●本気の酸欠になってしまう激しい収録現場今年6月に公開されたCGアニメーション映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』のBlu-ray&DVDの発売とデジタル・セル配信が12月5日よりスタートした。本作は、1985年から1990年にかけて漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)にて連載された車田正美氏原作の『聖闘士星矢』をCGアニメーション化した作品。原作・TVアニメともに非常に人気の高い、青銅聖闘士(ブロンズセイント)と黄金聖闘士(ゴールドセイント)の激闘が繰り広げられる「聖域十二宮編」が描かれ、「車田正美・熱血画道40周年記念映画」として車田氏自らがタイトルを命名している。監督は『TIGER&BUNNY』シリーズなどで知られるさとうけいいち氏、脚本は鈴木智尋氏が担当。一新されたキャラクターや聖衣(クロス)のデザイン、豪華な声優陣など大きな話題となった。今回はBlu-ray&DVD発売に合わせて、ペガサス星矢役の石川界人、アンドロメダ瞬役の岡本信彦に、作品の魅力や収録のエピソード、お互いの関係性などについて話を聞いた。──お二人は『聖闘士星矢』世代よりはやや下かと思いますが、作品についてどのようなイメージを抱いていましたか?石川界人:TVアニメは観ていないのですが、王道・熱血というイメージで、少年漫画におけるバトルものの土台を作った作品が『聖闘士星矢』だと聞いていました。岡本信彦:石川さんと同じことを聞いていて、付け加えるなら聖衣(クロス)を装着して、ファンタジー。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で言えば『ドラゴンボール』よりはファンタジー寄りの作品と捉えていました。──『聖闘士星矢』への出演が決まり、上の世代からの反響はありましたか?石川:スタッフさんに「ニュース見たよ!」とか、先輩から「あ、同じ星座だね」と言われたり。期待度、注目度が段違いの作品でしたね。岡本:TVアニメでは大御所の先輩たちが出演されていましたし、とにかく声優業界の注目度は高いです。どこの現場へ行っても「収録始まったの?」「劇場版の調子どう?」と気にかけていただいて。──ファンと業界、ともに注目度が高い作品となりましたが、収録現場での印象的なエピソードは?岡本:とくに星矢(石川)は酸素がね……(笑)。石川:星矢は叫ぶシーンが特に多かったんです。最後にはひときわ長い叫びのシーンがあり、完成した映像では星矢の顔が入れ替わるカット単位で声が聞こえますが、実際の収録ではずっと叫び続けていました。結果、酸欠になってしまい、スタッフさんにご迷惑を……。──「酸欠になりそうでした」ではなく、本気の酸欠になってしまう激しい収録だったと。石川:酸欠になると本当に目の前がブラックアウトというか、暗くなるんだなということを初めて経験しました(笑)。──アフレコで石川さんはOKが出ても、自分で納得できないシーンにはもう一度やらせてほしいと志願していたとお聞きしています。石川:実際のシーンで星矢がふらついていなくても、演じている僕がふらついてしまったわけで……自分の体調やコンディションが星矢に影響を与えてしまってはダメです。自分がふらつかずにやり続けるしかないと思い、そこは妥協せず監督にお願いしました。●岡本「星矢に対する"想い"の部分で爪あとを残そうとした」──舞台あいさつなどでは、そのあたりを山寺宏一さんをはじめとした先輩たちにいじられていましたね(笑)。石川:ええそれはもう! でもいじっていただけないとおいしくない部分もちょっとあります(笑)。岡本:「ほんと界人君は大変でした……」というテンションだとイメージ悪くなるしね(笑)。おいしくいただかないと。石川:おいしかったです(笑)。ネタにしてくれるのが先輩たちの優しさだと思います。──では、岡本さんはどうでしょう。アンドロメダ瞬を演じて印象的なシーンや収録のエピソードなど。岡本:色々とありますが、瞬の見せ場はシーンとしては結構限られてきます。そこを物語が進行するままにさらっと演じてしまうと、印象が薄くなってしまいそうだという感覚はありました。通常の作品なら"役割"を意識して割り切ることも必要ですが、『聖闘士星矢』という作品であるなら、昔からの瞬ファンも大勢います。だから、何か"爪あとを残す"ということは意識しました。感情の入れ方もわかりやすく直情的にして、星矢に対する想いは全面に、強めに出そうと思っていましたね。──具体的にはどのシーンになりますか。岡本:それは明確で、ひとつは倒れたあとに「自分は弱い」と言って立ち上がるシーン。もうひとつは星矢に小宇宙(コスモ)を与えるシーンです。飄々としてさわやかで、辛さを出さずに笑顔で乗り越える普段の瞬をベースにおきつつ、感情をむき出しにする――そんなイメージです。──瞬には、何度も何度も傷めつけられ、その後の一輝がカタルシスを開放するという一種の様式美のような部分もあるので、難しそうですね。岡本:そうなんですよ! だから戦いではなく、星矢に対する"想い"の部分で爪あとを残そうと決めていました。──石川さんは瞬から星矢への想いを感じました?石川:感じましたよ! 普段の信彦さんからも僕への想いというものを感じているので(笑)。岡本:それはあるね(笑)。界人君への想いはある。とってもある。心配になる奴……というのがあるね。いつか(収録中に)死ぬんじゃないかなと思うこともあったり。石川:迷惑ばかりかけて申し訳ないです……(笑)。真面目な話をすると、その想いを僕が肌で感じられていたかといえば、できていなかった部分もあります。というのも、自分のことに必死になりすぎて、周囲が見えなくなってしまう。星矢もアテナを護ることしか頭にないし、周りに諌められるぐらい焦っている。僕自身もこの作品を良い物にするためにどうすればいいのか、今の自分の力が足りていないなら作品の中で成長するしかないという思いが強かった。そういう部分を見た先輩たちも、こいつ焦ってて必死だからフォローしてあげようと思ってくださったのかな……と思います。──役者陣も錚々たる黄金聖闘士たちですが、その中でこいつは勝てないな! と思った相手はいますか?石川:これは非常に難しい質問……。岡本:どの方も本当にすごいですから。石川:唯一戦っていないシャカはどういう強さがあるのかわからないし、あの力を見ていると勝てないんじゃないかな……という感じはありますね。──星矢があれだけ苦戦したアイオリアを簡単に止めましたからね。石川:「目を覚ましなさい」で一瞬ですからね(笑)。岡本:往年のファンに聞くとみんな「シャカはクソ強いから!」って言うんですよ(笑)。後はムウさんでしょう。仲間に近い立ち位置だから良いものの、星矢も軽くあしらわれていました。敵だったら為す術ないなと。石川:アフロディーテを一瞬で葬ったサガは本当に強い。正直サガには勝てないな……と思っていましたが、星矢は勝ってしまいますから。──星矢の力あり、仲間やアテナの力ありの激闘でしたね。石川:そうですね。星矢は仲間たちの力を借り、僕も出演者の力を借りて。それこそ(サガ役の)山寺さんの力も借りていたと思うんです。山寺さんに引き出してもらった力でサガに勝つことができたというか。●二人が収録中や普段の生活で小宇宙を感じる瞬間とは?──アテナはおふたりから見てどうですか?石川:やっぱり女神ですからね、かわいい! そしてまっすぐ。岡本:間違いなくかわいい。守りたくなる気持ちはわかります。蓋を開けてみるとすごく誠実な子で。女神にふさわしい女の子だな、正義の心を持った少女だと思います。石川:いざという時の力もありますよね。アイオリアと対峙するシーンで謎の強大な敵に対して、コスモが溢れ出す。あれだけ自分の想いを筋を通して言うことができるのは、やはり女神の資質でしょう。──石川さんと言えばショートカット好きの印象がありますが、アテナの髪はショートとロングどちらが好きですか?岡本:そう(ショートカット好き)なの?石川:なんですか! 石川=ショートカット好きみたいな! そういう質問は初めてだな(笑)……ショートカットが好きなのは本当ですが! なので、もちろんショートがいいです。しかもその時のアテナは、ショーパン(ショートパンツ)を履いていますからね! 物語の後半で戦闘があって、ちょっとタイツが破れたところの太ももとか、すごいいいなと思います(笑)。よく見ていただけば、沙織さんの体調低下に伴い汗を書いていく描写があるんです。そういう細かい描写も見てもらえたらと思います(爆笑)。岡本:界人君のようなこだわり派はね、是非Blu-rayでコマ送りにして見てもらいたいと思いますね(笑)。──お二人が収録中や普段の生活で小宇宙を感じるのはどんな時でしょう?石川:僕が信彦さんから小宇宙を感じるのは、手押し相撲とか、テーブルゲームをやっている時です。いつもふわっとして包容力があって、色々なフォローをしてくれる先輩ですが、ゲームとかをやる時はサガのように強大な敵になります。岡本:楽しくなってくるというか、ゲームなどの勝負ごとは本気でやった方が絶対楽しい。あ……でも収録の合間でゲームをやると、本気になりすぎて自分のテンションが上昇してしまうので、後の収録を考えて流します(笑)。カメラが回っていない場所の本気ゲームはもう全力ですよ!石川:遊びと仕事をきちんと分ける信彦さんです。──では岡本さんが石川さんから小宇宙を感じるのは?岡本:ディスカッションをしている時ですね。あ、これリアルすぎるかな?石川:リアルすぎるなー(笑)。岡本:監督やディレクターと演じるキャラクターについて議論していて、演技の捉え方が違っていると納得いくまでぶつかっていく姿には小宇宙を感じますね! お互いにいいものを作ろうというパワーが混ざり合うので、普通に収録する時よりもさらに星矢の演技に力を感じたんです。──では最後に、改めて『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』Blu-ray&DVDの見どころを教えてください。岡本:もちろん全部! と言いたくなりますが、ポイントは星矢が何度でも立ち上がるところ。誰もが子供の頃に憧れるヒーロー像というのは、立ち上がり、逆境に向かっていく姿だと思います。大人は子供の頃に描いていたヒーローを思い出し、子供は理想の男の姿を見られると思うので、幅広い世代の方が楽しめる作品に仕上がっています。星矢を通じて皆さんに勇気を届けられたらと思います。石川:この作品で見てもらいたいのは、画の力。細部まで作りこまれていて、たとえば聖域(サンクチュアリ)の街並みもBlu-rayの画質で見るとより精巧なんです。普通の背景として頭の中で処理してしまうものがここまで作りこまれているんだ――これが日本のアニメ技術、CG技術なんだということを知ってもらいたいです。その画に負けないように、我々も全力で熱いものをマイクに乗せていますし、BGMであったり、効果音であったり、相乗効果でよいものになっていると思うので、改めてご自宅でも楽しんでもらえたらうれしいですね。(C)2014 車田正美/「聖闘士星矢」製作委員会
