ナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)で、アーティスト・田中麻記子の新作展覧会「Vu Vu」が開催中。会期は8月3日から9月9日まで。©Makiko Tanaka「Bravo」watercolour on paper 2018田中麻記子は1975年、東京生まれ。第12回岡本太郎芸術賞入選以来、2013年より文化庁新進芸術家派遣制度研修員を経て、今日までフランスを拠点に活動を行っている。ピエール・エルメ・パリ・ジャポン青山店のシンボル「Macaron Baby」のデザイン及びアニメーションの担当、資生堂『花椿』Web版にてパリの季節の食材をテーマにしたアニメーション&コラム「空想ガストロノミー」を連載するなど、田中独自の作品世界が幅広い層に支持され、アートシーンに留まらないフィールドで活躍するアーティストだ。これまで田中麻記子は、鉛筆、パステル、油彩、セラミック彫刻など様々な素材を遍歴しながら、溢れるイマジネーションで綺想の美をたたえた作品世界を構築してきた。重厚な描画手法で絵画を制作してきた田中は近年、水彩などで描いた軽快なタッチの描画で仕上げる作品も多数手がけ、ユーモラスでチャーミングな魅力が作品に加わった。また8月3日より、新作作品集『Vu Vu』(HeHe刊)や、資生堂『花椿』と資生堂パーラーとのコラボグッズ(マスキングテープ、資生堂パーラー オリジナル金平糖)、さらにNADiffが手掛ける田中麻記子オリジナルグッズ(Tシャツ、iPhoneケース、ステッカーなど)が販売開始されている。【イベント情報】田中麻記子の新作展覧会「Vu Vu」会期:8月3日~9月9日会場:ナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)住所:東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 1F【書籍情報】田中麻記子『Vu Vu』発売日:2018年8月3日出版社:HeHe / ヒヒA4判 72ページ 仮フランス装
2018年08月07日フランス・ヴェルサイユ宮殿の現代美術プロジェクトとして、日本の現代美術作家・杉本博司の展覧会「SUGIMOTO VERSAILLES 展(仮)」を、10月16日から翌2019年1月20日まで開催する。©château de Versailles Thomas Garnier Vue arienne du Temple de l’amour au domaine de Trianon2008年より、ヴェルサイユ宮殿では年一回、国内外のアーティストによる展覧会を企画。2008年にジェフ・クーンズ(Jeff Koons)、2009年にグザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)、2010年に村上隆、2011年にベルナール・ヴネ(Bernar Venet)、2012年にジョアンナ・ヴァスコンセロス(Joana Vasconcelos)、2013年にジュゼッペ・ペノーネ(Giuseppe Penone)、2014年にリー・ウーファン(Lee Ufan)、2015年にアニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)、2016年にオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)、そして2017年にはグループ展「Voyage d’Hiver/冬の旅」を開催し、それぞれの作品とヴェルサイユ宮殿、庭園との間に独自の対話を生み出してきた。第11回目となる、2018年の招聘作家に選ばれた杉本博司は、かつて王族のプライベートな場所として用いられていたトリアノン離宮を選び、主にプチ・トリアノンのフォリー(装飾的建築)および庭園にて作品を発表する。ルイ14世によって作られたこの区域には、グラン・トリアノンと呼ばれる大理石の宮殿が建てられた。その後、ルイ16世王妃、マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿での窮屈な生活から逃れるため、この区域を改造し、プチ・トリアノンを隠れ家として用いるようになり、この地にフォリーや劇場、そして村里まで有するロマンティックな庭園を作らせた。杉本博司は、ヴェルサイユを象徴する場所のひとつであるこのトリアノン離宮を初めて使用し、アート、建築、ライブパフォーマンスで構成される展覧会を行う。Versailles Sugimoto 9434 ©Tadzio「ヴェルサイユに杉本博司を招聘することは、この偉大なる日本人アーティストの特異性を形成する折衷主義を迎え入れることでもあります。ルイ14世からナポレオン、マリー・アントワネットからオルレアン公へと受け継がれ、それぞれの時代の創作を生み出してきたトリアノン離宮が初めて使用され、杉本博司が現代的な解釈をもたらします。『ジャポニズム 2018』が開催される今年、ここヴェルサイユにて、杉本は日本とフランスの文化的関連性を明示するのです」と、ヴェルサイユ宮殿美術館館長カトリーヌ・ぺガールは語っている。杉本博司は、「私のアーティストとしての活動は2次元を扱う写真から始まった。その後使いにくい美術館空間での展覧会という難行苦行を重ね、自らが望む3次元空間を創出する為に建築家となった。3次元空間が出来てみると、その空間に時間の要素を加えた演劇に興味が向いていった。私のアーティストとしての一生は予定調和へと向かわずに支離滅裂へと向かっているようだ。この与えられた機会に感謝し、私自身を整理して、私の活動をどのように統合できるかを検討することにした」とコメントしている。キュレーションは、ヴェルサイユ現代美術展キュレーターであるアルフレッド・パックマン(Alfred Pacquement)と、パリの現代美術館パレ・ド・トーキョーの館長であるジャン・ド・ロワジー(Jean de Loisy)が務める。また本展覧会情報は、CHÂTEAU DE VERSAILLES公式HPでも確認できる。【展覧会情報】SUGIMOTO VERSAILLES 展(仮)会期:10月16日〜2019年1月20日会場:CHÂTEAU DE VERSAILLES
2018年08月02日みなとみらいの横浜美術館で『モネそれからの100年』展がスタート。みんな大好きな画家モネと現代アートがコラボした展覧会では、ペイントパーティやスペシャルランチなど夏の思い出づくりにぴったりな関連イベントが盛りだくさん! お得な割引サービスもある話題の展覧会をレポートします!モネと現代アートがコラボ!【女子的アートナビ】vol. 119『モネそれからの100年』展では、印象派の巨匠クロード・モネ(1840~1926)の作品と、モネとの結びつきを感じられる近現代のアートをあわせて展示。20世紀アートの人気作家ウォーホルやリキテンスタイン、ロスコなどの作品とモネの絵を同じ空間で楽しめる何とも贅沢な企画展です。全体の構成は4章に分かれ、モネ25点と近現代26作家による66点の計91点を展示。絵画が中心ですが、版画や写真、映像などさまざまなジャンルの作品が並んでいます。また、現代アーティストのうち半数以上が日本人作家というのも特徴のひとつ。そのうち3人の作家さんが今展のために新しく作品を制作されたとのことで、最新作とモネの競演も楽しめます。モネはチャレンジャー!でも、なぜモネと現代アートを一緒に並べたのでしょう?モネといえば、睡蓮や積みわらなどのある風景画を描く画家。抽象的な作品の多い現代アートとはあまり関係がなさそうにも思えますよね。実は、モネは西洋絵画の世界で新しいことにチャレンジしていた画家。例えば新しい技法を使ったり、大気や光、水など形のはっきりしないモチーフを描いたり、当時としては斬新なことをしていたので、批評家からは痛烈に批判されていました。そんな先見性のあるモネの作品は、現代でもアーティストたちにインスピレーションを与え続けています。この展覧会を担当した横浜美術館の主任学芸員 松永真太郎さんによると、モネ作品と現代アートを一緒に展示することで「モネの革新性、現代性、普遍性を浮かび上がらせることができる」とのこと。「現代アートは取っつきにくいというイメージを持っている方々に、例えばモネの風景画を見るようなまなざしで現代アートを見ていただいたら、純粋な色彩のハーモニーなど視覚の喜びを再発見していただけるのではないか」と松永さん。会場では展示作品のそばに作品を見るためのヒントも掲示されているので、抽象画などを見慣れていない人でも楽しく理解することができると思います。楽しいコラボイベントも満載!この展覧会の開催にあわせて、楽しい関連企画も多数用意されています。そのなかから女子におすすめのイベントを2つセレクトしてご紹介!ひとつめは、横浜ロイヤルパークホテルのレストラン『フローラ』で楽しめるスペシャルランチ。モネの世界をシェフの感性でお皿に表現したというランチは、まるでアート作品のような美しさ。特にモネの《睡蓮》をイメージしたデザートのお皿は食べるのがもったいないほどステキです。前菜とスープ、メイン料理にデザートとコーヒーまたは紅茶までついて¥2,019(税サ込み)。しかも、展覧会の鑑覧券か半券があれば飲食代10%の割引サービスも受けられます。モネの作品を見た後にぜひ食べてみたいですね。もうひとつのコラボ企画は、横浜のダイニングバーで7月28日(土)に開かれる「ペイントパーティー」。なんとカクテルを飲みながらモネの《睡蓮》を模写するというユニークなイベントです。画材も貸してくれるので、手ぶら参加OK。絵を見るだけでなく描く楽しみも味わえちゃいます。講師の先生と一緒に描いていくので、初心者でも大丈夫。さらに描いた絵も持ち帰れるので、ステキなお土産にもなりますね。このイベントには展覧会鑑覧券1枚と画材レンタル、キャンバス代がついて¥4,500(税込み)。店舗にて1ドリンク以上のオーダーが必要です。ほかにも、横浜美術館周辺では展覧会のチケットや半券を見せれば割引サービスを受けられるお店がいろいろあります。この夏は横浜でアートな一日を過ごしてみては?Information会期:~9月24日(月・休)休館日:木曜日(8月16日は開館)時間:午前10時~午後6時※ただし9月14日(金)、15日(土)は午後8時30分まで※入館は閉館の30分前まで会場:横浜美術館料金:一般 ¥1,600/大学生・高校生¥1,200/中学生¥600/小学生以下無料※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2018年07月26日“タータン”をテーマにした本格的な展覧会「スコットランドからの贈りもの タータン展」が、神戸ファッション美術館にて2018年9月15日(土)から11月11日(日)まで開催される。なお、その後は東京、岩手、福岡、新潟へと巡回予定だ。約250点で紹介する“タータン”の魅力山と湖の国、スコットランドを象徴する文化ともいえる“タータン”は、世代や性別を超え、世界中で愛されてきた。日本でもおなじみのごとく、衣服や小物、お菓子のパッケージなど様々な用途で使われている。「スコットランドからの贈りもの タータン展」はそんな“タータン”にフォーカスした展覧会。100種類以上のタータンの布地をはじめ、関連する美術作品や資料など計約250点を展示し、歴史や背景を紹介する。全5章で伝える“タータン”の歩み歴史と現在そもそも“タータン”とは何か今やだれもが知っている柄ではあるが、現在に至るまでの歴史や定義は意外と知られていない“タータン”。元来は、スコットランド北西部に位置するハイランド地方で発展した織物で、老若男女、衣服として身に着けられてきた。まず、第1章では、“タータン”のこうした歴史を写真などを用いて解説。そして第2章で歴史の詳細に迫っていく。“タータン”のもつ意義とは第3章で語られるのは、目的や用途によっていくつかの種類に分けられている“タータン”の種類だ。ここでは、クラン(氏族)とその家族が身に着けられるクラン・タータン、地域に関連したディストリクト・タータン、軍隊用のミリタリー・タータン、そして王家が用いてきたロイヤル・タータンなどを観覧できる。現代における“タータン”今、皆が身に着けれているように“タータン”は民族衣装としてだけでなく、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)ら世界的なファッションデザイナーもコレクションに取り入れるひとつのデザインとなった。第4章では、ウェディングドレスなどを通して、タータンの意味や役割を問う。そして最終章、日本人とタータンとの関わりを紐解いていく。オリジナルグッズの販売も会場ではオリジナルグッズも販売。国内では入手が難しいグッズなどを多様なジャンル、幅広い価格帯で揃える。開催概要スコットランドからの贈りもの タータン展会期:2018年9月15日(土)~11月11日(日)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日※9月18日(火)、25日(火)、10月9日(火)は休館。ただし月・祝日の9月17日、24日、10月8日は開館。会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1料金:一般 1,000(800)円、大学生・65歳以上 500(400)円、高校生以下無料※()内は30人委きょうの団体料金。※販売は神戸ファッション美術館の窓口のみ。※本展と常設展の両方を観覧可能。問い合わせ先:神戸ファッション美術館 TEL 078-858-0050【巡回情報】・東京会場会期:2018年12月8日(土)~2019年2月17日(日)会場:三鷹市美術ギャラリー・岩手会場(予定)会期:2019年4月13日(土)~5月26日(日)会場:岩手県立美術館・福岡会場(予定)会期:2019年9月21日(土)~11月4日(月・祝)会場:久留米市美術館・新潟会場(予定)会期:2019年12月14日(土)~2020年3月1日(日)会場:新潟県立万代島美術館
