音楽ライブイベント『Osaka Music DAYS!!! THE LIVE in 大阪城ホール』が、8月8日(土)・9日(日)の2日間、大阪城ホールで開催される。「Osaka Music DAYS!!! THE LIVE in 大阪城ホール」チケット情報同イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府内で開催予定だった多くの音楽ライブやコンサートなどが中止・延期になり、通常再開の目途がいまだ立たない関西のライブ・エンタテインメント業界が一丸となって企画したもの。今こそ、こういう事態だからこそ、音楽やエンタテインメントに携わるものとして、すべてをまたゼロに戻すのではなく、感染予防対策を徹底した上で少しでも前に進もうと、在阪コンサートプロモーターが中心となり、在阪メディアや企業がタッグを組んで立ち上がった音楽イベントだ。出演は、8月8日(土)に打首獄門同好会、キュウソネコカミ、サンボマスター、10-FEET、ハルカミライ、Hump Back、ヤバイTシャツ屋さん、ROTTENGRAFFTY、8月9日(日)に阿部真央、瑛人、奥田民生、go!go!vanillas、Saucy Dog、スターダスト☆レビュー、マカロニえんぴつ、山内総一郎(フジファブリック)の総勢16組。イベントは8月8日(土)、9日(日)の各日ともに13時から開演。イベントHPでは開催に向けての感染予防の徹底など、音楽エンタテインメント再開に向けたメッセージを投げかけている。詳しくはイベントオフィシャルサイトにて。接触感染防止のため、チケットは電子チケットのみの販売となり、チケットすべてに消毒グッズが付いている。チケットは8月1日(土)より一般発売開始。一般発売に先駆け、チケットぴあでは7月27日(月)11:00まで先行抽選受付実施中。
2020年07月22日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、公式YouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」を通じ、お笑いコンビ・千鳥のノブから回ってきた「祈るおむすびバトン」を無視している理由を語った。山内が真相を明かしたのは、5日に投稿した動画「【初告白】かまいたち山内が千鳥ノブおむすびリレーを無視した理由を語ります」。「祈るおむすびバトン」とは、新型コロナウイルスの終息を願いながら人と人との縁をむすんでいくSNSリレー企画。ノブは歌手・藤あや子からのバトンを受け、インスタグラムを通じて山内を指名したものの無視され、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)の公式Twitter動画で「山内に止められてしまいました。本当に今までの方、すみませんでした」と謝罪。改めておむすびを握り、「次のチャレンジャーは、かまいたちの山内です」と再指名していた。ノブからの執拗なラブコールに、「無視した件について、真相をお話したいと思います」と沈黙を破る決心がついた様子の山内。相方・濱家隆一とのリモートのやりとりで、「昨今流行っているリレー形式のバトン。まず、リレーというものを、よく思ってないです」「最初に始めることに対しては、すごいなというリスペクトはあります」「おむすびリレー全体を否定するものではなく……」とした上で、正直な思いを神妙な面持ちで打ち明けた。身も蓋もない主張に思わず吹き出してしまった濱家だが、「でも、握ればいいだけの話やんか」「一致団結して同じ目的をもって、みんなでおむすびを握る」と切り出し、神田うのやデヴィ夫人、美川憲一らから繋がってきたバトンであることを伝えながら、「それを止めたのが、いち三流芸人のかまいたち山内というのは、ちゃんとわかってほしい」「握ると何かなったかもしれへん。何にもやってないのに何にもならへんっていうのは違うと思う」と語りかけた。果たしてこの説得に山内は応じるのか。約10分にわたる動画では事の真相を赤裸々に告白したほか、おむすびを握って改めてバトンを回すか回さないかの決断を下す。
2020年06月06日全く異なる生き方の女性たちの自立を描いた、山内マリコによる同名小説を映画化した『あのこは貴族』。この度、主要キャストとして門脇麦と水原希子が出演することが決定した。主演を務めるのは、「トドメの接吻」や『愛の渦』、本作と同じ山内マリコ原作の『ここは退屈迎えに来て』などに出演し、本年度のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、長谷川博己演じる明智光秀に生涯にわたって影響を与えるヒロイン・駒役を好演している門脇麦。本作では都会に生まれ、婚活に余念がない箱入り娘の華子を演じる。共演には、『ノルウェイの森』や『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』などに主演し、また女優だけでなくモデル、デザイナーと多彩に活動し、常にその動向から目が離せない水原希子。本作では地方から上京し、自力で都会を生き抜く美紀を演じる。監督を務めるのは、『グッド・ストライプス』で新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子監督。同じ都会に暮らしながら、全く異なる生き方をする2人の人生が交差したとき、それぞれが自分の居場所を見つめ、恋愛や結婚だけではない自分の人生を切り開こうとするシスターフッドムービーの新境地を描く。■コメント門脇麦(榛原華子役)この度、映画『あのこは貴族』で榛原華子役を演じさせて頂きました。家柄の事、出身の学校、職業。私達は無意識のうちに世間から、そして自ら自分の人生に線引きをし、それを全うすべく日々を過ごしている部分が少なからずあるのではないかと思います。この物語は、そんな窮屈さを感じながら生きる2人の女の子が、少しづつ自分を解き放っていくお話です。『グッド・ストライプス』を観てから、いつかご一緒したいとずっと思っていた岨手監督。さり気ないト書き1行が監督の手によって、みるみるうちに胸をきゅっと掴まれるようなシーンに変わっていく様に何度も高揚しました。皆様が映画館に足を運べる日常が、1日でも早く訪れることを祈っています。『あのこは貴族』がたくさんの方に届きますように。水原希子(時岡美紀役)この度、『あのこは貴族』で地方生まれの時岡美紀役を演じさせて頂く事になりました。そして大好きな門脇麦さんをはじめとする素敵な共演者の方々に沢山刺激を受けながら共演させて頂けた事をとても嬉しく思います。初めて岨手監督とお会いした時、とても柔らかい印象。でも現場に入ると、明確に指導して下さり、全てのシーンにおいて、フラットにディスカッション出来た事、疑問や不安から解放してくれて、監督の包容力で等身大の自分として、素直な感情を制限なく自由に表現する事が出来たと思います。この映画は境遇の全く違う2人が、自分らしく生きる事、自分にとって本当の幸せとはどういう事なんだろうと葛藤しながらも、悩みと変化の中で成長し、自立していく事でより自由になり解放されていく。29歳、地方育ちの私にとって、とても共感の多い作品でした。女性のみならず、色んな方が自分で自分の人生を選択していく事の大切さに共感して頂ける作品になっていると思います。岨手由貴子(監督)監督を務めた岨手由貴子です。『あのこは貴族』は出自も生きる階層も違う二人の女性が、これまでどんな風に生きてきて、これからの日本をどう生きるのかを描いた作品です。多くの選択肢が用意されているわけでもなく、器用にベストな選択ができるわけでもない。それでも自分の足で立ち、生きていく。そんな原作の持つスピリットを、素晴らしい俳優陣が血の通った物語に昇華してくれました。タイプの違う二人の女性、「華子」と「美紀」を演じた門脇さんと水原さん。お二人は芝居や役柄へのアプローチも異なる、まさに“タイプの違う”役者さんでした。けれど、対峙するのではなく、お互いを認め、共存する。そうやって、それぞれのやり方で「華子」と「美紀」の人生を生き、体現してくれました。そんなお二人の在りようは、まるで劇中の彼女たちそのもので、初号試写のあと普通の女の子に戻って楽しくおしゃべりする姿に、とても幸福なキャスティングだったことを実感させられました。普通に生きることすら困難な時代だからこそ、これまで頑張ってきた自分を肯定してあげたくなるような、誰かにとっての特別な一作になることを願っています。ぜひ、多く方に見ていただきたいです。『あのこは貴族』は2021年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2020年06月02日2020年にデビュー20周年を迎えた山内惠介(36)。現在、新型コロナウイルスの影響で予定していたコンサートやイベントが次々と延期に……。逢えない皆さまへ「『女性自身』で語ります!」と話す“演歌の貴公子”に、これまでの20年について質問しました!――デビュー前の学生時代はどんな過ごし方をされていましたか?「小学校からスイミングスクールに6年通って、中学でも水泳部に入りました。ただ、団体練習が苦手なので幽霊部員でしたね(笑)。放課後は友達と学校の近くのたこ焼き店によく寄って帰ってました!カラオケに行ったときは1曲目から演歌は歌えず、帰る間際に入れるようにしてたんですけど、どちらにせよみんな引いてましたね(笑)」――デビュー後は6年間両親と連絡を絶っていたそうですが、ご兄弟とは会えていたんですか?「僕は3人兄弟の末っ子なんですけど、両親との唯一の接点が次兄でした。出張で近くに来たときに『今、実家はこんな状況』とか報告も兼ねて2人で何回か会っていましたね」――ご兄弟は仲がいいんですか?「気持ち悪いくらいいいんですよ。よく3人で飲みに行って両親のこととかそれぞれの近況を報告しあってますね……。みんな歌が好きなのでカラオケにもよく行くんですけど、やっぱり僕がいちばん上手だと思いますよ(笑)。小さいころは変わらなかったけど、ぐんと差がひらきましたね(笑)」――苦労していた時期の忘れられない出来事はありますか?「デビューして6年目。なかなか芽が出ずに夢と現実は違うんだなとギャップを感じていたんです。そんなとき、キャンペーンでお会いしたお客さんに『あ、まだ歌ってたのね。辞めたと思った』って言われたんです。それがすごいショックで……。もう辞めようかなと考えていました」――そんな時期を乗り越えて現在。当時の歌っている姿を見てどこが変わったと思いますか?「’08年以前は振りがなかったので『マイクを回さないで止めて歌いなさい』とかよく叱られていました。余計な動きをしないために振りを覚えさせたのかも(笑)」――髪形も変化をしてきましたね。「僕の頭って作るのが難しいんですよ……。デビュー当時はおでこを出すと老けて見えちゃうと思っていたので前髪を下ろしてましたね。今の髪形はちょうどよく上げていて、すごく計算されてるんですよ!」――トークでよくダジャレを言いますが、昔から言っていたんですか?「昔はダジャレ大嫌いだったんですよ!『布団が吹っ飛んだ』とか『鳩がハッとした』とか周りの大人が言ってて『こんな大人になるもんか!』