2014年12月05日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』(構成・編集:庵野秀明)の予告映像が公式サイトで公開された。『安彦良和・板野一郎原撮集』は、その名の通り、今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターの安彦良和氏、板野一郎氏の原撮集となる。安彦氏を師と仰ぐ板野氏は、"板野サーカス"と呼ばれる誘導ミサイルの変態的な軌道や機動メカの高速運動などの独自の演出手法を編み出したことで知られ、安彦氏は言わずと知れた『機動戦士ガンダム』 のキャラクターデザインおよび作画監督を担当したアニメ界の巨匠。両氏は例えば、2015年2月28日から全国13館にて2週間限定でイベント上映される『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』にも、共に名を連ねている。(総監督:安彦氏、演出:板野氏)今回の作品は、視聴者のみならず、現在のアニメ業界にも多大なる影響を与えた両氏の功績を称え、その原画を映像作品として後世に残すべく第5弾作品として企画されたという。公開された予告編は、一枚のキービジュアルに山寺宏一のナレーション、そして『機動戦士ガンダム』タイトルコールのBGMが流れるという、これまでの予告とは一線を画した構成に。本作の構成・編集は庵野秀明監督が担当し、制作はスタジオカラー、製作・著作はサンライズ。12月5日に本編の公開が予定されている。また、12月8日22:00~23:00には動画サービス「ニコニコ生放送」にて「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回が放送。製作陣が『安彦良和・板野一郎原撮集』に込めた思いなどが語られるという。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回放送日時:2014年12月8日(月)22:00~23:00(予定)番組URLはこちら番組内容:「安彦良和・板野一郎原撮集」について(C)創通・サンライズ
2014年12月01日小児がんをテーマにした映画『ゆめはるか』の完成披露試写会が11月29日(土)、東京都内で行われ、主演を務める「第13回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリ受賞者で女優の吉本実憂、共演の山村美智、高橋美波、山寺宏一、五藤利弘監督らが登壇した。映画初出演にして初主演を飾った吉本さんは「初主演が決まったことは家族も喜んでくれた。自分で演じていながら、完成した作品を観た時には、目に見えない大切なものを教えてもらったと感じた」と感無量の様子。また吉本さんは、母親役の村山さんから「寒い中でパジャマ一枚の実憂ちゃんに『大丈夫?』と聞いたら、足を震わせながらも『寒さに強いんです』と言ったり…。美少女コンテスト(のグランプリ)は、性格が美女ではないと出来ないと思った」と現場での立ち居振る舞いを絶賛されると「自分の自信になります。自分が思うよりも人って見てくれているので、一緒にお仕事をさせて頂いた方に言われると嬉しい」と満面の笑みを浮かべていた。父親役の山寺さんも「娘は父親に似ると言うけれど、ここまで可憐な娘がいたらと嬉しかった」と笑わせながら、「実憂ちゃんはこれからどんどん出てくるだろうし、記念すべき作品で父親をやらせてもらったことは自慢したい。“吉本実優伝説”の始まりです」と太鼓判。吉本さんが「役をもらえるならば、どんどんぶつかっていきたい。連続ドラマの主演?いただけたら嬉しい」と女優業に更なる意欲を見せると「どんどん羽ばたいてもらって、いつの日か『また共演したい』とポロッと言ってほしいね」と未来ある17歳の新人女優にゴマをすっていた。同作は、2008年に肝細胞がんで亡くなった、メタルバンド「LOUDNESS」のドラマー・樋口宗孝さんの追悼プロジェクトとして制作された感動のドラマ。ジュニアオリンピック出場を期待されるほどの短距離走記録を保持する女子高生・遙(吉本さん)が、志半ばで脳腫瘍を患うものの、家族や友人、主治医らの励ましによって、辛く厳しい治療に立ち向かっていく姿を描く。映画『ゆめはるか』は12月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月29日日本俳優連合(以下、日俳連)に所属する声優たちが東日本大震災の被災地復興支援活動して毎年開催している「チャリティー・イベント東日本大震災復興支援2014」が24日、東京・西新宿の芸能花伝舎にて開催された。このチャリティーイベントは、約2,700人の俳優が所属する日俳連の外画部(洋画の吹き替え中心の声優)、動画部(アニメーションの声優)に所属する声優たちが中心となって開催。日俳連は2011年の東日本大震災発生以来、継続的に復興支援活動を行っており、チャリティイベントの開催は今回で3回目となる。今年の会場は小学校跡地ということで、文化祭のような出店やバザーなども展開。被災地の岩手県、福島県、宮城県の地元生産者による出店や物産品販売エリアも設けられ、地元生産者とともに声優たちが物販を協力して行い、会場には終始賑やかな声が響いていた。このほかにも声優たちが日用品を持ち寄ったプレミアムなバザー、さらにはアニメ製作会社と協力して『ワンピース』や『TIGER&BUNNY』の原画や台本、設定資料、グッズなどを展示する「激レア!?展示会」も。そして、今年1月27日にこの世を去った『サザエさん』の磯野波平や『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビなどを演じた永井一郎さんが、生前に描いた油絵の特別展なども用意されていた。展示以外にも『うる星やつら』ラム役の平野文、諸星あたる役の古川登志夫、温泉マーク役の池水通洋による「うる星トーク」、『機動戦士ガンダムZZ』のマシュマー・セロや『天空戦記シュラト』の天王ヒュウガ役などで知られる堀内賢雄の「賢雄の部屋」などのトークステージ、若本規夫や草尾毅、田中真弓らによるサイン会なども実施された。声優たちの私物を提供したプレミアムオークションには、『アンパンマン』や『宇宙兄弟』『TIGER&BUNNY』『黒執事』などの出演者による寄せ書き色紙や制作スタッフによるイラスト入りサイン式、さらには大御所声優の野沢雅子愛用のジャケットやサインといったお宝アイテムの数々も登場。激レアなアイテムとはいえ、5,000円単位でポンポン価格がつり上がっていく様子に、司会の山寺宏一や山口勝平らもタジタジ。記録係の『TIGER&BUNNY』で虎徹役や『宇宙兄弟』の南波六太役でおなじみの平田広明も、自身の出演作品のオークションでは思わず飛び出して商品の解説を行っていた。ステージ出演などを終えた声優たちは、そのままバックヤードに入らずにイベント会場に姿を見せ、来場者たちからの握手やサインといった要望に気さくに応じていた。イベントの収益は、岩手県、宮城県、福島県の各災害対策本部の寄付される。実行委員長の島田敏は、「チャリティー・イベント東日本大震災復興支援2014」について「今年も多くの人に協力をしていただき、開催することができました。参加希望の応募もたくさんいただき感謝しております。来年については、まだ白紙の状態ですが、支援は続けていきたいと思っています」と、今後も継続して被災地支援を続けていくという。
2014年11月27日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第2弾作品『HILL CLIMB GIRL』が、公式サイト上で公開された。第2弾作品『HILL CLIMB GIRL』は、『鷹の爪』リーズで著名なDLEにて「ユルアニ」内の作品や『監督不行届』などで知られる谷東監督と、スタジオカラーにて『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズを担当した3Dディレクターの宮城健氏がタッグを組み、自転車細部のモデリングをはじめ、自転車が駆け抜ける音など、ロードバイクの疾走感を表現したフル3DCGアニメーション作品。プロのロードレーサーに憧れるほど自転車好き女子高生ひなこが、学校まで同級生の男子とママチャリで競争で連戦連敗の中、選手のレース映像から勝利のヒントを得て勝負に挑んでいく。声優は、第一弾作品『龍の歯医者』と同様、山寺宏一と林原めぐみの2人だけで登場キャラクターの声を担当している。また、11月17日には谷監督、宮城氏に加え、アニメ特撮研究家の氷川竜介氏を迎えて、特別番組「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」を動画サービス「ニコニコ生放送」にて生中継。解説や制作秘話など「HILL CLIMB GIRL」にまつわる話が語られるという。「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。<ニコニコ生放送番組概要>■番組名:「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」■放送日時:2014年11月17日(月)22時~23時(予定)■番組URLはこちら■出演者:谷 東氏、宮城健氏、氷川竜介氏(アニメ特撮研究家)■放送内容:ゲストに「HILL CLIMB GIRL」監督を務める谷 東さん(過去には「鷹の爪」シリーズで著名なDLEにて「ユルアニ」内の作品、「監督不行届」他を監督。)と、「HILL CLIMB GIRL」制作を務める宮城健さん(過去にはスタジオカラーにてヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズを担当)をお迎えして、解説や制作秘話など「HILL CLIMBGIRL」にまつわるお話をうかがいます。(c)2014 nihon animator mihonichi, LLP.