2018年07月09日上野の国立西洋美術館で『ミケランジェロと理想の身体』展がはじまりました。この展覧会にはアスリートなどの男性裸体を表現した作品が勢ぞろい♡ しかも世界に約40点しかないといわれているミケランジェロの大理石彫刻作品のうち、貴重な傑作2点も初来日しています!この夏、絶対に見逃せない貴重な彫刻アート展をレポートします。メインは男の裸♡『ミケランジェロと理想の身体』展【女子的アートナビ】vol. 115男性の裸体がメインテーマとなっているドキドキの同展では、初来日で注目されているミケランジェロの大理石彫刻の傑作2点を中心に、古代ギリシャ・ローマ時代とルネサンス期の彫刻作品や絵画など70点を展示。アスリートや戦士、神々などさまざまな男性たちのリアルな裸体彫刻を見ながら、各時代の芸術家たちがどのように “理想の身体” を表現してきたのかを知ることができます。展覧会の主役、ミケランジェロ・ブオナローティ(1475~1564)はルネサンス期に活躍した偉大な芸術家。彼はシスティーナ礼拝堂にある超有名な天井画や壁画を描いた画家であり、サン・ピエトロ大聖堂のドームをつくった建築家であり、教科書に必ず載っている《ダヴィデ》像を手がけた彫刻家でもあります。ミケランジェロは何より彫刻をつくるのが好きで自分のことを「彫刻家」と呼んでいたのですが、天才すぎてあらゆる仕事が舞い込みます。例えば、当時絶大な権力を持っていた教皇からはシスティーナ礼拝堂の天井画を依頼されてしまい「本業じゃないのに……」と不満タラタラだったとのこと。でも、本業ではないのに絵画の専門家よりも質の高い作品を描いてしまうのですから、彼がどれだけ才能があったのかわかりますね。ちなみに、ミケランジェロには詩人という肩書もあります。彼は57歳のころ、若く美しい青年に恋をして、最近話題の “恋するおっさん” になっていました。そんな乙女なミケランジェロは、年下の想い人に自作の詩や素描などを贈っていたそうですよ♡見どころは “男の裸体美”では、会場の見どころをご紹介していきます。今回は男性裸体が主役。どの展示室も男の裸だらけです。でも、なぜ男性なのでしょう? 美しい裸体といえば豊満な肉体をもつ女性なのでは? と疑問に思いますよね。そこがこの展覧会のポイント。あえて男性美にスポットをあて、理想の身体とは何かを掘り下げています。例えば、紀元前1世紀の大理石彫刻作品《アメルングの運動選手》は腹筋が割れて、いわゆるシックスパックになっています。このようなアスリートや戦士の裸体作品は、ギリシャ彫刻にとって大事なテーマ。古代ギリシャ・ローマ時代には、鍛え抜かれた男の美しい肉体は勇敢さや雄々しさを象徴する “究極の美” とみなされていました。いっぽう、ルネサンスの男性裸体像も古代彫刻に負けていません。例えば1530~50年ごろにつくられた彫刻作品《ネプトゥヌス》もたくましく美しい身体をさらけだしています(ネプトゥヌスとはローマ神話に出てくる海の神。ギリシャ神話ではポセイドン)。古代ギリシャ・ローマ時代が再評価されたルネサンス期には、古代芸術を手本にした作品が多くつくられました。特に神話は重要なテーマであり、神話に出てくる神々の姿は「男性裸体表現の技を磨くための重要な素材」だったとのこと。会場に展示されている《ネプトゥヌス》は高さ118センチなのでそれほど大きな像ではありませんが、美しい筋肉といかにも強そうな下半身は思わず見惚れる美しさ。ぜひぜひ本物をご覧になってみてください。ミケランジェロの傑作2点、初来日!そして、いよいよ展覧会のメイン作品、ミケランジェロの《ダヴィデ=アポロ》と《若き洗礼者ヨハネ》を見てみます。まずは《ダヴィデ=アポロ》。作品名を見ると聖書の英雄ダヴィデなのか、ギリシャ神話の神アポロなのかわかりませんが、実際にテーマが謎に包まれているので、このような名称になっているとのこと。実物の高さは147センチ。1530年ごろにつくられた大理石彫刻です。表面にはノミのあとがたくさん残っているのが見えるので、未完ともいわれていますが、これも謎。いろいろ謎の多い作品ですが、上半身から下半身にかけての美しいラインや左手の付け根部分など、天才彫刻家の技術がしっかりと感じられます。また、《若き洗礼者ヨハネ》はスペインから来日。スペイン国内にたった1点しかないという大変貴重なミケランジェロ彫刻です。この作品は、1936年のスペイン内戦時に破壊され、本来の姿の約40%となる14の石片だけが残されたとのこと。それをもとに復元・修復された奇跡の作品がはるばる日本まできてくれました。本作はミケランジェロが20歳をすぎたばかりのころに制作された初期作ですが、特に手足の筋肉や顔の表情などに彼の才能を見ることができます。スペインでも一般公開されていない貴重な彫刻なので、今回の来日が最初で最後のチャンスかもしれません。目に焼き付けておきたい作品です。ほかにも、ミケランジェロに多大な影響を与えた古代彫刻の傑作《ラオコーン》を模倣した大理石彫刻も来日。 この作品は写真撮影もOKとなっているので、ぜひ記念に撮ってみてください。男の美しい裸体を味わえる女子必見の展覧会は9月24日まで。Information会期:~9月24日(月・休)休館日:月曜日、7月17日(火)(ただし、7月16日(月・祝)、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、9月24日(月・休)は開館)時間:午前9時30分~午後5時30分毎週金・土曜日:午前9時30分~午後9時※入館は閉館の30分前まで会場:国立西洋美術館料金:一般 1,600円/大学生1,200円/高校生800円/中学生以下無料※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2018年06月30日埼玉県のうらわ美術館では、亀山達矢と中川敦子による2人組のユニット、tupera tupera(ツペラツペラ)の展覧会「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」を、7月7日から8月31日まで開催する。©tupera tuperatupera tuperaは、絵本やイラストレーションを始め、工作、ワークショップ、舞台美術、アニメーション、雑貨、空間デザインと、様々な分野で幅広く活躍するアーティスト。2002年に、布雑貨の展示・販売からその活動を開始、切り絵や貼り絵を用いた色鮮やかな絵本など、斬新かつユーモアあふれる作品を次々と発表している。『かおノート』2008年 ©tupera tupera / コクヨ株式会社2013年、造本においてもユニークな『しろくまのパンツ』が第18回日本絵本賞読者賞と第2回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリを、続けて翌年には『パンダ銭湯』も第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリを受賞。そして本年、『わくせいキャベジ動物図鑑』が、第 23 回日本絵本賞大賞に輝いた。『パンダ銭湯』2013年 ©tupera tupera / 絵本館日常生活などから見いだされる数々のアイデアは、親しみと驚きと遊びの要素があいまって、不思議だけれど圧倒的に楽しい世界を形づくる。本展は、そのようなtupera tuperaの世界から約300点を、初期の絵本、さまざまなモチーフの絵本、絵本のつくりかた、イラストレーション&アートディレクション、tupera tuperaのものづくり、工作&ワークショップの6つの章でたっぷりと紹介する、初めての大規模展覧会となる。【展覧会情報】ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展会期:7月7日~8月31日会場:うらわ美術館 ギャラリーABC住所:さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3階時間:10:00〜17:00、土日10:00〜20:00(入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(7月16日は開館)、7月17日料金:一般610円(480円) 大高生410円(320円) 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添いの方1名は半額、観覧済み有料観覧券の提示で「リピーター割引」として団体料金で観覧可能(観覧日から1年以内、1名様、1 回限り)
2018年06月29日安室奈美恵の軌跡を辿る体感型展覧会「namie amuro Final Space」が東京・大阪・福岡・沖縄の4会場で開催される。開始日は東京・渋谷ヒカリエで2018年7月26日(木)から、大阪・グランフロント大阪内ナレッジキャピタルで7月14日(土)から、福岡三越で8月12日(日)から、沖縄市・プラザハウスショッピングセンターで8月12日(日)から。最終日は全会場、安室奈美恵の引退日である9月16日(日)。9月16日(日)での引退を発表して以来、ベストアルバム『ファイナリー(Finally)』の発売や、引退前最後となる全国5大ドームツアー「namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜」の開催などを行ってきた安室奈美恵。展覧会「namie amuro Final Space」では、多くの人々に愛されてきた安室奈美恵のこれまでの活動を振り返る。また、東京・大阪・福岡・沖縄の4会場で展示内容が異なるのもポイント。ここでは会場別に見どころを紹介する。東京会場「TOKYO search for the memory of namie amuro」東京会場では、安室奈美恵の楽曲「Dr.」をモチーフに、映像を中心としたアトラクション型の空間を展開。歌詞に登場する博士・Dr.クロノスから「安室奈美恵の記憶を集めよ」と指令を受けた謎の女性が、西暦3000年から現代の世界に送り込まれ、ゲストと共に安室奈美恵の25年間の軌跡を辿るというストーリーだ。映像はこの展覧会のための撮り下ろしで、安室奈美恵の“Final Space ”を表現する。巨大スクリーンで安室奈美恵の名曲をプレイバック会場に設置された巨大スクリーンに映し出されるのは、安室奈美恵デビュー当時の初々しい映像から、日本中で"アムラー現象"を巻き起こした1990年代後半のライブ、そして記憶に新しいファイナルツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」の映像まで。各時代を彩った代表曲と共に、安室奈美恵の軌跡を振り返ることができる。また最後の映像が流れ終わると、スクリーンが幕を開け、ファイナルツアーのセットが現れる。煌びやかなライトアップが会場を照らし出し、歴代の衣装を展示した新たな会場へと来場客を誘う。懐かしのライブ衣装から、紅白の純白ドレスまで続く衣装展示スペースには、1996年以降のテレビ番組「NAMIE AMURO TOUR“GENIUS 2000”」や、2017年最後の出場となった紅白の衣装、 「Hero」「Finally」などのミュージックビデオ衣装も並べられる。会場で映し出される当時の映像と共に、実物の衣装を鑑賞できるファンには堪らない空間だ。また会場の奥には、ファイナルツアーで話題となったビル群の実物セットなども展示されている。歴代のCDジャケットが壁一面に最後に来場客を出迎えるのは、壁一面を飾るCDジャケットのポスター装飾。そのタイトルは、一度は耳にしたことのある名曲ばかりで、これまで安室奈美恵がどれほど日本中に影響を与えてきたのかを教えてくれる。出口には、ファンへの感謝の気持ちを綴ったメッセージと共に、今回の展覧会のルックとなった純白のドレスが飾られている。バリエーション豊かなお土産コーナーも展覧会を後にしたら、会場外に併設されたお土産コーナーへ。ボールペンやノートなどの文房具やスナック、Tシャツなど、ファイナルツアーのロゴをモチーフとしたバリエーション豊かなアイテムが店頭に並ぶ。1回500円のガチャガチャでは、安室奈美恵の缶バッジや、アクリルスタンド、マスキングテープの3種がランダムに出てくるので、お目当てのグッズを狙ってみて。渋谷ヒカリエレストランホールで連動した飲食フェア開催渋谷ヒカリエの6・7階カフェ&レストランでは、同展覧会の開催にあわせて飲食フェアを実施。フロア内各店で、石垣島で手作りされている「辺銀食堂の石垣島ラー油」、通称“アムラー油”を使用したメニューを用意する。「辺銀食堂の石垣島ラー油」は、琉球王朝からの薬草のウコンや黒糖、石垣島の島唐辛子、希少品ピパーチ(島胡椒)などを使用した万能調味料だ。寿司、パスタ、パエリアなど和洋中問わず、各店自慢の料理に合う。大阪会場「OSAKA storage of namie amuro」福岡会場「FUKUOKA storage of namie amuro」大阪、福岡会場では、衣装を中心にこれまでの活動を“モノ”で振り返る。Dr.クロノスの指令を受けて集められた安室奈美恵にまつわる“モノ”を会場に展示する。大阪では「Showtime」「Fashionista」のミュージックビデオ衣装、「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 ~20th Anniversary Best~」「namie amuro LIVESTYLE 2016-2017」のライブ衣装を、福岡では「SWEET 19 BLUES」「Mint」「Just You and I」のミュージックビデオ衣装、「namie amuro BEST FICTION TOUR 2008-2009」のライブ衣装をはじめとした多数の展示物が用意されている。また、展示の最後には、ファイナルツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」の衣装や、ツアーで話題となったカナダのクリエーター集団「モーメント・ファクトリー 」が制作したステージ用映像展が登場。大阪では「CAN YOU CELEBRATE?」、福岡では「Finally」のライブ空間を再現する。沖縄会場「OKINAWA homeland of namie amuro」安室奈美恵の故郷・沖縄会場では、2017年、宜野湾で開催された25周年ライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」の衣装や、2012年に開催される予定だった沖縄での20周年ライブの幻の衣装など、沖縄ならではの展示を行う。また、「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で、沖縄を彷彿させる楽曲「NEVER END」のライブ空間を表現。さらに、NHK紅白歌合戦の衣装も展開される。