新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』製作発表記者会見が5日に都内で行われ、尾上松也、尾上右近、中村鷹之資、中村莟玉が登場した。同作は名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた「刀剣男士」を収集し、歴史の改変を企む敵に対抗すべく、 様々な時代の合戦場を攻略していく刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』の歌舞伎作品。今回は十三代将軍足利義輝が討たれた“永禄の変”を、歌舞伎ならではの発想で大胆に脚色する。三日月宗近役、そして演出も務める松也は「何が歌舞伎かというのはないんですけど、王道の歌舞伎のテイストはふんだんに盛り込みたいなと思ってはおります」と展望を明かす。「もう一つのこだわりとして、あまり最新技術に拘らない。否定するわけでもなく、全く使わないというわけではないんですけれども、できるだけ頼らずにアナログの形で生の舞台の良さを表現できたらいいなとは思っております」と計画しているという。同作の企画について、松也は自主公演で作った新作歌舞伎『赤胴鈴之助』での達成感が大きく、「演出という立場でやってみたい」と思っていたそうで、「非常に念願というか思いかなったような感じでした。企画から入ってるんですけど、その時から自分で演出をしたいと思っていました。ですから、松竹さんから頼まれたわけではありません」と説明する。さらに『刀剣乱舞』を選んだ理由を聞かれると「まず歴史がメインのテーマになっている。歌舞伎というジャンルは常に歴史との関わりが深い作品ばかりですから。あとはキャラクター造形。洋装のキャラクターもいるんですが、舞台とかミュージカルを拝見して、歌舞伎的要素を盛り込んだ衣装を着ているキャラクターもたくさんいますし、そこに対する思いを感じられるような部分があったので、歌舞伎にしやすいんじゃないかと思いました」と答える。さらに「ゲームのシステムというのを踏襲して、それぞれがオリジナルストーリーを作っているというところに非常に面白いなと感じましたし、そんなコンテンツは他にあまりないと思うんですよね。歌舞伎をやると決めた時点でできるだけ古典らしさを表現したいと思ってましたので、ストーリーが自由であるということで、作りやすいんじゃないかなというところはありました」とコメントした。松也は「これだけ人気のある作品に携わらせていただくというのは光栄な反面、それだけ期待されることも多いですし、僕も『刀剣乱舞』ファンの1人になってるわけですし。それ以外でもファン心理がわかるもので、例えば自分が好きなアニメ作品が映画になる時に、嬉しいのに、反面『どうやって表現していくんだ、この野郎』と期待と不安を抱きながら見たりする時もありますから」とプレッシャーも感じている様子。「それだけの作品を扱うというと、どういうふうに作っていったらいいのか考えてしまうところもあるんですけど、けっこう思い切って歌舞伎に振り切ってます。ファンの方の心理は絶対に無視したくない、残すべきところは残して削ぎ落とすところは削ぎ落として大胆に、物語としてもそういう気持ちを持って取り組んでいけたらいいかなと思います」と意気込んだ。さらに「新作をやる時に常に思ってることは、どんな形で上演しようが、新作を作るんだから、1度だけというつもりではなくてですね。これからも僕が演じるということではなく、これからの新作歌舞伎『刀剣乱舞』というものが、何百年後かに古典歌舞伎として皆さんに愛される、そして後輩たちにやりたいと思ってもらえるような作品にしたいと、常に思いながら作るということは信念に置いてますので、そういうことも意識しながら作っていきたいなと思っております」と語った。また、ストーリーについては「自由で、どの刀剣男士を出さなきゃいけないとか、どの物語でやらなきゃいけないというルールもないので、本当にゼロからだったので、それもけっこう難航したんですね」と振り返る松也。「いろいろ考えた中で、やはり三日月宗近というキャラクターは『刀剣乱舞』の中でも顔ですし、常に中心にいるキャラクターなので、まずは三日月宗近を想定した場合、どういうものができるか考えた中で見つけたのが、足利義輝とのつながりというところで。諸説あるんですけれども、最初の主が義輝の可能性が高いというような話を知りまして、非常に壮絶な最期を遂げていらっしゃって、それも非常にロマンチックでしたし、義輝と三日月宗近のクライマックスを想像するところから着想を得たというのが最初でした」と明かした。公演は新橋演舞場にて、7月2日~27日。
2023年06月05日新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』製作発表記者会見が5日に都内で行われ、尾上松也、尾上右近、中村鷹之資、中村莟玉が登場した。同作は名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた「刀剣男士」を収集し、歴史の改変を企む敵に対抗すべく、 様々な時代の合戦場を攻略していく刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』の歌舞伎作品。今回は十三代将軍足利義輝が討たれた“永禄の変”を、歌舞伎ならではの発想で大胆に脚色する。足利義輝/小狐丸を務める右近は同作の上演について「2.5次元でされてきた中でも、僕も他の舞台でご一緒した高橋健介くん、spiさん、有澤樟太郎くんだとか、いわゆる刀剣男士の先輩たちも歌舞伎化を喜んでくれてまして。『歌舞伎らしさを頭に置きながら自分たちもやってきたところはある。今回歌舞伎役者たちががっつり歌舞伎をやるなら、『それをやられたら俺たち困っちゃうよ』という舞台を作ってほしいとに期待してくれている」と明かす。「変に寄ってくわけでなく、自分たちが知ってる歌舞伎らしさ、歌舞伎の手法、様式を正々堂々と貫き、しっかり噛み合った上で盛り上がっていけるんではないか」と意気込んだ。すでにビジュアルが発表され大きな反響を呼んでいるが、右近は「僕自身も自然な歌舞伎風の扮装ができたなと撮影の時に思って、ビジュアル解禁してからSNSの反応も色々見させてもらって、とても皆さん喜んでいただいてよかったなと。ただ一つ気になったのは、ちょっと顔が長いという……顔が割と面長だなあという評判の方がありまして」と苦笑する。さらに右近は「それはなるべく気にしないでもらいたいなと思ってる中で、1人の方が『右近さんは顔が長いけれども、踊りも芝居も達者で確かな歌舞伎の腕がある俳優さんなので、お芝居を見ていれば気にならないと思います』というコメントがあったので、これだからエゴサーチはやめられないなと思いました」と語り、会場は爆笑。「面長気にならないで、みなさん! 見にきてください」とアピールする。松也が「僕はそんなに面長だとは思わないですけどね」とフォローすると、右近は「いや、嘘つけ!」とツッコミ。松也は「長年一緒にいますからね、わかんなくなっちゃってるのかもしれませんけど」と応えていた。
2023年06月05日6月1日、吉高由里子と一般男性の交際が報じられた。「FRIDAYデジタル」によると、お相手は尾上松也(38)を思わせるイケメン。2人は飲食店などでたびたびデートを重ねており、吉高の事務所は交際について「プライベートについては本人に任せております」と回答したという。来年の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)で主人公の紫式部を演じる吉高。公私ともに絶好調といえそうだ。そんな吉高といえば、恋多き女性として知られている。’09年には玉木宏(43)、’16年には大倉忠義(38)との熱愛報道が。また’11年には生田斗真(38)と親しげにしている様子が一部メディアによって報じられている。そして’13年から’14年に交際を伝えられていたのが、RADWIMPSの野田洋次郎(37)。本誌は’14年9月23日号で、2人の“イタリアンデート”の様子を伝えている。当時、ヒロインを演じた連続テレビ小説『花子とアン』(NHK総合)が放送中だった吉高。クランクアップし、ひと息ついた吉高は、ランチタイムに野田のマンションから手をつないで出てきた。そして、足を運んだのがとあるイタリアンレストランだった。吉高と野田は顔をくっつけるようにしてメニューを選ぶなど、始終リラックスモード。実はその前日にも吉高は野田のマンションから迎えの車に乗り込み、そのまま仕事先に向かっており、2人は“半同棲生活”を送っていたようだった。現在交際中の男性とはまだデートを重ねる段階の様子の吉高。今のお相手と“もっとお近づきになる日”は近い?
2023年06月02日ミュージカル『スリル・ミー』が、東京・大阪・福岡・名古屋・群馬にて上演される。東京芸術劇場シアターウエストにて2023年9月7日(木)から、サンケイホールブリーゼにて10月7日(土)から、キャナルシティ劇場にて10月11日(水)から、ウインクあいちにて10月14日(土)から、高崎芸術劇場 スタジオシアターにて10月21日(土)から、各公演が行われる。尚、東京公演の最速抽選先行受付は6月5日(月)より開始する。“私”と“彼”、1台のピアノのみで展開する究極の心理戦『スリル・ミー』は、1920年代、全米を震撼させた事件をベースにしたミュージカル作品。残忍な誘拐殺人事件を“スリルを味わいたかった”という理由で犯した2人の天才である“私”と“彼”、そしてピアノ1台のみで、究極の心理戦を描き出していく。シンプルであるがゆえに圧倒的な緊迫感を生み出し、観客に恐怖や興奮をもたらす『スリル・ミー』。2011年に栗山民也の演出で日本初演を迎えて以来、7回にわたる上演を通して多くの観客を魅了してきた。“私”と“彼”を演じる全3組のキャストそんな『スリル・ミー』が、東京・大阪・福岡・名古屋・群馬を巡回するツアー公演として8度目の上演を迎える。“私”と“彼”を演じるのは、尾上松也と廣瀬友祐、木村達成と前田公輝、松岡広大と山崎大輝といった3組のペア。各ペアが演じる“私”と“彼”が、どのような人物として表現されるのかに注目だ。それぞれの公演を見比べてみるのも楽しい。〈配役・キャスト〉尾上松也(私役)×廣瀬友祐(彼役)木村達成(私役)×前田公輝(彼役)松岡広大(私役)×山崎大輝(彼役)ミュージカル『スリル・ミー』あらすじ物語は、34年前に静かに遡っていく――。監獄の仮釈放審議委員会。収監者“私”の5回目の仮釈審議が進行中である。34年前、“私”と“彼”が犯した犯罪。19歳の“私”と“彼”。ある契約書を交わした2人。彼らに一体何が起きたのか。“私”と“彼”の衝撃の真実が明かされていく。【詳細】ミュージカル『スリル・ミー』出演:尾上松也、廣瀬友祐、木村達成、前田公輝、松岡広大、山崎大輝※公演日時によって、出演者は異なる。ピアニスト:朴勝哲、落合崇史、篠塚祐伴原作・脚本・音楽:スティーブン・ドルギノフ翻訳・訳詞:松田直行演出:栗山民也音楽監督:落合崇史歌唱指導:伊藤和美振付:田井中智子演出助手:坪井彰宏、野田麻衣舞台監督:田中伸幸、松井啓悟■東京公演期間:2023年9月7日(木)~10月3日(火)※当初の発表より公演期間が変更となった。会場:東京芸術劇場 シアターウエスト住所:東京都豊島区西池袋1-8-1料金:9,500円(全席指定)チケット一般発売日:7月5日(水)11:00~その他 発売期間:・〈ホリプロステージ抽選先行〉6月5日(月)12:00~6月11日(日)23:59 ※抽選日6月21日(水)・〈ホリプロステージ先着先行〉6月24日(土) ゴールド会員9:00~/レギュラー会員12:00~7月2日(日)23:59・〈Yシート(20歳以下限定)〉7月10日(月)17:00~7月16日(日)23:59■大阪公演期間:2023年10月7日(土)~10月9日(月・祝)会場:サンケイホールブリーゼ住所:大阪府大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー7F問い合わせ先:ブリーゼチケットセンター TEL:06-6341-8888(11:00~15:00)■福岡公演期間:2023年10月11日(水)・12日(木)会場:キャナルシティ劇場住所:福岡県福岡市博多区住吉1-2-1 キャナルシティ博多 ノースビル4F問い合わせ先:インプレサリオ TEL:092-600-9238■名古屋公演期間:2023年10月14日(土)・15日(日)会場:ウインクあいち住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38問い合わせ先:メ~テレ事業 TEL:052-331-9966(平日10:00~18:00)■群馬公演期間:2023年10月21日(土)・22日(日)会場:高崎芸術劇場 スタジオシアター住所:群馬県高崎市栄町9-1