2014年11月14日「宇宙戦艦ヤマト」のTVシリーズ第1作をベースに、新たなスタッフで制作した「宇宙戦艦ヤマト2199」のすべてが詰まったムック本『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』が11月26日(水)に発売される。イラストギャラリーをはじめ、ヤマト第1作を現代的にリメイクしたTVシリーズ(2013年)クロニクル、10月公開の総集編となる映画「追憶の航海」解説、そして12月6日(土)公開の完全新作映画「星巡る方舟」の新設定完全紹介など、「2199」シリーズの魅力を凝縮。新作映画の総監督を務める出渕裕や、総集編のエンディング主題歌を唄う水樹奈々、中村繪里子、内田彩ら豪華声優陣のインタビューも満載で、表紙はTVシリーズのエンディングイラストを手がけた漫画家・麻宮輝亜による最新描き下ろしとなっている。現在「BOOKぴあ」では、予約購入者特典として表紙イラストのオリジナルクリアファイルがもらえるキャンペーンを実施している。■『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』2014年11月26日(水)発売1350円(税込)ぴあ<コンテンツ内容>◎「宇宙戦艦ヤマト 2199 星巡る方舟」新設定全紹介◎7大スペシャルインタビュー・出渕 裕総監督・結城信輝・宮川彬良・山寺宏一・水樹奈々・中村繪里子・内田 彩◎描き下ろしイラスト◎濃縮「宇宙戦艦ヤマト 2199」クロニクル◎「2199」プラモデル完全ガイド他※麻宮騎亜描き下ろしB3ポスター付★BOOKぴあ予約購入特典★麻宮輝亜描き下ろし表紙イラストのオリジナルクリアファイルプレゼント(送料無料)■『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』12月6日(土)より公開
2014年11月13日ドワンゴとカラーが共同で進める短編アニメシリーズ企画「日本アニメ(ーター)見本市」において、第二弾作品となる『HILL CLIMB GIRL(ヒルクライムガール)』の予告編映像が、11月10日より公式サイトにて公開された。「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。今回公開されたのは、同企画第二弾作品となる『HILL CLIMB GIRL』の予告編映像。本作は監督・谷東氏と3Dディレクター・宮城健氏がタッグを組んだフル3DCGアニメーション作品となっており、第一弾作品『龍の歯医者』と同様、山寺宏一と林原めぐみの2人だけで登場キャラクターの声を担当する。両氏は「日本アニメ(ーター)見本市」の立案者である庵野監督たっての希望で、全作品のキャラクターの声を担当することに決定しており、11月10日にニコニコ生放送で放送された「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の番組内で以下のとおりコメントを発表している。山寺宏一:素晴らしい企画! さすがカラーさん! 注目を集めれば、そこから才能あるクリエイター達が世界に羽ばたいて行く事でしょう! えっ? 声は二人? そりゃ大変有難いし、林原さんとなら面白いと思うけど、全部ってのは無理があるんじゃない? そのせいで作品の足引っ張る事になりゃしないか? いや、庵野さんがそう言うなら喜んでやらせて頂きます。林原めぐみ:「でた!!」と思いました。そういう役回りかと……。我々は……。光栄です……たぶん。本当に……。壮大なパイロットフィルム制作にお付き合いするという事と理解し、キッズアニメも、萌え? も、グラフィックスも、歴史物も、日本のアニメの幅の広さ、奥行き、個々の才能、技術、などなどを、ある意味、即行、世界に発信するにはネットはもってこいですものね。日本のアニメ(スタジオカラー制作の)世界へのプレゼン? と私は理解しました…違う?二人の起用について、庵野監督は「作品ごとに必要なキャストを毎回揃える事態は、スケジュール的にも予算的にもまるで現実的ではない」という理由がきっかけだったとしているが、次々と完成する作品を目の当たりにし、「(2人を選んだ)その直感は正しかったと実感しています。やっぱ、巧いです。凄いや、あの二人!」となどコメントし、絶賛している。なお、11月17日にはニコニコ生放送で「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」(第2回)を放送。番組では「HILL CLIMB GIRL」を手掛けた谷東氏、宮城健氏、アニメ特撮研究家の氷川竜介氏が出演し、同作の制作秘話や、3DCGの魅力について話を聞くという。番組名:「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」放送日:2014年11月17日(月)放送時間:22:00~23:00(予定)出演者:谷東氏、宮城健氏、氷川竜介氏(アニメ特撮研究家)番組ページはこちら
2014年11月11日ドワンゴとカラーが日本アニメーションの可能性を探るために進める共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」の第一弾作品『龍の歯医者』が、11月7日より公式サイトにて公開された。「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴可能。今回公開された第一弾タイトル『龍の歯医者』は、本作が監督デビューとなる小説家の舞城王太郎氏とアニメーターの鶴巻和哉氏がタッグを組み、龍の歯医者になろうとする少女の冒険が描かれる。声優は、山寺宏一と林原めぐみが担当。また、「日本アニメ(ーター)見本市」で配信される作品を語る番組『日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-』が、11月10日22:00から「ニコニコ生放送」で放送される。第1回放送は、アニメ特撮研究家の氷川竜介氏が出演し、本作のアニメーション演出を手がけた鶴巻和哉氏と、キャラクターデザインを担当した亀田祥倫氏がゲストとなり、作品に込めた思いなどを語り尽くすという。そして動画サービス「niconico」では、庵野秀明氏がデザインしたイメージキャラクターの「(ーター)くん」や、鷺巣詩郎氏が作曲した「P222demo」(「エディットA」か「エディットB」)を活用して作られた日本アニメ(ーター)見本市の「オープニング映像」を特設投稿サイトにて募集。応募資格はニコニコアカウントの保有で、作品内容は規定はせず、1分程度の長さに収めることが条件となる。応募期間は11月7日~ 2015年1月5日12:00まで。応募された作品は、スタジオカラーのクリエイターたちが選考し、順次公開作品のオープニング映像として発表されるという。なお、特設投稿サイトでは、庵野秀明監督が描いた「絵コンテ」や、それをもとにスタジオカラーのクリエイターたちが制作した「オープニング映像」、(ーター)くんの「立体データ」が参考資料として公開されている。(C)2014 舞城王太郎/nihon animator mihonichi, LLP.(C)nihon animator mihonichi, LLP.
2014年11月09日映画『西遊記~はじまりのはじまり~』日本語吹替え版の完成披露試写会が11月4日(火)に都内で開催。ボイスキャストを務めた斎藤工、貫地谷しほり、山寺宏一らが登壇して舞台挨拶が行われた。『少林サッカー』『カンフーハッスル』などで監督・俳優として活躍し世界的な支持を集めるチャウ・シンチーの最新作。妖怪ハンターの玄奘が孫悟空、猪八戒、沙悟浄らと出会い、天竺へと旅することになる「西遊記」のきっかけとも言える物語が展開する。この日、登壇陣は役のイメージに合わせた衣裳で登場。紫色の僧衣姿で歓声を浴びた斎藤さんは「これを着るのは最初で最後かと…」と少し照れくさそう。玄奘の声で声優初挑戦となったが「後悔させない自信があります!」「オリジナル版がライバル。吹き替え版の方が面白いという自信がある」と力強く語る。映画オリジナルキャラクターで、玄奘に恋する妖怪ハンター・女頭領の声を担当した貫地谷さんは、以前からチャウ・シンチーについて「とにかく面白い!あと、顔が好き!」とすっかりファンの顔で語り笑いを誘う。ちなみに、斎藤さんと貫地谷さんは同時期に俳優の養成所に通っていたことがあり、斎藤さんは「貫地谷さんは先輩なので、ご一緒できて嬉しい」と語る。年齢的には年下の貫地谷さんは「3か月だけですよ!」と慌てて返すも、斎藤さんは「先輩は先輩なので足向けて寝られません」と笑顔で語っていた。山寺さんは「孫悟空に憧れていた!」と語り、「53歳にしてこの格好が出来て嬉しいです」と如意棒を手にご機嫌。以前より、チャウ・シンチーの日本語吹替えを担当しており、本人とも直接言葉を交わしたことも。本作では監督に集中するためにチャウ・シンチーは俳優としての出演はないが、それでも声優として呼ばれ、孫悟空を演じられることに感激しきりだった。そして、「ハリセンボン」の近藤春菜と箕輪はるかが猪八戒と沙悟浄として登壇!春菜さんはわざわざ肉襦袢までお腹に仕込んでの“変身”をツッコまれ「地じゃねーよ!」と、おなじみのキレ芸で会場を沸かせる。2人は当初より声優としてオファーを受けていたが、完成披露のこの日まで「何の連絡もなく声もまだ録っていない」とのこと。春菜さんは「今日、ここで収録するのかと…」「私たちだけ劇場で生アテレコ?」と困惑気味だったが、実は2人が演じると信じていた猪八戒と沙悟浄はオリジナル版でもセリフはゼロ!2人の起用は「声優」ではなく、あくまで「イメージキャスト」となった。当初「『豚じゃねーよ』『カッパじゃねーよ』と否定し続けていたら、本家に認めてもらえた!なら引き受けましょうと思った」と喜びを語っていた2人だったが、これには再びブチ切れ!「早く言えよ!こっちは(アフレコのために)高いハチミツ飲んで来てんだ!」(春菜さん)、「この肩書きも初めて。“イメージキャスト”って何?」(はるかさん)と語る2人の姿に会場は爆笑に包まれた。隣りに立つ斎藤さんも、2人のやりとりに失笑。司会者から「(ハリセンボンが)うるさいなと思ってますか?」と尋ねられ、「思ってます(笑)」と認めると、会場は再び笑いに包まれた。『西遊記~はじまりのはじまり~』は11月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日映画『西遊記~はじまりのはじまり~』の日本語吹替版完成披露試写会が11月4日に都内で開催され、日本語版のボイスキャストを務めた斎藤工、貫地谷しほり、山寺宏一、ハリセンボンの近藤春菜と箕輪はるかが上映前の舞台あいさつを行なった。