って思っていました(笑)。そんなとき、コンサートで演出家の先生の助言があって仕方なく使ってみると、“ドッカーン”ってウケたんですよ。それからもう、ダジャレの口になっちゃった(笑)。コツは歌うようにハッキリ、堂々とリズムよく(笑)」――最近、YouTubeを始められましたね。「もともと始める予定だったんですけど、コンサートが中止になって皆さまに逢えなくなってしまったので時期を早めました。何本か動画をあげたんですけど、まだガラケーなのでコメントは小さい画面で一生懸命見てます(笑)。今後は対談とかもしてみたいな!」――3月11日にはニューシングル『残照』が発売。11月6日には初の武道館コンサートが控えていますね。「新曲のテーマは命。深いどっしりとしたメッセージソングになっています。みんながそれぞれのシチュエーションで味わった人の生死を重ねながら、人の命は消えてもちゃんと残っているものはあるんだと。僕自身も歌いながら亡くなったおじいちゃん、おばあちゃんの顔を思い出すようになりましたね。武道館公演もこういう状況ですが無事に開催できることを願っています」「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月24日4月23日24:55からフジテレビ“ノイタミナ” などで再放送が開始となるTVアニメ『つり球』。(c)tsuritama partnersその再放送を受けて、オープニング曲となったフジファブリック「徒然モノクローム」のMUSIC VIDEOのフルサイズが、アニメ再放送期間限定でYouTubeに公開された。「徒然モノクローム」は2012年5月リリースの3人体制初シングル『徒然モノクローム/流線形』に収録され、後日彼らの7枚目のアルバム『VOYAGER』にも収録された楽曲。MVの監督は、Perfumeの一連の作品や星野源「恋」など数多くの有名作品を手がける関和亮が務め、フジファブリックファンのみならず、『つり球』ファンからも大きな反響を呼んだ、フジファブリック節全開の屈折青春ソングとなっている。「徒然モノクローム(期間限定full size version)」また、各ストリーミングサイトにて”フジファブリック ANIME PLAYLIST”も公開。今までフジファブリックがアニメ主題歌を務めた楽曲、そしてメンバーが好きなアニメソングが収録されたプレイリストとなっている。フジファブリック ANIME PLAYLISTは こちら()その他の情報は 公式サイト() をチェック。フジファブリック プロフィール2000年、志村正彦を中心に結成。2009年志村が急逝し、2011年夏より山内総一郎(Vo/Gt.)、金澤ダイスケ(Key)、加藤慎一(Ba)の新体制で本格始動。「銀河」、「茜色の夕日」、「若者のすべて」などの代表曲を送り出し、「夜明けのBEAT」が『モテキ』TVドラマ版主題歌、映画版オープニングテーマとして連続起用された。また、『つり球』『宇宙兄弟』『銀の匙 Silver Spoon』『アオハライド』『マギ シンドバッドの冒険』と数多くのアニメ主題歌も担当。2019年に結成15周年を迎え、1月に10枚目のアルバム『F』を、8月に初のPLAYLIST ALBUM『FAB LIST』を2枚同時リリース。10月には大阪城ホール公演を大成功させた。公式サイト()YouTube()
2020年04月23日3月18日に発売されるアイドルグループ・AKB48の57thシングル(タイトル未定)のセンターに、16期生の山内瑞葵が抜てきされた。20日、東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された「AKB48グループリクエストアワーセットリストベスト50 2020」の2日目公演でサプライズ発表され、涙を見せた。リクエストアワーのすべてのランキングが発表されたのち、アンコールにて、最新シングルリリース決定がサプライズ発表され、次々に選抜メンバーの名前がモニターに流れ、最後にセンターが発表。「山内瑞葵」の名前が映し出されると、観客、メンバー、そして誰よりも本人が驚く新センター誕生の瞬間となった。先輩や仲間たちから「おめでとう」と祝福されステージ中央に立った山内は、総監督の向井地美音からセンターへの意気込みを聞かれると、「本当に今の状況を理解できていない。私は入っていないのかなって思ったら、まさかの(センターが)私だったので、本当に震えが止まらないんですけど、選んでいただいたからには本当に全力で、必死に、私らしく、前向きに、AKB48を、楽しく元気に、みなさんに見てもらえるように頑張りたいと思います! ありがとうございます!」と、たどたどしくも初々しく謙虚に意気込みを伝えた。なお、選抜メンバーは岡田奈々、岡部麟、小栗有以、柏木由紀、久保怜音、白間美瑠、須田亜香里、瀧野由美子、田中美久、福岡聖菜、本間日陽、峯岸みなみ、向井地美音、武藤十夢、村山彩希、山内瑞葵、横山由依、吉田朱里の18人。(C)AKS
2020年01月20日映画化もされた「ここは退屈迎えに来て」「アズミ・ハルコは行方不明」などで地方に生きる女子のリアリティを描き続けてきた作家・山内マリコが、東京の異なる階級に生きる女性たちの葛藤を描いた長編小説「あのこは貴族」の映画化が決定した。東京生まれ東京育ち、家族からよい相手との結婚を望まれ、その教えを信じて生きてきた箱入り娘の華子は、20代半ばにして婚約者に別れを告げられ人生の岐路に立たされた。焦って始めた婚活が長引きうんざりしていた矢先、ついに理想的な相手、弁護士・幸一郎と出逢う。一方、地方出身の美紀は、慶応大学を中退し一時期水商売を経験しながらも、どうにか生き抜き、現在は都内のIT企業で働いていた。水商売時代からの腐れ縁である幸一郎に伴ってパーティーに出席し、そこで知り合った女性に誘われて向かった先で、思いがけない出逢いを果たす。生まれも育ちも全く違う2人が巡り逢い、互いの世界に触れたとき、その先には――。監督・脚本を務めるのは、マンネリカップルが妊娠をきっかけに互いの背景や関係を見つめ直す初監督オリジナル長編作品『グッド・ストライプス』で新藤兼人賞金賞を受賞した岨手由貴子。その『グッド・ストライプス』を観たという山内氏は「シンパシーとともにものすごい才能を感じました。こういう作品をもっと観たいんだよ!と心から思いました。以来ずっと次回作を待ち望んでいた彼女の新作が観られることに、一ファンとしてとても喜んでいます」とコメント。また岨手監督は「収入、容姿、出自で住み分けされ、同じ場所にいてもそれぞれが違う世界を生きる、特異なマナーが存在する街。そこで生きるある世代のレクイエムとして、また2019年の東京の記録として、この映画を作り上げたいと思っています」と意気込みを語っている。なお、キャストや公開時期などは現時点では未発表となっている。(cinemacafe.net)
2019年04月10日早いもので、今年がデビュー18年目。“演歌界の貴公子”として多くのファンに愛される山内惠介が、10月に福岡、愛知、北海道、大阪、東京の5大都市でツアー(以上、日程順)を開催する。10月25日(木)のファイナル公演の会場は、東京国際フォーラム・ホールA。約5000席の同会場で彼が公演を行うのは、昨年に続いて2度目になる。【チケット情報はこちら】「スケールの大きな歌声を届けられるからこそ、ファンひとりひとりのために歌いたい。2階席の最後方でもはっきりわかる色やデザインの衣装を選んだり、MCを少しゆっくり目にしゃべったりなど、工夫を色々と考えています」今回は、通常6人のバックバンドを倍にした12人のゴージャスな編成。第1部の演目には、松任谷由実、宇多田ヒカル、DREAMS COME TRUE、尾崎豊など、多彩な歌手のカバーが並ぶ。「好きな音楽のジャンルが多いほど人生は豊かになるという持論から、様々な時代を彩った名曲を選びました。それらのイメージを大切にしたいので、歌い方はオリジナルになるべく忠実にするつもりです」各々の選曲理由を尋ねると、次のような答えが。「僕はジブリ映画の大ファンで、『ひこうき雲』が主題歌になった『風立ちぬ』のサウンドトラックを、楽屋の支度中にいつも流しているんです。また、2017年に松任谷さんのラジオ番組に初出演した時にもかけていただいた“特別な1曲”ということもあり、今回選びました。宇多田さんはおそれ多いですが僕と同い年なので、ジャンルは違えど一緒に“今”を頑張ろうという想いで選曲。吉田さんの曲を歌うのは今回が初ですが、演歌のコブシが楽譜にならないのと同じような独特の歌い回しが多く、その難しさと吉田さんの凄さが改めてよくわかりました。そして尾崎さん。僕には9歳上の兄がいて、その影響で尾崎さんの曲をよくカラオケで歌うんです。聴いた方々が、尾崎さんとは違うけれどいいねとおっしゃるので、お楽しみに(笑)」そして第2部は、ほぼすべて山内のオリジナル。折しも10月10日(水)に、2001年のデビュー曲『霧情』から、2018年の最新ヒット曲『さらせ冬の嵐』までの全シングルを収めた『The BEST 18 Singles(ザ・ベストオハコシングルス)』がリリースされ、その収録曲が数多く歌われるというから嬉しい。「全シングルを改めて聴き直してみると、録音を重ねる度に楽曲のクオリティが着実に高まっていることに喜びを感じます。特に転機だったのが30歳になった時。自分はもう若くないのだから、ここから心機一転、性根を入れ直して頑張ろうと思えたことで、逆に若返ることができました。それから5年を経た自分の“今”をひとりでも多くの方にお届けできれば幸いです。あと、“ある1曲”で、東京国際フォーラムの大空間ならではの特別な演出を考えていますので、こちらもご期待ください!」取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)
