賞…RADWIMPS(『君の名は。』)編集賞…庵野秀明、佐藤敦紀(『シン・ゴジラ』)録音賞…中村淳、山田陽(『シン・ゴジラ』)照明賞…川邊隆之(『シン・ゴジラ』)撮影賞…山田康介(『シン・ゴジラ』)美術賞… 林田裕至、佐久嶋依里(『シン・ゴジラ』)外国作品賞…『ハドソン川の奇跡』
2017年03月04日女優の宮沢りえ(43)が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第40回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀賞主演女優賞を受賞。同作で娘役を演じた杉咲花(19)も最優秀助演女優賞に輝き、"母娘W受賞"の快挙を成し遂げた。舞台出演のため、受賞者発表時にはすでに会場を後にしていた宮沢。事前に収録された優秀賞のスピーチでは「今日は夜公演で参加できませんので、先にごあいさつさせていただきます」と詫び、「すばらしい賞をありがとうございます」と受賞の喜びを伝えた。また、「最近は役を演じるというよりは、1つ1つの役が自分の体を通過して、自分の体に爪あとをつけて通過していく」と女優としての変化も明かす。「生きることの貴重さ、みなさまの前で称えられることのありがたさを感謝と共に教えてもらっているような気がします」と語り、「本当にありがとうございました」と重ねて感謝の思いを伝えた。宮沢に代わってブロンズを受け取った中野量太監督は、初めて感銘を受けた映画が宮沢が主演で女優デビューを飾った『ぼくらの七日間戦争』(88年)だったことを明かし、「僕に映画を教えてくれたりえさんと映画をやれて本当にうれしかった」と運命的な巡り合わせを喜ぶ。一方、同作で宮沢の娘役を演じ、最優秀助演女優賞を受賞した杉咲花(19)は「りえさんから教えていただいたことは本当にたくさんあって、それはこの先ずっと忘れられないことばかり」と存在の大きさを形容し、「"お母ちゃん"に代わって、映画を観て下さった方々、ありがとうございました」と2人を"母娘W受賞"へと導いた人々にメッセージを送った。その後、宮沢は21時から日本テレビ系で放送された授賞式番組に電話出演。「こうやって受賞できたのも、"彼女が醸し出す演技を目の当たりにした私の表情"を皆さまに認めていただけた」「花のおかげです」と、杉咲への感謝と絆の強さを象徴するコメントを残していた。優秀主演女優賞は宮沢のほか、大竹しのぶ(『後妻業の女』)、黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)、広瀬すず(『ちはやふる-上の句-』)、宮崎あおい(『怒り』)。宮沢の最優秀主演女優賞は、第26回(『たそがれ清兵衛』)、第38回(紙の月)に続いて3度目。第12回には新人俳優賞(『ぼくらの七日間戦争』)、第31回には優秀主演女優賞(『オリヲン座からの招待状』)を受賞している。
2017年03月04日女優の杉咲花(19)が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第40回日本アカデミー賞の授賞式に出席し、『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀助演女優賞を受賞。壇上で涙ながらにスピーチした。杉咲は一呼吸置き、まずは「本当にありがとうございます」と感謝の言葉。「今日が怖すぎて、2週間ぐらい前から眠れなくて、やっと寝れたと思ったら悪夢で。この日が近づくと肌がブツブツザラザラに」と精神的に追い込まれていたことを告白した。その不安な気持ちをメールで伝えたのは、同作の母親役で共演した宮沢りえ(43)。「どんな結果であっても得たものは変わらないから」の返信に励まされ、この日を迎えた。最優秀賞の発表前には、「本当にお母ちゃんでした。撮影終わった今でもお世話になっていて、映画のように血の繋がっている関係を築けている気がします」と語っていた杉咲。宮沢からの返信を「本当にそうだなと思って」と噛み締め、「私が一番幸せなのは、この作品に携わらせていただいたことです。本当にありがとうございます」と涙ながらにメッセージを送った。杉咲は同作で新人俳優賞も受賞。優秀助演女優賞は杉咲のほか、石原さとみ(『シン・ゴジラ』)、市川実日子(『シン・ゴジラ』)、広瀬すず(『怒り』)、宮崎あおい(『バースデーカード』)が受賞した。
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞授賞式が3月3日(金)に開催され、庵野秀明監督/樋口真嗣監督の『シン・ゴジラ』は11部門で優秀賞を受賞しており、そのうち作品賞、監督賞に加え、編集賞、撮影賞、照明賞、録音賞、美術賞などで最優秀賞を受賞した。なお、最優秀主演男優賞は佐藤浩市、最優秀主演女優賞は宮沢りえ、最優秀助演女優賞は杉咲花、最優秀助演男優賞は妻夫木聡が受賞した。第1作の『ゴジラ』が公開されてからおよそ60年、『シン・ゴジラ』は、東宝が12年ぶりに製作したゴジラ映画となった。興行収入は80億円を超え、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した。現代日本における巨大不明生物ゴジラの出現と立ち向かう戦略を、徹底的なリサーチをもとにリアリティを追求し、見事に描写。緊迫感あふれる新時代のゴジラ作品となった。3.11以降の日本を見据えた災害シミレーション映画としても注目を集めた。監督賞受賞の際、この日、仕事都合で欠席となった庵野監督に代わり、樋口監督がスピーチを行った。樋口監督は、「思えば、この映画が始まってから、すべてのスタッフ・キャストにものすごい無理難題を押しつけて今日があります。苦楽を共にしたスタッフが賞を取れたので、本当にうれしいです。映画を支持していただいた皆さまに本当に感謝しています。