その他の写真『少林サッカー』が世界的ヒットとなったチャウ・シンチー監督の久々の新作で文字通り『西遊記』の“はじまり”を描いた本作。妖怪ハンターだった玄奘(のちの三蔵法師)、孫悟空、猪八戒、沙悟浄の出会いが綴られる。登壇陣は役柄のイメージに合わせた衣裳で登場。斎藤は慈悲深い妖怪ハンターの玄奘の声を担当したが「初めての挑戦で不安だった」と胸の内を吐露。脇役の声優陣にも野沢雅子、羽佐間道夫ら大物声優が名を連ね「素人っぽさが際立つと思ったけど、選んだ人の責任なので(笑)、楽しもうと思ってやりました」と振り返る。完成した作品については「ライバルはオリジナル版。吹替版の方がおもしろい自信が正直言ってあります!」とオファー当初の心境とは打って変わって自信をのぞかせる。貫地谷は「ついに来たか!と思った」と待ちに待った声優挑戦の喜びを語る。元々、チャウ・シンチーのファンだったそうで「とにかくおもしろい! あと顔が好き(笑)」とも。ちなみに斎藤と貫地谷は同じ時期に俳優の養成所に通っていたそうで、斎藤は「(貫地谷は)先輩なので共演できてうれしい」と語るが、年齢的には斎藤よりも年下の貫地谷は「(先輩なのは)3か月だけですよ!」と慌てた。山寺は、以前からチャウ・シンチーの作品で彼の吹替えを担当しており「ひとつ違いですが大尊敬してます!」と語る。本作では製作に専念するため、シンチー自身は俳優としては出演していないが、それでもこうして声優として参加できることに「うれしいです!」と感激を口にした。そして、ハリセンボンのふたりは猪八戒と沙悟浄役…と思いきや、ふたりとも完成披露試写会の場であるにもかかわらず「オファーをもらってからずっと連絡がなく、まだ声を録ってないんですが…」と首を傾げる。実は、オリジナル版でも猪八戒と沙悟浄にはセリフはなく、近藤と箕輪はあくまで“イメージキャスト”とのこと。「早く言えよ!(のどのために)ハチミツ飲んで来てるわ!」(近藤)、「“イメージキャスト”って肩書きも初めてですが何なの?」(箕輪)とふたりとも怒り心頭で会場は笑いに包まれた。なお、本作は全日本仏教青年会とタイアップが実現。この日は宗派を超えた30名の僧侶が一堂に会し、会場は映画の試写会らしからぬ異様なムードに包まれた。『西遊記~はじまりのはじまり~』11月21日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
2014年11月04日ドワンゴとスタジオカラーは、日本のアニメーションの可能性を探る共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」をスタートした。「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していくという。作品は公式サイト、および公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。第一弾タイトルは『龍の歯医者』で11月7日配信予定。本作が監督デビューとなる小説家の舞城王太郎とアニメーターの鶴巻和哉がタッグを組み、声優陣には山寺宏一、林原めぐみを迎える。なお、ニコニコ生放送では「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」と題した番組を放送。第1回放送では、本作を手掛けた鶴巻和哉、キャラクターデザインを担当した亀田祥倫、アニメ特撮研究家の氷川竜介が出演し、作品に込めた思いなどを語り尽くすという。放送は11月10日22:00から。番組名:「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」放送日:2014年11月10日(月)放送時間:22:00~23:00(予定)出演者:鶴巻和哉氏、亀田祥倫氏、氷川竜介氏(アニメ特撮研究家)、山田幸美(MC)番組ページはこちら
2014年10月27日人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督は26日、第27回東京国際映画祭を開催中のTOHOシネマズ日本橋にて、日本のアニメーションの可能性を探る企画「日本アニメ(ーター)見本市」を開始することを発表した。「日本アニメ(ーター)見本市」は、アニメ制作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。決められた予算と時間の中で、アニメーターやディレクターたちが短編アニメ作品をジャンルを問わず自由に制作し、オムニバスアニメーション作品として毎週金曜日に1話ずつ公開していくという。配信は公式サイト、または公式スマートフォンアプリにて無料・アカウント不要で視聴可能で、初回配信は11月7日を予定。初回配信作品となる『龍の歯医者』では、本作が監督デビューとなる小説家の舞城王太郎氏とアニメーターの鶴巻和哉氏がタッグを組む。声優には山寺宏一、林原めぐみが名を連ねている。「日本アニメ(ーター)見本市」の作品ジャンルは、オリジナル企画以外にもスピンオフ企画、プロモーション映像、ミュージックPVと自由に制作。ドワンゴ、スタジオカラーの両社は、本企画の理念として「表現の規制のない"自由な創作の場"を提供し、日本のアニメ制作における企画開発やR&D、人材育成など、この先の映像制作の可能性を探る」ことを掲げており、ドワンゴの川上量生会長は「採算を取ることは考えていない」と語っている。同企画の背景にはアニメ業界への危機感があるようで、庵野監督は「アニメ業界は袋小路に入っており、新しいものを商売抜きにやらないと厳しい。今ならまだ間に合うんじゃないかと思った」と説明。庵野監督の構想を形にするサポートにあたるドワンゴは、川上会長がスタジオカラーの取締役を務めている縁から、配信を技術面でサポートすることになったという。アニメ制作はスタジオカラーが手がけ、公式ウェブサイトやアプリなどをドワンゴが担当する。作品は5~6分の短編が中心で30作品ほどのラインナップを用意。庵野監督は内容には「余程のことがない限り、口を挟まない」という。今後の作品に関わる監督、スタッフは発表されていないが、川上会長は「かなりの豪華メンバー」を自信をのぞかせた。会見では現在制作中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ最新作についての話題も出たが、庵野監督は「ちゃんとやっているが、こういうこともやらないとダメになる。違うことをやってからエヴァに戻ろうと思っている」と述べるに留まった。
2014年10月26日幅広い世代から熱狂的人気を獲得している日本のロックバンド「BUMP OF CHICKEN」の初のドキュメンタリー映画が2週間限定で公開することが決定。さらに『永遠の0』『寄生獣』の山崎貴監督が手掛けたツアーオープニングアニメーション完全版である短編映画『WILLPOLIS』も同時上映することが分かった。今年4月から7月にかけて行ったライブツアー“WILLPOLIS 2014”を映像化した本作。2014年3月に発売した7枚目のアルバム「RAY」の発表直後に行われたツアーは、全20公演でおよそ25万人を動員。最終日にはバンド初となる東京ドーム単独公演を行い、山崎貴や蜷川実花、チームラボ、AR三兄弟など各ジャンルのトップクリエイターたちが演出チームとしてそれぞれ参加したことでも注目を浴びていた。今回発表されたのは、2015年2月に発売を予定している本ツアーのBlu-ray&DVDのリリースに先駆け、新たに編集された劇場用ドキュメンタリー映画。ツアーを追ったドキュメンタリーと、ツアーオープニングアニメーション映像の2部構成になっている。ドキュメンタリーパートを担当したのは、彼らのMVを数多く手掛けてきた番場秀一。そしてツアーオープニングアニメーション映像を山崎監督が担当する。3DCGアニメーションの短編映画『WILLPOLIS』は、架空の街“WILLPOLIS”を探す一人の少年の壮大な旅を描いた冒険物語。声優には、松坂桃李、杏、水田わさび、山寺宏一、平幹二朗ら豪華俳優陣を起用している。『WILLPOLIS』を手がけた山崎監督は「『BUMP OF CHICKEN』とのコラボレーションはいつも禅問答みたいなんです。たとえばこの短編映画を制作する発端になったミーティングでは、ツアータイトルとして思いついた“WILLPOLIS”とはどういう街なのか、そしてどういう人たちが住んでいるのか、なんてことはあまり具体的には話してくれなかった。でも彼らの心のうちで表現したいことは分かるように話してくれる。それがすごく面白いですね。4 人の思い描いていることを具現化するのが、僕の仕事なんです」とコメント。声優を務める松坂さんは「『BUMP OF CHICKEN』のみなさんの中で3年前から始まった“WILLPOLIS”という概念を表現する作品に自分が出られた喜びを、いま強く感じています。監督から絵コンテをいただいたときから、自分が寝る前に想像するような、ワクワクする物語になるだろうなと感じていて。自分の中で勝手にキャラクターの仮設定を作ったりして、現場に臨みました」と語った。役柄については「主人公の“モーリ”を演じるにあたっては、パフォーマンスキャプチャ用のスーツとヘッドカメラを着けたのですが、初めての経験でとても面白かったです。ですがメンバーみなさんが同じスタジオにいて観ていたので、最初はすごく緊張しました(笑)。完成した短編映画『WILLPOLIS』を観ると、確かに自分が演じたキャラクターなんだけれど、自分とは別の存在としてちゃんと命が宿っているように見えて、すごく不思議でもあり、感動もしました」と仕上がりに満足の様子だ。豪華キャスト&スタッフが手がける本作に「BUMP OF CHICKEN」のメンバーは、「2014年、僕たちはライブツアーをしました。全国各地で最高のお客さんたちに迎えて頂き、最高のツアーになりました。その模様を番場監督がドキュメンタリーにしてくれました。山崎監督がつくったライブのオープニングムービーの完全版も上映します。みなさんに見て欲しいです」とコメントを寄せている。『BUMP OF CHICKEN“WILLPOLIS 2014”劇場版』は12月5日(金)より2週間限定上映。 LIVE DVD&Blu-ray『BUMP OF CHICKEN「WILLPOLIS 2014」』は2015年2月4日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2014年10月22日日本俳優連合(以下、日俳連)は20日、東京・西新宿の芸能花伝舎にて「チャリティー・イベント東日本大震災復興支援2014」の開催を発表し、会見に声優の野沢雅子、平野文、山寺宏一、島田敏らが登壇した。