2018年10月05日フジファブリックのニューアルバム「F」が、2019年1月23日(水)に発売される。2009年に結成された「フジファブリック」は、ボーカル&ギター・山内総一郎、キーボード・金澤ダイスケ、ベース・加藤慎一の3人による日本のロックバンド。前作のアルバム「STAND!!」から約2年1か月ぶりとなる「F」は、フジファブリックにとって通算10枚目となるフルアルバム。「フジフレンドパーク 2018」大阪公演にて様々な想いを込めて披露された「手紙」のアルバムバージョン、1月よりスタートするTVアニメ「3D彼女 リアルガール」のエンディングテーマに決まっている「破顔」、シャープ「AQUOS R2」テーマソングとしてCMでもオンエアーされている「恋するパスタ」など、全9曲を収録する。また、初回限定版のDVDには、メンバーがアルバム「F」と大阪城ホール公演への想いを語るインタビュー&ドキュメンタリー映像と、映画『ここは退屈迎えに来て』の主題歌「Water Lily Flower」のミュージックビデオの裏側を“妄想”し作成された映像に、メンバー自ら3バージョンのアテレコを施した「Water Lily Flower」MUSIC VIDEO:アテレコ THE MOVIE」が収録される。アルバム発売に加えて、全国ツアーの開催も決定。2019年3月2日(土)の横浜を皮切りに、全10公演が開催される。なお、2018年10月3日(水)に発売されるミニアルバム「FAB FIVE」に、ツアーの先行予約ができるチラシが封入されるので、気になる人は是非チェックしてみてほしい。【詳細】フジファブリック ニューアルバム「F」発売日:2019年1月23日(水)※タワーレコードおよびAmazon.co.jpで「F」を購入すると、先着順で特製ステッカーをプレゼント。価格:・初回限定盤(CD+DVD) 3,700円+税・通常盤(CD) 3,000円+税■CD・「手紙(Album ver.)」・「破顔」※TVアニメ「3D彼女 リアルガール」エンディングテーマ・「恋するパスタ」シャープ AQUOS R2 テーマソングを含む、全9曲収録■DVD・「F」そして“ROAD TO 大阪城”インタビュー&ドキュメンタリー・「Water Lily Flower」MUSIC VIDEO:アテレコ THE MOVIE■ミニアルバム「FAB FIVE」発売日:2018年10月3日(水)・通常盤 1,800円+税(CD only)<収録曲>1.Water Lily Flower2.電光石火3.1/3654.カンヌの休日5.かくれんぼ・初回生産限定盤 2500円+税(CD+DVD)<収録曲>1.Water Lily Flower2.電光石火3.1/3654.カンヌの休日5.かくれんぼ<DVD>フジファブリック LIVE TOUR 2018 "帰ってきた!!三日月ADVENTURE" at EX THEATER ROPPONGI on 2018.3.23カンヌの休日 feat. 山田孝之(Music Video)電光石火(Music Video)Water Lily Flower(Music Video)Making of Music Video“Water Lily Flower”■ニューミニアルバム「FAB FIVE」購入者先着特典対象チェーン:・TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)FAB FIVEジャケット絵柄ステッカー・TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)/TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ)FAB FIVEアーティストロゴステッカー※特典は無くなり次第終了■フジファブリック LIVE TOUR 2019公演日程:・2019年3月2日(土)横浜BAY HALL(OPEN 17:00 / START 18:00)TEL:ディスクガレージ 050-5533-0888・3月9日(土) 広島 CLUB QUATTRO(OPEN 16:45 / START 17:30)TEL:夢番地広島 082-249-3571・3月10日(日) 福岡 DRUM LOGOS(OPEN 17:15 / START 18:00)TEL:福岡 DRUM LOGOS 092-714-0159・3月16日(土) Zepp Nagoya(OPEN 17:00 / START 18:00)TEL:ジェイルハウス052-936-6041・3月21日(木・祝)札幌 PENNY LANE24(OPEN 17:30 / START 18:00)TEL:ウエス 011-614-9999・3月24日(日) 仙台 Rensa(OPEN 17:00 / START 18:00)TEL:キョードー東北 022-217-7788・3月30日(土) 金沢 EIGHT HALL(OPEN 16:45 / START 17:30)TEL:キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100・4月6日(土)NIIGATA LOTS(OPEN 17:00 / START 18:00)TEL:キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100・4月14日(日) Zepp DiverCity(TOKYO)(OPEN 17:00 / START 18:00)TEL:ディスクガレージ 050-5533-0888・4月19日(金) Zepp Osaka Bayside(OPEN 18:00 / START 19:00)TEL:夢番地大阪 06-6341-3525■チケット先行・ミニアルバム「FAB FIVE」封入先行受付期間:2018年10月3日(水)12:00~10月9日(火)23:59受付URL:詳細は「FAB FIVE」封入チラシを参照・FAB CHANNEL会員限定チケット先行受付期間:2018年10月3日(水)12:00~10月9日(火)23:59受付URL: (スマホ・携帯)※申し込みにはFAB CHANNEL会員登録(有料)が必要
2018年10月05日演歌歌手の山内惠介と女優の南野陽子が、2日に東京・明治座で行われた『山内惠介 東京・明治座初座長公演』公開舞台稽古に出席し、絶妙なコンビネーションを見せた。同公演は5日から15日まで、明治座で行われる。山内は63年にタイムスリップし、母親(南野)と結婚する前の父親と体が入れ替わってしまう役を演じる。作中には2人が抱き合うラブシーンもあるといい、南野は「お母さんの、子どもを抱くような感じ」と明かす。しかし山内が「抱き慣れてらっしゃるのかな」と感想を漏らすと、南野は山内の頭を軽く叩き、ツッコミを入れていた。また、南野が「まだ出会って数日ですが、10何年前から仲良しなくらい距離が近い。(山内の)良いところです。私は逆のタイプで"ツンケン"が得意」と明かすと、山内は「ツンデレですもんね。何かあったら(『スケバン刑事』のように)ヨーヨーを投げられるんじゃないかヒヤヒヤしてます」と話すなど、息の合った掛け合いを見せていた。
2018年08月03日小説「ここは退屈迎えに来て」が、出演橋本愛、門脇麦、成田凌を迎え映画化。映画『ここは退屈迎えに来て』が2018年10月19日(金)より全国で公開される。山内マリコの処女小説『ここは退屈迎えに来て』映画化原作は「アズミ・ハルコは行方不明」で知られる山内マリコの処女小説『ここは退屈迎えに来て』。「R‐18 文学賞」読者賞受賞し、2012年に小説が発売されるやいないや、紀伊國屋書店スタッフによる「キノベス!2013」にランクインした話題作だ。物語は、男女問わずみんなの憧れの存在だった"椎名くん"を中心に描かれる。人気者の"椎名くん"と彼を取り巻くキャラクターたちの感情を交差させ、痛く切ない青春群像劇を仕上げた。作中では2004年から高校時代から、社会人へと成長した2013年まで約10年に渡って、主人公たちにフォーカスを当てる。「こんなはずではなかった」「それでも羽ばたきたい」大人になった時に誰もが一度は感じたはずの気持ちや、キラキラしていた青春の終わりへの捨てきれない憧れ、切なさなどが詩的に綴られる。ととを橋本愛かつて<椎名くん>に憧れていた主人公は、何者かになりたくて東京で就職したものの、夢をあきらめてしまった<私>。マスコミ業界を志し上京したものの、10年後のいま地元へ戻り、実家に住みながらフリーライターとして冴えない日々を送っている。演じるのは、『告白』で脚光を浴び、以後『桐島、部活やめるってよ』『リトル・フォレスト』などに出演してきた橋本愛だ。を門脇麦もう一人の登場人物は、地元でフリーターとして暮らしながら、<椎名くん>を忘れられず苦しみ、彼氏でもない男と何となく体の関係を続けてしまう<あたし>。担当するのは『愛の渦』で体当たりの演技力を見せ、映画『二重生活』、テレビドラマ『トドメの接吻』にも出演した門脇麦だ。を成田凌高校時代にみんなが憧れた「椎名くん」を演じるのは成田凌。独特の雰囲気で人気も急上昇中で、映画『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』『さよならくちびる』など話題作に出演している若手俳優だ。その他、脇を固める共演者は渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、村上淳など。監督は名匠・廣木隆一か務める。主題歌はフジファブリックの書き下ろし曲主題歌は個性派ロックバンド、フジファブリックの「Water Lily Flower」に決定。山内総一郎は、『ここは退屈迎えに来て』に出てくるような国道、ファミレス、ゲーセンなどは、生まれた場所ではないが知ってるような風景としてイメージできたという。「Water Lily Flower」は、フジファブリックのミニアルバム「FAB FIVE」に表題曲として収録され、ミュージックビデオには、成田凌も出演している。あらすじマスコミ業界を志望して上京したものの、10年後地元に戻ってきた27歳の「私」(橋本愛)。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書いている冴えない日々。高校時代に仲の良かった友達サツキ(柳ゆり菜)と久々に会った勢いで、男女を問わず皆の中心にいた憧れの椎名くん(成田凌)に連絡し、会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇るー。元カレ「椎名」を忘れられないまま地元でフリーターとして暮らす「あたし」(門脇麦)。元カレの友達と腐れ縁のような関係を続けているけれど、心は彼といたときの青春の輝かしい記憶に今もとらわれているー。作品詳細映画『ここは退屈迎えに来て』公開日:2018年10月19日(金)監督:廣木隆一脚本:櫻井 智也原作:山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」幻冬舎文庫出演:橋本愛、門脇麦、成田凌、渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、亀田侑樹、瀧内公美、片山友希、木崎絹子、マキタスポーツ、村上淳配給:KADOKAWA