ありがとうございます!」と感激の言葉を連ねた。しかし、いよいよ最優秀監督賞の受賞で名前が呼ばれると、喜びより困惑の表情になぜか変わる…。樋口監督は、「しゃべることをさっき全部言っちゃったので…」と正直に話し、場内の笑いを誘った。だが、想いは徐々にあふれていき、「誰かが票をひとつひとつ入れた賞だと思っています。60年前に怪獣を使って映画をつくることを始めた大先輩がいて、受け継いできたバトンを僕らがもらったと思っています。バトンに恥ずかしくないものをもう一度ちゃんと作ろうと思い、本気でゴジラと向き合って作りました」と、熱心に『ゴジラ』に対する思いを口にした。さらに最優秀作品賞の受賞が告げられると、『シン・ゴジラ』テーブルでは、皆でうれしそうに握手を交わす姿が見られた。樋口監督は、改めて「こんなことが待っているかと思うと、毎日映画を作ったりして、寝れなかったりしたスタッフの皆も、いつかこういうときがくるよって声を大にして言いたいです」と、製作クルーに言葉をかけた。同作で主演男優賞を受賞した長谷川博己も大きな笑みを広げ、「特撮映画で作品賞って、今までなかなかなかたのではと思います。映画のひとつのテーマでもあるチームワークというか、皆で力を合わせて何かを倒すのは、これからの日本映画につながるのではと思い、作品賞をとったのはいいことだったんじゃないかなって勝手に思っています」と映画愛あふれる胸の内を語った。ゴジラ出現により、米国国務省から派遣された日本エージェントのカヨコ・アン・パタースンを演じ、助演女優賞受賞となった石原さとみ。英語と日本語を話すバイリンガルで、個性の強いキャラクターを堂々と演じた。作品賞の受賞について、石原さんは「脚本が本当に面白かったんです。庵野秀明さんの1文字1文字が本当に魅力的で、私で汚してしまうのではと震えていたんですけど、最後に『カヨコが石原さんでよかった』と言ってくれて涙が出ました」と、作品への強い想いと重圧を打ち明けた。同じく同作で助演女優賞受賞となり、巨大不明生物特設災害対策本部でゴジラの生態解析を担当する環境省自然環境局野生生物課長補佐、尾頭ヒロミを演じた市川実日子。寝癖をつけたままで身なりに気を使わず、無愛想かつ早口だが笑顔を見せる瞬間もあるというギャップのあるキャラクターで熱心なファンを作るほど、強い印象を残した。市川さんは、初めて脚本を読んだときの感想について、「夜だったんですけど、カーテンの外にゴジラがいるんじゃないかと思うくらい、リアリティを感じました。改めて本当にすごい作品に関わらせていただいたんだなと光栄に思いました。本当にありがとうございました」と笑顔を見せた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞の授賞式が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、映画『シン・ゴジラ』が最優秀作品賞に決定した。同作は作品賞、監督賞、編集賞、録音賞、照明賞、撮影賞、美術賞で最優秀賞を獲得し、7冠を達成した。日本アカデミー賞協会の岡田裕介会長は「アニメ界、特撮界、普通の映画、垣根を超えた画期的な1年だったと思います。みんなで頑張って日本映画を支えましょう」と、会場に訴えかけた。さらに「どこかの国と同じように間違えないようにしたいと思います」と、米国で行われた封筒取り違えのハプニングを想起させるようなコメントの後に、『シン・ゴジラ』の最優秀作品賞受賞を発表した。総監督の庵野秀明は仕事で欠席となったが、壇上に現れた樋口真嗣監督は「みんな怒ってませんか!? 大丈夫ですか!」と心配した様子。主演の長谷川博己も「(会場が)すごい引いてる感じがしたんですけど、気のせいですか。特撮映画とか怪獣映画で作品賞って、今までなかなかなかったんじゃないかと思います」と心配した。しかし長谷川は「作品の一つのテーマである、チームワークというか、みんなで力を合わせて何かを倒すというのが、岡田会長のおっしゃってた『これからの日本映画をどうにかする』というのに繋がる気がして」と喜びを表し、「この作品が作品賞をとったのは、いいことだったんじゃないかなと勝手に思っています」と映画界全体の展望を見据えながら話した。また、石原さとみは「脚本が本当に面白かったんです。庵野秀明さんが書かれた脚本が本当に面白くて、1文字1文字本当に魅力的で、それを私が汚してしまうんじゃないかと思って震えていた」と心情を吐露。総監督の庵野秀明が最後に「カヨコが石原さんでよかった」と言ったことで涙したことを明かし、「ゴジラに関わった2年間、胃が痛い毎日だった」と振り返りながら、「こういう場で終わることができて、救われました」と頭を下げた。市川実日子は、作品の「リアリティ」を讃え、「3.11の時に、1日中テレビで会見を見てた私たちが感じていたことが書かれていた」と振り返る。「改めて、すごい作品に関わらせていただいたんだなということを光栄に思いました」と感謝の気持ちを表した。東宝 山内章弘プロデューサーは「こんなに重いとは思いませんでした」とブロンズの重さをかみしめた。「本当に、特撮映画とか、怪獣映画とか、シリーズ映画って、どうしてもジャンルの中に押し込めようとするのを、こうやって一本の作品として評価していただいたことを本当に感謝しています」と喜んでいた。最後にまたコメントを求められた樋口は「え! 俺ですか!!」と驚きながら、「なんとなくみんな、ムッとした感じに見えるのが気のせいかもしれませんが……」とさらに心配。「こういう映画も素晴らしいので、いいなと思ったらまた一緒にお仕事をしたいなと思います」と会場に向かって語りかけた。