本チャリティイベントは、約2,700人の俳優が所属する日俳連の、外画部(洋画の吹き替え中心の声優)、動画部(アニメーションの声優)に所属する声優たちが中心となって開催。日俳連は2011年の東日本大震災発生以来、継続的に復興支援活動を行っており、チャリティイベントの開催は今回で3回目となる。「チャリティー・イベント東日本大震災復興支援2014」の会期は11月24日10:00~16:00で、会場は東京都西新宿の芸能花伝舎。参加には往復はがきでの申し込み(10月30日消印有効)が必要となる。実行委員長を務める島田は「会場の芸能花伝舎は、小学校の跡地を利用した施設です。今回のイベントは、そこで声優さんたちが手作りで行う文化祭のようなものだと思ってください。東北から直送の物産展やバザーを行い、売上は全額福島、岩手、宮城の被災地に寄付します。どのコーナーでもにぎやかな声が響く声のワンダーランドです」とイベントの概要を説明し、来場を呼びかけた。当日の会場では岩手、福島、宮城の物産品を地元生産者と声優が販売する東北物産品販売&バザー、飲食物の屋台、人気声優によるサイン会&オークションなどさまざまな企画が目白押し。高山みなみら人気声優が珈琲や紅茶でもてなすカフェや、三石琴乃らから直接指導が受けられる手芸教室も開催されるという。今回初参加となる平野は、古川登志夫、池水通洋と共にステージイベント「うる星やつら声優トーク」に出演。平野は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の名前を挙げ、「ビューティフル・ドリーマーは学園祭の前日を描いた作品なんですが、今回のイベントも仲間たちと一緒に作る学園祭を思い出します。まこさん(野沢)と一緒に仲間としてイベントを作るなんて他には絶対にないですよ!」とイベントの魅力を力説した。野沢は「第一回のチャリティイベントの時、サイン会をしたらそれはもう暑い中みんなが並んでくれたんです。1円でも10人集まれば10円になります。一人でもたくさんの方に来ていただいて、少しでも多くの支援と気持ちを被災地に届けたいです」と伝えた。この日野沢が着ていたジャケットはダイアナ妃御用達のブランド品で、チャリティオークションへの出品が予定されている。そのチャリティオークションで司会を担当するの山寺は、このイベントが役者たちの手作りで、大物の役者も区別なくイベントの準備に奔走していることを紹介。「こんな手作りで温かいイベントはないんじゃないかと思います。僕らも役者としてファンの心はわかりますから、みんなで会議を重ねながら一生懸命にやっています。僕は宮城の出身なんですが、地元の人は復興は終わったと言われるのが一番つらいと言うんです。色々な人が応援しているんだという声を上げていくのが大事だと思います。ですが今回のイベントは復興支援も大事ですが、とにかくまず皆さんに楽しんでもらいたいと思います。他にはないイベントです!」と、イベントに込めた想いを熱弁した。物産展に絡んでの東北のおすすめ物品について山寺は「僕はしおがま文化大使でもあるので、魚とお酒、それから笹かまが最高なのでおすすめしたいですね」とアピール。平野は「物産展の販売品の中に『カットわかめ』というのものがあるんですが、わかめは育成に一年はかかるんですね。それに海のプランクトンなどの状態が良くなければいい商品はできない。それが震災から三年たって、こうして品物として出てくるようになったという背景を知ると、また見方が変わると思います」と、築地魚河岸に嫁いだ平野ならではの視点で語っていた。声優たちの手作りの文化祭的な「東日本大震災復興支援チャリティイベント」に参加するためには、往復はがきでの申し込みが必要で、締切は10月30日消印有効。当選者にのみ入場券がわりの返信はがきが届き、落選の場合は返信はがきは換金後、義援金に加えられる。イベントの詳細や応募の方法については、「日本俳優連合 チャリティー・イベント 東日本大震災復興支援2014」公式サイトまで。
2014年10月21日モンキー・パンチの人気コミックを原作にしたスピンオフ作品第2弾『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』のブルーレイ&DVDが11月28日(金)に発売されるのを記念して、発売日に新宿バルト9でキャストと監督が登壇するイベント上映が開催される。その他の写真本作は、2012年に放送され好評を博したTVシリーズ『LUPIN the Third~峰不二子という女~』に続く第2弾で、次元がルパンと相棒になっていく過程を描くもの。『…~峰不二子という女という女~』でキャラクターデザイン、作画監督を担当した小池健が監督を務め、栗田貫一、小林清志、沢城みゆき、山寺宏一らが声のキャストを務めた。イベント上映には、栗田、小林、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が、11月7日(金)より受付開始。一般発売は、11月14日(金)より開始される。また、新宿バルト9では、11月7日(金)に小池監督が手がけた『…次元大介の墓標』『REDLINE』の一挙上映イベントが開催される。小池監督のほか、音楽を担当したジェイムス下地、石井克人(『次元大介の墓標』クリエイティブ・プロデューサー、『REDLINE』原作・脚本・音響監督)が登壇し舞台あいさつも行われる。『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』Blu-ray&DVD発売記念イベント上映11月28日(金)会場:新宿バルト9開演19:00登壇者(予定):栗田貫一、小林清志、小池健監督、浄園祐料金:1400円(税込)プレリザーブ:11月7日(金)~13日(木)チケット発売:11月14日(金)10:00AMより小池健監督作品特別上映イベント11月7日(金)会場:新宿バルト9開演19:00/上映作品『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』『REDLINE』登壇者(予定):小池健監督、ジェイムス下地、石井克人料金:2500円(税込)プレリザーブ:11月7日(金)~13日(木)チケット発売:10月24日(金)10:00AMより
2014年10月16日斎藤工と貫地谷しほりが13日に都内スタジオで、日本語吹替キャストを務める『西遊記~はじまりのはじまり~』の公開アフレコを行った。斎藤が演じるのは、後の三蔵法師となる主人公の妖怪ハンター・玄奘(げんじょう)。貫地谷は映画オリジナルキャラクターとなる妖怪ハンターの段を演じ、ともに初の映画吹替に挑んだ。その他の写真「感情がオーバーくらいでちょうどいいので、普段出さない声も出せて爽快だった」と斎藤。本作には孫悟空役の山寺宏一ら豪華な声優陣も参加しており「もっと声を前に出さないと負けちゃうと思った」と語った。一方、貫地谷も「叫ぶシーンも多いので、発散できました。楽しかったです」と手応え十分。「アナログな匂いがするキャラで、自分にも似ている」(斎藤)、「強そうに見えるところが似ている」(貫地谷)と役柄にも親近感を抱いている様子だった。本作は妖怪によって人間が言葉を奪われた世界を舞台に、若き妖怪ハンターが、妖怪の大王・孫悟空を倒し、その後に弟子として迎え入れ、水の妖怪、豚の妖怪と共に天竺(てんじく)へ向かうというアクション・ファンタジー大作。『少林サッカー』のチャウ・シンチーが6年ぶりにメガホンを執った。映画通で知られる斎藤は「劇場で観るべき映画。チャウ・シンチーもそこに標準を合わせて、頭の中にあるイメージを忠実に再現している」と太鼓判。貫地谷もシンチー作品の大ファンだそうで「大好きなので参加できてうれしいですね。シンチーさんらしい笑いが散りばめられている」と喜びを噛みしめた。『西遊記~はじまりのはじまり~』11月21日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年10月14日『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』で、デスラー総統を演じる声優・山寺宏一が取材に応じ、生誕40周年を迎えた同シリーズと、自身が声を担当する冷酷な独裁者への熱い思いを語った。「僕、打たれ弱いから『なんで、こいつがデスラーなんだ』って批判されないか不安やプレッシャーもありましたよ」(山寺)。それでも「大好きなキャラクターですから、『他の誰かが演じるくらいなら、自分を信じてやるしかない』と胸を張ってマイクの前に立ちました」と今は誇らしげだ。その他の写真『ヤマト』との出会いは中学生時代だといい「そろそろアニメも卒業しなきゃって思っていたら、第1話を見て『これはすごい番組が始まってしまった』と。当時はよく、古代進やデスラーの物まねもしていましたよ。まさか大人になって、演じるとはね(笑)」と振り返る。さらには、“元祖”デスラー役の俳優・伊武雅刀の熱烈なファンでもあり「伊武さんの『ヤマトの諸君』の一言には本当にシビれましたよ」と語る表情は、まさに一ファンのそれである。それだけに新たな航海を始めた『宇宙戦艦ヤマト2199』への思いも格別だ。「いろんな意見はあるでしょうが、全編『ヤマト』への愛とリスペクトがあふれている。それに今、復活させる必然性も随所にあって、『すごいヤマトになった』の一言に尽きますね。よく深く、そしてよく広がった世界観なので、新たなファンも純粋に楽しめるはず」と自信を示す。役作りについて聞くと「いやいや、伊武さんのデスラーにはかないませんし『こう演じてやろう』なんて発想もないですよ。手がかりは台本、セリフ、表情やたたずまい。そこにこめられた気持ちを考えながら、演じるだけです。声優がキャラクターを作るなんて、おこがましいですからね」とポリシーを明かしてくれた。本作は2012年4月から劇場先行上映、13年4月からMBS・TBS系列で放送されたテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』(全26話)を新たな視点で再構成した特別総集編。今年12月には、数多くの謎に終止符を打つ完全新作『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が劇場公開される予定だ。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』10月11日(土)から全国順次イベント上映開始取材・文・写真:内田 涼