2018年07月07日橋本愛、門脇麦、成田凌をキャストに迎え、山内マリコの処女小説を映画化した『ここは退屈迎えに来て』。本作の主題歌がフジファブリックの「Water Lily Flower」に決定し、併せて、主題歌が流れる予告編も到着した。■あらすじ何者かになりたくて上京したものの、10年が経ちなんとなく地元に戻ってきた27歳の「私」(橋本さん)は、実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書く、冴えない日々を送っている。そんなある日、高校時代に仲の良かった友達サツキ(柳ゆり菜)と久々に会った勢いで、男女を問わずみんなの中心にいた憧れの椎名くん(成田さん)に連絡し、会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇る。一方、元カレの「椎名くん」を忘れられないまま地元でフリーターとして暮らす「あたし」(門脇さん)は、元カレの友達と腐れ縁のような関係を続けている。しかし、その心は彼といたときの青春の輝かしい記憶にいまも捉われている――。■夢をあきらめた「私」×元カレをあきらめられない「あたし」本作は2004年の高校時代から2013年の現在まで、みんなの憧れの的だった「椎名くん」を柱にキャラクターを交差させながら描く、地方都市を舞台にした痛く切ない群像劇。今回解禁された予告編では、夢をあきらめて地元に帰った橋本さん演じる「私」や、元カレをあきらめられない門脇さん演じる「あたし」の、大人になった誰もが感じる、かつての眩しかった青春の終わりへの、捨てきれない憧れや切なさが描かれている。そこに、本作のためにフジファブリックが書き下ろした主題歌「Water Lily Flower」が、切ないメロディとともに、胸に響く歌詞が淡い色合いの映像にマッチし、青春というかけがいのない時間を、よりしみじみと思い出させてくれる。■フジファブリックが音楽を完全監修フジファブリックは本作の劇伴も担当することが決定しており、一足先に作品を鑑賞したボーカルの山内総一郎は「国道、ファミレス、ゲーセン。舞台は僕が生まれ過ごした場所ではないのに、スクリーンには知っているような故郷の風景が広がっていました」と本作の魅力を語る。音楽制作のため、実際の撮影現場にも立ち会い、監督とも打ち合わせをして臨んでおり、初めて行った映画音楽の完全監修についても「一人一人の心の揺れや移り変わりと音楽をマッチングさせたいと思いましたし、フジファブリックとして様々な場面でこの作品に加われたことを誇りに思います」とコメントした。■3人のドラマが見えるビジュアルも公開併せて解禁となったポスターも、それぞれが複雑な感情を抱えているような表情から、ドラマが想像できるビジュアルとなっている。そんな見る人の記憶を蘇らせて心を震わす本作は、大人になってしまった人にこそ胸に刺さること間違いなし。共感必至の大人の群像劇を是非チェックして。『ここは退屈迎えに来て』は、10月19日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ここは退屈迎えに来て 2018年10月19日より全国にて公開© 2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会
2018年07月04日お笑いコンビ・かまいたちが4日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われた『キングオブコント2018』の会見に登場。山内健司が衝撃のガングロギャル姿を披露した。このたび、黒肌ギャル集団・Black Diamondの中から、“2000年からタイムスリップしたギャルサーメンバー”をコンセプトに活動するユニット「Black Diamond-from 2000-」の4人が、同ユニットの仕掛け人である“ギャル神様”ぇりもっこりと共に、コント日本一を決めるお笑いコンテスト『キングオブコント2018』に挑戦することを表明。会見で意気込みを語った。昨年の『キングオブコント2018』で優勝したかまいたちは、5人の師匠として登場。山内は、ミニスカートのへそ出しファッションにガングロメイクを施したギャル姿を現れた。会場から爆笑が起こる中、山内はパラパラ風の動きを見せ、「かわいい~!」などとギャル口調でトーク。相方の濱家隆一は「やめろ! チャンピオンの名前に傷がつく。断れ!」とツッコんだ。そして、Black Diamond-from 2000-のメンバーから“ボロネーゼ”というギャル名をつけてもらうと、山内は「ボロネーゼです」とうれしそうにあいさつ。濱家は「2017年に僕たちが倒してきたお笑い芸人に申し訳ないです」と言うも、山内は「ウケるー。アゲ―」と好き放題。なお、ギャルへの変身時間は「体も込みで20分くらい」とのこと。「文句なし。これでネタ1本やりたいなと思います」と仕上がりに満足していた。『キングオブコント2018』は、7月2日から1回戦が行われ、2回戦、準々決勝、準決勝を勝ち残ったユニットが決勝に進出。決勝は今秋に開催予定で、TBS系で生放送される。
2018年07月04日女優・橋本愛が、山内マリコ原作の映画『ここは退屈迎えに来て』にて主演を務めることが決定。また門脇麦と成田凌も出演していることが明らかになった。ストーリー何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく地元に戻った27歳の「私」(橋本愛)。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書いているけれど、親からはフリーター同然の扱いで、何だか冴えない日々。高校時代に仲の良かった友だちと久々に会った勢いで「とにかく格好良くって、背が高くって、サッカー部のエースで、不良とも適度に仲がいい」憧れの椎名くん(成田凌)に連絡し、みんなで会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇る――。元彼「椎名」を忘れられない、東京に憧れと怖さを持ちながら地元を出ないまま暮らす「あたし」(門脇麦)。椎名がいなくなった途端に彼氏面してくる、椎名の取り巻きの中でも特に冴えない男と、断る方が面倒くさいから適当に遊んでいるけれど、心は彼といたときの青春の輝かしい記憶にいまもとらわれている。ここではないどこか――東京には「あるはずの」、自らの退屈を埋めてくれる何かを「椎名くん」に追い求めたその先には?「椎名くん」の大人になった姿とは…?橋本愛主演!!×門脇麦×成田凌ら新世代スター集結!原作は、『アズミ・ハルコは行方不明』の原作者・山内氏のデビュー作で、「R-18文学賞」読者賞受賞作「十六歳はセックスの齢」を含む連作小説。紀伊国屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!」にもランクインし、「ファスト風土」小説としてネット上でも話題騒然となった。そんな小説を、今回『ストロボ・エッジ』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『ママレード・ボーイ』の廣木隆一が映画化。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく戻ってきた主人公「私」を演じるのは、『告白』で脚光を浴び、『桐島、部活やめるってよ』で第86回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞し、その後、連続テレビ小説「あまちゃん」、『さよならドビュッシー』『渇き。』『美しい星』など話題作に出演する橋本愛。さらに、元彼「椎名」を忘れられない「あたし」を、『愛の渦』で体当たりの演技が注目を浴び、『オオカミ少女と黒王子』『二重生活』や、現在放送中のドラマ「トドメの接吻」ではヒロイン役で出演している若手実力派女優・門脇麦。また、高校時代みんなの憧れの存在だった「椎名くん」を、「人は見た目が100パーセント」「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」に出演し、今後も『ニワトリ★スター』『ラブ×ドック』の公開を控えるいま人気急上昇中の俳優・成田凌が演じる。キャスト&監督からコメント到着!そして今回、キャストや監督、原作者からコメントも到着!橋本愛(私役)原作を10代のときにお風呂で読んで、ああ好きだなあと思って好きな小説の映像化に関われたのはとても幸せなことでした。以前から廣木監督の現場にも興味があったので、ダブルで夢叶って嬉しかったです。田舎の景色や帰郷したときの思いとか、体が知ってることが多かったから地方出身で良かったと思いました。御縁の塊のような作品に携われて最高です。早く見たいです!門脇麦(あたし役)誰かに強く憧れて自分を認められなかったり、誰かに固執することでしか自分の存在意義を見いだせなかったり。歳を重ねるにつれて削がれていくであろう苦しくて退屈な時間もいつかは愛おしく感じられるのかな、そんな風に思える瑞々しい作品になるのではないかと思いました。廣木さん、そしてやっと橋本愛ちゃんとご一緒出来たことがとても嬉しいです。完成を観られるのを楽しみにしています。成田凌(椎名くん)一歩先にいるのか後ろにいるのか、存在したのかしなかったのか、どこか愛せるようで愛せない、椎名役を演じました。富山の地に力を借り、廣木監督をはじめスタッフや共演者の力を借り、美しい青春と草臥れた白秋の日々を過ごさせていただきました。美しい映像と混沌とした感情の中のどこかにあったであろう愛を探す人間たちの物語です。山内マリコ(原作)青春のすべてを注いだデビュー作が映画化されるなんて感無量です(しかもオール富山ロケ!)。出演者決定しました~と担当編集さんから聞き、その顔ぶれを見た日の喜びは忘れられません。橋本愛ちゃんと門脇麦さん、そしてななな、成田凌!?最高のキャスティングに震えました。本当に公開が待ち遠しいです。公開に合わせて写真集とか出してほしいです。廣木隆一(監督)ありふれた日本のどこかの風景の中、ありふれた会話。退屈きわまりない日常、でもそこにいる者たちにとってはとても特別で刺激的な時間が流れてる。いまを生きる事は決して楽しいことではないかも知れない。自分の人生がいま、どの辺なのかも。もがきながらハートを揺り動かしてくれるキャストと富山の町を走りぬけた映画です!!!!『ここは退屈迎えに来て』は2018年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月20日身長204cm!大活躍中のバレーボール山内晶大選手にお話を伺いました!バレーボール選手になるなんて、想像すらしてなかったんです。204cmという身長を生かし、全日本男子バレーボールチーム「龍神NIPPON」や所属の「パナソニック パンサーズ」で、ミドルブロッカーとして活躍する山内晶大選手。高校入学後にバレーボールを始め、6年目で日本代表に選ばれた才能の持ち主だ。「小中とやっていたバスケをと思ったけれど、想像以上にボディコンタクトが激しくて体の線が細い僕には無理だと。そこで体育の担当だった先生に誘われてバレーボール部に入部したんです」けっして積極的とはいえず、始めたものの、すぐに面白さに目覚めたという。「できることが増えるのが楽しくて。高校3年で国体の愛知県選抜に選ばれて、練習も含めてレベルの高いバレーに触れることができた。そこで大学に進学してバレーを続けたいと心が決まりました」愛知学院大学に進学後はチームで練習すると同時に、複数の企業チームでの練習にも積極的に参加。後に日本代表監督となった南部監督にもそこで出会う。小中学生から活躍してきた選手も多いバレーボール界で、まるでキャリアを補うようにして急速に経験を積んできた。やがて大学3年の’14年に全日本入りを果たす。「もちろんびっくりしました。自分は本当に、出会いを積み重ねた縁でここまで来れたんだなって」振り返る山内選手からは、謙虚で穏やかな人柄が伝わる。ただ与えられた大きなステージでの役割をきっちり果たし、今も大きな伸びしろを持つチーム期待の選手であり続けるのは、彼の実力ゆえ。