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『シン・ゴジラ』監督賞…庵野秀明/樋口真嗣(『シン・ゴジラ』)主演男優賞…佐藤浩市(『64-ロクヨン-前編』)主演女優賞…宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)助演男優賞…妻夫木聡(『怒り』)助演女優賞…杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)アニメーション作品賞…(『この世界の片隅に』)脚本賞…新海誠(『君の名は。』音楽賞…RADWIMPS(『君の名は。』)編集賞…庵野秀明、佐藤敦紀(『シン・ゴジラ』)録音賞…中村淳、山田陽(『シン・ゴジラ』)照明賞…川邊隆之(『シン・ゴジラ』)撮影賞…山田康介(『シン・ゴジラ』)美術賞… 林田裕至、佐久嶋依里(『シン・ゴジラ』)外国作品賞…『ハドソン川の奇跡』■これまでの最優秀作品賞第39回…『海街diary』第38回…『永遠の0』第37回…『舟を編む』第36回…『桐島、部活やめるってよ』第35回…『八日目の蝉』第34回…『告白』第33回…『沈まぬ太陽』第32回…『おくりびと』第31回…『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』第30回…『フラガール』第29回…『ALWAYS三丁目の夕日』第28回…『半落ち』第27回…『壬生義士伝』第26回…『たそがれ清兵衛』第25回…『千と千尋の神隠し』第24回…『雨あがる』第23回…『鉄道員(ぽっぽや)』第22回…『愛を乞うひと』第21回…『もののけ姫』第20回…『Shall we ダンス?』第19回…『午後の遺言状』第18回…『忠臣蔵外伝 四谷怪談』第17回…『学校』第16回…『シコふんじゃった。』第15回…『息子』第14回…『少年時代』第13回…『黒い雨』第12回…『敦煌』第11回…『マルサの女』第10回…『火宅の人』第9回…『花いちもんめ』第8回…『お葬式』第7回…『楢山節考』第6回…『蒲田行進曲』第5回…『駅 STATION』第4回…『ツィゴイネルワイゼン』第3回…『復讐するは我にあり』第2回…『事件』第1回…『幸福の黄色いハンカチ』
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞において、宮沢りえが『湯を沸かすほどの熱い愛』で最優秀主演女優賞を獲得した。宮沢さんは第26回の『たそがれ清兵衛』、第38回の『紙の月』に続き3度目の受賞となった。さらに、最優秀助演女優賞を受賞した杉咲花と“親子”受賞としても、会場を沸かせた。優秀主演女優賞には『後妻業の女』の大竹しのぶ、『リップヴァンウィンクルの花嫁』の黒木華、『ちはやふる』の広瀬すず、『怒り』の宮崎あおいと並んだが、ひとりの女性の生きる姿を懸命に演じた宮沢さんが、頭ひとつ出て受賞となった。『湯を沸かすほどの熱い愛』は国内外の映画祭で高い評価を得た中野量太監督が、オリジナル脚本で描いた家族の物語。余命2か月を宣告された母親が、持ち前の明るさで残される家族を再生させていく。宮沢さんは脚本を読み、すぐにオファーを快諾。末期がんの母親役を演じるにあたり、食事制限をしたほか、娘役の杉咲さんや伊東蒼と撮影前からメールのやり取りをするなど信頼関係を築きつつ、母の究極の愛を表現した。発表の際には舞台公演のため、残念ながら姿がなかった宮沢さんだったが、VTRでコメントを寄せてくれた。「双葉という余命宣告を受けた女性を演りました。近頃、役を演じるよりひとつひとつの役が自分の体を通過して、爪跡をつけていく感じがしていて。双葉もとても大きな爪跡を残していきました。生きることの貴重さ、皆さまにこうして讃えられることのありがたさを、感謝とともに教えてもらっている気がします」と丁寧に語った。宮沢さんの代わりにブロンズを受け取った中野監督は、一緒に壇上に立った杉咲さんと笑顔で喜び合った。中野監督は、「本当はりえさんの前で言いたかったんですけど」と言いながら、「僕は映画少年でも何でもなかった人間ですけど、『ぼくらの七日間戦争』は、初めて何度も何度も見直した作品です。今思えば、原点というか、初めての映画体験でした」と、当時主演をしていた宮沢さんとの“出会い”を明かした。「初めて商業映画デビューをするときに、(宮沢さんが主演を)やってくれると言ってくれたときは、やっぱりうれしかった。『ああ、僕に映画を教えてくれたりえさんと映画をやるんだ』と思って、本当にうれしかったのを覚えています」と、同世代の宮沢さんへの特別な思いを捧げていた。最優秀主演、助演女優賞を『湯を沸かすほどの熱い愛』で飾ったことになったが、笑顔の杉咲さんは、「本当にうれしいです。本当にたくさん教えていただいて、この先ずっと忘れられないことばかりです。やっぱりお母ちゃんはすごいなって思いました」と、たっぷりの愛情を込めていた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日第40回日本アカデミー賞が3月3日(金)に開催され、最優秀助演女優賞部門で『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉咲花が、日本アカデミー賞初受賞にして、新人俳優賞とのダブル受賞となった。受賞の瞬間、杉咲さんはメガホンをとった中野量太監督とがっちりと抱き合い、うれしそうに涙を浮かべた。優秀助演女優賞には杉咲さんのほか、『シン・ゴジラ』より石原さとみと市川実日子、『怒り』の広瀬すず、『バースデーカード』の宮崎あおいと、若き実力派女優がそろい踏みとなる中、受賞の快挙を成し遂げた。『湯を沸かすほどの熱い愛』は、インディーズ映画『チチを撮りに』で世界的にも注目を浴びた中野量太監督の商業映画デビュー作。杉咲さんが演じたのは、学校でいじめにあうも、助けを求めることができない、引っ込み思案で気弱な少女・安澄。母(宮沢りえ)の励ましと愛情により、自らの殻を破り、母のようにたくましい女性へと変わっていく過程を、凛とした存在感で演じきった。