2014年10月09日『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチー監督の6年ぶりの最新作『西遊記~はじまりのはじまり~』。先日、後の“三蔵法師”となる主人公の妖怪ハンター・玄奘役の日本語吹き替えに主人公に斎藤工、女妖怪ハンター役を貫地谷しほりが発表されたが、このたび、吹き替えキャスト第2弾として山寺宏一、「ハリセンボン」近藤春菜と箕輪はるか、そのほか神谷浩史ら豪華声優が決定した。若き妖怪ハンター・玄奘(ウェン・ジャン)は、わらべ唄で妖怪の善の心を呼び覚まそうとする「わらべ唄三百首」を武器としているのだが、まだまだ失敗ばかり。師匠には「お前にはほんの少し“何か”が足りなかった。修行に励め」と諭されてしまう。それは、誰もが知る「西遊記」でおなじみの「仏教の悟りを開いた三蔵法師」とは程遠い姿だった――。今回、人気・実力No.1声優の山寺さんが演じるのは、全ての妖怪の中の王であり、変幻自在の術を操り“72変化”が可能の孫悟空。そして近藤さんが演じるのは豚の妖怪・猪八戒。箕輪さんは、水の妖怪・沙悟浄を好演する。チャウ・シンチー監督の作品では、常連の山寺さんは「大好きなチャウ・シンチー作品にまたまた出演させていただき、ありえね~ぐらい嬉しい!!」とコメント。ハリセンボンの2人も「いま流行の“妖怪”役のお仕事をいただき、とても嬉しいです。頑張ります!」と、大人気の「妖怪ウォッチ」にかけ意気込みを寄せている。そのほかにも玄奘の師匠に大ベテランの茶風林、妖怪ハンターでイケメンで女好きな病弱な剣の達人、空虚王子にアニメ「進撃の巨人」リヴァイ役や「ONEPIECE」、『ハンガー・ゲーム』などで活躍する声優界のアイドル・神谷浩史、自分の足を自由自在に巨大化して戦う妖怪ハンター足じぃに大御所、羽佐間道夫が抜擢されている。さらに段率いるチーム・デュアン(段)のひとり、チビ助に人気声優の田中真弓、段の恋の相談にのるキュートなスーメイにグラビア、CMモデルなど多方面で活躍する芸人の桜 稲垣早希。空虚王子が縁起が良いと連れてあるく花おばさんに「ドラゴンボールZ」でお馴染みの野沢雅子が脇を固める。『西遊記~はじまりのはじまり~』は11月21日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチー監督6年ぶりの最新作『西遊記~はじまりのはじまり~』で、山寺宏一(孫悟空役)、ハリセンボン近藤春菜(猪八戒役)と、箕輪はるか(沙悟浄役)が日本語吹替キャストを務めることが発表された。その他の画像本作は『西遊記』を題材に、三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の4人が出会う前のストーリーを描くもの。シンチー監督が製作と脚本も手がけ、後に三蔵法師と名乗ることになる妖怪ハンターの玄奘(げんじょう)を主人公に、“妖怪”として登場する孫悟空、猪八戒、沙悟浄を退治しようと奮闘する姿を描いた妖怪娯楽バトルエンターテインメント。日本語吹替キャストには山寺、ハリセンボンのほか、斎藤工(玄奘役)、貫地谷しほり(女妖怪ハンター段役)、茶風林(玄奘の師匠役)、神谷浩史(妖怪ハンター空虚王子役)、羽佐間道夫(妖怪ハンター足じぃ役)、田中真弓(チビ助役)、桜 稲垣早希(スーメイ役)、野沢雅子(花おばさん役)が出演する。本作の孫悟空は、妖怪の中の王だが、500年間幽閉されていたために外見は青白く、禿げた老人となって登場する。山寺は「大好きなチャウ・シンチー作品にまたまた出演させていただき、ありえね~ぐらいうれしい!!」とコメント。巨大なイノシシに変身する豚の妖怪・猪八戒と、半漁半獣と化した水の妖怪・沙悟浄を演じるハリセンボンの近藤と箕輪は、「今流行の妖怪役のお仕事をいただき、とてもうれしいです。頑張ります!」とコメントを寄せている。『西遊記~はじまりのはじまり~』11月21日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
2014年10月08日お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜、箕輪はるか、声優の山寺宏一が、『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチー監督6年ぶりの最新作『西遊記~はじまりのはじまり~』(11月21日公開)で日本語吹き替え声優を務めることがこのほど、明らかになった。2013年中国映画興行記録1位に輝いた本作は、シンチー監督が『西遊記』を題材に、三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の4人が出会う前のオリジナルストーリーを生み出した妖怪娯楽エンターテインメントで、後に三蔵法師と名を改めることとなる妖怪ハンター・玄奘(ウェン・ジャン)を主人公に描かれる。日活と東宝東和がタッグを組んだ「GOLDEN ASIA」レーベルの1作目としても注目されている。このたび、日本語吹き替え声優の第2弾が発表され、猪八戒役に近藤春菜、沙悟浄役に箕輪はるか、そして、孫悟空役に山寺宏一が決定。ハリセンボンは「今流行の妖怪役のお仕事をいただき、とてもうれしいです。頑張ります!」を意気込みを示し、山寺も「大好きなチャウ・シンチー作品にまたまた出演させていただき、ありえね~ぐらいうれしい!!」と喜びのコメントを寄せた。そのほか、玄奘の師匠の声は茶風林、病弱な剣の達人・空虚王子は神谷浩史、元気なじじい妖怪ハンター・足じぃは羽佐間道夫に決定。さらに、女妖怪ハンター・段が率いるチーム・デュアン(段)の1人、チビ助は田中真弓、段の恋の相談にのるスーメイは桜 稲垣早希、そして、空虚王子が縁起が良いと連れてあるく花おばさんは野沢雅子が演じる。なお、主人公の妖怪ハンター・玄奘(ウェン・ジャン)の声は斎藤工、映画オリジナルキャラクターの女妖怪ハンター・段(スー・チー)は貫地谷しほりが務める。(C) 2013 Bingo Movie Development Limited
2014年10月08日公開初日を迎えたアニメーション映画『ポケモン・ザ・ムービー XY/破壊の繭とディアンシー』と同時上映『ピカチュウ、これなんのカギ?』の初日舞台あいさつが19日、東京・TOHOシネマズ日劇にて行われた。舞台あいさつには、本作の湯山邦彦監督に加え、ゼルネアス役の三田佳子、ライオット役の山寺宏一、ミリス役の中川翔子、マリリン役の足立梨花、ナイト役のお笑いコンビ・中川家の中川剛、アルガス役の中川礼二、短編ナレーションを担当したアイドルグループ・AKB48の渡辺麻友、サトシ役の松本梨香と豪華出演陣が集結した。今回『ピカチュウ、これなんのカギ?』でナレーションに挑戦した渡辺は、「暖かい現場で楽しく挑戦することができ、終わった時は達成感に満ち溢れました。歌やダンス、演技の仕事に加え、ナレーションが加わり、お仕事の幅が広がりました」と声優業への意欲を示した。また、"メガシンカ"がテーマの本作にちなんで「これからは"メガまゆゆ"に進化できるよう、日々がんばっていきます」と話し観客から喝采を浴びる。しかし、「まゆゆが好き」という応援に駆けつけたピカチュウに対して、渡辺は「ピカチュウも好きだけど、私はイーブイが大好き」と発言すると、ピカチュウは「ピカピカピカー!」と怒り心頭。平謝りしてしまう渡辺だった。8年連続で映画『ポケモン』に出演している中川は「8年前ぶりに人間のポケモントレーナー役に挑戦するということで、メガシンカした姿をお見せしたかった。湯山監督もこれまでの私の経験値を信じてくださり、信頼を感じました」と1分以上のあいさつに、中川家の礼二は「よー、喋るなぁ。止まれへん。記者さんのペンも追いつかへん」と鋭いツッコミを入れ、大爆笑を誘う。また、ポケモンの大ファンという足立は、「打ち合わせ中に声優の話を聞かされ、うれしさのあまり、それ以降の話が耳に入ってこなくなり、マネージャーさんに怒られました。ただのポケモンおたくから作品に参加する側になり光栄です」と感無量の様子だった。そのほか、芸歴54年にして声優初挑戦の三田は「伝説のポケモンという大役をいただき不安でしたが、松本さんらベテラン声優さんやしょこたんに褒めていただき、ほっとしました。光栄に思います」と周りのサポートに感謝をおくる。そして、主人公サトシを演じる松本は「ピンチになりながら、崖のところでディアンシーを元気付けるセリフがお気に入り」と見どころを明かしつつ、「17年間男の子役を演じたせいで、実はのどぼとけが出てきました。やばいです(笑)」と告白し、出演者を驚かせていた。『ポケモン・ザ・ムービー XY/破壊の繭とディアンシー』は、人気アニメ『ポケットモンスター』の劇場版通算17作目で、2013年に放送を開始したTVアニメシリーズ『ポケットモンスターXY』初の劇場版。舞台は、ほうせきポケモン・メレシーたちが平和に暮らすダイヤモンド鉱国。鉱国を維持する大切なエネルギー源「聖なるダイヤ」の危機に、サトシとピカチュウ、そしてディアンシー、が聖なる力を求めて「生命のポケモン」ゼルネアスを探す冒険が描かれる。また、同時上映の『ピカチュウ、これなんのカギ?』には「かぎたばポケモン」クレッフィが登場。毎年多彩なゲストが出演する『ポケモン』だが、三田佳子、山寺宏一、中川翔子、足立梨花、中川家、そして短編のナレーションを担当する渡辺麻友(AKB48)、サッカー日本代表の内田篤人選手と、これまでにない豪華ゲストが名を連ねている。
2014年07月19日歌手でタレントの中川翔子が11日、都内で行われた『ポケモン・ザ・ムービーXY「破壊の繭とディアンシー」』の公開アフレコに参加した。アフレコ前日に、自身のブログで喉が腫れ、声が出ないことを明かしていた中川は「声帯がやられています」と事情説明。それでも「本番ではクリアボイスになっております。ポケモン映画に参加するのは8年連続。メガ進化した姿をお見せしたい」と気合いを入れていた。その他の写真この日は、同時上映される短編『ピカチュウ、これなんのカギ?』のナレーションを務めるAKB48の渡辺麻友も出席。先日の選抜総選挙で1位に輝いたばかりで、ブース内の演出スタッフから「さすがに1番の声ですね」と褒められ、ニッコリ。「子どもの頃から見ていたポケモンの映画に自分が出演するなんて、夢にも思っていなかった。子どもたちの今年一番の思い出になれば」と期待を寄せていた。人気アニメ「ポケットモンスター」の劇場版シリーズ17作目にあたる本作は、2013年に放送を開始したテレビアニメシリーズ「ポケットモンスターXY」初の劇場版。滅亡の危機にさらされた“ダイヤモンド鉱国”のお姫様であるディアンシーが、サトシとピカチュウとともに、聖なるパワーを授けるポケモン・ゼルネアスを探す旅に出る。公開アフレコには中川と渡辺に加えて、ゼルネアス役で芸歴54年にして声優に初挑戦した女優・三田佳子、17年連続出演で劇場版シリーズ皆勤賞の人気声優・山寺宏一、アニメ声優に初挑戦の漫才コンビ「中川家」、タレントの足立梨花、湯山邦彦監督が顔を揃えた。『ポケモン・ザ・ムービーXY「破壊の繭とディアンシー」』7月19日(土)より全国東宝系にて公開取材・文・写真:内田 涼