「心がけているのは常に平常心でいること。プレー中は一連の流れで打ったり止めたりしますが、サーブは個人プレーなので、余計意識しますね。観客席に近いから応援の声も聞こえ、やるぞと思う半面、プレッシャーもある。磨きたいのは、ブロックやクイック。課題であり、目立ってもいきたい」今年9月に行われたグラチャンバレーでは残念ながら全敗。「強豪国はレベルが高かったけれど、課題も見つかり克服するためにやることもわかったのが収穫」と前を見据える。3年後にオリンピックを控えて、目指す方向は?「今はまだ全日本でもパナソニックでも若い方で先輩に頼っている部分があるけれど、これからはチームの主軸となって支えられるようなプレーヤーになっていきたいです。できることを増やして、東京オリンピック代表に選ばれるようになりたい。存在的にもパフォーマンス的にも、そして体も大きくすることを目標にしています」プライベートも気になります!・オフの日の楽しみは?「アウトレットに行ったり、家で漫画を読んだり海外ドラマを見たりしています。出かけるのは京都が好き。海外の観光客が多いから、背が高くても目立ちすぎることもなくて過ごしやすいんです」・どんな漫画を読んでる?「少年漫画が好きなんですよ。『スラムダンク』『あひるの空』『MAJOR』『GIANT KILLING』『キングダム』『ジョジョの奇妙な冒険』『宇宙兄弟』。家でゆったり読むのが楽しみです」やまうち・あきひろ1993年11月30日生まれ。愛知県名古屋市出身。パナソニック パンサーズ所属。高校から始め、大学時代から日本人では希少な大型のミドルブロッカーとして全日本代表で活躍。※『anan』2017年11月1日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・大和まこ(by anan編集部)
2017年10月26日歌手の山内惠介が29日、東京・渋谷のNHKホールで、『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、終了後の囲み取材に応じた。今回「流転の波止場~究極の貴公子編~」でコラボレーションする乃木坂46について、山内は「去年、初出場の記者会見でご一緒した皆さんと2年目でコラボレーションできるというのは、とってもご縁があるなと思ってます」と喜びを語る。さらに「かわいいし、見とれちゃいますよね。皆さん20代とかですし、ああいいなぁと思います。(自分と)10歳くらい違いますから、もうおじさんですね」とデレデレだったが、報道陣から「(演歌界の)貴公子ですよね?」とツッコまれると、「ああっ!そうでした。彼女たちに貴公子に見えるように頑張らなきゃいけないな」と、気を引き締めなおしていた。乃木坂46とのコラボにあたり、同グループの"公式お兄ちゃん"であるお笑いコンビ・バナナマンにも演出を相談した山内。乃木坂46自身もノリノリだそうで、「いっぱい案を出してくれました」と顔をほころばせた。今後コラボしてみたいアーティストを聞かれると、「NHKさんで『R.Y.U.S.E.I.』をやらせてもらったので、三代目J Soul Brothersさん。本家とできたら、すごく夢のあるステージになるんじゃないかな」と、期待が膨らむ。さらに最近、松任谷由実が、山内の曲をラジオでかけてくれているそうで、「ユーミンさんとも共演させてもらえるといいな…紅白に出させていただいたことで、夢は広がる一方ですね!」と目を輝かせていた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」で、紅組23組・白組23組の計46組が出場。紅組の司会は有村架純、白組の司会は嵐の相葉雅紀で、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。昨年は、紅組が優勝し、通算の対戦成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日俳優・山田孝之が、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(2017年1月6日スタート 毎週金曜24:52~)のオープニングテーマで、フジファブリックとコラボすることが27日、わかった。同作は2016年夏、「映画の賞が欲しい」と映画監督・山下敦弘を呼び出した山田が、映画制作に奔走した記録を伝えるドキュメンタリードラマ。山下監督と、友人であるドキュメンタリー監督・松江哲明監督が作品化した。オープニング曲のタイトルは「カンヌの休日 feat.山田孝之」となり、フジファブリックの山内総一郎とともに、山田が歌声を披露する。山下・松江両監督のリクエストにフジファブリックが答える形で制作されたサウンドは疾走感に溢れ、歌詞はカンヌ映画祭で賞をとった映画のタイトルで構成されている。CDシングルは2月15日発売。表題曲に加え、「カンヌの休日」フジファブリックバージョン、インストゥルメンタル、そしてミディアムバラードの「Here」がカップリング曲となる。また、初回生産限定盤には「カンヌの休日 feat.山田孝之」のミュージックビデオが収録される。(C)「山田孝之のカンヌ映画祭」製作委員会
2016年12月27日テレビ東京にて来年1月より放送されるドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」。この度本作のオープニングテーマを、2004年にメジャーデビューした「フジファブリック」が担当することが決定した。本番組は、世界最高峰のカンヌ映画祭で賞をとりたいという山田孝之が、映画監督の山下敦弘と映画製作に奔走した過程を記録したドキュメンタリードラマ。山下監督と友人のドキュメンタリー監督・松江哲明と共に作品化し、山田さんがつくる映画とは一体どのような内容なのかを、この「山田孝之のカンヌ映画祭」として放送する。「フジファブリック」は、楽曲「夜明けのBEAT」がドラマ「モテキ」の主題歌、そして映画のオープニングテーマとして連続起用され話題に。今回のオープニングテーマは、山下監督と松江監督のリクエストに「フジファブリック」が答える形で制作され、曲タイトルは「カンヌの休日 feat. 山田孝之」となっており、タイトル通り山田さんがボーカルで参加!「フジファブリック」の山内総一郎と共に歌声を披露しているという。疾走感に溢れ力強くパンチのあるサウンドは、番組の中で周りも気にせず猪突猛進に目的に向かって進んでいく山田さんの姿とリンク。歌詞は、カンヌ映画祭で賞を取った映画のタイトルで全編構成されており、映画好きの人にはどの作品が隠れているのか注目して欲しい。なお、本楽曲が収録されたニューシングル「カンヌの休日 feat. 山田孝之」は、来年2月15日(水)にリリース予定となっており、ほかにも叙情的なミディアムバラードの「Here」と、「カンヌの休日」のフジファブリックバージョン、インストゥルメンタルの4曲が収録。初回生産限定盤には「カンヌの休日 feat. 山田孝之」のMVが収録されたDVDもセットになっている。今月リリースしたばかりのニューアルバム「STAND!!」を掲げた全国ツアーが、来年1月からスタートする「フジファブリック」。今回の新曲も披露されること間違いなし。「フジファブリック」と山田さんがどのように楽曲を歌い上げるのか…「山田孝之のカンヌ映画祭」はオープニングテーマから見逃せない。「山田孝之のカンヌ映画祭」は2017年1月6日より毎週金曜日深夜0時52分~テレビ東京系にて放送。「カンヌの休日 feat. 山田孝之」は2月15日(水)よりリリース。(cinemacafe.net)
2016年12月27日笑いたっぷりのドラマシーンと、生演奏による豪華な音楽ショーが行ったり来たり…。一世を風靡した『8時だョ!全員集合』をはじめ、かつてお茶の間を賑わせたいわゆる“バラエティショー”にいま改めてチャレンジするのは、「大人計画」主宰の松尾スズキさん。松尾さんといえば、社会のタブーに切り込むブラックな笑いが持ち味ですが…まさか、そのテイストがお茶の間に!?松尾さんと共にこれまで多くの作品を手掛けてきて、今作でも構成を務めた天久聖一さんにお話を伺うと、「たしかに『大人計画』といえばブラックな笑いを想像する人もいると思いますが、今回は安心してください。穿いてますよ(笑)。むしろ、それこそアンアンを読んでいるような女性が、家に帰ってお風呂上がりに、この作品を見て癒されるような…そんな“ハーゲンダッツ”感を目指しました。もちろん、各所にギミックを詰め込んでいたりはしますけど」あらすじは、多部未華子さん演じるコールセンターで働くOL・サチコが、ひょんなことからNHK近くにある「犬ぞり庵」という蕎麦屋の店長になる、というもの。お店の2階は下宿になっていて、一癖も二癖もある住人たちや、訪れるぶっとんだお客と関わりあうなかで、ラストでサチコがあるトラウマを乗り越え報われる「下町シンデレラストーリー」だそう。「お笑い芸人さんを起用せずに、役者たちとともに笑いを作っていきたいというのも趣旨でした。『大人計画』の面々はもちろん、大竹(しのぶ)さん、多部さん、栗原さんなど、松尾さんがこれまで培ってきた人脈も含めた集大成でもあります。それらをもって、NHKに打って出る!と(笑)。松尾さんも最近はテレビというメディアを通して、普段は劇場に来られない、例えば離島に住んでいる人や、お年寄りにも自分の笑いを届けたいと考えるようになったと話していました。そうして広く楽しんでもらえるように、エンタメ感たっぷりの、キラキラした雰囲気が出せていると思います。もともと松尾さんが大切にしている、笑いと音楽も活かしながら。といってもやっぱりおっさん2人が作っているので、古い旅館にある、よく見るとキラキラが混じった土塀のような感じですけどね(笑)。ゲストミュージシャンの、フジファブリックの山内総一郎さんが出てくる場面と、栗原類くんがある女性と何度となくキスするシーンも必見です(笑)」◇『恋は、アナタのおそば』出演者は他に、三宅弘城、池津祥子、皆川猿時、村杉蝉之介、平岩紙が。お茶の間全員が楽しめる、けれど松尾テイストもピリリと利いたコントショー。前日リハーサルのみで行った本番は、一発OKだったそう。3月30日(水)・31日(木)の2夜連続放送。NHK総合22:55~23:20◇あまひさ・まさかず漫画家、作家、アニメーション監督など多岐にわたって活動。『バカドリル』シリーズなど。’12年『生きちゃってどうすんだ』以降、松尾さん作品に多数関わる。※『anan』2016年3月30日号より。