なお、安室奈美恵本人も8月20日(月)に福岡、21日(火)に大阪、22日(水)に東京会場を訪れており、日本テレビ系バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」のロケでイモトアヤコと撮影した2ショット写真をはじめ、会場各所にサインを書き残した。この本人による貴重な直筆サインは、展覧会終了日まで目にすることが可能だ。連動企画、“あの名曲”が発車ベルに連動企画として、東急電鉄 東横線「渋谷駅」と西日本鉄道「天神駅」において、2018年8月中旬から9月16日(日)まで期間限定で発車ベルに『Hero』を起用する。渋谷&大阪の109に限定ストアまた、渋谷・SHIBUYA109と大阪・SHIBUYA109ABENOに、9月1日(土)から16日(日)まで、展覧会オリジナルグッズを取り扱う限定ストア「SHIBUYA109Loves namie amuro」がオープン。安室奈美恵25年分の歴史をまとめたアーカイブ パンフレットや、石垣島アムラー油、オリジナルTシャツなどが販売される。【開催概要】東京会場「TOKYO search for the memory of namie amuro」会場:渋谷ヒカリエ 9階ヒカリエホール (東京都渋谷区渋谷2-21-1)期間:2018年7月26日(木)~9月16日(日) 10:00~21:00チケット:■日時指定前売券 1500円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:発売中~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=10:00~20:00、各1時間ごと、閉館時間21:00 ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード、セブン―イレブン店舗レジ■当日券 1800円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※指定された時間以外の入場は不可。前売期間に完売した日程は当日券の販売を行わない。問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00~22:00)大阪会場「OSAKA storage of namie amuro」会場:ナレッジキャピタル(グランフロント大阪内)イベントラボ (大阪府大阪市北区大深町3-1)期間:第1期=7月14日(土)~7月29日(日)/第2期=8月11日(土)~9月16日(日) 10:00~20:00チケット:■日時指定優先入場券 1300円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:発売中~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=10:00~12:00、12:00~14:00、14:00~16:00、16:00~18:00、18:00~20:00 ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード、セブン―イレブン店舗レジ■当日券1500円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※混雑時は入場制限。入場待機列で待つ場合あり。※混雑状況によって販売終了の場合あり。問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00~18:00)福岡会場「FUKUOKA storage of namie amuro」会場:福岡三越・三越ギャラリー (福岡市中央区天神2-1-1)期間:8月12日(日)~9月16日(日) 10:00~20:00 ※初日の8月12日(日)のみ12:00開館。チケット:■日時指定優先入場券 1300円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:発売中~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=10:00~12:00、12:00~14:00、14:00~16:00、16:00~18:00、18:00~20:00 ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード、セブン―イレブン店舗レジ注意事項:指定された日時以外の入場は不可。■当日券 1500円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※混雑時は入場制限。入場待機列で待つ場合あり。※混雑状況によって販売終了の場合あり。問い合わせ:キョードー西日本 092-714-0159(平日10:00~19:00/土曜10:00~17:00)沖縄会場「OKINAWA homeland of namie amuro」会場:沖縄市・プラザハウスショッピングセンター3階 (沖縄県沖縄市久保田3-1-12)期間:8月2日(木)~9月16日(日) 11:00~19:00チケット:■日時指定優先入場券 1300円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:6月26日(火)10:00~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=11:00~13:00、13:00~15:00、15:00~17:00、17:00~19:00) ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード限定■当日券 1500円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※混雑時は入場制限。入場待機列で待つ場合あり。※混雑状況によって販売終了の場合あり。問い合わせ:沖縄タイムス社営業局企画事業部 098-860-3573(平日10:00~17:00)【連動企画】発車ベルに『Hero』起用・東急電鉄 東横線 渋谷駅 3・4・5番線から発車する横浜方面の列車(下り)期間:8月17日(金)初電~9月16日(日)終電・西日本鉄道 天神駅期間:8月11日(土)初電~9月16日(日)終電限定ストア「SHIBUYA109Loves namie amuro」期間:2018年9月1日(土)~9月16日(日)・渋谷:東京都渋谷区道玄坂2-29-1 SHIBUYA109TEL:TEL 03-3477-5111(代)・大阪:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 あべのキューズモール2階 SHIBUYA109ABENOTEL:06-6556-7109(代)
2018年06月28日福島県立美術館では、イラストレーター・安西水丸の足跡を辿る展覧会「イラストレーター 安西水丸」展を7月7日から9月2日まで開催する。レストランの読書©Kishida Masumi安西水丸は、1970年代より小説、漫画、絵本、エッセイや広告など多方面で活躍したイラストレーター。はじめ広告代理店や出版社に勤め、デザイン等の仕事をしながら、嵐山光三郎の勧めで『ガロ』に漫画を発表、南房総での幼少期を題材とした「青の時代」は高い評価を得た。独立後は、村上春樹を始めとする本の装幀や、『がたん ごとん がたん ごとん』などの絵本、和田誠との展覧会、広告や執筆活動など幅広く活躍。上手いだけではない「その人にしか描けない絵」を目指して、自らの身近なものを、水平線を軸とした構図に、パントーンによる明快な色彩で表現した。本展では、「小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」という安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、原画と資料あわせて700点以上で紹介する。【展覧会情報】イラストレーター 安西水丸会期:7月7日~9月2日会場:福島県立美術館 企画展示室住所:福島市森合字西養山1番地時間:9:30~17:00料金:一般・大学生1,000円(800円) 高校生600円(500円) 小中学生400円(300円)※( )内は20名以上の団体料金、各種障がい者手帳をお持ちの方は無料休館日:毎週月曜日(7月16日は開館)、7月17日
2018年06月28日2018年9月16日に引退するアーティスト・安室奈美恵の軌跡を辿る体感型の展覧会「namie amuro Final Space」が今夏、東京、大阪、福岡、沖縄の4会場で開催される。各会場の最終日は、引退日の9月16日。東京では、7月26日から9月16日まで、渋谷ヒカリエ9階のヒカリエホールを会場に開催。「search for the memory of namie amuro」と題し、安室が2009年にリリースした楽曲「Dr.」をモチーフに、会場を巡りながら映像を中心に楽しむアトラクション型の空間を実現。歌詞に登場する博士・Dr.クロノスから「安室奈美恵の記憶を集めよ」と指令を受けた謎の女性が、西暦3000年から現代の世界に送り込まれ、来場者と一緒に軌跡を辿っていく新しいタイプの展覧会。東京会場イメージ映像はこの展覧会のために撮り下ろした特別なもので、安室の“Final Space”を表現する。ファイナルツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」で話題となったビル群の実物セットなどツアーアイテムを持ち込んで展示する他、1996年以降のテレビ番組衣装、「NAMIE AMURO TOUR“GENIUS 2000”」からファイナルツアーまでのライブ衣装、「Hero」、「Finally」などのミュージックビデオで使用された衣装も披露する。大阪会場イメージ大阪、福岡会場は、「storage of namie amuro」をコンセプトに、衣装を中心にこれまでの活動を“モノ”で振り返るエキシビジョン型の空間を展開。大阪では、第1期を7月14日から29日、第2期を8月11日から9月16日と期間を分け、グランフロント大阪内のナレッジキャピタルイベントラボを会場に開催。「Showtime」、「Fashionista」を始めとしたミュージックビデオの衣装や、「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 ~20th Anniversary Best~」、「namie amuro LIVE STYLE 2016-2017」などのライブ衣装も多数展示。最後の部屋では、ツアーで話題となったカナダのクリエーター集団「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で「CAN YOU CELEBRATE?」のライブ空間を再現する。福岡では、8月12日から9月16日まで福岡三越・三越ギャラリーで開催し、大阪同様、安室奈美恵にまつわる“モノ”が集結した展示となる。「SWEET 19 BLUES」、「Mint」、「Just You and I」を始めとしたミュージックビデオの衣装、「namie amuro BEST FICTION TOUR 2008-2009」などのライブ衣装を多数展示。最後の部屋では同じく「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で「Finally」が歌われたライブ空間を再現する。沖縄会場イメージそして安室の故郷、沖縄では「homeland of namie amuro」と題し、厳選した特別セレクションを展示。8月2日から9月16日まで、沖縄市のプラザハウスショッピングセンター3階で開催する。昨年、宜野湾で開催された25周年ライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」の衣装、2012年に開催される予定だった沖縄での20周年ライブの幻の衣装、「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で「NEVER END」のライブ空間を再現するなど、沖縄ならではのラインアップ。NHK紅白歌合戦の衣装も展示する。デビュー以来25年間、多くの人に愛され続け、第一線を走り続けてきた安室奈美恵。展覧会では、そんな安室の軌跡を今までにない形で振り返り、未来へとつなげる。【展覧会情報】TOKYO search for the memory of namie amuro会期:7月26日~9月16日会場:ヒカリエホール住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 9階時間:10:00~21:00料金:日時指定前売券 税込1,500円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,800円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、指定された時間以外の入場不可、前売期間に完売した日程は当日券の販売はなしOSAKA storage of namie amuro会期:第1期 7月14日~7月29日、第2期 8月11日~9月16日会場:ナレッジキャピタルイベントラボ住所:大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪内時間:10:00~20:00料金:日時指定優先入場券 税込1,300円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,500円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、混雑時は入場制限の可能性あり、混雑状況によって販売を終了する場合ありFUKUOKA storage of namie amuro会期:8月12日~9月16日会場:福岡三越・三越ギャラリー住所:福岡市中央区天神2-1-1時間:10:00~20:00、8月12日のみ12:00開館料金:日時指定優先入場券 税込1,300円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,500円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、混雑時は入場制限の可能性あり、混雑状況によって販売を終了する場合ありOKINAWA homeland of namie amuro会期:8月2日~9月16日会場:沖縄市・プラザハウスショッピングセンター3階住所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12時間:11:00~19:00料金:日時指定優先入場券 税込1,300円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,500円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、混雑時は入場制限の可能性あり、混雑状況によって販売を終了する場合あり