スピーチの際に、杉咲さんは信じられないといわんばかり目を大きく見開き、「ああ、もう…」と言葉にならない声を漏らした。そして、「本当にありがとうございます。今日が怖すぎて、2週間くらい前から眠れなくて。やっと寝られたと思ったら悪夢とかを見たりして」と、恐怖に感じていたとも明かした。本作で出会った宮沢さんとは固い絆だったと言い、「本当にお母ちゃんでした。終わったいまでもすごくお世話になっていて、ずっとこの映画のように、血のつながりを超えた関係を築けた気がしています」と全幅の信頼を置いている。「昨日、お母ちゃんの宮沢りえさんに“どうしよう”ってメールを送ったら、“どんな結果であっても得たものは変わらないから”っていただいて。一番幸せなのは、この作品に携わらせていただいたことで、やっぱりうれしいです」と最後は涙声で語った。司会の西田敏行も「俺もちょっときちゃった」と大御所俳優の目にも涙を誘っていた。(cinamacafe.net)
2017年03月03日3月3日に行われる、第40回日本アカデミー賞授賞式。すでに優秀賞は発表されており、授賞式では各賞の最優秀賞が発表される。昨年の作品賞では『海街diary』が最優秀賞に選出されたが、今年は一体どの作品になるのだろうか。映画界に3年以上関わっていることを条件とした日本アカデミー賞協会の投票によって決定する同賞だが、一足先に一般観客の予想を知るべく、マイナビニュース会員1,759名にアンケートをとった。Q.日本アカデミー賞作品賞で最優秀作品賞をとると思う作品は?1位 『シン・ゴジラ』 1,056名2位 『64-ロクヨン-前編』 233名3位 『怒り』 226名4位 『家族はつらいよ』 130名5位 『湯を沸かすほどの熱い愛』 114名○怪獣×日本のリアルが評価■1位『シン・ゴジラ』・「キャストも凄いが、ゴジラを真下から見上げるアングル構成はなかなか迫力があった。BGMに頼ることなく逃げまどう人々の悲鳴やどよめきがリアルで、一層の恐怖感や迫り来る迫力を感じさせる。完成度が高いSF映画だと思った」(56歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「ネットでかなりのひとがネタにする。CMで起用されるなど影響が大きかったから」(32歳男性/日用品・雑貨/技能工・運輸・設備関連)・「今の日本の危機管理体制に対するメッセージ性があるから」(48歳女性/その他金融/事務・企画・経営関連(マーケティング・経理・企画・経営他)・「高齢者として昔のゴジラを思い出す機会を得た」(73歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「現代の日本の問題と、昔のゴジラという生物のコラボレーションがとても面白かったから」(27歳女性/輸送用機器/営業関連)■2位『64-ロクヨン-前編』・「元ネタも良く出来ているし、映像だけでのごまかしではないと思うので」(43歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連(生産・製造・運輸・警備・農林他)・「ストーリーや展開、映像など秀でてる」(42歳男性/教育/公共サービス関連)・「佐藤浩市の演技もさることながら三浦友和や周りの役者らの名演技が光っていた」(31歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)・「話も骨太で緻密。出演俳優陣も豪華で適役適所な配役だと感じたので」(42歳女性/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連)・「革新的かつ新しい手法の撮り方だから」(36歳男性/通信関連/営業関連(営業・MR・人材・コールセンター他)・「話の展開に固唾を呑む暇もないぐらいのめり込んでしまったから」(37歳女性/ドラッグストア・調剤薬局/専門サービス関連)■3位『怒り』・「各登場人物の心情が、細かい部分まで描かれていて素晴らしかったから」(33歳女性/食品/事務・企画・経営関連)・「『怒り』は、豪華なキャストで、宮崎あおいさんや、広瀬すずさんが、主演、助演の女優賞を獲得するなど、11部門で受賞しているから」(64歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「人間の隠れた内面がうまく描かれているから」(43歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)・「映画館に観に行きましたが、最初から最後まで釘付けで、それぞれの人の怒りの種類は違うけれども、共感できるし、渡辺謙のお父さん役や娘役の宮崎あおいちゃん最高でした。」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「人の気持ちをうまく表現しているから」(23歳女性/その他/その他・専業主婦等■4位『家族はつらいよ』・「男はつらいよに続く、山田洋二の代表作と言えるから」(65歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)・「熟年離婚のなかで今までの家族のふれあいや今後について考えさせられた。」(56歳男性/その他電気・電子関連/IT関連技術職)・「暗くなりがちな家族問題を明るく描いていて見ていて本当に楽しかったから」(25歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「山田洋次監督の世界で、今の時代にない人情もので、人の心に訴えていると感じたから」(34歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)・「ありふれた日本の家族の中に起こる、様々の問題困難を、温かく描いている。