2016年03月25日地元、友情、恋愛、結婚……とさまざまな“居場所”について語ってきた作家・山内マリコさんのインタビューもあっという間に最終回。今回は、いよいよ家族というやっかいな“居場所”について考えます。そしてSNS全盛の時代、誰もが複数の所属先や依存先を使い分けていますが、マリコさんはこの“つながり至上主義”とも言える昨今の風潮に異議をとなえます。果たして、おひとりさまが行き着く“居場所”はどこにあるのでしょうか?第一回インタビュー<地元を出て親友と出会えた経験が恋愛よりも自分を救ってくれた>第二回インタビュー<結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい>はこちらから“結婚/家族はいいものだ”という考えは社会からの押し付け――恋愛に向いてない人もいれば、結婚に向いてない人もいると思うのですが、結婚が“絶対しなければいけないもの”ではなくなったことで、かえって自分がどうしたいのか選択・判断する材料がなくて迷っている人も多いような気がします。山内マリコ(以下、山内):私も結婚しろと親からプレッシャーをかけられたことはなくて、逆に自分一人で「どうにかしなきゃ」と焦ってた時期がありました。選択肢があるのはいいことだけど、答えの出ない悩みが増えるということでもあるから、キツいです。昔の映画なんかを観ていると、みんなベルトコンベアに乗せられているかのように異性を紹介されて、結婚して子どもを産んでいきますからね。それが幸せかはともかく、自分で考えなくていいという意味では、楽だったかもしれない。――以前、鈴木涼美さんにインタビューしたときにも、同じようなことをおっしゃっていました。人生の選択肢が増えたせいで、その道を選んだ責任を個人が問われるようになってしまった、と。今はまだ、「結婚しないのは自由だよ、でもそのせいで損したり困ったりしても君の責任だよ」と言われているような状況だと思うんです。そんな空気のなか、結婚せずにおひとりさまでいることを選べるかと言われたら、すごく勇気がいると思います。山内:その勇気がなくて、私は「彼氏欲しい!誰か紹介して!」と言いまくってましたからね。おひとりさまの道を行くぞと腹を決められたら、そんなことは言わずに済んだけど。結婚の形って時代によって変わって当然だけど、根強い昭和モデルが現状に全然マッチしなくなったことが問題かなぁと思います。みんながみんな結婚して家庭を持つわけじゃなくなった時代なんだから、国がどんどんそれに適応していくべき。――いまだに結婚を前提とした社会の仕組みや制度は多いですよね。山内:これまでの日本は、家事や子育てや介護などの“人をケアする役割”を、家庭に押しつけてきたんですよね。妻や母親といった女の人に、それを無給で担わせてきた。同じ仕事なのに、家族以外の人に頼めば給料が発生する仕事を、タダでしてもらってきた。結婚してなくても困らない社会にするためには、そこを変えなきゃと思います。――家庭を持たないと生きていくのが不利で不便になってしまうのも、おひとりさまにとっては生きづらい要因ですね。山内:『家族という病』(幻冬舎)という本も出ましたけど、検挙された殺人事件のうち、約半数は親族間で起きているんですよね。しかも、年々その割合は増えている。だから、「家族はいいものだ」「家族は仲良くあるべき」という押し付けも危険だと思います。家族と仲がいい人はどんどん大事にすればいいけど、「うちの家族はダメだ!一緒にいたらおかしくなる!」と思えば、遠慮なく逃げていい。そして家族から離れておひとりさまを選択しても、セーフティーネットがしっかりしてるから安心、というふうになればいいんですけどね。――会社だけ、家庭だけに押し込められ、追いつめられないようにするために、最近では「逃げ道をいくつか作って、依存先は分散させた方がいい」といった考え方が提唱されるようになりましたが、それについてはどう思いますか?山内:所属先や取引先をひとつにしないっていう意味なら賛成です。定年退職後の男性は、ちょっと気の毒なくらい人生のリスタートを迫られているし、専業主婦も実はリスクが高い。昭和モデルって男女がすごく偏っているから、そこのバランスを探るのは大事なことです。ひとつの仕事がダメになったときに経済的に困らないようにするため、複数の仕事を持つとか、そういうのはいいと思う。ただ、“依存先”と言われると、「ん?」と引っかかりますね。――と、言うと?山内:自分の精神バランスをいい状態でキープするために、人やコミュニティを使い分けるみたいな考えは、あんまり好きじゃない。いざというとき、孤立しないようにいろんなコミュニティにちょこちょこ顔を出す、みたいなやり方は、性格的に苦手なんです。1人の人と仲を深め合うのは好きだけど、大勢とそこそこ仲良くするのってあんまり得意じゃないので。人間関係を自分本位にコントロールしようとする人には、抵抗があるし、警戒します。1:1の関係が向いているなら居場所をたくさん持つ必要はない――居場所を複数持つ必要はないということですか?山内:私、友達に対してもそうなんですよ。すごく仲の良い親友が、別の人とも同じくらい仲良くしていたらちょっと嫌だなって思っちゃう。心が狭いのかもしれない(笑)。今はいろんなSNSを使い分けて別々のコミュニティに所属するのが当たり前なのかもしれないけど、私はポケベル世代なので(笑)。そんなにいろんな人に心開けないし、そんなにいろんな人と気が合うはずもないんで。しかも、ネットではそれが全部見えちゃうじゃないですか。Twitter上で知り合った人が、あっちにもこっちにも話しかけて仲良くなっていくのを見ると、なんか冷めてしまう。クラスで私が最初に声をかけた子が、いつの間にか私をすっ飛ばして人気者グループに割り込んで仲良くなっていくのを見ちゃった気分というか。やっぱり心が狭いんですかね(笑)。――1人の相手と濃密な関係を築きたいタイプなんですね。山内:昔から人間関係のキャパシティがものすごく狭いから、そのときどきで仲良くしている人が本当に1人とかしかいなくて、グループで仲良くっていうのができなかったんです。単純に、性格的に1対1の関係の方が私にとっては居心地がいいから、結婚も性に合っているのかも。――とはいえ、1人の人間の中にも多面性がありますよね。平野啓一郎さんが提唱した「分人化」(表面的な「キャラ」や「仮面」ではなく、「人格」と呼べるレベルで人間にはいくつかの顔があり、相手によってそれを使い分けているという考え方)のように、たとえば夫婦という関係性を維持するために夫に見せられない一面を、親友や別の人との関係で発散したい、という人もいるのではないでしょうか?山内:それってただの浮気じゃん(笑)。別の人が同性の友達だったらいいけど、そうでないパターンの方が多い気がする。リスクヘッジ、みたいなご大層なこと言っておきながら、結局ただのズブズブな不倫してそうな感じ。「分人」って、自分探しで答えの出なかった挫折感を抱えた世代への慰め、鎮魂、みたいな側面は好きなのですが、あんまりラジカルに人格を使い分けられたら困りますよ。私は、その人としかできない話をするような関係は、すごくいいと思うんです。その人とでしか達せない深みに行けるような関係性は、大いにアリだと思います。苦手なのは、それほど深い話ができるわけでもない人と、孤立したくないからと、だらだら一緒にいること。――入れ替え可能な人と浅く付き合っていても仕方ない、と。山内:私は信頼する相手には自分を全部丸出しにするので、1人で充分足りるんですよね。やっぱり親友と出会って、腹の底まで見せ合えるような付き合いをしたっていうのが大きくて、そのおかげで夫に対してもそういう付き合いができるようになった。親友と出会う前は、心の開き方とか、腹の底まで見せる付き合いとか、あんまりわからなかった。人に心を開くには訓練が必要で、それをせずにいきなり結婚してたら、夫にいいところを見せようとしたり、思ってもいない性格の良さそうな発言をしたり、無理してたと思います。親友との蜜月のおかげで、人と深く付き合う方法みたいなものを、知らず知らずのうちに学んでたってことですね。――心を開ける相手は1人いれば充分ってことですか?山内:私の場合はね。仕事じゃないんだから、人間関係をマルチタスクでやっていこうと思ったらキリがないし、逆に気が休まらない。友達のうち、本当に胸襟を開いた付き合いができていると思える相手って、片手で収まる人数だけど、それでも「多いな、ありがたいな」と思います。でもその人たちと、毎日メールしてるわけじゃない。何年も会ってない人もいます。なので、今のレギュラーメンバーは夫、という感じですかね。人脈が豊富な方が偉いという“つながり至上主義”の風潮はしんどい――最近は“コミュ力無双”というか、SNSとかでたくさんつながってる人の方が偉いみたいな風潮があって、疲れることもありますね。山内:それってなんか地元に帰ったみたい。地元ってそういう人いない?異常に人脈が豊富な人が、偉いオーラを出してる(笑)。携帯にどれだけ登録してあるかでランク付けしようとしてくる感じ。「友達100人できるかな」っていう昭和の強迫観念に、ツールがちょうどフィットしたんでしょうね。人数が露骨に可視化されるし。私も昔はTwitterでツイートしまくっていたけど、だんだんフェードアウトしてきました。Twitter上で知り合った人たちの飲み会に、私だけ撤退して参加しない、なんてこともある(笑)。コミュニティが大きくなりすぎると、居心地が悪くなって抜けちゃうんですよ。Facebookもやってないし、mixiもパスワード忘れてログインできないけど、今くらいがちょうどいいかも。人間が安定した関係を築ける仲間の数は150人が限界だっていう“ダンバー数”という考え方があるけど、私のダンバー数は、もっと定義がシビアなので、数も少なくて充分です。――つながりすぎはよくない、と。山内:楽しければいいけど、窮屈だなぁ、面倒くさいなぁと感じたら、やめた方がいい。やめて本でも読む方が、よっぽど自分のためになると思います。“つながり至上主義”に振り回されてるのは若い人が多いと思うので、なおさら。sacaiのデザイナーの阿部千登勢さんがインタビューで言っていたんですけど、結婚・出産をしたあとにブランドを立ち上げて、子育てしながらどうやって両立させたんですか、という質問に、「私、友達に一切時間を使っていないの」ってあっさり答えていたんです。仕事上で仲良くする人はいるけど、純粋な意味での友達には時間を割かなかったんだって。――そういう割り切り方もあるんですね。山内:私は“友情至上主義”を標榜してきましたけど、実際は、仕事と主婦業でてんてこまいで、最近は友達とろくに電話する時間もないんです。それぞれの環境も変わって、「寂しいなぁ」と思うこともあったんですけど、阿部さんのインタビューを読んで、逆にすっとしました。その時々の状況で、変わっていってもいいんだなぁって。――人間関係におけるマルチタスクやリスクヘッジは、かえって維持や管理が面倒くさかったりしますもんね。山内:いい友達がたくさんいるのは素晴らしいけど、どうもそう簡単にはいかない世の中になってるのでね。昔は、孤独や寂しさを豊かに埋めるためのものとして小説や映画や音楽があって、その世界の中に自分と近い人を探したり、孤独を分かち合えるようなものを見つけたりしていたけど、今はそのためのツールが、すべて誰かとのコミュニケーションとか関係性を通したものになってる。それってとても疲れるし、しんどいと思います。やればやるほど、落ち着かないんじゃないかな。無理に誰かとつながろうとせず、一人でいられる強さを持ってる方が、はるかにかっこいいですよ。――おひとりさまにも心強いアドバイスをありがとうございました!