2018年06月26日蜷川実花(Mika Ninagawa)の写真の本質に迫る展覧会「蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」が、2018年6月30日(土)から9月9日(日)まで、熊本市現代美術館で開催される。またその後は、2018年10月19日(金)から11月17日(土)まで愛知・豊川市桜ヶ丘ミュージアムに、2019年1月5日(土)から2月24日(日)まで大分市美術館に巡回する。「虚構と現実」をテーマにした展覧会では、色鮮やかな花々をレンズに捉えた「永遠の花」、父・幸雄の死に向き合う日々を撮影した「うつくしい日々」、京都花街の芸舞妓をモチーフにした最新作の「trans-kyoto」などの作品を展示。写真家のみならず、映画やデザイン、ファッションなどマルチな分野で活躍している蜷川実花の本質に迫る、9つのテーマで構成されている。また展覧会の内容を図録にした写真集『蜷川実花 虚構と現実の間に』も2018年7月11日(水)から全国で発売。時代の先端を常に感じ取り、あらゆる場で活躍しする蜷川実花の作品世界を、体感できる1冊となっている。【詳細】展覧会「蜷川実花展蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」・熊本市現代美術館会期:2018年6月30日(土)~9月9日(日)※休館日は火曜日住所:熊本市中央区上通町2番3号開館時間:10:00~20:00料金:一般1,000円(800円)/シニア(65歳以上)800円(600円)/学生500円(400円)※()は前売り券料金。前売券は6月29日(金)まで販売※7月28日(土)~29日(日)は城下町くまもとゆかた祭のため、浴衣着用者は展覧会入場料半額・豊川市桜ヶ丘ミュージアム会期:2018年10月19日(金)~11月17日(土)※休館日は月曜日住所:愛知県豊川市桜ケ丘町79-2開館時間:9:00~17:00・大分市美術館会期:2019年1月5日(土)~2月24日(日)※休館日は月曜日住所:大分市大字上野865番地開館時間:10:00~18:00■写真集「蜷川実花 虚構と現実の間に」発売日:2018年7月11日(水)※熊本市現代美術館では、6月30日(土)より先行発売価格:2,778円+税【書籍に対する問い合わせ先】株式会社パイ インターナショナルTEL:03-3944-3981
2018年06月24日建築家の長坂常と江戸小紋職人の廣瀬雄一のコラボレーションによる展覧会「亜空間として形成する伊勢型紙 江戸小紋の世界」が、表参道のEYE OF GYREで7月17日から8月26日まで開催。19世紀後半、欧米社会に押し寄せたジャポニスムの波から1世紀半を超えて、今また日本の文化に熱い視線が寄せられている。その潮流の中、アール・ヌーボーにも、そしてリバティ・プリントにも影響を与えた伊勢型紙の世界を、100周年を迎える廣瀬染工場の伝統的技術によって染め上げられた反物や着物を展示することによって、現代に甦らせようとする試みが今回の企画だ。さらに、江戸小紋の世界観にインスパイアされた建築家長坂常が、廣瀬染工場の4代目、廣瀬雄一とコラボレーションすることによって、実験的な反物や着物の製作に関わり、江戸小紋のあり方を今一度捉え直す機会ともなっている。デザインには伝統的幾何学的なものから、花鳥風月を象徴化したもの、江戸の人々の現実感覚や遊び心を映し出したものまで無数のバリエーションがある。幕末にシーボルトが浮世絵とともに膨大な型紙を持ち帰ったとの逸話もあり、そして、グラフィカルなこともあって、19世紀のヨーロッパの工芸、デザインに少なからず影響を与えたといわれている。実際の型紙は単なるデザインとは異なり、デザインが染めに生かされるためには、紙、道具、工程のひとつひとつにわたって職人の長い経験の上に培われた、知識を超えた身体的な感覚としての「技」が刷り込まれている。江戸小紋の二次元空間に包摂されているミクロの多元的な世界観を、ブルーボトルコーヒーの店舗などを手がける長坂常とのチャレンジングなコラボレーションによって、通常の物理法則が通じない時空連続体ともいわれている「亜空間」を創出することを試みる。7月19日には長坂常と廣瀬雄一の2人によるトークセッションを開催する予定。時間は19時から20時まで。【イベント情報】亜空間として形成する伊勢型紙 江戸小紋の世界会期:7月17日~8月26日会場:EYE OF GYRE住所:渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3F
2018年06月22日映画監督・細田守の展覧会「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』」が、2018年7月25日(水)から9月17日(月・祝)まで、東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催される。細田守最新作『未来のミライ』にフォーカス細田守の最新作『未来のミライ』の公開を記念して開催される本展は、東京・大阪・富山で延べ13万人を動員した「バケモノの子展」に続く、2回目の大規模展覧会。細田守監督が描く『未来のミライ』の世界を、イベントならではの体感型展示・テクノロジー・原画・背景画などを通じて、様々な角度から紹介するものだ。5つのエリアで『未来のミライ』の世界観を体感会場は5つのエリアで構成される。A パート「ミライちゃんとの出会い」始まりとなるA パートは、「ミライちゃんとの出会い」と題し主人公のくんちゃんと生まれたばかりの妹・ミライちゃんとの出会いを表現。劇中絵本「オニババ対ヒゲ」が巨大絵本になって登場し、まるで絵本の中に入り込んだかのような特別な空間が広がる。B パート未来のミライちゃんとの出会い続くB パートは、未来からやってきたミライちゃんとの出会いにフォーカス。ミライちゃんの等身大フィギュアが設置されているので、来場者はくんちゃんになった気分で、ミライちゃんとの出会いを体感できる。またここでは、『時をかける少女』の真琴、『バケモノの子』の楓にもフィーチャーする。C パート「幼き母との出会い」~D パート「青年との出会い」C パート~D パートでは、少年時代の母や父の面影を宿した青年との出会いに焦点を当てる。過去作を含め、映画制作時に描かれた絵コンテ、原画など数百点におよぶ資料を一挙に紹介。初だしとなる、オリジナル原画、背景美術も堪能できる貴重なエリアとなる。E パート「未来の東京駅と"黒い新幹線”」E パートでは、映画の中でも最もインパクトを放つ未来の東京駅と架空の新幹線を描き出す。駅長の姿を最新技術を使って3Dホログラムで再現。また、実際に触れることのできる黒い新幹線の座席も登場する。サマーウォーズや時をかける少女など過去作もさらに会場では、過去作の『時をかける少女(2006)』、『サマーウォーズ(2009)』、『おおかみこどもの雨と雪(2012)』、『バケモノの子(2015)』に関する資料も合わせて展示。新作との関係性を分析・紐解くことで、細田守監督と多くのスタッフが作り上げた作品の魅力に迫る。【詳細】「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』」開催期間:2018年7月25日(水)〜9月17日(月・祝)会場:東京ドームシティ Gallery AaMo(文京区後楽 1-3-61)時間:10:00〜18:00(17:30最終入場)料金(前売り):大人(大学生以上) 1,500円、小人(高校生以下) 700円、親子ペア件(大人券+小人券) 2,000円※3歳以下無料。※障がい者手帳の提示により介助者1名の入場料が免除。本人は入場券必須。©2006 TK/FP ©2009 SW F.P. ©2012 W.C.F.P©2015 B.B.F.P ©2018 CHIZU
2018年06月18日展覧会「生誕110年 東山魁夷展」が、京都・東京で開催される。京都国立近代美術館では、2018年8月29日(水)から10月8日(月・祝)まで、国立新美術館では10月24日(水)から12月3日(月)まで。“国民的画家”東山魁夷の作品約80点が集結「生誕110年 東山魁夷展」は、風景の美しさを描き国民的画家とも謳われた東山魁夷の生誕110年を記念した展覧会。代表作である《残照》《道》《緑響く》をはじめ、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画等、本画約70点と習作、合わせて約80点の作品を紹介。京都での開催は30年ぶり、東京では10年ぶりとなる本格的な大回顧展だ。自然の風景に自らの心を投影代表的な作品《残照》は、東京美術学校を卒業しドイツ留学から帰国した東山魁夷が官展で特選を受賞した作品だ。終戦前後に妻以外の身寄りを亡くし、空襲で自宅も失って人生のどん底にいた東山魁夷。絶望的な状況の中で写生に出かけた際に、自然の作り出す光景と自信の心の動きが重なり合うことに充実感を覚え、自然に自分の心を投影した風景画を描くようになっていった。シンプルに1本の道を描いた《道》など、親しみやすい日本の風景画の数々を残したことで、「国民的風景画家」「国民的画家」と呼ばれるようになる。活動後期には描くことを“祈り”とし、自らの心の中に形成された風景を絵画に自由自在に落とし込んだ。《白い朝》《行く秋》などはまさに、心を写した風景画と言える。古都・京都や海外の風景も皇室から依頼された、新宮殿の大壁画のモチーフに日本古来の文化が凝縮された古都・京都を選択したことから、京都の町を描くことに着手。新宮殿の大壁画完成と同年の1968年に「京洛四季」展で連作を発表。ダイナミックかつ幻想的に花々を描いた《花明り》など、大和絵のような雰囲気で、東山としては新たな画風の作品が生み出されている。東山が描いたのは日本の風景だけではない。北欧の清く幻想的な風景を切り取った《冬華》や、ドイツ、オーストリアの建物や街並みを描いた《古都遠望》《窓》など、東山が感じ取った、土地が持つ魅力や文化の蓄積を表現している。記念碑的大作の障壁画を再現東山は、1971年に奈良・唐招提寺より開山・鑑真和上の像を安置する御影堂障壁画の制作と、御厨子内部装飾の依頼を受ける。鑑真が見たかったであろう日本の風景を描き出した《山雲》など、襖絵と床の壁面全68面から成る障壁画は、構想から完成までに10年を要した記念碑的大作だ。「生誕110年 東山魁夷展」ではその障壁画を再現展示。御影堂の修理に伴い、障壁画も今後数年間は現地でも見ることができないため、貴重な展示機会となる。詳細生誕110年 東山魁夷展■京都会期:2018年8月29日(水)~10月8日(月・祝)開館時間:9:30~17:00(金曜・土曜日は21:00まで) ※入場は閉館30分前まで場所:京都国立近代美術館住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町(岡崎公園内)TEL:075-761-4111(代表)観覧料:一般 1,500(1,300)円、大学生 1,100(900)円、高校生 600(400)円、前売りペア券 2,400円※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。※中学生以下・障がい者手帳等持参者(付き添い1名を含む)は無料(それぞれ入館時、学生証等年齢のわかるもの、障害者手帳等を提示)。※本料金でコレクション展も観覧可能。※前売券販売期間 6月8日(金)~8月28日(火)※価格はすべて税込。■東京会期:2018年10月24日(水)~12月3日(月)開館時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00まで) ※入場は閉館30分前まで場所:国立新美術館 企画展示室2E住所:東京都港区六本木7-22-2TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)観覧料:一般 1,600(1,400)円、大学生 1,200(1,000)円、高校生 800(600)円※()内は20名以上の団体料金。※中学生以下・障がい者手帳等持参者(付き添い1名を含む)は無料※高校生無料観覧日については追って発表。※前売券、その他企画チケットについては詳細が決まり次第、展覧会ホームページで発表。※価格はすべて税込。