2023年06月01日2023年9月15日に公開予定の、映画『ミステリと言う勿れ』の追加出演キャストが発表されました。映画『ミステリと言う勿れ』ドラマレギュラーキャストが続投田村由美さんの同名漫画を原作にした『ミステリと言う勿れ』。2022年に、俳優の菅田将暉さんを主演に迎え、フジテレビ系でドラマが放送されました。映画版では、原作ファンの間で『広島編』と呼ばれ、根強い人気を誇るエピソードが描かれます。また、ドラマ版で大隣警察署の面々を演じた、巡査役の伊藤沙莉さんと尾上松也さん、警部役の筒井道隆さん、シリーズ通してのキーパーソンとなる謎に包まれた男を演じた永山瑛太さんが、映画版にも出演。撮影時の状況を「ドラマから笑いの絶えない現場だったので、今回の撮影でも笑顔が絶えなくて幸せでした」と尾上さんが語ったほか、ほかの出演者も「懐かしくて楽しかった!」とわきあいあいとした雰囲気が伝わります。今回、映画版の場面写真も初解禁されるなど、映画の公開に向けてますます盛り上がりを見せる『ミステリと言う勿れ』。公開日を、多くのファンが指折り数えて待っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月31日ミュージカル『スリル・ミー』のツアー公演全日程が発表された。『スリル・ミー』は1920年代に全米を震撼させたふたりの天才による驚愕の事件を基にした作品。“私”と“彼”そしてピアノ一台のみで繰り広げられる心理戦は、シンプルであるがゆえに緊迫した劇場体験を生み出している。2年ぶり8回目の上演となる今回は、尾上松也(私)と廣瀬友祐(彼)、木村達成(私)と前田公輝(彼)、松岡広大(私)と山崎大輝(彼)の3組が出演する。東京公演は9月7日(木) から10月3日(火) に東京・東京芸術劇場シアターウエストで上演。その後、10月7日(土) から9日(月・祝) に大阪・サンケイホールブリーゼ、10月11日(水)・12日(木) に福岡・キャナルシティ劇場、10月14日(土)・15日(日) に愛知・ウインクあいち、10月21日(土)・22日(日) に群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアターで上演される予定だ。<公演情報>ミュージカル『スリル・ミー』原作・脚本・音楽:Stephen Dolginoff翻訳・訳詞:松田直行演出:栗山民也【キャスト】尾上松也(私役)×廣瀬友祐(彼役)木村達成(私役)×前田公輝(彼役)松岡広大(私役)×山崎大輝(彼役)ピアニスト:朴勝哲/落合崇史/篠塚祐伴【東京公演】9月7日(木) ~10月3日(火) 東京芸術劇場シアターウエスト【大阪公演】10月7日(土) ~9日(月・祝) サンケイホールブリーゼ【福岡公演】10月11日(水)・12日(木) キャナルシティ劇場【名古屋公演】10月14日(土)・15日(日) ウインクあいち【群馬公演】10月21日(土)・22日(日) 群馬・高崎芸術劇場 スタジオシアターチケット情報はこちら:関連リンク公式サイト::
2023年05月30日個性豊かなG組メンバーが織りなすアツい青春物語、岸優太主演映画『Gメン』。この度、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭が演じるクセ強な役柄&ビジュアルが公開された。吉岡さんが演じるのは、勝太(岸さん)たち問題児ばかりが集う武華男子高校1年G組の担任・雨宮瞳。清楚でいつも笑顔、優しい先生だが、言うことを聞かない生徒に対しては性格が一変し、おかしなテンションで大暴れする。高良さんが演じるのは、武華男子高校の2年生で、かつてGメンと呼ばれた伝説の不良グループのメンバー・伊達薫。勝太とすぐに打ち解け、一緒に過ごすうち、恋心を抱くようになる。また、刑務所から出所し、勝太たちの前に現れる凶悪な組織=天王会のトップ・加藤侠介役は松也さんが演じる。クレイジーなサイコパスで、金属バットを手に不気味な笑顔で暴れまくる圧倒的な凶暴性の持ち主だ。田中さんが演じるのは、Gメン最後のヘッドで驚異的な強さを誇る3年生・八神紅一。トレードマークは、金髪リーゼント。強さと茶目っ気を併せ持ち、何かと訳知り顔で勝太たちを見守る。あわせて、恒松祐里演じる“ピュアなレディース”ツンデレの上城レイナのキャラクターPVも公開。勝太たちと一緒に青春を過ごすことになるレディース・多摩黒天使(ブラックエンジェル)のヘッドで、勝太に密かに恋心を抱きながらも、なかなか素直になれないキャラクター。映像は、特攻服で啖呵を切るシーンから始まり、レディースのヘッドとしての素養を見せつける。一方で、勝太を校門前で待ち伏せ、呼び出すシーンでは、緊張から声が一オクターブ上がってしまうピュアな一面も垣間見える。『Gメン』は8月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Gメン 2023年8月25日より全国にて公開©️2022「Gメン」製作委員会 ©️小沢としお(秋田書店)2015
2023年05月26日岸優太映画初主演『Gメン』より、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭の4人が演じるキャラクターとそのビジュアルが解禁。併せて、連続キャラPV第3弾“ピュアなレディース・上城レイナ編”が公開された。本作は、2014年から2018年まで『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載された小沢としおによる同名マンガの映画化作品。問題児ばかりが集う武華男子高校1年G組に転入してきた主人公が、G組メンバーや上級生といった仲間たちと全力で生きる姿をアクションとアツい友情で描いた青春エンターテインメントだ。全力だけど空回りな“熱きおちこぼれ“ヒーロー・門松勝太を岸優太が演じるほか、竜星涼、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。、恒松祐里、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭といった面々が出演者として名を連ねている。この度解禁となったのは、吉岡里帆、高良健吾、尾上松也、田中圭の4人が演じるクセ強でインパクトたっぷりなキャラクター。吉岡里帆扮する雨宮瞳(あまみや・ひとみ)は、勝太たち1年G組の担任。一見清楚でいつも笑顔、生徒にも優しい美人な先生だが、言うことを聞かない生徒に対しては性格が一変。普段の大人しい姿からは想像できないようなおかしなテンションで大暴れする。高良健吾が演じるのは、私立武華男子高校の2年生で、かつて“Gメン”と呼ばれた伝説の不良グループのメンバー伊達薫(だて・かおる)。単車を愛し、義理人情に厚くて喧嘩もめっぽう強い。転校してきた勝太とすぐに打ち解け、一緒に過ごすうちに次第に恋心を抱くようになる。尾上松也扮する加藤侠介(かとう・きょうすけ)は、刑務所から出所し、勝太たちの前に現れた凶悪な組織=天王会のトップでクレイジーなサイコパス。金属バットを手に不気味な笑顔で暴れまくる圧倒的な凶暴性の持ち主だ。そして、田中圭扮する八神紅一(やがみ・こういち)は私立武華男子高校の3年生で、伝説の不良グループ“Gメン”最後のヘッドで驚異的な強さを誇る。金髪リーゼントがトレードマークで、強さと茶目っ気を併せ持ち何かと訳知り顔で勝太たちを見守る先輩だ。また、併せて解禁された連続キャラPV第3弾は、恒松祐里扮する“ピュアなレディース・上城レイナ編”。勝太たちと一緒に青春を過ごすことになる“レディース”【多摩黒天使(ブラックエンジェル)】のヘッド・上城レイナは、G組メンバーに真正面から啖呵を切るような強気で大胆な性格。一方で、岸演じる勝太に密かに恋心を抱きながらもなかなか素直になれないという、恋愛には奥手でピュアな一面も持ち合わせている。映像は、「てめえら、ぜってぇ許さねえからな!」と特攻服で啖呵を切るインパクトのあるオープニングからスタート。その後も「生きて帰れると思うなよ!」「ぶっ殺すからな!」と物騒な単語が並び、レディースのヘッドとしての素養を見せつける。一方で、勝太を校門前で待ち伏せて、「12時に駅前に一人で来い!」と呼び出すシーンでは、緊張から声が一オクターブ上がってしまうなど、ピュアな一面も垣間見える。ラストの「別に好きだとか、そういうことじゃねぇからな。ぶっ殺すぞ!」は、レディースのヘッドとしての感情と年頃の女の子としての感情が爆発したシーンに。レイナの可愛らしさが詰まった15秒となっている。『Gメン』連続キャラPV第3弾“ピュアなレディース・上城レイナ編”『Gメン』()8月25日(金)公開(C)2023「Gメン」製作委員会(C)小沢としお(秋田書店)2015
2023年05月26日5月2日(火) より開幕する、歌舞伎座新開場十周年「團菊祭五月大歌舞伎」昼の部『音菊眞秀若武者』で、尾上菊五郎の孫である寺嶋眞秀が初代尾上眞秀を名乗り、初舞台を勤める。このたび、眞秀の撮り下ろしスチール写真が公開された。寺嶋眞秀は、平成24(2012)年9月11日生まれの10歳。平成29(2017)年5月の歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」において『魚屋宗五郎』の酒屋丁稚与吉で初お目見得して以来、次々と舞台に出演している。今回の写真は、『音菊眞秀若武者』で演じる立役の「岩見重太郎」と、女方の「女童」の二役を、世界的に活躍するフォトグラファーの土井浩一郎が撮影。眞秀が歌舞伎のポスター撮影を行うのは今回が初めてで、撮影は祖父・尾上菊五郎立ち会いのもと行われた。撮影:土井浩一郎初舞台となる5月公演の衣裳をこの日初めて身に纏った眞秀は、女方では可憐さを、立役ではキリっとした凛々しさを溌剌と表現。撮影を終えると「衣裳もかっこよくて、写真もきれいで、5月の舞台が楽しみになりました」と公演への意気込みを語った。また本公演では、初舞台を彩る特別な引幕「祝幕」がお披露目される。今回の祝幕は、ラグジュアリーブランド「CHANEL」のサポートにより、シャネルのファッションショーでのコラボレーションの実績もある現代アーティストのグザヴィエ・ヴェイヤンがデザインし、コンテンポラリーな刺繍で知られるフランスの刺繍工房モンテックスが刺繍を施したものとなっている。<公演情報>歌舞伎座新開場十周年「團菊祭五月大歌舞伎」5月2日(火)~27日(土) 歌舞伎座チケット一般発売:4月14日(金) 10:00~詳細はこちら:
2023年04月07日日本舞踊の流派のひとつである尾上流(事務所所在地:東京都中央区 家元:尾上菊之丞)は、尾上流四代家元、三代目尾上菊之丞のオフィシャルファンクラブ「菊之丞 FAN CLUB」を2023年4月1日(土)より発足、入会受付を開始いたします。当クラブでは、菊之丞が日本舞踊や伝統芸能、日本文化を初心者の方にもわかりやすくお話しする動画コンテンツやここでしか見ることができないオフショット等を配信、非売品の入会特典やお誕生日カード、年に一度のお茶会など様々な企画も予定しています。このクラブを通して、日本舞踊や伝統芸能の世界を身近に感じていただけるきっかけとなることを目指します。菊之丞 FAN CLUBURL: ■日本舞踊、伝統芸能の世界をもっと身近に日本舞踊尾上流の四代家元である尾上菊之丞は、「日本舞踊を通して日本の伝統芸能の魅力を国内外へ伝えたい」という思いの下、自身が主宰する舞踊会はもとより、新作歌舞伎の振付けや古典芸能のオンラインサロン、異分野とのコラボレーションなど幅広い活動を精力的に行っています。今回発足する公式のファンクラブ「菊之丞 FAN CLUB」では、日本舞踊や伝統芸能の世界に通じていらっしゃる方はもちろん、これまであまり馴染みがなかった方にも親しみやすくわかりやすい内容の動画コンテンツを月2回配信します。また、オフショットや趣味などのプライベートについてお話しする回も設け、「尾上菊之丞」をより身近に感じていただける内容となっています。さらに特典として非売品の直筆サイン入りポストカードのプレゼントや、会員限定のお茶会などの交流の機会も予定しております。このファンクラブが尾上流、そして日本舞踊や伝統芸能の魅力に触れていただくきっかけとなれば幸いです。オフショットや舞台裏まで、様々な動画コンテンツを配信します(イメージ)【「菊之丞 FAN CLUB」概要】名称 : 菊之丞 FAN CLUB公開日時: 2023年4月1日(土)13:00頃予定URL : ■特典<フリープラン(月額0円)>1. 尾上菊之丞・尾上流の活動のご案内<プレミアムプラン(月額1,000円/入会時別途500円)>1. 月2回のクラブ限定動画配信 ※1日・15日2. 入会時直筆サイン入りポストカード(非売品)3. お誕生日月お名前入り直筆バースデーカード(非売品)4. チケット優先予約5. 継続1年プレゼント6. 会員限定お茶会の開催7. 会員限定のご案内 ※4月中ご入会の方には特典あり(特典内容は諸事情により変更の可能性があります)直筆サイン入ポストカードなど様々な入会特典を用意(イメージ)■尾上流(おのえりゅう)とは日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創流されました。「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしています。六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさず、日本舞踊の魅力を国内外へ伝え続けます。尾上流HP: 2019年逸青会「影武者」■三代目尾上菊之丞略歴1976年生まれ尾上流四代家元/(公社)日本舞踊協会理事2歳から父・二代目尾上菊之丞(現・墨雪)に師事し5歳で初舞台。2011年尾上流家元を四代目として継承し、三代目尾上菊之丞を襲名。自身のリサイタル「尾上菊之丞の会」、狂言師茂山逸平氏との「逸青会」を主催。新作歌舞伎や花街舞踊の演出・振付を手掛ける。<振付・演出>尾上菊五郎劇団「NINAGAWA十二夜」、松本幸四郎主演歌舞伎NEXT「阿弖流為」ラスベガス歌舞伎公演「鯉つかみ」「獅子王」、市川猿之助主演スーパー歌舞伎II「ワンピース」「オグリ」、尾上菊之助主演・新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX」(2023)「風の谷のナウシカ」、宝塚歌劇団、万国博覧会、フィギュアスケートショー「氷艶」を振付。演出家としては、尾上菊之助主演「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」、尾上松也、生田斗真主演「赤胴鈴之助」、OSK日本歌劇団「ツクヨミ」「光」、高橋大輔主演アイスショー「Luxe」、新橋「東をどり」、先斗町「鴨川をどり」の花街舞踊でも演出振付を手掛けている。Instagram: Facebook : Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月01日明日3月1日(水)配信開始となる「マンダロリアン」シーズン3の新シーズン開幕記念イベントが行われ、「スター・ウォーズ」ファンの尾上松也と、主人公・マンダロリアンの声を務める阪口周平が登壇した。グローグーを抱えて登場した松也さんは「最初に『スター・ウォーズ』から衝撃を受けたのは日曜洋画劇場でした。『エピソード4/新たなる希望』を初めて家族で見た時に“なんだこの作品は!”とそのカッコよさに惹かれて以来、ずっと愛し続けております」と早速並々ならぬSW愛を語る。阪口さんも「この作品はいい意味で泥臭いんです。ジェダイみたいにスマートではないけれど、マンドーの完璧ではないところが人間らしくて、いいアクセントになっているんです」と本作の魅力を力説した。