2014年06月11日レゴ(R)の世界のアドベンチャーを描いた史上初の長編映画『LEGO(R) ムービー』の日本公開日が、春休み3月21日(金)に決定。あわせて、「ルパン三世」や「クレヨンしんちゃん」、さらにはハリウッドスターの吹き替えでお馴染みの豪華声優陣による、日本語吹き替え版キャストが発表された。レゴ(R)ブロックの世界に暮らす住人であるにも関わらず、ひょんなことから伝説のヒーローであると思い込まれてしまう、平凡で生真面目な主人公・エメット。彼はそのせいで、邪悪な暴君に立ち向かうため、大冒険の旅に出ることに――。世界を救うヒーローと間違えられてしまうエメットの声を務めるのは、ハリウッドを代表するスター、トム・クルーズやブラッド・ピットの吹き替えで知られる森川智之。また、エメットが恋心を寄せるカッコいいヒロイン・ワイルドガールの声には、「ルパン三世」最新作で峰不二子を担当する沢城みゆき、レゴ(R) ワールドの支配者でブロックの自由を奪う恐るべき悪者“おしごと大王”の声には、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』で銭形警部を担当した声優界のドン・山寺宏一が決定している。さらには、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」で野原しんのすけを担当している矢島晶子や、モーガン・フリーマンや『ホビット 思いがけない冒険』のガンダルフことイアン・マッケランなどで知られる日本声優界の大御所・羽佐間道夫、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えでお馴染みの玄田哲章と、脇を固める声優陣も錚々たるメンバー。しかも、彼らを含めた“たった8人”で150以上登場するレゴ(R)キャラクターたちを、すべて吹き替えるという大胆な試みも実施。“七色の声を持つ”山寺さんを筆頭に、日本を代表する声優陣たちが繰り出す声の変化にも注目だ。そんな本作の日本語吹き替えの監修は、放送作家・鈴木おさむさんが担当することも決定。あのレゴ(R)ブロックの世界を舞台にした冒険ストーリーに、ますます期待は高まりそうだ。『LEGO(R) ムービー』は3月21日(金・祝)新宿ピカデリーほか全国にて3D/2D同時公開。(上原礼子(cinema名義))
2014年01月15日2014年夏に発売される『魔神英雄伝ワタル2』Blu-ray BOXの発売を記念して、1月11日に動画サービス「バンダイチャンネル みんなでストリーム」にて無料ライブ配信される。今回の無料ライブ配信は、『魔神英雄伝ワタル2』 Blu-ray BOXの発売決定を記念して行われ、公式サイトのファン投票によって選ばれた『魔神英雄伝ワタル』の人気の高いエピソード3話に加え、『魔神英雄伝ワタル2』の第1話~第3話も配信。配信時間は1月11日21:00~24:00。Blu-ray BOX用にHDリマスターされたクオリティの高い映像を、『ワタル2』のBlu-ray発売前にいち早く観られるスペシャル配信となる。(配信はSD解像度)また、今回の配信では、現在発売中の『魔神英雄伝ワタル』Blu-ray BOXと『魔神英雄伝ワタル2』Blu-ray BOXを合わせて購入したユーザーにプレゼントされる連動特典「ビデオパッケージアート集(仮)」についての追加情報も発表されるという。無料ライブ配信のラインナップは以下のとおり。■『魔神英雄伝ワタル』(人気投票で選ばれたトップ3)第22話「必見!龍王丸誕生」第39話「虎王は宿命のライバル」第44話「輝け!創界山の虹」■『魔神英雄伝ワタル2』第1話「帰ってきた救世主」第2話「ピザの町でハイチーズ」第3話「壁の町のハンブン兄弟」現在発売中の『魔神英雄伝ワタル』のBlu-ray BOXには、オーディオコメンタリーが収められ、田中真弓(戦部ワタル役)、西村知道(剣部シバラク役)、山寺宏一(渡部クラマ役)、玄田哲章(龍神丸役)、林原めぐみ(忍部ヒミコ役)、伊倉一恵(虎王/翔龍子、戦部アキコ役)といった豪華声優陣が出演。制作スタッフのこだわりとして、主要キャストを揃えること、そして最低でも各々で2話以上収録したいという想いから実現したという。スケジュールの都合によりキャスト全員揃っての収録は敵わなかったが、収録話数は制作陣の計らいにより発表時の全3話から全5話となり、新たにスペシャルセレクションとして第29話「変身!ワタルのわんわん物語」と第31話「ヒミコの子守り大作戦!」が追加。以下のオーディオコメンタリーが収録されている。○『魔神英雄伝ワタル』オーディオコメンタリー/参加声優■WEB投票1位:第44話「輝け!創界山の虹」(田中真弓、西村知道、山寺宏一、玄田哲章、伊倉一恵)2位:第39話「虎王は宿命のライバル」(田中真弓、林原めぐみ、伊倉一恵)3位:第22話「必見!龍王丸誕生」(田中真弓、西村知道、山寺宏一、玄田哲章)■スペシャルセレクション第29話「変身!ワタルのわんわん物語」(田中真弓、林原めぐみ、伊倉一恵)第31話「ヒミコの子守り大作戦!」(田中真弓、西村知道、玄田哲章、伊倉一恵)1988年~89年に『魔神英雄伝ワタル』、90年~91年に『魔神英雄伝ワタル2』が放送された同シリーズは、タカラが展開していた「プラクション」シリーズをサンライズ制作でアニメ化した冒険ファンタジー作品。当時はリアルロボットをデフォルメさせた『SDガンダム』や『ビックリマンチョコ』が大ブレイク中で、そこに同じく流行していた『ドラゴンクエスト』シリーズなどのRPG風ストーリーをミックスし、爆発的な人気を博した。このデフォルメロボット系のアニメは、例えば『魔動王グランゾート』『NG騎士ラムネ&40』といった後の流れにも繋がり、『ワタル』はその中でもエポックメイキング的な作品と言える。また、『サクラ大戦』シリーズや『天外魔境』シリーズのゲームクリエイターで知られる広井王子氏がアニメ版の企画に参加しており、ゲームや小説、ラジオなどさまざまなメディアミックスも展開され、いまだに根強いファンは多い。玩具・フィギュアについても同様で、現在バンダイから発売されているフィギュアシリーズ「ROBOT魂」では、「SIDE MASHIN」として龍神丸、龍王丸、邪虎丸、戦王丸といった商品が発売されており、リバイバル的な流れも加速している。『魔神英雄伝ワタル』の物語は、龍神池で出会った龍に異世界「神部界」へと召喚され、神部界を救うため救世主となった小学4年生・戦部ワタルたちの冒険を描き、七つの虹を取り戻し元の平和な世界に戻すために、仲間と共にドアクダーに立ち向かっていく。『魔神英雄伝ワタル2』は、前作にてワタルと仲間が取り戻した平和な日々もつかの間、同じ神部界のはるか上空に存在する星界山にドアクダーの弟・ドワルダーの魔の手が忍び寄り、ワタルたちは再び創界山へと赴くことになる。2014年夏にバップより発売される『魔神英雄伝ワタル2』Blu-ray BOXは、TVシリーズ全46話とOVA『魔神英雄伝ワタル -終わりなき時の物語-』全3話をニュープリントしたマスターポジよりHDリマスター化したものを収録している。(C)SUNRISE・R
2014年01月10日前田敦子が11日に都内のスタジオで行われた『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速(しんそく)のゲノセクト ミュウツー覚醒』の公開アフレコに参加。同時上映される短編『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』で初のナレーションを務めることになり、「初めての経験なのですごく難しい」と緊張した面持ちでマイクに向かった。その他の画像短編には人気のポケモン“イーブイ”とピカチュウ、ニャースらが登場し「映画を見る小さなお子さんに、ポケモンたちが『かわいいな』『楽しいな』と思ってもらえるように頑張りました」と前田。ディレクターからは「目の前にいるたくさんの子どもたちに語りかけるように」という指示があったそうで、「実際には誰もいないブースの中なので、気持ちを込めるのが大変でした」と苦労を明かした。そんな前田に対し、イーブイの進化系であるニンフィアを演じる中川翔子は「優しく語りかける姿はまるで聖母、いや女神!」と絶賛。中川自身は7年連続の劇場版ポケモン出演で、「ポケモンは地球が平和な証。3年前に“エア出産”した長男も喜んでいる」としょこたん節を存分に発揮した。また、シリーズ全16作に出演する人気声優の山寺宏一は、「今年も呼んでいただき、一安心。これでお声がかからなかったら『何かあったな』と思われてしまう(笑)」。毎回、異なるキャラクターを演じており、今回は本編でプラズマ団に改造された3億年前のポケモン・ゲノセクト役に挑んでいる。映画ではゲノセクトと、同じく人間の手によって生まれたミュウツーの激しいバトルが描かれている。公開アフレコには、ミュウツーを演じる高島礼子、ポケモンヒルズに暮らす案内役・エリックとイシツブテ役を演じるお笑いコンビ“平成ノブシコブシ”の吉村崇と徳井健太、メガホンを執る湯山邦彦監督が出席した。『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速(しんそく)のゲノセクト ミュウツー覚醒』『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』7月13日(土)から全国ロードショー
2013年06月11日ディズニーの最新アニメーション映画『シュガー・ラッシュ』の最新予告編がこのほど公開され、日本語吹替版では主人公ラルフの声を山寺宏一が演じることが発表された。『シュガー・ラッシュ』予告編本作はコンピュータゲームの世界を舞台に、子どもたちから愛されない自分に嫌気がさしてしまった悪役キャラのラルフが、お菓子の世界で繰り広げられるエキサイティングなレース・ゲーム“シュガー・ラッシュ”の世界で少女ヴァネロペに出会い、ゲーム界の運命を揺るがす災いに立ち向かう姿を描く。11月初旬に全米公開され、ディズニーアニメ史上最高のオープニング成績を記録。アニメ界のアカデミー賞とされるアニー賞では、作品賞・監督賞を始め10部門にノミネートされるなど、興行・批評の両面で圧倒的な成功を収めている。このほど公開された予告編の冒頭に登場するのは小さな町のゲームセンター。そこでは日本でもお馴染みの『ストリートファイター』や『ダンス・ダンス・レボリューション』が今日も子どもたちを楽しませており、主人公ラルフは古株ゲーム『フィックス・イット・フェリックス』の悪役だ。店の営業が終わるとゲームのキャラクターたちは“仕事”を終えてホッとひと息。不思議な電車のような乗り物に乗って自宅に帰ったり、悪役専門の互助集会に出たりしている。予告編の前半は、私たちが知らなかった“閉店後のゲームキャラの暮らし”が描かれ、画面の様々な場所に日本でも人気のキャラクターが登場する。映像後半は“シュガーラッシュ”の世界に迷い込んだラルフとヴァネロペの出会いと友情、そしてふたりが脅威に立ち向かっていく姿がテンポよく描かれる。自分の立場がイヤになってしまったラルフと、ゲームの世界で居場所がないヴァネロペはタッグを組み、かけがえのない友情を築いていく。ディズニーや本作の総指揮を務めるジョン・ラセターの古巣ピクサーは、想像力豊かな世界観とビジュアル、そして共感を呼ぶキャラクターを追求し続けてきたが、本作も“コンピューターゲーム”という新たな題材を得て、これまでの名作と同じく観客の心に残る物語を追求しているようだ。ちなみに日本語版で主人公ラルフの声を演じる山寺は、『アラジン』のジーニー役や『リロ・アンド・スティッチ』のスティッチ、さらにいくつかの作品でドナルドダックの声を演じるなど、ディズニー作品とも縁が深く、本作でも様々な声色を出し分けるノドと、確かな演技力で主人公ラルフに命を吹き込んでいる。『シュガー・ラッシュ』2013年3月23日(土) 全国公開※数量限定!キラキラチャーム付き前売り鑑賞券12月15日(土)より全国で販売開始