2018年06月17日展覧会「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」が京都・美術館「えき」KYOTOで開催される。会期は2018年11月16日(金)から12月25日(火)まで。新出資料など約200点の展示品没後40年を超えてもなお人々に親しまれ続けている画家、絵本作家・いわさきちひろ。本展では、いわさきちひろの生涯に焦点を当て、新出の資料も交えた約200点の展示品を通して彼女の技術や作品の背景を振り返る。第1章第1章では、終戦までのいわさきちひろを追い、画家としての原点と感性の形成を探る。少女期に彼女が経験した出来事や事物が立体的に再構成され、彼女がいかなる時代で育ち、何に出会い、何を吸収したのかを通覧することができる。第2章いわさきちひろが誇りとしていた家庭生活と作家活動の両立の様子を追いながら、同時代における文化史における彼女の位置づけを考える第2章。プロレタリア美術に連なる紙芝居や幻灯、まとまって見られる機会の少なかった油絵など、これまであまり掘り下げられていなかった彼女の1面に迫る。第3章前半の2章を踏まえた第3章では、作品の魅力を分析的に考察。いわさきちひろといえば子どもや花の絵、といった多くの人が抱く印象をより細密にし、彼女の絵における「線」の現れ方など、画面に凝らされた技術にフォーカスする。第4章最終章では水彩画の数々によって、いわさきちひろの開放的な色彩の魅力を示す。また、ちひろグッズ販売コーナーでは、展覧会オリジナル商品や書籍なども多数販売される。福岡も巡回また、同展覧会は、2019年4月20日(土)から5月26日(日)の期間で福岡を巡回予定。遠方で京都会場まで足を運べない人は、こちらもチェックしみて。【詳細】生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。会期:2018年11月16日(金)~12月25日(火)会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区 烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(百貨店の営業時間に準じ変更あり。入館は閉館30分前まで。)休館日:会期中無休入館料:一般 900円、高校・大学生 700円、小・中学生500円■イベント・「モーニング・ミュージアム」開催日:11月26日(月)時間:受付 9:00/開演 9:15/終了 10:00(予定)参加料:1,000円(税込)定員:50名参加方法:10月27日(土)10:00~、電話にて先着順で受付。(TEL:075-342-5692)※1回の受付で2名まで申し込み可能。定員になり次第受付終了。・ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜」開催日:11月17日(土)~30日(金)会場:京都シネマ(四条烏丸下る西側COCON烏丸3F)※料金、上映時間など詳細は、京都シネマ(TEL:075-353-4723)へ。※京都シネマにて、当館の「生誕100年 いわさきひちろ、絵描きです。」入館券提示で、本映画料金が割引。<巡回>・福岡開催期間:2019年4月~5月会場:福岡アジア美術館住所:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階【問い合わせ】ジェイアール京都伊勢丹TEL:075-352-1111(大代表)
2018年06月16日エルメス(HERMÈS)はシネマ的設定の観客参加型の展覧会「彼女と。」を、東京・国立新美術館にて開催する。期間は2018年7月11日(水)から7月30日(月)まで。入場は無料だ。ある1人の女性="彼女"を追い求めて展覧会「彼女と。」では、ある1人の女性="彼女"に魅了されたひとりの“作家”とともにその姿を追いかけ、エルメスが提案する女性像をそれぞれに考察することが出来る展覧会だ。映画スタジオを彷彿とさせる会場内では、まるで撮影現場に迷い込んだかのような世界観をインタラクティブに体感できるのが特徴だ。ある"作家"が、映画館のスクリーンに映る"彼女"の存在を追いかけるという物語が始まる。鑑賞者は"作家"の視点とともに、"彼女"をよく知る人物たちとの出会いや、"彼女"を断片的に捉えた映像、"彼女"が愛用するエルメスのオブジェなどを介して、"彼女"の人物像に迫っていく。時には"作家"としてではなく、映画監督や撮影スタッフ、出演者の視点でこの物語をとらえることもあるであろう。バックステージを通り抜けて楽屋を覗いたり、セットにしのび込んだり。エキストラとしてアドリブで演技をしたり、美しい衣装に目を奪われることもあるかもしれない。なお、展覧会「彼女と。」は、エルメスのレディス部門アーティスティック・ディレクターであるバリ・バレと、レディスプレタポルテのアーティスティック・ディレクター ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーによる監修のもと製作。物語に華を添える、彼女たちによる最新コレクションにも“彼女”の存在を感じとれるはず。【詳細】彼女と。会期:2018年7月11日(水)~7月30日(月)開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は21:00まで休館日:毎週火曜日会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)入場:予約制、無料※予約は展覧会サイト(hermesavecelle.com)にて6月20日(水)11:00より受付開始。【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:0120-202-830
2018年06月16日22名のクリエイターたちが“ロック(ROCK)”との関わりを紹介する展覧会「ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE」が、美術館「えき」KYOTOにて開催される。期間は2018年6月9日(土)から7月1日(日)まで。“ロック”は20世紀が生んだ最大のカルチャーであり、これまで数々のクリエイターたちに影響を与えてきた。「ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE」では、音楽、文学、演劇、美術、写真など、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちの自らと“ロック”との関わりを、自身の作品などを展示することで紹介していく。出展者は、篠山紀信や徳岡邦夫ら写真家、シシド・カフカやChar、松任谷由実、布袋寅泰らミュージシャン、そして奈良美智、小林武史、吉田大八、小籔千豊らが参加する。また、ファッションデザイナーとして、リミ フゥ(LIMI feu)の山本里美、アンリアレイジ(ANREALAGE)の森永邦彦も作品を披露。森永邦彦は、自身の創作のヒントとなっているザ・ブルーハーツの「リンダ リンダ」の歌詞をコンセプトの源泉とし、2003年から2018年までにつくった洋服を、青い透明ゴミ袋の中に入れて展示する。【開催概要】「ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE」会期:2018年6月9日(土)~7月1日(日) 会期中無休住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(閉館30分前)※但し、百貨店の営業時間に準じ変更の場合あり。入館料(税込):中学生以上 690円※「障害者手帳」提示者とその同伴者1名は490円。【出展者】いのうえひでのり(劇団☆新感線 主宰・演出家)、江國香織(小説家)、岸田繁(くるり・作曲家)、小林武史(音楽プロデューサー)、小籔千豊(お笑いタレント)、シシド・カフカ(ミュージシャン)、篠山紀信(写真家)、鋤田正義(写真家)、SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)、Char(ミュージシャン)、手塚眞(ヴィジュアリスト)、徳岡邦夫(京都吉兆 総料理長)、奈良美智(画家・彫刻家)、古田新太(俳優)、布袋寅泰(ミュージシャン・ギタリスト)、松尾レミ(GLIM SPANKY)、松任谷由実(シンガーソングライター)、森永邦彦(アンリアレイジ デザイナー)、ヤノべケンジ(現代美術作家)、山本里美(LIMI feuデザイナー)、行定勲(映画監督)、吉田大八(映画監督・CMディレクター)
2018年06月12日六本木の国立新美術館で『ルーヴル美術館展肖像芸術―人は人をどう表現してきたか』がはじまりました。ルーヴルの傑作が集まるこの展覧会では、俳優の高橋一生さんが音声ガイドを担当。甘く優しい声でアートを解説してくれます!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 111『ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか』では、フランスのルーヴル美術館が所蔵する肖像画や彫刻コレクションのなかから選び抜かれた作品を一堂に紹介。肖像芸術がはたしてきた役割や、それを手がけた芸術家たちの制作手法などにも迫る展覧会です。会場には3000年以上も前の古代メソポタミアの彫像から19世紀ヨーロッパ絵画までの約110点が集結。古代美術や絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画などルーヴル美術館の全8部門を代表する肖像芸術の傑作をたっぷり堪能できます。音声ガイドナビゲーターは高橋一生さん!この展覧会のオフィシャルサポーターは俳優の高橋一生さん。音声ガイドのナビゲーターも担当されています。最近の展覧会では、ステキな俳優さんや声優さんが音声ガイドを担当されていますが、この『ルーヴル美術館展』では高橋さんの甘い声を聴きながらアートを堪能できるのです!幸せすぎ~♡ということで、今回の取材では高橋さんの音声ガイドと一緒に会場を回ってみます。まずは入り口でガイド機を借り、使い方を確認。リストも渡されます。収録時間は約35分。もちろん何度も繰り返し再生できるので、高橋さんの声を聴き続けたい人は好きなだけ再生可能♡両耳に高橋さんの声が伝わり、私だけのために話してくれている……と妄想できます。妄想デート、スタート!それでは、会場に入っていきます。ガイド番号1番を再生。薄暗い展示室で妄想デートの始まりです。最初の部屋では古代エジプトのマスクが紹介されています。展示されている《女性の肖像》はエジプトで出土したもの。ローマ帝国の支配下にあった1~3世紀ころ、エジプトではミイラの頭部を飾るため板絵の肖像画が制作されていました。これらは故人の顔だちに似せて描かれていたそうです。第2章「権力の顔」の展示室では、彫刻作品《トガをまとったティベリウス帝の彫像》が紹介されています。ローマ帝国2代目皇帝ティベリウスが演説のポーズをとっているところを表した大理石彫刻で、高さは2メートル30センチ。見ごたえ抜群です。ナポレオン登場!第2章では同展ハイライトのひとつ、ナポレオンの関連作品も紹介されています。特に注目したいのは、アントワーヌ=ジャン・グロの《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》。オーストリア軍との戦いで軍隊を率いる若きナポレオンの雄姿を描いた作品です。凛々しい姿で後ろを振り返るナポレオンの肖像画は、教科書などで一度は見たことがあると思います。作者のグロはこの絵を描いた当時まだ25歳で無名だったとのこと。ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌの仲介によりグロは肖像画を描くチャンスを得て、この作品を本人の前で描いたそうです。エネルギーにあふれた肖像画をナポレオンは大変気に入り、この絵は画家の出世作となりました。ちなみに、本作は習作で、最終作はヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されています。ヴェロネーゼとレンブラント作品は必見&必聴!そして、第3章では展覧会のメインヴィジュアル、《美しきナーニ》が紹介されています。作者は16世紀後半のヴェネツィアで活躍した巨匠ヴェロネーゼ。女性のツヤ肌や豪華なアクセサリー、光沢のある青いビロードのドレスなど、どのパーツを見てもため息が出るほどの美しさ。絵のモデルは高級娼婦か貴族の女性、あるいは理想的な女性像などいろいろ議論されているそうです。この作品はルネサンス期肖像画の最高傑作のひとつといわれていますので、ぜひゆっくり細部まで鑑賞してみてください。ヴェロネーゼのあとは17世紀オランダの巨匠、レンブラントの作品《ヴィーナスとキューピッド》が登場します。本作は神話画のように見えますが、ヴィーナスのモデルは画家の内縁の妻。キューピッドも娘がモデルと考えられているそうで、肖像芸術として展示されています。音声ガイドの17番では、このレンブラント作品について高橋さんが解説されています。お聴きになる人は特に冒頭部分を要チェック。高橋さんが聞き手にちょっとだけ話しかけてくれるので、妄想テンションが上がります!ボーナストラックも必聴!ちなみに、今回の音声ガイドにはボーナストラックが2つ用意されています。その内容がまたすばらしいのです。肖像のことや注目作品などについて高橋さんが個人的な思いを語り、「こんな見方もあるよ」とアートの楽しみ方を教えてくれます。特に、50番再生中にはガイド機にお顔も表示されます♡ボーナストラックはリラックスした雰囲気でお話しされていて、高橋さんの自然な息づかいまでも感じられます。妄想デートの仕上げに、ぜひ拝聴しましょう。展覧会は9月3日(月)まで。その後、大阪に巡回します。Information会期:~9月3日(月)毎週火曜日休館 ※ただし8/14(火)は開館時間:10:00-18:00※毎週金・土曜日は、5・6月は20:00まで、7・8・9月は21:00まで開館 ※入場は閉館の30分前まで会場:国立新美術館 企画展示室1E料金:一般 1,600円/大学生1,200円/高校生 800円/中学生以下無料※音声ガイド貸出し550円※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年06月06日静岡県のクレマチスの丘にあるベルナール・ビュフェ美術館は、画家・藤田嗣治の没後50年を記念して、挿絵を中心に紹介する展覧会「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」を、前期は6月23日から8月21日、後期は8月23日から10月30日に開催する。藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテスullstein bild / Uniphoto Pressヨーロッパでは書物としてだけでなく芸術作品としての価値も有していた“挿絵本”。特に19世紀後半から20世紀にかけて、希少性の高い挿絵本は愛書家たちの収集対象となっていた。藤田がパリに渡った当時のヨーロッパは挿絵本の興隆の時代であり、ピカソやシャガールら芸術家たちが挿絵や装丁を手がけた本が次々と出版され、その人気が一層高まっていた時代。1919年、藤田嗣治は初めての挿絵本『詩数篇』を手がけ、1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版された。すでに挿絵を手がけていた他の画家たちをも凌駕するこの仕事量は、当時のフランスでの藤田の人気を反映したものであると同時に、藤田自身が挿絵本の世界に魅せられていたことを物語っている。画家は生涯を通じて100冊を超える「本のしごと」に携わり、絵画だけでなく挿絵本の仕事にも積極的に取り組んでいた。本展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、1950(昭和25)年にフランスに移住してからの大型豪華本の挿絵などの「本のしごと」を中心に、絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に送ったハガキや絵手紙、手作りのおもちゃ、陶芸作品なども同時に展示し、藤田の幅広い制作活動を紹介する。また、藤田が愛した「猫」をテーマにした展示も実施。藤田は「猫の画家」とも呼ばれるほど猫を描いた多くの作品を残している。書籍においても、マイケル・ジョセフ著『猫の本』(1930年)、エリザベス・コーツワース著『夜と猫』(1950年)では、愛らしい猫たちが藤田の繊細な筆致で様々な姿態を見せている。テーマ展示では、こうした挿画に精緻に描かれた猫たちに加え、のびのびとしたタッチで描かれた水墨や水彩作品も紹介。26匹の猫が配された屏風と衝立も特別展示する。【展覧会情報】開館45周年記念展 没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界会期:前期 6月23日~8月21日、後期 8月23日~10月30日会場:ベルナール・ビュフェ美術館住所:静岡県長泉町クレマチスの丘515-57時間:6〜8月 10:00~18:00、9〜10月 10:00~17:00休館日:毎週水曜日(祝日の場合はその翌日、8月15日は開館)