ファンの間では、「スター・ウォーズ」イチの絆とも言われるマンドーとグローグーの関係だが、阪口さんは「最初、演出家からマンドーは常に心が枯渇しているキャラクターのように演じてくれと言われました」とふり返り、「でも、グローグーと一緒にいることで、マスクの奥に隠れていた感情が見え隠れするようになって、マンダロリアンとして生きていなかったらどういう人間だったのかということを想像しながら演じるようになりました。マンドーの感情を一番表現しやすいポイントは“ため息”で、マスクの奥ではどんな表情をしているのか、見ている人に想像してもらえるように意識しています」と明かす。松也さんは「シーズン2の最終話、あの衝撃のサプライズを観終わった時には30分間鳥肌が止まりませんでした。グローグーとマンドーの姿は本当に微笑ましくて、僕がマンドーだったら、常にグローグーとほっぺたをすりすりしていたいですね(笑)」「この作品は、2人の愛情の物語なんです」とコメント。銀河を舞台に壮大な冒険が描かれる本シリーズには、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーや、アナキン・スカイウォーカーの弟子だったアソーカ・タノ、賞金稼ぎのボバ・フェットなどレジェンドキャラクターが多数登場し、正史ともクロスオーバーしていく。製作総指揮のジョン・ファヴローは「このシリーズはマンダロリアンとグローグーの物語を軸にそこから発展させ、前からいるお馴染みのキャラクターや新しいキャラクターを連れてくる良い機会でした。毎週サプライズがあるので、ぜひその目で確かめてほしいです」と語っている。新シーズンではこれまで以上のビッグサプライズが待っているのではないか、と世界中が注目しているが、松也さんは「ストーリーそのものはもちろん、サプライズに期待ですね!シーズン1、シーズン2と色々なサプライズがあって、ルークの登場という最高のサプライズがありなら、シーズン3はなんでもありですよね。ハン・ソロや若き日のポー・ダメロンなどの登場も期待できますね!」と話す。そして最後にファンに向け、「シーズン3開幕ということで、僕も皆さんと同じく待ちわびていました。2人の冒険がどうなって、どんなサプライズが待っているのか一緒に楽しみましょう!」(松也さん)、「子供から大人まで、『スター・ウォーズ』が好きな人も、まだ見たことがない人も楽しめるシリーズです。それはシーズン3でも確実に変わらないことです」(阪口さん)と呼びかけ、新シーズン開幕記念イベントは終了した。「マンダロリアン」シーズン3は3月1日(水)17時~ディズニープラスにて日米同時配信開始。(cinemacafe.net)
2023年02月28日『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』が、3月4日(土) から4月12日(水) にIHIステージアラウンド東京で上演される。このたび全キャストの扮装ビジュアルが公開された。『ファイナルファンタジーX』は、2001年に「ファイナルファンタジー」シリーズの第10弾として発売されたロールプレイングゲーム。大いなる脅威「シン」に立ち向かう少年と少女の切ない物語が、シリーズで初めて採用されたキャラクターボイスや状況に応じて表情が変化するフェイシャルアニメーションの採用により感情豊かに描かれ、その感動的な物語は今なお多くのユーザーに愛され続けている。シリーズの中でも、ユウナ、アーロン、ルールーのような、和テイストのコスチュームデザインのキャラクターが印象的な『ファイナルファンタジーX』。「歌舞伎と合う」という声と同時に、セクシーなユウナレスカの服装や、シーモアの独特な髪形などが、どのようにアレンジ・再現されるのか話題を呼んでいたが、今回公開されたビジュアルでは、作品の世界観を尊重し、細部まで作りこまれた歌舞伎版の衣裳を見ることができる。なおYouTubeでは、「コスプレにならないように」とこだわっていた企画の尾上菊之助、演出の金谷かほり、メイク・ヘアデザインの松本慎也による衣裳打ち合わせの様子も公開されている。また本作の制作に密着した特別番組が、2月18日(土) 16時30分よりTBSで放送されることが発表された。番組ではIHIステージアラウンド東京のロビーでの稽古の様子や、劇場内でのテクニカルスルーの映像、歌舞伎本編の内容、演出、舞台装置など、ゲームの世界観が舞台上でどのように表現されるのか、裏側を垣間見ることができる。さらに、これまで発表されているキャストに加え、尾上丑之助、尾上菊五郎の出演が決定。尾上丑之助は主人公ティーダの幼少期と祈り子、尾上菊五郎は声のみの出演となり、企画・演出・主演の尾上菊之助との親子三代での共演が実現する。チケットは現在一般発売中。『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』衣裳打ち合わせ<公演情報>木下グループpresents『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』3月4日(土)~4月12日(水) IHIステージアラウンド東京※休演日:3月8日(水)、15日(水)、22日(水)、29日(水)、4月5日(水)【前編】開場11:30 / 開演12:00 【後編】開場17:00 / 開演17:30『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』CGビジュアル企画:尾上菊之助脚本:八津弘幸演出:金谷かほり尾上菊之助【配役】『ファイナルファンタジーX』相関図尾上菊之助/ティーダ中村獅童/アーロン尾上松也/シーモア中村梅枝/ルールー中村萬太郎/ルッツ、23代目オオアカ屋中村米吉/ユウナ中村橋之助/ワッカ尾上丑之助/ティーダ(幼少期)、祈り子上村吉太朗/リュック中村芝のぶ/ユウナレスカ坂東彦三郎/キマリ中村錦之助/ブラスカ坂東彌十郎/ジェクト中村歌六/シド【チケット情報】(税込 / 全席指定 / 前編・後編通し)・SS席:32,000円※非売品オリジナルCGビジュアルアクリルスタンド付『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』SS席非売品特典グッズ:オリジナルCGビジュアルアクリルスタンド イメージ画像・S席:28,000円※非売品オリジナルCGビジュアル公演ポスター付・A席:24,000円・B席:19,800円※前編または後編のみの各チケットは、SS席:18,000円、S席:16,000円、A席:14,000円、B席:11,000円(全て税込)を予定しております。なお、非売品特典グッズは付きません。【注意事項】※SS席、S席の非売品特典グッズはご観劇日当日、劇場内でのお渡しとなります。※未就学児童は入場できません。※チケットはお一人様一枚必要です。※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。※車椅子でご来場予定のお客様はチケット(SS席)を購入後、ご観劇日の2営業日前までに下記ステージアラウンド専用ダイヤルまでご連絡ください。付き添いの方がご観劇される場合もSS席チケットが必要になります。車椅子スペースには限りがあり、ご購入のお座席でご観劇いただく場合もございます。チケット購入リンク:<番組情報>菊之助・獅童・松也豪華キャストが集結!空前の超大作!新作歌舞伎ファイナルファンタジーⅩ徹底解剖!放送日時:2月18日(土) 16:30~17:00(TBS)関連リンク公式HP:公式YouTube:公式Tiktok:公式Twitter:公式Instagram:
2023年02月03日新作歌舞伎『刀剣乱舞』が東京・新橋演舞場にて上演される。上演期間は、2023年7月2日(日)から27日(木)まで。刀剣育成ゲーム『刀剣乱舞』歌舞伎化原案となる『刀剣乱舞 ONLINE』は、名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率いて、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム。歴史上の人物に縁のある、実際に起きた戦いを舞台にしたゲーム構成や、刀剣男士たちの美しいビジュアルで多くの人々を虜にし、世界的な人気ゲームへと発展した。また、作品にゆかりのある全国の博物館・美術館・神社でコラボレーションイベントが実施されたり、ミュージカルやストレートプレイとして舞台化、実写映画化されたりと、ゲームの枠を超えて社会現象を巻き起こし続けている。そんな人気ゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』が遂に歌舞伎化されることに。出演に尾上松也・尾上右近ら出演には、三日月宗近を演じる尾上松也をはじめ、足利義輝/小狐丸役の尾上右近、松永久直/同田貫正国を演じる中村鷹之資、義輝妹紅梅姫/髭切を演じる中村莟玉、松永弾正役の中村梅玉など、華やかかつ重厚感のある顔ぶれが集結。演出は、尾上松也と尾上菊之丞が担当し、十三代将軍足利義輝が討たれた“永禄の変”を題材に、壮大なゲームの世界観を再現する。新作歌舞伎『刀剣乱舞』配役三日月宗近…尾上松也足利義輝/小狐丸…尾上右近松永久直/同田貫正国…中村鷹之資義輝妹紅梅姫/髭切…中村莟玉膝丸…上村吉太朗小烏丸…河合雪之丞異界の翁…澤村國矢異界の嫗…市川蔦之助山口左司馬…大谷龍生弾正奥方柵…中村歌女之丞善法寺春清…大谷桂三松永弾正…中村梅玉新作歌舞伎『刀剣乱舞』あらすじ次期将軍である足利菊幢丸と妹の紅梅姫の命を奪おうと、時間遡行軍が襲い掛かるが、三日月宗近たちがこれを防ぐ。やがて松永弾正の助力もあって菊幢丸は元服し、足利義輝を名乗って将軍となるが、魔物に取り憑かれてしまう。一方、弾正の嫡男の松永久直はそんな義輝を諫めるが……。【詳細】新作歌舞伎『刀剣乱舞』原案:『刀剣乱舞 ONLINE』より(DMM GAMES/NITRO PLUS)脚本:松岡亮演出:尾上菊之丞、尾上松也出演:尾上松也、尾上右近、中村鷹之資、中村莟玉、上村吉太朗、河合雪之丞、澤村國矢、市川蔦之助、大谷龍生、中村歌女之丞、大谷桂三、中村梅玉製作:松竹株式会社主催:新作歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会※昼夜同一狂言■公演情報上演期間:2023年7月2日(日)~27日(木)昼の部:12:00~夜の部:16:30~休演日:7月10日(月)、18日(火)会場:新橋演舞場住所:東京都中央区銀座6-18-2※上演時間は幕間含め約3時間20分となる予定。観劇料:1等席15,000円、2等A席9,000円、2等B席5,000円、3階A席5,000円、3階B席3,000円、桟敷席(特製お弁当付き)18,000円チケットホン松竹TEL:0570-000-489【問い合わせ先】新橋演舞場TEL:03-3541-2600©NITRO PLUS・EXNOA LLC/新作歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会
2022年12月11日新作歌舞伎『刀剣乱舞』が上演されることが8日、明らかになった。2023年7月、新橋演舞場での上演を予定している。同作は名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた「刀剣男士」を収集し、歴史の改変を企む敵に対抗すべく、 様々な時代の合戦場を攻略していく刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』の歌舞伎作品。原作ゲームは歴史上の人物に縁のある、実際に起きた戦いを舞台にした構成や、刀剣男士たちの美しいビジュアルが多くのファンの反響を呼び、世界的な大ヒットゲームへと発展した。人気の勢いはゲームの枠を超え、作品にゆかりのある全国の博物館・美術館・神社でコラボレーションが行われたりと、社会現象を巻き起こし、ミュージカル、ストレートプレイの舞台化が大好評で上演が繰り返され、舞台がアニメ化されるなど、メディアミックスの幅を次々に拡大している。新作歌舞伎『刀剣乱舞』は壮大なゲームの世界観を再現しながら、歌舞伎ならではの魅力溢れる、力強く美しい舞台に。出演は尾上松也、尾上右近、中村鷹之資、中村莟玉、そして中村梅玉と華やか且つ重厚感のある顔ぶれが集結する。松也は菊之丞と共に演出も担う。歌舞伎はこれまでも数々の人気作品とコラボレーションを行い、新作歌舞伎を生み出してきたが、満を持して『刀剣乱舞』に挑み、新たな作品を創り出すべくストーリー展開など制作が進行中だという。
2022年12月08日歌舞伎界の次代を担う若手が大役に挑む“登竜門”として愛され続けてきた「新春浅草歌舞伎」が3年ぶりに開催されることになり、記者会見が行われた。尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉の8名が出席し、それぞれに意気込みや思いを語った。コロナ禍でここ2年、開催が見送られていたが、来年は1月2日より浅草公会堂にて3年ぶりに再始動。「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき) 引窓」で幕を開け、巳之助、新悟の「男女道成寺(めおとどうじょうじ)」、第2部では「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」、松也(親獅子)と莟玉(仔獅子)による「連獅子(れんじし)」が上演される。松也は3年ぶりの開催について「(コロナ禍を受けて)『浅草での公演を見送りたい』というお話があった時はショックでした。僕が筆頭となって任せていただくようになって、最初にみんなで話し合ったのが『僕らにこうやってつないできていただいた先輩方のためにも、僕らの代で「新春浅草歌舞伎」がなくなってしまうことがないように、後輩にバトンを渡せるようにやっていこう』ということでした。尾上松也(中央)(2度の開催見送りで)このままなくなっちゃうんじゃないかという不安が頭をよぎったこともありました」と心情を吐露し「ようやく今回、できるのが嬉しいですし、出来なかった2年間も歌舞伎座の序幕で“浅草”の冠を背負ってできたことが大きな経験になっています。この2年間に『意味があった』と感じながら、思いを舞台に乗せて務めていきたい」と意気込みを口にする。中村歌昇歌昇は7回目の「浅草歌舞伎」となるが「ずっと播磨屋のおじに教えをいただいてきました」と昨年亡くなった中村吉右衛門の存在に言及。特に吉右衛門との思い出深いエピソードとして2020年の「絵本太功記~尼ケ崎閑居」での思い出として「舞台稽古に来ていただいた時、化粧が全然よくなかったようで『筆を持ってこい』と言われ、客席で顔を直していただいたのを覚えています」と明かし「(教えは)財産です。お芝居に対しての取り組み、お役だけにあらず、役者としてどう生きていくべきか、たくさん教わりました。『よく見て、よく遊び、学びなさい』という教えを守りながら、播磨屋を汚さないように覚悟を持ってやっていきたい」と吉右衛門の逝去後、初めての浅草歌舞伎への強い思いを語った。中村橋之助橋之助は「引窓」で濡髪長五郎を演じるが「父(芝翫)も務めてきたお役で、父に『教えてほしい』と言ったら『ちゃんと教えてあげるからな』と喜んでいたので楽しみです」と笑顔を見せていた。「新春浅草歌舞伎」は2023年1月2日より24日まで、東京・浅草公会堂にて上演。取材・撮影・文:黒豆直樹<公演情報>『新春浅草歌舞伎』2023年1月2日(月・祝)~2023年1月24日(火)『新春浅草歌舞伎』チラシビジュアル(表)第1部午前11時~第2部午後3時~【休演】9日(月・祝)、19日(木)劇場:浅草公会堂