それが現代日本映画にとって逆に新しいので」(37歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)■5位『湯を沸かすほどの熱い愛』・「前評判がいいし、女優たちの演技が素晴らしいから」(43歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「今、家族愛のストーリーが人気だから」(48歳男性/設計/メカトロ関連技術職)・「宮沢りえの母親役が圧巻だった」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「宮沢りえの迫真の演技がすばらしい」(42歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)・「母の大きな愛を描いた作品で笑い、涙もうまくスパイスとして効いていた。点と線がつながるシーンには涙なくては見れませんでした」(54歳女性/その他/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)■総評予想1位となったのは、『シン・ゴジラ』。1954年に生まれたゴジラを現代の視点から描きなおし、SNSでも大きく話題に。新たな「ゴジラブーム」を作り出し、2016年の年末には紅白歌合戦にも登場した。ゴジラシリーズに思い入れのある年配男性から、これまであまりゴジラに触れていなかった若い女性など、幅広い層に訴求したことで「最優秀賞を取るのではないか」と予想した人が多かった。2位の『64-ロクヨン-前編』は昭和64年に発生した未解決事件に取り組む警察の姿が重厚に描かれ、支持を受けた。刑事部と警務部の対立、マスコミとの関係が描かれ、ベテラン俳優陣の演技も話題に。僅差となった3位の『怒り』は、謎を呼ぶ展開、実力派俳優陣のぶつかり合い、事件によって浮き彫りになる本質などが混ざり合い、観た人から様々な感情を引き出す作品となった点が評価を受けた。巨匠・山田洋次監督の『家族はつらいよ』は、現代のホームドラマとして熟年離婚をテーマにし、ヒット。『家族はつらいよ2』も5月に公開が決定している。一方『湯を沸かすほどの熱い愛』は、若手監督らしくどこか尖った家族愛と宮沢りえの演技が話題となった。調査時期: 2017年2月13日~2017年2月17日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 1,759名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2017年03月02日3月3日に行われる、第40回日本アカデミー賞授賞式。すでに優秀賞は発表されており、授賞式では各賞の最優秀賞が発表される。優秀主演女優賞には、10代~50代まで、いずれも実力派の華やかな女優5名が集まった。映画界に3年以上関わっていることを条件とした日本アカデミー賞協会の投票によって決定する同賞だが、一足先に一般観客の予想を知るべく、マイナビニュース会員1,759名にアンケートをとった。Q.日本アカデミー賞女優賞で最優秀賞をとると思う女優は?1位 広瀬すず(『ちはやふる-上の句-』) 506名2位 大竹しのぶ(『後妻業の女』) 478名3位 宮崎あおい(『怒り』) 331名4位 宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』) 325名5位 黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』) 119名○みずみずしい演技が支持■1位 広瀬すず(『ちはやふる-上の句-』)・「若さと透明感、みずみずしさあふれる演技が魅力的なので」(37歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「これは、学園ムービーの金字塔を作った。千早にあいたい」(34歳男性/官公庁/事務・企画・経営関連)・「キャストが発表された時には原作のイメージとかけ離れていて不満に思ったが、いざ映像化されたものを見たらはまっていたから」(38歳女性/物流・倉庫/事務・企画・経営関連)・「畳の上の格闘技とも言われる競技かるたに向けた真剣さ、純粋さと、きれいな容姿がマッチしているから」(33歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「漫画の実写化というのは難しいものがあるが、原作のイメージを壊すことなく、むしろ更に発展させたと思うから。これは主演の影響がかなり大きいと思います」(22歳女性/その他/その他・専業主婦等)■2位 大竹しのぶ(『後妻業の女』) 478名・「兎に角面白い。小説家仲間が刺激を受けた」(36歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「大竹しのぶさんの演技の凄さ。あらためて素晴らしい女優さんだと思いました。面白いながらも現代のリアルな真実、ホラー性のある内容を人間誰しもがある後ろめたい本性を見事に演じていると思いました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)・「大竹さんはすごい女優さんだと思う。何でも役になり切れる」(31歳男性/教育/その他・専業主婦等)・「昔から演技派の女優さんで、今回の映画では役をしっかりと演じ切っていた。役になり切っていたおかげで、とても映画に入り込み感情移入しながら楽しむことができた」(44歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「意外なキャスティングだったが、女優さんの魅力があふれてた」(28歳女性/インターネット関連/営業関連)■3位 宮崎あおい(『怒り』) 331名・「実力派男優陣にも負けない演技力だったから」(48歳男性/専門店/販売・サービス関連)・「凄いとしか言いようがない。