2018年06月04日川崎市市民ミュージアムでは、先日逝去した絵本作家・かこさとしの展覧会「かこさとしのひみつ展-だるまちゃんとさがしにいこう-」を、7月7日から9月9日まで開催する。『だるまちゃんとかみなりちゃん』福音館書店刊Illustrations ©Kako Research Institute Ltd.『だるまちゃんとてんぐちゃん』や『からすのパンやさん』などで知られる絵本作家かこさとしは、1959年に『だむのおじさんたち』でデビューして以来、半世紀以上にわたって物語絵本や科学絵本など多岐にわたる作品を発表し続けてきた。その創作の原点は、1950年代の川崎市幸区古市場での、地域住民の生活向上を目的とした福祉活動「セツルメント活動」にあった。かこさとしはセツルメント活動において、川崎の子どもたちに創作指導する他、自ら紙芝居や幻灯を制作して子どもたちに読み聞かせ、このときの体験がその後の作家活動の大きな糧となった。『からすのパンやさん』偕成社刊©1973,Satoshi KAKOスケッチ・下絵・複製原画を中心に200点以上を展示する本展は、かこさとし展として過去最大規模の展覧会。かこさとしの長きにわたる創作活動を概観し、その創作の秘密に迫る。代表作「だるまちゃん」シリーズや、『からすのパンやさん』の一場面を始め、『どろぼうがっこう』、『かわ』や『たべもののたび』などの科学絵本を全場面展示する他、作品に通底するキーワードとして「見る」「知る」「学ぶ」「食べる」場面を中心に展示する。原点となった川崎におけるセツルメント活動も紹介。福井・武生、東京・板橋での幼少時代から帝大時代、創作の原点ともいえる川崎市幸区古市場での東大セツルメントの活動について写真パネルなどで紹介し、川崎の子どもたちの絵や、子どもたちと一緒に描いたスケッチ、アンデパンダン展出品作品なども展示。かつて川崎の子どもたちとの出会いから花開いたかこさとしの作品世界を、未来の子どもたちに向けて新たに発信する。『どろぼうがっこう』偕成社刊©1973,Satoshi KAKO関連イベントも多数実施。7月28日には、かこさとしと科学者の藤嶋昭が中心になって制作した絵本『太陽と光しょくばいものがたり』に出てくる光しょくばいの実験を行う「光しょくばいワークショップ」、8月5日には、かこさとしが作った「だるまちゃん音頭」を愉快な動きで一緒に楽しく踊る「だるまちゃん音頭をおどろう!」、8月11日には、絵本『からすのやおやさん』を使って親子で経営について学ぶ「『からすのやおやさん』で経営のおはなし」、8月25日には、絵本のお話を遊ぶ、ストーリー・オリエンテーリング「『からすのパンやさん』おつかい大作戦!」を開催する。この他、学芸員による展示解説付きの鑑賞ツアーで、ベビーカーでも安心して鑑賞出来るようボランティアスタッフがサポートする「ベビーカーツアー」や、展示作品についてガイドと参加者がおしゃべりしながら、じっくり鑑賞する「対話型鑑賞ツアー」、夜間開館日にあわせて、大人向けの展示解説を行う「ナイト・ミュージアム!担当学芸員によるギャラリートーク」などのギャラリーツアーを開催。8月19日の「かこさとし幻灯上映会」では、かこさとしが1950年代に川崎セツルメントの活動で制作した幻灯を上映。絵本化していない作品も鑑賞することが出来る貴重な機会となっている。なお、事前申し込みが必要なイベントもあり。詳細情報や申し込みについては、同館ホームページ()にて。かこさとし 2015年撮影さらに会期中、本年5月2日に92歳で逝去したかこさとしをしのび、感謝を伝えるコーナー「いつまでも いつまでも かこさとしさん」を設置。入館無料のスペースで、開館時間内であれば誰でも自由に訪問可能。かこさとしへのメッセージを書くことが出来る他、2017年に撮影された、かこさとしの記録映像を見ることも出来る。図らずも回顧展の形となり、哀悼の意を込めて開催される本展。数々の作品を通して、かこさとしの想いに改めて触れてみては。【展覧会情報】企画展「かこさとしのひみつ展 -だるまちゃんとさがしにいこう-」会期:7月7日~9月9日会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1住所:神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内)時間:9:30~17:00 ※夏休み期間の土曜日 (7月21・28 日、8月4・11・18日)は19:00まで ※最終入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(7月16日は開館)、7月17日料金:一般600円(480円) 65歳以上・大学生・高校生450円(360円) 中学生以下無料※( )内は20名以上の団体料金※障害者手帳をお持ちの方およびその介護者は無料かこさんに感謝を伝えるコーナー「いつまでも いつまでも かこさとしさん」会期:7月7日~9月9日会場:川崎市市民ミュージアム館内時間:9:30~17:00(夏休み期間の土曜日7月21・28 日、8月4・11・18日は19:00まで) 入館無料
2018年05月29日「ロングライフデザイン(その土地に長く続く個性)」を編集テーマに据え、47都道府県の観光を1県につき、1号ずつ特集するトラベルガイドブック『d design travel(ディデザイントラベル)』の「鹿児島号」が、7月上旬に発売される。これを記念し、展覧会や編集部によるトークショー、鹿児島の食を楽しめる企画や落語会などのイベントを、東京の渋谷ヒカリエと鹿児島県内で6月15日より開催する。『d design travel 鹿児島』(1,900円)2009年に創刊した『d design travel』は、これまでに23都道府県を発刊。東京と特集県内で連動するイベントを通して、47都道府県の独自の個性を改めて整理し、発信することで、日本各地にあるその土地らしいクリエイションを見つめ直し、その価値を継承する意識を持つきっかけを与える、これまでのトラベルガイドには無い機能をもつ書籍として展開している。「鹿児島号」の初版は、2010年4月に刊行。今回は、8年を経て進化する鹿児島を、新たに取材・編集、内容もレイアウトも一新し、鹿児島の個性をさらに深堀りした一冊となった。観光、レストラン、買い物、カフェ、宿、人、の6つのカテゴリーごとに最大4か所ずつを厳選し、その土地を代表する、ロングライフなスポットや取り組みを掲載。その他、編集部が見つけたその土地では当たり前となっている独特な習慣を紹介する「鹿児島のふつう」や、「鹿児島定食」開発背景、現地滞在中に編集部が見聞きし、体験したその土地らしさを綴る「編集部日記」など、掲載地はおよそ100箇所。さまざまな切り口から“鹿児島らしさ”を伝える。鹿児島ぐるぐるスタンプ本誌発売を記念して、編集部の足取りをたどる「d編集部の鹿児島ぐるぐる」のスタンプラリーを開催。6月23日から7月30日の期間、本誌掲載の「dマーク」各地に鹿児島号を持参すると、オリジナルスタンプが押せる。また、渋谷ヒカリエの「d47」と鹿児島市の「D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA」の2つの店舗が起点となり、本誌だけに留まらない様々なイベントを展開することで、初版刊行時からより立体的に鹿児島県を感じ、旅したくなるきっかけを与えてくれる。「d design travel KAGOSHIMA EXHIBITION」手土産 / 撮影:安永ケンタウロス本誌を立体的に表現する展覧会「d design travel KAGOSHIMA EXHIBITION」は、6月15日から7月30日まで、渋谷ヒカリエ8階の「d47 MUSEUM」にて開催。編集部が徹底取材した、“その土地らしさ”を、現地で実際に使用されている仕事道具や備品、装飾品などを展示し再現。桜島の溶岩のアート作品、鹿児島市の輝北天球館の望遠鏡、薩摩焼、焼酎甕、鹿児島市の天文館の文化的ラーメン店の暖簾などを展示予定。誌面から飛び出したような数々の展示品の独自のデザインから、編集部が、歩き、見聞きし、食べた “鹿児島の今” を感じ取って、その魅力を再発見し、実際に鹿児島県を旅したくなるきっかけをつくる。会場内には編集部おすすめの鹿児島の手土産が買える館内の期間限定ストアが登場。「しょうぶ学園」が手掛ける木工のカトラリーやバッグ、「沈壽官窯」の酒器、「金井工芸」による泥染めのサンゴや手ぬぐい、「丁子屋」の醤油、「梅月堂」のラムドラ、「一湊珈琲焙煎所」のコーヒー豆、「大和桜酒造」を始め県内各地の焼酎などが購入できる。「鹿児島定食」(1,700円)/ 撮影:安永ケンタウロス併設のd47食堂には、郷土の味をぎゅっと詰め込んだオリジナルメニュー「鹿児島定食」(1,700円)が6月13日から7月30日まで登場。d47食堂の料理人が鹿児島県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材しながら開発した定食には、奄美大島のおもてなし料理の鶏飯や、代表的郷土料理のガネなどが並ぶ。travel show 食べる会(過去開催の様子)鹿児島号の制作トークと鹿児島の食を一度に楽しめるイベントも「d design travel showと鹿児島を食べる会」が、6月28日に東京・渋谷ヒカリエ8階のCOURTおよびd47食堂で、7月7日には鹿児島・マルヤガーデンズ4階のD&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYAで開催。そして、鹿児島県をテーマにした創作ご当地落語を披露する「d47落語会 鹿児島県」が、東京では7月5日・6日にCOURTで、鹿児島では7月18日に鹿児島市中央公民館で開かれる。落語家・柳家花緑が、脚本家・藤井青銅書き下ろしの鹿児島落語を、洋服で椅子に座り現代の言葉で演じる「同時代落語」のスタイルで披露する。本を読み、展示を見て、商品を手にとり、郷土料理を食べ、鹿児島の魅力を五感を通して感じることができる企画。ガイドブックを軸に、様々な体験を通して、鹿児島県の個性を見つけてみては。【イベント情報】d design travel KAGOSHIMA EXHIBITION会期:6月15日〜7月30日会場:d47 MUSEUM住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階時間:11:00〜20:00(最終入場は19:30)※入場無料d47落語会 東京会場会期:7月5日、6日会場:COURT住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階時間:20:00〜22:00料金:前売り3,000円、当日3,500円d47落語会 鹿児島会場会場:7月18日会場:鹿児島市中央公民館住所:鹿児島県鹿児島市山下町5-9時間:19:00〜21:00料金:前売り3,000円、当日3,500円【書籍情報】増補改訂版『d design travel 鹿児島』出版:D&DEPARTMENT PROJECTB5変形判、192ページ、フルカラー、日英併記価格:1,900円発売予定日:7月6日
2018年05月28日パスザバトン表参道店内のパスザバトンギャラリー(PASS THE BATON GALLERY)では、美術家でありイラストレーターの元永彩子による展覧会「piece of old tale」を、5月24日から6月17日まで開催。私たちのまわりにひろがるいつものシーンを、独自の視点とインスピレーションにより描き、マニアックな世界観をつくりだすアーティスト・元永彩子。繊細な線と丁寧な配色で描かれる、普通のようでそうではない、どこか少しだけ不可思議で魅力的なその世界は、「きっとこれは私たちのいつもの世界のどこかに存在する。」と、見る側の想像力を掻き立てる。本展は、そんな彼女がPASS THE BATONのためだけにイラストを描きおろしたオリジナルアイテム「piece of old tale」の発売を記念した、スペシャルエキシビション。世界の8つの童話のシーンを切り取って描かれたオリジナルのイラストで表現される童話の世界は、彼女の少しの想像力というエッセンスを加えることで、登場する動物にユーモアとアイロニーを与え、それぞれのストーリーを雄弁に語らせ、心を和ませる。貝の火(2,600円)今回発売されるのは、使用には支障がないものの日本の厳しい基準により販売されなかった業務用食器を使用したテーブルウエア。5月24日からパスザバトン表参道にて先行販売開始、6月1日からはパスザバトン丸の内、京都祇園店、オンラインにて販売される。また本展の会期中は、植物標本やテーブルクロス、楽譜、ハンカチ、人形用の着物、本の扉、つぎはぎの布、衣服のパターン紙などのアンティークに、人や動物を構成したドローイングや刺繍作品の展示も行う。【イベント情報】piece of old tale会期:5月24日〜6月17日会場:PASS THE BATON GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ西館 B2F パスザバトン表参道店内時間:11:00~21:00(日曜・祝日は20:00まで)