2022年12月02日『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』の制作発表会見が29日、都内で行われ、尾上菊之助、中村獅童、尾上松也、坂東彦三郎、中村梅枝、中村米吉、中村橋之助、上村吉太朗、北瀬佳範が出席した。2001年に「ファイナルファンタジー」シリーズの第10弾として、北瀬佳範プロデュースにより発売されたゲーム『ファイナルファンタジーX』。続編を含め世界累計出荷・DL販売本数は2,110万本以上(2022年3月末時点)のシリーズ屈指の人気タイトルだ。今もなおユーザーから愛されている同ゲームを新作歌舞伎として上演。記念すべき初上演の出演者は自ら企画と演出を担当する尾上菊之助をはじめ、中村獅童、尾上松也ら歌舞伎界を代表する豪華な顔ぶれが揃う。企画と演出を担当し、主人公のティーダを演じる尾上菊之助は、自身が同ゲームの歌舞伎化を望み、自ら権利元のスクエアエニックスと交渉したという。「新作歌舞伎『ファイナルファンタジーX』の制作が始まったのが2020年3月、コロナ禍の真っ最中でした。当たり前だった歌舞伎公演がなくなってしまい、先行きが見えず何とかしたい、という思いを救ってくれたのが20年前に発売された『ファイナルファンタジーX』でした。コロナ禍の世界、そして戦争が起きている世界に強いメッセージを届けられるのではと思い制作することにしました」と歌舞伎化への経緯を説明し、「その思いに中村獅童さんや同輩たちも賛同してくださって今日の日を迎えられてとても嬉しく思っています。コロナ禍で大変な日本、そしてエンターテイメントの世界に少しでも元気を届けられたらなと思っています」と意気込みを語った。尾上菊之助から電話で直接出演のオファーを受けたという中村獅童は「菊之助さんと共演させていただくことも約10年ぶりぐらい。なかなかご一緒する機会がなく、プライベートでもお会いすることがなかったのでビックリしましたがうれしかったです。今からやるのがとても楽しみで、新しい菊之助さんと作れる喜びが1番大きいですね」と尾上の熱い気持ちに胸が打たれたという。尾上菊之助が演じる主人公ティーダの相手・ヒロインのユウナ役には中村米吉が演じる。「菊之助兄さんのティーダと私のユウナは淡い恋心を抱きながら旅が続きます。男女での共演はあまりないので楽しみな部分ではあります」と尾上菊之助との共演を喜び、「ユウナというヒロインが魅力的であればあるほど切なくなると思うので、ビジュアルの再現度を少しでも原作に近づけられるように頑張りたいと思います」と意欲満々。その中村は衣装合わせの時に撮影した写真を坂東彦三郎に見せたことを明かし、「ちょっと胸が小さいというお叱りもいただきましたのでその部分も改良させていただきます」と笑いを誘っていた。『新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX』は、2023年3月4日~4月12日(3月8日・15日・22日・29日、4月5日は休演)の期間、東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で上演される。
2022年11月29日日本古来の伝統芸能に新たな視点を加え、これまでにない舞台公演を生み出してきた「J-CULTURE FEST」の「井筒装束シリーズ」。今回は構成・演出に日本舞踊尾上流四代家元の尾上菊之丞を迎え、古事記をもとにした詩楽劇『八雲立つ』を上演する。主人公のスサノオを演じるのは、歌舞伎役者ながら、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』での好演なども記憶に新しい尾上右近。そんな右近に本作へ寄せる想い、さらに2022年の振り返りと、2023年に向けた胸の内を語ってもらった。飛躍した表現は歌舞伎役者が得意どころ――台本を読まれての感想、作品としての魅力をどんな点に感じましたか?神話を題材にしているということで、メッセージ性がはっきりしている、非常にわかりやすいという点は、まず大きな魅力だと思います。さらに神が生まれる、国が出来るといったスケールの大きな話なので、そういった飛躍した表現は、僕ら歌舞伎の人間が得意とするところですから。特に僕が演じるスサノオは、暴れん坊のヒーローという、非常にエネルギッシュな役どころ。なので、ふんだんに歌舞伎的要素を取り入れられるのではないかなと。舞台上でお化粧をする、なんて演出もあるようですし(笑)。また舞踊には奉納といった意味合いもあるので、自分たちも神様と繋がっている、神様を感じながら舞台に立てるのではないかと思います。――本作には歌舞伎役者である右近さんのほか、多ジャンルのキャストが同じ舞台に立たれますね。歌舞伎そのものをやるわけではないですからね。各ジャンルの、しかも超プロフェッショナルな方が参加されるわけで、それぞれの持ち味を発揮していただきつつ、僕の役割としては、それをかき混ぜていくことかなと。さらに僕とお神楽の“ふたりスサノオ”という演出もあるようなので、それぞれの違いなども見比べていただけるのではないかと思います。スサノオ役を演じる尾上右近ほか、共演はイワナガヒメを演じる水夏希、構成・演出も手がける尾上菊之丞、さらに川井郁子のヴァイオリンと吉井盛悟の和楽器、石見神楽(MASUDAカグラボ)の舞が物語を彩る――年末年始の公演ということで、お客さまにとってもまた特別な想いで来場されるかもしれませんね。ここのところやっぱり、お客様のお時間を頂戴している、という感覚は非常に強くなっています。しかも今回は年末年始なわけで、その骨頂みたいなものですよね。だからこそシンプルに楽しんでいただきたい、もうそのことしか頭にないです。そしてお客さまに楽しんでいただくためには、自分も楽しむってことが大切なのかなと。今回で言えばやはり、お神楽的な動きであったり、お歌であったり、かなり大きな振り幅でいろいろな表現をさせてもらえる。なによりこの豪華な出演者の皆さんとご一緒出来ること、それが僕にとっての一番の楽しみですね。節目の30代。すべては歌舞伎のために――2022年もさまざまなことにチャレンジされた一年になりましたね。今年30歳になったのですが、それはやっぱり大きいみたいです。30代を最高のタイミングで迎えられたとは思いますが、20代が終わることに対する恐怖感は想像以上に大きくて。いわゆる若手じゃなくなるってことですよね。あと初めての挑戦が少なくなっていくこと。そこに対する恐怖感は、いまだにあるかもしれません。というのも「甘えちゃいられない」ってことだと思うんです。自分ってものをさらに認識しなきゃいけない時期に突入したというか。今まではとりあえずノリでやってみることも多かったのですが(笑)、いやいや、もうすでに似たようなことはやっているだろうと。もしもう一回やるとなったら、じゃあなんのために? というしっかりとした目標が必要になってくる。ただ“歌舞伎のため”というのは、やっぱり僕の中では相当大きいみたいですね。歌舞伎のためには、この人の話は聞いておいたほうがいいなとか、会っておいたほうがいいなとか。歌舞伎を基準にする、その意識はより強くなっていると思います。――映画やミュージカルなど活躍の幅を広げながらも、やはり最終的に戻ってくるのは歌舞伎だと?そうですね。自分が思っている以上に、歌舞伎ってものが僕の中で大きな位置を占めているみたいです。いくつか選択肢があった時、その中からどれを選ぶのか。なんとなくの気分で選ぶこともありますが、その理由を辿っていくと、結局は歌舞伎なんですよね。歌舞伎界で目立ちたいとずっと思っていた――ますますの飛躍が期待されますが、2023年はご自身にとってどんな一年にしたいですか?ある意味、スケジュールが見えてきた一年でもあります。これまでは「どんな一年になるんだろう?」と決まっていないことに対するワクワクだったんですが、来年は「どんな内容になるんだろう?」と決まっていることに対するワクワクに変わっている。それはちょっと新鮮な変化かもしれません。ただ先ほども言いましたが、やっぱり楽しみ続けてはいたいなと思います。――またお忙しい一年になりそうですね。そうですね。今までは「そんなことないですよ」と答えることも多かったんですが、これだけ言われ続けるということは、「俺、やっぱり忙しいんだな」と(笑)。でもありがたいですよ。だってずっとそうなりたかった、目立ちたかったんですから(笑)。それはなぜかと言ったら、やっぱりこの歌舞伎界でやっていきたいから。そして大役であり憧れの「鏡獅子」(『春興鏡獅子』)をやりたいから。そこは来年の大きな目標のひとつですし、執着していきたいなと思います。取材・文:野上瑠美子撮影:You Ishiiヘアメイク: Storm(Linx)スタイリスト:三島和也(tatanca)衣装:ジャケット¥26,400・パンツ¥17,380 / 共にINTERPLAY ※その他スタイリスト私物ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★尾上右近さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!J-CULTURE FEST presents 井筒装束シリーズ詩楽劇『八雲立つ』チケット情報はこちら:
2022年11月10日日本舞踊の流派のひとつである尾上流(事務所所在地:東京都中央区 家元:尾上菊之丞)4代家元尾上菊之丞と宗家藤間流(事務所所在地:東京都港区 宗家:藤間勘十郎)八世宗家、藤間勘十郎は2020年7月、コロナ禍においても日本舞踊・伝統芸能の魅力を発信すべくオンラインサロン「K2 THEATRE」をスタートいたしました。2022年12月16日(金)、初めての舞踊公演を日本橋公会堂で開催、2022年11月1日(火)よりチケットを発売いたします。「関の扉」には歌舞伎役者の尾上右近氏も特別出演いたします。URL: 尾上菊之丞と藤間勘十郎 1■K2 THEATRE(ケーツーシアター)とは古典芸能の世界は伝統やしきたりを大切にする、クローズドな世界でもあります。コロナ禍で芸術や文化の意義が問われ、披露の場も縮小されるなか「オンラインサロン」という場で広く門戸を開き、沢山の魅力をお伝えしたい。そんな想いで流派の垣根を超えて、尾上流四代家元、尾上菊之丞と宗家藤間流八世宗家、藤間勘十郎が2020年に立ち上げたサロンです。新作から古典まで撮りおろしの日本舞踊やライブ配信、伝統芸能解説、和楽器演奏、楽屋拝見など“ここでしか観ることのできない”多彩なコンテンツをお届けしています。現代ではなかなかふれる機会のない日本舞踊・伝統芸能の世界を「お好きなときに」「何度でも」「自分のペースで」楽しめる、日本人なら知っておきたい古典芸能サロンです。■「オンラインサロンK2 THEATRE特別舞踊公演」詳細新しい表現の場である「K2 THEATRE」初の舞踊公演です。生の舞台の息遣いを感じていただきたく、全曲古典作品でありながらも、様々な趣向にてご覧いただきます。流儀として大切にしている演目や、衣裳拵えもあれば素踊りもあります。ゲストには尾上右近氏をお迎えして歌舞伎舞踊の大古典を勘十郎さんが練り直した「関の扉」を上演。尾上菊之丞の子供たちも出演いたします。日本舞踊の魅力、生の舞台をお楽しみください。11月中に家元と宗家、尾上右近氏によるインスタライブも実施予定です。一、女夫狐(常磐津) 藤間勘知恵・藤間勘松音・藤間勘光二、二人椀久(長唄) 尾上菊透・尾上菊晴三、漁樵問答(長唄) 尾上菊之丞・藤間勘十郎四、外記猿(上) 羽鳥嘉人汐汲 (下) 羽鳥以知子五、関の扉(常磐津) 藤間勘十郎・尾上右近・尾上菊之丞場所 : 中央区立 日本橋公会堂/東京都中央区日本売蛎殻町1-31-1半蔵門線「水天宮前」A6出口・日比谷線「人形町」A2出口・浅草線「人形町」A5出口日時 : 2022年12月16日(金)午後4時30分開演 ※午後4時開場入場料: 1階席8,000円 2階席6,000円 ※全席指定/税込演奏 : 長唄/唄:日吉小八郎 三味線:東音河野文常磐津/浄瑠璃:常磐津和英太夫 三味線:常磐津菊寿郎囃子/藤舎千穂 連中チケット申込 : チケットに関するお問い合わせ先: 株式会社TOMABUNE03-6812-9592 kanjurou.soke@gmail.com ■K2 THEATRE概要初の舞踊公演を記念し、2022年11月1日より12月末まで、初月無料で「K2 THEATRE」のコンテンツをお楽しみいただけます。名称: K2 THEATRE(ケーツーシアター)概要: CAMPFIREにて入会申込後、Facebookクローズドグループにて視聴&コミュニケーションURL : ※サロンメンバーとしてご登録後、初月無料でご視聴いただけます。■尾上流(おのえりゅう)とは日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創立されました。