実力もそうだが、まるで憑依している姿は圧巻」(50歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「人の想いというものをスクリーンを通して伝えられる稀有な存在だと思う」(49歳男性/フードビジネス/事務・企画・経営関連)・「演技の為に、体重を増加させて、挑んでいる姿が頑張っていたので」(40歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「女優としてもともと注目を集めているだけではなく、『怒り』の世界観にマッチした演技をしていたと思うから」(22歳女性/その他/その他・専業主婦等)■4位 宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)・「いまや演技派として成熟してきていると思うから」(57歳男性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)・「素敵な役だし、存在感のある女優さんだから」(34歳女性/サービス/その他・専業主婦等)・「美人だし年齢を重ねるごとに素敵になっていくからです」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「余命のまもないお母ちゃんとその子供を愛する母の愛情と強さを熱演していたから」(42歳男性/医療・福祉・介護サービス/営業関連)・「余命宣告をうけながらも精一杯生き抜いた女性の生き方が迫力があった」(5歳女性/その他/その他・専業主婦等)■5位 黒木華(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)・「華やかな人でないけど魅力ある女性なので」(45歳男性/旅行・観光/販売・サービス関連)・「他の女性にはない独特の雰囲気を醸す演技が良いから」(21歳男性/その他/その他・専業主婦等)・「派手ではないけど、気になる演技をする人なので受賞してほしいと思います」(27歳女性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)・「あの世界観にぴったりとはまっていたので」(33歳女性/流通・チェーンストア/事務・企画・経営関連)・「美人だし、大人の魅力を感じさせるから」(44歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)○総評得票数で最多となったのは、映画『ちはやふる-上の句-』で好演した広瀬すず。昨年行われた第39回日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞しており、1年で優秀主演女優賞に輝く活躍に。また今回は、映画『怒り』で優秀助演女優賞にも選出されており、読者の期待もかなり高くなっている。2位となったのは、すでに何度も同賞を受賞している女優・大竹しのぶ。2016年の年末には、紅白歌合戦に初出場したこともあり、演技力だけでなく話題性にも関心が高まっていた。また、3位の宮崎あおいは『怒り』で体重を増加させて役に挑んだ点、感情を露わにする芝居などが高い支持を得た。母としての姿を演じ、評価を受けた宮沢りえは、歳を重ねるごとに磨かれる演技が話題に。また黒木華は第38回、第39回と続けて最優秀助演女優賞を受賞しており、満を持しての主演女優賞、最優秀賞獲得に期待が持たれるところだ。調査時期: 2017年2月13日~2017年2月17日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 1,759名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2017年02月28日俳優の松田龍平さん(33)が、妻でありモデル・女優の太田莉菜さん(29)との離婚を決意したと、『女性セブン』2017年3月9日号が報じています。『女性セブン』によると、一昨年の秋に龍平さんが長期ロケで家を空けた際、妻の莉菜さんは、7歳の娘を残して自宅から姿を消したとのこと。さらに、莉菜さんが娘を置いて失踪した背景には、若手俳優の存在があるということです。莉菜さんは長女を出産してから半年後には、事務所を移籍して芸能活動を再開。業界内の付き合いで深夜のパーティーなどにも顔を出すようになったといいます。『女性セブン』が莉菜さんを知る関係者に取材した話では、莉菜さんは仕事で知り合った若手俳優と特別な仲になり、その彼の元へ行くためにしばらく家を開けていたのだそうです。結果、龍平さんと莉菜さんは別居状態となり、子どものことを考えた龍平さんは離婚の意思を固めたといいます。龍平さんは現在、TBS系ドラマ『カルテット』に出演中。ドラマが一段落した時点で離婚届が提出されるのではないかということです。●ネット上では「子どもが一番の被害者」「母親失格」と厳しい声この報道についてネット上では、『自分の子供よりも男を取ったなんて…考えられない』『本当だったら龍平くんが気の毒すぎる。でも、子どもが一番気の毒』『夫婦のことは2人にしかわからないから何とも言えないけど、子どもを置いて行くのはおかしい』『子どもがとにかく気の毒。子どもが一番の被害者』『これがすべてじゃなくて、夫婦間で何かあったとしても、普通は子どもを置いていけないよ…』『子どもを置いてまで他の男に走りたくなる理由があったのかもしれないけど、母親としては最低』『宮沢りえも子どもを置いて男と旅行行ってたよね。