2012年12月14日1987年の刊行以来、子供たちに愛され続けている児童書籍をアニメ映画化した『映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』が22日(土)に公開される。いたずら王者を目指すゾロリがアニメとなって姿を現すのはテレビシリーズの終了以来、約5年ぶり。そこでゾロリ役の山寺宏一が、久々にゾロリを演じた感想と本作の魅力について語った。その他の写真本作は、“いたずらの王者”を目指してお宝探しの旅をするキツネのゾロリとその仲間たちが、旅の過程で人々と出会い成長していく姿を描いた人気シリーズで、最新作では、ガパパ村で大流行している“しましま病”から子供たちを救うために、ゾロリたちが大冒険を繰り広げる。子供たちに愛される人気キャラクターから、ブラッド・ピットやエディ・マーフィなどの洋画吹き替えまで幅広い役柄を、確かな演技力で演じる山寺。しかし、“5年のブランク”は少し心配だったようだ。山寺は「久々のゾロリだったので『山ちゃん、老けちゃってゾロリじゃなくなってるよ!』なんて言われたらどうしようかとドキドキだった」と語るも「どうにか無事に出来ました。最初は懐かしかったんですけど、ちょっと合わせたら『あれ?先週やってたっけ?』って感じですぐに昔の雰囲気に戻れました」と振り返る。もちろん、本作には5年前にはいなかった新しいキャラクターも登場する。林原めぐみが声を演じたアリウスは、ゾロリが一目惚れしたガパパ村の小学校の先生で、ゾロリと一緒に冒険を繰り広げる。「林原さんは今回ゾロリには初参加ですけど、出演者たちとは元々すごく仲が良いですし、僕も共演作が多いので『あれ?今までゾロリ出てなかったっけ?』って聞いたら『出てないよ!初めてだよ~!』って(笑)。でも彼女は娘さんがいるのでゾロリの存在を知ってくれていて、『娘が喜ぶからゾロリに出られて嬉しいし楽しい』って言っていただいたので、この作品でご一緒出来て僕もうれしかったです」。さらには原作の人気キャラクターで、ゾロリとお宝を奪い合う謎の男ゾロンド・ロンもアニメに初登場する。「ゾロリが嫉妬するくらいの活躍をしている人物ですけど、彼が一体だれなのかというところもひとつの見どころになっていると思いますし、原作以上にゾロンド・ロンというキャラクターが深く掘り下げられています」。5年経っても変わらないテイストと、新たな要素が見事に融合した『映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』。山寺は「観た後とっても元気になります! 今なにかに悩んでいる子も絶対に元気になれます! 元気な子はもっと元気になってとんでもない事になってしまうかもしれません!」と笑顔で作品の完成度に自信を見せた。『映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』12月22日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
2012年12月10日全世界47か国でナンバー1ヒットを記録したアニメ『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』のブルーレイ/DVDが本日リリースされた。本作の日本語版で10年に渡って主人公マニーの声を演じているのは名優・山寺宏一だ。そこで山寺に作品こと、そして子たちが愛するアニメ作品に対する想いを語ってもらった。その他の画像本作は、はるか昔の地球を舞台に、マンモスのマニー、ナマケモノのシド、サーベルタイガーのディエゴらが大冒険を繰り広げる人気シリーズの最新作で、地殻変動によって他の動物たちとはなればなれになってしまったマニーらが、恐ろしい海賊たちに捕まってしまう衝撃の展開が描かれる。山寺がマニー役を初めて演じたのは2002年。単独で行動していたマニーも本作では子供に手を焼く父親にまで成長した。「これだけ長く同じキャラクターを演じていると、声を当てている自分自身も成長したかのように思えますし、まるで他人とは思えなくなってきますね。同時に、マニーに家族が出来たことを嬉しく思ったりします。自分もこの10年間マニーのようにプライベートでいろいろありまして、別れと出会いもあってりして(笑)、いろいろシンクロする部分もありますね(笑)」。山寺は演じる役の幅の広さ、演技の確かさで観客だけでなく、俳優からも信頼を集めている名優だが、その活動には作品を観てくれる子どもたちに対する責任がしっかりと感じられる。「声優としてアニメーションの声を演じたり、朝の番組を担当したり、本当に子供たちに影響を与える大事な仕事をさせてもらってます。この『アイス・エイジ4』もたくさんのメッセージがありますし、僕がやっている子供番組も一杯いろいろなことを言いたいですが、まず観ている子供たちに楽しんでもらうことを心がけています。楽しみながら、その中で学んでもらったり感じてもらったりしてもらえれば、と思って仕事をしているつもりです。今の作品は、キャラクター表現が豊かになっていて、感情表現もより複雑になってきているし、観ている人をどんどん楽しませてくれる作品がたくさんあると思います。そういう作品をどんどん紹介していきたいし、そういった作品に参加させていただいてることを光栄に思っています」。ブルーレイ/DVD『アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険』発売中発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2012年12月07日2週連続全米No.1ヒットを記録した3Dアニメーション映画『ロラックスおじさんの秘密の種』が6日、全国で封切られ、東京・TOHOシネマズ有楽座で、日本語吹替版でロラックスおじさんの声を担当している志村けんをはじめ、ボイスキャストを務めるトータス松本、能年玲奈、宮野真守、山寺宏一、LiLiCoが初日舞台あいさつを行った。その他の写真タイトルロールのロラックスおじさん役で、映画作品の声優に初挑戦した志村は、芸歴40年にしてこの日が人生初めての舞台あいさつ。「ちょっと緊張しますね。普段のお笑いの舞台ならまだしも、今日は何したらいいかわからない。ここに立っていればいいですか?」と戸惑いを隠せない様子。それでも「次にしたい初挑戦は?」と質問されると、「もう62歳ですからね、やっぱり子作りですかね。予定? 今のところ無いです」と芸人の本領発揮で、笑いを取ることも忘れなかった。そんな志村に対し、リスペクトを惜しまないのが人気声優の宮野と山寺。特に宮野は「子どもの頃からの大ファン」だといい、「こうして初めてお目にかかれて、こんな幸せなことはない。大好きです!」と志村との対面に、喜びを爆発させた。山寺も「ロラックスおじさんは、志村さんのためにある役柄ですよ。きっとハリウッドも、志村さんを想定したんだと思う」とその声優ぶりに太鼓判を押していた。期待の若手女優・能年も声優は初挑戦で「すごく緊張してガチガチでした」とコメント。「今何歳?」(志村)、「19歳です」(能年)、「19歳ですって。いい響きですねえ」(志村)とここでも志村節がさく裂。トータスは「やっぱりキャラクターの口に合わせて、しゃべるのが大変」と振り返り、LiLiCoも「何度か声優はやってきたが、今回初めて人間の役なの!」と大はしゃぎだった。『ロラックスおじさんの秘密の種』は、今年100周年を迎えるユニバーサル・スタジオと、『怪盗グルーの月泥棒3D』が世界的に大ヒットしたアニメーションスタジオのイルミネーションが共同で制作した第2弾。本物の木が1本も生えないほど環境が悪化した街に住む少年テッドが、好きな女の子に本物の木を見せるため、不思議な森の住人・ロラックスおじさんに力を借りようと奮闘する物語。『ロラックスおじさんの秘密の種』公開中取材・文・写真:内田 涼
2012年10月09日最新の技術を駆使したアトラクション3Dムービー『ロラックスおじさんの秘密の種』の初日舞台あいさつが10月6日(土)に行われ、日本語版で“ロラックスおじさん”の声を務める志村けんが、キャリア40年の中で初めて映画の初日舞台あいさつに登壇することが決定した。その他の写真本作は、環境が破壊され自然がなくなってしまった人工の街に住む少年テッドが、好きな女の子の「本物の木を見たい」という願いを叶えるために、街を飛び出し運命に立ち向かっていく姿を描いた作品。志村は、物語の鍵を握る不思議な森の住人“ロラックスおじさん”の声を演じている。舞台あいさつは、10月6日(土)の12時40分の回の上映終了後にTOHOシネマズ 有楽座で行われ、志村をはじめ、トータス松本、能年玲奈、宮野真守、山寺宏一、LiLiCoが登壇。舞台をのぞけば志村を生で見られる機会は少なく、キャリア40年で初の映画舞台あいさつとなるため、当日は多くの観客が劇場に足を運ぶことが予想される。また、当日、壇上で志村からどんなコメントが飛び出すのかも気になるところで、配給側は「お客様にはぜひ『志村けんさんに会いたい!』と期待に胸を膨らませながらご来場いただきたい」とコメントしている。なお、初日舞台あいさつのチケットは29日(土)の0時からTOHOシネマズのサイトで、同日のオープン時からTOHOシネマズ 有楽座の窓口で販売される。『ロラックスおじさんの秘密の種』10月6日(土)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
2012年09月28日