「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしています。六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさずその魅力を国内外へ伝え続けます。尾上菊之丞■三代目 尾上菊之丞(おのえ きくのじょう) 尾上流四代家元1976年生まれ。2歳から父に師事し5歳で初舞台、2011年四代目尾上流家元を継承し三代目尾上菊之丞を襲名。新作の創作にも力を注ぎ、様々な作品を発表。日本を代表する和太鼓奏者、林英哲氏をはじめ様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的に挑戦。京都芸術大学非常勤講師。新橋「東をどり」、先斗町「鴨川をどり」の花街舞踊でも演出振付を手掛けています。歌舞伎や宝塚歌劇団、万国博覧会、フィギュアスケートショー「氷艶」等を振付。OSK日本歌劇団、高橋大輔主演アイスショー「Luxe」などを演出。日本舞踊界初の映像作品、日本舞踊Neo「地水火風空そして、踊」では作・演出を務めています。■■コメント■■「勘十郎さんとはこれまで様々な形で共に力を合わせて歩んで参りました。時に作曲家と役者として、時に浄瑠璃と三味線のコンビとして、また今回の会場となる日本橋劇場にて2008~2014までの7年間「趣向の華」という夏の勉強会の共同主催者として、そして2020年コロナ禍に突入して立ち上げたオンラインサロン「K2THEATRE」の共催者として初めて2人で本業の舞踊公演を開催します。また互いの流儀とも大変関わりの深い尾上右近さんを迎えての舞台を是非ご覧ください!」尾上流 : Instagram: Facebook : Twitter : ■宗家藤間流とは宗家藤間流は日本舞踊の五大流派の一つで、江戸時代から今日まで300年以上の歴史があります。代々、歌舞伎の振付師であり、六世藤間勘十郎は多くの振付作品を残したことで人間国宝に指定されました。彼は衣装や鬘を付けない「素踊り」を積極的に取り入れ、今でも「素踊り」は当流において根幹をなす踊りのスタイルです。歌舞伎舞踊と六世の作品や手法の両方を守り、発展させています。藤間勘十郎■宗家藤間流八世宗家 藤間勘十郎(ふじまかんじゅうろう)1980年生まれ。歌舞伎振付師。宗家藤間流現宗家。2002年、22歳で八世を襲名、翌年に芸術選奨文部科学大臣賞新人賞を受賞。歌舞伎舞踊の振付以外にもオペラやニコニコ超歌舞伎などの舞台演出等、多方面で活躍。振付師として活動する一方で後進の育成にも力を入れる。また、2007年のフランスや2015年のブラジルなどの積極的に海外公演を行い、日本伝統芸能の魅力を国内外に発信しています。■■コメント■■「藤間勘十郎でございます。この度K2シアター初の舞踊公演にゲストとして尾上右近さんをお迎えし天下転覆を企む悪人とそれを打ち砕く桜の精の奇想天外な物語を描いた歌舞伎舞踊の名作【関の扉】、若返りの水を求め養老乃瀧に現れた樵夫が竜宮城帰りの浦島太郎と出会う【漁礁問答】を上演致します。今まで色々舞台で御一緒してる菊之丞さんと、二人の舞踊公演は実は初めて!!どのような公演になりますか乞う御期待!是非劇場に!」藤間勘十郎HP: Instagram : Facebook : Twitter : YouTube : 尾上右近■歌舞伎役者 尾上右近(おのえ うこん)1992年生まれ。清元宗家七代目 清元延寿太夫の次男。曾祖父は六代目尾上菊五郎、母方の祖父には俳優 鶴田浩二。7歳で歌舞伎座『舞鶴雪月花』の松虫で本名の岡村研佑で初舞台。12歳で新橋演舞場「人情噺文七元結」の長兵衛娘お久役ほかで、二代目尾上右近を襲名。2018年1月清元栄寿太夫を襲名。■■コメント■■「二人のお師匠さんとこのような形でご一緒させていただける日が来たなんて夢のようです。僕も本名の頭文字がKなので、ある意味K3のつもりで励みます!」尾上右近HP: Instagram : Twitter : YouTube : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日2023年1月2日から24日に浅草公会堂で上演される『新春浅草歌舞伎』の演目と配役が発表された。『新春浅草歌舞伎』は、若手歌舞伎俳優の登竜門として親しまれている毎年恒例の公演。新型コロナウイルスの影響で開催が見送られていたが、浅草公会堂のリニューアルを経て、この度3年ぶりに行われる運びとなった。前回に引き続き尾上松也がリーダー的存在として本公演を引っ張り、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉という若手俳優が出演。第1部は「双蝶々曲輪日記 引窓」と「男女道成寺」、第2部は「傾城反魂香 土佐将監閑居の場」と「連獅子」が上演される。<公演情報>『新春浅草歌舞伎』2023年1月2日(月・祝) ~24日(火) 浅草公会堂※1月9日(月・祝) ・19日(木) は休演【演目&配役】■第1部一、双蝶々曲輪日記 引窓南与兵衛後に南方十次兵衛:中村隼人濡髪長五郎:中村橋之助女房お早:坂東新悟二、男女道成寺白拍子桜子実は狂言師左近:坂東巳之助白拍子花子:坂東新悟■第2部一、傾城反魂香 土佐将監閑居の場作:近松門左衛門浮世又平後に土佐又平光起:中村歌昇女房おとく:中村種之助土佐修理之助:中村莟玉狩野雅楽之助:尾上松也二、連獅子作:河竹黙阿弥狂言師右近後に親獅子の精:尾上松也狂言師左近後に仔獅子の精:中村莟玉法華の僧蓮念:中村種之助浄土の僧遍念:中村歌昇【チケット料金】(全席指定・税込)1等席:9,500円2等席:6,000円3等席:3,000円前売開始日時:11月19日(土) 10:00~関連リンク公式サイト::
2022年10月20日日本舞踊の流派のひとつである尾上流(事務所所在地:東京都中央区 家元:尾上菊之丞)4代家元尾上菊之丞と、大蔵流茂山千五郎家の狂言方能楽師、茂山逸平は、2022年12月10日(土)に東京のセルリアンタワー能楽堂、12月24日(土)に京都の金剛能楽堂で14回目となる「逸青会」を開催いたします。「連獅子」には花柳基氏、「きつね」には歌舞伎役者の中村莟玉氏も特別出演いたします。2009年からの二人会「逸青会」【逸青会とは】舞踊家・尾上菊之丞と狂言方能楽師・茂山逸平が互いのジャンルを越え、新しい形としての舞踊と狂言の可能性を追求している二人会です。2009年より毎年創作を重ねさまざまな形で継続して開催、この度14回目を迎えます。古典作品の上演に加え、互いのジャンルの研鑽と、「舞踊」「狂言」という似て非なる芸能を合わせ、単なるコラボレーションに終わらない新しい可能性を求めて毎回「舞踊狂言」として新しい作品を創作、発表しています。現在までに十作品を超える逸青会オリジナル作品が生まれ、コロナ禍以降、オンライン配信も実施しています。逸青会YouTubeチャンネル: 【「逸青会」詳細】日本舞踊と狂言の古典作品をご覧いただいたのちに、新作「きつね」をご覧いただきます。古典作品は日頃からご縁の深い方々にもご出演頂き、3日間異なる演目を上演いたします。新作「きつね」には歌舞伎役者の中村莟玉を迎え、歌舞伎舞踊にも狂言にも登場する「きつねが化けた人間」のそれぞれの表現の違いを柱に物語が展開します。第一線で活躍する演者たちが挑戦して創り上げる、新しいエンターテインメントをお楽しみください。【東京】13時開演の部 ※12時半開場一、北州(清元) 尾上菊之丞二、寝音曲(狂言) 茂山逸平・島田洋海三、きつね(新作) 尾上菊之丞・茂山逸平・中村莟玉【東京】16時開演の部 ※15時半開場一、連獅子(長唄) 花柳基・尾上菊之丞二、泣尼(狂言) 茂山逸平・茂山七五三・島田洋海三、きつね(新作) 尾上菊之丞・茂山逸平・中村莟玉【京都】15時開演 ※14時半開場一、巽八景(長唄) 尾上菊之丞・尾上京二、音曲聟(狂言) 茂山逸平・茂山七五三・茂山慶和・島田洋海三、きつね(新作) 尾上菊之丞・茂山逸平・中村莟玉■■きつね■■初音の鼓の持主が変わり、主人の都合よく呼び出されるのに困った源九郎狐は友達の白蔵主狐を呼んできますが何の役にも立ちません。そこで新たな若い狐を募集する事にします。やって来た若狐に二人はアレやこれやと教え込むのですが、、場所 :東京 セルリアンタワー能楽堂京都 金剛能楽堂日時 :東京 2022年12月10日(土)13時開演・16時開演 ※2回上演京都 2022年12月24日(土)15時開演入場料:6,000円※全席指定/税込演奏 :長唄/今藤政貴・杵屋栄八郎社中 囃子/藤舎貴生社中チケット申込 : チケットに関するお問い合わせ先: 03-3541-6344(平日10時~18時) info@onoe-ryu.com 【尾上流(おのえりゅう)とは】日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創立されました。「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしています。六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさずその魅力を国内外へ伝え続けます。尾上菊之丞三代目 尾上菊之丞 (おのえ きくのじょう)尾上流四代家元1976年生まれ。2歳から父に師事し5歳で初舞台、2011年四代目尾上流家元を継承し三代目尾上菊之丞を襲名。新作の創作にも力を注ぎ、様々な作品を発表。日本を代表する和太鼓奏者、林英哲氏をはじめとする様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的に挑戦している。京都芸術大学非常勤講師。振付:尾上菊五郎劇団「NINAGAWA十二夜」歌舞伎NEXT「阿弖流為」ラスベガス歌舞伎公演「鯉つかみ」「獅子王」スーパー歌舞伎II「ワンピース」「オグリ」や宝塚歌劇団、万国博覧会、フィギュアスケートショー「氷艶」等をを振付。演出:「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」「赤胴鈴之助」、OSK日本歌劇団「ツクヨミ」「光」、高橋大輔主演アイスショー「Luxe」などを演出。新橋「東をどり」、先斗町「鴨川をどり」の花街舞踊でも演出振付を手掛けている。WEB上での発信にも力を注ぎ、藤間流家元・藤間勘十郎氏と古典芸能オンラインサロン「K2 TEATRE」を主催。日本舞踊界初の映像作品、日本舞踊Neo「地水火風空そして、踊」では作・演出を勤める。■■コメント■■今年も逸青会を開催できることを嬉しく思います。今年の新作は「きつね」、伝統芸能には狐が登場する作品がいくつもあります。狂言や舞踊、歌舞伎それぞれの表現の違いや共通点を利用し、ゲストに中村莟玉さんを迎えて描こうと思います。また、東京公演では舞踊の名手である花柳基さんと連獅子、京都公演では幼い頃からずっと一緒に修行してきた尾上京さんと踊ります。伝統芸能を見たことがあまりない方にはわかりやすく。伝統芸能大好きな方には新たな発想をお見せできればと思います。是非ご来場ください。尾上流 : Instagram: Facebook : Twitter : 古典芸能オンラインサロン『K2 THEATRE』(ケーツーシアター) 【江戸時代から記録に残る狂言の名門 茂山千五郎家】茂山千五郎家は江戸時代初期から歴史に残る京都在住の狂言の家系です。貞享4年(1687年)の文献に【油小路通四条下る】に「茂山徳兵衛」という狂言師が記されており、この徳兵衛が五代目、姫路藩、本田忠国のお抱えで十五世宗家の弟子であったことも分かっております。(※現在は十四世茂山千五郎が当主)長い歴史がありながら、茂山千五郎家では十世正重(二世千作)の「お豆腐のような狂言師」という言葉が大切に語り継がれています。一部の方だけが楽しむ、限られた世界の芸能ではなく、「いつの世も、どなたからも広く愛される、飽きのこない、そして味わい深い」そんな「お豆腐狂言」を目指しています。茂山逸平狂言方 能楽師 茂山逸平(しげやま いっぺい)1976年うまれ。4歳の時『業平餅』の童にて初舞台。その後『千歳』『三番三』『釣狐』を披く。1994年に、宗彦、茂と「花形狂言少年隊」を結成し活躍。また2000年より心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会=「TOPPA!」を千三郎、正邦(現 千五郎)、宗彦、茂、童司と共に主催し、活動。NHK連続テレビ小説「京、ふたり」「オードリー」「ごちそうさん」他、舞台・CMにも数々出演。2006年より「HANAGATA」を正邦(現 千五郎)、宗彦、茂、童司と共に再開。2020年からはHANAGATA改め「Cutting Edge KYOGEN」として企画・製作・出演までを自分たちでおこない活動している。2006年秋から1年間フランスに留学。2009年より「逸青会」を主催。■■コメント■■今回の新作は『きつね』をご覧頂きます。あの狐とこの狐を結びつけてみたらどうなるか?そんな狐達が後継者を育成したらどんな苦難があるのか?今回こそ“逸青会だからこそ”可能な作品かもしれません。中村莟玉さんには結構なご負担を担って頂く事になりそうなので先にこの場で謝っておきます(笑)口伝を持って受け継がれる伝統芸能の世界を逸青会ならではの世界観でお楽しみ頂きます!茂山千五郎家 : Instagram : Facebook : Twitter : YouTubeチャンネル: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月11日この秋も、幅広いジャンルの話題作が国内外からそろっていますが、そんななかアメリカで大ヒットした注目のアニメ『バッドガイズ』がいよいよ日本にも上陸。そこで、日本語吹替版で主演を務めたこちらの方にお話をうかがってきました。尾上松也さん【映画、ときどき私】 vol. 523劇中で松也さんが演じているのは、華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団<バッドガイズ>のカリスマ的リーダーであるウルフ。クールに見えて、ほめられるとお茶目な一面が顔を出してしまう愛すべき主人公です。今回は、本作に共感した点や払拭したい自身のイメージ、そしていいリーダーになるために心がけていることなどについて、語っていただきました。