(了)Text/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月28日前回、恋愛よりも親友との出会いの方が人生にとって豊かな経験だったと語ってくれた作家の山内マリコさん。そんなマリコさんが、今の旦那さんと結婚したいと思えたのには、意外な方の助言があったようです。一方で、実際の結婚生活を営む上ではさまざまなジレンマも感じているようで、その葛藤が『かわいい結婚』(講談社)という小説にも反映されています。さて、マリコさんが思う“結婚相手の条件”とは……?対等なつもりでも気付くと夫の専属トレーナーに……――山内さんはご結婚されていて、現在は夫婦での生活が大きな“居場所”になっていると思います。今の旦那さんとはどういう経緯で結婚されたんですか?山内マリコ(以下、山内):付き合って2年くらいは別々に住んでいて、3年目に震災が起きたのをきっかけに同棲を始めました。どっちも地方出身だったから、肝心なとき近くに頼れる人がいないと怖いなと思って、「セーフティネットとして同棲しましょう!」と。それからさらに3年一緒に住んで、とりあえず籍だけ入れようと昨年結婚しました。――交際→同棲→結婚とフェーズが移行する過程で、やはり自分の“居場所”や役割が変わったという実感はありますか?山内:変わりましたね。交際の段階では超フリーダムでしたが、同棲始めたあたりで友達に割ける時間が圧倒的に少なくなってきて、結婚した今は、夫の専属トレーナーみたいな状態です。――結果にコミットしなきゃいけない、と。山内:ホントそんな感じ(笑)。もちろん自分が望んでしたことなんだけど、結婚するとなんだかんだで女の人に課せられる役割が重くて大変ですね。ゴキブリが出たら殺してくれるし、いるだけでセコムのような安心感はあるけど、基本は私がお世話係みたいになってて。家事分担の理想は5:5だけど、気が付くと8:2くらいになってるし。腹立たしいです。ごはんの好みもうるさいし、言わないと風呂に入らないし。大きなゴールデンレトリバーが抱きついてきてるような、重い荷物を背負っている感じがしますね。――大型犬と一緒(笑)。山内:犬だと思えばギリ可愛いから許せるかなぁ?という感じで(笑)。まあ、夫が家事をがんばっている時期と、サボっている時期によって、私の心のバランスもだいぶ変わってくるんですけどね。あまりにも夫がなってない時期は、腹をくくって一人で生きていくと思えたらどんなに楽でどんなに自由だろう……って考えたりもします。ないものねだりですね。“妻の役割”を果たしていない自分に後ろめたさを感じてしまう――でも、旦那さんは決して保守的な考えの持ち主というわけではなく、家事を分担してやることもお2人で了解して決めているんですよね?山内:ええ。夫は決してオラオラしてないし、亭主関白でもないし。生活費も折半しているので、別に養ってもらってるわけじゃないし。だから家事分担は5:5であるべきなんです!それでも、気が付くと怠けているから、私が自然とお世話係になってしまっている。あまりにもなってないと、「今月は家賃を払いません」とストを起こします(笑)。ただ、夫は勤め人で夜しか家にいなくて、私は一日中家で仕事をしているので、こっちの分が悪いんですよね。「これからは自分の洗濯物は自分で洗え!」と宣言しても、やってないと気になっちゃって、結局私が洗ってる。――私も以前、友人とルームシェアをしていたからわかるんですが、家事の分担って事前にきちんと決めていても、結局は衛生観念が低い方が得をするんですよね。山内:そうなのそうなの!(笑)気にならないもん勝ちなんだよね。気になるからやっちゃうんだけど、そうすると自分の時間が奪われたっていうストレスがすごい積もるんです。本当は、自由時間はすべて、本を読んだり映画を見たり、といったことに使いたいのに。(c)『かわいい結婚』(講談社)でも、別居婚や週末婚を選択するほど合理的に割り切ることはできなくて。こんな状況が一生続くのかな……とやりきれない気持ちになって書いたのが、『かわいい結婚』(講談社)という小説です(笑)。――ひょっとすると山内さんの中にも、心のどこかで「私がやらなきゃ」という役割を背負ってしまっている部分があるのかもしれませんね。山内:良妻賢母教育の呪いですよね。私たちの世代は親がたいてい専業主婦で、身の回りのことを全部お世話されて育ってきたから。自分がしてもらったのと同じように私もお世話してあげなくちゃ、と刷り込まれている部分は大きいかも。――“同棲”から“結婚”になっても、生活自体は変わらないと思うのですが、意識の上で変わったことはありましたか?山内:以前よりも、「もっと実家に顔を出そうよ」とか「お母さんに電話した?」とか、うるさく言うようになりました。放っておくと男の人って、親のことを完全スルーで生きてしまうので。夫の家族のことはすごい好きだし仲もいいんですけど、夫に皿を洗わせていると、夫のお母さんに悪いなあ……みたいな気持ちもちょっとあるんですよね。根本には、昭和の価値観が染み込んでるので。――旦那さんとはフェアな関係でありたいのに、一方では内面化してしまった“妻の役割”みたいなものに縛られ、後ろめたさを感じている自分もいる。そうして結局お世話してしまう自分にもまたいらだってしまう……引き裂かれた悩みですね。山内:ええ、今後の大きな創作テーマです(笑)。そういえば何年か前、『クローズアップ現代』で、「なぜ中高年女性が山登りにはまるのか」という特集をやっていたんです。そこでゲストの女性が、「家で皿洗いをずっとやっていると、たとえ夫が手伝ってくれてもそのやり方が気に入らなかったりして、小さなことでイライラしたりくよくよしてしまう自分が嫌になる。そういう日常の些細なもやもやをすべて忘れさせて解き放ってくれるから、山に惹きつけられるんだ」と言っていて、「超わかる!」と思った。ああ、これは私も10年20年経ったら、山行くなって(笑)。腹を割って話せる関係でないと結婚は難しい――同棲生活を経てご結婚された山内さんですが、「結婚って本当にした方がいいの?」「この人と結婚して大丈夫?」「もっといい人に出会えるのでは?」などと考えていくと、結婚するかどうしようか、なかなか決断に踏み切れない人も多いと思います。山内さんが結婚を決断された決め手はなんだったんですか?山内:実は、きっかけはジェーン・スーさんなんです。2014年の夏に、雑誌『TV Bros.』(東京ニュース通信社)でスーさんに誌上相談したときに、「こういう彼氏と同棲してるんですけど、このまま同棲でもいい気がするし、結婚するか決められないんです」って。で、東京では新しい友達もそんなにいないし、彼氏が一番親しくしている人だって言ったら、「なら、今のマリコさんには、彼氏が親友なんだよ」ってスーさんに言われて。その瞬間、彼氏だと思うとこの先どうしようともやもやするけど、同じ人を親友だと思って見てみたら、「ずっと一緒にいられるかも!」とポジティブな気持ちになれたんです。親友だったら、結婚しちゃってもいいかもなって。――“彼氏”とは結婚できないけど、“親友”となら結婚できると思えた、その違いはなんですか?山内:恋愛って、相手と腹割って話せなくないですか?腹の底を見せずに一種のまやかしを演じるのが恋愛だから、長続きさせるにはすごくエネルギーが必要だし。利害関係や支配関係が絡んで、フェアな関係でいるのは難しいと思うんです。恋愛感情をベースに結婚したら、それこそ夫に嫌われないように奴隷みたく家事をする生活になってしまう。関係性が恋愛ベースだと、より好きな方が負けだから、パワーバランスがすごくいびつで、不平等なんですよね。でもその点、友情はフェア!腹を割って話せる“親友”だと思えば、文句も意見も言えるなと、一気に結婚が「アリ」になりました。――対等であるためには“親友”にならないといけない、と。山内:夫のことは男性としても人間としても大好きだし、もちろん恋愛感情もあるけど、だからと言って機嫌とったりおもねったりはせず、バンバン主張します。彼にとっては耳の痛いことも(笑)。だから、あくまでも、気分的にはマブダチです。マブダチだと思ってからは、ケンカしてもすぐ仲直りするようになりました。前はいちいち「別れる!」とか言ってたのに。――最近さまざまな方に取材やインタビューをしていて、みなさんおっしゃるのは「恋愛感情と結婚生活は矛盾するもので、両立は難しい」という話。親友として成り立つ関係の人と結婚するのがいいという意見は、いろんな方から聞きます。山内:出発点は恋愛感情だけど、途中から友情という新たなフェーズに入って、腹を割れる関係性にならないと結婚は難しいですよね。その関係性だって流動的なものだから、毎日毎日きちんと会話をしてメンテナンスしていかなきゃいけないし。それと、恋愛にはどうしても「相手から性的に承認されることで自分の価値を確認する」みたいな側面があるけど、その欲望にはキリがないし、やり続けるのはしんどいから、自己承認をベースにするような関係は、どこかでやめた方がいい。若いうちはそんなこと言われても、「ハァ?」って感じだと思いますけど。――次回「心を開ける相手がいれば、無理して“居場所”を増やす必要はない」に続きますText/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月20日地方在住の女性が感じる退屈や閉塞感を描いた『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で一躍注目を集めた作家の山内マリコさん。8月17日には、擬人化した東京23区が自分語りをするユニークな小説集『東京23話』(ポプラ社)が刊行されます。そんな山内さんに、地元と東京、恋愛と結婚、家族、そして友情……と、ライフステージによって移り変わる女性の“居場所”のあり方について、全3回にわたってお伺いしました。地元のマジョリティの感覚からズレていた負い目があった――山内マリコさんの作品に登場する女性たちは、しばしば“東京との距離感”“地元への違和感”を常に抱き、自分の居場所を決めかねているように見えるのですが、その微妙な感情はどこに由来するのでしょうか?山内マリコ(以下、山内):私の場合は、単純にそこまで気の合う人が周りにいなかったのが大きいかも。仲のよい友達はいるんだけど、私以上に都会志向だったし、高校時代に付き合った人と結婚を考えるとかも、ありえなかった。「この人と離れたくないから地元に残りたい」みたいな出会いをしなかったぶん、地元を離れて一度リセットするのは、織り込み済みって考えていた気がします。大学を卒業した後のことなんてその時点では考えてなかったけど、たった4年の間にどんどん地元の街なかが寂れちゃって、4年生になったときに、地元に戻ろうとは思えなかったです。もう少し自由な空気を吸っていたい!って感じで。――寂れていく街を目の当たりにすると、確かに未来や希望は感じにくいですよね。山内:もう目に見えて寂れてましたからね。地元にいた頃よりも、明らかに店とか減ってるし。郊外には大型店がどんどん進出して買い物に困ることはないんだけど、飽きるんです。街自体が単調にできてるから、行動がどうしてもパターン化してくるというか。