でももっと最低だわ』『本当だとしたら太田莉菜にはガッカリ』『子供連れて出ていったなら奥さんに同情できるけど、置いて行ったなんて…ありえない』『これじゃ松田龍平がかわいそすぎる』『女性に浮気されてしまうと、男性って立場ないね』『周りがとやかく言うことじゃないけど、子どものことを第一に考えてほしい』『夫婦のことだからいろいろあるのかもしれないけど、子どもが一番かわいそう』『龍平もかなり遊んでた気がするけど、子どもを置いて出て行ったのは母親失格だね』『子どもを捨てて出て行く母親とか、まったく理解できない』など、龍平さんとお子さんに同情する声や、子どもを置いて出て行ってしまったという莉菜さんに対する厳しい声が多くあがりました。莉菜さん側の主張が何もないため、莉菜さんだけを一方的に責めるのは疑問に感じますが、子どもを置いて出て行ってしまったということについては、やはり女性層、特にママ層からは受け入れがたいことでしょう。今後、本当に離婚するにしても、一番の被害者であるお子さんの気持ちをしっかり尊重していってほしいと思います。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年02月23日累計発行部数750万部突破を誇る沙村広明によるカリスマコミックを原作に、木村拓哉主演で映画化する『無限の住人』。この度、『湯を沸かすほどの熱い愛』で「ブルーリボン賞」助演女優賞に輝いた杉咲花の初出し場面写真が到着した。かつて100人斬りと恐れられた伝説の人斬り万次。罠にはめられ妹を失い「生きる意味」を失ったとき、謎の老婆に無理やり「永遠の命」を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまった。生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠の時をただ孤独に生き続けるだけだった。ある日親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼をしたいと現れた少女。だがそれは、不死身の万次をも追い込む予想外の戦いの始まりだった――。主演・木村さん×監督・三池崇史という、最強タッグで挑む規格外アクションエンターテインメント『無限の住人』。福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、市川海老蔵と豪華キャストたちが勢揃い。そんな豪華キャストたちが集結する中、注目したいのが、天津影久(福士蒼汰)率いる国中の流派統一を目論む剣客集団・逸刀流に両親を殺されてしまい、自身の命を懸けて仇討ちを決意し、不死身の体を持つ男・万次(木村拓哉)に用心棒を依頼する浅野凜を演じる杉咲さん。第7回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞、第37回ヨコハマ映画祭では日本映画個人賞と最優秀新人賞を受賞している杉咲さん。そして話題となった連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では、高畑充希演じる主人公・常子の妹・美子役でたちまちブレイク。また『湯を沸かすほどの熱い愛』では、宮沢りえの娘役を臆することなく堂々と演じ、「第59回ブルーリボン賞」助演女優賞を始め、「おおさかシネマフェスティバル2017」助演女優賞、そして受賞史上2番目の若さで「第41回報知映画賞」助演女優賞し、さらには「第90回キネマ旬報ベスト・テン」で助演女優賞を受賞。また、2年連続となる「第38回ヨコハマ映画祭」で助演女優賞に輝き、5つもの映画賞を席巻し、2017年のいま最も注目を集める若手実力派女優だ。今回到着した場面写真では、先立って解禁となった画像で見せたどこか頼りなさげでか弱い表情から打って変わって、凜とした表情で刀を握り、内面からにじみ出る力強さを見せている。19歳という若さで、ヒロインかつ木村さんの相手役に大抜擢された杉咲さんだが、撮影前は「準備で不安に思ったことはたくさんあって(重圧も)大きかったですが、それが一番邪魔になると思ったのでそれを無くそうとしました」と力強いコメントを寄せ、木村さんは「万次を作り上げるというよりは、杉咲花ちゃんが演じてくれた町であったり、凛ちゃんだったりを感じて、自分の表現に変換させていただきました。彼女が苦しめば苦しむほど、万次としてはアクセルの回転数があがる。小柄な彼女ですけど、杉咲さんの存在は僕の中では、すごく大きな存在でしたね」明かしている。『無限の住人』は4月29日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月09日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「第90回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月5日(日)、都内にて行われ、受賞した宮沢りえ、柳楽優弥、杉咲花、竹原ピストル、小松菜奈らが登壇した。2002年度の『たそがれ清兵衛』、2004年度の『父と暮せば』に続き、『湯を沸かすほどの熱い愛』で3度目の主演女優賞受賞となった宮沢さんは、出演の決め手について、「この役をほかの女優さんがやったら嫉妬するだろうなって思うほど、好きな脚本でした」と、中野量太監督の熱い思いに共鳴していた。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも古い歴史を持ち、その年の称賛すべき作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ賞。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価も受けている。宮沢さんは、『湯を沸かすほどの熱い愛』で余命2か月と宣告され、残された時間と命を家族のために使おうとひたむきに生きる双葉を熱演した。