―今回のご自身の役どころについては、どのような印象を受けましたか?松也さんウルフはとてもまっすぐで、物事や仲間に対しても熱い思いがある、愛情深いキャラクターだと感じました。バッドガイズのリーダーとしていままで悪いことばかりしてきましたが、自分のなかにある善の心に目覚めていくところが見どころだと思います。―以前、声優を務めた際、声優と歌舞伎では演じ方に似ているところもあると感じたそうですが、今回はいかがでしたか?松也さん歌舞伎というよりは、舞台全般の技術や表現方法が僕のなかでは活かされているような気がしています。とにかく、あまり小さくなりすぎないように、というのは意識しました。ほめられたり、感謝されたりすると気持ちがいい―ちなみに、松也さんとウルフとの共通点は、ほめられて伸びるタイプだとか。松也さんそうですね、やはりほめられたほうがうれしいですから。いいことをして感謝されたり、喜ばれたりすると、気持ちがいいものですよね。おそらくそれば僕だけではなくて、みなさんも同じだと思いますが、本作ではそういう感情をウルフが体現してくれています。―最近ほめられてうれしかったことはありましたか?松也さんいやー、最近は全然ほめられてないので、ほめられたいですね!チヤホヤしてほしいです(笑)。―とはいえ、やはりお客さんからの反応は喜びなのでは?松也さんもちろんそうですね。特に、舞台ですとその場でダイレクトに伝わってきますので、舞台がやみつきになるのは、そういうところだと思います。最近は映像のお仕事が続いていましたが、根本は舞台人ですので、そういった刺激はつねに求めています。ですが、何をしても万人に受けるというのは難しいことですので、批判する方もいれば、絶賛する方もいるのが当たり前の世界。いい声だけをキャッチしていればいいですけど、よくない声を聞くとやっぱり落ち込むことはありますね。いままでに、いろいろな方から勘違いされることもあった―そんなときは、どのように対処しているのか教えてください。松也さんと言いつつも、実はあまりほめられるのもよくないかなと思っている部分もあるんです。特に、舞台のときに「あのセリフがよかったよね」と言われるとうれしいですけど、その翌日に同じシーンを演じるときに意識してしまいますから。「ここでがんばらなきゃ!」みたいな。そうするとうまく表現ができなかったりするので、いまは「ほめていただきたいけど、千秋楽が終わってから聞かせてほしい」という感じです(笑)。―わかる気がします。また、バッドガイズたちといえば、本当はそうではないのに、外見や環境だけで判断されてしまう部分もありますが、ご自身にもそういった経験はありますか?松也さんバッドガイズのみんなは周りから決めつけられて生きてきたけれど、蓋を開けてみたら実は真逆の精神を持っていたというのがこの作品の肝ですが、僕にも似たようなことはありました。僕の職業は歌舞伎が主軸ですので、特殊といえば特殊な環境です。歌舞伎界自体が勘違いされてしまうところがありますが、僕もいままでにいろいろな方から勘違いされてきた経験がありました。リーダーとしての心がけは、みんなを楽しませること―たとえば、どんなことがあったのでしょうか。松也さんコンビニに行った話をすると、「コンビニ行くの!?」と言われたことも。「行くに決まってるでしょ!」と(笑)。スーパーで買い物もしますし、もちろん洗濯も自分でしているのですが、不思議なほどに高尚なイメージが付いてしまっているのは苦手ですね。―おそらくそれは、松也さんが20歳で一門を率いる立場となったことも大きかったのではないかなと。主演として周りを引っ張っていく役割を果たすことも多いと思いますが、リーダーとして意識していることはありますか?松也さん僕の場合、舞台でもドラマでも自分が中心としてお仕事をさせていただくときに心がけているのは、作品の内容がシリアスでもコメディでも全員が楽しくお仕事をできること。それを一番にしています。そのうえで全員がチームであるという感覚を持っていただけたらいいなと考えています。いまではそう言えるようになりましたが、昔はリーダーというのは先頭を切って走っていかなければいけないと思っていたんです。ですが、ただ突っ走っているだけですと周りもついていくのに必死になってしまい、混乱が起きてしまうことを学びました。それを経験してからは、最初だけ先に走って、あとはゆっくりと後ろに下がっていくイメージです(笑)。自分ひとりだったら、とっくに辞めていた―なるほど。それは、過去の経験があったからこそ得た教訓ですね。松也さんそうですね、実際に何度も失敗したことがありました。特に、初めは自分のやりたいことを貫いて突っ走っていけばみんなついてくると思っていましたし、「それが男だ!」みたいなときもありました(笑)。ですが、その考えですと「報告」「連絡」「相談」のほうれんそうが成り立たないですし、何をしたいのかが伝わらず、結局は独りよがりになってしまう。もちろん、それでうまく引っ張っていける方もいるとは思いますが、僕はそういうタイプはないということに気がつきました。―それこそ、昔は何度も辞めたいと思ったこともあったそうですが、それを続けてこられたのは何が支えになっていたのでしょうか。松也さん僕は自分のなかに「こうありたい」とか「こういうことがしたい」といった目標がたくさんありましたので、まずはそれを達成したいという思いがありました。あとは、歌舞伎の自主公演で客席があまり埋まっていなかった時期でも、少なからず見に来てくださるお客さまがいて、それを支えてくれるスタッフがいましたので、それは大きかったかなと。心が折れそうになっていたときは、周りの方たちのためにいろいろなことを自分に課すようにしていました。もし自分ひとりのことでしたら、とっくに終わっていた気がします。あとは、自分が成功したときのことをつねに思い描いて、ポジティブなほうに何とか自分を持っていく。毎回その繰り返しでしたね。つらいときは、好きなことをして周りに甘えてもいい―そんななかで、大切なのは息抜きすること。松也さんといえば、キャンドルやスニーカーをはじめ、いろんな趣味をお持ちですが、いまハマっていることはありますか?松也さん最近は、ボードゲームと古着です。ボードゲームは前から興味がありましたので、いくつかは持っていましたが、どんどん買い集めるようになったのは、ボードゲームに詳しい宮下草薙の宮下くんと仲良くなってから。定期的にボードゲーム会も開いているほどです。古着も前から気になっていましたので、あるときロケで古着屋さんに行ったのですが、そこですっかりハマってしまいまして、収録の翌日にもプライベートで同じお店に行きました。もともとハマりやすい性格というか、満足するまで揃えたくなってしまう性分なんです。終わりが見えるものならいいのですが、ボードゲームも古着もキャンドルもスニーカーも、永遠に出続けますから……。きりがないので、逆に終えてほしいくらいです(笑)。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いいたします。松也さん仕事や恋愛に悩んでいる方がいらしたら、明るい気分になれる映画ですので、ぜひ『バッドガイズ』を観ていただきたいです。そして、辛いときは自分が好きなことするのはもちろん、周りに甘えてしまってもいいのではないでしょうか。人にとってよくないことは心が暗くなることと思っておりますので、落ち込んでいると感じるときは、休むなり、多少の暴飲暴食するなり、翌日のお仕事のことなんて考えないで楽しみに行ったりしてください。ときには、そういう割り切り方をしてもいいと僕は思っています。インタビューを終えてみて……。遊び心があるやりとりで、終始楽しませてくださった松也さん。笑いが溢れるなかでも、歌舞伎の話になると真剣な眼差しを見せ、歌舞伎への愛の深さを感じました。本作では、ウルフの魅力を最大限に引き出している松也さんにしか出せない声色を存分に堪能してください。エキサイティングな怪盗ドリームチームに心も躍る!息もつかせない予想外の展開と華麗なワルっぷりで、観客のハートまで盗んでしまうバッドガイズたち。アニメーションならではの映像を楽しめるだけではなく、仲間の大切さから「善と悪とは何か?」まで、見どころ満載の必見作です。写真・北尾渉(尾上松也)取材、文・志村昌美ヘアメイク・岡田泰宜(PATIONN)スタイリスト・椎名宣光ジャケット¥49,800、パンツ¥30,800(ともにルームサーティーン)、シューズ¥49,500(ファクトタム/シアン PR 03-6662-5525)、その他スタイリスト私物ストーリー「ワルをやるなら思いきり」を合言葉に、数々の盗みを成功させてきた怪盗集団<バッドガイズ>。メンバーは、“天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのウルフをはじめ、“金庫破り”のスネーク、“変装の達人”シャーク、“肉体派”ピラニア、そして“天才ハッカーの毒舌ガール”タランチュラ。お尋ね者の5人組が次に狙うのは、伝説のお宝《黄金のイルカ》だった。ところが、あと一歩のところで大失敗し、逮捕されてしまう。そして、彼らは街の名士マーマレード教授の更生プログラムを受けることになる。ノったフリしてウラをかき、史上最大の犯罪をもくろんでいた彼らだったが、背後ではさらなる巨悪が密かに動き始めていた……。華麗でクールな予告編はこちら!作品情報『バッドガイズ』10月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷他 全国ロードショー配給:東宝東和、ギャガ️© 2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.写真・北尾渉(尾上松也)
2022年10月06日『バッドガイズ』が10月7日(金)より公開となる。この度、本作の吹替本編映像が解禁となった。全世界で600億円超の興行収入を上げ、日本でも興行収入34億円超のヒットを収めた“見た目は赤ちゃん、中身はおっさん”の『ボス・ベイビー』など、数々の大ヒットキャラクターたちを生み出してきたユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーション。彼らが構想6年をかけて生み出した新作『バッドガイズ』は、児童書にしてニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト入りを果たした同名コミックが原作。予測不能でエキサイティングな物語が映画の中でも展開する。主人公は、最高にワルくてクールな“バッドガイズ”。天才的スリにしてカリスマ的リーダーのウルフが率いるのは「金庫破り」のスネーク、「変装の達人」シャーク、「肉体派」ピラニア、そして「天才ハッカーの毒舌ガール」タランチュラ。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団だ。そして日本語吹き替え版を担当するのは、尾上松也、安田顕、河合郁人(A.B.C-Z)、長田庄平(チョコレートプラネット)、ファーストサマーウイカと豪華な顔ぶれ。公開された本編映像は、怪盗集団バッドガイズのリーダーであるミスターウルフ(声:尾上松也)が、追ってくる大量の警察車両から仲間たちを乗せた愛車で超絶ドライブテクニックを披露しつつ、逃走を図る内容。宿敵である署長(声:斉藤貴美子)の人間離れ(?)した追撃をものともせず、クールに、そして華麗に追っ手を巻いていく。しかし、ワイルドにキメていたのも束の間、エンジン全開フルスロットルで疾走した後、高所から大ジャンプという無茶な運転に思わず冷や汗。チャーミングなギャップにも注目だ。本国版では、サム・ロックウェルが声をあてるクールだが少し抜けている(?)、ミスターウルフというキャラクターに関して、尾上は「声の質も含めて、これまで吹き替えたキャラクターとは違う要素を自分のなかで出せたら」と語る。さらに「作品を見た時にウルフはウルフにしか見えない、他のメンバーもそのキャラクターにしか見えない、背景で僕たちが吹き替えている画が想像できないのがベスト。自分でありながら自分を消すことを意識しました」と演じる上でのこだわりを明かした。いよいよ公開となる『バッドガイズ』、スリリングなカーチェイスシーン以外にも、数多くの見どころ満載となる本作に期待しよう。『バッドガイズ』10月7日(金)より公開