それが苦にならない人にとっては快適だし、まったく気にならない人もいるんだろうけど。地元は富山市なんですけど、戦争でかなり焼けてしまって、作り直しているから、歴史から分断されちゃったようなところがあるんですよね。車優先のつくりになっていて、生活するにはすごく便利なんだけど、その代わり単調で、情緒がない。それで十分居心地がいいと思っている人もたくさんいるけど、私はそうじゃなかった。ものの考え方とか、何が好きかとかも、大多数の人からはズレていたし、話の合う人も少なくて。そういうはみ出し者が、自然と地元を出るんです(笑)。居場所に“しがらみ”が生まれるのは地元もネットも同じ――地方にいても情報はどんどん入ってくるし、東京との文化資本の差を感じている人もいる一方で、地元にあるもので十分満足できる、いわゆる“マイルドヤンキー”みたいな人もいると思うんですが、その違いは何だと思いますか?山内:それ、私もわからないんですよね。私の兄が、同じDNAで同じように育ったはずなのに、どこで何をどうしたらこんなに違ってくるのかっていうくらいタイプが違うんですよ。確実に言えるのは、地元で堅実にやってる兄みたいな人の方が、マジョリティってこと!東京で地方出身者の人と話すと、それが逆転して、都会で仕事が楽しくて結婚とか後回しにしてる女子が主流、みたいになるんですけどね。でも地元基準では、私の方がおかしいんだ、ズレてるんだと、忘れないようにしなきゃいけないという(笑)。マイルドヤンキーを東京目線で批判的に見たりするのは、すごく傲慢だとも思っていて。地元になじんで楽しくやっている大多数の人たちの人生を否定する気はないし、あくまでも、私はそこでうまくやれなかったという負い目があるんです。――そういう人たちにとって、大きな“居場所”の役割を果たしてきたのがインターネットですよね。SNSなどの普及によって、地元でははみ出し者だと思っていた人も、ネットには同じ気持ちの人がたくさんいるんだと連帯できるようになった恩恵ははかりしれないと思います。山内:そうですね、私の場合はちょうどmixi全盛の時代で、映画の感想を書くと全然知らない人から感想がきたり、趣味が縁になってどんどんつながっていくのがすごく楽しかった。でも、その喜びってほんの一瞬で、すぐに面倒くさいしがらみになっていっちゃうんですよね。Twitterもそう。始めたばかりの頃は楽しくて無邪気にやっていたのに、すぐに「あ、この人めんどくさい」みたいな人が出てくるし、新しい出会いのツールのはずが、しがらみだらけの使い方をしてたりして、「なんだかなぁ~」って気持ちになる。――閉塞感から解き放たれていたはずのオンラインのつながりにも、必ずしがらみが発生しちゃいますよね……。山内:東浩紀さんの『弱いつながり』(幻冬舎)という本にも、ネット上のつながりの方がむしろ強固でしがらみが強い、といったことが書かれていました。“つながり至上主義”みたいになっているところを、いかに自分がちょうどいいと思える距離感で付き合うかはすごく大事。SNSもいいけど、近所の人にニッコリあいさつする方が、精神衛生的にはかなり健全ですから。“恋愛”による自己承認より縛り付けない“友情”に救われた――自己承認を得られる“居場所”というと、特に女の人はどうしても恋愛に走りがちだと思うのですが、山内さんは、恋愛よりもシスターフッド的な女性同士の友情を、小説では描きたいとおっしゃっていますよね。山内:バブルの頃から脈々と続く恋愛至上主義に毒されていると、「どれだけドラマチックな恋愛をしたか」が自分の価値、みたいな考えになりがちですよね。特に若い女の子は、恋愛を通して自分を承認してもらったり、自己を確立させようとするんだけど、そんな恋愛をさせてくれるほど、男の人も都合よくできてない。恋愛を否定する気はさらさらないけど、私の場合は、恋愛よりも女友達と味わった経験の方が全然楽しかったし、自分のためになったし、救われたんですよね。だから、それを書きたいという気持ちがあります。もし最高の大恋愛を経験していれば、その素晴らしさを説得力満点で書けたのかもしれないけど、してないし(笑)!でも、それを「人として劣っている」とか「女として可哀想」なんて、思う必要はないんです。――もしかすると、マイルドヤンキーのように地縁でつながった地元仲間との友情を大切にする人たちも、それと同じ感覚なのかもしれませんね。山内:たしかにそうかも。ただ私の場合、気の合う大事な親友と出会えたのは大学時代で、「その子とずっとそこにいるわけじゃない」という、流動的な関係性だからこそよかったと思っているんです。当時は、同じ大学に通って、住んでいる部屋も徒歩1分くらいの距離で、寝るとき以外はずっと一緒に過ごしていました。それこそ家族みたいに濃密な関係で、このまま離れたくない、この関係がないと生きていけないと思っていたんですが、卒業したら別々の場所で、自分の人生をはじめなくちゃいけない。結局、一緒にいたのは3年くらいでしたが、その3年間で十分大事なことは分かち合えた。離れてから、お互いがそれぞれの人生に飛び立って行けた。ずっと一緒にいたら、きっとお互いを縛り付けて、苦しくなってたと思います。――“居場所”は流動的に変わっていく方が健全だということでしょうか?山内:気が向いたらパァーッと別の土地に移って、そこでゼロから生活するっていうのが好きなんですね。関係性どころか、物理的にもその方が性に合っていて、「夢はマイホーム!」みたいな志向も一切ないです。ただそれって、地元に実家があって、そこでしっかり根が張られているからこそ、思えることなのかも。そのときの縁やタイミングで出会う人や“居場所”は変わる――そういえば最近、女子会やルームシェアといった女性同士のシスターフッド的な友情を描いた作品って多い気がします。漫画でいうと東村アキコさんの『東京タラレバ娘』(講談社)とか、鳥飼茜さんの『地獄のガールフレンド』(祥伝社)とか。ドラマ『問題のあるレストラン』も、女性だけのコミュニティを作ってレストランを営む話でしたし。山内:見てた見てた!大好きなドラマでした。『地獄のガールフレンド』もついこの間読んだばかりです。『アナ雪』あたりからちょっとしたブームですよね。世界的にそういう流れみたいで、アメリカでも恋愛映画を成立させるのは難しいらしいです。――山内さんにとって理想的なシスターフッドを描いた作品って、他に何かありますか?山内:『SEX and the CITY』が、今のこの流れの源流じゃないかな。それこそ大学を卒業して親友と離れた当時は、丸一年ひたすら『SATC』をくり返し見て、彼女たちのことを勝手に友達だと思っていました(笑)。――ただ、『問題のあるレストラン』も最後はレストランがつぶれてしまったように、楽園のようなコミュニティも永遠には続かなくて、やはり流動的な関係として描かれることが多いですね。山内:人と人が出会うタイミングって、奇跡みたいなもので、その奇跡が永久に続くことはないってことでしょうかね。それこそ私、まだ若くて心がスポンジみたいに柔らかい状態の頃に、親友と思える子と出会って、仲を深め合えたけど、今はもう人間として成型の段階でかなり固まってきてて(笑)、最後にヤスリをかけるような時期だから。もしも今、彼女と出会っても、そこまでの関係にはなれなかった気もします。やっぱり、引き寄せ合うタイミングが重要なんですよね。――そのときの自分のライフステージによっても、出会いたい人、出会うべき人は変わっていくし、“居場所”も変わっていいってことですよね。山内:うん、変わりますね。たぶん私、今はもうそんなに大きく価値観を揺さぶられるような人とは、かえって出会いたくないかもしれない。今そんな出会いがあっても、面倒くさくなって「ちょっと忙しいんで」とシャットアウトしてしまうかも(笑)。――次回「結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい」に続きます。Text/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月14日6月13日(土)、お笑い芸人の極楽とんぼ・山本圭壱と、元広島カープの投手で現在はプロ野球解説者として活動する山内泰幸が、広島市内のスポーツバーでトークショーを開催する。復帰後初のメディア登場が、広島カープ公認ファンブック「WE LOVE CARP 2015」内での金本知憲氏との対談となるなど、再開後もカープ愛あふれる活動が続いている山本圭壱。今回のトーク相手は、変則的なフォームと快刀乱麻のピッチングで今でもファンにも愛される山内泰幸とあり、突っ込んだカープ語りになることは必至だ。前評判に反し苦しい序盤戦となった今シーズンについてはもちろんのこと、山内泰幸が活躍した2000年前後のチームについてもたっぷり話を聞くことができそうだ。山内泰幸と山本圭壱の「だってカープが好きなんだもん」は6月13日(土)、LOUID SPORDEにて開催。チケットは好評発売中。
2015年06月04日ヒット舞台をスクリーン上映するゲキシネ『蛮幽鬼』の初日舞台挨拶が10月2日(土)、東京・新宿区の新宿バルト9で行われ、主演の上川隆也、共演の山内圭哉がトークショーを行った。昨年9月〜11月に東京、大阪で上演された「劇団☆新感線」の舞台で、アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」をモチーフに無実の罪で幽閉されていた監獄島から脱走した男・伊達土門(上川さん)の復讐を描く物語。山内さんはMCを務め、冒頭、上川さんの「取材の方もいらっしゃっていて…」の言葉に思わず「今日、内野さんは来ませんよ」と本作とは関係ない、W不倫と飲酒運転疑惑の渦中にある、俳優仲間の名を口走り、上川さんから「止め!」と一喝されて苦笑い。一方で、観客から事前に寄せられた質問に回答する場面も。謎の殺し屋を演じた堺雅人との共演の感想について、山内さんは「(堺さんは学生時代)体育が2やったんですって。リー・リンチェイ(=ジェット・リー)みたいな役なのに。最初の本読みの日、真っ青になっていましたよ」。上川さんも「ひとつ公演が終わるたびに、必ず堺とお風呂に入っていた堺の全てを知る男として君臨していますが…」と前振りし、「だんだんマッチョになっていくんです。いわゆる細マッチョです。モヤモヤと想像してください、堺の穏やかな顔の下にマッチョな体ですよ」と暴露合戦。満場の女性ファンを悩ましい気持ちに誘った。『蛮幽鬼』は新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:蛮幽鬼 2010年10月2日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© 2010 松竹、ヴィレッヂ■関連記事:『蛮幽鬼』上川隆也×稲森いずみ舞台に立つ“覚悟”と舞台裏の意外な“素顔”ゲキ×シネ『蛮幽鬼』で堺雅人の魅力的な“ギャップ”が際立つ!アンケート結果発表「マークスの山」に高良健吾!高山ロケにベテラン俳優陣は恨み節迫力の映像と音で演劇を堪能せよ!『蛮幽鬼』特別試写会に40組80名様ご招待「殺陣の振り付けを一度で覚えちゃう」上川隆也早乙女太一を大絶賛
2010年10月02日