2018年05月22日枠にとらわれない松岡亮の作品が集結!20代より世界各国を巡り、独特の世界観で人々を魅了し続けるアーティスト“松岡亮”さんの展覧会『あなたの空だ。人の空にするな。』が銀座 蔦屋書店のGINZA ATRIUMにて開催されます。繊細な指先の動きを利用して紙に刻みつけるよう描かれた絵画作品や、感覚・感情の赴くままに縫い込まれた刺繍作品、ライヴペインティングなどで注目を集め続けている松岡さん。ヨウジヤマモトとのコラボレーションやパリ「L’ECLAIREUR Rue Herold」での個展をはじめ、近年では2018年に韓国「gallery meme」での個展を開催するなど、活動の域は日本を飛び越え、国内外問わず活動を続け多くの人たちに感動と驚きを与えています。見るものすべてを圧倒する大型作品も登場。今回開かれるこの展覧会では、東京初の発表となる5m×4mの大型新作を中心に、初夏に差し込む自然光のもと、作品たちの魅せるさまざまな表情を楽しめる内容となっています。天井から吊るされた5m×4mの大型新作は、自分の身長よりも遥かに大きく、見上げなければ作品全体を視界に入れることができません。作品の前に立ち間近で見上げたとき、目の前に大きく広がる作品は圧倒的な存在感で見る人すべてを魅了するでしょう。『あなたの空だ。人の空にするな。』は、2018年5月22日(火)~6月19日(火)まで開催予定。興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。イベント情報イベント名:松岡亮展覧会『あなたの空だ。人の空にするな。』催行期間:2018年05月22日 〜 2018年06月19日住所:東京都中央区銀座6-10-1 「GINZA SIX」6F 「銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM」電話番号:03-3575-7755(代表)
2018年05月21日東京都写真美術館では、展覧会「TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ」を、5月12日から8月5日まで開催する。ロベール・ドアノー 《ピカソのパン》 1952年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contact東京都写真美術館の約3万4,000点以上に及ぶ膨大なコレクションから、約140点の古今東西のすぐれた名品を“たのしむ、まなぶ”をテーマに紹介する。美術館の空気感や、間近に感じられる作品の存在感、自分の興味にそって作品の中に写るものをじっくり見ることで、それまで気づかなかった作品の側面や、“わからない”ことを発見したり、その“わからなさ”を楽しむといった、学校や書物による学びとは異なる、“美術館での豊かで多様な学び”を観客に感じてもらうことが狙いだ。木村伊兵衛《大阪・中之島公園》 1955年 ゼラチン・シルバー・プリント会場では、ただ作品を眺めるだけではなく、楽しい学びへと誘う写真鑑賞を提案。作品の被写体や状況がふしぎなもの、作家や被写体の気持ちを想像することで写っていないものまで見えてくるような、そんな思わず誰かに“話したくなる”作品が並ぶ。また、ひとつの作品をじっくり見て考えを深めたり、他の人の意見に耳を傾け、新しい見方を共有するといった、大学入試や企業研修にも使われている“美術鑑賞”を提案。鑑賞の案内となる『じっくり見てみるガイドブック』(日英)が用意され、対話型の写真鑑賞をリード。自由なアプローチでの鑑賞を試みることで、テーマ、モチーフ、作家などにつながりや違いを感じながら、じっくりと作品の世界に入っていくことができる。会期中は、第1、第3金曜日の16時から「担当学芸員によるギャラリートーク」、7月7日には“クロマキー合成”によって、実際にそこにはないユニークな記念写真を撮影できる「クロマキーランド」、夏休み期間中の7月28日、29日には、写真にまつわる制作を体験できるワークショップなども開催。さらに障害の有無にかかわらず、多くの人が写真鑑賞を楽しめるよう、第1金曜日には手話付きのギャラリートーク、6月3日、24日は聴覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップが行われる。出品作品の一覧や他のイベントの詳細は、東京都写真美術館の公式サイト()にてチェックできる。【イベント情報】TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ会期:5月12日〜8月5日会場:東京都写真美術館住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内時間:10:00〜18:00 ※木、金は20:00まで。ただし7月19日~8月3日の木、金は21:00まで開館(入館は閉館30分前まで)料金:一般 500円/学生 400円/中高生・65歳以上 250円休館日:月曜日 ※7月16日は開館、7月17日は休館クロマキーランド会期:7月7日時間:14:00〜17:00料金:無料(予約不要)じっくり見たり、つくったりしよう!(ワークショップ)会期:7月28日、29日時間:10:30〜12:30料金:800円(※各日10組、事前申込制、先着順、別途要本展観覧チケット)視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ会期:6月3日、6月24日時間:10:30〜12:30料金:500円(※各日7名、事前申込制、別途要本展観覧チケット)
2018年04月29日原画とアニメを楽しめる最後の展覧会が開催!2016年4月に開館し、オープン以来多くのスヌーピーファンが足を運んだ「スヌーピーミュージアム」がついに、最後の展覧会となる「ともだちは、みんな、ここにいる。」を4月21日(土)より開催しました。ピーナッツの歴史そのものがたくさん詰まった今回の展覧会では、スヌーピーの生みの親“チャールズ M. シュルツ”氏が建てた「シュルツ美術館」から選ばれた、約80点の原画と新作アニメーションをクスッと笑えてちょっぴり切ない人間模様とともに楽しむことができます。日本では「スヌーピー」とひとくくりにして呼ぶことが多いですが、正しくは「PEANUTS(ピーナッツ)」というタイトルの漫画なんだとか。一番人気のキャラクターが有名になったため、「スヌーピー」として一般に知られるようになったそうです。最終回のために厳選された約80点の原画たちピーナッツの魅力のひとつでもある、さまざまなキャラクターとの人間関係を描いた原画、約80点が最後の展覧会では公開されます。本来ビーグル犬は猟犬のはずなのに、ウサギが大好き過ぎるあまり一緒に踊ってしまうシーンや、チャーリーブラウンとスヌーピーのエピソードが初めて描かれたシーンなどなど、ファンにはたまらない原画が盛りだくさん。見たことあるシーンや大好きなシーンを探しながら、スヌーピーの世界観に浸ってみてください。ピーナッツギャングが織りなす友情ストーリー新作アニメーションでは、展覧会のテーマである「ともだちは、みんな、ここにいる。」を表したオープニングシアターと、展覧会最後に味わう「さよならじゃないよ、スヌーピー。」のオリジナルアニメ2作品を公開。「ともだち」をテーマに、たくさんの名言を生んだピーナッツ・ギャングたちが繰り広げる友情の物語を原画鑑賞と一緒に楽しみましょう。ショップやカフェにも新商品が続々登場!ミュージアム内にお店を構えるショップストア「BROWN’S STORE」では、最後の展覧会を記念して新商品を150点追加し、合計600点ものオリジナルグッズでイベントを盛り上げます。飾って楽しめるぬいぐるみやポスターから、マグカップなど実用的な物までたくさんのグッズが揃っています。何を買おうか迷いながらショッピングを楽しんでみてください。ショップだけでなく、西海岸テイストのカフェにも最終回にあわせて新メニューが登場します。キャラクターの雰囲気やユーモアさが表現された個性豊かなメニューはどれも美味しそうなものばかり。開放的で居心地のいいカフェで、より一層食事が美味しく感じられるでしょう。東京メトロ日比谷線・地下鉄大江戸線「六本木駅」から徒歩7分ほど歩いた場所にある「スヌーピーミュージアム」は、2018年9月24日(月)まで開催されています。3月末に来場者数100万人を突破した大人気ミュージアムで、ピーナッツの世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。© Peanuts Worldwide LLCスポット情報スポット名:スヌーピーミュージアム住所:東京都港区六本木5-6-20電話番号:03-6328-1960
2018年04月25日展覧会「セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―」が、東京・弥生美術館にて2018年6月24日(日)まで開催される。「セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―」では、イギリス海軍の水兵服に由来し、マリンルックとして19世紀末から20世紀初頭の欧米で流行したセーラー服を特集。本来は年齢・性別を問わない衣装であるはずのセーラー服が、なぜ日本では女学生の服として定着したのかを、イラストや実物資料から紐解いていく。「京都・平安女学院のセーラー服姿」は、1920年に制定された日本初のセーラー女学生を写真に収めた写真。場内には、当時の平安女学院のセーラー服を複製したものや、1921年制定の福岡女学院のセーラー服を展示する。その他、東洋英和女学院や、女優・薬師丸ひろ子の出身校でもある都立八潮高校など、多数の学校から実物のセーラー服が集結。様々な学校の個性的なセーラー服を一度に見ることができるとともに、その学校に代々伝わる特別なリボン・タイの結び方も紹介する。中原淳一の『ひまわり』の表紙イラストや松本かつぢの作品「君の瞳はつぶらにて」など、レトロで可憐な少女絵から、江津匡士、森伸之、中村佑介といった作家達による、現代の女学生をリアルにとらえたイラストまで、セーラー服姿の女学生を様々な角度から表現した作品を紹介。中でも、中村佑介の原画は20点を一挙に公開。学生時代の作品から最新作に至るまで、多彩な“セーラー服の女の子”を発見できる。また、世界のセーラー服ブームを牽引した人気漫画『美少女戦士セーラームーン』も登場。ファン必見の貴重な原画を特別に公開する。【詳細】セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―会期:2018年3月29日(木)~6月24日(日)会場:弥生美術館 1階~2階会場住所:東京都文京区弥生2-4-3TEL:03-3812-0012開館時間:10:00~17:00(入館は16:30 まで)休館日:毎週月曜日 ただし、GW期間を含む4月24日(火)~5月6日(日)は無休で開館同時開催:弥生美術館3階会場「高畠華宵展」・竹久夢二美術館「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美―大正ロマンのかわいいデザインー」入館料:一般 900(800)円 大高生 800(700)円 中小生 400(300)円※竹久夢二美術館と併せての料金。()内は20名様以上の団体割引料金。■武内直子『美少女戦士セーラームーン』中間展示替え第1期:3月29日(木)~4月28日(土) 第2期:4月29日(日)~5月27日(日) 第3期 5月29日(火)~6月24日(日)合計3点の原画作品を順次公開。原画展示を行わない期間は、複製原画を展示。■ギャラリートーク日時:4月21日(土)、5月13日(日)、6月16日(土) 各日14:00~ 約45分間※予約不要・無料(要入館料)
2018年04月10日画家オディロン・ルドンの展覧会「ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ」が、2018年7月22日(日)から12月2日(日)まで、神奈川県・箱根町のポーラ美術館で開催される。ルドンは本当に“孤高の画家”だったのか?謎めいた幻想世界を解き明かす展覧会クロード・モネ(1840-1926)をはじめとする印象派の画家たちと同世代でありながら、彼らとは異なる内面世界に目を向けた特異な画業で人々を魅了する、画家オディロン・ルドン(1840-1916年)。それは、世紀転換期にかけて絵画に残した、不気味な怪物たちがうごめく光景や、神秘的なヴィジョンに満ちた幻想的な世界を描いた作品に代表される。本展覧会は、近年の研究をもとに、ルドンが持つ「夢の世界に生きた孤高の幻想画家」という芸術家神話を一度解体し、変容する時代の中で探求を続けたルドンの姿に改めて迫るものだ。大衆文化からの影響は?幅広い出展作品や制作プロセスの分析から創造の源泉を探るそのアプローチ方法は様々で、例えば、過去の美術史上の傑作や同時代の美術作、雑誌に掲載された自然科学の挿図や戯画など、彼を取り巻いた大衆文化からの影響を、幅広い分野の出展作品を通して明らかにする。あるいは、「水」「翼」「花」などの主題ごとに、その源泉や制作のプロセスを紐解くことで、ルドンの幻想的なイメージがどのように生成されたのかを検証する、などだ。初期から晩年まで国内の傑作101点が集結展示作品は、世界的なルドン・コレクションを誇る岐阜県美術館より借用した88点をはじめとする国内の傑作101点。初期から晩年までの作品を技法材料の視点から分析することで、ルドンが印象派と同様に科学的な色彩論を制作に取り入れていた、という可能性についての分析結果は、本展最大の見所の1つだろう。現代美術からマンガまで、ルドン的な幻想世界も紹介会場では、柄澤齊、イケムラレイコ、鴻池朋子という、ルドンと通じ合う幻想的なテーマを追い求める現代の作家も合わせて紹介。また、岩明均『寄生獣』や押見修造『悪の華』など、ルドンを思わせる「目玉」の表現を特徴とするマンガ作品とルドン作品を比較することで、ルドン芸術が現代に残した影響とその意義についても検証する。レストラン特別メニューやオリジナルグッズもまた、展覧会に合わせた特別メニューやオリジナルグッズを用意。幻想的な作品世界を表現した限定コースメニュー「ルドン ひらかれた夢」は、きのことベーコンをクリームで軽く煮込んだ、ルドン一つ目の巨人をモチーフのオードブルや、仔羊の背肉のポワレとモモ肉、鶏レバーを合わせたハンバーグのメインディッシュが揃う。さらに、作品をモチーフにした五彩織バスタオルや「日本風の花瓶」トートバッグ、リトグラフ作品をモチーフにしたTシャツなども発売される。開催概要「ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ」開催概要:2018年7月22日(日)〜12月2日(日)※会期中展示替えあり。※9月27日(木)は展示替のため休室。常設展示のみ観覧可能。前期展示期間:7月22日(日)〜9月26日(水)後期展示期間:9月28日(金)〜12月2日(日)開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)入館料:大人 1,800円(1,500円)、シニア割引(65歳以上) 1,600円(1,500円)、大学・高校生1,300円(1,100円)、中学・小学生 700円(500円)※( )内は15名以上の団体料金※中学・小学生の入館については、土曜日は無料。※料金はいずれも消費税込み。※中学・小学生が授業の一環として観覧する場合、中学・小学生および引率教員等の入館は無料。■特別メニュー、グッズ特別メニュー提供場所:レストラン「アレイ」(ポーラ美術館内)価格:「ルドン ひらかれた夢」展 限定コースメニュー 2,980円(税込)グッズ販売場所:ミュージアムショップ価格例:・五彩織バスタオル 6,480円~(税込)・ルドン オリジナルTシャツ 2,916円(税込)・ルドン《日本風の花瓶》のトートバッグ 3,996円(税込)・ルドン オリジナル刺繍トートバッグ&ブックカバー 3,564円~(税込)・ルドンのレモンケーキ 1,490円(税込)・ルドンの塩キャラメル 648円(税込)