2022年10月06日新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶサバイバルオーディション番組「主役の椅子はオレの椅子シーズン2」第1話が放送。MCの尾上松也は参加俳優の涙ながらの訴えを「何がしたいかという思いがあるのは素晴らしいこと」と称賛、ゲストの荒牧慶彦は奮闘する若手俳優たちに「できないのは当たり前。やりきることが大事」とエールを贈った。本番組は、「ABEMA」、ネルケプランニング、講談社、キングレコードによる4社共同プロジェクト。2.5次元界のスターとなる新たなエンタメ舞台の主役5人を選ぶ、俳優育成オーディションバトル番組。「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」Rule the Stageの演出を手掛ける総合プロデューサー・植木豪氏のもと、15人の“プロ”の若手俳優たちから勝ち残った栄えある5人は、新たな2.5次元俳優ユニットとして活動。選ばれた5人をオリジナルキャラクターとする舞台、コミックス、音楽、映像など、メディアミックス作品が世に送り出される。9月29日(木)の初回放送では、1次審査を突破した15名の顔ぶれが明らかに。さらに、15名の候補生たちが第1課題となるダンス審査に果敢に挑む様子が報償された。尾上松也、何がしたいのか「ちゃんと言えるというのが素敵」第1話では、1次オーディションとなったダンス、芝居、歌唱の3つの審査により選ばれた、最終候補生15名の顔ぶれが明らかに。候補生となる15名には、植木さんから直接合否を伝えられる。ほとんどの候補生たちが最終候補に選ばれたことを聞くと驚いたり、笑顔になったりする中、ただ1人だけ表情を崩さなかったのは、芸能界に入ってわずか1年という打越漣(うちこしれん)。打越さんは、歌唱オーディションの際に緊張のあまり歌詞が飛んでしまい、立ち尽くしてしまったという苦い記憶があり、それゆえ、最終候補に選出されるとは思ってもいなかったよう。植木さんは、打越さんの失敗について「(本番では)そういうことがあるんだということを、自分の心に残してほしい。きちんとあがいて頑張ったら成果が出ると、そういうことがわかった1次オーディションだったんじゃないかな」と語りかけると、打越さんも「1次審査はなかなか悲惨なものだったので、ここからは全力でやるしかない」と決意を新たにしていた。そして、植木さんから合否を伝えられる前に、「一つお伺いしたことがあるのですが…」と切り出したのは、俳優6年目の佐藤たかみち。佐藤さんは「もし主役の5人に選ばれた場合、メインとなる活動はアイドルになるんですか?」と植木さんに問いかける。佐藤さんは、自分は俳優として成り上がっていきたいため、アイドル活動となると自分のやりたいこととは道が逸れてしまうのではないかと、懸念していることを涙ながらに伝える。そんな佐藤さんの想いを受け、植木さんは「芝居のみで戦っていくのは実は一番難しい。ミュージカルも2.5次元作品も(活躍している)皆さんは歌って踊れます。本当に俳優としてやっていきたいのであれば、いろんな技術を磨いて戦っていかなきゃ勝てない。(今回のオーディションは)芝居ができてずっと戦っていける人を探して、今の舞台界に風穴を開けていきたいと思っているから、歌やダンスの審査もしている」と真摯に返答。植木さんの想いに心を動かされた佐藤さんは、最後には笑顔を見せ、オーディションに挑むことに。これに対し、ゲストの荒牧さんは「やりたいことがはっきりしているのはいいですね」と言い、MCの尾上松也さんも「何がしたいかという思いがあるのは素晴らしいこと。それをちゃんと言えるというのが素敵だなと。今回、この大人たちを利用するつもりでやってみればいいんですよ」と、臆せず自分の想いを伝えきった佐藤さんへ称賛を送った。荒牧慶彦、奮闘する若手俳優たちに「やりきること、食らいつくことが大事」最終候補に選ばれた15人での審査初日。何も聞かされず集められた候補生たちだったが、植木さんより、今後行われる各種目別審査にて、特別講師が課題を与え審査すること、毎回TOP5を決めて発表されること、12月に実施される最終審査には、この審査結果が加味されていくことが明かされる。第1回目の課題となるのはダンス。そしてダンス審査の特別講師には、ストリートダンスで世界1位に輝いた経歴を持つ、振付師・演出家のToyotakaと、振付師としても活躍する俳優・福澤侑が招かれた。ダンス審査で与えられたのは、わずか22秒ほどの課題。しかし、ステップ、ターン、腕の振りなど、ダンスの基礎が詰まっている内容に、ダンス未経験者はおろか、経験者からしても難易度の高い課題となり、候補生たちの表情は曇ってしまう。全員が悪戦苦闘しつつも、未経験の候補生たちに経験者の候補生たちがアドバイスをするなど、全員で切磋琢磨するひと幕もあり、荒牧さんは「できないのは当たり前。やりきること、食らいつくことが大事」とエール。そして、課題の審査が始まると、未経験者たちは慣れないダンスに苦戦し、経験者たちも緊張のあまり振りが飛んでしまうハプニングが起こるなど、初日から波乱万丈の結果に。果たして、第1回目の課題でTOP5に選ばれたのは誰なのか、見逃せない。また、15人が挑んだ1次オーディションの模様および候補生15人の舞台裏に密着した特別映像は「ABEMAプレミアム(※)」限定で配信中となっている。「主役の椅子はオレの椅子シーズン2」は毎週木曜23時~ABEMA SPECIALチャンネルにて放送中。※「ABEMAプレミアム」は、月額960円で、「ABEMA」をより一層お楽しみいただける「ABEMA」のプレミアムなプラン(text:cinemacafe.net)
2022年10月02日「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の配役ほか公演詳細が明らかになった。2001年リリースの「ファイナルファンタジーX」が、尾上菊之助、中村獅童、尾上松也、中村錦之助、坂東彌十郎、中村歌六出演で新作歌舞伎として世界初上演。ティーダとユウナの物語、白熱のブリッツボール、異界送り、ラストバトルなど見どころ満載かつ、物語のはじまりから終わりまでを描くため、上演時間は前編・後編通しでおよそ6~7時間(休憩を含む)を予定。菊之助さんがティーダ、獅童さんがアーロン、松也さんがシーモア、錦之助さんがブラスカ、彌十郎さんがジェクト、歌六さんがシドを演じるほか、中村梅枝/ルールー、中村萬太郎/ルッツ・23代目オオアカ屋、中村米吉/ユウナ、中村橋之助/ワッカ、上村吉太朗/リュック、中村芝のぶ/ユウナレスカ、坂東彦三郎/キマリという配役が発表となった。また、RIKKIが歌うバラード「素敵だね」が流れ、ティーダの声を務める森田成一と、本作で同役を務める菊之助さんが共にナレーションを担当した第2弾スポットも完成した。森田さんは「スクウェア・エニックスによる映像が、IHIステージアラウンド東京という最新の劇場で、伝統芸能・歌舞伎と融合する・・・!日本が誇る『伝統と最新』のエンターテインメント。これこそ正に“FANTASY”です!劇場に行くのが今から楽しみでなりません!」と期待のコメントを寄せた。この公演のためだけに、オリジナルCGビジュアルをスクウェア・エニックスのイメージ・スタジオ部が特別に制作。ザナルカンドを背景に主人公ティーダとヒロイン・ユウナが微笑みあうピュアなビジュアルが誕生。さらに、一般発売(11月19日)に先駆けて、9月14日(水)10:00~10月2日(日)23:59まで公演公式サイトにて、オリジナルCGビジュアルアクリルスタンド付SS席限定の超最速先行が決定した。「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」は2023年3月4日(土)~4月12日(水)IHIステージアラウンド東京(豊洲)にて上演。(cinemacafe.net)
2022年09月14日俳優の安田顕が6日、都内で行われた映画『バッドガイズ』(10月7日公開)の特別試写会&吹き替えキャスト登壇イベントに、尾上松也、河合郁人(A.B.C-Z)、長田庄平(チョコレートプラネット)、ファーストサマーウイカと共に出席し、2度も職務質問を受けたことを明かした。本作は、ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークス・アニメーションがタッグを組んだクライム・コメディ。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団・バッドガイズが、伝説のお宝である黄金のイルカを手に入れるために奮闘する姿を描く。安田が演じたのは、松也扮する“天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのミスター・ウルフの親友で“金庫破り”のスネーク。安田自身は自覚がなかったというが、周囲からは「蛇っぽいから合っているねって言われました」と明かすと、河合や長田からも「似ていますね、蛇っぽい」と納得する声が。スネークを演じうる上で、安田は「当てた声を本国に送るということで、(声を担当するマーク・マロンの)声を真似して録ったんです。そうしたら『声色を真似しなくてもいい。スネークのひねくれもので嫌味臭いけれど、そのなかから醸し出される悲哀や寂しさの表現に期待しています』と言われたので、その部分を意識しました」と役へのアプローチ方法を語っていた。見た目だけで“悪”と思われてしまう登場人物たちにちなんで「見た目で判断された苦い経験」というトークテーマに、安田は「自分では見た目が怪しいとは思わないのですが、職務質問を2回も受けたことがあります」と回答する。どんなシチュエーションか聞かれた安田は「昔あったシアターアプルという劇場にいくとき、昼の歌舞伎町を上下スウェットでボロボロのボストンバックを持って歩いていたら声を掛けられて。あとは夜中にコンビニに買い物に行こうと思ってパジャマとサンダルでふらふらしていたら『ちょっといいですか』って呼び止められました」と振り返る。安田の姿を想像した松也ら登壇者は「それはね」と納得した表情だった。さらに作品タイトルにちなんで「ついついやってしまう悪い癖」について聞かれた安田は「僕はせっかちで撮影が終わるとすぐに帰りたくなっちゃうんです。終わった瞬間帰ることができるように、たまにだぼだぼの衣装のときは、服の下に私服を着ていることがあります」と告白すると、共演者から驚きの声が上がっていた。
2022年09月06日アイドルグループ・A.B.C-Zの河合郁人が6日、都内で行われた映画『バッドガイズ』(10月7日公開)の特別試写会に、尾上松也、安田顕、チョコレートプラネットの長田庄平、ファーストサマーウイカとともに登壇した。権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う5人の怪盗集団・バッドガイズの活躍を描く本作。吹き替え版で松也は“天才的スリ”にしてカリスマ的リーダーのミスター・ウルフを、安田はウルフの親友で“金庫破り”のスネークを、河合はラテン系“肉体派”のピラニアを、長田は“変装の達人”のシャークを、ファーストサマーウイカは“天才ハッカーの毒舌ガール”タランチュラを、それぞれ演じた。映画声優に初挑戦した河合は「まさか自分が映画の完成披露試写会に出る日が来るなんて思ってなかった。グループでの映画とかはあるんですけど」と話し、長田とウイカを見て「いつもバラエティで一緒になる方々と映画の試写会で一緒にお話しするのは新鮮で楽しいですね」と語った。本作に関してグループの反応を聞かれると、「決まったときに『ピラニアの役をやるんだよ』って言ったら、『ちっちゃくて歯も出ているし似てるね』って笑われました」と笑顔で明かした。また、本作での演技について「あんまり声を変えなくていいって言われたんです。でも、A.B.C-Zの河合郁人感は少し捨ててください、歌唱シーンではアイドル河合郁人じゃない歌い方をしてくださいって。アイドルっていう部分を普段ずっと持っているので消すのが…」と話すと、長田が「本当に!? すぐ消す男ですよ。逆にアイドルスイッチ入っているところあんまり見たことない」とツッコミ。ウイカも「今日、うちわを見て、そうだったと思った」と、河合の名前入りうちわを持った観客を見て河合がアイドルだと思い出したと言い、河合は「あれが本業ですからね、僕」とうちわを指差してアピールしていた。
2022年09月06日尾上松也、安田顕、河合郁人(A.B.C-Z)らが吹き替えを務める映画『バッドガイズ』より、アフレコワイプ付き吹替CLIP映像が到着した。今回到着した映像では、銀行強盗から華麗に逃げ去る、権力者や富豪たちから華麗なテクニックで財宝を奪う怪盗集団・バッドガイズの様子が見られる。そして、車で逃走しながらも、松也さんが声をあてるリーダーのミスター・ウルフが、親友で金庫破りのスネーク(安田さん)、天才ハッカーのタランチュラ(ファーストサマーウイカ)、ラテン系肉体派・ピラニア(河合さん)、変装の達人・シャーク(長田庄平)と、超個性的なバッドガイズのメンバーを紹介。5人の声もたっぷり入っており、それぞれのキャラクターの技や性格も分かる、まさに5人のお披露目映像となっている。『バッドガイズ』は10月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バッドガイズ 2022年、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 DREAMWORKS ANIMATION LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年08月23日山田涼介主演の新ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」に、門脇麦、尾上松也、早乙女太一、高嶋政宏、桜井ユキ、佐野史郎、遠藤憲一がレギュラー出演することが分かった。主題歌は「Hey! Say! JUMP」が担当する。本作は、山田さん演じる連続殺人犯を父に持つ大学生・浦島エイジがある日、自らが二重人格であることを悟り、もうひとりの自分が殺人を犯しているかもしれないと、真相を明らかにしようと決意し、そこから驚愕の事実が白日の下にさらされていく、どんでん返しのストーリー展開が見どころのサスペンスドラマ。驚天動地の秘密を持つエイジの彼女で同じ大学に通う雪村京花を、山田さんとは『ナミヤ雑貨店の奇蹟』以来、5年ぶり2度目の共演となる門脇麦。デートクラブ「アリス」を運営する、暴力団組織とも対等に渡り合うほどの勢力を誇る半グレ集団「スカル」のカリスマ的リーダー・佐井社、通称“サイ”を、尾上松也。エイジの実の父親で、連続殺人事件の犯人とされ、警察に追い詰められたことによって自殺を図る八野衣真を、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」『孤狼の血 LEVEL2』の早乙女太一が演じる。門脇麦(雪村京花役)門脇さんは「私が演じる京花は大変な役だなと…。まずは大学生に見えるようにスタッフの皆さんのお力をお借りしつつ…(笑)、自分でも頑張りたいと思っております」と台本を読んだ印象を明かし、「サスペンスでもあり、ヒューマンものだとも思いますので、原作の世界観も堪能してもらいつつ、一人一人のキャラクターに思いを寄せてみたり、一緒に考えてみたりするのも面白いドラマだと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と視聴者へメッセージ。役作りで地毛を金髪に変えた松也さんは「約10年ぶりに金髪にしました(笑)。なかなか金髪にすることもないので、新鮮でうれしいです」と心境を語り、早乙女さんは「いろいろな心理描写や人間の陰と陽の部分を描いた、すごく魅力的な作品だと思うので、それが実際に映像になったときに、生身の人間がそこに血を通すことでより濃く描けたらと思っているので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」と呼びかける。