「『紙の月』の後に、たくさんの方から『次はどんな監督、作品をやるの?』って言われて。興行的な映画を初めて撮る中野監督と、一緒にやりたいと思いました。『次は中野監督』って言うと、みんなびっくりしていたので、ちょっとやったなって思いました(笑)」と、笑顔で出演の経緯をふり返った。花束ボーイとしてサプライズ登場した中野監督は、「誰がやってくれるかで決まると思っていました。最初にりえさんがやると言って、(杉咲)花もやると言ってくれたとき、これはいけるんじゃないかなと思いました」とうれしそうに語り、自身の受賞がないことには「全然大丈夫です!」と大声で言い切って、宮沢さんらを笑わせていた。同作で、宮沢さん演じる双葉の娘・安澄を細やかな芝居で演じきった杉咲さん。「作品に愛情を持って温かい人々しかいない現場で。そんな作品に巡り会えただけでも幸せなのに、素敵な賞をいただけて、ただただ感謝しかありません」とあふれんばかりの作品への愛をにじませた。宮沢さんについて、杉咲さんは「毎日メールをして写真を送り合うこと、敬語をやめること、お母ちゃんと呼ぶルールがありました。カメラに映っていないところでもお母ちゃんでいてくださって救われました」と役作りを明かし、宮沢さんに「花、おめでとう!」と微笑みかけられ、親子さながらのやり取りを壇上で交わしていた。「こんな素敵な賞をいただけるなら、バカみてえな芸名にしなければよかった(笑)」と会場を爆笑の渦に包み込んだ竹原さんは、『永い言い訳』で助演男優賞を受賞。主演の本木雅弘とのやり取りがいまでもあると明かし、「本木さんは、しばしば私にメールをくれますが文末に必ず(返信不要)と書いております。ずっと返信していなかったら、(返信不要。でも元気かどうか知りたいです)ときて(笑)、どっちなんだよと。毎回困ります」と温かいエピソードを披露していた。『ディストラクション・ベイビーズ』で主演男優賞に輝いた柳楽さんは、『誰も知らない』(2004年度)で新人男優賞受賞以来となった。柳楽さんは「12年間悩んだり、いろいろやっていたんですけど、光栄です。演技に対してしっかりと真面目に向き合って、いい作品に出れるような人でありたいと思います」と真摯に語った。現在公開中の『沈黙 -サイレンス-』に出演中の小松さんは、このたび『溺れるナイフ』、『ディストラクション・ベイビーズ』など計5作品による新人女優賞受賞となった。小松さんは「自分の心が追いつかないくらい、全身全霊で戦った年でした。特に『溺れるナイフ』では、すべてをむき出しに無我夢中で走り続ける現場で、私の中で大切な作品になりました。これからも努力を惜しむことなく頑張っていきたいです」と、さらなる飛躍を誓った。(cinamacafe.net)
2017年02月05日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「第90回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月5日(日)、都内にて行われ、4冠受賞となった『この世界の片隅に』のメガホンをとった片渕須直監督、声の出演を務めたのん、真木太郎プロデューサーが出席した。弾む足取りで登場したのんさんは、「片渕監督をはじめ、スタッフ、キャストの皆さま、皆さんですごく同じところに向かう気持ちがありました。観てくださった方も、製作者の一員かのように、この映画を広めてくださった印象があります」と、満面の笑みで喜びのスピーチを行った。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも古い歴史を持ち、その年の称賛すべき作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ同賞。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価も受けている。日本映画ベスト・テン、日本映画監督賞、読者選出日本映画ベスト・テン、読者選出日本映画監督賞の各部門で受賞となった本作。アニメーション作品の第1位は、1988年度『となりのトトロ』以来、さらにアニメーション作品の日本映画監督賞受賞は初めてという快挙を成し遂げた。こうの史代の同名コミックをアニメ映画化した『この世界の片隅に』は、昭和19年、広島市から呉に嫁いできた18歳のすず(のんさん)が、戦争で物資が欠乏する中、つつましながらも前向きに生きる日常を繊細に描いた。ヒロインを演じたのんさんの感情豊かな表現が胸を打つ本作。意表をついたキャスティングについて、真木プロデューサーが「監督が、どうしてものんさんを起用したい思いがありまして」と明かすと、片渕監督も、「こうのさんが原作で描かれたすずさんという18歳の主婦の魂を実在する人のように信じたかった。何よりも、声が備わったときに完成したと思いました。のんさんにやっていただけて、本当によかったと思います」と感謝の言葉をつらねた。拍手喝さいを受けたのんさんだったが、「読者の皆さんが監督を選ばれているというので、すごくうれしいことだと思いました。形に残るもので評価していただけるのが、私も自分のことのようにうれしいです」と言うと、すかざず片渕監督に「自分のことだと思います」と突っ込まれた。慌てたのんさんは、「いや、でもこれは監督にもらった賞なので!すごくこんなに(トロフィーが)重いと、いただいたんだなって思います」と話し、あどけなさに観客からは温かい笑いが起こっていた。そのほか、表彰式には、主演女優賞の宮沢りえ、主演男優賞の柳楽優弥、助演女優賞の杉咲花、助演男優賞の竹原ピストル、新人女優賞の小松菜奈らが出席した。(cinamacafe.net)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
2017年02月05日