2018年04月09日猫好き画家の展覧会【女子的アートナビ】vol. 105『猪熊弦一郎展猫たち』では、たくさんの猫に囲まれて暮らしていた猫好きの画家、猪熊弦一郎の作品、約160点を紹介。画家の出身地、香川県にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館が所蔵する猫モチーフの油彩、水彩、素描を中心とした作品群をまとめて見ることができます。猪熊弦一郎って?香川県高松市生まれの猪熊弦一郎は、東京美術学校(現・東京藝術大学)に進学し、洋画家の藤島武二に師事。卒業後は帝国美術院展覧会(帝展)などに作品を発表していきます。その後、1938年から1940年までフランスに滞在し、20世紀を代表する芸術家アンリ・マティスのもとで学びます。戦後は『小説新潮』の表紙絵や三越の包装紙をデザインするなど国内で活躍。さらに1955年からは再びパリでの勉学を目指しますが、渡仏の途中で滞在したニューヨークを気に入り、同地で約20年間も滞在しています。晩年はハワイと日本を行き来しながら活動し、90歳で亡くなりました。まずは犬…?それでは、展示室に入ってみます。まず目についたのが数匹の犬が描きこまれた1941年の大作《長江埠(ちょうこうふ)の子供達》。同作は、中国の前線に文化視察として派遣された猪熊が制作したもので、物売りの子どもたちと犬の姿が描かれています。猫作品が並んでいる展示室をイメージしていたのでちょっと意表を突かれましたが、見ごたえある油彩画です。猫登場!そして、いよいよ猫がテーマの作品が出てきます。猪熊夫妻には子どもがいなかったため動物をかわいがるようになったそうで、猫だけでなく犬も飼っていたとのこと。ただ、絵のモチーフとしては猫が好きだったそうで、特に戦後から渡米するまでの時期と晩年は、スケッチブックから紙の切れ端にまで次々と猫を描いていたそうです。こちらは、マティスの影響を受けたと思われる色彩豊かな油彩画。猫好きの妻・文子さんと猫を組み合わせた作品です。多頭飼いをしていた猪熊は、猫同士が威嚇し合う姿やにらみ合う様子などにも興味をもち、作品に描きました。また、『モニュメンタルな猫』と題された部屋では抽象的な猫の絵も展示されています。これらの作品について、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員の古野華奈子さんは次のように解説してくれました。古野さんなぜ猫の顔を抽象的に描くようになったのか。戦前・戦時中に具象画家として活動していた猪熊は、40歳を超えたあたりから「自分の具象絵画について納得がいった」という言い方をしています。ここからどんなふうに自分らしい表現をしていくかと考え、“絵というのは色と形のバランスであり、それによって美をつくりだしたい” という考え方をするようになります。そして、猫や人物を使って自分の考えたことを作品として実現していったのだと思われます。さらに会場では猪熊がニューヨークで過ごした時期に描いた抽象画作品も展示されています。猫の世界とはまるで違う空間ですが、抽象表現主義全盛期の本場アメリカで描かれた絵画はとってもクール!かなり見ごたえがありました。そして最後のミュージアムショップでは、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館と本展のオリジナルグッズが勢揃い!ユニークな猫グッズが欲しい人はぜひチェックしてみてください。猫だらけのアート展は4月18日まで。開催期間が残り少なくなっていますので、ぜひお早めにお出かけください!Information会期:~4月18日(水)会期中無休時間:10:00-18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム料金:一般 1,300円/大学生・高校生900円/中学生・小学生 600円公式サイト:渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『猪熊弦一郎展猫たち』に行ってきました。とにかく猫が大好きだったという画家、猪熊弦一郎(1902~1993)の作品が集まる同展では、数百匹もの猫たちが登場!カワイイだけじゃない、ユニークな猫アートは必見です!
2018年04月09日アーティスト・米原康正とフラワーアートユニット・プランティカ(PLANTICA)による“LOVE&PEACE”がテーマの展覧会「YASUMASA YONEHARA x PLANTICA EXHIBITION FLOWER CHILDREN - "THE MILLENNIALS"」が、スプーンビル(SPOONBILL)南青山本店で4月6日から15日まで開催。©米原康正ハーフモデルブームからカワイイカルチャーまで、渋谷原宿女子カルチャーとともに歩んできた米原康正の新しい“LOVE&PEACE”。今回、バリー(BALLY)やエルメス(HERMÈS)など、ファッション業界から引く手あまたのプランティカとコラボレーションし、アート発信型のボタニカルショップ、スプーンビルのグリーンを舞台に様々な表情を見せる。©米原康正プランティカの木村貴史氏は、「1960年代に登場したフラワーチルドレン、自由・博愛・多様性への理解を尊重した思想の体現者たち。そのフラワージェネレーションが蒔いてきた種は、今現在でも根を深く張り、多数の芽を出し、新世代のフラワーチルドレンを育んでいる。社会的な通念よりも直感と共感を軸に、多様な価値観と共に生き、自由に自己表現することが自然であるミレニアルズ世代。既存の枠組みにとらわれない彼らの柔軟な発想と活力こそが、色褪せた社会を再び鮮やかにしてくれるであろう。そんな “THE MILLENNIALS”の将来と社会に期待したいという想いで、米原康正とPLANTICAが注目する若者たちをフックアップし、米原の撮影した被写体に自らがカラフルなペイントをし、PLANTICAが花をコラージュするという新しい手法を使った新シリーズがこの冒頭のタイトルだ。ここで米原は、感情を表現する装置として前髪にペイントを施した。第1弾の作品のテーマは“LOVE&PEACE”。フラワーチルドレンの作品群は、ホワイトボックスのギャラリーではなく、様々な花の色と香りに包まれた有機的な空間に表れる」と本展覧会について語る。「MILKFED. x YASUMASA YONEHARA x PLANTICA コラボTシャツ」(5,000円)2017年の展覧会に引き続き、コンセプトに賛同したミルクフェド(MILKFED.)とのコラボレーションとして「MILKFED. x YASUMASA YONEHARA x PLANTICA コラボTシャツ」(5,000円)の作成が実現。全6柄でラインアップする同アイテムは、SからXLのサイズ展開。4月6日より本展覧会で先行発売、4月13日からの一般発売はミルクフェド店舗とオンラインストア(calif、ZOZOTOWN)にて。【展覧会情報】YASUMASA YONEHARA x PLANTICA EXHIBITION FLOWER CHILDREN - “THE MILLENNIALS”会期:4月6日~4月15日会場:SPOONBILL南青山本店住所:東京都港区南青山4-23-9時間:11:00~19:00
2018年04月05日展覧会「KIRE・KIRE・TEN -現代の民族衣装-」が2018年4月6日(金)から4月23日(月)の期間で池袋・パルコミュージアムにて開催される。「KIRE・KIRE・TEN -現代の民族衣装-」は、ファッションデザイナーと繊維企業、工場のコラボレーションによって展開される展覧会。モード・ファッションの分野で活躍するブランドや、本企画でデビューする新進ブランドまで20ブランドが参加する。参加するブランドは、ハトラ(HATRA)や、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)、パーミニット(PERMINIUTE)、リョウタムラカミ(RYOTA MURAKAMI)など。デザイナーたちは、日本国内の産地工場の協力を得て、素材そのものに深くフォーカスした「現代の民族衣装」を制作。絞り染め、ニードルパンチ、プリント、横編みなど様々な手法によって素材の持ち味を活かした個性的な作品が展示される。また、会場内ショップでは、作品制作に使用された布地を用いたバッグなど、展覧会オリジナルグッズの販売も予定している。【詳細】「KIRE・KIRE・TEN -現代の民族衣装-」開催期間:2018年4月6日(金)~4月23日(月)開催時間:10:00~21:00会場:池袋パルコ 本館7階 パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2入場料:一般 500円、学生 400円※入場は閉場の30分前まで。※最終日は18:00閉場。※小学生以下入場無料<参加ブランド>ハトラ(HATRA)、コトナ(KOTONA)、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)、パーミニット(PERMINIUTE)、リョウタムラカミ(RYOTA MURAKAMI)、ソウシオオツキ(SOSHI OTSUKI)、アンナコジマ(ANNA KOJIMA)、アヤツネミ(ayatsunemi)、バードマン(BIRDMAN)、チハルエガミ(CHIHARU EGAMI)、フミク(Fumiku)、ヒロコハセガワ(HIROKO HASEGAWA)、イムトゥエ(LIMTWEA)、マイモリ(maimori)、メデタシー(medetasy)、ナツコエンドウ(natsucoendo)、ピテカン トロプス(PITECAN THROPUS)、リコール(Re:quaL≡)、セイランツノ(Seiran Tsuno)、渡辺未来
2018年03月26日京都・元離宮二条城にて、ビンテージカーが集う展覧会「コンコルソ デレガンツァ京都 2018」が開催される。期間は2018年3月30日(金)から4月2日(月)まで。「コンコルソ デレガンツァ」=「エレガンスさを競うコンクール」は、自動車の芸術性を鑑賞する欧米の伝統的な文化だ。日本では2016年に初開催された。2回目となる「コンコルソ デレガンツァ京都 2018」は、「アートアクアリウム」などを手掛ける木村英智が総合プロデュ―スを務め、イタリアの貴族が所有した戦前のアルファロメオや、エリザベス・テイラーがファースト・オーナーとなったシャンパンゴールドのマセラティなどの名車の中の名車が一堂に集結する。最初の3日間は、自動車のエレガントさやクラフトマンシップさをじっくりと堪能する時間。一般客もコンクールの審査に参加することができる。会場は、世界遺産・二条城の中でも通常非公開の「二の丸御殿中庭」。ちょうど桜が満開の時期と重なるので、春爛漫の二条城を背景に華麗な車たちを鑑賞する特別な時間を過ごせそうだ。最終日には、美しさの頂点を競い合った審査の結果発表と表彰式が催される。【詳細】「コンコルソ デレガンツァ京都 2018」期間:2018年3月30日(金)~4月2日(月)時間:9:00~17:00(最終入場16:30まで) ※4月2日(月)の展示は16:00まで、16:00~17:30までVIP PASS所有者のみ参加可能のフェアウェルパーティーを開催。会場:京都 元離宮二条城(二の丸御殿中庭、台所前庭、台所 ※通常非公開エリア)住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町入場券:一般 1,000円/中・高生 600円/小学生 300円/未就学児 無料※別途二条城への入城料が必要。 ※税込。VIP PASS:一般 12,000円/中・高生 7,000円/小学生 4,000円/未就学児 無料※一部出品車に乗って撮影可能。フェアウェルパーティーに参加可能。表彰式の観覧席あり。お茶席券付。 ※別途二条城への入城料が必要。※税込。入場券販売:二条城入場券売場(3月30日(金)~4月2日(月))、全国のセブン-イレブン店頭マルチコピー機(~4月2日(月)15:00)※表彰式の観覧席あり。(座席数に限りあり。立見ゾーンもあり)【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:050-5542-8600(8:00~22:00 全日 4月3日(火)まで)
2018年03月26日