尾上松也(佐井社役)また、桜井ユキがエイジを疑う刑事・桃井薫役、高嶋政宏が警視庁の管理官で桃井の上司・猿渡敬三役、佐野史郎が帝東大学の教授・白菱正人役、遠藤憲一がエイジの実の父親の保護司で、エイジを引き取り、実の息子同然に愛情を注いで育て上げる浦島亀一役で出演。桜井さんは「“どうして?なぜ?”が回を追う度に深まり、同時に物語に引き込む力も増していく、そんなドラマ」と本作について説明し、高嶋さんも「とんでもないものができると思います。ものすごい作品ができるぞと、僕を含めたこのチーム全員が感じていると思います。ぜひ、放送を楽しみにしていてください」とコメント。桜井ユキ(桃井薫役)「かなり猟奇的かつ、攻めた内容のドラマ」と印象を話した佐野さんは、「原作をお読みになっていない方には、サスペンスドラマとして素直に楽しんでいただきたいですし、原作をご存じの方も、ドラマならではの世界観を味わっていただければうれしいです」と語る。遠藤さんは自身の役について「エイジの育ての親になるので、血がつながっていなくても本当の親子みたいになれるよう、僕自身もここは工夫して役を作っていかなければいけない部分ですね。温かい家庭の雰囲気がにじみ出るように演じられればいいなと思っています」と意気込んだ。遠藤憲一(白菱正人役)なお、佐野さん以外の6名は、山田さんと今作がドラマ初共演。「今作の出演を決めたのは山田さんが主演であることも大きかったです。今回も座長という立場を全うされようとしている姿を撮影初日から目の当たりにし、原作もとても好きだとおっしゃっていて、この作品に懸ける強い思いを感じたので、これからの撮影がより楽しみになりました」(門脇さん)。「かわいい(笑)。僕らの世代からすると、また才能ある若い子が出てきたな、という印象です」(松也さん)、「僕の勝手な印象ですが、すごくきれいな方だなと…(笑)」(早乙女さん)。「前回共演したときに、涼介くんとは好きなものが似ていることが判明して気が合ったのを覚えています。彼が演じる役は非常に難しい役どころだと思いますが、サスペンスは好きなんだろうなと思いますので、お互いに好きなジャンルで再び共演できることが楽しみです」(佐野さん)。「彼の演技をお見かけしたことはありますが、ピンと張りつめた演技を得意にされている方という印象なので、一緒にお芝居するのが楽しみです。Hey! Say! JUMPの皆さんは才能豊かなグループなので、この勢いで全メンバーとの共演を果たしたいですね(笑)」(遠藤さん)とそれぞれ山田さんの印象を明かしている。Hey! Say! JUMPなお今作の主題歌は、山田さんが所属する「Hey! Say! JUMP」が担当することが決定。曲名およびどんな楽曲になるかは、今後発表されるという。「親愛なる僕へ殺意をこめて」は10月、毎週水曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年08月18日日本舞踊の流派のひとつである尾上流(事務所所在地:東京都中央区 家元:尾上菊之丞)は、2022年9月3日(土)、東京・国立劇場にて「尾上菊之丞の会」を主催いたします。四代家元・尾上菊之丞襲名から11年、初めての「尾上菊之丞の会」となる本公演では、尾上宗家の継承者である尾上菊之助をはじめ、尾上松也、茂山逸平など普段から交流の深い共演者を招き、尾上菊之丞の実父である尾上墨雪も出演。一日かぎりの珠玉の舞台を上演します。尾上流四代家元 尾上菊之丞尾上流: 【尾上流(おのえりゅう)とは】日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創立されました。「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしています。 六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさず、日本舞踊の魅力を国内外へ伝え続けます。【「尾上菊之丞の会」詳細】初舞台や襲名披露を行った思い出深い国立劇場にて、日頃からご縁の深い方々にご助力頂き、初代尾上菊之丞振付の古典作品から新作まで全四番を上演いたします。一、猩々 尾上松也・尾上菊之丞・尾上墨雪美しい月の夜、水中から現れた酒を好む妖精「猩々(しょうじょう)」。酒を酌み交わして舞を披露し、酒売りの親孝行を称え、汲めども尽きぬ酒の泉を与えます。二、鏡の松 茂山逸平・尾上菊之丞能舞台、歌舞伎の松羽目でおなじみの鏡の松。そこに現れた不思議な老人と、俳優(わざおぎ)とのやりとり・・「逸青会」から生まれた創作作品です。三、蝶の道行 尾上菊之助・尾上菊之丞現世で結ばれず非業の死を遂げた助国と小槙はつがいの蝶となって思い出に耽るうち、修羅の迎えに容赦なく責められます。文楽の名曲にのせた幻想的な道行です。四、八俣の大蛇 尾上菊之丞・(語り)尾上松也邦楽劇「幸魂奇魂」。作詞 松本隆・作曲 藤舎貴生により現代に甦った古事記の世界。素戔嗚尊(スサノオノミコト)の「八俣の大蛇」を素踊りで表現します。尾上菊之丞の会場所 : 国立劇場 大劇場日時 : 2022年9月3日(土)午後3時開演午後5時50分終演予定入場料: S席12,000円/A席9,000円/B席6,000円/C席4,500円※全席指定/各税込金額出演 : 尾上菊之助/尾上松也/茂山逸平/尾上墨雪/尾上菊之丞演奏 : 竹本織太夫/今藤政貴/杵屋栄八郎/都一桜/都一中/藤舎貴生他チケット申込 : お問い合わせ先: 03-3541-6344(平日10時~18時)/ info@onoe-ryu.com 三代目 尾上菊之丞/尾上流四代家元1976年生まれ。2歳から父に師事し5歳で初舞台、2011年四代目尾上流家元を継承し三代目尾上菊之丞を襲名。「尾上会」「菊寿会」を主宰するほか、狂言師茂山逸平氏との「逸青会」や自身のリサイタルを主宰。新作の創作にも力を注ぎ、様々な作品を発表。日本を代表する和太鼓奏者、林英哲氏をはじめとする様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的に挑戦している。京都芸術大学非常勤講師。振付師としては、尾上菊五郎劇団「NINAGAWA十二夜」、松本幸四郎主演歌舞伎NEXT「阿弖流為」やラスベガス歌舞伎公演「鯉つかみ」「獅子王」、市川猿之助主演スーパー歌舞伎II「ワンピース」「オグリ」等の新作歌舞伎や宝塚歌劇団、万国博覧会、フィギュアスケートショー「氷艶」を振付。演出家としては、尾上菊之助主演「新作歌舞伎 風の谷のナウシカ」、尾上松也、生田斗真主演「赤胴鈴之助」、OSK日本歌劇団「ツクヨミ」「光」、高橋大輔主演アイスショー「Luxe」などを演出。新橋「東をどり」、先斗町「鴨川をどり」の花街舞踊でも演出振付を手掛けている。インターネットでの日本舞踊の発信にも力を注ぎ、藤間流家元である藤間勘十郎氏と共同で古典芸能オンラインサロン「K2 THEATRE」を主催。日本舞踊界初の映像作品、日本舞踊Neo「地水火風空そして、踊」では作・演出を勤める。講演やワークショップによる伝統芸能の啓蒙にも取り組んでいる。Instagram: Facebook : Twitter : 古典芸能オンラインサロン『K2 THEATRE』(ケーツーシアター) 【三代目 尾上菊之丞/四代家元 コメント】尾上菊之丞を襲名して11年、この『尾上菊之丞の会』が初のリサイタルになります。初代菊之丞から受け継ぐ古典と近年創作した新作の歌舞伎舞踊や狂言の台詞劇、古曲の素踊りに現代語の新しい邦楽など、日本舞踊の多彩な表現をお楽しみいただきたいと思います。共演には、尾上菊之助さんをはじめ常々作品創りを共にする戦友ともいえる皆様を迎えます。是非生の舞台を五感で感じてください。【五代目 尾上菊之助(歌舞伎役者) コメント】尾上菊之助菊之丞さんと私は年齢も近く、子供の頃から伝統芸能を担う者同士日々切磋琢磨しています。そんな菊之丞さんが会を主催なさることはとても嬉しく、また出演できることに感謝し、公演の成功をお祈りいたします。【茂山逸平(狂言方 能楽師) コメント】茂山逸平青楓から菊之丞に襲名なさってから初のリサイタル!その中に『逸青会』の作品が入った事が本当に嬉しく、また十数年一緒に作品を創ってきた相方?として協力出来る事に有り難く思います!能楽堂バージョンではない『鏡の松』をどうぞお楽しみに!【二代目 尾上松也(歌舞伎役者) コメント】尾上松也この度『尾上菊之丞の会』に出演させて頂きます尾上松也でございます。日頃から御世話になっている菊之丞さんとの舞台、大変有難く光栄でございます。皆様何卒ご観劇の程よろしくお願い致します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月02日「自分ではあまり実感がないんですが、皆さんに“父上”とか“パパ”と声かけていただいてます」6月22日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でそう語ったのは『鎌倉殿の13人』(NHK)で主演・小栗旬(39)演じる北条義時の父・北条時政を好演中の坂東彌十郎(66)だ。黒柳から身長を聞かれ183センチと答えた後、「歌舞伎界で49年になるんですが、ずっと身長は一番です。身長だけですね」と苦笑いしていた。「彌十郎さんは大河ドラマはもちろん、初の連ドラ出演でした。抜擢理由は『時政は彌十郎さんで』という三谷幸喜さんの鶴の一声だったと聞いています。’19年に三谷さんが作・演出を手掛けた歌舞伎作品に出演した彌十郎さんの存在感に感銘を受けたそうです」そう語るのはNHK関係者。「当初は撮影シーンがバラバラで放送どおりの順序ではないテレビドラマの現場に戸惑っていました。そこで、彌十郎さんは長男役の片岡愛之助さんや、梶原景時役の中村獅童さんら歌舞伎役者の後輩たちに助言を求めたそうです。また、妻・りく役の宮沢りえさんについて“歌舞伎では女優さん相手に芝居をしたことがないから、共演当初は緊張感が半端なかった”と苦笑いしていましたね。ロケでは傾斜の激しい山中での立ち回りで左ふくらはぎの肉離れを起こして病院へ行くハプニングもありました。それでもテーピングをして次の撮影も遅れることなく無事乗り切っていました」何があっても仕事に穴をあけてはならないという信念は歌舞伎界49年の経験のたまものだとか。■小栗は放送前から“父上”のブレイクを予言していた「小栗さんは撮影現場で常に謙虚な彌十郎さんを『父上』と慕い、迫真の演技を目の当たりにして『(放送後)すごいことになります』と周囲にブレークを早々と予言していました」(制作関係者)愛嬌ある役柄で、いまや「時政パパ」として視聴者から絶大な支持を受けている彌十郎だが、長年秘めている“夢”があるという。「それは大名跡・守田勘彌の襲名なのです」(歌舞伎関係者)“超遅咲き”の彌十郎は、実父の影響で歌舞伎界入りそのものに苦労をした経緯がある。先の『徹子の部屋』で彌十郎は歌舞伎デビューが17歳と遅れた理由をこう語っている。「父(坂東好太郎)が映画に行ってたのもありますけれども、歌舞伎へ戻ったころは僕はそのころから大きかったものですから、子役に出られる大きさじゃなかった。中途半端で大人の役ができる年まで待とうってなって……」寸法が合う着物もなく、衣装屋さんに怒られることも。「何人でひと組っていうような舞台の出方をしますと、演出の方に『そこのデカいの邪魔だ、端っこ行かっしゃい!』とか言われて、随分悔しい思いをしました」歌舞伎一筋で生きていく決心をした彌十郎は、親戚筋の八代目坂東三津五郎の預かりに。「しかし、その直後の’75年、三津五郎はフグ毒に当たって急死。続いて面倒を見てもらった十四代目守田勘彌も、また2カ月後に亡くなってしまったのです。『どういう運命なんだ!?』と自らの境遇を嘆くこともあったとか。そのため、父親と一緒に山本富士子さんや杉良太郎さんらの商業演劇を回る日々が続きました。’83年にようやく、父親の尽力で市川猿翁の門下に入ったのです」(前出・歌舞伎関係者)かわいがられた十八代目中村勘三郎一門の作品にも出演するようになり、歌舞伎界では知る人ぞ知る存在となったのだ。「銀幕スターの父が名乗った坂東好太郎は、残念ながら歌舞伎界では“脇役”の名前です。彌十郎さんは下積みが長く歌舞伎界に強い愛着を持っています。それだけに祖父・十三代目守田勘彌、そして弟子入りした十四代目勘彌への“恩返し”のためにも十五代目襲名へ意欲を示しているそうです」(別の歌舞伎関係者)■初代尾上松也は十四代目勘彌の元芸養子だったただ、本来なら十五代目襲名に最も近い高名な歌舞伎役者がいる。十四代目の養子である坂東玉三郎(72)だ。「しかし、玉三郎さんは『生涯、玉三郎を貫く』として勘彌を継ぐ意思はないと聞いています」(大和屋関係者)一方で勘彌に関心を寄せるもう一人の歌舞伎役者がいるという。「それは、守田家とは何かと縁のある尾上松也さんです。松也さんの父親・尾上松助さんは二代目尾上松緑さんに師事。本来なら松助の名を継ぐのでしょうが『松助は継がなくてもいい』という父の遺言があったそうです。いまや松也さんは歌舞伎座の主役まで務める幹部となり、格上の名跡を探していたようです。叔父の初代松也さんは十四代目勘彌さんの元芸養子でした。松也さんの妹で劇団新派の春本由香さんも、十四代目守田勘彌の長女・水谷八重子さんに師事する縁もあり、勘彌の襲名を希望していると聞いています」(後援会関係者)現状の歌舞伎界を冷静に見れば、確かに彌十郎、松也ともに大名跡・勘彌襲名を意識するポジションにいることは間違いない。「彌十郎さんは『父ゆかりの大名跡は他の役者には譲れない』と考えていたそうですが、正直、『鎌倉殿』以前の彌十郎さんは一般的には知名度が低かった。66歳という年齢的にも十五代目の襲名は現実的ではありませんでした。松竹サイドも当初は“松也なら”と考えていたようですが、『鎌倉殿』のブレークで人気が高まっている彌十郎さんの十五代目襲名ががぜん現実味を帯びてきました」(前出・歌舞伎関係者)“優勢”となった彌十郎だが、襲名興行は大名跡なら年に1人だといわれているという。「長らく延期されていた市川團十郎白猿の襲名興行が今年11月から行われます。これで本格的に歌舞伎座に客足が戻ってきてほしいのが本音です。歌舞伎熱が冷めやらぬうちに次の襲名興行でも話題を呼ぼうと“團十郎の次は、彌十郎の守田勘彌で”と水面下で動いているようです」(前出・歌舞伎関係者)鎌倉幕府の初代執権にまで上りつめる時政だが、果たして彌十郎自身は、十五代目守田勘彌の座に就くことができるのか――。
2022年06月29日